約 664,653 件
https://w.atwiki.jp/lord_of_vermilion/pages/2120.html
「トリニティという名前がネタバレ」って説明自体がネタバレだよ。 説明しやきゃ名前なんて何とも思わないのに。 -- (名無しさん) 2016-02-27 21 02 51 超覚醒のマジシャンのダメはATK50相応のダメみたいです DEF30のグリンブルシティにATK170のプラチナで殴ったら143ダメでした -- (名無しさん) 2016-03-05 00 08 44 最終ATKは160なので誰か訂正お願いします -- (名無しさん) 2016-03-05 00 10 30 STはルナ、VRはセナのセリフになっている -- (名無しさん) 2016-03-06 07 22 39 フレイバー載せておきます 「魔法少女ルナ様登場♪ キラーン♪」 アークエネミー「雷轟・無兆鈴」の所有者。 魔法少女風の小さな身体の中には、勝ち気でせっかちな少女「ルナ」と、温和でのんびりした少年「セナ」、六英雄「トリニティ=グラスフィール」の魂が共存している。 普段は常にルナとセナ二人分の人格が発現しているため、言動・行動が読みにくい。 セナは「石橋を叩いて渡る」タイプで、ルナは「案ずるより産むが易し」タイプ。 物事への対応の姿勢が真逆のため、度々言い争いが起きている。 共通しているのは六英雄「獣兵衛」に馴れ馴れしい輩への嫉妬心。 身長 1.42[meter] 体重 37[kg] 出身地 第九階層都市「アキツ」 誕生日 12月13日 好きなもの 獣兵衛様 ドライブ名 マジカルシンフォニー -- (名無しさん) 2016-03-11 18 09 30 SP版フレーバー これは…事象干渉でも魔法でもない…? 見たところこの世界は私達の世界とは大きく違うようですが、ふふっ…少しだけ、イシャナに居た頃を思い出します。 (友人達と魔法の研究に明け暮れたこと…仲間達と力を合わせて『黒き獣』と戦ったこと…そして愚かな嘘に騙され、親友を陥れてしまったこと…) カズマさん…いえ、『ハザマ』。 『彼の器』も、ここに来ている…ルナ、セナ、お願い、少しだけ力を貸してください。 これ以上、彼の好きにはさせません。 これ以上、誰も不幸にさせてはいけません…! 身長 1.42 [meter] 体重 37 [kg] 魂の在り処 雷轟・無兆鈴の中 出身地 魔道都市イシャナ 得意な魔法 結界 嫌いなこと 眼鏡が汚れること -- (名無しさん) 2016-06-02 23 16 53
https://w.atwiki.jp/wiki2_350330/pages/17.html
第三章 小さな傭兵団 3 「フロリーナ、怪我はない!?」 駆けつけたリンにフロリーナは眼に涙をためて抱きついた。 「う・・・・・・うん。でも、怖かった・・・・・・、怖かったよぉ・・・・・・」 「ホラ、いまは戦闘中よ。泣かないで、ね」 「うん・・・・・・」 「あのぉ、大丈夫?」 「え?きゃあっ!」 声をかけたウィルにフロリーナが驚いて悲鳴を上げた。 驚いたのはウィルも同じである。 「え?お、おれ何かしたっけ?」 「あ、気にしないでウィル。彼女、男の人が苦手で・・・・・・。それに天馬騎士だから弓の方もね・・・・・・」 リンはウィルの持っている弓を見ながら答えた。 天馬騎士にとって弓は天敵で、当然その恐怖は刷り込まれている。おまけに男性恐怖症ときたら怖さも倍増だろう。 「あ・・・あの・・・、ご・・・・ごめんなさい。でも弓を見たらどうしても・・・・ふ、ふるえて・・・・・」 「もう、フロリーナもそんなにビクビクしないの!ウィルに失礼でしょ?それにさっきあなたを狙っていた山賊を倒してくれたのもウィルなのよ。ちゃんとお礼言って」 「う、うん・・・・・・。あ、ありがとう・・・ござい・・・ます・・・・・・」 フロリーナはおずおずとウィルの前に進み出ると、途切れ途切れのお礼を述べた。 頭では理解していても身体がどうしても拒絶する。 いまだに怯えの色を見せるフロリーナに、リンはため息をついた。 (久しぶりに会ったけど、全然変わってないわね) 「リンディス様!どうかなさいましたか!?このセインも只今お側に・・・!」 今までのフロリーナとの思い出を思い出しているとセインの声がしてふと我に帰った。 「馬鹿者!持ち場を離れるな!」 声に振り向くと、ケントとセインが二人で大勢のならず者の攻撃をしのいでいた。 うっかり話し込んでるうちに、二人の騎士は孤立奮闘していたのだ。 「ごめんなさい、すぐに行くわ!フロリーナ、あなたは上空から、ウィルは後方から援護してちょうだい!」 「う、うん!」 「ああ、まかせてくれ!」 二人に指示を飛ばすと、リンはマーニ・カティを手に疾駆した。 「やっと片付いたわね」 戦いはリンたちの勝利で終わった。 一流の剣の冴えを持つリンに正規の訓練を受けた騎士二人、それに見習いとはいえ天馬騎士のフロリーナや熟練した弓の腕を持つウィルまで加わったのだ。十人やそこらの山賊など物の数ではなかった。 「リン!」 マーニ・カティを鞘に収めたところにフロリーナが駆け寄ってきた。 「フロリーナ・・・どうして追ってきたの?あぶないじゃない」 「イリア天馬騎士が、一人前になるための儀式・・・覚えてる?」 フロリーナの言葉に、リンは以前に聞かされた言葉を思い出した。 「確か、どこかの傭兵団に所属して修行を積んでくる・・・だったわよね?じゃあ、フロリーナ。あなたも?」 「うん。・・・傭兵団を探すための旅に出ることをリンに放しておこうと思って。それで、サカに行ったらリンが見慣れない人たちと旅に出たって。・・・だから」 「心配してくれたのね?ありがとう。でも私は・・・貴方の方が心配」 「私?」 「いい?傭兵団っていうのは普通、男ばかりなのよ?フロリーナが一人でそこに入って修行だなんて・・・。むちゃだわ」 フロリーナの顔がみるみる暗くなっていく。 「・・・やっぱり、そう思うよね。・・・天馬騎士になるのは小さい頃からの夢だったから、必死で頑張れば、なんとかなると思ってたんだけど・・・。私も今日のことで自信なくなってきちゃった・・・。・・・あきらめたほうがいいのかなぁ・・・・・・・」 「フロリーナ・・・泣かないで・・・」 またも泣き出しそうなフロリーナを慰めるように、リンが励ましの言葉を言おうとした時、暗く湿りがちだった場の雰囲気を打ち破るような、明るい声が響き渡った。 「そう!あきらめる必要はありません!!」 「!?」 二人が驚いて振り向くと、そこには大仰に手を広げているセインの姿が見えた。 「俺に名案がありますっ!可憐なフロリーナさん!!」 「セイン!」 ケントが、またバカな事を言い出そうとしている相棒を止めようと叫んだが、セインは一向に気にせず話し続ける。 「あなたも、俺達と一緒に旅をすれば良いのです!我らは、このウィルを加えて今や立派な傭兵団同然!!」 「お、おれもっ!?」 出し抜けに自分の名前を言われ驚くウィルを尻目に、尚もセインは言う。 「ここで、お会いしたのも神のお導き!運命だったのです!!ささ、このリンディス傭兵団で、ともに修行を積もうではありませんか!」 「・・・セイン。この。お調子者が・・・!」 ケントが沈痛な面持ちでつぶやいた。 「ねぇ、リン・・・『傭兵団』って?」 「・・・詳しい話は、追い追いね。ちょっと乱暴な気がするけど、セインの言うとおり、一緒に来る?フロリーナ」 リンにしたらフロリーナを一人にしておくと危なくて仕方がない。だからセインの‘‘我々が傭兵団ならフロリーナと一緒に旅ができ、天馬騎士の修行もでき一石二鳥’’という考えには、リンも合致したのだ。 「・・・リンと旅が出来るの?本当に?だったら私・・・すごく嬉しい!」 思いもよらなかった提案に、花が咲いたように笑みを浮かべたフロリーナの傍ら、満面の笑みを浮かべた者がいた。 「やったー!!美しいフロリーナさん!俺はキアランの騎士、セインと申しま・・・」 「きゃあっ!ち、近寄らないで・・・ください」 「ああ・・・なんて奥ゆかしいんだ!」 さっそく仲間になったフロリーナに愛を語ろうとするセイン。一方のフロリーナは、男性恐怖症のため、近寄ってくるセインから逃げ回っていた。 その光景を横目で見つつ、ケントはリンに頭を下げた。 「すみません。『傭兵団』などとふざけたことを・・・・・・」 「ううん、私は賛成よ。フロリーナのこと、ほっとけないもの。それより、面倒かけると思うけど・・・頼んでもいい?」 「はっ!おまかせ下さい」 力強くうなずいたケントにリンは頼もしさを感じた。 彼等の使命はあくまでも自分がキアランまでの護衛なのだ。余計な仕事を背負い込むのに難色示してもいいはずなのに、ケントとセインは一も二もうなずいてくれる。リンは心の中で感謝していた。 「あの・・・。おれも、本当についていっていいのかな?」 「あ、ええ、もちろん!ウィルがイヤじゃなければ」 「いや、むしろ助かるな。実を言うと旅の途中なのに金を盗まれて途方にくれてたんだ。じゃ、おれも今日から傭兵団の一員って事で、よろしくお願いします!!」 「リンディス傭兵団、か・・・。なんだかにぎやかになってきたわねね・・・」 セインから逃れるため自分の後ろに身を潜めたフロリーナを見ながら、リンはそうつぶいた。
https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/549.html
小さな龍と猫の姫 序章 運命というのは、時に暴風のように、個人の人生を絡め取る。 人の生きる道など、まるでお構いなしなのだ。 「……ふう」 時刻は昼。空には太陽が輝いている。 今日は記念すべき日である。身を立てるために、これより都へ降り、晴れの姿を示す時であった。 天気は折良く晴れ、出立には絶好の日取りと、誰もが判を押したように言った。実際、朝に歩き始めた時には、どこまででも走っていける気がしたものだ。 しかし、ほんの少しだけその力を過信しすぎたのかもしれない。昼前頃、昼食を取ろうかと思った 頃合で、彼は自分の身体の失調を感じたのであった。 「……参ったな。日暮れまでには途中の里に着けると思っていたけど」 少年は、湿らせた布を顔から取り、こめかみを揉み解した。布はきちんと絞り、荷物の中へ戻す。 今の失調から立ち直るのに、大凡半刻分の時間を使ったと自分の体内時計が言う。より確実に判断しようと彼は天を見仰いだ。 そして、眉をひそめる。 「……?」 太陽は、まだ南中していなかった。それと判るのも、周囲の気温が上がりきっていなかったためだ 。幼きころから森を友とし、自然に親しみ続けた彼は、その一つの違和感を引き金にして周囲の異常を次々と確認した。 一つ、森の木々の流れが、いつの間にか変化している。 二つ、鼻を鳴らして息を吸えば、親しんだ山の空気とは違う緑の匂いが鼻腔を突く。 三つ、道は車が通れるほどの幅で、少年の記憶では自分の過ごした山にこれほどの幅を持つ道は二割とない。 四つ、そのいずれもが自分が歩く予定の道程には存在しないはずである。 迷ったか。……否。あの、己の庭と言えるほどに知り尽くした山で、自分が迷うはずがない。何より空気が違う。周囲を見れば見るほどに、ここは自分の知る地ではないとの確信が深まる。 開け放った荷物もそのまま立ち上がると、不意に横から声が響いた。 「そこのガキ、動くな」 声を掛けられた瞬間、少年は素直に動きを止め、反射的に警戒する。 葉摺れの音に紛れ、人の気配が七つ。それに加え、濃い獣臭がそよ風に混じる。ざわざわと木々を掻き分け、左右から人影が姿を現した。 少年はその姿を見て、一瞬思考を止めざるを得なかった。 「リーダーッ、こいつ、マジなんですか、マジですか、耳、耳がねえっ」 「ヒトだ……こいつヒトだぞ」 「うろたえるんじゃねえバカども。……おい、そこの。俺たちを見て声も出ねえか」 お頭、と呼ばれた『もの』が、口を利いた。重たい、鉛のような声だ。それも十分に驚愕に値することだったが、何より問題は、自分を取り囲んだ七人の容姿であった。 身体は彼らは濃い体毛で覆われ、皆一様に薄汚れた襤褸服を纏っている。――否、体毛と呼ぶのは不適切だろう。その有様ときたら最早毛皮と呼んだほうが相応しい。極めつけには、一人の例外もなく 首から上に、獣の顔が載っていた。 魑魅魍魎の類かと疑うも、相手は人語を解す様子。首領格と思しき眼帯の獣が、呟くように言う。 「その驚きよう……落ちてきて間もないらしいな」 確かめるような響き。オオカミのような顔をして、しかし『それ』は口端を裂き、笑った。 「野郎ども、こいつをふん縛れ。だが、傷はつけるなよ」 「わかりやした、リーダーッ!!」 号令一下、周りの狼人間達が囲む輪を狭め始める。その手には、ギラリと光る円月刀が握られていた。自分に集中する、殺意ではない――しかし害意に限りなく近い、欲望にまみれた視線。 少年はこの事態について、それ以上考えるのをやめた。 ――ぱん、と音が響く。 「あ?」 「……こいつ、何の真似だ?」 部下が珍妙な声を上げたのを聞き、狼たちのリーダー――バーゼルは眉をひそめた。 視線の先で、ヒトの少年が荷物を落とし、右拳で左手を打ったのである。両足をぴたりと合わせ、直立不動の体勢をしたまま、少年はゆっくりと頭を下げた。 復位するなり、彼は奇怪な呼吸をしながら腰を落とす。日常を生きるうえで、およそ必要ない呼吸だ。洞窟の中を吹く風笛のような音を立てて吸い、空気を引き裂くような音を立てて吐く。 一呼吸のあと、少年は脇を締め、右手を顎を守るように、左手を胴を守るように構えた。 その構えに見覚えがある。 あれは確か、ライオンの連中がよく使う、素手での格闘術のそれによく似ている―― 「おい、手前ら、油断すん――」 バーゼルが最後まで言葉を口にすることはならなかった。 少年が、地面を蹴ったためであった。 「おごばっ!?」 異様な声が響き、部下の一人が顎をぶち抜かれて後方へ吹っ飛んだ。 「……は?」 誰からともなく、間の抜けた声が漏れる。 少年は、真っ直ぐに突き出した右の拳を、坂を垂れ落ちる水のような速度で引き、ゆらりと次の『標的』へ視線をずらす。 「こ、こいつ、ヒトじゃねえのかッ!!」 『標的』となった狼が、少年の素性を疑った瞬間、芸術的な蹴りが彼の顔面にめり込んだ。 不覚にもバーゼルはその攻撃を見て、美しい、と思った。飛び立つ鳥のような軽やかな跳躍から、空中で身を三度回し、ひねりを加えて斜め上から蹴り下ろす一撃。 あんなことができるヒトなど、聞いたことがない。蹴られた狼はそのまま吹っ飛び、顔面を地面に引きずりながら木立の向こうへ消えていった。 部下達が及び腰になる。それを見て、バーゼルは自分のシミターを引き抜いた。両手に一本ずつ握るのが彼のいつものスタイルである。前に進み出ながら、彼はそのヒトの少年に向けて呟いた。 「おい、ガキ。手前、何者だ」 少年は蹴りを放った体勢からゆっくりと復位し、最初の構えを取り戻した。暫し迷うような沈黙をしてから、小さく、しかしはっきりとした声で言い放った。 「師父『黒龍』(ヘイロン)の元で修行をし、都に戻る途中の修行者にございます。見逃してはいただけますまいか」 年齢を見分けられるほど多くのヒトを見たわけではないが、それでも年に似つかわしくないと思わせる口調だ。着ている服は真新しいが、まるでそれが彼の一部であるかのようにしっくりと馴染んでいる。 ヘイロンという名に、聞き覚えはなかった。バーゼルは少年の素性を探るのを諦め、端的に結論だけを口にする。 「出来ねえなあ、そいつは無理だ。何せ手前らヒトには、売れば遊んで暮らせるような価値があるんだからよ」 言葉に、少年が不可解げに眉間に皺を寄せる。 「戯れを。このような小僧、売り払ったとて飯の種にもなりますまい。……そろそろその被り物を取っては如何です」 落ちてくる人間は稀なれど、その基本的な行動傾向は大体同じだと聞く。すなわち、目の前の種族を否定し、その次にはこれは夢だと思い出す。 「被り物じゃあねェーんだよ。……おい、どけ。このガキは俺が引っ立てる」 萎縮する手下を円月刀の峰で叩き、道を開けさせる。肩幅二人分の距離を開け、対峙した。 見れば見るほどに、脆弱な生き物だ。身を護る毛皮もなければ、分厚い筋肉の鎧もない。およそ戦闘とはかけ離れているはずのその肉体は、しかして二人の部下を戦闘不能に追い込んだ。呻き声は聞こえてくるが、起き上がる気配はない。 「バーゼル=スティンガーだ」 バーゼルは名乗りを上げた。それが通じたか否か、少年は前に出していた右足を引いて直立し、ゆっくりと、五指を伸ばした手のひらと拳を重ねあわせ、深く頭を下げる。 「吼意仁慈拳(コウイジンジケン)が皆伝、鄭孔龍(テイ・コンロン)。……では参ります、ばあぜる殿」 たどたどしい発音で律儀にこちらの名前を呼ぶヒトの子供。思わず微笑ましいものを覚えるが、獲物は獲物である。 最低限必要な息だけ吸い込んで、踏み込んだ。一瞬で間合いに入る。相手は構えを改めたばかりだ。右手に持ったシミターの刃を返し、殴りつけるように振り下ろす。首元を狙った一撃だ。加減はしているが、当たれば気絶は間違いない。 必中の距離になったときも少年は動かなかった。取った、と確信する。しかし、次の瞬間、期待した重い手応えは返ってはこなかった。 バーゼルの剣は、少年の首を素通りする。――否、彼の残像を袈裟斬りにしたのである。 「んなっ……」 右から敵意。バーゼルは二刀を重ね、反射的に胴を守った。そこへ飛び込む、コンロンなる奇態なヒトの影。 「砕ぃッ!!」 裂帛の気合が炸裂し、バーゼルの胴に、二つの刃越しに拳が打ち込まれた。 自分の身体がひしゃげる音を、狼は聞いた気がした。 「ッゴ……アッ!」 反射的に身体を引き、跳躍することで衝撃を逃がす。 バーゼルは手の中の刀を見て、思わず息を止めた。二刀は叩きつけられた衝撃によって歪み、まるで投石器で潰された十字架のように端を反らせていたのである。 「見事。中々の功夫をお持ちです。都に行けば警吏の位を得られましょうに」 「ワケのわからねえことを……口走ってんじゃあねえぞ、ガキがッ!!」 バーゼルは二刀を捨て、拳を握り固めた。その筋力とスピードは、一般的な彼らの種族――誇り高きオオカミの氏族においても、なお抜きん出ていると賞賛されたほどのものだ。 ――殺しはしねえ。しかし死ぬほど痛い目に遭わせてやる。 バーゼルは誓い、ガードを固め、少年へと弾丸のように突っ込んだ。 もう幾度目になろうか。 バーゼルの鉄拳が唸りを上げて、少年目掛けて真上から打ち下ろされた。両者の身長差、軽く頭三つ分。雲を突くようだと表現されるバーゼルの巨体の前では、少年はあまりに儚く小さく見える。 しかし、バーゼルはこの身長差が何の武器にもならないことを早晩悟り始めていた。 空気を引き裂く音がして、またバーゼルの拳が虚空を貫く。バーゼルはすぐさま自分の体勢を頭の中に描く。右拳を出したまま、若干体重は前に乗り、右の胴ががら空きになっている。 電光のように駆け抜けた思考に従い、彼は突き出した右腕を膂力だけで引き、そのまま円を描くように振り払った。 紙風船の爆ぜるような音が響く。少年の蹴りが、彼の腕と交錯した音だ。手の感覚が一瞬失せ、一瞬後に痺れるような痛みが骨を這い登ってくる。 すぐさま右腕を引き戻した。 少年――コンロンが、弾かれた蹴りの反動を生かしたまま身体を返すのが見えたからだ。 「ッシァアア!!」 ヘビの連中が威嚇する時の声よりも、その声は鋭利だった。身を切らんばかりの寒気のする叫びと同時に、目の前で嵐が巻き起こる。 空中で身を廻し右足の一撃、これは顎をそらして避けた。その足を掴み取ろうとして伸ばした右手が、『逆の』足に叩かれる。 そのまま身を回し、最初の体勢より一巡しての右中段蹴り。変幻自在の足技だ。バーゼルは防御を固め、その足の一撃を左腕で受けた。あたりは静寂。いつもなら五月蝿いほどに騒ぐ部下達が、この攻防を前に息を呑んだような沈黙に沈んでいる。 無理からぬことと思えた。 生半可な打撃など怖くはないという自負があった。しかし、この少年が放つ拳脚の技には、その自信も霞んでしまう。 だが―― バーゼルはバックステップをして、目を光らせて少年を見据えた。 「やるじゃねえか。手前、本当にヒトか?」 「……人以外の種が口を聞くと、お思いですか」 少年の息が弾む。口調から、バーゼルは敵に疲弊の色を感じ取る。 脆弱なヒトは、自分達ほど長くは動いていられない。心肺機能が根底から違うのだ。バーゼルはた だ正体不明の敵に怯える周囲の部下とは違った。彼には自分が勝てない存在などいるわけがないという暴力的な自信と、そしてその裏を取るための観察眼が備わっている。 「喋るんだよ、これがな。……いや、よくやってるぜ、手前は。だが、そろそろ疲れてきただろ?」 バーゼルは口端を吊り上げた。 黙して答えぬコンロンの額には、じわりと汗が滲み、流れ落ちている。 ヒト、それも骨格、筋力、体力的の全てが未熟な若年。しかも、『落ち』て間もないとなれば、身体に何らかの失調を抱えていてもおかしくない。さらには認めたくない現実を突きつけられたままにこの長期戦だ。消耗し、戦えなくなるのは時間の問題だろう。 加えて、戦闘の展開が彼に逆風を吹かせる。 攻めるバーゼルに対し、少年は防御からの反撃を主体としている。つまりバーゼルが、駆け寄って殴るというただそれだけの動作を取るのに対し、コンロンはその攻撃を回避し、一瞬の間隙を突いて死角へと回りこんで一撃を加える必要があるのだ。 防御に使う神経と、瞬間的な回避に使う運動量が、両面からコンロンを衰弱させにかかっている。 ――相手が悪かったんだよ、手前はな。 バーゼルが内心で嘯いた瞬間、そよ風に乗って声が届いた。 「……未熟。功夫が足りません。お披露目は先ずは陛下のご覧じるところと決めていたのですが」 コンロンが構えを解き、だらりと両手を下げた。しかしそれも一瞬、雨垂れを掬うように、両手を碗の形にして持ち上げる。 「致し方ありますまい」 少年は胸の前まで上げた手を、突き上げるように天に翳し、同時に右膝を上げた。 刹那の停止。一瞬後、腕を腰元に引くと同時――踏み下ろす! 「――……!!」 戦慄、ただその二文字。 動作だけを見れば、それは児戯以外の何者でもない。 だが、部下が皆一様によろめいたように後ろに下がったのだけは、気配だけでわかった。 コンロンが足を地面に叩きつけた瞬間、一帯が確かに揺れたのである。錯覚であるかないかなど、この際、些少な問題だった。空が落ちてきたような重圧と、目の前にそれを発するものがいるというだけで、十分すぎる。 「……オオオオオッ!!」 バーゼルは吼えた。重圧を寄せ付けまいとするように、ただ、地の底までも届くほどに吼えた。地面を蹴り、加速する。 鋭利な爪を持つその五指を広げ、己の最速を以て飛び込んだ。最早傷つけても構うまいと、割り切った。――否、割り切った、と言うのは正しくない。 殺さなければ殺されると、彼の本能が叫んだのだ。 彼は、そうせざるを得ない状況にまで、たった一瞬で追い込まれたのだ。 コンロンが動く。 その頭から股までを、カギ裂きにするつもりで振り下ろした。風を巻く死の右腕が、彼の頭頂部に襲い掛かり、 止まった。 少年の小さな手が、巨木が如きバーゼルの右腕を支えている。まるで羽毛を受け止めるように、音もなく狼の一撃が静止した。 バーゼルは理解できなかった。何故止められる? 筋肉の絶対量、それが生み出す加速度、そして自身の質量の関係性。狼の知りうる拙い知識を総動員し、あらゆる理論を立てたところで、その所業を説明することは出来ない。 コンロンの手のひらは優しく、静かだった。なのに、背中から這い登るこの寒気は何だ。 彼の細めた目の中に鋼色のきらめきを認めた瞬間、バーゼルは反射的に右腕を引き、再び引き裂くための一撃を放たんとした。 しかしその前に、コンロンがその懐に潜り込む。抱き潰せるような近距離、拳を加速させきることが出来ないような密着状態。 次に吼えたのは、少年であった。 「阿打ァッ!!」 爆発的な発声と同時に、バーゼルの腹に拳が食い込む。 瞬間、臓腑の奥で衝撃が弾けた。 「ご……」 喉の奥が痙攣して、声が凍る。 「打打打打打打打打打打打打打打打打打打打打打打打打打打打ッ!!」 怪鳥が笑うが如き甲高い独特の発声と、胴にぶち込まれる乱打が狼の耳朶で楽章を奏でる。目の前にいるのはヒトではないと、バーゼルはその瞬間に確信した。 引き戻した瞬間に既に打ち込める状態になっている左右の拳。決して力を入れていないように見える緩い握り。矢襖のような拳の瀑布を放ちながら、コンロンは一撃毎に更に摺り足で前進している。 ――ということは、あれか、オレぁ今、後ろに押されてるのか? 拳の数は既に数え切れない。目で追いきれない。カモシカの連中が横並びになって掃射する光景が頭に浮かんだ。 熱く焼けた鉄の雨のように、無数の拳が胴を滅多打ちにする。バーゼルは遂に爪を振り下ろすことが出来なかった。指先が戦慄くように震え、声すらも奪われたように顎が反る。 「吼意仁慈拳〝四拳〟が壱式……『百華』」 立ったまま意識を手放しかけたバーゼルの耳に、コンロンの澄んだ声が届いた。 意思に関係なく天に向こうとする鼻先を、震わせながら前を見る。 「……〝三分咲〟ッ! 絶掌ォ!!」 腕を揃えた双掌打。 彼の攻撃を見て取ることは出来たが、それが限界だった。 胴にめり込んだ最後の一撃。自分の体の内側から鳴る破裂音に意識を吹き飛ばされ、バーゼルの思考は闇に溶けた。 吼意仁慈拳。 知るものぞ知る、内家拳の流派の末席。〝勁〟を練り、拳脚によりそれを相手に送り込んで発破する技術――〝発勁〟を操るための想像を絶する修練が故、その修行の最中に命を落とす者も珍しくはない。その門徒を叩く子弟のうち、皆伝の位階を得るものはごく一握りである。 その狭く遠き門をくぐり、皆伝を名乗ることを許された者の実力たるや、推して知るべし。その力、その技、既に人の粋になし。 〝四拳〟が壱式、百華。短時間で練りあげた〝勁〟を、百に渡る数に細分し、連続的な寸勁として叩き込む。自らの中で練った勁を敵の体内で反響・増幅し、最後の一撃により炸裂させる魔拳である。 残心を取る孔龍の前で、狼がその巨体をぐらりと揺らした。発する声すらなく、仰向けに倒れ伏す。その目は見開かれたままであり、彼がいかな驚愕の中にいたか容易に推測しうるさまである。 左手を右拳で打ち、深く礼をした。その後、周囲で呆けたように立ちつくす狼たちを睨み据える。 「さあ、次はどなたですか」 返事はなかった。 ただ、狼たちは我先にと、道を争って逃げ出していった。棒で打たれた犬のような裏返った声は恐怖の表れか、何なのか。孔龍は駆け出していく狼たちの姿を消えてしまうまで眺め―― がくり、と膝を突いた。 「……〝三分咲〟が限界だなんて」 自分の掌を見れば、小刻みに震えているのがよくわかる。好調な時に比べ、勁の伝導率が酷く低かった。加えて、一呼吸で練れる勁の総量も少ない。 通常、『百華』は敵を完全に戦闘不能、或いは死亡に追い込むため、〝五分咲〟――五割の伝導率を目安にして放たれる。 孔龍は、この巨漢に目掛け、人間ならば勁を発動するまでもなく撲殺できる〝八分咲〟を仕掛けた。しかし、現実に放ってみれば、拳速は遅く、練った勁は敵に伝わらず、分散して散っていくのである。 結果、常の二倍の手数を加え、最後に渾身の勁を込めた双掌打を打ち込むことで威力を補う羽目になった。 「……技を崩すとは、なんて無様。師父に顔向けできないな、この様では」 自嘲気味に呟いた。全身を襲う虚脱感は、収まるどころかなお酷くなっていた。始めに敵を二人、先手を打って叩きのめしたその時にはまだ感じていなかったものが、一気に噴き出してきたような有様である。 上体を支えているのさえ辛い。地面に強く手を突き、孔龍は荒い呼吸をした。 息の吸い方を忘れてしまったようだ、と漠然と思い、そこではたと思い至る。勁が思うように練れないのも、通りが浅いのも、その所為ではないか。 気を巡らせるため、丹田に意識を集中し、息を吸う。しかして、呼吸が落ち着く気配はなく、逆に世界が回り始める。頭痛がし始め、手から力が抜けた。 まずい、と思ったときには、孔龍の身体は前へと倒れこんでいた。呼吸を落ち着けようとすればするほど、身体の自由が利かなくなる。かすみ始める意識の中、力を振り絞り地面に爪を立てたが、しかして彼の右手は最早土を掴むことさえできなかった。 そのまま、意識を失う。 半刻後。 「――」 倒れ臥したるは、この一帯を荒らして回る狼の盗賊団『レギオン』のリーダーたるバーゼル=スティンガー。そして、一人のヒトらしき少年。 女はそれを見て、口元に手を持っていった。 「壮観ですわね。この男が倒れているところを見るとは」 フリルのついたスカートの裾を直し、女は一人ごちる。しかして、それにも増して驚きなのは、傍にいる少年がほぼ無傷であることだった。 「けれどそれにもましてこのヒト、面白い匂いが致しますわ。お嬢様へお知らせしなくては」 小さな声で、女は喉を鳴らすように笑った。 その頭頂には、ぴんと立った一対の耳がある。白銀の髪と、つり目がちの目。身長は女性としては高い方であった。女は歌うように古代言語を唱え、くるりと指を回す。バーゼルと少年の身体が、宙にふわりと浮かび上がった。 「晩御飯の前にでも紹介したら、きっとお喜びになるでしょう」 女は足取りも軽く歩き始めた。腕をタクトのように振るたび、宙に浮かんだ一人と一匹が彼女のあとに追従する。 されるがままの男たちは、そうして、森の中から忽然と消えたのであった。
https://w.atwiki.jp/pixno/pages/198.html
『珍しくもない小さな小さなものがたりシリーズ』 作者:むらさきあおい(ムラサキアオイ) ステータス:完結済 タグ:短編集、童話、ファンタジー、寓話、短編、SS、女性主人公、男性主人公、ロボット、人形、植物 リンク:(別窓) 各話タイトル ジャンル pixiv ばらと王さま 童話 (別窓) お腹がペコペコペコペコだ 寓話 (別窓) 美しき人形 SF (別窓) 宇宙はブルーベリージャムよりも甘い 児童文学 (別窓) 機械仕掛けの太陽 ファンタジー (別窓) 花の女 寓話 (別窓) 夜空の瞳 星の涙 童話 (別窓) 狂ったお日さま SF (別窓) ばらの細工の銀時計 児童文学 (別窓) ぼくは大空へと旅立ちたい 一般 (別窓) たとえアナタがボクを愛さなくても 純愛 (別窓) 過ちの歴史 一般 (別窓) 物語の起源 童話 (別窓) 今夜のきみはぼくだけが知っている 一般 (別窓) コメント: 短編も多くなってきたので、まとめて登録させて頂きましたm(_ _)m 内容はごった煮の状態ですが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 ※当分長編に集中するため、1カ月ごとに更新する自信がありません。そういう事情から『完結済』タグを加えさせて頂きました。とは言いましても、今後も短編はアップしていこうと思っているので、そのときはどうか宜しくお願い申し上げます。
https://w.atwiki.jp/semavatarheroes/pages/333.html
つなぎ合わせた小さな牙 レア度 2 合成に使う素材アイテム 入手先 合成 TH モンスター海岸 つなぎ合わせた小さな牙を合成する 合成ランク1 小動物の牙×2+接着液×1 つなぎ合わせた小さな牙から合成する 合成ランク3 つなぎ合わせた小さな牙×1+つなぎ合わせた小さな骨×1+つなぎ合わせた小さな爪×1=マテリアルボーン ≪上半身≫ 合成ランク10 スパイダーシャツ(レッド)(ホワイト)(イエロー)(ブラック)(男性用) 情報お願いします 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/brutalanimal/pages/410.html
戦場の小さな恋 「ただいま~」 「おどぉおざぁ~ん!! おがぁざぁ~~ん!!」 戦場から無事、獣人居住区『家』に帰ってきた俺達狼型獣人部隊の家族は 少年が銀色に輝く灰色の髪を振り乱して泣き叫び、俺達のほうに走ってくる。 俺の方に抱きついてきた。 一体どうしたの、と妻が自分と同じ灰色の髪を撫でながら尋ねた。 「どうしたの? 英雄(ひでお)」 根室 英雄 (ねむろ ひでお) 俺、根室悠阿と 妻、大神鳴の 13番目の子供にして、初めての男の子。(5才)だ。 獣人は即戦力の為、一度に数人生まれ、人の3倍早く成熟するのだけど、 この子の場合1人で生まれ、人間として普通の人と同じ早さで成長していた。 息子より下の妹達はこの子より早く成長している。 (…今でもこの子が出来た日のことを思い出すと恥ずかしい…。) …話を戻してこのショタ息子の話を聞くことにしよう。 「冴子ちゃんがね…、怖かったの…。」 『冴子ちゃん(さえこ)』というのは虎型獣人部隊『虎島(こじま)』の娘さんだ。 狼型獣人部隊と同じくパワー型の獣人部隊で、 ヘリに取り付けるミニガンや、戦車砲等の兵器を歩兵として装備する為、 その火力をもって『鬼虎島』とまで言われる程だ。 そして『冴子ちゃん』もその虎型の獣人『虎島冴子』だ。 息子と同い年で、優しく、仲が良い。手を繋いで歩いているのを良く見かける。 でも息子を泣かすようなことをしたのは何故…? 俺は『冴子ちゃん』に何をされたのか尋ねた。 「『学校』の帰り、無理やり冴子ちゃんの家に連れていかれて……、」 しばらく間を空けた後、再び話す。 「冴子ちゃんに……、おちんちん舐められたの…、いつもの冴子ちゃんとは違って…、恐くなって…、逃げてきちゃったの…。」 俺の胸で泣く息子。おちんちん舐められた…って… とりあえず泣き止まないのでこのまま寝室の布団に連れて寝かせた。 次の日 我が家に客が訪れた。 インターホンが鳴ってドアを開ける。 出てきたのは、狼獣人と同じくらい体が大きく、金髪で色白の肌を持つ虎型獣人の母娘、そしてその父親だった。この人が虎型量産のパートナーみたいだ。 母娘、というよりは姉妹にも見えるが獣人というのは成長が早い。 この子が昨日言っていた冴子ちゃんだ。 「うちの娘がおたくの息子さんに迷惑かけたみたいで…。」 と父親が謝るように声を掛けた。 ここで話をするのもなんなので、 「とりあえず入ってください」 と言って、居間に案内することにする。 妻がお茶を出す。と同時に他の部屋に出て行ってしまった。 冴子ちゃんの父親が事を教えてくれた。 冴子ちゃんについて怒ってはいないけど、冴子ちゃんが怯えていたので 俺は優しく、冴子ちゃんにあんな事をしたのかと尋ねた。 うつむいていた冴子ちゃんが重い口を開く。 「好きだったから…、一緒になりたかったから…。 だから「ひでちゃん(英雄)」にお父さんとお母さんがシた時のようにおちんちんから……。」 と言って、冴子ちゃんが母親に抱きつき泣き始めた。 よしよし、と冴子ちゃんの頭を撫で、抱き返す母親。 一方父親は性の生活がばれ、恥ずかしそうにして、 とぼけるように横を向いた。 そう、か…。 息子の英雄が普通の人間と同じ早さで成長するのに対して、 冴子ちゃん達は獣人だから普通の人間の3倍早い。 息子にとっての5才は普通の人間と同じだが、 冴子ちゃんにとっての5才は15歳前後。 冴子ちゃんは…、息子を異性として、雄として見ていたのだ。 しかし、息子は第二次成長も、精通もしていない。 息子にとっていつもと違う冴子ちゃんの変わりようはさぞ恐ろしかったに違いない。 複雑な気持ちだった。 たぶん、冴子ちゃんに対する哀れみ。 大好きな異性に拒絶されたのだ。相当ショックだったろう。 俺と虎親子の4人はしばらく黙ったまま時が過ぎていったが、 部屋のドアが開いた。 灰色の髪と紫色の瞳の親子。 妻と息子だった。 2人が居間に入ってくる。 「ひでちゃん…」 「冴子ちゃん…」 涙でくしゃくしゃになった顔で息子と見、息子の名前を呟く冴子ちゃん。 気まずそうに冴子ちゃんの名前を呼ぶ息子。 一瞬目が合い、冴子ちゃんから視線を逸らす。 と、妻が息子の背中を叩いた。息子を見た後、 「冴子ちゃんの所に行け」と、顎で合図した。 息子は小さく頷くと、冴子ちゃんの所へ歩いて行く。 「ひでちゃん…。」 冴子ちゃんが抱きついていた母親から離れる。 そして、 ヒシッ…… 息子が…、その小さい体で大きい体の冴子ちゃんに抱きついた。 「ひでちゃん…?」 抱きつかれて驚く冴子ちゃん。 息子が口を開く。 「…よくわからないけど…、僕も冴子ちゃんが好きだから。」 と囁いて、冴子ちゃんの大きい胸に顔を埋めた。 「大好き…!ひでちゃん…。」 二人はしばらく抱き合った。 好きと言っても、 英語で言えば、likeとloveくらい違っていたけど…。 冴子ちゃんの母親はにっこり笑い、俺と妻に 「今日一日、大神さんのところで泊めてもらっていいかしら?」 「ええ。」 俺が返事をするより前に妻が頭を縦に振り、了承した。 そして、冴子ちゃんの両親は帰っていった。 夜、姉妹が増えたかのように娘達は冴子ちゃんを歓迎した。 食事を手伝い、娘達と風呂に入り、息子と一緒の布団で抱き合いながら眠った。 次の日 上司から連絡があった。 息子の英雄を、本国に送るという。 俺の両親、つまり息子の祖父母に預けるらしい。 理由は 来年から小学校に上がらせるから。 息子自身は人間なので、戦場にいるわけにはいかない、という。 大好きな冴子ちゃんと離れるのは可愛そうかもしれないが、 俺自身から思って、そのほうがいいのかもしれない。 案の定、息子は泣き喚いて嫌がり、その日疲れて眠るまで暴れた。 一週間後、軍の飛行場で息子の服等身近にあるものを持たせて飛行機に乗る準備をしていた。 「おじいちゃんとおばあちゃんによろしくね」 「うん…」 軍用の飛行機が到着し、いざ向かおうとしたその時、 一人の虎型獣人の女の子がこちらに駆けて来た。 「ひでちゃん!」 「冴子ちゃん…。」 息子に抱きつき、 ンッ ムグッ 冴子ちゃんは息子に口付けした。ただのキスでは無い。 舌を息子の口内に侵入させていた。 二人の唇と頬が妖しく動く。 しばらくのディープキスの後、冴子ちゃんが言う。 「ひでちゃん、待ってるから。成長するのも、ここに帰ってくるのも、私も生き残るから。」 「うん!」 息子は元気に頷き、別れの挨拶をして、軍用機に乗り、本国に行ってしまった。 獣人である冴子ちゃんはあと1~2年で成長が一度止まり、戦場にも出るようになる。 いつか息子も冴子ちゃんに追いつくだろう。 俺は息子がどのように成長していくのか想像しながら、戦いの日常に戻っていった。 終わり。
https://w.atwiki.jp/semavatarheroes/pages/335.html
つなぎ合わせた小さな骨 レア度 2 合成に使う素材アイテム 入手先 合成 TH モンスター海岸 つなぎ合わせた小さな骨を合成する 合成ランク1 小動物の骨×2+接着液×1 つなぎ合わせた小さな骨から合成する 合成ランク3 つなぎ合わせた小さな骨×1+つなぎ合わせた小さな牙×1+つなぎ合わせた小さな爪×1=マテリアルボーン ≪上半身≫ 合成ランク10 スパイダードレス(グレー)(女性用) ≪靴≫ 合成ランク1 ストラップサンダル(男性用) 合成ランク3 ストラップサンダル(男性用)(ライカンの足爪入り) 情報お願いします 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yuina/pages/433.html
大陸南部、中央都市リエステール。 中央都市の名に恥じず、その大きさは南側の街で最大規模を誇っているのは この世界に住むものなら誰でも知っている筈。 その街に建つ、何処にでもありそうな小さな料理店の店長の話をしよう。 何、暇を潰すには一番言い話しだと思うのだが…? 今から私が語るのは日常を彩る歯車達。 即ち、街の住民達の話しだ。 今は静かに、口を閉じて聞いてもらえるとありがたい― 中央都市、リエステール。 その街には沢山の店が建ち、皆それぞれの仕事を持っている。 その沢山の店の中で、一店だけ名前を持たない料理店がある。 店で働いている店員の姿も少なく、店自体それほど大きくない。 立地条件が悪かったのかどうかまでは分からないが訪れる客は指で数えられる程の少数。 「…………。」 カウンターテーブルに座り、顔を机に突っ伏しているのは紛れもないこの店の店長。 営業時間のほとんどは寝ているため、従業員も余り話したことが無いのだと言う。 店長がこんなのでいいのだろうか…。 訪れる客、そして働く従業員の少数がそのようなことを思っている。 彼女が朝から寝てしまう理由… 朝の仕込みをやっているからとか、夜更かしして本を読んでるからではないかと 従業員達は口々に言うが、実際それは本人に聞かないとわからないことで。 一度、それを店長へ言おうとした従業員がいたのだが… 答えは聞き出せないまま、店長は再び眠り込んでしまったという。 普段なら、眠っている彼女だが今日は珍しく起きていた。 だが仕事は一切せず、文字の羅列に目を通していく。 その分厚い本にはリエステール中央図書館のエンブレムシールが張られていた気がする。 集中力が途切れたのか、目が疲れてしまったのか。 文字の羅列から目を離すと、静かに本を閉じた。 「…やれやれ。」 それだけと呟き、厨房の中へと入る店長。 「スティロ店長、コーヒーですか?」 「うん。どうも…。」 マグカップに入った黒い液体をすすりながら、彼女はまたカウンターテーブルについた。 また本でも読むのかと思えば、本には人触れもせず目を細めてとある客を凝視している。 その客は、周りをキョロキョロと見回し何かを待っているような感じだった。 給仕人達が厨房へ注文された料理を伝えにいく。 それと同時にその男は行動を開始した。 「…お待ちください。」 端的な言葉が聞こえてきた、男性客は全身をこわばらせた。 声をした方向へ顔を向けると、そこには眼を冷たく輝かせる店長の姿があった。 「な、なんだよ。お前」 「代金を、お支払いください。」 ぼそりとした声だったが、はっきりとした意思を持っていた。 目の前の女性に気圧され、男性客はいつも食い逃げをするように、 腰のポケットから折りたたみナイフを取り出し、派手な音を立てて抜き放つ。 「お、大人しくしろなぁに、騒がなきゃ何もしねぇよ。 死にたくないんならとっととそこから退きな。」 使い慣れていない脅し文句。 そんな彼を見て、何を思ったのかスティロは何のためらいもなく男性客へと歩み寄った。 「さ、騒ぐんじゃ…」 慌てた男性客は、脅しのつもりでナイフを下から突き上げた。 「……騒いでいるのは、君。」 呟きながら拳を握った両手をクロスしそのまま覆いかぶさるようにして下へと突きおろす。 「なっ」 ナイフを握った相手の手は、交差したスティロの手首に止められる。 そして流れるような動きで、いつの間にか握られていた男の手首は、 彼女の方へ引き寄せられ入れ替わるように、彼女の体自体が男の後ろへと回り込んだ。 「あれ?」 逆らえば、折れる。 「あ、がががっ!」 気がつけば、後ろに立たれて腕をひね上げられている。 ナイフが床に落ち、店長は何事もなかったように片手でナイフをたたみポケットへしまいこむ。 「…折れるよ。」 「るせぇ!放しやがれぇ!!」 そう叫んだ瞬間、嫌な音が店内に響き渡った。 少人数の従業員といつも寝ている店長の料理店から食い逃げすることは容易いとでも考えていたのだろうか? あまり知られていないが、数々の食い逃げ事件を未遂で終りにしており一度も食い逃げされたことが無いという。 それでもこんな奴が来るのは何故か? それは、何処からどう見てもこの店はそういった人物達にとって食い逃げしやすい。 という印象を抱かれているからであろう。 「ハリーさん、自警団お願いできるかな?」 「にゃー。」 とことこと走っていく黒猫。 自警団という言葉に反応する男。 彼はすぐに立ち上がり、出入り口へと向かおうとしたのだが 店内の明かりが一斉に消えた。 「ふむ、ご協力感謝。」 暗闇が支配する店内。 聞こえてくるのは、静かに詠唱をする店長の声。 それもはっきりとではなくボソボソと呟いているので余計に怖い。 「如何なる賢者であれ、零れる砂は止められない。 君に用意された銀色の砂時計、残された砂はあとわずか…。 小さな棺の揺り籠で、目覚めぬ君を送ろう。」 「やめてくれぇぇぇぇえ!!」 男は暗闇の中で何を見たのか? それは彼自身と何かを呼び出した店長しか知らない。 足に力が入らなくなってしまった男は結局、ハリーさんが連れてきた自警団に連行された。 「スティロ店長、エルヴィオン姉妹が起こしになられてます。」 「スッティロー、久しぶりー。」 「相変わらず、小さいな。」 コーヒーをすすりながら、厨房へと引っ込んでいくスティロ。 食い逃げ目当ての連中がいない限り、今日も彼女の店は平和である。 「皆、お疲れさま。ウィル・オー・ウィスプも、明日に備えて休んでくださいな。」 ――― キャラ紹介 スティロ・チャック 性別:女 年齢:16歳 ジョブ:? 能力:? 武器: 支援士ランク:? 形見:- 所属:幽霊船 名前のない料理店 店長 所持能力 店長命令:店内に存在する悪魔、精霊、妖精全てに絶対命令を出せる。※店内限定 他、いくつかあるらしいが不明 詳細 リエステールにある小さな名前のない料理店の店長を務める少女。 普段は寝てばかりいて、食い逃げしやすい店だという印象をつくってしまった人物で 狙われるのは自分の責任だ、ということから自らの全能力を使って対象を容赦なく叩きのめす。 ハリー 性別:オス 年齢:不明 ジョブ:- 能力:- 武器:己の牙と爪 支援士ランク:- 形見:- 所属:名前のない料理店 所持能力 人語の理解:人が何を言っているか理解できる。 詳細 リエステールにある小さな名前のない料理店の店長が、 支援士として活躍していた頃、馬車にひき逃げされた所を助けられる。 人語を理解する賢い猫で今では、店の看板猫として活躍中。
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2503.html
ドクター57 頭の中で熱が渦を巻く 脈拍に合わせて締め付けられるような頭痛が絶え間なく襲ってくる ただただ喉が渇き、呼吸の度に繰り返される異物感を払拭しようと、何度も何度も咳が出る 咳は頭痛を更に酷くし、喉の痛みを伴って新たなる咳の呼び水となる 人の理から外れ肉体を持たない存在だった頃には、想像すらできなかった苦痛 人間にとってはこの程度ですら、日頃の不摂生で患う程度の病気でしかない 「みずまくら、ひょうのう、かえる、です。おきる、できる?」 「ん……だいじょうぶ……」 からからと氷の音がする水枕を抱えてやってきたウィンチェスター少女に、沙々耶は気だるそうに応える 少女は氷嚢を外し、沙々耶の身体を支えて起き上がらせ、不慣れな手つきで温くなった水枕を取り替える 「あせ、だめ。きがえ、する、です」 じっとりと湿った寝巻きを見て、ぱたぱたとタンスへと駆け出し、用意されていた新しい寝巻きと下着を用意して戻ってくる 「あせ、ふく、しっかり、です。できる、です」 沙々耶がのろのろと寝巻きを脱いでいると、今度は温かい濡れタオルを持ってきて、汗でべたついた身体を手早く拭ってくれた 「……おまえは、どくたーのじょしゅかなにか?」 その言葉に、少女はふるふると首を振る 「やりかた、おしえる、もらう、です」 汗を拭った身体に触れる、新しい寝巻きの乾いた肌触りが気持ち良い 「なんで、そんなにいっしょうけんめいめんどうをみてくれるの? あったばっかりなのに」 「かぜ、くるしい、みんな、おなじ、です。げんき、うれしい、です」 伸び放題の金髪に隠されてその表情は読み取れない 「はやく、げんき、なる、いい、です、ね?」 小さな身体を一生懸命に動かして布団を整え、横になった沙々耶の頭に取り替えた氷嚢をたぷんと乗せる 「ごはん、つくる、です。たべる、しない、げんき、でる、ない、です」 「うん……ありがと」 少女が能力を発揮している間、家の外の事を感知できるのは彼女だけ 沙々耶に聞こえるのは、少女があちこち走り回り世話を焼いてくれる音だけ かつての主も、その部下も、操られる人間や犬もいない ただ苦しいだろうからと世話をしてくれる、自分よりもずっと小さく、華奢で、日本語の下手な女の子だけがいる空間 「ごはん、たべる、くすり、のむ、わすれる、ない、です」 「……にがいのいや」 沙々耶はほんの少しだけ安心というものを感じながら、ゆっくりと眠りに落ちていった ――― なお、解熱剤としての座薬が投入される折に微妙に大騒ぎになったりしたが、それはまた別のお話である 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
https://w.atwiki.jp/wiki14_k2/pages/13.html
リーフさんの第8作目! 小さな英雄。これもカー船系統ですね。 つまり5作目のカー船シリーズ。 た・だ・し(黙 今回の主人公は雲雀さんです。 第1章 運命には逆らえない・・・・・ 弱き者は破れ・・・・・・ 強き者は生き残る・・・・ そんな世の中だった・・・ ここにも一つ・・・・弱気村が・・・ 丘の上___________ 丘の上には生き残った人がいた・・・・ 雲雀と烏海月というカービィもその一人・・・ 雲雀「村が・・・・・」 烏海月「しょうがないことだよ・・・・・これも、運命だから」 雲雀「運・・・命」 烏海月「確かに帝国は酷い・・・・でも、いつか、必ず英雄が現れるさ」 雲雀「いったいいつ!!こんな・・・こんな・・・」 烏海月「耐えるんだ・・・きっといつか現れるさ」 雲雀「俺はいくからな・・・・」 烏海月「行くって・・どこに?」 雲雀「帝国だ」 烏海月「なにいってんだよ!!帝国にかなうはずが・・・」 雲雀「いいんだ・・・俺は必ず帝国を倒してやる・・・」 烏海月「・・・分かった。僕も行くよ!!」 雲雀「烏・・・・」 烏海月「ここにいてもどうにもならないよ・・・行こう!!」 雲雀「ああ!」 こうして二人の英雄は旅だった・・・・ 帝国を倒すために・・・ 第2章 烏海月「まず防具と武器だよね・・・」 雲雀「そうだな・・・・。」 烏海月「地図によるとまだ帝国に支配されてない国がこの先にあるらしいよ」 雲雀「まだ帝国に支配されてないのか・・・すごいな・・・」 烏海月「そうだね・・・・」 そして・・・・ 雲雀「お、ついたぜ」 烏海月「ほんとだ!!」 雲雀「にぎやかな町だな・・・。」 烏海月「きっと平和なんだね、ところでお金持ってる?」 雲雀「1000Gなら・・・・。」 烏海月「・・・まあ、安物なら武器も防具も買えるよ!!」 雲雀「1000÷4だから・・・・・・。」 烏海月「・・・・・割り切れねぇ」 雲雀「とりあえず防具屋に行こうぜ!!」 烏海月「そうだね!!あはは・・・・・・」 そして・・・・ ?「いらっしゃいませーーー!!!」 雲雀「ずいぶんといせいがいいな・・・・」 烏海月「たしかに・・・・・。」 ?「ま、気にしないで。」 雲雀「ところで名前はなんていうんだ?」 野良「俺は野良衛門!」 烏海月「ふーん・・・じゃ、防具ちょうだい」 野良「あのさ・・・君たち旅してるんだよね・・・。」 雲雀「そうだけど・・・。」 野良「あのさ・・・ある条件を呑んでくれたら防具無料であげるけど・・・・・」 烏海月「どんな条件?」 野良「俺もたびしたいんだよ~。だから、仲間に入れてほしいんだ」 雲雀「・・・・・・烏」 烏海月「なに」 雲雀「どうするよ・・・・。」 烏海月「仲間にしたほうがいいよ、防具無料だよ、む・りょ・う」 雲雀「戦力も増えるしな・・・。」 烏海月「そうと決まれば・・・・・」 雲雀「仲間にはいってもいいぜ」 野良「ほんと!!やったーー!!じゃ、防具好きなのもって出発しよう!!」 雲雀「あ、ああ・・・・」 こうして英雄の一人、野良衛門がくわわった・・・・ 第3章 野良「ねぇ、雲雀」 雲雀「なんだ?」 野良「武器屋なんて、この町にはないよ」 雲雀「へ~・・・・ってなにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 烏海月「まあ、平和そうな町だからねぇ」 野良「この先にある野原を超えた所にある町にならあるけど」 雲雀「いくぞ・・・・」 烏海月「OK」 そして_____ 野良「ねぇ、雲雀」 雲雀「なんだ?」 野良「言い忘れてたんだけどね、この野原にはよく盗賊がいるんだ」 雲雀「へ~・・・・ってなにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 烏海月「さっきよりもぃが増えてない?」 雲雀「作者の陰謀だ、気にすんな」 烏海月「にしてもさっきの話はやb」 ?「おい!そこの奴ら!!」 雲雀「誰だよ」 修羅「俺は修羅!とりあえず金だしな」 雲雀「もってない。つーか黙れ」 修羅「な、もってないだとぉぉぉぉぉぉぉ!!!お前ら!やっちまえ」 烏海月「え?複数だったの?つーか黙んないと怒っちゃうよ」 雑魚A「かえりてぇ・・・・・」 雑魚B「つーか雑魚はひでぇよ」 野良「やるきないみたいだよ」 修羅「く、くそぉ・・・ツバサ!出番だ!!」 ツバサ「え~。こいつら金もってないんでしょ」 修羅「あとで金やるから、お願いだからやってくれよ」 ツバサ「しょーがないなぁ・・・・」 ツバサとゆうカービィは剣を持っている・・・ 野良「この斬鉄帽の前では無意味!!くらえ!フレアァ!!」 雲雀「魔法使えたのかよ・・・・」 野良「いや、作者の陰謀」 ツバサ「無視すんなよ」 烏海月「あれ?フレア効かなかったんだ」 ツバサ「ああ。僕には魔法は効かないぜ、本番はこれからだ!」 第4章 ツバサ「くらえぇぇぇぇぇ!!」 野良「それしきの攻撃!この斬鉄帽の前ではむいm」 烏海月「まえもそんなこといってなかった」 雲雀「いってただろ」 野良「気のせい気のせい♪」 ツバサ「いや、無視しないでよ」 野良「あ、ごめ~ん」 修羅「ツバサー!なにやってんだー!!」 ツバサ「あ?ああ、忘れてた」 雲雀「メテオ♪」 ツバサ「僕に魔法はきかn」 ドガッ 雲雀「物理攻撃でした♪」 ツバサ「え?うそ?ちょっ、どういう・・・。」 野良「いまだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 どすっ ※ツバサは気絶した! 修羅「えーと・・・・逃げろーーーーーー!!!!」 ズキューーーン!! 烏海月「はや・・・・・・」 ツバサ「うう・・・・」 野良「お、やるか?」 ツバサ「いや、だいぶ頭が冷えたよ・・・・・ところで・・・。」 雲雀「なんだ?」 ツバサ「君たち強いね・・・ついていってもいいかい?」 雲雀「野良、烏」 烏海月「何?」 雲雀「どうする?」 野良「戦力になるんだったらいいんじゃない?」 烏海月「そうだね・・・。」 雲雀「そうと決まれば・・・。」 ツバサ「で、ついてっていいの?」 雲雀「OK!」 ツバサ「やったーーーー!!これから宜しく・・って名前なんていうの?」 雲雀「ああ、俺たちは(省略)って名前なんだ」 ツバサ「ふーん・・・ま、宜しくね!」 野良「宜しく!」 烏海月「4649!!(ぇ」 雲雀「宜しくな!!」 第5章 野良「武器屋のある町までもうすぐだよ」 雲雀「その町は誰が治めてるんだ?」 野良「帝国・・・・。」 烏海月「そうなんだ・・・・。」 ツバサ「でも帝国が治めてるんだからいい武器がうってんじゃないのか?」 野良「そうかもね・・・っともうついちゃったよ」 雲雀「おっしゃあ!いくぞ!!」 そして_____ ?「いらっしゃい!!格安だぜ!!」 野良「いせいがいいなぁ」 ?「ほら、かってけかってけ!!」 雲雀「誰だよ、そして声が大きい」 リーフ「俺はリーフ。こうみえても女だぜ!!」 ツバサ「男にしか見えないのはなぜだろう・・・・」 烏海月「口調・性格・格好は男だね」 リーフ「早くかってけかってけ」 雲雀「お金・・・・1000Gしかない・・・・。」 リーフ「えええええええええ~~~~~~~~!!!!」 野良「いや、一番やすいのかえばいいじゃん」 リーフ「一番安くて・・・・一万G・・・。」 烏海月「な、どうしてそんなに高いの!」 リーフ「まだうちは安いほうだよ・・・最近帝国が暴れまわって金を盗もうとしたりするもんだから・・・。」 ツバサ「ふ~ん・・・。」 リーフ「それに最近家族が寝込んで薬をかいたいから・・・値段を高く・・・。」 野良「・・・・・」 雲雀「そうなのか・・でも、素手じゃなぁ・・・。」 リーフ「あのさ、マンドコラっていうのとってきてくれたら、安くするけど・・・。」 ツバサ「ほんと!その話乗った!!」 雲雀「そうと決まれば!いこうぜ!!」 第6章 野良「ここかなぁ・・・・」 雲雀「つーかマンドコラってなんだ?」 烏海月「えーと、たしか、抜くときに悲鳴をあげるらしいんだけど、その悲鳴を聞くと死んじゃうらしいよ」 ツバサ「なんかきいたことあるなぁ・・・・」 野良「作者の陰謀だから気にしないで」 雲雀「あ、そ」 烏海月「ねぇ、あれじゃないかな」 ツバサ「どれ」 ※地面からなにかがちょこんとでている 野良「じゃ、ぬくよ」 ツバサ「うん」 ズボッ ※みんなは耳に耳栓をさした そして_____ 雲雀「なんとかとれたな・・・・・。」 烏海月「そうだね・・・。」 ツバサ「じゃ、もって帰ろう」 野良「うん・・・。」 第7章 雲雀「持ってきたぜ。」 リーフ「わぁぁぁぁぁぁ。有り難う!さっそく家族に・・・」 バァン!! いきなりドアを開ける音が聞こえた! 帝国兵A「ここにマンドコラを持ち込んだ者がいるという通報をうけた!おとなしくついてk・・・」 リーフ「必殺!リーフカッター(葉っぱカッター強化版です)」 シュシュシュ!! 帝国兵A「ぐばらごろべげれれれれれれ」 野良「あーあ・・・逝っちゃった」 ツバサ「ほんとだぁ」 リーフ「さてっと、ストーリーが進まないから君たちについてくね」 烏海月「作者の奴はめんどくさがりだなぁ・・・・。」 雲雀「作者は後先考えずに書いてるからな、しょうがねぇよ」 野良「そうだね」 リーフ「そういうわけだし、武器もって出発しようぜ」 ツバサ「そういや君って女の子だったんだっけ?」 リーフ「さぁ?」 野良「いいかげんだなぁ」 リーフ「作者の陰謀だって」 作者「さっきから黙って聞いてりゃいい気になりやがって!!」 雲雀「うわ・・・作者とうじょうだよ」 作者「ファイヤ!!」 リーフ「待て!作者の属性は自然属s・・・」 作者「黙れ♪」 烏海月「とりあえず帰れやボケ♪メテオ!!」 作者「ぐはぁ」 作者が消えたため強制終了します 第8章 雲雀たちは荒地を歩いていた・・・・ 雲雀「酷い荒れようだな」 烏海月「これも帝国のせいだよ・・・・」 野良「ところでさぁ・・・」 ツバサ「どうした」 野良「マンドコラってなんだったの?」 リーフ「・・・・・毒」 ツバサ「え?」 リーフ「♪」 雲雀「ちゃんと喋れよ」 なんだかんだで数時間後・・・・ 烏海月「いつになったら着くんだ・・・・」 ツバサ「もう日が暮れてきたよ・・・・。」 リーフ「あれ、この地図へんだよ?」 野良「どこがどう変なの?」 リーフ「ほら、ここに「100年一月一日」って・・・」 雲雀「古!しかもその地図東西南北かいてねぇし!」 烏海月「完璧に間違ったね」 ツバサ「今日は野宿かぁ・・・。」 野良「え~・・・そんなぁ。」 リーフ「ねぇ、あれ明かりじゃない!!」 たしかに遠くに明かりが見える 野良「地獄に仏だ!!いこう!!」 第9章 カイト「♪」 ミラン「どうした・・・・?」 カイト「もうすぐ沢山の血がみれるよ♪ウフフ♪」 ミラン「怖い・・・」 カイ「どうしたんですか?」 ミラン「ああ、カイトが狂った」 カイ「無視しましょう」 ミラン「ああ・・・。」 カイ「ところで例のことなんですが・・・。」 ミラン「あれか・・・・準備はできている・・・。」 カイ「あれも殺っておいたほうがいいんでしょうか?」 ミラン「そうだな・・・・・・。」 カイ「誰に任せますか?」 ミラン「ラファエルに任せるか・・・」 カイ「ラファエルですね?伝えてきます」 ミラン「ああ・・・・。」 シュン! ミラン「カイト・・・・」 カイト「なんだ?」 ミラン「カイの心はどうだった?」 カイト「まだ・・・・かすかに英雄を殺したくない心が残っている」 ミラン「やっっかいだな・・・。」 カイト「闇にするのはたやすいけど、やみにすると副作用があるからな」 ミラン「難しいな・・・。」 この謎の組織にきずいている者は一人しかいなかった・・・・ だが彼女はある場所から動けない・・・・・ 誰かが助けてくれるまで・・・・ 第10章 雲雀たちは荒地の家のドアをぶっきらぼうにたたいていた 野良「そのドアを開けなさい!君は完全に包囲されている!!」 リーフ「どこをつっこめばいいのかわかんないやぁ」 ツバサ「つーかぜんぜん包囲してないし」 烏海月「とりあえず開けとくれぇい」 ガチャっ! ?「なんだ・・セールスなら帰ってくr」 野良「一晩とめて」 雲雀「気が早い」 ?「・・・まぁいいだろう、とりあえずあがれ」 ツバサ「そういや結局マンドコラってなんだったんだ?」 リーフ「・・・・麻薬」 烏海月「え?」 リーフ「☆」 雲雀「お前は本当に人間なのか?」 リーフ「カービィ」 雲雀「・・・・・。」 ?「で、あがらないのか?」 烏海月「あがらせて頂きます」 リーフ「ワーイ!!小屋だ小屋だ!!」 ?「で、お前らは何者なんだ?」 雲雀「俺たちは・・・・(省略)って言う名前なんだ」 ?「そうか、俺はグニル、荒地で修行をしているんだ」 野良「どうして修行してるの?」 グニル「・・・いろいろあってな・・・。」 ツバサ「へぇへぇ」 グニル「とりあえず今日はゆっくりしてってくれ。」 リーフ「ZZZ・・・・」 烏海月「寝るなアホ」 リーフ「ZZZ・・・・」 グニル「しゃーない。部屋まで運んでやろう」 そして___ グニル「重かった」 野良「いきなりだなおい」 雲雀「きっとお菓子の食いすぎだね」 烏海月「ZZZ・・・・」 グニル「・・・・・。」 ツバサ「あはは・・・・。」 野良「今度は手伝うよ・・・。」 第11章 グニル「ふぅ・・・結局お前以外全員寝ちゃったな」 雲雀「まぁ、俺は主人公だし」 グニル「なんでそういうこというんだ?」 雲雀「作者の陰謀」 グニル「くそ作者め・・・・。」 作者「くそ作者いわんといて」 雲雀「ど、どこからともなく作者の声が!!」 作者「はっはっはっは!!まいったk」 野良「ZZZ・・・フレァァァァ」 グバラギィ(マテ 作者「グハッ」 雲雀「とっとと戻って仕事しろ!」 作者「はーい(黙」 グニル「さて、話の続きだが」 雲雀「ん?なんだ」 グニル「お前らはどうして旅してるんだ」 雲雀「そうだな・・・・帝国を倒すためかな・・・。」 グニル「そうか・・・。」 雲雀「グニルは強いのか?」 グニル「昔は聖剣士軍団団長をやってたけどな・・・。」 雲雀「・・・!!と、いうことは・・・」 グニル「なんだ?」 雲雀「グニルは行方不明になったあの聖剣士軍団団長なのか!」 グニル「あ、ああ、まぁ」 雲雀「じゃあすごく強いんじゃねぇか!!なぁ、一緒に帝国を倒しに行こうぜ!!」 グニル「・・・できない」 雲雀「え?」 グニル「俺にはできない・・・・」 雲雀「どうして!!」 グニル「・・・・・それは、いえない」 雲雀「そんな・・・・。」 グニルは仲間になるのか!! 第12章 雲雀「いったいどうして!!」 グニル「それはいえない・・・。」 雲雀「お願いだ!理由だけでも教えてくれ!!」 グニル「・・・・。」 雲雀「・・・・・。」 グニル「分かった・・・。」 それは何日か前のことだ・・・。 グニル「ふぅ・・・今日も仕事が終わった終わった」 兵士A「グニル隊長~~~~」 グニル「ん?なんだ?」 兵士A「こんな手紙が隊長宛に・・・。」 グニル「どれどれ・・・・。」 グニル殿へ____ 貴様の母親と父親は預かった。 返してほしければ聖剣士軍団団長をやめることだ。 もしもこのことが守れなかったときはお前の母と父を殺す。 帝国より_____ グニルなんだって!!」 グニル「と、いうわけなんだ」 雲雀「そうなのか・・・。」 グニル「だから、諦めてくれないか・・・・」 雲雀「・・・どうして」 グニル「え?」 雲雀「どうして助けようと思わないんだい?」 グニル「帝国に逆らったら・・・・」 雲雀「でも、手紙には団長をやめろと書いてあるだけじゃないか!!」 グニル「少し・・・・考えさせてくれ」 雲雀「わかった・・・あした答えをきく」 第13章 次の日・・・・ 雲雀「グニル、答えを聞きに来たぜ」 グニル「一晩中考えた結果、やっと決まったよ」 雲雀「で?どうなんだ」 グニル「一緒に行こう!!必ず母と父を助け出すんだ!!」 雲雀「おう!そうこなくっちゃな!!」 リーフ「わーい!!新しい仲間だー!!」 野良「宜しくね」 ツバサ「仲良くやろうね!!」 烏海月「4649!!」 雲雀「あまえら・・いつの間に・・。」 リーフ「さっきから。」 野良「昨日の出来事を」 ツバサ「みんなでこっそり」 烏海月「聞いちゃってたんだ!!」 グニル「えらくタイミングがいいな」 雲雀「ははは・・・。」 野良「そうと決まれば」 みんな「出発だーーー!!!」 第14章 たった一つの命は大切にしなければならない・・・・・ 世界にたった一つしかない宝物なのだから・・・・。 ?「はぁ・・・・はぁ・・・・。」 ?「あっちか!!」 ?「こっちにはいないぞ!!」 ?「いったい私が何をしたってゆうの・・・。」 一人の少女が謎の組織に追いかけられていた・・・。 彼女の名前はドラグーン ドラグーン「はぁ・・・にげ・・・なきゃ」 彼女は何日も追いかけられ、食べ物も食べていないし睡眠もとっていない。 もう体が駄目になっているような感じだった・・・・ ドラグーン「お母さん・・・・お父さん・・・。」 ドラグーンの母と父はドラグーンをかばったせいで謎の組織に殺されてしまっていた・・・・ たった一つの形見を残して・・・ ドラグーンの親が逃がすときにこっそり渡したらしい。 「この宝石をもってなさい・・・・・。必ず、あなたを助けてくれるから・・・・。」 といって、渡したらしい。 ドラグーン「誰か・・・・助けて・・・・・。」 ドラグーンはよろけながらも走っていた・・・ 捕まらないために・・・・。 そのころの雲雀たち・・・・・ 雲雀「もうすぐ帝国が完璧に支配した国に入るな」 リーフ「いよいよ帝国に・・・。」 野良「楽しみだなぁ」 烏海月「やっと故郷の敵を・・・。」 ツバサ「がんばるぞー!!」 グニル「母と父を助けるときが・・・とうとうきたのか」 皆それぞれ覚悟を決めていた・・・。 第15章 雲雀たち一行は帝国の領地にこっそり入るために〝死の森〟と、いうところにきていた。 死の森は、その名のとおり、入ったら最後、二度と戻れないという場所だった。 不思議なことに目印を付けて入っていった者も帰ってこなかったという・・・。 リーフ「怖いね・・・・」 雲雀「ここって森だぞ?お前はこうゆうところ好きじゃないのか?」 リーフ「確かに森は好きだけど・・・なんか、この森は、憎しみと、悲しみと、苦しみに満ちてるよ・・・。」 烏海月「おばけが出たりして」 ツバサ「確かに・・・なんか、この森は変だね・・・。」 グニル「きっと・・・この森で、何人もの人間が死んだのだろう」 野良「・・・・妙だな」 雲雀「へ?」 野良「だってこの森は何人もの人が入っていったんでしょ?」 ツバサ「たしか新聞には百万人程度の人間が行方不明とか」 野良「それに対して・・この森には死体がない」 リーフ「まって・・・森に聞いてみるから」 烏海月「そんな特技があったんだ・・。」 リーフ「・・・森がいうには、この森は、人を殺すための森だって言うらしいけど・・・。」 雲雀「どういうことだ・・・?」 野良「・・・人を、殺すための森・・・。」 グニル「帝国が一枚がらみってとこか?」 そのとき・・・ ?「誰かーーー!!!助けてーーー!!!」 烏海月「!!今のは・・・?」 ツバサ「女の子の悲鳴だ!!行こう!」 第16章 ~あらすじ~ 前回で雲雀たち一行は死の森に入る そしてリーフが言った「この森は、人を殺すための森」 その言葉の意味はなんなのか・・・・ 考えているときに女の子の悲鳴が聞こえる・・・・ グニル「なんで死の森なんかに女の子がいるんだ?」 野良「そんなの知らないよ!とりあえず早く行かなくちゃ!」 そのとき!! ?「わーーーー!!誰かーーー!!」 リーフ「あそこだ!!」 ドサッ 烏「ぐばらげっ!!」 女の子は勢いよく烏に突っ込んだ 烏「うふふ・・・・川の向こうでお母さんがってそんなわけあるかい!!」 翼「で、君はだれ?」 ドラグーン「私はドラグーン、ある奴に追われてるの・・・」 ?「いったいどこに行ったんだ・・・・」 ドラグーン「!!来たわ!!」 リーフ「ここなら僕の能力が全快できるね!行くぞ!!」 翼「羽が木に引っかかるよ・・・・」 野良「足場が悪いな・・・木の上から攻撃するか・・・・」 烏「ここじゃ得意技(カンテラ攻撃です)が使えないよ・・(だって森林破壊ですし)」 雲雀「ドラグーンは休んでろ!俺たちでかたずける!!」 ドラグーン「おねがいしまぁす・・・・」 バタッ! ドラグーンは疲れたためか眠ってしまったようだ・・・ 雲雀「相手は・・・50ってとこか・・・・」 リーフ「強力な闇を持ってる奴がいるな・・・」 グニル「厄介だな・・・」 烏「僕はなにをすればいいんだろう・・・・」 翼「うまく移動が・・・・出来ないよ・・・」 いったいドラグーンを追ってきたへんs(違 組織はなんなのか!? 第17章 ~あらすじ~ 謎の組織に追いかけられていた少女ドラグーンにあった雲雀たち一行・・・・ 足場の悪い中での戦いが始まろうとしていた・・・ リーフ「ウィングソード!!」 リーフの得意技、ウィングソード、森の中でしか出来ないとゆう欠点があるが威力は絶大である 兵士の約10人は吹っ飛んだだろう・・・・ グニル「くそ!こう足場が悪いと槍の使い勝手が悪い!!」 ずるっ!! グニル「しまっ・・」 そういい終わらないときに矢が飛んできた 野良「危ない!!」 うまく野良の斬鉄帽で防いだが木の上から跳んで来ただけあって反動が大きい・・・ 翼「僕の出番だね!!フィングル!!(だったとおもう(ぇ)」 雲雀「メテオ!!」 兵士の半分は減っただろう・・・ 兵士「こ、こうなったら・・・」 ボンッ!! 烏「これは・・・・煙球!!」 リーフ「ゲホッ・・ゲホッ・・前が見えない・・・」 兵士「今の内にラファエル様の所に逃げろーーー!!」 リーフ(ラファ・・・エル?) 雲雀「畜生!!・・・・」 ラファエルとは何者なのか・・・・ 第18章 ~あらすじ~ 50対6の戦いの最中で兵士が抜け出し、 「ラファエル」とゆうものに知らせに行った・・・ 兵士「ラファエル様~!!」 ラファエル「・・・なんだ?」 兵士「何者かが現れて・・・私たちの邪魔を!!」 ラファエル「なんだと・・・・?」 兵士「はい・・それで、援軍を頼みに・・」 ラファエル「私一人でいい・・・・」 兵士「え・・へ、へい!!」 ラファエル「いったいどんな奴なのか見ておく価値はあるかもしれんな・・・・」 そのころ・・・ リーフ「ラファエル・・・・か。」 雲雀「どうした?」 リーフ「幼馴染にラファエルってゆう奴がいたんだ・・・・」 烏「ふーん・・・」 グニル「なんにせよ、そいつが敵に回ったりすることは無いよな」 ?「それはどうかな・・・?」 野良「誰だっ!」 ラファエル「俺はラファエル、久しぶりだな、リーフ・・・」 リーフ「ラファ・・エル?どうして、お前が・・」 ラファエル「・・・・力がほしかった」 グニル「・・・あの伝説か・・・」 翼「伝説?」 グニル「ああ・・・闇の力を手に入れると普通の時の10倍・・いや、それ以上の力を出すことが出来るようになるんだ・・・」 野良「じゃあ、あいつはすごく強いの?」 雲雀「そういうことだろ」 ラファエル「なにをぐだぐだと・・・まあいい、リーフ、やっとお前に復讐するチャンスがやってきたよ・・」 リーフ「復讐・・・?」 復讐とは何なのか・・・ 第19章 ~あらすじ~ 一部隊隊長ラファエルが出て来てこう口走る 「リーフ、やっとお前に復讐するチャンスがやってきたよ・・」 「復讐」いったいリーフとなんの因縁があるのだろうか・・・ リーフ「復讐・・・?」 ラファエル「忘れたとはいわせないぜ・・・あの夜、お前は・・お前は・・あいつを殺したんだ・・・・」 翼「ええ!!リーフが!?」 リーフ「・・・あれしかなかった」 ラファエル「ふざけるな!!お前だって分かってたはずだ!あいつはまだ助かったんだ・・・お前が、あれをやらなければ・・・」 グニル「あれ?」 リーフ「北の村の殺人とゆうのを知ってるだろ・・・・?あれだよ」 グニル「北の村の殺人・・・・あれか!!」 野良「何?何?なんなのさ?」 北の村の殺人・・・ それは、悲しいものだった・・・ 一人の少女がある日、悪魔に乗り移られてしまった・・・ その子は、助かるはずだった・・・ だが、それは一人の少年によって助かることの無い病気に変わってしまった・・・ その少女は毎晩毎晩暴れ続け・・・日に日にやつれていった・・・ そして、最後に一人の少年に殺された その少年は血まみれの槍をもって立ち去っていった・・・ そして、殺された少女の友達は、消えた・・・ 北の村の殺人・・・・ 少年というのは・・・リーフのことだった・・・・ 少女というのは・・・ラファエルの友達だった・・ 少女の友達というのは・・ラファエルだった・・・ 第20章 ~あらすじ~ 「北の殺人」 何年か前に起こった事件 いまだに謎だった犯人、それが「リーフ」だった・・・ 烏「まじですかい」 野良「意外だね」 通りすがり「まったくだね」 翼「ありえないね」 グニル「まったくだ」 雲雀「ほんとにねぇ・・・」 ドラグーン「ありえないね」 老人「老人じゃのぅ・・・・」 少女「死ねばいいと思った」 リーフ「いや、そんな大勢で否定しなくても」 ラファエル「とりあえず・・・決着を付けなくちゃな・・・」 リーフ「・・・・。」 ラファエル「行くぞ!!」 リーフ「こうなったら・・・・ウインドガード!!」 ラファエル「ダークフレア!!」 ドーン!! リーフ「うわぁ!!」 ラファエル「どうだ!これが闇の力だ!!」 リーフ「確かに強い・・・・だけど・・・」 リーフ「これならどうだ!!ウインドスロー!!」 ラファエル「なっ!!早い!!」 シュッ!! リーフ「いまだ!!リーフカッター!!」 ラファエル「しまっt・・・」 ドスンッ!! リーフ「ふぅ・・・・」 ラファエル「いたたたた・・・・」 リーフ「・・・・?」 ラファエル「あれ・・・・?ここは・・・?」 野良「どうしたんだ・・・」 雲雀「さっきと偉く感じが違うぞ・・・・」 烏「なんでだろう・・・・?」 いったいどうなっているのか・・・・ 第21章 ~あらすじ~ ラファエルとの戦いに勝った雲雀たち・・・ だが、戦う前のラファエルと戦った後のラファエルは全然感じが違う・・・・ いったい何故なのか・・・ ラファエル「う~ん・・・なんだか頭がずきずきするなぁ・・・」 雲雀「いったいどういうことだ・・・?」 ?「なんや、ラファエルもたいしたことあらへんなぁ」 烏「誰だ!!」 シンス「わいはシンス、時をつかさどりしものや!!」 ブラント「そして私がブラント、時の空間をつかさどりし者だ」 リーフ「・・・・??」 グニル「・・・・貴様は・・・・もしかして・・・」 野良「どうした?知ってるのか?」 グニル「知ってるも何も・・・・有名な殺し屋だろうが!!」 翼「とりあえず、敵なことには変わりないんだね・・・・?」 グニル「ああ!!」 雲雀「だとしたらやることは一つ!!」 野良「やるぜ!!」 シンス「・・・・・わてらに勝てるとおもっとるんか?」 ブラント「まあいい・・・五分だ」 シンス「OK♪」 雲雀「くらえ!!メテオ!!」 シンス「〝ストップ〟・・・・」 ピタッ!! 雲雀が放ったメテオはシンスの前で止まった・・・ ブラント「空間をゆがませ、敵全員にメテオ!!」 フゥッ・・・ 変な音と共にメテオが動き始め、まず手始めに、ツバサを狙った ツバサ「うわ!!危ない!!」 グニル「乱れ突き!!」 グニルの槍がメテオを砕いた・・・だが ブラント「時空の波動!!」 時空の波動はものすごい速さでドラグーンのところに飛んでいった ドラグーンはケガで動けなかった・・・・ ドラグーン「キャアアアァァァァァァァァ!!!!」 リーフ「あぶなぁい!!」 シュン!! 無数の葉っぱが盾になりドラグーンを守った・・・・はずだが・・ 所詮葉っぱである・・・・ 時空の波動は力こそは少なくなったもののドラグーンに・・・いや、野良衛門に直撃した・・・・ いったいどうなるのか・・・・ 第22章 ~あらすじ~ よく分からないが、時をつかさどりし者との戦闘が始まる・・・ グニルは有名な殺人犯とゆうが・・・・? ドラグーンをかばった野良は重症だった・・・ はっきり言うと、死ななかったのが不思議なくらいだ・・・・ 烏「野良!!大丈夫か!!・・・・ぇ?」 野良の体から変などす黒い液体が流れ出ていた・・・ 血ではない・・・・何かが・・・ リーフ「僕が応急処置をする!!みんなは足止めを!!」 雲雀「分かった!!」 リーフ「この血・・・・あのときと同じ・・・でも・・・」 リーフ「今度こそ助けて見せるぞ!!」 シンス「なんや・・・・殺しそこねたんかいな・・・・」 ブラント「あと一分か・・・」 シンス「しゃーない・・・あれでいくでぇ!!」 ブラント「分かった・・・」 カッ!! ツバサ「うわっ!!・・・フィングル!!」 いきなり爆発がおこった・・・ グニル「くそっ!!この技は・・・・」 野良「ぐ・・・・」 リーフ「野良!!」 ツバサ「こうなったら・・・・」 ツバサ(闇の力よ・・・今再び目覚めよ・・・・) カッ!! いきなりツバサが光った!! ツバサ?「・・・・・」 烏「ツバサ・・・・?」 D.ツバサ「俺はD.ツバサ・・・あとは任せろ」 D.ツバサ「D.フィングル!!!」 シンス「闇の力か・・・わてらにきくとおもっとるんか?」 グニル「確かに聞かないさ・・・・闇のままならな!!」 ブラント「もしやっ!!」 グニル「セイントスピア!!」 グニルの槍がいきなり光り始めた・・・・ シンス「ふん!!どうせ打ち消しあうにきまっとるわ!!」 グニル「いや・・・。ただ合体させるんじゃない・・・・」 グニル「乱れ突き!!」 D.ツバサのはなったD.フィングルをグニルの槍が細かくして無数の弾に!! シンス「これぐらいならまd・・・」 リーフ「そうは行かないよ・・・葉っぱたちよ!」 森の葉っぱがシンスの出す攻撃を防いだ!! ブラント「くそっ!!空間をゆがませて・・・」 烏「そうはいくか!!火龍!!」 カンテラからでた巨大な龍が空間を破壊!! 雲雀「最後は俺だ!!くらえっ!セイントフレア!!」 シンス「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 ブラント「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 雲雀「んで、野良は大丈夫なのか?」 リーフ「うん・・・ただ、このままだと・・・」 雲雀「このままだと?」 リーフ「野良は悪魔になる」 いったいどういうことなのか・・・? 第23章 ~あらすじ~ シンスとブラントを倒した雲雀一向 だが、「野良が悪魔になる」とゆうのはいったい? グニル「野良が悪魔に・・・・?」 リーフ「うん・・・まぁね・・・・・」 雲雀「嘘・・・だろ・・・・・?」 リーフ「・・・・・・。」 烏「止めてくれ!!俺たちにシリアスシーンは似合わない!!」 ツバサ「そうだよ!シリアスシーンなんt」 ドラグーン「なんでそういうこと言うんだ?」 烏「ん、作者の陰謀」 雲雀「そうですか」 リーフ「んで・・・どうするかな・・・。」 ラファエル「僕が治せるけど?」 リーフ「え?」 ラファエル「だから、僕治せるけどって・・・・ 雲雀「本当か!!だったら今すぐ!」 ラファエル「うん・・・分かった」 ウイーーーーン・・・ガチャン ガーガー、ピー ピー、ガタガタガタガタ ドッカーーン!!! 牛「モォーーーーーー」 ラファエル「ふぅ・・・OK」 野良「本当だ!!すっきり!!」 雲雀「待て」 野良「ん?」 雲雀「牛の声はなんだ牛の声は」 リーフ「そこだけ!?」 牛「モチロン」 烏「モチロン」 雲雀「・・・・え?」 烏「さぁ!出発だぁ!!」 雲雀「えぇぇぇぇえええええええぇぇぇぇ!!!!!」 リーフ「もう強制終了しましょう」 第24章 ~あらすじ~ まぁいろいろ(蹴 ラファエルが野良の病気を治したわけだが・・・・ 雲雀「未来が手に取るように分かるよ」 ラファエル「とりあえず仲間になるね」 雲雀「やっぱり、ところで拒否権とゆうものh」 ラファエル「あいにくだけど、そんなもの知らないね」 雲雀「・・・・もういや」 ツバサ「待ってよ!!」 ラファエル「ん?何?」 ツバサ「雲雀は嫌がってんだよ!!止めなよ!!」 雲雀「いあや、別に嫌がってなんてn」 ツバサ「お前なんかどっかいけよ!!」 リーフ「とりあえず止めろ」 ツバサ「うるさいな!ただの草の癖に!!」 リーフ選手!激怒(マテ リーフ「ブースト○ィヤー!!」(マテマテマテ ツバサ「え、ちょ、ま・・・・」 ボウッ!! ツバサは消えた!!(何 リーフはレベルが上がった!! グニル「さぁ!旅を続けよう!!」 野良「おー!!」 烏「あれ?あの子は・・・・」 いつの間にかドラグーンが消えていた・・・・・ 烏「まぁ・・・・いっか!!」 第25章 旅を続けている雲雀いkk 烏「待て」 作者「ん、なんだ?」 烏「あらすじはどうしたあらすじは」 作者「めんd」 烏「書け」 作者「ごめんなさい」 てなわけであらすじ(蹴 ラファエルが仲間になり、ツバサが去っていった・・・・・ 簡単だけど気にしない(黙 旅を続ける雲雀たちだが・・・ 気になる文字を見つけた〝占いの館〟 どう考えたって日本風の家だ、館ではない 雲雀「そこなのか?つっこみどこはそこなのか?」 リーフ「とりあえず入らないとシナリオが・・・・・」 グニル「なんでそうゆうことをいうのか分からない」 リーフ「そうですね」 野良「てか、もう家に不法侵入ずみだし 烏「もうどうでもいいや」 まぁ、なんだかんだで一時間(マテ ?「曲者!」 烏「違いますわお母義様!!」 ?「何!あんた!まだ洗濯が終わってないじゃない!!」 烏「違いますわお姉様!それは死神の仕事ですのよ!!」 グニル「・・・・・。」 ぴかてぅ「私はぴかてぅ、さっそくだけどついてくから」 雲雀「この展開がいやなんだ」 ぴかてぅ「私は占いが得意なの・・・・・、 ん・・・?ここにいる全員、かなりの力があるみたい」 雲雀「初耳だな・・・・・」 いきなり仲間になったぴかてぅ!! これからどうなっていくのか 第26章 ~あらすじ~ 占い師、ぴかてぅが仲間になるが・・・・ どうやら集まった全員に大きな力があるらしい・・・ いったい・・・力とはなんなのか・・・・・ 打って変わって変な組織(蹴 カイト「久しぶりだなぁ」 ミラン「確かにな・・・・、ところで、まだ出来ないのか?」 カイト「まぁ、そう急ぐな・・・アレになる前に死んじまうやつが多いからな・・・」 ミラン「ふん・・・・・まぁいい、まだまだ時間はあるんだ・・」 ドシャッ! カイト「お、また駄目だった見たいだぜ・・・」 ミラン「・・・・・・・。」 カイト「ん、どうした?」 ミラン「クックック・・・・そうだ、これだ・・・・」 カイト「・・・・なんか、思いついたんだな?」 ミラン「ああ・・・これであいつらは死ぬだろう・・・・」 カイト「ふーん・・・・・」 ドスッ!! ミラン「・・・・なんの音だ?」 カイト「・・・いらいらしてるんだろ、あいつが・・・」 ミラン「血の気の多いやつめ・・・・」 カイト「・・・・餌でもやってくるか・・・・」 ミラン「・・・・・・カイト」 カイト「ん?なんだ?」 ミラン「いや、やはり・・・いい・・・・」 カイト「そうか・・・・」 この謎の組織はなんなのか・・・・ そしてアレとは・・・・? 第27章 ~あらすじ~ 脇やk 最近出してなかったへn 謎の組織!! アレとは一体なんなのか・・・? 旅を続け帝国に入った雲雀一向!! そこでみたのは・・・ 侍だった 雲雀「・・・・・。」 侍(?)「なんだ、その目は?」 雲雀「いや、その格好が・・・・」 侍(?)「なんか問題あるのか?」 雲雀「だって、ねぇ・・・帝国って言うと・・・なんか・・・」 侍(?)「ん、俺だけだぞ、こんな格好してるの」 雲雀「ふ~ん・・・そうなんだ」 侍(?)「さて、と・・・・」 雲雀「ああ、先のことが手に取るように分かるよ」 侍(?)「拙者はカビ侍、とりあえず仲間になる」 雲雀「作者のことあとで一緒に殺そうね」 カビ侍「ああ・・・・」 リーフ「作者と同一人物の僕はどうなるの?」 グニル「一緒に殺されるんじゃないか?」 烏「殺されないかもな」 野良「よし!殺されないに賭けるぞ!!」 リーフ「う~ん、殺されないといいなぁ・・・」 リーフは殺されるのか!?(マテ ついでに作者は殺されるに一票いれました(マテマテ 第28章 雲雀「作者なんて嫌いだ!!」 烏「いきなりだなぁ」 グニル「なんだ、どうした」 野良「眠い・・・・」 リーフ「ZZZZ・・・・」 カビ侍「なにやら楽しそうだね♪」 ぴかてぅ「なんか・・・不吉・・・・」 ラファエル「最近僕のでばんがn」 雲雀「うん、まぁね、作者がね、メンドクサイから仲間にするシナリオ無視しろってねぇ・・・」 烏「そうか、それでいるのか」 ??「もう作者をぶっ殺したい勢いです」 雲雀「おお!我が同士よ!」 ふ~せん「紹介が遅れたね、私はふ~せん、作者の都合により仲間になるよ」 野良「全員作者を殺したいんだ・・・・」 リーフ「僕の立場はどうなるn」 野良「しらん!!」 リーフ「わーお、即答」 グニル「ところでラファエルが簡単にスルーされていたのだが」 カビ侍「きっと気のせいさ」 ぴかてぅ「見えた!!作者はあとでボコボコにされる!!」 作者「ガーン」 烏「帰れ」 作者「は~い」 ぴかてぅ「とりあえず・・・あいてる宿・・・空いてる宿・・・」 カビ侍「そこにあるぞ」 宿屋 グニル「・・・・・・偉く簡単だな」 カビ侍「はは・・・」 雲雀「とりあえず、入ろうぜ、明日に備えるんだ!!」 皆「おーーー!!!」 ラファエル「結局出番全然なかっt」 ふ~せんが仲間になり、明日はいよいよ帝国に・・・ だが・・・・帝国で待っていたのは・・・・・? 第29章 ~あらすじ~ ふ~せんが仲間になり、帝国の宿で休む雲雀たち・・・ 帝国で持っている者とは・・・ 深夜_____ 夜の零時・・・ 雲雀だけは起きていた・・・ 雲雀「・・・長いたびだったな・・・ 明日、帝国に行くと思うと・・・・ドキドキするな」 雲雀「俺は・・・故郷の敵を討つことが出来るんだろうか・・・」 ??「出来るよ、皆いれば」 雲雀「烏!?」 烏「確かに僕たち二人だったら駄目だったかもしれない・・・ でも、今は沢山の仲間がいる、心強い仲間がいる・・・」 雲雀「・・・・。そうだよな、俺たちには、仲間がいる、 とても強い、仲間がいる・・・・」 烏「そうだよ!明日はがんばろう!!」 雲雀「ああ!!」 ?「何かと思えば君たちか・・・」 雲雀「グ・・・グニル!?」 グニル「はは・・・盗み聞きしてやったぜ、あいつらとな・・・」 野良「あはは、明日もがんばろうね!!」 リーフ「一緒にがんばろうね!」 カビ侍「かっこよく行こうぜ!!」 ぴかてぅ「明日は吉だよ!」 ふ~せん「自慢の翼で突き進むね!」 ラファエル「がんばr」 雲雀「・・・皆・・有り難う!!」 烏「じゃあ、今日はもう寝よっか、明日に備えるんだ!!」 皆「おーーーー!!!」 こうして団結力を固めた全員 だが・・・次の日、あんなことが起こるとは、誰が思っていたか・・・ 第30章 ~あらすじ~ 宿屋で団結力を固めた雲雀たち いよいよ明日は帝国に・・・・・・・ 次の日_ 雲雀たちは、宿主に金を払い、城へと向かった 雲雀「・・・・・いよいよか」 烏「・・・がんばろうね」 雲雀「ああ・・・」 そして城の前にやってきた・・・・そのとき!! パカッ わけわからん穴が出来てみんな離れ離れに・・・ 雲雀「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 烏「雲雀ーーーー!!!」 はい、みんな仲良く別世界に(蹴 雲雀「・・・・・・。」 ?「・・・こいつは驚いた、どうしてこんな所に・・・」 雲雀「・・・・・・・。」 ?「オーイ、起きろーーー」 雲雀「・・・・・ゥゥ」 ?「生きてるみたいだけど・・・気絶してるなぁ・・・・・」 雲雀「・・・・・・・ヵ」 ?「なんか言ってるけど・・・運ぶか・・・」 そして_ 雲雀「・・・・・・・ハッ!ここは!?みんなは!?」 ?「ようやく目覚めたか・・・・」 雲雀「な、誰d・・・・え?・・・・・君は・・・・」 ?「久しぶりだな、雲雀」 雲雀「な・・・いったい何がどうなってるんだい?燕?」 燕「それを聞きたいのはこっちだよ・・・・」 雲雀「たしか・・俺は、帝国の城の前で落ちて・・・」 燕「帝国だと?お前、あそこに行ったのか?」 雲雀「ああ・・・故郷の仇を討つためにな・・・」 燕「仇討ちねぇ・・・」 雲雀「そういや、ここはどこなんだ?」 燕「しらん」 雲雀「は?しらんだって?じゃあ、お前どうしてこんな所にいるんだよ・・・」 燕「ん・・・・・まぁな、いろいろあってな・・・」 雲雀「ふーん・・・まぁいい、とりあえず仲間を探しに行かないと・・・・」 燕「・・・仲間か、いいな、俺と違ってお前はいつでも友達がいる」 雲雀「お前だって、たくさん友達がいるじゃないか・・・」 燕「ああ・・・いたな、馬鹿みたいにじゃれあってる奴がな・・」 雲雀「珍しいな・・お前が、そんなこと言うなんて・・・」 燕「・・・・はは、そうだな」 燕「・・・・墓に行けば、分かるさ」 雲雀「墓・・・・?」 燕「・・・・もうそろそろ行け、」 雲雀「燕・・・どうしたんだ?」 燕「・・・雲雀、俺には出来ることがない・・・すまないな・・」 雲雀「燕・・」 燕「早く行け、間に合わなくなる・・・」 雲雀「・・・ああ・・・」 燕の言っていた事はなんなのか・・? 第31章 ~あらすじ~ 帝国の城の前にきたとたんに、全員が別世界へ・・・ そんななか、雲雀が、幼いころに遊んだ燕と出会う・・・ 墓に行けとはなんなのか・・・ 雲雀「燕・・あいつ、どうしたんだ・・・?」 墓の方に走りながら雲雀は考えた 雲雀「墓っていったって・・・・・・どこだ?」 地図はもってない、どこの方角に行ったらいいかすら分からない状況だ 雲雀「・・・困ったな・・・ん?」 右の方を向くと・・・なにやら古ぼけた石があった・・・ 雲雀「なにか書いてあるな・・・読んでみるか・・」 燕の墓 雲雀「・・・え?どういうことだ・・・・?」 燕「そういうこさ・・・」 雲雀「・・・ッ、燕!!」 燕「ごめんな・・・俺にはこの場所からお前を帝国に送ることしかできない・・・」 雲雀「ど・・どういうことだよ!お前・・お前・・いきてるじゃないか!!」 燕「ここは、魂の場所・・・魂が集まる場所さ・・・」 雲雀「・・・・でも、一体どうして、死んだんだ・・・?」 燕「はは・・馬鹿な奴らのせいさ・・・あいつら、俺を盾にして逃げやがった・・・」 雲雀「そんな・・・お前、友達に裏切られたのか・・?」 燕「・・・そうだな、裏切られたんだろうな・・・」 雲雀「そんな・・・」 燕「俺は今からお前を帝国の場所まで戻す・・・・すべてをお前に託すよ・・・」 雲雀「燕・・・こんな寂しい所で・・・一人でいいのか?」 燕「大丈夫だ・・・おれは、消えるから」 雲雀「なっ!!一体どうして!!」 燕「この場所から人をワープさせるのは禁じられている、その罪を犯した場合、俺は消える」 雲雀「そんなっ!!燕が消えるぐらいなら、俺はここにのこる!」 燕「ありがとう・・・でも、お前には、待ってる仲間がいる・・・」 燕「だから、行け」 雲雀「燕・・・」 燕「元気でな・・・また、会えることを願ってるぜ・・・」 雲雀「燕!!」 ヒュン!! 燕「・・・・有り難う・・・雲雀・・・・」 スゥ いきなり周りが光ると、燕の前に杖を持った者があらわれた ?「燕・・・貴方は、ここにいる者をワープさせましたね・・・」 燕「ああ・・・消すんだろ、消すんだったら早く消せ・・・」 ?「では・・・・さようなら・・・」 スッ 燕は消えた・・・ そして__ 雲雀「・・・・?ここは、城の前・・?今のは・・・夢?」 気がつくと雲雀は何かを握っていた・・・ 雲雀「・・・なんだこれ、紙?」 紙にはこう書いてあった 雲雀へ いままで有り難う・・・・ 俺は消える・・・だけど・・お前は、幸せにな・・ 仲間は、大切にしろよ・・・・ 燕 雲雀「・・・燕、さよなら・・・」 又一つ、つらい思いを乗り越え、雲雀は強くなった・・・ そのころ他のカービィたちは・・・