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さて、覚悟はいいか。 着替えて、顔を洗って、そのついでのように俺は鏡に映っている自分に問いかけた。そこにはどこか不満そうな顔をした、十七年間付き合ってきた自分の顔がある。もうちょっとなんとかならなかったものかとはいつも思うが、最近はようやく折り合いがつくようになってきたんじゃないかと思う。どうしようもないことだ、とだんだん諦めていく。ひょっとしたらそれが年をとるということなのだろうか。 覚悟は決めたか。 そう問いかけた鏡の中の俺は、覚悟という言葉に相応しい表情はしていなかった。戸惑ったような、不安を抱えた表情。 そりゃそうだよな。俺はあっさり認める。転校して一週間。どうなることかと思ったが、いきなり文化祭の劇に巻き込まれて、友人も何人かはできた。 正直に言おう。俺は楽しい。こなたたちと一緒に同じ方向を向いている今が楽しい。うん、認めよう。教室で谷口とどうでも良いことをしゃべるのも楽しいし、高良さんとしゃべってると和むし、柊姉妹は面白いし、こなたとはなんだかよく分からないけど自然と一緒にいる。 それだけじゃ、ダメか? ……たぶん、ダメなんだよな。 そうなんだな? 鏡の中の俺は、小さく笑って、頷いた。敗北の味だって、悪くないもんだ。 それじゃあ、行こうか。 土曜日。学校は休みではあるが、本番まで残り三日というもしかしなくても非常に厳しい日程を鑑みて、午前中は舞台の練習に当てられている。というか、高良さんが体育館の使用権をどこからともなくもぎ取ってきたのだ。現実的に考えて時間が足りないのはみんな分かっているから、感謝することはあっても、文句が出ようはずもない。悲しそうな顔をしたのは空気を読むのが不得手な劇のもう一人の主役を任されている見た目小学生なアイツだけだ。 そんなわけで登校し、校門を潜ると、準備のために学校に出てきているのは俺たちだけではないらしいということがわかった。あちこちで同じ制服を着た生徒が走り回って、何かを組み上げたり楽しそうにしゃべったりしている。 今日は一人での登校だった。よくよく考えたら一人で登校したのは転校初日と二日目だけで、それ以外は全部こなたと一緒だったんだな、とつい感慨に耽ってしまう。まったく、一人で登校するのに違和感すら感じるようになってしまったらどうするんだ。責任取ってくれるのか。 そのこなたは、今日は俺の家に現れなかった。今日のことは分かっているはずだし、あえて連絡をするのも正直どうなのかと思ったのでそのまま家を出たのだが、大丈夫だったろうか。まさか明け方までネトゲやって寝坊してるとか、そんなことはさすがにないとは思うけど。 時計を見ると、時間は九時に五分前。ちょうどだ。俺は靴を履き替え、体育館へと向かう。そのまま体育館の中に入っていくと、もうほとんどのメンバーは来ているようだった。高良さんは舞台のセットをしているし、柊姉は役を持ってる人集めて何かしゃべっているし、柊妹は布を広げて同じように小道具を持ち寄っている女の子と何か話している。 俺はどこに行こうか、と思ったら、柊姉が俺を見つけて手招きしてくる。特にそれを拒否する要素も見当たらなかったので、俺は手招かれるままにそちらに歩いていく。 おはよう、と挨拶を交わしながら輪の中に混ざる。どうやら今日の流れを確認していたようだった。 「やっと主役が来たわ」 何故か柊姉に軽く睨まれる。思わず時計を見るが、時間は九時の二分前。集合は九時だったから、俺は遅刻はしていないはずだ。なので、そんな風に非難を込めた目つきで見られる覚えはない。……たぶん、ないはずだ。 「で、こなたは?」 「俺に聞くな」 そして。ええ? と期待が外れたような顔をしないでほしい。別に俺たちは付き合っているわけでもないし、四六時中一緒にいるわけでもない。ほらそこ、そんな疑惑に満ちた目で俺を見ない。ホントなんだって。信じろ。むしろ信じてください。 「まあ」柊姉は口元に手を当てて、何かを悩むように小さく俯いた。「まだ、時間前と言えば時間前だけど……」 なんだか嫌な予感が消えないの。そう柊姉はまるで自分に言い聞かせるように呟く。 「嫌な予感って何だ?」 うん、と柊姉は頷く。 「ひょっとして、こなた、今日のこと忘れて寝てるんじゃないかって。もしくは忘れてないけど、明け方までパソコンやら漫画やらで起きてて、今絶賛熟睡中なんじゃないかって」 その予感なら、俺はとっくに感じている。朝こなたが来なかった時点で俺はすでにその可能性を疑っている。まあ、確信が持てるほどこなたのことを知っているわけじゃないから予感を感じながらも俺はこうして一人で学校に来たわけだが。 「そう思ったんなら呼んできなさいよっ!」 「いやそこまでするほどのもんじゃないと思ったし。それにそこまで無責任でもないだろ」 「白石くんはっ! あいつのぐうたらっぷりを知らないのよっ!」 そうなのか。俺が知っている以上にまだ上があるのか。感心したように頷く俺に、柊姉はため息を一つ。スカートのポケットから携帯電話を取り出すと、アドレスを呼び出して通話ボタンを押す。 そのまま時間が過ぎる。柊姉は大きな瞳の両端を険悪に吊り上げると、通話を切る。別の番号にもう一回。今度はすぐに繋がったようだ。 「もしもし、泉さんのお宅ですか? はい、柊かがみです。はい、おはようございます。それでおじさん、こなたいますか? え? 寝てる?」 あーあーあ。女王様はお怒りだ。俺はこっそり肩を竦める。うっかり目があった同じ出演者の一人も同じように苦笑い。 「叩き起こして学校行かせてください。はい。今すぐに!」 通話を切ると、ぱちん、と大きな音を立てて柊姉は携帯を畳む。その動作に彼女の気持ちが嫌になるほどよく表れている。 「とりあえず」ため息を吐きながら柊姉は言った。「こなた来るまで、各自台本読んでて」 はーい、と不揃いな返事。 鞄の中から台本を引っ張り出したときに、俺の携帯が震える。メールだ。携帯電話を開くと、メールの送り主と本文がディスプレイに表示される。 こなた>か、かがみ怒ってる? 俺は何故か可笑しくなって口元を歪めると、そのメールに返信する。本文はこうだ。『女王様に貢ぎ物を献じる必要有りと愚考する。具体的には甘い物。俺にはジュースでいいぞ。あと、お茶全員分』 そのメールを送信してしまって、台本をめくりながらシーンごとの動きを確認していると、また携帯が震える。 こなた>ドクターペッパーでいいよね。答えは聞いていない! そんなもんまだ売ってんのか、おい。 こなた>うん、通り道にある自販機に それはそれで果てしなくレアなような気はする。飲みたいかと聞かれたら丁重にお断りするが。 返信の言葉を返し、発声練習も兼ねた本読みに入る。こなたが来るまで三十分以上はかかるだろう。そう思っていると、一通り通して読み合わせをした頃に、体育館のドアが開く。 全員の目が一斉にそちらを向く。 「私、ようやく参上!」 あれ、以外と早かった。と、俺は思ったのだが、なかなか空気読まないいきなりの一言に体育館は固まっている。やたら耳に痛い沈黙だ。大きな、まるでペットボトルが何本も入っているかのような膨らみ方をしているビニール袋を肩に担いだまま、その空気読まない一言を放ったそいつ――まあ、こなたなんだけど、こなたは片手を上げた状態のままひく、と頬を引き攣らせると、そのままがばっと頭を下げた。 「……遅刻して、ごめんなさい」 お代官様お納めください、と柊姉にポッキーを差し出してとりあえずのお許しをもらったこなたは、何故か俺の隣に座り込んで、ふあー、とまるで奈落まで続いていそうに思えるほど大きなあくびをする。大口開けるな、飲み込まれそうだ。 「……食べてもいいの?」 お断りだ。生憎と俺はそんな趣味を持ち合わせてはいないんだ。 「じゃあ」なぜかこなたはにんまりと笑って、自分を指さして言う。「食べる?」 また今度な。 「今度?」 俺は肩を竦める。 それよりも、マジで寝てたのか? 「うん」悪びれもせずにこなたは答える。「いやーいちおう昨日台本見てたんだヨ。でさ、いざ寝ようとしたらなんか寝つけなくって。ついついパソコンの電源を」 それは死亡フラグだな。 「だよねー。パーティメンバでクエスト始めちゃったら抜けるに抜けられなくて。空気読むのって大変だよね。抜けるなんて言ったら白けちゃうしね」 漢字の書き取りからやり直してこい。く・う・き。はいこれどんな漢字ですか? ちゃんと読めますか? 「うー、馬鹿にしてるなー」 それにしても、もっと時間かかるかと思ったけど。意外と学校まで早く着いたんだな。走ってきたのか? 「ううん、おとーさんに送ってもらった」 納得。 だから大量のペットボトルも買って来られたのか。 「そだヨ。はい」 こなたは俺にペットボトルを一本差し出す。なんとなくそれを受け取ってから、そのラベルに目を落とす。おいこら、マジで買ってきてくれやがったのか。 「遠慮無く飲んでネ」 「遠慮してもいいか」 「だーめ」 答えは聞いてないとか意味が分からないよ助けてモモタロス。無理か。 「つまみにコレもあるんだけど」 ハバネロか。最悪じゃないか。 「狙ってみました」 教えてくれ、これはいったいなんの罰ゲームなんだ。俺はそんな罰ゲームを受けるようなことした記憶はないぞ。今日だって遅刻しないでちゃんと来たし。むしろ罰ゲーム受けなきゃいけないのはこなたの方じゃないのか。 「さ、今日も練習がんばろうー」 こなたはすでに立ち上がって無意味に大きく手を振り上げている。誤魔化したな。誤魔化しやがったな。調子の良さに苦笑いしながら俺も立ち上がると、ステージの近くから柊姉の声が飛ぶ。 「そこの二人ー。通してやるからラブラブしてないでさっさと来なさい」 このところ、なんか柊姉の俺の扱いが酷い。なんだかんだでセット扱いにされているように思うのは俺の気のせいではないだろう。これは俺の基本的人権に対する挑戦ではないだろうか。俺にだって静かに生きる権利くらいあるはずだ。 「ストロベリってる、とか甘そうでいいよね。こう、貫け、オレの武装錬金! って感じで」 よくありません。自重しろ。むしろハラワタをブチ撒けろ。 俺はため息を吐いて、ステージに向かって歩いていく。気が合うのは確かなんだ。一緒にいて楽しいのは確かなんだ。間違いなく、俺はこなたといるのが好きなんだ。 ん? と俺の視線に気付いてこなたが首を傾げる。 何でもない、と俺は視線を逸らした。 何でもない、と思おうとした。 「えー、それじゃあ、今日の練習はこれで終わりまーす」 集合した関係者の前に立って、高良さんが宣言する。いつもなんか一生懸命なところが可愛らしいかもしれない。 「それでですね、すっかり言うのを忘れていたんですけど」 彼女は一枚の紙をみんなに見えるように開く。綾桜祭プログラム、と書かれたその紙には、俺たちの演劇もちゃんと組み込まれている。こうやってプログラムをみると、ああやっぱりやるんだなぁ、となんだか不思議な気分になる。 「この舞台、生徒会ともクラスとも部活とも違う形ですることになってるので、なんて表記したらいいか前に聞かれまして」 そうなのか。まあ、そうじゃないと俺が入ることはなかったのかもしれない。 「ん?」柊姉が首を傾げる。「『陵桜祭ステージ発表特別実行委員会、チーム・Lucky☆Star』……?」 「え、えっと、その、適当な名前が思い浮かばなくて」高良さんは手をひらひらと動かしながら、話す。「ちょうどその場にいたこなたさんに」 「おまえかっ!」 「それも私だっ」 何故かない胸を張って誇らしげに答えるこなた。 「へえ、かっこいいね、こなちゃんすごい!」 柊妹が素直にそう喜ぶと、あちこちから声があがる。まあいいじゃん? うん、なんか可愛いし。チームってなんかいいよね。ちょっと燃えてきたかもー! チーム。 チーム、ね。 「それじゃあみゆきさん、みんなに披露したところで音頭をー!」 テンション高くこなたが告げる。目があった柊姉は苦笑い。まあいいんじゃないの、とその視線と態度が告げている。まあいいんじゃないか。俺も苦笑いで答える。 「というかだな、こなた」 「何?」 「決まってたならもっと早く言えよ」 あう、と口元を引き攣らせるこなたに、笑いが起きる。やっぱりこういうのはみゆきさんからがえええ私ですか? そうだよ早く言えよー。ていうか相談して欲しかったー。 ざわざわとどうにもまとまりそうにない雰囲気を収めたのは、ぱんぱんと打ち鳴らされたハンドクラップだった。全員がその方向を見る。視線を集めた柊姉はにこりと笑って腕を組むと、高良さんに視線を送る。 「はいはい。それじゃ、みゆきに締めてもらおうよ。体育館も空けないといけないし」 柊姉に向いていた視線が、いっせいに高良さんに移動する。 その高良さんは少し戸惑う様子を見せたものの、こほん、と一度咳払いをしてから言葉を紡ぐ。 「あと三日間になりました。あと三日間だけのチームになりますが、いいものができるように、精一杯、がんばりましょう!」 しん、とそこに沈黙が降りた。それは、言葉にできない思いがいくつもいくつも漂った沈黙だった。言葉にしてしまうと壊れてしまう想いを丁寧に丁寧に両手で包み込むような沈黙だった。 少なくとも、俺にはそう思えた。 高良さんは少し困った様子で視線を左右に振る。違う。そうじゃないんだ。そう言いたいのに言葉にならない。言葉を発することで何が壊れてしまうことが恐ろしい。 「最後まで」沈黙を破って声が響く。「がんばろうー!」 右手を突き上げて声を上げたのはこなただった。その一言が、まるで呪縛を解く呪文のようだった。一拍遅れて、声が上がる。一斉に、思い思いに、思い思いの言葉で。ああまったく、敵わない。空気読まない奴は強い。 みんなきっと同じ気持ちで、みんなきっとその言葉が言いたかったんだ。 俺も笑って、手を上げた。その手に、別の手がぶつかる。はちん。ぱちん。はちん。 ぱちん。 ぶつかったところで、その手が止まる。背伸びして俺の手に自分の手をぶつけている。小さくて、丸っこくて、そのまま握ったらすっぽり隠れてしまいそうな手。 「がんばろうね、みのる」 「ああ」俺は笑う。「なにせ、チームだからな」 「そう」こなたは笑って、人差し指を立てる。「幸運の星がついてるんだヨ?」 その興奮が、例えこの一瞬だけのものだとしても、俺たちは、間違いなく、同じ瞬間を共有しているんだ。そんなことを思って、その恥ずかしい考えに俺は苦笑した。 でもさ。 そういうのも、悪くないだろう? 何故か明日は俺が必ずこなたを引っ張ってくることを柊姉に約束させられ、俺はそのまま帰途についていた。 「ねえねえ、ゲマズよって行こうよ。いろいろ見たいし、今週行く暇なかったし」 訂正。俺たち――俺とこなたは二人で帰途についていた。てっきりこいつは柊姉妹や高良さんと一緒に帰るもんだと思ってた俺はびっくりだ。なんで二人で帰っているのか。 一人で帰りたい気分だったんだけどな、と俺は思う。何故そう思うかは分からないけれど、何故かそう思うのだ。ひょっとしたら、言わなくてもいいことをつい言ってしまいそうになるからかもしれない。 思うことは、いくつかある。うん、今更否定してもしょうがないから認めよう。いくつかは、あるんだ。でもそれは、今言わなきゃいけないことじゃ、きっとない。文化祭が終わってからだってきっといいことなんだ。たぶん、そのはずだ。 跳ねるようにバスを降りると、こなたはくるりと振り向いて俺を見る。 「ね、行こ?」 何が楽しいのか分からないほどの笑顔でそんなことを言うこなたを、はね除けるほどの強い精神力は俺にはなかった。苦笑いのように口元を歪めて、ああ、と答えることしかできない。 そのまま楽しそうにどことなく弾みながら歩くこなたの後ろについて、改札をくぐる。ホームへ行くと既に電車が入っていて、発車待ちだった。休日の昼間の電車はさほど混んではいなかったが、空席があるほど空いているというわけでもなかった。 ドアの付近に二人で立つ。俺は吊革に掴まり、こなたはドアの脇にある銀色の手すり(で、いいんだろうか?)に掴まる。なんかこの前みたいにしたそうだったが無視だ、無視。恥ずかしくてかなわない。 「こないだはオッケーだったじゃん?」 「なんかが違うんだよ、たぶん」 自分でもよく分からない言い訳だったが、そっか、とこなたはあっさりと納得したようだった。何に納得したのか俺には分からなかったし、聞こうとは思わなかった。 「明日はちゃんと起きて来いよ」 お願いだから、そこで悩むな。深刻な顔になるな。たぶん無理☆ みたいな顔をするな。 「なんかさ、休みだって思うと起きれなくない?」 「わからなくもないけど」 「もう体が休みだから起きなくていいよって指令をだしてるんだヨ、きっと」 「平日だと思うんだ」 「無理」 「無理とか言うな」 「不可能?」 「不可能でもない」 「……絶望的?」 「言葉的にはあってるが、それを言ってはいけない」 「どうして?」 「諦めたら、そこで試合終了だからだ」 唇を尖らせながら、スリーポイント・シュートの真似。 「安西先生、ネトゲが、したいです……」 ネトゲがしたいとか、なんてダメダメな告白なんだろう。ミッチー泣くぞ。手すりから手を離してそんなことをするもんだから、電車が揺れた拍子にこなたの体はバランスを崩しふらつく。思わず手を出して支えた俺を見て、 「ありがと」 とこなたは言った。 「やー買った買った」 大きな紙袋を抱えたこなたと一緒に電車を降りる。ぶっちゃけ買いすぎだろうと俺は思うのだけれど、こなたに言わせればこのくらいはいつものことらしい。いくら使ったのだろうか。計算したくもないな。よくそんな金があるもんだ。 俺としてはあの手の店が初めてだったからいろいろと圧倒されっぱなしだったけれど。 「ふふふ、どうだった?」 うえるかむとぅーにゅーわーるど。なんだか知りたくないというか知ってはいけないにゅーわーるどだったように思えてしまうのは俺の気のせいではないだろう。人はこうやって道を踏み外していくのだ。たぶん。 「はやくこっちにくるといいよ」 それもそれでどうなんだろうと思いながら、定期を見せて改札を出ると、駐輪場から自転車を引っ張ってくる。 こなたが持った紙袋を見る。その荷物籠に入れちゃえよ。 「いいの?」 いいさ。その代わり俺の鞄肩にかけててくれ。そう言って俺は自分の鞄をこなたに渡す。こなたはそれを、たすき掛けのように肩にかける。荷物なんてほとんど入っていないから重さは無いはずだ。 スタンドを蹴り上げ、サドルに腰を乗せる。こなたの手が俺の肩にかかる。地面を蹴ると、肩にかかる重さが一瞬増した。駅前の景色がゆっくりと加速しながら流れていく。 「もし、私が起きれないヨって言ったら」こなたの声が後ろから聞こえる。「みのるが起こしに来てくれるの?」 いいぜ。 「え?」 起こしにくらい、行ってやるさ。 「マジで?」 マジで。 それも悪くないかな、なんてこなたの声。ああ、たぶん俺だって悪くない。それはそれできっと楽しいだろう。めんどくさくても、それはそれ、これはこれだ。 そのまま、こなたはしゃべるのを止めた。俺も言葉をどこかに置き忘れてきてしまったようにしゃべらなかった。自転車だけがチェーンを軋むような声を出して走り続けていた。なあ、俺の代わりに喋ってくれないか。いろんなことを、こなたに伝えてくれないか。言葉にできない断片みたいなものだって、その車輪で転がしてくれないか。 いつの間にか、俺の家が見える。肩に置かれた手に、ほんの僅か、力がこもるのが俺には分かる。 「……あのさ」 最初からそんな予定などなかったかのように、俺は自分の家の前を通り過ぎた。ペダルを踏む足に力を入れて、自転車を加速させる。風が耳元で何かをがなり立てる。 「前にさ、演技だって言ったの、覚えてる?」 ああ、覚えてるさ。忘れるとでも思ってたか? 「おもわ、ない」 もっと簡単に忘れられたら楽だったのかもしれないけどな。 「そうかもネ」 お互い、もっとアホならよかったな。何も考えないで、だらだら生きて、意味のない会話して、楽しけりゃいいやって開き直って、そんな風に。 「そうしちゃう?」 今更無理だろ。俺は無理だな。 「そっか」 こなたはできるのか? 「私は……ごめん、やっぱ無理かも」 だろ? 「無理とか言うなって言ったのみのるじゃん」 そうだっけか。 「そうだよ」 気がついたらこなたの家が見えている。俺はちゃんと自転車を運転していたのかどうか自信がもてなかった。どんな道を通ってここまで来たのかよく思い出せない。そんなことを思いながらスピードを緩める。よく事故らなかったもんだ。 自転車が止まる。 こなたが自転車を降りる。 じゃあな、とか、また明日、とかそんな言葉で別れるはずだった。けれど、自転車を降りて振り返ったこなたが何も言わなかったから、俺はそれらの軽い挨拶の言葉を言う機会を無くしてしまった。 なんでそんな顔してる。 言わなくていいことまで、言いたくなるじゃないか。 「なあ、ゲームって、どうなったら終わりなんだ?」 「え?」 「最初に言っただろ? 俺を攻略するって」 うん。こなたは視線を逸らして、俯く。 「それって、ゴールはどこなんだ?」 どうやったら終わるんだ? 俺とおまえが、どうなったら終わりなんだ? 「おまえのそのゲームは、どうやったらクリアになるんだ? 教えてくれないか」 なあ、一番のハードルだった舞台中のキスはもうやっちまったぞ。あの一回だけだけど、きっと本番でだってまたできる。一回もうやったものを、二回目で躊躇う理由なんてないだろう? 本当は。 文化祭が終わるまではこのことに触れない方がよかったのかもしれない。今俺たちがいる輪を壊さないように、脳天気に、でも真剣に、俺たちは俺たちに求められている役を演じていれば良かったのかもしれない。 でも、無理なんだ。そうだろう? 俺が言わなかったら、オマエが言ってただろう? こなたはゆっくりと頭を揺らして、目を閉じて、顔を上げて、目を開いた。その目の中で小さな光が流れていったのを俺は見た。夜空に浮かぶ星のような光だった。 幸運の星。 こなたが自分で言った言葉だったか。そんな今この場面に関係ない言葉がなぜか俺の思考を支配する。 「みのるが、私に、好きだ、って言うまで」 「俺はこなたが好きだ」 口にしてから、俺は自分が今何を言ったのか理解した。その言葉がいったいどんな意味を持つのかも理解した。その言葉が、きっと、何かを終わらせてしまうんだろうということも、理解した。 俺はこなたを見ていた。こなたがどんな顔をしているのかを、見ていた。その顔が何かを堪えるように一瞬揺れて、すぐにいつもの顔に戻った。 「あー」こなたは苦笑いのように笑う。「終わっちゃった」 「終わっちゃったな」 「けっこう、あっけないもんだネ」 「まったくだ」 俺たちは同時に、同じような仕草で空を見上げて、同じような声で笑った。 そして、同じように視線を下ろした。そのままゆっくりと、夜の帳が降りるように、俺たちの間を静寂が満たした。まだ昼間なのにやけに暗いな、と俺は思った。それに、暑い。 「じゃあ」 どのくらい時間が経ったのか分からなかったけれど、口を開いたのはこなただった。 「また、明日」 「ああ、また明日」 くるりとこなたは俺に背中を向ける。彼女の髪が一瞬前まで彼女がいた位置で翻る。そうして、こなたは自分の家に入っていった。俺はそれを見送ってから、自転車を降りて、そのまま自転車を押して歩き出した。 一人になりたい時だってある。 一人で歩きたいときだってある。 以前こなたが俺に言った言葉。自転車を押して歩きながら、まったくもってその通りだな、と俺は思った。 こなたルート・Lucky 5ive Starへ続く コメントフォーム 名前 コメント 不自然な改行がなくなってきました。GJです。 -- 名無しさん (2007-07-25 19 42 43) すばらしいです -- 名無しさん (2007-07-13 23 25 04) GJ!こなたと小ネタにニヤニヤできたよ。それにしても、「白石」のキョンっぽさにますます磨きがかかってきたなw -- 名無しさん (2007-07-13 22 11 29)
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(R11_Kokon) 【心那】「……学園の治安と風紀を乱す狼藉者!そこまでです!」 (R11_Kokon) 【心那】「これ以上のカオスを巻き起こすのはこの『鋼鉄風紀 ユーチャリス』が見逃しませんっ!」 (R11_Kokon) 【心那】「もう貴方の狼藉はこれ以上絶対に認めないっ 違反行為、ダメ、絶対!!」 (R11_Kokon) http //www.grifis.net/trpg/wiki/wiki.cgi/15thmoon/HC?page=%C7%F2%C0%A5%8E%A5%A5%E6%A1%BC%A5%C1%A5%E3%A5%EA%A5%B9%8E%A5%BF%B4%C6%E1 (R11_Kokon) 以上です (rius_GM) はい、ありがとうございます! (rius_GM) (rius_GM) (rius_GM) †ヒロインクライシスクライシス† 善行団セッション開幕です (rius_GM) 忘れられないあわただしい夏が過ぎ、いつしか季節は秋になっています。鋼鉄風紀としての日々、メイデンユーチャリスとしての戦い。様々なものが少女の心と体に跡を残していっています。 (rius_GM) 最近は少し戦う事に慣れてきたのか、自称えんぜ君のむつみが発見する敵を、あまり危なげなく倒しています。 (rius_GM) 【むつみ】「んっ、今ビビってきた!また天使予報網に魔物の襲来が感知されたよ!!」 電話で呼び出された先は、何度か戦いの舞台となった蔵鞍第二公園です。まだ残暑が残っているのかじっとりと汗ばむ気温。入口近くで、園内に入らないでむつみが手まねきしています (R11_Kokon) 【心那】「ふ~……夜中なのにまだ結構暑いわね、それにしても時間とかひっきりなしね。いい加減馴れてきたけどっ」 あの運命の契約の日から三ヶ月余りが過ぎ、変身ヒロイン『鋼鉄風紀ユーチャリス』として六海と共にこの街を襲う魔物を駆逐するようになって、その数も両手の指に余るほどになったある日。その日もまた、時間問わずに呼び出す六海に付き合うように、深夜の公園まで駆けて来ると、入り口に彼女の姿を認めて。 「こ、今度はどんな魔物が出たの!?六海ちゃんっ!」 (rius_GM) 【むつみ】「おお、すばやくなったね!久しぶりに家で一人だから、エッチな事でもしてて遅くなるかと思ったよ。」 今日は心那さんの家に上がり込むことなく、よそで何かをしていた少女。すっかり身体の感度が上がった心那さんに、割ったく悪びれる様子もなく笑って言う。「まだ、予報段階だから……どんなのが来るかわからないよ!でも、強そうだから、気を付けて!」 (R11_Kokon) 【心那】「し・て・ま・せ・ん・っ!」 あの運命の日からこっち、暇があればまるで玩具のように、所時間構わず面白いように弄ばれていたことを思い出して、気恥ずかしさのあまり真っ赤になりながら、臙脂のスカートの裾を掴んでモジモジと。今日の私服は白のブラウスと、前合わせのロングスカート。走りやすいようにそのボタンは足の付け根ギリギリまで外されて、見ようによっては正中線にスリットが着たチャイナドレスのようにも見えて。 (rius_GM) 【むつみ】「そっか、まだ早い時間だもんね。」 うんうんと頷く。と、そこで表情を真面目なものに切り替える。心那さんにも公園の中から外に向かって瘴気が漂ってくるのがわかります。「来たね。公園の中で倒そう!」 (R11_Kokon) 【心那】「な、何が早いのかは後でゆ~っくりお話しするとして……―――今日のは、一段と……「濃い」わね……」 メイデンである心那にはもちろん、霊感の強い人なら常人の目にも視認できるのではないかと思うほどに濃い瘴気が辺りに立ち込めて。いつでも変身できるように、胸元のブローチ……六海から譲られた、心那の信じる正義を遂行する唯一無二の力の源泉をキュ……と握り締めて。 「そうね、この公園なら結構広いし、この時間なら人も巻き揉まずにすむはず……っ 辺りに人の気配とかはない?六海ちゃん……!」 (rius_GM) 【むつみ】「人払い結界をはっておいたよ!」 えへんとちょっと偉そうな顔。「だから、安心して倒していいよっ!」 ズズズ。公園の奥から重いものが何か動く音がする。これまでで戦った中で最悪の敵かもしれない瘴気の濃さ。 (R11_Kokon) 【心那】「六海ちゃん偉い!」 正直、他に人がいたとすればそれはかなり厄介な事態で。誰かを守りながら戦闘しようとすれば、その結果奪われる戦闘能力、戦闘効率の大きさは計り知れず…何よりあの「恥ずかし過ぎるメイデン装束」を赤の他人に見られるのは正直勘弁願いたい、と言うのが正直な所です。 「あとでアイスクリーム買ってあげるっ♪」 と、軽いやり取りをしながらも、ブラウスの背ではじっとりと冷や汗が滲んで。この、瘴気の濃さは、経験未熟なルーキーメイデンの心那でも分かるやばさ。全身の感覚が、やばい、やばい、にげろ、にげろと悲鳴を上げるのを、持ち前の強固ないしでねじ伏せ、その正体を見極めんと凝視します。 (rius_GM) 【むつみ】「わーい、ダブルを頼んじゃうよ!」進む心那のさらに後ろに距離をとって近寄るむつみ。さすがにその足取りはいつもとことなり慎重そう。築山を回ったその向こう、もう一つ小山の様な何かがある……ふっと雲が流れて月光が照らし出すそれは、まさに異形と呼ぶにふさわしいもの。ブヨブヨとした白と青を基調とした肌は、海辺にでもいそうな様子。ねじくれた心が作り出した植物のカリカチュアとでもいう其れは天を目指して聳える幹と、その周囲から何本も生えた気味の悪い肉柱からなる気味の悪い魔族 (R11_Kokon) 【心那】「………――――――!!」 パク、パクと口を開閉し、月夜の下にその巨躯を晒した異形を前に立ち尽くす心那。 普段は冷静沈着理路整然でなる彼女も、さすがにこれには面食らったのか、ただただ呆然とそのヌトヌトと体液を絡ませうねる肉柱にあっけにとられてしまって。 「こ、これ……―――なんだと、おもう?六海、ちゃん……」 その時思ったことといえば、足は遅そうだ、と言うことと、触りたくない、と言うことと……そして、『捕まったら、どうなってしまうのか』……と言う事でした。 (rius_GM) 【むつみ】「うへぇ。なんか、聞いたことがある……えっと」 思わず少女が嘆息するほど奇怪なそれが、心那から発する甘いミアスマの香りを嗅ぎつけたのか……うぞぞぞ。中央の幹の先端が、奇怪な花のように大きく開き、内側にビッチり植わった細かい触手と、幹の中央を貫通するかのように開いた巨大な口を露わにする。同時に、周りに生えた無数の幹からも細かい触手がぞわぞわ生えて、ブラシの様な姿を見せる (R11_Kokon) 【心那】「ひ……――――――っ!!(す、凄い……なに、あれ……、こんな、あんなのに、捕まったら……あの格好で、あんなのに『捕まったら』……―――ッッ!!)」 目前でこれでもかと蠢くピンクの肉絨毯。納豆をニチャニチャと練りまわすような凄まじい粘着音が当たりに響き渡り、むせ返るような強烈な臭いで戦意を挫かれそうになってしまう。 自身は気付いていないものの、いつしか膝上の白のニーソックスに包まれた素足は恐怖に慄き、一歩、また一歩と後ずさってしまう。 (rius_GM) ミアスマを吸い尽くす為に特化した形状なのだろうか。通常のいき方など考えることのできないそれが、ゆらり、ゆらりとゆっくりその先端を震わせる。 (rius_GM) 【むつみ】「ココナ、ダメだよ!」背後からの叱責の声。いつの間にか相手に飲まれていたメイデンを、覚醒させるための声 (R11_Kokon) 【心那】少女に叱咤され、我を取り戻します。 「!! (な、何を弱気になってるの……―――でも、今の私は、それを為す力がある……っ!六海ちゃんから受け取った、この力……―――!!) 絶対正義の、鋼鉄風紀……ユーチャリス、イン、セプション――――――ッッ!!」 左胸のブローチを服から引き千切り、天高く掲げて。 高く掲げられた小さなブローチから、淡い翠色の燐光があふれ出し、その場に沈殿している濁った瘴気を吹き払う。 (rius_GM) ミアスマの爆発。それがあたりに正常な秋の夜を復元させる。しかしそれは奇怪なイソギンチャクにターゲットを絞り込ませることになる。変身を行う少女の前で、そのがらだがブブッと震え…… (R11_Kokon) 【心那】続いて溢れ出るリボン状の光芒が彼女の衣服と同化し、まるでホログラフィーのようにそれが消滅し全裸になって。高校生にあるまじき異常発育した、凶器とも表される乳房が、贅肉一つない柳のような腰が、キュッと締まったヒップが、すらりと伸びる日本人離れした長さの素足が、その裸身が深夜の公園に全て曝け出された次の瞬間ブローチから溢れる光は最高潮となり、爆発的な翠の閃光と共に純白の衣装を身に纏った現代の魔女……―――メイデンがそこに顕現していた。 「鋼鉄風紀……っ!ユーチャリス!! この街の風紀を乱す者は、誰であろうと絶対に許しません……ッ!!」 (rius_GM) 格好良く大見得を切ったユーチャリス。しかし、つい今までそこにいた巨体は影も形もなく……月光が何かにさえぎられる (rius_GM) (rius_GM) というところで戦闘に入ります。異常なスピードで襲いかかるアネモネ。開幕はありますか・ (R11_Kokon) 本当に異常なスピードだっ・・・ (R11_Kokon) まともあれ《ウィークポイント》を! (rius_GM) はいな! (rius_GM) どうぞ~ (R11_Kokon) 2d6+7 (kuda-dice) R11_Kokon - 2D6+7 = [1,1]+7 = 9 (R11_Kokon) ぶは (rius_GM) くく (rius_GM) 2d6+2 (kuda-dice) rius_GM - 2D6+2 = [3,1]+2 = 6 (R11_Kokon) うほw (rius_GM) みやぶった! (rius_GM) しかし……空間を渡った触手が (rius_GM) 4d6+8 バインディングツイスター (kuda-dice) rius_GM - 4D6+8 = [6,5,4,2]+8 = 25 (R11_Kokon) 素直にその他で受けます ぞろ目なし! (rius_GM) はいな!アクトはありますか? (rius_GM) 後、拘束をどうぞ (R11_Kokon) 意外と使いにくいのしかないなーとりあえずアクトはこのターンはなしで (rius_GM) はいです!では、そのままそちらどうぞ (R11_Kokon) ファイアエンチャントが無いのでサンダーエンチャントして通常攻撃行きます (rius_GM) と、2行巻き戻し (rius_GM) (rius_GM) 変身したユーチャリスの上から巨大な花がその身を包む。鈍重そうな姿ながら、異次元空間を渡って背後に回った異形が、柔軟に曲がる中央の幹で完全な不意打ちをかけ……バグリ。二の腕より上を頭ごと飲み込まれ、ドロドロの粘液の感触に塗り込まれる。異質な、それでいて甘い香りは、牝の欲望を引き出す為の魔族の体液。胸が半分使えて侵入が止まっているものの、ずるずる引っ張り込まれる感触があり (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「く……っ!早い……と言うよりは、何、「わーぷ」……? 落ち着いて、落ち着いて……――――――ッッ!!??」 予想以上の相手のスピード。自らの速度にはそれなりに自信を持っていたユーチャリスの遥か上を行く速度に、翻弄されながらもその速度の秘密を冷静に、持ち前の分析能力で見極めた……―――と、その瞬間、ユーチャリスの頭上から飛来した「何か」によって、彼女の視界が一瞬で奪われて。首から上を丸呑みにされた、と認識するのに十数秒を要して。 (rius_GM) うぞ、れるれるれる。無数の舌で舐めあげ粘液を塗り込まれていく。肌の表面がぱちぱちと小さく泡立つような感触とともに、肌の内側が一気に熱を孕んでいく。同時に、そのまま身体がぐいと持ち上げられ……ばたつく下半身が下ろされるのは、側面から生えた肉の幹。無造作に牝穴につきたてようとされたそれが、パチンと前貼りとの魔力干渉を受けて滑る。前に向かってずれたそれは、ドロドロの蜜と、ブラシの様な表面の感触を腿の間に塗りこめて、まるで素股の様にムチムチの腿の間を後ろから前に抜ける (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「……っく、な、なに……?飲まれちゃって、るの……? ふ、ぁ!……―――ッ! 何、こんな……っ!!(唾液、何、なんでこんな、凄い、熱くって……っ!まずい、このままだと、本当にまずい……ッ!なんとか、しないと……っ!!)」 外から六海の声が聞こえたような気がしたものの、次の瞬間には凄まじい咀嚼音と、人間の舌ほどもある無数の、文字通り魔物の口内を埋め尽くす肉色の無数の、何十何百という舌がユーチャリスの頬を、髪を、首筋を、うなじを、背筋を、肩口を、脇の入り口にすらおぞましい唾液をたっぷりと絡め這いまわる音にかき消されてしまって。僅かに付着するだけでも皮膚吸収されて凄まじい痒さ、疼きを生じさせる唾液を上半身にたっぷり塗りつけられ、破廉恥極まる純白露出コスチュームのガラ空きになっている前部、白い爆乳の谷間に凄まじい流れ込んでくるだけでも強烈な刺激を感じてしまい、思わず魔物の咥内で大きな嬌声を上げ仰け反ってしまう。 と、仰け反った腰を、ユーチャリスはその存在すら知覚できなかった魔物の幹……おぞましい肉ブラシの密生した、自動洗車機のブラシのそれに酷似した、ただしそれより遥かに卑猥で、悪辣な、女を牝へと貶める悪魔の造形物にこれでもかと擦り付けてしまいます。 (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「…!?!……~~~~~~~~~ッッ!!!(な、ぁ……に!?グチュッって、グチュッて言った、何かが、あたって、って……―――ぁ、これ、不味い、まずいの……ぉッ!! これ知ってる、これ、今、動かれたら……――――――ッッッッッッ!!!!)」 これまでの戦いで、幾度か経験したおぞましい肉ブラシによる股間ブラッシング。ユーチャリスのコスチュームは、如何なる理由かその正中線に沿って恐ろしく無防備で、股間にいたっては極小の前張りに僅かに覆われているだけで、それもヴァギナだけの事。無毛にされた恥丘も、クリトリスも、そして驚異的な性感帯へと変化させられたアヌスさえも剥き出しにされていて。今まさにそこに、各々の肉突起がウゾウゾと蠢く肉のブラシを押し付けられ、ズ……ルゥゥゥゥゥゥゥッ!!と一撫でされて、それだけで鋼鉄風紀ユーチャリスは、あられもない嬌声を上げて悶絶してしまう。させられて、しまう。 (rius_GM) うぞっ、うぞっっと蠕動する口内が、少女の身体を引きずり込もうとする。胸がつかえて侵入を阻んでいるが、濡れた感触と柔らか過ぎて変形する肉のせいで、徐々に、徐々に飲み込まれていき……同時に、穴をねらって蠢く触手が、肉ブラシで何度も何度も前貼り越しに、処女穴をこじる。僅かに食い込まされた部分が、ぞぞっと粘液まみれの細管で掻き毟られ、守られていない部分にも、かゆみと疼きをどんどん生む。膣穴をねらう習性があるために、侵入されていない後ろ穴が、それにしごかれることを想像して、ゾクンと疼く。何度も肛交を極めた身体は、そんな想像をしてしまうほど、性を身近にしてしまっており (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ふ、ぅ……―――ッッ!!ん、んぐ……ッ!! ぅぁああぁ……――――――ッッ!!!(だ、め……っ、呑まれちゃう……っ!でも、今、今手を離したら、これ以上強く擦られたら……ブラッシングされたら……―――ッッ!! 六海ちゃん、な、なんとかして……ッ!)」 突然の奇襲から僅か数分、しかしその数分ですっかり蕩けさせられてしまったユーチャリス。今は必死にその淫肉生体ブラシロデオを押さえ込むべく、その幹に指を食い込ませているが、その結果上体を全く防ぐ事が出来ず、着実に呑み込まれて行くのを防ぐため、遂にその両手をぶよぶよの魔物の顎に掛けて。一瞬咀嚼に抵抗できた、と思ったその瞬間、ユーチャリスの手という手綱を失った魔物の幹はその速度を増して、凄まじい音、速度、そして巧み極まる肉突起による素股責めで、粘液の潤滑により半ばフリーフローティング状態になってしまったユーチャリスの股間をゴッシュゴッシュと擦り抜き、極小の前張りはいつしか限界まで粘液を吸い込みピッタリと張り付き、その股間の形を肉襞一枚一枚の皺の形まで丸判りにしてしまって。プニプニの淫唇を割ってしつこく擦り立てられれば、何時しか肉鞘から勃起したユーチャリスの肉真珠が顔を出してしまい、肉ブラシに挟み込まれるように擦り磨き上げられて。 (rius_GM) 外から睦が何かできている様子もなく。何度も何度も跨らせたまま下半身を蕩かし、上半身は吸着愛撫でどろどろにする。再び身体が持ち上げられて、何度目になるかわからない処女穴狙いの突入を敢行しようとする。しかし、タイミングよく秘所を守った右手が触手の先を掴んで…… (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「んっ はひ、ふ……ぅっ!!ひぃ、りッ!!お尻……ッ!そんな、擦っちゃ ……ぁ!あ゛ッ!!」 プックリ膨れ上がった、六海によって徹底的に開発され改造された、淫辱肉体改造の芸術品ともいえるユーチャリスのアヌス。内側が徹底的に開発されただけでなくその入り口も僅かに触れるだけで……―――いや、もはや排泄しようといきむだけで軽いアクメを迎えてしまうほど。 まして強大なメイデンの力、それと共にもたらされる超感覚……―――恐ろしく鋭敏になる神経は彼女のアヌスに破壊的な変化を与えてしまう。そんなユーチャリスの敏感極まるアヌス……ケツマンコをゴリゴリと無数の肉疣で擦りたてられ、おぞましい媚毒粘液を擦られればどうなるか、まさに一目瞭然で……。 (rius_GM) ここで、 調教刻印《破滅願望》を! 握った触手のその先を、穴にねじ込めばどれほどの快楽を生みだすか……そんな思いが指先を誤らせる。 尻穴奴隷の使用を (R11_Kokon) はーい (R11_Kokon) では《尻穴奴隷》を宣言しますというかさせられます。HP29/29 CP2 SP1 胸16 腰18 他0 (rius_GM) (rius_GM) 掌の中で暴れる触手の感触がグローブ越しにはっきりと感じとれる。先端に無数に植わった、真っ赤なプリプリの触手の群れが広がると少女の手のひらよりボリューム感が出る。そこを過ぎるとボコボコと複数のくびれを持つ幹に繋がり、その側面からも、親指程度の瘤があり、擦られた時の刺激を強める。瘤と瘤とは並んで生えて、内側の肉をつまんでしごくこともできそうな構造。さらにどんどん太くなる幹は、身体を限界まで押し広げて圧倒的な圧迫感で少女を征服するためのもの (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「……―――っ!!(こ、れ……なにこれ、凄い、形……ッ!!「ぐぢゅう!」ここ、も、凄いイボイボで、ここなんて……っ「にゅぐぅ…!」それに、ここ、これ、摘めちゃうのかな……「ごしゅ、こしゅ……!」 どん、どん……太くなってる……これ、で……お尻、肛門、擦られたら……っ、あっ!!)」 繰り返し繰り返し、執拗に極薄極小の前張りにこすり付けられた押し付けられては魔法障壁に弾かれる肉竿。依然として胸元まで咥え込まれている為に、一切の視界の効かないユーチャリスの両手……極薄ストッキング生地に酷似したグローブ越しに、押さえつけている触手ペニス……あまりにもおぞましい形状の異形の魔根の形状が伝わってくる。指先から伝わってくるその凄まじい形。指の中で激しく暴れて抽送する度に、指が別の所に這い込んで行って。いつしかその形状を確かめるように、細い粘液まみれの指をにゅる、にゅるっと這わせて行く……。 (rius_GM) 触手の束が指先と絡むと、まるで一本一本を舐めしゃぶられているかのよう。そんな部位すらトロトロ甘く煮崩れそうな感触になるなら、性器以上の性感帯に躾けられてしまった穴はどうなることだろう。指で触手をなぞられる感触が心地いいのか、雄々しい肉塊は激しく暴れることなくぞわぞわとその表面を蠢かせる (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ひ、っ!指に、吸い付いて……っ、んぅ、ぁ!!(ゆ、び、舐められてるだけでこんなに、こんな、にっ!気持ちイイなんて、これ、コレ入れちゃったら 今、お尻に挿入れたら……―――ぁッ!!……いけない、何考えてる、の……―――私!!ダメ、だ、め…でも、で…も―――ッッ!!)」 指を這わせ、まるで手淫するかのようにしてしまうと、それに答える様にユーチャリスの指を舐めしゃぶり、まるで練達の娼婦の舌技のような絶妙さで刺激を送り返してきて。もし、もしこの触手で、ユーチャリスの肛門と、直腸と、S字結腸に到るまでびっしりと植えられてしまった「スキュラのキス」を責められたら、どれ程凶悪な肛門快楽に酔えるのだろうか。理性で必死にブレーキを掛けても、ユーチャリスの腰はぐぐぐ……っと持ち上がり、前張りにその先端を押し付け振り立てるその人外肉棒を自らのふっくら蕩けたアヌスに、ゆっくりと、じわじわと押し当てます。 (rius_GM) 【むつみ】「うわぁぁ~。」外からカメラを持って見つめる少女の前で、自分から腰をあげて触手を咥えこもうとする魔法少女の姿が見える。破滅的な状況を望んでしまう故、あるいは酸欠気味な状態でのほとんど無意識に近い行動。どのように理由をつけようと、触手を自ら受け入れようとしている姿に変わりはない。ぴったり尻穴にあてがわれた触手束が、協力するかのようにその細い管をねじ込んで、そぞっと筋肉の輪を舐める。そのまま、ミチミチと開くとともに、ぐんと少女の身体が下ろされる。まるで棒でできた椅子に座らせるかのように、ユーチャリスの身体を異形の肉杭で貫こうとする魔族。圧倒的な体格の差は、今さら少女が抵抗してもどうにもならない状況で…… (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ぁ、ぅぁ……っ!拡げ、られてる……っ、ぐぱぁ……って、一杯拡がってる……拡がって、押し当てられてる……っ!!」 上体を完全に固定され、さらに大量に擦り付けられ、嚥下させられた媚毒唾液。もはや媚薬の漬物状態にされたユーチャリスの理性や肉体コントロールなど蟷螂の斧も同然で、イソギンチャクのそれに酷似した触手に肛門を目一杯拡張され、ピンクの腸壁……そしてその奥に刺激を今か今かと待ち受ける小豆大の「スキュラのキス」。そこにめがけておぞましい肉ディルドーチェアを捩じりこまれていく。一度受け入れてしまえば、あとはブレーキの壊れたトラックのようにあっさりと抵抗なく、その異形のサイズ、形状の極太触手を根元まで飲み込んでしまう。 「ひ…ぁ!あ゛あ゛あ゛あ゛……―――ッッ!!止まらない、ず、る、ずるって……挿入って、降りて、堕ちて……―――ッッッ!! め、目一杯、直腸(おく)まで、は、ひっ!ひっ!って、ぇへ……ぇぇッ!!!♪」 (rius_GM) 巨大な知性なき異形に犯される屈辱。それすら心地よさのスパイスに変えるほどの圧倒的な悦の爆発。押し広げられた穴を細かい触手がレルレル舐めて、スキュラのキスによって生まれたクリ以上の急所を舐めまわす。まるでその瘤を責めるために作られたような触手は、瘤の窪みをこそぎ、摘まんで引っ張り刺激。さらにその後それを押しつぶすかのような太幹になり、瘤と腸壁をゆがませる。それらは全て肛穴性交のトリコとなった変身ヒロインを牝に変えるための愛撫。異形の口に飲み込まれた上半身が、中で一体どのような表情を晒しているのか。それは、腿の筋肉の動き、何度も蹴伸びをするように動くつま先などから想像ができ (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「は、ひ……ッ!!ぁ、あひっ!ひ、ぁ!!……ぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ―――――――――ッッッッ!!!!」 変身ヒロインとして戦うようになって早数ヶ月、メイデンとしての自身も、矜持も一瞬で踏みにじられ、その屈辱に身を震わせるも、そんな事などどうでも良くなってしまう様な、強烈極まりない愉悦。愉悦。 快楽。悦楽。 六海の触手により徹底的に改造された肛門と、このおぞましき魔物の肉根の相性の凄まじい良さ。まるで専用のプラグの牡牝のように、勘合する金具のように、僅かにヒップを振るわせるだけで、肉竿全面に生え揃った肉疣がユーチャリスの直腸いっぱいに植えられた、クリトリスすらも凌駕する快楽神経の集合体、虫刺されのように腫れ上がったソコを僅かに掠めるだけでイカされる。 直後、擦り倒されて二度目。 さらにS字結腸の奥に密生した「ソレ」を5つほど纏めて摘み上げられて三度、四度、五度、六度目のアナルアクメ、ケツアクメ。 壊れた人形のように四肢を痙攣させ突っ張らせたかと思うと、直後に弛緩させて。 咥え込まれた魔物の唇に、何のサポートもなく半分以上を露出した高校生離れした、規格外の爆乳をバルンブルンと打ち付けるように揺すりながら、僅かに、しかし凄まじいユーチャリスの嬌声が漏れてきます。 (rius_GM) 【むつみ】「ありゃ、これは、今日はここまでかなぁ。でも……顔が見えないのはさびしいよね」 イキ狂う自分のヒロインの姿をカメラで撮り続ける。むつみの小さなつぶやきにこたえるように、触手がゾロリとまた動く。これまで上半身を咥えこんでいた触手の花が開くと、その身体がゆっくり引きずり出されて蕩けきった雌の顔を晒す少女の姿を露わにさせる。太さを増す触手の根元が、ミチミチにユーチャリスの性交穴を押し広げ、それだけで体重を支えるという無茶な行為をさせている。身体が揺れるたびに擦れる位置が変わることで、尻穴絶頂に慣れさせることなく新たな刺激が生まれ続ける。時おりアクセント代わりに肉瘤指が少女の腸壁を摘まみ揉み、味わったことのない愉悦をもたらす。何度も裏から押される子宮が、処女であるにもかかわらず、そこらの売春婦などよりはるかな敏感な器官にされて (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ふ、ぁ……ぁっ!? は、ひ、ッ……ぁ、あ゛、あ゛あ゛あ゛……お、しり、っ!おひり、ィッ!!」 ぐばぁ……っと数分間……ユーチャリス本人には数時間に感じられただろうか、粘液でドロドロの状態で引きずり出される。 たっぷりと凶悪な効果の媚毒粘液でハードなローションプレイの直後のようにも見え、純白のメイデン衣装はすっかり張り付き濡れ透け状態で、全裸も同然です。 そして依然として直腸奥まで差し込まれたその肉塊がニュグググゥ・・・と蠢くたびに、スリムな腹にその影を落とし、腸壁越しに子宮の裏を揉まれるだけで未知のポルチオ快楽で子宮アクメすら迎えて、ブシュブシュッ!と激しく濁った本気汁を撒き散らし、六海の前であられもなくイキまくる鋼鉄風紀。 「な、に……っ、これへ…、ぇっ!? おな、っか、ぁ、お゛!? なん、れ……っ!? 何、も、されてないのに、おな、かっ!おへその裏、イッって、イッへる!?な、に……これ……っ!?」 (rius_GM) 【むつみ】「そんな気持ち悪いのに犯されてるのに……ココナ、ダメだよ!負けちゃうよ!」 応援しながらもカメラを下ろしていない少女。「もっと腿で挟んで抜かないと……腕で、後ろを掴めるよ!」腿で挟めば締め付けがまし、腕で背後の肉幹を掴めば前後の抽送をされてしまうだろう。しかし、そうでもしなければこの肉の槍から逃れる術はなさそうで……イキ狂うユーチャリスを更なる淫獄に誘うか、あるいは脱出のすべとなるか。どちらにせよ、このまま犯され続けては、心も体もこの異形の花に慣らされてしまうだろう。しかし、その時ユーチャリスの中で蠢く触手の動きが少し変わる。なんどもむつみに犯された心那にはわかる、射精の前の肉の蠕動 (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ま、負けちゃう……―――そ、んなの、だめ、ダメ……ッ!! 腿で、挟んで……うし…ろ、をっ!掴んで……―――っ!!」 目前の少女の言うとおり、負けるわけには行かない。負けてしまえば、今までしてきたことも、これからの希望も全てをだめにしてしまう。 全身に絡みつくおぞましい、媚薬を煮詰めたようなトロトロの粘液を振り切るようにその身を震わせると、判断力の鈍りに鈍ったピンク色に蕩けた思考で、六海に言われるままに太股に力を込め、尻穴深くまで抉り込まれたソレを固定するようにすると、背後の肉幹を両手で押さえ込んで。 もう幾らも猶予は無くて。散々浴びせられ塗りたくられた唾液の成分を考えれば、このおぞましい人外の樹液を直腸に……徹底的に、淫らに改造され切ったユーチャリスのアヌスに注ぎ込まれれば、恐らく二度と立ち上がれなくなるほどの忘我の極致に追い込まれるであろうことは疑う余地も無く。 (rius_GM) 両手でつかみやすい部分にあった瘤。それに体重をかけながら、何とか身体を引き抜こうとする。力が抜け切っているはずの腕でも、何とか僅かに身体が持ち上がる。その瞬間……じゅぼ、じゅぶぶぶ。身体が前に倒されて、お尻の中の肉槍が抽送を開始する。クビレが何度も肛門入口を引き延ばし、ブラシと瘤とで体内急所を磨き続ける。太さと硬さを増したそれが激しく前後する様は射精直前の牡の動き。そして、その事に気が付いた直後……ビュボッ!根元から浮き上がった塊が、触手の先で弾けて打ちだされる。溶かした鉛の様に感じられる熱を持つそれが、強かに結腸を打ちすえその奥まで侵入する。二撃目三撃目と続けて弾けるその勢いは瘴気に満ちた媚毒をまき散らすホースのよう (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ふぁ……ぁ、ひっ!ぃっ!!(な、んとか……抜け、って……ッ!!) ぁ !? ………――――――ぃ、ぁぁぁぁぁあああっぁぁぁぁぁぁぁああぁあぁっぁぁあああああああ―――ッッッッ!!!!!」 一瞬からだが持ち上がった瞬間を狙い済まされたように、壮絶な抽送が開始されて。心那の、ユーチャリスのアヌス、極上の肉快楽を約束してくれる、メイデンの肉リングを凄まじい勢いでベコン!ボゴンッ!と捲り上げてはめり込ませ、その都度アナルアクメに陥るユーチャリス。 腸内にこれでもかとしつらえられた『スキュラのキス』を自在に蠢く、子供の親指ほどもある触指が丹念に揉み解し、擦りたて、摘み上げながら遂にはその脈動が頂点に達し、凄まじい、膨大な量の粘液がユーチャリスの腸内めがけて噴出する。 強烈な、あまりに強烈な熱さが下腹部を焼き、その衝撃は脊髄はおろか哀れなメイデンの脳髄まで焼き蕩かして行って……。 (rius_GM) 異形に貫かれたままビクンビクンと跳ねる少女の姿。結合部からドボドボと白濁が滝の様にこぼれおち、まるでシャワーノズルを突き込まれているかのよう。魔の精液が魔法少女の腸壁に沁み込んでいき…… (rius_GM) (rius_GM) そこで、ラウンド進行に戻りまして、ユーチャリスさんどうぞ (R11_Kokon) では、改めて《サンダーエンチャント》で通常攻撃を (rius_GM) はい! (R11_Kokon) 3d6+2-4 (kuda-dice) R11_Kokon - 3D6+2-4 = [4,2,2]+2-4 = 6 (rius_GM) 通常ならば表皮を掠めるだけであろう一撃。しかし、雷がうちまで跳ねまわり (rius_GM) 雷特効! (R11_Kokon) 火弱点だと思ってたw (rius_GM) そして、ラウンドが回ったら、すうっと姿が薄くなり……異次元に逃亡を図ります (rius_GM) 2D6+11 (kuda-dice) rius_GM - 2D6+11 = [3,3]+11 = 17 (rius_GM) 追いかけるのでしたら、運動での判定をどうぞ (R11_Kokon) 2d6+4-4 (kuda-dice) R11_Kokon - 2D6+4-4 = [2,5]+4-4 = 7 (R11_Kokon) 拘束が結構厳しいな・・・ (rius_GM) ですね~。自分の体に埋め込んでるのにw (rius_GM) では、お尻の中の感触もなくなって、地面に投げ出されます (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「きゃっ!!」 いきなり自分を押さえつけていた異形から開放されて、汁まみれのまま公園の地べたにドチャァっ!と横たわって。 (rius_GM) 【むつみ】「ここなっ!」 十分距離をとっていたところから走ってきます。周囲に満ちていた瘴気が薄れて……ただ注ぎ込まれた濃厚なそれからのものだけになります (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「消えた……?逃げられたの……? 六海ちゃん、奴の気配は……?」 あれほど濃厚だった瘴気が薄れていく事実は、あのおぞましい怪異がこの場を離れた……つまり、取り逃がしてしまったことをはっきりと伝えていた。 未だ快楽の残り香で弛緩したままの四肢は言うことを聞かず、かろうじてその場にうずくまるのがやっとの状態。今、もし再び襲われたら…と考えてしまいます。 (rius_GM) 【むつみ】「いなくなった……みたいだね。そして……おもいだしたよ、あいつのこと!」小さなハンカチを差し出して、手を貸してくれる少女。可愛らしい布切れでは、今の惨状をどうこうできるはずもないが (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「……そう、それじゃ、今もこの街のどこかに……―――」 自分の無力感に、唇を噛んで。 今もって先程までの肛門悦楽の余韻が覚めやらず、開き切ったアヌスは半開きのまま、魔物の精液と腸液の入り混じった粘液を湛えた腸壁を夜空に晒して。 受け取ったハンカチで顔だけでも拭くと、多少は気分もスッキリしてきます。 「……それで、あの魔物が、なんですって?」 (rius_GM) 【むつみ】「イセリアルアネモネとか言って、異次元に住んでる魔物らしいよ。時々こっちの世界に現れて、獲物をさらって帰るみたい……でね……」 いいにくそうに口ごもる (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「……――――――? どうしたの?」 要するに、海鳥を食べに来る鮫のようなものだろうかと考えて。 そして、その凶悪な人食い鮫は今もなお、この街に野放しにされているのだ、と。 (rius_GM) 【むつみ】「獲物にマーキングしたら、それをずっと狙うんだよ。」 ユーチャリスの姿を、地面に広がる白濁だまりを見つめて言う 「さっきは抵抗したから連れ帰らなかったけど、これから何度も抵抗する意思がなくなるまで異次元から攻撃してくるよ。」 街の皆が狙われる心配はなくなるものの、甘いメイデンのミアスマを狙って、いつまでも攻撃が続くと考えるとぞっとしない (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「それ、って……」 考えるまでもない。要するに狙いをつけられたのは、私。 「……―――でも、逆に考えれば、私に狙いを絞れるって言うことは、ほかに巻き込まれる人も出ないし、私がいる場所にさえ気をつければ、戦っている所を見られずに済むって事よね。悪いことばかりじゃ、ないわよ……!」 とはポジティブシンキングして言った物の、如何せん異次元から自由自在に、恐らく場所も、時間すらも相手の好きにされるだろう。それはさすがに対策を考えなくてはならないだろうと思いながら、ようやく重い腰に鞭打って立ち上がります。 (rius_GM) 【むつみ】「うん……それに、異次元の向こうから、マーキングしたところに触手だけ出して攻撃してくるから、なかなか大変なんだよ。」立ち上がるのを手助けしながら続ける。ビデオカメラはすでに専用ケースにしっかりしまって腰についており (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ま、まぁ……それは帰って考えましょう、とりあえず、シャワー……浴びたいわ……」 ヨロヨロと立ち上がって、変身を解く。公園を翠の閃光が再び包んだかと思うと、元通りの姿へと変身の解かれた心那の姿が。 すぅ……と一息ついて変身を終えた心那。次の瞬間、大量に注ぎ込まれた精液がどぼ・・・っ!とアヌスから溢れ、水色のストライプショーツの内側に、まるで脱糞でもしてしまったかのように大量に溢れ返してしまって。瞬く間にタプタプになってしまう小さめの縞ショーツ。 (rius_GM) 戦いの跡を道に残しながら家に帰る二人。いろいろ相談はしたものの、特に有効な方法は思いつかず……七海の展開666ツ道具を一つ貸してもらうだけとなります。。 (rius_GM) (rius_GM) (rius_GM) という事で、ここからは日常生活中に、お尻の中に出現する触手と戦うシーンとなります。アクトによってロケーションに変更が (R11_Kokon) ふむふむ (rius_GM) そして、道具は……周りの人から注目されなくなるという 存在感消去帽子です (rius_GM) 帽子じゃなくても良いけど (rius_GM) トラップの突破は体力知力。策を弄するか、とにかく耐えることで突破です (R11_Kokon) 帽子が脱げると大変な事になっちゃうんですかねコレ (rius_GM) もちろんですねw (rius_GM) というわけで、実際に突破とその結果を見ながらシーンができて行きますので、先に心那さんの番です。突破をどうぞ (R11_Kokon) では、知力で突破を図ります。BS拘束はもう解除されてますか? (rius_GM) …… (rius_GM) されてます! (R11_Kokon) では! (R11_Kokon) 2d6+7 (kuda-dice) R11_Kokon - 2D6+7 = [1,4]+7 = 12 (rius_GM) そして、異次元から肛撃を (rius_GM) 3d6+8 部位狙い腰です (kuda-dice) rius_GM - 3D6+8 = [4,1,4]+8 = 17 (rius_GM) ゾロった! (R11_Kokon) うう、スウェーして9点貰って残20に (rius_GM) はいな、アクトはありますか・ (R11_Kokon) アクトは《喉を焼く淫熱》《淫肉の真珠》《突き刺さる視線》で (rius_GM) 了解! (rius_GM) (rius_GM) 翌日は祝日。学校に行かなくて済むことは幸いだったが、月曜の家庭科の授業の為に買い物に出かけなくく手はならない心那さん。他人任せや、もって行かないなどという選択はなく……電車に載って移動を始めたところです (R11_Kokon) 【心那】「……全く、あれからすぐ襲ってくるかと思ったけど……とりあえず、こうなったら早くケリ付けて、普段の生活に戻りたいんだけど……」 今日はサマーセーターに黒のニーソックス、結構際どいカットジーンズと言う活動的な格好で。最初はもっと地味な格好だったところに強烈にダメを出され、三十分近い討議の結果の折衷案です。丈の長いサマーニットにジーンズは完全に隠れて、遠目で見るとニットの下は何も穿いていないように見える、と言うのが六海ちゃんのアピールポイントだと力説していましたが、まぁそんな事など聞き流して。 何時魔物に襲われてもいいように、銀のブローチはセーターの胸元に留められ、キラリと光を反射しています。 (rius_GM) 【むつみ】「そうだね~、案外タイミング図ってたりしてね。」 身体のラインがあまり分からないストンとした長めのワンピースに、いつもの天界道具入りのポシェットをさげている睦。服は適当ながら、本人いわくいくつか編み込んだ髪と可愛らしい小さな帽子がポイントらしい。休日の電車の中は人もそれほど多くはないが、2人並んで座るには少し混んでいる。 (rius_GM) いつものように楽しげに話す2人だが、最初に違和感を感じたのは心那。身体の内側だけど、ミチミチと押し広げられて行く感触 (R11_Kokon) 【心那】「正直、期限切れとかあるなら教えて欲しいわ……はぁ」 気楽そうに話す目前の少女の、あっけらかんとした表情に心底呆れたため息をはああ……と吐く心那。 ホットパンツから伸びた長い足を、黒いニーソックスがキュッと締め上げて強調して。ウォームグレーのニットと黒いニーソックスとの間で強調された太ももは、いやがおうにも周囲の視線を惹き付けて。 そんな他愛のない会話の、最中。 「……――――――っっ!!」 突如感じた強烈な違和感に、ニットに包まれたたわわな乳房を前に突き出すように、キュウウと仰け反ってしまう。ガク、ガクンと膝が笑い出して。この『身に覚えのある』感触に、背筋があわ立つのがはっきりと自覚できます。 (rius_GM) いつもと異なるのは内側から外側にめがけて進む感触。まるで排泄をしているかのようなそれは……屋外でのロケーションと相まって、風紀少女に強烈な羞恥と狼狽をもたらします。となりのむつみがびっくりしたようにそれを見て、すぐに何が起こり始めたのかを察知します。身体の中に触手が顕現するスピードは、じりじりとびっくりするほど遅いものながら、それゆえ瘤一つ一つが擦られるのもはっきりわかり (R11_Kokon) 【心那】「な、に……っ、これ……(嘘、ウソ、これは……ぁ、まずいっ、やばい……ぃッ!!)……ッ!!」 襲ってくるといっても、それは前回のように、頭上や背後だろう、そう思っていて。そう思っていた所にこの攻撃は余りにも想定外。 「マーキングした」所に異次元から出現できる、と言うのがまさかこんな意味だとは夢にも思わず、つい悲鳴を上げてしまいそうになるのを必死に堪えて、脂汗を滲ませて必死の表情で吊革に捕まります。 当然目の前に座っている座席の状況客からは突如苦悶の表情を浮かべる美少女、と言うあまりに特異な現象を怪訝な顔で見られてしまうのですが、今はそんなことを気にしている余裕などなくって。 (rius_GM) さすがの鋼鉄風紀にも身体の内側からの攻撃は、防ぎようがない。昨日味合わされたそれと比べれば、幾分細いその触手は、腸内のヒダや瘤を一つ一つを確認するかのようにじりじり体積を増していく。むつみの手により改造されて、それ以降何度か魔の洗礼を受けた心那の腸壁が、あっという間にそれを快楽に変換し、カクカク震える膝の動き、あでやかに染まるっていく頬、腿、うなじが、あたりの牡の視線を誘う。 (rius_GM) 【乗客】(うわっ……なんだ。すっごい美少女だと思ってたら……)腿を、顔をちらちら盗み見ていた男が、無遠慮にガン見し始める。辺りに漂い始める美少女の芳汗が、その男の視線に獣の度合いを増させて (ごくり。何だよ、誘ってるのか) 不埒な妄想を呼び始め (rius_GM) 【乗客】(凄い胸だな。ああ、あんなのに顔をうずめたい) つり革につかまったまま、横から見下ろしている男。突然カタカタ震え始めたために、ゆさゆさ動きを見せ始めた胸に思う。(ん、どうしたんだろ。ちょっと変だな。声をかけてお知り合いに……いやいや、俺なんかが) 一拍遅れて異常に気が付くが、まだ見ていたいという思いも邪魔して、声をかけることはない (R11_Kokon) 【心那】「は、っ…… うぁ…―――っぅ! くっふ、は、ふ……ゃ、だ……こんな、の……ッ!!(声、漏れちゃう……ッ!)」 ぬぐ、ぬ゛ぐぐ……ッ!!と直接腸内……『スキュラのキス』、おぞましきクリトリスにも比肩する性感器官が、その腸内にゆうに数十を超える数植えつけられ肉奴改造された心那の腸内を異次元からの侵入者が蹂躙する。 ズル、ズルッという這いずり回る音が脊髄を通じて全身に響き渡り、隣の六海の心配するような声も聞こえているのか、いないのかと言うような状態に追い込まれてしまう。 (R11_Kokon) 【心那】「……―――っ、ここ、じゃ、あ……ッ」 突如として、吊革に捕まり口元を押さえた少女……見ようによっては、吊革に拘束された哀れな生贄の少女、そんな風にも見える彼女。 タイトなニット地が心那の1m近い爆乳にしっとりと張り付いて、彼女が身悶えするたびに遠慮会釈なくそのたわわな乳房が重たげにタプンタプンと弾み、乗客らの目線を釘付けにして。 すらりとした日本人離れした長い足は、内腿を寄り合わせるようになり 、内股で切なげにガクガクと震え、まるで生まれたての子鹿のそれのよう。 突き出したヒップは切なく震え、時折大きく跳ねては、宙に尻で文字を書くかのように切なげにくねらされて、その動きはまるで背後の男を誘う娼婦のソレも同然です。 (rius_GM) ぞる、ぞろ、ぞぞぞる。まるで排泄するかのように、身体の中から外に向かって進む触手。トロトロに変身前の魔法少女を快楽漬にする動きで責め、やがて出口にたどり着く。力を入れて閉じたそこを、先日のプリプリの触手で内側から何度もこすられると、一気に達しそうな刺激が生まれる。周囲からの視線がさらに集まって、美少女の不意の媚態にくぎ付けとなる。見つめる視線の中で排泄してしまいそうになる恐怖と、恐ろしいほどの破滅の甘美が心をよぎり……締めつける力が抜けそうになる (rius_GM) 【乗客】(うわっっっ。)ごきゅ。喉を鳴らす正面の男。ゆさゆさ揺れる乳房がすぐ顔のそばにある。 背後の男が何気ない様子で、携帯電話を取り出して、こそこそ操作を始めており (rius_GM) 【乗客】(ああ、エロイな。両手で牛みたいな乳を掴んで、ガンガン背後から犯してやりたいぜ) 周りの視線が乗客のものから牡の物に切り替わる。それぞれが視線で鋼鉄風紀を犯し、思い思いの妄想の生贄とする。しかし、実際にはそれらよりはるかに恐ろしい淫虐が少女の身に行われていることなど想像の外 (R11_Kokon) 【心那】「……―――ッッ!!(ちょ、っと……そんな、這い出してくるなんて、そ、っちなんて……ッ!だ、め、だめだめだめ……ッ!!)」 直腸内でとぐろを巻くようにしていた、おぞましい触手の束。その幹部にあの、昨晩心那を、鋼鉄風紀ユーチャリスを散々啼かせて狂わせた触指を何本も生やした悪魔の触手が、ず・・ずずっ!と這い出してくる。 『スキュラのキス』を掻き分けて這い出てくる、排泄感にも似た強烈な刺激に、一瞬車内で、衆人環視の中でと言う事を忘れて忘我の極み……アナルアクメを極めてしまいそうになります。 ジワ・・・!と腸液が溢れ、清楚なデザインの白いレースのショーツのクロッチに、ジワジワ染みを広げていってしまって。 (R11_Kokon) 【心那】「はぁ、ぁ……―――っ! は、ぁ……―――っ!(や、だ、ぁ……凄い、見られて、る……変な目で見られてる……やだ、写真まで、撮られて……)……きゃあっ!!」 明らかに尋常ではない上気した、まるでのぼせ上がった様なとろんとした表情の眼鏡美少女……しかもとびきりの爆乳とその肢体を強調するエロキュートな服装の彼女が、まるで痴漢でもされているかのように「一人で」淫らなタップダンスを踊る様は、まさに車内のマナ板ショウも同然で。 急なカーブに差し掛かり、車内にそのことを伝えるアナウンスが響いて。半瞬後、キイイ・・・と大きなブレーキ音と共に車体が大きく傾いて、肛門快楽に狂う心那の膝が大きく崩れ、ついには汗で吊革の指が滑り、目前の男に胸から倒れ寄りかかるような姿勢になってしまって。 (rius_GM) 我慢すればするほど高まっていく身体の内圧。腸がミチミチと内側から満たされて、それゆえより強く敏感突起が刺激されてしまう。ちゅる。触手の先端にあったひときわ長い細触手。それがついに筋肉の輪を抜けて、お尻の割れ目を舐めあげたのは、電車がカーブで傾いた瞬間。内側から出た一本が、汗でぬるぬるになった肉の割れ目を舐めまわし、それから前の方へと向かう (rius_GM) 【乗客】「うぶっ」 後ろに身を引かずに、思わず前に顔を出す男。当然ながら蕩けるような柔肉に顔をうずめることとなる。一瞬周囲の男の視線が殺意を帯びて向けられるが、当の本人はすっかり蕩けた顔。カーブの揺れに合わせて身体が動くことで、柔肉がグイと男に擦られる (R11_Kokon) 【心那】「あ、ご、ごめんな、さい……っ!? ふ、ぁ……―――ッ!!(ダメ、ダメダメダメダメ……ッ!!)」 目前の男の顔を、完全にその爆乳の谷間でホールドしてしまい、慌てて謝りながら身体を起こそうとする心那……と、その瞬間ズルルッ!!と遂に心那の菊門を潜り抜けた疣触手の一本が、キュウウッと力を込めて締め付けられている彼女のアヌスの皺を嘗め回すように、一回擦り上げる。 それだけでも軽いケツアクメを迎えてしまう心那。窓に手を突き、ガラスに爪を立てて必死に崩れ落ちるのを堪えるも、そうしている間にも下着の内側では容赦のない肛門舐りを繰り広げられて。 何時しかショーツのクロッチは愛液と腸液でドロッドロに汚れ、溢れた淫蜜はカットジーンズの股間にすらその染みを広げていって、遂には零れた雫がポタリ、ポタリと電車の床に水跡を残していってしまって。 (rius_GM) 【後ろの乗客】(ッッ!?) 背後から、滴った雫を見た男。カメラでしっかりそれを捉えながら、ニットの下は裸であると確信する。その間も触手の舐めあげは繰り返されて、前貼りに隠された秘所も何度もこじり続ける。ピタリと張りついたショーツの内側で、赤い触手がうごめく様は、誰かに見えたならばその卑猥さに喉を鳴らすことは間違いない。ただ一本しか漏らさないまま、いまだに堪える肛門を屈服させるため、触手が目を付けたのは……アナルアクメですっかりシコリきった牝の急所、そこにキュルッと触手が巻きつくと、ぎぎ、ぎゅぎゅ。巧みに強く締めあげる。 (rius_GM) 【前の乗客】「き、気にしないで。平気だから、いつまでもそのままでいいから」 動揺した乗客が、頓珍漢な事を言いながら胸の感触を楽しみ続ける。既に男の顔はトロトロに蕩け、ズボンはしっかり持ちあがり、中ではカウパーがダダ漏れなのか、小さくズボンに沁みができ (R11_Kokon) 【心那】「や、ぁ、ぁ、ぁあ、あ、あ゛、あ゛、あ゛あ゛っ!!」 背後では振り立てられる心那のヒップに注視する男達でちょっとした人垣が出来ていて、中には対面の座席から立ち上がってこっちにやってくるものまでいて。誰か一人が手を伸ばせば、一斉に彼らは痴漢の群れになってしまうだろう、そんな不思議な緊張感が辺りに張り詰められていって。 しかしそんな事には当然お構いなしな心那の胎内でうごめく触手は、更に何本も這い出そうと激しくくねり、その度に心那のアヌスを狂わせていく。 (R11_Kokon) 【心那】「ひ、ぁあ゛ッ!!あひ、ぃっ!! そ、んな……んじゃ、ないの、ないんです……―――っ!!」 目前の男に縋り付く様な姿勢のまま、小さくも、はっきりと嬌声……善がり声とはっきり分かる艶かしい声を上げてしまう心那。 ドロドロに愛液で蕩けたショーツの中をぬ゛るッ!ぬ゛るッ!!と這い回った挙句、無毛の淫裂をこじ開けて、その先端の肉突起に絡みつくときゅ!っ!きゅっ!!とリズミカルに扱き上げられて。 その度に全身から力が弛緩していって、遂には窓に手をついた、所謂立ちバックの姿勢になってしまって。何時しかサマーセーターはへその辺りまでまくりあがって、六海がチョイスしたローライズカットジーンズと、それが食い込むヒップ、ムチムチの白い太股を車内に晒してしまいます。 (rius_GM) 電車の中に響く嬌声。まぎれもない牝の声に、離れたところの男達で気が付いて……心那から見えないところで、近寄ってこようとした男がむつみに睨まれて戻る。膝がプルプル震えてどこか青い顔で椅子に座る男。触手がクリを引っ張りながら他の分まで出ようと始める。このままではズボンを盛り上げるほどに、触手がこぼれるであろうことがわかる。 (rius_GM) 【後ろの乗客】「なんだよ、履いてんのかよ」 思考が思わずつぶやきになる。しかし、どろどろの蜜に濡れたズボンの様子をしっかりカメラに収め続けて……そこで、電車がゆっくり徐行に入る。次の停車駅がすぐの様子 (R11_Kokon) 【心那】「む、つみちゃん……―――っ、と、とりあえず、つ、次の駅で、ね っ?」 何もかも投げ打って、その場にへたり込んで善がり狂ってしまいたくなる、そんな甘美な欲望を必死に押さえ込んで。 眼鏡の下の大きな瞳を涙で曇らせて、縋り付く様な表情で六海に次の駅で降りる、と伝えて。 カーブを抜けた電車はゆるゆると車体の傾きを元に戻していって、それにつれて必死の思いでドア脇の柱にすがり付いて。 再びニットがカットジーンズを隠すと、溢れた愛液が白い太股を濡らし黒いニーソックスに大きな染みが出来た足が直接ニットから延びているように見えて、凄まじく淫猥な妄想を掻き立てられる姿へと戻って。再び繰り広げられる車内視姦の嵐……。 (rius_GM) カメラを使う男たちは、もはやそれを隠すことすらしない。万が一それがネットに流れたら……そんな恐怖が心をよぎり、肉の悦びをさらに高める。たっぷり男たちに痴態を見せたと思えたころ、時間にしては本の数十秒だろうが……ついに電車の扉が開く。慌ててかけ下りようとして心那の中で、触手がついにその障壁を突きぬけて…… (R11_Kokon) 【心那】「……―――っ! ……―――っ!!(はやく、早く……っ!早く開いて、早く……着いて……ぇ!)」 到着を告げるアナウンス。減速を始める列車。普段であれば歯牙にすらかけない程度の時間が、今の心那には恐ろしく長く感じられて。車体が減速を完了し、ドアが開き下車できるようになるまで、何度クリトリスを扱き上げられてクリアクメを、肛門から這い出されてアナルアクメを迎える事になるのだろうか。ソレを考えている間にも、恐ろしく巧みな触手の責めによって極限まで昂ぶらされてしまう心那。 ドアが開き、下車する乗客の流れをかいくぐるように、転がり出るようにホームに脱出する心那。慌てて「存在感消去帽子」を被ってその場から姿を消す、その直前、何人かの乗客は目撃します……大勢の乗客でごった返すプラットホームに四つん這いの、牝犬のような淫ら極まるポーズで這いつくばった心那が、ヒップを高々と突きあげたその瞬間……カットジーンズのクロッチが、爆ぜたように膨れ上がり、その裾からおぞましいピンク色の肉紐が溢れたのを……。 (rius_GM) 【むつみ】「ココナッ!」 触手が噴き出だし、瘴気の直撃を受けたジーンズが脆くも引き裂かれる。内側から多量の触手が噴き出す感触は、慣らされた肉交の悦びとともに、限界まで甘く煮詰めた排泄の悦びももたらし、少女に獣の様な喜悦の園をもたらすこととなる。心那を追って電車を降りようとしていた乗客が、そのまま淫らな妄想を続けながら少女の脇を歩いて抜ける。無意識に肛虐愉悦に溺れる少女を避ける人々が、どこか非現実的な状況を生み出す。認識の外に置かれた魔法少女を、なおも触手は責め苛む。むつみが止める間もないままに、どんどんあふれた触手が尻から尻尾のように垂れ、その縦横な動きで咥えこんだ根元に刺激をもたらして…… (R11_Kokon) 【心那】「…あ゛あ゛……ッ! ぉ、あ゛ッ! ぁ、あ゛……ッ!!(お、しり、爆発、して……ッ!? あ、これで……見えない、の……っ!?)」 間一髪「存在感消去帽子」を被る事によって、その最悪の瞬間を晒す事は何とか回避できて。 しかし、心那のアヌスを破裂させるかのようにビュルビュルビュルルッ!!と溢れた何本もの疣触手……捲れ上がり脱肛するのではないかと思うほど盛り上がった心那のアヌスから、淫らにくねる暴れまわる触手の群れは、まるで熱帯のイソギンチャクを髣髴とさせるような、怪しい美しさすら感じさせて。 (rius_GM) 【むつみ】「うわぁあ、さすがにこんな広いところじゃダメだよ。この帽子は全員から見えなくなるわけじゃないんだよ……魔力が使える人からはまる見えだし、素質がある人だと……。」ちょっとあわてた様子の少女。きょろきょろとあたりを見回して、狭い個室の様な所を探す。そして、意外と強い力で心那に無理やり肩を貸し、半分引きずりながら移動。肛接ヒロインの腿が動けば、その肉の門は締めつけて、はみ出た触手が抵抗するように暴れる。一歩一歩さらなる快楽に繋がる絞首台のようで、進むにつれて、快楽の水準がさらに限界なしに高まる (R11_Kokon) 【心那】「そ、そうな……の、ぉ……っ!!は、ひ……っ!!ま、まるで、お尻、ッ!お尻で、渦巻いてて、タツマキみたいで、ぐ、るっ、ぐるしてるの……ぉッ!」 何本もの触手がニットから剥き出しになったヒップから、その中心のセピア色の窄まりから思うままに伸び、おぞましい媚毒粘液と腸液を周囲に撒き散らしながらグルグルとうねって、その度に腰を突き上げビクンッ!ビクンッ!とアクメを繰り返す心那。 変身していない状態では、脆弱な人間の身体のまま、さらに過敏過ぎる快楽神経というハンディキャップを背負ったも同然で。 狂おしいまでのアナル快楽に悶絶させられながら、六海に引き摺られるままに移動して。 アヌスから這いでようとする触手がグルリ、グルリと一回転するたびに、まるでねじ山を切るタップダイスのように、肉疣が心那の括約筋に淫虐の烙印を刻んでいきます。 (rius_GM) ポタポタ蜜の染みを残しながら進んだ先は、連絡用のエレベーター。確かにその中でなら、ほかの人に見られる事はなさそうで……車いすの入れるサイズのエレベーターの中にまろび入る。心那を何とか手すりにつかまって立たせると…… (rius_GM) 【むつみ】「エッチな様子だよね……ごくり。これは、コレクションにくわえないと。」 言いながらポシェットからいつものビデオカメラを取り出す。「こっちみて、こっち。凄い顔してるよ。お尻気持ちいい?」アナルアクメで雌の顔を晒す少女に囁くむつみ。それは、ベッドの上で鋼鉄風紀を泣かすときの声音であり (R11_Kokon) 【心那】「は、っ はひっ ひ……―――っ はひ……―――っ……?」 六海になんとかエレベーター内にまで運び入れてもらって、ガラス張りのエレベータの壁面にもたれ掛かるような姿勢で、かろうじて立ち上がる心那。 舌を艶かしく突き出して、半開きの唇からはひっきりなしに艶かしい吐息が溢れっぱなしになってしまって。 口元から垂れた大量のよだれがチャコールグレイのニットの胸元に大きな染みを広げて。 「ふぁ……ぁ? ぅ 、ん……きも、ち イイ……気持ち… イイ…です……♪」 もはや常人のソレを数十倍する性感のアヌスを人外の触手でほじられながら、何時もの睦言と、同じ口調で囁かれれば、正常な判断能力など働かずに。公衆の利用するエレベーターホールの中だというのに、鸚鵡返しのように、「何時ものように」返答してしまう、咽頭に蕩けてしまった風紀少女の姿。 (rius_GM) 【むつみ】「うわぁ、ここが外だってわかってる?」蕩けた表情でオウム返しの返答を撮り、調教に進展に笑みをこぼす。小さな手のひらで帽子をかぶった頭をなでるとそのまま頬まで手でなぞり、肛門性交に溺れる年上の少女を愛でる。「じゃあ、後ろからとるから自分でお尻開いて見せて。」 背後に回って少女が言う。それは、この触手に貫かれたままの異常な尻をさらレトの合図で……ぐん。そこでエレベーターがが下がる気配。身体が一瞬軽くなる感覚は、何度も絶頂する風紀少女にはわかりにくいかもしれない (R11_Kokon) 【心那】「は、はひ、は……―――ぁ、っ」 まるで白昼夢でも見ているような表情で、カクカクと頭を縦に振る。 言われるがままに自ら尻を六海の方へ向けると、震える足を肩幅の倍ほどに開いて。 時折襲ってくる凶悪極まりない快楽信号に崩れ落ちそうになる膝に鞭打ち、なんとか少女の要求を満たして。 (rius_GM) 自分で尻タブを広げる風紀委員。力が抜けたその穴から、これまでで一番強い勢いで触手がとぐろを巻きながらこぼれ出る。回転するという、普通のペニスでは不可能な動きで少女の穴を穿り噴き出す触手の塊。同時に、ドアが開いて入ってくるのは一人の少年。心那と同じくらいのその少年は、一瞬入り口で硬直し…… (R11_Kokon) 【心那】「ふ、ぁ……ッ!!そんな、撮ってないで、は、はやくっ! 見てないで、な、なんとか、して……へぇッ!♪♪」 密室で六海に視られながらケツアクメを極めまくる。ある意味で馴染みのあるこの状況に落ち着いてしまったのか、あられもなく肛門快楽に乱れまくる美少女。 とその時、ひときわ太い疣触手がズルルルルゥゥゥッッッッ!!とヒリ出て、腸液と粘液のカクテルを撒き散らし、本気汁を潮吹きしてすでに数十度目を越える回数のアナルアクメを迎える心那。 (rius_GM) 【むつみ】「大丈夫だよ、見えてないよ。エレベーターの中でおしり丸出しにしてアヘ顔晒す鋼鉄風紀ユーチャリスのことなんて。」 その言葉の通り、ニキビ面の少年は、壁にもたれかかって何気ない様子。しかし、妙に鼻を鳴らしていることから、何かどこかおかしい事には気が付いているようで……エレベーターが再びホームの階に止まる。しかし、少年はあたりをきょろきょろするとそのままエレベーターに残る。勝手に閉まるドア。ガラスの外を気にしながら、ズボンの前をごそごそし始める少年。どうやら、この密室に籠った淫気に当てられた様子で……ズボンの中に手を突っ込んでごしごしし始めている (R11_Kokon) 【心那】「ほ、んとうに……っ!? 本当なの……ぉ、おっ!!? おっ、んほ、ぉぉ……―――ッッ!!」 まるで、水揚げされた直後の魚のようにビチビチと大暴れするピンク色の何本もの触手。 心那の溢れるミアスマと、魔物の瘴気の化合した淫気は、なんの魔力も才能も持たない常人の少年にはあまりにも強烈な媚薬で。 心那にも、背後でその未熟なペニスをおっ立てて股間を擦る少年の姿が見えて。 まるでそれは、今の自分の痴態をオナペットにオナニーされているかのように感じられて……。 (rius_GM) 室内に響く嬌声。しかし少年はそれにも気が付かない。ただただその肉棒を擦ることに意識を集中し続けている。鼻をスンスン鳴らしているのが、何とも羞恥を誘う仕草で…… (rius_GM) 【むつみ】「ほらね」 その様子を見ていう 「でも、風紀を守るはずの心那の匂いで、こんなに発情して外でオナニーしちゃうなんて、大変だよね。」 言外にその淫らさを責め立てる。「絶対に触っちゃダメだからね。自分で触ったらばれちゃうよ。」 (rius_GM) 【むつみ】「でも……あんなにしごいたら、エレベータの中が精液まみれになっちゃうよね」 その言葉の通り、少年はかけらも出すときの支度はしておらず、ちぎれそうな勢いで高速ピストンを繰り返す。 (R11_Kokon) 【心那】「そんな、言わないで、言わないで……っ!! 早く、早く、何とか……―――っ、してッ!!して、ぇッ!」 加速度的に悪化している事態を何とかしようと、背後で暴れくねりまくる触手を抑えようと両手で掴むと、強引に押さえつける……―――がしかし、結果としていまだ腸内に居残る触手が激しくのたうち、甲高い嬌声をエレベータールームに響かせてしまう。 それは、まさしく少年の射精を促す号砲で……。 (rius_GM) 【むつみ】「そうだね、わかった! 何とかするよ」 横から心那の乳房を掴む。いつものように肉の手綱の様に握るその手が、ニットの布越しに正確に鋼鉄風紀の胸の急所を捉えて身体を硬直させる。そのままそれをぐいと引き、顔を向かわせたのはペニスの前 (rius_GM) 【少年】「うぉっ!」 意識はその嬌声を聞いていないが、身体は敏感に反応する。触れたこともないほどの美少女が淫らに蕩けて懇願する声。それは少年の我慢などをあっという間に突き破る。さすがに魔族のと精と比べれば、全然少ないその射精。しかし、無意識を以上に刺激されたそれは常人をはるかにしのぐ量で噴き出し…… (R11_Kokon) 【心那】「お、お願い……こ、のままじゃ、ぁ ぁあンッ!! ちょ、ちょっと、なん……っで、胸揉んで、ムネ、触って……ぇ ひ、ぁあんっ!!♪ きゃ、 ぁッ!!」 薄手のサマーセーター越しに、そのたわわな乳房を鷲づかまれて。ニット地の下のキャミソールも、ブラジャーもその触感をハッキリと感じられ、指がその急所を逃さず抉り返すと、男なら誰でも蕩かしてしまうような、甘い嬌声を長々と上げさせられてしまう。 少年の青臭い精液が、目前に「いるはず」の心那の顔面に飛び散り、白濁した蜜糸を何本も引いてしまって。その姿は余りにも淫猥な光景。 (rius_GM) 渾身の射精を行って、ひどく疲れた様子の少年。フラフラと歩いて出るホームに消えて行き…… (rius_GM) 【むつみ】「うわぁ、エッチだったねぇ。」 ドロドロの白濁で汚された少女を見て言う。しかしそんなのどかな会話の間も、触手は激しく抽送を繰り返し (rius_GM) 【むつみ】「う~ん、ここじゃ、匂いがこもり過ぎて、入ってきた人が大変なことになっちゃうよ。ココナのせいで性犯罪とかまずいしね。」 密室に淫気をため込む心那の痴態。そのままではまずいと考えた少女が 「ココナ、出よう。駅から出て、路地裏とかにいこう!」 片手を引いて、改札階で降りようとする。しかし、何度も繰り返し絶頂した鋼鉄風紀の身体は、もはやトロトロのプリンのようになっており…… (R11_Kokon) 【心那】「そ、そうね……―――っ!このままじゃ、私が公衆猥褻で捕まっちゃう、し……ッ!! む、六海ちゃん、お願い……て、てつだって!」 あまりの快楽に震える指を六海に掴まれて、ようやくエレベーターホールから脱出する心那。 依然として九尾の狐のように暴れ狂う触手は、心那の足に絡まっては彼女の動きを制限して。 たっぷりと撒き散らされその艶かしい太股を伝う粘液に何度も何度も足を滑らせ転倒しそうになりながら、なんとか改札の出口へ向かって。 直線距離で、およそ50m。 (rius_GM) 【むつみ】「う、うわぁぁ!」 改札に向かってゆっくり進んでいた2人に異変が起こったのは、改札のすぐ前で……悲鳴を上げたむつみが飛び離れる。見ると、触手がその手に絡まった様子で、ものすごい勢いで振り払おうとしているが、その程度ではまだ外れない (R11_Kokon) 【心那】「く、ぅ……ッ!これじゃ、キリがない、から……―――っ! 変身して、一気に……ぃ、ひぁ!! アッ!あひぃっ!! ふ、ぁ………あ゛あ゛……ッ!!」 ついにはその触手に両足のみならず両手まで絡め取られ、心那の細い二の腕に絡みついた触手はイボイボの群生する幹をこすり付けて、まるで熟練の娼婦の業の様におぞましいく、甘美なほどの刺激を送り込んできて。 目測にして後30m程か。昨日の触手であれば、変身できさえすれば恐らく強引に飛び越えられるであろうその距離。 胸元のブローチを強く握り締めると、凄まじい、発狂しそうなほどのアナル快楽を堪えながら、指先にミアスマを収束して。 「い、行くわ……ッ!!ぜ、ったい せ、ぃぎ……ッ! ユーチャ…リス、ッ!イン……セプション……――――――ッッ!!?」 だが……しかし……! (rius_GM) 銀のブローチの中心に、初めての変身の時の様な禍々しい渦が現れる。ギュルン。それが、暗黒の意思を秘めた瞳になって……光の中で消滅する衣類。ブローチを中心に全身に広がりまとわりつくのは、変わっていつもの破廉恥なコスチュームではなく、卑猥と呼ぶにふさわしい責め具。そう、衣類ではなくただ鋼鉄風紀の全身を責め立てるための全身用の淫具があらわれ、装着される。いつものフェティッシュ極まりないその衣装に、まるで拘束具であるかのようなアレンジが組み合わされている。首にがっちりはまった首輪、柔肉を絞りあげて強調する絶妙な圧。黒を基調にしたデザインはいつもの衣装の形に近く、覆う布地の面積は逆に増えている位だが……ブーツ型の責め具の中では、電車の中で蒸れた指一本一本を清めるように微触手が蠢き、長い手袋の中でも同様に、爪との隙間すら性感帯に変える責めが行われる。尻穴からはみ出た触手と触れる部位ではさらに苛烈な責めが行われている。まるでユーチャリスという生贄をめぐって、どちらがより高みに登らせるか。そんな争いをするかのように、ありとあらゆる性感帯を責め尽くし、布の内側の淫具がうごめく (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ハァ、ハァ……っ、こ、これで……これなら……ぁ ……―――!!!? な、に……こ、れ……!?」 何時も変身に伴う強烈な閃光……それさえも、「存在感消去帽子」、六海から借りた魔法のアイテムの力で殆ど知覚される事はなくいつものように変身を完了する心那。その、はずだった……。 しかし、駅構内に顕現した心那……いやユーチャリス、鋼鉄風紀ユーチャリスの肢体を包んでいたのは、普段の純白の白百合を思わせる淫らかつ清楚なメイデンの装束ではなく、おぞましい光沢を湛えた黒い装束。 族にボンデージと呼ばれるそれに近い黒装束は、ユーチャリスの白い素肌を、たわわ極まる牝乳房も、スリムな腰も、長い足も、そして今もって触手に苛まれているヒップも、その全てを淫猥に強調して。男なら誰でも欲情し昂ぶる事は疑う余地もない煽情的な衣装。それが今のユーチャリスの姿だった。 そして、その内側では裏地一面にびっしりと生えた繊毛が、吸盤が、肉疣が、火照ったユーチャリスの素肌に吸い付き取り縋り掻き毟り、さらに絶望的な窮地へと追い込んでしまっていた。 「む、っ!つみ……ちゃ、 ンンンッ!! こ、れ、へ……ッ!!な、に、なんで……ひぁあぁぁアアアアアアアンンッ!!!♪」 (rius_GM) しかし実際は……魔力を持ったむつみの魔道具すらも、衣類を換装する変身の効果はまのがれない。それにより帽子の脱げた美少女が、周りから隠されることなくハッキリ見られる。 (rius_GM) 【通行人】「!?!?」 突然目の前に現れた、まるでSM嬢の様な姿。触手の淫虐に蕩ける表情を、内側から押し広げられ、ヌッゴヌッゴと抽送されている結合部を、破廉恥極まりない責め具で苛まれている巨大な乳房を、周囲の男たちの熱い視線が、軽蔑のまなざしが物理的感触すらもたらすように這いまわり (rius_GM) 【むつみ】「あ、あぁ!こんなところで変身したらっ 。」腕に絡みついていた触手は、より甘いミアスマを持ったユーチャリスを責めるために勝手に外れる。だらんと尻から垂れ下がった重い触手がぶるんと震え……ビチャンと地面で跳ねて向かう先は、鋼鉄風紀の無防備な顔。首をぐるりと一回巻くと、威嚇するかのようにその顔を睨みつけ…… (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ぇ……!? ぇっ!? なんで、どうして……っ!? ぁ、あ!? あっ!」 全身の到る所から、まるで納豆を指で掻き混ぜているのではないかというようなニチャニチャという凄まじく耳障りな粘着音が響き渡って、慌てて駆け寄ってくる六海の声すら聞き取れずに。 しかし、目前の通行人の驚愕した表情から、ユーチャリスは自分の目論見が失敗していることを悟ります。 つまり、姿を隠せておらず、この痴態を……こんな破廉恥極まる、場末の娼婦ですら着るのをためらうような卑猥衣装と、肛門からこれほどまでに野太く、大きな肉色の触手を何本もヒリ出し、今もなおそれに犯されている自分の……鋼鉄風紀、ユーチャリスの痴態を視られている、という事に。 股間とお尻を押さえて中腰になりながら、周囲の視線に晒されて。そんな事に全く頓着しない肛虐触手がズビュッ!ブビュルッ!と凄まじくイヤらしい音を立てながらユーチャリスのアヌスを穿り返す様すら周囲に見せ付けてしまい、遂にそのうちの一本がビチビチと粘液を周囲と、ユーチャリスの顔に撒き散らしながら近づいて。 凄まじい臭いに思わず顔を背けてしまいます。 (rius_GM) 【観客】「AV?」「うわっ、すごいな、最近の技術は」「変態かよっ!」 あまりのことに周りの通行人は現実のものと捉えていない。すっかり歩きを止めて見入った観客となり、思い思いの言葉をつぶやく。顔の前に突き出された触手。最初に尻穴から貫通してきたそれが、顔のすぐ前で先端の細触手をぶわっと広げて蠢かす。間にため込まれた粘液腸液の混合体が、すごい匂いを放ちながらアーチを作って……べちゃり。めがねに、鼻に、唇に、それらがねっとり塗りつけられて、口への侵入を試みる。必死にこらえようとする鋼鉄風紀のその美顔を卑猥な責め具がヌラヌラ撫でまわし、嬌声が上がるタイミングを逃さない (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「や、…ぁっ!視ないで、ぇッ!! 視ないで……ぇ、なんで、なんで……っ!? ぷ、ぁ……っ、ゃだ、んぐ、ぅ……ッ!!んっぐ、んぐ……―――っ!!」 瞬く間にその周囲を包囲されてしまって、完全に晒し者になってしまうユーチャリス。 駅で一番人の集中する改札口で、しかも白昼堂々に卑猥過ぎる、素肌を半分近くも露出したメイデン衣装、淫猥とすらいえるその肢体。たわわに溢れ弾む爆乳。そしてなにより飛び切りの美少女が、いや媚少女か。 中腰で背後に突き出したヒップから伸びる何本もの触手が、粘液にまみれて全身に絡みつく様は恐ろしいほど幻想的かつ淫猥極まりなく。 「んっ!んぐ……っ!きゃ、ゃ……ッ!!やめ、て……えっ!!」 おぞましい肉刷毛によって顔を丹念に汚され、瞬く間にその美貌が、あの媚毒粘液と腸液のカクテルで汚されていってしまって。 そんな最中、尻穴から這い出ている数本が連動したかのように、時計回りに出入りの周期をずらして抽送を始めて。同時多発的に挿入の圧迫感と、引き出される際の排泄感とがユーチャリスのあまりに、あまりにも訓練された肛門を襲って、衆人環視の中で遂にケツアクメを迎えてしまい、嬌声を上げたその隙に触手に咥内への侵入を許してしまいます。 (rius_GM) 【観客】「あんなの咥えこみやがった」「やだっ、笑ってない?」 細い触手の束が舌に絡みつく。えぐみと苦みと、そして屈辱感をもたらす味が、一瞬にして濃厚なディープキスの甘みに変えられる。腸壁に行ったようにすべての性感帯を穿り返すような動きが、気が付いていなかったような口内の急所を露わにし始める。しかも、ただ甘いだけの愛撫とは異なり、圧倒的な重さと質感。それらが力強い攻めとなり被虐の悦びをもたらしていく。衣装の中で絞り出された巨大な胸が、その表面に少し硬めの肉角を突き揉まれ微振動を繰り返されている。肌の表面につき立った痛みと痒みとを愉悦に変えるその細動が、柔肉全部が蕩けきったた液状に変わったような錯覚をもたらし、穴以外からも愉悦をもたらす。そして、延々鋼鉄風紀の穴を穿り返していた触手たちがそろそろ射精が迫るのか、硬さと強さ、そしてさらに暴れる力を強くして (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「んっ!!ん゛――――――ッッ!!ん゛っ……―――ッッッ!!(違うの、違うの……っ!!帽子、帽子どこ、どこ行っちゃったの……ッ!?」 まるで集音マイクのように、強化されたユーチャリスの聴覚は観衆のさざめきを敏感に知覚してしまいます。そしてもたらされる強烈な羞恥と屈辱感。 必死に姿を隠そうと指先を手繰って頭上を、駅構内の床をと「存在感消去帽子」を探し回りますが、ユーチャリスに触れるそれっぽいものは何一つなく。 そうこうしている間にも人外のディープキスは、遂にディープスロートへと姿を変えて。 咥内一杯に溢れる甘く、粘っこい媚毒が一瞬で鼻腔まで蕩かし。せめて吐き出そうと企んだその瞬間、今度は触手防具へと姿を変えたメイデン装束に柔肌を押し揉まれ、果たせずに終わってしまいます。 とその瞬間、口いっぱいに頬腹され喉まで突きこまれた触手に、強烈な脈動をドクン!と感じて……。 (rius_GM) 【観客】「すげぇ、可愛いのに何であんな企画ものに……」「ああ、でも俺買うぜ。すっげぇ、しこれると思う。」 この光景を見ながらオナニーしようという男たちの意思。鋼鉄風紀の名で呼ばれていた魔法少女が、今ではただのオナペット扱いで……しかし、そんなことに煩悶する余裕がなくなるほど、触手の責めは激しくなっている。喉を超えて食道にブラシングピストンを行う触手がさらに太さを増していく。尻の肉輪をゴボリと何かが通りぬけ、身体にまきつく触手の中を通って先端に向かっていく。前回も味合わされた熱い精液の塊が、ゆっくりゆっくり先を目指して、首を回って顔の前に出現する。絶望しようがどうしようが、それが口の守りを抜けて……ビョッ、ビュビュビョビョ!喉の奥で弾ける刺激。同時に予想していなかった腸内でも同様の爆発が起こり、上と下から魔法少女の中を汚す。圧倒的な熱感がもたらすのは、紛れもない悦の感覚。すっかり身体の中に注がれる味を覚えた少女の中を精液が爆ぜて逆流し、満たす (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「……ぐっ!んぐ……むぅ……―――っっ!!ん゛っ!ん゛っ!!(なんで、なんでこんなの……ぉ! やだ、や……だっ!! 六海ちゃん……誰か、助けて……)」 清楚で真面目そうな、いかにも楚々とした心那…ユーチャリスが筆舌に尽くしがたいエロ衣装を纏い、公衆アナル触手レイプでケツアナアクメを繰り返す様は、もはやエロいとか淫猥なとか、そんな言葉で説明できるような状態ではなく。周囲に強烈に溢れかえる淫らな瘴気と活性ミアスマは、彼らの理性と判断力を容易く奪い去ります。 ビチィッ!と一動きするたびにその肢体を突っ張らせ、誰の目にも絶頂を確認させて。 そして遂に咥内で爆ぜた魔液……常人なら小匙一杯ですら発狂に到りかねない、凶悪極まりない媚毒粘液。悪魔の樹液を大量に射精され、ユーチャリスの頬がリスのように膨れ上がり、次の瞬間には口の端から、鼻の穴からすらブバッ!!と大逆流して、あたりを汚し、凄まじい臭いが薫り立って。 同時に腸内にも注ぎ込まれたソレは一体何リットルに及ぶ量だろうか。この場にいる女性全てを色キチガイに貶めたとしてもまだ有り余るであろう程の量、何リットルもの魔精液を敏感極まる直腸に注がれ、一瞬で精液ボテ腹にされていきます。ドクンッ!ドクンッ!と脈動するたびに、ポンプで空気を注がれる風船のように。 (rius_GM) 【観客】「……わ……いな……」「こ……かよ」 少女を精液袋に変えるかのような射精。周囲の声が遠くなって聞こえなくなるほどの激しい絶頂が、少女の意識を白く漂白していき、すべての感覚が快楽で塗りつぶされたころ……やっと射精の勢いが止まる。同時に、その日の責めを終えた触手が……フッ。先日の様に異次元へと消える。突然楽になった身体が、それすら激しい悦びと化させ (R11_Kokon) 【ユーチャリス】「ふ、ぁ……―――ぁ、っ!はぁひ……んぐ、っ!!ぅ、げ……ふ……っ!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっ!!!」 どこかを擦られたでも、捻り上げられたでも、突きまわされたでもない。ただ敏感極まる粘膜で出来た肉筒を、おぞましい悪魔の樹液で充填された、ただそれだけで激しい絶頂へと追いやられていく。連続絶頂はまるで共鳴する音叉のようにアクメからアクメへと増幅されて、完全な精液袋……ザーメンタンクへとユーチャリスを変える頃にはすっかり絶頂の極みから降りてくることも出来ずに、改札口に崩れ落ちてしまって。 と、満足したのか触手が異次元へと去っていけば、開ききり今なら1.5リットルのペットボトルすら飲み込めるのではないか、と思うほど拡張されたアヌスから、半開きのまま咥内一杯に精液を溜め込まれた口角から、過剰に充填された悪魔の精液が噴出し、その様はまさに白濁を撒き散らす人間噴水そのものだった……。 (rius_GM) 【むつみ】「あ~あ、これは、ちょっと大変だよ」 改札前の精液だまりに沈む魔法少女を見て言う。ポシェットの中をごそごそあさりながら(記憶を消して、カメラのデータを消させて、掃除もしないとここで凄いエッチな事件とか起こるスポットになっちゃうよね……) 指折り数えながら魔法道具を取り出し、解決のための支度を始める。その間も、ただ買い物に来ただけのユーチャリスは、地面に崩れてピクピク痙攣を繰り返しており…… (rius_GM) (rius_GM) (rius_GM) このようにして、異次元からの触手に嬲られる日々。このままその奴隷になって異次元に連れ帰られたら楽で心地いいのではないか。そんな思いすら生まれるほどの苛烈な責めが続き…… (rius_GM) ラウンド回って心那さんどうぞ (rius_GM) さらに、ポーン罠相当で責め具のBSもどうぞ (R11_Kokon) えーと、とりあえず知力でボーン罠の方を突破します ポテ2点使います(残4点) (R11_Kokon) 2d6+7+2d6 (kuda-dice) R11_Kokon - 2D6+7+2D6 = [1,4]+7+[3,2] = 17 (R11_Kokon) あれしょっぼい (rius_GM) 身体は屈服済 (rius_GM) 3d6+8 《部位狙い腰》 トラップの反撃! (kuda-dice) rius_GM - 3D6+8 = [2,2,1]+8 = 13 (R11_Kokon) あー待ってー (rius_GM) はいな! (R11_Kokon) 開幕ウィークポイントで突破しちゃいます (R11_Kokon) (存在を忘れていた・・・) (rius_GM) それは……はいな!使ってても何らデメリットなかったしね (R11_Kokon) 1d6 (kuda-dice) R11_Kokon - 1D6 = [3] = 3 (rius_GM) (rius_GM) それからも数日、触手の虜にするべく異次元からの攻撃が続きます。トイレで、学園での授業中に、生徒集会の間に、就寝中に。様々なタイミングで襲ってくる触手の愉悦。しかし、それに己を失いきることなく耐えて…… (rius_GM) 【むつみ】「そろそろ、向こうも痺れを切らせてくると思うんだけどなぁ……そしたら、今度は逃がさない準備をするよ!」自信たっぷりな少女 (R09_Kokon) 【心那】「そ、そうね………そろそろ、本気で決めに掛からないと体より先にノイローゼになっちゃいそうだわ……」 心底げっそりした表情の心那。 もはや彼女の事情などまったくお構い無しに襲ってくる尻穴悦楽……のみならず、マーキングされた肢体は怪物の意のまま気のままに責め立てられて、場所を問わずこの数日で百回以上の強制絶頂を迎えさせられていた……。 (rius_GM) 【むつみ】「でもまあ向こうが来るのを待つしかないんだよねぇ……ちょっとは誘いをかける作戦でいこう!」 少女の作戦にしたがって、空いている時間は人気のないところに向かう2人。他の魔族に襲われる心配もあったが、幸いにして最初に痺れを切らしたのはイセリアルアネモネ。公園を歩く少女のお尻の中で、いつものように次元の裂け目から顕現し始める。 (R09_Kokon) 【心那】「……―――来たわね……今日こそ決着を付けてあげる……! 全開で行くわよ六海ちゃんっ! 絶対正義の、鋼鉄風紀……! ユーチャリス、インセプション――――――ッッ!!」 (rius_GM) 【むつみ】「きたっ!今だっ変身だよッッて、もうしてるっ!!」 心那のそばにも巨大な質量が出現し始める。これまで何度も鋼鉄風紀に悦びを注いだ奉仕者。そしてそのミアスマをすすりとる捕食者。異次元に存在する魔物がこちらの世界に侵略を開始する (R09_Kokon) 次元の裂け目は依然として心那の腸内に存在し、敏感極まる肉芽…「スキュラのキス」越しに、その蠢動は完璧に息遣いすら感じられてしまって。 この不意打ちで何度アヌスアクメを極めさせられてしまっただろうか。恐らく全人類の平均アナルアクメをはるかに凌駕する回数の絶頂を味合わせてくれたこのおぞましい異次元の肉紐に止めを刺すべく、強烈な肛門快楽に屈服したくなるのを堪えて、歯を食いしばり活性ミアスマを右手のブローチに集約させ……次の瞬間、溢れる翠の閃光が公園を奔って。 (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「鋼鉄風紀……っ!ユーチャリス!! この街の風紀を乱す者は、誰であろうと絶対に許さないッ!!」 公園には、いつも通り?の凄まじい露出度の衣装に身を包んだ、正義のヒロイン……かつては魔女と呼ばれ、現代ではメイデンと呼ばれる、闇の世界の風紀委員の姿があった! (rius_GM) 変身を続ける今も触手は戦士を牝に墜とそうとその触手を蠢かせる。先端のブラシ状の部分が、すでに自分のものだと言わんばかりに瘤を舐めあげ、変身直後の凛々しい姿をアヘらせようと小細工する。 (rius_GM) 【むつみ】「今だっ!!」 取り出していた小さな錨のおもちゃをイセリアルアネモネに向かって投げつける。そのまま後も見ないで相手の攻撃範囲から遁走。 (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「さ、さぁっ! さあかかって来、な、さ…ぁっ!!?ぁぁあぁ…ほぉぉぉおぉおおおぉぉぉぅッッッ!!おひ、りっ!そのコリコリしたとこ舐めちゃ、ぁひっ!ひぁっ!あひいいいイッッッ!♪」 啖呵を威勢よく切ったものの、その直後には直腸快楽にあっさり蕩けてしまい、ここ数日で何百回上げたか分からないアナルアヘ声を上げてしまうユーチャリス。 ぷくっと腸壁で盛り上がった肉瘤を丹念に磨き上げられると、あっさりその場に崩れ落ちて股間を押さえて悶え狂うユーチャリス。 六海の助けが無ければ、また前回までの様にアヘり狂わされていたことだろう。だが…今回は……。 (rius_GM) 錨がパチンとぶつかると、緑色の光が魔物の体に広がる。それが表面でちらちら瞬くと…… (rius_GM) 【むつみ】「これで、相手は異次元に逃げられないよ!!そんなに長く持たないから……やっつけちゃってね!!」結局最後はユーチャリスにすべてがかかっている (rius_GM) (rius_GM) という事で、戦闘に入ります。開幕ありますか? (R09_Kokon) では、《ウィークポイント》を使用します (rius_GM) はいな! (R09_Kokon) 2d6+7 (kuda-dice) R09_Kokon - 2D6+7 = [5,5]+7 = 17 (R09_Kokon) どうだ! (rius_GM) 2d6+2 なめるなっ! (kuda-dice) rius_GM - 2D6+2 = [2,6]+2 = 10 (rius_GM) 防御が減りました! (R09_Kokon) 7点減少ごっつぁんです! (rius_GM) 悲しいことに! (rius_GM) しかし、反撃!! (R09_Kokon) さぁこい! (rius_GM) 4d6+8 バインディングツイスター!触手が螺旋を描いて! (kuda-dice) rius_GM - 4D6+8 = [6,4,3,3]+8 = 24 (rius_GM) 今度は貫通した! (R09_Kokon) うおう、貰うと即死するので女神の印を使います (R09_Kokon) 6d6 (kuda-dice) R09_Kokon - 6D6 = [1,3,4,6,2,4] = 20 (R09_Kokon) 20点回復、29になって24点貰って残5に (rius_GM) はい!アクトはありますか? (rius_GM) 11分から削除 (R09_Kokon) タイムリープ!香木を使ってMP全快!スウェーして15点貰います。残5に (rius_GM) はいな!アクトはありますか? (R09_Kokon) えーと (R09_Kokon) 《プライドの崩壊》《守るべきもの》《強制絶頂》を!! (rius_GM) 了解! (rius_GM) (R09_Kokon) 2d6+7 では知力で (kuda-dice) R09_Kokon - 2D6+7 = [6,1]+7 = 14 (R09_Kokon) ぐお・・・っ!女神の印! (R09_Kokon) 6d6 (kuda-dice) R09_Kokon - 6D6 = [4,3,1,3,3,6] = 20 (R09_Kokon) 残20に! (rius_GM) はいな! (rius_GM) (rius_GM) (rius_GM) では、そのままユーチャリスさんどうぞ! (R09_Kokon) では、補助行動で《自慰》を。しかる後素殴りします; (R09_Kokon) 2d6 (kuda-dice) R09_Kokon - 2D6 = [5,4] = 9 (rius_GM) OK!そのまま抜けます! (rius_GM) あ、-4拘束を (R09_Kokon) 拘束了解です (R09_Kokon) すみません、素殴りキャンセルでこのターンは拘束を解きに行きます (rius_GM) はいな! (rius_GM) 変身をして戦いの構えをとる鋼鉄風紀。しかし、貫かれたままのお尻の穴から走る衝撃は、とっくに戦士を牝に変えている。情けなのい嬌声をあげる少女の中で、螺旋をかく触手の動きが、ここ数日よりはるかに力強く少女を抉り…… (rius_GM) 【むつみ】「うわぁぁ……やっぱりエッチな格好だなぁ。」 安全圏まで下がってカメラを用意する少女が、木の陰から様子をうかがう (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「あひっ!あひぃぃっ!お尻、おし…りっ! お尻ほじくり回されて、っ!またイクの、イカされちゃう……このまま、じゃまた何時も見たいにされちゃう、されちゃったら…―――ッッ!!」 異次元からついにその巨躯を出現させたイセリアルアネモネ……異界の魔女の名を冠した妖華は、そのおぞましい触手を何本もくゆらせて、まるで値踏みをするかのようにユーチャリスをねめつけて。 出産直後の母子のへその緒ように、ユーチャリスの肛門から生えた、あのおぞましく太い、歪な肉疣に覆われた何本もの触手で繋がっている二人は、まるで鎖で互いを繋ぎ止めた太古のグラディエーターのようにも見えて。 (rius_GM) 四肢に絡んだ触手とともに少女の体を持ち上げるアネモネ。お尻を貫かれながら全身を悪臭放つ粘液触手で舐められるのは、ここ数日の責めより苛烈に鋼鉄風紀の体を高める。そのまま自分の幹にまで身体を引きつけると……そこに待ち構えているのはさらに凶悪な肉の槍。白く奇怪な幹。眼球の様な赤い瘤の植わったそれが、すでに触手が埋めている肉穴にあてがわれて……ギギ、ギチギチギチ。初めてを思い出させるキツさとともにねじり込まれ始める (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「ふぁ、ぁ…っ!あくっ!!絡まれて、絡んで…―――っ!ふぁ、ぁ!!ヌルヌル、染み込んで、これされちゃうと…っ!ヌルヌルで…ぇぇっ!!あひっ!ふぁぁああぁぁぁあ……ッッ!!」 ミアスマの輝きに守られ、恐ろしく強固な装甲であるユーチャリスのコスチューム。しかし、その代償として恐ろしく薄く、面積の小さいそれは直接の性的な刺激に極端に弱く。 全身に触手が絡み付いて、大量の粘液が触手からジクジクとあふれ出すように染み出し、純白極薄のユーチャリスの衣装を汚していく。 そう、この数日で味わった粘液快楽。その滑る触感だけで容赦なく理性を吹っ飛ばされて。 既に彼女の理性や意識などは全く無関係に、さらに触手を受け入れ肛門快楽に耽るべく、セピア色の窄まりがほぐれてくる。 それは、この数日で完全に叩き込まれたマッスルメモリー…。 (rius_GM) 子供の拳ほどありそうな塊が、肉穴なのかを押し広げ下から串刺しの様に貫く。呼吸すらつらい圧迫感ながら、繰り返される肛虐に慣らされた体は、それを間違いなく快楽として捉える。アネモネの手によりハヤニエのように肉幹に止められた少女。背中にはアネモネの本体の存在感があり、その質量感がさらにマゾ心を刺激する。圧倒的な存在に貫かれて屈服させられる。そんな家畜雌の愉悦が、鋼鉄風紀の中にたらりたりりと流し込まれて (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「……―――!? ま、待って、待ってダメダメ、いまそんな大きいの挿入れらた…ら…ぁっ!!今そんなされたら、お尻ダメになっちゃう、この街を……みんな、を、守らなきゃいけないのに…―――っ!!またダメになっちゃう、お尻ダメにされちゃうぅ、!……ぅぅぅんぁあああおぉお゛お゛おおおおぉぉおお゛お゛っ!!!!」 凄まじい、壮絶な触手による肛門陵辱、それすら強化されたメイデンの肉体は受け入れてしまう。 脊髄をメリメリメリと押し広げる肉音が全身に響き、凶悪な腸内圧迫感に呼吸さえおぼつかなくなってしまって。通常の精神の人間であれば、むしろ容易く発狂してしまいこの地獄の業虐から逃れる事が出来ただろうが、メイデンとしての強固な意志力が、それを許さずに。 屈服感を徹底的に煽るそのポーズは、ユーチャリスのマゾヒズムを徹底的に刺激してしまう。 肉色のおぞましい魔紐は全身に食い込み、とくにそのたわわな、爆乳としか形容のしようのない乳房に何十にも巻き付き、まるでボンレスハムのように変形させ、その先端……メイデン衣装の薄布を突き破らんばかりに乳首は屹立して、魔物の注意をこれでもかと惹いて。 (rius_GM) まるでトロフィーのように触手幹に繋がれた変身ヒロイン。異形がその身を揺するたびに、貫かれたままの少女の身体が左右に揺れて、擦られる部位が変わるとともに、縛られた柔肉が淫靡に形を変えて行く。辺りに漂う触手の悪臭以外に、すっかり蕩け始めたユーチャリスの芳香が漂い、牡がいればその欲望を刺激しただろう。そのユーチャリスの前に突き出された二本の触手。先日、ユーチャリスの上半身を飲み込み、その内側でどろどろに蕩かしたそれに似た口の付いた大きめのそれ。目の前で咀嚼するようにモゴモゴ動くと、どろりとぬめる液体をこぼして両胸を咥えこむ。直後、ここしばらくは放置気味だった肉丘から走る鋭い愉悦。布地越しにもかかわらず、ほとんど刺激が軽減されない責めが、肛虐にあえぐ鋼の風紀委員に注がれ (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「は、ぁ……っ!はひっ!!ぁっ!?ちく、び……―――っ!!乳首ダメ、吸われちゃうっ、吸っちゃ、ぁああああぁあああああああぁっ!! そんなにっ!ヂュボヂュボって、されたら、ダメ、堕ちちゃうっ!コリコリしたのが当たって、凄い吸い付かれて乳首ダメにされちゃうの……っ!!!♪」 目前に突き出された二本の肉ラッパが、ユーチャリスの目前でこれ見よがしに触手の腔部をグパァ・・グチュ・グバァ・・・!と拡げたり閉じたりを繰り返して、内側が以下に凶悪な状態、形状、機能を持っているのかをユーチャリスに見せ付けて。 この数日間で、この妖華がいかに女を雌に特化させるための生き物であるか、身に染みついて。たちどころに「ソレ」が彼女のたわわで、やわらかな犯罪級のバストを揉み解し、吸引し、搾り上げ、咀嚼してさらなる肉果へと爛熟させる機能を持っていると分かり、恐怖…それに吸い付かれると、どうなってしまうのかという恐怖、ヒロインとしての抵抗を完全に放棄させられてしまうのではないかという恐怖。 そして、座れたらどれ程の爆乳喜悦を味わえるのか…という期待。 それら入り混じって歯をガチガチと打ち鳴らしながら、それにその1m近い乳房を吸い付かれるのを見守ることしかできずに……! (rius_GM) もご、もごもごもご。外から見るとどこか滑稽な動きで肉袋を蠢かせる触手。胸を縛っていた触手が離れて自由になったそのミルクタンクを、トロトロにするべく蠢く。布地越しにゆっくり揉みこみながら内側の硬めの牙を突きたてて、痛み寸前の刺激をもたらし、赤くはれ上がったそこに己の体液をぬり込んでいく。途端に痒みを煮詰めて生成したかのようなむず激感とともに、それをほぐされる愉悦が走り、腰の下からの甘さと混ざり、少女の意識をかき混ぜる。ズゾ、ゾゾゾ。袋の最奥、乳首の位置がグッとくぼむと激しい吸引。ぴったり乳房に張り付いた袋がそんな事をすれば、吸い上げられるのはすぐ傍の乳首やその周りの肉で……立ち上がりきったところでその先端を周り中から軟骨の様な歯が甘噛み、石臼のようにすりつぶし始める (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「ひンッ!ぁ、ひ……っ!!内側、どんな凶悪な形してるの……っ!?こんなので、乳首、オッパイされたら、堕ち…ちゃう、ホントに、屈服させられちゃう……ひぁぁあああっ!!ま、た……っ!ムネで、乳首でイクッ!イッちゃう、ぅ―――っ!!イクイクイクっ!も、ォッ!!ムネ、オッパイこれ以上しないで、へぇ―――ぇぇっ!!!♪♪!」 たわわな、人並みずれて豊満な乳房を甘噛みされるように、タプタプと解き解されて。それだけでユーチャリスの抗議の悲鳴が、あっさりと媚を含んだ蕩けた嬌声へと変わってしまって。 赤く腫れ上がった乳房に媚毒粘液を丹念に塗り重ねられて、あっというまに乳房全体に浸透していってしまう。その大きさが災いして壮絶な量の媚毒が乳房を犯して行き、まるで超巨大な淫核も同然の性感帯へと作り変えられてしまって。 さらにその先端を軟骨のような歯でギュリ…ぎゅりっ…っと乳首を擦り上げて、乳輪もろとも強烈なバキュームをされれば、それだけで立て続けにティッツアクメ、ニプルアクメを繰り返してしまって。 凶悪過ぎる刺激は、極小前張り……―――愛液でもうすっかり透けてベットリと股間に張り付いた前張りの最上部からクリトリスを尖り切らせ、顔を覗かしています。 (rius_GM) 胸をお尻を全身を触手が貫き舐め揉み解す。そんな中でただ処女穴だけは、触手が何度も狙いながらも貫けない。前貼りに阻まれ弾かれたそれがクリをゴリンと抉り、再度少女を高みに飛ばす。恥ずかしい蝶の前貼り。むつみが用意したそれが陰唇に食い込み内側の肉をずるずる擦るが、かろうじて処女だけは守り続ける。しかしその責めがユーチャリスの中の牝の本能を刺激して、子宮の奥まで叩かれたらどうなるだろうかなどと想像までさせて……直後尻穴を貫くそれが反対側からその想像を現実のものにする。顕現した異形はこれまでの一部の触手だけではなく、全身を使って戦い戦士を墜としにかかり、、屈服した牝を自分の世界に連れ帰ろうと本腰を入れる。持ち上げられた両腕が、触手幹にある突起に触れる。朦朧とした頭がと、先日行った卑猥な運動を思い出させ…… (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「ひ、ひぁっ!!そんな、しつっこく、擦り付けないで…―――っ!!ひぎっ!!あきゃ、きゅぅぅぅっ! ソコ、そんなにしつっこくされたら、も、ぅ、擦るの許して……―――っ!!」 この数日に渡る容赦のない人外責め……いや、この数十分、僅か数十分の責め苦で、ユーチャリスの決意も、矜持…プライドはズタズタに引き裂かれ後に残るのは、強烈に焼きついた子宮の疼き。未だ魔物に踏み荒らされるどころか、その侵入すら許していないユーチャリスの深奥は、しかし熱く狂おしく蕩けうねり、凶悪な肉欲が渦巻き切なく戦慄いて。 「ひぁ、っ!はひっ! ……―――!? こ、れ…これ、あの時の……っ、あの時の……―――っ!!」 制御不能の全身の疼きに狂っているユーチャリスの眼前に、突如ある異形が出現して。それは、あの公園でユーチャリスの股間を擦り立て、凄まじいまでの連続絶頂を味合わせたおぞましい肉ブラシ…いや、肉のチェーンソー。 突然の出現にうろたえているユーチャリスの心より早く、その躯はまるで待ち焦がれていた恋人に再会したかのように、その触手幹を愛おしげに受け入れ、両脚を絡め両手でひしとしがみ付くと、自ら腰を上下させて、極小の破廉恥極まるデザインの前張りのみが覆う股間を擦り付けて破廉恥な、ヒロインとは思えないブラシ触手オナニーを始めてしまいます。 (rius_GM) 【むつみ】「うわぁ、始めちゃった……もうダメかなぁ。」 カメラでその姿を映し続ける。いつもの真面目な風紀の表情が、トロトロになって涙と涎と様々な液体をこぼし、舌を突き出し絶頂する。その間もヘコヘコ腰を動かし肉ブラシに前貼りマンコを擦りつけ、あさましく快楽に耽り続ける雌風紀。いとしい相手をホールドするかのように足を絡めて、時折ピンと突っ張らせながらイキ狂っていることをアピールする。クラスメイトが見たのなら、この落ちた牝犬があの全校生徒のあこがれの的であろうなどとは思わないだろう。 (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「は、っ!はひっ!!はひいいっ! コレ、コレぇ……っ!コレなのッ!!すごいイボイボが、ぁっ!当たって、クリにゴリゴリって当たって!!また……ぁっ!イクの、イッちゃう……―――ッッッ!!イクイクイクイクイクッ!! 六海ちゃんが視てる前で……っ!自分で腰擦り付けてっ!自分で股間押し付けてイクのっ!イク――――――ッ!!の!イキます……―――ッッ!!!!♪♪♪♪」 日頃、颯爽と校内を歩く超美人として有名な心那が……正義のメイデン「鋼鉄風紀・ユーチャリス」がアヘ顔を晒し、まるで発情した犬のように腰をイボイボにほぼ剥きだしも同然の股間を擦り付けてイキまくる。 実に数秒に一回というようなハイペースで、正中線部分を完全に露出した過激コスのまま疣まみれの淫肉チェーンソウに抱き付き、へそからぐるりと股間を経由して肩甲骨の辺りまで完全にホールドされ食い込む肉絨毯に敏感な急所全てを擦り上げられ、ブラッシングアクメの極致を受け入れてしまう。 (rius_GM) 絶頂をこころのそこから高らかに謳い上げる鋼鉄風紀。その表情は誰が見てももはや墜ちたただの牝。そのことに満足した異次元の侵略者は……最後の仕上げとばかりに少女の中に、外にマーキングしようと肉幹を膨らませる。身体の内側でこぶつき肉棒がさらに太さを増していくのは、これまで一週間味わったものに似ているが、遥かに凶悪な奔流の予兆。心那の心と身体がそれを受け入れようと緊張して、それでいながら身体の奥を開いた直後……ブビュビュビュ、ビュボッッ!!息の合った恋人同士のように精が噴き上がる。身体の内側を洗い流すかのように、外側を埋め尽くすように噴き上がるそれが、少女の砕けた誇りと矜持の残骸を洗い流して意識をさらなる高みに跳ねあげる。狂悪な異形のマーキング液が身体の内と外とに二度と消えないような印を何度も何度も刻みこみ (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「ひぃ、っ!あひっ!ふっふぁ……あっ!んんぁぁあああっ!!ゃ、あっ!射精るの、ぉっ!こんな、こんな一杯、全身にマーキングされたら、ぁ!!あ!も、もう、もぉ……っ!この魔物の……っ!この魔物(ひと)の…っ!恋人にされちゃう、ひぁっ!あああっ!雌(オンナ)に、されちゃう……――――――ッッッ!!!♪♪!♪!!!」 六海の道具によって完全に実体化したからなのか、それまでとは比べ物にならない…これまで数日間にわたって注ぎ込まれた精液の量をはるかにしのぐ大量の精液の噴出をその全身で受け止めて。 突きつけられた数十本の触手から数十リットルもの凄まじい粘り、臭いの精液をドボドボと注がれて、一瞬でゼリー状のザーメンで目を開けるどころか、呼吸すら出来なくされてしまって。五分間近く物間全身に、体内にいたるまでマーキングされつくしてしまいます。 (rius_GM) (rius_GM) (rius_GM) そして、ラウンド回ります。開幕はありますか? (R09_Kokon) ありませんー (rius_GM) はいではアネモネがとどめを狙いに! (R09_Kokon) はーい (rius_GM) 4d6+8 ツイスター吸精 (kuda-dice) rius_GM - 4D6+8 = [4,3,6,3]+8 = 24 (rius_GM) ダメコンをどうぞ~ (R09_Kokon) では、それを《テイルオブスペード》で (R09_Kokon) では、侵食2なので7d6行きます (R09_Kokon) 7d6 (kuda-dice) R09_Kokon - 7D6 = [3,5,5,5,1,1,6] = 26 (rius_GM) では、そのまま心那さんどうぞ~ (R09_Kokon) では、《アクセレイション》《マルチプルスナップ》で (R09_Kokon) 2d6+2d6+2d6 (rius_GM) はいな! (kuda-dice) R09_Kokon - 2D6+2D6+2D6 = [1,2]+[3,6]+[2,2] = 16 (R09_Kokon) ぐあしょぼい (R09_Kokon) で、直前でポテを5点乗せちゃいます (rius_GM) はいな! (R09_Kokon) 5d6 うりゃあ! (kuda-dice) R09_Kokon - 5D6 = [5,4,4,6,6] = 25 (R09_Kokon) 最初の一発に乗ってる感じで (rius_GM) ちろっと残った! (R09_Kokon) ではターンエンドです (rius_GM) では、そのままラウンド回して…… (rius_GM) 4d6+8 ツイスターバインド (kuda-dice) rius_GM - 4D6+8 = [1,1,4,2]+8 = 16 (R09_Kokon) もらって@4に (R09_Kokon) 拘束いただきました (rius_GM) はいな!そのまま反撃どうぞ! (R09_Kokon) サンダーエンチャントして攻撃します (R09_Kokon) 3d6+2-4 (kuda-dice) R09_Kokon - 3D6+2-4 = [6,6,4]+2-4 = 14 (R09_Kokon) どうだ!雷属性! (rius_GM) 異次元では、こちらの世界と属性が…… (rius_GM) 一撃を受けてた位置に崩れるイセリアルアネモネ……そこで…・・・ (rius_GM) 【むつみ】「やった!いまだっ!!」 三色にカラーリングされたボールを取り出したむつみが、ぺこん。それを崩れ始める魔物にぶつける。一瞬あたりが光に包まれて・・… (rius_GM) 【むつみ】「げっとだぜっ!」 後にはそのボールを掲げて立つ小柄な少女の姿があります (R09_Kokon) 【ユーチャリス】「ふぁ……―――ぁ……」 おぞましい異次元の妖華が消滅しても、その魔物の吐き出した精液は消えることなく、少女の躯に、体内に残留して。 まるで糖蜜漬けにされた果物のように、強烈な臭いを立てながらドベチャァァッ!とその場に崩れ落ちるユーチャリス。 (rius_GM) 【むつみ】「うわぁ……すごい匂いだっ。」 言いながらもいつものように肩を貸してくれるむつみ。半分引きずられるようにしながら、マンションに戻っていくユーチャリス・・・・・・ (rius_GM) と、ここで魔力判定目標10を行ってください (R09_Kokon) はいー (R09_Kokon) 2d6+1 (kuda-dice) R09_Kokon - 2D6+1 = [3,1]+1 = 5 (R09_Kokon) ですよねっ!w (rius_GM) 了解ですww (rius_GM) 施設日常に潜む罠使用 (rius_GM) (rius_GM) (rius_GM) ○ エンディング (rius_GM) ざざーー。熱いシャワーが注がれる中、2つの小さな嬌声が湯気と交じり合って響いている。ここは心那のマンションにある少し大きめなお風呂の中。かつて撮影されながら屈辱的な剃毛をされた舞台でもある (rius_GM) 【むつみ】「この触手がそんなに気持ち良かったのかなぁ?」 ちょっとプリプリしながら自分より年上の風紀委員を泣かす少女。首にはいつかの海魔のネックレスがかかっているが、その身体から生えているのはあの触手ではなく……ここ数日ですっかり慣らされてしまった異次元生物の生殖器。向かい合うようにして繋がったまま、意地悪な事を言いながら胸をつねる (R09_Kokon) 【心那】「そ、それは……ぁ、あひっ!ひぎ、っ! イイの、いいんです……―――っ!気持ちよかったの……っ!これで、お尻の穴ゴリゴリ犯されるの……気持ち良くって ……はひっ!はひいいっ!」 あのおぞましい触手で、しっかり尻奥まで繋がった状態で、意地悪く詰問される心那。否定しようとするも、少女が僅かに腰を動かすだけで、あっさり矜持も何もかも陥落して、目前の少女に破廉恥極まる懺悔をしてしまいます。 たわわな乳房を抓り上げられると、マゾヒズムを限界まで刺激されて、キュンキュンと尻穴を窄めてケツアクメを迎えてしまいます。 (rius_GM) 【むつみ】「むつみの尻穴奴隷なのに、あんな怪物相手にアヘェアヘェってなって……ほんとにそれでも風紀委員なの??」 少女の中では尻穴奴隷と風紀委員は並立する概念らしい。「こんなにおっきな胸をこれ見よがしにぶんぶんふり回して……」パチンパチンと横乳を叩かれる。自宅の風呂場の壁に押し付けられての結合は、小柄な少女に潰されているだけなのに、いつもよりさらに被虐の愉悦を呼んでしまう。防水だっ!と悦んで見せびらかされたビデオカメラが、いつものようにこのお仕置きを撮影している。既にどれほどのコレクションになっているのだろう (R09_Kokon) 【心那】「ご、ごめんなさい…っ!ひ、ぁっ!ごめんなさい…―――っ! む、六海ちゃんの尻穴奴隷なのに、私、風紀委員で淫乱ケツ穴奴隷の変身ヒロインなのに、触手にお尻の穴ゴリゴリッ!されておっぱい搾られて、それでイキまくっちゃうんです……―――っ!また、またイクのっ!六海ちゃんに犯されて、シリアナッ!ケツアナっ!肛門まんこ犯されてイッちゃうの、イク……ーッッ!!イクイクイクイクイ゛クイ゛ク……――――――ッッッッッッッッ!!!!♪!♪♪」 シャワーの水音が響くユニットバス内に、心那の甲高いケツアクメ嬌声(こえ)が轟いて。つい数ヶ月前まで清楚で貞淑だったはずの美少女は、今では触手で尻穴を抉られ、その重たげに弾む爆乳をスパンキングされ、口汚く詰問されながらイキ狂う、どこから見ても淫乱変態な尻穴奴隷……以外の何者でもなかった……。 (rius_GM) 【むつみ】「うん、じゃあいいよっ!」 カメラを前に恥ずかしい告白を繰り返す心那の様子に、にぱっと笑う小さな少女。頭を優しく撫でてあげたくなる笑みながら、腰の動きはまるで緩めない。触手の動きに心那の急所を知り尽くした動きが加わり、結腸部分も子宮裏も、細かい部分もすべて同時に責められて……「じゃあ、また出すねっ。ンッッ」 小さな体がふるっと震える。大きすぎる心那の胸に顔をうずめたてぎゅっと抱きついたまま……先の責め同様の激しい勢いで身体の中に精を注ぎ込む。 (R09_Kokon) 【心那】「は、ぁ……ぁ……―――じゃ、ぁ、っ!? ゃ、ま、って……今、今イッたばかりで、敏感すぎちゃって……ぇ、待って、待ってまって待ってまって ……―――ぇぇぇぇぇぇええぇぇぇえぇぇぇぇぇえぇぇぇッッッ!!!!♪♪」 絶頂直後の、敏感極まりない「スキュラのキス」を容赦なく擦り上げながら、直腸の中で精液が爆ぜるのを体感して。しがみ付いて来る六海を両手で抱きしめて、再び肛門絶頂にその身を震わせて……。 (rius_GM) 激しい折檻だった空気が、いつの間にかやさしいものになっている。もはや肛虐がご褒美と化している鋼鉄風紀の鳴き声が、いつまでも延々続いて…… (rius_GM) (rius_GM) (rius_GM) † HeroineCrisisCrisis † (rius_GM) 異次元からの攻撃 (rius_GM) 閉幕です
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過去の結果 №35 「面白一言」 1位 花鳥風月 ウルトラマン太郎(53)容疑者(465KB) 2位 さかも党<駄作王> 催眠術の達人が不眠症(425KB) 3位 サプライズろば オフエア (385KB) 4位 ホエー オフエア (285KB) №34 「猪木様がビンタを張って一言「( )」」 1位 田中一 一応軟膏塗っとく?(485KB) 2位 サプライズろば 俺はスリムクラブが優勝だと思ったがな!!(445KB) 3位 花鳥風月 オフエア (413KB) 4位 極東 オフエア (285KB) №33 「秋葉原に新しい喫茶店が出来ました。その喫茶店のとんでもないサービスとは」 1位 極東 チーズケーキを顔にぶつける(509KB) 2位 旅人 コーヒーを頼むと子犬がついてくる(485KB) 3位 花鳥風月 店長(50代のおっさん)のパンチラ見放題 (385KB) 4位 大鯰 全部納豆セット。 (361KB) 5位 No,buts! オフエア(357KB) №32 「今年流行りそうなAVタイトル」 1位 No,buts! 簡単に逝ってはいけない24時(421KB) 2位 花鳥風月 SEX48加藤鷹・チョコボール向井が1時間で48人斬りをいたします(385KB) 3位 極東 オフエア(373KB) №31 「じゃんけんに命をかける人の気持ちになって名台詞をはいてください。」 1位 花鳥風月 最高の「最初のグ~」で始めようぜ(385KB) サプライズろば 俺のチョキには親指と人差し指に魂が集まっている!!(385KB) №30 「面白一言」 1位 さかも党<駄作王> 神隠しが出来るのにマジシャンの手品に一々驚く神様(505KB) 2位 サプライズろば ルパン 執行猶予つく(497KB) ナスティナイト そんなことしてるくらいなら家でひたすら肉まん作ってる方がこれから就職氷河期へと飛び込んでいく自分のためになると思う。(497KB) 4位 極東 何でもないような事が幸せだったと思う何でもないような事二度とは戻れない夜高橋ジョージ:あの頃は良かったなぁ(しみじみ)三船美佳:いつまでも過去の栄光に浸ってないでバラエティー出るわよパパ!極東:歌出せや。まあロード以外歌えないとは思うけどな。大友康平:最早ロックさの欠片もないな。極東:お前が言うんじゃねえよ。早く仲直りして来いや。 (485KB) 5位 花鳥風月 麦!!(481KB) 6位 シュレインスティンガー 鼻からモチがでてきたわ~!?(473KB) 7位 ホエー オフエア(469KB) 8位 田中一 オフエア(461KB) 9位 新人QP オフエア(365KB) JIN Lite オフエア(365KB) 平沢ハルヒ オフエア(365KB) №29 「尖閣DVDに写っていた意外なものとは?」)」」 1位 極東 笑顔の地元住人(429KB) 2位 新人QP 鳥羽一郎と山川豊の穴兄弟船(421KB) 3位 ナスティナイト 20年後の私へ向けたビデオレター(417KB) 4位 ホエー アメリカ(409KB) 5位 JIN Lite 海に塩投げてしょっぱくしてる人(405KB) 花鳥風月 海数秒間 町を歩いている全ての人の顔が俵孝太郎に変わった(405KB) 7位 平沢ハルヒ オフエア(397KB) 8位 サプライズろば オフエア(393KB) 9位 さかも党<駄作王> オフエア(357KB) №28 「穴埋め シャ乱Q「ずるい女」より「バイバイ ありがとうさようなら ○○よ (穴埋め文字数自由)」」 1位 さかも党<駄作王> これで人類滅亡(453KB) 2位 花鳥風月 オフエア(421KB) 3位 新人QP オフエア(413KB) 4位 ホエー オフエア(397KB) №27 「だれも考え付かなかった不登校の理由」 1位 花鳥風月 全校朝会が毎日開かれ毎日校長の自慢話を3時間聞かされる(433KB) 2位 さかも党<駄作王> 学校が無い(429KB) 3位 新人QP つまづき体質だから玄関でつまづき、石につまづき、ミミズにつまづき、改札口でつまづき、ホームでつまづき、線路でつまづき、電車につまづき・・・身が持ちましぇん(417KB) ナスティナイト 育児休暇(417KB) 5位 旅人 オフエア(405KB) 6位 シュール65° オフエア(393KB) №26 「面白一言(長文あり)」 1位 さかも党<駄作王> 分身の術で増えた分だけ課税された(489KB) 2位 花鳥風月 福山雅治「実におもしろい」(ファミコンのたけしの挑戦状をやりながら)(489KB) 3位 JIN Lite ~レポート~1日目今日から、研究をしてそれをレポートに書いていこうと思う。87日目 ついに分かった。キツネが美少女に擬人化した時一番かわいい。(489KB) 4位 新人QP オフエア(457KB) 5位 極東 オフエア(85KB) №25 「2010年の日本シリーズの覇者となるのはどこのチームでしょう」 1位 花鳥風月 のぶこオチアイズ(497KB) 2位 ナスティナイト 千葉ロッテ理由・・・選手たちにプレイ中にガムを噛ませた結果、その味が大好評で他のチームの選手たちに相手チームの負けと引き換えに売買 (453KB) 3位 スルーするー まさかの清水エスパルス(445KB) 4位 極東 オフエア(441KB) 新人QP オフエア(441KB) 6位 田中一 オフエア(425KB) №24 「AKB48のセンター争いよりも熾烈なセンター争いとは」 1位 旅人 カメラが回っている誕生日会のセンター。しかも誕生日の子を無視して。(501KB) 2位 アルカリ充電池 プロ野球(493KB) 3位 田中一 す○めず<センターは俺だ!る<いや!俺だ!す<いや!ここは俺が入るべきだろ。ん<ここでまさかの俺!0ず&る&す<お前は無い!(489KB) ホエー 老人ホームと幼稚園の道路沿い争い(489KB) 5位 シュール65° ん ずとるとすのやつめ……悲しいよぉ……○にはまりたいよぉ……。セ○ター おーい!はまってくれないかー!ん あ、ありがとう!僕にも……僕にもはまれる場所があったんだ!センター か ん せ い !センタ でもお前は入らない。ー ひどいよぉ……。セン わーい、センターだー。タ(485KB) 6位 MONSTYLE オフエア(473KB) 7位 花鳥風月 オフエア(461KB) 8位 ナスティナイト オフエア(461KB) 9位 極東 オフエア(389KB) №23 「ドラゴンボールのテーマ曲「つかもうぜ!○○ボール」」 1位 田中一 つかもうぜ!ゴールデ・・・あれ?!ない?そう・・・彼は女になっていたのだ?!0全米が泣いたヒューマンドラマ。ここに完結!OH!マイボール(453KB) 2位 シュール65° トーテムポールじゃなくて(441KB) 3位 極東 近所のガキ大将がホームランで打って、カミナリさん家の盆栽を壊してしまった(437KB) 花鳥風月 タ~ケシ君 あ~そボール(437KB) 5位 ナスティナイト オフエア(429KB) 6位 ホエー オフエア(425KB) 7位 MONSTYLE オフエア(421KB) №22 「こいつ腹黒いというやつ8人」 1位 JIN Lite AKB48の誰か8人 (501KB) 2位 田中一 網走刑務所の囚人番号5番と13番と36番と56番と57番と58番と63番と100番の人(485KB) 3位 シュール65° 黒人A黒人B黒人C黒人D黒人E黒人F黒人G黒人Hえっ……腹が黒いから腹黒じゃないの……?(465KB) 極東 六代目三遊亭円楽と彼を腹黒言うてる司会者と座布団運びと他のメンバー五人(465KB) 5位 花鳥風月 オフエア(401KB) 6位 ホエー オフエア(385KB) №21 「新入りのバイトが「やっちゃった」できこととは?」 1位 田中一 生卵でもアイスでも「こちら温めますか?」と聞いてしまう。(409KB) 2位 ホエー 業界1位の規模に(393KB) 3位 ブロッコリーとチャーシュー キャベツを千切りにしてと言われて細かくなればいいやと思いフードプロセッサーにかけたらキャベツがドロッドロの液体になってしまったこと。(385KB) 4位 極東 ヤクザ相手にタメ口で接客(365KB) 5位 ナスティナイト オフエア(361KB) 6位 シュール65° オフエア(353KB) 7位 花鳥風月 オフエア(329KB) №20 「穴埋め AKB48の「会いたかった」より ○○たかった~、○○たかった~、○○たかった~、○○○!」 1位 さかも党<駄作王> 蟻たかった~、蟻たかった~、蟻たかった~、黄身にー!(441KB) 2位 シュレインスティンガー 死にたかった~ 飛びたかった~ 楽なった~ チーン(437KB) 3位 KT 朝飯たかった~、昼飯たかった~、夕飯たかった~、ゴチ!(429KB) 4位 花鳥風月 見たかった~ マジ見たかった~ ホンマ見たかった~ 乳首~!(425KB) ナスティナイト(オードリー) 答え思いつきたかった~ジャパネットたかった~本名は何クリスティーナたっかった~アメリカンテイスト!(425KB) 6位 オフィユカス 金たかった~ 殴りたかった~ 2万たかった~ イエイ! 母に~(413KB) 7位 田中一 たかたかった~、たかたかった~、たかたかった~、小太鼓の音のつもりだけど無理がある!(409KB) 旅人 ぼくの大事なクラリネットにキダタローたかった~、パパから貰ったクラリネットにキダタローたかった~、とっても大事にしてたクラリネットにナニワのモーッツアルトたかった~、イエス!かに道楽~!(409KB) 8位 佐々木のページ 社長のたかった~、年齢不詳のたかった~、ジャパネットたかった~、金利手数料はすべて負担!(397KB) 9位 極東 大企業の社長にたかった~写真ちらつかせながら「あの事奥さんや会社にバラしてもええんですよ」言うて大金たかった~って捕まったのはたかった~裁判長:判決!被告人高田慎二に懲役5年!(377KB) №19 「夏やりたいこと」 1位 ナスティナイト(オードリー) スイカ割りの途中でジャングルに迷い込んでフクロウに育てられる(505KB) 2位 花鳥風月 「SUMMER!」の発音をネイティブ並みに鍛える(489KB) 3位 ホエー スイカ100連打割り(485KB) 4位 田中一 自由研究に温水洋一の観察日記をつける。(445KB) 5位 KT 今年もスカウト待ち(425KB) 6位 スルーするー 海を埼玉県に作る(425KB) 7位 佐々木のページ 帰省ラッシュの渋滞の先頭に罵声を浴びせる(425KB) 8位 さかも党<駄作王> オフエア(421KB) シュレインスティンガー オフエア(421KB) 10位 JIN Lite オフエア(385KB) 11位 極東 オフエア(373KB) 12位 オフィユカス オフエア(349KB) №18 「入れて欲しいマニフェスト」 1位 佐々木のページ 日本全国の男湯と女湯の壁を取り壊す(489KB) 2位 極東 少子化対策として童貞に一人につき女の子が一人支給されます(485KB) 3位 田中一 童貞の前でカップルがイチャつくことを禁止します。(465KB) 4位 さかも党<駄作王> 「爽」に対抗して「鬱陶」なるアイスを政府から売り出します(445KB) 5位 JIN Lite このレスの最初2つが童貞被りとかそういったアレな事にならないようにします(429KB) 6位 ホエー オフエア(425KB) 7位 シュール65° オフエア(413KB) 8位 ナスティナイト(オードリー) オフエア(393KB) 9位 花鳥風月 オフエア(385KB) №17 「こんな税金やだ」 1位 佐々木のページ 税率が3.1415926535…%って円周率みたいだ。(489KB) 2位 ホエー 税金を払ったときに出る税金(ループ機能あり)(477KB) 3位 シュール65° 3.3.7拍子のリズムで払う(469KB) 4位 田中一 体で払わないといけない。(465KB) 5位 さかも党<駄作王> 納めた2倍の金額を無言の笑顔で返してきて何か底知れなく怖い(365KB) 6位 極東 太った人や巨乳の人に課税される贅肉税(345KB) 7位 花鳥風月 取立人「この税金は国の為じゃなくて、おじさん達の給料になるんだよ~ エヘヘ~」(337KB) 8位 シュレインスティンガー 税金出す?と拳銃を突きつけてくるやつがいるがやっているのが ザブングルの加藤(337KB) 9位 オフィユカス オフエア(325KB) №16 「ボウリングで300を超えるスコアを出す方法」 1位 オフィユカス 自分の股間についている玉を投げると、謎のマッチョ男が現れて「お主こそ漢(おとこ)の中の漢・・・」と言い残して300点くれる(513KB) 2位 さかも党<駄作王> ゲームの数ヶ月前からガーターに住んでみる(509KB) ブロッコリーとチャーシュー ボーリンクのピンのみなさんにあらかじめ高級焼き肉屋につれて行っておく(509KB) 4位 佐々木のページ 仲間たちがストライクを取るたびにいけにえとなりピンとなって倒れていく(473KB) 5位 ナスティナイト(オードリー) 安田大サーカスのヒロぐらいの巨漢がボーリング場で大ジャンプすれば衝撃でピンが全部倒れる(465KB) 6位 田中一 最後の1投はボーナスチャンス。ピン1本につき100本分でーす。(461KB) 7位 極東 オフエア(453KB) 8位 ホエー オフエア(413KB) 9位 花鳥風月 オフエア(401KB) 10位 JIN Lite オフエア(393KB) 11位 シュレインスティンガー オフエア(389KB) 12位 シュール65° オフエア(385KB) №15 「面白一言」 1位 佐々木のページ 私のHPの閉鎖理由は蓮紡の仕分け対象に選ばれたからです (501KB) 2位 ナスティナイト(オードリー) この前、家を出て、大通りを歩いてたらレディー・ガガにむっちゃくちゃ似てる犬の糞を見つけた(497KB) 3位 極東 極東:皆様ご機嫌よう極東だよ。西果:前半と後半のキャラ差に違和感覚えますね。宜しくお願い致しますね。極東:ところで最近はワールドカップで騒がれてるよな。西果:そうですね。四年に一回しか開催されないから楽しみですね。極東:だな。 全世界から集められた選りすぐりのパイオツカイデーのチャンネーのカップを図って楽しむアレな。西果:………私が認識してるワールドカップと大きくかけ離れているんですが。極東:四年に一回しか撮影されねぇから今から楽しみだよ!テンション上がっちゃうよ!西果:多分AVだと思いますねそれ。後あなたテンションよりも上ってる部分がコンモリと。極東:日本代表のビーチクの色は勿論サムライブルー!西果:病気じゃないですか完全に。日本のカラーですが、そこ推されましても。………じゃなくてサッカーの世界大会ですよ。極東:何だそっちか。蹴鞠の方か。西果:平安時代の貴族の遊びじゃないですか。極東:日本代表は烏帽子被って直衣(のうし)着て指貫(さしぬき)履いて…。西果:完全に貴族じゃないですか。只でさえ岡田ジャパンの戦力に不安抱いてると言うのに余計動きづらいですよ。極東:勿論色はサムライブルーな。西果:そこ意識されましても。てかサッカーファン蹴鞠って言うとマジ切れするらしいですよ。極東:そういや蹴鞠改めサッカーって全世界から強者が集まるじゃん?西果:ええ。あと蹴鞠とサッカーは別物だってことをとっとと理解して下さいね。極東:あんな球多人数で奪い合う野蛮なスポーツが全世界で浸透してんの?西果:そう捉えちゃうのは相当ひねくれてますねあなた。少なくともスケベなワールドカップより遥かに凌駕してますがね。極東:マジかよっ!世界平和とか言ってるのに争いあうなんてっ!矛盾してるよっ!西果:それとこれとは別問題かと…。極東:チクショー!ユニセフめっ!全選手に一人ずつサッカーボールを支給してやれよっ!西果:完全にルール違反ですね。多分試合外では一人一つずつ持ってますよ。 極東:ついでに俺にはチャンネーのサッカーボールをっ!西果:変態ワールドカップじゃないですか。テレビのガラス越しで我慢しなさい。極東:あと蹴り合うのは野蛮だからジャンケンで決めろぉぉぉぉ!!! 西果:最早競技無視ですか。わざわざ南アフリカのグラウンドでジャンケンって。絶対周りフーリガンだらけになりますよ。極東:まさか野蛮なスポーツが開催されるとは…。恐ろしい世の中だっ!西果:そう思ってるのは広い世界であなただけですよ。世の中恐ろしいのは同意しますが。とりあえずこれでも読んでなさい。(サッカーのルールブックを渡す)極東:(読んでみて本をぶん投げて)麿にはよう分からんでおじゃる。 西果:それ蹴鞠じゃないですか。いい加減になさい。極東:やっぱりサッカーワールドカップよりパイオツワールドカップだな。西果:やはりあなたはそちら派でしたか。もう良いです。二人:どうもありがとうごさいました。 (489KB) 4位 シュレインスティンガー みてみて握りこぶしが6つに増えたよ~(485KB) 5位 KT 麻生:いやぁすが君!新内閣おめでとう!管:「かん」ですよ!読み間違えないでください!福田:麻生君は漢字に弱いんです!あなたとは違うんです!管:そ、そんな怒らなくてもいいでしょう!?鳩胸:そんなことより見てくれこの胸板管:イヤお前誰だよ!?もうこんな国会なんて閉会だー!! (485KB) 6位 花鳥風月 オフエア(477KB) 7位 さかも党<駄作王> オフエア(469KB) 8位 ホエー オフエア(461KB) 9位 オフィユカス オフエア(453KB) 10位 シュール65° オフエア(425KB) №14 「今の岡田ジャパンに一言」 1位 ナスティナイト(オードリー) 岡田監督・・・いい加減に・・・メガネ換えたらどうです?(509KB) 2位 花鳥風月 そろそろママのグ~が出るぞ~(493KB) さかも党<駄作王> 不良「おいテメー、パン勝って来いよ」(493KB) 4位 ホエー サッカーって何?(477KB) 5位 極東 オフエア(465KB) 6位 シュレインスティンガー オフエア(453KB) 7位 JIN Lite オフエア(449KB) №13 「つり革広告風に雑誌の記事のタイトルを考えよ」 1位 オフィユカス マナカナ告白!マナがカナでカナがマナだった・・・!(489KB) 2位 花鳥風月 三宅雪子議員が教える22のこけ方~13のこけ方で私は干されました~(477KB) 3位 極東 「あの事件から一年…、あの衝撃をもう一度!」 草なぎ剛 新CM始動~つよポン、スッポンポンでミツカン味ぽん出演~ (473KB) 4位 ナスティナイト(オードリー) 今の若者は怒っている!!なんでそんな食べ方をするんだ!?アルカイダ50人に聞いた!~俺の刺身に手を出すな!!~武装vr. (441KB) 5位 さかも党<駄作王> 俺と天井、どっちがカッコイイ?(255KB) 6位 ホエー 来たれ、坂野商店(239KB) 7位 KT オフエア(175KB) №12 「こんな電車は嫌だ」 1位 シュレインスティンガー いつもどこから忍び込んだのかホームレスが椅子を占領して「このいすは家族みたいなもんだ~」とか騒いでる(493KB) 2位 花鳥風月 吊革に電流が流れてる(489KB) 3位 極東 「毎日毎日同じ事の繰り返し……、敷かれたレールの上を走るのは嫌だ!」って言って踏切から脱線して自動車道を突っ走る(485KB) 4位 JIN Lite オフエア(481KB) 5位 ナスティナイト(オードリー) オフエア(477KB) 6位 さかも党<駄作王> オフエア(469KB) №11 「「膃肭臍」ってなんて読むの?? 」ヒント1:「オウッ、オウッ」って鳴きますヒント2:オッ○○イと読みます 1位 さかも党<駄作王> オットが狼男だが私との喧嘩では常に平伏シセイ(441KB) 2位 ナスティナイト(オードリー) (えんにちの)アイパー滝沢(437KB) 3位 スルーするー オッキなノッポのフルドケイ(425KB) 4位 花鳥風月 おとっつぁん(421KB) 5位 JIN Lite 僕の妹も時々エビ反りでそんな鳴き声発しますよ。(393KB) 6位 寮長 オフエア(381KB) 7位 極東 オフエア(369KB) 8位 ホエー オフエア(365KB) 9位 シュレインスティンガー オフエア(349KB) №10 「面白一言 」 1位 シュレインスティンガー ととのいました六月とかけましてそうめんと説きますその心はどちらも「梅雨」「汁」が付き物ですシュレインです!(469KB) 2位 JIN Lite この前行った修学旅行から。 京都とかけまして、パソコンの容量とときます。 その心は、どちらも「テラ」が魅力です。はりあーう!(421KB) 3位 極東 極東:カツオの季節ですな。磯野さんに媚び売る訳じゃないけどね!西果:二言目が余計ですね。極東:やっぱりカツオって言えば野球ですね。西果:…激しくサザエさんの匂いがプンプンするんですが。極東:バットの代わりにカツオを持って。西果:サザエさんじゃなかった!何ですかそのシュールな光景は!極東:でピッチャーの投げるカツオを迎え撃つ!西果:ボールも!?投げるのに向いてないと思うんですが。極東:たまに変化球で鰹節。ボールだけにね!西果:二言目っ!堅いからカツオバット砕けても知りませんよ!そんな野球があってたまりますか。極東:ボールだけにか。西果:たまたまです。極東:………うん。西果:うわっ!散々寒いシャレ聞かされたのにこの扱い!極東:まあ気を取り直して、阪神はカツオをユニフォームに採用してるらしいな。西果:虎!それ虎!シマシマ模様しか合ってない!極東:やっぱりかっ!半信半疑だったんだけどね、取り付く島も無いってか。西果:うっさいわ!てかちょくちょく寒いシャレ言うの止めて下さい!極東:無理だな。なぜなら止まると死んじゃうから。西果:回遊魚か!ここまでカツオに徹底しなくていいです!二人:ありがとうございました!(365KB) 4位 ホエー マキロ~ン5!(357KB) 5位 さかも党<駄作王> オフエア(349KB) 6位 花鳥風月 オフエア(325KB) 7位 ナスティナイト(オードリー) オフエア(309KB) №9 「これがあると便利な携帯の機能はなんでしょうか 」 1位 さかも党<駄作王> 「2」「5」「0」を順に押すと江頭に直通する (517KB) 2位 花鳥風月 電波を出す所が伸びて、黒板を指す時の長い棒に代用できる。(513KB) 3位 ステーヴンⅢ世 圏外地域での鳩洗脳機能(509KB) 4位 極東 携帯を広げた状態で背中に付けると空を飛ぶことができる機能(505KB) 5位 オフィユカス オフエア(501KB) 6位 JIN Lite オフエア(501KB) 7位 ホエー オフエア(485KB) 8位 ナスティナイト(オードリー) オフエア(481KB) №8 「これをやってたら絶対困らない中途採用の際に必要な職歴」 1位 スルーするー ネギを持ちながらダンスを教えるダンスの先生(457KB) 2位 ナスティナイト(オードリー) 自動販売機のお釣り出口から1日に300円は集める(441KB) 3位 オフィユカス 戦士と武道家(405KB) 4位 花鳥風月 叶姉妹のマネージャー(397KB) 5位 ホエー 総理大臣(397KB) 6位 極東 オフエア(389KB) 7位 ブロッコリーとチャーシュー オフエア(373KB) №7 「ウイルス以外にパソコンに入ってきたらやばいもの」 1位 KT 素敵なサムシング(469KB) 2位 オフィユカス エスパー伊藤(433KB) シュレインスティンガー パソコンの枠にマイケルジャクソンがムーンウォークしていて邪魔で見えない(433KB) 4位 ナスティナイト(オードリー) PC「また起動すんの?めんどくせぇ~」というPCの邪念(413KB) 5位 極東 オフエア(417KB) 6位 花鳥風月 オフエア(385KB) 7位 ホエー オフエア(361KB) 8位 さかも党<駄作王> オフエア(345KB) №6 「こんな学校いらない」 1位 オフィユカス 2坪(501KB) 2位 さかも党<駄作王> 体育の時間は廃れた一発ギャグを延々エンドレス(469KB) 3位 極東 最低五人貧血で倒れないと朝礼での話を止めない校長と生活指導(421KB) 4位 ナスティナイト(オードリー) オフエア(413KB) 5位 花鳥風月 オフエア(385KB) №5 「KYな発言で有名な今の首相の名前を答えてください」ヒント1 漢字が読めませんヒント2:ギャグが滑ります 1位 佐々木のページ K=木下 Y=優樹菜(469KB) 2位 オードリー K 神無月の Y 嫁(363KB) 3位 浜田 オフエア(352KB) №4 「鳥から感染する病気で山口県阿東町の採卵養鶏所で2004年1月に、国内では79年ぶりに感染が確認された、致死率の高い病気の事を ○○インフルエンザ と言いますが○○とはなんでしょう」ヒント1 空を飛びます 1位 ネオンイオン えげつねえ(465KB) 2位 佐々木のページ パーマン2号(443KB) 3位 浜田 残酷な天使の(421KB) 4位 パニックブルー オフエア(382KB) 5位 さかも党<駄作王> オフエア(335KB) 6位 R.I オフエア(328KB) №3 「思いもよらなかった出来事にびっくりする様を目から○○ と言いますが○○とはなんでしょう」ヒント1 魚に関係あります。ヒント2:目からう○こ 1位 さかも党<駄作王> 目から漁師5人(412KB) 2位 パニックブルー 目からめざし(402KB) 3位 佐々木のページ 目から内館牧子(378KB) 4位 KT 漁船出港(365KB) 5位 ドロップス オフエア(312KB) 6位 浜田 オフエア(292KB) 7位 イソパルス オフエア(275KB) №2 「次の漢字の読みを教えてください”法螺”」ヒント:ほで始まってらで終わります 1位 さかも党<駄作王> ホームラン(462KB) 2位 パニックブルー ほしぞら(412KB) №1 「次の漢字の読みを教えてください”焼酎”」 1位 さかも党<駄作王> ヤケザケ(469KB)
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1369.html
93 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 46 27.63 ID DjXm98ut 見渡す限りの田園地、一年ぶりに来た地元はまったくと言っていいほど代わり映えしていなかった。 電車で一時間かけて地元にあるたった一つの駅に到着すると、まず視界に入ったのはホームに立つ複数の子供達、俺達が電車から降りると手を振りながら歩み寄ってきた。 俺や由奈の知り合いではないので、空ちゃんの友達だろう。 案の定、歩み寄ってくる子供達に気がついた空ちゃんも手を振り返して子供に駆け寄った。 話を聞くと空ちゃんが通う中学校の同級生らしく、いつも一緒に遊んでいる友達だそうだ。 なんでも夏休みに入って一度も遊んでいないらしく、皆で迎えに来たらしい……そう言えば学生はもう夏休みに入っているんだった。 「兄ちゃんバス来たぞ!」 買ってやったアイスをベンチで食べていた空ちゃんが(勿論友達皆にも買ってあげた)ベンチの上に立ち一本道を指差す。 緑色の見慣れたバスが此方へ向かってくるのが視界に入ってきた。 古いバスで俺が小学生の時から元気に走っているバスだ。 「それじゃ皆乗り込んでね~」 「「「はぁ~い!」」」 小学生数十人とバスに乗り込み、自宅近くのバス停へと向かう。 バスに揺られて一本道を突き進む。 94 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 46 51.61 ID DjXm98ut 学生の頃は毎日乗っていたのであまり意識しなかったが、大人になってバスから外の景色を見て“風情”と言う言葉の意味が初めて理解できた気がした。 この町から出ていくときも流れていく田園をボーッと見ていた記憶があるが、その時は何も感じなかったけど悪い言い方をすれば歳を取ったのだろう…。 そんな事を考えながら小一時間外バスに揺られていると、田園を抜けて町へと差し掛かった。 この辺一帯も見慣れた町並み。 閉鎖的な町を開発しようと市が道路を作ろうとしたようだが、町の権力者である父がそれを許さなかったとか…。 確かに守らなければならないモノも数多くあるのだが、産まれた町でもあるので外の繋がりを断つばかりでは寂れていく一方ではないかと密かに心配もしている。 「空ちゃんのお兄さん!隣座ってもいいですか?」 バスの中で騒いでいた空ちゃんの友達の一人が話しかけてきた。 小柄なツインテールが似合う女の子だ。 まだ中学一年生なので、幼さが残る丸顔が可愛らしい顔をしている。 「いいよ、どうぞ」 「ありがとうございます!」 荷物を退け、大袈裟に椅子を手でぱっぱっと払うと、女の子は笑顔を浮かべて椅子に座った。 95 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 47 40.05 ID DjXm98ut 「お兄さんは空ちゃんのお兄ちゃんなんですよね?」 「ん?そうだよ?」 空ちゃんの方へ目を向け呟いた。 男の子達に混じって何やら騒いでいる。 空ちゃんは女子の友達より男子の友達の方が多いようだ。 迎えに来た子達は全員で13人なのだが9人男子で4人が女子。 兄としては少し心配だ。 「羨ましいなぁ~、空ちゃんお兄さんの話ばっかりするからいつかは見てみたいと思ってたんです!」 「はは、見た感じどうかな?期待外れでしょ?」 「そ、そんな事無いですよ!物凄く優しそうですし、私のお兄ちゃんになってほしいぐらいです!」 慌てて誤解を解こうとする女の子の頭を撫でる為に手を伸ばした。 「痛ッ!?」 女の子の頭に手の平を置いた瞬間、頭部に鈍い痛みが走った。 咄嗟に頭を手で押さえて、視線を女の子から前に目を向けた。 「……ゴミついてたわよ?」 由奈が一直線に此方を睨み、人差し指と中指で何かを摘まんだ状態で俺の目先に持ってきた。 「ゴミって……」 由奈の手を掴み何を摘まんでいるのか目を凝らして見つめた。 ……俺の髪だ。 5~8本ほど抜かれている。 頭を押さえて由奈に再度目を向けるが、本に視線を落としてしまっている。 96 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 48 20.37 ID DjXm98ut 「ねぇ、お兄さん彼女いたりするんですか?」 隣に座る女の子が再度質問してきた。 「彼女かぁ……残念だけど今はいないなぁ…」 一瞬薫ちゃんが脳裏に過ったが、すぐに消えていった。 「えぇ~本当ですかぁ?なら私とかどうですか?」 少し頬を赤らめ上目遣い…中学生でももう既に男を落とす術を持っているのか…。 この子は間違いなく将来男に苦労する事は無いだろう。 「君達からすれば俺なんておっさんでしょ?同級生で好きな人とかいないの?」 「え~…だって皆子供臭くて…」 確かに…空ちゃん達は子供の様にはしゃいでいるが、年齢はまだ13歳だから十分子供。 この子が単純に大人びているだけだろう。 しかし学生は本当に恋愛話しが好きだ。 町を歩いていても、誰が誰と付き合ってる…誰が好き…誰が嫌い…女子中高生は特にそう言った話しが好きだろう。 「じゃあ、お兄さん携帯番号交換しまy「智(とも)…お前なんで兄ちゃんの隣に座ってんの?」 女の子の言葉を遮り空ちゃんが友達の輪から外れて此方へ歩み寄ってきた。 この子名前智って言うのか…。 それにしても空ちゃんは何か楽しい事でもあったのだろうか? 見たことないような笑顔を浮かべている。 97 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 48 52.03 ID DjXm98ut 「ちゃんとお兄さんにお願いしたよ?ねー」 俺の腕に手をまわして頭を肩に乗せると、恋人同士のように同意を求めてきた。 この子、既に彼氏ができた事あるんじゃないだろうか? こなれてる感がヒシヒシ伝わってくる。 「……く…ガキが…こ…すッ……」 目の前に座っている由奈が本に視線を落とした状態でなにやらブツブツ呟いている。 本は既に閉じられており、シワが寄るほど握りしめられている。 これは危ない…。 苦笑いを浮かべながら腕に巻き付く智ちゃんの手を外そうとするが、智ちゃんは手を放そうとしなかった。 「そんな事聞いてないだろ……なんで、お前が隣に座ってんだよ?」 再度空ちゃんが智ちゃんに問いかける。 やはり満面の笑みを浮かべている…不自然な程に…。 「だからお兄さんが良いってy「智、このバカ!お前空の顔見ろよ!」 今度は空ちゃんの後ろに居た男子が智ちゃんの言葉を遮り、焦ったよう駆け寄り腕を掴んで立たせようとした。 「ちょ、放してよ!顔?顔ってな………ぁ……その…ご、ごめんね!?すぐ退くから!」 空ちゃんの顔を見上げた直後、何故か血の気が引いたように顔を真っ青にして椅子から勢いよく飛び上がり空から距離を取った。 98 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 49 21.99 ID DjXm98ut 顔を見ろってなんだ? 空ちゃんの表情は先ほどと変わらず笑顔を保っているけど…。 「……昼から皆で川に行くんだ。だから兄ちゃんも私達についてきてよ!」 空いた椅子に腰を落とすと、今度は空ちゃんが腕に手を回して抱きついてきた。 先ほどの子と違い、どこか甘えるような雰囲気を醸し出しているあたりやはりまだ空ちゃんの方が子供のようだ。 「……ふざ…んなっ…そチビ…ッ」 「そ、そうだな!それじゃ、墓参りした後に行こうか?」 由奈の方に目を向けることなく返答した。 今は何となく由奈の顔を見てはいけない気がする…。 「なぁ、いま空自分の事“わたし”って言わなかったか?」 吊革にぶら下がっていた男子が目を見開き隣に居る女子に話しかけた。 「確かに…空ちゃん“わたし”って言った。いつもなら“僕”なのに」 周りに居た空ちゃんの友達がざわめきたつ。 そんなに不思議な事だろうか? 確かに耳慣れないとは思ったが、女の子なんだからこれが普通。 「な、なんだよ…別に私も女なんだからいいだろ!?」 褐色の肌でも分かるぐらいに空ちゃんは頬を真っ赤に染め、友達に言い返した。 99 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 50 07.83 ID DjXm98ut 「空ちゃんはこの友達の中に好きな人が居るのよねぇ?女の子は好きな人の前では可愛らしくなりたいのよ。皆も空ちゃんに優しくしてあげなさいよ」 先ほどまでブツブツ独り言を呟いていた由奈はいつの間にか復活し、意地悪な笑みを浮かべていた。 「ち、違うよ!ぼく、わたっ、私は…その……にぃ………う~…」 助けを求めるように俺に視線を投げ掛けてくる空ちゃん。 助けてやりたいが、兄として空ちゃんの好きなヤツが気になる。 「そ、それじゃ仕方ないなぁ~…」 「お、おう。空も女だし…優しくするぐらいなら…」 「俺は…いつも優しく接してるけど」 「てめっ、何一人だけ格好つけてんだよ!」 男子どもが醜い争いを始めてしまった。 男子達も満更ではないようだ。 「皆もガツガツしてたら空ちゃんに嫌われるわよ? でも、よかったじゃない空ちゃん。これだけの男子に好かれてるんだから……頑張って彼氏作りなさいね」 「だっ、だから別に私はそんなつもりじゃないって言ってるじゃん!」 由奈に飛びかかりそうになる空ちゃんを後ろから抱き抱え落ち着かせる。 「由奈もあんまり人の事に口出しするなよ?」 100 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 50 48.98 ID DjXm98ut 「そうね、可愛い妹の恋愛だからつい口を出しちゃうのよ…ごめんね?」 ニコッと空ちゃんに微笑みかけると、そのまま視線を横に流して外に目を向けた。 先ほどとは違い、どこかイラつきも消えているようだ。 「……」 逆に空ちゃんの機嫌が悪くなってしまったが……。 最寄り駅からバスに揺られて一時間半…路面の悪い道を走り続けようやくバス停へと到着した。 「いたた…長時間座ってたから腰が痛いな」 「ふふ、実家についたら私がマッサージしてあげる…」 後ろから近づき耳元でそう呟くと、ツカツカと歩き出してしまった。 何故わざわざいやらしく呟くのだろうか? 暑さで頭がクラクラしているのか、別の理由でクラクラしているのか分からなくなってきた。 「に、兄ちゃん…ちょっとしゃがんで…」 「ん?どうした空ちゃん」 空ちゃんに手を引かれ、腰を屈める。 「あの…家についたら…私が…ま、マッサージ…してあげる…ね」 顔を真っ赤に染めながら耳元で小さく呟くと、そのまま友達の輪に入り歩いていってしまった。 「……空ちゃんいい子だな……ついでに由奈も」 優しい妹達を持って嬉しい限りだ。 101 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 51 12.79 ID DjXm98ut 「あいつ大丈夫かな……」 由奈と空ちゃんの背中を見ていると、ふと零菜の顔が頭に浮かんだ。 今回の出来事で零菜はモデルの仕事ができなくなってしまうかも知れない…。 いや…かなり高い確率で実家に戻されるだろう。 とくにラブホの写真…あれはマズイ。 篠崎家系は代々“女は結婚するまで身体を許すな”と言う古くさい掟が存在する。 古くさいと言っても篠崎家に産まれてきた女性は皆それを守ってきたのだ。 篠崎家百四十年間の歴史の中でも零菜は特別。 その篠崎家の“誇り”が“汚れ”に変わる事は許されない。 写真が偽物か本物か…そんな事は正直どうでもいいのだ。 篠崎家の名に“傷がつく事実”が許されないのだ。 「どうにかできないもんかな…」 とにかく…今は早く実家に向かい母に会いにいかなければ。 ※※※※※※※ 「とにかく…今は父が家に居ないのでまた後日…」 「そ、そんな…だって零菜ちゃんも僕との結婚を楽しみにしてたじゃないか!」 「えぇ…楽しみにしてました…だけどお父様に誤解された以上、私の独断ではもうどうすることもできないの…今は家からも出られないですし」 「そ、そんなぁ…」 へなへなと玄関先でへたりこむ中年男性。 102 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 51 42.95 ID DjXm98ut 名は田島 光作…私の元婚約者。 いや…元婚約者“気取り”と言った方が適切かも知れない。 「と、とにかく…篠崎さんとの話の場を儲けてもらって何も無かった事を伝えなきゃ」 「……えぇ…そうですね…」 そろそろめんどくさくなってきた。 呆れた素振りすら見せず、表情を作るのは流石に疲れる…。 ふと玄関の向こう側から数人の子供達が視界に入ってきた。 それに混じって空も居る。 そして優哉の姿も…。 「……私も光作さんと別れるのは辛いのです……貴方と結婚したかったけど……だけど…だけどもう!」 「れ、零菜ちゃん!」 「きゃ、きゃあ!光作さん!?」 抱きついてきた、田島を押し返すように手で制御した。 芝居でも長く触れられたく無い部類の人間……ここ数ヶ月…何度顔を潰してやろうと思った事か…。 「なにやってんだお前ッ!」 私の思惑通り私の異変に気がついた優哉が私に抱きつく田島を引き剥がし表へと投げ飛ばした。 「ふんぎゅっ!?」 豚みたいな声をあげて、玄関前を転がる田島。 笑いを堪えるのに必死だったが、優哉の後ろ姿は怒り色を隠せないほど肩で息をしていた。 「ゆ、優哉…」 「大丈夫か零菜!?何もされてないか!?」 103 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 52 18.46 ID DjXm98ut 此方へ振り替えると、私の肩を掴み心配そうに話しかけてきた。 「え…えぇ…大丈夫よ…ありがとう優哉(ふふ……バ~カ…)」 優哉に悟られないように毒づく。 優哉もかなり甘い。 少し弱みをみせれば、あれだけ毛嫌いしていた私の元へとすぐに駆け寄ってくる。 妹を守らなければ…そんな感じの事を思っているのだろうか? 生憎私は一人でも十分生きていける。 優哉も空も由奈も…父でさえもただの暇潰し道具。 「何をするんだ!?」 ――ただの…。 「ふざけんな!妹に何をしようとしたんだよ!」 私を守るように田島に立ち塞がると、大きく声を荒らげた。 「……」 そう――ただの暇潰し…ただの暇潰し…私にとっては…ただの…暇潰し…。 「くっ…」 田島が立ち上がり、優哉を睨み付けた。 まだ居たのか…用はすんだのだからもう消えてくれないだろうか? 「こんな所を父に見られたら貴方会社潰されますよ!?」 これは大袈裟に言っている訳では無い。 一つの会社など軽く潰せる力は篠崎家にはある。 だから田島の顔も青ざめているのだ。 「ま、また来るよ零菜ちゃん…」 それだけ言うと、そそくさと逃げていくように立ち去った。 104 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 52 51.91 ID DjXm98ut 初めからそうすればよかったのだ…相手する身にもなってほしい。 「本当に何もされなかったか?」 再度振り返り問いかけてきた。 やはり本気で心配しているようだ。 「…大丈夫よ…だから手を退けて」 肩から優哉の手を払い、外へ目を向けた。 腕を組み無表情で此方へ目を向けている由奈と視線がぶつかった。 ……むかつく。 何に? 分からないけど、とにかく由奈の表情に腹が立つ。 「…疲れたでしょ?中に入って休んだら?」 由奈から目を反らして再度、優哉に視線を落とした。 今の私は少しおかしい…今の状態で由奈の顔を見ていたら、苛立ちを表に出しそうになる程に。 「そうしたいけど、すぐにお母さんの墓参りに行ってくるよ。その後空ちゃん達と川に行くから。お前も一緒に行くか?」 玄関先で空とその友達らしき子供達が群れている。 「お母さんの所にはもう行ってきたわ。それと川で遊ぶ歳でも無いしパス。 私は夕食の買い物行くから」 「分かった。多分夕方の4時ぐらいまでには帰るよ」 優哉から鞄を受け取り、手を降る優哉達を見送る。 105 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 53 17.91 ID DjXm98ut 「ふん……馬鹿馬鹿しい…」 優哉の鞄を居間に投げ入れ、自分の部屋へと向かった。 一瞬脳裏に昔優哉が好きだった母が作ったオムライスが頭に浮かんだ。 何十年前の記憶だろうか? 好みなど、思春期に入るとコロコロ変わると言うのに…。 しかし、何故だろうか……夕食は意地でもオムライスを作りたくなってきた…。 これも私なりの“暇潰し”だと思いたい。 ※※※※※※※ 「兄ちゃん見て見てー!」 「あ、危ないって空ちゃん!」 「大丈夫だよ!うやっほ~い!!」 対岸の橋の上から此方へ手を振ると、何の躊躇も無く川へと飛び込んだ。 大きな水しぶきが舞い飛び、空ちゃんが水の中へと潜りこむ。 高さは四メートル近くあるんじゃないだろうか? もし川の中に大きな石でもあればかなり危険だ。 「死んだかな?」 わざとらしく口に出し川を覗き込む由奈。 「ぷはっ、お~い兄ちゃ~ん!」 数秒後、川の中から顔を出し此方へ再度手を振った。 隣から舌打ちが露骨に聞こえたのでチラっと由奈に目を向けるが、由奈は何事も無かったようにまた木の影へと移動して本を読み出した。 「空ちゃん、危ないからダメだよ!」 「は~い…ごめんなさい」 106 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 53 54.02 ID DjXm98ut 泳いで近づいてきた空ちゃんにキツく注意すると、案外アッサリと返事を返して謝ってきた。 どこか嬉しそうなのが少し引っかかったが…。 「お兄ちゃんもうちょっとキツくてもいいんじゃないの?」 「いや…あれでも十分キツく言ったつもりなんだが…」 「ダメよ、髪の毛掴んで水の中に押し込むぐらいしなきゃ」 「そんなヤクザみたいな事するかアホ!」 この妹は俺をどんな人間にしたいのだろうか? 「それよりお兄ちゃん…ふふ、隣来てよ」 隣の石垣をポンポンと叩いてそこに座るよう言ってきた。 何も言わずに由奈の言う通り隣へと腰を落とすと、徐に俺の膝に頭を乗せて寝転ぶ。 「なんだよ…重たいぞ?」 「涼しい…」 目を瞑りそう呟くと、太ももに鼻を擦り寄せてきた。 川の上流から川独特の涼しい風が吹き抜けて行く。 クーラー要らず、田舎ならではの涼みかたでは無いだろうか? 「なんか…昔を思い出すね」 「……あぁ…そうだな…」 この川は俺達も昔よく遊んでいた川で(もう少し上流だったが)由奈と駄菓子屋でアイスを買っては川に足を突っ込んで食べていたのだ。 「……変わらないな…この辺も…」 「うん…そうだね…」 107 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 54 21.21 ID DjXm98ut 由奈の髪を優しく撫でると、今度は俺の手に甘えるように頭を擦り寄せてきた。 「あぁーッ!由奈姉ちゃんズルい!」 友達と川で泳いでいた空ちゃんが此方を見るや否や素早いクロールで俺達が居る岩山まで泳いできた。 その岩山を器用に登り、歩み寄ってくる。 ふと空ちゃんの水着に視線が向いた。 空ちゃんが着ているのは学校の指定水着で所謂スクール水着。 他の子供はカラフルな水着を着用している。 これでは空ちゃんが可哀想だ。 「空ちゃん明日デパートに水着買いに行こうか?」 「えぇ!本当に!?」 拗ねたような表情から一変、向日葵のような笑顔を咲かせて俺の腕を掴んだ。 「別にお兄ちゃんが行くこと無いんじゃないの?お金あげるから友達と一緒にいきなさいよ」 興味なさそうに目を瞑ったまま川へと指差す。 由奈が指差した場所には数多くの男子が空ちゃんをチラチラ見ている。 そう言われてみれば…水着は友達と買いに行ったほうが選びやすいのかも…。 「あぁ…それじゃお金y「ダメ!兄ちゃんと一緒に行く!!絶対絶対に兄ちゃんと一緒に行くからな!!!」 鼻息荒らく由奈を見下ろし強く宣言した。 108 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 54 46.95 ID DjXm98ut 「あっそ……まぁ、好きな人には後で見せたいものだもんね?頑張って選んできなさい」 「ちっがーーうッ!!」 「はは、まぁまぁ」 ジタバタと暴れる空ちゃんをなだめて、同じように影に座らせた。 他の子供は何度か休憩していたが、空ちゃんはずっと遊びっぱなしだったので一度は休憩させないと怪我の原因に繋がるかもしれない。 タオルをカバンから出して空ちゃんの頭を軽く拭いてやる。 気持ち良さそうに目を細めて、表情を緩めている。 視線を下に向けると、由奈が目を開けて俺の顔を見上げていた。 空いた左手で空ちゃんと同じように由奈の髪をくしゃくしゃっと撫でてやると、面白い事に同じように目を細めて表情を柔らかく緩めた。 「お前ら似てるな…」 「「似てない!!」」 十分似ていると思う…。 「はぁ…なんかお腹すいてきたなぁ…」 空ちゃんが空を見上げて突然呟いた。 何故空腹で空を見上げるのか不思議だが、何となく分からないでもない。 「確か零菜が夕食の食材を買いに行ってるらしいけど…」 「買いに行ってるのは空ちゃんとお父さんの食事でしょ?私とお兄ちゃんは別で食事を取るから」 109 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 55 45.99 ID DjXm98ut まぁ、分かりきっていた事だが由奈は俺が由奈以外の異性が作った料理を胃に入れると烈火の如く怒るのだ。 もうトイレに連れて行かれるのはごめんだ。 「それに今日はお兄ちゃんの誕生日なの…誕生日はお兄ちゃんと私の二人で祝うって決めてるから」 そう…なんの呪いか、最後の母の冗談か、母の命日と俺の誕生日が偶然にも重なっているのだ。 「兄ちゃん誕生日なの!?ならパーティーしなきゃ!お~い皆ー!兄ちゃん今日誕生日だから祝うぞー!」 「ちょっと!?あんた話聞いてたの!?」 由奈が勢いよく立ち上がり空ちゃんに詰め寄る。 しかし空ちゃんは由奈の手を軽くかわして川へと飛び込んだ。 「今日は皆で焼肉だー!」 「「「おー!!!」」」 「こ、このガキッ!焼肉なんかしないわよ!」 まぁ、今日の誕生日は由奈が作る数々の料理を一人で食べなくてすみそうだ。 110 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 56 21.53 ID DjXm98ut ※※※※※※※ 「えぇ…そう……分かったわ…楽しんでね…」 携帯電話の電源を切りテーブルへと投げる。 テーブルの上をスーッと滑ると、力加減を間違えたのかゆっくりテーブルの上から落下していった。 それを拾うでも無く、椅子へ腰かける。 電話の相手は空。 なんでも優哉の誕生日パーティーを開くから帰りが遅くなるとのこと。 分かっていたこと…。 初めから私は一人。 誰にも頼らず、目の前の壁を乗り越え、誰からも見下ろされる事の無い地位が私の目標。 だから些細な事に躓く事はあっても転けたりしなかった。 それを、篠崎が許さないからだ。 テーブルの上には皿に盛られたオムライスが二皿。 雑ながらも自分では頑張ったほうじゃないだろうか? 何故二皿? そんな事は自分でも分からない。 ただ、昔の記憶を辿ったら二皿のオムライスと双子の幼い兄妹に行き着いただけ…。 ただ、それだけ…。 椅子から立ち上がり、徐に皿を掴むとゴミ箱がある場所へと歩いていく。 「……」 数秒眺めた後、それをゴミ箱の中へと捨てる。 何も感じない…自分が作った料理だからだろうか? もう一皿のオムライスも同じようにゴミ箱へと捨てた。 111 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 56 46.94 ID DjXm98ut 「零菜様?何をなさっ…て……それは零菜様が作られていた料理では…」 いつの間にか留美子が私の背後に立っていた。 ゆっくりと留美子に目を向ける。 「ぇ……零菜様…泣い…」 「消えなさい……殺すわよ?」 自分の頬を伝う冷たいモノを拭うことすらせず、留美子に言い放つ。 「は、はい…失礼します」 一度頭を下げ、リビングから姿を消す留美子を見送った後、窓の外から差し込む夕陽の光に視線を向けた。 これはなに? 自分の涙に気がついた途端に沸きだす殺意にも似たこの感情。 母を裏切った父にも似た感情を持った覚えがある。 だが…それ以上の悲しみが憎悪に変わり渦巻いている。 「ふふ…」 止まらない…。 これは何の涙なの? ねぇ……優哉? ……貴方だけは絶対に許さないから…。 112 名前:狂もうと ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00 57 20.58 ID DjXm98ut 「あはは…は…ははッ」 ――貴方は忘れているのでしょ? 「っあははははッは!!どうせ初めからそのつもりだったわよ!」 ――貴方と私は“双子”なのよ? 「いいわよ!?優哉!貴方を苦痛に歪ませてめちゃくちゃにしてあげる!何が妹よッ!あっはは――ッ全部潰し――ッ!!!」 ――貴方は忘れているのでしょ? 「私と貴方は絶対に切れない繋がりがあるのよ!!?私からは絶対に逃げられない!逃がさな゛い! 這いつくばらせて嫌と言うほど私を感じさせてあげるわ!」 ――愛する母から私も貴方と一緒に産まれて来たのよ? 戻る 目次 次へ
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「以上で、今回の会議を終了する。各自解散してくれたまえ。」 長かった会議が終わり、各委員会の委員長たちがぞろぞろと生徒会室を出ていく。全員が出ていったのを確認して、俺は制服の内ポケットから煙草を取り出し、火をつける。 ここは職員室の隣だが、一度も教師どもにバレたことはない。 「会長、お疲れ様です。あ、また煙草ですか?もう、毎回言いますけど、喫煙者は各種ガンの発生率が非喫煙者の何倍も」 「それは分かっているが、これが一度吸うとどうしてもやめられんのだ。そうだ、江美里、お前の情報操作能力とやらでニコチン依存を無くしたりは出来んのか?」 「出来なくはないですけど…。それじゃ会長のためにならないじゃないですか。」 「はは、それもそうだ。俺も肺ガンは嫌だしな。禁煙でもしてみるか。」 「やっと分かってくれましたか。三日坊主にならないように頑張って下さいね。」 「その点は心配無用だ。俺はやると言ったことは必ずやり遂げる人間だからな。まあ、どうしても無理だったら、その時はよろしく頼むぞ。」 「しょうがないですねぇ。本当に、どうしてもって時だけですよ?」 「ああ。感謝する。」 二人きりになった生徒会室で、いつものように俺と江美里は会話を交わす。 ん?呼び方は「喜緑くん」じゃなかったか、だって?ああ、説明が遅れたな。この喜緑江美里はつい一ヶ月前くらいから俺の彼女だ。どのようないきさつでこのような関係になったかは、話すと江美里が極端に恥ずかしがるので、ここでは割愛させていただく。 その江美里の事だが、実は人間ではなく、情報統合思念体とやらに作られた宇宙人のようなものらしく、同じく宇宙人のようなものである長門有希の目付け役としてこの学校にいるらしい。 最初、その話を聞いた時は頭の狂った妄想癖のある変質者かと思ったが、目の前で俺の煙草がニ○レットに変わった時にはその話を全て信じざるを得なくなった。 宇宙人と付き合う事に最初は尋常ならぬ違和感を当然ながら抱いていたが、江美里の人間味溢れる仕草を見ていると、そんなことは全く気にならなくなっていった。まあ、情報操作能力とやらがある以外は人間と何ら変わりはないらしいしな。 「そろそろ帰りましょうか、会長。」 「ああ、そうだな。」 生徒会室に施錠をし、俺と江美里は昇降口へと向かった。 靴を履き終わり、外へ出ようとしたまさにその時! 「あら、雨ですね。」 結構な勢いで雨が降り始めた。厚い雲が空を覆っており、しばらくは止みそうにない。 「江美里、傘はあるか?」 「私は持ってますが…会長はお持ちでないんですか。」 「ああ、情けなくもな。すまんが入れてくれないか?」 「ええ、いいですよ。どうぞどうぞ。」 「はは、すまないな。」 「相合傘ですかあ。なんかいいですね。えへへ」 「いままであまり恋人らしいことをしてなかったからな。たまにはこういうシチュエーションもいいだろう。」 「恋人らしいこと、ですか…。そうだ、今度の土日に二人でどこかに出かけませんか?生徒会の仕事もありませんし、ちょうどいいんじゃないですか?」 「お、いいな。映画でも見に行くか?ちょうど気になっていたのがあってな。」 「はぁ。何て言うやつですか?」 俺はためらいつつもその映画のタイトルを告げた。 「えっ!会長もそんなの見るんですか!?甚だしく意外ですね。」 「何もそこまで驚かなくてもいいだろう。…まあ以前の俺なら絶対に見なかっただろうがな。」 「実は私もその映画見てみたかったんですけどね。実年齢は4歳ですから、恋愛のこととかよくわからないし、いい勉強になりそうですから。」 「よし、きまりだな。詳しい待ち合わせ時間などは明日でいいだろう。」 「そうですね。ふふ、楽しみだなぁ…じゃあ、私はここで。」 「ああ。またあしたな。」 「ええ。では失礼します。」 江美里はぺこりとおじぎをすると、マンションの方向へ歩いて行った。 しかし、一ヶ月で初デートとは何と遅いことか…。相手が江美里じゃなかったら破局なんてこともあったかもしれん。 まあ、いまさら細かいことは気にせんことだ。土曜はゆっくり楽しもう。 ~翌日、会長のクラスの教室にて~ 「なあ」 「なんだ?」 朝教室へ行くと、隣の席のやつが話しかけてきた。 「お前さぁ、最近…変わったよなぁ」 「ほう。どのようにだ?」 「ああ、前はいかにも冷酷そうな顔をしていたが、今は随分緩んだ感じがするよ。あと性格も丸くなったような…もしかして彼女でも出来たか?」 「ああ。」 「なっ、マジでか!?まさかいつも生徒会で一緒にいる、書記の喜緑さんという人か!」 「しっ!大声で言うな!他のやつらに聞こえるだろうが!」 「もう聞こえてるぜ?」 背後から別のクラスメイトの声が。後ろを振り向くと、すでに女子を含めたクラスの大半が集まっていた… 「…というわけでな。今日はさんざんクラスのやつらにいじられたよ。」 「それは大変でしたね。でも少し嬉しかったんじゃないですか?」 「ははは、それを言われると否定できんな。」 実際、彼女のいないやつからみたらこの上なく羨ましい光景だっただろう。 「ふふ。明日はいよいよ、初めて二人でおでかけですね。ちょっと遅いような気もしますけど。」 うっ!やはり江美里もそう思っていたか。 「でも最近はずっと忙しかったかですし、仕方ありませんよね。だから明日は思う存分楽しんで来ましょう。ねっ、会長♪」 可愛らしくウインクをする江美里。目眩がしそうなほど輝かしいが、「ああ。」とぐらいしか返せない自分が情けない。 「可愛らしく」か。以前の俺からは想像もつかない言葉を使うようになったものだ。 こいつと付き合うようになってから、あまりの自分の変わりように驚くことがある。以前は自分があくどい、冷徹な人間なのはある程度自覚していたし、周りもそう思っていたのだろう。 しかし今は、気が付けば江美里の事ばかり考えている。どうしたら喜ばせられるかとか、どうやってデートに誘うかなど…。周りからも、今日のクラスメイトのように、「優しくなった」「明るくなった」などと言われるようになった。 今の俺と以前の俺はまるで別の人間のようだ。誰かが俺が寝ている間にこっそり俺の人格を持ち出し、別の人格を入れたとしてもそれを否定することはできない。 だが、俺は今のこの生活を楽しんでいるし、元の色のない生活には戻りたくないから、これが自分なのだと受け入れて行こう。冷徹な俺よりも、優しく明るい俺の方が江美里も好きだろうしな。 ふと、江美里が少し前に出て立ち止まり、後ろを振り向く。 「ねえ会長。」 「なんだ江美里。」 「会長は私のことどれくらい好きですか?」 「そうだな…あまりいい例えが見つからないから言葉では言いづらいな。これでいいか?」 誰の目も届かない裏道。俺は江美里を抱き寄せ、その薄桃色の綺麗な唇に、自分の唇を重ねた。 こういう時は目を閉じるのがマナーだと思い、俺はそれに則った。江美里を抱く腕に力を込める。しばらく離したくないね。 本当は五秒くらいしか経っていないのだろうが、俺にとっては永遠にも感じられた時間のあと、俺は唇を離し、ゆっくり目を開けてみる。 江美里は顔を朱に染め、びっくりしたのかしばらくオロオロしていた。そしてようやく落ち着くと、ぱあっと満面の笑みをつくり、 「ふふふ。大好きです、会長。」 と言って、ぎゅっと俺に抱きついてきた。そのまましばらく、俺達は抱き合っていた。 ~翌日、土曜日~ 俺は江美里との待ち合わせ場所に指定した駅前に着いた。辺りを見回す。どうやら江美里はまだ来ていないようだ。 時計を確認すると、約束の時間まで30分あった。もうしばらく来ないかもしれないと思い、暇潰しを探し始めると、 「ごめんなさい、会長。待たせましたか?」 俺に五分ほど遅れて到着した江美里が聞く。身長差があるので必然的に上目使いになる。くっ、可愛い… 「いや、俺もついさっきついたところだ。待ってなどいないぞ。」 「そうですか。よかったです。じゃあ、行きましょうか。」 「おう。今日は楽しむぞ。」 「はい!」 俺達は二つ隣の駅までの切符を買い、電車に乗り込んだ。俺達と同じ目的のやつが多いのか、車内は結構混んでいた。俺達はドア近くの吊革につかまった。電車は加速し、やがてカーブにさしかかる。 すると、急なカーブなのか電車が傾き、激しく揺れた。俺はその拍子に少しふらついてしまった。その時! 俺のあいていた方の手が江美里の胸にあたってしまった! 「ひゃあっ!」 「わ!すまん!ふらついた拍子にあたってしまった!」 「いえ、べ、別に不可抗力ですから全然気にしませんよ!それに、会長になら何されても…ぃぃ…」 ん?最後の方がよく聞き取れなかった。真っ赤になって下を向き、ゴニョゴニョ言っていたが何だったのだろう? しばらく気まずい空気が流れたがなんとかいつもの調子にもどることが出来、鑑賞予定の映画の話をしていると目的の駅に到着した。 「あとはここから徒歩五分だな。よし、行くぞ江美里。」 「………」 無言?さっきのことを思い出して照れているのか?まあいい、とりあえず早く映画館を目指そう。 俺は歩き出した。しかし江美里は着いてこない。なぜだ? 「どうした江美里?早く行かないと映画が始まってしまうぞ。」 「…手。」 「手?」 「手、つないでください。」 …しまった。全く頭になかった。恋人同士の常識とも言えることを…!! 「それは悪かった。ほら。」 手を差し出すと、江美里の白く細い指がしっかりと絡まっていく。そういえば、手をつなぐのもこれが初めてだな。しかし、キスより後って… 「こうやって手をつなぐのも初めてですね。キスはもうしてるのに…なんだか変な感じです。」 なっ!今俺が思ったのと全く同じことを!まさか読心!?有り得る、情報操作能力とやらで… 「もう、出来てもしないですよ、そんなこと。」 「ははは、俺の考えすぎだな。すまんすまん。じゃあ行くか。」 「はい。道順は分かってるんですか?」 「ああ、その点はぬかりない。ちゃんと調べてあるからな。まずはあの交差点を左だ。」 こうしてようやく俺達は歩き始めた。 映画館までは徒歩五分だが、上映まで小一時間ほどあり、なぜか二人そろって朝飯を食っていなかったので、途中にあった喫茶店に入った。ウェイトレスに二人とも同じものを注文し、届くのを待つ。 「会長も今日は朝ごはんたべてないんですか?」 「ああ、昨日のうちにちゃんと準備していなかったから、今朝は服を選んだりするので精一杯だった。江美里はどうたったんだ?」 「実は私もそうなんです。どの服を着るかさんざん迷ってこれにしたんですけど…。どうですか、この服。似合ってますか?」 江美里は清楚な感じの白いワンピースという格好で、ただでさえ清楚なイメージのある江美里には格段に似合っている。 「ああ。その服がお前以上に似合うやつはいない、というぐらい似合ってるぞ。」 「ほ、本当ですか!?どうしよう、嬉しい…」 ほのかに赤くなった顔を両手で押さえ、もだえている。どうやら褒められると弱いようだな。 「だが、その格好では少し寒いんじゃないか?俺はどうもここは冷房が効きすぎているような気がするが…」 最近は秋らしくなってきて、気温が30℃を越えるようなことはまずない。しかし、この店はなぜか真夏のようにガンガン冷房が効いている。きっと温度を設定したやつが暑がりなんだろう。 「確かにちょっと寒いですね。私が風邪をひくなんてことはないので大丈夫ですが…」 とはいいながらも、よく見れば腕には鳥肌がたっているし、たまに小刻みに震えている。俺は見ていられなくなり、着ていた上着をかけてやった。 「あ、ありがとうございます。でも会長も寒いんでしたら、風邪ひいちゃうんじゃ…」 「俺はな、目の前で寒そうにしている彼女を放っておくくらいなら、自分が風邪ひくほうがよっぽどマシなんだよ。」 「あはは、ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて借りときますね。でも、私は幸せ者ですね。会長がこんなに私のことを思ってくださってるんですから。」 「いや、俺は特にたいしたこともしてやれなくて、むしろ申し訳ないくらいに思っているのだが…」 「いえ、たいしたことなんてしてもらわなくても、会長の何気無く発する言葉や、さっきのようなちょっとした行動のひとつひとつにすごく優しさが感じられるんです。」 「だから、それだけで私は会長に思われてるだなって、とっても幸せな気分になれますので、特別なことなんてなくても十分なんです。」 「そうか。俺は全然特別なことなどしてやれなくて、ずっと江美里を満足させてやれていない、情けない男だと思っていたが、お前がそう言ってくれるのなら、俺も少し自分に自身が持ててきた気がするよ。」 「そうですよ。会長はとってもすばらしい人ですよ。それこそ、これ以上にないくらい。」 「ああ、本当にありがとうな、江美里。だが、全く特別なことをしないというのはさすがによくないだろうからな。何か考えとくよ。」 「分かりました。期待しておきますね。」 「期待にそえるように頑張るよ。そうだ江美里、お前の誕生日はいつということになっているんだ?」 「誕生日ですか?一応情報統合思念体に作り出された日ということになってますが…実はもう過ぎちゃってまして。」 「そうか、それは残念だな。誕生日についてはまた来年だな。次はクリスマスだ。」 「そうですね。楽しみにしておきますね。」 「ああ。お、ようやく注文の品が来たようだぞ。」 俺達は軽食をさっさと済ませ、寒い店を出た。 「さあ、改めて映画館に向かうとするか。と、その前に」 今度は忘れずに手を差し出す。その手はすぐに握りかえされた。 「ふふふ、今度はちゃんと覚えてくれてましたね。」 「俺は同じ過ちは二度と繰り返さないように気を付けているからな。ぬかりはない。」 「過ちってそんな大袈裟な…もしかして結構気にしてます?」 「なんだかあの時お前が怒っているように見えてな。とんでもない過ちを犯したのかと。」 「確かにちょっとすねた風にはしましたけど、別に怒ってはいませんよ。すみません、誤解を招くようなことしちゃって。」 「いや、いい戒めになったよ。まあ、今回は両方悪かったってことでチャラだ。それでいいだろう?」 「ふふふ、そうですね。」 そうしているうちに映画館に到着。チケットを買い、中に入った。 結構席はうまっていたが、まるで俺達のために用意されたかのように、中央付近に二人分あいているところがあった。そこに腰かけ、上映開始を待つ。 ふと館内を見渡すと、前方の席に見覚えのある二人組を発見した。 俺はひそひそ声で江美里に話しかける。 「なあ、あれってまさか…」 「涼宮ハルヒさんと、その彼氏さんですね。」 やはりか!これはまずい、彼女がいるなどと分かってしまえば、やつらの前で演じている冷徹な生徒会長キャラが使えなくなってしまうだろう。 「ちょっとしたピンチですね。どうします?」 「とりあえず上映が終わったら即刻ダッシュで逃げ出そう…と思ったが、江美里。」 「なんですか?」 「お前の情報操作能力で俺達の姿を見えなくするバリアとか張れんのか?」 「あ、それがありましたね。今するとこの席があいているように見えて他の客が座ろうとする可能性がありますから、上映終了と同時に展開しましょう。」 「よし分かった。頼むぞ。」 全く、一番遭遇したくないやつらと居合わせるとはな。俺は江美里と二人だけの時間を楽しみたいのに… 「まあまあ… あ、始まりますよ。」 いよいよ映画の上映が開始された。 わざわざ細かい描写をしているときりがないので、ざっとおおまかな内容をお伝えしよう。 互いに思い合う庶民の女と金持ちの男が、男の母親や婚約者の邪魔など、様々な試練を乗り越え最後は結ばれるというものだ。 そういった内容だからか、観客は俺達のような若いカップルばかりかと思っていたのだが… これが、意外とオバサンや中年オヤジも多かったのだ。主演の男がアイドルだからオバサンは大方そいつのファンだろうが、中年オヤジは一体何が目的なんだ…? 映画が終了し、中年オヤジについての疑問を残しつつ、劇場を後にする…とその前に。 「江美里、バリアを頼む。」 「はい。遮音フィールド及び不可視フィールドを展開……完了しました。」 「よし、ご苦労。じゃあなるべく早く駅へ行き、次の目的地へ向かうぞ。やつらが同じ電車に乗っていないことを確認したらフィールドを解除だ。」 「そのことですが、さっき二人の会話を盗み聞きしたところ私達の目的地とは反対方向に向かうようなので問題ないと思いますよ。」 「そうか、でかしたぞ江美里。お前は本当に気が利くなあ。」 軽く褒めて反応を見る。 「会長の役に立てて嬉しいです。えへへ。」 服装を褒めた時とはまた違った反応。これはこれでいい…「えへへ」という笑い方は俺の中ではポイントが高いのだ。 劇場をさっさと脱け出した俺達は駅へ向かった。 ちょうどやつらが俺達とは反応方向の電車に乗ったのを確認できたので、一旦物陰に隠れ、そこでフィールドを解く。いきなり現れると一般人どもがびっくりするからな。 「遮音フィールド及び不可視フィールドを解除。完了しました。」 「ご苦労。じゃあ電車に乗るぞ…って、ん?どうした江美里。」 江美里が急に顔を赤くしてうつ向きだした。 「あっ、ごめんなさい!朝のこと思い出しちゃって…」 ああ、映画館に行くときの電車の中で俺の手が… 「そ、それ以上言っちゃだめです!」 「おっと、すまんすまん。さあ、気をとり直して電車に乗るぞ。」 「は、はい!」 今度は朝よりも早く江美里は落ち着いたようで、俺達は映画の感想を語っていた。 「シリアスなシーンもあったが、やはりコメディーだけあってギャグシーンが最高だったな。最後に間違えてお父さんに『結婚してください』っていう所では思わず吹いてしまった。」 「あそこはさすがに私も笑っちゃいました。シリアスとボケの使い分けが最高でしたね。」 「ああ、きっとあの映画は大盛況に違いない。俺からも何か賞をあげたいくらいだ。」 二人ともベタ誉めしているが、本当にそれくらい面白かったのだ。笑えて、しかも感動できる。なんと出来のいい作品だったのだろう。 「そうだ江美里、お前はあの映画を恋愛の参考にしたいと言っていたが、どうだ?参考になったか?」 「うーん、なったと言えばなったんでしょうか。なんといっても映画の二人と私達とでは境遇が違いすぎますし…」 「それはそうだな。まあ、楽しめたしよかったんじゃないか?」 「ええ。いずれにしても見に来た甲斐がありましたね。」 などと話している間に、電車は目的の駅に到着した。 次の目的地は、駅のすぐ近くにある、最近出来たばかりの大型ショッピングモールだ。 俺の家の近くにも大型スーパーはあるが、それとは比べものにならんぐらいにでかい。その分、迷うやつもいるらしいが、江美里がいれば大丈夫だろう。 駅を出てものの二分ほどで俺達はショッピングモールに到着した。入り口付近にある、店内の売り場案内をみると、かなり広範囲のものが取り扱われているのが見てとれた。 地元の商店街の人たちには随分厄介な存在だろうが、俺達にはとても有り難い。 しばらく案内板を眺めていると、ようやく目当ての売り場が見つかった。今回の目当ては若者用の服売り場である。言うまでもなく、江美里の新しい服を本人の希望で選びにきたのだ。 しかし、実は江美里には言っていないのだが、俺自身の希望もある。以前からに似合いそうな服をピックアップし、リスト化してあるのだ。それらを今日は着せてみたいと思う。 いやあ、実に楽しみだ。きっと本人より俺のほうが楽しみにしていたに違いない。しかしいつの間に俺はこんな変態になったんだ?以前のクールな俺からは想像もつかん。 はぐれないよう、しっかりと手をつなぎ、三階にある売り場へと向かう。途中、いかにもモテなさそうな野郎共がじろじろ見てきた。ふん、どうだ。うらやましいだろう。 売り場に到着すると、俺は早速リストにある服を探し始める。 今回リストアップしたのは厳選された五種類の服だ。本当はもっといろいろ着せてみたかったのだが、時間の都合もあるから仕方がない。残りはまた今度にしよう。 「よし、まずはこれを着てみるといい。」 「わあ、かわいいですね、それ。実は私もそういうのを着てみたいと思ってたんですよ。」 よかった。江美里がひいたりしないか心配だったが、杞憂に終わったようだ。 「じゃあ、着てきますね。」 江美里が試着室に入り、俺は付近で試着が終わるのを待つ。途中、ぱさっ、と、服を脱ぎ捨てる音が聞こえた。俺はつい危ない想像をしてしまいそうになり、それを必死に抑えた。 「終わりましたよ~」 「よし、じゃあカーテンを開けてみてくれ。」 ゆっくりとカーテンが開かれる。 「おお…」 『萌え死ぬ』という言葉を聞いたり、目にしたりすると今までは「はあ?」としか思わなかったが、今ではそれが理解できる。まさにそんな感じだった。 「あの…似合って…ます…か?」 「似合っているどころの騒ぎではないぞ、これは。」 「…?」 「正直言おう。可愛すぎる。」 「えっ…やだ、もう、会長ったら…そんな、可愛いだなんて…」 赤くなってもじもじとする江美里。服装の可愛らしさも相まって、可愛さ五割増しだ。うん、たまらん! その後も残りの四着も試着させ、そのたびにこれでもかと褒めまくり、俺は耳まで真っ赤にさせることに成功した。 最終的に、本日はスカートなども含めた計五着を購入。金額が万単位になり、二人で半分ずつ出し合った。 江美里は「自分のものですから、自分で全部払います」と言って聞かなかったが、俺はなんとか「目の保養をさせてもらう料金だ」などと説得、半分ずつ出し合う、ということに落ち着いた。 予想以上に出費が多かったので、他の買い物は自粛した。電車代がなくなって帰れなくなったら困るからな。 店内を適当にぶらつき、午後五時をまわったところで俺達は店を出た。少し早いが、これから夕食である。 昼は何も食っていなかったので、腹が減っているのだ。あらかじめ調べておいた、駅近くのイタリア料理店に入る。 「さて、どれにしましょうか。」 メニューを開き、ピザでも頼もうかとピザの欄を見てみる。しかし… 「わけわからん名前ばっかりだな。どんなトッピングなのか名前からでは全く判断できん。」 意味不明なカタカナばかり並んでいる。しまった、俺の来るようなところじゃなかったか? 「私も全然分からないですね、これは…。店員さんに聞いてみましょうか。」 「ああ、それがいいな。」 店員からどれが一番ノーマルなやつなのかを聞き出し、俺達は二人ともそれを注文した。下手にチャレンジするとよくないことになりかねんからな。 「なあ江美里。」 「何ですか?」 「お前の目から見ても、俺は変わったのか?」 「はい、随分変わりましたよ。笑い方一つとったって、前は『フッ』みたいなクールな笑い方しかしませんでしたけど、今ではとても明るい笑い方をなさりますし…。」 「ふむ。」 「言葉だって以前なら『可愛い』とか絶対に使わなかったでしょうしね。表情も豊かになって、笑顔も以前は不敵な笑みって感じでしたけど、今はすごく優しい笑顔だし…。完全にクールキャラは抜け切ってしまいましたね。」 「ははは」 「でも、私はそんな今の会長が大好きですし、ずっと今のままでいて欲しいと思ってます。」 「少なくともお前といる限りはずっと今のままだろうな。」 「じゃあ、私はこのままずっと会長と一緒にいますね。不束か者ですがこれからもどうかよろしくお願いします。」 「俺の方こそ、これからもよろしく頼むぞ。」 「はい、会長。約束ですよ。」 「ああ、約束しよう。」 俺達は指切りをし、生涯を共にすることを誓い合った。 ピザを食い終わり、俺達は店を出た。結構美味かったので、場違いかとも思ったが、是非また来てみたい。 駅へ行き、電車に乗り込んだ。帰りは家の最寄りの駅まで直通である。今度は割とすいていたので、座ることが出来た。隣に寄り添って座る江美里に話しかける。 「なあ江美里。」 「………。」 返事がない。横をみると、俺の肩によりかかり、すうすうと寝息を立てていた。疲れて寝てしまったのだろう。 俺は起こさないよう、そっと頭を撫でる。細く、柔らかい髪の感触が心地よい。 相変わらずな生徒会活動の忙しさも、こいつを見ていると自然に忘れられる。イライラしたり、むしゃくしゃしたりしても、いつも癒してくれる。 こいつのお陰で、俺は変わることが出来た。こいつのお陰で、毎日を楽しく過ごすことができるようになった――。 全く、こいつには感謝してもしきれないな。 すやすや眠る江美里の愛らしい寝顔を見ながら、俺はそんなことを考えていた。 「もうすぐ着くぞ、江美里。起きろ。」 もう少し寝顔を見ていたかったが、乗り過ごすわけにはいかないので、俺は名残惜しくも江美里を起こしてやった。 「あ、かいちょう、おふぁようございまふ…」 「何を言っている。今は夜だぞ。」 「ふえ…?あ、そうだ、私、電車に乗ってすぐ寝ちゃって…!ごめんなさい、会長」 「俺は謝られるようなことは何一つされとらんがな。さあ、降りるぞ。」 俺はまだ足元のふらつく江美里を引っ張って電車を降りた。あとは自宅へ徒歩でかえるのみだ。初めてのデートが、まもなく終わろうとしている。 「今日はありがとうございました、会長。今日はきっと、いままでの四年間で一番楽しい一日だったと思います。」 「俺もお前のお陰でいろいろ楽しめたよ。それに俺がお前を楽しませてやれるのも、ひとえにお前のお陰なんだ。」 「…え?」 「お前がいるから、俺は今のような性格を獲得することが出来た。きっと、以前のような俺だったら今日と同じ行程をたどったとしてもお前をちっとも楽しませてやれなかっただろうし、俺も楽しくなかっただろう。」 「会長…」 「お前のお陰で、俺は疲れとか、イライラとか、そんなものを全て癒すことができる。毎日を楽しく過ごすことができる。本当に、お前には感謝してもしきれないよ。」 電車でこいつの寝顔をみながら考えたことを、ほとんどそのまま伝えてみた。 「私も、会長のお陰で毎日がとっても楽しいですよ。毎日の単調な生活にうんざりで、学校にいくのもおっくうでしたが、会長と付き合うようになってからは『会長に会える』と思うだけで学校に行くのが楽しみで仕方ないんです。」 「そいつは光栄だな。」 「はい。クラスのみんなにも『明るくなった』って言われるようになりましたし…。会長ほどではないかもしれないけど、私も変わったんだと思います。本当に感謝してますよ、会長。」 お互いに感謝を述べ、街灯の下で立ち止まり向かい合う。 しばらく見つめ合うだけの時間が過ぎた。永遠にも感じられる、長い長い時間のあと、最初に口を開いたのは江美里だった。 「会長は…私のこと好きですか?」 「ああ、好きだ。」 「私も大好きです、会長。」 当然のことを問い、当然のことを答える。だが、大事なのは、交される言葉の意味などではない。 一歩ずつ、ゆっくりと二人は歩みよっていく。ある程度近付いたところで、またお互いに見つめ合う。 江美里の白い肌が、街灯の明かりに映える。汚れの一つもない江美里の心を表すかのような、綺麗な、白い肌。 俺は江美里の肩を掴み、少しずつ顔を近付けていく。江美里も、背伸びをしながら俺に顔を近付ける。そして…… 二人の間の距離は、ゼロになった。 この世界が、俺達二人だけになったような錯覚を覚えた。だが俺はそれでもいい。江美里がいれば、それで… 今唇を離せば、自分は一人になってしまう。だから俺は離さない。同じように、江美里も唇を離さない。きっと俺と同じことを感じているのだろう。 夜の闇が優しいカーテンのように、そっと二人を包んでゆく。二人だけの時間が、ゆっくりと過ぎていった。
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【グモッ】人身事故スレ◆PartX【チュイーーン】 - ↑アクセスカウンタ 記号:△=踏切事故 ▲=触車 ◆=中の人(乗客乗員など)負傷 ?=不確定情報 ※=後に無傷と判明 ☆=人身事故ではない ×=誤りと判明 ◎=正しい情報 開始 792番の第373番レス 東海道本線 関ヶ原~柏原 5月11日 3時58分 話題発生 なし 当該列車 特徴 ☆ 鹿と接触。4時43分運転再開。 線 中野 5月11日 5時 分頃 話題発生 792番の第392番レス 当該列車 特徴 ☆ 線路内公衆立ち入り。 京浜東北線 新橋 5月11日 7時50分頃 話題発生 790番の第394番レス 当該列車 京浜東北線南行 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。痴漢が新橋駅から線路に降り、浜松町方向に逃走。東海道線、山手線、京浜東北線全てストップ。駅員が追いかけたが見つからないまま発車。宇都宮・高崎・常磐の各線も一時運転見合わせ。 JR新橋駅で「痴漢をした人が線路上を逃げている」などと10代の女子生徒から110番通報があった。男は京浜東北線・下りの電車内で通報した女子生徒の下半身を触った疑いが持たれている。電車が新橋駅に到着し、女子生徒と男が一緒に降りたところ、男が突然ホームを走り出し、線路に飛び降りて逃走したという。 男は紺色のスーツ姿で20代後半から30代とみられ、JR浜松町駅方向に逃走したといい、警視庁が行方を追っている。(TBS) 「追跡したのは駅員ではない」説。JR東日本には、駅員は線路に降りてはならないルールがある? 京王線 明大前 5月11日 9時24分頃 話題発生 792番の第425番レス 当該列車 京王多摩センター発本八幡行き区間急行4824レ(10-480F 都営車) 新宿から普通822T 特徴 ▲ 新宿方面のホームで接触。京王線全線に15分程度の遅れ。振替輸送を実施。 京成線 京成大久保(KS27) 5月11日 12時29分頃 話題発生 792番の第444番レス 当該列車 成田空港発上野行き特急11A00レ(3728F) 3725他 特徴 安全ベスト回収。京成本線全線運転見合わせ→高砂~八千代台間以外は再開。高砂~京成上野間、八千代台~成田空港間で折り返し運転。振替輸送を実施。 列車人身事故の発生:12時29分頃、京成電鉄大久保駅構内で特急電車と人が衝突する事故が発生し、年齢等不詳の男性が搬送先の病院で死亡。(習志野署) 八千代市の会社員男性(27)が死亡した。(千葉日報) 東北本線 長町~仙台 5月11日 13時22分頃 話題発生 792番の第473番レス 当該列車 白石発仙台行き下り普通445M(E721系 乗客乗員約200人) 特徴 △ 東北本線 岩沼~仙台間、常磐線 原ノ町~仙台間、仙台空港アクセス線運転見合わせ。(見込みなし→14時20分)運転再開。JR貨物の情報では13時21分発生、14時33分運転再開。 仙台市若林区のJR東北本線の八軒小路踏切で、線路に立ちいったお年寄りの女性が、下り列車にはねられた。女性はその場で死亡が確認された。列車の乗客と乗員にけがはなかった。警察によると、事故当時、遮断機は降りていたか、もしくは、降りる途中だったと見られている。警察が、事故のいきさつを調べるとともに、女性の身元の確認を急いでいる。事故の影響で、東北本線と常磐線、それに仙台空港アクセス線は、仙台~長町間の上下で一時運転を見合わせ、東北本線では、最大で1時間10分ほどの遅れが出た。(TBC東北放送) 列車の運転士は「女性が遮断機をくぐって踏み切りの中に入り、そのまま飛び込んできた」と話している。約4500人い影響。(NHK仙台) 近鉄名古屋線 伊勢中川 5月11日 15時04分頃 話題発生 792番の第492番レス 当該列車 名古屋行き急行1530レ(VW40+AX13=1440F+2813F 6両編成) 先頭車=ク1540 特徴 白塚~伊勢中川間の上り線のみ運転見合わせ。代行バス、振替輸送ともなし。(見込み16時00分) 松阪市嬉野中川新町の近鉄伊勢中川駅で、松阪発名古屋行きの急行がホームに入る際、線路内に転落した20代の女性と接触した。女性は伊勢市内の病院へ運ばれ、重傷という。同社などによると、乗客約40人にけがはなかった。この事故の影響で上り1本が部分運休、上下11本が最大約9分遅れ、約1600人に影響した。(伊勢新聞) VW40は1440系2両編成(ワンマン対応・明星所属)、AX13は2800系4両編成(L/Cカー・富吉所属)。 線 亀有 5月11日 20時 分頃 話題発生 792番の第525番レス 当該列車 特徴 ☆ 車両点検。加速できなくなったらしい。 西鉄天神大牟田線 平尾 5月11日 20時46分 話題発生 792番の第525番レス 当該列車 特徴 西鉄福岡(天神)~大橋間の運転を見合わせ、大橋~大牟田間で折り返し運転。 高崎線 新町~神保原 5月11日 23時25分頃 話題発生 792番の第553番レス 当該列車 小田原発上野東京ライン経由高崎行き普通1940E(10両編成) 特徴 ☆ 踏切で自転車と衝突。 群馬県高崎市新町の第2藤岡街道踏切で、小田原発高崎行き普通列車が線路に置かれた自転車と衝突した。80~100人いたとみられる乗客にけがはなかった。新町駅近くでは4月21日深夜にも同様の事案が発生した。高崎署が電汽車往来危険事件として調べている。 同署によると、自転車は成人用の一般的なタイプ。列車は衝突後に停止し、約50分後に運転再開した。現場は新町駅から神保原駅方面に約200m離れた地点にある踏切。運転士から連絡を受けたJR東日本高崎支社の職員が110番通報した。(上毛新聞) 東海道本線 尾張一宮~木曽川 5月12日 0時05分頃 話題発生 792番の第554番レス 当該列車 岡崎発大垣行き下り普通373F(4両編成) 特徴 △ 現場は名鉄石刀駅前の踏切。同駅の最終は0時03分発名鉄岐阜行き2353レ。JR貨物の情報では0時04分発生、2時23分運転再開。 愛知県一宮市今伊勢町のJR東海道線奥村街道踏切で、下り普通列車に男性がはねられ、死亡した。乗客約220人にけがはなかった。JR東海などによると、当時、踏切は正常に作動。男性は下りた遮断機を乗り越えて線路に入ったという。現場は尾張一宮駅と木曽川駅の間にあり、 名古屋~岐阜間の上下線で一時列車の運転を見合わせた。(中日新聞) 奥村街道踏切で、男性が普通列車にはねられ死亡した。一宮署によると、いったんは踏切を渡りきった男性が、踏切内に落としたペットボトルを拾いに戻って列車にはねられたのを、複数の人が目撃しているという。男性は20代とみられ、同署が身元の確認を進めている。JR東海によると、事故の影響で下り3本が運休するなどして約400人に影響が出た。(朝日新聞) ペットボトルは150円相当。 京浜東北線 5月12日 1時00分頃 話題発生 792番の第633番レス 当該列車 特徴 ☆ 警視庁によると、12日1時前にJR上野駅に到着した京浜東北線の車内で40代の男性が、見知らぬ女性の手を握る「痴漢行為をした」としてホームに降ろされた。その後、男性は改札口まで連れられ駅員に引き渡されそうになったところで走って逃げた。通報を受けた警察官が行方を探したところ、駅の近くのビルに入ったことがわかったため付近を調べたところ、ビルとビルの間に転落して倒れているのが見つかり、病院に運ばれたがまもなく死亡が確認された。警視庁は都の迷惑防止条例違反の疑いで電車内での状況を調べるとともに、男性が誤って転落したか自殺を図った可能性があると見て詳しい状況を調べている。(NHK) JR宇都宮線 間々田~小山 5月12日 11時07分頃 話題発生 792番の第601番レス 当該列車 宇都宮発湘南新宿ライン経由逗子行き上り快速4523Y(U510+U39 宮ヤマE231系15両編成) どちらも機器更新車 特徴 上野~宇都宮間運転見合わせ。事故発生当時、1566E(U55+U538)が同区間下りに在線。戸塚発日光行き修学旅行臨(集約臨 185系8両編成)は栗橋抑止。振替輸送を実施。古河折り返し発動。12時28分(見込み12時20分→12時30分)運転再開。 宇都宮発逗子駅行きの快速電車が小山~間々田駅間を走行中、線路内に立ち入ったとみられる女性と衝突した。このため宇都宮線は12時28分まで運転を見合わせた。このトラブルにより宇都宮線と湘南新宿ラインは上下・南北4本が運休、上下・南北18本に最大1時間14分の遅れが出て、乗客3300人が影響を受けた。(CRT栃木放送) 大宮11番停車中のE231 U510の南側のスカートにシミらしき痕を確認。大宮7番線 14号車付近の線路内にカラスの死体あり、8番線から良く見える。 京急本線 生姜~京急新子安 5月12日 18時32分 話題発生 792番の第652番レス 当該列車 三崎口発泉岳寺行き特急1753H(平日35行路 1113F) 特徴 ☆ 生麦駅構内で架線切断。上大岡~京急川崎間運転見合わせ。22時00分現在運転再開。注)吊架線の切断。電車が原因ではない。 生麦進入直前で、運転士が火花が飛んでいるのを確認。停車した。乗客は1時間後、歩いて生麦駅まで歩いた。 横浜市鶴見区の京浜急行生麦~京急新子安間の上り線で12日夜に発生した架線切れで、国交省は、列車のパンタグラフと接するトロリ線は切れておらず、トロリ線をつり下げている吊架線が切断したとの見方を示した。このため、トロリ線が垂れ下がり列車に電気が供給されず、電車が停車したという。(産経新聞) JR京都線(東海道本線) 茨木~千里丘 5月12日 23時23分頃 話題発生 792番の第691番レス 当該列車 米原発姫路行き下り快速845T(8両編成 乗客約300人) 特徴 △ 現場は蔵垣内ニ踏切。京都~大阪間運転見合わせ。大阪駅では北新地に誘導(西明石行きがある)。終電時間帯のため、振替輸送は実施せず。0時45分(見込み0時40分)運転再開。大阪環状線は再開後に内外回りで天王寺行き臨時列車を運転。山陰線、湖西線や奈良線の最終は定刻に京都を発車。近江今津行きは山科で、待たず。JR神戸線・琵琶湖線・JR宝塚線に運休と遅延。上りサンライズにも遅れ。 大阪府茨木市のJR東海道線茨木~千里丘間を走行していた米原発姫路行き下り快速電車の運転士が異音に気づき、非常ブレーキで緊急停止。周辺を確認したところ、車両近くで倒れている男性を発見した。大阪府警茨木署や消防によると、倒れていた男性は40代ぐらいで、病院に搬送されたが意識不明の重体。電車の乗客にけがなどはなかった。この事故の影響で、東海道線は京都~大阪間の上下線で約1時間20分にわたって運転を見合わせた。このため、上下4本が運休、部分運休したほか、上下30本が最大約1時間35分遅れ、約1万3000人に影響した。(産経WEST) 東武小泉線 東小泉~竜舞 5月13日 6時08分頃 話題発生 792番の第726番レス 当該列車 赤城発東小泉行き普通804レ(8579F 2両編成 乗客6人+運転士) 特徴 △※ 東小泉~太田間運転見合わせ。10時05分運転再開。4時間近くかかったのは、当該編成が自走不能になったため。館林区の850系3連(852F)が救援、太田まで回送。 群馬県大泉町の踏切で乗用車と普通列車が衝突する事故があった。東武鉄道によると、現在のところけが人の情報は入っていない。(NHK首都圏) 警察や東武鉄道によると列車には乗客6人が、乗用車には男性1人が乗っていたがけが人はいない。(NHKおはよう日本) 群馬県大泉町北小泉の東武小泉線の踏切(警報機、遮断機付き)で、通過中の普通電車に、進入してきた乗用車が衝突した。乗用車を運転していた会社員男性(36)や、電車の乗客乗員7人にけがはなかった。この事故で、上下15本が運休するなどし、約100人に影響した。(読売新聞) 山陽本線 寺家~八本松 5月13日 7時 分頃 話題発生 792番の第725番レス 当該列車 糸崎発広島行き下り普通325M 特徴 西条~安芸中野間運転見合わせ。8時27分(見込み9時00分)運転再開。糸崎~岩国間の一部の列車に5~90分の遅れや運休が発生。JR貨物の情報では7時05分発生、8時27分運転再開。 7時頃、東広島市のJR山陽線・八本松飯田町踏切で近くに住む無職男性(71)が列車にはねられ死亡した。警報器も遮断機もあり、運転士は「遮断機を押し上げて入ってくるのが見え、ブレーキを踏んだが間に合わなかった」と話している。(広島テレビ) NNNでも「ブレーキを踏んだ」。 寺家は3月4日のダイヤ改正で開業。 名鉄小牧線 月 日 時 分頃 話題発生 792番の第756番レス 当該列車 特徴 ☆ 愛知県北部を走る名鉄小牧線の電車内やホーム上などに、排せつ物が置かれる被害が過去2年半の間に50件ほど起きていることが、捜査関係者への取材で分かった。今年4月にも確認され、愛知県警が威力業務妨害などの疑いで調べている。査関係者によると、排せつ物は先頭から2,3両目の座席や床のほか、ホームで見つかっている。初めて被害が確認されたのは2014年10月ごろ。犯行は断続的に繰り返され、終点の犬山駅で車内から見つかったほか、沿線の愛知県春日井市や名古屋市北区などの駅に放置されたケースもあるという。今年は4月だけで4件発生した。終電後や始発前に見つかっていることもあり、目撃情報はなく、犯行の時間帯や意図を絞りきれていないという。名鉄広報部は本紙の取材に「警察に相談している案件であり、捜査に関わるため、詳細の公表は差し控えたい」としている。県警関係者は「故意による悪質な犯行。駅で不審者を見かけたら、すぐに警察へ通報してほしい」と話している。名鉄小牧線は、名古屋市北区の上飯田駅と愛知県犬山市の犬山駅を結ぶ路線。(中日新聞) 天浜線 5月13日 時 分頃 話題発生 792番の第767番レス 当該列車 特徴 西気賀~金指間運転見合わせ。 埼京線 池袋 5月13日 12時49分頃 話題発生 792番の第769番レス 当該列車 新木場発川越行き快速1203F(ハエ113) 特徴 4番線。埼京線、山手線内・外回り、湘南新宿ライン運転見合わせ。山手線はまもなく再開したため、運転見合わせ報はなし。13時14分(見込み13時40分)運転再開。山手線に遅れ。川越線⇔埼京線⇔りんかい線直通運転を中止。山手線・りんかい線(直通再開同時)は14時11分、湘南新宿ラインは15時15分、埼京線・川越線(直通再開同時)は15時40分の運行情報メールで平常運転。 運転台窓ガラスに「ID-43」シール=これはATACS用の編成ごとの固有ID。秋に運用開始。川(ハエ)113編成は埼京線の【当たり編成】で2015年秋?浮間舟渡下りと天王洲アイル(歩きスマホ女転落→轢死)の当該。今回で3回目の人身事故当該。天王洲アイルの1件でりんかい線のホーム端に赤い警戒色の帯が貼られたり、「線路内への転落を発見したときは、非常釦を扱ってください、冷静な判断が命を救います」とか次発案内LED表示器に流している。 総武快速線 新小岩 5月13日 21時55分頃 話題発生 792番の第872番レス 当該列車 東京発幕張行き回4014M(Be-04 255系9両編成) 特急しおさい14号の後回送 特徴 「千葉行きあずさの後回送」は誤り。緩行線は22時05分現在運転再開。横須賀線は東京折り返し。22時35分(見込み22時50分→23時00分→22時40分)運転再開。横須賀線との直通運転は最終まで中止。 東京都葛飾区新小岩1のJR総武快速線新小岩駅で、通過する東京発津田沼行き下り回送電車に男性がはねられ、搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁葛飾署で男性の身元確認を急ぐとともに、事故原因を調べている。JR千葉支社によると、運転士が線路内に人影を発見し、急ブレーキをかけたが間に合わなかったという。当該は約40分後に運転を再開。上下8本が運休、特急成田エクスプレスを含む上下8本が最大41分遅れ、乗客約1万3000人に影響した。(千葉日報) 回4014Mは土休日運転。平日は成東行きしおさい13号として運転。 近鉄奈良線 学園前付近 5月14日 0時30分頃 話題発生 793番の第13番レス 当該列車 尼崎23時27分発近鉄奈良行き区間準急8353レ(EH28 6両編成) シリーズ21 大阪難波まで2382レ 瓢箪山~近鉄奈良間の終電 特徴 現場は学園前駅ホーム端から難波方に50m付近。線路に座っていた人(女性?)と接触。4両目付近。救助情報:0時44分頃、奈良市学園南三丁目付近で、鉄道救助が発生。1時23分頃、救助完了。当該は1時30分運転再開。大和西大寺で車両交換。 予讃線 関川~多喜浜 5月14日 16時06分頃 話題発生 793番の第92番レス 当該列車 岡山・高松発松山行き特急15M しおかぜ・いしづち15号(8000系8両編成 乗客約140人) 高松~宇多津間1015M 特徴 伊予三島~新居浜間運転見合わせ。しおかぜ24号、17号の新居浜~川之江間は運休。17時52分頃運転再開。21時00分現在平常運転。 愛媛県新居浜市多喜浜5丁目のJR予讃線で、近くに住む小学4年生の女の子⑨が特急列車「しおかぜ15号」にはねられ死亡した。現場はJR多喜浜駅から高松駅方面に約1.7km離れた踏切ではない場所で、周りに柵などは設けられていなかった。警察によると、女の子は線路を横切っていたと見られるということで、事故の状況について詳しく調べている。JR四国によると、この特急列車は岡山発松山行きの下り列車で、乗客と乗員にけがはなかったという。(NHK松山放送局) 全国版おニュースでも取り上げられ、「女の子は全身を強く打っていて、その場で死亡が確認された」。 予讃線での人身事故は今年6件目。四国全体では9件目。 松山坊っちゃんスタジアムのプロ野球ヤクルトVS中日(13時~)は1-5で中日のサヨナラ負け。蛇足)1回表に中日が1点先制するも、2回裏にヤクルトが返し同点に。3回~9回表は双方無得点。1-1のまま迎えた9回裏に荒木の2号満塁本塁打でゲームセット。 JR宇都宮線 栗橋~東鷲宮 5月15日 21時00分頃 話題発生 793番の第135番レス 当該列車 特徴 ☆ 21時18分配信の運行情報メールは異音の確認。Yahoo!は動物支障。鹿と衝突。東京~宇都宮間に遅延。湘南新宿ラインも宇都宮線⇔横須賀線に遅延。 JR宇都宮線 古河~野木 5月14日 21時 分頃 話題発生 793番の第135番レス 当該列車 特徴 ☆ 志願者あり。 JR神戸線 甲子園口 5月14日 23時 分頃 話題発生 793番の第152番レス 当該列車 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。車内で迷惑行為(痴漢)をして、そのまま線路内に逃走。 東武東上本線 大山 5月15日 0時40分頃 話題発生 793番の第167番レス 当該列車 池袋0時35分発成増行き897レ(31415F+31615F) 成増行最終 特徴 ☆ 6号車(36615)付近で中年男性が車両とホームの隙間に転落。大山~成増間の下り線のみ運転見合わせ。 東急田園都市線 長津田~中央林間 5月15日 1時30分頃~4時00分頃 話題発生 793番の第53番レス 当該列車 特徴 ☆ 日曜日の終電後に車両性能の確認試験を目的とした試運転を行うことの告知。上下各9本程度を予定。22日、29日にも行われる。 京王新線 初台 5月15日 8時27分頃 話題発生 793番の第180番レス 当該列車 橋本発本八幡行区間急行4812レ(79K運用 新宿から778K普通本八幡行) 9733F 京王車 特徴 ☆ 案内上は線路内人立ち入り。志願者。飛び込む寸前で止められる。当該は8分延。 東海道本線 安城 5月15日 11時36分頃 話題発生 793番の第185番レス 当該列車 岐阜10時13分発(安城11時34分着発)岡崎行き上り普通322F(6両編成 乗客約40人) 特徴 △※ 公式情報は「安城駅構内の踏切で、走行中の列車側面に自動車が接触」。現場は上り出発信号の先、スーパーホテル前の第1西尾街道踏切。南→北に車両側面へ1BOX特攻、全面大破。岡崎~刈谷間運転見合わせ。12時05分から名鉄線(名古屋本線 名鉄岐阜~豊橋間=蒲郡・西尾・三河線含む=、豊川線 国府~豊川稲荷間 )への振替輸送を実施。下りは14時15分、上りは15時11分運転再開。 11時35分頃、JR安城駅の先の第1西尾街道踏切で上り普通に車が接触した。安城署によると、この事故によるケガ人はいない。(朝日新聞デジタル) 乗用車が普通岡崎行(6両編成)の6両め側面に接触→遮断機や柵にぶつかり停止。車両が安城を出発し加速中だったのと、乗用車のエアバック作動でセーフ。車を運転していた男性(58)は事故後自力で脱出し、けがはないもよう。(中日新聞 他) 名鉄犬山線 西春~徳重・名古屋芸大 5月15日 13時02分頃 話題発生 793番の第201番レス 当該列車 豊橋発新鵜沼行き快速特急127レ(ミュースカイ 2208F 乗客乗員約270人) 特徴 現場は岩倉から2つ犬山方面の踏切。末広温泉から県道63号B Dに抜ける道。車との衝突ではなく、人身事故。栄生~岩倉間運転見合わせ。13時20分から名古屋市交通局(名古屋・金山~上小田井間、名古屋・金山~上飯田間、上小田井~上飯田間)で振替輸送を実施。 線路内にいたのは40~50代男性。救急隊到着時点で死亡状態。ドクターヘリが出動したが、離陸直後に「脳脱確認でキャンセル」。 愛知県北名古屋市鹿田天田の名鉄犬山線で、豊橋発新鵜沼行き快速特急が線路内で人と接触した。西枇杷島署によると、接触したのは50~70代の男性で、歩いて線路に入ってきたといい、即死状態だった。乗客乗員にけがはなかった。名鉄は上下線とも運転を見合わせたが、14時42分、運転を再開した。(朝日新聞/gooニュース) 鹿児島本線 鹿児島中央 5月15日 13時03分頃 話題発生 793番の第204番レス 当該列車 国分12時25分発 鹿児島中央行き下り普通6945M(2両編成 乗客乗員約60人) 竜ヶ水通過 特徴 伊集院~鹿児島間運転見合わせ。13時16分から警察の現場検証。 鹿児島西警察署とJR九州によると、13時すぎ、鹿児島中央駅の2番ホームで男性が何らかの原因で線路に落ち、ホームに入ってきた国分発の2両編成の普通列車と接触した。男性は70代くらいで病院に搬送される際、意識はあったという。列車に乗っていた乗客乗員にけがはなかった。警察で男性が転落した原因などを調べている。この事故の影響でJRは鹿児島本線、日豊本線、指宿枕崎線で一時、運休や遅れが出た。現在は通常通りの運転となっている。(Yahooニュース/MBC南日本放送) 横浜線 片倉? 5月15日 17時 分頃 話題発生 793番の第225番レス 当該列車 特徴 ☆ バードストライク。 名古屋市営地下鉄東山線 本山 5月15日 18時25分頃 話題発生 793番の第225番レス 当該列車 高畑行き 特徴 名古屋市千種区の地下鉄東山線本山駅で、高畑行きの列車に乗った80代ぐらいの女性が、扉が開いた拍子に転倒し、頭にけがをした。名古屋市によると、列車を出発させる前に男性運転士が扉が完全に閉まっていないことに気づき、扉を再び開けた。このときに、乗っていた女性がホームにあおむけに転倒したという。女性は病院に搬送された。地下鉄の運行に影響はなかった。(日テレ/中京テレビ) 北上線 ほっとゆだ~ゆだ錦秋湖 5月15日 18時57分 話題発生 793番の第230番レス 当該列車 ほっとゆだ18時53分発(ゆだ錦秋湖19時00分着発)北上行き普通736D 特徴 ☆ 鹿と衝突。運行情報メールではなぜか下り線運転見合わせ報(和賀仙人で交換する北上発横手行き739Dのことと思われる) 。20時45分(見込み21時00分→20時45分)運転再開。当該、739D、738D(上り最終)、3741D(横手行き最終)の4本は確実に影響を受ける。743Dは738Dの折り返しのため、到着時間によっては影響が出る。 →738Dの横手~ほっとゆだ間は運休。 東急田園都市線 青葉台 5月15日 20時14分 話題発生 793番の第237番レス 当該列車 押上発中央林間行き各停029-191レ(8636F 東急車) 渋谷まで普通B1829K 特徴 「痴漢の疑いをかけられた男が線路に飛び降り、電車にはねられた」で確定。全線運転見合わせ→あざみ野~長津田間運転見合わせ。半蔵門線内~あざみ野間、長津田~中央林間で折返し運転。振替輸送を実施。渋谷でメトロの乗務員がいないため発車できない電車が出現。半蔵門線の渋谷方面行きが満線状態につき東武線内も折返し運転開始。E2060Tは北千住で折返しF1921Kへ。21時59分(見込み21時45分)運転再開。 20時過ぎ、痴漢行為を女性に訴えられた男が青葉台駅ホームに降ろされた。男性2人に抑え込まれていたが、ホームから線路内に飛び降り、電車にはねられた。神奈川県警青葉署によると、男は30代とみられ、病院に搬送されたが死亡した。署によると、女性から痴漢をしたと申告されて駅員が話を聞いていた。(産経新聞 他) 目撃証言によると、男が飛び降りてから電車と衝突するまで5秒ほど。「電車から降ろさせた女性」、「男性を取り押さえていた2人の男性」はいなくなる。 死亡したのは大和市に住む男(34)と判明。警察への取材で男は、ホームで「俺じゃない」などと言って駅員の手をふりほどき、下り線の線路に飛び降り、線路を15mあまり走って逃げた後、電車にはねられていたことがわかった。(Yahooニュース/日テレ) 東急田園都市線の人身事故による運転見合わせは今年7回目。昨年は9回、おととしは12回発生した。前回は4月20日(木)13時53分、たまプラーザ駅。 5月15日、東急田園都市線の車内で、当時34歳の男が、30代の女性に痴漢行為を指摘され、青葉台駅で降ろされた。男は、取り押さえようとした駅員を振り切って線路上に逃げ、電車にひかれて死亡した。その後の捜査の結果、男が、女性にローションのような液体をかけた疑いが強まり、警察は、10月17日までに男を暴行の疑いで、容疑者死亡のまま書類送検した。女性にかけられた液体と成分の似た液体が、男のバッグから見つかったという。(FNN) 死亡した男性→男に修正。 東京メトロ日比谷線 日比谷 5月15日 22時15分頃 話題発生 793番の第352番レス 当該列車 北越谷発中目黒行きA2168S(13101F メトロ13000系) 特徴 日比谷線全線運転見合わせ。東京メトロ線、都営地下鉄線、JR線、東急線、東武線、京成線、つくばエクスプレス線に振替輸送を実施。22時38分(見込み23時30分)運転再開。当該は日比谷駅を30分遅れで発車。 13000系が当該になったのは初。メトロでは接触や転落もまとめて人身事故とする? 名鉄犬山線 下小田井付近 5月15日 23時38分頃 話題発生 793番の第418番レス 当該列車 太田川発新鵜沼行き急行2371E 特徴 △ 現場は清須市西枇杷島町小田井3丁目の下小田井7号踏切。0時30分頃、上り2本のみ運転再開。0時50分すぎに当該再開(公式の運転再開時刻は0時58分)。広見線小牧線に臨時電車。2373レは名古屋抑止。 愛知県清須市西枇杷島町の踏切で、太田川発新鵜沼行きの急行列車に30代ぐらいの男性がはねられ、死亡した。乗客・乗員約460人にけがはなかった。警察などによると、列車の男性運転士が線路内に人影を発見し、急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。この事故で名鉄犬山線は栄生~岩倉間で約1時間40分、運転を見合わせた。(日テレ/中京テレビ) きのくに線(紀勢本線) 周参見~見老津 5月15日 23時 分頃 話題発生 793番の第422番レス 当該列車 特徴 ☆ 鹿と衝撃。新宮行き特急くろしお25号に約15分の遅れ。 中国 福建省 5月15日 時 分頃 話題発生 793番の第520番レス 当該列車 CRH和詣号 特徴 ☆ とっさの機転で...駅員が「飛び込み」制止。駅のホームから、突然、線路内に飛び降りようとする女性。それに気づいた駅員が、とっさに女性の腕をつかんでホームに引き上げた直後、列車が駅に入ってきた。これは、中国・福建省の駅で、自殺しようとした女性が、駅員に救助された瞬間をとらえた映像が報道された。列車が到着するまでの時間は、わずか5秒間。女性に大きなけがはなく、直後に、泣き崩れていたという。(FNN=フジテレビ系/Yahoo!ヘッドライン) 東武スカイツリーライン 伊勢崎線 北越谷~大袋 5月16日 5時23分頃 話題発生 793番の第451番レス 当該列車 北春日部発中目黒行き普通A570S(03-119F メトロ03系8両編成) 特徴 スカイツリーライン 押上~曳舟・北越谷~東武動物公園間、伊勢崎線 東武動物公園~久喜間、日光線 東武動物公園~南栗橋間運転見合わせ。メトロ半蔵門線との直通運転を中止。JR線・東京メトロ線・都営地下鉄線・京成線・北総線・つくばエクスプレス線・埼玉高速線・秩父線で振替輸送を実施。南栗橋、北春日部から出庫できない。梅島駅などでホーム入場制限。押上~曳舟間を除き、6時45分(見込み7時00分)運転再開。スカイツリーラインは12時00分現在平常運転。 越谷市下間久里、東武スカイツリーラインの線路内で、男性が上り普通列車にはねられ、搬送先の病院で死亡が確認された。男性は40~60代で、越谷署が身元確認を進めるとともに、原因を調べている。現場は柵に遮られた線路で、運転士は線路内に立ち入った男性に気付いたが間に合わなかったという。乗客乗員にけがはなかった。東武鉄道によると、上下34本が最大1時間10分遅れ、乗客約1万4000人に影響した。 (埼玉新聞) 七尾線 羽咋~千路 5月16日 10時37分頃 話題発生 793番の第515番レス 当該列車 和倉温泉発大阪行き特急2020M サンダーバード20号 金沢から4020M 特徴 △ 現場は羽咋市の埋口踏切。羽咋~七尾間運転見合わせ。12時13分運転再開。 10時35分頃、特急サンダーバード20号の運転士が、踏切内にいた高齢の男性を見つけ、ブレーキをかけたが間に合わず、男性をはねた。男性は全身を強く打ち、まもなく死亡した。車内には乗客160人がいたが、けがはなかった。この事故の影響で、普通列車3本が運休し、特急と普通合わせて4本の列車で最大90分の遅れが出た。事故当時、踏切にある遮断機は下りていたということで、警察は男性の身元や事故の原因を調べている。(テレビ金沢) きのくに線(紀勢本線) 那智 5月16日 15時41分頃 話題発生 793番の第546番レス 当該列車 紀伊田辺発新宮行き普通2333M 特徴 △ JR西日本和歌山支社によると、那智勝浦町浜ノ宮の那智駅近くの踏切で普通電車が、踏切にうずくまっていた女性をはねた。踏切は電車が那智駅を出て右カーブを曲がったところにあり、運転士が女性を見つけ、急ブレーキをかけたものの、間に合わなかったという。当該が現場に約50分間停車したため、後続の特急電車を含め、あわせて3本の電車に遅れが出てダイヤが乱れた。また、新宮署によると、はねられたのは踏切の近くに住む60代の女性で、病院に運ばれ手当てを受けていたが、約2時間半後に死亡した。警察はなぜ女性が踏切内にうずくまっていたのかなど、詳しい原因を調べている。(wbs和歌山放送) 西鉄天神大牟田線 桜台 5月16日 17時 分頃 話題発生 793番の第558番レス 当該列車 二日市発大牟田行き特急 先頭車=3519 ク3019-モ3319-ク3519の1M2T編成。 特徴 二日市~筑紫間運転見合わせ。 当該は運転を打ち切り、回送。先頭車フロントガラス大破、左側フォグ、ワイパー破損。 警察によると17時半頃、筑紫野市の西鉄大牟田線桜台駅で上り急行列車がホームにいた女性と接触した。その場で女性(25)の死亡が確認された。運転手は「線路側近くに女性を発見し、警笛を鳴らした所、一旦下がったものの再び接近。車両と体の一部が接触した」と話している。また、事故当時ホームに人はなく、誰かに押された形跡も見られないことから警察は自殺の可能性もあるとして調べを進めている。この事故の影響で、西鉄電車は西鉄二日市~筑紫間の上下線で約1時間運転を見合わせ、5万人以上の足に影響が出た。(KBC九州朝日放送) 東海道本線 川崎~横浜 5月16日 19時07分頃 話題発生 793番の第578番レス 当該列車 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。東海道線・京浜東北線運転見合わせ。19時19分運転再開。高崎線・宇都宮線下りにも遅れ。東海道線の東京~横浜間の下りと上り全線 19時45分の運行情報メールで平常運転。 石勝線 新夕張~占冠 5月16日 時 分頃 話題発生 793番の第588番レス 当該列車 釧路発札幌行き特急4010D スーパーおおぞら10号 特徴 ☆ 鹿と衝突。スーパーおおぞら9号、10号に約30分の遅れ。 都営大江戸線 代々木 5月16日 20時12分頃 話題発生 793番の第608番レス 当該列車 光が丘方面行1913B1レ(12-081F)の2号車(12-082 電動車) 特徴 ☆ 車両発煙。2号車(12-082)から発煙、乗客が降車。20時26分頃、当該車両を回送扱いとして運転を再開。 12-082号車の吊革のストラップ広告(※同じ編成でも号車単位で異なることがある。)は、皮肉にも代々木エリアが本拠地の予備校大手、代々木ゼミナール。隣の1号車はパスタ銘柄のバリラ社、3号車はクラシエの漢方セラピー。新宿線の10-390Fなども同じ。吊革のストラップ広告は大体都営地下鉄のA/E/I/Sの4路線1編成ずつか、A/I1編成とE2編成Sなしのパターンになるとか。 都営大江戸線 門前仲町 5月17日 7時35分頃 話題発生 当該列車 光が丘方面行721B1レ(12-281F) 清澄白河からの出庫後初仕業 特徴 車両点検。(2日連続) 当該の21運行は先行43運行の12-191Fに交換、43運行は当該車の回送扱いで運休。ほか34運行も運休手配。木場車庫(清澄白河)と高松車庫(光が丘)とで車両数の調整のために12-351Fを清澄白河から光が丘へ臨時回送。 小田急小田原線 厚木 5月17日 9時46分頃 話題発生 793番の第667番レス 当該列車 相模大野行き急行2002レ(3000形 3258×6) 特徴 「マンションから飛び降りた」はデマ。海老名~本厚木間運転見合わせ。振替輸送を実施。11時14分(見込み11時15分)運転再開。 女性が電車と接触して死亡。(カナロコ) 小田急と相鉄の編成表記は「上り先頭車の車号×両数」で表すのが正解。トプペのまとめも要参照。 小田急は日曜日からデジタル無線化。メトロ6000は小田急線乗り入れ不可に。千代田線での運用も平日朝の線内運用が主体になる。 京王線 北野 5月17日 10時08分頃 話題発生 793番の第678番レス 当該列車 新宿発京王八王子行き下り準特急3011列車(7425F+9703F 先頭クハ9753) 特徴 ホームで座っていた人が飛び込む?高幡不動~京王八王子・北野~高尾山口間運転見合わせ。JRなどに振替輸送を実施。11時09分(見込み11時10分)運転再開。 白新線 新潟 5月17日 13時50分頃 話題発生 795番の第364番レス 当該列車 豊栄発新潟(13時54分着)行き普通648M 特徴 ☆ 白い杖(つえ)を持った視覚障害者とみられる男性がホームから線路に転落したものの、近くにいた乗客に無事助け出されていたことが23日、分かった。数分後に到着する予定だった白新線の普通列車は、ホームの約50m手前で緊急停止。男性にけがはなかったという。JR東日本新潟支社によると、17日13時50分頃、新潟駅の4番線ホームから男性が線路に転落するのを、事務所にいた同駅の職員がホームの監視カメラを通じて確認。すぐに無線で電車を緊急停止させる措置をとった。 転落した男性は他の乗客に助け出され、駅の職員に「けがはない」と伝えた後、そのまま列車に乗って立ち去ったため、名前や連絡先などは不明という。視覚障害者が線路に転落する事故は全国各地で後を絶たず、死亡者も相次いでいる。新潟県内の駅で、転落を防ぐホームドアがあるのは北陸新幹線の上越妙高、糸魚川の2駅だけ。(産経ニュース) JR神戸線(山陽本線) 大久保 5月17日 13時56分頃 話題発生 793番の第725番レス 当該列車 ×野洲行き新快速3474M ◎上り貨物(EF210-305) 特徴 西明石~姫路間運転見合わせ。新快速3455Mは西明石抑止。14時20分から振替輸送を実施。14時52分(見込み15時00分)運転再開。3455Mは普通に変更。 兵庫県明石市大久保町のJR神戸線大久保駅で、上りホームから線路内に入った女性が貨物列車にはねられ、死亡した。明石署によると、女性は50~60歳ぐらいとみられ、身元を調べている。JR西日本は、西明石~姫路間の上下線で一時運転を見合わせ、計12本が部分運休するなど約5500人に影響した。(神戸新聞NEXT) 広島電鉄線 5月17日 14時10分頃 話題発生 794番の第62番レス 当該列車 広島港発広島駅行き(1両編成) 特徴 ※ 広島市南区的場町2丁目の県道で,普通乗用車と路面電車が接触する物損事故が発生。(広島東署) 東海道新幹線 岐阜羽島~米原 5月17日 17時54分 話題発生 793番の第749番レス 当該列車 特徴 ☆ 線路内人立ち入り。同区間運転見合わせ。立ち入った者は警察が確保。18時25分運転再開。D-ATCにより2分間隔で運転。 東海道新幹線の米原駅構内の線路に男が立ち入り、岐阜羽島~米原間の上下線で運転が一時見合わせとなった。男は駅員らに取り押さえられ、滋賀県警米原署が新幹線特例法違反の現行犯で逮捕した。同署によると、男は自称滋賀県彦根市の無職(78)。米原駅で停車していた新幹線の乗務員が線路内への立ち入りに気付いた。同署が詳しい経緯を調べている。JR東海によると、約30分後に安全を確認し、運転を再開。上下23本が最大36分遅れ、約2万1000人に影響した。(共同通信47ニュース) 線 東京 5月17日 19時30分頃 話題発生 793番の第770番レス 当該列車 特徴 ☆ 「ドアに荷物が挟まった」で非常ボタンを押す。山手線、京浜東北線運転見合わせ。 奥羽本線(山形線) 南出羽 5月17日 20時36分 話題発生 793番の第780番レス 当該列車 東京行き山形新幹線160M「つばさ160号」(L71 E3系2000番台7両編成) 先頭車=E311-2011(M1sc) 福島から160B 「やまびこ」との併結なし 特徴 山形市消防本部:20時51分頃、七浦五反田地内で救助との通報があり、消防車両が出動した。天童~山形間運転見合わせ。山形発新庄行き下り普通1451M=新庄で秋田行き最終2463Mに接続=は防護受信で抑止。数分後には運転を再開しており、新庄での接続確保。21時49分(見込み21時40分)頃運転再開。 山形市七浦のJR南出羽駅の構内で、新庄発東京行きの山形新幹線つばさ160号が人をはねた。山形署やJR東日本山形支店などによると、はねられたのは男性とみられ、現場で死亡が確認された。つばさの乗員乗客25人にけがはなかった。山形新幹線は77分遅れで運転を再開した。(毎日新聞) NHKニュースでは乗客23人。運転再開時刻を22時25分と報道。ミニ新幹線(在来線扱い)区間のため、最高速度130km/h。 南出羽は片面一線の無人駅。県立中央病院の最寄り駅。同駅での人身事故は2013年5月14日 6時12分頃以来。この時の当該は下り初電(山形発新庄行き下り普通1423M)。 中央西線 5月17日 時 分頃 話題発生 793番の第801番レス 当該列車 特徴 ☆ 猪と接触。 西武池袋線 保谷~ひばりヶ丘 5月18日 0時15分頃 話題発生 793番の第822番レス 当該列車 池袋発飯能行き特急第53電車 むさし53号 特徴 現場は保谷4号踏切。保谷大カーブに入る手前にある、歩行者と自転車しか通れない狭い踏切…ではなく、その付近。相手方女性、息がある。上り線側に居て、電車の通過に合わせて下り線側に這いつくばって来る。JR・東京メトロ・都営地下鉄・東武鉄道・多摩都市モノレールで振替輸送を実施とあったが、多摩モノレールは終電後。 0時15分頃、東京都西東京市泉町の西武池袋線の線路で、走行中の特急電車が女性をはねた。女性は病院に搬送されたが、約4時間半後に死亡した。女性は近くに住む70代とみられ、警視庁田無署が身元確認を進めている。同署幹部によると、女性ははねられた直後、駆けつけた署員に「間違って線路に入ってしまった」と話していたという。線路脇には柵があり、同署で、女性が線路に立ち入った経緯を調べている。現場は西武池袋線保谷駅の西約900m住宅街。(読売新聞/Yahoo!ヘッドライン) 死亡したのは近くに住む女性(75)と判明。家族によると、認知症の疑いがあった。(NHK首都圏ニュース) 急行電車と報道 JR宝塚線(福知山線) 生瀬 5月18日 13時54分頃 話題発生 793番の第891番レス 当該列車 篠山口発(宝塚13時55分発)大阪行き丹波路快速2752M(225系ML) 特徴 宝塚~新三田間運転見合わせ。14時15分から15時30分まで振替輸送を実施。14時57分(見込み15時00分)運転再開。 兵庫県西宮市のJR宝塚線生瀬駅で、篠山口発大阪行き快速電車に女性がはねられ死亡した。乗客約200人にけがはなかった。西宮署などによると、快速電車がホームに入る直前、40、50代ぐらいの女性が線路に降りたという。同署が身元確認を急いでいる。新三田~宝塚間で運転を見合わせ、上下12本が運休、11本が最大54分遅れ、約4000人に影響した。(神戸新聞NEXT) 横須賀線 5月18日 14時 分頃 話題発生 793番の第900番レス 当該列車 特徴 ☆ 「雷サージが飛んで弱電が亜盆(アボーン、死亡の意)?」 JR宇都宮線 白岡~新白岡 5月18日 14時 分頃 話題発生 793番の第910番レス 当該列車 特徴 ☆ 異音感知。 山陽本線 西阿知~新倉敷 5月18日 19時40分頃 話題発生 793番の第923番レス 当該列車 三原発岡山行き上り普通442M(4両編成) 特徴 △ 倉敷~金光間運転見合わせ。21時31分(見込み21時00分以降→21時30分)運転再開。 倉敷市船穂町船穂の水門踏切(遮断機、警報機付き)で、三原発岡山行き普通列車の運転士が踏切内で人を見つけ、 非常ブレーキをかけたが間に合わずに衝突した。玉島署によると、はねられたのは成人男性とみられ、現場で死亡が確認された。JR西日本岡山支社によると、倉敷~金光間で運転を見合わせ、上下7本が運休・部分運休、15本が最大1時間54分遅れ、1200人に影響した。(山陽新聞) 予讃線 多喜浜~新居浜 5月18日 20時41分頃 話題発生 793番の第933番レス 当該列車 松山発高松行き特急1042M いしづち102号(S 8000系3両編成 乗客乗員約30人) グリーン車なし 特徴 公式情報は「列車と人が接触」。伊予三島~伊予西条間運転見合わせ。22時55分運転再開。 新居浜市郷のJR予讃線で、同市東雲町の職業不詳男性(49)が、上りの特急列車にはねられ死亡した。列車の乗員乗客にけがはなかった。この事故の影響で、伊予三島~伊予西条間で2時間以上にわたって運転を見合わせ、約500人に影響が出た。事故があったのは、踏切ではない場所で、警察の調べに対し運転士は、「男性が線路内に座り込んでいた」などと話していて、警察では事故の原因を調べている。(愛媛朝日テレビ) 京浜東北線 川口 5月18日 22時20分頃 話題発生 「【痴漢】 痴漢に間違われるの嫌だから線路に飛び降りたら電車に轢かれちゃった☆(ゝω・)vキャピ 」スレ→グモスレ794番の第92番レス 当該列車 特徴 【痴漢】~スレにはメキシコ地下鉄のグモ(グロ)写真が貼られていたが、無関係。 埼玉県警川口署は18日、自称さいたま市浦和区、無職の男(35)を鉄道営業法違反(鉄道地内立ち入り)の現行犯で逮捕した。発表では、男はJR川口駅(埼玉県川口市)の京浜東北線ホームから線路に下りた疑い。電車の運行に遅れが出たことから、同署は威力業務妨害容疑でも調べる。男は電車内で居眠りし、持っていた紙パックのウーロン茶をこぼした。ウーロン茶が隣に座っていた40代の女性のコートにかかったことから、クリーニング代の支払いを巡ってトラブルになったという。男は同駅で電車を降りたが、女性に追いかけられたため線路に飛び降り、フェンスを乗り越えて駅外に逃走。その様子を見た男性清掃員に取り押さえられた。調べに対し、「痴漢に間違われたと思ってパニックになり、逃げなければと思った」と供述しているという。JR東日本大宮支社によると、この影響で上下2本に約5分の遅れが出た。(読売新聞) 東武アーバンパークライン 野田線 岩槻~東岩槻 5月19日 8時08分頃 話題発生 794番の第18番レス 当該列車 春日部発大宮行き普通828A 特徴 先頭車両と最後尾にグモスレ住民が乗車。 さいたま市岩槻区本丸2丁目の東武アーバンパークラインの踏切で、越谷市の公務員男性(44)が春日部発大宮行き普通列車に、はねられ死亡した。岩槻署によると、現場は岩槻~東岩槻間の踏切。列車が現場に差し掛かろうとしたところ、下りていた遮断機をまたいで男性が線路内に入ったという。乗員乗客にけがはなかった。同線は約55分間にわたって運転を見合わせ、上下20本が運休、乗客約1万人に影響が出た。同署で自殺と事故の両面で調べている。(埼玉新聞) 中央快速線 阿佐ヶ谷 5月19日 9時31分頃 話題発生 794番の第32番レス 当該列車 豊田9時00分発(阿佐ヶ谷9時32分着発)東京行き快速902T(トタT12 E233系10両編成) 先頭車=クハE233-12 特徴 青梅線との直通運転、中央・総武緩行線三鷹方面~東京メトロ東西線の直通運転を中止。快速線全線(東京~高尾間)運転見合わせ→三鷹~東京間以外は再開。10時42分(見込み10時20分→10時30分→10時40分)運転再開。中央緩行線・高尾~大月間(下り)・中央特急に遅延。かいじ103・108号は全区間運休。青梅線⇔中央快速線は11時50分(青梅線平常運転同時)、メトロ東西線⇔中央緩行線は11時55分(平常運転同時)の運行情報メールで直通運転再開。高尾以西は12時06分、中央快速線は13時01分、中央特急は15時55分の運行情報メールで平常運転。 J-CASTの記者が当該に乗車。 山手線 新大久保→新宿 5月19日 10時30分頃 話題発生 794番の第51番レス 当該列車 特徴 ☆ 車両点検。5分程度で再開。 琵琶湖線(東海道線) 瀬田 5月19日 12時58分頃 話題発生 794番の第91番レス 当該列車 長浜12時08分発(南草津12時56分発石山12時59分着)姫路行き新快速3459M 特徴 瀬田は新快速通過駅。救助災害情報案内:13時03分覚知 大萱一丁目付近で交通が発生し、消防車等が出動した。ロッテリア瀬田駅前店北東約41m。13時20分、救助の必要無しと判明。米原~京都間運転見合わせ。13時05分から14時45分まで振替輸送を実施。13時45分(見込み14時00分)運転再開。 以下は平常運転の運行メール配信時刻。15時09分 琵琶湖線・JR京都線上り・15時25分 琵琶湖線下り・15時38分・JR京都線下り 大津市大萱1丁目のJR東海道線瀬田駅で、男性がホームから線路内に立ち入るのを姫路行き新快速電車の運転士が見つけた。電車は男性の上を通過したが、男性はレールの間に寝そべっていたため、顔に軽傷を負ったものの命に別条はないという。JR西日本によると、電車は同駅を通過する予定だったが、立ち入る男性を約100m手前で発見し、非常ブレーキをかけたという。大津署によると、男性は京都市西京区の大学生(22)で、「将来を悲観して自殺しようと思った」などと話しているという。上下6本が部分運休したほか、14本が最大48分遅れ、約9500人に影響した。(京都新聞) 埼京線 戸田 5月19日 13時24分頃 話題発生 794番の第97番レス 当該列車 川越12時50分発(武蔵浦和13時21分発戸田公園13時26分着)新木場行き快速1242F(43運用 川105 E233系7000番台10両編成) 先頭車=クハE233-7005 特徴 戸田は快速通過駅。70代の白髪交じりの爺が飛び込む。埼京線全線運転見合わせ→13時49分の運行情報メールで赤羽~大宮間運転見合わせ。川越線・りんかい線との直通中止→実際はりんかい線との直通は継続。大宮⇔川越間の閉じ込め運用はZ1、川103、川106の3編成。湘南新宿ラインにも遅れ。大宮地下では19番線に1314K 川109、22番線に川115が抑止。下りは14時57分の運行情報メール、上りは15時02分(見込み14時30分→14時40分→14時50分→消失)運転再開。川越線⇔埼京線は18時10分(直通再開報と同時)・りんかい線は18時41分の運行情報メールで平常運転。 戸田市新曽のJR埼京線戸田駅構内で、男性が川越発新木場行き上り快速列車にはねられ死亡した。蕨署によると、男性がホーム上から線路に飛び込むのを列車の運転士が見つけブレーキをかけたが、間に合わなかったという。乗員乗客にけがはなかった。事故により、同線は約1時間35分間にわたって運転を見合わせ、上下23本が運休、乗客約9200人に影響が出た。男性は60~80代とみられ、同署で男性の身元を調べるとともに、自殺と事故の両面で調べている。(埼玉新聞) 戸田競艇の最寄駅は戸田公園。戸田駅周辺は住宅・倉庫街。この時間帯の川越線・りんかい線直通は快速のみ。普通は新宿~大宮間の運転。 羽越本線 西目付近 5月19日 15時 分頃 話題発生 794番の第249番レス 当該列車 特徴 ☆ 秋田県由利本荘市西目町沼田の北都銀行西目支店の駐車場で、同市のパート従業員女性(72)の乗用車が後ろからフェンスに突っ込み、線路脇ののり面に逸脱した。けが人はいなかった。由利本荘署によると、駐車場にバックして車を止めようとした女性が、前進させようとした際、誤ってギアをバックに入れたままアクセルを踏み込んだとみられる。列車2本に遅れが出た。(秋田魁新報) 列車2本=特急2005M いなほ5号と上り貨物列車1本 JR神戸線 尼崎~立花 5月19日 時 分頃 話題発生 794番の第142番レス 当該列車 特徴 ☆ 踏切の確認。 香椎線 須恵 5月19日 23時14分頃 話題発生 794番の第200番レス 当該列車 宇美23時07分発雁ノ巣行き上り普通6728D 上り最終 特徴 △ 香椎~宇美間運転見合わせ。香椎発宇美行き5733Dは酒殿抑止。0時06分頃運転再開。 須恵町植木のJR香椎線の踏切で、列車が男性をはねた。はねられたのは福岡市城南区の男性(24)で、まもなく搬送先の病院で死亡が確認された。列車の乗客などにケガはなかった。列車の運転士は「男性が踏切に飛び込んできた」と話していて、警察が当時の詳しい状況を調べている。(日テレニュース24/福岡放送) きのくに線(紀勢本線) 紀三井寺~黒江 5月20日 0時22分頃 話題発生 794番の第212番レス 当該列車 新大阪発御坊行き上り普通397M 最終 和歌山まで2935M 特徴 △ 紀三井寺~黒江間運転見合わせ。1時13分(見込み1時30分)運転再開。影響は当該のみ。 0時20分過ぎ、和歌山市冬野のJR紀勢線安原(やすはら)踏切で、和歌山発御坊行きの最終電車が、線路内にいた女性をはねた。和歌山東署によると、はねられたのは県内の女性(21)で、死亡が確認された。乗客約200人にケガはなかった。警察によると、電車が踏切にさしかかった際、女性が遮断機をくぐり抜けて線路内に入ってきたという。この事故で当該は黒江と紀三井寺の間で一時、運転を見合わせ、50分の遅れが出た。(WBS和歌山放送) 単純に50分遅れで計算すると、御坊到着は2時01分。 当該は夜行鈍行「はやたま」、海釣り夜行の現在の姿。 JR東西線 新福島 5月20日 0時33分頃 話題発生 794番の第215番レス 当該列車 新三田発四条畷行き普通4674M 終電 特徴 電車到着前時にふらっと左に傾いてはねられる。飛ばされ、新福島駅の駅名看板にぶつかって、出血と頭部殴打。 東武スカイツリーライン伊勢崎線 東武動物公園付近 5月20日 10時30分頃 話題発生 798番の第508番レス 当該列車 特徴 ☆ 杉戸署は6月5日、線路上にいた高齢の男性を救出したとして、宮代町の飲食店経営者(74)と息子(46)の2人に感謝状を贈った。久保省作さんは10時半ごろ、開店前の仕込みをしている最中、近くを走る東武線でブレーキ音を聞き、外に出たところ、線路を歩いている70代の男性を発見。男性を連れ出して保護し、警察に引き渡した。男性にけがはなかった。感謝状を手にした久保省作さんは当時を振り返り、「たいしたことはしていない。大事になっちゃった」と照れ笑いを見せていた。(埼玉新聞) 名鉄犬山線 上小田井~西春 5月20日 12時39分頃 話題発生 794番の第270番レス 当該列車 河和発新鵜沼行急行1271A(3122F+3533F 乗客乗員約200人) 先頭車=モ3222 特徴 △ 現場は上小田井9号踏切。栄生~岩倉間運転見合わせ。13時00分から15時30分まで名古屋市交通局(名古屋・金山~上小田井・上飯田間、上小田井~上飯田間)に振替輸送を実施。13時50分頃まで現場検証。13時52分運転再開。13時20分頃にヘリが飛んでいたとの報告あり。 愛知県北名古屋市の名鉄犬山線の踏切で、河和発新鵜沼行きの急行列車に30代ぐらいの女性がはねられた。女性は現場で死亡が確認されたという。乗客・乗員にけがはなかった。列車の運転士は「女性が踏切をくぐって入ってくるのを見て、急ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているという。この事故の影響で、名鉄犬山線の栄生~岩倉間が一時、運転見合わせとなった。 小田急小田原線 狛江 5月20日 15時05分頃 話題発生 794番の第344番レス 当該列車 上り各停6598レまたは下り各停6617レ 特徴 ▲ どちらが当該かははっきりしない。 小田急小田原線 参宮橋付近 5月20日 18時 分頃 話題発生 794番の第311番レス 当該列車 特徴 ☆ 接触とされていたが、踏切で自動車立ち往生で安全確認。 鹿児島本線 南福岡 5月20日 19時 分頃 話題発生 794番の第317番レス 当該列車 特徴 ☆ 駅近辺に出動。グモではない。 関西本線 富田 5月20日 19時 分頃 話題発生 794番の第325番レス 当該列車 貨物列車 特徴 ☆ 車両点検。桑名~四日市間運転見合わせ。20時10分から近鉄線に振替輸送を実施。20時03分に下りのみ再開。JR貨物の21時現在の輸送情報には記載なし。上りは21時12分運転再開。 中央快速線 荻窪 5月20日 21時 分頃 話題発生 794番の第333番レス 当該列車 東京発八王子行き下り快速2017T 特徴 8号車で何かあった?「緊急停止ブザー鳴って駅員が乗客の一人を降ろした後、床が汚れていた」とのこと。 東急東横線 自由が丘~田園調布 5月20日 23時37分頃 話題発生 794番の第351番レス 当該列車 新宿三丁目発武蔵小杉行き各停004-231レ(5163F 8両編成) 渋谷まで普通A2304K 特徴 △ 現場は八幡小学校前の3号踏切。東横線・目黒線全線運転見合わせ。横浜行き特急108-231レ(A2208M)は武蔵小杉抑止。目黒線再開。東横線は小杉以遠で折り返し運転。1時10分(見込み同)頃運転再開。90分遅れ。 23時35分頃、東京都世田谷区奥沢の東急東横線の踏切で、新宿三丁目発武蔵小杉行き普通電車が、通行人と接触した。消防によると、通行人は男性で、軌道の外へ救出されたが、意識がない状態とみられる。東急電鉄によると、現場は自由が丘駅と田園調布駅の間の踏切。東横線は渋谷~武蔵小杉間で運転を見合わせている。運転再開は1時10分頃を予定しているという。(産経ニュース) 男性が死亡した。自ら踏切内に入ってきたという。上下16本が運休。約1万1000人に影響。(産経ニュース) 線 5月 日 時 分頃 話題発生 794番の第 番レス 当該列車 特徴 終了 794番の第369番レス
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曇り空を見上げながら、俺は明日のことを考えた。 『明日は、かがみだ…。』 ケータイを取り出し、かがみにメールを打つ。 【to】 柊かがみ 【タイトル】 【本文】 明日の放課後、どうしても話したい事がある。 少しだけ二人になれる時間作れないかな? 返信はすぐに来た。 【from】 柊かがみ 【タイトル】 Re 【本文】 勉強した後、買い物行くって言って男の家行くわ。それでいい? 【to】 柊かがみ 【タイトル】 Re Re 【本文】 いいよ。ありがとう。 【第二十話(裏√);フタリメ】 今日はかがみと話し合う日…。 傘を差して柊家に向かう。 つかさ「男君おはよっ!」 かがみ「おはよ、男。」 男「おはよう。」 三人で並んで歩き出す。 かがみがチラッと俺のことを見る。 …今日話すことで、かがみはどんな反応を示すだろうか…? つかさはずっと笑顔だった。 昼休み。 みゆきさんが、他の人に聞こえないように小さな声で話しかけてきた。 みゆき「…あの…例の事…大丈夫ですか…?」 男「うん…みんなに正直に話して…距離を置くことにした…。」 みゆき「そうですか…。私に…力になれることがあったら言ってください。」 男「うん。ありがとう。」 …みゆきさんは心配そうな顔だった。もちろん善意からの気持ちもあるんだろうけど、仲のいい友達の関係が壊れないか心配なんだろうな… いつか問題が片付いたらみゆきさんにも謝らないとな… 放課後。 かがみ・つかさは図書館に向かう。 かがみがチラッとこちらを見て、目で何かを伝えてきた。 『後でね』 …かがみはどんな気持ちなんだろう…? もし…俺の気持ちを勘違いしているなら、それはかがみにとって残酷な事を告げることになる…。 みゆきさんは別れ、結果的にこなたと二人で電車に乗る。 こなた「じめじめして暑いねー」 吊革に掴まりながらこなたが言う。 男「うん。」 こなた「あのさー」 男「…うん。」 こなた「…男が私のこと選んでくれなかったしても…昔みたく友達でいてもいい…?」 男「…。」 こなた「…まぁそれは難しいかっ!」 男「…分かんないや…。」 こなた「そだね………。そーいえばつかさとかがみんにはいつ言うの?」 男「…かがみには…今日言うよ。」 こなた「そ…か…。まーガンバレ!」 男「うん。」 こなたは電車を降りていった。 次の駅で俺も降りる。 傘を差して家までの道を歩く。 かがみからの連絡を待つ時間は凄く長く感じた。 … … ヴヴヴ… ピッ 【from】 柊かがみ 【タイトル】 無題 【本文】 今、ゴトーヨーカ堂通過したよ。 かがみ「おじゃまします。」 ガチャン。 ドアが閉まるなり、かがみは俺に抱きついた。 男「!!…かがみ…」 かがみ「やっとこうできる…///」 『………やっぱりかがみは勘違いしてるんだな…』 男「か…かがみ…とりあえず上りなよ…。」 かがみ「うん!」 かがみは、みんなと一緒のときには決して見せない笑顔で笑いかける。 『…嬉しそうに甘えるかがみを見ると気が引けるな…いや…ダメだ…言わなきゃ…。』 お湯を沸かして紅茶を淹れる。 かがみ「リビングじゃなくて男の部屋行こうよ…///」 男「…今日はちょっと話がしたいんだ…。」 かがみ「………ベッドの中で…話そうよ…///」 男「かがみ………違うんだ…今日はそう言う事じゃないんだ…。」 かがみ「えっ……?」 Pii――――!!! やかんのお湯が沸いた。 俺は無言で立ち上がりティーパックの入った二つのコップにお湯を注ぐ。 かがみも何もしゃべらない。 かがみの前にコップを置くと俺はゆっくりしゃべり始めた。 男「…かがみ…俺がこんな事言うのは虫が良すぎるかもしれない…」 かがみ「…」 男「かがみは全部知ってる事だけど、俺は許されない事をしてる…。」 かがみ「…」 男「俺は…つかさと付き合ってるのに…こなたと関係を持って…かがみと関係を持って…」 かがみ「…」 男「…俺がまいた種だけど…この数日考えて、この状態に決着をつける方法を俺なりに考えたんだ…。」 かがみ「…」 男「…昨日はこなたと話した。」 かがみ「…」 男「…もう…関係を持つのはやめようって。」 かがみ「…」 男「かがみ…」 かがみ「イヤッッッッ!!!」 それまで黙っていたかがみが突然叫んだ。 男「かがみっ…!!」 かがみ「イヤッ!イヤッ!イヤッッッッ!!!」 かがみは泣きながら首を大きく左右に振った。 男「かがみ…ごめん。」 かがみ「…私のどこがダメ…?」 男「…かがみがダメとかじゃないんだ…」 かがみ「じゃあ何でッッ?!!…私は…男と居られるなら…今のままの関係でもいい…」 男「それは…かがみの為にも…他のみんなの為にもダメだ…。」 かがみ「私は…男と…居られればいい…。」 男「かがみ…こんな結果を招いたのは、俺が優柔不断だったからだ…本当にごめん。でも、今ここでまた関係を続けちゃったらかがみもつかさもこなたも…きっと今までの関係が崩れちゃう…。もう友達に戻れなくなっちゃう…だから…まだ今ならギリギリ間に合う気がするんだ…」 かがみ「…もう…戻れないよ……こなたは大切な友達だった…つかさは大事な妹だった…でも……今は男が一番好き…。男が…私を初めて抱いてくれた時…覚悟決めたから…。」 男「…つかさにも言う。こなたとの事も…かがみとの事も…。言って…つかさとは別れる。…それで…しばらく考えるつもりだ…」 かがみ「……つかさと…………別れるの…………?」 男「…うん。」 かがみ「………。」 男「…つかさは…なにも知らないよな…?」 かがみ「……そうね…疑ってはいるけど…。」 男「つかさは……傷つくよな………?」 かがみ「………。」 男「…でも…つかさにも言う…今言わなければ…もっと傷つけるから。」 かがみ「………私、ヘンかな?」 男「えっ?」 かがみ「私…男と一緒にいられるなら…他は何も要らないって思ってたはずなのに…つかさが…妹が心配かもしれない…」 男「かがみ…」 かがみ「男のしたこと知ったら…つかさは…たぶん私よりも悲しむと思う…」 男「うん…」 かがみ「あの子は…純粋だから…」 男「…」 しばらく沈黙が続いた。 かがみ「………ダメね…。」 男「?」 かがみ「男と一緒に居るために…他の全部捨てるつもりで居たのに…つかさの事考えたら…」 男「…」 かがみ「…こなただって…ずっと男の事…」 男「かがみ…」 かがみ「…つかさには…いつ言うの?」 男「明日には…言いたい…。」 かがみ「男は…どうするの?つかさに言って…別れて…その後どうするの…?」 男「よく…考えようと思うんだ…俺が…一番大切なのは誰なのかを…。」 かがみ「私は男が一番大切だから。」 男「…」 かがみ「でも…私も考えるわ…男の為に他の全部犠牲に出来るか…。」 男「うん…。」 かがみ「男が考える間、私も考えるわ…。」 男「ありがとう…かがみ。」 かがみ「…勘違いしないでよ?私、男を諦めたりしないから。」 男「…うん。」 かがみは残った紅茶をゆっくりと飲むと、少しだけ俺を見つめ、席を立った。 かがみ「…じゃあ、帰るね。」 男「うん…雨だから気をつけて。」 かがみ「ありがと。」 夜になっても雨は止まない。 ベッドに横になりながら、つかさの事を思い浮かべた。 わんこで遊んだこと。 一緒に家で勉強したこと。 内巻公園で告白されたこと。 テストの点が良くてはしゃぐつかさ。 公園のベンチで俺に抱きついたつかさ。 つかさの手の感触。 …見飽きてきた天井の模様が、うっすらと滲んだ。 『…俺は、かがみの事もこなたの事も好きだけど…』 『…つかさの事のも大好きだったんだな…』 身勝手すぎる気持ちな事は分かっているのに、大好きなつかさと別れる事が悲しかった。 つかさの笑顔を壊す事が悲しかった。 俺は自分の涙が、何か汚いもののような気がして急いで拭き取った。 …明日、俺はつかさに何て言われるんだろう? …つかさは、どれだけ泣くんだろう? …俺はどんな形で罪を償えばいいんだろう? 覚悟を決めて目を閉じた。 …しかし次の日の朝、学校で聞いたニュースは俺の覚悟を奪う力を持っていた。 【第二十一話(裏√);クロイ】 翌日、異変は朝のHRで起こった。 予鈴が鳴っても、授業開始のチャイムが鳴っても先生が来ない。 教室はざわざわしている。 …しばらくして隣のクラスの先生が入ってきた。 「黒井先生が遅れているようなので朝のHRは無しです。一限は自習していてください。」 思いがけず世界史は自習となり、クラスのみんなは少しざわめいている。 午後の授業が始まる前、再び隣のクラスの先生がやってきて言った。 「今日は黒井先生はお休みとなりましたので、帰りのHRは委員長が行ってください。」 再びざわめく教室。 俺は妙な胸騒ぎを覚え、放課後職員室へ向かった。 職員室へ向かおうとすると、みゆきさんが話しかけてきた。 みゆき「男さん…もしかして職員室へ行かれるのですか?」 男「え……うん。」 みゆき「先生の…事ですね?」 男「う…うん。」 みゆき「…私も行きます…。」 男「…」 男「…ね…ねぇ、みゆきさん?」 みゆき「はい…?」 男「先生は風邪で休んでるとかじゃ…無いのかな?」 みゆき「…それを確かめに行きましょう。」 俺はここ数日の非現実的な日常と、先生と父親、さらにはこなたの父親との事で、先生の不可解な休み方に違和感を感じた。 …しかし、みゆきさんはなぜ俺と同じ様に、先生の休みを心配しているんだろうか…? 少なくとも、みゆきさんの表情は、先生の事を心配している様だった。 職員室のドアをノックして開けた。 みゆき「私、二年E組の委員長の高良です。お聞きしたいことがあるのですが。」 他の先生の話によると、黒井先生は突然の病気で休んだらしい。 …俺の考えすぎか… そう思って職員室を出ようとすると、みゆきさんが口を開いた。 みゆき「…そうですか。ではみんなでお見舞いに行こうと思うので先生の家を教えていただけますか?」 話をしていた先生の表情が一瞬戸惑いの色を見せた。 先生「い…いや、君たちに移しては悪いから来なくても良いと黒井先生は仰ってたな…。」 みゆき「……そうですか。」 俺はなぜか先生の言っていることが、何かを隠す『言い訳』に聞こえた。 みゆきさんは少し落胆した様子だった。 先生「そうだ、君にちょっと仕事を手伝って欲しいんだ。」 みゆき「私ですか?」 先生「いや…力仕事だから君だな。」 俺を置いて、みゆきさんは職員室を後にした。 みゆき「それでは、すみませんが私は用がありますのでお先失礼します。」 男「お疲れ様。」 … 男「…で、俺は何をするんですか?」 先生「いや、仕事と言うのは嘘だ。…君に聞きたいことがある。」 男「へっ?」 先生「君は黒井先生について…何か知っているか? 男「はい?」 先生「これは…他の生徒には言わないで欲しいんだが…実は黒井先生は今朝から行方不明なんだ。」 男「…えっ?!」 確かに朝と昼の先生の対応は病気にしては不自然だったし、黒井先生も昨日まで病気という雰囲気は無かった。 男「で…でも、何でそれを俺に言うんですか?」 先生「実は黒井先生から、君への手紙を預かってる。」 男「…?!」 先生「…そういう訳で黒井先生の事、何か知らないだろうか?」 男「…すみません…ちょっと分からないです…。」 先生「そうか…。」 黒井先生の手紙を鞄に入れ、一人帰路につく。 『今日はつかさに言うのは無理だな…タイミング逃したし…気分的に無理だ…』 つかさに告げるのは金曜の放課後にしよう…話した後はきっとお互い会うのがつらくなるから翌日が半日でちょうどいいかもしれない…。 家に着き、郵便ポストを見ると、消印のない封筒が入っていた。 家に入り、まず黒井先生からの手紙を開封する。 内容は友達を大切にしろだのテストマジメにうけろだのといった他愛の無いもので、やはり行方不明になった理由は書かれていなかった。 しかし最後に『私からのプレゼントや。よく考えて使いやー。』という言葉と共に四桁の数字が書かれていた。 当然俺は訳が分からず、続けて封筒を開いた。 中には貯金通帳と、『黒井』の判子が入っていた。 男「???」 『まさかさっきの数字は暗証番号か…?』 恐る恐る中を見ると、金額は以前親父から(島さんを通じて)渡された通帳と同じ程度の額が記入されていた。 「………!!!」 俺は驚きよりも、恐怖を強く感じた。 なぜ先生は俺にこんなものを渡して失踪したんだ? 金銭が絡んだことで、俺は黒井先生の安否が心配になると共に、何か『事件』が起きているという事を感じた。 正直、今自分が置かれている状況は、自分が招いたとは言え、非常に重い。 しかし黒井先生の『失踪』は、自分の知らないところで何かもう一つ、退っ引きならない『事件』が起きていることを、俺に感じさせた。 ともあれ、つかさには言わなくちゃいけない…。 予想外の事件で一旦決意をためらったが、黒井先生の件は、今自分を取り巻く『事件』を解決した後に考えることにした。 俺はケータイを取り出しつかさにメールを打った。 【to】 柊つかさ 【タイトル】 【本文】 こんばんは。 金曜日の放課後、話したいことがあるんだ。うちに来ない? 返信はすぐに来た。 【from】 柊つかさ 【タイトル】 うん! 【本文】 いいよ!久しぶりに男君と二人っきりになれるね[ハート] その後、二~三往復メールをした後、『おやすみ』と言って、メールは終了した。 ケータイを閉じた。 『もう…後戻りはできないな…。』 金曜日。 梅雨の合間の久しぶりの晴れだ。 少し蒸し暑い。 柊家の前で、夏服のつかさとかがみが待っていた。 つかさ・かがみ「おはよー」 男「おはよう。」 つかさ「今日は晴れたねー!」 そう言ってつかさは俺と手をつないだ。 かがみの目が一瞬大きくなって俺たちを見た気がした。 かがみ「…私、今日委員会の仕事があるから先行くわね。」 そう言うとかがみは走っていった。 『…かがみ…』 電車に乗るとき、こなたに会った。 こなた「おーおはよー。」 男「おはよう。」 つかさ「おはよーこなちゃん!」 こなた「あれ?かがみんは?」 つかさ「なんか委員会があるからって先行ったよー。」 こなた「ふーん…。」 こなたは俺をじーっと見た。 こなたは…かがみの気持ちが分かるんだろうな… 午前の授業が終わった。 …やはり黒井先生は姿を現さなかった。 先生は俺の境遇を知って、親身に相談に乗ってくれた。 早く無事を確認したいと思う。 何気なく鞄からケータイを取り出した。 一件のメールが入っていた。 【from】 柊かがみ 【タイトル】 無題 【本文】 昨日、つかさに話すんじゃなかったの? なんで今朝、つかさと手をつないでたの? あんな事言って、結局つかさと別れないんだね。 私、もう、考えるのやめるわ。 俺はすぐに、昨日あった事を説明するメールをしたが、返信はなかった。 昼休みの教室。 つかさはご機嫌で俺の隣でお弁当を食べる。 みゆきさんとこなたは、おそらく努めて…至って普通だ。 かがみの姿はない。 こなたとつかさが(おそらくトイレのために)席を立ったとき、みゆきさんが心配そうな目でこちらを見た。 男「…みゆきさん、みゆきさんのおかげで今日けじめをつけられそうなんだ。」 みゆき「そう…ですか…。男さん…大丈夫ですか?本当に私に出来ることがあったら言って下さいね…?」 男「ありがとう…。でもこれは俺の問題だから…。」 みゆき「今日…つかささんに言うんですね?」 男「うん…。」 つかさとこなたが教室に戻って来た。 【第二十二話(裏√);サンニンメ】 放課後。 HRが終わるとつかさがくっついて来た。 つかさ「男君!一緒に帰ろう!今日お姉ちゃんは委員会あるみたいだし、こなちゃんはお姉ちゃん待ってるみたいだから。」 男「…うん。」 みゆきさんと三人で学校を出て、駅でつかさと二人になった。 別れるとき、みゆきさんは心配そうな目でこちらを見て、小さく手を振った。 電車の中で、つかさはずっと俺の腕に抱きついて、頭を俺の肩にもたれていた。 そして何度か俺の顔を見上げると「えへへ///」と笑った。 その笑顔は本当に可愛くて、何度も俺の決意を奪いそうになった。 俺の家が見えた。 ずっとつないでいた手を離し、鍵を取り出した。 つかさ「おじゃましまーす!」 俺はココアとコーヒーの入ったコップを持って、つかさの待つ俺の部屋へ入った。 ココアをすするつかさ。 俺はコーヒーを一口飲んだ…味は全くしない。 つかさ「…どうしたの?男君。」 男「…つかさ…。」 つかさ「…?」 男「あのさ…俺…つかさに謝らなきゃいけないことがある…。」 つかさ「えっ……何?」 長い沈黙が流れた。 つかさは大きな目で俺を見つめている。 男「俺は…つかさと付き合っていながら…他の人とも関係を持った…。」 つかさ「…」 つかさ「……」 つかさ「………」 つかさ「…………」 つかさ「…………こなちゃん………?」 …意外にも…と言うより、やはり、つかさはこなたの名前を言った。 つかさ「……ねぇ……こなちゃんなの……?」 男「…」 つかさ「こなちゃんなのッッッ?!!!!」 初めて聞いた、つかさの大声に俺は怯んだ。 男「…こなたと………かがみだよ……。」 つかさの顔色が蒼白になったように見えた。 もうさっきまでのつかさはいない。 今俺の前にいるつかさは、少しうつろな目をして震えている。 つかさ「ウソ…だよね…?私をびっくりさせようとして、ウソついてるんだよね…?」 つかさ「お姉ちゃんが男君と仲良いのは知ってるよ…?でも…お姉ちゃんは…私の…相談乗ってくれるし…味方…だよ…?」 つかさ「こなちゃんだって…こなちゃんだって…男君の事…好きなの知ってるけど…最初に男君に好きって言ったのは私だよ…?」 つかさ「…こなちゃんは…私のもの…取る人じゃ…無いよ…?」 男「つかさ…!悪いのは全部俺だ!…こなたやかがみは悪くない!」 つかさ「あ…れ…?男君…?なんで…こなちゃんとかお姉ちゃんの味方するの…?」 つかさ「…やっぱり…ホントなんだね…?」 つかさ「…こなちゃんと…お姉ちゃんが…男君取っちゃったの…ホントなんだね…?」 男「…つかさ…」 つかさ「………したの?」 男「…えっ……?」 つかさ「…私にはしてくれないのに…キス…したの…?」 男「…ごめん…つかさ…俺…二人とは…もっと………」 汗が落ちた。 つかさ「へっ………?」 つかさ「………私……男君の彼女だよね……?」 男「………うん。」 つかさ「………。」 男「………。」 つかさ「……えへへっ…。」 男「……つかさ?」 つかさ「そっか……そっかそっかそっかそっかそっかそっかそっかそっか」 …つかさは立ち上がり、少し乱暴に俺を押し倒した。 口元はかすかに微笑んで、しかし瞳に光はなく大きく見開いている。 つかさ「…いーよ、おとこくん。えっちなコトしよう?」 つかさ「私、したことないからやり方よく分からないけど、いっぱいすれば、こなちゃんとか、おねえちゃんのコト、わすれてくれるよね?」 つかさ「わたしだけのおとこくんになってくれるよね?」 男「つかさ…ゴメン…ゴメン…俺…もう誰ともそういうことしない事にしたんだ!!」 つかさの不自然な笑顔が消えた。 つかさ「…私とは…できないの…?」 男「…俺、考えたんだ…今の状況…こなたにも、かがみにも、つかさにも、酷い事した…。」 男「だから…みんなとの関係を全部清算して…また一からやり直そうと思うんだ。」 男「こなたとも、かがみとも、もう今の関係をやめようって言った。」 男「だから、つかさとも……。」 男「つかさ…だからさ…もう…別れよう…。」 つかさの顔にまた不自然な笑顔が戻った。 つかさは俺の上に覆い被さって俺の左頬に、自分の右頬が触れる体勢で抱き付いた。 つかさ「うん、恋に障害は付きものだよね。」 つかさ「…障害は、二人で取り除いていかなきゃ。」 つかさ「男君ばっかにつらい思いさせてごめんね。」 つかさ「私ももっと男君が自慢できる様な女の子にならなきゃね!」 男「…つかさ…」 男「つかさの気持ちは分かる…悪いのは全部俺だ…でも…」 そこまで言うと、つかさは急に俺の上から退いて、立ち上がるとつぶやいた。 つかさ「行かなきゃ…」 男「えっ?」 つかさ「二人で…ずっと一緒に居られるように…私がんばるね。」 男「…つかさ?」 つかさはスタスタとリビングの方に歩いていく。 俺は慌てて追いかけた。 つかさは玄関まで行くと振り返った。 つかさ「また来るね!」 男「え……うん……。」 バタン。 男「つかさ…」 俺は閉められたドアを見ながら、何度も何度もつかさに謝った。 『つかさ…ごめん…ごめん…ごめん…。』 自分の部屋に戻って、つかさが残したココアを飲む。 すでに冷めてしまって、濃い部分が底にたまって残った。 『…これでしばらくみんなと距離を置けるな…』 『つかさは…やっぱりすごく傷ついたんだろうな…』 『時間が経てば…また友達に戻れるだろうか…』 物語が終わりに差し掛かっている事を、蒸し暑い梅雨の空が告げていた。 その夜。 柊邸。 つかさがかがみの部屋のドアをノックする。 つかさ「おねーちゃん、入ってもいい?話があるんだー。」 かがみ「………いいわよ。」 かがみの部屋で、二人は向き合った。 対照的な二人。 ニコニコ笑うつかさ。 無表情のかがみ。 …でも二人の心の中は一緒だった。 …そして、土曜の朝が来た。 気怠い朝が来た。 シャワーを浴びても、すっきりなんかしない。 コーヒーを淹れた。 …俺はどれだけのものを失ったんだろう? 母が死んで、父が死んで。 幼なじみや、新しくできた友達との関係も…自分で壊した。 父の、黒井先生の、言葉がよみがえった。 男父『…友達を大切にな…』 黒井先生『…友達を大切にしーや…』 テレビをぼーっと見ていた。 ニュースキャスター『…関東北部の青空は午前中までで午後からはまた梅雨空が戻ってくるでしょう。傘をお忘れなく。それでは次のニュースです…』 俺はいつもより30分以上遅く家を出た。 通勤ラッシュが過ぎているためか電車はすいている。 『…もう今日からは…つかさを迎えに行かないでいいんだな…』 …俺は…今日つかさとどんな顔で会えばいいんだろう。 完全に遅刻だったが、あまり行きたくない気持ちだったので、一限が終わった頃を見計らって教室に入った。 俺の席は通路側の後ろの方だったので、こっそり紛れ込むことが出来た。 最初に俺が見たのは、と言うか見ることが出来たのは、みゆきさんだった。 みゆきさんはとても心配そうな表情だったが、俺を見つけると少しだけ笑って小さくお辞儀した。 …みゆきさんにはだいぶ心配かけたな… …こなたは…いつもと同じ。眠そうな顔で二限の授業を受けている。 …つかさの席には…つかさはいなかった。 午前の授業が終わった。 今日は半日だ。 みゆきさんが俺のところに来た。 みゆき「男さん…言ったんですね…?つかささんに…。」 男「うん…。」 みゆき「…。」 男「…結構…つかさの事、傷つけちゃった…みゆきさんの言ったとおりだったよ…」 みゆき「…ごめんなさい…私…」 みゆきさんは、うっすら涙を浮かべた。 男「みゆきさん、みゆきさんは悪くないよ。…ありがとう。言わなければ…もっと傷つけてたよ。」 みゆき「…つかささん…お休みですね。」 男「うん…。学校…来たくないんだろうな。俺の…せいだな…。」 窓際に座るこなたが、声をあげた。 こなた「みゆきさーん!」 …当然、俺はそこで話す事なんて出来ない。 静かに自分の席で帰りのHRが始まるまでの時間を待っていた。 しばらくすると、みゆきさんはトイレだろうか、教室を出て行った。 すると、こなたがこちらに歩いてきた。 男「…。」 こなた「おとこ…。」 こなたが、じっと俺の顔を見る。 こなたの目に、俺が写る。 こなた「ずっと…大好きだよ。」 男「…えっ?」 こなたはそれだけ言って自分の席に戻った。 男「…??」 帰りのHRが終わってみんなが帰り始めた。 俺はみんなと一緒に帰る事なんて出来ない… 急いで教室を出て帰路に就いた。 電車に揺られる。 いつもの癖でかがみやこなたの降りる、手前の駅で降りてしまった。 『つかさ…』 朝、教室につかさが居なかったときは、正直安堵している自分が居た。 でも柊邸が近づくにつれて、つかさが心配になった。 『つかさ…ごめん…早く…また前みたいに一緒に…みんなで一緒に帰りたいよ…』 柊家の神社に差し掛かったとき、向こうから歩いてくる少女が居た。 『…つかさ…?』 つかさはまるでこちらに気づいていないかのように、俺の横をすれ違った。 手にはいつかうちに来たとき持っていた大きなバッグが握られていた。 『…つかさ…?』 俺は振り返った。 つかさは振り返らない。 『つかさ…』 つかさの姿が小さくなったとき、ポケットのケータイが震えた。 【from】 柊かがみ 【タイトル】 無題 【本文】 私、男のために他の全部を犠牲に出来そうだわ。 かがみのメールを見て、俺は寒気がした。 …そういえば今日はかがみに会ってない。 かがみはつかさと何かあったんだろうか…? 俺は足を止めてUターンし、もう一度電車に乗り込んだ。 嫌な予感がする。 夏が近いのにブルブル震えていた。 2-Eの教室。 教室にはこなたとかがみが居た。 見つめ合う二人。 かがみ「…こなた」 こなた「…かがみん」 かがみ「…言えるうちにいっておくわ。…ごめんね。」 こなた「…私こそ、かがみんの気持ち気付けなかったよ。」 かがみ「…行こっか。」 こなた「…うん。」 かがみとこなたは教室を出ていった。 電車を降りて、俺は全力で走った。 ふと…みゆきさんの言葉を思い出した。 『…私に出来ることがあったら言って下さい…』 走りながらみゆきさんに電話をする。 トゥルルルル… トゥルルルル… トゥルルルル… トゥルルルル… ガチャ みゆき「…もしもし男さんですか?今、電車の中なので…」 男「みゆきさん!!なんだか分からないけど嫌な予感がするんだ!!さっきつかさに会って、話しかけても気付いてないみたいで、学校の方に歩いていったんだ。俺も今学校に向かってる!」 みゆき「!!…私も学校に向かいます!」 電話を切り、学校に走り込んだ。 階段を駆け上がる。 2-Eの教室のドアを開けると、そこには…つかさが居た。 男「…つかさ!」 つかさ「あっ男君、久しぶりー!」 私服のつかさは、昨日別れたときと同じ、不自然な笑顔で微笑んだ。 つかさ「えへへ…私に会いに来てくれたの?うれしいなー!」 男「つかさ…」 つかさ「私ね、もう少しでね、この世で一番男君にふさわしい女の子になれそうなの。」 男「…えっ?」 つかさ「…おねえちゃんと…こなちゃんと…もうすぐ決着付くから…待っててね!」 男「なん…だって?」 つかさ「三人でね、決めたの。三人で勝負して、勝った人が男君と一緒になるって。」 男「まっ…待てよ!そんなのって…」 つかさ「…だって、男君じゃ決められないでしょ?…だから、私たちが決めるの。」 つかさはそう言って、大きなバッグを開けた。 中から、刃が布で巻かれた鉈と、短い日本刀が現れた。 それらを手に取ったつかさが、笑顔のままこちらに近づいてくる。 俺は足が震えて動けない。 「つ…かさ…」 つかさは俺の胸に、自分の顔が当たる距離まで近づくと、まっすぐ俺を見上げた。 その目は、氷の様に冷たく、透き通っている。 つかさ「…誰にも優しいってことは、誰の気持ちも大切にしてないって事だよ…?」 つかさ「待っててね、男君。」 つかさはにっこりと笑った。 つかさは俺から離れると、ゆっくりと教室を出た。 震えていた足を奮い立たせて俺はつかさを追った。 つかさの影が階段を上がっていくのが見えた。 男「屋上…?」 階段を駆け上がると、目の前で屋上のドアが閉められた。 …一瞬だが、屋上にはこなたとかがみが居るのが見えた。 俺は焦ってドアノブを回したが、鍵をかけられている。 男「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!開けろ!!開けろ!!つかさぁぁぁ!!!!!」 いくらノブを回しても、ドアをたたいても鍵は開かない。 みゆき「男さん!!」 俺の大声をあげたから気付いたのだろうか、みゆきさんが階下から現れた。 男「みゆきさん!!鍵を!屋上の鍵を!!」 みゆき「!!分かりました!」 みゆきさんは再び走っていった。 →次へ
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860 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 15 59 59 ID UCKHNprLO こちらシコリータ。前スレ1000の呪いを解くために電車の中アンカだしていいか。 ちなみにタゲと今メールしてるがクオリティ低くなりそうだから途中でやめた。スマン アンカなら↓ 866 # 2005/10/31(月) 16 00 59 ID kWwtVqD/0 860 近くの女のお尻に噛みつく 868 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 01 08 ID gfhMQBQ50 860 安価くれ安価 869 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 01 24 ID zGGxtrOMO 860安価 870 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 01 27 ID 1rXXb3gR0 860 おまいのクオリティは尊敬してるが、 アンカだしすぎると死ぬぞw つ行動アンカ 871 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 01 35 ID Gz7RSGHl0 伝説のコンビニ勇者キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!! 872 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 02 00 ID M6atXWTqO 860 頼む だか、メンヘラには気をつけろwwww 873 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 02 02 ID GyCfEvDi0 線路に置石をする。 874 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 02 33 ID 1bZTj+V40 860 ああ、レンジでチンの不幸な勇者か 875 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 02 40 ID Gz7RSGHl0 山の手線の車掌の真似する 879 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 03 22 ID UCKHNprLO つ 885 888 890 885 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 04 28 ID PO3CG4fA0 大声で「最高にハイ!ってやつだぁぁぁぁぁアハハハハハー!」と叫ぶ。ジョジョ立ちで。 888 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 04 29 ID a1Oggqf70 ここは女性専用車両ですとアナウンス 890 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 04 33 ID 6nkGjEKh0 網棚の上で寝る 898 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 05 13 ID Gz7RSGHl0 890 クオリティタカスwwwwww 901 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 05 53 ID q1ersJ3J0 890 無理だろwwwww 902 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 05 54 ID 1rXXb3gR0 890 こち亀の両津wwww 906 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 06 54 ID M6atXWTqO シコリータがタゲに会う前に逮捕フラグ立ちそうwwwww 910 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 16 07 27 ID UCKHNprLO 890やったら前スレ1000の呪いは消えるかな? 151 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 16 43 58 ID UCKHNprLO 中間報告。 叫ぶのが一番楽なので叫びましたよ。 車内は軽く混んでる。 俺「最高にぃ~!ハイ!!ってやつだぁぁぁぁぁぁ!!!」 車内全員こっちみてたと思う。そばにいた人離れてった。 すこし間をおいて 俺「そして時は動きだす」 俺「(ジョジョの背中反って爪先でたつポーズしながら)WRYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!」 車内どん引き。どこからか女子高生の笑い声(普通の笑いじゃない)。 寝てるおっさんとか飛び起きる。 ガキだけなんか喜んでた。 はずかしくて死にそうだから電車乗り換えた。 157 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 44 48 ID 1bZTj+V40 151 GJJJJJJJ 159 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 45 18 ID a1Oggqf70 151 クオリティ鷹栖 161 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 46 21 ID tKdyPixX0 151 お前こそ真の勇者だ 162 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 46 18 ID mgQUTF2x0 151 さすがシコリータ。 漏れたちにできないことを平然とやってのけるッ! そこにシビレル! だがあこがれないィッ!!!11 163 ヒロシ ◆dyHZ1V5mQ6 sage 2005/10/31(月) 16 46 26 ID MkWETGZp0 151 GJ!!! 165 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 46 55 ID PO3CG4fA0 151 お前すごいなwwwwww 166 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 46 58 ID 0X48ZNE+0 151 シコリータ、お前がナンバーワンだ! 167 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 47 32 ID 1bZTj+V40 151 若貴 168 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 47 55 ID M6atXWTqO 151 シコリータには勝てないよ 169 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 48 03 ID Gz7RSGHl0 シコリータおめえすげーよ。やっぱ でもちょっと休もうぜ。な? 170 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 48 25 ID zGGxtrOMO 網棚に寝るは? 171 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 48 54 ID d83HLVpe0 151 シコリータ、そんなんじゃ告白前に力尽きるぞ 172 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 49 06 ID a7CtU09z0 170 中間報告みたいだから、違う電車でやったのでは?? 173 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 49 48 ID F0MbqWHp0 普通に知的障害者とまちがうわ。 174 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 49 55 ID tKdyPixX0 908 未熟実況 sage 2005/10/31(月) 16 07 01 ID 0X48ZNE+0 シコリータ電車安価まとめ 885 大声で「最高にハイ!ってやつだぁぁぁぁぁアハハハハハー!」と叫ぶ。ジョジョ立ちで。 888 ここは女性専用車両ですとアナウンス 890 網棚の上で寝る ひとつクリア 175 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 50 09 ID zGGxtrOMO シコリータ告白成功したの? 176 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 50 15 ID 6nkGjEKh0 ゴメン、網棚すないぽしたの俺だけど どうしても無理だったら酔ったフリして 網棚で寝てもいいよ。 177 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/10/31(月) 16 50 14 ID a7CtU09z0 171 つ[シコリータの無尽蔵の行動力☆] 178 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 50 18 ID d83HLVpe0 ※現在、シコリータは電車の網棚でお休み中です 179 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 51 38 ID UCKHNprLO まぁ実際そこまで声でてないかもしんないけどな 182 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 52 08 ID PO3CG4fA0 ※現在、シコリータは警官から職務質問中です 183 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 52 24 ID j9FIAuk/0 シコシコリータの人生に幸アレ 203 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 57 14 ID UCKHNprLO すまん網棚席開いてなくて登れない。どーすりゃいい? 205 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 57 56 ID UlDaCp100 203 吊革使ってのぼれよ 206 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 58 03 ID zGGxtrOMO 203手伝ってもらえ 207 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 58 17 ID d83HLVpe0 203 車掌さんに開けてもらえ 208 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 58 22 ID M6atXWTqO 203 ブーンで飛ぶしかないだろ 209 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 58 29 ID mgQUTF2x0 203 ガンガル。 204 やる気ないだろ。 210 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 58 47 ID PO3CG4fA0 203 乗り越えていけ 211 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 59 23 ID 7WwoZcXO0 203 終点まで待ったら? 214 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 16 59 57 ID 1bZTj+V40 203 客のひざの上で妥協する 278 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 17 19 36 ID UCKHNprLO 中間報告。 アナウンスやった。 俺「この車両はただ今の時間、女性専用となっております。男はおりなさい。」 無論ジロジロみられただけだった 283 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 17 20 16 ID a1Oggqf70 278 wwwww いよいよ網棚だな 510 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 21 58 52 ID jsqFQ4OO0 スマン電池切れたから報告できなかった。 あと寝不足だったから寝てた。 タゲと夜会うことになった。まだ日時h決めてないけど。 さて、電車内行動アンカの網棚に登って寝るだけど・・・電車空いてきたから やろうと座席の上に立ったら知らないババアに 「ちょっとあなたやめなさいよ」 と注意されたので断念。 ババアが降りてから仕方ないから座席の下にあるちょっとしたスペース に寝っ転がってみた。 515 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 21 59 36 ID BUSNE+q40 510 キタコレwwwwwww 517 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 21 59 55 ID cm8uZRqn0 510 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!! 518 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 21 59 56 ID d83HLVpe0 510 シコリータよ、おまいを待っていた 524 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 00 57 ID M6atXWTqO 510 棚網じゃなくてもクオリティ高須wwwwww 529 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 01 53 ID PO3CG4fA0 510 ワロスwwwwwwwwwお前いい加減警察にお世話になるぞwwwww 533 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 02 02 ID N435iqll0 最近、電車アンカとか出した勇者いた? 新潟の友人が基地外を見たらしいんだが・・・・ 535 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 02 28 ID PO3CG4fA0 533 シコリータ 538 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 03 15 ID xChraTeC0 533 それは真性じゃまいか? 542 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 03 27 ID M6atXWTqO 533 kwsk 547 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 05 45 ID BUSNE+q40 545 勝てる気がしねぇwwww コンビニキング=シコ コンビニクイーン=コンビニ って事にしといてくれwwwww 551 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 22 06 01 ID jsqFQ4OO0 俺は東京だぞ新潟じゃないぞ。 あのスペースあったかいけどなんか臭いのな。 552 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 06 17 ID N435iqll0 542 つり革二つにぶら下がる 独りごと言いはじめる 両手を広げて端っこに追い詰める 本人曰く、逃げ出したくなるほど怖かったらしい 561 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 08 02 ID M6atXWTqO 552 同じようなこと、シコリータしてなかった?wwwwww 562 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 08 29 ID uueYdJ170 551 スペースってイスを持ち上げた所にあるスペース? 563 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 22 08 46 ID jsqFQ4OO0 552うはwwwwクオリティたけえwwwwww やべwwwwwみなぎってきたwwwwwwwwwwww 565 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 09 40 ID sjalU1uuO シコリータはジョジョポーズじゃなかったっけ? 567 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 09 55 ID SKCeyDgM0 563 コンビニアンカ 568 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 10 07 ID d83HLVpe0 563が勇者をやりたくてウズウズしております 570 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 10 30 ID M6atXWTqO 564 シコリータがやる気満々でつwwww 572 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 22 11 20 ID jsqFQ4OO0 562おまwww棺桶じゃんそれwwww こんなカンジ ------ /○---< 573 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 11 50 ID cm8uZRqn0 572 ワカラナスwww 574 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 12 42 ID BUSNE+q40 572 逆にますますわからなくなったwwww 576 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 12 52 ID d83HLVpe0 572 とっととコンビニ池 577 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 12 54 ID UmJZ0y8+0 572 あれ?安価は? 578 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 13 13 ID M6atXWTqO 572 よくそこに飲みかけの酒とかこぼれてるの見るけど 臭いはつかなかった?wwwwwww 579 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 13 28 ID 5Psq0rCr0 571 まぁVIPがルールになってるからなwww 572 俺にはわかるwww 581 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 22 13 42 ID jsqFQ4OO0 ○ |_ ------ | /○---< 582 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 13 43 ID zlelEUuI0 572 アンタアンカ 583 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 14 02 ID cm8uZRqn0 581 把握した 585 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 14 05 ID a1Oggqf70 581 ワロスwwwwww 586 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 14 08 ID 0X48ZNE+0 581 図がシュールすぎwwww 587 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 14 22 ID PO3CG4fA0 581 ちょwwwww意味ワカラナスwwwww 588 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 14 26 ID SKCeyDgM0 581 やべええハライタスwwwwwwwwww やめてくれwwwwwwwwwwwww 596 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 15 36 ID BUSNE+q40 581 正直網棚よりキツイだろwwwwwwwwww 598 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 15 52 ID sok5cPo80 シコリータのタゲって?? 変な腐女子にチンコ写メ送ったとこまではわかるが・・・ 誰か詳細たのむ! 599 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 22 16 13 ID jsqFQ4OO0 すまんほんと。 職人じゃないから無理だwww コンビニあんか 600 602 605 600 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 16 30 ID a1Oggqf70 お弁当あっためてもらう間、「しゅっ、しゅっ」と言いながらシャドウボクシング 602 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 16 31 ID njXoHFZn0 おでんを素手でとる 605 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 16 42 ID UmJZ0y8+0 レジにぶら下がる 独りごと言いはじめる 両手を広げて端っこに追い詰める 611 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 17 29 ID BUSNE+q40 605 コーヒー噴いたwwwwwwww 613 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 17 47 ID tKdyPixX0 605 GJ 617 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 18 18 ID M6atXWTqO 605 それはヤバスwwwww 621 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 22 18 56 ID jsqFQ4OO0 605はだいぶ変態くさいな通報されそう まあやるけど 623 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 19 26 ID 6nkGjEKh0 605 これkフラグだろwwwwwwwwwww 629 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 19 35 ID M6atXWTqO レジにぶら下がるの どう思うかな? 634 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 20 28 ID d83HLVpe0 なんだかんだ言って全部実行しようとするシコリータはえらい! 635 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 21 01 ID zS2nXyP70 おでんを素手で取るってどうなんだろうか・・・ 636 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 21 12 ID aqgyfaAR0 BE ?-# 634 まだだ!褒めるのは全部実行してからだ! 637 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 21 21 ID njXoHFZn0 635 やけどしそう 638 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 22 21 24 ID jsqFQ4OO0 578一応綺麗そうなとこに寝っ転がったからたぶん平気かな んじゃノシ 639 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 21 39 ID BUSNE+q40 627 そうか シコはタゲの事マジで好き 近々真剣に告白 だけどちょっとヤバイ行動安価つきwwww これでいい? 640 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 21 40 ID aqgyfaAR0 BE ?-# 635 大根とか多分つぶれる。 642 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 21 46 ID zS2nXyP70 とりあえず、全額弁償かな? 643 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 21 51 ID 5Psq0rCr0 635 それはさ 熱いくらいだろ 644 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 21 53 ID eG6Tb/jY0 正直シコリータみたいなアンカはできないな・・・ 人間として踏み外しすぎだろwwwwwww 645 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 22 26 ID 5Psq0rCr0 644 だから勇者なんだ 647 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 22 45 ID 0Iu7KXHI0 643 火傷するってwwww 648 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 22 50 ID M6atXWTqO 638 k来たら砂丘に逃げろよノシ 656 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 24 58 ID QyNPTRJJ0 氷で指先を冷やしてからなら、煙草の火を触っても熱くないらしい トイレの手洗いで濡らしてからなら大丈夫じゃね? 657 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 24 59 ID d83HLVpe0 シコリータは、これで勇者引退とか言いながらすぐ復活するんだよな。 だがそれがいい 754 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 22 45 51 ID jsqFQ4OO0 あんまおもろくないぞ 755 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 46 08 ID oGQYCjua0 754 セイセイ!報告キボー 756 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 46 09 ID a1Oggqf70 754 おかえり 757 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 46 36 ID njXoHFZn0 754 wktk 758 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 46 42 ID BUSNE+q40 754 それでもあなたにはwktkしてしまうwwwww 報告よろ 759 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 46 49 ID M6atXWTqO 754 おかえり 760 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 46 54 ID QpqIJckG0 754 クオリティー高い報告頼む 762 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 47 15 ID zGGxtrOMO 754シコは告白成功したのか? 763 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 47 25 ID d83HLVpe0 754 ききたい 772 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 22 48 54 ID sok5cPo80 754 wktkwww 832 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 23 04 43 ID jsqFQ4OO0 では報告。 今日はセブンイレブン行ってきた。これで俺が行けるコンビニ地元であと二件 くらいしかない。 まずはこれ。 レジにぶら下がる 独りごと言いはじめる とりあえずコンビニに入って独り言を言い始める 俺「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・霊よ立ち去れ・・・」 店員唖然。 んで暖めてもらう弁当(ミートソーススパゲティ)選んで暖めてもらった。 暖めてもらってる間 俺「ちんちんしゅっしゅっ」と言いながらシャドウボクシング。 あと神主のお払いの儀式みたいのもやっといた んで弁当が暖まったとこでレジの台にぶら下がった。 というかしゃがみながら手をかけただけだけど。 833 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 23 05 19 ID jsqFQ4OO0 んで暖めてもらう弁当(ミートソーススパゲティ)選んで暖めてもらった。 暖めてもらってる間 俺「ちんちんしゅっしゅっ」と言いながらシャドウボクシング。 あと神主のお払いの儀式みたいのもやっといた んで弁当が暖まったとこでレジの台にぶら下がった。 というかしゃがみながら手をかけただけだけど。 836 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 05 41 ID a1Oggqf70 832 ワロスwwwwwwww 837 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 06 02 ID BUSNE+q40 832 サービス精神旺盛だなwwwwww 840 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 06 26 ID YSEaVLDc0 シコリさん、ミートソース加熱2回目wwwwwwwwwww 842 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 07 04 ID h7qOMBHx0 おれは「ちんちんしゅっしゅっ」がものすごく気になった 844 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 23 07 14 ID jsqFQ4OO0 すまん改稿が多すぎってなる混乱した んでついでにおでんも頼む。金ないから大根だけ。 俺その場で中身を素手で取り出す。 俺「うあっちぃ!!!」 大根落下。 店員「だ・・だいじょうぶですか?」 その後店員の一人(男)が商品棚整理してたから俺手を広げながら迫った。 店員「え?え?」 と言いながら後ずさり。 俺「何妙法蓮げきょ何妙法蓮げきょ」 店員泣きそう。 俺このままじゃやばいと思って 俺「これこれ!これ買い忘れた!」 つってその商品棚にあったピザポテト手にとって購入。 店を後にした。 コンビニ近いと便利だよホント。 846 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 07 19 ID YSEaVLDc0 おれは「ちんちんしゅっしゅっ」がものすごく気になった 847 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 07 21 ID M6atXWTqO 832 もう、近所で行けるコンビニ無いだろ?wwwwww 848 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 07 21 ID d83HLVpe0 832 もう全然ドキドキしないだろ? 857 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 08 39 ID BUSNE+q40 844 さすがですwwwwwwwww GJwwwwwwwwww 866 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 23 11 21 ID jsqFQ4OO0 847あとスリーエフくらいしかないかも 848正直ドキドキしない。告白はドキドキする 875 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 13 11 ID zGGxtrOMO 866告白成功したのか?これ聞くの今回で二度目だお 876 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 13 17 ID jsqFQ4OO0 873ならコンビニと同じコンビニ突撃 879 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 13 56 ID BUSNE+q40 875 だからまだだって 882 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 14 37 ID d83HLVpe0 876 おまえ本命いるのにコンビニたんも気になるのか? 887 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 23 15 13 ID jsqFQ4OO0 875すまんすまん。 告白は今返事待ちだ。 メールで告ったけどその後会って直接言いたいってメールしたから 今度会う。そんときまた告る 890 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 15 21 ID zGGxtrOMO 告白したけどタゲからの返事がないってこと? 909 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 23 16 36 ID jsqFQ4OO0 はらいたいうんこしてくるノシ 968 シコリータ ◆p.N.KpK04s sage 2005/10/31(月) 23 28 12 ID jsqFQ4OO0 890返事はきたよ。 もう少し考えさせてって言ってた 971 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 29 06 ID oGQYCjua0 シコリータうんこ12分 978 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 30 14 ID QpqIJckG0 968 魔王メール1発でも食らえばアウトか… その娘に関してはイタメしないほうがいいんじゃない? 998 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/10/31(月) 23 32 40 ID QpqIJckG0 1000ならシコリータはタゲからおkしてもらえる シコリータ9?
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「以上で、今回の会議を終了する。各自解散してくれたまえ。」 長かった会議が終わり、各委員会の委員長たちがぞろぞろと生徒会室を出ていく。全員が出ていったのを確認して、俺は制服の内ポケットから煙草を取り出し、火をつける。 ここは職員室の隣だが、一度も教師どもにバレたことはない。 「会長、お疲れ様です。あ、また煙草ですか?もう、毎回言いますけど、喫煙者は各種ガンの発生率が非喫煙者の何倍も」 「それは分かっているが、これが一度吸うとどうしてもやめられんのだ。そうだ、江美里、お前の情報操作能力とやらでニコチン依存を無くしたりは出来んのか?」 「出来なくはないですけど…。それじゃ会長のためにならないじゃないですか。」 「はは、それもそうだ。俺も肺ガンは嫌だしな。禁煙でもしてみるか。」 「やっと分かってくれましたか。三日坊主にならないように頑張って下さいね。」 「その点は心配無用だ。俺はやると言ったことは必ずやり遂げる人間だからな。まあ、どうしても無理だったら、その時はよろしく頼むぞ。」 「しょうがないですねぇ。本当に、どうしてもって時だけですよ?」 「ああ。感謝する。」 二人きりになった生徒会室で、いつものように俺と江美里は会話を交わす。 ん?呼び方は「喜緑くん」じゃなかったか、だって?ああ、説明が遅れたな。この喜緑江美里はつい一ヶ月前くらいから俺の彼女だ。どのようないきさつでこのような関係になったかは、話すと江美里が極端に恥ずかしがるので、ここでは割愛させていただく。 その江美里の事だが、実は人間ではなく、情報統合思念体とやらに作られた宇宙人のようなものらしく、同じく宇宙人のようなものである長門有希の目付け役としてこの学校にいるらしい。 最初、その話を聞いた時は頭の狂った妄想癖のある変質者かと思ったが、目の前で俺の煙草がニ○レットに変わった時にはその話を全て信じざるを得なくなった。 宇宙人と付き合う事に最初は尋常ならぬ違和感を当然ながら抱いていたが、江美里の人間味溢れる仕草を見ていると、そんなことは全く気にならなくなっていった。まあ、情報操作能力とやらがある以外は人間と何ら変わりはないらしいしな。 「そろそろ帰りましょうか、会長。」 「ああ、そうだな。」 生徒会室に施錠をし、俺と江美里は昇降口へと向かった。 靴を履き終わり、外へ出ようとしたまさにその時! 「あら、雨ですね。」 結構な勢いで雨が降り始めた。厚い雲が空を覆っており、しばらくは止みそうにない。 「江美里、傘はあるか?」 「私は持ってますが…会長はお持ちでないんですか。」 「ああ、情けなくもな。すまんが入れてくれないか?」 「ええ、いいですよ。どうぞどうぞ。」 「はは、すまないな。」 「相合傘ですかあ。なんかいいですね。えへへ」 「いままであまり恋人らしいことをしてなかったからな。たまにはこういうシチュエーションもいいだろう。」 「恋人らしいこと、ですか…。そうだ、今度の土日に二人でどこかに出かけませんか?生徒会の仕事もありませんし、ちょうどいいんじゃないですか?」 「お、いいな。映画でも見に行くか?ちょうど気になっていたのがあってな。」 「はぁ。何て言うやつですか?」 俺はためらいつつもその映画のタイトルを告げた。 「えっ!会長もそんなの見るんですか!?甚だしく意外ですね。」 「何もそこまで驚かなくてもいいだろう。…まあ以前の俺なら絶対に見なかっただろうがな。」 「実は私もその映画見てみたかったんですけどね。実年齢は4歳ですから、恋愛のこととかよくわからないし、いい勉強になりそうですから。」 「よし、きまりだな。詳しい待ち合わせ時間などは明日でいいだろう。」 「そうですね。ふふ、楽しみだなぁ…じゃあ、私はここで。」 「ああ。またあしたな。」 「ええ。では失礼します。」 江美里はぺこりとおじぎをすると、マンションの方向へ歩いて行った。 しかし、一ヶ月で初デートとは何と遅いことか…。相手が江美里じゃなかったら破局なんてこともあったかもしれん。 まあ、いまさら細かいことは気にせんことだ。土曜はゆっくり楽しもう。 ~翌日、会長のクラスの教室にて~ 「なあ」 「なんだ?」 朝教室へ行くと、隣の席のやつが話しかけてきた。 「お前さぁ、最近…変わったよなぁ」 「ほう。どのようにだ?」 「ああ、前はいかにも冷酷そうな顔をしていたが、今は随分緩んだ感じがするよ。あと性格も丸くなったような…もしかして彼女でも出来たか?」 「ああ。」 「なっ、マジでか!?まさかいつも生徒会で一緒にいる、書記の喜緑さんという人か!」 「しっ!大声で言うな!他のやつらに聞こえるだろうが!」 「もう聞こえてるぜ?」 背後から別のクラスメイトの声が。後ろを振り向くと、すでに女子を含めたクラスの大半が集まっていた… 「…というわけでな。今日はさんざんクラスのやつらにいじられたよ。」 「それは大変でしたね。でも少し嬉しかったんじゃないですか?」 「ははは、それを言われると否定できんな。」 実際、彼女のいないやつからみたらこの上なく羨ましい光景だっただろう。 「ふふ。明日はいよいよ、初めて二人でおでかけですね。ちょっと遅いような気もしますけど。」 うっ!やはり江美里もそう思っていたか。 「でも最近はずっと忙しかったかですし、仕方ありませんよね。だから明日は思う存分楽しんで来ましょう。ねっ、会長♪」 可愛らしくウインクをする江美里。目眩がしそうなほど輝かしいが、「ああ。」とぐらいしか返せない自分が情けない。 「可愛らしく」か。以前の俺からは想像もつかない言葉を使うようになったものだ。 こいつと付き合うようになってから、あまりの自分の変わりように驚くことがある。以前は自分があくどい、冷徹な人間なのはある程度自覚していたし、周りもそう思っていたのだろう。 しかし今は、気が付けば江美里の事ばかり考えている。どうしたら喜ばせられるかとか、どうやってデートに誘うかなど…。周りからも、今日のクラスメイトのように、「優しくなった」「明るくなった」などと言われるようになった。 今の俺と以前の俺はまるで別の人間のようだ。誰かが俺が寝ている間にこっそり俺の人格を持ち出し、別の人格を入れたとしてもそれを否定することはできない。 だが、俺は今のこの生活を楽しんでいるし、元の色のない生活には戻りたくないから、これが自分なのだと受け入れて行こう。冷徹な俺よりも、優しく明るい俺の方が江美里も好きだろうしな。 ふと、江美里が少し前に出て立ち止まり、後ろを振り向く。 「ねえ会長。」 「なんだ江美里。」 「会長は私のことどれくらい好きですか?」 「そうだな…あまりいい例えが見つからないから言葉では言いづらいな。これでいいか?」 誰の目も届かない裏道。俺は江美里を抱き寄せ、その薄桃色の綺麗な唇に、自分の唇を重ねた。 こういう時は目を閉じるのがマナーだと思い、俺はそれに則った。江美里を抱く腕に力を込める。しばらく離したくないね。 本当は五秒くらいしか経っていないのだろうが、俺にとっては永遠にも感じられた時間のあと、俺は唇を離し、ゆっくり目を開けてみる。 江美里は顔を朱に染め、びっくりしたのかしばらくオロオロしていた。そしてようやく落ち着くと、ぱあっと満面の笑みをつくり、 「ふふふ。大好きです、会長。」 と言って、ぎゅっと俺に抱きついてきた。そのまましばらく、俺達は抱き合っていた。 ~翌日、土曜日~ 俺は江美里との待ち合わせ場所に指定した駅前に着いた。辺りを見回す。どうやら江美里はまだ来ていないようだ。 時計を確認すると、約束の時間まで30分あった。もうしばらく来ないかもしれないと思い、暇潰しを探し始めると、 「ごめんなさい、会長。待たせましたか?」 俺に五分ほど遅れて到着した江美里が聞く。身長差があるので必然的に上目使いになる。くっ、可愛い… 「いや、俺もついさっきついたところだ。待ってなどいないぞ。」 「そうですか。よかったです。じゃあ、行きましょうか。」 「おう。今日は楽しむぞ。」 「はい!」 俺達は二つ隣の駅までの切符を買い、電車に乗り込んだ。俺達と同じ目的のやつが多いのか、車内は結構混んでいた。俺達はドア近くの吊革につかまった。電車は加速し、やがてカーブにさしかかる。 すると、急なカーブなのか電車が傾き、激しく揺れた。俺はその拍子に少しふらついてしまった。その時! 俺のあいていた方の手が江美里の胸にあたってしまった! 「ひゃあっ!」 「わ!すまん!ふらついた拍子にあたってしまった!」 「いえ、べ、別に不可抗力ですから全然気にしませんよ!それに、会長になら何されても…ぃぃ…」 ん?最後の方がよく聞き取れなかった。真っ赤になって下を向き、ゴニョゴニョ言っていたが何だったのだろう? しばらく気まずい空気が流れたがなんとかいつもの調子にもどることが出来、鑑賞予定の映画の話をしていると目的の駅に到着した。 「あとはここから徒歩五分だな。よし、行くぞ江美里。」 「………」 無言?さっきのことを思い出して照れているのか?まあいい、とりあえず早く映画館を目指そう。 俺は歩き出した。しかし江美里は着いてこない。なぜだ? 「どうした江美里?早く行かないと映画が始まってしまうぞ。」 「…手。」 「手?」 「手、つないでください。」 …しまった。全く頭になかった。恋人同士の常識とも言えることを…!! 「それは悪かった。ほら。」 手を差し出すと、江美里の白く細い指がしっかりと絡まっていく。そういえば、手をつなぐのもこれが初めてだな。しかし、キスより後って… 「こうやって手をつなぐのも初めてですね。キスはもうしてるのに…なんだか変な感じです。」 なっ!今俺が思ったのと全く同じことを!まさか読心!?有り得る、情報操作能力とやらで… 「もう、出来てもしないですよ、そんなこと。」 「ははは、俺の考えすぎだな。すまんすまん。じゃあ行くか。」 「はい。道順は分かってるんですか?」 「ああ、その点はぬかりない。ちゃんと調べてあるからな。まずはあの交差点を左だ。」 こうしてようやく俺達は歩き始めた。 映画館までは徒歩五分だが、上映まで小一時間ほどあり、なぜか二人そろって朝飯を食っていなかったので、途中にあった喫茶店に入った。ウェイトレスに二人とも同じものを注文し、届くのを待つ。 「会長も今日は朝ごはんたべてないんですか?」 「ああ、昨日のうちにちゃんと準備していなかったから、今朝は服を選んだりするので精一杯だった。江美里はどうたったんだ?」 「実は私もそうなんです。どの服を着るかさんざん迷ってこれにしたんですけど…。どうですか、この服。似合ってますか?」 江美里は清楚な感じの白いワンピースという格好で、ただでさえ清楚なイメージのある江美里には格段に似合っている。 「ああ。その服がお前以上に似合うやつはいない、というぐらい似合ってるぞ。」 「ほ、本当ですか!?どうしよう、嬉しい…」 ほのかに赤くなった顔を両手で押さえ、もだえている。どうやら褒められると弱いようだな。 「だが、その格好では少し寒いんじゃないか?俺はどうもここは冷房が効きすぎているような気がするが…」 最近は秋らしくなってきて、気温が30℃を越えるようなことはまずない。しかし、この店はなぜか真夏のようにガンガン冷房が効いている。きっと温度を設定したやつが暑がりなんだろう。 「確かにちょっと寒いですね。私が風邪をひくなんてことはないので大丈夫ですが…」 とはいいながらも、よく見れば腕には鳥肌がたっているし、たまに小刻みに震えている。俺は見ていられなくなり、着ていた上着をかけてやった。 「あ、ありがとうございます。でも会長も寒いんでしたら、風邪ひいちゃうんじゃ…」 「俺はな、目の前で寒そうにしている彼女を放っておくくらいなら、自分が風邪ひくほうがよっぽどマシなんだよ。」 「あはは、ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて借りときますね。でも、私は幸せ者ですね。会長がこんなに私のことを思ってくださってるんですから。」 「いや、俺は特にたいしたこともしてやれなくて、むしろ申し訳ないくらいに思っているのだが…」 「いえ、たいしたことなんてしてもらわなくても、会長の何気無く発する言葉や、さっきのようなちょっとした行動のひとつひとつにすごく優しさが感じられるんです。」 「だから、それだけで私は会長に思われてるだなって、とっても幸せな気分になれますので、特別なことなんてなくても十分なんです。」 「そうか。俺は全然特別なことなどしてやれなくて、ずっと江美里を満足させてやれていない、情けない男だと思っていたが、お前がそう言ってくれるのなら、俺も少し自分に自身が持ててきた気がするよ。」 「そうですよ。会長はとってもすばらしい人ですよ。それこそ、これ以上にないくらい。」 「ああ、本当にありがとうな、江美里。だが、全く特別なことをしないというのはさすがによくないだろうからな。何か考えとくよ。」 「分かりました。期待しておきますね。」 「期待にそえるように頑張るよ。そうだ江美里、お前の誕生日はいつということになっているんだ?」 「誕生日ですか?一応情報統合思念体に作り出された日ということになってますが…実はもう過ぎちゃってまして。」 「そうか、それは残念だな。誕生日についてはまた来年だな。次はクリスマスだ。」 「そうですね。楽しみにしておきますね。」 「ああ。お、ようやく注文の品が来たようだぞ。」 俺達は軽食をさっさと済ませ、寒い店を出た。 「さあ、改めて映画館に向かうとするか。と、その前に」 今度は忘れずに手を差し出す。その手はすぐに握りかえされた。 「ふふふ、今度はちゃんと覚えてくれてましたね。」 「俺は同じ過ちは二度と繰り返さないように気を付けているからな。ぬかりはない。」 「過ちってそんな大袈裟な…もしかして結構気にしてます?」 「なんだかあの時お前が怒っているように見えてな。とんでもない過ちを犯したのかと。」 「確かにちょっとすねた風にはしましたけど、別に怒ってはいませんよ。すみません、誤解を招くようなことしちゃって。」 「いや、いい戒めになったよ。まあ、今回は両方悪かったってことでチャラだ。それでいいだろう?」 「ふふふ、そうですね。」 そうしているうちに映画館に到着。チケットを買い、中に入った。 結構席はうまっていたが、まるで俺達のために用意されたかのように、中央付近に二人分あいているところがあった。そこに腰かけ、上映開始を待つ。 ふと館内を見渡すと、前方の席に見覚えのある二人組を発見した。 俺はひそひそ声で江美里に話しかける。 「なあ、あれってまさか…」 「涼宮ハルヒさんと、その彼氏さんですね。」 やはりか!これはまずい、彼女がいるなどと分かってしまえば、やつらの前で演じている冷徹な生徒会長キャラが使えなくなってしまうだろう。 「ちょっとしたピンチですね。どうします?」 「とりあえず上映が終わったら即刻ダッシュで逃げ出そう…と思ったが、江美里。」 「なんですか?」 「お前の情報操作能力で俺達の姿を見えなくするバリアとか張れんのか?」 「あ、それがありましたね。今するとこの席があいているように見えて他の客が座ろうとする可能性がありますから、上映終了と同時に展開しましょう。」 「よし分かった。頼むぞ。」 全く、一番遭遇したくないやつらと居合わせるとはな。俺は江美里と二人だけの時間を楽しみたいのに… 「まあまあ… あ、始まりますよ。」 いよいよ映画の上映が開始された。 わざわざ細かい描写をしているときりがないので、ざっとおおまかな内容をお伝えしよう。 互いに思い合う庶民の女と金持ちの男が、男の母親や婚約者の邪魔など、様々な試練を乗り越え最後は結ばれるというものだ。 そういった内容だからか、観客は俺達のような若いカップルばかりかと思っていたのだが… これが、意外とオバサンや中年オヤジも多かったのだ。主演の男がアイドルだからオバサンは大方そいつのファンだろうが、中年オヤジは一体何が目的なんだ…? 映画が終了し、中年オヤジについての疑問を残しつつ、劇場を後にする…とその前に。 「江美里、バリアを頼む。」 「はい。遮音フィールド及び不可視フィールドを展開……完了しました。」 「よし、ご苦労。じゃあなるべく早く駅へ行き、次の目的地へ向かうぞ。やつらが同じ電車に乗っていないことを確認したらフィールドを解除だ。」 「そのことですが、さっき二人の会話を盗み聞きしたところ私達の目的地とは反対方向に向かうようなので問題ないと思いますよ。」 「そうか、でかしたぞ江美里。お前は本当に気が利くなあ。」 軽く褒めて反応を見る。 「会長の役に立てて嬉しいです。えへへ。」 服装を褒めた時とはまた違った反応。これはこれでいい…「えへへ」という笑い方は俺の中ではポイントが高いのだ。 劇場をさっさと脱け出した俺達は駅へ向かった。 ちょうどやつらが俺達とは反応方向の電車に乗ったのを確認できたので、一旦物陰に隠れ、そこでフィールドを解く。いきなり現れると一般人どもがびっくりするからな。 「遮音フィールド及び不可視フィールドを解除。完了しました。」 「ご苦労。じゃあ電車に乗るぞ…って、ん?どうした江美里。」 江美里が急に顔を赤くしてうつ向きだした。 「あっ、ごめんなさい!朝のこと思い出しちゃって…」 ああ、映画館に行くときの電車の中で俺の手が… 「そ、それ以上言っちゃだめです!」 「おっと、すまんすまん。さあ、気をとり直して電車に乗るぞ。」 「は、はい!」 今度は朝よりも早く江美里は落ち着いたようで、俺達は映画の感想を語っていた。 「シリアスなシーンもあったが、やはりコメディーだけあってギャグシーンが最高だったな。最後に間違えてお父さんに『結婚してください』っていう所では思わず吹いてしまった。」 「あそこはさすがに私も笑っちゃいました。シリアスとボケの使い分けが最高でしたね。」 「ああ、きっとあの映画は大盛況に違いない。俺からも何か賞をあげたいくらいだ。」 二人ともベタ誉めしているが、本当にそれくらい面白かったのだ。笑えて、しかも感動できる。なんと出来のいい作品だったのだろう。 「そうだ江美里、お前はあの映画を恋愛の参考にしたいと言っていたが、どうだ?参考になったか?」 「うーん、なったと言えばなったんでしょうか。なんといっても映画の二人と私達とでは境遇が違いすぎますし…」 「それはそうだな。まあ、楽しめたしよかったんじゃないか?」 「ええ。いずれにしても見に来た甲斐がありましたね。」 などと話している間に、電車は目的の駅に到着した。 次の目的地は、駅のすぐ近くにある、最近出来たばかりの大型ショッピングモールだ。 俺の家の近くにも大型スーパーはあるが、それとは比べものにならんぐらいにでかい。その分、迷うやつもいるらしいが、江美里がいれば大丈夫だろう。 駅を出てものの二分ほどで俺達はショッピングモールに到着した。入り口付近にある、店内の売り場案内をみると、かなり広範囲のものが取り扱われているのが見てとれた。 地元の商店街の人たちには随分厄介な存在だろうが、俺達にはとても有り難い。 しばらく案内板を眺めていると、ようやく目当ての売り場が見つかった。今回の目当ては若者用の服売り場である。言うまでもなく、江美里の新しい服を本人の希望で選びにきたのだ。 しかし、実は江美里には言っていないのだが、俺自身の希望もある。以前からに似合いそうな服をピックアップし、リスト化してあるのだ。それらを今日は着せてみたいと思う。 いやあ、実に楽しみだ。きっと本人より俺のほうが楽しみにしていたに違いない。しかしいつの間に俺はこんな変態になったんだ?以前のクールな俺からは想像もつかん。 はぐれないよう、しっかりと手をつなぎ、三階にある売り場へと向かう。途中、いかにもモテなさそうな野郎共がじろじろ見てきた。ふん、どうだ。うらやましいだろう。 売り場に到着すると、俺は早速リストにある服を探し始める。 今回リストアップしたのは厳選された五種類の服だ。本当はもっといろいろ着せてみたかったのだが、時間の都合もあるから仕方がない。残りはまた今度にしよう。 「よし、まずはこれを着てみるといい。」 「わあ、かわいいですね、それ。実は私もそういうのを着てみたいと思ってたんですよ。」 よかった。江美里がひいたりしないか心配だったが、杞憂に終わったようだ。 「じゃあ、着てきますね。」 江美里が試着室に入り、俺は付近で試着が終わるのを待つ。途中、ぱさっ、と、服を脱ぎ捨てる音が聞こえた。俺はつい危ない想像をしてしまいそうになり、それを必死に抑えた。 「終わりましたよ~」 「よし、じゃあカーテンを開けてみてくれ。」 ゆっくりとカーテンが開かれる。 「おお…」 『萌え死ぬ』という言葉を聞いたり、目にしたりすると今までは「はあ?」としか思わなかったが、今ではそれが理解できる。まさにそんな感じだった。 「あの…似合って…ます…か?」 「似合っているどころの騒ぎではないぞ、これは。」 「…?」 「正直言おう。可愛すぎる。」 「えっ…やだ、もう、会長ったら…そんな、可愛いだなんて…」 赤くなってもじもじとする江美里。服装の可愛らしさも相まって、可愛さ五割増しだ。うん、たまらん! その後も残りの四着も試着させ、そのたびにこれでもかと褒めまくり、俺は耳まで真っ赤にさせることに成功した。 最終的に、本日はスカートなども含めた計五着を購入。金額が万単位になり、二人で半分ずつ出し合った。 江美里は「自分のものですから、自分で全部払います」と言って聞かなかったが、俺はなんとか「目の保養をさせてもらう料金だ」などと説得、半分ずつ出し合う、ということに落ち着いた。 予想以上に出費が多かったので、他の買い物は自粛した。電車代がなくなって帰れなくなったら困るからな。 店内を適当にぶらつき、午後五時をまわったところで俺達は店を出た。少し早いが、これから夕食である。 昼は何も食っていなかったので、腹が減っているのだ。あらかじめ調べておいた、駅近くのイタリア料理店に入る。 「さて、どれにしましょうか。」 メニューを開き、ピザでも頼もうかとピザの欄を見てみる。しかし… 「わけわからん名前ばっかりだな。どんなトッピングなのか名前からでは全く判断できん。」 意味不明なカタカナばかり並んでいる。しまった、俺の来るようなところじゃなかったか? 「私も全然分からないですね、これは…。店員さんに聞いてみましょうか。」 「ああ、それがいいな。」 店員からどれが一番ノーマルなやつなのかを聞き出し、俺達は二人ともそれを注文した。下手にチャレンジするとよくないことになりかねんからな。 「なあ江美里。」 「何ですか?」 「お前の目から見ても、俺は変わったのか?」 「はい、随分変わりましたよ。笑い方一つとったって、前は『フッ』みたいなクールな笑い方しかしませんでしたけど、今ではとても明るい笑い方をなさりますし…。」 「ふむ。」 「言葉だって以前なら『可愛い』とか絶対に使わなかったでしょうしね。表情も豊かになって、笑顔も以前は不敵な笑みって感じでしたけど、今はすごく優しい笑顔だし…。完全にクールキャラは抜け切ってしまいましたね。」 「ははは」 「でも、私はそんな今の会長が大好きですし、ずっと今のままでいて欲しいと思ってます。」 「少なくともお前といる限りはずっと今のままだろうな。」 「じゃあ、私はこのままずっと会長と一緒にいますね。不束か者ですがこれからもどうかよろしくお願いします。」 「俺の方こそ、これからもよろしく頼むぞ。」 「はい、会長。約束ですよ。」 「ああ、約束しよう。」 俺達は指切りをし、生涯を共にすることを誓い合った。 ピザを食い終わり、俺達は店を出た。結構美味かったので、場違いかとも思ったが、是非また来てみたい。 駅へ行き、電車に乗り込んだ。帰りは家の最寄りの駅まで直通である。今度は割とすいていたので、座ることが出来た。隣に寄り添って座る江美里に話しかける。 「なあ江美里。」 「………。」 返事がない。横をみると、俺の肩によりかかり、すうすうと寝息を立てていた。疲れて寝てしまったのだろう。 俺は起こさないよう、そっと頭を撫でる。細く、柔らかい髪の感触が心地よい。 相変わらずな生徒会活動の忙しさも、こいつを見ていると自然に忘れられる。イライラしたり、むしゃくしゃしたりしても、いつも癒してくれる。 こいつのお陰で、俺は変わることが出来た。こいつのお陰で、毎日を楽しく過ごすことができるようになった――。 全く、こいつには感謝してもしきれないな。 すやすや眠る江美里の愛らしい寝顔を見ながら、俺はそんなことを考えていた。 「もうすぐ着くぞ、江美里。起きろ。」 もう少し寝顔を見ていたかったが、乗り過ごすわけにはいかないので、俺は名残惜しくも江美里を起こしてやった。 「あ、かいちょう、おふぁようございまふ…」 「何を言っている。今は夜だぞ。」 「ふえ…?あ、そうだ、私、電車に乗ってすぐ寝ちゃって…!ごめんなさい、会長」 「俺は謝られるようなことは何一つされとらんがな。さあ、降りるぞ。」 俺はまだ足元のふらつく江美里を引っ張って電車を降りた。あとは自宅へ徒歩でかえるのみだ。初めてのデートが、まもなく終わろうとしている。 「今日はありがとうございました、会長。今日はきっと、いままでの四年間で一番楽しい一日だったと思います。」 「俺もお前のお陰でいろいろ楽しめたよ。それに俺がお前を楽しませてやれるのも、ひとえにお前のお陰なんだ。」 「…え?」 「お前がいるから、俺は今のような性格を獲得することが出来た。きっと、以前のような俺だったら今日と同じ行程をたどったとしてもお前をちっとも楽しませてやれなかっただろうし、俺も楽しくなかっただろう。」 「会長…」 「お前のお陰で、俺は疲れとか、イライラとか、そんなものを全て癒すことができる。毎日を楽しく過ごすことができる。本当に、お前には感謝してもしきれないよ。」 電車でこいつの寝顔をみながら考えたことを、ほとんどそのまま伝えてみた。 「私も、会長のお陰で毎日がとっても楽しいですよ。毎日の単調な生活にうんざりで、学校にいくのもおっくうでしたが、会長と付き合うようになってからは『会長に会える』と思うだけで学校に行くのが楽しみで仕方ないんです。」 「そいつは光栄だな。」 「はい。クラスのみんなにも『明るくなった』って言われるようになりましたし…。会長ほどではないかもしれないけど、私も変わったんだと思います。本当に感謝してますよ、会長。」 お互いに感謝を述べ、街灯の下で立ち止まり向かい合う。 しばらく見つめ合うだけの時間が過ぎた。永遠にも感じられる、長い長い時間のあと、最初に口を開いたのは江美里だった。 「会長は…私のこと好きですか?」 「ああ、好きだ。」 「私も大好きです、会長。」 当然のことを問い、当然のことを答える。だが、大事なのは、交される言葉の意味などではない。 一歩ずつ、ゆっくりと二人は歩みよっていく。ある程度近付いたところで、またお互いに見つめ合う。 江美里の白い肌が、街灯の明かりに映える。汚れの一つもない江美里の心を表すかのような、綺麗な、白い肌。 俺は江美里の肩を掴み、少しずつ顔を近付けていく。江美里も、背伸びをしながら俺に顔を近付ける。そして…… 二人の間の距離は、ゼロになった。 この世界が、俺達二人だけになったような錯覚を覚えた。だが俺はそれでもいい。江美里がいれば、それで… 今唇を離せば、自分は一人になってしまう。だから俺は離さない。同じように、江美里も唇を離さない。きっと俺と同じことを感じているのだろう。 夜の闇が優しいカーテンのように、そっと二人を包んでゆく。二人だけの時間が、ゆっくりと過ぎていった。
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モーニングティーを飲みに行こう ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 「ほおお、ここがあの『でんしゃ』に乗るための施設か。 …………あァ? なんだ、この扉は。この俺の前に立ち塞がろうってのかァ? はん! こんなもんで! 妖(バケモノ)を! それもこの紅煉を! 止められるもんかよォ、バァァァカ!!」 と、チャイム音を鳴らす自動改札機を盛大に罵ると、紅煉は舌を出しながら浮遊した。 生き血より赤い舌を見せつけたまま、堅く閉ざされた扉の上を飛んで行く。 重力に逆らうことのできる妖に、足元を封じる扉などなんの役目も果たせない。 自動改札機を越えて駅内に侵入すると、紅煉は振り返って右掌を自動改札機に向ける。 「ま、この紅煉にかかりゃあこんなもんよ。ハッハッハッハッ!」 高笑いとともに放たれた雷により、ずらりと並んだ十の自動改札機すべてが粉砕された。 あろうことか妖を扉一枚ごときで塞き止めようとしていた不届き物は、これにて思い上がりを痛感させられたのであった―― うしろを行く秋山優は、妖VS自動改札機というきわめて珍しい対戦カードを冷ややかな目で眺めていた。 思えば、秋山が何気なく「とりあえず駅に向かおう」と漏らした時点で、紅煉の様子はどこかおかしかったのだ。 数回聞き直して本当に電車に乗るつもりであると分かると、大きな口を歪めて鋭利な牙を露にした。 そのまま表情を直そうともせず、紅煉は急に秋山の前に出た。それまで渋々ついていくといった素振りであったというのに、いきなり先導し始めたのだ。 駅に到着するまでの間もずっと薄ら笑いが消えず、秋山は気味悪く思っていたのだが――ようやく理解した。 一度分かってみれば、簡単な話である。 秋山が紅煉自身から聞きだした情報によれば、紅煉は古代中国に生まれ妖となり、最近まで眠りについていたのだという。 電車に乗ったことなど、ありはしないのだろう。 やれやれと、秋山は知らず肩をすくめてしまった。 つまるところ、紅煉は電車初体験に胸を躍らせているだけなのだ。 「はぁ……まったく。 電車が動いているのかも分からないのに、そんなに張り切ってホームに行くなよ。 仮に動いているにしても、まず時刻表を確認しなくちゃ次にいつ電車が来るのかも分からない」 この言葉は、偽りである。 秋山はデパートを出る前に、上階から地上の景色を確認していた。 いざというときに上手く立ち回れるよう、戦場となる舞台に一度目を通しておいたのだ。 その際、秋山はレールの上を走る電車を目撃している。 電車が動いているのは、すでに知っているのだ。 秋山が時刻表を見て知りたいのは、『電車が動いているか否か』や『次に電車が来る時間』ではない。 『一日の運行ダイヤすべて』である。 いったい、電車がいつどの方向から来るのか。 正確に脳ミソに刻み込んでおけば、この場で効率よく動くことが可能となる。 これは、決して移動だけに役立つ情報ではない。命のやり取りにおいても、重大な要素となり得る。 とても敵いそうにない強敵から逃亡を図るにあたって、自分と仲間だけが電車に乗り込み相手を置き去りにできるよう時間を稼ぐこともできる。 また、ちょうど電車が来る時間を見計らって線路に誘導すれば、本来なら勝ち目のない相手を落とす一手となる。 仲間に真実を話さず思惑を隠すメリットなどない。 ただし、紅煉は騙して従わせているだけの偽りの仲間。わざわざ隠し持つ手を教える道理はない。 しかし仮にこの場にいるのが紅煉でなく、金剛番長などの真実の仲間だったとしても、秋山は考えを告げはしなかっただろう。 相手に背を向けての逃亡や、線路に人間を引きずり込むなどの『卑怯』。 そんなものを用いる目論みを明かせば、秋山が信じる仲間たちは決していい顔をしないはずだ。 彼らが好まない手を使うのは、秋山だけでよいのだ。 彼らがためらう戦法を、秋山は欠片も躊躇せずに取ることができる。 なぜなら、秋山優は卑怯番長なのだから。 大切なものを守るためならば、どこまでだって卑怯になれるのだ。 自動改札機の残骸を跳び越え、秋山は時刻表を探す。 電光掲示板のすぐ下にあるのを発見して目を凝らそうとすると、突如ホームのほうから少年の叫び声が響いた。 「紅煉ぇぇぇぇんッ!!」 続いて、耳をつんざく雷鳴が二つ。衝撃によって、駅全体が揺れ動く。 その強大さは、自動改札機を破壊した際の比ではない。 まずいと思ったときには、秋山の身体は動いていた。 ホームに駆けつつ、腰にかけていたホルスターからサバイバルナイフを抜く。 デパートにて回収した刃渡り十四センチの得物は、普段扱っている暗器と比べると非常に心もとなかった。 「やめろ、紅煉ッ! 天地万物の正義を――」 階段を駆け上がりホームに到着すると、紅煉は右手に雷を集束させていた。 風になびく漆黒の体毛に隠れて、秋山には相手の姿を捉えることはできない。 「をいをい、をいをいをいをいをいをい。 卑怯モンよォ、お前勘違いしてんじゃあねえか。をい」 紅煉は青白い火花を散らしながら手首を捻り、とがった爪を前に向ける。 「仕掛けてきやがったのァ、アイツだぜ。 殺しにかかってくる輩相手に傍観して、むざむざ殺されろってのか?」 言い終えるより早く、紅煉は跳んだ。 それにより、秋山はやっと少年の姿を視認することができた。 短く刈り上げられた髪に、黒い制服、成長途中と思われる体型、太い眉。 秋山に支給された端末に『蒼月潮』という名で登録されていた参加者である。 端末によると、『獣の槍』に選ばれ『とら』とともに悪しき妖と戦ってきた少年、とのことだったはずだ。 紅煉の欄にもあった『妖』などの単語が使われており気にかかっていたが、先ほど紅煉の名を呼んでいたことで確信できた。 蒼月潮は、紅煉をかねてより知っているのだ。 「どいてろ、兄ちゃん! そいつの電撃や炎に気を付けて、できるだけ遠くまで逃げてくれッ!」 確信を裏付けるように、潮が声を張り上げた。 視線を紅煉に向けたまま、不格好な槍を構えている。 そんな潮を嘲るように、紅煉は哄笑する。 一しきり笑ったのち、落ち着いてから静かに言い放つ。 「獣の槍装備でしかも相方と一緒でも、まーったく敵わなかっただろうが。 だってのに、そんな出来損ないの槍で? そいつを逃がす隙を作る? はッ! いまのテメェにンなことできるわきゃねえってことくれェ、考えなくても分かんだろォォォが!」 潮は言い返すこともできないらしく、歯噛みするだけだ。 一方の紅煉は実力差を見せつけるかのように、雷を落として片っ端からベンチを破壊している。 秋山が、そんな両者の間に割って入る。 逃げろと促す潮の声を無視して、まず紅煉に一言。 「そこまでにするんだな、紅煉。 話せば済むだけだと分かってるんだろう」 「けッ! なんでわざわざバラさなきゃならんのだ」 悪態を吐く紅煉に耳を貸さず、秋山は潮に向き直る。 参加者情報を知っていることが明らかになるのは好ましくなかったので、まず名乗ってから相手の名前を尋ねた。 そうしてから、本題に移る。 「僕は符咒士でね……符咒士って分かるかな?」 秋山がサバイバルナイフをホルスターに納め、ポケットから霊符を一枚取り出す。 しばし目を見張ってから、潮は勢いよく首を縦に振った。 「アイツに襲われたときに、爆砕符という霊符を飲み込ませた。 僕が一たびアレを起動させる詠唱を唱えれば、爆発を起こして息絶えるワケさ。 あの符は周囲のエネルギーを喰らい、爆発の動力とする。アイツほどの妖ならば、楽には死ねないだろうね」 なにからなにまで、出まかせである。 一から十までどころの話ではない。そもそも、〇から嘘なのだ。 霊符の説明書によると、符には妖の力を弾く種類や吸収する種類もあるのだという。 ならば吸収して弾くのもあろうという、秋山の勝手な想像である。 なにからなにまで嘘っぱちであるのだが、視線の片隅にいる紅煉はガタガタと震えていた。 「だ、だけどよォ……だったらなんですぐに倒さねえんだ……? 優兄ちゃんは知らねえかもしんねえけど、アイツはいろんな人を殺して喰った最悪の妖なんだぜッ!?」 「バッ! テメェ、余計なこと言ってんじゃ――」 「知ってるさ。襲いかかってきたときの口調や素振りで、それくらい分かったよ」 狼狽しだした紅煉の声を遮るように、秋山は続ける。 「だからこそ、ね。 さんざん好き勝手やってきたのにすぐに殺すんじゃ、こいつに食べられた人たちの気が晴れない。 せいぜいこのプログラムとやらを打破する僕の手伝いをして、人間の役に立ってもらわなくちゃ……ね」 言い切って、微笑む。 殺す手段を手に入れ次第、すぐに殺すつもりであるというのに。 それを悟られぬよう、秋山は笑う。 紅煉は、ただただ鋭い牙を軋ませるだけであった。 潮も思うことはありそうだったが、なにも反論できないらしくもごもごと口を動かしているだけだ。 気付いていながら、秋山は卑怯にも見ないフリをした。 人を喰った妖を生き長らえさせておくなど、納得がいかなくて当然だ。秋山にだって分かっている。 無理矢理な話をあたかも真実であるかのように振る舞っているのだ。 『間もなく、一番線に【モチノキ森街】行きがまいります。 危ないですから、黄色い線の内側までお下がりください』 唐突にアナウンスが響き、電車がホームへと入ってくる。 空気が抜けるような音とともにドアが開くが、乗客はいないらしく誰も下りてこない。 電光掲示板によれば、十分ほど停車して発進するらしい。 きっちりと時刻表を頭に叩き込んで、秋山が電車に向き直る。 紅煉はとうに入り込んでいたらしく、車内を浮かびながら吊るされた広告やら吊革やらを怪訝そうにつついていた。 時間に余裕があるうちに乗車しておこうと、秋山は乗車しようとして、潮に腕を掴まれた。 潮も駅にいたのだから、電車に乗るつもりだったはずだ。なのに、どうして引き留めるのか。 秋山は尋ねようとするも、言葉にはならなかった。 「危ねえ、優兄ちゃん!」 左手で思い切り秋山を引っ張り、潮は右腕だけで槍を振るう。 低い身長で長い得物を上手に操っているとはいえ、片手でしかも異なる動作と同時進行の一撃だ。 人間一人引っ張っている分だけ体重を得物に乗せきれず、槍は空を斬るに終わる。 体勢を立て直した秋山が視界に捉えたのは、二体の動物であった。 ウサギとトラのようだが――違う。 ウサギのほうは四足が節足動物じみており、耳が妙に長く鉛のように見て取れる。 トラのほうには体毛がまったくなく、全体的に流線型のフォルムをしている。 二体ともに、既存の生物ではありえない。 「――ッ」 秋山は反射的に疑問を口にしようとして、どうにか呑み込んだ。 符咒士と偽っている以上、妖と判断しなくてはおかしいのである。 サバイバルナイフを抜いて、飛びかかってきたウサギ妖を弾く。 ウサギの耳と刃が接触して響いたのは、金属同士のぶつかり合う耳障りな音であった。 僅かにタイミングをズラして突進してきたトラに、秋山は霊符をかざす。 すると、トラは急に足を止めた。さながら、こちらの出方を窺うかのように。 こちらを眺めながら、紅煉が納得したように口を開く。 「はん。首輪がねえと思ったら、式神か。 ニンゲンに仕えるようなヤツは、そりゃあ霊符を警戒するわな」 式神という言葉は、秋山も知っていた。 陰陽師の使役する使い魔のようなものだ。 となれば、この二体を操っているものが近くにいるのだろうか。 秋山の抱いた疑問に答えるかのように、紅煉が舌を打つ。 「ちィ、主人は近くにいやがらねえな。 俺の黒炎を使えねえようにしといて、式神はありたァどういうこった」 紅煉は不愉快そうに吐き捨てると、電車の広告に視線を戻す。 どうやら、手を貸してくれるつもりはないようだ。 全員が見合っている状況を崩したのは、潮であった。 己を奮い立たせるかのごとく声を張り上げて、式神へと突っ込んでいく。 いきなり紅煉に仕掛けたとの言葉通り、どうにも待つのが苦手なタチらしい。 その勢いは凄まじく、一気にトラ式神との距離を詰めて一刺しにした――かに見えた。 槍が触れる寸前で、トラ式神の姿が掻き消え、次の瞬間には潮の背後で大口を開けていた。 「なあ――ッ!?」 驚愕の声が、二つ重なる。 あまりの早業であった。 まさかとは思いつつも、瞬間移動という可能性が拭えない。 戸惑いながらも、秋山は霊符を纏わせたヒョウを投擲する。 「十五雷正法『七排』ッ!」 ヒョウがトラ式神に突き刺さり、霊符に内包された霊力が炸裂する。 甲高い悲鳴をあげ、トラ式神はまたしても離れた位置に一瞬のうちに移動する。 よもや本当に瞬間移動なのだろうか、と秋山が思い始めたころであった。 霊力が爆発する光に紛れて接近してきていたウサギ式神が、刃じみた耳を秋山へと伸ばしていた。 ちょうど投げてしまったところであり、新たなヒョウを取り出すことができない。 避け切れないと妙に冷静に結論を出し、秋山は左腕を掲げた。 この左腕は外見上はただの腕であるが、デパートに配置されていたマネキンのものを加工した義手である。 なくなってしまうのは惜しいが、肉体を傷付けられるより遥かにマシであるとの判断だ。 だが、ウサギの耳がマネキンを分断することはなかった。 肉を斬る直前で、赤く燃え盛る炎に覆われたのである。 秋山が振り返ると、いつの間にか電車から出てきていた紅煉が炎を吐いていた。 「オイ、式神ィィ! 人を喰らおうが殺そうが、知ったこっちゃねえがなァ! そこの卑怯モンは、俺が喰うんだッ! 先に狙ったのはこの俺だッ! ニンゲンに従ってやがるテメェなんぞに、肉片一つ血ィ一滴やるかよォ!! かッ! テメェら式神ごときは、せいぜい人間の霊力だけ喰って生きてろや! あんな微々たるもんで満足してるのがお似合いだろうが、式神ごときゃあよォッ!!」 秋山優に頭の上がらない自分を棚に上げて、紅煉は人間に使役されている式神を罵倒する。 そして電車の車体を蹴って、自分の吐き出した炎へと飛び込んでいく。 炎のなかで未だのた打ち回る式神に、口に備え付けられた三振りの霊刀を突き刺す。 「――けひゃっ、ひゃっひゃっ、ひゃははあああァァァーーーーッ! 死に晒せ、クソ式神がッ! 人の獲物に手ェつけようとしやがった罰だッ」 ウサギ式神の体表は黒く焼け焦げており、霊刀で貫かれた箇所からは泡のようなものが溢れている。 霊刀の効力を受けて、式神を構成する霊力が中和されて肉体を保てなくなっているのだ。 術者の元に戻ろうとしているようだが、三つの刃に肉体を固定されており動けない。 紅煉は霊刀を一閃することなく、突き刺された箇所から少しずつ全体に効力が及ぶのを待つ。 ウサギ式神の断末魔の絶叫は、全身が液体化して地面に零れ落ちるまで続いた。 なにやら紙片のようなものが残されたが、ほぼ墨化しており読むことはできない。 駅のホームに残された奇妙なシミを踏み締め、紅煉は口角を吊り上げる。 「助けてやったぜ、卑怯モン」 「遅いよ、まったく。生きたまま僕を喰らうとか言っていたクセに」 「けッ! 腕一本捨てる覚悟までしてた分際で、減らず口叩きやがって」 口の達者な秋山に毒づいてから、紅煉は思い出したようにもう一体の式神に向き直る。 掌に電撃を纏わせながら、吐き出した炎とは対照的な氷のように冷たい視線を飛ばす。 「そこな三下ァァ! テメェは、いってえどうすんだ? 万に一つどころか億に一つも勝ち目のねえ俺に挑むかよ。 俺ァ別にどうでもいいんだぜ、テメェら式神なんぞはよォ。 ブチ殺したとこで、ただ霊力だけがその場に残るだけなんてクソつまんねえ。 ニンゲンみてえに喰えもしなけりゃ、妖みてえに血肉を撒き散らすこともしねえ。 ようは、テメェらなんの役にも立たねえってこった。いわゆる『めりっと』がねえっつーのか? 俺の喰う獲物にツバつけやがったんならともかく、そうじゃねえなら殺したところで意味がねえんだよ」 トラ式神は紅煉を見つめたまま、僅かに硬直し――そして掻き消えた。 駅の端に気配が移り、次の瞬間移動で駅外に出て行った。 「トンズラこきやがったか、雑魚が」 追おうともしない紅煉をよそに、戦闘態勢を保っていた潮の顔色が見る見る青くなる。 「しまっ、ヤベえ……ッ! クソッ!」 「……ッ! 待つんだ、潮!」 駅の出口につながる階段に走ろうとする潮の肩を掴んで、秋山はどうにか制止する。 式神を追うつもりのようだが、瞬間移動を駆使する相手を槍一本で仕留められるとは思えない。 そう言い聞かせると、潮は俯いて搾り出すように口を開く。 「あっちには、バイオレット姉ちゃんがいるんだ! 姉ちゃんの身が危ねえんだよッ! 兄貴に兄弟たちと一緒に殺し合えなんて命令されて、しかも妖に襲われるなんて……とても可哀想すぎて放っておけねえよッ」 バイオレットとは、間違いなくキース・バイオレットのことであろう。 参加者情報を確認した秋山が、現状もっとも会いたかった参加者の一人だ。 キース・ブラックをトップとする秘密組織『エグリゴリ』の最高幹部『キースシリーズ』の一人にして、唯一の穏健派。 あくまで支給された参加者情報を信じれば、の話ではあるが。 ともあれプログラムに関する情報を探すに辺り、『オリジナルARMS』の三人と同じく接触しておきたかった。 キース・バイオレットの名が唐突に出たことで、秋山の力が意図せず緩まってしまう。 その隙に、潮は秋山の手を振り払う。 「悪い、優兄ちゃん! また会おうな!」 短く言い残して、階段を駆け下りていく。 その後姿を眺めながら、秋山は傍らの紅煉へと語りかける。 「しようがない。僕らも行こうか」 「あ゛ァ!? 電車はどうなんだよ、オイ!?」 「そんなこと言われてもね。 キース・ブラックと関係がありそうなキース・バイオレットがいるんだよ? 当てもなく電車に乗るより、そちらに向かったほうが情報を得られそうじゃないか。 プログラムの打破なんてしようともせず、人間に殺し合いを強いられてる現状を黙って受け入れるのなら構わないけど」 「ぐ、ぐぅぅ……ちィィ! しゃあねえな、クソッ!」 「それに――」 秋山が何ごとか口にしようとすると、ホームにサイレン音が響く。 『一番線、ドアが閉まります。ご注意ください』 アナウンスが続き、電車がゆっくりと発進する。 遠ざかっていく車体を名残惜しそうに見つめながら、紅煉は尋ねる。 「さっき、なにか言おうとしたか?」 「いや、なんでもない。ただのたわ言だよ」 「あん? どーいうこった。言ってみやがれ」 「大したことじゃないと言っているだろう」 「いいから言え! 早う言え! ほれ言え! 言え言え言え言え言え言え!」 「……天地万物の正義を持ちて」 「言うなァァァァ!!」 黒ずんだガムのへばりついたアスファルトに手をついて、紅煉は土下座の体勢を取る。 そちらを見ようともせず、秋山は潮の駆け下りていった階段に向かう。 ほくそ笑みながらも、胸中で安堵の息を吐いていた。 他人には、とても話せないことを漏らすところだった。 本当に危ないところであった。 ――血の繋がりがなかろうと、自分を『兄』と呼ぶのなら見捨ててはおけない。 などと、そのような甘い言葉。 この場にて卑怯番町として立ち回ることを決めた秋山優に、口に出してよいはずがなかった。 【E-5 モチノキ駅周辺/一日目 早朝】 【蒼月潮】 [時間軸]:26巻第42章『三日月の夜』直後。 [状態]:健康 [装備]:制服、即席槍(ジャバウォックの爪@ARMS+操り糸@からくりサーカス+神通棍@GS美神)、ヴィルマのナイフ(6本)@からくりサーカス [道具]:基本支給品一式、操り糸(3/4)@からくりサーカス [基本方針]:仲間を集めて殺し合いを止める。とら? 勝手にしろィ! 式神を倒す。 ※バイオレットからプログラムについて他のキースシリーズ、オリジナルARMS勢の情報を貰いました。 ただし、ARMSについては教えて貰っていません。 【秋山優(卑怯番長)@金剛番長】 [時間軸]:最終決戦後、後日談の前 [状態]:疲労(小) [装備]:霊符(残り32枚)、ヒョウ(残り17本)、参加者名簿入り携帯端末@オリジナル(ポケット)、サバイバルナイフ(腰)@現地調達 [道具]:基本支給品一式+水と食料一人分、ヒョウ(25本)&符(50枚)&十五雷正法説明書@うしおととら、 、不明支給品1(秋山は確認済)、1~3(秋山と紅煉が確認済み)、デパート内で回収したものいろいろ [基本方針]:あらゆる卑怯な手を使ってこの街から脱出し、家へ帰る。体内に爆砕符があると思い込んでいる紅煉を脅してうまく利用する。喫茶店に向かう。 【紅煉@うしおととら】 [時間軸]:本編にて死亡後 [状態]:ダメージ回復 [装備]:なし [道具]:なし [基本方針] 秋山優をなんとか隙を見て喰い殺す。それまでは死にたくないので従う。秋山を殺せたらあとはひたすら参加者を喰い殺す。喫茶店に向かう。 ※「黒炎(分身というか手下と言うか、まあセルジュニアみたいなもの)を生む能力」は制限により使用不可。 ◇ ◇ ◇ 式神を放った張本人であるフェイスレスはというと、彼もまた喫茶店にキース・バイオレットがいるという情報を手に入れていた。 それだけではなく、ARMSやエグリゴリについてもある程度把握することができた。 とはいえ説明したのが新宮隼人であるので、若干つたない解説ではあった。 曖昧な点が多く、それについてはバイオレットに確認しようと結論付ける。 「しっかしフェイスレスさんよォ、いったいどうやって向こう岸からこっちまで来たんだ?」 これまでに遊んだ参加者たちと違い、フェイスレスは隼人には自分の名を明かした。 顔面も才賀正二のものに変化させず、人形破壊者(しろがね)の司令たるフェイスレスの顔にサングラスをかけている。 オリジナルARMS『騎士(ナイト)』を持つ隼人は、プログラムを破壊する上で最上の駒となりうる。 才賀正二と名乗って戯れた参加者と異なり、以降も関係を継続させたいのだ。 余計な遊びをしていい相手ではない。 フェイスレスの目的は、あくまで才賀エレオノールとともに生きること。ならばプログラムを破壊せねばならないのは、絶対だ。 それに、『フェイスレスが殺し合いに乗っていない』と知っている隼人が才賀勝と出会ったなら、聡明な勝はすべてを察するはずだ。 フェイスレスがなにを望み、いったいなにのために殺し合いを破壊しようとしているのか。 その程度、容易く読み取ってのけるに決まっている。 何せ、同じ記憶を持ち合わせているのだから。 フェイスレスの思惑を理解すれば、勝は余計にフェイスレスの思惑を他人に明かすことはできなくなってしまう。 『柔らかい石』をも作り出した一流の錬金術師たるフェイスレスは、プログラム破壊において非常に頼りになる存在だ。 にもかかわらず、そんな頼みの綱の目論見を打ち明けてしまえば―― プログラムに反対する参加者たちは、二分されてしまう。 フェイスレスを頑なに拒絶するか、甘んじて受け入れるか。 一度集団が二分してしまえば、もうお終いである。 目的が同じだというのに、二度と合わさることはない。 利口な勝は予想することができ、だからこそフェイスレスの企みを一人で抱え込むだろう。 「ははは! さっき言った通り、僕は人形破壊者だからね! もう少し距離があったらまずかったけれど、これくらいならひとっとびさ!」 人形破壊者の知り合いについても、フェイスレスは隼人に言っておいた。 彼らもまた優秀な駒となりうる。 隼人と駒同士でつるんでくれると、非常にありがたい。 「スゲーヤツばっかかよ、ここは……」 隼人は冷や汗をたらしているが、話によれば彼は全身をARMS化させれば高速で飛行することが可能だいう。 また金剛番町とやらの知り合いについても、詳細を知ることができた。 思っていた以上に強者揃いらしいと、フェイスレスはプログラムに関する認識を改めた。 「んじゃフェイスレスさん、俺行くわ」 「うむ。友達に……会えるといいな」 「ああ、ついでにフェイスレスさんの仲間も探しとくぜ!」 「うむ。先ほども言った通り、ここには人の血をすすって動力源とする自動人形(オートマータ)がいるから注意したほうがいい」 「オーケーオーケー、覚えてるって! ナイトのブレード見せたらヤベーんだろ? つっても、これに頼るっきゃねえんだけどなァ」 その自動人形を作ったのは、フェイスレスであるのだが。 さすがに、それを打ち明けはしなかった。 フェイスレス司令らしい大げさな動作で手を振って、隼人を見送る。 それから喫茶店に向かおうとして、フェイスレスは胸元をさすった。 隼人との会話中、胸ポケットに入れておいた式神札に異変が生じたのだ。 立て続けに二回と、しばらくしてもう一回。 取り出してみれば、札のうち三枚が真っ二つに破れてしまっている。 「……ちぇっ。やられちゃったのか、よっわいなぁ」 自らの送った使いが殺されたというのに、フェイスレスはなんの感慨もなさそうに破れた札を捨てた。 数歩進んだころには、もう息絶えた式神のことなど思考の片隅にもなかった。 糸の切れてしまった人形に、興味など沸くはずもないのだ。 【C-5 河原東側/一日目 早朝】 【新宮隼人】 [時間軸] 15巻NO.8『要塞~フォートレス~』にて招待状を受け取って以降、同話にてカリヨンタワーに乗り込む前。 [状態]:健康、共振波を放出中 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、支給品1~3(未確認) [基本方針]:仲間たちと合流してブラックのプログラムを叩き斬る――が、その前にまず高槻を探す。 ※ある程度近づかなければ、ARMSの共振を感知できないようです。完全体となった場合は不明。 【フェイスレス】 [時間軸]:28巻、勝にゲームを申し込んだ後。 [状態]:健康 [装備]:エネルギー結晶@GS美神(体内)、クピラ(肩)@GS美神、言霊@烈火の炎(体内) [道具]:式神十二神将の札×9(マコラ、ショウトラ、アジラ、サンチラ、シンダラ、ハイラ、インドラ、他は空)@GS美神 ガッシュの魔本@金色のガッシュ、基本支給品一式×2 [基本方針]:愛しの人を手に入れるべく、エレオノールと才賀勝の捜索。才賀正二の悪評を広めるのも忘れない。喫茶店に向かう。 ◇ ◇ ◇ 式神が一体、妖が一匹、人間が二人、身体のほとんどを機械化させたしろがねが一人。 やたらと多種多様なものたちが訪れようとしていることなど、露ほども思わず。 キース・バイオレットは、地図にも乗っていない喫茶店で一人たたずんでいた。 しばらくぶりにティーカップを口に運び、すっかり紅茶が冷めてしまっていることに気付く。 道理で味気ないはずだと考えかけて、バイオレットは自ら否定する。 これまで生きてきたなかで、なにかをおいしいと思ったことがどれほどあっただろうか。 豪勢な食事を振舞われても、高級な茶葉から紅茶を抽出しても、ルビーのように輝く酒を注がれても―― それらを口にして幸福に感じたことなど、一度たりともない。 いつだってついて回るのは、キースシリーズとしての運命だ。 どんな食事を前にしても、自分を囲む砂時計の存在が頭から離れない。 周囲には自分や家族を覆う壁があり、上からかぶさる砂があり、下にはそれらをゆっくりとだが確実に奈落に落とす穴が開いている。 壁を破ることも、砂を払いのけることも、穴を塞ぐことも、バイオレットにはできなかった。 戦うことなく、家族やオリジナルARMSたちが平穏にくらす――そんな理想は夢に終わってしまった。 『プログラム・バトルロワイアル』の詳細は分からないが、絶望を求めるキース・ブラックの計画だ。 戦わずに済む結末を模索していたバイオレットの思惑から、確実にかけ離れていることだろう。 希望を抱いたこともある。 オリジナルARMSの少年とティーパーティを行った際、未だ未来を諦めていない彼らが羨ましかった。 自分も足掻いてみようと、心から思うことができた。 望む未来を掴もうとする彼らの瞳が眩しく、正面から見ることはできなかったけれど。 それでも、正視できずとも、たしかに明るく暖かかった。 あのとき飲んだエスプレッソは豆の挽き方が悪く、はっきり言っておいしくはなかったのだが――温かかった。 バイオレットは生まれて初めて口に入れたものを、そう感じたのだ。 「ここでも……新宮隼人は止まらない。 私はこうして止まっているというのにな」 この地でも、バイオレットは彼のことを眩しくて見ることができなかった。 隼人に続いて入店してきた潮のことも同じく、であった。 一人で飲む紅茶はおいしくもなければ、温かくもない。 冷めた紅茶を飲み干して、新しく紅茶を入れ直しても変わらない。 「当然……か」 合点がいったかのように、バイオレットは一人深々と頷いた。 【E-5 喫茶店/一日目 早朝】 【キース・バイオレット】 [時間軸] 15巻NO.8『要塞~フォートレス~』にてオリジナルARMSたちがカリヨンタワーに乗り込む直前。 [状態]:健康、共振波を放出中 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、支給品1~2(未確認) [基本方針]:キース・バイオレットとして行動する……? ひとまず喫茶店に留まり、入ってきた参加者に対応。 ※参加者の情報をブラックから聞かされています。 ※ある程度近づかなければ、ARMSの共振を感知できないようです。完全体となった場合は不明。 【備考】 ※アンチラ@GS美神が、所持していたメモごと消滅しました。 ※メキラ@GS美神は、東に進んでいます。 ※バサラ@GS美神、ビカラ@GS美神、アンチラ@GS美神の札は破られた状態で捨てられました。 投下順で読む 前へ:ジョージ・ラローシュの交渉 戻る 次へ:流と耕助 時系列順で読む 前へ:ジョージ・ラローシュの交渉 戻る 次へ:流と耕助 キャラを追って読む 050:歯車が噛み合わない 秋山優(卑怯番長) 094:たった一つの卑怯なやり方 紅煉 新宮隼人 083:エンカウント フェイスレス 092:ゲェムを作る側から見た場合 042 記憶~リメンブランス~ 蒼月潮 094:たった一つの卑怯なやり方 キース・バイオレット 098:茶会 ▲