約 6,676 件
https://w.atwiki.jp/bartlett3/pages/294.html
Prishe プリッシュ タブナジア侯国出身の神学生、自警団員。 一万年前、フェンリルによって「世界の終わりに来る者」として生まれるよう定められたため、常人を遥かに越える量の「虚ろなる闇」を宿した状態で生を受けた。 854年頃、「暁の瞳」の照射を受け、抱えていた虚ろなる闇が全て体外に結晶化して排出されたため人間ではなくなり、その結果不老不死の身となった。 老いぬ外見に加えて「心の言葉」で人心を読むようになった事から人々に疎まれ、忌むべき子として大聖堂に監禁されたが、 現在では虚ろなる闇の一部を取り戻して人間に戻っており、タブナジア侯国の復興に向けて活動している。 タブナジア侯国に生まれる。生まれつき膨大な虚ろなる闇を宿していたが、それは一万年前、エシャンタールの依頼によってフェンリルが運命をそのように操作したためである。 プリッシュは物心ついた頃から既に、虚ろなる闇の声に導かれてヴァナ・ディールの真世界化を欲しており、必然的にタブナジア大聖堂への入門を希望した。 当時の大聖堂には、エシャンタールの采配で真世界に纏わる様々な情報や物品が集まっていたからである。 しかし854年頃、プリッシュが修道女となるべく洗礼の儀を受けていた最中に事件が起こった。 タブナジア大聖堂では、ジラート遺物「暁の瞳」が「洗礼の箱」と称されて儀式に用いられており、入門者はこの箱の前で修道誓願を立てる習わしになっているが、 プリッシュの余りにも膨大な虚ろなる闇を前に「暁の瞳」が誤作動を起こし、プリッシュに向けて光線を照射したのである。 結果、プリッシュの虚ろなる闇は全て結晶化して体外に排出され、その時巻き起こったエネルギーの奔流が、立会っていた修道士達を貫き殺すという大惨事を引き起こした。 更に、虚ろなる闇を手放した事でプリッシュは不老不死と「心の言葉」を身に付けたため、忌むべき子として腫れ物扱いされるようになり、大聖堂での監禁生活を余儀なくされた。 この時プリッシュから切り離された結晶は「タブナジアの魔石」と呼ばれ、聖遺物として大聖堂に保管されたが、 ほどなくして何者かに盗み出され、「北よりもたらされた石」と偽られてバストゥークのシドに届けられた。 魔晶石が秘める強いエネルギーに感嘆したシドは北方への調査隊を提案し、これが後に「三ヵ国合同北方調査隊」の結成、引いては闇の王の誕生に繋がった。 魔石は調査隊が携行したが、調査先のザルカバードにて行方不明となった。 水晶大戦 862年、水晶大戦が勃発。タブナジア侯国は獣人血盟軍に重囲され陥落した。 プリッシュと一部の市民はエシャンタールに導かれて大聖堂の地下水道から脱出し、秘密の地下壕へと避難した。 地下壕の港には既に船はなく、タブナジア半島も聖剣の暴発によって大陸から分断されていたため、人々はこの僻地に閉じ込められ、世間の人々から忘れられたまま生活を続けた。 一方エシャンタールは洗礼の儀以来、プリッシュに寄り添い監視を続けてきたが、もはや大事は起こらないと判断し、監視器具「絆の証」をプリッシュに渡して独りタブナジアから去った。 それ以来プリッシュは、この絆の証を「親愛なるミルドリオン枢機卿から託された大事なお守りのアミュレット」と信じて、肌身離さず持ち続けた。 プリッシュは元「世界の終わりに来る者」としての才覚、及び大聖堂で修練を積んだモンクとしての戦闘力を活かし、 市民が結成した自警団のトップに君臨すると、地下壕の安全保障に努めた。 プロマシアミッション 884年、霊獣バハムートが復活し、リヴェーヌ岬を自らの縄張りとした。 プリッシュは時同じくしてタブナジアを訪れたPCと出会い、地下壕から程近いリヴェーヌ岬の調査に連れ出した。 そこでバハムートは、「世界の終わりに来る者」が未だ健在であるため、いにしえの契約に基づいて人類を殲滅すると宣言した。 プリッシュは「世界の終わりに来る者」を倒してバハムートを止めるために旅に出るが、 様々な情報を集める内に「世界の終わりに来る者」とはどうやらかつて忌み子と呼ばれた自分自身であり、 先の事件で切り離された「タブナジアの魔石」を取り戻して自決することで、バハムートを鎮められるのだと判断した。 しかしバハムートは、プリッシュは「世界の終わりに来る者」ではないと諭し、その者は神都アル・タユに封印されている「プロマシアの器」の事だと明かした。 自決の責務から解き放たれて意気軒昂したプリッシュは、PCを連れてアル・タユに乗り込み、プロマシアの器との激闘を展開。器の顔面に魔石を突き立てて止めを刺した。 世界に在りて君は何を想うのか プロマシアの器が倒れた事でバハムートの契約は破棄されたとプリッシュは安堵したが、 魔石が器と共にクリスタルに還ったために、近い将来、魔石を核にして次なる「世界の終わりに来る者」が輪廻転生する可能性が明らかになった。 バハムートは「世界の終わりに来る者」の討伐は失敗したとみなし、改めて人類の殲滅を宣言した。 プリッシュはこれに猛然と抗議し、バハムートに直接戦いを挑んで「人間はプロマシアへの回帰を捨て、人間として生き続ける意志を持っている事」、 及び「魔石の不始末は自分達でつける意志がある事」を示した。 プリッシュの猛々しい戦い振りに感じ入ったバハムートは、その主張を認めて一時攻勢を保留した。 プリッシュらは改めてアル・タユに乗り込み、宣言通りに魔石を粉砕。「世界の終わりに来る者」の脅威を完全に断ち切ったため、バハムートは遂に契約の破棄を認めた。 「世界の終わりに来る者」を巡る旅を終えたプリッシュはタブナジアに凱旋し、現在はタブナジア侯国の復興に向けてモンスターの掃討に励む傍ら、司祭となるべく修行を積んでいる。 「……畜生。人間って、おもしれぇな。苦しいけど、嬉しいんだな。辛いけど、幸せなんだな。だから言えるんだ。心から、身体の真ん中から。 ありがとう、PC。俺、生きていけるよ。終わりなんか待たずに、みんなと同じ気持ちで……生きていける。」 【覚書】 プロマシアミッションにおけるヒロインでオリジナルフェイス。 洗礼の儀以来、不老不死となったため、外見こそ幼いが年齢は40代半ばと推定される。 姉御肌であり口調も男勝りだが、長い旅路を共にしたPCには恋慕のような感情を抱いており、「日輪を担いて」で再会した際は照れ隠しに乙女のような言動を見せた。「わたし、普通の女の子になったんです。うふふ。」 プロマシアの器との最終決戦で虚ろなる闇に飲み込まれ、プリッシュの胸部に僅かに残っていた魔晶石が溶けて体内に戻ったため、現在では虚ろなる闇を宿す通常の人間に戻っている。 それに伴って心の言葉を失ったが、他人の胸中が分からなくなった事をむしろ喜んだ。 万人に畏れられるシャントットを「おばさん」呼ばわりしたが無事だった。 ヒロインズコンバットに参戦した際は、空腹の余り、事あるごとに食べ物の名前を叫んだ。 佐藤 : 齋藤を笑わせようと思ってそうしたんです。「技の台詞思いついちゃった、チェックお願いします~」「あれ、なんか食べ物の事ばかり言ってるんですけど」という会話を期待して(笑) 齋藤 : ヒロインズコンバットにはカーニバルという側面もあるので「そこに行けば何か美味しいものを食べられるんじゃないか」とプリッシュが思っていたという感じですかね。(『ストーリーアルティマニア』P.178) 構想段階では「世界の終わりに来る者」の正体はライオンだったため、その名残として「世界に在りて君は何を想うのか?」のカットシーンではライオンのイメージがプリッシュと重なる演出が用いられた。 【アクション】 【羅刹七星拳】ひっらめけぇえ!! 馬鹿げた夢から目を覚まさせてやるっ!!! 渾身のジャンピングアッパー。同時に対象の足元から気弾を射出して炸裂させる。 BF「暁」においてWSは普段これのみを使用する。連携属性は分解で、PCが技を繋げられるのは勿論の事、セルテウスのリヴァレーションとも光連携を作る事ができる。 【崑崙八象脚】爆っぜろぉお!! 人の想いは留まりゃしねぇ!!! 大きくバックステップしてから助走をつけて放つドロップキック。プロマシアが「まぼろしのわ(物理バリア)」か「たそがれのまほら(魔法バリア)」を発動させた後は必ずこのWSを使用する。 プロマシアのバリアを解除する唯一の手段であり、例え物理バリアであろうとも亀裂を走らせ、木っ端微塵に打ち砕く。
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1311.html
(投稿者:店長) エルフィファーレによって仕掛けられていた工兵用爆薬が起爆し、アジトの各所から爆発が発生した。 突然の緊急事態に軍事正常化委員会のメンバーは混乱の極みにあった。 同時に、数多の兵が押しかけてきたことが混乱に拍車をかけていたのである。 主なメンバーとしてはエントリヒ陸軍と武装親衛隊であったが、 一部に急遽クロッセルから派遣された部隊が混じっていた。 無論その中には、ルルアの姿もあった。 ★ その腕で抱いたことのあるエルフィファーレの奇襲により、軍事正常化委員会の金庫番である彼はナイフを突きたてられ、床に転がっていた。 その上に跨るように乗っている彼女の顔を眺めながら、どこか優しく、そして悲しい表情を浮かべている。 恐らく薄々予感はしていたのだろうか、 とエルフィファーレは予想するものの、これ以上は何もせずに彼の体温を太股から感じていた。 「……おう、以外と、痛くないもんだな……じゃあなエル、………俺を、殺したんだから…その分長く生きろよな……あんまり早くきたら、穴と言う穴をとことん犯すぞ」 口から血を吐きながらも、いつものように、エルフィファーレを抱いている時と同じように語りかけてくる。 エルフィファーレは不思議でならない。 自分を殺した相手に、何故笑顔を向けてくるのだろう。 せめて、恨み言の一つでもいってくれれば、簡単に割り切れるというのに。 「馬鹿ですねぇ……お兄さんは天国、僕は地獄行きなんですよ? だって、僕は人を騙す悪い子なんだから」 「安心しろバカ………俺みたいのが、天国逝けるわけねーんだから、よ……それに、こんな可愛い奴が……地獄になんて来るわけねぇだろ……逆だよ、バカ」 こんな人が何故軍事正常化委員会にいたのだろうか? そう、尋ねたときはこういっていたのを思い出す。 ──ああ、それはな……昔よ、エントリヒでメードの教官してたんだ。 お前さんみたいにちっこい奴でよ。それでもお国のため、帝国のため、ってな。 いつかかの軍神様みたいな、立派なメードになるって……。 そのメードは、かの戦果並列化に纏わる陰謀によって消されたのだという。 ──似ているんだよ。どこか、死んじまったアイツにな。 懐かしげに語るときは決まって、彼は彼女の頭を撫でてくる。 きっと、教育担当官だった頃はああして担当のメードにもしていたのだろう。 ──ふふ、なら良いですよ”教育担当官殿”♪ こうして枕元にいる間は、僕をその子と重ねてもらっていいですよ。 そう、エルフィファーレは答えた。 彼のことは嫌いではなかった。 そう、嫌いではなかった。むしろ、好意を持っていたといっていい。 ──ああ、なんで僕は好きな人を殺してしまわないといけないのだろう。 「……さようなら、やさしいお兄さん」 最後にそっと唇を近づけ、キスを落とす。 彼はそっとエルフィファーレの髪に手がふれ、一撫でをし終えると力が失われて落ちる。 彼の双眸を、エルフィファーレは優しく下ろして、彼の元を歩み去る。 思えば彼とは男女の性交の間柄以外の関係を持っていたような気がした。 それが男女の親愛なのか、親子のものかは判らない。 いえたのは、唯只管に、後味が悪いということだけだ。 彼とのキスは、冷たい鉄錆と死の味がしたから。 ★ 爆発の衝撃で目を覚ましたシリルであったが、ぼんやりとした意識の中、最初に感じ取ったのは自分の首と手首の違和感だ。 視線を落せば、そこには自分でも見慣れたある意味忌みべきものがある。 エターナルコアの出力を抑える為の首輪と手錠だった。 部屋の内装を見てみると、そこがエルフィファーレに宛がわれた部屋だと判る。 おそらく、あの後この部屋に押し込んだのだろう。 そこに、エルフィファーレが帰ってきた。 「あ、目が覚めたのですねシリル」 「エルフィファーレ!お前……」 「はいはい、話は後ですよ……これから君を軍に差出にいきますから」 「なん……だと!?」 無論必死に逃げて抵抗しようとするシリルであったが、メードとしてのアドバンテージを奪われた彼に彼女から逃れることは出来なかった。 ひょいっと猫を抱えるように、俗に言うお姫様抱っこに近い恰好で持ち運ばれる。 「おいっ! 自分で歩ける! だから下ろせッ!!大体この格好―――」 「だーめですよ。ちんたら廊下なんて歩いていられませんから」 「ど、どういうこ……って、おい!?」 とんとん、と靴のつま先で床を叩く。 それからは驚愕するべき事態だった。 ──シリルを抱えたまま、窓から飛び出すのだから。 盛大に砕け散る硝子片、それをシリルが浴びる前に硝子の雨を掻い潜っていく。 その一旦に、エルフィファーレの凄みを覚える。 メードとはいえ、人一人抱えてここまで動けるものだろうか? すた、と猫のように衝撃を感じさせない着地。背後では硝子が地面に降り注いでいる音が聞こえていた。 遠くでは銃撃戦を想像させる連続した銃声や、手榴弾を始めとする爆発物の音が絶え間なく続いていた。 こうなった以上、このアジトの壊滅は目に見えていた。 窓から脱出してから、暫く移動する。 そうすると、周囲はアジト周辺の騒音が嘘のように静まり返っていた。 「ここは安全ですね……僕が出来るのはここまでです」 「お、おい……お前は、どうするんだよ」 「僕です?……最後のお仕事をしにいくのですよ」 シリルを下ろしたエルフィファーレは、未だに銃撃戦の続くアジトに戻っていく。 その遠ざかってゆく小さい背中を、眺めていることしかシリルには出来なかった。 ★ 「……ああ、長かったなぁ」 普段見せないような、透明でどこか儚く、そして綺麗な笑顔を浮かべる。 全ての柵を脱ぎ捨て、普段身につけていた硝子の仮面をも捨て去って。 誰にもみせることがなかった、本当の彼女の姿がそこにあった。 「漸く……長い長い、任務が終わるよ」 「……苦しかったでしょう?」 長年聞いてなったかのような錯覚を覚えるほどに。懐かしさを感じさせる凛とした声。 優しさと強さを持った、その声の主は、確かにそこに居た。 「やあ、ルルア……今晩は。その様子だと知ってしまったようだね」 本当なら、クロッセル連合所属の彼女がここにいるはずがないのだ。 だが、ここにいるということは、エルフィファーレのことを知ってしまったのだろう。 与えられた任務のことも。そしてここで死のうとしていることも。 「知らなければ、こうして貴女に辿り着くこともなかったでしょう。そして、知ってしまったから、貴女が私よりも強いのだと分かりました」 「困ったなぁ……真実は墓の中まで持っていこうと思ってたのに」 「すいませんでした。でも、全て貴女を救う為にやった事です」 「ううん、怒ってないよ。 ……けどね、僕は任務を遂行しなきゃいけないんだよルルア。 僕は黒旗として、軍事正常化委員会のエルフィファーレとして、死ななきゃいけないんだ」 ──僕は悪い子なんだよ。ルルア。 任務のために、好きだった人たちを殺してしまうような僕は。 「任務なんて、私が斬り捨てました。だから、私は貴女を死なせません!」 よくあの人を説得できたんだね。と続けるエルフィファーレに、ルルアは自分に与えられた任務を告げる。 クロッセル陸軍総司令部からの命令―――シリル、エルフィファーレ両名の奪還。 エルフィファーレを救いに来た、そう彼女は誇らしげに語る。 その顔は、まるで太陽のようで、とても暖かくて、とても眩しい。 「……ふふ、ルルアも強かになったね。けどダメなんだ。 僕はね、自分の任務を遂行させるために……何も知らないガランさんを殺しちゃったんだ」 「ハード大佐は……許してくれますよ」 「あの人なら、許してくれるかもしれないね……だけど僕自身が許せないんだよ。悪い子だから」 「貴女は悪くありません。貴女は良い子です。だから、戻ってきてください」 ──ああ、不器用で優しくて……そして頑固だったね。ルルアは。 こうなった以上は、彼女は止まらない。 決意した彼女の強さは、隣で戦っていたエルフィファーレもよく知っていたのだから。 「そこまでいうなら、そうだね……勝負で決めようよ」 「……良いでしょう、全力で相手をします」 「──うん。じゃあいくよ。僕の本当の全力を、見せてあげる」 「死なせません……貴女をこのまま、死なせるものですか……!」 ──神狼、私の戦友を救うために……力を貸してください。 彼女は祈る。我が身を散らしたとある男と、その名を冠した一振りの刀に。 それに答えるように、抜刀された楼蘭刀―――神狼は薄暗い中にあっても光を放ち、彼女に戦う勇気を与えた。 関連事項
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/338.html
上琴クリスマス小ネタ1/7 灰色の空に、今にも雪が降り出しそうな学園都市の道を、上条当麻はくたびれた顔で歩いていた。 補習、されど補習。何が悲しくてこんな日に補習をしなくてはならんのだ、上条は今日何度目かの溜め息を吐いた。 12月25日。聖なるクリスマス。少し見渡せば視界には溢れんばかりのカップルの群。寄り添い歩いている二人が選り取り見取り。どうやって仲を引き裂いてやろうか、などと言った残忍なことを上条は考えてやめた。 「虚しい……。虚しすぎるぞ俺のクリスマス……」 何時ものように不幸だ、と叫ぶのも億劫だった。学生寮に帰っても、今日は同居人のシスターはレッツパーリィと言うことで、担任の小萌先生の所にお泊まりもひっくるめて外出。よって、一人の夜を過ごさなくてはならない。 「あー、いたいた。ちょっと、ねえ。……ねえ!」 右肩に掛けていた薄っぺらい鞄を、左手に持ち替えて、後ろに向け空いた右手を動かした。 直後、青白い閃光が辺りを照らした。 「聖なる夜も一人の俺を笑いにでも来たのか? 笑え、笑えよ……」 「うげっ……。アンタ、地獄でも見たの?」 上琴クリスマス小ネタ2/7 上条に声を掛けて電撃をぶっ放したのは、常盤台中学の第三位『超電磁砲』、御坂美琴。面倒そうに、上条は振り返ってそちらを見る。 「この戦場は……地獄だ!」 「…ははーん、アンタ、もしかして一人?」 「悪いかよ。……そういうお前はどうなんだよ」 「うぐっ…そ、それは…!」 跳ね返された言葉に、美琴は狼狽えた。 二人の周囲は相も変わらずリア充の群がクリスマスムード一色の街を歩いている。 「べっ、別に私が一人だってアンタには関係無いでしょ!?」 「あー、はいはい。そうですね」 「イラッ☆」 ノーモーション電撃が上条を狙うが、右手の『幻想殺し』を避雷針代わりにして打ち消した。それを三回程繰り返し、美琴は観念した様子で、 「ホント、アンタの右手は何なの? バカなの?」 「死なねえからな!」 「何もそこまで……」 人通りの往来で大声で死なない発言。思い出してみよう、今日はクリスマス。だがそこいら全てがカップルというわけでもなく、上条や美琴と同じように一人ふらふら歩いている者や忌み妬む者、熱々の肉まんをカップルにぶつけようと虎視眈々と狙う者等様々な者がいる。そこに上条の言葉が行き渡れば、完璧に注目の的になるのは容易かった。 上琴クリスマス小ネタ3/7 ざわ…ざわ…… 「ちょ! そんなこと大声で言わんでいい!」 「は? なんでだよ……って、注目されてるぞお前」 「このバカ! ずらかるわよ!」 わけもわからないまま、上条は美琴に手を引かれてその場から走り去った。周囲では何やらロマンチックだの素敵だのバリバリ! やめて!だのそれぞれ違う反応をしていたが、たかが数十秒くらいで、また人々は今日の日を楽しみだした。 上琴クリスマス小ネタ4/7 人気の無い近くの公園まで走ってきた上条と美琴。冷たい風が頬に非情に吹き付ける。 指先も冷たく、暖まりきらない体を暖めようと手近な自販機でホットの飲み物を購入する。 「寒いだろ、飲めよ」 「へ?…いいの?」 「寒い中、生足出してる女の子に何もしてやらないなんてこと出来ません」 「ーーっ! …ありがと」 女の子、という単語に美琴は、判るか判らないかレベルの反応をした。このバカからもちゃんとそう認識されているのは正直驚いた。頬に熱がこもるのに時間は掛からなかった。 「どうした? 顔赤いぞ? ……まさか熱でもあるんじゃねえか!?」 「な、無いわよ!」 「そうか? 無理するなよ? あと少しで年明けなのに寝込んで過ごす正月は嫌だろ?」 「そんな大袈裟な……」 冷えたベンチに、二人は並んで座る。まるで、あの夏の日のように。 「………、」 「確か、あの時もこの公園で、このベンチだったわよね」 「…あん?」 「あの子とアンタが初めて会った日のことよ」 「…ああ」 あの日、命に灯火を受けたその前から、既に決められていた『妹達』の運命。その幻想をぶち壊したのは他でも無い上条である。 上琴クリスマス小ネタ5/7 美琴が、もう自分の手ではどうしようも無いことを知り、自己犠牲で終わらせようとした『計画』を、悲劇ではないが、最良でもない、普遍的な、それでもまだ救済の余地のあるエンディングへと誘った。 「もう冬か……」 「…そろそろ記憶のこと、話してくれてもいいんじゃないかしら」 二人は視線を合わさず、ベンチに座ったままただ灰色の空を見上げる。 記憶喪失。いつ、どの様にそうなったのか、美琴は知らない。上条も判らない。 「話せ、って言われてもわからないものはわからない、としか言えねえよ……」 「どういうことよ、それ」 「記憶を失う前のことを覚えてたらこんな話はしてないって」 「あ…そっか……」 開封して、それ程時間が経っていないにも関わらず、飲み物は段々と冷えてきた。上条は一口、それを飲んで次の言葉を探す。 「俺は別に、記憶喪失だからって困ったことは無いんだけどな」 自分が記憶喪失だ、と公言すれば大変なことになるのは間違いないが、関係ない美琴に知られているけれども。 「記憶喪失と」 「『妹達』、か……」 それぞれがそれぞれに、大切な者達に言えないものがある。隠し通すのは簡単なように見えても心が傷付く。 上琴クリスマス小ネタ6/7 「……雪だ」 「ホワイトクリスマスね」 辛辣な空気を、静かな雪が隠すように埋めるように舞い散る。柔らかな氷の結晶は、地面に触れ、溶けて無くなる。 手のひらを差し出し、そこに落ちた雪は、体温で水に戻る。 「夜明け過ぎに雪に変わる、そんなことは無かったな」 「でもホワイトクリスマスって定番だけど滅多に無いわよね」 「ロマンチック、だな」 「アンタがそういうこと言うの、似合わないわよ」 「わ、笑うなよ!」 「笑え、って言ったり笑うなって言ったり、私も忙しいわ」 気兼ねなく話せる相手。 いつか白井黒子が言っていたあの言葉を上条は思い出していた。 (俺も居心地が良いのかもしれないな) 隣で安心して笑みを浮かべる美琴を見た。それに気付いた美琴はきょとんとした表情をする。そんな折、上条にひとつの考えが浮かんだ。 「な、なあ御坂」 「んー、何?」 言葉に詰まる。 「その、なんだ……」 「どうしたの?」 なかなか言い出せずに口ごもってしまい、自分に苛立ちを覚えたが、なんとか勇気を振り絞って言い切った。 「う、ウチに来ないか? …クリスマスだし、なんか小さいパーティーでもやりたいなあ、って思ってさ……」 上琴クリスマス小ネタ7/7 黙って聞いていた美琴は、唖然とした表情から驚愕の表情に移り、寒さで赤く染まりかけた頬を違う朱に染めた。 「ダメか…?」 「ダメじゃない」 今回は即答してしまった。雪に合わせて、イルミネーションも点灯しだして、よりクリスマスらしくなってきた。 「二人だけのクリスマス、か」 「そ、そう。予定とか無かったの?」 「合ったらこんな誘いはしねえって」 学生寮に向かい、歩を進める二人。やはりクリスマスなので、手を繋いで歩くカップルや腕を組み歩くカップル達とすれ違った。 「…なあ御坂、俺達もやってみるか?」 「今日のアンタ、どうしちゃったの?」 「そう言いつつもちゃっかりやってるお前はなんだよ」 「い、良いじゃない! 寒いんだし、スペースも取らないし」 スペースは関係無いだろ、と野暮なツッコミをしようか迷う上条であったが、それは飲み込んだ。 「メリークリスマス」 「サンタさんには何をお願いしようかしらね」 「まだ信じてるのかよ」 「まだまだ子供なの!」 「はいはいわかったわかった。せめて胸でもごめんなさいごめんなさい」 「腕組んでるのが右側で命拾いしたわね」 笑顔が怖い。平身低頭で上条は謝罪を述べたが、美琴はすぐにやめさせた。 上琴クリスマス小ネタ8/7 「雪に雷は合わないでしょ?」 「黄色と青色の勇者は氷と雷だったな」 「あれは水寄りじゃない?」 「言われてみればそうだなー」 他愛ない話をしていると、結構すんなりと寮に着いてしまった。 (サンタさんには勇気をお願いしようかしら) (あとは勇気だけ、か) 「なあ、」 「ねえ、」 タイミングが被る。お互い顔を見合わせて、きょとんとする。どうぞどうぞは日本人の悪い癖だと、二人は思い、せーので言おうじゃないかということになった。 「それじゃあ……せーの!」 「「ベリーメリークリスマス!」」 今日の学園都市の夜は長いだろう。 ー糸冬ー
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/298.html
『シルヴァリオ トリニティ』において、ギルベルトによって発足された実験部隊。 主人公のアッシュが所属することとなる部隊。 隊員は全員が星辰奏者(エスペラント)であり、加えて英雄の強さを直に感じ取ったことのある者たちで構成されている。 新米兵でありながら佐官階級相当の装備を与えられており、結晶核(セイファート)も個々人に合わせた調整までされている。 このことからも彼らが期待されているということがよく分かり、選ばれた栄誉を全員が重く受け止めていた。 だが三十人もの星辰奏者を集めたことで他二国からちょっかいをかけられる事になるだろうとヴァネッサはギルベルトに忠告をしていたようである。 そして部隊発足にあたってヴァネッサ率いる猟追地蠍(スコルピオ)からもアヤ含む数人が推薦されている。 またギルベルト一人の判断で動かせるわけではなく、ヴァネッサの賛同がなければ部隊を動かせないという取り決めが二人の間で交わされている。 +体験版ネタバレ含む 初戦で強欲竜団の新兵器によりアッシュたち以外を残して壊滅。 これは強欲竜団が必勝の策をぶつけたためではあるのだが、あまりにも早すぎる退場であった。 またギルベルトとシズルはこうなることを予測していたようである。 結晶核を与えられ、しかも総統に憧れている人物たちばかりだから才能と気概どちらも備えた国の宝な人材だったんだろうなぁ -- 名無しさん (2016-11-27 19 05 10) 残された人の絶望感ヤバイ -- 名無しさん (2016-11-27 19 07 27) 大丈夫!絶望の闇を切り裂く新たな光の英雄が産声を挙げたから! -- 名無しさん (2016-11-27 19 09 17) 産声ってか、断末魔の悲鳴にも聞こえるのですがそれは -- 名無しさん (2016-11-27 19 10 29) そんなエリート達を壊滅に追い込むって割と商国の新技術やばくないか?なんか通常のエスペラントと違っていくらでも量産できそうな感じで、商国の財力ならモルモットの調達はいくらでも出来そうだし。割とパワーバランス崩れるんじゃ -- 名無しさん (2016-11-27 19 12 10) ↑所詮は烏合の衆、英雄の威光に蹴散らされるが運命よ(震え声 -- 名無しさん (2016-11-27 19 14 18) まあ実際見事に英雄譚の始まりを彩る贄になったしな…… -- 名無しさん (2016-11-27 19 15 16) 部隊が壊滅する中生き残り見事戦友たちの仇を討った新米少尉!しかも過去にあの鋼の英雄に救われた過去を持ち自身も後に続きたいと思い軍人に!これには帝国民も新たな英雄の誕生にニッコリ -- 名無しさん (2016-11-27 19 17 31) 国を担う若きエスペラント達……彼らは皆ギルベルトにとって大切な……大切な……生贄だ -- 名無しさん (2016-11-27 19 30 38) そういやこの部隊で万が一があったらギルベルトがマズいってヴァネッサ姐さんが言ってたが… -- 名無しさん (2016-11-27 19 51 41) 実際次代の国を担う30人のエスペラントが三人だけ残して壊滅ってかなりヤバイ失態だろうしなぁ -- 名無しさん (2016-11-27 19 56 47) もしかしてチトセの出番あるのかなぁ -- 名無しさん (2016-11-27 20 15 44) 「国の危機的状況、期せずして(大嘘)若き宝を犠牲にしてしまった悲しき上司、だが仲間の犠牲と上司の思いを汲み英雄がそれを盛り返す」という英雄譚を彩るシチュエ―ション -- 名無しさん (2016-11-27 20 20 58) 運命をつかめなければそのまま終わるって辺りやっぱり総統インストールされているのってアッシュだけじゃなくて全員っぽい気がするなぁ。その中でアッシュが特に同調率やらが高かったから覚醒に至ったって感じで -- 名無しさん (2016-11-28 15 33 32) ギルベルトによって生贄に捧げられた若きエリート達であるこの面々を思うとヴェンデッタ序盤で軍人募集のプロパガンダに対して皮肉気にしているゼファーさんがなんともはや -- 名無しさん (2016-11-28 19 20 27) 全員総統インストールされてるんだろうなあと思ったが意表を突いてグレイだけカグツチとかありそう。 -- 名無しさん (2016-11-28 19 34 04) 公式サイトのグレイのステータス見ると、収束性と付属性特化の完全に総統閣下と同タイプなんだよなぁ、二刀流なのもそうだし、実はこっちが本命じゃないかって気がする -- 名無しさん (2016-11-29 00 33 54) 才能も出自もそんなもの総じて誤差だって言っていたから能力が総統に近いから本命ってわけではない気がする。ただまあこいつも総統インストールされている疑惑割と濃厚だよね -- 名無しさん (2016-11-29 07 26 04) こいつら多かれ少なかれ総統ファンクラブのエリート若者軍団みてぇなもんだし、休憩時間中にゼファーさんとかがうへーとなるような会話していた気がする。 -- 名無しさん (2016-11-30 18 01 23) アッシュ達が中尉になるシーンで「あー他のみんなは大尉か、先を越されたなー(遠い目)」って気分になりました、はい -- 名無しさん (2016-12-19 20 57 20) これって十三を忌み数だって知った上でわざと十三小隊にしたんだろう -- 名無しさん (2017-02-09 21 50 29) ギルベルト<全員に総統になれる機会与えたからノーカンな! 糞眼鏡ェ・・・ -- 名無しさん (2017-02-09 21 53 46) 中身はアヤ除いて使い潰しても問題がない実験体ででっち上げた部隊なんで実質ワグナーと立ち位置が変わらないというのが酷い。 -- 名無しさん (2017-02-09 22 05 44) アヤにしても天秤のスパイと勘付いていたから死んだら死んだで構わないの星辰やったんやろうなぁ -- 名無しさん (2017-02-09 22 09 04) エリート中のエリートでなくて捨て駒中の捨て駒だったとか・・・ -- 名無しさん (2017-02-09 22 11 10) グランド後にもう一度プレイすると糞眼鏡の悪辣さが理解できるよ。こいつこそ吐き気を催す邪悪たる象徴だろ -- 名無しさん (2017-02-09 22 15 30) 糞眼鏡は何らかの巨大な敵に立ち向かうために内心忸怩たる思いを抱きながら自分では届かないと理解していたために総統の後継となり得る後進を待っていてそのために泥を被ることを決めた奴……そんな風に考えていた時期が俺にもありました -- 名無しさん (2017-02-09 22 20 29) ↑総統の後継を作るという思いは本物だと思うぞ、ただ手段が凡人を無理やり総統クラスに引き上げるというウルトラトンチキレベルなだけで、なお作中で数週間程度受けるだけで総統クラスのトンチキになった人物がいる模様。 -- 名無しさん (2017-02-09 22 27 40) アッシュくんは付属性が高かったから実験で即死しなかっただけのモルモットと自虐してたが、AA以上の付属性持ちって人間では一人もいないんだよね 流石にこれが素だと思えないから元々Aだったのをブーストした感じ? -- 名無しさん (2017-02-09 22 37 54) 多分元々AAで他は基本Dくらいだった可能性 -- 名無しさん (2017-02-10 10 36 32) ↑寿命マッハの人体改造受けての数値だもんな。というか本来星辰強化措置受けるほどの適性もなかった正真正銘の凡人である可能性も高い -- 名無しさん (2017-02-10 10 57 12) 個人的に思うのがこの小隊をもっと描写していれば -- 名無しさん (2017-03-01 01 44 11) ↑の続き 眼鏡との最終戦が更に盛り上がったと思うあそこでグレイが小隊内の個人名出してたら更に泣いてた気がする -- 名無しさん (2017-03-01 01 47 03) ↑13 黄道に存在するけど十二宮に勘定されなかった蛇使い座がモチーフにもなってるな。蛇使い、アスクレピオス。あの大虐殺で最も被害を齎した原因が魔星同士という共通点 -- 名無しさん (2017-03-15 22 26 12) 構成員全員を結晶核を配布した?何だそりゃ、舐めてんのか?どうして本気を出さなかった?何故全員にオリハルコンも埋め込まなかった!?英雄になって欲しいんだろォ!?だから閣下に追い付けねえんだよお前はァ!!! -- 名無しさん (2020-05-18 13 02 12) ↑閣下ならオリハルコンなし、いや生身ですら覚醒なし得たのだよ。セイファートを配給するだけ有情ではないかね?私も彼らが死んでしまって悲しいのだよ。 -- 名無しさん (2020-05-18 13 22 15) やだ··········糞眼鏡がまともに見える········ -- 名無しさん (2020-05-18 13 25 03) オリハルコンの量産が出来てたら実際にやりかねないからNG -- 名無しさん (2020-05-18 18 41 58) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wiki8_siren2/pages/66.html
地名/ステージ 名前元ネタ(SIREN2オフィシャルアートブックから引用) 瓜生ヶ森(うりゅうがもり) → 瓜生島 蒼ノ久(あおのく) → ロアノーク島 崩谷(ほうや) → ホヤ・ヴェルデ 貝追崎(かいおいざき) → 貝尾集落 碑足(ひだる) → ジェラルド・ビダル 瀬礼洲(せれす)→マリー・セレスト号 四鳴山(しなりやま) → シナル(シュメール) 三逗港(さんずこう) → 三途の川 夜見島 夜見島という名の由来には、忌み島、黄泉島、闇島であるという説もある。 夜見島はその説が示すが如く、外部との交わりを持つことを良しとしない閉鎖的な島であった。 昭和初期に金鉱地として栄えたが、資源の枯渇により昭和45年に廃鉱となり夜見島港も閉鎖された。 特産品は「夜見島いよかん」。 島の形は鳥(鳩)のようにも見える。 夜見島港 金鉱開発により増設された大型船用の港。 夜見島金鉱(株)の社屋や倉庫をはじめ多くの施設が建てられている。 近くに夜見島灯台がある。 金鉱の閉鎖に伴い廃墟となった。 街灯や電灯はまだ使用することができる。 ゲーム序盤の一樹シナリオで登場した夜見島港は現実世界のマップなので、 道がふさがってたり、柵が壊れてたりと写し世の世界よりも破損が激しい。 ちなみに「地獄段」「ドルフィン桟橋」は 長崎県沖に存在する「軍艦島」こと「端島」に実際にある同名の地名がモデル。 崩谷(ほうや)/夜見島金鉱社宅 夜見島金鉱(株)が建設した団地社宅。 イ、ロ、ハ棟の3棟があり、1棟ずつ3階建てで2DKの部屋が12部屋存在する。 イ棟、ロ棟が並んで建っていて、ハ棟は丘の上にあるが、 ハ棟へ続く連絡用階段は大破しており、ハ棟へ近づくことはプレイ中では不可能。 金鉱の閉鎖に伴い廃墟となった。 ガス、電気はいまだに使用できるところもある。 ちなみに、永井14:00開始デモで、永井と市子が乙式に襲われたのはハ棟102号室である。 モデルになったのは神岡鉱山栃洞社宅跡。 瀬礼洲/輝勝フェリー・ブライトウィン号 輝勝フェリー所有の大型フェリー。 船内は全6階建て。 バイキング方式の食堂、救護室、寝台つきの2等客室、大部屋の3等客室等、数日間の航行が行えるようになっている。 1等客室、食堂へは入室できない。 19年前(昭和61年)の8月3日、 県立亀石野中学校テニス部他、多数の乗客を乗せたまま、夜見島付近航行中に消失。 虚構の夜見島の瀬礼洲に突如「現れた」。 船内の電源等はまだ稼動している。 瀬礼洲自体は大きな崖のある深い森である。 実際のイメージ写真、ゲーム説明書、藤田-5:00などからわかるが、ブライトウィン号そのものは森の真ん中にある。そのため座礁、というよりも消失後に飛ばされてきた、突如出現したと考えるほうが自然であると考えられる。 忘れ物入れに9mm拳銃が入っていた理由は不明。 ロケ地は神奈川県川崎市。 瓜生ヶ森(うりゅうがもり)/夜見島金鉱採掘所 四鳴山の麓に存在する夜見島金鉱(株)が所有する金鉱採掘所 最盛期には大量の金を産出していたようだが、産出量の激減とともに閉鎖されることになった。 現在は運搬用トロッコ路線付近のみ立ち入り可能。 他の作業所や鉱山への道は現在施錠、または崩落していて立ち入り不可。 金とともに奇妙な石が発見されたり、謎の直立歩行生物が作業員に目撃されたりしている。 インクラインとトロリー電車は稼動可能な状態にあり、 詰め所付近から鉄扉方面に移動が可能である。 なお近くには作業員用の汲み取り式便所が(おそらく大量の)中身を残したまま現存する(阿部22 00)。 藤田-05 00の採掘所は19年前のものと思われる。 だが、それでも破損は激しく、床が抜けてたり使えない階段がある。 モデルになったのは「スーパーカミオカンデ」のある神岡鉱山跡。 碑足/夜見島遊園 昭和40年代に市民の憩いの場として建設された小規模な遊園地。 (島民から見れば)大きな観覧車がシンボルとなり、金鉱採掘当時には活気に溢れていた。 正門を入ってすぐ右にチケット売り場。一枚50円。 階段を上って右手にコーヒーカップ、 左手の橋を渡った先には観覧車と電動ライドと花壇のある広場がある。 裏門は瓜生ヶ森方面へと続いている。 ここも金鉱の閉鎖と従業員たちの本土引き上げに伴い閉鎖され廃墟と化していた。 ゲーム序盤の永井シナリオでは現代の夜見島なので、橋が壊れているなど遊園は荒廃しているが、 00:00にサイレンが鳴った後は虚構の夜見島(29年前のコピー)なので、 比較的キレイでまだ電力も設備も使える状態である。 冥府への「七つの門」が存在する。 貝追崎/第一砲台跡 明治時代に建設された旧日本軍の砲台。 すぐ近くにある第二砲台ととに中迂半島一帯を防御するための沿岸要塞の一部であったと考えられる。 第一砲台跡には電灯所、棲息掩蔽部、地下弾薬庫を備えた砲台が現存する。 旧軍が武装解除、解体されて以後、完全に放置されていたらしく、荒廃がもっとも激しい廃墟である。 具体的には棲息掩蔽部丁が完全に土砂に埋没し、地下道の一部が崩落、南側砲台から南側砲台長位置へと至る通路は崖もろとも崩落している。砲台上部にも何かの施設があったようだが、今は瓦礫しか残っていない。 荒廃が激しいものの、電灯設備が生きており、地下道の照明が使用可能。 地下の武器庫乙が何者かにより入り口を封じられている。 要塞跡のためか、自衛隊屍人や闇人など、銃器で武装した者がウロウロしている。 ちなみに、藤田が市子に殺されたのは第二砲台跡である。 モデルになったのは友が島第3砲台や東京湾要塞第二海堡の砲台跡、広島県大久野島など。 蒼ノ久(あおのく)/蒼ノ久集落 夜見島の漁師たちが住む集落。 三上親子と浅田氏(アーカイブの住居が存在する。 集落はここ以外にも貝追崎方面にもうひとつ存在する。 しかしながらゲーム中では三上と喜代田が難癖をつけて行こうとしない。 潮降浜/夜見島小中学校 空き地の近くに立てられた、小さな学校。 生徒が少ないので、小学校と中学校が一緒になっている。 この学校も金鉱の廃鉱とともに廃校となったが、 昭和50年7月31日に屍霊に襲撃された宇城益三(住所不定無職 28歳)により、 同日午前2時ごろに全焼。宇城は逮捕された。精神鑑定を受けたかは不明。 校舎の裏の高台には焼却炉が、そこから右の方へ進むと小運動場と大道具倉庫がある。 海の近くの空き地には資材がたくさん転がっている。 ここにある船の残骸は、昭和78年8月6日に消息を絶った遠洋マグロ漁船「羽生丸」である。 通学トンネルの傍には漁船のための灯台も建っている。 この場所はなぜか、闇人の甲式が多い。 ロケ地は岡山県真鍋島。 四鳴山/離島線四号基鉄塔 四鳴山中腹にそびえたつ巨大な鉄塔。 金鉱開発にともない電力供給のために建造された送電鉄塔である。 内部の様子から察するに、27年前の時点で廃墟となっていたようだ。 虚構の夜見島では巨大な滅爻樹と一体化し、00 00の大津波の後は先端付近が赤い光を放っている 島に存在するものの中でもっとも高いため、虚無の世界から現実の世界へ行くための「梯子」として使われた。 そのことと関係してか、中層部以上の階層は送電用の鉄塔とは思えないような奇怪な構造になっており、 さながら迷宮のような構造なっている。 上層部付近に存在する太田家の家屋が、この鉄塔のいびつさを物語っているといえよう。 四鳴山、鉄塔の地下には瓜生ヶ森から続く空洞が存在する。 22 57分ごろ、阿部によって爆破。(捨てた煙草がメタンガスに引火し、連鎖爆発で鉄塔が崩壊。阿部22 00デモ参照) よって、現実と結ぶものがなくなり、阿部は現世を救った立役者となる。 ロケ地は広島県大久野島など。 特異点 虚構の夜見島と現実の夜見島の鉄塔の先を結ぶ空間。 周囲を岩で囲まれた海底のような場所だが、頭上には赤い海が広がる 母胎戦のステージ。 位置関係 瀬礼洲/ブライトウィン号 ― 四鳴山/離島線四号基鉄塔 | 瓜生ヶ森/夜見島金鉱採掘所 ― 夜見島港 | / \ 碑足/夜見島遊園 ― 蒼ノ久/蒼ノ久集落 ― 崩谷/夜見島金鉱社宅 | / 貝追崎/第一砲台跡 ― 潮降浜/夜見島小中学校
https://w.atwiki.jp/srpgbr/pages/314.html
長い間さまよって ◆j893VYBPfU 薄暗くなった森の中で、自らが起こした篝火に照らされながら。 ただ独り、静かに佇む男がいた。 いや、男という言葉は正確な表現ではないのかもしれない。 彼は過去の事故によりその身体の大半を失い、 今ではその七割が機械に置き換わっているのだから。 正確には「男だったもの」と評すべき所なのだろう。 サイボーグ(Cybernetic Organism) 生命体と、機械技術の融合物。 人間にして、人間ならざるもの。 人間の心身を捨てた、自然ならざるもの。 科学の申し子にして、忌み子。 ――だが。 たとえ生物学的には男でなくなろうとも。 その魂はまさに「漢」と評すべきもの。 それが、現在のカーチスを表す言葉である。 その漢が今、苦悩に満ちた顔で。 ただ独り、静かに佇んでいた…。 ◇ ◇ ◇ ――大剣を振り下ろす。 凄まじい衝撃音と共に、首輪がその柔土にめり込み。 首輪は瑕疵一つないままに、剣のみが天に跳ね上がる。 ――大剣を押し当て、一息に引き切る。 耳触りな擦過音と共に、首輪が盛大な火花を撒き散らし。 首輪は瑕疵一つないままに、周囲の地面のみが切り裂かれる。 …クソッ。なんて出鱈目な硬度なんだ、この物体は? カーチスは、少し南下した鬱蒼と茂る森の中で。 手に入れた首輪を分解してその構造を解析すべく。 手にあるその大剣で、切断を試みていたのだが。 あまりにも常軌を逸するまでの硬度に、手を焼かされていた。 首輪には、かすり傷一つない。 永久不変を訴えるかのように。 この殺し合いが絶対である事を誇示するかのように。 その分解を試みる、カーチスを心底嘲笑っていた。 明らかに物理現象を超越した、出鱈目も極まる耐久性。 ――「硬化」と「暗黒闘気」、あるいは「シールド」の魔法によるものか? その異常性は、ラハール達の肉体を連想させるものがあった。 それはつまり、カーチスがの持つ科学知識では対処し切れない、 魔法的な仕掛けが首輪に存在する事を意味している。 少し考えてもみれば、これも当然の事。 首輪を外せる可能性のある技術のある人物を参加者に据える以上。 事前対処として、解除の可能性のある人物が知り得ようがない 仕掛けを仕込んでおくのが妥当である。 己が主催者という立場だったとしても、確実にそうするだろう。 ましてや、己のような最先端を行く科学者を蘇らせるのであれば。 ――昼間の情報交換を思い出す。 アティの話しによれば、自分のような存在は彼女の世界には存在せず。 (あえて言うならロレイラルの融機人とやらに近いという事らしいが) 生身の人間をここまで改造するような技術は存在しないと話していた。 だが、反面において召喚魔法という未知なる技術が、 アティの世界には既知の常識として存在する。 それは、少なくとも地球(魔界と区別して人間界、と言うべきか?)、 カーチスの世界には存在しないものだった。 ――そう、魔法だ。 己と対峙したラハール達が当然のように行使した、科学では決して有り得ぬ力。 自分達が魔界に侵攻した際に初めて見た、あの奇跡のような力と同類なら? 鍛え上げられた肉体を更に硬化したり、瞬時に傷を癒したりするあの力なら? ――少なくとも、オレはその点においてド素人もいい所になる。 数多ある世界から無作為に(あるいは作為的に)五十余名もの人間を召喚し。 あるいはそれを蘇らせ、それを殺し合いの参加者とさせる力のある存在である。 その程度の魔法など、造作もない事に違いない…。 ――そして、おそらくは。 こちらの知らない魔法に長けた参加者も、恐らくはいるだろう。 アティも召喚石さえあれば、それなりに使えるとは聞いている。 そういった者達への対策も、当然に行われているに違いない。 彼らに対しては、逆を言えば最先端の科学技術で対処すれば良い。 そうすれば、たとえ人の手による稚拙な産物であっても。 解除される可能性は、限りなくゼロに近付ける事が出来る。 これなら、多少大雑把な技術であっても、なんら問題はない。 ――現段階で、おそらく考えられる事といえば。 複数の世界の産物による仕掛けを用いた、魔法と科学のハイブリット。 外装を魔法的な防護で固め、内装を最先端の科学技術で補い製作する。 そうしておけば、一人ではどうあがいても解除は不能という事になる。 知りもしない世界の知識を用いられては、誰の手にも余るのだから。 そうなると、当然のように異世界の人間と深く関わらざるを得ない。 そして、それは必ずしも友好的な人種とは限らないのだ。 こうなる事を折り込み済みでの、この仕掛けなのだろう。 ――駄目だ。この主催者とやらは実に手が込んでやがる。 余程オレ達にこのクソッタレな殺し合いをさせたいらしい。 「あれだけアティに大口叩いておいて、このザマか…。」 カーチスは己の無力さを恥じ、大きく舌打ちをした。 ならば、こちらの計算は大きく狂ってしまうことになる。 無線機に仕込んだ仕掛けも、おそらくは無駄になるだろう。 やはり、手掛かりを得るには異世界の未知なる技術 (おそらくは魔法)に通じる者の協力を仰ぐしかない。 己一人では、何一つ出来やしないのだから。 ――だが、誰を頼ればいい? …アティか? 確かに彼女なら、主催者のディエルゴとやらの事もよく知っている。 魔法にも通じているだろうし、そこから仕掛けの類推する事が出来る。 なんなら、今から無線でその事を聞くのも良いのかもしれない。 …それとも、あのミカヤとかいう少女か? あの少女も、確かに強力な魔法を使いこなしていた。 あれだけの力を行使出来るなら、ともすればこの首輪に 働いている異常な力にも心当たりがあるのかもしれない。 なにより、彼女らは事前に斃した相手の事をあらかじめ知っていた節があった。 あの女がどうみても口を聞ける、まともな状態ではなかったにも関わらず。 ゴードンはあの参加者の名前と生存を、確信していたかのような口ぶりだった。 ならば、彼女の当てが外れた場合であっても。 他の参加者の情報を持っているかもしれない。 ――だが、どちらかを頼るという事は。 アティには、己が一人の参加者の殺しに加担した事実を。 ミカヤには、己がオリビアを手に掛けたという事実を。 それぞれに突きつける事を意味する。 カーチスが最も伏せて置きたい、辛い現実を。 外れていない首輪が手元にある事が、何を意味するか? 決して彼女らに分からぬはずがないだろうから。 それは避けたいところだが、それ以外に打つ手はない。 一人で悶々とする事に、全くの意味はない。 だが、だからといって彼女ら以外を頼るには、 あまりにも掛かる時間と危険が大きすぎる。 ――なら、どうすりゃいいってんだ? …こうして、カーチスがいたずらに思考に時間を費やしている間に。 悪鬼使いキュラーの、カーチスの取る手を先周りするかのような。 ルール変更を述べる臨時放送が、今始まった…。 【C-2/森/一日目・夜(19時)臨時放送直前】 【カーチス@魔界戦記ディスガイア】 [状態]:背中及び数箇所に切傷(軽症)、左足に異常(要修理)、若干の性能劣化 [装備]:オウガブレード@タクティクスオウガ [道具]:支給品一式 鍵@不明、オリビアの首輪 [思考]1:手に入れた首輪を解析する為に、異世界の(魔法に詳しい)参加者を探す。 2:アティかミカヤにいち早く接触し、他の参加者についての情報を得る。 [備考]:首輪が魔法的な防護により異常なまでの硬度を帯びており、 物理的手段だけでは分解不能である事を理解しました。 分解と解除には魔法と科学に通じたものが必要であると推測を立てています。 113 Knight of the living dead 投下順 115 欺き、欺かれて 101 Legion 時系列順 116 瞳に秘めた憂鬱 091 星に願いを カーチス 125 Box of Sentiment
https://w.atwiki.jp/wakasugi_orz/pages/56.html
羽藤 桂 (はとう けい) データ 主人公。 声は松来未祐 お人よしののんびり屋。 羽藤家の者は人外の者に力を与える「贄の血」と呼ばれる血を受け継いでおり、桂はその血が特に濃い。 二人暮しだった母親を亡くし、遺産として残された田舎の父親の実家を見に出かけるところから作品は始まる。 考察 アカイイトに登場する羽藤の血を引く者は、全員何らかの形で植物に関連した名前を持つ。桂(けい)は作中で説明される通り、モクセイ科の樹木。桂(かつら)とは別物なので注意が必要。 ちなみに、月に生えているという伝説の桂も「けい」の方。 贄の血を継ぐ羽藤家と鬼切りの千羽家の血を引くサラブレッド。「鬼切りの鬼」EDではその雄姿を存分に見せつけてくれる。「私を誰だと思ってるのかな!」 ↑「アホの子」です。 ユメイ データ 本名、羽藤柚明 声は皆口裕子 桂の従姉妹。ゲーム中では、「主」を封じるためのエンジュの木に「オハシラサマ」という存在として依っている。 「オハシラサマ」が居なくなると「主」の封印が解けるので責任重大なのだが、その割にあちこち出歩いている。 桂よりは薄いが「贄の血」を持ち、その力の使い方も祖母の笑子から受け継いでいる。 考察 柚明の柚はユズ(柚子、学名:Citrus junos、シノニムC. ichangensis x C. reticulata var. austera)は、ミカン科の常緑樹。柑橘類の1つ。 本編中では何故か妙な方法での吸血ばかりさせられている(全て桂から誘っているのだが)。 若杉 葛 (わかすぎ つづら) データ 声は釘宮理恵 本作の子役、解説役担当。 日本を表から裏から支える若杉家の跡取りとなれる家柄に生まれ、弱肉強食の若杉家を生き抜いている天才小学生。だが、そんな他人を食い物にする人生に嫌気がさしたのか本編では家出中。 「贄の血」は持たないが、それでも特別な血を持っているらしい。 考察 家出中のため若杉の関係者である烏月を見かけると逃亡してしまい、結果、登場シーンが少なくなっている。ストーリーで最も割を食っているヒロイン。 若杉家から家出しているのに、初対面の桂に本名名乗ったのは何故なのだろう? 杉は伏見稲荷大社のご神木であり、葛は様々な伝承に見えるとおり狐を縛る呪力を持った植物である 若「杉」という姓に、「葛」という名前。まさしく彼女は狐の申し子なのである。 家出の旅の連れの狐の尾花は予言の神、「一言主」の化身。が、声が出せない封印を受けているため、単に賢くて運動能力の高い狐となっている。 見方によっては、尾花はまたしても「葛」に運命を絡め取られたとも言えるか。 稲荷神と習合したダキニ天は、白狐を神使としている。この仏は、死者の血肉を喰らって神通力を得るという。もしかして? 浅間 サクヤ (あさま さくや) データ 桂の母の親友、桂のことは幼い頃から見守ってきた。 声は真田アサミ。 その正体は「観月の民」という山神の眷属。 60年前、桂の祖母に命を救われて以来、羽藤家と親密な付き合いをしている。 考察 名前の由来は浅間神社。木花咲耶姫命(コノハナサクヤビメ)を主祭神とする神社。 実は、木花咲耶姫命が富士山に祀られるのは江戸時代以降のこと。それ以前は富士山の祭神はかぐや姫とされていた。この辺りも因縁というものを感じさせる。 千羽 烏月 (せんば うづき) データ 千羽党の鬼切り役。 声は渡辺明乃。 主の分御霊を宿しているケイを斬るために経観塚へやってきた。 実体を持った鬼を斬る事を得意とする千羽妙見流の使い手。 考察 初期設定ではメガネっ子。その姿はファンブックにも載っていないのだが、何故かサクセスのウェブページ「瓦版」には掲載されていた。 使っている太刀は維斗(いと)という業物。「折れず錆びず」と言われ、代々の千羽党の鬼切り役が手にしている。何百年も使われているのに未だ現役、まさに実戦向きの名刀。 振るう太刀は維「斗」、操る流派は千羽「妙見」流、通う学校は「北斗」学院付属。どれもこれも北極星及び北斗七星のことである。 ノゾミ データ 主の復活を目論む双子の子鬼の姉。 声は小林恵美。 着物を死者を表す左前に着ている。 生前は貴族の娘。双子として生まれたため忌み子として幽閉されて育った「いないはずの子供」。 幽閉されていた屋敷が火事になった際、自由に憧れて逃亡。その後、野垂れ死にかけるがその間際に主に出会い、幽体の鬼となってこの世に留まる。本編での依代は良月。 考察 初期には三つ子案もあったとか。 10年前にも封じが解かれ、主を復活させようと画策したが失敗、再び封印されている。この事件の際、桂パパが殺害されている。 ミカゲ データ 主の復活を目論む双子の子鬼の妹。 声は小林恵美(ノゾミと同じ)。 ノゾミの生前の妹かと思いきや、その正体は主の分御霊。 本編での依代は良月。 考察 一見ノゾミに従っているように見えるが、実は主導権を握っているのはこっち。良月からの《力》の流れをコントロールしているのもこっち。 「姉さまはもう要りません」と言っちゃったのが、ノゾミが心変わりした最大の要因かも。 おしとやかに見えて、イザ、コトに及ぶととっても積極的。 鏡である影見から転じて見影。蛇である巳影。望の影である御影。主様の力である甕気。 ケイ データ 本名、羽藤白花。桂の双子の兄。 10年前、ノゾミカが復活して起こした事件の際、主の分御霊を体に宿すことになった。この時の事件を解決をした当時の鬼切り役、千羽明良(あきら)はケイを斬らずに匿い、厳しい修行をさせた。その結果、ケイは主の分御霊を自力で抑える術を習得している。 考察 主人公であっても不思議は無い素敵設定。なのにでしゃばらないいい男。 白花はそのまま白い花。エンジュの木の花の色。 金木犀の桂花に対し、銀木犀の別名が白花 主 (ぬし) データ 八岐大蛇を祖にもつ蛇神。 過去辺では着物をきちんと着ていたのに、現世に現れたときには片肌脱いで着崩している。かように気まぐれな神。 「折れず錆びず」の維斗をへし折るほど、他の鬼とは隔絶した力を持つ。 考察 封印の鍵はエンジュの木。その花びらの散るごとに力を削がれている。 天津甕星(あまつみかぼし)別名、天香香背男(あめのかがせお)が元ネタか。 奈良陽子 データ 桂の学校の親友。 本編では後姿か、正面でも左半分しか描かれないかわいそうな子。ちゃんとキャラデザもあるのに。 考察 平凡で幸せな日々を象徴するようなキャラ。帰還エンドのほとんどは、こやつと桂の会話シーンで終わる。 桂から非日常的な経験談を聞かされてもほとんど動じないあたり、なかなか大物かもしれない。 羽藤真弓 データ 桂の母。故人。 元千羽党の鬼切りで、現役当時は「当代最強」と呼ばれた凄腕。駆け落ち同然に結婚を果たした際に役目を返上している。ちなみにこのとき党の人間とかなり揉めたらしく、サクヤの協力でかなり強引に抜けている。 考察 勘違いしがちだが、桂が贄の血を持っているのは父方の遺伝であり、真弓はただの人間である。 羽藤家には嫁に入ったので、別に名前に植物に関連した字は入っていない。 たゆんたゆん。 弓は三日月を表し、烏月さんにも月。あと烏月さんのお兄ちゃんは明良さんだし、コクジョウに出た千羽さんは景朋だったりなど、千羽さんは名前に月ばかり。 二十六夜の三日月は月待ちの信仰対象であり、地球照の部分に阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)が現れるということから信仰されている。いわゆる月の"兎"の部分が阿弥陀三尊。 コメント欄 コメント すべてのコメントを見る 編集方法を覚えたのでさっそく修正。ついでに葛様と尾花の項目も追加 -- 2008-07-20 06 42 41 桂の名前はカツラじゃなくてモクセイだって、本編で言われてたぞ? ついでに言うと月に生えてるっていう桂もモクセイの方なんだよな。誤認に注意 -- 2008-07-01 17 50 51
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/48463.html
登録日:2021/06/24 Thu 10 59 01 更新日:2024/09/02 Mon 07 40 28NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ふたご座 アーチャー ストイック マザコン 京都校 保守派 加茂家 加茂憲紀 双子座 呪術師 呪術廻戦 呪術界御三家 天然 川井田夏海 平成の煉獄さん 弓使い 悲劇の男 日野聡 毒家族の被害者 毒家族育ち 準1級呪術師 糸目 血液操作 許さんぞ加茂のりとし…→私!? 赤血操術 風評被害 高校生 私は加茂家嫡男として振る舞わねばならない 母様のために 加茂(かも)憲紀(のりとし)とは、漫画・アニメ『呪術廻戦』の登場人物の一人である。 CV 日野聡、川井田夏海(幼少期) ◆目次 プロフィール 概要 人物像対人関係 戦闘能力赤血操術(せっけつそうじゅつ) 装備 技 来歴過去 京都姉妹校交流会 渋谷事変 死滅回游 人外魔境新宿決戦 余談 プロフィール 所属 京都府立呪術高等専門学校三年 誕生日 6月5日(ふたご座) 身長 180cm弱 好きな食べ物 コーヒー 嫌いな食べ物 エスニック 趣味・特技 勉強(TOEIC900点代に挑戦中) ストレス 東堂 その他 筆記体を練習中。自分の名前は書けるようになりました。 この項目はアニメ及び単行本未収録の範囲を含みます 概要 呪術高専京都校3年の一人で、等級は準1級。 外見は五分五分に分けた前髪を白い髪飾りで固定した糸目の少年、水干のような制服を着用している。 呪術界御三家の一角「加茂家」の出身で、表向きは嫡流。 人物像 常に礼儀正しく落ち着いた性格で、クセの強い京都校メンバーをまとめ上げ、臨機応変に指示を出したり、作戦を立てたりしているリーダー的存在。 本来御三家は高専に通う必要はない(*1)が、 高専に所属することで内外に広く実力を認めて貰うこと 母親に喜んで貰うこと を目的として高専に通っているというストイックさを持つ。 同時にこの手のキャラの例に漏れず、名門としての矜持やプライドが非常に高い。故に楽巌寺学長の虎杖悠仁を抹殺する指令を真っ先受け入れており、良くも悪くも保守的な考えの持ち主。 一方で恵を同類と勘違いする、棘のおにぎり語に困惑するなどかなりの天然ボケを見せている。 何故か「御三家の汚点」加茂憲倫(のりとし)と同じ読みの名を与えられている。 歌姫と日下部の反応から呪術界全体ではその名前や所業が広く認知されているようだが、少なくとも憲紀本人は憲倫の存在自体を知らなかったようで、 渋谷事変で遭遇した脹相が憲倫の名前を叫んだ際には自分が呼ばれたと勘違いをしていた。(*2) 対人関係 恵には御三家の血筋と相伝の術式を受け継いだ者同士としてシンパシーを感じており、何かとその実力を評価する言動を見せている。 また、相伝の術式を受け継げなかった真希と真依に対しては「真希と真依にこれ(十種影法術)が遺っていればね」と内心で思う辺り、才能に恵まれなかったことを憐れんでいる様子。 一方で言葉を選ばない一面があるためか、京都校の女性陣には東堂程ではないものの煙たがられており、伝言や渡すものがある時はメカ丸をパシって通して行われることが多い(*3)。 戦闘能力 赤血操術 自身の血とそれが付着したものを操る 血筋大好きの御三家らしい術式だな 赤血操術(せっけつそうじゅつ)を駆使して戦うオールラウンダー。 ただし同じ術式を持つ脹相とは対照的に弓矢の弾道操作を主軸に間合いを取りながらアウトレンジから攻めていく運用法を取っている。 ただし自身の血を使い過ぎれば貧血に陥るようで、戦闘では事前に武器に血を仕込んでおく、用意した輸血パックを使うなどの方法で補っている。 赤血操術(せっけつそうじゅつ) 加茂家相伝の生得術式の一つで、術者の血とそれが付着した物質を操る術式。 シンプル故に応用が幅広く、近・中・遠のあらゆる距離での戦いに対応できるバランス力の高さが最大の売り。 矢に血を付けておけば物理法則を無視して弾道を捻じ曲げコントロールすることも可能。 この術式は血液を1つの臓器として考えるため、血液を凝固させる行為や熱したり凍らせたりといった使い方は極めて危険となる。 第二部では術式を付与された血液は呪霊に対して有害に働くことが明かされている。 加えて体外に出た血を遠隔操作して体内に戻すことで循環させて失血死を防ぐ手段を確立。 血液パックに依存しがちだったこれまでの戦いと比べても大きく成長を遂げた。しかしこの手段は肉体にかかる負担が大きいという欠点を抱えている。 装備 弓矢 何の変哲もない弓矢。だが赤血操術と併用すれば破壊力は格段に跳ね上がり、追尾能力も得る。 輸血パック 血液不足の弱点を補うために携帯。 パッケージには中の血液の鮮度を保つ効果を持つ呪符「保命永年符」と「五芒星」を貼り付けている(*4)。 技 赤鱗躍動(せきりんやくどう) 呪力で血中成分をコントロールすることにより身体能力とパワーを大幅に増幅させる。俗っぽく言えばドーピング。 使用時には右目に五方に伸びた血がアザのように浮き出る。 作者は「ゴー☆ジャスさんっぽくてウケるな」とか思っていたが周囲からはよく「KISS?」と聞かれるらしい。 赤縛(せきばく) 輸血パック内の血を解き放ち、血の縄で相手の身体を雁字搦めにする拘束技。 苅祓(かりばらい) 輸血パック内の血を解き放ち、チャクラム状に輪郭を定めた血を飛ばし敵を切る。 百斂(びゃくれん) 血液を両手を合わせた掌の中で加圧し限界まで圧縮する技。 穿血(せんけつ) 赤血操術奥義。 「百斂」によって血を加圧させ、ウォーターカッターの要領で呪力で強化した血を放射し敵を穿つ。 血の加圧率に比例して速度と貫通力が増し、その初速は音速に匹敵する。 脹相のものと比較すると圧縮率に大きな差が生じているため脹相のものより威力は低いが、それでも花御の堅牢な身体に傷を付ける威力を誇る。 来歴 過去 何で皆 母様を虐めるのですか 爛れた側女(そばめ)だからよ では何故私を贔屓する? 何故嫡男と偽り迎えた!! 正室が術式を継いだ男児を産めなかったからよ 前述の通り御三家の1つである加茂家の出身だが、実際は正室ではなく側室の息子であり、母は「爛れた側室」として虐待されていた。 しかし憲紀は正室の子と異なり相伝の術式を受け継げたため、6歳になった頃嫡男と偽られ次期当主として迎えられた。 母は憲紀が幼い頃に家を追われているが、過酷な境遇に置かれながら最後まで憲紀の身を案じていた。こうして憲紀は、母に喜んでもらう為に呪術師を志すのだった。 京都姉妹校交流会 京都校(わたしたち)全員で 虎杖悠仁を襲撃する 初登場は原作32話。他の生徒と共に交流会に参加するために東京校を訪れる。 その際に死亡したはずの虎杖悠仁の生存が発覚し、京都校の楽巌寺学長からその抹殺命令が下される。 憲紀は「交流会以前の問題。加茂家嫡流として見過ごせん」としてその命令を承諾。(東堂を除いた)京都校全員で虎杖を抹殺しようと目論む。 また、裏では楽巌寺からボス呪霊(*5)の躾(しつけ)に使った匂いと笛を受け取っており、合法的に虎杖を抹殺できるように仕向けられていた。 開始された団体戦において、京都校の他の学生と共に虎杖を抹殺しようとするが、ちょうどその時虎杖と交戦していた東堂によってその企みは阻まれてしまう。 後に憲紀は恵と対決。一進一退の攻防を繰り広げていたが、その最中に特級呪霊花御がボス呪霊を祓いながら襲来。 合流した棘と共に共同戦線を組むも、その堅牢な肉体には「穿血」以外の攻撃が殆ど通らず、ただのパンチで戦闘不能になってしまった。 襲撃の後は五条が発案した野球対決によって決着をつけることになる。 対決中には虎杖との会話に気を取られて見逃し三振をかましたり、真希が東堂にデッドボールを決めた際に「ナイッピー」と真顔で言い放つ姿を見せた。 渋谷事変 メカ丸こと幸吉が遺した保険の傀儡の静止を振り切り、東堂・新以外のメンバーと共に渋谷へ向かう。 自分達が東京の任務に行けないように細工した幸吉に「随分低く見積もられたものだな」と呆れていた。 渋谷駅地下に到着後、京都校の他の学生たちと共に特級呪霊一味の黒幕であった羂索に奇襲を仕掛けるも、いとも容易く対処されてしまう。 更にその場に現れた、同じ赤血操術使いである脹相によって 自身が一族の汚点である「加茂憲倫(のりとし)」と同じ読みである事を初めて知らされる そしてその加茂家の汚点が今回の事件の黒幕である という嫌すぎるサプライズを受ける事になる。 その後は裏梅の氷の呪術の直撃を受け、「氷の術式!? しかもなんてハイレベルな!!」と驚嘆。 赤血操術で体温を上げて戦闘に復帰するも、その直後に羂索は1000万体の呪霊を東京に解き放ちその場を立ち去ってしまうのであった。 死滅回游 渋谷事変に端を発する騒動の中、羂索は加茂憲倫(のりとし)の体を使って暗躍していた頃のコネクションや呪術的仕込みにより呪術界を意のままに誘導しており、現在の加茂家を丸ごと掌握していた。 渋谷から帰還した憲紀は宗家屋敷にて待ち構えていた羂索から「此処に君の居場所はない」と告げられた挙げ句、「君が生きていても何にもならない」という理由で見逃される屈辱を受けてしまう。 跡取りの立場を失った憲紀は1人の呪術師として、羂索が画策した死滅回游の平定に尽力することとなる。 死滅回游では真希と共に桜島結界に参加。攻撃的な呪霊や呪詛師の排除にかかる。 次期当主として振る舞う必要がなくなったためか大幅にイメチェンし、特徴だった長髪をバッサリ切って短髪にし(*6)、服装も和装から一転、ハイネックのスポーツウェアを着用。 同じく御三家の御家騒動に巻き込まれた真希に対して「君は強くなったが 俺は堕ちただけだ」と自嘲気味に語りかける。 しかしそこへ呪霊へと転生した直哉が襲来。その機動力に翻弄されながらも加勢し、真希との共闘で一度は倒すことに成功。 だが直哉は戦いの中で更なる異形へと変貌。その一撃で憲紀は殴り飛ばされてしまう。 マッハ3にも達する超高速攻撃に防戦一方を強いられ、ついに真希までも薙ぎ倒されてしまう。 憲紀は真希が復活する時間を稼ぐべく、単身で直哉に挑む。 直哉の猛攻を受け、憲紀は大きな負傷をしていた。 しかし傷口からの出血を逆手に取ることで、逆に直哉にダメージを与えていく。 当然ながら失血死のリスクを伴う危険な戦法だが、惜しげもなく血液を使い続ける憲紀。 彼自身、「私の生死はもうさしたる問題ではない」と命を捨てる覚悟でいた。 憲紀がここまで身を削って戦う理由は、彼の母親にあった。 自身は母との約束を守るために加茂家のトップを目指すも、その夢は崩れ去ってしまう。 一方、去って行った母は、既に一般社会で新たな家庭を築き、幸せそうに過ごしていた。 そんな光景を目の当たりにした憲紀は、もはや自身の居場所はどこにもないと感じてしまっていたのだった。 (誰にも必要とされないならば 命を燃やせ) (仲間たちが命を燃やすのは せめて私の灰の上で……) だが、そんな悲壮な覚悟を込めた攻撃も、直哉には「がんばり賞」程度の効果しかなかった。 せめて呪術師としての生き様を全うすべく、大量の血を流しながら立ち向かおうとする。 しかし…… 相撲だぁーーーーーー!!! 刀ぁーーーーーーー!!! 唐突に乱入してきた2人の泳者、三代六十四と大道鋼によって戦闘は中断される。 そして大道と三代から学びを得た真希が直哉を撃破したことで、憲紀は無事に生き延びたのだった。 戦いが終息した後、今回の自暴自棄的な戦い方について真希から指摘される。 憲紀は加茂家のトップに立てなかった自分に価値は無いと言い、さらに自分の名前が”最悪の呪術師”加茂憲倫と同じ読みであることも相まって、母の愛情にも疑念を抱いていることを打ち明ける。 それに対し、真希は「それは母ちゃんに直接聞いたのか?」と問いかける。 真希は自分も同じように尋ねた結果、母を殺めるという選択をしたのだった。 だが心には小さな後悔が残っており、母親としっかり話し合うべきだったと口にする。 結局私達にとって母親が何者なのか分からないまま終わらせちまった 同じ轍は踏むなよ ……あぁ ●忌み名に込められた祈り 「憲紀」と命名したのは愛する母その人。 それが加茂家にとっても忌み名であることを知った上で勝手に決めて届出までしてきた、という彼女なりの加茂家に対する反抗心から。 と同時に「あんな家はやく捨てて、私のところに帰ってきてね」という、彼女なりの愛という歪んだ呪いが由来となっていた。 人外魔境新宿決戦 脹相と共に、虎杖に何らかの呪術(*7)をレクチャーしていたが、五条悟と宿儺の決戦を前に「海外に避難して家族を傍で見守りたい」と戦線から離脱する旨を述べた。 戦いから逃げる事に罪悪感を覚える彼であったが、日下部には「役に立てる奴の方がおかしいから気にするな」と軽く返され、虎杖からも「脹相は教えるのヘタだから色々教えてもらえて助かった」とフォローを貰っている。 実際脹相の教授と虎杖の解釈はあんまりにもあんまりだった。超新星とか脹相本人じゃないと使いものにならないようなもの教えられましても… ( °ω ° ) 余談 作者曰く名前の由来は「陰陽師感を出すため」。恐らく「賀茂(かもの)保憲(やすのり)」と思われる。 Wiki籠り(わたしたち)全員で 荒らし項目を追記・修正する △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 自壊した禪院家と空気の五条家で御三家で一人勝ちしてる感ある。いや -- 名無しさん (2021-06-24 14 36 15) 黒幕が御先祖様なんだけど -- 名無しさん (2021-06-24 14 51 11) 真っ当な良い子 -- 名無しさん (2021-06-24 16 10 12) 今のところ京都校でまともに戦えるのがこいつと魔女っ子、後一応三輪くらいなのがなぁ -- 名無しさん (2021-06-24 17 43 28) 側室の子だから嫌がらせで名付けられたけど、まさかの相伝持ちだったもんだから誰も追求出来なくなったとかそんな所だろうか -- 名無しさん (2021-06-25 00 29 25) ↑2 東堂は術式無くても1級呪霊殴り倒せるし、真依ちゃんは剣になって寧ろ攻撃力が上がったぞ!あとは新田に期待だ! -- 名無しさん (2021-06-25 10 07 21) 憲紀がコラられている画像とかは、俺は「ナルトス」の文字の捩りで「ノリトス」と個人的に呼ばせてもらっている。どっちも英単語に"N"R"T"S"があるからな -- 名無しさん (2021-06-26 02 43 17) 来歴が悲惨な割りに性格ねじくれてないのが凄い -- 名無しさん (2021-06-26 10 01 03) 高田ちゃんの番組を見るとダダこねる東堂に「我慢しろ」じゃなくて「録画して見ろ」とこの手の堅物キャラで珍しく妥協案出してくるのが愛嬌ある -- 名無しさん (2021-06-28 08 55 15) そしてリアタイと録画両方見ると言われて速攻で却下されるのカワイソス -- 名無しさん (2021-07-07 08 52 17) 御三家に生まれてあんな育ち方してなお、悟のように破戒的になるでも無く、禪院家のように必要以上に差別的になるでもないって何気にものすごい事だと思う。 -- 名無しさん (2021-07-26 12 18 06) お家全滅断絶の禪院家とトップバッターの悟が封印されて空気の五条家の状況を省みると御三家中一番の勝ち組になりそうな男 -- 名無しさん (2021-07-26 15 18 47) 設定的に結構重要度高そうなキャラだから再登場期待してるんだけど、肝心の戦闘力が完全に脹相の下位互換なのが勿体ない。能力差別化出来ないとNARUTOのリーとガイみたいに片方が背景キャラ化しちゃいそう。 -- 名無しさん (2021-09-06 01 23 38) 黒幕の(直接ではないが)子孫という結構重要なポジションだけどあまり目立ってない。あくまで京都校の呪術師の一人って扱いだし。 -- 名無しさん (2021-09-12 17 59 26) 私!? -- 名無しさん (2022-04-01 13 11 44) 突然出てきた家族を木の陰から見ていたのは何?やっぱりお母さん再婚してて、自分は邪魔だからこっそり見てたってことなのかな -- 名無しさん (2022-09-29 01 31 35) 生存してる味方キャラほぼ全員集合してる五条vs宿儺リアルタイム実況観戦の会にいないけどどこ行ったんだろ -- 名無しさん (2023-06-14 19 43 07) ↑多分お母さんの元に戻ったんだと思います -- 名無しさん (2023-06-14 21 12 00) DX日輪刀の存在からも呪術世界でも無限列車編は公開されてたっぽい。それを見てファンになったから“命を燃やせ”とか煉獄さんみたいなセリフを吐いたのかも(声もそっくりだし) -- 名無しさん (2023-07-30 11 04 23) とても良い先輩なんだけど周りの濃いメンツのせいでいまいち影が薄い。直哉くん風に言うと「パッとせえへん。(弱いわけではないが)」 -- 名無しさん (2023-09-24 20 46 38) 色々なことがありすぎて自暴自棄になりかけたが真希さんからの言葉を受けて持ち直した。母からもきちんと○されていたというオチも良し。(言葉でちゃんと伝えようとは思うけど) -- 名無しさん (2023-10-02 19 21 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/3109.html
【作品名】片道勇者 【ジャンル】ゲーム 【備考】ある能力で攻撃力が二倍になると設定されており使うと二倍のダメージが出る ダメージ2倍=威力2倍の図式が成立する 【黒曜石の壁】直径1km程の爆発を起こすエルザイト爆弾の直撃に耐えられる 大きさは333m程 【エルザイト爆弾】直径1km程の爆発を起こす 【名前】狩人女 【属性】狩人の女 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力】貫通射:前方1665m先までを矢が貫通する特殊な撃ち方をする 間に破壊できない物体があっても、それを破壊できないままに貫いていく 射程1665m、弾速はそれを一瞬、威力は世界の果ての弓と同じ 武器の耐久3回分と矢1本と消費スタミナを1消費する 殴り一撃で、【壁】を木っ端微塵にできる 素手の攻撃も武器の攻撃でも普通に幽霊にダメージを与えて殺せる 1kmほど先に居るウサギやコウモリを狙って、弓で射たり、クスリを投げつけられる精密な攻撃ができる 母なる海の杖:杖 打撃一撃で、【壁】を一撃で木っ端微塵にする。 自分の殴りの60倍程の威力 これを装備していると魔法がターン消費無しで発動できる 攻撃か魔法を150回ほど使うと壊れるが、これと全く同じ代えの武器が三個ある 付与効果の内訳(伝承超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃) 世界の果ての弓:弓 射撃一撃で、自分の殴りの250倍程の威力、 射程は2km程、弾速はそれを一瞬 矢を100回放つと壊れるが、これと全く同じ代えの武器が三個ある 付与効果の内訳(伝承超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃) 自分に敵対する相手でないとダメージを与えられない 敵と自分の間に障害物があると、矢が障害物の手前で落ちる 鉄の矢、弓の矢、理力の矢:弓で放つ矢、各99個ある 聖槍ヴァルキウス:槍 一撃で、【壁】を一撃で木っ端微塵にする。 自分の殴りの65倍程の威力 前方666mまでを一撃で貫き通せる 120回使うと壊れるが、これと全く同じ代えの武器が三個ある 付与効果の内訳(伝承超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃) 仲良しのクスリ:投げて当たると、相手が友好的にあり何もしてこなくなる 人間、動物、魔物、死体や人外に加えて、動く鎧や看板や暖炉などの無生物でさえも友好的にさせられる 射程1km、弾速はそれを一瞬、9個所持 電光:魔法、元気度を15%消費、母なる海の杖も1回消費する 半径832mほどの範囲に居る敵や物体に雷を落とす 一撃で、【壁】を一撃で木っ端微塵にする。 自分の殴りの10倍程の威力 強酸のアンプル:投げて当てると酸塗れになる、9個所持 数分で333mの鉄の門扉が溶けて無くなる、効果は投げて当てる度に重複していき、 全部当てれば10秒で333mの鉄の門扉が溶けて無くなる程になる。 射程1km、弾速はそれを一瞬 【防御力】素の防御力は以下のとおり エルザイト爆弾の爆発の中心地で、最大HPの1割も減らない 雪国の豪雪地帯でクマやトラが焼死する業火が起こる、火炎のアンプルを飲んでも最大HPの1割も減らない 333m程の鉄の門扉が溶けて無くなる強酸のアンプルを飲んでも最大HPの1割も減らない 全裸で豪雪地帯を普通に動いて戦闘をこなせる エルザイト爆弾の爆発が何度起きても無傷の山脈(4km程)を一撃で消滅させる、闇の竜のブレスをくらってもギリギリ戦闘続行可能 水霊のマント:自分を一撃で殺す打撃、斬撃、射撃に8,9発は耐えられるようになるマント 80%程の確率で火属性の攻撃を無効化する 無効化できる攻撃の最大値は、闇の竜のブレスを無傷で耐えられる 100回攻撃を食らうと壊れるが、これと全く同じ代えの防具が9個ある 付与効果の内訳(半減半減半減半減半減半減半減半減半減) 【素早さ】カラスが333m程を飛行する間に、その3倍の距離を走行できる。 殴りの間合いで発射した、1kmの距離を一瞬で届く弓矢を回避できる敵より高い反応 覚醒:思考発動、5回使える 上手く使うと1分未満の間に3330mを移動できる(覚醒使用→移動→覚醒切れる前に再度使用→移動→)の繰り返しで 【特殊能力】自然治癒:1時間経過するごとにHPやスタミナが5、6%回復する 4,5km先の森の中に居る野犬やコウモリを視認できる 常人なら振っただけで腕が外れる剣を装備して、全身鎧を着たまま普通に動けるし、水泳や登山もできる おいしいお弁当:元気度が100%回復する、50個所持 枯れた草やこげた草を食うだけで元気度が5%回復する 現在の元気度100%、スタミナ100以上 1ヶ月以上何も食べなくても餓死はしない 1ヶ月以上の間、不眠不休で排泄も無しに歩き続けて戦闘もできる 【短所】元気度が0になっても餓死しないが以下のペナルティがつく ・LIFEの自然回復量が半分になる ・スタミナが自然回復しなくなる ・敏捷Lv.が3減少する(ほぼ影響しない数値になってるので、考慮しなくていい) ・攻撃力が30%減少する 【備考】片道勇者TRPG本が発売されているので参戦可能 プレイヤーキャラなので主人公 参戦 vol.119 513 vol.120 163 格無しさん 2018/04/30 15 51 10 wikiに未登録分を含めたらとっくの昔に考察強化期間突入しているレベルで 考察待ちが超多いのに新規投下だけするのも微妙なので新規考察 狩人女(片道勇者) 考察 1mから2km/s(マッハ6弱)反応+km単位攻防+色んな防御無視攻撃や耐性+他 攻撃手段がこれだけ豊富だと初手に何を使用するか書いてほしいんだが とりあえず基本の戦法である「最速→最強」に従い初手は世界の果ての弓を普通に射る事とする 考察手順的には核に耐えられる耐久のようなので核無効の壁辺りから確認 ○ ジューダス:弓矢勝ち ○ デビルマン(VS闇の帝王):色々試して電光勝ちかな ○ ヒイロ・ユイwithウイングガンダムゼロ(漫画):ビームサーベルは耐えるのでツインバスターライフルのタメ中に弓矢勝ち × 竜堂終:ソニックビーム負け ○ パム:弓矢勝ち ○ 霊:不可視と書いてないので弓矢勝ち ○ 不動明(実写版):適当に仲良しのクスリでも投げつけて勝ち × タケシ・サワムラwithアレクシオン:まあでかいのでなかなか倒しきれず亜光速体当たり負け × ミクロメガス:覚醒移動で少しの間は攻撃回避できるが倒す手段がなさそうなので移動速度&火力不足で大きさ負け × ミライ(ミライの行く先):同上、移動速度&火力不足で大きさ負け × アース:道場、移動速度&火力不足で石化ガス負け × リク(先代クウガ):封印負け × 哀羽シュウ:ファリ=フリーズ負け ○ ウルトラマン:戦法的に初手では倒せないが相手は距離を取るので範囲内なら位置不問っぽい電光で勝てるか × 死なずの醍醐:倒してたら遠距離に復活→忌み名負け ○ 碇シンジwithエヴァンゲリオン初号機(漫画):色々試して電光勝ちかな ○ アルフ:反応距離ないので遠めに見積もって適当に仲良しのクスリでも投げつけて勝ち ○ ゴーゴーファイブwithブラックマックスビクトリーロボ:マックスノバは一撃だけ耐えるか、再攻撃には時間がかかるので強酸のアンプルをひたすら投げつけたら後は逃げて溶けて勝ち ○ ビッグオーwithロジャー・スミス:強酸のアンプルをひたすら投げつければ色々必要なファイナルステージは撃てないか?他の攻撃はかわせるので溶けて勝ち ○ シャーロック・シェリンフォード:弓矢勝ち ○ アポロwithソーラーアクエリオン(ラノベ):相手の反応は少なくとも「1mから」ではない、強酸のアンプル勝ち ○ ハーメル:弓矢勝ち × 仮面ライダーキバ:速すぎて攻撃当たる訳ない、ひたすら殴られて負けかな ○ オズヌ:弓矢勝ち △ アクエリオンwith神城ゆるぎ・アポロ・シェリル開始距離あり過ぎて倒されないけど追いつけない分け ○ カミーユ・ビダンwithZガンダム(ライトノベル):多分先手弓矢勝ち ○ はんたwithマウス:弓矢勝ち △ ポートガス・D・エース:多分攻撃耐えるけど速すぎて攻撃当たる訳ない分け △ Zちゃん:多分攻撃耐えるけど速すぎて攻撃当たる訳ない分け ○ ジョセフ・ジョブスン:攻撃は耐えるか、弓矢勝ち 核無効の壁より上は速度や攻防がインフレしているので無理かな ウルトラマンと死なずの醍醐は現在=なので位置はこうなる >死なずの醍醐>狩人女(片道勇者)>ウルトラマン>
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/412.html
R Death13 俺は自分が選ばれた人類だと信じている。 選ばれた自分は殺す側の人間、他の奴らは殺される側の人間。この世界でもそれは変わらないはずだ。 生まれてこの方、自分が殺されるなど考えたこともなかったが…。 あの化け物に吊し上げられた時はこれは夢か幻なのだと思いたかった。思い出しただけで冷や汗が出る。 我ながら情けない。屈辱だ。 だが俺は生き返った。やはり俺は選ばれた人類なのだ。 いや…生き返ったのか…? 化物に捕まり、意識が途切れるまでの瞬間、あの数秒に感じた痛みは紛れもない現実だったはず。 首が裂けるような感覚だってあった。あれ程のことになっておきながら死なないはずが無い。 だが俺は今こうして立っている。首を触ってみても、間違いなく繋がっている。 しかし間違いなく。霊体やゾンビなどというくだらない存在ではない。確かな実体で、日野貞夫として立っている。 これは一体どういうことか。 化物は痛覚を伴う幻だった、もしくは化物は現実で、殺された後に蘇ったかのどちらかのはずだが…どちらにしても非現実的だ。 考えるだけ無駄かもしれない。 幸いなことに体に変調は無い。 特に不調も感じない、あの怪物に出会う前との体と変わらない。 言ってしまえばもっと前だ。屋敷で女に会う前と変わらない。 屋敷で放り投げられたおかげで体の節々にあった痛みも治っている。 ただ、女と会った後に手首にできた妙な痣はまだある。ケガが全て治っているわけではないのか、それともこの痣はまた違う何かなのか。 ふざけた話だが、そんなことはどうでもいい。ここからどうするかを考えるほうが重要だ。 あの化物が現実ならば迂闊に近づかないようにする必要がある。不愉快極まりないが、あの化物はそう簡単に殺せる相手じゃない。 これからは奴を警戒する必要があるだろう。 人を殺すつもりでまたあいつに近づいてしまうのでは困る。 クソッ…あの化物…俺の狩りの邪魔をしやがって…腹立たしい…。 いずれはあの化物も殺すつもりだが、化物には化物用の殺り方がいる。 それを練るためには武器と情報が必要だ。 人間を獲物とするならアイスピックがあれば十分だが、あの化物相手となるとさすがに役不足。 目の前にある雑貨屋に何か無いか、一応目を通しておいて損はないだろう。 所詮雑貨屋、強力な武器は期待はできないが。 情報は雑貨屋を出てから集めればいい。 雑貨屋の中は薄暗く埃っぽい。 あまり長居したい場所では無いがここは我慢をするしかない。 雑貨屋というだけあって棚から床までごちゃごちゃと物が置いてある。 これは散らかっていると言うよりも荒らされたと言った感じか。 並んでいるのはガラクタばかり。 薄暗くてよく見えないのではっきりとはわからないがあれは人影ではないだろうか。 と、思ったがよく見れば何のことはない。ただのマネキンだ。 このマネキンには日本刀が刺さっている。切り口から赤黒い液体が流れているが…これは血か? この暗さじゃどうとも判断できないが、そもそもマネキンから血が出るわけがない。 馬鹿馬鹿しいな。せっかく日本刀があるんだ、ありがたくいただいていこうじゃないか。マネキンに興味はねぇ。 日本刀も見つけたし早いところ探索に見切りをつけて打ち切ろうかとも思ったが一つ見慣れないが、見覚えのある物を見つけた。 この世界に来て最初に見つけたラジオにはめる石。 最初に見つけた石は面白いことを教えてくれた。この石にも期待はできる。 ラジオを取り出そうと鞄を開けてみれば中がガチャついている。 投げるのにちょうどよさそうだと屋敷で拾ったガラス玉が割れていた。 投げれば陽動に使えそうだと一つ鞄に入れておいたのだが、割れてしまっては投げるのに適しているとは言い難い。これはここに置いてしまってかまわないだろう。 邪魔なガラス玉を棚に置きラジオを取り出す。 バーでやったのと同じようにラジオに石を嵌め、音が流れるのを待つ。 このラジオの待ち時間はなんともいいものだ。思わず表情が緩んでしまう。 この顔を獲物に見られたら騙すのは難しくなっちまうだろうなあ。 だがラジオから流れてきた言葉を聞いた俺の表情は緩むなんてもんじゃない。笑いが止まらなかった。 「クッ…クククッ…。素晴らしい!どうやらこの世界の神は俺の味方のようだ!」 ラジオは教えてくれた。やはり俺はあの化物に殺されちまったらしい。殺され、蘇った。 殺された俺がなぜこうして生き返れたのか。 俺がただのガラス玉と思って鞄に入れておいたブツは鏡石。 こいつのおかげで俺は今笑っている。こいつが俺を蘇らせた。 こんな素晴らしい物を無意識のうちに手に入れちまうのだから面白い。 効果は一つにつき一度きり。 『一つ』につき一度きり。 『一人』につき一度きりじゃあないんだぜ!?なぁんて素晴らしいんだ! あの屋敷を探索しているとき、似たようなガラス玉がいくつも転がっていた。 つまり…つまり!! この世界は素晴らしい。感謝するぜ、イカした神様!! ◆ ◇ 俺は屋敷に戻ってきた。 雑貨屋で得た情報に心踊らせながら。 この興奮を隠しきれなければ獲物を油断させるのも難しくなるだろうと密かに困っていたのだがどこまで追い風が吹いているのか、隠す必要のある獲物には遭遇せずに屋敷に到着してしまった。 日本刀の切れ味も上々だ。ヌトヌトと糸を引く犬の血液を不気味なウサギのハンカチで拭き取りながら階段を登り門を開く。 どうも元居た住人は化け物含め全て出払っているように見える、居るにしては気配も無ければ音もない。 実際、屋敷中を回ったが何にも出くわさなかった。 記憶を頼りに屋敷の中を見てみると鏡石が出てくる出てくる。その数や13個。 純粋に大量の鏡石が見つかるだけで興奮するというのに、その数は13。 死刑台への階段、タロットにおける死神のカード、忌み数。13…。どこまで俺は興奮すればいいのだろう。 だがこのイカした世界は、俺にさらなる感動と興奮をくれるらしい。 屋敷の一室。着物が垣根のように群れをなす部屋。 鏡石は無いかと着物を探っていると外から凄まじい爆発音が聞こえてきた。殺人クラブでは機密保持の為にまず聞こえては来ない愉快な音につられて学生鞄の中にあった双眼鏡を取りだしその方角に目を向けてみると 無数の化物が殺し合いをしてやがる。 炎上する車。その炎に包まれる人型の化物。 刃物を持った化物が単身突っ込めば数体の看護婦がそいつを囲みマシンガンをぶちこむ。 化物を蜂の巣にした化物共がその場を離れようとすればまた別の化物がグレネードランチャーを発射する。 それが着弾すると先程のように愉快な爆発音を轟かせマシンガンを持つ化物含め近くにいた化物を皆吹き飛ばす。 しかしそのグレネードランチャーを持つ化物もすぐさま後ろから迫っていたゾンビに食い散らかされる。 奴等はここに投げ入れられた時に見た幽霊の群れの青白い光と紅蓮の炎に照らされながら。 どの化物も次から次へと増援が来ては肉片に化けていく。 これは…こいつは…。 「ヒッ…ヒヒヒヒッ!!素晴らしい…素晴らしいぜ!こいつはまるで戦場じゃないか!!この世界は、どこまで俺を楽しませてくれるんだ!?」 【C-3/氷室邸内/一日目夜中】 【日野貞夫@学校であった怖い話】 [状態]:健康、興奮状態、殺人クラブ部長、縄の呪い [装備]:学生服 [道具]:学生鞄(中身は不明)、アイスピック数本@現実、日本刀@現実、霊石ラジオ@零~赤い蝶~ 鏡石×13@零~赤い蝶~、双眼鏡@現実 薄赤茶色に光る鉱石×2@オリジナル、チラシ [思考・状況] 基本方針:殺人クラブ部長として、殺人を思う存分楽しむ。 1:皆殺し 2:危険を避けて細心の注意をはらい行動する 3:霧絵と化物に復讐 ※名簿には生き返りが反映されません ※復活にはやや時間がかかります ※鏡石を複数持つリスクは幻覚を見る等々がある…かもしれません(他の書き手さんにまかせます) 「……縄がh…って………彼等のよう………死んd…………」 「…!?」 今確かに何か聞こえた。部屋をしかし見回しても誰もいない。 「気のせいか…?」 興奮し過ぎて、幻聴でも聞こえてきちまったかな…。 back 目次へ next 罪物語‐ツミモノガタリ‐ 時系列順・目次 MachRider HighWaaaaay!! Night of the Living Dead 投下順・目次 Dog Soldiers back キャラ追跡表 next Deadly Belief 日野貞夫 今日も僕は殺される