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【出身世界】アースMG(マジカルガール) 【名前】高村和花(たかむら のどか) 【性別】女 【年齢】8 【職業】小学生、魔法少女兼マスコット 【特徴】栗色の髪と翡翠色の瞳、驚くと狐の耳と尻尾が飛び出る 【好き】パパとママ、学校の友達 【嫌い】『淫獣の娘』と言われること 【特技】桃色の光線魔法と緑色の拘束魔法、狐への変身 【趣味】魔法の練習 【詳細】 数年前に活躍していた魔法少女・高村このはとそのマスコット(キツネ型。人間形態に変化可能)との間に生まれた史上初の魔法少女とマスコットとの混血児。 魔法少女であると同時にマスコットでもあるという良いとこ取りの存在で、母から受け継いだ魔法少女の力と父から受け継いだマスコットの力を合わせて、人助けをしているのだが、魔法少女とマスコットとの合いの子という存在を良く思わない一部の魔法少女からは『淫獣の娘』(淫獣は父のあだ名)呼ばわりされている。 【備考】 世界でただ一人の「魔法少女とマスコットとの混血児」という事で、一度人身売買組織に誘拐された事があり(売り飛ばされる前に両親に助けられた)、以来母が学校まで送り迎えをしている。
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木村和昭(きむらかずあき) 丸っこい画風と、生活に密着した緩やかなネタが特徴である。 まんがタイムWEBにて作者インタビューが読める。 経歴 1979年、『べにまろ』で「週刊少年チャンピオン」第13回新人漫画賞佳作を受賞し、デビュー。 『べにまろ』は週刊少年チャンピオンで連載となり、単行本は9刊まで出ている(ただし絶版)。その後も『アンラッキー・幸子』(秋田書店、全1巻)『とらぶるマスク』(秋田書店、全1巻)などを描く。 4コマ漫画家としての活動を始めたのは、1995年のまんがタイムファミリー新人まんが展からだとされる。 まんがホーム2005年9月号から『おかあさんがいっしょ』の連載を開始。この作品はまんがタイムファミリーでも連載されている。 まんがタイム2006年8月号から、『ニホンのワカ奥様』の連載を開始。 この作品は2007年12月に著者初の4コマ単行本となっている。 作品リスト ニッポンのワカ奥さま おかあさんがいっしょ 名前 コメント
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1/11 24 和京のお見合い(平行世界) 原村和です。お見合い19連敗中です。 ここまで来て私は悟りました。 「間違っているのは私じゃない! 世界の方です!」 そう。現実世界で相手を見つけようとするからいけないのです。 よく考えてみてください。 ほうら、画面の中にはより取り見取りのイケメンがたくさんいるじゃないですか! 髪の色だって選び放題! 性格だって好きなだけ! 相手の職業だって好きに出来ます! 決して裏切られることもなく、好きなだけイチャイチャ出来るんです。 危なかった……。危うく三次元に惑わされるところでした。 そもそも、私はネトマで有名になったんです。 私の世界は電子の世界にあるんです!――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2/11 「さて、今日もFF14をやりますか」 ネトマも一息ついたので、ネトゲに移ります。 天使のどっちのイメージが崩れる? やれやれ、今時ネットゲームをやっていて2ch等と関わらないなんてありえませんよ。 ネトマの掲示板や情報一つ見ても煽り煽られ叩き叩かれの混沌。 超有名なニュースサイトも2ch・twiter・ふたばのまとめばかり。 否が応でもアングラサイトに触れてしまう昨今、それらに一切触れない女の子がいるでしょうか? 『私、ネット使うんだけど2chなんてわかんなーい☆』なんて言ってる子は絶対にアウトですよ! 大なり小なり関わってるはずです。 もちろん、『のどっちは運営の用意したプログラムだ』なんて言われた私がその世界にハマらないわけもなく……。 「また私に負けた人が騒いでいますね……。 IDを変えて、と。『負け犬の遠吠えじゃねーかwwwwww』 おっと、草を生やすのは時代が古いですね。 『負けたから文句を言うとか草生える』にしておきましょう』 ネットスラングも流行り廃りが激しくて困りますね。 かれこれ中学時代から10年以上ネットの世界に浸かっている私からしてみれば、新参に伝わらない言葉が多くて困ります。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3/11 「和、またお見合いの相手を用意したぞ」 ……ついに来ましたか。20人目の相手。 ここまで、19人斬りを成し遂げた私にふさわしい相手が見つかるとも思えませんが……。 父もいい加減諦めてくれればいいのに。 いやまぁ、気づけば私も28になり、クリスマスケーキも半額以下のお値段で買えます。 お相手を選んでいる場合ではないのはわかりますが……私にだって夢があるんです! 「会うだけあって見なさい」 「はい。わかりました」 しかし家にいる間は両親に従順です。 父も私のことを心配してやってくれているのはわかりますし、それを無下にするのも気が引けますからね。 「相手の写真とプロフィールはここに置いておくから、目を通しておくんだぞ」 そう言って父は部屋の隙間からアルバムのようなものを差し込んできました。 以前、勝手に部屋に入った時に蹴り飛ばしましたからね。 最近は気をつけるようになったので、嬉しい限りです。 お相手の方も、ちゃんとプロフィールを見たいところですが、今は縄跳びの最中です。 後で見ればいいでしょう。 ……その後ネトゲとネトマのループに陥った私は、相手の写真を見ることもなく本番に出向くことになったのでした。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4/11 「はふっ、はふっ」 「和、落ち着きなさい……」 お、落ち着けるわけがありません。 ここまで28年間、男性と話したことは数少なく、親しい男友達なんて一人しか出来ませんでした。 最後に会話を交わしたのは高校時代。その後のお見合いもいつもこんな感じです。 「お、落ち着きます。 デュフ、フヒッ、オゥフwwwwww」 「(今回もダメか……)」 父の哀れむ視線が痛いです……。 私だってこんなことになるなんて思いませんでしたよ! ああ、高校時代が懐かしいです。 思えばあの時が私の黄金時代でした。 ゆーきと咲さんという友達がいて、全国制覇を成し遂げた時代。 あの一年が私にとっての絶頂期で、そこから先は転落するばかり……。 そう、全ては歯車が噛み合わなくなった、あの時に―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5/11 ,. --- 、 ____ /, ´ ̄ ̄` '⌒´ \ 、_/_/⌒ヽ , / ヽ ,---、 / // ヽ . , / ̄-/ /' { | | | / __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | | . ' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | | / , ´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | | /\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{ ////\ r--- ´八 !∧  ̄ , . . }/ノ/ リ 「和……か……?」. ///////\ \}∧ u 八/ //////////〉 込、 __ ,. / ///////// / }>、 ` イ |从 ,'//////// / _ /--、l ` ̄ , |--、.///////// / イ/////\ {////} / 「///|'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、 ____ ,.' ´ ` 、 _,ィァ′ ヽ \ {少′ / ,i l ト、 i ,ィマ、 Y / /// | l| | ハ 辷='/| ..ヽ\ イ ′ / | { | 从、| } |彡' /| . i . .|,∧. { | l |ィ爪 {(リ八「了 メ、 彡个rイト、 リ、_! l リィチfト '行タト、彳,ィl | . | | . i l_,以 { ヒtリ ヒztリ |f リ| | . | | . | 「 l 「ト'" ' '""' _,イ | | . | | . | 「須賀、君?」 } } ハ tっ ィ' ) ,j リ 刀 「 / /,イ| |l>、 ,ィ |ノイイ / リ | / /リ | ! !仏ィ_〕¨ 》,// / /| !. / / r廾 .|「{ |-、 __ / // ,ヘ〔 .j { 〈 イ ∧V / . . |__´_./ ./ / . . . .>)) } } /`Y'| { . . . . .l / 〈 〈 . ,イ´ /{, j/ }`ー冫j\ . . | / ___)ノ/i´r‐'='} ト ン′`ヾ >-r'< ̄ _彡冫=v' 人. }/ . . . . .[二]- .―'´. . . . . V / ∧ i' . . .. . . . ∧Ⅵ . .. . . . . . . . i // ,/ イ { } . | .i { . . . . . . . . . . . . |r<´ _.! _八 j . .! .. |.. ノ{ { { i ヽ、._ | . . . . | ,イ ヾ、_ | ∧ヽ { =-.¨| . . . . |==-__--,イ} { 丶、._〉 〉ヘ ' ; ...| //´ | . . . . | `¨ー= イ{l! '; .. {――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6/11 「おおっ!? 知り合いか! じゃあ後は若い二人に任せよう」 父はそう言って私と須賀君を二人きりにしてしまいました。 ……ものすごく気まずいです。 何せ、私と須賀君はあの高校一年生のインターハイが終わってから会ってないのですから。 「その、相手を聞いてなかったんだけどさ。 和だったら気兼ねしなくていいや」 「え、ええ」 そう、須賀君はインターハイが終わった後、私たちに何も言わず、転校していきました。 詳しい話を知っていたのは咲さんだけでした。 でも、咲さんは詳しい話を言おうとはしませんでした。 「今なら、聞いてもいいですよね」 「……大した話じゃないんだけどね」 おおよそ、お見合いの雰囲気とは思えない空気が場を覆っています。 「勝手な話なんだけどさ。 みんながインターハイで活躍してるのを見て、俺ももう一度頑張ってみたかったんだ」 「何を、ですか」 「ハンドボールだよ。中学生の頃にやってたんだ。 だからそこそこの強豪校に転校したんだ」 須賀君はバツが悪そうに頬を掻き、目を逸らしました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 7/11 「やっぱりほぼ1年間やってなかったブランクもあって、そんなに結果は出せなかったよ」 「そう、ですか」 「でも、あの時のみんなに少しでも近づけたんじゃないかって思ってる」 うっ、須賀君の笑顔が眩しいです。 い、言えません。その後の私たちはなんとなく気まずい雰囲気になって、まったく結果を残せませんでした。 咲さんはそれから隙間を埋めるように麻雀に打ち込みました。 ゆーきは須賀君のことが好きだった分ショックが大きかったようで、しばらくは消沈していました。 私は、その、寂しかったのは間違い無いんですが、二人ほど豹変したりはしませんでした。 問題は、夏休みが明けた後に起こったんです。 優勝したことが原因で入部希望者が殺到。 染谷先輩が頑張りはしましたが、もともと多くの人数を捌ける部活ではありません。 機材も何もかも足りませんでしたし、私たちは『男の子』のイメージがなかったのです。 ゆーきはそういった人たちにも素晴らしい対応を見せてはいましたが、染谷先輩とゆーきだけでは人手が足りず。 もともとの私たちの人数を遥かに上回る入部希望者によって、あの小さくとも居心地のいい空間はなくなってしまいました。 あの時、須賀君がいれば……なんて思うのは、さすがに身勝手が過ぎますね。 「それに、何より咲に見合う男になりたかったんだけどな……」 「?」 「いや、何でもないよ」 何処となく寂しそうな顔をする須賀君。 その意図を掴むことはできませんでした。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 8/11 「そ、それで、和がこんなところにいるなんて意外だよね。 すごく美人になったし、男が放っておかないでしょ」 「び、びじっ!?」 い、いきなり何を言うんですかこの人は!? 「小学校の先生になりたいって言ってたもんね」 「しょ、しょれより須賀君は何をしているんですか!?」 「俺? 俺は日本ハンドボールのプロやってるよ。 あんまり有名な選手じゃないけどね。1.5軍くらいかな。ハハハ……」 そ、それでも十分に凄いじゃないですか! よく見れば須賀君の顔にもハンドボールで受けたものか傷の跡がありますし、手のひらもボロボロです。 高校時代でも大きかった身長にさらに筋肉がつき、一回り大きくなったように見えます。 す、須賀君なら、私も素を見せられるかもしれませんし、高校時代のようになることが出来れば私だってお嫁さんに……。 勇気を出すのです、原村和! ここで彼を捕まえなければ一生独身ですよ! 「しゅ、しゅがくん!」 「お、おう?」――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 9/11. / | . i .| . . . i| | . . . . . .|! . |i . | 、 . .゙、 、 ゙、゙、 ; イ/ i ./ | i .| . . . i .| . . .i| | . . . . . . .|! .| i . i 、 . . 、 .、 . . .! . iヽ/ . . .|/ i i | | . | .| . . . i| | . . .| ! | .. |i. | .i i ゙、 . .i.;A-‐ハ .! . . . . . . ..! ___| ! .i | . | . . .i .! . . .|!.i! l | . ! . . . . ..i . .i ゙、! _/ハ ハ/ |ィ;. .,.-‐-、! /. . . . .V/i |.| . . i i i_ |、!、 . .! i !、i . . . . . .i . .i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |' . . . . . .i . | . . . . ! i i! | .. i i . . i`iー ト-!、丶 . . . . i 、^V i_; ヽ / i . | . | . . . 、 ! i、 . .i . . . .| .i 、 .7メ'f ヾー\ . . . 、`ヾ ;;; ン ′ ノ . . ! .| . . . ヾi 、 .\ . \ .]〈 っ ; i  ̄` _,∠| | . | .|―- ヽ! .i、`゙ー-r≧ ≠ , " " / | ! . | .!//// | .| . . . . . . \! ,, ,, / i! i .i//// | .| . . .i i r== "ヽ / i . i .|//// 「オウフwwwコポォwwwフォヌカポォwww」 | | . i . |\ ∨__ノ) / / . i. |//// | | . .| イ | |l`ー-..、  ̄ ̄ / / . |///// |.| . | ∧ i . !i `i ー-‐ ' ,..-‐ / . .i!///// / | |.. . ゙、 . ゙、゙、. \ |. i | i |. ∧ 、.i. .i . ` 、. ! | |、 | | i | ! | | | 、 > | | i 「! ヽート!、 リ ! |ハ ト | ̄ ̄. ,..-、| i | !゙、 _、!二゙、-| イ リ ! |ヽ | / へ.゙、 丶ヾヽ ´{ i` ヽ! 1!| /| !ノ゙、リ ヽ \ !丶  ̄ Vイ ハ |\ i. 丶 \゙、 ` リ `ヽ `┬ 、 ヾ / i ;ィノ U ,....-ィ / 「!?」,, ‐レリ _  ̄ /゛=!_ \ `ー-、_ _/ ゛== 、 \ / ̄ヽ、 ゛===-、 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 10/11 / / | |゙ | . . | | VM、_| . | } ト、_,. | ヾ ', ./ / .! i! N . | い !/≧二]/"|´ . | . | !. ! / | | | |',/ ヽ| \ |ィ/,ゞ..、\,! / i! | | ,' / | { . ! /| 〉|-. \!" {_ rj ', リ/} . . ノ|/゙. |. i ィ .∨\"| /,ィうヽ ィ゙ ` ソ i} |/ ' |. | /.! | |ヽ {_,ィrj ', .`ー‐゙ ./ ! ! | |∨ ヽ{i ヾ, ツ | | 「ギャプ!ギャプ!ドプフォ!!」 ヽ .| \ \, `" _,,._ | {. 'j |  ̄、 ̄ _,,. - "__\ { '., ! .ハ. { ./ 〉 ./! \ .| リ`ヘ. V ./ ,ィ=、| ト、 ヽ. | `..、, `ー " ./ |/ \ . | i }. リ ,' / / ー, --‐' / ヽ ヽ ̄ `ヽ. / / / / / {/〉, / 〉, \ \ / / / _,.ィ={ |/. !. / /| \ \ } / / /_,,.-/ / | | . / / | | .\ \/ / /} / / / . | |_. / / .! ! .\ ヽ,. / /_,/゙ / / / | |. ` ./ ./ .| | / \ `、 -‐…‐- ´ `` . / \ ___ . / 〈i i 〈. / / / ! | 〈i i 〉 / ∧ /| |i | | | ¨ , || /! / ∨| |i | | |i | ドヤァ……. ′ | / |/ | 八人| |i . , | Ⅵ斗ぅ气ト ムイ≫冬ト 从/ ′ | | 乂rツ ヒrツ.ムイ | 「コポォオォォォア!」 . | | ,.,.,. 、 ,.,. .′ | , | | 、 , , | |./ | | } iト イ | | | | j{ うr≦ | | | /| | \ {`ヽ〕iト ..,,__| | /i i i| | i i i \ } i i i i i i i i| |――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 11/11 /\-――‐- 、 , --=7 丶 `ヽ /, ヽ ヽ ∠/ / 、 、 丶 i / i ! l. l i. i | / ,/ ! ! l|| ! |、 ll ! | ヽ、 /_ -7 , | l ト、| |ヽ! N , 斗 r ,'_ ト--`  ̄ //! ! Nヽ!\|,//l/ l/! N ,ハ !| ´ / ,i丶 {=== l/ == =l/ ' ノ リ 「そ、その、和。 // l i `i _/,、/ ´ {ハ!ヽ{ ′ /!}/ ′ また今度暇なときにでも遊ぼうな……。 丶 ー ―‐ ' / |′ \ / | 今日はとりあえず帰るよ……」 __ i ー ' ! __ , ィ'´ . /-‐ ´} / `Y´ . .\ , -‐'' ´ . ./ . . ./― - 、 ,/__ / . . . . . /`丶、 ハ . . .i ., . ,′ . i `  ̄ / . . . . ../ . . . . . . .丶、 / . . .i . . |,' . i . . . . ! ヽ / / . . . . . / . ., . . . . . . . . ,.ヽ ! . . . .ヽ .{ . .l . . . . l. i / . . . . . / . ./ . . . . . ./ . . .i / / ./ ,ィ ヽ ヽ_ / / ./ // /! |l! .lY' ) ; i くlハ //,ィ / .| リ! j l } l! |イl! ' _`Vメ、 l / __.! ./_l/__ ノ l i='ヽ ゝゝ| ;´んィ !` =j/__ノノイ /¨T ヽヽ || l 弋_丿 'んィ !.ヽ// ,' ! } } || l 、、、 弋_丿 // .,ヘ .! j/ || l ' 、、、 // ./イ | || ゝ. __ // ./. ! | 「ええ↑、じぇひ連絡をくだ↓さ↑い」 || | l > ´‐-' _イ//∥| l | |l!. l_L ;ノ .ト!¨ T¨ェ //.∥ll! l | l|-、 ヽ .l! ̄` | . .// /l!ll| .! | /-、 ヽ ヽ l ̄ ̄l .// / ヽ! .! !. / | >ヽ ヽ . . l l;'/// /\ .| |. / l . /ヽ ヽ ';. ヽ / ////、 \ | 人.. V } ! ヽV/'/l;;;_/ Y ..人 !. / ヽl l ! [__] / .l i/ ヽ| 人と喋るのが久しぶりで、うまく喋れなかった気がしますが、次の約束を取り付けられたのでOKです! カン!
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1984年4月24日生まれ。9mm Parabellum Bulletのベース&シャウト担当 前髪で常に目を隠していたが、最近は隠さなくなった シャウトの歌詞は本人しか知らないらしいが本人も何を言ってるか分からない時があるらしい ライブでかなり暴れているわりに機材に傷などは少ない 【使用ベース】 ESP 無題(中村和彦シグネイチャーモデル、指板がローズウッドとメイプルの2本所有) ESP AP-220 Black/M ESP PB Type CUSTOM ESP AMAZE-CTM Landscape SWB-Artist 【アンプ】 SWR 750x Ampeg SVT-CL Ampeg 810E ベースの位置低い人だw -- 名無しさん (2011-08-17 11 06 33) Tokaiのハードパンチャー持ってたろ -- 名無しさん (2012-10-26 20 12 01) この人いつでも長袖だよね -- 名無しさん (2013-04-04 22 03 33) めちゃくそうまいとおもう -- 名無しさん (2014-02-25 03 31 34) 命ノゼンマイのベースラインのうねりぶりは素晴らしい さすがにライブだと難しいのかあまり動かずに弾いてるけどw -- 名無しさん (2014-03-30 05 56 05) 傷は少ないけどなんかの雑誌で袖をボディーに擦り付けるようにピッキングするから上部の塗装剥がれてるらしいな -- 名無しさん (2014-05-12 21 17 16) 名前 コメント
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前「それは突然やってくる」(注意書き付) ――魔法の呪文―― きっとこうなると、分かっていた。 次の日、私は菫からそれを聞いた。 「原村和から返事が来たぞ。うちにくるそうだ。」 「そう。」 「お前が何かしたのか?」 「さぁ?」 菫の問いかけを曖昧に返し、私はお茶を含んだ。 お茶は昨日原村家で飲んだものより少し苦く感じた。 隣で菫の溜息を聞きながら私は小さく笑った。 「強くなるためのコツを教えないとな…。」 「は?」 菫の驚きを今度は無視して私はお茶を注いだ。 * * * これでよかったのだろうか? いや、これでいいんだ。 ずっと続く自問自答。 答えは見えない。 答えは見えないが、私は答えを出してしまった。 家のチャイムが鳴り、誰かの来訪を伝えた。 そこには、昨日と同じく、宮永照がいた。 「うちに転入することを決めてくれたんだね。」 差し出したお茶をすすり、彼女は切り出した。 私は小さくうなずいた。 彼女はお茶をテーブルの上に置いて、私を見つめた。 「……大切な人って、咲でしょ。」 時間が止まったような、そんな気がした。 でも、彼女がお茶をすする音で動き出した。 私は答えられないでいた。 彼女は再び口を開く。 「好きなんでしょう?咲のこと。」 “好き”という単語で、私は好きな人を傷つけてしまうことを自覚する。 でも好きだから会いたくて…。 二つの感情に私はまた揺さぶられる。 それを見越したように彼女は続ける。 「わかるよ。だからね……。私がいいこと教えてあげる。」 彼女の言葉は呪文のようだった。 「嫌われればいいんだよ。嫌われちゃえばね。」 「好きでいられると、傷つけるたびに心が痛むけど、嫌われちゃえば…傷つけないですむんだよ。」 「嫌われちゃえば、諦められるよ……。」 * * * 私は和ちゃんに会いに東京へ行く。 あのときは1人だった。 だけど、今回は違う。 「緊張してる?」 「す、少しは…。」 部長が一緒に来てくれてる。 それだけで少し気持ちが楽になった。 「あ、あの…すいません。部長、受験生なのに…。」 「気にしなくていいわよ。受験も大切だけど、私は咲と和の方が大切だわ。」 少しずつ少しずつ、東京に、和ちゃんに近づいている。 そう思うと胸が痛かった。 「……きっと。」 「?」 「きっと…、和も悩んでるはずよ。」 部長はそう言って微笑んだ。 新幹線に乗ってる間、部長はずっと手を握っていてくれた。 * * * 嫌われちゃえば、諦められる……か。 自分で言っといて、笑ってしまう。 嫌われてると思っていた。 あの日、咲が「私、麻雀嫌いだもん。」と言った時、私は麻雀をしてても咲には会えないことを悟った。 なぜ、麻雀が嫌いなのだろう。 私が麻雀をやっているからかもしれない。 でも、私はもう麻雀を捨てることはできなくなっていた。 麻雀で勝つことが私の証明になっていたから。 妹はいない。 そうだ、あの子には姉がいないのだ。 私のような奴がお姉ちゃんなわけがない。 それからの私は一心不乱に麻雀に身を投じた。 そして3年のインターハイ。 菫が見せた新聞。 そこには清澄高校の全国進出と、大将、宮永咲の名前があった。 その場では菫に妹を尋ねられ、いないと答えたが、頭の中は混乱していた。 咲は麻雀が嫌いで、やってないはずだった。 なのに、なぜ…? 全国大会で咲と会える。 ずっと待ち望んでいた展開だった。 嬉しいはずなのに、気持ちは複雑だった。 嫌われてると思い、諦めて、妹はいないと言ってここまで来た。 なのに、なんで今…? 大会で咲の真意がわかるのだろうか…? そう思い、臨んだ全国大会。 気付いていないふりをしながら咲を探した。 咲は桃色の髪をした子と手を繋いでいた。 近くにいた淡があれは全中王者だと教えてくれた。 2人の仲の良さは遠くから見ていてもすぐ分かった。 見ていられなくなって私はその場を離れた。 ロビーと違い、薄暗い廊下を早足で歩いた。 「お姉ちゃん!」 あの子が私を呼んだ。 嫌われていると思っていた。 こんな風に呼ばれることなんて二度とないと思ってた。 忘れるために麻雀に没頭してた。 なのに、今、あの子が私を呼んだ…。 「私に…。妹はいない。」 不思議だった。 不思議なくらい自然に、私の口からはこの言葉が出ていた。 咲はあのときと同じ表情をしていた。 私は咲に背を向け、歩きだす。 ……嫌われたかったのかもしれない。 その時私は初めて気付いた。 好かれることが怖いと思う自分がいることに。 私はいつからか、咲に嫌われていることで自分を保っていたのかもしれない。 咲に嫌われていることに安心してる自分がいたんだ。 嫌われれば、諦められる…とずっと自分に言い聞かせていた。 だけど、違う。嫌われていたいんだ。 好意を向けられるのが怖い。だから嫌われていたいんだ。 でも、咲のことを、嫌いになれないんだ。 矛盾してる。分かってる。 でも、もうこの感情は捨てられない。 嫌われれば、諦められる? 鼻で笑ってしまう。 だってそうだ。 私は今もずっと咲のことが……。 * * * もうすぐ、もうすぐ和ちゃんに会える。 和ちゃんに会えるという期待と不安が入り混じっている。 でも、会わなきゃ、会わなきゃ何も分からない。 本当は、怖くて今にも逃げ出したい。 「大丈夫、私がいるわ。」 本当に部長に感謝してる。 1人じゃ、きっとここまで来れなかった。 「じゃあ、行くわよ。」 原村、という表札を前にして緊張は極限に達する。 何の連絡もなしに来てしまった。 和ちゃんはいるだろうか? いてほしい。いや、いてほしくない。 相反する気持ちが私の中で揺れる。 「…いくわよ。」 部長が私に確認をとるように言った。 私は頷き、部長はチャイムを鳴らした。 「どちら様でしょうか?」 インターフォンを通して和ちゃんの声が届いた。 離れてた時間は少なかったはずなのに、ひどく懐かしく感じる。 それだけで、涙が出そうになる。 それをこらえて私は応えた。 「……咲です。和ちゃん?会いに来たんだ。」 声の震えは抑えられなかった。 少しの間の後、ドアが開いた。 和ちゃんの姿に胸が高鳴る。 私は無我夢中に口を開いた。 「和ちゃん!私…、私…!」 「……私は!」 私の言葉を遮って、和ちゃんは口を開いた。 俯いていて表情は見えない。 「私は白糸台で麻雀を続けます…!」 「え……?」 背中を冷たいものが駆け抜けていった。 心臓に鈍い痛みが走った。 「私は白糸台で麻雀を続けるんです……、宮永さん。」 久しぶりに呼ばれた名前は名前呼びではなく名字呼びだった。 あの時、名前で呼び合おうって決めたのに、決めたはずなのに…。 すっと、顔をあげた和ちゃんの顔は冷たく見えた。 その表情は、お姉ちゃんに重なって見えた。 「これ……。」 目の前に差し出されたのはあの時のマスコット。 二人で買って交換した思い出の品。 私の、私たちの宝物。 「……返します。」 * * * 差し出したマスコットを咲さんが受け取ることはなかった。 私は耐えきれず、マスコットは手から零れ落ちた。 咲さんの目は落ちていくマスコットを見つめていた。 その目には涙があふれていて、私の心を締め付けた。 「和ッ!」 部長の叫ぶ声が聞こえて、自分のやってしまったことに気付く。 でも、もう後戻りはできない。 部長の声から、咲さんの表情から逃げるように私は扉を閉めた。 ドアの向こうからは部長の声が届いて、私は崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。 「ごめんなさい、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」 届かない言葉を何度も何度も吐いた。 涙が出て、大声で泣きそうになる。 でも、聞かれちゃいけない。 私は小さくしゃくりをあげて泣いていた。 『嫌われればね、諦められるよ。』 あの人の言葉を頭の中で繰り返し、自分に言い聞かせた。 そして願った。 「ごめんなさい。咲さん。お願いです…。」 「私のことを嫌いになってください。」 * * * 沈黙が支配していた。 咲は泣き崩れ、私は和を呼んだ。 しかし、それすら届かず扉は閉められた。 私は閉じられた扉に叫んだ。 でも、やはり届かない。 咲は声をあげて泣き続けた。 私は和が落としたマスコット拾った。 マスコットは泣いてるように見えた。 私は咲を支えて歩き出した。 行先は分からず、咲が泣きやむまでただただ歩き続けた。 気付いたら河原に出ていた。 さっきより少し落ちつた咲と座って、川を見ていた。 ここの川は濁っていて、長野の川よりうんと汚れていた。 「部長…。」 咲が小さく呟いた。 「私って…なんなんでしょうか……?」 咲はずっと俯いていた。 声が震えていて、今にも崩れそうだった。 「私…、私は……!」 そんな咲を見てられなかった。 私は力いっぱい彼女を抱きしめた。 咲は私にしがみついて、声をあげて泣いた。 私は何も言えずに、ただ抱きしめるしかなかった。 * * * 原村家を後にした私は、いつもより遠回りをして帰っていた。 気付くと河原に出ていた。 長野にいた頃…。夏はよく川に行った。 長野の川はすごく澄んでいて、綺麗で、咲と水遊びをしたな。 咲は水が苦手だから、私はずっと咲の手を握っていた。 川にはそんな思い出があって、なかなか来ることはなかった。 でも、なぜか今日は足が勝手に向いてしまった。 でも、ここの川は私の記憶の中にある川とは違って濁っている。 石を投げてみた。 それは濁った川にどぼんと音を立てて消えて行った。 石が消えて行った所をしばらく見つめた。 でも、もうそれは何も変わらず、濁ったままだった。 「帰るか…。」 誰に言うわけでもなく呟いて、立ち上がった。 立ち上がって見えた川の向こう側に見知った姿があった。 「……咲?」 顔はよく見えないが、私の勘がそれを告げていた。 誰かと一緒にいるようだ。 でも、それが原村でないことは、すぐに分かった。 * * * 咲を抱きしめながら私は思いを巡らした。 あの和は、どこかおかしかった。 電話で転校すると告げた彼女とは全く違った。 そして、どこか悲しい瞳をしていたように私には見えた。 何かあったんじゃないか? 私の頭にはそれが浮かんだ。 あの和が咲にあんな態度をとるわけがない。 ジャリと後ろに誰かの気配がした。 咲を抱きしめたまま、目をやると、そこには咲の姉、宮永照に姿があった。 「……咲。」 私には目もくれず、咲を見つめていた。 その瞳に私は見覚えがあった。 咲は照に気付かずに泣き続けていた。 照はゆっくり近づいてきて、咲に手を伸ばしてきた。 でも、途中で止めて、手を引っ込め、歩きだした。 その後ろ姿を見送り、確信した。 照の目は和のと同じだ、と。 ――――――――― 次「それぞれの新たな生活」 視点=照和咲照咲和部長照部長
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須賀京太郎――清澄高校麻雀部に所属する唯一の男子部員である。 部長である竹井久を始めとする五人の女子部員にパシリと雑用ばかりさせられ、まさに女尊男卑と言っても過言ではない日々を送っている。 それに対して京太郎は「自分は初心者だからその分、皆のために頑張るのが当たり前」と述べ、文句を言う事もなく受け入れている。 たが―――本当にそれが理由なのだろうか?よく、考えて欲しい。 普通の男性ならば、女の中に男が一人という状況だけでも精神的に辛いのではないだろうか? しかも、毎日のように女子部員達に顎で使われるのは並大抵の苦痛ではない。 通常ならば苦痛に耐え兼ね退部するか、怒りを爆発させ部長や部員に文句を言うかの二つであろう。 だが、須賀京太郎という男は文句を言う事もせず、退部をする事もせず、雑用をこなしている。 京太郎は男としてのプライドを捨て、美少女に囲まれる事に快感を覚えているヘタレ――そう考えるのが妥当であろう。 だが、須賀京太郎ほどの外見の持ち主が男のプライドを捨ててまで麻雀部に尽くす必要があるのだろうか? つまり―――須賀京太郎には屈辱に甘んじてまで達成したい目的があるのではないか。 もしそうならば、その目的とは一体―――。 「ただいま~!買い出しに行って来ましたよ部長~」 ある日の清澄麻雀部。いつも通り京太郎は部員達からの雑用をこなしていた。 「お疲れ様須賀君。荷物はそこに置いておいてちょうだい」 「はい、分かりました・・・よいしょっと」 「おい犬!早くタコスをよこすんだじょ!」 買ってきた荷物を机の上に置いていた京太郎に語尾に特徴のある片岡優希が飛び掛かる。 優希は京太郎にタコスを買いにいかせたり、 ことあれば犬呼ばわりしてちょっかいを出したり五人の女子部員の中でも久と並んで京太郎の事をこきつかっている部員である。 「はいはい分かった分かった!ほらよ、お前が大好きなタコスだ」 いつもと変わらずちょっかいを出してくる優希に京太郎は、溜め息を吐きつつもタコスを差し出す。 「よしよし!偉いじょ~!褒めてつかわすぞ犬!」 優希は京太郎からタコスを受けとると、宮永咲や原村和のいう卓上へと駆け出していく。 「それにしても、染谷先輩はどうしたのでしょうか?」 咲と会話をしていた和がふと思い出したように久に尋ねる。染谷まこは麻雀部に所属する、咲達の一つ学年が上の先輩であり、メガネをかけていて広島弁を話す少女である。 「う~ん、私の方も電話やメールをしてみたんだけど、一向に連絡がとれないのよね・・・朝の時にはいたんだけど」 「なら、もう帰ったんじゃないですか?ほら、店に急用とかができて連絡するのを忘れたまま行ってしまったとか?」 京太郎は荷物を机の上に並べながら久に話す。 「確かに須賀君の言う通りかもしれないわね。それならそれで連絡の一つもしてくれれば良いのに」 「まあ、染谷先輩だって悪気があって連絡をしなかった訳じゃないと思いますよ。 もし心配ならもう一回だけメールでもしたらどうでしょうかね?」 「そうね、須賀君の言う通りまこにメールする事にするわ」 京太郎に促されるように久は携帯を取り出して、ポチポチと書き込んだ後、まこにメールを送信した。 「じゃあ皆!練習を始めるわよ!」 久は携帯をしまうと卓上に向かって歩き出す。その様子を京太郎はニコニコと笑みを浮かべ、ポケットに手を入れたまま眺めている。 結局、部活が終わっても久の携帯にまこの返信が来る事はなかった。 部活も終わり、部長である久が帰る支度を始めている傍らで京太郎は後片付けをこなしていた。 「結局、染谷先輩から連絡が来なかったみたいですね」 「ええ、いつもならちゃんと返信してくれるはずなのに・・・」 「きっと染谷先輩も店の手伝いで忙しいんだと思いますよ? 明日になればいつも通り顔を出すでしょう」 「そうね・・・それじゃあ私は帰るわね。後片付け頑張ってね須賀君」 「はい、分かりました」 久は鞄を持ちあげると、京太郎に手を振りながら部室を去っていった。 久が立ち去るのを確認した京太郎はポケットから携帯電話を取り出す。 『まこ、今日は一体どうしたの?店の手伝いがあったのなら連絡してくれても良かったのに』 携帯電話には久からのメールが何通か届いていた。 この携帯は京太郎のものではなく染谷まこのものであった。何故、彼女の携帯を京太郎が持っているのだろうか。 京太郎は一通りメールを確認するとフフッと不敵な笑みを浮かべながら再び携帯をポケットの中にしまう。 「さてと・・・そろそろ行くかね」 そう京太郎は一言呟き、胸ポケットからタバコを取り出してジッポーで火を付ける。 そして、フゥーと口から煙を吹き上げると京太郎はタバコをくわえたまま部室から立ち去っていった。 京太郎が向かったのは旧校舎の端に位置する教室であった。この教室は普段使われる事もなくほとんど人が来ない場所である。 「どれ、今頃はどうなっているのかなっと」 鼻歌を歌いながら京太郎は吸っていたタバコを捨てると教室の鍵を外し、扉をゆっくりと開いた。 「んんっ………くうっ……ううっ…」 扉を開けた先には今日麻雀部を休んだ染谷まこがいた―――だがそれはあまりにも異様な光景だった。 まこは椅子に縛られ、口にはボールギャグをくわえられ、半脱ぎの制服に乳首とクリトリスにローターを付けられていた。 「んんっ!んんんんんっ!」 まこは口から喘ぎ声を漏らしながら身体をビクンビクンと痙攣させる――どうやら絶頂を迎えたらしい。 京太郎が扉を開けるまでの間、何回も絶頂を迎えた証として椅子が彼女の愛液でベショベショに濡れていた。 「あらら、こんなにアソコを濡らしちゃうなんて・・・よほど気持ち良かったんでしょうかね」 まこの恥態を眺めていた京太郎はニヤリと口元を歪ませながら、わざとらしく大きな声をあげる。 「うむっ・・・!むうううううう!」 京太郎の声を気がついたのかまこは身体を振るわせながら、京太郎のいる方に顔を向ける。 まこは口の周りを涎だらけにして京太郎を睨み付けながら声をあげた。 「どうしました染谷先輩?何を言っているのかさっぱり分かりません・・・しっかりと話してくださいよ」 彼女の口が封じられている事を分かりきっているはずなのに、京太郎はニヤニヤと笑いながら困ったように肩をすくめる。 それでもまこはポタポタと涎を垂らしながらも京太郎に対して唸り続けた。 「やれやれ、分かりました分かりました・・・」 京太郎はポリポリと頭をかきながらフッと小さく溜め息をはき、まこの方に近寄ると彼女のボールギャグを取り外した。 「ぷはっ!はぁ……はぁ……!」 ようやく口を解放されたまこは大きく口を開けて深く呼吸をする。そして、京太郎の顔を見上げるとキッと睨み付けた。 「京太郎……!わりゃあ……なんでこんな……ああん!」 京太郎はまこの言葉を遮るように、ローターを外してクリトリスを弄くり始めた。京太郎は微妙な力加減を用いて、爪でカリカリと引っ掻き回し、まこを責め立ててゆく。 「いやぁ……!やめぇ……きょうたろお……!ああん!」 まこはクリトリスを弾かれる度に大きく身体を振るわせる。 乳首に付けられているローターと爪によるクリトリスの刺激にまこの割れ目から愛液が溢れてゆく。 「染谷先輩のアソコがトロトロになっているせいで俺の指がふやけちゃいそうですよ? 気持ち良いのはここですかね?それともこの……」 「くあああああ!?」 耳元で囁かれる京太郎の言葉責めと乳首とクリトリスの刺激によってまこの頭の中が徐々に真っ白になっていく。 「んやぁ!も…もうやめてきょうたろぉ!で……出ちゃう……!」 刺激を受け続けたせいか、強い尿意がまこを襲い始める。それを察知した京太郎はニヤリと冷酷な笑みを浮かべ、指の動きを止めた。 「何が出るんですか染谷先輩?…もしかしておしっこで出るなんて言わないですよね?」 「………………」 京太郎のなじる言葉にまこは顔を真っ赤にして京太郎から視線をそらす。その姿に京太郎はフンと鼻を鳴らすと、指の動きを再開させた。 「いひいっ!?や、やめんさ、京太郎!お願いだからやめてくだしゃひぃ!」 「ほーらほら、どうぞ遠慮なくおしっこをしてください染谷先輩! この真っ赤に膨れあがったクリトリスが擦りきれるまでこすってあげますからね!」 京太郎は指の動きを一層激しくさせながらクリトリスを刺激していく。 「やああああ!やめて、やめてぇ!」 まこはどうにか尿意に耐えようと必死に我慢をするが、京太郎の執拗な言葉責めとクリトリス責めで段々と理性を奪われていく。 「さあ、染谷先輩・・・おトイレの時間ですよ!」 京太郎はチロッと舌を出すとクリトリスをギュッと摘まみ、強めの力でコリコリとしごき出した。 「―――――――!や・・・やああああああああああああ!」 今までとは比べものにならない刺激についにまこの理性が崩壊した。 ぷしゃああああああ……… まこのアソコから黄金の液体が放出され、部屋の床をびしょびしょに濡らしてゆく。 まこには自分の中で何かが崩壊していくのを感じながら、自分の尿が床を汚していく音を身体を震わせて聞く事しか出来なかった。 しばらくの間、まこから放出される黄金の液体が橋を作って床に落ち続け、彼女の尿意がおさまった頃には椅子の周りはまこのおしっこで湯気が立ち込めていた。 「全く、恥ずかしいと思いませんか染谷先輩?後輩の前でおしっこをしちゃうなんてさ……」 京太郎はニヤニヤと口元を歪ませながらまこの目の前へと移動する。 まこはおしっこをしてしまった事へのショックと、溜まりに溜まっていた小水を解放した事による快感でしばらくの間、呆然と天井を眺めていたがふと我にかえりキッと京太郎をにらみ付けた。 「この……腐れ外道が!なんで……なんでワシがこんな目をあわんといけないんじゃ!?ワシがお前に……一体なにをしたっていうんじゃ京太郎っ!」 自分の後輩に辱しめを受けた事に対する怒りと悔しさにまこの目から涙が浮かび上がる。 その元凶たる京太郎は怒りに吠えるまこを見下ろしながらポリポリと頭をかいた。 「特になにも?俺はただ……染谷先輩を奴隷にしたいだけですよ」 「なっ……!?奴隷…じゃと…」 「はい、奴隷ですよ……染谷先輩だけではありません…部長と和、咲や優希もいずれ俺の性奴隷にするつもりですよ。奴隷の一人目がたまたま染谷先輩だった……ただそれだけの事です」 京太郎はクックッと含み笑いをしながらまこを見下ろす。 麻雀の部員全員を自分の奴隷にする―――それこそが京太郎が麻雀部に所属していた真の理由であった。 そのために京太郎は今まで部員達に顎で使われ続けていたのである。 そしてついに今日、京太郎は欲望と悪意に満ちた己の牙を彼女達へと剥けたのであった。 「ふ……ふざけるのも大概にしいや京太郎!奴隷なんて……そんな阿呆な真似は…!」 「ふざけてなんかいませんよ染谷先輩、俺だって遊びでやっている訳じゃあ…」 「ふざけとるじゃあないか京太郎!さっさとワシを解放せい!このボケ!」 「…………なに勘違いしてんだよコラ」 急にドスのきいた声で京太郎は呟いた。 まこの態度に腹が立ったのか、今までのにこやかな表情とうって変わって京太郎の顔が恐ろしい表情へと変貌する。 バシィン! 「くああっ・・・!」 京太郎はまこの頬に平手打ちをくらわせる。まこの眼鏡が床にカランカランと音を立てて落ちていく。 「もうテメエは俺の奴隷なんだよ!奴隷の分際でご主人様にぱーじゃあうーじゃあグダクダ文句垂れんじゃねーぞコラァ! あんましふざけた態度をとるならこっちだって容赦しねーぞ!おい!?」 京太郎は普段のヘタレの姿からは想像出来ないような剣幕でまこに怒鳴りつける。 あまりの京太郎の変貌ぶりにまこは怯えたような表情で震えてしまう。 やがて京太郎はいつも通りの表情に戻ると、眼鏡を拾いあげて再びまこにかけさせた。 「心配しないでください染谷先輩、ちゃんと言う事を聞いてくれたら乱暴な事はしませんよ」 麻雀部でいつも見る京太郎の笑顔が逆にまこの恐怖心を煽りたててゆく。 京太郎は平手打ちをして真っ赤になったまこの頬に軽くキスをすると、自分のズボンのチャックをおもむろに開き始めた。 「それじゃあそろそろ・・・本番といきますかね」 「えっ・・・」 京太郎の言葉にまこの顔が青ざめていく。京太郎が今から自分に対してなにを行うのか理解してしまったからである。 まこの予想通り、京太郎はすっかりとそそりたった自分のモノを彼女に見せ付けた。 「じゃあ、俺も気持ち良くさせていただきますよ……染谷先輩!」 京太郎はまこの割れ目に自分のモノをあてがい、まこに対して笑みを見せる。 「や、やめんさい京太郎!それだけは………それだけはぁ!」 「もう観念してくださいよ染谷先輩!言ったでしょう……もう先輩は俺の奴隷……だってねえ!」 まこの願いを一蹴するかのように京太郎は自分のモノを一気に挿し貫いた。 「きいいいいいいいいいっ!?」 アソコを一気に挿し抜かれる激痛にまこは金切り声をあげた。彼女が今まで守って来た乙女の清純が須賀京太郎という男に一瞬にして奪われる。 「くぅ………まさか先輩が初めてだったなんてね……意外と言うかなんて言うか…」 「あっ……ああっ……!」 京太郎の言葉に反応する事もせず、まこは自分を襲う鋭い痛みに身体を震わせている。 そんなまこに京太郎は情けをかける事もなく、腰を動かし始めた。 「んはぁ!?い、いや!いやぁ!んああああっ!」 突然の事にまこは身体を反らしながら叫び声をあげる。挿入されただけでも痛かったのに、激しく動かされた事によって更なる痛みがまこの身体を伝っていく。 「ハハハハ!快感だ、それそれぇ!」 「い、痛い京太郎!抜きんさい!早く抜いてぇ!お願いだからぁ!」 「ええ!俺だって先輩の頼みを聞いてあげたいんですけどね……気持ちよくて出来ないんですよおっ!アーハッハッハッ!」 まこの叫び声に興奮したのか、京太郎は情け容赦なく腰の動きを激しくしていく。もはやこの男に人間の情というものは存在していなかった。 「んむうっ!?」 京太郎はまこの唇に自分の舌を差し入れ、彼女の舌を陵辱する。 まこと京太郎の舌が絡み合う水音と、まこのアソコと京太郎のモノから出される水音が淫靡な音楽の様に部屋中で響き渡る。 「い、いやぁ!こんなの……こんなの夢じゃあ!夢に決まっとるううう!」 「ところがどっこい…!これは夢じゃありません!現実です……残念ながらこれが現実!染谷先輩が今日、ここで……俺の性奴隷となる現実ですよ…アハハハハハハハ!」 京太郎は勝ち誇ったような笑い声をあげ、まこの精神をズタズタに引き裂いてゆく。 そして京太郎は溜まりに溜まった性欲をぶつける様にまこを責め立てる。 (こいつ……人間じゃない……鬼じゃ…!部長と比べものにならないくらいの悪鬼じゃあ!) まこは京太郎の本性にようやく気が付いたが、もはやこの状況にいたっては後の祭りである。 もし、このまま京太郎が部長や咲達にまで毒牙をかける事になったら―――まこの脳裏にそんな考えが浮かんだが、自分を襲う快楽と痛みによってすぐにかき消されてしまった。 「さーて、そろそろ……射精そうですけど……染谷先輩は膣内と外…どちらがよろしいでしょうかあ!?」 京太郎は腰を激しく振りながらまこの耳元でそう問い掛けた。 その言葉にまこは首を横に振って大きな声で答える。 「な……中はやめろぉ!出すなら外に、外に出しんさいいいい!」 「分かりました………では膣内に一杯射精してあげますよぉ!」 「い、いやじゃあああああああああああああ!」 京太郎は歪んだ笑みを浮かべると腰の動きを一層、激しくする。 最初から京太郎は膣内に射精するつもりであり、まこに問い掛けたのも彼女の心を陵辱するためのものであった。 「ああ、出る…出ますよ!たっぷりと受け取ってください!」 「やめろ、やめろお!もうやめてくれぇぇぇぇぇぇ!」 まこは力の限り叫んだが、その叫びもむなしく部屋中に響き渡るだけであった。 「お……おお…!出る!」 己の射精を感じ取った京太郎はまこの膣内の奥まで自分のモノを挿し込むと、一気に自分の精液を放出した。 「んああああああっ!中で……中で出されちょるうううううう!ひああああっ!」 自分のアソコの中を京太郎の精液によって汚されていく事に、まこは身体中をビクンビクンと痙攣させながら絶頂を迎えた。 「おお……ああ……すげぇ……膣内で…搾り取られていきやがる…」 「熱い………熱いよお…」 自分の子宮の中に京太郎の精液が注がれていく事に快感を覚えながらも、まこはポロポロと涙を流してしまう。 これが夢であったらどんなに楽な事か。しかし――京太郎の言うとおりこれは夢ではないのだ。 「ふぅ~!気持ち良かったですよ染谷先輩。いやー、初めてでこんなに感じるなんて……流石は麻雀部の副部長なだけありますねえ」 京太郎はまこの割れ目から自分のモノを抜き、近くに置いておいたティッシュペーパーで綺麗に自分のモノに付いた液体を拭き取る。 ゴボッ………… まこの割れ目から白い液体が大量に流れ落ち、床の上へと落ちてゆく。 「ワシ………なんでこんな事に……ああ…」 口をパクパクと動かしながらまこは天井を眺め続ける。 京太郎はそんなまこの姿にゾクゾクと興奮しつつ、セットしておいたビデオカメラを確認する。 「うん、バッチリ撮れているみたいで良かった良かった。これから部長や和達も撮影するかと思うと楽しみで仕方ないぜ」 京太郎はカメラを鞄の中にしまうとポケットの中から携帯電話を取り出した。 「さて、染谷先輩!記念撮影をしますよ~!ハイ、チーズ!」 携帯電話のカメラが撮影される音にまこは耳を貸す事もなく、涙を流し続ける。 もう、自分は逃げられないのだ――須賀京太郎という男から。この血も涙もない冷酷で残忍な男から。 「それじゃあ、縄をほどいてあげますよ染谷先輩。そこにあるティッシュは良かったら使ってください! ……もし、この事を麻雀部の連中や他の奴に話したら……その時は分かっているよな?」 「………………」 「返事なし、ですか……じゃあ、俺は帰りますから!これからよろしく頼むぜ……俺の可愛いマイペット」 京太郎は高笑いをして呆然と座りこんでいるまこの頭を優しく撫でると、胸ポケットからタバコを取り出してジッポーで火をつける。 「フゥー、一発ヤった後のタバコもまた格別……」 京太郎は煙を吹き上げるとまこを一人、部屋に残したまま教室を後にする。 「ううっ………ぐすっ……ぐすっ…」 薄暗い部屋の中でまこは一人、涙を流し続けていた。 「さてと…染谷先輩は完了っと。残るは四人だが……誰にしましょうかね」 京太郎は口にタバコをくわえたまま麻雀部員達の写真を手の上に広げながら歩き続ける。 竹井久、原村和、片岡優希、そして宮永咲。 京太郎は次は誰をターゲットにするかしばらくの間考え込んだ後、ある一枚の写真を除く三枚の写真をポケットに入れる。 「決ーめた、次はコイツにしようっと」 ターゲットを決めた京太郎はニヤリとほくそ笑むと、くわえていたタバコを捨てる。 須賀京太郎の欲望はまだまだ尽きる事はない―――。
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973 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/28(水) 19 42 27 ID 5zJgzH6. さて、今のたまり場は年越しに加えて引越しの準備で忙しい、それに……? ~牢獄~ 遠藤「………」 荒耶「………」 遠藤「なあ」 荒耶「なんだ」 遠藤「そろそろ引越しする頃合だよな」 荒耶「そのようだな。私は初体験になる訳だが」 遠藤「そういやあんたはPart4ができた直後に到着したんだっけな」 荒耶「いかにも……しかし解せぬ、死後の世界で引越しを行う必要があるとは……これも抑止力(メタ)の仕業か……」 遠藤「まあその辺の事情はよくわからないが……このままじゃ不味いかもな……」 荒耶「どういうことだ?」 遠藤「ここでは新天地(新スレッド)に引っ越すと同時に不要となったたまり場(旧スレッド)を埋めるわけだが」 荒耶「だから何故今までの生活の場を埋める必要があるのだ」 遠藤「だから知らんって……んで、こういうのもなんだが……俺達は日陰者で影が薄いだろ」 荒耶「否!断じて空気などとは!」 遠藤「いちいち割って入るな!……つまり、だ、……俺達このまんま埋められるんじゃね?」 荒耶「なっ!?それは困る!私の出番がなくなるではないか!」 遠藤「やっぱり心配するのはそこなのかよ!もっと別だろう、もし忘れ去られたままなら半永久的に生き埋めになるんだろうが!」 荒耶「なんであれなり振りなど構ってられぬ!なんとしてでもここから脱獄せねば!」 974 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/28(水) 19 42 49 ID 5zJgzH6. アーニャ「その心配は無用」 遠藤「なっ!?い、いつの間に!」 荒耶「お前は、空気脱却の第一人者!」 アーニャ「ちぇりお」 荒耶「ぐぉふっ! な、なぜ殴る!」 アーニャ「なんとなく」 遠藤「ところでさっきの意味はなんだ、あんたは何をしに来たんだ」 アーニャ「貴男達を釈放しに来た」 荒耶「何…!? 本当か……?」 アーニャ「年末と引っ越しで忙しくて構っていられないから。早く支度しろ」 遠藤「あ、ああ。わかった、すぐに準備する」 アーニャ「それともう一つ、こっちが本命。空気空気と喚く貴男達にちょうどいい物を見せよう」 遠藤「いや、俺は別に喚いたりしていない……むしろ空気でいいから静かに過ごさせてくれ……」 荒耶「もしや、【登場回数】と【登場率】か!?」 アーニャ「その通り」 荒耶「成程、 563の予想通りだな」 遠藤「しかし、一回目の公表はPart4の400台で、二回目はPart4の終わる直前に行う、ってのは時期尚早じゃないか?」 アーニャ「そう、この書き手も『スレ移転という節目、とはいえ大して間隔が空いていない、だから公表はもっと後にしよう』って感じで 563の予想を裏切るき満々だったそうな」 荒耶「それなら何故公表に踏み切ったのだ?」 アーニャ「コロモ到着に衝撃を受けたそうな」 遠藤「そんな理由かよ」 975 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/28(水) 19 43 11 ID 5zJgzH6. 【死者スレ登場回数集計結果】 死者スレでの各キャラの登場回数(レス数)を集計しました。 範囲はPart1;001~Part4;950。 1レスの中に一言でも台詞あれば1カウントする。(逆に1レス中に1キャラが数台詞喋っても1カウントです) AAもカウントする。(台詞のあるAA限定、Part1;44で登場したかじゅのAAは除外) 全員「」や一同「」など不特定多数の台詞はカウントしない。ただし、七人「」等の複数人を特定できるものはカウントする。 セイバーオルタ等分裂した固体はカウントから除外。分裂元(セイバー等)にもカウントしない。 黒服や妹達、ハロはA,B,C,…等と識別があっても分別せずに同一のものとしてカウントする。 妄想上の登場人物はカウントしない。 例外的にハギヨシはその存在が示された時にカウントする。 集計ミスがあるかもしれませんがご了承ください。 ◆追加 “そげぶ”されたレスはカウントしない。 台詞が出たレス総数・・・2370スレ 死者スレ登場キャラ数・・・71名 登場 回数 名前 482 御坂美琴 452 田井中律 445 龍門渕透華 437 竹井久 387 池田華菜 373 琴吹紬 349 加治木ゆみ 348 C.C. 341 戦場ヶ原ひたぎ 336 中野梓 309 八九寺真宵 299 セイバー 298 平沢唯 284 キャスター 280 上条当麻 256 神原駿河 254 アーチャー 228 刹那・F・セイエイ 214 伊藤開司 213 月詠小萌 202 片倉小十郎 186 千石撫子 180 アーニャ 178 船井譲次 157 伊達政宗 976 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/28(水) 19 43 31 ID 5zJgzH6. 150 プリシラ 148 真田幸村 137 本田忠勝 133 海原光貴 131 玄霧皐月 129 カギ爪の男 128 衛宮士郎 125 福路美穂子 124 安藤守 117 明智光秀 117 マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア 114 黒桐幹也 113 利根川幸雄 113 兵藤和尊 112 白井黒子 108 リリーナ・ドーリアン 108 ディートハルト・リート 95 インデックス 94 言峰綺礼 82 ヴァン 79 バーサーカー 78 ヒイロ・ユイ 78 トレーズ・クシュリナーダ 76 ユーフェミア・リ・ブリタニア 75 張五飛 74 妹達 67 レイ・ラングレン 67 黒服 66 ライダー 63 荒耶宗蓮 62 アリー・アル・サーシェス 61 デュオ・マックスウェル 55 天江衣 55 ゼクス・マーキス 55 ファサリナ 52 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 49 リボンズ・アルマーク 49 遠藤勇次 36 浅上藤乃 32 原村和 23 (ハギヨシ) 16 ハロ 15 馬イク 12 宮永咲 10 忍野メメ 4 ルルーシュ・ランペルージ 平均登場回数・・・157.4回 977 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/28(水) 19 43 51 ID 5zJgzH6. 【死者スレ登場率算出結果】 今度は各キャラの登場する割合を示しました。 計算方法は、 (登場率)={(キャラが正式入場した後の登場回数)/(キャラが正式入場した後の台詞がでたレス数)}*100 当然、まだ死亡していないキャラはカウントしない。 こちらの範囲もPart1;001~Part4;950です。 登場率 名前 30.1% C.C. 29.5% 戦場ヶ原ひたぎ 25.0% 天江衣 24.3% 上条当麻 20.9% 御坂美琴 20.1% 田井中律 18.8% 龍門渕透華 18.6% 竹井久 16.7% 琴吹紬 16.4% 平沢唯 16.4% 池田華菜 16.1% 白井黒子 14.9% 加治木ゆみ 14.3% 中野梓 13.7% 八九寺真宵 13.6% セイバー 13.0% 衛宮士郎 12.9% アーチャー 12.6% キャスター 12.6% 神原駿河 10.7% 福路美穂子 10.2% 刹那・F・セイエイ 10.2% 伊藤開司 9.0% 月詠小萌 8.7% 片倉小十郎 8.5% 伊達政宗 8.1% アーニャ 8.0% 船井譲次 7.8% 千石撫子 7.1% デュオ・マックスウェル 978 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/28(水) 19 44 13 ID 5zJgzH6. 7.0% 海原光貴 6.6% 真田幸村 6.5% プリシラ 6.2% 本田忠勝 6.1% ユーフェミア・リ・ブリタニア 5.7% 明智光秀 5.6% 玄霧皐月 5.5% カギ爪の男 5.3% 安藤守 5.3% マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア 5.1% 黒桐幹也 4.9% 利根川幸雄 4.9% ヒイロ・ユイ 4.8% 兵藤和尊 4.8% ファサリナ 4.7% リリーナ・ドーリアン 4.6% 浅上藤乃 4.4% レイ・ラングレン 4.3% ヴァン 4.2% ライダー 4.2% 張五飛 3.9% バーサーカー 3.6% ゼクス・マーキス 3.6% トレーズ・クシュリナーダ 2.8% 遠藤勇次 2.6% 荒耶宗蓮 1.3% 馬イク 相乗平均登場率・・・8.1% 【以上】 アーニャ「以上。ちなみにPart4;800まではスーパーコロモタイムだったけど、今はひたぎウィッチに抜かれてしまった」 遠藤「なんだよ、スーパーコロモタイムって……しかし、ひたぎウィッチの二人は少しだが差が生じたな」 荒耶「あの二人も異様に気にしていたしな……もしかしたら、軋轢が生じるやもしれぬ」 アーニャ「そこんとこは当局は関知しないので勝手にどうぞ」 遠藤「あと他に目立つところといえば……大してないな」 荒耶「登場率は全体的に減少しているようだな」 遠藤「まあそういう仕様だからな、最近のレスの消費の仕方が異様なところも原因の一因だろう」 荒耶「そんな中で私が上昇しているのは注目すべきどころだな」 アーニャ「んなことはどうでもいい」 荒耶「ショボーン」(´・ω・`) 遠藤「いや、そんなことで落ち込むなよ」 アーニャ「最後に、この書き手はリツの“苦難の歴史”の人とは別人、だからもう少し待てば……?」
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763 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 22 41 10.17 ID dp0p3tRKo 【夜:校舎屋上】 京太郎「……わりぃ待ったか?」 もこ「……宵闇は我が領域。時間など関係ない」 京太郎「そうか」 もこ「それで何の用?」 京太郎「あ、いや用と言うか何と言うか……」 京太郎「……コホン」 京太郎「今夜は月が綺麗だなー」 もこ「……それは以前にも聞いた」 京太郎「そ、そうだったか?」 京太郎「えっとそうだな……」 京太郎(あーいかん、こう言う事は初めてだから緊張するぜ) もこ「……用が無ければ我が居城に帰らねば。眷族が待っている」 京太郎「ちょ、ちょい待ち」 764 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 22 58 15.52 ID dp0p3tRKo 京太郎「あーえっとそのだな……」 もこ「?」 京太郎「 767」 告白の言葉をどうぞ。厨二でもなんでもOK ただし意味不明なものや告白の体を成さないものは安価下 770 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 23 12 14.09 ID dp0p3tRKo 我と契約を結べ! 京太郎「我と契約を結べ!」 もこ「……何の?」 京太郎「え?」 京太郎「いやそれはあの……」 京太郎「そ、そうだ!魔王、魔王ええっと……ゼロ?」 もこ「……聞いた事無い名」 京太郎(そりゃまぁ俺の夢の中の話しだし) 京太郎「そ、その辺はどうでも良いじゃないか」 京太郎「それでどうなんだ?もこ」 もこ「……その契約を結ぶとどうなる?」 京太郎「そ、それは四六時中一緒に居たくなったり、遊んだり、相手の事を思うとドキドキしたり?」 もこ「――じゃあその契約結ぶ必要なし」 京太郎「え?」 もこ「だって――」タンッ 771 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 23 14 26.47 ID dp0p3tRKo 「そんな契約が無くても私は京太郎が好きだから」 778 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 23 31 02.27 ID dp0p3tRKo 京太郎「……は?」 京太郎「えっともこさん、それは……」 もこ「その契約の内容が正しいのなら、京太郎と同じ気持ち」 京太郎「えっと本当ですか?」 もこ「本当」 もこ「……それとも京太郎は嘘?」 京太郎「まさか、嘘じゃねえよ!」 京太郎「そりゃ最初は何か分からんやつだなとか思ったけど」 京太郎「でも親しくなっていくうちに、可愛いところとか、守ってやりたいとかそう言う気持ちも出てきてさ」 京太郎「たった1ヶ月そこらの関係かもしれないが、俺がお前の事を好きだって気持ちは嘘じゃねぇ!」 もこ「……うるさい///」ギュッ 781 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 23 41 29.67 ID dp0p3tRKo 京太郎「……そうだ、もこ。さっき言った言葉の意味を知ってるか?」 もこ「月が綺麗ですね?」 京太郎「ああ。その言葉の意味は――」 京太郎&もこ「「アイラブユー」」 京太郎「って知ってたのかよ?」 もこ「……教えてもらった」 もこ「それに京太郎の言葉には、有る言葉が足りない」 京太郎「え?」 もこ「それは――」 “あなたといると”月が綺麗ですね チュッ 782 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 23 42 42.49 ID dp0p3tRKo 【対木もこの好感度がMAXになりました】 【対木もこが恋人になりました】 【対木もこが覚醒しました 以後タッグ及びチーム戦において使用が可能になります】 対木もこ(覚醒ver) 【基礎雀力】LV8 【オカルト】LV9 【結ばれし絆《アカイイト》】 オカルトがカンストせず10以降もカウントされる 【煉獄氷夜】 永遠に凍てつけ。高めた妄想力が能力を向上させる 【オカルト】+LV2 点数コンマ+50 【毒電波(強)】 自分に対するオカルトスキルの発動を無効化する。全体効果も無効化 【邪王真眼】※通常ルート以外でのみ開放 聴牌コンマが最高の場合、満貫~役満パターンになる 785 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 23 46 18.09 ID dp0p3tRKo では京太郎のコピー取得安価を取るよー 注意点として スキルコピーは一人1つのみ可能 別のスキルを覚えたい場合は相手と麻雀をする等して覚えたいスキルと忘れたいスキルを交換する 京太郎の所持スキル限度は4つ。ただし【ザ・ゼロ】は固定なので実質3つ 使わないスキルはストックできる 所持スキル枠はルート開放、もしくは恋人の人数で段階的に限度が上がる 具体的には ~5 +1 ~15 +2 ~30 +3 ~50 +4 ~70 +5 ~100 限度なし 786 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 23 49 34.17 ID dp0p3tRKo 取得できるのがこちら A 【エターナルフォースブリザード】 相手は死ぬ(嘘)。高めた妄想力が能力を向上させる 点数コンマ+40 B 【毒電波】 自分に対するオカルトスキルの発動を無効化する。全体効果は半減 787-793 800 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/07(木) 23 57 27.26 ID dp0p3tRKo よってA:3 B:4 【毒電波を取得しました】 【所持スキルが4つを超えたので、ストック枠に回すスキルを選んでください】 A 【思考と反射の融合】 【デジタル】と【オカルト】を同時に使用する事が出来る またその対局のみ能力の1つをコピーし使う事が出来る(好感度MAXボーナスとは別) ただし局を重ねる毎に【デジタル】と【オカルト】のLVが1ずつ減っていく 対局中に使用を止めた場合はその時のレベルで対局を続行する 対局後は元に戻る B 【ダイハード2】 和了時自分が最低だった場合、最高コンマの相手との差を2分の1にする。更に和了した相手の点数コンマ-20 C 【ゴッドハンドK】 自分が親の場合に発動。和了コンマ+20 点数コンマ+40 D 【毒電波】 自分に対するオカルトスキルの発動を無効化する。全体効果は半減 801-809 811 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 00 02 55.41 ID 2UXewI1po 連投は安価下 よってA:2 B:7 で【ダイハード2】をストック枠に回します 須賀京太郎 【基礎雀力】LV7 【デジタル】LV6 【オカルト】LV6(+【カエルの消しゴム】の効果により+LV3) スキル: 【ザ・ゼロ】和了時00と01 02 03 10 20 30の場合自動的に1位ツモ上がりとなり、更に打点は跳満固定となる 【思考と反射の融合】 【デジタル】と【オカルト】を同時に使用する事が出来る またその対局のみ能力の1つをコピーし使う事が出来る(好感度MAXボーナスとは別) ただし局を重ねる毎に【デジタル】と【オカルト】のLVが1ずつ減っていく 対局中に使用を止めた場合はその時のレベルで対局を続行する 対局後は元に戻る 【ゴッドハンドK】 自分が親の場合に発動。和了コンマ+20 点数コンマ+40 【毒電波】 自分に対するオカルトスキルの発動を無効化する。全体効果は半減 ストックスキル: 【コマンドー】 和了時ロンだった場合点数+20 【ダイハード2】 和了時自分が最低だった場合、最高コンマの相手との差を2分の1にする。更に和了した相手の点数コンマ-20 所持品スキル: 【白山名君の名において命ず 蛙よ破砕せよ】 対局中、以下の効果を一回ずつ使える(任意発動) 相手の和了を無効にし、流局にする(ただし、満貫~役満は無効に出来ない) 自分が和了した時、点数コンマ+50 タッグ麻雀時、パートナーの和了コンマ+20 点数コンマ+20 また以下の能力が常時発動する 自分以外のチームメンバーの聴牌コンマ-5 和了コンマ+5 点数コンマ+5 【鉄輪(レプリカ)】 対局中に以下の効果が常時発動する 自分以外の相手の聴牌+10 和了コンマ-10 点数コンマ-10(支配系スキル) 直撃を受けた場合、その相手の聴牌コンマ+10 和了コンマ-10 点数コンマ-10(重複有り) 聴牌コンマがぞろ目かつ和了コンマが最高で偶数の場合、地和確定 813 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 00 09 13.72 ID 2UXewI1po なおストックに回したスキルも成長できます。また、今後は麻雀前にスキルの入れ替えを行うかどうかを尋ねます 818 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 00 24 11.13 ID 2UXewI1po 【ダイハード2】【コマンドー】は成長型スキルです。なおダイハードはラストデイまで増えた模様 【毒電波】【ゴッドハンドK】に関してはコピーな為非成長スキルです ただし恋人ランク10で覚醒verもコピー可にはしようかと 本筋に関わる為【告白】は無かった事になっています 【アパート】 京太郎「あー疲れた」 京太郎「でも採用されて良かったぜ」 京太郎「それにしても和も色々有るんだなぁ」 京太郎「天才美少女雀士なんて言われてるけど、それだけじゃないって事だよな」 京太郎「俺ももっと努力しないと」 【電話とメールの違いについて】 メールは好感度7未満のキャラのみ(3人まで)。またネト麻、遊びの誘い等は出来ない 電話は1人のみ ネト麻、遊びの誘い等が出来る 823 1.【ネットショッピング】 2.【ネット麻雀】 3.【メール】【残り3回】 送れる相手は 7参照 ※ただし好感度7未満の相手のみ 更に原村和 4.【電話】(かける相手も併記) かけれる相手は 6参照 更に原村和 ※今日はすわこ、もこは選べません 5.寝る 827 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 00 40 25.71 ID 2UXewI1po ネット麻雀 京太郎「ここ暫くやってないし、ネト麻やるか」 京太郎「えっと誘えるメンバーは……」 スーパーまほっち かおりん MOKO☆ のどっち 京太郎「誰にしようか?」 832 ※複数可 選ばないも有り 835 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 00 57 40.43 ID 2UXewI1po 今回よりネト麻の誘いは断られる事を無くしました のどっち 京太郎「折角和にアドレス教えてもらったんだし、誘ってみるか」 カタカタカタ 京太郎「和、今暇か……っと」 和『須賀君ですか。何の御用でしょうか?』 京太郎「ネト麻しないか」 和『……良いですよ。丁度やってましたので』 京太郎「んじゃすぐ入るわ」 京太郎「……さてどの部屋にしようか?」 840 1.昨日と同じ初心者部屋(対戦レベル:ベリーイージー) 2.今日はもう少し上でやるか(対戦レベル:イージー) 3.ここは更に上を……(対戦レベル:ノーマル) 4.腕試しするか……(対戦レベル:ハード) 5.俺より強い相手に会いに行く(対戦レベル:ベリーハード) 6.???(対戦レベル:インフェルノ) 842 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 01 14 57.35 ID 2UXewI1po 腕試しするか…… 京太郎「まそうだな一度勝った事のあるこの部屋にするか」 京太郎「えっと和以外の人は…… 844と 845か」 コンマ判定(被ったらモブ) 00~10 美味いもう一杯!【ムサシノミルク】 12~90 モブ 91~98 ネットワークの頂点【ラストオーダー】 ぞろ目 奇数 【機械龍】 偶数 【ティロ♪フィナーレ】 853 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 01 35 19.58 ID 2UXewI1po 【ティロ♪フィナーレ】 モブA †狂堕狼†さんが入室しました のどっちさんが入室しました ティロ♪フィナーレさんが入室しました モブAさんが入室しました †狂堕狼†「こんばんはー」 のどっち「こんばんは」 ティロ♪フィナーレ「こんばんは……ってあの、もしかしてのどっちさんてあののどっちさんですか?」 のどっち「私の事を言っているのであれば、HNが被ってない限りのどっちは私ですが」 ティロ♪フィナーレ「わわわ、本物なんですね!」 ティロ♪フィナーレ「ネット麻雀界の生ける伝説!そのあまりの強さに管理側が作り出したプログラムでは無いかとも言われるあの!」 ティロ♪フィナーレ「私ファンなんです!」 のどっち「えっと、そのありがとうございます」 京太郎(のどっちってどんなに有名なのか……) のどっち「あの他の方も居ますので、そろそろ対局を……」 ティロ♪フィナーレ「そ、そうですね。私つい」 【ネット麻雀特別ルール】 ネト麻はサクッと終わらせるためコンマで順位が決まります 補正として【基礎雀力】と【デジタル】or【オカルト】のレベル分+5されます 例として京太郎は 【基礎雀力】LV7 【オカルト】LV6 【デジタル】LV6 なので +65になります 【スキルについて】 一部スキルはネト麻でも発動します 効果は通常時と異なります 今回のメンバーのステータス †狂堕狼† 【基礎雀力】LV7 【オカルト】LV6 【デジタル】LV6 スキル:【ザ・ゼロ】 コンマ00 01 02 03 10 20 30時自動的に1位。全てのスキルに優先される のどっち 【基礎雀力】LV10 【デジタル】LV9 スキル:【のどっち】コンマに更に+30 ティロ♪フィナーレ 【基礎雀力】LV7 【オカルト】LV6 スキル:【ティロ・フィナーレ】 コンマに更に+10 モブA 【基礎雀力】LV4 【デジタル】LV4 855 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 01 41 22.67 ID 2UXewI1po 結果(京太郎以外コンマ反転) †狂堕狼† ↓+1 +65 のどっち ↓+2 +125 ティロ♪フィナーレ ↓+3 +75 モブA ↓+4 +40 863 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 01 59 42.37 ID 2UXewI1po 結果 一位:のどっち 191 二位:†狂堕狼† 151 三位:モブA 111 四位:ティロ♪フィナーレ 96 †狂堕狼†「強い……」 京太郎(今日打った時より更に正確性が増してるな) ティロ♪フィナーレ「やっぱり凄いですね!一層ファンになりました!」 のどっち「ありがとうございます」 ティロ♪フィナーレ「あの良かったらなんですけど、アドレスを交換していただく訳には……」 のどっち「構いませんよ」 ティロ♪フィナーレ「本当ですか!ありがとうございます!」 †狂堕狼†「流石のどっちだな」 のどっち「そうでしょうか?†狂堕狼†さんも強かったですよ」 †狂堕狼†「まだまだ適わないって」 †狂堕狼†「それじゃどうもありがとうございました」 のどっち「お疲れ様でした」 ティロ♪フィナーレ「ありがとうございました!」 †狂堕狼†さんがログアウトしました のどっちさんがログアウトしました ティロ♪フィナーレさんがログアウトしました モブA「……あれ?俺空気?」 【基礎雀力】経験値が溜まりました 【デジタル】経験値が溜まりました 【オカルト】経験値が溜まりました 【ティロ♪フィナーレと知り合いました】 866 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 02 16 56.19 ID 2UXewI1po 5月10日(金)終了 【体力】70 → 72 【知力】57 → 59 【精神力】31 → 36 【基礎雀力】LV7 【デジタル】LV6 【オカルト】LV6(+【カエルの消しゴム】の効果により+LV3) スキル: 【ザ・ゼロ】和了時00と01 02 03 10 20 30の場合自動的に1位ツモ上がりとなり、更に打点は跳満固定となる 【思考と反射の融合】 【デジタル】と【オカルト】を同時に使用する事が出来る またその対局のみ能力の1つをコピーし使う事が出来る(好感度MAXボーナスとは別) ただし局を重ねる毎に【デジタル】と【オカルト】のLVが1ずつ減っていく 対局中に使用を止めた場合はその時のレベルで対局を続行する 対局後は元に戻る 【ゴッドハンドK】 自分が親の場合に発動。和了コンマ+20 点数コンマ+40 【毒電波】 自分に対するオカルトスキルの発動を無効化する。全体効果は半減 ストックスキル: 【コマンドー】 和了時ロンだった場合点数+20 【ダイハード2】 和了時自分が最低だった場合、最高コンマの相手との差を2分の1にする。更に和了した相手の点数コンマ-20 867 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 02 19 48.38 ID 2UXewI1po 【現在のバイト】:雀荘 Roof-top 【所持金】¥25,000 → ¥24,000 【カエルの消しゴム】 詳細は所持品スキルにて 【鉄輪(レプリカ)】 詳細は所持品スキルにて 【学業のお守り】 授業パートを1度だけぞろ目大成功の効果 【恋愛成就のお守り】×2 一度だけ誘いを断られない 【勝負事のお守り】 一度だけ麻雀の対局中の判定に+10 【大仏のお守り】 妖怪イチタリナイ イチオオイ を チョウド にする (残り2回) 【破魔矢】 4回だけぞろ目44を自動的に取り消し、再安価させる 【大仏のフィギュア】 持っているだけで良いことが起こるかも? 【ペアのシルバーネックレス】 新子憧の好感度が上がりやすくなる 【ライオンのキーホルダー】 やえから貰ったもの。実はペア。小走やえの好感度が上がりやすくなる 【プリクラ】菫と撮った物。弘世菫の好感度が上がりやすくなる 868 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/08(金) 02 26 29.08 ID 2UXewI1po ついでに南浦さん(覚醒ver) 南浦数絵(覚醒ver) 【基礎雀力】LV7 【オカルト】LV6 【結ばれし絆《アカイイト》】 オカルトがカンストせず10以降もカウントされる 【南場の嵐】 南場時【基礎雀力】+3【オカルト】+4 点数コンマ+40 【お爺様の教訓】 自分の点数が初期点数以下の場合発動。直撃を受けた場合の相手の点数コンマを-30する また和了した場合点数コンマ+30 【南風の神】 南場時【南場の嵐】の代わりに使用可能。聴牌判定-20 【オカルト】+8 点数コンマ-30 【セント・エルモの灯火】※通常ルート以外でのみ開放 以下の効果を3回まで使用可能 自分が放銃した場合、和了判定をやり直す事ができる 点数判定をやり直し、高い方を採用する 876 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga sage] 投稿日:2013/02/08(金) 03 02 24.90 ID 2UXewI1po EXTRAスキルは 1.ヒロインの中の人と京太郎の中の人が共演した作品でその中の人が演じた役に由縁の有る物 2.ヒロインの中の人が演じた主役級の役に由縁の有る物 3.イメージ で追加してるので 憩ちゃん:【玉依姫】 緋色の欠片より中の人が主役 もこ:【邪王真眼】 厨二病でも恋がしたい!よりイメージ 南浦さん:【セント・エルモの灯火】 境界線上のホライゾンより中の人が共演 よって共演回数が多いと自然に強力なスキルが付いてきたり なので通常ルートでは使えないようにしてるのよー <<前に戻る|5月へ|次に進む>>
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逆襲の京太郎 京太郎×まこ 鬼畜注意 ID TvgdpWyF 第4局 73~ 80 須賀京太郎――清澄高校麻雀部に所属する唯一の男子部員である。 部長である竹井久を始めとする五人の女子部員にパシリと雑用ばかりさせられ、まさに女尊男卑と言っても過言ではない日々を送っている。 それに対して京太郎は「自分は初心者だからその分、皆のために頑張るのが当たり前」と述べ、文句を言う事もなく受け入れている。 たが―――本当にそれが理由なのだろうか?よく、考えて欲しい。 普通の男性ならば、女の中に男が一人という状況だけでも精神的に辛いのではないだろうか? しかも、毎日のように女子部員達に顎で使われるのは並大抵の苦痛ではない。 通常ならば苦痛に耐え兼ね退部するか、怒りを爆発させ部長や部員に文句を言うかの二つであろう。 だが、須賀京太郎という男は文句を言う事もせず、退部をする事もせず、雑用をこなしている。 京太郎は男としてのプライドを捨て、美少女に囲まれる事に快感を覚えているヘタレ――そう考えるのが妥当であろう。 だが、須賀京太郎ほどの外見の持ち主が男のプライドを捨ててまで麻雀部に尽くす必要があるのだろうか? つまり―――須賀京太郎には屈辱に甘んじてまで達成したい目的があるのではないか。 もしそうならば、その目的とは一体―――。 「ただいま~!買い出しに行って来ましたよ部長~」 ある日の清澄麻雀部。いつも通り京太郎は部員達からの雑用をこなしていた。 「お疲れ様須賀君。荷物はそこに置いておいてちょうだい」 「はい、分かりました・・・よいしょっと」 「おい犬!早くタコスをよこすんだじょ!」 買ってきた荷物を机の上に置いていた京太郎に語尾に特徴のある片岡優希が飛び掛かる。 優希は京太郎にタコスを買いにいかせたり、 ことあれば犬呼ばわりしてちょっかいを出したり五人の女子部員の中でも久と並んで京太郎の事をこきつかっている部員である。 「はいはい分かった分かった!ほらよ、お前が大好きなタコスだ」 いつもと変わらずちょっかいを出してくる優希に京太郎は、溜め息を吐きつつもタコスを差し出す。 「よしよし!偉いじょ~!褒めてつかわすぞ犬!」 優希は京太郎からタコスを受けとると、宮永咲や原村和のいう卓上へと駆け出していく。 「それにしても、染谷先輩はどうしたのでしょうか?」 咲と会話をしていた和がふと思い出したように久に尋ねる。染谷まこは麻雀部に所属する、咲達の一つ学年が上の先輩であり、メガネをかけていて広島弁を話す少女である。 「う~ん、私の方も電話やメールをしてみたんだけど、一向に連絡がとれないのよね・・・朝の時にはいたんだけど」 「なら、もう帰ったんじゃないですか?ほら、店に急用とかができて連絡するのを忘れたまま行ってしまったとか?」 京太郎は荷物を机の上に並べながら久に話す。 「確かに須賀君の言う通りかもしれないわね。それならそれで連絡の一つもしてくれれば良いのに」 「まあ、染谷先輩だって悪気があって連絡をしなかった訳じゃないと思いますよ。 もし心配ならもう一回だけメールでもしたらどうでしょうかね?」 「そうね、須賀君の言う通りまこにメールする事にするわ」 京太郎に促されるように久は携帯を取り出して、ポチポチと書き込んだ後、まこにメールを送信した。 「じゃあ皆!練習を始めるわよ!」 久は携帯をしまうと卓上に向かって歩き出す。その様子を京太郎はニコニコと笑みを浮かべ、ポケットに手を入れたまま眺めている。 結局、部活が終わっても久の携帯にまこの返信が来る事はなかった。 部活も終わり、部長である久が帰る支度を始めている傍らで京太郎は後片付けをこなしていた。 「結局、染谷先輩から連絡が来なかったみたいですね」 「ええ、いつもならちゃんと返信してくれるはずなのに・・・」 「きっと染谷先輩も店の手伝いで忙しいんだと思いますよ? 明日になればいつも通り顔を出すでしょう」 「そうね・・・それじゃあ私は帰るわね。後片付け頑張ってね須賀君」 「はい、分かりました」 久は鞄を持ちあげると、京太郎に手を振りながら部室を去っていった。 久が立ち去るのを確認した京太郎はポケットから携帯電話を取り出す。 『まこ、今日は一体どうしたの?店の手伝いがあったのなら連絡してくれても良かったのに』 携帯電話には久からのメールが何通か届いていた。 この携帯は京太郎のものではなく染谷まこのものであった。何故、彼女の携帯を京太郎が持っているのだろうか。 京太郎は一通りメールを確認するとフフッと不敵な笑みを浮かべながら再び携帯をポケットの中にしまう。 「さてと・・・そろそろ行くかね」 そう京太郎は一言呟き、胸ポケットからタバコを取り出してジッポーで火を付ける。 そして、フゥーと口から煙を吹き上げると京太郎はタバコをくわえたまま部室から立ち去っていった。 京太郎が向かったのは旧校舎の端に位置する教室であった。この教室は普段使われる事もなくほとんど人が来ない場所である。 「どれ、今頃はどうなっているのかなっと」 鼻歌を歌いながら京太郎は吸っていたタバコを捨てると教室の鍵を外し、扉をゆっくりと開いた。 「んんっ………くうっ……ううっ…」 扉を開けた先には今日麻雀部を休んだ染谷まこがいた―――だがそれはあまりにも異様な光景だった。 まこは椅子に縛られ、口にはボールギャグをくわえられ、半脱ぎの制服に乳首とクリトリスにローターを付けられていた。 「んんっ!んんんんんっ!」 まこは口から喘ぎ声を漏らしながら身体をビクンビクンと痙攣させる――どうやら絶頂を迎えたらしい。 京太郎が扉を開けるまでの間、何回も絶頂を迎えた証として椅子が彼女の愛液でベショベショに濡れていた。 「あらら、こんなにアソコを濡らしちゃうなんて・・・よほど気持ち良かったんでしょうかね」 まこの恥態を眺めていた京太郎はニヤリと口元を歪ませながら、わざとらしく大きな声をあげる。 「うむっ・・・!むうううううう!」 京太郎の声を気がついたのかまこは身体を振るわせながら、京太郎のいる方に顔を向ける。 まこは口の周りを涎だらけにして京太郎を睨み付けながら声をあげた。 「どうしました染谷先輩?何を言っているのかさっぱり分かりません・・・しっかりと話してくださいよ」 彼女の口が封じられている事を分かりきっているはずなのに、京太郎はニヤニヤと笑いながら困ったように肩をすくめる。 それでもまこはポタポタと涎を垂らしながらも京太郎に対して唸り続けた。 「やれやれ、分かりました分かりました・・・」 京太郎はポリポリと頭をかきながらフッと小さく溜め息をはき、まこの方に近寄ると彼女のボールギャグを取り外した。 「ぷはっ!はぁ……はぁ……!」 ようやく口を解放されたまこは大きく口を開けて深く呼吸をする。そして、京太郎の顔を見上げるとキッと睨み付けた。 「京太郎……!わりゃあ……なんでこんな……ああん!」 京太郎はまこの言葉を遮るように、ローターを外してクリトリスを弄くり始めた。京太郎は微妙な力加減を用いて、爪でカリカリと引っ掻き回し、まこを責め立ててゆく。 「いやぁ……!やめぇ……きょうたろお……!ああん!」 まこはクリトリスを弾かれる度に大きく身体を振るわせる。 乳首に付けられているローターと爪によるクリトリスの刺激にまこの割れ目から愛液が溢れてゆく。 「染谷先輩のアソコがトロトロになっているせいで俺の指がふやけちゃいそうですよ? 気持ち良いのはここですかね?それともこの……」 「くあああああ!?」 耳元で囁かれる京太郎の言葉責めと乳首とクリトリスの刺激によってまこの頭の中が徐々に真っ白になっていく。 「んやぁ!も…もうやめてきょうたろぉ!で……出ちゃう……!」 刺激を受け続けたせいか、強い尿意がまこを襲い始める。それを察知した京太郎はニヤリと冷酷な笑みを浮かべ、指の動きを止めた。 「何が出るんですか染谷先輩?…もしかしておしっこで出るなんて言わないですよね?」 「………………」 京太郎のなじる言葉にまこは顔を真っ赤にして京太郎から視線をそらす。その姿に京太郎はフンと鼻を鳴らすと、指の動きを再開させた。 「いひいっ!?や、やめんさ、京太郎!お願いだからやめてくだしゃひぃ!」 「ほーらほら、どうぞ遠慮なくおしっこをしてください染谷先輩! この真っ赤に膨れあがったクリトリスが擦りきれるまでこすってあげますからね!」 京太郎は指の動きを一層激しくさせながらクリトリスを刺激していく。 「やああああ!やめて、やめてぇ!」 まこはどうにか尿意に耐えようと必死に我慢をするが、京太郎の執拗な言葉責めとクリトリス責めで段々と理性を奪われていく。 「さあ、染谷先輩・・・おトイレの時間ですよ!」 京太郎はチロッと舌を出すとクリトリスをギュッと摘まみ、強めの力でコリコリとしごき出した。 「―――――――!や・・・やああああああああああああ!」 今までとは比べものにならない刺激についにまこの理性が崩壊した。 ぷしゃああああああ……… まこのアソコから黄金の液体が放出され、部屋の床をびしょびしょに濡らしてゆく。 まこには自分の中で何かが崩壊していくのを感じながら、自分の尿が床を汚していく音を身体を震わせて聞く事しか出来なかった。 しばらくの間、まこから放出される黄金の液体が橋を作って床に落ち続け、彼女の尿意がおさまった頃には椅子の周りはまこのおしっこで湯気が立ち込めていた。 「全く、恥ずかしいと思いませんか染谷先輩?後輩の前でおしっこをしちゃうなんてさ……」 京太郎はニヤニヤと口元を歪ませながらまこの目の前へと移動する。 まこはおしっこをしてしまった事へのショックと、溜まりに溜まっていた小水を解放した事による快感でしばらくの間、呆然と天井を眺めていたがふと我にかえりキッと京太郎をにらみ付けた。 「この……腐れ外道が!なんで……なんでワシがこんな目をあわんといけないんじゃ!?ワシがお前に……一体なにをしたっていうんじゃ京太郎っ!」 自分の後輩に辱しめを受けた事に対する怒りと悔しさにまこの目から涙が浮かび上がる。 その元凶たる京太郎は怒りに吠えるまこを見下ろしながらポリポリと頭をかいた。 「特になにも?俺はただ……染谷先輩を奴隷にしたいだけですよ」 「なっ……!?奴隷…じゃと…」 「はい、奴隷ですよ……染谷先輩だけではありません…部長と和、咲や優希もいずれ俺の性奴隷にするつもりですよ。奴隷の一人目がたまたま染谷先輩だった……ただそれだけの事です」 京太郎はクックッと含み笑いをしながらまこを見下ろす。 麻雀の部員全員を自分の奴隷にする―――それこそが京太郎が麻雀部に所属していた真の理由であった。 そのために京太郎は今まで部員達に顎で使われ続けていたのである。 そしてついに今日、京太郎は欲望と悪意に満ちた己の牙を彼女達へと剥けたのであった。 「ふ……ふざけるのも大概にしいや京太郎!奴隷なんて……そんな阿呆な真似は…!」 「ふざけてなんかいませんよ染谷先輩、俺だって遊びでやっている訳じゃあ…」 「ふざけとるじゃあないか京太郎!さっさとワシを解放せい!このボケ!」 「…………なに勘違いしてんだよコラ」 急にドスのきいた声で京太郎は呟いた。 まこの態度に腹が立ったのか、今までのにこやかな表情とうって変わって京太郎の顔が恐ろしい表情へと変貌する。 バシィン! 「くああっ・・・!」 京太郎はまこの頬に平手打ちをくらわせる。まこの眼鏡が床にカランカランと音を立てて落ちていく。 「もうテメエは俺の奴隷なんだよ!奴隷の分際でご主人様にぱーじゃあうーじゃあグダクダ文句垂れんじゃねーぞコラァ! あんましふざけた態度をとるならこっちだって容赦しねーぞ!おい!?」 京太郎は普段のヘタレの姿からは想像出来ないような剣幕でまこに怒鳴りつける。 あまりの京太郎の変貌ぶりにまこは怯えたような表情で震えてしまう。 やがて京太郎はいつも通りの表情に戻ると、眼鏡を拾いあげて再びまこにかけさせた。 「心配しないでください染谷先輩、ちゃんと言う事を聞いてくれたら乱暴な事はしませんよ」 麻雀部でいつも見る京太郎の笑顔が逆にまこの恐怖心を煽りたててゆく。 京太郎は平手打ちをして真っ赤になったまこの頬に軽くキスをすると、自分のズボンのチャックをおもむろに開き始めた。 「それじゃあそろそろ・・・本番といきますかね」 「えっ・・・」 京太郎の言葉にまこの顔が青ざめていく。京太郎が今から自分に対してなにを行うのか理解してしまったからである。 まこの予想通り、京太郎はすっかりとそそりたった自分のモノを彼女に見せ付けた。 「じゃあ、俺も気持ち良くさせていただきますよ……染谷先輩!」 京太郎はまこの割れ目に自分のモノをあてがい、まこに対して笑みを見せる。 「や、やめんさい京太郎!それだけは………それだけはぁ!」 「もう観念してくださいよ染谷先輩!言ったでしょう……もう先輩は俺の奴隷……だってねえ!」 まこの願いを一蹴するかのように京太郎は自分のモノを一気に挿し貫いた。 「きいいいいいいいいいっ!?」 アソコを一気に挿し抜かれる激痛にまこは金切り声をあげた。彼女が今まで守って来た乙女の清純が須賀京太郎という男に一瞬にして奪われる。 「くぅ………まさか先輩が初めてだったなんてね……意外と言うかなんて言うか…」 「あっ……ああっ……!」 京太郎の言葉に反応する事もせず、まこは自分を襲う鋭い痛みに身体を震わせている。 そんなまこに京太郎は情けをかける事もなく、腰を動かし始めた。 「んはぁ!?い、いや!いやぁ!んああああっ!」 突然の事にまこは身体を反らしながら叫び声をあげる。挿入されただけでも痛かったのに、激しく動かされた事によって更なる痛みがまこの身体を伝っていく。 「ハハハハ!快感だ、それそれぇ!」 「い、痛い京太郎!抜きんさい!早く抜いてぇ!お願いだからぁ!」 「ええ!俺だって先輩の頼みを聞いてあげたいんですけどね……気持ちよくて出来ないんですよおっ!アーハッハッハッ!」 まこの叫び声に興奮したのか、京太郎は情け容赦なく腰の動きを激しくしていく。もはやこの男に人間の情というものは存在していなかった。 「んむうっ!?」 京太郎はまこの唇に自分の舌を差し入れ、彼女の舌を陵辱する。 まこと京太郎の舌が絡み合う水音と、まこのアソコと京太郎のモノから出される水音が淫靡な音楽の様に部屋中で響き渡る。 「い、いやぁ!こんなの……こんなの夢じゃあ!夢に決まっとるううう!」 「ところがどっこい…!これは夢じゃありません!現実です……残念ながらこれが現実!染谷先輩が今日、ここで……俺の性奴隷となる現実ですよ…アハハハハハハハ!」 京太郎は勝ち誇ったような笑い声をあげ、まこの精神をズタズタに引き裂いてゆく。 そして京太郎は溜まりに溜まった性欲をぶつける様にまこを責め立てる。 (こいつ……人間じゃない……鬼じゃ…!部長と比べものにならないくらいの悪鬼じゃあ!) まこは京太郎の本性にようやく気が付いたが、もはやこの状況にいたっては後の祭りである。 もし、このまま京太郎が部長や咲達にまで毒牙をかける事になったら―――まこの脳裏にそんな考えが浮かんだが、自分を襲う快楽と痛みによってすぐにかき消されてしまった。 「さーて、そろそろ……射精そうですけど……染谷先輩は膣内と外…どちらがよろしいでしょうかあ!?」 京太郎は腰を激しく振りながらまこの耳元でそう問い掛けた。 その言葉にまこは首を横に振って大きな声で答える。 「な……中はやめろぉ!出すなら外に、外に出しんさいいいい!」 「分かりました………では膣内に一杯射精してあげますよぉ!」 「い、いやじゃあああああああああああああ!」 京太郎は歪んだ笑みを浮かべると腰の動きを一層、激しくする。 最初から京太郎は膣内に射精するつもりであり、まこに問い掛けたのも彼女の心を陵辱するためのものであった。 「ああ、出る…出ますよ!たっぷりと受け取ってください!」 「やめろ、やめろお!もうやめてくれぇぇぇぇぇぇ!」 まこは力の限り叫んだが、その叫びもむなしく部屋中に響き渡るだけであった。 「お……おお…!出る!」 己の射精を感じ取った京太郎はまこの膣内の奥まで自分のモノを挿し込むと、一気に自分の精液を放出した。 「んああああああっ!中で……中で出されちょるうううううう!ひああああっ!」 自分のアソコの中を京太郎の精液によって汚されていく事に、まこは身体中をビクンビクンと痙攣させながら絶頂を迎えた。 「おお……ああ……すげぇ……膣内で…搾り取られていきやがる…」 「熱い………熱いよお…」 自分の子宮の中に京太郎の精液が注がれていく事に快感を覚えながらも、まこはポロポロと涙を流してしまう。 これが夢であったらどんなに楽な事か。しかし――京太郎の言うとおりこれは夢ではないのだ。 「ふぅ~!気持ち良かったですよ染谷先輩。いやー、初めてでこんなに感じるなんて……流石は麻雀部の副部長なだけありますねえ」 京太郎はまこの割れ目から自分のモノを抜き、近くに置いておいたティッシュペーパーで綺麗に自分のモノに付いた液体を拭き取る。 ゴボッ………… まこの割れ目から白い液体が大量に流れ落ち、床の上へと落ちてゆく。 「ワシ………なんでこんな事に……ああ…」 口をパクパクと動かしながらまこは天井を眺め続ける。 京太郎はそんなまこの姿にゾクゾクと興奮しつつ、セットしておいたビデオカメラを確認する。 「うん、バッチリ撮れているみたいで良かった良かった。これから部長や和達も撮影するかと思うと楽しみで仕方ないぜ」 京太郎はカメラを鞄の中にしまうとポケットの中から携帯電話を取り出した。 「さて、染谷先輩!記念撮影をしますよ~!ハイ、チーズ!」 携帯電話のカメラが撮影される音にまこは耳を貸す事もなく、涙を流し続ける。 もう、自分は逃げられないのだ――須賀京太郎という男から。この血も涙もない冷酷で残忍な男から。 「それじゃあ、縄をほどいてあげますよ染谷先輩。そこにあるティッシュは良かったら使ってください! ……もし、この事を麻雀部の連中や他の奴に話したら……その時は分かっているよな?」 「………………」 「返事なし、ですか……じゃあ、俺は帰りますから!これからよろしく頼むぜ……俺の可愛いマイペット」 京太郎は高笑いをして呆然と座りこんでいるまこの頭を優しく撫でると、胸ポケットからタバコを取り出してジッポーで火をつける。 「フゥー、一発ヤった後のタバコもまた格別……」 京太郎は煙を吹き上げるとまこを一人、部屋に残したまま教室を後にする。 「ううっ………ぐすっ……ぐすっ…」 薄暗い部屋の中でまこは一人、涙を流し続けていた。 「さてと…染谷先輩は完了っと。残るは四人だが……誰にしましょうかね」 京太郎は口にタバコをくわえたまま麻雀部員達の写真を手の上に広げながら歩き続ける。 竹井久、原村和、片岡優希、そして宮永咲。 京太郎は次は誰をターゲットにするかしばらくの間考え込んだ後、ある一枚の写真を除く三枚の写真をポケットに入れる。 「決ーめた、次はコイツにしようっと」 ターゲットを決めた京太郎はニヤリとほくそ笑むと、くわえていたタバコを捨てる。 須賀京太郎の欲望はまだまだ尽きる事はない―――。
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エキシビジョンマッチは三尋木プロがゴミ手を和了りその幕を閉じた。 和了った本人はあまりいい顔はしていなかった。 スタイルを崩して、年下の子供たちに肉薄されて焦ったからか。 しかし勝ちは勝ちだ。 だけど彼女は呟く、京太郎君の前で。 「プロにはプロの、大人には大人のプライドがあんのさ。」 「それと同様にあたしにもあたしのプライドがあんの。」 「だから最後の和了りはすっきりしないんだよね……」 「部外者にはさっぱりわっかんねーと思うけど。」 「でもよぉ、部外者なんて知らんしどうでもいいけど。」 「あたしは納得行かない。」 詰まらない和了りをしてしまった自分がいやだったのか。 でもそんなことよりなにより彼女は強い相手を求めている。 ひりつくような打牌を、ゾクゾクするような緊迫感を味わった人間は、その麻薬のような快感を忘れられないだろう。 一度味わった快楽を忘れられず、再び快楽に身を興じるためにまた求める。 強者とぶつかり合える幸せ、だから強者は渇望する。 「だから、また打とうぜ。」 「次はちゃんと坊主のことをコテンパンにしてやっからよ。」 ギラギラと妖しい光を宿した瞳で京太郎君を見ながら三尋木さんは再戦を求めた。 京太郎君も負けじと言い返す。 「次こそリベンジしてやる。」 「それも、中学のときの分も合わせてだ。」 「跳ねっ返りなやつは嫌いじゃないぜぃ。」 福路さんも照ちゃんも次を見据えて目標を決めているようだった。 二人とも「プロになってリベンジ。」ってところかな? いいね、そういうの。 エキシビジョンマッチも無事終わって大会が終わり、長野に戻る前。 初出場で女子団体、男女個人優勝したので取材やら何やら受ける破目になりそうなのでとりあえずホテルに皆を帰して休むように言った。 と言っても遊びたい盛りなのでおとなしくしているとは思えないけど。 こっちで出来た友達もいるだろうし、何より観光したいだろうに。 若さってすごいね。 それに比べて私のバイタリティは……考えるのはよそう。 そう思っているとプロの陣営と偶々遭遇する。 というかプロが集まってるところに私が意図せず入っちゃったと言った方が正しい。 赤土プロが私を誘っている。 ふと彼女を見て京太郎君達の楽しそうに打つ姿を思い出す。 彼女では私を楽しめないだろう。 今の彼女には私の食指は動かない。 多分もう、彼女は私には届かないだろう。 わりと期待していたのに。 瑞原さんも、三尋木さんも、赤土さんも。 打ったとしても多分私だけ楽しめない。 「無いものねだり」なんてしても意味無いので、このあと普通にお茶して帰った。 長野に戻る日。 私達は忘れ物が無いか確認したあと、泊まっていたホテルから出て帰ることに。 その道すがら色々と思うこともあって、私は感慨に耽っていた。 長野に帰ったら部長の竹井さんはまだ引継ぎがあるけど照ちゃんと一緒に引退だし。 それと交友関係も広がったね。 良いお友達がたくさん出来、携帯の番号やメールアドレスなどの連絡先を交換していた。 竹井さんは各校の部長さんとか対戦した人とか。 片岡さんも何だかんだ言って人懐っこいから人に好かれやすいんだよね。 染谷さんも染谷さんで実家が実家だから愛想はいいし。 京太郎君もおっぱいに関してのことを除けば紳士的だし、コミュニケーションとか取れるほうだから。 この間言っていたんだけど、京太郎君曰く。 「少々顔がよろしくなくても胸が大きいと許してしまうのが男の悪いところ。」 だそうだ。 君はおっぱいに騙されて変な方向に行かないように注意しなよ? まぁ色々とあったけどインターハイ優勝してよかったね。 え? 宮永姉妹? 宮永姉妹は……うん。 ご想像にお任せします。 長野に戻り、休みを挟んでからの初部活。 竹井さんが引き継ぎで次期部長を染谷さんを指定した。 そして副部長は京太郎君を指名する。 まぁ順当だよね。 だって咲ちゃんも片岡さんも部長って柄じゃないし。 染谷さんが部長になって初めての仕事をする。 「さぁ、練習じゃ。」 案外あっさりとした号令だった。 三年生二人が引退したからと言って別に打たないわけでもないので結局暫くは今まで通りだった。 時折チェスやオセロ、囲碁などをやりながら秋季の大会、所謂国麻や新人大会でうちの子が優勝したりしながら季節は過ぎ行く。 そんな折、進路指導の先生からお願いされた。 「あの、小鍛治先生。」 「宮永のやつの進路なんですけど……」 何で私に…… 本来だったら担任の先生に行くはずでしょ。 まぁ付き合いが長いのもあるんだろうけどさ。 そう思いながらも照ちゃんの出した進路希望表を見て愕然とした。 1.お嫁さん 2.お菓子ソムリエ 3.麻雀プロ あの子らしいと言えばあの子らしいと言えるけど、私は波のように押し寄せる頭痛に耐え切れず、思わずこめかみを押さえた。 「小鍛治先生……お願いします。」 進路指導の先生も心配はしてくれるけど私に問題を投げた。 でも確かにこれは文句も言いたくなるね。 何考えているんだろうあの子は…… 私は問い質す。 照ちゃんに。 お嫁さんとはなんだと。 「お嫁さんってのは結婚して永久就職すること……」 違う、そうじゃない。 というかそもそも照ちゃん相手いないじゃん。 「お菓子ソムリエも突っ込みたいけどお嫁さんって相手いるの?」 「京ちゃん。」 「「え。」」 「……え?」 色んな方向から聞こえた戸惑いの声。 そりゃそうだ。 だって先輩の進路希望に自分が関係してるとは思わないだろう。 「そうか、京ちゃんまだ15歳だった。」 照ちゃんが一人納得してるけど、違う、そうじゃない。 問題はそこじゃない。 とりあえず照ちゃんを説得するために言っておいた。 「照ちゃん、お菓子ソムリエなんて仕事はありません。」 「お嫁さんも相手の同意が無いとできないからね?」 「それにお嫁さんは兼業できるよ。」 「お菓子いっぱい食べたいなら麻雀プロでお金稼いでいっぱい食べようか。」 「健夜さんがそう言うならそうする。」 何とか説得できたみたいだ。 それにしてもこのこの将来が不安である。 下手したら私がこの子のドラフト(斡旋)先を決めないといけないのかと思うと眩暈がする。 何と言うか早く立派な大人になってほしい。 もう一方の三年生である竹井さんは既に進路が決まっている。 結構有名な大学に特待推薦である。 授業料などの学費免除などの好待遇だ。 照ちゃんも一応部活動による特待推薦を取れるのだけれどプロになるのだったら関係ないよね。 三年生が部活動から完全に引退して部員が4人になってしまった。 女子三人の男子一人。 う~ん、来年二人以上入らなかったらとてもまずいことになる。 インターハイに初出場にして優勝した栄えある清澄高校が『部員不足で個人戦にしか出れませんでした。』なんてなったらお笑い種である。 ……もしかして中学校の悪夢再びなのだろうか? また変な着ぐるみを着るのはごめんだ。 その日は珍しく残暑がぶり返したのか思うほどの暖かい日で、薄着でも汗ばむ気温だった。 私は職員室で書類に目を通していた。 その中で目に止まったものがある。 練習試合がどうのという話だ。 うちもインハイで優勝したのでこういうことに関してお声が掛かることが多くなった。 申し込みが来たのは白糸台、姫松、千里山、臨海、永水、新道寺に風越。 所謂強豪校と呼ばれるところばかりである。 しかも人数ギリギリのうちとは違って部員の層も厚い。 こっちとしてはありがたい話ではあるけど。 だけどそれにしても多い。 申し出があったところ全部と打つわけにも行かないし、ある程度絞らないといけないかな。 部室に行ったときどこと打ちたいか聞いて置こう。 部室の扉を開き質問をする。 「ちょっと皆に聞きたいんだけど。」 「今度他校との練習試合したいと思うんだけど、どこがいい?」 私はリストアップした高校の名前をホワイトボードに書いていって聞いてみる。 4人しかいないので話なんてあっさり纏まるはず。 だとおもったんだけどなぁ…… 「姫松とか良いんじゃないかな。」 「そうじゃのう……臨海がええと思うんじゃが……」 「私は新道寺だじぇ。」 「白糸台とかがいいんじゃないか?」 こんな感じで中々決まらない。 あーでもないこーでもないと決めあぐねていると染谷さんが私に聞いてくる。 「全く持って決まらんのう。」 「小鍛治先生、最終的には誰が決めるんじゃ?」 「全員の意見を聞くって言っても限度があるじゃろうて。」 「う~ん、決まらないんだったら私の独断と偏見で決めてもよかったんだけど……」 「本来なら部長である染谷さんが決定権をもってるんだよ。」 私がそういうと染谷さんは少し考えて周りに聞き出す。 「全員が推す高校とその理由を聞きたい、まずは優希、おんしからじゃ。」 「新道寺女子だじぇ! 理由は花田先輩がいるからだ!」 「……優希らしい考えじゃな。」 「まぁ気心知れた人間と打つのも悪くは無いかも知れんの。」 「次、咲はどうじゃ。」 「あ、はい、私は姫松いいかなって。」 「私と当たった末原さんだっけ……が結構強かったですし。」 「ふむふむ、なるほどのう。」 「じゃ、副部長はどうじゃ?」 「俺の意見としては白糸台ですね。」 「どこも名門校ですけどインハイで出てきた三年生は既に引退しているはずですし。」 「京ちゃんにしては意外とまとも。」 「なんだとこのやろう。」 「いはい、いはい。」 京太郎君に茶々を入れた咲ちゃんがほっぺたを弄繰り回されている。 染谷さんが続きを促すとほっぺたを弄りながら説明を続けた。 「永水、千里山、新道寺、姫松はインハイに出た5人中3人が三年。」 「多少層が厚いからといってその3年生より強いのがくるかと言ったら望み薄っすよ。」 「風越は近いから割と行けますし。」 「実力的に優希に合わせるとしたら白糸台あたりがいいと。」 「おっぱいもあるし?」 「う~ん、咲。」 「俺は今真面目に言っただろう?」 「でもおっぱいでしょ?」 「それならちゃんと永水や姫松を選ぶって。」 「あそこビッグスリーの二つだし。」 「そこをあえて我慢したんだ。」 「流石に私欲で選ぶわけには行かないからな。」 「副部長としてそれなりに考えているってわけじゃな。」 「そうかそうか。」 「では東京辺りかのう……いっそのこと大阪・東京・長野・九州でぶつかるのもありじゃのう。」 そう言いながら染谷さんはケラケラ笑ってた。 流石に全部と当たるのはキツイって。 まぁさっき言ってた通り、順当なところで東京かな。 東京の高校に話を通して日程を合わせておく。 週末土日に合わせて白糸台と臨海女子にと練習試合と行こうじゃないか。 あ、そうだ。 大阪と九州にお断りの電話入れないと。 久保さんにも一応話さないとな~。 週末の金曜になり、放課後を迎えると部員を車に乗せて東京まで向かう。 今回はホテルに泊まって土日で白糸台と臨海女子を回る。 ちなみにホテルを取るときに全員同じ部屋でいいかなと?と冗談で聞いたら案外あっさりOKが出てしまった。 ただ京太郎君がデリカシーが無いと反対したので男女別々の部屋にした。 でもはっきり言っちゃうと間違いなんて起きそうに無い面子だけど。 翌日となり私と染谷さんで全員を叩き起こして身支度と朝食を済ませる。 そのあと出発するのだけど今回はまずは白糸台に向かう。 ここにはやたらと多くの人数の部員が所属している。 今現在私達は一軍が居る部室に案内されてはいるものの完全におのぼりさん丸出しである。 照ちゃんほどふてぶてしいのなら問題ないのだろうけど部員達は浮き足立っていた。 やはりなんだかんだ言ってあんな三年生でも精神的な柱になっていたんだろうね。 数少ない具材から人参と牛蒡が抜けたのは痛い。 おかげで今あるのは豚肉・葱・蒟蒻と味噌・大根である 葱は染谷さん、大根は京太郎君。 味噌は色んな意味で私。 残った蒟蒻と豚肉が誰かは推して知るべし。 対して相手側は通称虎姫と呼ばれるチーム。 チーム豚汁対チーム虎姫。 名前だけ聞いたら明らかにこっちが弱そう。 一軍、チーム虎姫の居る部屋の扉を開けるとそこには金髪の子が居た。 手にはペロペロキャンディを持ってポージングをしている。 「ふははは、良くぞ来たな清澄の!」 「だがここまで来たことを後悔させてやる!」 何でこの子は悪役風なんだろう…… そう思いながら呆気に取られているとこちらの突撃弾頭が反応してしまった。 「おのれ魔王! 両親の敵は取らせてもらうじぇ!」 「ふっふっふ、どこからでも掛かってきなさい!」 あほの子だ。 間違う事なきアホの子だ。 片岡さんと大星選手が何かやっている傍らからベリーショートの少女が出てきた。 その子がこちらにやってきて挨拶をしてくる。 「すいません、うちの淡が馬鹿なことをして……」 「ええよ、うちの一年も同じようなもんじゃから。」 「っと、その前に挨拶せんとな。」 「清澄高校麻雀部部長、染谷まこじゃ。」 「今日はよろしくおねがいします。」 「あ、申し遅れました、白糸台高校麻雀部の部長やらせてもらっています、亦野誠子です。」 「こちらこそよろしくお願いします。」 ぺこぺこと二人とも頭を下げて挨拶をする。 何か二人とも苦労人の雰囲気してるよね。 ……まぁ誰にでも悩みはあるよね。 片岡さんと大星選手を止めるために京太郎君が向かうことになった。 だが相手側も同じことを思ったらしく、大星選手を止めるために一人向かっていた。 ピンクの頭髪に大きな胸がトレードマークの原村選手だった。 「もう、淡? お客様が来たのですから少しは大人しくしてなさい。」 「えー? ノドカってば堅いよ。」 「こういうときこそもっとノリよく行こうよ。」 「まったくもう、すみません私の友人が粗相をしました。」 「いやいや、気にしてないよ、それにこっちも悪乗りしてたし。」 「私も気にしてないじぇ!」 「むしろお前は気にしろ!」 何か向こうの一年生とも仲良くなってるみたいだ。 若干京太郎君の目付きが怪しいけど同性の私でも気になるサイズではある。 そのあと咲ちゃんも混ぜて一年同士で会話している横で部長同士が会話をする。 亦野選手が染谷さんに出した提案。 「ところで練習試合の形式なんだけど……こちらは四人、そちらもちょうど四人。」 「ちょうどいい人数だから2-2で卓に着くというのはどうかな?」 「それでええよ、コンビ打ちかどうかそいつらに任せるがな。」 「おーい、一年生、これから練習試合始めるから切り替えんさい。」 「「「はーい。」」」 染谷さんの言葉にいい返事を返す一年生達、どういう組み合わせで当たるかな? といっても結構時間あるから色んな人と打てるはずだけど。 交流が始まるのだが、その前に組み合わせを考える。 まずは京太郎君と咲ちゃん、これはコンビネーションが高くてどうしようもないだろう。 一人一人のレベルが高いのにこの二人が組んだらもうどうしようもない。 2(白糸台)VS1VS1なら何とかなるかもしれないけど。 次に片岡さんと京太郎君、実はオカルト面で非情に相性が良い。 前半しか持たない片岡さんにスロースターターの京太郎君。 単純に稼ぐならこれでもいいんだけど相手が焼き鳥になりかねない。 となると染谷さんと京太郎君かな。 打ち方はえげつないけど精神的に負担は少ないし試合後は気遣いもできる。 うん、これがいいかな。 私は残った二人に対して全力で目を背けて決定した。 「京太郎君、染谷さん、卓に入って。」 「うっす。」 「わかりました。」 私の合図で京太郎君と染谷さんが動き出した。 それを見て相手側の部長さんも動く。 「じゃあこちらは私と……淡がいいか。」 「あんたたちなんてけちょんけちょんにしてやるんだから!」 とインハイの個人で咲ちゃんと照ちゃんにぼっこぼこにされた大星選手が勢いよく言っている。 威勢がいいのはいいけど足が完全に生まれたての子鹿みたいなかんじなんですけど大丈夫ですか? 試合が始まると先程とは打って変わって緊張感がある空気になった。 最初は小手調べかと思われた。 いきなり飛ばしてもつまらないだろうし。 しかし構わず全力で行った者が一人。 「淡ちゃん立直!」 大星選手のダブル立直。 しかも京太郎君達の手を見る限り『絶対安全圏』もセットのようだ。 そしてそれから五巡後、更に大星選手が動く。 「槓!」 自摸った牌を暗槓してドラを増やす。 そして次順、次の山に入ったところで大星選手が和了った。 「ツモ、ダブリー裏ドラ4! 3000・6000!」 京太郎君と染谷さんが感心したように見ていた。 大星選手の全力のオカルトを見て面白いと思ったのだろうか。 続いて東二局、大星選手の猛攻が続く。 「またまた淡ちゃん立直!」 そして次の山に入る前に。 大星選手は暗槓する。 「槓!」 そして次の山に入ると。 大星選手が和了る。 「ツモ! ダブリー裏4! 3000・6000!」 大星選手はすごくドヤ顔で和了り宣言している。 「インハイ優勝校って言っても淡ちゃんに掛かれば大した事無いね。」 あ、こいつ調子に乗ってるな? というか準決勝敗退してる時点で負け犬の遠吠えにしか聞こえない。 京太郎君がそれを聞いて言い返す。 「大星、余り嘗めないほうがいいぜ。」 「染谷先輩が本気出したらあっという間に終わるんだぞ!」 おい、やめろ馬鹿。 この対局は早くも終了ですね。 というか引き合いに自分ではなく染谷さんを出すのはどうなんだろう。 そこは格好良く自分の力で勝ってみせるぜ的なことを言おうよ。 そして結果だけが残る。 染谷さん+35300点。 京太郎君+40200点。 大星選手+8300点。 亦野選手+16200点。 ダブリーしたことによって防御が薄くなったところに突き刺さる。 『大星選手はダブリーしてから山を越すまで和了らない。』 ここがキーポイントである。 詳しいことはある程度省くけど要は『賽が8以上なら勝てる。』と言うことだ。 立直と能力にしがみついた結果がこれ一足早く言うべきだったな?お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ? そして今、当の本人は下唇を出して剥れている。 そこを宥めて賺して機嫌を直す京太郎君と染谷さん。 後輩が粗相をして凄く申し訳なさそうな亦野選手。 高校百年生とか言う割には小学生並みの精神年齢だ…… 第一戦目が終わり、二戦目の組み合わせになる。 二戦目のこちらの組み合わせは京太郎君と咲ちゃん。 相手側は渋谷選手と原村選手。 京太郎君が爽やかに挨拶すると相手方も返してくれる。 しかし気になるのは京太郎君の視線の所在。 原村選手の胸はかなりおおきい。 渋谷選手も原村選手ほどではないけど中々のサイズである。 立てばブルン、座ればボヨン。 歩く姿はボインボイン。 京太郎君の目線が若干上下に揺れる。 これはアウトと言えるのだろうか? 咲ちゃんの米噛みには浮き筋が立っていた。 黒か白かで言うなら松崎しげるである。 親の仇を見るよう目で咲ちゃんは対局者を見ていた。 胸が大きければ偉いってわけじゃない。 それを証明するが如く咲ちゃんは和了る。 京太郎君も対局が始まるとちゃんと雀士の顔になる。 原村選手は前に見た通りペンギンのぬいぐるみを抱きながら打つ。 渋谷選手は眉一つ動かさずお茶を啜っている。 局が進むたびにヒートアップしていく。 原村和がリアルでのどっちモードになる瞬間。 京太郎君と原村選手のスピード勝負。 咲ちゃんと渋谷選手の刈り取る対決。 だけど悲しいかな、地力が違った。 各々の対決は清澄に軍配が上がる。 一位になった咲ちゃんが小さく声を漏らしている。 「悪は滅した。」 乳・即・斬である。 と言っても相手側は何とも思ってないようだけど。 さすがクッションある人は違いますね。 だが原村選手や渋谷選手が対局終わりに挨拶しようとした時、事件が起きる。 「「「「ありがとうございました。」」」」 「あ!?」 「!?」 それは原村選手が挨拶するときに頭を下げて戻すと、はち切れんばかりのバストが衣服に負荷をかける。 ブツンと言う音。 冬服のブラウスのボタンが飛んで京太郎君の顔面に直撃したあと、跳ね返ったボタンが咲ちゃんのほっぺにぶつかって落ちた。 ボタンが飛ぶなんて初めて見た…… 「す、すみません!」 「怪我は無いですか!?」 「ははは、大丈夫だって。」 「私も大丈夫だよ。」 「すみません……」 二人とも笑顔で返していたけど咲ちゃんは目が笑ってなかった。 そのあとも入れ替わり立ち代わりで打っていたけど概ねこちらが勝っていた。 さすがに2:2でずっと打つのもなんなので3:1で打ったり逆に1:3で打ったりもしていた。 大星選手・渋谷選手・亦野選手・染谷さんで打ったり。 京太郎君・咲ちゃん・片岡さん・原村選手で打ったり。 大体そんな感じだった。 一頻り打つと休憩に入る。 京太郎君と片岡さんがぐいぐいと咲ちゃんを巻き込んで白糸台と仲良くなって行く。 コミュニケーション能力高い、私も少しは見習わないとなぁ…… そう思ってから早く、既に幾数十年である。 「でねーその時ノドカってば……」 「淡!? その話はやめてっていってるじゃないですか!」 「え~? ノドカの面白エピソードは笑いが取れるのにー。」 「私は笑えませんよ!」 「私はその話が気になるじぇ!」 「のどちゃんもどんどん曝け出すんだじょ!」 「優希まで……んもう!」 「ははは、和って印象より可愛い性格してるんだな。」 「京ちゃん、そんな言い方したら失礼だよ?」 「わりぃわりぃ。」 「いえ、よく言われますから気にしてないですよ。」 と、こんな感じに気付けば打ち解けあって談笑していた。 すっかり一年生達は仲良くなっている。 一方二年生は完全にまったりモードに入ってお茶を啜っている。 学年は一つしか違わないはずなのに何でそんなに老け込んでいるんだろう…… 日が後半に入り、腹ごなしに私も時々参加することにした。 一応他校の教職員であるとは言え、指導してはいけないとも言われて無いので問題ないはずだ。 私の卓に一緒に打つ人は結構限られていた。 染谷さんと片岡さんは完全に敬遠状態。 入る気はさらさら無いといった感じか。 京太郎君と咲ちゃんは打ちなれているせいか変わりばんこに入ってたりしていた。 「結構私って人気者なんじゃないかな?」と勘違いして調子に乗りそうなる。 指導のとき、白糸台の選手は私の言うことに耳を傾けて実践していた。 素直なのはいいことである。 一日の最後に締めの一局を打つことに。 卓に着いたのは亦野選手・原村選手・京太郎君に私だった。 二人とも私から言われたことを守って打っている。 順位は亦野選手がラスだったけど。 原村選手が終わりの際に凄い笑顔でこう言った。 「今日は最後に楽しく打ててよかったです。」 「ああ、俺も。」 「……うん、そうだね。」 「?」 原村選手の言葉を受けた亦野選手の表情が翳っている。 それを見た私と京太郎君の頭に疑問符がついたけど答えは出ない。 原村選手は続ける。 「最後に良い思い出ができました。」 「高名な小鍛治プロと打てましたし、良い友達も出来ました。」 「和、最後の思い出って?」 「その、実はですね……」 「私、麻雀部を辞めようかと思うんです。」 「前から父に麻雀部より勉強を優先しろと言われてまして。」 「その時に、実は父と約束していて……インターハイで勝ったら麻雀を続けて良いって……」 「でも、個人戦でも、団体戦でも良い成績は残せませんでした。」 「だから私は……」 成り行きとは言え込み入った事情を話すけど徐々に消え入りそうになって行く原村選手の声。 亦野選手は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。 今の白糸台の部長は彼女だ、恐らく事情は聞いているのだろう。 京太郎君が何を思ったのか原村選手に声をかけた。 「……和の羽は綺麗だな。」 「……え?」 「和が打つとき……飛ぶときに、俺には綺麗な羽が見えた。」 「白くて、光った羽だ。」 「でも……飛べなかったんです、私……」 そう言った原村選手はぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた。 まるで自分の無力を押し殺すように。 京太郎君はなおも続ける。 「ああ、綺麗な羽なのに、傷一つ無い羽なのに飛べてなかったな。」 「……何が言いたいんですか?」 「なぁ、エトペンって知ってるよな?」 「はい、大好きなんです。」 「小さい頃はよく絵本を読んでいました。」 「そうか、だったら話は早いな。」 「ペンギンだったけどエトペンは飛ぼうとしていたぞ。」 「例え自分が飛べない鳥だとわかっていても。」 「ペンギンが綺麗な嘴に憧れて、足掻いていた。」 「和は立派な羽があるのに足掻かないのか?」 「私は……」 「足掻かないで後悔するより足掻いて後悔しろよ。」 「俺はずっとそうしてきた。」 「そしてこれからもそうする。」 「決めるのは原村和だ。」 「決めるのは俺でもない、周りでも親でもなくて、和自身だ。」 「私は……」 戸惑った原村選手が俯いてしまった。 だけど京太郎君は構わずまっすぐ原村選手を見据えて問いかける。 「敢えて俺は聞くぜ……原村和はどうしたい?」 「私は……」 「私は、麻雀が打ちたい。」 「例え父に反対されても、私は麻雀を打ちたい。」 「なんだよ、答えが出てんじゃねぇか。」 一つの決意をした原村選手に京太郎君はすぱっと言う。 「ええ、こんな簡単な答えが引き出せなかったなんて……」 「亦野部長、この間の退部届けですが……」 「ああ、これね。」 そう言って亦野選手が取り出した一つの封筒。 亦野選手は原村選手に渡して言い放つ。 「これは返すよ、破って焼却炉にでも入れちゃいな。」 「はい、面倒おかけしました。」 「いいって。」 亦野選手は笑って言っていた。 原村選手が京太郎君に向き直って宣言する。 「今日はありがとうございました。」 「でも次に会うまでにはもっと強くなって清澄に勝ちます。」 「おお、言ってくれるな。」 「だけどうちの女子はかなり強いぞ?」 「ええ、わかってます。」 「でも挑戦者の立場って燃えるじゃありませんか。」 「それには同意できるな。」 「それと……」 「貴方にも勝ってみせますよ。」 「負けっぱなしは悔しいですから。」 「おう、いつでも受けてやるよ。」 二人の爽やかなやり取り。 お姉さんにはちょっとフレッシュすぎて付いていけない。 「また来なさいよ!」 「また来るじぇ!」 片岡さんと大星選手はそんな別れの挨拶をしていた。 白糸台との練習試合を終えて疲れのたまった体を動かしホテルに引き上げる。 今日は中々に楽しかった。 一人の麻雀少女を救ったし気分もいい。 今夜はいい夢が見れそうだ。 明日は臨海女子と練習試合だ早めに就寝しておこう。 朝になり全員に朝食を取らせて支度させると臨海女子に向かう。 今更ながらではあるけど女子高に京太郎君を連れて来てよかったのだろうか? しかも相手はあのアレクサンドラ監督である、警戒しなくては。 女子高だから大丈夫だとは思うけど京太郎君にも目を配りながら臨海女子の部室まで向かう。 部室までの道をずんずん進み、戸を開けるとそこに待っていたのはパーティの準備をしている浮かれた外国人4人だった。 「……間違えました。」 「Stop! Just a moment!」 「これは貴方達を歓迎するために用意したんですよ!」 「やっぱり受けが悪かったね。」 「ね。」 「え~……」 パーティーキャップを被ったアレクサンドラ監督が部員の槍玉に挙げられてるところを他所に片岡さんは色々と料理を見ている。 何故料理を用意してあるのか、何故それを食べようとしているのか、何故京太郎君にタコスを作らせて振舞おうとしているのかは理解に苦しむ。 「えっと、とりあえず挨拶をしておきます。」 「顧問の小鍛治健夜です。」 「質問、プロって稼げるの?」 「トップランカーなら稼げるよ。」 「国内だけなら年で1000万くらいだけど世界や大きいタイトルでなら億は簡単に稼げるからね。」 と不意に聞かれた質問に答えるとそこには指折り数える少女が居た。 彼女は確かネリー選手だったはずだ。 何でもグルジア出身でお金が必要らしい。 グルジアって確かスターリンの出身国だっけ? 世界中のあちこちに行く機会は多いけどあんまりわからない。 そのあと私達は軽く自己紹介して練習試合をすることにした。 「こっちは今三人しか居ないので足りなかったら私も入ることにする。」 そういうアレクサンドラ監督の目にはどこか楽しげな光が宿っていた。 私は用意されたお菓子を食べながら観戦していた。 京太郎君と咲ちゃん、ネリー選手と臨海監督が入っている。 もう一方の卓は染谷さん・片岡さん・ハオ選手・雀選手が入っている。 というわけで私は今絶賛暇中である。 コアラのマーチを食べ終わると次のお菓子を開けてまた観戦。 咲ちゃんたちの卓を眺めながらお菓子を食べる贅沢。 正直ネリー選手にはキツイ卓だろうね。 監督さんはプロレベルの腕前っぽいし。 京太郎君も咲ちゃんにもいい経験だけど監督さんの目が野獣の眼光のそれである。 よかった、外国枠だからと言って森の妖精が乱舞しなくて。 あ、このお菓子おいしい、今度照ちゃんに買って行ってあげようかな。 そのあと特に面白くもなく対局は終わる。 実力がハイレベルな卓は一方的な搾取が始まり、ネリー選手はいいカモとなっていた。 誰が最初にネリー選手をトばすかの黒髭危機一髪のチキンレースである。 ちょっとかわいそうだけどこれ勝負なのよね。 もう一方の卓は染谷さんが一位で片岡さんが三位。 流石ランカーと言えばいいのか、うちの子相手に雀選手は二位であり、一方のハオ選手はラスを引いている。 若干涙目のハオ選手は「中国麻将なら負けないのに……」と呟いていた。 残念、ここは日本だ。 振聴も立直もあるんだよ。 私からしてみれば特筆すべき点はなかったけどそれでもお互いの生徒にはいい経験になったであろう。 帰りの際、アレクサンドラ監督が京太郎君に声をかけた。 「ねぇ、キョウタロウだっけ?」 「君、強くなりたい?」 「ええ、それは勿論。」 「強くなりたいなら餓えるべき。」 「そして食べたものは必要なところにまわす。」 「ただそれだけ。」 「精々餓えなさい。」 「……肝に銘じておきます。」 「出来るだけ気高く餓えるように。」 とはいえ京太郎君は既に餓えている。 三尋木さんと打ったあのときから。 そういえばアレクサンドラ監督は貪欲だけど胸やお尻に脂肪が回らないって聞いた。 私と違ってスレンダーだなぁ…… 白糸台、臨海女子と練習試合をして長野に戻ることにした。 今回の遠征で目標や成すべきことを見つけられているなら及第点と言ったところか。 既に私の教え子兼君達の先輩達は目標を見据えているよ。 そして長野に戻って少しするとブラックデーがやってくる。 そう、11月7日である。 私はこの日で瑞原はやりプロと同年齢になってしまった。 いや誕生日迎える度に同じ年齢になるんだけどさ。 でも瑞原はやりプロが事務所の方針とかで23歳と名乗るなら私も必然的に23歳を名乗って良い訳で。 ちなみになぜ23歳かと言うと流石に17歳は厳しいけど23歳だったら「あれ? 事務所でそういう風に言えって言われてるのかな?」って思われるかもしれないし。 まぁなんなら27歳(と12ヶ月)とか26歳(と24ヶ月)とか名乗ればいいんだし。 ああ、そういえば京太郎君や宮永姉妹が祝ってくれたよ、「28歳の誕生日おめでとうございます。」って…… 三桁超えた頃から考えちゃいけないと思った。 それから更に暫くすると正月がやってきて、お年玉と称して麻雀を教え込んでおいた。 照ちゃんは確実にこのあと役に立つからいいでしょ、プロコース一直線だし。 プロコースと言えば福路さんも進学ではなくプロに進むらしい。 この間の25日に教えてくれた。 え? クリスマス? 何それおいしいの? 更に時節は進み迎える2月2日。 私が今回用意したのは新しい巾着袋とマフラーである。 もう毎回こんな感じになりそうで怖い。 だって男の子って何が好きなのかわかんないんだもん。 まぁ京太郎君が喜ぶならそれでも良いのかな? そしていつかは迎える卒業式。 照ちゃんと竹井さんは卒業生として。 一年生二年生の後輩は在校生として。 一年間とは言え、竹井さんとお別れは結構寂しいものである。 竹井さんのことだし進学先でも上手くやるとは思うけど頑張るんだよ。 照ちゃんは福路さんと同じところだってさ。 悪い人に騙されそうな福路さんに。 お菓子に釣られてどこか行きそうな照ちゃん。 お互いで穴を埋めてくれればいいんだけど。 それでもどうしようもないなら私が何とかするよ。 同じ事務所だから。 皆が一年繰り上がり、染谷さんは上級生として。 咲ちゃんたちは二年生として後輩を迎え入れることになり。 そして照ちゃんと福路さんは佐久フェレッターズで新入りとして働くことになる。 今回のミッションは進入部員をなんとしても迎え入れることである。 最低でも女子二人。 でないと女子団体が出場すら出来ない。 大丈夫、今回は中学の時とは違って片岡さんと染谷さんが居るんだ! きっと進入部員が入れ食いに違いないよ! 笑うがいいさ。 見事に惨敗した無様な女の姿を笑うがいいさ! 笑えよ…… とは言え一応新入部員はきてくれた。 加藤ミカに室橋裕子、片岡さんの後輩。 元々先輩を追っかけてきたので清澄に入る予定だったらしいし確定事項だったとの事。 あ~……よかったよ~…… 京太郎君と咲ちゃん話している。 「あー、よかったー。」 「今年は中学のようなことにはならなくて。」 「そうだな。」 「京ちゃん余り嬉しくなさそうだね?」 「新しく出来た後輩が嬉しくないの?」 「男子が一切入ってこないことを考えなければ嬉しいかな。」 「結局俺は去年同様団体戦出れない。」 「京ちゃんのレベルならワンマンチームになっちゃうよ。」 「かもな。」 「でもたまには咲たちと同じ目線に立ってみたいよ。」 「そんなものなの?」 「ああ、そんなもんだよ。」 京太郎君、個人戦確定です。 でもね、無理だよ。 男子で団体戦なんて。 男子で麻雀やってる子は別のところに行くだろうし。 そもそも去年の暴れっぷりを見るにハードル高く感じちゃうだろうね。 そんなこんなで新しく入った加藤さんと室橋さんを迎えて新たに始動である。 っとその前に歓迎会をしなくちゃ。 皆が仲良くなるのにはコミュニケーションだよね。 だから歓迎しよう、盛大に。 加藤さんと室橋さんを固定で歓迎卓を始める。 最初は部長の染谷さんに二人の先輩の片岡さんが入る。 見た感じ、加藤さんの打ち方はオーソドックスな打ち方。 室橋さんはやや染谷さんに近い感じだろうか。 片岡さんのロケットスタート、染谷さんの老獪な打ち回し。 それを相手にどこまでやれるのかな? 片岡さんが逃げ切り一位。 染谷さんが余力を残して連帯二位。 加藤さんは三位で室橋さんはラス。 戦力差に圧倒的な開きがある。 片岡さんは元々オカルトがあったとは言え、ある程度打てていたけど弱かった。 今でも計算処理は怪しいけどそれでも一年前から比べて相当に地力を上げている。 片岡さんは負けん気が強いから同年代の周りの存在に触発されて居たのも要因だろう。 染谷さんのほうは膨大な牌譜を覚えていてそれを元に打っている。 だからこそ私は去年に初心者の打ち方や特殊な打ち方を模倣して染谷さんに覚えさせた。 それにプラスして人の対応の仕方にあわせてこちらが打ち方を変えるという芸当を教えている。 今では染谷さんの打ち方も様々な方法になっている。 要は二人は強くなった。 それも一年前とは比べるまでもなく。 新一年生さんたちは圧倒されて手も足も出なかったって思っているようだ。 でもね、これからだよ? 私の愛弟子二人は更に格が違うから。 それを肌で体感しなさい。 多分二人はAランクのプロではどうにもなら無いレベルだよ。 対局はあっさりと終了。 東3局で室橋さんのトび終了だった。 「「ありがとうございました」」 「くっそー……咲に負けた。」 「まぁそんな簡単に負けるわけには行かないからね。」 「京ちゃんが加速しきる前に勝たせてもらったよ。」 私は新入生に声をかけた。 負け癖をつけてもらっては拙いけどしっかり自分の実力を見定めてもらわないとこの先生きのこれない。 「室橋さんに加藤さん、打った感じどうだったかな?」 「これが全国レベル……なんですね……」 「私達に務まるんでしょうか……ここの部員が。」 「う~ん、二人とも片岡さんの事知っているよね?」 「はい。」 「貴方達もやる気と練習を積めば片岡さんレベルにはなれるよ。」 首肯した二人に対してあっさりと言ってのけてあげた。 しかし私の言葉を受けても尚、俄かには信じられないのか戸惑っていた。 そういうときにフォローを入れてくれるのが先輩方である。 「大丈夫じゃ、優希なんぞ未だに計算が怪しいからのう。」 「そうそう、優希なんて俺が作ったタコスが無いと弱いしな。」 「そうだよ、優希ちゃんは入ってきたとき初心者と大して変わらないのに猪武者なんてあだ名で……」 「なんで私ばっか集中砲火食らってるんだじょ!?」 「ふふふ。」 「あー! 笑いやがったなお前ら!」 「すみません!」 室橋さんも加藤さんも笑っている。 そしてそれを弄る片岡さん。 思った以上に仲がよくなるの早い。 やばい、私がむしろやばい。 コミュ力足りてないのばれちゃう。 咲ちゃんもこっち側の人間なのに京太郎君という楯があるからかコミュ力のなさが表立っていない。 完全に私ぼっち…… 今までを思い起こすと今更だった。 ある日事務所に行くと社長が頭を抱えていた。 一体何事かと思ったら福路さんが教えてくれた。 「社長うんうん唸ってるけどどうしたの?」 「あ、何でも今度の団体戦のオーダーに悩んでいるようでして。」 「それで監督(社長)は小鍛治先生が来るまで待ってたんです。」 「ふ~ん、なるほど。」 「わかった、社長にちょっと話してくるね。」 「あと、福路さん。」 「はい?」 「ここで小鍛治先生はやめようよ。」 「あら、すみません、中学の時の癖がつい。」 「でも、私の中では小鍛治さんが今でも麻雀の先生なのは変わりませんから。」 「……その厚意は受け取っておくね。」 うん、悪い気はしないけど一途って言うより結構重い子だった。 照ちゃんのお世話なりなんなりしてるから『ダメな子育成機』な部分が目立ってたけど結構重い。 あとおっぱいもおもい。 そのあと私は社長の元に行ってオーダーの進言しといた。 先鋒・照ちゃん、中堅・福路さん、大将・藤田さん。 次鋒と副将は適当に入れてって言っておいた。 ちなみに私はこの間(咲ちゃんたちが一年生のとき)のオリンピックで派手に暴れたので少しお休みである。 そういえば何故か私は靖子ちゃんのことを「藤田さん」と呼んでいる。 それには理由があるのだけれど、私は元々知り合いだったけれどこっちの靖子ちゃんは私との面識は無いから「藤田さん」と呼び始めてそのままなのである。 そういえばいつだったか本で読んだんだけど…… 下の名前で呼べるようになったらお互いの親密度があがっている証拠なのでアタックしてみましょう。 というもの。 あれはうそだよ。 一回試してみたけど見事にお見合い失敗したもん。 というか思い出した。 どこかで読んだと思ったら私が昔書いた本のネタだった。 私は過去の私に騙された! それから数日して部活でこんな話が出てきた。 それは折りしも偶々染谷さんが家の手伝いでいなかった日だった。 そんな時京太郎君が卓に入って打っているメンバーを傍から眺めながら私に言ってきたのだ。 「合宿、しませんか?」 「もしかして去年と同じように?」 「ええ、去年県予選前に合宿所に行ったじゃないですか。」 「だから今年も行っておきたいなって。」 「ミカやムロの強化もしないといけないだろうし。」 その言葉が出た瞬間加藤さんと室橋さんが肩をピクリと動かしていた。 びっくりしすぎでしょう。 「染谷さんには?」 「部長はそろそろそんな時期かと言ってました。」 「というより言いだしっぺは部長です。」 「そっか。」 「じゃあ県予選前合宿しようか。」 私がそう言うと室橋さんが小さく言った。 「遺書書いておかないと……」 何もそんなに悲観しなくても…… そして来る合宿の日、荷物と部員を学校の車に詰め込んで出発。 引率をしている顧問ですが車内の雰囲気が最悪です。 片岡さんが京太郎君にイチャイチャ漫才しかけて咲ちゃんが泥棒猫役でキレかけている。 新一年生は萎縮しているし染谷さんは我関せずを貫いている。 何より空気を最悪にしてるのは甘ったるい漫才の雰囲気を当てられてイライラしている私だった。 更年期はまだ来てない。 あと月の物でもない。 ただちょっとイラッて来てるだけ。 京太郎君は片岡さんじゃなくて私に構うといいよ。 それと小鍛治健夜は絶賛彼氏というか旦那さん募集中です。 部員の中に「家事が得意で年上OKで浮気癖やDV癖も無くてそんなに理想も高くなくてフリーのイケメン」の知り合いはいませんか? もし知っていたら私に教えてください。 小鍛治健夜(28)は今丁度、熟れ時ですよ。