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弱い絶技反応 アイドレスWiKiの該当ページ L:弱い絶技反応 = { t:名称 = 弱い絶技反応(技術) t:要点 = 輝く腕,加速,光る目 t:周辺環境 = 戦場 t:評価 = なし t:特殊 = { *弱い絶技反応の絶技カテゴリ = ,,,個人絶技。 *弱い絶技反応の効果1 =絶技を使われたとき、それが分かる。 } t:→次のアイドレス = 絶技反応(絶技),オーマ修行(イベント),しのびよる運命(強制イベント),何もかもが弱く見える(イベント) } 補足メモ:技術と絶技の境界(カテゴリは技術 補足メモその2アイドレスWIKIデータ修正 弱い絶技反応(技術)→(絶技) #質疑返答の方が後の日付なのでひとまず様子見 派生前 シルバーソード→蒼龍号の兵装コンテナ→蒼龍号 シルバーソード→終末の指輪 はる→踊り回る剣→ダモクレスの剣(プロモ前)
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ここは譲れません 鉄血のクールビューティ パーソナルデータ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像URL.png) 名前 岬 裕香 年齢 15歳 性別 ♀ クラス コンダクター6 / スイーパー2 / ファランクス4 加護 イドゥン/オーディン/ヘイムダル 一人称 私 機体名 震電改 / 烈風改 カヴァー 高校生 二つ名 アカヅノ 髪の色 黒色 瞳の色 黄褐色 肌の色 白系の黄色 身長 / 体重 184cm / 71kg 武器 実弾兵器 戦闘スタイル 管制指揮 ライフパス 出自 指導者 経験 戦いのプロ ミッション プロの誇り 邂逅 遠峯サナエ 感情 友情 使用経験点 コネクション:24点 常備化:11点 特技他:10点 総使用経験点:50点 【コネクション】 対象 関係 備考 遠峯サナエ 友情 尊い。裕香の人生において初めての、かけがえのない親友。絆レベル3 古鷹香苗 家族 バブみ。実の肉親以上に信頼している。絆レベル3 ミラ・ナヴァグラハ 友情 頼もしい。一度は敵対したが、戦いを経て固い絆で結ばれた。絆レベル3 青崎透子 師匠 学校、フォーチュン、社交界で顔を合わせる機会が多い。彼女から多くの事を学んでいる。絆レベル1 御手洗ミコ 幼子 甘やかしたい甘えたい。精神的な強さを尊敬している。それはそれとして小動物的な愛らしさを感じている。絆レベル3 金崎キキ 興味 スポーティいいよね。今まで付き合ったことの無かった人柄に興味を抱いている。絆レベル3 バウムクーヘン99 同志 機体の試験運用・データ収集任務に協力してもらっている。絆レベル3 エリザ・ドラゴニュート 友情 妹属性万歳。ミラと同じく、戦場で芽生えた絆で結ばれている。絆レベル3 金崎ミナ ライバル 可愛い。冷静沈着な姿勢と胆力に一目置いている。絆レベル3 金崎マナ ライバル 美人。同じ戦士として、ライバルとして意識している。絆レベル3 ヴィレッタ ライバル 異国情緒万歳。レムリア式の戦術に興味を抱いている。絆レベル2 +概要 鶴亀高等学校1年生・ミーレス部所属。最新型ファランクス級ガーディアンの試験運用・データ収集の為、フォーチュン社ムラクモ市支部から玄武町に出向してきた。実家はイヅモ有数の大富豪であり、特に三橋技研に積極的な支援を行っている。 優秀なリンケージであり、弱冠15歳にして部隊長を任されるほどの技術と経験、胆力を持っている。 クールな外見とは裏腹に情緒豊かだが、表現方法が極端に少ない。怒っていても喜んでいても殆ど表情を動かさない。話してみると意外なほどに付き合いやすいが、それに気付ける人は多くない。そして非常に負けず嫌い。面倒見がよく、子供好きな面もある。 幼少期より厳しい訓練に耐え抜き、リンケージとして周囲の期待に最大限に応えるべく努力を続けてきた。強化人間の手術も行っており、定期的に肉体の代謝機能を安定させる薬剤を投与する必要がある。 「安定した人造スターゲイザーの生産」のための被検体であり、「思考と反射の融合」を目的として脳神経を強化されている。身体機能は常人をやや上回る程度で、目下の所、彼女の精神状態と肉体は安定している。 “力を持つ者の責任”を重んじており、自身の能力を「戦えない、戦わない人たちの代わりに戦うためにある」と考えている。その信念はいっそ貴族的とも言えるほどに洗練・完成されている。 精神的な成長と機体のアップデートに伴い、自分に素直になったことで理性の箍も少し外れてしまった。 鶴高では成績優秀者で通っている。その上、背が高くプロポーション抜群でクールな美女と言う欲張りセット。それ故に近寄りがたい雰囲気があるらしく、同学年で親しい友人は鵤 真九郎だけだったりする。 登下校時はセーブしているがかなりのスピード狂であり、愛車の流星号(バイク)で時々峠を攻めたり攻めなかったりしている。 趣味は食べ歩きとバイクの改造・運転。かなりの大食いであり、通常の3倍の食事量を誇るエンゲル係数の魔物。“強化人間化の手術が代謝機能にも影響を与えている”と言い張っているが、明らかに理由はそれだけではない。嗜好品として常にチョコレートを携帯している。食べることが大好きだが独り占めするようなことは無く、むしろ積極的に共有する(一緒に食べる)ことを好む。好物は古鷹が作るあんこう鍋。 自覚は無いが女好き。 +戦闘ロール ◆リンケージ・岬裕香:信頼性の高い実弾兵器を用い、機体の堅牢さを活かした近~中距離の戦闘を好む。機体の防御力と卓越した操縦技術でダメージを最小限に抑えつつ、味方の指揮・サポートも同時に行う技量の持ち主。パイロットとしても指揮官としても優秀な武官。機体とパイロットの性質上“指揮官機が率先して防御役を務める”と言う、他校のチームではあまり見られない戦法を取る。年齢にそぐわない経験の豊富さと技量の高さから、味方だけでなく敵からも一目置かれる。単騎での戦闘よりも、味方との連携で真価を発揮する。 ◆専用機:オーバードフレーム・雷電 大破した震電に代わる新たな裕香専用ガーディアン。発掘されたオーバードフレーム・アスタロトに震電と烈風のALドライブ及び余剰パーツを搭載した、左右非対称のパッチワーク機。規格の異なるパーツで構成されている為、機体バランスは震電以上に悪い。二基のALドライブがもたらす爆発的な出力は制御面に難があり、裕香ですら持て余すほど。そのため、当機には火器管制システムをはじめとして様々な機能にリミッターが設けられている。 増加装甲によって耐久力は上昇しており、機動力の低下をさらに増設したスラスター、バーニアで無理矢理補っているピーキーな性能を持つ。複数の異なる複合武装を運用する為、パイロットへの負担も激増している。 †バスタードチョッパー:ファランクスバンカーとソードレールガンを一つにまとめた実体剣タイプの大型複合兵装。非使用時は折りたたまれた状態で右背部にマウントされる。片刃の両手剣の峰にパイルバンカーと接射レールガンのバレルを併設した無茶な設計。もちろん三橋技研謹製の逸品。 †三連装マルチランチャー:ツインシステムライフル、バレットクラスター、ハイエンドバズーカを一つにまとめた砲撃複合兵装。口径の異なる三つのバレルで構成された射撃武装であり、それぞれビーム、近接信管式の炸薬弾頭、ロケット弾を発射する。当然のように取り回しは悪い。火器管制システムにリミッターが設けられている為、現在は3タイプの同時射撃は不可能。 非使用時は左背部にマウントされる。 †大型ナックル:雷電の左腕に相当するパーツ。盾としても運用できるように強度、形状を調整している大型ナックル。そのまま格闘戦における質量兵器としても運用できるほか、五連装チェーンガンを内蔵した射撃武装としても運用できる。 †ファランクスショットガン:取り回しと汎用性、整備性に優れている対ガーディアン用散弾銃。震電に搭載されていたものをそのまま流用している。非使用時は右腰部にマウントされる。 †四種類の内蔵武装 脚部ハンターエッジ:爪先とかかとに設置された鉈状のヒートエッジ。切れ味よりも破壊力を重視しており、見た目通り鉈でかち割るように運用する。 姿勢制御用パイル:機体の姿勢を制御するために足裏から打ち込む小型の鉄杭。踏みつけた時などに敵機に対して使用することもできる。本来は直接攻撃を行うための武装ではない。 ドリルニー:両膝に内蔵されているピンバイスドリル。密着した状態でも咄嗟に反撃、奇襲できるため使用率が高い。 腕部ウルナエッジ:腕部に内蔵されている実体刃。手首から突き出る形で使用する。パンチのモーションから意表をついて使用できるため、こちらも汎用性が高い。使用時に帯電させることで威力を上げている。 ◆ミーレス・ファランクス“烈風改” 震電の量産化を見据えて性能を調整された、史上初のミーレス・ファランクス。装備は“震電”のものを踏襲している。曲線を多用している“震電”の装甲と比較すると、直線的なフォルムが特徴的。こちらも裕香の好みで赤くペイントされている。意図的に性能を落としたモンキーモデルだが、ミーレス部が参加した試合では文字通り盾となって活躍している。蓄積された実戦データは裕香のレポートと併せてフォーチュン社と三橋技研に送られている。 GVユニット、ほか多数の武装追加に伴い、機体名を「烈風改」に改めている。見た目は殆ど変っていない。 予備パーツが少ない所で、それら全ても雷電に搭載されたため現在はフレームのみで運用不可能。 簡易キャラクターシート 能力名 体力 反射 知覚 理知 意志 幸運 基本値 12 18 12 19 12 10 能力ボーナス 4 6 4 6 4 3 戦闘値 ◆戦闘値 基本 クラス1 クラス2 クラス3 未装備 特技他 機体 装備 現在値 命中 5 2 2 2 11 0 2 0 18 回避 4 1 2 0 6 0 -1 -4 8 砲撃 5 2 2 2 11 0 0 1 16 防壁 4 1 2 0 6 0 -1 -4 8 行動値 11 1 2 1 14 0 -6 -6 10 力場値 ----- 19 24 7 43 25 15 20 174 耐久力 12 9 12 3 33 0 0 0 55 感応力 12 9 9 4 31 0 9 10 79 主近攻撃力 2 2 1 5 5 5 3 〈刺〉43 副近攻撃力 2 2 1 5 5 5 3 〈殴〉38 主遠攻撃力 2 2 1 5 5 5 3 〈殴〉43 副遠攻撃力 2 2 1 5 5 5 3 〈炎〉41 機体 ファランクス級強攻型 ガーディアン 防御修正・斬34/刺21/殴30/炎30/氷15/雷15/光15/闇15 移動力・2 サイズ・M 常備化P・0 オプション・カウンターアーマー、高出力溶断ホーン オプション常備化P・15 機体効果(オプション含む) データ適用済 武装 カテゴリ 名称 代償 射程 常備化P 近接主武装 ファランクスバンカー 弾数1/3 0 8点 近接副武装 ●三連ガトリングキャノン 弾数1/3 1~2 5点 遠隔主武装 ●バレットクラスター 弾数1/2 1~2 1点 遠隔副武装 ハイエンドバズーカ 弾数1/2 3~4 15点 その他装備品(住居、ライフスタイル含む) 名称 効果 常備化P 携帯端末 小型端末。もちろん赤 自動取得 フォーチュン徽章 通信、発信機能つき身分証 自動取得 自動脱出装置 即座にガーディアン、ヴィークルから脱出 自動取得 ●拳銃 〈殴〉1/弾数3 基本は脅迫用。撃つ時は撃つ 自動取得 サバイバルキット 基本ルルブP142参照 自動取得 大富豪 金ならある 10 豪邸 シーン終了時に登場キャラのHPを6D6回復。和風平屋の豪邸 10 賦活剤 マイナー/使い捨て/HP4d6回復 10 予備弾倉(デフォルト装備のを各1個ずつ) マイナーで弾数補給/使い捨て 4 自動二輪 改造しまくっている。赤い 3 GPS 登場判定直後/登場判定を振り直す 5 装飾品 上品な髪留め。上品な藍色 1 エキストラ 古鷹さんマジ天使 1 粒子コンデンサ 使い捨て/マイナー/FP4d6回復 10 専用カラー 赤 0 中和剤 マイナーアクション/麻痺を回復する。使い捨て 2 ソードレールガン(接射レールガン)、GVユニット、分割弾頭ミサイルH、ツインシステムライフル、ファランクスショットガン ワンダリングジャーニー192、193P参照。 49 財産ポイント:10点 総合常備化ポイント:160 移動力 基本 ガーディアン 修正 戦闘移動 全力移動 1 2 修正値 3 6 特技 カバーアタック ファランクス 1 自、機、増 DR直前 単体☆ 0~4 2HP 使用する武器を一つ選択。対象が行うDRの達成値+(武器攻撃力+16+4D)する。ラウンド2回まで。使用後に選択した武器の代償を消費 勇猛果敢 ファランクス 1 選 常時 自身 なし なし 理知+4、力場値+15、攻撃力+5し、搭乗中は神属性以外の全防御+6 バレットマスター ファランクス 1 操 常時 自身 なし なし 本来の属性が斬、殴、刺、炎の武器と種別:ダのダメージ+1D。属性が変更されても有効 ファランクスシールド ファランクス 1 機、防 DR直後 自身 なし 4EN 2D+16のダメージ軽減。味方をカバーアップしている場合、更に+2Dする。ラウンド2回 レリーズ スイーパー 1 - イニシアチブ 単体 視界 2HP 対象が受けているバッドステータスを一つ回復する。1ラウンド1回まで。 ブロウビート スイーパー 1 ビ 判定直後 単体 視界 3HP ラウンド1回、対象の判定を振り直す。1度の判定に1回まで アドヴァイス コンダクター 1 - 判定直後 単体 視界 4HP 自身に使用不可。対象の判定の達成値+2/ラウンド1回 ツインアームズ ガーディアン 1 操、命 メジャー 単体 装備 対決 近接主武装で攻撃。ダメージ+【副武装の攻撃力】する。副武装の代償も消費する。 カバーアシスト コンダクター 1 自、操 攻撃命中直後 単体 0~2 1HP 対象にカバーアップ。メインプロセス1回 サポートエキスパート ガーディアン 3 - 常時 自身 なし なし カバーアタックの効果に+12(計算済) AS ガーディアン 1 - 常時 自身 なし なし 体力基本値と反射基本値+3し、クリティカルするたびにHP10失う。 パーティクルアーマー ガーディアン 1 操 常時 自身 なし なし 力場値+10し、カバーアップを行う特技の射程+2する。この効果はコンダクター以外のカバー射程延長特技と重複しない 高出力溶断ホーン アイテム - ア(増) DR直前 自身 なし なし ラウンド1回/同一sqへの攻撃のDR+2D カリスマ 汎用 - - 常時 自身 なし なし 理知、意志判定+1 ムーブアシスト コンダクター 2 - イニシアチブ 単体 視界 2HP 自身に使用不可。対象に戦闘移動を1回行わせる。ラウンド1回 アタックエクステンション コンダクター 2 - 命中判定の直前 単体 視界 4HP 自身に使用不可。攻撃対象を1段階拡大し、選択できるようにする。ラウンド1回 第六感 汎用 1 なし 常時 自身 なし なし 知覚判定+2 ブロックエキスパート ガーディアン 3 - 常時 自身 なし なし 自分が使用する「種別:防」の特技とアイテムの効果に+CL(12)計算済 カバーアシスト コンダクター 3 操 《カバーアシスト》 自身 なし 2HP カバーアシストの射程+2 教育成果 汎用 1 - 常時 自身 なし なし 理知判定+2 反骨精神 ファランクス 2 操 常時 自身 なし なし 力場値+16する。ブレイクしている間、ファランクスシールドの使用回数制限が無くなる バレットマスターⅡ ファランクス 3 操 常時 自身 なし なし 本来の属性が斬、刺、殴、炎属性の武装全ての攻撃力に+6する(計算済) カバーアタックⅡ ファランクス 3 自 《カバーアタック》 なし なし なし カバーアタックの効果変更(適用済) アルティメットキック! ファランクス 2 操、命、ダ メジャー 単体 本分 加護 飛行状態で全力移動し、射程0の対象に「攻撃力:〈雷〉+60」の白兵攻撃。その後EN10消費。シーン1回 即時換装 ガーディアン 1 機 マイナー 自身 なし 3EN オプションの変更を行う。 即時換装Ⅱ ガーディアン 3 機 イニシアチブ 自身 なし 5EN オプションの変更を行う。 能力解放 ガーディアン 5 自 常時 自身 なし なし ガーディアンの命中、回避、砲撃、防壁に+2、行動値、攻撃力+3、力場値、感応値+10、神以外の防御+3 不壊なる魂 コンダクター 5 - 常時 自身 なし なし 神以外の全ての防御修正+6 きらめきの壁 コンダクター 3 ビ、機 攻撃宣言の直後 1スクウェア 0 4EN 自身の居るスクウェアに対して範囲1、範囲1(選択)の攻撃が行われた時、攻撃対象を自身のみに変更する。1ラウンド1回まで。 スナイパー スイーパー 2 - 常時 自身 なし なし カバーアタックの射程+2 プロセスディレイ スイーパー 1 - セットアップ 単体 視界 5HP 対象の行動値を-2D6する(最低1) シーン1回 ジェネレイトバリア コンダクター 1 操、防 DR直後 自身 なし 4EN ダメージ軽減を行う。2D6+18点。1ラウンド2回 ブロックエキスパートⅡ ガーディアン 6 - 常時 自身 なし なし 取得している種別:防の特技のラウンド使用回数に+1(適用済) 特技名 クラス レベル 種別 タイミング 対象 射程 代償 効果 特技名 クラス レベル 種別 タイミング 対象 射程 代償 効果 実際のデータ 主な攻撃手段はファランクスバンカーによる〈刺〉属性54+5Dの単体攻撃。他のPCと比較するとパンチ力に欠けるが露払いとしてなら十分。位置取りの関係で接近できない場合はショットガンかツインシステムライフルに持ち替える。 真に能力が発揮できるのは直接攻撃ではなく、カバーリングと味方の支援。 ブロウビート、アシスト、ムーブアシスト、アタックエクステンション、カバーアタックと多岐に渡る。 多少射程が離れていてもイカル君にムーブアシストし、アタックエクステンションを使用すれば雑魚的を吹き飛ばすことが出来る。 ボスエネミーに対しては、火力の高い先輩方をカバーアタックでサポートする。 敵からの攻撃に対しては高めの防御力とFPに任せて4sq以内の味方を庇う。 加護もイドゥンとオーディンもあるので対応力は高め。ヘイムダルは状況に応じて。 いざという時は奥の手かアルティメットキック!で自身もダメージ蓄積に貢献する。 財産点が使えれば情報収集フェイズでも活躍する。そしてFる。 総評:縁の下の力持ち。 +ありがちな機体設定 頭頂高:22.2m 全備重量:150.5t スラスター総推力:282,800kg ファランクスバンカー:炸薬でごん太の鉄杭を撃ち出し、装甲を貫通して破壊するロマン兵器の代表選手。右腕前腕のハードポイントに装備されている。取り回しに難はあるが、威力の高い烈風/震電のメインウェポン。 三連装ガトリングキャノン:主に弾幕による面制圧、牽制射撃に使用される。ファランクスバンカーのカウンターウェイト(機体バランスのコントロール)と言う地味に重要な役目がある。決め手には欠けるが優秀なサブウェポン。これが無いと震電はまともに動かせない。左腕下腕のハードポイントに装備されている。 バレットクラスター:両肩のコンテナに内蔵された、チタン合金製ベアリング弾をぶちまけるロマン兵装その2。射程が短く跳弾の危険が高い。重装甲のファランクス級だからこそ搭載できる変態武器。 小型分割弾頭ミサイル:発射後に分裂するミサイル兵器。中距離をカバーするサブウェポン。支援砲撃に最適で、主にケストレル(レイニアス)との同時砲撃で使用される。機体各所に発射装置が内蔵されている。震電/烈風の改修に伴い、通常仕様の本装備はオミットされた。 硬質合金クラッシャー:通称ファランクスニッパー。普段はリアスカートに装備される大型シールドに偽装しており、使用時に大型ハサミに変形する。刃は切れ味よりも堅牢さを優先している。両手で把持し、出力とトルクに物を言わせて敵を挟み潰す。GVユニットと可変機構の実装により、オミットされた。 ファランクスショットガン:近~中距離をカバーする専用の散弾銃。烈風/震電の運用では想定していない“空中での高速戦闘”に備えて配備されている。未使用時はバックパックにマウントされている。 硬質合金ブレード:太刀型の実体剣。弾数制限のあるファランクスバンカー、エネルギーを消費する硬質合金クラッシャーが使用不可能になった時のための予備兵装。未使用時はバックパックにマウントされている。ソードレールガン実装に伴い、オミットされた。 高出力溶断ホーン:震電の角。アンテナではない。超高温を纏った角で頭突き、又は敵機を溶断をするという悪ふざけ以外の何物でもない隠し武装。頭の角だけでなく、両膝に内蔵されたピンバイスドリル、砲撃時の姿勢安定用ヒールバンカーもある。 ナックル:最後の武器。マニピュレーター保護用の手甲だが、堅牢ゆえにそのまま武装に転用できる。 カウンターアーマー:機体各所に装備される追加装甲と、バランスと機動性を保つためのオートバランサー及びサブスラスター。そしてそれらを稼働させるためのAL粒子コンデンサからなる専用オプション。震電の整備性と操作性の悪化はだいたいこれのせい。パージすると意外な俊敏さを見せる。 GVユニット:ユニオン級のデータを応用して作られた反重力飛行ユニット。最終調整が完了し、実験的に震電/烈風に搭載されることになった。カウンターアーマーを展開させ、姿勢制御用のサブスラスターを露出させる必要があるため防御力が下がる。AL粒子とエネルギーを飛行用に割かないといけないため、出力も低下する。右脚部に大型AL粒子コンデンサを搭載することで出力と構造上の問題点をクリアした。 小型分割弾頭ミサイルH:GVユニットによって生じる装甲の隙間に追加のミサイル発射口をねじ込もうという狂気の発想。震電の単独飛行による強襲戦法を念頭に置いているらしい。 ツインシステムライフル:重粒子ビームと同時に実体断を射出する高威力の粒子兵器。実弾兵器に耐性のある敵を想定し、震電/烈風の改装に伴って実装された。非使用時はバックパックにマウントされており、使用時は機体の脇の下を潜ってボディと腕部で挟むように構える。 ハイエンドバズーカ:「ミサイルとミサイルでダブってしまうな・・・」と言う理由で採用を検討されたバズーカ砲。採用理由はさておき、威力と取り回しに優れる武装。ツインシステムライフルと同様の形式で搭載されている。 ソードレールガン:レールガン機構を搭載した実体剣。レールガンは射撃用ではなく、刀身を突き刺した状態で撃ち込んで追撃するためのもの。射撃武器として使おうにも、実体剣部分による銃身バランスのブレと極端な短射程が理由で運用できない。本来は震電に搭載するための武装ではなかったようだが・・・。 アルティメットキック:GVユニットの為に右脚部に内蔵されたAL粒子コンデンサの副産物。蓄積されたAL粒子を解放し、雷光を伴って急降下キックを放つことが出来る。因みに音声認証によって起動する。起動時は強制的に改部スピーカーに切り替わり、尚且つマイクの音量が最大まで上昇するという三橋技研の悪意が具現化したシステム。 全部適当です。 +交流関係 遠峯サナエ 幼少期に1年だけ鳳市に在住していたことがあり、彼女とはその頃から付き合いの長い友人。手紙で互いの近況を報告し合い、オフの日は一緒に孤児院に顔を出す子供好きな一面もある。彼女が争い事やガーディアンに関わること全般を苦手としていることを理解しており、裕香自身も任務の事を敢えて話さないようにしている。 それ故にサナエが試合の応援に駆け付けたことを非常に喜んでいたが、その一方で彼女の心境を案じている。親友の事を案ずるがあまり、上記の出来事について言及できないでいる。 古鷹香苗 良好な関係を気付いており、確かな信頼を寄せている。立場上は雇い主と従業員(家政婦)だが、それ以上に家族として大切に思っており、年の離れた姉のように慕っている。裕香は基本的に人に頼ることを良しとしないが、古鷹には割かし素直に甘えることがある。 ミラ・ナヴァグラハ 一度はフォーチュン対デスティニーとして敵対したが、自身と同じ強化人間であることに共感し、アリス・ナヴァグラハへの想いと本心を聞き届けたことで和解した。共通点の多い同年代の友人として意識している。 御手洗ミコ 初対面時の印象がよほど強かったのか、彼女に言われるがままにドゥーチェ先輩と呼んでいる。技術、経験の差を強靭な精神力と奇抜な発想で補う姿勢を尊敬している。それはそれとして、「見ていて放っておけない」と思っている。裕香が子供好きたる所以か。 御子武尊 上のミコりんとは別の意味で初対面時の印象が(良くも悪くも)強かったのか、ちょくちょく辛辣な言葉を投げかける(時には直接手が出る) 彼が単なる不審者ではなく、鋭い洞察力と他者を思いやる優しさを持ち合わせている不審者であることは、裕香なりに理解している。強化人間とスターゲイザーと言う結果の違いはあるものの、それに至るまでの経緯(強化手術や常軌を逸した訓練、肉体や精神への負荷など)に共感するところがあり、実の所そこまで嫌っている訳ではない。それはそれとして関節は極める。 鶴亀高校に入学して以来、ミーレス部をはじめとして様々な “ミーレス部の存続”も任務の為だけではなく、部員の一人として真剣に向き合い、考えるようになっている。 +サクセションネタ CODE:ASW-G-29-Astaroth TYPE OVERD-FRAME 全高:18.8m 本体重量:30.6t 総推進力:285000㎏ イヅモ特別区に存在する廃墟都市の一つから発掘された人型兵器。岬財閥に資金援助された三橋技研が入手して以来、矢幡学園都市の地下に保管されている。装甲やフレームの劣化具合から、少なくとも機甲歴以前に運用されていたようだ。 フレーム(内部骨格)にのみALTIMAが使用されており、外装甲はミーレスにも使われているステラチタン合金で出来ている。外見上の違いは無いが、右脚部にのみ特殊な展開機甲と大型AL粒子コンデンサが内蔵されている。 二基のALリアクターを同調させることで起動する特殊な仕様。リアクターの並列稼働によりステラチタン合金の装甲の性質が変化すると考えられるが、詳細は不明。10年以上前に発掘されたが現在まで実践投入には至っていない。 「純粋種のスターゲイザーでは起動させられない」と言う特徴を持つ。通常のリンケージ、強化人間、果ては非リンケージでも起動させることはできるが、数秒でシステムダウンしてしまう。 紛失したのか元から装備していなかったのか、当機の物と思われる武装は発見されていないが、尾翼と思しきものが背部に存在することから、重力下での単独飛行を行っていた可能性がある。復元できたごく僅かなシステムログによると、エース機または指揮官機として配備・運用されていたようだ。 震電/烈風の試験運用によって得られた実戦データは、この正体不明の機体を実戦投入するために使用されている。 +オーバードフレーム 旧世紀に製造、運用されたガーディアン用インナーフレーム。専用設計された二基のALリアクターを搭載し、これを並列稼働させることで現代のガーディアンをも凌ぐ高出力を実現している。リアクターを並列稼働させる技術は旧世紀の技術でも困難であり、ロールアウトした機体は僅か72機のみ。最大の特徴は、特殊な加工を施したステラチタン合金製の装甲の性質を変化させ、あらゆる攻撃に対する防御力を向上させることにある。 ミーレスに使用されている装甲を劇的に強化させるこの技術は旧世紀に失われて久しい。 フレームの構造は限りなく“生身の人間に近い挙動”が行えるものになっている。機甲歴のガーディアン・クラッシャー級の構造と類似する点がいくつか見られる。これは“有機デバイスを用いて機体のシステムと神経を接続した強化人間”が扱うことを念頭に置いている為である。機甲歴ではもちろん、旧世紀でも非人道的と謳われた禁忌の技術である。 実は第一次世界大戦にて大量投入された奈落兵器を駆逐するために生まれた人型兵器である。オーバードフレームは規格外の性能を持ちながらも、量産を視野に入れて製造されたものであり、機甲歴の概念に当てはめるならば“ミーレス・スーパー”と呼べる代物なのだ。 +オーバードフレーム・アスタロト 第一次世界大戦の末期に製造された72機のオーバードフレームの内の一機。両肩に可動型シールドを搭載している。シールド内部には重力制御ブレードが折りたたまれており、これを展開させることで反重力飛行が可能となる。この機能により重力化においても単機で高高度飛行、長距離飛行を実現している。AL粒子を反重力ユニットに回すため、飛行中は機体の出力が多少だが低下するという欠点を持つ。また、展開したシールドは飛行中の姿勢を制御するための主翼としての役割も担っている。 シールドはサブアームによって接続されており、ブレードを折りたたんだ状態でなら文字通り盾として運用できる。 高出力を維持する為、右脚部に追加のAL粒子コンデンサを搭載している。右脚部の装甲を展開し、コンデンサに蓄積したAL粒子を解放することで“雷光を纏った突撃キック”を放つことが出来る。 敵拠点の強襲制圧のほか、制空権を確保した後に飛行状態を解除、陸戦兵器として地上の残敵を掃討することを想定して設計された空陸両用機。この運用・設計思想は後のウォーバード級にも見られている。TCV(可変型カバリエ)の先駆けとも言える機体。 最大の特徴として“スターゲイザーでは起動させられない”という物がある。スターゲイザー特有の脳量子波が、オーバードフレームに採用されている“機体とパイロットを繋ぐシステム”に対して拒絶反応を示すからだと言われている。 この“拒絶反応”は深刻なものであり、無理にスターゲイザーが当機に登場すれば脳や神経機能にダメージを与える。症状は一時的な失神発作から、最悪の場合は死や廃人に至る可能性もある。 +P.T.S. パーソナリティ・トレース・システムの略称。パイロットの人格をコピーして機体内部のコンピュータに投影するシステム。 概要としては パイロットの肉体にナノマシンを注入し、インプラント器機を埋め込む。 頸部に接続用ポートを設置し、その部分でナノマシンを介して操縦席側の端子を接続。 これによりパイロットの人格を機体のコンピュータに投影し、同時にパイロットの神経と機体のシステムを直結させる……という物である。 パイロットと機体が接続している状態とは、言わば「パイロットがもう一人の自分(=ガーディアン)を操縦している」状態である。ガーディアンが人型である理由の一つが、「リンケージが機体を“自分”として認識することが容易になるため」であるが、PTSはそれを更に先鋭化させたものである。 このシステムの最大の利点は、「パイロットの育成にかかる時間を劇的に短縮させられる」ところにある。複雑な操縦や姿勢制御、電子演算を機体のコンピュータだけでなくパイロットの感覚でも行えるため、操縦経験や知識の無い者でも“生身の人間のような姿勢制御と反応速度”を実現させられる。 しかし、これはあくまでシステムの開発者が唱えた理論的なものに過ぎない。実際に搭乗したパイロットの主観的感覚で言えば、「機械の体(=ガーディアン)を自分の肉体の感覚で動かしている」状態である。人機一体を越え、パイロットのオリジナル人格と機体に投影された疑似人格の境界すら曖昧にさせるおぞましいシステムである。 スターゲイザーが拒否反応を示すのはこのシステムに対してである。脳量子波によって高い洞察力、理解力を持つスターゲイザーは「パイロットのオリジナルの人格と、機体に投影されたコピーの人格が再び統合される」という矛盾と、それによって吐き出されるエラーまでも処理しようとしてしまうためである。 最も重篤なケースとして、「スターゲイザーから投影された人格が更に新たなコピー人格を作りだし、ネズミ算式に無数に増え続ける人格が再統合と投影を延々と繰り返す」と言うものがある。 アスタロトのフレームからはコックピットブロックそのものが取り除かれているため、このシステムを再現する術は今のところは存在しない。 +改修プラン・烈風改二(仮) 武装の増加と機体システムの複雑化、新機能の搭載が積み重なった結果、烈風を一度オーバーホールする必要が出てきた。 ここで重大な問題点が浮上する。 試合のレギュレーション(と予算)である。 当分は間に合わせのパーツと調整で誤魔化せるが、機体全体の機能を向上させる場合、どうしてもレギュレーションをオーバーしてしまう。となれば、試合に出られなくなってしまう。 規格を試合のレギュレーション以内に収めつつ、烈風の強化改修を実現させるために裕香が密かに考えているプランがこれである。 とは言ったものの、機体設計の経験が無い裕香ひとりの手に負えるはずもない。ミーレス部で運用している烈風も、一から十まで三橋技研に用意してもらった機体である。 他者から与えられるだけではなく自分自身の発想と努力で何かを作り出すため、岬裕香の奮闘が始まりそう。 メモ 命中判定:17+2D(ショットガン装備時は+2) ファランクスバンカー:54+5D〈刺〉属性 ソードレールガン:52+7D〈斬〉属性 ファランクスショットガン:52+3D〈殴〉属性 ツインシステムライフル:46+2D 光 属性 アルティメットキック!:83+5D 雷 属性(GVユニット時は-3)
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ストレス反応 コーピングで対処できなかった場合、ストレスの結果として表れる反応であり、『心理的反応』(認知・行動的反応)と『身体的反応』(生理的反応)がある。心理的反応には抑うつ、不安、イライラ、無気力、絶望などの否定的感情がある。身体的反応には循環器系、消化器系、神経系、皮膚系などでさまざまな症状が挙げられる。すなわち、多くの身体的な病気の原因がストレスによるものであるということが分かっているのである。そしてこのような病気の症状が新たなストレスの原因に加わり、二重の苦しみになってしまう。ストレスにより身体症状が現れる前に早期にストレッサーを取り除くよう働きかけることが大切である。 ストレス反応による心身の疾患として心身症?とうつ病?(気分障害)が代表的である。 これらは身体症状を主とするが、その診断や治療に心理的要因についての配慮が特に重要な意味を持つとされている。 児童生徒のうつ傾向は年々上昇しており、中1では約1割の生徒にうつ傾向があると言われている。これは社会的葛藤と学業ストレスが主な原因とされている。 めぐみ
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258: 名前:サスライ☆10/08(木) 17 02 11 現代バージョンのシェンフォニー様が、珍しくシリアスな顔をして、私は魅入って「何かネタに出来ないかな~」とか考えていると、晶ちゃんが動いた。 「…駄目。暴走は危ないから」 「だ~が断る。 俺は、他人の意見にNOと言うのが好きなんだ。 それにだ、晶ちゃんと、俺なら、十分に止められるだろう? 兎に角、俺は変わらないさ」 口調は何時もと変わらない、ちゃらんぽらんな感じ。なのに不思議と、重くて低い声に、感じる。 目付きも、何時もと変わらない、緩いタレ目。なのに不思議と、三白眼よりも鋭く感じる。 その力を人は、【魂】と呼ぶのだろうか。 「…そう、か」 晶ちゃんは本棚から、一冊の本を引く。 すると壁を作るブロックの一つが、開いた。いや、正確には、ブロックに見せた隠し棚だが。 晶ちゃんは隠し棚に手を入れる。そして何やら、金色の棒の様な物を取り出した。 よく見れば、飾り付けがされている事が分かる。 更によく見れば、輪帝国の紋章が入ってる事が分かる。 そして更によく見れば、ソレは鞘に入った剣だと分かった。 私はその剣の名前を知っている。輪帝国帝王にしか持つ事を許されず、鬼の心臓を貫いた剣。 「…これは、王剣・輪王。 悪いけど、通さないよ?」 晶ちゃんは、顔を真っ赤にして、目を潤ませて叫んだ。此処まで感情を出した晶ちゃんは初めて見る。 「だって!シェンフォニーが居なくなったら皆で愉しめ無いじゃないか! 約束したじゃん、『宴会には、また呼んで』ってさぁ!!」 261: 名前:サスライ☆10/09(金) 19 52 07 ボクは剣を見せるが、シェンフォニーは至って冷静だった。まるで、子供をあやす顔つきで此方を包む様に語る。 「ほう。 だけど、いかんでしょ? 俺を殺したら、元も子も無い」 「知っ ているよ。 だから戦えない程度にする」 顔つきは、まだまだ余裕だ。 寧ろ、遊んでいる。 しかし、見下している訳でも無い。それが逆に苛つかせる。 優し過ぎるよ…。 「…足を斬る」 「そりゃ怖いな。 で、失敗したらどうするのさ?」 寒くも無いのに、指が震えた。その原因は、心が冷えたからだろう。 様々な負の感情が、ボクの小さな心を、取り込もうとしているのだ。 それでも! ボクは、ありったけの勇気を振り絞る。視界が涙でぼやけて、振り払ったから直ぐに元に戻る。 「死 んでやる! 失敗したら、死んでやる!」 「あんま、物事は勢いで言う物じゃないよ? 疲れるから」 苦笑いを浮かべて、此方に目を合わせて来るシェンフォニーに対してボクは駆けた。何よりも速く。常人では捉えられないスピードで。 狙いはシェンフォニーの左足。 抜刀のタイミングは過去最高。失いたく無いんだ! 「…てな、訳で。 口に出すのは、出来る事の方が良いよね」 金属音がして、シェンフォニーの語りが聞こえた。 見るとソコには、シェンフォニーに踏み潰されて、しかも折れた剣。 呆然としてるボクの頭上に、彼は手を置いた。 「大丈夫。俺は強いからさっ、見守っててよ」 「…… …あ、ああ、あああああ!」 何故だか涙が止まらない。心が熱い。 悔しいな、安心している自分が居る事が。 262: 名前:サスライ☆10/10(土) 20 04 28 たまには、シェンフォニーのトコにでも、遊びに行こうか。 私、天童 宗厳。 ピッチピチ(死語)の約10歳。帝国が人形兵と鉄兵を起用して、さっさと滅んだから意外と若かったりする。 とは言っても、人格は故人の、女兵士を基にしてるらしいから、精神年齢は高かったりする。 「…ロリババアって言うなよ!?」 『いや、何を突然』 「ひゃひ! ク、クロガネ!?居たのか、居たならノック位せんか!」 『野外だから、無理』 電波で小うるさく抗議をするクロガネ。よく考えたら、クロガネは室内に入らない。 ん、そんな巨体が見えない程の距離からの電波だったな。 「て、 事は…まさか、独り言が無意識の内にそんなデカく!」 『そうだな。始め聞こえた時は見逃そうと思ったけど、こうも長い時間、デカい声で喋られるとなぁ』 「バ、バカァ~~~!! 聞こえたなら、さっさと言わんかぁ! あ、でもそれだと何か多く言われそうだ!!」 『そうだな。過去にどれ程、似たケースがあったか…。えぇと、例を上げるなら、 メソ…』 「うわぁ~!言うな言うな言うなぁ~~!!」 顔をクシャクシャにした私は、頭を抱えてしゃがみこむ。恐らく、耳まで真っ赤だろう。 拝啓、社博士。 作中からハブられたりしてるけど、私は元気です。 265: 名前:サスライ☆10/11(日) 11 36 19 これは、宗厳と私、向日葵 社が別れた、その後の私の話である。 「も しも、私が帰って来たら… いや、よそう。科学者らしくないが野暮というものだな」 そう言って白衣を翻し、月光を正面へ。タイミングも完璧に、それは、宗厳にとって印象深さを作る。 フフン、格好良いだろう!正に芸術的!嗚呼、美しい、なんて美しいんだ!! 私は芸術が好きだ。だから、発明が好きだった。 ある本で読んだ事がある。「おしなべて観察者を無言のままに触発する人間の触発作用」、それが芸術の定義だと。 思ったのだが、ベクトルが違うだけで、発明も同じでは無いか?それを考えると、『アレ』を失敗作で済ませていいのかなと思う。 『人形兵に千鳥流を使わせる為のプログラム』を。 何故か暴走するから、封印しているが、もしかして、私の捉え方が間違っているのかも知れない。 そこで私に、ある閃きが浮かんだ。 「…まさか、暴走の原因は」 それを確かめる為に、私は助手に研究所を任せて、プログラムが封印されている場所。 井時の元へ向かう事にした。井時に向かって私は、戸惑いなく言って見せる。 まるで、地雷を踏んだが、突っ走る様に。 「井時。 あのプログラムなんだが、【私に】入力してくれ」 「……ブハァ!」 取り敢えず、予想通りに井時は吹き出した。 266: 名前:サスライ☆10/11(日) 12 05 48 ボクは混乱していた。 思わず、自分を攻撃してしまう程に。しかし、頬をつねっても痛いと言う事は、これは現実らしい。 「…えぇと、秀才に良くある、ノイローゼってヤツ?」 「いや、大丈夫。ついでに言えば、研究し過ぎで、アホの衝動に目覚めた訳でもないさ」 確かに、社は何時も通りだった。小さい身長に、白衣に、シルクハットに、小さい身長に、伏せ目に、小さい身長と。 ボクは社に考えを聞く事にした。 「うむ。 先ずは本国から、技術者不足の知らせが、届いた。 しかし、あの国は近い内に間違い無く滅ぶ。 私は、此処で作った絆を失いたくない。」 「早い話、死にたくないと」 「話が早くて、良いことだ。40Y追加だな。 暫く、此処で隠れさせて貰う。尚、私が本国に行く船は、沈んだ事になっている」 「…Yって何さ」 「今考えた単位だから、後でゆっくり会議で決めよう」 やっぱりコイツ、ノイローゼか、なんかじゃないか?兎に角、グダグダしてても話が続かなそうなので話を続ける。 何故、プログラムを己に入れるか。 「芸術は、押し付ける物では無い。無理に感性を押し付ければ、それは拒絶反応が出て当然なんだ」 …だから、その芸術を一番理解している、作者が実験台となる訳か。 しかし、あのプログラムは、笑師範を筆頭とした、様々な人々の魂の言葉。 それに耐えきれなかったら廃人にもなりかねない。 「覚悟の上さ。 それに、どちらにしろ私は抑えられないんだ。 心が熱くなるコレを 『試したい』ってさ」 白い歯を見せて、笑っていた。 267: 名前:サスライ☆10/12(月) 22 08 44 仮面がある。 材質は木に見える。 しかし、その正体は強化繊維、つまり、化学合成物質だ。 私はコレが何故、井時の部屋に在るかを知っている。コレこそが、千鳥流プログラム装置だから、此処に在るのだ。 決して、一人仮面舞踏会をして、人に見つけられ、恥ずかしさで「ギャー」と叫んで逃げるのが井時の趣味では無い。 むしろ宗厳の趣味だと思う。 『捏造せんで下さい!』 「…? 井時よ、今何か言ったかね」 「…いや、別に。研究し過ぎで君がボケたんじゃないの?」 不思議な空耳。まあ、そんな事は、どうでも良い。 風の振動を、声とでも勘違いしたのだろう。 この仮面を付ける事で、千鳥流の入力は完了する。 しかし、人形兵なら割と簡単に済むが、人間だと時間がかかったりする。 それはきっと、人形兵の心が純粋だから。純粋だから、我に囚われず、現実を受け入れる事が出来るのだ。 「井時。 人間を保存するカプセルは無事だね?」 「…うん」 井時を発見した時、井時を保存していたアンドロイド保存カプセルも回収した。 それに改造を加えて、人間を保存するカプセルを作る事に成功していた。 「人は経験を得れば、変わる。あの太子の様に。 さて、井時。この仮面を被って、千鳥流と言う経験を得た後、私はどんな人間になっているか分からない。 耐えられなくて、廃人かも知れない。力を得て、外道になっているかも知れない。 しかし、しかしだ。 その中で、【私】が残って居たら、また会おう」 仮面を被り、処理に困る情報が流れ込んで来る。 意識を失いつつも、倒れているのが自覚出来た。 まるで、墜ちている心地だった… 268: 名前:サスライ☆10/13(火) 20 08 20 此処は何処だ。 私は誰だ。 「この仮面の男が、社博士だとはねぇ」 「…恨む?君を裏切った事を」 目の前の男は誰だ。 目の前の女は誰だ。 何故、こうにも懐かしい。 「いんや、恨まないさ。彼は彼なりに戦い、俺はソレに気付かなかった。 俺は敗者さ。 敗者は何も言えない」 柔らかく、飄々と動く目の前の男の台詞には、独特の深みがあった。 この男は、この男である事を自覚しているからだ。 ならば 私は何だ、私には何がある! 解らない。解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない… ワカラナイ。 「で、ボタン押したんだから、社博士ってば、意識はある筈なんだよね?」 「…廃人じゃ無ければ」 記憶の奥底に光明が見えた。それは、知識。 私が、私である為の命綱。 四肢を用いて、モノを壊す為の、知識があった。 コレが、私が私である為に存在するなら、それに従おう。 私は何故、此処に居るのだ?それは、壊す為だ。 先ずは、目の前の男を壊そう。四肢に異常は無い。プログラムから、行動の為のフォルダを探す。 フォルダ名;【龍虎咆哮】 体に力が沸く。 心臓と脳が高ぶり、そこから発せられる力が臓器と連結して、増幅した力の流れは髪の先まで達する心地だ。 さて、壊すか。 私が私である為に。 269: 名前:サスライ☆10/14(水) 19 34 21 それは奇襲だった。 社博士の手刀は、カプセルの強化アクリルを貫き、俺の顔面を切り裂こうとしていた。 突然で焦ったが、バックステップで回避して、抑え込む。 その予定だった。 が、何か違和感があった。避けた筈だが、右頬から鼻を通して左頬にかける、熱。 流血しているからだ。深々と入った傷口から。 「こ りゃ、参ったね」 軽く言って見せるが、実は、かなり焦っている。と、言うのも、俺の龍虎咆哮では、あそこまでの肉体強化は出来ないからだ。 つまり社博士は、才能なら俺を超えるかも知れない。 さて、取り敢えず血止めかな。 俺は掌を合わせ、目を閉じ、瞑想。 神経を顔の器官に集中させる。 千鳥流瞑想術、【蓮華】。傷口の筋肉を締める事で、止血を行う上に、ホルモンを操作して治癒能力を高める。 その作業の内に、社博士はメリメリとカプセルを破壊しながら、這い出て来た。 「や~れ、やれ。君はアレか、ジェイソンか?タイラントか?シュワちゃんか? っての!」 最後の一言のタイミングで、今度は、右足で飛び蹴りを放って来る。今度は、受け流し、足を掴む。 しかし、掴まれた足を軸に、俺を地面代わりにして、左足回し蹴りを放って来た。俺は下にしゃがむ事で回避、そのまま間合いを取る。お~怖い、頭が吹っ飛ぶトコだった。 まあ、そんなヤツに言う事は一つ。 「まったく、危ないじゃないか!」 271: 名前:サスライ☆10/16(金) 13 47 58 【BGM;L・O・V・E!OUTSIDER】 君が俺と戦う事を望むならば、俺はそれに答えよう。 社博士に対して、そう思う。しかし、本当にそうだと言う、疑念も浮かぶ。 もしかしたら俺は只、この傷に対する恨みで、戦っていないか? もし、そうならば、それはエゴだ。国を腐らせて逃げ出した貴族と変わらない。しかも、大義を盾にしているから、俺のは尚、質が悪い。 そこまで考えて、笑った。 希望だの、恨みだの、これは、そんな大層なモノじゃ無いだろう。 俺は、動きに合わせて、上から拳を繰り出し、社博士はアッパーを繰り出していた。 俺の方が早い。 しかし、相手は避けずに、額で受ける。 「メリ…」と鈍い音が仮面の繊維を裂く音で、しかし、衝撃は奥まで伝わる筈だ。 が、怯まずにアッパーを振り切った。これはアレか。 笑が、ロケットランチャーを受けた時の、【玄武咆哮】って技か。笑の記録が基になってるから使えるんだな。 俺の手刀は無駄になったのかと言えば、そうでは無い。 アッパーの軌道をずれさせて、顎を砕くのを、顔の左半分の下から上までの肉をエグれさせる程度に留めた。 距離を取り、大流血で俺は笑う。 「十字傷の方が格好良い。ありがとよ。格好良くしてくれて。 良いぜ、楽しもうぜ、 利口な自分探しも、陰湿な戦争も無い。 只の喧嘩をよ」 そして叫ぶ。 「やああああぁって…やるぜ!!」 銀田一 雪さんとシェンフォニー様と後、なんかの話 続き12
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AYSは下記のいろんな言葉に反応し、リアクションします。 ある時にはツンまたある時にはデレを見せますが、少しでも面白いと思っていただけたら幸いです。 なお、一部のリアクションは名前(或いは呼称)が付きます。 設定したい方はIRCにいるTakmaに一声おかけください。 随時募集中! wikiのご覧の皆さんからAYSに反応してほしいアクションと、そのリアクションを募集しています! 「こんなのどう?」「俺の嫁へ言ってほしい!」など下記のコメント欄にて明記してください。 あなたの意見がAYSをさらに成長(?)させる! 注:第三者を傷つけるようなアクションは断じて禁止します。 反応する言葉一覧 基本編 キーワード 反応するメンバー 説明 新木 or 瞳 新木 新木が反応します 山西 or 玲奈 山西 山西が反応します 瀬名 or まりや 瀬名 瀬名が反応します 挨拶編 キーワード 反応するメンバー 説明 (名前)自己紹介して 全員 各自自己紹介します (名前)おはよう or おはよう(名前) 全員 「おはよ」「おはよー」などでも可 (名前)こんにちは or こんにちは(名前) 全員 「こんちは」でも可 (名前)こんばんは or こんばんは(名前) 全員 「ばんは」でも可 (名前)ただいま or ただいま(名前) 全員 (名前)おやすみ or おやすみ(名前) 全員 「おやすみなさい」でも可 (名前)いってきます 全員 「いってくる」でも可。出かける時は忘れずに? 求愛編 キーワード 反応するメンバー 説明 (名前)結婚しよう 全員 (名前)俺だー!結婚してくれー!でも可 (名前)デートしよう 全員 (名前)俺だー!デートしてくれー!でも可 コミニュケーション編 キーワード 反応するメンバー 説明 (名前)なでなで 全員 たまにはなでなでしてあげてください (名前)πタッチ 全員 やりすぎ厳禁 (名前)一緒にお風呂行こう 全員 誘いすぎ厳禁 (名前)がばっ 全員 がばりすぎ厳禁 小ネタ編 キーワード 反応するメンバー 説明 (名前)まねして 全員 言われた言葉をものまねします 誰かまねして 全員 言われた言葉を誰かがものまねします 呆れた表情編 キーワード 反応するメンバー 説明 (名前)9393して 全員 各自あの9393をします 誰か9393して 全員 誰かが9393します (名前)ぷいっとして 全員 各自そっぽを向きます 誰かぷいっとして 全員 誰かがそっぽを向きます ソロアクション編 (名前)キックして 新木 新木が制裁を加えます (名前)今日のスケジュールは? 山西 山西がAYSのスケジュールを教えてくれます (名前)あれはなんだ!? 瀬名 瀬名が見たものとは!? (名前)何か食べる? 瀬名 瀬名にお菓子をあげられます 歌姫楽園 Respect 歌唱編 (名前)何か歌って 全員 あなたのために歌います ※歌唱シーンは妄想で補ってください。 反応募集と聞いて:膝枕、耳かき、あーんetc・・・等の甘い系の反応の実装を希望します -- 瀬名のダーリン (2010-07-10 00 08 40) 名前 コメント
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夏の終わりの続きです。 ==== 目を覚ました時には診療所のベッドで寝ていた。過呼吸と栄養失調が重なったんだと、梨花が監督に話をしていた。 気を失う前に私を呼ぶ梨花の声が嬉しかった、私を抱きすくめてくれた時に触れられたところがまだ熱く感じながらぼんやりしているとカーテンをあけて梨花と監督が足音が近づいてきた。 「みぃ~☆沙都子起きて大丈夫なのですか?」 「え、ええ…ご迷惑をかけてしまいましたわね…」 「いいんですよぉ~沙都子ちゃんのすべすべお肌に触れられるだけでこの入江は満足ですから」 「みぃ~沙都子、寝てても作動するトラップを仕掛けるのですよ☆」 「アハハハ診療所にトラップとはおちおち診察も出来ないですねぇ~」 「沙都子の身の危険を守るのが第一なのです」 「そうですわね…」 そんな他愛無い話を久しぶりにするだけでも固く閉ざしてしまった心が開かれるような気になっていた。このままなら多分何事もなかったかのように振舞うことが出来る、そう安堵しかけた頃監督が席を外す。途端に口を紡ぎ、掛け布団に視線を落とす。遠くでひぐらしが鳴いている。もう夕方か。 突然梨花の小さな手が私の頬に触れた。あわてて顔をあげると梨花が穏やかな笑顔で私を見つめる。 「沙都子、ボクに何か話があったのではないのですか?」 「え?」 「お探し猫さんだったのです、にゃーにゃー」 ―ヒクッと身体が突っ張る感覚が走る。 確かにあの時私は自分の梨花に対してのもやもやとしたものがあるというのを梨花に話したかった。話したらきっと梨花なら分かってくれる、あわよくば答えを教えてくれると思ったぐらいに。 前みたいな関係に戻りたかった。隣で梨花が笑っていて欲しい、私の作ったご飯を美味しいと言って食べて欲しい。それが出来ない全ての原因である私から歩み寄る事で、すぐに実現するとなると楽しみで仕方なかった。 そして気づいてしまった。 ―私が梨花を好きだと言う事が。 今になって思えば梨花に対しての思いが恋心なんて誰に聞かなくたって分かるくらいに梨花と私の間に入るもの全てに嫉妬していた。そう、黒いもやもやとした感情は嫉妬という名の負の感情。だからきっと赤坂さんに対しては梨花がここぞとばかりに嬉しそうに語るからその想いが特別強かった。 答えを知ってしまってから、なぁんだそんな簡単な事なんだと思えた。簡単な事だけどとても苦しいものなんだと気づくのに時間はかからなかった。 ―答えは簡単。私が女で梨花も女だから。世間一般的に異端ではないかと思う。だって女の子は男の子と一緒にいるのが普通でしょ?魅音さんが圭一さんを、詩音さんがにーにーを好きになるのが普通でしょう? 女の子が女の子を、私が梨花を好きになるという「普通」ではない想いは誰にも知られてはいけないんだと思った。 この想いを梨花に知られて梨花に軽蔑され、冷たくされるのが、一緒にいられなくなるのが怖かった。 雛見沢の人たちが冷たかった時、梨花がいてくれたから辛くなんかないんだって思えたし梨花が一緒にいてくれるから何だって出来たんだと思う。だからそんな梨花と一緒にいれなくなるのが怖かった。 ――この想いは絶対梨花には悟られてはいけない!!絶対に! 「え、あぁ…ごめんなさい何を話そうとしていたのか忘れてしまいましたわ…」 「…みー?本当なのですか沙都子」 「ええ、なんだか思い出せませんの」 「沙都子、ボクの目をみるのです」 じっと私の目の奥にある何かを知ろうと漆黒の瞳が私を射る。目が離せない。私はいつもそうだった。 嘘をつくと梨花にこうやって目を見据えられていつもごめんなさい、と謝っていた。だからいつからか梨花には嘘をつくことをしなくなった。出来なくなったという方が正しいのかもしれないけれど。 梨花の瞳は大きくてとても綺麗で、問い詰められている状況なのに梨花の瞳の中に困った顔をした私がいてキラキラと輝いて素敵だった。 フと、固い表情を和らげた梨花が言う。 「沙都子…痩せてしまったのです」 「ふぇっ!?」 「自分では分からないのですか?ほら―」 ―ふわり。視界が黒に覆われたと同時に私と同じシャンプーの匂いと梨花の匂いが混ざった甘い香りが鼻腔をくすぐる。 「…こんなにも簡単に腕がまわせてしまうのですよ、にぱ~☆」 「…り、梨花」 「沙都子に触るのは久しぶりなのです…実に暖かいのです」 鼓動がはやくなる。体中の血液という血液が一気に頭に巡ってくる。目の前の梨花の髪からは甘い匂い、耳元で私に囁やきながら聞こえる少しかすれた声、伴う吐息、私を包む梨花の柔らかい肌が…!!!! 好きってわかっただけでこんなにもおかしくなってしまうものなのか? ――梨花ってこんなに柔らかかった!? どくどくと血液が流れる音がうるさい、うるさいうるさい逃げろ逃げろにげろにげろ逃げてこの想いどこかへ捨ててきてしまえ! 前の幸せな毎日に戻れるためなんだから!梨花と毎日笑って過ごせるんだから! 「…ゃ」 「沙都子?どうしたのです―」 「―めてっ!…やめてくださいまし!!!!!!」 ドン、という音と共に弾き飛ばされた梨花が床にしりもちをつき、何が起こったのか理解できない梨花は目を白黒させてうろたえていた。 「さ、…沙都子…?」 「~~っ! わ、私に触らないで下さいませんこと!?」 「………え」 かっと瞳を見開いた梨花が私を覗く。心なしか顔が蒼ざめている。言い過ぎたと思っても時既に遅し。梨花は自分に対しての拒絶反応をなんかの発作か何かと思って私を安心させようとするためか抱きしめようとする。 今の私は梨花に触れられてはいけない気がした。だから両腕を大きく振り被り私に近寄ってくる梨花に触れられないように一心不乱に腕を振る。 ――こないで、ごめんなさいこないでこないでコナイデお願い梨花を傷つけたいわけじゃないノだからお願い気づいて。私が貴方を嫌いだから近寄らせたくないワケジャナイ、アナタが好きだから。触れられるのがコワイカラ…アナタに触れられてしまったら私はもう気持ちを抑えられない!ダから、お願いごめんなさい気づいてゴメンナサイゴメンナサイ ドタンバタンと大きな音を立てて暴れていたため、監督が注射器を持って私の元へ駆け寄った。 ケンカは強くなさそうだけど、監督だって成人男性。だから私の抗いなんかは簡単に取り押さえられてプスリと注射をされる。多分麻酔か何かかもしれない。注射をされてすぐに眠気が襲ってきた。 うつろいゆく意識の中で梨花と監督が話している、どうしてこんなことに?ボクが悪いのです、ボクが全部悪いのです。 そう伝える梨花の声は泣いていたよう、に 感 じ た―― ――――― 自分の梨花への気持ちに気づいて以来、拭い去ることなんか出来なくて日に日に想いを増すだけだった。 先日知った黒い感情、嫉妬の気持ちも強くなるだけで私がしたくても出来ない事を平気でしてのけてしまうレナさんや魅音さん、圭一さんや赤坂さんには悪いと分かってはいてもついつい冷たい態度をとってしまっていた。 そしてその対象となる梨花に対しては私の気持ちを悟られたくないがために、素っ気無い態度をとるしかなかった。 本当は梨花の髪に触れて滑らかさを知りたい、身体に触れて温かさを知りたい、目に映っている私を見てみたい…欲望は尽きないというのにそれが出来ないことが辛くて、梨花の姿を見るのも辛いくらいになっていた。 だから出来るだけ梨花と二人きりにならないように学校から帰ったら何かしら言い訳をしながら出かけるのが日課になった。 それでも「あの頃」決めた約束事はちゃんとこなす。一人で買い物に行くのはあまり、いや正直全然楽しくなんかなかった。以前の村とは違い、みんな優しくしてくれる。子供二人で生活してくれるから色々とおまけもしてもらえる。梨花と一緒だったらもっともっと楽しいはずなのに、もっともっと毎日が光っていたのに今の生活は何も光っているように感じられなかった。 人を好きになるというのがどういうものか分からなかった私は、正直なところ梨花にどう接したらいいのか分からなかった。 とりあえず自分の中のルールとして私の気持ちは絶対悟られないというのが大切だ。ポーカーフェイスは部活のおかげとトラップのおかげで得意になった。部活が始まった当初は梨花に「沙都子は思っていることがよく顔に出るから分かりやすいのです」なんて言われて罰ゲームになった事もよくあった。逆に梨花はいつでも表情を読み取るのが難しくそれを指摘したら「世の中を上手く渡るコツなのです☆」とかなんとか言ってた…あ、だから私もそうするようにしたんだっけ。 思えば、私が何かある度に梨花は何も言わなくても私を導いてくれていた。 そして今梨花はきっと私が何かに悩んでいることについて頭を悩ませているのかもしれない。言ってしまえば楽になるのは分かっているけれど、でもこの悩みだけはいえない。梨花にいえない事は誰にも言えない。言いたくないから多分梨花も何も言わないんだろう。でもそれがもし梨花の心に深く傷をつけているのだとしたら私は一体どうしたらいいのだろう。 「沙都子ちゃん、今日はカボチャが安いよ!」と言う八百屋の主人の言葉ではっとなる。 「お、お気持ちは嬉しいのですけど…カボチャはまだお家にありますの。ですから今日は野菜炒めを―」 「そうなのかい?だったら安くしていくからおいで」 「ありがとうございます、ですわ」 野菜炒めは私の得意料理でもあり、梨花の好物でもあった。 そういえば教えてもらった野菜炒めが上手く出来なくて、悔しくて泣いたこともあった。 「今感じているものがつらいと思うのならそれを試練だと思うのがいいのです、その試練を乗り越えた時にはそれに見合うご褒美がある のですよ。沙都子はとてもとても頑張っていますのです、だからその頑張りはちゃんとオヤシロさまがみているのですよ。」 「ご褒美…」 「はいなのです。沙都子はえらいえらいなのですよ。 それに、沙都子の失敗したご飯も沙都子の味があって美味しいのです。みんなは沙都子の頑張っている料理を食べたことがないから かぁいそかぁいそなのですよー☆ボクは幸せモノなのです、にぱ~☆」 あれだけ毎日のように野菜炒めたくさん食べたら普通飽きるもんじゃないのかと思うんだけど、梨花はたくさん食べたから余計に好きになったなんて言っていた。不思議。えーっと人参、ピーマン…もやっぱり買わなくちゃいけませんわね、もやしと…ってあれ?私今何考えてたっけ…えっと梨花の好物、あぁそうそう、今夜のオカズは――。 ===== 私が部活メンバーからの心配を受けた日に、明らかな拒絶反応を沙都子から受けた。 きっと聞こえていないだろうという甘い期待は見事に打ち砕かれたのだった。そうでもなかったら沙都子が私を拒絶するわけがないんだ、とそう自分に驕りがあったから…だけど。 病院で暴れてからというもの、沙都子は一人で学校へ行くことがあったり放課後も一緒に帰らなかったりと今までそれが当たり前だったかのように二人一緒に住んでいるのに別々に行動することが増えた。会話もどこか余所余所しく、この光景どこかで感じたことがあるなと思い出すと笑えることに沙都子と同居を始めた頃のようだった。 そんなぎこちない灰色の毎日が続いたある日の事だった。 沙都子が買い物に行っている間日ごろの沙都子への気遣いと、昼間の体育で疲れがたまっていたのか気づけば眠りの体勢になっていた。カナカナカナカナとひぐらしの鳴く声をBGMにガチャリという異質な音と共に沙都子が買い物から帰宅した。今までは買い物は一緒、だったけどここ最近では一人で行くことが多くなったからどちらかが家に必ずいて一緒にただいまを言わなくなってもおかえりなさいを言う事も聞く事も出来たのだが。今日は梨花からのそれがない事に違和感を覚えたのか 「梨花?いないんですの?」 疑問を投げかけながら買ってきたものを冷蔵庫に入れようとする沙都子のとたとたという足音がする。本当は飛び起きておかえりなさいと言ってあげたい。いつもの作り調子でもいいから少しでも沙都子と話したかった。 だけどそれすらをも行動にうつせないくらいの身体のだるさで瞑っている瞼を開くことも辛かった。 沙都子と過ごしているのにこんなにも辛い日々もあるのね、と今まで感じたこともない後悔とそれに伴って最近ちゃんとご飯食べてなかったからだわ、という生活感溢れる後悔を頭の中で反省した。 梨花?と襖越しに小さく私を呼びかけスッと音をたてて襖が開く。 「梨花?電気もつけずに………寝てるんですの?」 「……」 目を開けるのも気だるいくらいなので返答をする事も辛かった。だからここは寝たふりでいよう、そう思った。これだけ疲れているのだから目を瞑っていれば少しくらいは寝れるだろう、目を覚ました時には沙都子のちょっと失敗した料理を食べることが出来る。今日は何のご飯なんだろう、と働かない頭でぼんやりと考えていた。 「梨花、夏でも何かかけないと風邪ひいてしまいますわよ」 寝ている私に声をかける沙都子の優しさがとても嬉しかった。最近はこんな事すらもなかったから嬉しくて心が熱くなる。 返答がない私を見て溜息を吐き、仕方ないですわねと押入れからタオルケットと枕を取り出してくれた。 全く困った梨花ですこと…なんて軽口叩きながら本当に怒っている様子ではない声色を聞いて、今のような生活になるちょっと前の沙都子との日々を思い出してどうしてこんな事になってしまったんだろうと嘆いた。 お腹にはタオルケットが優しくかけられ、頭をゆっくりと抱え枕を敷いてくれた。 夕食の準備をするんだろうと私も寝ようと意識を持っていったと同時に頭に何か触れる。この温かさと優しさをもつのは沙都子の手。 「ごめんなさいね、梨花。私が悪いのに梨花にまで気を使わせてしまって…」 謝罪の言葉をボソボソと口にしながら私の頭を撫でる。 沙都子が一体何に対して謝っているのか分からない、ただ沙都子から伝わる熱が嬉しくて切なくて嬉しくて眠るのが勿体無く感じた。少しでも長く味わっていたいその感触は頭から頬へと移動し、直接肌に沙都子のふにふにとした手が触れる。 沙都子にこうして頬を触れてもらったのは一体いつだったっけ、ああ思い出せない…そんなにも前の事でもないというのに私はこんなにも沙都子の肌を忘れてしまっていたんだと思うと心が切なくて、今この場で力を振り絞って起きて沙都子に聞きたかった。どうして私を避けるの、と。でも以前の世界みたいに沙都子に嫌われたくないからそんな事聞けない。 こんなにもこんなにも好きな人が今私のために断罪しているというのに私はそれを起きて許してあげることなんて出来ない。なんて、なんて弱虫な自分なんだろう…結局私は自分だけの事しか考えられないんだ。沙都子ならきっと私のように逃げないでいるだろうに。 暗いからばれないだろうと唇をかみ締めようとすると、指の気配を感じて即座にやめる。唇の輪郭をおぼつかない動きでなぞる。今までそんなことをされた経験がなく、ましてや沙都子からの刺激となると身体の中心が熱く疼いた。 ―ちゅ そんな私の唇に柔らかい感触を感じると同時に小さな水音がした。 ――今の…って何?…くち、びる…?沙都子の?…え?なんで?私、キスされた…? 「…―になっ………って、ごめんなさい」 私の枕元には涙声で謝る沙都子がいた。 ===== 家路へ向かう足取りは軽かった。 ぎこちない生活とは言え、梨花の食事の量が戻ってくれた。それは私が作った時に限ってだったけど、それでも嬉しかった。きっと気を遣ってくれているんだろうとは思うけど、そうやって嘘でもいいから形を作ろうとしたら本物になるんじゃないか、そういう淡い期待を抱きながら家に着いた。 少し遅くなってしまったかも。入り口が少し暗く感じガチャリ、と鍵を開け部屋に入るといつも聞くおかえりがない。元々防災倉庫だったのだから特別広くないこの部屋だけど、梨花がいないと思えるだけでとてつもなく広く感じる。 もしかして…バレた?いやそんなはずはない、だって今日だって普通だったじゃないか、と自分に言い聞かせ梨花を探す。あまり立派ではないけど愛着のある襖が閉まっていた、なんとなくここにいるような気がしていたけれど開いている隙間を覗けば明かりがない。物音もしなかったから多分寝ているんだろうとは思った。 襖を開くと案の定小さな寝息を立てて梨花は寝ていた。 …夏も過ぎてもうそろそろ秋だというのに何もかけずに寝てしまっていてはさすがに風邪までとは言わなくても体調を崩すのではないかと思い、起こしてみるも全く起きる気配がない。一つ溜息をつくとタオルケットと枕を取り出し梨花にかける。 布団を並べて寝る夜、最近はいつも梨花に背を向けるような形で寝ていた。たまに夜中に目を覚まして梨花を覗くと、梨花はいつも私のほうを向いて寝ていた。そしてその時私の布団はかけなおされている形跡があり、梨花がしてくれたんだと思うと涙が出た。いつでも私を見守ってくれているのに、それに応えられない自分が悲しい。 寝ている梨花の顔を覗き込んでみるが、何分部屋に明かりがないため分かりにくかった。 でも薄暗い部屋の中には私と梨花がちゃんと存在しているのが嬉しくて、ずるいなとは思ったけど少しそれに浸ることにした。寝顔はこんなに穏やかなのに起きている時はいつも悲しそうな表情を浮かばせているのが他でもない自分だという事に正直嬉しくもあり悲しくもあった。 「こんな事になってしまって…本当に申し訳ないですわね。ごめんなさい、梨花…私が悪いのに―」 きっと眠っていて聞こえないからいつも言いたくて仕方ない謝罪をボソボソと独り言のように口走る。頑張っている梨花を慰めるかのように頭に手を乗せ撫でる。髪は相変わらずさらさらで気持ちよかった。手を這わせ頬に触れる。肌もいつもと変わらずすべすべしていて気持ちよかった。そして私はある一点のみに意識が集中される。…微かに開き小さな吐息を吐く、唇。 ――今なら、誰も見ていない。誰にも気づかれない。大丈夫。 そんな声が頭の中で聞くよりも先に、私は梨花の唇を求めた。柔らかかった。 ―血が燃えた。私の中の血が燃え滾っている。 気づいてしまった。私はもう戻れない、と。 上っ面だけの親友でも構わない、それで梨花の傍にいられるというのならそれだけでも構わない、好きだった気持ちは忘れられる。そんな感情はもう今は微塵にもなくただ目の前の少女を自分だけのものにしたくて堪らなかった。止まらない気持ちを抑えることなんか出来るわけがない。もうこれ以上梨花の近くにはいられない、いつ梨花を傷つけてしまうかわからないくらいに梨花が好き。 だから私は決意した。 ――もう、この家から出よう 好きになって、ごめんなさい――― ===== 沙都子のキスはどういう意味だったのか、分からない。 好きになってしまってごめんなさい?誰が?沙都子?まさか、そんなことあるはずもない。だってあの子は私を拒絶してしまっているじゃないか。だからそんな甘い期待なんて抱かない。 裏切られた時の悲しみは果てしない、私の心はもう疲れているから出来るだけ傷つきたくない。所詮100年も生きた魔女とは言えども自分が可愛いのは当然だ。 そして生きる糧になっていた沙都子を傷つけたくもないから、私の思いは伝わることもなく、沙都子も私を親友以上の目でなんか見たことあるわけもない。だからだから、だから…「ありえない」。 キスをされてからというもの沙都子の行動が益々理解できなくなった。 今までは多少余所余所しかったり、出かけたりはしていたもののあの日以来から余所余所しいどころか前のような沙都子になっていた。授業中笑いかけてきたりお昼の時間も楽しそうにしていた。何かあったのかと思っても沙都子は何もないとの一点張り。おかしすぎる。 秋も近づいてきている頃、秋服を出そうという話になって押入れからせこせこと出していた。ついでだから、と言って押入れに入っている服を全部出してまとめていた。綺麗に畳めば少しですけど余裕も出来ますから、なんて私の服、梨花の服とちゃんと分けて畳んでいた。なんとなく違和感を感じた。 今までそこまできちきちとやっていたわけでもないのに何で今更突然そんな事をし始めるのか、本当に分からない。沙都子は一体何をしようとしているのか、この間の事はなかったことにして前のような生活に戻ろうとしているのか。もしそれを沙都子が望むのならそれに越したことはない、今までだってそうしてきたわけだし私の気持ちが伝わらない事なんてもう何十回か前の世界を巡っている時に分かったことなんだから。 沙都子の思うように私もいればきっと大丈夫、前のように楽しく笑いあえる日々が戻ってくると思っていた。 だから今までより遅い時間に帰宅しても気にしない事にした、確かに親友が自分に恋心を抱いているなんて 知った日には心の整理もつけたくはなるだろう。これは、これからの明るい未来のための試練なんだから多少一人でいる時間が長くなっても我慢も出来るというもの。だって遅く帰ってきた沙都子が作ってくれる晩御飯の時間はとても楽しくて、笑顔が耐えない時間だったから。 こうして最初は偽りかもしれない空間も、それが当たり前になればそれが日常になるというもの。 そんな事言ってたのは…どの世界の話だったっけ…。 ===== あのキスから数日が経った。 丁度秋服を出す予定もあったのでそのついでに自分の荷物をまとめていた。ハタからみればただの大掃除にしか見えないからきっと梨花には気づかれていないはずだった。 晩御飯は最後の罪滅しという事で梨花の好きなものだらけにしよう。そう決めていた。 けれどいざ梨花に別れを切り出そうとするも、肝心なところで意気地が足りないのか二の句がいえなかった。そして延ばし延ばしになってしまっていた今日、昨日もずっと一人で考えて気持ちの整理がついたはず。だからきっと今日こそ言える。 学校が終わると最近の日課だった一人の時間を作るために出かけようとした。いつも通りの事だった。だからいつも通りなら大丈夫、そう言い聞かせて家を出ようとする。けれどその日はいつもと違った。 「沙都子?」 「何ですの、梨花。私急いでますの」 「どこかへ出かけるのですか?」 梨花の様子がいつもと違った。もしや私の考えがばれているのだろうか、そんなはずはない…だってこれは私が最近決めたこと。長い期間をかければ分かる事かもしれない、でもさすがに数日では分からないだろう。ましてや今日は別れを決める大切な日なんだから、そのために豪華な料理を作るなんて言えるはずもない。 「え、ええ…トラップを裏山へ確認しにいくだけですの」 正直この言い訳は昨日と同じでさすがに無理かな、なんて思ったけどまさかここで梨花に問い詰められるとは思わなかったから言ってしまえば緊急措置、っていうやつになるわけで。 「なら、ボクも一緒にいくのです」 ――まずい…今私が梨花と一緒になったらきっとまた言えなくなる。買い物するのにもバレてしまう。 「いっ…いえ! 梨花には危険ですし私一人で行きますからっ」 「でも沙都子、今日の夕食当番は沙都子です。だからボクは沙都子が帰って来ないと飢え死にしてしまうのです。」 「ええ、ですからトラップを確認してから買い物にいくつもりでしたのよ?」 「買い物は昨日済ませておいたのです。今日は何も買わなくてもいいのです、にぱ~☆」 今日の梨花はどうしてこんなにも食いついてくるんだろう、何かいつもと違う様子に気づいたんだろうか。ここ最近なら気にしないで送り出してくれたというのに、なんで? 「沙都子…みー、どうしてそんなにボクから逃げるのですか?」 ――やっぱりシラレテイル……? 「みー…沙都子はボクのこと嫌いなのですか?」 「はっ!? な、何を言ってるんですの梨花!?」 「沙都子はボクと目を合わせてくれないのです…」 ――ばれた。私が梨花を避けているのがばれた。すなわちソレは私が梨花を好きなのが― 「そそ、そんなことないですわ! 梨花の気にしすぎなんですのよ!」 「…みぃ、沙都子。嘘は良くないのです」 「嘘なんて言ってませんわ、何なんですの梨花さっきから―」 「ボクは沙都子の親友です。だから沙都子がいつもと違うことくらい分かります」 ――梨花に知られてしまった。 「何か悩んでることがあるのですか? どうして沙都子はボクからいつも逃げようとするのですか?」 「…親友でも、いえ親友だからこそ…知らなくてもいいことだってあるんですわ」 どうでもいい人にならこんなに頭を悩ませない。でも梨花だから、失いたくないからいえない。 ――もうだめだ、私は益々この家にいられなくなってしまった。今日しかない、今日言って家を出よう。 もう怖くて梨花の顔を見ることが出来ない、きっと私に嫌悪感を抱いている顔をしているんだろう…。 途端に走り出す。 ――怖い怖い怖い怖い…嫌われたくない、怖い。 その想いを振り切るために私は走った。 道の途中に座り込んでいた。どのくらいそうしていただろうか、辺りは暗くなり始めていた。秋も近づき時間の具合が分からない…早く戻らなくては、踵を返し来た道を戻る。買い物にも行かなくちゃ。 今日で終わる。全部終わる。明日からは楽しい毎日が迎えられる…ハズ。だから今日は梨花と楽しい晩餐にしよう、きっと圭一さんの話題を出せばそれだけで笑いが走るはず。 最近は部活もなかったから明日からはちゃんと部活があると思うし、多分楽しいはず。圭一さんや、魅音さん、鋭いレナさんも梨花と普通に話していれば仲直りしたと思ってくれるはず。梨花とも最初はぎこちないけど、きっとまた前みたいに仲良くなれるはず。 ――全て、上手くいく!!…はず。 「梨花ぁ? お夕食の準備が出来ましてよ~テーブルは片付いていますの?」 「みぃっ! ばっちりなのですよ」 こんなやりとりも久しぶりだったから、素直に楽しめた。梨花も笑ってくれていたし、やっぱりこれが最善なんだ。 「みぃ!! 今日は実に豪華なのですよ?何かお祝い事なのですか?」 「ええ…まぁそんなようなものですわね」 「…み~?」 「ささっ、冷めないうちに召し上がりましょ」 梨花の好きなものばかりのおかずで梨花も嬉しそうな顔をしている…嬉しい。 今まで私はどれくらいの笑顔を梨花に与えられていたのか、ちょっと前は100点以上って胸を張っていえるけど今は…。でも大丈夫、明日からはちゃんと自分に100点を与えることが出来るはず! おかわりが出ると思って多目に作ったものの、ぺろりと平らげてしまった。 ――梨花、無理してませんわよね。 「ご馳走様なのですよ」 「お粗末様、ですわ」 「今日はボクがお片づけするのですよ、にぱ~☆」 「いいんですよ梨花、最後くらい私が―」 ――あ、しまった。 「…最後とはどういう意味なのですか?」 「え…っと、ですね」 「沙都子、何かを終わらせるのですか?」 「…あの」 …ヤバイ、さっきまでの空気がなくなってしまった。でももう言ってしまったものは仕方ない。私も女だ、タカをくくっていくしかない! 「沙都子」 「………ごめんなさい、梨花。本当はちゃんと伝えるつもりだったんですけど、えっと…私が今から言う言葉は決して梨花を嫌いになったからとかそういう意味ではなくて。梨花のことを大切に思っているから、貴方を好きだから、だからそうした方がいいと―…」 「ボクのため、ですか?」 「ええ、梨花のためですわ…そして私のためでもありますの」 「それは一体何を終わらせるという事なのですか?」 「今日で終わらせようと思うのです、同居生活」 「え?」 ===== 以前感じていた違和感がなんだったのかわかった。沙都子の服が少しずつだけど減っている。本当に微妙な数で、あの違和感を感じなければ多分絶対気づかないようなもので一度それを見つけてしまってからというもの、私の中にある考えたくもない不安が頭をもたげ始めた。 その日の沙都子はいつもとは違う空気を纏っていた。それが何かは分からない、けどその空気のせいで私の不安は更に膨張する事となる。だから沙都子に問いかけたんだ。 * 私を飢え死になんかさせないと言った沙都子はちゃんと帰ってきた。 買い物はもう既にしてあると言ったのにも関わらず買い物をして帰ってきた。手に持っているのは…私の好きなもの。今日の夕食は野菜炒めかしら、なんてこんな時にも関わらず少し嬉しくなってしまった。 料理を作っている最中の沙都子は常に上機嫌で、そんな沙都子を見るのは嬉しくて私も色々と沙都子に話しかけたり一緒に歌を歌ったり久々の穏やかな晩御飯になるだろうという事が楽しみでならなかった。 ――…きっと、沙都子は心の整理がついたんだろう。なら私もそう接しよう。それが一番の最善手…だから。 料理は私の好きなもののオンパレードだった。嬉しかった…けどまるで何かに対しての詫びのようにも感じた、そう感じるのは私が沙都子を信じ切れてないからと自分で自分を戒める。沙都子の荷物が少しずつ減っているのだって沙都子の気まぐれなのかもしれない。沙都子は突然不思議なことをしてくれるから、だから一緒にいて飽きない。どんなに長く生きていても沙都子のような柔軟な発想が出来ない、沙都子のように強くなろうという事が出来ない。沙都子から学ぶ事はまだまだたくさんあるからきっと今回の荷物の移動だって私の学ぶことはあるだろう。 不安を打ち消すかのように沙都子の料理を平らげた。料理、大分上手になったな。 ここまで腕を振るって私の好きなものを作ってくれたのだから労いも必要だろう、片づけくらいは私がしようと立った時の事。 「最後くらい、私が――」 ……なんか今聞きなれない言葉を耳にした気がした。 ひょっとして私が浮かれているから聞き間違えたのかもしれない、もう一度聞いてみよう。違うよね、沙都子? 「今日で終わりにしようと思いますの」 ――ああ…聞き間違えなんかじゃなかった、今までの幸せな時間と雰囲気は一気に飛んでしまった。顔が強張ってくる。手が震えてくる。沙都子の言葉を聞きたくない、とめて欲しい…でも止めてくれない。 「私、家を出ますわ…梨花、今までありがとうございました」 夏の終わり3へ続きます。
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打球反応○ 打球をさばくのがうまくなる。 共通 ポイントで取得 パワフル高校 購買部に握里がやってきたとき、「受け止める」で成功する(購買部に握里がやってきた) 彼女 【TOP】【特殊能力】【投手の特殊能力】
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【2ch】 219 名前: 赤毛 ◆I94GMMnlgM Mail: sage 投稿日: 04/07/12(月) 17 56 00 ID: wE1qC1kw なんとなく一つ置いときますね。 何年か前、友人の家に遊びに行った時、 夏ということもあって、 「怖い話でもしてくれ」と言われ、十個くらい話しました。 時間は深夜二時位。 話しつかれたので、「これで最後」と言って、 話をしてたら、途中で、 友達の家のスピーカー(高さが1m位ある大きなやつ)から、 「バリバリ!!」って音がしました。 嫌だなって思ったけど、まあ静電気だろうということで、 気にせず話してたら、また、「バリバリ!!」 さすがに、「もう止めとこな」と言ってとりあえず話を止めました。 でも、まだまだ、夜は長い。 一時間位したら暇をもてあましたやつが、 「もうちょっとだけ話してよ」って言うから、 「んじゃ、あと一個だけ・・・」って言った瞬間、 「バリバリバリバリバリ~~~~~!!!!」 さらに電気が点滅しだしました。 あまりにもタイミングが良かったんで、今度こそ本当に止めました。 土地的にもちょっとあれだったし。 百個も話してないのになぁ~(そんなに持ちネタ無いしw) では、失礼
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過敏反応(アレルギー反応) オキサリプラチンによるアレルギー反応によっておこると考えられています。オキサリプラチンの投与中または投与終了数時間後に発疹、かゆみ、気管支の痙攣、呼吸困難、血圧低下などの症状が出現することがあります。初回の投与時だけではなく、何回か投与した後に症状が出現することがあります。過敏反応が強く出た場合には、投与を中止します。 対処法について・・・医師のアドバイス、患者さんの経験談
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このページは Fandomの新しいGURPS wiki のページ基本反応速度 に移行しています。 基本反応速度(Basic Speed, BS, きほんはんのうそくど)はGURPSの副能力値のひとつ。 目次 概要 消費CP その他 基本反応速度の影響を受ける副能力値 基本反応速度の影響を受ける値 基本反応速度の影響を受ける有利な特徴 基本反応速度に影響を与える不利な特徴 基本反応速度に影響を与えるもの 基本反応速度の影響を受けるもの 判定 解説ページ 第3版 概要 基本反応速度(BS)は、戦闘で行動順にも影響を与える。「よけ」の数値にも影響を与える。 消費CP CPを消費しないときの平均的な値 (HT+DX)÷4と同じ値(端数はそのままにしておく) 消費CP ±5CP/±0.25BS ((HT+DX)÷4の値を超える0.25ポイント上昇ごとに5CP消費、(HT+DX)÷4の値を下回る0.25ポイント下降ごとに5CP獲得) リアルなキャンペーンではGMは、人間に限り±2.00を超えてBSを変化させないよう制限できる。 人間以外の種族や超人にはこのような制限はない。 その他 能力値の下限 0 能力値の上限 無限大 基本反応速度の影響を受ける副能力値 基本移動力 移動力 基本反応速度の影響を受ける値 「よけ」 = 基本反応速度 + 3 - 荷重レベル(端数切り捨て) 基本反応速度の影響を受ける有利な特徴 「飛行」「高速飛行」 基本反応速度に影響を与える不利な特徴 基本反応速度に影響を与えるもの 生命力 敏捷力 基本反応速度の影響を受けるもの 戦闘での行動順 判定 解説ページ 『ガープス・ベーシック キャラクター』 「第1章 キャラクターの作成」 「副能力値」 p.B18 第3版 GURPS第3版では基本移動力が基本反応速度と同じでした。