約 19,731 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6993.html
720: 弥次郎 :2021/03/17(水) 21 54 33 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 憂鬱SRW 融合惑星 パトレイパー世界編SS「ズイカク提督、斯くの如く見たり」 関東日本政府の首都、東京。 そこは分断前から変わらず日本という国家にとっての首都であり、経済活動や政治活動などの集約地であった。 しかして、現状はどうであろうか。 一言で言うならば、東京に限らず、関東圏ほぼ全体が暗雲に飲み込まれようとしていた。 人は減り、心なしか首都中心街でさえも閑散としている。 あちらこちらの建物は破壊されたのかブルーシートで覆われていたり、あるいは破壊の後が生々しくさらされている。 道を見れば、明らかに警戒を強めている警察官が巡回している。それも、それなりの数。覆面パトカーなどではない、正規のパトカーが堂々と出ている。 警察官たちの緊張度合いも決して平時のそれではない。張りつめた糸のようであり、いつ切れるか分かったものではない。 関東日本政府の内情は悲惨だ。 軽犯罪は増加。強盗や窃盗や誘拐といった重犯罪は枚挙にいとまがない。史実で言うところのオレオレ詐欺などの特殊詐欺も増加。 とどめとばかりにレイバーが問題だ。民間用のレイバーを用いた犯罪が増加している。民間用と侮るなかれ、それがあるだけでも犯罪のハードルは下がる。 元々が重機として使われていたものであるならば、その頑丈性は推して測るべし。 無論、関東政府も対策を打ち出してはいる。関東圏の警察組織の尻を叩き、集団的な、あるいは組織的な犯罪の抑止を促している。 が、人間に抑止できるのは人間の犯罪だ。レイバーを持ち出されると、同じくレイバーかそれに準じる戦力が必要となる。 キルドーザー事件において、装甲化されたブルドーザーを警察の装備で止められなかったという事実があるように、歩兵とは装甲目標に対して不利なのだ。 拳銃でもライフルでも、歩兵の携行できる火器では早々にダメージを受けない。無論、ATWもあるが、そこまでくるともはや自衛隊しか持たない。 もちろんヤのつく自営業の皆様、特に福岡当たりならばあるかもしれないが(偏見)、ともかくそういう武器は民間にはないのだ。 そのほか、外出を控えるように通達したり、広報を通じて犯罪への警戒を強めるように勧告している。 このように警官が配置されているのも政府の根回しだ。 だが、自衛隊はまだ待機が命じられている。準備はしているが、本格的な動きはしていないのだ。それは関東政府が紙一重にバランスをとっているが故だった。 客観的に見て、関東政府は失態こそ犯しつつも、連合や他国との折衝でバランスを取りつつある。まあ、100点ではないにしても70点くらいは取れているといえる。 しかし、その100点に近づけない理由こそ、世論にあったのだ。ひいては、それが自衛隊を迂闊に動かせない理由でもある。 すなわち、政府を支持する声が弱いという点だ。 一般的な民主主義を突き詰めていけば、政府や政権というのは須らく奴隷である。 そして、民衆の意にそぐわぬ政府や政権は、法と精度にのっとった手順に従い淘汰される。 その権利は歴史の中で時間をかけて作り上げられ、認められたものであり、今日の政治システムを動かしている根本理論。 たとえそれが、踊らされているにせよ、正しい情報を知らないにせよ、である。 721: 弥次郎 :2021/03/17(水) 21 55 10 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp そして、その民意は分割統治などを経てますます迷走を極めていた。 故に、関東政府は自身の支持基盤を揺らがないようにしつつも、それでいて他国から見て問題ない絶妙なバランスを取らねばならなかった。 反戦・反自衛隊・反権力・反暴力……市民団体のお題目は良いものではある。だが、それをお題目にしてもどうにもならない状況が迫っている。 既に融合惑星という世界に転移してきており、いつ何時外敵が現れるかもわからないのだ。その時に果たして誰が責務を負うのか。 「人間の感覚で言えば、荒んでいるって奴か」 そんな東京の街を見下ろす摩天楼の一角、ビルの屋上に腰かけているのは霧の海域強襲制圧艦のメンタルモデル「ズイカク」だった。 γ世界を担当する「提督」の地位にいるズイカクは、そんな人間たちの営みを眺めてつぶやいていた。 δ世界での相対戦のさなかに誕生したバーサク・スティンガーの討伐はその場の戦力の総力を挙げて何とか達成された。 しかし、バーサク・スティンガーの子機-リトル・スティンガーは不特定多数が逃亡したのだった。 さらには、フォッグ・スティンガーと同時に発見された小型個体-フォッグ・アスモデウスもバーサク・スティンガーに影響されて暴走・逃亡した。 生存と繁殖という極めて原始的な衝動に基づいた行動の結果多数生み出されたそれらは、総数が不明なこともあって、対処に苦慮した。 皮肉にも霧の艦艇と同等以上のスペックを獲得したそれの追跡や探索は楽ではない。そして、それらがどこでいつ活動してしまうかもわからないときた。 霧はその尻拭いというか、自分たちの不始末の処理に追われている。連合も力を貸してもらっているので、外の世界を知る作業と並行している。 そして、このパトレイバー世界は立地の関係上、リトル・スティンガーやフォッグ・アスモデウスらが出現する公算が高いのだ。 そんなわけで、この日本列島を占拠する勢力はその人類に対して敵対的行動をとるバーサク・スティンガーの眷属のことを伝えられている。 「でも、これだけ情報を探っても政府広報がまともに信じられていないってのがな…」 ズイカクは一人ごちる。東日本と西日本においては、連合に対処を依頼、あるいは霧の艦艇との協力関係を作りつつある。 メンタルモデルを持ってから人間と接触を続けてきたズイカクをして、人外とわかってもなお友好的に、あるいは協力を求めてくるというのは新鮮だった。 メンタルモデルはぱっと見には人間と区別が付けられない。だから、自分を人間だと思って接してくる人間は山ほどいたのだ。 が、この世界に来てからはそうではないケースが多い。戸惑っていることは確かだが、それ以上に頼りにしている、と縋られているのだ。 これでも「提督」の地位にいるズイカクである。人とのコミュニケーションや折衝を担当する役目だ。 故にこそ、彼らの陥っている複雑怪奇な事情を知る羽目になり、演算能力をフル活用してその感情の分析をしていたのだった。 そんな中でネックというか、理解が追い付かないのが、この関東政府の民衆だ。無責任な不特定多数の人間の集まり、という意味合いの大衆。 東日本や西日本がそれらの脅威に明確に抵抗を試みようという中で、関東だけが動きが鈍い。民間レベルでもそうである。 眼の前の惨状もまた、民意の結果ということに他ならない。民衆は無責任であろうと何であろうと、国家の主体者なのだから責任も負うべきである。 722: 弥次郎 :2021/03/17(水) 21 56 29 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 『提督、提督』 『キサラギか、どうした?』 その時、量子通信がズイカクの意識を叩く。発信源は連れてきていた駆逐艦のメンタルモデルであるキサラギ。 発信源は陸地、東京都の中の一角だ。なぜ地上にいるのか、と言えば、上陸して生存している可能性を考慮しての行動だ。 空を除く全域行動が可能なスペックを有する対象を探す関係上、陸地を探すのも仕事の内だ。それに、地面を掘って隠れているかもしれないのだし。 『一言で言えば、攫われました』 ユニオンコアの位置情報を探してみれば、どうやら車で移動しているようだ。 なるほど、ログを追いかけてみれば、キサラギが歩いているのを見ていいところの子供と踏んで拉致し、車に連れ込んだらしい。 ところが、身元を示す物品があまりなく、親元を聞き出そうにも口を割らないためにしびれを切らし、アジトまで連れていくつもりらしい。 まあ、見た目は少女でも中身は霧の艦艇だ。親もいなければ、持っている身分も連合のそれ。そもそも誘拐が成り立つ相手ではない。 『OK、状況は把握した。どうすればいい?自力で脱出はできると思うが』 『騒ぎは避けろといわれていますし、拘束を脱出するのは不可能です』 『そうだな…』 確かに状況を第三者、特に霧の艦艇のことを知らない勢力に知られるのは厄介だ。 霧のメンタルモデルはその気になれば人間を圧倒できる。だが、その力のままに暴れると騒ぎどころの話ではない。 最悪、メンタルモデルたちの行動にも支障をきたすかもしれない状況だ。ただでさえ、この関東は治安が悪い状況なのだから。 『わかった、こちらから連合の即応部隊に連絡を入れる。わかっていると思うが、下手に抵抗するな?』 『了解です。ハッキングなども通用しないようなので、おとなしく救助を待ちます』 そう、それが問題の一つだ、とズイカクは思う。 このγ世界は時系列的には2000年代に入って少し経ったばかりの頃だという。ズイカクたちの活動していた世界とは技術水準が違う。 電子機器による管理や管制が行われているとはいいがたく、ネットワークも貧弱で、技術的にはかなり後進国だ。 逆に言うと、周囲の電子機器へのハッキングなどを得意とする霧のメンタルモデルにとっては活動しにくい場所でもあるのだ。 そうなるとメンタルモデルの戦闘力を発揮するなどしなくてはならないのだが、それはそれで問題だ。 連合の身分こそ持っているが、そんな少女が人外の如く暴れるとあればあらぬ疑いがかかりかねない。 これも人間社会に溶け込む苦労か、と霧の中でも地位を持つことになったズイカクは内心ため息を漏らす。 ともあれ、すでに連合の即応部隊が対処に向かったようである。 誘拐犯たちにしてみれば子供一人をさらったら未来の群に追いかけられる羽目になるとは思ってもいないだろう。 まあ、連合に言わせれば天網恢恢疎にして漏らさず、らしい。手を出したのだから、相応の報いは受けてもらおう。 「あーあ……もっと外の世界を気楽に楽しみたいよ」 ハァ…と吐き出す声は、摩天楼に消えていく。 彼女の憂鬱な仕事はまだまだ続きそうであった。 723: 弥次郎 :2021/03/17(水) 21 57 31 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 以上、wiki転載ご自由に。 華はないですが、γ世界の殺伐とした関東の様子を。 東西の日本政府はまだ好意的に連合に接していますし、国民レベルで納得ができています。 が、関東には純正培養された連中が集まり、関東についていけないと判断した人々が出ていくので… 次はβ世界に赴いたアカギでも出しましょうかねぇ…まだ未定ですけど
https://w.atwiki.jp/kyoumoheiwada/pages/8.html
1~200/ 201~400 / 401~600 / 601~800/ 801~1000 ☆クンカクンカ☆ 扶桑「ありがとうね山城」 山城「いえ、姉様の綺麗な髪をとかすのは私の仕事です。すぅはぁ」 山城「すぅはあ、それにしても姉様の髪は本当に艶々でとても綺麗ですよね」 扶桑「そう? ありがとう山城」 山城「すぅーーーはぁーすぅーーー いえ、勿体無いお言葉です。私はいつも姉様のためにありますから」 龍驤「傍から見たら仲良しの姉妹が髪とかしてるだけなのになんでやろうな……。 なんであんな狂気じみたものを感じるんやろうなぁ」 ☆飲み物☆ 鈴谷「あたしは確かにカレー好きだし朝からカレーカレー言ってたよ」 鈴谷「そうだよ。だけどね……」 鈴谷「いくらなんでも遠征に持っていく時の水筒の中身までもカレーにすることないじゃん」 鈴谷「もうさあ、途中喉乾いて大変だったんだよ?」 鈴谷「カレーは飲み物だなんて言ってもねぇ……」 提督「んなこと言っときながら2リットルくらいあったのに全部飲んでるじゃねえか」 ☆フライデーナイトフィーバー☆ 鈴谷「摩耶ーーーー! 今日夜ご飯カレーだよ!!」 摩耶「金曜なんだから当たり前だろ。知ってるよそんなこと」 鈴谷「嬉しいね!楽しみだね!!」 摩耶「いやお前昼間の遠征で散々カレー飲んでたじゃん」 鈴谷「いいの! カレーは別腹って言うでしょ!?」 摩耶「言わねえよ」 ☆獣子供と☆ 提督「加賀、この映画ケモナーと見せかけて人妻に目覚めさせる映画だぞ、気をつけろ!」 加賀「一体私は何に気をつければいいのか全くわかりません」 提督「この映画……デキる」 加賀「……へえ、ではこの映画のあとは一航戦が大活躍する映画を徹夜で見ましょうか」 提督「な、なんでそんな怖い顔してるんだよ」 ☆クリ〇〇ス☆ 提督「サンタさんはどこからやって来たでしょうか?」 電「えっと……寒い国からトナカイの引くソリに乗って……」 提督「ぶっぶー」 電「違うのですか?」 提督「正解はサンタさんのママのまt 愛宕「はい、ストップー。どうして出生の話になってるのかしら~?」 ☆アンケート☆ 提督「はい、じゃあみんなこれ書いてねー」 天龍「サンタさんへのプレゼントアンケート?」 愛宕「これに何が欲しいか書けばいいのね?」 鈴谷「提督あたしカレー!!カレーの出てくる蛇口!」 摩耶「無茶苦茶言うなぁお前……っていうか提督に言ったら不味いだろ」 電「……何を頼めばいいのか……難しいのです」 ☆時間厳守☆ 提督「ちなみに提出期限守んなかったら無しってサンタの野郎が言ってた」 加賀「ちなみに期限はいつまでになってるんですか?」 提督「うーん、あと5分くらい?」 天龍「お前あげる気ねえだろ」 提督「俺に言うなよ!俺はあるよ!? サンタの野郎がないだけだって!」 ☆調査結果☆ 提督「よし、なんとか全員書いて提出してきたから確認するか」 提督「電のはわたパチか。なんかあれだな。サンタ事情を把握してる優しさが感じられるな」 提督「天龍は新しい刀か。その辺のナマクラでいいや」 提督「愛宕はセクシーな下着……こいつまず俺に買わせる気がないだろ。 羞恥プレイさせようとしてんだよ。待てよ合法的にランジェリーショップに潜入できるチャンス」 提督「いかんいかん。えっと、鈴谷はみんなとたくさん食べられるようにカレー用の大鍋か」 提督「摩耶はぬいぐるみだろはいはい」 提督「加賀は……提督って……うーん、どうすんだよこれ」 ☆俺の歌を聞け!☆ 扶桑「うーん……」 那珂「あっれぇー? どうしたのー!? こんな所で何か悩んでるみたいだけど」 扶桑「そうなの……実は」 那珂「大丈夫! 那珂ちゃんに任せて! こういう時はお歌を一緒に歌えば元気になるよ!」 扶桑「あの……聞く気ある?」 那珂「しあわっせなら手を叩こうっ! へいへいッ!! ほら一緒に!」 扶桑「ちょ、あの、やめて、耳キーンってなるからやめて……」 ☆最近のはやたら箱がでかい☆ 愛宕「まあ私のはしょうがないわよ。買えなくっても。でもプレゼント買いにいったんでしょ? それでなんでおっぱい丸出しの女の子が描かれた箱を持って帰ってきたの?」 提督「いや……その、つい、発売してたの忘れてたから。 っていうかお前分かってて下着って書いたのか」 愛宕「そりゃサンタのプレゼントは提督が買い二いくのくらいわかってるわよ」 愛宕「で、しかも何このタイトル? 『第一次コーモン沖海戦~アイツのアナルはガダルカナル~』って何?馬鹿なの?」 提督「そ、それは海戦エロゲシリーズっていって毎回泣けるからつい……」 愛宕「聞いてないわよそんなこと」 ☆画伯☆ 電「絵を書いてみたのです」 提督「ほーう、どれどれ……」 提督(何の絵だこれ……) 提督「……駐車場の絵かな? はは、上手じゃないか」 電「えへへ、司令官さんは冗談が上手なのです。 これは摩耶お姉ちゃんのクマのぬいぐるみの絵なのです!」 提督「し、知ってるよー? ごめんごめん、うっかり海軍ジョーク出ちゃったよ! もう最初からクマさんだって知ってたよ。いや~上手だなぁ~!」 ☆さらっと言ったあの事実☆ 龍驤「なんやこの臭い……」 山城「……ブツブツ」 龍驤「何独り言喋っとんねん」 山城「今いいところなんだから邪魔しないで……。 この接着する瞬間の臭いがたまらないんだから」 龍驤「お、おう……」 龍驤(この人なんで黙々と半田付けしとんねん……怖っ!) ☆昔のあの人☆ 金剛「さいきん呉がイライラしてて大変ネ」 提督「お通じ悪いんじゃね?」 摩耶「またそんなこと言ってると命狙われるぞ?」 提督「でもあいつあれでも相当丸くなったぞ?」 金剛「今でも十二分に厳しいデース!」 提督「昔あいつと同じ分隊で戦場に出たことがあるんだけど 1時間に1回はどさくさ紛れに俺を殺そうとしてきてたからな」 天龍「何したらそんな嫌われるんだよ」 提督「どぎつい性格してたからなぁ~、今の呉は昔に比べたらハムスターみたいなもんだよ」 ☆愛宕のプレゼントを選びに来た☆ 提督「いや俺まじでやっぱりいいって嫌だよ」 愛宕「何言ってるの? 私の買ってくれるんでしょ?」 提督「いやだけどマジで入りづらいじゃん」 愛宕「ほら早く~一回入っちゃえば大丈夫だって」 提督「女子高生とかいんじゃんだって……ハッ! あの女子高生あんなエロいの見てるってことは あれくらいエロいのを今も履いていて 今手にとったエロいパンツをもし買えばあれをいつか履くんだろうなぁ……」 愛宕「憲兵さんこいつです」 ☆パーティ☆ 那珂「ねえ呉~!クリスマスパーティしようよ~!」 呉「だめ」 那珂「クリスマスパーティしたい~~!」 呉「……あんまり騒ぐとその口に魚雷ぶち込むわよ」 那珂「さーせんっした!」 ☆余計な一言☆ 呉「だいたい何でそんなにしたいのよ」 龍驤「でもきっとやったら楽しいで?」 金剛「そうデス。呉だって女の子なんだからクリスマスはパーッと明るく過ごした方がいいネ」 呉「あんた達まで……まったく」 金剛「それにこのイギリス海軍のクリスマスに対するノリの良さを見るデス。 こういう余裕のある精神は是非見習うべきデス」 那珂「あっ、そっか! 独り身だからクリスマスが妬ましいんだねっ♪」 呉「ほう。今ここで血祭りというパーティをしてもいいんだぞ」 金剛「総員退避ーーー!」 ☆怒られるとみんな横須賀まで退避してくる☆ 提督「あいつ学生の頃のアダ名が”歩く災害”とか”ミリオン地雷原”とか それくらいにキレやすい性格だったからな……」←主に怒らせてた奴 金剛「でも美人さんだから言い寄ってくる男も多かったらしいネ」 提督「一応言うが俺は寄ってないからな。 呉を落とそうと近づいて前歯が無事だった奴を見たことが無い」 那珂「じゅーぶんに分かりました、はい」 提督「だが奴の実力や指導力は本物だ。那珂と金剛は胸を張ってあいつに着いて行っていいぞ」 提督「だから……もう帰ろう、な?」 那珂「怖いよーー! 絶対怒ってるよー!!」 ☆導く力☆ 金剛「ただいまデース!呉ぇ~、連れて帰ってきたネ」 那珂「た、ただいま戻りました。あの……さっきはごめんなさい」 呉「おかえりなさい。那珂はそこの椅子に座りなさい」 那珂(あう~、お説教だよう~) 呉「外は寒かったんじゃない? はい、コーヒー。飲める? 熱いから気をつけなさい」 那珂「えっ、う、うん……あちち」 呉「私はね、頭に血が登るのが異常に早いのよ。 でもね、冷静になるのも早いのよ?」 呉「だから……こんな時間に外出なんてしてあまり心配をかけさせないで頂戴」 ☆聖夜は平日ですし☆ 山城「それで優しくされたあと結局殴られたのね……」 扶桑「クレヨンしんちゃんみたいにたんこぶ出来てるわよ」 那珂「でも別にいいの!愛ある鉄槌だったから」 那珂「それと、罰としてクリスマス限定特別宴会長に任命されました!! クリスマスのことは後は那珂ちゃんに任せてねー!」」 金剛「これでうちもクリスマスパーティができるネ!」 呉「あ、当日も同じように訓練はするからそのつもりで」 扶桑「え、訓練のメニューが終わらなかったら……」 呉「は? 参加する資格があると思ってるの?」 扶桑がクリスマスパーティへの参加ができないことが決定した瞬間だった。 ☆二人でおでかけ☆ 加賀「提督、早くしてください」 提督「ほんとに行くのか?」 加賀「はい、お散歩行きます」 提督「じゃあ俺はこのコタツを改造してコタツごと外に出るよ」 加賀「は や く し て く だ さ い」 提督「そう言うと思ってすでに着替えをコタツの中で温めておいた!」 加賀「早く着替えてください。ほら、ばんざいして」グイグイ 提督「自分で脱げるってば!どさくさ紛れに色んな所ぺたぺた触るんじゃない!」 ☆かが散歩☆ 加賀「私はこういう時間が好きです」 提督「こういうって、どういう?」 加賀「言わせるんですか?」 提督「別に恥ずかしくもない癖に」 加賀「皆で楽しく話したりしている時もいいですが、 やはり提督と二人で話している時が一番楽しいです」 提督「そっかー。まあ加賀がいいなら俺はいいよそれで」 ☆なんてことのない会話☆ 加賀「今は一番夜が長いそうで」 提督「あー、そうか」 加賀「一番長い夜をともに過ごしていますね」 提督「それ言いたいだけだろ」 加賀「そうですね」 提督「加賀は今、幸せか? 何か不自由はしてないか?」 加賀「何も。特にありません。提督さえいれば」 提督「加賀はとりあえず俺を出せばいいやみたいな所ないか?」 加賀「……なきにしもあらず」 ☆ねがい☆ 加賀「ちなみに提督はサンタさんにはどんなことをお願いしますか?」 提督「え? えげつない願いとかも聞いてくれるならお願いするけど」 加賀「普通に平和が保たれるのを願うのかとばかり」 提督「確かにそれは願っているけれど。 こればかりはどうしても願うだけで保たれるようなものではないしね」 提督「俺たちがしっかり見張ってないといけないよ」 提督「まあ、そのために俺はいつまでも加賀が必要になるんだろうけど」 加賀「この身が朽ち果てようとも共にあることを誓います」 提督「なんか言い回しが重いが……よろしく頼むよ」 ☆仲良しすずまや☆ 摩耶「うーん……どうかなぁガンジー」 摩耶「こっちのシュシュのが可愛いか!?」 摩耶「電に聞いてもきっと可愛いとは言ってくれるんだろうけど」 鈴谷「あれ? 摩耶どうしたの?それ。可愛いじゃん」 摩耶「ほんとか!?」 鈴谷「うん、摩耶もそのシュシュも可愛いよ?」 ☆同期が欲しい☆ 電「司令官さん、電には同期の子がいないのです」 提督「うん、そうだね。もしかして欲しかった?」 電「……はい」 提督「困ったなぁ……うちはもうこれ以上は増やせないぞ」 加賀「電、私達は電のことは後輩だとかそんな風には見てはいない」 加賀「もっとそれよりも大きな、家族のようなものよ」 電「……。はい、ありがとうございます」 提督(今、『そりゃああんた達二人はそうだろうよ』みたいな顔しなかったか!?) ☆仮眠☆ 提督「あの……」 加賀「はい」 提督「俺、これからお昼の仮眠を取りたいのだけど」 加賀「そうですか。分かりました」 提督「いやだからついてくんなって! 本当に分かってる!?」 ☆昼間から☆ 愛宕「ひーるまっから♪ ひーるまっから♪」 鈴谷「ひーるまっから♪ ひーるまっから♪」 提督「何その昼間からコール……」 天龍「要は昼間っからイチャつきやがって爆発するか交代しろってことだろ」 加賀「私はいつでも空いてますよ」 天龍「いや提督と交代して加賀とイチャつきたい訳じゃないと思うんだが」 ☆追手☆ 金剛「よばれてとびでて金剛デース!」 提督「またややこしいのが来たな」 金剛「テートク、仮眠を取りたいならば私の膝枕でおやすみするといいネ!」 龍驤「見つけたで金剛! はよ帰らんと怒られるで」 金剛「ゲッ、RJ!? もう追手が来たデス……」 提督「早速で悪いが引き取ってくれ龍驤」 金剛「照れ隠しに身柄をあっさり渡されたデス!?」 ☆シャンメリー☆ 電「シャンメリー飲みたいのです!!!!!」 提督「お金ないから買えないよ」 電「むー。……電は知ってるのです。愛宕お姉ちゃんにこういう時なんて言えばいいのか」 提督「えっ」 電「司令官さんの部屋の入り口天井裏にある箱に入ってる 鍵で開くことのできる机の引き出しの中身……」 提督「箱単位で買ってやるからあいつに教わったことは絶対に忘れなさい」 ☆鈴谷が贈る☆ 鈴谷「まーや! まーや!」 摩耶「んだよ」 鈴谷「はい、これあげる」 摩耶「いらね」 鈴谷「なんでえええ!? あたしが選んだんだよ!?開けてもくれないなんて酷いよ!」 ☆摩耶が受け取る☆ 鈴谷「とにかく開けてみてよ」 摩耶「開けたら捨ててやる……あ、これぬいぐるみ……」 鈴谷「あーあー、摩耶がいらないって言ったー。じゃあもういいよーだ」 摩耶「あ、待って可愛い、欲しい」 鈴谷「いらないんじゃなかったのー?」 摩耶「ほ、しい。欲しいです。ごめん……可愛いこれ」 鈴谷「ふふん、じゃああげるよ!同期のよしみだからね! いつもありがとうね摩耶!」 摩耶「うん、あたしもありがとう!これ……えっと、モジャ美大切にするよ!」 鈴谷「まあそのオチは読めたけど、一応それトイプードルのぬいぐるみだからね?」 ☆赤い服☆ 提督「えー、今日明日の勤務は全員ミニスカサンタに決定しました」 摩耶「はあ?馬鹿じゃねーの」 天龍「んな恥ずかしいもの着てられっかよ」 提督「お前ら別に普段からミニスカだから別にいいじゃねえか」 摩耶・提督「そういう問題じゃねえよ!」 ☆愛宕が一番エロいんだろうなぁ☆ 提督「うわー、ミニスカサンタでエロいのに眼帯で台無しだよ」 天龍「うるさいな!しょうがないだろ!」 提督「見ろよあのノリノリの連中にまんざらでもない加賀を」 愛宕「ふふ、どう?可愛い?」 鈴谷「愛宕姉可愛いっていうかエロい!」 愛宕「ありがとう~。鈴谷も電も可愛いわよ」 電「ちょっと恥ずかしいけどみんなでお揃いなのです!」 提督「っていうか君ら俺のこと責めるけど、これ上の決定だからね?」 天龍「ちょっと待て」 ☆やっぱりあいつの仕業☆ 呉「は?ええ、確かに衣装は届いてますが6着来ててうちには5人しかいなくて」 呉「ですから新しい艦娘を一人要求しているので、……はい?」 呉「だから私ではなく、艦娘の衣装なのでしょう?」 金剛「呉ぇ~、そんなに強く握ってると受話器壊れちゃうネ。もうミシミシいってるデス」 呉「何故私がこのような格好を。チッ。え?舌打ちなんてしてませんけど」 呉「では最後にお聞きしますが、これは誰の提案でしょう」 <横須k バキィッ! 金剛「呉、で、電話壊しちゃだめネ! い、一緒に着たら楽しいから大丈夫デース」 ☆イブ☆ 提督「クリスマスパーティをするって言ったけど、パーティなんて2日もできる訳ないじゃん?」 加賀「そうですね」 提督「24,25のどっちにやればいいんだよ」 加賀「さあ……。私は提督といれればクリスマスだろうがなかろうが」 提督「外国育ちの金剛に聞いてみるか」 しーん……。 提督「あれ!? 金剛が出てこない!? いつもはだいたい話題に出すだけで出現するのに!」 ☆テレフォン☆ 提督「なんだよ必要とした時に出てこないじゃんあいつ」 加賀「とうとう提督も飽きられたんでしょう」 提督「なんでそんな嬉しそうなんだよ」 加賀「そう?」 提督「結局どっちにやるべきか分からないし、ライフラインのテレフォンを使おう」 加賀「オーディエンスは?」 提督「加賀に聞いても分かんなかったじゃん」 ☆ラブコール☆ 金剛「きゃーーーー!テートクからラブコールデーーーース!!」 提督『ああ、もしもし?金剛?』 金剛「ハーイ! どうしましたテートクゥ!いつも現れるのに現れなかったから 寂しくなって電話してきたとかデス!?」 提督『クリスマスについて教えて欲しいことがあるんだけど』 金剛『OH……Sorryテートク。クリスマスは家族と過ごす予定があるネ』 提督『君の予定を聞いてるんじゃないんだよ なるべく早く質問に答えて欲しいんだよね」 提督『お前と電話してる間ずーっと肩パンしてくる奴が隣にいるんだよ』 ☆家族☆ 提督「……という訳で得た情報だが、諸外国では年末、年越しまで クリスマスムード一色らしい。日本みたいに元旦のイベントみたいなのはとくにないから」 加賀「なるほど、ということは結局二日間ともあまり変わらないということですね」 提督「恋人同士で過ごすイベントではなく家族と過ごすイベントらしいな」 加賀「つまり今日をともに過ごす私と提督は家族ということですね」 提督「……金剛は呉の艦隊のことを総じて家族と言っていたぞ。 同じ解釈をするのであればここにいるみんな家族に等しいってことだな」 加賀「確かにそれくらい大事な存在ですけど。嫁のポジションは譲りません」 ☆大騒ぎ☆ 那珂「イェェェーーーイ!! メリークリスマーーース!」 金剛「イェェェーーーイ!! アンド ハッピーニューイヤー!!」 扶桑「コヒュー……コヒュー」 山城「姉様ァァァーーーー! 姉様が過労で……!」 那珂「きゃー! 見て!呉の脚! 御御足すっべすべ!」 金剛「ヨッ!姉ちゃんいい脚してるデース!」 呉「どこのおっさんだ」 ☆もっと大騒ぎ☆ 提督「酒じゃーー!酒を持ってこーい!」 鈴谷「脱ーげ! 脱ーげ! きゃー!やーい摩耶のエロサンタ~!」 摩耶「誰が脱ぐか!! おい、料理足らねえぞ!糞提督!」 愛宕「天龍~、ヒック、てーとくがね、それでねーヒック」 天龍「提督がこの前おっぱい触ってきた話だろ?もう何回目だよその話……」 電「わたぱち美味しいのです。もしゃもしゃ」 加賀「……」←鼻眼鏡装備 ☆怪盗ルンバと盗まれたケーキ☆ 提督「ここに追いてたケーキがないんだけど!!あははは!」 愛宕「てーくーー! 私なんか苦しいかも……人工呼吸を所望しまーすっ」 鈴谷「そこに置いてあったケーキの箱ならルンバがちょっと吸い込んで そのまんま引きずってったよ?」 電「えええええ……がーんなのです」 天龍「さ、さすがに酒が回ってきてるが……俺に任せろ、奴は仕留めてやる」ガタッ 摩耶「天龍姉、それ刀じゃなくて定規だから」 加賀「やりました」キリッ←鼻眼鏡装備 提督・鈴谷「ぎゃははははは!!」 ☆無理に勧めるのはよくないですよ☆ 那珂「ほらほら、呉も飲んで飲んで」 呉「わ、私はいいの!あんた達見てるだけで十分楽しいから」 山城「それは道化という意味!?」 呉「誰もそんなこと言ってないわよ」 金剛「ささ、日頃のお疲れをぱーっと吹き飛ばすネ!」 呉「だから私……は」 金剛「私達いつも呉に感謝してるデス。 それにせっかくだから呉のこと喜ばそうと一生懸命用意したのに……」 呉「……分かったわよ。ちょっとだけだからね。明日も普通に仕事あるんだから」 那珂・金剛(計画通り……) ☆飲ませた結果☆ 龍驤「うちは酒豪に」 山城「私は少し弱いに。姉様も同じ」 (姉様は訓練のアップの一つグラウンドランニング中) 金剛「私は暴れん坊になるに」 那珂「那珂ちゃんは下戸に」 金剛「ちなみに提督も酒豪に賭けてたデス」 那珂「あ、ごめん呉、これほろよいじゃなくてモロ酔いだったー☆許してちょんまげ♪」 呉「……ふにゅぅ。うん、いーよ。ゆるす」 金剛・那珂・龍驤「幼児退行したあぁぁぁあ!!!」 ☆呉鎮守府の何かが崩壊した日☆ 金剛「ふにゅぅって言ったデース!きゃー!」 那珂「さっきまでヅカの男役みたいな出で立ちでどっかりソファ座って脚組んでたのに」 龍驤「な、なんやこれ……呉、お菓子食べるかー?」 呉「たべるー!」 龍驤「なんやこれー!」 山城「……今なら……勝機がある!?」 那珂「なんで戦おうとしてるの!?」 ☆イーメーソー☆ 那珂「第一回!クリスマス限定生ライブー!一曲目は部屋とYシャツと那珂ちゃん」 龍驤「もうちょい明るい歌ないんかい!なんでその曲!?しかもタイトル変わっとるし」 金剛「ひゅーひゅー!」 山城「私はそれぐらい暗い曲のが落ち着くしいいのだけれど」 呉「くれもお歌うたうー!」 那珂「あっマイク!!」 呉「フォーザーキーン、フォーザーラーン、フォーザーマーンテン♪」 龍驤「だからなんやねんその選曲!!」 ☆かくし芸大会☆ 提督「一番提督、怒った呉のモノマネします」 提督「ウホッ! ウホホッ! ウッホホホー」 鈴谷・天龍・提督「ぎゃははははは!」 天龍「二番天龍!!……ダブル眼帯!」 鈴谷・天龍・提督「ぎゃははははは!!」 鈴谷「三番、鈴谷!激辛カレー早食いします」 鈴谷「あびゃばあびゃびゃぶ」ビチャビチャビチャ 鈴谷・天龍・提督「ぎゃははははは!」 ☆本気で練習してきた側のかくし芸☆ 加賀「一航戦加賀、フラメンコ踊ります」 摩耶「ほえ~……すっげぇ」 電「次元が違いすぎてどうすごいのかも分からないのです」 愛宕「何でもできるって噂は本当なのね……」 提督「すげーぜ情熱的だぜ」←適当 天龍「ああ、やべえな特にあのフラメンコしてる所がな」←適当 鈴谷「でも鼻眼鏡はずっと装備したまんまなんだね」←適当 提督・天龍・鈴谷「ぎゃははははは!!」 ☆赤い服着た奴らの仕事☆ 提督「HQ、HQ応答せよ。潜入は成功。 電の枕元にお菓子の靴を3個置いた。ミッションコンプリート。どうぞ」 加賀「こちらHQ。両足に履いたら一つあまるのを何故考慮しなかった。どうぞ」 提督「……」 加賀「こちらHQ。今の間はなんだ。正直に答えろ。 我が天山が貴様の尻を狙っているのを忘れるな。どうぞ」 提督「ちょっとだけ寝ている電の髪の毛の臭いを嗅ぎました。いい匂いでした。どうぞ」 加賀「ファイア」 ☆サイレントナイト☆ 提督「HQ。お尻が痛いです。どうぞ」 加賀「なんとか無事にみんなの所へ配り終えましたね」 提督「結局みんなのプライバシーを考慮して部屋のドアノブにかけることにしたけどな」 加賀「お疲れ様です」 提督「手伝ってくれてありがとうね」 ☆HOLY NIGHTにくちづけを☆ 加賀「……」 提督「な、なんだよ。お礼を言うならプレゼントの一つでも寄越せって顔だな」 加賀「……」 提督「私だけプレゼントもらってませんよって顔だな」 加賀「提督、目を閉じてください」 提督「……断ったら?」 加賀「断ってもします」 提督「……」 加賀「……」 ☆幸あれ☆ 扶桑「……」 扶桑「……」 扶桑「……」 龍驤「ぐぅー……」 金剛「テートク、むにゃむにゃそこはだめネ~……」 呉「スゥ……スゥ……」 那珂「うーん、那珂ちゃんのマイク……どこ……」 山城「姉様ぁ、まだ終わらないですか……」 扶桑「みんな寝ちゃったのね。こんなに散らかして。楽しかったみたいで良かったわ……」 扶桑「……メリークリスマス、私」 ☆記憶ない☆ 呉「ぐぬぬ、頭痛い……」 那珂「おっはよー☆ 呉」 呉「うるさい。邪魔。ひっつかないで」 金剛「呉~、ダイジョーブ?」 呉「な、何なの朝からあんた達……」 呉(……なんか急に馴れ馴れしくなってない?) ☆ダメサンタ☆ 鈴谷「提督ー! 見てみてカレーの大鍋だよ!」 提督「そうだな。それ高かったんだぞ」 鈴谷「隠す気ゼロ!?」 提督「だってそれ思いっきり俺にアンケートで書いてきたやつじゃん」 鈴谷「へへへ、ありがとうね!」 ☆加賀がサンタにキスをした☆ 愛宕「加賀さん、はいこれ」 加賀「なんですか?」 愛宕「開けてみて?」 加賀「……下着? あの、なんでこんなに布が少ないんですか?」 愛宕「それ実は私に買うために提督と買いに行ったんだけど、 実はこっそり加賀さんのサイズのにしたの。つまりその下着は提督の趣味ってこと」 愛宕「それで、私からのプレゼント♪ 昨日の夜中、良かったわね」 加賀「見ていたんですか……」 ☆お菓子の靴☆ 電「……たくさんあって困ってるのです」 天龍「なんで三足なんだ?」 摩耶「さあ?」 天龍「目隠しでもしながら買い物カゴに入れたんじゃないか?」 摩耶「……否定できない」 ☆引きずり回されたケーキ☆ 鈴谷「ぎゃああああああ! ルンバが引きずっていったであろうケーキの箱!」 提督「何ぃぃ!? うおおおお! 中身もぐちゃぐちゃだぁぁあ!」 鈴谷「これはもう捨てるしかないかもねー。あ、この辺食べれる美味しい」ヒョイッ パクッ 提督「こらこら、摘んで食ってたら手がベトベトに、美味しい美味しい」ヒョイッ パクッ 鈴谷「提督もやる時はやるじゃん」ヒョイッ パクッ 提督「だろ? 結構奮発したんだぞ。こんなになっちまったけど」ヒョイッ パクッ 天龍「意地汚い奴らだなぁ……」 ☆昨日食べなかったチキン☆ 提督「チキーン!!」 鈴谷「クリスマスのチキーン!!」 提督「チキチキチキーン!イェイ!」 鈴谷「チキチキチキーン!イヤッフウ!」 提督「チンチキチキン!」 鈴谷「チンチキチキン!」 提督「チキチキチンチン!」 鈴谷「チキチキチンチン!……ハッ」 提督「ニヤリ」 ☆見せちゃった☆ 提督「ぎゃははははは!!」 天龍「ま、まじかよ……」 那珂「これすごいでしょ!? ね!?」 鈴谷「ぎゃははははは!!すごいすごい!」 愛宕「何見てるの?」 那珂「呉が酔っ払って満面の笑みでピースしてる写真」 愛宕「嘘っ、まじ?」
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/7765.html
神聖姫(しんせいき)提督-クイーン・ヴォルガ R 光文明 (7) 進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/パイオニア 9500+ ■マナ進化―自分の光のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。 ■バトルゾーンにある、名前に《神聖姫》とある自分のクリーチャー1体につき、このクリーチャーのパワーは+5000され、シールドをさらに1枚ブレイクする。 ■相手のクリーチャーの効果によって、このクリーチャーが手札から捨てられる時、かわりにバトルゾーンに出してもよい。 作者:赤烏 フレーバーテキスト DMW-25 「テンプレア編III テンペスト・ミスター」振りかざすはテンプレアの正義。 関連 神聖姫 収録 DMW-25 「テンプレア編III テンペスト・ミスター」6/55 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kyoumoheiwada/pages/7.html
1~200/ 201~400 / 401~600 / 601~800 / 801~1000 ☆定着したアダ名☆ 龍驤「こんちわー金剛迎えにきたでー」 天龍「お、ピザ屋じゃん」 愛宕「あらピザ屋さん」 鈴谷「あ! ピザ屋だ!ちーっす」 龍驤「お前の仕業か? ああん?」 提督「な、なんのことかな……?」 ☆ツアー☆ 金剛「テートクゥー私とデートして欲しいデース。遊びにいきましょうヨー」 提督「……ってうるさいんだよ」 天龍「糞つまんない所連れ回しまくって嫌われればいいんじゃないか? 提督ならそういうのなんか思いつくだろ?」 提督「……駅周辺金券ショップ巡回ツアー」 鈴谷「うわっ、つまんなそう。さすが提督」 提督「男でそういうの好きな奴は楽しいだろうけど ☆その発想は☆ 提督「約束通りどこにでも連れて行ってやろう。ただし、加賀が同伴する」 金剛「酷いデース!あんまりデース!」 加賀「提督に触れようものなら至近距離でじーっと見てやりますので、そのおつもりで」 金剛「気になってテートクとラブラブできないデス……ぐぬぬ」 加賀「金剛は急遽欠席するそうなので、私達二人でおでかけしましょう、提督」 金剛「そ、それだけは許さないデス! だったらこっちだって呉を同伴させるデス!」 提督・加賀「 !? 」 ☆めげない奴☆ 呉「は?嫌よ、あんた一人で行きなさいよ」 金剛「酷いデース!あんまりデース!」 提督「ですよねー」 呉「あと金剛、デートの前に報告書の提出がまだなんだけど?」 提督「おう、邪魔したな。じゃ、金剛はがんばれよ」 金剛「呉ぇ、離してくださーい!テートクゥ~……。 でもそんな好きな子にはつい冷たくしちゃうテートクも奥ゆかしいデス……」 呉「はいはい報告書終わったらねー」 ☆涙腺崩壊☆ 提督「おおおう~~おおおう!おおうっ」 鈴谷「あ、アニメで号泣してる……キモッ」 提督「馬鹿野郎ぉ! お前も全部見たら絶対泣くからなぁ!」 鈴谷「絶対ないし」 提督「……よし、もし全部見てこの神回で泣かなかったら 1ヶ月毎食カレーにしてお前の夜食分のカレーもつけてやる」 鈴谷「ふぅーん、乗った」 ………… …… … 鈴谷「あううっおうおう! グスン……あぅぅ~~」 ☆あたしってほんと☆ 鈴谷「提督~これよりも泣ける奴ないの~?」 提督「おいおい、リトバスで号泣しといてその上を目指すとは強欲な奴だな。 ではこれでどうだ。魔法少女ものだ!女の子は好きだろう!」 鈴谷「魔法少女ぉ~?」 提督「ちなみにこれの新篇である映画を電、加賀、天龍と見た( 242)が 電は(恐怖のあまり)泣いていたよ……」 鈴谷「なるほど……よーし、今度も泣かなかったらカレーだかんね!」 ………… …… … 鈴谷「あうぅ~!さやかぁぁぁあーーー!ほむぅぅ~……」 ☆物欲☆ 電「むむむ……」 電(ここでこれを頼むとお子様っぽい……。 でも欲しい……。お子様っぽい……欲しい……) 電「うーん。うーん……」 愛宕「もうだいぶ悩んでるけど大丈夫かしら?」 提督「い、電、ハッピーセットが欲しいなら言っていいんだぞ?」 ☆ミサワ風に☆ 提督「かぁ~! ハーレムアニメの主人公ムカつくわ~! かぁ~っ」 加賀「……」ゴンッ 提督「痛ッ! 今殴ったか!?それもかなり強めに!」 加賀「ええ、はい」 提督「悪びれもしないだと!?」 ☆眠かせておくれ☆ 提督「ふああ、少し寝かせてくれ……」 加賀「はあ、それはいいのですけど」 加賀「提督はまだ仕事が残っていて……聞いてます?」 提督「……zzZ」 加賀「」ユサユサ 提督「んにゃあ? なんじゃ?」 加賀「私がまだ話してるのに寝ないでください。 私はまだ提督お話していたいんです」 ☆新しい刀☆ 天龍「あのさあ、ちょっと付き合って欲しい所があるんだけど」 提督「ん?どこだ?」 天龍「いやー、実は新しい刀が欲しくって」 提督「刀? なんだ、壊したのか?」 天龍「うん、自己防衛用にさ。もう一本」 ☆仲が悪い☆ 提督「いやいや二本もいらんだろ。何に使うんだよ」 天龍「山城に壊されるんだよ。だいたいあいつの砲塔ぶった斬るだろ? 刃こぼれがすごくってさ……」 天龍「呉の姉御が支給してくれることもあるんだけど、 最近それも間に合わなくてな」 提督「じゃあ呉に頼めよ」 天龍「呉の姉御も同じこと言うんだよ」 提督「めっちゃ押し付けてくんなーあいつ」 ☆ハイライト消えてますよ☆ 龍驤「最近山城、なんかやつれてない?」 呉「あー、いいのよ。自分の装備の修理と相手の装備の修繕費とか、 給料から引かれてるし、その上姉に貢物がって」 龍驤「金欠が行き過ぎたんか」 山城「姉様を取り戻すその日まで……私は戦い続けるのよ」 龍驤「目がアカン奴や……」 ☆冬の朝☆ 提督「寒ぃぃぃぃーーー!」 加賀「だめです。早朝訓練行きます」 提督「嫌だぁぁあーーー!」 加賀「だ め で す。 早くしてください。寒いのはみんな同じです」 提督「俺はコタツの中から無線使って指示出すから」 加賀「あなたもやるんですよ」 ☆横取り☆ 愛宕「じゃーん! 私と電でケーキ作りました~」 電「頑張ったのです!」 提督「ほぇ~、こいつはすごいな」 電「さっそく食べて欲しいのですっ」 愛宕「あーん」 提督「あー 加賀「あむっ」パクッ 提督「あぁ!俺の!」 ☆電には弱い☆ 電「はわわ……加賀お姉ちゃんには私があーんする予定だったのに……」 加賀「えっ」 愛宕「もうっ、焦りすぎよ。別に提督を取ろうなんて思ってないわよ?」 加賀「わ、私はそ、そんなつもりでやった訳じゃ……ごめんなさい電」 電「むぅー」 加賀「うぅ」 提督「何話してんださっきから」 愛宕「ちょっと黙ってて?」 提督「えぇ!?う、うん」 ☆会って何するんだろうね☆ 金剛「呉がここから出してくれないデース」 龍驤「せやな。仕事せえや」 金剛「RJも酷いネ。私テートクに会いたいデース」 龍驤「あんまりテートクテートク言いなさんなや。呉も寂しい言うとるで?」 金剛「……ハッ、呉→私→テートクの三角関係!?」 龍驤「なんでやねん」 ☆ついに登場☆ 那珂「満を持して登場の那珂ちゃんだよーーーー!!」 那珂「イェーーイ!! ピースピース!」 那珂「イェーイ!見てるぅぅーー!?」 那珂「もうっ、そんなに見つめちゃ……や・け・ど・するぞ☆きゃはっ」 呉「……求人出したら来たのがこれか」 扶桑「でもこの子しか来てないし雇うしかないわ」 呉「頭痛と極度のストレスで私ぶっ倒れそうなんだけど」 ☆マジで解体(故意)する5秒前☆ (※面接中です) 呉「ん?この履歴書……あんた横須賀の方出身なの?」 那珂「そうだよー!」 呉「なんか怪しいわね……。龍驤、横須賀鎮守府の最近の建造履歴を調べなさい」 龍驤「ええけど、どないしたん?」 那珂「建造履歴? わー! そ、それはダメ! アイドルの秘密を探るなんてそんなタブーをいきなり犯しちゃうのー!?」 那珂「イケない子にはお仕置きだぞー? めっ☆」 呉「」ブチィッ 那珂「痛い痛い痛い痛い!!! ごめんなさいごめんなさい!! はい、横須賀の提督の下で建造されたんですごめんなさいごめんなさい」 デンジャラスクイーン☆ 提督「ヤバいよなぁ~、怒ってるよな~。 勘の鋭い奴だから気がつくのも時間の問題だし」 電「呉さんそんなに怖いのですか?」 天龍「っていうかホント今更だよな。怖いならやるなよ」 提督「怖いよ~ヤバいよ~きっと今頃、神取忍と戦った時の北斗晶みたいな顔してるよ~」 天龍「あれはどっちもおっかねえだろ……」 鈴谷「っていうか超失礼だよね。 それ聞いたら絶対また呉の姉御にも神取忍にも北斗晶にも怒られるよね」 ☆30/30/999☆ 愛宕「呉さんが怒るのも当然よ。 提督が厄介払いみたいに押し付けたようなものじゃない」 提督「まあうちはもう本当に手一杯だし、向こうは空きがあるみたいだし、別にいいだろう」 愛宕「でもなんであんなテンション高いのが出来上がったの?」 提督「そりゃあお砂糖、スパイス、ステキなものをいっぱいブチ込んだからね」 天龍「何ーパフガールズだよ」 ☆早朝テロ☆ 那珂「イェーーイ! 朝っでっすっよー!!」 那珂「イェーーイ! めーっっちゃホーリデ~~」 提督「うるせぇぇぇ! 平日じゃぁぁああ!」 提督「なんでお前がここにいるんだ」 那珂「呉からの命令で起こしに行けって言われたの」 那珂朝からこーんなに可愛い女の子に起こしてもらえるなんて この幸せもの~~! 幸せバカ!」 提督「一応忠告しておくが朝起こしに来ることを楽しみにしている奴がいて その楽しみを奪ったという罪の重さに早く気がついて一刻も早くここから逃げてね」 ☆不憫天龍☆ 天龍「だから違うっての! 逃げんな! コラ!」 子供1「うわー!極道に捕まったぁー!」 天龍「へへ、やーっと捕まえたぜぇ。いいか?俺は極道なんかじゃない」 子供1「じゃあなんで眼帯してんの?」 天龍「あぁ? 見たいのかよ……」 子供1「やめろぉー! 吸い込まれるぅー!」 天龍「そんな特殊能力ねえよ!」 ☆涙の数だけ強くなれるの?☆ 扶桑「ぐすん……しくしく」 山城「姉様ァァァ! どうしたのですか!? 何が起きたのですか!?」 山城「おのれ天龍……私の敬愛する姉様をぉ」 扶桑「違うの。呉にね、軍人なのにだらしないからもっと鍛えなさいって 叱られてしまって……。私、自分が情けなくて……ぐすん」 山城「ぐぬぅ……呉といえども……呉に……」 山城「……どうしよう」 姉様を悲しませた罰を与えてやりたいが、何度奇襲作戦を考えても 勝ち目がないどころか返り討ちにあった時が怖いので動けない山城だった。 ☆結局向かっていった☆ 呉「なるほど。それで私に刃を向けたってこと」 山城「……はい。ごべんなぱい。ぐすん」 呉「まあいいわ。食前のいい運動になったもの」 龍驤「うっわー、エグいなぁ」 金剛「その気になれば砲塔素手で折ってくるデース。 呉はいつもは美人で優しいけど、怒らせないほうがいいネ」 龍驤「まさに呉リラやな……」 呉「龍驤ー?ちょっとこっちおいでー」 ☆身長の話だよ☆ 愛宕「はぁ、いいお湯だった~」 電「……じぃー」 愛宕「ん? どうしたの?」 電「……愛宕お姉ちゃんおっきいのです」 愛宕「え? あぁ~、ふふ、電もおっきくなりたいの?」 電「おっきくなりたいですっ」 ☆アイドルの道は険しい☆ 那珂「ただいま~」 龍驤「遠征ご苦労さん。呉からの置き手紙があったで」 那珂「ファンレター? んもうっ、しょうがないなぁ。何々? 『遠征お疲れ様。 あなたはうちで雇うことにしたので私流で鍛え直すことにしたから まずは帰ってきたら呉鎮守府名物地獄トレーニングを5本やっておいて』」 那珂「えぇぇええ!? 今から!? し、死んじゃうよぉ……」 龍驤「うわあ、それうちもやったけど……今晩中に終わるとええな」 那珂「どういうこと!? 何が待ってるの!?」 ☆通過儀礼のトレーニング☆ 龍驤「あれはトレーニングと言う名の拷問や」 那珂「そんなに!?」 龍驤「うちも何度気を失いかけたか……。 あの金剛でさえトレーニング中にキツすぎて4,5回吐いたらしいで」 那珂「それ扶桑さんよくクリアできたね……。 山城さんが代わりに扶桑さんの分もやったのかなぁ?」 龍驤「いや、全部終わるのに丸々3ヶ月かかったらしいで」 ☆予報は雪☆ 電「司令官さん、司令官さん!」 提督「ん? どうした? ルンバでも見つけたのか?」 電「いえ、ルンバは見つけてないのですけど。 今日は雪が降るかもしれないって本当なのです!?」 提督「そうらしいな~。電は雪が楽しみなのかい?」 電「はいっ! みんなで雪合戦したいのですっ!」 提督「……それはいつの間にかガチバトルになりそうだから嫌だなぁ」 ☆遊びたいの☆ 加賀「雪降ったらどうしますか」 提督「うぇ~……。寒いし君らに任せるよ」 加賀「……」 提督「なんだよ」 加賀「……」グイグイ 提督「……」 加賀「……」グィィ 提督「分かったよ! 一緒に見に行けばいいんだろ!? そうなんだろ!?」 加賀「はい」 ☆拘りがない☆ 加賀「結局降りませんでしたね」 提督「そうだね~」 加賀「……」 提督「そんな落ち込むことなのか?」 加賀「はい、提督と外に行けませんでしたので」 提督「中ではずっと一緒にいるじゃん」 加賀「はい、なので別にいいです」 ☆次女三女☆ 摩耶「……あたしも髪伸ばそうかなぁ」 愛宕「え? どうして?」 摩耶「だってそっちのが可愛いじゃん」 愛宕「私のこと?」 摩耶「違う」 愛宕「照れなくてもいいのに~」 摩耶「違うって!」 ☆落し物☆ 天龍「この時期になるとガードレールとかに必ず手袋とか引っかかってるよなぁ」 電「あれはなんでなのですか?」 愛宕「落し物をかけておいてるんじゃないかしら? 探しに来た時に落とした人が分かるようにって」 鈴谷「あー、あたし一回だけ自分の見つけたことあるよ」 天龍「そんな偶然の再会してる奴初めて見たよ」 鈴谷「でも新しいの買った後だったし、雨とか雪とかに濡れてたろうし なんか汚れてそうだったから拾わなかったけどね」 ☆ルンバと天龍☆ 天龍「電の奴雪降んなくて凹んでたなぁ ……あとでわたパチ買ってやるか。ん?」 ウィィー 天龍「あっルンバ! おーい! 電ー!」 提督「何騒いでんだよ。雪でも降ったか? まったく子供じゃねえんだから」 天龍「ちげえって!今ルンバが」 提督「はいはい、全く天龍もお子様だったとはなー」 天龍「聞けっておい!」 ☆玩具物語☆ 摩耶「……」 摩耶「……」チラッ 摩耶「……」チラッ 提督「言っておくがお前のぬいぐるみは動いたり喋ったりしないからな」 摩耶「ばっ、分かってるっての!」 ☆注意☆ 那珂「コヒュー……コォォ」 龍驤「お、やっと終わったか。どやった?めっちゃきつかったやろ」 那珂「」フラフラ 龍驤「大丈夫かいな、ハイライト消えとるで」 那珂「」 龍驤「なんや? 今なんか言うたか?」 那珂「オェ゛ーーッヴェッヴェェェ……」ビチャビチャビチャ 龍驤「ぎゃああああああ!! うちの甲板んんぁぁあああ!!! ☆腐ってもリーダー☆ 扶桑「……なんの騒ぎ? まあ大変」 扶桑「那珂、だいじょう……ゲロ臭っ……」フラッ 龍驤「あああああ!うちの甲板ーー!」 山城「姉様!? 姉様あるところに山城有り! とりあえず私の胸の中で深呼吸をしてください!」 那珂「コヒュー……コヒュー……」 金剛「何してるデース! 仲間の救助が先ネ!」 金剛「私が那珂を医務室に運ぶネ! 龍驤、甲板はあとで一緒に洗ってあげるから着替えとタオル! 山城はお水を大至急持ってくるデス! 扶桑はハウス!」 扶桑・山城・龍驤「り、了解……え?」 ☆後処理☆ 那珂「……ここは?」 金剛「気がついたデス?もう大丈夫、ここは医務室ネ」 那珂「どうして私を?」 金剛「まだ私が一人でここにいた時に同じ訓練したデス。 同じように倒れて……でもその時は一人だったから 誰も助けてくれなかったデス。同じ悲しみを味わってほしくなくて……」 金剛「……それに那珂はもう立派な仲間デス」 那珂「金剛さん……」 金剛「うん。……でも、現場の後片付けは那珂も参加するデス。いいネ?」 那珂「はい」 ☆お食事の件☆ 愛宕「提督~。私美味しいものが食べたいな~」 愛宕「ねえ~? だめ?」 提督「だめっていうか……その」 愛宕「どうして朝ごはんがパンの耳なの?」 提督「そのですねぇ……色々とありまして」 愛宕「まずはくだらないゲームとか漫画を売ることから始めましょうか」 提督「ひぃぃ」 ☆ハウス!☆ 山城「あれから姉様が出てこないんです」 天龍「それをどうして俺に頼むんだよ」 山城「敵ながら……天龍ならば……」 天龍「唇噛み締めるほど悔しいなら自分でなんとかしろって」 山城「うるさいわね! さっさと黙って呼びかけなさいよ! さもなくば舌をぬくわよ!?」 天龍「テレパシーで呼びかけろと!? むちゃくちゃ言うなぁ……」 ☆珍しいことに☆ 提督「やったあぁぁーー!仕事が終わったぞぉおお!!」 加賀「お疲れ様です」 鈴谷「仕事終わったってまじで!?」ガチャッ 提督「どこで待機してたのか知らないが遊びに行くぜオラァァァ!」 鈴谷「イヤッッホォォォオオォオウ!」 提督「全員でピクニックじゃぁぁぁああ!」 提督「……雨だったわ……。そうだった今日雨だったわ」 鈴谷「あたしもうこのまま雨と一緒に流されてどこかへ消えたい」 天龍「雨天中止でどんだけ落ち込むんだよお前ら」 ☆語尾☆ 提督「もうだめおっぱい。今日は何もやる気がでないおっぱい」 提督「あーあー、もうゲームでもやろうかなおっぱい。 久しぶりに加賀と桃鉄でもやろうかなおっぱい」 加賀「やりましょう」 提督「今日こそは加賀を借金まみれにしてやるおっぱい」 愛宕「ちょっとぉ、その語尾におっぱいつけるのやめなさいよ。 なんで言ったあとにチラチラこっち見るのよ」 提督「なんのことかわからないおっぱい。俺知らないおっぱい」 ☆構ってちゃん☆ 鈴谷「摩耶~おっぱい!お人形遊びしてないで私にも構ってよーおっぱい」 摩耶「してねえよ。今普通に雑誌読んでただけだろ」 鈴谷「あっ、摩耶今日は水色おっぱい?」ピラッ 摩耶「やめろよ!何めくってんだよ!ってか水色おっぱいってなんだ!」 鈴谷「じゃああたしとカレー職人ごっこしようおっぱい」 摩耶「まずはそのクソみてえな語尾をやめろ」 ☆電に何やらせてんだ☆ 電「ほぇ~」 那珂「なぁに? アイドルの那珂ちゃんのサインが欲しいならあげるよ?特別に」 電「本当ですか!?」 那珂「うん、もちろん。ファンサービスは大事にしないとねー」 電「指示通りもらってきましたよ?」 提督「よくやった。さあ転売だ!!」 ☆貧困☆ 提督「おい!どういうことだこのやろう!お前のサイン、ネトオクで全然売れねえぞ!」 那珂「何してんの!?ひっどーい!」 提督「俺ですら近所のお子様から握手を求められるというのに……」 那珂「ぐぬぬ……見てなさい! このスーパーアイドルの那珂ちゃんの底力を!」 龍驤「あんたらどんだけお金に困っとんねん」 ☆年末の夢☆ 加賀「で、どうするんですか?」 提督「当たらないことくらい知ってるんだ……そんなことくらい。だが」 加賀「確率はかなり低いですよ」 提督「ともに夢を見ようじゃないか、加賀!」 加賀「あなたがそう言うのならば例え火の中水の中」 提督「あの、ジャンボ。あ、バラで」 ☆カーニバル☆ 摩耶「カーニバルだよっ」 鈴谷「きゃー! 摩耶可愛いー!ね、もう一回!」 摩耶「一回だけだって言っただろ!」 鈴谷「お願い! ね! いいでしょ!? 今の摩耶超可愛いよ!」 摩耶「ぐぬぅ……カーニバルだよっ」 鈴谷「きゃー! 摩耶ー!」 摩耶「遊んでんだろ!? そうなんだな!?」 ☆謎の茶色い汁状の食べ物☆ 加賀「提督。カレーっぽいのが完成しました」 提督「おう、その自信ない感じに言ってるのがそのまんま答えなんだけど」 加賀「召し上がれ」ゴトンッ 提督「カレーの質量の音じゃないんだけど」 加賀「さあ、どうぞ」 提督「うん、とっても美味しそうでした。ごちそうさまでした」 加賀「まだ手を付けてませんよ。はい、口を開けてください」 ☆10回クイズ☆ 鈴谷「ねえ摩耶!バナナって10回言ってみて」 摩耶「あ? バナナバナナバナナバナナバナナバナナバナナバナナバナナバナナ」 鈴谷「はい、どうぞ。食べたかったんでしょう?」 提督「摩耶、うんこって10回言ってみ」 摩耶「やだよ」 提督「まあまあ10回クイズなんだからさ」 摩耶「……う、うんこうんこうんこうんこ(摩耶の尊厳のため以下略」 提督「なぁにうんこうんこ言ってんだよきったねえなぁ!ぎゃははは」 鈴谷「ぎゃはははははは! やーい、摩耶のお下品~~!」 ☆刑☆ 提督「寒いよーー!凍え死んでしまいますぅー!」 鈴谷「提督がやろうって言ったからじゃん!何も外に逆さ吊りしなくてもいいじゃーん!」 摩耶「そんなに寒いなら暖かくしてやるよ。ほら、お前らの真下に火をつけてやるからな」 提督「ああああ!熱いッ!あつぅぅ! ぎゃあああ!!」 鈴谷「直火焼きぃぃいい!? ぎゃああああ!」 摩耶「優しい摩耶様ってそこで一億回言っとけ」 提督・鈴谷「優しい摩耶様優しい摩耶様優しい摩耶様ぁぁああっつぅぅううう!!」 ☆布団の中で☆ 加賀「提督、朝です。起きてください」 提督「嫌です。何故なら私は睡眠時間が5時間と普段ならば6時間程の所を 一時間も削減したために寝不足の気があり 加賀「理論派っぽく言ってもだめです。それにかなり寝てるじゃないですか」 提督「無理だよ~。眠いよ~。もう加賀も寝てればいいじゃん」 加賀「それは一緒に、ですか。そうですかお邪魔します」 提督「ちょ、あ、だ、誰かっ! きゃー!ま、まさぐられてぐぇぇぇッ! なんで裸絞の状態で一緒に寝なくちゃいけないんだ!」 加賀「このまま寝ますか? 寝かされますか?それとも起きますか!?」 提督「タップ!タップタップ!起きます起きます!ギブギブうぐぎぎぃ」 ☆雷ちゃん☆ 愛宕「今のすごかったわね……」 提督「ああ、あられなんて何年ぶりに降ったんだろうなぁ。なんか雷も落ちた所があるらしいな」 愛宕「か、雷っ?」 提督「雷怖いのか?」 愛宕「……うん」 提督「またまた~ぶりっ子しちゃって」 愛宕「もうっ! そ、その、怖いっていうか……急にくるおっきい音が苦手なの」 提督(これは本当なのか?いつものぶりっ子な感じの冗談なのか? いやしかし、震えながら涙目になってるのを見ると……) 提督(っていうかさっきから腕に絡みついてきておっぱいがががががが)
https://w.atwiki.jp/kyoumoheiwada/pages/32.html
1~200 / 201~400 / 401~600 / 601~800 / 801~1000 ☆本当はあります☆ 金剛「テートク~、今日は眠れないから一緒に寝てほしいデス」 提督「……だってさ」 呉「なんで私なのよ。嫌に決まってんじゃない」 金剛「もう帰るデス!?」 呉「何よ私が帰ってきちゃ嫌なわけ? それとも何か困ることがあるの?」 金剛「な、何もないデス」 ☆さらば那珂ちゃん☆ 提督「じゃ! 俺は帰るから!」 呉「おい待て、なんだこの雀卓」 提督「那珂がやりたいからってどうしてもって! あばよ、とっつぁ~ん! あとのことは頼んだぜ金剛~!」 呉「あ、こら! くそ……逃げ足だけは早い奴め」 龍驤「ボス、下手人を連れてきやした」 那珂「違うもん! 那珂ちゃんだけじゃないもん! ほんとだもん!」 ☆葬式状態☆ 提督「いぇーい帰ってきたぞーい。……ん?」 鈴谷「……」 摩耶「……」 愛宕「……」 加賀「おかえりなさい。帰ってくるのが遅いです」 提督「みんな顔死んでるけど大丈夫か? ……に比べて加賀は元気だな」 加賀「当然です。私は負けませんでした」 ☆キャリア☆ 天龍「俺はギリギリだったな。明日は休みにしようぜ~」 提督「なんだ、天龍は無事だったのか。キャリアの長さで生き残ったか?」 電「電も頑張ったのですけど……止められてしまったのです」 提督「そうなのか? でも疲れただろ? 今夜は俺が一緒に寝てやるよ」 加賀「私だって頑張りました」 提督「うん」 加賀「……むぅ」 ☆大変良く出来ました☆ 加賀「褒めないんですか?」 提督「だって真っ先に終えたらしいじゃん。 っていうかみんなの二倍やってたって呉言ってたもん」 加賀「だから頑張ったんじゃないですか。 褒めないんですか? 褒めて下さい」 提督「よ、よく出来ました」 ☆ご褒美を所望☆ 加賀「私、今夜はご褒美が必要ですね」 提督「……冷蔵庫にプリンがあr…… あのー、そっちは僕の部屋なんだけど、おーい?」 加賀「待ってますから」 提督「おーい。ちょっと聞いてるー?」 ☆簀巻き☆ 愛宕「ねえ、昨日一緒に寝たんじゃなかったの?」 提督「……そうだね。まあ事実を言うとそうなるが」 愛宕「どういうこと?」 提督「俺は簀巻きにされ抱き枕状態で一夜明かした訳だ」 愛宕「……」 愛宕「もう我慢ならないから一から性知識植えてくる」 提督「お、おいあんまり過激なのは……行っちゃったよ」 ☆関係者権限で知ってる☆ 青葉「ども! 青葉です。今日はこれからどこへ行くんですか!?」 那珂「えー? 那珂ちゃんに聞いてるのー? 今から撮影に行ってきまーす♪」 青葉「何の撮影ですか!?」 那珂「PVとー、雑誌のモデルだったかな?」 呉「あとイベントの打ち合わせもでしょ」 那珂「あー、そうそう。……ってなんで呉が知ってるのさ」 ☆少しくらい汚れていたほうが☆ 初雪「うちにはルンバはいないの?」 舞鶴「欲しいの? でもいつもちゃんとお掃除してるし」 隼鷹「そうだよ。いつも綺麗なままでいれるっのはいいことだよ」 響「……汚すの隼鷹ばっかりだよ」 舞鶴「ちゃんとお掃除してよ」 隼鷹「い、いやー、逆に散らかってた方が落ち着くというか」 ☆貸してください(女性限定)☆ 提督「少しくらい汚れていた方がいい場合がある」 愛宕「例えば?」 提督「……パンツとかさ、借りる時に」 愛宕「借りる時なんてあるの?」 提督「分かんないけど」 ☆落ちた☆ 雷「どうしたら佐世保を落とせると思う?」 熊野「世の中には吊り橋効果、というものがあって――」 雷「なるほど。吊り橋に行ってそこから谷底に」 熊野「落としてはだめですわよ?」 ☆墓穴☆ 龍驤「聞いたで~、自分ら呉のトレーニングメニューで倒れたらしいな」 鈴谷「なんだよあれ! おかしいよ!」 龍驤「いやー、あんなんうちらは毎日やってんで~?」※嘘です 提督「へえ、じゃあピザ屋が毎日やりたいって言ってたって伝えとくよ」 龍驤「ま、まあでもあのメニュー長いから最近やらせてくれへんねん。 だから言うても無駄やし、やめといた方がええで?」 提督「いや、伝えておく!」 龍驤「あの、ほんまにやめて」 ☆ふーしーだーらー☆ 提督「もしかしたら俺も健全ロボダイミダラーのファクターかもしれない!!」 天龍「んな訳ねえだろ。さっさと訓練行くぞー」 提督「Hi-ERO粒子が満ち満ちているぜ! つーわけでおっぱい曝け出せよ」 青葉「青葉見ちゃいました聞いちゃいました。自分の艦娘に対して セクハラを強要する提督さんの姿を―― 提督「当て身!」バシッ 青葉「……ッ」ドサッ 提督「証拠隠滅」 天龍「どうすんだよそいつ」 ☆きゃりー☆ 提督「ど、どうする!? とりあえず脱がすか?」 天龍「アホかお前は! 動揺しすぎだ」 提督「とりあえず医務室連れて寝かせとけば起きるだろ」 天龍「しょうがねえな……よっと」 提督「おっ、ファイヤーマンズキャリー! かっこいいぞ天龍!」 電「ひ、人攫いなのです!?」←たまたま通りかかった ☆提督と巨像☆ 提督「ぐおおお! 巨像一体倒すのにどんだけ時間かかってるんだ俺は」 鈴谷「まだあと何体残ってるの?」 提督「わかんね。っていうかワンダの操作性悪すぎてやばい」 鈴谷「どうなんだろこれが普通なんじゃないの?」 提督「まあ古いソフトのHDだし仕方ないか」 鈴谷「にしてもすごい雰囲気ゲーだね」 提督「シンプルでいいけどな」 ☆一周年おめでとうございます☆ 加賀「提督、今日は何の日かご存知ですか?」 提督「え? あ、え、うん」 提督(え~~~!? 何の日なの~~~!?) 加賀「その顔……覚えてないんですね? はぁ……」 提督「うわっ、すごいがっかりしてる! え?何の日なの?」 加賀「やっぱり覚えてないんですね。 今日は我々の終戦記念日です」 提督「あー、はいはい」 ☆提督の生還日☆ 提督「なるほどね。平和になった日、ということか」 加賀「はい、そういうことです」 提督「いや俺あの日、深海棲艦の所から久しぶりにこっちに帰ってきたし、 曜日とか日付の感覚がなくて分かんなかったんだよ」 加賀「そうなんですか? 一体あっちで何してたんですか?」 提督「……それが言語が分からんからさっぱりで」 加賀「……それでよく生きて帰ってこれましたね」 ☆劣るはずがない☆ 加賀「そういえば通訳がいたおかげで……って言ってませんでした?」 提督「あいつは結ぶ日に向けて俺との対話を続け日本語を習得したんだよ」 加賀「……だったら私もあの人達の言語を取得可能ですね」 提督「さあ?」 加賀「バナナに引っかかるヲ級に私が劣るはずがありません」 ☆オバマが到来!☆ 呉「……何で私なの」 金剛「でも光栄なことデス。 大統領の護衛デス。またとない機会ネ」 呉「そりゃそうだけど……」 龍驤「そら呉みたいなのがおったら誰も近づかへんからやろ」 呉「それどういう意味よ」 ☆記念の立食会☆ 比叡「という訳で大統領が来日していた関係もあったのですが 我々も平和記念日としてのパーティがあるんです」 提督「それに出席しろと? やだよ」 比叡「ヒェェー!! まさか断られるとは思いませんでした!!」 加賀「というかせっかく来日してるのにほったらかしでいいんですか?」 比叡「いえ、もちろん大統領も参加しますよ」 提督「何でだよ」 ☆混沌の予感☆ 比叡「それに呉さんや舞鶴さん佐世保さんも参加されますよ」 加賀「一人一人だと普通なのに3人同時に名前を聞くと 予測されてしまう混沌は何故なんでしょうね」 提督「なおさら行く気が起きなくなったよ」 比叡「いいじゃないですか。久しぶりに加賀さんと二人で出かけるんですし」 加賀「そうですね」 提督「出かける先がそれじゃあんまり……」 ☆器(タッパー)が小さい☆ 鈴谷「ねえなんで鈴谷達はいけないのさー!」 摩耶「そうだよ!豪華な飯食うんだろ! ずるいぞ!」 加賀「はあ、これは前にも言ったような気がします。 そこに行くということは提督の面倒を見るんですよ」 天龍「俺パス」 愛宕「あたしもパス」 提督「くっそー! 言ったなお前ら! 前はタッパーに食べ物入れて持って帰ってきたのに!」 ☆E2すら突破できないワロタ☆ 電「おみやげ欲しいのです。だめですか?」 提督「電には何でも持ってきてやろう」 鈴谷「鈴谷にはないの!? ねえーー!」 摩耶「アタシにもなんか持ってこいよ」 提督「摩耶は駄目だ。さっきボス前でお前一人大破したからな」 摩耶「お前がこき使うからだろうが! 糞が!」 ☆会食☆ 呉「やあ。相変わらず……だね。君の提督は」 加賀「私の、ですか。そうですね。 今は相変わらず上層部の挨拶回りで忙しいみたいです」 金剛「ずるいデス。私もテートクにご挨拶したいネ」 呉「あんたはいつも会ってるでしょうが」 ☆頼りになる☆ 佐世保「先輩、最近ご挨拶に伺えなくてすみません」 提督「え? ああ、いいよいいよ。気にしなくて」 雷「じぃ……」 提督「ん? どうしたんだ?」 雷(佐世保の尊敬する提督。私が佐世保と結婚したら この人のお世話もすることになるのかしら……) 雷「あなたも私に頼ってもいいのよ?」 提督「……何が?」 ☆本当は初雪が来る予定だった☆ 舞鶴「やっほー。みんな揃ってるね~」 呉「どうも」 隼鷹「やっほ~」 金剛「初雪じゃないんデス?」 舞鶴「いやタダで食べ物たくさん食べれるって言ったら 着いてくるってうるさくてさ~。他の娘がドン引きするほど言うもんだから」 隼鷹「だってあの娘達少食の上に好き嫌いもあるし、 私ならなんだって美味しく食べるよー?」 ☆ちなみに残された二人は☆ 初雪「そろそろ寝よっか」 響「……」 初雪「何かあるの?」 響「……トイレ着いてきてもらってもいいかな」 初雪「怖いの?」 響「こ!? 怖くないさ。ただ……何か出た時に一人より二人の方がいいと思って」 初雪「うん、早く行こうね」 ☆幽霊と言えばこの人☆ 響「初雪はいいの?」 初雪「さっき行ったから大丈夫。私もちょっと廊下暗くて怖くなってきた……」 響「は、早く布団に入ろう」 初雪「う、うん……」 赤城「あああああああああああああ!!!!」 響・初雪「ギャァァァーーーーーー!!!」 赤城「あ、ちょっと! おーい!私だよー!」 ☆死んでまでも怒られるとか……嫌だな☆ 赤城(……) 赤城(実はこっそり舞鶴さんに留守中の二人を見守るように頼まれたけど) 赤城(二人が何かを怖がってる様子だったのでうっかり本能的に脅かしたけど) 赤城(……これ絶対あとで怒られるやつだ) ☆あのCMの勢いは異常☆ 鈴谷「提督も帰ってこないし……、 夕飯は自分たちでやるしかないみたいだね!」 摩耶「みたいだな。」 鈴谷「……という訳で」 摩耶「は?」 鈴谷「腹が減ったらカレーメシ! 飯も一緒に入ってて電もびっくり!」 電「た、たまげたなのです!」 摩耶「言わせんなよ」 ☆勢いって大事☆ 鈴谷「水を入れたらレンジでチン! 簡単上手いカレーメシ!」 摩耶「続けんのかよ」 愛宕「じゃ、じゃあ今日のご飯はそのカレーメシにしましょ?」 鈴谷「うーわっ! やったぁぁ~~~~!!」 鈴谷「ジャスティス!!」 摩耶「やり切ったな」 鈴谷「うん、満足した」 ☆彼の秘密に迫ってみよう☆ ※時系列は未だセレモニー中 舞鶴「そう言えば私は途中から艦娘の司令官になったけどさ 佐世保もそうじゃなかった? それで首席の卒業だもんねー大したもんだよ」 雷「そうなの!? こんなにすごいのに!? でもやっぱりすごいのね! 私妻として何か嬉しいわ」 佐世保「ええ、でも僕なんかよりも先輩の方がすごいんですよ」 呉「何それ私に対する嫌味?」 金剛「どうしてそうなったデース」 ☆何も言わずとも☆ 青葉「これはこれは! 有名ドコロの司令官が揃い踏みじゃないですか! 皆さん、何か一言よろしいですか!?」 提督「……」スッ 呉「……」 舞鶴「……」 佐世保「……」 青葉「ああ!ちょっと! 私が来たからって何も無言で解散することないじゃないですか!!」 ☆インタビュー☆ 青葉「こほん。では、改めまして。一言ずつお願いします」 提督「あ」 呉「い」 佐世保「う」 舞鶴「え」 青葉「ふむふむなるほど、さすがは今をときめく司令官達ですね――って馬鹿!!」 金剛「Oh、見事なノリツッコミデース」 ☆伝説の4人☆ 青葉「いやー貴重な4人でしたね」 加賀「よく集まってますけどね」 隼鷹「っていうかあの4人って本当はすごい人達なの?」 雷「まあ佐世保はそうね!」 金剛「呉もテートクもとってもとってもすごいデース!」 加賀「……ここで自信を持って私の提督もすごいです、 と言えないのが恥ずかしいです」 提督「言えよ」 ☆衝撃の事実☆ 舞鶴「そう言えば……傷はもういいの?」 雷「傷? 佐世保、怪我なんてしてたっけ?」 佐世保「いえ? 何のことですか?」 舞鶴「いや、終戦直前の戦闘で後輩くんに助けられたって聞いたけど それ直前に受けた負傷のことよ」 青葉「何ですかそれ!? 何か衝撃の事実が待っていそうですね!」 舞鶴「記憶ないんでしょ?」 ☆とっておきの秘密☆ 雷「そうなの!?」 舞鶴「佐世保は戦闘中に受けた傷が原因で記憶がないんだよ。 あるのは撤退命令が出て逃げまわってる所をそこの後輩くんに助けられてから」 提督「……そうなの?」 佐世保「そういえば言ってませんでしたね」 雷「だから刃牙みたいな傷が首から下の体中にあるのね!?」 佐世保「それは先輩と出会ってからトレーニング中についたものです」 隼鷹「そんな傷あんの!? うへへ、ちょっと見せてみ見せてみ」 ☆べ、別に後付の設定なんかじゃないんだからねっっ☆ 青葉「そ、そんな事実が完璧な佐世保さんにあったなんて!」 佐世保「でも、記憶がないもんで生存報告が出来ずに 実は本名の方の僕は死んだことになってるんですよ」 青葉「ななな、なんとそんな事実が!? メモメモ……」 佐世保「情けないことに実家の方には 実は気まずくて未だに帰ったことがないんです」 雷「そうだったのね。どうして雷に相談しなかったのよ……もう!」 佐世保「すみません、心配かけてしまって」 加賀「戦時中に死んだ兵……どこかでそんな話聞いたことが……」 ☆うるさいのが☆ 比叡「お姉様ぁぁ~~! 比叡は……比叡は寂しかったですぅぅ!」 金剛「比叡~! よしよし、比叡は頑張り屋さんだから頭撫でてあげるネ」 比叡「ヒェェー!! 嬉しいですぅ!」 青葉「……上層部の比叡はシスコン、と」 比叡「ヒェェー!! 何かメモられてます!?」 比叡「私のことは悪く言っても構いません。 もし姉様のことを少しでも悪く書いたら上層部の権限で解体処分にします」 青葉「職権乱用!?」 ☆お前がナンバーワンだ☆ 青葉「ところで、結局の所、誰が一番強いんですか?」 金剛「それはもちろん呉デス」 隼鷹「いやいやうちの舞鶴だって負けないよ~?」 雷「佐世保が一番に決まってるじゃない!」 加賀「ここは譲れません。何だかんだ言って殺りあえば 最後に立っているのは私の提督です」 呉「……とか言ってるけどどうする? 殺る?」 提督「どうもしねえよ。そのメリケンサックをしまえ」 ☆帰宅の☆ 提督「全く、セレモニー中だってのに何で武装隠し持ってんだよあいつ」 加賀「でも楽しかったですね」 提督「ああ、悪くなかった。佐世保のには驚いたけども」 加賀「そう……ですね(あとであの娘に確認しなくちゃ)」 提督「しかし……」 加賀「ええ」 提督「帰り間際に警備員に荷物が増えてないかって止められた時は焦ったなぁ」 加賀「タッパーに詰め過ぎたんですよ、そんなに持って帰ろうとしたらバレますよ」 ☆お土産☆ 提督「ただいま~」 鈴谷「ん」 提督「なんだその手は」 鈴谷「お土産!」 提督「しょうがねえ奴だなぁ~」 提督「お前にはこのクリームが乾いてパサパサになったであろうケーキをやろう」 ☆みんなでもぐもぐ☆ 愛宕「よくこんな持ってこれたわね」 加賀「ほとんどバレてましたけどね」 天龍「誰も止めないのかよ」 摩耶「まあ持ってきたからには食うけどな」 電「ケーキパサパサだけど美味しいのです」 ☆聞いてみた☆ 加賀「天龍、ちょっといいですか?」 天龍「ん? どうした?」 加賀「……もし、もし仮に、昔話してくれたあなたの亡くなった恋人が 今生きているとしたらどうしますか?」 天龍「……。何を言ってるのかちょっと分かんねえけど、 別に生きててももう”良かった”くらいにしか思わないさ」 加賀「そうなんですか?」 天龍「俺の中であの恋心はとっくに終わってるしな」 加賀(まあ私も確証は無いし、しばらく黙っていようかしら) ☆留守中の出来事☆ 愛宕「そういえば留守の間に出た遠征で電が人命救助をしたのよ」 電「えへへ、電は当然のことをしたまでなのです」 提督「偉いぞ電~~! 全く可愛いやつめ」 鈴谷「鈴谷もカレー作ったよ」 提督「はいはい」 摩耶「アタシも出撃したぞ」 提督「お前は一人だけ大破したから許さん」 摩耶「何でだよ! 扱いおかしいだろうが!」 ☆半分こ☆ 赤城「ただいま~。ふぅー危なかった」 加賀「どこ行ってたんですか?」 赤城「ちょっとね、無理矢理成仏させかけられて……」 加賀「……赤城身体半分消えてますよ?元々薄く透けてたのに」 赤城「やだどうしましょう……」 加賀「っていうか何で縦に半分なんですか」 赤城「さあ?」 ☆左半身の憂鬱☆ 赤城「どこ行ったのかしら私の右半身」 加賀「むしろどこ置いてきたんですか」 赤城「まあ多分時間が経てば元に戻るわ」 加賀「あなたはトケゲの尻尾か何かですか」 ☆トカゲ○トケゲ×☆ 提督「コーラに抜けた歯を入れておくと 溶けるっていうけどさ」 加賀「はい」 提督「抜けた毛とか入れたら溶けるのかな?」 加賀「溶け毛ですか?」 提督「やめてええええ!!」 ☆S・O・S☆ prrrrrr……! prrrrr……! 提督「うるせえな! なんだよこんな時間に」 提督「はい、もしもし?」 『……す……てぇ~~……』 提督「……はい? あのどちら様ですか? 聞こえないんですけど」 大井『た、た、助けてぇぇ~~……』 提督「……はい?」 ☆食い荒らし☆ 大井『な、なんか、み、右半身だけどの女の人がすごい勢いでラーメン食べてるの!!』 提督「……すまん、それうちのゴーストだわ」 大井『でしょうね! 早く迎えに来なさい!』 赤城「なるほど。通りでさっきから得体のしれない満腹感が……!」 提督「いいから早く迎えに行くぞ!」 ☆駆けつけた☆ 提督「いやすまん、迷惑かけたな」 大井「ほ、ほんとよ! 北上さんは平気みたいだけど、私は不気味でしょうがないわ!」 赤城(右)「遅かったですね」 赤城(左)「どうして私の分がないんですか!」 赤城(右)「それは私が代わりに食べてるので大丈夫ですよ」 赤城(左)「うーん……。なら良し!」 提督「良くねえよ。誰が払うと思ってんだボケ」 北上「いやー、もう半分が来るとかすごいねー」 ☆こいつがスーパー赤城☆ 提督「いいから早く元に戻れよ」 赤城(左)「二人で食べた方が二倍食べれそうなので」 提督「ふざけんな!!」 赤城(右)「片耳ずつ丸い綺麗な石がついたピアスを 提督「どう見てもポタラ合体です。いや、お前ら元々一人だし」 ☆夜が怖い☆ 響「……困った。もう一人でトイレに行けないかもしれない」 舞鶴「しょうがないなぁ~もう。ついていってあげるよ」 響「いや昼間は平気だよ」 初雪「でも確かに怖かった」 舞鶴「あの霊体は私が半分にしておいたから大丈夫だよ」 響「……それはそれで怖ろしいけど」
https://w.atwiki.jp/kyoumoheiwada/pages/14.html
1~200/ 201~400 / 401~600 / 601~800/ 801~1000 ☆呉と金剛が出た通販番組☆ 那珂「ん? 何この軍人が通販って動画」 ※前スレ333推奨 那珂「ぶほぉっ!? 何これ!」 龍驤「ぷっ、何やこれ! あははは! これめっちゃうけるわ~」 那珂「……那珂ちゃんよりもテレビデビューが早かったなんて! 悔しい!!」 龍驤「え、お前それほんまに言うてんの?」 ☆先輩からの頼み☆ 呉「ああ、それね。実は舞鶴さんから回ってきた仕事だったから断れなかったのよ」 那珂「呉が断れない……?」 龍驤「どんな怖ろしい人やねん」 那珂「人なの?」 龍驤「呉ですら人の形しとんのに」 呉「おい待て」 ☆人生色々☆ 隼鷹「あたしもよう、昔はいい所のお嬢様だったんだけどねー」 隼鷹「執事なんかいちゃってさ」 初雪「……すごいね」 隼鷹「それから事業失敗で一家離散。あたしの相手してくれるのは一升瓶だけに」 隼鷹「ちょっと前までは泥水すすりながらよく言ったものさ」 隼鷹「こんな格好嫌だぁぁ~~」 初雪「……壮絶だね」 ☆貸し☆ 比叡「困りますよ。無職だった人を急に軍人として雇うだなんて」 舞鶴「まあまあそう言わずに。初雪を引き取った貸しもあったでしょう?」 比叡「むむ、それならば仕方ありませんね。ですが、気をつけてくださいね」 舞鶴「比叡も私のところに来てもいいんだよ?」 比叡「私は行くならば姉様のところが……」 舞鶴「そりゃ残念だなぁ」 ☆学力☆ 提督「えー、ただいまより、学力試験を行います」 天龍「はあ? なんでだよ」 提督「センター試験にちなんだ、君らの脳みその力も見ておくのだよ!」 提督「脳筋ばかりがいても困るからね!」 摩耶「ふざけんな!んなことやってられるか!」 提督「おうおう、見事に脳筋ばかりが噛み付いてきたわ」 天龍・摩耶「ぐぬぬ」 ☆悪あがき☆ 提督「そんじゃあ、そういうわけで今から数時間自習タイムだから」 ……試験開始10分前。 天龍「ぐあッ! 違えって!」 摩耶「チクショー!!分かんねえ……」 愛宕「あら、二人共ちゃんと試験に備えて勉強してたんだ」 天龍「もう一度行くぞ、テレパシーの練習もこれがラストになる!」 摩耶「ああ、こいつをマスターすればカンニングし放題だからな!」 愛宕「真面目に勉強しなさい」 ☆試験終了☆ 提督「終了~」 提督「えー、ちなみにこの試験問題、作ったの俺じゃないし、俺も解いてるから」 提督「よし、じゃあこれからみんなの答え合わせしてくるからなー」 摩耶「……」 天龍「……」 鈴谷「うっわー、見事に爆沈してるし」 加賀「不正がないように提督の分だけは私が丸付けしますので」 提督「……」 ☆ドヤ顔☆ 提督「結果発表~。成績第一位は圧倒的、加賀~」 加賀「そこは譲りません」 提督「第二位~、僅差で俺~」 天龍「あのドヤ顔殴りてぇ」 摩耶「ドヤ顔コンビすっげぇムカつく……!」 電「やっぱり司令官さんすごいのです!」 愛宕(やっぱり腐っても次席ってことかしら?) ☆不正行為☆ 天龍「カンニングしたんだろ! そうなんだろ!」 摩耶「この不正野郎! 正直に言え!」 提督「してねえよ! お前らが馬鹿なのがいけないんだろうが!」 加賀「提督は一応、不正はしていませんよ。今回に限っては」 加賀「確かに普段、不正しかしていないためにそう思うのかもしれませんが」 提督「余計な一言を付け足すんじゃないよ」 ☆早く進行しなさい☆ 加賀「一位ですよ、提督」 提督「そうだね。よしじゃあ3位の発表~」 加賀「褒めが足りないですよ」 提督「何をしろと」 加賀「頭を撫でてください」 提督「よく頑張りました」ナデナデ 加賀「……もう一回お願いします」 ☆3位☆ 提督「3位は愛宕~」 愛宕「まあ年の功というか当然の結果よね~……」 愛宕「誰がおばさんよ!」 提督「何も言ってないんですけど」 愛宕「私も褒めて~」 提督「ほほほ、よく出来ました~」 愛宕「えへへ」 ☆やれば出来る子☆ 提督「はい、次鈴谷~」 鈴谷「いえーい!」 加賀「よく頑張りました」 鈴谷「加賀姉に褒められた!わーい!」 摩耶「電じゃないだと!? 鈴谷はこっち側だろうが!」 鈴谷「いやー、幼馴染がうるさくて勉強だけは一緒にやらされてたんだよねー」 ☆ここまで良成績☆ 電「次は電なのです!」 天龍「ふっ、落ち着け電。まだ発表はされていないぞ」 電「はわっ、そうでした」 提督「ちなみに俺と加賀はぶっちぎってるけど、 愛宕、鈴谷、電も決して悪い点数ではないぞ」 電「電もご褒美にわたパチ欲しいのです」 提督「よしよしあげようあげよう」 ☆痕跡☆ 加賀「提督、所々ですが、電の回答には消しゴムで消した痕跡がありました」 加賀「よく見ると消す以前の回答は正解。消した後は全て間違いになってます」 提督「……わざと間違えていたというのか!?」 加賀「ええ。本来であれば電の順位は提督並に匹敵するものでした」 提督「うそ~ん。何その気づかい」 加賀「我々の顔を立てたのでしょう」 提督「怖ろしい子ッ!」 ☆憐れみの眼差し☆ 提督「残り二人の優劣をつけると可哀想なので発表はしないけど、 ほとんど同じくらいお馬鹿でした」 摩耶「女の子は少しくらい馬鹿な方が可愛いんだぞ」 提督「うん、そうだね」 天龍「力比べに頭脳は必要ない!」 提督「うん、そうだね」 天龍「ムカつくからその反応やめろ」 提督「うん、そうだね」 ☆砲雷撃戦☆ 提督「……こことここを抑えて」 加賀「何してるんですか?」 提督「明日のオンリーで買うものを決めているんだ」 加賀「はぁ……またですか」 提督「うーん、うーん……」 加賀「その苦労を少し他のことに回していただけると助かるのですが」 ☆散歩☆ 愛宕「あら? こんな時間にどこ行くの?」 提督「ん? ああ、愛宕か。なんだか眠れなくってなぁ」 愛宕「ああ、それで加賀さんに寝かせてもらおうと?」 提督「そんなことは言ってない。ちょっとさんぽでもしてこようかと」 愛宕「○んぽ?」 提督「悪意ある伏せ字はやめなさい」 ☆よーい6乙でした☆ 提督「大量ぞ~~! 我、大量ぞ~!」 鈴谷「見せて見せてー! エッロ本エッロ本♪」 提督「こらこら、うら若き女子が見ていいものではないのだぞ」 鈴谷「けちー! 提督の馬鹿ー! あほー!」 提督「ふふん、なんとでも言えよ」 鈴谷「低所得~! 種なし~! 甲斐性なし~!」 提督「そろそろ怒るぞー? 」 ☆金づる☆ 提督「……那珂のコーナーがものすごいことになってた」 加賀「そうなんですか?」 提督「今じわじわ来てるからなぁ」 加賀「少し惜しいのを亡くしたと思ってませんか?」 提督「だってあいついたら死ぬほど働かせて資材とかたくさん手に入れるのにィィ!!」 加賀「どこのブラックですか」 ☆アイスは別腹☆ 電「今日も寒いのです」 摩耶「全くだよ、くっそ~、提督のあほ~」 愛宕「もうすぐ着くから頑張って」 電「ただいまなのです~」 提督「お! おかえり、アイス食べる?」 電・摩耶「「食べる」のです!」 愛宕「二人共寒さとアイスは関係ないみたいね」 ☆たまには一緒に☆ 加賀「今日はもう眠いし明日にしよう」 加賀「電? 私の布団で何を」 電「……すぅ。……すぅ」 加賀「眠らなかったのかしら?」 加賀「まあたまには一緒に寝てもいいわね」 ☆今日も寒いよ☆ 初雪「寒い……。外寒いよ」 舞鶴「あはは、早朝訓練は動くまでが厳しいよねー」 隼鷹「初雪ちゃん。この程度の気温、寒くないよ」 初雪「寒いよ」 隼鷹「だってこんなに立派なおべべが」 初雪「分かったよ。暖かいよ。……ごめん」 ☆整備☆ 那珂「ふぅ~、今日の訓練おしまい~!」 龍驤「さて、整備整備ーっと」 那珂「空母は大変だねー」 龍驤「いや自分も装備の手入れぐらいせなあかんで?」 那珂「アイドルなのに?」 龍驤「アイドルの前に軍人やろ」 ☆子猫☆ 電「そこで拾った子猫飼っちゃだめですか?」 提督「だめったらだめ! 元の所に戻してきなさい!」 提督「とは言ったものの、電はいつも頑張ってるから何かご褒美をあげてもいいんだよなぁ」 加賀「飼ってあげればいいじゃないですか。私、好きですよ」 提督「だめったらだめ!君ら猫に食わせるのに自分たちの ご飯無くなったら猫可愛がれないでしょ?」 加賀「……」 ☆意外とノリノリでやってます☆ 提督「電のために……猫を……うん、用意した」 電「本当なのですか!? えへへ、ありがとうございます司令官さん!」 提督「さあ、入っておいで」 電「入っておいで?」 加賀「……にゃー」←猫耳装備 電「……」 ☆猫派☆ 提督「ほら、可愛いだろー?」 電「司令官さん目を見て言ってください」 加賀「……にゃー」 提督「ほら、電、撫でてごらん?」 電「よしよーし」ナデナデ 加賀「にゃー!」 提督「ハハハ、喜んでるねー」 電「加賀お姉ちゃん可愛いけど……。可愛いけど違うのです」 ☆本日のお前が言うな☆ 愛宕「加賀さん、猫耳に首輪とはまた趣味がいいプレイとは言えないことをしてるのね」 加賀「にゃー」 電「加賀お姉ちゃんは電の猫なのです」 愛宕「あら、電のだったの? へえ、それじゃあ電はタチなのかしら」 加賀「教育上よろしくにゃいのでやめてください」 愛宕「今一番言われたくないわ」 ☆猫耳ブーム☆ 鈴谷「摩耶! 猫耳ブームだよ!猫耳!」 摩耶「はあ?嘘つけよ」 鈴谷「ほら、加賀姉もしてるし、天龍姉も……」 摩耶「いや天龍姉のは違うだろ」 鈴谷「お願いだからつけてよ~! 何でもするからさ~!」 摩耶「じゃあ水銀飲め」 鈴谷「無理」 ☆デュエルの予感☆ 那珂「そういえばさー、金剛のポンコ……比叡さんも改二になれるって聞いたけど」 金剛「比叡はあんまり改二にはなりたがらないネ」 那珂「そうなのー? なんでー?」 金剛「改二になると何故か闇遊戯みたいな嫌にハキハキしたしゃべり方になるからデス」 那珂「何それ……」 龍驤「……」サッ ↑ 咄嗟にデュエルディスク(飛行甲板)を隠す龍驤 ☆餌付け☆ 電「はい、あーん」 加賀「にゃーんむ」 電「わたパチ美味しいですかー?」 加賀「……余分にゃカロリー摂取は控えていきたいのですが」 電「……」 加賀「と、とても美味しいにゃー」 ☆SOS☆ 愛宕「いいの? 加賀さんこっち見てるわよ」 提督「ああ、あの困った顔がたまらんのだよ」 愛宕「あとでどうなっても知らないわよ?」 提督「完全にSOSの時の顔だな」 提督「もう少し猫耳見てたいじゃん?」 愛宕「それもそうね」 ☆律儀に全部装備している☆ 摩耶「はぁ~、いい湯だった~……ん?」 摩耶「猫耳!? メイド服!? アタシの着替えは!?」 ………… …… … 鈴谷「ぎゃあああ! 摩耶可愛いよ摩耶!」 摩耶「待てやコラァァァ! パジャマ返せぇぇぇ!」 提督「コラー!そこの猫耳メイド服! 止まりなさい!廊下を走るんじゃありません!」カシャッ カシャッ 加賀「提督こそ廊下走りながらカメラ構えて何やってるんですか」 ☆明日のZIPで特集☆ 加賀「提督、取材の依頼のお電話が来てますが」 提督「俺に?」 加賀「はい」 提督「なるほど。ついに世間様も俺のことを見過ごせない存在だと分かった訳か」 加賀「くれぐれも粗相のないようにしてくださいね」 提督「おうおう任せろって」 加賀「くれぐれも粗相のないようにしてくださいね」 提督「二回言わなくてもいいって」 ☆粗相☆ 愛宕「それで何て言われたの?」 提督「うん、粗相はするなよって注意されたよ」 愛宕「ああ、つまりラッキースケベはしないようにって?」 提督「その解釈はおかしくないか?」 ☆可動式☆ 金剛「美味しいお茶はいかがデース?」 提督「うおっ!? 新幹線の車内販売みたいに入ってきた!?」 金剛「可動式ティーセット。自作デース」 提督「何それ!?」 金剛「時速60kmぐらいまでなら出せるネ!」 提督「何それすげー!」 ☆爆走艦隊レッツ&ティー☆ 加賀「廊下が騒がしい……」 ゴォォオオ……! 提督「うひょおおおーー!」 金剛「Foooooo!!」 キキィィー…… 提督「お、加賀! 加賀も乗る?」 加賀「何ですかその珍妙な動くティーワゴンは」 ☆走るティーセット☆ ※家具”金剛の紅茶セット”がそのまんま動いてます。 加賀「とにかく、鎮守府内でそのような乗り物を乗り回すのは控えて……っていない」 電「さっき加賀お姉ちゃんの目の前で透明になっていくのを見たのです」 加賀「ステルス機能……? また無駄にハイスペックなのね」 提督「金剛、お茶どこ!?」 金剛「ステルス機能のせいでどこに何が置いてあるのか私も分かんないデス。 しかも、スピード出しすぎでまともにお茶淹れられないデース」 提督「だめじゃん!!」 ☆呼び寄せる☆ 天龍「……あいつら何やってん……ハッッ!」 愛宕「どうしたの? 便秘?」 天龍「ちげえよ! 分かった。ついにわかったぞ!」 天龍「俺が命を狙われない方法がァァ!」 愛宕「殺られる前に殺れってこと?」 天龍「バッ、お前滅多なこと言うもんじゃねえぞ!」 山城「……へぇ~私を殺せば確かに私はあなたのことをもう狙えないものね」 天龍「ほら~来ちゃったじゃ~ん」 ☆気になってしまった☆ 鈴谷「あ、山城さんじゃん。また天龍姉殺しに来たのかな?」 摩耶「ん? ああ、本当だ。もう諦めりゃいいのにな」 鈴谷「山城さんって黙ってれば綺麗なのにね」 摩耶「そうだな」 鈴谷「……何色のパンツ履いてるのかなぁ」 摩耶「お、おい……やめとけよお前」 ☆山城は金剛連れ戻しに来ました☆ 山城「で、何よその案って」 天龍「おほん、実はこの作戦はマジですごいぜ!」 天龍「俺も幸せ、お前も幸せになれる。まさにWin-Winなんだ!」 天龍「リアカーだ!」 山城「は?」 天龍「リアカーに扶桑を乗せてお前が運べばいいんだよ!!」 山城「粗大ゴミ扱いしろって? いい度胸ね」ゴゴゴゴゴゴ 天龍「ひねくれすぎだろお前!!」 ☆ついに決着!☆ 天龍「つまり、体力のない扶桑をお前が手足となることで 扶桑は喜び、そしてそれを運ぶ役目をお前がやることで!」 天龍「扶桑は山城の必要性が分かるってことなのさ!」 愛宕(そう簡単にいくのかしら?) 山城「……なるほど。あなたにしては冴えてるわね」 愛宕(あ、久しぶりに黒い瘴気纏ってない山城見た) 天龍「まさかあの動く紅茶セットの椅子の部分を見て思いつくとはな」 ☆事案☆ 摩耶「おいやめろってまじで」 鈴谷「大丈夫大丈夫~……あれ? 見て摩耶!」 摩耶「ん? スカートが上がっていくぞ? どうなってんだ」 鈴谷「ねえ、あのスカートの近くだけ変に歪んでない?」 金剛「テートクー! ステルス機能使って悪さしちゃだめデース!」 ☆痛快!飲んだくれオヤジ☆ 隼鷹「飲まなきゃやってらんねえってんだよ! そうだろう旦那ァ!」 舞鶴「あんまり飲み過ぎちゃだめだよー?」 隼鷹「だってさー、あたし今、軍人だよ軍人! もうねー」 舞鶴「はいはい。もう寝ましょうねー」 隼鷹「いい酒いっぱいあるんだから飲まなきゃだめだめ!」 舞鶴「別にお酒は逃げて行かないから大丈夫だよー」 ☆尋問☆ 提督「見てません」 加賀「鈴谷の証言だと鈴谷の位置からでも見えたそうですよ」 提督「俺は見てません」 加賀「そう。ところで何色でしたか?」 提督「白、あやべ」 加賀「提督のご両親の住む実家に今まで見つけたいかがわしい本なりを送ることにしました」 提督「何してんの!?やめて!!」 ☆特集が割りとまともなゲーム紹介だった☆ 鈴谷「んな朝早起きしてまでも見ることなの~?」 提督「ば、バッキャロウ! 俺のインタビューシーンは提督命令で全員強制視聴じゃ!」 ………… ……… …… 加賀「非常に無難な受け答えでしたね」 提督「うん、なんかどっちかというと俺の話よりも 綺麗な加賀ばっかり移ってた気がするよ」 鈴谷「関係ない金剛さんが一番うつりこんでた気がするんだけど」 ☆一番映ってた金剛☆ 呉「……あんたねえ」 金剛「えへへ、私が一番映り込んでたネ」 呉「ネ、じゃねえよ、ネじゃ。そんなにあのアホが好きなら もうあいつの艦娘にでもなりなさいよ」 金剛「ジェラシー?」 呉「今ここでバラしてもいいのよ?」 金剛「ヒェェーーー!!」 ☆旗艦の素質☆ 金剛「そんな怒らないで欲しいデス、呉~」 呉「別に!? 全然! 怒ってなんか! ないんですけど!!!!」 金剛「綺麗な顔が台無しデス。私は呉だけの戦艦デス」 呉「……はぁ。そんなことくらい分かってるわよ」 金剛「……というか私以外にこの艦隊で旗が務まるのいるんデス」 呉「ぐぬぅ……」 ☆耳に吐息を☆ 鈴谷「天龍姉のピコピコしてる耳触りたい」 天龍「はあ? やだよ」 鈴谷「えーなんでー」 提督「それは天龍が耳が弱点だからだ。ふぅ~」 天龍「ふゃあっ! な、何すんだてめえ!!」 鈴谷「んふふ、うい奴じゃのう」 提督「そうじゃろうそうじゃろう」 天龍「お前ら……」 ☆0時☆ 加賀「深夜0時……」 提督「うん、そうだね」 加賀「……寝ないんですか?」 提督「先に寝てていいよ?」 加賀「そういう訳にはいきません」 ☆カレーの日☆ 鈴谷「ねえ」 提督「なんだよ」 鈴谷「ねえ!!」 提督「あ?」 鈴谷「カレーの日!!!」 提督「あ」 鈴谷「あ、じゃないよ!! 過ぎちゃったじゃん!!」 ☆お怒り☆ 鈴谷「あーあー、鈴谷さんはお怒りですよー?」 提督「まあ毎週金曜カレーだしいいじゃん」 鈴谷「よくないよ! これはもう明日から一週間カレー食べ続けないと許せないね!」 提督「そりゃ無理だろ」 鈴谷「無理じゃない!インドの人だって毎日カレーなんだよ!?」 提督「インド人じゃないし」 ☆至福の時間☆ 天龍「夜間哨戒ってのも段々飽きが来たっていうかなんつーか」 天龍「まあ同じようなところぐるぐる回るだけだしなー」 天龍「っていうかぶっちゃけただの深夜徘徊に近い横須賀のパトロールだしな」 天龍「しかし、深夜徘徊の時の寒い中、熱々の肉まん食いながらぶらぶらしてる感じ……」 天龍「うーん、たまらん」 ☆小説☆ 電「何を読んでるのですか?」 愛宕「あら電。これ? ふふ、じゃあちょっと読んであげるわね」 愛宕「『あなたのこと好きだったけど、こんな風に愛されるだなんて。 そう思いながらもA子は自らを陵辱する触手には逆らえずに』……」 提督「嘘つけ。それ普通の恋愛小説だろ」 電「電も読みたいのです!」 ☆もらった装備☆ 隼鷹「舞鶴にもらった艦載機……」 隼鷹「……」 舞鶴「売っちゃだめだからね?」 隼鷹「えっ!? や、やだなー! そんなことしないよ!」 隼鷹「大切にするよ!ありがとうね!」 ☆チェリー☆ 提督「あっ、チェリーコークじゃん」 愛宕「ああ、提督専用の」 提督「童貞専用って訳じゃねえからな」 愛宕「なーんだ。美味しいの?」 提督「ドクペみたいな味」 愛宕「人に寄るかもしれないわね」 ☆勅令☆ 加賀「あなたが舞鶴さんのところの空母」 隼鷹「おお~、一航戦ってのは君!?」 加賀「はい」 隼鷹「いやー、光栄だねえ」 加賀「私もあなたのようなタイプの空母に会うのは初めてですので光栄です」 天龍「持ってない技術はいくつあってもいいとかって二人で意気投合したらしいんだ」 提督「加賀が? 珍しいね。あ。でもそういえば龍驤のことも割りと好きではいたな」 ☆風呂場に乱入☆ 龍驤「はぁー気持ちええわ~」 ガラララッ 那珂「那珂ちゃんが~お背中を~流しに~きた~」 龍驤「なんでウルルン滞在記風やねん」 那珂「一緒にお風呂入ろうよー」 龍驤「もう入ってきてるし……」 ☆のけぞってるのか剃ってるのかあなた次第☆ 龍驤「……さすがに肌すべすべやな」 那珂「でしょ!?那珂ちゃんアイドルだからね! 舐めてもいいんだよ?」 龍驤「誰が舐めるか!」 那珂「……ねえ」 龍驤「な、なんや」 那珂「そってるの?」 龍驤「言うなや!!!うちかて気にしてんねん!!」 ☆サドル☆ 提督「生まれ変わったら女子高生の乗る自転車のサドルになりたい」 摩耶「何言ってんだお前」 提督「俺の顔をサドルだと思って! さあ乗れ!」 加賀「そんなことばかり考えてる暇があるなら 少しは本でも読んだらどうですか」 提督「仕方ねえなぁ」 加賀「エロ本というのは無しですよ」 提督「……」 ☆改二になれない☆ 那珂「ふぅぅ~~ん! ふぬぅぅん!!」 龍驤「とてもアイドルとは思えない顔しとるな」 金剛「違うネ! もっとこう爆発的な感じデース! ハァアッッ!」 カッ 金剛改二「こうデース」 那珂「ぬぅぅ~~ん! ひぃぃん! はふぅぅん!」 龍驤「もう顔芸して遊んどるやろ」 ☆駆逐艦’s☆ 初雪「……遊びにきたよ」 電「わーい! 一緒にルンバ探すのです!」 初雪「……それ楽しいの?」 電「楽しいですよ?」 初雪「……分かった。じゃあそれで」 ☆お昼に☆ 提督「おーい、電ーお昼ご飯だよー。初雪も食ってけよ」 初雪「ん、ありがと」 電「ふぅー、見つからなかったのです」 提督「すげえいい笑顔してほくほくしてる所悪いんだけど、もしかしてルンバ?」 初雪「……ずっと二人で探してた。でも楽しかった」 提督「そっか、それなら良かった」 ☆一大決心☆ 扶桑「……結婚したい」 扶桑「ハッ、だめよ私。そう、今日から頑張るって決めたの」 扶桑「私、頑張れ。頑張れ私」 扶桑「まずはみんなと一緒に訓練に参加して身体鍛えなくちゃ」 ガッ! (タンスの角に足の小指強打) 扶桑「~~~~っっ!」←大破 扶桑「……ぐすん。またドック行かなきゃ」 ☆何故それでイケると思ったのだ☆ 山城「天龍にリアカーを使い姉様を運べと言われたけど、 そんなもの倉庫にもなかったじゃないの!」 山城「ん? ああ、これなら!」 ………… …… … 扶桑「……ドックに辿りつけない。どうしよう」 山城「姉様~! これに乗ってください!私が連れて行ってあげます!」ドドドドドドドド 扶桑「……ベビーカー? 私にこれに乗れと?」 ☆リアカーなら売ってるアマゾン☆ 龍驤「ちょっ、何してん!?」 扶桑「山城が運んでくれるって言うから」 龍驤「いやそれで甘んじてベビーカー乗るなや!」 山城「しょうがないじゃないの! アマゾンで人力車買おうと思ったら売ってなくって」 龍驤「そらそやろ」 山城「1円で売ってる人力車見つけて安っ! って思って買ったら ミニチュアのジオラマキットだったんだもん」 龍驤「何してんホンマに」 ☆全力で煽っていくスタイル☆ 那珂「きゃー! 扶桑さんかーわーうぃーうぃー!」 那珂「ねえねえ、おしゃぶりしてよ! おしゃぶり!」 那珂「よだれかけもしてみようよ! ほらほら!」 那珂「あはははは! 本当に赤ちゃんみたい! 超かわうぃ~!」 那珂「こにゃにゃちわ~扶桑ちゃん~~!」 那珂「艦隊のアイドルの~~♪ 那珂ちゃんだにょ~ん♪」 那珂「分かるかな~? 那珂ちゃんだ……にょ~ん♪」
https://w.atwiki.jp/kyoumoheiwada/pages/10.html
1~200 / 201~400 / 401~600 / 601~800 / 801~1000 ☆コタツみかん☆ 提督「……寒いねー」 加賀「少し運動すれば暖かくなるのでは? はい、みかん剥けましたよ」 提督「まじかー。でも外は寒いしなー。あー」 加賀「はい」 提督「ん。コーヒー入れる?」 加賀「お願いします」 ☆訓練後☆ 天龍「ふぅー、さて、訓練のあとはひとっ風呂浴びるか」 鈴谷「対象が風呂場に侵入。ここまでは順調です」 摩耶「なんでそんな密偵っぽいんだよ」 鈴谷「だって眼帯気になるじゃん」 摩耶「普通に聞けばいいだろ」 鈴谷「果たして眼帯は脱ぐのか脱がないのか!」 ☆立入禁止☆ 提督「俺もあの眼帯の下がどうなってるのか気になっていたんだ」 鈴谷「ここから先には男性は立入禁止なんだけど」 提督「俺は男や女とかいう概念を超越した存在。 ニュータイプだから大丈夫だ」 摩耶「いや意味分かんねえし」 鈴谷「キモイから早く出てってよ」 提督「バッキャロウ! お前ら部下のことを知っておくことも上司の役目じゃい!」 加賀「では上司を止めるのも部下の役目ですよね。 さ、こんな所で遊んでないで仕事しますよ」 ☆漫画貸し借り☆ 龍驤「ういーっす。遊びにきたでー」 鈴谷「あ! ピザ屋だ!」 提督「なんだとぉ!?このピザ屋が!いつまでもクリスマス気分でいるんじゃあねえぜ!」 提督「なんの用だピザ屋コラァ!」 龍驤「ほれ、鈴谷にミナミの帝王貸しにきたんや」 鈴谷「イヤッホウ!」 提督「なんでそんな持ってる漫画渋いんだよ」 ☆拗ねた姉様☆ 那珂「ね、ねえ、なんで扶桑さん、まだサンタの格好してるの?」ヒソヒソ 金剛「パーティ参加出来なかったことで拗ねてるみたいデス」ヒソヒソ 那珂「あの……もうクリスマスは」 扶桑「何言ってるの?」 扶桑「もうすぐクリスマスよ。365日経てば、ほら、もうすぐ」 金剛・那珂「ヒエー!」 ☆お正月ムード☆ 提督「昨日まで散々クリスマスムードだったのにもうお正月だな」 愛宕「こういう忙しい所って嫌いじゃないわ」 提督「餅食って寝るだけだもんなー」 愛宕「でもそうやってるうちに太っちゃうのよねー」 加賀「正月を何か勘違いしてませんか?」 ☆炭酸飲料☆ 提督「ぐおおお……」 加賀「提督? どうしたんですか?人工呼吸ですか?」 提督「いや、ち、違う。……ただ炭酸飲んだあとに急に寝っ転がったから お腹の中でシェイクされて苦しい」 加賀「そうですか。人工呼吸は必要ですか」 提督「必要ないです!」 ☆甘い香り☆ 摩耶「~~♪」 鈴谷「何かごきげんだね摩耶……って何この甘い匂い」 摩耶「いいだろう? いい匂いのするハンドクリーム買ったんだよ」 天龍「この匂い摩耶か……」 摩耶「どう? いいだろう!」 天龍「甘い……やっぱり鉄と油と火薬の匂いこそだろ! おい待てなんだその冷ややかな目は」 ☆夜はウキウキ☆ 子供1「極道助けてくれー!」 天龍「誰が極道だコラ。なんだよ急に」 子供2「最近夜になるとこの辺をウサギ型ロボのニヤニヤした変態が出るんだって!」 子供1「耳がピコピコして片目なんだよ!!やっつけてくれよ極道!」 天龍「……お、おう、ま、任せとけ」 それは夜間哨戒の時の自分だ、と言い出せなかった天龍だった。 ☆アイドルの髪型☆ 那珂「じゃーん!出来た!どう!? 那珂ちゃんと同じ髪型で可愛いでしょ!」 扶桑「そ、そうかしら?」 那珂「ほらほら、那珂ちゃんみたいに扶桑ちゃんだよーっ☆ってやってよ!」 扶桑「ふ、扶桑ちゃんだよぉー……。うぅ、恥ずかしいわ」 山城「ね、姉様ァ可愛すぎますぅぅうう!!」 龍驤「鼻血!!鼻血めっちゃ出てるで!?」 ☆抱擁☆ 電「あ、あのぉ……そろそろルンバを探しに行きたいのですけど……」 愛宕「もうちょっとだけ抱きしめさせて」 電「はわわっ」 提督「何してんだよ。俺にも抱かせろよ」 愛宕「何言ってるのよ。ダメに決まってるじゃない」 愛宕「なんか電抱いてるとお肌の若さとか移ってきそうで」 提督「……そんなこと気にする年齢でもないじゃん」 ☆売れない子☆ 提督「暇だなぁ~……ニコ生過疎ってる糞ブスメンヘラ女煽りに行くか」 天龍「お前いくら暇だからってひっでえ趣味だなぁ」 提督「いやこれが面白いのなんのって……ん?」 天龍「どうした?」 提督「……現役軍人アイドル……? なんだこの馬鹿は。退役に追い込んでやるか」 <那珂ちゃんだよー☆ 提督・天龍「ぶほぉッ!?」 ☆それが分からないからお前は☆ 天龍「どうすんだよ。退役に追い込むんじゃなかったのか?」 提督「馬鹿お前、こいつの問題が取り上げられて、 どこで建造されたのか調べられたら今度危なくなるのは俺たちだ」 天龍「確かにそうだな……。姉呉も確実にこっちの責任に押し付けるだろうしな」 提督「とりあえず呉に連絡するか。あー、もしもs……着拒だと!?」 天龍「やっと今までの姉呉にしてきた悪行を悔いる時が来たんだな」 提督「俺が何したって言うんだよぉぉ」 ☆もしかしたらあなたの家の床下にも☆ 提督「そうだ!金剛を呼ぼう! 金剛ーーー!」 天龍「そんな窓から叫んでも来ないだろ」 金剛「呼ばれて飛び出て金剛デース!」バキィッ 天龍「なんで床下から出てきたんだよ。その穴どうすんだよ」 ☆突撃☆ 提督「とりあえず金剛から連絡入れてもらったな」 天龍「お、呉が突撃してきた」 <那珂!! <げっ!? ちょ、ちょっと待って 提督「カメラを掴んでー……握りつぶしたぞ!?」 天龍「コメントすごいことになってるぞ。 いきなり中断とかファン辞めます、コミュニティ辞めます、etc」 提督「俺もコメント打っとくか。やーいゴリラ女~」 ☆アブノーマル☆ 提督「助けて加賀えも~ん」 加賀「何かしら」 提督「摩耶が釘バット持って追っかけてくるよ~!」 摩耶「見つけたぞ糞野郎!加賀姉、さっさとそいつを引き渡してくれ!」 加賀「提督は何したんですか?」 提督「摩耶がぐーっと伸びてる時に隙だらけだった腋を サッと指で拭きとって匂いを嗅ぎ『デュフフ』って笑っただけ痛い痛い痛い痛い!! 加賀さんその方向には腕は曲がらないんだよ!?」 ☆お姫様抱っこ☆ 提督「うい~。帰ったじゃーん?」 加賀「ただいま、でしょう。おかえりなさい提督。こんな遅くまで飲み歩いて……」 提督「仕方ねえんじゃん? ……上の連中が飲ませてくるんらからじゃん?」 加賀「大丈夫ですか?取ってつけたような語尾は何なんですか」 提督「抱っこして欲しいじゃん?」 加賀「はい」ヒョイ 提督「うわあ、酔う。酔うから降ろして」 ☆大掃除☆ 提督「お前らーーーッ! 大掃除するぞーー!」 電「なのです!」 提督「摩耶、諦めろ。10体は必ず捨てろ」 摩耶「嫌だ!あいつらを捨てるなら一緒に私も切り捨てろ!」 鈴谷「摩耶~、ぬいぐるみはもう卒業したら?」 摩耶「一人でも減ったら眠れなくなるだろうが!」 ☆残ったのは金髪巨乳物ばっかり☆ 愛宕「……『満瑚諸島沖海戦~ぶっとびパイパンフラッシュ~』これもいらない」 提督「あぁ! そ、それは限定版なのに!……超泣けるのに」 愛宕「知らないわよ。えっと……これもだめ。いらない」 提督「あぁ! それは完全受注生産の初回特典付きなのにィィ!」 愛宕「何ようるさいわねえ。自分じゃ捨てられないからって私に選ばせてるのは誰よ」 提督「……手伝ってくれてありがとうございます……」 ☆自室から☆ 天龍「だいたい大掃除なんてする必要あんのかよ」 鈴谷「あるよ! ルンバは所詮床しか掃除してくれないんだよ!?」 天龍「そりゃそうだけど、普段から綺麗にしてるから別に」 鈴谷「天龍姉の部屋は綺麗だけども!パンツもしっかり並んで入れてあるけども!」 天龍「余計な情報を入れるんじゃねえよ」 電「共同で使うスペースのお掃除なんか大変なのです」 天龍「とは言うが、結局みんなまず自室の掃除から 始めてそれだけで一日終わってるじゃねえか」 ☆さらば友よ☆ 摩耶「暗くて寂しいかもしれない。でもアタシは忘れたりしないからな……」 提督「はい、フジヤマさんとの面会時間終了でーす」 摩耶「フジヤマぁぁ~~! アタシのフジヤマ……」 提督「次の面会の方は幼稚園入学して三ヶ月後、おねだりして買った シマリスのゴールドオシャンティーさんです」 愛宕「ねえあれ何やってるの?」 加賀「捨てるぬいぐるみ達と一体あたり10分の最後の対話を済ませているそうです」 ☆使い古して伸びきった奴☆ 加賀「あとは照明、窓、浴室、台所、トイレ……」 提督「結局全然終わってねえじゃねえか」 鈴谷「提督ー! へい、パス!」 提督「ん? なんだこれ……パンツ?」 鈴谷「きゃー!提督がよれよれになって捨てることになったパンツ拾ってるー!」 提督「馬鹿かお前は」 加賀「馬鹿は提督です。何流れるような滑らかな動きで頭に被ってるんですか」 ☆てめーは愛宕を怒らせた☆ 鈴谷「今廊下にゴミ袋まとめて置いてあるじゃん? みんな何捨ててるのか気になって袋開けたらあったから拾ってきたの」 提督「お前のじゃねえのかよ!!……ん?」 愛宕「……ッ!」バッ 提督「な、なんだよ。おいそのパンツ……まさか」 鈴谷「げっ、愛宕姉のだったの!?」 愛宕「……ちょっとこっち来て」 提督「何も見なかったことにしよう」 目元を真っ赤に腫らした鈴谷は すっかり大人しくなり部屋の掃除をしていた。 ☆ついに決定☆ 呉「では失礼します」ガチャンッッ 呉「ばーか!ばーか!! 死ね!!ハゲジジイども!」 金剛「どうしたデース?そんな乱暴するとまた電話壊すネ」 呉「……上の連中が那珂の歌ってみた動画に目をつけてね」 金剛「はあ、ついに那珂も解体処分に……」 呉「それのほうがまだいいわよ。軍の宣伝も兼ねてCDデビューするって」 ☆売れなかったあれが☆ 加賀「提督!」 提督「なんだよ、今俺は”ジェダイの騎士だった時のフォースの無駄遣いトップ10” を考えてて7位が手が届かない溝に落ちた小銭を拾う、に決まったところなんだよ」 加賀「全く意味が分かりません。那珂がCDデビュー決定しました」 提督「やっぱ6位は風を起こしてパンチラ、かなぁ…… って、ええぇぇぇえええ!? CD!?」 加賀「はい」 提督「あれ、俺前にもらったサインどこやったっけ!? さっそく売り飛ばそう!!」 ☆亡くした☆ 提督「なーーい! まさか……今日の大掃除で捨てた……嘘だろ」 愛宕「どうしたの?」 提督「那珂がCDデビューしてさ、そのサインが」 愛宕「エシディシデビュー? ごめんなさいもう一回言って」 提督「そんな那珂ちゃんあァァァんまりだァァアァ」 加賀「ふざけてないで真面目に探してください」 ☆頼んでみた☆ 提督「あ、もしもし?那珂ちゃん? サイン送ってくれない?」 那珂『えー? 那珂ちゃんトップアイドルまっしぐらなのにぃ? うーん、どうしようっかなぁー? どうしてほしい?』 提督「……。えっと、サイン書いて送って欲しいんですけど」イラッ 那珂『あっ、ごっめぇーん♪ そーゆーのは事務所通してもらわないと~』 提督「ははは、そうだね」ガチャンッッ 提督「ばーか!ばーか!恩知らずー!!もうファンやめるわ!」 加賀「なってもないじゃないですか」 ☆美人の悩み☆ 提督「頼むよ、手伝ってくれよ」 愛宕「いやよ、どうしてエロ本買いに行くのを手伝わなくちゃいけないのよ」 提督「頼めるのが愛宕しかいないんだよ」 愛宕「ああいう所行くとジロジロ見られるから嫌なのよ」 提督(……そりゃ金髪でおっぱいでかけりゃみんな見るよなぁ) ☆今日も明日も☆ 提督「明日も早い。寝る」 加賀「……もうおやすみになるんですか?」 提督「まあちょっと明日も出かけるし?」 加賀「今日もそうですけど、何してるんですか?」 提督「それは言えない。心配しなくてもいい。別に危険な所にいくわけじゃないし」 加賀「そう……ならいいけど」 ☆行き先☆ 加賀「……提督はどこに行ってるのか知ってる?」 天龍「うーん、どうだろうなぁ。わかんねえや」 加賀「……そう。愛宕は?」 愛宕「えっ!? 私? えーっと、さあ?」 加賀「そう……」 愛宕(どうする? 教えてあげるべき?) 天龍(うーん、上官命令を取るならば黙っとかないとなんだけどなぁ……) 愛宕(さすがにちょっと可哀想になってきちゃった)
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/616.html
小耳に挟んだ話では、海上自衛隊から返り咲いた海軍は現在人手が不足していると言う。 少子化と言う名の底なし沼への片道切符に鋏を入れられてしまったこの国がもう一度戦争に立ち向かう事は、 決して口には出さないが心情を独白させて貰うと、先の戦争より無謀ではないか、とこう思うのだがな。 然しそうも言っていられない。 どういう訳か新たな敵はこの日本近海でハエトリグモのように徘徊しているのだから、腹を括るしかないのだ。 平穏に宜しくないその根幹の話について、小耳に挟んだ程度の知識しか持ち合わせていないのは当然だろう。 自分はその程度の人間でしかないからだ。 それでも先に述べた人手不足が理由で、士官学校を出たばかりの自分でさえ新設された鎮守府に磔にされたのだ。 学校に入ったばかりはそこまで状況を深刻に捉えていなかったのだが、 海軍の現状を知ってしまい、違和感を覚える程の対応の早さを受けた自分が戦々恐々とさせられるのも無理はない筈。 先行きが不安で早くも胃薬と精神安定剤が必要になりそうだ。 「……提督は、もう少し力を抜いてもいいと思いますよ。特に顔とか」 「む……」 自分の目の前で佇む眼鏡をかけた女は、確か自己紹介で軽巡大淀と言ったか。 本日付で鎮守府の提督として着任し、 敷地内の設備やそれぞれの艦の事その他の説明を矢継ぎ早に受けた記憶を回顧する。 この大淀は、鎮守府と大本営とのパイプの任務を担っているらしい。 編成を始めとする鎮守府運営のイロハを改めて復習する為の簡単な任務を寄越して来た。 任務通達はこの大淀一隻だけが担当しているらしい。 人だけでなく艦も不足しているようだ。 「任務であれば従おう」 確かに、自然と身が強張っていたのは事実だ。 これから戦争へ向かう片道切符に自分も鋏を入れてしまった事を改めて実感したからだろう。 自分は別に死にたがりではないが、将校でもない自分がいきなり一鎮守府の頂点等 荷が重過ぎて沈みそうなのだ。 大淀が不安気な顔でこのような忠告をするのも無理はないが、仕方が無いものだと割り切って貰いたい。 「いえ、これは私の個人的な意見です」 「……気が向いたら従おう」 意訳すると"指揮をする前から動揺されては困るから改善しろ"と言う大本営が用意した横槍文句かと思ったが、 どうやらそうではないらしい。 此奴は自己紹介してからと言うもの終始任務の話だけをしていたが、 如何せん第一印象ばかりに信用するのも余り宜しく無さそうだ。 「更に力が入ってしまっていますよ。こことか……」 ふっ、と大淀は自然な手付きでそれを私の頬へ持って行った。 ぺたぺた、すべすべと見た目相応の手の感触が頬を撫ぜた。 自分は不意を突かれて更に顔を強張らせてしまう。 「っ、分かった分かった。善処はしてみる」 後方に下がって大淀の手から逃れた。 初対面で肌を無抵抗で接触させる事ができるのだろうか。艦娘とは皆こうなのだろうか。 人間の女でもパーソナルスペースは男より狭いと言うが、それでもこうまでは行かないだろう。 鎮守府に慣れる前にまずは艦娘に慣れる事から始めた方が良さそうだが、中々ハードルが高そうである。 自分だけが変に緊張している事は今ので充分自覚したが、 大淀がそれを特に不快には思っていなさそうなのが救いだ。 何故そんな事が分かる、と? 寧ろ面白そうにくすりと小さく笑ったところを見て自分と同じ感想を抱かない者がいたら、 それは相手の心中を察する能力が欠けた人格障害者で、軍を含めた何処の職場にも入れないと思うね。 「これから、どうぞ宜しくお願い致します」 自分と大淀の馴れ初めはこのようなものだった。 …………………… ………… …… 「遂に進水か」 大きな擬装を背負って任務通達に現れた今の大淀は、私が初めて昇進した時よりも嬉しそうに見える。 最初から鎮守府に配属された軍艦なのに他の艦を見送るしかできない大淀の心中は、どのようなものだっただろうな。 その反動から考えれば大淀は狂喜乱舞しても罰は当たらないと思うのだが、大淀はそんな事はしなかった。 慣れた今ではそんな大淀の姿を想像するのは不可能だし、大淀らしい。 「はい。やっと艤装が出来上がったんです」 それにしても他の軽巡とは一線を画する艤装をしている。 大きさは他よりも大柄なものだし、構造も直線基調なのが目立つ。 然し、大淀の艦体は極めて小柄なものではない。 半ば無理に搭載している――貶している訳ではない――軽巡夕張と違って、上手く馴染んでいるように見える。 自分は頬を幾分か緩め、大淀を祝福した。 おめでとう。私も嬉しく思うよ。 「あ……ありがとうございます」 大淀は困ったように、照れ臭いように眉尻を下げて謝辞を述べた。 大淀も待ち遠しかったものだろう。おかげで他の艦よりも練度向上が遅れてしまっている。 早速だが、大淀を秘書に任命したい。 「え、確かにAL作戦決行は近づいていますが、そのような任務は」 「だからこそだ。大淀には早急に練度を上げて貰いたい。任務等ではなく、また艦隊旗艦として返り咲かせたい」 そう言ってやると、大淀は着任初日に見せたあの笑顔で、任務通達文書群を私に差し出して来た。 これから、大淀の運用データを記す執務が増える事だろう。 その為の白紙が今から何枚も文字と簡略図で埋め尽くされて行く事を私は今から楽しみでならなかった。 「……はい、お任せください」 この進水日までには、大淀とは任務通達ついでで世間話をする位の仲になっていた。 初日の気苦労は自分の考えすぎだったのか、初期秘書艦か大淀が揉み解してくれたのかは分からないが、 慣れとは恐ろしいものだ。 士官学校時代のお気楽な自分を短期間で取り戻せたのだから。 …………………… ………… …… 「……大淀。少し力が入ってるんじゃないか」 「え? そのようなつもりはありませんが」 大淀の練度を優先して向上させるべく出撃を繰り返すうち、大淀を改装する設計図が大本営から送られた。 そして改装は何事もなく終わったのだが、艤装は特に何か変わったところは見受けられなかった。 寧ろ大淀の艦体の方に見受けられる。 「握り拳なんか作って言う事じゃないぞ。ほうら」 席から立ち上がり、大淀へ歩み寄る。 何故か握り締めている右手を己の手でやんわりと開かせたが、何か隠している訳でもなさそうであった。 やはり単に力が入っているだけのようだ。 肩やら腕やらへ力が抜けるような念仏を送る……、つもりでそれらを撫ぜる。 「あっ……? え、あ、あ……」 「……更に力が入っているようだが」 おかしいな。悪化している。 身を縮こめ、腕をぴったりと上体に沿わせるようにくっつけてしまった。 明らかに身が強張っているのが見て取れる。 緊張しているのか? 初日で私の頬を撫ぜ、それから世間話を交わし、秘書の任命をした程の仲である私に対して? 何故。 「あ……、だ、大丈夫です! お任せくださいっ」 大丈夫だろうか。この大淀は。 それならば今度は自分が。 「まだ鍛錬が足らんようだな。しいては一つここは私が大淀の整備に協力を……」 そういった名目を放ち、繊細な手付きを努めて大淀に触れる。 艦体と艤装の隙間に右手を差し入れ、背中を撫ぜる。 上部装甲と下部装甲の間で露出している、腰の横の部分を左手で撫ぜる。 自然と自分は大淀を抱き締める体勢になってしまうが、艦娘ならば抵抗は感じないのだろう? 「てっ、提督! そこは司令部施設とは無関係です。お願い! 艦隊指揮の邪魔、しないで!」 「じゃ、邪魔……」 大淀は磁石で弾かれたように私から艦体を引き剥がした。 驚いた。 あの大淀が、声を張り上げて、しかもタメ口で。 艤装に変化は見られないがやはり艦体のほうは大きく改装されたらしい。 実感を得たがそれはあまりに衝撃的で、思わず呆然とする。 口をぽっかりと開けている自分の顔は大淀には間抜けで新鮮に見えるだろう。 今までそんな醜態を晒さぬよう努めて来たのだから。 「あ……。申し訳ありません、強く言い過ぎました。……あの、司令部施設であれば、その」 「力、抜けたようだな」 然し大淀は面白そうな顔をしなかった。 呆れるだろうと思っていた自分の予想に反して謝辞を告げる大淀は少し不可解だが、任務は達成できたようだ。 それに満足して、思わず大淀の言葉を遮ってしまった。何を告げようとしていたのか分からない。 肩が落ちた大淀は、私の言葉で私と同じようにぽっかり口を開けた。 「……わざとだったのですか?」 「大淀に言われてから、私も肩の力が抜けて来たということだよ。この提督なら安心出来るだろう?」 うんうんと自分は大袈裟に頷いたのだが、 大淀はうんともすんとも言わず無言で物思いに耽ってからぷいと顔を逸らした。 「……っ、私、艤装の整備をしてきますっ!」 「え、おいこら。まだ話は」 終わっていないのだが。 と言う静止の言葉は、走り去る大淀の足音と扉を閉める音で終始掻き消されてしまった。 貰い損ねた任務通達の文書を手に入れるべくその後大淀を探しに出かけたのだが、 誰か言い出したか鬼ごっこが始まってしまったのだ。 整備と言いながら自室でも工廠でもない何処かへ身を潜めていて、私が声をかけると大淀はまた逃げ出す。 高速艦で更に改装したての大淀は能力を遺憾無く発揮し秘書の仕事をサボタージュしてくれたので、 その日、大淀の運用報告書の隅に"速い"とだけ記して一人寂しく頭を悩ませる事となった。 この辺りから、自分は大淀を面白い奴だとも可愛い奴だとも思うようになり、大淀を目で追うようになった筈だ。 …………………… ………… …… AL、MI、鎮守府防衛作戦は無事終結し、それから月日は流れた。 自分もこの頃には既に"将校"の仲間入りを果たしていた。 ようやく提督という肩書きが自分に馴染んできたとしみじみつらつら思っていただろう。 数多の作戦に耐えてみせ、数多の執務補佐に耐えてみせ、大淀は軍艦の貫禄を持って佇む。 自分は一つ小さな箱を取り出し、中身を大淀だけに初めて見せた。 すると貫禄がなかったかのように大淀はうろたえる。 「えっ? ……あ、あの、この任務は私に対して行わなくても達成できますよ」 まーだ何かにつけて任務だのなんだの言うのか。大淀らしい。 だが今はくすりとも笑っている場合ではない。 私はこれまでにない程真剣な気持ちで大淀の目を見詰める。 任務遂行のつもりではない。これは私の個人的な意思だ。 「……分かりました。従いましょう」 大淀は一応は理解したという神妙な面持ちだ。 従う、という言い方は気に食わんのだがな。拒む権利はある。 そう反論すると、大淀は司令部の回転の速さを生かし、ほんの少しの沈黙だけを挟んで口を開いた。 私に期待を向けるような面持ちで。 「……では、少し変えましょう。このような暗号ではなく、平文で通信を下さい。私が理解できるように」 「……大淀。私はお前を……」 …………………… ………… …… 懐かしいな。 と言っても、着任したあの日あの馴れ初めから老いぼれる程年月が経った訳でもないのだが。 まだまだこれからさ。 自分は回顧と筆を止め、 最後の大淀運用報告書を書き記す途中で顔を上げ先ほどから感じていた視線を受け止める。 艦隊の休息の為に艤装を下ろして用意した秘書艦の椅子に腰掛ける大淀は、 落ち着き無くちらちらと此方の様子を伺って来るのだ。 「大淀。すまんが通信方法は口で頼む」 「そ、そうですか? では失礼、します……」 すると何を思ったか、必要ないのに椅子から立ち上がり私の元へ歩み寄る。 あの時と変わらぬ感触の手だが、今度は両手を使って私の頬をついと撫ぜた。 「……っ」 次に感じた感触は、柔らかい唇の感触だった。 どこに感じたか、と? 自分の同じ物にだ。 大淀は目を瞑っている。 何故分かるか、と? 不意を突かれて自分は瞑る事もできなかったからだ。 将校の仲間入りを果たそうともこれに関してはからっきしだ。 こんな事をされてはもう執務どころではなく、自分は筆を置く。 今までが分かりにくかった訳ではないが、これまでにない程分かりやすく伝わった。 自分の心臓が急速に回転数を上げている事を大淀に隠し、ほんの数瞬で離れた大淀へ努めて冷静に諭す。 「……口頭で、と言う意味だったのだがね」 「あ、あら、申し訳ありません! 私てっきり……」 はっと今更察した大淀はわたわたと慌て、 行方の定まらなかった両手はやがて熱の篭った顔を隠すように自身の頬へ当てた。 全く、第一印象では大淀は "真面目" "品行方正" "頭脳明晰" と言った具合だったのだが。 「大淀にしては直接的な通信だが、その、私は好きだぞ」 「そう、ですか……っ」 触れてくる大淀に歩み寄りたくて、自分は照れ臭いのを抑えて素直に気持ちを伝える。 すると大淀は更に赤くなったようだが、息を呑んで顔を覆う手を下ろし、私の手を捕まえる。 大淀の眼鏡の奥にある瞳をよく見ると、潤んでいるようだった。 「……なら、もっと沢山しましょう? 私と提督だけの、通信を……」 運用報告書に"可愛い"と書こうかと考えて、やめた。大淀のこんな面を知るのは自分だけでいい。 大淀は執務室の隅に置いた艤装の司令部施設や水上観測機を整備する妖精に拾われないような とても小さな声で私に囁きかけ、私を奥の寝室へ牽引して行った。 【以下は提督により検閲】 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kyoumoheiwada/pages/19.html
1~200 / 201~400 / 401~600 / 601~800 / 801~1000 ☆作戦完了☆ 提督「提督が鎮守府に着任しました。これより艦隊の指揮を取ります」 天龍「あれお前が言ってたのかよ」 提督「んじゃこの荷物運んどいて」 電「久しぶりのお家なのです~」 鈴谷「疲れたーーー!」 摩耶「時差ボケしてるなぁ……眠い」 愛宕「日本は寒いわね~」 提督「おーい。ちょっとー」 加賀「全然指揮できてないですね」 ☆お土産☆ 赤城「あーん! 寂しかったーー!」 提督「よお、まだ成仏してなかったのか」 赤城「当たり前です! お土産食べないと成仏できません!」 加賀「それは良いことを聞きました。はい、お土産です」 赤城「ごちそうさまでした」 提督「早ッッ」 ☆早く成仏しろ☆ 加賀「成仏はどうしたんですか」 赤城「えへへ、食べ足りないから成仏しません」 提督・加賀「「おい」」 赤城「それよりお土産の食べ物もいいですけど、 お土産話を聞かせて下さいよ」 提督・加賀「「しろよ。成仏」」 ☆出発☆ ……時は遡り。 提督「いいか。お前ら。知らない人には着いて行っちゃいけませんからね」 加賀「それではみんな提督に着いて行かなくなります」 提督「なんで知らない人扱いなの」 愛宕「やだあの人提督っぽい格好してるけど……誰?」 提督「提督だよ。君らの指揮官だよ」 ☆お荷物☆ 提督「荷物車に積み込めー」 摩耶「おう」 提督「待て摩耶。お前その両脇に抱えたぬいぐるみは置いてけよ」 摩耶「チッ……仕方ねえ」 天龍「ったくアホだなぁ」 提督「お前もその刀置いてけよ」 ☆運転☆ 加賀「では出発します」 提督「あれ? 俺運転するよ」 加賀「いえ、まだ先は長いですしここは私が」 提督「よーし、お前らシートベルトはしっかりして、 それからどこかに捕まることは忘れないように」 加賀「では、飛ばしていきますよ」 天龍「くれぐれも安全運転で……」 ☆過激☆ ※高速道路 鈴谷「イェーイ! 飛ばせ飛ばせーー!」 提督「ちょ、おい! 120出てない!?」 加賀「気のせいです」 愛宕「100維持くらいでいいんじゃないかしら」 加賀「これぐらいの方が逆に安全です」 天龍「どの逆をいったらそうなるんだよ」 ☆危険ですので真似出来るようにならないで下さい☆ 摩耶「くっついてくんなてめえ!」 鈴谷「きゃー!今摩耶がおっぱい触ってきた!」 摩耶「当たっただけだろうが!」 加賀「あの、あまり騒がれると気が散って……ッッ!?」ビクゥッ 提督「ど、どうした?」 加賀「……赤城さん。ミラー越しにだけ映るのやめてください」 赤城「深夜の山奥とか走ってるタクシーの運ちゃんがしてきそうな怪談っぽくしてみたの」 提督「てめえ留守番って言っただろうが!!早く帰れ!!」 ☆金属探知機☆ 天龍「なんか悪いことしてないのにセキリティチェックの 金属探知機の中を通るのはなんかドキドキするよな」 鈴谷「たはー、あたしもドキドキしちゃったよ。 摩耶は大丈夫だった?」 摩耶「えっ? ああ、まあアタシも緊張はちょっとしたよ。ちょっとな」 鈴谷「だよねー。だって摩耶ブラの金具が引っかからないか心配で 今日何故かスポブラだもんねー」 摩耶「っるせえな! 初めてだったから仕方ないだろうが!」 ☆ボディチェック☆ 愛宕「あれ?提督、チェック引っかかってない?」 加賀「入念にボディチェックまで受けて……何やってるんですか」 提督「いやー、なんか知らんが引っかかったんだけど、 ボディチェックしてくるお姉さんが可愛くって」 提督「そんなお姉さんが俺の身体をまさぐってきて、うへへへ」 加賀「警備員さん、こいつです」 ☆言葉の壁☆ 加賀「ところで、今回の要件を結局詳しく聞いてないまま来てしまったのですが」 愛宕「今回は海外の基地への視察?」 鈴谷「それでハワイなの?」 提督「……えーと、う、うん。そうだよ。一日だけだけど」 電「で、でも電は英語とか分からなくて……」 提督「大丈夫だ。現地ガイドがついてくる」 金剛「よばれてとびでて金剛デース!」 加賀「こっちの空港から着いてくるんですか」 ☆それでいいのか☆ ……。 提督「とまあ色々あった訳だ」 赤城「終わり!?回想シーンそれでいいの!?」 提督「なんかもう別にいいんじゃね?」 赤城「まあうちそんなシリアスにやっても……ねえ?」 加賀「お二人共本当にそれでいいんですか」 提督「ぷ、プライベートだし」 加賀「……」 ☆何してたんだ☆ 提督「旅行の醍醐味というのはどこへではなく 誰と、という点が重要視されるのである!」 加賀「まあ確かにそうですけど」 提督「結局一日だけ視察であとは遊んでたしなー」 愛宕「終日自由行動だったもんねー」 ☆ナンパ☆ 愛宕「ビーチで電と遊んでたら声かけられちゃって」 摩耶「あーいたなぁーそういうの」 鈴谷「ええ!? なんでみんな声かけられてるの!?」 愛宕「だってずーっとビーチでカレー食べてるんだもん」 摩耶「普通そんな奴いねえよ」 ☆異常なし☆ 提督「で、赤城、鎮守府は無事だったか?」 赤城「ええ、とくに何もありませんでしたよ」 赤城「鎮守府的にもスレ的にも。案外平和でした」 提督「何言ってるんだ全く」 赤城「暇すぎてルンバに入ったり、摩耶ちゃんのぬいぐるみに憑依して 一人トイストーリーごっこしたりしてました」 提督「何やってるんだ全く」 ☆天龍も声かけられた☆ 鈴谷「天龍姉何してたの?」 天龍「俺か? ふふん、俺はだなぁ。新しい武器ってのもいいよなぁーと思って」 愛宕「まさかあの射的行ってきたの?」 摩耶「声かけられるってそういうキャッチみたいなののことか?」 天龍「いやーなんていうかこう、いいよなーって。 まあでも俺はやっぱり刀で十分かなぁーってよ」 愛宕「……」 天龍「なんだよそのかわいそうなものを見る目は」 ☆あれ好きなんです☆ 提督「ところで、飛行機の座席にある雑誌って 何であんな中途半端に見てて楽しんだろうな」 愛宕「確かにちょっとわかる気がする」 提督「電子機器を封じられてる時間ってついついあれを手に取っちゃうよなー」 電「電はずっと映画みてたのです!」 提督「あれも1つ2つすごいみたいと思うのをちょうどやってるよなー」 愛宕「なんでかしらね?」 ☆行きの道や宿舎だったり☆ 愛宕「提督って道中のわいわいがやがやが楽しいタイプよね」 提督「そうだねー。修学旅行とか行った先のことより 宿舎の馬鹿騒ぎのが楽しいタイプだね」 天龍「……」 鈴谷「……」 加賀「他にもいるみたいですが」 愛宕「まあ分かってはいたけどねー」 ☆また明日から☆ 提督「もう疲れたから寝るよ!!久しぶりの自分の布団にダーイブ!」 加賀「……提督、明日から仕事ですので」 提督「何で今のタイミング言ったんだよ! こっちはもう鬱だよ!」 提督「あーあーあー加賀のせいで仕事する気なくなっちゃったもんねー」 提督「もう一生お布団から出ないもんねー」 加賀「そうですか。分かりました」モゾモゾ 提督「何が分かって布団に潜り込んでくるんだよ」 ☆積もったまんま☆ 電「雪がすごいのです!」 加賀「留守中に降ったみたいなので一面真っ白ですね」 電「加賀お姉ちゃん!」 加賀「ええ、遊んで構いませんよ。ただしあとで雪かきするのでそのつもりで」 電「はーい!」 ☆ライター☆ 提督「何? ワープロの使い方を教えろ?」 赤城「はい」 提督「何に使うんだよ。……ってかさわれんのか?」 赤城「そこは大丈夫ですよ。ほら、最近何かと噂のゴーストライターの」 提督「いやあれそういうんじゃないから」 ☆雪かき☆ 提督「雪かきが終わらねえぞ」 提督「何でこんなうちのグラウンド広いんだよ」 加賀「これでも狭い方です。 提督も米軍基地の広大さを目の当たりにしたはず」 提督「グラウンド爆撃して燃やすってのはどうだ」 加賀「そんなことしたら火力強すぎて今度はドロドロの後片付けに」 提督「……」 ☆現地通訳で着いてたあいつ☆ 那珂「あっっれー? 金剛さんはー?」 山城「……口に出すのも怖ろしい。伝説とも暗黒とも呼べる」ガタガタガタ 龍驤「……まさか……懲罰房」ガタガタガタ 扶桑「まあ、無断で何日もいなくなればね」 那珂「そ、それで金剛さんいない間の呉、変に優しかったんだ」 ☆もらいにきた☆ 舞鶴「お土産」 提督「……え、ないですよ。遊びで行ったんじゃないんですから」 舞鶴「2秒でバレる嘘をよく平気で言うなー。どうせ半分以上遊んでたんでしょう?」 加賀「はいその通りです」 提督「……。まああることはあるんですけどね」 初雪「……やったー」 ☆飲兵衛☆ 電「電からもあるのです。砂浜の綺麗な砂だけ集めて見たのです」 舞鶴「へえー小瓶も可愛いじゃん」 初雪「……いいの?」 電「なのです!」 初雪「……ありがとう。嬉しい」 隼鷹「あたしには!?」 提督「空港で買った酒」 隼鷹「キタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」 ☆作る☆ 電「作るのです」 愛宕「よし! じゃあ頑張りましょうか!」 加賀「はい」 電「……」 愛宕「え、えーと、市販とかでもいいんじゃないかしら? 提督のことだしー……」 加賀「頑張りましょう」 ☆完成?☆ 加賀「出来ました」 摩耶「……真っ黒だけど、これなんだ?」 加賀「何ってマフィンです」 鈴谷「チョコ味?」 加賀「プレーンです。良ければ味見の分が 鈴谷・摩耶「結構です!!」 ☆那珂ちゃんファンの腕の見せ所☆ 那珂「はー、鬱だなぁ」 龍驤「なんや急に」 那珂「だってバレンタインって言ったらファンが那珂ちゃんにプレゼントあげる日でしょー?」 龍驤「……ご都合解釈やな」 ☆隠し味☆ 那珂「ダンボールで来たら鎮守府が埋まっちゃって呉に怒られちゃうなー」 龍驤「あーせやなー(棒」 山城「うーん……」 那珂「あれ? あ、そのチョコもしかして那珂ちゃん用?」 山城「足りない……。どうしよう」 龍驤「なんや材料足らんのか?」 山城「ええ、血が足りなくなってきたの」フラフラ 那珂「何混ぜてるの!?」 ☆欲しい☆ 山城「姉様! 姉様の分、頑張って作ってます!」 扶桑「そんなレバーがっつかれながら言われても……そうねぇ」 龍驤「何を作ってんねん」 扶桑「天龍様からもらえるかしら……」 山城「……ぐぬぬぬ」 龍驤「……」 図々しいなぁとは思ったけど決して口には出さなかった龍驤。 ☆脱獄☆ 天龍「まあお前は確実にもらえるからいいよなぁ」 提督「はあ? お前それが毒だとしても喜べるのか? 今、脱走ルートの計算中なんだ。邪魔すんな」 提督「キッチンの通路が灯台下暗しになるか……いやだめだ。 もっと安全に書庫の隠し通路から、いや屋上に逃げて……」 山城「ちょっと!」 天龍「どわぁあ!? なんじゃああ!?」 提督「お前なんで俺の脱走ルート知ってんだよ!あー!もうだめだ!」 ☆姉様へのチョコ☆ 提督「最悪だ。山城に1つルートを潰された……」 山城「……あんた、姉様にチョコあげるの?」 天龍「はあ? あげねえよ。なんでだよ」 山城「あげなさいよ!!姉様が悲しむでしょうが!」 天龍「はあ? んじゃあ明日なんか買って送るよ」 山城「何!? もしかして高級チョコとか買って姉様の気を引こうっての!? そんなの許さないんだから!」 天龍「お前ほんと何なんだよ!!」 ☆手作り☆ 天龍「じゃあ何ならいいんだよ? 今から手作りすんのか? 俺そんなのできねえよ……。愛宕に手伝ってもらうか~」 山城「手作りとか冗談じゃないわよ!! そんなことしたら最終的に 子作りする羽目になるじゃないの!」 天龍「なんねーよ! お前馬鹿だろ!」 ☆わざわざ聞きに来た☆ 天龍「じゃあその辺の板チョコでも買って……」 山城「はあ……やっすい奴ねえ……信じられない。 そんなものを姉様にあげるつもりでいるの?」 天龍「お前なぁ、そろそろ俺でも怒るぞ」 山城「私のは私の愛の結晶である血液入りよ!」 提督「何ドヤ顔で言ってんだよ。気持ち悪いよ」 ☆異物の忘れ物☆ 愛宕「なるほどねえー。でももう材料は使い切っちゃったわ」 天龍「まじかー。買うしかねえか。コンビニのチョコ菓子じゃダメだだし」 天龍「高級すぎてもダメだし……手作りのちょっと失敗したものとか それぐらいならちょうどいいかなって思ってよー」 天龍「……ん? 誰の忘れ物だこれ」 [加賀の作品] 天龍「こんなん間違えて渡した日には扶桑が倒れて俺の頭がふっ飛ばされるわ」 愛宕「渡されて胃袋吹っ飛ぶ人もいるのにねー」 ☆箱☆ 呉「那珂ぁっぁあああーーーー!」 那珂「な、なんですかぁぁ~~!」 呉「ダンボールが次から次へと何箱も届いて……! あんたこれどうするつもりなの!!」 那珂「えー! 那珂ちゃんの人気の証?」 龍驤「ほ、ほんまに箱単位で……」 ☆詰めかけたファン達☆ ファンA「お、お前は那珂ちゃんがよくブログに書く悪魔大魔神提督の……」 ファンB「よくも俺たちの那珂ちゃんをこき使ってくれてるな!」 ファンC「今ここで天罰を下す……!」 呉「」 ブチィッ 呉「……何人でも束になってかかってきなさい。 手加減でこちらは素手で相手をしてあげるわ」 那珂「み、みんな……私のために争わないでーー!」 龍驤「お前が一番楽しそうやな」 ☆血のバレンタイン☆ 加賀「緊急の伝令です」 提督「はあ? 呉のところで謎の過激派集団によるクーデター?」 天龍「応援に行かなくていいのか?」 提督「相手は人か?」 加賀「どうやら一般人のようです」 提督「じゃあ呉一人で十分だし放っておけよ、そんなもの」 ☆恐らく呂布よりすごい動きしてる☆ 那珂「呉、あのまんま無双シリーズ出れるんじゃないって動きしてるけど」 龍驤「ちょお前ほんまにこれ止めんでええの?」 那珂「だ、だって那珂ちゃんのブログの内容バラされたからどっちみち 那珂ちゃんもゲンコツじゃ済まされないし……」 那珂「あ、でも今懲罰房は金剛さんが! ラッキー♪」 龍驤「たぶん呉ならもうひとつ緊急で懲罰房作ると思うで」 那珂「……那珂ちゃん止めてくるね」 ☆ハッピーバレンタイン☆ 提督「……(まだ加賀は起こしに来ていないな)」 提督「さて、脱走開始だ。……ん?」ギチッ 提督「ば、馬鹿な……動けない、だと!?」 提督「身体が布団ごと鎖で巻かれて……ぐっ」 加賀「おはようございます。本日はバレンタインということで くだらない風習だと思っていましたがこうして自分自身参加することで」 提督「くっ、殺せ」 加賀「なぜそうなるんですか」 ☆試食☆ 加賀「まあたまにはこういう行事も悪くはないかと」 加賀「という訳で作りました。どうぞ食べて下さい」 提督「あ、あとで食べ 加賀「はい、あーん」 提督「拒否権はないのね!」 加賀「口を開けて下さい。鼻をつまんで無理やり開けさせますよ」 提督「いっそそのまま殺してくれ」 ☆喜び☆ 愛宕「どう? 提督喜んでくれてた?」 加賀「ええ、身動きが取れないようにしていたので 全身を使って波打つように喜んでいましたよ」 愛宕「それ痙攣してたんじゃ」 加賀「ふふ、変な顔までして。味の感想くらい普通に伝えてくれてもいいのに 面白おかしく伝えようとしてくれて」 愛宕「それ白目向いて気絶してたんじゃ。十分伝えてくれてると思うけど」 愛宕「まあ加賀さんが嬉しそうならそれでいいんじゃないかしら」 ☆阿鼻叫喚☆ 摩耶「なあ、時折聞こえるあの絶叫はなんだ」 鈴谷「提督の声だねー」 天龍「どうやら絶叫しては気絶を繰り返してるらしい」 鈴谷「怖っっ」 天龍「さっき部屋を覗いたらエクソシストも裸足で逃げ出す動きしてたぞ」 鈴谷「見に行きたい」ゴクリ ☆蘇生☆ 愛宕「はい、あーん」 提督「……」 愛宕「飲み込んだかな?」 電「分からないのです」 提督「ぎゃあああああ!! あ? ん? 美味い!! 口の中が美味い!」 愛宕「やった、蘇生成功~」 電「司令官さん、大丈夫ですか?」 ☆お渡し☆ 天龍「市販のなんだけどよ、はい」 扶桑「本当にくれるのですか?」 天龍「まあな」 山城「……きぃぃ」 龍驤「落ち着けや。自分で許可したんやろ?」 ☆寄付☆ 天龍「わざわざ来て渡して文句言われちゃなぁ」 龍驤「いやあほんま同情するわ」 那珂「あ、那珂ちゃんのチョコ一箱持って帰ってもいいよ。 提督に渡してあげてー!」 天龍「……一箱もいらねえよ。少しだけ貰って行くわ」 天龍「どれどれ。どんなのもらったんだ?」 天龍「……なんでバレンタインにダルマ落としとか貰ってんの」 那珂「いやー、えへへ、那珂ちゃんのファンって変わった人多いからさー」 ☆お怒り☆ 那珂「あ、でもこれは嬉しかったよ。ファン自作の那珂ちゃんパズル!」 那珂「なんと1万ピース! しかも何故か白黒写真で無駄に難しいの!」 天龍「最早嫌がらせだろ」 呉「わざわざうちの馬鹿のために悪いわね」 天龍「いやいやいいってことよ」 天龍「ところで金剛は……どこにいるんだ? この前は悪かったな。急に借りちまって」 呉「ええ、本当よ。おかげで書類の作成が間に合わなくて 大変だったのよ。それとその鉄屑ならまだ懲罰の途中」 天龍「鉄く……え? あー、うん。なんとなく察したよ。いやほんと悪かったよ」 ☆隠し味☆ 鈴谷「隠し味だよ! ハッピーバレンタイン!」 摩耶「お前アタシがあげたチョコいきなりカレーにぶち込む奴があるかよ」 鈴谷「これで美味しくなるね! 摩耶も一緒に! 美味しくなーれ! 萌え萌えきゅ~~ん!」 摩耶「やんねえよ」 鈴谷「こういう子供騙しなのはやらないのに どうしていつまで経ってもお人形は卒業できないんかねー」 摩耶「うるせえ」 ☆雪の中の来訪者☆ 提督「いやー、愛宕と電は……と加賀……は作るの上手だね」 愛宕「そうやって甘やかすからいつまで経っても」 提督「いやそれとなく伝えたことは何度もあるけれど、 全然分かってもらえなくってさー」 鈴谷「て、提督~~~! そ、外に! イケメンが!」 鈴谷「この吹雪の中にイケメンがいるよ!!」 提督「なんだよもう、俺はここにいるぞ~?」 愛宕「はいはい」 ☆佐世保鎮守府提督(男)☆ 提督「こんな雪に誰だよ全く。『WHITE BREATH』のPVだってそんなことしてねえよ」 佐世保「先輩! バレンタインだって言うからチョコレートを渡しに来ました!」 雷「電! チョコ渡しに来たわ!」 電「お、お姉ちゃん!? どうしたのですか?」 鈴谷「て、提督まさかそのイケメンと知り合いなの!!」 佐世保「ああ、こんにちは。君があの鈴谷さんだね」 鈴谷「はふん、イケメン爽やかスマイルが眩しッッ」 ☆IKEMEN☆ 加賀「あら、佐世保? 久しぶりね」 佐世保「加賀さん、お久しぶりです。先輩は元気でしたでしょうか?」 加賀「私に聞くよりも目の前に本人がいるのだから本人に聞いたらどうですか?」 鈴谷「提督ーー! どういうこと! 何この人! 誰! 何人!?」 提督「うるせえな。日本人だよ」 鈴谷「同じ日本人で提督と雲泥の差……」 提督「失礼なやつだなぁお前」 ☆後輩提督☆ 提督「えーと、こいつは俺や呉の1つ下の後輩の佐世保」 佐世保「横須賀鎮守府の皆さん、こんにちは。 いつも僕の先輩のお世話をありがとうございます」 雷「そして私が電のお姉ちゃんの雷よ! 佐世保は私がお世話してるんだから! ね?」 佐世保「ところで先輩、僕が買ってきたチョコ早く食べて下さいよ」 提督「いや俺もうチョコはいいかなぁー。さっきいっぱい食べたし」 雷「ちょっと聞いてるの!? ねえってばー!」 ☆尊敬☆ 鈴谷「IKEMENは好きだよあたし」 雷「そうでしょう? 佐世保はすごく格好いいんだから」 鈴谷「でもさあーホモはノーサンキューなんだよなー」 佐世保「やだなぁ、僕は純粋に提督のことを尊敬しているだけだよ」 雷「きゃー! 佐世保こっち向いてー!」 鈴谷「眩しいっ! スマイルが眩しいよ!」 ☆摩耶の好み☆ 摩耶「アタシ、ああいうチャラチャラした感じのは好きじゃあねえな」 愛宕「摩耶も提督の方が好み?」 摩耶「ああ……いや違う。違う違う。そうじゃなくて」 愛宕「んもうっ、否定しなくてもいいのに~」 摩耶「なんかまーたややこしいことになりそうだなぁ」 ☆知り合い程度の関係☆ 赤城「……ちょっと!人口密度多すぎて話作りづらいじゃないの!」 佐世保「あなた、赤城さんじゃないですか」 赤城「あら? 佐世保じゃないの」 佐世保「……どうして半透明なんですか」 赤城「いやー、それほどでも」 提督「褒めてねえよ。どこに照れる要素があるんだよ」 ☆雪遊び☆ 提督「全く、いい思いもしたのは確かだが、死にかけたんだぞこっちは」 佐世保「そうなんですか?」 雷「ほら、みんなにあげたんだし帰りましょう?」 佐世保「そうですね。帰りましょうか。あまりいても邪魔になりそうですし」 加賀「もう少しゆっくりしていけばいいのに」 佐世保「お気遣いありがとうございます。またその時遊びに来ますよ」 雷「いい電、ちゃんと遊んでないでお仕事するのよ? こんな雪が降ってるからって外で雪遊びなんて……」 佐世保「してきてもいいですよ?」 雷「ちょ、ちょっとだけなんだからね! 電、仕方なくなんだからね!」 電「司令官さん、ちょっと行ってくるのです!」 ☆愛の大きさ☆ 雷「良かったわね佐世保。チョコ渡せたわね!」 佐世保「そうですね。日頃の感謝ですし渡せて良かったです」 雷「まあ私も佐世保一人じゃ心配だったし、電の様子も見れたし」 佐世保「そうだね。帰ったら他の娘にも報告しないとね」 雷「ところで佐世保は私の手作り愛情たっぷりのチョコは食べたの?」 佐世保「食べましたよ。でも大きくてまだ途中ですよ」 雷「えへへ、なんてったって等身大の私だもんね!」 ☆たっぷり遊んで帰った☆ 天龍「またすげえ力作の雪だるま作って帰ってったんだな」 電「等身大のお姉ちゃんと電なのです」 提督「じゃあ顔はこの辺か。ぺろぺろしちゃる」 加賀「お腹壊しますよ」 提督「擬似的なべろちゅーか」 天龍「何考えてんだお前は」
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/508.html
前回の話 「――督、提督」 「はっ……」 緩く肩を揺すられて、自分は慌てて目を覚ました。 脳が気だるい中、ぼやけた視界を指で擦ったり、目頭を押さえて何とか現実に回帰する。 少し責めるような顔が姿が、炬燵右側にあった。 「しっかりしてください。まだお昼過ぎです」 「すまん」 大井の言う通り"まだ"なんだな。 さっさと夜が来ないものか。 「このまま夜になっても、執務は終わらないの、分かってますか?」 分かっている。 それと、ペン先を人の顔に差し向けるのは危ないからやめなさい。 昼に裕福な食事をすると、食欲は満たされるが、代わりに睡眠欲を掻き立てられるのは、何とも解せない事だ。 加えて、朝の目覚めがすっきりしない程度に普段より睡眠時間を削った今日は、中々身が入らなくて困りものである。 昨日自分の膝で寝た赤城は結局日付が変わる前に起き、私には礼を、大井には畏まって謝罪して自分の寝室に戻って行った。 その後残りの執務に追われた結果がこれだ。 しかし自分で言い出した事なので、この事で赤城を恨む気はない。 幾つかの書類に目を通し、赤城の、間宮券配布頻度向上願いの旨が書かれた申請書に却下の印と理由を記入、 する途中でまたも自分の意識は落ちる。 「提督。起きないと二十発、撃ちますよ」 「はっ……」 気がつけば、赤城の申請書の下辺りを、意味の分からない線が無秩序に走っていた。 手が自分の制御を離れて、文字の尻辺りから勝手に動いたらしい。 「ああもう、何やってるんですか。……」 その申請書を取り上げ、急に黙り込んでじっと見つめる大井は、一体何を考えているのだろうか。 欠伸を出す愚かな口を手で覆い隠してから、大井に問う。 何処かおかしな記述でもあったか。 「いえ、赤城さんはやっぱり危ないと思っただけです」 良く分からない科白を残して、その申請書を炬燵の上から畳に移した。 こちらとしても脳があまり働いていないので、それについて突っ込む事なく流す。 大井は筆を置き、畳からこちらに意識を移す。 「もし今のが重要書類だったらどうするんですか」 上に謝るしかないな。 兎に角、こんな適当な返事しかできない程度に、今の自分には仮眠が必要のようなのだ。 仮眠を取らせてくれ。 でないと、この後の書類どもにも酔っ払ったみみずを幾つも作ってしまう。 「もう……仕方ないわね」 すまないが、三十分後に起こしてくれ。 ではな。 「提督? 何処へ行かれるんですか?」 だから仮眠だと……。 「ここで寝ればいいじゃないですか」 そう言って、大井は自分の膝を炬燵から出し、それをぽんぽんと叩く。 大井の膝で寝ろと。 気持ちはありがたいが、大井は執務を続ける気じゃないのか。 「大丈夫です。提督の頭と一緒に膝を炬燵に――」 やっぱり奥で寝る。 「冗談ですよ、もう」 からかうのが面白いと言った具合にくすくすと手で口元を隠す。 なんだかんだで自分も応酬を楽しんでいるのだが、如何せん欠伸は抑えられまい。 噛み殺す事さえせず馬鹿正直に途中まで欠伸を見せ、気がついてはっと手で口を覆う。 嗚呼、もう駄目かもしれん。 「……みっともないというか、間抜けです」 大丈夫、大井くらいにしかこんなに間は抜かないさ。 自分で言っていて何がどう大丈夫なのか分からないが、 呆れた顔でぽつりと零す大井の貶し言葉も潜り抜けるように、のそのそと四つん這いで移動する。 大井の傍まで行き、目前の膝を凝視したところで、今まで行かなかった意識が行く。 スカートが短いので、太腿の半分程が露出している。 これから、この生脚を枕に寝るというのだ。自分は。 「どうしたんです? 寝ていいんですよ」 流石に少しは躊躇うのだが、大井は気にしない、というより、気が向いていないようだった。 膝に顔を埋めていいか、等と聞いてみたらどのような反応を示すか気にならなくもないが、 膝枕をさせてもらえなくなる恐れも考えて、黙ってまず横向きに寝転がる。 「ん……」 重くないか? 「平気です」 肉体が人間より見た目以上に強化されている艦娘には愚問だったか。 人間と違うのは強度だけで、感触は何ら自分と変わらないような、むしろ自分より柔らかいのは本当に不思議だ。 体は横向きのまま、頭を真下の生脚に挟まれた空間に向け、鼻で思い切り深呼吸を……。 すーっ、はー。 「なっ、何やってるんですかっ」 嗚呼、いい匂いだ。 やめろ、頭を引き剥がそうとするな、もう少し嗅いでいたい。 「やめて下さい! は、恥ずかし――」 ぺろ。 「ひゃあ!」 どんっ。 自分の頭は大井の手によって畳に突き落とされた。 い草が原料の畳だから良かったものの、絨毯を敷いただけのフローリングならきっと非常に痛かった。 ひどいじゃないか。こんな事をするなんて。 「私の科白です!」 頭を擦って起き上がると映るは、短いスカートの裾を掴んで精一杯膝を隠そうと顔を少し赤らめる大井の姿。 恥じらう乙女は眼福である。 臍出しは恥じらわない部分は、首を傾げるところだが。 そういえば、艦娘に膝を貸すのは慣れる程経験を積んだが、自分が艦娘に膝を借りるのは初めてかもしれない。 「初めてなんですか?」 初めてだ。 そう返すと、こちらを見下ろす大井は顔をにやにやさせる。 訝しむ顔を作ってもの言わず問うと、大井はこう答える。 「提督の初めて、また貰っちゃいました」 そう言って、自然に私の頭を撫で始める。 艦娘の前で泣きべそを掻いた件等間違ってはいないが、変な言い方はやめなさい。 「何なら、子守唄でも歌ってあげますか?」 それはいいな。 実のところ、今は大井との会話を楽しみたくて眠気を堪えている状況で、目を閉じれば自然と眠れる程なのだが、 大井の子守唄とあらばそれで眠るのも乙なものかもしれない。 頼んでから、目隠しの要領で腕を自分の目に被せると、即座にやんわりと大井によって退かされる。 大井はまだにやにやしている。 「寝顔を見せてください」 流石にそれは少し恥ずかしいものがあるな。 大井に膝を貸した事もあったが、あの時は恥ずかしくなかったのか。 「恥ずかしくないわけじゃないですけど、それ以上に……」 それ以上に、何だ。 そこで言い淀むのは何故だ。 「うふふ、秘密です」 実に楽しそうに、自身の頬に空いている方の手を当てて笑う。 そして、詮索無用という風に、さっさと子守唄を唄おうと息を吸った。 自分も合わせて目を瞑る。 「――――」 まず鼻唄。これで音程をしっかり取ろうという訳か。 流石だ、と言いたいが、この唄は少し怪しい。 これは確か……。 「沖の鴎~と、飛行~機~乗~りはヨ――」 待て待て待て。 「何ですか?」 目を再び開けると、さも邪魔をするなというように口を尖らせる大井の見下ろす顔が。 確かに声自体は優しく細くて音程もしっかり取れているのだが、待って欲しい。 子守唄にダンチョネ節を唄う奴があるか。 眠れる訳が無い。 それを空母の前で歌ってみろ。きっと泣く。 ついでに回天を乗せられた北上も泣く。 「艦の前では唄いませんよ。こんなの」 多くの国民に定着しているし不謹慎だのなんだのは思わんが、今は子守唄を頼む。 「仕方ないですね……」 そしてまた、息を吸う。 「――――」 選曲としては、子守唄、というよりは童謡だった。 ゆっくりとしたテンポで鼻唄と組み合わせて優しく唄い上げるので、 もう少し聴いていたいと思いながらも、たった二曲程度で、 大井に慈しむような眼差しに見守られながら、自分の瞼と意識は落ちた。 …………………… ………… …… 「……寝ちゃいました?」 少し照れ臭くも我慢して、唄い終えてから小声で投げかけた問いかけに、返事はなかった。 普段は距離を置かれるような強面を ――具体的には目付きを鋭くしたり、眉間に皺を浮かばせる等―― 作っているのに、寝ている時の顔と来たら。 本当に子供のよう。 この人は私含む一部の艦には自然な顔付きで接するが、寝顔を見せたのはきっと私だけ。 寝顔を見せて欲しいという願いを受け入れ、無防備な寝顔を抵抗なく見せるのがどれほどの信頼の顕れか。 経験しているからこそ私がよく知っている。 「……困った人」 昨日の赤城さんを始めとする他の艦の寝顔を見ていると言う。やらしい意味ではなく。 ……少し黒い感情が湧く。 昨日の赤城さんのせいでこの人は寝不足を強いられたと言っても過言ではないのに、 この人は赤城さんを責めようとはしなかった。 しかし、ああいう方法で艦娘を癒すのはとても良いことだと思う考えもある。 ……この相反する考えのうち、私はどちらを取れば良いんだろうか。 「……はあ」 しかし、そんな自分探しは今でなくてもできる。 今は流してこの安らぎの時間を楽しもう。 ……この人が赤城さんを責めない理由が少しだけ分かった気がする。 膝枕って、してあげる方にとっても、心地良いことなのね。 「北上さんにも、やってあげようかな……」 北上さんは本来、私の姉だから、私がされる方なのかもしれないけど。 膝枕してあげて、こうして頭を撫でて――。 「髪、硬い……」 北上さんや私と違い、男であるこの人の髪は細くなく、また少し硬い。 髪を潮風に晒しつつ、私達ほどの細かい手入れをしていないからか。 異性にしてあげる膝枕とは、こういった発見もあって面白いものなんだ。 いや、少し違う。 それもあるが、やっぱり、好きな人だから格別なんだろう。 "私に見られながら眠るのは恥ずかしくなかったのか" この人のこの問いの答えを伝えるのは躊躇ってしまったが、 その答えはとても青いものなので、中々伝えるのは難しい。 好きな人に見守られながら眠りたい、なんて。 そんな、スキンシップとも言える膝枕なんて、私からすればこの人や姉妹艦くらいにしかしようと思わない。 そういえば、この人は私以外を私を見る目で見ることはないと言うが、 どういう考えで他の艦に膝を貸してあげているのだろう。 起きたら問い質してみようか。 「……ふふっ、ごめんなさい」 問い質して困ったように縮こまるこの人の姿なんて、想像するのは敵に魚雷を当てるよりも容易いし、 下手すれば、魚雷で敵艦を鎮圧させるより見ていて楽しい。 笑いながら謝っても意味ない、かな。 ああ、この鎮守府にいると。身を委ねるように寝息を立てるこの人といると。 「幸せ、です」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/