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Hall of Meat攻略 HoMの攻略にはインテンショナルワイプアウトが必須。 Lトリガー+Rトリガー+Lスティックボタン+Rスティックボタン同時押しで故意に転倒できる。 転倒中はRスティック入力でボディのヒネリを加えることができる。 詳しくはゲーム内のトリックブックおよびソフト付属の取扱説明書を参照。 チャレンジマップからOwn the Spotに飛んだ場合はスタートボタンのメニューを開いて チャレンジ終了を選択しないとHoMが有効にならない点に注意。 ポイント チャレンジマップのロケーションから指定の場所を調べてワープ。 クーガーブリッジはダムから用水路を下ると早い。 どこでも系はトップ・オブ・ザ・E、ビッグスピル、ダムがオススメ。 GED高校で5,000pt獲得 アッパースタックスで10,000pt獲得 サンセットハイツで15,000pt獲得 ミニメガで17,500pt獲得 デュエリングスネークスで20,000pt獲得 ライトハウスパークで22,500pt獲得 ボーンヤードパークで25,000pt獲得 メガコンパウンドで30,000pt獲得 クーガーブリッジで35,000pt獲得 ダムで40,000pt獲得 どこでも45,000pt獲得 どこでも46,000pt獲得 どこでも47,000pt獲得 どこでも50,000pt獲得 どこでも55,000pt獲得 ボディダメージ 高いところから落ちていれば勝手にクリア出来る。 骨折したい箇所から落下すれば折れやすい。後は運。 5,000ptのボディダメージを負う 両手を骨折する 両腕を骨折する 両脚を骨折する 12ヶ所骨折 肩から指先を骨折する 両足と足の指すべてを骨折する すべての肋骨と頭蓋骨を骨折する 20,000ptのボディダメージを負う 足の付け根を骨折 すべての歯を折る 頭から腰を骨折する 頭から足の指10本を骨折する 19ヶ所骨折 24,000ptのボディダメージを負う スタイル ヒネリは右スティック。上下左右それぞれに技がある。トリックブック要参照。 ローテーションポイントは体の回転。左下に矢印が回転しているマークで表示される。 転倒時間10.0sならびに20.0sはビッグスピルがオススメ。 場所はOwn the Spotのノー・ニード・フォー・スピードを下った先にある大きな坂の頂上。 スポーンポイントでビッグスピルが無い場合はクーガーブリッジから用水路を下り 2つ土管を抜けた先で左に壊れた車が見えるのでそのあたりから森へ入り 鉄柵を越えたオレンジの床がビッグスピル。 キャノンボールとスプレッドイーグルをキメる 35.0マイル/時でハンドジェスチャーをする エアータイム2.5s ローテーションポイントを2,500pt獲得 31.5ft降下してボディのヒネリを3回キメる 転倒時間5.5s エアータイム3.0sでローテーションポイントを3,000pt獲得 40.0マイル/時でローテーションポイントを5,000pt獲得 ボディのヒネリを5回 ハンドジェスチャー2回 ボディのヒネリを2回してから転倒時間10.0s ローテーションポイントを15,000pt獲得 20.0s転倒する 40.0マイル/時でエアータイム2.5s 40.0マイル/時でボディのヒネリを4種類すべてキメる ボーナスを31,000pt獲得 エトセトラ 前半はミニメガ・リターン周辺がオススメ。 車に激突は道路をオブジェクトで塞いで渋滞させれば簡単。 歩行者にジュードーキックは歩行者が異様に多いウェルカム・ロッジが最適。 開始地点の後方にある坂の上から加速すると確実に40.0マイル/時以上出せる。 股間を骨折は股間にオブジェクトが当たらないと骨折しないものと勘違いしがちだが 素の状態で落下しても稀に骨折するので、ダストボックスやクォーターパイプなどの 大きめのオブジェクトを配置して下半身から追突するようにすると比較的骨折しやすい。 13番目、14番目のチャレンジはヒデキタワーから落下で地面にBBを置くとクリアしやすい。 15番目は車3台か歩行者2人なので、ミニメガ周辺で歩行者を2人巻き込む。 もっと簡単にやりたければ世間話をしているような感じの距離感が近い2人組を見かけたら その間に歩いていってインテンショナルワイプアウトをすればいい。 歩行者に接触 車にキャノンボールする 25.0マイル/時で2つのオブジェクトに激突する オブジェクトで足を骨折する 25.0マイル/時で歩行者にトーピードをキメる 35.0マイル/時で車にジュードーキックする ローテーションポイント1,000ptを獲得しオブジェクト3つに激突 35.0マイル/時で歩行者にジュードーキックする 車2台にキャノンボールをキメる オブジェクトで股間を骨折しハンドジェスチャーをキメる オブジェクトにスプレッドイーグルで75.0ftのドロップ ローテーションポイント1,500pt獲得しオブジェクトに1500のドロップ 40.0マイル/時で歩行者に激突する 60.0ftのドロップを歩行者にキメる 車3台、歩行者2人と激突する
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スーパーマリオ 3Dコレクション パッケージ版/ダウンロード版 3Dアクション 3D探索 プレイ人数× 1 ~ 2 7,128円(税込)4.7GB 64、サンシャイン、ギャラクシー。 3Dマリオの歴史を、Nintendo Switchで。 『スーパーマリオ64』、『スーパーマリオサンシャイン』、『スーパーマリオギャラクシー』。 3つの歴代3Dマリオを1つのソフトに収録した、スーパーマリオブラザーズ35周年特別タイトルです。 グラフィックはHD画質に対応し、思い出のマリオがNintendo Switchでよみがえります。 ■スーパーマリオ64(1996年 NINTENDO64) NINTENDO64で発売された、スーパーマリオ初の3Dアクション。 自由自在に動き回ることができる3Dの箱庭世界を舞台に、絵の世界に閉じ込められたピーチ姫やキノピオたちを救うため、マリオはパワースターを集める冒険に旅立ちます。 ■スーパーマリオサンシャイン(2002年 ニンテンドーゲームキューブ) マリオが相棒のポンプを背負い、放水で敵を倒したり、空を飛んだり、水を駆使したアクションで大冒険。 ドルピック島をドロドロに汚した犯人「ニセマリオ」の正体を追って、島中を探検します。 (画面比率は2002年当時の4 3から、16 9へと広がりました) ■スーパーマリオギャラクシー(2007年 Wii) クッパにさらわれたピーチ姫を救うため、マリオは広大な宇宙へ飛び出します。 重力のある星を逆さまに走ったり、無重力を活かして星へ飛び移ったり。 1Pをサポートするアシストプレイで、2人で協力して冒険を進めることもできます。 ■音楽で振り返る3Dマリオの歴史 3タイトルのサウンドトラックをゲーム内に収録。思い出のBGM 全175曲をNintendo Switchでいつでもどこでも楽しめます。 ゲーム画面を消しながら音楽を流す「画面オフ再生」にも対応し、携帯プレイヤーとして使うこともできます。 ●収録タイトルごとに、対応言語が異なります。 ・『スーパーマリオ64』 日本語、英語、フランス語、ドイツ語 ・『スーパーマリオサンシャイン』 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語 ・『スーパーマリオギャラクシー』 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語 ※タイトル選択画面は、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)に対応しています。 ※下記【詳細】内の対応言語欄には、3タイトル全てに対応している言語だけを掲載しています。 ●2021年3月31日までの期間限定販売商品です。 メーカー 任天堂 配信予定日 2020年9月18日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 ~ 2 ・『スーパーマリオギャラクシー』の一部操作のみ、タッチスクリーンに対応しています。 ・『スーパーマリオサンシャイン』『スーパーマリオギャラクシー』は、リニアPCMに対応しています。 ・『スーパーマリオギャラクシー』のみ、2人プレイが可能です。 ※携帯モードでは1人プレイのみ可能です。 対応言語 日本語, 英語, フランス語, ドイツ語 レーティング CERO A マリオサンシャインはよく出来てて面白いんだけど、南の楽園が舞台だから ステージのバリエーションがそっち寄りに偏ってる。 それと、アスレチックをクリアしていくタイプなんだけど 高いところから落ちると最初からやり直しになったりもして結構大変。 とはいえ、ポンプがあるからホバリングできるし、救済措置もあるよ。 (土管の中の面だと、ポンプなしのアスレチックもある) ギャラクシーは、SD画質でも綺麗だったし、惑星を移動していくから ステージのバリエーションも多いし、とにかく凄い。 64も、3Dゲームの最初期にこのクオリティなのはオーパーツだとすら 思えるほど、質とボリュームが凄い。 まあ、流石に今と比べるとポリゴンは粗いけど。 買いだよ、これは。 -- 名無しさん (2020-09-05 19 45 39) マリコレめっちゃ起動早い とりあえずマリギャラやってみたけど ジョイコンで違和感なく操作できる モーションでポインタ操作もバッチリ しかし独特な球体フィールドは今やっても色褪せないな -- 名無しさん (2020-10-11 18 07 36) スーパーマリオ64、流石に今やると操作性に難があるね あと三日の休みは未プレイのサンシャインやギャラクシーで遊ぶか これな 今やると慣性が少し強くて操作にクセがあるんだよな カメラの自動制御も当時はスゲーって言われてたけど 今だと基本手動でやるのが主流になってるとこあるから そのカメラ位置だとやりにくいわってのがちょいちょいある 3Dゲームの進化を体感するような感じだけど 今のオデッセイ基準の操作感覚で64をやってみたい気もする -- 名無しさん (2020-10-11 18 07 54) 名前 コメント
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スーパーマリオブラザーズ3 スーパーマリオブラザーズ3データ 概要 ゲーム内容 VCでは初となるダウンロードカード登場 CM 他作品との関連 データ 任天堂 2007年12月11日配信(Wii)/2013年1月1日配信(3DS) 任天堂 1988年10月23日発売 ジャンル ACT プレイ人数 1 コントローラ(Wii) リモコン・GC・クラコン 販売ポイント 500当時の販売価格:6,500円(税別) 使用ブロック数Wii -(24) 3DS -(-) 紹介ページWiiVC公式 3DSVC公式 このソフトが遊ばれた時間・回数(ニンテンドーチャンネル2011年4月27日更新分)全国の合計:1,640,475時間 2,390,559回 1人あたりの平均:10時間27分 15.24回 概要 スーパーマリオブラザーズの続編として製作され、・グラフィックがコミカルになった・新しい敵や仕掛けやアイテムなどの追加・コース数が大幅に増加・マップ画面の導入などの新しい要素が大量に追加され、ファミコンソフトの最高傑作とも呼ぶ完成度であった。容量は格段に上がって3Mbitになった。 ゲーム内容 全8ワールドの構成、全90コース登場。 マップ画面が導入され、好きな所へ行くことが出来るようになり、コースは全部クリアする必要は無くなった。数字が書かれたパネルはアクションコース、クリアしたパネルはM(L)、アイテムがもらえるキノピオの家、ルーレットゲームができるスペードパネル、ブンブンがいる砦、マップの最後にある城などがマップ上に配置されている。その他にも、ハンマーブロスなどのマップ上に動くものは重なると強制的の入ってしまう。 ゲームオーバーになると、最後まで進んだワールドのマップのスタート地点に戻されて、アクションコースなどのマップにあった配置がリセットされ、再度コースをクリアしなければならない。ただし、砦と閉ざされた扉と砦とクリアした時の道の開放とハンマーブロスなどのマップ上に動くものはリセットされないため、近道して途中から再開することが可能。 アクションコースはゴール地点にあるパネルに当たるとクリアし、3枚のパネルを入手するごとに残機が1機増え、同じ絵のパネルを3枚揃えることでさらに増える。 砦コースに奥で待ちかまえるブンブンを3回踏むか、ファイアボール5発か、ハンマー1発で倒すとクリアとなり、マップ画面にあった閉ざされた扉がきえたり、新しい道が開く。ゲームオーバーになっても、クリアしていれば再度挑戦する必要はない。 城コースに入ると、コクッパの魔法によって王様が動物にされたことをキノピオの話を聞いて、コクッパのいる飛行船コースに潜入。飛行船コースは強制スクロールでコクッパのいる土管まで目指す。ミスすると飛行船はマップ画面からどこかに逃げて、再度挑戦する際は再び飛行船の所まで行かないといけないが、アイテムのイカリがあれば、逃げた時に使用すると動かなくなり、再びミスしても逃げることはない。コクッパはブンブンと同様に3回踏むか、ファイアボール5発か、ハンマー1発で倒すとクリアとなり、次のワールドへ進んでアイテムがもらえる。 2Pプレイに限り、マップ画面でプレイヤーのいるマークに重ねて、どちらかのプレイヤーがAボタンを押すと、マリオブラザーズをベースにした対戦プレイが可能。5匹いる時を3匹以上ひっくり返して蹴るか、相手が敵に当たってミスすると勝ちになり、勝ったプレイヤーは引き続きプレイが出来る。負けたプレイヤーは前にクリアした所へ戻されてしまう。なお、対戦は何回かするごとに別の対戦コースやルールが変更されることがある。 VCでは初となるダウンロードカード登場 TSUTAYAおよび任天堂が本年30周年を迎えることを記念して、2013年9月19日からTSUTAYA店舗において本ソフトのダウンロードカードが限定発売された。VCとしては初のケースとなる。ニュースリリースはこちら CM 「ぼくらはマリオと強くなる。 テクニカルファンタジーゲーム、スーパーマリオブラザーズ3」 http //www.nicovideo.jp/watch/sm407352 他作品との関連 GBA:スーパーマリオアドバンス4:スーパーマリオブラザーズ3同ソフトのGBAのリメイク版(『スーパーマリオコレクション』からの移植) マリオシリーズは、どの作品からプレイしても楽しめるようになっている VCで配信されているソフトマリオブラザーズ(FC) スーパーマリオブラザーズ(FC) スーパーマリオブラザーズ2(FC) スーパーマリオUSA(FC) スーパーマリオワールド(SFC) スーパーマリオ64(N64) スーパーマリオランド(GB) スーパーマリオランド2 6つの金貨(GB) VC配信が期待されるソフトスーパーマリオコレクション(SFC) スーパーマリオ ヨッシーアイランド(SFC) 現在入手できる中でお勧めソフトスーパーマリオサンシャイン(GC) New スーパーマリオブラザーズ(DS) New スーパーマリオブラザーズWii(wii) スーパーマリオコレクション スペシャルパック(wii) スーパーマリオギャラクシー(wii) スーパーマリオギャラクシー2(wii) スーパーマリオ3Dランド(3DS) 大乱闘スマッシュブラザーズX(wii) 関連するアーケード作品マリオブラザーズ(AC) vs.スーパーマリオブラザーズ(AC)
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←【登場話候補作(採用)】 No. タイトル 登場人物 場所 時間帯 作者 00 OP2 -暗闇の星- 魘夢、ムジュラの仮面、ダーズ 不明 深夜 ◆5IjCIYVjCc 01 可愛さ旋風…巻き起こしたりますかァ… ポプ子 G-7 街 ロナルド吸血鬼退治事務所付近 深夜 ◆5IjCIYVjCc 02 ウルトラマニアック 内海将 F-4 森 深夜 ◆NIKUcB1AGw 03 この素晴らしきにっびきと◯◯を? ロナルド、ドラルク、めぐみん D-2 深夜 ◆2dNHP51a3Y 04 チュートリアル サタン、ドッスン、フラウィ C-6 草原D-6 草原 深夜 ◆vV5.jnbCYw 05 井の中の獣、大海を知りとて 句楽兼人、アイシ・アヤノ E-5 深夜 ◆4u4la75aI. 06 hope or despair 風間トオル、レミリア・スカーレット G-2/森 深夜 ◆.EKyuDaHEo 07 痛みも、苦しみも、分かち合って 虹村億泰、伊地知星歌 F-2 森 深夜 ◆OmtW54r7Tc 08 私は完璧で究極のムスカ大佐だ ムスカ E-4 玉座のある古墳 深夜 ◆7PJBZrstcc 09 人は許容範囲を超えた時、冷静さを失ってしまう 黒死牟、ウタ、東方仗助、喜多郁代 G-4 深夜 ◆ZbV3TMNKJw 10 岸辺露伴、温泉宿へ行く 岸辺露伴、ちいかわ、チャカ、桜井景和 B-7 刀鍛冶の里の宿 深夜 ◆NIKUcB1AGw 11 0池や 蛙飛びディアルガ』というべきそんざいになっているのだ。 水の音0ヘイヘイ! ケケラ、まろうこん C-3 湖の中C-4 街 西端寄り 深夜 ◆5IjCIYVjCc 12 光の星から宇宙の為に ゾーフィ D-7 句楽邸 深夜 ◆0ZMfbjv7Xk 13 今宵は化物(わたし)たちが主役 アーカード、黒江 C-4 街 南部 深夜 ◆NIKUcB1AGw 14 戦いの時 解き放たれた心に宿した火よ戦いの時 悲しみが世界を何度打ち負かしても 佩狼、ナギ、禪院真希、ピッコロ大魔王、継国縁壱 E-3F-3 深夜 ◆vV5.jnbCYw 15 情ある者たちのプレリュード 後藤ひとり&杉元佐一、リョースケ、神賽惨蔵 D―8 深夜 ◆kLJfcedqlU 16 眠れ赤子のように、消えよ数多の塵のように(前編)眠れ赤子のように、消えよ数多の塵のように(後編) ウタ、喜多郁代、東方仗助、黒死牟、辺見和雄 G-4(上空)G-4、??? 深夜 ◆ytUSxp038U 17 1シャンク去ってまた1シャンク シャンクス、浅倉威 F-6 街 深夜 ◆NIKUcB1AGw 18 逃げたい逃げたい 山田リョウ、十六夜咲夜、タイラント A-7 森H-4 ワープ土管付近 深夜 ◆4u4la75aI. 19 ミス・コンダクタ 句楽兼人、禪院扇、サタン、ドッスン、アイシ・アヤノ E-6 黎明 ◆vV5.jnbCYw 20 手のひらで転がすMarionette 鏡飛彩、戦極凌馬、キャル、モモンガ F-8 見滝原中学校F-8 深夜 ◆ytUSxp038U 21 I ll Face Myself -孤独の唄- 泉研、ブラック、カメラちゃん、オマツリ男爵 C-8B-8 深夜 ◆N9lPCBhaHQ 22 迷いは禁物だぜ 覚悟完了 虹村形兆、ユーリ・ローウェル B-6 めぐみんの家付近 黎明 ◆EPyDv9DKJs 23 おやすみなどさせない 魔王タソガレ H-3 森 深夜 ◆OmtW54r7Tc 24 譜面上のジグソーパズル パズー、リンク B-2 深夜 ◆vV5.jnbCYw 25 通常攻撃が状態異常付与攻撃で六回攻撃のお母さんは好きですか? ジョン・ジェームズ・ランボー、北沢徹、首領・クリーク、パズー、リンク B-2 札幌世界ホテルB-2 札幌世界ホテル 秘密の拷問部屋 黎明 ◆5IjCIYVjCc 26 侵略者は思考の海を征く 対話宇宙人 メトロン星人 D-8(C-8寄り) 湖 深夜 ◆0ZMfbjv7Xk 27 支給品になったおまえが悪い 朝倉涼子、あちゃくらさん G-7 街 ロナルド吸血鬼退治事務所付近 深夜 ◆NIKUcB1AGw 28 初日の出輝け日よ絶望の大魔王 継国縁壱、ピッコロ大魔王 F-3 黎明 ◆0EF5jS/gKA 29 シン・剛アックス ウルトラマン、メフィラス A-3 村 深夜 ◆5IjCIYVjCc 30 森は人を迷わせる 少佐 E-4 森・川の南側 深夜 ◆NIKUcB1AGw 31 変な病院 星野愛久愛海&高遠遙一 F-7 ペシミズム厭世病院前 深夜 ◆5IjCIYVjCc 32 抗うためにエスケープ・フロム・ゲンジツ シャドウ天城雪子、ドクトル C-4 ハレルヤランドD-4 深夜 ◆N9lPCBhaHQ
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【目次】 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 数字 アルファベット + 索引 あ行赤帯 (6000,60,6K) 圧掛け論 ありがとう 運勝ち (運負け) か行kaizo カンスト (8000,80,カウンターストップ) がんばりましょう 協力しましょう キル (キラープレー) クソコース(クソコ) こっちに来てください さ行しゃがみジャンプ シングルプレイ スタンダード スピードラン(スピラン) 選出 爽快コース 白帯 た行体当たりブロック (iiPK) トロールコース (Troll,騙しコース) な行逃げ論 は行バトルコース(バトコ,MPVS) 一人用コース (一人用) 複数人ゴール可能 (複数人) ボス戦 ま行間違い探し (find the difference) や行 ら行 わ行 数字3 3DW 3750 7000 (70,7K) 7500 (75) 7999 8000 (80) アルファベットAランク (A帯) Bランク (B帯) Cランク (C帯) Dランク (D帯) Sランク (S帯 S) S+ランク (S+帯 白S+) U W あ行 赤帯 (6000,60,6K) 「みんなでバトル」でバトルレートが6000以上の人の事を指す。 S+が赤色(黄色)になり、赤帯になると特殊なサウンドが鳴る。 初期の頃は最上位勢の証だった。今でもこれに到達すれば中々強いプレイヤーと称される。 圧掛け論 スタンダードなどで、2番手のプレイヤーが先頭のプレイヤーにずっと付いていくこと。 先頭にプレッシャーを与えることでミスを誘う。アイテムや中間を取ったりゆっくり行く時間を作らせないことがコツ ありがとう 対戦中に送ることができるメッセージの1つ。 ゴール待ちなど、相手に感謝する時に使うことが多い。設定しておくことをお勧め。人によっては勝った時に使う。 運勝ち (運負け) 「みんなでバトル」で実力ではなく運で勝つ事。 4つのドアの内1つが正解でゴール直通などのコースで勝ったり、相手がたまたまミスしてくれたお陰で勝てたことなどを指す。 運負けは「運勝ち」の対義語 レートが高い人がこれで負けるとキツい。 か行 kaizo 「まるで本編マリオの改造コース」のような、テクニックが求められるコース。 沢山の隊やグループがあり、世界的に人気が高い。 しかし難易度が高く、クリア率が0〜2%ぐらいのコースが多いので、バトルで選出されるとクリアできない可能性が高い。 カンスト (8000,80,カウンターストップ) バトルレート8000に到達したプレイヤー。これ以上レートを上げることはできない。事実上みんなでバトルの終着点である。 初期の頃は「S++」と呼ばれていた。 発売から4年半が経過した今でも正規到達者は「イクラドン,げっし〜,ぴよもど,むぎばたけ,じおねお,きたぐち,Pashulity, fishyz_23,Ash Mal,ばーる,Caesar’s,ただのルイージファン」の12人のみである。(到達順,敬称略) がんばりましょう 対戦中に送ることができるメッセージの1つ。 相手をキルした時や勝った時に使ってくることが多い。 煽りプレイヤーはこれを使ってくることが多い。あまりにも有名なので、みんなでバトルを示す代名詞にもなっている。 協力しましょう 対戦中に送ることができるメッセージの1つ。 自分がミスした時や負けた時によく言う。負け惜しみの一種。 協力できないときにも使われることがある。 キル (キラープレー) 相手を倒すこと。意図的にこれが出来れば強い。 色々な方法があるが、有意義なキルを取ることが出来る人はレートも比例して高くなりやすい傾向がある。 クソコース(クソコ) 敵を大量に置いただけのコース、ドアや土管に入ると即死、隠しブロックの乱用など、遊んでいてもあまり面白くないコースやバトルに不向きなコース。 運要素が強いが、実力,経験の差が出る場合もある。 こっちに来てください 対戦中に送ることができるメッセージの1つ。 複数人ゴール可能なコースでゴール待ちしていることを示す時に使えるメッセージ。相手を落ち着かせることができる場合もある さ行 しゃがみジャンプ しゃがみながらジャンプすること。どのスキンでも可能。 「相手に踏まれても落ちない」仕様があり、混戦時にジャンプする時はこれを常に使おう。しかし、初代スキン以外では坂の上では滑りが優先されるので、スピンジャンプを使おう。1マス高さは低くなるが同様の仕様がある。 シングルプレイ コースを投稿する際に付けられるコースタグの1つ。 これを付ければバトルで選出されることがなくなる。バトルに不向きなコースはシングルプレイタグを付けることが好まれるが、「タグロック」していて変更できない場合もある。 スタンダード 公式が作るようなマリオのコースであり、比較的シンプルなコース。バトコに次いで実力差が出やすい。 スピードラン(スピラン) 常にダッシュをし続けて、色々なギミックを突破していくコース バトルでは先頭を取った方が有利になりやすい。 選出 バトルで出てきたコースを総称した呼び方。 バトルコースや複数人ゴール可能コースがよく選出されたら「選出が良い」と言い、1人用コースやクソコースがよく選出されたら「選出が悪い」と言う。 時間帯や日によって変わっていると言う意見もある。 爽快コース 激しい演出で、敵を一気に倒したり、コインを大量に取ったりするコース。会話勢が作る事が多く、色々な議論点があるジャンル。バトルで出たらほぼ運 白帯 「みんなでバトル」でバトルレートが6000未満の人の事を指す。 赤帯の対義語で、ランク表示が白いのが名前の由来。 一般的にはSランクや白S+ランク(4000〜5999)を指す た行 体当たりブロック (iiPK) 相手に体を当てて足場を渡らせることを阻止して奈落に落とす。 超高難度の技であり、相手の挙動を読む必要がある上、失敗すると相手に先を越されたり、逆に自分が落ちることもある。 どのスキンでも可能だが、初代スキン 大きい状態がやりやすい。 7500くらいのプレイヤーがしてくることがある。S帯や白S+帯がしてくることもあるが、稀である。 名称は世界初7000達成プレイヤー「iiPK」さんに由来。 トロールコース (Troll,騙しコース) 騙しコース。色々なギミックでルートを間違えた瞬間に詰んだりする難易度の高いコース。バトルならほぼクリアできない。 な行 逃げ論 圧掛け論の対義語。後続から逃げ続ける。ノンストップで走ることを余儀なくされるのでコースによっては難易度が高い。 は行 バトルコース(バトコ,MPVS) 4つのレーンに分けられていて、同じコースを走って誰が1番速いのかを競うコース。 条件のシステムを上手に使うと必ず4人全員がゴール出来る上、実力勝負なのでバトル勢からの人気が高い。最も実力が出る。 一人用コース (一人用) 一人しかゴールできないコース。3,ワールドスキンの全てのコース、初代,Uスキンの城スキンが当てはまる。 ギリギリで負けても本負け扱いになるため、かなりシビア。なるべく選出されて欲しくない。 複数人ゴール可能 (複数人) 全員がゴールできる可能性があるコース。初代,Uスキンの城スキン以外、3DWスキンの全てのコースが当てはまる。 「誰かがゴールしてから4秒以内に、ドアや土管,ワープボックスには入れなくなる」条件はあるが、ゴールできれば「ゴール負け」となり、減少するレートが本負け時の20%になる。 ボス戦 ブンブンやクッパなどの倒すのに時間がかかる敵を倒さないと先に進めないコース。 場合によっては後続が追いつく場合がある。先頭からしたらアンラッキー。後続からしたらラッキー。 ま行 間違い探し (find the difference) 3つの枠があり、1つだけ他の2つと違う配置があるので、その1つを探すコース。一人用の場合が多く、慣れないと難しい や行 ら行 わ行 数字 3 スーパーマリオブラザーズ3スキンの事を指す。 3DW 3Dワールドスキンの事を指す。 3750 中途半端な数値だが、このレートを超えると赤帯や7000,7500の人ともマッチングする可能性が出てくる。 7000 (70,7K) バトルレートが7000以上あるプレイヤーを指す。ゲーム内で変化は見られないが、昔から上位勢の境界線であり、これに到達することを目標にしている人も多い。 なお、7000を越えれば8000まで対戦相手のレート平均はほぼ変わらない。相手のレベルはほぼ変わらないので、7000近辺で負けないなら7500や7800でも戦えて行けるだろう。 なお、7000を略して70(00)と呼ぶ人もいる。また、7K(1K=1000)と表すこともある。 7500 (75) バトルレートが7500以上あるプレイヤーを指す、超上位勢の指標。1回本負けしてしまうと2勝分のレートが消えてしまう。 7999 レートカンストである8000まであと1レートの場所。ここで本負けして落ちてしまった人もいる。その人は後日8000に到達したが、みんなでバトルのシビアさを示す事例の1つといえる。 8000 (80) みんなでバトルの最も高いレート。 8000の状態で勝ってもレート変動の表示はない(それ以上上には行けない)ことが確認されている。 アルファベット Aランク (A帯) バトルレート3000〜3999 1勝+30くらい,本負け-12〜-16 この辺りになると中々難しくなる。ゲームに慣れていかないと中々上には上がりにくい。 Bランク (B帯) バトルレート2000〜2999 1勝+50くらい、本負けで-15〜-20。実は8000よりも本負け時のレート減少が大きいが、勝てば一気にレートが上がるので相対的に考えれば楽 Cランク (C帯) バトルレート1000〜1999 1勝すれば+100くらい、本負けしたら-7〜-10。ゲームが苦手な人でもここまでは行けるだろう。 Dランク (D帯) バトルレート0〜999 4人部屋で1勝すれば+150くらい増える。本負けしても-5〜-7なので、20試合に1回勝てれば上がる。 Sランク (S帯 S) バトルレート4000〜4999 1勝+20くらい,本負け-3〜-11 本負け時のレート減少が緩くなり、ランクダウンしにくくなる。赤帯や7000勢などの上位勢とマッチングし始める。 勝ちにくいがレート減少がやや緩いので何度でも挑戦しよう。 S+ランク (S+帯 白S+) バトルレート5000〜8000を意味するが、6000以上の人は「赤帯」と呼ばれるので、基本的に5000〜5999を指す。 赤帯への道は中々険しいが、何度もプレイして経験を積もう。 U スーパーマリオブラザーズUスキンの事を指す。 W スーパーマリオワールドスキンの事を指す。
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「はぁ・・・何でこんなめんどくさいことやってんだろうな・・・」 リトは苦笑とともにため息を吐きながら、校門を通り抜ける。 何も1日の始まりである朝から、こんなことを言っているわけではない。 現在の時刻は午後4時20分。 夕日のオレンジが校舎一面を照らす中、テスト前期間のため誰一人として存在しないグラウンドを一人歩く。 向かう先は図書室―――――唯との勉強会だ。 唯との勉強会をめんどくさいとは何事だ、と唯ファンからの怒りの声が飛んできそうだが、 リトは勉強するのが嫌なわけでも、唯の教え方に不満があるわけでもない。 むしろリトは勉強が楽しくなってきてすらいるのだ。 質問をすると、唯は丁寧かつ的確にそれに答えてくれる。 さらに補足として様々な豆知識を、リトの頭脳がパンクしない程度に教えてくれるのだ。 そのうえで次に解くべき問題を指示し、考えさせるときはじっくりと考えさせる。 天才肌でどこか感覚的なララとは違う、勉強が嫌にならないように少しずつ引き込んでいくような教え方だ。 ビシビシいくと言われていたからには多少の罵声や叱責を覚悟していたリトだったが、 実際に教えてくれる唯は「面倒見の良い姉とはかくや」といった感じで、 実に穏やかに、物覚えの悪い自分にもわかりやすく指導してくれた。 リトはナルホドを連発し、8時近くなり司書が帰るように促すまで完全に引き込まれていた。 では、何がめんどくさいのか。それは勉強会2日目にまで遡る。 「わたしと二人きりで勉強してるって知られると、結城君いろいろと困るでしょ?///」 昼休み、突然唯にそう言われたのだ。 「あー、・・・いや、俺は・・・別に・・・」 とはいったものの、正直リトとしてもできれば知られたくはなかった。 教え方がうまいのももちろんだが、他の誰にも入ってきてほしくないほどに唯との勉強会は心地よかったのだ。 ララや春菜に対して負い目が全くないとは言えないのもまた事実ではあるが。 そうすると、ばれたら問題といえば問題である。 昨日はアニメに気を向かせることでララを帰らせることに成功したが、今日からはそうはいかない。 「だから、作戦を考えたわ」 「作戦?」 唯の作戦は次のようなものだった。 帰りのホームルームが終わったら唯はすぐに図書室に向かい、一つしかない学習室を確保する。 一方リトは友達の家で勉強するとララたちに説明し、一度学校を出る。 そして学校に人気がなくなるまで待ってから戻ってきて合流する。 「ちょっと大げさじゃないか?ばれたらばれたで、一緒に勉強すれば・・・」 そこまではしなくてもと思いリトは返したが、唯は無言のままだ。 頬を少し染めているが、リトから視線を外そうとはしない。 「結城君がそれでいいなら、別にいいけど・・・///」 口腔で溶けていくように小さくなっていく声。 いつものような、絶対に自分の意思を曲げない強い唯ではなかった。 ただ、そう言い終えた後、一瞬唯がとても寂しそうな表情をしたようにリトには見えた。 そしてその表情はリトの心からいつまでも離れなかった。 結局その日、6時間目終了直後にリトは作戦の決行を伝えたのだった。 (古手川、ひょっとして俺と二人きりがいいのかな///) そんなことを考えていたリトはそこで唯の笑顔を期待していたのだが、 唯は表情を変えずに「ええ」と返してきただけだった。 ともかくリトはその日から作戦を決行し、自宅とは反対方向へ10分ほど歩いたところにある 小さな公園の土管の中で30~40分ほど時間を潰してから、周囲に気を払いながら学校へと戻ってくる。 火曜日からはじめ、金曜日の今日で4日目だ。 さすがにめんどくさくもなるが、今日でこんなことをすることもとりあえずはなくなるだろう。 そう考えるとそれが少し寂しく思えてしまい、リトはまた苦笑する。 「よしっ、今日も頑張りますか!」 リトは気持ちを盛り上げるために意図的に口に出すと図書室へと入っていった。 学習室では唯が準備万端といった様子で待っていた。 「遅い!まったく何やってるのよ、時間ないのに・・・」 いきなりやる気を挫く言われようだ。 (古手川サン、そりゃないんじゃ・・・) と思っていると反論する間もなくルーズリーフが2枚差し出される。 「今日はこれからね。英語の小テスト、制限時間は1枚10分!」 「ち、ちょっと待て」 まだ筆箱も出してないっての。 「はじめっ!!」 リトは大慌てでシャープペンを取り出すと問題と格闘しはじめる。 小テストはもちろん唯のお手製だ。 1枚目が試験範囲の重要な単語と熟語の確認。2枚目は文法のチェックだ。 この勉強会でかなりレベルアップしたリトはほぼ詰まることなく問題を解いていく。 唯は時折リトの様子を確認しつつ、別のルーズリーフに文字を書き連ねている。 「1枚目終わった」 まだ7分程しか経っていない。 「きちんと見直しした?」 「オッケ」 「じゃあ、二枚目は今から10分ね」 「りょーかい!」 リトは再び整った文字列に意識を集中していく。 そして2枚目も制限時間に余裕を持って終了した。 「ふぃー」 充実感を感じながら長めに息を吐き出す。 手ごたえアリ、だ。 唯はさっそく採点を始めていた。 シュッ、シュッ、となるペンの音が心地よく感じる。 「凄いじゃない、結城君!!」 採点を終えた唯の声が弾む。 1枚目100点、2枚目90点。 わずか数日前に今のままなら赤点確実と唯に断言されたのだから、上出来といえる。 しかしリトは悔しそうだ。 「くっそー、全部あのカードにのってる問題だったのに・・・」 あのカードとは、土管に入っている間にも勉強できるようにと、唯が作ってくれた単語・文法カードのことだ。 唯は本当によく気がつくできた女の子だと、リトはつくづく感心した。 そして自分のために頑張ってくれている唯の為にもと思い、それこそ何度も見返して必死になって覚えたのである。 今日も土管の中できっちりと確認していただけに、余計に悔しい。 「でも、ちゃんと成果は出てるわ。何だかわたしも嬉しいな・・・」 そういって唯は口元を綻ばせる。 (っ!///) リトはそれにドキドキしてしまう。 唯が見せているのは自然な表情だ。 だけどリトにとっては、それが特別なのだ。 今まで自分に向けられてきた表情は、どこか無理矢理なものだった。 それでも唯が美少女であることにリトは異論なかったが、 勉強会を始めて以来時折見せる自然な表情の破壊力は、これまでの比ではない。 どんどん唯に惹きつけられていく感じがしていた。 「さ、今日は世界史ね。覚えておくべきところを赤で書いて、カッコで囲ってあるから、 赤いシートを使って覚えてね。あ、分からないところは遠慮せず聞いていいから」 「お、おう・・・。サンキュ」 こんなコがなぜ自分にここまで親身になってくれるのか。 そしてそうしてくれることが、少し不安でもあった。 (古手川自身の勉強は大丈夫なのか?) そうなのだ。 唯は毎日、前日の復習といっては小テストを作ってきてくれる。 さらに、覚えやすいようにカードを作ってくれたり、数学の公式をまとめたノートを作ってくれたりしている。 今日の世界史だって、相当な手間と時間がかかったはずだ。 それでいて図書室にいる間はリトに教えることを中心に考えてくれているので、 唯自身の勉強はそんなに進んでいないだろう。 「なあ、古手川」 「ん?どこかわからない?」 唯は嫌な顔一つせずすぐ反応してくれる。 「その・・・、大丈夫なのか?」 「?」 シャープペンを唇に軽く当て、キョトンとする唯。 (可愛い・・・じゃなくて!) 咳払いを一つ。 「自分の勉強。時間取れてるのか?」 リトは申し訳なさそうな顔でそう問う。 「・・・またそれ?」 「またって、大事なことだろ?」 唯はため息を吐くと苦笑いのような、バツの悪い表情になる。 リトは更に続ける。 「毎日俺のために、いろいろ作ってきてくれるのは凄く嬉しいんだ。 実際、自分で勉強するより格段にわかりやすいし、楽しいしさ。 でも、俺のために古手川が体調崩したり成績が悪くなったりするのは嫌なんだよ。 自分のこと、一番に考えてくれていいんだぜ?」 真摯な表情、嘘のない言葉。 普段はヌケているくせにこういうところがズルイと、唯は思う。 (結城君が心配してくれて嬉しい。でも・・・) 「大丈夫ったら大丈夫よ」 ついそっけなく返してしまう。 もちろんリトは納得していない。 唯がどういう性格か、リトだってそれなりには理解しているつもりだ。 「・・・」 無言の抗議。 すると唯が痺れを切らしたように今日始めてリトを睨み付けた。 「ちゃんと帰って勉強してるから平気なの!いいから早くナポレオンのことでも覚えなさい!///」 リトはまだ納得しかねている様子だったが、 そこまで言うなら、といった感じでホッチキスでとめられたルーズリーフに視線を戻す。 実際のところ、唯の睡眠時間は半分以下に減っていた。 8時頃までリトの勉強に付き合い、家に帰って食事をとればもう9時だ。 普段予習復習を始める時間が9時、終えるのが10時半から11時。 しかしさすがにテスト前だ。 予習復習に加え授業をしっかり聞いている唯だが、 完璧主義者でもあるため、最近は0時近くまで勉強している。 その後いつもならもう眠っている時間にお風呂に入り、リトへの「教材づくり」は1時頃からスタートする。 そして朝起きるのは決まって6時半。 だいたいの睡眠時間がご想像いただけるだろう。 しかし唯には不思議なほど疲れはなかった。 これまでも他人の何倍も規則正しく生きてきたが、これほど毎日が充実していると思えたことがあっただろうかと思うほどに。 一人になれば、リトのことばかりを考えてしまう。 それに付随して、ララのことや春菜のことも。 そうなると、とてもテスト勉強どころではなくなる。 今の唯にとっては、やるべきことに追われているくらいが丁度いいのだ。 ましてそのやるべきことが、好きな人の為ともなれば俄然やる気も出る。 リトは根が素直な分、打てば響く鐘のように教えたことをどんどん吸収してくれる。 (彼を今支えているのはララさんや西連寺さんではなく、わたし) 二人だけの秘密の時間を共有している感覚が、唯にはたまらなく嬉しかった。 笑顔とともに「ありがとう」を聞ければ、それだけで頑張れる。 リトに教えることは自身の復習にもなるし、唯にとって勉強会にマイナス面など一つもなかった。 リトは黙々と世界史の暗記に取り組んでいた。 わからないことがあったら聞けと言われているものの、ルーズリーフは分かりやすく色分けされており、 例によってごちゃごちゃしない程度に補足も書かれている。 細やかな心遣いはここでも健在で、質問する必要がないほどだった。 一段落ついたところでケータイで時刻を確認すると6時半だ。 どうやら2時間近くぶっ続けで暗記していたらしい。 この一週間、帰宅後も家で勉強しているうちに、集中力も高まってきているのかもしれない。 リトは座ったまま大きく両手を上げて伸びをすると、天井へと視線を向けたまま唯に声を掛ける。 「古手川、ちょっと休憩にしないか?」 「・・・」 反応がない。 今日は無視されるようなことをした覚えはないが・・・。 恐る恐る見ると、唯はどうやら机に突っ伏して眠ってしまったようだ。 いくら気力が充実していても、体力には限界というものがある。 さすがの唯も、自覚がないだけで疲れてはいるのだろう。 「はは・・・」 リトは柔らかく笑みを零す。 (自販機で温かいものでも買ってきてやるか) 席を立とうとすると、一枚の紙が目に入った。 身を乗り出すようにして確認してみる。 (・・・結城君ナルホドシート?なんだこりゃ?) 見ると今日までの日付の横にいくつかの正の字が並んでいる。 リトが一日に何度ナルホドと言ったかカウントしていたようだ。 (・・・こんなに声に出してたか?) 毎日正の字が2つ以上完成している。 つまり常に二桁ということだ。 唯がいつ寝てしまったのかはわからないが、今日もすでに正の字が一つ完成していた。 (何をしてるかと思えば・・・) 苦笑いのリトだが、そんな一面を可愛いなと思う。 知れば知るほどに、唯は普通の女の子だ。 そう、唯はリトにとって大切な女の子だ。 ただのクラスメートでも、口うるさい風紀委員でも、もはやない。 いつの間にか唯の事を恋愛対象としてみるようになっている自分がいた。 鼓動が速まっていくのを、妙に冷静に感じていた。 「ぅん・・・、結城くん・・・」 唯の安心しきったような寝言でリトの冷静さはあっという間に吹き飛ぶ。 気づけば無防備な寝顔が目の前にあった。 (俺のために毎日遅くまで頑張ってくれてるんだよな。 そしてお前はそれを、恩着せがましく言ったりしない。 絶対に隠し通そうと、バレバレな嘘をつくんだ) 心配すれば何でもないとそっけない態度をとって。 そのくせ自分は誰よりも周囲に気を使って。 俺が素直に喜ぶと少し恥ずかしそうにそっぽを向いて。 それをからかうとムキになって怒って。 確かに他人に厳しい面はあるかもしれない。でもそれ以上に自分に厳しくて、そして凄く優しい女の子なんだ・・・ 唯に対する愛しさが、爆発的にこみ上げてくる。 すぐにでも抱きしめたい。 キスしたい・・・。 頭の片隅でわずかに残った理知的な自分が、やめろと警報を鳴らしている。 唯の意思が存在しえないキス。 しかしリトは、もう止まれなかった。 口紅などほとんど塗っていないだろうに、その唇は艶やかで、鮮やかなピンク色だった。 リトは蓮華の花に誘われたミツバチのように、唯に顔を近づけていった。 二人の前髪が触れるか触れないかの辺りまで来たときだ。 ゆっくりと唯の瞳が開かれた。 (!!) ビックリしたのはリトのほうだった。 唯が目を開けたのは、まさにリトが目を閉じようとした瞬間だった。 二人の視線が、わずか数センチの距離で重なる。 ハレンチなっ!! リトは唯の瞳を見つめたまま、突き飛ばされる自分を頭の中に描いていた。 しかし実際にはそうはならなかった。 そしてそうされた方が、まだマシだった。 唯は嫌がらない。 その瞳は、まるでリトなど目に入っていないかのように澄んでいた。 (古手川、嫌がってない・・・) 無言でいることを肯定と判断し、目を閉じて唯の唇に触れようとした、次の瞬間――― 「どうしてこんなことするの?」 居眠りしているときによく起きる体の痙攣以上の震えが、リトを襲った。 唯の声は、今まできいたことがないほど冷たかった。 わずかにかかった唯の吐息は、氷でも含んでいるかのように冷えきっていた。 リトは何も言葉を返せないでいた。 唯の表情は何も教えてくれなかったから。 悦びも、怒りも、悲しみも、何一つ表に出さず、唯はただ聞いてくる。 「古手川・・・、その、ゴメン・・・」 リトは掠れた声で謝罪する。 急に激しい息苦しさに襲われたのは、自分でも気づいていたからかもしれない。 答えを出せないまま唯に触れようとした、愚かさに。 リトは頭を下げたまま顔を上げられないでいた。 暫しの間の後、唯の声が静かに部屋の中に響いた。 「結城君は・・・買い被りすぎよ」 感情の伴わない声。 「わたしは、結城君が考えているようないいコじゃないの」 「・・・古手川?」 「わたしは、嫌な女なの」 「そんなことねーよ!お前にそんなこと言ってほしくない! お前が凄く頑張ってること、俺は知ってる」 何で怒られるはずの自分が声を荒げているのだろうか。 (言わせてるのは俺じゃねーか・・・) そう思いながらも、言わずにはいられなかった。 思わず顔を上げ、唯を見つめてしまっていた。 数秒後、唯の顔に宿ったものは寂しげな笑顔だった。 「じゃあ結城君は、わたしを一番にしてくれるの?」 声には諦めのような色が混ざっていた。 リトはその言葉に、声に、心臓を鷲掴みにされた。 数分前とは全く違う、鼓動の高まり。 「いつもあなたのことばかり考えてるの。 結城君、今何してるかな・・・勉強頑張ってるかなって」 唯はそっとリトに微笑む。 微笑んでくれたのは何度目だろうか。 どうしてこんなに胸が痛むんだろうか。 唯の言葉には、少し熱が篭り始めていた。 「でもダメなんだ・・・。 すぐに頭の中グチャグチャになっちゃうの。 今ララさんと一緒にいるのかな、それとも西連寺さんのこと思ってるのかな」 口調はゆっくりめなのに、何かにせかされているかのように唯は話し続ける。 「笑っちゃうでしょ。 いつもあなたを怒ってばかりなのに、困らせてばかりなのに、 あなたのことを想ってララさんや西連寺さんに嫉妬してるの。 いつもあなたと一緒にいられるララさんに。 あなたに想われている、西連寺さんに」 リトは掛ける言葉が見当たらなかった。 (俺は、大馬鹿野郎だ・・・) 最近は、もしかしたらという気持ちがなかったわけではない。 少なくとも自分が、唯に対して好意を持っていることも自覚していた。 そしていつか、この関係に変化が訪れうることも、わかっていた。 なぜなら唯は、逃げるような娘じゃないから。 自分の気持ちと真剣に向き合うやつだから。 (それなのに、俺は逃げた・・・) 唯との時間があまりにも心地よくて。 今の関係を壊したくなくて。 いつまでもぬるま湯に浸っていようとしたんだ。 「ごめんね・・・、また困らせちゃったね・・・」 唯の声はもうほとんどリトには聞こえていなかった。 リトは右拳を硬く握り締めた。 掌に爪が食い込み、血が出るほどに。 何でお前が謝るんだよ。 そう言いたかった。 お前が好きだと伝えたかった。 そして、そうできない自分が情けなくて仕方なかった。 唯には全て見抜かれていた。 リトが、答えを口にできないことを。 不器用で、真正直で、優柔不断な自分を――― 「ごめん。疲れちゃったみたいだから、今日はもう帰るわ」 唯はそう言って素早く身支度を終えると、静かに学習室を出て行った。 ただ立ちすくむことしかできない。 左手にはナルホドチェックシートが握られていた。 それを顔の前に持ってきてぼんやりと眺める。 すると、裏にも何か書かれていることに気づいて、裏返してみる。 ”一週間お疲れ様。テスト頑張ろうね” 黒のボールペンで書かれた、唯らしい飾り気のない文字。 それを見た瞬間、抑えていたものが溢れ出した。 リトは必死に歯を食いしばり、声を押し殺して泣いた。 涙は走っても走っても止まらなかった。 意地を張るのは、学習室を出たところまでが精一杯だった。 唯は上履きのままだった。 図書室を走り抜け、履き替えることもせずに飛び出して、でたらめに路地を走って。 息が苦しいのは走り続けてきたからか、それとも嗚咽のためか。 気づけば公園に来ていた。 唯は知らないが、リトが身を隠すために使っていた公園だ。 リトがいつも入っていた土管の前に、唯はしゃがみ込む。 どんよりとした雲がやけに近く感じ、霧雨が唯の全身を濡らしていた。 あの時唯は夢を見ていた。 二人だけの一時。 リトは何事でもないかのように自然にその手を唯の手に重ね、笑いかける。 会話など何もなくても、互いを感じているだけでよかった。 唯がキスを求めて少し顔を持ち上げると、口付けが優しく降り注いだ。 幸せだった。 夢だと分かっていても。 口付けが終わると、リトは消えてしまう。 ここ数日の、いつものことだった。 唯の意識はゆっくりと覚醒する。 目の前にリトの顔があった。 現実には絶対に起こりえない出来事。 なぜならリトは自分のことを恋愛対象としてみていないと思っていたから。 起こりえないことが起こったというのに、唯は冷静だった。 いや、冷静というのとも少し違う。 待ち望んでいたはずの行為なのに、沸き起こったものは驚きでも歓喜でもなかった。 沸き起こったのは、疑問。 まるで水面に一滴、水を落としたようにそれは広がっていった。 ―――どうしてこんなことするの?――― 計算でも何でもない、自然に出た言葉だった。 ただ、純粋に知りたかった。 他に好きな人がいるはずのリトがなぜ、自分にキスしようとしたのかを。 それだけのはずだったのに・・・。 ―――じゃあ結城君は、わたしを一番にしてくれるの?――― 求めてしまった。 彼の一番を。 そうしてしまえば、今のささやかな幸せさえも失うことになるとわかっていたのに。 大切な友人を裏切ることにもなってしまうのに。 答えを焦る必要などなかった。 唯が「問題」を出したのはわずか4日前なのだから。 でも、わかっていたけど止められなかった。 自分の気持ちに、もう嘘はつけなかった。つきたくなかった。 そして自分と全く同じ理由から、彼は私に「答え」を返したんだ・・・ 雨は強くなることはなく、やむこともなかった。 唯は鞄を胸に抱えてしゃがみ込んだままだ。 「・・・結城君っ・・・」 今も愛しい人の名を、口に出してみる。 いつもは嫌でも浮かんでくる笑顔のリトが、今の唯にはぼやけて見えなかった。
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発言者:桐原 零示 勝利への道筋を見つけ出すその才能に開花して以降、親の暴力を始めとした様々な困難から脱出できたものの、同時に露呈した自分の人生の理不尽なゲームバランスに零示は辟易している。 しかし自分の人生(ソフト)は他人の人生(ジャンル)とは替えがきかない唯一無二のものとも考えており、本編の彼は自分の人生の攻略法を探している真っ最中。 人生をゲームに例えているのはおそらくゲーマーとしての癖。 零示以外の登場人物にも度々同じような例えの台詞があり、どれも各々の価値観に則した使い方がされている。 ゲーム開始時のモノローグで零示が漏らした台詞であるが、作中でもレオナとの二度目の邂逅時にほぼ同様の台詞を言っている。 零示のこれまでの人生は常人なら命を落としてもおかしくない体験を何度もしている程の非常に危ういバランスで成り立っており、本人が軽くこなしているように見えても、実はどれも綱渡りな技術、または運が要求されるものばかり。 作中では過剰にスリルを求め、レオナと同じく試練に対して期待と高揚があるのも確かだが、それは修羅場を乗り越え過ぎた反動のようなもので、反面「またか」という感じにうんざりする心情もあるようだ。 これはなまじ困難を潜り抜ける実力を身につけてしまったからこその悲劇と言えるかもしれない。 そんな中で偶然か必然か、Igelが開発中の最先端の体感型ゲーム『Electro Arms』に出会い、そこから3つのエンディングへ向かうことになる。 以下本編より抜粋 「オレは、この人生(クソゲー)を面白くしたい」 「コンティニュー無しの一発死に。セーブは不可で、選択肢をミスりゃ最悪バッドエンドへ直行だ」 「途中でミスに気付いても、リセット無しで続けることしか許されねえ」 「おまけに才能(スペック)と試練(ボスキャラ)とのバランスなんぞ、欠片も考えられてねえと来る。これがクソゲーでなくてなんだってんだ?」 「けど、他人の人生(ソフト)と取り換えもきかねぇ。オレっていうジャンルはこれ一本きりだ」 「だったら、すこしでもマシな展開にしていくしかねえだろ」 「───オレ自身に押し付けられた、この一本しかねえ人生(クソゲー)をよ」 そんな君に、ゾンビクロニクル! -- 名無しさん (2018-02-19 21 34 49) ↑ヤメロ。どっかの中庸の怪物は何て言うか。 -- 名無しさん (2018-02-19 21 41 06) こいつならどこのlight作の世界にも何かしら適応して生きそう。 -- 名無しさん (2018-02-19 22 09 23) 融合知性群体「お待たせ☆」 -- 名無しさん (2018-02-19 22 20 30) ゼファーさんにほんの少し光属性加えるとこうなるって気がする -- 名無しさん (2018-02-19 23 05 03) ↑ほんの少しじゃ足りなくね? -- 名無しさん (2018-02-19 23 12 00) 3↑そいつはやめて差し上げろ -- 名無しさん (2018-02-19 23 24 02) もっと刺激が欲しい!とかじゃなくて、理不尽な人生ってクソだよな...という割と真っ当な意見よね、これ -- 名無しさん (2018-02-19 23 46 09) このラインの主人公勢は殆どが人生ハードモードだからね…自分の人生を自力で改善しようと頑張ってる人の意見なのか -- 名無しさん (2018-02-19 23 56 42) 持論としてはお隣と合わせてもトップクラスにまとも…他がおかしいだけ?知ってる -- 名無しさん (2018-02-20 09 28 22) おっと桐原 零示ィ!仮面ライダークロニクルの悪口はそこまでだ -- 名無しさん (2018-02-20 10 11 26) 綾鷹「君は最高のモルモットだぁ!」 -- 名無しさん (2018-02-20 10 41 48) 皆をゲームで楽しませたい土管社長と相性バッチリやね -- 名無しさん (2018-02-20 13 07 00) ↑4 他の主人公も持論まともな奴も多いだろその信念に対する狂気じみた執着がやばいだけで -- 名無しさん (2018-03-16 16 29 57) 人生がポイント制な極楽浄土は君を待っているぞ -- 名無しさん (2018-12-22 21 13 45) ↑これにはスフィア覚醒の相方となるレオナさんだけでなく、理不尽に反逆するさつきと安寧を守る忍も「この瞬間、アンファングは自由だ!!」案件でアルカディア不可避。 -- 名無しさん (2018-12-22 21 39 11) 似た台詞ってとヒロイン三人と後は誰かいたかな -- 名無しさん (2020-12-07 13 18 24) 名前 コメント
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寒空の下。 男が公園のベンチに座って、もそもそとあんまんを食べていると、一匹のゆっくりれいむがやってきた。 「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」 れいむは元気よく男に挨拶した。 「はあ」 男のただ吐息に声を乗せただけの挨拶は、れいむのお気に召さなかったようだ。 「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!! れいみゅはれいみゅだよ!」 さっきより元気な声で挨拶してきた。自己紹介付きだが、それは見れば分かる。 れいむは男の顔をじっと見つめ、リアクションを待っている。実に自信満々といった顔つきだ。 「ゆっくりしていってね~」 今度は男も挨拶を返す。語尾を間抜けに伸ばしたその挨拶にも、しかしれいむは満足してくれた。 「ゆっ! おにいしゃん! れいみゅ、ゆっくちおねがいしゅるよ!」 「なんだ?」 暗に「予想はつくけどな」という含みを持たせた問いかけだったが、れいむはそれに気づかない。 果たして、れいむは男の予想通りの答えを返した。 「れいみゅにあみゃあみゃちょうだいにぇ!」 この手の野良ゆっくりの欲しがるものといえば、おおむね食べ物か住む所だ。 金品を要求する小生意気な奴も、いるにはいる。ただそういう連中は、芸を人間に見せたり、人間の手伝いをするなどして、その対価として代金を受け取っている。いわば殊勝なゆっくりと言えた。 このれいむは単純に甘いものが欲しいらしい。具体的には男が食べている、いまだホカホカのあんまんだ。 男はあんまんを見つめ、しばらく思索にふけった。 「どうちたの、おにいしゃん! れいみゅのおねがいきいちぇにぇ!」 れいむが催促してきた。 ややあって、男も口を開く。 「――そうだな。えーと、おまえ、何か得意なことはあるか?」 「ゆっ? とくいなこと?」 「そう。たとえば――おまえらの仲間にまりさってのがいるよな」 「まりしゃはれいみゅのおとうしゃんだよ!」 小さく頷き、公園内の池を指差して男が続ける。 「そのお父さんと同じまりさが、たまにあの池で遊んでるんだよ。この寒い中でも、わざわざ帽子に乗って水に浮かんで」 「ゆっ! おとうしゃんはぷーかぷーかできりゅよ!」 父親が褒められたようで嬉しいのか、れいむが自分の手柄のように胸を張った。 「あれ、すごいよな。自分や家族の、生活とか行動の幅が広がるっていうかさ――で、れいむはそういうことできないのか?」 「できにゃいよっ!」 即答だ。しかも胸を張っているのはどういうわけか。 「ぱちゅりーは頭がいいんだろ? ありすってのは、たしか都会派なコーディネートが得意なんだっけか」 「おにいしゃんはくわちいにぇ! ゆっくちしちぇるよ!」 「ありがとう――で、れいむには何か得意なことはないのかと、そう聞いてるんだよ」 「ゆ? ゆゆっ?」 れいむは困惑している。男が何を言いたいのかわからないのだろう。 「れいむの得意なこと。まりさたちのように、特に他者の役に立つようなヤツな。それを今から見せてくれ。それに俺が納得できたら、このあまあまを少しだけわけてあげてもいいぞ」 「ゆゆう~っ?」 「その代わり、納得できなかったらコレね」 男は右手の中指を親指で弾いて見せた。いわゆるデコピンだ。 デコピンといえど、子ゆっくりにとっては結構なダメージになる。それでも、 「わかっちゃよおにいしゃん! れいみゅ、とくいなことをみしぇるよ! ゆわーい、あみゃあみゃ! あみゃあみゃ!」 あまあまの魅力に眩んだ目には、デコピンの恐怖は見えていないらしい。れいむは了承した。 それでも、本当はすぐにでもあんまんが食べたいらしい。れいむの口から思わず本音がこぼれる。 「……でも、しゅこしめんどくちゃいにぇ」 それを聞いた男は、 「確かにな。でも、うまいものを食べる下拵えだと思えば……」 と呟いた。 それはただの独り言だったが、れいむは励ましの言葉だと受け取ったようだ。 「ゆっ! れいみゅ、ゆっくちしたごしらえしゅるよ! えい、えい、ゆー!」 元気に声を上げた。 「じゃあ、さっそく見せてもらおうかな」 「ゆっ! じゃあいきゅよ! れいみゅ、ぴょんぴょんしゅるよ!」 おもむろに飛び跳ねるれいむ。得意げに男の顔を見ている。 その額に狙いを付け、男はデコピンした。宙にいたれいむは、着地を失敗して顔面から地面に落ちた。 「ゆべべっ! なにしゅるの、おにいしゃん!?」 「ふざけてんのかバカ。それはおまえ――れいむ種だけじゃなくて、ゆっくりみんながよくやる動きだろ?」 男の意図がよく伝わってなかったのだ。 「でもぱちゅりーはできないよ! れいみゅのほうがじょうずだよ!」 「駄目。そもそもぴょんぴょん跳ねるだけなら、ノミの方がよほどすごいぜ。お前の得意なことってのは、ノミ以下のチンケなものなのか?」 「ゆがーん! のみしゃんいかああああああ!?」 ちっぽけなノミより格下と見なされて、れいむはショックを受けたようだ。そのショックは自ら発した効果音だけでなく、大きく開かれた目や口からも伝わってくる。 「おまえを含めてれいむならでは、ってのを見せてくれよ。それとも得意なことなんてないのか?」 「ゆ、ゆっくちりきゃいしちゃよ! こんどはうみゃくやりゅよ!」 そう言って、今度は体を伸び縮みさせはじめるれいむ。 「のーびのーび―……いぢゃいいっ!? やめちぇにぇ! やめちぇにぇ!」 男はあんまんを食べながら、二度三度とデコピンを食らわせた。 「だからそういうのは駄目なの」 「とくいなことをみせたけっかがこれだよ! おにいしゃんはわがみゃみゃだにぇ!」 「まだわかってないのかこのバカ。だいたい、それが何の役に立つんだよ。伸びるだけならパンツのゴムの方がよほど便利だぜ」 「ゆ? ぱんちゅ、しゃん?」 れいむはパンツの意味を理解していないようだ。この挑発は無駄だったか。 男は溜息をついてから、優しく言う。 「いいか? お父さんがまりさってことは、お母さんはれいむだよな? たとえば、お母さんは何が得意だ?」 れいむ種にも特技はいくつかある。中でも定番なのは―― 「ゆっ! おかあしゃんはおうちゃがじょうじゅだよ! れいみゅもおしえてもらっちゃよ!」 そう、歌だ。道端で歌を歌って金を稼いでいるゆっくりも、圧倒的にれいむ種が多い。 「それそれ、そういうのをやってくれって言ってるんだよ」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ! れいみゅ、ゆっくちうちゃうよ!!」 「おお、やれやれ」 男が拍手をすると、れいむは歌い始めた。 「ゆっくちのひ~、まっちゃりのひ~」 「……」 「しゅっきりのひ~、ゆゆゆのゆ~」 「……」 目を閉じて気持ちよさそうに歌っている。 男は中指を引き絞り、より強めにデコピンをした。 「ゆゆゆ~――ゆぎゃおっ! ……ゆわーん! いぢゃいよおおお!! れいみゅちゃんとうちゃっちゃのにいい!」 「駄目。聞くにたえない。ヘタクソだなあ、おまえ」 男も予想していたことだったが、れいむの歌は雑音にしか聴こえなかった。これではとても金を稼げないだろう。通行人に踏み潰されるか、加工所や保健所に通報されるのがオチだ。 役に立つどころか、むしろ死期を早める行為と言える。 だが、れいむは納得いかないらしい。 「ゆっ!? おにいしゃんはしちゅれいだにぇ! れいみゅのおうちゃは、おかあしゃんだって『てんしさんのようなうたごえだにぇ』ってほめちぇくれたんだよ!」 「へえ」 それは子どもに気持ちよく歌ってもらうための、人間の親も使う方便だったとしか思えない。もっとも、このれいむの歌がゆっくり的に上手いのかどうかなど、男に、人間にわかりようもないのだが。 人間でも素直に美しいと感じる歌を歌うゆっくりもいるが、それは極少数だ。 そうとわかっている上で、男は言った。 「はっ、おまえンちはお母さんもバカなのか? それは歌じゃなくて雑音って言うんだって、だいちゅきなおかあしゃんに教えてやれよ」 その言葉に、 「ゆゆうううっ! ぷんぷん! おんこうなれいみゅもおこっちゃよ!」 れいむが怒りだした。 自慢の歌と、それを認めてくれた母親を貶されては、さすがに我慢できなかったようだ。 「おにいしゃんはゆっくちあやまっちぇにぇ! ぷきゅうううう!」 れいむは頬に空気を溜めて男を威嚇する。 キリっとした眉毛に、男を射抜かんとする鋭い視線。普段のニヤけ具合が嘘のようにきつく結ばれた口元。それぞれのパーツだけを切り取ってみれば、りりしいと言えないこともない。 それを見た男は、右手の人さし指と親指を使って、パンパンに張ったれいむの頬を挟んだ。 男がその二本の指に少し力を入れると、れいむの口から、 「ぷしゅるるるるるる!」 というれいむ自身による効果音とともに、頬に溜まった空気が吐き出される。 「るるるううううう――ゆ? ゆ?」 空気と一緒に怒気も抜けたのか。きょとんとするれいむの眉間に、男はデコピンを見舞った。 「いぢゃいっ!」 ころんと、れいむは仰向けに転がった。空を見上げて目をぱちくりさせている。 「そういうのは駄目だってば。『ぷくー』はれいむだけが得意なことじゃないだろ」 男は空とぼけて言った。 「ちゃんとれいむ種だけが得意なことを見せてくれないと。しかもその、『ぷくー』だっけ? 恐くもなんともないな。その辺のアリンコの方がよほど恐いぜ」 男の言葉に、れいむは体を起こして抗議する。 「れ、れいむのぷきゅーは」 「知ってる。アリンコよりも弱っちいんだよな。さ、はやく得意なことをみせてくれないと、あまあまがなくなっちゃうぞ?」 れいむの言葉を遮り、男はあんまんの端をチビリとかじった。 「さあ、お次は何かな? ぱちゅりーの超天才的頭脳や、ありすの都会的なハイセンスに匹敵する特技を、俺に見せてくれ」 男は口から出任せを言いながら、れいむの目の前にあんまんをちらつかせる。 「ゆゆ~ん! よだれがじゅーるじゅーる!」 その香りに鼻腔をくすぐられたのか――鼻などないが――れいむの開きっぱなしの口からは、だらだらと涎がたれている。 このあんまんは、甘さはもとより、風味や旨味も申し分無い。他のメーカーには出せない味が好評を博している。男もお気に入りの一品だ。 「……ゆっ! れいみゅはこそだてがとくいにゃんだよ!」 確かにれいむ種の子育てには定評がある。れいむ種から産まれ、育てられた子どもたちは、とてもゆっくりと健やかに成長するというのだ――もちろん例外もいるが。 そして昨今ではその例外が多くなってきている。 それでは、目の前のれいむはどうなのか。 「はあ。でもれいむ、お前、子どもいるのか?」 赤ゆっくり言葉も抜けていないれいむだが、子育てをしたことはあるのだろうか。 男が当然の疑問を口にすると、 「ゆっ? れいみゅにおちびちゃんがいるわけにゃいでちょ? みてわからにゃいの? ばきゃにゃの? ちぬの?」 れいむは蔑んだような表情と口調で言った。ニヤニヤという擬音が聴こえてきそうだ。 男はおもむろにれいむを持ち上げ、山なりに放り投げた。 「ゆわーい! おしょらをとんで――ゆべべっ!」 またもれいむは顔面から地面に落ちた。先ほど以上の強い衝撃に、顔が内側にへこみ、しかしすぐに元に戻った。 「ゆぐっ……ゆわああああああん! おかおがいちゃいよおおおお!! ゆんやあああああああ!!」 男は息を吐いて気持ちを落ちつけた。別にれいむに暴力を振るうことが目的ではないし、何よりルール違反だ。 「おまえ、それは『れいむのバカさ加減はもはや特技だよ!』って言ってるのか?」 「だっで、だっでえ! おかあしゃんは、ゆっぐ、こそだてがとくいだっていっで、いっでだがら! ゆっぐ、ゆっぐ!」 しゃくりあげるれいむ。 男は溜息をついて、 「お母さんは子育てが得意なのかも知れないけど、おまえ自身ができなきゃ俺は見せてもらえないだろ? 見せてもらえないとあまあまもあげられないんだよ。俺の言ってる意味、いい加減わかったか?」 ゆっくりとした口調で言った。 「ゆっぐ! れ、れいみゅ、ゆっくちりきゃいしちゃよ! ゆふふ!」 愛想笑いを浮かべているれいむ。 それを見て、男は口元を歪めた。 「理解しているのかも怪しければ、おまえの母親が『子育てが得意』だってのも怪しいもんだな。ええ、おい」 努めて意地の悪い口調で言うと、 「しょ、しょんなこちょにゃいっ!!」 れいむはムキになって反論した。 「けっきゃいっ! だよ!」 土管型の遊具の前で、れいむは得意げに言った。 土管の中に出入りして楽しむための単純な遊具。れいむの背後とその反対側に開いた口には、それぞれ短い木の枝が一本立てかけてある。れいむの手によるものだ。 「ゆふん! これでどかんしゃんのなかにははいれにゃいよ! れいみゅのけっきゃいっ! にかんしんしたならあみゃあみゃちょうだいにぇ!」 主に巣穴を守るために使われるれいむ種の『結界』。そのもっとも極端かつ単純な形が、巣穴の入口を塞ぐように木の枝を、あるいは草や石ころを置くというものだ。 巣穴に見立てた土管にれいむが張った『結界』が、まさにそれだった。 こうすることで、他のゆっくりに襲われることはおろか、そこに巣穴があることにすら気づかれないらしい。たとえ木の枝の隙間から『結界』の中が丸見えだったとしてもだ――今、土管の中が男から丸見えなのと同じように。 「ふん」 男は鼻を鳴らし、れいむの後ろにポツンと立てかけられている――土管の天井まで届いてもいない――木の枝を取り払い、へし折る。針金のような枝は、乾いた音を立てて二つになった。 そして、これ見よがしに土管の中に手を出し入れさせる。 「ゆわあああああっ!? おかあしゃんじきでんのれいみゅのけっきゃいっ! がどうちてやぶられるのおおおおお!? どうちてえええええ!? ――ゆびぇえっ」 男が律儀に木の枝をどけるまでもなく出入り可能だった『結界』。それが破られたことが、よほどショックだったようだ。れいむは錯乱しかけたが、デコピン一発で黙った。 「こんなもんに騙されるマヌケは、そうだな、せいぜいお前の家族くらいだよ。せめてもっと長い木の枝を持ってこいよ」 「ゆうう……。でも、でもおおお……」 「おまえの小さい口じゃ、それも無理か。まったく使えねえな――はい、次は?」 「ぴ、ぴこぴこしゅるよ!」 れいむは左右の揉み上げを激しく上下させた。 通称『ぴこぴこ』。右と左、二本の揉み上げを持つれいむ種独特の動作だ。 「おにいしゃん、みちぇみちぇ! ぴこぴこしちぇるよ!」 「……」 「れいみゅのもみあげしゃんがぴこぴこしちぇるよ! ……しゅ、しゅごいでちょ? しゅごいよにぇ?」 「……で?」 「……ゆ?」 「その『ぴこぴこ』ってのは、どういう役に立つんだ? あれだけ言ったんだから俺の言いたいことは理解してるよな?」 「……ぴ、ぴこ……」 れいむは下を向いてしまった。考え込んでいるようだが、それでも揉み上げを上下させることはやめない。 「ぴこ、ぴこ……ゆっ!」 ほどなくして顔を上げたれいむは、 「ぴこぴこはみんなをゆっくちしゃせられりゅよ! だからあみゃあみゃちょうだいにぇ! ゆっくちしたぶん、たくしゃんおまけちてにぇ!」 満面の笑みで言い放った。 その「言ってやった!」と言わんばかりの晴れやかな表情に、男はデコピンを数発見舞った。 「いぢゃいっ! いぢゃいいいっ! やめちぇええええっ! ゆびいいいいっ!」 「ゆっくりどころか、むしろイライラさせられたよ。ムカついた」 れいむは、ただでさえ大きく丸い瞳をさらに大きく丸くさせて男を見た。その顔を言葉にするなら「信じられない」といったところか。 「お、おにいしゃん! やしぇがまんちないで、ゆっくちしちぇいいんぢゃよ! みんなに『くーるなびーとをきざんでるにぇ』っていわれたれいみゅの」 「……」 「ご、ごめんなしゃいっ!! でこぴんしゃんはやめちぇにぇっ!?」 「みんなみんなって、おまえの周りはバカ揃いなのか?」 男の言葉に、 「しょ、しょんなこちょない、よう……」 れいむは弱々しく反論する。 ――いい傾向だ。 男は思った。 「さて、そろそろ時間がないんだけど」 男は時計を見ながら言った。 「他に何かあるかな? 他者の役に立つ、れいむの得意なこと」 「ゆ、ゆう……」 かろうじて声を出すれいむに、男と出会った時のような元気はない。心身ともに参っているのが見て取れた。 男はそんなれいむに見せびらかすように、いい加減冷めてきたあんまんをかじった。 「うーん。あまあまだ」 「ゆああ……」 あまあまという語句に反応して顔を上げたれいむの口から、砂糖水の涎がたれる。 「もうあまあまも少なくなっちゃったけど、そろそろ諦める?」 「……ゆうううう! まだだよ!」 挑発的な男の口調にれいむは発憤したようだ。 「れいみゅ、ぴょんぴょんしゅるよ! ――ぴょんべっ!」 男が先ほどと同じように額にデコピンすると、れいむは器用に空中で体を半回転させ、やはり先ほどと同じように顔面から地面に落ちた。 「それは最初にやって、しかも駄目出ししただろう。おまえは、ほんっとにバカだな。特技だけでなく脳味噌までノミ以下か?」 「……ゆ」 「ん?」 「……」 れいむは地面に突っ伏さんばかりに俯いてしまった。 ――頃合かな? 男は思った。 れいむは俯いて黙ったままだ。 出会ってから十分足らず、あれだけ騒がしかったれいむが、今はゆんともすんとも言わない。 男は一度もれいむにあんまんを食べさせていない。 『ぴょんぴょん』から始まって『お歌』に『結界』、くだらない所では『ずーりずーり』や『こーろこーろ』等々いろいろ見せてもらったが、男が満足する「得意なこと」は無かったからだ。 約束通りの話だ。 もっとも、このれいむにそれほど気の利いたことができるなどとは、男も最初から思っていない。何と言ってもまだ子ゆっくりなのだ。 ただ、 「れいみゅはあみゃあみゃをたべるのがとくいだよ! だからあみゃあみゃちょうだいにぇ!」 などとやらかした時には、男は思わず吹き出しそうになった。意外と頭が回るものだと思った。 それをごまかすためにデコピンの連射をくらわせたが、力みすぎてほとんどゲンコツを押しあてているだけになってしまった。 今のれいむのヘコみよう――主に身体面――はアレが原因だ。 れいむはまだ黙っている。 ――頃合かな。 時計を見ながら、男は思った。 「はい。では時間切れでーす!」 男は大げさに宣言した。 「……ゆ、ゆう。ゆっくち……あきらめりゅよ……」 俯きながら蚊の鳴くような声でブツブツ言うれいむを尻目に、男はあんまんの最後のひと欠片を口に入れた。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー! ……ごちそうさまでした」 聞こえよがしに呟いてから飲み込む。 するとれいむは、 「ゆわあああああ!! れいみゅのあみゃあみゃがあああああ!!」 突然大声を上げた。どうやら諦めきれていなかったらしい。 「おまえのあまあまじゃないだろ」 「どぼちてれいみゅのあみゃあみゃたべちゃうにょおおおおおお!? かえちて! あみゃあみゃかえちてええええ!」 なおも喚きながら足に取り縋るれいむを、男は軽く蹴飛ばした。 「いぢゃいっ!」 「役立たずのれいみゅちゃんにあげるあまあまなんかねえってえの。俺を満足させる『得意なこと』を見せなかったおまえが悪いんだぜ。最初に約束した通りだよなあ? あ?」 男のその言葉に、れいむは力無く抗議する。 「ゆっくちしちゃ、おうたを……きかしぇてあげたでちょ?」 「雑音だっつったろ? あの人の神経を逆撫でするような雑音が、いったい何の役に立つんだ?」 「で、でも、けっかいっ! は、じょうじゅにできた……でちょ?」 「余裕で破られたじゃねーかよ。あんな『ご自由にお入り下さい』って言ってるような結界があるかバカ」 「ぴょんぴょ」 「何回言ったら理解できるの? 馬鹿なの? 死ぬの? やっぱりノミさん以下の脳味噌なの? 虫さん以下の存在なの?」 「……」 「おまえ、もう死んだ方がいいわ。全っ然、なんの役にも立たねーもの。両親も友達もそう思ってるに違いないぜ」 「……どぼちてしょういうこちょいうにょ……? れいみゅだって、ひっしにいきちぇりゅんだよ……?」 れいむは顔を伏せて小刻みに震え始めた。涙だけでなく、なぜかしーしーまで流している。 それを見た男は満足して、 「バーカバーカ! れいむの役立たずー! 役立たずは生きてる価値なんかねーんだよーだっ!!」 嘲り笑う。 「れ、れいみゅは……やきゅたたじゅ、なんかじゃ、にゃい……よね? ……やくたたじゅ、にゃの……?」 「ホントにれいむ種のガキってのは使えないよなあ。まあそんなグズだからこそ、俺は楽しい思いをさせてもらえるんだけどな」 そんな何気ない男の一言に、ゆっくり特有の、超ポジティブシンキングとも言える餡子脳が反応したらしい。 れいむの涙としーしーはぴたりと止まり、代わりに目が輝き始めた。 「ゆゆっ? れいみゅ、おにいしゃんをたのちましぇてあげちぇるにょ? れいみゅがれいみゅだからいいんだよにぇ? にぇ? にぇ?」 「あ」 しまった、と思ったがもう遅い。 「ゆわーい! ゆわーい! れいみゅ、おにいしゃんのやくにたちぇたよおおおおっ! やくたたじゅじゃにゃいよおおおおおっ!」 「いや、これはそういう意味じゃなくて」 「ゆっくち! ゆっくち! ゆっくち!」 れいむは聞いていない。『ぴょんぴょん』、『のーびのーび』、『ぴこぴこ』――持てる身体能力を駆使して、まさに全身で喜びを表現していた。 これではもう、男が何を言っても無駄に思えた。 「お、おい、れいむ……」 「ゆっくちゆっくちいっ! ゆ! しょうだ、おにいしゃん! やくしょくにょあみゃあみゃをちょうだいにぇ! たくしゃんでいいよ!」 れいむのその要求に、 「せっ!」 男は人さし指と中指で応えた。 「とっくに時間切れだからさ。ご褒美は目潰しで勘弁してくれ」 「ゆびいいいいっ! れいみゅのきゃわいいおめめぎゃあああああっ!!」 目を潰した感触こそ男の指に伝わってこなかったが、だからと言って痛くないわけではないようだ。れいむはもんどりうって苦しんでいる。 「おめめいぢゃいよおおおおおおおっ! おきゃあしゃあああああん!」 ひたすら騒がしいれいむとは反対に、男は静かに溜息をついた。 「しまったなあ……」 そう一言呟いて、男は目の前で転がっているれいむをつまみ上げる。 「れいみゅ、おしょらをとんでいるみちゃい!」 れいむはそう呟いたあと、再び火がついたように「痛い痛い」と喚き散らしはじめたが、男には気にならなかった。 気がかりは他にあった。 「最後の最後で喜ばせちゃったよ。やっぱり、こういうのも味に影響するのかなあ」 暴行を加えられて苦しんでいる時のゆっくりの中身、すなわち餡子やクリームは通常時よりも甘い。今や大人から子どもまで知っている常識だ。 わざわざペットショップまで出向き、食用としてゆっくりを購入する甘党も少なくはない。家で虐待の限りを尽くし、それから食べるのだ。 その場合、殺してしまってはいけない。「苦しんでいる」というのが重要なので、瀕死のギリギリを見極めるのが大切だ。 ゆっくりを虐待して食した経験は、男にもある。しかし、加工所が販売している「原材料・ゆっくり」の各種甘味の美味しさとは、とても比べ物にならなかった。 加工所製の食品は、とにかく美味しいことで有名だ。とりわけ餡子を使った製品は、老舗和菓子店のそれをも凌駕するという声すらある。 素人が殴るなり蹴るなりしても、確かに甘さを増すことはできる。しかしあくまで甘くなるだけだ。風味や旨味に欠ける。 加工所での製造過程で加えられる調味料や添加物なども、確かに多少は影響しているのだろう。だが、加工所製品の味は、もっと根本的な何かが違うのだ。 それは、特に美食家でもない男でもわかるくらいの、大きな違いだった。 加工所でのゆっくり加工方法は、もちろん極秘だ。すべて外部に漏れないよう、職員にも徹底されている。 加工所の味を自分でも再現できればいいのにな――多くの人間がそう思うことに無理はなかったし、男もそう思っていた。なにせ、材料と言うにはあまりにも完成されている餡子がその辺に転がっているのだ。 それはインスタント食品などのうたい文句である「有名店の味をご家庭で」程度の、漠然とした思いではあったが。 再現できたらラッキー。できなくても別にいいや。その程度だ。 そんな中、男は噂を聞いた。 曰く、「加工過程にあるゆっくりは、肉体的だけでなく精神的にもとても苦しめられている。風味や旨味は、とりわけ後者の影響が大きい」。 そりゃ殺されるほどの痛みを感じれば心も平穏じゃいられないだろうよ。男はそう思いながら聞いたが、どうもそういう事ではないらしい、 ゆっくりの存在意義や自尊心を、根こそぎ崩してやるというのだ。 なるほど、と男は膝を打った。至る所で勝手に生きて勝手に死んでいるような、いや、「生きる」だの「死ぬ」だのと言っていいのかすらわからない饅頭に、そんな高尚なものが備わっているとは思いもしなかったからだ。 いいことを聞いたかもしれない。暇な時でも試してみようか。 そう思っていたところに、今日、れいむが現れた。 男は噂を検証してみることにした。 ――でも、しゅこしめんどくちゃいにぇ。 れいむの言うとおりだ。たかだかゆっくりを食べるのにそんな回りくどいことをするなんて、面倒なことこの上ない。 しかし噂の真偽も気になる。 たまには少しくらい、材料の下拵えに時間をかけてみるのもいいだろう。 男はそう考えた。 「うわ。さすがに冷てえな」 公園にある水道で、男はれいむを洗っていた。 冬、しかも外で真水に触れるのは嫌だったが、薄汚れたゆっくりを口に入れるのはさすがに抵抗がある。 「やめちぇええええええ!! ぎょぼぎょぼ! ちゅめたいいいいいいいい! くるちいいいいいい!!」 弱点である水にさらされ、なおかつ男の手でもみ洗いされているれいむは苦しそうだ。 「うるさいよ役立たず。俺だって冷たいんだ」 「おみじゅしゃんももーみもーみもやめちぇえええええ! れいみゅをゆっくちさせぎぇぼぼぼぼぼ!!」 「……この状況も、甘みを増すのに役立ってるんだろうな」 そう思えば水の冷たさにも少しは耐えられた。すべては好奇心を満たすためだ。 水で柔らかくなったれいむの体も、手に心地いい。 「おみじゅしゃんぎょぼぎょぼ! おみじゅしゃんはいやぢゃああああああ! からだがとけちゃうううううう!!」 とは言え、あまり洗っているわけにもいかない。うっかり殺してしまっては元も子もないのだ。 「まあ、こんなもんか」 蛇口をひねって水の流れを止める。 「ぶーるぶーる! がーちがーち! ぶーるぶーる! がーちがーち!」 ずぶ濡れのれいむは男の手の中で震え、歯を鳴らしている。 男は自分の手を拭くついでに、ハンカチで軽くれいむの水気も拭き取ったが、 「ゆゆゆゆゆゆゆうううっぐっぐうううううちちちちちち! がーちがーち!」 それでもかなり寒いらしい。歯がまったくかみ合わず、満足に「ゆっくち」とさえ言えないでいる。そのくせ、「がーちがーち」は普段と変わらない発音だ。 濡れた体にこの季節の寒風は確かに厳しいだろう。これなら水に浸かっていた方が、かえって温かいのかも知れない。 「しゃしゃしゃしゃしゃぶいいいいいい! しゃぶしゃぶしゃぶしゃぶっ」 「しゃぶしゃぶ?」 男はかがみ込むと、地面にハンカチを敷き、その上にれいむを置いた。 おもむろに、れいむの小さく赤いリボンを奪い取る。 「れれれれいみゅのしゅてきなおりりぼぼぼっ!! しゃしゃんっ! んんんがががっ!」 さらに揉み上げも引きちぎる。 「もっもみっ! もみあげじゃんんんっ! もうびっごびごごごごできにゃっ!」 そして、先ほどれいむが『結界』に使ったような木の枝で、れいむの足に穴を開け、 「あんよぼっ! もうぴょぴょぴょぴょぴょもずずずずずううううりずりもできにゃいいいっ!」 同じく木の枝で両目を貫いた。 「ゆんぎゃああああああ!! れいびゅのおおべべべべべえええええっ! ぎゃばいいいんおべべべっ!」 「本当なら足焼きなんかもしたい所だけどな。ま、それなりに甘くなればいいや」 今日は甘さ、つまり、肉体的な暴力を振るうことが目的ではない。 男は両方の手のひらで包み込むようにれいむを持ち上げた。そして手の中で逆さまにする。 「れれれいみゅのああああにゃあにゃあるううう、みみみみないでにぇええ! はじゅっ、はじゅかちいいいい!」 れいむの声を無視して、男はさらされた底部に右手の親指の爪を突き刺した。 本来は固いはずの野良ゆっくりの底部だが、水に濡れてほどなく柔らかくなっている。抵抗なく男の指を飲み込んだ。 「いいいいぢゃいいいいいっ! れいみゅのびきゃくぎゃあああああっ!」 痛みで寒さが吹き飛んだのか、いい加減、歯もかみ合ってきたらしい。何となく叫び声が明瞭になってきた。 男はそんな事を考えながら、れいむの中で親指を曲げ、ミカンの皮をむくように手首ごと横にひねった。 「ゆびいいいいいいっ! いぢゃいいいいいいいっ! れいみゅのもちもちなおはだがあああああっ!!」 男の目の前に、れいむの中身――目当ての餡子が露出した。 「さーて、お味は……」 餡子を人さし指ですくい、口に運んだ。 「……」 もう一度すくってなめる。 「やめぢぇえええ! れいみゅのあんござん、もっちぇいがないでええええ!」 れいむが叫んだ。 男は眉間に皺を寄せて、 「……全然駄目」 と呟いた。 確かに甘い。でも、ただそれだけ。単に肉体的な虐待のみを加えた時と同じく、甘いだけで、風味も旨味もなかった。 加工所の食品――たとえば先ほどまで食べていたあんまん――にはほど遠い味だ。 「うーん、やっぱり単純にバカにするくらいじゃヌルいのかな」 最後に少し喜ばせてしまったことも気になった。 「いぢゃいいいいい!! いぢゃいよおおおおお!! おきゃあしゃああああん!! ぺーろぺーろちてえええええっ!!」 「ただの悪口ってのも、さすがに安直すぎたのかもしれないし」 男は「罵倒」でなく「悪口」のイメージを心掛けた。ゆっくり、とりわけ子ゆっくりの単純すぎる餡子脳には、小細工などむしろ逆効果だからだ。理解すらされないだろう。 「ゆわあああああああん!! おちょうしゃあああああん!! たしゅけちぇにぇええええええ!!!!」 ひとりブツブツと呟く男の耳に、れいむの悲鳴は聞こえていない。 「たとえば食べる一週間前から他のゆっくりの悲鳴をエンドレスで流すとか……。そう、味を熟成させるみたいなイメージで」 少し考えただけでも、虐待の方法は山ほどあった。 もっとも、専用の特殊な機械でも使われていたらお手上げだし、それ以前に、精神的な虐待と味の因果関係さえ本当かどうかわからないのだが……。 ――とにかく、加工所の味は一朝一夕に解明できるものではない。当然だ。玄人の技術がそうそうわかってたまるか。 そう結論づけた男は、思い出したように餡子をごっそりと指ですくった。 「ゆぎいいいいいいいいいっ!!」 聞いている方まで苦しくなりそうな、まさに断末魔と呼ぶにふさわしい悲鳴を聞きながら、男はすくい取った餡子を口に入れた。 しばらく口の中に広がる甘さを堪能する。 そしてれいむをひっくり返し、目を失ったその顔を見た。 「やめちぇ……。もうやめちぇね……。れいみゅ、まだちにたくにゃいよ……」 体の半分以上の餡子を失いながら、それでもまだれいむは生きていた。 「かっちぇにおしょとにでたけっきゃがこれだよ……」 男はその頑丈さに半ば呆れながら、 「ま、餡子を提供してくれるゆっくりは、れいむ種だけだからな。その点は他のゆっくりにない『得意なこと』だと誇ってもいいぜ」 そう言って、水道の隣に設置されているゆっくり専用のゴミ箱にれいむを放り込んだ。 「おしょらを――」 お馴染みのセリフとともに、ゴミ箱に消えるれいむ。 ゴミ箱はちょっとした防音仕様が施されていて、中には水が張られている。すぐに溶けて死ぬはずだ。 男は時計を見た。 「さて、そろそろ帰らないと」 指に残った餡子をなめながら呟く。 「甘さだけはすごいんだよなあ」 そのうち、暇で暇でどうしようもない時にでも、またチャレンジしてみようか。 その時は材料も吟味して。そうだ。今度はれいむ種じゃなくて―― 「あ」 自分の勘違いに気づいた男は、ゴミ箱の口に顔を近づけた。 そして中――暗くてよく見えないが――に向かって声をかける。 「悪い、れいむ。さっき『餡子を食べさせてくれることを誇っていい』って言ったけどさ、あれ訂正するよ」 ゴミ箱は返答しない。 「まりさの中身だって餡子だもんな。れいむだけじゃなくてさ。いやあ、やっぱりれいむは能なしの役立たずだったよ」 男がそう言うと、 「やくたたじゅじゃにゃいよおおおおおおおおっ!」 防音仕様のゴミ箱の中から叫び声が聞こえた。 ゆっくりの声を聞き分けることなど男にはできない。それでも、さすがにその叫び声の主だけはわかる。 自分の声に応じられるものが、まだその中に存在しているとは思わなかった。 急に可笑しくなった男は、 「はははっ! 今のは今日一番おもしろかったぜ!」 ゴミ箱に笑いかけ、そして公園から出ていった。 「まりさとれいむのおちびちゃあああああん!! どこにいったのかぜええええええ!?」 「かってにおそとにでたらだめだっていったでしょおおおおおおお!? ゆっくりかえってきてねええええ!?」 男が立ち去ってからしばらく経った公園。 そこには、子ゆっくりを探すまりさとれいむの姿があった。 しかしその必死な呼びかけに応える者はいない。 もう、ゴミ箱も沈黙するだけだ。 (了) 以前書いたもの…… ふたば系ゆっくりいじめ 525 犬 ふたば系ゆっくりいじめ 532 川原の一家 ふたば系ゆっくりいじめ 554 ゴキブリ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 555 ゴキブリ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 569 ねとられいむ ふたば系ゆっくりいじめ 622 格子越しの情景 ふたば系ゆっくりいじめ 654 奇跡の朝に
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テンプレ 2011年10月日/ 回目のペア大会の成績 2011年10月日10/1 1回目のペア大会の成績 10/1 2回目のペア大会の成績 2011年10月7日/ 1回目のペア大会の成績 / 2回目のペア大会の成績 2011年10月14日10/14 1回目のペア大会の成績 2011年10月28日10/28 2回目のペア大会の成績 テンプレ 2011年10月日 / 回目のペア大会の成績 参加人数: 人 優勝: ()&()ペア 準優勝: ()&()ペア 牌譜: blanklink プラグインエラー URLかページ名を入力してください。 総評: 2011年10月日 10/1 1回目のペア大会の成績 参加人数: 8人 優勝: 炉()&anani()ペア 準優勝: お兄ちゃん()&花巻さん()ペア 牌譜: blanklink プラグインエラー URLかページ名を入力してください。 総評: 東1が流れた後、ファーストヒットはお兄ちゃん、39で一歩リードします その後はお兄ちゃんとananiさんが上がりあって東場終了しますが 南1で親の炉が花巻さんのリーチを掻い潜ってホンイツ成功! 親マンゲットでトップに立ちます 次局で花巻さんに親をけられますが、ananiさんが相手の親を蹴り返します そして南3、お兄ちゃんの援護カンは相手にドラを乗せてしまい、 トップ目の炉がハネマンゲットして更に引き離します そしてオーラス、最後の粘りでお兄ちゃんが裏が乗ればバイマンの手を 仕上げますが、ここは相手ペアは完全降りモード・・・流局終了で 炉ananiペアの優勝となりました 10/1 2回目のペア大会の成績 参加人数: 12人 優勝: タコス()&くるみ()ペア 準優勝: やそはち()&anani()ペア 牌譜: blanklink プラグインエラー URLかページ名を入力してください。 総評: まずはananiさんがマンガンで幸先良しのスタートでしたが 次局、タコスさんがマンガンで逆転に成功します その後も2人してあがって場は進みますが、タコスさんの デバサイで大きく引き離します そしてオーラス、2位のやそはちさんとの点差が20k近くと ハネ直が必要な状況でしたが、ここでやそはちさんが 一発&裏期待のリーチをかけます しかし残念ながらマンガン止まりで試合終了。くるみタコスペアの 優勝となりました 2011年10月7日 / 1回目のペア大会の成績 参加人数: 8人 優勝: 黒鉄はやて(東)&Saitama(西)ペア 準優勝: 空地の土管(南)&プロテイン(北)ペア 牌譜: http //tenhou.net/0/?log=2011100722gm-0009-5782-x126d78203445 tw=2 総評: 東場と南場の親で点を集めた運営でしたがマンガン放銃からすれ違いもあり詰め寄られてしまいます 最後はカンで一気に決まるかと思われましたが不運に助けられなんとか凌ぎ切りゲームセット 鳳凰とか遠すぎだろって一局でした / 2回目のペア大会の成績 参加人数: 人 優勝: ()&()ペア 準優勝: ()&()ペア 牌譜: blanklink プラグインエラー URLかページ名を入力してください。 総評: 2011年10月14日 10/14 1回目のペア大会の成績 参加人数: 16人 優勝: プロテイン()&乙ぽにー()ペア 準優勝: ルル参上()&へたとし()ペア 牌譜: http //tenhou.net/0/?log=2011101423gm-0009-5782-xb58b7c53f105 tw=2 総評: ルルさんのスタートダッシュの後、乙ぽにさんが親で連荘、更に東3で プロテインさんがハネツモと万遍無くあがってトップ目無しと平たい展開です しかし南場で乙ぽにーさんがなんとか3万突破!そのままオーラスで 二位と点差は8000点と十分逆転可能な状況です そしてこの状況でルルさんがリーチ!そしてツモ!! しかしこれが点数不足で裏ドラ乗ったら逆転という難しい状況・・・ 悩ましいところですが上がりを選択したルルさんですが、残念賞! 裏ドラ乗らずに2位終了・・・ プロテイン乙ぽにペアの優勝となりました 2011年10月28日 10/28 2回目のペア大会の成績 参加人数: 12人 優勝: 火戸(南)&ココナn(西)ペア 準優勝: 穐さゆ(北)&Saitama(東)ペア 牌譜: http //tenhou.net/0/?log=2011102823gm-0009-5782-3b97d03d tw=0 総評: 初手から絶望 味方親だからきれいにツモスルーする 穐さゆさんの努力をなかったことにする 炉さんの絶望点数回収力 相方ココナnさんの体力がすごく気になるオーラスへ まさかの即死手逆転か! と思わせておいて炉さんが引くという ロリコンタイムでした
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あっつい夏の盛り、もう何度目になるんだろう、SOS団恒例の 市内不思議探索 本日午後の組み分けは、久しぶりに俺とハルヒのペア あいかわらず、ハルヒは正面をまっすぐ見据えて、ずんずん進んでゆく 「おい ハルヒ、そんなに急いで歩いちゃ、見つかるものの見つからないぞ」 「なに 悠長なこといってんのよ キョン! 探す場所は山のようにあるんだから ゆっくりまわってたら、時間たんないじゃないの」 ハルヒ、それは、何を探すのか判っている場合の話だと思うぞ チリンチリンチリン チリンチリン 涼げな音 「今時 風鈴屋か?」 「いってみましょう、さあ」 風鈴の音色を頼りに、細い路地に分け入ってゆく、もちろん、先頭はハルヒ 何度か、小さい角を折れてゆく 見知らぬ場所にでる ふいに 風を感じる 「こんな場所がまだ、残っていたんだ なんか なつかしい風景ね」 有刺鉄線で囲まれた、雑草の生えた空き地 ご丁寧に土管が3本積まれたままになっている そして 木製の電柱 いくらなんでも、普通の空間とは思えない 「駄菓子屋さん めっけ!」 「あー なっつかしい これ買い食いしたなぁ 小さい時」 ハルヒは、眼を輝かして、あたりをうろついている 本当 おまえらしいぜ (こんにちは) 背後から声をかけられ、あわてて振り返ると、小さい女の子 ちょうど数年前の妹ぐらいの感じ (あんまり おどろいてくれないんですね ちょっとがっかり) いや 十分 おどろいているさ 顔にでない性分なんだ、きっと (あの方の力を少しお借りしました 最近では、私たちのこと思い出してくれる 方も少なくなってしまって) 「でも 無用心ね、だれもいないのかしら」 幸い、ハルヒは、さっき見つけた駄菓子屋の店先探索が忙しいようで こっちの気配には気づいていない (すみません 自己紹介まだですね ご察しのとおり 狐です) (この風景は、あの方の一番古い街角の記憶) (わたしたちは 人の記憶の中にすむものです) (だから ときどきでいいんです、こうして偶に心の隅において、思い出してもらえれば 存在しつづけることができるんです こんなに強い力をもった方は 本当 久しぶり) とりあえず、邪悪な存在ではないようだ いや 人として失くしてはいけない そんなものが かのじょたちなんだろう (街も人も変わってゆきます、たぶん、わたしたちが 存在できないような形に だから、今日は久しぶりのお仕事です) ハルヒ いや あいつとも話をしたのか (いいえ、でも あの方は 賢いお方 すべて判っていっらしゃいます) (お邪魔しました、もう少しで、終わります まだいずれ どこかの街角で) 「ねえ、キョン、なに、ボーっとしてるのよ!」 ハルヒがこっちへ近づいてくる 「みてみて あの店、こんな場所が、こんな近くにあったなんて 今度はみんなで こないといけないわね」 ハルヒ おまえって奴は こうゆう時には 本当 綺麗な眼をするんだな パラパラパラパラ 晴天の青空の下、雨? 「あ にわか雨、ここじゃ 雨宿りでもできない あの店まで 走るわよ」 ハルヒは俺の左手をとって駆け出す 角を曲がる チリンチリンチリン また風鈴の音 角をまがりきったところで突然、ハルヒが立ち止まる そこは、いつもの街の喧騒の中、バス通りの車の音 いつもの風景 夏の陽射し 文字通り 狐につままれたような顔をした ハルヒがいた しばらく、2人で黙ったまま並んで歩く 「ねぇ キョン 不思議って一体なんだと思う キョンにとって不思議ってなに?」 「さあ なんだろうな、でも 不思議って奴は、自分の中にある不思議を感じる なにか によって出来ているんじゃないか 不思議を感じる力によって、自分の中 に作られる大事なもの、それが、不思議だろ きっと」 「ふーん まあ 合格点ってことかな、わたしも今、ちょっとそんな感じがしてる わたしにとって、不思議は、見つけて、解明するものだった、んん 今でも わたしの不思議は、そうゆうもの、でも、キョンがいったような不思議ってのも あってもいいかな そんな風に思った」 確かに、ハルヒは今の出来事をしっかり理解しているようだ 「でも俺にとって、一番の不思議は ハルヒ お前だな」 「なによ それ」 「いったろ、俺の不思議は俺の中にある大事なものだって」 「なら、わたしの不思議は キョン あなたってことになるのかな」 その時 ようやく俺はまだ左手をハルヒと繋いだままだったのに気がついた 「みつけちゃったね 不思議」 「そうだな」 「でも この不思議はみんなには 内緒よ」 ある夏の昼下がり どこかの軒先の風鈴の音が チリン