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142 :2号:2012/01/24(火) 15 21 40 ちょっと思いついたネタです。 「夢幻会はカオスの世界を往くようです」 とある工場、キャットウォークの上に居る3人の男たちが広大な建造施設、 自動車工場のようなラインの上を2メートルを超えるフルプレートの鎧が流れるように動く様を眺めていた。 「これでラインが本格的に動き出せば月産1000機の無人霊子甲冑を生産できるのですか?ブレント社長」 「ええ、ヤフキエルの量産が進めばさらに安価に製造する事もできるでしょう。ミスタ・タヌマ。 これも税の優遇措置と安価にて工場の敷地を用意してくれたミスタ・ツジの協力あってのおかげだよ」 見るからに小役人のような風体の男が自信満々な笑みを浮かべた男に声をかけ、 その男は応えながら後ろに控えている眼鏡をかけた、これまたにこにこした男に声をかけた。 「いやいや、製鉄所や発電所、港湾施設へのダグラス社の潤沢な資金提供があったればこそ、 この短期間で施設の立ち上げが出来たのですよ。社長の莫大な資本投入の迅速な決断があったからです」 「ふむ、まあ安価で優秀な労働力がある日本は世界戦略の要になりうるというミスタ・ツジの話は一理ある。 必要な投資は惜しまないのが経営者としては当然だと私は思うからね」 「お互いに利益のある関係は長続きしますからな。 私も陸軍の試験報告次第では政府に働きかけて大量発注を取れるよう根回ししましょう」 そう、期待してますよと誰ともなく笑い出した三人の男たちを人形遣いの怪人が冷ややかに見つめていた。 「太正15年」クリスマスイブの「人型蒸気暴走事件」の少し前のことであった。 143 :2号:2012/01/24(火) 15 22 53 2 クリスマスイブ。 この日、帝国陸軍工廠の広大な施設内にて数百人の陸軍や海軍の軍服や白衣、 陰陽服や巫女装束などの場違いな格好の者たちまでふくめ、とある実験が行われようとしていた。 直径が十メートルを超えるであろう複雑な文様、西洋系や東洋系魔法陣が敷かれ、 中央部分に電源装置とコードにつながれたフルプレートの鎧のような物、無人霊子甲冑ヤフキエルが置かれていた。 何度か装置の電源スイッチを入れたり切ったりした後、 白衣を着た科学者らしき長髪の男の合図と共に場違いな格好の者たちが一斉に呪言を唱え始め、 魔法陣が輝き始めると共に緊張感が高まってゆく。 そして一瞬、目も開けていられないほど光が増してうなり声の様な起動音がした。 「鬼動成功。診断を開始する。超能部隊は引き続き警戒を」 白衣を着た長髪の男がゆっくりと、戸惑うように体を動かすヤフキエルに近寄り話しかける。 「お名前を言えますか?」 その話しかけた男に周囲を見回すようにしていたヤフキエルはスピーカーから『声』を発した。 「ナマエ?・・・XX・XXXダ。ココハドコダ?ジブンハバルチックカンタイトセントウチュウダッタハズダガ」 「成功か。XX・XXXさん。状況を説明しますから落ち着いて聞いてくださいね」 男が説明しているのを遠目に見ていた男たちがほっとため息を漏らす。 「いきなり暴走はないようですね。渋鯖男爵」 「そうだな辻君。しかし記憶や人格、経験などの保持と維持がどれだけ出来るかはこれからの研究次第だな」 「まあ、このヨーロッパの魔王たるワシが監修したんじゃ、万一の失敗もないわい。おお、マリアそこじゃ」 眼鏡をかけた男とヨレヨレの白衣を着た男、 身長が2メートル近い老人がそれぞれ笑ったり肩を女性型アンドロイドに揉ませたりしながら話し始める。 「培養した降魔の体に人の魂、英霊の魂を召還したら悪影響が出そうですけどその辺は大丈夫でしょうね?」 「なあに、問題ないわい。麻帆良の神木の枝と聖別した部品を使った特製制御装置、 負の念に対抗する措置を複数系統で配置してあるからのう。」 「(今はあんまりボケてないとはいえあのドクター・カオスだからそれでも心配なんだが) ・・・・・・英霊を制御装置として使う英霊甲冑で数を補いしばらく持たせ、 人造霊魂の量産技術の確立がなされれば本格的な無人機運用と日本全国への対超常存在配備も可能だろう。 そのへんは山崎君に任せればいい。辻君こっちへの予算の配分、頼むよ」 「ええ、おまかせください。 経済はダグラス社の行動が呼び水になってさらに好調ですからね。ちょっと色をつけますよ」 眼鏡の男、辻はそう言って退出する。 その背後ではようやく実験成功と判定され歓声が沸き起こっていた。 144 :2号:2012/01/24(火) 15 23 42 3 クリスマスイブの夜。 とあるホテルの一室に2人の男、辻と田沼がグラスを手に持ちながら窓の外を眺めていた。 その視線の先にはヤフキエルの大群と帝國華撃団の霊子甲冑が戦っていた。 それを憂鬱そうに見ながら田沼は独白する。 「わたしはサクラ大戦のファンだがね。実際に女子供が命がけで戦っているのを見るのはこたえるなあ」 グラスに入った水を飲みながらなお続ける。 「花小路伯爵の言う事もわかる。霊力を霊子甲冑が使えるレベルで持っているのは女性がほとんどだ。 通常兵器が効きにくい降魔から都市を、この国を防衛する為に霊子甲冑が必要な以上、 否応も無いと言う事はわかってはいる。納得は出来ないが」 「あなたはそんな彼女たちの負担を軽減するために動いたのでしょう? そのための超能力者部隊、そのための英霊甲冑、そのための人造霊魂開発、 そのための・・・統合超常現象対策開発計画ではありませんか」 苦笑を浮かべながら田沼に対応し、 窓の外、ブレント・ファーロングが居るであろう方向を見て嘲笑を浮かべ辻はそれに、と続ける。 「ブレント社長は、あの尊大な男はいい仕事をしてくれました。 神祇院が創設した黒之巣会や黒鬼会の人達のおかげで大震災の人的被害を抑え、 復興特需に沸く帝國にカンフル剤をもたらしてくれました。 その上に今回の暴走事件で生産施設、株式は根こそぎ接収できる。いやあブレントさまさまですね」 そんな黒い事を言う辻に顔をひきつらせながら田沼は話を変える。 「ブレントといえばあの人形遣いはどうしたんだ?」 「ああ彼ですか?彼なら田沼さんの後ろに」 「キズイテナカッタノカ」 「うおわあああっ」 「ククッ、ツジヨブレントノモツアメリカノザイサンニカンスルショルイダ」 驚いて飛び上がる田沼の滑稽な姿が可笑しかったのか笑いながら書類を辻に渡す。 たしかに、と受け取った書類を確かめながら話を続ける。 「うん、これでアメリカで群を抜いたダグラス社の技術は根こそぎ出来そうですね。 ごくろうさまでした。ミスタ・パトリック。 あ、魔界軍人界工作班所属工作員、いえ、アシュタロス公の分御霊様と言った方がいいですか?それとも芦様?」 「どれでもかまわんよ。 いや芦の森、だったか神社に祭られたせいか八百万の神として神性を持ってしまったからな。芦のほうがいいか。 ・・・まったく、日本に来たらいきなり加藤とか言う男に調伏されて括られた時には何事かと思ったぞ」 人形遣いの姿が一変して神主の服を着た角の生えた金髪の女性に変化する。 そして空いていたひとつの椅子に腰をかけてどこからか取り出した酒を煽り始める。 145 :2号:2012/01/24(火) 15 24 26 4 そんな男言葉の女性に笑いながら声をかける。 「いやはや、知恵と稲作の技術を伝えた土着の神としてでっち上げたのですが、明日樽の命でしたっけ? うまく一柱の神になられてよかったですな。近くの技術廠から日参してる人もいるとか」 「ふん、軍の技術者達からの信仰が沢山もらえるのはいいんだがな。 あいつらの中の結構な数が私が幼女になるようにってイメージしながら祈るのは何とかならんのか?」 日本人は神に祭り上げてまで悪魔も働かせるのか、幼女好きとかどこまで業が深いんだとぶつぶつ言う女性。 幼女って・・・と呟きながら田沼は不機嫌そうな女性をみる。 そして納得したかのように頷く。 彼女は小さくなればとある作品の某神社に入り浸る飲兵衛の鬼に見えるからだ。 おわり 山崎真之介・・逆行者。霊子甲冑開発者。ミカサは設計していない。 作った霊子核機関は国家機密指定で表向きには存在しない。現在は軍で開発者をやっている。 渋鯖男爵・・夢幻会所属。逆行者。好きな女性が震災で死んでいない。人造霊魂の製造、量産研究をやっている。 田沼晴義・・夢幻会所属。賢人機関所属。逆行者。 政治家で女子供を戦わせる事で花小路伯爵と対立、代替計画を推進している。 花小路伯爵・・賢人機関所属。非逆行者。 田沼とは対立してはいるが心情的には彼を認めており、 代替計画が成功するならそれはそれで良しと思っている。 ドクターカオス・・長い時を生きる錬金術師。今は日本政府をパトロンとして様々な霊的技術開発を行っている。 ボケ防止のための記憶装置の開発を依頼され、作ろうと設計を行っている。 マリア・・ドクターカオスの作ったアンドロイド。体の中に仕込んだ秘密兵器はすごい物。 黒之巣会や黒鬼会・・大震災対策の為に設置された偽装テロ組織。 震災一年ほど前から時々屋台を壊したり公園のベンチを壊したり、 花見客を怪我しないように気をつけながら追い散らしたりしながら活動していた。 (損壊した物品は匿名の寄付という事で弁償された) 大震災予定日に大規模爆破テロを予告し、 政府による東京の民間人の緊急避難命令の根拠を与えて任務完了。 以後表向きには活動していない。この世界では最後まで正体不明、名称不明のテロ組織。 出ていない人 京極大臣・・逆行者。書類の山に埋もれている。 真宮寺一馬・・逆行者。娘が大神の嫁になるかどうか心配している。 藤枝あやめ ・・生存。帝國華撃団副司令。今は山崎姓。
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参加者一覧 No. HN 地域 キャラ デバイス PC コメント 1 Egg 愛媛 繭(4P) PS2+USB なし Bランクなんて聞いてないよ!Cやない? 2 骨髄 福島 瑞佳(1P) サターンパッド(DPP/USB) ノート1台(64FPS) 課金したので勝てると思います 3 lovkikyou 神奈川 あゆ(6P) PS2+USB変換機 なし 小田原住民になった、また遠くなったなぁ。 4 カスタード 千葉 真琴(1P) サターンパッド(USB) なし リリカルなのはinnocentがんばりましょうモバマスでもいいです 5 煌姫 都の東道の真ん中 あゆ(1P) アーケードスティック(多分SS) スティック重いので勘弁して下さい… バー↑リヤー↓wwwヘイキダモーンwww 6 海星 東京都青梅市 名雪(1P) サターンパッド(DPP/USB) なし Bランクの自分の場違い感。 7 黒瀬 千葉県 栞(4P) サターンパッド&USB変換機 ノート2台(64FPS) 多々買わなければ、生き残れない! 8 ルトア 神奈川 秋子(1P) USBキーボード なし ジャム仕込中・・・ 9 ねここ 千葉 香里(6P) サターンパッド(USB) なし 青コン少しだけ覚えました 10 ひゅな 千葉 舞(1P) PS2+USB変換 なし RF縮地を咎めるのはやめてください… 11 めーふ ちば あゆ(5P) USBキーボード なし ひとでまんファンクラブ設立マダー?(・∀・)っ/凵チンチン 12 祐樹 東村山 みさき(5P) PS+変換機 なしです ?????出ない?? 13 えーや 東京 澪(4P) PS2+変換機 × 目指せリーグ内2勝 14 覚醒天使ピュアカズト 魔界 美凪(3P) サターンパッド(USB) 不可 なんでこんな名前にしたんだ日本一ライブあるので途中で帰ります 15 Sin (しんだっしゅ) 大阪府 繭(1P) サターンパッド(USB) なし 記念パピコ 16 ヤグンンバ 東京都 美坂栞(1P) サターンパッド(USB) ノートPC1台予定 前回は参加できなかったので今回はよろしくお願いします。 17 入葉 "ほっと"なまちあげお 真琴(2P) PS2+変換機 なし 骨髄さんの進撃を止めてください!ランバトもモバマスも 18 ぱんだ 千葉もしくは仙台 みさき(4P) サターンパッド(USB) ノートPC数台 骨髄さんを倒しに来ました。 19 7KI 世田谷 佐祐理(6P) サターンパッド+変換機 なし ボタンを押すことを諦めないこと、それが大事!! 20 keizin 東京都 舞(6P) サターンパッド+変換機 なし たいささんと対戦したいんで参加します。 21 フィオ 千葉県 起名雪(4P) PS2用サターンパッド+USB変換器 ノートPC1台(64FPS) モチベ上昇中~ 22 六腑 埼玉で1.2を争う暑い町越谷。1位=全国一位でもある 繭(2P) サターンパッド(USB) 足りなさそうなら持ってく 雨の中ブラウン管運んで主催涙目wwwにならないことを祈るわマジで 23 mls 東京 あゆ(6P) サターンパッド(USB) ノート1台(64FPS) 先にダウンしてください 24 と~か 東京 里村茜(5P) サターンパッド(USB) なしで モバマス引退したので勝てると思います、さよなら俺の加蓮ちゃん。 25 緋閃 神奈川県 佳乃(4P) USBキーボード なし 二回目も頑張ります~ 26 サッサ 東京都 七瀬(?P) サターンパッド(USB) × 身内以外で対戦するの初めてなんで凄く楽しみ 27 アマネ 東京 佐佑理(?P) キーボード なし 当日よろしくお願いします。 28 たいさ 東京 真琴余りカラーで サターンパッド(USB) 無し keizinさんがいるなら参加します 29 ひろむ 闘京 みさき(3P) PS2コントローラー+コンバータ 無し 新規雑談勢 30 あのん 聖地ニーガタ 舞(5P) USBサタパ 無 ニーガタ国王のお墨付き 31 32 33 34 35 キャラクター別登録者数 キャラ 人数 キャラ 人数 キャラ 人数 長森 1 七瀬 1 茜 1 みさき 3 繭 3 澪 1 あゆ 4 名雪 1 真琴 3 栞 2 舞 3 佐祐理 2 観鈴 佳乃 1 美凪 1 郁未 D七瀬 みずか 起名雪 1 美汐 香里 1+1 秋子 1 見学 / / スタッフ No. HN 地域 キャラ デバイス PC コメント 1 なぎさ 宮代 香里(1P) サターンパッド(SS/PS/USB) デスク*4(64FPS)ノート*4(64FPS)CRT*9 真夏の開催となりますので、熱中症に十分ご注意下さい。第二回より同一ランクのプレイヤー同士で予選が行われます。ランバト形式の本当の面白さはこれからですよ! 2 3 .
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ひまわり×月見草 神様はなんであいつの隣に僕を置いたんだろう。 ハルヒコと僕の間には何の共通点もない。 それなのに、家が隣同士というだけで、生まれてこの方13年、僕らはしばしばひとまとめで見られる。 ハルヒコはスポーツ万能だけど、僕は完全なインドア派。 ハルヒコは友だちが多いけど、僕は人と話すのが苦手。 ハルヒコはいつも「楽しそうだね」と言われるけど、僕はいつも「怒ってる?」と聞かれる。 ハルヒコは僕といたがるけど、僕はハルヒコと離れていたい。 「イツキー、絵描きに行こうぜ! 美術の宿題のやつ!」 「……一人で行けよ」 蝉よりもけたたましく上がり込んできたハルヒコを、僕は冷ややかな声で追い払おうとする。 「だって一人じゃつまんねーし。こういうのってパパっと終わらせたいじゃん」 「僕は僕で宿題計画立ててんだよ。こっちの都合ってもんが――」 イラッとして思わずあいつを見遣ったのが運の尽き。 「一緒に来いよ。な?」 暴力的なまでに朗らかな、ハルヒコの笑顔にぶつかった。 「……暑いのは嫌なんだけどな」 この笑顔はなぜか、僕の思考を強制終了させるんだ。 近所の公園は、夏休みを満喫する子供たちでいっぱいだった。 「で、何描くんだよ」 と聞こうとした時には、 「なぁイツキ、このひまわりでけえ! 俺の顔くらいある!」 ハルヒコは勝手に花壇の方に駆け出していた。 ぎらぎらと輝く太陽の下、伸び伸びと咲くひまわりのそばで手を振るあいつを見てると、 「……っ」 心がチリリと焦げる気がした。あいつの眩しさが、そうさせた。 「俺これ描くわ。お前も一緒に描くか?」 「いや、僕は……」 目が吸い寄せられたのは、ひまわりの花壇の脇。背の低い、みっともなくしおれた花々が頭を垂れている。 「あ、月見草だ。前じーちゃんちで見せてもらって――イツキ?」 「この花、僕みたいだ」 ひまわりのそばで縮こまっている月見草。それは、ハルヒコの陰にいる僕と同じくらい、ひどく場違いに見えた。 「確かに、お前と月見草はお似合いだな」 ふいに聞こえたハルヒコの言葉が、胸に突き刺さった。自分で思うのと、あいつから言われるのじゃ、重さが違う。 「……そうだよ、どうせ僕はひまわりになれない」 言い捨てて、くるりと背を向ける。 「あっ、おいイツキ!?」 背後であいつがなにか叫んでいたが、聞いてられなかった。自分がみじめで仕方なかった。 夕食もとらずに部屋に籠っていると、ノックもなしにドアが開けられた。 「イツキ! 行くぞ!」 現れたハルヒコは、「どこに」と尋ねる暇もなく僕の腕を取ると、「おばさん、すぐ戻るから!」と叫びながら玄関を飛び出した。 日が落ちきった街を、息を切らせながら走る。ハルヒコに腕を掴まれてるから、自分では出せない速度だ。 足がもつれそうになりながら辿り着いたのは、昼間来た公園だった。 「な、んだよ、いきなり……」 息も絶え絶え、完全に動けなくなった僕を前に、ハルヒコはきまり悪げに頬を掻いた。 「俺さぁ、よく『言葉が足りない』とか『考えずにものを言う』とか言われてるじゃん。 昼間もそのせいでお前に嫌な思いさせたみたいで、ごめん!」 勢い良く頭を下げられたから、 「そんな、僕こそ、急に帰ってごめん」 戸惑いながらも、するりと謝罪の言葉がこぼれる。 「気にすんなって。それよりさ、俺が月見草見たの、夜だったんだ」 「え?」 「だから、ほら」 そう言ってハルヒコが指さした先を見て、僕は息を呑んだ。 夜風に揺れる、やわらかな花びら。月と同じ淡い黄色が、宵闇の中にいくつも浮かび上がっている。 「これが、月見草……」 確かに、ひまわりとは似ても似つかない。でも、僕はこの花を、美しいと思った。 「そう。イツキに、よく似合うよ」 ハルヒコはそう言って、にっこりと笑った。 月明かりの下で見るその笑顔は、いつもよりもどこか優しげで、 「男で花が似合っても、しょーがねーだろ……」 照れ隠しの悪態にも力が入らなかった。 「なあ、今から描かねぇ? 画材取りに戻ってさ」 「僕はいいけど。お前はどうすんだよ」 「夜のひまわりってのも乙なもんだろ!」 「そういうもんかなぁ……」 誰もいない公園で、誇らしげに咲く月見草と、それを見つめるひまわりだけが、僕らの会話を聞いていた。 ホワイトデーの支度
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効果モンスター 星3/地属性/機械族/攻1500/守 700 機械族モンスターをアドバンス召喚する場合、 このカードは2体分のリリースとする事ができる。 テーマ間でコンボを繋ぎ、手札や墓地から特殊召喚による展開が売りの先史遺産の一員でありながらも 彼は機械族専用ダブルコストモンスター、つまりはアドバンス召喚をサポートする異端児である。 では先史遺産に強力な効果を持つ機械族最上級モンスターがいるのかと言われると、そんな事は全く無い。 テーマの性質に真っ向から対立する反骨精神溢れるロック(機械族だけど)な彼の在り様は皮肉にも、 「場違いな工芸品」、「時代錯誤遺物」と日本語訳されるオーパーツの在り方を地で行っているように見える。 当然先史遺産の性質と全く噛み合っていないこのカードが先史遺産で使われるはずもなく ダブルコストモンスターとして採用しようにも、特殊召喚や他のカードを使って召喚を狙ったほうが良い場合が多い。 とはいえ就職先がないわけではなく、彼を軸として運用するデッキタイプもごく僅かながら存在する。 彼はこのままひっそりと使われていく運命であった… 昨日発売されたLEGACY OF THE VALIANT、その中に 《先史遺産ネブラ・ディスク》という新規先史遺産が収録されている このカード、中々の壊れ性能であり、オーパーツサーチと制約付きとはいえ自己再生を内包している。 当然、マヤンマシーンもサーチ可能であり、その点で、彼は他のダブルコストモンスターに差を付けたと言えるだろう (《先史遺産クリスタル・スカル》もマヤンマシーンをサーチ可能といえば可能であったが条件付き) 先史遺産の戦力に大幅に貢献したLEGACY OF THE VALIANTだったが、与えられたのは恩恵だけではなかった。 《No.101 S・H・Ark Knight》、このカードは 先ほど書いたネブラディスクを上回るぶっ壊れであり、 その効果はなんと特殊召喚されたモンスターをエクシーズ素材として吸収、さらに素材と引き換えに破壊耐性を得る効果まで付いている。ついでに強力な効果を持つ進化先までいて頭おかしい。 このマジキチの標的には当然特殊召喚を主体とする先史遺産も含まれている。そこでスポットライトが当たるのがアドバンス召喚をサポートするこのカードである。 マヤンマシーンから機械族最上級モンスターをアドバンス召喚してNo.101を一方的に殴るのは多少強引だが突破法の一つになり得る。 ネブラディスクとクリスタルスカルでマヤンマシーンとクリスタルボーンをサーチすれば相手のNo.101を多少だが牽制できる。 マヤンマシーンのアドバンス召喚先は《古代の機械巨竜》が望ましいか。 古代の機械巨竜を特殊召喚できる《歯車街》を《先史遺産都市バビロン》で上書きでき、さらにマヤンマシーンのステータスが幸いし、 《トランスターン》でフィールド魔法をサーチできる、《惑星探査車》 、古代の機械巨竜をサポートできる各種ガジェットを引っ張ってこれる。 開き直って機械族に身を寄せるのも悪くはない。 サーチ可能&先史遺産の展開力で、特殊召喚するのは難しくないだろう。先史遺産都市バビロンや、クリスタルボーンを使って、上手く場に出していきたい。 上にも書いた通り【古代の機械】とはそこそこ相性が良く、属性種族が同じなため《機甲部隊の最前線》でリクルートできるのも強み。 なにより双方オーパーツなので映える。とてもかっこいい。古代の遺物同士での共闘はⅢ君も感涙モノである。 【マシンナーズ】ではサーチ手段が豊富という点を活かして【マシンナーズ】の切り札である《マシンナーズ・フォートレス》をアドバンス召喚、特殊召喚効果の両面でサポートできる。 《トランスターン》で各種マシンナーズをリクルートできるので、《マシンナーズ・フォース》を狙うもまた一興か。 LEGACY OF THE VALIANTで先史遺産が強化された今、余裕のある人はこのカードを使って先史遺産の新しい可能性を探して見るのもいいだろう。 7スレ目 702 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/11/17(日) 03 32 29.07 ID gVBNXSZg0 ギミパペかクルーザー出してトロン兄弟アド稼ごうぜ 問題は歯車街貼ると巨竜は生贄1体で済むとこだな… デモニック・モーターも出せるぜ! デビルゾアやリボルバードラゴンも出せるから闇機械キースデッキには欠かせんな! Tag:【マシンナーズ】 【古代の機械】 アンチ特殊召喚メタ 正当評価
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[Chorus] 気付け、全部が本物なのさ これを台無しにしたい奴はいないだろ? 気付け、全部が本物なのさ ピッチ・ブラック、全ての本物のニガー達よ アングラ、過去を塗り替えろ クレイジーなことに熱中してんのさ リアルなギャングスターをレペゼンするぜ [Verse1 G.O.D.] 1970年,ほとんど死んでいた俺と俺の魂が、昔を遡って天から送られたんだ。 神の力が送られてきたのを明確に覚えているんだ。 あいつらは、俺を最高の奴として最終的に言及しなくてはいけなくなるだろう。 ピッチ・ブラック、世紀のグループさ。 病気やムショで死ぬつもりなんてないさ。 煙幕が消えても、嘘をつかれても、何も残らないが俺たちが作った基盤は本物だ。 破壊と再生、殺るか殺られるかぐらいの気持ちだぜ。 セックスしまくって、とにかく出して、お前を殺した。 疑いの余地なし、お前は何のことか分かっていない。 お前は"ゲーム"を吐き出したと思っているが、"ゲーム"はお前を吐き出したんだ。 だからお前は目新しくねぇ、吐き戻してるだけ。 失望だ、悪魔のための仕事しかしてないんだろ。 俺はお前を見捨てたからお前に傷がつき、 お前の死体が上下に揺れてる。 お前の腕は神とボクシングするには短すぎる。 [Chorus] そして、全てがリアルだ。 ピッチ・ブラック、全ての本物のニガー達よ アングラ、過去を塗り替えろ 街角のフリースタイルに夢中なんだ 俺がドープだって言う真実さ 全てリアルだ、気付け ピッチ・ブラック、全ての本物のニガー達よ アングラ、過去を塗り替えろ 俺らはクレイジーなことをするのに夢中だ 本物のギャングスターをレップするぜ [Verse2 Zakee] ウィードの吸い方、コークのマナー、ドープなディス 、銃の所持。 あまり手を出させるな、その手はお前の親友の首を絞めることになるぞ。 何時間も時間を削るのは、俺の願いが「コークの敵よりも金を稼ごうとする卑怯者が力に気付くこと」だからさ。 マイナスな競争、抵抗は場違いだ。 俺達は心が揺さぶるのには十分な金を持ってないんだ。 折るには硬く、持つには熱く、止まって、また動き出す。 この俺らのパイ(コカインのこと)は残ってる、俺らの時間は流れ、冷たくされて、ゾーンに入る。俺達のことは放っておいてくれ。 勝つか負けるかの違いは敵や友、クルーの選び方さ。 どんな状況でも上手くやり遂げようぜ。 クソなヘイターは俺達が富を築き上げる限り、俺達を崩せはしない。 俺達はロサンゼルス・レイカー(ニューヨークの超スゴいバスケットボールチーム)のように豪遊する。俺達は実力者だ。 俺達のように出来る奴はいない、見せて証明する。俺達のクルーは最高だ。 [Chorus] そして、全てがリアルだ。 ピッチ・ブラック、全ての本物のニガー達よ アングラ、過去を塗り替えろ 街角のフリースタイルに夢中なんだ 俺がドープだって言う真実さ 全てリアルだ、気付け ピッチ・ブラック、全ての本物のニガー達よ アングラ、過去を塗り替えろ 俺らはクレイジーなことをするのに夢中だ 本物のギャングスターをレップするぜ [Verse3 Fast and D.G.] 足を一歩踏み出すたびに、俺は建てるために動くんだ。人生もまだ4分の1で、まだ俺の意志を全うしていない。 時々俺は自分が最低の敵に思えるが、俺は本当に単純な時はそれを防ぐんだ。 俺の心に魂が届いた。そして手の垢、パンツの中のマリファナ。マイメンとクスリへの愛が、養うために有名にさせてくれて、女が動けなくなるぐらいセックスできる法律もくれた。 撃ちまくるためのガン、嫌悪の塊、支払う労働者。 友よ、俺はお前がとても嫌いにならない限り、絶対にお前との関係を悪くしたりしないぜ。 俺はクールなニガーだからその手は無理強いをすることはないぜ。 俺が最高のラップして曲を深いものにするだけだ。 女を捨てることと、輪姦の妄想を愛するぜ。 俺が言いたいことをいい、俺の言うことは本当だ。 Fast and D.G. 悪ガキをレペゼンするぜ。 ピッチ・ブラックの道を進むんだ。 今日は昨日恐れていたはずの明日だ。 [Chorus] そして、全てがリアルだ。 ピッチ・ブラック、全ての本物のニガー達よ アングラ、過去を塗り替えろ 街角のフリースタイルに夢中なんだ 俺がドープだって言う真実さ 全てリアルだ、気付け ピッチ・ブラック、全ての本物のニガー達よ アングラ、過去を塗り替えろ 俺らはクレイジーなことをするのに夢中だ 本物のギャングスターをレップするぜ
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ハードケース女史 691 :1/2:2012/04/23(月) 10 40 49.39 ID gNJEpb/j 私は独身ですが、相手がママだったので投下。 一昨日、泥ママに持ち物奪われそうになった。 駅前をぼやっと歩いていたら、突然突き飛ばされて転んだところで 荷物強奪。 視界の端で小学生ぐらいの女の子の手を引いて、私のハードケース 持って走り去ろうとする女性の背中が見えた。 何がなんだかわからなくてもがいてたけど、奪われたケースの 中身を思い出して、 『返して~!!』って半泣きで追いかけた。 ちょっと追いかけたところで正面から来てたお兄ちゃん二人が、 泥ママを捕まえてくれた。 泥ママのすさまじいファビョりと脳の処理能力を超えた事態に あわあわしていたら、後ろから私の鞄と、靴を拾ったカップルが 追いついてきてくれた。 恥ずかしながら、『取り返さなきゃ!』という思いが先行して、 財布とか貴重品が入った鞄を全部放り出して、転んだ時に脱げた 靴もはかずに裸足で泥ママ追いかけてました…orz 大きな駅前だったので、警察がすぐにやって来て、泥親子と 捕まえてくれた兄ちゃん二人とカップルと私で警察に…。 鞄を拾ってくれたカップルはすぐ後ろにいたみたいで、泥ママが 強奪した事をしっかり証言してくれた。 泥ママと私で中身の言いあてをして、泥ママが全く違う中身を 言ったことで、確定。 返して貰ったし、被害届もしっかり出して来たけど、泥ママの その後は知らない。 692 :2/2:2012/04/23(月) 10 41 06.14 ID gNJEpb/j ケースは楽器入れに似てるけど、中身はサバイバルゲームに使う ガスガンだよ!! 泥ママには 『銃なんて!!なんでこんな紛らわしい事するのよふじこー!!!』 ってファビョられたけど、知らないよ。 こんなの裸で持ってたら逮捕されるよ!! そして警官達の 『本物じゃないよね……?まさか、違う…よね……?』 という視線が痛かった……。 いわゆる『ゆるふわ系』の格好してたから、奪いやすいって 思ったのかな? 転んだ時にひっかけたみたいで、お気に入りのスカート裂けた(´;ω;`) 自宅凸とかされてる皆さんに比べたらプチですが、以上です。 693 :名無しの心子知らず:2012/04/23(月) 10 59 44.03 ID ymoNIomB プチじゃねよ。 立派な強盗障害だ、塀の中へ送タレ。 694 :名無しの心子知らず:2012/04/23(月) 11 00 25.57 ID x1XI0ER0 銃の種類は違うけど、こんな感じなんですね ttp //twitpic.com/2kp04c 696 :名無しの心子知らず:2012/04/23(月) 11 14 07.45 ID sZQZ0RwO 報告乙 ちゃんとスカートも弁償してもらいなさいね 取り返す行動に恥ずかしい事なんてないさ むしろよくそんな非常事態に対応出来たと思うよ 698 :名無しの心子知らず:2012/04/23(月) 11 25 33.18 ID YYNi793v 694 ゆるふわスカートの子が銃かまえてるwww 703 :691-692:2012/04/23(月) 11 51 07.48 ID gNJEpb/j 691-692です。 ネタ臭くてすみません。 未だに背後に人に立たれると、思い出して怖くなるので私自身 ネタだと思いたいです。 証明は出来ないので、これ以上はどうしようもないですが…。 被害届も出しましたし、鞄を拾ってくれたカップルのすすめで 転んだ時にできた怪我の診断書も取って警察に出しました。 自分でも情けない位動揺して泣きっぱなしだったので、警察でも 病院でもずっと付き添ってくれたカップルの二人には感謝しても しきれません。 どうなるか分かりませんが、第二第三の被害者を出さない為にも、 塀の向こうに行って欲しいです。 犯罪者はどんどんエスカレートすると言いますし、あんな人が 同じ外を歩いてるなんて怖すぎます。 スカートの弁償、してもらえるといいな…。 694の写真の銃は私のと種類は違いますが、狙撃銃なのでサイズは それ位あります。 というか、その方はかの有名な先生では……。 場違いなのに、話を聞いてくれてありがとうございました。 706 :名無しの心子知らず:2012/04/23(月) 11 56 23.49 ID oUtgKDWk 703 ネタ言うのは、必ず湧くから気にスンナ。 スレチでも無い。 次のお話→書類入りバッグ奥(727)
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神社で行われている夏祭りに、浴衣を着た若い男がゆっくりれいむを一匹連れ添って遊びに来ていた。 一緒に歩くので男の下駄がカランコロンと鳴る間にぽよんという音が入って カランぽよんコロンという不思議な音色になって境内に響いた。 その珍妙さはまるでゆっくりと人間の組み合わせのようだった。 「ゆ!みんなゆっくりたのしそうだよ!おにいさんいっぱいゆっくりしようね!!」 れいむは普段とは打って変わって屋台が並び煌びやかに飾り付けられた神社の様子を見て 興奮気味に飛び跳ねながら男に言った。 「ははは、どちらかというとゆっくりよりにぎやかと言った方が正しい気もするけど れいむがそう言うならきっとそうなんだろうね」 男は少し屈むとにこりと笑ってれいむに応えた。 「うん!ゆっくりだよ!」 一人と一匹は軽く笑いあいながら屋台の間を歩いていった。 れいむはものめずらしそうに両脇の屋台を見ては男に何の店なのかを尋ねていく。 男は面倒がるそぶりを欠片も見せずにれいむにもわかるように丁寧に答えていった。 「ゆー、こんなにゆっくりたのしいところれいむはじめてみたよ」 れいむは驚きを隠さずに素直に祭りのことを褒め称えた。 「それはよかった、僕もつれて来た甲斐があったよ」 男はれいむが喜んでいるのを見て嬉しそうに笑った。 「そうだれいむ、こんなものがあるんだけど」 男は浴衣の懐から小さくて丸いものを取り出した。 「ゆ〜?ゆ!あかちゃんだ!とってもゆっくししててかわいいね ゆっくりしていってね!」 男が取り出したものはゆっくりの赤ちゃんだった。 両目をつぶっていて、どうやら眠っているようだった。 「ぱくっとな」 男はれいむに見せ付けるかのようにそれを口の中に入れた。 「ゆゆ!おにいさんのおくちのなかでゆっくりあそんでね! おにいさん!つぎはれいむにやらせてね!」 れいむはそれを見て親ゆっくりが子ゆっくりを避難させたり遊ばせたりする時と同じように 男が赤ちゃんゆっくりと遊んでいると思ったようだ。 グチャ 何かを噛み潰す音が男の口の中から漏れた。 「ゆ・・・!?」 唖然とするれいむを尻目にむしゃむしゃと咀嚼音を漏らしながら男は顎を動かし ゆっくりの赤ちゃんを噛み砕いた。 そしてれいむが何かを言おうとしたその時、ごくりと男は口の中の物を飲み込んだ。 「お゛に゛い゛ざんなんでごどずるのおおおおおおお!?」 祭りの会場に場違いなれいむの悲鳴が響いた。 「あがぢゃんだぢでえええええええ!!ゆ゛あ゛あ゛ああああああ!!」 れいむはぼよんぼよんと男の足に体当たりした。 ぶつかるたびに涙が浴衣の裾をぬらした。 その様子を見て男は堪えきれなくなったのかのように笑い出した。 「あははは!ごめんごめんれいむ ほら、これを見て」 男は暴れるれいむを抱え上げると脇の屋台の男に話しかけた。 「親父さん、一つ見せてくれないかい?」 「あいよ」 その屋台の中年はさっさと手先を器用に動かして、飴細工を作って見せた。 「ゆゆ!?」 赤白黒肌色の飴を見事に使って、ゆっくりれいむそっくりの飴細工だった。 「すごーい!!!」 「へへへ、お嬢ちゃんそっくりでしょう」 「すごいよすごいよおじさんすごい!とってもゆっくりしてるあめさんだよ!!」 れいむの興奮のボルテージは頂点に達したようで、男の腕の中で跳ねようと暴れまくった。 男はおっとっととなんとかれいむを抑えこんだ。 「はは、実はこういうことさ このおじさんはこの辺りでたった一人の有名なゆっくり飴細工師なのさ」 「ゆー、れいむすっごくびっくりしたよ!もうにどとしないでね!!」 れいむはぷくーっと膨れて怒りを露にして男に抗議した。 「ごめんごめん、それじゃあ行こうか」 男は手のひらを額に立てて謝罪する手振りをした。 「ゆ!ゆっくり行こうね」 れいむは男の腕の中から降りて神社の本堂の方へと歩いていった。 屋台の男はチッと小さく舌打ちした。 「あんにゃろ、作らせるだけ作らせて結局なーんも買っていかねーでやんの 初めてみる顔だからサービスしてやったってぇのに」 屋台の男は今作ったばかりのゆっくりれいむの飴細工を串立てに立てて並べた。 一人と一匹のカランぽよんコロンという珍妙な音が夜の境内に不気味に響き渡った。 このSSに感想を付ける
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アーサーたちが救急車に乗り込み、病院へついた頃。 いかせのごれのとある場所では、二人…正確には片方の後ろにもう一人、合わせて三人が対峙していた。 「………」 「………」 「ふふっ…カチナー、頑張れーっ」 睨み合っているのは、ホウオウグループの一員であるクロウと、UHラボの元実験体であるカチナ。 カチナの後ろには、UHラボの元研究員であるセラが、命を懸けた戦いをしている二人を観賞している。 その声はこの場に場違いなほど明るく、カチナに声援を送る姿はまるで運動会か何かで我が子の勇姿を見守る親のようだった。 そんなセラの様子に、クロウは苛立ちを募らせる。 「…何のつもりだ」 「いやだなぁ、カチナの晴れ舞台なんだよ?応援しないで何をするのさ」 くすくすと笑いながら、当たり前だろうと言わんばかりの声音で言う。 クロウの殺気を込めた視線も、どこ吹く風のようだ。 「それに、何かしてないと僕暇なんだもん。進展ないしさー」 ぶうぶうと子供のように口を尖らせるセラに、クロウの顔がさらに顰められる。 しかし、セラの言葉もあながち間違ってはいない。 先程からクロウとカチナの戦いは続いているが、お互いに全くダメージを与えられていないのだ。 クロウの攻撃はカチナの相撃ちで相殺され、カチナの攻撃はクロウのイントルーダーによって軌道を逸らされ空振りに終わる。 クロウが何度か隙を突いてセラへ攻撃を試みたが、全てセラの命令を受けたカチナによって阻まれた。 結局、二人とも決定打を与えることができず、膠着状態に陥っているのだ。 「…ねえ、クロウ君。僕も暇じゃないんだ」 「何?」 「カチナにもっともっと色んな勉強をさせてあげないといけないんだ。この子を一人前の兵器にしてあげないといけないんだよ。君も確かに素晴らしいけど…君にだけ構っていても経験値はなかなかたまらないんだ」 ふぅ、と手を組んで小さく息を吐く。 困ったような口調ではあったが、その表情はとても楽しそうに、歪んだ笑顔を浮かべていた。 「まだまだカチナは半人前だからねぇ…僕が手伝ってあげないといけないね。…ね、カチナ?」 名を呼ばれたカチナは、一瞬怯えたように体を強張らせる。 「……カチナ。分かっているね?」 震えるカチナに、もう一度優しく、しかし有無を言わせない強制感を持って、セラが呼びかける。 いつどこから攻撃が来てもいいように、クロウは身構える。 次の瞬間、カチナの持っていた木槌が地面を殴りつけた。 「!?」 地面を殴りつけ、腕を振り上げる衝撃で、砕かれた土が砂埃となって宙を舞う。 10秒も経たないうちに、カチナとクロウの周りは舞い上がった砂と土によって取り囲まれた。 「ちっ…!」 クロウは小さく舌打ちをすると、砂埃の中から抜け出そうと移動する。 幸い砂埃の範囲は狭い。すぐに視界は晴れた― 「!?」 首筋に、ちりっとした痛み。 次の瞬間、クロウの視界は歪み、ぐるりと反転した。 あまりのことに立っていられなくなり、がくりと膝をつく。 「……な……にを、した…!」 「ちょっと動けなくなってもらったよ。このまま始末しちゃってもいいんだけど、それじゃあカチナの勉強にならないしね」 楽しそうに笑うセラが、クロウを見下ろす。 歯を食い縛ってセラを睨みつけるが、その視界はぐわんぐわんと揺れ続け、とてもまともに相手を見ていられる状況ではなかった。 「ごめんね。また今度、一緒に遊ぼう?その時までに、カチナを一人前にしておくからさ」 7年前と同じように高らかに笑うと、セラはクロウを残し、カチナを伴って姿を消した。 街中の人通りの少ない路地。 セラとカチナは、そこを歩いていた。 セラは途中、どこかからかかってきた電話に出て話をしている。 「借してもらったあれ、役に立ったよ。やっぱり君らに頼んで正解だったねぇ」 「え?見返り?…やだなぁ、分かってる分かってる。君らの『お手伝い』をすればいいんだろ?いつもみたいに」 「その代わり、いい子がいたら殺さないで僕に頂戴?カチナのお友達にしたいんだ…」 「ふふ…じゃあ、いつもの時間に、いつもの場所でね」 その言葉を最後に、通話は途切れた。 狂おしき毒牙 「…狂っているのは、お互い様だろう?」 (心底楽しそうな笑顔で誰にともなくそう呟いた)
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-STORY- {C.E.702月14日、『血のバレンタイン』の悲劇 によって};ニコ鉄、チー鉄間の緊張は 一気に本格的武力衝突へと発展した……。 誰もが疑わなかった、数で勝るニコ鉄軍の勝利……。が、当初の予測は大きく裏切られ 戦局は疲弊したまま、既に11ヶ月と言う時間が過ぎようとしていた……。 中立国?州のニコニコ動画に通うニコ厨、カス・ミン… ある事件から彼は鉄道経営、更にはアメリカ復興に乗り出すことになる……。 無事バレンタインは終了しました。返答して頂いた支社長の皆様、ありがとうございました! 会長のお言葉 ニコ鉄から支社長さんへ大切なお願いとお知らせです。12月から更新されていないFF式の古い支社長さんを探しています。 万が一の生存報告の無い場合は、 虫 の 息 と判断される恐れがありますので至急下記のフォームにご連絡をお願いします。 1/20(第02回)社内会議にて決議されたこと 放置支社(今年に入ってから更新されていない支社・子会社等、但し4話以上動画がある支社及びライバル会社は除く)におかれましては、 生存報告と次回の予定の公表をお願いします。 万が一返答が無い場合はその土地を他の支社希望者に割り振る可能性があります。 また、株主総会にて支社設立宣言をなさったぐらーふ様についても今後の予定をお聞きし、 返事が無いなどの場合はその場所を他の方に譲る可能性があります。 なお、返答期限は2/14(今年も中止となったバレンタインデーの日)とします。 尚これによって開発終了を強制するものではありません。 参考(該当支社一覧) 本年に入り動画更新をしていない支社 支社名 更新日 最新話 備考 ニコニコ鉄道〜都州久留支社 12/01 第03話 返答なし 太極御影鉄道株式会社 11/20 第00話 開発断念 【A列車で行こう】 ニコニ高速度交通営団 開拓記 12/05 第02話 返答なし 悠久電鉄株式会社 12/16 第01話 開発断念 設立宣言をしているが、報告の無い支社 支社名 更新日 宣言日時 備考 彩度山北西支社運営記 未うp 11/17 開発凍結(3/11に回答) 初音市の北西(予定)のぐらーふ様 未うp 12/18 返答なし 生存確認用コメントフォーム 響詩市支社の第03話の更新日を改正忘れがあったので訂正しておきます。 今のところ最新更新日は1/12です。また、近日第04回の更新予定。-- 境界美 三丸 会長初め支社長の皆様、お久しぶりです。報告が送れて申し訳ございません。 -- eltama 現在のPC環境ではA7プレイそのものができないという状況になっているため凍結していました。 -- eltama(太極御影鉄道社長) 私の現在の環境が絶望的なので開発地区を他の方へお譲りいたします。最後にご迷惑をかけて本当に申し訳ございませんでした。 -- eltama(太極御影鉄道社長) 年末年始より多忙により更新が滞っておりました申し訳ございません。テスト期間が終わる2月初めまでにはうpできる予定です。 -- pashi(オッケープロジェクト) 現在第4回の編集中です。来週を目処に更新予定です。 -- 諧登支社 僕の環境ではここに書き込むくらいしかwiki編集ができないんです。(だから更新日が1月5日になっているし)ここのリストには載ってませんが、誰かホームページの更新に気づいたら編集をよろしくお願い致します。場違い、まことにあつかましいお願いすいません。 -- dora22以下略 該当支社に書いてありませんが、夢見地区開発を担当していたものです。1月より海外転勤となってしまい、更新ができてませんが、恐らく年来の帰還は絶望的なので大変身勝手ではありますが、開発の方を停止させていただきます・・・・・(泣) 心待ちにしていた株主様、大変申し訳ございませんでした。 -- ななし 多忙により開発を進めることが困難となってしまいました。開発地区を他の方へお譲りします。みなさまにはご迷惑をおかけしまして、申し訳ありませんでした。 -- shou(悠久電鉄社長) 彩度山北西支社の鳴です。連絡が遅れて申し訳ありません。諸事情で多忙を極めておりました。当支社の環境ではキャプチャが出来ないようです。申し訳ありませんが、当事業は凍結致します。 -- 鳴 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pawaparo573/pages/17.html
前へ ぱわQ1-1? 次へ ぱわQ1-3? 1-2 講堂に集められた生徒の波の中で小波は、アヒルの群れに混じった白鳥の雛の心地を知 った。 世代の平均より顔半分高い彼の身長は、同性の中にあってもそれなりに目立つが、周り を女生徒に囲まれると闇夜の月である。壇上で長話を続ける学長は、ちょうどいい目印と ばかりにこちらを見ている気がするし、壁際に立つ教師たちから丸見えなので、迂闊に欠 伸もできない。周囲の生徒からも好奇心に満ちた視線を感じる。 もっとも、そんなものを気にするような神経でグラウンド、それもその一番高いところ に立てる筈も無い。全方位から突き刺さる視線をさらりと無視し、いかにも真剣に話を聞 いている風を装いながら、小波は隙なく周囲に眼を這わせた。 圧倒的多数を占める女生徒の中に、染みのように点々と男子の姿が見える。みんな自分 と同じような気分を味わっているのだろうかと思うと、話した事さえなくとも親近感は湧 いた。どこのクラスかを確かめて記憶にとどめる。後で部活に誘う為だ。向こうも自分同 様に、こちらに対して共感を覚えるようなら勧誘も楽になろう。そう考えればこの肩身狭 さも捨てたものではない。 ──と、 「最後になりましたが、皆さんご入学おめでとうございます」 ペコリと頭を下げる学長の、まだ話足りなそうな顔に向かって叩きつけるような拍手が 起こった。わざとらしくならない程度のタイミングでそれに便乗し、ぱちぱちと二度三度 手を叩く。 「やっと終わったでヤンスね」 隣に並んでいた矢部がうっへりと呟いた。 「長話が好きなのは校長、学長になる最低条件か何かなんでヤンスかね?」 思いの他皮肉った物言いに、小波は笑う。 「きっと選考試験の問題にあるんだよ。『入学おめでとう』という言葉を三千字以上に拡 張して述べよ、とかね」 「そんなのオイラでも出来そうでヤンス」 「五分間ていう時間制限付きなのさ。合格する連中の時計は、長針が一つ動くのに二分か かるようにできてるんだ」 スケジュールに狂いが生じた所為か、巻きに巻いた進行を繰り広げる生徒会を哀れみな がら小波は言った。ちょうど校歌の段に入ったところで、時計と見比べてみれば張り出さ れたプログラムからはまだ3分以上遅れている。心なしか伴奏のピアノさえもが急いて聞 こえた。二人の場違いなやり取りがツボに入ったのか、くすくすと周りから漏れる忍び笑 いもあって、歌詞も旋律もさっぱり耳につかない。なんとなく、歌い辛そうな曲だなとい うのが正直な感想だ。 「はやいとこ、覚えなきゃな」 別段、愛校心とかそう言った類の心根を持ち合わせての言葉ではない。 高校野球は、試合に勝てばその度に歌う機会が訪れる。何度だって歌うつもりだ。それ を毎回毎回口ぱくで凌ぐ訳にもいくまいというだけの話だ。部活を作る前から考えること ではないかもしれないが、小波は掛け値なしの本気であった。 もっともその為には、校歌の練習以上に野球のそれに身を入れなければならない。 「──そうだ。忘れてた」 「な、何でヤンスか?」 結局駆け足のままに終わった入学式から、教室への帰り道。大きな声を出す小波に、矢 部はかすかに眉をひそめた。 「ああ、いや。入る部活もう決めたか聞こうと思って」 「ぶ、部活でヤンスか……」 ギクッと大げさなほどに仰け反って、つつーっと視線を脇へ走らせる。あからさま過ぎ る反応に、触れてはいけない話題だったかと内心舌打ちしながらも、話を振ってしまった からには後戻ることも出来ない。敢えて小波はそのまま踏み込むことにした。 「うん、もうどこか入るところ決めた?」 「決めていた、というべきでヤンスか。決まっていない、というべきでヤンスか……」 「どっちなのさ」 思わず半眼になる。それが怖かったのか、或いは単に語りたかっただけなのか、矢部は 眼鏡をくいっと押し上げて言う。 「聞くも涙、語るも涙の物語でヤンスが、そんなに聞きたいってぇんなら教えてしんぜや しょう、でヤンス」 「まだ何も言ってないけど。っていうか、さっきからずっと聞きたかったんだけどキミお 国はいったい何処ですか」 前へ ぱわQ1-1? 次へ ぱわQ1-3?