約 1,001,379 件
https://w.atwiki.jp/lwetoho/pages/429.html
『SEVENS』シリーズ (第35回大会) 注意!! 本イベント試合は東方プロレス前後大会に 重大な影響を与えた一戦になっており 未視聴の方、ネタバレを嫌う方、各選手へ強い思い入れのある方、 プロレスラーが生きるということはどういう事なのかをよく理解してされていない方は 安易な気持ちで閲覧されないよう十分な心持ちをお願いします。 如何なる不具合・不満が発生しようとも 当Wiki及び東方プロレス運営サイドでは一切の責任を負いません。 くれぐれもご注意ください。 事の始まり 『東プロには無限の可能性がある』 -詠み人知らず 前大会『Phantazm Down事件』を受けて反GMのために一時的に合流した 八雲家・白玉楼・守矢スマックダウン神社・O.D.Sの四軍連合7名は 圧倒的不利な条件の中、GM軍との戦いに望む事となった。 第1戦開始の前に再度のルール確認となった 試合ルールは 1 試合は全7名。2vs2、2vs2、3vs3の3試合を行う事 2 第一・第二試合は勝ち点2、第三試合は勝ち点4とする事 3 各試合のメンバーは当日のクジ引きで決定される事 4 最終的に勝ち点が上回った派閥が勝利。同点の場合、敗れた連合側メンバーのみが肉座布団に処される事 それぞれの要求は 1 四軍連合勝利の場合、紫を解放する。(ただし、解放にあたり現場監督権が没収されることは容認する) 2 GM軍勝利の場合は本戦参加選手の発言権没収。及びシリーズ中乱入者へはペナルティとして無期限謹慎処分 が掲示され、第三者による試合介入が全く許されなくなった内容に連合の立場はより不利になっていく。 その厳しい条件の中本興行の中核試合、そして東方プロレスの未来が全て委ねられることとなった。 試合内容・展開 『第1試合』(第35回大会第4試合) 『第2試合』(第35回大会第5試合) 『第3試合』(第35回大会第7試合) シリーズ結末 + 総合結果 シリーズ総合結果 試合 GM軍メンバー GM軍ポイント GM軍累積ポイント 試合時間・フィニッシュ 連合メンバー 連合ポイント 連合累積ポイント 第1試合 輝夜,慧音 0 0 16 23 早苗 輝夜 八坂の神風 幽香,早苗 2 2 第2試合 てゐ,衣玖 2 2 10 32 てゐ 幽々子 エンシェントデューパー 幽々子,橙 0 2 第3試合 霊夢,妹紅,リリカ 0 2 17 32 妖夢 リリカ 高角度前方回転エビ固め 藍,ミスティア,妖夢 4 6 3試合通じて、ポイント2対6で四軍連合の勝利!! + 怒涛の展開、一先ずの収束と新たな道筋 怒涛の展開、一先ずの収束と新たな道筋 公式計算で言えば勝ち点2対6。第2試合の内容を考えれば事実上全勝だったと言い切れる形で 圧倒的不利な条件の中四軍連合が勝利。 この顛末を誘引し、一応の決着をつけた妖夢に対し それを認めないとばかりに蛍光灯を脳天へと叩き付ける霊夢, 前提無効を宣言するGM天子らGM軍の暴虐に 『運命のダークサイド』を背に乱入したのはM.D。 霊夢へダークサイドドラゴンスープレックスを叩き込むとリング上から蹴り落とし、 GM天子に無期限謹慎を宣告されながらもそれを厭わず淡々とリングを去る。 東プロの象徴的マスクドレスラーとして絶大な地位を獲得していたM.Dの最期にファンは無念さと賞賛を送った。 一方救援の現れないGM軍ながら、最後まで残っていたGM天子は なお『天子の尻に敷かれる会』続行だとするが 解放された紫が乱入。光と闇の網目を叩き込み失神に追い込み会は閉幕。 ここに四軍連合の目的は一先ずの達成と相成った。 (なお、この紫の乱入については、先の「シリーズ中乱入者へはペナルティとして無期限謹慎処分」に当たる のではないか、という声もあったが、直前にそれまでの前提をGM天子自らが破棄していること、 さらに紫はこの時点では選手資格を停止されているため、そもそも処分対象者ではない、という理論も 成り立つことから、特にこの行動を咎めるコメントは、相手のGM軍を含め、どの陣営からも出されていない) その中、第1試合でもタッグを組んだ守矢SD神社の早苗とO.D.Sの幽香が 再度リングインし、ゆうさなタッグとしてLTW挑戦権を要求。 これに不完全燃焼だった王者もこけーねの妹紅が噛み付き成立。 次回LTWタイトルマッチ 挑戦者ゆうさな組 対 王者もこけーね組が決定した。 こうして過去にも増した東プロ最大の危機は一応の決着に。 とはいうものの、GM軍は未だ折れておらず尚団体制圧の意思を貫いており 今後とも一瞬たりとも油断が出来ない状態である。 しかしながら一応の現場監督権を失った紫がこの後どのような形で直接反抗を示すか 軍団派閥、そしてベビーヒールの境界を超えたゆうさなタッグが次回どのようなプロレスを魅せるのか 復帰した妖夢は今後どのような活躍を出来るのか、など 一つの結果を残しながらも多くの可能性を生み出したシリーズとなった本マッチが 東プロの新たな歴史を刻んだことはもはや言うまでもないだろう。 このページを編集
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/122.html
武神と井上。憎むべき敵と愛した後輩。ふたつの姿が薄れていく。 はっきりと目に映っていた輪郭は徐々にぼやけ、極めて透明に近い濃度となる。 「じゃあな、井上……」 そっと微笑み、加藤が別れを告げる。 次に会えるとしたら、試練を全て耐えた後。十日後、自分は生きているだろうか。もは や死に対してはさほど恐れはないが、井上に会えなくなることはとても恐ろしかった。 もうまもなく、武神と井上が完全に消える。 「………」 いなくなる瞬間は目にすまいと、加藤が背を向ける。と、後ろからだれかがのしかかっ てきた。 「──なっ?!」試練か、と拳を握る加藤。 しかし、柔らかいこの感触──女のボディだ。 「待ってください!」 「え……えっ? い、井上!?」 背中には井上が泣きながら張りついており、姿もくっきりと映っている。振り返ると、 武神が立っていた。 「空間転移する寸前、息を吹き返したようだな」淡々と語る武神。 今生の別れになるかもしれない──覚悟した途端の再会。嬉しさと戸惑いが加藤を包み 込む。 「井上……」 「全部分かってます。私は今日で先輩とお別れします」 「………」 「でも、何も伝えられずに別れるのは嫌なんです。だからあと一時間、いえ三十分でいい、 時間をくださいっ!」 武神に向かって涙ながらに訴える井上。武神は特徴がまったく見受けられない口で、冷 徹に答えた。 「分かった、ただし十五分だ。長居で気が変わられては面倒になる」 「ありがとうございますっ!」 ほんの十五分、加藤と井上の時間が復活した。 黙って彼女を帰そうとしたことに、加藤は後ろめたさを感じていた。 「すまねぇ、俺は……」 「先輩、何もいわないで」 「え?」 「実は私も同じ気持ちでした。これ以上先輩につきまとったら、絶対に足手まといになる って分かってました」 まるで体内にある汚れを浄化させるように、吐露を始める井上。 「……それでも、私は先輩とずっと暮らしたかった。そのためなら、試練に巻き込まれて 死んでもいいとさえ考えていました」 「井上……」 「でも、やっぱりダメだったんですね。今日、あの城と戦って私は知ったんです。私の存 在は先輩を殺してしまう、って。あの城の攻撃、たしかに凄かったけど先輩ひとりだった らもっと楽に攻略できたはず。……そうでしょ?」 問いかける井上。 ここは世辞や慰めなど使うべきではない。加藤は真実を述べる。 「あァ」 「……良かった。私の目も節穴ではなかったんですね」 「ついでに、もうひとついっておくことがある」 「えっ……?」 押し寄せる“照れ”をむりやり押し止め、加藤がさらに真実を述べる。 「俺はお前を足手まといだと思ったことはねぇ。まして、仮にお前のせいで俺が死んだと しても、それは俺にしてみれば最高の死に方だったはずだ」 「………」 「お前が来る寸前、俺は身も心もズタズタだった。戦友(ドッポ)も死に、試練はまだ三 分の一を終えたばかり……マジでやばかった」 今度は加藤がこれまで表に出さなかった心情を吐き出す。 「しかしよォ、そんな折にお前が来てくれた。最初こそギクシャクしてたが、本当に楽し かったぜ。孤独も、試練の辛さも、全部忘れさせてくれた。最高のパートナー……いや」 ごくりと唾を飲み込み、考えるだけでも恥ずかしい言葉を捧げる。 「女神だった」 残された時間はわずか──だというのに、双方とも喋らなくなってしまった。短時間で 急激に本音をぶつけ合ったことで軽いショック状態に陥ってしまったためだ。 「あと一分」無機質な声で武神が呟く。 まずい。まだ伝えきってはいない。とっさに口を開く加藤。 「俺は必ず戻ってくる。ヤロウが仕向ける試練、どいつこいつもぶっ倒して必ず戻ってく る。だから……泣くなよ」 「お、オス」目に浮かぶ涙をこらえる井上。 「じ、じゃあな……」加藤は逃げるようにうつむく。これ以上は、未練を残す。 加藤の心は後悔で一杯だった。 (いいのか、いいのかよ?! もしかしたら、最後かもしれねぇんだぞッ!?) 心の中で奮い立とうするも、ここ十五分で散々に“加藤らしからぬ行為”を連発した彼 に、これ以上“らしからぬ行為”をこなす勇気はなかった。このまま別れちまえばいい。 試練をクリアさえすれば、またいつでも会えるのだから──。 「先輩ッ!」 逃げの思考は、井上の声で打ち切られた。 「ど、どうした……」 「先輩……最後に、どうか」ぶわっと、井上の目から涙が溢れ出した。 唇と唇とを交える、加藤と井上。 半ば成り行きで知り合い、なすがままに今日まで衣食住を共にしてきた。 お互いに内から出でる疑惑。 ──本当に俺(私)は彼女(彼)を愛しているのだろうか。 ──極めて稀有な状況が生み出した幻ではないのだろうか。 ならば試すしかない。出会ってしまった雄と雌。疑問に決着をつけるべく、二人は唇を 通じて自身に問いかけた。 そして理解できた。──この感情を生み出したのは外因ではなく、他ならぬ自分自身。 「また会おうな」 「えぇ、次は道場で」 再会を誓う二人。もう十五分を経過していたが、武神も咎めることはしなかった。 ──さらば、井上。
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/4671.html
唯「いやあああああああっ!!」 和の手からは、春子の頭部がぶらぶらと垂れ下がっていた。 まるで戦国時代に相手の武将の首をとった侍のように、和はそれを掲げた。 和「どうだああああああああ!?すげえだろおおおおお」 律は立ち上がり、和に向かって叫んだ。 律「の、和っ!!みんなは…ムギと澪は……っ!」 和は口元に笑みを浮かべて答えた。 和「さああああああ!?とりあえず邪魔したやつはみーーーんなビリビリって」 和「ビリビリーって裂いてやったわよ!?チーズみたいにねえええええ!」 律「な…まさか澪を……」 和「あんなロミオだかデミオだか、わかんねえやつなんて知ったこっちゃねえよ!! あーでも、あのマユゲはビリビリーってしたよ!! ビリビリのバラッバラよ!!へひっ…ぎひゃひゃはゃひゃは」 唯「そん……な…ムギちゃん……」 律「なんで…なんでなんだよ和!唯が何したっていうんだよ!?」 和はげたげた笑いながら言った。 和「ひ、ひひっ!楽しかっただろうねえ?さぞかし楽しかっただろうねえ!? ヤンキーと二人してポイポイポイポイしてよおおお!?」 唯「ごめんなさい……ごめんなさい……」 唯は謝った。 和と、和の凶行の犠牲となったクラスメイトのために、何度も謝罪の言葉を口にした。 しかし、その誠心誠意を込めたその言葉も、今の和には届かなかった。 和「そうなんだ。じゃあ私、唯もビリビリにするね」 事務的にそう言うと、和は獲物を狙う猛禽類のように両手を広げた。 和「むひょうッ!」 そしてそのまま和は唯の方に猛然と走り出した。 唯「ひ、ひいっ!!」 唯は臆病のままに身を屈めて目を閉じた。 和「むひょううううう!!」 唯は死を覚悟した。 が、和は唯に襲いかかってこなかった。 恐る恐る、唯は目を開けた。 和「ふ、ふはへへへへへへ……なんだぁ? おま、おまおまおまえも裂けるチーズにしてやろうか?おぉ?!」 律「やってみろよ……ぜ、絶対唯は守るから…っ!」 律はなけなしの勇気を振り絞って和の前に立ち塞がった。 いや、勇気というよりはほとんど無謀だった。 怒りによって脳のセーブから解放された和の筋肉の前では、 律の小さな身体など文字通り裂けるチーズに等しかった。 和「酒のツマミにしてやるよおおお!!」 和が律に飛びかかった。 律「ふっ!」 律はさっとそれをかわした。 近くにあったパイプ椅子を取り、前に突き出した。 和「どらァ!!」 和が飛びかかると、律はパイプ椅子でそれに応戦した。 和「っ?!ンノヤロオオオオオオ!!」 律「くっ!唯!早く逃げろ!」 唯「あ……ああああ……」 律「早く!!」 人の領域を超えた和に対して律が対等に応戦できたのは、まさに恐怖のおかげであった。 度を超えた恐怖は、人間の生存本能を呼び覚ます。 律の身体は、生きるため…ただその一点のみに特化して動いた。 和「邪魔するな!!チーズ風情が 私立桜ヶ丘女子高等学校第六十二代生徒会長の邪魔をするなあああえあああ!!」 律「うるせえ!」 律はパイプ椅子を降り下ろした。 がつんと音を立てて、和の頭に当たった。 和「ぎゃああああああああああ」 律「よし、もうひと押し!」 律が和にトドメを刺そうとした時だった。 唯「もうやめてええ!!」 頭を抱えて倒れる和を、唯が身を呈して庇った。 律「ゆ、唯……」 唯「もうやめてりっちゃん……」 律はゆっくりとパイプ椅子を離した。 和「ぐひっ」 唯「もうやめて…。和ちゃんは悪くないよ…」 律「で、でも唯!こいつはムギや春子を…!」 唯「私が…私が悪いの…」 律「……」 唯「和ちゃん、ごめんなさい…」 唯はゆっくりと和に手を差し伸べた。 和はそれに反応せず、がっくりと項垂れたままだった。 唯「和ちゃん…?」 和「……くっ」 和「くっくっくっ……」 和「くっくっくっ」 保健室に和の不気味な笑い声が響いた。 和「くっくっくっくっくっくっくっくっくっ」 律はパイプ椅子を拾い直した。 唯がそれを咎める視線を律に送ろうとする。 その瞬間、和はばっと立ちた上がった。 右手で唯の頭を鷲掴みにして、軽々と持ち上げる。 唯「い…痛い!和ちゃんやめて!」 唯は地に着かない足をばたつかせて懇願した。 和「そうだよ」 和「ずえええぇぇぇんぶお前が悪いんだよおおおお!!!」 和が手に力を込めると、唯の頭がみしみしと音を立てた。 唯「あああ!痛い!いだいいだいいだいいぃぃぃぃィィィィ!!」 律「や、やめろっ!」 律はパイプ椅子を和に向けて横薙いだ。 しかし和はそれを左手だけで受け止めた。 和は掴んだパイプ椅子をぐっと握り、フレームをねじ曲げた。 律「なっ……?!」 和「っしょおおおおおおおお!!!」 和は、窓に向かって唯を放り投げた。 唯「いやあああああああ!!」1カメ 唯「いやあああああああ!!」2カメ 唯「いやあああああああ!!」3カメ 律の目に、その光景はスローモーションで映った。 唯は頭から一直線にガラスに突っ込み、窓をぶち破って外に放り出された。 律「唯ィィィィ!!こ、ここ三階だぞ!?」 律が和の方を向き直ると、和が鬼の形相で目前に迫ってきた。 4
https://w.atwiki.jp/bargain/pages/148.html
■たたかえ蟹ちゃんシリーズ■第7話☆戌井しおりの▽▽日記■ 静寂が支配する図書室の中で、その音はよく響いた。ギシリ。ウィーンキュキュ。ギシリギシリ。しかし咎める者はいない。彼女は、巨大な腕を持つサイバネ少女は、普通に歩いているだけだから。金属の軋む音とモータ音は図書委員の座る机に近づいていった。1 机には長い黒髪を三つ編みにした気弱そうな図書委員が座っていた。「何か…お探し…ですか……?」サイバネ腕の威容に怯えてか、消え入りそうな声だった。「うん。ちょっと欲しいものがあるんだ」サイバネ少女は幼さの残る可愛らしい顔に笑みを浮かべて答えた。2 「もらいに来たのさァーッ! ふしだらな雌狗の首をなァァーッ!」サイバネ少女は知っていた。図書委員、戌井しおりのことを。しおりが、彼の机の角で何をしたのか。彼の体操服を持ち帰って何をしたのか。あの人を穢した罪は死で償ってもらう。殺意のサイバネ爪を振り上げる! 3 「死ねェーッ! てめェを殺……………………!」サイバネ少女の台詞は途中から聞こえなくなった。サイバネ腕の機械音も消えた。そして、振り上げた巨大な腕はゆっくりと折り畳まれ、体にぴったりつく形で動きを止めた。よく見ると細いワイヤーでサイバネ少女の全身が拘束されている。4 サイバネ少女を縛り上げたのは、図書委員の無量小路奏だ。完全に動きを封じてから、無音化能力『サウンドオブサイレンス』を解除し、言った。「静かに」「グッ、うぅー。ブッ殺……はい」大量の書籍に囲まれて何倍にも増幅された図書委員オーラの前では、流石の蟹ちゃんも大人しくなった。5 「あ…ありがと、無量小路さん…」しおりが発する御礼の言葉に小さく頷き、奏は狼藉者を連行しようとした。「待って! あの…あのね、ちょっと…その子と……話してみたい…の」意外な提案に奏は驚いたが、図書エリア内なら何かあっても対応可能だろうと判断し了承した。「気を付けて」6 「……」「……」ふたりきりの図書整理室に気まずい沈黙が続く。「……」「おい」「ひゃっ」「話があるんじゃ?」「あうっ…ごめんなさぃ…」「ナニ謝ってんの?」「だって…怒ってる…みたいだから……理由…聞きたい…な…って」「じゃあ理由聞いてから謝ったら?」「あっ…ごめ…」「あのさー」7 「心当たりないの? 犬耳めくって思い出したら?」サイバネ少女はちょっと意地悪く言った。「はい……」しおりの頭にぴょこんと可愛い犬耳が生える。これは能力『ドッグイヤーメモリーズ』の副作用。大切な記憶を、いつでも鮮明に思い出すことができる、しおりの能力。8 しかし、いくら記憶を辿ってもわからない。「あの…初めてですよね…? 会うの…」「うん。初対面」「なのに……どうして…?」「それじゃ、しおりちゃんがやった、いっっっち番ワルいことって何かな?」「わっ…悪いことなんて……」……してた。9 一番悪いこと。一番イケナイこと。それを思い出し、しおりの犬耳はプルプルと震え、顔はみるみる赤くなっていった。「それで正解! た・い・そ・う・ふ・く!」「なっ…なんで……ふぇ、ふぇえぇぇぇ……」最悪な秘密の秘密を突き付けられ、しおりは泣き出した。10 「待って泣かないで! 図書委員が来ちゃう!」サイバネ少女は慌てた。奴らと今戦うのはまずい。フォローしなきゃ!「誰だって機会があったら好きな子の体操服を持ち帰って匂い嗅いでしたりするよ! 机の角に擦り付けたりもするって!」「うぇぇえぇぇえん!」11 「言う、言うから! 私の秘密も! 私も好きなの! 同じ人のこと! だから仲間だよ、友達になろう! もう殺さないし、ね、泣かないで!」「うぐっ…ぐすっ……うん……」必死の説得で、ようやくしおりは泣き止んだ。扉の外では図書委員会の戦闘班が今まさに突入する寸前だった。12 「蟹ちゃんはどうして……は、一さんの事を……好きに…なったの?」「私って何をやっても駄目駄目でさ、いっつも空回りばっかりなんだ」「……」「でね、ひっどい失敗をして『もうこの世の終わりだァーッ』って落ち込んでた時に、あの人に出会ったの」13 「あの人ね、まるで自分の事みたいに一緒に悩んでくれて、励ましてくれた」「……優しいよね」「うん! それに格好いいし!」「うん…かっこいいよね……!」サイバネ蟹鋏少女と、気弱な犬耳少女は、どこか相通ずる所があったのか、いつの間にか打ち解けていた。14 「▽月☆日」新しい友達ができた。一見怖いけど実はいい子だ。彼のことを話せる仲間ができたのは嬉しい。今度、その子の家に遊びに行く約束までした。私には才能があるんだって。そんなこと言われるのは初めてだ。あれ? でも何の才能なんだろう? 15 ■第7話☆戌井しおりの▽▽日記■ おわり 参考リンク: 戌井しおり(第三回キャラストック・最萌トーナメント) 『一くんの愛○××日記 ~戌井しおり~』 ※R-18 無量小路奏/トリニティ(SS3)
https://w.atwiki.jp/mizuno_takahumi/pages/32.html
MKV (もとMakaveli)(水野自演キャラ エロ&スケベ&ロリコン総帥タイプ)( - / - ) ※このキャラはMadness 水野貴文(本体)の自演、なりすましキャラです。 ネットで表立って身動きできなくなってしまったMadness 水野貴文(本体)の影武者として立てられたキャラ。 犯罪歴だのチャトワの管理者だのとウソを付きまくっていた結果、自業自得の状態。 Makaveli←ベンジャミン←便蛇民(様)←ペイン外道 つながりである。 Madness 水野貴文(本体)を別人と隠すことでやりたい放題となった、まさにネット弁慶なキャラ。 性癖の未成年に対するエロ行為全開である。これで他人を咎めるから驚き桃の木ねむのきでござる。 NEW!! 2017.11.30 さすがロリコン全開のDeathRow水野サイト、小学4年まで引きずり込む(恐)・・・設定で集客狙うも大失敗w 証拠魚拓 https //archive.is/BlTLT ちゃんと会話のできる小学生って始めてみたわw - [Makaveli◆D8D404D 2017.11.30 14 29 E7B5ED7] ネタじゃないぞw - [窶果◆D3C3EC0 2017.11.30 14 29 FFEFE65] っつかほんとに小4か?ネタじゃなくて? - [Makaveli◆D8D404D 2017.11.30 14 29 E7B5ED7] んで、知り合ったばかりのくせに、チャットワールドに突入する謎行為ww さすが自演キャラww ホストが別地域なのは 北川(高須)=ぷらら宮崎ホスト の仕掛けの応用 犯罪ツール Gross:Web上から確立されたPCを遠隔操作>あきらかな犯罪行為 証拠魚拓 https //archive.is/BlTLT 窶果 荒らそうかな お知らせ♪ 『窶果』さんが入室しました。ゆっくりしていってね!!! (14時37分38秒 - 2017年11月30日 / i114-191-81-122.s42.a046.ap.plala.or.jp)(岡山) …2017.12.22現在「窶果◆D3C3EC0 最終ログイン 2017.12.10 18 02」を最後に出現せず(ログイン履歴 https //archive.is/sLiMl) 自演キャラなら水野らしいがマジ小4女児なら完全な犯罪レベルw セックスしようと言い出しかねない(下記記事参照) 最初の自ゲロ「俺がMadnessだって今更気づいたBIT。遅かったなw」は 事実に他ならず。 出展:【Jihad】チャットワールドPart7【BIT】 http //toro.2ch.sc/test/read.cgi/esite/1458782052/780- 自演キャラLukeとの自己自慢自演猿芝居チャットはあまりにも有名。>その他(自演終了) また自演行為を見抜かれまいとチャットワールドの20代チャットで余計な芝居を演じ Madness 水野貴文(本体)にスカイプで呼び出されたという状況をMadnessがPC画面の スクリーンショットを証拠として撮影、それをチャットに表示させたことで、 Makaveli が 韓国人 나 동섭 と見抜かれるお粗末な結果となった。 これによりMakaveliは紛れもなく韓国人であり、Madness 水野貴文(本体)の自演キャラであれば そのまんまMadness 水野貴文(本体)は韓国人 나 동섭 である。 出展:【チャット】チャットワールド11【自演濃ゆ水野】 http //toro.2ch.sc/test/read.cgi/esite/1478121656/48- Madness 水野貴文(本体)が自ら晒した自分のPC画面のスクリーンショット Makaveliを呼び出すスカイプ窓が「동섭 나さんを呼び出し中」となっている アイコン写真は自演のためにネットで拾ってきた適当写真なのは自演全キャラ共通 http //www.freezepage.com/1477553209NGBYWSVUVE エロ会話記録 これで他人をどうとか言うから気が引ける神経を疑う。 【チャット】チャットワールド3【残念な出会い厨】 http //toro.2ch.sc/test/read.cgi/esite/1417084140/95-98 便蛇民様 えりさせっくすすき? 便蛇民様 せっくすしち □Erisa□ ベンたんお前って言うなら嫌い! 便蛇民様 ゆやだっけ 便蛇民様 昨日のやつと円きれや 11歳女児にセックス強要(ロリコン性癖全開っ!!) http //toro.2ch.sc/test/read.cgi/esite/1417084140/288- 便蛇民様 の先走り汁w みゆ♪ 何歳? ベンジャミン 犯罪になるわ みゆ♪ え?11歳だよ〜 ベンジャミン 歳 ベンジャミン いくつだよ ベンジャミン いいよじゃねえわ みゆ♪ んー?わたし小5だけど ベンジャミン うん、 みゆ♪ まあいいよー ペイン外道 俺が小5の時はマジでキスすれば赤ちゃん出来ると思ってたけど... みゆ♪ なにそれ?よく聞くけど ベンジャミン ら みゆ♪ セックス? みゆ♪ そうだったんだ!気づかなかったごめんね? ベンジャミン セックスしよ ベンジャミン うん みゆ♪ みゆたんってわたしのこと? みゆ♪ ん?どういう意味? ベンジャミン イヤか? みゆ♪ こんよろー! ベンジャミン なあ 【チャット】チャットワールド4【基地害出会い厨】 http //toro.2ch.sc/test/read.cgi/esite/1423322696/252- 便蛇民様 俺とおまん こしろや。 便蛇民様 いいな ゆゆ したけどなにw 便蛇民様 最近sexした? 便蛇民様 てめぇのクセェまんkは最高だろーな 相変わらずの英文字キャラ設定は自演の証。
https://w.atwiki.jp/vipcomiket/pages/44.html
夏コミ用のテンプレはテンプレ(夏コミ)を参照。 ■注意 できるだけ重複を防ぐため、スレを立てる際はスレが埋まっていない限りあらかじめ宣言してから立てる。 最初のスレを立ては、冊子版カタログの発売日以降。 最後のスレは、コミケ終了後に人が居なくなり次第。つまりスレが落ち次第。完走しなかったのに次スレを建て直すのはマナー違反且つ禁止行為です。反省会スレが一度落ちたのに再度立て直されていた場合、それは荒らしによるスレ乱立行為です。良識者は荒らしのスレには触らずにスルーし、次回のコミケ開催まで待ちましょう。 1はスレ立てしたら、できるだけwikiの過去ログページに新スレを追加しておく。 1ができなかったら気付いた人がやる。 以下テンプレ スレタイ 【コミケ】コミックマーケット91対策本部 in VIP【冬コミ】 ※初めの【】は【コミケ】で固定ですが、後ろの【】内は自由に変更可能(だったはず)。特に思いつかなかったら【冬コミ】で。 VIPはパートスレ禁止なので、パート番号は入れない方向でお願いします。 1 やぁ、久しぶりだな 元気にしていたかお前ら 今年もこの時期がやってきた このスレはコミケに関する話題ならなんでも自由だ スタッフチケット・サークルチケットの話題ももちろん構わない サークルチェックの片手間に見るのもいい サークル参加者もぜひ書き込んでくれよ ただし注意事項がひとつだけある ※会場前の徹夜行為、及び徹夜しているやつの整理券自慢やその話題を出さないこと 徹夜行為は準備会に迷惑をかける最低な行為だ それに始発でいってもほとんど変わらん チケ組の話題は問題ないぞ コミケで成人向けの作品を買う場合は、年齢確認をされる場合があるので 身分証明になるものをもっていくと便利だ 未成年の参加者は、年齢をごまかして買おうなどという気をおこさないこと 作品を売ってしまった側に迷惑がかかることになりかねん 次スレは 950が立ててくれ ただしスレの流れが速くなったら 950を 900にすること ■アフィリエイトブログへの転載は禁止■ コミックマーケット対策本部 in VIP: http //www49.atwiki.jp/vipcomiket/ 避難所: http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1437301108/ 2 ■初心者で質問される方へ。 「今回のコミケで○○は並びますか? 混みますか? どれくらいで売り切れますか? 何時に行けばいいですか?・・・」 情報を手に入れたい気持ちは痛いほど察します。でも未来のことは・・・ 正 解 が わ か る は ず が あ り ま せ ん 。 カタログは事前入手をしてください。そしてよく読んでください。 公式サイト( http //www.comiket.co.jp )もよく読みましょう。 ここで質問しなくても、見ればわかることは結構あります。 ■諸注意:一般参加者サポートページ ttp //www.comiket.co.jp/info-a/ ■参考:コミックマーケットカタログ90 諸注意ページ ttp //www.comiket.co.jp/info-a/C90/C90CtlgNotes.pdf (PDF注意) ■別によくあるわけでもない質問 コミケってエロ漫画しか置いてないんでしょ? → 創作や全年齢本の方が多い どこにどんなジャンルがありますか? → カタログを買って確認、又は ttp //www.comiket.co.jp/info-c/C91/C91genre.html カタログはどこに売ってますか? → ttp //www.comiket.co.jp/info-a/CatalogShop.html カタログないんですがネットで情報見れますか? → ttp //webcatalog.circle.ms/ コスプレしたいんですが・・・ → ttp //www.comiket.co.jp/info-p/ ※特にルールはキチンと確認! マンガレポート(通称マンレポ・MR)が読みたい! → ttp //www.comiket.co.jp/info-a/MR/mr.html 持ち物は何を持ってけばいい? → ttp //www49.atwiki.jp/vipcomiket/pages/41.html 何か気を付けるべきことは?→ttp //www49.atwiki.jp/vipcomiket/pages/21.html ビックサイトまでの行き方は?→ttp //www49.atwiki.jp/vipcomiket/pages/48.html 地方から来ますた、宿を教えてください→ttp //www49.atwiki.jp/vipcomiket/pages/49.html 3 ■スレに関して ・荒らしに関して このスレには偶に、徹夜宣言をしたり、コミケットに於けるマナー違反に該当する行為を仄めかす書き込みをするものがいます。 そのような書き込みを見つけてもスルーしてあげて下さい。 彼らは、真剣に咎めるその姿を滑稽と笑うために書き込んでいるのですから。 ・徹夜に関してのこのスレのスタンス 重複しますが、徹夜行為は厳禁です。 コミケット運営に重大な支障を与える行為であり、また治安上危険な行為であります。 このスレは徹夜組、および徹夜という行為に対して、反対、否定のスタンスです。 主義主張は関係なく、徹夜関連の話題をしたいならば別スレか、同人イベント板の該当スレでお願いします。 ・まとめブログに関して vipコミックマーケットスレはアフィ、ノンアフィ問わずブログ転載禁止です
https://w.atwiki.jp/ragunawiki/pages/101.html
vsハクメン ラグナ=ザ=ブラッドエッジpart29より http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/45148/1317783514/ 835 :名無しさん:2011/10/24(月) 15 01 01 ID Oxly2wJcO 最近PSR720~760くらいのハクメンとしょっちゅう対戦してるから 今日の夜あたりに考察でもまとめようかと思ってる。 848 :835:2011/10/25(火) 02 17 41 ID ZKC0WP4UO ハクメン戦 遠距離 端端くらいに離れたところで特にやることはないのでさっさと間合いを詰めに行く。 間合いを詰めに行くポイントは主に2ヶ所。 1つはハクメン低ダ特攻に備え低ダ着地点がイメージできる場所。 低ダしてきたら基本的に早目の6Aで対処。 低ダ一点読みのGHもリターンデカいのでありです。 もう1つはハクメン3Cの間合いの若干外へ。 ラグナ5Cがギリギリ届く間合いが特に良い感じです。 ここに位置取れると後述の中距離戦に入ります。 なお、この間合いに入る際にハクメンが低ダをしかけてくると、 ラグナの背中側に落ちてくるような感じになりますが、 その場合はハクメンの低ダを前ダッシュで潜って後ろから6Aか5A、 もしくはダッシュしっぱなしで飛びに付き合わずに位置取りを仕切り直す。 中距離戦 ラグナ5Cがギリギリ届くくらいの間合い。 ハクメン3Cは届かない距離です。 ここが個人的にはベストな距離だと思います。 ハクメン3Cはなんだかんだでかなり厄介です。 ハクメン戦の主な死亡フラグは意気揚々と5Bで触りに行って、 3Cや鬼蹴閻魔でカウンター取られたり、5Dに取られるかだと思います。 なので、この間合いでラグナはハクメンの3C、鬼蹴閻魔、5Dをじっくり狩りにいくと安定感が出ます。 対3C ハクメンはステップキャラなので、細かい距離調整に難があります。 この間合いのラグナに対してラグナ5B読みに3C置いてくるケースがそこそこあります。 ラグナが前掛かりになりすぎず3C空振りを取れたら5C HFを刺し返しましょう。 理想はダッシュ5B 5C 6Cですが、このダッシュ5Bをしようとするのが地道に罠。 立ち回りの段階でつい前掛かりになりすぎて死にやすくなります。 3Cに対しては一点読みの前JCかGHもリターンがデカいのでたまにはアリです。 ちなみに前Verで機能したガンダッシュ6Dは今回は対3C兵器としては無しです。 1F下段無敵が無くなってます。 対鬼蹴閻魔 これもラグナ5Bの天敵。 ですが、ラグナはこの間合いで2Bをばら撒いておくとあっさり止まります。 完全に読めてるなら漢気溢れる2D・・・ 対5D 対3Cは基本空振り待ち、鬼蹴閻魔は2B。 こう意識してると自然と5Dにラグナ5Bが取られること自体が減ります。 849 :835:2011/10/25(火) 03 01 03 ID ZKC0WP4UO 長文で申し訳ない・・・ ハクメン戦続き 中距離戦で3Cと鬼蹴閻魔を咎めることに成功したらいよいよ接近戦。 接近戦を挑む際にオススメなのはダッシュ2Bです。 5Dに取られないのがデカいです。 後は上から低ダで逃げられないようにJAを適度に撒いて ハクメンを地上に張り付かせることも大事です。 接近戦 ラグナ側の基本はやはり2Bだと思います。 持続が長く厄介なハクメンの5D擦りを一方的に潰せますし、 踏み込みすぎた際に驚異になる低空火蛍はラグナが2B先端を当てに行く感じなら当たりません。 この時3Cや2Dを擦られたら相手の度胸を褒めましょう。 3Cは前述の空振り待ちかJCかGHでわからす。 2Dは持続が短い関係上、ラグナ側が勝負に行った6Bや投げ潰し6Dであっさり潰れます。 タイミングずらしたラグナ2Dなんかも有力。 ハクメン側の死亡フラグは無理して2Dで下段取ろうとすることだと思います。 接近戦で5Dと火蛍警戒シフト敷きながら2B中心に地道に我慢比べしてると、 勝手に下段刺さりまくって死んでくれるハクメンか、 当て身は雪風のみに絞って我慢して凌ごうとするハクメンの2ハクメンになるケースが多いです。 前者は2Bやっとけば結構なダメージ稼げるのでほっといて。 後者は雪風警戒しながらラグナのインファイトでオラオラ。 個人的にはゆったりオラオラする方が雪風に引っ掛かりにくいです。 実は前述の中距離戦を制していれば今回のラグナは結構ダメージ稼げてることが多く、 ゆったりインファイトやってハクメン側の自滅待ちでも十分だったりします。 自滅しないハクメンは手強いので気合いで6Bとか通しましょう。 このへんはラグナ使いのセンスにお任せです。 後、投げも各種当て身に対してはかなり有効ではありますが、 低空火蛍でFC取られるのがちょっと面倒なので、 個人的には使用頻度少なめです。 画面端背負い気味な展開だと火蛍FCが驚異なので投げにはいかないように。 長々と書きましたが要は立ち回りも攻めも軸は2Bだと思います。 この技ホント強いです。 そしてかなり痛い。 本当は防御面とかも書きたかったのですが、 ちょっと長くなりすぎたのでこのへんにしておきます。 需要あるようでしたらまたの機会に。 念のため書いておくと自分のPSRは740くらいです。 長文失礼しました。
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/973.html
「ショチトル、か」 上条と固い約束を交わした、とある少年の知り合いらしい。 何故彼を戦闘機へ連れ込んだのかと問うと、少女は少しためらった後、こう答えた。 「貴様……いや、あなたを一日観察していた。 いつもエツァリが語っている『あの男』がどんな人物なのか」 なんと、いつも語られていたとは。 上条の方は私生活で色々ありすぎて彼の事をあまり思い出さないので、少し申し訳なくなった。 「あなたは信頼できる人間だとエツァリは言っていた。 私は学園都市には不法侵入している身で、エツァリのほかに味方がいない。だから……」 「頼れる人が俺以外に思いつかなかったのか。ってことは、何か困ってるのか?」 こくり、とショチトルは肯いた。 「頼む。お兄ちゃんを……エツァリを助けてほしい」 ショチトルは語った。 私とエツァリはあの日、『学舎の園』の中にいた。 常盤台中学を含むお嬢様学校の集合地帯だ。 エツァリは常盤台の生徒である御坂美琴を陰ながら見守るため。 そして私は、そのエツァリの行為を咎めるためだ。 エツァリは暇ができるとすぐ御坂美琴を見守りに行こうとする。 その日もそうだった。 奴は優れた魔術師だ。 いつも瞬く間にターゲット……御坂美琴を見つけて、じっと眺める作業に移る。 ……そんな顔をするな。 エツァリはエツァリなりに彼女と彼女を取りまく世界を守ろうとしているんだ。 それに、間違った方向へ進もうとしたら私が責任を持って止める。 そういうわけだから、御坂美琴に何かあった事にはすぐに気が付いた。 彼女は「妹達と連絡が付かない」というような事を言って、慌てて走り回っていた。 情報収集のためだろう。 それなら是非役に立とう。陰ながら。 エツァリはそう考えた。 そして、彼女の妹の行方について調べようとした所で、事件は起きた。 御坂美琴が、魔術師の集団に誘拐されたのだ。 やつらはみんなゴム製っぽい全身タイツに身を包んでいた。 電気対策のつもりかもしれない。 そこを考えると、超電磁砲の能力については調べがついていたようだ。 何しろ全員全身白タイツだったから、服装からはどこの魔術師なのか判断が付かなかった。 だが、使っている魔術の傾向を見た限りでは、ロシア成教の手の者らしい。 御坂美琴は学園都市第三位の超能力者だと聞いた。 私にはよく分からないが、相当強いのだろう? しかし、彼女は魔術師との戦闘経験は豊富ではなかったのだろう、 慣れない魔術に翻弄されてあっさり捕まってしまった。 エツァリも陰ながら手助けして全身タイツを二、三人バラバラにしたのだが、相手は数が多かった。 我々の存在に気が付いた全身タイツが数人、こちらへやって来て攻撃を仕掛けて来た。 その相手をしている内に、御坂美琴は魔術的に拘束されて、 移動用の霊装の中へ引きずられて行ってしまったんだ。 移動霊装はすぐには発動しなかった。 準備に時間がかかるのかと思ったが、別の目的があったようだ。 御坂美琴が連れ去られてからしばらくして、別の女子中学生が三人、同じ霊装へ詰め込まれて行った。 他にも攫わなければいけない人間がいたから、発動を待ったのだろう。 攫われて来た女子中学生達には見覚えがあった。 というより、エツァリ情報で知っていた。 白井黒子、初春飾利、佐天涙子。 皆御坂美琴の友人だ。 御坂美琴を助けようとして逆に捕まったらしい。 攻撃してきた魔術師をやっと退けたエツァリは、咄嗟にその霊装に自分から飛び乗った。 発動前に彼女たちを助け出すつもりだったようだが、一歩遅かった。 全身タイツたちにより術式が発動、エツァリ達はまとめてどこかへ飛ばされてしまったんだ。 後に残されたのは私だけ。 一度だけ、エツァリから『ロシアに行くらしい』と通信霊装で連絡があったが、それきりだった。 この時ほど自分の無力さを悔やんだ事はない。 全身タイツに襲われた時だって、私はエツァリの足手まといになっていた。 私を守りながらでなければ御坂美琴を助け出す事が出来たかもしれないのに。 そして、今も無力なままだ。 私も魔術師のはしくれだが、戦闘は得意ではない。 一人でロシアへ行っても邪魔になるだけかもしれない。 でも、じっとはしていられない。 それで……エツァリが唯一学園都市で信頼できる人間だと言っていた、あなたを頼る事を思いついた。 だが、エツァリの言葉をそのまま信じるわけにもいかない。 だから飼い猫に化けさせてもらって、一日あなたを見ていた。 そして、思った。 この人なら大丈夫だと。 エツァリの評価は間違ってはいないと。 関係ない人間を巻き込むのは申し訳ないと思っている。 だが、私には他にどうしようもできない。 頼む。エツァリを助けたい。 協力してほしい。 そこまで話し終え、ショチトルは口を閉じた。 では上条さんから感想を一言。 「何かシュール!」 上条としては断る理由はない。 役に立てるかどうかは分からないけど、と前置きした上で承諾すると、 ショチトルは安心したように小さく微笑んだ。 戦闘機は順調にロシアへ向かっている。 ■■■■救助リスト(抜粋)■■■■ ===学園都市=== 御坂勢力 御坂美琴 【誘拐:全身タイツ(ロシア成教?)】 妹達(学園都市組) 【解決済】 妹達(10033-14600) 【解決済:一方通行】 妹達(14601-20000) 【委託:一方通行】 白井黒子 【誘拐:全身タイツ】 初春飾利 【誘拐:全身タイツ】 佐天涙子 【誘拐:全身タイツ】 エツァリ 【誘拐:全身タイツ】 ショチトル 【解決済】
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/371.html
女子会をしましょう、と誰が言い出したのかは今となっては定かではない。 そしてその女子会がなぜかパジャマパーティーのような形式になったのについても、誰が発案者なのかは定かではない。 重要なのは、ベイラム勢の女性パイロットたちが一様にスヘルデの部屋にパジャマで集合していることだった。ベッドの面積が足りないので、部屋にクッションとシーツを敷いてほぼ全面を寝床にし、そこに五人の女性が思い思いに座っている。 「……それで、こういうのって何をするの?」 なぜかパイロットスーツ持参のスカマンドロスが言った。パジャマといったのに彼女は色気のないスポーツブラにボクサーパンツ姿だった。 女子会会場になぜか選ばれたスヘルデは面食らって「パジャマは?」と聞いたのだが、彼女はさらっと「これだけど」と言ってそのまま部屋に入ってきたのだった。 曰く、スクランブルがあってもこの格好ならすぐに出撃できる、とのことだった。それを聞いていたメタウロが首肯した後に首をひねって、そのまま何も言わずにまた首肯しだしたのは見ものだった。 「な、なにをするんだろうな」 無地のピンク色の毛布持参のアードは胡坐をかきながらなぜかもじもじしながら言った。灰色のもこもこしたパーカーにズボンという出で立ちはパッと見、面白みのない恰好だが、そのパーカーのフードには熊の耳を模した飾りがついている。なんとも可愛らしい。 持参の毛布も曰く「これがないと眠れねえ」という、子供のころから使っている代物だった。それを聞いていたメタウロはすごくにこにこと生き生きしていた。 「とりあえずー、女子会といえば恋バナじゃないかしら!」 長い脚をぺたんと折りたたんで座るササンドラは、両手を合わせながら笑顔で言った。彼女は暫定的に紺色のローブのようなものを纏っているが、それはスヘルデの袖付き毛布だ。 女子会会場になぜか選ばれたスヘルデが彼女を部屋に迎え入れた時はバスローブを着ていたのだが、面子が揃った途端に脚長お嬢様はローブを脱ぎ始めたのだ。下は何も着ていなかった。メタウロが「おやまあ」と言い、アードは赤面して飛び上がり、スカマンドロスは特に反応を見せず、対面のスヘルデは袖付き毛布を反射でぶん投げた。 なので、暫定的にササンドラは袖付き毛布を着込んだ状態になっている。 「恋バナする面子なの、これ」 体育座りしながらロバの縫い包みを抱くスヘルデは唇を尖らせながら言った。彼女は女子会の趣旨に忠実な星柄のネイビーブルーのパジャマを着ている。社内売店で自分のサイズが売っていないため私物だ。 ちなみに女子会会場が彼女の部屋に決まったのは、ササンドラとメタウロの下見によって五人の中で一番女子力が高い部屋をしているからだった。第二候補はササンドラの部屋だったが、部屋の一角に鎮座するガンロッカーが女子力ポイントの減点対象となったのだ。メタウロは自分の部屋はよくないよといった通り、部屋がちぐはぐのパズルのようだったため候補から外れている。 「良いね恋バナ。でも絶賛恋進行中って人はあんまりいなさそうだから、思い切って初体験が何歳だったかとかどうかな?」 足を後ろにぺったりと座り、黒のネグリジェを着込んだメタウロがにこにこと楽しそうに言った。スヘルデよりも小柄な彼女はもちろん社内売店でサイズが売っているわけもなく、彼女のネグリジェは友人からの貰い物を自分のサイズに切り詰めたものなのだそうだ。 女子会だからと初体験が何歳だったかという話題をぶっこんだ彼女だったが、他のメンツはそれを咎めるでもなくそれぞれ「うーん」と少し考えこみ始める。 「初体験……?」 アード以外は。 「私はハイスクールの時。……それ以外は忘れた。あまり楽しくなかった」 スヘルデがあっさりと言うと、アードは目を丸くした。 「お前、したの?」 「したけど、楽しくなかった」 「えぇ……マジか。マジか」 なぜだか顔を赤くして小さくなるアードに視線が集まる。 おやおやおや、とメタウロが悪戯小僧のような顔をしてアードの肩をがしっと掴む。 「アードさぁん、僕はアードさんのお話が聞きたいなぁ」 「ば、ばば、馬鹿野郎! アタシが話すことなんてなんもねえよ!!」 「何もないってことはつまり、今も〝ある〟ってことですかぁ?」 「そういう恥ずかしいことは言っちゃだめだろうが馬鹿野郎ぉ!!」 おもちゃを見つけたガキのような顔をするメタウロにアードが怒鳴り、 「あらあら。これは初々しくて美味しい反応ね」 ササンドラはササンドラであらあらまあまあとなぜか楽しげである。 一方のスヘルデとスカマンドロスは、さらっと開陳したエピソードで二人とも喋りあっている。 「私もスヘルデとだいたい同じね。それらしい経験は積んだけど、言われてるほどあまり楽しくなかったわ」 「なんというか……私はただ疲れるだけだった。いろいろ面倒だったし」 「別のことで体を動かしてた方が発散できるわよね」 「なによりスケジュール寄せなきゃいけないのが面倒くさい」 そうして、スヘルデとスカマンドロスが喋りあっている横では、変わらずメタウロがアードに飛びき、さらに追及をはじめ、 「あらあらぁ~」 そんなカオスな状態を眺めているササンドラはなぜか楽しげである。 この第一回女子会はメタウロの追及にアードは暴れ始め、スヘルデとスカマンドロスが銃器談議に花を咲かせ、ササンドラはスヘルデの後ろに回って頭を撫でながらカオスを眺め楽しんだ。 そしていざ寝ようとするとササンドラはおもむろに紺色の袖付き毛布を脱ぎ去ろうとしたので、スヘルデが飛び掛かってそれを阻止した。 第二回女子会が開かれるのかは、定かではない―――。 関連項目 スヘルデ スカマンドロス メタウロ アード ササンドラ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2673.html
諸君、私は主人公が嫌いだ。諸君、私は主人公が嫌いだ。諸君、私は主人公が大嫌いだ。 幼馴染がいる主人公が嫌いだ。許嫁がいる主人公が嫌いだ。教え子がいる主人公が嫌いだ。親戚がいる主人公が嫌いだ。 一目惚れされる主人公が嫌いだ。押し掛けられる主人公が嫌いだ。吊り橋効果を得る主人と公が嫌いだ。説教してフラグが立つ主人公が嫌いだ。バトルに勝ってフラグが立つ主人公が嫌いだ。 センターで。会場で。ショップで。電車で。街頭で。学校で。マックで。ガストで。デニーズで。デパ屋で。その日常で行われるありとあらゆるイチャツキが大嫌いだ。 正月を両親や親戚と過ごして「お前まだ彼女居ないの?」と言われた時など心が痛む。 バレンタインデーに「今日こそはきっと!」と思って臨んだのに一つもチョコを貰えず布団に入る時など胸が空く様な気持ちだった。 ツンデレな彼女がいる主人公が嫌いだ。ヤンデレな彼女がいる主人公はちょっと可哀想だからそっとして置こう。 必死に気を引こうとしているヒロインが恋心に気付かない朴念仁を何度も何度もアタックしている様など憎悪すら覚える。 ラッキースケベで見たり触れたりした主人公が殴られて生傷をつくる様などはもうたまらない。 普段は自分を卑下している主人公が可愛い女の子の前だと熱い台詞を言ったり無理難題をやってみせると言い切るのは最低だ。 複数のフラグを立てた主人公が「俺には一人だけなんて選べない!」とか言ってハーレムルートに突入する時など殺意すら覚える。 ゴールデンウィークを男だけで過ごすのが嫌いだ。 夏休みに行った海をカップルに占領され自分だけ場違いな気持ちになっていく様はとてもとても悲しいものだ。 クリスマスイブを男だけで過ごすのが嫌いだ。 クリスマスソングに追い回されて虫けらのように心を殺して回るのは屈辱の極みだ。 諸君、私は主人公を、モテる主人公を憎んでいる。諸君、私に付き従う非モテ脇役諸君。君達は一体何を望んでいる? 新たなモゲロを目指すか? 情け容赦の無い糞の様な爆破を望むか? 極悪非道の限りを尽くし女にモテる主人公を殺す嵐の様な下剋上を望むか? 「リア充爆破!」「リア充爆破!」「リア充爆破!」 我々は満身の力を込めて今まさに引き裂かんとする悪役だ。 だがこの暗い部屋の隅で自分の年齢分耐え続けてきた我々にエロゲーやエロ本などではもはや足りない!一心不乱の八つ当たり(神姫バトル)を! 奴等は主人公補正で勝ち取ってきたに過ぎない。だが諸君は十年当然の古強者だと私は信仰している。ならば我等は諸君と私で総兵力一万人と一人の兵団となる。 我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている主人公を叩き起こそう。髪の毛を掴んで引き摺り降ろし目を開けさせて思い出させよう。 主人公に敗北の味を思い出させてやる。主人公に我々のモゲロの声を思い出させてやる。脇役とモブキャラの間には奴等の哲学では思いもよらない扱いがあることを思い出させてやる。 一千人の非モテ武装紳士の戦闘団で世界を燃やし尽くしてやる。 「孤独の脇役大隊指揮官より全部武装紳士へ。」 目標、神姫センターのドアの前! 全ての主人公に敗北を。征くぞ、諸君。 …。 …。 …。 黒「うわああああああああああああ聞いてくれイシュタル!」 イ「聞くも何も私は君の馬鹿げた戦争とやらに付き合わされているわけだが。」 黒「主人公(アイツラ)!主人公ひでぇよ! こっちは主人公が独りになる時間を見計らって襲撃掛けたのに仲間が揃い踏みしてやがった!」 イ「私達の中に主人公の友人が何人か居てそこから情報が漏れたのかもしれないな。」 黒「スパイ送り込むとか主人公がやることかよ!卑怯だよ!」 イ「奇襲し掛けた私達が卑怯を咎める資格は無いだろう。」 黒「女とか一部神姫にいたっては神姫バトル無視してダイレクトアタック仕掛けてくるし!」 イ「向こうからしてみれば不審者に襲われたのと同然だし当然だな。私だってそーする。」 黒「最後には異名持ちクラス複数がよってたかって攻撃してきたし!」 イ「流石に私でもあの強さをあの数は無理だったが、いい経験になった。」 黒「しかも何だよ、何であいつらあんなに即席で連携作るのが上手いんだよ!こっちなんて連携一つ出来なかったのに!」 イ「コミュニケーション能力の有無だろ。それで君は私に泣きついて一体何をして欲しいだ?」 黒「慰めて。」 イ「だが断る。」 黒「イシュタルが!慰めるまで!泣くのを!止めない!」 イ「勝手に泣いていろ。近所迷惑で怒られるのは君だからな。じゃ私は夕食を作るから。」 黒「うわあああああああああああ。」 イ「あ、そうそう。食費を電車代として使ってしまったし、しばらく肉は食えないぞ。」 黒「うわああああああああ。」 黒「うわあああああ。」 黒「うわああ。」 黒「…。」 黒「ごめんなさいもう泣きませんし励ましの言葉も乞いません。今日の神姫バトルのデータも私一人で纏めますから出来る限り美味しく栄養バランスの採れる夕食をお願いします。」 イ「ふん、やはり嘘泣きか。いいだろう、手段はどうあれ数多くの異名持ちと戦えいい経験になったのは確かだ。その辺りで許そう。」 黒「イシュタル様マジ女神!」 イ「…。」 黒「ギャァー!アツアツのモヤシが僕の口にー!」 イ「後はその五月蠅い口を今日一日閉じている事が条件だな。」 黒「はい…すいません…。」