約 14,479 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/846.html
※これまで数多のSSを読んできた虐待お兄さんにとっては、これまで腐るほど見てきた有象無象のゆっくり悲劇のうちの一つにすぎません 「ゆっ、ゆっ♪」 人気も動物の気配も殆どない森に、二つの動くモノがあった。 「ゆっくり〜♪」 不思議ナマモノ。動く生首饅頭、『ゆっくり』である。 今森の中をゆっくりれいむとゆっくりまりさが、仲良く並んで跳ねていた。 この辺りにはゆっくりはこの二匹しかいない。いや、ゆっくりだけではなく、ゆっくりより大きい生物も、ここには居なかった。 そう、人間も天敵もいないのだ。 「ゆゆっ♪ ゆっくりしたあかちゃんにうまれてねっ♪」 二匹のゆっくりのうち、れいむの頭には植物型にんっしんっ! である茎が生えている。 六匹もの子を実らしたその茎は、れいむが跳ねるのに合わせてゆさゆさと揺れる。もちろん子供に影響のない程度にれいむは跳ねている。 れいむの伴侶であるまりさも、そんな自分達の子供をれいむと同じくニコニコ笑顔で眺めている。 今日この二匹は、子供達のために日向ぼっこ──日光浴に来たのだ。 ぽかぽかした太陽に当たってゆっくりすればとってもゆっくりした赤ちゃんになる。 そんな理由からだ。 もっとも、そんなことが出来るのもエサが豊富で周りに天敵がいないからだろうが。 ここはれいむとまりさが故郷から遠く離れて見つけた、理想のゆっくりプレイスであった。 「ぽかぽかおひさまにあたって、ゆっくりしようねっ!」 れいむは幸せ満面の笑みで自分の頭から生えた我が子に語りかける。 子達は未だ産まれておらず、安らかに目を閉じているが親の愛情を受けて健やかに育っている。 明後日か、早くとも明日には生まれることだろう。 もうすぐ家族が増える。 愛する二匹の間に生まれた、愛する我が子が。 そんな幸せに満ち溢れ、更なる幸せが待っているハズのゆっくり達の未来は。 「「……ゆっ?」」 たった一人の人間によって、壊されることになる。 突如目の前に現れた人間にれいむとまりさは戸惑った。 だが、親から受け継いだ餡子に刻まれた知識が目前の存在が人間だと教えてくれた。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 れいむとまりさは同時に人間に向かって、元気良く挨拶をした。 しばらくお互いにしか言わなかった言葉だったので、自分達以外の者に言うのが久しぶりだったので、二匹は常より力がこもっていた。 ニコニコ満面の笑み。一緒にゆっくりしよう、と能天気でおバカなゆっくりのそれだった。 そんなゆっくりの笑顔を、人間は前触れも前振りも無く蹴り潰した。 標的はゆっくりまりさ。ゆっくりしていってね、と言ったその顔のど真ん中に、つま先をぶち込んだ。 ドムッ、と沈み込む足先。陥没するまりさの顔。 「ゆぶっ!!」 まりさが痛みを感じるまで一秒。 「……ゆっ?」 れいむが状況を理解するまでたっぷり三秒。 そして、 「ゆびぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!! いぢゃいよ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」 爆発したように、まりさが泣き喚いた。 これまでの生涯で味わったことのない暴力。それからくる恐怖と痛み。 まりさは初めて味わう激痛に、みっともなくわんわんと泣き散らす。 「ゆゆっ!? まりさ、ゆっくりしていってね!」 それにびっくりー! したれいむがその場で跳びはねてまりさを心配する。 未だ顔が僅かにへこんだままのまりさに心底不安げな様子で訊ねるれいむは、頭上の子供を気遣うように跳ねていた。 人間はそんな突然の出来事に混乱した様子のゆっくり二匹を見て口の端を吊り上げると、ゆっくりと手を伸ばしてまりさの帽子を奪った。 「ゆ゛っ!! やべでねっ、おぼうじがえじでねっ!」 奪われたから、まりさは気付いて涙目で跳ねて抗議する。 人間はそんなまりさには取り合わず、奪ったまりさの帽子を自らの帽子に被せた。 「ゆぐぅ! まりさのおぼうしかぶらないでねっ! ゆっくりかえしてねっ!」 未だ涙目のまま、ぷくぅ! と口に空気を溜めて頬を膨らませるまりさ。ゆっくりの威嚇だ。 ゆっくりはただでさえ自分の飾りを取られれば多大なるストレスによってゆっくり出来ないというのに、それを自分の目の前で他人に被られる。 ゆっくりにとっては計り知れないほどゆっくり出来ないだろう。 「そうだよっ! まりさをゆっくりさせてねっ!」 れいむもまりさに倣って頬を膨らませて威嚇する。 二匹並んで饅頭が頬を膨らませている様子は、警戒心の高い野生動物ならばともかく、人間にとってみれば滑稽な姿でしかない。 人間は頬を膨らませるまりさの髪を掴み、ゆっくりとその体を持ち上げた。 「ゆびっ! いだいよ゛っ! ゆっぐりやべでねっ!」 みちみちと頭皮が我が身の重さによって引っ張られる痛みを感じて目に涙を溜めながら、まりさは怒る。 人間はまりさのそんな様子に笑いそうになりながら、そのまままりさを全力で側の木に叩きつけた。 バチィン! と。 叫び声を上げる暇もなかった。 ゆっくりにとって目にも止まらぬ速さでスイングされたまりさは、快音と共に顔面を木の幹に叩きつけた。 人間がまりさの髪から手を離し、まりさはボトリと地面に落ちる。 れいむは自分の伴侶にされた仕打ちを、ただポカンと見ていることしか出来なかった。 気に叩きつけられ、地面に落ちたまりさは 「びぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!! いぢゃい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」 さっきよりも激しく、わんわんと泣きはじめた。 既に涙は滝のよう。顔には痣のように餡子が黒く浮き出ている。 れいむはそんな、突然に振るわれた暴力と初めて見るまりさの様子に動揺を隠せないでいた。 「ゆゆっ! まりさ、だいじょうぶ? ゆっくりしてねっ!」 それでもれいむはただ跳びはねてまりさを励ますことぐらいしか出来ない。 いや、まだある。れいむは痛がっているまりさに近寄ると、少しでも痛みを和らげてあげようとぺろぺろとまりさの顔を舐め始めた。 「ゆゆ〜、まりさゆっくりしていってね」 「でいぶぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!」 まりさは涙で顔をグシャグシャにして、愛する伴侶に寄り添う。 寄り添えば、相手の存在を肌と肌で感じあえばゆっくりできる。 子供の頃からの知識と本能に従い、痛みから逃れようとそうした時だった。 「ゆぶっ!?」 まりさに圧倒的な圧力がかかった。 「ゆゆっ!! まりさ、どうしたの?」 れいむはまりさの突然の反応に驚き、戸惑う。 だが、まりさの頭に何かが乗っていることに気付くとゆっくりと視線を上に上げた。 そうして理解した。まりさの体に人間が足を乗せていることに。 「やべでねっ! まりさをふまないでねっ!!」 ゆっくりと、ゆっくりとまりさを踏んでいる足に力を込める人間。 まりさから奪った帽子を被った人間はれいむの訴えに一切耳を貸すことなく、まりさを踏み潰していく。 まりさの右半分にかかった圧力は、まりさの体の右半分をどんどんと楕円形へと変形させていく。 「ぢぬ゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!! ぢんじゃう゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!」 まりさは歯を食いしばり、溢れる涙が零れる目を細めて必死に自分の潰す痛みに耐えるが、それでも叫ばずにはいられない。 「ばりざぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! じっがりじでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」 遂にはれいむも泣きはじめてしまった。 度重なる暴力に晒されているまりさ。初めて味わう恐怖。 みちみちと音を立ててまりさの右頬が潰れ、裂傷を生み始めそこからまりさの中身である餡子が漏れ始めている。 そんな、圧倒的な力に襲われて命の危機にまで瀕しているまりさを見て悲しまずにいられるものか。 脅えずにいられるものか。 「ぼうやべでよ゛っ!! まりざがぢんじゃうよ゛っ!!」 れいむはまりさを踏みつけている人間の足元に近寄り懇願した。 だが男はれいむなどまるで居ないかのように無視をしてまりさの体を更に踏み潰しにかかる。 いや、無視しているというよりも、 ────だからどうした。死ねよ。 とでも言いたげな様子であった。 れいむもまりさも顔を涙と苦しみと恐怖でグチャグチャ。 いや、まりさに至っては既に顔の判別がつかない。体の右側は既に当初の半分にまで潰されており、数多に出来た裂傷と涙と漏れ出た餡子で埋め尽くされている。 「ゆ゛っ……ゆびぶっ……!」 「ばりざっ! ゆっぐりじでいっでね! ゆっぐりじでいっでね!!」 まりさはもう、泣き喚く力も無く僅かに呻いているのみ。 徐々に、徐々に体の右半分が潰されていきながら、それでも抗おうと身を捩ってはいるがまるで効果は無かった。 内側の餡子からの圧力で皮も殆ど破れかけている。まりさの体は既に半分死に絶えていた。 だが、それでも。それでもまりさは、 「で……で、でいぶ……」 死に体の身で、ただ何も出来ずに周りを飛び跳ねているだけのれいむに、言葉を残す。 「ゆ゛っ!? なに、ばりざ! ゆっぐりじでいってね!!」 ぎゅっ、と人間の足に更なる力が篭る。 「ゆ゛っ!」とまりさの口から一際苦しげな声を出すが、まりさはそれでも口を開く。 「で、でいぶ……ゆびっ!」 どんどんまりさの体が潰れていく。中の餡子が押しつぶされ、圧力によりまりさの皮を突き破ろうとしている。 「ばりざど……でいぶのあがぢゃんを……」 もう時間の問題だった。もうすぐそこだった。 「ゆっぐり、ざぜで……ね゛……」 まりさの命が、尽きるまで。 「ばっ、ばりざぁ……」 まりさが命を賭してまで残した願い。我が子を頼む。 その願いにれいむが涙した瞬間、 ぶちゅり ついにまりさの皮は耐え切れず、一気に爆ぜた。 「ばりざぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」 皮は派手に破れ、まりさの命である餡子が派手に飛び散る。 まりさの右半分は完全に潰れ、無惨な有様を晒している。目もつぶれ、その悲惨さに拍車をかけている。 だが、まだ半分残っている。左半分。まだまりさは半分残っている。 「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ」 まりさは既に正気を保っていなかった。いや、すでにまりさでは無いと言うべきか。 体の半分が潰され後に残ったのは、ただ呻き痙攣するだけの不思議饅頭だけだった。 人間はそんなまりさの成れの果てに興味を失ったのか、踏み潰した足でまりさの残骸を端に蹴飛ばした。後は自然が処理してくれることだろう。 「ばっ、ばりざっ!!」 れいむは蹴飛ばされたまりさの亡骸に近寄ろうとした。いくらもうまりさでは無いとはいえ、半分はまりさの面影が残っているのだ。 しかし人間の存在がそれを阻んだ。突然現れて理不尽な暴力を振るい、まりさを殺した人間の存在が。 れいむは、まりさに合わせていた視線をゆっくりと上に上げた。 れいむの目に飛び込んできた。まりさの仇の姿。 人間はれいむと視線を合わせると、ニタリと不気味に笑った。 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!! ゆっぐりでぎない゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」 れいむはその場を逃げ出した。涙を撒き散らし、回れ右。 人間に背を向けてれいむは全力でその場を離れる。 怖い。恐ろしい。ゆっくり出来ない。 まりさの最後の言葉を忘れたわけではない。だが、その言葉に従い逃げ出したわけでもなかった。 ただただ、訳の分からない、ゆっくり出来ないことから離れたかっただけ。 れいむは無意識に自分の巣を目指していた。そこは自分がゆっくり出来る場所。 これまで幾つもの日々を愛するまりさと共に過ごした愛の巣。 れいむは木の根元に出来た穴であるそこに必死で逃げ込んだ。 頭上の子供に極力気を使ったまま、滑り込むように自分の家に逃げ込む。 決して広いとは言えないが、自分達をゆっくりとさせてくれた家に逃げ込むことによりれいむは安堵した。 安堵して、逃げている間堪えていた涙がボロボロと零れた。 既に流れていた涙が、更に勢いを増したのだ。 「ゆぐっ、えぐっ、ばりざぁ……」 どうして、なんで。 自分たちはただゆっくりしていただけだ。まりさと一緒に、ゆっくりと幸せに生きていただけだ。 なのに、なんでまりさが死ぬの? なんでまりさが殺されたの? 分からない。全く分からない。 れいむの脳裏にまりさとのかつての思い出が去来する。 一緒にゆっくりしようと誓ったあの日。ふぁーすとちゅっちゅしたあの夜。 新しいゆっくりプレイスを目指そうと決めたあの日。過酷な道のりを共に歩いたあの日々。 それから、新天地で一緒にゆっくりした日々。 初めてまりさのすっきりした日。自分の頭から我が子が生えてきたあの喜び。 「ゆっ! あかちゃん!」 そうだ、とれいむは思い出す。まりさの今際の際の言葉を。 れいむは頭上を見やる。そこにはれいむの意識的、無意識的な気遣いによって潰れずにいた我が子の実。 先ほど見た時と同じく安らかな顔で産まれる時を待つ我が子の変わらぬ姿がそこにあった。 「ゆぅ……れいむのあかちゃん、ゆっくりしていってね……」 れいむは心底安堵した。 まりさは死ぬ前にれいむに頼んだ。れいむとまりさの子を頼むと。 言われるまでもなく、れいむはそうするつもりだ。そうするしかない。 れいむとまりさの愛とゆっくりの結晶。れいむに残されたモノ。 もうれいむにはこれしか残されていない。まりさ亡き今、れいむにはこれしかもうない。 この子達はゆっくりさせてあげよう。自分の全てをかけて、死んだまりさの分までゆっくりさせよう。 れいむは溢れる涙を堪えて、そう決意する。 だから、れいむは忘れていた。 自分の頭上の茎を、人間の手が掴むまで忘れていた。 まりさを殺したモノの存在を。自分が巣に真っ直ぐ向かったことで巣の場所を教えたことを。 「ゆ゛っ!?」 単一の物事しか考えることの出来ない餡子脳が、恐怖の過去を呼び起こす。 まりさの最後の言葉と子供をゆっくりさせようという決意に埋まっていた餡子脳が忘れていた事を思い出させる。 思い出した時には、もう遅かった。 狭いれいむに巣に腕を差し込んだ人間は、掴みやすいれいむの頭上の茎を掴むとそれを引っ張ってれいむを巣の外に引きずり出す。 「やべでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!! でいぶおぞどでだぐない゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」 れいむは止めた涙を再び溢れさせ、巣の中で踏ん張って全力で抵抗を示す。 それでも人間の力に敵うはずもなく、ずりずりと巣の外に引っ張り出されていく。 そして同時に、人間が茎を引っ張ってれいむが抵抗することによって茎と繋がったれいむの頭の皮が引っ張られることになる。 「いぢゃい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!! やべでっ、やべでねっ!! ひどいごどじないでねっ!!」 ずりずりと擦られる底部。底部が破れるのではないかと思われたそれも、れいむが巣の外に引きずりだされた事で終わりを告げる。 「ゆぶっ!」 木の根元の穴から出され、その勢いで地面に顔面を打ち付けるれいむ。 「ゆぐぐっ……いぢゃい゛ぃ……」 痛みに顔をしかめるれいむ。またも、一瞬とはいえ忘れてしまった。 人間の存在を。 「ゆびっ!?」 先ほどのまりさの同じように、れいむが空中に持ち上げられる。 ただし、今度はまりさのように髪を掴まれたのではなく、れいむの頭上にある赤ちゃんゆっくりを実らせた茎を掴まれている。 「や゛っ、やべでね゛っ!! あがぢゃんがゆっぐりじでるんだよ゛っ!」 れいむは自分の頭皮が引っ張られる痛みを我慢して、我が子の安全を人間に求める。 もう、訳が分からなかった。 目の前の人間は、何をしている。何が目的なのだ。 どうして、自分達を襲う。なんで、自分達が襲われなければならないのだ。 どうして、まりさが死ななければならなかったのだ。 考えると、悲しみが溢れてくる。悲しみで、飲み込まれそうになる。 涙が、我慢出来ない。さっきから枯れんばかりに流しているが、我慢出来るわけがない。 「どぼじでごんなごどずるの゛っ!? ばりざをがえじでよ゛っ!!」 れいむはジタジタと空中で身を捩り、人間に訴えかける。 だが、人間が次に行なった行動は、れいむの発言をまったくもって無視していた。 人間は片手でれいむの茎を掴み、もう片手でれいむの頭を押し始めた。 茎とれいむを離すように。茎をれいむからむしろうとしているかのように。 反対の方向にかかる力が、れいむと、茎────れいむとまりさの子供達を離そうとしている。 ギチギチと音を立て、茎がれいむの頭から千切れようとしている。 「ゆびゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!! いや゛っ! やべでっ!! やべでよ゛っ!! でいぶの、でいぶどばりざのあがぢゃんがっ!!」 ぶるんぶるんと揺れるれいむ。その顔面に拳が突き刺さる。 僅かにれいむは呻くが、それでも我が子を守ろうと涙と声を全力でひねり出す。 しかし、それはほぼ無抵抗に近かった。 れいむの必死の抵抗も虚しく、 「ゆぎゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」 ブチブチ、とれいむの頭から茎が千切れ離れた。 文字通り、離れ離れになった親子。引き離された家族。 人間はれいむから奪った茎を片手に持ったまま、れいむを地面に落とす。 地面に底部を思いっきり叩きつけた形になったれいむは、それでも痛みをこらえて人間に歯向かう。 奪われた我が子を、死んだまりさが残した愛しの子を取り返すために。 その反抗さえも、すぐに無駄になる。 人間は茎から一匹の赤ゆっくりれいむをもぎ取ると、 「ゆ゛っ!? でいぶのあがぢゃ────」 ぶちゅり、と指で潰し殺した。 いや、まだ産まれてすらいないそれを壊した。 産声すらもあげられず、親の温もりも、存在も知らず、待っているはずの幸福さえも知ることが出来ずに。 「ゆびゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! あが────」 人間はすかさず、もう一匹茎から赤ゆっくりまりさをもぎ取り、今度は地面に思いっきり叩きつけた。 べちゃり、と潰れた赤ゆっくりまりさになるはずだったものは、小さな餡子の花を咲かせた。 「ばりざの、ばりざのあがぢゃんがぁ゛……っ!! へんじじでぇ゛ぇ゛!!」 れいむは、何も出来なかった。 後の四匹が殺されるのをただ見ることしか出来なかった。 赤れいむが歯で潰されるのを。赤まりさが足で踏み潰されるのを。赤れいむが捻り壊されるのを。赤まりさが真っ二つに裂かれるのを。 「ゆ゛あ゛ぁ゛ぁ゛っ゛っ゛……!!」 れいむは呆然と亡骸を見やる。ご丁寧にれいむの前に人間が並べた、六匹の子の残骸を。 我が子になるはずだった存在を。 れいむは、もう泣けないと思った。もう死ぬ程泣いたと。 それでも、涙を零した。我が子供の残骸にすり寄って、ボロボロと雫を零す。 「あが……ぢゃん……でいぶの、まりざのあがぢゃん……」 れいむには、幸せが待っているはずだった。 「へんじ、じでよ……。おかぁさんだよ? れいむおかぁさんだよ?」 まりさと、愛しの子供達と共に過ごすはずの、幸せがあるはずだった。 「ゆっくり、じでいっでね……?」 誰にも邪魔されるはずのない、ゆっくりがあるはずだった。 「ゆぐっ……ゆぁ゛……ゆ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」 それが、こうも簡単に壊れさった。 こうもあっさりと、踏みにじられた。 「がえじでっ!! まりざを、あがぢゃんをがえじでよ゛っ!!」 れいむが持つべきだった、当然あるはずの幸せは 「もどにもどじでよ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!! でいぶの、でいぶの……っ!! がえじでっ!! がえじでよ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」 たった一人の人間の、快楽のために奪われた。 おわり あとがきのようなもの たまには特に捻らずストレート直球を書いてみたいと思いまして やっぱり虐めるのはムカつくゆっくりよりも可愛いゆっくりが自分には合っているようです ありすシリーズは次、書き上げたいと思います これまでに書いたもの ゆッカー ゆっくり求聞史紀 ゆっくり腹話術(前) ゆっくり腹話術(後) ゆっくりの飼い方 私の場合 虐待お兄さんVSゆっくりんピース 普通に虐待 普通に虐待2〜以下無限ループ〜 二つの計画 ある復讐の結末(前) ある復讐の結末(中) ある復讐の結末(後-1) ある復讐の結末(後-2) ある復讐の結末(後-3) ゆっくりに育てられた子 ゆっくりに心囚われた男 晒し首 チャリンコ コシアンルーレット前編 コシアンルーレット後編 いろいろと小ネタ ごった煮 庇護 庇護─選択の結果─ 不幸なゆっくりまりさ 終わらないはねゆーん 前編 終わらないはねゆーん 中編 終わらないはねゆーん 後編 おデブゆっくりのダイエット計画 ノーマルに虐待 大家族とゆっくりプレイス 都会派ありすの憂鬱 都会派ありす、の飼い主の暴走 都会派ありすの溜息 都会派ありすの消失 まりさの浮気物! ゆっくりべりおん 家庭餡園 ありふれた喜劇と惨劇 あるクリスマスの出来事とオマケ byキノコ馬
https://w.atwiki.jp/demoinfo/pages/90.html
リンク先はリンク切れがあっても掲載時のままです。 デモ・抗議開催情報(2019年1月アーカイブ)から続き デモ・抗議行動日程別一覧 月日 都道府県 タイトル 時間 URL 2/1(金) 東京 『日欧EPAなんていらない!日本の食料・農業・地域を守ろう!』宣伝行動(新宿駅西口) 12 10~ 告知 告知2 〃 東京 2月1日は発効予定日!~現時点で最悪の自由貿易協定“日欧EPA”発効絶対反対!永田町アクション(衆議院第2議員会館前) 17 30~ 告知 〃 東京 金福童さん・李さん追悼緊急アクション~日本政府は今すぐ謝罪と賠償を!!(首相官邸前衆議院第二議員会館前) 12 00~18 00~ 告知 詳細 2/2(土) 千葉 安保関連法に反対するママの会@ちば スタンディング・シール投票(JR船橋駅南口) 12 00~ 告知 〃 埼玉 南越島じまスタンディング(南越谷駅〜新越谷駅 連絡通路) 17 00~ 告知 〃 東京 市民連合新宿東南口街宣(JR新宿駅東南口) 14 00~ 告知 告知2 Website 〃 東京 安倍9条改憲NO!全国統一署名及び街頭宣伝活動(大山駅南口) 15 00~ 告知 〃 東京 築地市場・場内お買い物ツァー(築地市場正門前)★ お休み! - - 〃 大阪 辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動(JR大阪駅南バスターミナル) 15 30~ https //twitter.com/Osakakodo/status/1090094334358089728 〃 沖縄 第16回「県民大行動」(辺野古ゲート前) 11 00~ 告知 2/3(日) 全国 「アベ政治を許さない!」ポスター一斉掲示 13 00~ 告知 詳細 Website 〃 東京 「アベ政治を許さない」スタンディング(国会正門前) 13 00~ 告知 告知2 行動予定 〃 東京 「アベ政治を許さない」スタンディング(下赤塚駅北口) 13 00~ 告知 〃 東京 高江辺野古スタンディング(新宿駅西口 小田急百貨店前辺り) 13 00~ 告知 〃 東京 日曜定例新宿アルタ前街頭アピール「怒っていいとも」第401回、歌・踊り・スピーチ・日曜限定ROLA神社設置中 14 00~ 告知 〃 東京 第132回池袋スタンディング★池袋駅西口広場 14 00~ 告知 〃 東京 草の根アピール@池袋西口 15 10~ 告知 〃 東京 福島原発刑事訴訟支援団「厳正な判決を求める」署名行動(大塚駅南口) 13 00~ 告知 〃 東京 創価学会本部前アクション 於JR信濃町駅 13 30~ 告知 〃 神奈川 アベ政治を許さないスタンディング(茅ヶ崎駅北口ペデデッキ) 13 00~ 告知 〃 沖縄 辺野古を考える-U17わたし達の県民投票(希望ヶ丘公園) 13 00~ 告知 Facebook 2/4(月) 埼玉 越谷スタンディング(越谷駅東口) 16 00~ 告知 〃 東京 守ろう!築地市場。都庁前スタンディング行動 17 30~ 告知 告知2 〃 東京 辺野古新基地建設の強行を許さない!防衛省抗議・申し入れ行動 18 30~ 告知 Website 2/5(火) 千葉 市川・浦安市民連合定例街宣(東西線・浦安駅前) 18 00~ 告知 〃 東京 築地市場・場内お買い物ツァー(築地市場正門前) 13 00~ 告知 〃 東京 GAZA plus,世界に平和を!火曜定例会(新宿西口小田急百貨店前) 19 00~ 告知 〃 東京 解体工事前倒し?!“地上げ屋/迷惑”都知事小池百合子ふざけるな!“築地市場解体”絶対反対!都議会前アクション 17 30~ 告知 〃 東京 Stop!辺野古埋め立て 大林組抗議 品川駅港南口スタンディング 17 30~ Blog 〃 東京 安保法制廃止をめざす中野アピール 定例街頭宣伝(中野駅北口) 18 00~ 告知 2/6(水) 千葉 戦争ロック!原発ロック!「ロックアクション」(船橋駅南口) 19 00~ 告知 告知2 行動予定 〃 千葉 ストライキ宣伝活動(京成バス本社前) 7 30~ 告知 詳細 〃 埼玉 南越スタンディング(南越谷駅〜新越谷駅 連絡通路) 13 00~ 告知 〃 東京 第37回NO WAR KITAKU ACTION(王子駅北口) 19 00~ 告知 告知2 〃 東京 2.6共謀罪法廃止!秘密保護法廃止!12.4 4.6を忘れない6日行動 国会前行動(衆議院第二議員会館前) 12 00~ 告知 Website Blog 〃 東京 国会パブリックビューイング 緊急街頭上映 政府統計不正問題(新宿駅西口地下) 18 30~ 告知 〃 大阪 戦争あかん!ロックアクション ♪新春初御堂筋デモ♫ 18 30~ 告知 Blog 2/7(木) 埼玉 杉戸平和アクション(東武動物公園駅西口・雨天中止) 17 00~ 告知 告知2 Blog 〃 東京 発効した日欧EPA、(CP)TPP!交渉中の日米FTA、RCEP!~“全方位日本列島叩き売り外交”やめろ!外務省前アクション 17 30~ 告知 2/8(金) 東京 日欧EPA/(CP)TPP早期脱退せよ!日米FTA交渉継続/RCEP早期妥結絶対反対!新自由主義はいらない!永田町アクション(衆議院第2議員会館前) 17 30~ 告知 2/9(土) 埼玉 南越スタンディング(南越谷駅〜新越谷駅 連絡通路) 17 00~ 告知 〃 東京 バレンタインデー粉砕デモ2019 in 渋谷 雨天・降雪決行 13 15~ 告知 詳細 ライブ予告 〃 東京 脱被ばく実現ネット 新宿アルタ前街宣・雨天決行★ 中止! 15 00~ 告知 〃 東京 辺野古の埋め立てSTOP!街かどアピール part3 *プロジェクターを使用したパブリックビューイング (三鷹駅南口ペデストリアンデッキ) ★ 中止! 18 00~ 告知 〃 東京 築地市場・場内お買い物ツァー(築地市場正門前)★ お休み! - - 〃 京都 百万遍!タテカン見てぽかぽか日光浴デモ!吉田寮もあったか〜い! 14 00~ 告知 〃 大阪 辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動(JR大阪駅南バスターミナル) 15 30~ https //twitter.com/Osakakodo/status/1092736090228719617 〃 大阪 3.11避難者と仲間たち「ゴーウエスト」JR天満駅前アピール 12 30~ 告知 2/10(日) 東京 NHKへの抗議街宣(NHK正門前) 11 30~ 告知 〃 東京 第32回「月例・在沖米軍新基地建設反対抗議街宣」 (首相官邸前) 12 30~ 告知 〃 東京 檄!小異を捨て大同に「日米地位協定」の全面改定を<国交省と外務省は日米合同委員会の討議内容を公開せよ!>(有楽町マリオン前) 13 30~ 告知 告知2 〃 東京 土砂投入STOP!美ら海守ろう辺野古スタンディング@上野(京成上野駅入口横の階段の下) 14 00~ 告知 告知2 〃 東京 高江辺野古スタンディング(新宿駅西口 小田急百貨店前辺り) 13 00~ 告知 〃 東京 日曜定例新宿アルタ前街頭アピール「怒っていいとも」第402回、歌・踊り・スピーチ・日曜限定ROLA神社設置中 14 00~ 告知 〃 東京 草の根アピール@池袋西口 15 10~ 告知 〃 東京 9条を変えるな!安倍政権NO!街宣(荻窪駅南口) 14 00~ 告知 〃 静岡 水道事業は公営でいいじゃないかデモ 10 00~ 告知 詳細 〃 大阪 あかんやろ!カジノ 市民パレード&市民と野党の共同アピール 14 00~ 告知 〃 沖縄 辺野古を考える-U17わたし達の県民投票(那覇 桜坂希望ヶ丘公園) 13 00~ 告知 2/11(月・祝) 千葉 原発ゼロ!戦争ゼロ!の「ゼロアクション」(船橋駅南口) 11 00~ 告知 告知2 行動予定 〃 埼玉 2.11埼玉県民集会「建国記念の日」不承認 軍国主義思想の復活に反対し思想と信教の自由を守る(終了後パレード) 13 30~ 代理告知 Blog 〃 埼玉 越谷スタンディング(越谷駅東口) 16 00~ 告知 〃 東京 天皇「代替わり」に反対する 2.11反「紀元節」行動(集会後デモ) 13 30~ 告知 詳細 〃 東京 マスコミじかけの天皇制ー代替わりと大衆天皇制のゆくえー第53回なくせ!建国記念の日・許すな!靖国国営化2.11東京集会(集会後デモ) 14 00~ 代理告知 Blog 〃 東京 三多摩スタンディング~三鷹のみちばた(三鷹駅南口デッキ上) 13 00~ 告知 告知2 行動予定 Website Facebook 代理告知 〃 愛知 安倍やめろデモ名古屋 AbeOut0211名古屋 14 00~ 告知 2/12(火) 埼玉 島じまスタンディング(春日部駅西口) 14 00~ 告知 告知2 〃 東京 安全保障関連法廃止に向けた街頭宣伝行動(有楽町駅前交番裏・交通会館脇) 17 30~ 告知 詳細 〃 東京 GAZA plus,世界に平和を!火曜定例会(新宿西口小田急百貨店前) 19 00~ 告知 〃 東京 相継ぐ死亡事故!天井崩落!どうする豊洲?!(超)無責任都知事小池百合子ふざけるな!“築地市場解体”絶対反対!都議会前アクション 17 30~ 告知 〃 東京 築地市場・場内お買い物ツァー(築地市場正門前)★ お休み! - - 〃 沖縄 宮古島2・12千代田ゲート前大行動 9 00~ 告知 詳細 2/13(水) 埼玉 南越スタンディング(南越谷駅〜新越谷駅 連絡通路) 13 00~ 告知 〃 東京 守ろう!築地市場。都庁前スタンディング行動 17 30~ 告知 〃 東京 息子さんに便宜はかってる場合ですか?吉川農相!~(CP)TPP、日欧EPA発効!継続する築地市場破壊!一体どうする農水行政!農水省前アクション 17 30~ 告知 2/14(木) 埼玉 杉戸平和アクション(東武動物公園駅東口・雨天中止) 17 00~ 告知 告知2 Blog 〃 東京 2.14宣伝 10月消費税10%ストップ@巣鴨(巣鴨駅前) 13 00~ 告知 Website 〃 東京 隠しようも無いぞ悪影響!発効した日欧EPA、(CP)TPP!交渉中の日米FTA、RCEP!~“全方位日本列島叩き売り外交”やめろ!外務省前アクション 17 30~ 告知 〃 沖縄 辺野古新基地NO!出発式 那覇集会(沖縄県庁前県民ひろば) 18 00~ 告知 2/15(金) 千葉 千葉4区市民連合 千葉県市民連合 合同街宣(JR船橋駅北口) 16 30~ 告知 〃 東京 STOP!辺野古埋め立て『安倍9条改憲NO!3000万署名街頭宣伝』(JR新宿駅西口) 18 30~ 告知 Blog 〃 東京 いま、強制動員問題の解決をめざして 新日鐵住金・三菱重工本社要請行動 14 15~15 00~ 告知 Blog ML 〃 東京 もう出ているぞ悪影響!日欧EPA/(CP)TPP早期脱退せよ!日米FTA交渉継続/RCEP早期妥結絶対反対!新自由主義はいらない!永田町アクション(衆議院第2議員会館前) 17 30~ 告知 2/16(土) 埼玉 南越スタンディング(南越谷駅〜新越谷駅 連絡通路) 17 00~ 告知 〃 東京 築地市場・場内お買い物ツァー(築地市場正門前) 13 00~ 告知 〃 東京 駅前うた行動 @ 新宿西口 アベ政治を許さない 14 00~ 告知 〃 東京 国会パブリックビューイング 緊急街頭上映 政府統計不正問題(新宿駅西口地下) 18 30~ 告知 場所 〃 東京 第3弾!「私が望む社会ってなんだろうin大塚(大塚駅南口) 13 00~ 告知 〃 東京 第43回 NO WAR! 八王子アクション(アピール後パレード) 14 00~15 30~ 告知 代理告知 Website 〃 大阪 辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動(JR大阪駅南バスターミナル) 15 30~ https //twitter.com/Osakakodo/status/1095607009716580352 〃 沖縄 辺野古を考える-U17わたし達の県民投票(那覇 パレットくもじ前) 13 00~ 告知 〃 沖縄 ラストスパート那覇大行動(沖縄県庁前県民ひろば) 17 00~ 告知 2/17(日) 東京 辺野古の海を土砂で埋めないで 沖縄 基地問題を伝える街頭宣伝(池袋駅東口五差路) 12 00~ 告知 場所 代理告知 Website 〃 東京 高江辺野古スタンディング(新宿駅西口 小田急百貨店前辺り) 13 00~ 告知 〃 東京 安倍首相はウソつくな!「普天間5年以内運用停止」はどうなった!2・17新宿デモ(新宿駅東口アルタ前) ※15 00~デモ出発 14 00~ 告知 告知2 Facebook labornet Website フライヤー Blog 〃 東京 日曜定例新宿アルタ前街頭アピール「怒っていいとも」第403回、歌・踊り・スピーチ・ゴジラ・日曜限定ROLA神社設置中 15 00~ 告知 〃 東京 草の根アピール@池袋西口 15 10~ 告知 〃 東京 辺野古米軍基地建設を問うシール投票(東小金井駅南口武蔵小金井駅南口) 11 00~12 00~ 告知 詳細 〃 東京 横田基地第119回すわりこみ行動 13 30~ 代理告知 Website Blog 2/18(月) 埼玉 越谷スタンディング(越谷駅東口) 16 00~ 告知 〃 東京 辺野古の海を土砂で埋めるな!パブリックビューイング(JR亀有駅) 18 00~ 告知 〃 東京 守ろう!築地市場。都庁前スタンディング行動 17 30~ 告知 2/19(火) 茨城 原発NO!安倍NO!戦争NO!茨城共同アクション!(水戸駅南口) 17 30~ 告知 〃 埼玉 南越谷で島じまスタンディング(南越谷駅前) 14 00~ 告知 〃 東京 辺野古新基地建設は断念を!土砂投入即時中止!普天間基地即時返還!安倍9条改憲NO!2.19国会正門前行動 18 30~ 告知 告知2 Blog 〃 東京 脱被ばく実現ネット★官邸前抗議 17 15~ 告知 Facebook 〃 東京 「沖縄県民投票連帯・辺野古新基地建設工事中止を求める全国行動旬間」中央行動(新宿駅西口) 12 00~ 告知 〃 東京 GAZA plus,世界に平和を!火曜定例会(新宿西口小田急百貨店前)★ 中止! 19 00~ 告知 〃 東京 Stop!辺野古埋め立て!大成建設抗議(新宿センタービル前&新宿西口地下スタンディング ) 17 30~ 告知 代理告知 Blog 〃 東京 安保法制廃止をめざす中野アピール 定例街頭宣伝(中野駅北口) 18 00~ 告知 代理告知 〃 神奈川 横浜カジノいる?いらない?シール投票(戸塚駅) 13 10~ 告知 〃 福岡 辺野古新基地建設反対!!スタンディング(新飯塚駅前) 16 00~ 告知 2/20(水) 千葉 松戸アクション(松戸駅東口) 13 30~ 告知 場所 〃 千葉 「辺野古の埋め立て YES・NO」シール投票(津田沼駅北口) 16 00~ 告知 告知2 〃 埼玉 島じまスタンディング(南越谷駅前) 13 00~ 告知 〃 東京 辺野古の海を土砂で埋めるな!パブリックビューイング&アピール(新橋駅日比谷口SL広場) 18 30~ 告知 〃 東京 死亡事故!天井崩落!駐車場締め出し!どうする豊洲?!(超)無責任都知事小池百合子ふざけるな!“築地市場解体”絶対反対!都議会前アクション 17 30~ 告知 2/21(木) 埼玉 杉戸平和アクション(杉戸高野台駅西口・雨天中止) 17 00~ 告知 Blog 〃 埼玉 島じまスタンディング(春日部駅西口) 14 00~ 告知 告知2 〃 東京 辺野古の海を土砂で埋めるな!パブリックビューイング&アピール(JR錦糸町駅北口) 18 00~ 告知 〃 東京 トランプ訪日何の為?!発効した日欧EPA、(CP)TPP!交渉中の日米FTA,RCEP!~“全方位日本列島叩き売り外交”やめろ!外務省前アクション 17 30~ 告知 〃 神奈川 辺野古の海を土砂で埋めるな!パブリックビューイング(横浜駅西口高島屋前) 17 30~ 告知 〃 兵庫 辺野古米軍基地建設のための埋立の賛否を問う市民投票@神戸(神戸三宮マルイ前) 15 00~ 告知 Facebook Blog 2/22(金) 埼玉 自衛隊明記の憲法改正に「反対」するパレードin熊谷 12 00~ 告知 〃 埼玉 島じまスタンディング(北千住駅西口) 14 00~ 告知 〃 埼玉 辺野古米軍基地建設を問うシール投票(飯能駅北口新所沢駅西口) 10 00~14 30~ 告知 〃 東京 日本もやります! FridaysForFuture(国会議事堂前) 15 00~ 告知 Facebook 〃 東京 反竹中平蔵抗議(東洋大学白山キャンパス正門前) 17 30~ 告知 〃 東京 著作権法改悪やめろ!日欧EPA/(CP)TPP早期脱退せよ!日米FTA交渉継続/RCEP早期妥結絶対反対!新自由主義はいらない!永田町アクション(衆議院第2議員会館前) 17 30~ 告知 〃 東京 辺野古県民投票と共に考える 一人でもスタンディング・リレー(首相官邸前) 12 00~ 告知 Blog 〃 東京 辺野古米軍基地建設を問うシール投票(久米川駅南口広場) 14 30~ 告知 Blog 〃 東京 CV22オスプレイ配備反対スタンディング(羽村・福生・牛浜の各駅頭) 15 00~ 代理告知 Website 2/23(土) 埼玉 島じまスタンディング(南越谷駅前) 16 00~ 告知 〃 東京 築地市場・場内お買い物ツァー(築地市場正門前) 13 00~ 告知 〃 東京 AbeOut0223「安倍は辞めろ」デモ 12 15~ 告知 告知2 Facebook ライブ予告 〃 東京 「みなとの空を守る会」宣伝と署名(麻布十番商店街入口) 13 30~ 告知 詳細 〃 東京 辺野古米軍基地建設を問うシール投票@中野(中野駅北口) 15 00~ 告知 詳細 〃 東京 辺野古県民投票と共に考える スタンディングリレー ・プラス(渋谷ハチ公前) 14 00~ 告知 Blog 〃 神奈川 Stop改憲かながわ大集会(集会後パレード) 14 00~ 告知 詳細 〃 神奈川 おしどりマコ街宣(鎌倉駅東口横浜駅西口) 13 00~18 00~ 告知 ★ 場所変更 〃 大阪 辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動(JR大阪駅南バスターミナル) 15 30~ https //twitter.com/Osakakodo/status/1097804889667694594 〃 大阪 大阪入管の人権侵害に抗議するスタンディングアクション 0223大阪入管前抗議(大阪入国管理局正面) 18 00~ 告知 〃 兵庫 辺野古米軍基地建設のための埋立の賛否を問う市民投票@神戸(神戸三宮マルイ前) 14 30~ 告知 Blog 〃 沖縄 辺野古を考える-U17わたし達の県民投票(北谷 アメリカンビレッジ) 13 00~ 告知 2/24(日) 宮城 脱原発みやぎ日曜デモ 14 25~ 告知 〃 埼玉 島じまスタンディング(北千住西口デッキ) 13 00~ 告知 〃 埼玉 辺野古米軍基地建設を問うシール投票(小手指駅南口) 10 00~ 告知 Blog 〃 埼玉 帰還と被曝を考える集い 浦和デモ!ゲスト大沼勇次さん(「原発標語」考案者)★武蔵浦和コミセン→17時浦和駅デモ出発 13 30~ 告知 〃 東京 天皇在位30年記念式典反対銀座デモ 13 00~ 告知 Website 〃 東京 高江辺野古スタンディング(新宿駅西口 小田急百貨店前辺り) 13 00~ 告知 〃 東京 安倍9条改憲NO!3000万署名街頭宣伝(JR新宿駅西口) 14 00~ 告知 Blog 〃 東京 日曜定例新宿アルタ前街頭アピール「怒っていいとも」第404回、歌・踊り・スピーチ・ゴジラ・日曜限定ROLA神社設置中 14 00~ 告知 〃 東京 辺野古米軍基地建設を問うシール投票(池袋西口前) 13 00~ 告知 Blog 〃 東京 第133回池袋スタンディング★池袋駅西口広場 14 00~ 告知 〃 東京 改憲阻止!辺野古の新基地建設許すな!新橋駅・烏森口で街宣 13 00~ 告知 Blog 〃 東京 辺野古の海を土砂で埋めるな!アピール行動(神保町交差点) 14 00~ 告知 〃 東京 安倍政権ノー!大井町デモ 14 50~ フライヤー 〃 東京 おしどりマコ街宣(立川駅北口デッキ) 12 00~ 告知 〃 大阪 2.24新たな天皇制の登場を許すな!天皇代替わりを問う集会(集会後デモ) 13 30~ 告知 フライヤー 〃 兵庫 辺野古米軍基地建設のための 埋立の賛否を問う市民シール投票(JR姫路駅北ピオレ前) 13 00~ 告知 Blog 〃 兵庫 辺野古米軍基地建設のための埋立の賛否を問う市民投票@神戸(神戸三宮マルイ前) 12 00~ 告知 Blog 〃 兵庫 辺野古米軍基地建設のための埋立の賛否を問う市民投票@神戸(JR加古川駅南) 13 00~ 告知 Blog 2/25(月) 北海道 「辺野古新基地建設NO」札幌アクション(札幌PARCO前) 18 30~ 告知 〃 埼玉 越谷スタンディング(越谷駅東口) 16 00~ 告知 〃 埼玉 島じまスタンディング(北越谷東口) 14 00~ 告知 〃 東京 辺野古の工事を直ちに中止せよ2.25官邸前抗議行動 18 30~ 告知 告知2 告知3 代理告知 Website Blog 〃 東京 守ろう!筑地市場 都庁前スタンディング行動 17 30~ 告知 〃 京都 安倍政権は沖縄の声を聞け! 緊急街頭宣伝(京都タワー) 18 30~ 告知 Facebook ML 2/26(火) 東京 GAZA plus,世界に平和を!火曜定例会(新宿西口小田急百貨店前) 19 00~ 告知 〃 東京 Stop!辺野古埋め立て! 五洋建設抗議(飯田橋駅東口) 17 30~ 代理告知 Blog 〃 東京 深刻な“表現の萎縮”+“言論弾圧”に繋がりかねない!~“著作権法改悪案”上程絶対反対!文科省(文化庁)前アクション 17 30~ 告知 〃 兵庫 「辺野古の海埋め立て」に賛成か反対かのシール投票・スタンディング(JR伊丹イオン通路) 16 00~ 告知 2/27(水) 埼玉 南越スタンディング(南越谷駅〜新越谷駅 連絡通路) 13 00~ 告知 〃 東京 説明責任果たしやがれ!どうする豊洲?!どうする築地?!(超)無責任都知事小池百合子ふざけるな!“築地市場解体”絶対反対!都議会前アクション 17 30~ 告知 2/28(木) 埼玉 杉戸平和アクション(東武動物公園駅西口・雨天中止) 17 00~ 告知 告知2 Blog 〃 東京 著作権法改悪案上程許すな!日欧EPA/(CP)TPP早期脱退せよ!日米FTA交渉継続/RCEP早期妥結絶対反対!新自由主義はいらない!永田町アクション(衆議院第2議員会館前)★ 中止! 17 30~ 告知 デモ・抗議開催情報(2019年3月アーカイブ)へ続く
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1904.html
このお話しは ふたば系ゆっくりいじめ 53 そんなに我侭いうなら自分で生きてね! ふたば系ゆっくりいじめ 90 私は鬼にはなりきれないのだ ふたば系ゆっくりいじめ 190 子まりさはゆっくりできない の3作品と繋がっています 「そーらそらじしんだぞ~!」 「ゆゆーん♪」 「おしょらをとんでりゅみちゃい♪」 父親まりさのお腹の上でぽよんぽよんと弾む妹達の姿を、姉まりさは遠くから見ていた。 晴れた日の庭は、陽光が暖かく、風の穏やかで過ごしやすいゆっくりした気候だった。 人間に「飼われて」いるゆっくりの一家はこの数日晴れの日が続いていたので日光浴のために外に出ていた。 ゆっくり達はゆっくりする事が何よりも好きである。 太陽の光を浴びて体を温め、運動し、お昼寝する。 ちょうちょやバッタを追いかけて遊ぶ。 山や森を主な住処にしているゆっくりも、都市部の公園周辺をねぐらにしているゆっくりも、だいたい好んで同じ事をする。 この一家は人間の庭の一角に住まわせてもらって居たが、ご多分に漏れずそうしたゆっくり行為を満喫していた。 脚を怪我して後遺症の残る父親まりさは追いかけっこが出来ないが、その分こうした別の遊びで子供らのうち二匹と遊んでやっている。 母親れいむも耐水性ダンボールのおうちに寄りかかって、側に寄り添う赤れいむにゆっくりおうたを聞かせている。 とても、ゆっくりしていて幸せそうな光景だった。 だが、両親の子であり、妹達の姉である子まりさだけはその家族の輪に入ることは出来なかった。 少し前に、姉まりさはおうちの中でちょっとした騒動を起こした。 簡単に言えば、我侭が過ぎたのである。 結果として、妹の一匹が永遠にゆっくりし、姉まりさは家族から追放された。 おうちに戻りたいと懇願しても、謝っても、両親の怒りが解けることは無かった。 姉まりさの所為で、愛情を注いできた我が子が一匹失われる事になったのだから、当然である。 我侭と一緒に両親への悪態をついた事も、悪印象を強めてしまっていた。 親に反抗した上に、妹を、家族を殺した凶状持ちの姉まりさは、もはや家族でもなんでもないとみなされてしまったのだ。 むしろ、自分がゆっくりしたいがために我が子を殺そうとする危険な外敵でしかなかった。 もっとも、姉まりさとて、両親が溺愛して守り育ててきた子である。 足が満足に動かないので狩りの出来ない父親まりさと、子を養っていくほど狩りの上手でない、 気立てのよさと歌が上手いというだけで夫にプロポーズされた母親れいむが人間に平身低頭してお情けと食べ物と住処を恵んでもらっているのは、 ひとえにかつて10匹もいた我が子の中で唯一生き残ったという姉まりさへの愛のためでもある。 全ては我が子を食わせていくため。 そのために、恐ろしくて暴力的で鬼の様な、ゆっくり出来ない人間に媚びへつらう事すら耐えてきた。 その愛するわが子に罵られた上に、大事な子を殺されたという悲しみが、姉まりさに裏切られたという失望となり、憎しみへと転換されたのかもしれない。 姉まりさは両目からぽろぽろと涙を流していた。 両親に嫌われてしまった今となっては、おうちに近づく事すら許してもらえない。 妹達と遊びたくても、近づくだけで恐ろしい顔をされて、ぷくー!と体を膨らませて威嚇される。 その時は姉まりさが思わずしーしーを漏らして泣き叫び、逃げ帰るほどに両親は容赦が無い。 かつて自分に優しく甘えさせてくれた面影は、全く感じられなかった。 だから、姉まりさはかつての家族達の楽しそうに遊ぶ様子を、庭の草の陰から離れてじっと見つめる事しか出来ない。 何故こんな事になってしまったのかと言えば全部、姉まりさ自身の所為だが。 だが今は、姉まりさは全てを後悔していた。 あの日、自分が吐いた我侭や不満や、両親への罵声の一つ一つを。 妹を、その手にかけてしまった事を。 「ゆ~ゆゆ~ゆっくり~していってね~♪ ゆ~ゆゆゆ~ゆゆ~ゆ~♪」」 「ゆ~ゆゆ~!」 「ゆー!」 母親まりさの優しい歌声に合わせ、妹達の唱和する声を姉まりさはおうちの壁にぴったりと体をくっ付けて聞き取っていた。 既に日は落ち、家族は皆おうちの中に入ってゆっくりしている。 おうちの戸の木の板はしっかりと戸締りされ、隙間すら開いてはくれない。 姉まりさが入ろうとしても、入れるような余裕はどこにもなかった。 もっともおうちに入ったとしても、数秒で恐ろしい顔をした両親の手によって追い出され、外に放り投げられるだろう。 悪くすると体当たりまでして吹き飛ばされる。 家族だった頃は、両親に攻撃されるなんて全く無かった事だっただけに、成体ゆっくりのお腹の一撃を受けて 地面に打ち付けられる痛みは姉まりさに耐え難い苦痛を心と体の両方にもたらした。 一度、ご飯の時間に開けられたおうちの入り口の隙間を塗って、強引におうちの中に入ったことがある。 「あっ!」と叫ぶ父親まりさの脇を素早く通り抜け、元々姉まりさのお気に入りの寝床だった母親れいむの敷いてくれた気持ちのいい葉っぱのお布団に潜り込んだが、 即座に姉まりさは母親れいむに後ろ髪を口で掴まれて引きずり出され、外に放り投げられた。 「やじゃあああああ! ここはまりさのおふとんだよ! おかーさんがまりさにつくってくれたおふとんなのぉぉぉぉ!! ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 泣きながらお尻をふりふりして抵抗する姉まりさは、次の瞬間無重力感に包まれて、そして顔面から泥の上にちゅっちゅさせられた。 震えながら起き上がろうとする姉まりさに、父親まりさは冷たい罵声を浴びせた。 「おまえなんか、うちの子じゃないんだよ! 知らないよその子だよ! かってにおうちに入ってこないでね! あのおふとんは、もういもうとたちのものだからね!! つぎにおうちにちかづいたら、ゆっくりできなくさせるよ! ぷくぅぅぅぅぅ!!」 全身を膨らませて本気の威嚇をしてくる父親まりさの迫力と、告げられた言葉のショックに姉まりさは大声で泣き喚きながら 自分に与えられたちいさなおうちへと逃げ帰った。 そして、何も敷いてない剥き出しのダンボールの床の上に突っ伏して、何時間も泣いた。 あのおうちにある全てのものは、お布団も、家族も、お母さんのお歌も、大事な宝物のひとつひとつが、もう取り上げられてしまって自分の物では無くなってしまっている事を認識して、泣いた。 姉まりさがおうちを追い出されてから、人間によって与えられた小さなダンボールのおうちは、姉まりさの砦だった。 おうちの中にはいつも姉まりさがポツンとたたずむ以外、何も置かれていなかった。 大事なものも宝物も、元のお家に全部あった。 だがそれは、今は姉まりさの物ではない。 おそらく妹たちにでも与えられているのだろう。 床は冷たいわけではなかったが、お気に入りのお布団ほど寝心地がいいとは思えなかった。 かといって、両親に甘え尽くしだった姉まりさには、お布団の敷き方なんてわからない。 そもそもお布団にする葉っぱなんて、どこから持ってくるのかわからない。 人間に要求すれば実は持ってきてくれるものではあったのだが、姉まりさはそれを知らなかったし、考えようとも思わなかった。 姉まりさが大好きなお花は、茎が長すぎて姉まりさには取る事が出来なかった。 前は父親まりさに茎を齧り倒して取ってもらったのだ。 姉まりさが大好きなキラキラした小石は、お庭の中には見つけられなかった。 あれは父親まりさが泥の中から掘り返し、ぺろぺろして綺麗にして与えてくれたものだった。 姉まりさが興味深しげに何時間も見つめて飽きなかった、素敵なセミの抜け殻は、何処を探しても同じものが無かった。 母親れいむが偶然人間の家の壁にくっ付いているのを見つけて、人間にお願いして姉まりさのために貰ってきたものだったからだ。 何もかも、両親がくれたものだった。 姉まりさには見つけられず、取ってこられない貴重な品物の数々だった。 あんなに「妹達に取られるので足りない、もっと食べたい!」と願っていたご飯だけは、自分の分を満足いくだけ与えてもらった。 しかし、与えられるたびにそれは地面にぶちまけられた上に、脚で踏まれて泥まみれにされていた。 そしてそれを自分で拾わなければならなかった。 父親まりさに持ってきてもらっていた時は、こんなでは無かった。 大事なご飯を無下に扱われ、こんなに惨めな思いをしながらおうちに持ち帰るなんて事はしなかった。 これだけの目に合わされながらも、ご飯を与えてくれる人間には毎日感謝の言葉を述べなければならなかった。 そうしなければ、泥まみれのご飯を与えてもらう事すら無いという屈辱と悲しみが、姉まりさを一層惨めにさせた。 「どおしでこんなことするのぉぉぉ!? まりさのごはんがあああああ!! ゆわああああん! もうやだぁおうちかえるぅぅぅぅぅ!!」」 仕打ちに耐え切れず、泣き出してしまった事もある。 今までは、これは父親まりさの分担だった。 足の悪くて狩が出来ない父親同様、自分で狩をする術をなんら知らない姉まりさは、今はこうして屈辱を与えられながら ご飯を貰っているという立場を、父親という壁を通さず自分の身で直接実感する事になった。 泥の味しかしないご飯を噛み締めながら、姉まりさはかつて父親まりさに言ってしまった言葉を激しく後悔していた。 『ごはんもろくにとっちぇこれにゃいおとーさんのくせに、えらそうにちちおやづりゃしにゃいでにぇ!』 食べても食べてもしあわせ~にはなれなかったし、満たされる事も無かった。 やがて、泥の味に涙の味が混じり始め、姉まりさはしゃくり上げながら孤独なご飯をむーしゃむーしゃした。 次の日も、日差しが程よく気温を上昇させて暖かかったので、家族は庭に出てゆっくりとしていた。 父親まりさは周囲をしきりに警戒し、何かを探している様子だったので、姉まりさは自分のおうちの中に引っ込んで出入り口から家族の様子を沈んだ表情で見つめていた。 探しているのは、自分の事だとわかっていたからだ。 度々前のおうちに戻ろうと侵入したり、近くで様子を窺っていた事があったので、両親は警戒を強め、少しの接近も許さないようになっていた。 完全に、自分はあの家族の外敵としか見なされていない。 そう思うと姉まりさの心は激しく痛み、ゆっくりできない辛さを訴えた。 やがて、姉まりさの姿が庭の中の何処にも無いというのを確信したのか、父親まりさは一旦おうちの中に戻り、妹らを帽子の上に乗せ、そして母親れいむを後ろに連れてまた外に出てきた。 「ゆっ! きょうもゆっくりできるね! たいようさんあったかいね! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちちていってね!」 「ゆっくちー! ゆっくちー!」 妹ゆっくりたちは父親まりさの帽子から順番にぴょんぴょんと草の上に降りると、めいめいに遊んだりゆっくりし始める。 それを見ながら、両親は穏やかな笑顔を浮かべた。 とてもゆっくりした優しい笑顔だった。 姉まりさは、それをとても羨ましく思った。 おうちを追い出されてからは、一度もあの笑顔を自分は向けてもらっていない。 前は、家族の一員だったときは、いくらでも向けてもらえた。 妹達が生まれる前は、自分だけが独占していた。 もう一度、あの笑顔が欲しい、温もりが欲しい、と姉まりさは思った。 あまりにも日差しが穏やかでゆっくりできていたのか、そのうち両親は妹達を遊ばせたまま寄り添ってお昼寝をし始めた。 ゆぴい、ゆぴい、ゆふう、ゆふう、という寝息が聞こえてくる。 そして、妹達は3匹で仲良くゆっくりと、跳ね回ったり転がりながら遊んでいる。 今なら、と姉まりさは思った。 そっと、両親に気配を悟られないようにそろーりそろーりと呟きながらおうちの外に出た。 庭はとても暖かく、日差しが眩しかった。 姉まりさは草の上を飛び跳ねるように、家族のほうへと近づいて行った。 両親に近づいたら、また怖い顔で威嚇され、体当たりをされるだろう。 どんなに謝っても泣いても赦しを請うても、もはや両親には自分は憎い対象でしかないのかもしれない。 それでも姉まりさは、家族に戻りたかった。 もう一度両親に、優しい笑顔を向けてもらいたかった。 だから、妹たちの方に近づいた。 自分のご飯を取るから、両親の愛情を取ってしまうからと一時は嫌った事もある妹達だったが、だがやはり家族であり姉まりさの妹だった。 妹たちが生まれたときは、自分はお姉さんになるという事がとても誇らしかったし、嬉しかった。 前は9匹もの大勢の姉妹がいた事もあったし、姉妹という存在そのものが嫌なのではなかった。 もう一度、仲良く暮らしたいと姉まりさは思った。 両親に謝って許してもらえないのなら、妹に謝って許してもらおう、そう考えていた。 ごめんね、あの時言ったことは嘘だよ、またお姉ちゃんとゆっくりしようね… そう言って上手く受け入れてもらえれば、また家族に戻れる。 おうちに入れてもらえる。 お布団も、お花も、他の大事な宝物も、また自分のものに戻ってくるだろう。 妹達と仲直りしたのを見れば、両親も許してくれるだろう。 姉まりさはそう希望的観測をしながら、どうやって言えば妹達と仲直りできるか、どう声を掛けようかと算段しながら、遊んでいる妹ゆっくりたちに近づいた。 一番先に気付いたのは、姉まりさと同じ姿をした妹まりさだった。 ちょうど、妹れいむとのーびのーびをして競っていた妹まりさは、背後で草を踏む小さな足音がしたのを耳にすると、ゆっくりと姉まりさの方を振り返った。 姉まりさは、数日振りに妹と対面を果たした。 両者の瞳が真っ直ぐ見つめあい、一瞬の間、お互い無言だった。 「ゆ…ゆっくりしていってね……ま、まりさ…」 姉まりさは、緊張しながら妹まりさに声を掛けた。 大丈夫、ちゃんと謝れば許してくれるよ。 だって、自分の家族なんだから。 ちょっとぐらいご飯を横取りして、お母さんの愛情を盗んじゃうけど、やっぱり自分の姉妹なんだから。 自分と仲良くしたいに決まっている…… しかし、妹まりさのポカン、としていた表情は次の瞬間には目を思い切り見開き、そしてとても恐ろしいものでも見たかのようにくしゃくしゃに歪んだ。 「ゆ…ゆわぁぁぁぁぁ! きょわいよぉぉぉぉぉ! まりしゃまだちにちゃくにゃいぃぃぃぃ!!」 大粒の涙を流し、大声で叫びながら妹まりさは踵を返して姉まりさの前から逃げ出し始めた。 他の妹れいむたちも、「ゆっ!?」と驚きの表情を上げてこっちを見る。 そして、妹まりさが寝ている両親の方へと向かって全速力で逃げてゆくのを見ると、釣られたように自分らも叫んでそれを追いかけ始めた。 「ゆううぅっ!? どおじでにげりゅのぉぉぉぉ!? まりしゃなんにもしちぇないよぉぉぉぉ!! まっでよぉぉぉぉ!! まりしゃぁぁぁぁ!!」 「ゆあぁぁぁぁんおとーしゃんおかーしゃんたしゅけちぇぇぇぇぇ!! まりしゃおねーちゃんみたいにちゅぶされたくにゃいいいいい!!」 「ゆぅぅぅーーーん!」 「ゆぅーーーーー!!」 姉まりさは、妹まりさが怯え、泣きながら必死で逃げている理由がわからなかった。 別に自分は何もしていない。 ただ、声をかけようとし、挨拶をしただけだ。 それに、自分は仲直りにきただけだ。 謝って許してもらおうとしただけだ。 仲直りすれば、妹たちのことも許してあげるつもりでいたし、元の家族に戻ろうとしただけだ。 それなのに、妹達は何で逃げるのか? 実際にはこの時、姉まりさを恐れて逃げているのは妹まりさだけで、残りの妹れいむたちは分けもわからず 妹まりさが泣いて逃げ出し始めたので、反射的に一緒に叫んで走って逃げているだけだったのだが、後ろからそれを追う姉まりさには 妹達全員が自分を恐れ、距離を置こうと逃げているようにしか見えなかった。 だから、突然のそんな仕打ちに酷くショックを受け、また孤独になることへの恐れから、置いていかれまいとして必死に妹達を追いかけた。 自分は言葉を交わしたいだけなのだ。 仲直りがしたいだけなのだ。 そう、元の家族に戻れば、またゆっくりできるから。 寂しくないから。 そんな姉まりさの妹達を追いかける姿を、子らの叫び声で目を覚ました両親たちがどのように認識したのかは 「「ゆううううううう!! まりさ(れいむ)のちびちゃんたちを殺そうとするクソチビはゆっくりしないで死ね!!」」 「ぴぎぃぃぃぃぃぃっ!!!」 想像するに、難くない。 「…そういうわけだ。 お前のお姉ちゃんは、仲直りがしたかっただけなんだよ。 またお前たちと一緒に遊びたかっただけだ。 こんな残念な事になってしまったけどな」 「ゆ……そんな…そんにゃ…まりさは、あのときこわくちぇ……おねーちゃんにこりょされるとおもって…… だって、だっちぇ…おねーちゃんは…まりしゃたちのこときりゃいだっでぇぇぇぇぇ!! いもーとなんかほしくなかっちゃっでぇぇぇぇ!! まりしゃたちいりゃないってでぇぇぇぇ!! ゆっぐりできなぐなりぇばいいっでいっでだからぁぁぁっ!! だかりゃおねーぢゃんはまりしゃだちのごど、だいぎらいなんだっでおぼっにょにぃぃぃぃ!? どうしぢぇ、どうしぢぇごんなごぢょぉぉぉぉぉ!? ゆぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!! ごべんにゃしゃい! おねーじゃんごべんにゃしゃいぃぃぃ!! ゆるじぢぇぇぇぇぇ!! ながなおりずるがりゃぁぁぁっ!! まりしゃっおねーじゃんどながなおりずるがりゃぁぁぁぁ!! おねがいだがらいぎがえっでぇぇぇぇぇぇ!! ゆぁぁぁぁぁぁん!! おねぇぇぇぇぇじゃぁぁぁぁぁん!!」 かつて姉が住んでいた小さなダンボールのおうちを与えられた子まりさは、話を聞かされ終えると姉の形見の小さなお帽子にすがり付いて、 なんども頬を帽子に擦り付け、そして大粒の涙を染み込ませた。 前のように家族に戻りたいと願って近づいてきた姉を、思い込みで殺されると思って、結果的に両親に殺させた形となった子まりさには 「姉を死なせたのは自分だ」という罪悪感と自責の念から後悔して泣き喚いたが、失われた命は二度と帰ってこない。 元々妹達は姉まりさを嫌っているどころか、むしろ慕っていたのだから、姉まりさもあんな事件を起こさなければ 妹達には愛されるお姉さんで居た事だろう。 元はといえば姉まりさは過剰な我侭による自業自得の結果の延長として命を落としたと言えるが、一部は妹との誤解・すれ違いによるものも大きい。 同じく、自信の思いあがりの結果として家族に追放され、(それは俺が促したのだが)同様にこれから孤独な生活を送る事になる 子まりさは、今は姉まりさの孤独と後悔とを誰よりも共感できる事だろう。 良かったな、姉まりさ。 妹に泣いてもらえて。 「…まあ、半分くらいは俺の憶測と脚色と美化が入ってるんだけどな」 ボソリと呟いた一言は、泣きながら姉を呼び続ける子まりさには聞こえていない。 別に、嘘ではないぞ? 姉まりさが孤独で惨めな毎日を送りながら、家族のほうを毎日悲しげに見つめていたのは事実出し、 家に強引に入ろうとして何度も追い出されたのも事実。 おうちの壁を叩き、泣きながら家族に許しを求めていた事もあったし、母親れいむのおうたを聴こうと側に近寄って威嚇されて泣いて逃げ帰った事もある。 少なくとも俺が観察していて見たことは全て、事実に可能な限り忠実に子まりさに伝えた。 が、姉まりさが何を思って妹たちに接近して行ったのかは、定かではない。 本当に仲直りしようと近づいて行ったのかも、寂しくて、幸せそうな様子をせめて見るだけでも、と思ってつい近づきすぎたのかも、 はたまた、両親の愛情を独占している妹達に復讐しようというつもりで側に寄って行ったのかもしれない。 だがまあ、こんな不幸で悲しい話の一つぐらいあってもいいだろう。 妹に怖がられたまま死んでゆくなんて、姉まりさが可哀想だ。 そう思う程度には、俺は鬼にはなりきれないのだ。 「…充分鬼だと思うけどなあ。 ほーれほれ、ポンデリングが食べたい? もっとジャンプしないと食べられないよ? まあキミは舌が焼けちゃってるから、これがどんなに美味しいかなんて一生わかんないんだけどねー♪」 「ゆぁぁぁぁぁん! たべしゃしぇちぇね! たべしゃしぇちぇね! まりしゃにもぽんでしゃんたべしゃしぇちぇよぉぉぉぉ!?」 …んで、お前は縁側で何をやってるんだ。 そういう意地悪は可哀想だからやめろよ。 というか、栄養が偏るからそういうものは与えないでくれないか? 「その子はこれから雑草だけで飼う、なんて虐待する人には言われたくありませーん。 あと、コレは私が拾ってきたものだし? 買って与えるぐらい別にいいでしょ」 そいつは体調が整ってきたから明日から庭の一家に養子として預けさせる予定なんだ。 慣れない物を与えて健康バランスを崩させないでくれるか。 あと、世話をしてるのと、餌を与えてるのは俺なんだが。 「よし、じゃあキミには悪いけど、あのお兄さんがダメと言うのでポンデさんはあげられません! 私が代わりに食べちゃます。 むーしゃむーしゃ幸せー あーもっちもち」 「ゆぁぁぁぁぁぁん! まりしゃもたべちゃいのにぃぃぃぃぃ!! どおじでごんにゃごぢょしゅるにょぉぉぉぉぉぉぉ!!」 …お前、実はかなり鬼だろう。
https://w.atwiki.jp/nirvaana/pages/9.html
各種攻略情報 成就システム ラスタール地方 / イリア地方 / ジール地方 / アールサラン地方 / オーシャン地方 / キングレム地方 / その他の地方 成就システムとは? 情報提供 海織さん感謝! 以下記載のフィールドにて存在するクエストで、達成すると収納できるアイテムが郵送されてくる。 収納率にも反映される。全て達成すると収納ポイント350ポイントとなる。 パーティーを組んでいた場合、誰かがクエスト達成すると、同チャンネル・同MAPにいるもの全てがクエスト達成となる。座標掲示ないNPCなどはMAPで表示されるので探してみてください。 ラスタール地方 ★ルーベリア半島 《乾燥させた魚の最善策》(501,193)にいるサバマスター(20時出現?)から高級サバを買い、シャールの前で使う。 《哀れに思い泣く》ルーベリア半島のリンゴを雑貨商で買い、アダムの後ろのトコリンと話す。 《泳ぎたい!》ランディットに話しかけ、上の選択肢を繰り返し話しかけ、5回バフが重なったら下の選択肢を選ぶ。 《生態の保育係》アーロンに話しかけ、バフがついている間に(121,329)にいるさんご泥棒を倒す。 ★ラスタール平原 《婦人の暖かい手袋》フランシールからアイテムを受け取り、ロサールと話す。 《鋼の歯は不必要》(737,353)の宝箱からアイテムを取り、テッドの前でアイテムを使い、テッドと話す。 《領地のパトロール員》<こっそり隠れている>ラスタール近衛兵に話しかけ、テッド、ロサール、トーマスに何か奇妙なものはありませんでしたかの選択肢で話しかける。 《飲み物プリーズ》マゼランの後ろの旅行商人からエナジーポーションMを5本買い、マゼランに話しかける。 ★ミグルの森 《友達を作る》ヒルフと話す。 《そんな話は聞いたことがない》ノッカ師匠と話す。 《海の歌声》(477,217)あたりに行く。 《自分の実力》ノッカ師匠に、私に力を貸してください→軽いパンチが来るの順で話しかける。 ★ランバーシア高原 《それはあなたですよ!》(264,160)のスパイと話し、バルと話す。 《ヒヒの友》バルからアイテムを受け取り、アンディの前で使い、アンディと話す。 《発見者のいない悪人》ミステリアスな刺客に話しかける。 《私はパーフェクト》MOJO-100に話しかける。 ★荒れ果てた大地 《一日のキューピッド》ロミオ→ジュリエット→ロミオの順に話す。 《この光の先に》雑貨商でベルンのフライドポテトを買い、ウィルソンと話す。 《リベンジャーズ》(329,614)の偵察兵の骨に話しかけ、バフ中に山ウルフの戦士を2匹目より後に(他のでも戦士でもを倒した後)倒す。 《私を怖がらせる》(659,164)あたりへ行く。 イリア地方 ★海の見える丘 《とてもおいしそうなピグの香り》ワットに上の選択肢で話しかけ、豚をきつくしばるロープをもらい、(242,492)でデリシャスピグを出した後、(337,472)の焚き火の近くへ連れて行く。 《再びまた会いましょう》短尾イノブーからドロップするノリティの残したものを持ってアリと話す。 《ワットの復讐》ワットに下の選択肢で話しかけ、アイテムをもらい、(313,489)でアイテムを使い敵を倒す。 《コブリンの科学技術は信じられない》ヒラーケンから受け取ったアイテムを、(377,466)で使う。 ★きのこの森 《ピンク色の魚》カールからアイテムをもらって、(162,120)で使い、アイテムを手に入れ、ゴルビーと話してアイテムを手に入れ、カールと話す。 《早咲きのモモの花》カールからアイテムをもらって、ゴルビーの前で使い話しかける。 《精神修行》(156,122)の修行僧に話しかけ、その場で修行中バフが消えるまで5分待ち、滝の下でめい想状態中に修行僧に話しかける。 《親切の味》フェイニー、ヒューイからアイテムを受け取り、レンアンに話しかけ、もらったアイテムを使う。 ★大樹の森 《第一回マウスの上手な使い方》ティムと話す。 《これは有名人ではありません》ヨーマからアイテムを受け取り、(390,483)で使う。 《息を切らせる》ポストからアイテムをもらって、ボレイと話す。 《母を叩かないで》ハニーベアのママから熊の足をドロップし、ヨーマにわたし、熊を倒す。 ★暗黒の沼地 《スカルピクシー》(37,399)の女性を倒す。 《同じくらいおいしいきのこ》(90,790)のきのこを壊して出るアイテムをその場で使う。 《成仏する》ヤトーダからアイテムを受け取り、(70,339)で使う。 《でも黒い肉》変異泥カニロスから黒いカニ肉をドロップし、マイクに渡す。 ★ボーンリーフ半島 《足でそらを飛ぶ》ボーボーと話し、変身状態でクールスの岩まで行き、また戻る。 《過去の衝撃》アドニスからアイテムを受け取り、マリアに渡す。 《ゴーストシップの呪い》ボッターニからアイテムを受け取り、(169,220)の宝箱に入れる。 《心配》マリアからアイテムを受け取り、レイナに渡す。 ジール地方 ★リンガス海岸 《不運ではない理由》ブラーニ、ゾラから受け取ったアイテムを合成し、(55,263)で使う。 《リユニオン》(45,253)のロボットと話し、バフ中に(259,272)のロボットと話す。 《地に足をつけて》ジール直送ワープに下の選択肢で話しかけ、ワープした先にいるロボットと話す。 《乗組員の秘密の宝箱》(309,256)の宝箱からアイテムを取り、(88,150)で使い、敵を倒す。 ★アルカイト鉱山 《大自然にかえる》アシからアイテムを受け取り、(411,346)で使う。 《第一発見の熱》ブルからアイテムを受け取り、(520,178)で使い出たアイテムを持ってアランと話す。 《私のロボットが大きくなるわ!》アシからアイテムを受け取り、(481,213)で使い、大型になったロボットを倒す。 《取り立て屋》ダイナに話しかけ、バフ中に(213,319)の小屋のあたりに行くと会話が始まるので、小屋辺りをウロウロする。 ★赤い尾根 《昆虫の生活》ムーアから受け取ったアイテムとマジカルのりを合成してできたアイテムを(399,336)で使う。 《肌に良い温泉》マットからアイテムを受け取り、(454,167)で使う。 《ボトルも愛して!》(866,134)の草からアイテムを取り、ウッディに渡す。 《いつもの食事》サンジールからアイテムを受け取り、ウェイアンに渡す。 ★南の島々 《拾ったお金》(215,543)の宝箱からアイテムを取り、カサスと話す。 《海の心》エリーナから受け取ったアイテムを(263,976)で使い、出たアイテムを持ってエリーナと話す。 《素晴らしい愛》(589,805)の宝箱からアイテムを取り、エリーナに渡す。 《ハートフルプレゼント》ジャクリー、トビアス、マリリンからアイテムを受け取り、リョフに合成してもらい、リョフに渡す。 ★アングア島 《飲んだらその後に》(950,552)の壷からアイテムを取り、疲れ切った旅人と話す。 《最愛の人よまた・・》ブルン、ローフ、カリンから受け取ったアイテムを魔物ハンターに合成してもらい、ノーリンと話す。 《偶然のミス》(968,406)の<救助を求める>旅行者からアイテムを受け取り、<巡り歩く>レンジャーに渡す。 《10回賭けて9回負ける》ショークと話した後、バフ中にチョチーと話す。 アールサラン地方 ★騎士の谷 《彫像が動き出した》雑貨商で婦人服を買い、(353,584)で使い、出た敵を倒す。 《燃える氷を求める》ダーミからアイテムを受け取り、(296,309)で使い、出た敵を倒してアイテムを取り、ダーミと話す。 《一緒にそれを食べる》ハンタータハンと上の選択肢から順に、話す→もらったアイテムを使うを繰り返す。 《打った!?私のバカ!》(421,578)の旅行商人からオーダー順を買い、(394,171)で使い、(400,150)あたりへ行く。 ★永久山脈 《あなたの光の可能性》(199,658)のツララからアイテムを取り、(113,621)で使う。 《私はお風呂が大好き》クリブから受け取ったアイテムを(102,433)で使い、バフ中にクリブと話す。 《なぜあなたの父が代わりに》イワンからアイテムを受け取り、(769,279)で使い、敵を倒す。 《なぜあなたの父が代わりに》(623,479)の宝箱からアイテムを取り、(637,347)で使い、ナオ・ゴーギャンに渡す。 ★いにしえの国境 《私はとってない》(842,926)のツタ(微妙な位置ずれあり)からアイテムを取り、(1047,1078)で使い、出た敵を倒す。 《アンデットの逆襲》(690,144)など(複数あり)の玉からアイテムを取り、(764,149)で使い、出た敵を倒し、バフ中にシュイと話す。 《最大不過是隻鳥》(ブラームスからアイテムを受け取り、(967,486)で使い、)小型クチバシ鳥を倒す。 《ガチョウ滞在》アンナと話し、ダスティーと話す。 ★雪原の荒野 《斧を投げた人》雑貨商で銀の斧を買い、(1059,492)で使い、出た敵を倒す。 《気持ちがわるい》レノアからアイテムを受け取り、(899,219)で使い、出たアイテムを持ってレノアと話し、再びアイテムを受け取り、(436,149)で使い、出た敵を倒す。 《もっと悪い》ジョーニからジョーニの特製かばんを買い、スタスと話す。 《舞台裏で》ジョーニと話す。 ★古代の極地 《巨人の反撃》ダーキからアイテムを受け取り、(369,189)で使い、出た敵を倒す。 《芳香洗浄》ダーキからアイテムを受け取り、(845,238)で使い、出た敵を倒してアイテムを取り、ダーキと話す。 《神々を誘惑しない》ダーキと一番下の選択肢で話す。 《私は失敗した気がします》(538,130)などの基地内の宝箱を壊し、バフ状態中にカロクと話す。 ★オールイス港 《最も遠い距離》メスミと話し、バフ中にアールサランの士官と話す。 《魔法の力を与えた》(108,1017)(206,1046)など(複数あり)の壷からアイテムを取り、(338,935)で使い、出た敵を倒し、バフ中にバースと話す。 《子供のような無邪気さ》小さな男の子からアイテムを受け取り、(156,206)で使う。 《伝説の工芸》アイディアからアイテムを受け取り、(156,247)で使う。 オーシャン地方 ★サンドル島平地 《一緒に踊ろう》ジェシーからアイテムを受け取り、(140,223)で使う。 《ちょっと引っ張ってはいけない》雑貨商で万年くわを買い、(619,149)で使い、出た敵を倒す。 《商売の秘訣》(1672,648)の宝箱からアイテムを取り、神秘的な旅行者に 《守人の意味がない》(865,415)の宝箱と話し、敵を倒す。 ★ふたごライオン山 《いろいろな香り》雑貨商で生肉くしを買い、(450,535)で使う。 《かなしい冗談》(269,489)のオモヒヒと上の選択肢から順に話す。 《また同じように刻まれている》道しるべを見る。 《日覆いの間違い》旅行商人からレッドクローバーを買い、(935,365)で使い、敵を倒す。 その他の地方 ★ため息の地 《真実の猛毒》ガオダーからアイテムを受け取り、(760,107)で使う。 《おおきな貸し》(445,980)の宝箱からアイテムを取り、ムジャと話す。 《必ず良いとは限らない》(776,571)のきのこからアイテムを取り、ヘルマンと話す。 《勇気の証明》バネッサからアイテムを受け取り、使用する。 ★モヤモヤ湿地 《雪の中炭を運ぶ》バトレーからアイテムを受け取り、アヌーと話す。 《驚きのずるがしこさ》フローラからアイテムを受け取り、(139,1157)で使い、出たアイテムをバトレーに渡す。 《私はゼリーが食べたい》湿地ウサプーからドロップするおいしいゼリーの塊をバトレーに渡す。 《叫びがあがる》ハイジからアイテムを受け取り、(490,412)で使い、敵を倒す。 ★ガイアの林 《古代の戦い》チウハムからアイテムを受け取り、(674,281)で使う。 《女神の語り手》カイロンからアイテムを受け取り、(259,707)で使う。 《突然の心地よい眠り》ミルアンと話し、バフ中に(1100,1053)と(803,823)へ行く。 《私はガイアです》ボーグからアイテムを受け取り、(837,826)で使い、敵を倒す。 ★フェーン砂漠 《さばくの雨》ハンセンからアイテムを受け取り、(591,150)で使い、アボハンと話す。 《しんきろう》ミーナからアイテムを受け取り、(223,379)で使う。 《食べ物を粗末にしない》いろいろ移動するおばけと話した後(?)、周りのドラゴンを10匹倒し、いろいろ移動するおばけと話す。 《泥棒がにくい》(854,180)の壷から出た敵を倒してアイテムを手に入れ、(153,202)で使い、敵を倒す。 ★ロスト高地 《とどかない後一歩》道しるべからアイテムを受け取り、(555,372)で使う。 《先人達の愛の広め》(903,196)の宝箱からアイテムを取り、ジョンバーと話す。 《不吉なお土産》不吉な商人からタイガー村の特産品を買い、使ってから不吉な商人と話す。 《牛の子供》牛飼いの子供と話し、ディアグの上の選択肢で話すを3回繰り返し(子ども→牛飼い→子ども…)、4回目は下の選択肢で話す。 ★黒岩火山群 《恐怖の儀式》ラワシャからアイテムを受け取り、(472,277)で使う。 《守護者を示す》(1108,1112)の壷からアイテムを取り、(1188,1094)で使い、出た敵を倒す。 《なんて弱い悪魔でしょう》火神の使徒からドロップする火神の祭事品を(472,279)で使い、敵を倒す。 《バーベキューの手段》(612,656)の壷から出たアイテムを(545,739)で使い、敵を倒して出たアイテムを使う。 ★血塗られたルーベリア半島 《ワーム肉の美味しい食べ方》アイラから変なレシピを買い、突然変異の粘着虫、虫の巣の港の衛兵、虫の巣の港の哨兵、ブラッディビーストからドロップするワームの肉汁を20個集め、アーロンと話す。 《燃える家を奪え》アダムに話しかけ、変身し、(391,217)の傭兵団長と話す。 《長官への報告が全くありません》クラブアイからアイテムを受け取り、(626,482)で使い、出たアイテムをクラブアイに渡す。 《心安らぐハーブティー》ドーウェンシー、アーロン、アイラからアイテムを受け取って、アーロンに合成してもらい、エイドリアンと話す。 ★ミグルの涙の森 《2番目の言葉を学ぶ》<古い木の言葉を話せる>ネクロウッドマンを倒し、バフ中にシュノンと話す。 《倒れた王のかんむり》(503,729)など(複数あり)の壷からアイテムを取り、(455,625)で使い、出た敵を倒す。 《ワニの春》ベイジャーから受け取ったアイテムと、吸血ワニからドロップするマザーワニのうろこをトーマに合成してもらい、日光浴のワニと話す。 《大きな間違いです》ロブス、アームストロング、シュノンからアイテムを受け取り、ジェシカに渡す。 ★ラスタール荒原 《誰が爆発物を投げた》重装備カノン砲のオーク兵士からドロップするアイテムを(787,286)で使い、出た敵を倒す。 《眠り続けている》ゴブリンの集落遺跡の壷からアイテムを5個集め、長老ボビーからアイテムを受け取り、(516,709)で使う。 《妹に呼ばれる》ムーディーからアイテムを受け取り、マーシーに渡す。 《うす暗い年老いた目》トーマスからアイテムを受け取り使用する。 ★グリーフ半島 《このキノコ…猛毒!?》暴虐の山道手前((749,449)あたりから)にあるキノコから奇妙なきのこA~Cのキノコを集めて使い、(811,431)あたりへ行く。 《うわさで練習が止まる》雑貨商でアイテムを買い、(599,877)で使って出た敵を倒し、バフ中にカーティと話す。 《名誉会員》クーラからアイテムを受け取り、(684,712)で使う。 《静かに支払う舞台裏》トカゲのカースマジシャンからドロップするアイテムを(633,757)で使う。 ★ガラウス山脈 《トカゲいじめ》クリスタルグラスウサプーからドロップするアイテムをレジェンドの前で使い、話す。 《沈黙は金》アンディ・ハンクスと2段目の選択肢で何度も話した後、3段目の選択肢で話す。 《小さな男の夢》(389,491)の小さな弟からアイテムを受け取り、(298,650)で使う。 《火遊びはご注意を》プーパイからアイテムを受け取り、(605,212)で使う。 ★願いの高原 《平和をまんきつ》フックニャーブリン村の(405,393)など(複数あり)のトーテムからアイテムを取り、聖人の記念碑前で使う。 《弱肉強食》ホワイトハイオウルやプロトイーグルのいるあたりの壷からアイテムを20個集めて、(329,292)へ行くと出る敵を倒す。 《間違った警報》(378,114)の卵を壊し、ふくろうを倒す。 《女の子は翻弄されてはいけない》リリーと話す。 ★ミグルアイランド 《角笛が鳴った》(月曜日)広場にいるモサに話しかけた後、リョウ、ヴァレンタイン、ウノと話し、モサと話す。 《農場の一日》(火曜日)農場の入り口にいるアヤヤからもらったアイテムを(375,272)で使う。(きのこ状態はバフの所を右クリックで解除できます♪) 《密猟者の宿敵》(水曜日)牧場にいるタイゾンに話しかけ、(289,348)辺りへ行くと、(306,345)に密猟者が出るので倒す。 《模型館の夜》(木曜日)マイルームの4隅のミグルと話した後、オハナと話す。 《漁場の掃除》(金曜日)漁場にいるウーヘイに流木と玉石を20個ずつ渡す。 《ミグルの黄金パーティー》(土曜日)漁場ミグルからわずかな飼料、チュンチュンから修復木づち、牧場ミグルからエサ、採掘ミグルから一口シュークリームをもらい、砂浜の端にいるチョウソに渡す。 《アイランドの宝》(日曜日)鉱山にいるレッパクからアイテムを受け取り、(192,288)と(235,331)で使い、アイテムを取ってレッパクと話す。 キングレルム ★ジンバレー 《おばけだらけ》ムミョウと話し、バフ中にジョティと話す。 《あなたはまだ別に呼び出します》(300,149)の宝箱から出た敵を倒す。 《私を見て聞いて》(737,284)の女の子と話す。 《世界の中心で愛を叫ぶ》キラリアからアイテムを受け取り、(293,445)で使う。 ★クラウド高原 《かかしの役割》サビナと話し、バフ中に(400,173)へ行く。 《ヒヒの特別なダンス》十字レッドコングと十字ブラックコングを倒し、バフ中にラリオと話してアイテムを受け取り、(285,544)で使う。 《フライングタイガー》ライデンからアイテムを受け取り、(105,242)で使う。 《天使の音色》タンカからアイテムを受け取り、(428,292)で使う。 ★ウィンド砂漠 《トコリン大行進》エーヴァルトから買ったアイテムを(139,454)で使い、その状態のままアニーと話す。 《金食い虫》カジープと話す。 《トマトのような妹》(441,279)の宝箱から出たアイテムをティフィンに渡す。 《それへの公海?》(570,587)の宝箱から出たアイテムを持ち、コーニスと話し、トランプ王コックエイと話す。 ★空中都市ラピス 《時間反転の秘密》(310,434)へ行き、バフ中にターブと話す。 《よこしまな崇拝》(855,530)へ行く。 《龍の猛攻》ピンリからアイテムを受け取り、キキルビの召喚モンスターと話す。 《物々交換》(406,108)の宝箱から出たアイテムをオーシュに渡す。 ★氷炎の峡谷 《バーベキューディナー》シュトアサシンからドロップするアイテムを(338,283)で使い、バフ中に(177,239)へ行き、出た敵を倒す。 《たくさんの鉱石》ミグルの収集する黒曜鉱石を250個持ち(ミグリュックではダメ)、(63,262)の台車のところへ行って出た敵を倒し、バフ中にオージンと話す。 《大ウソ》シュトキラーを30体倒した後、ダンと話してアイテムを受け取り、(596,300)で使う。 《私は見たいと思わない》(345,541)の宝箱から出たアイテムを(373,505)で使う。 ★レガシー半島 《これはおもちゃではありません》ムーカ造船所にある宝箱(複数あり)からアイテムを取り、(462,561)で使い、出た敵を倒す。 《奇妙な魔法の鉱石》ヒーラロックとストンシャープからドロップするアイテムを5個ずつ集め、マッドサイエンティストと話す。 《私が育つ限り》ハイバと話し、出た敵を倒す。 《シャープな尖り》(336,337)の石から出たアイテムをキッカフに渡し、出た敵を倒す。
https://w.atwiki.jp/livly_list/pages/24.html
リヴリー一覧 このページの最終更新日:2011-06-08 ID 種名 学名 説明 k001 ピグミー splendor salve ミュラー研究所で、はじめて誕生したリヴリー種。気性はおだやかで、ひかく的飼い主の言う事をよく聞きます。温かい場所を好み、活動的です。耳をピクピクとさせるのは、安心している時や、感情が高ぶった時など、何かしら心情に動きがあった時に行う様です。 k002 トビネ cauda salire 跳躍力にすぐれたリヴリー。活発的に動き回り( 飛び跳ね回り )、明るい気性をしていますが、少し神経質な面もあります。暑さにも、寒さにも強い身体の構造をしています。眠る時は、その大きな尾にくるまります。 k003 ゲッコウヤグラ una umbella 浮遊能力をもったリヴリー。マイナスイオンの多い環境が大好きです。水中に強く、泳ぎも得意です。おとなしい気性ですが、動きはとても俊敏で、狙った獲物は、すばやくしとめます。 k004 アメノヒグラシ pluvia vivus カエルの様なリヴリー。四つ足歩行型の跳躍にすぐれています。毛はなく、迷彩風の模様のあるツルツルの皮膚で覆われています。何を考えているのかよくわかりませんが、獲物をみつけるとすばやくそれを捕らえる、狩猟的な面も持ち合わせています。 k005 ブラックドッグ electritas ater 犬の様なリヴリー。フードをかぶっている様にみえるその毛は、防水性に優れています。気性は荒く、とがった尾で気に入らない者を威嚇します。視力はあまりよくないですが、嗅覚がとても発達しています。雷が大好きで、鳴り出すととても興奮します。 k006 オーガ monstrum purpureus 大型のリヴリーで、知能が高く、力も強いです。怒らせると、とても危険です。伝説などによく出てくるオーガは、中世時代、このリヴリーを見た者が作り出した話との説があります。気分がいい時などに、クビをカタカタいわせる様です。 k007 ワタメ xylinum candidus ふわふわな綿の毛をもつ、ネコの様なリヴリー。毛を膨らませたり縮めたりする事で、体温調節や気分を落ち着かせたりします。背をのばして、リラックスします。おだやかで繊細な気性です。 k008 ジュラファント terra longus 大型のリヴリー。一見ゾウの様ですが、鼻に見える所は、実は目がついた頭部で、牙に見えるのは腕( 前足 )という、2手4足の、実は面長?なリヴリーです。おとなしく、のんびりした気性ですが、重量があり、力が強いため、気を付けてあつかわないと、とても危険です。 k009 クンパ splendor ater 生態はピグミーの系統をふんでいますが、そのライバル的性質を持つリヴリー。気性は荒く、あつかいにくさは否めませんが、飼い主には絶対的な忠誠心を持ちます。毛が固まってできた大きな動く角があります。首元の毛は口元を覆う程に膨らみ、マスクやマフラーの様な役割を担います。 k010 パキケ puella corniger 洋服の様な毛をもつリヴリー。その姿は、まるで草原をピクニックする少女の様です。穏やかな気性で、マイペースです。前足( 両手 )で身体を安定させ、二足歩行で移動します。かわいいものや、きれいなものによく反応します。 k011 カンボジャク passer cucurbita ハロウィンイベント(2002年)限定のリヴリー。よく首をカタカタといわせます。ひねくれた性格ですが、ときたまとても素直になる事もあります。するどい牙をもっており、口を大きく開く事も出来ます。そのため、凶暴そうに見えますが、実はかなりおとなしいリヴリーです。 k012 ケマリ avis nivalis クリスマスイベント(2002年)限定のリヴリー。全身が繊細な毛で覆われており、寒さにたいへん強いリヴリーです。羽によって空をとてもすばやく飛ぶことができます。あまり物事を考えていません。 k013 オオツノワタケ xylinum corniger お正月(2003年)限定リヴリー。ふわふわの毛につつまれ、大きな角をもった、まるで羊のようなリヴリー。とてもおだやかな性格です。毛の柔軟性を活かした跳躍に優れています。与えるエサにより、角が変色します。 k014 ムシチョウ phoenix penni-non Great Livly Land( 開園記念 )限定リヴリー。G.L.L城内で生まれる、ロイヤルな雰囲気ただようリヴリーです。翼のない鳥の様な姿で、実際、空を飛ぶ事は出来ませんが、跳躍力と視力が秀でています。知能が高く、繊細な気性ですが、気さくで明るく、とても元気です。 k015 ハナアルキ nasus gradi 鼻が異常に進化したリヴリーです。鼻を使って歩行することができ、その筋肉だけで本体を持ち上げ、軽く飛び上がることができます。手足は小さな昆虫を捕まえる程度の力しかありません。 k016 トウナスモドキ sus cucurbita ハロウィンイベント(2003年)限定のリヴリー。無邪気な性格をしています。たまにはげしく興奮しますが、基本的には、よく飼い主になつきます。するどい牙を持ち、大きな口をしているため、あやまって噛まれる事などない様に、飼い主はじゅうぶんに気をつける事も必要です。 k017 ユキムグリ pellis argenteus クリスマスイベント限定(2003年)のリヴリー。低温の環境に適応するため、とても長い毛で全身が覆われています。大きな角で雪を掘り、雪の中に潜って身を隠します。 k018 マウンテンピグミー splendor magnus お正月イベント(2004年)限定のリヴリー。ピグミーの大型種。一見、凶暴そうですが、とても心優しく、飼い主や仲間への愛情も強いため、群れを成した時の結束は固いです。また、とても太い腕を持ち、怪力でもあります。 k019 ラヴォクス calix amoenus バレンタインのミニイベント(2004年)のG.L.L限定リヴリー。ハートマークのような姿をしています。大きな耳を持ち、聴覚にすぐれています。性格は、おとなしいですが、とても明るく活発的な面も持っています。やわらかく丸みをおびた尻尾からはほのかにあまい香がします。 k020 ピグミークローン splendor salve ピグミーのクローン体。リヴリー研究の一環として、特別に培養されています。変身薬トランシロン(2004年 6月)限定で変身できた種類。研究発表会(2006年)で発売されたトランシロンカードの限定種としても登場しました。 k021 スナイロユンク ala salire G.L.L限定のリヴリー。鳥の翼の様なカタチをした耳を持ち、跳躍力に優れたその体はトビネの流れを汲んでいます。好奇心にあふれ、快活で行動的です。人懐っこい性格なので飼い主にもよくなつきます。お散歩が大好きで、とくに十分跳ね回れる広い場所を好みます。 k022 ヘンプクジンチョウ sonus nocticulus ハロウィンイベント(2004年)限定のリヴリー。翼を持っていますが、飛翔能力はありません。視力は弱く、鼻から出す音波でまわりにあるものを的確に認識します。暗いところを好み、寝る時は立ったままです。牙が鋭いので、世話をする時は注意しましょう。 k023 イッカクフェレル capra unicornis クリスマスイベント(2004年)限定のリヴリー。他のリヴリーにアピールするための一本の長い角が生えています。胴体が厚い毛で覆われているため寒さにとても強いリヴリーです。環境の変化にも強いので比較的飼いやすい種類です。 k024 (アムーバ) 配布されなかったため欠番 k025 ホオベニムクチョウ avis gradi お正月イベント(2005年)限定リヴリー。飛翔能力はなく、ゆっくりと歩きます。胸の部分が袋の様になっていてエサをため込む事ができます。日光浴を好み、暗いところが苦手です。様々な声をだして鳴き、仲間同士で意思伝達を行います。 k026 ミミマキムクネ auris helice KissLivlyスタジオオープン記念リヴリー。耳の毛がとても長く、螺旋状に巻かれています。通常のリヴリーの中では比較的知能が高く、身の回りに起こる様々な出来事に強く興味を示します。耳としっぽをうまく利用し、二足歩行で移動します。 k027 ハナマキ nasus volvo 象を思わせる長い鼻が特徴。この鼻を使って狭い隙間等の臭いを嗅ぎます。しかし象の様にこの鼻で物をつかむことはできません。ちなみに大きな耳は聴覚にはあまり影響していないようです。 k028 ヴォルグ ala tenebrarius ハロウィンイベント(2005年)限定のリヴリー。満月の夜に誕生したリヴリー。飛翔能力は低いですが、滑空で長い距離を飛ぶ事ができます。 k029 ユキワラベ deus nivalis クリスマスイベント(2005年)限定のリヴリー。とても穏やかな性格。寒さに強い体毛をもっています。そのため暑さには弱く、夏などは涼しい場所で管理してあげる事が大切です。自然をこよなく愛し、たまに目に見えない何かと戯れ遊ぶ事があります。 k030 クイ benedictio aureus お正月イベント(2006年)限定のリヴリー。中型のリヴリーで、首が長く、大きな耳を持っています。体は淡い金色の柔らかい毛で覆われています。とても穏やかな性格で、飼い主によくなつきます。活発に動き回ることでテリトリーを広げます。 k031 ピキ auris dicere KissLivlyスタジオ1周年記念イベント(2006年)限定のリヴリー。長い毛に覆われた耳が特徴のリヴリーです。音に対して敏感で、音楽に聞き入ることもあるようです。とても活動的であまりじっとしていることがありません。 k032 プリミティブピグミー splendor originalis 中世時代の姿を再現したピグミー。現代ピグミーと同じく、おだやかな気性で活動的です。直立したり、前足を器用に使う事は苦手です。細かくとがった歯には要注意です。Livly Island 3周年(2006年)を記念して、期間限定で配布されました。 k033 プリミティブトビネ cauda originalis 中世時代の姿を再現したトビネ。強靭な足の筋肉をもっていますが、防寒のためにたくさんついた脂肪の影響で大きく跳ねる事はできません。おっとりとした気性で、のんびり動きます。Livly Island 3周年(2006年)を記念して、期間限定で配布されました。 k034 プリミティブオーガ monstrum originalis 中世時代の姿を再現したオーガ。ふさふさした長い毛で覆われたその体はヨーロッパの寒い冬に適応し、非常に飼いやすい種類だったと思われます。ただあまり人気はなかった様です。Livly Island 3周年(2006年)を記念して、期間限定で配布されました。 k035 ショウジョウダルマ flasco cogitare 研究発表会(2006年)で発売されたトランシロンカードの限定種として登場。G.L.L城地下飼育室にいる m-002号の一般配布用改良種です。m-002号に見られるするどい爪もなく、おだやかでのんびりした性格で、とても飼いやすくなっています。 k036 マダラカガ cornu varius ハロウィンイベント(2006年)限定のリヴリー。やや湿った場所を好み、明るい場所を嫌います。警戒心が強く、派手な模様で相手を威嚇して身を守ります。手足の吸盤状の指先で壁などに張り付いて移動することもあるようです。 k037 ウォーム pellis calidus クリスマスイベント(2006年)限定のリヴリー。とても密度の高い毛で覆われているため、体についた雪が溶けてもしみ込まず、肌まで濡れることはありません。動きはとても緩慢なリヴリーです。 k038 ウボー dens acutus お正月(2007年)限定リヴリー。らせん状の2本の角と口元の牙そして硬いひづめが特徴的なリヴリー、冬に適した毛足の長い体毛で、寒さをしのぎます。その穏やかな目とは裏腹に警戒心が強く、反射的に相手を威嚇することもあります。 k039 オサナヒグラシ pluvia parvulus GW(2007年)にネオベルミンによる変身種として登場。アメノヒグラシのネオテニー(幼形成熟)個体と考えられています。外鰓に見える突起物は周囲の音やにおいを敏感に感じとる器官で、エサや敵の存在をいち早く察知することができます。 k040 プリミティブブラックドッグ electritas originalis 中世時代の姿を再現したブラックドッグ。現代のブラックドッグと比べると鼻が長く、体もやや大きい。非常に気性が荒く、やや飼いにくい種類とされていた。Livly Island 4周年(2007年)を記念して、期間限定で配布されました。 k041 クロメ penna cattus ハロウィンイベント(2007年)限定のリヴリー。暗闇でも見る事のできる特殊な目を持っています。足音をさせずにそっと歩く事ができます。めったに飛ぶ事はありませんが、羽を使って飛ぶ事があるようです。 k042 ワング auris calidus クリスマスイベント(2007年)限定のリヴリー。冬の寒さに適応するため、耳と肩から腕までが長い毛の層で覆われています。嗅覚が非常に鋭く、雪の下に埋もれた獲物でも簡単に見つける事ができます。体の大きさからは想像もつかないほど沢山の餌を食べます。 k043 メデネ solis ortus お正月イベント(2008年)限定リヴリー。のんびりした性格。発達した前歯と顎の筋肉で硬いものを噛み砕くことができます。実は眼球がとても大きく、外に飛び出させて敵を威嚇したり、仲間を驚かせて喜んだりします。 k044 ネタツザル dies specialis うるう年限定リヴリー。耳と尾の先にある球状の部分は普段はとても柔らく、敵を威嚇する時などは非常に硬くなります。活動的で明るい気性。暑さ・寒さに強く、知能も高いため、飼育しやすい種といえます。 k045 プリミティブパキケ puella originalis 中世時代の姿を再現したパキケ。リヴリー原種に良く見られる長い体毛を持っています。後足にだけ蹄があるという珍しい特徴を持っています。Livly Island 5周年(2008年)を記念して、期間限定で配布されました。 k046 ビズー daemonium nasus ハロウィンイベント(2008年)限定のリヴリー。非常に嗅覚が発達していて、慣れない物の臭いにとても敏感に反応します。気性が荒くややなつきにくいため、飼育の際は鋭い爪に注意が必要です。 k047 キャンディスノー xylinum salire クリスマスイベント(2008年)限定リヴリー。寒さに強いふわふわな毛を持っています。跳躍力にすぐれ、飛び跳ねながら移動します。一見、気難しそうに見えますが、実際は好奇心旺盛で、ほがらかな性格です。 k048 ゴズ minotaurus mitis お正月イベント(2009年)限定リヴリー。頑丈で大きめの身体に角も持っており、嬉しかったり興奮したりすると、からだを揺すり鼻息が荒くなりますが、攻撃的な部分はほとんどなく、温和で優しい性格をしています。 k049 プリミティブワタメ xylinum originalis 中世時代の姿を再現した、より原始的なタイプのワタメ。時折するどい爪がみえ隠れしますが、警戒心が強いわけではなく、普段はおとなしい気性をしています。毛が多いため、寒い環境でも飼育が可能ですが、プリミティブワタメ自体は寒いところはあまり好みではないようです。Livly Island 6周年(2009年)を記念して、研究発表会2009にて公開されました。 k050 ミンツ cauda erudire 大きなしっぽが特徴の大型種のリヴリー。とてもおだやかな性格で知能も高いため、飼いやすい種類です。時折とまってしっぽを左右に大きく振る動作は、何かを伝えるための習性と考えられていますが、詳しいことは不明です。Livly Island 6周年(2009年)を記念して、研究発表会2009にて公開されました。 k051 リオン sonus nemus ハロウィンイベント(2009年)限定のリヴリー。嗅覚と聴覚が発達していて、常に鼻や耳を動かして獲物を探しています。好奇心が旺盛で、色々なものを見つけては活動的に動きまわりますが、飛び跳ねてすぐに逃げてしまうような小心者の一面もあります。 k052 ネオピグミー splendor novus ピグミーを進化させる実験中に誕生したリヴリー。 人なつこく活発な性格で、飼い主に遊んでもらうことが大好きです。好奇心が旺盛なため、たまに危なっかしい行動が見られますが、飼育の際に注意が必要なほどではなさそうです。Livly Island CORオープンを記念して公開されました。 k053 ユキトトリ pinna gradi クリスマスイベント(2009年)限定リヴリー。羽毛に覆われた体は熱を逃がさないつくりで、長い翼を使って歩く姿が印象的です。性格はさっぱりとしていて、たまに飛ぶような仕草を見せます。空を飛ぶことはできないため、水の中を泳ぐ(飛ぶ)のではないかと考えられていますが、泳げるかは不明です。 k054 ビャッコ fulgur albus お正月イベント(2010年)限定リヴリー。 運動能力が非常に高い種類で、単独行動を好みます。一見気性が 荒そうな外見をしていますが、普段はおとなしいタイプです。 しかし敵が現れた際には、するどい爪と機敏な動きで獲物を的確 に捕らえるという一面も持っています。 k055 イムーバ odor reptabundus 「Livly Garden」のオリジナルリヴリーとしてトランシロンカードで配布された限定種。全身がとても軟らかいリヴリー。環境に応じて体型を変化させることもできます。乾燥に弱く、多湿な場所を好みます。マイペースな性格。気分によって、様々な香りを発します。 k056 ゼブル fascination auricula 「Livly Garden」のオリジナルリヴリーとしてトランシロンカードで配布された限定種。細長い顔と角のような形の耳が特徴のリヴリー。耳は柔らかく、長い腕と尻尾を駆使して、枝から枝へと移動するのが得意です。頭が賢く、意外に人懐っこい所があります。 k057 ツノナデシ quietus spiritus 「Livly Garden」のオリジナルリヴリーとしてトランシロンカードで配布された限定種。ぺたぺたと歩く、サンショウウオのようなリヴリー。水のある場所を好み、体の表面がぬるぬるしている。まったりとした性格ですが、驚いたりすると動きが速くなることがあります。人の体温に弱いため、飼育の際は注意が必要です。 k058 プリミティブハナマキ nasus originalis 中世時代の姿を再現した、より原始的なタイプのハナマキ。マイペースでのんびりした性格をしています。現代ハナマキより嗅覚・聴覚が鋭く、遠くにいる飼い主の気配も感じることができるようです。Livly Island 7周年を記念して、研究発表会2010に公開されました。 k059 ネオピグミークローン splendor novus ネオピグミーのクローン体。ネオピグミー実験中に偶然誕生しました。非常に体が柔らかいため、包帯と錬金術で体を固定しています。研究発表会2010で発売されたトランシロンカードの限定種として登場しました。 k060 ナイトメア somnus ater ハロウィンイベント(2010年)限定のリヴリー。星ひとつ見えない漆黒の夜に静かに誕生しました。強い警戒心に加え、高い機動力と攻撃性を持つため、非常に飼いにくい種類となります。なお尻尾は魔力の炎で形成されているため触ることができず、感情によって大きさが変わることが確認されています。 k061 ウルパコ grex pellis クリマスイベント(2010年)限定リヴリー。どんな場所でも飼うことができる適応力の高いリヴリーです。性格は明るく、アイランドの飾りに興味を示すなど好奇心も旺盛です。なお単独行動より群れでの生活を好み、一匹になると不安でストレスを感じてしまうようです。 k062 ラビネ auris ballare 2011年限定の干支リヴリー。飼い主にかまってもらうことが大好きで、信頼関係が生まれると積極的に甘える仕草をします。色んなものに興味を持ち、特に音楽が好きなようです。とても耳が良く、どこからか聞こえる音楽にも陽気にリズムを取る姿がみられることから、寂しいと死んでしまうことはないようです。 k063 プリミティブケマリ avis originalis 中世時代の姿を再現したケマリ。固い殻はフラスコの中で形成されたもので、卵から生まれたわけではありません。ケマリ同様あまり物事を考えていないため、邪魔な殻の存在も特に気にしていないようです。イースターイベント(2011年)にたくさんの飼い主の協力を得て、誕生しました。 k064 ディノトプス unguis antiquitas 恐竜の様な古代種リヴリー。その体は鱗状の硬い皮膚で覆われており、前足のカギ爪は獲物を確実に捕らえる鋭さをもっています。G.L.L限定のとあるリヴリーと関係があるようですが、謎に包まれたままです。遺跡宝さがしイベント(2011年)で偶然発見されました。 k000 ▲上へ戻る ■豆知識■ プラステリン種はIDの頭文字が「p」になります。ピグミーの例:k001→p001 『 Livly Island 』『 リヴリーアイランド 』は、ソネットエンタテインメント株式会社の商標です。 リヴリーアイランドに関する著作権その他一切の知的財産権は、ソネットエンタテインメント株式会社に属します。 このサイトは『リヴリーアイランド』およびソネットエンタテインメント株式会社とは一切関係ありません。
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/474.html
シャドウ・ラン ◆RwRVJyFBpg どうにも噛みあわない。 少年――星をも盗む王ドロボウは今日の自分を振り返り、そんな感想を抱いた。 湿布とガーゼと包帯で飾る、白塗れのファッション。 痛みと疲労に縛られて満足に動けない体。 そして何より、主催者の地位を『盗む』という予告を未だ達成できそうもないという現実。 どれ一つとってもいつもの自分らしくない。 「もう齢かな? そろそろ引退時かもね」 いつもの調子で冗談を飛ばすが、答える声は聞こえてこない。 キールがいないのを思い出したのは一瞬後。 それが少し寂しくて、閉じていた目をゆっくり開く。 飛び込んできたのは白い天井。 ベッドに点滴の鎖で繋がれた泥棒がどうにもおかしくて、溜め息が、ひとつ。 ここはD-6、総合病院。 北方と南方に立ち上る火の手を前に、彼らが選んだ行動は――意外なことに安全の確保だった。 病院に向かい、本格的な治療を行った後、ラッドが来るのを待つ。人命救助はとりあえず保留。 正直な話、ジンはこの方針に不満がないわけではなかったが 「怪我人の自分たちが、焦ってガムシャラに動くのは危険だ」と殊更に主張する清麿の勢いに押し切られてしまったのだ。 「そりゃ、こちとら重傷人だけどさ。だからって……何かなあ」 確かに、ここに来てからの処置で、体の調子は幾分かマシになった。 あちこちにできていた打撲には湿布を貼り、めり込んでいた石や木も目ぼしいところは取り除いた。 足をやられた時の裂傷は素人技ながらきちんと消毒して縫合したし、足りなかった血も輸血して取り戻している。 食事もしたし、休憩も十分にとったから、今なら、十割とはいかないまでも、かなり動くことができるだろう。 だが、それをするための時間で犠牲にしたかもしれないモノのことを考えるとジンの心は晴れなかった。 消防車から見えた二ヶ所の火災。 あれは、ここが悪趣味な闘技場の真っ只中であることを考えれば、まず、人為的に起こされたものだろう。 誰かが放火したのか、戦いの余波なのか、それとも別の意図があるのか……それは分からない。 だが、確実に言えるのは、その現場に少なくとも一人は参加者が存在していたということだ。 そいつが、悪の放火魔や火を吹くバケモノといった、あまり積極的にお近づきになりたくない手合いである可能性はもちろんある。 しかし同様に、殺人鬼に追われた被害者や火に囲まれてしまった子供がそこにいることだってあり得るのだ。 だとしたら、やっぱり自分たちはそこへ行き、救助する努力をするべきではなかったのか? ベッドから体を起こし、引いたままになっている白いカーテンを凝視しながら考える。 もちろん、ジンは正義の味方ではない。むしろ世間では忌み嫌われる泥棒だ。 自分の欲しいものは、法律も持ち主の意思もおかまいなしに無理矢理頂く無頼漢だ。 人を殺したこともあれば、見捨てたことだってある。 だが、ジンはまた、そういう行為を好まず、むしろ止めようとする程度には善人でもあった。 だから、どうにも胸がざわつく。 心の奥で見えないハリネズミがチクチク針を出す。 その痛みはまるで、彼を急かしているようで。 そんな按配で、ジンが胸をもやつかせているとき、ふと、白いカーテンに影が差した。 おやと思う間もなく、ジャッという音とともにカーテンが引かれ、見知った顔が進み出る。 右耳にガーゼを当てたその少年は、ジンの目を真っ直ぐ見ると、少し心配そうにこう言った。 「調子はどうだ?ジン」 聞かれたジンは、迷わず返す。 「上々だよ清麿。これならいつ緊急出動(スクランブル)でもオーケーだ。 そういやあ、ウチの消防署に火事の知らせが来てたみたいだけど……行ってみる?」 ◆ 午後の日差しが病室を照らしている。 大きく造られた南向きの窓から太陽の恵みが部屋の中に燦々と降り注ぎ、全てのものを美しく光らせている。 ベッド、テレビ、棚、来客用の椅子、そして磨かれた床までが気持ち良さそうに日光浴を楽しんでいる。 それはまるで、主人たる人間の居ぬ間にモノたちが束の間の休暇を満喫しているようにさえ見えた。 だが、人の世でもそうであるように、モノの世でもまた、他が休んでいる時も働かされる者どもがいる。 四つのベッドが据え付けられた病室の窓側、入り口から向かって左のスペースにいたモノたちが今日の不幸な労働者。 カーテンが引かれたそこに、映る影は二つ。 ベッドから半身を起こす男と、椅子に座りベッドに体を向ける男。二人の人間。 今、この部屋には、二人の話す声だけが、ただ、響いている。 モノ達の休日を、かき乱すように―― 「……行かないだって?」 ベッドの影が身を乗り出す。 椅子の影が意外なことを言ったので、驚いて詰め寄っているようだ。 「ああ。オレはどっちの火災現場にも行くつもりはない。ここに残る」 「おいおい、どうしちまったんだよ清麿?まさか怖くなったとか?」 「……そうとってもらっても構わない。オレは自分の無力に気づいたんだ」 「……ジョークだよね?」 椅子の影が陰気な声で紡ぐ言葉に、ベッドの影は動揺を隠しきれない。 腕を振り上げ、頭を抱え、大きな素振りで反応を返している。 まるで、何とかその場を冗談で流してしまいたそうな、そんな大袈裟さ。 対する影は……動かない。 「冗談なんかじゃない。 ……さっきの放送聞いただろう!? たった6時間で16人……前のと合わせりゃ、この半日で25人もの人が死んだことになる。 だが……そんな間にオレは一体何ができた? ラッドに振り回され、ジンに守られ、ヨーコを死なせて……オレは一体、何ができたって言うんだ!? ……答えははっきりしてる。何もできちゃいないんだよ!オレはッ!! ただ、誰かの後に金魚のフンみたいにくっついて……フラフラしてただけ……ただの役立たずだ」 「……清麿……」 「オレがいくら脱出だ、仲間だと叫んでみたって……現実を見てみろよ…… あっちこっちで火事は起きてる、こんな平和そうな病院にも子供の死体が転がってる、 そして……フォルゴレも……仲間も死んじまった……」 椅子の影から首の部分が消える。きっと俯いているのだろう。 手が小刻みに震えているのは、抑えきれない何かの現れか。 「……確かに、今まではうまく行かなかったかもしれない。 だけどさ、これからもそうとは限らないんじゃない? アンタの失敗は成功を孕んで、もう臨月かもしれないぜ? 成功のママが失敗なら、パパはアンタだ。早々に諦めちゃ、頑張ってる子供がかわいそうだと思うけど?」 「……生憎だけど、そいつは想像妊娠だよ。 オレはあのじいさんのように強くもないし、お前みたいに身軽でもない。ガッシュがいなけりゃ術も使えない。 そんなろくでなしに成功の父の資格はないさ」 「清麿にはその時計仕掛けの頭脳があるじゃないか」 「こんなもの、本当の殺し合いじゃ何の役にも立たなかったよ。 こんな……友達も守れないような頭……ハハ……所詮、オレは頭でっかちの物知りボーヤだったってことさ」 宥め、元気づけるようにベッドから救いの手が伸びれば、椅子の主はそれをにべなく跳ね除ける。 影と影との間には手を伸ばしても届かないだけの距離があるように見えた。 「ガッシュは、アンタの相棒はどうする気?」 「…………」 気まずい沈黙。 ベッドの影はしきりに手元で何かを弄っている。 空気に耐えられず、何かやっていないと手持ち無沙汰なのかもしれない。 「何とか言ったら?」 「………………こんなことは言いたくないが、あいつをここから探し出すなんて、今のオレには到底無理な話としか思えないよ。 それに、どうせ、アイツもフォルゴレみたいに……」 「キヨマロッ!!」 パァンと、高い音が響く。 「…………」 「…………」 腕が振るわれ、頬を打った音のように思われた。 二つの影は、一瞬重なって一つになり、またすぐに、別れて、戻る。 「……もうオレのことは放っておいてくれ!!! ……オレはこれからこの病院で隠れて過ごす。 分かりにくいトコにじっとしてりゃ、ちょっとやそっとじゃ見つからないはずだ…… イザとなったら……マシンガンも、あるしな…… だからさっさと行ってくれ!こんなクズのことは、もう、気にするな……」 一際大きな、部屋を震わす叫び。 自ら罵るようなその調子は、わざとらしいほどに悲しみを湛えていた。 声の残滓が消えた頃、ベッドの影がもぞもぞと動き、地へと降りた。 「…………分かった。行くよ。 だがな清麿。俺はアンタのことを信じてる。アンタはこんなことで潰れちまう男じゃない。 また来るから、それまでにせいぜいその錆付いた脳みそに油を注しとくんだね」 ジャッ!という音がして、カーテンが開かれる。 出てきたのは、黄色い上着を羽織った、包帯だらけの少年。 彼は、ベッドから跳ね起きると、コツコツと床を鳴らし、足早に病室を立ち去った。 その瞳には決意の光を宿し、一瞬たりと、振り返る素振りも見せずに。 相も変わらず、柔らかな陽光は部屋を照らし続けている。 病室には、椅子の影だった少年だけが残された。 ◆ エンジンの唸りを上げて、赤い車が街路を進む。 窓はなく、車体もあちらこちらが傷ついているが、走行は力強く、見る者にある種の畏怖と感動を与える。 その運転席に納まり、この赤い闘牛を御しているのは当然、泣く子も笑うKing of Bandit。 眼には決意を、体には生気を、そして心には愛を宿した天才少年だ。 「Going along the animal trail, oh lions, oh tigers, roar~♪ A splendid place at the far side of the glowing sky~♪」 鼻唄交じりにアクセルを踏み込む。 楽しそうにフレーズを口ずさみ、リズムにあわせて身体が揺れる。 高音のその曲を、よく通るボーイソプラノが陽気に歌い上げていく。 ジンは今、このうえもなく上機嫌だった。 あんなことがあったのいうのに、これは一体どうしたことか? 彼を喜ばせる原因は? 病院でしこたまメシを食い、お腹いっぱいになったこと?――それもある。 疲労もすっかり回復し、身体の傷みも大分マシになったこと?――それもある。 心の中で引っかかっていた被災者の救援にやっと出れたこと?――もちろんそれもある。 だが、今、ジンを最も喜ばせていたのは―― 「ふ~ん、なるほどね。 さすが清麿だ。たいしたヤツだとは思ってたけど、まさかここまでとはね」 ――彼の友、高嶺清麿の『仕事』だった。 ハンドルを片手で握り、横目で前方を確認しながら、ジンは清麿に託されたメモを読んでいる。 風に弄ばれ、ばさばさとなびいているその紙の上には、清麿のこの実験に対する考察と彼の『真意』がしたためられていた。 以下がその内容である。 『突然のことで驚くかもしれないが、とりあえず、会話を不自然に切らさないよう、合わせながら聞いてくれ。 オレたちの会話は螺旋王に盗み聞きされている可能性が高い。 参加者の動向を把握するため、オレたちの首輪にはそのための機械が仕込まれている。 だから、これからの方針については、この書面上で相談しようと思う。 さて、長々と書くのもアレだから、単刀直入に言うと、オレはやはり、このままここに残ろうと思う。 ああ、もちろん、今言ってるような、怖気づいたとかそんなんが理由じゃないから安心してくれ。 オレがここに残る理由、それは、少し腰を落ち着けて、この殺し合いのことについて研究してみたいからだ。 ジンのことだから、もう十分痛感してると思うが、この馬鹿げた空間から脱出するには、まだ圧倒的に情報が足りない。 螺旋王がどんな奴なのか?どんな力と、どんな武器を持っているのか?今どこにいるのか? 奴はこの実験で何を知りたいのか?奴の言う螺旋力とは一体なんなのか? そもそもこの会場はどこなのか?抜け出すにはどうすればいいのか? そして、脱出には必要不可欠な、首輪の無力化をどう行えばいいのか? オレたちはこの全部について、ほぼ何も知らないと言っていい。 本当は、これらのことについては、もっとまとまった人数でグループを作ってから、ゆっくり取り掛かろうと考えていた。 会場を回り、殺し合いを止めて犠牲者を減らしつつ、仲間と情報を増やす……本当はそれがベストのやり方だった。 だが、さっきの放送を聞くに、その予定はどうも甘過ぎたみたいだ。 このままじゃ、そんな悠長なことをやってる間に、参加者が全滅してしまう。 だから、オレはある程度、切り捨てるべきところを切り捨てようと思う。 つまり、オレはもう、できるだけ、他所の殺し合いには関わらない。 目の前の殺し合いに気をとられていちいち介入していたら、いつまで経っても研究なんて始められない。 幸い、この規模の総合病院ならば、各種の工具や機器には事欠かないはずだ。 もちろん、今後、どうしても情報が足りなくなって、動かなきゃいけない場面は出てくるだろうが、 何が足りない情報なのか、今の持ち札を整理して、はっきりさせてからでも遅くない。 冷酷なようだが、オレは信じてこの道を行く。 ……だから、ジンは俺の分まで、できるだけ多くの人達を助けてやってくれ。 そして、その過程で、できれば技術者と科学者を探して、合流させて欲しい。 この空間を脱出するためには、首輪のことといい、螺旋遺伝子のことといい、空間自体のことといい、 ともかく技術と知識を持った人の協力が必要不可欠だ。 オレも、それなりの技術と知識はあるつもりだが、何せ相手が相手だけに、それが通用するかはかなり怪しい。 だから、できるだけいろいろな世界の技術者の人達と協力しながら研究を進めていきたい。 それから、ラッドとガッシュのこともできればよろしく頼む。 本当なら、どっちのこともオレが率先して当たらなきゃいけないんだろうけど、 残念ながらアレもコレもってワケには行きそうもない。 何だか、我侭ばかりでスマン。 お前にこれだけいろいろ押し付けることはしたくなかったんだが、今は信頼できる仲間がお前しかいない。 恩着せがましい言い方で何だか悪いけど、こんなことを頼めるのはお前しかいないんだ。 嫌だったら、遠慮なく断ってくれていい。 だが、もし、引き受けてくれるのなら……本当に、心から感謝する。 無理矢理、病院に連れてきてすまなかった。 P.S 参考までに、オレがこれまで行った考察を、レジュメにして添付してある。 暇なときにでも目を通してみて欲しい。 結局長くなってスマン。 高嶺清麿 』 一通り読み終わったジンはB5用紙数枚のその資料を、器用に片手で折りたたみ、上着のポケットにねじ込む。 思っていた通り、高嶺清麿はたいした知恵者だった。 この短時間で一定の成果を挙げ、さらなる目標に辿り着くため、辛い決断を自らしてみせた。 決断の可否はともかく、そこまでの行動力、判断力を持った人間は世の中そんなに多くない。 その知恵者が、自分を信頼し、これだけの頼みをしてきているのだ。 これに応えねば、人として嘘だろう。 ジンは両手でハンドルを握りなおすと、今度はしっかりと前を見つめ、口元に不敵な笑みを浮かべて、いつもの調子でこう言った。 「ラッドにガッシュに技術者に……忘れちゃいけない主催者のイス。 盗むモンが多くて大変だけど、幹事が頑張りゃきっとパーティも盛り上がる!! 行く道遠く、険しいが走って魅せます王ドロボウ! HO! HO! HO!」 ◆ 「ってえ~~~~~~ ちくしょう!ジンの奴、本気でひっぱたきやがって!」 光溢れる南向きの病室で、清麿はさっき出て行ったジンに悪態をついていた。 (くそ~確かに『話をあわせろ』とは言ったが、あそこまでやれとは誰も言ってないぞ! あいつ、本当は泥棒じゃなくて俳優なんじゃないのか? ……まあ、オレもついつい乗せられてかなりノっちまったから、人のことは言えんが……) ここまで言えば、もうお分かりだとは思うが、先ほどの病室でのやり取りは清麿とジンによる、完全な猿芝居である。 二人が筆談している間、おそらくは盗聴を行っているであろうロージェノムを誤魔化すために、 違和感のない偽会話を試みようとしたのはいいものの、何故か変な方向に盛り上がって、あんなことになってしまったのだ。 「……ま、おかげで何かスッキリしたし、いいか」 だが、実のところを言えば、先ほど清麿がした発言の全てが虚言繰言かといえば、そうではない。 むしろ、半分は本音がそのまま出ていたと言ってもよいくらいだ。 実際、清麿はこの半日の間に、痛いほど自分の無力を思い知らされた。 荒れ狂う殺し合いの潮流に翻弄され、自分の弱さをはっきりと認識させられた。 その極めつけはかけがえのない友人、パルコ・フォルゴレの死だ。 清麿が何もできず、ただ流れに身を任せている間に、陽気な仲間はあっけなく旅立ってしまった。 足掻いても足掻いても現実は蟻地獄のように清麿を深みへと誘い、その果てに彼の死があった。 放送を聞いた時は本気で絶望し、いっそ全てを放り出そうかという考えにも至りかけた。 しかし、芝居と現実が違ったのは、彼がそこで折れなかった点だ。 確かに、ガッシュがいなければ、高嶺清麿は何ら戦闘力も持たないただの中学生だ。 しかし、ジンも言っていたように清麿にはその類稀なる頭脳がある。 中学生だてらにM.I.Tの論文を読みこなし、数時間で異世界の文法をマスターしてみせる優れた知能が備わっている。 だから、彼はその能力をフルに生かし『高嶺清麿の戦い』を始めることにした。 必要な情報を少ない材料の中から探り出して分析し、脱出への糸口を掴む。 それは、清麿の他にできる者の多くない、まさしく彼のための舞台だった。 (オレはオレのできることをする。 そのためには何だってやってやる! 泥を啜る覚悟も、罵られる覚悟も、人を見捨てる覚悟も、もうできた! これが正しいのかどうか、オレには分からないけど……でも、それが一番多くの人を救える手だと思うから…… だから……見守っていてくれよな……フォルゴレ……) 大きな雲が一つだけ浮かぶ、青い空を見上げて、清麿は亡き友に呼びかける。 その手には、誰かの赤い染みと三対の銀の輪が握られていた。 ――二つの影が、今、走り出す。 【D-7/中央部/大通り/1日目/午後】 【ジン@王ドロボウJING】 [状態]:消防車の運転席、小程度の疲労、全身にダメージ(包帯と湿布で処置)、左足と額を負傷(縫合済) [装備]:夜刀神@王ドロボウJING×2(1個は刃先が少し磨り減っている) [道具]:支給品一式(食料、水半日分消費)、支給品一式 予告状のメモ、鈴木めぐみの消防車の運転マニュアル@サイボーグクロちゃん、清麿メモ [思考] 基本:螺旋王の居場所を消防車に乗って捜索し、バトル・ロワイアル自体を止めさせ、楽しいパーティに差し替える。 1:とりあえず、ラッドと合流するため、消防署に向かう。 2:ラッド、ガッシュ、技術者を探し、清麿の研究に協力する。 3:ヨーコの死を無駄にしないためにも、殺し合いを止める。 ※清麿メモを通じて清麿の考察を知りました。 ※リザのデイパックは廃棄しました。 【D-6/総合病院/1日目/午後】 【高嶺清麿@金色のガッシュベル!!】 [状態]:右耳欠損(ガーゼで処置済)、軽い貧血、小程度の疲労 [装備]:イングラムM10(9mmパラベラム弾22/32) [道具]:支給品一式(水ボトルの1/2消費、おにぎり4つ消費)、殺し合いについての考察をまとめたメモ帳 イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×5、魔鏡の欠片@金色のガッシュベル!! 無限エネルギー装置@サイボーグクロちゃん、清麿の右耳 首輪(エド)、首輪(エリオ)、首輪(アニタ) [思考] 基本方針 螺旋王を打倒して、ゲームから脱出する 1:脱出方法の研究をする(螺旋力、首輪、螺旋王、空間そのものについてなど包括的に) 2:周辺で起こっている殺し合いには、極力、関わらない(有用な情報が得られそうな場合は例外) 3:研究に必要な情報収集。とくに螺旋力について知りたい。 4:螺旋王に挑むための仲間(ガッシュ、フォレゴレ等)を集める。その過程で出る犠牲者は極力減らしたい。 ※清麿の考察について 監視方法について 首輪にGPSと盗聴器を仕込んでいて、参加者同士の戦闘が発生した際に特殊な能力などで戦闘を監視しているのではないかと推測。 螺旋力について 螺旋力の覚醒を、魔物の戦いにおける新たな術の発現と似たものと認識。 魔物の新術が発現することが戦闘中に多いことから、螺旋力の覚醒も戦闘中に起こるのではないかと推測。 一般人、魔物、特殊能力者等関係なしに、殺し合いの参加者全てに螺旋力覚醒の可能性が秘められているのではないかと推測。 上記の考察をメモ帳にまとめてあります。 時系列順で読む Back 例え絶望に打ちのめされても Next Trip of Death 投下順で読む Back 刑事と婦人と不死の少年は三人の奇人を前に沈黙する(後編) Next Deus ex machina 155 THE WAY OF THE ANSWER TAIKER ジン 204 “THE SPIRAL KING”OF PRINCESS NIA=TEPPELIN 155 THE WAY OF THE ANSWER TAIKER 高遠清麿 206 聖なる侵入(前編)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3348.html
※現代にゆっくりがいる設定です ある夏の晴れた休日 両親から譲り受けた家は、立地が田舎な事もあり庭が広く それが故に庭の手入れが中々面倒であった。 特に夏場など2週間も放って置くとプチジャングルの様になってしまう。 あまり見栄えの良いものでは無いので、俺は定期的に手入れをしていた。 今も朝方の涼しい時間帯を狙って庭の草むしりと簡単な剪定と掃き掃除を済ませ 池の鯉に餌を投げ込み、一息入れていたところだ。 「ふ〜・・・後は水を撒いて終了かな」 縁台に座りながら、茶を飲みつつ庭を見渡す 時刻は朝9 00を回り段々と日が照って来る時間帯だ。 (暑くなる前に、さっさと済まそう) そう思って、縁台から腰を上げようとした時、庭先の茂みからゆっくりの一家が飛び出して来た 「ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ。にんげんさんはさっさとでていってね! 「ばかなにんげんは、まりさにいたいめあわされないうちにさっさとでていくんだぜ!」 「「「「さっさとでていってね!!」」」」 成体のまりさとれいむ(両親)と子ゆっくり4匹(まりさ2、れいむ2)の一家で 親はバレーボール、子はソフトボールぐらいの大きさだろうか。 家族揃ってニヘラと笑った口に、突き出した下膨れの顎 そしてお決まりのテンプレのお家宣言をする。 「・・・・・・・クソ饅頭か」 俺の認識の中でゆっくりとは害獣だ。それ以下はあっても、それ以上は無い。 先日も野良仕事をしてる最中に、ゆっくり一家が野菜を狙って畑に入り込んで来たので 生きたまま肥溜めに家族揃って突っ込んでやった。 「くそじじいきこえないの?ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ。さっさときえてね!」 「おかしをもってきたらじじいもとくべつにゆっくりさせてやってもいいんだぜ」 「ゆっくりしないでれいむたちにおかしをもってきってね!」 「くそじじい!!ゆっくりしてないでさっさとでていってね!」 ゆっくり達は、家族揃って、ポヨンポヨン跳ねながらギャースカ喚き出す。 俺はそれを黙殺して当初の予定通り、庭に水を撒くためホースを手に取った。 キュッキュッキュッ・・・ジャバジャバジャバ 蛇口を捻って、ホースの口を潰し放水に勢いを付け庭全体に水を撒く。 「ゆゆゆゆ、きゅうにあめさんがふってきたよ」 「れいむ、このままじゃゆっくりてきないからおうちにはいるんだぜ!!」 みんなゆっくりついてきてね」 「「「「ゆっくりりかいしたよ」」」」 急に水が振ってきた事に驚き、おうち(つまり俺の家)に入ろうと縁台に向かって ポヨンポヨン飛んでくる。・・・・許す訳無いが 「じじい!!さっさとそこをどくんだゆっべべべべっべ!!!!」 先頭を切っていた親まりさの顔面に思いっきり放水をぶつけてやると 水分を吸った地面の上を派手に転がって体中泥まみれになり、帽子も吹っ飛んだ 「ま、まりさ!!だいじょうぶぅぅぅゆぶぶぶぶぶぶっぶ!!!」 続いて親れいむも同じ目にあわせる。泥饅頭2つ目 「おかーさんんんゆぶうぶぶぶう!!」×4 子ゆっくりも同様。合計6個の泥饅頭が出来上がった。 「ばでぃさのぉぉぉばでぃさのおぼううしぃぃ どぼじでごんなにぎだなぐなっぢゃってるのぉぉぉぉ!!」 「おちびちゃんたち、おかーさんがきれいにしてあげるよ!!ぺーろぺーろ!!」 「「「「きたいないよぉぉぉ!!ゆっぐりでぎないぃぃぃ!!」」」」 ドロドロになりながら互いを慰めるゆっくり一家。 しかし、身を寄せ合えば寄せ合うほど泥饅頭の度合いがひどくなる。 俺は気にせず、水撒を完了すると。蛇口を締めホースを片付けた。 ゆっくり達は水に弱いと言うし、ほっとけば勝手に死ぬだろう。 縁台から家に入ろうと庭に背を向ける 「ばかなにんげんはゆっくりしね!!」 右足のふくらはぎにベチョッと泥があたる感触。 振り向くと子れいむが一匹俺の足に体当たりをかましていた。 「れいむをおこらせるとこわいんだからね!れいむたちにあやまってね!」 どうやら、この一匹は水濡れが比較的軽いようだ ぷくーと膨れ上がって威嚇する子れいむ 「れいむがんばって!!くそじじいはさっさとしね」 「さすがまりさのこどもなんだぜ!!ばかなにんげんはさっさとこうさんするんだぜ!!」 「れいむおねーちゃんがんばって!!」 水濡れが酷く動けない家族は応援と罵詈雑言を叫びだす。 調子に乗って二度三度足に体当たりをしてくる子れいむ さすがにちょとイラっときた。 「くそじじい!れいむのこわさがわかったら─ゆぎゅう!?」 俺は左手で子れいむを掴みあげると、右手に再びホースを持ちその先端を 子れいむの右目に強引に突っ込んだ ムニュっとした感触があるだけで簡単に入った。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁっぁ!!!いだいいだいだい!!! やべでぇやべでぇ!!!でいぶのおべべいだぐじないでぇぇぇ!!!」 子れいむは突然の激痛に、左手の中で底部をもぞもぞ動かし 大暴れしてするが人間の握力にかなうはずが無い。 俺はホースを伸ばし、子れいむを家族の前に置いてやる 暴れてホースが右目から外れると困るので底部を少しちぎっておいた 「ゆぎゅぅぅゆぎゅぅぅぅあしざんがいだいよぉぉ!!!いだいよぉぉ!! でいぶのおべべがぁぁぁ!!!なんにもみえないよぉぉぉぉぉ!!! おぎゃぁぁさぁぁぁんんだずげでぇぇぇ!!!」」 「れいむしっかりしてね!!おかーさんがペーろぺーろしてあげるからね!!」 「くそじじい!!れいむにあやまるんだぜ!!さっさとたすけるんだぜ!!」 「ばかなじじいはゆっくりしないでおねーちゃんをさっさとたすけてね!!」 また、ギャースカ騒ぎ始めるが全部無視して 俺はホースの蛇口を一気に全開近くまで開く。 「ゆぶしゅぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!」 子れいむは爆ぜた。 右目に突っ込まれたホースから大量に水を流し込まれると 蛇のように暴れるホースに右へ左へ振り回されながら 水で薄められた体内の餡子を口と左目から噴水のように噴出し 家族に向かって撒き散らした しばらくして蛇口を締めるとホースの先には水分でグズグズになった ゆっくりの皮がへばり付いていた。 子れいむの餡子水を全身に受け、事態が全く理解出来ず呆然とする泥饅頭一家。 数秒後、庭に響くゆっくり達の絶叫 「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!でいぶのおぢびじゃんがぁぁぁぁぁ!!!」 「なんでなんだぜぇぇぇえ!!ゆっくりするんだぜぇぇぇ!!!」 「おねぇぇぢゃっぁぁぁぁあんんん!!」 俺はゆっくりの死体をホースから振り飛ばした上で巻き取り 泥を拭こうと家の中に入っていった。 朝から一仕事した事もあり小腹もすいたので 畑で取れたトウモロコシを1本茹でる。 窓をきっちり閉めてクーラーを効かせた部屋から庭を見ると さっきのゆっくり一家がまだモゾモゾとしていた。 まだ体が乾いてないのだろう、先程からさほど位置が変わっていない 必死にこちらに向かって何か叫んでるようだが 窓はキッチリ閉まってるので何も聞こえない。 「と、そろそろ茹で上がりかな」 トウモロコシをザルに上げる。 今日は特別な予定も無いので早々にこれをツマミに 冷えたビールででも一杯やるとしよう。一汗かいた事だし。 どちらかと言えば、俺はクーラーの効いた部屋で飲むより 縁台に座って夏の空気を感じながら飲むのが好きだ。 しかし、また泥饅頭に足を汚されるような事はシャクなので しばし考える・・・・殺してしまおうか?だがそれはつまらん 閃いた!! 俺は物置に必要な道具を取りに行った。 持ってきたものは炭挟みトング。 部屋の窓を開け放ち、縁台からサンダル履きでゆっくり達に近づく 「ゆゆゆ、くそじじい!!さっさとれいむたちをたすけてね!!」 「さっさとまりさたちにおかしか、おやさいをもってくるんだぜ!! まりさはもうすぐうごけるんだぜ!!そしたらじじいなんていちころだぜ!!」 「「「ゆっくりしないでさっさとおかしをもってきてね!!」」」」 動けない体のクセに相変わらず喧しい。 何故、死に掛けてるのにここまで傲慢になれるのか理解に苦しむ。 理解する気も無いが。 ゆっくり達は先程被った泥水が皮膚を溶かし、 土や小枝等を巻き込んで乾き始めていた為、非常に汚い。 団子を地面に落としてしまった時のようになり始めている。 正直今すぐ潰したい。 俺はぐっと堪えて、トングで子ゆっくりの一匹(子まりさ)を掴むと 庭にある池の方に近づいた。 「ゆっ!!なにやってるだんぜ!!まりさのこどもをはなすんだぜ!!」 「おちびちゃんだいじょうぶ!?ゆっくりできないよ!!」 「ゆ〜おそらをとんでるみたいだよ〜」 何事かと叫ぶ両親と、態度一変して能天気に喜ぶ子まりさ 庭の池はそこそこ大きく、水中には中型の鯉が泳いでいた また、中央部には小さな島があり亀が日向ぼっこをしている。 島へは俺の腕+トングの長さでギリギリ届く距離だ 「亀よ。ちょっとすまんな」 トングの端で亀をボチョンと池に落とし そのまま掴んでいた子まりさを島に乗せる。 残った子ゆっくり2匹を同様に島に乗せる 「ゆ〜おそらを(ry」×2 島は子ゆっくりが3匹も乗るとさすがに狭くギュウギュウ詰めだった 「れいむがゆっくりできないよ、まりさゆっくりしないでむこうへいってね」 「ゆ、まりさもゆっくりできないんだぜ。れいむがむこうへいくんだぜ」 「ふたりともやめるんだぜ。これじゃゆっくりできないんだぜ」 早速姉妹同士で揉め事が始まる。予想通りだ 今度は俺から宣言してやる。 「今からそこがお前らのゆっくりぷれいすだ土饅頭」 「ゆ、ここじゃゆっくりできないんだぜ!!」 「ばかなじじいは、さっさとれいむたちをたすけてね!!」 「ゆっくりしないでさっさとたすけるんだぜ!」 「知らん」 さも、救助を当然のように口にする子ゆっくり達を無視し 俺は踵を返すと残った親ゆっくり2匹に近づき言ってやる。 「子供達今に殺し合いを始めるぞ止めなくていいのか?」 「ゆ?なにいってるの?ばかなの?しぬの? れいむのかわいいこどもたちがそんなことするわけないでしょ」 「まったくなんだぜ。むのうなじじいにはつきあいきれないんだぜ!!」 2匹でゲラゲラゲラと笑い始める 「ま、俺はどうでも良いんだけどね」 本当にこいつらは、頭しかない分口が良く動く。 トーキックでも口内目がけてぶち込んでやろうかと思ったが サンダル履きでやると汚れそうだからやめた。 一方島の子供たちは予想通り徐々に険悪になり始めた 「れいむ!ゆっくりできないっていってるんだぜ!みずのなかへいくんだぜ!」 「ばかなのまりさ!!おちたられいむがゆっくりできなくなるでしょ!」 「ふたりともうるさいんだぜ!!まりさがゆっくりできないんだぜ!! おかーさん!!ゆっくりしていないでまりさたちをさっさとたすけてね!!」 「「なにいっでるのおぢびぢゃん!!??」 さすがに異常事態と判断した両親は 半乾きの泥饅頭ボディでズリズリと池の淵に移動し始めた。 後は縁台でビールを飲みながら観察するとしよう。 トウモロコシ片手にビールで酒盛りを始めた。 (さて、どうなるかな?) 両親は池の淵から島で居場所確保で争う子ゆっくり達に必死に叫ぶ 「おちびちゃんけんかはやめてね!!ゆっくりできなくなるよ!!!」 「まりさ!!おぼうしをおふねにしてこっちにもどってくるんだぜ!!」 「ゆっくりりかいしたんだぜ!!」 餡子脳にしては中々の提案だ 子まりさの一匹が早速自分の帽子を水に浮かべると、それに飛び乗り 池に浮いていた小枝をオール代わりに漕ぎ出す 「ゆっくりそっちにいくんだぜ!!」 「さすがまりさのこどもだぜ!!がんばるんだぜ!!」 が、忘れてはいけない。この池には鯉が居るのだ。 水中から見た鯉の目には饅頭皮の帽子が投げ込まれた餌に見え先端に噛り付いた。 「ゆ?なにかへんだよ?」 帽子に乗って数秒もしないで子まりさは異変を感じた 「ゆぅぅぅ!!!どぼじでみずさんがはいっでぎでるんだぜぇぇ!!!! までぃさのおぼうしさんがんばっでねぇぇ!!」 「「ゆあああぁぁぁまりさぁぁぁぁ!!??」」 泣いて喚いても、鯉が噛り付いた穴からの浸水は収まらない 帽子は既に沈み、上に乗っていた子まりさもすぐに沈没直前になった 「ゆ!!まりさ!!いまたすけるよ!!」 ここで島の子れいむが機転を利かせ 身を乗り出して沈みかけてる子まりさの髪の毛に噛み付いた 「ゆっひゅり ひっひゃるよ!!(ゆっくりひっぱるよ!!)」 「ゆぅぅっぅ!!れいむゆっくりしないでまりさをたすけるんだぜ!! ゆっくりさっさとひっぱりあげるんだぜ!!」 「おちびちゃん!!まりさをすぐにひっぱってあげてね!!」 「れいむがんばるんだぜ!!」 岸の親の方も気が気で無い状況で子供達を見守る。 子れいむは必死に子まりさを島に引き上げようとするが いかんせん子供の為、落ちないように支える事はできても 引っ張りあげる力が足りない。 「ゆーしょ!!ゆーっしょ!!」 掛け声は勇ましいが、一向に子まりさは引き上げられない そうこうしている内に、水面に浸っている子まりさの底部に鯉達が噛み付き始めた ゆっくりは饅頭だし普段貰ってる餌より美味しく感じたのだろうか 池の鯉の殆どがピラニアのように子まりさの底部にかじりつく。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!ばでぃさのあしが!!ばでぃさのあしさんがたべられてるんだぜ!! でいぶのばがぁぁ!!!ゆっくりしないでさっさとひぎあげでるんだぜぇぇ!!!」 「どひょじでびょんなごどいうのぉぉぉ!!!」 子れいむは必死にやってるにも関わらず罵声を浴びせられて泣きながら叫んだ。 と、ここで岸の両親から傍観していたもう一匹の子まりさに声がかかる 「まりさもゆっくりしていないでれいむをてつだってね!! まりさがゆっくりできなくっちゃうよ!!」 「まりさ!!れいむにきょーりょくしておねーちゃんをたすけるんだぜ!!」 至極まっとうな意見だ。子ゆっくりでも2匹力を合わせれば引き上げる事も可能だろう。 が、もう一匹の子まりさは言い放った 「れいむをてつだうなんてごめんなんだぜ!! まりさがむーしゃむーしゃされてるあいだに、おぼうしにのってきしにもどるんだぜ!!」 「「「なにいっでるのぉぉぉぉ!!!????」」」 あろう事か、もう一匹の子まりさは姉妹を囮にして自分だけ岸に戻る腹づもりだ さすがゲスまりさ。子供でも発想がゲスだ。 言うが早いか、子まりさは自分の帽子を水に浮かべると颯爽と乗り込み 手近に浮いていた小枝をオールに全速力で漕ぎ出した。 「ゆっへっへっへ、まりさだけはたすかるんだぜ!!」 「まりさなにやっでるのぉぉぉ!!れいむをてづだっであげでねぇぇ!!!」 「ざっざどじまにもどっででいぶをだずげるんだぜぇぇ!!」 両親は我が子に対して岸から怒声をあげる。 そうこうしている間に、子まりさは両親達が待つ池の淵にたどり着き大急ぎで上陸した。 「ゆふ〜、おねーちゃんまりさがおとりになってくれたおかげでたすかったんだぜ」 ゲスな台詞をはきつつ島を眺めていると、後ろから大きな2つの影が近づく 「かぞくをみすてるようなまりさは、れいむのこどもじゃないよ!!ゆっくりしね!!」 「げすはゆっくりしぬんだぜ!!」 ッドン! ほっとしている子まりさに両親が後ろから体当たりをかました 「ゆっ!?」 ゴロゴロ・・・ボチャン 「ゆぅぶゆぶぶびゅぶぶ!!なんでなんだぜゆぶ おぎゃぁぁーさん!!ばでぃさはゆっぐり・・ふゅぶぶぶぶぶ」 本気で『信じられない』と言う顔つきで溺れる子まりさ。対照的に岸から冷たく見つめる両親 背後には新たな餌と認識した鯉達が近寄る 「!!ゆぅぅぅやべるぶぶんだべべべ、ばでぃざざばえざじゃなびびびびいびびび」 子まりさは驚愕の表情のまま池に沈み鯉の餌になって死んだ。 一方、島の子れいむは依然として子まりさを支えていた 「ゆーしょ!!ゆーっしょ!! 「・・・・・・・・」 今だ必死になっている子れいむは、子まりさの変化に気づいてない 「ゆ、きゅうにかるくなったよ!!これならひっぱれるよ!!」 軽くなった理由が分かる訳も無く一本釣りのように引き上げる ベション!! 島の上に子まりさを引き上げ声をかける 「まりさ!!だいじょうぶ!!ゆっくり、ゆっくりして───ゆっゆっゆぎゃぁぁぁぁ!!??」 すぐに絶叫に変わった 引き上げられた子まりさは、目はあらぬ方向を向いており口は上あごしか残っていなかった 水面下に沈んでいた底部が完全に食い尽くされ、そこから流れ出した餡子も全て鯉の餌となり既に死んでいた。 「ばでぃさぁぁぁ!!!!でいぶのこどもがぁぁぁ!!」 「ばでぃさがゆっぐりできなくなったんだぜぇぇ!!!!」 岸の両親も絶叫を上げる 残った家族は島と岸で「ゆ〜んゆ〜ん」と泣き続けた。 一部始終を見ていた俺は、率直な感想を呟く 「・・・こんなオチか。予想通りで面白とも何とも無いな。 しかし、一つだけ得るものがあったな」 トウモロコシを食べ終えると、縁台からサンダル履いて池に近づく。 「おい、土饅頭」 「ゆ!!くそじじいい!!れいむをこっちに−「お前ら鯉の餌な」」 親まりさの言葉を遮り、蹴っ飛ばして池に落とした。 すぐに池の鯉達が寄ってきた。ゆっくりを完全に餌だと認識したらしい。 「ゆぶぶぶぶゆべべびゅぶぶ!!」 「まりさぁぁぁ!!おぼうしをふねしにて!!!」 「おきゃーさぁぁんん!!おさかなさんがきてるよぉぉぉぉ!!」 溺れる親まりさ、絶叫する親子れいむ。 帽子を船にと言っているが、水中でそんな器用な事ができるゆっくりなどいない。 「ゆぶぶぶやべるんだぜ!!ばでぃざのからだぉだべないでぇっぇぇぇ!!」 鯉達は容赦なく親まりさの体を啄ばみはじめる。 「にんげんさん!!ばでぃさをたずげでぐだざい!!なんでもじまずから!! ばでぃさをだずけでぐださいぃぃぃぃ!!」 親れいむがもはやプライドもへったくれも無く 泥だらけの顔を、砂糖水の涙と涎でベチャベチャにしながら俺に懇願してきた。 汚い。本当に汚い顔だ。 「断る。そしてお前も落ちろ」 ッボン。バシャン!! 「ゆびゅぶぶびゅゆぶゆびゅ!!!」 「おぎゃぁぁぁぁさささぁぁぁんん!!! おざがなざん!!やべでね!!でいぶのおぎゃーさんをだべるのゆっぐりやべでね!!」 この時点で、親まりさの方は完全に沈み、ものすごい勢いで鯉に食われていた。 新たな落ちてきた親れいむも追加の餌と認識し、鯉達は狙いを変えてかじりつく。 「ゆびゅびゅびゅううううやべでね、おざぁがなざんでいぶをだべるのをやべでねぇぇ!!!」 「れいむおぎゃぁぁぁぁさぁぁぁぁんんん!!!」 涙をボロボロ流して絶叫する子れいむの目の前で 両親は生きながらにして鯉の餌となり死んでいた。 「ゆひゅぅゆひゅゆゆっくりゆっくりゆっくぅぅぅりぃぃぃぃ〜〜〜〜♪」 全てを見ていた子れいむは凄惨な見世物に精神を崩壊させたらしく ヘラヘラ笑いながら涎を垂らして島の真ん中で歌い始めた。 「おねぇぇちゃぁぁんんまりさぁあぁぁ れいむとずぅぅぅうっとゆっぐりしましょぉぉぉぉ♪」 先程、自ら島に引っ張りあげた子まりさの死体に 身を寄せ付けるが、死体となった子まりさは水分を多く吸っていたので 子れいむが体をこする度にグズグズと崩れて行き 最終的にぺしゃんこになってしまった。 「あるぇぇえ?まりさおねーちゃぁぁんがいなくなっちゃたよぉぉぉ〜???? ゆっくりしてないおねえちゃんなんてれいむほしくないよぉぉぉお〜♪」 怒ってるのか、笑ってるのか分からない表情 心配してるのか、不満があるのか分からない言葉で 子れいむは、子まりさの死体の上でビョンビョン跳ね続けた。 「・・・フィナーレは中々意外性があってよかったな。 後、今後鯉の餌はゆっくりにしよう。餌代がかからなくて済む」 時間は午前10 30時過ぎ 1時間以上ゆっくりに付き合った事になるが、いい暇つぶしになった。 子れいむはこの調子ならばいずれ勝手に池に落ちて自滅するだろう。 「・・・街に出て買出しでもしてくるか」 ニヘラニヘラ笑いながら、意味不明の歌を歌い続ける子れいむを一瞥して 俺は家の中に戻っていった。 ────同日 17 00 俺が街から汗だくになって帰宅した際に、ふと朝の子れいむの事を思い出し庭の池を確認する 池の島には、カピカピに乾いた泥の塊のようなものがあった が、近づいてよく見るとそれは乾燥饅頭になった子れいむだった。 「今日は暑かったしな・・・」 泥まみれの体だったのでヒビの入った肌は土色 眼球は無く黒い眼窩が2つ。最後まで叫んでいたのか口は開いたまま乾燥していた。 てっきり落ちたと思っていたので正直意外だった。 乾燥れいむを眺めていると、島にノッタノッタと亀が這い上がってきた。 亀は、日当たりの良い場所に陣取っている子れいむ(の死体)を どかそうと身を寄せ付ける コロンコロン・・・・ボチャン 乾いて軽くなったのかあっさり島から転げ落ちた そして始まる鯉達による餌の奪い合い。 亀は気持ちよさそうに日光浴を楽しんでいた。 ──────あとがき───── いつも皆様の作品を読ませていただき、「自分も」と思い書いた初SSです。 頭で考えていても文章にするというのは大変だって事が本当に良く分かりました・・ ゆっくりを夏の強烈な日差しの下に一日固定したらどうなるかな? と考えたのが発端のはずだったんですが、何故かこんな文章に・・・ 作:六人
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/239.html
「ううん、涼しくて気持ちのいい夜だね」 冬木市の市街地、高層ビル群の一角、その屋上にて1つの影があった。 木訥な、悪し様に言えば特徴のない学生だった。 強いて特徴を言うならば、横に長く切れた細目と首からかけたマフラーくらいだろうか。 開いているのかどうかも怪しい眼は、夜の街並みを見下ろしながら、薄笑いを浮かべている。 「お前も予選を突破した魔術師か」 静かな夜に靴底とアスファルトが皹を入れる。 屋上へ通じる唯一の通路から、別の少年が光と共に現れる。 制服が同じ、ということはお互い同じ学校の生徒なのか。だが、その瞳は少年と異なり、強い意志に燃えている。 「……なんのことです?」 「とぼけるな。ここにいるということは、お前はもう記憶を取り戻したんだろう。 なら、やることは一つだ。サーヴァントを出せ。さもなくば……」 一方的に喋りながら、回路を戦闘用に切り替える少年に、彼は手を振って静止を求める。 「ちょ、ちょっと待ってください。記憶を取り戻したってなんのことですか? 僕は何も忘れていない。それにサーヴァントって何の話です? 僕はそんなもの見たことも……」 「セイバー、やれ」 少年が言の葉を放つが先か否や、月光に煌めいた一閃と共に、彼の首が夜に飛んだ。 その切っ先の終点には、実体化した少年のサーヴァント……セイバーの剣があった。 「よろしかったのですか? 見る限り、本当にマスターではなかったようですが」 剣を納めたセイバーが主を問う。しかし、そこには詰問するような調子はない。 「ああ。だが、疑わしい者を残す理由もない……軽蔑するかい、セイバー」 「いいえ。貴方がどれほどに聖杯を望んでいるかを私は知っている。 そして、私もまた聖杯を望む者。ならば私は貴方の剣となりましょう」 セイバーの応えに、少年はそっぽを向けた。僅かな感情の緩みを見られたくなかったからだ。 セイバーの問いはもっともだった。確かにその体からはマスターの証である令呪の気配がない。 それが事実だとすれば、彼はたまたま基本ルーチンから離れたNPCなのか。 ならば、これは少年の勘違いだ。剣を納めるべきは自分だし、もし自分の感情だけに従えるならそうしていた。 だが、今の少年は背中に大きなものを背負って、この方舟に来ている。 その勝利のためならば、あらゆる不安要素は排除しなければならなかった。 全ては、救済のために。猫の額程度もない小さな世界を守りたいため。 (それに……あのNPCの目……あれは、まるで……人を蟻か何かとしか思っていないような……) 「ひどいなあ、待ッてクれっていったじゃナい可」 その声に、少年達は振り向いた。月光の降り注ぐビルの屋上に、首のない肉体が立ち尽くしている。 「何で、死んでない」 「? そりゃそうだろう。NPCに厳密な死なんてないよ。 中核データが破損でもしないかぎり、ねえ」 「NPCの肉体データに、寄生していたというのかッ!」 「ウン、そりゃそうだ。せっかくこの年になって学生をやれるんだから、ちゃんとそれっぽい身体でやりたいダロ?」 手を大仰に広げた屍は、口ほどに物を言った。その意味に、少年は信じられないと首を振る。 こいつはつまり、突破できる予選を、ただの学園生活をギリギリまで楽しんでいたのだ。 「ダカラ、待ってくれっていったじゃないカ。今、本当の身体にするカラネ」 そう言って首のない彼の指が小気味よい音を鳴らす。 その瞬間、少年の踏みしめていた足場が崩れた。コンクリートであったはずの床は、 難読な文字をびっしりと書かれた呪符と散らばり、拡がっていく。 「ビルを1階分丸ごと偽装していたってのかッ!?」 「マスター、あれをッ!」 驚愕に震える少年に、セイバーが指を示す。偽装を解かれたビル、その本当の屋上の中心に、首のないもう一つの身体があった。 でっぷりと膨らみ、しかしみずみずしい筋肉に包まれた偉容だった。 「カ……ッ!」 首のない学生の胸が大きく膨らんでいく。胸骨肋骨、肺をぶち破って出てきたのは。 「ッカカカカカカカカッ!!!!!!!」 その真の身体に納められるべき、本当の首だった。 「私は今、卒業したネ!(しみったれた学園生活用ボディから) 社会派幽凄道士・馬吐呑(マー・トンツー)と呼んでもらっても構わないヨ!」 鉄の魔神めいて首と肉体が合身し、ただの肉の置物だったその身体に神経が通る。 しばしアドミナブルを隆起させて元の肉体を堪能していたが、それを見ていた少年はただ唖然とするほかなかった。 「……さて、お待たせして申し訳なイ。それじゃあ、相手してやるかネ、セイバー君ッ!!」 「な!?」 義体から戻したマフラーが馬の身体に巻き付きトレンチコートを形成する。 それが如何な魔術によるものか、少年には考えることができなかった。 マスターであるはずの男が、セイバーに突撃したのだ。 「ふふぅ、うふふふふふふううう」 「こ、こいつ! 骨に神秘を刻んでいるのかッ!!」 掌打、蹴撃、なぜか自在に動き襲いかかるマフラー。あらゆる変則的な攻撃にセイバーは防戦一方に追い立てられる。 通常、このようなことはあり得ない。 セイバーとてムーンセルに記録されるほどの猛者ではあるが、 この男の用いるのは中国拳法……功夫と呼ばれる物。西洋の技と東洋の技の噛み合わなさが、セイバーの攻めに転じられない理由だ。 だが、それだけではセイバーの剣を、神秘に守られた兵装をただの拳が防ぎ、打ち合うことができるはずがないのだ。 肉体そのものが、神秘の片鱗を宿していない限りは。 「それでも、サーヴァントとは言え英霊と渡り合うなんて……! 真逆、お前、死徒かッ!? そんな奴がなんでこの聖杯戦争にッ!?」 「西洋の保菌者みたいに言われるのは心外だな。 いやなに、ちょっと「向こう側」永い旅をしていたんだが、そこで物珍しい木を見つけテネ。 植林事業に手を出そうかと思った矢先にここに呼ばれたんだヨ」 セイバーと撃ち合いを繰り返しながら、馬はしみじみと思い返すように昔を思い返した。 逆さまに上っていく滝、フラタクル構造をした虹、鳥のような魚。 ちょっとしたアトラクションめいた世界を満喫していたのだが、そこで方舟の元となった木を見つけたのだった。 いや参った参った、と可々と笑う馬に少年は頬に冷や汗を垂らした。 馬鹿馬鹿しく笑ってはいるが、相手は紛れもなく死を纏った人外……死徒だ。 音に聞こえる二十七祖ほど、とまでは思わないが、マスターとしては破格すぎる。 なるほど、セイバーと打ち合えるのも無理はない。だが。 (感謝します。マスター、もう少しで、読み切れる!!) 少年の心憎いサポートに、セイバーは内心で感謝した。 そう、僅かにであるが、セイバー防戦一方から攻勢へと転じつつあったのだ。 如何に相手が死徒であり、相性の悪い東洋圏の技法を用いていたとしても、それでもセイバーは英霊だ。 どうやら長旅で相手の自慢の肉体は何割か消耗しているらしく、 初見の不利は、この撃ち合いで相手を見切ることでなくなりつつある。 あと1分もしない内に、天秤は、勝利はこちらに転がる。 ((この戦い―――我(僕)等の勝利だ!!) 「――――とか、そういうことを考えるあたりカネ」 酷薄な、嘲るような笑みを馬は浮かべた。 人間を超越した化外の瞳を隠すサングラスに写った像をセイバーは見入る。 セイバーの勝利を確信した少年の背中にはそれまで影もなかった男が一人立っていた。 「マス」 「や、本当に知らんかったんだヨ。一度も見たこともなかったしね。 ま、ずーっとワタシを見張っていたことはわかっていたけどネ」 「あ、あぁ……」 セイバーが振り向いて、馬が嘲ったその向こうに、鮮血が跳ねた。 少年の背中から胸に貫いた赤い刃が、華のように咲き誇る。 「タアアアアアアアアア!!!!!!!!!」 鬼神の如き速さで、セイバーは一太刀を繰り出すが、黒衣の男…… アサシンは素早く――もうこれには興味がない、というように――剣を少年から引き抜き、血溜まる海に少年を沈めながら飛び退いた。 マスターが窮地に陥っても助け船を出すこともなく、マスター暗殺の瞬間をねらっていたのだ。 「貴様ああああああ!!!!」 「ご満足いただけましたか、媛。それは重畳にございます」 吠えるセイバーの声など木の葉の落ちる音程度も感じない様子で、アサシンは虚空に向けて何かを呟く。 延びた黒髪の間から見える赤い瞳は淀んで血のように昏い。 セイバーはマスターを抱き抱えて呻いた。臓腑を吐き出さんばかりに後悔した。 なぜ気づかなかった。死徒の存在に目を奪われ、マスターを追いつめた程度で油断してしまっていた。 これは聖杯戦争だ。サーヴァントこそを何より警戒しなければならなかったのに。 「セ……セぃ、ァ……」 「ま、マスター! まだ意識がッ!!」 その後悔に神が気まぐれの善意を差し向けたか、少年は血を泡と吐きながら呻いた。 揺さぶろうとするサーヴァントの手を払い、そのまま右手を月に掲げる。 「さ、三度、重ェて、令呪に願…………」 「! 了解した、マスター。如何な命令とて、この剣にて叶えて見せよう!」 鬼気迫るマスターの表情に、セイバーは自分の愚かさを改めて呪った。 今すべきは自身を責めることでも、マスターを案じることでもない。この死地をなんとか突破することだ。 三度の令呪を切れば、どうなってしまうかはわからない。 だが、出し惜しみできる状況ではない。ならば、ここに乾坤一擲を賭す。 アサシンも死徒も、最低限の構えだけで積極的にこちらに向かってくる気配はない。 令呪三枚掛けのセイバー相手に太刀打ちは不可能と理解しているのだろう。 今は見逃してやる。だが、次こそはしない過ちはしないと誓い、剣をーーー 「あのアサシンの剣を奪え……! なんとしてもだ……ッ!!!」 意味が、わからなかった。あのアサシンの――今はもう背中に仕舞ってある――剣を奪うことに何の意味があるのか。 分からなさすぎて、セイバーはもう一度マスターの方を向いた。 血の抜けた青ざめた顔で、少年は目だけは爛々とさせている。 そこでセイバーは気づいた。気づいてしまった。マスターが、少年が見ていたのは自分ではない。 聖杯に注ぐべき願いでもない。帰りを待つ人達でもない。 もう、自分の心臓を貫いた、あの紅い刃しか見えていないのだ。 「う、うあああああああああ!!!!!!!!」 セイバーは慟哭と共に剣を振りかざした。 そこからのことは語るまでもない。 対魔力で令呪にあらがっても、令呪のまま逃げに徹するアサシンを追おうとも、 もはや彼らの聖杯戦争に先などないのだから。 「いや、手並みは拝見させてもらったヨ。アサシン」 霧散した魔力に手をかざしながら、馬呑吐は満足げな表情を浮かべた。 それは相手を倒したからというより、久しぶりに運動をしたら気持ちがよかったというたぐいの物だった。 「それで? ずーっとワタシを見張っていたのだろウ? 見ての通り、長旅で自慢のボディもクタクタネ。 フルチューンならともかく、撃ち合いにしても道術にしても、英霊相手ではちと分が悪い。 ここは共に戦っていくのが良いと思うが――どうかネ?」 「……私は、特に聖杯に捧ぐような大望などありませぬ。 マスターが望まれるのであれば、英雄相手にどれほど通じるかわかりませぬが、尽力させていただきましょう」 片方の拳をもう一方の掌で包み、礼を取りながらアサシンは謙虚に応じる。 自己をおくびにも出さないその様は、生粋の職業暗殺者に見えた。だが。 「ふぅむ。それはその背中に差した媛君の意向カネ?」 「――」 りん、と鈴が鳴る。その音が鳴り終わるより速く、アサシンの持つ紅の刃が馬の喉元に寄せられる。 (婁よ、こやつ――) 「ええ、聞こえておりますよ、媛君。なるほど、げに恐ろしき魅了の魔力。 これでは有象無象の者共はひとたまりもありますまい。私にその美貌効かぬとその美声聞こえしは、 どうやらマスターとてつながった経絡によるものかト。 間男が入ったようで恐縮ではありますが、野暮は致しませぬ故、どうか容赦願いたい」 (……ふん、妾を納めよ、婁。こいつも上物であるが、これは後回しじゃ。今は数が欲しい) 「……はッ」 嘘くさいほど慇懃な礼を取る馬に、媛……アサシンの宝具はアサシンに命じると、嘘のように殺気を納め、剣を戻した。 そう、このアサシンの主人はマスターなどではなく、この媛君。 一目その刃を見れば誰もが媛を求め殺し合う妖刀である。 故に、その願いもまた聖杯ではなく、媛ただそれのみ。媛の求める供物を献上するだけだ。 「ま、いいんじゃないかネ。願いはないと思っていたんだがこれも一期一会、 そろそろ住み慣れた惑星(ふるさと)の地を踏むのも一興。 ついでに麻倉屋サンに聖杯を持って行けば、いい商談もできそうだしネ」 アサシンの剣呑な意志を、人間にはよくあることとばかりに捨て置き、 馬はピクニックに行く前日のように夜空を見上げた。 いや、実際彼にとってはそうなのだ。どのような場所であろうとも、旅の途中。ただ己の我を貫くのみ。 「おい、凄い音がしたけど、何かあった――」 あまりの状況に特別ルーチンでやってきた警官NPCを、無言でアサシンが手刀で貫く。 くず折れた警官は、たちまちのうちに黄泉より還り立ち上がる。 死体が呻くより先に、馬が呪符を額に張り付けると、NPCはたちまち両腕を正面に直角につきたて、ぴょんぴょんと跳び始めた。 「ま、最初はゆっくりやろうじゃないカ。聖杯は逃げない。人生は永い。 愉しまなければ損ネ。か、カカカカ、カカカカカ――――――!!!」 NPCをキョンシーに変えながら、死人使い達は進む。 いつも通りに、何も変わらず。 結果的にこの世を、地獄にしながら。 【クラス】アサシン 【真名】婁震戒(ロー・チェンシー)@レッドドラゴン 【パラメーター】筋力D 耐久E- 敏捷B+ 魔力D 幸運C+ 宝具C 【属性】中立・悪 【クラススキル】 『気配遮断:A-』 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 『黄爛武術(剣術):B(A)』 東の旭日、黄爛国に伝わる武術を扱うスキル。実質的にスキル:中国拳法と同等。 ただし、アサシンは剣技を得手としているため、剣装備時にはB→Aとなる。 『単独行動:B』 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日は現界可能。 独立調査隊から何度も抜け出して暴れまわった逸話から。 『芸術審美:D+』 芸術作品、美術品への執着心。 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、ごく低い確率で真名を看破することができる。 特に刀剣関係に由来を持つ英霊であれば、確率が上昇する。 『軽身功:C+』 内力を操作することで、己の身を軽くし悪路を容易く突破する能力。 C+ならば準備さえすれば断崖絶壁すらも踏破可能。 【宝具】 『妖剣・七殺天凌(チーシャーティェンリー)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉 1人 アサシンが片時も離さず持つ『愛』刀。その剣に宿る意志は妖艶にして酷薄な媛君。 魅了の魔力を持っており、その刀身の輝きを目にし、囚われた者はこの妖剣を欲しがる衝動の奴隷となる。 命を食らう性質をもち、相手の防御力を無視して生命力へ直接ダメージを与えられる。 そして、その刀に殺された者の生命・魔力は余すことなく媛への供物と食い尽くされる。 『天凌府君、其我也(わくわくてんりょうランド)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大補足:1~50人 一度死し、復活したアサシンが手に入れた呪い。その手で殺した者を強制的に還り人……歩く屍へと変える。 そして、アサシンに直接殺されて蘇った屍に殺された者もまた蘇り、アサシンの支配下に置かれる。 ただし、蘇った者には狂化・Bが付与されるため精密な運用は不可能。 また、七殺天凌で殺したものも屍とすることはできない。(命を吸い尽くしてしまうため) アサシンは創り上げた屍の群れを国家『天凌』と定め、自らを『天凌府君』と名乗った。 『無二打(にのうちいらず)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 アサシンの奥の手。武技の極意。 攻撃ダメージ発生時に、自身の生命力の一部を上乗せすることで追加ダメージを与える。 追加する量はアサシンの任意で決定。また、媛の合意さえあれば七殺天凌が喰らった生命力をこの宝具に乗せることができる。 【weapon】 機械左腕(サイボーグアーム・レフト) 当時の最高技術を持って創られた義手。アンカーリールが内蔵されている。 仮面 舞踏会用のただの仮面。死者の王・天凌府君としてふるまうときに装着する。 【人物背景】 世界を二分する大国、黄爛の宗教組織・八爪会に所属する武装僧侶(暗殺者)。 他者評価は「殺せるか否か」だけで、媛に吸わせる血としか見ていない。 視野の隅を「凝視」する特技を持ち、暗殺対象の必死の瞬間を狙い続けている。 一応国家の暗殺組織に所属するが、傅くのは媛だけであり、他人に従う気は皆無。 物語本編では媛の供物にするためだけに仲間を裏切りってもう一つの大国・ドナティアの要人を殺害し世界を緊張に叩き込んだ。 その結果、彼は一度死ぬが、世界の特殊なシステムにより還り人(平たく言うとゾンビ)になり復活。 舞台であるニル・カムイすべてを媛に捧ぐべく、死者の群れ『天凌』を率いてニル・カムイを地獄に叩き込んだ。 しかしその内心は媛への愛だけであり、媛に見捨てられることを何よりも恐れている。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯戦争はどうでもいいので媛を愛する。愛する人が命を欲しがっているので当然捧げる。 【基本戦術、方針、運用法】 隠密行動からの暗殺一択。正面きっての戦闘では勝ち目はほとんどないため、如何に奇襲に持ち込むかが要になる。 NPC狩りで増やした天凌国民をスナック感覚で送り込んで、その混乱に乗ずるのも有効だろう。 【マスター】馬呑吐(マー・トンツー)@宵闇眩燈草紙 【参加方法】「向こう側」でぶらり旅をしていた際にゴフェルの木片を手に入れた。 【マスターとしての願い】情欲のままに旅の続きを。 これが終わったら聖杯を土産に「こちら側」に戻るのもいいかもしれないネ。 【weapon】 『強化調整肉体』 ヒヒイロカネ製骨格フレームに生きたまま腑分けした少年少女の筋をあしらったお手製のボディ。 ただし、向こう側での冒険で疲弊しており、完全なスペックは発揮できない。 『マフラー』 意のままに動いてあちらこちらを切り刻む。しかもドリルにもなる。 『呪符』 道術や身代わりに使う大量の符。どこに仕込んでいたか聞くのは野暮。 【能力・技能】 『真・幽棲道士』 死んで私に抗えるものはいないと豪語するほどの、僵尸(キョンシー)を操る死人使い。 吸精鬼であり長い時間を生きているため、符術・道術・功夫を高水準で修めており、 死体の数さえあればそれらを束ねて巨大傀儡にしたり、マフラーを武器にして戦うこともできる。 技術者としてのスキルも持ち合わせており、死体を改造して強化キョンシーを作成することもできる。 死人使いの特性上、相剋の関係から木気(雷)との相性が悪いが、肉体的基礎スペックを底上げすることで対処した。 もちろん銀やニンニクなど吸血鬼的弱点があるが、大体は克服しており「健康のために日光浴をする」レベル。 【人物背景】 大陸マフィアの用心棒。トレンチコートに帽子にグラサン付けたクラシックマフィア然としたデブ。 その傍ら、五行器という永久機関の完成を目論んでいた。 が、その過程で首から下を完全消滅させてしまい、もののついでとより強化された肉体製作のために アメリカ大陸の街一つを『向こう側』へ消滅させた。しかしその最後に自分も『向こう側』へ 吸い寄せられてしまい、抗おうかと思ったが、それもOKかと穴の向こうへ消えていった。 口調は余裕のある時は胡散臭い中国語(~アルネ)だが、マジギレしたりすると標準語になる。 長く生きたため本来なら仙人へ至れるが、「情動を捨てて何が生か!」と俗世を満喫している。 【方針】 本人は巻き込まれただけなので普段通り物見遊山。 普段通りなのでアサシンの求愛活動ついでにさくっと殺してキョンシー作ったりする。 倒すことはできないまでも初見ならば真向からでもサーヴァントと打ち合えるので、 自身(とキョンシー軍団)が囮となってサーヴァントをひきつけ、その隙にアサシンで必殺するのが有効。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/773.html
※現代にゆっくりがいる設定です ある夏の晴れた休日 両親から譲り受けた家は、立地が田舎な事もあり庭が広く それが故に庭の手入れが中々面倒であった。 特に夏場など2週間も放って置くとプチジャングルの様になってしまう。 あまり見栄えの良いものでは無いので、俺は定期的に手入れをしていた。 今も朝方の涼しい時間帯を狙って庭の草むしりと簡単な剪定と掃き掃除を済ませ 池の鯉に餌を投げ込み、一息入れていたところだ。 「ふ〜・・・後は水を撒いて終了かな」 縁台に座りながら、茶を飲みつつ庭を見渡す 時刻は朝9 00を回り段々と日が照って来る時間帯だ。 (暑くなる前に、さっさと済まそう) そう思って、縁台から腰を上げようとした時、庭先の茂みからゆっくりの一家が飛び出して来た 「ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ。にんげんさんはさっさとでていってね! 「ばかなにんげんは、まりさにいたいめあわされないうちにさっさとでていくんだぜ!」 「「「「さっさとでていってね!!」」」」 成体のまりさとれいむ(両親)と子ゆっくり4匹(まりさ2、れいむ2)の一家で 親はバレーボール、子はソフトボールぐらいの大きさだろうか。 家族揃ってニヘラと笑った口に、突き出した下膨れの顎 そしてお決まりのテンプレのお家宣言をする。 「・・・・・・・クソ饅頭か」 俺の認識の中でゆっくりとは害獣だ。それ以下はあっても、それ以上は無い。 先日も野良仕事をしてる最中に、ゆっくり一家が野菜を狙って畑に入り込んで来たので 生きたまま肥溜めに家族揃って突っ込んでやった。 「くそじじいきこえないの?ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ。さっさときえてね!」 「おかしをもってきたらじじいもとくべつにゆっくりさせてやってもいいんだぜ」 「ゆっくりしないでれいむたちにおかしをもってきってね!」 「くそじじい!!ゆっくりしてないでさっさとでていってね!」 ゆっくり達は、家族揃って、ポヨンポヨン跳ねながらギャースカ喚き出す。 俺はそれを黙殺して当初の予定通り、庭に水を撒くためホースを手に取った。 キュッキュッキュッ・・・ジャバジャバジャバ 蛇口を捻って、ホースの口を潰し放水に勢いを付け庭全体に水を撒く。 「ゆゆゆゆ、きゅうにあめさんがふってきたよ」 「れいむ、このままじゃゆっくりてきないからおうちにはいるんだぜ!!」 みんなゆっくりついてきてね」 「「「「ゆっくりりかいしたよ」」」」 急に水が振ってきた事に驚き、おうち(つまり俺の家)に入ろうと縁台に向かって ポヨンポヨン飛んでくる。・・・・許す訳無いが 「じじい!!さっさとそこをどくんだゆっべべべべっべ!!!!」 先頭を切っていた親まりさの顔面に思いっきり放水をぶつけてやると 水分を吸った地面の上を派手に転がって体中泥まみれになり、帽子も吹っ飛んだ 「ま、まりさ!!だいじょうぶぅぅぅゆぶぶぶぶぶぶっぶ!!!」 続いて親れいむも同じ目にあわせる。泥饅頭2つ目 「おかーさんんんゆぶうぶぶぶう!!」×4 子ゆっくりも同様。合計6個の泥饅頭が出来上がった。 「ばでぃさのぉぉぉばでぃさのおぼううしぃぃ どぼじでごんなにぎだなぐなっぢゃってるのぉぉぉぉ!!」 「おちびちゃんたち、おかーさんがきれいにしてあげるよ!!ぺーろぺーろ!!」 「「「「きたいないよぉぉぉ!!ゆっぐりでぎないぃぃぃ!!」」」」 ドロドロになりながら互いを慰めるゆっくり一家。 しかし、身を寄せ合えば寄せ合うほど泥饅頭の度合いがひどくなる。 俺は気にせず、水撒を完了すると。蛇口を締めホースを片付けた。 ゆっくり達は水に弱いと言うし、ほっとけば勝手に死ぬだろう。 縁台から家に入ろうと庭に背を向ける 「ばかなにんげんはゆっくりしね!!」 右足のふくらはぎにベチョッと泥があたる感触。 振り向くと子れいむが一匹俺の足に体当たりをかましていた。 「れいむをおこらせるとこわいんだからね!れいむたちにあやまってね!」 どうやら、この一匹は水濡れが比較的軽いようだ ぷくーと膨れ上がって威嚇する子れいむ 「れいむがんばって!!くそじじいはさっさとしね」 「さすがまりさのこどもなんだぜ!!ばかなにんげんはさっさとこうさんするんだぜ!!」 「れいむおねーちゃんがんばって!!」 水濡れが酷く動けない家族は応援と罵詈雑言を叫びだす。 調子に乗って二度三度足に体当たりをしてくる子れいむ さすがにちょとイラっときた。 「くそじじい!れいむのこわさがわかったら─ゆぎゅう!?」 俺は左手で子れいむを掴みあげると、右手に再びホースを持ちその先端を 子れいむの右目に強引に突っ込んだ ムニュっとした感触があるだけで簡単に入った。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁっぁ!!!いだいいだいだい!!! やべでぇやべでぇ!!!でいぶのおべべいだぐじないでぇぇぇ!!!」 子れいむは突然の激痛に、左手の中で底部をもぞもぞ動かし 大暴れしてするが人間の握力にかなうはずが無い。 俺はホースを伸ばし、子れいむを家族の前に置いてやる 暴れてホースが右目から外れると困るので底部を少しちぎっておいた 「ゆぎゅぅぅゆぎゅぅぅぅあしざんがいだいよぉぉ!!!いだいよぉぉ!! でいぶのおべべがぁぁぁ!!!なんにもみえないよぉぉぉぉぉ!!! おぎゃぁぁさぁぁぁんんだずげでぇぇぇ!!!」」 「れいむしっかりしてね!!おかーさんがペーろぺーろしてあげるからね!!」 「くそじじい!!れいむにあやまるんだぜ!!さっさとたすけるんだぜ!!」 「ばかなじじいはゆっくりしないでおねーちゃんをさっさとたすけてね!!」 また、ギャースカ騒ぎ始めるが全部無視して 俺はホースの蛇口を一気に全開近くまで開く。 「ゆぶしゅぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!」 子れいむは爆ぜた。 右目に突っ込まれたホースから大量に水を流し込まれると 蛇のように暴れるホースに右へ左へ振り回されながら 水で薄められた体内の餡子を口と左目から噴水のように噴出し 家族に向かって撒き散らした しばらくして蛇口を締めるとホースの先には水分でグズグズになった ゆっくりの皮がへばり付いていた。 子れいむの餡子水を全身に受け、事態が全く理解出来ず呆然とする泥饅頭一家。 数秒後、庭に響くゆっくり達の絶叫 「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!でいぶのおぢびじゃんがぁぁぁぁぁ!!!」 「なんでなんだぜぇぇぇえ!!ゆっくりするんだぜぇぇぇ!!!」 「おねぇぇぢゃっぁぁぁぁあんんん!!」 俺はゆっくりの死体をホースから振り飛ばした上で巻き取り 泥を拭こうと家の中に入っていった。 朝から一仕事した事もあり小腹もすいたので 畑で取れたトウモロコシを1本茹でる。 窓をきっちり閉めてクーラーを効かせた部屋から庭を見ると さっきのゆっくり一家がまだモゾモゾとしていた。 まだ体が乾いてないのだろう、先程からさほど位置が変わっていない 必死にこちらに向かって何か叫んでるようだが 窓はキッチリ閉まってるので何も聞こえない。 「と、そろそろ茹で上がりかな」 トウモロコシをザルに上げる。 今日は特別な予定も無いので早々にこれをツマミに 冷えたビールででも一杯やるとしよう。一汗かいた事だし。 どちらかと言えば、俺はクーラーの効いた部屋で飲むより 縁台に座って夏の空気を感じながら飲むのが好きだ。 しかし、また泥饅頭に足を汚されるような事はシャクなので しばし考える・・・・殺してしまおうか?だがそれはつまらん 閃いた!! 俺は物置に必要な道具を取りに行った。 持ってきたものは炭挟みトング。 部屋の窓を開け放ち、縁台からサンダル履きでゆっくり達に近づく 「ゆゆゆ、くそじじい!!さっさとれいむたちをたすけてね!!」 「さっさとまりさたちにおかしか、おやさいをもってくるんだぜ!! まりさはもうすぐうごけるんだぜ!!そしたらじじいなんていちころだぜ!!」 「「「ゆっくりしないでさっさとおかしをもってきてね!!」」」」 動けない体のクセに相変わらず喧しい。 何故、死に掛けてるのにここまで傲慢になれるのか理解に苦しむ。 理解する気も無いが。 ゆっくり達は先程被った泥水が皮膚を溶かし、 土や小枝等を巻き込んで乾き始めていた為、非常に汚い。 団子を地面に落としてしまった時のようになり始めている。 正直今すぐ潰したい。 俺はぐっと堪えて、トングで子ゆっくりの一匹(子まりさ)を掴むと 庭にある池の方に近づいた。 「ゆっ!!なにやってるだんぜ!!まりさのこどもをはなすんだぜ!!」 「おちびちゃんだいじょうぶ!?ゆっくりできないよ!!」 「ゆ〜おそらをとんでるみたいだよ〜」 何事かと叫ぶ両親と、態度一変して能天気に喜ぶ子まりさ 庭の池はそこそこ大きく、水中には中型の鯉が泳いでいた また、中央部には小さな島があり亀が日向ぼっこをしている。 島へは俺の腕+トングの長さでギリギリ届く距離だ 「亀よ。ちょっとすまんな」 トングの端で亀をボチョンと池に落とし そのまま掴んでいた子まりさを島に乗せる。 残った子ゆっくり2匹を同様に島に乗せる 「ゆ〜おそらを(ry」×2 島は子ゆっくりが3匹も乗るとさすがに狭くギュウギュウ詰めだった 「れいむがゆっくりできないよ、まりさゆっくりしないでむこうへいってね」 「ゆ、まりさもゆっくりできないんだぜ。れいむがむこうへいくんだぜ」 「ふたりともやめるんだぜ。これじゃゆっくりできないんだぜ」 早速姉妹同士で揉め事が始まる。予想通りだ 今度は俺から宣言してやる。 「今からそこがお前らのゆっくりぷれいすだ土饅頭」 「ゆ、ここじゃゆっくりできないんだぜ!!」 「ばかなじじいは、さっさとれいむたちをたすけてね!!」 「ゆっくりしないでさっさとたすけるんだぜ!」 「知らん」 さも、救助を当然のように口にする子ゆっくり達を無視し 俺は踵を返すと残った親ゆっくり2匹に近づき言ってやる。 「子供達今に殺し合いを始めるぞ止めなくていいのか?」 「ゆ?なにいってるの?ばかなの?しぬの? れいむのかわいいこどもたちがそんなことするわけないでしょ」 「まったくなんだぜ。むのうなじじいにはつきあいきれないんだぜ!!」 2匹でゲラゲラゲラと笑い始める 「ま、俺はどうでも良いんだけどね」 本当にこいつらは、頭しかない分口が良く動く。 トーキックでも口内目がけてぶち込んでやろうかと思ったが サンダル履きでやると汚れそうだからやめた。 一方島の子供たちは予想通り徐々に険悪になり始めた 「れいむ!ゆっくりできないっていってるんだぜ!みずのなかへいくんだぜ!」 「ばかなのまりさ!!おちたられいむがゆっくりできなくなるでしょ!」 「ふたりともうるさいんだぜ!!まりさがゆっくりできないんだぜ!! おかーさん!!ゆっくりしていないでまりさたちをさっさとたすけてね!!」 「「なにいっでるのおぢびぢゃん!!??」 さすがに異常事態と判断した両親は 半乾きの泥饅頭ボディでズリズリと池の淵に移動し始めた。 後は縁台でビールを飲みながら観察するとしよう。 トウモロコシ片手にビールで酒盛りを始めた。 (さて、どうなるかな?) 両親は池の淵から島で居場所確保で争う子ゆっくり達に必死に叫ぶ 「おちびちゃんけんかはやめてね!!ゆっくりできなくなるよ!!!」 「まりさ!!おぼうしをおふねにしてこっちにもどってくるんだぜ!!」 「ゆっくりりかいしたんだぜ!!」 餡子脳にしては中々の提案だ 子まりさの一匹が早速自分の帽子を水に浮かべると、それに飛び乗り 池に浮いていた小枝をオール代わりに漕ぎ出す 「ゆっくりそっちにいくんだぜ!!」 「さすがまりさのこどもだぜ!!がんばるんだぜ!!」 が、忘れてはいけない。この池には鯉が居るのだ。 水中から見た鯉の目には饅頭皮の帽子が投げ込まれた餌に見え先端に噛り付いた。 「ゆ?なにかへんだよ?」 帽子に乗って数秒もしないで子まりさは異変を感じた 「ゆぅぅぅ!!!どぼじでみずさんがはいっでぎでるんだぜぇぇ!!!! までぃさのおぼうしさんがんばっでねぇぇ!!」 「「ゆあああぁぁぁまりさぁぁぁぁ!!??」」 泣いて喚いても、鯉が噛り付いた穴からの浸水は収まらない 帽子は既に沈み、上に乗っていた子まりさもすぐに沈没直前になった 「ゆ!!まりさ!!いまたすけるよ!!」 ここで島の子れいむが機転を利かせ 身を乗り出して沈みかけてる子まりさの髪の毛に噛み付いた 「ゆっひゅり ひっひゃるよ!!(ゆっくりひっぱるよ!!)」 「ゆぅぅっぅ!!れいむゆっくりしないでまりさをたすけるんだぜ!! ゆっくりさっさとひっぱりあげるんだぜ!!」 「おちびちゃん!!まりさをすぐにひっぱってあげてね!!」 「れいむがんばるんだぜ!!」 岸の親の方も気が気で無い状況で子供達を見守る。 子れいむは必死に子まりさを島に引き上げようとするが いかんせん子供の為、落ちないように支える事はできても 引っ張りあげる力が足りない。 「ゆーしょ!!ゆーっしょ!!」 掛け声は勇ましいが、一向に子まりさは引き上げられない そうこうしている内に、水面に浸っている子まりさの底部に鯉達が噛み付き始めた ゆっくりは饅頭だし普段貰ってる餌より美味しく感じたのだろうか 池の鯉の殆どがピラニアのように子まりさの底部にかじりつく。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!ばでぃさのあしが!!ばでぃさのあしさんがたべられてるんだぜ!! でいぶのばがぁぁ!!!ゆっくりしないでさっさとひぎあげでるんだぜぇぇ!!!」 「どひょじでびょんなごどいうのぉぉぉ!!!」 子れいむは必死にやってるにも関わらず罵声を浴びせられて泣きながら叫んだ。 と、ここで岸の両親から傍観していたもう一匹の子まりさに声がかかる 「まりさもゆっくりしていないでれいむをてつだってね!! まりさがゆっくりできなくっちゃうよ!!」 「まりさ!!れいむにきょーりょくしておねーちゃんをたすけるんだぜ!!」 至極まっとうな意見だ。子ゆっくりでも2匹力を合わせれば引き上げる事も可能だろう。 が、もう一匹の子まりさは言い放った 「れいむをてつだうなんてごめんなんだぜ!! まりさがむーしゃむーしゃされてるあいだに、おぼうしにのってきしにもどるんだぜ!!」 「「「なにいっでるのぉぉぉぉ!!!????」」」 あろう事か、もう一匹の子まりさは姉妹を囮にして自分だけ岸に戻る腹づもりだ さすがゲスまりさ。子供でも発想がゲスだ。 言うが早いか、子まりさは自分の帽子を水に浮かべると颯爽と乗り込み 手近に浮いていた小枝をオールに全速力で漕ぎ出した。 「ゆっへっへっへ、まりさだけはたすかるんだぜ!!」 「まりさなにやっでるのぉぉぉ!!れいむをてづだっであげでねぇぇ!!!」 「ざっざどじまにもどっででいぶをだずげるんだぜぇぇ!!」 両親は我が子に対して岸から怒声をあげる。 そうこうしている間に、子まりさは両親達が待つ池の淵にたどり着き大急ぎで上陸した。 「ゆふ〜、おねーちゃんまりさがおとりになってくれたおかげでたすかったんだぜ」 ゲスな台詞をはきつつ島を眺めていると、後ろから大きな2つの影が近づく 「かぞくをみすてるようなまりさは、れいむのこどもじゃないよ!!ゆっくりしね!!」 「げすはゆっくりしぬんだぜ!!」 ッドン! ほっとしている子まりさに両親が後ろから体当たりをかました 「ゆっ!?」 ゴロゴロ・・・ボチャン 「ゆぅぶゆぶぶびゅぶぶ!!なんでなんだぜゆぶ おぎゃぁぁーさん!!ばでぃさはゆっぐり・・ふゅぶぶぶぶぶ」 本気で『信じられない』と言う顔つきで溺れる子まりさ。対照的に岸から冷たく見つめる両親 背後には新たな餌と認識した鯉達が近寄る 「!!ゆぅぅぅやべるぶぶんだべべべ、ばでぃざざばえざじゃなびびびびいびびび」 子まりさは驚愕の表情のまま池に沈み鯉の餌になって死んだ。 一方、島の子れいむは依然として子まりさを支えていた 「ゆーしょ!!ゆーっしょ!! 「・・・・・・・・」 今だ必死になっている子れいむは、子まりさの変化に気づいてない 「ゆ、きゅうにかるくなったよ!!これならひっぱれるよ!!」 軽くなった理由が分かる訳も無く一本釣りのように引き上げる ベション!! 島の上に子まりさを引き上げ声をかける 「まりさ!!だいじょうぶ!!ゆっくり、ゆっくりして───ゆっゆっゆぎゃぁぁぁぁ!!??」 すぐに絶叫に変わった 引き上げられた子まりさは、目はあらぬ方向を向いており口は上あごしか残っていなかった 水面下に沈んでいた底部が完全に食い尽くされ、そこから流れ出した餡子も全て鯉の餌となり既に死んでいた。 「ばでぃさぁぁぁ!!!!でいぶのこどもがぁぁぁ!!」 「ばでぃさがゆっぐりできなくなったんだぜぇぇ!!!!」 岸の両親も絶叫を上げる 残った家族は島と岸で「ゆ〜んゆ〜ん」と泣き続けた。 一部始終を見ていた俺は、率直な感想を呟く 「・・・こんなオチか。予想通りで面白とも何とも無いな。 しかし、一つだけ得るものがあったな」 トウモロコシを食べ終えると、縁台からサンダル履いて池に近づく。 「おい、土饅頭」 「ゆ!!くそじじいい!!れいむをこっちに−「お前ら鯉の餌な」」 親まりさの言葉を遮り、蹴っ飛ばして池に落とした。 すぐに池の鯉達が寄ってきた。ゆっくりを完全に餌だと認識したらしい。 「ゆぶぶぶぶゆべべびゅぶぶ!!」 「まりさぁぁぁ!!おぼうしをふねしにて!!!」 「おきゃーさぁぁんん!!おさかなさんがきてるよぉぉぉぉ!!」 溺れる親まりさ、絶叫する親子れいむ。 帽子を船にと言っているが、水中でそんな器用な事ができるゆっくりなどいない。 「ゆぶぶぶやべるんだぜ!!ばでぃざのからだぉだべないでぇっぇぇぇ!!」 鯉達は容赦なく親まりさの体を啄ばみはじめる。 「にんげんさん!!ばでぃさをたずげでぐだざい!!なんでもじまずから!! ばでぃさをだずけでぐださいぃぃぃぃ!!」 親れいむがもはやプライドもへったくれも無く 泥だらけの顔を、砂糖水の涙と涎でベチャベチャにしながら俺に懇願してきた。 汚い。本当に汚い顔だ。 「断る。そしてお前も落ちろ」 ッボン。バシャン!! 「ゆびゅぶぶびゅゆぶゆびゅ!!!」 「おぎゃぁぁぁぁさささぁぁぁんん!!! おざがなざん!!やべでね!!でいぶのおぎゃーさんをだべるのゆっぐりやべでね!!」 この時点で、親まりさの方は完全に沈み、ものすごい勢いで鯉に食われていた。 新たな落ちてきた親れいむも追加の餌と認識し、鯉達は狙いを変えてかじりつく。 「ゆびゅびゅびゅううううやべでね、おざぁがなざんでいぶをだべるのをやべでねぇぇ!!!」 「れいむおぎゃぁぁぁぁさぁぁぁぁんんん!!!」 涙をボロボロ流して絶叫する子れいむの目の前で 両親は生きながらにして鯉の餌となり死んでいた。 「ゆひゅぅゆひゅゆゆっくりゆっくりゆっくぅぅぅりぃぃぃぃ〜〜〜〜♪」 全てを見ていた子れいむは凄惨な見世物に精神を崩壊させたらしく ヘラヘラ笑いながら涎を垂らして島の真ん中で歌い始めた。 「おねぇぇちゃぁぁんんまりさぁあぁぁ れいむとずぅぅぅうっとゆっぐりしましょぉぉぉぉ♪」 先程、自ら島に引っ張りあげた子まりさの死体に 身を寄せ付けるが、死体となった子まりさは水分を多く吸っていたので 子れいむが体をこする度にグズグズと崩れて行き 最終的にぺしゃんこになってしまった。 「あるぇぇえ?まりさおねーちゃぁぁんがいなくなっちゃたよぉぉぉ〜???? ゆっくりしてないおねえちゃんなんてれいむほしくないよぉぉぉお〜♪」 怒ってるのか、笑ってるのか分からない表情 心配してるのか、不満があるのか分からない言葉で 子れいむは、子まりさの死体の上でビョンビョン跳ね続けた。 「・・・フィナーレは中々意外性があってよかったな。 後、今後鯉の餌はゆっくりにしよう。餌代がかからなくて済む」 時間は午前10 30時過ぎ 1時間以上ゆっくりに付き合った事になるが、いい暇つぶしになった。 子れいむはこの調子ならばいずれ勝手に池に落ちて自滅するだろう。 「・・・街に出て買出しでもしてくるか」 ニヘラニヘラ笑いながら、意味不明の歌を歌い続ける子れいむを一瞥して 俺は家の中に戻っていった。 ────同日 17 00 俺が街から汗だくになって帰宅した際に、ふと朝の子れいむの事を思い出し庭の池を確認する 池の島には、カピカピに乾いた泥の塊のようなものがあった が、近づいてよく見るとそれは乾燥饅頭になった子れいむだった。 「今日は暑かったしな・・・」 泥まみれの体だったのでヒビの入った肌は土色 眼球は無く黒い眼窩が2つ。最後まで叫んでいたのか口は開いたまま乾燥していた。 てっきり落ちたと思っていたので正直意外だった。 乾燥れいむを眺めていると、島にノッタノッタと亀が這い上がってきた。 亀は、日当たりの良い場所に陣取っている子れいむ(の死体)を どかそうと身を寄せ付ける コロンコロン・・・・ボチャン 乾いて軽くなったのかあっさり島から転げ落ちた そして始まる鯉達による餌の奪い合い。 亀は気持ちよさそうに日光浴を楽しんでいた。 ──────あとがき───── いつも皆様の作品を読ませていただき、「自分も」と思い書いた初SSです。 頭で考えていても文章にするというのは大変だって事が本当に良く分かりました・・ ゆっくりを夏の強烈な日差しの下に一日固定したらどうなるかな? と考えたのが発端のはずだったんですが、何故かこんな文章に・・・ 作:六人
https://w.atwiki.jp/ff6_matome/pages/16.html
“仕様”では無く“バグ”の現象GBA版特有のバグ:危険度の高い現象 GBA版特有のバグ:戦闘関係 GBA版特有のバグ:グラ&音楽&表記関係 SFC版から存在するバグ:危険度の高い現象 SFC版から存在するバグ:攻略ルート関係 SFC版から存在するバグ:戦闘関係 SFC版から存在するバグ:グラ&音楽&表記関係 “バグ”では無く“仕様”の現象GBA版特有の仕様:戦闘関係 GBA版特有の仕様:システム関係 GBA版特有の仕様:グラ&音楽&表記関係 SFC版から存在する仕様:戦闘関係 SFC版から存在する仕様:システム関係 仕様・バグ・裏技の違いとは? “仕様”では無く“バグ”の現象 GBA版特有のバグ:危険度の高い現象 ◆進行不能:狂信者の塔でフリーズ 狂信者の塔最上階のイベントで、幽霊の群れに追い詰められ、 最後にマジックマスター出るはずの所でマジックマスターが出てこない。 そのままイベントが先に進まなくなり、進行不能になる。報告複数有り。 現在の所は全く原因不明。 セーブデータを消去して最初からやり直したら、2度目は行けたとの報告もあったが…(?) フラッシュメモリの個体差の不具合の可能性も否定できないが、 有力な情報は今の所得られていない。 (DSなどフラッシュメモリ媒体のソフトは物理的に脆弱なのか、 他ゲームでも「特定の階層でフリーズ」「データが壊れる」等が起こる) (原因が判った人が居たら書き込みお願いします) ◆進行不能:ファルコン孤独 クリア後にデータをセーブし、クリア済みデータを読み込んで再開すると、 正常時と同じくファルコンにセッツァーが一人で甲板に居る状態になるが、 そこから他の場所に移動できず、先に進めなくなる。報告複数あり。 今のところ原因不明。クリア直前のデータを残しておくことをお勧め。 →再現手順が判明。ラストバトルで全滅した後、直前のセーブ地点に戻された後、メニューから中断を行い、再開してそのままラスボス戦に勝利してクリアすると発生する。 回避方法は以下の2通り ラストバトルで全滅した場合、中断しないで再戦する ラストバトルで全滅した場合、中断しないで電源を切る。 ちなみに、原理は省くが、ラストバトル全滅後はダンジョンの外に出たりせずさっさと上記二つの方法をとった方が安全である。(クリア後データに別のバグが孕む可能性がある) ◆やり直し不可:カイザードラゴンすり抜け 竜の巣のカイザードラゴンの前でメニューを開き、 上を押したままメニューを閉じると、メニュー開閉前後で微妙に位置がずれて、 本来通り抜けできない筈のカイザードラゴンをすり抜けてしまう。 これをやると、カイザードラゴンを倒さなくても魔石ディアボロスを手に入れられるが、 魂のほこらが出現しなくなる(!)ので厳禁。 GBA版特有のバグ:戦闘関係 ◆ジャボテンダー戦の背景 ジャボテンダーの出現場所の一歩手前でセーブし、リセットか中断再開。 一歩進んでジャボテンダー戦に入ると、戦闘時の背景が本来の砂漠から平原に変わる。 これにより、モグの踊りが100%成功する地形が砂漠→平原に変わる。 「風のラプソディ」の「日光浴(全体HP回復)」が欲しいなら僅かに有利(?) GBA版特有のバグ:グラ&音楽&表記関係 ◆敵グラ表示がバグる 魂の祠でアーマーベースとプロメテウスに挟み撃ちされた際に画面右半分にしか敵がいない。 また敵グラフィックも画面に入りきらない分は表示されていない。 ◆音楽再生ミス サウスフィガロ→ニケアの定期船に乗ると、到着後の港でフィールドの音楽が流れっ放し。 港から町に入ったところで町のBGMに切り替わる。 ニケア→サウスフィガロではそうならない。こちらは「サウスフィガロの町」という表示も出ない。 ◆モンスター図鑑の誤植 瓦礫の塔ラストバトルの「ながいうで」に即死が効かず、「かお」に即死が効くように書いている。 しかし、実際にはSFC版と同様、「ながいうで」に即死は効き、「かお」には効かない。 盗めるアイテム→ライトブレード・レフトブレードからエーテル。 SFC版から存在するバグ:危険度の高い現象 ◆進行不能:ゾゾでお手上げ オペラをクリアした時点でガウを獣ヶ原にとびこませている場合、 ゾゾでティナがパーティーに復帰する際、先に進めなくなる。 こうなると少し前のデータからやり直すしかない。引き返せ~。引き返せ~。 ◆進行不能:シャドウ離脱0人パーティ ナルシェ幻獣防衛戦後にガウ1人でコーリンゲンに行きシャドウを雇い、 ガウを獣が原に飛び込ませて離脱させ、シャドウ1人にする。 このシャドウ1人の状態で蛇の道等を利用してナルシェに行くと、 シャドウの「俺の役目は終わったな…」という例の離脱シーンが入り、 誰も居ない0人パーティになり、フリーズする。 ◆シャドウバグ-そして誰も居なくなった- http //www.nicovideo.jp/watch/sm417922 ◆進行不能:飛空艇バグ 一度魔大陸へ乗り込んだ後に途中で脱出し、そのまま飛空艇でしばらく飛行した後再び直接魔大陸に戻り、 そこで全滅すると、最後にセーブした地点から飛空艇に乗った状態で再開するというバグ。 飛空艇を未入手の状態のセーブデータからノーセーブで魔大陸まで進めてこのバグを起こした場合、 本来なら所持していない筈の飛空艇に乗る事になるが、どこかに着陸した時点でこのバグ飛空艇は消えてしまう。 そのため、ベクタなどの飛空艇無しでは脱出できない場所へ直接着陸すると続行不可能になる。 ただし、セーブした時点によってはイベントの展開をすっ飛ばして序盤から色々な場所に行くことができる。 イベントフラグを無視してストーリーを進められるため、かのモグタン将軍どころの騒ぎではなく、 他のモーグリ達や、バナン、レオ将軍、幽霊などを連れ回したり、 崩壊前にワープしたり、パーティーが5人以上になってしまったりすることもある。 更には、モグやシャドウのパーティ初加入タイミングを後にずらすことによって、 レベルダウンを起こし、魔石ボーナスを無限に得る事もできる。 ◆【記録更新】FF6 極限低歩数攻略 part1【ゆっくり実況】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm22615546 SFC版から存在するバグ:攻略ルート関係 ◆パーティチェンジ不可 ゾゾでのラムウとの会話時にガウを獣ヶ原にとびこませていると、 ナルシェのジュンの家に仲間がおらず、パーティーチェンジが出来なくなる。 ガウの「とびこむ」をした後は、イベントを進める事に対して注意する。 ◆同じ仲間が2人 ゾゾでティナが復帰、飛空艇を操作しナルシェに向かうと長老の家でイベント発生。 その後でジュンの家に行くと、ベクタ魔導研究所に連れていかなかった居残り仲間が、 何故かまだジュンの家にいる。 パーティーチェンジのイベント時系列と切り替え処理が一時的に合わなくなっている。 取り敢えず気にせずストーリーを進めればよい。 同じ顔の仲間に話しかけるとメンバーチェンジ画面になるが、 封魔壁や魔大陸イベントを進めるまでは必須メンバーのロックやセリスは外せない。 ◆仲間が居ない 会食後、帝国首都ベクタにガウとモグがいない。セッツァーは飛空艇にいる。 ◆ガウが2人 封魔壁への洞窟に行く前にガウを獣ヶ原にとびこませていても、 サマサでの仲間との合流イベント後には飛空艇の中にいる。 SFC版から存在するバグ:戦闘関係 ◆無敵ソーニョ ドマ城カイエンの夢イベントのボス、夢の三兄弟戦。 ソーニョを、斬鉄剣の追加効果(耐性無視できる即死攻撃)等でレーヴより先に倒し、 レーヴのアレイズで復活させると、復活したソーニョが無敵状態になる。 (デス、デジョン、ウイングエッジ追加効果等、即死耐性を無視できない即死攻撃は大丈夫) SFC版から存在するバグ:グラ&音楽&表記関係 ◆透明日記 アウザーの屋敷クリア後は日記が机の上に無いように見えるが、調べれば読める。 ◆空の宝箱 フェニックスの洞窟をクリアした後再び入ると、 魔石フェニックスが入っていた宝箱のグラフィックが空いていない状態のまま。 中味があるかと思って調べても、やはり空っぽで何も反応無し。 ◆瓦礫の塔の光る仕掛け宝箱 ttp //i-njoy.net/ff6_37.html 上記サイトの瓦礫の塔のマップにある「3-D」の階段近くにある宝箱は、 調べると通路が動いて通行可能になる仕掛けになっている。 1回目に訪れた時は光っていて仕掛け宝箱であると分かりやすいが、 2回目以降に来た時は光が消えていて、仕掛け宝箱と気づきにくい。 1回目にこの仕掛けを「光を調べる」と覚えていた場合、 一旦脱出して再度瓦礫の塔に来た時に、仕掛けが見つからず困惑しやすい。 “バグ”では無く“仕様”の現象 GBA版特有の仕様:戦闘関係 ◆先制時に行動順が変わる 先制攻撃&サイドアタック時は、素早さに関係なく画面下のキャラから順番にターンが回ってくる。 4人パーティなら、4番目のキャラに最初にコマンド選択順が回る。 限りなくバグに近い挙動だが、これを利用して行動順を素早さ以外でコントロールできる。 強制挟み撃ち(敵側のサイドアタック)を使ってくる敵が居る場合は、 最初に動ける4番目のキャラの装備や魔法を最優先して整えておこう。 ◆バニシュは耐性無視では無くなったが、魔法必中効果は変更なし SFC版時代のバニシュ(透明)には、下記の【A】【B】2つの特性があった。 【A】バニシュ中は魔法が必中する。 【B】バニシュ中は状態異常の耐性が効かなくなる。 このうち前者【A】は、「初心者の家」でも 『とうめい』は殴り攻撃は当たらない。 魔法はどんなものでも当たってしまう。 と、「透明には物理完全無効化の代償として魔法必中のデメリットがある」と説明されている。 SFC版時代から、少なくとも【A】に関しては明らかにバグでは無く仕様と言える。 問題は【B】の「状態異常の耐性まで消えてしまう」点。仕様なのかバグなのか微妙なライン。 SFC当時比較的早い段階で発覚し、雑誌等や攻略本に載るほどにまで有名となったが、 GBA版に於いてはこの【B】の特性だけは変更され、バニシュ→デス等は効かなくなった。 つまり、「バニシュ中にデスを喰らっても、即死耐性があればデスは防げる」仕様となった。 だが上記の通り【A】の必中効果はSFC版時代から変わらず残っているので注意。 耐性防具を装備していない場合には、魔法回避率で回避できずに確実に喰らってしまう。 耐性装備をせずに状態異常魔法を喰らうと、回避できずに防げなくなってしまう。 また逆にこれを攻撃に転用して、敵に「バニシュ→状態異常魔法」で命中率を上げる戦法も有効。 耐性が敵にあれば防がれてしまうが、耐性の無い敵には回避されてミスするのを防げる。 ※その他の細かい変更点については、「【4】バニシュ+デス等の廃止」を参照。 ◆ステータスのオーバーフローが無くなった 各キャラ無装備時の素のステータスの上限は128。 速や魔は更に装備品によるボーナスで129以上にする事も可能。 力は装備品ボーナスでも129以上は反映されず意味が無い。 体は元々リジェネの回復量に上限255があるのでMAXにしなくても頭打ちする。 そして、SFC版やPS版の頃にあった「素早さ上げすぎるとATBゲージがオーバーフローで止まる」や、 「魔を上げすぎるとダメージ量がオーバーフローして1ダメージになる」現象が修正された。 改造以外の通常プレイで上げられる限界値まで上げても、オーバーフローを起こさなくなった。 ※詳細については、「追加要素・変更点」を参照。 ◆アイテム選択の高速スクロールボタン変更 戦闘中、アイテム欄と魔法欄を高速スクロールさせるボタンが変更された。 SFC版はLRボタンだったが、GBA版ではRボタンを押しながら十字キー、に変更。 「GBA版では高速スクロール無くなったのか?」と勘違いされやすいので注意。 ◆「あばれる」トンベリーズが覚えられるのに使えない SFC版時代は、獣ヶ原で「トンベリーズ」相手に「とびこむ」はできるが、「あばれる」を習得できなかった。 GBA版では同様に飛び込んだ場合、メニュー画面の「あばれる」一覧には表示されるようになった。 だが、戦闘画面になると相変わらず表示されず、結局使えない。残念。 (ちなみに解析データ上はトンベリーズは「ほうちょう(物理8倍)」をあばれるで使う筈の設定) ◆「勲章」の効果 SFC版はガウもゴゴも勲章を装備できた。PS版はガウが勲章装備不可能になった。 GBA版は、ガウもゴゴも勲章を装備できなくなった。※詳細については、「追加要素・変更点」を参照。 説明文が「戦士系の重装備が可能になります」→「全ての武器・防具が装備できるようになる」に変更されているものの、 勲章では性別や種族専用は装備不可なのはSFC時代から変わらず。 例えば男にミネルバビスチェとかは見た目的に無理。 具体的には以下の装備品が勲章でも装備不可となっている。 武器:ボーンクラブ(ウーマロ専用)、手裏剣系や機械など元々装備できない武器 頭装備:ヘアバンド・ティアラ(女性専用)、ロイヤルクラウン(フィガロ兄弟専用)、ネコみみフード(リルム専用) 体装備:スーツ全種(ストラゴス・リルム専用)、スノーマフラー(モグ・ガウ・ウーマロ専用)、ホワイトドレス(女性専用)、プリンセスドレス(リルム専用)、ミネルバビスチェ(ティナ・セリス専用) なお、専用装備全てが不可という訳ではないらしく、例えばリルム専用のヒュプノクラウン等は何故かOK。 GBA版の追加武器群や、ガウのデュエルマスクも全部装備可能。 GBA版特有の仕様:システム関係 ◆メニュー画面で一行に魔法が並ぶ数 SFC版では、メニュー画面の魔法一覧は幻獣は一行に2つ、魔法は3つだった。 GBA版では、幻獣は3つで魔法が2つ、と逆になった。 回復魔法の欄は9個なので、一行2つずつだと空欄ができる。 戦闘中は一行に魔法3つが並んでいる。 GBA版特有の仕様:グラ&音楽&表記関係 ◆BGMのフェードイン&フェードアウトが削除 タイトル通り。 マップ切り替えに伴うBGM切り替えのフェードイン等の効果がなくなっている。 ◆汽笛と被るBGM 魔列車イベント「出るでござる!これは魔列車ですぞ!」の後に汽笛の途中からBGMが鳴る。 SFC版では汽笛が鳴り終わって行動可能になってからBGMは始まっていた。 ◆曲名が北米版と同じ ミュージックプレイヤーの曲名は、北米版表記をそのまま使用している。 例えば「ティナのテーマ」は「Terra's Theme」(北米版のティナの名前がTerra)、 「エドガー、マッシュのテーマ」も「Edger Sabin's Theme」(北米版マッシュの名前がSabin)、 なお、何故かミュージックプレイヤーの曲順はサントラとも違う独自並び。理由は謎。 SFC版から存在する仕様:戦闘関係 ◆『ぶんどる』乱れ撃ちでは1個しか盗めない ロックに盗賊の籠手と皆伝の証を装備。 ぶんどる+みだれうちに複数回成功すると、盗んだメッセージは複数回表示される。 しかし実際には盗むが最後に成功したアイテム1個しか盗んでいない。 1回の行動では1個しか盗めないのが戦闘中の仕様だが、表示が変なので紛らわしい。 「何回も盗んだって出たのに1個しか盗んでない、バグだ!」と勘違いしない様に。 敢えて表現するなら、「1度に1個しか盗めないのは仕様、表示がバグってる」だけ。 ◆リボンは有益な効果ばかりじゃない リボンは「状態変化のうち有害な効果のみを防ぐ」ワケではない。 時には不利益な事もする。例えば、有益な魔法リジェネも阻止するのが代表例。 正確には「全ての状態変化を阻止しようとする」、と表現すべき効果。 特に注意なのは、リボンを装備中にクラウディヘヴンを受けた場合。 即死系耐性はセーフティビットの役割なので、リボンではクラウディヘヴンを防げないが、 その後にリボンが「変化を阻止」しようとするので、ゾンビ化を治療できなくなる。 詳細は「ディフェンス時:有効な戦法」の「【5】状態異常対策アクセサリ」の項目も参照。 ※参考:リボンの謎 ttp //members.jcom.home.ne.jp/zxcv-7.12sag/ff6-tips/fantasy-ribbon.htm ◆状態異常とアクセサリ効果の関係 戦闘不能・ゾンビ・石化のいずれかの状態で戦闘に入ると、 エルメスの靴のヘイストや、フォースシールドのシェル等の装備品効果が消える。 更に悪い事に、その戦闘中はヘイストやシェルなどの対応する変化が掛からなくなる。 例えばフォースシールド装備で上記の状態になると、その戦闘中はシェルを掛けても無効。 前述のリボンと同じく、アクセサリ装備によって却って不利益を被らないように注意。 ◆強制挟み撃ちの敵にはアラームピアス無効 例えばティラノサウルス×2は必ず挟み撃ちの形で出現する「強制挟み撃ち」の特性がある。 これらの強制的に戦闘隊形を固定する敵に対しては、アラームピアスが無効。 ティラノ1匹の出現パターンの場合はこの能力は無く、こちらの先制攻撃も可能。 他にも同様に戦闘開始時の隊形等が強制的に固定されている敵が居る。 逆にプレイヤー側が強制的に有利な隊形になる戦闘もあり、 『女神』戦では必ずこちらがサイドアタック(敵を挟み撃ち)を取れる。 敵の全体攻撃を片側の味方しか喰らわない(クラウディヘヴンやクエーサーは例外)代わりに、 仲間全体に回復を掛けられなくなるデメリットもあるので、難易度調整措置としては微妙だが。 ◆ファイナルアタック発動は防げない FF6の仕様では敵のファイナルアタック自体の発動を封じる事は不可能。 ファイナルアタックが魔法攻撃ならMPを空にして技を出させなくさせるか、 技自体の発動は防げないので、ジャンプ等で回避したりリレイズで保険掛けるしかない。 尚、SFC版ではバニシュ→落とし穴(暴れる)等でファイナルアタックを封じられる場合があった。 ◆モンスターが潜む宝箱の処理 FF6では宝箱の中にモンスターがいる場合、宝箱の中身にアイテムは無い。 登場したモンスターのドロップアイテムという処理方法を取って入手する。 (戦闘後に宝箱を開けるのではなく、戦闘終了時に敵が落とす形式を取る) その為、トンベリーズ(3匹)から同時にドロップできる個数は最大3個まで。 ただし装備可能者がティナとセリスの2名しか居ないので、そこまでして粘る意味は無いが。 ◆投げてないのに減る 投げるで武器を選択した後、投げる前に戦闘が終了しても武器が減っている。 ◆ゴゴが「まどう」や「まほう」を使えないことがある ゴゴが魔導アーマーに乗る時に「まどう」コマンドが、狂信者の塔で「まほう」コマンドが使えない場合がある。 これらのコマンドは「たたかう」が変換されるため、 ゴゴに「たたかう」コマンドをセットしていないと表示されない 。 特に後者は間違えやすいが、「まほう」コマンドの方を装備しても無効。 SFC版から存在する仕様:システム関係 ◆ひっぺがしオヤジも雪男は無理 飛空艇内部に居る、装備をひっぺがすオヤジに話しかけ、 「全員の装備をひっぺがす」を選んでも、ウーマロの装備アクセサリは外せない。 仕様・バグ・裏技の違いとは? 「仕様」 システムの関係上そうなるのが必然の現象。そういう風に作ってあるもの。 または開発段階で想定外の現象に気付いたが、問題ないと判断され残されたもの。 設計側が発売時に把握している内容の事。 「確かにそういう現象が起こりますが、それで正常の動作です。」 「開発中に発見されましたが、『この方が面白い』という判断から敢えて残しました。」 「バグ」 設計側が想定していなかった、仕様ではない動作。 厳密には設計通り動作しないものは、被害が殆ど無いものでもバグの範囲内なのだが、 慣例的に、その中でも特にプレイヤー側が不利益を被るものを指して「バグ」と表現する。 プレイヤー側にとって害あって利なしの現象なので、「バグ≒欠陥」と捉えられる傾向もある。 また、プログラムが原因ではなく、「起動しない」「特定階層でフリーズ」「データが壊れる」等が フラッシュメモリの欠陥など製造的要因で起こる場合は、バグではなく「不具合」に含まれる。 「開発中にはそういう現象が起こる事は把握していませんでした。お詫び申し上げます。」 「裏技」 基本的にバグの一種で本来と異なる動作なのだが、プレイヤー側に利益をもたらす場合、 或いは、仕様なのだが限りなく本来のゲームバランスを逸脱する範囲の使い方等を「裏技」と呼ぶ。 プレイヤー側にとっては都合が良いので、「バグ(=有害な製作者のミス)」では無くて、 「裏技(=有益な仕様の一種)」と捉える。 要するにプレイヤーにとって都合が良いか悪いかが判断の基準となる。 良い事する奴は「善玉=裏技」 悪い事する奴は「悪玉=バグ」 「バグ=虫」の意味通り、バグと裏技は害虫と益虫の関係に似ている。 合計 - 本日 - 昨日 -