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遠い昔 はるかかなたの銀河系で… マスターウォーズ エピソード4 新たなる騎士 惑星・瑠華州(ルーカス)は開拓期から発展期へと移行しつつある。 砂漠地帯の中央に位置する多灯印(タトゥイーン)も 織出蘭(オルデラン)と耶鬢(ヤヴィン)を結ぶ中継地として栄え、村から市へ昇格した。 多灯印の平和を守ってきた高木・P・小鳥の3人は、増え続ける人口とトラブルに対応するため 保安官事務所の隣に765ジェダイアカデミーを設立、後進の指導に力をそそぎ始める。 高木の発掘した新たなジェダイ達はみな少女ばかりであったが 市民からは女性ならではの細やかな心遣いや、人当たりの柔らかさが良いとして支持を得、 アイドル保安官という呼び方もされるようになった。 P達の指導の許、アカデミーの1期生は立派なジェダイ・マスターへと育ち 続く2期生も順調に力を伸ばしていく。 今日もマスターの一人である律子は、パダワンの亜美・真美を連れて市中を警邏するのだった…。 午後の多灯印。 太陽は天頂を過ぎたものの夕暮れまではまだ間があり、気温も高い。 市民の多くは強い日差しや暑さ、乾燥などを避けようとするため、街中の人通りはまばらだ。 日が傾いて気温が下がり始めると、仕事帰りや買い物のために人出が増えるのだが この時間帯で目に付くのは、街道を行きかうスピーダーばかりである。 そんな多灯印の街中を歩く、3つの人影。 長いローブを身にまといフードを被った姿は、砂漠地帯ではありふれたものだが その内側に携えたライトセイバーが彼らの素性を示している。 街の平和を守る保安官、ジェダイの騎士達だ。 前を歩くのは、ジェダイ・マスターの秋月律子。 律子 「いい? 人通りが少ないって事は、逆に建物の中にたくさん人がいるって事よ。 人が集まればトラブルも起き易いわ。 でも外から眼で見るだけじゃ、建物の中で起きてるトラブルを把握しにくいの」 穏やかな中にも油断なく周囲に眼を配りながら、左右後方に向けて言葉をかける律子。 そこに付き従うのは律子のパダワンであり、保安官助手として実戦修行中の双海亜美と真美だ。 真美 「眼で見るだけじゃなくって、フォ→スを感じればいいんだね」 律子 「そういう事。 それが出来るのが、保安官と警官の違いね。 トラブルがある場所では、フォースも乱れるわ。 フォースの流れには、いつどんな時でも気を配らなきゃダメよ」 亜美 「でもそれ、疲れるんだよね。 ほら、傷カレ→って言うっしょ」 律子 「それを言うなら『気疲れ』よ。 フォースの把握はジェダイの基本なんだから、おろそかにしない事」 亜美 「しょうがないなぁ。 らじゃ~だよマスタ→律っちゃん♪」 律子 「まったく。 どうも緊張感がないわね…」 亜美と真美は765ジェダイアカデミー2期生の中で最も若い双子だ。 幼いとも言える年齢だけに、マスターの言葉を真剣に聞く姿勢に欠ける部分があり 遊びと仕事の区別が付いていないように感じる事もある。 ただ、いざという時には高い集中力を以って課題をクリアしたり、実戦でも充分な働きを見せており 遊び半分な姿勢が失敗を招いた事はない。 秋月律子は、多灯印保安官事務所が誇るジェダイ・マスターの1人だ。 若くして知性と技とを兼ね備え、市民からの人望も厚い彼女は、市長から正式に保安官を拝命している。 ライトセイバーやフォースを使った『眼に見える力』だけでなく トラブルを穏便に調停するような『眼に見えない力』にも長けており、物事の核心を射抜く言葉も相まって いまや一部に熱狂的な固定ファンが付く『アイドル保安官』になっていた。 もっとも、アカデミー1期生である7人の現役ジェダイ・マスター全員が保安官であり 各々に固定ファンが付く多灯印の人気者なので、律子だけが特別という訳ではない。 双海真美と双海亜美の姉妹は、アカデミーに在籍するパダワンの中では最年少で経験も浅いが 飲み込みの早さや双子ならではのコンビネーションなどから急速に力を伸ばしてきている、成長株だ。 パダワンクラスに昇格したのはつい先月の事だが、実戦デビューすると、その素質や能力の高さは勿論 子供らしい奔放な言動も良いとして人気が出て、早くも固定ファンが付いている。 律子にとって頭痛の種である『緊張感の無さ』も ファンにとっては魅力の一つになっている現実があり、ままならないものである。 青い人 「おっ、マスター律子。 先週の騒ぎの時ゃ、有り難うよ」 3人がとある商店の前を通り掛かると、青い帽子を被った店主がその姿を見つけ、気軽な様子で声を掛けてきた。 律子達は足を止め、笑顔で応じる。 律子 「こんにちは。 お怪我はもう良いんですか?」 赤い人 「ええ、おかげさまで。 大変お世話になりました」 店主に続いて、赤い上着の女性も顔を出す。 彼らは前の週、ある若者グループとの間でいざこざが起きていたのだが 律子が仲裁に入る事で収束したのであった。 律子 「いえいえ、それが仕事ですから」 黄色い人 「律っちゃ~ん、こないだの立ち回り、あたしビビッと来ちゃったわ」 律子 「あはは、有り難うございます…」 後ろから話の輪に加わってきた黄色いシャツの男性に、苦笑気味の律子。 おネェ言葉を話すこの男性は、律子にとって実は少々苦手なタイプだったりするのだ。 だが、こういった市民との他愛も無い会話は、警邏の道すがらに繰り返される見慣れた光景だ。 昔ながらの武器であるライトセイバーと、素質ある者だけが扱えるフォースを駆使して治安を守る律子達に 多灯印の市民は敬意と共に親しみの念を向けている。 律子達が保安官としてだけでなく、一人物としても人気を集めている現状は 市民に「彼女達の手を煩わせたくない」という気持ちを芽生えさせ トラブルの芽を未然に摘む遠因になっていた。 それも、彼女達のグランドマスターである高木が 新たなジェダイに少女ばかりを選んだ理由のひとつなのだった。 そして、親密な付き合いこそが保安官と市民とを繋ぎ、有事の際に信頼関係として力を発揮する との考えも、高木から受け継がれる大切な教えだ。 亜美 「マスタ→律っちゃんは人望あるよね~」 店主から、分かれ際にリンゴの入った袋を「事務所の皆で食べてくれ」と渡された律子を見て 右後ろに従う亜美が、そうもらす。 人望の厚さを食べ物で測っているような発言に、律子は軽く苦笑した。 律子 「市民の皆さんから支持してもらえるからこそ、保安官が務まるのよ。 これはまぁ、支持してもらってる事の余禄ね」 と言って、リンゴの袋を軽く持ち上げてみせる律子。 真美 「真美達も早く保安官になって、有名になりたいなぁ」 こちらは、律子の左後ろに従う真美の声である。 保安官助手であるジェダイ・パダワンと、正式な保安官であるジェダイ・ナイトとでは 与えられる権限も雲泥の差があるのだ。 律子 「功名心なんてものがあるようじゃ、まだまだ未熟ね」 亜美 「そんな事ないもん! セイバーだって自力で作れたんだから、もう立派なジェダイ・ナイトだもん!!」 ジェダイはパダワンの期間中、修行の一環として 自分の使うライトセイバーを自分で作る事が求められる。 素材の採取から加工・組み立てまで 誰の助けも借りず、フォースの導きのみによって作り上げなければならないのだ。 だが勿論それはジェダイになるための必要条件であって、充分条件ではない。 律子 「大人は『自分はもう大人だ』なんて主張しないものよ」 真美 「むっきー! ああ言えばこう言う~!!」 律子 「ほらほら、感情的になってるわよ。 立派なジェダイなら感情をコントロールしてみせなさい」 亜美 「ぐぬぬ。 やっぱり口じゃマスタ→律っちゃんにまだ勝てないね…」 真美 「そだね。 ここはひとまず洗濯的沈黙と行きますか」 律子 「洗濯? …ああ、戦略的って言いたいのね」 真美 「そうそう、そんな感じ」 律子 「って、やっぱりアンタ達は軽いわね…あ、マスターP」 パダワン達の言葉にあきれる律子の眼が、意外な人物を見つけた。 そこに居るのは、765ジェダイアカデミーの学長と多灯印保安官事務所の副所長を兼任し 律子達を基礎から鍛えた師である、Pだった。 今日は事務所の所長である高木が所用で留守にしているため、Pが事務所に詰めていなければならず 街中に出て来られる筈はないのだが…。 律子の声に気付いて、Pは足を止め振り返る。 P 「よう律子。 事務所に戻る所か?」 律子 「ええ、そうですけど…マスターは事務所にいなくて良いんですか?」 P 「備品が足りなくなってたんでな。 買出しだよ」 律子 「備品なんて、言ってくれれば警邏のついでに買って帰りますよ」 P 「いや、たまには俺も街に出ないとな。 『学長』とか『副所長』の椅子にずっと座ってるのは、俺の性分じゃない」 律子 「なるほど、そういう事ですか」 納得して頷く律子。 今でこそPは、アカデミー設立以来の学長を務めているが それ以前は偉大なジェダイとして多灯印を守っており、市民からも絶大な信頼を寄せられていた。 第一線を退いてはいても、心は現役ジェダイと同じであり 『市民との親密な付き合い』の維持に腐心している、という事なのだ。 律子はパダワンの二人を見渡す。 律子 「いい? 二人とも。 マスターPほどの人でも、こうやって市民との繋がりを保つ努力をしてるのよ。 保安官がただ治安を守れば良いって訳じゃない事、よく覚えておきなさい」 亜美 「はいはい」 律子 「返事は1回!」 真美 「は~い」 律子 「…本当に解ってるのかしら」 P 「はは、律子も相変わらず厳しいな」 ついつい語気が荒くなる律子の様子に、愛想を崩すP。 律子 「そうですか? でもこの子達には、厳しいくらいがちょうど良いと思いますけど」 P 「そうかな」 にこやかな表情のまま、Pは律子の眼をじっと見つめる。 何か言外の意思を律子に向けているようだ。 律子 「? 何です?」 P 「いや、律子も冷静なようでいて、時々暴走気味になるからな。 特に自分のパダワンに対しては、責任感から、厳しくなりすぎる傾向にあるだろう」 律子 「う…。 さすがによく見てますね」 Pの指摘はまぎれもなく事実なので、反論できない。 Pと律子は共にジェダイ・マスターであり、クラスの上では対等の立場にある訳だが こういった詰めの部分で、肩を並べられる域に達したとは言いがたかった。 P 「手綱を締めるだけじゃなく、適度に緩める事も大切だぞ」 亜美 「さっすが兄ちゃんはよくわかってるねぃ」 P 「良く解ってるからこそ、亜美たちの事を律子に任せてるんだぞ。 二人も二人で、放っておいたら手綱が緩む一方だからな」 真美 「おっとぉ、わかりすぎだよ兄ちゃん」 冗談めかして言いながら笑うPと亜美真美。 そんなPの姿を見て、律子はいつもの事ながら感心する。 普段はこのように柔らかな物腰で接しているが、必要とあらば冷徹な態度も示す人なのだ。 手綱を締めるところと緩めるところ、そのバランス取りが巧く 硬軟どちらの手法であっても、最終的には皆が納得する結論へ導く事ができる。 だからこそ、誰からも尊敬される偉大なジェダイなのである。 いつもそばで見ていても、Pのようにバランスを取る事は、まだ自分にはできない。 そう、律子自身もまだまだ未熟なのだ。 ちなみにマスターPの事を亜美達が『兄ちゃん』と呼ぶ件については P本人が許しているので、律子からは何も言えないでいる。 本来ならマスタークラスに達した目上のジェダイに対しては『マスター』を付けて呼ぶべきであり 亜美達が春香を『はるるん』と呼んだり、雪歩を『ゆきぴょん』と呼ぶなどは、許される事ではない。 ただ、事務所の皆は上下関係よりも仲間意識の方が強いため 呼ばれる側が許可すれば、どんな呼称でもかまわないという風潮にある。 律子自身も(亜美達と他約一名を除いて)パダワンクラスに『マスター』無しや呼び捨てを許している訳だが、 さすがに偉大な先達であるPに対して『兄ちゃん』は無いのではないか、とは思う。 自分達は良くても、事務所にはじめて訪れる人などは一様に眼を丸くするのだから…。 事務所といえば、ふと気になって訊いてみた。 律子 「そういえば、マスターが買い物に出てるって事は、いま事務所はどうなってるんですか?」 P 「ああ、春香の組と千早の組に待機してもらってる。 真と雪歩もアカデミーの方に居ると言ってたから、心配ないよ」 Pの言う組とは、師弟関係を結んでいる二人の事だ。 マスターの春香とパダワンのやよい、およびマスターの千早とパダワンの美希、という意味になる。 天海春香、如月千早、菊地真、萩原雪歩はいずれも律子と同じ765ジェダイアカデミーの1期生で ジェダイ・マスターかつ保安官である。 高槻やよいと星井美希はアカデミー2期生のパダワンクラスで 亜美・真美と同様、マスターに随伴する実戦訓練の段階だ。 春香と千早の組は本日夕方から夜までの勤務となっており 現在警邏に出ている四条貴音・我那覇響の師弟および律子の組と交代になる。 真と雪歩はジェダイ・マスター同士だが 相性が良く、二人ともパダワンを取っていない事もあって、現在はツーマンセルを組んでいる。 今日は非番なのだが、事務所と隣接するアカデミーに居るという事は また道場で自主レッスンでもしているのだろう。 体を動かすのが好きな真と、思い込んだら一途な雪歩らしい。 なお春香達の後、明朝までの時間帯は三浦あずさ・水瀬伊織の師弟が夜勤する事になっており 今の時間は事務所で仮眠中のはずだ。 春香達の勤務開始までにはまだ時間があるのだが、たまたま二組とも少し早めに出てきたらしく せっかくだからと事務所を預けて、Pは外回りをしに出たのだと言う。 それを聞き、律子の表情が曇った。 律子 「…春香と千早、ですか」 P 「ん? どうかしたか?」 律子 「いえ、ちょっと…。 早く帰りましょう」 と言うが早いか、きびすを返して保安官事務所に向かう律子。 あわてて追いかける亜美・真美が、律子の顔を覗き込んで問いかける。 亜美 「どしたのマスタ→律っちゃん?」 真美 「はるるんと千早お姉ちゃんが一緒にいるなんて、いつもの事っしょ?」 律子 「そうなんだけど…何だか嫌な予感がするのよね」 早足で歩きながら答える律子にも、明確なところは解っていない。 彼女が得意とする、フォースを使った千里眼で事務所を視ても、特に問題は起きていないようだ。 が、これから何かが起きる気がするのだ。 こんな時『現在』を見る千里眼でなく、『未来』を見る予知の能力が高ければ、と思う。 もっとも、予知夢に秀でる美希は 夢を見るためと称して寝てばかりいるので、それはそれで困るのだが…。 歩幅が大きいPは特に急ぐでもなく律子達の後に付きながら、泰然たる様子だ。 P 「俺は何も感じないが…。 まぁ帰れば解るさ」 亜美 「そだね。 砂嵐も近付いてるし、早く帰ろ♪」 真美 「か~えろ帰ろ。 カエルが鳴いてるゲコゲ~コ♪」 偉大なジェダイ・マスターなのに妙な所で鈍感なPと、元々危機感に欠ける亜美・真美を引き連れて 律子は事務所への帰路を急ぐ。 嫌な予感が杞憂に終われば良いのだが。 亜美の言ったとおり、多灯印には 事務所の荒れ模様を予言するかのような砂嵐が近付きつつあるのだった…。 (エピソード4・シーン2へ続く) 上へ
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パパとママが私とお兄ちゃんにタブンネをプレゼントしてくれた。 パパもママも働いていて留守がちだけど、タブンネがいるから寂しくない。 でも、タブンネは私とお兄ちゃんよりもパパとママの方が好きで、パパ、ママが帰って来ると私たちと遊んでいても「ミィミィ」とお出迎えに飛んで行っちゃうのが、ちょっと憎たらしい。 今日もパパ、ママが帰って来るまでタブンネと遊ぶ。 お兄ちゃんが「タブンネの鼻の穴ってどこのあるのかな?」と言って、タブンネの毛をかき分けて探した。口の上の少し盛り上がった所に鳥の鼻の穴みたいな小さな穴が2つ見つかった。 「随分小さい鼻の穴だなあ。これじゃ呼吸がしづらいんじゃないか?広げてやろう」 お兄ちゃんはさっき私たちがジュースを飲むのに使ったストローをタブンネの鼻の穴に挿した。 「ミッ!プヒュプヒュ…」タブンネは不快そうにストローを取ろうとする。 「ストローじゃ細すぎるんだな。じゃあ、あれだ」 お兄ちゃんは台所から漏斗を2つ持って来た。漏斗の管はタブンネの鼻の穴より直径が大きかったので、ギュウギュウ押し込んでいた。 「ミッ!ミィッ!」押し込まれる時は苦しそうに鳴いていたタブンネも、漏斗がしっかり収まるときょとんとしている。 その顔がマヌケっぽかったので、お兄ちゃんと私は笑った。だってブタみたいなんだもの。 それから2人で床に腹ばいになったタブンネの背中に乗って乗り物ごっこをした。 私が前にすわり手綱がわりにタブンネの両耳をギュッとつかむ。お兄ちゃんは後ろから丸まっている触角をピンと伸びるまで引っぱる。 「それ出発だ!」「ミィッ!ミィッ!」タブンネは鳴いて短い手足をバタバタさせるだけでちっとも前に進まないので、私はタブンネの頭を、お兄ちゃんはお尻をバシバシ叩く。 「ミィィィィン」タブンネは一生懸命体をくねらせてじわじわと前に進む。超スローだ。 「今度は逆方向だ」私たちは逆向きにすわり直す。お兄ちゃんはタブンネの尻尾をつかみ、グイッと引いた。「ミャア!」タブンネのお尻が持ち上がり、私たちは床に転がり落ちた。 「やっぱり乗り物ごっこよりブランコの方がいい」私が言うと、お兄ちゃんもうなずき、2人でタブンネを連れて表に出た。タブンネは「イヤ。おうちがいいの」と言うようにフルフルと首を振り足を踏ん張ったが、そんな引き籠もりが許されるわけがない。 タブンネの足をロープでくくり庭の木の枝から逆さに吊す。私とお兄ちゃんはタブンネの触角につかまってブラ~ンブラ~ンと揺れて遊ぶ。「ミィ~ミィ~」タブンネもかけ声をかけてくれる。 「ミゥギャギャギャ!」汚らしい声と同時に触角が切れ、私たちは地面に尻餅をついた。 「やったな!意地悪タブンネめ!」私たちは抗議して木の枝でタブンネをめった打ちにした。 「ミィ!ミィ!ミィ!ミィ!」タブンネの目からジョボジョボ謝罪の涙が溢れる。 次は両手をくくって足を下に吊した。尻尾につかまってやり直しだ。 でも、尻尾もやがてちぎれてしまった。 喉が渇いたので家に入ってミックスオレを飲んだ。もちろんタブンネにもあげる。でも今日はうっかり間違えて、鼻の穴に挿した漏斗にミックスオレを注ぎ込んでしまった。 「ミビュッヒュ~~~ィ!」逆流したミックスオレが漏斗から噴水のように噴き上がった。 きれいな眺めだったので、サイコソーダ、モーモーミルク、きのみジュースなど、いろんな飲み物を注いでみた。「ミギュゲフッギュルルップミィーー!」タブンネも大奮闘だ。 お兄ちゃんと私は遊び疲れてタブンネに両側から寄り添って眠った。眠っている間にタブンネのちぎれた触角や尻尾は再生する。漏斗もいつの間にかはずれて床に転がっている。 ピンポ~ン。パパかママが帰って来たようだ。 私たちはかったるいのでそのまま寝ているが、タブンネはすごい勢いで玄関に飛んで行く。玄関からママの声が聞こえる。 「あらあらタブンネちゃん。甘えんぼさんね。今日もあの子たちの面倒をみてくれてありがとう」 「ミヒッ!ミヒッ!ミヒッ!」タブンネちゃんが必死に何か訴えている。 「あなたが来てくれてからあの子たちはいい子になったのよ」 「ミヒッ!ミヒッ!」 「来週から私とパパは仕事で2週間留守にするんだけど、よろしく頼むわね」 「ミッ!?」 ママと一緒にリビングに入って来たタブンネは責任の重さからか、暗い顔で俯いていた。 私とお兄ちゃんは楽しい2週間を思い、顔を見合わせてニヤリと笑った。 END
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馬主 調教師 騎手 イベントキャラクター馬主編 騎手編 調教師編 その他 高効率のアイテム収集法(イベントキャラ以外) コメント 馬主 馬主名 名称 効果 ポイント 必要な名声 アルファン 上級調教3 坂路・ポリ+1 30 30 和泉 千代子 血統辞典第4巻 血統知識(Nd欧)+1 10 10 臼井 洋寿 血統辞典第16巻 血統知識(他)+1 10 20 遠藤 俊英 世界の名士バッジ 名声+30 30 50 金井 朋章 血統辞典第8巻 血統知識(HtoR)+2 20 40 金村 慎介 最高級双眼鏡 相馬眼+3 30 50 酒井 英臣 上級調教8 ダート・ポリ+1 30 10 サンダーHC 部下の指導教書3 志気+3 30 40 社来RH 必読!会話教本2 社交+2 20 40 関内 正陽 血統辞典第2巻 血統知識(Nd米)+2 20 30 武野 ミヤ 上級調教9 ダート・負荷+1 30 20 大黒 英輝 開運のお守り1 運+1 10 40 仁志 吾朗 血統辞典第10巻 血統知識(Mr.P)+1 10 10 西谷 雅好 血統辞典第14巻 血統知識(Nsr)+2 20 20 平山 裕 上級調教5 ウッド・ダート+1 30 30 藤川 浩一 上級調教1 坂路・ウッド+1 30 20 松前 敏夫 血統辞典第5巻 血統知識(Nd欧)+2 20 30 三国 透 血統辞典第13巻 血統知識(Nsr)+1 10 10 吉野 克紀 血統辞典初版 全血統知識+2 200 50 吉野 輝文 全牧場施設 全牧場施設+1段階 100 50 和賀 隆人 上級調教2 坂路・ダート+1 30 10 調教師 調教師名 名称 効果 ポイント 必要な名声 相沢 友里 パーティグッズ6 ヴィジュアル女3追加 0 20 芦口 功一朗 開運のお守り2 運+2 10 40 池井 康時 上級調教7 ウッド・負荷+1 30 40 池井 康朗 伯楽の双眼鏡 全調教技術+1 100 50 石板 真 基礎調教D2 ダート+2 20 30 荻原 潔二 逃先の素質2 逃差Lv+2 20 30 奥山 理史 差追の素質2 差追Lv+2 20 30 音橋 英武 基礎調教坂路2 坂路+2 20 40 加堂 宏行 基礎調教D1 ダート+1 10 20 古窪 洋一 逃先の素質1 逃先Lv+1 10 20 小柴 繁則 部下の指導教書2 志気+2 20 30 小柴 大 総合の素質5 逃先・特殊Lv+1 30 20 下原 浩義 速さの素質2 スピードLv+2 20 30 庄司 瑞穂 パーティグッズ7 ヴィジュアル女4追加 0 10 角 克人 総合の素質2 スピード・差追Lv+1 30 50 長海 寛昭 総合の素質3 スピード・特殊Lv+1 30 20 二寺 孝好 総合の素質4 逃先・差追Lv+1 30 20 仁藤 紀昌 総合の素質6 差追・特殊Lv+1 30 20 萩澤 和人 匠の素質1 全能力フローLv+1 100 50 橋谷 充夫 基礎調教P2 ポリトラック+2 20 30 林 英 血統辞典第3巻 血統知識(Nd米)+3 30 30 藤山 秀樹 基礎調教W2 ウッドチップ+2 20 40 星田 順子 地元の名士バッジ 名声+10 10 10 松目 秀邦 上級調教4 坂路・負荷+1 30 50 松目 弘士 基礎調教負荷2 調教負荷+2 20 40 村幹 光 上級調教10 ポリ・負荷+1 30 40 騎手 騎手名 名称 効果 ポイント 必要な名声 青山 喜明 海外競馬場ガイド1 海外経験値+5 10 40 秋山 真一郎 万能ムチ4 気合・追い+1 30 40 安藤 勝巳 全世界競馬場百科 全競馬場経験値+10 200 50 安能 満吉 牧場施設・ウッド ウッド施設+1 50 30 池添 謙一 メンタルヘルス2 気力上限+10 20 40 石川 潤 血統辞典第6巻 血統知識(Nd欧)+3 30 30 一本松 豪 ローカルガイド1 ローカル経験値+5 10 20 岩浦 和人 万能ムチ9 仕掛・ムチ+1 30 30 岩田 康誠 黄金のドリンク 体力上限+20 30 50 宇治川 利丸 血統辞典第12巻 血統知識(Mr.P)+3 30 20 内出 宏徳 体力リカバリー1 体力+5/毎週 10 40 海原 智 仕掛ムチLv2 仕掛+2 20 40 江田 照男 万能ムチ8 仕掛・追い+1 30 40 蛯名 正義 万能ムチ15 追い・ムチ+1 30 40 海老原 正治 ローカルガイド2 ローカル経験値+10 20 20 大木 一葉 血統辞典第17巻 血統知識(他)+2 20 30 太田 静弥 引き手綱lv1 引き+1 10 20 尾崎 唯夫 心頭滅却の書 精神力+1 10 10 小野 次郎 泰然自若の書 精神力+2 20 30 葛西 退助 気合ムチLv1 気合+1 10 30 勝浦 正樹 万能ムチ13 引き・追い+1 30 40 加納 市度哉 特殊の素質1 特殊Lv+1 10 10 上郷 翼 メンタルヘルス1 気力上限+5 10 10 川田 将雅 万能ムチ2 気合・抑え+1 30 50 木境 鉄雄 ムチさばきLv1 ムチ+1 10 20 木境 祐輔 血統辞典第9巻 血統知識(HtoR)+3 30 20 喜田川 太治 血統辞典第15巻 血統知識(Nsr)+3 30 20 北村 宏司 実践調教3 調教+3 30 40 草壁 冬人 引き手綱Lv2 引き+2 10 熊沢 重文 追い技術Lv2 追い+2 20 30 栗山 健治 牧場施設・基本 基本施設+1段階 50 30 来原 義彦 追い技術Lv1 追い+1 10 20 小柴 大地 海外競馬場ガイド2 海外経験値+10 20 10 小端 一宏 中央競馬場ガイド2 中央経験値+10 20 30 小牧 太 地方競馬場ガイド3 地方経験値+20 30 40 後藤 浩輝 中央競馬場ガイド3 中央経験値+20 30 40 寒河江 修造 差追の素質1 差追Lv+1 10 20 笹多 修士 中央競馬場ガイド1 中央経験値+5 10 20 佐藤 哲三 万能ムチ5 気合・ムチ+1 30 40 四位 洋文 気力リカバリー2 気力+10/毎週 20 50 柴田 善臣 万能ムチ1 気合・仕掛+1 30 50 柴山 雄一 地方競馬場ガイド1 地方経験値+5 10 40 末次 崇彰 ムチさばきLv2 ムチ+2 20 30 砂川 新 基礎調教坂路1 坂路+1 10 10 千川 正彰 パーティグッズ2 ヴィジュアル男3追加 0 20 鷹 匠 Sirのムチ 全騎乗技術+2 200 50 高山 京子 血統大辞典 全血統知識+1 100 10 武 幸四郎 万能ムチ7 仕掛・引き+1 30 40 橘 真也 抑え手綱Lv2 抑え+2 20 30 田中 勝春 万能ムチ10 抑え・引き+1 30 40 田辺 毅 赤のドリンク 体力上限+5 10 20 田辺 善和 血統辞典第7巻 血統知識(HtoR)+1 10 30 種村 大吾郎 牧場施設・ポリ ポリ施設+1段階 50 20 丹下 秀介 基礎調教・P1 ポリトラック+1 10 10 津川 昭弘 パーティグッズ3 ヴィジュアル男4追加 0 20 角田 晃一 天衣無縫の書 精神力+3 30 40 中舘 英二 ローカルガイド3 ローカル経験値+20 30 50 仲根 詩文 パーティグッズ8 ヴィジュアル女5追加 0 10 長宗 行明 牧場施設・放牧場 放牧場施設+1段階 50 20 虹平 怜那 基礎調教・負荷1 調教負荷+1 10 10 仁藤 尚之 血統辞典第1巻 血統知識(Nd米)+1 10 10 野木 君政 血統辞典第18巻 血統知識(他)+3 30 10 博多 瞬 実践調教1 調教+1 10 10 端友 寿文 基礎調教・W1 ウッド施設+1段階 10 10 菱川 保 牧場施設・ダート ダート施設+1段階 50 30 福永 祐一 海外競馬場ガイド3 海外経験値+20 30 50 藤岡 佑介 万能ムチ3 気合・引き+1 30 40 藤島 慎一 メンタルヘルス3 気力上限+20 50 増沢 由貴子 実践調教2 調教+2 20 10 益名 栄達 パーティグッズ4 ヴィジュアル男5追加 0 20 松岡 正海 気力リカバリー1 気力+5/毎週 10 50 的矢 武仁 気合ムチLv2 気合+2 20 30 三村 天地 黒のドリンク 体力上限+10 20 40 宮前 登喜男 部下の指導教書1 志気+1 10 20 幸 英明 地方競馬場ガイド2 地方経験値+10 20 40 村上 聖二 血統辞典第11巻 血統知識(Mr.P)+2 20 30 谷原 康一郎 牧場施設・坂路 坂路施設+1段階 50 30 谷原 達司 速さの素質1 スピードLv+1 10 20 山城 靖史 パーティグッズ1 ヴィジュアル男2追加 0 10 横山 典弘 全世界競馬場ガイド 全競馬場経験値+5 100 50 吉田 隼人 万能ムチ12 抑え・ムチ+1 30 40 吉田 豊 万能ムチ11 抑え・追い+1 30 40 若井 晃次 万能ムチ14 引き・ムチ+1 30 40 和田 竜二 万能ムチ6 仕掛・抑え+1 30 40 イベントキャラクター 馬主編 名前 名称 効果 ポイント 備考 穂高 さくら 3S種牡馬権 特殊種牡馬種付け権 250 ワールド専用 姫神 ノエル 大牧場モード 全牧場施設+2・所持金2億追加 250 ワールド専用 穂高 玄米 総合の素質1 スピード・逃先+1 30 姫神 虎吾郎 全国の名士バッジ 名声+20 20 大黒 真澄 高級双眼鏡 相馬眼+2 20 浅間 三太 必読!笑顔教本 社交+3 30 蔵王 美琴 パーティーグッズ5 ヴィジュアル女2追加 0 生駒 晴海 牧場施設・獣医 獣医施設+1 50 ワールド専用 ※3S種牡馬権:Sadler s Wells・Storm Cat・サンデーサイレンス追加(SP79) 騎手編 名前 名称 効果 ポイント 備考 霧島 ミカ ラブハート 気力+50/毎週 250 ワールド専用 穂高 秋 ラブパワー 体力+50/毎週 250 ワールド専用 筑波 重雄 上級調教6 ウッド・ポリ+1 30 榛名 寿 リーディングのムチ 全騎乗技術+1 100 岡本 秀治 体力リカバリー2 体力+10/毎週 30 赤石 光一 必読!マナー教本 社交+1 10 桜島 桃太郎 仕掛ムチLv1 仕掛+1 10 小野 あかね 抑え手綱Lv1 抑え+1 10 調教師編 名前 名称 効果 ポイント 備考 穂高 優 厩舎心得 全調教技術・能力フロー+1 250 ワールド専用 遠山 ひより 厩舎経営術 馬房数+8・併せ馬成功率アップ 250 ワールド専用 壬生 竹雄 特殊の素質2 特殊+2 20 伊吹 鉄造 匠の素質2 全能力フロー+2 200 司馬 藤吉郎 名伯楽の双眼鏡 全調教技術+2 200 二瓶 雄大 友情の契り2 友好度+2/毎週 200 二瓶 次人 開運のお守り3 運+3 10 山部 信太郎 双眼鏡 相馬眼+1 10 その他 名前 名称 効果 ポイント 備考 ナビゲーター 友情の契り1 友好度+1/毎週 100 プレイヤー装備不可 高効率のアイテム収集法(イベントキャラ以外) これは、馬主21個、調教師26個、騎手84個、合計131個に上るNPCキャラのアイテムを出来る限り簡単に収集する方法を考察したものです。 PS3版にて考察しました。 ・用意するもの 「世界の名士バッジ」「全国の名士バッジ」(これで名声50確保) 贈答用アイテム持てるだけ(3職種共通のものが5つくらいあると良い) 余裕があれば馬主能力うpアイテム装備しとくと吉(資金確保のため) ・前準備 「全国の名士バッジ」取得のため、馬主プレイで姫神虎吾郎を攻略しておく必要があります。 「世界の名士バッジ」は、馬主の遠藤俊英が所持し、獲得に40以上の名声が必要です。自力で名声を上げやすい騎手プレイで取得しましょう。前もって「全国の名士バッジ」を用意しておくと楽に取得できます。あわせて、ポイント安めの贈答品も確保しておきましょう。 また、これらのバッジと贈答品の持込のためにある程度のポイントも必要です。贈答品の内容によりますが、150ほどあれば充分と思います。 ・馬主、Easy、「友好度」スキル持ちで開始、イベント無視による名声低下を防ぐため「名士バッジ」は未装備。 ・開始したら、所有馬を管理する調教師の友好度を50以上に上げる。 ・イベントなどは一切無視しておk、とにかく所有馬を走らせてクリア可能なだけの資金(借金額+ゲームクリアまでの牧場維持費)を早く(2年目初期ごろまでに)稼ぐ。2年目デビューの所有馬は評価額うpのみを行い売却。 ・年明けて資金が貯まったら、ゲーム終了まで戻ってこないように所有馬をすべて1年放牧に出し、「名士バッジ」を装備。 ・ここまで出来たら準備完了、セーブしておく。 ・あとは、用意しておいた贈答用アイテムを活用してゲーム終了まで訪問しまくり。終了したらロードして繰り返す。 ・追記 これは「訪問」以外の操作を出来る限り排除し、かつクリア後のエンディング処理を出来るだけ省くための方法です。 セーブした時期にも拠りますが、1プレイあたり大体10分前後でアイテムを少なくとも5個以上収集できます。 私の場合、強制イベントが1段落する2年目3月1週頃にセーブして繰り返し、プレイ時間3時間ほどでアイテム収集完了しました。 なお、これはPS3版にて行いました。他のハードでは未検証なので、必要により加筆訂正、問題あれば削除してください。 コメント 荻澤 和人のアイテムは丁度50で確認、41では× -- 名無しさん (2009-02-26 15 06 50) 和泉 千代子のアイテムは名声22で確認 -- 名無しさん (2009-02-27 00 05 53) 柴田 善臣のアイテム名声49で確認 -- 名無しさん (2009-02-27 11 04 52) 二瓶 次人 開運のお守り3 運+3 10p プレイヤー専用 -- 名無しさん (2009-02-27 16 02 11) 池井 康朗のアイテム名声45でダメ48で獲得を確認、他も意外と細かいのかも -- 名無しさん (2009-02-28 09 08 31) サンダーHC 名声21で貰えなかったー -- 名無しさん (2009-02-28 23 02 01) ナビゲーターは5人以上100 -- 名無しさん (2009-03-01 00 32 02) 吉野克 名声40じゃ取得できず -- 名無しさん (2009-03-01 03 43 07) 星田順子、名声0では取得できず、名声1で取得 -- 名無しさん (2009-03-01 19 26 55) 遠藤 俊英 アイテム名声42で確認 -- 名無しさん (2009-03-02 18 05 33) 幸 英明 名声38では貰えませんでした -- 名無しさん (2009-03-04 13 42 28) 吉野 克紀 名声50でアイテムゲット -- 名無しさん (2009-03-04 16 52 54) 角田、芦口共に名声38で確認。 -- 名無しさん (2009-03-04 17 33 22) 川田 将雅 名声40でもらえませんでした -- 名無しさん (2009-03-09 15 56 22) 川田 将雅 名声43 でもらえました -- 名無しさん (2009-03-09 16 06 30) 生駒晴海からアイテムもらえない、というか1周で2回しか会えない。 -- 名無しさん (2009-03-09 23 23 30) ↑と同じ。山部信太郎も取得方法が特定してない? -- 名無しさん (2009-03-10 17 05 57) 馬主モードで馬が怪我した際生駒晴海が現れたことがあったんだが、やっぱり怪我がキーワードなんだろうな。 -- 名無しさん (2009-03-10 18 47 46) ↑怪我って、鼻血とジンマシンしか発生しなくて2回だけ。 他なんかあります? 鼻血とかも発生条件わからないし。 -- 名無しさん (2009-03-11 08 22 18) シナリオ馬主モードで初期にくれた馬を連闘、連闘、また連闘していたら、そのうち屈腱炎を発症し、自動的に女医さんがやってきました。6か月の休養明けにも女医さんがやってきて、アイテムくれました。ちなみに、鼻血もジンマシンも発症してませんし、これ以前に女医さんが出てきたこともありませんでした。とにかく馬を休養に追い込んで、あとは運次第かな? -- 名無しさん (2009-03-13 16 44 24) 屈腱炎発症時には生駒が来たんですが、休養明けに来ず、アイテムもらえませんでした・・・ -- 名無しさん (2009-03-14 14 09 17) 小野次郎 名声20でもらえませんでした -- 名無しさん (2009-03-15 16 37 08) 林 英 名声22もらえず。名声33で獲得を確認。 -- 名無しさん (2009-03-16 13 11 51) 名声26でもらえました -- 仁藤 紀昌 (2009-03-17 19 53 01) 岩田の黄金ドリンク もらえたけど、クリア後に保存されなかった。バグか? -- 名無しさん (2009-03-19 20 04 27) うちじゃ普通に保存されているが。(Ver. 1.01)貰った後セーブし忘れたんじゃないの? -- 名無しさん (2009-03-20 13 21 49) アルファンは名声30でもらえました -- 名無しさん (2009-03-29 04 40 52) 馬骨折時に生駒出現確認。(馬はアグネストレジャー)鼻血もよく出るし、生駒を出しやすいかも。 -- 名無しさん (2009-04-07 17 10 58) 鷹匠は名声48でアイテム入手を確認。 -- 名無しさん (2009-04-07 17 19 51) 萩澤 和人 名声49で確認しました。 -- 名無しさん (2009-04-08 16 19 58) 姫神 虎吾郎 全国の名士バッジ ha -- kana (2009-04-08 21 40 38) 姫神 虎吾郎 全国の名士バッジ はどうすればくれますか? -- kana (2009-04-08 21 41 42) 評価額等のイベントこなして会いに行ってればもらえたような -- 名無しさん (2009-04-08 22 33 16) 小柴 繁則 騎手モード、名声25で取得。 -- 名無しさん (2009-04-23 14 40 55) 榛名2発生条件は何なん?他のイベキャラとの絡み必要?確実なの教えて!! -- バリバリ (2009-05-21 04 17 45) 2年目ダービーは榛名3でしたっけ? -- バリバリ (2009-05-21 04 20 02) 岩浦騎手 名声30↑必要 -- 名無しさん (2009-05-22 20 49 00) 岩田のドリンクが保存されていない -- ファンペルシー (2009-05-30 01 53 33) 熊沢騎手は名声30でいけた -- 名無しさん (2009-05-30 02 39 48) 騎手編で主戦依頼を馬主にしてもなかなか乗せてくれない!プレイ初期から名声アイテム+プレゼント+友好度上げ訪問してるのに!良い方法ないですか? -- ぼん (2009-06-08 09 51 21) ↑『騎手編』を読むべし。いわゆる“強奪”に関するコメント。 -- 名無しさん (2009-06-09 18 17 41) これだけは持っておきたいっていうアイテムってある? -- 名無しさん (2009-06-14 22 06 48) 「全〇〇+」系はオールS作る時に便利ですね。全職でオールS作ってしまうとほとんどいらなくなりますけど・・・。ワールドモードで馬主なら「3S種牡馬権」とか「大牧場モード」とかあると楽になります。騎手なら競馬場経験値+とかリカバリー系とか、調教師なら「厩舎経営術」とかが使えるかな?(自分はワールドモードでは馬主でしかやってないので・・) -- P (2009-06-15 09 12 45) 3S種牡馬権を手に入れたいけど、最初に預ける厩舎に穂高優がないけどどーやったら出るんですか? -- カァタン (2009-10-02 17 37 34) 正確な名声とポイントを記載しました。 -- 名無しさん (2009-11-20 16 57 29) ↑×2調教師編で穂高優をクリアしたあとに馬主編をやると出てきます。 -- 豊武 (2010-01-06 16 25 31) PS2でやっているんですが、「大牧場モード」をゲットしたんですが、ワールドモードで使用できません。いつ装備すればいいんですか? -- 名無しさん (2010-02-08 03 57 44) すいません。解決しました。 -- 名無しさん (2010-02-08 04 09 12) PC版で、武豊は初期メンバーに出てきますか? -- 名無しさん (2010-05-11 12 37 30) 2010だと名声35でも金井朋章さんのアイテム貰えました! -- 姫神会長 (2010-05-28 04 26 53) 名声って何ですか -- 名無しさん (2010-11-08 19 05 44) 姫神虎吾郎のアイテムはだいたい三つ位Sがあると1年目12月2週にイベントがあり、虎吾郎賞をもらい、その後2回イベントをすれば3回目にアイテムもらえます。 -- 名無しさん (2013-04-10 22 22 54) 大牧場モードもらえない~ -- 名無しさん (2013-04-10 22 24 53) オールSってすごいですね僕は無理です -- 名無しさん (2013-04-10 22 28 10) PC版のウイニングポストワールド2010 馬主モードの初期繁殖牝馬で、今まで取得した名馬カードが出てこない -- 名無しさん (2013-04-11 17 36 15) 名前 コメント
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9. ――――人通りの完全に絶えた通りを、一台の車が猛スピードで疾走していた。 はっきりと言って確実に速度違反であろうが、生憎とそれを咎める警察官の姿も無い。 数十分前のホテル爆発に加え、水上都市全域で発生した「暴動」や、「鼠の異常発生」の対応に追われているのだろう。 それを考えれば、ハンドルを握って運転している青年が、携帯電話を反対の手に握っているのも致し方ないと言える。 彼があちこちに連絡をしなければ「死体と鼠の化け物が戦ってる」などという現実を隠すのは、およそ不可能だったからだ。 「あーもう面倒臭ェ。監督役を好き好んで引き受ける奴いたら、絶対にマゾだな。 ……ともかく、こっちの仕事は終わりだ。あの子達も何とか病院に届ける事ができたし、これで一安心だ」 「………………」 「どうした、アーチャー?」 「あ、やー。なんか、あの病院の傍で妙な気配を感じたんで御座るが……。 まあ、多分気のせいで御座ろうよ。拙者、そんなに鋭いわけでもなし」 たははー、と緊張感なく笑うアーチャー。 飽きれたように溜息を吐くと、優介は自分の腕時計に目を落す。 漢字や何かが文字盤の至る所に刻まれ、また中央に白と黒が混ざったような図――大極印が描かれたそれは、 およそ手間隙のかかる事をやりたがらない彼が、唯一自分の手で作り上げた魔術礼装である。 魔力を通すことによって吉兆を占い、その方角を指し示すという戦闘の役に立ちようも無い代物ではあったが、 面倒くさい事柄を避けたい優介にとって、何よりも重宝する道具だ。 肌身離さず持ち歩いていて良かったと心底から思う。幸いにして菅代家はうっかりとは無縁なのだ。 さて、その占盤時計。短針、長針、そして秒針さえも、全て一様に同じ方角を示している。 忌々しい事に、どうしたって其方へ行かなければならないらしい。 「するってェと、この針の方角に、あの女人がいるので御座るか?」 「ああ。動物園で反撃の準備をしてるとか言ってたからな。 つーか、それを僕に手伝えとか手紙に書いてあった。勘弁してくれっての」 ――ファーティマ・アブド・アル・ムイード。 初めて逢った時から、ああコイツに絶対振り回されるんだろうな、とは思ったのだ。 こういう事に関しての優介の勘は、あまり外れた事が無い。そして、今回も外れなかった。 人っ子一人いなくなった動物園――の貯蔵区画。 大きなコンテナを背にし、ファーティマは菅代優介の到着を待っていた。 身に纏っているのは、先達て逢った時の服装ともまた違うもので、 申し訳程度に肌を隠す分厚い生地と、酷く薄いベールとで組み合わされたもの。 民族衣装――というより、ベリーダンスの踊り子が纏うようなドレスだが、 やはりファーティマの持つ気品によるものか、低俗な印象を与えることはない。 その向かいに立った優介は、目の毒ともいえる姿をした彼女に苦笑いを浮かべるばかり。 健康な男であるならば、とてもではないが無視する事はできないだろうけれど。 まったく。客観的に状況だけ見れば、うらやましいと思う者も多いだろうが、 実態がどれほど面倒臭いことになっているのか、わかる奴はどれほどいるのだろうか。 「さて。ミス・ファーティマ。僕がさっき受け取った手紙によると――敵の攻撃を受けたとか?」 「ええ。父も母もいなくなってしまいましたし。あとは兄と――ライダーだけ。 でも、ユースケが来てくれたものね。これであのバーサーカーも斃せるわ。確実に」 「ああ、あの鼠はバーサーカーか……成程ね」 全うな英霊ではないと思っていたが、正解だったか。 恨み辛みから化け物に成り果てた坊主を当てはめるには、まさしく的確なクラスと言える。 そして彼女――ファーティマは、その大群に対抗する為に死者の群れを解き放った。 水産物による収入が多い水佐波では、彼方此方に冷凍倉庫が存在している。 其処を借り、死体を街中に忍ばせていたのだろう。 何にせよ、こうなってしまった現状、あまり関係の無い話だ。 「やー。協力したいのはヤマヤマなんですが、僕ァとっとと騒動を終わらせたいんですよ」 「ですから、わたしと協力してバーサーカーを倒しましょうと言っているのです。 勿論、協力して下さいますわよね、ユースケ。答えはイエス、ノー?」 蕩けるような微笑を浮かべるファーティマ。 扇情的な衣装に、露になった黒蜜色の肌。しなやかな肢体。 女性的魅力に溢れたその姿に――しかし、優介は笑って答えた。 「生憎と僕ァ――NOと言える日本人でしてね! アーチャー!」 次の瞬間、ファーティマ目掛けて音に等しい速度で矢が放たれた。 優介の傍らで、霊体と化しながらも弓を引き絞っていた弓兵によるものだ。 勿論、ファーティマに避けられる筈も無い。 如何に優れた魔術師であっても、彼女は戦闘者ではないのだから。 しかし、それ故にまた、優介も彼女を殺す気はなく、アーチャーもまた同様であった。 狙いはその右手。令呪の刻まれた腕を射抜ければ、それだけで彼女は聖杯戦争から脱落する。 まあ、甘いと言われても致し方あるまい。が、しかし人殺しだとか面倒臭い事は御免なのだ。 なのだが―― 「……お願いね、兄様」 「わかったよ、ファーティマ」 ――その矢を、轟音と共にコンテナを突き破って現れた拳が叩き落した。 「な、ぁっ!?」 思わず眼を剥く優介を他所に、内側から現れたもう一本の手が、穴を広げにかかる。 その腕だけでも、とてつもなく巨大だ。明らかに人間のものではない。 その豪腕でべきべきと鉄板を引き裂いて――ほど無くして、その恐るべき怪物が現れた。 その両腕は、黒い毛に覆われた巨大な類人猿――大猩猩。 背中には猛禽のものと思われる、これまた大きな翼。 胴体と両足は、まるで灰色の柱のようで……恐らくは象だろう。 そして、その頭部。 獰猛なライオンと――恐るべき事に、額に埋まった人の顔。 およそ如何なる系統樹にも属さず、ましてや動物とは思えない、畸形の化け物。 あれが人間の肉体を用いたものであったなら、フランケンシュタインの怪物とでも呼ぶべきだろうが、 獣の死体を繋ぎ合わせて生み出された存在である以上、やはりこう呼ぶより他にあるまい。 つまりは――――キマイラと。 「…………無事かね、マスター?」 「ええ、大丈夫よ。ありがとう、ライダー。 それにしても――残念ね。ねぇ、ユースケ。わたし、貴方のこと気に入っていたのですよ?」 そう告げて、怪物の背に跨った騎兵の下へとファーティマは軽やかに跳躍。 そしてその 獅子の顎が開き、その内側に何か明りが灯り――次の瞬間、火炎が吐き出された。 「な、なぁあぁぁあぁっ!?」 「このキマイラ、単に動物の肉体を繋ぎ合わせただけと思われては困るのよ。 勿論、自然界に火を噴く生物はいないけれど、超高熱の気体を噴射する虫は存在するわ。 その分泌線に手を加えて大量に移植すれば、この程度の事は簡単に出来る。 ――ムイード家の人形作りの技、舐めないで欲しいわね」 もっとも、制御できるかどうかという点に関しては些か以上に不安はあったのだが。 如何に実兄という縁深い屍人形を組み込んだとはいえ、このキマイラとファーティマに関係性は薄い。 しかし、そんな不安もライダーサの持つ黄金の手綱にかかれば、あっさりと片付いてしまった。 様々な生物の混成体であっても、こうして手綱をかけられた以上、一個体の幻獣として完成する。 如何に歪な造形だろうと完全な生物である以上、そのポテンシャルは完璧に発揮する事ができるのだ。 慌てて飛びのいた優介とアーチャーであったが、その内心には悪態ばかりが溜まっていく。 勝てるわけがない。こんな化け物とまともにやりあって、勝てるわけがない。 「って事は――――………」 「三十六計って奴で御座るな……!」 きびすを返して二人は走り出す。あんなもんとまともに戦ってどうにかなるなどとは思えない。 だが――やはり、逃げ切れる自信も無かった。 「あら。わたしは逃がしてあげるなんて言った覚えはないのだけど――」 「どうする、マスター? あんな小物を相手にするより、今は先にあの狂戦士を……」 「いえ、先に叩きましょう。ちょこちょこ走り回ってる人がいると、迷惑だもの。 お願いね、兄様も」 「ああ、わかったよファーティマ」 その後を追うように、死者の軍勢が迫り来るのだから。 「い、幾ら逃げたって、時間稼ぎにも――……」 「まぁなー……。連中と僕らじゃ数が違うし。 ――――しかもアイツ、でかい羽持ってたからな。空飛べるぞ」 「滅茶苦茶で御座るなァ……」 走りながら、二人して会話を繰り返す。 神代の英霊ならばまだしも、平安時代末期の武将には些か荷が重い。 向こうの切り札は、あの巨大な合成獣であろうが――此方にはロクなカードも揃っていない。 こうして動物園の中を逃げ惑ってはいるものの、周囲には続々と死体どもが集まってきているし、 早いところ片付けなければ、獣に潰されなくとも死体に噛み砕かれて終わってしまう。 そして死んだ後は――きっと自分も、こいつらの仲間入りだ。 「まともに戦ってかてると思うか?」 「やー、正直言って無理で御座るよ。拙者は其処まで強力な英霊というわけでは御座らん。 単に運良く化け物を退治した程度で――それも首を撥ねたのは拙者ではなく、友人であるからして」 「だよなぁ……」 ――――不意に、二人の上に影が差す。 「……ねぇ、早く逃げないと落としてしまうわよ? これ、結構重いのね」 其処に浮かぶのは、巨大な羽を動かして滞空する異形の獣と、そして、その手に握られた一台の車。 見紛う筈も無い。つい先ほどまで、ここに来るために乗っていたあれは――『大蛇』。 「た、」 異常な腕力で持って、キマイラはそれを振りかぶり――― 「高かったんだぞ、それーッ!!」 地面へと叩きつける。 轟音と共に金属のフレームがひしゃげ、エンジンが歪み、自動車の原型を留めぬ有様に。 そして、其処に追い討ちをかけるように――キマイラが火を噴いた。 ――爆発。 周囲へと撒き散らされる金属片が直撃すれば、一溜まりも無い。 慌てて走り出していたた主従であったが、まともにやって勝てるわけがない。 なら、どうすれば良いというのか。 「――拙者に一つ作戦があるんで御座るがーッ!!」 「――乗った!」 弓兵の提案した作戦に、主はあっさりと頷いた。 勿論、無策で挑むより、どんな策でも一つあった方がマシだろう。 言葉は不要。互いに頷きを一つ交わすと、二人は戦場へと駆け出していった。 さて、結論から先に述べれば。 駆け出していった二人は、至極あっさりと追い詰められていた。 動物園の彼方此方を走り回り、死体どもの数に押されて、じりじりと隅の方へと追いやられ―― 背後から迫り来る爆音、つまりキマイラの豪腕が檻を片端から叩き壊す音が、それに拍車をかけて。 もはや、誰が見たところで打つ手などある筈も無い。 十重二十重と周りを死者に囲まれ、更に真正面に顕在するのは異形の怪物。 黄金の手綱を握る英霊と、その主人である娘もまた、キマイラの背に跨っている。 完全無欠の包囲網。どう足掻いたって逃げられない。 「もう追いかけっこは終わり? 折角の英霊だというのに、逃げてばかりじゃあ大した事も無いのね」 「やー……拙者、正直言うと外れだと思うんで御座るよ。自分で言うのもアレで御座るが」 アーチャーが弓に矢をつがえるが、ファーティマは無意味な抵抗と言わんばかりの様子だ。 弓を引き絞る顔は、常日頃からは想像もつかないほど緊張に固まっていた。 彼は掛け値なしに優秀な弓兵であり、成程、確かに射手の英雄の座にふさわしい技量を持っている。 しかし――それだけだ。戦で活躍したことはなく、活躍したいとは思わない。そういう人物だ。 日がな一日、歌でも詠んでのんびり暮らせれば、それ以上の幸福は無いと思っている男だった。 無論、弓の腕は良い。射撃も好きだ。たまに狩りに行ったりするのも良いだろう。 が、その成否によって自分の友人の運命が左右される。責任が肩に重く圧し掛かっているとなると、話は別だ。 そう、いつもそうだった。 ただ単に先祖が鬼だの妖怪だのを叩き殺したというだけで、わけのわからない化け物退治を命じられて。 お陰で出世したは良いものの、挙句の果てには戦場へと行く羽目になり、負けた責任をとって割腹。 おまけに祀り上げられてしまった結果、死んだ後だというのに、こうして戦わなきゃならない。 まったく因果な人生だとアーチャーは溜息を吐いた。 神も仏もいやしない。或いは見放されてるだけなのか。 「……もし失敗したら、御館殿を叩っ殺して拙者も死ぬで御座る」 「ああ、そりゃ無理だ。失敗したら僕は令呪でお前を自害させて、さっさと降服する」 「そりゃ無いで御座るよ!」 そして、主従は顔を見合わせて笑った。 どうせ人生は一度切りだ。 産まれて、生きて、そして死ぬ。其処に選択肢は存在しない。 まったく。何の因果か、お互いこんな人生になってしまったが。 ―――なら、居直るしかあるまい? 俺達はこんな人間なのだと居直って、腹を括って笑っていこう。 アーチャーが弓を放つと、つがえられていた鏑矢が、真っ直ぐに天へと飛んでいく。 流麗な細工を施された鏃が大気を切り裂く度、甲高い――笛の音のように澄んだ音が周囲を揺さぶった。 だが、それだけだ。 「くだらんな。弓の英霊と聞いて期待していた私が愚かだったようだ。 アルテミスの想い人や大英雄とまではいかずとも、其れなりの腕前を見せてくれると思ったのだが――」 侮蔑したような眼で、ライダーはアーチャーを見下ろした。 極東ともなれば、如何な英霊といえどもこの程度なのだろうか。 ライダー……ベレロフォンは特段、戦いを求めて顕現したわけではない。 だがしかし、このように無様な英雄との対決を繰り広げ、満足する筈も無かった。 このような者は、一撃で葬り去ってやろう。 酷薄な笑みを口元に浮かべ、ライダーは黄金の手綱を握り締めた。 ゆっくりとキマイラがその豪腕を振り上げる。 アーチャーも、そのマスターも、為す術も無く叩き潰されるだろう。 少なくとも、その筈だった。 ―――――ぽろりと呆気無く、その右腕が崩れ落ちなければ。 「………ッ!?」 それだけには留まらない。 腕に続いて、羽が落ちた。脚が崩れ、地面にぶつかった胴が潰れる。 振り落とされたファーティマが悲鳴をあげた。 ごぼりと音を立てて、獅子の口から粘液が溢れた。分泌線とやらが腐り果てたからだろう。 もはやキマイラなどと呼ぶ事は不可能だった。 それは、ただの死体へと成り果てていた。あちこちに散らばった獣の部品の塊でしかない。 「お、のぉれえぇえぇぇっ!!」 騎兵の英雄が怒号をあげ、跳躍する。 仕切り直す気か、或いは何か秘策があるのか。 ――――何にせよ、それをさせるつもりは優介には無い。 「アーチャー」 「何で御座るか?」 そしてそれは、傍らの弓兵も同じこと。 逃がしてはダメだ。故に、文様の浮かび上がった片手を掲げる。 ここでライダーを逃せばどうなるか。次は何を用意するだろう。 車か、飛行機か、爆撃機か? 「令呪を持ってして命ずる」 はっきりと言おう。 詰まる所は、二人とも―― 「『当てろ』」 面倒臭い事は苦手なのだった。 「あ、あぁ……っ! わたしの令呪、が……ッ!」 信じられないという顔をして、光を失っていく刻印を見て、ファーティマは絶望から声を上げた。 無理もないことだろう。 父を失い、母を失い、兄も亡く、そして――今正に彼女の眼前で、ムイード家の希望が潰えたのだ。 キマイラの背から地面に叩きつけられた為か、右足が酷く痛み、息ができない。 元より荒事に慣れていなかったせいで、ろくに受身も取れなかったのだ。骨の一本か二本は覚悟しなければ。 だが、それで諦めるなどという事が、どうしてできようか? 幼い頃から何度も言われてきた言葉だ。 『我が家の誉れと地位を取り戻す者になれ』 それこそがファーティマだ。その為だけに生きてきたのがファーティマだ。 それができなければ、自分は、今まで一体、何のために――……。 「………ッ、う、く、ァ……!」 脳天まで突き抜けるような痛みに耐え、片手を崩れ落ちた合成獣の腕につきながら、辛うじて立ち上がる。 「あー……。僕ァ、もうやる気は無いんですがー……」 「う、るさァい……ッ! わた、し……ぅ、ぁ……わ、わたしは……こんな所で……ッ!」 視界がぼやける。痛みのあまり気が遠くなったのだと言い聞かせる。 断じて。断じて――泣いてなどいない。泣くわけもない。自分は、勝つのだ。 誇り高きムイードの末裔だ。聖杯を手に入れるのは自分なのだ。だから。だから――ッ! 「――あ……」 だが、その願いは届かない。 彼女の闘志に答えることなく、死体達もまた、ふらふらと揺らめいた後、次々に倒れていく。 「なん、で……?」 「ああ、や。ようは単純な事でさ。あんた、別に死徒ってわけじゃないだろう? だったら『動く死体』なんてのはありえない。あるのは『動かされてる死体』だ。 ……て事は、動かせなくすれば、残るのはただの死体ってわけで」 「それにじゃぁ――……」 ――つまりは、そういう事だ。 水破――文殊菩薩の眼から削りだされたという、霊験あらたかな鏑矢。 その効果こそは、周囲の場を清め、相手に付与された「まじない」を打ち消すというものだ。 人間の死体――そして『動物の死体』に施された魔術を打ち消すのは、極めて容易い事だろう。 そして、優介はライダー=ベレロフォンの持つ宝具の詳細こそ知らなかったものの、 動物の死体どころか、『動物の死体の部位』に騎乗することは如何に英霊であろうと不可能だと。 そう計算していたのであった。 もっとも、分の悪い賭けであった事は間違いないのだが。 周囲に死体を集めるように走り回っている間、生きた心地などする筈もなかった。 腕時計が指し示す吉兆の方角へ走ることで、辛うじてここまで策を持ってくる事ができたのだ。 加えて言えば、ファーティマにとっては不幸な事に、そして優介らにとっては幸福な事に、 彼女が――そして、ライダーが全くと言って良いほど、知らなかった事がある。 この水破を持つ弓兵に対してキマイラを向ける事は、どれほど愚かな戦略であったのか。 重ねていうが、彼女らは知らなかったのだ。 この極東の地においてもキマイラが存在し、神代の英雄で無いにも関わらず、それを討ち果たした傑物の事を。 そのキマイラは猿の頭に、狸の胴。尾は蛇であり、手足は虎。声は虎鶫に似ていたという、異形である。 その名を鵺と言い―― ――そして誰であろう、ただの人の身にしてそれを射抜いた弓兵こそは。 「――二度も三度も鵺の相手をすれば、慣れるもんで御座るなぁ」 そう言って源頼政と呼ばれていた弓兵は、呵呵と笑ったのであった。 あとがき***** …………皆、凄いなぁ(よそ様の作品を読みつつ) というわけで、ライダーVSアーチャーであります。こんな感じ、で! BGMは「人として軸がぶれている」辺り。それならばっ!居直れぇっ! これにてライダーは死亡、ファーティマともども退場です。 割とあっさりですが、爆撃機乗り回してますし、破底魔先生はハッチャケてますし、 息子さんは外道な感じですし、此方にご不満のある方は是非Rebirthをどうぞ! …………よし、これでファンの人も誤魔化せただろうか。 正直、ベレロフォンはキャラクターが把握できず、割と難儀なキャラでした。 ゴーインもそうなのですけれど、あんまり特徴的な逸話が無いのですよね。 まあ、彼は調子に乗って死んじゃったので、油断スキル持ちかなぁ、とは思ってましたが(笑) ファーティマは個人的に凄く好きなキャラなのですけれども、 もうちょっと書きやすいサーヴァントと組ませれば良かったかなぁ……。 まあ、今のところ皆聖作品の中では、彼女を一番派手に暴れまわらせる事ができたので、 そういった意味では満足しておりますし、満足して頂ければなぁ……とは。 とはいえ、ベレロの宝具は便利なのですけどもねー。 絨毯は飛ぶし、空母は動かせるし、爆撃機は飛ばせるし、合成獣は一匹の幻獣にランクアップだし。 まあ、そうはいっても「死体の腕」は騎乗できないのでしょうが、いろいろ活用はしてみたかったなぁ。 あと正直なところ、大規模行動を開始した軍団を放置しとくと収集つかんのです。 しかも鉄鼠ともども魔力消費は少ないっぽい感じですしねぇ……。軍団持ちは鬼門だわー。 まあ、物語の風呂敷を畳むための尊い犠牲、という事で。一つご容赦を。 次回はアサシン&鉄人VSバーサーカー&ムドー…………に、ちょっとしたInterludeも加えて。 あっちでは良い子ですが、こっちでは……。 さぁー、はっちゃけさせるぞー!
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※現在より10年後くらい、こんな風になってたらいいなーって言う妄想の塊です ※一個一個が短いから詰め合わせみたいなもんです ※IFやパロディみたいなものと思ってください 数えきれないほどの命の営みが命を作っていくこと。 そうして様々なものが受け継がれていくこと。 それこそが、永遠なのだ。 ― クロノスの言葉より 蒼海と蒼天、二つの蒼の狭間を、風に乗って飛ぶ影があった。 翼竜だった。広げた翼はとても大きく、しかしながら胴体は対の翼と比べると小さい。しかし人一人が騎乗するには十分な大きさを持っていた。 そして、その翼竜の背に乗った人物は翼竜のことを信頼しきっているのか、手綱も鞍もないまま、まるで草萌えるなだらかな平原に腰かけているかのように騎乗している。 やがて農耕大陸シルペケレへ入ると、蒼海は白い砂浜へと変わり、鮮やかな緑の森へと変わり、色とりどりの人家の屋根、山の新緑、そうして栄養豊かな黄土色の大地へと変わった。それは人の手によって耕された畑だ。今はまだ種をまいたばかりの時期だから簡素に見えるが、収穫の時期になればここも彩りと賑わい豊かなものになる。 畑と小さな人家が立ち並ぶその一廓に、ややあけた場所がある。 翼竜は自動的にそこに向かい、旋回しながら高度を下げていった。やがてその足が地面を踏むと、ほぼ同時に翼竜に乗っていた人物もその背から飛び降りる。久々の地面の感触に少し体を傾けさせてから、気を取り直して背筋を伸ばすと、今度はしっかりとした足取りで我が家へと歩き出す。翼竜はおとなしくその後ろに追従していた。 「ただいまー。」 その人物はそういって窓を開けた。ドアではない、窓である。そこは居間と直結していて、椅子でのんびり刺繍をしていた女性が、やや驚いたように目を見開いていた。それからすぐに溜息をついて苦笑する。 「おかえりなさい、ルルティ。でもちゃんとリュリュを厩に戻して玄関から戻ってきたときに言ってほしいものね。」 「ごめんなさい。お母さんがいると思ったから、つい。」 「まぁ、いいでしょ。それと、また手綱と鞍をつけないで行ったでしょ?せっかく亜漱さんが危ないからって貴女の傭兵デビューのお祝いにくださったのに・・・。」 「だって、慣れちゃってるんだもん。」 ねー、とルルティが同意を求めて翼竜・・・リュリュの頬を撫でると、それに答えるようにルルティの手にすり寄ってきた。 その様子をみて、仕方ない子たちね、と実はあまり重要に捉えてないのだろう。メルルティアは微笑んで椅子から立ち上がる。 「お茶とお菓子を用意しておくから、早くリュリュを休ませてあげなさい。」 「はーい。あれ、そういえばお父さんは?」 「ああ、あの人なら貴女と入れ違いでローイアに缶詰しに行ったわ。タイミングの悪いこと。」 お父さんらしいね、と母子はくすくすと笑いあった。 ローイア諸島が一国、ナノウリスマのとある旅籠がある。 上品な音楽が、会話の邪魔にならない程度に小さく流れているロビーは、青空から陽の光がさしこんでいて灯りが必要のないくらい明るかった。 ソファに座って自分の番を待つ者、広く非日常な場所に興奮して駆け回る子供、それを咎める母親の声。そんな平和なざわめきがあった。そして、そこで甲斐甲斐しく働いてる従業員たちは笑顔で、忙しそうに動き回っている。 それらの様子を満足げな微笑を浮かべて見守る女性がいた。否、女性というにはどこかあどけなく、少女というには大人びた優しい雰囲気の、とても愛らしい人だった。この旅籠を切り盛りしている人なのだろう。 「おねーちゃんっ。」 そんな彼女に、背後から話しかける声があった。声にこたえるように彼女が振り返ると、そこにはいかにも動きやすそうな鎧を身に着け、二本の剣を帯刀している女がいた。その彼女の姿を確認すると、ほっとしたように愛らしい人・・・テトは安堵の表情を浮かべた。 「おかえりなさい、ジュニア。怪我もないようで何よりだわ。」 「うん、ただいまー。シャリアとフラディがいてくれるからね。」 「おやおや、そんなことを言って、無茶をしたりしてませんよねぇ?」 姉妹の会話に割いる男性の声。テトは至って普通に、ジュニアはぎょっとしたように声のした方へ顔を向けた。そこには二人の育ての親である美男子が、綺麗な微笑を浮かべて立っていた。いつのまにいたのだろう、まるで気配がなかった。いつもの事といえばいつもの事なのだが、心臓に悪い。 「ムヴァ・・・。」 「ジュニア様、傭兵という仕事柄、危険なことはするなとは言いません。が、テト様の召喚獣たちの加護があるからと言って無謀なことはしないでくださいまし。老体の心の臓がもちません。」 心臓が持たないのはこっちだとジュニアは言いたいが無駄だと理解りきっているのでやめておいた。そしてよよよ、とわざとしく弱音を吐くその姿は、どうみても老人には見えない。 むしろムヴァは若く宝石のように美しい男だ。昔からずっと、それは変わらない。けれどジュニアとテトにとってはそれは些細なことであった。 「それとお帰りになる際は裏口からといつも申しておりますでしょう。お客様がいらっしゃるんですから。」 「パッと変わったなオメー。まぁ次から気をつけまーす。」 会話を一区切りつけたところで、ジュニアは自室へ戻ろうとする。あ、と思い出したように、テトがジュニアを呼び止めた。 「今日はルティカさんがお仕事でいらしてるから、邪魔をしちゃだめよ。」 「マジで?あたし今日ルルティと任務一緒だったけど、今日は家帰るって言ってたのに。」 折角のチャンスだったのになぁ、とジュニアは何か思うところがあるのか、そうぼやいた。 おやおや、とムヴァがいかにも面白そうに微笑を浮かべる。 ルティカにルルティのことを伝えるべきかどうか、彼が悩んだのは一瞬だけだった。 とある傭兵の詰所。様々な依頼が張られた掲示板を、眺める男が一人いた。 幾多の修羅場をくぐってきたことが伺える精悍な顔つき、隠しきれない鍛えられた肉体、首には長年愛用されたであろう赤いスカーフが巻かれている。 ふと、その男のウルトラマリンの眼が伏せられた。そうして聞こえてきた、こちらに向かってくる慌しい足音。 「おーっすカガミィー!! ってぐべえええっ!!!!」 後ろの様子を振り向くことなく、カガミは絶妙なタイミングで飛び込んできた真っ赤な髪の男を躱した。すると赤髪の男は期待を裏切ることなく勢いのままに掲示板のある壁へと激突した。とてもいい音がした。とても痛そうだった。 けれどカガミはそれを気に留めることはない。 「・・・ってぇー・・・なんでよけたんだよ!」 このようにすぐ復活するからである。 「危ないからに決まってるだろう、火牙。もういい年なんだから少しは落ち着いたらどうだ。」 「あー、それ疾人にも言われたわ。」 「いつ?」 「十分前。」 「よし、お前が全く反省していないということはわかった。」 「・・・・・。」 「ドヤ顔するな。」 ほら、と、カガミが差し出した手を火牙が握り返すと、カガミは火牙を引っ張り上げて起き上がらせた。 たはは、と笑いつつ先ほどぶつけ痛む箇所をさする火牙。それから短く礼をいうと、先ほどカガミがしていたように、自身も掲示板を眺め始めた。 「何みてたんだ?」 「・・・マリヴィン一派の。」 「あー。」 それだけを聞いて納得した声をだした火牙は、あっさりとカガミが見ていたであろう記事を見つける。 『マリヴィン一派』。それは彼らが傭兵稼業に身を投じた若き頃とほぼ同じ時期に頭角を現した賊団だった。以来、様々な理由から数えきれないほど交戦してきた結果、彼らは互いに宿敵と呼べる立場となってしまった。 自分たちが初めて交戦した頃は、互いに若く、また実力としても未熟で、言うなれば純粋な力と力のぶつかり合いでの対決だった。 けれど、今は違う。時を重ねるということは即ち成長し、経験を積み、強くなるということ。怠惰怠慢に過ごしたならいざしらず、相手は今やきちんとした組織として成り立っている。かつての自分たちのような立場の傭兵たちが、まず勝てる相手ではなくなった。 「そろそろ手に負えないらしい。カルネアさんが出るって。」 「マジで?新人教育どうすんのあの人?」 「大丈夫じゃないか?あの人、教育というものに向いてなさそうだし、誰かで埋め合わせできるだろ。」 「なかなか酷いなお前。まぁオレも同意すっけど!」 同じ穴の貉じゃないか、とカガミは思ったが、それを口にしても火牙はなにそれ美味しいの、と問い返すだけであろう。 この男は眩しいほどに真っ直ぐだが同時に眩むほど莫迦なのだ。いい意味でも悪い意味でも。 そう思ってその言葉はしまっておいたのだが。 「こういうのなんて言うんだっけ・・・そうそう、同じ穴のムジナだ!」 なんて言われてしまったらびっくりせざるを得ない。カガミは容赦なく疑心と驚愕と若干引きの目線をぶつけてやった。 「・・・で、ムジナってなに?」 良かった、いつもの火牙だ。何故か安堵しつつ、ふとカガミは気づいた。 そう、時を重ねたのは何も相手だけではない。自分たちだってそうだ。 色んな経験をして、色んな思い出を掴んで、色んな想いを交差させて、色んな人と出逢って、別れて。 そうして強くなった。・・・成長した。少なくとも、あの頃よりずっと。 まぁもう少し成長してほしいと願いたいところではあるが。 「お前も成長したんだよな。」 「そりゃ人間だから成長するって。」 小首を傾げてそういう火牙に、そうだな、とカガミは答えておいた。 久々の潮騒と磯の仄かな香りを、ユキは思いっきり身体に吸い込んだ。それからゆるゆると息を吐くと、背後を振り返る。そこには顔面半分を覆い隠すほどの眼帯をした緑がかった黒髪の青年がドラゴンの手綱を握りなおしているところだった。 「ルーチェ、ありがと。運んでくれて。」 どういたしまして、とマゼンタの瞳を細めて青年・・・ルーチェは答えた。 二人は小高いなだらかな丘にいた。眼前には、ベネズベル大陸の港町、リナウェスタが広がっている。 「ルオルじゃなくてよ良かったんですか?」 「うん、ギルは今ここの厩に預けてるから、それでルオルに行くよ。それにヴィダスタにも話しておきたいし。」 「まぁ、事が事ですからね。ちゃんと説得してくださいよ?」 「まず反対はされないと思うんだけどなー。」 苦笑するユキに、ルーチェは首を横に振る。 「ヴィダスタさんたちが着いてこない様に、です。」 ああ、とユキは納得する。それから、これから説得することを考えて後ろ頭を掻いた。そういうことは一切合財苦手なのだ。でもやらねばならない。自分で。 これからルーチェもイーシス大陸に戻り、自分の保護者へ事情を説明するのだろう。彼なら自分のようにならずに綺麗に話せるんだろうな、と少し羨ましく感じた。 ちなみに内緒にしておく、という選択肢は、みんなと相談したうえで真っ先に捨てている。 そんなユキの内心を察したのか、ルーチェは微笑みながら言った。 「確かにあの人達は僕たちみたいに何にでもつい手を出して巻き込まれにいくけど、僕たちが請け負うと決めたものに対してあれこれ無闇に手を出す野暮はしませんよ。」 「まぁホントに危なくなったら嫌でも首突っ込んでくるだろうけど・・・。」 「そうそう。だから、それまではこちらで好きにやらせてもらいましょう?」 本当は手を貸してもらわずに自分たちの手でやり遂げたいんですけどね。そう言い終って、ルーチェは手綱を引いてドラゴンに合図を促した。 ばさっ、と大きく羽ばたいて浮上し始めたドラゴンの背から、ユキに届くように声を張り上げる。 「では、もし駄目だった場合の返答は三日以内に!!」 「分ってるよ!!」 駄目になるつもりは毛頭ない。負けじと声を張り上げてユキが答えると、しなやかな首を動かして、ルーチェを乗せたドラゴンは蒼穹へと消えた。 それを見送ってから、ユキは再びリナウェスタを見下ろして、一人気合いを入れて歩き出した。 適度に雑踏を歩いて、商品棚に並ぶ目新しい飲料などに目を奪われながら、やがてこぢんまりとしたアパートの前にきた。 「ただいまー。」 いつものようにチャイム無しに、ヴィダスタが借りてるアパートの一室に上り込む。奥の方から、おーう、と声が聞こえてきた。それはヴィダスタのものではない。 嗚呼、ルオルにいく手間が省けたな、と思うと同時に、二人同時に事情を説明しなければならないことになったのか、とユキは少し頭を抱えた。 変わろうか、ともう一人の自分が話しかけてくる。大丈夫、とそれに答えてからユキは居間へと向かった。 「おかえり。」 居間にあるソファで彼女を待ち構えていたのは、本来ならルオルにいるはずのティマフだった。十年ほど経って、ユキは大人に成長したが、彼女の外見年齢はさほど変わっていない。そういう種族だから。 そういうわけで今ではすっかり自分より身長も顔立ちも幼くなってしまったティマフを見下ろす形で、ただいま、と答えた。今しがた考えていたことのせいで、まるでうまく笑えた気がしなかった。やっぱりこういうのは苦手だ。心の中で溜息をつくもう一人の自分。 ぴく、とティマフの長い耳がわずかに動く。ユキの様子に、何か思ったのだろう。 「ヴィダスタが揃ってから話すよ。」 どうした、と問われる前に、ユキはそう答えた。 「ローイアに?」 傭兵任務から帰ってきたルーチェに、葡萄色をした暖かな茶を差し出したクリーマは、物腰穏やかにそう尋ね返した。 「はい、急なんですけど、一週間後に。」 「ホントに急ですわね。今度はどのくらいです?」 「あー・・・ちょっと、わかんない、です。」 申し訳なさそうにそう答えたルーチェに、クリーマは無言で続きを促した。どういうことか、と。 「ちょっと、厄介事に首を突っ込むことになりまして。」 「厄介事って・・・。」 途端、クリーマが心配そうに眉を下げた。 「まさかあなた一人じゃないでしょう?他には誰が?」 「ルルティさんと、ジュニアさんと、ユキさん。それからカガミさんと火牙さんもいます。」 大丈夫ですよ、とルーチェはあくまで微笑んで穏やかに対応する。 過信でも強がりでもない。けれど、危険かもしれないところに飛び込むとはいえ、最初からその危険に物怖じしたり負けたりする気などないのだから。 今頃、この厄介事の馴初めを知る一行も、こうして自分のように話しているのだろうか。 「大事だってことはわかります。でも、まだ何があるかわかんないんです。とりあえず一週間後、その大事の関係者さんにお話しを伺いに行ってみるんです。事によってはそのまま他の行動に移る可能性もありますし、だからみんなで一旦解散して、親や同居人に話をしておこうって決めたんです。」 「・・・そう。」 「後、これは自分たちの意地なんですけど。」 恐らく、自分たちが決めた事の中で一番怒られるであろうことを、口にする。 「最初に巻き込まれたのが自分たちってのもあるんですけど、僕たちだけでやってみようって。」 これは覚悟だ。挑戦だ。今まで、この修羅の戦道を先に歩んできた者たちから、ルーチェたちが本当に自立する為の。 どんな逆境でも、乗り越えてきた彼らの背中を見てきた。強くて、眩しくて、誰もが目を晦ませるほどの雄々しさ。 そんな彼らの跡を継ぐのは、まぎれもない自分たちだと、自分たちでありたいと思うから。 その背中に追いつくために、追い越すために、影から陽へとなるために。 「自分たちだけでやってみたいんです。」 お願いします、と頭を下げる。見えなくともクリーマの視線が自分の集中しているのがわかった。 やがて、穏やかな溜息一つこぼすと、静かに彼女は喋り出した。 「・・・そうですわね、あなたも、あなたたちも、思えばもうちゃんと成長してるんですもの。ついつい子供のように関わってしまっていたわ。」 顔をあげたルーチェに対して、保護者失格ね、とクリーマは苦笑する。 その構ってくれる優しさに救われたんです、とルーチェが答えると、クリーマは驚いたように目を見開いてから、口元を綻ばせた。 そして立ち上がってルーチェの背後に回り込み、優しく抱きしめる。 「やってごらんなさい。けれど、絶対無茶はしないこと。」 「そして本当に危なくなったら、みんなを頼ること。」 「ええ、そうです。成長しても、結局あなたたちは私たちの大切な子供たちなんですからね。」 「はい。」 折り目正しい返事が聞こえて、クリーマは満足げに微笑んだ。 その日も例外なく、とても天気が良かった。雲一つない抜けるような色の青い空を背に、真っ白な時計塔が建っている。 何時頃から存在していたか分らないが、この塔はローイア諸島の数ある小島のうちの一つにあった。 潮風が木々の葉を擦る音と、遠くから聞こえる潮騒以外、とても静かだった。まるですべての流れが止まっているかのように。 「・・・で、あいつはどうした。」 あと一人がなかなか揃わない、というところでカガミが呟いた。昔は新米だった立場の彼も、今ではすっかりベテランポジションだ。 もう一人そのポジションにいるはずの男・・・火牙は、まだ現れない。 「まだ集合時間までありますし。」 ルーチェは苦笑し返す。比較的真面目な面々だ。火牙以外は集合時間前にこの場所に到着してしまっている。 それで手持無沙汰に、ジュニアとルルティは持ち物を確認しつつ談笑していた。 「いつもは観光客がいるはずなんだけどなー。」 「そうなの?」 「うん。でも今日は誰もいない。不思議・・・。」 「じゃあ水入らずで会話できるかもね!」 「その為に人払いがされてるってことかも。」 不可思議な力って怖いわぁ、とジュニアがごちると、ルルティは鈴を転がすようにころころと笑った。 そんな様子を見守っていたユキが、突然ぴくりとして立ち上がる。常夏独特の森林が生い茂る向こうを見つめた。 「どうした?」 「なんかくる。」 「火牙じゃないのか?」 「大きな獣。人じゃない。じゃないとあんな大きな音でない。」 大きな音、と言ってもカガミ達には何も聞こえなかったのだが、彼女の野生の感はぴか一だ。そしてわずかに遅れて、確かに何者かがこちらに向かってくる音がする。草木をかき分ける音。しかも尋常じゃない速さだ。成程。確かに人ではあんな音はでない。 警戒してそれぞれ得物を構えた一行の前に躍り出たのは、やはり一匹の獣だった。 大きな耳、長い尻尾、太い前足、立派な土色と黒の縞模様の体躯。そして額の三日月呪文法の証、爛々と輝く金色の瞳。 濫月と呼ばれる魔物だ。 「お待たせ!」 そんな猫と虎の間の生き物のような見た目をした魔物の背に乗っていたのは、今しがたまで一行が待っていた火牙だった。 それをみて一行は警戒を解く。ということは、この獣は。 「泰紀も連れてきたのか。」 「いやーなんか合流しちゃってさ!」 後さ、と火牙は背後に目を見やる。どうやら彼の他に騎乗している者がいるらしかった。 黒と白のコントラストが美しい翼をもった青年だ。 「ずるいじゃんお前ら!オレも誘えよ!」 「フィラ!」 「同じ不満を抱えてるのはオレもなんだからよぅ。」 口を尖らせてそういう青年はカミラギルド総詰所の傭兵、フィラだった。確かに彼も若く、自分たちと同じ不満を抱えていたが、何しろこの事件の馴初めにはかかわってなかったし、時間もあまりなかったので声をかけられないでいた。 火牙とフィラが背から降りるや否や、毛づくろいしだした泰紀を背後に、何も言わずに急いで休暇申請しちゃったぜ、とフィラは悪びれもせずに言う。 揃ったメンバーを見渡して、カガミはルーチェを見やる。ちょうど集合時間になりました、と答えてきた。 「フィラ、事情はどこまで知ってる?」 「全部!泰紀の背中に乗ってるときに火牙から聞いた。」 「ならこのまま出発しても大丈夫ですね。」 「でも火牙の説明とか不安しか残んないんだけど。」 「ひっでぇ!!」 「ふがーお。」 「泰紀ちゃんもすぐ出発していいって!」 「ベルファストに秘密じゃないよねぇ?」 短い談笑、短い確認。それだけで十分だ。 「じゃ、行こう。」 誰かがそういって、一行は塔を見上げた。 真っ青な天空が目に痛い。陽を受けて白銀に淡く光っているように見える時計塔は、変わらずに時を刻み続けている。
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各技能の行為 基準値 これらの行為の基準値は、「関連するスキルLv*10+関連する能力値」となります 関連する能力値は各行為に【 】で表示されます ただし、関連するスキルを持っていた場合、関連する能力値が0以下の場合は一律「0」となります。 各技能の行為 基準値 盗賊技能1.受身【装備制限】【専用】【敏捷】 2.鍵開け 【専用】 【器用】 3.軽業 【装備制限】 【敏捷】 4.記憶術 【専用】 【知力】 5.聞き耳 【装備制限】 【知力】 6.忍び足 【装備制限】 【敏捷】 7.スリ 【専用】【装備制限】【器用】 8.潜伏 【装備制限】【敏捷】 9.捜索 【知力】 10.登攀 【専用】【装備制限】【敏捷】 11.幅跳び/高飛び 【専用】【装備制限】【敏捷】 12.尾行 【専用】【装備制限】【敏捷】 13.変装 【専用】 【器用】 14.宝物鑑定 【専用】 【知力】 15.罠発見/感知 【専用】 【知力】 16.罠解除/設置 【専用】 【器用】 17.戦闘 【専用】【装備制限】 18.足跡追跡【専用】【知力】 知識技能1.怪物判定 【知力】 2.占星学【専用】 【知力】 3.知識 【専用】 【知力】 4.文献調査 【専用】 【知力】 5.宝物判定 【専用】 【知力】 6.薬品学 【専用】 【知力】 7.カー・ノレッジ 【専用】【知力】 8.ヒエログリフ【専用】【知力】 冒険技能1.乗馬 【敏捷】 2.水泳 【敏捷】 3.操船 【器用】 4.登攀 【敏捷】 5.幅跳び/高飛び 【敏捷】 盗賊技能 盗賊技能には以下の能力があります。 これらの能力の中には装備が軽装でないとできないものがあります。 その能力を活かすには、その装備の必要筋力が筋力の半分であり、更に鎧はリングメイル、または非金属製の鎧で無ければなりません。 また、盗賊スキルを所持していなくても挑戦できるものととできないものがあります。 (仮に【盗賊】が1以上あったとしても盗賊技能をLv1以上持っていないとダメです) 装備制限を受けるものは【装備制限】。盗賊技能が必要な場合は【専用】とあります。 1.受身【装備制限】【専用】【敏捷】 盗賊は高いところから落ちても上手に受身を取る事でダメージを軽減できます。 通常、落下ダメージは「高さ(m)*3-防御判定」となりますが、盗賊はこの高さを「盗賊技能Lv+(敏捷/10)」だけ減らせます。 つまり、6mから落ちたとしても盗賊技能Lv3で敏捷が30あれば受身を取れたとしてダメージを受けません。 2.鍵開け 【専用】 【器用】 扉や宝箱の鍵を開けます。 魔法の鍵には通用しません。 シーフ用ツールをもっておらず、針金などでやる時は-10のペナルティーがかかります。 3.軽業 【装備制限】 【敏捷】 盗賊は綱渡りや木の枝から枝へ飛び移るなど、身体のバランスや俊敏な動きに熟練しています。 4.記憶術 【専用】 【知力】 目撃したものを覚える能力です。 盗賊はこれを習慣的に行っています。 覚える時ではなく、思い出す時に判定してください。 GMは目撃してからの時間で目標値を決めてください。 特に意識しようとした事は+20のボーナスが付きます。 5.聞き耳 【装備制限】 【知力】 壁や扉の向こう側や離れた場所から微かな音を聞き出す時に使います。 様々な音から特定の音だけを選り分けて聞きだすこともできます。 6.忍び足 【装備制限】 【敏捷】 音を立てずに動く為の能力です。 これを聞きつけられたかの判定は、忍び足をする側の【盗賊Lv*10+敏捷】と聞く側の【経験*10+知識】で対決判定です。 聞きつける側が特に注意を払っていない場合は-40のペナルティーです。 7.スリ 【専用】【装備制限】【器用】 相手の隙を窺い、財布や小物をスリ取る能力です。 スリ取る側が【盗賊Lv*10+器用】、スリ取られる側が【経験*10+知力】で判定をし、成功したか気づかれたかを対決判定します。 8.潜伏 【装備制限】【敏捷】 物陰などに隠れ潜む能力です。隠れる時は判定不要です。 それを探そうとする物、あるいは近くによってきた時に気付くか対決判定をします。 忍び足と同様に判定をしてください。 9.捜索 【知力】 隠された物を探し出す能力です。 宝箱の二重底や廊下の隠し扉を見つけるなどです。 10.登攀 【専用】【装備制限】【敏捷】 壁や崖を上る為の能力です。 冒険者は全てこの能力を所持していますが、盗賊のそれは上位能力です。 通常はロープ無しでは試みる事はできませんが、盗賊はそれ無しで可能です。 ロープがある場合は盗賊は自動失敗以外は自動成功です。 後は、壁や崖の状態で修正が入ります。 11.幅跳び/高飛び 【専用】【装備制限】【敏捷】 幅跳び/高飛びで障害物を越えることができます。 冒険者は全てこの能力を所持していますが、盗賊のそれは上位能力です。 通常はただ普通に飛ぶだけですが、盗賊は棒を使っての棒幅跳び/棒高飛びが可能で、目標値は低くなり飛べる距離や高さは多くなります。 またただ普通に飛ぶだけでも盗賊はより遠くにより高くに飛べます。 12.尾行 【専用】【装備制限】【敏捷】 相手に気付かれないように尾行する能力です。 気付くか気付かないかは忍び足と同様に対決判定を行います。 13.変装 【専用】 【器用】 特殊なメーキャップで自分の顔や姿を変える能力です。 自分と全く別人に振舞うのは簡単ですが、特定個人に変装するのは大変です。 盗賊自身の知人、あるいは特定人物に変装している時のその人物の知人に出会った時に対決判定を行います。 対決判定は忍び足と同様に行います。 GMは変装の不自然さ(異性に化けているなど)を考慮して達成値に修正を加えてください。 特に、特定個人への変装は厳しい修正を与えるべきでしょう。 14.宝物鑑定 【専用】 【知力】 宝物としての価値があるかどうか、どちらがより価値があるかを瞬時にわかる能力です。 また、これは人の身なりや様子、巾着の膨らみ具合から金持ちかどうか判断する時にも使えます。 時間をかければ宝石や金銀だけではなく、美術品なども含めて具体的な価格を判定できます。 ただし、魔法の品物や、内容を理解する必要のある書物は対象外です。 15.罠発見/感知 【専用】 【知力】 罠発見は能動的に場所を特定し、その場所を調べる時に使います。 罠感知は過去の経験や知識から、罠の存在を感じ取ります。 罠感知は罠が発動する直前に判定を行います。 感知の場合は目標値に+40してください。 16.罠解除/設置 【専用】 【器用】 発見/感知によって見つけ出された罠を解除します。 失敗した場合は、達成値が60以上足りなければ罠が作動します。 設置は発見/解除の目標値が盗賊Lv*5+器用+50の罠を自動成功で設置できます。 17.戦闘 【専用】【装備制限】 盗賊は盗賊技術での戦闘を行えます。 ただし、その場合は筋力の半分までを必要とする武器・鎧・盾しか装備できません。 18.足跡追跡【専用】【知力】 地面に残された足跡を追跡します 知識技能 知識スキルを所持していなくても挑戦できるものととできないものがあります。 知識技能が必要な場合は【専用】とあります。 1.怪物判定 【知力】 モンスターを知っているかどうかを判定します。 2.占星学【専用】 【知力】 天体の運行から近い将来に起こる事件の予兆を知る事ができます。 予兆は事件の大雑把な情報として伝えられるべきです。(新聞の見出し程度だと思ってください) 日食や月食はフォルシウス大陸ではめったに起こりませんが、起こった以上は何かの前触れです。 3.知識 【専用】 【知力】 この能力の適用範囲は非常に広いものです。 雑学から政治、科学まであらゆる分野の物事を知っているか判定します。 4.文献調査 【専用】 【知力】 怪物判定や宝物判定、知識で失敗した時に、後で文献を調査してそれを突き止める事ができます。 基本的に一つの項目に対し、一週間ほどかかります(GMの判断で増減します) この間は調査以外の行動は殆ど行えません。 豊富な文献が無ければ調査自体不可能です。 調査を終えると再度、成功判定を行えます。 ここで成功すれば解りますが、失敗すれば調査はやり直しです。 5.宝物判定 【専用】 【知力】 宝物の価値や効用を知る為の能力です。 標準的な古代王国の宝物なら目標値は90ぐらいでしょう。 6.薬品学 【専用】 【知力】 この能力は毒や薬に対する知識を表します。 未知の薬品や毒物の鑑定をする事ができ、また各種の薬品や毒物を調合できます。 目標値はGMが定めてください。 目安として、微量で人を殺せて無味無臭の毒の目標値は120です。 7.カー・ノレッジ 【専用】【知力】 【精霊技術LV1】以上を所持している場合、対戦する相手がカーであるのならその詳細が自動的に分かります。 又、カーにとりつかれた者を倒したとき、それを石版に転移させて自分のカーとして使うことができます。 8.ヒエログリフ【専用】【知力】 ヒエログリフ(聖刻文字)が解読できるようになります。 冒険技能 冒険者共通の能力です。 経験*10を基準値として判定します。 1.乗馬 【敏捷】 普通に乗馬するだけなら自動成功です。 しかし、障害物を飛び越える、戦闘など激しい動きをする場合は判定が必要です。 普通に戦闘を行うなら毎ターン目標値50の成功判定です。 失敗すると行動不能です。 片手は手綱を握っている必要があります。 手綱を放す場合は目標値に+40の修正が入り、失敗すると落馬します。 これは3mの高さから落ちたのと等しいダメージを受けます。 2.水泳 【敏捷】 全ての冒険者は基本的な泳ぎができます。 しかし、何キロも離れた島へ泳いだり、激流を泳ぐ時は判定が必要です。 3.操船 【器用】 竿やオールを用いる小型船の操船で判定します。 帆船など本格的な物は無理です。 4.登攀 【敏捷】 盗賊の登攀と同じですが、ロープが必須であり、高さによる難易度も此方のほうが高いです。 5.幅跳び/高飛び 【敏捷】 盗賊の幅跳び/高飛びと同じですが、下位性能です。 以下広告
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ルキスラ競馬場 所在地 ルキスラ郊外 責任者 ライダーギルド長 施設情報 コースは周回コースではなく、馬蹄状の形であり全長は2400m。 左回りの芝コース。向こう正面から上り坂が続き左カーブに掛かると、 今度は高低差40mの下り坂が続き直線コース入口まで及ぶ。 正面の直線は約600mでゴールまで上り坂が続く。 競馬ルール(ベータ版) 【条件】 レースは2400mの芝コースで施行されます。 NPC騎手の実力は、特に断りのない限りライダー技能14レベル相当です。 競走馬の能力は騎獣の「ホース」に準拠します(シナリオの都合で例外もありえます)。 【能力値】 競走馬は以下のパラメータを持っています。 スピード値=移動力×6(通常は30×6=180) スタミナ値=HP+生命抵抗力(通常は初期値48) 【進行】 処理はラウンド単位で行い、移動ステップ→チェックステップの順に繰り返します。 【移動ステップ】 移動は2つのフェイズにわけて処理します。 (第1フェイズ) それぞれの馬は、1ラウンドに「スピード値+1d」mを走破します。 このとき、スタミナ値が3点消費されます。 (第2フェイズ) 第1フェイズの処理が終了したあとに行い、各馬の操作を担当する者は以下の宣言を行います。 ・騎手が「拍車をかける」ことで「1」m前進できます。スタミナ値を1点消費します。 ・騎手が「鞭を入れる」ことで「1d」m前進できます。スタミナ値を3点消費します。 ・騎手が「手綱を絞る」ことで「任意」m後退できます。スタミナ値は消費しません。 これらは1ラウンドあたり最大でスタミナ値5点分まで、何個でも宣言することが可能です。 ただし、残りのスタミナ値がマイナスとなるような宣言はできません。 この宣言は個別に非公開(トーク)で行われます。 全員の宣言が揃い次第GMが一斉に公開し、処理します。1dを振る場合はこのタイミングです。 【チェックステップ】 レースの進行に関する各種のチェックを行います。チェックは上から順に処理します。 ゴールチェックに該当する馬がいた場合、競走中止チェックは行われない点に注意してください。 (ゴールチェック) トータル走破距離が2400mに達した馬がいる場合、ゴールに到達したものとします。 該当馬の優勝とし、その時点でレース終了となります。 2着以下はその時点におけるトータル走破距離が長い順に決定します。 該当馬が同時に複数発生した場合、トータル走破距離がより長いほうの馬の優勝とします。 トータル走破距離も同じだった場合、最終ラウンドの走破距離が短いほうの馬の優勝とします。 ここまでで決着がつかない場合は、1着同着とし2頭以上の優勝を認めます。 (競走中止チェック) スタミナ値が0以下となった馬がいる場合、故障を発生したものとしてレースから除外されます。 また、馬の操作を担当するものは、いつでも、宣言を行うことで競走を中止することができます。 全ての馬が競走を中止した場合、レース不成立となります。 走っている馬が1頭だけとなった場合、その時点でレース終了となり、該当馬の優勝とします。 【脚質】 競走馬は、それぞれ得意・不得意とするレースパターンを持っています。 各ラウンドの移動処理を開始する時点で、馬の位置関係をチェックし、以下の効果を適用します(条件のないものについては、位置関係に関わらず常時発動しています)。 (逃げ) ・単独で先頭を走っている場合、第1移動フェイズにおけるスタミナ消費が1点軽減されます。 ・自分より前を他の馬が走っている場合、第1移動フェイズにおけるスタミナ消費が1点増加します。 (先行) 第1移動フェイズにおける1dの出目が「1」であった場合、任意に振り直すことができます。 (差し) ・単独で先頭を走っている場合、第2移動フェイズにおいて一切の宣言が行えません。 ・第2移動フェイズにおいて「鞭を入れる」宣言をした場合、さらに追加で「1d」m前進できます。 (追込) ・最後方を走っている場合、第1移動フェイズにおけるスタミナ消費が1点軽減されます。 ・第2移動フェイズにおいて消費可能なスタミナ値の最大値が1点上昇します(最大6点まで消費できます)。
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発売日はいつ? 文字の大きさは大丈夫ですか? [#h975bfe7] 3D酔いしやすい体質でも楽しめますか? プレイ時間はどれくらいですか? 読み込み時間はどうですか? 処理落ちはありますか? エンカウントの方式は? フルボイス対応ですか? イベント/ムービーのスキップ、または一時停止はできますか? やり込み要素はありますか? Lvの上限は? 2周目はありますか? コクーンとパルスの関係って? パージするって日本語でいうと何? 用語がよくわからない オプティマ、クリスタリウムって? ロールは何種類? 何章まであるの? パーティ変更できないんだけど? 改造が・・・ オーディンが・・・ 武器LVが★に・・・ スモーク・・・ 全然ブレイクでないんだけど 全然自由じゃないし、乗り物やミニゲームはないの? ライブラでエネミーリスト?のままだけど 敵が倒せません チョコボの乗り方 発売日はいつ? 2009年12月17日。海外は2010年3月予定。 文字の大きさは大丈夫ですか? ブラウン管ではかなり見難いと思います。 液晶30型以上推奨します。 接続端子は赤白黄 S D (デジタルの壁) HDMI 3D酔いしやすい体質でも楽しめますか? カメラの回り方が結構激しいので酔う。 また、フィールドカメラが滑るので苦手な人は注意。 プレイ時間はどれくらいですか? 40〜60時間 もちろん寄り道すればもっとかかる。 読み込み時間はどうですか? セーブデータロード後に長めのロードあり。 その後はエリアチェンジ時に若干ロードがあるが気にならないレベル。 処理落ちはありますか? 特にありません。 エンカウントの方式は? シンボルエンカウント フルボイス対応ですか? はい イベント/ムービーのスキップ、または一時停止はできますか? できる。スキップはスタート→セレクト やり込み要素はありますか? トロフィー機能はある。 Lvの上限は? クリスタリウムはLV10 ロールはLV5 2周目はありますか? 無い クリアー後セーブで継続プレイ可能。クリア後クリスタリウムLV10開放 コクーンとパルスの関係って? 最先端都市とその外界 パージするって日本語でいうと何? 切り捨てること。 用語がよくわからない 徐々に理解できるように話がつくられているから心配する必要は無い。 オートクリップ読め。 オプティマ、クリスタリウムって? オプティマ=ドラクエの「さくせん」 クリスタリウム=スフィア盤 ロールは何種類? 6つ キャラによって内容は変わってくる 何章まであるの? 13章 パーティ変更できないんだけど? 序盤は変更できない 改造が・・・ 動物系EXP小、重ねて使っていくとEXP取得倍率上昇(1.25 1.5 1.75 2 3倍) 機械系EXP大、使うと個数に応じて取得倍率ダウン オーディンが・・・ 1.雷の指輪を装備する 2.ふたりヒーラー、ふたりブラスターのオプティマを用意する 3.オーディンが攻撃しているあいだはふたりヒーラーで耐える 4.オーディンがウルの盾を使用している間はふたりブラスターで攻撃する 武器LVが★に・・・ ★状態の武器を選択すると素材に対応する鉱石があればそれが使用可能になります。 スモーク・・・ フィールド移動中にL1 全然ブレイクでないんだけど アタッカーとブラスターを1人ずつセットする事をお勧めする。 アタックはゲージ溜まりにくいが継続が長い、 ブラストはゲージの溜まりは早いが継続力が弱い(継続の優先順位はアタック>ブラスト) 全然自由じゃないし、乗り物やミニゲームはないの? 11章まで頑張って進めろ ライブラでエネミーリスト?のままだけど 今のところ最初からやりなおすしかない。 敵が倒せません シェルやプロテスなどの強化やデシェルやペインなどの弱体を使う。 今作は強化弱体の影響が極めて大きいので有効に使うべし。 それでも倒せないなら成長と武器強化する。 チョコボの乗り方 場所:アルカキルティ大平原 ミッション12「六死将・暴虐なる破壊者」(難易度C)を受託しクリアする先に進むとチョコボの楽園、イベントもあるが現時点では騎乗不可能。マップ各地に羽マークと共にチョコボ出現。 ミッション14「チョコボの守り人・決意」(難易度C)を受託しクリアする 2のミッションクリア報酬でギサールの手綱を入手、チョコボに騎乗可能(冥碑の場所) 12→メディア峡谷入口を南に見て、平原到着時のセーブポイントから壁沿いに西に進んだ細い路地の先 14→メディア峡谷入口を南に見て、平原到着時のセーブポイントから北北西にある湖。枯草模様の川の真北。
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【元ネタ】狂えるオルランド 【CLASS】ライダー 【マスター】バゼット=フラガ=マクレミッツ 【真名】ブラダマンテ 【性別】女 【身長】168cm 【体重】52kg 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具A+ 【能力】 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 対魔力:A+ すべての魔術を無効にする指輪の加護、A+以下の魔術は全てキャンセル、 それ以下の魔術はディスペルしてしまう。 【保有S】 騎士十戒:B 神に対する敬虔なる信仰心と騎士としての礼節と戒律。強固な信仰と意思により 精神干渉を無効にする。ライダーは女ながらに徳目を固守する騎士の鑑であった。 心眼(偽):C 第六感による危険回避。その繊細な感受性により自らの危険や破滅を違和感として いち早く感じ取れる、俗に言う女の勘。 防衛:C 拠点防衛における戦術的判断力。敵に虚を突かれたとしても対処する場合 に有利な補正が与えられる。マルセイユ要塞司令官の手管。 【宝具】 純潔の銀鎖(ロジェスティーラ) ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2-50 最大補足:150人 グリフォンと雌馬の間に生まれた魔獣を従える為にライダーの婚約者である騎士ロジェロ が魔女より授かった魔法の手綱と馬具一式。幻想種に強力な拘束を掛けて騎手のランク以 上であっても乗りこなす事が可能となる宝具。アトランテの魔道書の断片により召喚した ヒポグリフにこれを装着させる事で従える。本来魔獣・聖獣ランクの獣を乗りこなせない ライダーがヒポグリフを乗りこなせるのはこの宝具の能力に依る。また拘束を強める事で、 この宝具を装着している幻想種の魔力を凝集・前面に集中させ、いかなるを防壁も粉砕し 突破する。その瞬間的な速力は凄まじく地球の重力をも振りきってしまう。ヒポグリフは 身体の前半身が鷲、後半身が馬の魔獣でその翼で大空を駆けたり、肉を好んで食すとされる。 不破なる誓い(サングリアル=カタイ) ランク:A+ 種別:対魔宝具 レンジ:0 最大補足:1人 持ち主をあらゆる魔術から護る絶対加護の指輪。指に嵌めることであらゆる魔術を遮断し、 掛けられた魔術は一瞬で解呪してしまう効果を持つ。また指輪を嵌めた手で体のどこかを掴 めば、手を離さない限り魔術師は一切の魔術が使用できなくなって無力化してしまう。元は カタイ王ガルフローネの娘アンジェリカ王女の所有物で盗賊ブルネロが盗み出し、魔術師ア トランテに囚われた恋人ロジェロを取り戻すべく遠征の旅の途であったライダーに奇縁によ り渡ったもの。この指輪の力によりアトランテの魔術を防いだライダーは指輪の力により魔 術師を無力化して、ロジェロや囚われの身の多くの騎士を開放した。また女怪アルチーナに 魅入られたロジェロの呪縛を解く時にも用いられ、それを機に彼の所有となった。 【特記事項】 シャルルマーニュ王の甥にして十二勇士の一人リナルドの妹、美貌の女騎士ブラダマンテ。 クレルモン家の令嬢にして、マルセイユ市長兼要塞司令官。白い羽根飾りと白いマントを好む事 から白の騎士と呼称される。女だてらにシャルルマーニュのイスパニア遠征に参加し、幾多の武 勲をあげる。その戦場の最中で兄リナルドと一騎打ちをして引き分けに持ち込んだ、サラセンの 騎士ロジェロと運命的な出会いをする。そして彼に恋心を抱き、戦いの最中でもなお恋に思い煩 うブラダマンテはある日、ロジェロがサラセンの魔術師アトランテに幽閉されているという噂を 聞き、単身遠征に乗り出す。そして途中で出会った魔女の助勢もあり、彼女の助言で手に入れた 盗賊から奪い取った魔法の指輪で魔術師を無力化して、ロジェロ他多くの騎士達を救い出すこと に成功した。その時魔術師の愛馬である魔獣ヒポグリフを手に入れるが、この騎馬獣によってロ ジェロを再度誘拐されてしまう。その後ロジェロは女怪アルシナに誘惑され虜にされたり、再度 アトランテの計略によって捕らえられるが、その都度彼女はこの試練に挑んでは、彼を連れ戻し、 最後はロジェロと結ばれる。 【特記妄想】 シャルルマーニュ陣営最強の戦うヒロイン。 恋人に抱えられるより、むしろ恋人を抱えるイメージがある
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633: リラックス :2019/07/03(水) 12 05 51 HOST pw126182075023.27.panda-world.ne.jp よし、今のうちに 天の涙事件、小ネタ We are not demon s food! 天の涙事件以降、魔物の被害によって壊滅した村落は後を絶たなかった。 その生き残りや、親類や友人を魔物によって食い殺された者達の魔物に対する憎悪は筆舌しがたいものがあった。 涙ながらに魔物への恨みつらみを唱える彼らへの罪悪感のみが理由ではないが、日英独の三ヶ国は協力して対魔物用の兵器や技術を開発し、軍による討伐や巡回を増やすなどして出来る限りの対策をしていた。 しかし、それとて完璧ではなく、村落や集落を襲撃した魔物と村人達が交戦を行うようなケースは徐々に増えていった。 幸いにも、魔導技術の公開(主に日本の提供した擬似魔法)にある程度のGOサインが出たこと、それを組み込んだ防衛マニュアルの普及、対魔物戦を想定した緊急捕殺部隊の設立など、そうした対策は間違いなく効果を上げており、遺族の怒りや憎悪が政府の無為無策に向かうことは避けられた。 しかし、彼らの中には、「政府や軍にだけ負担を強いる訳にはいかない」と言って、立ち上がる者達もいた。 「俺たちは魔物の餌ではない!」 彼らはそう叫び、合法の範囲で武器の調達を行い、退役将校やマタギの協力の下に対魔物戦の訓練を積み、擬似魔法について習得した。 そして移動用に軍から払い下げのあったトラックや原動機付自転車を調達し、各地方を巡って魔物との終わらない戦いへと身を投じた。 あくまでも害獣駆除のボランティアとして、私費により行われていた活動は、徐々にこの活動が紙面などに取り上げられるようになるにつれて全国から寄付金が寄せられるようになり、大規模な活動となっていく。 流石にこうなると政府も放置出来ず、軍から人を派遣して訓練に協力したり、また逆に講師として招いて村落に魔物が現れた場合のマニュアルや訓練法の作成、及び村人に講演を行ったり訓練の協力をお願いするなど、可能な範囲での協力体制を整えている。 この動きは程なくして海外にも広まり、最初は各国政府も困惑したが、魔物対策という頭の痛い問題に対して有用であることは明らかであった為、最終的にそれぞれにバックアップを行うことを決定している。 「彼らこそ、愛国者の鑑である!」 とある太平洋沿岸部の国ではそう絶賛する見出しが一面を飾った。 これにより、資金面でスポンサーを得られるようになった彼らは、更に組織と活動を拡大させて行く。 誰かが叫び始めた「俺たちは魔物の餌ではない!」というスローガンの下に、魔物対策への関心は自治体から個人レベルまで広がりを見せていき、潜在的な彼らのシンパと言って良い者たちは急速に数を増やす。 一部では野放しの武力が大きくなり過ぎることに懸念が示されたことから、法人化の為の法整備や、政府からの依頼を受けて魔物退治を行って報酬を受け取るという体裁を整え、立場をグレーゾーンの沼から合法化して支援を行う代わりに、手綱を握る為に様々な対策を施している。 なお、関係者は政府も我々の働きを後押ししてくれている!と益々やる気を出すことになるのだが、関連の法整備などでちょっとしたデスマーチが担当部署で起きたというのは余談だ。 これにより、魔物による被害は戦前の野生動物による被害と同じか、少し低いくらいにまで抑えられるようになったことを考慮すれば、成果に見合わないとは言えないだろう。 「……冒険者、いや、ハンターギルド?」 「単純に魔物の駆除業者ってことでよいのではないかと」 某所でそんな声が囁かれたかどうかは定かではない。 ついでに余談だが、某国でとある亡き国家の生み出した生物兵器の生き残りが魔物化して人類に牙を剥くという特撮映画が作られるのだが、その魔物(劇中では怪獣)に立ち向かう人類側の希望として、彼らの勇姿が描かれたらしい。 634: リラックス :2019/07/03(水) 12 07 14 HOST pw126182075023.27.panda-world.ne.jp 以上、We are not food for the demons.と悩んだが、元ネタ的にこっちにした。