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5年目の勇者部 加賀城雀 CV 種崎 敦美 ステータス ※ステータスの数値は初期値になります。 型 属性 レア度 HP ATK 踏ん張り 速度 CRT コスト SP 近接型 黄 SSR 5040 3890 S- A D+ 24 28 リーダースキル アルフレッド 近接型勇者のATK+25% 必殺技 執事の大盾 種別 効果 ゲージ 技再使用時間 敵移動停止 10秒間敵全体を移動速度 1 15秒 アビリティ ウィ~マドモアゼ~ル! 発動条件 効果 痛恨 被クリティカル時、10秒間仲間全員のダメージカット4000 神花・覚醒 神花/覚醒時 獲得精霊 初回神花 二回目回神花 三回目神花 四回目神花 SR波山(黄) 一定覚醒値報酬 必要覚醒値 5 SSR波山(黄) 全開突破報酬 SR波山(黄) 最高級技うどん玉x15 神花解放 段階 必要コイン 必要属性結晶 上限Lv30 8,000 黄の欠片x7 上限Lv50 - - 上限Lv70 - - 上限Lv99 - - 上限Lv150 2,048,000 勇気の結び目・魂x1 勇気の結び目・絆x1 勇気の結び目・花x1 ボイス 1 - 2 - 入手方法 イベント2022年「6月 5年目の勇者部」交換所ラインナップ(5周年記念メダル・金20000個) 5周年イベント10連チケットガチャ 名前
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勇者の失踪 2008年11月3日ガリベン ◆5jF86izgKQ & サンショウウオ ◆B63gYKJKEY 2008年10月2日ポポ ◆LjZgviCI4Y 2008年10月27日ガリベン ◆5jF86izgKQ 2008年7月9日雪 ◆yu4XBLJNds
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第2部終章-第一幕- マキナ戦役事後処理(前編) 第二十章-第五幕- 第2部終章-第二幕- デウス=エクス=マキナとの死闘を終えた勇者軍主力部隊は、 虚しくも散っていった宿敵、ネイチャー・ファンダメンタルの幹部達を 強敵と認め、手厚く埋葬し、そして各々の生活へと戻っていった。 失われた平和を少しでも享受しようとでもするかのように―― ゼクウは、故郷であるバイオレット・ヴィレッジの崖に佇む。 そこでジッと滝を見つめ、物思いに耽っているようにも見えた。 「……」 びしゅっ!! すると、ゼクウの居場所へ棒手裏剣が叩き込まれる。 勿論、そんな粗雑な攻撃に当たるゼクウではない。 「……!」 手裏剣の飛んできた方向へ、逆に手裏剣を叩き込む。 「……む!」 その刺客と思しき人物も、また巧みに、しかしゼクウよりは いくらか余裕をもって、全部回避してみせる。 「……ゼクウ……腕を上げたな……?」 戸籍上は彼の祖父、しかし実質彼の親も同然である ラング=ユウキ元補佐官である。帰って早々腕試しなのだ。 「愚」 愚問であり、論ずるに及ばず、というところだろう。 「……そのまま……育て……次代は……貴様が担う。 そして……あの少年は……お前の事を当てにする……」 「了」 ゼクウはそれだけ言うと、あっという間にかき消えた。 ラングも、用事は済んだとばかりにかき消えた。 そしてその場には滝の音だけが遠くから静かに響く。 リュミエルもまた、バイオレット・ヴィレッジで 再度修行に入っていた。テディと同じ修行場で 修行していた彼女だったが、 本格的なスレインメイデンの修行はここでしか出来ない上に、 そもそも修行場は昨年のスプレッダー戦役で破壊されていて、 未だに修理が出来ていないのだから仕方が無い。 実はゼクウ達が上でやり合っている間にも、 滝行で水に打たれっぱなしなのだが、 リュミエルは極度の集中状態にあったのか、 ゼクウとラングの出来事は気にも留めなかった。 「…………ぷはっ!」 そして十数分後、彼女は精神集中を止めた。 人間がいくら進化したところで、集中力など十五分程度しか もたないのが世の常である。所詮どこまでも人間なのだから。 「………………ん?」 リュミエルがふと横を見やると、何故か同じ姿勢で 座禅を組んでいる奇怪極まる生物を見つけた。 人間の子供のようにも見えるが、人間としては 異常にデフォルメの効きすぎた体型が特徴的だ。 「あなた、誰?」 (あ、おかまいなくー。知ってる香りと似た香りを感じただけなので) リュミエルの問いに、そう言いたげな態度で返す変な生物。 「……これって、あの有名な稀少生物、座敷わらし?」 すると座敷わらしはぴょこん、と飛び跳ねて消えていく。 「あっ、待って!」 しかし既に姿は見えない。 軽く追ってはみたものの、もう追跡は不可能だろう。 「わあ……」 だが、そこに見えたのは座敷わらしではなく、 原っぱ一面に広がる、つつじの花畑であった。 完全に自生しているものらしい。 その花の蜜を吸い、蜜蜂か何かになったような気分で呟く。 「しあわせぇ……」 ちょっとした幸せが、リュミエルに与えられた ご褒美のようでもあり、 何か因果めいたものを感じなくもない日向ぼっこ日和であった。 「ただいまっ!」 元気良く家に帰ったフローベールであった。 「おかえりなさい、フローベール……バスクは?」 そう訊いたのは、彼女の母親、 ユーフェミア=エルデナントだった。 「ん、ヴィッセルと一緒に寄り道みたい。 なんかアーム城のお姫様に気に入られてるっぽくて」 「ふうん、まあ年も近いし、 いいんじゃないかな? 友達とか」 と、ひょっこり出てきたのは 父親のエルウィン=ランドルフである。 「……私も同じ年なんですけど?」 「おっと、こりゃ失礼」 と、エルウィンはおどけてみせる。 「ベアトリスも疲れたでしょう? 一緒に外でお食事にしましょう? ……と、忘れちゃいけない、ネオ・インタープレット!」 ユーフェミアは得意とする翻訳魔法をかける。 これで結構長時間の間、ベアトリスと意思の疎通が出来るはずだ。 「ふう……言葉が通じるのは楽よね。お久しぶり、二人とも。 後で聞いてあげてね。フローベール、すごく強くなってる。 あるいは、ユーフェミアに負けてないかもしれないわ」 「へえ、そりゃ楽しみだ」 「へへー」 身内に囲まれ、ようやく余裕が出てきたのか、 フローベールは年相応の子供っぽい笑顔を浮かべた。 次の戦いの英気は、ここで養う事になるのだ。 フローベールは自分自身でそれを感じているのであった。 ギースは、後処理に大忙しになっていた。 一度は自宅へ帰ったものの、 ネイチャー・ファンダメンタルの残党から 尋問で聞き出した情報から、組織の残された拠点の存在が いくらか発覚したのだ。そのセキュリティをこじ開けるために 召集され、ロクに休む暇も与えてはもらえなかった。 シーフとしての面目躍如というところであろうか。 「まあ自分も本来こういう裏方仕事が主任務だし、 のんびり休むってガラでもないからいいのだがな。 けど、あとニ、三日だけ待ってもらえれば良かったのに。 まだ筋肉痛やら何やらで身体が軋むったらないぞ」 と、ボヤきながらもまた一つセキュリティをこじ開けるギース。 「すみません、曹長殿。情報部から緊急に、という事らしくて」 情報部及び人事部所属の予備役部隊の兵士達が 申し訳無さそうに言う。 「悪いけど、この任務が終わったら本格休暇をもらうし、 特別給与も出してもらうって伝えておいて欲しい」 「はい、そりゃもう!」 そんなやり取りの間にもまた一つセキュリティを突破。 あらかたの鍵の類は全て開錠し終わったと言っていい。 「おし、証拠品になりそうなものを持っていけ、野郎共! 研究部に持ち込めば何か解析出来るものがあるかもしれん!」 「おーっ!」 つい盗賊全開のノリで号令を出すギースに、 兵士達が一斉に機材へと殺到する。 「俺には感傷も似合いやしない、ならばこれでいいのだろう。 少なくとも誰かが感傷に浸る暇を 作る程度の成果があればいいがな」 と、またもシニカルに皮肉めいた笑みを漏らすギースであった。 ルシアはとりあえず今回の任務で発生したストレスを発散すべく、 ちょっとした小旅行へと出かけていた。 たっぷりと買い物を済ませ、優雅な気分に浸っていた。 とはいえ、大事な任務の報告も忘れない。 というのも、極端に忙しいか、あるいはその気さえ無いかの 極端な人間ばかりなので、大体こういう作戦報告書作成などの 貧乏くじのような仕事は、ルシアに回ってくるのである。 「ネイチャー・ファンダメンタルとデウス=エクス=マキナとの 直接対決は極力死者を出さないように配慮したものであるが、 敵部隊内の仲間割れによって敵幹部四名が死亡。 その後の鎮圧作戦によってやむなくマキナを殺害。 残り二名の敵幹部に関しては、戦意を失っていること、 また隊長ジルベルト等が極端に接触を拒否していること、 以上の二点を理由として拘束はせず、放逐処分とする、と……」 ふう、とため息をついてからジュースをひとすすり。 入力キーを押して情報本部へと報告書の清書を送信する。 もう面倒になったので残ったジュースを一気飲み―― 「ぼふぅッ!!」 しようとして、ルシアは盛大にジュースを吹き出した。 何故か本作戦に参加していなかったはずの ジルベルトの妹、シエル=ラネージュが現れたのだ。 無論それ自体は偶然とはいえ起こりうる出来事だが、 異常なのはその相方であるジーク=ルーンヴィッツァーが 両足にギプスをはめ、松葉杖で歩いている事だった。 しかしそれでも何故か移動はスムーズであり、 腕力馬鹿っぷりを遺憾なく本領発揮しているジークであった。 そしてそのまま通り過ぎようとする二人―― 「って、ちょっと待ちなさい二人共! どうしたの!?」 慌てて追いかける、落ち着けないルシアであった―― ちなみにジークの怪我の理由は、不運な事に 雪原移動中に雪崩に飲み込まれたからなのだが、 これはまあ余談である。 コンラッドは旗艦であるレッド・ワイズマンMk-Ⅱへと戻った。 そこには一人の男児がいる。勿論コンラッドの子なのだが、 何の因果か拾い子だ。前の戦役の終わり頃に偶然拾ったのだが、 なんとも面倒見のいい事に、船の全員で可愛がっていた。 「エルリック、元気してたか!?」 「だぁ~」 にっこにこと近寄ってくる拾い子改め、エルリック=ワイズマン。 恐らく、この子が次代のワイズマン家当主となるのだろう。 まだ物心どころか、歩く事も出来ない赤子であるが、 懐いてもらうと存外可愛いのはまあ親となってみれば同じである。 「おうよしよし、長い間いなくてすまなかったな。 またしばらくは落ち着いて一緒にいようなー」 「あーぶぶ」 揺さぶられてちょっと苦しそうなエルリック。 まだ勇者軍に公表してはいないのだが、そろそろ頃合か。 次代のワイズマン家当主が決まったとなれば、皆喜ぶだろう。 そう思ってコンラッドもにこにこしていたのだが…… 「コンラッド……君……?」 遊びに来たメイベルが現れたりした。 「メイ……ベル……? よお、五日ぶり……」 コンラッドの中で凄い速度で頭脳が回転する。 若い自分。女友達。自分の胸には赤子。自分は未婚。即ち―― 不潔、どうして、相手は誰―― そんな責めるような言葉と嫌な予感ばかりが脳裏を満たす。 「結婚もしていないのに……不潔ですっ! どうしてですか……相手は誰なんですか……!?」 涙目で詰め寄るメイベル。 「って予想通りのリアクションするなよお前よ!?」 「もういいです……人事部に報告して 然る後、厳罰処分を下してもらいますから……!」 するとメイベルは素早く出て行く。 スカーレット・アーマーを脱いだ彼女は思いの外俊足だった。 「って違うから! 拾い子だから! メイベルって!! 聞いてるか!? 聞こえてるか!? おーい待てー!! 誤解だ、頼む、俺の話を聞けぇ! 五分だけでもいいー!」 非常に蛇足ながら、勇者軍での未婚出産は降格処分である。 本気で降格される危機に、 コンラッドはエルリックを抱いて走り出す。 何とか降格だけは勘弁してもらうために―― ヴァジェスはというと、あらかたマキナの供養を終えて、 ようやく帰途につこうとしていた、 すると、その眼前に人間の女性が姿を現す。 いや、人間ではない。ドラグーン形態によって 人型と竜の翼を併せ持つ女性である、という方が正確だ。 「乙姫様……」 竜王ナーガ=バハムートの妻である女性だった。 名をセレーネ=ランドグリーズといい、 普段は竜王の居城『竜宮城』に住む。 竜王の妻は慣例的に『乙姫』という尊称で呼ぶのが礼儀であった。 「セレーネとかランドグリーズって呼んでくれていいわ。 あなたは先代のご子息だし、昔からの顔見知りですもの」 「竜王の奥方に対してそのように無礼な真似は……」 そのヴァジェスの言いようにくすりと乙姫は笑う。 「今更礼儀のどうこうを言うの? 散々人の旦那と喧嘩しておいて。 しかも私の旦那、私よりずっと偉い立場なのよ? 遠慮なんてしなくていいわ。その方が私も助かるもの」 「……マキナの事を聞いて来たのか?」 「ええ、全長700メートル、 重量8000トンクラスと聞いてね。 竜族の常識から言えば……失礼、生命の常識から言っても まず考えられない生物ね。とんでもないわ。でもヴァジェス、 貴方はこれを倒したのでしょう? あなたもとんでもないわね。 やっぱりウチの旦那より、竜王が似合うんじゃない?」 「倒したのは俺じゃない。ジルベルト=ストレンジャーだ。 それに彼だけでも勝てはしなかっただろう。 これは俺達勇者軍全員の勝利だ。間違い無い」 「勇者軍ね……確かに貴方がここまで誘いを袖にして 居座る理由も分かるけど、あなたのお父様は少し違ったわよ。 勇者軍への助力も、竜王としての仕事も兼務してみせていたわ」 「その親父と同化したから知っているんだ。 人の上に立つという事はとんでもない責任を背負うものだ。 少なくとも今の俺ではそれに値する者になったとは言えん。 ……というか結局俺を擁立する腹積もりか。だったら帰れ」 「はいはい。強情なのだけは父親と変わらないのよね。 ま、気が変わったら私かナーガに 連絡ちょうだいね。バイバイ」 と、セレーネ=ランドグリーズは去っていった。 <第2部終章-第二幕-へと続く>
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二つ名:平穏の勇者 名前: 詳細: とある国の王女。近くにいる人を和ませ戦意を喪失させる能力を持っている。その能力故に魔族だけではなくいろいろな国から狙われてきたがそのたびにただのお茶会だけで事が収まっている その他:
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二つ名:治療の勇者 名前: 詳細: 巨大な注射器を槍のように操る医者兼神官。特定の液体に祈ることで解毒薬を作ることができるのだがかなりの量を必要とするため、もう大きい注射器を一発でいいんじゃないかなと割り切った その他:
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5年目の勇者部 東郷美森 CV 三森 すずこ ステータス ※ステータスの数値は初期値になります。 型 属性 レア度 HP ATK 踏ん張り 速度 CRT コスト SP 遠射型 青 SSR 1350 5940 D E C+ 33 30 リーダースキル 新・大日本帝国大元帥 遠射型勇者のATK+25% 必殺技 新・大日本護国弾 種別 効果 ゲージ 技再使用時間 最大HP割合 連撃 仲間CRT昇 ライン範囲内の敵の現在ゲージの最大HP5%分のダメージを2回与え、さらに10倍ダメージを与え、25秒間仲間全員のCRT+450 4 25秒 アビリティ 全員配置につけぇーーーーい! 発動条件 効果 撃破 敵撃破時、自ペアのHP2%回復、5秒間仲間全員のATK+10% 神花・覚醒 神花/覚醒時 獲得精霊 初回神花 二回目回神花 三回目神花 四回目神花 SR青坊主(青) 一定覚醒値報酬 必要覚醒値 5 SSR青坊主(青) 全開突破報酬 SR青坊主(青) 最高級技うどん玉x15 神花解放 段階 必要コイン 必要属性結晶 上限Lv30 8,000 青の欠片x7 上限Lv50 32,000 青の欠片x10 青の結晶x7 上限Lv70 - - 上限Lv99 - - 上限Lv150 2,048,000 勇気の結び目・魂x1 勇気の結び目・絆x1 勇気の結び目・花x1 ボイス 1 - 2 - 入手方法 イベント2022年「6月 5年目の勇者部」交換所ラインナップ(5周年記念メダル・金20000個) 5周年イベント10連チケットガチャ 名前
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勇者の病気 2008年8月13日さるこ ◆2wpxqTQRaY 2008年8月23日紅切姫 ◆JXG5.qfUh2
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☆勇者の鎧 魔王を倒した者の鎧(特技/防御+120/攻+12%/魔+12%) 今では石像にもなっている、勇者が使った最終装備である。 228:☆勇者の鎧 タイプ:特技系防具 価格:6250G 攻撃力:0 防御力:120 魔法力:0 魔法防御:0 敏捷性:0 運:0 最大HP:0 最大MP:0 攻撃力+12% 魔法力+12% 特徴 使い勝手・希少性などを記入してください。 コメント 名前 コメント
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第十七章-第二幕- 人の業の光 第十七章-第一幕- 第十七章-第三幕- 勇者軍主力部隊ならびにアーム城主イスティーム王、 更に娘ユイナ王女は命尽きようとするキョウカ王妃を守りつつ、 懸命に治療行為に当たらなければならないという ギリギリの状態まで追い詰められてしまったのであった。 「脈拍、更に下がります!」 「止血を急ぐんだよ!」 「傷が広すぎます! 縫合、間に合いません!」 「王女の血がもつ間に何とかするんだ! 電気ショックも用意!」 「はい!!」 衛生兵や医師達の怒号が聞こえる中、 ただ淡々と時間は流れゆく。マキナも棒立ちのままだった。 組織の中で頂点に近い存在だったはずの自分の言葉さえ 聞かないほど、自軍の兵が浮き足立っているのだから仕方が無い。 「キョウカ……まだです、まだ死んでは……!」 イスティーム王が祈るようにキョウカ王妃の手を握り締める。 しかし、勿論彼女の意識が戻る事は無い。 更なる絶望が戦場を包もうとした、その時だった。 周囲の空気が一変した。 それを感じ取り、まず勇者軍主力部隊が戦う手を止めた。 その異常さに反応し、敵軍もつい戦いの手を止めた。 この修羅場にあまりにもそぐわない優雅な気配。 そして圧倒的な力量を示す存在の出現。 それがどこからか現れたのだ。 「この気配は……ッ!?」 ざわりと全身の毛を逆立てて反応するマキナだが、 その正体はすぐに現れた。勇者軍主力部隊の後方からである。 「珍しい事に、随分と苦戦していますのね……」 ふわり、と浮きながら現れたのは、 勇気と、技と、機智の象徴、地上最強にして絶対勝利の人業勇者、 業を愛でる剣こと、現勇者軍総帥、 エリシャ=ストレンジャーであった。 「総帥!!?」 あまりに唐突な出現に、一同が目を見張る。 よく見れば、傍には夫たるノエル=ラネージュもいる。 「あなたの大事な物を持ってきましたの、ジルベルト」 「母上……」 と、ソニアの父親の形見の銃を手渡す。 「ユイナママがー!」 「分かっていますの、ジルベルト」 そしてエリシャの手にはストレンジャー家の秘宝、 ストレンジャーソードが握られていた。 「総帥! ヒーラーとしての力が必要です! 妻を! キョウカを治癒して下さい!!」 イスティーム王が懸命に懇願する。 「いいえ、キョウカ王妃を救うのは ヒーラーの力ではありませんの」 そう言うと、エリシャは剣を構える。 「では、あの力を!?」 「私は信じておりますの。彼女の人業の光を」 ざしゅっ! 「何を!?」 キョウカの傷口に剣を差し込むエリシャにユイナ王女が驚く。 「いいから見てなさい、ユイナ。これから始まるんだ」 「何がですか!?」 「人の業の力が、総帥の魔力と融合した時、 それは計り知れない力となる。始まりますよ!」 ぽぅ…… 暖かな光がキョウカ王妃とストレンジャーソードを包む。 否、むしろキョウカ王妃からの 人の業の力をストレンジャーソードが纏い、 その力を治癒力としてキョウカ王妃に還元しているのだ。 「これは……」 キョウカ王妃の業の力はエリシャの予想を遥かに凌いでいた。 みるみるうちに血が止まり、 傷口も塞がり、血色が良くなっていく。 もはや傷跡さえ残る事は無いだろう。 「脈拍、一瞬にして正常化!? どうなっている!!」 「分かりません! 血圧も全て正常値に戻っています!」 「出血、完全に止まりました! 縫合、必要ありません!!」 「電子顕微鏡観測結果! 全ての新陳代謝が以前よりも活性化! 既に人間の常識さえ上回っているぐらいです!!」 「こんな魔法も道具も薬も聞いたことが無い! 一体どうなっているんだよぉ!?」 そのあまりの衝撃に、衛生兵達も混乱するばかりだった。 「凄い……これが総帥の力?」 ユイナ王女もただ唖然として見つめる他無かった。 「いいえ。これはキョウカ王妃の力ですの。 ここまで人の業を背負って生きてきた人は 私も初めてお目にかかりますの。 私はその人業の力を引き出したに過ぎませんの」 と、エリシャはようやくストレンジャーソードを 引き抜いて、キョウカの身体から離した。 そうしたそばから、わずかに残った傷口も消え失せる。 その後、きっかり三十秒後にキョウカ王妃は目を覚ました。 「……う……ん……あら? 総帥閣下?」 つい自分が死にかけた事さえ忘れて、驚くキョウカ王妃。 「キョウカ王妃、お久しぶりですの。 人の業の光、確かに見届けさせていただきましたの」 「総帥閣下が自ら救援に?」 「お届け物のついでですの。でも良かったですの。 無理をしては駄目ですの。今は休んで欲しいですの」 軽くハグして背中を叩いてやると、 エリシャの肥大化した母性本能が キョウカ王妃を包み込み、たちまちの間に休眠させてしまう。 「これで大丈夫ですの、イスティーム王」 「ありがとうございます、総帥!!」 イスティーム王、ユイナ王女共に最大級の敬意の込められた敬礼。 「お礼は彼に言うといいかもしれませんの」 と、少し困ったようにエリシャはバスクを指す。 「俺!?」 「彼の必死な救難信号が無ければ気付くのが遅れて 間に合わなかった可能性がありますの」 「ありがとう、バスクさん!」 泣きまくるユイナに抱きしめられ、ついついうろたえるバスク。 「あ、いや、俺、そんなに大したこと……」 「って、まったりしている場合でも無さそうよ!」 とんでもない救出劇を見せられ、ついつい攻撃の手が止んでいた ネイチャー・ファンダメンタルの兵士一同は改めて 攻撃態勢に入っていた。まだ相当数の兵士がいる。 「ジルベルト、これも使わないとですの」 「頑張るのですよ、ジルベルト!」 『分かったのー』 エリシャとノエルはストレンジャーソードも渡してくる。 それを受け取り、念を込めた。 カッ!! 閃光と共に、遂に覚醒する。砲剣ストレンジバスターが。 ガシャコン! そして鈍い音を立て、魔力弾がリロードされた。 いつでも発射する準備は出来ている。 「非戦闘員を傷付けてしまった事は我等の落ち度。謝罪をしよう。 だが、こうして助かったのを確認した以上、我々は再度攻撃をする! かかれ! 遺伝子調整生物全てを討ち滅ぼすのだ!!」 正々堂々とした戦闘状況に戦意を取り戻したマキナは、 再度攻撃指示を出し、兵士を鼓舞する。 「イスティーム王、ユイナ王女! キョウカ王妃を連れて下がれ!!」 ヴァジェスの指示が飛ぶ。 「後を任せます!」 そう言うと、イスティーム王達は キョウカ王妃を連れて再度退避する。 そうする間にも兵士達が猫達めがけて殺到してくる。 そこに割って入るジルベルト。目が本気であった。 すなわち、セーフティロックを解除し、最大出力で叩き込むのだ。 「終撃砲!」 ずっどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!! 凄まじい爆風が戦場を包む。 「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 爆風により、まずジルベルトが大きく吹き飛び、 ほぼ同時に何百人もの敵兵士が四方八方に薙ぎ散らされる。 その吹き飛んできた兵士にぶつかる事によって、 連鎖的に千人近い兵士が一瞬で戦闘不能になった。 味方の受けた衝撃も凄まじく、 ヴァジェスが大きく怯み、バスクとフローベールは落馬し、 ゼクウはその場で何とか踏ん張り、 サイモンもノエルも、リュミエルもギースも 派手に転倒し転がっていく。受け身を取るのも一苦労だ。 エリシャは何とかホバーで浮く事により、やり過ごしたが、 まともに耐える事が出来たのは、スプレッダー戦役に 出撃していたメンツのみであったほどである。 バクン! ぶしゅぅぅぅ!! 放熱板が開き、ストレンジバスターが猛烈な蒸気を吹く。 冷却時間が始まった証拠であった。 この一撃だけで物量戦の決着は着いていた。 元々対人用に作られていないだけに遠慮会釈の無い砲撃は、 敵をほぼ壊滅させるに等しい打撃を与えたのだ。 「くっ……だが、まだ終わりではないぞ!!」 デウス=エクス=マキナが強く叫ぶ。 「いいえ、ここで終わらせるわ! 全員、戦闘用意!!」 何故か元気良く叫ぶリュミエルにみんな苦い顔をするが、 とりあえず間違っていないので従う一同であった。 「攻撃、開始!!」 テディの号令で、エリシャとノエルを除く全員が マキナに向かい、一直線に突撃を開始した―― <第十七章-第三幕-へと続く>
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魔女と勇者 機種:iOS,3DS 作曲者:PANICPUMPKIN(みそか) 開発元:RSF 発売年:2012 概要 勇者と、メデューサにより石に変えられてしまった魔女を操作し、敵を倒して進んでいくタワーディフェンス系アクション。 『マイケルクエスト』等のFLASHでも知られているSikamako氏が制作を担当しており、8Bitテイストのグラフィックとシンプルなゲームシステムが特徴になっている。 ファミコン風の収録曲はすべてフリー素材曲であり、PANICPUMPKIN(みそか)氏のHPでいつでも試聴することが可能である。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 みんなでやまのぼり みそか タイトルスタッフロール ようせいはうす データセレクトステージセレクト クリア1 勝利ファンファーレ ゲームオーバー1 敗北ファンファーレ はなやかなおうきゅう おみせ 子竜の背にのって デモシーン ぼうけんしゃのたびだち STAGE1など(ボス登場前) もやしつくすぜ STAGE1など(ボス登場後) ちからをだしきれ STAGE4など(ボス登場前) わざわいのびしゅ STAGE4など(ボス登場後) けっちゃくをつけるぞ STAGE8など(ボス登場前) 流動要塞ゲル STAGE8など(ボス登場後) とりでのおきて STAGE17など(ボス登場前) にげろにげろにげろ STAGE17など(ボス登場後) かいじゅうあらわる STAGE20 これがあのきみなのか メデューサ戦 ダウンロード46位 おたまじゃくしのうた エンディング PVその1