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三つの派閥が”筆箱入り”を目指すためにノートの上で不毛な戦いを繰り広げる! という文房具擬人化交流企画。「補助派」は中立。 文房具の種類は重複しても構わない。「大戦」ではあるが勝敗を決する予定はなし。 文房具というテーマを守るため、擬人化には以下の条件がある。(告知) 文房具として動くことができること 獣耳・獣人でないこと(既に投稿されたキャラクターには遡っては適用しない) 衣装の交換やコスプレは「衣服のデザインも擬人化の一部」であることに配慮 擬人化前提ではあるが「ぴくがく」の流れを汲み交流要素の強い企画。 共通の敵「黒板」と戦う企画内企画の投入などにより(意外にも?)しっかりと大戦している。 なお、まとめサイト「ぴくぶんwiki」の各種ガイドライン記事は ぴくぶんに留まらず企画を楽しむ上で非常に参考になるものである。 2009.6.15を以て一旦終了し、pixiv文房具大戦-二冊目として再始動した。 キャラクターを移行したい場合は旧キャラクターシートに「ぴくぶん【移動済】」タグを付けた上で新規にシートを描き投稿。 +見出し 公式使用タグ 派生タグ 関連タグ 関連企画 企画内企画わざぶん使用タグ 黒板部隊を一掃せよ!使用タグ 企画内企画内企画「【ぴくぶん】移動阻止」 企画内企画内企画「ぴくぶん【黒板戦最終作戦】」 企画主 霧野れいん 企画告知イラスト 【ぴくぶん】Pixiv文房具大戦【企画目録】 補足説明 【ぴくぶん】ガイドライン 企画用素材 【ぴくぶん】テンプレート(仮 参加者によるロゴ (1), (2) 企画サイト ぴくぶんwiki 開催期間 2009.1.17~6.15 代表タグ ぴくぶん 企画目録 参加者によるロゴ2種 公式使用タグ ぴくぶん - 必須タグ 派閥タグ ぴくぶん【記入派】 - 鉛筆・ペンなど ぴくぶん【消去派】 - 消しゴム・修正液など ぴくぶん【切断派】 - 鋏、カッターなど ぴくぶん【補助派】 - 定規など。中立 ぴくぶん【下敷】 - R-18交流可能な文具 下敷の世界 - R-18絵 ぴくぶん【登録文具】 - キャラクターシート用タグ ※他の企画と違い、本人でなく企画主側から付ける ぴくぶん【ライン】 - 派閥内の連絡役という設定を持つ企画主のキャラクター ぴくぶん【ライン経由】 - 企画内企画などの連絡用タグ(「ライン」のキャラクターを経由して伝わるという設定) ぴくぶん【移動済】 - 「pixiv文房具大戦-二冊目」へ移行したキャラクター 派生タグ ぴくぶん【交流絵】 関連タグ 擬人化 文房具 鋏/ハサミ/はさみ 消しゴム 羽ペン カッター (→タグ/生活・活動・人生) 関連企画 ぴくがく pixiv文房具大戦-二冊目 - 続編 参加作から 企画内企画 わざぶん 文房具が持つ「わざ」、特技を描く企画内企画。 主催者 やかんつかいのリュート 告知イラスト 【ぴくぶん】わざぶん【企画内企画】 開催期間 2009.2.8~無期限 代表タグ ぴくぶん【わざ】 使用タグ ぴくぶん【わざ】 - 必須 ぴくぶん【必殺わざ】 ぴくぶん【支援わざ】 ぴくぶん【攻撃わざ】 ぴくぶん【防御わざ】 ぴくぶん【コラボわざ】 ぴくぶん【あわせわざ】 - コラボわざを事前許可するタグ 黒板部隊を一掃せよ! 「ノートを侵略し全派閥の文具を壊すこと」を目論む「黒板部隊」を共闘して倒そうという公式企画内企画。 記入派・消去派・切断派の閲覧数が勝敗を左右するポイントになる。 補助派の閲覧数は算入されないが、補助派から他の派のイラストにイメージレスポンスすることでポイントを2倍にできる。 また企画内企画内イベントに参加したイラストもポイント2倍。 主催者 霧野れいん 告知イラスト 【ぴくぶん】黒板部隊を一掃せよ!【公式企画】 開催期間 2009.2.11~ノルマポイント達成による「チェックメイト」まで 代表タグ 黒板部隊を一掃せよ! 企画目録 使用タグ 黒板部隊を一掃せよ! ぴくぶん【対ツバサ隊】 - 記入派 ぴくぶん【対セン隊】 - 消去派 ぴくぶん【対ショウ隊】 - 切断派 ぴくぶん【文具補助】 - 補助派 企画内企画内企画「【ぴくぶん】移動阻止」 記入派・切断派および補助派が共闘してショウ隊からツバサ隊への援軍移動を阻止するイベント。 告知イラスト 【ぴくぶん】移動阻止【特別イベント】 結果発表 【ぴくぶん】結果報告【特別イベント】 開催期間 2009.2.22~24 代表タグ ぴくぶん【移動阻止】 企画内企画内企画「ぴくぶん【黒板戦最終作戦】」 消去派・切断派および補助派がセン隊とショウ隊に追撃するイベント。 告知イラスト 【ぴくぶん】黒板戦最終作戦(3/10追記)【特別イベント】 開催期間 2009.3.6~10(補助派は11日正午まで) 代表タグ ぴくぶん【黒板戦最終作戦】 「黒板部隊を一掃せよ!」参加作より コメント
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836 名前:( ^ω^)達が三国志大戦をするようです――予告[sage ] 投稿日:2007/07/09(月) 15 40 22 ID bo+bmaXK0 ――あなたは、いつもと変わらない日常が突然変わっていく様を見た事はありますか? (;^ω^)「ド、ドクオ……おまいが相手かお……」 ( A`)「…………」 いつも通りの平和な日常を過ごしていたブーン達に、謎の手紙が届けられる―― ( ゚∀゚)「荒巻さんよ、前に魏四を使ってみると良いと言ってくれたよな? それを言った事を後悔すんなよッ……!」 / , 3「…………」 その手紙が、皆を絶望を引きずり込む―― ヽ(`Д´)ノ「……何だそのデッキは!? お前らしくない!」 (´ ω●)「…………」 最も親しい友人との対決―― (メ▼▼)「……天頂の兄、か。相手にとって不足は無い」 (`●ω●´)「…………」 そして、旧ランカーと現ランカー対決―― この戦いの果てに何が見えるのか? そして、最後の驚きの結末が! 完成:未定 ※本編では、この予告編の台詞等が変更される場合があります。 Link 単発伝「予告編のNG集」
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型番 B-SBS 名称 巨大戦艦の上昇用ノズル 種別 超巨大戦艦 HP 130 索敵距離 6 燃料 100 スピード 0 チャージ 1ターン 回避性能 3% weapon 名称 弾数 威力 射程 命中率 用途 分類 備考 上昇ノズルの噴射 105 100% 攻撃 粒子兵器 特性・搭載 チャージ武器装備 解説: 巨大戦艦の重力制御用のノズル。この機構があるため、 大きな重力を持つ天体からも飛び立つことができる。 初出 R-TYPE
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「新スーパーロボット大戦」の攻略・その他記録集です。 ネタバレ等については自重しておりませんのでご注意ください。 (画像:新スーパーロボット大戦) <リンク集> 公式ページ:- Wikipedia:新スーパーロボット大戦 <作品概要> <◆基本情報> 関連ページ:スーパーロボット大戦 No No.9 発売日 (PS)1996年12月27日(ゲームアーカイブス)2011年7月6日 ハード PSゲームアーカイブス 定価 (PS)7,140円(ゲームアーカイブス)1,000円 開発 ウィンキーソフト 販売 バンプレスト 時系列前後 (No.8)魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL(No.9)★新スーパーロボット大戦(No.10)スーパーロボット大戦F(SS版)(No.53)第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇(※)第4次(ゲームアーカイブス)(※)★新(ゲームアーカイブス)(※)F(ゲームアーカイブス)(※)F完結編(ゲームアーカイブス)(※)α(ゲームアーカイブス)(※)α外伝(ゲームアーカイブス)(No.54)魔装機神OGⅡ REVELATION OF EVIL GOD <◆バンプレストオリジナル/味方サイド> SRXチームリュウセイ・ダテ(声:三木眞一郎) ライディース・F・ブランシュタイン(ライ)(声:置鮎龍太郎) アヤ・コバヤシ(声:冬馬由美)R-1:リュウセイ機 R-2、R-2パワード:ライ機 R-3、R-3パワード:アヤ機 SRX:合体形態 (古代ムー文明)ミュウ <◆バンプレストオリジナル/敵サイド> ゼ=バルマリィ帝国ジュデッカ・ゴッツォ(声:速水奨)ズフィルード<最終ボス機(宇宙編)>:ジュデッカ・ゴッツォ専用機 ヘルモーズ:艦隊旗艦 (汎用)フーレ (汎用)アマジャ、アマジャ改 (汎用)アルテミス、アルテミス改 (汎用)キョウ、キョウ改 (汎用)ゲルドラ、ゲルドラ改 (汎用)ザドッグ、ザドッグ改 (汎用)シース、シース改 (汎用)ジャム、ジャム改 (汎用)シュトゥル・クトゥール、シュトゥル・クトゥール改 (汎用)スカウト、スカウト改 (汎用)バディオ、バディオ改 (汎用)バトルクラッシャー、バトルクラッシャー改 (汎用)リコニトーレ、リコニトーレ改 ※本作では、デビルガンダム(「機動武闘伝Gガンダム」より)も最終ボスの役割を担う(地上編・隠し最終話)。 <◆参戦作品> 初出年代 作品名 1970-74年 1972年:マジンガーZ 1975-79年 1975年:勇者ライディーン 1976年:★大空魔竜ガイキング 1977年:★超電磁マシーン ボルテスV 1980-84年 1980年:BGCOLOR(yellow) ★無敵ロボ トライダーG7 1985-89年 1985年:超獣機神ダンクーガ 1985年:★蒼き流星SPTレイズナー 1988年:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 1990-94年 1993年:機動戦士Vガンダム 1994年:機動武闘伝Gガンダム 1995-99年 1995年:★新機動戦記ガンダムW 1996年:真ゲッターロボ(原作漫画版) (1996年/本作) - 超機大戦SRX ※年代参考:資料01:SF映像作品リスト ※初出年次順で掲載。★黄色セルは新規参戦。◎は機体のみ参戦。 ※「超獣機神ダンクーガ」については、OVA初出の各種要素を含む(リンク先参照) ※「蒼き流星SPTレイズナー」については、OVA初出の各種要素を含む(リンク先参照) <(参考)非リスト作品> ※上記リストにはないものの、実質的に参戦している作品 初出年 作品名 備考 1974年 劇場版マジンガーシリーズ 機体のみ登場(◎Z対デビルマン/トロスD7) <ゲーム情報> 【全話一覧】 新スーパーロボット大戦シナリオ一覧(まとめ中) <攻略記録・その他雑感> coming soon...
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新スーパーロボット大戦 メーカー バンプレスト 発売日 1996/12/27 対応機種 PS.PSN"GA" シミュレーションRPGスーパーロボット大戦シリーズの一つ 従来のシリーズとは違い、キャラの老親がSDではなくリアルな頭身で描かれている 新スーパーロボット大戦スペシャルディスク 1997/3/28 PS 好きなユニットを対戦させて戦闘シーンを見ることができる「フリーバトルモード」 オリジナルのステージがプレイできる「おまけマップ」や、「設定資料集」などを収録しているファンディスク さ行 ゲームアーカイブス プレイステーション PR 新スーパーロボット大戦必勝攻略法―シミュラマシリーズ (プレイステーション完璧攻略シリーズ (45))
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スーパーロボット大戦A スーパーロボット大戦A PORTABLE スーパーロボット大戦A 機種:GBA 作曲者:クインテット(十一谷明広・落合貴子) 開発元:エーアイ 発売元:バンプレスト 発売日:2001年9月21日 スーパーロボット大戦A PORTABLE 機種:PSP 作曲者(*1):湯村 渉、岡田さとる、若林 篤、松澤孝治、官永 津、寺杣 晶(*2) 開発元:トーセ 発売元:バンダイナムコゲームス(バンプレストレーベル) 発売日: 2008年6月19日 概要 スーパーロボット大戦A ゲームボーイアドバンスのスーパーロボット大戦シリーズの第1作目。 略称は『A』。 『機動戦艦ナデシコ』がシリーズに初めて参戦した事で話題を呼んだ。 またシナリオライターの森住惣一郎による作品同士の巧みなクロスオーバーが人気を博した。 この作品の敵勢力「シャドウミラー」関係の話は、後にOGシリーズや『無限のフロンティア』にも登場し、設定が補強されている。 ゲーム的には、信頼補正やサポート(援護攻撃・防御)などの要素が追加されている。 戦闘シーンのカットが出来ないのが最大の難点。 サウンドセレクトや戦闘曲設定も無く、後に『OGs』とリメイク作品で曲名が判明した。 (エーアイ任天堂携帯機シリーズ系 次作 スーパーロボット大戦R) スーパーロボット大戦A PORTABLE 上記作品のリメイク。 略称は『AP』。 ボイスが収録され、グラフィック、システムなどが改良されている。 また、難易度も底上げされている。 音楽面では、APが初出の新曲は無いものの、PSP音源にあったアレンジが加えられている。 オリジナルの主人公とタイトルの曲はOGs版が流用されている。 「CHAOS」はOGsよりアドバンス版の印象に近いアレンジになった。 版権曲では、アドバンス版と違う曲が使われている作品もある。 また、一部の版権曲は『MX』・『第3次α』・『第2次α』の音源が流用されている。(一部は音の聞こえ方が違う楽曲もあるが、これは容量の都合でBGMデータが高圧縮され音質が劣化しているためである) 「極めて近く、限りなく遠い世界に」に歌詞を付けた曲が、『AP』版のPVソングとして使われた。 収録曲(A PORTABLE) オリジナル曲 曲名 作・編曲者 補足 GBA(*3) 順位 DARK KNIGHT アクセルのテーマ ◆ ASH TO ASH ラミアのテーマ ◆ GBA116位 極めて近く、限りなく遠い世界に タイトル曲 ◆ 第4回590位オープニング212位第2回オープニング326位GBA32位2000年~2007年169位 Prelude to… ◆ 希望への航路 ◆ Iron Heart ◆ Encounter! ◆ 集う守護者 ◆ Game Over ◆ Daybreak ◆ Breakthough ◆ Touch-and-Go ◆ The two strong ◆ Faith ◆ CHAOS(Ver.A-Portable) シャドウミラー ◆ ラストバトル287位(GBA)GBA97位PSP83位 SUPER ROBOT SYMPHONY AN EVEN FIGHT 分の悪い賭け "諦めろ"と奴が嘆く ENIGMA 極めて近く、限りなく遠い世界に(Ver.OG) ロゴ 極めて近く、限りなく遠い世界に2008 ヴォーカル入り。歌:児玉国広APのPVで使われた。ゲーム未使用 版権曲 曲名 作・編曲者 版権作品 GBA 順位 哀・戦士 機動戦士ガンダム ◆ シャアが来る 機動戦士ガンダム ◆ 嵐の中で輝いて 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ◆ PSP145位 MEN OF DESTINY 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY ◆ 敵機襲来~モビルスーツ戦 機動戦士Ζガンダム アニメじゃない 機動戦士ガンダムΖΖ ◆ SegmentⅢ SALLY(出撃) 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 最強の証~キング・オブ・ハート 機動武闘伝Gガンダム 燃え上がれ闘志 機動武闘伝Gガンダム ◆ 明鏡止水 機動武闘伝Gガンダム ◆ LAST IMPRESSION 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz ◆ 夢色チェイサー 機甲戦記ドラグナー ◆ 行け!ザンボット3 無敵超人ザンボット3 ◆ カムヒア!ダイターン3 無敵鋼人ダイターン3 ◆ Zのテーマ マジンガーZ 勇者はマジンガー グレートマジンガー 宇宙の王者グレンダイザー UFOロボ グレンダイザー ゲッターロボ! ゲッターロボG ◆ コン・バトラーVのテーマ 超電磁ロボ コン・バトラーV ◆ ボルテスⅤの歌 超電磁マシーン ボルテスⅤ ◆ 立て!闘将ダイモス 闘将ダイモス ◆ YOU GET TO BURNING 機動戦艦ナデシコ ◆ GBAのみ使用版権曲 曲名 作・編曲者 版権作品 GBA 順位 水の星へ愛をこめて 機動戦士Ζガンダム ◆ メインタイトル 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ◆ FLYING IN THE SKY 機動武闘伝Gガンダム ◆ マジンガーZ マジンガーZ ◆ おれはグレートマジンガー グレートマジンガー ◆ とべ!グレンダイザー UFOロボ グレンダイザー ◆
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「スーパーロボット大戦EX」の攻略・その他記録集です。 ネタバレ等については自重しておりませんのでご注意ください。 (画像:スーパーロボット大戦EX(箱紛失…)) <リンク集> 公式ページ:- Wikipedia:スーパーロボット大戦EX <作品概要> <◆基本情報> No (SFC版)No.4 発売日 (SFC版)1994年3月25日(PS版)2000年1月6日(ゲームアーカイブス)2011年1月26日 ハード SFCPSゲームアーカイブス 定価 (SFC版)10,290円(PS版)2,205円(ゲームアーカイブス)1,000円 開発 ウィンキーソフト 販売 バンプレスト 時系列前後 (No.3)第3次スーパーロボット大戦(SFC版)(No.4)★スーパーロボット大戦EX(No.5)第4次スーパーロボット大戦(No.17)スーパーロボット大戦64(※)第2次スーパーロボット大戦(PS版)(※)第3次スーパーロボット大戦(PS版)(※)★スーパーロボット大戦EX(PS版)(No.18)スーパーロボット大戦COMPACT2(第1部 地上激動編)(No.52)スーパーロボット大戦L(※)第2次(ゲームアーカイブス)(※)第3次(ゲームアーカイブス)(※)★EX(ゲームアーカイブス)(No.53)第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇 旧シリーズ (1-1)第2次スーパーロボット大戦(1-2)第2次スーパーロボット大戦G(2)第3次スーパーロボット大戦(3)★スーパーロボット大戦EX(4-1)第4次スーパーロボット大戦(4-2)第4次スーパーロボット大戦S(4-3・1)スーパーロボット大戦F(4-3・2)スーパーロボット大戦F完結編(関連)魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL(関連)スーパーロボット大戦コンプリートボックス(関連)全スーパーロボット大戦 電視大百科 <◆バンプレストオリジナル> ※全て「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」シリーズと同一の世界観に基づくが、一部同シリーズには登場していないものもある。 ※本作の時点ではキャラクターのミドルネームは表示されないが、便宜上記載。 主人公(章別に3人)マサキ・アンドー(声:緑川光(PS版))/シロ、クロ:主人公1。 リューネ・ゾルダーク(声:日高奈留美(PS版)):主人公2。 シュウ・シラカワ(声:子安武人(PS版))/チカ:主人公3。魔装機神サイバスター:マサキ機 ヴァルシオーネ:リューネ機 グランゾン、ネオ・グランゾン:シュウ機 神聖ラングラン王国(フェイル派)テュッティ・ノールバック(声:井上喜久子(PS版))/フレキ、ゲリ ミオ・サスガ(声:かないみか(PS版)) プレシア・ゼノサキス(声:こおろぎさとみ(PS版)) セニア・グラニア・ビルセイア(声:皆口裕子(PS版)) フェイルロード・グラン・ビルセイア(声:置鮎龍太郎(PS版)) ケビン・オールト(声:矢田耕司(PS版)) トールス・ゼテキネス(声:堀内賢雄(PS版)) イブン・ゼオラ・クラスール ラシル・ザン・ノボス魔装機神ガッデス:テュッティ 魔装機神ザムジード:ロドニー→ミオ ディアブロ:ミオ→プレシア ノルス:セニア、モニカ (汎用)ブローウェル (汎用)ガディフォール (汎用)ヴァルシオン (汎用)ヴァルシオン改 ブローウェルカスタム:オールト デュラクシール<最終ボス機(1)> 神聖ラングラン王国(カークス派)ホワン・ヤンロン(声:井上和彦(PS版))/ランシャオ ゲンナジー・I・コズイレフ(声:石塚運昇(PS版)) カークス・ザン・ヴァルハレビア(声:玄田哲章(PS版)) ザシュフォード・ザン・ヴァルハレビア(声:坂口大助(PS版)) ラテル・アクロス(声:森功至(PS版)) ミラ・ライオネス(声:藩恵子(PS版)) レスリー・ラシッド(声:西尾徳(PS版)) ゴドル・ノーランド(声:鈴木清信(PS版))魔装機神グランヴェール:ヤンロン ジャオーム:ゲンナジー 超魔装機エウリード<最終ボス機(2)> (汎用:フェイル派・シュテドニアス連合の混成) シュテドニアス連合ロドニー・ジェスハ(声:速水奨(PS版)) エリス・ラディウス(声:富沢美智恵(PS版)) カンツォート・ジョグ(声:目黒祐一(PS版)) リシェル・グレノール(声:塩沢兼人(PS版)) ナセル・ザンボス(声:塩谷浩三(PS版)) ザレス・クワイアー(声:飯塚昭三(PS版)) リッジ・グラスノフ(声:鈴木誠一(PS版)) ディック・シャイエール(声:野島健児(PS版)) レオ・ギボン(汎用)バフォーム (汎用)ゴリアテ (汎用)ギルドーラ (汎用)ギルドーラII (汎用)ナグロッド (汎用)レンファ (汎用)移動要塞 (汎用)移動要塞改 シュウ一派(ヴォルクルス教団)サフィーネ・ヴォルクルス(声:深見梨加(PS版)) モニカ・グラニア・ビルセイア(声:皆口裕子(PS版)) ルオゾール・ゾラン・ロイエル(声:青野武(PS版)) アハマド・ハムディ(声:玄田哲章(PS版)) テリウス・グラン・ビルセイア(声:石田彰(PS版))ウィーゾル:サフィーネ ナグツァート:ルオゾール ソルガディ:アハマド (汎用)デモンゴーレム (汎用)デモンゴーレム青 (汎用)ヴォルクルス地上型 (汎用)ヴォルクルス空中型 ヴォルクルス本体<最終ボス機(3)> その他ゴルド・バゴルド(声:秋元羊介(PS版)) ガテゼルク(声:茶風林(PS版))(汎用)ルジャノール改 (汎用)グラフ・ドローン (汎用)グラフ・ドローン改 (汎用)機装兵 <参戦作品> 初出年代 作品名 1970-74年 1972年:マジンガーZ 1974年:グレートマジンガー 1974年:ゲッターロボ 1975-79年 1975年:UFOロボ グレンダイザー 1975年:ゲッターロボG 1979年:機動戦士ガンダム 1980-84年 1981年:★戦国魔神ゴーショーグン 1983年:★聖戦士ダンバイン 1985-89年 1985年:機動戦士Ζガンダム 1986年:機動戦士ガンダムΖΖ 1988年:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 1989年:機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 1990-94年 1991年:機動戦士ガンダムF91 1991年:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY (1994年/本作) - 魔装機神サイバスター ※年代参考:資料01:SF映像作品リスト ※初出年次順で掲載。★黄色セルは新規参戦。◎は機体のみ参戦。 <(参考)非リスト作品> ※上記リストにはないものの、実質的に参戦している作品 初出年 作品名 備考 1974年 劇場版マジンガーシリーズ 機体のみ登場(◎Z対デビルマン/トロスD7他)(◎Z対暗黒大将軍/ジャラガ他)(◎グレートvsゲッター/ギルギルガン他) <ゲーム情報> 【全話一覧】 スーパーロボット大戦EXシナリオ一覧(まとめ中) <攻略記録・その他雑感> coming soon...
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変身超人大戦・危機 ◆LuuKRM2PEg 「なのはさん……なのはさん……なのはさん……なのはさん……!?」 「私の名前を、知ってるんですか……?」 「なのはさん……なのはさん……なのはさん……なのはさん……なのはさん……なのはさん……なのはさん……!?」 なのはは問いかけるが少女は答えず、まるで壊れたテープレコーダーのように名前を呟きながら、よろよろと後退した。 「なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん……」 「君、しっかりする……ッ!」 「あたしは、あたしは、あたしは、あたしは、知ってる、知らない、知ってる、知らない、思い出せない、誰、なのはさんって、誰、わからない、なのはさん、あこがれてる、なのはさん、目標、どうして、どうして、どうして、どうして、わからない、わからない、わからない、教えて、教えて、教えて、教えて……」 ふらつく少女を再び支えようとした猛の言葉は続かない。 少女は両手で頭を抱えながら俯いて、壊れたように言葉を発した。常軌を逸したその行為に意味や理性など感じられず、狂っているようにも、何かに迷っているようにも見える。 少なくとも、ただごとではないのはなのはも理解できた。何故彼女が自分の名前を知っているのかは気になるが、今はどうでもいい。 そう思った頃には、いつの間にか少女の口は止まっていた。どうなっているのかはわからないが、これはまたとないチャンス。 なのははもう一度声をかけようとした。 「……そっか、そういうことですか」 その呟きと共に、彼女は勢いよく顔を上げる。 少女が今作っている表情は、これまでとは一線を画しているように笑っていた。それも穏やかさや優しさは全く含まれておらず、薄気味悪さしかなのはは感じなかった。 「みぃんな、食べちゃえばいいんですね……楽しい、ご飯の時間だ」 そう言ってゆっくりと立ち上がった少女の背中から大量の蔦が、音の速度で飛び出してくる。それは少女の全身にほんの一瞬で絡みついて、自分の意志を持っているかのように蠢いた。 一体何が起こっているのか? そう思った頃には、がしりと腕を強く掴まれる。びくりと身体を大きく振るわせながら振り向くと、流ノ介が鬼気迫る表情を浮かべているのが見えた。 「ホテルの外に走るぞ、急げ!」 答える暇もなく、腕を引っ張られながら走るのを余儀なくされた。 なのはが足を無理矢理動かしている中、他の四人もホテルに向かって走る音が聞こえる。だからなのはも、反射的に走る勢いを上げた。 置き去りにされた少女がいる場所から、何やら耳障りな音が聞こえてくる。肉や骨が磨り潰されてるような、鼓膜に捉えただけで吐き気を促すような音が。 だからなのはは走る。振り向くことも止まることもしないで、流ノ介の腕を必死に掴みながら走る。 ここで止まったりしたら、どうなるか。それはまだ短い人生しか送っていない彼女でも、容易に想像できる。 手を引っ張ってくれた流ノ介に感謝する暇もなく、なのははホテルの外に出た。 ◆ 栗毛でツインテールが作られた少女を見て、スバル・ナカジマの感情は大いに高ぶっていた。 あの小さな少女と目を合わせた瞬間、忘れていたはずの何かが胸の奥より湧き上がってきている。けれど、その正体がまだ掴めない。 高町なのは。 あの少女の名前は、高町なのはであると本能が告げていた。何故、そう言い切れるのかはスバル自身わからない。 そして、胸の高鳴りや後ろめたさの正体も理解できなかった。 ――正体が知られたからには、誰も逃がすな。 「うん、わかってるよ……全てはノーザ様のためだから。ねえ、マッハキャリバー?」 『その通りですとも、相棒。我が存在意義は、ノーザ様の理想郷を作ることですから』 しかしその疑問は、ソレワターセの声によって塗り潰される。 ソレワターセの力で二回目の変身を行っている中、スバルは狂気に満ちた笑みを浮かべていた。蠢く蔦が人工骨格の形を変え、細胞と臓器が熱くなっていくのを感じるが彼女は気にしていない。 全身が変わっていき、凄まじい熱が蛇のように走る。それは生きながらにして火炙りにされているに等しく、いつものスバルなら絶叫していた。だが今のスバルにとって、むしろ快楽にすらなっている。 ――お前の底に潜む悪魔の心を爆発させろ。そうすればお前はもっと強くなれるぞ、タイプゼロ・セカンド。 「我が名はタイプゼロ・セカンド……ノーザ様のためだけに動く殺戮マシーン」 地獄の底から響く程に低いソレワターセの声に頷いた頃には、既にシャンプーからスバルへと戻っていた。 その瞳に輝く金色は、より強い禍々しさを放っている。 「全てはノーザ様のために……ノーザ様の邪魔者は、みんないなくなってしまえばいいんだ」 それはソレワターセによって己を奪われてから、スバルに初めて芽生えた意思だった。 気付くことはないが、言葉に込められた殺意はスバルだけのものではない。その身に取り込んだシャンプーやゴオマが抱いていた殺意も、ソレワターセによって与えられていた。 「全ては……ノーザ様のためにっ!」 身体に絡まっていた蔦が背中に戻り、そのおぞましい姿を周囲に晒しながら彼女は獲物達の方へ振り向く。その中の数人は姿が変わっていて、ホテルから逃げ出してからすぐに変身をしたのだろうが関係ない。 どうせ、誰一人として残らず餌になるのだから。 ◆ (あれってまさか……!?) ホテルに現れた少女から飛び出した蔦には、明堂院いつきにとって見覚えがあった。 前にブラックホールが復活させたトイマジンとサラマンダー男爵によって、イエロープリキュア達がおもちゃの国に飛ばされたことがあった。その時に、ゲームと称してデザトリアンを始めとしたたくさんの怪物と戦わされたが、みんなで力を合わせて脱出に成功している。 あの少女の全身を包んだ蔦は、おもちゃの国のすごろくにいたソレワターセという怪物ととてもよく似ていた。 ただならぬ気配を察したのか本郷猛と池波流ノ介は、既に変身を果たしている。 猛の全身はバッタを模した黄緑色の仮面と装甲に覆われ、二つの瞳が赤い光を放つ。仮面ライダー一号の首に巻かれた赤いマフラーが、夜風に棚引いた。 胴衣のような模様が刻まれている青い鎧に包まれた流ノ介はその腰から、一本の刀を取り出す。漢字の「水」が模様となったマスクから放たれるシンケンブルーの視線は、その手に握るシンケンマルに負けないくらいに鋭かった。 いつきも懐からシャイニーパフュームを取り出し、窪みにプリキュアの種を入れる。いつも着慣れている私立明堂学園は一瞬で金色に光り輝くワンピースに変わり、ショートヘアーが腰にまで届くほどに長くなった。 「プリキュア! オープン・マイ・ハート!」 その魔法の言葉に答えるように、シャイニーパフュームが眩い輝きを放つ。 いつきはパフュームの中身を全身に吹きつけると、ワンピースが形を変えた。両腕と腹部を露出させた白い上着の胸元に金色のリボンが飾られていて、ヒマワリのようなミニスカートが風に揺れる。 長くなった髪は金色に輝きながら花形の髪飾りによってツインテールとなって、両耳にイヤリングが付けられる。最後に彼女はシャイニーパフュームを腰に添えたことで、ココロパフュームキャリーに包まれた。 身体の奥底から力が溢れ出てくるのを感じて、変身を終えた明堂院いつきは高らかに名乗る。 「陽の光浴びる一輪の花! キュアサンシャイン!」 キュアサンシャインは名前の通りに周囲を照らす輝きを放ちながら、太陽のように堂々と立った。 彼女はホテルから聞こえてくる足音を耳にして、半身の構えを取る。目前から発せられる威圧感が、とても禍々しく感じられたため。 ホテルの扉を潜って現れたのは、チャイナ服を着た少女ではなかった。青いロングヘアーはショートカットになっていて、顔立ちはさっきより少しだけ若い。しかし両目から放たれる金色の輝きが、不気味な雰囲気を感じさせた。 服装もいつの間にかチャイナ服から露出の多い服へと替わっている。胸元を覆う黒いへそ出しシャツにデニム生地の短パン。頭部に巻かれたハチマキと、長袖ジャケットにマントのように棚引く腰布は、どれも白い。 両手には鋼の手甲が装備されていて、両足のローラーブーツに組み込まれたエンジンが唸りをあげていた。 その肌は人間とは思えないほど青白くなっていて、全身の至る所から植物の蔦が生えている。変色した瞳がそれらと相まったことにより、怪物というイメージをその身で体現しているようだった。 「やっぱり……ソレワターセ!」 「ソレワターセ?」 キュアサンシャインの言葉に振り向いたシンケンブルーが疑問の声を漏らす。 「君は、何か知っているのか!?」 「はい! ピーチ達が戦ってたラビリンスって奴らが生み出した敵の一種で、あれを当てられたらどんな物でも一瞬で怪物にされてしまうんです!」 「何だと! だとしたら、彼女を操っているのはノーザという奴の仕業か!?」 「きっとそうです! 多分、今も近くにいるかも……!」 「そうか……!」 シンケンブルーが刀を強く握り締める音がキュアサンシャインの耳に届いた。水のマスクによって見えないが、その表情は激流のように穏やかでないことはわかる。 「スバルさん……!」 そして、背後に立つアインハルト・ストラトスの震える声を聞いて、キュアサンシャインは振り向いた。 鹿目まどかと高町なのはの間に立つアインハルトの顔は、まるでおぞましい物を見るかのように青ざめている。 「アインハルトさん、スバルさんってまさか……!」 「そうですなのはさん……あの人がスバルさんです!」 なのはに答えるアインハルトは徐々に悲痛な面持ちとなってきて、今にも泣き出しそうだった。 キュアサンシャインはもう一度前を向く。アインハルトの話が本当ならば、スバル・ナカジマはソレワターセによって操られていることになる。 「あの人、姿がさっきと違う……!?」 「恐らくスバルを操っているノーザという奴が、何かを彼女に施したのかもしれない……結果、あんな姿になったのだろう」 「そんな! そんなの、あんまりだよ……!」 一号とまどかの憤慨はキュアサンシャインにも理解できた。本当は優しいはずのスバルを無理矢理戦わせる上に、怪物のような姿にさせるのは許せるわけがない。 そのまま一号は、まどかやアインハルトより少し前に立っているなのはに振り向いた。 「なのはちゃん、ここは危険だからまどかちゃんやアインハルトちゃんと一緒に離れるんだ!」 「いいえ、私も戦います! ここでスバルさんを元に戻さないといけませんから……レイジングハート!」 『Yes!』 「セット・アップ!」 『Stand By Ready!』 なのはの手に握られているレイジングハートから桃色の光が放たれ、薄闇を照らす。輝きは一瞬で収まるが、そこに立つなのはの衣服は既に変わっていた。 胸に大きな赤いリボンが付けられた白いドレスのような服を纏っていて、その手にはなのはの身長に届くような長い杖が握られている。 「へ、変身……!」 「武装形態!」 『Cyclone』 高町なのはがバリアジャケットを着て魔導師になった頃には、まどかとアインハルトも変身していた。 支給されていたサイクロンメモリを額に刺したことで、鹿目まどかの身体はサイクロン・ドーパントへと変わっている。右目だけがオレンジ色に輝き、左上半身は風のような装甲が備わっていた。 アインハルト・ストラトスも力強い言葉を告げたことで、十歳以上成長したように背が伸びている。大人のようになったその身体には、黄緑色のコスチュームが包んでいた。 「な、な、な……なのは、なのは、なのは、なのは……なのは、さん?」 三人が変身した後、スバルは変装していた時のように表情を歪ませる。敵意しか感じられなかった金色の瞳に、迷いが生まれているように見えた。 「な、なのは……なの、はさん……あたしは……あたしは、あたしは……!」 「スバルさん、どうしたんですか!?」 「あたしは、あたしは、あたしは、あたしは、あたしは、あたしは……なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん……!」 「落ち着いてください、スバルさん!」 「なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん……あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」 なのはは呼びかけるが、スバルはそれに答えず未だに混乱している。 よく見ると、二人のバリアジャケットは形と色がとても似ていた。スバルは未来に生きるなのはの弟子になったから、あえて似せているかもしれない。 今のなのははまだ小さいが、それでもスバルを呼び続けたら元に戻れるかもしれなかった。僅かでも新しい可能性によってキュアサンシャインの中に希望が芽生えるが、安心することはできない。 金色の双眸は迷いで揺れ動いてるように見えるが、それでも凄まじい殺気が収まっていなかった。その視線を直接受けていないキュアサンシャインも、冷や汗を流すくらいに戦慄している。 真っ向から見られているなのははもっと辛いはずなのに、それでもスバルを呼びかけていた。 「あ、あ、あ、あ、あ……あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 しかしなのはの純粋な思いに対する答えは、激情に満ちたスバルの叫びだけだった。彼女の声色は植物を震撼させる程に凄まじく、キュアサンシャインの肌に容赦なく突き刺さる。 突風のような咆吼で葉っぱが舞い狂う中、続くようにスバルの全身からどす黒いオーラが放たれた。続けざまに迫る衝撃を前に、キュアサンシャインは何とか吹き飛ばされないように踏ん張った瞬間に見た。 スバルが猛獣のような雄叫びを発しながら地面を蹴って、勢いよくなのはに迫るのを。 「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「まずいっ!」 反射的に飛んだキュアサンシャインはなのはの前に立ち、両腕を真っ直ぐに向ける。 怒濤の勢いでスバルが接近する影響によって地面が抉れる音を耳にしながら、腕に力を込めた。 「があああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「サンフラワー・イージスッ!」 金色に輝くヒマワリ型の巨大なバリアが現れ、スバルの拳を阻むように現れる。激突の衝撃によって轟音が響き渡り、両手に痺れが走ってキュアサンシャインは顔を顰めた。 続けざまに連続で拳が叩き込まれるが怯まない。パンチ一発だけでも、普通のデザトリアンを軽く上回っているかもしれないが、ここで諦めたらなのはが危なかった。 「いつきさん!?」 「私のことはいいから、後ろから離れて!」 「……はい!」 荒れ狂ったようなスバルの叫びを余所に、キュアサンシャインは後ろにいるなのは達に呼びかける。そのおかげか、彼女達は離れてくれた。 高く跳び上がったなのはを追うように、スバルはパンチを止めて上空を見上げる。それが彼女にとって致命的な隙となり、一号とシンケンブルーが飛びかかった。 「ライダーパアアアアアアァァァァァンチッ!」 「はあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 一号は左から拳を叩き込もうと、シンケンブルーはシンケンマルを構えて右から迫る。しかしスバルはどちらかに振り向くことはせず、両手で彼らの攻撃を受け止めた。 このままでは二人は投げ飛ばされるかもしれないが、その前にキュアサンシャインはバリアを消して、両手に力を込める。すると掌より眩い輝きが発せられ、目の前の三人を照らした。 「サンシャイン・フラアアアアアァァァァァッシュ!」 キュアサンシャインが裂帛の叫びと共に放った光線はスバルだけを飲み込んで吹き飛ばし、一号とシンケンブルーを開放する。そのまま一直線に進んだ光の影響で闇は照らされていき、辺りに日光の暖かさを残した。 世界に生きる多くの人々にとって希望をもたらし、全てのプリキュアの力となる眩い光は広がるが、キュアサンシャインは全く安心できない。 数メートル先の距離まで吹き飛ぶ際に、スバルの身体を支配していたソレワターセにもダメージがあると思っていた。一号とシンケンブルーのおかげで、防御や回避の暇もなかったのだから。 しかし、スバルは何事もなかったかのように上体を起こして、そのまま立ちあがっていく。彼女の全身から生えたソレワターセの根っこだって、一本も減っていない。 ソレワターセはとても強いし、他のプリキュアと力を合わせなければ倒せないのは知っていたが、それでもまともにダメージを与えられないのは辛かった。 「まぶしい……なのはさんも、まぶしい、まぶしい、まぶしい、なのはさん、なのはさん、まぶしい、まぶしい、まぶしい、まぶしい!」 そして光線を浴びたスバルは苦しそうに両手で顔を覆っているのを見て、キュアサンシャインは目を背けたくなるような衝動に駆られる。しかし彼女はスバルの姿を真っ直ぐに見つめていた。 ここで少しでも躊躇ったりしたらスバルを二度と助けられなくなるかもしれないし、何よりもなのはやアインハルトが悲しんでしまう。今は心を鬼にしてでも、ソレワターセに捕まった彼女を助けないといけない。 「スバルさん、お願いだから私の話を聞いてください!」 「なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさんが、なのはさんが、なのはさんが……」 「スバルさんっ!」 「待つんだ、なのはちゃん!」 いつの間にか地面に下りていたなのははスバルを必死に呼び続けている。彼女はそのまま前に出ようとしたが、一号によって制止された。 「さっきの戦いでもそうだが、今のスバルは呼びかけて止まるような相手じゃない! 下手にそんなことをしても、君が殺されるだけだ!」 「でも、スバルさんは私の名前を呼んでました! だから、このまま呼び続ければスバルさんもきっと……!」 「君一人で、無理をしようとするな!」 仮面から放たれる無機質な雰囲気とは対照的で、力強い励ましの言葉が辺りに響く。 そのまま一号はキュアサンシャインの方に振り向いた。 「サンシャイン、君が出したあの光があればスバルを元に戻せるのか?」 「一発じゃ無理ですけど、何発か打ち込めばあの人の中にいるソレワターセが消える可能性はあります!」 「そうか、わかった! なら君は彼女を元に戻すためにそれを続けてくれ! ただし、無理はするんじゃないぞ!」 「はい!」 耳にするだけで心の底から力が溢れ出てくるのを感じて、キュアサンシャインは一号に頷く。 「みんな、ここでスバルを何としてでも助けるぞ! まどかちゃん、それになのはちゃんやアインハルトちゃんはできるだけ後ろに下がりながらスバルを呼び続けるんだ! ただし、危険になったら逃げてくれ!」 「「「わかりました!」」」 「シンケンブルー! 俺と一緒にできるだけスバルの動きを止めて欲しいが、頼めるか?」 「お安い御用だ!」 「そうか! だが傷口が開いたら、すぐにでも退くんだ……いいな!」 「かたじけない!」 「よし……行くぞ!」 まるで頼れるリーダーのような印象が一号の声から放たれていて、この島のどこかにいるはずのキュアムーンライトを思い出させた。 始まりの会場で加頭順に対して宣戦布告をした時からそうだったが、やはり本郷猛は信頼できるとキュアサンシャインは思う。 「なのはさんはまぶしい、まぶしい、まぶしい、まぶしい、まぶしい、まぶしい、まぶしい」 しかしそんな希望を一瞬で台無しにするかのようなスバルの呟きが、ここから少し離れた場所より発せられていた。ようやくスバルが両手を顔から離した頃には、一号とシンケンブルーが飛びかかり、続くようにキュアサンシャインも地面を蹴って走り出す。 呪いのような言葉と共に、スバルは一号を叩き潰そうと勢いよく振るった拳は避けられた。続くように回し蹴りも繰り出すが、一号は背後に飛んだので掠りもしない。 「ハァッ!」 そこからシンケンブルーは斬りかかるが、スバルの背中から飛び出したソレワターセの触手が盾のようになって刃を防ぐ。シンケンブルーはそれに構わず刀を振るうも、その度に耳障りな金属音が響くだけ。 植物にしか見えないそれは、シンケンマルの硬度を大きく超えていた。 一方でスバルはシンケンブルーに目もくれず、一号の攻撃を捌き続けている。前方から放たれる一号の拳を避けながら、視界の外から迫るシンケンブルーの斬撃を防いでいて防御に死角がなかった。 「くそっ!」 シンケンブルーは業を煮やしたのか、舌打ちをしながら一旦背後に飛ぶ。 彼と交代するようにキュアサンシャインは前に出ると、スバルが振り向きながらパンチを放ってきた。容赦のない拳に対してキュアサンシャインは少しだけ体勢を低くして避けて、反撃の掌底をスバルの腹部に打ち込む。 激突によって鈍い音が響くも、スバルはほんの少し後退するだけ。まともなダメージになってないだろうが、それなら攻撃を続けるしかなかった。 獣のような唸り声と共にスバルは右足で蹴りを繰り出すが、キュアサンシャインは左腕を掲げてそれを防ぐ。その衝撃はデザトリアンに直接殴られたかのように重かったが、両足に力を込めて吹き飛ばされないように踏ん張った。 腕に鈍い痛みが走って思わず表情を歪めるが何とか堪え、受け止めた足を弾いてスバルを蹌踉めかせる。キュアサンシャインはその隙を逃さずに拳を叩き込もうとするが、スバルはすぐに体勢を立て直して後方に飛んだ。 二人の間に数歩分の距離が開いて、その両端に立つキュアサンシャインとスバルの視線が激突する。 「まぶしい、ひかり、まぶしい、たいよう、まぶしい、なのはさん、まぶしい、さんしゃいん、まぶしい、まぶしい、まぶしい……」 両目に宿る金色の輝きからは、ダークプリキュアとはまた違う意味の強いおぞましさが感じられた。ソレワターセのせいで理性をほとんど無くしてしまったせいか、世界を砂漠にさせたデザートデビルのように見える。 そしてもう一つ。深い悲しみがスバルの瞳から感じられて、いつ泣き出してもおかしくなかった。本当はスバルだって戦いなんかやりたくないだろうし、人を傷つけるのは辛いかもしれない。 そんな姿を大切な人に見られるのはどれだけ苦しいのか……考えただけでも、キュアサンシャインの胸は痛む。 だから、これ以上スバルを悲しませたくなかった。 「まぶしい、まぶしい、まぶしい、まぶしい、まぶしい、まぶしいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 まるで助けを求めているようにも聞こえる声とは反対に、スバルは疾走してくる。 花火が鳴り響くような轟音と共に地面が砕け散って、ジェット機に匹敵する程の速度で迫りながら拳を掲げていた。 突進してくるスバルを前にキュアサンシャインは素早く構える。その時だった。 「危ないっ!」 ややくぐもったサイクロン・ドーパントの叫びが聞こえた瞬間、凄まじい突風が視界の外より吹いてくる。その流れにスバルは巻き込まれた事で動きを阻害されたのか、足を止めた。 サイクロン・ドーパントの方に振り向いたスバルは凄まじい風を受けても進もうとするが、重りを付けたかのように鈍くなっている。 台風が吹き荒れるような轟音が鼓膜を刺激する中、サイクロン・ドーパントがキュアサンシャインの元に駆け寄ってきた。 「いつきさん、大丈夫ですか!?」 「ありがとう! サイクロン……で、いいのかな?」 「はい! 今の私は、本郷さんと同じ仮面ライダーですから!」 ガイアメモリの力で異形に変わったまどかは嬉しそうな声で答える。 しかしキュアサンシャインは素直に喜べない。ガイアメモリはあの順が怪物になるために使っていた物だから、どう考えても怪しかった。 でも今はそれに触れている時ではない。まどかがガイアメモリを使ったおかげで助かったのは事実だから、その優しさと勇気に感謝しなければならなかった。 「そっか……でも、無理はしないで!」 「わかってます!」 そう言葉を交わして、キュアサンシャインとサイクロン・ドーパントは前を向く。 振り向いた先では、突風の圧力から解放されたスバルの攻撃を一号とシンケンブルーが捌きながら反撃して、時折なのはとアインハルトがソレワターセの触手を弾いている光景が見えた。 しかし数では勝っているものの、有利な戦いとは呼べずにようやく互角にまで届く程度だった。ソレワターセが強すぎるのもあるが、それ以上に四人とも本気で戦えていない。 ここで下手に本気を出してしまっては操られているスバルに怪我を負わせてしまうため、四人とも力を出せなくて不利な戦いになっている。 そんな中でもスバルは一瞬だけキュアサンシャインの方に振り向いて、背中からソレワターセの触手を勢いよく出してきた。 「危ないっ!」 サイクロン・ドーパントの前に素早く回って、両手を前に突き足して金色のバリアを張る。空気を裂きながら迫る数本の触手は、キュアサンシャインのサンフラワー・イージスと一瞬で衝突した。 しかし触手を使った攻撃はそれで止まらず、鞭のようにしなりながらバリアを叩いてくる。その威力は今までの攻撃よりも強いように思えた。 しかもこちらに攻撃している一方で、スバルは残りの四人を相手に応戦している。攻撃はほとんど通さず、そこから力強い反撃をしていた。 「このままじゃ……みんなが!」 そんな彼らが心配なのか、サイクロン・ドーパントはバリアの外に出て行ってしまい、飛び交う触手を突風で吹き飛ばしながらスバルの元に走る。 「待って、いきなり前に出ちゃ駄目!」 キュアサンシャインは呼び止めるがサイクロン・ドーパントは止まらず、ソレワターセの攻撃を風で防いでいるが、時折先端が皮膚を掠っていた。それでも、お構いなしに彼女は進んでいる。 しかしそんなことをさせても危なくなるだけだから、サイクロン・ドーパントを守るためにもキュアサンシャインはバリアを消して走り出した。 ◆ 「ほう、六人が相手でも互角以上に渡り合いますか……何とも、有能ですなぁ」 「恐らく、さっき取り込んだコウモリ男の影響もあるわね。あれも栄養になっているでしょうから」 「だとすると、奴はいい獲物だったということになりますな」 冷たい風の流れる木々の間から、ソレワターセの力によってノーザの操り人形となったスバル・ナカジマの戦いを眺める筋殻アクマロは、素直にそう口を零す。 シャンプーに化けたスバルがホテルに突入して六人を騙そうとしたが、中にいた二人の小娘が原因で失敗に終わった。その原因である高町なのはという少女を前にして、スバルは異様なまでに混乱しているが、それでも戦いは有利に見える。 「それにしても、あのシンケンブルーがここにいるとは実に都合がいい。このまま、潰してほしいものですな」 「ええ……あなたの悲願を達成するためにもね」 ふと、アクマロはノーザの方に振り向いた。 スバルが本郷猛達を騙す計画が狂っただけでなく、キュアサンシャインという未知のプリキュアが現れた。それにも関らずしてノーザは涼しい笑みを浮かべている。 無論、慌てふためかれるよりは信用できるがそれにしても落ち着きすぎていた。むしろ、都合のいいように計画が進んでいるようにも見える。 「ノーザさん、あなたは悔しくないのですかな? せっかくの計画を、あのような小娘どもに潰されたのですから」 「騙せなかったのは確かに残念だけど、それ以上に面白い物があるわ……あの高町なのはとかいう小娘よ」 「ほう?」 笑みを浮かべているノーザが見ている戦いの場に、アクマロは再び視線を移した。 そこでは白いバリアジャケットを着ているなのはがスバルの攻撃を防ぎながら、必死に止まるように呼びかけているのが見える。しかしソレワターセの力によって、スバルが止まることはない。 マッハキャリバーが言うにはなのはとスバルは何らかの繋がりがあるらしいが別にどうでもいい。 アクマロは一刻も早くスバルがなのはを殺して、そこから極上の絶望が生まれるのを期待していた。 「もしや、スバルがあのなのはとやらを殺すのをノーザさんも願っておりますかな?」 「そうだけど……ただ倒すだけじゃ面白くないでしょ? ただ倒すだけじゃ」 「ただ倒すだけでは……?」 そう語るノーザの顔と言葉にアクマロは疑問を抱く。 彼女の笑顔からは、人々の嘆きを糧とする外道衆のように確かな邪念が感じられた。まるで、それを見るだけで弱き人間を震え上がらせることができる程に。 十中八九、何かを企んでいるのは確実だった。 「ノーザさん、あなたは何をなさるおつもりですか?」 「今はまだ内緒よ。アクマロ君だって、楽しみは後にとっておきたいでしょう?」 「なるほど」 そう言うからには大層素晴らしい計画なのだろうと思い、アクマロは追求をやめる。ここで無理に聞き出したところで、知った時の喜びが減るだけ。今はノーザの計画とやらが成就するのを、待てばいい。 微かな期待を胸に抱いた頃、ノーザは前方に足を進めていた。 「おや、どうなされたのですかなノーザさん?」 アクマロは疑問をぶつけるが、ノーザから返ってきたのは「スイッチオーバー」という単語のみ。 その言葉が一体何を意味するのか。アクマロが考える間もなく、ノーザの姿が一瞬で変わっていく。腰にまで届く髪は黒から紫に染まって、ドレスも派手で不気味な色に変貌した。 ノーザは戦うために変身したのだと、アクマロは知る。一見するとただの人間にしか見えないが、その身体から放たれる威圧感がただ者ではないと語っていた。 「これから、極上の絶望と悲鳴を集めるわ」 「極上の絶望と悲鳴……ですか?」 「ええ、それにこのまま戦いを長引かせたら誰か一人でも逃げられてしまう可能性があるわ。そうなる前に私も行かないとね……」 背中を向けられているので表情は見えないが、妙に上機嫌な声だったので笑っていることが容易に想像できた。 知略に長けると思われるノーザがわざわざ戦場に出向くとは、余程の策があるのだろう。それもあの場を更に掻き乱すだけではなく、外道衆の糧ともなる負の感情を一瞬で溜められる程の。 それにいくらスバルとはいえ、人の域を超越した戦闘能力を持つ戦士達を六人も相手にしては誰かしら取り逃す可能性も否定できない。それで他の参加者と結託されて情報を伝えられては、裏目がんどう返しの術への道も遠くなる可能性がある。 今後の不穏分子を潰すという意味でも、確かにノーザも戦う必要があるかもしれなかった。 「宜しい。ならばこの筋殻アクマロめも、ノーザさんにお供いたしましょう」 そしてまたアクマロも両手に武器を携えながら、歩を進める。右手には普段愛用している削身断頭笏を、左手には三途の川に潜むナナシ連中が持つ刀が、存在意義を証明するかのようにそれぞれの刃を輝かせていた。 ノーザが言うには、両方ともシャンプーの支給品として渡されていたらしい。あのような己の力量も弁えない小娘が持っていたのは腹立たしいが、こうして戻った以上は考えても仕方がない。 「あら、本当にいいのかしら?」 「むしろ、我が望むことですから……こうして、悲劇の中に飛び込んでいくのは」 「そう……なら、私はあなたのことを応援してるわ」 ノーザの激励から感じられるのは、極寒の地を超える程の冷たさと隠す気のない悪意だけ。 明らかな嘘と感じられるくらいに冷酷で、本当はアクマロのことなど何一つ心配していないのは一瞬で察することができる。 しかしアクマロにとってはむしろそれが何よりも心地よかった。外道衆にとって絆や温かさなど、虫けらの価値すら持たない。 裏切りと悲劇こそが、外道にとって極上の酒にも勝るくらいに美味たる代物だった。 「はは、ご心配いただき心の底から嬉しゅうございます……!」 そんなノーザに対する恩返しとして、アクマロもまた邪念に満ちた言葉を贈る。彼もまた、ノーザを心から信頼しているわけではなかった。 いくら数多の世界を把握する組織の幹部だからと言って、それが外道衆に勝る要因になるわけではない。所詮は地獄への扉を開くために必要な、使い捨てのコマに過ぎなかった。 そしてそれはノーザも同じ。これはこの殺し合いの場で、どちらが先に己の欲望を叶えられるかの競い合いだった。 (さて、ノーザさん。お手並み拝見とさせて頂きましょう……あんたさんが一体、どんな悲劇を生んでくれるのかを) 宿敵シンケンジャーの一味であるシンケンブルーへの殺意と、ノーザに対する期待。それら二つを胸にしながらアクマロは戦場へと駆け抜けていった。 ◆ もうこれ以上、誰も死なせたくない。 この殺し合いを開いたキュウべぇや加頭順の言いなりになんて、なりたくない。 操られてしまった人を、この手で助けたい。 今日を生きているはずのみんなを、一人も犠牲にしたくない。 人を助けたいという、そんな純粋な願いだけを胸にした鹿目まどかは頼れる本郷達の力になろうと思って、サイクロン・ドーパントの力を得た。しかし現実はそんな彼女の願いを嘲笑うかのように、何も変わらない。 「ううううううう……あああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」 そして今も、ノーザという女の人に操られてしまったスバル・ナカジマの喉から、獰猛な肉食獣すらも震え上がらせてしまう程、凄まじい咆吼が発せられた。 それによって空気も音を鳴らしながら振動して、サイクロン・ドーパントの肌に突き刺さる。もしもまどかのままだったら、確実に汗を流しながら怯えていたかもしれない。 しかし今の彼女は、ドーパントに変身した影響で恐怖心がそんなになかった。誰かを守りたいという強い決意が、皮肉にも精神に影響を及ぼすガイアメモリの毒素によって増幅されている。 同時にまどか自身の平常心も失っているが、幸か不幸かそれに気付いていない。そのおかげで、結果的には彼女の願いが叶っているのだから。 「お願いです、止まってください!」 そして今も、スバルを止めるためにサイクロン・ドーパントは呼びかけながら両手を前に出して突風を使う。風の勢いにスバルは飲み込まれるが、両足に付いたエンジンを唸らせながら突進してくる。サイクロン・ドーパントは風力を強めるが、止まらない。 「なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、なのはさん、まぶしい、まぶしい!」 「ひっ……!」 両目をギラギラと輝かせるスバルと目線があって、森の中でも抱いた恐怖がサイクロン・ドーパントの中に蘇った。心臓を鷲掴みにされているような気分になって無意識の内に力を緩めてしまい、それが致命的な隙となる。 L字型を作るように曲がるスバルの左腕が輝いたが、サイクロン・ドーパントがそれを前に何かをすることはできない。 「リボルバー……シュートッ!」 光はスバルの手中でボールのように圧縮されていき、弾丸のように勢いよく発射された。 先程は狙いに入ってなかったので当たらなかったが今は違う。ターゲットとなったサイクロン・ドーパントの右肩に容赦なく激突し、周囲に爆音を響かせた。 「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!」 悲痛な叫び声と共に宙を舞った後、その身体は地面に叩き付けられる。まるで腕が千切れ飛ぶと思うほどの激痛が走り、サイクロン・ドーパントは恐る恐る目を移す。風のような体表は黒く焦げているが、何とか繋がっていた。 しかしそれに喜ぶ暇もなく、突風の圧力から開放されたスバルが突進してくるのをサイクロン・ドーパントは見る。だが、その道をキュアサンシャインとシンケンブルーが防いでくれた。 二人がスバルを止めている隙に、倒れたサイクロン・ドーパントの元へ一号が駆けつける。 「大丈夫か、まどかちゃん!?」 そして一号に支えられながら、サイクロン・ドーパントはゆっくりと立ち上がった。 「酷い怪我だ……まどかちゃん、やっぱり君はなのはちゃんやアインハルトちゃんと一緒に早くここから――」 「いいえ、私なら大丈夫です! こんな怪我、どうってことありません!」 「しかし!」 「心配してくれて、ありがとうございます! でも私も、スバルさんを元に戻す手伝いをしたいんです!」 一号の言葉を無理矢理遮りながら、サイクロン・ドーパントは痛む身体に鞭を打って再び走る。後ろから呼び止める声が聞こえるが、今の彼女には目の前で起こっている戦いの方が何よりも重要だった。 戦っている四人の仲間達はスバルの攻撃によって傷付いて倒れるが、すぐに立ち上がる。心配してくれる一号には少しだけ悪いけど、誰かが戦っているのに自分は見ているだけなんてもう嫌だった。 それに魔法少女になったみんなだって、どんなに傷付いても決して諦めないで魔女と戦っていたから、ちょっとの痛みなど耐えなければならない。 (ここにはほむらちゃん……それに死んだはずのみんなだって、きっといる! だから、みんなに会うまでは挫けてなんかいられないよ!) そうやって自分に言い聞かせて、湧き上がってきた恐怖を無理して勇気という感情で埋め尽くそうとする。それは鹿目まどかが元々持っていた物ではなく、ガイアメモリの毒素が精神を大いに高ぶらせた結果、生み出された感情だった。 しかしいくら強くなったからといって、元々鹿目まどかに特別な力など何一つ持たない普通の女子中学生に過ぎない。それでガイアメモリを使ってドーパントとなっても、この世界では特筆した戦闘力を得たことにならなかった。 キュゥべえはまどかには莫大なる潜在能力が宿っていると言ったが、だからといってドーパントとなっただけの彼女に何かをもたらすことはない。 サイクロン・ドーパントの取った選択は勇気と呼べる代物ではなく、無謀以外の何物でもなかった。しかし、当の本人はそんなことなど微塵も考えていない。 この力さえあればみんなを助けられると、心の底から思っていた。 「ディバイン――」 「ディバイン――」 サイクロン・ドーパントの目前で、なのはとスバルは同じ言葉を紡ぎ始めている。 なのはが構えたレイジングハートの先端からを桃色の光が発せられるように、腰を落としたスバルの右手から漆黒の輝きが空気を揺らしながら広がった。 彼女たちの足元には色違いの魔法陣がゆっくりと回転していく。 時系列順で読む Back 変身超人大戦・開幕Next 変身超人大戦・襲来 投下順で読む Back 変身超人大戦・開幕Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 本郷猛 Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 沖一也 Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 明堂院いつき Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 ノーザ Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 高町なのは Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 スバル・ナカジマ Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 アインハルト・ストラトス Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 鹿目まどか Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 ズ・ゴオマ・グ Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 池波流ノ介 Next 変身超人大戦・襲来 Back 変身超人大戦・開幕 筋殻アクマロ Next 変身超人大戦・襲来
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第一次世界おケツ大戦 戦争年月日 914年7月28日-1033年3月30日 場所 お尻愛島 交戦力 イギリス、ロシア、イタリア、アメリカ、セルビア、日本、ドイツ、オーストリア、オフマン、ブルガリア、フランス 総勢 約1900人 死亡 825人 戦傷者 1008人 行方不明 32人 第一次世界おケツ大戦(だいいちじせかいおけつたいせん 英語 world wor ok2 1)は、914年7月28日から1033年3月30日にかけて戦われた地球は尻を救う派、地球は尻を侵略する派に分かれた約200年に渡って続いた大規模戦争である。 目次 /概要/ /侵略派の戦力/ /ガス爆発/ /休戦/ /終戦/
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登録日:2011/04/11(月) 17 54 04 更新日:2022/05/30 Mon 11 48 54NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 おい、戦闘しろよ カオス サクラ大戦 サクラ大戦シリーズ 公式が病気 合体技 固有結界 大神一郎 巴里華撃団 帝国華撃団 新サクラ大戦 精神攻撃 紐育華撃団 腹筋崩壊 隊長が人を選ぶ理由 サクラ大戦シリーズにおいて特定条件を満たせば可能となる、ほぼ全作品に存在する主人公と各ヒロインの強力な連携必殺技。 これだけならどこのRPGにもあるので別になんて事はない。 だが、サクラ大戦はひと味もふた味も違う。 戦闘中の演出として挿入されるアニメーションが異常としか言いようがないのだ。 おまけに合体「技」とあるのにアニメーション中では攻撃らしいことをしていないことも多い。 無印の時点ではまだマトモだったが、スタッフがハジけたのか2以降から本格的にクレイジー全開。 厳密に言えば合体攻撃にも作品によってはいくつかステップがあり、第一形態とその上をゆく第二形態に分類され、 基本的に第一形態は割と普通で、イカれきってるのは第二形態の方である。 発動条件がヒロインの好感度(信頼)に比例しているので、より好かれているほど大胆になるのは一応理にかなってはいるが…。 流石にこの項目に歴代シリーズ全ての合体技を解説してしまうとこれからプレイする人の楽しみを奪ってしまう 説明しても意味不明な物もあるので最も落差が激しく”最強”と言われる3のグリシーヌ・ブルーメールを例に挙げてみよう。 グリシーヌ「斧よ…我が誇りを聞け」 大神さん「剣よ…我が魂に応えよ」 大神さん&グリシーヌ「我らが前に道は開ける」 大神さん&グリシーヌ「轟け!!」 ブ ル ー ・ ラ ド ・ マ レ (同時に武器を振り下ろす二人。) こんな感じで第一段階はマシどころかかなり格好いい(しかもちゃんと攻撃している)のだが、これが好感度が上がり第二形態に進化すると… グリシーヌ「この空の向こうには……自由が…」 カッポカッポカッポ… 天馬:ヒヒーン 大神さん「迎えに来たよ、お姫様」 グリシーヌ「ふふ…冴えない王子だNA☆」 大神さん「行こう…星空の海へ」 ペ ガ ー ズ ・ エ ー ル (そのまま何処かへ飛び去って行く二人。) …………いくらグリシーヌ本人はツンデレとはいえこのギャップは何なのだろうか。何となく察した人もいるだろうが攻撃らしいことは一切していない。 他のヒロインも得てしてこんな感じで、見ていてむず痒くなるようなこっ恥ずかしさはあの石破ラブラブ天驚拳の比ではない。 時にはこれ以上に理解不可能なイベントが繰り広げられる事もある。むしろどんなにぶっとんでいても攻撃らしいことをしていればそれだけでまともとされるほどである。 完全にそれまでの戦闘状況を無視した二人の世界という名の異空間に敵を引きずり込み、肉体と精神へのダメージを両立する恐るべき攻撃だが、 威力が強すぎてプレイヤーにも精神的な打撃を与えるのが玉に瑕か。 まあ、何度も繰り返し見ていく内に「別に普通」と思うようになってくるので大した問題ではないだろう。 ただの麻痺状態と言ってはいけない 真面目に考えるとサクラ大戦自体が『演劇』をテーマにした作品なので、ただそれに則った演出として用いられているだけなのだが、 完全に表現がやりすぎである。 因みに、アイリスだけは例外で無印の頃から終始一貫しておかしかった。 紐育華撃団は合体攻撃パターンが一つしかないがネタ度が洗練されてしまっており、ますますカオスの様相を呈している。特に九条昴はファンの間で史上最強(狂)と名高い。 ただ、帝国華撃団と親交を深めたラチェット・アルタイルだけは帝国&巴里レベルの恥ずかしさに留まっており、 お国柄の違いが浮き彫りになっている……のかもしれない。 ……と思いきや新サクラ大戦では新帝国メンバー全員の合体技が紐育センスに染まってしまった。これがジェネレーションギャップか 一緒に本を読む程度のクラリスが一番まともに見える有様なのだから凄まじい……が完全に慣れてしまった古参からは(今までと比べれば)割りとマトモという感想が多い。 ……アナスタシアを除いて。 神山隊長は将来有望である。どうやら合体技がおかしくなるのは大神一族の血は関係ないらしい そんなカオスな演出の直前には「合体攻撃準備完了です!」と普通にそれっぽいことを言い、 直後には急に戻ってきて「いっけえええええ!」とそれっぽく二人で叫ぶのだから温度差もえらいことになっている。 【外部出演時において】 『スーパーロボット大戦30』への参戦の際、当然ながらこの合体技も再現。 大神とさくらorえりかとの合体技は2人だけの世界でひたすらイチャつくという、某ラブラブ天驚拳をも上回るラブラブっぷりを見せており、 よりにもよってそんな合体技を愛する者のためにあえて悪に堕ちた神官やその神官を愛するが故に死を望む姫にブチかますという鬼畜の所業も可能となってしまっている。 なお、紐育側の合体技は急に野球を始めるというサクラ大戦を知らない人間が見たら唖然とすること必至なカオスとなっており、 実際にその光景が目の前で行われているのか、他作品のキャラ達が「今のはなんだったんだ…」的な反応をしている。 愛の劇場に虜になってしまった人は追記修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ロイヤルハートブレイカーで耐性持ってる俺には余裕だぜ!! ・・・そう思ってた時が、私にもありました -- 名無しさん (2013-12-17 18 36 14) これに付き合えなきゃ隊長やれないんならそりゃ人も選ぶわw -- 名無しさん (2014-02-17 20 15 02) かなり強いんだが3では黒髪の貴公子の必殺技である震天動地の方が強いという… -- 名無しさん (2014-05-17 23 12 41) ↑震天動地は一応、設定上は帝国・巴里華撃団13人との合体技みたいなもんだしねぇ・・・。しかもヒロインと接触しなくても大神単独で出せ、さらに画面全体のザコキャラを一撃で一掃という、合体技より使い勝手がいいというチート技。その分会得には苦労したなぁ・・・ -- 名無しさん (2014-12-24 08 58 41) ↑最終話限定だけど射程1、範囲無限、威力最強とかいうイデオンガンもビックリの鬼畜兵装だからな -- 名無しさん (2014-12-24 12 17 33) 新のほうもいい感じに壊れてるんだが、新から入った人が「往年のファン怒るんじゃないの?」と言ってたのはわかってないと思った。新はまだマシだww -- 名無しさん (2020-01-27 22 01 22) ↑やっぱりあれでも控え目という評価なのか……。「狂気が足りない」というのを見て興味が沸いたけどwww -- 名無しさん (2020-01-27 22 31 36) ラブコメ、読書、太鼓の達人、影分身、神山座。うん、新帝劇の面々はわりと大人しめだな -- 名無しさん (2020-01-28 00 57 43) とうとうスパロボ30に名乗りを上げてしまったな -- 名無しさん (2021-11-23 20 46 07) 個人的には3だとロベリアとのカード勝負の印象強い -- 名無しさん (2022-05-30 11 48 54) 名前 コメント