約 8,428 件
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/457.html
前へ 「・・・聖」 ――ん・・・ 「千聖」 「んー・・」 「起きなさい、千聖」 体がガクガクと揺さぶられる感覚で、私は目を覚ました。 「お母様・・・」 「千聖にお客様が来てるから、起きて」 時計を見ると、寝付いてから1時間ぐらい経っていた。 丁度、夕食の時間だ。奥の部屋からカレーの匂いと、いつもの家族のにぎやかな笑い声が聞こえてくる。 「お客様は・・・どちらに?」 「ああ、今下の子たちと遊んでくれてる。・・・千聖、調子悪い?」 「いえ・・・大丈夫です」 「それじゃ、リビングにいらっしゃい。先に行ってるから」 お母様はそう言い残して、部屋を出て行った。 「・・どなたかしら」 寝起きでぼんやりしていたせいで、肝心な事を聞き忘れていた。 口振りからして、お母様も面識のある方のようだったけれど・・・。家まで訪ねてきてくださる人で、心当たりがあるのは、中学校の時のお友だちや早貴さんぐらいだ。 「あまりお待たせしては、申し訳ないわね」 深く眠ったおかげで、今はもう、心は落ち着いている。誰かとお喋りすれば、もう少し気持ちも軽くなるかもしれない。 私は髪を整えて、少し腫れた瞼に化粧水をつけた。 リビングに向かう為、廊下に出ると、弾けるような笑い声に混じって、可愛らしい独特の声が響いた。 私は思わず立ちすくんだ。心臓が鼓動を早める。 「どうして・・・」 果たして、このドアを開けていいのだろうか。さっきまでの泣きたくなるような不安感が、胸いっぱいに広がっていくみたいだった。 「・・・あれ?いるし」 丁度、弟がリビングから出てきた。私の顔を見て、不思議そうに首を傾げる。 「ねーちゃん、今さ」 「・・・ええ、わかっているわ」 お顔を見なくても、大好きな人の声はわかる。 こんなところで立ちすくんでいてはいけないと、私は弟の手を握って、その声のする方に歩いていった。 「千聖ぉ」 「・・・・ごきげんよう、桃子さん」 末の妹を膝に抱いた彼女――桃子さんは、いつもどおりの弾けるような笑顔で、私を迎えてくれた。 「変な時間にごめんね、偶然通りかかってさ、千聖元気かなーって」 「あら、嬉しいわ。夕食も、召し上がっていってくださるのよね?ゆっくりなさってね 明日菜以外の誰も、私と桃子さんのさっきのやりとりを知らない。 私も精一杯動揺を隠していたし、桃子さんはいつもの桃子さんらしく、明るい態度でいてくださったから、不穏な空気にはならずにすんだ。 「お姉ちゃん・・・」 テーブルの下で、明日菜の手が私の手を掴んだ。心配そうな顔をしている。本当に優しい妹だと思う。 “大丈夫” だから、こっそりとそう口を動かす。なんとなく察してくれたのか、明日菜は大きくうなずいてくれた。 その後も私と桃子さんは、ごく平和に会話を広げていった。 明るくて気づかいやさんの桃子さんのおかげで、家族の団欒もいつも以上に盛り上がっていた。 「・・・千聖」 食後、弟たちがゲームに夢中になり始めた頃、ぼんやりそれを眺めていた私の横に、桃子さんが腰を降ろした。 「千聖の部屋に行きたいな」 「え・・・」 さっきまでの天真爛漫な笑顔は消えて、桃子さんは強張った表情に変わっていた。 桃子さんは、真顔の時と笑顔の時では、まるで別の人のように顔つきが変わる。 悲壮感さえ感じるその表情に、私は慌てて服の裾をギュッと掴んだ。 「・・だめかな?」 「いえ、そんなこと・・・。明日菜、桃子さんと2人でお話をしたいから、子ども部屋を貸りるわ」 おざなりに家族に向かってそう呼びかけると、異変を悟られないよう、早足で部屋へ向かった。 「桃子さん。どうぞ、お入りになって」 私は簡単に部屋を整理して、桃子さんを中に招き入れた。 「散らかっていてごめんなさいね」 「ううん・・全然、片付いてるよ」 「・・・」 もうさっきまでの楽しい空気は完全に消えてしまった。二言三言で気まずい沈黙が流れる。 お互い、言いよどんでいる内容はわかっていた。 だけど、だからこそ、どこから切り出せばいいのか全く検討がつかなかった。きっと桃子さんも同じ気持ちなんだろう。 「あの・・・」 意を決して、口を開く。 すると、私が喋りだす前に、桃子さんの手が、私の唇を覆った。 「ん・・・」 「待って、やだ、言わないで」 ゆっくりと顔を上げた桃子さんは、下唇を噛み締めて、さっきよりもさらに辛そうな顔をしていた。 「・・・もぉのこと、嫌いになっちゃった?」 私は慌てて首を横に振った。けれど、桃子さんの目には入っていないようだった。 「ごめんね、嫌われて当然だよね。こんな風に家にまで押しかけて、もぉ何やってるんだろうね。アハハ・・・」 「も、桃子さん!」 だから、私は少しお腹に力を込めて声をだした。 加減がおかしかったのか、ちょっと裏返ってしまったけれど、桃子さんはぴたっと口を閉じて私を見てくれた。 「あの、私、あんなことを言いたかったんじゃなくて、それよりも、私が桃子さんを傷つけてしまって、あ、あのでも、私が本当にお伝えしたかったのは、えと、まずは私からも謝罪を」 「え?え?ちょっと待って、落ち着いて千聖。ウフフ・・・お嬢様になっても、ふがふがは健在なんだね」 フガフガ言ってる、って皆さんに形容される、私の喋り方の癖。恥ずかしいけれど、今は少しだけでも桃子さんの笑顔を引き出すことができてよかった。 「あの・・・桃子さん」 一呼吸おいて、私は再び口を開いた。 「私は“前の千聖”と違って、思っていることを上手に表現できないかもしれませんが」 「えー、前の千聖だって、何だかよくわかんないこと言いまくりだったけどー?ウフフ」 「もう・・・桃子さんたら」 桃子さんがおどけたようにそう言ってくれたおかげで、なんとなく弾みがついた。 綺麗に纏まらなくてもいいから、今自分の思ってることを、ちゃんと伝えたい。そう思った。 「・・・まずは、先ほど電話で八つ当たりをしてしまってごめんなさい」 「千聖、そのことなんだけど」 「お察しのとおり、桃子さんが進学なさることについてです」 桃子さんの瞳が揺れる。 「ごめんね・・・」 「謝らなければいけないのは、私のほうです。桃子さんのことをスタッフさんから聞いた時、私、とても嬉しかった。 でも、いざその気持ちを桃子さんにお伝えしようとしたら、その・・・急に寂しくなってしまって」 「寂しい・・?」 桃子さんは黙り込んだまま、私の言葉を聞いてくれた。 こうして思いを告げさせてもらうことで、私自身も、改めて自分の気持ちと対峙することができる。 「ええ、語弊があったらすみませんが、・・・取り残されてしまうような気がして。私自身も、最近将来の事についてよく考えるようになってきて・・・いろいろ不安な気持ちを、ぶつけてしまったんだと思います。本当にごめんない。でも、私は・・・」 「わかった。もういいよ千聖」 ふいに、桃子さんの腕が、私の体を包んだ。 言葉を止めて、伝わってくる心臓の鼓動に耳を傾ける。 私と同じぐらい小柄な体は、どこか懐かしい温かさで心が和んだ。 「・・・言い訳になっちゃうけど、聞いてくれる?」 耳元を掠める桃子さんの声は、珍しく不安げな色を帯びていた。 「進学する事、本当はもっと早く、千聖に言いたかったんだ。 でも、去年、いろいろあったでしょ?その・・えりかちゃんや栞ちゃんの卒業、とか」 「ええ・・」 「だから、何か、言いそびれちゃって・・・って、すっごい言い訳がましいね。かっこわる」 私は背中に添えた腕に、少し力を込めた。 「・・・千聖のこと、そんなに気づかってくださっていたのね。それなのに私、勝手なことを言って」 「違う。もぉが悪いんだってば」 「いいえ、千聖が子どもなのがいけなかったの」 「いーや、もぉだから」 「違うわ。千聖よ」 「もぉ!」 「千聖!」 「・・・もー、何これ?小学生のけんかじゃーん」 「ウフフフ、もう、桃子さんたら」 緊張感が一気に抜けたせいか、2人して床に寝転がって、お互いの背中をバシバシと叩く。 「本当、変なトコ頑固なのは前の千聖と変わってないね」 「よく℃-uteの皆さんにも言われるわ」 「ウフフ・・・なんか安心した」 桃子さんは目を細めて、私の頭を両手で何度も撫で付けた。 それは友だち同士のスキンシップというより、私自身も弟や妹にするような、慈しむような優しい触れ方だった。 ゆっくり目を閉じて、桃子さんの指の感触に浸る。 「・・・千聖だけじゃなくて、ギリギリまで誰にも言わなかったんだ、大学行くこと。 もぉこれでも変にプライド高いとこあるからさ、受験失敗した時かっこ悪いからさぁ。 ――あとは、まぁ、さっきも言ったけど、私も大事な人が急にいなくなっちゃうショックとか悲しさはわかるから。誤解とはいえ、そんな思いは誰にもさせたくなかったの」 大事な人。 桃子さんは、大切な宝物の話をするように、優しい表情で言った。 名前を出さなくたってわかる。それは、その方との思い出は、殊更私たちにとっては特別なものだから。 「そんなに、気を使っていただいて・・」 「あはは、まぁ、もぉがいなくなって、みんなそんなに悲しむとは思わないけどぉ」 自嘲気味な言葉は、照れ隠しの時の桃子さんの癖。 「・・・私は、悲しいです」 だから、私はそう返した。 「千聖ぉ」 「えっと、でも、もちろん桃子さんのこと好きだから、もし今とは違う道を志すようになったのなら、いっぱい応援させていただくつもりです。でもでも、それなら桃子さんの口からはっきり聞きたくて・・・」 「えーっと・・・それは、もぉが今すぐアイドル辞めるって思ってるってこと?」 「え?・・そう、ですね。かいつまんで申し上げるなら」 そう言うと、真顔だった桃子さんの表情がみるみるうちに笑顔に変わっていった。 「やーだ、それはないない!!もぉがそう簡単にこのポジションから退くわけないじゃーん!」 「きゃんっ」 脇腹をつつかれて、思わず変な声を上げてしまう。 「ほらほら、まいったか!」 「あっ、そんな、そこはだめですっ桃子さんたら!」 「・・・まだまだ、もぉはここにいるよ。安心して?」 「桃子さん・・・」 再び私から体を離すと、桃子さんはベッドに寄りかかって、窓の方へ視線を遣った。 「ま、でもさ、人生短いんだから、何でもやりたいと思ったことにはチャレンジしていきたいじゃん。 そのためにも、選択肢を増やしておいたらいいかなぁなーんて」 その少し照れたような、はにかむ笑顔を見ていたら、私も自然と頬が緩んでいった。 「・・・やっぱり、桃子さんは千聖の自慢のお姉様だわ」 「本当?」 「ええ。お話を聞いて、改めて素晴らしいご決断だと思いました。 もしも遠い未来に、千聖に子どもがいたとしたら、桃子先生にご面倒をみていただきたいわ。ウフフ」 「やーだ、どんだけ気が早いの?千聖は面白いなぁ。もぉ先生はスパルタですよー?」 照れ隠しのようにぶつかってくる肩をそっと抑えて、私はもう一度、桃子さんと向き合った。 「・・・言い忘れていた事がありました」 「なぁに?」 「大学進学、おめでとうございます」 桃子さんの目が、丸くなったまま制止する。 「・・・よかった、やっと言えました」 「お・・遅いよ、もう!そんなん、真っ先に言ってよね!あーびっくりした、何言い出すかと思ったらぁ」 弱点だとわかった私の脇腹にまた攻撃を繰り出しながら、桃子さんは「・・・アリガト」とつぶやいてくれた。 そんな仕草ひとつで、私は穏やかな気持ちになれる。 昔、舞さんと小指に結んだ“黄色い糸”。 それが、桃子さんとの間にも見えた気がした。 だから、もう大丈夫。近くにいても、遠く離れていても、桃子さんのことを思うだけで励まされる。 「んー・・・」 「ん?どしたの、千聖」 急に生欠伸をかみ殺した私を、桃子さんがびっくりした顔で見つめている。 「あ・・・大丈夫、です。でも、ちょっとだけ、待ってて・・・」 瞼が重くなってきて、急激に頭がぼんやりしてきた。・・・どうやら、もう一人、桃子さんに会いたがっている“元気な娘”が私に交代を要請しているみたいだ。 「千聖ぉ?」 「ウフフ・・・」 次に目を開けた時、驚きと喜びで私を抱きしめる桃子さんを想像しながら、私はとても幸せな気持ちで、つかの間の眠りについた。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/2864.html
恋のいくもも高校生編【ミリマス】 執筆開始日時 2018/04/20 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524220871/ 概要 いくもも百合です。 喫茶店 桃子「もうほんっと信じられない!」 莉緒「……」 桃子「育は桃子の気持ち全然わかってくれないんだもん。 鈍感だし、気が利かないし…… あっ、このパンケーキ美味しい」 莉緒「ねぇ桃子ちゃん」 桃子「何? 莉緒さん」 莉緒「私のこと呼んだ理由って育ちゃんとのノロケ話がしたかっただけ?」 桃子「の、惚気!? ち、違うもん! 桃子は育に本当の本当に愛想尽かしてるんだからね!」 莉緒「桃子ちゃんと会うの久しぶりだし、少し楽しみにしてたのに、まさか現役女子高生の生のイチャラブ話を聞かされるなんてねぇ……」 桃子「そ、そんなんじゃないって言ってるでしょ! 桃子怒ってるんだからね!」 莉緒「若いわねぇ……」 タグ ^周防桃子 ^中谷育 ^百瀬莉緒 ^佐竹美奈子 ^横山奈緒 まとめサイト アイマスSSまとめサイト 456P あやめ2nd えすえすゲー速報 エレファント速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! ポチッとSS!! SSまとめ SSでレッツゴー SSびより SSまとめプラス SSマンション SS 森きのこ! SS2chLog YomiCom wiki内他頁検索用 いちゃコメ ミリオンライブ 中谷育 作者◆KakafR9KkQ氏 作者◆dwiL9FlWN.氏 周防桃子 恋愛 数年後 百合
https://w.atwiki.jp/ml-story/pages/106.html
プラチナスターシアター ~HOME,SWEET FRIENDSHIP~第1話 私たちがリコッタ! 第2話 桃子が先輩なんだから! 第3話 しっかり前を向きたくて 第4話 バラバラのフォトグラフ 第5話 小さな勇気 第6話 同じフレームに入って MV(並び順) エピローグ スイートホーム 楽曲 その他イベント開催期間 ユニット発足の経緯 小ネタ 前後のイベントコミュ プラチナスターシアター ~HOME,SWEET FRIENDSHIP~ 第1話 私たちがリコッタ! 『リコッタ』というユニットを組むことに なった、春香、亜利沙、奈緒、のり子、桃子の 5人。アイドルが大好きな亜利沙は、春香と 一緒にユニットが組めることに大喜び。春香は 仲のいいユニットにしていきたいと語る。 天海春香、周防桃子、福田のり子、松田亜利沙、横山奈緒 第2話 桃子が先輩なんだから! リコッタのレッスンが始まる。他のメンバーに 厳しくダメ出しをする桃子。しかしそれは、 桃子がリコッタのことを大切に思うから こそだった。桃子は春香に任命され、 レッスンの指導係となる。 天海春香、周防桃子、福田のり子、松田亜利沙、横山奈緒 第3話 しっかり前を向きたくて 練習後、プロレス観戦に向かう奈緒とのり子と プロデューサー。夜、プロデューサーが 事務所に戻ると、亜利沙がひとりでリコッタの 写真の整理をしていた。亜利沙はリコッタの みんなと仲良くなりたいと話す。 松田亜利沙、横山奈緒、福田のり子 第4話 バラバラのフォトグラフ 練習ぎりぎりでやってくる亜利沙。 その理由は、前日、徹夜でアルバムの整理を していたからだと言う。桃子が怒ると、亜利紗は しょげて部屋を出ていってしまう。 プロデューサーは春香と一緒に亜利沙を追う。 天海春香、周防桃子、福田のり子、松田亜利沙、横山奈緒 第5話 小さな勇気 ひとり落ち込んでいる亜利沙の元へ、春香と プロデューサーがやってきて、亜利沙を励ます。 桃子ものり子と奈緒と共に合流。 桃子は亜利沙に誤り、ふたりは仲直りする。 天海春香、周防桃子、福田のり子、松田亜利沙、横山奈緒 第6話 同じフレームに入って これまでの自分を反省し、練習にも早く来る ようになった亜利沙。リコッタのメンバーは 亜利沙の撮った写真を確認する。さらに5人の ダンスを動画にしてチェックすることで 完成度を高め、ライブに備えるのだった。 天海春香、周防桃子、福田のり子、松田亜利沙、横山奈緒 MV(並び順) 松田亜利沙、福田のり子、天海春香、周防桃子、横山奈緒 エピローグ スイートホーム 公演を成功させたリコッタのメンバーは、 打ち上げで遊園地に遊びに来た。5人はお互いを 尊重し、思いやりながら休日を満喫する。 強い絆を結び合い、リコッタは家族のような ユニットになったのだった。 天海春香、周防桃子、福田のり子、松田亜利沙、横山奈緒 楽曲 HOME,SWEET FRIENDSHIP(ニコニコ大百科(仮)へ飛びます) その他 イベント開催期間 2018年1月4日~2018年1月10日 ユニット発足の経緯 また新たなアイドルユニットを結成しようと高木社長が発案。 メンバーやリーダー、ユニット名を決めたのは高木社長(プロローグより) 小ネタ 第2話 桃子が先輩なんだから!にて、亜利沙が桃子の ことを「桃子ちゃん」から「桃子ちゃんセンパイ」と 呼ぶようになる。 前後のイベントコミュ 前:Princess Be Ambitious!! 次:昏き星、遠い月(夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/ml-story/pages/226.html
プラチナスターシアター ~俠気乱舞~第1話 魅梨音闘争編 ~流浪~ 第2話 ~暗躍~ 第3話 ~日常~ 第4話 ~因縁~ 第5話 ~極道~ 第6話 ~侠気~ MV(並び順) エピローグ ~旅立~ 楽曲 その他イベント開催期間 ユニット発足の経緯 ドラマテーマ:任侠 小ネタ 前後のイベントコミュ プラチナスターシアター ~俠気乱舞~ 第1話 魅梨音闘争編 ~流浪~ 任侠組織・魅梨音組の組長が、構成員の のり子に殺された。娘の桃子と子分の環を残し、 組は解散。そんなある日、ふたりは行き倒れの ジュリアを助ける。ジュリアは、世話になった 組長に挨拶に来たと告げるのだった。 ジュリア、周防桃子、大神環、福田のり子 第2話 ~暗躍~ 組長を手に掛けたのり子は、最近勢いのある 組長・木下組にいるという。話を聞いた ジュリアは、しばらく屋敷に置いてくれと言う。 所変わって、木下組の組長ひなたは、街を 見下ろしながら、故郷に思いを馳せていた。 ジュリア、周防桃子、大神環、木下ひなた、福田のり子 第3話 ~日常~ 桃子が帰宅すると、ジュリアが鼻歌まじりに 料理をしていた。自分も歌って打ち解けた 桃子は、跡目を継ぐ事に悩んでいると話す。 ジュリアは、亡き組長なら桃子の幸せを願う だろう、「極道を忘れな」と言うのだった。 ジュリア、周防桃子、大神環 第4話 ~因縁~ オートメーションりんご工場を作るためと、 商店街の取り壊しを始める木下組。桃子と 環は馴染みの街を守ろうと立ち上がるが、 のり子の攻撃に環が倒れる。ひなたの煽りを 受けた桃子は、組を継ぐと啖呵を切るのだった。 周防桃子、大神環、木下ひなた、福田のり子 第5話 ~極道~ 桃子は環の目の前で、木下組に捉われてしまう。 余計な事を考えるなと、ひなたは桃子を脅す。 途中、足を捻ったという桃子をのり子が背負う。 昔はよくこうして遊んだと呟く桃子に、 そんな事もあったね、と返すのり子。 周防桃子、大神環、木下ひなた、福田のり子---- 第6話 ~侠気~ 桃子を助けるため、木下組にカチコミをかける ジュリアと環。戦いの最中、服を切られた ジュリアの背、ドクロ竜のボディペイントが 露わになる。それは伝説の極道の証…… のり子とジュリア、最後の戦いが始まった! ジュリア、周防桃子、大神環、木下ひなた、福田のり子 MV(並び順) 福田のり子、大神環、ジュリア、周防桃子、木下ひなた エピローグ ~旅立~ 事が落着し、ジュリアは元の根無し草に戻る と言う。風のように去っていくその背中に、 いってらっしゃい! と声を掛ける桃子…… 以上、『果てしなく仁義ない戦い』の試写会は、 無事に幕を下ろしたのだった。 ジュリア、周防桃子、大神環、木下ひなた、福田のり子 楽曲 俠気乱舞(ニコニコ大百科(仮)へ飛びます) その他 イベント開催期間 2020年1月2日~2020年1月10日 ユニット発足の経緯 今回は任侠映画『果てしなく仁義ない戦い 魅梨音闘争篇』の 試写会をする場面から始まり、どのような経緯で 役の選抜をされたかについては、ミリシタコミュ内では 詳しくは語られていない。 (プロローグより) ドラマテーマ:任侠 ドラマ『果てしなく仁義ない戦い 魅梨音闘争篇』主要人物 役名 アイドル名 役柄 ジュリア ジュリア 風来坊役 周防桃子 周防桃子 お嬢役 大神環 大神環 子分役 木下ひなた 木下ひなた 悪徳組長役 福田のり子 福田のり子 用心棒役 ※THE IDOLM@STER THE@TER ACTIVITIES 02より 小ネタ プロローグでジュリア、桃子、環、ひなた、のり子の 5人が舞台挨拶をするシーンがあるが、 プロローグでプロデューサー、美咲、小鳥、高木社長 以外の人物が登場するのは本イベントが初となる。 前後のイベントコミュ 前:夢いっぱい!メルヘンアイドル物語 次:百花は月下に散りぬるを(花咲夜) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/849.html
前へ そんな夏期講習も終わり、有原さんからも解放され、晴れやかな気分での帰り道。 とある公園を通りかかったとき、ふと僕の目に入ってきたものがある。 その公園のベンチに並んで腰掛けている2人連れのその後ろ姿。 そのうちの片方の人物には見覚えがあるよ。 だってあの特徴的なシルエットは・・・ あれ? 桃子さんじゃないか。 木陰のベンチに並んで座っている2人は、遠目にもどことなくいい雰囲気を醸し出している。 しかし、公園の中ちょっと入り込んだこの小道のベンチなんて、なんだってまたこんなところで。 まるで人目を避けるようにしているみたいじゃないか。 そんなところで、仲良さそうに2人で並んで座ったりして、あの桃子さんが。 その桃子さんの隣りに座っているのは、桃子さんよりも背の高いその後ろ姿。 まさか桃子さんの彼氏か? 桃子さんにそんな人がいたなんて!!(ちょっとショック・・・) 見るからにいい雰囲気の2人。 これはちょっと見てはいけないところに遭遇してしまったのだろうか。 どうしよう・・・ 桃子さんのことなんだ。ここはスルーすべき。我が身の安全のためにも関わらないほうがいい、とは思う。 そうは言っても、やっぱり好奇心の方が勝った。 あの桃子さんとお付き合いしようと思うなんて・・・いったいどんな人なのだろう。 それは素直に興味がある。 あの桃子さんのお相手をするような人なんだ、よっぽどの変ry 蝉の鳴き声が降りそそぐなか、木立の中をこっそり回り込みながら近づいていく。 だが、桃子さんの隣りにいたのは男の人ではなかった。 なーんだ、つまんないの。 せっかく桃子さんのネタを掴んだかと思って、何かの時の切り札にしようと思ったのに。 でも、ちょっとホッとした気分もあったりして、なんだこの複雑な感情は。 いま桃子さんの隣りに座っていたのは、あの人だった。 この人には、前に学園の正門のところで会ったことがある。朗らかな明るい笑顔が印象的だったあの人。 えーと、なんて名前の人だったっけ。 そうだ。 徳永さん、だ。 何か楽しげに話している2人。 仲良さそうだな。 でも確か、前に会ったとき徳永さんは桃子さんのことを心底ウザそうな言い方をしていたと思うけど。 そうは思えないほど、いま目の前にいる徳永さんと桃子さんは睦まじそうな雰囲気を醸し出している。 穏かな空気でお話しをしている様子の2人に、僕はつい見とれすぎた。 そんな僕と、向こうの桃子さん。バシッと音がしたかのように見事に目が合った。 その時の僕の恐怖感、わかりますか? 僕に気付いた桃子さんが声をかけてくる。 「あれ?少年、こんなところで何してるの?」 見られていたことに気付いたお2人。 桃子さんは落ち着いた様子でにこやかに(その笑顔がむしろ怖い・・・)声をかけてきたのだが、 一方、そのときの徳永さんの狼狽といったら。 なんでそんなにうろたえているんだろう? でも、僕にとって今はそれどころじゃない。 僕は桃子さんに微笑まれたことで緊張の極致になっている最中だったのだから。 「いや、あの、僕は夏期講習の帰りなんですけど・・・あのその」 「何うろたえてるのー?あ、何か企んでたんでしょ」 「いや別に。何かいい雰囲気だったから、桃子さん密会でもしてるのかと思って・・・じゃなくて!!」 「どういうこと?」 「これで桃子さんの弱味を握ろうとか思ったわけじゃないですから・・・!!」 「そういうことね。ウフフフ本当に分かりやすい子」 「あばばばば」 「面白いなあ、少年は」 僕に対するその態度、全くいつもの桃子さんだった。 桃子さんに弄られ、いつものようにパニックに陥る僕。 そんな僕と同じように、いや、それ以上にうろたえている人がいたのだ。 徳永さんは突然現れた僕に対して、あからさまに動揺していた。 なんでそんなに驚いているんだろ。 僕は何かまずいことをしたんだろうか。 そんな徳永さんに向き直った桃子さん、これまたにこやかに語りかける。 「ちーちゃんどうしたの?そんなそっぽ向いちゃってさぁウフフフ」 「!!そっ、そんな呼び方するなあ!!」 「えー、なに?急にどうしたのぉ?」 桃子さんに名前を呼ばれて、うろたえまくっている徳永さん。 その様子に僕も、どうしたんだろう?と思ってしまう。 徳永さんが僕のことをじっと見ている。 いま徳永さんのしている表情。 まるで内緒で付き合ってる彼女と一緒のところを見られてしまった彼氏のような表情じゃないか。 その表情の意味がよくわからないけど、そんな徳永さんは何故か妙に真顔でもって僕のことを見つめている。 美人さんにじっと見つめられているんだ。 思わず照れてしまいそうになるが、僕に向けられたその表情の意味はどういうことなんだろう。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/1653.html
グリP「このシールシートかわいいな!」 執筆開始日時 2013/04/27 元スレURL http //jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1367041146/ 概要 桃子「あ~今日も一日疲れた」 グリP「お疲れ様、桃子」モミモミ 桃子「たくさん歌ったから桃子ノドが痛いな。お兄ちゃん、のど飴もってる?」 グリP「持ってるよ」サッ 桃子「じゃ、帰ろうかな」 グリP「はいはい座席へどうぞ」ガチャ 桃子「ちょっと眠りたいな」 グリP「シーツと枕。一時間後ぐらいに到着するから寝てていいよ」 桃子「ありがとう、車だして」 タグ ^周防桃子 ^箱崎星梨花 ^七尾百合子 ^中谷育 ^豊川風花 まとめサイト えすえすゲー速報 SS2chLog wiki内他頁検索用 シリアス ミリオンライブ 周防桃子
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4028.html
桃子「須賀さんの腕枕に興味があるっす」 京太郎「・・・なぜ?」 桃子「風越の池田さんが「寝心地がいい」と皆に自慢してたっす」 京太郎「池田ァ!!」 桃子「腕枕って結構寝辛いもんじゃないすか?それが寝心地良いとは・・・」 京太郎「まあ、膝よりは寝にくいだろうな・・・やってる方も疲れるし」 桃子「私も加治木先輩の膝枕・腕枕・尻枕・抱き枕と堪能したっすが腕枕は寝心地は一番下でしたっすね」 京太郎(尻・・・?) 桃子「まあどうせ私は見えないから誰かに見られる心配もないっすよ。ただ須賀君が手広げて寝てるだけのことっすから」 京太郎「こんな広い部屋で一人で大の字は怪しいだろ!」 桃子「男なら細かいことは気にしないっすよ~」 腕枕開始。 京太郎「・・・どうだ?」 桃子「・・・ん、ん?」 京太郎「・・・」 桃子「んん・・・むっ」 京太郎「な、何してんだ」 桃子「頭の位置が定まらないっす」グイグイ 京太郎「くすぐったいんだけど・・・」 桃子「あ、この位置。しっくり来るっす」 京太郎「そりゃ良かった」 桃子「・・・やっぱ固いっす。先輩の足元にも及ばないっすね」 京太郎「当たり前だろ」 桃子「でも悪くはないっすね・・・しばらくこうしてていいすか?」 京太郎「別にいいけど…固いんじゃなかったのか?」 桃子「ふふ、寝心地と居心地は別っすよ?」 京太郎「なんのこっちゃ」 しばらくして・・・ 一「須賀君を呼んで来いって言われたけど…どこにいるんだろう?」 京太郎(だ、誰か来た。東横、そろそろ終わ・・・って寝てるし!) 桃子「zzz・・・」 一「ここかな?あっ」 京太郎「・・・どうも」 一「ここにいたんだ。何してんの、一人で寝っ転がって」 京太郎(ちゃっかりステルスモードかよ!これじゃただの変人だ。いや、東横を腕枕してる状態もアレだけども!) 一「衣が君と遊びたがってて。休んでるとこ悪いけど来てくれるかな?」 京太郎「あー、それは無理かなぁ…」 一「どうして?どうみても暇そうにただ寝てるだけだけど」 桃子(ん・・・?ありゃ寝ちゃったっすか・・・あれ、龍門さんの・・・) 京太郎「じ、実は・・・か、金縛りにあってるんだ!」 桃子(は?) 一「・・・何言ってんの君。普通金縛りって喋ることも出来なくなるんじゃないの?」 京太郎「こ、これは体だけに適用される奴だ!きっと!」 一「……ふ~ん、僕をからかう気なんだぁ」 京太郎「いや、そういうわけじゃ・・・ははは。って、ええ!?」 一「よいしょ。ちょっと枕になっててねー」 桃子(んな!この人何を!) 一「重かったら除けてもいいんだよ?金縛りだから無理だろうけどね~」 京太郎(右に東横、左に国広さんを腕枕している・・・嬉しいけどどうしようこれ!) 一「衣を軽々持ち上げられるだけあって、結構ガッチリしてるね腕」 京太郎「雑用で鍛えられてますから・・・はは、ははは・・・」 桃子(私が見えないのをいいことに・・・!今は私と京さ、須賀さんの時間っすよ!) 京太郎(東横が姿を現してくれた方がマシかもしれん・・・) 一(衣には悪いけど須賀君が白状するまでこうしてよっかな!) 京太郎(ん?東横起きてんじゃねえか!おい、ステルス解いて説明を・・・) 桃子(この泥棒猫!えいっ) 一「ひゃん!」 京太郎「」 一「な、何するのさ!急にお腹つつくなんて」※今の一の服装はへそ出しルックです 京太郎「い、いや俺じゃない!」 一「須賀君以外誰がいるんだよ」 京太郎(いるんです!俺のすぐ右隣にぃ!) 桃子(ほら、早く出ていくッすよ!)ぺしっぺしっ 京太郎(そしてこの子は何やってんだもおおお!!) 一「あんっ、ひうっ・・・も~、須賀君懲りないね」 京太郎「だから俺じゃなくて・・・」シクシク 一「そういうことするなら・・・お返しに、僕も須賀君の体触っちゃおうかな~」ギュッ 京太郎&桃子『ちょっ、何してんすか!?』 一「抵抗しちゃダメだよ?君は金縛りなんだから」ペタペタ 京太郎「いや、あの、密着しすぎ、です・・・///」 一「我慢我慢」 桃子「ぐぎぎぎ・・・!」 一「よ、よーし。じゃあし、仕上げにく、くちびるを・・・///」 桃子「こらぁぁーーー!!!!」 京太郎、解放! 桃子「なんなんすかあなた!須賀さんの弱みに付け込んで!」 一「最初からだましてたのは君でしょ!さっさと姿現せばいい話だよ!」 桃子「腕枕に飽き足らず、私の須賀さんにべたべたべたべたと!」 一「君のじゃないよ!君こそ何時から腕枕されてたのさ!」 ギャーギャーワーワー 京太郎「なんか疲れた・・・」 久「あら、須賀君お帰り。なんか疲弊してない?」 衣「おお、やっと来たか京太郎。少し衣と付き合ってはくれまいか!」 京太郎「はい、いいですよ」 衣「・・・?」クンクン 透華「どうしましたの衣」 衣「何故か知らないが、京太郎から一の匂いがするぞ?」 『!!?』ピシッ 京太郎「・・・金縛りって流行ってるんだなー(棒)」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/7673.html
ドサッ 京太郎「あー、クソぉ……負けた負けた!」 桃子「おっぱいさんとタコスさん相手にあれだけ食い下がったんすから、かなり成長してるっすよ?」 京太郎「……ダメなんだよ……勝たなきゃ……」グッ 恵『娘が、欲しいだと……?寝言は寝て言え小僧』 和『そんなっ、交際は認めてくれたじゃないですか!』 恵『和は黙っていなさい。……そんなにこの子を嫁に欲しいなら今から出す条件をクリア出来たなら認めてやらんでもない……』 『和に麻雀で勝て、互いに加減なしの全力勝負だ。勝てないなら、一生和は嫁になんぞやらん!』 京太郎「……」 桃子「……いっそ、駆け落ちした方が良いんじゃないっすか?京さんとおっぱいさんならどうとでも……」 京太郎「いや……それは出来ない。俺はもちろんだが、和だってちゃんと両親に祝福されて結ばれたいって思ってる」 桃子「……」 京太郎「だから俺は諦めるわけにはいかねぇんだ、辛かろうが苦しかろうが絶対に逃げない!」 桃子「……ほんと、羨ましいっすよ」ボソッ 京太郎「ん?何かーーーー」 桃子「失礼するっす」 グイッ ポフッ 京太郎「……モ、モモ?これって……」 桃子「膝枕っすよ。何とか勝とう勝とうって真剣に麻雀を何連荘も打ってれば、どんな雀士だって疲れるっすよ……お嫌だったっすか?」 京太郎「いやいや、寧ろ役得……って馬鹿馬鹿馬鹿!俺には和がぁ!」ウガー! 桃子「アハハッ、でも良いんすよ?疲れたなら休憩をとって、それからまた挑む。何も恥ずる事はないっす」 京太郎「……そうかねぇ?」 桃子「そうっすよ。おっぱいさんと結ばれたい……その想いさえ捨てなければ」 京太郎「ぜってぇ捨てない、和を幸せにするのは俺だ……!」ニッ! 桃子「……その意気っす、それでこそ京さんなんすよ」ナデナデ 京太郎「……あふ……なんだ、何か安心したら眠気が……」ファ~… 桃子「寝ても良いっすよ、ちゃんと暗くなる前に起こすっすから」 京太郎「ん、よろしくぅ~」コテッ 桃子「…………京さん?」 京太郎「……」スゥ… フゥ… 桃子「寝るの、早いっすね」クスッ ナデナデ 「……」 桃子「(おっぱいさんの事、本気の本気で大好き……なんすね……)」ポムポム 「……」 桃子「(京さんはすごい人っす、ちょっと一緒にいるだけで色んな雀士とすぐ仲良くなって……一種のオカルトっす)」 「……」 桃子「(まぁ……私も、その一人に過ぎないっすけど。何かを通したりせず、真っ直ぐ見つけてくれたのは紛れもなく京さんだけ……だから気がついたらこんな……)」ナデナデ 「……」 桃子「(本当に罪作りな人っす……でも、そんな貴方が愛してるのはただ一人。あの人だけっす)」 「……」 桃子「(……せめてその傍らに私を……モモをいさせて下さいね、京さん……)」スッ 「……」 桃子「(大好きっす……)」チュッ カサッ 桃子「!」ビクッ シィン… 桃子「……風、っすかね?」 「……」 カンッ!
https://w.atwiki.jp/millionss1st2019/pages/53.html
あのアイドルをこういう形で絡めてきたのが非常に面白いですね。Pはかなりの敏腕だと思いますが、芸能歴の長い桃子先輩も流石だなって感じで、楽しく読ませて頂きました。 -- (Cな人) 2019-06-20 10 53 54 恐らく周防桃子の核をなすであろう『役者からアイドルになった理由』 がテーマのお話。これは誰もそうですが、公式で語られているアイドルのエピソードは断片的です。周防桃子は特にそれが顕著で、彼女が強すぎる故にその辺のバックグラウンドを吐露してくれません。だからこそ、このお話は作者様が周防桃子と真正面から向き合われた末にできた物語なのだと感じることができて、鼻息荒く読んませていただきました。 11歳という年齢で背負うべきでない荷物を背負ってしまった周防桃子のモヤモヤした気持ちがひとつひとつの文章から伝わってきて、読んでて私もなんだか苦しくなってしまいました。特に彼女が役者にならなかったifの世界を考えるシーンは、無自覚にちょこっとだけそこに逃げ込みたい彼女の願望が垣間見えるようで、心が痛かったです。泰葉の言葉がなかったら、きっと桃子は無自覚にもっともっとたくさんの荷物を背負っていたと思うと、桃子が泰葉と出会えて良かったなぁと思います。 凄く気になったのは、なぜPがあそこまで桃子に肩入れをしたのかです。表面的な部分はP自身が語っていますが、奥底にまだまだ熱い気持ちを隠しているような気がして、少し野暮な気もしてしまうのですが、P目線のお話も読んでみたいなぁなんて思いました。 -- (タオール) 2019-06-22 17 12 23 アイドルとプロデューサーの出会いを描いたお話は多いですが、呼び名にまつわるお話というのは新鮮でした。 子役として活動する中で、桃子が悩み苦しんできたこと、そんな自分や環境を変えるために選んだ道、二次創作だからこそ出来る魅力溢れるお話でした。 本当にあったエピソードと思うような、とても素敵なお話でした。 -- (uskP) 2019-06-22 20 12 21 桃子の子役とアイドルの両方の想いをテーマに、非常に感情を揺さぶられる作品でした。それでいて説得力もあり、読み込めば読み込むほど唸るような表現が出てきて読んでいて楽しかったです。ありがとうございます。 -- (かめぴP) 2019-06-23 11 24 28 子役現役の桃子に新しい世界を示しに行くやり方は、完全引退していたり勘違いでオーディションに来るグリーやミリシタより素敵だなと思います。 -- (もりやりりを) 2019-06-24 06 49 02 色々闇を抱えている桃子ですが、こんな素敵なスカウトされたら落ちてしまいますな。しかしこのPいいなぁ。うんと年下の桃子を子供扱いせずに敬語で丁寧に、でも裏表なくまっすぐに話しに来てるのがまたよし。これは出来るP。アイドルに付き合って水着になったり絵本の朗読をせがむ男はいないようですな。 -- (伊丹) 2019-06-25 09 58 40 こういうスカウト話めちゃ好き術師なので好きでした。 桃子ちゃんめっちゃ健気だすね。プロデューサーはちゃんと導いてあげて欲しいです。 -- (フワピッ僧) 2019-06-30 16 33 55 この話が抵抗なく頭に入ってくるのは違和感がないからです。それはキャラ(今回は桃子)への理解が深いことと、話の流れに不合理な点がないことを意味します。物書きとしての力量の差を見せつけられてしまいました。 -- (まとりーる) 2019-07-07 00 36 39 桃子の過去を否定するでもなく、ましてや押し付けるでもなく プロデューサーが、桃子にとって信頼できる人間……って感じられる進み方が好きです -- (荒野の渡り鳥) 2019-07-15 19 59 50 桃子が桃子らしくあるために、というテーマを感じました デレの人が出てきたのもPの言動もです Pも初対面そして仕事相手ということで距離感あっていいですね。このPすきです そして話の展開にもPの話にも説得力を感じた。ありそうありそう それで桃子が子役をやってく上で大人が望む子どもになっていくのも納得。でもそれでは自分らしくはないですよね。子どもらしいと現実の子どもは違うのだから。 桃子はミリの中で一番ありそうなロリだと思ってます。他の子はいい子はすぎたり奔放すぎたり、まぁその子らも好きなんですが。 話がそれました。結局なにが言いたいかというと桃子がこの話に出てくるPみたいな大人に会って自分らしく生きていけるならそれが私の本望だということです。新しいステージで頑張れ桃子。 面白かったです -- (シマ) 2019-07-15 20 05 53 周防桃子の物語に岡崎泰葉を登場させる。私見ですが、桃子のSSを書こうとした人でこの二人の絡みを想像しなかった人はいないんじゃないか? その位二人の組み合わせにはシナジーがあって、本作はそうした"かもしれない"の一つの形だと思っています。 タイトルにある『人形』の意味は読み進めて行けば分かる事ですが、答え自体は結構早めに登場してて。テレビを隔てて泰葉の知らない一面を目撃(だって私は言いたい)するシーンはそのまま桃子自身にも当てはまり、彼女の中にも彼女の知らない、見せられないでいた姿や表情があるんだと暗に示す…実に印象に残るシーンだと読んでて感じました。 そうして桃子がPと出会ってから、スカウトの話が進むにつれて彼女の気持ちも動き出します。繰り返し語られる割り切れない好き嫌いと今後への不安、理解者と成り得るかもしれない救済の誘いを経てラスト、遊歩道のシーンまで来るとこちらも勝手が分かってきて、Pの説明と前半の事務所の評判が噛み合う瞬間に「これは彼女が大人になる話なのだ。そうなれる環境に引っ張り込まれるきっかけ話なのだ」と膝を打って痺れたりするワケですね。 ただ…私の中では桃子ってクソ生意気な子役時代があって、それから社長の手で事務所に引き取られたってイメージを持ってたので、本作の桃子は最初から素直な良い子の分、読む人によっては「なんか違くない?」と思われる要素もあるにはある。でも、そういった解釈の違いが新しい視点を授けてくれるのもまた事実なので。(グリマスとミリシタでの設定の相違みたいなもんです)今作においてはアイドルになる=大人になるがまさしくでした。読後、読んで良かったと頷ける"あったかもしれない彼女の話"、可能性の一編だったと思います。 -- (餡煮詰め) 2019-07-16 23 11 13 桃子のエピソード0の話。 ミリシタの桃子もグリマスの桃子もプロデューサーにスカウトされるところから始まらないのですが、このお話は、プロデューサーにスカウトされるところから、お話が始まります。 いきなり設定の改変から始まる物語。 個人的には、あまり設定の改変をするのは好きじゃないのですが、読み進めると、このお話はこの設定の改変は必要だったと感じました。 なので、設定改変によるマイナス印象はありませんでした。 この話で良かったなと思ったのは、岡崎泰葉の存在です。 アイマスのアイドルたちが一つの世界線でアイドルをしているとしたら、 桃子の子役人生に絶対登場するであろう人物なんですよね。 個人的にはがっつり絡むモノを読みたいと思いますが、クロスオーバーは相手を知らないとおもしろさが半減するので、ミリオンP向けのお話として、 泰葉はあくまで桃子に対する味付け。 泰葉を知っていようがいまいが、どっちでも良い程度なのも良かったです。 あとは 「だから、お兄ちゃんはお兄ちゃんなの!」 の桃子が可愛かったです。 -- (kotobuki) 2019-07-18 02 42 27 読んだ。 すごく桃子だと感じた。プロデューサーも敬意と配慮を忘れない大人で良かった。 設定改変らしいけど、個人的にはこういう出来事が事前にあったからこその、オーディションでのふてぶてしい態度の桃子になったんだと思うくらいにストンと腑に落ちたエピソードだった(ミリシタのメモリアルコミュ1)。 -- (someP213i) 2019-07-22 18 52 54 芸能界の世界に身を置き、他の同世代の子供達に比べてずっと大人な桃子。しかし、本人はそのことに何処か引っ掛かりを持っていて、本当に今のままでいいのかと思い悩む姿。この物語を経て今の桃子があると言われてしまえば、確かにそうだなと思ってしまうほど、説得力のあるお話でした。 最後の桃子とプロデューサーのシーン、可愛らしいやり取りだなと思うと同時に、「今の周防桃子」と上手く繋げる役割も果たしていて、ただただ見事でありました。 -- (直球) 2019-07-25 11 25 53 面白かったです。桃子の性格にも話の運びにも説得力があって、桃子じゃないですがこの作品なら身を任せてもいいなと直ぐに感じました。 個人的に一番好きなシーンは桃子が食事の支度をする場面です。1人で食事をする子供はかわいそうという古い先入観がなく、特別幸せでも不幸せでもない桃子の素の表情が垣間見える良いシーンだと思いました。 -- (azuu) 2019-07-26 03 20 48 桃子らしい 桃子が気になっている人は読むべき 桃子沼に落ちるから -- (kbt) 2019-12-08 13 40 24
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4963.html
京太郎「おーい、モモやーい」 桃子「ほへ?何ふか京はん?」モキュモキュ 京太郎「飯食いに…って何食ってんのそれ」 桃子「んぐんぐっ…んっく、なんか桃風味のクリームパンらしいっすよ」 京太郎「ほーん…なんかってなんぞ」 桃子「いやぁ、私って名前が桃子ですから…話題作りに買ってみたみたいな?」 京太郎「お前…そんなに話題のレパートリー作りに苦労してたのか…」 桃子「…はっ!?別にそんなことないっすよ!そんなことしなくても今までぼっちだった分話したいことがいっぱい…」 京太郎「どっちにしろけなげだった…」ブワッ 桃子「ちょっ、何で泣くんすか!」 京太郎「泣いてねーし。これは心の汗が目から滴ってるだけだし」 桃子「それを世間じゃ泣いてるっていうんすよ!もー!それよりさっきの話の続き!」プンプン 京太郎「お、おう…グスッ それでな、さっき昼飯食いにいかないかって言おうと思ってたんだけど…」 桃子「あー」 京太郎「もうそのパン食ってたみたいだしどうしようかと思ってな」 桃子「別にもう少しくらいなら入るっすけど…けぷっ」 京太郎「もうげっぷしてんじゃん。満腹ってことじゃん。可愛いげっぷだなぁおい」 桃子「ん、んんっ…大丈夫っすよ!今でも定食…の一口くらいなら余裕っす!」 京太郎「それは俺に定食二つ食えってことなんだな?男子高校生といえどそんなに食えるわ、け…」 桃子「? どうしたんすか?」 京太郎「いや…いいこと思いついた!行こうぜ!」 桃子「えっ?」 京太郎「善は急げってやつだ!ほれほれ!」ガシッ 桃子「わわっ!」 ――――――― 京太郎「ふっふっふ、そうだよそうなんだよ。初めて食堂来た時に食うのをあきらめたものに挑戦できるいい機会なんじゃねぇか」 桃子「全然話つかめてないんすけど…何を食うつもりなんすか?」 京太郎「それはだな…ここの食堂の一押しであるレディースランチだ!」 桃子「あぁ、なんか色々なものを食べれるようにおかずを多めにしたっていうあれっすか」 京太郎「美味い物を食うためなら多少の困難は乗り越えられるがいかんせん性別の垣根はどうしても無理だからな…というわけで頼む!俺の代わりに注文してくれ!」 桃子「まぁいいっすけど…おばちゃんに気付いてもらえない時はどうすればいいんすか?」 京太郎「いや、そのことなんだがな?さっき気づいたんだがどうやら俺と手が触れてる間はお前が見えるらしいんだわ」 桃子「…へ?」 京太郎「さっきここに走ってきてた時も手をつないでる時とつないでない時じゃ明らかにすれちがう人が避けるスペースが違ったしな。いやー、いい発見をした」 桃子「…ということはこれまで京さんにくっついてた時はずっと見られてたってことっすか?」 京太郎「まぁそうなるな」 桃子「…きゅう」コテン 京太郎「あ、おい!モモ!?どうした!?俺のレディースランチ注文してくれるんじゃなかったのか!?モモー!」ユサユサ カンッ