約 25,193 件
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/52.html
2010年4月30日 2011年11月28日更新 1983年に設立された韓国推理作家協会は、1985年に韓国推理文学賞を制定し、年間の優秀作品および新人の優秀作品に対し賞を与えてきた。 1999年以降は不定期に授与されるようになったようだが、詳細は分からない。 韓国推理文学賞 大賞 韓国推理文学賞 新人賞 第1回(1985年) ヒョン・ジェフン(玄在勲、현재훈)(1933 - ) 『絶壁』(절벽) チョン・ギュウン(鄭奎雄、정규웅) 『影絵遊び』(그림자 놀이) 第2回(1986年) キム・ソンジョン(金聖鍾、김성종)(1941 - ) 『悲恋の火印』(비련의 화인) チョン・ヒョヌン(정현웅) 『女子大生殺人事件』(여대생 살인사건) 第3回(1987年) イ・サンウ(李祥雨、이상우)(1938 - ) 『悪女、二度生きる』(악녀, 두 번 살다) ユ・ウジェ(柳禹提、유우제)(1955 - ) 『夜』(밤) 第4回(1988年) ノ・ウォン(魯元、노원)(1931 - ) 『危険な外出』(화려한 외출) ハン・デヒ(韓大煕、한대희)(1952 - ) 화려한 정사 第5回(1989年) イ・ウォンドゥ(李源斗、이원두)(1938 - ) 『暴君の朝』(폭군의 아침) カン・ヒョンウォン(강형원)キム・サンホン(金尚憲、김상헌) 『青い王冠』(푸른 빛 왕관)『恍惚のゲーム』(황홀한 게임) 第6回(1990年) アン・グァンス(안광수) 사형 특급 第7回(1991年) ハン・デヒ(韓大煕、한대희)(1952 - ) 『憤怒の季節』(분노의 계절) チャン・セヨン(張世娟、장세연) 『広開土魔王』(광개토 마왕) 第8回(1992年) カン・ヒョンウォン(강형원) 『ソウル・エッフェル塔』(서울에펠탑) イ・テヨン(이태영) 『悪魔の駆け引き』(악마의 흥정) 第9回(1993年) ユ・ウジェ(柳禹提、유우제)(1955 - ) 『不死鳥の迷路』(불새의 미로) カン・ジョンピル(강종필) 『都市の誘惑』(도시의 유혹) 第10回(1994年) イ・スグァン(李秀光、이수광)(1952 - ) 『死者の顔』(사자의 얼굴) ペク・ヒュ(白恷、백휴)(1960年 - ) 『楽園の彼岸』(낙원의 저쪽) 第11回(1995年) イ・ギョンジェ(이경재) 『楽園を裁く』(낙원을 재판한다) チャン・グニャン(장근양) 『核心』(핵심) 第12回(1997年) ペク・ヒュ(白恷、백휴)(1960 - ) 『サイバーキング』(사이버 킹) ファン・セヨン(黄世鳶、황세연)(1968 - )チェ・チョリョン(최철영) 『美女ハンター』(미녀 사냥꾼)『赤き十字架のコウモリ』(붉은 십자가 박쥐) 第13回(1999年) キム・ヨンサン(金容相、김용상)(1942 - ) 『悲しき殺人者の舞踏会』(슬픈 살인자의 무도회) チェ・サンギュ(최상규) 『悲しい出会い』(슬픈 만남) 『危険な情事』または『危険な情死』 『死刑特急』または『私刑特急』 参考:韓国推理作家協会所属の推理作家ソン・ソニョン氏のブログ記事「歴代韓国推理文学賞、新人賞、その他受賞作整理。」(2010年10月6日) 関連記事 季刊ミステリ新人賞受賞者リスト - 2002年創刊の『季刊ミステリ』誌上で実施されている短編小説・中編小説および評論の新人賞 韓国ミステリ紹介 目次へ
https://w.atwiki.jp/jnro/pages/623.html
【ダイイングメッセージ(以下、D.M.と略)推理村 経験者の方へ】 ゲームの流れは、通常のD.M.推理村と同様です。 推理材料としてやり取りされるのはメッセージではなく、画像(正確には画像のURL(アドレス))です。ダイイング・イメージ(D.I.)と呼びます。 人狼画面と画像閲覧画面の二窓が必要で、文字列のコピペが可能な環境が、参加者には求められます。 D.I.の出題者(偽D.I.の場合は狼)は、画像選定のためネット検索可ですが、回答者は出題画像閲覧以外の目的でのネット検索は禁止です(※1)。 【D.M.推理村 未経験者の方へ】 狼数名&他全員霊媒師 狼は日替わり当番制で、一人の霊媒師へササCOし、「あなたを噛みますよ」と予告します。 噛み予告を受けた霊媒師は、狼が誰なのかを他の皆へ伝えるために、ネット上から画像を選定します。 狼の職・名・ID名・色などのうち、どれか一つを表現するような画像を選定してください。 画像の選定が完了したら、その画像のURL(Webアドレス)を、まずは噛み予告してきた狼へササで提示してください。 犯人狼は、その画像が 「なぜ犯人狼(つまり自分自身)のことを指すのか?」 それを推理し、出題してきた霊媒師へササ回答します。 狼の回答が不正解であれば、画像のURLを全体へさらして下さい。 正解であれば、その旨を狼へ告げます。犯人狼は、全く違う画像のURLを、噛み予定の霊媒師を通して全体へさらして下さい。 村の皆は、真偽不明の画像から狼が誰かを推理しなければなりません。 【その他 注意事項(追記中)】 画像URLと同時に、ヒントとなるようなメッセージを添えてもO.K.です。ただし、狼への提示時は添えなかったけれど、村への提示時には添える、というのはもちろんNGです。 ※1. ササをもらった時のため、事前にネットで画像を探して準備をする人もいることでしょう。その行為自体は可ですが、ネットは画像を探すための利用にとどめましょう。用語や知識の検索など、自らの頭の肩代わりとしてネットを使用してはいけません。 その他、細かな点は、ダイイングメッセージ推理村(限定解除版)と同様です。
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/5170.html
amazonで探す @楽天で #執事西園寺の名推理 を探す! 金20テレ東 2018.04.13~2018.06.01 7.0% wikipedia 前 釣りバカ日誌 Season2 新米社員浜崎伝助 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 2018/04/13 7.9% 2 2018/04/20 6.8% 3 2018/04/27 7.5% 4 2018/05/04 6.8% 5 2018/05/11 6.3% 6 2018/05/18 6.3% 7 2018/05/25 6.4% 8 2018/06/01 7.7%
https://w.atwiki.jp/inahosaviour/pages/77.html
にアップロードした後、 |~|~| ref(リプレイデータ.rpy)|投稿者名|タイム(00 00 00)| |~|~| | |コメント| のように記入してください。 分かりづらい方は、 にアップロードしたら優しい誰かが編集してくれるかも!? その場合、ファイル名にステージ番号を含めましょう。 No 作者 リプレイデータ 投稿者 タイム 15 推理ロボ 15sr_Sample2.rpy トミー 00 20 10 サンプルでは一番難しかったやつです。 16 推理ロボ 16sr_Sample4.rpy トミー 00 07 70 笑いを誘うけれど笑っていられない。 17 推理ロボ 17sr_Toorenai.rpy トミー 00 10 21 42の流用、ゴールの先もそのまま残ってますし。 18 吉田傍流 18yb_UndergroundD.rpy トミー 00 49 51 18yb_UndergroundJ.rpy 00 40 40 迷路です。番号順にプレイするなら最初の壁かなぁ。 19 ケースヶ 19kk_HiwaiFall.rpy トミー 00 05 96 PCの処理速度を下げちゃいました、てへっ。 20 ud 20ud_Climb.rpy トミー 00 28 85 20ud_Ikkeeeee.rpy 00 27 71 あそこ、通れるんですね…。 21 ちくわパフェ 21cp_BadEnd.rpy トミー 00 54 21 約一分の長旅(自由落下)です。 22 ud 22ud_GirigiriJump.rpy トミー 00 20 38 22ud_Easier.rpy 00 14 11 飛び方覚えたら後者の方が簡単だったり。 23 ud 23ud_ElE.rpy トミー 00 14 38 ElEに見えました。見えたけどそんな単語ない! 24 如月照 24kt_OneScreen1.rpy トミー 00 12 41 インスタント食品みたいな感じです。美味しい。 25 如月照 25kt_OneScreen2.rpy トミー 00 12 16 巷のインスタント食品も多種多様。 26 推理ロボ 26sr_WhereAmI.rpy トミー 00 10 53 初回クリアからは想像もつかない位タイムが縮んじゃった! 27 あなす 27an_KAWAIKUNAI.rpy トミー 00 19 96 27an_KAWAII.rpy 00 16 85 やっぱりタイムにこだわらない方がいいと思いますです。 28 あなす 28an_KinokoYarou.rpy トミー 00 35 40 キノコの頭部で爆発したらショック大…。 29 あなす 29an_SuiriDEATH.rpy トミー 00 32 73 最初もだけど、終盤が結構いやらしい。 30 hinata 30hi_hinatabyss.rpy トミー 00 37 81 ABYSSへようこそ。 31 あなす 31an_DustChute.rpy トミー 00 22 48 あなすさんの女子力。 32 推理ロボ 32sr_GOHELL.rpy トミー 00 30 31 32sr_Yeah.rpy 00 02 50 遊び半分で飛んだら通れました。Yeah! 33 推理ロボ 33sr_Simple.rpy トミー 00 08 31 見た目綺麗なのがイラッとします(褒めてます) 34 推理ロボ 34sr_ONHEAD.rpy トミー 00 11 46 最後通り越してボカンが何度か…。 35 推理ロボ 35sr_SHITANIIRU.rpy トミー 00 26 25 左は樹海?通れた方報告お願いします! 36 推理ロボ 36sr_WhoAreYou.rpy トミー 00 05 80 き、きさまぁあああああ!! 37 あなす 37an_GreatHorn.rpy トミー 00 15 83 この辺りであなすさんの創造力に震えました。 38 あなす 38an_Dumbbell.rpy トミー 00 22 31 イライラ棒みたいな…。 39 あなす 39an_Gorilla.rpy トミー 00 07 73 ド直球。 40 あなす 40an_ROOM.rpy トミー 00 04 93 綺麗だなぁ。
https://w.atwiki.jp/tale2380/pages/511.html
《探偵術-推理序章》 通常魔法 自分のデッキまたは墓地から「名推理」1枚を手札に加える。 このカードを発動したターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
https://w.atwiki.jp/wakametetactics/pages/288.html
初めて人狼をプレイしてからだいぶ経ちますが、内訳推理をかなり適当にやっていました。みんなもそうだよね!あれ? 最近気付いたんですが、内訳推理をしっかりやる人って村っぽいんですよね。 なので、合ってるかどうかはともかく、内訳推理をスラスラできるだけで強いプレイヤーに近づくわけです。 という事で今回のテーマは! 目指せ!内訳推理がスラスラ言える強そうなプレイヤー! これでやっていきたいと思います(長い)。 ディベートとかでもそうですが、淀みなく話すためには考えるというより引っ張り出す、というのが大事だと思います。 内訳推理で言うなら、内訳推理の論理をかたっぱしから拾って村の中で適当に出す、多分これで勝つる! 拾うためには現場!現場!まずはなんでもいいのでログを読むんだ!という事でログ読み開始。 96684番地 狼狼-真 せっかくなのでレアケで行ってみましょう。まずは●なし2騙り占い2!ケース発生率は1%くらいです。 2日目昼 グレ吊り 占いは両方○ ◆キュア武論尊さん「狼さん全潜伏か、役欠けですかねぇ」 2-1→全潜伏or役欠け理論ゲット! 3日目昼 霊噛み 占いは両方○ ◆パスタさん「占いは真狼かね。このかみは」 霊噛み→占い真狼理論ゲット! ◆スイレイさん「いきなり霊能消すのか・・・仲間が吊られた可能性高いのか?狼」 霊噛み→狼吊りを隠した理論ゲット! ◆ジーウィィーさん「2-1の霊噛みは初日占いフラグだってばっちゃが言ってた」 2-1の霊噛み→初日占い理論ゲット! ◆ひたちさん「狼狂-真が見えたから霊を噛んだのか、単に狼がつれたから霊を噛んだのか」 2-1の霊噛み→狼狂-真理論ゲット! 4日目昼 共有噛み 狼占は○/占いが潜伏占いCOで○○●(狼占の囲いの潜伏狼)/片方の狼占吊り ◆バグラチオンさん「うっわ両偽くせえ」 2-1の霊噛み+共噛み→両偽理論ゲット! ◆ジーウィィーさん「3人目が狼はあるかってゆうと、どうかなあ霊噛みから決め打ってきてなきゃならんし」 3日目に霊噛んで4日目の3人目のCO→狼の可能性は微妙理論ゲット! ※真狂+狼なら霊噛みではなく占噛みの方が良いから ※逆に言えば真狼or狂狼から狼が追加される場合は関係ない ◆ジーウィィーさん「狂人にしてもリスクが高いし」 他占の囲いに●を打って潜伏CO→狂人ならリスク高い理論ゲット! ◆バグラチオンさん「狂狼狐-真だってありえる出方 こけこっこがいうとおり誘導くらって飛び出てきた可能性もあるからな お宝の中身は比較的なんでもあり。」 誘導を喰らった狐→潜伏占いCO理論ゲット! 大体ここまで HNを見ずにこの人いいなと思ったのはジーウィィーさん。国語 ◆kokUGo.E2.、歴戦のベテランさんです。 では次に国語さんが参加していてかつ村人な村のログを探します。 わか展さんを使ってちょっとだけズル、呪殺と●を除いた上で国語さんが村人の村を探します。 108108 99461 96395 3つだけだった(泣)とりあえず上から 108108番 真狼狼-真狂 また2騙り!?今度は国語さんの発言だけを追ってみます。 2日目朝 霊ロラ ◆モホー犯さん「2騙りも見といてもいいんじゃねえ」 ◆モホー犯さん「占い噛まれるかどうかでわかるか」 3-2→2騙り理論ゲット! 3-2で占い噛まれない→2騙りっぽい理論ゲット! 3日目朝 狼占の○噛み、その狼占が共有に●打ち、ざmかわいそうに・・・ 4日目朝 真で護衛GJ+真が●(潜伏狼) 5日目朝 真で護衛GJ 特に面白い事なし!つぎつぎ! 99461番 真狼狂-真 2日目朝 狂→狼○/狼→占○を見て占がCO なぜか真が信用なく即抜かれ、3日目国語さんグレ死 つぎつぎ!次が最後なのでまた全員のログを見ます。 96395番 真狼狂-真 2日目朝 真狼-真から共有初日宣言後狂が占い追加 ◆全ピン賽さん「三人目で出てくるもふもふさんは狼ではなさそうだ」 3人目の占い→狼じゃない理論ゲット! ◆スネオさん「というかキセノンさん真なら明日死んでる可能性が高い」 初心者っぽい占い→即噛まれ理論ゲット! とかやってたらもうこんな時間か!
https://w.atwiki.jp/clubindigo/pages/87.html
全タイトル解説 vol.38 苦しい推理 晶はこれまで起きた数々の出来事から、若菜を殺した犯人が分かってしまう。そして憂夜にそのことを打ち明けるが、偶然その様子をジョン太が聞いてしまい…。晶はこれまで黙っていたテツの“秘密”をジョン太に話すが、ジョン太には到底受け入れることの出来ない秘密だった。晶は自分の推理が間違っていることを証明するため、もう一度事件を洗い直すことに。一方、晶の話を聞いてインディゴを飛び出したジョン太は、街でばったり会ったなぎさママにテツの素性について相談するが…。 <コメント> なぎさママ「テッちゃんが自分の事黙ってたのは、自分の為じゃなくて皆の為じゃないかしら、インディゴの居心地がよくて気がついたら本当の仲間になっていて、全部受け入れてるから自分のそう言う事を全部受け入れていつ皆に気付かれてもいいと思ってる。今その時期が来たのよきっと、テッちゃんと直接話してみたらいいじゃない。テッちゃんなら大丈夫、きっと笑ってばれちゃったっすかって言うわよ。テッちゃんはそう言う子よ」・・・ママぁ・・・・ インディゴのみんながテツの事情を少しずつ知って、彼らなりに今まで通りにテツに接していこうとするのだが、時すでに遅し。時間が巻き戻せたらいいのにね。
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/154.html
2012年2月4日 注 このページの作成者はロシア語は読めません。 このページは、ロシアの推理小説について書かれた日本語の文献を元に作成されたものです。参考文献の一覧は「こちら」で示してあります。 このページは「ソ連/ロシア推理小説略史」と「ソ連/ロシア推理小説翻訳略史」の両方を兼ねています。 Index 19世紀後半:ガボリオの受容、アレクサンドル・シクリャレフスキーの登場 20世紀初頭:探偵小説小冊子の流行 1920年代前半:《赤い探偵もの》の流行 1920年代後半~1950年代前半:スターリンによる探偵小説圧殺時代/スパイ小説の時代 1953年以降(スターリン死去以降):警察小説の登場 1960年代:「偏狭な愛国主義」からの解放 1970年代:制限下での繁栄 1980年~1991年:亡命作家とペレストロイカ 1992年~:ソ連崩壊以後:世界に通用するミステリ作家の登場 ――アレクサンドラ・マリーニナ、ボリス・アクーニン 19世紀後半:ガボリオの受容、アレクサンドル・シクリャレフスキーの登場 世界初の長編探偵小説とされる『ルルージュ事件』(1866年)などで知られるフランスの探偵作家エミール・ガボリオの作品が1860年代末からロシアで多数翻訳され、ロシアにおける探偵小説誕生の下地を作る。1870年代にはアレクサンドル・シクリャレフスキーのような犯罪小説専門のロシアの作家も登場した。 ロシアの文豪アントン・チェーホフも探偵小説を発表している。代表的なものに、江戸川乱歩編『世界短編傑作集1』(創元推理文庫)に収録されている「安全マッチ」と、長編の『狩場の悲劇』(1884年~1885年?、新聞連載)がある。両作品ともちくま文庫の『チェーホフ全集』第2巻(1994年)で読むことができる。『狩場の悲劇』にはガボリオやシクリャレフスキーの流行を揶揄するような記述がある。 江戸川乱歩はこれ以外に、チェーホフの探偵小説として「音楽家と手品」(『新青年』1938年5月増刊号)、「つとめの身」、「殺人」を挙げている(後者2つは袋一平の記述をそのまま引用したもので、乱歩自身も確認はしていないようだが)。「殺人」というタイトルの作品はちくま文庫の『チェーホフ全集』第7巻に収録されているが、乱歩が挙げている「殺人」と同じものなのかは分からない。また、「音楽家と手品」と「つとめの身」が現在はどのようなタイトルで知られている作品のことなのかも分からない(少なくともちくま文庫『チェーホフ全集』には「音楽家と手品」、「つとめの身」というタイトルの作品は収録されていないようである)。 主要参考文献江戸川乱歩(1960)「「狩場の悲劇」の探偵小説的構成」(中央公論社『チェーホフ全集』第12巻月報、1960年12月(未確認)/江戸川乱歩『子不語随筆』(講談社、1988年)に収録) 久野康彦(2001)「革命前のロシアにおける探偵小説の歴史から ~「ロシアのガボリオ」 A.シクリャレフスキーと20世紀初頭の「分冊シリーズ探偵小説」~」(『ロシア語ロシア文学研究』(日本ロシア文学会)第33号、2001年、pp.105-111(CiNiiからPDF閲覧可能)) 20世紀初頭:探偵小説小冊子の流行 1905年の第一次ロシア革命ののちに検閲が廃止されると、1907年、シャーロック・ホームズやニック・カーター、ナット・ピンカートンらが活躍する翻案もの、あるいはそれらの探偵を主人公に据えたオリジナル作品が定期刊行の小冊子の形で出版されるようになる。日本人探偵オカ・シマ(Ока Шима)が活躍する作品もあったという。どれもアクション重視になっており、作者名は明記されていなかった。この小冊子は人気を博し、1908年5月だけでも、ペテルブルグで探偵小説が62万部以上売れたという。またこの時期には犯罪映画も多く制作された。 主要参考文献鴻英良(2001)「現代のロシア・ミステリー事情」(『ジャーロ』2001年冬号、pp.325-327) 久野康彦(2001)「革命前のロシアにおける探偵小説の歴史から ~「ロシアのガボリオ」 A.シクリャレフスキーと20世紀初頭の「分冊シリーズ探偵小説」~」(『ロシア語ロシア文学研究』(日本ロシア文学会)第33号、2001年、pp.105-111(CiNiiからPDF閲覧可能)) 1920年代前半:《赤い探偵もの》の流行 1917年の第二次ロシア革命のあと、1920年代初めになると《赤い探偵もの》(または《赤いピンカートンもの》)の流行が始まる。大衆小説は革命的なものでなければならないという当時の理念に呼応して、腕利きの探偵(=勇敢で賢い労働者)が波乱万丈の大活躍をする(=悪辣な資本家などと戦う)たぐいの小説であるが、それらはありがちな説教調、政治的プロパガンダにはなっておらず、娯楽作品として一級のものになっているという。代表作に、マリエッタ・シャギニャンがジム・ドルという筆名で発表した『メス・メンド』(1923-25?)や、アレクセイ・トルストイの『技師ガーリン』(1925)がある(※『戦争と平和』などで知られるトルストイとは別人)。『メス・メンド』は、世界の混乱を修復(mend the mess)するための労働者組織の活躍を描く作品である。 《赤い探偵もの》の邦訳 1928年:長編 ジム・ドル『革命探偵小説 メス・メンド』 (広尾猛訳、世界社、1928年、5分冊) 1930年:長編 アレクセイ・トルストイ『ソヴエト・ロシア探偵小説集1 技師ガーリン』 (広尾猛訳、内外社、1930年) 《赤い探偵もの》時代のソ連探偵小説の代表作である『メス・メンド』と『技師ガーリン』は、原著刊行から数年後に日本でも翻訳刊行されている。『メス・メンド』は日本語版刊行時にすでに英訳・独訳があり、中国・上海でも同じころに、日本語の『メス・メンド――職工長ミックの巻』に基づく抄訳『洋鬼』が刊行されていたという。『メス・メンド』は1930年前後にさまざまな形で邦訳が出ており、『続メス・メンド』も刊行されているが、その辺りについては省略する。『メス・メンド』 の邦訳の刊行(1928年)は江戸川乱歩デビューの5年後であり、ソ連の探偵小説が日本に入ってきたのは予想よりもはるかに早かったようだ。おそらくこの『メス・メンド』が、日本で翻訳紹介された最初のソ連探偵小説だろう。(なおSF小説では、1926年に出たボグダーノフ『赤い星』(大宅壮一訳)が本邦初訳のソ連SFだとされている) アレクセイ・トルストイの『技師ガーリン』は内外社の《ソヴエト・ロシヤ探偵小説集》の第一弾として翻訳刊行された。海野十三は『新青年』1937年新春増刊号掲載のアンケートで、海外探偵小説十傑のうちの1作に『技師ガーリン』を挙げている(参照:本棚の中の骸骨 藤原編集室通信>資料室>〈新青年〉海外探偵小説十傑)。叢書《ソヴエト・ロシヤ探偵小説集》について、深見弾氏は以下のように書いている。 内外社のソヴエト・ロシヤ探偵小説の企画は第二弾としてレオニード・ボリソフの『記憶を喪った男』を準備していた。どうやらこれは不発に終ったらしい。調べた限りでは、出版された形跡がない。しかし、未刊だったとも判定できないでいる。ご存知のかたがあればお教えいただきたい。 主要参考文献深見弾(1978)「ロシヤ・ソビエトSFはこんなに訳されている(戦前)」(ナウカ株式会社『窓』1978年3月号(24号)、pp.40-47) 鴻英良(2001)「現代のロシア・ミステリー事情」(『ジャーロ』2001年冬号、pp.325-327) 長谷部史親(2002)「マリエッタ・シャギニャンの『メス・メンド』」(長谷部史親『ミステリの辺境を歩く』アーツアンドクラフツ、2002年)pp.260-267(初出は『ミステリマガジン』(未見)) 1920年代後半~1950年代前半:スターリンによる探偵小説圧殺時代/スパイ小説の時代 スターリンは、1922年から死去する1953年までソビエト連邦共産党中央委員会書記長を務めた。 鴻英良「現代のロシア・ミステリー事情」(『ジャーロ』2001年冬号) スターリンは、欧米のミステリー小説をブルジョア的な堕落した娯楽の形態と考え、ミステリー小説の出版を許さなかったし、スターリン時代には、欧米のそうした類の作品の翻訳出版は禁止されていたのである。 その結果、かつての探偵小説の要素は敵のスパイとの攻防などを描くスパイ小説に受け継がれて辛うじてその命脈を保つことになる。ロマン・キムは1930年代の探偵小説(スパイ小説?)の傑作としてニコライ・ニキーチン(1895-1963、ロシア語版Wikipedia)の「コカンドの出来事」、ブルーノ・ヤセンスキー(ポーランド人)の「皮膚を取換える男」を挙げている。「皮膚を取換える男」は、おそらく「人間は皮膚を変える」というタイトルで邦訳が出ている作品のことだろう。ヤセンスキーの作品の邦訳については、SFファングループ「THATTA」のオンライン・ファンジン『THATTA ONLINE』241号(2008年5月号)に掲載されたフヂモト・ナオキ氏の「ウィアード・インヴェンション~戦前期海外SF流入小史~008」に詳しい。残念ながら『人間は皮膚を変える』は完訳はないようだ。スパイ小説は特に第二次世界大戦のときに活気を見せ、その活気は戦後まで続くことになる。 この時期に邦訳された作品 1952年:長編 ロマン・キム『切腹した参謀達は生きている』 (高木秀人訳、五月書房、1952年1月)※一部がカットされている 1951年にソ連作家同盟の機関誌『ノーヴイ・ミール(Новый мир/新世界)』に発表された作品。この作品は第二次世界大戦と朝鮮戦争を背景としており、日本やアメリカの人物が実(・)名(・)で(・)登場するスパイ小説であったため、GHQの管理下にあった当時の日本ではそのまま刊行することができず、4分の1ほどが自主的にカットされている。それから24年経った1976年に、完訳版『切腹した参謀たちは生きている』(長谷川蟻訳、晩聲社、1976年)(「達」が平仮名表記になった)が刊行された。 ソ連の推理小説の邦訳は、1920年代末から30年代初めにかけて刊行されたマリエッタ・シャギニャン(ジム・ドル名義)『革命探偵小説 メス・メンド』、アレクセイ・トルストイ『ソヴエト・ロシア探偵小説集1 技師ガーリン』以来、少なくとも単行本の刊行は皆無だったと思うが、戦後にはわりと早い段階でソ連の推理小説が単行本で登場していたことになる。もっとも、この『切腹した参謀達は生きている』が推(・)理(・)小(・)説(・)と(・)し(・)て(・)刊行されたとは言えない。1952年の版を刊行した五月書房はレーニンなどの著作を出していた共産党系の出版社で、ソ連の大使館筋が日本での出版を急がせたという話がある(津村喬1976)。ロマン・キム自身は政治的な思惑とは関係なくさまざまな地域を舞台にスパイ小説を書いていたようだが、『切腹した参謀達は生きている』の日本での刊行は政治的な意図を強く感じさせるものだった。その24年後の完訳版も、推理小説とはゆかりのない出版社から刊行されている。 主要参考文献江戸川乱歩(1956)「探偵小説の世界的交歓 チェーホフの長篇探偵(?)小説」(『宝石』1956年10月号、pp.68-77)ロマン・キムからの第一信の全文が翻訳掲載されている(原卓也訳) 津村喬(1976)「ロマン・キム『順川で見つけた手帖』を読みかえす ――朝鮮戦争二六周年に」(『新日本文学』1976年7月号、pp.46-55) 鴻英良(2001)「現代のロシア・ミステリー事情」(『ジャーロ』2001年冬号、pp.325-327) 1953年以降(スターリン死去以降):警察小説の登場 この時期については「中国ミステリ史 第三章第三節 ソ連の探偵小説」で書いたのでそちらをご覧になって下さい。 1950年代(1953年以降)に邦訳された作品 1954年:短編 アレフィエフ「試射場の秘密」 (日本初のSF商業誌『星雲』創刊号(1954年)) 1955年:短編 アレフィエフ「万年筆殺人事件」(袋一平訳、『政界往来』1955年8月号) 1955年:中編 L・サモイロフ=ヴィリン「夜の雷雨」(袋一平訳、『探偵倶楽部』1955年10月号および11月号)翌年、同じ作品が住田伸二の訳で「雷雨」というタイトルで『小説読本』1956年8月号に掲載されている 1956年:短編 アナトーリ・ベズーグロフ「にせのサイン ――弁護士の日記より――」 (袋一平訳、『宝石』1956年2月号、pp.72-82) 1957年:短編 アレフィエフ「赤い小箱」(袋一平訳、『探偵倶楽部』1957年1月号) 1957年:短編 レフ・シェイニン「婦人探偵の推理眼 =うっとうしい事件=」(袋一平訳、『探偵倶楽部』1957年11月号) 1950年代(1953年以降)に邦訳された東欧の作品 チェコ(当時はチェコスロヴァキア) - エゴン・ホストヴスキー『スパイ』(岡田真吉訳、角川書店、1958年)→ 改題文庫化『秘密諜報員 アルフォンスを捜せ』(角川文庫、1966年) 1960年代:「偏狭な愛国主義」からの解放 飯田規和(1965)「ソ連の探偵小説と『ペトロフカ、38』」(ユリアン・セミョーノフ『ペトロフカ、38』早川書房 ハヤカワ・ミステリ883、1965年3月) ソ連の探偵小説はわが国にはまだほとんど紹介されていない。しかし、このことは、一部で言われているように、ソ連には探偵小説がないということを意味するものでは決してない。むしろ、事実はその逆で、ソ連でも、他の国と同じように、探偵小説は読者の間に大きな需要を持ち、今までかなりの量の作品が書かれていると言うことができよう。(p.251) ユリアン・セミョーノフ『ペトロフカ、38』は1963年の作品で、早川書房の《ハヤカワ・ミステリ》(通称 ポケミス)の唯一のロシア(ソ連)作品である(「ポケミス非英語圏作品一覧」参照)。この作品は巻末解説によれば、「とかく、今までのソ連の探偵小説には、時には「偏狭な」と言いうるような、一種独特な愛国主義があって、それが外国人であるわれわれには読むのにかなりの抵抗を感じさせていた。それがこの小説には全然ない」という点が画期的であった。この作品は当時のモスクワをありのままに描いた小説だったが、一方で同時期には、アメリカを舞台にしたアレクセイ・コロビツィン『蝋人形館の秘密』(1965)のような作品もあった。『蝋人形館の秘密』は1970年に『逃亡 犯罪なき犯罪』というタイトルで邦訳が出ている。 1965年にはモスクワで日ソ文学シンポジウムが開催され、日本代表の約20名のうちの1人としてスパイ小説作家の中薗英助が参加している(中薗英助作品は英語圏・西欧では刊行されていないが、旧ソ連やポーランドなどでは刊行されている)。また1966年には、モスクワで内閣出版委員会によって推理小説に関する会合が開催された。 1960年代に邦訳された作品 1963年:短編 レフ・シェイニン「ミスター・グローバーの恋」(ノーボスチ通信社編『りんご漬け 現代ソビエト短編集』[ソビエト社会主義共和国連邦大使館公報課、1963年]に収録) 1965年:長編 ユリアン・セミョーノフ『ペトロフカ、38』(飯田規和訳、早川書房 ハヤカワ・ミステリ883、1965年3月) 1965年:短編 レフ・シェイニン「狩猟ナイフ」(永井淳訳、『ミステリマガジン』1965年11月号)同じ作品が『ミステリマガジン』1972年1月号にも稲垣晴美訳で掲載されている。 1967年:短編 イリヤ・ワルシャフスキー「シャーロック・ホームズ秘話」(イリヤ・ワルシャフスキー『夕陽の国ドノマーガ』[草柳種雄訳、大光社、1967年]に収録)パロディ的作品 1960年代に邦訳された東欧の作品 ブルガリア - アンドレイ・グリャシキ『ザホフ対07』(『ミステリマガジン』1967年2月号)この作品は1966年にブルガリア語で発表され、即座にロシア語に翻訳された。『007は三度死ぬ』(深見弾訳、創元推理文庫、1985年)は同じ作品の改訂版を翻訳したもの。 主要参考文献飯田規和(1965)「ソ連の探偵小説と『ペトロフカ、38』」 1970年代:制限下での繁栄 検閲があり書いてはいけないこともあったが、そんな中でもソ連の推理小説は活況を呈していたようだ。残念ながら邦訳はほとんどされなかったが、そのことは日本でも伝えられていた。 飯田規和(1972)「ソ連の推理小説」(『世界ミステリ全集12』早川書房、1972年)月報 ソ連で年々発表される推理小説の数は、大方の予想に反してかなりの数にのぼっている。(中略)ソ連の推理小説の読者は推理小説の古典が好きだし、犯罪者側の巧妙なトリックと探偵の側の機知にとんだ推理によって事件が展開するという、いわゆる本格的な推理小説が好きらしい。ソ連で翻訳されている外国作家は相変らずポー、ドイル、チェスタートン、クリスティ、シムノンなどである。 『世界ミステリ全集12』(早川書房、1972年)巻末座談会での石川喬司の発言 中薗英助氏が、ソ連へたびたび行っていて、そのときにソ連のミステリの状況なんかをいろいろ調べてもらったところによると、やはりわれわれの考えるような本格推理小説はないということです。(中略)逆に向こうで、日本の推理作家の横綱格として評価されているのが、松本清張と中薗英助なのです。それをみれば、向こうの推理小説観というのがわかると思うのです。つまり社会派――権力のからくりをあばくような作品が受けている。 黒田辰男(1974)『季刊ソヴェート文学』1974年夏季号(通巻48号)「特集・ソ連の推理小説」編集後記 推理小説は、今日世界の多くの国々において、圧倒的な多数の読者に愛好される文学ジャンルとなっている。ソ連においてもその例外ではなく、推理小説は現在、多くの読者の興味をひきつけ、その新らしい作家を輩出させ、多くのすぐれた作品を創り出し、全体としてのソヴェート文学のなかで、ゆるがせぬ大きな存在となっている。 引用した石川喬司氏の発言内容は飯田氏が月報で書いている内容と食い違っているようにも見えるが、ロシアで松本清張や中薗英助、森村誠一らの作品が翻訳されていたのも事実なので(特に中薗英助や森村誠一作品は、現在に至るまで西欧諸国では翻訳されていない)、石川氏の発言もまたソ連の推理小説界の一面をとらえているのだろう。 飯田規和「ソ連の推理小説」(1972)では「ソ連の推理小説界の新人三羽烏」としてワイネル兄弟、ヴィクトル・スミルノフ、ニコライ・レオーノフが挙げられているが、このうち邦訳があるのはワイネル兄弟だけである(しかも、ワイネル兄弟についても長編の抄訳があるのみ)。また『季刊ソヴェート文学』1974年夏季号に掲載されたレオニード・スローヴィン「目撃者のない事件」に付された著者の言葉によれば、この当時の警察小説(集団での捜査を描く小説)の代表的作家としてはアルカージー・アダモフ、ユリアン・セミョーノフ、ヴェ・カラハーノフがおり、一方で一人の探偵役の活躍を描くタイプの推理小説の代表的な作家としてはワイネル兄弟、ヴィクトル・スミルノフ、パーヴェル・シェスタコーフがいた。この6人のうち、邦訳があるのは前述のワイネル兄弟とユリアン・セミョーノフだけである。 1970年代に邦訳された作品 1970年:長編 アレクセイ・コロビツィン『逃亡 犯罪なき犯罪』(香川二郎(本名・末包丈夫)訳、1970年12月、法律文化社) 1973年:長編抄訳 ユリアン・セミョーノフ『会長用の爆弾』 (ソ連大使館広報部刊行『今日のソ連邦』1973年第1号(1月1日)~第7号(4月1日)、全7回連載) 1974年:『季刊ソヴェート文学』1974年夏季号(通巻48号)【特集:ソ連の推理小説】長編抄訳 ワイネル兄弟『ミノトール訪問』 (泉清訳、pp.22-160) 短編 レオニード・スローヴィン「目撃者のない事件」(酒枝英志訳、pp.162-208) 短編 イリヤ・ワルシャフスキー「ドブレ警部の最後の事件」(井桁貞義訳、pp.210-234) - ミステリのパロディ的作品 1974年:長編 ストルガツキー兄弟『幽霊殺人』(深見弾訳、1974年8月、早川書房) - 原題の直訳は『ホテル「死滅したアルピニストの許で」』。1970年の作品。 1977年:短編 ア・アヴデェーエフ「勇気」(深見弾訳、『ミステリマガジン』1977年9月号) 1978年:短編 レフ・シェイニン「セメンチューク事件」(深見弾訳、『ミステリマガジン』1978年3月号) 1970年代に邦訳された東欧の作品 ポーランド - イェジィ・エディゲイ『顔に傷のある男』(深見弾訳、早川書房 ハヤカワ・ミステリ1292、1977年) 『ペンション殺人事件』(深見弾訳、早川書房 ハヤカワ・ミステリ1312、1978年) 上述のようにソ連のミステリ界の活況が伝えられる一方で、邦訳はあまり進まなかった。早川書房の『SFマガジン』では今までに複数回、ロシア(ソ連)SF特集が組まれているが、『ミステリマガジン』では1991年12月号で一度小特集があったのみである。1974年には『季刊ソヴェート文学』がミステリ特集を組んでいるが、日本の雑誌でソ連ミステリをまるごと特集したのはこれが唯一のものだと思われる。 深見弾氏は1978年に『ミステリマガジン』誌上で、ソ連及び東欧の推理小説を紹介する隔月連載のコーナー「ソ連・東欧ミステリ紹介」を始めている。ソ連の短編の翻訳1点と東欧の長編の要約紹介を毎回掲載すると予告されていたが、残念ながらソ連の短編の翻訳は第1回のみしか掲載されなかった。東欧の長編の要約紹介は第6回まで続けられた(掲載号は1978年3月号、6月号、8月号、10月号、12月号、1979年3月号)。 主要参考文献飯田規和(1972)「ソ連の推理小説」(『世界ミステリ全集12』早川書房、1972年)月報 『季刊ソヴェート文学』1974年夏季号(通巻48号)【特集:ソ連の推理小説】 1980年~1991年:亡命作家とペレストロイカ この時期のソ連を代表する作家――といっていいのかは分からないが、この時期にソ連出身のミステリ作家として世界的に有名になった作家に、亡命作家のエドワード・トーポリとフリードリヒ・ニェズナンスキイがいる。トーポリは元新聞記者で、ニェズナンスキイは元検事。亡命地のニューヨークで出会った二人は『赤の広場』、『消えたクレムリン記者』という2冊のミステリ小説を共同で発表している。単なるミステリ小説というよりは、ソ連の暗部を暴き立てる小説として受容されたようだ。コンビ解消後もそれぞれ作品を発表しており、邦訳も刊行されている。 トーポリ&ニェズナンスキイ『赤の広場 ブレジネフ最後の賭け』(中央公論社、1983年4月) - 週刊文春ミステリーベスト10、第3位 『消えたクレムリン記者 赤い麻薬組織の罠』(中央公論社、1983年7月) エドワード・トーポリ(エドゥアルド・トーポリ)『ソ連潜水艦U137 人工地震エンマ作戦』(中央公論社、1984年) 『赤いパイプライン』(新潮社、1988年) 『暗黒のクーデター』(新潮社、1992年) 『公爵夫人ターニャの指輪』(新潮社、1993年) - 妻のエミリアとの共著 フリードリヒ・ニェズナンスキイ『犯罪の大地 ソ連捜査検事の手記』(中央公論社、1984年/文庫版あり) - 非小説 『赤い狼 KGB"T"機関の陰謀』(中央公論社、1985年/文庫版あり) 『「ファウスト」作戦 書記長暗殺計画』(中央公論社、1987年) ソ連は崩壊へと向かっていたが、そんな中でもソ連の推理作家は対外交流に積極的だった。ユリアン・セミョーノフは1981年の第3回世界推理作家会議(スウェーデン・ストックホルム)に参加しており、夏樹静子とも面会している。1986年にはユリアン・セミョーノフやメキシコのパコ・イグナシオ・タイボ二世を中心に国際推理作家協会が設立されており、セミョーノフはその初代会長になっている(日本の推理作家では戸川昌子が国際推理作家協会の理事の一人になり、1987年6月にヤルタで開かれた第一回理事会に参加した)。セミョーノフは1987年10月にフランス・グルノーブルで開かれた世界ミステリ祭にも招待されている(日本の推理作家では松本清張が招待された)。 1988年・1989年にはソ連で日ソ推理作家会議が開かれており、日本推理作家協会の代表団が訪ソしている。 日ソ推理作家会議の日本からの参加者第1回(1988年):三好徹(当時の日本推理作家協会理事長)、小松左京、長井彬、高柳芳夫、山村正夫、中津文彦、松村喜雄 第2回(1989年):山村正夫、加納一郎、豊田有恒、田中光二、菊地秀行、井沢元彦、大沢在昌、新津きよみ 1985年からゴルバチョフによる改革運動(ペレストロイカ)が始まる。これにより検閲制度がなくなり、表現が多少は自由になった。1991年7月のインタビューで、ロシア共和国推理作家同盟の総裁(当時)で推理作家のアナトーリィ・ベズーグロフは検閲制度について以下のように話している。 『ミステリマガジン』1991年12月号掲載のインタビューより (編集部)――ペレストロイカをきっかけに、ミステリは変わりましたか。 ベスーグロフ 以前は検閲があって、検事や内務省を舞台にした小説を書いた場合は、内務省から発行の認可をもらうことが必要でした。書いてはいけないこともありましたし、嘘を書かざるを得なかった作家もいます。でも、わたしはいつも正直でいたかったので、嘘は書きませんでした。こんど全十四巻から成るわたしの作品集が出ますが、昔の作品に訂正を加える必要は感じていません。 ロシア共和国推理作家同盟はインタビュー内でベズーグロフが「まだ結成したばかり」といっているので、1990年・1991年あたりに結成されたものだろう。ベズーグロフはソ連初のミステリ専門誌『インターポール・モスクワ』(Интерпол-Москва)(1991年創刊)の編集局長も務めている。創刊号にはソ連の作家の作品以外に、イアン・フレミングの『女王陛下の007』、筒井康隆の「如菩薩団」も翻訳掲載された。007シリーズはかつてはソ連では出版が禁じられていたが、これもペレストロイカによって翻訳掲載が可能になったのである。創刊号は発行部数25万部。ただし第2号が刊行されたのかは分からない。ロシア共和国推理作家同盟についてもその後の動向は不明である。ソ連崩壊の混乱の中でこの団体も消えてしまったのかもしれない。 なお推理小説を掲載する雑誌としては、『インターポール・モスクワ』以前には、SF小説や推理小説、冒険小説を掲載する『イスカーチェリ(探求者)』があった。 1980年代~ソ連崩壊前後に邦訳された作品 (トーポリとニェズナンスキイの著作については前述) 1991年:長編 ユリアン・セミョーノフ『春の十七の瞬間(とき)』(伏見威蕃訳、角川文庫、1991年6月) 1991年:短編 アナトーリィ・ベズーグロフ「予審判事の捜査記録」 (深見弾訳、『ミステリマガジン』1991年12月号、pp.53-77) 1995年:短編 ユリアン・セミョーノフ「一九三七年の夏」(ジェローム・チャーリン編『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』[早川書房、1995年10月]に収録) ※非ミステリ この時期に邦訳された東欧の作品 ヨゼフ・シュクヴォレツキー『ノックス師に捧げる10の犯罪』(宮脇孝雄・宮脇裕子訳、ミステリアス・プレス、1991年5月) - アメリカ合衆国に亡命したチェコの推理作家 主要参考文献高橋正「ロシアン・ミステリーの内幕」(『ミステリマガジン』1987年7月号、pp.115-117) アナトーリィ・ベズーグロフへのインタビュー「ドストエフスキーのような作家になるのが目標です」(『ミステリマガジン』1991年12月号、pp.46-49) 深見弾(1991)「ソビエト・ミステリ界の現状」(『ミステリマガジン』1991年12月号、pp.50-52) 1992年~:ソ連崩壊以後:世界に通用するミステリ作家の登場 ――アレクサンドラ・マリーニナ、ボリス・アクーニン もともとソ連では一部の国外ミステリ作品は翻訳されて読まれていたが、ペレストロイカにより今まで翻訳が禁じられていた作品も出版が可能になり、街には翻訳ミステリがあふれるようになる。一方でソ連の作品を集めた推理小説全集の刊行も1990年前後に始まっている。ソ連時代には出版部数がすべて計画的に決められていたため「ベストセラー」と呼ぶべき作品は存在しなかったが、ソ連崩壊後はベストセラーリストを推理小説がにぎわすようになる。そんな中で、ロシアのクリスティと呼ばれるアレクサンドラ・マリーニナや、日本語の「悪人」に由来する奇妙な筆名を持つボリス・アクーニンなどの、世界的に名を馳せるミステリ作家が登場する。 邦訳リストは略。Wikipedia記事「アレクサンドラ・マリーニナ」「ボリス・アクーニン」などをご参照ください。 日本の作品では、近年では桐野夏生の『OUT』や東野圭吾『容疑者Xの献身』、『探偵ガリレオ』などが翻訳されて読まれている。 神梨国男の《北海道警察シリーズ》4冊もロシア語に翻訳されているという設定である。 《北海道警察シリーズ》の翻訳者はエドワルド・ヴラーソフ(Эдуард Власов)氏と表示されているが、実際はこの方が作者であり、日本の作品をロシア語に翻訳したもの、という設定で刊行しているらしい。 神梨国男(クニオ・カミナシ)の《北海道警察シリーズ》В клешнях черного краба Сделано в Японии Допрос безутешной вдовы Деньги на ветер 推理小説を掲載する雑誌としては、月刊誌の『イスカーチェリ』(ロシア語版Wikipedia)や同じく月刊誌の『ポールデニ』(ロシア語版Wikipedia)などがある。前者は推理小説やSF小説、冒険小説を掲載するエンターテインメント雑誌、後者はSFをメインとする雑誌だが、優れた作品はジャンルを問わず掲載され、ミステリに近い作品も掲載される。 主要参考文献沼野充義(1999)「マリーニナと現代ロシアの推理小説」(アレクサンドラ・マリーニナ『モスクワ市警殺人課分析専門官アナスタシヤ1 盗まれた夢』[作品社、1999年]巻末、pp.357-364) 籾内裕子(2009)「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 ロシア」(『ミステリマガジン』2009年1月号、pp.52-53) 関連記事 1950年代に江戸川乱歩と文通していたソ連の推理作家ロマン・キムの数奇な生涯 日ソ推理作家交流史 チェコ推理小説略史 オランダ推理小説略史 イタリア推理小説略史 スペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史(スペイン・ポルトガル・中南米) インド推理小説探求・受容史
https://w.atwiki.jp/tomcatsimple/pages/30.html
ゲームの性格上、なるべくここにある情報を利用しないで攻略することを強く推奨します。 どれを選んでも話が進む選択肢(不正解になる答えがない選択肢)や 全て選ぶことで話が進む選択肢(証言聴取・概要説明など)は基本的にここには記載していません。 第1話:ダイイングメッセージ +... ●写真(ボスの机)・・・①メモ帳②ナスの馬③左手の下の新聞 ボスはナイフを使った? →使わない なぜ、そう言える? →血がついていない 缶の中身は? →ビール 錠剤は何? →二日酔いの薬 「H」は何を表す? →1-1 何を根拠に、そう言える? →新聞 ボスは死んでいる? →ちがう (メモする必要が起こった)その証拠は? →携帯電話をポイント このメモはどの録音のメモでしょう? →10:05 <イナコ、ムヒヒ>は何? →人の名前 そうだとしたら、具体的には? →伊能 (外で誰と話してきたのかしら?) →中辻教授 第2話:森の中の死 +... 死んだ将校が…ことが関係あると思う →補給担当だった それだけじゃなく、君のこの行動だ →会話をしなかった つまり、補給将校は →留任する予定 ●写真(病室)・・・①壁のカレンダー②薬品棚③床のダンボール箱④ゴミ箱 必要だったはずの「足りない物」はなんだろうか →輸血用血液 そのことから導かれる将校の死因は何だろうか →ショック死 犯人が利用したものは? →ボトル その凶器とは? →ゴミ箱をポイント 悪意を持ってそれに関わったのは? →納入業者 生理食塩水を納入したのは? →ビル その証拠は? →カレンダー カレンダーのどの部分? →Bの文字が付いている日付をポイント それはカレンダーのどの部分? →Cの文字が付いている日付をポイント 第3話:スイートメモリーは何処へ +... (ここが不自然)その理由はどちらにある? →リビング リビングのどこに? →メモリースティック(机の上)をポイント ●写真(江波警視正の部屋)・・・①壁のカレンダー②壁の汚れ③上から垂れ下がったヒモ④メモリースティック (物証3つ)画面内から選択してください →カレンダー・汚れ・ヒモをポイント この3つから想像されるのは? →小さな動物 その動物が好む場所は? →窓をポイント その証拠は? →汚れをポイント その動物とは? →猫 それは玄関のここです →右下の小窓をポイント (何か片づけませんでしたか)それは何? →ジョギング靴 第4話:ロマンへの逃避行 +... 日本のものとどこがちがう? →「時」(中国漢字)の文字をポイント 恋愛がらみでないと判断した理由は? →ゴハンとウメボシ この部分が、その世界を象徴しているな →帽子の縞をポイント 加代は何に興味を持っていた? →鉄道 貨E(カヨ)の<貸>は何を表す? →貨物 貨E(カヨ)の<E>は何を表す? →電気(e)のE (具体的な電車名)画面内から選択してください →さくら・あさかぜ・あけぼのをポイント ブルートレインを暗示する言葉は? →「青い闇」をポイント 行く先を示す言葉は? →「青い森」をポイント それはどんな理由? →料金節約 どういうことから推理した? →炊飯とウメボシ 第5話:まちがいの多い料理店 +... <ごんだ>とは何? →団子 <て>と間違うのは? →「こ」をポイント <ス>と間違うのは? →「フ」をポイント その法則とは? →左右逆 その証拠はどの部分? →「鴨火考」をポイント 何について書かれている? →メニュー <う>と間違われているのは? →「ラ」をポイント <才>と間違われているのは? →「オ」をポイント <太>と間違われているのは? →「た」をポイント <×>と間違われているのは? →「メ」をポイント 手がかりになりそうなもの →「ホのふ」をポイント それはどれ? →お吸い物の素 <ホ>と間違えた字は? →木 <ふ>と間違えた字は? →子 第6話:暗闇の象 +... 「ぱおん」の正体は? →クラクション ドシンドシンという振動は? →暴れる子供 それはコレが証拠になるんじゃないかな →下部「ここまで賢い?」「人間VS天才動物」の辺りをポイント この場合、その動物は? →猿 その証拠はどこにあった? →エレベーター どこが怪しい? →階と階の間 どの階と階の間? →2~3F 第7話:ファイブ・センス +... 棋士はどこに特徴があるだろうか? →扇子 (万里の長城のバス会社)○をつける場所 →縦の「8」と横の「長城」の交点をポイント (P原人遺跡からの情報)○をつける場所 →縦の「青」と横の「P原人」の交点をポイント (P原人遺跡からの情報)×をつける場所 →縦の「7」と横の「P原人」の交点をポイント (西周遺跡からの情報)○をつける場所 →縦の「6」と横の「赤」の交点をポイント (仏宝塔からの情報)×をつける場所 →縦の「6」と横の「仏塔」の交点をポイント 病院で得られた情報で○か×がつく場所は? →どちらもつかない P原人遺跡にいるのはどちらだと思います? →九段 白い扇子の人はどこにいる? →わからない (病院からの情報)×をつける場所 →縦の「8」と横の「白」の交点をポイント 第8話:空白の証拠 +... どこが変? →依頼日 ●写真(別荘の部屋)・・・①カレンダー②ノートパソコン③机左奥の灰皿④机左手前の青封筒 (思いもしないものが世間に引き戻す)それは? →タバコ跡(可燃ゴミの手前の床)をポイント どうして明日になればわかる? →タバコが吸いたい 第9話:バカの壁 +... 心配しなくていい理由は? →前籠の中の缶ビールをポイント コレが決定的な証拠だろ →「死後3~4日」をポイント 状況証拠として何が変? →「万歩計」をポイント (死体の人のじゃない)その理由は? →「50m」をポイント (自転車に乗ってなかった)その証拠は? →「山田さんのものではない」をポイント どれが「ガコッ」の正体? →缶ビール 第10話:サウンドオブメモリー +... 最初の賢作のボスは、 →女性 最初のボスの経済状態は →金持ち 最初のボスの家族は? →一人暮らし (おおまかな行政区域)どこから推定できる? →変わった音 (「清浄寺の狸囃子」)これは何だろうか? →ゴミ収集車 (爆発音の夜)これは何だろう? →花火大会 (花火大会に近い騒音)これはなんだろうか? →小学校運動会 最初のボスが住んでいた地域は? →打上場のすぐ左下の円をポイント 「オノズノ」は? →団体名 そしてその団体名は… →自ずの <自>は何を現している? →百人一首
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/130.html
2011年5月9日 ソ連/ロシアの推理小説の邦訳に関する情報を集めたページ。 姉妹ページアジア推理小説翻訳史 東欧推理小説翻訳史 前書き 目次 参考文献 人名録(総索引) リンク 前書き 「アジア推理小説翻訳史」の執筆のため、山前譲氏作成の『探偵雑誌目次総覧』(日外アソシエーツ、2009年)でアジアの推理作家の作品を探したり、日本推理作家協会が「探偵作家クラブ」と称していた頃の会報全185号(『探偵作家クラブ会報』全4巻として柏書房より刊行、1990年~1991年)をチェックしたりしていると、アジアの推理小説に関する情報以外にも気になる情報が多く見つかった。このページでは、そのうちのソ連/ロシアの推理小説に関する情報をまとめている。 初めに断っておくと、このページの作成者は、ロシアで使われている文字のそれぞれの発音ぐらいは把握しているが、ロシア語の文法や単語、人名のアクセントがどこに来るか、といったことはまったく知らない。 以前にまとめた「中国ミステリ史 前編」では、新中国(=中華人民共和国)成立の1949年から文革が始まる1960年代半ばまで、中国ではソ連の推理小説が多く訳され、中国の作品もその影響を大きく受けていたと書いた。しかし、そもそも日本ではソ連/ロシアの推理小説に関する情報自体があまり手に入らず、当時の中国で人気だったというソ連の推理作家「阿達莫夫」(アダモフ)とは一体何者なのか、ということも「中国ミステリ史」を書いた時点ではよく知らなかった。 中国で1998年に出版されたミステリ史の本、曹正文(そう せいぶん、1950 - )『世界偵探小説史略』(世界侦探小说史略)は、全18章のうち第14章を「旧ソ連と東欧の探偵小説」としている。日本ではミステリ史を語る上でソ連/ロシアのミステリの歴史に言及することなど皆無に近いと思うが、中国のミステリ史を本格的に論じるのであれば、ソ連および東欧の推理小説に関する理解は欠かせない。 (ちなみに、『世界偵探小説史略』は、第1-6章:探偵小説の発生から欧米黄金時代まで、第7-13章:日本の探偵小説、第14章:旧ソ連と東欧の探偵小説、第15章:中国の探偵小説、第16-18章:探偵小説の理論研究と名作紹介、という章立てになっているので、割合から見れば、ソ連や東欧の推理小説よりも日本の推理小説の方がより重要だということにはなる) と、ここまで書いてから試しに検索してみたら、『世界偵探小説史略』はネット上でも読めるようになっているようなので、第14章のリンクを貼っておく(正式なものか勝手にアップロードされたものかはよく分かりませんが…)。 第十四章 前苏联与东欧的侦探小说 (第14章 旧ソ連と東欧の探偵小説)第一节 前苏联侦探小说的形成与特点 (第1節 旧ソ連探偵小説の形成と特徴) 第二节 阿·阿达莫夫与侦探文学 (第2節 ア・アダモフと探偵文学) 第三节 东欧文学中的侦探小说 (第3節 東欧文学の中の探偵小説) 目次 総論 ソ連/ロシア推理小説略史(兼 ソ連/ロシア推理小説翻訳略史) 【2012/02/04】 各論 (日本に紹介された年代順、作家別) 第1章 1920年代~1930年代〈赤い探偵もの〉の時代 ――『メス・メンド』、『技師ガーリン』 【未完成】 第2章 1940年代~1950年代ロマン・キム(1899-1967) 【2011/05/30】 レフ・シェイニン(1906-1967) 【未完成】 S・アレフィエフ(生没年未詳)とL・サモイロフ=ヴィリン(生没年未詳) 【未完成】 アナトーリィ・ベズーグロフ(1928- ) 【未完成】 その他北京偵探推理文芸協会賞を受賞した2人のソ連推理作家 アルカージイ・アダモフとニコライ・トマン 【未完成】 ロマン・キムの乱歩への手紙で知る1950年代半ばのソ連ミステリ界 → 「中国ミステリ史 第三章 第二節・第三節」へ ゾルチコフ → ロシア人かと思ってチェックしてみたら、ドイツ人でした。→ 「ミヒャエル・グラーフ・ゾルチコフ(Michael Graf Soltikow)」【未完成】 1940年代 翻訳探偵小説の空白時代/1950年代 袋一平氏による先駆的な紹介と、乱歩とソ連作家の交流 1950年代末~1960年代初頭/「翻訳探偵小説」の時代から「翻訳ミステリ」の時代へ 第3章 1960年代~1970年代ユリアン・セミョーノフ『ペトロフカ、38』 【未完成】 アレクセイ・コロビツィン『逃亡 ――犯罪なき犯罪』 ワイネル兄弟『ミノトール訪問』 レオニード・スローヴィン ストルガツキー兄弟とイリヤ・ワルシャフスキー 第4章 1980年代エドワード・トーポリ フリードリヒ・ニェズナンスキイ『赤の広場』(中央公論社、1983年) ソ連崩壊後に刊行されたミステリ全集・選集 ソ連/ロシア推理小説翻訳史 後編 【未完成】 第5章 ソ連崩壊以降アレクサンドラ・マリーニナ〈モスクワ市警殺人課分析専門官アナスタシヤ〉シリーズ ボリス・アクーニン〈ファンドーリンの捜査ファイル〉シリーズ (未邦訳)クニオ・カミナシ〈北海道警察〉シリーズ 参考文献 ソ連/ロシアの推理小説全般に関する文献 渡辺三樹男(1947)「ソ聯の探偵小説界」(第13回土曜会の講演、『探偵作家クラブ会報』第2号(1947年7月)に内容のまとめあり) 袋一平(1955a)「ソヴエト推理小説の動向」(『探偵倶楽部』1955年10月号)p.271 袋一平(1955b)「ソヴエトの推理小説」(『宝石』1955年12月号)pp.122-123 江戸川乱歩(1956a)「探偵小説の国際的交歓」(『中部日本新聞』1956年9月4日(未確認)/江戸川乱歩『子不語随筆』(講談社、1988年)に収録) 江戸川乱歩(1956b)「探偵小説の世界的交歓 チェーホフの長篇探偵(?)小説」(『宝石』1956年10月号)pp.68-77 - ロマン・キムからの第一信の全文が転載されている(原卓也訳) 江戸川乱歩(1957a)「ソ連と中共の近況 ――ロマン・キム氏から第二信――」(『宝石』1957年1月号)pp.137-140 - ロマン・キムからの第二信の全文が転載されている(原卓也訳) 江戸川乱歩(1957b)「海外近事 ――アメリカ、ソ連、オランダ――」(『宝石』1957年8月号)pp.238-243 - ロマン・キムからの第三信の大部分が転載されている(木村浩訳)江戸川乱歩(1957)「ソ連のキム氏からの第三信」(『日本探偵作家クラブ会報』第119号、1957年5・6月) - 上記の記事の先行掲載・簡易版 袋一平(1957)「ソ連の探偵小説界近況」(『日本探偵作家クラブ会報』第120号、1957年7月) 黒田辰男(1958)「海外文学便り ソビエトの探偵小説」(『読売新聞』1958年8月18日夕刊、3面) 黒田辰男(1960)「ソヴェトの推理・科学小説 善人・英雄など肯定的人物を描く」(『日本読書新聞』1960年11月28日、6面) 江戸川乱歩(1960)「「狩場の悲劇」の探偵小説的構成」(中央公論社『チェーホフ全集』第12巻月報、1960年12月(未確認)/江戸川乱歩『子不語随筆』(講談社、1988年)に収録) 佐々木千世(1962a)「ソ連の推理作家 上 数奇な半生のロマン・キム氏」(『東京新聞』1962年1月13日夕刊、8面) 佐々木千世(1962b)「ソ連の推理作家 下 読者の要望に応じたスパイ物」(『東京新聞』1962年1月14日夕刊、8面) 飯田規和(1965)「ソ連の探偵小説」(『EQMM』1965年4月号)pp.70-72飯田規和(1965)「ソ連の探偵小説と『ペトロフカ、38』」(ユリアン・セミョーノフ『ペトロフカ、38』(早川書房、1965年)巻末、pp.251-258) 上の文献とほぼ同じもの 飯田規和(1972)「ソ連の推理小説」(『世界ミステリ全集12』早川書房、1972年)月報 pp.3-4 イリーナ・ボガートコ(岡野肇訳)(1974)「ソヴェートの推理小説 ――最近年間の作品の概観――」(『季刊ソヴェート文学』1974年夏季号(48号)、pp.236-244) 深見弾(1976)「ソ連と東欧の警察小説」(『ミステリマガジン』1976年11月号、pp.144-146) 深見弾(1978-1979)「ソ連・東欧ミステリ紹介」(全6回、『ミステリマガジン』1978年3月号、6月号、8月号、10月号、12月号、1979年3月号) 高橋正(1987)「ロシアン・ミステリーの内幕」(『ミステリマガジン』1987年7月号、pp.115-117) 松村喜雄(1988)「ソ連の推理小説事情 第1回日ソ推理小説シンポジウムに参加して」(『本の雑誌』1988年9月号)pp.86-89 浦雅春(1991)「ゴルバチョフはミステリもお好き?」(『翻訳の世界』1991年7月号、p.65、[国別・地域別/未訳ミステリ紹介]ソ連) 深見弾(1991)「ソビエト・ミステリ界の現状」(『ミステリマガジン』1991年12月号)pp.50-52 毛利公美(1998)「現代ロシア探偵小説事情」(北海道大学>スラブ研究センター>現代ロシア文学)(PDF版) 秋山勝弘(1999)「ロシア・ミステリの昨今」(『ミステリマガジン』1999年3月号、pp.44-45) 小森健太朗(1999)「ロシア文学の中のミステリー」(『本格ミステリーを語ろう![海外篇]』原書房、1999年3月、pp.164-165) 沼野充義(1999)「マリーニナと現代ロシアの推理小説」(アレクサンドラ・マリーニナ『モスクワ市警殺人課分析専門官アナスタシヤ1 盗まれた夢』作品社、1999年 巻末)pp.357-364 毛利公美(2000)「殺し屋は正義の味方 ラスコーリニコフのロシアにおける現代の英雄」(『ユリイカ』2000年12月臨時増刊号、pp.152-153、[コラム 世界のノワール ロシア]) 鴻英良(2001)「現代のロシア・ミステリー事情」(『ジャーロ』2001年冬号)pp.325-327 久野康彦(2001)「革命前のロシアにおける探偵小説の歴史から ~「ロシアのガボリオ」 A.シクリャレフスキーと20世紀初頭の「分冊シリーズ探偵小説」~」『ロシア語ロシア文学研究』(日本ロシア文学会)第33号、2001年、pp.105-111(CiNiiからPDF閲覧可能) 桜井厚二(2002)「社会の断面を描く推理小説」(『現代ロシアを知るための55章』明石書店、2002年6月、pp.199-202) 桜井厚二(2008)「ロシア刑事探偵のフォークロア ―ワイネル兄弟『恩恵の時代』を中心に―」「21COE研究教育拠点形成 スラブ・ユーラシア学の構築 中域圏の形成と地球化」研究報告集No.23「文化研究と越境:19世紀ロシアを中心に」2008年2月 籾内裕子(2009)「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 ロシア」(『ミステリマガジン』2009年1月号)pp.52-53 個別作家に関する文献 マリエッタ・シャギニャン長谷部史親(2002)「マリエッタ・シャギニャンの『メス・メンド』」(長谷部史親『ミステリの辺境を歩く』アーツアンドクラフツ、2002年)pp.260-267(初出は『ミステリマガジン』(未見)) ロマン・キム袋一平「キムさんとSF」(『S-Fマガジン』1965年1月号)p.75 秘密兵器「時標 政治 "切腹した参謀達は生きている"」(『新日本文学』1976年5月号)pp.9-10 津村喬「ロマン・キム『順川で見つけた手帖』を読みかえす ――朝鮮戦争二六周年に」(『新日本文学』1976年7月号)pp.46-55 木村浩「〈ある作家の肖像〉ソ連の推理作家 ロマン・キムの謎の部分 三つの祖国を持ち歴史に翻弄された男の一生」(『文藝春秋』1984年1月号)pp.316-332 アナトーリィ・ベズーグロフアナトーリィ・ベズーグロフへのインタビュー「ドストエフスキーのような作家になるのが目標です」(『ミステリマガジン』1991年12月号、pp.46-49) ユリアン・セミョーノフ〈座談会〉「F・デュレンマット、Ю・セミョーノフ、G・シェルバネンコについて」 (出席者:石川喬司、稲葉明雄、小鷹信光、(ゲスト)福田淳、および編集部)(『世界ミステリ全集12』早川書房、1972年 巻末に収録) ロベール・ドゥルーズ『世界ミステリー百科』(JICC出版局、1992年10月)の「ユリアン・セミョーノフ」の項目(pp.241-242)※「ロシアのミステリー小説」というタイトルの小コラムもあり フレイドン・ホヴェイダ(三輪秀彦訳)『推理小説の歴史はアルキメデスに始まる』(東京創元社、1981年3月)第4章に<各国の推理小説>(pp.221-224)という節があり、ユリアン・セミョーノフへの言及がある(ロマン・キムの名も挙げられている)。 また、以下の書籍の「訳者あとがき」類を参考にした。 ソ連/ロシアの推理作家の本ア・コロビツィン(アレクセイ・コロビツィン)『逃亡 ―犯罪なき犯罪―』(香川二郎(本名:末包丈夫)訳、法律文化社、1970年12月、pp.201-205) ロマン・キム『切腹した参謀たちは生きている』(長谷川蟻(はせがわ あり)訳、晩聲社、1976年、pp.232-234) ユリアン・セミョーノフ『春の十七の瞬間(とき)』(伏見威蕃(ふしみ いわん)訳、角川文庫、1991年6月、pp.464-470) 東欧の推理作家の本イェジィ・エディゲイ『顔に傷のある男』(深見弾訳、ハヤカワ・ポケット・ミステリ1292、1977年、pp.195-202) 以下は帝政ロシアおよびソ連のSFについての文献だが、ソ連/ロシアのミステリを考える上でも非常に参考になった。 深見弾「異色のソビエトSF」(ストルガツキー兄弟『幽霊殺人』(早川書房、1974年)巻末、pp.215-221) 深見弾「ロシア・ソビエトSFの系譜」(『ロシア・ソビエトSF傑作集』上巻、創元推理文庫、1979年、pp.315-353) 深見弾「初期のソビエトSF ――革命後から第二次世界大戦まで――」(『ロシア・ソビエトSF傑作集』下巻、創元推理文庫、1979年、pp.313-361) 深見弾「ロシヤ・ソビエトSFはこんなに訳されている(戦前)」(ナウカ株式会社『窓』1978年3月号(24号)、pp.40-47) 天野護堂「戦後のロシア・ソヴィエトSF翻訳事情」(『S-Fマガジン』1998年8月号、pp.98-103) 人名録(総索引) 上で挙げた「ソ連/ロシアの推理小説全般に関する文献」およびアナトーリィ・ベズーグロフへのインタビュー(『ミステリマガジン』1991年12月号)に出てきたロシアの推理作家の名前をすべて挙げる(黒田1958と黒田1960は、科学小説作家など他ジャンルの作家も多く含むため、一部の作家についてのみ記載)。なお、ドストエフスキーやチェーホフ、ゴーリキーなど、ここであえて説明する必要のない作家については省略している。 Wikipedia記事がある場合は、日本語版>英語版>ロシア語版の優先順位でリンクを貼っておく。 邦訳のある作家(+邦訳されている作品) マリエッタ・シャギニャン (Мариэтта Сергеевна Шагинян, 1888-1982, 日本語版Wikipedia(6言語))袋1955b、キム第一信1956、キム第三信1957、黒田1960、浦1991、沼野1999、鴻2001、久野2001『革命探偵小説 メス・メンド』(ジム・ドル名義)等 アレクセイ・トルストイ (Алексей Николаевич Толстой, 1883-1945, 日本語版Wikipedia(28言語))袋1955b、黒田1960『技師ガーリン』等 ロマン・キム (Роман Николаевич Ким, 1899-1967, ロシア語版Wikipedia(1言語))袋1955a、江戸川1956ab、江戸川1957ab、江戸川1960、黒田1960、佐々木1962ab、飯田1965『切腹した参謀たちは生きている』 レフ・シェイニン (Лев Романович Шейнин, 1906-1967, ロシア語版Wikipedia(2言語))渡辺1947、キム第三信1957、袋1957、黒田1958、飯田1965「婦人探偵の推理眼 =うっとうしい事件=」 「ミスター・グローバーの恋」 「狩猟ナイフ」 「セメンチューク事件」 S・アレフィエフ (С. Арефьев, 生没年未詳)袋1955a、袋1955b「試射場の秘密」 「万年筆殺人事件」(「深い雪」) 「赤い小箱」 レフ・サモイロフ=ヴィリン (Лев Самойлов-Вирин, 生没年未詳)袋1955a、袋1955b、キム第三信1957「夜の雷雨」(「雷雨」?) アナトーリィ・ベズーグロフ (Анатолий Алексеевич Безуглов, 1928- )袋1957、ボガートコ1974、浦1991、深見1991、桜井2002「にせのサイン」 「予審判事の捜査記録」 ユリアン・セミョーノフ (Юлиан Семёнович Семёнов, 1931-1993, 日本語版Wikipedia(10言語))飯田1965、飯田1972、ボガートコ1974、深見1976、浦1991、ベスーグロフインタビュー1991、深見1991、沼野1999、桜井2002、桜井2008『ペトロフカ、38』 『会長用の爆弾』 『春の十七の瞬間(とき)』 「一九三七年の夏」 アレクセイ・コロビツィン (Алексей Павлович Коробицин, 1910-1966, 日本語版Wikipedia(2言語))『逃亡 ――犯罪なき犯罪』 ワイネル兄弟 (Братья Вайнеры, 日本語版Wikipedia(2言語))飯田1972、ボガートコ1974、深見1991、桜井2002、桜井2008アルカージイ・ワイネル(Аркадий Александрович Вайнер, 1931-2005, ロシア語版Wikipedia(3言語)) ゲオルギー・ワイネル(Георгий Александрович Вайнер, 1938-2009, ロシア語版Wikipedia(8言語))『ミノトール訪問』 レオニード・スローヴィン (Леонид Семёнович Словин, 1930-2013, 日本語版Wikipedia(2言語))ボガートコ1974、深見1976、ベスーグロフインタビュー1991、深見1991「目撃者のない事件」 イリヤ・ワルシャフスキー (Илья Иосифович Варшавский, 1908-1974, 日本語版Wikipedia(4言語))ボガートコ1974「シャーロック・ホームズ秘話」 「ドブレ警部の最後の事件」 ストルガツキー兄弟 (Братья Стругацкие, 日本語版Wikipedia(27言語))ボガートコ1974アルカジイ・ストルガツキー (Аркадий Натанович Стругацкий, 1925-1991, ロシア語版Wikipedia(8言語)) ボリス・ストルガツキー (Борис Натанович Стругацкий, 1933-2012, ロシア語版Wikipedia(5言語))『幽霊殺人』等 ア・アヴデェーエフ「勇気」 トーポリ ニェズナンスキイ高橋1987、ベスーグロフインタビュー1991、深見1991、毛利1998、秋山1999、沼野1999、桜井2002、桜井2008エドワード・トーポリ (Эдуард Владимирович Тополь, 1938- , 英語版Wikipedia(4言語)) フリードリヒ・ニェズナンスキイ (Фридрих Евсеевич Незнанский, 1932-2013, 英語版Wikipedia(2言語))『赤の広場』等 アレクサンドラ・マリーニナ (Александра Маринина, 1957- , 日本語版Wikipedia(14言語))毛利1998、秋山1999、沼野1999、鴻2001、桜井2002、桜井2008、籾内2009『盗まれた夢』等 ボリス・アクーニン (Борис Акунин, 1956- , 日本語版Wikipedia(27言語))毛利1998、桜井2002、桜井2008、籾内2009『堕ちた天使 ――アザゼル』等 それ以外の言及されている作家 アレクサンドル・シクリャレフスキー (Александр Шкляревский, 1837—1883)江戸川1956b、キム第二信1957、江戸川1960、沼野1999、久野2001 ステプニャク・クラフチンスキー (Сергей Михайлович Степняк-Кравчинский, 1851-1895, ロシア語版Wikipedia(8言語))キム第一信1956、黒田1960 レフ・ルンツ(Лев Натанович Лунц, 1901-1924, ロシア語版Wikipedia(3言語))鴻2001 トゥール兄弟(Братья Тур, ロシア語版Wikipedia)渡辺1947レオニード・トゥール(Леонид Давидович Тур, 1905-1961, ロシア語版Wikipedia) ピョートル・トゥール(Пётр Львович Тур, 1908-1978, ロシア語版Wikipedia) ウラジミール・オーブルチェフ (Владимир Афанасьевич Обручев, 1863-1956, 日本語版Wikipedia(17言語))袋1955b イワン・エフレーモフ (Иван Антонович Ефремов, 1908-1972, 日本語版Wikipedia(18言語))袋1955b、黒田1960 ヴェニアミン・カヴェーリン (Вениамин Александрович Каверин, 1902-1989, 日本語版Wikipedia(13言語))キム第一信1956、黒田1960、飯田1965 ボリス・ラヴレニョフ (Борис Андреевич Лавренёв, 1891-1959, 英語版Wikipedia(9言語))キム第一信1956、飯田1965 L・ニクーリン(レフ・ニクーリンか?) (Лев Вениами́нович Нику́лин, 1891-1967, ロシア語版Wikipedia(3言語))飯田1965 L・ボリソフ(レオニード・ボリソフ) (Леонид Ильич Борисов, 1897—1972, ロシア語版Wikipedia(1言語))黒田1960、飯田1965 ニキーチン(ニコライ・ニキーチン) (Никола́й Никола́евич Ники́тин, 1895-1963, ロシア語版Wikipedia(4言語))キム第一信1956 ブルーノ・ヤセンスキー (Бруно Яковлевич Ясенский, 1901-1938, 英語版Wikipedia(8言語)) ※ポーランド人キム第一信1956 ニコライ・シパーノフ (Николай Николаевич Шпанов, 1896-1961, 英語版Wikipedia(3言語))袋1955b、キム第二信1957、袋1957、黒田1958 チェルノスウィトフ袋1955b、黒田1958 アルカージイ・アダモフ (Аркадий Григорьевич Адамов, 1920-1991, ロシア語版Wikipedia(3言語))キム第一信1956、キム第二信1957、キム第三信1957、袋1957、黒田1958、ボガートコ1974、桜井2002、桜井2008 ヴァレンチン・イワノフ (Валентин Дмитриевич Иванов, 1902-1975, ロシア語版Wikipedia(1言語))キム第二信1957 エヌ・アターロフキム第二信1957 ヴォエヴォディン(エフゲニー・ヴォエヴォディン)(Евгений Всеволодович Воеводин, 1928-1981)キム第二信1957 タルンチス(エドゥアルド・タルンチス)(Эдуард Талунтис)キム第二信1957 ブレスト ランスキイキム第三信1957 ロイズマンキム第三信1957、黒田1960 D・フラブロヴイツキー (Д. Храбровицкий)、V・ウエデーエフ(В. Ведеев)袋1957(「O・フラブロヴイツキー」とされているが、「O」ではなく「D」が正しい) G・マトウエーエフ (Герман Иванович Матвеев, 1904-1961, ロシア語版Wikipedia(1言語))袋1957 N・シャグーリン (Николай Яковлевич Шагурин か??)袋1957 M・ボジャートキン (Михаил Иванович Божаткин か??)http //www.mk.mk.ua/rubric/social/2010/02/24/01736/袋1957 V・ミハイロフ (Виктор Семенович Михайлов)袋1957 ニコライ・トマン (Николай Владимирович Томан, 1911-1974, ロシア語版Wikipedia(1言語))袋1957、黒田1958、飯田1965、飯田1972 スイチン黒田1958 ニコライ・モスクヴィン黒田1960、飯田1965 S・スミルノフ飯田1965 アンドロニコフ黒田1960、飯田1965 ビタリ・メレンチェフ(Виталий Григорьевич Мелентьев, 1916-1984, 日本語版Wikipedia(3言語))黒田1960 アルダマツキー (Василий Иванович Ардаматский, 1911-1989, ロシア語版Wikipedia(1言語))飯田1972 ブラギンスキー リャザーノフ飯田1972エミリ・ブラギンスキー (Эмиль Вениаминович Брагинский, 1921-1998, 日本語版Wikipedia(4言語)) エリダール・リャザーノフ(Эльдар Александрович Рязанов, 1927- , 英語版Wikipedia(14言語)) ヴィクトル・スミルノフ (Виктор Васильевич Смирнов, 1933 - (存命), ロシア語版Wikipedia(1言語))飯田1972、ボガートコ1974 ニコライ・レオーノフ (Николай Иванович Леонов, 1933-1999, ロシア語版Wikipedia(1言語))飯田1972、ボガートコ1974、毛利1998、沼野1999、桜井2002、桜井2008 パーヴェル・シェスタコーフボガートコ1974、深見1976 デ・タラーセンコボガートコ1974 ヴェ・カラハーノフボガートコ1974 ユ・クラーロフボガートコ1974 イエ・ルイッスボガートコ1974 ア・アザーロク ヴェ・クドリャーフツェフボガートコ1974 イェ・ヴォロビヨーフボガートコ1974 アナトーリイ・ゴルベフ深見1976 アナトーリイ・ジャレノフ深見1979 ミハイル・リュビーモフ浦1991 ユーリ・ゲルマンベスーグロフインタビュー1991 ニーリエンベスーグロフインタビュー1991 カザチンスキー黒田1960、ベスーグロフインタビュー1991 シェインベスーグロフインタビュー1991 ヴィクトル・ドツェンコ毛利1998、沼野1999、鴻2001 コレツキー毛利1998、沼野1999 ダーシュコワ(ポリーナ・ダシュコワ)毛利1998、沼野1999、籾内2009 マルィシェワ毛利1998、沼野1999、籾内2009 アンナ・ダニーロワ毛利1998、籾内2009 ダーリヤ・ドンツォーワ籾内2009 リンク ロシア語版WikipediaДетективミステリ(探偵もの) Портал Детективポータル:ミステリ Категория Детективカテゴリ:ミステリ Категория Детективные романыカテゴリ:推理小説 Категория Авторы детективной прозыカテゴリ:推理作家 Список детективов о дореволюционной России帝政ロシアを舞台とする推理小説を執筆した推理作家のリスト Международная ассоциация детективного и политического романа国際推理作家・政治小説作家協会(=日本では通常「国際推理作家協会」と呼ぶが、ロシアではこのような名前になっているようだ) ロシアのオンラインショップ「ozon.ru」