約 2,765 件
https://w.atwiki.jp/booklove/pages/130.html
初出:第169話 家族構成 妻:ユリアーネ (第一夫人) 息子:第一夫人との間の子(*1) 娘:第一夫人との間の子(*2) 愛妾:フリーダ(*3) 父:故人 母:故人 弟:ダームエル 容姿 髪の色:茶色 000000000 瞳の色:灰色 000000000 茶色の髪に灰色の瞳。ダームエルより濃い色。 誠実でおっとりとした雰囲気の優男。 ダームエルに顔立ちがよく似ている。 地位 階級:下級貴族 職種:文官 年齢関連 マインとの年齢差:+13(春)(*4) ローゼマインとの学年差:+13or14(誕生季による) 作中での活躍 ベルネット家現当主。ダームエルの兄で、弟思い。 フルネームは「ヘンリック・ベルネット」と推測される。(*5) 文官だが、貴族院時代、フェルディナンドがディッターの作戦をゲヴィンネンを使って説明したので兵法も理解しており、ダームエルに教えた。(*6) 結婚してすぐの頃に母を亡くしている。母親の具合が良くないためユリアーネとの結婚を急いだという経緯がある。(*7) 父が存命していた17歳の時にフリーダと契約し(*8)、フリーダの成人後愛妾として貴族街に受け入れる予定。 正妻と子供がいる為、妻として数えられない愛妾という立場は無用な軋轢を躱す為のものである。 18歳で父を亡くし(*9)、若い身の上で当主になる。基本的に真面目で温厚な一族のため、お金に苦労しているが、後ろめたいことや平民から無理やり搾取するようなことをしない。 経済的にはフリーダの家に頼っている状態。 ローゼマインと面会したときは、誼を結ぶようなことはせずに、トロンベ討伐でのダームエルの失態を詫びて、ダームエルが護衛騎士に取り立てられたことを感謝した。 魔力圧縮法に関しては子供を優先するため、辞退している。(*10) 成人が近くなったフリーダに婚約魔石のネックレスを贈っている。(*11)これはイタリアンレストランで注目されているフリーダが貴族からも尊重されているように下町の者からは見えた方がいいだろうと配慮した結果である。(*12) 経歴 05年春頃 フリーダと契約する。(*13) 06年頃 父親の死去に伴い、当主を継ぐ。(*14) 07年秋 オトマール商会にダームエルの罰金を借金する。 12年春 印刷業や製紙業に関わる文官となる。(貴族街からは3名選出)(*15) 15年春 成人したフリーダを貴族街に迎える。 作者コメント 【2022年 03月20日 Twitter】 フリーダに魔石を贈ったのはヘンリックです。イタリアンレストランで注目されているので、フリーダが貴族からも尊重されているように下町の者からは見えた方が良いだろうと配慮されました。 【2022年 11月22日 Twitter】 >ヘンリックとフリーダは良い夫婦になるのか 期待通りにならないことに申し訳ない気持ちでいっぱいですが、第一部Ⅲで書いた通りフリーダは愛妾契約なので夫婦にはなれません。 ただお金があり、ローゼマインと共同で権利を有するレストランの関係もあるので、ヘンリック達から粗雑に扱われることはありません。その点はご安心ください。 コメント このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。 春生まれだとしたら、マイン7春(=ロゼマ6歳)で20歳だからロゼマとの学年は+14。 - 2017-06-26 01 26 55 夏〜冬生まれだとしたら、マイン7(=ロゼマ6歳)で21になるのでロゼマとの学年差は+15では? - 2017-06-26 01 28 09 169話でフリーダ8歳時(春)で20歳とあるのでフェルの1歳下のはず。ロゼマとそんなに歳の差ないよ (2020-08-02 18 07 15) このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。 (目的外のコメントは予告なく削除される場合がありますのでご了承ください) 作品内容に関する疑問や質問は「Q&A」へ 作品への感想やキャラへの所感などは当wikiのコメント欄ではなく公式に直接か現行スレへ、二次創作は個人の場でお願いします
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/3785.html
「僕かい? そうだね… 敢えて言うなら御伽噺によくある“悪い魔法使い”と云うものじゃないかな?」 名前 カテナ・ヴァルスマグナ 性別 ♂ 外見年齢 20代半ば程 実年齢 不明(推定100歳以上200歳未満) 分類 【特殊系】 誕生日 不明 身長 178cm 好む事象 他者を甚振る事 嫌う事象 特になし 【魂奪縛鎖】 【魂奪縛鎖】 あなたは生きとし生けるものすべての魂魄を捕らえ、それを魔力としてすり減らすことで闇属性魔法を行使する魔術師である。 魂を捕らえられるのはその生物が死亡した瞬間でなければならない。一度に捕らえておける魂は合計三つまで。 魂から生み出される魔力量は元となった生物の知能、あるいは意志力によって増減する。 たとえば常人並の知性を有した人間の魂を使うのならば、 よほど強力な魔術を使わない限り一度の戦闘にひとつあれば充分な程度の魔力を捻出できる。 が、犬や猫、そうした動物類であったなら魔力は半分以下にまで落ちるだろう。 理論上可能であるが虫や微生物の魂を使おうなどと考えたなら言うに及ばず。 だあまりに"偉大"な魂を捕らえておけるほど、あなたの器は強靭ではない。 たとえば龍。たとえば大天使。たとえば上級悪魔などなど……魂そのものがちっぽけな人間と比べて大きく強すぎた場合、 捕らえることを試みるあなたの"鎖"あるいは"檻"ともいうべきものに亀裂が入り、間を置かず破壊されてしまう。 そんな状況に陥った場合、破壊された"鎖"は時間経過で復活するものの、 破損している間はあなたの魂に罅が入っている状態となり絶え間ない激痛が肉体と精神の両面を襲うだろう。 所持魂魄:微生物~人間までの範囲で任意の生物の魂を三つ(ロールごとに変更・補充可) Q A +... 1.闇属性魔法というものがぱっと思い浮かばないです 申し訳ないですが具体例を教えて頂けないでしょうか? 2.ロール開始時に所持している魂魄は三つとも人間のものとしても良いですか? 3.↑が良かった場合にですが、人間以外の魂魄を使用するメリットを教えて下さい 1.闇の球を撃ったり闇の攻撃エネルギーを放射したりできます。 闇っぽいことはだいたいできるので系統としては万能に近いですので、運用には注意してください。 ただ光属性には総じて弱いです。 2.大丈夫です。 3.特にありません。半分以上フレーバーみたいなものですが、 魔法の内容によっては人間より犬の方が都合が良かったり性能が変化したりするということもあるかもしれません。 (例:魂の持ち主の生前の姿を歪めて召喚し襲わせるなど) 容姿 蒼銀色の髪、深海の様な深く暗い青色の瞳を持つ。肌の色は白。右目にはモノクルを掛けている。 基本的に学者や魔術師然とした高品質なローブを纏った姿でいる事が多い。 本質を捉えずに見た目だけの印象で言うならば、優男、好青年、その様に見える。 概要 人を甚振り、殺し、魂を捕らえ、時に魔術に依って生命力を奪い取る。 その様にして100年以上の時を永らえてきた純然たる悪党。 長き歳月を経て彼が何を目的として魔道を志したのかは、霞み、薄れ、風化してしまった。 今は只、己が感心のままに他者を弄ぶだけの人のカタチをした災厄とも呼べる存在へと成り果てた。 根本的に人間の事を有用な魔力リソース程度にしか考えていないが、 或いは本質の近しい者となら、語らい強調する姿を見せるかもしれない。 少なくとも歪んでこそあれ、狂人では無いのでコミュニケーション自体は可能である。 闇魔術について 基本的には闇属性の魔力に形を与えて発射、放出するという只それだけの魔術。 闇属性というものは光属性を弱点として持つ点以外それ自体に炎や冷気などの様な特質は無い単純な魔力塊の様でもある。 しかし本質的な部分は異なり、形成した魔力塊に対し闇の概念からなる様々な呪詛を乗せる事が出来るのだ。 其れは例えば“鈍化”の呪い。例えば“苦痛”の呪い。要するに此れ等はデバフに長けた魔術体系なのである。 また闇という概念として屍霊術や一部の重力操作なども内包している。 その為、総合的に見るのであれば万能に近しい性質を宿していると云えるであろう。
https://w.atwiki.jp/nouryoku/pages/1387.html
キャラも出来たところで、さっそく本スレに「投下」してみようか。 「投下」というのは、自キャラを本スレに登場させることだよ。 登場の際に書くレスを、「投下文」(なりチャでは、登場ロール)と言うよ。 じゃあ、どんな風に投下文を書けばいいか、例文を提示してから、説明しよう。 【街中】 いい天気ですねぇ 今日が週末だったら、絶好のバードウォッチング日和だったんですが…… 【片眼鏡をかけた優男が、買い物袋を片手に歩いていた】 【紅色の長髪を、金のリボンで三つ編みにしている】 【薄緑色のカーディガンをワイシャツの上から羽織り、ダークブラウンのスラックスを履いていた】 まずは、キャラを登場させる『場所』を書こう。 よく人がいるのは、「街中」「公園」「路地裏」、次点で「森」が多いかな。 場所の特徴は、やる夫スレに分かりやすい解説があるので、そこを参照してほしい。 人によっては、場所を省いて投下文を書くこともあるけど、初めのうちは、場所を書いといた方がいいだろうね。 ちなみに、時間帯は書く必要は無いよ。 現実世界と、能力者世界の時間の概念は、同じみたいだから、昼に投下すれば昼、夜に投下すれば夜、って感じ。 分かりやすいね。 次に、キャラの『台詞』を書こう。 独り言をいいながら行動するのって、変に感じるかもしれないけど、 そのキャラがどんな人物かを表すにあたって、台詞はとても便利なものなんだ。 平和的な性格なのか、好戦的な性格なのか。 温厚な人物か、そうでない人物か。 ちょっとでもそれが分かると、他の参加者も、絡みに行きやすいんだよ。 台詞は、必要不可欠というわけではなく、無言で登場させることも可能だからね。 でも、最初のうちは、台詞があった方が自分も相手もやりやすいと思うな。 それから、キャラの『容姿』。 容姿の描写は、細かすぎず少なすぎずがベストかな。 どんな外見なのか的確に描写すると、相手がイメージしやすいよ。 容姿で書くべき情報は、 「性別」、「服装」、「髪の色や髪型」、「瞳の色」、「武器や所持品」、その他。 この辺を押さえておくといいね。 あと、「武器や所持品」の描写は、意外と大切だから、省かないようにね。 武器や持ち物を見れば、絡みが戦闘に発展する場合を想定して、相手の戦術を推察することができる。 小型のナイフ等の暗器ように、隠し持ったりできる武器はともかく、 日本刀や槍など、目に見えて判断できる装備は、はっきり書いておこう。 いざ戦闘って時に、何もないところから大型の武器が出てきたら、相手もびっくりするからね。 いや、そういう能力っていうのなら、それでもいいかもしれないけど。 そして、キャラの『行動』。 キャラの人となりを描写するにあたって、ある意味、台詞よりも雄弁かもしれないね。 とはいえ、あまり突飛なことをさせなくても大丈夫。 ただ歩いているだけでもいいし、ベンチに座ってるだけでもいい。 自己鍛練や修業の情景、あるいは自分の能力を使用している場面を描写してみたら、 模擬戦や能力の話題に、ロールを発展させやすいかもね。 だいたい分かったかな。 投下文には最低でも、『場所』『台詞』『容姿』『行動』を書くといいよ。 あと、時間帯によるけど、キャラを投下しても、すぐにレスがつくわけじゃないから、しばらく待ってみよう。 なかなか絡まれなかったら、30分~1時間の間隔で再投下したり、 自分から絡みに行く側に回るのも手だね。 これはほんの些細なアドバイスなんだけど、投下文を考える時は、 「思わず絡みに行きたくなるような場面」を想像するといいかもしれないね。 とはいえ、目立った格好や派手な行動をしろって言ってるわけじゃないよ。 台詞や行動をちょっと工夫するだけでも、それはできる。 「あの場に混じってみたいな」と思わせる描写や、表現を自分なりに考えるんだ。 そのためにも、いろんな人の投下文や絡みを読んでみて、勉強することをお勧めするよ。 ←ステップ4へ ガイダンスのページへ ステップ6へ→ .
https://w.atwiki.jp/yaruoperformer/pages/1598.html
"´ ̄ ̄ ̄ >、 / \ , j ∨ ヽ / /l i ∨ ,イ i / | {\ Y | ,' .i i ,イ ̄ ゝ i{ ̄\ | | | | ∨ |/亡jヽ\{ '亡j\| jノ } Ⅵ iN. | | λリ Ⅵヽi ` jノ丿゙ `圦 r 二二 ァ ,イ i ,へ 个、 ヽ / ,イ | fヘ | i j从〕ト  ̄ / V ハj l { /| l / 〉 j/ } ー V′ '. ヽ{ | | / / , ┐ _.。s≦辷__,ノ ー‐‐/≧s。 \_ ト.」 / / / / _.イ_// / /。 _ _ 。゚///ヽ Vヾ Y{ヽ》,イ_7 / / 「{ヘ 〈 / ∧ ゚o 。 ゚/ //∨/ //\ ∧ `-〈_7 /| |//ヽ∨ ,′\ヾ ゚-∞∞-‐ / //人\ // \ ∧ ∨ .| | { } }| | \゚-∞∞ / , /// 〉 i// `_ } .| |、∨ ,'i |\ \ / / //ヽ//,/ `_ ∧ ノ | | 〉 〈 | | \ / / i l 〉 イ i | ,゚ `ー‐ ィ | |/∧ ヽ.| 丶/ / l !' ,ヘ \.| | \ ゚' ′ .| | { } i | / / .i i 〈 〉 ,/| | 」 ゚' .', | | ∨ /| | / / .! i ト ∨ / .| | / \ /, ゚ リ | | 〈 ! |/ / | | | | 〈 .| | / ____\ /\ゝ、 ,イ | |/∧ヽ | / | | | |/ ∧\i |{ ,r'´ ____,,.イ \ / ≫===イ .| | { .} | | / | | | |l { } | |ヘ ,r'´/ \ 名前:イアソン 性別:男 原作:Fate/Grand Order 一人称:私/俺 二人称:お前/貴様/あんた 口調:優男的 AA:TYPE-MOON作品/Fate/00 英霊/Ⅰセイバー/・クラス:セイバー.mlt 「Fate/Grand Order」「第1部第3章」『封鎖終局四海オケアノス』に登場するサーヴァント。 「ギリシャ神話」のアルゴー号の船長でアルゴノーツを率いた男でヘラクレスの親友でもあった。 メディアとはかつては夫婦の間柄だったがメディアを裏切ってしまったために、復讐されて哀れな末路を辿ったという。 後に「第2部5章」で再登場。 「第3章」の汚名返上とばかりにやる時にはやる男気を見せた。 この時に仲間になった英霊の面々は『新生アルゴノーツ』と呼ばれることも多い。 長い間NPC扱いだったが、後に新規立ち絵と共に星1セイバーとして実装。 ヘラクレスらアルゴノーツのメンバーでスーパーの付くロボット大戦のような召喚攻撃を行う内容になっている。 キャラ紹介 やる夫Wiki Wikipedia TYPE-MOONWiki アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 登場作品リスト タイトル 原作 役柄 頻度 リンク 備考 FGOオリ鯖歴史伝承再現記アルケイデス・ストーリー ヘラクラスの従者編 Fateシリーズ 本人役 常 第1話 R-18G あんこ短編集 完結 黒幕しかいない聖杯戦争 Fate アーカードのサーヴァント 常 まとめ やる夫Wiki あんこ 完結 モルガンと往く人理修復 Fate/Grand Order 本人役、第3章から登場 常 まとめ 予備 あんこ やる夫は世界崩壊に備えるようです 女神転生 アルゴー船の船長 準 第1話 R-18 安価あんこ 完結 やる夫はへいわなせかいを征くようです オリジナル アルゴノーツ社長 準 まとめ 予備 あんこ 完結 衛宮士郎は48人目のマスターのようです Fateシリーズ 本人役 脇 第1話 あんこ 早苗とやる夫とやらない夫は未来を救うようです オリジナル チームイアソンのリーダーのデュエリスト 脇 登場回 rss 安価 完結 ディエゴ・ブランドーがグランドオーダーに挑むようです Fate/Grand Order 本人役 脇 まとめ 予備やる夫Wiki ピクペ あんこ 第1.5部完 やる夫は地球侵略に来た帝国の戦闘員のようです オリジナル レスターヴァ王国の王子 脇 まとめ R-18 短編 タイトル 原作 役柄 リンク 備考
https://w.atwiki.jp/jstarsv/pages/18.html
編集の前にトップページか参戦作品でガイドラインを読んでから編集してください。ガイドライン違反の内容は削除対象となります。 概要 ストーリー 登場人物緋村剣心 志々雄真実 概要 作者 和月伸宏の作品。 1994年から1999年まで週刊少年ジャンプにて連載された。 ちなみにONE PIECEの尾田とは師弟関係にある。 ストーリー 幕末に「人斬り抜刀斎」と呼ばれ、恐れられた剣客がいた。敵対する者は容赦なく切り捨て、新時代「明治」を切り拓いた。 そして、動乱の終わりと共に「人斬り抜刀斎」は姿を消し、その名は伝説となった…。 時は流れ、明治十一年のある朝。 東京にて、神谷薫と流浪人(るろうに)の剣客「緋村剣心」は出会う…。 登場人物 緋村剣心 CV 涼風真世 1849年6月20日生まれ 28歳(京都編以降は29歳) 身長158cm/体重48kg 血液型 AB型 星座 双子座 小柄で赤髪と左頬の十字傷が特徴的な、単身痩躯の優男。「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする流浪人。 幕末時代の当時ではまだ14歳と若年だが、すでに達人クラスの強さだった。その力を活用し、要人暗殺を行う人斬りとして暗躍する。 その頃はまだ"不殺"の信念を掲げていないため、なんの躊躇いもなく人を斬る。 とある事件がきっかけで「新時代が来たら、もう二度と人を殺さない」と宣言。 鳥羽伏見の戦いの後は、幕末の刀匠である新井赤空に諭されて、逆刃刀を携えて旅をすることに。 その日から"不殺"の信念を掲げ、「抜刀斎」ではなく「緋村剣心」として流浪人となり放浪の旅をしながら人々を守る為に剣を振るうことを決意した。 「逆刃刀」とは刃と峰が逆になっている刀のこと。けどあんな風に人の頭ぶん殴ったら普通に殺せるよね 14歳という若さで人斬りをやっていたのには、「本当は剣心は30代半ばくらいの設定だったのだが、担当に『少年漫画の主人公の歳が30代半ばってどうよ?』と言われたため、ギリ20代にした」という理由。 今でこそニコニコした温和な人物だが一度怒り出すと人が変わったかのように手をつけられなくなる(蒼紫から激情家と評される程)。 バツイチ。 最後に薫と再婚し、息子の剣路をもうける。そして逆刃刀を弥彦に預け、それと同時に自らの思いも託した。 それの続きでOVAの星霜編というものがあるがそれはまた別の話……。 口癖は「おろ?」 よくニートとネタにされるが主夫はちゃんとやっている。 志々雄真実 CV 池田政典 1848年(嘉永元年)8月生まれ 30歳 身長170cm/体重59kg 血液型 O型 星座 獅子座 京都編におけるラスボス。 作者の和月曰く 「自身の悪の美学の集大成」。 元々は「 人斬り抜刀斎 」こと緋村剣心が遊撃剣士となった際に、剣心の跡を継いで影の人斬り役となった長州派維新志士。 新井赤空作の殺人奇剣を持つ。剣心とは直接の面識はなかったようだが、お互いに存在は知っていた。 その実「弱肉強食」の信条で日本を牛耳らんと目論み、常人には理解できないほどの功名心や支配欲を危険視される。 結果、戊辰戦争の最中に仲間の手によって刀で額を突かれ、そこに火を放たれ暗殺されてしまった。 が、実は生きており、後に自分を体よく利用した挙句に殺そうとした明治政府に対し、復讐と「弱肉強食」を体現した社会の実現の為戦争を起こす。体中の包帯は暗殺の際に全身を焼かれたため。 全身を焼かれて以後、体の発汗組織がほぼ全滅したことで発汗による体温調節ができなくなり、脳を含めた全身が常に高熱を帯びている。 その反面、体温調節ができない為に全力で闘えるのは15分間とされており、それを超えると 血が蒸発して赤い蒸気が出るほど 体温が高まり続けるので、どうなるのかわからないという。由美との夜伽とかは一体どうやっていたのだろう 剣心との死闘で突然発火したのはこの為(しかし作者はこれを「志々雄の勝ち逃げ」と称している)。 死後は閻魔大王を相手に、地獄の国盗りを行うと宣言していた。楽しそうでなによりである。
https://w.atwiki.jp/revenator/pages/302.html
「おやおや、これは興味深い。私も滾ってきますね」 「崇高な使命など私にはない、けれど今の現状をただ見ているだけ、というのは不愉快ですね。あの人形使いは、私たちの持つ常人離れした力の何たるかを正確に知る存在でしょうね」 葛葉陰陽学園、そこの代表であり学長、若くして権力を手にした歴代最恐の陰陽術などを扱う優男。歳は26歳、よくモテるが本人は術を極めること以外興味はあまりない。 多くの人を魅了する不敵な笑みや振る舞いに、いつの間にかペースを握られてしまう彼の不思議な力だが、勿論式神などを運用し攻撃や防御などに使うことができる。 しかし常人とは違いすぎる力を自覚し、その謎を解き明かしたいとずっと調べていたがそれが霊龍と関係があるようで、更にそれを一年前に目の前で巨大な人形を使い倒した人形使いから強く自分たちと同じ力を感じ、他にも同じ思いを抱いている学生たちを引き連れ各地を調べている。 物腰柔らかい、誰にでも好かれるような感じだがこれは演技でありかなり破壊衝動や残虐なこともしたい裏の一面があるが、これは内なる力が強大でそれを制御しきれていないという証明である。 そうしてついに限界がきて夜の街に繰り出し事件を起こそうとしたのだがその場にいた紅儡に返り討ちに遭い、その際に人形使いと出くわし歳が成年でありかなり強大な力を持っていることから目に留まり、龍が見える人を集め運命にあらがえるよう力を与えるという計画に興味を抱く。 また、即戦力となりうる大人をスカウトする一方、子供を巻き込みたくないという話を聞いて理由を確認したうえで再度再会したときはどう子供たちを守るか、それには戦い方を教えるしかないと諭す面もある。 人形使いの活動を見て、式神使いである星冥はもっと様々な運用法があるのではと指摘し、それを模索していきたいと考え極秘に計画に共同していたという。 実は亜里沙とは知り合いであり彼女の家庭教師だったという過去がある。しかし学内の権力闘争に参加するため星冥は彼女と別れ時間をかけ学長に上り詰めたという。その間に各地にいる異能の力で苦しむ人を探して迎え入れていたという。 セリフ + ... セリフ1 私の出番か、よろしい。万凶一切、祓って見せよう セリフ2 面白くないな、だからこう変えて見せよう セリフ3 生徒たちを導くのが責務なのだ。そして大人は子供を守り導く セリフ4 なっ、妙なことを言うな貴様 セリフ5 笑止、ここで終わらせてくれる セリフ6 腑抜けているな、その程度で私を止められるか セリフ7 戦い方が単調だな、創意工夫をさらに目指せ セリフ8 式神も霊形も、運用術にさほど変わりなし。ゆえにすぐに使いこなせる セリフ9 各地で彼らは事件に介入しているか。他の世界でもそういうことをしているあたり、それが彼らのやり方か セリフ10 怪事件の元凶を打ち倒した、謎の青年か。その正体を暴いたうえで、自分らも内なる力を龍退治に使えるなら使う術を教えてもらいたいものだ セリフ11 セリフ12 好きなこと 嫌いなこと 目標 龍について イベント レベルアップ スキル解放 現霊:十二神獣将(じゅうにしんじゅうしょう)/創天龍神・空威輝(あいき) 12体の小型現霊を操る、複数使役系の珍しい現霊。これは家系の影響によるものだがのちに自身でオリジナルの現霊もとい式神を獲得する。 それぞれが違う力を持ち、属性攻撃も多様だが完全に運用するには時間がかかるという。真現霊は1体の光る龍人神のような姿になり、触れた物を龍素還元させる光の生物を生み出す創造的な攻撃を繰り出せる。 クラス適正 アタッカー シューター シールダー サーチャー レコンダー サポーター Aミッション 通常戦闘 ステータス Aミッション:前方1マス 通常攻撃:単体属性 攻撃×1HIT Lv HP CP 力 霊 速 体 心 運 50 500 250 50 50 50 50 50 50 習得戦技一覧 名称 消費CP(%) 習得LV 効果 技説明
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/11739.html
登録日:2012/01/09(月) 22 38 59 更新日:2024/06/29 Sat 00 26 25 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 いや、青イング(ing) お前のアゴは青かった!! お茶 お茶にごす。 お茶の素晴らしさを学ぶ漫画 喧嘩はスパイス 実写化 小学館 漫画 脱不良コメディ 茶道 西森博之 週刊少年サンデー 週刊少年サンデーで連載されていた漫画。作者は『今日から俺は!!』の西森博之。 船橋雅矢ことまーくんと、幼なじみであり悪友でもある山田が部長からの足が震えるほどの勧誘を受けて入部した茶道部。 そんな二人がタイトル通りお茶の素晴らしさを学ぶ漫画である。 2021年に実写ドラマ化。テレビ東京系列「木ドラ24」にて10月7日から12月24日にかけて放送された。 { * * * + うそです n ∧_∧ n + (ヨ(*´∀`)E) Y Y * とはいえおおよそ間違ってはいない(はず)。 些細な感情の行き違いにより言葉で決着が着かなかったために実力行使(喧嘩)があるのみで 、基本的には優しさを追求したストーリーである。 船橋雅矢(演:鈴木伸之) 前述のまーくんという可愛らしいアダ名は、 あまりにも恐ろしい思い出を何とか優しく包み込もうとして、 わざとラブリーな名前をつけることで自らの恐怖を覆い隠そうとして生まれた。 このような噂が流れるように、道を歩いているだけで避けられるような強面の持ち主であり、 またその言動から血も涙もない悪魔だと言われているが、彼の本性は天然である。 山田航(演:瀬戸利樹) まーくんとは違い優男で、基本的に初対面の女性から格好いいと誉められるようにルックスは悪くない。 だが、主人公の周りでは軽く見られているようで、余り扱いはよくない。そしてよく鼻からなにかを出す。 ちなみにまーくん以上に怒りやすい。 浅川夏帆(演:萩原みのり) まーくんとは犬猿の仲の女子で、まーくんいわく、凶犬・野良。 彼女も初対面の時はまーくんを怖がっていたのだが、始めは部長を守るため、 そして後々は彼の人となりを知ってか、山田に次ぐ彼の理解者となっていった。 彼女のゴミ拾いの際のDQNに対してのエピソードは、共感する人も多いのではないのだろうか。 姉崎奈緒美(演:久間田琳加) 茶道部の部長であり、まーくんの初恋の人。 とある人物から大和撫子と評されたように、物腰が柔らかく美人。 また優しいだけではなく、芯の強い所もある。 今時こんな女性はいないだろうというような優しい性格は、彼女自身が原因であり、周りの原因でもある。 彼女の小学生の頃のエピソードも共感する人も多いのでは。 慎大寺 珠美(演:仁科かりん) 茶道部の副部長。 巨乳で短いスカートの無自覚エロボディの持ち主。 山田に膝枕を妄想されたり、不良におっぱいを揉まれそうになったりする。 樫沢光輝(演:山本直寛) 金持ちで、背が高くて顔が良くて、どーやら強くて、皆に尊敬されてるらしい。(山田談) 彼の言う通りまるで漫画から出てきたような好青年。 まさに非の打ち所のないといったところだが、彼には一つ特徴があって、それが原因でまーくんととあるいさかいを起こす。 それが尾を引き、一方的に彼をライバル視するのだが、最終的には自分の方が小さい人間だと認め、彼を尊敬するようになる。 全巻11巻と手頃なので、興味を持った方はこれを機会に一度読んでみてはいかかだろうか。 追記・修正よろしくお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ぶっちゃけここ最近のサンデーマンガで一番好き -- 名無しさん (2014-09-10 02 38 19) 単純な面白さで道士郎とどっちが上か迷う。ほっこりするなら確実にこっちだが、うかつに読んでるとまーくんみててほぁあああってなる -- 名無しさん (2014-09-11 16 25 25) 1話のヘビまーくんに絡みつかれる部長は西森作品で唯一エロいと思った -- 名無しさん (2014-10-17 02 00 32) まーくんが猫語話してた記憶がある。ニューニャー -- 名無しさん (2016-01-29 14 45 24) 懐かしい、最後の終わり方が好きだった -- 名無しさん (2016-01-29 14 47 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20704.html
登録日:2012/02/22(水) 01 31 15 更新日:2022/11/27 Sun 22 43 22NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 アニメじゃない…じゃない ジュドー ナイフ投げ ベルセルク 二刀流 器用貧乏 梶裕貴 涙腺崩壊 漢 石田彰 見せてやるよオレの大道芸。 お代は見てのお帰りってね 漫画、ベルセルクの登場人物 Cv.梶裕貴(映画)/石田彰(テレビアニメ) 後ろ縛りの髪とそばかすが特徴の優男。 グリフィス率いる傭兵団鷹の団の古株。地位は千人長。 元は旅芸人の一座に所属しており、パックとの親交もあったと思われる。 人懐っこい性格で、鷹の団入団当時の一匹狼的なガッツにも積極的に接触した。 器用さを生かしたテクニカルな戦闘スタイルで、肉厚の短曲刀を二刀流で使いこなす。 投げナイフの腕も一級であり、奇襲の際、見張りの兵に声を上げさせる間もなく屠った事も多い。 ガッツに投げ方を伝授した事もあったが、「性に合わない」という事でしばらく使われなかった。 だが、後にガッツの副武器として投げナイフがかなりの有用性を発揮する事になる。 グリフィスとガッツが敵となる貴族逹を暗殺している事に鷹の団で唯一気づいているようなフシがある。 王族などが持つ暗殺部隊を知っているなど知識や頭の回転も速く、解説役もこなすなど汎用性は高い。 昔から何でも器用にこなす一方で、一番になれることが無く、一番になれるような奴の下につこうと考えグリフィスの元につく。 要するに器用貧乏。 ガッツが鷹の団に溶け込むきっかけを作ったり、ガッツが鷹の団を抜ける時にも理解を示すなどガッツとの仲は鷹の団の中でもかなり良い。 グリフィスやキャスカを除くと最も信頼は強かったように見える。 また、グリフィス投獄中に無理をするキャスカを心配したり、ガッツとキャスカの仲を見抜き進展させようと後押しするなど非常に気配りのできる男である。 そんな彼も他の鷹の団メンバー同様「蝕」に巻き込まれることになる。 仲間が死んでゆく絶望的な状況の中、皆の所に戻って戦って死のうと言うキャスカに 「死ぬための戦いは無しだ、最後まで足掻いてやる」 と言い放ちキャスカを逃がすため最後まで足掻き続ける。 腕を抉られ馬を失いキャスカを庇い刺されても最後まで抗った。 最後の…一本!! キャスカに好意を寄せていたものの一歩引き ガッツとの仲を見守っていたジュドーは、最後まで大切な一言を彼女に言えぬまま愛する女性の腕の中で息を引き取ったのだった。 (・・・・・・ほんと 口は達者なつもりだったけど とうとう言いそびれちまったなァ お前には 大事な一言・・・) けっこうよく泣くよな・・・ お前ってさ・・・ (でもって 最後のセリフがこれか・・・ 自分じゃ もうちょっと器用な奴だと 思ってたんだけどなァ) 追記修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作中で一番好きかもしれないキャラだわ -- 名無しさん (2013-11-19 15 12 33) 悲しいね -- 名無しさん (2013-12-24 12 58 28) 彼とリッケルトは生き残って欲しかったわ・・・・。リッケルトは原作では生きているけれどアニメでは死んでいる。 -- 名無しさん (2013-12-24 13 41 55) リッケルトは、アニメ版では出番がカットされているだけで、生死不明ですよ -- 名無しさん (2014-01-31 15 40 24) 私青年漫画詳しくないけど、この人が亡くなって、これが青年漫画か、と思いました。 -- 名無しさん (2014-07-11 00 30 51) 最後のシーンで泣きかけた。 -- 名無しさん (2014-10-15 17 31 54) こいつの無残な屍を描けないあたりがベルセルクだと思う -- 名無しさん (2015-06-28 22 14 25) グリフィスよりも完璧な男って感じがする -- 名無しさん (2016-07-10 03 30 13) 男ならジュドー 女ならルカ姉 が一番世渡りが上手で優しいキャラだと思うわ(※ガンダムΖΖじゃないよ!) -- 名無しさん (2016-11-14 01 30 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/406.html
2 54 03.91 ID e+K8nBuIO [4/12] 身長を気にするツンデレ 「だりぃ……」 くそったれ、また伸びてやがった。 今日はアレだ、朝から身体測定だった。 いつからだったか……バカみてえに身長が伸びだして、 小学校の高学年くらいからだったかね、デカ女とか巨人とかよくからかわれたモンだ。 まあそのたびに相手を泣かしてやったけどな。 流石に高校に入ってからは、女子でも俺よかでけー奴は結構いて そんなに気にする事でもねーって思ってるんだけど。 改めて数字にされるとな……一応乙女心ってヤツくらいは俺みたいな女でも持ってるらしい。 「170cm……大台突入ってか?」 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/23(木) 22 55 03.18 ID e+K8nBuIO [5/12] 身長気にするならもっと……身なりとか言葉遣いとか先にすることあるんだろうけどよ。 「おっ、いたいた。やっぱここだったんだ」 「ちっ、なんだタカシかよ。なんか用か?」 「昼休みなのに食堂にいないから、変だなって思ってね」 いつもなら食堂でこいつ……別府タカシと飯を食ってる。 だけど今日は気乗りしなくて、 立ち入り禁止の屋上でゴロゴロしてたわけだ。 「やっぱ屋上は気持ちいいね!だけど勝美ちゃん、見つかったら結構怒られると思うよ?」 「けっ、鍵こじ開けたヤツがよく言うぜ」 「だってロマンじゃない?高校生と屋上!」 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/23(木) 22 56 49.39 ID e+K8nBuIO [6/12] こいつは見ての通りの変人だ。 優男で言葉遣いもナヨナヨしてて、 その癖変な所で大胆だし 屋上の鍵もこいつが暇なときに「ちゃちゃっと」開けちまった。 一応二人だけの秘密の場所……ってヤツだ。 「で、さ……なんか、悩みごと?」 「……なんでもねーよ」 「ひょっとしてまた身長伸びてた、とか?」 ぐっ……なんでバレてんだよ! なんでかこいつに隠し事はできない。 小学生の頃から無駄に勘のいいガキだった。 「気にすることないと思うけどなー、モデル体型って感じだし」 「勝美ちゃんは知らないかもしんないけど、クラスの女子は羨ましがってるよ?スタイル良すぎ!ってね」 「別に気にしてねーよ!」 182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/23(木) 22 58 59.18 ID e+K8nBuIO [7/12] 別に他の誰かになんて思われようと知ったこっちゃねえ、けど……好きなヤツには、 少しでもかわいい、女の子らしく見られたいって思う。 俺みたいな男女でも……な。 「……オメーはどう思うんだよ」 「僕?んーとねー」 ああ、つい余計なこと言っちまった! 恥ずかしい!ひとまず撤退――っ! 「かわいいと思うよ、勝美ちゃん」 「わ、おま、はなせっ!ここ学校――」 いきなり後ろから抱き締められて、耳もとで、そんなことっ! 「真っ赤になっちゃってまあw」 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/23(木) 22 59 53.20 ID e+K8nBuIO [8/12] 「……静かになっちゃった」 「あのね、勝美ちゃん」 「僕は勝美ちゃんのこと、ちゃんと女の子らしくてかわいいって思ってるよ?」 「それに、まだまだ僕には追い付けないかな、なんてね」 ほんとにこいつはっ! 人の心を読めるみてえだ……。 上から囁かれて、心臓がドキドキして、爆発しそうで。 でも、やられっぱなしは性にあわねぇ。 振り返って、10センチ高いあいつのおしゃべりな口を、背伸びして塞いでやった。 「――!勝美ちゃん、それ反則っ」 「うっせー、ばーか!」 恥ずかしい! とりあえず走って逃げちまえ!! あーくそっ、俺を背伸びさせるなんてお前くらいだよ! ちくしょう、大好き!
https://w.atwiki.jp/fullgenre/pages/89.html
堕天使の微笑 ◆ew5bR2RQj 地図で言うD−9の北端。 付近にあるのは牧場と、深い森のへ入り口。 何も無いと言っても差し支えの無いような場所に、一人の少女は降り立った。 彼女の名は水銀燈、容姿は一言で言えば美麗。 豪華な装飾の施された黒いドレスに身を包んでおり、その長い銀色の髪は夜空から射す月光を反射するほど。 何も無いこの場所に降り立つには勿体無い美貌だろう。 しかし彼女は不機嫌ではなく、むしろ上機嫌。 今の機嫌を表すかのように妖艶な笑みを浮かべていた。 彼女の機嫌がここまで良い理由はただ一つ。 このバトル・ロワイアルというゲームに、彼女の宿敵と呼べる人物が三人も参加していたからだ。 それは真紅、翠星石、蒼星石の計三人。 この三人は彼女の妹であるにも関わらず、宿敵として立ちはだかっているのである。 何故、実の妹が宿敵なのだろうか。 それを説明するには、彼女達の生い立ちから説明しなければならない。 ―――――――――――――――――――――――― 彼女達は水銀燈自身も含め人間ではなく、数百年前に天才人形師ローゼンによって作成された生きる人形であった。 名称はローゼンメイデン、彼女達はローザミスティカと名付けられた命を与えられ、 人形でありながら人間と同じように活動することがが出来るのだ。 そして彼女達は、今もどこかにいるローゼン――――お父様に会うことを夢見続けている。 これだけ聞けば、彼女達は随分と華やかな存在に見えるだろう。 しかし彼女達は決してそんな存在ではない。 彼女達には逃れることの出来ない、重すぎる宿命が課せられているのだ。 アリスゲームという名の、ローザミスティカの奪い合い。 ローザミスティカを全て集めれば、彼女達はアリスと呼ばれる完璧な少女に昇華することが出来る。 そしてローゼンは、アリス以外の前に姿を見せることはない。 つまり彼女達がローゼンに会うには、他の姉妹の命を全て我が物にしなければならないのだ。 故に、姉妹達は戦いあう。 それぞれが自らに宿る力を駆使し、他の姉妹を攻撃する。 真正面から攻撃を仕掛けたり、謀略を張り巡らせたり、必死の思いで逃げ回ったり。 彼女達の命であるローザミスティカが奪われれば、人間と同じように彼女達はその生命を終える。 だから敗北するわけにはいかず、戦う意思が無くとも力を行使しなければならない。 これが彼女達が背負わされた宿命の正体だった。 ドール達の中にはアリスゲームに消極的な者もいるが、水銀燈は積極的に行動しており、 他の姉妹達に何度も攻撃を仕掛けている。 それゆえ彼女は迷うことなく、行動方針を決定することが出来た。 (みんなジャンクにしてあげるわぁ……) 全ての参加者を殺害し、お父様に会いに行く。 これが彼女の行動方針だった。 (でもこのゲーム……一筋縄ではいかなそうね) 水銀燈は好戦的な性格だが、決して無計画というわけではない。 今回も闇雲に襲い掛かる真似はせず、綿密な策略を立てることにした。 理由は彼女達以外の参戦者、未知数の実力を持つ者が多数存在する。 そんな実力者達に下手に立ち向かい、返り討ちにあってしまえば笑い話にならない。 幸い彼女の能力は武器に依存するものではなく、背中の黒羽を駆使するもの。 その点では他の姉妹に比べて、一歩有利である。 だが、まだ足りない。 敵は姉妹だけではないのだ、この殺し合いを勝ち抜くのは生半可な努力では到底不可能だろう。 しかし決して無理と言うわけではない。 このゲームの鍵となる支給品を収拾し、使いこなせば二歩も三歩も有利になれる。 残念なことに彼女の支給品は、何の変哲の無い農作業用の鎌に杖とメロンパンと言う残念な組み合わせだったが、 他の参加者から支給品を巻き上げれば、全く問題は無い。 彼女はその翼で空中から奇襲を仕掛けることも出来るため、この方針は適していると言えた。 (当分の間は誰かから道具を奪い取って、殺せそうなら殺すって感じがいいかしらぁ。真紅や翠星石達は絶対に殺すけどぉ) 真紅達は彼女にとって憎むべき仇敵であると同時に、自身の能力を向上させる道具でもある。 他の姉妹ローザミスティカを自身に取り込めば、身体能力は上昇するうえに、その姉妹の特殊能力まで習得出来るのだ。 自分の悪評を広められると行動し難くなることもあり、危険を犯してでも抹殺する必要のある存在だった。 「待ってなさい、真紅、翠星石、蒼星石。必ずジャンクにしてあげるからぁ」 支給された鎌を握り締め、ゆっくりと宣言する水銀燈。 その表情は堕天使の微笑で彩られていた。 ―――――――――――――――――――――――― 彼女が殺し合いに乗るのを決意してからおよそ一時間。 森の中に潜む弱者を狩るため、彼女はD−9から西へ移動していた。 そして薄暗い森の中で、学生服を着た少年を見つける。 背丈はおよそ180センチ、男子学生の平均からするとやや高い程度だが、 人形であり身長が100センチにも満たない彼女にとっては、随分と巨大な存在に見て取れた。 しかし彼女が圧倒されることなど無い。 満面の笑みを浮かべながら月夜に舞い降り、少年の背後に舞い降りた。 「止まりなさい」 背後から言葉を受けて、体を反転させる少年。 この時彼女は初めて少年の顔を見たのだが、思わずぞっとしてしまった。 少年の顔自体は、誰もが口を揃えて美形と評価できるものだ。 知的で端正でどこか女性的な顔立ちだが、髪型は見るものに威圧感を与えるオールバック。 一見似合いそうにない組み合わせだが、それすらも様になっている。 だが彼女の目には、少年の容姿など入っていなかった。 彼女の目に映っているのは、少年の瞳。 磨かれた鏡のように彼女を映すその瞳は、まるで感情が通っていないかのように冷たく感じられた。 「…………」 少年は言葉を吐き出さず、表情に変化は無い。 けれども自分に対し即座に攻撃を加えない様子から、とりあえず安堵することが出来た。 「あなた……名はなんていうの?」 十数秒の沈黙を破り、あくまで自然に名前を聞き出す水銀燈。 「桐山……桐山和雄」 それに対し少年―――桐山和雄は低くは無いが威圧感のある声で答えた。 名前を聞き出してから十数秒、また静寂が訪れる。 その間も桐山は表情も姿勢も変えることなく、ただ暗闇に佇んでいた。 彼女の持つ鎌に視線を注ぎながら。 「これが気になるの? ごめんなさぁい でもこの場で何の武器も持たずに行動するのはお馬鹿さんじゃなくって?」 そう言いながらも、鎌をデイパックに仕舞う水銀燈。 その姿を見届けた桐山は、興味を失ったのか視線を彼女の顔へと戻した。 彼女の目的を達成するには、自身を桐山に信用させなければならないのだ。 彼女の目的は、彼から様々な情報を引き出すこと。 このゲームの参加者の中に彼女の知り合いがいるように、桐山にもいるかもしれない。 さらに自分に会う前の情報等を得ておけば、何かと役に立つ可能性があるのだ。 「それで……いくつか質問があるのだけれど構わないかしら?」 彼女の質問に対し、桐山は表情を変えず頷いた。 「私に会う前に何があったか教えなさい」 「……オレはずっとこの辺を歩いてただけで、誰かに会ったのもお前が初めてだ」 質問に対する桐山の返答は、彼女の期待を大きく下回るもの。 この回答で得られた情報は、皆無と言っても正しいだろう。 「つまらないわねぇ……じゃあこのゲームに貴方の知り合いは参加しているのかしら? もし居るならば、名前と簡単な情報を教えなさい」 質問を受けた桐山は、デイパックから名簿を取り出し説明を始める。 「オレの知っている人間は――――」 彼が指差した名前は稲田瑞穂、織田敏憲、千草貴子、三村信史の四人。 どれも平凡な、日本人の名前であった。 「……他に知っていることはないの?」 「無い」 「……そう、残念ねぇ、質問はこれで終わりよ」 予想以上に収穫が少なかったことに彼女は肩を落とし、つまらなそうに溜め息を吐く。 強襲を警戒しながら出てきたにしては、割りに合わない結果であった。 (つまんない男ねぇ……) 桐山の背中を見ながら、心中で呟く水銀燈。 彼女が『質問はこれで終わりよ』と言った直後、彼は『そうか』と一言だけ残し去っていってしまったのだ。 彼がもし何かに長けた人間で利用価値があったならば、彼女は同行するつもりであった。 しかし彼に面白味など存在せず、所持していた情報も殆ど意味が無い。 となれば、彼をどうするかなど彼女の中で決定していた。 ――――殺す。 飾りのように伸びていた翼を伸ばし、空中へ浮き上がる。 そして桐山へ向けて翼を構え、こう告げた。 「ジャンクになりなさぁい!!」 彼女の怒声と共に桐山へと飛来する大量の黒い羽。 それは鋭利な刃物のように変化しており、まさに矢の雨と言わんばかりの攻撃である。 普通の人間がこの丸腰の状態でこの攻撃を受ければ、平気ではいられないだろう。 普通の、人間ならば。 「――――ッ!?」 桐山はふわりと背後を振り返って彼女を一瞥する。 その間に一枚の羽が彼の右上腕に突き立てられるが、 残りの弾丸は、全て回避してみせたのだ。 まるで最初から予知していたかのように、鮮やかに宙を舞いながら。 思いがけない事態に、彼女は唖然とする。 だがそれだけでは終わらない。 彼女に発生した一瞬の隙を突いて、桐山は一気に眼前へと迫ってきたのだ。 (いけない……!) 危機を直感して、腹の前で腕を交差させる水銀燈。 刹那、物凄い衝撃が体全体を襲い、彼女は数メートル後ろに吹っ飛ばされた。 「くっ……このぉ!」 空中で旋回し体勢を立て直した後、翼を広げてさらに上昇する。 吹っ飛ばされた事が幸いし、彼女が苦手とする接近戦からは脱出することが出来た。 (あんな力をただの人間が出せるなんて……) ズキリと痛む右腕を左手で押さえながら歯軋りする水銀燈。 防いだにも関わらず桐山の一撃は、左腕、そして身体にまで均等に及んでいた。 彼女が知る桐山と同年代の少年は、思わず嘲笑したくなるほど貧弱であり、 一般人と比較しても身体能力が上であるローゼンメイデンには、とても敵いそうに無かった。 しかし桐山和雄は何かが違う。一般人とは何かが。 その証拠に初見であるはずの彼女の攻撃をほぼ完璧に回避し、そのうえ迎撃まで成功させている。 普通の人間で無いのは、もはや明確だろう。 続いて発せられる一撃、浮遊する彼女にその強靭な脚力を披露するかのように飛び上がる。 ただのジャンプにも関わらず飛距離は彼女の元まで届いている、やはり只者ではない。 「人間のくせに……」 四本の揃えた指先を彼女に向けている。貫手と言う技だ。 切っ先は彼女の急所を的確に捉えており、今まさに貫こうとしている。 「舐めるんじゃ……ないわよぉ!!」 向けられた手の甲を蹴飛ばし、貫手の軌道を逸らす水銀燈。 桐山の貫手はその正確過ぎる狙い故、直線的になっていたのだ。 さらに彼女は空中を自由自在に動けるのに対して、彼は脚力で飛んだだけ。 彼女に強大なアドバンテージが存在する以上、彼の手が届かないのは最初から決まっていたのだ。 (この私を愚弄するなんて……絶対に許さないわぁ!) 目を見開いた彼女は、鋭い視線を桐山に叩きつける。 無理も無い、彼の放った先ほどの貫手。 あれが本気で命中すると思っていたのならば、翼を持つ彼女を確実に見縊っている。 それはプライドの高い彼女にとって許せないことであったし、自身の製作者であるローゼンを侮辱されたも同然。 彼女はそれを許容できるほど、温情のある人物ではないのだ。 「死になさいッ!!」 彼女は語気を強め怒りを露わにしながら、勢いを失い落下していく桐山に翼を向ける。 そのまま激情に任せ、再び黒羽の弾丸を放とうとした――――その瞬間。 体中の怒りが霧散し、頭に上っていた血が急速に冷めていくのを感じた。 空中を落下する桐山が彼女を睨みつけているのだ、黒光りする銃口と一緒に。 (う、うそ……!?) 彼女の頬を一滴の冷や汗が通り過ぎる。 いつの間に用意したのか、という疑問を彼女が抱く前に、 パン、と乾いた音と共に銃口から一発の鉛球が迸った―――― ――――少年が一人、虚空を眺めている。 いや、正確には虚空に揺らめく白煙の流れを目で追っているのだ。 銃口から漏れ出るその煙は、白いせいか暗闇の中でも存在を主張していた。 だが、それよりも目立つ者が一人。 白銀の髪は夜という世界に光を生み出し、漆黒の服は闇によく馴染んでいる。 姿だけを見れば、彼女はやはり優雅だ。 しかし今の彼女の瞳孔は大きく見開き、吐息は乱れている。 容姿とは対照的に、今の彼女は優雅と言う言葉からは程遠い存在だった。 「全く……やってくれたわねぇ……」 彼女――――水銀燈は肩で息をしながら言葉を吐き出す。 宙に浮いているその身体に傷は見当たらないが、彼女はまるで致命傷を負ったかのように顔面を歪めていた。 桐山の拳銃が銃弾を吐き出した瞬間、彼女は攻撃体勢を解除し翼を強引に羽ばたかせた。 その結果彼女の身体は左に1メートル程逸れ、銃弾を避けることに成功したのだ。 銃弾は数秒前まで彼女の額があった部分を通り抜け、そのまま闇夜に消えていく。 それを見届けた後に、先ほどの桐山の貫手が拳銃を所持しているのを気づかせないための囮だということに気づいた。 (これからどうしようかしらぁ) 彼女は思考を展開しようとして、すぐに現実に引き戻される。 桐山は彼女に考える時間を与えるほど、甘い性格ではないのだ。 「くっ……」 再び翼を広げ、銃口から逃げようとする水銀燈。 引き下がることが出来ない以上、彼女は戦うしかないのだ。 しかし銃口はどこまでも彼女を捉えて離さない。 数秒間の逃亡撃が繰り広げられた後、二発目の銃弾が放たれた。 破裂音が周囲に響き渡り、銃口から弾丸が発射される。 弾丸は回転しながら、一瞬、一瞬のうちにどんどん彼女へと接近して―――― 突然、緑色の輝きを放つ宝玉へと変化した。 「どうなってるの一体……」 彼女は何が起きたのか理解できず、思わず混乱してしまう。 桐山もそれは同じなようで、虚を衝かれたように口を大きく開けていた。 そのまま二人の時間が停止し、十数秒ほど過ぎた後。 「そこの二人、お止めなさい!!」 声を張り上げて二人を制止しながら、一人の男が戦場に乱入してきた。 (な、なんなの、この男……) 息を切らしながらこの場に訪れた男を、空中から見下ろす水銀燈。 見たところ桐山より若干身長は低めで童顔、優男と言った風貌だ。 しかしこの男の目は顔に似合わず、幾戦もの修羅場を掻い潜ったかのような目をしている。 「そこの貴方、銃を降ろしなさい、さもないと……」 優男は宙に浮く八つの宝玉を桐山の周囲に浮遊させ、行動を制限する。 桐山も周囲を見渡し脱出不可能と悟ったのか、素直に銃を降ろした。 (運が回ってきたようねぇ、この男……利用しないわけにはいかないわぁ) おそらく優男は勘違いをしていて、彼の中では桐山が危険人物で自分が襲撃を受けた被害者。 彼を利用して桐山を殺害してしまえば、一気にこの場を掻い潜りぬけられるだろう。 一瞬でここまで頭を回転させ、救援を要請しようとした直後。 予想外の形で、彼女の作戦は失敗を告げることになる。 「貴女は……す、水銀燈!?」 こちらを見上げた優男が急に狼狽し、彼女の名前を読み上げる。 その様子を見て、彼女の中に一つの予想が生まれた。 この男は自分のことを知ってるのではないか、と。 そして、最悪の形で予想は的中してしまう。 「あすか君!!」 素早い動きで、この場に現れる小さな影。 シルクハットを被った赤と緑のオッドアイ、青を模した服装。 聞き間違えるはずも無い、声。 水銀燈と同じローゼンメイデンの第四ドール、蒼星石だ。 情勢は水銀燈にとって最悪と言っていいだろう。 利用しようと思っていた優男―――あすかは桐山の拘束を解き、八つの宝玉を空中に待機させている。 さらに先ほどまで自分を追い詰めていた桐山、そして仇敵である蒼星石。 一人一人なら撃破することが出来たかもしれない。しかし今は三対一。 どう考えても、彼女の不利は否めなかった。 (……この私が追い詰められるなんて……) 目の前にいるのは、多少の危険を犯してでも抹殺しておきたかった相手。 だが今は、多少と呼べる状態ではないのだ。 ただでさえ化け物染みた運動能力を持つ桐山に、 未知の特殊能力を持つあすかに、同じローゼンメイデンである蒼星石が加わったのだ。 「…………」 幸い今の彼女は空を飛んでおり、撤退するには最適の状態。 「あすか君、早く!!」 「ええ、分かってます」 蒼星石の掛け声と共に、八つの宝玉が彼女へと迫り来る。 逡巡している時間は、無い。 「覚えてなさいッ!」 黒羽の弾丸を飛ばし、宝玉の動きを鈍らせる水銀燈。 さらに弾丸を発射した勢いを利用し、高度を上げ、 戦場から、飛び去っていった。 ―――――――――――――――――――――――― 「まさか私が無様に逃げ去ることになるなんて……」 苦々しげに、そして自嘲的に笑む水銀燈。 彼女は西の方に逃亡し、D−7エリアの木に腰を掛け身を休めていた。 彼女の中で逃亡したという事実がぐるぐると駆け巡っていく。 高貴な性格である彼女は、無様に逃げ出した自分を許すことが出来ないのだ。 「くっ……」 ズキッと両腕、とくに右腕が痛みを訴える。 身体に受けた痛みは既に回復したものの、直接触れられた両腕はまだ衝撃が残っていた。 「この落とし前は必ず付けさせてもらうわよ」 そうは言ったものの、どうすればよいのだろうか。 おそらく桐山は、あの二人と手を組み同行することになるだろう。 三人もの参加者を一網打尽にするには、それなりの支給品、あるいは協力者が必要になる。 蒼星石のローザミスティカは確実に奪取しておきたい代物であるし、どうすれば―――― 『――この声が聞こえますか。僕の声が聞こえますか。』 「……!?」 突然流れ始める声、拡声器でも使用しているのか辺り一帯に響いている。 『僕は……北条、悟史と言います。この声が聞こえている人は聞いてください。 僕は今、妹を探しています。北条沙都子と言います。 沙都子は……妹はこんなところに呼ばれて、酷く怯えていると思うんです。 この声が聞こえた人は、どうか妹を、沙都子を探してください!! すごく自分勝手なことを言っているのかもしれない…… でも、僕にとっては、大事な、本当に大事な妹なんです……っ!! どうか、妹を探すのを、手伝ってくださいっ!! それから、これを聞いているのがレナ、魅音、詩音……さんだったら、 あるいは、沙都子自身が聞いているなら、僕のところに来てくれ!! 僕は今、地図でいうとC-7にいるんだ。 頼む!!必ず来てくれっ!! ……僕は絶対――』 『僕は絶対――戻るんだ、あの笑顔がある世界に!!』 北条悟史という人間の、仲間を集う声。 それは確かに、ここにいる水銀燈の耳に届いた。 【一日目黎明/D−7 木の枝の上】 【水銀燈@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]農作業用の鎌@バトルロワイアル [所持品]支給品一式 メロンパン×5@灼眼のシャナ、ルイズの杖@ゼロの使い魔 [状態]両腕に軽症、疲労(小) [思考・行動] 1、出会った人間から情報を収集した後、利用出来そうなら利用する。 2、利用出来そうに無い場合は殺害(ローゼン勢は多少の無理はする)、最低でも支給品は奪いたい。 3、桐山和雄、橘あすか、蒼星石には必ず復讐する。 4、悟史の呼び掛けに対してどうするか…… [備考] ※参戦時期は蒼星石のローザミスティカを取り込む前です。 「申し訳ありません、事情も知らずいきなり拘束してしまって……」 時間は僅かに遡り、D−8エリア。 先ほどの戦いにおいて、銃を所持していたという理由で否応なしに拘束してしまったことに対して、 橘あすかは謝罪を述べていた。 彼は先刻、蒼星石を襲撃した拳銃使いを取り逃がしている、 故に、拳銃使いには最善の注意を払っていたのだ。 最も蒼星石に確認し、彼女を襲ったのが桐山ではないと判明したのだが。 「……オレは別に気にしていない……」 桐山も言葉の通り別気にしてはいないが、それでもあすかは頭を垂れ落ち込んでいる様子。 彼は先ほどから自分の行動が空回りしてばかりなのだ。 「和雄君も気にしてないって言ってるんだし、もういいんじゃないかな? 水銀燈を取り逃がしたのは心残りだけど……あれ? 和雄君、右肩に羽が刺さってるよ」 あすかを宥めていた蒼星石は、桐山の右上腕に刺さった羽に気づき指摘する。 指摘され右腕に目をやった桐山は、無表情のまま刺さった羽を抜き取り地面に叩き落した。 「「な……」」 いきなりの桐山の行動に、蒼星石とあすかは揃えて言葉を詰まらせる 「だ、大丈夫!? いきなりそんなことしたら……」 溢れ出る鮮血を見て、思わずうろたえる蒼星石。 傷口からは血が噴出し、制服に染みを作っていっている。 だが当人である桐山は、まるで他人事のように平然としていた。 「そうだ、僕に治療をさせてください!」 そう言うと同時に周囲の地面や木が消滅し、再びあすかの周囲に八つの宝玉が発生する。 「大丈夫です……すぐ終わりますから」 桐山の額に宝玉のうちの一つを宛がい、力を送り始める。 宛がわれた宝玉は呼応するかのように輝きを増し、そして数十秒後に離れていった。 「僕のエタニティエイトで貴方の治癒力を促進させました、すぐに効果は現れないと思いますが……」 「エタニティエイト……?」 無表情だった桐山がこの宝玉に興味を抱いたのか、感心したような目付きで問いてくる。 「あ、すいません、アルター能力の説明が遅れました、アルターと言うのは――――」 『――この声が聞こえますか。僕の声が聞こえますか。』 彼がアルター能力を説明しようとしたその瞬間、先ほど水銀燈が聞いていた声が彼等の耳にも届き始める。 それを聞いた三人の顔は、三者三様に染まっていた。 あすかは呆然と、蒼星石は心配し、桐山は無表情。 しかし彼等にもまた、しっかりと悟史の声は届いていた。 桐山和雄には、幼い頃の事故のせいで感情というものが欠落していた。 だからか、彼が大東亜共和国いた頃にこれと同じような催し物に参加した時も、 人を殺してはならないという価値観も存在しないためか、彼はかつてクラスメイトであった人間を十五人も殺害してみせた。 しかし真に恐ろしいのは、彼が殺し合いに乗る経緯。 彼はコイントスの裏表で行動方針を決定し、そのまま実行に移したのだ。 ここからも彼の適当さ加減が伺える。 そして、これが本題。 彼は今回、どのようにして行動方針を決定したのだろうか。 ――――答えは『最初に会った参加者を真似ること』 最初に会った参加者、つまり水銀燈。 彼女の行動方針は遭遇した参加者から情報を聞き出した後、利用出来るなら利用、出来ないなら殺害。 実際は違うのかもしれないが、彼はそう解釈していた。 つまり今の彼は、再び殺し合いに乗っている。 それには、同行者である橘あすかも蒼星石も全く気づいていない。 今ここに、最低最悪の殺戮マシーン桐山和雄が再臨した。 冷たい仮面の下に、堕天使の微笑を浮かべながら。 【一日目黎明/C−8 西側】 【桐山和雄@バトルロワイアル】 [装備]コルトパイソン(4/6)@バトルロワイアル [所持品]支給品一式、コルトパイソンの弾薬(24/24)、ランダム支給品0〜2(確認済み) [状態]右上腕に刺し傷、治癒力向上(どの程度かは不明) [思考・行動] 1、遭遇した参加者から情報を聞き出した後、利用出来るなら利用、出来ないなら殺害する。 2、とりあえずは蒼星石、あすかに同行する。 3、悟史の呼び掛けはどっちでもいい。 [備考] ※本編死亡後からの参戦です。 ※蒼星石、あすかとは名前以外の情報は交換していません。 【蒼星石@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]防弾チョッキ@バトルロワイアル [所持品]支給品一式、シザースのデッキ@仮面ライダー龍騎、ランダム支給品(確認済み)0〜2 [状態]健康 [思考・行動] 1、南の市街地にある図書館へと向かう 2、自分と蒼星石の仲間(カズマ、劉鳳、クーガー、かなみ、真紅、翠星石)を集めて脱出する 3、襲ってくる相手は容赦しない 4、悟史の呼び掛けに対してどうするか…… ※無印本編終了後〜トロイメント開始前からの参戦です ※nのフィールドにいけない事に気づいていません 【橘あすか@スクライド(アニメ)】 [装備]エタニティエイト [所持品]支給品一式、ランダム支給品(確認済み)0〜2 [状態]健康 [思考・行動] 1、南の市街地にある図書館へと向かう 2、自分と蒼星石の仲間(カズマ、劉鳳、クーガー、かなみ、真紅、翠星石)を集めて脱出する(出来ればかなみ優先) 3、襲ってくる相手でも、出来れば戦わずに和解したい 4、悟史の呼びかけに対してどうするか…… 時系列順で読む Back 悲劇、決意、そして覚悟 Next 三人寄れば……一体どうなる? 投下順で読む Back 弱肉強食の理 Next ウィッチ×ブレイド 水銀燈 047 スザク と 銃口 桐山和雄 064 危険地帯 012 苦労をするのはいつだって良識ある常識人(後) 蒼星石 橘あすか