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私のやんごとなき王子様 13日目 「おっはよー!」 校門を過ぎた所で後ろから元気に声をかけられた。 「おはよ、さなぎ」 声の主は勿論さなぎ。その表情はにこにこしていて、何だかとても楽しそうだ。 「ついについについに~! 演劇祭本っ番っ! だねぇ~」 大げさに手を振り上げながら言うさなぎを見て、思わず私の顔も綻ぶ。 「うん、今日で高校生活最後の演劇祭がついに終わっちゃうんだもんね。気合い入れて頑張らないと!」 「うんうん! 美羽なんて、あんなに悩んで悩んで悩み抜いて決めた担当だもんね! 10日間お疲れ様!」 「あはは! まだ終わってないよ。でも有難う、さなぎ」 今から10日前――どこの担当に入るかを悩みに悩んでいた、あの感情が蘇ってくる。 あの頃は自分がこんな風に人を恋するだなんて、思いもしなかった―― 「さーて、それじゃ後数時間後には本番! 気合い入れていきますか~」 「うん! さなぎも頑張ってね!」 「了解です!」 元気にお互いを励まし合って、私達はそれぞれの担当場所へと向かった。 すう~、はあ~……すう~、はあ~…… ―――だ、駄目だ。何度深呼吸しても、頭の中で客席に座ってるのは大きなカボチャだと思い込もうとしても緊張が取れない。心臓が爆発しそうだ。 私は本番直前の舞台袖から覗いた客席の盛況ぶりに、極度の緊張に達していた。今にも口から心臓が飛び出しそうで恐ろしい。 ドドドドド……! と猛烈な勢いで全身に血液を送り出す心臓に、軽い酸欠状態だった。 「うう……見なきゃ良かった……」 後悔先に立たず。幕が上がるまで大人しく廊下でストレッチでもしていればよかったと、フラフラする体を壁で支えてぼやく。 「小日向、大丈夫か?」 「あ……」 振り向くと廊下からこちらへ風名君が入って来る所だった。心配そうに私の傍まで来ると、ふと額に手を当てる。 「緊張し過ぎだよ」 「だって」 緊張するよ! だってあんなに大勢のお客さんの前で、オディールという大事な役を演じなきゃいけないんだよ!? 失敗しないように、皆の足を引っ張らないようにってそればっかり考えちゃって、余計に怖くなったんだもん! なんて言いたくても口も上手く動かない。 「俺が合宿行く時船の中で言った言葉、覚えてない?」 もごもご口の中で不安を呟いていた私に微笑む風名君に一瞬見蕩れ、私はあの日の事を思い出す。 風名君や亜里沙様の演技力に圧倒された私は、オデット姫の友人役というちょい役にも関わらず、自分があまりにも場違いだと落ち込んだ。そんな時に風名君と利根君が励ましてくれた。 風名君は、 『出来ないとか出来るとか、上手とか下手とか関係無く、俺達と一緒に演技を楽しもうよ』 そう、優しく言ってくれたんだ。 「演技を、楽しむ―――」 ぼそり呟くと、風名君はうんと力強く頷いた。 「そう。俺は小日向と一緒にこの高校生活最後の演劇祭を楽しみたいって思ってる」 「風名君……」 「間違えたっていいさ。俺だって、ホラ―――」 「っ!?」 そう言って風名君は私の手を取り、自分の胸に当てた。 一瞬驚いたけど、すぐに私の手のひらに風名君の心臓の鼓動がドクドクと伝わって来て、その顔を思わず見上げてしまった。 「はは、実は俺もすっげー緊張してんの。人には大丈夫とか楽しもうとか言ってるくせにさ」 ――同じなんだ。 風名君も、私と同じように緊張するんだ。 そう思ったら急に気持ちが軽くなった。 「ありがとう、風名君。私、頑張る……精一杯楽しめるように、全力で頑張る!」 「ああ、頑張ろうぜ」 互いに顔を見合わせて笑い合うと、開演のブザーが鳴り響いた。 驚く程落ち着いた私の心臓は、すごく現金なやつだ。 だって、大好きな人が自分と同じ気持ちでいてくれるというだけで、こんなにも舞台に立つのが楽しいだなんて思えるんだから。 風名13日目・No.2へ 一つ戻る12日目・No.1 ブラウザを閉じてお戻りくださいv 私のやんごとなき王子様トップへ戻る
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登録日:2024/02/07 Wed 09 12 26 更新日:2024/02/16 Fri 19 21 00NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ウルトラスーパーデラックス カメレオン カラフル ガメレオアーム スルー スーパーデラックス ペイント ホットビート ボス ボスキャラ 古代のとう 捕食 星のカービィ 星のカービィキャラクター項目 洞窟大作戦 舌 誰だお前 誰? 透明 銀河にねがいを 門前払い ガメレオアームとは、ゲーム「星のカービィシリーズ」に登場するボスキャラクターである。 概要 カメレオンの様な見た目をしているキャラクター。 長い舌と、大きな鉤爪が生えた長く伸びる後ろ脚が主な武器。 カメレオンらしく体色を自由に変化させることができるが、腹部は白で固定。公式イラストでは緑色。その能力を利用して透明になることもできる。 登場作品 スーパーデラックス/ウルトラスーパーデラックス 初登場作。洞窟大作戦の古代のとうと銀河にねがいをの灼熱の星 ホットビートで出現する。 舌を伸ばして捕食したり、爪を伸ばしたりして攻撃し、透明になったりもする。 登場時の体色はランダムで、透明になった後や、ペイント攻撃をぶつけると体色が変化する。 体色は6色(赤,橙,黄,緑,青,桃)である。 倒されるとどこかの配管工みたいなやられ方をする。 SFC版『スーパー〜』では横に転がっての登場だったが、リメイク版の『ウルトラ〜』では登場時の演出が追加され、中央で透明の状態から姿を現すようになった。 また、変色パターンに紫が追加され7色になったほか、銀河にねがいを・ヘルパーマスター用に新規の7色が追加された。 トリプルデラックス キーホルダーで登場。 使用技 ・捕食 舌を伸ばして捕食してくるガード不可の技。 転がって接近する場合と動かずに伸ばすパターンがある。 ・体当たり 転がってきて急接近する。 ・崖掴まり 背景に鉤爪を刺して高いところに陣取る。 上空と低空の2パターンがある。 ・ペイント弾 崖に掴まった時に使用する。 口からゲロペイント弾を3つ吐き出す。 レア能力のペイントをコピーできる(*1)。 ・脚 崖に掴まった時に鉤爪を横や斜めに伸ばしたり、 真下に体を下ろしたり横に移動したりする。 ・透明化 崖に掴まった時に使用する場合がある。 その名の通り透明になり姿が見えづらくなる。 しばらく時間が経つか、ペイント攻撃を当てれば再び姿を現す。 余談 SFC版のガメレオアームの透明時に背景と完全に同化して見えなくなることがあったが、リメイク版では修正されている。 洞窟大作戦の他のボス達は各エリアの最後に登場するが、ガメレオアームの場合は古代のとうの内部に突入しなくても次のエリアの神秘の楽園に行ける為スルーすることが可能。スルーした人からは銀河にねがいをで初遭遇することになり、誰だお前と言われることになった。 またリメイクで追加されたメタナイトでゴー!DXの洞窟大作戦は正規の道に進まない分岐点はカットされているが、古代のとうに関しては扉自体が完全に塞がれており門前払いされている。(ガメレオアームとはホットビートで戦うことになるので相手にしないわけではない) 追記・修正は古代のとうを完全制覇してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ホットビートの道中は溶岩だらけだったから、ボスは炎系だろうな〜と思わせてのガメレオアーム。色んな意味で場違い感が半端ない -- 名無しさん (2024-02-07 09 42 37) ウルスパだと格闘王のタイムアタックに於いて地味にイライラさせられる存在に。何故登場シーンが長くなったのか -- 名無しさん (2024-02-07 14 34 09) ネーミングは「カメレオンアーミー」から? -- 名無しさん (2024-02-07 22 49 47) スパデラの頃から登場時の体色はランダムだったはず -- 名無しさん (2024-02-08 02 25 58) ↑4 銀河に願いをの各ボスは流用だから仕方ないにしてもケビオスのワムバムロックと交換したほうがよかったんじゃなかろうか -- 名無しさん (2024-02-10 08 06 53) 名前 コメント
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oath sign 最悪の気分だ。苦虫を噛み潰したような表情で、青年は溜息を零した。 ピタリと首に装着されている首輪からは、無機質特有の冷たさしか感じられない。辟易して取り外そうにも、ルールブックに書いてある言葉を信じるなら、この首輪は一定の衝撃で作動する。 もし作動してしまえば、解除方法は無し。ポン、と。あの会場で犠牲となった少女と同じく、彼の首は間抜けな音を立てて飛ぶに違いない。 それは、如何なる身であろうとも敵わない現実。 「……どうしたものかねぇ」 溜息と共に率直な感想を吐きだす。 そんじょそこらの出来事にうろたえるほど、彼の精神は柔ではない。が、これは流石に別次元だ。 自分ひとりだけならば、まだどうにかなった。どうにでもなった。 だが、手にした参加者名簿が持ち前のポジティブな思考を押しとどめる。 「我が愛しき妹に、相棒。白ちゃんに期待の新人、それにあの子……」 むぅ、と。 端正な顔を不機嫌そうに歪めると、彼は手にした参加者名簿をくしゃくしゃに丸めた。 不愉快極まりない。 あの首謀者の嗜好など知りたくもないが、その悪辣さは十分に感じ取れる。舌打ちと共に紙を投げ捨てると、自身の首輪を人差し指で軽くノックした。 「アンタは殺す」 この首輪が、ただ爆発の為だけの首輪とは思えない。おそらくは、参加者の状態を知る何かが埋め込まれているはず。 一言。思い浮かべるはあの神父。言葉を刃に、殺気を滲ませ、目を本来の色へと変えて宣言する。 「絶対に殺す」 主催者への反逆の意志と宣告。 だがそれは、聞く者が聞けば失笑に、あるいは嘲笑に付すであろう言葉。この現実が見えていない阿呆の言葉。 戦場で生き残るのは、強者か臆病者と相場が決まっている。弱者は元より、場違いな勇者も生き残るには値しない。 命のかかったこの現状では、命を握られている現状では、青年の行動は明らかに致命的。 ――――だが、果たしてそれは正しいのか? 闇夜に映える金色の髪の毛をかき上げ、夜空に浮かぶ満月を見上げる。 闇夜に煌めく血のように紅い瞳を眇め、夜空に浮かぶ満月を見上げる。 「絶対に、殺す」 僅かに足を浮かせ、一息の後に踏み下ろす。音を立てて、舗装されていた道路にヒビが走る。 歯を剥き出しに。唸るように言葉を紡ぎ、絶対の誓いを此処に残す。 これが、貴様らの未来と言わんばかりに。 これが、貴様らの末路と言わんばかりに。 そうして青年――――千堂伊織はその場を後にした。 ■ 普段通りの彼ならば、此処まで感情を剥き出しにすることは無かっただろう。 このような理不尽な世界に身を置いても、例え意志表明を宣言するにしても、もう少しスマートに事を進めたはずだ。 それをしなかった、或いは出来なかったのには理由がある。 一つは、先ほどまで手にしていた参加者名簿。ひいては、それに記されていた五人の名前。 コレに関しては、特に説明が必要なわけでもあるまい。 おそらくは、この悪趣味なゲームに参加させられた殆どの参加者が大なり小なり通る事項なのだから。 「……ふん」 忌々しげに鼻を鳴らして、伊織は頬についた跡を擦った。 既に乾いてこびり付いてしまったが、それが何であったかが分からぬ伊織ではない。 先ほど目の前で起きた出来事を、妹を庇った際に浴びたソレを、骸を抱いて慟哭する女性を。 瞼の裏に今尚こびり付いた光景を振り払い、伊織は歩き続ける。 別に、義憤に燃えているわけではない。 別に、特段正義感が強いわけではない。 別に、彼の二人に同情しているわけではない。 別に、彼の二人に共感しているわけではない。 別に、安っぽい下らない感情を抱いているわけではない。 そう、別に……ただ、そういう気分なだけなのだ。 【一日目/0時30分/B-2】 【千堂伊織@FORTUNE ARTERIAL】 [状態] 健康 [装備] [所持品]基本支給品、ランダムアイテム [思考・行動] 基本:ゲームの破壊 1:ゲームに乗るつもりはない 2:知り合いと合流 【備考】 体育祭後より参戦 No.008 剣と天使 投下順 No.010 bad end No.008 剣と天使 時系列順 No.012 いざ、行かん! GAME START 千堂伊織
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登録日:2012/06/25(月) 08 56 11 更新日:2022/10/26 Wed 23 13 17NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 20代ホイホイ コロコロコミック 俺たちに是非読んで貰いたい作品 十日野鬼久 名作 小学館 月刊コロコロコミック 漫画 良い意味で場違い 薬売りのメソメソ 読み切り 載る雑誌を間違えた 薬売りのメソメソは、十日野鬼久が月刊コロコロコミック1999年8月号(No.256)に載せた読み切り漫画である。 第44回小学館新人コミック大賞で佳作を授賞した十日野の作品。コロコロでは読み切りから連載へつながるパターンが多いのだが、十日野の漫画が連載されることはなく、後にも先にもこれっきりであった。 そもそもこの掲載自体、映画「スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」のコミカライズ版のページ不足分(「急病のため」としてラスト16ページ分が未掲載であったが、単に「原稿を落とした」可能性もあり)の穴埋めであったとみられるが。 コロコロは知っての通りギャグや下ネタ、かっこいいマシンやホビーが幅を利かす雑誌である。 しかしこの薬売りのメソメソは、そのどれにも当てはまらないような話であった。 そのためコロコロ読者の支持は得られなかったが、わずか16Pである意味とてつもないインパクトを残した(内容は後述)。 登場人物 メソメソ 薬売りの行商をしている女の子。本名なのか知らないが、怖くなると名前通りめそめそと泣く。しかし普段は明るく元気で優しい性格。本人は裁縫が得意じゃないというが、なかなか上手である。大好きな父親がいる。 魔女のおばあさん 道に迷ったメソメソを泊めてくれた魔女のおばあさん。いかにも昔話に出てきそうな人相風体なので、メソメソに警戒される。 魔法の力が弱ってきているらしく、「若返りの薬」、「時間を長く感じない薬」、「ひとりでも楽しい気分になる薬」をほしがっている。普段あまり料理をしないようである。 話の内容 薬売りの行商をしていたメソメソは、迷子になって森で夜を迎えてしまう。めそめそと座りこんでいると、そこは魔女の家のドアの前だった。 「薬売りか…。若返りの薬はあるかい?」 泊めてもらうことになったメソメソ。昔話に出てきそうな風体の魔女に、太らされた挙句、眠りについたところを食べられるのではないか、と心配する。ところがコーヒーにミルクを入れられた時 「あ、そんなにミルク入れないで…。」 「なまいきだねメソメソ。ねむれなくなるよ。」 「!!」 もう眠りにつく心配をされているということは、すでに自分は美味しそうに太っていると思われているということ…!?、と思ったメソメソ。次第に瞳が潤み始め、おばあさんが売ってほしい薬の話をしだしても、そんな薬持っていないし、めそめそと泣くばかり。 耐えかねた魔女は相手にしてられなくなり、 「あたしの友だちだったら、こんなめそめそ泣きゃしないってのに。」 と言って部屋に戻ってしまう。 不思議に思うメソメソ。こんな森の魔女に友達などいるのだろうか? するとおばあさんの部屋から話声が。 「…あの歳で行商なんてえらいねェ、ヒイラギ。」 「―でもあの子はいいさ。ひとりのようでひとりじゃない。」 「たびさきで友だちをこしらえて…なお、あの子の帰りをまってくれているひとがいる。」 「あの子のころからあたしゃ―」 一体誰と喋っているのだろうか。不思議に思ったメソメソがドアの穴から中を覗いてみると… そこには目いっぱいのぬいぐるみを相手に、寂しそうに話しかけているおばあさんがいた。 メソメソはおばあさんがなぜ「若返りの薬」、「時間を長く感じない薬」、「ひとりでも楽しい気分になる薬」をほしがっていたのか、理解したのだった。 その夜、なにかを決心したメソメソはスコップと袋を持って外に出る……。 翌朝おばあさんのぬいぐるみを直してあげることにしたメソメソ。おばあさんも大喜びする。そして父親から聞かされた言葉を語り出す。 「薬はただのませてもきかないって。たすけたい…きもちに神さまが力をかしてくださるんだって。」 「おまえの薬でたすかったひとの笑顔で、おまえのこころもすくわれる……。」 「にんげんはひとりでは生きていけないようにできている。神さまはそこまでなさけぶかいから――…。」 昨夜の外出のせいか、そこまで語ってうたたねをしてしまうメソメソ。その言葉とメソメソの優しさに涙を流すおばあさん。 「…メソメソの神さまは、こんなおいぼれ魔女の…この子を早くぶじに村へ帰してやりたいってきもちにも、力をかしてくださるかしら……?」 そして寝ているメソメソの靴に精一杯の魔法をかけるのであった。 日が高くなり、帰ることにしたメソメソ。 おばあさんは魔法でメソメソの靴を「空とぶくつ」にしていたのだった。目的地を思って歩き出せば、体が浮いて飛んで行ける靴だというのである。 驚き喜ぶメソメソ。 「…そんじゃあ帰りまぁぁっす!」 「二度とこんな森とおるんじゃないよ。」 「……」 「……」 「ひとついいわすれてたんだけど、あたしゆうべこっそりね」 「おばあさんの足もとあたりに、薬草のタネまいといたから。」 「ちゃんッとおせわしてね!」 メソメソは昨晩、薬草の種を植えていたのだった。 おばあさんに薬草を育ててもらうことで、若返り、時間を長く感じず、ひとりでも楽しい気分になるだろう、と考えたのである。 そして最後に一言 「実がなるころにまた来るわ!」 笑顔で手をふるおばあさん。 その後森には、忙しそうに、しかし楽しそうに薬草の手入れをするおばあさんの姿があったのである。 メソメソが渡したのは「心の傷に塗る薬」だったのだろう。 以上が話の内容である。心温まる話、ファンタジーな絵のタッチは、コロコロでの浮きっぷりが凄まじかった。 しかしコロコロ読み切りものの中でも、その完成度の高さは強いインパクトを残している。 作者は自分のHPでこの漫画を公開しており、複製・転載・加工・翻案・配布などの二次利用を認めている。 現在作者HPが消えているため読むのは困難であるが、上述のように転載などの二次利用を認めているため、有志がどこかへアップロードしてくれるのを待つか、当時のコロコロを押入れから探してくるしかない。うまく手に入れたら、ここのサイトにアップロードしてもらえると、助かります。 運よく見つけた際は、明らかにコロコロでは場違いなその作風を感じていただきたい。 ※余談 作者の十日野鬼久はゲド戦記(小説)の大ファンらしく、自分のサイトもゲド戦記のファンクラブ的な位置で作っており、イラストを描きまくっていた。薬売りのメソメソはついでに載せていたようで、原稿も残っていないらしい。もったいない…… おばあさん「追記・修正の薬はあるかい?」 メソメソ「そんなのないよぉ…」メソメソ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 1999年か・・・その頃ならボンボンに載ってたら人気が出てたろうな -- 名無しさん (2014-04-22 02 35 56) うわ、懐かしい! もう項目読んでるだけでおぼろげながらも思い出せるw ってか公開してるのか!ちょっと見てくる! -- 名無しさん (2014-04-22 04 09 44) コロコロを溜め込んでいざ捨てるとき、この話だけ大事にとっておいた -- 名無しさん (2014-10-11 20 46 44) 「薬売りのメソメソ」掲載号のコロコロコミックを持っていたけど、捨ててしまったことを心の底から後悔している。捨てた時はまだ子供だったから単行本がその内出るだろうと思った。本当に馬鹿だった。あの時の自分を呪っている。絵もストーリーも全部大好きだった。自分が許せない。 -- 名無しさん (2015-03-07 01 17 58) 小学生だった当時、この漫画の内容と絵がすごく好きでした。とにかく好きで、そこだけ切り取って保管していました。是非いろんな人に読んで欲しくて、小学生の保存方法で荒くて申し訳無いのですがアップロードします。捨ててしまった人、新しく見た人の助けになれば幸いです。どうかこの記事の複製~のくだりが本当であり、アップロードによって問題が起こりませんように・・・ -- 名無しさん (2015-07-21 00 14 25) ↑この漫画の二次利用や転載は認められていましたが、今現在うpしていただいたものはコロコロ掲載版であり、作者の主張とちょっと食い違うかもしれません。実は作者がサイトにうpしていたバージョンのjpgを古いPCからサルベージできたため、今うpされているものを削除していただければ、そちらをうpさせていただきますが、いかがでしょうか -- 名無しさん (2015-07-25 21 20 26) ↑今確認しました。現状こちらでは編集、削除が出来ない状態なので、管理者の方に連絡し削除していただくか編集権限をいただけるように連絡いたしました。削除されるまで今しばらくお待ちいただければと思います。軽率な行動、申し訳ありませんでした。 -- 名無しさん (2015-07-27 22 25 08) 懐いwなんでこんな連載にもなんなかった読み切り漫画の記事があんだよwww -- 名無しさん (2015-08-31 02 27 26) ファイルの件はどうなったのかな…削除もされていないし、斧かどっかに作者さんがあげてたファイルをzipでアップロードしてURL貼り付けるくらいでもいいと思うけど -- 名無しさん (2016-06-04 18 47 27) 「なまいきだねメソメソ。ねむれなくなるよ。」ミルク沢山入れるとカフェインの効果が薄くなるのか? -- 名無しさん (2018-02-14 01 34 53) 名前 コメント
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1273071103/317-330 「ねえ、あんたにお願いがあるんだけど」 あれから桐乃は『人生相談』を持ちかける事はなくなった 寂しい限りだな そう、俺が思っていると誤解している諸君 間違えてはいけない もともと人生相談なんて軽々しくするものじゃない だからこそ、去年、桐乃が俺に『人生相談』を持ちかけた時には真剣に切迫詰まっていたのだろう だが、おかげでようやく俺達兄妹は、目を背けてはいけない、どうしようもなく家族であることを知った 少なくとも俺はそうだと信じてる だから、桐乃の『人生相談』が『お願い』になったとしても、同じように受け入れてやろうと思ってた まあ、初っぱなから「彼氏になれ」とか無茶苦茶な『お願い』だったけどさ まあ、その結果は諸君の知っての通りだが べっ、別に泣いてなんかいないんだからね(涙) で、今度はどんなお願いなんだ? 「で、なんだ?その『お願い』ってのは。今日は気分がいいから、特別に聞いてやるぞ?」 「うっえ、気持ち悪っ!こないだからアンタなんか勘違いしてるんじゃないの?」 …相変わらず容赦ねーな オーケー、オーケー、これくらいどうってことはない いつもの桐乃だ 俺が目に涙を溜めてるように見えたとしたらそれは仕様だ 「別に大したことじゃ無いんだから、貸しだなんて思わないでよね」 「思わねーよ」 だいたい、お前の頼み事に一々そんなこと考えてたら身が持たん 「で、なんだ?言ってみ?」 「えっと、言いにくいんだけど…た、お誕生日のね、ケーキを買ってきて欲しいの!」 なんだ、普通じゃないか?それのどこが? 確かに今まで大っ嫌いだった兄貴に誕生日のケーキをねだると言うのは気恥ずかしいだろうが、 って、あれ? 「ちょっと待て、桐乃?お前の誕生日はとっくに…」 「はぁ?なに言ってんの? 綾花ちゃんの誕生日に決まってるでしょ? っていうかあたしが実の兄に誕生日を祝えっておねだりするとか思ってるわけ?…キモ」 綾花ちゃんというのは相変わらず桐乃がはまっているラブタッチというゲームのヒロインだ ゲームのキャラクターの誕生日を祝う方がよっぽどキモいと思うがここは言わない方が賢明だろう 「買い物ぐらい付き合ってやんよ。駅前のケーキ屋さんでいいか?」 「はあ?あんたバカ? 地味子ならともかく、綾花ちゃんにそんなもので許されると思ってるわけ? だからあんたはモテないのよ。」 「うっせーよ。毎度毎度心をえぐるようなことを言いやがって」 とはいえ確かに桐乃が言う通り、ゲームの中とはいえ恋人に贈るプレゼントは特別なものなのだ 桐乃なりに精一杯恋人の誕生日を祝いたいのだろう 「わかったよ、どこへでも行ってやるって。んで、何処まで行けばいいんだ?」 「…わかんない」 予想外の返答に俺は戸惑ったが、考えてみればたかがケーキを買いに行くだけで桐乃が俺に『お願い』をするはずがない 「いや、それだといくら俺でも買えないよね、ケーキ」 ごく当たり前の反応に、桐乃は軽く逆ギレ気味に答えた 「せ、正確に言うとね、だいたい目星はついてんの」 そう言って桐乃はノートパソコンのブックマークを開いて、数件のお洒落なケーキ屋を俺に紹介しながら話を続けた 「ラブタッチはリアルが売りのゲームだから、恋人の誕生日に下手なお店で買ってきたケーキでお祝い、なんてできるわけないじゃない? だから今回はね、メーカーとショップが特別にコラボして『綾花たん生誕祭』をやるの。 ただ、事前に大々的に公開しちゃうとすぐに売り切れになっちゃうでしょ? 転売ヤーとか意味わかんない連中も綾花ちゃんのケーキを買ってプレミアつけて売ったりするだろうし…」 俺にはお前も意味わかんないけど、大事な人のために贈ろうとしたものが横取りされたら悔しいもんな 「でね、ネットに公開されたケーキの画像から、何件か候補が上がってて、多分代官山のここはトラップで、あたしは青山のここだと思うんだけど、自由が丘のこのお店も捨てがたいのよね」 そう語る桐乃が開いている限定ケーキの写真の写ったホームページと、ケーキショップの画像を見比べた俺はマジでビビった ホームページに掲載されていた写真はこれがケーキだと言われなければ気づかないようなぼやけた写真だ そこからショップをほぼ特定してるのだ オタクっていうのはみんな特殊工作員か何かっすか!? すげえな 「ちょっとあんた聞いてるの?」 むすっとした桐乃がそんな俺を見とがめる 「あ、ああ、悪い悪い、で、俺はお前と青山に行けばいい訳か」 「それじゃあんたに頼む意味ないじゃん。 あたしが青山に行くからあんたは自由が丘。 もし予想が当たってれば等身大綾花ちゃんフィギュアとツーショット撮影できる限定イベントもあるんだから、万が一にも外せないの」 真剣な面持ちで語る桐乃には悪いが、俺はそんな恥ずかしい証拠写真を残したくないので、桐乃の指示通り自由が丘に行くことになった その『綾花たん生誕祭』当日の自由が丘の朝 お洒落で少し懐かしい街並みの中に、どう見ても場違いな行列が出来ていて、俺はその列の比較的後ろの方に並んでいた モンサンクレール 自由が丘のちょっと丘の上にある、まさかゲームのキャラクターの誕生日ケーキを売り出すとは誰もが思いもしない超有名店だ そこにオタクの列がぶわっとできているのだ 静まり返った朝の街 ここが本当に『綾花たん生誕祭』をやる、と、明確に示すものはなにもない しかし、ここに間違いはないと確信を持って並ぶ男女の列 携帯ゲーム機を持ち出して、恋人と毎朝の愛の言葉を交わす勇者もいる また、ラブタッチのヒロイン、綾花を全面にあしらった携帯ゲーム機をチラ見せしては鞄に仕舞っている少し年季の入ったオタクの人も居る そこに、これから出かけるとおぼしき人達がひそひそ話をしながら通りすぎていく さすがに気まずい そんな気まずい思いをしている俺に、 「京介さん?」 と、背後から誰何する女性の声が聞こえた マズい…非常に、まずい… こんな姿を知り合いに見られたら、まず終わりだ 正直赤城と「ホモゲ部」の深夜販売に並んでたと知られるよりダメージがでかい ホモゲ部は瀬菜の買い物だから一部の腐った皆様以外にはすぐに誤解とわかるだろう だが、ラブタッチは違う まず秘密を守ると約束した桐乃の買い物だし、こいつはそもそも恋愛シミュレーションゲームだ 桐乃の秘密を守ったとしても、俺が残念な人に思われることはまず間違いない ん、待てよ? …っていうか、そもそもこんなところに、俺の知り合いで、俺を京介さんと呼ぶような奴って居ないよね? 意を決して振り返るとそこには… …すっごい美人がいた 長身でグラマラスな彼女は初夏らしい清楚なワンピースに身を包み、はにかむ様に俺をまっすぐに見ている さらさらの髪が一瞬風に流れる ヤバい 胸がドキッとした …ていうか、誰? お互いに見つめあう数秒の空白の後、彼女はおもむろにバッグからぐるぐる眼鏡を取り出してそれをかけてこう言った 「これは失礼した、京介どの」 「俺のときめきを返せえええ!」 思わず叫んだ俺に周囲の注目が集まる 『なにこいつ』『場違いじゃね?』『つーかリア充氏ね』 そんななんとも言えない雰囲気が辺りに立ち込めるが、彼女は気にせず続ける 「ところで京介氏、本日は何ゆえにこんなところに?」 「…桐乃の買い物だ。なんでもあいつがハマってるラブタッチの『綾花たん生誕祭』とやらで、この小洒落たケーキ屋で限定ケーキを売り出すらしい。もっとも、ネットの噂位しか情報が無いんでな、桐乃の奴も青山のナントカっていうケーキ屋に並んでる」 「ほほう、では京介氏は等身大綾花たんとツーショット写真が撮りたいと」 「って、全然人の話を聞いてねえ!?」 「冗談でござるよ。ははあ、それではきりりん氏には残念でござるなあ」 「ん?どういうことだ?」 「拙者も今回の『綾花たん生誕祭』の限定ケーキを買うべく来たのでござる。このお店に間違いは無いのでござるが…いささか遅かったようでござる」 沙織と話をしている間に、行列の先頭に動きがあった 店員さんが行列の整理をはじめた 少し場違いな雰囲気の男性はメーカーの人だろうか 「紳士淑女の皆様、本日は『綾花たん生誕祭』の限定イベントにお集まりいただきありがとうございます。 本日販売のお誕生日ケーキにつきましては限定数100とさせていただきます。 ただいまより整理券を配布いたしますので、列を崩さないようにお願いいたします。 なお、整理券配布の際は、かならず『綾花たん』の提示が必要となっております、予め電源を入れてお待ちいただきます様お願いいたします!」 小さくどよめく行列 っていうか『綾花たん』の提示が必要って何? 戸惑っていたところに、携帯が鳴った 桐乃だ 「どうしよう、青山じゃなかった…あんたの居る自由が丘が正解だった。でも、ネットでは綾花たんを連れてこないと本物のプレイヤーじゃないから、整理券配って貰えないかも、って…あんた、連れてきてるわけないよね…どうしよう…綾花ちゃんにあわせる顔がないよ…」 めちゃくちゃ落ち込んだ桐乃の声 「大丈夫、俺がなんとかする」 咄嗟にそう言って、俺は携帯を切った さて、そうは言ったものの、『綾花たん』の入った携帯ゲーム機は青山に居る桐乃の手元にある 整理券の配布は既に始まっている 今から桐乃にここまで来させても到底間に合わないだろう 然りとて、携帯ゲーム機が無いと整理券は配布されない 事実、列の前の方の何人かが追い返されている 妹の買い物でと言ったところで、扱いは変わらないだろう …待てよ?沙織はなんでここに来ていたんだっけ? 回りに聞かれては困る 少し強引に沙織の手を引いて耳元に顔を近づけて話しかける 「沙織、頼みがある。『綾花たん』を貸して貰いたい。ここに並んでるって事は、もちろん持ってきてるよな」 何故か少し動揺して沙織が答えた 「た、たしかに連れてきてござるが…」 「代わりに何でもする。さすがに楽しみにしていた桐乃を落ち込ませるのは忍びない。今だけ貸してもらえないか」 「代わりに、何でも、でござるか?」 「ああ、なんでもだ」 「わかったでござる。他ならぬきりりん氏のためでござるし…」 そういうと、沙織はぐるぐる眼鏡を外して、ぎゅっと俺の腕を組んだ 「京介さんがなんでもして下さるということでしたら、お安い御用ですわ」 居心地悪りい… 抜群のプロポーションを誇る超絶美人と腕を組んでケーキ屋に並ぶ俺は、どこから見てもリア充にしか見えない さらに困った事にこの行列が恋愛シミュレーションのヒロインのお誕生日ケーキの購入者の列だということだ 周囲から発せられるどす黒いオーラを感じる ホントに居心地が悪い だが、沙織はといえば、口許をω(こんなふう)にして、楽しそうにしている 本当にこいつは何を考えているのだろう? 彼女の表情を伺い知ろうと、ほんの僅かに高い彼女の目に目線を向ける すると、沙織が、しなだれ掛かるようにする ヤバい だっておっぱいが当たるんだもん 回りに聞かれないように沙織に話しかける 「おい、あんまり引っ付くなよ、なんていうか…」 「んー、駄目ですよ、京介さん。ちゃんと彼氏と彼女らしくしてくださらないと」 「おまえはどういう頭の構造してんの!?」 「あら、なんでもする、って先程約束して下さいましたよね?」 「うぐ、確かにそうは言ったが…」 「では、約束は守ってくださいね、京介さん」 参ったな 整理券の配布が進むに従い、列に殺伐とした雰囲気が立ち込める 限定数を越えた行列ができており、全員に行き渡らない可能性があるようなのだ 整理券を持った店員さんが俺達のところまで来た 「すみませんが『綾花たん』の提示をお願いいたします」 おもむろに沙織が携帯ゲーム機を取り出す そこには沙織の綾花のキャラクターが映っている 「あの、誠に申し上げにくいのですが、原則として列にお並びになられた方のみ整理券を配布させていただいております。 お見受けしたところ、そちらの『綾花たん』はお嬢様の物かと思われますので誠に申し訳ございませんが…」 まあ、確かにそうだよな どれだけ俺達が桐乃のためにやったこととはいえ、卑怯と言われてしまえば返す言葉はない 桐乃には悪いが… 「京介さん」 次の瞬間、携帯ゲーム機から、俺を呼ぶ『綾花たん』の声がした 「あ、綾花たん!?」 思わずゲーム機の中のキャラクターに話しかけてしまう 「うふふ、会いたかった、京介さん(ハァト」 やたらと甘ったるい声でゲームのキャラクターが話しかけてくる ヒロインと会話ができるラブタッチモードが起動しているようだ 畳み掛けるように、沙織が言った 「ごめんなさいね、彼ったらこのゲームに夢中で、私の誕生日のお祝いも忘れて『綾花たん』のケーキを買う、と出掛けてしまったから、つい私が意地悪をして隠してしまったの。 でも今日は私の誕生日でもあるの。だから本当は私の分のケーキも買いに来たのでしょう?ね、京介さん」 そういって沙織は話を合わせるように目配せする 「あ、ああ、そうだ」 「だからね、みんなで食べられるくらい大きなケーキを買って欲しいわ」 いつになく甘い沙織の声に自分達は本当に恋人同士なのではないかと錯覚さえ覚えてしまう 「これは失礼いたしました。それでは整理券をお渡しいたします」 丁寧に詫びる店員さんに、こちらこそ、と頭をさげてしまう 満足そうな笑みを浮かべてまた俺にしなだれかかる沙織に、つい何も言えなくなってしまう 店員さんが列の残りの人に整理券を配りに行ったところで、漸く人心地が付いた俺は沙織の耳元に囁いた 「少し心が痛いけど桐乃のがっかりした姿を見なくて済んだよ。悪いな、彼女のふりまでさせて」 「あら、京介さん?約束忘れたの?ふり、では無くってよ」 え?どういうこと? 複雑な表情を作る俺に、一瞬微笑んだあと、彼女はまたいつものぐるぐる眼鏡を掛けて、こう言った 「さてと京介氏、きりりん氏のためのお買い物はまだ終わりませんぞ。ケーキを買ったら秋葉原に行って、それから…」 「いや、いいよ。沙織、お前、桐乃のためにここに来たんだろう?多分、ラブタッチも俺が持っていないことを予想して。わざわざ予め新しいセーブデータまで作って…」 「…バレてしまいましたか、京介氏」 ぐるぐる眼鏡の向こうの表情はわからない 「それから、ケーキを買おう。今日は本当にお前の誕生日だったりしない?」 一瞬、沙織はぐるぐる眼鏡の隙間から俺を見て、それから答えて言った 「あれはきりりん氏の分でござるよ。どこかの兄上が妹の誕生日も忘れて、と溢してた故」 「そっか、ありがとうな」 本当にこいつには頭が上がらないよ ふと、ぐるぐる眼鏡を外して沙織が言った 「でも、約束は忘れないでくださいね、京介さん」 そうして沙織はまた、ぐるぐる眼鏡を掛けた そうして、整理券をもらった俺と沙織は、そのあと桐乃と合流して『綾花たん生誕際』限定ケーキを買った。 沙織は予め桐乃に俺と並んでいることを伝えるメールを送っていたらしく、桐乃はちょっとだけ照れくさそうに、ありがとう、と、沙織に言った それから、黒猫も呼んで、うちでちょっとしたパーティーをしよう、という話になった それからちょっと反則気味ではあるけれども、俺の代わりにということで、桐乃も等身大『綾花たん』とのツーショット写メを取らせてもらうことができた 最初はメーカーのスタッフさんが広報に使いたいと申し出てくれたのだが、桐乃はモデル業に差し障ると困るということで、丁重にお断りをした まあ、その代わりに俺が「彼女に『綾花たん』を届けさせた男」として、ネットニュースの格好のネタになったわけだが さて 丁度今、沙織から「京介さんへ」と題したメールが届いているのだが、なんだか微妙にいやな予感がするのだが、気のせいだろうか
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道具の生涯なんて、儚いものだ。 用途と言う名の天命と共に生まれ、用途を失った瞬間に道具は『死体』(ゴミ)となる。 用途を全うする能力のない物も、『死体』(ゴミ)として扱われる。 だから、道具はどんな時でも真剣だ。真剣に主人(マスター)の命に従い、真剣に用途を全うしようとする。 生存本能に根付くものだから、その度合いは他の如何な生物とも比較にならないだろう。 そして、その気性はきっと、棄てられて化けてからも同じ。 勝負事に臨む時、その姿勢は真剣そのものだ。 「くっ……! 中々やるじゃないか……!」 魔理沙が苦悶の表情を浮かべる。 先程まで飄々としていた彼女らしくない、全く余裕のない表情だ。 「あらあら、貴女が言い掛かりをつけるからハンデまであげたのに。情けないわねぇ」 「煩い! 外野は黙っててくれ……ッ!」 背後でにやけている紫に怒鳴りつけると、魔理沙の表情は集中と焦りの混じった様な表情となる。 「あ」 思わず声を上げた。 「魔理沙、そのままじゃ危な――」 「あーもう、煩いって言ってるんだぜ!! 大体敵のお前からの助言なんて聞けるか!!」 「……そんな、謀る様な事、私、しない。だって、やっぱり魔理沙にも、真剣に勝負、して欲しいし。それに……」 魔理沙は私の言葉を聞き流している。けど、構わず続ける。 「……それに、魔理沙、力入れ過ぎ。痛い」 「だぁーーーー!! やかましいって言ってるじゃないかッ!! 大体書初めの最中に『筆』が喋るな『筆』がッ!!」 ペキョ 「「あ」」 「~~~~~~~~ッ!?!?」 軽快な音と共に、魔理沙の握っていた小振りの筆――私の本体が、真っ二つに折れた。 痛い。マジ痛い。半端じゃなく痛い。何度も味わった痛みだけど、やっぱり痛い。 「あらぁ、魔理沙も随分えげつない事するわねぇ? 幾ら『書初め』の勝負で勝てる気がしないからって、腕力に物を言わせるなんて。 あら、間違えた。腕力で物を泣かせるのかしら?」 「ち、違……そんなんじゃ……!!」 とんちは良いから、早く直して。私を繋いで。 「だ、大体こいつ何なんだよ!! いくら『筆の付喪神』だからって、字書くの巧すぎるだろ!!?」 「それはそうでしょう。何しろそれがこの娘の『用途』(存在意義)だったのだから。 けどそれ以前に、一文字一文字に打ち込む姿勢も、貴女なんかよりずっと真剣だったわよ?」 「う、うるさいうるさいッ! 元旦早々説教なんて聞きたくないぜ!!」 魔理沙は駄々っ子の様に叫び散らすと、箒に跨ってどこかに飛んで行ってしまった。 「……もう、仕方ない子ね。ごめんなさいね、普段はもっと聞き分けの良い娘なのだけど」 悶絶する私に向かって、悪びれた様子も無く言う紫。 かと思えば、その細くすらっとした指先が、私の筆(本体)に向かって伸ばされる。 良かった、やっと直して貰え 「それにしても、見事なものね。貴女の溢れんばかりの好意を、紙一枚の上でこれ程までに表現できるなんて」 る、と思ったら。紫は私の書いた『好きなもの』と言うお題の書初めを摘み上げ、感心した様に眺め始めた。 「貴女が如何に『コレ』が好きか、痛いほど良く分かるわぁ」 そう思うのだったら、早く直して。マジで。痛いから。 私は声にさえならない悲鳴を上げながら、紫の服の裾を力なく引っ張り続けるのであった……。 好きなもの 『接着剤』 お久しぶりの方もいらっしゃるかも知れません、MORIHIと申します。 長らく多忙でおりましたが、生存報告代わりに僭越ながらSSを投稿させて頂きました。 場違いでしたら、どなたか削除して頂けますと助かります(・ω・`;) しかし、段々『真剣勝負』と言うお題から外れて行っている気が……orz この様な未熟者で恐縮ですが、最近着々とJ妖夢の加筆作業に取り組んでおります。 近日中に暫定完成版をうpできる様になる事を目標としておりますが……生暖かい様な薄ら寒い様な視線で見守って下さると幸いです。 『妄言』 尚、このSSに登場する「筆の付喪神」は私のオリキャラだったり致します。我ながら痛い……orz
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登録日:2011/02/18(金) 04 55 22 更新日:2023/02/13 Mon 18 06 27NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ごわ…ごわ… アニメ タケシ ニビジムに帰れ ヤバ本 ラソボ レア 五話 五話寺 作画崩壊 妖怪ワカメ 家庭教師ヒットマンREBORN! 放送事故 獄寺 獄寺隼人 糸目 腐女子涙目 腹筋崩壊 黒歴史 ※これらをネタの範囲で楽しむ分は自由だが、スタッフや作品を批判するのは至って場違いであるのでご了承下さい。 五話寺とは、 『家庭教師ヒットマンREBORN!』の2006年11月4日放送のアニメ版第五話「風紀委員長の退屈しのぎ」において、 トテツもない作画崩壊の犠牲者となった獄寺隼人(以下獄寺君)の事である。 獄寺君はご存知主人公の沢田綱吉を10代目として敬愛し、親友兼忠実な右腕を自認しているイケメンである。 不敵な目つきと笹川了平からタコ呼ばわりされるような下に開いたセミロン毛が見た目の特徴で、アニメ版では銀髪属性が加わる。 前回の話ではそれに相応しい普通のイケメン具合だったのだが…… 五話の獄寺君は…何かが違った。 パーツ自体は正しいのだが、どれもディテールが粗雑な作り。 線が足りないのでもっさりとした感は否めず、妙に先っぽがトゲトゲしてて固そうな髪型。 ただ線を引いただけにしか見えなかったり、マスコット感漂ったりの口元。 無駄にキリっとしてたり、簡単作画だったり、いまいち焦点があってなかったりな目元。 それらすべてのディテールが場面ごとに違う印象を与え、パーツ配置も安定しない。 ともかく獄寺君であることは辛うじてわかるが、本来のイケメンさが残ってない不安定なモブ顔になってしまった。 そんな彼が、五話と獄寺君を文字って五話寺と呼ばれる様になったのが由来である。 あまりの凄まじさに、今では伝説として愛されており、 五話関係のイラストや動画(主にトレス)は放送終了から暫く経った時でもたまに描かれていた。 専用のファンサイトすら存在するという。 因みに山本の作画が崩壊していた際の通称は「ヤバ本」 (「ヤバい」+「山本」)。 こちらでは、作画崩壊した笑顔がポケモンのタケシに似ており、「ニビジムに帰れ!」と言われている。 髪型がなぜかタケシのように上向きにツンツンしていたのもよくなかった。 それ以外に作画崩壊して、いつもはウザイとはいえガキ的な可愛さがあるのに妙におっさん顔になって本人と認めたくないランボはラソボ。 無駄に目がクリっとしてもみあげ内側にカールした雲雀は妖怪ワカメと呼ばれる。 由来は日曜夕方18 30に出てくる国民的妹。 因みに、DVD版では作画は全て修正されているので、五話寺目的の人は注意すること。 動画サイトで探せば修正無しの五話が見つかるかもしれない。 ……そして、 REBORNのアニメも終わったため、もう二度と彼らを見る事はないだろう。 ……と思われていたが、アニメ版『SKET DANCE』15話に再登場した。 「この項目を追記・修正しなきゃ、十代目の右腕の名が廃るんだよ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] てゆかなんで作画崩壊したしっっw -- 名無しさん (2014-06-01 02 13 36) 雲雀もけっこうひどいwww -- 名無しさん (2014-08-16 20 20 13) 学園ハンサムみたいだなww -- 名無しさん (2014-10-13 17 38 36) 酷いのは中割であって動けばマシ・・・という幻想をぶち壊す素敵な作画崩壊。上がってる画像は大体静止画だし、動いた時も酷かったw -- 名無しさん (2014-10-13 17 57 20) なんか気のせいか修正後も違和感あるなw -- 名無しさん (2015-10-23 18 16 55) ラソボとタケシはともかくワカメと五話寺はひでえや。 -- 名無しさん (2015-12-20 10 46 31) 指の本数が足りなかったり多かったりするのホントカオス -- 名無しさん (2018-08-10 21 40 36) 名前 コメント
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605 名前: 難易度の高い月姫 投稿日: 2005/07/28(木) 23 13 51 夢を見ていた。 悪い夢だった。 内容は、詳しく覚えていない。人が居て、僕が居て、……多分、殺し合ったりしていた。苦しそうだったり、痛そうだったりした。赤くて、黒くて、暗くて、とにかく嫌な夢だった。 ただ、そんな夢でもたった一つだけ、良いことがあった。目を閉じて浮かび上がるのは、まん丸で真っ白な月だ。夢の中で、そこだけ場違いなほどに綺麗な月があった。夢の終わりに、僕の頭上にはそんな月があった。本当に綺麗な月だった。 夢の中で僕は、月に手を伸ばして、つかみ取ろうとした。次の瞬間には、僕はこの見慣れないベッドに居た。じっとりと汗をかいて、手をぎゅっと握りしめて、目を開けると同時に、僕はぷはっと息を吐き出していた。 そこは天井の低い、真っ白な部屋だった。ベッドの上に体を起こして見回すと、どこもかしこも真っ白で、乾いた土の地面みたいにひび割れていた。今にも剥がれ落ちてきそうな、真っ白な天井、真っ白な壁、ベッドのパイプ、小さなテーブル、隅に纏められたカーテン。窓の外の光も白かった。けれど、そこにだけはひびが走っていなかった。 僕は青の薄い空を見ていた。ひび割れた室内は、見ているのが気持ち悪かった。 トントンとドアが鳴った。僕はドアの方を見た。相変わらず、ひびが一面に走っていた。ノブが回って、眼鏡をかけたおじさんが入ってきた。 「はじめまして遠野志貴くん。回復おめでとう」 おじさんはそういって、僕の方へ手をつきだした。僕はその手を握り返した。おじさんはにっと笑った。その顔にも、白衣の袖からこぼれた腕にも、やっぱりひびが入っていた。 「志貴くん。先生の言っている事がわかるかい?」 「……いえ。僕はどうして病院なんかにいるんですか?」 「覚えていないんだね。君は道を歩いている時、自動車の交通事故に巻き込まれたんだ。胸にガラスの破片が刺さってね、とても助かるような傷じゃなかったんだよ」 おじさんは噛んで含めるような口調でそう言った。 僕はさっぱり覚えていなかった。交通事故にあった記憶はさらさら無い。 何とか思い出そうと、必死に頭を動かしていたら、吐き気のようなものが襲ってきた。頭の中がぐわんぐわんと鳴る。 僕は目を閉じた。それだけで、少し気分が楽になった。 「……眠いです。眠っていいですか」 「ああ、そうしなさい。今は無理をせず、体の回復につとめるのがいい」 おじさんは言って、僕に背を向けたようだった。 「そうだ、先生、一つ聞いていいですか?」 「何かな、志貴くん」 「どうして、そんなに体じゅうラクガキなんかしているんですか。この部屋もところどころヒビだらけで、いまにも崩れちゃいそうですけど」 606 名前: 難易度の高い月姫 投稿日: 2005/07/28(木) 23 15 29 ひび割れは至る所にあった。 やってきた看護婦さんも、お医者さんも、食器にも、食べ物にも、黒い線がびっしりと走っていた。僕の服にも、そして、体にもあった。 僕はベッドの線に手を触れてみた。周りをなぞるように指を動かしてから、そっと黒い線に近づける。 つぷりと、指先が沈みこんだ。 「あ……」 僕は慌てて指を引き抜いた。ぞっとする、嫌な感触だった。 手を翳して見た。指はどうにもなっていなかった。黒くなってもいないし、痛くもない。 あのまま、指を押し込んだらどうなっていたのだろう? 少し試して見たかったけれど、僕はあのぞっとする感触を思い出して止めた。代わりに、棚に置いてあった果物ナイフを取ってきた。 これなら、綺麗に、そして指で直接触れずに、ひびをなぞることが出来る……。 A ベッドの線をなぞる B 壁の線をなぞる C 自分の体の線をなぞる D 誰か他の人を捜して、線をなぞってみよう! 投票結果 A 2 B 0 C 1 D 5 決定
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きゃんでぃ☆デート 【投稿日 2007/02/20】 カテゴリー-笹荻 今こんな気持ちで笹原さんを待ってる、いつもと明らかに違う私。どうしたんだろう、胸が苦しい。 5年以上も自分を欺いて生きてきて、笹原さんと一緒なら本当の自分のままで生きていけるって思って。それからもうこんなに季節が過ぎた。 あれからも何かにつけて笹原さんに迷惑かけて、だから今日みたいな日くらいは思いっきり甘えてみようって心に決めて(こんっなに覚悟してるって時点でなんか矛盾してんだけど)、先月末から1週間迷ってわざわざ約束取り付けて、また1週間待ちに待って。 今日は笹原さんとデートの日。ちょっと早めに着いた待ち合わせ場所は公園の一角。今日はほんとにいい天気。 朝だってイイ感じに目覚めて、着替えの間つけっぱなしにしていたテレビの占いは中吉。 ……『CHU☆吉』なんつって。キャー私ナニ言ってんだナニ言ってんだバンバン!!! 服だって気合が入りまくりで、大学の友達が見たら温暖化でどうかしたくらいに思われそうなオンナノコな服。 いつものコートの下は今日が快晴じゃなかったら場違いもいいところの、白いセーターにピンクのスカート。さすがにナマ足は無理だったんで白のストッキングを履いているけれど、笹原さんだってコレ見たら逆に心配するんじゃないだろうか。 お化粧も春日部先輩に教わった成果の集大成。ちかごろ自分で気になりはじめているアゴのラインに軽く影を入れて、チークもわざとらしくならないように(っつかヤリすぎると田舎っぺになんだよなコレが)紅を差して。 仕上げにとっておきのルージュを入れる段になってテールんトコが決まらなくて、最初っから3回もやり直して。 胸のドキドキを必死に押しとどめて、彼が来たらどんな顔すればいいかリハーサルしてみた。 『やあ千佳、今日のキミは最高に美しいよ』 『そんなことありません完士さん、完士さんが私をきれいにさせてくれるんです』 ねえか。ねえよな。 バッグの中から出してみたり、また戻したりしているコレを早く笹原さんに渡したくて、でも本当はうんと勿体つけたくて、それで手の中で握ったり離したりしてたら中身が溶けちゃうっていうのに。 あっ。き……来た! 「ごめんごめん、待った?」 「いえっ……!わっ私もいま来たトコで……っ」 「なんか後ろの樹、ばんばん叩いてたけどどうかしたの?」 「あ、あーあー、いえちょっと、虫、そう虫がいたもんですから」 「そか。……あれ?荻上さん」 「はひっ?なななんでスカ?」 「いや、なんか……いつもとイメージ違うな、って。あ、スカートだからかな?可愛いね、その服」 「……アリガトウゴザイマス」 「お化粧とかも変えてるの?なんか、こう……」 「無理してるって言いたいんですか!?」 「いやいや!そんなことないって。荻上さんあんまりそういうイメージなかったからびっくりしてさ」 「普段ダサダサで悪かったですね」 「荻上さぁん、俺そんなこと言ってないでしょ?」 「あ……すみません、ごめんなさい」 「あのさ、今日の荻上さんさ」 「?」 「その……すごいカワイイな、って」 「ナニ言ってんですか、もうっ!」 「そんな怒んなくたってー」 あー、やっぱり無理だ。いっきなりベタベタに甘えたら笹原さん喜ぶかなって思ったけど、私のレパートリーにそんなキャラありませんでした。 結局いつもみたいな不機嫌テンションで、いつもみたいに笹原さんが私をなだめながら、そうして二人並んで歩き始めた。 今の私は――そう、キャンディみたいなもので。まだまだむき出しで置いておけるものじゃなくて。 中のアマアマな自分を隠したまま、こうして笹原さんと歩くのが精一杯なのだ。 ただ、その自分を隠すモノは昔みたいなトゲトゲしい固い殻じゃなく、薄くて柔らかくてカラフルな包み紙で。 今は……こんな人通りの多い公園や街のど真ん中では無理だけれど。 でも、あとで二人きりになったら、その時こそは私のこの包み紙を解いてもらおう。 そして大好きな彼に、私の全部を味わってもらうのだ。 おわり
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《公開済》SEV000705 シナリオガイド 公式掲示板 真夏の空京大学で学校見学会♪ 担当マスター 大里 佳呆 主たる舞台 空京大学 ジャンル 学園生活 募集スケジュール 参加者募集開始日 参加者募集締切日 アクション締切日 2010-07-12 2010-07-14 2010-07-18 リアクション公開予定日 募集時公開予定日 アクション締切後 リアクション公開日 2010-07-29 - 2010-07-27 サンプルアクション (シナリオ参加者の方にお願い、サンプルアクションの具体的な内容を補完していただけないでしょうか)(サンプルアクション名の下の四角をクリックするとでてくる「部分編集」をクリックすると登録できます)(もしくはサンプルアクション登録用掲示板へお願いします。) サークルの宣伝を聞きに行く。 +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 単純に見学したい。 ▼キャラクターの目的 サークルの宣伝を聞きに行く。 ▼キャラクターの動機 空大の見どころは押さえないと! ▼キャラクターの手段 「見学者」として参加。 「催し開催予定」の掲示板を拝見したところ、「アルティメットフリー」というイベント系サークルがありました。 そのサークルの宣伝を聞きに、御神楽講堂前のステージに行きます。 けれど本当は、あの「御神楽環菜」を記念して作ったという大講堂を見たいだけ。 真摯に聞くふりをしつつ、LCと小声で講堂の評価で盛り上がります。 似た様なアクションを掛けてくる人がいたら、会話に絡みたいですね。 研究室で研究発表会をする。 +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 PCのナルシストぶりを見せたい! ▼キャラクターの目的 研究室で研究発表会をする。 ▼キャラクターの動機 俺様の詩(うた)を聞きなさい! ▼キャラクターの手段 「協力者」として参加。 文学部研究棟のシャンバラ現代文学研究室で「研究発表会」を開きます。 研究会というのは名ばかりで、自分の作った勝手な「詩」を披露して、ほめられたいだけです。 しかしPCにセンスはないので、ホワイトボードに書きなぐる詩はまるで「念仏」! 「聴きなさい! これが芸術だぁっ!」と怒鳴るのですが、見学者達は引きまくり。 LCのひんしゅく買って、首根っこ掴まれて退散。ジ・エンドです。 絶対、コンパ! +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 知り合いが少ないので、仲間を増やしたいっす! ▼キャラクターの目的 絶対、コンパ! ▼キャラクターの動機 やっぱ大学生って言ったら、これでしょ? ▼キャラクターの手段 「協力者」として参加。 本校舎の空き講義室を見つけて、食事会を兼ねたコンパを主催します。 手伝って下さる「協力者」の方で、ゲームをされたい方がおりましたらお任せします。 LCが軽食の用意をするので、自分は入り口に立ってひたすら参加者を募ります。 ……て、あれ? 自分はコンパで遊べないや。どーしよー? ビラ配り、頑張りますわ〜♪ +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 華やかな場で、場違いなまでに暗〜いキャラを演出したい! ▼キャラクターの目的 ビラ配り、頑張りますわ〜♪ ▼キャラクターの動機 学生達に社会の厳しさを伝えますわ…… ▼キャラクターの手段 「協力者(学生アルバイトの求人担当者)」として参加。 会場では求人広告のビラを配ります。 広告の内容は「ツァンダで大蜘蛛退治の手伝い」とか、チョー3Kの仕事ばかり。 それをLC使って、無理やり学生達に押し付けます。 文句を言ったら、「私の若い頃なんか……」とグチグチ説教をはじめます。 (内容はプロフィールから適当に作成して下さると嬉しいです) そうして、次々とバイターを獲得してほくそ笑みます。 ストレス発散して、お金も儲かるのですから、一石二鳥ですわ〜。 会社説明会を開く。 +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 コミュニティの宣伝をしたい。 ▼キャラクターの目的 会社説明会を開く。 ▼キャラクターの動機 卒業予定の方! 少し早いリクルートはいかがですかな? ▼キャラクターの手段 「協力者」として参加。 自分が起業した会社(探偵会社)の説明会を、主催者として開きます。 会場はもちろん、御神楽講堂前のステージ。 そこで「会社の説明」と称して、マイク使って、コミュの宣伝を兼ねた活動報告をします。 目覚ましい活動といえば、推理系シナリオの「尾行調査」にメンバー全員が成功したことくらいですが。 これを機会に、我がコミュに興味を持って下さる方が増えるといいですね。 その他補足等 [部分編集] 【タグ:SEV 【2020学校紹介】 大里 佳呆 学園生活 正常公開済 空京大学】