約 1,001,252 件
https://w.atwiki.jp/hachinai_nanj/pages/1020.html
【清廉な意趣返し】九十九 伽奈 (右) 最終更新日時 2021/05/04 19 40 55 このページを編集 属性 レア 守備適性 - - - - - - - △ 〇 〇 ◎ キャラ総評 戦慄走る!二子玉戦スカウトにて実装された、自身2枚目となる風属性SSR。 春大会二回戦で因縁?の一二三と激突し、ラフプレーを見せつけられると覚醒。 強烈な打球を相手投手にぶつけることを得意とする一二三に向かって、相手投手をかすめるピッチャー返しで打球をセンターの一二三のもとへ運ぶ… という、なんとも九十九くんらしいお返しを食らわせた。 選手としては、もう一人の自分と同程度の打撃能力を持っているといえる。 使ってみた感じでは、打率、OPSともにあちらと同じような値やったな。 むしろ打順縛りが外れ、走力とミートが上昇したことで使いやすさが増している印象や。 さらに「躍進する戦術」「飛躍への戦略」「一心不乱!」の3点セットを完備し、ベンチ要員としても隙がない。 試合性能に関しては大当たりといえるやろな。 試合評価 * ミート パワー 走 力 守 備 備考 素パラメータ 4141 2996 3467 2862 恒常スキル後パラメータ 6841 3546 5317(守備時4317) 3462 エラー率-3 走者なし +300 - +800 - 7回以降 - +300 +300 -100 安打2本以上 +200 +200 +200 - 最大バフスキル後パラメータ(打席時) 7341 4046 6617 3362 恒常スキル後パラメータ(向日葵) 7841 4046 5817 3462 エラー率-3 最大バフスキル後パラメータ(打席時/向日葵) 8341 4546 7117 3362 +スキル開花 +200 - +200 - + チームスキル発動条件 チームスキル発動条件 * チームスキル 発動ライン 限界突破数 信頼ランク ミ パ 走 守 熟練打線・先鋒 走3500 - - 1 - - - - - - 3-4 超熟練打線・先鋒 走4200 - - 2 - 7-1 熟練打線・中堅 パ3500 - 2 - - - - 1 - - 8-5 超熟練打線・殿 ミ4200 1 - - - - - - - - 4-4 鉄壁の外野陣 守3500走3200 - - - 2 3-2 - - - 1 7-5 大旋風,熟練打線・殿はLv100なら凸と信頼度無しで発動する。 ミートと走力が上がったことで、1,2番および6~8番での起用がしやすくなってるで。 特に走力3500はそれなりにすこのハードルが低いので、とりあえずそこまでは上げておくとええんちゃうかな。 ランナーなしと2安打以上で打撃力が上がることから、1番で起用して打席を多く回してあげるのがベストやね。 デレスト評価 メニュー ランク カード名 属性 力 速 技 効果 練習メニュー ★★ バント練習 風 9 0 20 - 追加メニュー ★★★ ベースランニング 風 25 0 40 - 追加メニュー ★★★ 反復横跳び 風 0 17 35 - 233 スキル解説 ランク スキル名 条件 効果 入手可能デレスト1 入手可能デレスト2 ★★★★ 純粋な実力突破(条件あり) なし 自身のミートが超究極に上昇し、走力が究極に上昇し、パワーが大幅に上昇する 限界突破3回以上 「正面突破」取得済み ★★★ 正面突破 打席時/ライトのとき 自身のミート・走力が超絶に上昇する 小麦色の世界 0-8-50 - ★★★ 起点の奥義+(条件あり) 打席時/走者がいないとき 自身のミートが大幅に上昇し、走力が超絶に上昇する 絆の結晶(極)1個 起点の奥義を取得済み ★★ ミートの秘奥義 なし 自身のミートが超絶に上昇する 清城高校 5-0-39 キャプテン代理 0-8-44/一本足 7-0-44 ★★ 躍進する戦術 なし 自身のミート・走力が大きく上昇し、コントロールも超大幅に上昇する シェイプアップ30-11-30 - ★★ 起点の奥義 打席時/走者がいないとき 自身のミートが上昇し、走力が超バツグンに上昇する 楽しさに潜むもの 0-35-2 一本足 5-34-0 ★ 長打の極意 なし 自身のパワー・走力が少し上昇する 踏み出す勇気 シェイプアップ ★ 捨て身の極意 7回以降 自身の守備がわずかに減少するが、パワー・走力が上昇する シェイプアップ - ★ クセ者の心得 打席時 自身のホームラン率がわずかに減少するが、四球率が上昇する ★ 柔軟の心得 なし 自身の守備が少し上昇し、ミートがごくわずかに上昇する ★ ミートの基礎 なし 自身のミートがわずかに上昇する 固有と秘奥義でミートを一気に2000稼いでくれる。これが打撃能力の秘訣やろな。 起点の奥義もなかなか強力で、特に+スキルに開花することで大幅な強化を見込める。 チームスキルを気にしないのであれば、風染めの一番は当確やな。 躍進する戦術もポイント。 2020/3/20より向日葵スキル追加。 3凸には上記から走走守がよいだろうか 「打席時/ライトのとき」の条件が外れたことで、守備時や代打でも発動すると考えられ、 激戦区風ライトのシーンながら融通が効きやすくなった 才能 才能名 Lv 条件 効果 飛躍への戦略 7 なし 自身のミート・パワーが上昇し、球速が大幅に上昇する 一心不乱! 5 なし 自身の走力・守備・スタミナが少し上昇する 開かれた慧眼 7 守備時/外野手のとき 自身の守備が大きく上昇し、エラー率が減少する 勢い◎ 5 打席時/試合中ヒットを2本以上打っているとき 自身のミート・パワー・走力が少し上昇する + ネタバレ注意!固有悩み文 単眼的な見方(→開かれた慧眼) 条件:守備時/外野手のとき 効果:自身の守備が少し減少し、エラー率がわずかに上昇する 『練習中に初瀬さんが転倒し、膝を擦りむいてしまったようだ。 応急手当の知識はあるし、手順も覚えている私が保健室まで付き添うべきだろう。 けれど、転んだ時の初瀬さんは少し様子がおかしかったな… もしかして、何か他に原因があるんだろうか』 飛躍への戦略と一心不乱!がポイント。 勢い◎は貴重な条件付きバフだが、ハードルのわりに効果が低い… まあその他の面が強力やし多少はね? セリフ集 + 押すと開きます 状況 セリフ ホーム まさか、こんな野球を見せられるとはね…。私達が今まで触れてきた野球とは全く違う。 二子玉高校の一二三ゆり…。どうやら彼女は、勝つためには手段を選ばない人のようだ。 相手もルールに反しているわけではない。競技の性質上、それを咎めることは出来ない。だけど…。なんだろうか、この気分…。 これは…岩城さんの声、か…。不思議だな、あの声援に応えたいという気持ちが湧いてくるようだ。 夏大会以降、私もただぼーっと過ごしていたわけではないからね。そちらがその気なら、私のやり方を見せてあげよう…フッ! バッティングは基本に忠実に。ピッチャー返しでセンター前を狙ったが、どうやら成功のようだね。 バットコントロールは、そちらだけの十八番ではないよ。私が今、最も得意としているところさ。 こちらはあくまでも、正攻法でいかせてもらうつもりだよ。そう、純粋な実力勝負でね。 試合 試合前 負けるつもりはありません。その為に練習してきたのですから。 開始 こちらはあくまでも、正攻法でいきましょう。 カットイン通常 基本に忠実に。 カットインターニングポイント 正々堂々といきましょう。 勝利 練習の成果が出た。ただそれだけの事ですが…なんだか、気分が良いですね。 少しは良い所を見せられただろうか?…そうですか、それは良かったです。 敗北 実力が足りなかった。ただそれだけです。 デレスト 特訓 どんな野球にも対抗できるよう、練習はしっかりと行いましょう。 この声援に応えない訳にはいきませんね。さあ、特訓を始めましょう。 コメント ログを開く あとはすこ勢にお任せします - 名無しさん (2019-03-15 19 30 44) うーん二子玉戦のワンシーンだろうしキャッチャーに二子玉ユニ来てもらいたかったんだ なんでもかんでも2Pカラーは残念 - 名無しさん (2019-03-17 01 23 52) それっぽい絵を選んだか、絵に合わせて話組み立てただけやないか?わざわざそれ用に発注したとは思えんわ - 名無しさん (2019-03-17 19 01 13) ランナーなしだと7300-3500-6000 スマ原みたいな起用法でいいのかな - 名無しさん (2019-03-25 15 30 27) すごいインフレを感じる - 名無しさん (2019-03-25 16 02 30) 今更やけど固有悩みがハッセが光ってることになってないか? - 名無しさん (2019-05-09 20 53 32) 流れる汗は青春の輝きとかなんとか…(修正しました) - 名無しさん (2019-08-23 12 13 27) 名前
https://w.atwiki.jp/steffi_0922/pages/495.html
えー、ぜんぜんいいのですけどねぇ…そんな雰囲気ではないのですかね… -- (管理人) 2009-03-27 23 30 49
https://w.atwiki.jp/steffi_0922/pages/471.html
画像の更新って面倒なのです・・・。 -- (管理人) 2009-03-17 18 46 35
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/337.html
(投稿者:レナス) 「・・・ふむ。状況は拮抗している、か」 珈琲を啜る。味の濃さだけを追及したかの如き濃厚な味わいに顔を顰める。 傍に準備してあるミルクをたっぷり注ぎ、甘くほろ苦くなった味に固まった顔が解れた。 「――やはり紅茶を持ってくれば良かったか」 戦場で嗜む飲み物では無いが、このいい加減な味を啜るよりかは大分マシである。 「それについては後にでも出来るか。だがこの状況を打開するには一手足りないな」 眼前に広げられている地図を睨みながら、軍服に身を包んだ少女は甘くなった珈琲を啜る。 数多の線や記号が刻まれ、刻々と周囲の者が消しては付け加えていく。少女はそんな動き回る大人達中で非常に異質な姿であった。 しかし誰もそれを咎める者はおらず、そして少女も当然とばかりに其処に居座る。 「―――パトリシア、聴こえているか?」 誰に問うでも無く、虚空に対して呟いた。 『何デスカー? ミーは今、無礼ナムシをセーバイ中デース』 それに応える声を聞けるのはこの少女以外には居ない。 当然である、応答したその声の主は最前線で戦っているのだから。 この少女の名はクリープ。彼女は今、人類の仇敵「G」と交戦の最中にある最前線の一歩引いた仮設基地に居る。 彼女の傍には通信機の類は何一つ無い。クリープというメードにはそうした機器は必要ないのだ。 「そちらはどんな感じだ? 詳細な数の報告が望ましいが、君には無意味な事だろうから判る範囲で頼む」 『エーッとデスネー。ドンドン湧イテ来ヤガリマスヨー。地平線のムコーマデ一杯デース!』 「・・・それで十分だ。戦いの邪魔をして済まなかったな」 『ノープロブレムデース! コンナムシに負ケテはエース失格ネー』 途切れる会話。それはクリープ自身が彼女との交信を絶ったからに他ならない。 クリープには特殊な力、俗に言う『超能力』が行使出来るのだ。今の様に特定の対象にコンタクトと取り、戦況を己の能力だけで把握する事も可能。 だがその行使には度合いに比例して著しく力を消耗する為、こうして地図と睨めっこをして戦場で戦っているメード達に指示をを出している。 「やはり一筋縄では行かないな。数の暴力とは良く言ったものだ」 人類が「G」との戦いで激戦を繰り広げる中、人類が最も恐れている敵の脅威はその物量にある。 低い知能故に恐れを知らず、撤退の二文字すらない。所謂人海戦術方式での侵攻は圧倒的な戦力と化していた。 人類が有する火器では常に最高の威力が必要とされ、会戦当初は劣勢であった。 メードが誕生してからは押し返してはいるものの、数の暴力の前には微々たるものでしかない。 「・・・・あと一手。向こうが駒を進めてくれれば戦況は変わる―――」 戦場の各メード達には戦線の維持を厳命するに留まっている。 あちこちから戦線の押し上げの声が上がっているが、まだその時期ではない。 アルトメリア領西部戦線。アルトメリア大陸最大にして混迷を極めている最前線。 近年では大陸上の豊富な資源を盾に大規模な物量作戦を日々繰り広げているが、そんな物は直ぐに底を着く。 現に今も後方支援として支援砲撃によって膨大な数の砲撃を絶え間なく放ち続けている関わらず、戦線の「G」は減る様子を見せない。 本日の戦闘開始から既に二時間は経過している。圧倒的な数の「G」が最前線に押しかけ、軽く見積もっても一万は驕っていると見て良い。 にも関わらずその数は留まる事を知らない。これを見て敵を圧倒していると見るのは油断ではなく愚かである。 「さぁ、早くそちらのキングを動かしてチェックメイトを賭けに来い・・・」 今はまだ時では無い。クリープは各戦線の情報を逐一耳に入れ、些細な変化も見逃がすまいと目を細めた。 最前線では硝煙が数多の雲を形作って空へと昇って行く。洩光弾の雨が突撃してくるワモンを次々を喰らい、マンティスやウォーリアも次々と破砕して行く。 だが無数に迫り来る「G」の群れの前には虫の死骸を構築していくだけであり、戦況が進むに連れて逆にその死骸が邪魔で射線が塞がれてしまう。 支援砲撃が「G」の大群の腹を抉り、最前線の負担を軽減させる。進軍する数が減れば最前線に掛かる負担は減り、連携を持ってして「G」の群れを押し留める。 それでも穴を潜り抜けて迫る「G」が居る。肢体を欠損させた蟲が多い中、無傷な「G」も居る。 そしてそれこそが人類が大陸の大半を奪われた最たる原因。戦線を維持している兵士達が「G」の逆襲に遭ってしまう。 戦線を維持していた攻撃が止み、その隙を更に多くの「G」の突破を許す結果を生み出す。その連鎖の末に人類は敗走を続けて来た。 だが、それも過去の事である。 「イヤ~ン。チョットダケヨ~ン?」 光の刃が、ワモンの人型を取ったウォーリアを両断する。 マンティスの刃が四方より迫り、攻撃の隙を突かれようとしていた。 「オ痛はメッ、ドスエ~?」 逆手に構えた両の手の光が二つ。刃の腕を裂き、止まる事なく首を、腹を四肢を切断する。 数秒とないこの時間の中で彼女はメード――パトリシアは三体の「G」を捨て去った。 「シツコイ男は女二嫌ワレマスヨー」 金髪碧眼の何処ぞの喫茶店の看板娘。そうした風貌の少女が光の刃を発する武器を剣を手に、縦横無尽に駆け回る。 嘗ての人類はこの様な軽武装で立ち回れば容易く喰われていた。だがパトリシアにとってそれで充分。信じる己が武器でこそ意味があるのだ。 「オヤマー、オ客サン? 今日はモウ閉店ナノデース」 挟み込んで対象を潰し裂く長い顎を有するシザース。 携帯火器でも撃破は難しく、戦車の装甲すらも容易く噛み砕く顎は脅威である。 グレートウォール戦線で最初に確認され、海を跨ってこの大陸にまで出現し出した「G」の亜種。 「困リマスー。ミーを食ベテモ美味シク無イネー」 人間大の「G」の中でも高い戦闘能力を有するシザーズはパトリシアを食らうべく、顎を開いて突撃する。 「アーレー、堪忍ドスー」 高速で噛み付きに掛かるそれを躱す。目標を一度でその顎の内に捉えれば容易く噛み砕くそれをパトリシアは踊る様にひょいひょいと躱し続ける。 「オ痛がスギルオ客サンニはオ仕置キデスー!」 光の剣『月光』が二つ、シザースの四肢を縦の一閃で失われた。 如何に強靭な殻で覆われていても、柔軟性が求められる関節を断たれては抗いようが無い。 動き事が叶わなくなったシザースは暴れるが、見下ろすパトリシアは一閃。 「オ代は付ケトクヨー?」 「フー・・・。ホント、キリ無イネー」 クリープの頭に直接届く声とのやり取りを終えたパトリシアは独り愚痴る。 その間にも彼女の背後から迫ったワモンを振り向かずに両断、屍を晒す。 既に彼女の今日の撃墜スコアは四桁に突入していた。 斬っても斬っても減る様子を見せず、むしろ人類側の攻撃が緩んでいる様にも見受けられる。 戦線を上げようと今日ははりきって戦いを挑んだは良いものの、予想以上の反撃に踏鞴を踏んでいた。 「デモコレコソエースの出番ネ!」 更に四体の「G」を切り裂く、駆け抜けて横切る一瞬にして捨て去る。 彼女の通る後ろの戦場には屍しか残らない。その光の剣は全ての「G」を一瞬にして斬り殺す。 一時間以上も単独で戦闘を継続し、自身が受け持つ戦線を確実に維持し続けるパトリシアはメードの中でもトップクラスの実力を有していた。 「・・・・? 何デスカ、コノ揺レハ?」 不意に感じる大地の揺らぎ。 初めは微かな違和感、だが直ぐにそれは地上に居る者を揺るがす大いなる地震と化した。 這い蹲るワモンには然程影響は無いが、二足で歩く「G」はバランスを崩して倒れる。 兵士達もその地震の影響で混乱し、射撃にも影響が出ていた。 一体何が起こっているのか。戦場に居る全ての者がそう思う中、そしてその原因が姿を現す。 戦場のとある区画で隆起する大地。それは空を舞い、土砂降りと化した。 土煙の向こうより轟く甲高い鳴き声、巨大な体。地上の「G」を巻き込んでの出現に、戦場は一時的に凍て付く。 センチピード。数十mは容易い「G」の中で最大級の蟲が、戦いの場に躍り出た。 「オー・・・、ワンダホー」 パトリシアはそのド派手な登場の仕方に場違いな感想を漏らしたのだった。 関連項目 アルトメリア領西部戦線 クリープ パトリシア 「G」一覧
https://w.atwiki.jp/nicoutaiteranking/pages/425.html
YouTube https //www.youtube.com/@ekomeru/videos ニコニコ動画 https //www.nicovideo.jp/user/54748/mylist/7575544 ツイッターアカウント https //twitter.com/komeruu 動画 キミトセカイ 歌ってみた VOiCE 歌ってみた 1925 歌ってみた こめる※ 夏に去りし君を想フ 歌ってみた RAINBOW GIRL(REMIX) ドニ嶋feat.こめる
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/236.html
前回のあらすじ 自らが戦う意味とルーチェモンがデジタルワールドを破壊する理由。この二つを愛は、夢なのか現実なのかもわからないまま、聞き覚えのある声を持つ『誰か』から問われる。 そして、愛を人質に、パルモンの前に現れたマイケル。パルモンのデジコアに埋め込まれている『秘伝書』もとい『テスタメント・チップ』は、ピコデビモンから進化したデビモンによって奪い取られてしまうのだった。 第三十一話 不機嫌なパルモン 朝食の用意ができた、というわけで、信一達は案内のゴツモンを先頭に廊下を歩いていた。 ちなみに、ゴールドブイドラモンはいつの間にかフレイドラモンになっていた。本人曰く、この姿が一番落ち着くらしい。 昨日は戦いが終わるや否や眠りについたため、長時間眠ることができたうえに、久しぶりに屋根のあるところで眠れたので、皆、すっきりとした面持ちである。 一名を除いて。 「頭がガンガンするぅ……」 大きなあくびを何度もしながら、おぼつかない足取りで、愛は進んでいた。足元で歩いているプロットモンが心配そうに見上げている。 「愛、やっぱり寝てたほうがいいんじゃない?」 パタモンを頭にのせた信一が愛の顔を覗き込む。疲れの色は見えないが、とにかく、非常に眠たそうであった。 愛は強く首を横に振った。 「今日はパルモンに色々質問をするんでしょう。あたしだって、パルモンに訊きたいことがあるもの」 そして、とってつけたように 「お腹も減ってるしね」 と、弱々しく微笑むのだった。 信一達が案内された部屋は、昨日と同じく、無駄に大きなあの部屋だった。 昨日の戦いの爪あとは嘘のように消え去っている。少年が壁に空けた穴もなければ、ソウエンが天井に空けた大穴もない。すっかり元通りだ。 いや、そんなことより、部屋に入った全員が一番に感じたのは、部屋中においしそうな匂いがたちこめていることだった。 「はやくいらっしゃい、冷めちゃうわよ」 部屋の中央に置かれている食卓に、すでにパルモンがついており、手招きしている。こころなしかパルモンの顔色が悪いようだ。まあ、もともと緑色であるから、なんとも言えないが。 信一達はというと、パルモンの顔色なんかに気づく気配もなく、近づくにつれ、どんどん強くなっていくいい香りに、歩くのがじれったくなってゆき、いつの間にか小走りで食卓に近づいていた。 そして、そこに並べられている湯気を出している美味しそうな食べ物の数々を見るなり、素早く席に着き、いただきます、と言ったのかどうかもはっきりしないうちに食事にかぶりついていた。愛も眠気なんか吹っ飛んでしまったかのように目の前のおにぎりをほうばっている。 その様子を見てパルモンは思わず苦笑した。 「昨日は夕食を食べていないものね。無理もないわ。さてと、ゴツモンはあの手袋を持ってきてくれるかしら?」 「はい。……あの、なにに使うのですか?」 すると、パルモンは意味ありげにフレイドラモンを一瞥して、 「長年行方不明になっていたあのチップがようやく見つかったわ」 と言うなり、自分も食事に手をつけ始めた。 ゴツモンが、妖しげなオーラを放つ黒い手袋を持ってきた時には、食事はあらかたなくなっていた。所要時間5分といったところか。 「パルモン様、おまたせいたしました」 ゴツモンが恭しく差し出した手袋を「ありがとう」と言って受け取ると、パルモンは早速はめた。パルモン独特の手の形にちゃんと対応してあるようだ。 「突然だけど、フレイドラモン、あなた、もしかして、昔のことを憶えていないんじゃない?」 満腹となり、幸せそうなため息をついていたフレイドラモンは、そう言われるなり、はっと真顔になってパルモンを見つめた。 「なんで、そのことを知ってるんだ」 「あなたが、デジメンタル・チップを持っているからよ」 「デジメンタル・チップ?」 耳慣れない単語に全員が首を傾げる。 「そもそもデジメンタルの説明からしなきゃだめね。デジメンタルっていうのは、古代種のデジモンをアーマー進化させることができる力を持ったアイテムよ。ちなみに、アーマー進化っていうのは、デジメンタルを使った進化のことね。 そして、デジメンタル・チップは、全てのデジメンタルのデータをそのままチップに記録して、デジコア――デジモンの心臓部に埋め込めるようにしたものよ。デジメンタルっていうのは複数あるから、チップにまとめることによって、そのチップ一つですませようとしたってわけなんだけどね。まあ、便利は便利だけど、とんでもなく負担がかかるのよ。チップを埋め込まれたデジモンの体に。だから、フレイドラモンに昔の記憶がないのもそのせいだと思う。チップの負担があまりにも大きくて、本来、記憶の保持に使われるはずのような部分までもが、チップの負担を請け負っていたんだと思う」 一息にそこまで言うと、パルモンが今度は、一言、一言噛み締めるように言った。 「このままだと多分、記憶喪失程度じゃすまなくなるわ。だから今から、あなたのデジコアからチップを取り除く」 「そんなの無理よ」 プロットモンが咎めるような声を上げた。それに続くようにして愛も、 「デジモンの心臓部ってことは、デジコアって体の中にあるんでしょ。そんなところからどうやって取り出すのぉ?」 と、あくびをしながらもっともな疑問を投げかける。 そのとたん、パルモンの顔があからさまに歪んだ。 なにか思い出したくないことでも思い出してしまったかのように。 「パルモン様、どうかなさいましたか?」 「なんでもないわ……」 心配気なゴツモンの問いかけをさらい退けると、パルモンはいつもの調子に戻っていた。 「まあ、アイが不思議がるのも無理ないわね。普通はそんなことできないもの。でもね、先代のワイズモンがとても便利な物を作ってくれたのよ。それがこれ」 そう言って、パルモンは自分がつけている黒い手袋を信一達に見せた。 「これは、デスハンドっていって、相手の体を傷つけることなくデジコアに触れられる優れものなの。これを使えば、ばっちりチップがとれるわ」 この時、ゴツモンはパルモンの異変に気づいていた。 感情を押し殺したような、淡々とした話し方。愛から質問されたときのあの反応……。 先代のワイズモンのころから仕えているため、パルモンとも長い付き合いになるが、こんなことは始めてだった。 「……あの、パルモン様。お加減がよろしくないのでは?」 パルモンは表情を全く変えず、小さく口を動かす。 「そんなことないわよ」 そんなことないわけがございません! 危うくゴツモンはそう叫ぶところだった。それほど、パルモンの今の返答はぶっきらぼうな響きがあったのだ。 しかし、自らの主にそんな失礼を侵すわけにもいかず、またもや、何事もなかったかのように話し始めてしまったので、ゴツモンは無理矢理その言葉を飲み込んだ。 「そういうわけだから、早速作業を始めてもいいかしら?」 まるで、一緒にお茶をいかが?とでも誘うかのように気楽に言うパルモンに、今から自分のデジコアを触られるフレイドラモンはドギマギしながらパルモンに問う。 「本当に大丈夫なんだろうな」 すると、パルモンは肩をすくめ、ため息をついた。 「けっこう痛い。……さぁ、さっさとやるわよ」 「え、ちょ、ま、待ってくれ。痛いって……」 フレイドラモンが言い終わらないうちにパルモンは右腕をフレイドラモンの胸の辺りに突っ込む。 「いっでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 こうして、フレイドラモンの疑問は自らの身をもって解決された。 フレイドラモンの絶叫がブリンプモンの中で響き渡っていたころ。 天に浮き、聖なる光を放つ白い城のような建物――サンクチュアリと呼ばれる神の宮に、場違いとしか思えない、黒い堕天使が吸い込まれていった。 堕天使はデビモンであり、その背にはパートナーであるマイケルを乗せている。 デビモンは本がびっしりと並べられた部屋にたどり着くと、マイケルを降ろし、ピコデビモンに退化した。 どうやら、図書室のようで、部屋の中央の大きな円の机には、12枚の翼をもつ天使が読書に興じている。 自分に近づいてくる存在に気づくと天使は顔を上げた。 「やあ、よくここがわかったね。戻ってきた、ということは『秘伝書』は手に入ったわけだ」 「どうにかね。でも、正式名称は『テスタメント・チップ』っていうらしいよ」 そう言って、マイケルはズボンのポケットに入っていた親指の爪ほどのチップを手に乗せ、天使に見せる。 すると、このサンクチュアリの主であり、デジタルワールドの神でもある、天使、ルーチェモンはあどけない顔で笑い、言った。 「これで、僕の望みが叶う時がぐんと近くなった」 つづく
https://w.atwiki.jp/nocry/pages/152.html
和風 「知っていますか?」 「……なにが」 連夜に亘りある種の格闘をし続けた、報告書の整理がひと段落して、ふと思いついて町へと繰り出したのだった。 マクスウェルである。 夜の町。 ヴァチカンと言う、この限られた人口の小さな小宇宙は、昼日中の観光客の往来もなく、もちろんすべての店も既に明かりが落とされ、ひっそりと静まり返っている。 人っ子一人どころか、猫一匹通る気配の無い、穏やかな静けさに包まれた町。 マクスウェルは、そんな風景が好きだ。 もともと、ひどく人付き合いが苦手で、だのに面前に出ると愛想笑いばかりしてくたびれる。 人込みは嫌いだ。 気疲ればかりする瞼の奥に、白すぎるほど白い光が乱反射して飛び込み、ただでさえ寝不足の視界をさらに痛めつける。 清すぎる光は嫌いだ。 だから、夜は。 闇に包まれ、愛想も追従も、ついでに仕事のことも全部放り出して、素に戻れる一時だった。 店じまいした店舗の立ち並ぶ通りは、だからもちろん、マクスウェルが冷やかせる場所などない。 ブラブラとそぞろ歩く身体を、落ち着けるにも椅子一つ出ておらず、 逆に安心した。 何にも干渉されない。 マクスウェルの住まう住居区内は――無論必要以上に彼に関わろうとするものはそう多くはなかったが――、それでもある程度の人目はいつも交わされている。 幼いころからそんな中で暮らしてきたとは言え、それでも息が詰まりそうになるときは……ある。 例えば、今。 ほう、と深呼吸をひとつしたところに、だから不意に掛けられた声に、マクスウェルは顔をしかめて振り向く。 ひどく不快だった。 深みを帯びた聞きなれた声である。 もちろんマクスウェルには、振り向く前から見当が付いている。 「……アンデルセン」 少し離れた背後に、星明りに照らされてぬう、と立つ大柄な体がある。 マクスウェルと同じように、闇をまとってその表情は朧だ。 だのに気配で、微笑んでいるのがわかった。 腐れ縁、とでも言いたい付き合いの長さに、思わず違う意味でのため息が出る。 「知っていますか」 「……だから。なにが」 不愉快さを隠すことなく、半ば噛み付くように返すマクスウェルの声を、十二分に聞き取りながら男――アンデルセンの、楽しげな声の調子は変わらない。 「今日。院の子供らと一緒に、夕食をとったんです」 「ふん」 だからどうした。 せっかくのひとりぼっちの開放感を邪魔されたマクスウェルは、鼻で唸った。 「もう少し、歩きませんか」 マクスウェルに並んだアンデルセンは、上司の様子をまったく気にも留めていない。 単に、慣れなのかもしれない。 促されて、しぶしぶ、マクスウェルは並んで歩き出す。 ヘソを曲げて自分の部屋に帰る気分ではなかったし、 腹を立てたところで、この男が意に介す様子もない。 不愉快になるだけ、自分が損をしている気がしたからだ。 意地、でもある。 「で?」 「はい?」 しばらく黙って歩いて、結局いらいらと、マクスウェルは横を歩くアンデルセンに話しかけていた。 静けさを邪魔されたことは、苛立つ。 言いかけた話を途中で区切られてしまうことは、もっと苛立つ。 「はい、じゃあない。お前が言ったんだろう。誰が、何を知っているんだ?」 「知りたいですか」 「……ッ」 舌打ちしながらアンデルセンのふくらはぎ辺りを、マクスウェルは蹴りつけてやった。 ただでさえ短気なのに、この男といると数割増しで堪忍袋の緒が短い。 「マクスウェル」 痛がる素振りも見せず、むしろ面白がっている口調で、不意にアンデルセンはマクスウェルを引き寄せた。 「ッて……おまッ……」 思いもよらずに角度が変わり、引かれるままにマクスウェルはアンデルセンと共に、路面へとひっくり返る。 「いい加減に……!」 しろと怒鳴りつける前に、強引に胸板に顔を押し付けられていた。 頭を撫でる大きな手。 「随分くたびれている」 「――」 ささくれ立った神経が、抱きしめられ一瞬にして溶解したのが自身で判った。 「また……ろくに眠らずに仕事ばかりしていたのでしょう。悪い子だ」 「――」 耳元に囁く声に、深い安堵を覚える。 滑稽なほど瞬時に怒りは消え去り、マクスウェルはもたれるようにアンデルセンに撫ぜられるままでいた。 心地良い。 どうせ、見ているものはいないのだ。 気にすることはない。 「少しは自分の体のことも大事にしてあげてください」 「……そう思うなら、お前自身の始末書の量を、あと半分ほど減らしてくれると助かる」 ようやくかすれた皮肉が出る。 くく、と男がしのび笑った。 「それはそうですね」 「自覚のある無自覚か。始末が悪い」 「痛いほど理解しています」 穏やかに響く声を、押し当てた胸腔から感じて、同じように喉を鳴らしてマクスウェルも笑った。 「まあ、猪突猛進なお前に、自覚しろと言うのが無理な話か」 「マクスウェル」 「……なんだ」 「知っていますか?」 「ぅん?」 三度、問われて初めて、男の顔を仰ぎ見た。 星明りにうっすらと、髭面の見慣れた顔が映る。 「ああ――夕食を、子供らと食べたとか……、そんな話だったな」 「その、夕食をとったときに、丁度隣に日本の子が座ったんですよ」 「日本……由美江と同じ国だな」 「その子が言うには、今月――7月7日は、『七夕』と言う日だそうで」 「たな、ばた」 「知っていますか」 一瞬溜め込んだ雑学をめくりあげて、マクスウェルは眉根を寄せる。 「何かで読んだな。道教の教えに通ずるものだったと記憶しているが。異教徒の祭りか?」 「日本では、とくに何を祀ると言うものでもないそうなんですがね、『オリヒメ』と言う女と、『ヒコボシ』と言う男が、一年に一度だけ出会える日だそうです」 「一年に一度」 「はい。こう、天の川――ミルキーウェイですね、を挟んでお互いに、鳥の架ける橋を渡るそうで」 「橋を渡る」 「雨が降ると、橋が架けられずに逢引できないそうで……だから、子供たちは一生懸命晴れるようにと祈るそうですよ」 「会、えない」 「素敵だと思いませんか」 「ぅん?」 楽しげな男に、つられてマクスウェルは尋ね返していた。 「何が素敵、だ?」 「ロマンチックな話でしょう」 「ロマンチックなぁ」 男の声に首を捻る。 「そう思いませんか」 「一年に一度しか会えないんだろう」 「そのようですね」 「俺なら――気が狂う」 思わずぽつと、本音がこぼれた。 気付いた刹那に、紅潮する。 顔を、背けた。 「マクスウェル」 少しだけ驚いたような、それからなぜか可笑しんでいるような、アンデルセンは曖昧な声音で、 「側にいますよ」 あらぬ方向を睨んでいる彼へ、アンデルセンはそっと言葉を落とす。 驚いて顔を上げたマクスウェルの耳へ、 「聖神はずっと側にいますよ」 至極まともな言葉が飛び込んだ。 「神、か」 囁かれた声に瞳を閉じ、それでもなぜか無性に込み上げる切なさをかみ殺して、マクスウェルは小さく笑った。 それは乾いた笑いだ。 なんて不謹慎な。 俺は一体何を期待しているのだろう。 笑いはそのまま自嘲だ。 腕を振り払って立ち上がった。 「マクスウェル?」 「……では。遠い異国の地から、異国の地へ向けて。是非とも7日は晴れるように……部屋へ戻って乾杯とでも行こうか」 「マクスウェル」 「固いことを言うな。少しぐらいいいじゃあないか。そう言う気分のときもある」 飲酒を咎めるアンデルセンの声に、肩越し振り返って、マクスウェルは自室へ戻るために聖堂へと戻り始めた。 馬鹿な考えをしたものだ。 頭を振り払って、瞬時にでかかった先の言葉を消し去った。 弱音は無かったことにしてしまうに、限る。 ……どうせならお前が側にいてくれないか。 裏トップページ?にモドル
https://w.atwiki.jp/steffi_0922/pages/497.html
コメントありがとうございます。更新遅くて申し訳ありません。です。はい。 -- (管理人) 2009-03-31 10 28 23
https://w.atwiki.jp/steffi_0922/pages/502.html
コメントありがとうございます。やられたというのは、スキルの上限の話ですかね?極振りしている方は、再振り要なのですかねぇ・・・。まぁ、どの様になっているのか、検証要ですね。 -- (管理人) 2009-04-09 13 25 27
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1557.html
『月虹譜』4 効果はすぐに現れた。 まどかの顔がカァーっと火がついたように赤く染まり、軽い混乱に見舞われながらも、とっさに腰をよじって、えれなの視界から少しでも逃げようとする。 ―― が、太ももで挟みこんでいる右手のせいで、せいぜい尻を振った程度にすぎない。 「みっ、見てはいけません! そんな所を……ダメですよッ、えれな!」 「あはは…、えーとゴメンね。大丈夫、見てないから」 まどかの悲鳴じみた声に驚いたえれなが、バツが悪そうに笑って謝った。 即座にまどかからの怒りの声が返ってくる。 「あなたはッッ!!」 ……けれど、その感情の沸騰もすぐに落ち着いたらしく、 「もお、そんな所を見てはいけませんよ?」 と、優しくたしなめる口調になった。 (本当に見られたのかと思いました……) ホッとした途端、 ―― でも、実は見られていたら。 ……そんな事を想像して、無性に胸をドキドキさせてしまう。 (け、けがらわしい穴を、え…えれなに見られるなんて……そんな恥ずかしい事……) 処女の膣をさらに濡らしながら、えれなの指を甘く締め付ける。 「み…、見ていませんよね?」 そう言いつつ、膣に挿入された指使いに合わせて、腰をゆっくり上下に揺する。 突き出す姿勢でボリュームを強調する15歳の少女の尻に、えれながくっつけた頬をスリスリさせて、やわらかな肌の下の瑞々しい弾力感を味わいながら尋ねる。 「……見られたら恥ずかしい?」 「あ…当たり前ですっ」 「でも、恥ずかしいだけ?」 心臓が跳ねる。 「えれなは、わたくしを侮辱しているのですか?」 訊き返す声の響きが、どこか甘い。 ぬらぬらと濡れた膣襞が収縮して、愛撫してくる指先に絡みつく。まるで、えれなの指を絞り上げようとしているみたいに。 「ゆ、許しませんよ、えれな。わ…わたくしのコトを、そんな風に……」 「自分でも気付いてきたんじゃない? まどかは、イケナイ事をすると、すごく興奮しちゃう子なんだって」 「ち…ちがいます、わたくしは……」 精一杯の弱々しい否定。 自分の言葉に自信が持てない。 (もしも、えれなにお尻の穴を覗かれたら、わたくし……本当に興奮……) ゾクッ ―― ゾクッ ―― 。 背徳感。 まどかが呼吸を乱して、ふるふると首を横に振った。 (観星中の元生徒会長であるわたくしが……いけません。これ以上、変な事を……) 考えてはいけない ―― そう強く心を戒めた。 なのに、 尻の割れ目のあたりに、えれなの息遣いが這うと、ぞぞぞっ…と妖しい感覚が尾骨のあたりから腰裏へと這い上がってくる。 (ああ、駄目……なのに……) 左耳にかかる髪を、さらっ、とかき上げる手が微妙に震えている。 後戻りできないと分かっていながら崖の縁に足を置いてみるような、そんな誘惑に心が惹かれて、抗えない。 「あの、えれな……」 心が堕ちる。 「すごく興奮しているわたくしの姿、見たいですか?」 「うん、見たい」 「……見たら、えれなもすごく興奮しますか?」 えれなの返事を待たず、クスクスという笑い声と共に腰を大きく弓反らせて、尻を突き出した姿勢をさらに強調する。 親友でありプリキュアとしての仲間でもある少女が醸す、なまめかしい雰囲気に呑まれたのか。彼女の膣に奉仕していた指の動きが、いつのまにか止まっている。 しかし、まどかはそれを気にしていないようだった。 「さあ、えれな。わたくしのけがらわしい排泄用の穴を存分に観察して、わたくしを辱めてください」 えれなの顔の前で、突き出された尻の丸みが、ゆったりとした動きで小さく左右に揺すられる。『観星中の月』として多くの生徒から慕われる普段の姿からは想像も出来ない、いやらしいおねだり。 ……暗くて視界が悪いけれど、それでも充分に視認できる。 左右の尻肉を隔てる浅い谷間の底。 周囲を軟らかなシワで包まれてキュッとすぼまっている肉穴。 (あたし、まどかのお尻の穴見てる) 見てはいけないモノを目にする ―― すごくイケナイ事をしている気分で、えれなの鼓動がドキドキと高まってくる。 六人姉妹の長女で多少大人びた面もあるとはいえ、まだ15歳の子供なのだ。 罪悪感のような感覚に、未成熟の心が動揺してしまう。 しかし、動揺しながらも興奮は徐々に強まっていった。 「み…見えていますか?」 その上擦った声に対して、えれなが少しかすれた声で「見えてる」と答える。 再び顔を熱くしたまどかが、まるで人生の終わりみたいな恥ずかしさを覚えながらゾクゾクする。 (今、ほ…本当に見られてしまっているのですね) 全身が、羞恥心で焼かれるように熱い。 しかも、ただ見られているのではなく、自分から見せているという現実。それが、まどかの羞恥心をさらに煽って、彼女の頭の中をぐちゃぐちゃに混乱させる。 「ああ…、わたくしは明日からどうすれば……。一体どんな顔でみんなの前に立てば……」 「汚れてないよ、まどかのお尻の穴。ちゃんとお風呂入ったあとだし、きれい」 無論、汚れてはいない事はまどかも承知。 だが、そこは『排泄物』を出す穴なのだ。 ―― けれど、だからこそ、その穴を他人に見せ付けるのは、すごくイケナイ事で、まどかをどうしようもなく興奮させる。 「ふふふっ、こんなにゾクゾクするなんて」 高貴な家柄ゆえに品性の漂う容貌を、淫らな色に染め抜いて ―― 。 視線を感じているせいか、香久矢家のお嬢様の肛門が物欲しげにひくついている。 「ああ……、どうしましょう、えれな……。わたくし、死んでしまいたいくらい恥ずかしいのに、今、とってもいやらしい気分になっているんです」 たかぶった気持ちを抑えきれず、悶えるように腰をくねらせて、えれなの顔の前に突き出した尻を揺する。 無意識の内に、えれなは右手の指を親友の膣から抜いていた。 いまだに両目は、まどかの尻の肉穴に釘付け。 微かに震える右腕が両太ももの間から抜かれていくのを、まどかはあえて何も言わず見送った。その胸の奥には、イケナイ事への淫らな期待。 「…………」 えれなは言葉を忘れたまま、引き抜いた右手をゆっくりと持ち上げ、指先にこびり付いた愛蜜を、目の前の排泄の肉穴に優しく塗りつける。 「ンッ…!」 肛門をヌルヌルと刺激される感触に、まどかが腰をこわばらせて耐える。 とりあえずは、えれなのしたいようにさせてあげるつもりだ。 淫らな蜜を塗りたくられた肛門は、暗さに慣れてきた目には、ほんのうっすらとだが、てらてらと卑猥に色付いたように見えた。 「いやらしい……、まどかのお尻の穴……」 興奮に喘ぐ声を喉から絞り出したえれなが、なおもまどかの尻の肉穴に視線を注いだまま、右手を自分の股間へと伸ばす。 ……えれなのリアクションが途切れたことに気付いたまどかが、両目をそっと閉じ、耳をよく澄まして背後の様子を窺う。 鼓膜が捉えたのは、微かな音。えれなの微妙に乱れた興奮の息遣い。 (ああ……) と、睫毛を震わせて、まどかがうっすらと両目を開いた。 心の深い部分がゾクゾクと疼いてくる。 「えれな、あなたは、このけがらわしい穴を見ながら……しているのですね」 えれなの表情が、ビクッ、とこわばる。 バレた。 けれど、えれなは親友の肛門から目を逸らすことも、秘所をいじる劣情の指使いを止めることもできない。 「 ―― 見損ないました」 やわらかみのある声だが、普段そこに含まれているぬくもりが削げ落ちている。 軽蔑の ―― 冷たい響き。それが鞭となって、えれなの心を打ち据える。 「汚い排泄物を出す穴を……それも他人の、ですよ? そのようなものを見て発情の行為に及ぶなど、あなたは変態ですか?」 突き放すように言葉を放つ。……放ちながら、えもいわれぬ感覚で心を満たしていく。 (えれなを傷つける言葉を言っているのに……どうして、こんなに……) ―― 秘所が熱くたぎって、たまらなくなってくる。 えれなみたいに、今すぐいじりたい。 「親友だと思っていた相手が、まさか、こんな変態だったなんてっ! わたくしは情けなくて死にたくなってしまいますっ」 ややきつめの語調で、えれなの行為を咎める。 ―― 同時に心の中でうめき声を上げる。 (だめっ! ううぅ……今すぐ、えれなの指でかき回されたいっ!) 処女の膣が分泌液をベッドに垂らしつつ、えれなの指の感覚を思い出して何度も収縮する。 (ああああ……このままでは、わたくしのほうが本物の変態になってしまいますッ!) 『月虹譜』5へ