約 14,478 件
https://w.atwiki.jp/potyama001/
イオン帝国は時空間の歪みによりワープしてきたイオン政府及びイオン国民によって作られた国である。 国名:イオン帝国 首都:美浜区 元首:岡田 卓也 会長:イオン岡田 元也 民族:イオン人、アイヌ人、日本人、東海道人ほか 公用語:日本語 通貨:WAON GDP:35兆円 人口:935万人 国歌:イオン 国鳥:コムクドリ 国花:ラベンダー 国色:紫 国是:お客様を第一に 政治 名誉会長:岡田卓也 会長:岡田元也 政党 与党 イオン党 イオン共和国で最大の党。 イメージカラーは紫。 イオン帝国で1番まともな党で国民に絶大な支持を得る。 マックスバリュー党 全国国家に支所を持つ党。マニフェストはマックスバリューの世界展開。 ダイエー党 一度消滅しかけたがマックスバリュー党に援助してもらい、連立したことで復活した。密かにダイエー王国を建国をしようと企んでいる。 柏レイソル党 柏市を本部とする党。 イメージカラーは黄色。 昔は野党だったが次第に人気が上がり与党に昇格した。 野党 WAON党 政治資金を国民からカードで騙し取る悪党。 マスコットは犬。 イオン銀行から圧倒的支持を受ける。 レイクタウン越谷党 日本国に本社を持つ党。巨大な本部を持ち、政治に対しての強い発言力を持つ。 浦安オリエンタル党 浦安に本部を持つ「夢と魔法」をモットーにしている党。 ジェフユナイテッド市原・千葉党 今は野党に転落しているが再び与党になるため日々支持者を増やす努力をしている。 市原市の首都移転を目指す。 チバラキ党 消滅した千葉県と茨城県の復活を目指す党。イオン帝国の命令により名称がカタカナになっている。 さいたま党 さいたま教を広めることを目指す党 マニフェストは「さいたまがせかいをのむ」 イオン政府により廃党にされたので、今はこっそり裏で活動している 行政機関 総務省 電波庁 ネットワーク庁 法務省 外務省 財務省 WAON庁 国税庁 文部科学省 文化庁 科学庁 厚生労働省 未成年喫煙飲酒防止庁 水産省 海産庁 養殖庁 農林省 林野庁 農産庁 経済産業省 エネルギー庁 特許庁 中小企業庁 国民安全省 警視庁 消防庁 海警庁 ネット警察庁 国土交通省 道路庁 国土庁 気象庁 観光省 広報庁 郵政省 環境省 節電庁 イオン軍 陸軍 海軍 空軍 政策 カタカナ推進政策 自治体名のカタカナを推進する政策。 カタカナ自治体名にすると5億円の援助金が送られる。 イオン大帝国拡大政策 イオン帝国の領土をどんどん拡大する。 イオンの店舗を世界にたくさん作る。 さいたま教廃止政策 さいたま教の国内完全廃止を目指す。 法律 セブン アイ絶対禁止法 セブン アイグループの店舗への進入を禁ずる。 破ったら死刑。 セブン アイの従業員と関わったら無期懲役 国外追放。 イオン個人名称法 自分の名前には必ず苗字か名前にイオンをつけなければいけない。 岡田名誉会長は例外。 地方行政区間 千葉特別区 - 美浜区 葛飾州 - 船橋市 浦安州 - 舞浜市 東葛飾州 - 松戸市 北総州 - 佐倉市 成田州 - 成田空港市 北房州 - 山武市 南房州 - 勝浦市 内房州 - 木更津市 南房総州 - 館山市 つくば州 - つくば市 鹿行州 - 鹿嶋市 古河州 - 古河市 水戸州 - 水戸市 日立州 - HITATI市 イオン軍 兵数:78万人 軍事費:3兆7000万円 作戦会議にとても時間をかける。 突撃のときは「イオンさいこー!」と叫びながら全速力で突撃する。 間違って「セブンさいこー!」と叫ぶとその場で射殺される。 入軍は志願制。 イオン国内で3番目に人気のある職業。 つくばがあるため科学力に長けている。 軍事力は日本国より圧倒的に上。 陸軍 戦車 98式戦車:1600輌 90式戦車:700輌 74式戦車:1200輌 68式戦車:800輌 0124式戦車(日立製作所独自開発):3200輌 装甲兵員輸送車 89式装甲戦闘車:900両 73式装甲車:1400両 96式装輪装甲車:1600両 攻撃ヘリ AH-63DS:700機 AH-IIS:500機 火砲 FH-70S 1200門 海軍 ふなばし型ミサイル巡洋艦 全長:190.0m 全幅:20.0m 吃水:11.0m 排水量:14,000t 同型艦「ふなばし」「かもがわ」 かしま型ミサイル艦 全長:400.0m 全幅:16.0m 排水量:200t 同型艦「かしま」「かみす」「かずさ」「とみつ」「さんぶ」 かずさ型フリゲート艦 全長:95.0m 全幅:12.0m 排水量:6,000t 同型艦「かつうら」「おおあらい」 ほこた型潜水艦 全長:770,0m 全幅:10,0m 排水量:2,450t 同型艦:「ほこた」「ひたち」「ならしの」 きみつ型空母 全長:360.0m 全幅:45.0m 排水量:110,000t 搭載機:99機 同型艦「きみつ」「かつしか」「しもうさ」「たかはぎ」「つくば」「くじゅうくり」 空軍 F-16IN戦闘機(国産) F-15J戦闘機 F-4攻撃機 T-7練習機 C-300H輸送機 YS-11輸送機 U-4 ペトリオット 宗教 HITATI教 日立製作所を熱烈に信仰している者の間で自然に生まれた宗教。 一日に3回家中のすべての日立製品に手を合わせ拝む。 1年に一回聖地である、日立製作所本社に向かい、一回「神聖なる日立様!」と叫ぶ。 さいたま教 別の世界にあるさいたま教がなぜか1人のさいたま教徒がたまたまイオン国内にワープしてきたことにより広まった。 イオン帝国によりイオン国内では、滅亡の危機にある。 さいたまに住む民族の間に自然発生的に生まれ育った伝統的な太陽信仰である。 さいたまの「たま」は、古代さいたま語では太陽を意味する。 さいたま教の唯一神「たいよう」は、神道の天照大神と同一であるとされている(起源はさいたま)。 太陽が最も高く昇る南中時に、両手を高く上げて「さいたまー!」と三度叫び、祈りをささげる。 日光浴も推奨されている行為の一つで、日焼けしているほど信仰心が厚いとされている。 メディア テレビジョン IHK(イオン放送協会) ちばテレビ IBS 日本国のTBSを放送。 ラベンダーテレビ 日本国のフジテレビを放送。 イオンテレビ 日本国の日本テレビを放送。 テレビ太平洋 日本国のテレビ朝日を放送。 新聞 千葉日報 茨城新聞 常陽新聞 房日新聞 日刊常総新聞 教育 教育力を高めるため高校まで義務教育である。 大学 千葉大学 イオン大学 美浜大学 千葉国際大学 千葉理科大学 放送大学 さいたま大学 HITATI大学 首都大学千葉 茨城大学 経済 主要企業 イオングループ イオン ミニストップ オリジン東秀 マックスバリュー 未来屋書店 INL(イオン航空) ダイエー ららぽーとグループ ららぽーとを中心とするグループ。 ちなみに三井グループからは独立した。 ららぽーと ララスクエア ららストア ららぽーと建設 ららぽーと不動産 LTA(ララポートトゥモローエアラインズ) これのパクリ疑惑が浮上中。 テレビ太平洋 いすみ鉄道 小湊鐵道 千葉急行電鉄(通称千急) 千急バス 千急ストア 千急建設 京成電鉄 京成バス 京成百貨店 新京成電鉄 IR IR千葉(千葉旅客鉄道) IR茨城(茨城旅客鉄道) 日立製作所 キッコーマン ケーズデンキ アマゾンイオン オリエンタルランドイオン 産業 野田醤油 酒 房州うちわ 押絵羽子板 石油・石炭 化学 鉄鋼 農業 落花生 小松菜 タケノコ ほうれん草 なし ダイコン しゅんぎく 枝豆 水産物 カタクチイワシ スズキ イセエビ あわび ひじき さんま 観光 千葉ディズニーリゾート(TTR) 千葉ディズニーランド(TTL) 千葉ディズニーシー(TTS) イオンイクスピアリ イオン市川ベイシティ イオン土浦レイクタウン 幕張メッセ ららぽーとTOKYO-BAY ららぽーと柏の葉 イオン市原ベイタウン イオン土浦レイクシティ 千葉マリンスタジアム 鴨川シーワールド マザー牧場 岡田記念館 鉄道 IR千葉 旧千葉県内の武蔵野線以外のJR路線を受け継いでいる IR茨城 旧茨城県内のJR路線、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道を受け継いでいる 千葉急行電鉄 舞浜線(舞浜リゾートライン) 千葉線(京葉線) 千葉モノレール線(千葉都市モノレール) 西船橋線(東葉高速鉄道) 野田線(東武野田線) 流山線(総武流山電鉄) 印西線(北総開発鉄道) 京成鉄道 関東鉄道 JR東日本 筑波新幹線(つくばエクスプレス) 武蔵野線 東京メトロ東西線 歴史 2020年 11月17日 - 岡田会長が密かに千葉市長に就任する。 11月20日 - 千葉市をイオン市に変更。市民大激怒。 11月24日 - イオン市の独立を表明。千葉イオン帝国を建国。(イオン独立宣言) 日本国断固拒否。 11月28日 - 千葉県は木更津市に県庁を移転。 12月5日 - 領土を広げるため、周辺市町村への侵攻を始める。 12月11日 - 習志野市、船橋市、八千代市、四街道市、佐倉市を占拠。 12月24日 - 日本国に独立を認めさせるため、大阪市・広島市を空襲する。日本政府しぶしぶ独立を認める。(クリスマス空襲作戦) 12月28日 - 鎌ヶ谷市、白井市、市川市、松戸市、印西市、栄町、富里町、酒々井町、神崎町、八街市を占拠。 2021年 1月13日 - イオン帝国に対抗するため野田市、流山市、柏市、我孫子市、が合併し、東葛飾市を新設。 1月18日 - イオン軍、東葛飾市に侵攻。東葛飾戦争勃発。 1月20日 - 東葛飾軍、敗戦しイオン帝国に編入される。 2月14日 - 銚子市、旭市、東庄町、香取市、多古町、匝瑳市、芝山町、横芝光町、成田市が合併。銚子市を新設。 2月17日 - 山武市、東金市、九十九里町、大網白里町、白子町、長生村、一宮町、茂原市、睦沢市、いすみ市、大多喜町、御宿町、勝浦市が合併。九十九里市を新設。 銚子市、九十九里市が「千葉外房連合」を設立。 2月23日 - 市原市、長柄町、長南町、袖ヶ浦市、木更津市を占拠。千葉県は県庁を鴨川市に移転。 2月27日 - イオン軍が旧大多喜町に侵攻。ついに千葉戦争勃発。 3月4日 - ミサイル艦「かずさ」の醤油ミサイルが大活躍しイオン軍が勝利。銚子市、九十九里市を編入。 3月12日 - 成田国際空港はイオン国際空港に改称される。 3月15日 - 君津市、富津市でイオン帝国に編入されようという気運が高まり、イオン帝国は君津市、富津市を編入する。 3月19日 - 裾南町、南房総市、館山市占拠。 3月21日 - 浦安市占拠。東京ディズニーリゾートをイオンディズニーリゾートに改称。 3月23日 - イオン帝国と千葉県が安房鴨川駅付近で激突。(安房鴨川駅の戦い) イオン帝国勝利。鴨川市を編入する。 4月12日 - 地方行政区画を設定。 4月14日 - 茨城県侵攻を見据え旧千葉県民を中心に「千葉イバラキ特別征服隊(通称チバ隊)」を結成。 4月16日 - イオン帝国、茨城県に宣戦布告。(茨城戦争) 4月19日 - チバ隊、取手市・守谷市・つくばみらい市を占拠。 4月21日 - つくば市・土浦市・かすみがうら市・石岡市・阿見町・美浦村が合併。筑波市と名乗りイオンに全面協力することを発表。 4月24日 - イオン軍、鹿嶋市・潮来市を占拠。 5月1日 - 桜川市・筑西市・下妻市・結城市・八千代町・古河市・五霞町・境町・坂東市・常総市が合併。古河市を名乗りイオンと全面対決することを発表。 5月5日 - 筑波軍、牛久市・龍ヶ崎市・稲敷市・利根町・河内町を占拠。 5月9日 - つくば州発足。 5月13日 - 水戸市・城里町・笠間市・大洗町・茨城町・小美玉市が合併。水戸市を名乗りイオンと完全対決することを発表 5月18日 - 古河市・水戸市、茨城連合を結成。 5月21日 - 戦闘機を確保するためイオン軍・チバ隊・筑波軍三方向からの集中攻めにより日立市・東海村を制圧。(日立三方攻め) 5月26日 - イオン軍、行方市・鉾田市を占拠。 6月1日 - イオン軍・チバ隊・筑波軍が茨城空港に侵入し、茨城戦争史上最大の戦いとなる茨城空港の戦いが勃発する。(茨城空港の戦い) 6月2日 - イオン軍、納豆攻撃に苦戦するが、相手の納豆切れにより水戸市内、旧小美玉市域を制圧。 6月5日 - 筑波軍、古河市役所を奇襲攻撃。古河市、茨城連合崩壊。 6月7日 - 水戸市が茨城県と同盟を結ぶ。 6月10日 - イオン軍は鹿行方面、筑波軍は筑波方面、チバ隊は古河方面から水戸市に侵攻。 6月6日 - イオン・チバ隊・筑波軍と水戸軍、水戸駅付近で激突。(水戸駅の戦い) 6月8日 - 最初は水戸軍の方が有利だったが、突如旧茨城町、旧笠間市が裏切り、イオン側についたことによって水戸市制圧。水戸市・茨城県全面降伏。 6月18日 - 鹿行州・つくば州・古河州・水戸州・日立州発足。 11月24日 - 茨城空港が改築され茨城国際空港に改称される。 2022年 2月8日 - セブン&アイホールディングスが静岡市で独立を宣言し、セブン帝国を建国。(静岡独立宣言) 2月 2月19日 - 2月25日 - 2月28日 - 2月28日 - 3月1日 - 3月3日 -
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1905.html
『おんもでゆっくりしよう!2』中編 オレはイライラしていた。 前回、編集ミスでナレーターであるこのオレ『観察お兄さん(神気取り)』の説明文が無くなっていた事に。 ではなく、今回絶賛観察中のこのゆっくり家族達に、である。とにかくウザイ。 観察一直線のオレが虐待鬼意三に宗旨替えしてしまいそうなウザさだ。 特にれいむ種のウザさに拍車がかかっている気がする。 かなりの数が死んだとはいえ、それでも溜飲が下がらないとは。 つーか、なんで全滅しなかったんですか? そんな運はイラナイよ! 今回(元々は1話形式でした。)はれいむ種のウザさにも焦点を当てて観察してみよう。 「それじゃあれいむ、おちびちゃん、ゆっくりおうちにかえっておみずさんご~くご~くするのぜ…」 「つかれたよ! もうあんようごかないよ!」 「おみじゅ! おみじゅ!」 「まりさ! れいむもかわいいおちびちゃんたちも、つかれちゃってもううごけないよ! ゆっくりしないでおみずさんさがしてきてね!」 「ゆぅぅぅ…」 でた、れいむ! なんなんですかね、コレ(笑) 身体機能に差が皆無なら、れいむの無能っぷりはその『向上心』の無さに尽きる。 ゆっくりは種毎に性格が違う。同種個体でも臆病・活発等の差異はあれど、 基本的な種の行動原理のようなものがあったりなかったり 観察対象のゆっくりについて考察するなら まりさ:活発、蒐集癖。これはエサを集めるのに適したものだ。 ありす:活発、とかいは。まりさほどではないが、ガラクタ蒐集もする。 れいむ:(笑) 現状に甘んじることなく、よりゆっくりするためにアクティブに行動するのが今回のまりさ、ありす。 餌場の開拓、食料の選別(毒など)、とかいはなコーディネート(資材集め)、すっきりてくにっく…枚挙に暇が無い。 一方、れいむは漠然とした『ゆっくり』を求める傾向にある。 『おうた』等は他のゆっくりだって歌うし、れいむ種は狭い自分の引き出しからしか旋律を生み出せない。 特に練習らしい練習もしない。どちらかというと、ゆっくりしたおうたを聴くことの方がゆっくりできる。 あったかいおうちでゆっくりしたい。 おちびちゃんがいればゆっくりできる。 おいしいごはんがあればゆっくりできる。等など そのどれもが受動的であり、現状の『ゆっくり』に甘んじてしまう傾向が強いのが『ゆっくりれいむ』だ。 例えば、ここに一本のアイスの棒(はずれ)が落ちていたとしよう。 例1)まりさ:「ゆゆゆっ! これはすごくゆっくりしたぼうさんだよ! まりさのだんびらにするよ!」 例2)ありす:「ゆゆっ! なかなかとかいはなぼうさんね! おうちのこーでぃねーとにつかえるわ!」 例3)れいむ:「(ぴょーん、ぴょーん、ぴょーん、ぴょーん…)」 …。たとえが悪かったかもしれない。おっと、またまた観察が疎かに。 この癖なんとしないといかんな。 「だめなんだぜ、ここはあぶないんだぜ、おうちのちかくにごーくごーくできるかわさんがあるから そこまでがんばってほしいんだぜ…」 「ゆっ! …しかたないね。れいむはおちびちゃんたちにしんじゃったおちびちゃんたちのぶんまで ゆっくりしてほしいよ。…おちびちゃん、れいむのおくちにはいってね! おうちかえろうね!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「ゆっきゅち!」 「やじゃぁぁっ! おみじゅ! おみじゅごーきゅごーきゅちたぃぃぃいいっ!」 「ゆっくりしないではやくしないとまたゆっくりできなくなっちゃうんだぜ! ゆっくりしないでおうちかえるんだぜ!」 どうやら、まりさ一家は帰宅することで話が纏ったようだ。 れいむも意外と聞き分けが良いのがオドロキである。 さて、赤れいむが1匹ダダこねているがどうするのかな? 「おおきなおちびちゃんたちは、まりさのおくちにゆっくりはいるんだぜ!」 「ゆびいいいいいぃぃっ! おみじゅぅぅぅ! ゆびぃぃぃい!!」(ころころ) ※饅頭格納中… 「ゆびぃぃぃぃっ! びゃぁぁぁっ!! みじゅもっでごぃぃぃっ!!」(ころんころん) 「ふうう、おひひひゃん、ふぁふぁうひへね…」 「へいふ…ひはんははいんはへ、ほうはへふぁふぁいふぉ…」 「ふうううう! ほへんふぇぇぇ! ほひひふぁんほへんふぇぇぇ!!」 あらあら、生き残った子ゆっくり達を格納した親達はわがまま赤れいむをおいて ずーりずーりと帰途についてしまった。 ころころ転がりながら泣き叫んでいる赤れいむはソレに気付いていない様子。 一家は、蚊に刺され苦しみぬいた末に死んでいった子達、泣き叫んでいるあかちゃん、 そして未だ毒に苦しんでいる瀕死の我が子を順に見やり、 『ふっふり…』 ぽつり、と涙と共に零し、背(?)を向けた。 すぐ傍には当然ありす一家もいたのだが、子ありすの惨状に嘆くのに忙しく、 まりさ達が去ったことには気が付いていない。 ありす達もまりさ達も、他の家族を気遣っている余裕など既に無くなっていた。 「ありしゅおみじゅごーきゅごーきゅちたいよ!」 「れいむものどさんからからだよぉ! おみずさんご~くご~くしたいよ!」 「ゆうう、れいむ、どうしよう…?」 「ゆっ! ゆっ! あがれないよ!」 ありす一家もノドの渇きに苦しんでいるようだ。 だが、帰ろうにも一家の大黒饅頭ゆっくりれいむが側溝から抜け出せない。 親れいむは側溝から抜け出そうと必死で、親ありすの問いかけにも気が付かない。 「ゆはぁ、ゆはぁああ、れいむのどさんからからになっちゃったよ! かべさんはいじわるしないでれいむをここからだしてね! ゆっ? これはおみずさんだよ! れいむがごーくごーくするよ!」 「ゆゆっ!? おと~さん! れいむにもごーくごーくさせてね!」 「ありしゅも! ありしゅも!」 どうやら、目の前のゆっくり皿に溜まった黒い雨水に気が付いたようだ。 ボウフラがうじゃうじゃ湧いているんだが、ゆっくり的にはお構いなしらしい。 蚊柱と同じ位、ゆっくりしていない挙動で蠢いているのだが…、水の中は良く見えないのだろうか。 側溝は成体1匹分の深さ。子ゆっくりどもはゆっくりしないでご~くご~くしたいのか 親れいむの頭を経由してコロリンと側溝の底に降り立った。 成体でも恐れをなした高さだというのに、なんとも無謀・無知・無垢… そこは風の通り道になっているからか、子れいむたちはヒヤリとした空気に包まれる。 コンクリートの外壁はどこまでも続いており、フタの抜けたこの場所から少し先は キチンと天蓋があり、『ュゥゥゥゥゥ』と暗い音を黒い洞から発していた。 ゆっくりの目線からすれば、天井が暗くざわめく灰色の異空間に迷い込んだような感覚だ。 そして目の前にはなんだか不気味な雰囲気の肌色のオブジェ。この中で子ありすは…。 「ゆううううっ! なんだかこわいよ! ゆっくりできないよ!」 「ゆぇぇぇぇえん!」 降りた子ゆっくり達は、その強烈な違和感に怯えはじめた。 「ゆっ! おちびちゃんたちもおりてきちゃったの? ゆふふ、しかたないね。いっしょにご~くご~くしようね!」 子ゆっくりでは皿の縁に届かないので、親れいむは口移しで子ゆっくり達を潤す。 大量のボウフラと共に… 「ごーくごーく! ごーくごーく! しあわせー!」 「とかいはなおあじね!」 「れいみゅも! れいみゅもぉぉぉっ!」 「れいむ、こっちにもとかいはなおあじのおみずさんちょうだいね!」 側溝の縁で待機していた親ありすと赤ゆっくり達もおみずの催促。 「ゆっ! わかったよ! ご~くご~く! ご~くご~く!」 「ゆゆっ! いじわるしないでおみずさんちょうだいね!」 「ちょ~らいにぇ!」 「ひゅっひゅひ、ひひゅほ! ぴゅ~~~~~~っ!」 「ゆわぁ~~~! あめしゃんだぁぁ!」 「ゆゆっ! これはおみずさんだよ! とかいはなしゃわ~さんね! さすがありすのだ~りんだわ!」 「ぴゅ~~~~~~~っ!」 「ゆきゃっ! ゆきゃっ!」 親れいむは口に含んだおみずを、上段の家族に向けて緩やかに噴出した。 蚊に刺された蔓の処理といい、今のしゃわ~といい、このれいむは何かと気転が利くようだ。 父ゆっくりになると、れいむ種でも少しは変わるのだろうか 渇きを潤す黒いしゃわ~(ボウフラ入り)にご満悦の一家。 黒い虹が一家の行く末を暗示するかのように架かっていた。 「ゆぅぅぅ~~~… でられないよ…」 一通り水遊びを楽しんだ一家はようやく、もう帰ろうという結論に辿り着く。 しかし、未だ親れいむの側溝脱出は成らず、残された一家は困り果てていた。 子れいむたちは親れいむのおつむに取り付いてず~りず~りと登頂し、なんとか脱出できた。 「れいむぅぅぅ、だいじょうぶなのぉぉ!?」 「ゆゆゆ! …しんぱいごむようだよ! きっとべつのばしょさんからでられるよ! ありすたちはゆっくりしないでさきにおうちにかえってね!」 「ゆ~~~ん… わかったわ、れいむ。ゆっくりしていってね!!!」 『ゆっくりしていってね!!!』 『ゆっきゅちちちぇいっちぇにぇ!!!』 子ゆっくり達を連れてその場からず~りず~りと去る親ありす達。 「ゆっ、おか~さん! あかちゃんがないているよ!」 「ゆっ!? ……いきましょう、おちびちゃんたち。ゆっくりしないでおうちにかえりましょうね…」 「ゆぅぅぅ…」 置いていかれた赤れいむを捨て置き、帰路に着く。 自然は厳しい。ゆっくりだって生きている。 時折見せる、こうした野生動物然としたドライな反応もゆっくりの魅力のひとつだ。 おうちにかえろう。おうちにかえってゆっくりしよう。 きょうはおちびちゃんたちがいっぱいゆっくりできなくなってしまった。 しんでしまったおちびちゃんのぶんまでいっぱいゆっくりしよう。 おいしいごはんさんをぽんぽんいっぱいむ~しゃむ~しゃしよう。 まいにちいっぱいす~やす~やしてす~くす~くおおきくなろう。 ゆっくりしよう。 おんもはこわいこわいだったけれどあしたもがんばってゆっくりしよう。 「ゆっ! ゆっくりしないででぐちさんをさがすよ!」 ゆっくり皿のあった場所は格子があり、『下流』の方に行くしかない。 意を決したれいむは暗闇の洞に吸い込まれるように消えていった。 遊歩道には呻き声と赤れいむの嘆きだけが残っていたが、 元々小さな体から発せられる声は、少し強くなってきた風に容易く掻き消される。 「か゛ゆ゛…う゛ま゛。゛」 「ゅ゛っ…ゅ゛っ…ゅ゛っ…ゅ゛っ…ゅ゛っ…ゅ゛っ…。 ……。 …。 ゅ゛っ…。 ……。 …。」 「ゆびいいいいい!! ゆっ!? おきゃーしゃんどきょぉ? どきょぉぉぉ!?」 今まで宥めてくれていた親れいむの声が無くなっていることにようやく気付いた赤れいむ。 不信に思い、辺りをキョロキョロ見渡すが、そこにはゆっくり出来ないオブジェと化した家族達、おともだち。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆぁぁぁぁ! うわあああああああ!!」 (○)(○) あれだけ喧騒に包まれた遊歩道も静かになった。 散らばったゴミクズを足で寄せ集め、遊歩道のベンチの脇にあるクズ篭に放り込みながら これからの観察プランを練ることにする。 『ュゥゥゥゥゥ… ュゥゥゥゥゥ…』 …側溝から時折聞こえるこの音。大体見当はつくが、中はどうなっているのだろうか。 それにさっきまでは静かだったのにまた聞こえてきた。 次の観察プランはコイツでいくか。 「ず~り、ず~り! ゆっ! ゆっ!」 暗闇の側溝の中、親れいむは窮屈そうに這っていた。 天蓋はバスケットボール大の体の頭頂部分にピッタリで跳ねることが出来ないのだ。 じまんのかわいいおりぼんが擦れて汚れてしまっているのも知覚出来ていたが、 今は一刻も早くここから脱出して、ありすたちに合流しなければならない。 くきさんを生やした身重のありすひとりとおちびちゃんでは、帰り道は不安である。 生き残ったおちびちゃんもまだいっぱいいるのに、おと~さんのれいむが守らねば! 「まっててね! ありす! おちびちゃん! れいむはゆっくりはやくだっしゅつするよ!」 『ュゥゥゥゥゥ… ュゥゥゥゥゥ…』 「ゆ! ゆぅぅぅ… またきこえてきたよ」 この音。いや、声。 どれくらい進んだのか判らないが、だんだん近づいてきているような? 既に風の音ではないというのは、れいむでも判った。 こころなしか、ゆっくりの声に似ている? 「ゆ~~ん! だれかいるのぉ~? いるならおへんじしてねぇ~! ず~り、ず~り!」 呼びかけながらまた暫しのず~りず~り。 「ユウウウウウ… ユウウウウウ…」 「ゆゆゆ!?」 いた。 ゆっくりだ。 天蓋ブロック端に刻まれた取っ手が明り取りの窓の役割を果たし、ボンヤリと照らす。 そこにはボロボロのれいむがいた。 おりぼんも、おはだも、かみさんも、きっとおくちのなかのは(歯)やしたさんもボロボロだろう。 (なんだかゆっくりしてないれいむがいるよ…) 観察お兄さん的に側溝の中の状態も看破できるのだが、 観察お兄さん的好奇心で、れいむに姿を見られないよう留意しながら蓋を外してみる。 差し込んだ外の明かりにボロれいむ&親れいむがそれぞれ別な反応を示す。 いや、根底は同じなのかもしれない。 「ゆぴぴるっ… おんもぉ? …ゆぴるぱっ!」 「ゆゆゆ!? あかるくなったよ! でぐちだよ! れいむのるーとせんたくはただしかったよ!」 側溝の1ブロックを外すと、れいむとボロれいむが丁度露出した。 光を浴びたボロれいむの様子が何かおかしいと感じたれいむは、ボロれいむがかなり衰弱しているということに気が付いた。 「ゆゆっ! だいじょうぶ!? だいじょうぶ!? ゆっくりしてる!?」 「ゆぴぴる! ぴぴるんぱ! ぱぴゅるぴゅん!」 「ゆっくりしてね! ゆっくりしてね!」 「ぴぴゃらっぷ! ぴゃぁん! ぴゃぁん!」 ボロれいむがどんな状態か、簡単にいえば、体内で大量のボウフラが暴れているのだ。 天蓋を外したおかげで半透明の眼球から体内に光が差し込み、負の走光性だか走地性よろしく ボウフラが一斉に活動したのだ。その眼球内にもギッシリとボウフラが詰まっていたが。 それにしても、いったい、体内でどうやって呼吸しているのだろうか。 ボロれいむは一昨日、側溝に迷い込んだ若れいむだった。 はるさんを迎えひとりだちした矢先、同じく巣立ちをしたかっこいい若れいむ2・若ありす1姉妹に出会い、 一緒に遊んでいるうちに遊歩道に近づいてしまった。 針金に引っ掛って落下し、その時出来た傷口に卵を産み付けられ、体内でボウフラが孵化してしまったのだ。 傷の痛みと、一緒に落ちて分断されたおともだちのあまりにゆっくり出来ない最後に 散々泣き叫び衰弱していたため、あちこち刺されても大した反応も出来ず、 ゆっくりできないなにかから逃れるように這いずりながらココまで辿り着いた。 オレはゆっくりと蓋を元に戻した。 「ぱぴぷぺっ… ユウウウウ…」 「ゆっくりしてね! ゆっくり! (ゴゴゴ…)ゆゆっ?! おんもさんまってね! ゆっくりしててね! ゆぅぅぅぅ…」 予想通りってのも、案外つまらない。 くぐもっていく2匹の声を聞きながらオレは考える。 この親れいむも直接ボウフラ入りの水を飲んだし、ボウフラ自体もあんこに耐性があるようだ。 頭頂部も擦れて禿げ上がり、もうしばらく這いずれば中身が露出するだろう。 それにこの先には… 「ゆぐぅぅぅ?! でぐちさんがなくなっちゃたよぉぉお!? でぐちさんやめてね!! れいむをおんもにださせてね! それからしまってね!!」 「ゆううう… れいむは、いきるよ… いきて、ありすとおちびちゃんとしあわせ~にくらすんだよ… ず~り、ず~り」 「ュゥゥゥゥゥ… ュゥゥゥゥゥ…」 「ュゥゥ…」 「ゆっゆっ!? すすめないよ! どおして!?」 側溝には要所毎に格子が設えてあった。 格子の向こうからもあの声が渦巻いて聞こえてくる。 そして、ゆっくり出来ない羽音も… オレはありすを追いながら携帯で蚊について調べていた。 展望台は電波塔の役割も果しており、自然豊かなこの公園内でも感度は良好だ。 どうやら『ゆ擦り蚊』とかいうのがいるみたいだが、ソレと今回のは少し体色が違う。 コイツの口吻は赤く、翅はステンドグラスのように七色に煌いているのだ。 『紅魔蚊(ん)』ゆっくりの死体を媒介に繁殖する蚊だそうだ。 ゆっくりに含まれるれみりゃ・ふらん等の因子が起因して発生するらしい。 吸血するもの同士、気が合ったってことなのか? ゆっくりのあんこしか吸わず、日の光が苦手。 繁殖力・成長速度はゆっくり並み。etc. ちなみにボウフラは『ぼうふりゃ』とも『ぼうふらん』ともいわれるそうだ。 正直、どうでもいい。 ゆっくりが介入したことで、残念ながら全てにおいて元の蚊よりグレードダウンした生物である。 歴史的にみても、ゆっくりなんぞよりも蚊が優れた生命であることは知れたことなのだが ゆっくり同士でもこのようなグレードダウンは往々にして起こりうる。 例えば、れいむの場合 ゆっくりの基本的な身体差は無いが、れいむ種は小柄な個体が多い。 これはエサ集めを幼少期や成熟期に他の個体に依存した結果、最終的な摂取量がまりさ種やありす種に及ばないためだ。 もし、れいむ種が父役を果たした場合でも、拾得量や栄養面での問題。 少ないエサを子(特にれいむ種の仔にだが)に優先的に分け与えるため似たような結果になる。 アクティブに動く個体は『かり』の際にも少なからず食料を摂取し、運動の作用で健康なものが多い。 経験を積み重ね、それに基づいた野生ならではの知性と閃きも見せる。 小柄な個体が産む仔は、比例して小さく貧弱であり、餡容量も少ない。 ゆっくりの特徴として、劣性の遺伝情報も色濃く受け継がれてしまう。 野生で生きるものの母体としては、れいむ種などではなく、まりさ・ありす・ようむ等、 とにかくれいむ以外のゆっくりが望ましいのだ。 これは、現代で言うところのラバ・ケッティの関係に当てはめると判りやすいかもしれない。 ♀ウマに♂ロバを掛け合わせると、体の大きな♀ウマからは 馬の力強さ、ロバの頑丈さ、粗食に耐える素晴らしい能力を持った 『ラバ』という動物が生まれる。寿命も比較的長い。 ♀ロバに♂ウマを掛け合わせると、体の小さな♀ロバからは 馬の臆病さ、ロバの矮小さ、粗食に任せた大食らいの役立たず 『ケッティ』という動物が生まれる。体が小さいので労役には耐えられない。 これらは一代雑種と呼ばれ、子孫を、仔を成せない個体として生まれる。 だがこれがゆっくり同士、母体がれいむ、もしくはでいぶならどうだろう。 どんな個体でも大量に仔を成すし、れいむ同士(苦笑)の『つがい』も珍しくない。 上記の例をゆっくりに当てはめて鑑みれば、現在のゆっくりを取り巻く状況も少しは改善されるのかもしれない。 そんな事を考えながら散策していると、丘の手前の草むらでなにやら騒いでいるありす一家に追いついた。 「ゆぷりぴゅん!」 「ぷりんぱ!」 「おぢびぢゃんどおじぢゃっだのぉぉぉおおおっ!!」 ぼうふりゃ水を浴び、飲んだチビどもが悉く奇声を上げて転がっていた。 時刻はまだ14時。絶好のぴくにっく日和の丘の草原なのだ。 子ゆっくりのおめめから入った光は小さな体内を蹂躙し、ソレを受けたぼうふりゃもあんこを蹂躙する。 その苦痛は想像を絶するだろう。 わずかに生き残ったチビども(それでも『いっぱい』いたのだが)は、総てが正常に立つことが出来ず その丸っこい身体を弓なりに反らせ、ぬるぬるの気味の悪いアーチを形作っていた。 「あぎゃぢゃぁっ!! あぎゃぢゃっ! じっがりじでぇ!! おうぢがえろーね゛っ! もうずぐそごだよぉ!!」 「ぴぴゃらぁぁぁっ!! ぴゅん! ぴゅん!」 べぇろべぇろと子を舐めてあやす親ありす。 赤れいむ・赤ありすは、アーチのバランスが崩れ横倒しになるとコメツキムシの如くパチンと跳ねる。 普段の跳躍の倍以上の高度から粘液濡れの地面に叩きつけられ、またゆっくりとブリッジの態勢をとる。繰り返しだ。 よく見ると体表面がボコボコと不規則に波打っていて、体内でぼうふりゃが暴れていることがわかる。 体内のところどころから小さな突起が飛び出て、手を振るようにピンピンと動く。 コレも逃げ場を求めて体外に出ようともがくぼうふりゃだった。 幼体の場合、半透明の眼球を経由せずとも、その体全体で光を受けるだけで十分だ。 手を陽にかざすと光が透過するように、皮の薄い子ゆ・赤ゆも同様に体内を光が通る。 紫外線の影響もその身体内部全域に受けるので、成体近くになるまでの日光浴は程ほどにするのがゆっくり飼育の常識。 因果関係は不明だが短時間でも効果が出るので、それでも楽観視は出来ない。 野生の個体が良くする、実ゆっくりといっしょにひなたぼっこ→いねむり等は、高確率で先天的な障害を招くのである。 ちなみにれいむ種の多くは日光浴を好む傾向にある。 そう、れいむ種はその行動規範の悉くが実利を成さない。それはゆっくり全般に云えることでもあるのだが… れいむ…(笑) 「ぴぴりぎぃぃぃいっ! ぎぴぎぎぃいいぃぃぃっき!」 子ありすはよほど苦しいのか、アーチが捻れ、まるで固絞りの雑巾の様になっている。 絞られて出てくるのは水とは形容しがたいヌルヌルの黄ばんだ粘液だけだ。 そして、ギリギリと音立てるかのごとく捻れた子ありすが瞬時に弛緩し、 カラカラの体がぺしゃん!と粘液溜まりに沈む。 苦しみにもがき捻れすぎて水分を絞りきってしまったらしい。 おまけにゆっくりゲージ残量もほぼゼロ。えんぷてぃっ!だ まあ、ぼうふりゃに殺されたようなもんだから脱水赤れいむよりはマシかな。 なかなかとかいはな死に方だし、やったね! 雑巾ありす!! パサパサ雑巾ありすはその体全体を使い水分を吸い上げるが、既に意思の宿らない身体に給水される液体は その皮をグズグズに変化させてしまう。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! だんでだのぉぉぉおお!!」 「ぴききぃいぃっ! ぴぃぃいいぃいっ!」(ぱぴゅ!) こちらは子れいむ。全身を捻った結果、眼球が破裂してかわいい音を奏でる。 破裂と共に飛び出た大量のぼうふりゃが日の光に晒され、粘液ダレと子れいむの亡骸の上でピンピン跳ね回る。 欲張って他の子よりも大量に黒水を飲んだ結果であった。 「ゆひっ! ゆひっ! …ゲッ!! ォゲェェェ!!! ゲェッ! ォァゲッ!! ウェォォォオッ! …ッオ!」 その光景に親ありすも堪らず嘔吐してしまう。 水っぽいソレはパシャパシャと親ありすの前を流れ、のた打ち回る仔ゆっくり溜まりにまで到達する。 既に赤ゆっくり達も捻れており、その姿は一手間施したパスタ、もしくは何かの幼虫を髣髴させた。 どちらか一方の先端にはモッサリと毛が生え、鮮やかな飾りのようなものがヒラリと揺れていたが 親ありすの消化液も兼ねた吐瀉物が触れると、雪解けの如く消えてしまった。 「でいむぅぅぅ… ありず、どうじだらいいのぉぉぉぉ… ぽうやだよぼほぉぉ… ゆっぐりじだいよぉぉぉ…」 (*1) )))) 「ゆうう?」 今度は頭上の蔓に成った実ゆっくりが高速で振動し始めた。 3つの実のうち、本体側の2個の実(ありす・れいむ)がカッと目を見開き、苦悶の声をあげる。 子を宿したゆっくりが何か摂取すると、まずはその孕み子を経由する。 親ありすが飲んだ水、そのぼうふりゃが実ゆっくりまで到達し、徐々にその中身と摩り替わっていったのだ。 (*2) 「おぎびぎゃん! やべで! おぢびぎゃんぼゆっぐりさぜて! ありずのおぢびじゃっ!」 (*3) )))) (ぷつん! ぽとり) 「ゆゆゆっ! あ゛りずのおぢびぢゃん! うばれだよ! ゆっぐり゛! ゆっぐりじでいっでねぇぇ!!」 振動実れいむが蔓を離れ、地面に落ちた。 振動具合がしゅっっさんの前兆とは程遠いものだったとはいえ、ありすは無事におちびちゃんが生まれてくれたのだと思った。 こんな状況なのに、こんな状況だからこそ生まれてくれた。流石ありす。自分はゆっくりしているとかいはなありすなのだ。 おちびちゃんがうまれたよっ!! れいむ! ゆっくりしないではやくきていっしょにおちびちゃんとす~りす~りしようね! かっこいいれいむにそっくりなかわいいかわいいおちびちゃんだよ! (*4) (パカッ) 「ゆ゛っ?」 実れいむの上半身がパックリと縦に割れ、体内から白い虫が2匹、のっそりと出てきた。 6本の脚で逆さにおりぼんに掴まって身体を支え、重力の力を借りて翅を下方に垂らす。 体が黒ずみ、翅が本来の七色を放ちはじめた。 ワァ、こうまかの羽化だぁ。 「う~☆」(羽音) 2匹の蚊はその場で翅を振るわせアイドリングを済ませると、 示し合わせたように同時に飛び立ち、日の光を避けるために近くの草むらに消えていく。 イソイソとした所作だったが、その姿は中睦まじい姉妹に見えなくもなかった。 「お、おぢびぢゃっ! だんでおぢびぢゃんがわれじゃうのぉぉぉぉ???!!!」 残骸はぐるりと白目を剥き、割れていない下半身はだらりを舌を出して弛緩している。 やがて上半身が徐々に左右に垂れ下がり、無事だった下半身もキレイに真っ二つになってしまう。 水分もトンでしまっているようで、割れた惰力でボソリ…と崩れる。 羽化の最中に実ありすも地面に落ちていたが、こちらは何の反応もなくただただ、黒ずんでいくだけ。 親ありすは割れた赤れいむが衝撃的で、実ありすが生まれ落ちたことにも気付かなかったし 実ありすも消化液と残骸たちに紛れて融けてしまった。 「おうち… かえらなきゃ… れいむがまってるよ…」 ぼろぼろの蔓に残ったのは実れいむ(1)だけ。 辺り一面ヌルヌルした粘液とピンピン跳ねるぼうふりゃまみれ。 先ほどまで蠢いていたチビどもも、ありすの消化液の影響で全て体が半壊状態。 生き残ったおちびちゃんは実れいむを残してひとりもいなくなってしまった。 「どぼじでこんなことに…」 ず~り、ず~り。ありすは振り返らない。 残った実れいむが落ちないよう、ゆっくり、ゆっくり、あいするれいむのまつおうちへと這う。 「このおぢびぢゃんは… ごのおぢびぢゃんだげでも… ありずはぜっだいまもっでみぜるよ…」 本日、太陽の光を一身に浴びた実れいむ。 おひさまさんのひかりがあたると、きらきらすけてきれいなおちびちゃん。 きょうはいっぱいひなたぼっこしたね! あとはおうちでゆっくりしようね! おいしいごはんでゆっくりしようね! ありすのつくったきれいなあくせさりーさんでおしゃしようね! おとーさんれいむからぶゆーでんをいっぱいきこうね! ゆっくりしようね! ゆっくり! 展望台横の茂みに消えていく親ありすを見定め、巣の場所に中りをつける。 さて、次はまりさ一家だ。 帰宅済みなのか、枝葉で施錠された『おうち』の横にオレは腰を下ろした。 続きます。次回は後編。
https://w.atwiki.jp/mogitatepurin/pages/341.html
【種別】 高校 【読み方】 にっこうこうらい 【所在都道府県】 栃木県 【登場作品】 マウンド 【初出】 百十二話 【解説】 栃木県の私立校。会田高校の関東大会初戦の相手。 野球部は県内でも弱小の分類に入る学校だったが、蘭堂極の力によって、関東大会出場まで至る。 会田高校との試合では、影野光輝の粘りのバッティングで、蘭堂のテンポを崩され、敗北する。 【元ネタ】 特に無し 【生徒】 蘭堂極 田中洋介 中田介弘 根元喜一郎
https://w.atwiki.jp/dragons_dogma/pages/138.html
カサディス村長アダロの家 私室 パブロスの宿屋知らせの立て札(カサディス) 語らいの肘掛 “リム碑石” 紺碧の鍾乳洞 ペニータの家 ヘラルドの家 エステラの店 イオーラの家 イネスの酒場 村の教会 漁師の家 星降り浜慟哭の間 桟橋 納屋 見張り台(表示なし) ▼ 情報提供はこちら カサディス 主人公の故郷であり、ドラゴンが目覚めて最初に襲う場所でもある。(一般的なRPGでの例になぞれば当に『はじまりの町or村』と言った感じ。)オープニングムービーでは遠洋に向けた大きな桟橋があったり船がたくさんあったりと漁村らしい雰囲気が見られるが、ドラゴン襲撃時に粗方破壊されてしまう。 漁村というだけあって、海が直ぐ目の前に見える。海に入って沖の方に行きすぎてしまうとヒュージブルに呑み込まれてしまうので注意。 浜辺の採取ポイントでは魚(スタミナ回復品)が採取できるほか、密閉瓶や空き瓶が漂着していることもある。 村の至る所にある茂みからは薬草(体力回復品)がそれなりに手に入る。他に店舗内の箪笥周りや井戸からは金貨袋も手に入る。 レイナードが訪れている場合もあり、滞在中の場合は村の出入口である村門付近に立っている。 村長アダロの家 村の最北端の崖上に位置する家。開始直後はドラゴン襲撃で負傷した村人が療養中。[薬草]や[陶器の水差し]など、色々と小物が置いてある。 近くの倉庫にある宝箱からは何気に貴重な[左官台]が出ることがある。 村への通路と反対側の石柵を乗り越え、崖を少し落ちると、倉庫があり宝箱が3つある。 さらにそこから浜に落下する途中に横穴があり、中の墓石からこれまた貴重な鉱物素材の[カサディス石]などを拾える。 関連クエスト 備考 メインクエスト「覚醒」 一番最初に職業を選択する場所。二周目以降も基本職の三種(ファイター•ストライダー•メイジ)の中から選択することになる。職業が変更できる場所という訳ではないので注意。職業変更(転職)が可能なのは領都グラン・ソレンの組合宿屋のみとなっている。◆DA版では黒呪島のオルガでも職業変更(転職)が可能 私室 (プレイヤーの分身である)主人公•覚者の自宅。ただし、私室はシステム仕様上、宿泊施設としては機能しない。ストーリーイベント上で眠る事はあるが、ゲームシステム的には自宅で眠る事は出来ない。 クエスト進行により、特定の人物が住み着く様になる。自室というより、もうセレナと生贄NPC…もとい、寧ろ嫁(男の可能性も割と高いかも知れないが…)の部屋と言える。住民からも「恋人」と堂々と言われる。 幾つかアイテムが置いてあるが、それ以外は特に何も無い。 関連クエスト 備考 サブクエスト「ボーンの夢」 クエストクリア後からセレナが呪い師の森から、この場所に移動してきて住み着く。セレナはグランシスハーブ等の特定のアイテムを渡せば、渡したアイテムに対応したハーブ酒を作ってくれる。 メインクエスト「決戦」 生贄に選ばれたNPCがクエストクリア後に自宅に住み着く。店を開いているNPCも例外ではない。殺害したり何かしらの理由で死亡した場合、自宅の床に遺体が転がる。海に投げ捨てても同じ。中々にシュールである。 パブロスの宿屋 漁村カサディスの宿屋。覚者(プレイヤー)によってはとてもお世話になることもある(主に金策と二周目以降のウルドラゴン討伐or対決周回)。 田舎の漁村故か、何気に宿泊料金は50Gとグランシス地方の全宿屋•宿泊施設の中で最安値。ただし、職業変更やスキル•アビリティの修得•装備が出来ないのが欠点。 食堂のキッチンには異国のナイフやケモノ大肉があり、箪笥には採取ポイントがある。最序盤には役に立つだろう。 カサディスに駐在している領都兵士のポールもこの宿屋を利用しており、時間によっては食堂のテーブルで食事をしている場面も見られる。 関連クエスト 備考 サブクエスト「旅は道連れ」 マデリンを宿営地まで護衛する。 サブクエスト「招かれざる訪問者」 パブロスらの願いを聞き、盗賊退治の策に協力する。 知らせの立て札(カサディス) カサディス内で唯一の掲示板。主に討伐クエストと護衛クエストが貼られている。 wiki内の掲示板クエスト関係で、受注場所が「カサディス宿屋の掲示板」等と書かれていたら此処のこと。 関連クエスト 備考 掲示板クエスト(討伐クエスト・護衛クエスト全般) - 語らいの肘掛 ポーンの性格設定や口調、発言頻度などを変えられる。 性格設定の方は宿営地のリムショップで[性格矯正薬(○○の妙薬)]を買い貯めて使った方が確実。 隣の席でポールが食事をしていることもある。 “リム碑石” カサディスを出発する際にルークが出てくるリム碑石。このリム碑石が使える様になるのは宿営地のリム碑石を調べた後。 紺碧の鍾乳洞 カサディスの井戸から入る事の出来る地下洞窟ダンジョン。井戸の前にいるポールから話を聞くまでは入れない。 サブクエスト「淀みに潜む影」 低レベル時に行くと苦戦を強いられる程難しい サブクエスト「淀みに潜む影・決着」 上記のサブクエがクリアできれば問題は無い筈 ペニータの家 カサディスの海産物屋。店先に並べている物から村の特産品である干し魚を扱っている様子だが、残念ながら覚者は買い物できない。2階にはチャペスが居ることもある。 サブクエストでペニータが薬の調合をしているが、薬草に詳しいというだけで薬屋ではない模様。 ヘラルドの家 カサディスの青果店。店先に色々と品物が並んでいるが、こちらも残念ながら覚者は買い物できない。 肝心の店主は店を留守にしている事が多い。…大丈夫なのだろうか…それで。 エステラの店 カサディスの雑貨屋、いわゆる武具屋であり道具屋。 序盤レベルの装備品と道具類が中心で初期の品揃えは店主の発言(「あんまり品数はないけど〜…」)通りのショボさだが、ある程度本編ストーリーを進めると多数の消費品(回復系•道具系)や強力な装備品(主に武器)を扱う様になる。 さりげなく領都の道具屋では扱っていない[火炎弾]•[手投げ爆弾](双方共に爆発物)を売っている店である。…領都で取り扱われない様な品を一体、何処から仕入れているのだろうか…? イオーラの家 カサディスの織物屋……なのだが、商品のラインナップ的にむしろ野菜を売っている店に思える。…もしかしたら、ヘラルドの青果店から野菜類を仕入れて転売しているのかも知れない…。 買い物はイオーラが店のカウンターに居ないとできない。イオーラは昼間は宿屋の前で雑談しているので、利用できない。 人によっては金策でとてもお世話になる店。 イネスの酒場 村の酒場。夜になると村の男達が集まっている。残念ながら覚者は酒や料理を注文する事はできない。 3階には宝箱が有るほか、木箱を使って屋上に上がることができる。建物の外側にある梯子からも屋上へ移動可能。屋上では煙突の上から貴重な[カサディス石]を採取できることもある。 酒場から真正面に進むと教会へ通じる階段と、その横に共用井戸がある。共用井戸からは金貨袋を採取可能。 村の教会 村にある教会。ここに通う村人も珍しくない。 神父のクレメントはいつもここに居る。 教会へ続く道の途中から浜辺側に滑り降りると宝箱が有る。また、近くには強薬草も一つ生えている。 関連クエスト 備考 サブクエスト「祈りの経典 」 神父が失くしたという経典を探す。 漁師の家 複数戸存在する為、詳細解説は割愛する。表示されない家もある。桟橋への道にある家:メリン、マイラ、ルイス ヘラルドの店と繋がっている家:ヘラルド イオーラの店の向かいの家:バルミロ バルテンとエロンゾがいる廃墟のそば:エロンゾ、フレデロ イオーラの家の下:イオーラ 教会へ続く道にある家:バルテン 教会へ続く道にある家(表示なし):エルバー、アレッタ、アリタ このうちバルミロの家の本の山からは魔物の知識書が入手できる可能性がある。 星降り浜 カサディス内、南東に位置する小さな浜辺。エステヴォンとトムリンが日中に日光浴していることもある。 宝箱が置いてある他、夜になると[月光花]が一輪だけ咲いている。 二周目以降は、ウルドラゴンと戦える慟哭の間に行ける特殊なリム碑石が置かれてある。 関連クエスト 備考 サブクエスト「傷を癒す花」 このクエストで必要になる月光花はここで夜に一輪だけ咲いている 慟哭の間 本来はエヴァーフォールに存在するはずの、ウルドラゴンと戦う事が可能な不可思議な空間…もとい場所。 二周目以降からは、漁村カサディスからもリム碑石を介してこの場所に来れる様になる。 桟橋 船が3艘ほどある桟橋。バルミロとラモンが釣りをしている事もある。 船の上には金貨袋がそこそこ出易い採取ポイントがある。 生贄が狙ったNPC以外になった時、わざわざここから海に投げ込む覚者(プレイヤー)も割といるのではないだろうか。 ◆DAではメインポーン作成後(MQ[覚者の証]クリア後)に訪れると、黒呪島への導き手である[オルガ(射影or幻影)]が現れる(夜間のみ)。 納屋 牛舎も兼用している為なのか、牛が二頭居る。殺せば各種ケモノ肉が手に入る。ただ。こういう家畜として飼われている牛を殺した際に好感度がどうなっているかは不明。現に牛を殺すととある女性NPCの発言が変化する。 牛さんコンビのお尻の辺りの採取ポイントを調べると腐りかけの食品アイテムが手に入る。稀に[黄金色のたまご]が出てくることもある。 見張り台(表示なし) 納屋の側にある見張り台。ポーン達曰く、「村人たちが交代で見張りをしているそうです」…との事らしいが、実際の所はチャスがいつも1人で見張りをしている。 …因みに余談だが、夜間は見張り役のチャスが帰宅してしまう上に見張り台の入口扉も施錠されてしまう。…一番何かと物騒な時間帯である真夜中に見張り役が居ないのはどうかと思うが…大丈夫なのだろうか…?。 ▼ 情報提供はこちら 追記はできないけど、情報提供がしたいという方はこちらへ。 (追記の手順: ページ上部の“ページ編集” → 該当部分をコピペして書き換え → “ページ保存”でOK。簡単です) 不確定情報の議論以外の雑談・質問は Dragon's Dogma wiki BBS でお願いします。 ペニータの家はここは魚屋でしょうか?とポーンが言っていたよ - 名無しさん 2013-10-24 22 25 55 【Vtuber】さくらゆいLive2d製作プロジェクト【クラリネット演奏VST】 クラウドファンディングがスタートしました! ttps //camp-fire.jp/projects/view/751075?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show 期間は7月12日(金)までです! 一生のお願いです、どうかご協力お願いします❤️ - 名無しさん (2024-05-12 13 29 40) 「ポーンの夢」で家に住みついたセレナ。別のクエで石板をとって竜識者にもらった指輪を渡しました。その後長城クエでドラゴンがなぜか指環を落とす。その後カサディスにセレナいなくなる。これはどういうことですか? - セレナー! 2014-01-05 09 07 27 上の続き。すでにドラゴンに連れ去られているよ、って事ですか? だったら、この指輪を別に人に渡すとどうなりますか? - セレナー! 2014-01-05 09 09 10 セレナが気になるのもわかるが、それを人に訊かずに実際に体験して確かめる事が、RPGをプレイするという事なんだよ。指輪は仰々しく登場するわりにはあげた人の好感j度を大幅アップするだけの品だ。ドラゴンに連れ去られた人が出た後では何も意味はない。 - 名無しさん 2014-01-05 12 42 36 初めてすぐの段階で、町中うろうろしてたらいつの間にか13000もお金持ってる。どこかで1万拾ったんだろうけど…どこだろう - 名無しさん (2018-07-31 14 06 16) 金貨袋が拾える場所でごく低確率ながら特大袋(10000G入り)が出るっぽい。どこででも出るかは不明。 - 名無しさん (2018-08-01 12 56 25) ヘラルドの家で出たけどランダムなのか - 名無しさん (2019-01-31 18 26 33) パブロスの宿屋のテーブル横のタンスの下からランダムで出たよ - 名無しさん (2024-01-13 02 33 15) 名前 ⇧
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/36323.html
登録日:2017/2/22 Wed 12 34 00 更新日:2024/06/12 Wed 23 41 41 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 ふくろう便 アニヲタ動物図鑑 アニヲタ飼育日記 ハリー・ポッター フクロウ ヘドウィグ ペット 上級者向け 梟 猛禽類 飼育 鳥 鳥類 フクロウとは鳥類のStrigiformes(階層分類ではフクロウ目)に属する種類の総称である。 本項目では「ペットとしての」フクロウ及びフクロウ飼育について述べる。 『ONE PIECE』の登場人物はフクロウ(ONE PIECE)を参照。 概要 2010年代あたりから、じわじわとペットとしての人気が増加してきたフクロウ。 フクロウカフェもいたるところにオープンし、ちょっとしたブームの様相を呈している。 創作世界でもフクロウをペットとして飼っているキャラはちょくちょく見かける。 「可愛い」と「かっこいい・クール」を兼ね備え、知恵の象徴ともされるフクロウの飼育にあこがれるアニオタも少なくないであろう。 「意外と人に馴れる」「鳴かない」「飼いやすい」などという声も巷では聞こえてくるが、実際のところはどうなのだろうか……? 種類による差や個体差も大きいため一概には言えないが、先に結論を言うとペットとしての飼育は難易度が高いと考えていい。 特に一般に知られているイメージは間違っているもしくは誤解を招くことが多いので注意が必要である。 少なくとも「俺も憧れの鳥使いに!!」「心の通じる相棒になれる」などというのは一種のファンタジーと思ったほうがいいし、そういうペットがいいなら他の動物を飼ったほうがいい。 本気で飼育を検討している人はこんなページよりも専門のサイトを見るなり専門書を取り寄せるなり経験者に質問するなりしたほうがいいし、言われなくてもそうするであろうから、 ここでは主に一般によく誤解されている点について解説していく。 ・そもそもフクロウって飼っていいの? 正規の手続きを経て輸入された個体なら合法的に飼うことができる。 いわゆるワシントン条約の対象となっている場合も多いのだが、輸出国の正式な許可があれば問題ない(個体ごとに許可証などが発行されるわけではない)。 うっかり密輸個体をつかまされたりしないように信頼できる専門店で購入しよう 。 購入後も何かあった場合、色々相談に乗ってくれるような店を選ぶのも大切である。 購入時にちょっとでも疑問に思うことがあれば、店の迷惑にならない範囲でちゃんと聞こう。 この点で、イベントやホームセンターなどでの購入は初心者には向かない。 万が一の時のために、 フクロウを診てくれそうな獣医も購入前に探しておこう 。 実際には都市部以外ではなかなか見つからないのが実情であるので、いざという時の移動手段も調べておく必要がある。 なお現在の日本にはフクロウが加入できる医療保険は無いため、獣医にかかると確実に万札が飛ぶ。 ちなみに、 フクロウの値段は種類によるが10万~50万円 ほど。 それ以外にケージや皮手袋などの初期投資や毎月の餌代も必要である。 どの種類にするかは、書籍などで「初心者向け」と紹介されている種のうちから、好みや住環境などに合ったものを選択することになる。 なおハリー・ポッター・シリーズで一躍人気が出たシロフクロウは、大きさ・危険性・人への馴れやすさ・本来の生息域と日本の環境の違いなど、あらゆる点で初心者には全く向かない。 なおショップで売られているフクロウはWCとCBに分けられる。WC(ワイルドコート)は野生の個体を捕獲したもの、CB(キャプティブブリード)は飼育環境下で繁殖したものである。 同じ種類ならWCはCBよりも安いことが多いが病気や寄生虫を持っている可能性がCBより高いとされる。 決してCBだから絶対に人に馴れる、ということは無いのでその点は注意しよう。 なお、 日本に生息している野生のフクロウの(無許可での)捕獲及び飼育は違法 。 もし、怪我をしたフクロウを見つけた場合は、 野生鳥獣担当機関 に連絡して指示を仰いでもらおう。 ・鳴かないって本当? これも種類・個体による……が、基本的には「全然鳴きませんよ!!」というショップの売り文句は全面的には信用しないほうがいい。 集合住宅や家族と同居の人などは特に注意が必要である。 ペットショップでは大勢の人間に見られるストレスで鳴かないだけで家に連れて帰ってきたら凄まじい勢いで鳴くという個体もいる。 なお誤解されやすいが、人に馴れている個体ほどよく鳴く。 むしろ鳴かないのは警戒されている証拠である。 あくまで目安として、一般にあまり鳴かないと言われるのはアフリカオオコノハズク。 逆に初心者向けとされる種で結構鳴くのがスピックコノハズクやモリフクロウである。 ・餌はドッグフードやスーパーの精肉でいいよね? 結論から言うとどちらもNG 。 餌は基本的にマウスやラット、ヒヨコである。 一応人工飼料も出回ってはいるが、評価が確立しておらず、「せいぜい補助的に使うくらいがいいのでは」という意見が多い。 スーパーなどで売っている精肉も栄養価の点で与えてはいけない 。 なので 専門店で冷凍マウスなどを購入することになる 。 値段はおよそ月5000円~1万円なのでそこまで高額ではない。 これが高いと思う人は、残念ながらこの時点で飼育に向かないと言わざるを得ない。 購入後も「解凍して渡せば終わり」ではない。 殆どの場合、飼い主自ら捌いて内臓などを取り出さないといけない。 これが出来ないのであればフクロウの飼育は無理である 。 また、無菌飼育マウスなどであっても、人間の食料と一緒に冷凍しておくのは流石に衛生的に不安が残る。特に家族がいる人は高確率で嫌がられる。 なのでよほど本人及び家族が無頓着でなければ、フクロウ用の小型冷蔵庫を新たに買う必要がある。 ちなみに、日本でペットとして飼育されているフクロウの死因の大部分は、飼い主から十分な餌を貰えないことによる餓死であるとされる。 (飼い主がマウスを捌くのを嫌がって餌をやるのをサボるというケースも含む) 動物愛護法違反にになり処罰される可能性もあるので、責任を持って飼育しよう。 ・人に懐くの? かなり人に懐く個体がいるのは事実であるが、例えCBであってもそんな個体に出会える確率はかなり低い。 テレビなどに出てくる人にベタ馴れの個体は、そういう特殊な個体だからテレビに出れるのである。 そもそも野生動物なのだから、人間を警戒するのは当然。 「なんか餌をもってくる便利な奴」程度に思われると思っていたほうがいい(そこまで思われればかなりいいほうである)。 なお、フクロウは猛禽である。 どちらかといえばだが、 ハトやスズメよりもトビやタカを扱う感覚に近い 。 小型種でもその嘴や爪の鋭さは侮れない。扱う時には専用の手袋(ファルコングローブ)が必要である。 掌や頭の上に乗せるなどというのにあこがれる人もいるかもしれないが、流血沙汰を招くだけである。 飛行能力があるのを考慮すれば、危険性は同サイズの「馴れていない」犬や猫と同程度かそれ以上。 小動物や子供などがいる家庭の場合は特に気をつけたい。 あと、フクロウに限らず鳥類はトイレの躾はできない。 放し飼いにするならこまめに掃除するしかない。 というか逃がす可能性が高いので常時放し飼いというのはお勧めできない。 また、フクロウはペリットと呼ばれる不消化物の固まりを口から吐き出す。 こちらも糞と同様に不衛生な物なので、吐き出したら掃除する必要がある。 フライト・繁殖はマニア向け。 リードを付けての散歩は日光浴にもなるので推奨されることもあるが、他の人間や(特に小型種の場合は)カラスなどの存在が多大なストレスになることもあるので注意。 あと、高確率で近所でフクロウを飼ってる変人として有名になる。 寿命について 最後に……フクロウの寿命は短い種でも7~10年、長いと20~30年にもなる。 来る日も来る日も繊細なフクロウの体調に気を遣い、マウスやヒヨコの内臓を取り出し、場合によっては鳴き声に悩まされ、フンや羽の掃除に追われ、何かあれば片道何時間もかけて獣医にかかり、預かってくれる人がいなけりゃ旅行もできない、そしてそれへの見返りとして馴れてくれるわけでもない……。 完全にフクロウ中心の生活が10年以上、飼い始める時の飼い主の年齢によっては死ぬまで続くのである。 果たしてそれが可能かどうか、安易な気持ちで飼おうと思っていないかどうか、購入を決断するまでに今一度確認してみたほうがいいだろう。 なお言うまでもないが、飼いきれなくなったからといって野に放つなどというのは、飼い主として最低最悪の行為である。 もし、やむを得ない事情で飼育が困難になった場合は、専門店などに相談しよう。 要するに、犬や猫やハムスターやフェレットのような、予めペットとして生まれてきたような動物たちとは全く違うペットなのである。 勿論、こうした動物の飼育も決して楽ではないが、フクロウはそれ以上に大変である事を覚えておいてほしい。 安易な飼育は、飼い主もフクロウも不幸になるだけであろう。 それでも多くの人がフクロウの魅力に惹かれ、彼らと生活を共にしている。 飼育人口の増加によってノウハウが蓄積され、ハードルが徐々にではあるが下がっているのも事実である。 本項目に書いたような事実を知ってもなおその魅力に抗えないという人は、是非専門書を紐解いたり専門店に通ってみるなどして、フクロウライフに挑戦することを試みてみるのもいいだろう。 追記・修正はフクロウの金切り声を聞きながらでも眠れるようになってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] やっぱ長い歴史の中で人間のオトモとして飼育されてきた動物と違って、本来野生の動物をペットにするなんてかなり無理があるよね・・・ -- 名無しさん (2017-02-22 13 35 47) まあ仮にも猛禽類だしそりゃそうだろうな。昔はカメ(アカミミガメ)が初心者向け(大嘘)ペットのイメージが強かったけど時代なのかね。 -- 名無しさん (2017-02-22 13 50 28) テリトリーコールってのがあって、夜中に突然大声上げるので一軒家で鳥専用の部屋やら小屋を作らないとわりときついで -- 名無しさん (2017-02-24 13 03 26) フクロウの仲間で特定動物に指定されてる種類なんていたか? -- 名無しさん (2017-02-24 16 51 38) ほっしゃんのあそこ掴んだ話爆笑した -- 名無しさん (2017-02-24 21 57 49) 「ザ・ベストハウス123」でアフリカオオコノハズクが有名になったよね。確かフクロウの中でも特に飼い易い部類に入ってたと思う。 -- 名無しさん (2017-04-13 03 00 27) ↑我々はかしこいので -- 名無しさん (2017-05-25 02 09 05) ハリポタでフクロウブームにかこつけた惨事とかあったのかねぇ、ニモの時はそれはもうエグかったけどな -- 名無しさん (2017-05-25 03 02 20) スケットダンスでもやってたけど、餌の内臓を取り除くのって何か理由があるの? -- 名無しさん (2017-05-31 16 57 05) 内臓取り除かなきゃいけないって、野生のフクロウは内臓どうしてるんだ? -- 名無しさん (2017-05-31 17 30 13) ↑ ↑↑ 冷凍エサの場合、内臓は腐敗が進みやすいのが理由。生き餌とかならまた別 -- 名無しさん (2017-06-19 15 52 11) 愛のある項目だ -- 名無しさん (2017-12-14 10 24 56) 勉強になる項目だ。やはりフクロウは動画で愛でるもんだな -- 名無しさん (2017-12-14 15 27 59) 元々ワシやタカと同じ猛禽類なんだから飼育難易度が高いのも当然なんだよなあ……。 -- 名無しさん (2018-02-23 06 33 06) ハリポタのフクロウは生々しい描写とかないからなあ(そもそもフクロウとネズミが同じ部屋にいたりする)かっこよさとか憧れしか伝わらんかもしれん -- 名無しさん (2022-05-29 16 17 07) 愛に溢れたすばらしい項目 -- 名無しさん (2022-09-01 16 55 51) ↑2とはいうものの魔法世界で戦うみたいな描写がないあくまでマスコット枠という絶妙なリアル感があったな -- 名無しさん (2023-07-26 21 06 47) 生き餌にマウス飼育する人もいるという 肉食魚の餌に金魚飼育する感覚 -- 名無しさん (2023-09-04 22 17 25) 何年か前にこれの可愛い床暖房のCM見た事がある。母も「あのフクロウ可愛い」って言ってたし -- 名無しさん (2024-04-08 13 14 58) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/989.html
風が吹き、花びらが舞い、春の兆しが現れている今日この頃。 今日は仕事が休みなので何をするでもなく俺は縁側で日光浴をしていた。 「それにしても暇だ」 このまま寝るのも惜しい気がしてきて、何となく仰向けになって空を見上げる。 空から暖かな日差しが降り注ぎそれが眠気を誘う。 「春ですよ~」 空には幻想郷においての春の風物詩リリーホワイトが優雅に飛び回っている。 ……いや、よく見てみるとあれは体付きのゆっくりリリーだ。 年中ゆっくりと付き合っている俺だから一目で分かったのだが本物のリリーと 体付きゆっくりリリーは顔を見るまでまるで区別がつかない。その上同じ声で同じことしか言わない。 違う点と言えば弾幕を張るか張らないか、俺たち人間にとってはゆっくりの方が有り難い物である。 「ちなみに明日は木曜日DEATHよ~!」 それにゆっくりの方が語彙が多いというのはどうなんだろうか。 ゆっくりでさえこんなのではもう本物の存在意義がないではないか。 そう思ってただゆっくりと空を見ている。暇だ。 こんなに暇だと空から天使が落ちてきたり箱からメイドロボが出てきたり 鏡から人形が出てきたりしてゴスロリやメイドのライバルと戦ったりするという事が あって欲しいなぁとこの幻想郷でもあり得ない幻想、いや妄想に囚われる。 そんな事だから君は三十路越えで童貞なのだ。そう言い捨てるように友人が言っていたのを思い出す。 おとこはなきたくなった。 「春ですよ~」 流石にこの陽気に照らされながら眠気を耐え続けることも難しくなってきたので ゆっくりリリーの声を子守歌代わりにしようとして俺は目を瞑った。 空しいことは寝て忘れよう。 「今にも堕ちてきそうな春の空DEATHよ~!」 そう思った矢先にゆっくりリリーが空から降ってきた。 こんな出会いいらないよ。んもう。 「春ですよ~」 「何で落ちてきたんだよ、羽根でももげたか?」 確認してみても羽根はいつものようにフサフサであり一枚も抜け落ちる様子もない。 それどころか毛並みは最高。純白の羽根がまるで天使を想像させる。 「じゃあ何で落ちてきたんだろうか」 「春ですから~」 理由になってない。春だから落ちてくるんじゃなくて、落ちてくるから春になるのだろうが。 何がとは言わないが。 「頭が春ですよ~」 駄目だ、話にならない。俺はどうしようもなく呆れかえりそのまま横になる。 普通のゆっくりならまだ意思疎通が出来るのだがゆっくりリリーはオリジナルの時点で 会話が出来ないという困ったゆっくりである。先ほども言ったようにオリジナルよりかは語彙があるが 意思疎通できるほどではない。 「春ですよ」 しかしこのゆっくりリリーは俺に何か伝えようとして降りてきたのかもしれない。 だがその言葉の真意は何なのか、今の俺には分からない。 「そうだ」 俺はふと思い当たり家の中に入って倉庫の中からマスク状の物を取り出す。 これはにとり製ゆっくり翻訳機!30歳の夏何とも言えないような悲しみにうちひがれ、 何となく衝動買いしてしまった高性能翻訳機である! これさえあればゆっくりが発する言葉の真意をしっかりと把握することが出来るのだ! 「確かリリーホワイトの声も翻訳出来るんだったな」 ま、一応ゆっくりだよなと思い俺はそのマスクを付ける。 見た目的にはそうダサくないデザインだが人前で装着するのには少しだけ抵抗がある。 でもこれでゆっくりリリーの声が翻訳されるはずだ。 俺はゆっくりリリーの言葉に耳を傾ける。 『おに~さん、おに~さん』 ……こんな30歳童貞をお兄さんと呼んでくれるのか。矢張り俺にはゆっくりしかないのか。 『早く返答するんDEATHよ~この頭が春な30歳童貞~』 「…………はいはい、くそぅ」 とうとう涙が出てきたが人前で涙を見せるのもみっともない。俺はマスクの調子を直す振りをして 涙を拭いた。 「で、一体お前は何しにここへ来たんだ?」 『……………実は伝えたいことがあるんですよ~』 「伝えたいこと?」 そうですよ~というと今までふよふよと浮き続けていたゆっくりリリーは真摯な表情になって 床に足を付けて男と向き合った。 『実は……リリーは天使なのDEATHよ~』 ……………………天使?確かに白い翼は天使を想像させるが本物のリリーは妖精で 目の前にいるのはそれを模しただけに過ぎないゆっくりだ。いくら何でも本物よりも 地位が高くなるなんて言ったらゆっくりとその他の生物のバランスが崩れてしまう。 俺がその事を言及するとリリーは特に詰まることなく言葉を発しその声がマスクによって翻訳される。 『純粋な天使って訳じゃないんですよ~』 「どういう事なんだ?」 『リリーは天使界から世界を魔界から救うように力を与えられたのですよ~』 「…………天使界?魔界?」 魔界というとあの神綺様が創った世界だろうか。と言うか天使界って何なんだろうか。 「全く状況が読み込めないのだが………」 『無理もないですよ~幻想の遥か越えた世界DEATHから~』 俺が天使について頭を捻らせても何にもならない。この頭が知り合いの古本屋だったなら まだ持ち前の知識量と判断力でゆっくりの言動全てを理解できるかもしれない。 『どうやら魔界から悪魔がこの幻想郷にやって来たらしいDEATHよ~ でも天使は人間界に降りて戦うことが出来ないからこうしてリリーに力を与えてくれたんですよ~』 「……………つまり……これは良くある……」 『そうですよ~私は緩慢天使ユクリールに変身することが出来るのですよ~!!』 緩慢天使ユクリールっだってええええええええええ!!!!!!!!!! とMM○並にオーバーに反応してみる。 しかし何故そんなご大層なご身分の方がこんな30歳童貞の所へ来るのだろう。 自分のキャラ的にはモブか良くて敵に利用される程度だと思う。 『………貴方はゆっくりのことが大好きですよね~?』 「……あ、ああ」 俺はそう頷いたが本当はただもてない悔しさの捌け口にしているだけかもしれない。 それに何か天使を目の前にしてると罪悪感がより一層強まってくる。 『それでいいんですよ~それだけが理由なんですよ~』 「そんな理由で……俺を?」 『はい~』 嬉しくて涙が出そうだがそれを隠すように俺はマスクの場所を調整した。 いくら嬉しくても悲しくても涙を見せるのは大人としてみっともないのだ。 …………ちょっと待て。 「理由になってませんよ、それ」 『……そうDEATHね~』 リリーは何故か頭を傾げながらまたふよふよ浮き始めた。心なしか落ち着いてない。 『思い出しましたですよ~そういえばユクリールになるにはユクーレと言う物が必要なのですよ~ それがなければリリーは変身することが出来ないのですよ~』 「ユクーレ?それと俺の何の関係が……」 『…………』 俺がその事を聞くとリリーの口は突然閉ざされる。そして心なしかリリーの頬が ほんのり春色に染まったように見えた。 「おーい…………」 『それは……DEATHね……』 その時玄関の方から扉を叩く音が聞こえた。俺はリリーの話の続きを聞きたかったが 流石に来訪者を待たせる性分ではないのでリリーを待たせて玄関へ行こうとした。 だがリリーは玄関へと向けている足にしっかりとしがみついていた。 「あ~あ~話なら後で聞いてあげるから」 『違うんですよ~もしかしたら悪魔がもうそこまで~』 「悪魔……?もしかして魔界から来たという……」 そうなのですよ~と言ってリリーは俺の行く道をふさぐ。仕方ないので俺は リリーの話を聞く事にした。 『今からその客人を見てくるのですよ~少し待ってて下さいです~』 そう言ってリリーはふよふよ浮きながら玄関の方へと飛んでいく。ノックの音がけたたましく 響き続ける中俺は素直にあぐらを掻く。そうしているとリリーはゆっくり特有の太々しい顔を しながらも焦った様子を見せながら戻ってきた。 『来、来たのですよ~悪魔の手先DEATHよ~』 『すみません、この家の人はいらっしゃらないでしょうか』 玄関の外から聞こえてきたのはかの紅魔館の完璧で瀟洒なメイド、十六夜咲夜の声であった。 何故彼女がこんな所へ?と頭が混乱したがふと俺は思い当たってマスクを外す。 「ゆゆ、このいえのひとはいらっしゃらないのでしょうか。こまりましたわ」 なるほどゆっくりさくやか。それにノックが出来るとなるとどうやら体付きのようだ。 「春ですよ~春なのですよ~」 外したままではリリーと会話が出来ない。俺はまたマスクを付ける。 『とうとう来たのですよ~嗅ぎつかれたのですよ~』 「一体何だってんだ。あれは最近れみりゃと共にうちに良く来るゆっくりさくやじゃないのか?」 『それそうなのですよ~でも……あれはいままでのさくやじゃないのですよ~』 「…………もしかして魔界とか悪魔に?」 『………そう、すでに悪魔「オゼ・ウ」に操られているのDEATHよ~ そして悪のエネルギーで魔界従者ミスティさくやになっているのですよ~』 なんてこった………いつの間に俺の周りにも魔界の影響が現れていたなんて…… 『いるんでしょう……中に』 その咲夜さんボイスが聞こえると扉の開く音が聞こえた。鍵掛けてなかったことを思い出し 俺は不安と恐怖に襲われた。 ぺたん、ぺたんと近づく音が俺を余計に恐怖の底へとたたき落としていく。 『…………リリーが戦うのですよ~』 「で、でも」 『そのために天使になったのですよ~…………今からユクーレの摂取の仕方を教えるですよ~』 リリーはふよふよと俺の顔の横に近づきマスクを通してその方法とやらを語った。 「………………そ、それは……」 『し、仕方ないことですよ~早く変身しないと……』 そう、恥ずかしがっている暇などないのだ。すぐそこにミスティさくやが迫っているのだ! 「分かった………そ、それじゃ行くぞ……」 ある程度の覚悟をして俺はゆっくりリリーと顔を近づける。 これは仕方のないことなのだ。この幻想郷を魔界から守るため…… 「一体お二方は何をなさってるのでしょうか」 「う、うああああああ!!!」 突然ミスティさくやが俺たちのすぐ隣に現れたのでつい後ずさってしまった。 「……そうそう、おぜうさまがいつもお世話になっていると言ってこれを、それでは」 そう言ってミスティさくやは二つ饅頭がのっている皿を俺の横に行き そのまま危害を加えることもなくさっさと踵を返し帰ってしまった。 「…………………ミスティ……さくや……」 『……ぷぷぷ、頭が春なのですよ~』 ほんの考えること64秒、ここに来てようやく事の真意が理解できた。 「お、お前ええええ騙したんかぁぁぁぁ?」 『今日は四月一日ですよ~!』 そうか、今日はエイプリルフールか。嘘をつくのはてゐだけだと思っていたから失念していた。 それを見抜けず騙された俺。情けなくて涙が出る。もう隠す気にもならない。 『その場その場でついた嘘なのDEATHよ~これで騙される方は相当春ですよ~』 言葉が出ない。俺は今後ゆっくり以下と言われ永遠に恥を掻くのだな。 『ホントはユクーレを採ると言ってほっぺをすりすりしたかっただけなのですよ~ 出来なかったけど見てて愉快だったから良いですよ~』 「まったく、お前みたいなゆっくりが嘘をつくなんて思いもよらなかったよ」 『嘘はてゐの専売特許じゃないですよ~それに春と言ったら私ですよ~』 怒る気持ちもすっかり失せて俺はそのまま座敷に横になる。 どうも俺はゆっくりには弱いなとふと思った。 「まぁいいや、一緒にさくやが持ってきた饅頭でも食べような」 『おまんじゅうですよ~』 そうして俺はマスクを脱いでゆっくりリリーと一緒にその饅頭を頬張る。 春の味、そして暖かな陽気が全てを癒してくれるようだった。 ただ失念していた。今日がエイプリルフールであることを 四月一日午前十時十三分頃、突如人間の里のとある一軒家から火柱が二本上がるのが目撃されました。 証言者によると「カレーーーーーーーーーーーーーー!!!!」と言う謎の奇声も上がったという報告もあり カレーという単語から八雲紫と何か関係があるのではないかと調査を進めております。 おわり コアなネタで御免なさいなんだぜ。できれば未成年はググらないで欲しいんだぜ。しかしゆっくりリリーって奴はどうも動かしづらい。元が元だからか……一応とある魔法使いの誕生と同じ30歳童貞です。ぱちゅりーは知り合いの本屋にあげました。 鬱なす(仮)の人 ロゴスのリーダーのことかー 性格悪いけど可愛いなこのリリー -- 名無しさん (2009-04-02 19 58 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bwm_synthesis/pages/557.html
おまじないしたことある?スレより 3:名無しさん@おーぷん :2017/09/05(火)20 34 17 ID r51 満月の日にゆったりとした気持ちで月の光を浴びる 月はツキにも通じこれだけで運勢を上げることができる
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7727.html
登録日:2011/07/20 Wed 04 34 48 更新日:2024/04/24 Wed 13 37 23 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 お前ら ゆっくり読みたくなる項目 アニヲタ動物図鑑 アマゾン ケッキング ケッキング ←どうみてもゴリラ スロウス ソーラーカーだん吉 ナマケモノ ナマケルダ ナマケロ ヤルキモノ ヤルキモノ ←なまけません 低燃費 低血圧 共生 動かなすぎてコケが生える 動物 取り立て人マリリン・マンソン 吉良吉影 哺乳類最鈍 変温動物 少食 平和主義 怠け者 擬態 樹懶 水泳 珍獣 生物 省エネ 立木ボイスでの脳内再生推奨 糞は熱帯雨林を救う 静かに暮らしたい 私の名は『ミユビナマケモノ』年齢13歳。 分布は中南米のアマゾン熱帯雨林であり……交尾はしていない……。 日頃は『木の上でゆっくり過ごす』平和主義で、毎日多くとも8gほどの食事をする。 水は飲まない……排泄は週一程度。 夜には木にしがみつき、必ず18時間は睡眠をとるようにしている……寝る前に外気が冷えていて比例して体温が下がっても、ほとんど朝まで熟睡さ……。 赤ん坊のように、疲労やストレスを残さずに朝目を覚ますんだ。 健康診断では血圧が低過ぎて測定不能と言われたよ。 いいかい? わたしは常に『心身の平穏』を願って生きている動物ということを説明しているのだよ……。 『弱肉強食』にこだわったり、頭をかかえるような『森林伐採』とか、夜もねむれないといった『敵』をつくらない……というのがわたしの自然に対する姿勢であり、 それが自分の幸福だということを知っている……。 もっとも闘ったとしたら、わたしは誰にも勝てんがね。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 『ナマケモノ』とは、哺乳網異節上目有毛目ナマケモノ亜目の総称のことである。 日本人なら実物を見たことはなくとも、その呼び名を知らない者はいないと言える程有名な動物である。 主に悪い意味で。 ◆概要 和名ナマケモノ、漢字表記は「樹懶」。 “懶(らん)”には「怠ける」「ものぐさ」といった意味があるため、まさしく樹の上でほぼ動かないナマケモノを指すにピッタリの字といえる。 英語名はSloth(スロウス)で、意味は怠惰。 キリスト教圏では七つの大罪の一つにも数えられているため、単語だけは知っているヲタク諸氏もいるであろう。 どうやら英語圏の方々もこの生物を怠け者の象徴として見ていた(見ている)らしい。 しかも、かつては彼らを研究する科学者までもが、彼らに罵詈雑言を浴びせ、蔑んだという歴史があるほど。 生物の進化史上、これほど落伍者として叩かれた動物もいないだろう。 しかし近代になり、実際は理に適った(?)、生きるための進化だったということが判明している。 《特徴》 妙に長い両腕と発達した鉤爪が一番の特徴。 これらは生涯のほとんどを木の上で送るために進化したもので、移動などの際には非常に役に立つ。 手足の鉤爪は幹や枝にガッチリひっかかるため、就寝時も落ちる心配は殆どナシ。 樹上で絶命しても落ちてこず、引っ掛かりっぱなしになっていることもあるらしい。 全身には長めの粗い毛が生えている。 あまりに動かないので中が無数の昆虫の住家になってたり、雨期には苔が生えて緑色になったりすることもしばしば。 これは言い換えれば共生と擬態なのだが、やはりどうしても「鈍いから」といったイメージが先行してしまう……。 そして樹上生活に特化したその体は、当然地上には適応していない。 地上に降りた場合二足歩行することは出来ず、這うように移動するもその速度は亀並みである。むしろ亀の方が速い。 お前ホントよく今まで生きてこれたな……。 そんな彼らだが、意外なことに泳ぐことが可能。 これは樹々間の移動や雨期の洪水に対応した生きるための一つの術であり、犬かきに近い姿で水面を進む。 浮力も手伝ってか、その動きは陸上はおろか、樹上よりも僅かに速い。 また、ナマケモノは哺乳類では極めて珍しい変温動物だったりする。 これは爬虫類ではよくみられる大変効率の言い方法で、外気に合わせて体温を変化させることで基礎代謝を抑え、なるべくエネルギーを無駄に消費しないようにしているのである。 ○食事は一日8g程度(植物) 常時低い代謝でも消化でき、かつ生命維持に影響がない量。 ○心臓 同じサイズの犬と比べても遥かに小さく(代謝を抑ry、血圧はあまりにも低いので測定不能。 ○筋肉 通常の動物の半分(体重4~5㎏のナマケモノの1/4) ○長い睡眠、鈍い動作 消化を助け、代謝を(ry(筋肉が少ないためはやく動けない) など、生命維持の出来る最低ラインまで無駄を削ぎ落とした結果、イメージされるあの姿に進化したのである。 ξ(`・ω・´ミミ)怠け者?合理主義だと言ってもらいたい。 ちなみに、彼らはこのギリギリの生き方をするための変温動物なのが災いして満腹なのに餓死するという矛盾した死を迎えることがある。 日向ぼっこしないと動けなくなる爬虫類のように、ナマケモノも自力で体温を上げることができず、昼間の日光浴が必要不可欠。 なのだが雨期などで日照不足が続くと体力(代謝機能)がどんどん低下し、胃の中の植物を消化吸収することが出来ずに飢え死にするのだ。合理主義(笑)。 逆に一度体温が上がった場合も問題があり、体温が下がるまで動けなくなる。もちろん体温を下がらない場合は熱中症に、この間に天敵に狙われてもアウト。 怠けているというより、激しい運動したりして急激な変化が起きると死ぬのである。 (彡ミ´・ω・`)、……ギリギリでいつも生きていたいから……。 《天敵》 陸上ではジャガーやピューマ等の肉食獣。 彼らもある程度なら木登りが可能なので、一度見つかり噛み付かれようものなら些細な抵抗も虚しく引きずり降ろされ、餌食となる。 ならば高いところは安全か? 否、空には「空の王者」オウギワシという捕食者が。 詳細は該当項目を参照してほしいが、彼らに限らず大型ワシは急速突進でナマケモノを文字通り鷲掴みにし、巣にお持ち帰りする。 これがかなり強烈な一撃で、華奢なナマケモノはほぼ即死してしまう。 ワシにしてみればナマケモノは木に成る肉でしかなく、彼らの餌の1/3はナマケモノが占めているのだ。 さらに水中にはアナコンダがいる場合があり、引きずり込まれて締め上げられ絶命するケースも……。 これらはナマケモノで動画検索すると観ることが出来る。 ただし観てもやめたげてよお!といいたくなること必至。だがそれは進化の結果であり、自然の摂理なのである。 ◆分類 現在は2科5種が存在し、アマゾン熱帯雨林に生息している。 どれもナマケモノではあるのだが、祖先は別々であったらしい(後述)。 ◇ミユビナマケモノ科 体長 ……50~60cm 体重 ……4~5kg 寿命 ……20年(野生)、20~40年(飼育下) 睡眠時間……約18~20時間 食事量 ……一日8g程度(植物) その名の通り爪が3本あるナマケモノで、連想される「鈍くて怠けたやつ」とはこの科のことである。 ポケモンでいうとナマケロのモデル。 種類はノドチャミユビナマケモノ、ノドジロミユビナマケモノ、タテガミナマケモノの3種。 ノドチャとノドジロは区別しにくいが、名前の通り喉の色、そしてクマ模様の長さで判別できる(長いのが前者、頬辺りで細くきれているのが後者)。 タテガミは鬣があり、ノドチャ、ノドジロに比べサイズが一回り小さい(40~50cm)。 またそれぞれ短い尾が生え、頚骨が9つあるのも特徴である。 通常、哺乳類に頚骨は7つ。9つになったのはその場を動かずとも周りの葉っぱを食べられるように、独自の進化を遂げたものと考えられる。 これにより首の可動域は270゚に。無表情な頭だけが真後ろを向く様子は少々不気味である。 そしてこの種は食べる葉が個体ごとに違い(1/90種)、それぞれ好みの味を持つということが近年判明した。 これは母親が子供に自分と同じ葉を食べさせ覚えさせており、極力縄張り争いを生まないようにしていると考えられている。 なんという平和主義&おふくろの味。 さらに彼らは糞をしに食べた葉の樹の根元まで降りる。「上からしろよww襲われたいのか? wwww」等と思うかもしれないが、これにもちゃんと意味がある。 あまり知られていないことだが、(アマゾン)熱帯雨林は見かけに反して異常なまでに土壌が弱い。 これは高層樹が地表付近までの日光を遮ること、落葉等は蟻が巣に持ち帰ったり洪水で流れてしまうことで、土に蓄積されることが少ないためである。 このことを知ってか知らずか、彼らは根元に穴を掘って糞を埋め、得た養分の50%を還元しているのだ。 賢いさすがナマケモノ賢い。 ◇フタユビナマケモノ科 体長 ……60~70cm 体重 ……5~8kg 寿命 ……20年(野生)、20~40年(飼育下) 睡眠時間……約18~20時間 食事量 ……一日数十g程度(植物、果実) 爪が2本のナマケモノ。(タテガミもだが)夜行性。 フタユビナマケモノとホフマンナマケモノの2種がいるが、両者は非常に似ているため現地ではレントゲンにて頚骨の数を調べ判別している。 (フタユビが7個、ホフマンは6個。何故減ったしホフマン) ミユビと違って尾がなく、特徴的な鼻(筋)をしている。 また体格も体重もあり、歯も僅かに発達しているので果実を食べることができる。 そして気性が荒く、動作も素早い。つまりヤルキモノのモデル。 その他の生態は基本的に同じだが、食性等の関係から日本の動物園で飼育されているのは上野のホフマンを除き、全てフタユビナマケモノである。 ◇絶滅した仲間たち ナマケモノの絶滅種としては、「オオナマケモノ」(よく考えたらすごい和名だな)の名でも知られるメガテリウムが有名であろう。 しかも体長5m以上体重3tという超巨体だったとのこと。 ポケモンに例えるとケッキングのモデルにあたる。進化ェ……。 また、ミロドン・スケリドテリウムなどもいる。 彼らは現生のナマケモノとは違い極めて大型で陸上生活をしていた。 ……というよりは、そもそもナマケモノの仲間は地上生の大型動物なのが基本であり、現在生き残っている樹上生活組のほうが例外のようである。 また現在生き残っているミユビナマケモノとフタユビナマケモノは、科レベルで違うことからもわかるように、 地上生のナマケモノからそれぞれ独立に進化した種だとされている(つまりこの二種はナマケモノ類の中ではかなり遠縁)。 メインストリームが滅んだ後、変に特殊化したものだけが生き残る。 マンガやゲーム、コンピュータの世界でよくあることは、生物の進化でもよくあるのだ。 ◆ナマケモノをモチーフにしたキャラ ナマケロ、ヤルキモノ、ケッキング(ポケットモンスター) スロースオルフェノク(仮面ライダー555) ナマケモノ、フタユビナマケモノ、ミユビナマケモノ(けものフレンズ) フラッシュ、プリシラ(ズートピア)共に免許センター勤務で実は恋人関係。なお、同センターには他にも多くのナマケモノが窓口勤務している。 ヒステリックアオミドロ(鬼灯の冷徹)メンバー全員がミユビナマケモノで構成されたインディーズバンド。メンバーはデトリタス(Vo. Gt.)、マリンスノー(Gt.)、ベントス(Ba.)、ライブロック(Dr.)ナマケモノらしからぬ高等テクニックの持ち主で、烏頭や甜瓜などファンも多い。 ◆余談 〇コアラが非常に似た生態だが、学術的に見ると関係性はない。 むしろ姉妹群の有毛目アリクイ、皮甲目のアルマジロの方が近い。進化の収斂性というやつだろう。 〇タテガミナマケモノはレッドリストに登録されている。伐採・乱獲ダメ、ゼッタイ。 追記・修正? 体力消費するしめーんどーくせー。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 生獣 -- 名無しさん (2013-09-30 05 58 49) 名負者 -- 名無しさん (2013-09-30 08 16 19) 南魔怪物 -- 名無しさん (2014-03-10 03 28 29) HOD3のFOOLのモチーフはナマケモノかな ただ、アレは怠ける気ゼロだが -- 名無しさん (2014-03-10 11 58 43) ゴリラに進化する種類も。 -- 名無しさん (2014-06-28 15 56 30) エウレカセブンAOに出てたやつが可愛かった。一回でいいからああやって後ろから抱き締めたい(///ω///)♪ -- 名無しさん (2014-06-28 18 33 12) 満腹なのに餓死……わけがわからないよ(困惑) -- 名無しさん (2014-06-28 18 37 34) オウギワシがナマケモノを木から引き剥がして飛び去って行くシーンは衝撃的 -- 名無しさん (2014-06-28 18 53 56) CV 立木文彦←わかる気がする... -- 名無しさん (2014-06-28 21 47 14) 合理主義を極めた結果。 -- 名無しさん (2014-08-10 15 18 58) ワシに掴まれた時の対抗手段は痛くないようそっと力を抜く -- 名無しさん (2014-11-13 07 55 30) ↑それって助かるの諦めてね?苦しんで死ぬのは勘弁、的な発想? -- 名無しさん (2014-11-13 08 37 07) 進化したらコケと共生して光合成とかしてそう -- 名無しさん (2014-12-21 21 08 52) ↑2消力だ! -- 名無しさん (2015-07-10 20 20 43) 序文gj -- 名無しさん (2015-07-10 21 17 34) 顔が半笑いに見えるのもマヌケさに拍車をかける -- 名無しさん (2016-09-04 22 39 14) 安東はな -- 名無しさん (2016-09-04 22 46 12) 天敵に狙われてもあのマイペースっぷりを貫くらしい… -- 名無しさん (2016-09-04 22 56 12) テレビでみた同族の縄張り争いのどうでもよさに笑った -- 名無しさん (2016-09-05 08 56 39) この緩慢な動きでどうやって交尾するか気になる -- 名無しさん (2017-01-19 21 58 53) スロウスをウスノロに空目した -- 名無しさん (2017-01-19 22 03 57) なまけものフレンズ -- 名無しさん (2017-04-26 13 10 47) 森のファストフード -- 名無しさん (2017-05-07 18 01 45) キリングバイツにもいたね。ナマケモノの獣闘士 -- 名無しさん (2018-07-07 15 30 26) 最初のとこ吉良吉影で苔生える -- 名無しさん (2019-12-18 11 01 19) 怠惰というかむしろミニマリストの極致というか -- 名無しさん (2021-05-08 22 30 56) 昔見たテレビで、「熾烈な縄張り争いが始まる!→尻をつついて、どいてもらうだけ」「子供の巣立ちのとき!→隣の木でのんびりしてる」に笑った -- 名無しさん (2023-06-30 11 42 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/429.html
おんもでゆっくりしよう!2 22KB 『おんもでゆっくりしよう!2』中編 オレはイライラしていた。 前回、編集ミスでナレーターであるこのオレ『観察お兄さん(神気取り)』の説明文が無くなっていた事に。 ではなく、今回絶賛観察中のこのゆっくり家族達に、である。とにかくウザイ。 観察一直線のオレが虐待鬼意三に宗旨替えしてしまいそうなウザさだ。 特にれいむ種のウザさに拍車がかかっている気がする。 かなりの数が死んだとはいえ、それでも溜飲が下がらないとは。 つーか、なんで全滅しなかったんですか? そんな運はイラナイよ! 今回(元々は1話形式でした。)はれいむ種のウザさにも焦点を当てて観察してみよう。 「それじゃあれいむ、おちびちゃん、ゆっくりおうちにかえっておみずさんご~くご~くするのぜ…」 「つかれたよ! もうあんようごかないよ!」 「おみじゅ! おみじゅ!」 「まりさ! れいむもかわいいおちびちゃんたちも、つかれちゃってもううごけないよ! ゆっくりしないでおみずさんさがしてきてね!」 「ゆぅぅぅ…」 でた、れいむ! なんなんですかね、コレ(笑) 身体機能に差が皆無なら、れいむの無能っぷりはその『向上心』の無さに尽きる。 ゆっくりは種毎に性格が違う。同種個体でも臆病・活発等の差異はあれど、 基本的な種の行動原理のようなものがあったりなかったり 観察対象のゆっくりについて考察するなら まりさ:活発、蒐集癖。これはエサを集めるのに適したものだ。 ありす:活発、とかいは。まりさほどではないが、ガラクタ蒐集もする。 れいむ:(笑) 現状に甘んじることなく、よりゆっくりするためにアクティブに行動するのが今回のまりさ、ありす。 餌場の開拓、食料の選別(毒など)、とかいはなコーディネート(資材集め)、すっきりてくにっく…枚挙に暇が無い。 一方、れいむは漠然とした『ゆっくり』を求める傾向にある。 『おうた』等は他のゆっくりだって歌うし、れいむ種は狭い自分の引き出しからしか旋律を生み出せない。 特に練習らしい練習もしない。どちらかというと、ゆっくりしたおうたを聴くことの方がゆっくりできる。 あったかいおうちでゆっくりしたい。 おちびちゃんがいればゆっくりできる。 おいしいごはんがあればゆっくりできる。等など そのどれもが受動的であり、現状の『ゆっくり』に甘んじてしまう傾向が強いのが『ゆっくりれいむ』だ。 例えば、ここに一本のアイスの棒(はずれ)が落ちていたとしよう。 例1)まりさ:「ゆゆゆっ! これはすごくゆっくりしたぼうさんだよ! まりさのだんびらにするよ!」 例2)ありす:「ゆゆっ! なかなかとかいはなぼうさんね! おうちのこーでぃねーとにつかえるわ!」 例3)れいむ:「(ぴょーん、ぴょーん、ぴょーん、ぴょーん…)」 …。たとえが悪かったかもしれない。おっと、またまた観察が疎かに。 この癖なんとしないといかんな。 「だめなんだぜ、ここはあぶないんだぜ、おうちのちかくにごーくごーくできるかわさんがあるから そこまでがんばってほしいんだぜ…」 「ゆっ! …しかたないね。れいむはおちびちゃんたちにしんじゃったおちびちゃんたちのぶんまで ゆっくりしてほしいよ。…おちびちゃん、れいむのおくちにはいってね! おうちかえろうね!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「ゆっきゅち!」 「やじゃぁぁっ! おみじゅ! おみじゅごーきゅごーきゅちたぃぃぃいいっ!」 「ゆっくりしないではやくしないとまたゆっくりできなくなっちゃうんだぜ! ゆっくりしないでおうちかえるんだぜ!」 どうやら、まりさ一家は帰宅することで話が纏ったようだ。 れいむも意外と聞き分けが良いのがオドロキである。 さて、赤れいむが1匹ダダこねているがどうするのかな? 「おおきなおちびちゃんたちは、まりさのおくちにゆっくりはいるんだぜ!」 「ゆびいいいいいぃぃっ! おみじゅぅぅぅ! ゆびぃぃぃい!!」(ころころ) ※饅頭格納中… 「ゆびぃぃぃぃっ! びゃぁぁぁっ!! みじゅもっでごぃぃぃっ!!」(ころんころん) 「ふうう、おひひひゃん、ふぁふぁうひへね…」 「へいふ…ひはんははいんはへ、ほうはへふぁふぁいふぉ…」 「ふうううう! ほへんふぇぇぇ! ほひひふぁんほへんふぇぇぇ!!」 あらあら、生き残った子ゆっくり達を格納した親達はわがまま赤れいむをおいて ずーりずーりと帰途についてしまった。 ころころ転がりながら泣き叫んでいる赤れいむはソレに気付いていない様子。 一家は、蚊に刺され苦しみぬいた末に死んでいった子達、泣き叫んでいるあかちゃん、 そして未だ毒に苦しんでいる瀕死の我が子を順に見やり、 『ふっふり…』 ぽつり、と涙と共に零し、背(?)を向けた。 すぐ傍には当然ありす一家もいたのだが、子ありすの惨状に嘆くのに忙しく、 まりさ達が去ったことには気が付いていない。 ありす達もまりさ達も、他の家族を気遣っている余裕など既に無くなっていた。 「ありしゅおみじゅごーきゅごーきゅちたいよ!」 「れいむものどさんからからだよぉ! おみずさんご~くご~くしたいよ!」 「ゆうう、れいむ、どうしよう…?」 「ゆっ! ゆっ! あがれないよ!」 ありす一家もノドの渇きに苦しんでいるようだ。 だが、帰ろうにも一家の大黒饅頭ゆっくりれいむが側溝から抜け出せない。 親れいむは側溝から抜け出そうと必死で、親ありすの問いかけにも気が付かない。 「ゆはぁ、ゆはぁああ、れいむのどさんからからになっちゃったよ! かべさんはいじわるしないでれいむをここからだしてね! ゆっ? これはおみずさんだよ! れいむがごーくごーくするよ!」 「ゆゆっ!? おと~さん! れいむにもごーくごーくさせてね!」 「ありしゅも! ありしゅも!」 どうやら、目の前のゆっくり皿に溜まった黒い雨水に気が付いたようだ。 ボウフラがうじゃうじゃ湧いているんだが、ゆっくり的にはお構いなしらしい。 蚊柱と同じ位、ゆっくりしていない挙動で蠢いているのだが…、水の中は良く見えないのだろうか。 側溝は成体1匹分の深さ。子ゆっくりどもはゆっくりしないでご~くご~くしたいのか 親れいむの頭を経由してコロリンと側溝の底に降り立った。 成体でも恐れをなした高さだというのに、なんとも無謀・無知・無垢… そこは風の通り道になっているからか、子れいむたちはヒヤリとした空気に包まれる。 コンクリートの外壁はどこまでも続いており、フタの抜けたこの場所から少し先は キチンと天蓋があり、『ュゥゥゥゥゥ』と暗い音を黒い洞から発していた。 ゆっくりの目線からすれば、天井が暗くざわめく灰色の異空間に迷い込んだような感覚だ。 そして目の前にはなんだか不気味な雰囲気の肌色のオブジェ。この中で子ありすは…。 「ゆううううっ! なんだかこわいよ! ゆっくりできないよ!」 「ゆぇぇぇぇえん!」 降りた子ゆっくり達は、その強烈な違和感に怯えはじめた。 「ゆっ! おちびちゃんたちもおりてきちゃったの? ゆふふ、しかたないね。いっしょにご~くご~くしようね!」 子ゆっくりでは皿の縁に届かないので、親れいむは口移しで子ゆっくり達を潤す。 大量のボウフラと共に… 「ごーくごーく! ごーくごーく! しあわせー!」 「とかいはなおあじね!」 「れいみゅも! れいみゅもぉぉぉっ!」 「れいむ、こっちにもとかいはなおあじのおみずさんちょうだいね!」 側溝の縁で待機していた親ありすと赤ゆっくり達もおみずの催促。 「ゆっ! わかったよ! ご~くご~く! ご~くご~く!」 「ゆゆっ! いじわるしないでおみずさんちょうだいね!」 「ちょ~らいにぇ!」 「ひゅっひゅひ、ひひゅほ! ぴゅ~~~~~~っ!」 「ゆわぁ~~~! あめしゃんだぁぁ!」 「ゆゆっ! これはおみずさんだよ! とかいはなしゃわ~さんね! さすがありすのだ~りんだわ!」 「ぴゅ~~~~~~~っ!」 「ゆきゃっ! ゆきゃっ!」 親れいむは口に含んだおみずを、上段の家族に向けて緩やかに噴出した。 蚊に刺された蔓の処理といい、今のしゃわ~といい、このれいむは何かと気転が利くようだ。 父ゆっくりになると、れいむ種でも少しは変わるのだろうか 渇きを潤す黒いしゃわ~(ボウフラ入り)にご満悦の一家。 黒い虹が一家の行く末を暗示するかのように架かっていた。 「ゆぅぅぅ~~~… でられないよ…」 一通り水遊びを楽しんだ一家はようやく、もう帰ろうという結論に辿り着く。 しかし、未だ親れいむの側溝脱出は成らず、残された一家は困り果てていた。 子れいむたちは親れいむのおつむに取り付いてず~りず~りと登頂し、なんとか脱出できた。 「れいむぅぅぅ、だいじょうぶなのぉぉ!?」 「ゆゆゆ! …しんぱいごむようだよ! きっとべつのばしょさんからでられるよ! ありすたちはゆっくりしないでさきにおうちにかえってね!」 「ゆ~~~ん… わかったわ、れいむ。ゆっくりしていってね!!!」 『ゆっくりしていってね!!!』 『ゆっきゅちちちぇいっちぇにぇ!!!』 子ゆっくり達を連れてその場からず~りず~りと去る親ありす達。 「ゆっ、おか~さん! あかちゃんがないているよ!」 「ゆっ!? ……いきましょう、おちびちゃんたち。ゆっくりしないでおうちにかえりましょうね…」 「ゆぅぅぅ…」 置いていかれた赤れいむを捨て置き、帰路に着く。 自然は厳しい。ゆっくりだって生きている。 時折見せる、こうした野生動物然としたドライな反応もゆっくりの魅力のひとつだ。 おうちにかえろう。おうちにかえってゆっくりしよう。 きょうはおちびちゃんたちがいっぱいゆっくりできなくなってしまった。 しんでしまったおちびちゃんのぶんまでいっぱいゆっくりしよう。 おいしいごはんさんをぽんぽんいっぱいむ~しゃむ~しゃしよう。 まいにちいっぱいす~やす~やしてす~くす~くおおきくなろう。 ゆっくりしよう。 おんもはこわいこわいだったけれどあしたもがんばってゆっくりしよう。 「ゆっ! ゆっくりしないででぐちさんをさがすよ!」 ゆっくり皿のあった場所は格子があり、『下流』の方に行くしかない。 意を決したれいむは暗闇の洞に吸い込まれるように消えていった。 遊歩道には呻き声と赤れいむの嘆きだけが残っていたが、 元々小さな体から発せられる声は、少し強くなってきた風に容易く掻き消される。 「か゛ゆ゛…う゛ま゛。゛」 「ゅ゛っ…ゅ゛っ…ゅ゛っ…ゅ゛っ…ゅ゛っ…ゅ゛っ…。 ……。 …。 ゅ゛っ…。 ……。 …。」 「ゆびいいいいい!! ゆっ!? おきゃーしゃんどきょぉ? どきょぉぉぉ!?」 今まで宥めてくれていた親れいむの声が無くなっていることにようやく気付いた赤れいむ。 不信に思い、辺りをキョロキョロ見渡すが、そこにはゆっくり出来ないオブジェと化した家族達、おともだち。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆぁぁぁぁ! うわあああああああ!!」 (○)(○) あれだけ喧騒に包まれた遊歩道も静かになった。 散らばったゴミクズを足で寄せ集め、遊歩道のベンチの脇にあるクズ篭に放り込みながら これからの観察プランを練ることにする。 『ュゥゥゥゥゥ… ュゥゥゥゥゥ…』 …側溝から時折聞こえるこの音。大体見当はつくが、中はどうなっているのだろうか。 それにさっきまでは静かだったのにまた聞こえてきた。 次の観察プランはコイツでいくか。 「ず~り、ず~り! ゆっ! ゆっ!」 暗闇の側溝の中、親れいむは窮屈そうに這っていた。 天蓋はバスケットボール大の体の頭頂部分にピッタリで跳ねることが出来ないのだ。 じまんのかわいいおりぼんが擦れて汚れてしまっているのも知覚出来ていたが、 今は一刻も早くここから脱出して、ありすたちに合流しなければならない。 くきさんを生やした身重のありすひとりとおちびちゃんでは、帰り道は不安である。 生き残ったおちびちゃんもまだいっぱいいるのに、おと~さんのれいむが守らねば! 「まっててね! ありす! おちびちゃん! れいむはゆっくりはやくだっしゅつするよ!」 『ュゥゥゥゥゥ… ュゥゥゥゥゥ…』 「ゆ! ゆぅぅぅ… またきこえてきたよ」 この音。いや、声。 どれくらい進んだのか判らないが、だんだん近づいてきているような? 既に風の音ではないというのは、れいむでも判った。 こころなしか、ゆっくりの声に似ている? 「ゆ~~ん! だれかいるのぉ~? いるならおへんじしてねぇ~! ず~り、ず~り!」 呼びかけながらまた暫しのず~りず~り。 「ユウウウウウ… ユウウウウウ…」 「ゆゆゆ!?」 いた。 ゆっくりだ。 天蓋ブロック端に刻まれた取っ手が明り取りの窓の役割を果たし、ボンヤリと照らす。 そこにはボロボロのれいむがいた。 おりぼんも、おはだも、かみさんも、きっとおくちのなかのは(歯)やしたさんもボロボロだろう。 (なんだかゆっくりしてないれいむがいるよ…) 観察お兄さん的に側溝の中の状態も看破できるのだが、 観察お兄さん的好奇心で、れいむに姿を見られないよう留意しながら蓋を外してみる。 差し込んだ外の明かりにボロれいむ&親れいむがそれぞれ別な反応を示す。 いや、根底は同じなのかもしれない。 「ゆぴぴるっ… おんもぉ? …ゆぴるぱっ!」 「ゆゆゆ!? あかるくなったよ! でぐちだよ! れいむのるーとせんたくはただしかったよ!」 側溝の1ブロックを外すと、れいむとボロれいむが丁度露出した。 光を浴びたボロれいむの様子が何かおかしいと感じたれいむは、ボロれいむがかなり衰弱しているということに気が付いた。 「ゆゆっ! だいじょうぶ!? だいじょうぶ!? ゆっくりしてる!?」 「ゆぴぴる! ぴぴるんぱ! ぱぴゅるぴゅん!」 「ゆっくりしてね! ゆっくりしてね!」 「ぴぴゃらっぷ! ぴゃぁん! ぴゃぁん!」 ボロれいむがどんな状態か、簡単にいえば、体内で大量のボウフラが暴れているのだ。 天蓋を外したおかげで半透明の眼球から体内に光が差し込み、負の走光性だか走地性よろしく ボウフラが一斉に活動したのだ。その眼球内にもギッシリとボウフラが詰まっていたが。 それにしても、いったい、体内でどうやって呼吸しているのだろうか。 ボロれいむは一昨日、側溝に迷い込んだ若れいむだった。 はるさんを迎えひとりだちした矢先、同じく巣立ちをしたかっこいい若れいむ2・若ありす1姉妹に出会い、 一緒に遊んでいるうちに遊歩道に近づいてしまった。 針金に引っ掛って落下し、その時出来た傷口に卵を産み付けられ、体内でボウフラが孵化してしまったのだ。 傷の痛みと、一緒に落ちて分断されたおともだちのあまりにゆっくり出来ない最後に 散々泣き叫び衰弱していたため、あちこち刺されても大した反応も出来ず、 ゆっくりできないなにかから逃れるように這いずりながらココまで辿り着いた。 オレはゆっくりと蓋を元に戻した。 「ぱぴぷぺっ… ユウウウウ…」 「ゆっくりしてね! ゆっくり! (ゴゴゴ…)ゆゆっ?! おんもさんまってね! ゆっくりしててね! ゆぅぅぅぅ…」 予想通りってのも、案外つまらない。 くぐもっていく2匹の声を聞きながらオレは考える。 この親れいむも直接ボウフラ入りの水を飲んだし、ボウフラ自体もあんこに耐性があるようだ。 頭頂部も擦れて禿げ上がり、もうしばらく這いずれば中身が露出するだろう。 それにこの先には… 「ゆぐぅぅぅ?! でぐちさんがなくなっちゃたよぉぉお!? でぐちさんやめてね!! れいむをおんもにださせてね! それからしまってね!!」 「ゆううう… れいむは、いきるよ… いきて、ありすとおちびちゃんとしあわせ~にくらすんだよ… ず~り、ず~り」 「ュゥゥゥゥゥ… ュゥゥゥゥゥ…」 「ュゥゥ…」 「ゆっゆっ!? すすめないよ! どおして!?」 側溝には要所毎に格子が設えてあった。 格子の向こうからもあの声が渦巻いて聞こえてくる。 そして、ゆっくり出来ない羽音も… オレはありすを追いながら携帯で蚊について調べていた。 展望台は電波塔の役割も果しており、自然豊かなこの公園内でも感度は良好だ。 どうやら『ゆ擦り蚊』とかいうのがいるみたいだが、ソレと今回のは少し体色が違う。 コイツの口吻は赤く、翅はステンドグラスのように七色に煌いているのだ。 『紅魔蚊(ん)』ゆっくりの死体を媒介に繁殖する蚊だそうだ。 ゆっくりに含まれるれみりゃ・ふらん等の因子が起因して発生するらしい。 吸血するもの同士、気が合ったってことなのか? ゆっくりのあんこしか吸わず、日の光が苦手。 繁殖力・成長速度はゆっくり並み。etc. ちなみにボウフラは『ぼうふりゃ』とも『ぼうふらん』ともいわれるそうだ。 正直、どうでもいい。 ゆっくりが介入したことで、残念ながら全てにおいて元の蚊よりグレードダウンした生物である。 歴史的にみても、ゆっくりなんぞよりも蚊が優れた生命であることは知れたことなのだが ゆっくり同士でもこのようなグレードダウンは往々にして起こりうる。 例えば、れいむの場合 ゆっくりの基本的な身体差は無いが、れいむ種は小柄な個体が多い。 これはエサ集めを幼少期や成熟期に他の個体に依存した結果、最終的な摂取量がまりさ種やありす種に及ばないためだ。 もし、れいむ種が父役を果たした場合でも、拾得量や栄養面での問題。 少ないエサを子(特にれいむ種の仔にだが)に優先的に分け与えるため似たような結果になる。 アクティブに動く個体は『かり』の際にも少なからず食料を摂取し、運動の作用で健康なものが多い。 経験を積み重ね、それに基づいた野生ならではの知性と閃きも見せる。 小柄な個体が産む仔は、比例して小さく貧弱であり、餡容量も少ない。 ゆっくりの特徴として、劣性の遺伝情報も色濃く受け継がれてしまう。 野生で生きるものの母体としては、れいむ種などではなく、まりさ・ありす・ようむ等、 とにかくれいむ以外のゆっくりが望ましいのだ。 これは、現代で言うところのラバ・ケッティの関係に当てはめると判りやすいかもしれない。 ♀ウマに♂ロバを掛け合わせると、体の大きな♀ウマからは 馬の力強さ、ロバの頑丈さ、粗食に耐える素晴らしい能力を持った 『ラバ』という動物が生まれる。寿命も比較的長い。 ♀ロバに♂ウマを掛け合わせると、体の小さな♀ロバからは 馬の臆病さ、ロバの矮小さ、粗食に任せた大食らいの役立たず 『ケッティ』という動物が生まれる。体が小さいので労役には耐えられない。 これらは一代雑種と呼ばれ、子孫を、仔を成せない個体として生まれる。 だがこれがゆっくり同士、母体がれいむ、もしくはでいぶならどうだろう。 どんな個体でも大量に仔を成すし、れいむ同士(苦笑)の『つがい』も珍しくない。 上記の例をゆっくりに当てはめて鑑みれば、現在のゆっくりを取り巻く状況も少しは改善されるのかもしれない。 そんな事を考えながら散策していると、丘の手前の草むらでなにやら騒いでいるありす一家に追いついた。 「ゆぷりぴゅん!」 「ぷりんぱ!」 「おぢびぢゃんどおじぢゃっだのぉぉぉおおおっ!!」 ぼうふりゃ水を浴び、飲んだチビどもが悉く奇声を上げて転がっていた。 時刻はまだ14時。絶好のぴくにっく日和の丘の草原なのだ。 子ゆっくりのおめめから入った光は小さな体内を蹂躙し、ソレを受けたぼうふりゃもあんこを蹂躙する。 その苦痛は想像を絶するだろう。 わずかに生き残ったチビども(それでも『いっぱい』いたのだが)は、総てが正常に立つことが出来ず その丸っこい身体を弓なりに反らせ、ぬるぬるの気味の悪いアーチを形作っていた。 「あぎゃぢゃぁっ!! あぎゃぢゃっ! じっがりじでぇ!! おうぢがえろーね゛っ! もうずぐそごだよぉ!!」 「ぴぴゃらぁぁぁっ!! ぴゅん! ぴゅん!」 べぇろべぇろと子を舐めてあやす親ありす。 赤れいむ・赤ありすは、アーチのバランスが崩れ横倒しになるとコメツキムシの如くパチンと跳ねる。 普段の跳躍の倍以上の高度から粘液濡れの地面に叩きつけられ、またゆっくりとブリッジの態勢をとる。繰り返しだ。 よく見ると体表面がボコボコと不規則に波打っていて、体内でぼうふりゃが暴れていることがわかる。 体内のところどころから小さな突起が飛び出て、手を振るようにピンピンと動く。 コレも逃げ場を求めて体外に出ようともがくぼうふりゃだった。 幼体の場合、半透明の眼球を経由せずとも、その体全体で光を受けるだけで十分だ。 手を陽にかざすと光が透過するように、皮の薄い子ゆ・赤ゆも同様に体内を光が通る。 紫外線の影響もその身体内部全域に受けるので、成体近くになるまでの日光浴は程ほどにするのがゆっくり飼育の常識。 因果関係は不明だが短時間でも効果が出るので、それでも楽観視は出来ない。 野生の個体が良くする、実ゆっくりといっしょにひなたぼっこ→いねむり等は、高確率で先天的な障害を招くのである。 ちなみにれいむ種の多くは日光浴を好む傾向にある。 そう、れいむ種はその行動規範の悉くが実利を成さない。それはゆっくり全般に云えることでもあるのだが… れいむ…(笑) 「ぴぴりぎぃぃぃいっ! ぎぴぎぎぃいいぃぃぃっき!」 子ありすはよほど苦しいのか、アーチが捻れ、まるで固絞りの雑巾の様になっている。 絞られて出てくるのは水とは形容しがたいヌルヌルの黄ばんだ粘液だけだ。 そして、ギリギリと音立てるかのごとく捻れた子ありすが瞬時に弛緩し、 カラカラの体がぺしゃん!と粘液溜まりに沈む。 苦しみにもがき捻れすぎて水分を絞りきってしまったらしい。 おまけにゆっくりゲージ残量もほぼゼロ。えんぷてぃっ!だ まあ、ぼうふりゃに殺されたようなもんだから脱水赤れいむよりはマシかな。 なかなかとかいはな死に方だし、やったね! 雑巾ありす!! パサパサ雑巾ありすはその体全体を使い水分を吸い上げるが、既に意思の宿らない身体に給水される液体は その皮をグズグズに変化させてしまう。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! だんでだのぉぉぉおお!!」 「ぴききぃいぃっ! ぴぃぃいいぃいっ!」(ぱぴゅ!) こちらは子れいむ。全身を捻った結果、眼球が破裂してかわいい音を奏でる。 破裂と共に飛び出た大量のぼうふりゃが日の光に晒され、粘液ダレと子れいむの亡骸の上でピンピン跳ね回る。 欲張って他の子よりも大量に黒水を飲んだ結果であった。 「ゆひっ! ゆひっ! …ゲッ!! ォゲェェェ!!! ゲェッ! ォァゲッ!! ウェォォォオッ! …ッオ!」 その光景に親ありすも堪らず嘔吐してしまう。 水っぽいソレはパシャパシャと親ありすの前を流れ、のた打ち回る仔ゆっくり溜まりにまで到達する。 既に赤ゆっくり達も捻れており、その姿は一手間施したパスタ、もしくは何かの幼虫を髣髴させた。 どちらか一方の先端にはモッサリと毛が生え、鮮やかな飾りのようなものがヒラリと揺れていたが 親ありすの消化液も兼ねた吐瀉物が触れると、雪解けの如く消えてしまった。 「でいむぅぅぅ… ありず、どうじだらいいのぉぉぉぉ… ぽうやだよぼほぉぉ… ゆっぐりじだいよぉぉぉ…」 (*1))))) 「ゆうう?」 今度は頭上の蔓に成った実ゆっくりが高速で振動し始めた。 3つの実のうち、本体側の2個の実(ありす・れいむ)がカッと目を見開き、苦悶の声をあげる。 子を宿したゆっくりが何か摂取すると、まずはその孕み子を経由する。 親ありすが飲んだ水、そのぼうふりゃが実ゆっくりまで到達し、徐々にその中身と摩り替わっていったのだ。 (*2) 「おぎびぎゃん! やべで! おぢびぎゃんぼゆっぐりさぜて! ありずのおぢびじゃっ!」 (*3))))) (ぷつん! ぽとり) 「ゆゆゆっ! あ゛りずのおぢびぢゃん! うばれだよ! ゆっぐり゛! ゆっぐりじでいっでねぇぇ!!」 振動実れいむが蔓を離れ、地面に落ちた。 振動具合がしゅっっさんの前兆とは程遠いものだったとはいえ、ありすは無事におちびちゃんが生まれてくれたのだと思った。 こんな状況なのに、こんな状況だからこそ生まれてくれた。流石ありす。自分はゆっくりしているとかいはなありすなのだ。 おちびちゃんがうまれたよっ!! れいむ! ゆっくりしないではやくきていっしょにおちびちゃんとす~りす~りしようね! かっこいいれいむにそっくりなかわいいかわいいおちびちゃんだよ! (*4) (パカッ) 「ゆ゛っ?」 実れいむの上半身がパックリと縦に割れ、体内から白い虫が2匹、のっそりと出てきた。 6本の脚で逆さにおりぼんに掴まって身体を支え、重力の力を借りて翅を下方に垂らす。 体が黒ずみ、翅が本来の七色を放ちはじめた。 ワァ、こうまかの羽化だぁ。 「う~☆」(羽音) 2匹の蚊はその場で翅を振るわせアイドリングを済ませると、 示し合わせたように同時に飛び立ち、日の光を避けるために近くの草むらに消えていく。 イソイソとした所作だったが、その姿は中睦まじい姉妹に見えなくもなかった。 「お、おぢびぢゃっ! だんでおぢびぢゃんがわれじゃうのぉぉぉぉ???!!!」 残骸はぐるりと白目を剥き、割れていない下半身はだらりを舌を出して弛緩している。 やがて上半身が徐々に左右に垂れ下がり、無事だった下半身もキレイに真っ二つになってしまう。 水分もトンでしまっているようで、割れた惰力でボソリ…と崩れる。 羽化の最中に実ありすも地面に落ちていたが、こちらは何の反応もなくただただ、黒ずんでいくだけ。 親ありすは割れた赤れいむが衝撃的で、実ありすが生まれ落ちたことにも気付かなかったし 実ありすも消化液と残骸たちに紛れて融けてしまった。 「おうち… かえらなきゃ… れいむがまってるよ…」 ぼろぼろの蔓に残ったのは実れいむ(1)だけ。 辺り一面ヌルヌルした粘液とピンピン跳ねるぼうふりゃまみれ。 先ほどまで蠢いていたチビどもも、ありすの消化液の影響で全て体が半壊状態。 生き残ったおちびちゃんは実れいむを残してひとりもいなくなってしまった。 「どぼじでこんなことに…」 ず~り、ず~り。ありすは振り返らない。 残った実れいむが落ちないよう、ゆっくり、ゆっくり、あいするれいむのまつおうちへと這う。 「このおぢびぢゃんは… ごのおぢびぢゃんだげでも… ありずはぜっだいまもっでみぜるよ…」 本日、太陽の光を一身に浴びた実れいむ。 おひさまさんのひかりがあたると、きらきらすけてきれいなおちびちゃん。 きょうはいっぱいひなたぼっこしたね! あとはおうちでゆっくりしようね! おいしいごはんでゆっくりしようね! ありすのつくったきれいなあくせさりーさんでおしゃしようね! おとーさんれいむからぶゆーでんをいっぱいきこうね! ゆっくりしようね! ゆっくり! 展望台横の茂みに消えていく親ありすを見定め、巣の場所に中りをつける。 さて、次はまりさ一家だ。 帰宅済みなのか、枝葉で施錠された『おうち』の横にオレは腰を下ろした。 続きます。次回は後編。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ぼうふりゃキモいなw ってゆーか、飲み込んだのに餡子変換されないのか? -- 2018-01-03 11 49 12
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6949.html
際立った特徴のない住宅街の一角。 右手で傘を差し、左手で水玉模様の入った小さな紙袋を胸の前で大事に抱え、田井中律は白い息を吐きながら歩いていた。 街には雪が降っていた。ゆらゆらと風に揺れながら、一枚の羽根のように重さを感じさせない挙動で、それは鉛色の空から地上に向かって舞い降りてくる。 でも、それがどこへ向かっているのかは律にはわからない。 なにせ自分がどこへ向かって歩いているのかさえわからないのだから、雪がどこに向かって落ちているかなんて律にはわかるはずがなかった。 まるでロボットになったかのように、両足が機械的な動きで交互に地を蹴っていく。 その反復運動は意識的ではなく、殆んど無意識的に行われていて、地面を蹴る感覚さえない。 視覚によってかろうじて自分が歩いているのだと、地を蹴っているのだと理解することができたが、実感することはできなかった。 他人の身体に意識だけが乗り移ったかのように、自分の感覚はそこに存在しないようだった。 それにここは、この世界はやけに現実感がないように律には感じられた。すべてがはっきりしない。 広げられた右の掌に落ちたひとひらの雪。それを握り締めて開くと、そこにはもうなにも、なにものも存在しない。すべてが薄く、すべてが曖昧だった。 雪が降っていることから季節は冬であるはずなのに、寒さも感じることがない。 気温というものも、律にはあるのかないのかわからない。 視界もぼんやりとしていた。 けれど、足の裏を通して地面を実感できなくても、雪の降る冬の寒さを感じられなくても、視界が結露が生じているかのようであっても、それらを特に気にかけることはなかった。 それが当たり前であるかのように。 依然として降り続ける雪のように、自分がどこを目指して歩いているのかということさえ律は理解していなかったが、それでも歩みに迷いはなかった。 人気の全く無い道路をなにかに引っ張られるように淡々と進んだ。 いつしか律は、とある一軒家の玄関の前で立ち止まった。 車一台分の駐車スペースを有する二階建ての一軒家。 ここになんの用があって来たのだろうか。 そんな疑問も、今の律には沸いてはこない。 思考能力が正常ではないのだ。 雪はいつの間にか降り止んでいた。 が、やはりというべきか、律は気づいていなかった。 突然、今の季節には不似合いなセミの鳴声が聞こえてきた。 ――セミ? 声には出さなかったものの、律はセミの鳴声には素早く反応した。その姿を確認しようと、ぐるりと周囲を見回す。 が、どこにもセミは見当たらない。 律の目に映った景色は暗色に満ちた冬のそれで、セミの存在など微塵も感じとることができないものだった。 冬であれば地中にいるはずなのだから、セミがいないのは当然と言える。 では、今のは錯覚だったのだろうか。 疑問を深める間もなく全身に強烈な熱気を感じ、右足首には痒みが走った。 どこか鈍感になっていた律もこれには驚いて、痒みのある足元に視線を落す。 傍でガチャリと金属音が鳴り、軋んだ音がした。 扉の開く音だ。 律の視線が徐々に開かれていく玄関扉をとらえようとする。 そして、不意に目をつむる。 次に瞼を上げたとき、玄関扉は真っ白な天井に変わっていた。 見慣れた天井だった。 それもそのはず、その天井は自分の部屋のものなのだから見慣れていて当然だった。 どうやら今まで夢を見ていたらしい。 既視感のある、どこか懐かしさを感じる夢だった気がする。 どんな夢か思い出そうとしても、イメージが上手く浮かび上がらないのが律には残念だった。 窓辺に吊るされた風鈴が涼やかな音色を響かせている。 だが、それで涼しさを感じとれというのは、今の律にとっては無理難題な話だ。 部屋のなかはサウナを思わせるほどの熱気で満ちていて、今の状態であれば火に包まれていても気づかないかもしれないぐらいに身体が熱いのだ。 外からは風と共にセミの不協和音が部屋へ流れ込んできて、風鈴の音を邪魔していた。 夢の中で聞こえてきたのはこれが原因だな、とため息を吐く。 ベッドから重たい身体を半身だけ起こして、律はなんとなしに部屋を見回した。 起きたばかりの所為か、仏像のような半眼の状態だ。 あれ? あたし、なにしてたんだっけ? ぼんやりしながらも、寝るまえに自分がなにをしていたのか、眉間にシワを作りながら思い出そうとする。 そして、欠伸を二度ほどした後にようやく思い出した。 メールの返信を待っていたのだ。 そのメールを待っているうちに寝てしまったのだろう、と律は置かれた状況を理解する。 きょろきょろと目を巡らせて携帯電話を探す。 携帯は枕元にあった。 手にとって画面を確認すると、メールを受信していることを知らせるアイコンが画面に表示されていた。 どうやら寝ている間にメールが届いていたらしい。 受信フォルダを開き、先頭に来ているメールの差出人の名前を見る。 差出人は秋山澪。 澪は部活仲間であり、律の一番の親友だ。 そして、メールの返信を待っていた相手でもある。 手馴れた指捌きで澪のメールを開いて文面を見る。 「はぁ……」 メールの内容を見て思わずため息を漏らしてしまった。 夏休みも終わりに近づいている今日。 本来なら高校三年生である律は受験を見据えて勉強をしているところであったが、連日の勉強漬けと猛暑のダブルアタックにすっかりやる気が失せていた。 そこで気分転換に遊ぼうと、澪に誘いの電話をしたものの繋がらず、代わりにメールを送ったのだが、ため息から判るとおり返信のメールは誘いを断る旨のものだった。 「つまんねっー! あっついし……」 遊び仲間を一人失ったことにがっかりして、ベッド上で独り言つ。 肩を落としながら携帯で時間を確認すると、現在の時刻は十五時を過ぎていた。 今から澪以外の人を誘ったとしても、直ぐに日が暮れてしまうだろう。 それに都合よく暇を持て余してる人がいるとは律には思えなかった。 が、ふと一人の友人の顔が頭に浮かんだ。 平沢唯。 秋山澪と同じく律の部活仲間であり友人である。 いや、今では親友と言っても差し支えないほどの仲になっているはずだ。 ――唯なら暇そうだな。 居間でごろごろと寝転がっている唯を思い浮かべて律は思った。 不真面目な性格とは言わないが、この暑さの中で真面目に机に向かって勉強している図は想像し難い。 唯は冷房が苦手なのでエアコンもつけられない。 恐らくは干からびたカエルのように今も伸びているはずだ。 携帯の画面に電話帳を表示し、唯の電話番号に発信する。 携帯に耳を当てて唯が出るのを待った。 しかし、唯は一向に出てこずに留守電音声が流れてきてしまった。 「留守かよ…………ま、いっか」 律はあっさり遊び仲間を募ることを諦めてベッドから立ち上がる。 ――大事な用でもないしわざわざ呼び出すこともないか。予想と違って真面目に勉強してたら悪いしな。 欠伸をしながら伸びをして身体を軽くほぐし、携帯をテーブルに置いて部屋から出た。 一階へ下りてみると人気がなく、物音一つ聞こえてこない。 それとは反対に、大量の目覚まし時計が鳴り響くように蝉時雨が家の中まで聞こえてきていた。 リビングにも家族の姿はなかった。 喉が渇いていたので、冷蔵庫から冷えた麦茶を取り出してコップへ注いで飲んだ。 寝起きの胃にひんやりとした刺激が走り、熱を帯びた体が微かに冷めていく感覚。 もう一度注いで飲み、麦茶を冷蔵庫へ閉まった。 右足首の痒みが気になったので見てみると、予想通りと言うべきか蚊に刺されていた。 痒み止めを持ってきて、右足首の患部に何度か塗布する。 「寝ているときに刺すなんて卑怯だよなぁ。刺すなら刺すで正々堂々と真っ向勝負しろっての」 体格差を考えればあってもいいハンデだったが、文句を言わずにはいられなかった。 乙女の柔肌の価値は高いのだ。 このぐらいの文句は言ってもいいだろうと律は思う。 痒みに顔をしかめながら、患部に爪で十字の痕をつけてみる。 こうすると痒みが和らぐ気がして、刺されたときはよく痕をつけるのだ。 洗面所行ってトイレに入り、洗顔もした。 先ほどの麦茶ほど水は冷たくはなかったが、涼しさを感じるには十分にひんやりとしていて心地良い。 濡らした顔をフェイスタオルで拭いて、律は鏡に映る自分に意味もなく笑いかけてみる。 鏡の中の自分が乱れた髪も気にせずに笑い返してくるのを見て思わず苦笑してしまう。 乱れた髪を手櫛である程度整えて、洗面所を後にした。 あまりにも家の中が静かなので部屋を回ってみたが、母親と弟の姿は見当たらなかった。 どこかへ出掛けたのだろう。 リビングに戻って扇風機の前に座った律は、扇風機のスイッチを入れた。 人工的な風が律の顔を煽ぎ、短めの髪を揺らす。 そして、定番でありお約束の行動をとる。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~」 だれもがやったことがあるはずだ。 扇風機に向かって声を発すると、声が震えて聞こえるという科学現象。 「実に面白い! じゃなかった……ワ・レ・ワ・レ・ハ・ウ・チ・ュ・ウ・ジ・ン・ダ」 もちろん、ここにいるのは探偵ガリレオでも宇宙人でもない。ただの女子高生だ。 ふくらみのない胸のところまでTシャツをまくって、人気グラビアアイドルの半分にも満たないセクシーさを醸し出しながら声を発し続けた。 あ行を一通り言い終わって、やっと満足して口を閉ざす。 体は一連の冷却作業によって随分と涼しさを感じるようになっていた。 だが、まだ足りないものがあった。 アイスだ。 アイスを食べることで、この冷却ミッションはコンプリートされるのだ。 立ち上がって再び冷蔵庫のもとへ。 冷蔵庫を開ける。 が、アイスはどこにも見当たらない。 この夏の真っ盛りにアイスが置いていないのは一大事だ。 生命の危機だ。 アイスがなければ地球温暖化に拍車がかかってしまうぐらい大変だ。 それは嘘だが大変であることには変わりない。 しかし、外に買いに出るということは熱波の攻防最前線よろしく、セミの小便爆撃の嵐をかいくぐり、直射日光オン紫外線の無限照射に耐えなければならない。 果たして、今の自分にこの高難易度なミッションが完遂できるのか。 頭を抱えながら律は自問する。 結論。 「無理だな……てか嫌だ」 アイスよさらば。 「いや……この暑さの中で勝ち取ったアイスは、グランドラインを踏破して手に入れるワンピースと同じようなもんだ! アイスよ、待っていてくれ」 暑さで頭がやられたわけじゃなく、家に一人残されて寂しいというわけでもなく、ましてや某少年漫画を思い浮かべてハイテンションになったわけでも当然ない。 そこにアイスがあれば、人は演技せざるを得ないのだ。 というのは嘘で、家に居ても特にやることがないし、それなら少しでも外で出て暇つぶしの足しにした方が良いと律は思ったのだ。 部屋に戻って外着に着替えて外出の準備をする。 愛用のカチューシャを仕上げに装着して準備万端。 少年漫画の某白バイ警官は愛用バイクに跨ると人格が変化するが、律の場合はカチューシャを装着しても人格はそのままだ。 だが、カチューシャを着けると太陽拳を繰り出しそうなほど額の露出面積が増える。 太陽光発電さえできそうな具合にだ。 人間ソーラーシステムここにあり。 部屋の窓を閉じてから、テーブルに置いてある携帯を手に取った。 新着のお知らせはなかった。 それ自体にさして驚きはない。 ただ、だれかが暇つぶしに手を貸してくれるんじゃないかという淡い期待はあったので、少し残念ではあった。 家の戸締りを簡単に確認して玄関へ。 家から一歩踏み出したら、そこはもう戦場だ。 「準備はいいか? 律隊員」 その問いに頬を緩めながら首肯する。 ドアノブを掴んで、回す。そして押し開く。 律は扉の向こうに広がる夏の住宅街へと飛び出した 外に出てすぐに、突き刺さるような陽射しを浴びた。 これぞ日光浴、と暢気には言っていられないほど力強い陽射しが容赦なしに肌に照りつける。 海に行けば多くの人間が、この太陽にありがたがって肌を焼いているところを見られることだろう。 けれど、今の律にとっての太陽は敵以外のなにものでもなかった。 海を目指しているわけではないのだ。 目指すは都会のオアシスであるコンビニ。 ミッションその一の直射日光は、我慢して耐えるしかない。 ではミッションその二はどうか。 セミの小便爆撃を切り抜ける。 これは問題なかった。 路上に覆い被さるような木がないので、直撃する可能性は零に等しい。 棒アイスの当たりが出る確率より低そうだ。 万が一直撃なんてことがあったら、己の不運を嘆くしかないだろう。 律は路脇を歩きながら、限りなく広がる夏空を仰ぎ見る。 空の色は力強い青で、大きくて雄大な雲がその中を気持ちよさそうに泳いでいた。 家を出てから、どれだけ時間が経っただろうか。 首の裏や背中に汗が噴き出してきて、シャツが背中にぴたっと張りついてくる。 真昼間の気温と比べれば、現在の気温は少しは下がっているはずだが、この暑さでは一度、二度下がったところじゃ違いを体感できないみたいだ。 風も吹いてはいるものの、生温いとあっては用を成さない。 アスファルトの照り返しも厳しい。 まるで地球全体がサウナになって、その中にいるようだった。 「生き地獄ってこんななのかな」律はぼそりと呟いた。 蜃気楼にまみれた道を、おぼつかない足どりで律は進みつづける。 オアシスはまだ遠い。 砂漠で遭難者がやっとの思いでオアシスを見つけたとき、どのような気持ちで眼前の光景を眺めるのだろうか。 コンビニの看板を目でとらえたとき、律はそんなことを考えてしまった。 やっとのことで辿り着いた国内大手のコンビニチェーン『ハイソン』。 これまでにこのコンビニは現代の遭難者をどれだけ救ってきただろう。 この国に住んでいるだれもがハイソンを利用し、「ハイソンバンザーイ!」とコンビニユーザーに言わしめるほどのコンビニなのだ。 その数は尋常ではないはずだ。 今の律は大声で「ハイソンバンザーイ!」と叫びたい気分だった。 もちろん、実行には移さないが。 コンビニの駐車場に足を踏み入れ、入り口へ向って歩く。 そのとき、たまたまよく知った人物を発見してしまった。 雑誌の陳列棚の前で澪が立ち読みをしていたのだ。 しかし、ここで一つの疑問が出てくる。 澪は用事があったはずなのだ。 どうしてこんなところにいるのだろう。 律は首を傾げながら自動ドアを開ける。 店内は冷房がよく効いていて、汗が急速に冷やされる感じがした。 律は気づかれないように注意しながら澪の背後へと忍び寄る。 さて、どうやって驚かせようかと一瞬思案し即決。 ここはベタに抱きついて脅かすことにした。 「なーに読んでんの?」と言いながら、澪の肉付きの良さそうなお腹回りに両手を回す。 「っ!?」澪は驚いたのか驚いていないのか曖昧な反応で、背筋をぴんと張っただけだった。 「澪?」 全く反応しないのでもう一度声をかけてみたものの、それにも反応はない。 お腹に回していた両手をほどいて、横に立って表情を窺うと、目と口を開けたまま澪は固まっていた。 「おーい、生きてるかー?」 2