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深淵に臨む呪術士 依頼主 :呪術士ギルド受付 ヤヤケ(ウルダハ:ナル回廊 X7-Y12) 受注条件:最初に選んだバトルクラスのレベル10クラスクエストを完了する 概要 :呪術士ギルドの受付、ヤヤケはギルドへの入門手続きをするにあたって、冒険者の決意を確かめようとしているようだ。 呪術士ギルド受付 ヤヤケ 「こちらは「呪術士ギルド」でございます。 運命に導かれし朋・・・・・・とお見受けしました。 強大な破壊力を持つ魔法を操り、 敵に確実な死をもたらす力・・・・・・「呪術」。 ここは呪術士達が、その力を学ぶ神聖な場所。 貴方も呪術を学ばんとする朋なのであれば、 当ギルドに入門し、試練を受けることをお勧めします。」 (呪術士ギルドに入門したい?) (はい、条件未達成) 呪術士ギルド受付 ヤヤケ 「・・・・・・思わせぶりなことを言っておいてなんですが、 どうやら、新しい術を学ぶ「心」が整っていないご様子。 まずは現在学んでいる術の基礎を修めてください。 さすればいずれ、呪術の深淵に至る扉は開きましょう。」 (いいえ) 呪術士ギルド受付 ヤヤケ 「私、ドン引きでございます! まぁ、まだその「刻」ではないだけでしょう。 刻がくるまで、私はここでお待ちしていましょう。」 (はい) 呪術士ギルド受付 ヤヤケ 「ええ、それが正しい選択でしょう。 それでは私が、呪術の歴史を少々語らせて頂きます! ここ「ウルダハ」とはそもそも、 魔道士の末裔が建国した古代都市、 「ベラフディア」を正しく継承した都であります。 古の魔道士が伝えた「魔法」は、 ナル・ザル教団の司祭たちによって受け継がれました。 そして、古き魔法は、 ナル・ザル教団が執り行う葬送の儀式において 磨き抜かれ、「呪術」として確立したのです。 死者が腐らぬよう「ブリザド」で保ち、 死者が蠢かぬよう「ファイア」で浄化し、 死者の無念を晴らすため「サンダー」で天誅を下す・・・・・・。 だからこそ、死を司るザル神を祀る ここ「アルダネス聖櫃堂」の奥深くに 「呪術士ギルド」が併設されているのでございます。 ・・・・・・さぁ、いかがでしょう? 呪術の総本山ウルダハ、高みを目指すのであれば、 ここで教えを請うべきでございますよ! しかし! まだ焦ってはなりません。 入門は「ギルドマスター」様のご許可が必要です。 私が手続きをしますので、 入門の覚悟が確かなものとなりましたら、 また私にお声かけください!」 呪術士ギルド受付 ヤヤケ 「いかがでしょう、Nikuqさま。 呪術士ギルドに入門する宿命にあると、 ご自分で感じられませんか?」 (いいえ) 呪術士ギルド受付 ヤヤケ 「・・・・・・覚醒の刻は今ではない・・・・・・と。 しかし、いずれ自明となることです。 貴方の運命が、呪術士ギルドの入門に向かっていると。」 (はい) 呪術士ギルド受付 ヤヤケ 「賢明な判断でございます。 ・・・・・・それではまず、呪術の基本を記した 108冊の本をお読みください。 ・・・・・・と申しますと、ほとんどの方はドン引きしますので、 重要なことはギルドマスターにお聞きください。 当ギルドのマスターは五兄弟の皆様。 兄弟を束ねるのは長男の、ココ・・・・・・ココベ・・・・・・ ココビゴ?様であられます、多分・・・・・・。」 ココビゴと話す ココビゴ 「ひゃっ! い、いきなり話しかけないでくださいよ。 怖いじゃないですか・・・・・・!」 ココバニ 「ココビゴ兄貴よぉ! こいつ、呪術士ギルドへの入門希望者じゃねぇか!?」 ココベジ 「ヤヤケ導師・・・・・・ 可憐な女人なれど、我々の名を覚えぬ方よ・・・・・・。」 ココボハ 「アハハハハハ! 入門希望だったら、ココビゴ兄ちゃんじゃなくて、 ココブキ兄ちゃんに言わないとだめだよ!」 ココブキ 「おやおや・・・・・・ザル神に導かれし我らが朋が、 一人やってきたようですねぇ・・・・・・。」 ココビゴ 「あ、兄ちゃん!!」 ココブキ 「私がギルドマスター五兄弟の長男、ココブキです。 「呪術」についての説明なら、私から致しましょう。 呪術の力は、最強の火力を以て敵を屠る力です・・・・・・。 その一撃の威力は、他の魔法体系を遥かに凌駕します。 ファイア、サンダー、ブリザド、スリプル・・・・・・。 呪術士は状況に応じて、数々の魔法を使い分け、 敵を殲滅することができるのです・・・・・・。 ここ「呪術士ギルド」で我々の教えを受ければ、 貴方は「敵を屠る最強の破壊力」を得ることができるのです。 クックック・・・・・・しかしそのためにはねぇ、 多くの恐ろしい試練を受け、 呪術の深淵を学んでもらわねばなりません。 さぁ問いましょう、新たなる呪術士よ。 汝、最強の破壊力を得るため、 呪術の深淵を知る覺悟がありしや?」 (呪術の深淵を知る覺悟がある?) (いいえ) ココブキ 「おや・・・・・・怖気づきましたか? 焦ることはありません、決意が確かなものとなった時、 またここに来ると良いでしょう・・・・・・クックック・・・・・・。」 (はい) ココブキ 「クックック・・・・・・良い返事です・・・・・・。 それでは朋よ、貴方にふたつの祝福を授けましょう。 まずひとつ目・・・・・・貴方の討伐手帳に、 呪術の修行に適した敵を記した項を加えておきましょう。 そしてふたつ目、呪術士としての道を歩まんとする朋に、 この呪具「ウェザードセプター」を授けましょう・・・・・・。 しかし、まだ呪術士ギルドに入る試練は終わっていません。 ウェザードセプターを装備し、「呪術士」となったら、 私が試練を言い渡しましょう・・・・・・。」 ココブキ 「クックック・・・・・・。 「呪術」について何か聞きたいことでも・・・・・・?」 (何を聞く?) (あなたのことを教えてほしい) ココブキ 「「隻眼」の異名を持ち、呪術を自在に操る、 華麗なる破壊の化身・・・・・・ココブキと申します。 ちなみに、好きな食べ物はドードーオムレツです・・・・・・。 ここ、呪術士ギルドの「ギルドマスター」を務める、 五兄弟の長男でもありますねぇ。 ここでは、強大な破壊の力に魅せられし朋に、 呪術の深淵について教え説いております・・・・・・。 術者同士で呪術の知識を共有し、 歴史ある蔵書と共に、魔法知識を集積することも このギルドの目的のひとつと言えましょう・・・・・・。」 (「呪術」とは何か?) ココブキ 「呪術・・・・・・そうですねぇ、 己の本性を内観することで発生させることができる、 破壊的性格の強い魔法・・・・・・でしょうか。 元はと言えば、ナル・ザル教団が執り行う 葬送の儀式の中で確立したのが、呪術という魔法です。 死者を弔う場で磨かれていった力が、 生けるものを屠るための力となった・・・・・・。 なんとも不思議な話だと思いませんかねぇ? クックック・・・・・・でもねぇ、呪術というのは、 そういう恐ろしい人の心の力なのですよ・・・・・・。」 ココビゴ 「じ、呪術ってね、強くって危ないんだ・・・・・・。 あ、危ないから強いのかもしれないけど・・・・・・。」 ココバニ 「あぁ!? なめんじゃねぇぞぉ!? お前にスリプルかまして、寝顔に落書きするぞ!」 ココベジ 「ここはザル神の御下で呪術の学びに耽る場所・・・・・・。 静粛にするべし・・・・・・司祭のママネに怒られる前に。」 ココボハ 「みんな呪術がじょうずにな~れ! 破壊の力で焼き尽くせ~! アハハ!」 呪術士ギルド受付 ヤヤケ 「呪術士ギルドへ、よくぞいらっしゃいました。 破壊の力に魅せられた我らの朋たちが、 アルダネス聖櫃堂の奥で学びに耽っています。 何事にもドン引きしない強い意志をお持ちならば、 いつでもお声かけくださいませ、ご案内いたしましょう。」
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2008年07月 (116件 リストコンプ済) <前月 翌月> ゴルフクラブヘッドカバー 2008年7月1日 (火) ウィルキンソンのジンジャーエール 2008年7月1日 (火) 夏の大敵 2008年7月2日 (水) 古奈屋のカレーうどん 2008年7月2日 (水) 献上加賀棒茶 2008年7月2日 (水) トルテリーニ 2008年7月2日 (水) 手作りLUSH 2008年7月3日 (木) サルソマッジョーレのバスグッズ♪ 2008年7月3日 (木) 氷出し緑茶 2008年7月3日 (木) クレソンのポタージュ~スープに込める思い 2008年7月3日 (木) 美味しいスナックCheeza 2008年7月3日 (木) お塩へのこだわり 2008年7月4日(金) 花咲蟹のてっぽう汁 2008年7月5日 (土) テーブルセッティング 2008年7月5日 (土) 土曜日お昼のティータイム 2008年7月5日 (土) 大切な人へのおもてなし 2008年7月5日 (土) 明太子マスカルポーネディップ 2008年7月5日 (土) 温泉卵を洋風に♪ 2008年7月5日 (土) アボカドとずわい蟹のサラダ 2008年7月5日 (土) 冷たいパイ 2008年7月5日 (土) ひまわり 2008年7月6日 (日) 妹夫婦結婚四周年♪ 2008年7月7日 (月) 七夕そうめん 2008年7月7日 (月) 幸福度 2008年7月7日 (月) 冷抹茶 2008年7月8日 (火) 日常の和食晩御飯 2008年7月8日 (火) めしびつころりん 2008年7月8日 (火) 龍泉洞の水 2008年7月9日 (水) とりあえずのチーズとドライフルーツ 2008年7月9日 (水) ミルクプリン苺とミント添え 2008年7月9日 (水) Aちゃん(のお父様)からのお中元 2008年7月10日 (木) Aちゃんの桃でピーチパフェ☆第一弾 2008年7月10日 (木) Aちゃんの桃で作るピーチパフェ第二弾 2008年7月10日 (木) aWa心水~希少な日本の天然炭酸水 2008年7月11日 (金) 発酵バターが好き♪ 2008年7月11日 (金) 岩手・中松屋の水まんじゅう 2008年7月11日 (金) 煎りたて麦茶 2008年7月11日 (金) Aちゃんの桃でピーチパフェ第三弾 2008年7月11日 (金) THE GREAT ARTISTS 2008年7月11日 (金) 岩手中松屋の「饗(あえ)の山」 2008年7月12日 (土) パニーノジェストの素敵なデザート♪ 2008年7月12日 (土) 四つ葉の鉢植え 2008年7月13日 (日) 四つ葉のしおり 2008年7月13日 (日) 爽健美茶の優しさ 2008年7月14日 (月) ほうずきとグリーンフルーテッド 2008年7月14日 (月) 断熱横穴式ドッグハウス 2008年7月15日 (火) ☆愛犬12歳のお祝い☆ 2008年7月15日 (火) 息子のお誕生日ディナー 2008年7月15日 (火) アンパンマンケーキの中 2008年7月15日 (火) 沖縄の海ぶどう 2008年7月16日 (水) ☆シャンパンコンフィ☆.。. *・゜☆ 2008年7月16日 (水) 内観の時間 2008年7月17日 (木) 夕張メロン(*^-^*) 2008年7月17日 (木) 満月の牛乳プリン 2008年7月17日 (木) 平日の一人の朝食 2008年7月18日 (金) マンゴーワッフルとマルコポーロ 2008年7月18日 (金) 千疋屋の宮崎マンゴーパフェ&桃パフェ 2008年7月18日 (金) 宮崎マンゴーパフェ2007 2008年7月18日 (金) 焼き肉屋「京城」 2008年7月18日 (金) 京城で焼き肉 2008年7月18日 (金) 関西風手打ちうどん「藤井」 2008年7月19日 (土)←★明日は名古屋へ ミニトマト20個分のトマトジュース 2008年7月20日 (日) ドーナッツプラントのドーナツ 2008年7月20日 (日) あの「伊勢名物赤福」 2008年7月20日 (日) 弟と妹と☆休日の夜のイタリアン 2008年7月20日 (日) お寿司屋さんで焼きタラバ蟹♪ 2008年7月20日 (日) 近所のお寿司屋さんにて(1) 2008年7月20日 (日) 近所のお寿司屋さんにて(2) 2008年7月20日 (日) 高濃度酸素水OGO 2008年7月21日 (月) ひょうたんから水 2008年7月21日 (月) スターバックスでマンゴーシフォン 2008年7月21日 (月) 不思議なお水「アクアーリオ」 2008年7月21日 (月) UDO OIL(ウドオイル)~良い油 2008年7月22日 (火) ひとつぶのマスカット 2008年7月22日 (火) 暑い夏の夜の和食晩御飯 2008年7月22日 (火) ケフィアヨーグルト 2008年7月22日 (火) フレッシュミントティー 2008年7月23日 (水) 朝のフレッシュフルーツジュース 2008年7月24日 (木) 夏の夜のおでん 2008年7月24日 (木) 千疋屋総本店フルーツパーラー 2008年7月24日 (木) 千疋屋の美味しいケーキ 2008年7月24日 (木) グレープフルーツゼリー2008年7月25日 (金) 一番好きなお水「マハロ」 2008年7月25日 (金) ゆでとうもろこし 2008年7月25日 (金) 夏のウェルカムドリンク 2008年7月26日 (土) マハロ持ってウォーキング 2008年7月26日 (土) 大好きなパン屋さん☆PAUL(ポール) 2008年7月27日 (日) 千疋屋のフルーツケーキ 2008年7月27日 (日) 揖保のつゆストレート 2008年7月27日 (日) 近所のパン屋さんのモーニング 2008年7月27日 (日) デラウェア 2008年7月27日 (日) アセロラ100%ピューレでジュース 2008年7月28日 (月) NANO ACQUA Gel Pack 2008年7月28日 (月) 朝のコーンフレーク 2008年7月28日 (月) 姪とお出かけ♪ 2008年7月28日 (月) スープはクラムチャウダー 2008年7月30日 (水) お魚料理 2008年7月30日 (水) サーロインステーキ 2008年7月30日 (水) デザートはミニケーキバイキング 2008年7月30日 (水) 30日の朝食 2008年7月30日 (水) 姪の好物ヤクルト 2008年7月30日 (水) 宇都宮餃子 2008年7月30日 (水) お昼の焼肉定食 2008年7月30日 (水) お子様ディナープレート 2008年7月30日 (水) 裏磐梯桧原湖 2008年7月30日 (水) 甥もヤクルト好き♪ 2008年7月30日 (水) 阿部蒲鉾店の笹かまぼこ 2008年7月30日 (水) 福島のもぎたてささげ 2008年7月31日 (木) 清潔な空気2008年7月30日 (水) りんどう湖ファミリー牧場の飲むヨーグルト 2008年7月31日 (木) 手打ちうどん 2008年7月31日 (木) 夏のうどんすき 2008年7月31日 (木) 美味しい手作りごま豆腐 2008年7月31日 (木) ジョナサンのフレッシュハーブティー 2008年7月31日 (木) ジョナサンのブルーベリー 2008年7月31日 (木) 愛用ハンドクリーム 2008年7月31日 (木)
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※画像はイメージです。 貸切専用バス こちらは、純貸切登録車を紹介仕舞うs
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こちらでは、当社の車両を紹介しております 車両仕様は、基本トップドア。ただし、1985年度は、前後ドア、上下サッシで導入。また、近年は交通バリアフリー法の施行により、渋々低床前中ドアバスを導入しているが、車いす利用者乗車の時を除き、中ドアは基本的に使われない。 路線バス用 斜字は廃車 大型車 メーカー・型式 三菱ふそうU-MP218P 車種 エアロスターK 概要 元神奈川中央交通車。中扉を埋め込み、また、中扉の出入口表示器を撤去。方向幕の移設などを実行。コストダウンのため?一部塗装を残した。 在籍 鳥根 200 い 7555鳥根 200 う 7558 メーカー・型式 日野U-HU2MMAA 車種 ブルーリボン 概要 1992年製、プロパー。この他に、鳥根県営バスから移籍のP尺車もある。 在籍 鳥根 22 え 306鳥根 22 か 616 メーカー・型式 三菱(ふそう)U-MP218M 車種 エアロスターM 概要 1993年製、路線車ではあるが、リクライニングシート、マルチメディア機器、冷蔵庫を装備しており、貸切車の予備ともなっている。 在籍 鳥根 22 え 2885 メーカー・型式 大洋ディーゼルKC-KM430CN 車種 インターシティ 概要 大洋ディーゼルから中古で購入。もともとは前後ドアであったが、後ドアは購入時に閉鎖。ハイバックシートである。 在籍 鳥根 230 い 1406 メーカー・型式 三菱ふそうKC-MP617M 車種 エアロスター 概要 中古車。元は前後扉だったが改造。 在籍 鳥根 230 い 1410 メーカー・型式 三菱ふそうKC-MP747M改 車種 エアロスター 概要 坂田バス販売から中古購入。3月中旬以降運行されるサンマートショッピングセンターへのバスで運行される予定。それまでは暫く他の路線にも入ります 在籍 鳥根 230 い 1411鳥根 230 い 1412 メーカー・型式 大洋ディーゼルQKG-KM260CL 車種 インターシティ 概要 観光マスク。 在籍 鳥根 230 い 1403 メーカー・型式 羽野(はの)QKG-RA2NMKA 車種 前面-セレガタイプ、ボディブルーリボンタイプ 概要 試験的に中乗りを実施するため、方向幕を前部と後部?に設置 在籍 鳥根 230 い 1405 中型車 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (toyouchi p-rj172ba.png) メーカー・型式 日野 P-RJ172BA 車種 レインボー 概要 1986年製当社の最古参車。旧カラーを纏っている。某し○てつ旧カラーに似てるとか言わない 在籍 鳥 22 う 1711鳥根22 あ 28 廃車 鳥 22 う 1712鳥根 22 き 73 メーカー・型式 いすゞ P-LT312J 車種 キュービック 概要 1986年製と1987年製と1988年製が存在したが、現在は1988年製の3台が残る。 在籍 鳥根 22 え 4372鳥根22 え 4373 鳥根200 う 1402 廃車 鳥 22 う 1725鳥 22 う 1727鳥根 22 え 52鳥根 22 き 193 メーカー・型式 三菱ふそうU-MK117J改 車種 エアロミディ 概要 坂田バス販売から購入。多賀島バスで実績のあるものを導入。 在籍 鳥根 230 い 518 貸切登録車 大型車 メーカー・型式 日野P-RU638CB 車種 ブルーリボン 概要 特大車です。1985年製で現在一番の古参である。この車輌だけは、豊内早川観光バス時代の塗装である。 在籍 鳥根 22 い 2412 メーカー・型式 日野U-HU2MPAA 車種 ブルーリボン 概要 田嶋村地域スクールバスとして運用。元は田嶋村→豊内市所有を移管。登録上は貸切バスであるので、休校日にはたまに一般の貸切として使われるが、その際は通学バスなどの文字は隠される。 在籍 鳥根 230 い 1407 メーカー・型式 日野KC-RU3FSCB 車種 セレガ 概要 田嶋村地域スクールバスとして運用。坂田バス販売から購入。登録上は貸切バスであるので、休校日にはたまに一般の貸切として使われるが、その際は通学バスなどの文字は隠される。 在籍 鳥根 230 い 1408 メーカー・型式 日野KL-RU1FSEA 車種 セレガ 概要 特大車扱いとなります。座席にはフットレストもついております。 在籍 鳥根 230 い 1409 メーカー・型式 羽野(はの)QKG-RA2NPKA 車種 前面-セレガタイプ、ボディブルーリボンタイプ 概要 貸切登録だが、普段は鷺谷中学校スクールバスとして運用されている。鷺谷中の行事の輸送に使われる場合もある。 在籍 鳥根 230 い 1404 トップへ
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目次 1.キリスト教と仏教 2.日本と神理 3.自力と他力 4.内在する神 5.キリストの使命 6.地獄最期の日 7.天使の役割 8.大黒天の役割 1.キリスト教と仏教(1986年5月14日の霊訓) さて、何日もお休みいたしました。今日は、先日予告しておきましたように、「キリスト教と仏教」という題でお話ししたいと思います。 あなたもご心配のとおり、はたして小桜にこんな難しい話ができますやら心配ですが、少なくともこの書物は〈神霊世界入門〉的な書物ですので、内容的にやさしいものはやさしいものなりに、読者に訴えかけるものもあると思います。 さて、あたな方は、キリスト教や仏教が同根であることも、当然のこととして信じておられます。けれども一般の方々の考えは、必ずしもそうではありません。一般の人びとは、キリスト教は神様を拝むもの、仏教は仏様を拝むもの、といった具合に違っているふうに考えています。ですからまず、キリスト教と仏教という代表的な二つの世界的宗教を引き合いに出して話す必要があると思います。 まず、神様と仏様が違うものかどうかから話したいと思います。キリスト教では、イエス様は神様のことを、「天の父」とか「わが父」といっておられるようです。これはニつのことを意味していると思います。 その一つは、霊天上界には、イエス様が尊敬するような、一段と高い霊がおられることです。そして、いま一つは、そのイエス様よりも一段と霊格の高い霊でさえも、人格霊としての性質を持っておられるということです。 おそらくは、宇宙の根源の生命を神とするならば、その神が人間的な知覚理解能力を有しているにせよ、大宇宙の創造の神が、イエス・キリストのような、一個の人間の肉体に宿るわけではないことは、ある意味ではあたりまえだと思うのです。ですから宇宙の本源の神というような、人間の認識を超越したような、大エネルギー体はさておき、普通の人間でさえ、すぐれた人とそうでない人との差があるのですから、まして霊の世界では、心の世界が純粋に反映されますから、偉大な霊とそうでない霊との区別、境涯の差は歴然としたものであると思われるのです。ですから、一般霊からするなら、イエス・キリストのごとき人は、まさに神が肉身をまとって出現したもののようでもあろうし、イエスみずからが父と仰ぐような霊人は、ほとんど神そのものといってよいほどの高級霊であります。 同じようなことは仏教でもいえると思うのです。仏教というのが何を指すのか釈然とはしませんが、そもそもの意味は、ブッタ、悟った方という意味であったと思うのです。ですから、悟った方という意味での仏様は、お釈迦様その人といってもよいし、他の方をいってもよいですが、少なくとも、大宇宙の根源の神様にはほど遠いといわざるをえません。 やはり仏様というのも、人並みはずれた高級霊ということです。 ですからキリスト教は神様を信仰する、仏教は仏様を信仰するといっても、もともと異ったものを信仰しているわけではなく、究極的には、大宇宙本源の神を信仰しているにしても、直接の信仰の対象となっているのは、神に近き高級霊、高度な発達を遂げた人格霊ということです。 これでいちばん根本的な話は、し終えたと思います。第二点目として、キリスト教と仏教の思想的違いを話しておこうと思います。 キリスト教の中心思想は、いうまでもなく愛の思想であり、「心を尽くして汝の主なる神を愛せよ」、「汝自身を愛するがごとく、汝の隣人を愛せよ」に代表される愛の思想、また、許しの思想があったのだと思います。 他方釈迦の仏教は、八正道を中心とした自己完成の道を説き、また、慈悲というものの大切さを説きました。 この違いというものを考えてみると、結局教えを受ける側の人間の事情がかなり影響しているように思います。 イエスの愛の思想は、すでに形式に堕(だ)していたモーゼの律法の根本的な立て直しのために、万人にわかる本質的な愛ということを力強く訴えかける必要があったのだと思います。つまり、イエスは形式に対する実質の大切さを人びとに教えたのではないでしょうか。また、人びとも、それほど身分の高くない方が中心であったため、理性や知性に訴えかけるよりも、主として悟性と感性に訴えかけたものだと思うのです。 これに反して、釈迦の弟子たち、釈迦教団の人びとは、当時のインテリ層に近かったといえます。釈迦の当時はいろいろな宗教が百花繚乱(ひゃっかりょうらん)で、人びとは我を先にと争って解脱(げだつ)しよう、悟ろうとしていたのです。ちょうど、第三次宗教ブームともいわれている現代の日本の状態にも似ています。ですから当時の修行者たちを対象としていたため、釈迦の教えはどうしても、個人の努力を重視し、理性的・知性的な面に重きをおいたのです。 ですから、キリスト教、仏教の思想的な違いも、ひとつには、教団を構成する人びとの違いが問題とされましょう。もちろん、決して釈迦が、人を愛することの重要さを無視したわけではないのですが、当時の仏弟子たちは宗数的な知性が高かったため、単に隣人を愛しなさいということぐらいでは通用しなかったのです。 ここまで話を進めてくれば、現代はどのような宗教が説かれるべきなのか、おわかりになってきたことと思います。やはり、現代は、知性と理性に訴えかけて神の道というものが人びとに説かれねばならないということなのです。 では今日はこのへんで。 2.日本と神理(1986年5月20日の霊訓) さて、今日私は、目先を変えて、「日本と神理」という題でお話させていただきたいと思います。かなり小桜の限界を越えた内容でございますので、もし、疑問に思われることがあれば、何なりとご質問くださいませ。 ところで、すでにお気づきになっておられるように、今回の正法神理の伝道ということに関しては、この日本の地が、第一番の柱として選ばれました。正法神理の流布は、時代を変え、所を変えて種がまかれて来たわけですが、とうとう、私たちの愛するこの日本が世界の宗教の中心となるべきときが来たのです。 日本の人びとは、やがて誇りに思うようになってきます。この国に、救世の偉業をなす人が生まれたということを。ああ、やっとこの日本の空に、待ちに待った救世の星が煌(きら)めき始めたのです。この日が来るのを、日本の歴史を造ってこられた高級霊、神々はいかほど久しく待ち望んできたことでしょう。ああ、やっと日本がその聖なる地として選ばれたのです。 思えば古事記、日本書紀が編まれてより、あなた方の霊言集が世に出されるまで千数百年、この日々が、いかに久しかったことでしょう。 単に宗教的な面での神理の流布だけではありません。日本の歴史の、時代時代を創るために血を流した幾多の英雄たちの努力も、今後日本が世界の盟主となってゆくことによって報いられるのです。 世界の盟主日本――この言葉に、あなたはいったい何を思い浮かべられることでしょう。 これから約百年の間、日本には、かつて地上にはなかったような、黄金の時代が訪れます。 科学文明はもちろん世界一の発展をみ、日本から宇宙へと旅立つ人びともたくさん出てきます。が、一方、国際政治、経済でも、日本はまさしく世界のよきリーダーとなります。各国の政界、経済界の重鎮(じゅうちん)が、毎日のように日本を訪れ、東京は「外交の都」と呼ばれるようになります。 他方、宗教のほうも、日本を核とした新たな明晰かつ合理的な教えが、ヨーロッパに、北米に、そして東南アジア、中国にと広がってゆきます。産業界でもトップの国が、宗教でもトップの国へと変貌してゆきます。こうして二十一世紀には、日本は「神と太陽の国」と呼ばれるようになりますでしょう。そしてあなたが説かれた教えが、「太陽の法」として、諸外国に知られてゆきます。それはまさしく、日本の国の象徴が太陽であるとともに、あなたの説かれる法が、太陽のごとく人びとに注ぎかけるときでもあるからです。 ときにこれからの十年間は、第一次の変革の波が訪れるときであり、これは、主として、一大宗教改革の様相を呈(てい)することとなりましょう。第二次の変革の波は、今後十年を経たころ、ひじょうに明確な形で現われてくるでしょう。そしてそれは、日本の政財界をも立て直す一大変革となりましょう。第三次の波は、今後二十年を過ぎたころに明瞭になってきましょう。日本が盟主として世界に号令をかけるべき時が来るということです。 よいですか。どのような大きな波も、最初は小さな波紋でしかないのです。今あなたのやっている仕事は、広大な太平洋に、一粒の雫(しずく)をたらすように見えるかもしれませんが、やがては逆巻く怒濤(どとう)として世界各国の湾岸に押し寄せるのです。どうかその日のことを忘れずにご精進ください。 3.自力と他力(1986年7月12日の霊訓) しばらくぶりでまた、この霊界通信を再開させていただけることを幸せに思います。 さて今日は、「自力と他力」ということについてお話させていただきます。 あなた方が、こうして多次元世界の霊たちと語るにあたって、いちばん困惑するのは、いわゆる、「自力と他力」の問題であろうと思います。自力論者はあくまでも、みずからの苦境を自力で切り拓いてゆきなさいといわれるし、他方、他力論者は、すべてを神の御心に委(ゆだ)ねなさいといわれます。単純な人間なら、いったいどちらを信じたらよいのかがわからなくなってしまいます。また、あなたにしても自力と他力の間(はざま)で随分と心揺れていることと思います。あなたの思想としていったいどうのように考えるかということです。 同じことは「予言」についてもいえます。 あなた方が高級霊の方々と話す過程において、さまざまな予言がなされることでしょう。しかしこの予言をすでに決定したもの、不変のものと考えてゆくならば、自力論者はまったく立つ瀬がなくなってしまいます。 そこでこれは小桜の試案ではありますが、次のように考えてみてはいかがでしょうか。 まず第一に、自力と他力の問題を悟りの問題と、行動の問題に分けて考えてみる必要があります。 悟りということに関しては、八割が自力、残り二割が他力です。まずたいていの人間はみずから努力して悟ろうとする心、菩提心(ぼだいしん)を起こさなければ、高級霊たちの協力を受けることはまずありません。この例外はほんのわずかで、たとえば、イエス様のお弟子を迫害していたのに、ある日突然に、イエス様の天上からの声を聞いて翻然(ほんぜん)、悟りを開いたパウロなどがその例外ですが、たいていの人間は、みずから努力して修行しようとする心、すなわち、菩提心を起こさねば、悟りへの道はまず開けてこないのです。まず悟ろうとする心、次に心の修行の実践があります。ある人は禅をやり、ある人は神想観をやり、ある人は内観をやり、ある人は瞑想をやりということで、その方法なり、名称なりは異なりますが、心を高級神霊と同通させようとする実践行為が必要です。この意味でここの段階でも自力が必要です。 他力がかかわってくるのは、この次の段階です。すなわち、本人の内観が深まり、また反省が進んで、やがて壁にぶつかることになるのです。この悟りの前に立ちはだかる壁を打ち破ることが、高級神霊に課せられた役割です。言葉を換えていうならば、神界下段階、中段階ぐらいまでの悟りなら、ある程度自力による観法(かんぽう)で悟りうるということです。しかし、神界上段階、いわゆる光の天使の候補生になってきますと、守護・指導霊たちの特別の指導を受けないと、諸天善神の境地には到達しえないのです。 この意味で私は、「悟り」の問題に限っていうならば、菩提心―観法―高級霊の啓示の段階になっており、やはり八割が自力、二割が他力だと思います。 では次に「行動」の問題について考えてみましょう。 人間が自力と他力の間(はざま)で揺れる場合には、ある行動をとるかどうか、言葉を換えれば、一つの判断なり決断なりを求められている場合だと思います。それがある場合には個人の人生設計であるし、ある場合には企業の経営であろうし、ある場合には伝道の方法でもありましょう。このときに考えるに、あくまでも自力でやっていくなら、あまり信仰の領域の問題にはならないと思います。 ではなぜ、自力でやるにしても「高度な判断」ができるのでしょうか。結局のところ、決断なり判断なりというのは、インスピレーションの問題だと思うのです。インスピレーションという言葉がわかりにくければ、「ふと心に思いつくこと」といってもよろしい。なぜ、ふと重要な結論を考えつくのでしょうか。それはやはり、八割方はその人が現在までに培(つちか)ってきた教養・人格・人生観・交友関係によって決定されるのです。いかに高級霊がインスピレーションを与えようとしても、その人の培(つちか)ってきた人生観が低次元のものであるならば、そのインスピレーションを受け入れることは不可能なのです。 ですからやはり人間は、悟りを得るときばかりではなく、一つの重大決断として行動をするときにも、やはり八割の自力が重視されるのです。そうして初めて、残り二割の他力が生きてくるのです。力となるのです。 これは決して他人事ではなく、あなたにとっても同じことです。あなたに八割自力の気概(きがい)があってこそ、高級霊たちの、残り二割の指導が生きてくるのです。あくまでも悟りを求め続け、みずからの人格を高め続けてください。 4.内在する神(1986年7月13日の霊訓) 本日は、「内在する神」ということでお話ししたいと思います。 あなたがたの書物の読者でも、神棚の祭り方がどうだとか、仏壇への配慮のしかたが重要なのではないかとか、神や仏の礼拝のしかたに迷っている人の数は尽きないことだと思います。 しかし、こうした行為の裏には、何かしらの偶像崇拝(ぐうぞうすうはい)の匂いがつきまとっています。要するに、神仏はどこか遠くかなたにいらっしゃるもので、それを何らかの形を通して崇拝するという気持ちです。 しかし、考えてもみてください。人間は、神様が「是(よ)し」と思われて創られた神の分御霊(わけみたま)なのです。つまり二人ひとりの人間の心の奥、魂の聖なる秘部には、神の生命が鼓動しているのです。そうであるならば、ほんとうの信仰とは、どこか遠くかなたにいる神仏を尊ぶことではなく、みずから自身のなかにある神なる心、神聖な自我、神仏の心そのものである大我を見つけ出し、これを尊ぶことではないでしょうか。 「内観(ないかん)」という修行方法があります。これは内なる自我を見つめ、真我と偽我とを峻別してゆく方法です。そして偽我を否定し去り、ほんとうの自己の真我を見出したときに、悟るという考え方です。 また、「止観瞑想(しかんめいそう)」という修法があります。止観とは、決して心を止(と)めることではありません。心を静めるという意味です。つまり止観瞑想とは、心を静めることによって、みずからの内に潜む、澄み切った神理の湖を思い出す方法といってもよろしい。あるいは、真我を見出すために、探し出すために、幾重もの偽我の堆積層(たいせきそう)を据り下げていって、ついに、本物の鉱脈を探りあてるという方法でもあります。 結局のところ、「内観」にしても、「止観瞑想」にしても、みずからの心のなかにある、真我、神なる我を探りあて、それと一体になろうとする方法論にほかなりません。 ここで、あなたは、昨日お話しした自力と他力の問題を想起されることと思います。 他力とは、どこかはるかかなたに居ます神なる実体に祈りの橋をかけて、一体となろうとする姿であり、自力とは、みずからの内なる神を発見して、それと一体となろうとする試みにほかなりません。結局、自力といい他力といい、その思考の志向性が若干異なるものの、「ほんとうの神」を探究し、これと一体となろうとする試みなのです。 ただ私は、ここにまったく異なった人間観が派生する恐れを感じます。つまり、他力を主とする信仰は、どうしても、人間を煩悩具足(ぼんのうぐそく)の凡夫とみて、あるいは、極悪罪重(ごくあくざいじゅう)の悪人とみて、外なる光によって救われようとしているのではないでしょうか。 これに対して、自力を中心とする信仰は、やはり自分の中に偽りの我を発見して、これを取り除き、真我を見出すのですから、結局、根本的に人間を「是(よ)し」と観ている、あるいは、「人間神の子」を前提としているといえます。 やはり私としては、外なるいろいろな神を信仰することも大切ではあるが、みずからの内なる神を見出すことこそが、だれにも課された、悟りの方法ではないかと思います。 あなたにおかれましても、今後、さまざまな悟りの方法論を展開されるのでしょうが、どうかこの「内なる神」という考え方、これを忘れないでほしいのです。人間が一人ひとり内なる神を秘めた存在ならば、決してほんとうの悪人とか、ほんとうの罪人とかはありえないのです。そして、「内なる神」に目覚めることが、究極において、ほんとうの意味において、人間を生かすことになるのではないでしょうか。 5.キリストの使命(1986年7月14日の霊訓) まもなくこの霊界通信を始めて一年になります。ほんとうに私たちの勉強も遅々として進まず、いったいいつになったらこの本が出版されるのやら、小桜も本当に不安になってきました。何とかこの七月いっぱいで、一冊の書物になるぐらいの通信文を送りたいと思いますので、あなたもどうか精一杯努力してください。 さて今日は、多少目先を変えて、「キリストの使命」ということに関してお話いたします。 あなたから見たら、神道系の人間と思われる、八百万(やおよろず)の神々(かみがみ)の一人でもある私から「キリストの使命」というテーマを出されたことは、不思議な思いがされることと思います。 けれどもそれは決して不思議でも何でもありません。今あなた方がやろうとしている事業を思い返してみればよいと思います。あなたがたの仕事は、過去のすべての宗教を一堂に会(かい)して、さらにそれを乗り越えてゆくという内容を持つものです。また、それだからこそ、イエス・キリストという人が、指導霊を務めているのではないのでしょうか。 さて、それでは、過日、イエス様のご講演が神界(六次元)上段階で行なわれたときの内容をかいつまんでご報告いたします。 私たち六次元の人間に対しては、ふつう七次元菩薩界の人が出てきて常時指導してくださっているのですが、月に一回ぐらいは、八次元如来界の方が来てご講演くださり、さらに年に一回ぐらいは九次元太陽界の方々のうちのお一人がご降臨され、私ども光の天使の一年生に対してご訓示をくださるのです。 そう、あなた方の時間でいうと、ちょうど七月七日にあたります日、イエス・キリスト様がご降臨になり、約一時間ほどお話をされるというので、小桜たちは、そのご講演の演壇を造ったり、世話役の方を決めたり、聴衆を集めたりでたいへんでした。その日のイエス様のご講演を一声でも聞こうと集まった光の天使の数は、およそ一万人にも達したでしょうか。如来界からも、おつきそい役としてエリヤ様、ミカエル様、ラファエル様、ガブリエル様などキリスト教系の大天使が、続々私たちの世界に舞い降りてこられる姿は、さながら夢物語のようでございました。みなさま、天使の象徴であるまっ白の羽根をピンと伸ばされ、それはそれは神のご光栄をまさしく体現(たいげん)しておられる方々でした。 七月七日の午後七時に始まったイエス様のお話は次のような内容でありました。 「いよいよ戦いの日は来た。みなの者、三次元に神の国を今回こそ打ち建てようではないか。この機をのがしては、二度とこのようなチャンスは巡ってこない。しかも、今地上界では、歴史上かつてなかった未曾有(みぞう)の大危機が迫っている。 しかしこの大危機を決してサタンの襲来と考えてはならない。新しき神の国が地上に打ち建てられることを讃(たた)えるファンファーレなのだ。決して悪の勢力に怯(おび)えてはならない。怯えは彼らが恰好の餌食(えじき)とするところなのだ。地上に降りた光の天使たちの力を分散させることなく、一致団結させ、天と地に黄金の架橋をつくるためにも、私たちは祈ろう。光の天使たちの総力をあげて。 イエスのキリスト(救世主)としての使命は、ナザレで十字架にかけられたときに終わったのではない。むしろ、そのときよりこのかた、キリストとしての使命は始まったのである。今、地上に降りた光の軍団をキリスト(救世主)の力の再来とするためにも、私たちは、悪の力を徹底的に粉砕し、光の輪を地上に投げ続けよう。かつて光の大指導霊が地上に降りたときにも、形の上では光の軍勢が闇の軍勢に破れたかに見えたときもある。 しかし、今回は決して、形の上でも光の軍勢は闇の軍勢に負けてはならない。私イエスみずからが陣頭指導をとって、地上の者どもを指導しているのだ。幾千幾万の光の天使たちよ、あなた方も力の限りを尽くしなさい。今回は悪の勢力をこの地上から一掃するための、徹底的な総力戦なのだ。」 だいたい、イエス様のお話は以上のようなものでしたが、そのお言葉は、まさに神の生命力に溢(あふ)れ、私たち、幾千幾万の天使たちも、感激のあまり涙を流しておりました。 どうか地上のみなさま方も、決して孤立無援の想いにとらわれることなく、天上界でもこれだけ力の結集がなされていることをお忘れなく。小桜の力は微々たるものですが、天上界の人びとの想(おも)いの一端なりともお伝えすることができれば、これにすぎる喜びはございません。 ではまた。 6.地獄最期の日(1986年7月16日の霊訓) さて、本日は、「地獄最期の日」という演題で、少々お話ししようと思います。 ご存じのように、あらゆる世界中の宗教には、一致する共通項があります。その共通項のなかで、生きている人が地獄に堕ちないようにする、あるいは、地獄に堕ちた人びとがいかにしたら救われるのか、といった方法論があると思います。そこで小桜は、第一の問題として、生きている人はどうすれば地獄に堕ちなくてすむのか。第二の問題として、どうすれば現在地獄にいる人びとを救い出せるのか、を考えてみたいと思います。 まず、第一の問題から取りかかりましょう。生きている人間はどうしたら地獄に堕ちずにすむか。簡単にいえば、もちろん神の心を心として生きれば、絶対に地獄など行きません。しかし、生身の人間にとって、神様のような心を持って生きるのは難しいですから、少し条件を緩めて、高級霊の生き方を手本として生きるべきだと申しておきましょう。つまり手近な例が、偉人の生涯を手本として生きているということです。 偉人の生涯の特徴を、私はできるだけあげてみたいと思います。 まず一番目は、自分に厳しいということです。この自分に厳しいということは、一つの面として、努力、精進、ということであるし、他の面をとれば、謙虚さということであろうと思います。 二番目は、他人への思いやり、優しさであろうと思います。これが他の人への愛であり、慈悲であり、親切であり、配慮であります。この他人への思いやりの欠けた人は、どれだけ大きな事業を成し遂げたとしても、所詮、自分だけがかわいい、自己保存欲の強い人間であり、偉人の範疇(はんちゅう)には入りません。ですからこの二番目の要点を別の言葉でいうと、無私ということだと思います。 第三番目を申し上げます。それは清らかさです。その人の言葉に触れると、あるいはその人の行動に接すると、何かしらハッとさせられるような清らかさです。言葉を換えれば人びとの心の琴線に触れるような何か、人の心のなかに潜んだ聖なるものを共鳴させる何かです。物質に対する無欲さといってもいいし、執着心が少なく、行雲流水(こううんりゅうすい)のごとき生き方をしているといってもよいでしょう。聖なる内流を持っている人、ということです。 第四番目は、心の広さです。偉人に共通しているのは心の広さです。あらゆるものを包容するがごとき、青空のごとき、広さ、大きさです。どんなに精進、努力をしたとしても、その結果、他人を寄せつけないような心の狭さを身につけたような人は、決して偉人とはいえません。 第五番目は、内省(ないせい)ということです。偉人は常づねみずからの心を内省し、さらなる発展を心に期しています。この内省のなかには、いわゆる反省や瞑想も含みますし、広義の内省には、神と心を一体にするという意味での、祈りも含まれています。しかし、この場合の祈りは、多勢で集団で祈るのではなく、人知れず、静かに祈るということです。つまり、偉人の条件の五番目は、人知れず神と相対座する時間を意図的に持っている人という意味です。 私は以上で、偉人の条件として(1)自分に厳しいこと (2)他人への優しさ (3)清らかさ (4)心の広さ (5)内省する習慣、の五つをあげました。これがすべてではありませんが、神に近き人の共通した性質だと思います。少なくとも地上に生きている人間は、この五つの徳目を身につけるべく努力して生きれば、決して地獄などへ堕(お)ちることはありません。 さて、第二の問題として、現在地獄に堕ちている人びとをどうしたら救えるかという問題に入ります。 一口でいうならば、この地上界が神の国ユートピアになれば、地獄は自然に消滅してしまいます。その理由は、ひとつには、この地上からあの世へと旅立つ人びとが地獄に行くことがなくなるため、地獄の人口は決して供給されないということ、つまり、減りはしても増えないということです。いまひとつの理由は、地獄の住人たちのエネルギー源は、この地上界の悪想念であるため、この地上界をユートピアにすることによって、悪のエネルギーの供給をやめてしまえば、彼らは活動を停止してしまうからです。 つまり、この地上を神の光に満ちた楽園とすることによって、地獄はなくなってゆくのです。ですから、仏壇や神棚を祭って拝むことよりも、この地上で生きている残された家族が、楽しく豊かで調和された生活を送っておれば、自然と地獄霊たちも心が調和され、天上界へと旅立ってゆくのです。この方法がいちばん確実で間違いのない方法です。 第二の方法は、祈りの方法です。天上界の高級霊たちも、日々、地獄霊救済のために努力しておりますが、地上からの祈りの力を送ってやることによって、彼らも勇気づけられ、パワーが増してゆくのです。生きている人が神理を悟れば悟るほど、この祈りの力も強くなり、悪霊たちに神理を知らしめる力となるのです。 以上で、第一の問題と第二の問題について語りましたが、こういうことが、あなた方の努力によって良い方向へと進めば、地獄最後の日はもうそこまできています。 7.天使の役割(1986年7月18日の霊訓) さて、前回は地獄をなくす方法論について語りました。そこで今日は、「天使の役割」ということについてお話ししましょう。あなた方の霊言集のなかで、天台智覬(ちぎ)さんが、地獄を病院に譬(たと)え、地獄霊は患者、天使を医者や看護婦に見立てていました。 だいたいこの比喩は的を射ています。ただ惜しむらくは、天使たちの積極的役割に触れていない点です。 確かに天使達は、地獄霊救済のための医師や看護婦であるかもしれませんが、それは病人が出てきた場合の受身的役割だと思うのです。けれども実際はそのような受身的役割をしている天使の数は少数で、むしろ大多数の天使たちは、積極的に、神の国実現のために努力しているといって間違いないと思います。 その努力の現われの一つが、地上に次々と降誕している光の天使たちの存在であり、他の一つが、各次元において光の天使が駐留して、多くの霊たちを導いている光景でありましょう。 先日のイエス様の言葉にあったとおり、キリストの使命は肉体イエスが十字架にかかったときに終わったのではなく、さらにそのときから、より一層強力なキリストの使命が発揮され始めたのだということです。 いかなる光の大指導霊がこの地上に降誕しようとも、やはり肉体を持てば盲目に近くなり、その人の本来の使命の一〇パーセントも発揮できないまま終わってしまうことがままあるのです。それゆえ、あの世に還って、自由自在の身になって、地上にあったときの失敗を埋めるべく、大車輪の活躍をされる人も多いのです。 昔からよく話されることで、時代が人を創るのか、人が時代を創るのか、といった問題があるはずです。結論から先に言うと、やはり人が時代を創っているようです。というのも、時代の節目、節目には、天上界の計画によって、さまざまな光の天使が地上に生まれているからです。そうした人たちが束(たば)になって出て、新しい時代というものができるのです。それは古代ギリシャに哲学が栄えた時もそうですし、古代中国に孔子、孟子などが生まれて、百家争鳴(ひゃっかそうめい)といわれた時もそう、また釈迦の時代も、イエスの時代もそうです。 時代時代の転換期には、偉大な光の天使たちが群れをなして出現して、時代の気運を創り出しているのです。そうしてそういった新しい時代の到来は、千年二千年に一回ですから、その間に正法の灯を絶やさず守り伝えるために、中継ぎの光の天使たちが、何百年かおきに出現しているのです。 現代という時代も、イエス出現以来のここ二千年間で最大の時代の転換期であり、後世において「霊的奇蹟と科学の時代」と称(よ)ばれるようになりましょう。現にあなた方の時代にも諸如来、諸菩薩が相競って地上に生まれているのですから、それがいったい、肉を持った身でだれであるかは、あなた方にはわかりかねるかもしれませんが、私たちから見ると、あの「南総里見八犬伝」の八犬士のように、天上から散らばって地上に降りた天使たちは、やがてあなた方のもとへと、間違いなく集(つど)ってくるのです。ここ数年のうちに、あなた方の集まりのなかに、間違いなく散りばめられた光の玉、天使たちが引き寄せられてくるでしょう。 あなた方も、今後一つの宗派を創るのではなく、相集って、一つの時代を創造していくのだという気持でもって神理伝道に励んでください。 では今日はこのへんで。 8.大黒天の役割(1986年7月19日の霊訓) 今日は、「大黒天の役割」ということでお話をしようと思います。 みなさま方はよく、正月などに、七福神の乗った宝船の絵をご覧になったことがおありでしょう。あれを単なる伝承とか昔話、作り話として一笑に付すのは簡単ですが、真実はそうではありません。福の神というのは現実にいるのです。あなた方地上世界を見渡しても、あちこちに繁栄している会社があり、衰退していく会社があり、また、どんどん豊かになってゆく人があり、どんどん貧乏になってゆく人もおります。それも、多少の貧富の差ぐらいなら偶然で片づけられるでしょうが、あまりにも目ざましい発展や成功を遂げる企業や人を見ると、そこに目に見えない力が働いているのではないかと想像されることと思います。 実際、実在界には、神から供給される無限の富をコントロールする役割をしている光の天使たちがいるのです。その人たちのことを福の神といいます。古くは、日本では大国主之命(おおくにぬしのみこと)という方がいらっしゃいました。 では、なぜ福の神の存在があるのでしょうか。それは、神の世界計画のなかで、「繁栄」ということも、一つの重要な鍵となっているからです。各時代の文化興隆の諸都市を考えてみると、いつの時代にも、経済的に目まぐるしい繁栄があったはずなのです。それは神理伝道のための、舞台装置、音響効果として、無限の富の供給がなされているからなのです。これが一般的な場合です。 もうひとつ特殊な場合があります。それは、光の大指導霊が地上に降誕した場合です。イエス様は、富と神とに共に仕えることはできないと言われたそうですが、それは、現実にイエス様の教えを聞かれた方々が貧しかったので、時の圧政者たちへの批判をこめて言われたことであって、実際に貧乏でなければ神に仕えることができないわけではありません。けれども、光の大指導霊たちは、神理伝道に熱心なあまり、どうしても世俗的な、現実的な経済生活への配慮がおろそかになってゆくのです。 このため、神は特別な役割を待った福の神を創りました。これがいわゆる「大黒天(だいこくてん)」といわれる人びとです。「大黒様」といわれる人は、特定の人ではなく、そうした使命を持った一群の人びとがいるということなのです。 日蓮様にしてもそうです。政治的、経済的に日蓮様を庇護した武士がおります。釈迦の時代にも、竹林精舎(ちくりんしょうじゃ)を寄進した人がおります。 いつの時代にも神理伝道の際には、光の指導霊たちが経済的なことにのみ腐心(ふしん)しなくてもよいように、大黒天が助けてくれるのです。 おそらくあなた方の時代にも、今後続々と神理伝道のための経済的協力者が出てくるでありましょう。ともすれば、法の研究、実践のみが尊いことのように思われがちですが、こうした方々の縁の下の力持ちとしての使命の重大さをも、あなたは十分に認めてあげる必要があると思うのです。 近くは日本に、光の指導霊として高橋信次という偉大な方が出られましたが、この方は、あまりにも自主独立の気性のはっきりした方で、ご自分の経済的自立は自分でまかなわねばならないという信条の方でありました。そのために、ご自分の経済的基盤を固めるのに時間がかかりすぎ、肝心の法を伝える時間がひじょうに少なくなってしまい、天上界からもたいへん惜(お)しまれています。みずからが悟るための環境として貧しい生活環境を選んでお生まれになったのですが、その反作用として、経済的自立に力を注ぎすぎたといえるかもしれません。 あなたにおかれましても、他人の協力に身を任せることを潔しとしていないあまり、ご自身が経済基盤確立に奔走されると、法の中身が薄くなり、後世に悔いを残すこととなってしまいます。 やはり第一番の目標は、この時代に、できる限り多くの人びとに神理を伝えることですから、その他のことは、大黒天たちの力を信頼して任せることです。できるだけ効率のよい人生を生きることをお祈り申し上げます。
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MBTI MBTI(Myers–Briggs Type Indicator、マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)は、個人がどう世界を認識し、物事への決定を下すかについての心理学的な選好を示すことを目的とした、内観的な自己申告型診断テストである。被験者は、外向型・内向型、感覚型・直観型、思考型・感情型、判断型・認知型の4つの二分法を掛け合わせた16の性格類型に分類される。 4つの二分法 ブリッグスとマイヤーズは、4つの二分法(Dichotomies)が「良い」や「悪い」ではなく、人間の本質的な「好む」という選択を表したものであると理論づけている。言い換えれば、右利きの人にとって左手でものを書くことが難しいのと同様に、人が自分と反対の選好を難しいと感じる傾向にあるものの、練習と発達を繰り返すことで柔軟になることができる。 また、各二分法に使用される用語は専門的な意味を持つため、日常的な用法とは異なる。例えば、「知覚」よりも「判断」を好む人は、必ずしも批判的であったり、洞察力が低いわけではない。同様に、「内向」よりも「外向」を好む人が、必ずしも外向的であるということでもない。それは単に、ひとつの選好が他のものより優先されていることを示しているだけであって、機器によって測定された絶対的な適性というわけでは決してない。 興味関心の方向(Favorite world) E - 外向型(Extravertion) I - 内向型(Introvertion) ものの見方(Information) S - 感覚型(Sensation) N - 直観型(Intuition) 判断の仕方(Decisions) T - 思考型(Thinking) F - 感情型(Feeling) 外界への接し方(Structure) J - 判断型(Judging) P - 知覚型(Perceiving) 8つの認知機能 マイヤーズによると、人は8つの認知機能(Cognitive functions、心理機能)のうちの4つから構成されたダイナミクスを持っている。4つのうちの1つは、他の3つよりも高度に発達しており、これを主機能(第一機能)と呼ぶ。主機能は、幼少期から最もよく使われてきた機能であり、行動する上で最も重要な役割を果たす人格の核となっている。そして、主機能を使うことによって、人は効果的に能力を発展させる傾向にある。この機能は、補助機能(第二機能)と代替機能(第三機能)によって支えられている。最も意識の低い劣等機能(第四機能)は、主機能と対をなす存在であり、マイヤーズはこの機能を「影」と呼んでいた。 8つ認知機能は、「思考」と「感情」を表す合理的機能と「感覚」と「直観」を表す非合理的機能で構成され、いずれも「外向」もしくは「内向」と連動している。例えば、主機能が外向直観である人と内向直観である人とは、非常に異なる方法で「直観」を使用していることになる]。 ダイナミクス(Type dynamics) 主機能(第一機能、Dominant function) 補助機能(第二機能、Auxiliary function) 代替機能(第三機能、Tertiary function) 劣等機能(第四機能、Inferior function) 合理的機能(Rational functions) Te - 外向的思考(Extraverted thinking) Ti - 内向的思考(Introverted thinking) Fe - 外向的感情(Extraverted feeling) Fi - 内向的感情(Introverted feeling) 非合理的機能(Irrational functions) Se - 外向的感覚(Extraverted sensation) Si - 内向的感覚(Introverted sensation) Ne - 外向的直観(Extraverted intuition) Ni - 内向的直観(Introverted intuition) 16の性格類型 4つの機能対 16の性格類型(Personality types)は、各二分法での選好を示したアルファベットのイニシャル4文字で表される。それぞれの類型には、主機能から劣等機能までの4つの認知機能から成るダイナミクスが対応しており、補助機能と代替機能を組み合わせた4つの機能対(Function pairs)によって組み分けされる。 ST - 感覚的思考(Sensitive thinking) [[ESTP]] - Se Ti Fe Ni [[ISTP]] - Ti Se Ni Fe [[ESTJ]] - Te Si Ne Fi [[ISTJ]] - Si Te Fi Ne SF - 感覚的感情(Sensitive feeling) [[ESFJ]] - Fe Si Ne Ti [[ISFJ]] - Si Fe Ti Ne [[ESFP]] - Se Fi Te Ni [[ISFP]] - Fi Se Ni Te NT - 直観的思考(Intuitive thinking) [[ENTJ]] - Te Ni Se Fi [[INTJ]] - Ni Te Fi Se [[ENTP]] - Ne Ti Fe Si [[INTP]] - Ti Ne Si Fe NF - 直観的感情(Intuitive feeling) [[ENFJ]] - Fe Ni Se Ti [[INFJ]] - Ni Fe Ti Se [[ENFP]] - Ne Fi Te Si [[INFP]] - Fi Ne Si Te 4つの気質 アメリカ人心理学者のデイビッド・カーシーは、プラトンやアリストテレスといった古代ギリシアの哲学者を参考に、MBTIによる16の性格類型とドイツ人精神科医のエルンスト・クレッチマーによる3つの気質を融合させた新たな分類法を完成させた。この方法によると、16の性格類型は4つの気質(Temperaments)へと組み分けられ、それぞれに役職名が与えられる。尚、カーシーの気質分類は、無料診断が可能な非公式のウェブサイトを通じて、広く知られるようになったものの、MBTIの公式の解釈ではない(#誤解を参照)。 SP - 職人(Artisan) [[ESTP]] - 発起人(Promoter) [[ISTP]] - 工芸家(Crafter) [[ESFP]] - 演者(Performer) [[ISFP]] - 作曲家(Composer) SJ - 守護者(Guardian) [[ESTJ]] - 監督者(Supervisor) [[ISTJ]] - 調査官(Inspector) [[ESFJ]] - 供給者(Provider) [[ISFJ]] - 保護者(Protector) NF - 理想家(Idealist) [[ENFJ]] - 教師(Teacher) [[INFJ]] - 助言者(Counselor) [[ENFP]] - 優勝者(Champion) [[INFP]] - 治療者(Healer) NT - 理論家(Rational) [[ENTJ]] - 陸軍元帥(Fieldmarshal) [[INTP]] - 立案者(Mastermind) [[ENTP]] - 発明家(Inventor) [[INTJ]] - 建築家(Architect) 誤解 MBTIと同様のタイプ表記を用いた性格診断を無料で公開しているウェブサイトが存在するが、それらはいずれもMBTIではない。また、それらの中にはタイプ間の相性を診断結果に併記しているものが散見されるが、これについてもMBTIとは異なるものである。本来MBTIには相性論は存在しない。一方、MBTIと同じくカール・ユングの性格類型論に基づいた姉妹理論であるソシオニクスには、ユングの8つの心理機能のはたらきを構造化しそれによってタイプ間の関係を定義する研究が存在する。表記や理論の一部に類似性があるため両者は混同されることがあるが、実際には、MBTIとソシオニクスはユングの類型論をそれぞれ異なった解釈によって取り入れ発展してきた理論であるため互換性はない。ソシオニクスの関係性理論をMBTI(および、MBTIもどき)に持ち込んで相性論として語ることは間違いである。 上記全てwikipedia引用。 参考 無料性格診断テスト 今すぐ使える心理学 各16タイプ(≒MBTI)の相性一覧 MBTIと相性論について
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前ページ次ページ疾走する魔術師のパラベラム 第十一章 力が足りない エレメント/[Element]――《パラベラム》のペア。攻撃担当、防御担当に分かれることで戦闘力が上がる。 1 「で? デルフリンガーは何を知っているの?」 ルイズが待ちかねたといった様子でデルフリンガーに尋ねた。 用事が済んだので待ち合わせ場所である中央広場に向かう。道は人通りの少ない道を選んだ。デルフリンガーから事の詳細を聞かなくてはならない。人に聞かれては困る類の話だ。道は荒れて汚く石畳もガタガタ。人通りは皆無で、こういう話をするのにぴったりの雰囲気を持っている。 「デルフでいいぜ、娘っ子」鍔をカタカタと鳴らし、答えるデルフリンガー。やはりアレが口なのだろうか。質問に答えられるように鞘から少しだけ刀身を覗かせている。どうやら完全に鞘にしまうと喋れなくなるらしい。 「そう。私はルイズ、こっちはシエスタよ」 「おうよ! よろしくな、娘っ子、相棒!」 どうやらデルフリンガーはルイズのことを名前で呼ぶ気が無いようだ。ルイズは何か言いたげに目頭を押さえていた。デルフリンガーは気づいているのか、いないのか。 「相棒、ですか?」 「おう、見た感じ、俺を使ってくれんのは嬢ちゃんだろ? だったら嬢ちゃんは相棒だ!」 そういってカタカタと鍔を鳴らす。笑っている、のだろうか。 それはともかく、どうやらデルフリンガーを扱う者が『相棒』ということらしい。そんな風に呼ばれるのは初めてだったが、悪い気はしなかった。 そういえば。祖父にも『相棒』がいたとよく言っていた。その『相棒』のことを語る祖父はとても優しい目をしていたのを良く覚えている。 「はい、よろしくお願いしますね」シエスタもいつかはそんな風にデルフリンガーのことを思えるのだろうか。そうなると素敵かもしれない。 閑話休題。 「それで? あんたのいう担い手とか使い手って何よ?」 「あー、忘れた」 「ねぇ、シエスタ。あなたのハウンド・ドッグって鉄ぐらいなら砕けるわよね?」 「わー! わー! 待て待て待て待て! 待てって! 早まるな、俺の話を聞けって!」 「だったらさっさと話しなさいよ。あと大声出さないでよね。誰かに聞かれたらどうする気よ」 「おう。でも、まぁ、仕方ねぇだろ? こっちとら六千年も生きてんだ。そりゃあ記憶の一つや二つ、曖昧にもなるさ。まぁ、なるべく話せそうなことは話すけどな」 「六千年って・・・・・・それってブリミル様の時代じゃないですか」ハルケギニアでは魔法を伝えたとされる始祖ブリミルを崇めるブリミル教が一般的だ。その始祖がこの地に降り立ったとされるのが六千年前。さすがに眉唾ものだ。 「まったく・・・・・・信用できるのかしら? まぁいいわ。あんた、私たちの『力』を知ってるの?」単刀直入にルイズが聞いた。 「いんや、知らね―。でもな、嬢ちゃんや相棒の力と似たモンは知ってる。いや、知っているはずだ。感覚に覚えがあるぜ。でも、まー思い出せねぇ。なんせ、ここ二百年ほどは何軒かの武器屋で亭主と喧嘩するばっかだったしなぁ。剣なのにまともに斬った覚えがほとんどねぇや」 たぶん、あの亭主も似たような関係だったのだろう。毎日のように他愛のない話や馬鹿話をして。剣の身だから飢えも知らず、老いも知らず。そうした日々を二百年。シエスタのような人間の感覚ではわからないが、それは幸福だったのだろうか。 「覚え・・・・・・ですか。どうしてわかったんですか?」 「そりゃあ相棒、俺はこんなミテクレでも偉大な魔法の掛かったインテリジェンス・ソード、デルフリンガー様だぜ? 握った人間の力量やらなんやら色々とわかんのよ。で、だ。相棒たちに握られた時にこう、なんか違う感覚がこうティンと来たんだな、これが」 うんうんと頷くような声音とカタカタと忙しなく動く鍔。やけに感情豊かな剣だ。デルフリンガーはどうやら話好きな性質らしく、まるで生身の人間と喋っているのかのようだった。武器屋でも客にケチをつけたりとかで、会話をする機会は少なかったのかもしれない。 まぁ、鞘に入れられると喋れなくなるのだから、武器屋によっては鞘に入れっぱなしだったのかもしれない。買われたところで基本的に戦時にしか用が無いわけで。そんな時にお喋りと洒落込むわけにもいかないだろう。 「私たちについてどこまでわかってるの?」 「ぶっちゃけると詳しい事まではわかんねぇ。分かんのは・・・・・・そうだな。魔法と似たような感じだけど、力の出所が違う。似たモンではあるけど別モンだな、こりゃ。魔法は血統とかから使うが、相棒たちのそれは心からだ。しかも心からだから、たぶん魔法と違って一人一人違うもんだな」 驚いた。 大したものだ。握っただけでここまでわかるのか。伝説の魔剣というのも、あながち法螺でもないのかもしれない。 デルフリンガーの言うとおり《P.V.F》は魔法と似た部分がある。第一にはやはり精神力を使うということだろう。シエスタはあまり魔法については詳しくは無いが、それでもメイジの精神力が行使する魔法に大きく影響するというぐらいは知っている。《P.V.F》も個人の精神力が大きく関わっているパラベラムによって形は多種多様だ。 「そこまでわかるのね。さて、私たちが《パラベラム》って知られると非常に困るのだけど、どうする? もしも喋ったら私の魔法とシエスタの射撃訓練の的になるわけだけど」 「喋りません」 「よろしい。これからよろしく、デルフ」 デルフリンガーは実に物分かりの良い剣だった。 2 ギーシュはブルドンネ街を歩いていた。珍しく女性を連れていなく一人である。あの決闘の処分である謹慎と反省文を終え、今日は久しぶりの外出だ。少しくらい羽を伸ばすのもいいだろう。それに。 ギーシュは謹慎期間の間、ずっと考えていた。それはシンプルなもの。 ――強くなりたい。 その為には強くならなければ。もっと、もっと、もっと。 ギーシュはバカで、単純で。それ故に迷いなどありはしない。 今日は街の書店で、土系統の指南書を探しに来たのだ。本ならば学校の図書館に行けば相当な量があるが、当然ながら返却期限がある。これからのことを考えると買った方がいいと思った。 書店など普段は立ち寄ったことも無かったが、目立つ店で助かった。目の前にある赤レンガで上品で落ち着いた雰囲気を持った建物がギーシュの探していた書店だ。蟻の形をした看板には『黒蟻の迷宮』と書かれている。 変わった名前だが、なんでもガリアに本店を置く有名な書店らしい。本は高価なのだが、店内は客がたくさんいた。そしてそこには意外な顔も。 「なんでキュルケがいるんだい?」 「それはこっちのセリフよ。どうして本屋なんかにいるのよ?」 『黒蟻の迷宮』亭の店内にはキュルケがいた。今までのギーシュならば浮ついたセリフの一つでも言っていたかもしれない。 「ちょっと本を探しにね」 「ギーシュが本を? どうしちゃったのよ? らしくないわ」 キュルケが驚いたのも無理も無い。ギーシュは勤勉な生徒ではなかった。どちらかといえば、怠け者で試験の前など四苦八苦したものだ。 「少し、ね。強くなろうと決めた」それは自分自身に言い聞かせるように。 キュルケがまた目を丸くする。そしてじっくりとギーシュを眺めた。 「へぇ、いい顔になったわね。今までならからかうだけだったけれど、今のあなたになら微熱を持って接しても良さそうだわ」 キュルケは冗句が好きだが、この発言が冗談ではないのくらい目を見ればわかる。紅玉のようなその瞳には微熱が揺れている。 「光栄だが、遠慮させてもらうよ。・・・・・・大切な人がいる」最後の一言を口にする時は顔が綻ぶのを感じた。 珍しい。いつも余裕の笑みを浮かべているキュルケの驚いた顔を今日は何度も見れた。 「そう。なら仕方がないわね。ちょうどいいわ。今、タバサと一緒にいるのよ。あの子、本の虫だからきっといい本を見つけてくれるわ」 話をすればなんとやら。キュルケの後ろの本棚からひょっこりと沢山の本を抱えた少女が顔を覗かせる。 「やあ、タバサ。偶然だね」 返事はせずに首を傾げるタバサ。どうしてここに? といったところか。 「この前の決闘騒ぎで自分の弱さが嫌になってね。強くなりたい。とりあえず土系統の指南書を探しに来たんだ」 「あなた、自分の系統以外の本も相当読んでるでしょ? 何か良さ気なのを見繕ってあげましょうよ」 タバサは少しの間、顎に手を当てて考える。やがてコクリと頷き、本棚の間をとてとてと歩いていった。そう時間を掛けずに戻ってきたタバサの本の上には、鈍色の本が置いてある。分厚いそれを手にとってみれば、相当古い本だということがわかる。 「ホーエンハイムの『錬金術理論』。あまり知られてないけれど、『錬金』を基本とした論理的で役に立つ技術が書かれている」 こんなに喋るタバサは初めて見た。相当な読書家のタバサがそう強く推すのだ。確かに役に立つのだろう。 「ああ、ありがとう。確か二人ともトライアングルだったっけ? 都合が良ければ、少し聞きたいことがあるのだけど」 「ルイズたちと一緒に来てるのよね。どうしましょうか?」 「ルイズも来てるのかい? なら僕も一緒に行こう。この前はずいぶんと迷惑を掛けてしまったしね。本のお礼も兼ねて昼食でもご馳走するよ」 「あら、そう? それじゃ、お言葉に甘えようかしら。タバサはどう?」 「決まり」 財布の中身が厳しいことはギーシュ自身がよく知っていた。だが見栄を張るのをやめられるようになるのは、どうやらまだ先のことらしい。 『ギーシュのワルキューレには無駄が多すぎる』 会計を済ませルイズとの待ち合わせ場所に行く道中、二人のトライアングルに『どうすれば今より強くなれるか』と尋ねた答えがこれだ。 「戦闘するのに装飾の施された鎧はいらない」とタバサ。 「数も一度に出しすぎて制御しきれず、動きに無駄が多いわね」とキュルケ。 「ぐぅ」と声を出してみる。 確かにワルキューレの鎧には繊細な装飾が施されており、精神力をかなり使う。それにギーシュの全力である七対のワルキューレも同時に操作することは難しい。 どうしても注意力が散漫してしまい、うまく動かすことができないのだ。結果、敵に向かわせる二、三体以外はほとんど棒立ちのようなもの。全てを動かそうとすると突撃のような単純な動きが精一杯なのだ。 「戦闘に必要な要素以外は省いたゴーレムの方がいい」 「七体を一気に並べるんじゃなくて、自分がうまく使える数を絶やさないようにした方がいいんじゃない?」 どちらも正論である。ぐぅの音も出ない。 「は、はっきり言うね・・・・・・具体的にはどうすればいいと思う?」 「まずは鎧ね。装飾なんていらないし、そもそもゴーレムだから鎧自体が必要無いわ。むしろ壊されにくいように中身を詰めた方がいいわね」 タバサもコクリと頷き、言葉を引き取る。 「複数体操れないのなら自分の力量に合わせた数にすべき」 「・・・・・・なるほど」 キュルケたちの言葉はどれも説得力がある。さすがはトライアングルといったところか。 「そうねぇ・・・・・・あとは攻撃のバリエーションは多い方がいいわ」 「錬金と組み合わせたり、自分のできる範囲でやれることを探す」 ――自分のできること、か。 何があるんだろうか。 強くなりたいと思った。強くなると決めた。それは確かだがギーシュはドット。魔法の腕は低く、力も強くない。まだまだ子供の自分には何ができるのだろうか。とりあえずは。 「・・・・・・体でも鍛えようかな」 そんなギーシュの呟きはキュルケには聞こえなかったようだ。 「あ、あれ、ルイズじゃない? おーい! 待たせちゃったー?」キュルケはぶんぶんと手を振り、ルイズの方へ駆けていった。 キュルケが指差した先には目立つ桃色の髪が見える。どうやらルイズは先に来ていたようだ。とそこまで気付き隣に黒い髪を見つけた。 「体を鍛えるのは全ての基礎になる。・・・・・・頑張って」 タバサもそれだけを言い残してキュルケの背中をとてとてと追いかける。 「・・・・・・どうやら今日は奮発しないといけないようだね」 たまにはこういう日も悪くない。 3 シルフィードの背に乗るものは行きと比べて随分と多くなった。タバサの本に、デルフリンガー、それにギーシュ。ギーシュは学院の馬で来ていたのだが、風竜の方がいいとこちらに合流することになったのだ。ちなみに馬は学院に後日届けられる。 ギーシュの奢りで予定よりも少し豪華な昼食を取り、ブラブラと街を見ていたらこんな時間になってしまった。 日は沈み、辺りは既に夜の闇に覆われている。普段ならここまで暗くはないのだが、今日は雲が多く二つの月を隠していた。 そんな夜の中庭でシエスタとギーシュが対峙していた。どうしてこんなことになったのか。 「ルイズ、良ければ少し魔法の練習に付き合ってくれないか?」 「どうしたの? いきなりあんたが魔法の練習だなんて」 「少しキュルケたちに魔法について聞いてね。どんなものか試したいんだ」 「ふぅん。まぁいいけど・・・・・・そうね、シエスタ。相手してあげなさい」 「え、私がですか?」 「おいおい、ルイズ。シエスタは魔法が使えない。いくらなんでも無理だ」 「ああ、ギーシュはそういえば知らなかったわね。私たちがルイズと別行動してたのは、二人が杖を買いに行ってたからよ」 「杖を? え、それじゃ」 「はい、私もルイズ様と同じ魔法が使えるようになったのです」 「どう? 相手に不足は無いでしょ?」 と、こういうことである。 キュルケ、タバサの二人は少し離れたところで見物している。どうやら二人ともシエスタの使う『魔法』に興味があるようだ。 「シエスタ、どうせならエゴ・アームズも試してみなさい。デルフがどこまで使えるかも見ておかないとね」 どうやらそちらの方が本命のようだ。 「では準備はよろしいですか? ミスタ・グラモン」 「あ、ああ・・・・・・本当に大丈夫かい?」 「心配など無用です」 背中からデルフリンガーを取り出し、鞘から抜き放つ。デルフリンガーの重みが手に伝わってくる。かなりの重量だが、同年代よりは鍛えられたシエスタの腕力ならなんとか構えることができた。 「お、さっそく俺の出番か! 行くぜ、相棒!」 「・・・・・・インテリジェンス・ソードか。実物を見るのは初めてだよ」 シエスタが抜刀したのを見て、ギーシュも杖を構える。 「『錬金』」 脳裏により大きく力強い銃をイメージ、そしてルイズと同じく『錬金』を読み上げる。 モット邸でハウンド・ドッグを展開した時よりも大きな力が形作られる。デルフリンガーを中心に光の粒子が弾け、装甲を形成。拳銃方のハウンド・ドックには無い機関部を中心に、シエスタの精神力が《P.V.F》になる。 ガキンッ、ガキンッと音を立て、装甲が重なり合っていく。シエスタはイド・アームズの時よりも強力な内観還元力場が体を包むのを感じた。 銃身が細く長い、マスケット銃と長剣を組み合わせたようなP.V.F。パーツのほとんどはワインを思わせる深紅のクリアパーツでできている。長い銃身の下は銃剣が装着されていた。 銃身の側面にはシエスタの新しい力の名前を示す刻印が刻まれている。 《cal68 Archetype Chaser》 「シエスタ、名前は?」 「六八口径アーキタイプ・チェイサー、です」 「なんだこりゃ!? 相棒、どうなってんだよコレ!」 アーキタイプ・チェイサーの銃剣が振るえ、そこから低い男の声が聞こえた。どうやら杖に使ったデルフリンガーはそのまま銃剣になったようだ。 「なるほど、手加減してもらわないといけないのは僕の方のようだ」 《P.V.F》は二種類に分けることができる。人間の精神を武器として実体化させたものである《P.V.F》は、本能に近い意識から生まれる『イド・アームズ』と、利己的で現実的な意識から生まれる『エゴ・アームズ』。 シエスタのハウンド・ドッグはイド・アームズで、今生み出したアーキタイプ・チェイサーはエゴ・アームズ。 イド・アームズは近距離戦用で防御力と小回りに優れ、エゴ・アームズは大口径で中・遠距離戦を主に担当するのだ。 「タバサ、すまないが『サイレント』をかけておいてくれるかい?」 タバサがその身長よりも大きな杖を振り、『サイレント』をかける。『サイレント』は風属性の呪文である。これを使うことで音を消すことができるのだ。 「シエスタ。発砲は控えなさい。とりあえずデルフの性能チェックよ」 「わかりました」 内観還元力場の影響で身体能力が格段に上がっている。確かにハウンド・ドッグよりは重いが、軽々と振り回せそうだ。 「よし、僕も行くよ」 ギーシュが杖を振り、スペルを唱える。花弁が地面に落ち、三体のゴーレムへと変化を遂げた。 青銅製のゴーレム。それはルイズとの決闘で繰り出した物と変わらない。しかし、それは決闘の時とは違う。 まずは大きさ。二メイルほどだった大きさのゴーレムが一回りほど大きくなっていた。次に見た目。あの豪華な鎧は無く、ただ人の形をしているだけ。頭と胴と腕と足。それだけで構成されたシンプルな形状。間接は球体になっている。一体だけ長い棒を構えていた。 「行くよ!」 ギーシュの声に合わせ、ゴーレムが動く。何も持っていない二体のゴーレムがシエスタに肉薄する。だがシエスタの方が早い。 右から迫ったゴーレムの拳をかわし、左から蹴りを放とうとするゴーレムを逆袈裟に斬りつける。脇腹から肩にかけて大きく切り裂く。 ぐらりと倒れかけるゴーレムだが、すぐに体勢を立て直した。ギーシュが裂かれた部分を『錬金』で繋いだのだ。 一度、後ろに飛び、距離を取る。 「中身を詰めても簡単に破壊されるか。・・・・・・なら!」 再び二体のゴーレムがシエスタに迫る。今度は迎撃する為にシエスタ自身も地面を蹴る。シエスタとゴーレムでは速度に圧倒的な差がある。 すれ違いざまに一体を袈裟懸けに斬りつけ、もう一体を突く。 「ダメだ! 相棒、離れろ!」 ゴーレムは突かれたことをものともせず、アーキタイプ・チェイサーをしっかりと掴む。動きが止まったシエスタに棒で武装したゴーレムが迫る。アーキタイプ・チェイサーを引き抜こうにも、ゴーレムは手を離さない。 「ッ!」咄嗟にシエスタは自分に迫る棒を掴み取る。結果としてシエスタはゴーレムと力比べをすることになる。 冷たい鉄の感触を感じながらもシエスタの顔には笑みが浮かぶ。力比べに勝ったのは、シエスタだった。 棒をゴーレムから奪い取り、その棒を使いアーキタイプ・チェイサーを掴むゴーレムに一撃。ぐらついたゴーレムにさらに蹴りを放ち、アーキタイプ・チェイサーを強引に引き抜く。 その勢いを殺さずに二体のゴーレムに一太刀浴びせる。 ギーシュが『錬金』でゴーレムを直す前に、一気に距離を詰め、首に銃剣を突きつける。 「私の勝ちです」 「・・・・・・そのようだ」 ギーシュに突きつけていたアーキタイプ・チェイサーを外した。ギーシュもそれに合わせて杖を下ろす。 「いやぁ、どうなるかと思ったが相棒、強ェーじゃねぇか! そっちの坊主も結構なモンだったぜ!」 デルフリンガーの空気の読めない一言で模擬戦は終了した。 4 思ったよりも健闘した。 それがルイズの感想だった。シエスタならば問題無いと思ったがギーシュがあそこまで奮闘するとは。てっきりシエスタに圧倒されて終わると思っていただけに、意外とも言える。 それにデルフリンガー。まさかシエスタのP.V.Fの銃剣になるとは。これも意外な結果だ。もしかしたら折れたりするかもしれないと思っていたことを考えると思わぬ掘り出し物だ。 「おめでと、シエスタ。さて、明日はまた授業もあるんだし、そろそろ部屋に戻りましょ」 「そうね、すっかり遅くなっちゃったわ。まぁ、楽しかったんだけどね」 全員、今日は街で遊んだから疲れている。休みたい、という気持ちは同じだったのだろう。 帰ろうと歩き出そうとした瞬間、地面が揺れるのを感じた。 ――え? 次の瞬間、我が目を疑った。 高さ三〇メイル、重さはわからないほど。他の四人の視線も同じモノを見て固まっている。 その視線の先には巨大な土くれでできたゴーレムが悠然と立っていた。 「ッ!? シエスタッ!!」 「はいッ!!」 咄嗟にシエスタに指示を飛ばす。シエスタも察して隣でぼうっとしていたギーシュを抱えて地面を蹴り、その場を離れる。ギーシュがさっきまでいたところをゴーレムが歩いていった。 口笛が聞こえ、シルフィードがタバサとキュルケを抱えて空に浮かぶ。ルイズも急いで錬金を唱え、右手にシールド・オブ・ガンダールヴを展開。 内観還元力場により強化された身体能力でゴーレムから距離を取る。ゴーレムの動きは遅いが、サイズが桁違いなので攻撃を回避するにはそれなりのスピードが必要だ。 「シエスタ、イド・アームズに切り替えてギーシュを守りなさい!」 シエスタはルイズの言葉に従い、デルフリンガーが装備されたハウンド・ドッグを展開。ギーシュを抱えたままゴーレムに何発か撃つが、質量が違いすぎてまるで効果は無い。 「ルイズ、こっちに来なさい! シルフィードで拾うから!」 上空からキュルケの声が聞こえてきた。おそらくタバサに頼んで、声を大きくしているのだろう。 「ダメよ! 放っておけないわ! 私が相手をする!」こんな巨大で危険なものを放っておくわけにはいかない。 左手にドラムマガジンを呼び出しシールド・オブ・ガンダールヴにセット。もちろん、弾は対物用。初弾を薬室に装填し、セレクターレバーを『Full』に切り替える。フルオート機構に切り替えれば、弾丸は引き金を引き続ける限り絶え間なく発射することができる。 相手を気にせず、思いっきり撃てると思うと顔に自然と笑みが浮かんだ。 あれだけ巨大な的だ。外しはしない。とりあえず頭部の辺りを狙い、引き金を引いた。 「ショウ・タイムよ」 轟音と共にジャベリンが超高速で飛翔し、シールド・オブ・ガンダールヴの三本の銃身は回転しながら唸りを上げる。青白いマズル・フラッシュと大量の空薬莢がルイズの周囲を彩った。 回転を加えられたジャベリンは次々とゴーレムの頭に突き刺さり、抉り穿つが圧倒的な質量差のせいで足止めにもならない。しかもゴーレムは術者が魔力を供給し続けているのか、どんどん再生していく。 ゴーレムはルイズには目もくれず、本塔に近づき腕を振り上げる。そしてその拳を壁に向かって打ち下ろした。 打ち下ろす瞬間、拳が鈍い輝きを持つ鉄に変わるのをルイズは見て、ようやくこのゴーレムを作ったメイジの目的がわかった。 ゴーレムが殴った学院の壁。そこはちょうど宝物庫のある場所だ。つまりは盗賊。手口からしてこのメイジが武器屋の言っていた『土くれのフーケ』だろう。 学院の壁には強固な『固定化』の魔法がかかっているが、このまま何度もあのゴーレムに殴られては破壊されてしまうかもしれない。そうなればフーケはまんまと目当ての代物を盗み出し、この魔法学院をあとにするだろう。 ――このまま見逃すわけにはいかない。 まだルイズ自身にもどうなるかわからない奥の手。できればもう少し情報が増えてからにしたかったのだが、一か八か。この状況なら試す価値はある。 狙いを腕に定め、射撃。先ほどと同じく大量のジャベリンがゴーレムを襲うが、やはり質量差がネックになる。だが。 「『アンロック』」ルイズが魔法を唱える。 それは鍵を開けるという単純なコモン・スペルである。ルイズはそれに単純な魔力だけを込め唱えた。対象は鍵ですらない青白く光るジャベリン。 結果、爆発。ジャベリンは魔力に耐え切れず派手な爆発をした。当然、刺さっていたゴーレムの腕が周囲の土くれごと吹き飛ぶ。 ルイズの杖は三本の銃身の中の一つにある。そしてシールド・オブ・ガンダールヴの機能上、銃身は回転する。つまり杖を振る必要が無い。そしてルイズの魔法は全て爆発する。これがルイズの奥の手。『ゼロ』と呼ばれた一人のメイジの牙。 「『アンロック』、『アンロック』、『アンロック』、『アンロック』、『アンロック』」 ルイズは次々と魔法を唱えた。もちろん、引き金は引きっぱなしだ。まずジャベリンでゴーレムの腕を抉り、爆発で吹き飛ばす。 ゴーレムの腕が爆風で隠れたところで弾が切れた。フルオートだと装弾数の多いドラムマガジンもあっという間に空になる。ルイズは再び左手にドラムマガジンを展開。リロードを行う。暴風雨のような射撃を再開する。再生され続けているので一見、意味が無いようだがよく観察すればルイズの攻撃のスピードの方が僅かに速い。 しかしフーケはルイズの相手をする必要がない。学院の宝物庫から目当ての代物さえ盗み出せればいいのだ。 フーケが盗み出すのが先か、それともルイズがゴーレムを破壊するのが先か。これはそういう勝負だ。 答えは、ルイズよりフーケの方が一枚上手だった。 突然、フーケはゴーレムの再生をやめた。ジャベリンと爆発を受け、ゴーレムの右腕は四散する。ルイズが再生した部分への追撃のつもりで放ったジャベリンは目標を失い、学院の壁に着弾する。ルイズの九〇口径のジャベリンは学院の壁に小さな亀裂を作った。 たったそれだけで充分。フーケのゴーレムは残った左手を壁に振り下ろした。拳は壁にめり込み、壁に巨大な穴が穿たれる。そのまま腕を橋に使い、宝物庫に侵入。ルイズは阻止しようとしたが、フーケの魔力が再び注がれ再生した右腕がフーケを守る。 すぐにフーケは腕に何かを抱え、外へ出てきた。宝物庫に侵入した時と同じようにゴーレムの腕を使い、逃げる。そしてフーケはゴーレムの中に沈んだ。自分の周囲の形状を変えて、ゴーレムを鎧としたのだ。ルイズも攻撃を加えるが、ゴーレムの中心近くにいるであろうフーケまでは届かない。 目当ての物を手に入れたゴーレムは地響きを起こしながら学院の壁を越え、草原を歩いていく。 草原の真ん中でゴーレムは唐突に崩れ落ちた。ルイズは駆け寄ったが何もない。フーケも、フーケが盗んだ代物も何も無かった。 土くれだけがルイズを嘲笑うかのように、そこにあるだけだ。 5 気付けばシエスタに抱えられていた。シエスタはしっかりとギーシュを抱え、ゴーレムから遠ざかっていく。 見ればゴーレムの周りを走る青白い閃光。決闘の時にも見た光だ。 「お、おい、シエスタ! ルイズはあそこで戦っているんだろう!? 僕らも行かないと!」 「駄目です」 却下されるとは思っていなかっただけに、驚いた。 確かにルイズは強い。それは身にしみて分かっている。だが相手が悪い。遠目で見ても分かる。質量が違いすぎる。 「ルイズ様はあなたを守れと命じました。そして私の主はルイズ様です。ミスタ・グラモンの命令は聞けません」 シエスタはゴーレムから安全な距離を取り、右手に持った銃でルイズの援護をしている。 ――僕は、弱い。 自分の身一つ満足に守れない。挙句の果てにシエスタに、守ると決めた者に守られて。 こんな自分にいったい、何が守れるというのだ。 歯を食いしばり、拳に力が篭る。何かを手の平が伝う感覚を感じ、手を見ると血がついていた。爪が手に食い込んでいた。 それでも今は何も変わらない。 ギーシュは、弱い。 「・・・・・・チクショウ」 ギーシュの悲痛な呟きは誰にも聞こえず、シエスタの銃声に紛れて、消えた。 前ページ次ページ疾走する魔術師のパラベラム トップページへ戻る
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浮屠教読み方 hui-kyou 主な思想 因果関係輪廻転生?八正道 開祖 サモン・ゴハン 信者数 トゥガ国 約40万人ジャーガルク・シャー国 約9000万人清河人民社会主義共和国 1万~1億人? ・解説 ・歴史・原始浮屠教 ・教団の分裂 ・便乗浮屠教の誕生・トゥガ国における便乗浮屠教 ・トゥガ国外への広がり・中原における便乗浮屠教 ・ジャーガルク・シャー国における便乗浮屠教 ・悟一派の動向 ・現在の主な宗派 ・解説 浮屠教とはサモン・ゴハンを開祖とする宗教、又はそれに関する哲学思想である。この宗教は紀元前1000年ごろに現トゥガ国で誕生し、教義も地域や時代によって変化したため宗派も多数存在する。 ・歴史 関連項目 トゥガ国 ・原始浮屠教 約1万年前に乾燥農業とヤクの牧畜を開始したラ族は自然を観察することにより、因果関係と食物連鎖の理論を発見し、そこから輪廻転生とヴァルナ制を特徴とする多神教を信仰するようになった。 しかし紀元前1000年頃、厳しい階級制と形式化した僧侶階級の儀礼に対して疑問を持つ者たちが現れ、その中の一人であったサモン・ゴハンはヴァルナ制を否定し、苦しみから離れるために中道(*1)の行いを心掛け欲望や恐怖といった物事に執着しない状態へとbold(){解脱}(*2)を目指すべきと主張、その教えに感銘した者たちが集まり教団を結成した。 ・教団の分裂 サモン入滅後、弟子たちは開祖の言葉を体系化して纏め、彼の教えを再検討する作業を開始、後にその内容は長い年月を経て浮屠典として韓文(*3)により文字化される様になった。 一方教団内部では教義の解釈を巡り僧侶同士の対立が発生、紀元前700年頃に教団は全生命の救済を優先する悟衆派と大衆救済は修行者の欲であるため、個人の悟りを目指すべきとする悟一派に大きく分裂した。 ・便乗浮屠教の誕生 教団分裂後、悟衆派の僧侶たちは各地へ積極的に布教を開始、しかし元々無神論的(*4)な思想であった浮屠教の教義は、宗教と生活習慣が一体である古代社会では中々受け入れられなかった。 その為、浮屠教の僧侶たちは他宗教の神を認め、他の神性を如来や菩薩と同じように肉体的呪縛から逃れた高次の存在であるとし、梵我一如がジンテーゼであるならば、菩薩・如来・他宗教の神はそれに通じるテーゼであるとして古代社会でも受け入れやすいよう教義を改良、この教えが便乗浮屠教となった。 ・トゥガ国における便乗浮屠教 その後便乗浮屠教は土着の多神教を飲み込みトゥガ国全土へ広まる。トゥガ王国誕生後は国教とされ、弥大宗・豪宗・古々宗等様々な宗派が誕生、各地の地方政権を施主として発展した。特に弥大宗はモスン帝国の国教として多大な援助が与えられ、一時的にトゥガ全土を支配、この時転生僧侶制が確立された。 モスン帝国衰退後は新宗派立教大学宗が誕生、同宗派は浮屠教の教えを体系化、単位制のような制度を生み出し、信徒や僧侶の理解度に合わせた教育・修行を教えることにより、質の良い僧侶を増やして勢力を拡大、清河王朝の支持も得て、名実ともにトゥガ国を支配した。 しかし7609年に清河人民社会主義共和国軍が「封建領主に支配された迷信深い哀れな人民を開放する」事を名目にトゥガ国へ侵攻、各地の僧院を破戒し、僧侶と信徒(*5)を虐殺し、近代化のため合理的人民(*6)の大規模入植を開始した。 その後、ジャーガルクへ逃れていた立教大学宗の転生僧侶カーマル32世がジャーガルクへ救援を要請、7615にジャーガルクはトゥガ国の半分を制圧し、トゥガの浮屠教は一応命脈を保った。 ・トゥガ国外への広がり ・中原における便乗浮屠教 便乗浮屠教は後韓時代に中原へ伝わり、戦乱の絶えなかった六族十二国時代には心の平安を求める人々によって礼教以上に信仰されるようになった。便乗浮屠教は教義の柔軟性により礼教や中原の諸信仰と習合し、新しい宗派が各地で誕生、シンガにおける哲学の発展に大きく貢献した。(*7)しかし清河人民社会主義共和国成立後、人民の精神革命を名目に各地の寺院は破壊され、僧侶・信徒は精神障害を治療するために教化所へ送られた。 ・ジャーガルク・シャー国における便乗浮屠教 現ジャーガルク・シャー国領に便乗浮屠教が伝わった時期は地域差があるが、現在首都が置かれているゾロタ列島に便乗浮屠教が伝わった時期はカラン朝中頃とされている。その後ジャーガルクを支配したヴォルク人は殺生を否定する便乗浮屠教を臆病な農耕民の信仰として軽蔑し、時に富が集まる寺院を略奪したが、2代クリィ・シャーの時代に信仰が推奨されるようになった。(*8) 当時ジャーガルクで信仰されていた宗派は香徒宗と空区師渡(*9)であり便乗浮屠教の僧侶たちは修業のためトゥガ国や中原へ行き、ゴマ・茶・菜種を持ち帰って寺院内で栽培し、余ったものを地域住民に販売したため、寺院周辺に貴重な商品を求める商人が集まり、お参りに来た信徒を対象とした店も出店されるようになったため、各地の寺院周辺に門前町が誕生した。 また、ジャーガルク中央政府の弱体化によって公的教育機関が衰退し、有力者の子弟を教育する場所が無くなったため、一部の者は出家して、また一部の者は僧侶を家庭教師として学問に励むようになった。第一可汗時代(5886年~6228年)には新しい宗派である歩詫磨宗・迫真宗が中原より伝来、さらにジャーガルク独自の宗派として昏睡宗が誕生し、特に歩詫磨宗は分かりやすい教義により庶民にも広く浸透した。 6228年には昏睡宗の一派である昏睡麗冨宗の僧侶と信徒たちが豪族とシャーを殺害しゾロタ列島を制圧、以後6388年までゾロタ列島は「百姓と僧侶が持ちたる国」となった。しかし彼らの教団は内紛により衰退、大陸で即位したシャーと豪族の連合軍によって撃破された。 モスン帝国時代にはトゥガ国の浮屠教宗派である立教大学宗が優遇されたが、他宗派が弾圧されるようなことは無く、第二可汗時代には寺請制度確立により、戸籍に宗門人別帳が作成され、ジャーガルク人の殆どが便乗浮屠教という事になった。 ・悟一派の動向 一方悟一派の中からも「生きること自体が苦である」とするグノーシス思想が生じ、輪廻を物理的に断ち切るため全ての生物は子孫を残すべきではないと主張する「大弁浮屠教」が誕生、教団構成員を「土方」(土の上で働く者という意味)浮浪者(真理に近づき、この世を漂う者)九甦土方(真理に到達しながらも、信徒の救済に尽力する者)と分け「反出生主義」・「自殺推奨」を主張したが、その過激な教えからシンガ諸国で弾圧され、シンガにおいて5000年代頃信徒0人となった。 しかし彼らの思想は円十字教成立に大きな影響を与えたとされ、特に円十字教の「百合」推奨思想は大弁浮屠教由来であり、また「西方の3博士」や「洗礼者」は大便浮屠徒であったとされている。 ・現在の主な宗派 宗派名 教義 主な信徒 迫真宗 座禅という修業により内観・自省によって心性の本源を悟り、自己分析を行う宗派 ジャーガルクの皇族・貴族層 空区師渡 生きてるときに業をなくして悟る(即身成浮屠)ことを目標とする宗派 香徒宗 歩詫磨宗 香徒宗から別れた宗派、歩詫磨如来を信仰し、念浮屠を唱えることを重視する。(専修念浮屠)如来の慈悲により多少悪いことしてもちゃんと反省すれば救われる(悪人正機)と主張している。 ジャーガルク(何とか残ってる)清河浮屠教徒 昏睡宗 香徒宗から別れた宗派、「浮屠教語録」を唱えれることこそ重要とする宗派、他宗派に対して攻撃的 律教大学宗 浮屠教の教えを体系化、単位制のような制度を生み出し、信徒や僧侶の理解度に合わせた教育・修行を行う宗派 ほぼ全てのラ族
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SIMPLE DSシリーズ Vol.27 THE 密室からの脱出 ~THE推理番外編~ 【しんぷる でぃーえすしりーず ぼりゅーむ とぅえんてぃせぶん ざ みっしつからのだっしゅつ ざ すいり ばんがいへん】 ジャンル 脱出アドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS メディア 256MbitDSカード 発売元 D3パブリッシャー 開発元 インテンス 発売日 2007年11月29日 定価 2,800円(税込) レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント 『THE 推理シリーズ』の番外編だが関連性は薄め値段のわりに推理難易度は高めSIMPLEシリーズの中でも多産な作品に成長 SIMPLE DSシリーズ @SIMPLE DLシリーズ for Wii U Vol.1 THE 密室からの脱出 ~すべての始まり16の謎~ 【あっとしんぷる でぃーえるしりーず ふぉー うぃー ゆー ぼりゅーむ1 ざ みっしつからのだっしゅつ すべてのはじまりとじゅうろくのなぞ】 対応機種 Wii U(Wii Uダウンロードソフト) メディア ダウンロード専売 発売日 2014年4月9日 定価 1,000円(税込) レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 なし @SIMPLE DLシリーズ for Wii U 概要 特徴 WiiU版の変更点 評価点 問題点 総評 その後 概要 SIMPLEシリーズを代表するアドベンチャーのひとつ『THE 推理シリーズ』のスピンオフ作品。 いわゆる脱出ゲームと呼ばれる類の探索アドベンチャーゲームである。 『THE 推理』の番外編とあるが、同作の主人公が少しだけ登場するなどの要素があるだけで、『THE 推理』をプレイしていなくても楽しめる内容となっている。(*1) なお、後述するように、次作以降はスピンオフ要素を廃した『THE 密室からの脱出』シリーズとして独立することになる。 『密室のサクリファイス』や『女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。』などのインテンス脱出ゲーの源流となった作品でもある。 また、SIMPLEシリーズの中でもトップレベルの派生作品を持つシリーズでもある。 特徴 本作で既にシリーズの基礎は完成しており、どの作品もタイトル通り密室から脱出を目指すアドベンチャーゲームである。 画面上をタッチして脱出に必要な情報やアイテムを探り当て、それを当てはめたりしながら脱出を目指す。 ストーリー性に乏しかったり、あっても荒唐無稽だったりするものの、SIMPLEシリーズの中ではクオリティが安定しており、どの作品もさほどハズレがない。 2014年に本作の画質を向上させ、WiiUゲームパッドの操作に対応したWiiU版が発売された。 実質リメイクであるが、謎の内容などはほぼ変わっていない。 ストーリーは「鍵を残して消えた父親の行方を追い、主人公があらゆる場所を探索する」というこれまたシンプルなもの。 WiiU版の変更点 タイトルの変更。 ゲームパッド向けにテキストを変更。 映像をアップコンバート。 Miiverseに対応。 評価点 推理する意欲と好奇心さえあれば誰でもプレイ出来るハードルの低さ。 SIMPLEシリーズとして重要な部分の一つである「手軽さ」はしっかり押さえてある。 値段のわりに謎解きパートはしっかりしている方。 しっかりプレイヤーに考えさせる余地が用意されており、ヒントなどは薄いがちゃんと考えればわかる内容となっている。 WiiU版は元が2,800円というパッケージソフトの値段をさらに抑えてあるため、1,000円でありながら値段以上に楽しめる密度になっている。 BGM・SEはしっかりと雰囲気を出している。 元が推理物であることから、ミステリーチックなBGM、SE、ジングルなど、安価なりに雰囲気作りに尽力している。 タッチ画面をよく活かしている。 アイテムなどはタッチによって裏返したりすることができ、ゲームの世界観にうまく入り込める作りになっている。 多彩な脱出の舞台。 和風の牢屋、倉庫内、何かの施設など、毎度舞台は様変わりするため、わりと飽きない作りになっている。 問題点 操作方法などのヒントが薄い。 いきなり要求される新操作などへの説明はあまりなく、そこで詰まるプレイヤーも多い。 何もないところをクリックすると一々「何もない」と表示される。 すぐ消えるから良いのだが、それ以外に情報が表示されるものや、物を拾った後の「そこにはもう何もない」は、若干メッセージ送り可能時間が遅いためストレスになる。 一部、クリックしても反応が悪い箇所がある。 謎を安易に説かせないための措置と言えるが、どうせなら他の方面で頑張ってもらいたかったものである。 「脱出」ではなく「捜査」なステージがある。 元が『THE 推理』なだけに、この点は仕方ない面もある。以降の作品はほぼ脱出などの謎解きがメインになっている。 たまに雰囲気に見合わない呑気な台詞が入る。 例えば、ステージ1においてはホテル火災に見舞われ、爆風で扉がひしゃげて脱出不可能になる。これだけ聞いてもかなりヤバイ状況なのだが……。 命の危機が迫っているのにベッドを見て「フカフカのベッドだぁ」とつぶやいたり、ホテルの風呂場を見て「安っぽい作りだなぁ」と割合どうでもいいことを口にするのでシュールである。 ただ、この点はSIMPLEシリーズらしいシュールさであるとも言える。 もはや脱出ゲームである意義が見当たらない後半ステージ。 ステージ7「入植」では時間制限がある。 じっくりと謎を考えながら進めるのがメインのこのゲームと時間制限はただでさえ相性が悪いのだが……。 + ネタバレ注意 指定された形の鉱石(全4種類)を装置に入れることで10分の時間制限がリセットされるのだが、暗号を解くまでは3個までしか手に入れられない。そのうえ内1つはすぐに消費させられる。 暗号のヒントは装置の下の階にあるため、分からずに悩んでいる場合頃合いを見ていちいち上の階まで戻らなければならず非常に面倒。残り時間が表示されないのも拍車をかける。 暗号を解いた後はUFOキャッチャーの要領で鉱石を手に入れることが出来るのだが、正面からの視点固定のため奥行きの調整がしにくく、2回目以降は鉱石の種類が完全ランダム。それにもかかわらず鉱石は4個までしか持てない。 前者はボタンを離すタイミングのコツを掴んでしまえばそれほど気にならなくなるが、問題は後者。 鉱石はヒント入手にも必要となるのだが、この際にも特定のものでないといけないため運が悪いと小一時間UFOキャッチャーと装置を行き来するハメになる。 ステージ8「宇宙」では初っ端から何故かマインスイーパを解かされ、しかもルールの説明は一切無い。 因みに数回失敗するとゲームオーバーになるペナルティ付きである。 最終場面ではいくつもの部屋が連なったフロアを攻略していくのだが、全ての部屋がほぼ同じ内観のため単純に見飽きるほか、構造が非常にわかりにくい。 フロア中を動き回って謎解きをしなくてはならないのでかなり面倒な作業と化しており、攻略を見ずにクリアするのはそれなりの根気がいる。 + 最後の展開(ネタバレ注意) なお最後には謎の侵入者が登場し、倒す羽目になる。 脱出のためとはいえ大半のプレイヤーが求めているであろうゲーム性と大きくかけ離れている上に、再び先程のフロアを動き回らなければならないのも辛い要素。ここで挫折したプレイヤーも多いのでは? 総評 説明不足と一部操作性の難は否めず、特に脱出ゲームという軸がブレてしまっている後半ステージは不評を買ってしまった。 とはいえ中盤までは堅実な出来の脱出ゲームとなっているので、手に取りやすい価格ということもあり謎解きゲームが好きな人であれば十分に楽しめるだろう。 その後 本作は後に、様々なプラットフォームに展開されるようになった。 特に多いのはステージ数を絞って価格を下げた『THE 密室からの脱出』シリーズ。この派生作品は@SIMPLEシリーズ(DL版シリーズ)の主力作品となり、2015年現在においてもリメイクを含めて展開は継続中。 WiiU版は2014年のダウンロード売上げランキングでトップ25位中21位にランクインした。ちなみに『Wii Fit U』よりも売上が上である。 2012年8月1日、『THE 密室からの脱出 ~推理番外編~』のタイトルでiOSに移植された。
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紬「……」 律「……チョップ!」ペシン 紬「きゃうん!」 律「長い」 紬「えぇっ!?」ガーン 唯「よくわかんなーい」 紬「ええぇっ!!?」ガガーン 唯「……でも、ムギちゃんが私たちのこと、すっごく考えてくれてたってことは、分かったよ!」 紬「ゆ、唯ちゃん……!」 梓「そうです!それに私も、ムギ先輩のこと、だっ、だ、大好きですから!!」 紬「梓ちゃん……」 律「桜高軽音部を舐めるなよー?そんなことくらいで、私たちの結束はビクともしないぜ!」 紬「律っちゃん……」 澪「そうだな。それに、ムギがどう思おうと、ムギはムギなんだ。他の誰でもないよ」 紬「澪ちゃんも……」 澪「ムギ……ありがとう」 唯「ありがとぉ~!」 梓「ありがとうございます」 律「ありがとなぁー!」 紬「みんな……」 紬「っ……ぐす……、うぇぇぇぇぇん!!うわあぁぁぁぁぁぁん!!!」 唯「あはは、また泣いちゃったー」 梓「今日のムギ先輩は泣き虫さんです」 紬「あっ、あり……っ、ありが……ぐずっ……ふえぇぇぇぇぇぇ!!!」 その日の夜 梓の部屋。梓がベッドで寝そべりながら、携帯電話で憂と会話している。 梓「――そりゃ、憂は女らしいって感じするじゃん。胸とか胸とか」 憂『む、胸は関係ないよぉ……。でも、女らしくなりたいんだったら、軽音部はいい先輩いっぱいいるでしょ?紬さんとか……』 梓「ムギ先輩は……、だってもう、天使だもん……」 憂『なにそれぇ』クスクス 梓「内緒♪とにかく、ムギ先輩マジ天使、なの!」 憂『そうなの~?でも、本当に天使だったら、ちょっぴり残念かな?』 梓「どうして?」 憂『だって、天使は天国に住んでるんでしょ?だから、いつかは――』 律の部屋。律が携帯電話で澪と会話している。 律「――で、今日のことって?やっぱりムギのことか?」 澪『うん、そうなんだけどさ……』 律「もう綺麗さっぱり片付いたつもりでいたんだけど……。何か、気になるのか?」 澪『……ムギ、言ってただろ?自分は軽音部のためだけにいる、って』 律「あぁ……」 澪『だから、私たちが卒業しちゃって、それで……今の軽音部が、なくなったら?』 律「……え。いや、まさかそんな……」 澪『まさかとは思うよ。でも、そのときムギは、もしかしたら――』 唯の部屋。 唯「……Zzzz……Zzz」 唯「ムニャ……」 唯「これまでのあらすじ!」 唯「ムギちゃんの背中から分度器が生えました」 唯「すごい!」 紬「うふふ♪」 唯「ムギちゃん、分度器貸して~」 紬「ごめんね、唯ちゃん」パタパタ 唯「わあ、飛んだ」 紬「私、もう行かなきゃ……」パタパタ 唯「む、ムギちゃん!これじゃ角度が見えないよ~」 紬「唯ちゃん、これだけは覚えておいて?」パタパタ 唯「?」 紬「タクアンの角度は、180度よ」 唯「ムギちゃあぁーん!!!」 紬「しゃらんらしゃらんら~♪」パタパタ 唯「……、……うーんうーん……」 紬の部屋――ではない。 紬「……って、どこかしら、ここ」 ?「ムギちゃん!ムギちゃーん!!」 紬「だ、誰……?」 俺「俺だよ、俺!!」 紬「ホントに誰!!」 俺「俺俺!俺だってば!分かんないかなぁ……?」 紬「……オレオレ詐欺?」 俺「古くね……?まあ仕方ないか。そもそも初対面だしね」 紬(不審者だ) 茜「どうしようかな……。じゃあ、俺のことは茜ってよんでよ!私は三浦茜!」 紬「え、お……女の子?」 茜「そうですよぉ、ムギ先輩。三浦茜、桜ヶ丘高校二年、17歳!172cm、45kgです」 紬「何そのスタイル」 茜「ちなみに3サイズは100/50/80」 紬「そ、そんな女子高生いない!」 茜「あはは、傷つく。っていうか、それをアナタがいいますか、ムギ先輩」 紬「あ……」 茜「いやまあ、軽音部の皆さん的には、ノープロブレムだったみたいですけどね。いやいや、一時はどうなることかと」 紬「あ、あなたは……」 茜「ノンノン!今は私のことより、ムギ先輩のことですよぉ~?」 紬「なんの……こと?」 茜「正確には、軽音部じゃなくなってからの、ムギ先輩のことですね」 紬「!!」 茜「今日のところは丸く収まった感じですけど……、みなさん多分、そろそろ気づいちゃってるんじゃないかなぁ~」 茜「卒業しちゃったら、」 茜「軽音部がなくなったら、」 茜「ムギ先輩も、いなくなるって」 紬「……」 茜「ムギ先輩も、なんとなく分かってはいましたよね?」 紬「……私、死ぬのかしら?」 茜「あー。ちょっと違いますね。何て言えばいいんでしょう……」 茜「人間だけは残って、人生は消えちゃう……みたいな?」 茜「哲学的ゾンビってご存知ですか?要はクオリアの問題なんですけど。内観の欠如というか」 紬「……よく分からないわ」 茜「ですよね。すみません。簡単に言えば……ムギ先輩の、気持ちだけが死にます」 紬「!!……それって!」 茜「卒業しても、社会に出ても、ムギ先輩は今までどおりですよ」 茜「みんなと仲良く過ごして、笑ったり、泣いたり」 茜「いつもニコニコみんなのムギちゃん、ってなもんですよ。いやもう、むぎゅううううう!ですよ」 茜「でも、そこにいるムギ先輩自身は、何も感じてない」 紬「そんな……」 茜「他人事みたいに実感のない、けれど実感がないという実感すら持てない」 茜「そんな毎日が死ぬまで続くだけです」 紬「……」 茜「それでも、軽音部のみなさんは、もう一生幸せですよ?ハッピーエンドの中にいるみたいに」 茜「唯先輩は幸せな家庭を築きますし、梓ちゃんは音楽修行のために、渡米するんですよー!」 茜「律先輩と澪先輩は、なんとプロデビューです!すごいですよねぇー!」 茜「それもこれも、ムギ先輩のおかげなんです」 茜「ただ……」 紬「ただ?」 茜「さっきも言いましたけど、気づいちゃったんですよねぇ、みなさん……」 茜「ムギ先輩がいなくなっちゃうことに……」 茜「それじゃあ、ムギ先輩がいくら頑張っても、みなさんがどんなに頑張っても、幸せにはなれないですよねぇ」 紬「どうにか……ならないのかしら」 紬「私は別に、どうなってもいい……。だから、軽音部のみんなが、どうか幸せに……」 茜「んふー、そう来ると思って、本日はご提案を用意させていただきましたー!」 茜「あ、やっと本題にたどり着いた。ふぃー、長かったですねぇー……」 紬「その……提案、って?」 茜「軽音部のみなさんの、ムギ先輩についての余計な記憶を消します」 紬「!!」 茜「まぁ、基本的には、数日前の関係に元通り、って感じですね」 茜「お望みとあらば、ムギ先輩自身の記憶も、一緒に消しちゃいますけど」 紬「茜ちゃん……、あなた一体……」 茜「だから、私のことはいいんですって~。言っておきますけど、神様とかじゃないですよ?」 茜「神様だったら、問答無用のハッピーエンド用意できますけど、そんなの私できないですし」 茜「私はただのナイスバデーな女子高生ですから」 茜「……さて、どうしますか?ムギ先輩」 紬「……それでみんなが、幸せになれるなら……」 茜「ですよねー。提案なんて言っておいてナンですけど、他に選択肢なんてないですよねー」 茜「なにせ、『みんなのムギちゃん』ですもんね」ニコッ 紬「でも……ごめんなさい。ひとつだけ、お願いがあるの」 茜「……何でしょう」 紬「1日だけ、時間をください。みんなに……私を受け入れてくれたみんなに、お礼が言いたいの」 紬「それから、いつかのために、先にさよならも――」 茜「どうせすぐ忘れちゃいますよ?」 紬「分かってる。ただの自己満足よ。……それでも……」 茜「んふ、いいですよぉ?ムギ先輩にそんな顔で頼まれたら、茜ちゃん断れないですよぉ」 紬「ありがとう」 茜「それじゃ、私はこの辺で消えますけど……、何か言い残したこととか、あります?」 紬「じゃあ、一つだけ」 茜「なんでそお」 紬「茜ちゃん……私、あなた大嫌い」ニッコリ 茜「ありゃりゃ……泣いちゃいますよ?」 紬「うふふ、ごめんね?」 茜「ま、しょうがないです。それじゃあ、また――いつ――――か―――――――― 4