約 1,001,432 件
https://w.atwiki.jp/elusion/pages/173.html
「英雄だって、結局は人殺しさ」 “白金の吸血鬼” 身長 1.74[meter] とある生命が禁忌を起こし境を踏み越えこの世界にやってきた。その際に記憶や名前、彼女を色取る全ての物が抜け落ちてしまった。世界が鮮明に見えた。自分に無い物がそこにあった。全てに飢えていた。それは既に悟っていたが貪る事を止めなかった。だが幾ら求めても、欲しても。彼女の色は見つからない。やがて気付いたのだ。ならば全て無くしてしまおうと。 体重 45.2[Kg] 移動力 夜風の如く 目的 『学園』への復讐 過去 記憶に無い 種族 <英雄>アヴェスター 所謂「アルビノ」とも言われる白皮症の姿をした人間。左手と双眸を除き全てが白一色で纏められた姿をしている。 三年以前の記憶がなく、物心付いた時にはとある盲目の剣士と旅をしていた。 多くの時間を共有する中で剣士とは信頼関係を築き上げ何時しか子弟にも近い関係にもなり、彼女の得意としていた「居合」の手ほどきも受けていた。 旅の途中で立ち寄った【永遠に雨の降らない大地】にて、剣士の『常に雨が降り続ける力』によって手厚い歓迎を受けて長くとどまる事になる。 が、その際に彼女の真の目的――豪雨にて人を枯らし、この地に眠る宝を手に入れる――を知ってしまい決別し、彼女を殺してしまった。 気付けば、一年が経っていた。 行く先も無くなった所に、黒衣の少女から渡された一つの手紙。 身寄りもなく途方にも暮れていた時期に届いたその手紙の内容は『学園』と称される魔術・異能力研究で盛んな巨大教育機関への転入を促す物。 訝しげはしたが他にアテもなかった為に深い事は考えず縋る様に学園での生活を始める事にした。 が、魔力を扱う術も能力も無かった人間にとって、そういった方面で著名だった学園での生活は苦しい物であった。 非凡な物が集まる中、唯一、凡その物でその特異な外見の事もあり追いやられる生活を強いられるようになってしまう。 しかし、ふとした拍子に能力を発動させたその瞬間から、同じ学生からは畏怖の対象となり別の意味で距離を置かれてしまうようになった。 実はこの能力は学園の地下研究所に連れ込まれて研究と称して無理矢理埋め込まれた物で、研究所側は記憶操作を施して証拠隠滅するつもりだったが、それに従う振りをして能力無効の力を発動させていた為に、地下の記憶を持ったまま解放される。 その悪事を咎める為に水面下で仲間を集い、最終的には学園生徒の三分の一もが参加した逃亡テロ『大脱走』を成功させ、同作戦の同志からは<英雄>と呼ばれ学園からは『学園の落とし後』と呼ばれ抹殺対象に指定され、今も追われる身である。 再びアテを無くし放浪を始めようと言う時、一年越しに黒衣の少女との再会を果たす。 促されるままに異能都市へと脚を伸ばし、元より自らの持ち物だったらしい館にて隠居生活を行っている様だ―――――。 ・武装 【天嵐】トランヴェルス 「トランヴェルス……さぁ、行こうか」白銀の翼を持つ、巨大な鷹。シリーズの内で始めに造られた一作目だが、ブラックボックスが数多く、他の作品を凌駕するパワーを持つ。大きさ相応の力で彼女を持ち運ぶ姿が見られ、稀に背中に乗せて運ぶ事もあるようだ。シリーズ内では未だ別形態の姿を見せず、覚醒は非常に遅いと言えるだろう。 楽獣機「トランヴェルス」――The・Lightning 詳細不明。 ・能力 <英雄>:居合蹴り ポリシーからか戦闘用の武装を一切持たず、能力も攻撃用では無い為に、戦闘手段は肉弾戦に限られている上に、自らへの枷として攻撃方法を蹴りに限定している。ただし、肉弾戦では数多の死線で培った感と読みの技術を駆使して回避と差し込みのカウンターを一体化させた戦法をとり、その技術は非常に高いレベルに育っている。特に、足技の技術は凄まじく、蹴りだけでなく物体を蹴りだしての攻撃も行うほか、嘗て教わった居合を自己流にアレンジした居合蹴りは本物にも劣らない切れ味を誇る。 <英雄>:【無幻帯】 『半径2m以内の能力を無効化することが出来る能力』。能力のみならず、魔法等の『普遍的な物』も全てシャットアウトさせるが、魔法や能力を介して発生した間接的な攻撃には効果を持たない。また、半径2mの圏内に能力者がいる場合強制的に効果を終了させ、さらに範囲内に居る間は一切の能力・魔法等の発動が不可能になる。 HIGH EVOLVE:【無限色の幻】 詳細不明。
https://w.atwiki.jp/otmgstory/pages/91.html
668 ビタミンX 仙道清春 ◆l1l6Ur354A 2007/05/04(金) 22 30 40 ID ??? [692回発言] 仙道清春は天才的なバスケの才能を持ちながら イタズラと嫌がらせが生きがいという、B6の中でも屈指の問題児。 クラスXの担任が次々と辞めたのも、大半が清春が原因によるもの。 主人公も例外ではなく、何度も騙されたりイタズラされるが めげずに彼に補習を受けさせようと奮闘する。 そんなある日、他の生徒の進路相談より 自分との補習を優先しなかったことに腹を立てわがままを言う清春を B6のひとりである悟朗が咎めるという出来事が起こる。 この日を境に、清春は変わり始め、 いつもの問題児ぶりは鳴りを潜めて大人しく真面目に補習を受けるようになる。 そして事件は起きた。 いつものようにふたりで補習をしていると、清春が主人公に告白してきたのだ。 清春の真剣な言葉と、元々イケメンに弱い主人公は 内心パニくるが、次第に何かが変だと気づき、 清春が告白シーンを隠し撮りして、それをバスケ仲間がいる場所に中継して 笑いものにするためだったことが判明する。 清春が真面目に補習に出るようになったことも演技であり、 主人公を上手く騙すための行動に過ぎなかった。 だが、キレた主人公の反応を見た清春は面白いと喜び 主人公はある意味、認められる(?)ようになる。 その後も清春は相変わらずの調子で、チャンスがあれば主人公を騙す状態だったが、 中傷された主人公を庇ったり、受験よりも主人公の看病を優先したり(嘘オチだけど) 好意があるようないような。 そして、卒業式の日、清春に告白された主人公はOKしてカップルになるが ここでも告白シーンをこっそり隠し撮りし 理由を問い詰める主人公に対して悪びれるわけでもなく、あっさり「趣味」と答えるなど 最後まで清春は清春だった。本編終わり。 ED1 大学生になった後も、高校に遊びに来ては騒ぎを起こしている清春。 あるとき、大勢の生徒の前で主人公にチューしてこいつに手を出すなよ宣伝をする。 主人公は今まで隠してたのに!と怒りつつも、本当は嬉しいんだろという清春の言葉に否定できない。 ED2 スマン。忘れた。 清春がNBAにいって、どこまでやれるか試してみるぜ と主人公に決意を話す内容だったと思う。 ED3 恋愛なし。 大学生になった後も、高校に遊びに来ては騒ぎを起こしている清春。 しかし、年齢不詳な数学教師衣笠によって捕獲され、身動きが取れなくなる。 学園の悪魔と呼ばれた清春も、衣笠には敵わない…そんなオチ。 669 名無しって呼んでいいか? 2007/05/04(金) 22 36 10 ID ??? [692回発言] 668 ひでえ男だな 逆に笑いものにする選択肢はないの? 670 ◆l1l6Ur354A 2007/05/04(金) 22 40 57 ID ??? [692回発言] 669 ないかな? おまけシナリオはやってないから知らないが。 671 名無しって呼んでいいか? 2007/05/05(土) 20 11 11 ID ??? [692回発言] ビタミンXはレイプ未遂やら隠し撮りって あとはどんな犯罪まがいがあるんだよ 672 名無しって呼んでいいか? 2007/05/05(土) 23 06 54 ID ??? [692回発言] 殺人未遂 673 名無しって呼んでいいか? 2007/05/06(日) 22 15 40 ID ??? [692回発言] 666 真相ED 別にエグくはない。 お姉さんの死に方がエグいという意味かも? (といってもやっぱりエグいってほどではないと思うけど。 主人公の目の前で、主人公を庇って死んだというだけで) 女王 正規女王ルートは友情ED。 「女でもいける」という発言はあるものの、女王ルートで百合展開はない。 ただし、薔薇園EDで百合展開あり。 674 666 2007/05/09(水) 11 03 56 ID ??? [692回発言] 673 教えてくれてありがと 前にチラ裏かEDスレかで精神的にくる、って聞いて どんなもんかと思ってたんだ 正直あのゲームの男より女王さんのが気になるなw 百合あるとのことなんで時間できたらプレイしてみるよ 本当にありがとう 675 名無しって呼んでいいか? 2007/05/09(水) 23 33 24 ID ??? [692回発言] 673 嘘教えてやるな 真相で主人公庇って死んだなんて展開ないよ 家出たいって話をしたら病気発覚→病状悪化であぼーんって話だ 姉さんの死に方は別にエグかないと思うぞ
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/5414.html
「」 【名前】 アグダロス 【読み方】 あぐだろす 【声】 吉田メタル 【登場作品】 Vシネクスト テン・ゴーカイジャー 【所属】 バクート海賊団 【分類】 宇宙海賊? 【強化改造】 不明 【特殊任務】 不明 【モチーフ】 ドラックス・ザ・デストロイヤー 【名前の由来】 堀内恒夫の異名「悪太郎」 【詳細】 バクート海賊団のメンバーの一人。 目をつけた星の人間になりすまして潜り込み、侵略を進め129の星を滅ぼしてきた宇宙海賊バクート海賊団のメンバーでバッドリーの側近のようなポジションにいる。 バッドリーとレムら共に地球人に擬態し、スーパー戦隊ダービーコロッセオの運営陣に潜り込んで活動していた。 地球人としては「堀内」を名乗る筋骨隆々の男性で活動し、国防大臣を始めとしたダービーコロッセオ運営陣のボディガードのような立ち位置にいるらしい。 バッドリーが化けた「服部」を名乗る男性と、レムが化けた「綾小路」を名乗る秘書風の女性と共に、レンジャーキーを「戦力」として使おうと企む国防大臣を唆し、すべてのレンジャーキーを一つに集めようとしていた。 本来の姿は人間態とさほど変わらず、青白い肌を持つ筋肉質な体型のヒューマノイドタイプの宇宙人。 武器として身の丈ほども在る棍棒を振り回すパワーファイターであり、その力は人間態であっても発揮される。 しかしこれといった異能のようなものは持たず遠距離戦には対応できない。 また地球人として活動しているときはセーブしているのか、規格外の怪力を発揮しているような場面はない。 地球人として潜伏し、ルカに捕縛され連行されてきたマーベラスを確保。 服部に取引を持ちかけられたマーベラスが実体化した戦隊ヒーロー100人との勝ち抜き式バトルを繰り広げる中、レムが伊狩鎧との最終戦に横槍を入れるという八百長で彼を敗北扱いにしてしまう。 しかしそこへアイムがやってきてマーベラスを連れて逃走してしまい、その後綾小路がスーパー戦隊実体化システムを勝手に使用し彼らへ追手として差し向けたことを咎める伊狩鎧と丹羽野を投獄、そしてこれまで地球で確認されていなかったドン・ドッゴイヤーを痛めつけることで彼から残りのレンジャーキーの所在を聞き出そうと暴力を奮っていた。 だがその場面を乱入してきたルカがYouTuberばりの動画撮影により衆目に晒してしまい、さらにはハカセの仕込みで国防大臣の野望を語る場面も密かに盗聴されていたことでダービーコロッセオ運営自体の信頼が失墜。 そしてさらにそこへやってきたアイムがキラメイジャーに登場するクリスタリアに向いクリスタリア宝路から手に入れた「ベリタスの楯」を使い、その光を浴びたことでバッドリーとレム諸共異星人である正体が公に晒されてしまった(最も彼は服装と肌の色くらいで対して変化していないのだが)。 正体がバレても作らせたスーパー戦隊実体化システムさえ手に入れば戦力として十分と考えていたようだが、全てはガレオンを沈めたバッドリーらに対する「お礼参り」を画策していたマーベラス達の手の上。 6人全員が揃ったゴーカイジャーの怒涛の反撃を受けることになり、自身は騙されていたことに激怒する鎧と先程まで嬲られていたハカセと戦うことに。 巨大な棍棒を振り回して二人を圧倒するもジョーが持っていたゴーカイガレオンが残した宝石が、「ゴーカイガレオンの大いなる力」であるゴーカイガレオンキーへと変化し、その力を受けてハカセがクロスアーマーモードへパワーアップ。 さらにゴーカイシルバー ゴールドモードとなった鎧によるゴーカイスピアの投擲をハカセの砲撃で後押しするコンビネーションアタックを受け敗北、爆散した。 【余談】 演じたのは吉田メタル氏。 仮面ライダー鎧武/ガイムにて凰蓮・ピエール・アルフォンゾ/仮面ライダーブラーボ役として出演し、スキンヘッドでオネエ口調の元軍人パティシェという強烈なキャラクターで人気を博した。 ほぼコスプレのような変化しかしていないが、吉田メタル氏の肉体美もあってバッドリーとレムを差し置いて彼が一番印象深いという意見も見られる。 何よりほぼ生身にしか見えないながらも、終始鎧とハカセの両名を圧倒しており、非常に強かった。 名前の由来は野球選手の堀内恒夫の異名である悪太郎から。 演者にメイクを施す手法となったのは、プロデューサーを努めた望月氏がガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにて、デイヴ・バウティスタが演じたドラックス・ザ・デストロイヤーをイメージしていたため。 正体を表した後彼が武器としていた金棒は恐らくミミヒコ/シルバラが所持していた金棒の流用。
https://w.atwiki.jp/wiki4_ameagari/pages/20.html
悠久の果てまでも ハーヴェイは一人、小高い丘に生えた大樹に背をもたれ、星を舞う空を眺めていた。 ……追い続け、探し続け、幾星霜を重ねただろう。 当て所無く、当て所無く、ただ彷徨い続け、求め続けた。 果てしなき放浪。 何の当ても無く、しかし、ただ求めた。求めずにはいられなかった。 だが、ついぞ探し出せず、年月を経る毎、彼の心は擦り切れて行った。 人には寿命がある。 その身は何時か朽ちる時が来る。 だが、もし、その身が滅びぬならばどうだろう。 永遠なる生。 ――それでも。 その心にも寿命があるのかも知れない。 人の心は、その体の寿命を越えて生きるようには作られていないのかも知れない。 彼の心がその動きを止めてから、どれ程の月日が流れただろう。 朝靄に煙る日の出も、風に揺れる木々のざわめきも、波の運ぶ潮騒も、響き渡るような歌も。 ……彼の心に届く事を忘れて久しかった。 何を感じる事も無く、ただ、遥か昔の想いのままに彷徨う亡霊に過ぎなかった。 天空で出会った一人の娘。 己でも解らぬままに、彼の心は止めていた鼓動を再び打ち始めたかのように動き出していた。放っておく事ができなかった。娘が姿を消す度、追わずにはいられなかった。 戸惑いの中で見た、その娘の瞳。 ――ただ、真っ直ぐな瞳。 それが、彼の心に息吹を吹き込んだものだった。 そう、忘れえぬ…… ハーヴェイは、そっと目を閉じた。 ――遥かなる時の彼方。 まだ、神々がその姿を地上に現していた頃。 その男は、女神フレイアに仕える娘と恋に落ちた。 共に時を過ごし、言葉を重ね、触れ合い、その仲を深めて行った。 やがて、彼はその娘を妻とするべくフレイアに申し入れた。 だが、フレイアは娘がその許を離れる事を許さなかった。 諦めず、幾度か彼は女神の許に出向いて申し入れた。 しかし、フレイアの答えは変わらなかった。 失意の中、それでも諦める事の出来ぬ彼に近寄る者があった。 ――邪悪にして気紛れなる神、ロキ。 ロキは彼に言ったのだ。 女神イドゥンの管理する黄金の林檎を盗み出す事が出来たならば、娘を彼の妻と出来るよう力を貸してやろう、と。 彼は迷いながらもロキの言葉を信じ、イドゥンの許へと忍び込んだ。 辺りを見計らい、その木の下に辿り着く。そして、その実を手にした。 神々がその若々しさを保つために食するというその林檎を。 そして、立ち去ろうとする彼を、しかし、見咎める者が居た。 それは、女神フレイアであった。 彼は知らずにいた。 フレイアがここを訪れる事を、ロキは知っていた事を。 フレイアは彼に何故に黄金の林檎を欲したのかと問うた。 観念し全てを告げた彼に、フレイアはその咎への罰を言い渡した。 ひとつ。彼を放逐する事。 ひとつ。娘を放逐する事。 ひとつ。彼と娘に終わらぬ命を与える事。 ひとつ。娘の記憶を消し去る事。 フレイアの告げたその罰を聞き、疑問に思った彼は聞いた。 終わらぬ命は罰となるのか、と。 それは身を持って知る事となるでしょう――フレイアは彼にそう答えた。 それが、放浪の始まりだった ……そして、幾星霜。 当て所無く、ただ、求め続け、探し続けた。 果てしなき放浪の中、時は彼の心を磨り減らして行った。 そう、彼は終わらぬ生の意味を正しく身を持って知って行った。 だが――ついに巡り会ったのだった。 果てしなく捜し求めた、その真っ直ぐな瞳の娘に。 ――女神フレイアは言った。 お前に黄金の林檎を与えましょう。娘を探し出しそれを与えた時にこそ、お前の罪を許しましょう、と。 再び巡り会った娘は、しかし、林檎を口にする事を選ばなかった。 彼は、しかし、それでも良かった。 とうに息絶えていたと思えていた彼の心に、年経た亡霊であっただけの彼に息吹を吹き込んだのは、遠い思い出ではなく、此処にこうしてあるこの娘だったのだから。 思い出の中の姿ではなく、彼は辿り着いた。 だから、娘が――その心が何処にあろうとも、彼は己の心を娘の元に置くだろう。 これからも終わらぬ生を過ごすとしても。 彼はその想いを、その温もりを、その真っ直ぐな瞳を胸に抱えて行くならば……それはきっと、もう彼の心を凍らせる事は無いだろう。 彼は待つだろう。 いつでも、いつまででも。 その心を娘の傍らに置くだろう。 終わらぬ生のその果てまででさえも。
https://w.atwiki.jp/wiki6_680/pages/68.html
DISTANCE~千歳~ それは神田が千歳基地についた日の昼過ぎの事だった。 神田の任務は司令をファントムで千歳基地に送り届けて、そして3日後にまた百里に連れて帰る事だった。なぜファントムなのかと言うと、その千歳への行程がそのまま司令の年次飛行の時間消化に当てられているという無茶苦茶な計画によるもので、つまり千歳にいる3日間、神田は特にする事もなくフリーなのだ。 朝イチで百里を発って千歳についたので、基地の見学も午前中にしてしまってたし、民航のターミナルに行って忘れないうちにと早々と栗原と飛行隊への土産も買った。 そして、もう既に退屈しはじめていた。 さすがにこの時間からすすき野の繰り出すのも気が咎める。同期や知り合いがこの基地に居なくもないが、みんな仕事中だ。遊んでくれる相手もいなかった。 仕方なく、宿舎に割り当てられた幹部隊舎の一室で昼間からゴロゴロとしている。 普段は外来用に誰も使っていない部屋だから、そこにはベッドとロッカー以外何もなかった。テレビすら娯楽室まで行かないと見られない不便さだ。二人部屋だが、申し訳程度の間仕切りで仕切られた隣のベッドも誰か他の宿泊者が来るという様子もない。 「ヒマだぁ~~~~~。」 と神田が大きな声で言ったその瞬間だった。 ジリジリジリジリジリ と、廊下の方で内線電話の鳴る音が聞こえた。 このフロアには神田の他に人が居ないのか、誰も電話に出る様子がない。 「・・・なんだ、誰も出ないのかよ。」 仕方なく、神田は起きて行って電話に出る。もしかしたら自分宛の電話かもしれなかった。 予感は的中で、神田が電話に出ると、 『神田2尉ですか?部隊からお電話です。このままお繋ぎします。』 と電話口の誰かがそう言って、内線の呼び出し音の後、聞きなれた声が神田の耳に届いたのだった。 『よお、神さん。何やってた?』 声の主は栗原で、幾分からかうような響きがあった。おそらく神田がそうやって限りなくヒマしてることを予想してかけてきているのだろう。 「・・・何も・・・。退屈で死にそうだよ、栗ぃ~。」 そうやって神田が泣きつくと、電話の向こうでクスクスと笑う声がした。 「笑うなよ、ホントする事ねぇんだぞ?5時まで外にも出れねぇしよ。」 『だって、おっかしいんだもん。ヒマなら寝てればいいのに。夜遊びに備えてさ。それかテレビでも見てれば?』 「テレビもねーんだもんよ、この部屋。千歳のBOQもひでぇもんだ。」 『おまけに日当たり悪くて、廊下はギシギシ言って、食堂まで遠いだろ?』 「あれ、何で知ってんの?」 『だって、俺そこに住んでたもん。』 と、そこまで話していて、ようやく神田は栗原が以前千歳の所属だったことを思い出したのだった。どうりでやけに土産のこととかターミナルの場所だとか詳しい筈だ。 「ひっでぇ、何もないって知ってんなら、そうと教えてくれりゃあいいのによ。」 『だって面白くないじゃん?まぁ、寂しくなったら電話して来いよ。1600でこっちもフライト終了だからさ。』 「・・・・・・。」 『おい、こら神田。電話で黙り込むな。』 「栗・・・、訓練がてらこっちに飛んで来たりしない?」 『・・・アホか。新人のお守りしながらそんなマネできるか。それに・・・。』 「それに?何だよ。」 『俺が千歳なんかに行った日にゃ、塩まかれて追っ払われるのが関の山。』 アハハハと笑ってそう言った後、栗原は、 『まぁ、ゆっくりして来いよ。夜にはたんまり遊べるんだろうからさ。』 そう告げて受話器をおいたようで、神田の耳元にはツーツーという発信音だけが響いていた。 そんな電話があったから、神田は栗原が気になって仕方なくなっていた。 別に、会いたくてたまらない、だとか恋焦がれて眠れないとかそういった意味ではなくて。栗原は千歳でいったい何をやらかしたんだろうと。 もしくはどんな生活をしてたのか、とか。誰とどんな会話をしていたのだろう、とか。そんな些細なことが気になり始める。 伊達と一緒だったのは知っているが、伊達も栗原も決して千歳時代のことを語ろうとはしなかった。別に何かを隠している様子でもないのだが、それとも他だ単に思い出したくないだけなのだろうか。 この幹部隊舎だって二人部屋なのだ。栗原がここに住んでいたというのなら誰が隣のベッドに寝ていたというのだろう。 受話器をおいて、また部屋に戻ってベッドにゴロリと横になってそんな事を考えているうちに神田はウトウトし始め、そしていつしか深い眠りに落ちていたのだった。
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/2007.html
(投稿者 Cet) 「ようやくお出ましか、シーア」 黒髪の女性は、その席次において玉座と呼ばれて相違ないであろう椅子に、腰掛けている。女性は薄暗く、そしてある程度の広さのある部屋で彼女を待ち受けていた。 部屋には黒髪の女性の他に、幾人もの人間――中には、明らかに獣の容貌の交じり合った獣人の姿も見られる――がいた。彼らは意匠の程度に差こそあれ、それぞれが豪奢な椅子に腰掛けている。 彼女が歩く度に、長く伸びた髪の先が地面を擦った。 さら、さら、と微細な音が部屋に響く度に、黒髪の女性が表情を引き攣らせた。余程に不快なものとしてその音は彼女に響くらしい。 「シーア」 咎めるような声に応えて、少女は笑みを浮かべる。 そして、丁度円卓となっているその並んだ椅子の、黒髪の女性に対となる位置に少女は腰掛ける。女性が咳払いを一つする。 「エントリヒが動いている」 開口一番に、彼女はそう言った。 少女は無表情に、その発言の様子を眺めている。 「クロッセルにおける諸国に次々と特使を送り、便宜を立てているとの情報が入っている。その内容は諸君らも知っての通り、諸国におけるこのベーエルデー連邦への態度を改めよというものだ。 エントリヒの国力には一目も二目も置かねばならぬ点がある。 したがって、状況は芳しくない」 女性がそこまで言ったところで、暗がりの部屋に沈黙が降りた。 重い、重い沈黙だった。 その部屋の円卓で腰掛ける全ての人間・獣人は、揃って顔を俯け、そして何かに耐えかねているように苦痛な表情を浮かべている。重く深い沈黙だった。 しかし、玉座に腰掛けていた女性の表情に、何やら怪訝そうな色が浮かんだ。 その表情に気付いたその他の人物も、すぐにこの空間を取り巻いている何者かの気配に勘付いていた。笑いだった。 くつくつ、と、静かに何者かが笑っていた。そしてその笑いは、確かにこの円卓に付く十余名の人間の内の誰かから、生じていた。言うまでもなく長い長い黒髪の少女の口から漏れ出ているものだった。それはそれは楽しそうに、あたかも愉悦の前に笑みを堪え切れないかのように、少女は喉から笑いを絞り出していた。 対となる席に座る、黒髪の女性が腰を浮かしていた。 「何がおかしい」 それに対して、少女は目尻に涙をすら浮かべている。少女は口を開いた。 「我々は今、何を語ろうとしているのかな」 女性の動きがぴくりと止まる。 それを見届けるように、一つ間を置いて、少女が言葉を継いだ。 「我々は今、きっと、これから一体どうするべきか? ということに関して話し合いをしようとしていたのだろう。それは私にも分かる。 しかしね、同時に分かり切っていることでもあるんだ。そんなことは、話し合いの余地なく、どうしようもないってことがね。 エントリヒは戦争を望んでいる。そして、我々にそれを止めることはできない」 少女はそう言った。至極穏やかにも取れる笑みを浮かべながらに、言い切った。 女性は真顔だった。その活き活きとした笑みを、活動的で積極的で、ある種の意志に満ちた笑みを見て、曰く言い難い表情を浮かべている。彼女は円卓の上に載せた掌を、一度ぎゅっと強く握りしめた。 しかし、すぐに目を伏せて溜息を吐く。 「確かにその通りだ。エントリヒは戦争を望んでいる、何故なら、それは我々の国の持っている可能性があまりに危険に過ぎるからだ」 「MAIDを主体とした軍拡……現存する戦闘機よりも遥かに優越した移動距離・兵站能力・攻撃能力。スパイとしての潜入能力。 それらの能力を考えれば、戦術的――否、戦略的な側面においても、いかにMAIDが優れた戦力であるかは明らかなことだね。 言うまでもないことだけど」 黒い髪の少女はくすくすと、邪気の無い笑みを覗かせていた。女性は依然厳しげな表情のまま、少女の顔を見つめている。やがて女性はもう一度息を吐いた。 「我々が取れる手段は何だ?」 少女は笑い声を漏らすのを止め、目元を依然細めたままに女性へと視線を返した。そしてじっくりと女性の表情を観察するかのように視線を留め、それから口を開く。 「無論、それに受けて立つことだ。それまでに準備を整えることだ。国家間の緊密さを増すことだ。エントリヒの影響力を削ぐということをクロッセル諸国に持ちかけ、それに同意を貰う」 「……カラヤ老が健体であった頃ならともかく、我々にそれができるだろうか」 女性は顔を歪める。それは、この場に少女が現れてから、初めて見せた感情の疲弊であった。 少女は、その疲弊の色を難なく見て取る。しかし、目元に残されていた微かな笑みを、そっとどこかへと仕舞ったという以外に、女性の所作に関する反応を見せることはない。 「やるしかない。決まりきったことだからね」 そうやって、不敵な。しかしどこか人を全幅の信頼へと誘うような、落ち着いた笑みを浮かべたのであった。
https://w.atwiki.jp/gava92/pages/29.html
▲7六金型+▲7七桂型の攻防 散々もったいぶったが、ついに本格的に講座を始めさせてもらう。 先ほど述べた通り、GAVA角には大まかに2つの狙いがある。 そのうちの1つが、この8筋逆襲型である。 この場合の2八の角は、後手の△6三銀と釘付けにしている事に意味がある。 その意味は手順を追って説明しよう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (gava1.jpg) 基本図からの指し手 △3二玉 ▲7六金 △4二金 ▲6八銀 △4四歩 ▲7七桂(第1図) まず▲7六金と上がり、金を使いやすくする。 この形でも、後手の飛車先をキッチリ守っている事に注目して欲しい。 GAVA角で注目して欲しい手が、この▲6八銀。 この銀は手待ちの将棋になった時などに、▲6六歩~▲6七銀と足場を固める意味もある。 そして、一番の意味は8筋逆襲型は次に▲8五金と出るのだが。 ここで銀が7九にいると、後手に△7六角(参考1図)という切り返しが生じる。 この筋はよく生じるので、▲6八銀と上がっておくのは絶対手だ。 後手は有効な手がないので、ゆっくりと駒組みを進める。 第1図からの指し手 △5二金上 ▲8五金 △4三金右(第2図) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (gavas5.jpg) 囲いを固める後手に対し、先手はついに動き出す。 ▲8五金と1歩掠め取るのが第一歩。 ここで1歩手持ちにするのは非常に大きい。 将来6筋の攻めを絡めて、▲6四歩と打つなどの手が生じる。 しかし、後手にはこれを咎める手段はない。 ▲8六金 △9四歩 ▲9六歩 △2二玉 ▲8八飛 △3二金 ▲7六金 △5四歩 ▲8六歩 △1二香 ▲8五歩(第3図) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (gava7.jpg) 一気に長手数を進めたが、基本的に一本道。 先手は一旦▲8六金と金を引く。この金の転換が遅いようで早い。 後手は手がないので△9四歩と端歩を突く。 △9三桂の受けが生じると不味いので、こちらも▲9六歩と突き返して問題ない。 そして先手は▲8八飛と逆襲を明らかにする。 ここで先に▲7六金は、△8七飛成で一瞬で終わる。 ▲8八飛の後に▲7六金とし、準備は整った。 後は何も考えずに飛車先を伸ばせばよい。 後手は手足も出ない。 後手が△2二玉の所 △5四金と出る手があるが、以下。 ▲8八飛 △4五金 ▲7六金 △3六金 ▲8六歩 △8三歩 ▲8五歩(参考2図) と進んで問題ない。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (gavas6.jpg) 3八の金が予想以上に角頭を守っているのがわかるだろう。 次に△5四角と打っても、▲6六金 △2七金 ▲4六角程度で問題ない。 △4五歩には▲5五角だ。 第3図以下の指し手 △7二銀 ▲6四角(第4図) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (gavas8.jpg) 後手は△7二銀とする以外に、受けがない。 △7二角には、▲8四歩と突けば十分だろう。 以下▲6六歩~▲6五歩~▲6四歩を狙えば良い。 ▲6四角と出た局面は、次の▲8四歩や▲7四歩があり先手優勢だろう。 第4図以下△6三銀には▲2八角で問題ない。 GAVA角の8筋逆襲型はこれで終了する。 一例しか挙げていないようだが、指しているGAVA自体がヘボなのでこれ以上ボロは出したくないのが本音。 この8筋逆襲型を見て、少し細いような気がする。 と思った方は、下の図の▲7六金型+▲6六歩型+▲6七銀型で8筋逆襲を指してみるのも良い。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (gavas2.jpg) ここから▲7七桂の一手で準備が整う。 ※現在では上の図の▲7六金型+▲6六歩型+▲6七銀型から▲7七桂を跳ねて8筋逆襲を狙う指し方が本流となっている。 ほんの一例なので、もっといい手順がある。と思った人はどんどん付け足して行って欲しい。
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/1828.html
墓場の虫は三途を謳う 【零幕予告】 成神40年 継見の国 身を切るような後悔があった。 心を焦がすような怒りがあった。 ささやかな同情があり、言葉にできぬ不安があった。 想いの残滓は偶然と、悪意と、過ちに手繰られて 修羅道にも行けぬ、屍者の列を象るだろう 天羅万象・零 墓場の虫は三途を謳う 零幕 「過去を喰らい、蟲は生まれる」 ☆各幕タイトル 零幕 「過去を喰らい、蟲は生まれる」 一幕 「邂逅」 二幕 「陸奥の詩姫」 三幕 「夢都の屍姫」 ☆宿命シート PC1 <感情:詩姫 への 後悔> (御家人、負け犬など) 君には守るべき地と、姫があった。その地の名は継見。姫の名は詩姫。 姫は国を守るためにヨロイを駆り、そして戦乱の中、ヨロイ狩りの手にかかった。 ヨロイを喪った国は滅び、君はそれを後悔しながら余生を過ごしている。 そんなある日、君は姫とともに埋葬したはずの、彼女のヨロイが目撃されたとの噂を耳にした。 PC2 <感情:嫦娥 への 憎悪> (負け犬、蟲使いなど) 君には命を賭して倒さなければならない敵がいる。その名は嫦娥。 月の神の名を騙る、神宮家崩れなどとすら噂される、凄腕の蟲使い。 奴は君から大切なものを奪っていった。その報いを与えねばならない。 ※奪われたものは応相談 PC3 <目的:国の異変 を 調査する> (宮仕え、天下人、剣士、巫女など) 屍人が領内をうろついている。死んだはずの者が、ヨロイが、活動している。 旧継見国で流れる噂を調査するために僻地まで赴いた君が見たのは、 蹂躙され廃墟と化した、継見の国の忍びの里の姿であった。 PC4 <感情:詩姫 への 不安> (任意) 君は死んだはずだった。この継見の国で、少しだけの未練を残して。 しかし、君は目覚めた。この世に再び、おそらくは生者として。 君の周りあるものは意思なき屍人の群れに、仮面の女とヨロイと姫。 君はこの状況に、ひしひしと嫌な予感を感じていた。 PC5 <感情:<火喰い鳥> への 不安> (陰陽師、アヤカシなど) 継見の国で死者が黄泉帰った。そんな噂を君は耳にした。そして、それらが人を脅かしているとも。 明らかに普通でないものが介在している。例えば紗の乱れから生まれるアヤカシのような。 しかし、彼の国にはまだ幼い火喰い鳥がいる程度。それでこんな事態が起こるとは考えられない。 君は事情を確かめるため、知己の妖の元を訪ねることにした。 ※火喰い鳥は鬼火などに変更される可能性があります。あと名前がそのうち付きます。 ☆情報項目 □時間--成神40年(ルールブック記載の年表 □継見 山がちの険しい地勢に位置する一地方。 粗鉄が出るだけの貧しい土地であったが、数年前に珠鉱山が発見され活況に湧いている。 陸奥家が代々治める地だったが、珠鉱山発見の直後に陸奥家は叛乱準備の咎で処断され、 現在は名代家の直轄領となっている。 □陸奥家 数年前まで継見を収めていた領主家。貧しいながらも、代々そこそこの善政を敷いており民の評判は上々であった。 数年前、叛乱の咎を受け、名代家に滅ぼされた。 継見の国では叛乱は事実無根であったと思われており、旧領主家に同情を寄せるものも少なくはない。 詩姫:陸奥家当主陸奥兼定の娘。家の誇るヨロイの操者であるとともに、歌を愛する優しき姫であったと言われる。享年13歳。 □宇津木家 陸奥家の元譜代領主。陸奥の叛乱準備を密告した功により、名代家より継見の代官を任じられた。 珠鉱山により国は潤っており、宇津木の裏切りを咎めるものはほとんどいない。 宇津木匡衡:宇津木家の当主。43歳。老獪な知恵者。 誉:宇津木家食客のヨロイ狩り。叛乱鎮圧の折、陸奥家のヨロイを打倒した。27歳。 □嫦娥 常に仮面をつけ、白装束をまとった蟲使い。おそらくは女性。天羅各地で蟲を使った騒動を起こし、神宮家より指名手配されているとの説もあるトラブルメイカー。数ヶ月前に隣国の視恩の街が壊滅的な被害を受けた騒動は、彼女が放った不死蟲が原因である。 傀儡/蟲狩り辺りで考えています。ハンドアウトは考え中。 -- kinosi (2016-05-05 01 50 53) 3で法師か、5で妖がやりたい。 -- いなえ (2016-05-09 11 43 43) 1 4。1なら綺麗な御家人。4なら+2「嫌な予感を感じていた」。 -- Shuij (2016-05-09 14 55 05) 4>3>5くらいの心地じゃぞい -- 四式 (2016-05-09 21 26 50) 3 2くらいの気分になりました。 -- kinosi (2016-05-20 00 29 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kerberos04/pages/126.html
A.P.235/10/25、市街地区東北部工業地区にて身元不明の変死体は発見される。遺体の身元情報を情報部管轄にて調査を進めるも所属シップ、戸籍情報さえも削除済みであった事が判明。メディアにて報道されるも彼についての手掛かりは何一つ発見されなかった。以下は彼の端末データに唯一保存されていた文書である。 A.P.235/10/17。本日は私の誕生日であり、人生の終着点を発見してしまった日でもある。気分は最悪だ、ひたすら逃げ続ける日々は懲り懲りだ、いっそ早く殺されたい。命の灯を激しく散らせたい。しかし、この文書が見つかる頃には私の全ての情報は既に消えている事だろう。私は生粋の美食家だった。様々な惑星の自然の奇跡を愛していた。それも当時の話であり、追い求めていた先は禁忌の領域だった。彼が切っ掛けとなった事を私は後悔していない。だからこそ、ここに書き残しておく必要がある。身元も分からない人間の残す文書に何の意味がある?そう言われても死人に口なしとも言うだろう。慈善家の様な青年がいた。彼は誰もが愛するような食事を提供し、善意で与える事もある。そんな典型的で愚かなお人よしだ。彼の作る食事が好きだった。私は人肉が好物だった。最初に食べたのは惑星ナベリウスの凍土で仲間と遭難した時だっただろうか。大人しい新人の娘と素行の悪い中年、ベテラン風を吹かせる卑怯者とロクなメンツじゃなかった。遭難時、激しい吹雪でキャンプシップもテレパイプもまともに機能してくれない、それ程に酷い状況だった。洞穴で凍えながら救援を待っている中、男二人は娘が何も言えないだろうと考え、鬱憤晴らしにしようとしたんだろう。二人を止める為にも仕方がなかった、あの時は気が動転していた。二人を殺めてしまい、新人は怯え続けていた。それから何日経っても天候は変わってくれなかった。空腹に飢えて私は、一人の肉を試しに焼いて食べる事にした。新人は私を制止するから何度も痛めつけて大人しくさせた。冷静さを失って食べたソレは今まで食していた物を否定されるかの様な味だった。新人は頭を抱え怯え続ける中、無我夢中に食べた。私は狂っていなかった。本能に従ったまでだ、三大欲求の一つは美食家だった私にとって掛け替えのない重要な何かだったに違いないのだ。そして何日、何日経っても救援は来なかった。途中エネミーの襲撃に遭う事はあったが、雑魚だけだったので問題は無かった。だが、彼女にとって私が一番のバケモノに見えたんだろう。それを証明するものは既にない、あの時彼女も食べてしまったからだ。それ以来、私はあの感動を求め続けていた。人の肉でもどの様にしたら美味なのか、幼く柔らかい肉だけでは物足りず食べ応えのある大人の肉もとても良かった。探求心を追求する事が如何に新鮮で充実したものなのか考えさせられた。だからこそ、彼の作る料理は私にとって絶品とも言うべき料理だったのだ。彼の料理から大きなヒントも得る事が出来た。効率良く食材を手に入れる事、そして同志を得る事だった。まさに神の啓示そのものだ、しかし彼は私を見て悲しんだ。今でもそれを理解する事は出来ない。私は、同志を集め、食する事の素晴らしさを謳歌してきたのに、彼はただただ悲しみ、咎めるだけだった。何を言っているんだ?と私は疑問を抱え込んだ。だって彼も人を食し、その人を愛しみ感謝をしているだろう。私は種族から外れた彼らを私たちの中に宿す事で彼らを人と一体化させる、その意味を込めて同志達と共に食事をしているのだというのに。だが私は彼を嫌う事は一切無いだろう、何故なら彼によって私の人生は輝いたのだから。もし彼に殺されてもそれは本望だろう。私の全てを消去しても、私は彼の事について漏洩する事は決してしない。彼の料理を愛していたから。どうか、どうか彼を責めないでくれ。彼は誰かの幸福の為に動いた結果だったのだ。他者の幸せを願う彼を、私を殺す彼を責めないでくれ。 参考:非概念の恵み この団体の首謀者は【異食様】と呼ばれており、首謀者自体の身元情報は不明です。 結成及び活動確認日→AP.234 情報部管理官ヘリック率いる対策チームによりほぼ壊滅→AP.235 小規模的に活動を確認→AP.238 参考:ネームレスと思われる犯罪者【収穫者】 過程として、この文書に関連した人物であれば犯行は以前より行っていたと考えられ、行方不明者に関した情報を整理する必要があります。 活動を確認→AP.239
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/21557.html
登録日:2011/09/21 Wed 23 49 13 更新日:2024/09/04 Wed 00 26 35NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 しにてェ… デスクルス ドラム缶 メタルサーガ メタルマックス メタルマックス2 メタルマックス3 押してもいいんだぜ 日λ... 日日日日日日日日日日日日日日日日 ※ドラム缶です。 メタルマックスシリーズにおいて、ドラム缶とは単なる入れ物以上の意味を持っている。 メタルマックス2 バリケードやテーブル代わりとして活躍。加えて一部は押して動かすことが可能で、その下には階段が隠されていたりと、「動かせる障害物」として至るところに設置されている。 このアクションはゲームを進める上で必要不可欠なので、ゲーム中では 「ドっ、ドっ、ドラムかん……」 「おっ、おっ、おす、おす……」 と、ベッドの上で死にそうになりながら力説してくれる老人がいるほどである。 そして、プレイヤーにとっては忘れられないイベントとして「ドラム缶押し」が存在する。 とある理由でデスクルスという町に入った主人公達は、そこで囚人のような扱いを受ける。 そして主人公達に課せられるのが「ドラム缶押し」なのだ。 その内容は、 「5つ並んだドラム缶を端まで押し、そしてまた元の位置に戻す」というもの。 これを延々と繰り返しやらされる。 やってる最中には見張りの看守からひたすら罵声を浴びせられ、しかもノルマは日に日に増えていく。 人 遅いぞ!ムシケラ! __日λ、、1 日_____2 日_____3 日_____4 日_____5 こんな感じである。 このイベントは言うまでもなく苦痛で、多くのプレイヤーにトラウマを残した。 しかし、その一方で「必ず抜け出してやろう」という反骨心をも煽ってくれるのである。 クリア後 町を解放し、晴れて自由の身となった主人公達。 ドラム缶押しをさせられた場所へ行って見ると、そこにはあの看守がどことなく寂しげに佇んでいる。 「別に誰に命令された訳でもないのに、みんな時々ドラム缶を押しに来るのさ。」 「どうしてだ? 懐かしいのか?」 →はい/いいえ →はい 「わかんねえな……オレには」 「……押してもいいんだぜ! 懐かしいドラム缶をよ!」 苦しかった日々を思い出しながら、ドラム缶を押す。 これは命令ではなく自分の意思である。 途中で止めてみる。 それを咎める者は誰もいない。 改めて「自由」を実感出来るはずだ。 トラウマになりながらもこのイベントを名シーンとして挙げるプレイヤーは多い。 MM2Rでも相変わらず健在のイベント。 さぁ、今日も元気にドラム缶を押しましょう。 メタルサーガ~砂塵の鎖~ やっぱり押せる。 とあるドラム缶の前にいる男が先に述べた看守の名ゼリフ、 「押してもいいんだぜ!」を無駄にかっこいいカメラワークで言ってくれる。 さらにエンディングではドラム缶を押した総距離が表示される。 なお、本作においてはクリアの為に「ドラム缶を押す」というアクションをする必要は一切無い。 メタルマックス3 ドラム缶の数が明らかに多い。 開始時に記憶喪失になった主人公が名乗ることになる偽名を、 ドラムカン・スミス ドラムカン・ジョーンズ ドラムカン・ジューロ の3つから選ぶことになる。 どう足掻いてもドラムカン。 因みにゲーム開始時、プレイヤーは当然主人公の名前を入力するのだが、最初はドラムカン固定であり、決めた名前を名乗れるのはしばらく先になる。 ドラムカンのままクリアすることも可能。 途中で愛着が湧いてドラムカンのままにする人も多いとか。 おまけに、ヒロイン・コーラが正体を隠す為に名乗る偽名は「ドラム子」 極めつけにはインテリアで「黄金のドラム缶」が購入可能。 お値段なんと30万G。 もはや公式でも完全にネタにされている。 因みにMM3の限定版特典はドラム缶型クッションベール。 そしてやっぱりドラム缶押しのイベントがある。 ただし、これはコーラのお手伝いクエストの一環であるのでそれほど苦痛ではない。 MM4でもDLCキャラとしてゲスト参戦しているのだが、公式ネームはやっぱりドラムカン。人気投票のエントリー名もしっかりドラムカンである。 「別に誰に命令された訳でもないのに、みんな時々この項目を見に来るのさ。」 「どうしてだ?懐かしいのか?」 →はい 「……してもいいんだぜ!懐かしい追記、修正をよ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 鋼の季節の『ドドドドドドラムカ~~~~~ン!!』が抜けてるゾ -- 名無しさん (2017-09-26 18 31 18) やってる内にいつのまにかいかに効率よく動いて手早くノルマを達成するか考え始める、それがドラム缶押し -- 名無しさん (2023-08-12 05 27 35) 名前 コメント