約 25,221 件
https://w.atwiki.jp/sol-bibliomaniax/pages/185.html
*注 この文章には流血とやや残酷な表現、あるいはそれを連想させる表現が含まれます。苦手なひとはご注意ください。 お茶会の翌日、矯邑は冷泉と空多川を連れて、イーストヤードの外れにある依頼主の家を訪ねていた。小振りながらも日本風に整えられた家屋は、屋敷と言うには小さいが、同じくイーストヤードにある矯邑の家よりは十分大きい。藺草の匂いも新しい客間へ案内され、冷泉は思わずぼやいた。 「いいなあ、広い家。最近品物が多すぎて店が手狭になってきたから、羨ましい」 普段からアジア風の服を身に纏うことの多い冷泉は、今日も古代紫の色をしたチャイナ風ロングスカートを翻している。落ち着いた緑の畳と白の障子に、東洋の服はよく映えた。 「でもここ私の家と同じ借家だよ。こっちは〈神風〉から貸し出されてるやつだけど」 矯邑は小声でさらりと言ってのけると、主人を呼ぶために下がっていった使用人の少女を思い起こす。地味な着物姿をしていた彼女もまた、〈神風〉から派遣されている人員だ。細々とした雑用をこなすために雇われているのだろう。 湯気の立つ緑茶を眺めながら、矯邑は篭森の欠席を残念に思った。〈ダイナソアオーガン〉は、矯邑に依頼メールを奪われたことになっている。篭森は、知らんぷりを決め込むためにも、この件に対しては関わることが出来ない。代わりに何か思惑があるのか、朝からどこかに出かけていた。同様に村崎も、誕生日会に使う食材の調達へと出かけている。 用心棒としてなら空多川が居るが、玉九朗の不在はやはり辛いものがある。精神的に、だ。慣れない肩の軽さに、矯邑は少しばかり憂鬱になった。 「来る」 空多川は一言だけ口にすると、つうっと顔を上げた。廊下を進む足音が、だんだん大きくなる。つられて二人がそちらの方を向くと同時に、閉じられていた襖がおもむろに開いた。 「やあやあ、お待たせしてしまって申し訳ない」 入ってきたのは、二十代前半の軽薄そうな男だった。染めているのか、陽に透けると痛んでいる様がはっきりと解る茶髪に、真っ白な狩衣を着ている。空多川は一瞬、神職なのかと思ったが、すぐにその考えを打ち消した。彼女達の前に、どっかとあぐらをかいて座り込んだ青年は、どこまでも俗物めいていた。人払いはしておきましたから、と告げつつ投げかけられた、値踏みするような視線すら好色に感じ、空多川は嫌悪感を丸出しにして眉を顰め、威嚇体制に入る。 「わざわざ〈ダイナソアオーガン〉の、それもこんな綺麗どころの方に三人も来ていただけるなんて、有り難いことです。私は―――」 にやついた男が名乗るよりも早く、矯邑は彼の言葉を遮って言い放つ。 「あ、私達〈ダイナソアオーガン〉の人間じゃないですから」 「え?」 青年は驚いたように目を見開いた。でも、メールが、と混乱する彼を尻目に、矯邑は端的に事情を説明し、用件を告げる。 「貴方が〈ダイナソアオーガン〉に送ったメールを、私が個人的に拝借しました。あちらはそんなメールがあったことも知らないでしょうね。貴方に届いた返信も、私が〈ダイナソアオーガン〉の名前を借りて送ったものです。さ、そんなことより本題に入りましょう」 青年の目前に、ずいっと一枚の写真が押しつけられる。依頼メールに添付してあった着物の画像を印刷したものだ。 「この着物、私達に譲っていただけません?」 にっこりという効果音が聞こえそうなほどに良い笑顔を浮かべ、矯邑は迫る。青年は言われた意味が解らなかったのか、暫く写真と矯邑の顔をぼけっと交互に見ていたが、やがて彼女が自分の宝を奪おうとしていることを悟り、一転して憤怒の表情を浮かべ叫びかけた。しかし、その声は発されない。いつの間にか彼の懐に飛び込んでいた空多川が、深紅のマニキュアで染まった右手人差し指を彼の喉元に突きつけていた。 「……さあ答えろ。降伏か死か! なんてね。あ、おねえちゃん割と本気だから」 たかが人差し指、と青年は身を捩ろうとするが、彼の肉体は微動だにしなかった。空多川の放つ殺気は、声どころか身体の主導権も奪っている。助け船を出すかのように、冷泉がやんわりと空多川を咎めた。 「契ちゃん、殺しちゃったら着物の場所が解らなくなるよ」 口調は柔らかだが、言っていることはさりげなく酷い。空多川は冷泉の意見に納得し、それもそうかと身を引いた。喉元に刀を突きつけられたかのような圧迫感が失せたことで、男はへにゃへにゃとその場に崩れ落ちそうになるが、すんでの所で気を持ち直す。安堵したとたんに怒りが湧いてきたのか、彼は矯邑に罵声を浴びせかけた。 「な、何を勝手なことを!! この着物が、花京院様から賜ったものと知ってのことか! 貴様ら〈神風〉を敵に回してただで済むと―――」 「だから、取引しないかって言ってるんです。あなたがその〈神風〉に処分されないようにね」 青年の発言を再び強制的に断ち切って、矯邑はビジネスマンが使うような黒の鞄から、いくつかの束になった書類を取り出して広げ、男の目の前に突き出して見せた。書類は、送信日時順に並べられた携帯メールの文面で、びっしりと埋め尽くされている。冷泉と空多川は何も知らされていなかったのか、きょとんとした顔で矯邑の背と横顔を眺めていた。男だけが、さあっと顔を青ざめさせて、書類に向かって飛びかかる。が、距離を詰めてきた空多川が容赦なく後頭部を掴んで垂直に叩き付けたため、顔面を畳に擦り付る土下座のような体勢となっただけだった。 「か、返せっ!! それをどこで手に入れた!?」 真っ赤になった鼻を押さえ、空多川に頭を捕まれたまま男は吠える。動じることなく、矯邑は広げた書類を纏め、丁寧に揃えながら空とぼけた。 「さあ? どうだっていいでしょう。それより、私は貴方が着物を譲って下さらないのなら、これを〈神風〉に匿名で送りつけるつもりです。あ、貴方の名前はもちろん出しますけどね。こんな下らない偽名じゃなくて、〈神風〉に登録されている本名の方でですよ」 矯邑の言葉に、青年はぐうっと臍をかんだ。怒りのためか身体は小刻みに震えている。書類には、とある純日系ではない少女に対して、彼が執拗なまでに送り続けたメールが詳細に記されていた。〈神風〉であることを隠すために偽名まで使用し送られているメールの数は、常軌を逸している。件数は、朝昼晩併せて一日最低でも二十通は超えていた。 「〈神風〉の構成員が、純日系以外の女性につきまとい多量のメールを送りつけているなんて、恥以外の何物でもない。〈神風〉の流儀は、〈神風〉の貴方が一番よくご存じだと思いますけれど?」 純日系を尊びそれ以外を悉く見下す〈神風〉は、身内が純日系以外と接することを何よりも嫌っている。軽い会話程度ならまだしも、矯邑の言うようなストーカーレベルの行為があったとすれば、良くて制裁普通も制裁、悪ければ抹殺ということもある。 黙りこくって、噛み締めた歯の間から息を漏らすだけになった男を、軽蔑したように小突きながら空多川は呟く。 「虫の分際で女の子に粉かけてんじゃねえよ、死ねこのチャバネゴキブリ」 「駄目だよ契ちゃん、もっと柔らかく言ってあげないと」 空多川の低い声を聞き取った冷泉が、わざとピントを外したフォローをした。彼女もまた、唐突に判明した青年の行為に静かに怒っているのだろう。冷泉の言葉を聞き入れて、空多川は男を逃がさないよう、彼の背に腰を下ろしながら言い直す。 「草葉の陰に隠れてろこのヤマトゴキブリ」 「純日系だからって日本風に言えばいいってもんじゃないだろ!」 言い方を変えただけで内容は変わっていないと、矯邑は思わず敬語をやめて突っ込んだ。楽しくなってきたのか、冷泉はふむふむと考えこむ姿勢に入る。 「うーん、もう少し丁寧で婉曲な言い方にしてみたら?」 「紫雲に乗った仏様に迎えに来て貰いませんかサツマゴキブリ」 「仏教とは限りません! 神道だったらどうするんだ!!」 「もっと間接的に言ってみようよ」 「ここに塩素系洗剤と酸性洗剤、密閉された狭い部屋がありますワモンゴキブリ」 「混ぜるな危険!!」 放っておくといつまでも続きそうな二人の会話を、矯邑は突っ込みで終了させ、男の様子を伺う。このやりとりで気勢を削がれたのか、彼はすっかり大人しくなっていた。 「で、どうするの?」 男は矯邑と目線を合わせないようにしながら、ぐちぐちと言い訳を始める。 「……でも、そのメールが垂れ込まれずに済んだとしても、何の理由も無しに花京院様の着物が無くなれば、怪しまれることに変わりはないじゃないか……」 「ウジ虫ちゃん、おねえちゃんが良いこと教えてあげる」 どうにかして付け入る隙を見つけ出そうと、口先だけでも足掻く男の顔を、空多川は前髪を引っ張って持ち上げ覗き込む。底の知れない暗い笑みに、青年は顔を引きつらせた。 「ウジ虫ちゃんはねえ、アンダーヤードで無理矢理非合法賭博に参加させられたあげく、負けが込んで所持金じゃとても払えない額の借金を背負うことになっちゃったの。イカサマだって叫んでも、誰も助けてくれない。そのうち借金の取り立てに〈デスインランド〉の人間がやってきて、現金の代わりにと、ウジ虫ちゃんの大事な大事な着物を奪っていった。ほら、辻褄が合ったねえ。これならまだリンクから追い出されるだけで、お仕置きはされないんじゃない? 良かったねえ」 異様に甘ったるい声で囁かれた〈神風〉への弁解に、男は逃げ道がないことを察し、背筋に氷を突っ込まれたような冷たさを感じた。綺麗に仕組まれた罠だった。血が出るほどに唇を噛み締めながら、彼は取引に応じる。他に道はなかった。 「……解った、着物を取ってくる」 男の敗北宣言を聞いて、空多川はその背から腰を上げ、代わりにと彼の片腕を捻りあげる。逃亡防止のために同行するつもりのようだ。いってきまーすと間延びした声を上げ、男に先導させる空多川に、いってらっしゃいと矯邑も手を振り返して応える。二人の姿が襖の向こうに消えたのを見て、冷泉と矯邑は、ぺちりと手を合わせ作戦の成功を祝った。 すっかり冷め切った緑茶を流し込み、矯邑は人心地つく。普段から他人の生活を、悪言い方をすれば監視している彼女だが、それはあくまで仕事と割り切った行為だ。今回のように、自己のために利用することは少ない。上に虚偽の報告をすれば、自分のポイントが下がる。解っていて危ない橋を渡る馬鹿は居ない、と矯邑は心の中でだけ呟いた。自分が約束したのは〈神風〉へ情報を流さないということだけだ。学校へ通達するか否かは、こちらが決める。 「我ながらあくどいなあ」 矯邑の独り言を聞きつけたのか、同じく茶で口を潤していた冷泉が首を動かし、視線がかち合った。微妙な間が開くことを危惧したのか、冷泉は思いついたように尋ねる。 「ねえ、そう言えば。さっきの紙の束、メールだっけ? あれいつの間に手に入れたの」 ある程度予想はしていた質問だったが、痛いところを突かれることには変わりなく、矯邑は困ったように言葉を濁した。 「別件でね、まさかこんな事に使うとは思ってもみなかったよ」 触れられたくない話題なのだと察した冷泉は、深くは問い詰めず、別の話題を出す。 「ところで、あの着物手に入ったら、どうしようか。流石にそのままだと〈神風〉に目をつけられそうだから、どうにか仕立て直さないと。何がいい?」 「何って…何が良いんだろうね……。玉九朗さんだろ?」 考えあぐねかける二人だったが、沈黙はすぐに破られた。どたどたと乱暴な足音が伝わり、襖が勢いよく開けられる。遅れて外から、突き飛ばされる形で男が畳に倒れ込んだ。 「只今。持ってきたよー」 「あ。おかえり」 はやかったねと声を掛けられた空多川は、微笑みながら小脇に抱えた畳紙の包みを、男に対する扱いとは雲泥の差と言ってもいいほど丁寧に、矯邑達に差し出した。早速中身の確認をと、冷泉が畳紙の紐を解いていく。男は何とか起き上がりながらも、ふてくされ余所に視線をやっていた。 「これでいいだろ……さっさとさっきの書類を置いて、帰ってくれ!」 白い和紙の中に紺色の布地が見えたことで、矯邑は納得し鞄に手を掛ける。だが、彼女の動きを制するように、やんわりとした声が上がった。 「それで、本物はどこですか?」 発したのは冷泉だった。青年は一瞬目を大きく見開くと、努めて冷静に聞き返す。 「本物……って、何の話だ? それを持って早く帰れと―――」 「これ合成繊維ですよね、恐らく制作されたのは最近。この種類の糸は西暦には無かった。花京院さんほどの人に渡されるはずだったものが、正絹じゃないなんてのもあり得ない」 取り出した着物を広げながら、冷泉はつらつらと続ける。紺の布地には、メールに添付されていた画像と一見同じ模様が描かれている。しかし彼女の瞳には、双方は全くの別物として映っていた。否、冷泉の経験と知識が、目の前の着物が西暦に作られた『西陣織』とは異なる代物だと告げていたのだ。 「『西陣』の基本は先染め、でもこれはどう見ても後染めの着物ね。密度が違うわ。しぼも無いし色も紺色。写真のはもう少し明るい藍色だったでしょう。他にも色々あるけど、何より『西陣』の本しぼ織は、手作業を含めた職人芸。どう見ても機械で織ったこれとは違うのよ」 フェイクはいらないわと敬語を捨て去った冷泉は、それでも手に持った着物を、丁寧に敬意を払い仕舞い直した。 「さ、本物のお召しはどこにあるの?」 冷泉に小賢しい企みを看破されたことで、青年は落ち着きをなくす。指摘された通り、彼女達に差し出された着物は偽物である。空多川に連れられて部屋を出た後、万が一を考えて用意してあったこれの存在を思い出し、彼は勝利を確信した、はずだった。相手はどうせ純日系ではないのだ、着物の価値や違いなど解るまい。二束三文のフェイクだろうが、嬉々として持ち帰るはず。 そんな甘い予想はあっさりと外れた。冷泉の持つ鑑定眼は、世界に通用するほどにハイレベルである。これが安物のフェイクでなく、本物と寸分違わぬほどに価値のある偽物だったとしても、容易に見抜いたであろうことは想像に難くない。青年にとって不運だったのは、彼女が目立たないよう表に出ることの少ないトップランカーだったことだ。その名やエイリアスと顔が一致さえしていれば、彼は下手な賭けに出ることもせず、今以上の苦痛を被ることもなかっただろう。 「わ、わからない!! 俺が受け取ったときからそうだったは、ず……」 三者三様の鋭い眼光に睨まれて、男は語尾を小さくしていく。これ以上どんなに取り繕うとも、自分の発言はもう相手にはされない。頭の中が真っ白になり、やけくその怒りだけが満ちていく。 「ちくしょうッ!!」 男の手が矯邑の鞄に伸びた。チャックは半開きのままで、資料の束が見えている。慌てて矯邑は取っ手をわし掴むが、一足遅く綱引きのような取り合い状態になり、ばっとチャックが全開になる。空多川が冷静に男を引き剥がしたが、勢いは止まらず鞄は大きく跳ね、部屋一面に白い紙が舞い散った。 「返せッ!!! 返せ返せ返せ!!!!! 俺の、俺のだッ!!!!!!」 醜い抵抗を続ける青年の咽を締め上げながら、空多川はひらひらと落ちてきた資料を受け止める。冷泉も、床に散らばった紙を集めてまとめていた。面倒な手間を増やしやがってと毒を吐きながらも、手に持った一枚を矯邑に返そうとして、空多川は動きを止める。見覚えのある名前。まじまじと資料のメール文面を読み始めた空多川を見て、矯邑はたらりと嫌な汗を流した。危険だ。本能がそう告げていた。 「………………………………………繍のおねえちゃん。なんでここに村崎ちゃんの名前があるの?」 空多川の指摘に、冷泉も驚き資料に目を通して青ざめる。なってほしくなかった状況に陥っちゃったなあと、矯邑は額に手を当てて眉の間を揉んだ。 男につきまとわれていたのは、他の誰でもない彼女達の後輩、村崎だった。 村崎はその愛らしく清楚な容姿もさることながら、誰にでも優しい気立ての良さや料理の上手さ、さりげない天然ぶりから、非常にモテる女生徒の一人である。現に毎年校内男子生徒の間で密やかに行われている『嫁にしたいランカーランキング』では、癖のある上位ランカー陣を押しのけての常連組だ。だが、そこにはもちろんこの青年のような弊害も生まれてくる。押しが弱く他人の考えに敏感な彼女は、強く迫られるとNOと言えない。男もまた強引にアタックした一人で、村崎のボディガード二匹をかいくぐり、メールアドレスを交換するまでに至った。その結果がこれである。 矯邑は以前、村崎から彼についての相談を受けていた。相談と言うよりは、話題のついでにと彼女がぽろりと漏らした「熱心な方で一日に二十通以上のメール」に反応し、明らかに異常だと指摘したというのが正しい。以来、届いたメールは矯邑に転送するようにと言い含めていたのだが、まさか相手が今回のはっちゃけ男と同一人物だったとは、予想もしていなかった。 依頼メールに記載されていた生徒名と顔写真入り学内名簿を照らし合わせている最中に、村崎が「あ、この依頼されてる方、私にメール下さっている人ですね」と、何でもないことのように言わなければ、気付くことすらなかっただろう。慌てて権限を利用して調べてみれば確かに、男の携帯から村崎の携帯に、幾度となくメールが送られていた。ずらりと並ぶ通信履歴と、偽名だったんですねえと変なところに感心する村崎に、矯邑は気が遠くなりそうだった。 矯邑はこの事実を脅迫材料にはしても、他の友人に話すつもりはなかった。ただでさえ可愛い後輩である、不用意に話を広めて気を遣わせるのも良くない。何より、ストーカー被害などという話をすれば、確実に切れる者が一人居る。だからこそ、資料は加害者の男のみが読めるよう配慮したのだが、こうなっては全てが水の泡だ。ご愁傷様、と矯邑は心の中で手を合わせる。 「あーーーーーー、うん。ごめん。こいつが粘着してたの、ゆき子ちゃん、なんだよね」 矯邑は恐る恐る告白し、おびえるように背を丸くした。背後を伺うと、冷泉も男への怒りより友人から放たれる圧迫感による恐怖が優先したらしく、顔を背け資料を鞄に詰めている。 肌に針が刺さり続けているような、痛い空気に耐えきれなかったのか、男はそれこそ茶色い害虫のように地面を這いつくばって逃げだそうとした。だが、あともう少し手を伸ばせば襖に届くという所で、つんのめるかのように動きが止まる。立ち上がろうと膝に力を入れたところで、彼は服の裾が何かによって畳に縫い付けられていることに気がついた。なにが、と混乱する間もなく、ひゅうっと二筋目の白銀が足首を掠める。男は理解できなかったが、それは空多川が投げた細身の彫刻刀だった。必死に身体を捻って体勢を立て直そうとする青年を、今までとは比べものにならない汚泥のように濁った瞳で見下し、彼女はどこからか金属製のビットギャグを取り出す。 「ゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫がゴミ虫が」 唇が裂け歯が折れるのも構わず、空多川は男の口にギャグを押し込み締め上げた。ぶしゃあと、鼻水が噴き出す。暴れるのがうざったかったのか、一撃顔面に食らわせて鼻骨をへし折ると、流れる鼻血も気にせず着実に関節を外していった。両肩両肘両股関節両膝と、順序よく外して動けなくさせると、空多川は一仕事終えたと言わんばかりに息を吐いて、笑顔で振り返る。矯邑と冷泉は、鼻血とはいえ赤錆に塗れた空多川の拳を見て、びくりと身構えた。 「悪いけど、本物探しに行ってくれる?」 流血沙汰に慣れていない二人への配慮を込めた欲求に、矯邑は一にも二にも無く頷いた。冷泉もまた、こくこくと首を縦に振っている。空多川は笑顔のまま襖に向かって倒れていた男を蹴り倒し、引き抜いた彫刻刀をちらつかせながら反対方向の壁へと追い詰め、二人が通れる道を作った。 「あは、レッドカーペット出来てる」 上機嫌で発された笑えない冗談に、矯邑はだから知られたくなかったんだと独りごちた。後悔してももう遅いが、空多川に友人を慮るだけの冷静さが残っていたことだけが救いだ。矯邑も冷泉も、流石に生でスナッフビデオ撮影現場に居合わせるだけの神経は持ち合わせていない。 「……じゃあ、見つかったら戻ってくるから」 「うん、私はそれまでこの乱歩ごっこ中の芋虫と遊んでるから、頑張ってね」 襖をきつく閉め、矯邑は冷泉と目を合わる。冷泉も青ざめた顔で矯邑を見た。二人の意志が重なる。 「行くか」 「行こう」 彼女達は、嫌な音が聞こえてくる前にと全力で廊下を駆けていった。 矯邑と冷泉の気配が完全に去ったのを確認して、空多川はくるくると指の間で回していた彫刻刀を投げ捨てる。子供が飽きた玩具を放るような無造作な仕草だったというのに、刃は寸分の違いなく、仰向けに横たわる男の眦を掠めていた。あと少し狙いがずれていたら、間違いなく血の涙が流れている。 「むきゅー。それにしても、怒ったのがおねえちゃんで良かったねえ」 青年と視線を合わせるためにしゃがみ込み、微笑みかける彼女の口調は、いつの間にか柔和なものに戻っている。 「ここにいないおねえちゃんの友達が相手だったら、今頃ウジ虫ちゃんは死にはしなくても人間としての形が無くなってたよ。ハンバーグ用の挽肉レベルだね」 空多川が言う友達とは、篭森珠月のことだ。怒り心頭に発した篭森が行う拷問は、見ている者が恐怖で心臓を止めてもおかしくはないほどに過酷で残酷、それでいて決して標的の正気は失わせることなく命も奪わない、玄人の技である。空多川はその域までは達していないし、達するつもりもない。 青年は限界まで見開いた目をぎょろつかせながら、声にならない声を張り上げる。壊れたスプリンクラーのように、鼻血が飛び散った。 「ま、おねえちゃんはどう足掻いてもおねえちゃんみたいにはなれないから、自分らしく行きましょうか」 景気づけのように、しゃがんだことでむっちりとふくらんでいる自らの太ももを叩いて、彼女はガーターに挟んでいた二本の試験管を取り出した。一本には真っ赤な液体が、もう一本には毛虫のように棘だらけの鉄色の棒が入っている。空多川は両者への対策として、これまたスカートの中から取りだした、指先を覆う形状の金属製指貫と半透明の手術用ゴム手袋を着けた。指貫は右手に、ゴム手袋は左手に。親指と人差し指・中指を守る指貫は、先端を獣の爪のように尖らせており、それだけでも十分な武器と言えた。 空多川はゴム手袋を着けた左手で液体が詰まっている試験管を掴み、男の目の前で振ってみせる。 「さて、ウジ虫ちゃんはこれが何か解るかなー? 解らないよね解っても答えられないしね。うい、正解はホットソースなのですよ。普通のとはちょーっと違うけど。千六百万スコヴィルくらいには」 試験管の中で揺れる血のように真っ赤な液体は、唐辛子を使った一般的なホットソースとは異なる禍々しさを秘めている。タバスコなど、殆どが料理に辛みを加えるための調味料として使われているホットソースだが、一部には凶器になり得るものもある。唐辛子の辛さを量る単位「スコヴィル」は、タバスコなら二千強、激辛で有名なハバネロでも三十万程度だ。西暦の頃に販売されていた七百十万スコヴィルのとあるソースは、皮膚に触れると皮が剥け火傷に似た状態を引き起こしたという。彼女が取り出したのは、それの倍以上、もはや純粋カプサイシンを詰め込んだだけの代物だ。 「……強化ガラス製っていっても、やっぱ持ち歩くのはちょっと怖いよね」 劇薬を身に着けていたことに今更恐怖を感じ、空多川は眉根を寄せる。肌に付着しないよう細心の注意を払いながら、試験管を密封していた蝋を彫刻刀でこそげ落とすと、辺りに刺激臭が広がった。目に痛みが走ったのか、空多川は涙を滲ませながら顔を背ける。うあー、と嫌そうな声を上げながら、彼女はもう片方の試験管の口も指貫つきの片手で器用に開け、金属棒を摘み出した。シャープペンシルほどの長さと太さを持つ逆刺だらけの棒は、よく見ると加工した五寸釘だった。鬼の持つ金棒を小さくしたような釘の頭を器用に摘んで、片手で持っていた試験管ソースの中に漬け込む。釘全体に真っ赤な粘液が絡まるように掻き回すと、ぬっちゃにっちゃと水音が立った。 「ごっすんごっすん五寸釘~……おねえちゃんはどっちかというと知識と日陰の少女派ですが。んー…最初はね、これ、この金属製の爪に塗って使うつもりだったんだよねー。蠍座の形になるよう身体に刺していって、リアルスカーレットニードル! ってやりたかったんですよ。けど、ゴミ虫ちゃんみたいなアリンコには蠍の印なんて勿体ないよなーって思い直したから、こっちね」 空多川は血の色に染まった釘を、男の視界に映るよう大げさに引き抜いては押し込む。絡まる液体がどのようなものか、先程の説明だけでは想像のつかなかった青年だが、漂う臭気に鼻と目をやられたことで、限りなく危険なものだと悟る。止まりかけていた鼻血が再び鼻水とともに流れ出し、涙もぼろぼろと溢れる。ぐちゅりぐちゅり、音は止まらない。 「発情レイパーには去勢が一番っと。うゆ? 虫でも去勢って言うのかな? まあいっか。ぶっすり差し込んだ後はきっちり釘の頭をライターで炙って止血してあげるのです。感謝してね」 彼女がどこに釘をねじ込もうとしているのか、男は察してしまった。あんなものが刺されば想像を絶する痛みが訪れ、ショックで死んでしまう事は間違いない。万が一死なずに済んだとしても、それは幸運ではなく最悪の不運だ。篭森とは異なる、特定箇所の破壊を専門とした空多川の拷問。外側だけならば何処にも傷は残らないが、内側と精神は砕け散る。想像しただけで発狂しそうになりながら、男はギャグの奥で長い悲鳴を上げた。こぼれ落ちそうなほど見開かれた目が白く濁りつつあるのを見て、空多川は急にふっと慈愛に満ちた笑みを浮かべ、細い細い蜘蛛の糸を垂らす。おかしくなる前にこれだけ、と前置きをして、彼女は青年に問いかけた。 「純日系に一度聞いてみたかったことがあるんだよね。あのさ、日本語の表現に『蛇蝎のごとく嫌う』とか『蛇蝎視』って言葉、あるよね? 日本人ってみんな、蛇とか蠍が嫌いなの? この際蛇はどうでも良いよ、蛇遣いは天に還っててください。で、どうなの? 蠍、嫌いなの?」 一縷の望みをかけて、男は必死に首を横に振る。蠍が意味するものが何かなどはさっぱり解らなかったが、彼女にとって大事なものだということは、直前の独り言からも推察できる。自分は蠍に好意的なのだと示すことができれば、拷問の手を緩めてくれるかもしれない。じゃあ好き? と尋ねられ、青年は首がもげるほど激しく縦に振り、好きですとくぐもった声で叫ぶ。そんな彼の様子を見て、空多川は幸せそうに喜色満面の笑みを浮かべた。救われた、男は安堵し知らず知らず身体から力を抜く。 「そうだよね蠍を嫌いになる人なんていないよねみんな蠍のこと大好きだよね蠍は可愛いから蠍は素敵だから蠍は愛しいからだから嫌われるはずなんてない蠍は愛されて当然なのそういうことでしょうでもねそれをどうして―――お前が言うの?」 空多川は、初めこそ興奮した面持ちで矢継ぎ早に愛の言葉を告げていたが、やがて甘い囁きは病みを帯びたものへと変わる。男の選択は間違っていた。いや、そもそも彼女の質問には正解など無い、答えを欲してもいない。切れることが前提の、救いのない蜘蛛の糸。 「蠍は可愛いよでもねその可愛さを知っているのは私だけで良いの他の誰も蠍の可愛さには気付かなくて良い蠍は嫌われて当然なの嫌われて疎まれて誰からも愛されない蠍だから私が愛するの可愛い蠍私の蠍貴方は惨めに捨てられて恨まれて消え去っても誰も悲しまないほどに卑屈で後ろ指を指されるほど矮小なの血膿に溺れながらも立ち続ける盾を私が犯して侵して冒して突き崩す二度と立ち上がれないように私だけを憎み見つめ殺意を持って縋り付くように愛しい愛しいの殺して私を殺してそうして私の死体を眺めながら怨み憾み恨み憎み悪み全てを捧げた相手がこの世から消えたことに絶望するが良いこれで一生も来世も全てが私のもの私の蠍私の蠍何処へも逃がさない捕らえてみせるなんて素敵なのさあ契りを籠みましょう血と性と死と私の名において貴方の名においてうふふふふあはははははああああああ―――だから貴様みたいな屑が私の蠍を語るんじゃあないッ!」 釘が勢いよく男の服を切り裂いた。白い布にソースがべったりと付着し、血飛沫のように跳ねる。空多川は、激しい上げ落としに精神がついて行けず痙攣するだけとなった青年の上に跨り、肩を震わせ哄笑する。どちらの瞳にも、最早正気はなかった。
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/125.html
2012年5月2日 スペイン語およびポルトガル語に翻訳された日本の推理小説がどれぐらいあるのかを調べた。 「英訳」、「フランス語訳」、「ドイツ語訳」、「イタリア語訳」がどれぐらいあるのかは以前に調べている。これらのリストでは鈴木光司のホラー小説なども含め広くエンターテインメント作品を掲げているが、それらを除くと、英訳出版された日本のミステリは約60冊、フランス語訳も同じく約60冊、ドイツ語訳とイタリア語訳はそれぞれ約20冊ほどである。そして今回調べたところ、スペイン語に翻訳された日本のミステリは20冊弱程度であった。もっともこれらの数字はあくまでも気が付いた分だけなので、実際には数はもう少し多くなるだろう。 関連記事:「スペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史」(2012年5月2日) Index スペイン語訳 (Spanish)江戸川乱歩 (Edogawa Rampo) 岡本綺堂 (Kido Okamoto) 桐野夏生 (Natsuo Kirino) 鈴木光司 (Koji Suzuki) 谷豊 (Yutaka Tani) 戸川昌子 (Masako Togawa) 中村文則 (Fuminori Nakamura) 西尾維新 (Nisioisin) 東野圭吾 (Keigo Higashino) 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) 山田風太郎 (Futaro Yamada) 横溝正史 (Seishi Yokomizo) 吉田修一 (Shuichi Yoshida) 漫画の翻訳 カタルーニャ語訳 (Catalan)東野圭吾 (Keigo Higashino) ポルトガル語訳 (Portuguese) 更新情報 スペイン語訳 (Spanish) スペインamazonで、「翻訳されていそうな」日本の作家名を検索して作成したものである。「翻訳されていそうな」作家とは、英語やフランス語、ドイツ語、イタリア語などに翻訳されている作家である。そのような性質のリストのため、スペイン(語圏)で刊行された日本のミステリを網羅する完全なリストではない。 ここで示しているのはあくまでも見つけたものだけである。たとえば、鈴木光司『リング』のスペイン語版は、2010年12月に発行されたものが見つかったのでそれにリンクをはっているが、2010年12月以前にも翻訳は出ていたかもしれない。 ISBNをクリックするとスペインamazonの対応するページが開くようになっている。 江戸川乱歩 (Edogawa Rampo) (スペイン語版Wikipedia) Relatos japoneses de misterio e imaginaciónISBN 8496423220 第一版(2008年6月??) ISBN 8496423549 第二版(2007年12月??) La Lagartija Negra y la Bestia entre las Sombras / 『黒蜥蜴』と『陰獣』ISBN 8496423638 (2008年11月) Moju La bestia ciega / 『盲獣』ISBN 8496423603 (2010年10月) 『Relatos japoneses de misterio e imaginación』は9編収録の短編集。英訳短編集『Japanese Tales of Mystery And Imagination』を翻訳したものだと思われる。収録作品は英訳短編集と同じく、「人間椅子」、「心理試験」、「芋虫」、「断崖」、「鏡地獄」、「双生児」、「赤い部屋」、「二癈人」、「押絵と旅する男」。 岡本綺堂 (Kido Okamoto) Hanshichi. Un detective en el Japón de los Samuráis / 『半七捕物帳』ISBN 8494030132 (2012年11月) El fantasma de Ofumi お文の魂 1 La farola de piedra 石灯籠 2 La muerte de Kanpei 勘平の死 3 El misterio de la campana de incendios 半鐘の怪 6 La doncella del daimyô 奥女中 7 Nieve de primavera 春の雪解 9 La Mansión de las Campanillas 朝顔屋敷 11 El guirigay de los gatos 猫騒動 12 La celebración por el paso de la montaña 山祝いの夜 14 El caso del halcón desaparecido 鷹のゆくえ 15 Fantasmas y Samuráis. Cuentos modernos del viejo Japón (怪奇小説集?)ISBN 8494117300 (2013年5月) 半七捕物帳シリーズの短編に発表順に通し番号をつけると、英訳は1~14、仏訳は1~20。スペイン語には、最初の15編のうちの10編が訳されている。省略されているのは4「湯屋の二階」、5「お化け師匠」、8「帯取りの池」、10「広重と河獺」、13「弁天娘」。 桐野夏生 (Natsuo Kirino) Out / 『OUT』(1997)ISBN 8496580296 (2008年2月) ISBN 8496580415 (2009年2月) Grotesco / 『グロテスク』(2003)ISBN 8496580644 (2011年3月) ISBN 8496580245 (2012年2月) Crónicas de una diosa / 『女神記』ISBN 8415355661 (2013年5月) 鈴木光司 (Koji Suzuki) (スペイン語版Wikipedia) The Ring / 『リング』(1991)ISBN 8439710356 (2010年12月) 続編の『らせん』と『ループ』のスペイン語訳は見当たらなかった。ほかに、MEIMUによる漫画版『仄暗い水の底から』がスペイン語になっている。 谷豊 (Yutaka Tani) Detective Conan 1 La leyenda del tesoro de Koshu / 『小説名探偵コナン 甲州埋蔵金伝説』(2005)ISBN 8448041178 (2008年10月) Detective Conan 2 Sinfonia para un crimen perfecto / 『小説名探偵コナン 殺人交響曲(シンフォニー)』(2006)ISBN 8448041186 (2008年10月) どちらも漫画の小説化ではなく、小説オリジナル。 戸川昌子 (Masako Togawa) Un Beso de Fuego / 『火の接吻』(1984)ISBN 8440618468 (1991年5月) ※書影なし Lady killer / 『猟人日記』(1963)ISBN 8440618425 (1993年2月) ※書影なし La llave maestra / 『大いなる幻影』(1962)ISBN 8440618433 (1993年5月) ※書影なし 『火の接吻』スペイン語版の表紙は「こちら」、『猟人日記』スペイン語版の表紙は「こちら」などで見られる。 中村文則 (Fuminori Nakamura) El Ladrón / 『掏摸(スリ)』ISBN 8494030183 (2013年2月) 西尾維新 (Nisioisin) (スペイン語版Wikipedia) Death Note Another Note / 『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』(2006)ISBN 8483575361 (2009年10月) ほかに、西尾維新が原作を担当した漫画『めだかボックス』が2012年7月から翻訳出版されている。 東野圭吾 (Keigo Higashino) La devoción del sospechoso X / 『容疑者Xの献身』(2005)ISBN 8466647368 (2011年10月) La salvación de una santa / 『聖女の救済』ISBN 8466652760 (2013年3月) 『容疑者Xの献身』のカタルーニャ語訳『La devoció del sospitós X』もあり。 東野圭吾の欧米での受容については以前に「こちら」でまとめました。 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) (スペイン語版Wikipedia) スペイン語タイトル 原題 ISBN 出版社、出版年 備考 La Sombra Del Kasha 『火車』(1992) ISBN 8493777021 Quaterni、2010年10月 Fuego Cruzado 『クロスファイア』(1998) ISBN 849377703X Quaterni、2011年3月 El Susurro del diablo 『魔術はささやく』(1989) ISBN 8493777064 Quaterni、2011年11月 R.P.G. Juego de Rol 『R.P.G.』 ISBN 8493777099 Quaterni、2012年5月 ほかに『ブレイブ・ストーリー』が2分冊(あるいは3冊以上?)で出ている。 Brave Story / 『ブレイブ・ストーリー』1巻 ISBN 8494030191 (2013年3月) 2巻 ISBN 8494117343 (2013年9月) 山田風太郎 (Futaro Yamada) Los ninjas de koga y su codigo secreto / 『甲賀忍法帖』ISBN 8494030124 (2012年10月) La Leyenda de los Ocho Guerreros Perro / 『八犬伝』ISBN 849411736X (2013年11月) 横溝正史 (Seishi Yokomizo) El Clan Inugami / 『犬神家の一族』(1951)ISBN 849800263X (2008年2月) ISBN 8498004888 (2009年5月) 吉田修一 (Shuichi Yoshida) El hombre que quiso matarme / 『悪人』ISBN 8423327787 (2012年6月) 漫画の翻訳 乙一清原紘による漫画版『失踪Holiday』、『きみにしか聞こえない』 高見広春田口雅之による漫画版『バトル・ロワイアル』および富沢ひとしによる『ブリッツ・ロワイアル』がスペイン語に翻訳されている。 ※著者名表記はKoshun TakamiではなくKoushun Takamiであることに注意。 カタルーニャ語訳 (Catalan) カタルーニャ語はスペイン東部で使用されている言語。 東野圭吾 (Keigo Higashino) 東野圭吾『容疑者Xの献身』(2005)のカタルーニャ語訳『La devoció del sospitós X』(2011年9月)が刊行されているようである。 ポルトガル語訳 (Portuguese) 国際交流基金が作成している「日本文学翻訳書誌検索」(そのデータの参照元になっているのは『Japanese Literature in Foreign Languages』[日本ペンクラブ、1997年]等)で調べてみると、日本ミステリのポルトガル語訳には少なくとも以下のものがあるようである。 桐野夏生『OUT』、『グロテスク』(ブラジルで刊行) 西村京太郎『名探偵なんて怖くない』(ポルトガルで刊行) 松本清張『ゼロの焦点』(ブラジルで刊行) これ以外に、ネット上を適当に検索してみると、松本清張『点と線』のポルトガル語版の『Dois Pontos e uma Reta』なども見つかった。 ポルトガル語版については、今後改めて調べてみるつもりである。 更新情報 2013年12月9日:スペイン語訳:岡本綺堂、谷豊、中村文則、山田風太郎、吉田修一を追加。桐野夏生『女神記』、東野圭吾『聖女の救済』、宮部みゆき『R.P.G.』『ブレイブ・ストーリー』、山田風太郎『八犬伝』を追加。 「日本ミステリの海外刊行」に戻る
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/54.html
2010年6月5日作成 2010年12月19日大幅更新 日本の推理小説の仏訳本のリスト。 Amazon.frで適当に日本の作家名を検索し、そこから「この商品を買った人はこの商品も買っています」をたどっていくことでリストを作っている。そのため、フランスで刊行された日本のミステリを網羅する完全なリストではない。 数バージョン刊行されている場合は、表紙画像があるものに優先的にリンクしている。たとえば、『悪魔の手毬唄』は、唯一表紙画像がある1998年5月に刊行されたものへリンクを貼っているが、これはこの作品の初訳が1998年だったということを意味しない。 また、まず作家で選んで、それぞれの作家について翻訳状況を書いているので、なかにはミステリではない作品も含まれる。 2010年12月19日追記 Twitter上でフランスにおける日本ミステリが話題になったのをきっかけに( 「Togetter:フランスで読まれている日本のミステリ」 )、今まで中途半端なまま放置していたリストを一応完成させた。 リスト作成の作業中に、坂本浩也氏による「フランス・ミステリ通信2 「メスプレード事典」 をめぐって」(2003年11月8日、Webサイト「本棚の中の骸骨:藤原編集室通信」の投稿コーナー「書斎の死体」に掲載)という記事に行き当たったので、リンクを貼っておく。2003年にフランスで刊行されたミステリ大事典を主題にしつつ、現代フランスミステリやフランスでの日本のミステリの受容について簡潔にまとめた非常に有用かつ興味深い記事である。以下で示しているリストは、Amazonから抽出した単なる情報の羅列に過ぎないので、フランスでの日本のミステリの受容について知りたい方には、まずはこの坂本浩也氏の記事のご一読を勧めたい。 「フランス・ミステリ通信2 「メスプレード事典」 をめぐって」で挙げられているフランスで刊行された日本ミステリのうち、長尾誠夫の作品については刊行を把握していなかったので、この記事を読んだ後にリストに加えさせていただいた。また、夏樹静子作品と西村京太郎作品に一部、原題が分からないものがあったので、それもこの記事を参考にして付け加えた。 ブログ「翻訳ミステリー大賞シンジケート」に寄稿した「日本のミステリー小説の仏訳状況」(2014-04-17)も合わせてお読みください。 Index あ行赤川次郎 (Jiro Akagawa) 綾辻行人 (Yukito Ayatsuji) 伊坂幸太郎 (Kotaro Isaka) 石田衣良 (Ira Ishida) 江戸川乱歩 (EDOGAWA Ranpo) 岡本綺堂 (Kido Okamoto) 奥田英朗 (Hideo Okuda) 乙一 (Otsuichi) 小野不由美 (Fuyumi Ono) か行桐野夏生 (Natsuo Kirino) 栗本薫 (Kaoru Kurimoto) 黒沢清 (Kiyoshi Kurosawa) 小池真理子 (Mariko Koike) さ行島田荘司 (Soji Shimada) 鈴木光司 (Koji Suzuki) た行高木彬光 (Akimitsu Takagi) 高見広春 (Koushun Takami) 戸川昌子 (Masako Togawa) な行長尾誠夫 (Seio Nagao) 中村文則 (Fuminori Nakamura) 夏樹静子 (Shizuko Natsuki) 西尾維新 (NISIOISIN, Nisio Isin) 西村京太郎 (Kyotaro Nishimura) は行原尞 (Ryo Hara) 坂東眞砂子 (Masako Bando) 東野圭吾 (Keigo Higashino) ま行松井今朝子 (Kesako Matsui) 松本清張 (Seicho Matsumoto) 水上勉 (Tsutomu Mizukami, Tsutomu Minakami) 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) 森博嗣 (Hiroshi Mori / MORI Hiroshi) や行山田風太郎 (Futaro Yamada) 山村美紗 (Misa Yamamura) 夢野久作 (Kyusaku Yumeno) 横溝正史 (Seishi Yokomizo) 吉田修一 (Shuichi Yoshida) アンソロジー・関連書籍 更新情報 あ行 赤川次郎 (Jiro Akagawa) (フランス語版Wikipedia) Le piège de la marionnette /『マリオネットの罠』(1977) ISBN 2877301915 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、1998年5月) ISBN 2877303861 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、1999年4月) Meurtres pour tuer le temps /『ひまつぶしの殺人』(1978) ISBN 2877302423 (Aude Bellenger-Sugai訳、Philippe Picquier、1998年5月) ISBN 287730387X (Aude Bellenger-Sugai訳、Philippe Picquier、1999年11月) 『マリオネットの罠』は『本格ミステリ・フラッシュバック』でも取り上げられている名作。 綾辻行人 (Yukito Ayatsuji) Meurtres dans le decagone / 『十角館の殺人』(1987) ISBN 2953396217 (Otsu Masami、Olivier Paquet、Patrick Honnoré訳、Karasu、2009年11月) 伊坂幸太郎 (Kotaro Isaka) La Prière d'Audubon / 『オーデュボンの祈り』(2000) ISBN 280970242X (Corinne Atlan訳、Philippe Picquier、2011年2月) Pierrot-la-gravité / 『重力ピエロ』(2003) ISBN 2809703086 (Corinne Atlan訳、Philippe Picquier、2012年1月) 新潮ミステリー倶楽部賞を受賞したデビュー作『オーデュボンの祈り』と、映画化もされた『重力ピエロ』が翻訳されている。またほかに、漫画版『魔王』が翻訳されている。 石田衣良 (Ira Ishida) Ikebukuro West Gate Park /『池袋ウエストゲートパーク』(1998) ISBN 287730776X (Anne Bayard-Sakai訳、Philippe Picquier、2005年4月) ISBN 2809700419 (Anne Bayard-Sakai訳、Philippe Picquier、2008年5月) Ikebukuro West Gate Park II /『少年計数機 池袋ウエストゲートパークII』(2000) ISBN 2809701148 (Anne Bayard-Sakai訳、Philippe Picquier、2009年5月) Ikebukuro West Gate Park 3 - Rave d'une nuit d'ete /『骨音 池袋ウエストゲートパークIII』(2002) ISBN 2809701555 (Anne Bayard-Sakai訳、Philippe Picquier、2010年2月) 『池袋ウエストゲートパーク』を翻訳したアンヌ・バヤール=サカイ氏は、この翻訳で第17回(2009年)野間文芸翻訳賞を受賞している。 野間文芸翻訳賞決定! - フランス生活情報 フランスニュースダイジェスト (2009年11月5日) ほかに、『池袋ウエストゲートパーク』の漫画版(第1巻)や、『アキハバラ@DEEP』の漫画版(第1巻)が刊行されている。 江戸川乱歩 (EDOGAWA Ranpo) (フランス語版Wikipedia) La Chambre rouge /短編集『赤い部屋』(「芋虫」、「人間椅子」、「二廃人」、「赤い部屋」、「二銭銅貨」を収録) ISBN 287730230X (Jean-Christian Bouvier訳、Philippe Picquier、1998年5月) La Proie et l'ombre /『陰獣』(「心理試験」を併録) ISBN 287730180X (Jean-Christian Bouvier訳、Philippe Picquier、1998年12月) La bête aveugle /『盲獣』 ISBN 2877304396 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、1999年5月) L'Île panorama /『パノラマ島奇談』 ISBN 287730440X (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、1999年6月) Mirage /『押絵と旅する男』(「虫」を併録) ISBN 2877304957 (Karine Chesneau訳、Philippe Picquier、2000年5月) Le Lézard noir /『黒蜥蜴』 ISBN 2877304973 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、2000年6月) Inju La bête dans l'ombre /『陰獣』 ※訳題が1998年のものと異なる ISBN 2809700680 (Jean-Christian Bouvier訳、Philippe Picquier、2008年8月) ほかに、三島由紀夫の戯曲版『黒蜥蜴』や、丸尾末広が漫画化した『芋虫』が刊行されている。 Wikipediaフランス語版の「江戸川乱歩」の記事に「フランス語に訳された作品」の項目があるのでそこも参照のこと。 また、フランスの探偵小説雑誌『マガザン・ノアール』創刊号に、「芋虫」が「シエニーユ・ブローヌ」というタイトルで掲載されたという(探偵作家クラブ会報第86号、1954年7月)。 関連文献ジャン=クリスチャン・ブーヴィエ(Jean-Christian Bouvier、訳:梁木靖弘)「グルノーブル便り 紅毛京太郎奮戦記」(『EQ』1989年1月号、pp.178-181)フランス、グルノーブルのミステリ祭(第10回、1988年)のレポート。前年は松本清張が招待されて日本代表として参加している。1988年は『名探偵なんか怖くない』と短編集が仏訳刊行されたばかりの西村京太郎が招待されたが、直前で都合により参加できなくなり、代わりにその2冊の訳者であるジャン=クリスチャン・ブーヴィエが日本の推理小説を紹介する記者会見などを行った。ブーヴィエは江戸川乱歩『陰獣』等の訳者でもある。この記事では、仏訳版『陰獣』に対する仏紙の評も紹介されている。 間瀬玲子「フランスにおける江戸川乱歩と横溝正史の受容」(日本比較文学会編『越境する言の葉――世界と出会う日本文学』彩流社、2011年6月、pp.237-247) 岡本綺堂 (Kido Okamoto) (フランス語版Wikipedia) Fantômes et Samouraïs Hanshichi mène l'enquête à Edo ※収録内容は光文社時代小説文庫版の第1巻と同じ14編 ISBN 2877307158 (Karine Chesneau訳、Philippe Picquier、2004年4月) ISBN 2877309649 (Karine Chesneau訳、Philippe Picquier、2007年9月) Fantômes et kimonos Hanshichi mène l'enquête à Edo ※光文社時代小説文庫版の第2巻(13編収録)の前半6編を収録 ISBN 2877308561 (Karine Chesneau訳、Philippe Picquier、2006年5月) ISBN 2809700400 (Karine Chesneau訳、Philippe Picquier、2008年5月) + 『Fantômes et Samouraïs』収録作(14編収録) 『Fantômes et Samouraïs』収録作(14編収録) フランス語タイトル 日本語原題 L'esprit d'Ofumi お文の魂 La lanterne en pierre 石灯籠 La mort de Kanpei 勘平の死 A l'étage de la maison de bains 湯屋の二階 Le professeur-monstre お化け師匠 Le mystère de la cloche d'incendie 半鐘の怪 La dame de compagnie 奥女中 L'étang de la Ceinture-voleuse 帯取りの池 La fonte des neiges au printemps 春の雪解 Hiroshige et la loutre 広重と河獺 La demeure Belles-de-jour 朝顔屋敷 Chats en rébellion 猫騒動 La fille de la déesse Benten 弁天娘 La nuit de la fête de la montagne 山祝いの夜 + 『Fantômes et kimonos』収録作(6編収録) 『Fantômes et kimonos』収録作(6編収録) フランス語タイトル 日本語原題 A la poursuite du faucon 鷹のゆくえ Le bébé-monstre 三河万歳 Meurtres à la lance 槍突き Kappa et geishas お照の父 Le pavillon de Mukôjima 向島の寮 La malédiction de la fille du marchand de saké 津の国屋 ほかに、WorldCatによると、1929年にパリのLibrairie Stock社の《Cabinet cosmopolite》叢書で岡本綺堂の『Drames d'amour』という本が出版されており、"Une histoire de Shuzenji"(「修禅寺物語」)、"Le double suicide du Toribeyama"(「鳥辺山心中」)などが収録されているようである。訳者はKuni Matsuoと、E. Steinilber-Oberlin。 奥田英朗 (Hideo Okuda) Les remèdes du docteur Irabu /『イン・ザ・プール』(2002) ISBN 291918623X (Wombat、2013年1月) 精神科医・伊良部シリーズの第1作。 乙一 (Otsuichi) (フランス語版Wikipedia) Rendez vous dans le noir /『暗いところで待ち合わせ』(2002) ISBN 2953396209 (Myriam Dartois-Ako訳、Karasu、2009年7月) Un flingue et du chocolat / 『銃とチョコレート』(2006) ISBN 2745935860 (Editions Milan、2010年10月) ほかに、『少年少女漂流記』、漫画版『GOTH』が刊行されている。 小野不由美 (Fuyumi Ono) (フランス語版Wikipedia) 小説『十二国記』が翻訳されている(最初の巻)。また、『屍鬼』の漫画版(第1巻)も刊行されている。 か行 桐野夏生 (Natsuo Kirino) (フランス語版Wikipedia) Disparitions /『柔らかな頬』(1999) ISBN 2268042618 (Editions du Rocher、2002年5月) ISBN 2264037083 (Editions 10/18、2004年6月) ISBN 2757837133 (Points、2013年10月) OUT /『OUT』(1997) ISBN 2020789531 (Seuil、2006年5月) ISBN 2757804812 (Points、2007年6月) Monstrueux /『グロテスク』(2003) ISBN 2020931990 (Seuil、2008年1月) ISBN 2757811584 (Points、2009年1月) Le vrai monde /『リアルワールド』(2003) ISBN 2020981270 (Seuil、2010年2月) Intrusion / 『IN』(2009) ISBN 2021034704 (Seuil、2011年9月) L'île de Tokyo / 『東京島』(2008) ISBN 2021034712 (Seuil、2013年4月) 栗本薫 (Kaoru Kurimoto) (フランス語版Wikipedia) Guin Saga /『グイン・サーガ』 1巻 ISBN 2265081248 (Fleuve Noir、2006年5月) 2巻 ISBN 2265081507 (Fleuve Noir、2006年5月) 3巻 ISBN 2265081515 (Fleuve Noir、2006年9月) 4巻 ISBN 2265084263 (Fleuve Noir、2006年5月) 5巻 ISBN 2265084271 (Fleuve Noir、2007年10月) 6巻 ISBN 2820300030 (Kazé Editions、2011年1月) ほかに、沢田一による漫画版(第1巻 2009年8月)、柳澤一明による漫画版(第1巻 2010年3月)が刊行されている。 黒沢清 (Kiyoshi Kurosawa) Kairo / 『回路』(2001年) ISBN 2877305937 (Philippe Picquier、2002年4月) ISBN 2877307387 (Philippe Picquier、2004年9月) 小池真理子 (Mariko Koike) Le chat dans le cercueil / 『柩の中の猫』(1990) ISBN 2877304388 (Philippe Picquier、1999年5月) ISBN 2877306054 (Philippe Picquier、2002年5月) Je suis déjà venue ici / 『玉虫と十一の掌篇小説』 ISBN 2809700478 (Philippe Picquier、2008年9月) ISBN 2809702721 (Philippe Picquier、2011年6月) さ行 島田荘司 (Soji Shimada) Tokyo Zodiac Murders /『占星術殺人事件』 ISBN 274362048X (Rivages、2010年2月) フランスのミステリ作家 ポール・アルテによる『占星術殺人事件』評 (南雲堂『本格ミステリー・ワールド2011』、ポール・アルテへのメールインタビューより(p.209)) (『占星術殺人事件』を読んだかと尋ねられて) 「もちろんです。『占星術殺人事件』を手にしてすぐに、むさぼるように読みました。なんといっても、フランス語に翻訳されると聞いてから、その瞬間を待っていたのですから。ジョン・ピュグマイアー氏とローラン・ラクーブ氏は、ミステリーの傑出した専門家ですが、『占星術殺人事件』は、すばらしい傑作だと教えてくれたのです。まさにそのとおりでした!」 「『占星術殺人事件』は、特別な作品で、肩を並べるほかのミステリー作品はありません。筋立てがあまりにも魅力的で、密室の謎さえも二の次に思えてしまったほどです。」 「ミステリー・マニアにとって大満足の作品ではないでしょうか。形而上学的な仮説の中で読者は我を忘れ、芸術的なタッチによって、過去の描写は雰囲気たっぷりのものとなっています。そして、当然のことながら、結末で明かされる真実は十分に美しいもので、率直に言って天才的なものだと思います。島田荘司氏には脱帽です。なんと、本作が処女作なのですね。」 「出版された書評はまだ読んでいませんが、私も入っているアマチュアのミステリー愛好会では、頻繁に話題にのぼっています。フランスのミステリー・マニアは皆、この作品が大好きで、マスター・ピースだと考えています。さらに、島田さんが同じくらいの霊感に満ちたほかの作品を書いていることに、誰もが注目していて、フランス語に翻訳されるのを待ち望んでいます!」 鈴木光司 (Koji Suzuki) (フランス語版Wikipedia) Ring /『リング』 ISBN 2266121235 (Pocket、2002年3月) ISBN 2265077224 (Fleuve noir、2003年9月) Double hélice /『らせん』 ISBN 2266121243 (Pocket、2002年5月) ISBN 2265077216 (Fleuve noir、2003年9月) La Boucle /『ループ』 ISBN 2266121251 (Pocket、2002年11月) Birthday Ring zéro /『バースデイ』 ISBN 2266130706 (Pocket、2003年3月) Dark Water /『仄暗い水の底から』 ISBN 2266131567 (Pocket、2003年3月) ISBN 2265081175 (Fleuve noir、2005年6月) ほかに、『リング』の漫画版なども刊行されている。 た行 高木彬光 (Akimitsu Takagi) 『本格ミステリー・ワールド2011』(南雲堂、2010年12月)に掲載されたメールインタビューでポール・アルテが、『刺青殺人事件』の仏訳が2011年に出版される予定で楽しみにしていると述べている(pp.209-210)。ただ、その後結局出版はされていない。 『刺青殺人事件』はすでに英訳はあり、ほかに英語圏では『ゼロの蜜月』と『密告者』が出版されている。ドイツ語訳はない。 高見広春 (Koushun Takami) (フランス語版Wikipedia) Battle Royale /『バトル・ロワイアル』 ISBN 2702136737 (Calmann-Lévy、2006年8月) ISBN 2253122351 (Le Livre de Poche、2008年2月) ほかに、『バトル・ロワイアル』の漫画版も刊行されている。 戸川昌子 (Masako Togawa) Le baiser de feu /『火の接吻』(1984) ISBN 2869303491 (Rivages、1990年5月) 『本格ミステリ・フラッシュバック』でも取り上げられている作品。この『火の接吻』は欧米の多くの国で刊行されている。 な行 長尾誠夫 (Seio Nagao) Meurtres à la cour du prince Genji /『源氏物語人殺し絵巻』 ISBN 2877303047 (Karine Chesneau訳、Philippe Picquier、1998年5月) Le prince des ténèbres /『黄泉国の皇子』 ISBN 2877303691 (Karine Chesneau訳、Philippe Picquier、1998年6月) ISBN 2877305775 (Karine Chesneau訳、Philippe Picquier、2002年1月) 1986年、『源氏物語人殺し絵巻』でサントリーミステリー大賞の読者賞を受賞しデビュー。この作品は、週刊文春ミステリーベスト10で第7位にランクインした。 中村文則 (Fuminori Nakamura) Pickpocket / 『掏摸(スリ)』(2009) ISBN 2809703930 (Myriam Dartois-Ako訳、Philippe Picquier、2013年1月) 夏樹静子 (Shizuko Natsuki) Meurtre au mont Fuji /『Wの悲劇』(1982) ISBN不明 (Librairie des Champs-Élysées、1986年) La promesse de l'ombre /『第三の女』(1978) ISBN 2702418996 (Editions du Masque、1989年6月) Hara-Kiri, mon amour /『訃報は午後二時に届く』(1983) ISBN 270242130X (Editions du Masque、1991年2月) La femme au bout du fil /(英訳すると「The Woman on the Phone」) ISBN不明 (Editions du Masque、1997年1月) Marianne /『わが郷愁のマリアンヌ』(1986) ISBN 2702428533 (Le Masque、1998年11月) 『La femme au bout du fil』(The Woman on the Phone)は、米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』1990年5月号に掲載された夏樹静子「The Woman on the Phone」を表題作とする短編集か? 『第三の女』の仏訳版は、1989年にフランスの冒険小説大賞(フランス犯罪小説大賞、ロマン・アヴァンチュール賞)を受賞している。その前年の受賞作はポール・アルテの『赤い霧』(平岡敦訳、ハヤカワ・ミステリ、2004年)。 『Wの悲劇』、『第三の女』、『訃報は午後二時に届く』は『本格ミステリ・フラッシュバック』で取り上げられている。 西尾維新 (NISIOISIN, Nisio Isin) Death Note Another note L'affaire B.B. des meurtres en série de Los Angeles / 『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』(2006) ISBN 2505005729 (Kana、2010年9月) 西村京太郎 (Kyotaro Nishimura) 長編 Les Dunes de Tottori /『ミステリー列車が消えた』(1982) ISBN 2020222736 (Seuil、1993年5月) Les Grands détectives n'ont pas froid aux yeux /『名探偵なんか怖くない』(1971) ISBN 2877303268 (Philippe Picquier、1998年5月) 短編集 Le Maître chanteur bienveillant ISBN不明 (Futuropolis、1983年) Petits crimes japonais ISBN 2869309422 (Rivages、1995年6月) 『Le Maître chanteur bienveillant』は収録作不明。『Petits crimes japonais』の収録作はこちらのサイトを参照のこと(リンク切れ)。 + 短編集『Petits crimes japonais』収録作 短編集『Petits crimes japonais』収録作 フランス語タイトル 日本語原題 Métro à gogo 「行先のない切符」 Les bonnes œuvres de l'agent Shibata 「柴田巡査の奇妙なアルバイト」 L'amour du prochain 「隣人愛」 Le jeu de la charité 「チャリティゲーム」 Les pigeons 「鳩」 L'invitation au meurtre 「殺しへの招待」 L'homme qui venait d'Andromède 「アンドロメダから来た男」 Le maître chanteur bienveillant 「優しい脅迫者」 ポール・アルテによると、西村京太郎はフランスでは「日本のフレデリック・ダール」と呼ばれているとのこと(『本格ミステリー・ワールド2009』南雲堂、2008年12月、p.126)。 『ミステリー列車が消えた』と『名探偵なんか怖くない』は『本格ミステリ・フラッシュバック』で取り上げられている。 関連文献ジャン=クリスチャン・ブーヴィエ(Jean-Christian Bouvier、訳:梁木靖弘)「グルノーブル便り 紅毛京太郎奮戦記」(『EQ』1989年1月号、pp.178-181)フランス、グルノーブルのミステリ祭(第10回、1988年)のレポート。前年は松本清張が招待されて日本代表として参加している。1988年は『名探偵なんか怖くない』と短編集が仏訳刊行されたばかりの西村京太郎が招待されたが、直前で都合により参加できなくなり、代わりにその2冊の訳者であるジャン=クリスチャン・ブーヴィエが日本の推理小説を紹介する記者会見などを行った。 は行 原尞 (Ryo Hara) (フランス語版Wikipedia) Nuit sur la ville /『そして夜は甦る』 ISBN 2226069437 (Editions Albin Michel、1994年11月) ISBN 2877306569 (Philippe Picquier、2003年6月) 『ミステリマガジン』1995年6月号の「洋書案内」コーナーで例外的に取り上げられている。 坂東眞砂子 (Masako Bando) Les Dieux Chiens / 『狗神』(1996) ISBN 2742773614 (Actes Sud, Actes noirs、2008年2月) 東野圭吾 (Keigo Higashino) La Maison où je suis mort autrefois / 『むかし僕が死んだ家』(1994) ISBN 2742789510 (Actes Sud, Actes noirs、2010年4月) ISBN 2330001320 (Actes Sud, Babel noir, 2011年11月) Le Dévouement du suspect X / 『容疑者Xの献身』(2005) ISBN 2330001398 (Actes Sud, Actes noirs、2011年11月) ISBN 2330013140 (Actes Sud, Babel noir, 2012年11月) Un café maison / 『聖女の救済』(2008) ISBN 2330006136 (Actes Sud, Actes noirs、2012年5月) ISBN 2330018800 (Actes Sud, Babel noir, 2013年11月) La Prophétie de l'abeille / 『天空の蜂』 ISBN 2330019580 (Actes Sud, Actes noirs、2013年5月) 『容疑者Xの献身』の刊行にあわせて『むかし僕が死んだ家』の新装版が出たようだ。 なお、東野圭吾の欧米やアジアでの受容については「東野圭吾『容疑者Xの献身』の英訳版、エドガー賞候補に」(2012年1月22日)でまとめた。 「【エドガー賞の前に】東野圭吾『容疑者Xの献身』のフランスでの評価やいかに」(2012年4月14日)も参照のこと。 ま行 松井今朝子 (Kesako Matsui) Les mystères de Yoshiwara / 『吉原手引草』(2007) ISBN 2809702969 (Philippe Picquier、2011年10月) ISBN 2809709483 (Philippe Picquier、2013年10月) 松本清張 (Seicho Matsumoto) (フランス語版Wikipedia) Journal local /短編集?「地方紙を買う女」 ISBN 2737654211 (Futuropolis、1985年) Le rapide de Tokyo /『点と線』 ISBN 2702413773 (Editions du Masque、1986年3月) Tokyo express /『点と線』 ISBN 2877300188 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、1989年) ISBN 2877301885 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、1998年5月) Vase de sable /『砂の器』 ISBN 2876220105 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、1987年) ISBN 2877303284 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、1998年5月) La Voix / 短編集、表題作「声」 ISBN 2877302601 (Philippe Picquier、1998年5月) Un endroit discret / 『聞かなかった場所』 ISBN 2742795367 (Actes Sud, Actes noirs、2010年11月) 『La Voix』(声)は6編収録。収録作は英訳短編集『The Voice and Other Stories』と同じ(収録順は少々異なる)。 + La Voix 収録作 La Voix 収録作 Le complice 「共犯者」 Le visage 「顔」 Au dessus de tout soupçon 「捜査圏外の条件」 Roman-feuilleton 「地方紙を買う女」 La voix 「声」 La coolaboratrice d'une revue de haïkus 「巻頭句の女」 水上勉 (Tsutomu Mizukami, Tsutomu Minakami) Le Temple des oies sauvages / 『雁の寺』 ISBN 2877302172 (Philippe Picquier、1998年5月) - 最初の刊行は1992年? ほかに『越前竹人形』のフランス語訳 Poupées de bambou(1998年版、2000年版)が刊行されている。 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) (フランス語版Wikipedia) La Librairie Tanabe /『淋しい狩人』 ISBN 2877302288 (Philippe Picquier、1995年6月) ISBN 2877304418 (Philippe Picquier、2001年12月) Une carte pour l'enfer /『火車』 ISBN 2877305619 (Philippe Picquier、2001年10月) ISBN 2809709254 (Philippe Picquier、2013年6月) Brave Story /『ブレイブ・ストーリー』 1巻 ISBN 2266180304 (Pocket Jeunesse、2008年1月) 2巻 ISBN 2266181858 (Pocket Jeunesse、2008年3月) 3巻 ISBN 2266181866 (Pocket Jeunesse、2008年5月) Crossfire /『クロスファイア』 ISBN 2809700451 (Philippe Picquier、2008年8月) ISBN 2809701865 (Philippe Picquier、2010年6月) Sang Sur la Toile /『R.P.G.』 ISBN 2809701857 (Philippe Picquier、2010年6月) 連作短編集『淋しい狩人』は日本では6編収録だが、フランス版は5編しか収録されていない。「歪んだ鏡」がカットされている。また、収録順も変更されている。 + フランス版『淋しい狩人』収録作 フランス版『淋しい狩人』収録作 フランス語タイトル 日本語原題 日本版での収録順 De terribles années 「詫びない年月」 3 Mort sans mot dire 「黙って逝った」 2 Le Clairon menteur 「うそつき喇叭」 4 Le Chasseur solitaire 「淋しい狩人」 6 Un mois de juin peu ordinaire 「六月は名ばかりの月」 1 日本版での5編目「歪んだ鏡」はフランス版ではカットされている。 ほかに、漫画版『ブレイブ・ストーリー』(第1巻)が刊行されている。 森博嗣 (Hiroshi Mori / MORI Hiroshi) (フランス語版Wikipedia) The Sky Crawlers /『スカイ・クロラ』 ISBN 2723478149 (Glénat、2010年9月) None But Air / 『ナ・バ・テア』 ISBN 2723480046 (Glénat、2011年3月) ほかに、森博嗣の小説を原作とする漫画が「Les chefs d'oeuvre de Hiroshi Mori」(The masterpieces of Hiroshi Mori)というシリーズ名で4巻まで刊行されている。 God save the Queen /漫画『女王の百年密室』 ISBN 2849463949 (Soleil Manga、2006年3月) Le labyrinthe de Morphée /漫画『迷宮百年の睡魔』 ISBN 2849465224 (Soleil Manga、2006年7月) F The perfect insider /漫画『すべてがFになる』 ISBN 2849464333 (Soleil Manga、2006年5月) Meurtres en chambre froide /漫画『冷たい密室と博士たち』 ISBN 2849466328 (Soleil Manga、2006年10月) や行 山田風太郎 (Futaro Yamada) (フランス語版Wikipedia) Shinobi /『甲賀忍法帖』 ISBN 2702138470 (Calmann-Lévy、2007年11月) Les Manuscrits Ninja /『柳生忍法帖』 1巻 ISBN 2809701709 (Philippe Picquier、2010年4月) 2巻 ISBN 2809701954 (Philippe Picquier、2010年9月) ほかに、『甲賀忍法帖』を原作とする漫画『バジリスク』(第1巻)が刊行されている。 山村美紗 (Misa Yamamura) Des cercueils trop fleuris / 『花の棺』(1975) ISBN 2877303837 (Philippe Picquier、1999年4月) La ronde noire / 『黒の環状線』(1976) ISBN 2877303772 (Philippe Picquier、1999年5月) 両作とも『本格ミステリ・フラッシュバック』で取り上げられている。 夢野久作 (Kyusaku Yumeno) (フランス語版Wikipedia) Dogra Magra /『ドグラ・マグラ』 ISBN 2877306453 (Philippe Picquier、2003年4月) ISBN 287730857X (Philippe Picquier、2006年5月) 横溝正史 (Seishi Yokomizo) (フランス語版Wikipedia) La hache, le koto et le chrysanthème /『犬神家の一族』 ISBN不明 (DENOËL、1985年1月) ISBN 2070380661 (Gallimard、1988年9月) ISBN 2070783049 (Gallimard、2007年1月) La Ritournelle du démon /『悪魔の手毬唄』 ISBN 2877302237 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、1998年5月) ISBN 2809709270 (Rose-Marie Makino-Fayolle訳、Philippe Picquier、2013年6月) Village aux huit tombes /『八つ墓村』 ISBN 2877304590 (Philippe Picquier、1999年11月) ポール・アルテによると、横溝正史はフランスでは「日本のアガサ・クリスティ」と呼ばれているとのこと(『本格ミステリー・ワールド2009』南雲堂、2008年12月、p.126)。 関連文献間瀬玲子「フランスにおける江戸川乱歩と横溝正史の受容」(日本比較文学会編『越境する言の葉――世界と出会う日本文学』彩流社、2011年6月、pp.237-247) 吉田修一 (Shuichi Yoshida) Park Life /『パーク・ライフ』 ISBN 2877309622 (Philippe Picquier、2007年9月) ISBN 2809701474 (Philippe Picquier、2010年1月) Parade /『パレード』(2002) ISBN 2809701504 (Philippe Picquier、2010年1月) ISBN 2809703051 (Philippe Picquier、2011年10月) Le mauvais /『悪人』(2007) ISBN 2809702977 (Philippe Picquier、2011年10月) アンソロジー・関連書籍 Les noix, la mouche, le citron ISBN 2877304086 (Philippe Picquier、1999年5月) 江戸川乱歩「鏡地獄」収録 Trains du mystère 150 ans de trains et de polars ISBN 229607667X (L'Harmattan、2009年2月) 鉄道ミステリの評論本。第9章(pp.215-226)は日本の鉄道ミステリを扱う章になっている。 フランス語の無料月刊誌『ZOOM JAPON』創刊号(2010年6月号)(pdf) 日本ミステリ特集号(pp.4-7)。権田萬治氏および、作家では綾辻行人・宮部みゆきへのインタビューが掲載されている。 更新情報 2011年4月29日:新たに刊行された伊坂幸太郎と、リストから漏れていた山村美紗を追加。乙一『銃とチョコレート』、森博嗣『ナ・バ・テア』追加。 2012年1月24日:リストから漏れていた東野圭吾『むかし僕が死んだ家』を追加。新たに刊行された東野圭吾『容疑者Xの献身』、伊坂幸太郎『重力ピエロ』を追加。 2012年2月7日:リストから漏れていた綾辻行人『十角館の殺人』を追加。『ZOOM JAPON』2010年6月1日号(日本ミステリ特集号)の情報追加。 2012年2月11日:リストから漏れていた夏樹静子『わが郷愁のマリアンヌ』、水上勉『雁の寺』を追加。 2012年4月28日:昨年刊行の桐野夏生の『IN』と、東野圭吾の近刊『聖女の救済』を追加。坂東眞砂子『狗神』、黒沢清『回路』を追加。 2013年11月11日:リストから漏れていた松井今朝子『吉原手引草』、西尾維新『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』を追加。 2013年11月15日:奥田英朗、小池真理子、中村文則、吉田修一を追加。 「日本ミステリの海外刊行」へ
https://w.atwiki.jp/herikutu/pages/88.html
803 :サバ ◆HBVnCw5MaI :2009/05/12(火) 20 25 59 ID KUHPL64q では……投下 あるところに兄妹がおりました。 ある朝、兄が起きると妹がいません。 兄は周辺探してみたのですがやはりいません。 ところで、その兄妹の住んでいる家の近くには 「呪われている」と噂が絶えない館がありました。 何故なら入った者は誰も出てこないのです。 兄はもしかしたら妹が入ってしまったのではと思い、勇気を振り絞ってその館に入ってみました。 すると、館の中にある一室で妹が引き裂かれ、焼け死んでいるのを見つけました。 兄は思いました。 ああそうだ、だってここは呪われた館だもの。 そしてその館に入ってしまった。次は自分の番だと兄は悟りました。 次の日、兄が同じようにして死んだのは言うまでもありません。 おっほっほ、「呪い」という魔法によって妹と兄は死んでしまいました。 これをどう解いてくれましょう? とは言いつつ、もしかしたらルールギリギリかもしれませんorz 804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 20 29 52 ID VeoHsxkB 『二人は自殺である』 まずはこんなもんか 805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 20 43 06 ID KUHPL64q . 804 おっほほ…ピンポーン 【自殺ではない!】 で返しましょう 806 :サバ ◆HBVnCw5MaI :2009/05/12(火) 20 44 28 ID KUHPL64q . 805 コテハン忘れてました…… 807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 20 47 30 ID yAdOVwAl 前回の反省を踏まえて サバトリーチェに復唱要求 「 この事件は脳内、電脳、創作の内容ではない」 808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 20 54 41 ID 42KtQkBt 「二人は死んでいる」 ぐらいは赤でいってもらいたい 問題文の兄が次の日に死んだんだな。入ったその日じゃなくて 「妹が死んだ次の日に兄は死んだ」 とりあえず 『トラップがたくさんの舘に入り二人は死んだ』 「二人は舘の中で死んでいた」 これも忘れてた 809 :サバ ◆HBVnCw5MaI :2009/05/12(火) 20 56 57 ID KUHPL64q . 807 【これは創作の内容ではない】 と返しますが、脳内、電脳とはどういう意味でしょう? 最近鯖を食べていないので頭の回転が遅くなってて… 810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 20 57 18 ID iJiD9idC 今日は張り付くつもりのおおおおおおお!!!!! 復唱要求!! 【死んだ順番は妹→兄の順番である。】 【妹、兄は人間である。】 もしかしたらだけど、 『兄、妹は鶏だった。呪いの館というのは肉を料理するところ、 二人はそこの人間に料理されてしまいました。』 811 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 03 31 ID JAdJgeSV . 810、それ赤字!! 復唱要求 「 兄と妹の死因は焼死である」 魔女の言うことが本当なら復唱できるはずだぜ!! 812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 04 59 ID UkCtSfEb 青いくよー 『兄妹は鯖、焼き魚にされた』 理由はコテがサバだから 813 :サバ ◆HBVnCw5MaI :2009/05/12(火) 21 05 03 ID KUHPL64q . 808 【妹も兄も死んでいる】 そうですね、 【兄は次の日に死んだが、その日に死んでいてもおかしくなかった】 こう返します。 トラップ……? では、【妹も兄もトラップで死んだのではない】 そして 【妹も兄も舘の中で死んだ】 さて、ちょっとルール的にどうなのな問題かもしれないので 考え方を変えた方がよろしいですよ 814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 08 08 ID iJiD9idC . 811 ごめん・・・ 「死んだ順番は妹→兄の順番である。」 「妹、兄は人間である。」 後、脳内、電脳って言うのは・・・そのまんまだよ。 ちょっとアバウトだけど、物理法則とかが現実離れしてたりするのは、これに分類されるヨ。 815 :サバ ◆HBVnCw5MaI :2009/05/12(火) 21 08 51 ID KUHPL64q . 810 ピンポーンピンポーンピンポーン ららめえぇぇぇぇぇぇ 解くのが…早過ぎます……………… . 810で正解です . 812も近いところ行っていたので……私もまだまだ修行が 必要という事ですね 816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 11 01 ID yAdOVwAl 電脳、脳内が答えられないわけじゃないんでしょうけど 復唱要求 「 この事件は何者かの脳内妄想の内容ではない」 「 この事件にテレビ、ゲーム、ネットは関係ない」 「 この事件は現実である」 817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 12 13 ID JAdJgeSV …皆強過ぎるw 飛び交う「脳内、テレビ、ゲーム、ネット、創作」の否定にワラタw サバトリーチェ様、お疲れ様でした 818 :サバ ◆HBVnCw5MaI :2009/05/12(火) 21 12 18 ID KUHPL64q ちょっと推理合戦最短記録作ってしまいそうな 勢いでしたね…… もっと精進しなくてはなりません 819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 12 25 ID ln92Er/A 携帯から… 終わっとるorz 820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 12 37 ID yAdOVwAl サバ様乙でしたw 821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 13 19 ID UkCtSfEb 鶏があたりで鯖はだめとか肉の種類まで細かく指定するつもりだったのか・・・おそろしいな 822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 13 43 ID iJiD9idC 鯖さんごめえええええんwwwww ㌧でもで当ててしまいました・・・ 823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 14 03 ID 42KtQkBt 実はこれにほとんど同じの問題がこの前あったんだよ… エンジェが殺された →エンジェは豚の名前だった っていうやつが だから最近は復唱要求に取り入れられてた 824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/12(火) 21 16 40 ID ln92Er/A えぇい! 次のゲーム盤はまだか!! 825 :サバ ◆HBVnCw5MaI :2009/05/12(火) 21 17 47 ID KUHPL64q もっと難易度の高いのを作っていつか、住人のリザインを ききたいものです あ、因みに規制かかってたので携帯です、サーセン では皆さんありがとうごさいましたノシ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fate_truth/pages/336.html
「クトゥフ邪神がすべて悪いんだよ」説 『ハルヒ事件の考察』の仮説1)、仮説2)をさらに考察 1.ハルヒは何をしたのか? ハルヒが召喚したのはハスターである ・伝説によると、ハスターは召喚主の体内に出現する事を好む。 しかし人の中に居る時の戦闘力は弱く、クトゥフの落し子と互角程度である(ドッペル>ハスター>シューレ、くらいか?) ・ヨグ・ソトースの子で、シュブ・ニグラスの夫とされる。 ・その眷属には、イタクァ、ツァール、ロイガーが ・奉仕種族としてビヤーキー、ンガ・クトゥンとそれが率いる外なるもの(アウターワン、ミ・ゴ)などが居る。 2.ハルヒ事件に起きた事との整合性 『町1つがゾンビと異形、外ざる怪物の群れで覆い尽くされた』 ・「異形」=ビーヤーキー ・「外ざる怪物」=外なる怪物=ンガ・クトゥンとアウターワン ・公式設定では無いが(TRPGクトゥフの呼び声)、邪神や眷属に殺された人間がゾンビ化する事もある。 ・更にTRPGでは「ンガ・クトゥン」には、『人の過去を読み取る能力』がある。 ※「外ざる怪物」が「外なる怪物」の誤字では?と王様に質問。 回答:…ノーコメントでお願いします。 ボソッ(外宇宙の怪物“では”ないです。) ・ンガ・クトゥンとアウターワン:怪物では無く、冥王星の知的生命体(宇宙人)。ンガ・クトゥンは支配階級 3.黒幕の目的は何か? (1)ムーンセル戦争におけるアンジェの言葉 ・「このムーンセルが続くと世界が滅ぶ、それはガイアが許さない。」 ・「世の中には “ 星 ”を裏切る悪い奴や、星の世界を喰らう奴もいるんだぞ。」 ①手段、目的、結果のいずれかは不明だが、「世界が滅ぶ」事態が起きる。 ②星の世界を喰らう奴=クトゥフ神話における「外なる神」 ※クトゥフ神話では、ハスターやイタクァは「旧支配者」と呼ばれ、「外なる神」とは更に別格の上位存在である。 ハスター・イタクァ=A級以上のサーヴァント、外なる神=神霊・各宗教の主神クラス (2)星屑戦争 ・ムスカの中には、すでにハスターが居たかも。 ・眼駄無がイタクァを召喚、倒せない存在になる可能性があった。 ・ウォッチャー、塵塚怪王を召喚、超巨大隕石群を呼び寄せる。 ①多数の生贄を捧げて、外なる神の復活。 ②隕石とともに、外なる神を呼び寄せる。 ③アラヤ、ガイアでも倒せない存在を作り出し、抑止を消滅させる。 (3)ハルヒ事件 ・ハルヒには魔術(召喚魔術?)の天才的な才能があった? ・原作通りの能力があり、洗脳などによって発動した? ①イタクァの上位存在「ハスター」を呼び出す事に成功。 ②眷属、奉仕種族を大量に呼び寄せ、外なる神復活の儀式を行う。 (4)ムーンセル戦争(現在) ①10万人と、超A級クラスの魔術師・サーヴァントを生贄に、ムーンセルの魔力を用いて「外なる神」復活 ②黒幕が当てられ、ムーンセルが使用されるのも想定内 ③ムーンセルのリソースが減れば、星の抑止力が弱まり、「外なる神」復活の土壌が整う。 ④2032年のムーンセルで、抑止力が減少したことが、眼駄無のイタクァ召喚、ハルヒのハスター召喚に繋がった。 (5)阻止する動き ①アンジェ(星の抑止力)が全てぶっ飛ばす。(力こそパワー) ・アンジェのメタキャラ「ハク」を用意。 ・倒せる可能性を持つ「きらきー」または「眼駄無」を対戦相手にする。 ②リソースをあまり使用しない穏当な願いを持つ者、願いを持たない者が優勝する。(ザビ子の目的?) ・単独では他の6柱&黒幕を倒せない故に、加担し地球滅亡を防ぎうる者に助力する。 ・他の管理者は、大きな望みを持つ参加者に肩入れ。または自身の望みを叶える。 4.黒幕は誰? (1)星屑戦争:ムスカ+ハスター(?)orキバヤシ+ハスター ・キバヤシは「信用できない語り部」の可能性。(ムーンセルの眼駄無に血濡れた手紙を見せたい。) (2)ハルヒ事件:ハルヒ+ハスター (3)MC戦争直前:春川+ハスター、単に利用しただけかもしれない。 (4)MC戦争(現在):???(黒幕)+ハスター (5)黒幕(ハスターの宿り主)または共犯者の候補 ①メルクリウス(黒幕または共犯者) ・獣殿を誘った組織=邪神崇拝の組織。占星術も、星の世界に封印される「外なる神」信仰から。 ・ドッペルを欲しがる理由=外なる神、または旧支配者をコピーさせる。 ②ホライゾン(黒幕) ・罪木を召喚した時は、感情の無いホムンクルス。最近は感情がある=ホラ子+ハスターとなったから。 (思考も行動も全く同じ人形の言葉ではあるが、実際の罪木も同じことを思っているはず。) ③ふなっしー(黒幕) ・中身が誰であれ、ハスターが乗り移っている。 ④ふなっしー(共犯者) ・サーヴァントの支配下、または洗脳済み、邪神崇拝者など。 ⑤アスナ(共犯者、または単なる手駒) ・正体はンガ・クトゥン(触手生物)、アスナの姿はアバター ・正体はシュブ・ニグラス(豊穣、性愛の女神?の原型) ・または、上記邪神の支配下、影響下、洗脳されているなどの状態。 ・これが「素」である。 雑談所情報だが外ざる奴は外宇宙の怪物“では”ないらしいが -- 名無しさん (2014-06-19 00 35 38) その質問をしたのも俺だけど、ンガ・クトゥンもアウターワンも怪物では無い。宇宙人か異次元人、ンガ・クトゥンは邪神と言う説もある。 -- この記事の筆者 (2014-06-19 16 18 44) ガンダムがイクタァ呼び出した300年前、その時からガンダムはもうぶっ壊れてたとか有り得るかな -- 名無しさん (2014-08-13 19 32 22) 第二部テストプレイの表現だと、洗脳は解けているように見える。が、有り得ない話ではない。 -- 名無しさん (2014-08-14 03 17 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1311.html
キャラのリンクをクリックすると、そのキャラが退場した話に飛びます。 ≪作品別≫ 10/10【DEATH NOTE】 ○夜神 月/○エル・ローライト/○ネイト・リバー/○ミハエル・ケール/○魅上 照 ○弥 海砂/○ステファン・ジェバンニ/○松田 桃太/○火口 卿介/○渋井丸 拓男 10/10【魔人探偵脳噛ネウロ】 ○脳噛 ネウロ/○桂木 弥子/○吾代 忍/○笹塚 衛士/○石垣 筍 ○怪盗X/○アイ/○葛西 善二郎/○至郎田 正影/○デイビッド・ライス 9/9【金田一少年の事件簿】 ○金田一 一/○七瀬 美雪/○剣持 勇/○明智 健悟/○速水 玲香 ○いつき 陽介/○佐木 竜二/○真壁 誠/○怪盗紳士 8/8【名探偵コナン】 ○江戸川 コナン/○毛利 蘭/○毛利 小五郎/○灰原 哀 ○服部 平次/○遠山 和葉/○怪盗キッド/○ウオッカ 8/8【探偵学園Q】 ○連城 究/○美南 恵/○天草 流/○鳴沢 数馬 ○遠山 金太郎/○三郎丸 豊/○タナトス/○ミス・カオリ 5/5【ミシシッピー殺人事件】 ○チャールズ/○ワトソン/○テーラー/○ウィリアム/○ヘンリー 3/4【Q.E.D. -証明終了-】 ○燈馬 想/○水原 可奈/○水原 幸太郎/●シド・グリーン 4/4【古畑任三郎】 ○古畑 任三郎/○今泉 慎太郎/○西園寺 守/○向島 音吉 4/4【人形草子あやつり左近】 ○橘 左近/○橘 薫子/○秋月 四帆/○沖 克己 2/3【さんまの名探偵】 ○明石家 さんま/●島田 紳助/○吉本 あやこ 【63/65】 ≪五十音順≫ ○アイ/○明石家 さんま/○秋月 四帆/○明智 健悟/○天草 流/○弥 海砂 ○石垣 筍/○いつき 陽介/○今泉 慎太郎/○ウィリアム/○ウオッカ/○江戸川 コナン ○エル・ローライト/○沖 克己/○怪盗キッド/○怪盗X/○怪盗紳士/○葛西 善二郎 ○桂木 弥子/○金田一 一/○剣持 勇/○吾代 忍/○西園寺 守/○佐木 竜二 ○笹塚 衛士/○三郎丸 豊/●シド・グリーン/○渋井丸 拓男/●島田 紳助/○至郎田 正影 ○ステファン・ジェバンニ/○橘 薫子/○橘 左近/○タナトス/○チャールズ ○デイビッド・ライス/○テーラー/○燈馬 想/○遠山 和葉/○遠山 金太郎/○七瀬 美雪 ○鳴沢 数馬/○ネイト・リバー/○脳噛 ネウロ/○灰原 哀/○服部 平次/○速水 玲香 ○火口 卿介/○古畑 任三郎/○ヘンリー/○真壁 誠/○松田 桃太/○魅上 照 ○ミス・カオリ/○水原 可奈/○水原 幸太郎/○美南 恵/○ミハエル・ケール/○向島 音吉 ○毛利 小五郎/○毛利 蘭/○夜神 月/○吉本 あやこ/○連城 究/○ワトソン 【63/65】 ≪主催者≫○シックス@魔人探偵脳噛ネウロ○高遠 遙一@金田一少年の事件簿○ケルベロス@探偵学園Q○ジン@名探偵コナン○リューク@DEATH NOTE
https://w.atwiki.jp/galgerowa/pages/179.html
せめて、安らかに/高嶺悠人の推理/衛の誓い ◆/P.KoBaieg ――惨劇の後には更なる悲劇が待っていた――とでも言うべきだろうか。 二つの遺体を発見した悠人と衛が涼宮遙の変わり果てた姿を発見したのはそれから5分程後のことだった。 「遙あねぇ!どうしてこんなことに!」 遙の遺体を見るや衛は思わずそう叫び、手を握っていた悠人も絶句した。 まさか立て続けに三つもの遺体を発見する事となり、そのうち一人が衛の知り合いだったという事に。 だが、ここは先ほどの現場から歩いて5分とかからない場所である。 思えばあの銃声を聴き、更に遺体を発見した段階で衛の知り合いも こうなっているという最悪の結果を予想してしかるべきだった。 (こうなっているという予想はできた筈なのに……畜生!) 悠人は後悔の念をにじませながら隣にいる衛を見る。 衛は立ちつくし、うつむいたまま体を震わせている。 無理もない、目の前で死んでいるのが自分の知り合いなら誰でもこうなるだろう。 だが、最初に遺体を発見した時と様子が違う。 体を震わせているだけでなくブツブツと独り言を呟いている。 「ボクが……ボクが遙あねぇを一人にしたから、殺されちゃったんだ……」 「何を言っているんだ、衛?」 思わず聞き返す悠人。 しかし、衛はそのまま独り言を続ける。 「……あのとき遙あねぇを車椅子に乗せてあげられたらこんなことにはならなかったのに……」 「衛、それは違う」 衛が遙の死に責任を感じているのはその口調と声のトーンから理解できた。 だから、悠人は言葉を返すや衛の両肩を掴み、衛を自分の方へと向かせる。 そして出来るだけ優しい口調で言った。 「衛が遙さんの傍を離れたのは孝之さんという人を探す為だよな?」 「別に殺されそうになった遙さんを見捨てて逃げたわけじゃないならそれは衛の責任じゃない」 「衛はただ頼まれた事を引き受けただけ。悪いのは遙さんを殺した奴だ」 暫しの沈黙、そして。 「あ……」 言葉の意味を十分理解したのだろう、衛の眼に光が戻る。 それを見て「大丈夫だ」と確信した悠人はそのまま衛を自分の方へ抱き寄せる。 衛は声をあげて泣かなかった。 悠人の胸の中で言いようの無い悲しみに耐えて声を押し殺し、すがり付くだけだった。 また悠人も、それ以上声をかけず衛の体を強く抱きしめていた。 しかし、悠人もそのまま無防備だったわけではない。 衛を抱きしめている間も耳をすまし、周囲の様子に気を配る。 聞こえてくるのは草木の揺れる音だけ。 気配は感じられない。 どうやらこの周辺に自分たち以外の人間がいないと判断した悠人は衛を抱く腕の力を緩める。 同時に衛が自分のシャツを掴む手が離れているのも分かった。 そして、落ち着きを取り戻した衛に告げる。 「遙さんを埋葬する。手伝ってくれないか」 「え?……う、うん……」 二人は手頃な木の棒を拾うと、それをシャベル代わりにして遙の隣に墓穴を掘り始める。 どうやらこの森の地面は土が柔らかいらしく、短時間で人一人が納まるぐらいの穴を掘る事が出来た。 その間、悠人は穴を掘る一方で隣に転がる遙の遺体を横目で観察する。 (酷い殺し方だ……) 遺体を見て悠人はそう思う。 先ほど発見した2遺体もそうだったが、遙の遺体も先ほどの遺体とそれほど大差ない惨状だった。 うつ伏せになっている為、表情をうかがい知る事は出来ないが体の方は全身血まみれ、 そして大方銃器でも使用したのだろうか服の所々に穴が開いているのがわかる。 致命傷になったのは背中から心臓の辺りへ撃ち込まれた一発だと判断できた。 墓穴を掘り終えた二人は遙の遺体を仰向けにする。 予想に反してその死に顔は穏やかなものだった。 遺体の惨状を見た時とは予想しなかったその表情に悠人はどこか違和感を感じる。 しかし今は弔う事が先であり、悠人はその違和感を心の片隅に追いやりながら遙の遺体を墓穴に納めた。 胸の上に手を組ませ遺体に土をかけようとした時、衛が「これも一緒に」と手にしたあるものを墓穴に納める。 それは、遙がずっと捜し求めていた「マヤウルのおくりもの」だった。 最後にうつ伏せ状態で乱れていた遙の前髪を手で整えた二人は遺体に土をかけていく。 暫くしてそこに盛り土が出来上がった。 二人は短い黙祷をささげ、遙との別れを告げる。 (さよなら、遙あねぇ) 衛は心の中で別れの言葉を呟く。 結局、遙を孝之という人に逢わせてあげることは出来なかった。 そう思うと衛の心は痛んだ。 だが、遙の安らかな死に顔を見たとき少しだけどこか救われた気がしたのも事実だった。 やがて、悠人が「もう行こうか」と声をかけてきた。 そう、いつまでも悲しみに浸ってここに留まっていることは出来ない。 衛は首を縦に振るとディパックを拾い上げ、盛り土に背を向け悠人と手をつなぎ歩き出す。 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ 暫くして二人は最初に発見した2遺体の前に戻っていた。 余裕があればあの二人も埋葬してやりたいというのが悠人の考えであり、衛もそれに異を唱えなかったからだ。 遙の時と同じように墓穴を掘る悠人と衛。 やがて、先ほどより大き目の墓穴を掘り終え遺体を並べて納め、土をかけていく。 最後に盛り土をしたのも遙の時と同じだった。 「?」 そこから立ち去ろうとした時、衛は何か落ちているのに気が付く。 それは園崎詩音の支給品である――当然、衛がそれを知る由も無いが――ベレッタであった。 思わずそれを拾い上げる。 その重みと金属の感触、それはこの銃が人殺しの道具である事を伝えてくる。 どこか怖くなった衛は拾い上げたベレッタを悠人に手渡した。 「衛、これは?」 「すぐそこに落ちていたよ。多分……あの人たちのものだと思う」 「そうか、さっきは気が付かなかったな」 悠人はそのベレッタをディパックに入れた後、もう一度二人が倒れていた場所の周囲をよく見る。 果たして、草むらの中に隠れるような形でさらにもう一丁の銃と2つのディパックが転がっている。 ディパックの中身を確認すると、そこには自分たちと同じ支給品に加えて拳銃のマガジンが複数入っていた。 ただ、もう一つのディパックに入っていたマガジンはどう見ても拾った拳銃には使えそうに無かったが、 それでも何かの役に立つかもしれないと思いもう一丁の拳銃ともども回収する。 遺体を埋葬し、供養したところでどうしようかと悠人は思う。 衛に「どうしたい?」と聞こうとした時、先に衛が口を開いた。 「悠人さん、これからどうしよう?」 「そうだな……とりあえずここを離れて体を休めよう」 ――色々考えたいこともあるから――と心の中で付け加えて悠人は衛と共にその場を離れる。 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ そして更に時間が経過し、二人は北に――丁度、元来た道を戻る形で――移動しハイキングコースから 外れた森の中で体を休める事にした。 彼ら二人は地図上に記されたエリア「C-4」から「C-3」の境目に移動しているはずだった。 「少し横になって休んだほうがいい、俺が見張りをしているから」 そう告げた悠人は、衛が横になったのを確認すると地図と名簿を拡げて今後の事を考える。 (とりあえずは、もう一度「新市街」に行ってみるか……) 最初に調べた時は映画館、博物館、プラネタリウムいずれも無人だったが時間が経てば人がやって来る可能性がある。 なによりまだ調べてない建物もあり、そこに人がいるかもしれない。 上手くいけば情報収集や主催者に敵対する他の人間と会えるだろう。 それに、衛を連れている以上、うっかり危険人物に遭遇し戦闘に突入する危険性を考慮するなら拓けた 新市街と鬱蒼とした森の中、移動する上でどちらのリスクが低いか比べれば断然新市街の方が「安全」といえる。 (衛が眼を覚ましたらこの事を教えてやらないと) あと、市街地でローラースケートを使うのは音が大きすぎる事も言ってやったほうがいいな、とも思う。 昼間であっても、この静かな島であの音をたてるのは確実に周囲の人間に気づかれるし危険がありすぎる。 とりあえず、今後の移動先が決まったところで悠人は名簿の方へ目を移し、鉛筆で「トウカ」「蟹沢きぬ」の部分に丸を付けた。 (男が遺した言葉からするとこの二人は確実に危険だ) あの凄惨な殺し方からするとこの二人は人殺しを楽しんでいるのではないかとすら思えた。 加えて現場近くに落ちていた2丁の銃。 恐らくはあの二人の持ち物だったのだろうが、このような武器を持っていてもあのような 殺され方をしたと考えると相手は相当の手練れと考えていいかもしれない。 遺体を発見した時に名前の二人と遭遇しなかったのは僥倖と言うほか無い。 (そして更に二人、気になる人物がいる…) 悠人は続いて「鳴海孝之」と「涼宮茜」の名前に三角の印をつけた。 衛が涼宮遙に頼まれて探していた「孝之さん」と思われる「鳴海孝之」、遙と同じ苗字の「涼宮茜」という人物。 そして、遙の安らかで穏やかな死に顔……。 一見すると全くつながりの無いように思えるこれらの情報を前に悠人はある推測をしてみた。 (そう、遙さんの殺され方は最初に見つけた二つの遺体と同じぐらい酷い殺され方だった。 なのに、その表情はとても穏やかだった……) (普通、どんな人間でもあんな殺され方をしたらもっと苦しそうな表情を浮かべるはず) (にも関わらず遙さんは違った……) 悠人が遙の死に顔を見たとき感じた違和感はまさにこれだった。 先に二つの遺体を発見してから遙の遺体を発見した為、最初は悠人も 「最初の二人と遙さんを殺したのは同一人物」と思っていた。 しかし、遙の死に顔を見て違和感を感じた悠人は遙を埋葬し、その後二つの遺体を 埋葬している間も(遙さんを殺したのは誰なんだ?)という疑問を持ち続けていた。 (確かに、あの男が言い残した名前の二人「蟹沢きぬ」「トウカ」が遙さんを殺した可能性も十分ある) (しかし本当にそうだろうか?だとすると遙さんの死に顔と最初に見つけた二人のそれにギャップが有り過ぎる) もし、遙が男の口にした名前の人物に殺されたのならその死に顔は先に殺された男と女の子の様に もっと苦悶や恐怖といった負の感情を浮かべていたはずだ。 犯人が遙だけ殺害後にその表情を変えたという想像が浮かんだが、それは話が飛躍しすぎている。 (やはりあの二人と遙さんはそれぞれ別の人間に殺されたと見るべきか……) (そうなるとやはり怪しいのはこの「孝之さん」とおぼしき「鳴海孝之」と遙さんの肉親らしい「涼宮茜」になるな……) そこまで考えて悠人は記憶の糸を辿る。 (最初に衛と出会った時、衛が探していたのは遙さんから探すのを頼まれた「孝之さん」だった) (茜という人の名前は衛の口から出てなかった……という事は要するに遙さんと茜という人物は それほど親しい仲じゃないということか?) (同じ苗字だから肉親かもしれないけれど、こうやって考えると遠縁という可能性もある……) (もっとも肉親だから必ず仲がいいとは限らない。そうなるとあの安らかな死に顔にどうしてもつながらない) ここはやはり「孝之さん」らしき人物「鳴海孝之」が怪しいと見るべきだろうと悠人は改めて考えてみる。 (「鳴海孝之=孝之さん」である事を前提にして考えると怪しいのはやはりこの人物だ) (遙さんの直接の知人なら彼女が身動きの取れない体というのも事前に知っているだろうし、 殺し合いに乗ってなくとも移動する上で足手まといになるから殺すという可能性も十分にあるうる話だ) (そして、遙さんはその申し出を喜んで受け入れて殺された……穏やかな表情を浮かべて……) 遙の死に顔を思い出し、想像を巡らせる悠人。 だが、ここ彼は再び疑問に思う。 (それなら何故、あんなになるまで銃で撃つ必要があったんだ?) もし、先ほどの様な推理なら心臓なり頭を一発で撃ち抜いて苦しまぬ様に殺すはずだ。 だが発見した遙の遺体は全身血まみれであり、わざと苦しむ様にして殺したみたいに思える。 心臓を撃ち抜いてから全身を撃った可能性もあるが、わざわざ弾の無駄になるような事を 普通するだろうか? そう考えて悠人はもう一つの推論にたどり着く。 できる事ならたどり着きたくなかった推論に。 (まさか、鳴海孝之という人物は、この島へ集められる前から遙さんを殺すつもりだったんじゃないのか?) (殺し合いに乗った上で事前に彼女の身動きが取れないことを知っているわけだからこれほど殺しやすい標的も他に無い) (衛が離れている間に甘い顔をして遙さんに近づいた鳴海孝之はそのまま彼女を油断させて射殺した……) (だからあの表情で遙さんは死んでいたと考えれば辻褄が合う) (全身血まみれになるまで銃で撃った点についてもそれで説明がついてしまう) もちろんこれらは悠人の推測に過ぎない。 しかし、あの惨劇の場にあまりにも似つかわしくない「涼宮遙の穏やかな死に顔」 から生じた疑問について考えた結果彼がたどり着いた結論がこれだった。 (もちろん全部推測だってことは分かっている、だけど事実だとすればなんて話だ……) 悠人は自分の導き出した推論を前に気分が悪くなる。 推測通りならば鳴海孝之はこのゲームに乗った上、自分に逢いたがっていた足の不自由な 遙を嬲り殺しにした非道な人物ということになる。 正直吐き気とめまいすら覚える。 もっとも、その吐き気とめまいは推論の中の「鳴海孝之」に対するものであり、 そんな推論を導き出した自分にも向けられたものだった。 だが、例え推論が外れたとしてもこのふざけたゲームの参加者に歩く事も出来ない弱者を 嬲り殺しにする残虐非道な人間がいるのは間違いない。 そして、3名の犠牲者を救えなかった自分の無力さ、そしてこのゲームに乗った人間と 主催者である「タカノ」という女性へこれ以上に無い怒りを覚える。 「畜生……」 思わずそう呟いていた。 そこで思わず頭を振り、考え直す。 (愚痴をこぼしても仕方が無い。今は、衛を守ってやることが大事だ) (そうなったら、衛を「鳴海孝之」という人に会わせるのは危険かもしれない) (衛が眼を覚ましたらこのことを伝えるべきかどうか……) そんな事を考えながら悠人は時計を見る。 時刻は05 55を示していた。 もうすぐ第一回目の定時放送が始まる。 【C-3とC-4の境界線 森/1日目 時間 早朝】 【高嶺悠人@永遠のアセリア -この大地の果てで-】 【装備:今日子のハリセン@永遠のアセリア】 【所持品:支給品一式×3、バニラアイス@Kanon(残り9/10)、トウカの刀@うたわれるもの、ベレッタM92F×2(9mmパラベラム弾15/15+1×2)、 予備マガジン×7、暗視ゴーグル、FN-P90の予備弾】 【状態:精神状態は回復傾向、背中に軽い打ち身、若干疲労】 【思考・行動】 基本方針1:衛を守る 基本方針2:なんとしてもファンタズマゴリアに帰還する 1 休養後、衛と共に新市街へ 2 アセリアとエスペリアと合流 3 出来る限り多くの人を保護 4 蟹沢きぬとトウカをマーダーとして警戒。加えて相当の手練れとも判断。 5 鳴海孝之についてもマーダーの可能性があると推測 6 涼宮茜については遙の肉親と推測しているが、マーダーか否かについては保留。 7 マーダー二人については衛にも教えてやるとして、孝之と茜についてを話すべきかどうかは保留。 【備考】 バニラアイスは小型の冷凍庫に入っています。 上着は回収しました。 レオと詩音のディパック及び詩音のベレッタ2丁を回収しています。 遺体を埋葬、供養したことで心の整理をつけました。 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ 「畜生……」 悠人がそう呟くのを横になっていた衛はハッキリと聞いた。 衛も横になったもののすぐ眠る事が出来たわけで無い。 (悠人さんも、辛いんだ……) 「畜生」という呟きが何を意味するのかわからないけど、その言い方からボクはそう思った。 初めて会ったとき、頼りになるあにぃの様な人だと感じた。 そして死体を見つけたときも遙あねぇが死んだときも自分をやさしく抱きしめてくれた。 それだけじゃなくて、遙あねぇのお墓を作るのも手伝ってくれた。 だから思ったんだ。 悠人さんは優しくて頼りになるだけじゃない、とても強い人なんだって。 そんな悠人さんが口にした辛そうで、悔しそうな呟き声。 それを聞いてボクは遙あねぇが死んだ事を思い出した。 あんなにきれいで優しそうな人が殺されるなんてまちがってるよ……。 そう思うとまた悲しくなった。 だけど、泣いたらきっと遙あねぇも悲しむと思う。 だからもう泣かない……。 そして、そしてボクも悠人さんの足手まといにならないようにしなくちゃいけないと思った。 (遙あねぇ、ボクがんばるから天国で見守っていてね) 誰かに言うでもなく衛は心の中でそう強く誓った。 【衛@シスタ―プリンセス】 【装備:ロ―ラ―スケ―ト@Sister Princess】 【所持品:支給品一式、未確認支給武器(1)】 【状態:精神状態は回復傾向、若干疲労】 【思考・行動】 基本方針:死体を発見し遙の死に遭遇したが、ゲームには乗らない。 思考:あにぃに会いたい 1:悠人の足手まといにならぬよう行動を共にする。 2:鳴海孝之という人を悠人と共に探して遙が死んだことを伝える(どんな人物か情報はなし)。 3:できれば知り合いにも会いたいが、無理に探そうとは思っていない(咲耶、千影、四葉) 【備考】 遙を埋葬したことで心の整理をつけました。 【備考】 涼宮遙の遺体は「マヤウルのおくりもの」と共にC-4のどこかに埋葬されました。 対馬レオ、園崎詩音の遺体は一緒にC-4のどこかに埋葬されました。 C-4のハイキングコースにFN P90が、遙の遺体埋葬地点の近くに遙のディパック、薬瓶、車椅子が放置されてます。 067 少女連鎖 投下順に読む 069 淑女の嗜み 067 少女連鎖 時系列順に読む 069 淑女の嗜み 055 猟人は鬼と獅子 高嶺悠人 081 博物館戦争(前編) 055 猟人は鬼と獅子 衛 081 博物館戦争(前編)
https://w.atwiki.jp/herikutu/pages/26.html
441 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 22 52 27 ID n6aG+KHN それは雲ひとつない快晴の下、 雛見沢分校、放課後の微笑ましい一時。 魅音 「おじさん、面白そうなゲームを見つけてきたよ~! 今日の部活はこれにしよう!」 レナ 「何なに!? 何かな、かな?」 梨花 「みぃ、知ってますですよ~、それはヘンテコな事件を屁理屈推理で解き明かすゲームなのですよ~。」 圭一 「最近流行りのうみねこのなんちゃらだな、面白そうじゃねぇか、やってやろうぜ!」 魅音 「うん、そうなんだけどね、今回はちょっと出題側でやってみようと思う!」 沙都子「私たちが問題を出すのです?」 梨花 「青とか赤とか、槍がズバズバのグサグサなのですよ~、にぱ~☆」 魅音 「とりあえず今日は、おじさんがゲーム盤を用意してきたからこれで。 2009年4月9日(木)午前7時ごろ 前原宅の前原圭一氏の部屋から、圭一の母親がとある手紙を見つけた。 手紙の文章はA4のノートを切り取ったものに鉛筆で書かれており、 消しゴムの後は無いが、文章の途中が不自然な形で破かれている。 また、文章中の●■の部分は黒く塗りつぶされていて判別できない。 その内容を以下に記す。 なぜ、命を狙われているのかはわかりません。 ただひとつ判る事は、叩かれた傷跡がとても痛いという ことです。 犯人は複数なのか単独なのかはわかりません。青っぽい服 を着ていました。 ―――ここの間が破かれている――― どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。 これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるで しょう。 ……死体は見つからないでしょう。 これを読んだあなた。どうか真相と●■を暴いてください。 それだけが私の望みです。 圭一 母親が圭一の部屋に入ったとき、圭一の姿は既に無く、 飲みかけのコーラのペットボトル、食べかけのポテトチップス、 96点のテスト、鉛筆と消しゴム、 ゲームソフトと音楽CD、アニメDVDが散乱していた。 また部屋の電球とパソコン、テレビはつけっぱなしだった。 畳には大きく黒ずんだシミがあり、ティッシュも散乱していた。 以上!暴く真相っていうのは犯人と手段だね。 それじゃサトコ、締めにそれ言っちゃって!」 沙都子「わかりました、わたくしの出番ですわね!行きますですわ! . まずは軽く【前原圭一の部屋の2つの窓は全て鍵がかかっていましたわ!】 . そして、【隠し扉や隠し通路なんてものは存在していませんわよ!】 こんなものでいいのかしら、初めての出題なので赤の加減がわからなくてですわよ……。」 梨花 「…………。」 442 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 22 53 13 ID n6aG+KHN 梨花 (羽入!) 羽入 (ああ、なんか面白そうなことしてるんでみてますです。 なんです、梨花?) 梨花 (足らない、足らないわ。) 羽入 (ど、どうしたんです!?) 梨花 (このゲームは魔女が魔法を人間に認めさせ、屈服させるゲームなのよ? 皆は出題者だーって張り切っているけど、ただのニンゲンじゃない! 魔法が使えないんじゃ魅ぃが持ってきたゲーム盤の本質を伝えることは できないわ。) 羽入 (いいじゃないですか梨花、彼らだって楽しそうにやってるんだから。) 梨花 (駄目よ、全然駄目だわ。沙都子の赤字だって、このままだと . 『犯人は圭一の部屋のふすまから出入りした』で一撃じゃない。 幻想のかけらもないわ。 羽入 (所詮はゲーム、別に魔法なんかデタラメでいいのですよ~。) 梨花 (違うっ!!! このゲーム盤にはもの凄い魔力を感じる!!! きっととんでもない魔法が隠されているんだわ。 ……いえ、ここは雛見沢。これはオヤシロ様の力!!) 羽入 (違うのですよ梨花、それは違うのですよ~!!) 梨花 (羽入っ!! あなた気づいてないとは言わせないわよ!! スレのやつらにオヤシロ様の力を思い知らせて上げなさいっ!! 事件当夜の圭一家を再構築! さもないと今日から一週間シュークリームは抜きよ!!) 羽入 (あぅあぅ……。ぅぅ……お、オヤシロパワーでげんばをさいこうちくっ!) 443 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 22 53 59 ID n6aG+KHN # # # 2009年4月8日 PM11 55 前原宅、圭一の自室 部屋は明かりが付いていて、圭一は椅子に座ってテストの見直しをしている。 さっきまでやっていたプレイステーション2のゲームソフトは、明日起きて 片付けるからいいや、と散乱したままだ。机の上にはコーラのペットボトルが蓋を あけて置いてある。 圭一は復習に一段落がついたのか、鉛筆を置き、パソコンの電源を入れ、 伸びをしながら椅子から立ち上がった。喚起のために開けていた窓を閉め、 しっかりと鍵をかけた。 窓の外を見ると雨が降っているが、誰もいる気配は無い。 時計の長針と短針が、天井を指す。日付が変わった。 圭一は椅子に座り直すとしばらくまたテスト問題を眺めた。ふすまは閉まったままだ。 すると突然、圭一は巨大な光に飲まれた。 その光は、白。 辺り一面真っ白の世界。あまりの眩しさに圭一は思わず目を閉じる。 少し光が落ち着いたので、圭一は瞼を開けると、遥か遠くに青い光が見えた。 その光はぼーっと輝いていて、ニンゲンの形をしているようにも見える。 ――確か窓は閉まっているはず。ふすまも開いていない! 椅子に座ったままの圭一は驚いた表情で目を見開く。 「何なんだ……お前は!」 その言葉に答えるように、青い光からにゅるっと黒い手が伸びてきて、圭一の心臓の 前で止まった。 次の瞬間――――強烈な痛みが圭一を襲う! 「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 圭一は一瞬何が起こっているかわからなかったが、視線を下に向けると、 黒い手は圭一の心臓を何度も叩いていた! 黒い手は何度も何度も、積年の恨みを晴らすかのごとく叩き続ける! 「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 思わず圭一は青い光に手を伸ばす。しかし、空を掴んで届かない! 相手の黒い手は確実にこちらに届いているのに!なぜこちらの手は届かない! 青い光は遥か向こうにいる、なのに黒い手だけが目の前で圭一を!! 圭一はその胸の痛みに耐え切れず、椅子から転げ落ち、床に倒れこんだ。 そして圭一は、目を閉じた。 しばらくすると、またしても白い光が部屋を包み込んだ。 <<オヤシロ様はいつでも守ってあげるのです。この階段を使って、オヤシロ様の下へ 来るのです!さぁ!>> その光に導かれるように、圭一は無言のまま起き上がると、その光輝く階段へ向かった。 # # # 444 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 22 54 53 ID n6aG+K 羽入 (あぅあぅ……、もう知らないのですよ梨花。) 梨花 (やっぱり!……そう、このゲームには魔法が使われている。 . ……【犯行時、犯人は圭一から手の届かない位置にいた】わ。 . しかし、【確実に、圭一にダメージを与えた】のよ。 . そして【事件前に圭一が部屋に入ってから、事件後に圭一が出て行くまで ふすまからの人の出入りは一切ない】し、【この部屋から出入りできるのは 2つの窓と1つのふすまのみ】だわ。 ふすまという不完全な扉だからベアトリーチェの定義は使用できないけど、 これで密室という不可思議な事件だということがわかっていただけたかしら。 さらに遥か遠くから伸びる黒い手……一体どういうことかしらね。 そうそう、あまり復唱要求がたくさん来るのも嫌だから付け足すわ。 . 【弓、拳銃などの飛び道具は犯行に使われていない。】 . まぁ当たり前よね、犯人は【手の届かないところから、叩き続けた】んだから。) 羽入 (あぅあぅ……、こんなにヒント出してすぐにリザインになっても知らないのですよ。 僕は反対したのですよ……。) 梨花 (いいのよ、このゲームは不可思議であればあるほど面白いんでしょう? そのためには必要なことだわ。あとは犯人を当てられないように、防御に 徹するだけね。せいぜい頑張りなさい。) 羽入 (魅音たちにもこの話が伝わるように、なんとかしておきましたです。) 梨花 (気が利くわね羽入、ありがとう。) 魅音 「梨花ちゃん、何してるのー?ゲーム始まるよー!」 梨花 「魅ぃ、このゲーム盤、裏に続きが書いてあったのですよー!」 魅音 「え、ホントに? ……あらホントだ。おっかしいなー、さっきはなかったと思ったんだけどなー。」 ~梨花以外ゲーム盤を確認中~ 魅音 「おっしOK!じゃあゲームスタートするよ~! ルールの確認 2 3も済ませてねー。」 梨花 「簡単に隙を突かれた人は罰ゲームで激辛キムチ食べ放題なのですよ、にぱ~☆」 446 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 12 24 ID vItNxKGn 新たなゲーム盤のはじまりですね。 こちらこそどうぞ宜しくお願い致します! 青い光に黒い手が伸びて…ですか、比喩表現でしょうか。 どういう復唱要求、青字を出せばいいのか……問題文を熟読してきます。 447 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 14 56 ID dmehn+kf . 【前原圭一の部屋の2つの窓は全て鍵がかかっていましたわ!】 . 【隠し扉や隠し通路なんてものは存在していませんわよ!】 . 【犯行時、犯人は圭一から手の届かない位置にいた】 . 【確実に、圭一にダメージを与えた】 . 【事件前に圭一が部屋に入ってから、事件後に圭一が出て行くまで ふすまからの人の出入りは一切ない】 . 【この部屋から出入りできるのは 2つの窓と1つのふすまのみ】 . 【手の届かないところから、叩き続けた】 混乱するだろうから赤字をまとめたけど…あってる? 448 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 15 52 ID tfV1t63X どう攻めればいいのやら。とりあえず挨拶代わりのトンデモ 『癒し系で常識人の犯人Rは家の外にいて、ハンマーで家を殴っていた。 家はぐらぐらと揺れ、家と圭一は震度7相応のダメージを受けた。 圭一は揺れが収まるまで待ち、その後家の外に避難した』 449 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 16 41 ID n6aG+KHN . 447 魅音 「どうもありがとう!見にくいと思ったけど、 単に赤字羅列するよりはいいかなと思って。」 450 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 18 59 ID 1ftxjlQ9 赤字について確認したい! . 【事件前に圭一が部屋に入ってから、事件後に圭一が出て行くまで ふすまからの人の出入りは一切ない】 ということは、事件後に圭一はふすまから出て行ったという解釈で間違いないだろうか。 復唱要求 「事件後に圭一はふすまから出て行った。」 事件とは圭一が何かしらダメージを受けたのが事件なのだろうか・・・? 451 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 19 09 ID Oqb7cqrq 『犯人Xが圭一の部屋の外で何かを叩いた。大音量によって圭一は鼓膜にダメージを受けた』 452 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 19 44 ID n6aG+KHN . 448 魅音 「早速来たねぇ、じゃあまずはあたしがお手本と行こうか! なるほど、地震とは考えたねー。それが正解でも面白いかもしれない。 でも違う。 . 【このゲーム盤にハンマーは関係ない。】【家は揺れていない】。 これで満足?」 レナ 「青字を否定する赤……難しいね。」 453 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 21 47 ID kGcoRJ7X さて、それじゃ手始めに復唱要求 「テストの見直しをしているとき、圭一の部屋には圭一しかいなかった」 454 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 21 58 ID vItNxKGn 畳には大きく黒ずんだシミ…。心臓を直に? 撲殺? どう攻めればいいのやら…。 復唱要求 「犯人Xは返り血を浴びていない。」 「圭一は血を流していない。」 455 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 22 47 ID n6aG+KHN サトコ 「次は私が行きますわよ。 . 450 復唱は拒否いたしますわ。 ただこちらは確認いたします。 . 【事件とは圭一さんが何かしらのダメージを受けたこと】ですわ。 . 451 . 【圭一さんは鼓膜にダメージを受けていません】わ。 」 456 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 24 46 ID S/K3bGcr 『それは恋という名の魔法。圭一は可愛い物を愛してやまない少女からのラブレターを受け取っていた。 それにより今まで抑えていた恋心が爆発、あまりの鼓動の激しさに胸が痛くなった。』 …我ながら無理がありすぎるな。 457 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 25 57 ID n6aG+KHN レナ 「レナもやってみる! . 453 ふすまからは事件前から事件後まで圭一くん以外誰も出入りしてないらしいの。 もし見直しのときに誰かいたら、お母さんに見つかっちゃうんじゃないのかな、かな? . 【母親が部屋に入ったとき部屋には誰も居なかった】 . 454 . 【犯人Xは返り血を浴びていない】わ! だって手の届かない場所からだもん! 二番目は復唱拒否。黒いシミはどう説明するの? 458 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 27 36 ID n6aG+KHN 圭一 「みんな張り切りすぎだぜ!俺にもやらせろ! . 456 そりゃあ、恋はすげえ魔法だよな。 でも……ああ、この赤字は切りたくないぜ…………。 . 【圭一は誰からもラブレターを受け取っていない】……悲しいぜ。 っていうか可愛い物を愛してやまない少女って誰だ? 」 459 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 30 23 ID Oqb7cqrq 『圭一は魅音とテストで勝負していた。電話で96点のテストを自慢したが 魅音は100点だった。「頑張ったね、圭ちゃん」ぱちぱちぱち、と皮肉で 拍手までされた。圭一は精神的にダメージを受け、コーラをこぼして部屋を 走り去った』 460 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 32 23 ID tfV1t63X 『犯人はポテトチップス。 圭一はポテチを喉に詰まらせ、自分の胸を叩いた』 赤字"手の届かないところから、叩き続けた"については、 "誰が"・"誰の手"・"誰を"がないので問題ないと解釈したよ ところで、母が入室したときに圭一がいない件については今の所謎ではないよね? 死んだともされてないし、出られなかったわけでもなさそうだし。 461 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 33 09 ID 1ftxjlQ9 . 457 . 黒いシミはどう説明するの? 説明させたい事に入っているようなので復唱要求 「黒いシミは血である。」 黒いシミっても墨汁とかインクとか何でも有りなので、 部屋にあった物を限定させるかしないと謎にならないような気が! 462 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 34 07 ID vItNxKGn そうか、黒いシミは血と見せかけてコーラで説明がつくのかも。 . 461の回答を待ちますです。 463 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 35 01 ID n6aG+KHN 青い槍が部活メンバーを襲う!! ―SE― 羽入 (だから言ったのです!ヒント上げすぎなのです!) 梨花 (くっ、うるさいわね!このくらいまだまだ平気なのよ。 . 459 よくわかったわね。 . 【畳の黒いシミはこぼしたコーラである】 でも痛くもかゆくも……ないわ! その青字切ってあげる。 . 【魅音とは電話していない!】 ついでにちょっとむかつくから . 【魅音は100点はとっていない。】 ) 羽入 (最後のは余計なのです!) 464 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 36 57 ID n6aG+KHN 梨花 (これは私の赤字ね、責任もって返すわ。 . 460 . 【犯人は圭一の手の届かないところから、圭一を叩き続けた】 これで青も回避でいいわね?) 465 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 36 59 ID K6T4z7/O 『犯人Xは圭一に「メントス一気食いした後にコーラ一気飲みすると楽しいことが起こるよ」 と情報を与え、事件時に圭一はそれを実行した。 結果、圭一はコーラを盛大に噴出し、嘔吐の為にトイレに駆け込んだ』 もし、当ってたら犯人Xは魅音か沙都子だろうな。 466 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 38 46 ID n6aG+KHN レナ 「発想は面白いんだけど……。 . 456 . 【犯人は圭一の手の届かないところから、圭一を叩き続けた】 に反してる。叩いてないんじゃないかな、かな。) 467 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 39 11 ID Oqb7cqrq その赤くらいで引き下がれるか! 魅音でなくてもレナや他の人物Xの可能性は潰せていない! 『圭一は人物Xとテストで勝負していた。電話で96点のテストを自慢したが 人物Xは96点より上の得点だった。皮肉で拍手までされ、圭一は精神的にダメージを受け、 コーラをこぼして部屋を走り去った』 468 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 41 11 ID n6aG+KHN 魅音 「噂の部分替え青字ってやつだね。 でも全然駄目だね。 . 467 発想は凄く良い。でも . 【圭一の部屋に事件当時電話は無かった】 原作ではあったけどこの事件ではこういうことにしといて。」 469 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 42 54 ID kGcoRJ7X 復唱要求 「ダメージとは物理的なものである」 470 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 43 55 ID vItNxKGn . 【犯人は圭一の手の届かないところから、圭一を叩き続けた】 "手で"叩いたとは限らないのかな。陰口を叩き続けたとか。 復唱要求「このゲーム盤に電話は登場しない!」 471 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 45 32 ID n6aG+KHN 沙都子「わたくしが出る幕でもありませんわ。 . 469 は復唱拒否いたします。 貴方も見たでしょう。青い光が黒い手で圭一さんを叩くところを……! ああ、なんておぞましいっ!わたくしは犯人が許せなくてですよ!」 472 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/04/10(金) 23 46 25 ID mNqMyJav 例えば、圭一が後ろ手で縛られていたりしたら犯人が目の前にいても【手の届かない】場所にいることができるわけだよな? 復唱要求! 「圭一は犯行時、自由に手を伸ばせる状況だった」 473 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 46 34 ID n6aG+KHN 魅音「 . 470 . 【圭一の部屋に事件当時電話は無かった】 では満足できない?」 474 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 48 13 ID vItNxKGn 電話は既出でしたか…。 では"手の届かないところ"とは、テレビやパソコンの中じゃないですか? 復唱要求 「このゲーム盤にテレビゲーム、ネットゲームは関係ない。」 475 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 48 35 ID Mopm4ejH 復唱要求 「圭一はマザコンである」 …理由は特に無い ※俺の中でH.ウェルズの評価が下がったわ 477 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 50 01 ID n6aG+KHN レナ「はぅぅ……、 . 472 圭一くんが後ろ手で縛られてて動けなかったらあんなことこんなこと……はぅぅ。 ハッ、違うよ!全然違うよ! 見たでしょ!? 圭一くんは伸びをして、窓の鍵をしめて、テストの見直しをしてたんだよ! . 【圭一くんの手足が不自由であったことは一度もない!】 . 【圭一くんが最大限に手を伸ばしても犯人には届かない!】 ああ、そうだよ! <犯人Xはゴムゴムの実を食べた>んだよ! そうすれば赤字はくぐりぬけるね! 犯人はルフィだね! ……でもそれって、ファンタジーだよね? あははははっ、あはははははははははははははははっ!」 478 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 52 45 ID tfV1t63X 母が部屋に入ったときに圭一が居ない件については、 圭一が死んだともされてないし、赤で圭一の行動が制限されているわけでもない。 現時点では謎にはなってないよね? だから、やっぱりまずは圭一が叩かれた件だよなー 『圭一は犯人Sのトラップにより、家の外から遠隔操作で殴られた』 479 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 53 07 ID n6aG+KHN 魅音 「どんどん青がくるね! . 474 . 【このゲーム盤にテレビゲーム、ネットゲームは関係ない。】 . 475 . 【圭一はマザコンであ】」 圭一 「ちょっとまてぇぇぇぇぇぇぇ!それ赤で言えるのかっ!? どうなんだ魅音!! 言えちゃうの?それ言えちゃうの? ああああでも言うなぁ、言えちゃったら怖いじゃないかぁぁぁぁぁ。 いいか、人っていうのは生まれたときからしばらく母親のおっぱいを(以下ry 480 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 54 48 ID n6aG+KHN 梨花「 . 478 . 【全てのトラップはこの事件に関係ない】のですよー、にぱー☆ だから . 【沙都子は犯人じゃない】 のです! 沙都子はそんなひどいことしないのですよー。」 481 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/04/10(金) 23 55 06 ID hmdotTwC 『ふすまの外から圭一を罵倒し精神に多大なダメージを与えた』 これはきってほしいな 482 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 56 40 ID n6aG+KHN 梨花 「 . 481 お望みどおり赤い真実でズバズバのメッタ刺しにしてやるのですよー! . 【犯人Xはふすまの外からは圭一を罵倒し精神に多大なダメージを与えていない】 483 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/10(金) 23 57 40 ID tfV1t63X . 482 なんだこの怪しい赤はw 484 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 01 54 ID Q7LGBCIa ふすまの外から…「は」?w 485 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 02 50 ID UdMpFT5I 『丑の刻参りでこんこん打たれて苦しんだ』 べ、別に屈服したわけじゃないんだからね! 魔法は信じないけど、呪いは信じるだけなんだから!でも真相呪いは勘弁(笑) .>ふすまの外からは ふすまの内からなんですね、分かります 486 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 03 55 ID oH6KlTHw 怪しすぎるけどあえて特攻してみようじゃないか。 『圭一は、犯人の差し入れに入っていた手紙に書いてあった何かによりダメージを受けた』 手紙の内容については説明不要! 487 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 04 15 ID UAwq/Yvr 梨花 「罵倒の定義を確認させてもらうのです。 . 【罵倒とは声にだして相手をののしること】なのです。」 488 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 04 51 ID +1c2Cc6E . 486 これにたどり着くよなw さぁ楽しみだ 489 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 04 55 ID T+KNtHr6 . 479テレビゲームは関係ないとすると 『圭一はテレビの番組上で精神にダメージを受けて部屋をとび出した』 490 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 05 53 ID 0Zqub1bf まさかひぐらしから来るとはw 『圭一はアニメDVD観賞中にアニメ作中の衝撃的な出来事Xにより 精神的に大きなダメージを受けた』 出来事Xは好きなキャラが主人公とキスしたとか、 その辺だろうと思うが悪魔の証明で説明拒否! 491 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 07 06 ID UAwq/Yvr 羽入 (みんながものすごく悩んでるうちにこっそり私も……。 . 485 魔法の存在を認めるのですね。 「事件の真相は呪いである」と赤字で言ってもよろしいのですか? 僕の呪いはもはや魔法に近いのであります。 . 486 . 【圭一はラブレター含む手紙を貰っていない】のです! あ、みんなきた サッ) 492 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 09 22 ID UAwq/Yvr ※. 487も確認お願いします。 レナ 「あれ、なんか赤字が勝手に増えてるよ? . 489 . 【圭一は事件当夜テレビを見ていない】 みんなも見たでしょ?圭一はテレビをつけていない。 だから、 . 490 . 【圭一は事件当夜アニメを見ていない】もそうだよー。」 493 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 10 10 ID UAwq/Yvr 圭一 「レナ、どうして急に呼び捨てにしたんだ?」 レナ 「ごめん圭一くん、ちょっと興奮しちゃってた……。」 494 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 11 13 ID +1c2Cc6E 復唱要求 「事件時にふすまを通じて物の移動はなかった」 これはオマケでいいんだが一応…「圭一は死亡している」 495 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 11 19 ID /pr3phDj 何故死ぬとか死体が残らないとか謎な手紙があったかまで 真相が用意してあるのかな。単にひぐらしオマージュなんだろうか。 復唱要求 「手紙は確かに出題文中の内容で圭一の部屋にあった。」 謎、増えないかなーなんてw 496 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 11 28 ID j1rY5+0p 『96点ってことは1問間違えたわけだ。 犯人はその答えを知ってたんだな。 それでそれをネタにねちねち言われ続けたわけだ。 切れた圭一は「じゃあ答え言ってみろよっ!」とかいってうっかり外へ出てしまった。 …手紙?手紙なんて"な"かった。』 497 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 12 31 ID 0Zqub1bf 『アニメDVD、ゲームソフト、音楽CDのいずれかを定価購入したが、 ネットサーフィン中に通販サイトでいずれかが叩き売られていることに 精神的に大きなダメージを受けた』 屁理屈なら幾らでも撃ってやるぜ! 498 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 13 50 ID f6klnryL 母親が圭一の部屋に入ったとき、圭一の姿は既に無く、 (略) また部屋の電球とパソコン、テレビはつけっぱなしだった。 . 492 問題文によるとゲームをし終わった圭一はテレビを消したのではなく つけっぱなし、だったのですかね。犯人がテレビをつけた? 499 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 14 10 ID Ckzn1ybx レナは本編でも赤字使ってたね。意味合いは全く違うけど。 『犯人Xは部屋の中で、しかし圭一から見えない場所から、 圭一を罵倒して精神にダメージを与えた』 500 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 14 52 ID UAwq/Yvr 魅音 「まぁいいや。 . 494 . 【事件時にふすまを通じての物の移動はなかった。】 「圭一は死亡している」なんだけど、 サトコ「私たちは圭一さんが最後どうなったか知らないのですよ。」 梨花 「オヤシロ様がどっかに連れてっちゃったのであります。貴方も見たでしょう?」 レナ 「だから圭一くんが死亡しているかどうかには、ちょっと答えられないな。」 501 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 15 42 ID 5WKRZ7EK 『罰ゲームでコスプレをさせられた時の画像が富竹のサイトにアップされていて精神的苦痛を受けた。』 502 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 15 44 ID sX/R/fI7 圭一は直前に何をやっていたのか、これがポイントだな…。 そうするとパソコンの電源を入れた、とあるぜ。 ネットゲームの関与は否定されたが、パソコンの関与自体は 赤字で否定されてない。 復唱要求! 「パソコンはこの事件に関係がない!」 503 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 19 03 ID f6klnryL 外は雨が降っていた。パソコンの電源を入れた。 うーん……。 復唱要求 「圭一は感電していない。」 504 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 19 17 ID UAwq/Yvr 圭一 「ごめん、追いつかない……。 . 495 . 【手紙は確かに出題文中の内容で俺の部屋にあった。】 . 496 . 【テストの点数や内容などはこの事件の発生には関わりがない。】 . 497 . 【俺は通販サイトを利用したことがない】ぜ! . 499 . 【犯人Xは部屋の中からは俺を罵倒していない】!こっそり大きい赤字だぜ。 505 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 19 55 ID +1c2Cc6E あれ…これは…? 『圭一はパソコンでメールが来たのに気付いた。人物Xからのメールにより精神的ダメージをうけコーラをぶちまけ部屋を飛び出した。』 X=サトコor魅音と予想 506 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 21 41 ID T+KNtHr6 手紙は来ていないってのはEメールも含むのかな? それこそ屁理屈だけど 『圭一は送られたメールの内容により精神的ダメージを受けた』 507 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 22 12 ID UAwq/Yvr 梨花 「 . 501 富竹のサイト、見てみたいわね。 . 【罰ゲームでコスプレさせられたときの画像はこの事件の発生と関係がない。】」 . 502 青い槍が部活メンバーを襲う!! ―SE― 梨花 「く……。 わかったわほめてあげる。 . 【この事件は圭一がパソコンを使っている最中に起きた!】 さぁ、そこからどういう青字が出てくるのか、楽しみだわ。 」 508 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 23 52 ID UAwq/Yvr レナ 「 . 503 . 【圭一くんは感電してない】よ。 そしたら動けなくて家の中にいるよね? . 505 く、なかなかやるね。 . 【圭一くんは事件発生当時、いかなるメーラーソフト(Webメール含む)は使用していない】わ! . 506も同時に回避! 509 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 26 04 ID 0Zqub1bf なんだか、どんどん部屋の隅に追い詰めてるみたいだな 『圭一はどこかの掲示板で衝撃的な事実Xを見て、 精神的な大ダメージを受けた』 510 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 26 23 ID 7tR6E7q8 こんなのはどうか 『事件当時は雷雨だった。パソコン操作中に大きな稲光、停電。 動転した圭一はコーラをぶちまけ外に飛び出した』 511 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 26 53 ID sX/R/fI7 え? ちょw 梨花ちゃま! ただの復唱要求だったんだからそんなに痛がらなくてもw そこは拒否一択だよw 512 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 27 47 ID f6klnryL . 【この事件は圭一がパソコンを使っている最中に起きた!】 ……何かが見えてきました、これでどうだ。 『圭一はホームページ(ブログ)を運営していた。 自分のサイトの掲示板が荒らしに荒らされて精神的ダメージを受けた!』 513 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 28 17 ID UAwq/Yvr . 509 青い槍の束が部活メンバーを襲う! ―SE― あまりの痛みに声にならないメンバーたち。 梨花 (くっ、もはやこれまでなの!?) 羽入 (. 482でヒントを与えすぎたのです。 でも梨花、諦めては駄目なのです。最後の謎が残ってるのです。) 梨花 (そ、そうよ、まだ犯人の名前が指摘されてない! そう、この事件の . 【犯人は……だぁれ……!?】) 羽入 (【僕の目の前に連れてきたらリザインしてやるのですよ!】) 514 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 28 19 ID +1c2Cc6E . 509 多分2ちゃんみたら叩かれてたんだろうな。 そりゃ泣きたくなるな 515 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 29 53 ID UAwq/Yvr レナ 「痛い……痛いよぅ……。 . 510 . 【事件当時は……雷雨ではない……】 . 512 . 【圭一くんはホームページを運営していない】 もしあったら……みてみ……たいな……。 516 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/04/11(土) 00 31 07 ID f6klnryL . 509 .【犯人は……だぁれ……!?】ですか、. 512で行けるかな 517 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 31 09 ID j1rY5+0p おい、お前ら出頭しようぜ。 520 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 35 33 ID 0Zqub1bf 『掲示板とは2ちゃんねるであり、犯人は俺たちの誰かXである』 これだけだとつまらないので、 『圭一は安価で行動スレを立てて、鬼畜安価をもらってしまった。 大きな精神的ダメージを受けたが、仕方がないので部屋から出て実行に移した』 これでどうだ! 521 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 35 38 ID UAwq/Yvr 梨花 「先に断っておくけど、これは言い当てゲームなんかじゃない。 犯人を捜すための手がかりは、全てゲーム盤上にあるわ。 きちんと推理してたどりつけるようにしたはず。 こじつけ、なんて後で言われると嫌だから、赤字では言わないけれどね。」 羽入 「さぁ、来るがいい人の子よ!」 523 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 37 23 ID UAwq/Yvr 梨花「いいわ、答えてあげる . 520 . 【犯人は、<【うみねこのなく頃に】屁理屈推理合戦スレ 4>の中にはいない!】 . 【鬼畜安価は関係がない!】 524 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 37 47 ID f6klnryL んんん…、青字で。 『犯人は圭一の父親。圭一は父親のホームページを見て 父親の仕事の内容を知って衝撃を受けた。』 きちんと推理……ポテトチップスやティッシュなんかは推理要素なのかな 525 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 39 00 ID UAwq/Yvr 梨花 「 . 524 . 【犯人は圭一の父親ではない!】」 526 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 40 07 ID +1c2Cc6E 白い画面で青い人、黒い手は言われてみれば確実に2ちゃん表してるなw しかし犯人当てろか… スレを特定しなきゃいけないのか…? 527 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 40 10 ID 5WKRZ7EK 「犯人とはひぐらしのなく頃にのキャラクターの誰かである」 とりあえず赤字でいってもらわないと不安 528 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 41 14 ID sX/R/fI7 ふむ。 俺としては、犯人の名前が当たったとしても”その根拠が正しくなければ” 赤で跳ね返して欲しいところだぜ。 『パソコンを使って圭一にダメージを与えたのは魅音。 根拠は、このゲーム盤を用意したのが魅音だから』 529 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 41 56 ID 0Zqub1bf 俺たち=2ちゃんねらー全体を指したんだが・・・ もう一度やってみるぜ! 『犯人は2ちゃんねるの住人である』 530 名前: 梨花 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 44 18 ID UAwq/Yvr . 526 . 白い画面で青い人、黒い手は言われてみれば確実に2ちゃん表してるなw ここまでわかったご褒美にヒントをあげるわ。 . 【犯人は2ch、同人ゲーム版の中にいる!】 あとは圭一が見そうなところね。 . 527 . 【魅音は犯人でない】 . 【レナは犯人ではない】 . 【鷹野三四は犯人でない】 ……もう面倒だわ。 . 【ひぐらしのゲームキャラクターはこの事件の犯人ではない!】 . 528 . 【魅音は犯人でない】 すでに切った! . 529 . 【犯人は2ch、同人ゲーム版の中にいる!】 これで満足? 531 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 45 13 ID +1c2Cc6E . 528 その理論でいくとひぐらしメンバー全員このスレにいることになるから。 さっきの赤字に触れるんじゃないか? 532 名前: 109 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 45 18 ID UAwq/Yvr . 【犯人は2ch、同人ゲーム板の中にいる!】 の間違いね。ごめんなさい。 533 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 46 45 ID f6klnryL どうか真相と●■を暴いてください。 それだけが私の望みです。 ●■ってなんだ…!? 『犯人は"ひぐらしのなく頃に本スレ"である。圭一はひぐらしのネタバレ記事を見て衝撃を受けた!』 535 名前: 梨花 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 49 33 ID UAwq/Yvr . 533 強烈な青が突き刺さる!!! 「うぐぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお! くっ . 【犯人は<ひぐらしのなく頃にpart551>の中に居る!】 ……板もバレた、スレがバレた、もう時間の問題ね……。 536 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 50 44 ID T+KNtHr6 ひぐらしのなく頃に part551で羽入らしき口調で圭一に死ねとある 時間も問題と一致するし 名前なんてわからないぞ? 537 名前: 梨花 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 51 23 ID UAwq/Yvr . 536 ……それは……、青字なの……? 538 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 52 49 ID 0Zqub1bf . 536 貴方がレス番号を青字で叫ぶのを待ってる 539 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 55 37 ID T+KNtHr6 『ひぐらしのなく頃に part551のレス番603が犯人』 で、いいの? 540 名前: 梨花 ◆znbTSV/Hyo [sage] 投稿日: 2009/04/11(土) 00 56 27 ID UAwq/Yvr . 539 リザインするわ。 リザインのしどころを間違えてちょっと盛り下げてしまったこと、反省してる。 それでは解を流すから、よかったら読んでください。 「部活メンバーのゲーム盤2」へ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jnro/pages/131.html
解答は気が向いたら、ちなみに全部解けます(作成S)、問題1と問題4変更あり 問題1 問題2 問題3 問題4 問題5 問題6 番外編 上とは作者も違うし一切関係ありません 特殊村のことや、初心者~中級者向けの基本的な展開を中心に作ります 上の作者の方、迷惑でしたら無断で消してくださって結構です また、自分で問題思い付いたとか作ってみたいとか言う方、こちらも無断で追加どうぞ 基本、作者はグレイスです 人狼ゲームにも出没してますんで見かけたら言ってくださると嬉しいです 初心者問題 基本的だがルールとかある程度の経験は必要 解説|10戦とか、最低限とか言われているボーダーラインをもうすぐこえるという時に是非やってみてください、立派な中級者ライフが送れるはずです| 初心者問題1(グレイス作) 初心者問題2(グレイス作) 中級者問題 ↑の応用的な感じです 解説|結構難しい問題です。日々人狼に、勝ち、負け、楽しんでいる人にお届けします。多分、これを解けるようになれば強くなれるはずです| 中級者問題1(グレイス作) 特殊村問題 DM村、ジンロリアン等々様々な特殊村の問題 告白ラッシュ!1 ジンロリアン 問題に不備があるかもしれません なるべく発見次第自分で直しますが、回線の良い時しか直せないので、お許しください 問題C 問題C解答
https://w.atwiki.jp/shiokoku/pages/33.html
解答は気が向いたら、ちなみに全部解けます(作成S)、問題1と問題4変更あり 問題1 問題2 問題3 問題4 問題5 初心者問題 基本的だがルールとかある程度の経験は必要 10戦とか、最低限とか言われているボーダーラインをもうすぐこえるという時に是非やってみてください、立派な中級者ライフが送れるはずです 初心者問題1(グレイス作) 初心者問題2(グレイス作) 中級者問題 ↑の応用的な感じです 結構難しい問題です。日々人狼に、勝ち、負け、楽しんでいる人にお届けします。多分、これを解けるようになれば強くなれるはずです 中級者問題1(グレイス作) 人狼ゲームオンライン攻略wiki http //www54.atwiki.jp/jnro/pages/131.htmlより抜粋 グレイス様、その他大勢のPL様著