約 19,733 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3086.html
639 :影響を受ける人:2014/06/08(日) 20 51 56 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第十三話 ―天空を落とすモノ― 「全員傾注!」 大隊長以上が集められた会議から帰ってきた江藤敏子は緊急招集をかけて、会議室代わりに使っている部屋に全員を集める。 その集合には海軍側の北郷隊も含まれており、何事かと美緒達は少しだけ不安になった。 「会議の結果、戦線の後退が決定された。」 「「「「「!!??」」」」」 「元々戦線の後退は中央で話し合われていた。 故に驚くべきことではない。」 「え・・・でも!」 ここで踏ん張っているのは、故郷を守るためではなかったのか? 国の守る巨大な盾ではなかったのだろうか? そんな思いが生まれそうになる。 「これは決定事項だ! ・・・本来ならば後退作戦はもっと後のはずだった。」 「どういう事よ?」 智子が首をかしげて聞く。 「【アホウドリ】の被害が想定を上まっていた。」 【アホウドリ】と呼ばれるネウロイは、その名前とは違い猛烈な攻撃力をもっていた。 最初は三体で出現、二回目は五体、三度目は八体が確認されている。 襲撃間隔が長いので、かろうじて体制を整えて迎撃できるのが慰めだった。 しかし、これだけ整えても撃墜できたのはたった一体だけ・・・ 「タコ殴りにしてようやくだもんね・・・」 椅子に寄り掛かり天井を見上げながらつぶやく。 そんな隊長の頭を戻した圭子は、質問する。 「確かに・・・攻撃に参加したのはリベリオン義勇飛行隊、海軍は旭川隊・柊隊、陸軍は鎌鼬隊・猫又隊。」 「総勢三十数人が寄って集って攻撃して行動を鈍らせて、束ねた手榴弾、単発式の改造した大砲、航空機が使う爆弾を集中投下してようやく・・・」 加藤武子が続けていうと、皆暗くなってしまった。 それはそうだろう。 たった一体を破壊するのにこれだけの戦力集中が必要で、他の戦線を見る事が出来なくなるのだ。 その負担は自然に他の部隊が担う事となり、疲労が溜まっていく。 その出撃に美緒達学兵も追われ、疲労困憊になって泥のように眠る日々だ。 一応魔力回復の霊薬もあるが、成長期の体にはあまりヨロシクない。 しかもかなり不味いうえに、二本以上飲むと気持ち悪くなってしまう。 だが、それでも踏んばらねばならなかった。 リベリオンから来た、義勇飛行隊もだいぶダメージを負って一時的に下がっている。 学兵を率いていた旭川隊・柊隊からも、無茶をした学兵が一名戦死、助けようとした一名が負傷して下がっている。 「・・・・・・」 それを知っている美緒達の表情は更に暗い。 「そうだ、【アホウドリ】が我が物顔で飛び回っている以上、この作戦はうまくいかない。 ではどうするのか? 簡単だ、殲滅すればいい。」 640 :影響を受ける人:2014/06/08(日) 20 52 29 眉間に皺を寄せて黒江綾香が手を上げる。 「なんだ?」 「言うのは簡単です。具体的にどうすればよろしいのでしょうか?」 「それについても回答がある。 例の撃墜した【アホウドリ】の戦況を記した資料を見て、参謀の一人が気が付いた。 どうもあの大きさのネウロイには、弱点が存在するみたいなのだ。」 「弱点?」 「ああ、そうだ。 翼や尾翼を攻撃していても余裕だった【アホウドリ】だが、機首近くを攻撃し始めたら回復と速力を上げたらしい。 そこから推測するに、機首のどの部分かはわからないが、弱点がるのだろうと推測された。」 「・・・機首を集中的に叩く・・・わけにもいかないか。」 サエに呟きが聞こえた章香も考える。 確かに弱点がそこにあるならば、そこを攻撃すればいい。 しかし・・・厄介な速さはそのままだ。 「そうだ。そこで・・・」 敏子は視線を一人の人物に向ける。 他の隊員の支援も集中する。 「え・・・えっと?」 視線の先にいた坂本美緒は困惑して目をパチパチする。 「君の魔眼を使う。」 「なるほど・・・」 美緒の魔眼はかなりの精度を誇る。 最初の頃は制御が出来ず悩みの種だったが、“魔眼殺し”の片メガネを貰って、その後の訓練で精度は急激に伸びていた。 遂には透視能力を得て、防空壕から大空を見るぐらいに。 「私の・・・魔眼を・・・ですか?」 「ええ。」 頼りにされているという事実を受け、緊張が身体を駆け巡る。 同時に自分にできるだろうか?と言う不安が巻き起こった。 自分はたいした子が無い。 期待しないで欲しい。 そんな不安を知ってか知らずか、後ろに座っていた徹子が前に乗り出してきた。 「頼りにされてるぜ。」 「う、うん・・・」 「ありきたりな事しか言えないけど、頑張って!」 親友の励ましを受けたものの、どうにも前を向けない。 そんな時、ミチルが舌打ちをした。 「自信の無い奴が出ても迷惑だと思いますが?」 「・・・早良ミチル上等兵、お前が彼女等を・・・いや、やめておこう。 どちらにせよ。我々が奴らに対抗できる術は少ない。 今でさえ試行錯誤だ。 ならばありとあらゆる物を使い、問題を排除しなければならない。 次に襲来するのは来週だと判断されている。 我々は全力出撃する。狐狸部隊総出だ! 北郷隊も出てもらう。 あと、アドルフィーネ・ガランド大尉が率いる欧州義勇飛行隊も、後詰で飛ぶことが決定されている。」 「・・・大盤振る舞いね。」 狐火隊の隊員が冷や汗を垂らす。 欧州義勇飛行隊は調整に時間がかかったが、【クマバチ】【スズメバチ】の混成飛行部隊を、ほぼ独力で殲滅していた。 その戦闘力は、観戦武官として付いていっていた扶桑の参謀も瞠目し、期待大と報告している。 「坂本美緒一飛曹。」 「えぁ、はっはい!」 「悪いのだが、キミには一時的に北郷隊から外れてもらう。」 「おいおい、ウチの隊員を引き抜くのか?」 「章香、そうじゃないわ。ガランド大尉と共に魔眼による観測をしてほしいだけ。」 「・・・大丈夫か?」 「ガランド大尉は魔眼持ちらしい。実戦で鍛えられた極意を教えてもらいなさい。」 「了解しました!」 641 :影響を受ける人:2014/06/08(日) 20 53 03 綺麗な敬礼を決めた美緒だが、章香と敏子には緊張でガチガチに固まっているようにしか見えなかった。 「そうそう、この作戦が終わったらあなただけ各戦線に行ってもらうから。」 「・・・へ?」 「中央が言うには『同じ所にあるのかわらないから、全て観測するように。後できれば小型の方も観測して、報告書を上げる様に』・・・ですって。」 「それってつまり・・・」 「地獄の書類仕事が待っているわ。」 死刑宣告だった。 ――――― 美緒の絶叫で会議が終わり。 隊員達はその日はどういうフォーメーションを使用するか話し合った。 いつもはローテーションを組み、一隊残しての出撃が異例の全力出撃。 話し合いにも熱がこもる。 骨子は手練れが前に出て、学兵達は援護となる。 喧々諤々の話し合いの末、何とか決まって就寝。 翌朝早くから今回の作戦で使う機材が納入され、大慌てで確認に向かう。 綾香が一つの木箱から筒を取り出して首をかしげる。 「これ何かしら?」 「機関銃の下に着ける滑空砲だな。単発式で手榴弾も発射可能らしい。」 説明書を読見ながら答える圭子に「へぇ~」とだけ答える。 「うわぁ! 円盤式手榴弾がある!!」 「連結してる・・・引っ掛けるのかな?」 「陸軍の13mm機関砲と、海軍の20mm機関砲か・・・」 「・・・ばら撒けられる。・・・ありがたい。」 「粘着爆弾? ・・・使えるのかしら?」 「ど、ドリル・・・誰か使うか?」 「「「「「使わない、重そうだし。」」」」」 「これは、墳進砲か?! 開発を急いだのか。」 「強いんですか?」 「ミチルか・・・ああこいつは一度だけ試射を見たことがある。 その時は戦車の装甲をぶち抜いていた。ただ単発式なのがいたいな。」 「火力があるならいいじゃないですか。期待できそうです。」 ワイワイと買い物を楽しむように武器を物色していく。 その光景は歳相応の少女に見えた。 以上です。 【アホウドリ】戦前夜です。 そして美緒ちゃんには重大な任務がwww ちなみに扶桑国には魔眼使いが9人います。 空に美緒ちゃん入れて五人、陸に三人、中央に一人・・・言わずと知れた九曜さんです。 そんで【アホウドリ】の凶悪さを書いてみましたがどうでしょうか? 強すぎますかね? 批判・不評待っています。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/5568.html
781: 635 :2019/02/04(月) 19 19 44 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 772 773 776 777 全部の意見を混ぜれば良いのだな(暴論) ネタ・クドリャフカはブランに乗っていたようです 衛星軌道上・国際宇宙ステーション 「やあ地上の皆さん、私がオービターヤタガラス船長のユーリィ・ガガーリンだ。」 国際宇宙ステーション内の一室にてガガーリンはカメラに向けて挨拶をした。 このカメラの映像と音声は世界中に配信されており、各国のテレビ局は特集を組んで生放送をしている。 教科書に載っている人物が実際に話しをするのだからしょうがないだろう。 「さて今回私と一緒にオービターに乗っている人物を少しだが紹介したいと思う。」 ガガーリンは分かりやすいようにゆっくりと喋る。 「最初に紹介するのはヤタガラスに積まれた有人機動ユニットのオペレーター、パイロットと言った方が分かりやすいかな?神宮寺まりもだ。」 「初めまして、神宮寺まりもです。宇宙は初めてですがよろしくね。」 そのころ日本の掲示板では「まりもちゃんだと…」と衝撃が走っていたがどうでもいい話だ。 「次に紹介するのは副長を務めているシャーロット・アランだ。」 「シャーロット・アランよ。地上の皆さんには神崎島特殊部隊の司令の師匠と言った方が分かりやすかしらね?」 今度は世界中で衝撃が走っていたこれまたどうでもいいことである。 「さて他にもいるが今回はこのくらいで。」 「船長、クドリャフカも紹介するべきでは?」 まりもは悪い笑みを浮かべてガガーリンに進言した。 「あー、では紹介するか。」 なんか若干困った表情で了承した。 地球のネットでは宇宙行ったあの犬か?、ライカ犬か?と興味津々であった。 「さて、もう一人紹介させてもらおう。我々の大事な仲間の一人だ。」 ネットはわくわくしながら待っていた。 「クドリャフカ!入ってきてくれ。」 「わふー!」 ネット上ではキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!となっていたが、 「皆さんこんにちは!能美クドリャフカなのです!」 日本・掲示板 名前:名無しの提督 投稿日: ワンコキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!って誰だお前!? 名前:名無しの提督 投稿日: まさかクドなのか!? 名前:名無しの提督 投稿日: リトバス!? ネットはカオスな状況へと落ちていった。 どうでもいい話だがこの後鍵の名前のゲーム会社の知名度が世界的に急上昇したらしい。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3136.html
107 :影響を受ける人:2014/12/14(日) 22 30 09 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第四十話 ―墜ちる空Ⅱ― 一日中襲撃があった翌日はどの部隊もろくに動けない状態であり、狐狸部隊と北郷隊がやってきた基地も例外なく整備員が大急ぎで整備している。 通常戦闘機部隊も翼端がレーザーで溶かされ何とか帰還した機体、“ウシアブ”に実弾で大穴を開け滑走路に横倒しになったのもいた。 こちらはストライカーよりも大柄なために、予備機を回して何とか凌ごうとしている。 しかし問題は他にもいたウィッチ部隊と、録に話し合いも出来ずに出撃しなければならなかった事だろう。 幸いにして北郷章香・江藤敏子の両名がいたので、臨機応変に対応できた。 他の基地ではそう上手くいかなかったが・・・ 中でも厄介だったのは夜間出撃だった。 一応夜間戦闘専門の部隊もいたが、規模が大きい襲撃に手が回らず、通常の部隊にも応援を呼ばねばならなかった。 学兵達は昼での戦闘を重視して教え込まれており、夜間に関する知識は座学でのものしかなく。 結果的に言えば、足手まといにしかならない。 更に夜間戦闘を考慮されている通常戦闘機部隊もいないのも、大本営に問題視された。 これも被害を大きくした要因の一つと言える。 なし崩しともいえる出撃は、疲れが溜まる要因となってしまい、誰も彼もが疲れ果てて深い眠りに落ちている。 故に何とか隊長各を集めて会議したのは、襲撃が終わった日の夕方・・・食事前だった。 「皆、昨日の奮闘。大変感謝している。」 まずは労う。 敏子は章香とは違い、ずっと司令室に籠って指示を出し続けただけと言う自覚がある。 それでも整備員に整備状況を聞き、弾薬を素早く取り出せるように配慮し、戦闘食を作る手が足りないなら手伝うなどしていた。 それを知っている穴吹智子・加東圭子・加藤武子・黒江綾香・旗本サエ、他隊長・副隊長数名は何も言わない。 「それでだが・・・明日、また今回の襲撃が無いとも限らない。 早急にローテーションと、部隊編成を整える必要がある。」 智子が手を上げる。 「それは同意します。けど、今変えると混乱しませんか?」 「それはもっともだ。だからあまり変えないつもりではいる。」 「あまり・・・ですか。」 綾香が含みのある言い方に気が付き、顔を顰める。 「今入った最新の情報によると、例の新型ネウロイ・・・うちでは狐火隊と、水蛇(ミヅチ)隊が交戦したな・・・の呼称が“ウシアブ”に決定した。」 「どうでもいいですね。」 「うむ。」 水蛇隊の隊長が何の感情もなく言うと、敏子も同意して進める。 「こいつは初期に出現していた実弾仕様のネウロイでもあるという事だ。 だが違いは、レーザーも並行して使用する火力。 地上部隊はコイツの襲撃に頭を悩ませたようだ。」 「一撃離脱能力は“スズメバチ”より厄介よね・・・」 圭子が後ろに身を逸らさせて、椅子がギシリと軋む。 「・・・あのダイブに付き合う必要はない。」 「旗本さん、言うは易しですよ。学兵にはちょっと・・・」 「確かにダイブに付き合う必要はない。正面から迎撃してやればいい。 あの火力と相対する事になるのが厄介だがな。 それに“スズメバチ”も旋回能力を底上げしている。油断できないぞ。 そして・・・まだ、未確認なのだが・・・」 108 :影響を受ける人:2014/12/14(日) 22 30 36 苦虫を噛み潰したような表情になった総隊長と、腕組みをしたまま難しい顔をしている章香を見て、その場にいた全員が次の問題が最大の問題だと悟る。 「“アホウドリ”についてだ。 こいつの弱点は大まかに見て、機首部にあるというのが集計結果で分かっている。 今回私達は会敵していないが、殲滅をこころ見た部隊から・・・ 『弱点が、核が消えた。』 ・・・と言う報告が上がっている。」 「はぁ?」 内容が信じられない智子が間抜けな声を上げると、武子が慌てつつも手を上げて発言する。 「それは、奴に弱点が無くなった・・・そう思ってもよいのでしょうか?」 「・・・・・・わからん。」 「わかんないって・・・」 海軍の佐伯隊隊長:佐伯頼子【さいき よりこ】も唖然として敏子を見る。 「情報が交錯しているんだ。 迎撃が成功した部隊もあってな。資料通りに機首部にあったと言っているんだ。 だがその成功した部隊にも、『機首部に無い為、試しに胴体中央部を攻撃したら有った』と言う報告すらある。 以前、魔眼持ち全員で調べた資料が今回の戦闘で、疑問視されているんだ。」 「そんな、バカな・・・」 あれだけ苦労して調べた資料が無駄になった。 その事実は坂本美緒を知る者達にとって、到底信じられるものではない。 大体嘘を吐く必要性など、どこにもないのだ。 「そこでだ・・・魔眼持ちである坂本美緒一飛曹を、特別任務につけることにする。 名目は〔“アホウドリ”の核調査〕だ。 現場で確認し、その場の部隊に報告するのが主な任務となる。」 それは以前にもやっていた事、しかしなぜそれを 陸軍である江藤敏子 が言うのだろうか? 「部隊員は四名。私が率いていた狐狸部隊の学兵三名と「ちょ、ちょと待ってください!」・・・なんだ。」 話を遮った事に怒る事もなく、敏子は智子を見やる。 「学兵だけで部隊を作るなんて、正気ですか!」 「正気だ。」 「せめてベテランの一人でもつけないと、納得出来ません!」 「私も智子に賛成です。学兵だけというのはいくら何でも無茶と言うモノですよ。」 反対意見を述べる智子に賛同して、武子が睨むようにして総隊長を見る。 隣に座る綾香も同様であり、他の者達も困惑していた。 「私だって出来ればそうしたい! だが、出来ないんだ・・・」 「どういう事でしょうか?」 「・・・夜間専門部隊を作るからだ。」 物静かな声に、全員の注目が集まった。 注目を集めたサエは視線を、章香と敏子に向ける。 二人ともその視線に対して頷く事で回答した。 「・・・今回の襲撃により、夜間戦闘を主とする部隊数が足りない事が露呈した。 ・・・この基地に出夜間戦闘できるのは、そう居ない。 ・・・なるべくならばベテランで組む必要性がある。」 「それなら私だってベテr「・・・何も見えない闇の中を飛べるか?」そ、それは・・・」 闇の中を飛行すると言うのは大変な事だ。 ましてやまだ魔道航空技術発達途上の最中だ。試行錯誤の面も多い。 一応夜間専門部隊から資料や話を聞く予定である。 反論しようとした智子は、サエの鋭くも静かな視線で射抜かれて沈黙を余儀なくされた。 109 :影響を受ける人:2014/12/14(日) 22 31 16 「話を続けるぞ? まずは陸軍からだ。 狐火隊から上等兵一名、狸釜隊からも上等兵一名、水蛇隊から上等兵を二名、淵猿(ふちざる)隊から上等兵一名。 海軍から下田隊から副隊長として伍長を一名、これを旗本サエ中尉に隊長として指揮してもらう。 そして、今までの戦果や功績を見て中尉を大尉に昇進させ、伍長も軍曹に昇進。 上等兵達も伍長に昇進させる。」 昇進するという事はそれだけ責任も大きくなる。 それを伝える各隊長達はちょっと困った表情となった。 部隊員を削られるのに、補充が無いのは困るのだ。 昨今を見れば、容易に補充なんて来ない。 来ても学兵だろうが・・・今来られても「死に行け」という事と同意義だ。 正直、入れたくないし、来て欲しくない。 そんな不安を察して敏子はさらに続ける。 「部隊補充だが・・・これは連絡を入れて何とか裁可された。」 そう言うと、隣の章香をチラリと見る。 視線を向けられた彼女は全員を見渡せるように椅子から立ち上がり、眉間に皺を少しだけ寄せながら口を開いた。 「下田隊には悪いのだが、部隊は解散し各隊に配置することが決まった。」 「なっ! あ、あの子達にバラバラになれと!」 下田隊は、隊長:下田なか 副隊長一名 部下八名で、学兵は六名受け持っている。 いずれも舞鶴で訓練した子達だ。 共に過ごし、妹のように可愛がりつつ厳しく教えた教え子たち。 それと別れろと言う無慈悲な言葉に、絶句しつつ顔を真っ赤にして噛み付く。 「すまない・・・ 他に此方に来れる人員が居ないんだ。」 頭を下げて詫びるが、それでも下田の怒りと困惑は止まらない。 「そんな!「そのかわり、君に我が隊を率いて欲しいと思っている。」・・・え、それはどういう事ですか?!」 「北郷章香中佐は、今後は海軍に所属するウィッチの総隊長となるの。 つまり私と同じになる・・・」 いきなり部隊を任せると言われて又混乱したが、敏子が補足する。 話を聞けば、あの襲撃が今後も続くだろうと予想され、その為指揮の為に章香もとうとう前線から足を引かねばならなくなったのだ。 夜間戦闘部隊を立ち上げる際に旗本サエが抜け、自分一人では体を運用できない。 ならば、別の者達を宛がうしかないのだ。 下田なかはそれならば北郷隊を解体すればいいと言う。 最初は章香もそうしようと思ったのだが、それは別方面からの圧力に寄り断念せざる負えなかった。 元々良家の子供を預かっていた北郷隊を解体すると、生存率が下がるのでは?と思われたからこその代替案だったのだ。 そこを説明し、何とか納得してもらった。 前途多難な会議に、総隊長両名は頭痛と共に胃が痛い思いをするようになるのであった・・・ 以上、女性たちの会議でした。 そして北郷隊解体です。誰が予想しえたろうか! 夜間戦闘能力まであるサエさんは本当に優秀ですぜ。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3146.html
384 :影響を受ける人:2015/01/25(日) 21 50 12 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 残虐な、流血の表現があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第四十六話 ―墜ちる空Ⅷ― 戦闘開始から四日目。 末に前線は疲弊の一途をたどり、崩壊間近迄に迫っていたと言っていい。 最初の一日中の襲撃よりも敵の数が少ないとはいえ、四日日間休みなしに攻撃してきてはたまらない。 そして、最悪はいつも重なって起きるものだ。 「そうですか。出撃できる機体が・・・」 「すまんな。こちらも稼働数を増やそうと奮闘はしているが・・・」 通常戦闘機隊の司令官と、江藤敏子が会議室で話し込んで一時間が経過した。 内容は・・・稼働機体の減少。 「連日の出撃で、簡単な整備だけでは追いつかなくなってきている。 部品はある程度共通化を進めてあるからいいが、大きい物になると話は違う。」 対面で疲れ果てた様子の指令に、副指令も表情を暗くして言う。 「すでに予備の機体も尽きています。 搭乗員も朝昼晩の三体勢でいますが、ベテランを夜間戦闘に取られているのがキツイ。 休みが食事と練る時のみ・・・負担は大きい。」 最後はこちらも同じ・・・ だが、こちらはまだましだ。 片肺でも飛べる事は飛べるし、シールドによる落下速度軽減化もある。 脱出しか手立てがない通常戦闘機隊の損害は、ウィッチの比ではない。 しかし彼等がいないと雲霞のごとくネウロイが攻めてきて、更に少ないウィッチで対処しなければならない。 攻めの一手が消えてしまうというのは、痛恨の極みだ。 何とかして稼働数を増やそうと、本土と幾度も連絡を取っているのは知っている。 この司令はウィッチの学兵動員を、良く思っていない。 だからこそどうにかしようと奮闘している。 その苦労を知るからこそ、こちらもどうにかしたい。 「こちらから部品を提供と言うのはどうでしょう?」 「有り難い申し出だが、今必要なのはエンジンなのだ。 心臓部がダメでは機体も飛べん。」 「整備員の疲労も無視できません。ニアミスも目立ち始めています。」 内々尽くしの状況に、お互いの表情が曇る。 この状況を知った夢幻会は「史実アメリカ軍がやった戦法に酷似している!」と驚き、増産を急がせているがモノになるのはもっと後だ。 物量作戦の消耗戦に付き合わされている現状、どうにかして遣り繰りするしかない。 結局この会議はお互いの苦労を暴露し合うだけとなり、他の基地に部品が無いか問い合わせるしかなかった。 ――――― 副指令のような立場で会議室にいた章香は、元の執務室に戻って椅子にもたれかかっている江藤司令を見やる。 「結局は自分達でどうにかするしかない。そう言う事だな。」 「そうね~」 思うように状況が良くならない事に対し、かなりやる気が起きていないようだ。 声に張りが無い。 内心で溜息を吐きつつも書類を纏める。 最悪な事は重なると言ったが、今晩から明日・明後日まで天候が崩れるという予報と。 儀式系統のウィッチによる占星術の予想が、ぴったり一致している事だ。 385 :影響を受ける人:2015/01/25(日) 21 50 44 「雨の中の戦闘となると、通常戦闘機の援護は期待できないな。」 「それもキツイ話よ。」 体を椅子から離して、敏子は体を伸ばす。 「学兵はどうする?」 「出撃・・・させるほか、無いだろうな・・・・・・」 「兵が足りない。部品も足りない。無い、無い、無い・・・」 そのまま机に突っ伏して嘆きと呪詛を吐きはじめた。 それをみて少し距離をとる。 ドロドロとしたモノを吐き出し終えて、やる気のない顔を上げる。 「今の所、ウチに損害が無いのが救い・・・と言えば救いか。」 「他の部隊からは羨ましいと、妬みで見られているがな。」 苦笑する章香だが、内心では嬉しい事。 彼女等を、五体満足で送り返す。 本土で学兵を鍛える中で掲げた、自分の目標だ。 そんな思いは司令室に入った電話により崩れることになる。 ――――― 時間は戻り、早朝出撃の為に早起きをした徹子達は食堂に向かう。 警報が鳴っていないので、少しだけゆっくり食事ができる。 正直に言うと疲労が溜まっているから食欲がわかない。 しかし無理にでも食べないといけない。 それを考慮してか、食堂のメニューが御粥などの食べやすい物にシフトしているのは、とても有り難かった。 「うぁ~。疲れが取れないぜ。」 「腕を振り回さないでくださいませ。あふぅ・・・」 「お嬢も疲れているッスね。」 「うん。小毬ちゃんも大丈夫?」 「皆さんよりかは動いていませんから・・・」 そう言いつつも、小毬も小さく欠伸をする。 その後ろから下田隊の隊員達も姿を現した。 「お早う。少し早めに今日も食事をしよう。」 「「「「「了解!」」」」」 元気よく返事をする学兵達に、少しだけ笑顔となる。 最初は纏めきれるかと思っていたが、飯島凛が上手く皆を纏め、若本徹子が引っ張っている。 それを補助するのが竹井醇子だ。 A部隊・B部隊と分けている下田隊だが、上手く機能するかは未知数。 彼女等は一つの部隊として動いていたので、別けてしまうと不具合が起きないと心配していた。 だがそれはいい意味で裏切られ、ベテラン勢からも信頼されている。 そうなると次に心配するのは、自分の元にいた学兵達だ。 バラバラにされてしまった彼女等は、まったく違う時間帯で出撃していく。 彼女等と徹子達を比べると・・・徹子たちの方が上手い。 故に心配となる。 食堂でスープと、ある程度の固形物(主に御握り)を食べていると警報が鳴り響いた。 全員の顔に緊張と、食事を邪魔されて不機嫌な表情が浮かび上がる。 固形物をスープで流し込み、大急ぎで食堂を出ていく。 その際に航空食を受け取るのも忘れない。 「はいよ!」 「おばちゃん、アンがと!」 「がんばりな!」 「もちろん、頑張るッスよ!!」 「生きて帰れば、美味しいのが食えるんだからね!」 「もちろんそのつもりですわ。」 食道のオバちゃんと軽く挨拶をして、航空食を受け取って軽くタッチしていく。 この基地のちょっとした儀式。 生きて帰るためにする儀式だ。 廊下を走っていくと、前の方から寝ぼけ眼の学兵が歩いてきていた。 元下田隊の学兵であるのは間違いない。 386 :影響を受ける人:2015/01/25(日) 21 51 19 「あ、隊長。ご無事で!」 「ああ、奮闘してくる!」 壁際に寄った学兵にエールに、短いながらも答える。 格納庫に到着してストライカーを装着、獣耳と尻尾が出るのを感じ、整備員がクランクを回して起動する。 「コンタクト!」 「よし。外に出せ!!」 ――――― 昼ごろまで戦い続けた下田隊は戦果として、 “スズメバチ”13体 “ウシアブ”4体 “アホウドリ”共同撃破1体 にとどまった。 戦場を三ヶ所も渡り歩いてこの戦果は十分だ。 弾薬はほとんど尽きて、近接武装の刀で下田は“スズメバチ”を撃墜している。 魔力を強制回復する飲み物を全て飲み干し、術符さえも切れかかるという激戦に疲れも溜まっている。 しかし、たまたま合流出来た坂本美緒の周りに、仲間達が集まって話し込んでいるのが見えた。 苦しい戦いの中で駆けつけてくれたことに感謝と、嬉しさがあるのだろう。 揉みくちゃにされている美緒は少しだけ表情が明るくなっている。 ここ最近、彼女の表情は暗かった。だからこそ一時の安らぎは必要なのだと思う。 それを遠くから特務隊の三人が温かく見守る中、前方に交代として水蛇隊と淵猿隊が現れてホッと一息く。 その中に今朝あった学兵が手を振っている。 「オーイ。美緒ちゃーん。」 「あっ、千景さん。今朝はありがとう!」 「いいの、いいの! 帰ったらあの小説の話、続きを聞かせてね!」 「わかった!」 すれ違い様の会話であったが、スピードを落としていたので成立できた。 そのまま戦場に飛んでいくのを見送ると、徹子達が美緒をじろりと見る。 「お前、何時の間に友達が出来たんだ?」 「人見知りするのに・・・!」 親友二人が驚愕し、 「小説・・・脳筋じゃなかったんッスね。」 「はわわ。み、美緒さんだって勉強ぐらいすると思いますよ!?」 「・・・・・・皆さん酷いのではありませんの?」 「グスン。」 フォローにもならない言葉で傷ついた。 ションボリと肩を落とし、頭を俯かせたのを見て、皆慌てて声を上げて励まそうとする。 しかしながらネガティブ思考に陥りやすい彼女には、あんまり届いていない様子。 そんな光景を見て苦笑する一同。 そこは平和な空間であり、戦場を忘れさせる一幕だった。 無事に帰った部隊だが、特務隊は弾薬補給と燃料補給、簡易整備を終えるとわずかな休息の後に出撃していく。 魔眼使いが彼女しかいない現状に歯噛みする徹子達は、次は助けがいらないように頑張ろうと決意する。 飛び立つ姿をいろんなものを振って見送り、銃器の整備に入る。 ミチルから受けた薫陶を元に行い始めた行為であったが、忙しい整備員の負担軽減のためにやっている。 こうして彼女等は翌日の為に、寝に入るのだが・・・ 最後に入った報告通信に全員が寝つけさせなかった。 『学兵一人が墜落。撃墜と見られる。地上に降りての確認できず。』 その学兵は元下田隊の、エールを送った少女だった。 以上です。 とうとう江藤指揮下の学兵にも被害が発生しました。 これからもどんどん暗い話を出そうぜ。(邪悪。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3162.html
204 :影響を受ける人:2015/05/24(日) 22 35 42 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第六十二話 ―黒雲来たりてⅦ― 乱戦から脱する事が出来た狐狸部隊所属のウィッチ二名が、二体の“スズメバチ”からの追撃を引き付けた。 当初は引き離して坂本美緒を追跡しようとしたのだが、ベテラン二人を引き離すには至らない。 狐狸部隊と戦っていたネウロイは敵が二つ離れたことに驚愕し、慌てて追撃しようとしていたのだが、江藤敏子の奮闘により拘束されてしまう。 元より数が違い過ぎる。 それでも高速出来ていた事が、技量の高さを伺わせて入るが・・・ 美緒はそのまま“オニグモ”に向かって突進する。 既に目の前で激しい攻防戦が繰り広げられていた。 先端部分から同心円状に配置されている発行部分から、薙ぎ払うようにレーザーが放たれ。 砲身からは、高角砲に引けを取らない大口径砲弾が飛び出してくる。 幸いネウロイの実体弾は全て発光しているので、見て避けたり防御は出来る。 しかしその攻撃が当たると後方に思いっきり吹っ飛ばされ、腕に痺れが残れば良い方、最悪は折れてしまう。 更にオニグモは自転しており、並行飛行して攻撃が出来ない。 回転している間に修復し終えて、もう一度攻撃してくる。 地味なだが嫌な行為だ。 それに苦戦している仲間を見て、自然と銃を握る力が強くなる。 「目的を見失うな。 まずは・・・弱点を見る。」 焦る気持ちを抑え、口に出しながらも冷静に行動をする。 ―いいか坂本。 焦ってはいけない。焦りは手元を狂わせて、更に焦りを生む。― ―だから口にすると言い。自分に言い聞かせる様にすれば、焦る心も落ち着くはずだ。― 以前言われた事を思い出し、一度目を瞑る。 「先輩・・・ 行きます!」 銃を握り直し、【透視】を開始した。 魔眼殺しの眼鏡が魔力に反応し、青白く光り輝く。 視界が薄ぼんやりと曇ったかと思うと、“オニグモ” の黒い巨体を透かしていく。 核の場所は・・・以前と変わらない。 以前と同じ個体・・・・・・ 複雑な思いが、胸中を駆け巡る。 そんな思いを、被りを振って振り払って無線機に手を添えた。 「こちら坂本美緒一飛曹。 敵の核と思しきものを発見。前回と同じ位置で中央部、中心線上にあり。 これより 印 を付けます。」 『了解した。 だが、少し待ってくれ。』 銃を“オニグモ” に向けて、何時でも発砲できるようにしたが、北郷章香が待ったをかけてきた。 以前の失敗は話してある。故に大人しく待つ事にする。 「了解しました。」 ――――― 返答を聞いた章香はレーザーを避け。 実体弾をシールドで防ぐのではなく、滑らせるようにして凌ぐ。 ベテランのウィッチも同じ様にして回避しているが、学兵達は攻撃は控えて回避に専念している。 205 :影響を受ける人:2015/05/24(日) 22 36 25 「さてと・・・」 目の前には豪雨の様に攻撃を放つ巨体。 攻撃を受けても中々回避しようとしないのは、己に相当自信があるからだろうか? だがこちらとしては好都合。 「よし、脅かしてやれ。作戦開始だ!」 『『『『『了解!』』』』』 回避に専念していたウィッチらが、号令から一転して攻勢に出る。 二人一組で射撃し、次々に弾丸をブチ込んでいく。 全員がバラバラにと言うわけではなく、一定方向から集中してだ。 回転運動に付き合う形で、並行飛行しているのだ。 無論そんな事をすれば集中火力が遅いかかかる。 しかし二人一組の一人が防御に専念する事で凌ぐ。 なぜこんなことをするかと言うと、敵の対空攻撃領域に穴を作るためだ。 事実、絶えず火力を叩きつけられた一面から、次第に投射火力が無くなっていく。 そこに墳進砲を構えたウィッチが飛び込んできた。 「喰らえ!」 射程距離まであまり抵抗も無く侵入できた彼女は、すかさず墳進砲を構えて引き金を引いた。 さすがの“オニグモ”も、墳進砲のダメージは受けたくないし、攻撃力が低下している所を直して置きたいために、タコの様な足を一気に閉じる。 そして急加速で墳進弾を回避し、止った所を真上から一直線に下までペイント弾を受けてしまった。 「うむ。これでいい。」 目標を達成した事確認した章香は、ちらりと降下していく美緒を見る。 振り返って“オニグモ”の巨体に、ちゃんとに印をつけることに成功したのを見て、笑顔になっていくのがわかる。 そんな彼女の元に、仲間達が駆け付けて一時的に離脱していくのを見送った。 坂本美緒の役割はこれで終りだ。 これ以降は弾薬係を守る任務に入る。 「皆見たな。 後輩がちゃんとに仕事をこなしたんだ。 我々も後れをとるな!」 通信機に怒鳴り、返信も聞かずに通信を切る。 章香の顔には、自然と笑みが浮かんでいた。 ――――― ―不味い、不味い!― “アホウドリ” の一体が少し焦り気味に戦場を見渡す。 やはり護衛戦力が少なさすぎたのが、段々響いてきていた。 拘束していた筈が、何時の間にか拘束されている状況になりつつある。 目標とした小さな反応は、確かに遅いのだが巧みに射撃をかわす。 速攻で片づけるはずが、夢中になり過ぎて味方が苦戦してしまっている。 ―仕方がない・・・ 追撃を止めろ。援護に回って蹴散らせ!― ここに至っては仕方ない。 攻略できない目標にかまっている時間は無くなった。 大急ぎで踵を返して援護しないと、全滅する可能性がある! ―あいつはどうする?!― もう一つの反応を追っていた“アホウドリ”が、“オニグモ”について聞いてきた。 ちらりと見ると、同じ所を攻撃されているのがわかる。 あの不明な攻撃を受けたのだろう。 何度も急加速で逃げているのがわかり、次第に離れていくのがわかった。 さらに ―援護しろ!― と、五月蠅く言っているのもわかっている。 206 :影響を受ける人:2015/05/24(日) 22 37 01 ―警告を無視したアイツが悪い。― ―援護しないのか?!― ―俺達はしない。他の小さい奴らに向かってもらった方がいい。― ―わかった。引き返す。― “アホウドリ” が踵を返したのがわかった。 今だ五月蠅く援護要請しているのを尻目に、二体は“スズメバチ” の援護に向かう。 取りあえず ―増援を何とか回すから。なんとか耐えろ― と言うと、更に怒鳴り声を発する。 余りの我儘っぷりに、怒りと呆れが思い浮かぶ。 人間なら溜息を吐く場面で、突如として絶叫が響き渡る。 ―ガぁぁァァァ!!― ―な、何があった!― ―ち、畜生・・・ 下に敵がいた・・・― 視線を向けた先では、下部をズタボロにやられた“アホウドリ”高度と速度を下げていくのが見える。 彼は誤って対空陣地が待ち構える迎撃エリアに侵入していたのだ。 小さな反応・・・弾薬係のウィッチが、回避するついでに悟られないように連れてきていたのだ。 夢幻会主導で研究された。入念な隠ぺい工作により対空陣地がある事がわからなったのだ。 そうとは知らないネウロイ達は、今見える大地には、大量の敵がひしめいているように思えたいた。 だが、むやみに攻撃は出来ない。 攻撃に入れば、多少なりとも速度が落ちてしまう。 今は“スズメバチ”の援護が優先される。 ―離脱して回復に勤めろ。― ―承知した。何とか前線に救援要請をしてみる。 味方の数が足りなさすぎる・・・― ―無駄だとは思うが・・・ やっておいてくれ。― 人間なら頭を掻かたいくなくなる事態の悪化に、長距離射撃で敵を蹴散らす。 そしてそのまま突撃していくのだが・・・ その中の一人がこちらに向かってきた。 ―そいつはまずいです!― ―強敵か?― ―はい!― 報告してきた“スズメバチ”に礼を言うと、火力を集中させて照射する。 敵は横に滑るように移動しつつ光る盾を三枚だし・・・レーザーを反射させて返してきた。 慌てて照射をやめて回避する。 これは・・・確かに手強い。 戦場は、さらに激化していく。 以上です。 今度はネウロイ側が苦戦しています。 でも、“オニグモ” がまだ大暴れしてないのよね・・・
https://w.atwiki.jp/imaska/pages/316.html
■土佐級戦艦(続・天海提督の決断)概要 艦歴 (妄想)性能諸元 エピソード 参考文献 ■土佐級戦艦(続・天海提督の決断) 概要 50口径51cm砲を12門、米国製対空火器に高温高圧機関を備えた、大日本帝国海軍最後にして最強の戦艦。速力は33ノットを誇る上に、連装両用砲20基40門・機銃255門を備える防空戦艦でもある。第十一艦隊旗艦。同型艦は『讃岐』 その戦力は、史実における史上最強の戦艦である『大和』型を凌駕する空前の超弩級戦艦。艦橋や艦形こそ『大和』型に類似しているが、新兵器である 51cm砲12門を積み、かつ33ノットの高速を達成する機関を装備するため『大和』型よりもひと回り以上大きい船体を持つ +... しかし、独最大最強の戦艦『カイザー』型と比較するとやや能力的に見劣りしていたのか、バルト海決戦においては2対2の同数で撃ち負けている。 本艦のモデルとしては艦形・スペック・設計思想から子竜螢氏著作の『不沈戦艦紀伊』の「紀伊」「尾張」がある。(主砲51cm砲装備。但し門数は『大和』型と同じ3連装3基9門) 命名の由来は春香が主人公の「閣下立志伝」・・・ではなく艦名と同じ土佐国が舞台の「春香さんが大名になったようです」→「土佐のころび姫」からと推察(宇垣Pも言うとおり 「天海提督」 は「春香」が『長官』であって「閣下」ではないので) なお、史実における「土佐」は八八艦隊・『長門』型の改良型に当たる加賀型戦艦の2番艦として建造されたが、ワシントン海軍軍縮条約の影響で完成することなく海軍に引き渡され、新型砲弾や防御力向上の研究のために使われた後、豊後水道に沈められた。砲塔のみが壱岐・対馬に極秘に砲台として設置されたという。また、同型艦の「加賀」もワシントン海軍軍縮条約で廃艦となるはずだったが、関東大震災の影響で建造が中止された空母「天城」の代わりに空母に改装。遂に加賀型戦艦は一隻も完成することなく、歴史の闇に消えたのである。 艦歴 +土佐 1944年5月19日 第十艦隊に所属、同艦隊旗艦となる 7月20日 ニューヨーク沖海戦に参加 10月14日 遣欧第1機動艦隊に所属、同艦隊旗艦となる 10月29日 ドーバー沖海戦に参加 1945年3月10日 バルト海海戦に参加、大破する +讃岐 1944年5月19日 第十艦隊に所属 7月20日 ニューヨーク沖海戦に参加 10月14日 遣欧第1機動艦隊に所属 10月29日 ドーバー沖海戦に参加 1945年3月10日 バルト海海戦に参加、大破する (妄想)性能諸元 排水量 130000トン 全長 320m 全幅 水線幅:45m 吃水 11m 機関 主缶:ロ号艦本式専焼缶14缶 艦本式タービン6基6軸 330000hp 速力 33 ノット 航続距離 16ノットで7,200カイリ 乗員 3800名 兵装 55口径51cm3連装砲塔 4基 60口径15.5cm3連装砲塔 2基 40口径12.7cm連装高角砲20基 25mm3連装機銃70基 25mm単装機銃25基 13mm連装機銃10基 装甲 舷側 450mm 甲板 350mm~380mm 主砲防盾 750mm 艦橋 600mm 搭載機 7機(カタパルト2基) +... 大和型戦艦の規模、長門型と大和型の装甲厚の差から割り出しているので本当にこの通りであるのかは不明 エピソード 戦争終結後の連合艦隊旗艦が大和級「播磨」であった事を考えると、土佐級は史実の大和級のように秘匿されているか、最終決戦において大破修理不能と判断され廃棄処分となったと考えられる。 参考文献 Wikipedia 大和(戦艦) 天海提督の決断 51cm砲12門で舷側装甲650mmだと、大和型の縦横比(長さ×幅)で13万トン超えるぞ・・・ -- 名無しさん (2009-02-26 21 56 02) そうなんですか。とりあえず本編動画にあった330m9万トンと言うコメをそのまま持って来ただけで計算もしてなかったので無茶苦茶な事になってますね。どうせ防御力的にはカイザー級に負ける(同数で撃ち負けているから)ようなので、装甲をごっそり削っておきます。 -- これ書いた人 (2009-02-28 02 45 27) いえいえ。私も基礎的な知識しかないですし^^;ただ・・・仮に9万トンの船体で30万馬力が発生できる缶・タービン(重量は大和、出力アイオワ級の3割増し)にして、51cm三連装砲塔4基(+対空兵器)載っけても33ノット出せるとすると・・・装甲に回せるソースが殆ど無くて下手すると「扶桑」並の紙装甲になっちゃいます。ぶっちゃけると20インチに耐えられる装甲となると少なめ(大和の舷側410ミリ)にしても9万トン+15000トン程ですw -- 先に書いた者 (2009-02-28 15 24 34) 大和と同程度の装甲で105000トンですか…、ただ、日本海軍のセオリーからして、大和より破壊力の大きな砲を積むのに装甲厚は同じ、なのは納得出来ないんですよね。防御力が今書いてあるままで計算すると13万トンぐらいになると思うのですが、その場合、そんな戦艦を33ノットで航行させるには何万馬力必要か教えていただけませんか? 正直、蒼鳥級は大鳳と翔鶴級のスペック@wikiと睨めっこして何とか出せたんですが(大鳳級にやや劣る装甲などのヒントも出てた事ですし)、土佐級だとそれは通用しないんですよね… -- これ書いた人 (2009-03-01 02 45 10) スペックの弾き出しですが、一応大和のスペックと小説「レッドサン ブラッククロス」に登場する「播磨」(挿絵が大和そっくりで三連装砲塔4基)の要目を参考に。大和と同じ形(全長と全幅の比率が同じ)で51cm三連装砲塔4基載せたという前提の船体を計算するとかなり大雑把ですが、全長が約315m、全幅が42.8mになります。これに33ノットを出せる機関を入れるとなると当時のアイオワ級の主機が212,000馬力で33ノットですが、アイオワは全長が273mの割に全幅が33mしかないので水の抵抗が大和の約8割程度にしかなりません(かなりザックリ計算したんで詳細はちがうでしょうが;)。そのため「土佐」「讃岐」にはアイオワの缶を2割増しした上で主砲が2回りも違うのを4基載せます。重装甲のアメリカ軍の戦艦では主砲一基に付き出力の必要性は大体5%程です。更に対空砲が大和の3割増しなので軽量砲でも増えた主砲塔と併せると5000トンは下りません。大体8%ぐらい?大和並に機関の安全マージンも取るとなると後5割は缶を増やす必要があります。更に大和以上の装甲(大体1割増の460mm)を乗せると9000トンは増えるので約5%はロスします。そこから計算すると、33ノットを出すには大体330,000馬力は必要になります・・・って前より増えてしまった(汗) -- 先に書いた者 (2009-03-01 20 35 22) でここから更に船体の排水量を弾き出したら基準排水量は13万トンを超えるという寸法です。 -- 先に書いた者 (2009-03-01 20 38 57) ありがとうございます。 -- これ書いた人 (2009-03-02 13 49 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4886.html
539: 名無しさん :2017/09/23(土) 21 47 32 久しぶりに覗いてみたらまだガンダムネタが続いててびっくり ということでちょっといいことあってテンション上がったまんまの勢いで予告ネタ?のようなものを投下 予告ネタ 人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。 地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。 だが時代が経過するにつれ、宇宙に住むスペースノイドたちの間では地球連邦の統治に対する不満が高まっていた。 その中でも地球から最も遠い月の裏に位置するコロニーであるサイド3『ムンゾ』に宇宙移民者の自治権確立を目的とした元地球連邦議員ジオン・ズム・ダイクンが移住。 そして移住の翌年にサイド3の首相に就任。着々と体制を整え遂に宇宙世紀0058年、『ムンゾ自治共和国』の成立および地球連邦からの独立を宣言。 その様子はサイド3だけでなく、各コロニーや月面都市群、そして地球上の各国でも大々的に報道されていた。 同時刻、地球連邦構成国である日本の首都東京の某所で行われている夢幻会の会合。 そこに設置された大画面の8Kテレビに流れるダイクンの共和国説設立宣言を見ながら、各々が会話を交わしていた。 「ふーむ、原作ではあまり触れられていなかった部分だが、ファンとしては実際に観ていると感慨深いものがあるな」 「それにやはり大ニュースになってますね。連邦政府も大わらわだそうです」 「そりゃそうでしょう。本人たちは独立だの革命だの浮かれていても、連邦にとっては立派な反逆行為ですからね」 「なるほど、歴史の目撃者というわけだな」 「んな悠長なこと言ってる場合じゃないですよ。タイムリミットまであと20年ちょっと、最初の転生よりも圧倒的に時間も準備も足りないんですから」 「それはそうなんだがなあ。できれば連邦首脳部に転生していたらもっと色々できたんだが……」 「それが駄目ならせめてもう少し早く転生させてほしかったな」 「そこはどうしようもないでしょう。日本が大陸であるだけましですよ。もしも史実通りの列島日本であれば少子高齢化や衰退で目も当てられず、介入は難しかったでしょうし。大陸日本の国力を利用して、いろいろと準備していくしかありませんよ」 「情報部からの報告ですが、ジオン内にも複数の転生者がいるとのことで、最近我々のように集まりつつあるようです。既に我が方の情報部員と接触しています」 「人数が足りんと思っていたら向こう側に転生しているとは。だがこれはチャンスだ。彼らと協力してジオン内の改革や工作も行えるやもしれん。早急に協力体制を整えたい」 そんな会話の横では 「畜生!ジオンに転生した奴らうらやましいぞ!」 「俺もジオンのモビルスーツ操縦したいお!」 「ジーク・ジオオオオオオオオオン‼」 などと多数のジオニスト(笑)たちが悔しがっている。 「とりあえずどちらにしろ戦争は確実に起こるでしょう。それを利用して我々が地球連邦の主導権を握るのです」 「その通りだな。まずは技術開発や水面下での影響力拡大、そして連邦にあまり睨まれない範囲でのジオンとのパイプや友好関係の構築と連邦政界への進出ということで」 「「「意義な―し!」」」 こうして夢幻会は動き始めた。しかし、それから暫くしてとある報告が入ることとなる。 540: 名無しさん :2017/09/23(土) 21 50 13 「他の国にも転生者が?」 「ええ、イギリスとドイツ、そしてイタリアとロシアで確認されました。今挙げた国で分かるかと思いますが、『例の面々』ですよ」 その報告を聞いてため息を吐く一同。 「最近それぞれが集まって活動を始めたようです。それと我々の存在にも気付いたようで、コンタクトをとってきています」 「またこの忙しい時に・・・。奴らに好き勝手動かれたら冗談じゃないぞ。最悪、地球連邦が100年以上早く崩壊しかねん」 「いえ、どうやら彼らも連邦を崩壊させる気はないようです。流石の彼らも馬鹿ではありませんから、今連邦が崩壊すればどうなるかは認識しています。よって、今回は我々と同盟を組んで協力しないかと持ちかけられています」 その言葉に場はざわめき、様々な意見が次々に飛び交う。 一方その頃。例の面々のいるヨーロッパでは・・・ 「夢幻会め、まさかここでも存在しているとはな。しかも、よりにもよって大陸日本だと‼しかし、この世界の情勢では奴らと対立している暇などない。 よって非常に口惜しくはあるが、今回ナチズムは封印ということにする。だが、その代わりに奴らや他国の転生者共と協力して地球連邦の主導権を握り、世界に冠たるドイツの威光を宇宙にも知らしめるのだ!」 そう言って転生してきたナチスのメンバーたちの前で気勢を上げる皆さんお馴染み アドルフ・ヒトラー 「ふむ、この世界にも彼らは存在するか。だが、報告によればちょび髭やイタリアの例の男は夢幻会と協力していく意向を見せている……。 ここは流れに乗った方が得策だな。連中と協力し、我が国の影響力を高めるのに注力すべきか。ふふふ、この世界でも英国はただの欧州の一島国で終わるつもりはないぞ」 円卓メンバーの面々の前で紅茶を飲みながら不敵な笑みを浮かべる オズワルド・モズリー 「どうやら、こちらの世界にも我らが素晴らしき友人たちが転生してきているらしいな。さらに今回は対立ではなく手を組む姿勢を見せていると。 勿論これに乗らない理由は無いだろう。こちらの世界でもヘタリアなどとは呼ばせん。彼らと協力しイタリアの、ローマの国威を世に示してやるぞ」 パスタを食べながら友人たる嶋田にコンタクトを取るよう部下に指示する皆のアイドル ベニート・ムッソリーニ 「夢幻会、またも彼らと邂逅することになるとは。だが幸い、最初の転生先の世界での協力で我々と彼らの関係はそこまで悪いというわけではない。 ここは夢幻会と協力し、大ロシアここにありと誇示すると同時に『萌え』を宇宙に広めるのだ‼」 夢幻会の影響ですっかりオタ化しながらも相変わらずの有能さで場を取り仕切る ラブレンチ―・ベリヤ 結局夢幻会では話し合いの末ヨーロッパの転生者たちの提案を受け入れるということで意見が一致。 いっそのこと奴らも全員共犯者にしてしまえということになった。 その後行われた転生者たちが一堂に会した会合で改めて協力体制がとられることになり、 5ヶ国が連邦の主導権を握り地球連邦による世界平和、パックス・テラーナを実現させることを目的として動き始める。 541: 名無しさん :2017/09/23(土) 21 53 40 そうした策略が進められながらも時代は進み、0068年に原作通りダイクンが急死し反連邦デモが激化する中、ザビ家とラル家との後継者争いが起こり物語は一気に加速する。 その後も 「よく来てくれた。嶋田殿、辻殿。ギレン・ザビだ。連邦有力国たる日本の首相、財務大臣でありながら、きってのスペースノイド、ジオン融和派の人物だと聞いている」 「はあ、恐縮です」(本物のギレン・ザビ。眼光の鋭さが半端ないんですけど……) 「こちらこそ、あなたにお会いできて光栄です」(まさかのギレン・ザビと面会とは。一ファンとしてなかなか感動ものですね) ダイクン葬儀のためサイド3を訪問していたら何故かギレンからの要請によって嶋田と辻が極秘に面会したり、 さらに同じように訪問中のヒトラーやムッソリーニ、モズリーとベリヤも同じように極秘会談を行う。 「ギレン・ザビが地球に来る!?」 「嶋田さんと辻さん、それに欧州の連中一体何を話したんですか!?」 ギレンの地球訪問にざわめく転生者たち。 そして地球にやってきたギレン一行は地球各国を訪問し、要人たちと会談を行う。 新聞に掲載されたギレンがヒトラーと固い握手、モズリーとの共同記者会見、 ムッソリーニとの熱い抱擁、ベリヤと柔道の試合の観戦などの写真の数々をみて本気で頭を抱える夢幻会の面々。 そんな大小さまざまなイベントがありながらも、運命の年は着々と迫る。 「ジオン公国にMMJを‼」 『『『『ジオン公国にMMJを‼‼』』』』 「スペースノイドにMMJを!」 『『『『スペースノイドにMMJを!!』』』』 「アースノイドにMMJを!」 『『『『アースノイドにMMJを!!』』』』 「全宇宙に萌えを!」 『『『『全宇宙に萌えを!!』』』』 「全宇宙にコミケを!」 『『『『全宇宙にコミケを!!』』』』 開戦を目前に控えた中、東京某所の高級料亭で開かれた決起集会という名の宴会。 宴会場でステージの上に立ちながら掛け声と共に拳を突き上げる辻とMMJのメンバーに加えてMMJではないがアニメやマンガをこよなく愛する転生者たち、 そして何故か来日して参加していたベリヤもちゃっかり混じり、同じように勢いよく拳を突き上げている。 加わってない者たちもすっかり泥酔しながら「いいぞ、もっとやれー‼」などと騒いでいる。 その光景に溜息を吐く少数派の常識人たち。 「だからここにはもっとまともな連中はいないのか……」 「嶋田さん、何度も言ってますが無理ですって。もうあれは当たり前の光景だと思った方が楽ですよ」 「だから南雲さん、こっちも何度も言ってますが何回転生してもあなたたちみたいに達観できないんですって」 そういう嶋田に南雲は「相変わらず真面目ですねぇ」と言いながら騒いでる面々を見つつゆったりとビールを飲む。 それを見ながら再び溜息を吐く嶋田だったが、相変わらずの面々を見てどこか安心しているのもまた事実なのであった。 そして遂に迎えた開戦の日! 果たしてこの世界の一年戦争はどのような結末を辿るのか!? 地球連邦の、ジオン公国の、日本の、ドイツの、イタリアの、イギリスの、ロシアの、そして転生者たちの命運や如何に!! 提督たちの憂鬱×機動戦士ガンダム 『転生者たちの野望』 542: 名無しさん :2017/09/23(土) 21 54 44 以上です。 色々と突っ込みどころはあるかもしれませんが、初めてなので大目に見てもらえると嬉しいです。 こんな駄文ではありますが一応まとめ掲載はokです
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3095.html
696 :影響を受ける人:2014/06/30(月) 21 11 04 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第十七話 ―大人たちの考察― 「撤退作戦は順調ですか・・・」 「ええ、先の迎撃戦。および撤退作戦の為の一時的な攻勢により、ネウロイ共の戦線が下がったのか、少数の小型ネウロイ襲来ぐらいで平穏なものです。」 何時もの倉崎重工にある秘密の会議室で、夢幻会が会議を開いていた。 資料をめくりながら辻が呟くと、杉山が答える。 陸軍の浸透は比較的スムーズで、要職に夢幻会メンバーがすでについている。 それに大陸戦線で士官が淘汰されたおかげで優秀な者達ばかりだ。 中には生き汚いのもいるが・・・それは危機をすぐにかぎ分け有れると思えば貴重でもある。 「まぁ、計画通りに事が進むのは良い事です。」 費用もばかにできませんからね。と言うと皆苦笑する。 「それはそうと・・・陸軍の方々には、本当に迷惑をお掛けした。」 山本五十六が立ち上がると、小沢治三郎・山口多聞・堀貞吉・古賀峯一と言った海軍所属メンバーも立ち上がって、一様に首を垂れる。 慌てて陸軍側は頭を上げるようにお願いした。 「いや、あれは山本さん達のせいではないですよ。」 「東條さん、そうは言いますが・・・」 「想定通りではありましたけどね。堀井大将一派の頑迷さは何ともしがたいです。」 呆れて溜息をつくと、皆溜息をつく。 この会合が行われる前に、実は皇族の前で御前会議をしている。 陸軍は夢幻会メンバーと、この世界で知り合い、信頼できる者達が座り。 政府関係者も、辻を筆頭に数名夢幻会がいた。 そして海軍なのだが・・・堀井海軍大将を筆頭に主流派が殆どを占め、何とか山本五十六と他三名がいる程度だった。 最初は順調だったのだが・・・撤退の説明に入ると、堀井大将を筆頭にヤジが飛んだ。 『腰抜け陸軍。』 『祖先が開拓した土地を放棄するのか。』 『せめて大連の油田基地は守れ。』 『こちらも兵を出しているんだ。結果を出せ。』 とまぁ・・・言いたい放題。 陸軍は、大陸戦線を引き下げているという事実の手前、何も言えない。 だが、好い気になった堀井大将のエスカレートしていく発言に、いい加減堪忍袋の緒が切れそうになる。 その寸前で山本が堀一派に突っ込みを入れ。更に、 『わたくしめはこんな醜い言い分を聞きに、来ているのではない。』 という、皇女の発言に黙らされた。 『陸軍は良くやっていると思っておる。 戦線を引き下げるのは確かに祖先に申し訳ないが、国民の命を守るのも大事なことであると、わたくしは考える。』 肯定的な発言に、ようやく堀井大将はその口をつぐんだ。 一応陸軍に謝りを入れたのだが、機嫌が悪くなったせいで口調が強くなってしまっている事に気が付いていないようだった。 山本が代わりにと言うように深く謝罪すると、陸軍側の態度もある程度軟化した。 この様子を、九曜と天皇陛下が別の部屋で見ていた。 697 :影響を受ける人:2014/06/30(月) 21 11 39 使っているのは巨大な銅鏡。 皇女に小さな白い狐(チビ九曜・獣モード)を膝の上に置いてもらい、それを中継として投影していたのだ。 音声は微振動シールドの応用で、スピーカーの様にしているから問題ない。 九曜としては、 (はぁ・・・九鬼さんや、信長公が見たら。嘆くか、怒り狂うな。) と、内心あきれ返り。嘆いていた。 この世界で、海外遠征等における技術関連は、大体彼女が前世での【嶋田繁太郎】としての知識を、うろ覚えながらも伝えている。 それを元に、信長は海外を目指していくのだが・・・本人は病にかかってしまい。 息子の信雄に権力を譲り渡してから、海外に打って出ている。 その時に中華大陸方面にも出ているのだが、荒廃が進み、統治する政権もなく(地方を抑えている軍閥ぐらいはあった。)、内陸部に行くほど荒野が広がっていて、当時は何の旨味もなかった。 大陸に見切りをつけて南に下り、例の資源大陸【南洋島】をどこよりも早く見つけて開拓していく。 他にも緑の改革に通じる事柄を、長い年月を掛けてやったりしているのだが・・・話がずれているので戻す。 組織が組まれれば最初は良くても後々に腐っていくものだ。 九曜自身は天皇家に仕える侍従長になっている為、強くは言えない立場。 その所為で軍令部総長に推薦されていた永野修身が嵌められた時、動く事が出来なかった。 幸い通常の退役ですんだが、あまりにも狡猾で陰湿なやり方に、夢幻会は恐れると同時に怒りが込みあがった。 完全に堀井大将一派は、夢幻会に排除すべきモノとして、ブラックリスト上位に載る事となる。 九曜は扶桑海事変を終えてから身を明かす予定を変更し、夢幻会を陛下にそれとなく教えて補助してもらう事とした。 又、己が使う分体を用いての敵情索敵も開始し、今では拮抗するくらいになっている。 「過ぎたことは良しとしましょう。」 辻が音頭をとって会議を再開させる。 「陸軍海軍の戦闘機共通化計画は順調です。 まだ固定脚ですが、将来は馬力上昇と共に引き込み足になる予定です。 襲撃機も艦載用爆撃機との共通化が進められています。」 「うちで製造できないのは悔しいが、ストライカーの製造を主に引き受けているから問題ない。」 東条の横に座っていた倉崎翁が楽しげに言うと、全員が大丈夫だよなぁ?と、内心心配した。 なにしろオタッキーな技術者共が大量に所属しているのだ。 さらに宮藤一郎が彼等に感化されたのか、「ヒャッハー!」しているという話も聞いている。 不安にならないはずがない。 「ま、まぁ・・・こちらも共通化のお蔭で整備が楽ですからね。 【鍾馗】も、前線からの評判はいいですよ。」 「うむ! 本来は迎撃用だったのだがな。高馬力の御蔭で弾薬を迅速に運ぶ役目を負うとは思わなかった。」 「そうだな。無限に弾が出る銃なんて本来ありえないし、こればっかりは仕方がない。」 「彼女等を・・・女性を戦場に出している以上。最大限のサポートをせねばならん。」 「山本さんの言うとおりですね。 本来ならば、まだ学校で学んでいるべき女学生が、戦場で銃を手に取って戦う・・・ 嘆かわしい事です。」 先の中型ネウロイ殲滅作戦は概ね成功に終わっている。 やってきた八体の内、五体を撃墜させて撤退に追い込んだ。 資料を纏めてみると、核の位置は同型でもまちまちであり、原作の攻勢がうまくいかなかったのも頷けるものであった。 再び来襲した際にはおおよその位置が判明していたので、六体襲撃してきて六体とも殲滅した。 それを期に、一気に攻勢に出て敵に大ダメージを当てることにも成功し、今では一部のウィッチ部隊を後方に下げて休養をとらせる事が出来ている。 良い事ではあるが、夢幻会メンバーの表情は暗いままだ。 「だがなぁ・・・」 698 :影響を受ける人:2014/06/30(月) 21 12 20 負傷者は確実に出ている。 戦死者も学兵にも出ている。 魔力を損失して、後方に下がる者達もいる。 魔力云々に関しては、九曜葛葉が長い年月を掛けて再生させる事が出来ると調べてある。 なので、もう一度ウィッチになれるが・・・心が保てるかわからない。 カウンセラーを用意してはいるが、強制はできない。 確実に前線で動ける数は減っているのだ。 リベリオン義勇飛行隊・欧州義勇飛行隊という原作にはない味方がいるにはいるが・・・ 「クヨクヨしていても仕方がりません。」 「そうだな・・・ それで、扶桑海での迎撃作戦だが・・・あれでいいか?」 山本が全員の顔を見渡す。 顔を見る限り、どうやら異論はないようだ。 「古賀さんが紀伊型戦艦四隻を率いる立場になり、計画は盤石なものとなりました。」 「だが、長門型等を纏めた第二艦隊は連中の配下だ。うまくいくか?」 「最新鋭の重巡部隊の一部も、だ。」 「以前のとはいえ、こちらも重巡部隊を・・・」 「ハンタースイープをするから、やはり正規空母には戦闘機を多めに・・・」 「ロケット弾が開発終了間近で・・・」 夢幻会は夜遅くまで会議を続けた。 全ては障害を乗り越えるために・・・ オマケとして、会議に参加できずにいた九曜が、鰯の御茶漬けを持ってきてくれて皆ハイテンションになったと言っておこう。 ついでに、同日の夕食時・・・皇居では週一の、目の前で調理する九曜の手料理・・・十割蕎麦と山菜の天ぷら・・・を食べていたという事記しておく。 以上で、最初の夢幻会ターンを終了しました。 永野さん・・・犠牲にしちゃってごめんね。一応貿易会社を持って、ウハウハな状態になっているから許して。 この後は少女たちのキャッキャッ・ウフフフな展開だぜ! 主にミチルとの絡みを書きたいなぁ・・・ 批判・不評・指摘待っています。 しかし・・・政治関連書くと短くなるな(汗
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3543.html
371 :ハニワ一号:2016/07/26(火) 20 03 18 艦これ 神崎島ネタ設定 ――「まるゆ艦隊」 「まるゆ艦隊」とはレベル155にまでカンストしたまるゆ改6隻で編成された潜水艦隊の通称である。ゲームの艦これでは同一艦隊内に同じ艦を6隻編成した艦隊を編成することは出来なかったが艦これの世界が現実化してゲーム内の制約が消滅した事で同じ艦だけで編成した艦隊を編成できるようになった。例えば大和を6隻編成した大和だけの大和艦隊を編成するという真似が可能となったのだ。 そして神崎(嶋田)提督は艦これを極めんとする提督として「まるゆ」だけで編成された艦隊がどこまでやれるのか興味があったのだ。そしてレベル155のまるゆ改6隻と近代化改修によって運を含むあらゆる性能を限界まであげた上で武装には潜水艦53cm艦首魚雷(8門)や試製FaT仕様九五式酸素魚雷改、53cm艦首(酸素)魚雷、改修MAXの試製61cm六連装(酸素)魚雷ら最強レベルの魚雷を装備していた。こうして誕生したまるゆ艦隊は様々な海域に投入され、様々な深海棲艦を撃沈するなどの歴戦の経験と成果を上げる事になる。 そして神崎鎮守府が史実世界に転移した後に「まるゆ艦隊」は1937年の史実側の連合艦隊の対潜演習に他の潜水艦娘たちと共に参加することになる。 歴戦のまるゆ改6隻の艦隊は連合艦隊を相手に群狼戦術などの様々な巧みな戦術を展開して連合艦隊側の旗艦である長門を撃沈判定に追い込むなど連合艦隊側の多数の艦艇に対して損害判定を与えたが対するまるゆ艦隊側は6隻全艦が無事に離脱に成功するという一方的な勝利となった。また別の演習では連合艦隊の護衛艦隊が護衛する輸送艦に対して、まるゆ艦隊が輸送艦を多数撃沈に成功して連合艦隊を護衛失敗に追い込んでいる。 当初は艦娘とはいえ陸軍が建造していた潜水艦なんかに負けるわけがないと陸軍が建造した潜水艦の艦娘というだけで日本軍では海軍と陸軍の仲が悪かった事もあって本能的に舐めていた日本海軍側は旗艦である長門が撃沈されるなど一方的に惨敗した演習結果に天地がひっくり返るほどの大混乱を引き起こすことになり深いトウラマを与えることになったのである。 海軍側とは逆に演習を観戦していた陸軍側関係者たちは長門が撃沈するなどのまるゆ艦隊の一方的勝利を見た陸軍側全員がまるゆ艦隊の勝利を大喜びして万歳三唱を幾度も繰り返したと言われる。(海軍と仲が悪くないはずの良識的な陸軍軍人ですら大喜びでこの万歳三唱に参加していた) そしてこの演習の結果を見た日本海軍では性能が低いまるゆ型ですらこの結果、他の潜水艦娘には当然ながら一方的にやられた事も手伝い、神崎鎮守府から提供された太平洋戦争での通商破壊戦の実態と結果と合わさって潜水艦への脅威を実感させる事となり、また今回の演習における「まるゆ」艦隊への敗北は日本海軍に潜水艦に対する恐怖とトウラマを与えることになり日本海軍が海自のごとく対潜水艦の戦術と軍備の整備に本格的に熱中する事になるきっかけとなったのである。 372 :ハニワ一号:2016/07/26(火) 20 03 57 あとがき レベル155にカンストしたまるゆ改で編成されたまるゆ艦隊ネタです。正直、神崎提督が艦これを極めるならば「まるゆ」だけでどこまでやれるのかまるゆ艦隊を編成してもおかしくないだろうと思ったのでスレが潜水艦の話題で盛り上がっていたのをきっかけに書いてみました。 艦これ界内でまるゆ愛で有名なパラオ提督がまるゆだけで編成された艦隊を見れば大喜びのあまり絶頂していそうですw
https://w.atwiki.jp/imaska/pages/350.html
■ジブラルタル沖海戦(続・天海提督の決断)背景 侵攻戦力 損害 戦闘経過 エピソード 参考文献 ■ジブラルタル沖海戦(続・天海提督の決断) 背景 1944年4月7日、帝國海軍は西地中海の制海権を確保、西地中海制圧戦に於いて損傷の大きかった第5水雷艦隊を一度後退させ、替わりに第9支援艦隊を前線へと送り込む。 そして5月中旬にジブラルタルの航空戦力が5月中旬に配備機交代のため激減する事を突き止めた帝國海軍は5月14日、全艦がツーロンを抜錨、ジブラルタル海峡へと侵攻を開始した。 侵攻戦力 +日本軍 第1機動艦隊(艦隊旗艦戦艦『播磨』 艦隊司令星井美希大将) 空母4(正規空母『瑞鶴』『翔鶴』『飛龍』『蒼龍』) 戦艦4(戦艦『播磨』『越後』『大和』『武蔵』) 巡洋艦4(重巡『十勝』『石狩』『双海』『天海』) 駆逐艦4 航空隊314機 第2機動艦隊(艦隊旗艦戦艦『比叡』 艦隊司令如月千早大将) 空母4(正規空母『蒼鳥』『弥生鳥』『雲龍』『翠龍』) 戦艦4(戦艦『金剛』『比叡』『霧島』『榛名』) 巡洋艦4(重巡『最上』『三隈』『鈴谷』『熊野』) 駆逐艦4 航空隊270機 第9支援艦隊(艦隊旗艦巡洋戦艦『浅間』 艦隊司令音無小鳥大将) 空母4(軽空母『千歳』『千早』『千代田』『瑞穂』) 戦艦4(巡洋戦艦『浅間』『阿蘇』『吾妻』『伊吹』) 巡洋艦4(軽巡『梓』『入間』『宇治』『吉野』) 駆逐艦4 損害 +... 第1機動艦隊 大破 空母1(正規空母『蒼龍』) 戦艦1(戦艦『越後』) 巡洋艦1(重巡『天海』) 中破 空母1(正規空母『翔鶴』) 戦艦1(戦艦『播磨』) その他不明 第2機動艦隊 沈没 駆逐艦1(『桔梗』) 大破 空母1(正規空母『弥生鳥』) 戦艦1(戦艦『比叡』 駆逐艦2(『撫子』『蕾』) 中破 戦艦1(戦艦『金剛』) その他不明 第9支援艦隊 沈没 駆逐艦3(『響』『暁』『白雪』) 中破 戦艦1(巡洋戦艦『浅間』) その他不明 戦闘経過 5月16日、第1、第2両機動艦隊、第9支援艦隊はジブラルタル海峡に突入。 情報通り基地航空隊の空襲が無い事を確認すると、艦隊戦のみに集中し、いち早く英国機動艦隊を発見した第1機動艦隊はその機動艦隊に航空隊を発艦させながら殴り込みをかけた。 そして、その直後偵察機が戦艦巡洋戦艦合わせて14隻からなるジブラルタル防衛艦隊を捕捉。第2機動艦隊は航空隊でこれを攻撃しながら反転。ジブラルタル防衛艦隊の誘引に入った。 その後、第9支援艦隊は軽空母を分離させ、帝國海軍随一の高速力を生かして英国機動艦隊に突撃を開始。 第1機動艦隊司令星井美希大将はこれを受け、英国機動艦隊攻撃は第9支援艦隊に任せ、自らは砲撃力で第2機動艦隊に明らかに勝るジブラルタル防衛艦隊撃滅へと向かった。 その頃、第2機動艦隊は駆逐艦『桔梗』沈没、空母『弥生鳥』駆逐艦『撫子』『蕾』大破の損害を受けながらも英国戦艦1隻を撃沈、第1機動艦隊、第9支援艦隊が海峡へと突入する時間を稼いで見せる。 その後、海峡へ突入した第1機動艦隊はキングジョージV、ライオン級各戦艦を、第9支援艦隊はフッド級巡戦への砲撃を受け持ち、熾烈な砲雷戦を開始する。 しかし、第1機動艦隊、第9支援艦隊の挟撃を受け、ジブラルタル防衛艦隊は先頭艦から順に袋叩きに遭うと言う地獄を味わってしまう。 退却しようとした艦も十勝級重巡の圧倒的な雷撃力によって次々と水葬にされ、さらに第2機動艦隊副指令兼第6航空戦隊司令萩原雪歩少将の進言により、第2機動艦隊は金剛級戦艦を盾にしつつ、近接距離での航空隊発艦を強行。ジブラルタル防衛艦隊の撃滅に成功する。 その後、ついにこの海戦中1機の航空隊も出撃させる事の無かった飛行場への集中砲撃を実施し、これを完全破壊。 帝國海軍はジブラルタルの制海権を獲得した。 エピソード 萩原第2機動艦隊副司令が航空隊発艦を進言した背景には、以前如月大将より言われた「この艦隊の主攻は航空隊である」という言葉があったとされている。 参考文献 天海提督の決断 名前 コメント