約 135,427 件
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/121.html
OP候補作 禁忌の序章 ◆rZaHwmWD7k 一筋の光すら刺さぬ闇の底。 閉ざされた地下ホール。その中央の玉座に〝ソレ″は鎮座していた。 人影に質量を持たせ、無数の目玉を張り付けた様な悪趣味な異形。 それだけでは無い、気付けばその異形の周囲には無数の人影があった。 その数、総数にして72。 全ての影が大なり小なり困惑している様で、頼りなさげに揺れていた。 異形は、過不足無く集めきった人々を睥睨し、待ち望んだ瞬間に、万感の思いを込め開口する。 「御機嫌よう、歓迎するぞ72の人柱諸君」 人々の視線が声の方向へむけられるが、困惑が終息することは無く、むしろ加速していく。 「諸君に集まってもらったのは他でも無い、これから諸君には人柱として完成するための儀式の参加者として―――殺し合いをしてもらう」 !? 突如として告げられた不穏かつ理解不能な宣言。 余りに唐突に過ぎる全ての事象に五体がついていかない。 「参加者間の実力差を僅かながら埋めるため、お前達に縁のある道具を脈絡なく支給する。 良い物を引き当てるよう祈るといい」 だが、異形はそんな人々―参加者の不安など歯牙にもかけず淡々と説明を続ける。 ゲテゲテと参加者を見る目玉は人が這いずる羽虫を見る目と酷似していた。 「また、6時間ごとに死者と禁止区域の発表を行う、聞き逃すことが無い様にする事だ。 頭の中で不吉の鐘の音が鳴り響く。 嫌だ。聞きたくない。しかし、耳を塞ごうとしても彼、或いは彼女の腕は動かなかった。 「そして、首輪と禁止区域についてだが、前述のとおり放送で発表される もし、禁止区域に迂闊に踏み込めば―――」 「ナマ言ってんじゃねーぞ目玉野郎」 その時、 話の腰をへし折るようにして70の参加者の中から赤い外套を纏った少年が飛び出した。 「いきなり攫ってきて、人柱だの、殺しあえだの、あのヒゲじゃあるまいし悪趣味にも程があるんだよ!」 少年は義憤に駆られたまま両手を合わせる。 放つは彼の全ての原初にして最強の力、錬金術―――だが、 「―――ッ術が発動しない!?」 錬金術により変貌を遂げるハズだった地面は虚しく沈黙を保っていた。 「これから暴れられても仕方ない。取り押さえろ」 その言葉が号砲となり異形の背後から異形に良く似た影の怪物が現れる。 少年は逃れようとするが、錬金術の使えぬタダの人間では影の怪物に、人造人間の不意打ちに抗うには非力すぎた。 そのまま地面に縫い付けられる。 『大人しく父上に従って貰いましょうか。鋼の錬金術師』 「テメェ、プライド!?ってことはまさか目玉野郎がお父様って事…」 少年はジタバタともがくが、完全にがんじがらめにされているため身動きが取れない。 再び場を静寂が支配した。 一度の嘆息の後、異形は再び他の参加者達に向き直る。 「邪魔が入ったが、どこまで話したか……ああ、そうか禁止区域までだったな ソレについては実際に見てもらった方が早いだろう」 お父様と呼ばれた異形が上を見上げる。 するとゴゥンと言う腹の底まで響くような音と共に闇色の天井から十字架が現れた。 そこに磔にされた金髪の少女と共に。 「ウィンリィ……」 地を這う少年の目が見開かれる。 「クソッ、放せプライドッ!! やめろ目玉野郎、ソイツに手ェ出したらぶっ殺すぞ!!」 『それはできない相談ですね、そのまま打ちひしがれていなさい』 少年は全身に力を籠め立ち上がらんとする。 ミシミシと機械腕でない左腕が悲鳴を上げる。だが、どうでもいい。 速く助けなければ、何とかしなければ取り返しのつかないことになる――― それでも、少年にできたのは顔を僅かに動かしたこと。それだけ。 自分に立ち上がるための足と全てを取り戻すための腕を与えてくれた少女。 ウィンリィ・ロックベルと目が合う。 「……負けないで」 少女は最後に震える声でそう呟いた。 ――――――ドンッ!!! 人が死ぬには余りにも渇いた音と共に、少女は光の向こう側へと消えた。 「お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおァアアァッ!!!」 残された物は少年の慟哭と掛け値なしの絶望。それだけ。 「ここまですればもう全員呑み込めただろう お前たちがつけている首輪には私の周辺で抵抗するための気力と能力を奪う力と強力 爆弾が組み込まれている」 唐突な暴虐。 「会場に到着すれば、前者につては自動的に解除される…が、爆弾については 禁止区域に入るか、非常に強い衝撃を与えれば、容赦なく起爆する」 突きつけられた一人の少女の死に、今度こそホールは戦慄く。 「プ、プロデューサーこれってドッキリにゃ!?そうでしょ!」 自分に言い聞かせるように近くの男性に詰め寄ろうとする少女がいた。 「ミギー、起きろっ起きてくれ!!」 右手に話しかける少年がいた。 「……」 目が腐っている少年は未だ呆然と立ち尽くしていた。 「フフッ……」 白いスーツを着た男はこれから起こるすべてに期待を寄せ、嗤う。 未だ状況を理解できても受け入れない者もいる中で―尚も運命と言う地獄の歯車は回り続ける。 「最後に、完成された人柱には一度だけ全ての望みを「 もう喋らなくていいぞド三流… 」 異形の声を、少年が遮る。 その声には、ありったけの憎悪と憤怒が篭められていた。 『口を慎みなさい。鋼の錬金術師。 あなたの弟も、既にこちらの手の内です逆らえば――』 「良い、息子よ。エドワード・エルリックは私と同じヴァン・ホーエンハイムの血族だ 首輪の効果が薄いのだろう」 予期していた事ではあったが、改めて最悪な状況を突きつけられる。自分が不甲斐ないせいでウィンリィは死に、アルフォンスもホムンクルス達の手にある。 それでも少年―エドワード・エルリックは脳が沸騰しそうになる程の怒りを抑え、ハッキリと宣言した。 「こんな茶番さっさと潰して、アル助けた後纏めて粉々にしてやるから待っとけ 『フラスコの中の小人』……」 しかし、大気を震わせるような憤怒をぶつけても、フラスコの中の小人は動じない。 羽を?がれた蟲の泣き声に耳を傾ける人間などいないのだ。 ただ合理的に惨劇の始まりの“詰め”を推し進める。 「……時は満ちた。最期にもう一度言っておくぞ、人柱諸君」 『フラスコの中の小人』の右腕が玉座の隣に用意された錬成陣へと伸びる。 「最後の一人の価値ある人柱には望む願いを叶えよう。 故に、生き残る意志と望みを叶える意志を持つ者は――――― 全ての屍の頂きを目指せ」 錬成時特有の眩い光に世界が包まれる。 薄れゆく意識の中、その言葉が彼ら彼女らがこの場所で得た最後のモノ。 ―――かくして、悪夢のような"もし"の物語の幕は、開かれた。 【ウィンリィ・ロックベル@ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST死亡】 【主催】 【お父様@鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST】
https://w.atwiki.jp/wiki9_vipac/pages/974.html
AM 08:00 ファサード前線基地 ドアから数人の男が出てくる その内、眼鏡を掛けた男が五人程 その内の少々痩せている男がトロット・S・スパーである 「さて、ブリーフィングは終わったから私は時間まで待機しなくてはいけないな」 ブリーフィングの内容は午前十時にルガトンネルを襲撃、占領せよとのことである 私は愛機「バリオス・クサントス」を整備班に預け、朝食を摂りに行く いくつかのテーブル、そこに座って朝食を摂っている兵士達 前線基地だからか、設備が整っていない気もするが気にしないことにする 「ハンバーガーセットを」 メニューを注文した私の手には7と書かれたプレートがある そのまま7番のテーブルに座り、朝食を待つ 突然、轟音が鳴った、次第に騒ぎ始める兵士達 「敵襲、敵襲だ!」 窓を見ると緑色のタンク型AC「ホットスパー」が数機のMTと共に襲撃を掛けているじゃないか! 既に隊長のAC「オラクル」が迎撃に当たっているが念には念を押しておきたいので 私は整備班のもとに急ぐ 「バリオスの整備なら終わっていますよ、急いでください!」 整備班の声も聞かずに私はバリオスのコクピットに入り込む 計器、油圧計問題なし、整備兵に感謝! 動き出す鋼鉄の馬、それを見送る整備兵たち 私は戦意向上の意味も兼ねて叫んだ 「トロット・S・スパー、バリオス・クサントス、出るぞ!」 基地の敷地内にACが二機、青いACが隊長の「オラクル」 緑色のACが今回この基地に攻め込んできた身の程知らず、グリーン・ホーンの「ホットスパー」である 辺りには85式とその残骸……この基地に配備されているMTはオストリッチとオウルだけだ つまり彼は何機か護衛の85式を連れてきたようだがその半数が隊長に撃破されたと言うことか…… そしてACガレージからは戦闘を食い入るように見つめる兵士達 突然専属オペレーターから通信が入ってくる Operator《いいか、トロット、まずは奴の注意をこっちに向けるんだ!》 「了解!」 私はグリーン・ホーンに向けてLEOを放つ、こちらの存在を主張し、注意を逸らすために グリーン・ホーンはEN弾が機体に当たった時、こちらの存在に気がついたようだ Hotspar《ちっ、増援が来やがったか……》 Oracle《トロットか、援護に感謝する!》 グリーン・ホーンが残った部下をこちらに向かわせてきた Hotspar《レッド隊、出てきたACを迎え撃ってこい!》 Red1《こちらレッド1、出来るとは思えないが了解した!》 三機の85式がこちらに来る、真ん中の特に赤い奴が隊長か…… Red1《レッド2,4からの応答無し、拘束されたものと思われる》 Red1《私と3,5の三機で迎え撃つ!》 Red team《了解!》 勝てないと判りながらこうも立ち向かってくる…… それだけグリーン・ホーンに人望があると言うことか…… だが、そんなことは私には関係ない、私は降りかかる火の粉を払うのみ! operator《トロット、敵部隊を殲滅しろ!》 あらためて迫ってくる敵を確認してみる 三機の85式、特に赤い機体が隊長機と思われる 85式の武装は……隊長機がバズーカ、他の二機はマシンガンか…… 「喰らえ!」 私は85式の隊長機に向け、高出力のLEOを放つ そして戦果確認もせずに左側の85式に向けて肩のリニアガンを発射する Red1《エヴァンジェとの戦いのツケが回った、一足先に脱出する!》 旋回する際に動かなくなった85式の隊長機が見える どうやら85式の隊長機はさっきのLEOによって行動不能に陥ったようだ Red team《隊長がやられた、指揮は俺が引き継ぐ!》 Operator《トロット、背後に一機だ!》 振り向く前にちょっとした衝撃が私を襲う 被弾したか……ブースターに損傷無し、後ろの奴から叩く! 「ACにマシンガンが効くと思うな!」 私は急旋回し、振り向きざまにLEOを撃ち込む それと同時に脚部を撃たれた85式が戦闘能力を失う Red team《脚をやられた、レッド3、脱出する!》 一機になったレッド隊が果敢にも立ち向かってくる Red team《こうなったら一矢報いてやるまで!》 「それでも向かってくるつもりか、賞賛に値するよ……」 私は85式のカメラをリニアガンで吹き飛ばし、グリーン・ホーンにカメラを向けた Red team《カメラ破損、隊長……我が隊の負けです、脱出します……》 それを見たグリーン・ホーンはこちらにレールガンの銃口を向ける Hotspar《レッド隊、良くやった……こうなったら俺が二機を相手にするしかないか!》 レールガンの銃口に光が集まる Hotspar《墜ちろよ、蝿が!》 レールガンを撃ってくるが私は急な切り返しで回避に成功する Hotspar《ならもう一発だ!》 グリーン・ホーンが再びレールガンにエネルギーをチャージしようとしたその時 グリーン・ホーンの眼前には隊長が立ち塞がっていた Oracle《何処を狙っている、貴様は狙うべき相手を間違えたようだな!》 Hotspar《ならお前を撃つまで!》 グリーン・ホーンの方に付いているレールガンに光が集まっていく Oracle《後悔することになるぞ!》 隊長はENブレードでグリーン・ホーンがエネルギーをチャージしているレールガンを斬りつけた 当然の如くレールガンは大爆発を起こし、使い物にならなくなってしまった Hotspar《ヤバッ……撤退する!》 逃げようとしたグリーン・ホーンの前に重量型のACが立ち塞がる RagingtorrentⅣ《遅れて済まない、まあ俺無しでもこいつを倒せただろうな》 ゴールディ・ゴードンが駆る「レイジングトレントⅣ」である 金色だ、いくら何でも悪趣味なんじゃ…… RagingtorrentⅣ《何か言ったか?》 「い……イヤ何も……」 とにかく、彼の前で悪趣味だやら何やら言うのは厳禁である Hotspar《ACが三機も……こんなの有りかよ!》 Hotspar《こうなったらお前だけでも!》 そう言ってグリーン・ホーンはENマシンガンを隊長に向けたのだが…… 鈍い音が響き、兵士の歓声が沸き起こった そして、ホットスパーの上半身が宙に浮いた…… Oracle《私を舐めてもらっては困る》 隊長はENブレードでホットスパーの腰を切り裂いたのであった Hotspar《畜生……俺の負けだ……》 この後、グリーン・ホーンは身柄を拘束され、彼の武装勢力は解体へと追いやられたのであった 気がつけば腹鳴りが起き、私は強烈な空腹感に襲われた 「さて、朝食を摂りに行くか!」 AM8:00〜9:00 アライアンス所有ファサード前線基地にAC含む武装勢力が襲撃を掛けるが現地の防衛戦力により無事鎮圧する 尚、この作戦によりAC「ホットスパー」のパイロットまたは小規模武装勢力のリーダー 「グリーン・ホーン」と敵精鋭部隊の身柄の拘束に成功する
https://w.atwiki.jp/ssdmset2/pages/113.html
第8試合SSその2 投了SS (前回までのあらすじ!) 口舌院言論との戦闘を終えた、口舌院焚書。 口舌院言論の相手に短歌を読ませるという奇策により、十億度の熱戦が口舌院焚書に襲いかかッタ! 万事休す! もはや、ここまでか! と思われた口舌院焚書! しかし、口舌院焚書にとって、一億ドは二五二二年前に通り過ぎ去った温度でしかなかった。熱・光子を論理的に完全遮断する特性によって、危機挽回、見事、口舌院言論を退けのであった! しかし、事態は急転直下! 無色の夢を見たものは、戦い合う運命にある。 その噂を耳にした、口舌院焚書は、無色の夢の戦いに興味を持つ。 口舌院言論に、自身の思惑をあてられた口舌院焚書。 口舌院焚書は、口舌院言論に、無色の夢に潜り込んだ後のことを頼み、永遠に眠るとも知れない夢の中へと落ちていった。 眠り姫は、無事、現実に帰ることができるのか。 事態は、誰にも予測できない展開へと向かっていった。 ーーーーー (閑話休題) 「mekakakakaka! 残念だったメカな!」 突如、こだまする声。 ガシャガシャガシャ! 金属のぶつかり合う音が、狭い空間中に響き渡る。 《な、なんじゃこりゃ!》 口舌院焚書は、思わず叫んだ。 目の前には、おびただしい数の「宇宙空き瓶」がガッシャンガッシャンとひしめき合っている。 《あれ、な、何で!?》 想像だにしない光景に、口舌院焚書は、さんさんと輝く、自身の光を抑え、周囲を見渡す。 そこは、間違いなく、今回の戦場となる下水処理場である。 今回の戦場となる下水処理場は、都市からの廃水を処理して河川に排水可能な程度に浄化するための施設であり、 無数の水槽と、それを取り巻く様々な処理装置、張り巡らされたパイプラインによって構成される複雑で危険な空間である。 しかも、敵の能力はまったくもって未知数。 何が起こるか分からない。 口舌院焚書も、想定できるかぎりの装備と心の準備をしてきたが、送り込まれた戦場で、宇宙空き瓶の群れに出くわすとは、思いもよらなかった。 「mekakakakakakakakakakakkaakakkakakak!」 《ああ! もう、うるさい!》 口舌院焚書は、足元の空き瓶を蹴飛ばす。 「な! 何をするメカァーッ!」 ガッシャンと音を立てて、宇宙空き瓶は砕け散る。 「横暴!」「暴力反対!」「俺も俺も」「qwertyuuiop!」 口々に不平を言い出す宇宙空き瓶たち。 ただでさえ、ビン同士のぶつかり合う音や、水音でうるさかったにもかかわらず、今は、宇宙空き瓶たちの声で、口舌院焚書の頭はおかしくなりそうだった。 《うるせえええええ!》 ガシャン! 業を煮やした口舌院焚書は、かたっぱしから、空き瓶たちを手にかけていく。 まるで、ドミノ倒しのように、口舌院焚書の周囲の空き瓶がガッシャンガッシャン崩れていく。 《あはははは、気持ちいい!》 ストレス解消! 気が触れそうなレベルの騒音によって、自分を見失う口舌院焚書。 逃げ惑う空き瓶たち。追いかける二次元美少女。 しかし、下水処理場の狭い足場に、無数の宇宙空き瓶たちが逃げるために必要な十分なスペースはなく、あるものは、下水へと落下し、あるものは、目の前の相手を押し倒して進もうとする。そこは、空き瓶密度500%以上の地獄絵図とかしていた。 口舌院焚書は惨憺たる光景を目の当たりにして思う。 憐れ。 たった、それだけのこと。 口舌院焚書は、人間社会の心の闇をそこに重ねた。 口舌院焚書が、自身の置かれた状況を理解し得ないまま、宇宙空き瓶を虐殺していく状況を一人ほくそ笑みながら見ているものがいた。 可愛らしい容姿には不釣り合いなほどの、残酷な笑みを浮かべたその存在は、身長40cmぐらいの小人。金色の髪、銀色の翅。天使? 悪魔? そのどちらでもないまさにフェアリー。 細かい説明など、必要ない。 先ほど、ほくそ笑むといったが、真実は違った。 怒り。キレる妖精さん。怒髪天。そのエネルギーは宙を切り裂き、背後の空間をもゴゴゴゴと歪ませる。 「ここまで、小馬鹿にされたのは初めてですよ」 と、妖精さん。 『「助けてー許してーごめんなさ…ブぎゃっ!」』 『《うおああああああ! 弾けろぉお!》』 宇宙空き瓶の泣き叫ぶ声と口舌院焚書の雄叫び。 このどうにもならない試合の、終了タイミングを見失い、妖精さんは頭を抱えた。 しかし、今更、口舌院焚書を止めることは誰にもできない。 二五四三億度(※摂氏換算)までの熱、光子を論理的に完全遮断する特性を持つ、口舌院焚書を誰が止めることができるだろう。 熱、光子と言えば、あらゆるエネルギーは、このい二つに変換されると言う。 もはや、口舌院焚書、彼女は宇宙最強ではなかろうか。 「とりあえず、どうしましょうか」 妖精さんは、頭を抱えた。 ーーーーーー 《あれ、ここは……》 気づくと、口舌院焚書は光の中にいた。 口舌院焚書は、先ほどまで、無色の夢を見ていたはず。いつの間に、戦闘空間に転送されたのだろう。 《クッ……》 口舌院焚書は、鈍く走る痛みに頭を抱える。 何か、とんでもない悪夢を見た気がするが、思い出したくない。なぜだか、空き瓶の姿が脳裏にちらつきそうになるのを、頭を振って打ち消す。 《ここはどこだ》 口舌院焚書は、光を抑える。 《なっ……!》 口舌院焚書は言葉を失う。 目の前には、粉々に砕け散った死体が、山のようにおびただしい数、埋め尽くしている。 《夢にしても、あまりに悪趣味だな》 周囲を照らしてみると、そこは、確かに戦場となる下水処理場のようだった。 《この遺体は、対戦相手の仕業だろうか》 情報収集も兼ねて、口舌院焚書は、目の前の遺体を手に取……ろうとして思いとどまる。 口舌院焚書は、息を呑んだ。 《ははは、とんだ精神攻撃じゃん》 口舌院焚書自身の遺体だった。自身と同じ容貌の遺体が、惨憺たる状態で横たわっている。 夢にしてはあまりに血生臭く、妙に生々しい。しかし、夢と気づいてしまえば、飛び散っている内蔵さえも真っ赤な紙吹雪と変わらない。そう二次元美少女、口舌院焚書は思う。 口舌院焚書は、怒りに燃える。 こんな悪趣味なことをしかけてくる輩の面を拝んでやろうと意気込んでいた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 《あれ、ここは……》 気づくと、口舌院焚書Aは光の中にいた。 《まだ……夢の中だ……》 そう答えたのは、汎銀河を支配する帝国の皇女。未来歌壇における最強歌人の一人。17歳。 紙色の髪と肌色の肌、燃える色の瞳を持つ絶世の美少女。「銀河の衣通姫」、「歌刑台を焼き尽くす魔女」などの異称でも知られる。 二次元美少女、口舌院焚書Bだった。 口舌院焚書Aが、戦場となる下水処理場に送り込まれた時、目の前に輝く光の中にも、口舌院焚書Bがいた。 《……良いご趣味をお持ちのようね》 口舌院焚書Aは口元を引きつらせた。 《それが、お前の能力ってわけね》 一人で納得している口舌院焚書Aに対して、口舌院焚書Bは、うんざりと言った顔をしている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 《あれ、ここは……》 気づくと、口舌院焚書Aは光の中にいた。・・・
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/17967.html
登録日:2010/02/22(月) 21 57 45 更新日:2021/12/02 Thu 10 08 38 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 いい意味でも悪い意味でもでっち上げ お嬢様 ゴシップ好き ハーフ 姉 新聞部 晒し上げ精神 満足 生徒会の一存 能登麻美子 藤堂リリシア 部長 楽しいことあってこその世界じゃない。そんなことをしなくたって生きていける。 でも人間、『生きるだけ』では満足出来ない生き物なのよ。 生徒会の一存の登場人物。 声:能登麻美子 碧陽学園3年 新聞部部長 国籍:日本 苦手科目:英語 美少女ではあるが性格に問題があるため(杉崎鍵ですら攻略対象にしないほど)、生徒会選挙には落選した。 校内で起きた事件を徹夜で記事にして、翌日には掲示するほど新聞作りに入れ込んでいる。 だが、晒し上げ精神による「速報!生徒会副会長・杉崎鍵は、昔二股をかけていた!」などの悪趣味なネタで行き過ぎることもしばしばある。 本人曰く「事実を伝えるなんて、誰かに任せればいいですわ。 事実を基にしたエンターテイメントで皆を楽しませてこそ、学校新聞というものではなくて?」 生徒会に入れなかった逆恨みから、彼らの事を題材にして失敗談をかなり面白おかしく特集している。 そのため、生徒会とは険悪で桜野くりむとは犬猿の仲。 だが、やはり紅葉知弦の事は非常に恐れている。 恐れない人が校内にいるのか? こうなった理由は自分の容姿と名前が他人と違うから様々な意味で注目を受けてしまい、我慢する以外にせめて復讐してやれと思ったから。 初めての記事で悪口を言ってた人のスキャンダルをすっぱぬいて停学に追い込んだ。 快感だったって、結構最低だ。 最近は鍵と接し彼の純粋な人間像に触れたことから、考えが変わり始める描写がある。 デレた? なお、妹のエリスを溺愛していて鍵が手を出したと誤解するや 「この、変態、変態、変態、変態、変態、変態、変態、変態、変態、ロリコン」 と言いつつ、湯飲みで頭をぶっ叩いて鍵を記憶喪失にする程。 真儀瑠先生から必殺技「生徒会殺し」を伝授された。 アニメ版では学祭で残ったスキャンダラス焼きを生徒会に差し入れしたり、 くりむ達が他校の生徒(杉崎の中学時代の生徒)をフルボッコにしたことを内密にするなどしてくれた。 漫画版ではアニメスタッフに嘘情報を伝えていたことが発覚した、詳しくはコミック3巻読め。 てめーら犬猿の仲じゃなかったのか? ハーフだけど、実は日本語しか話せない。 コッポラって言うな 速報!この項目がアンケートで追記・修正したい項目一位に輝いた。 ??「あなた、最低です」 ??「いっぺん、死んでみる?」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kenorigin/pages/46.html
Trailer 獣は道を指し示し "女王"は"彼女"の願いを託す そして一人、 "王"は迷宮の深奥で待つ 百年続いたお伽話に、最後の幕を降ろすため 無粋なる"端役"には、速やかなる退場を 光差すべき主役には、手にすべき札の全てを ダブルクロス The 3rd Edition 『螺旋階段』現代編 第六話 「The time to show down」 ――全てに飽いた久遠に今、終焉を ハンドアウト ハンドアウト 秤明天用ハンドアウト ロイス:宿 「少し、散歩をしないか」 その名の通り、君の中に宿る彼がそう提案する。 百年前、彼が生きた瀬織の地。 そこで、少し確かめたいことがあると彼は言った。 長月瞳用ハンドアウト ロイス:瀬織呉葉 目の前に、君と同じ瞳をした少女が立っていた。 間違いない、彼女こそは瀬織呉葉。 君の核を為す、百年前に生きていた少女。 彼女が静かにその口を開くのを、君はただ見つめていた。 クォーリ・ファルマチスタ用ハンドアウト ロイス:"漏" 「もう、"この私"も長くはないだろう」 幾ばくかの焦りを滲ませながら、半身を樹木に覆われた彼は言う。 それを君に伝えたのは、あの日彼を助けたからか。 「だから、その前に。私の残滓を、君に託そう」 神埼莉桜用ハンドアウト ロイス:マスターシーカー 「いやあ、君も健気だねえ。あの時代のお嬢様は、皆そうなのかい?」 哄笑が響く。 悪趣味で、聞いているだけで怖気だつ様な笑い声が。 その声に対し、君は――。 坂月理沙用ハンドアウト ロイス:ウィズダムセル 着信を告げる音が響く。 確認すれば、それは差出人不明のメッセージ。 「信じるか否かは、お前たちに全て任せる」 それには、テキストファイルと画像ファイルが添付されていた。 経験点算出 〇セッションに最後まで参加した →皆さん1点どうぞ。 〇シナリオの目的を達成した →クライマックス戦闘での勝利、敵のDロイス、綾香が無事に戻ったこと、各々方がユニークデータのフラグを回収しきったこと等など合わせまして、20点どうぞ。 〇最終侵食率による経験点、Sロイスがタイタスにならなかった →これは各自でどうぞ 〇よいロールプレイをした、他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行なった →皆さんどちらも1点ずつ、 何かあれば↓へ 名前 コメント 〇セッションの進行を助けた、場所の手配(中略)を行なった。 →1点ずつどうぞ。 合計点はこちらへどうぞ 24+8で32点でしたー。最終話も頑張りませう! -- Chara (2013-04-11 21 13 27) 倍振りなのでさんじってーん -- suip (2013-04-12 23 46 35) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/0103/pages/160.html
雨の降り続ける、何処かの公園。 そこでは冷たい雨の中、一人の男性がこの状況を打開すべくその足を動かしていた。 名前はシードル・レインボウ。 物質プレーン、或いは物質界と呼ばれる世界にある、コヴォマカ大国の魔法学校ウィル・オ・ウィスプの卒業生である“美”の魔法使いであり、芸術家でもある。 彼はゲームには乗らず、他に巻き込まれた参加者達を助ける為に、スタート地点で目覚めるや否や、近くにあった木で手早く支給品の確認を行い、すぐさま動き始めたのであった。 嘗て、雪山で遭難していた所を助けてくれた救助隊の人々や、臨海学校中の事件に巻き込まれていた所を助けてくれたクラスの皆の様に。 ◆◆◆ シードルは2歳の頃、母親に見習って絵を描く様になり、10歳の頃に初めての個展を開いた時には神童とも呼ばれる様になっていた。 従妹のスフレにも、絵を教えていた。 しかし、シードルには過去のトラウマもあった。 それは両親と共に、芸術祭の準備ををする為に、パナシェ山に行った時の出来事だった。 母親が氷の彫刻作りに熱中している時、外は吹雪になった。 吹雪は4日間も続き、食糧も底を尽きた。 母親は助けを呼びに行くと言って外へ出たのだが、戻って来なかった。 その次の日に彼と父親は救助隊の人々に助け出されたのだが、母親は二度と戻って来る事は無かった。 臨海学校中の事件の時も、遭難事件の事を思い返して氷山に向かう事を一度は拒否したものの、戻っ て来なかった、助けられなかった母親が居た、自分の境遇と重ね合わせて、氷山へ単身向かう事を決めた。 氷山の奥地で、ピンチに陥っていたクラスメイト達を自身の魔法で救い、彼等と合流。 その後も、事件に巻き込まれていた残りのクラスメイト達を次々と助け出し、最終的には事件の元凶たる存在を討ち取るまでに至った。 ◆◆◆ そして時が経ち、シードル達は魔法学校を卒業した。 卒業後も、シードルは芸術家としての活動を続け、臨海学校での出来事を何枚も絵に描き、世に送り出した。 そして、また臨海学校での出来事を絵に描いている途中にこのゲームに巻き込まれた。 嘗ては他者に助けられていたのだが、今度は自分が助けに行く番。 この場所に一人で投げ出された彼は、この悪趣味な催しを食い止める為に、走り出すのであった。 【シードル・レインボウ@マジカルバケーション】 [状態] 体温低下(小)、雨に濡れている [装備] なし [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~3(確認済み) [思考・状況] 基本方針:ゲームには乗らず、他の参加者達を助ける。 1 帆高も陽菜も参加者達も助ける。 ※本編終了後からの参戦となります。
https://w.atwiki.jp/wasmousou/pages/132.html
523 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 23 30 20 ID NQ7Ls6jj 会場規約 本日の興行では観客にOO幼稚園の園児達が来場しており、 普段の衣装では悪影響を及ぼしかねない為 ・おそろいで親近感を与えよう! 園児服 ・子供達は動物が好き! 動物の着ぐるみ ・とにかく可愛らしく! ピンクのふりふり衣装 以上の三点のいずれかをお選びください。 なおどの衣装も数に限りがありますのではやいもの勝ちと させていただきます。 524 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/10/09(月) 00 02 06 ID wIwjOmOj 越後「社長!なんでこんなことを…」 社長「だから言っただろ?普段の衣装では園児達に悪影響をだな…」 越後「そんなに露出してるわけではありません!」 社長「まぁ色々とあるんだよ。特に小川と真鍋、お前らの衣装は派手すぎだ」 真鍋「そう?」 小川「はぁ…ですがこの程度で悪影響をきたすような幼児たちならプロレスのような過激なスポーツを観戦するべきではないと思うのですが」 社長「だから色々とあるんだよ。そんなわけでみんな選んでくれ」 杉浦「なぜ社長の悪趣味に付き合わねばならないのか分かりかねますが…まぁ着ぐるみが顔が見えない分一番マシでしょう」 社長「あ、着ぐるみはもう余ってないから他のを選んでくれ」 杉浦「は?」 グリ山「クマー」 真帆「コーン」 弗貧「ドルフィーーーン!」 杉浦「お前らかよ!」 榎本「私、ふりふり衣装にするー」 渡辺「あ、あたしもー」 社長「お前らは普段からそれだから今回は園児服にしろ。となると残るはふりふりだけだが…」 越後「き、着れるかーーーーー!!」 カッとなってやった、反省はしていない。 525 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/10/09(月) 00 05 44 ID 2nR89TGp 何故、グリ山さんにふりふり衣装を着てもらわないんだ、社長! あらゆる意味で最強じゃないか! 526 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/10/09(月) 00 05 59 ID YL1qYSjN 523 理沙子「まあ、今日はそういう日でしたの。そういうことでしたら私はこのピンクを… あら、ちょっと丈が長かったかしら。まるでネグリジェね。 勿論、この規約は作られた社長にも守っていただきますわ。 さ、背広とシャツをお脱ぎください。ハイ、バンザイして。 ん~~、さすが社長ですね、スモックもお似合いで。 ささ、次はズボンですよ。恥ずかしがらなくて結構ですのよ。 今だけは私のことをお母さんみたいなものと思ってください……」 と、ちょっと年齢高めの赤ちゃんプレイが始まりそうだな。
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/339.html
穏やかな優等生×やんちゃな熱血バカ キャンキャン吠える仕草は、仔犬に似ている。 「だーかーらー、この公式が分かんねぇと俺、留年するかもしれねーんだよ!」 「…お前は、野球のルールを分かっても、数学の公式は解けないんだもんなぁ…」 期末試験前夜、隣に住む俺の部屋に来て、真っ先に教科書を広げて言う様は、 受験生のようだ。明日受験する訳でもないのに、一年先だろ?…少しは落ち着けよ。 他の連中ならまかり通る冗談もこいつにとっては、何の役にも立たない。 少し気を抜けばいいと思って、言った俺の言葉は奴のカンに触ったらしい。 あ、また吠える。きた。ワンワンワン。仔犬のような叫び。 「…っ…俺が、留年してもいいってのかよ?きちんと一緒に高校卒業してっ、 お前と一緒の大学行こうと思ってっ!ど、どーせっ、俺みたいなスポーツ馬鹿は、 お前の志望校のレベルが高すぎて、今の俺には無理だけどっ!これからも一緒に 過ごしたいって気持ちがあるんだよっ!」 言い終えれば、興奮の余り涙目になって潤んだ目線で俺を睨む。 あ、ヤバイ。理性が切れそう。泣かせてしまう。泣いた顔は好物なんだけど、 笑った顔の方が好きなんだよなぁ、流石にそこまで悪趣味じゃねぇよ。 落ち着かせようとして頭をクシャリと撫で、奴の顔を覗き込み柔らく微笑む。 ――心の中で毒づく俺を差し置いて。 「そんなことしなくても、大丈夫だよ。俺と同じ大学に行きたいから 野球に打ち込んで、スポーツ推薦を狙ってるんだろ? 一緒に卒業したいから、留年は御免と思ってる。けど、誤算が一つ。 俺は、お前が無理なく入れる学校に志望変更したから。安心していいんだよ。」 「…え…ええっ!?」 思っても見なかったらしい、目を白黒させて俺を呆然とした様子で見詰める。 優等生の俺が担任の説得にも応じず、好きな奴と一緒にいたいから、ただ それだけの理由、けれど何よりも大切な理由で大学のランクを下げたこと。 お前だけじゃねーんだよ、俺だってお前の傍に一緒にいたいこと。 熱血で、頑固で融通が利かない。一本気で実直、今時いなそうな子供。 俺みたいに適当にやってりゃいいのに。 何でこうも、素直すぎるのかな、感受性が高すぎ。そんなんだと、空回りするぜ? 柔和な物腰で眼鏡のブリッジを中指で直すと、机に置かれた教科書に視線を移し、 奴に微笑みながら、数学の公式を奴に分かり易いように丁寧に教える。 お見通しだった俺、やっぱりスポーツに熱中してたのは俺の所為だったのか。 好きで野球してたと思ってたが、不覚。侮れない奴。だから、好きになる。 こんなん教科書には載ってねぇよな、健気な仔犬には餌やんねぇと。 大正浪漫
https://w.atwiki.jp/touhourowa/pages/245.html
非想非非想天の娘 比那名居 天子(ひなない てんし) 【種族】 天人くずれ 【能力】 大地を操る程度の能力 天界に住む天人。比那名居の一族は、地震を鎮める要石を護る役目を担う神官だった。 上司である名居一族が死んで神霊となる際に、比那名居一族も功績を認められて天人に格上げをされた。 だが、天人として必要な修行を積んだわけでは無いため、不良天人と呼ばれている。 天子の場合、親のおかげで一緒に天人になれた上に、裕福な家庭育ちのためかなりワガママな性格になってしまった。 天界の退屈な生活を疎んで、刺激を求めるために緋想の剣を持ち出して異常気象を引き起こした。 他人と接する際には、最初は敬語を使い物腰も穏やかに天人らしく振舞おうとするが、すぐに地が出る。 一見短絡的な性格に見えるが、その実したたかであり、神社再建の際にどさくさに紛れて博麗神社との縁を結び付けようとしたことも。 以下、本ロワにおけるネタバレを含む +開示する 比那名居 天子の本ロワにおける動向 初登場話 29 プリンセス天子 -Illusion- 死亡話 128 哀死来 4 all(前編) 登場話数 7話 スタンス マーダー(天然・優勝狙い) ランダム支給品 永琳の弓、悪趣味な傘(小傘の傘) 現在状況 一日目午後に死亡 現データ 128 哀死来 4 all(前編) 他の参加者との関係(最新話時点) キャラ名 関係 解説 初遭遇話 橙 敵対 手始めに殺害 首を切断して持ち運ぶ 29 プリンセス天子 -Illusion- 藤原 妹紅 失望 偶然出会うも、死への憧れを抱いていたために失望、交戦には至らず 53 死より得るもの/Necrologia 火焔猫 燐 敵対 霧の湖で交戦し、深手を負わされる 以後警戒 78 黒猫の行方 射命丸 文 敵対 文から接触されるが、ダメージが残っていたために交戦は回避 紫、藍の次のターゲットに定める 88 文々。事件簿-残酷な天子のテーゼ- 四季映姫・ヤマザナドゥ 失望 規律に当てはめようとした上に、戦闘意欲もない相手に失望 96 ブラクトンへの伝言 チルノ 敵対 手持ちの緋想の剣を狙い交戦、圧倒するが殺害には至らず 114 比那名居天子の憂鬱 メディスン・メランコリー 敵対 手持ちの緋想の剣を狙い交戦、殺害するがその際に体内の毒を浴びてしまう 114 比那名居天子の憂鬱 霊烏路 空 敵対 チルノ達への奇襲を妨害され、交戦 圧倒するが殺害には至らず 128 哀死来 4 all(前編) 八雲 紫 敵対 かつて屈辱を味わわされた相手 復讐を狙うが遭遇はせず ―― 八雲 藍 敵対 紫の式ということで、紫ともども復讐したい ロワ内で遭遇はせず ―― 踏破地域(白が踏破地域) 1■■■■■■■ 2■■■■■■■ 3■■□■■■■ 4■□□■■■■ 5■□□■■■■ 6■■■■■■■ 7■■■■■■■ \A B C D E F G B-4→C-3→(C-4)→C-5→B-5→B-4 ※カッコ表記はそこを踏破したと推測される地域
https://w.atwiki.jp/animangame/pages/49.html
「ジェノサイバー 虚界の魔獣」は1993年に発売されたOVA 原作:アートミック 監督:大畑晃一 脚本:會川昇、有井絵武、大畑晃一 アメリカ先行発売で過激な残酷描写が話題を呼んだらしいが、過激どころではない。 女、子供だろうが容赦なく肉塊と化していくスプラッターシーンの連続はまるで倫理や道徳を嘲笑っているかの様である。 その話題になった残虐シーンの数々はこちらを参照されたし 表現規制が日に日に厳しくなっていく今日であるが、どこぞのマヌケなアニメ害悪論者達が見たら 発狂もとい憤死しかねん容赦のなさである。 ましてや、「子供が死ぬ」と言うのは表現としては(アメリカでは)最大のタブーでもあり、そんな事をしようものなら今じゃ確実に発禁になるのは間違いない。 アグネス憤死どころではない(キリッ) 逆に考えると、こんな知る人ぞ知るカルトアニメが(何しろ自分達でスーパーカルトアニメーションって言ってるぐらいだ(笑))規制バリバリなアメリカでそれなりの認知度を得た事には考えさせられるものがある。 きっと向こうのアニオタも鬱憤溜まってたんだろうね さて、何かと残虐シーンばかりが取り上げられがちな本作であるが(っていうか、この作品知ってる人なんて居ます?)果たしてこれは、単なる悪趣味なスプラッターアニメなのだろうか? 私の意見としてはNO しかし、「面白いか?」と聞かれれば疑問符がつくのも事実。 なんせ、本家のWikiにすら説明不足で物語を把握するのが難しいとすら書かれる始末だったり確かに 訳が判らない、人を選ぶ作品であるのは間違いないでしょう。 結局、この作品のテーマは二つだと私は深読みします(笑) それは「母性」と「ジェノサイド」 あるいは「イノセント」と「ジェノサイド」なんですね ★知的障害の主人公・エレイン★ 主人公の女の子、エレインは知的障害者(!)で言葉も満足に喋れない。 台詞といえば、(ごくごく一部の演出を除いて)獣のような雄たけびをあげるぐらいで 彼女の「考え」を察する事は非常に難しい。 しかし、彼女に感情移入できないのか?と聞かれればノー 台詞を発する事が出来ない故に、「感情」が痛いぐらいに突き刺さってくるのだ。 また、あまりにイノセントな存在な故に母性本能が非常に強い イノセントを訳すと無実、無邪気、天真爛漫な人になるがこのワードだけを聞いた第三次アニメブーム以降に育ってきた オタク脳では実に美少女ゲーム的キャラクターを連想してしまうだろうが、それはイノセントを誤解してます。 無邪気と言う事はある意味危うい事であり善悪に頓着が無いと言う側面もあります。 エレインとはまさにそう言った意味でのイノセントな存在であり、このイノセントな母性本能が作品の一つのテーマなのでは 無いか?と私は深読みします(笑)。 このイノセントな母性本能とは先に紹介した動画ですと冒頭で少年少女達がガンシップに肉塊にされる瞬間が 判り易いですね 本編では数十秒しか無いシーンなんですが、彼女は子供達を戦場から脱走させようとしてるんですね。 で、失敗して皆、殺されてしまう訳です。次の瞬間にジェノサイバーに変身して返り討ちにする、と 考えなしに突っ切ろうとすりゃそうなるだろって思うんですけど、本能的にそうしたんでしょうね ちなみに第一話でも別の少年と出会うのですが、彼も容赦なく殺されます(笑) その結果、どうなったかと言うと上海が丸ごと消滅するんですね(笑) この極端な母性とは言わば、鬼子母神なんですね。 我が子を生かす為に、他者を食らう。他を一切かえりみないこの極端な母性が実に極端なイノセントの発露であり鬼子母神的なんです。 エヴァ初号機の暴走もこれに近いものがあります(ちなみにエヴァは1995年) 我が子を生かす為ならば虐殺も厭わない故にジェノサイバーなんでしょうか 完全に深読みですね、ごめんなさい(笑) ちなみにジェノサイドが語源なんでしょうけど、あれは民族浄化とかそんな意味らしいですね そう言った意味ではここの考察とはちょっとズレます。 でも、ちゃんとジェノサイドもしてますので間違いではありませんね あと、完全に余談なんですが「有害なアニメやゲームから子供を守る!!」と規制活動に勤しんでる某女性活動家達と エレインのやっている事の根っこが一緒、つまりある種のジェノサイドに繋がるのは皮肉としか言い様が無いでしょうね(笑) (政治的な思惑云々はここでは伏せておきます(笑)) ★タブーを越えた残虐表現の果てに目指したもの★ 一方でカルトアニメゆえの難解さとタブーを無視した残虐描写の数々は全三部ラスト直前まで続く。 何せ、作中用語についての説明すら殆どありませんからね。 挙句の果てに、登場人物は殆ど死ぬし、生き延びても発狂するし、っていうか世界すら一度滅亡するし 非常に陰鬱な展開のオンパレードです。 某美少女アニメの残虐シーンなんて子供騙しと思えるようなリアル過ぎる人体破壊描写の嵐がこれでもか!とばかりに吹き荒れ 私の精神も崩壊しかけ「何だ、単なる悪趣味なモツアニメか」とサジを投げかけたが、アニメ終了一分前に評価が一変した。 (っていうか、よく最後まで観たもんだ。病んでたんでしょうね) 凄惨極まる残虐描写の最後に聞こえた、力強い生命の息吹を感じさせる赤ん坊の声に僕は言葉では言い表せない感動を覚えた。 例えるならばヤコペッティの「世界残酷物語」に流れる名曲「モア」の様に、醜と美の相反する要素の調和を感じた。 大虐殺の最後に赤ん坊の声だけでこんなに心が洗われるのか!!このカタルシスはイデが発動したあの瞬間にも似ている。 つまり、究極のカタルシスとはこの事なのだ。相反する要素にこそ真理がある、私はそう確信した。 愛によるカタルシスなど子供騙しに過ぎない それは癒されてるだけで、浄化されているのとは違う。 究極の浄化を体験するには自信の精神を崩壊ギリギリにまで追い込んでこそ得られるもの 本当のカタルシスってこう言う事よね!!と声を大にして言いたいぐらいです。 つまるところ、カタルシスなんですね、究極の。 それがエンターテイメントの本質ならば、突き詰めたんでしょうね。 しかしながら、富野監督曰く、あのイデの発動シーンは「夢オチ」に並ぶ「禁じ手」らしいので(エンターテイメントとしては) そう言った意味でもカルトアニメーションなんでしょうけどエンターテイメントとしてその先に見えるものは既に答えが出てしまった 訳で80年代後半から始まった市場を無視したOVAブームの暴走の行き着くところが結局これだったって事なんでしょうね。 個人的にも大畑作品で面白かったのは、本作と装鬼兵MDガイスト(1986年)ぐらいだったりします。(っていうか、監督作品に恵まれてない) 尚、この作品を観たいとお考えならば是非とも全三部一気に観て欲しい。 そうしなければカタルシスなんて到底味わえないだろう。 そんな用法も踏まえて、なんだろうねこのアニメ 個人的には墓場まで持って行きたい作品だけど mafty(管理人)