約 36,450 件
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/478.html
喫茶店での会話(黒佐々木VER) 佐々木「君が未来から来たというのなら、それを証明してほしいものだね」 ポンジー「どうしろというんだ」 佐々木「なに、簡単なことだ。未来人しか知りえない情報を開示してもらおう」 ポンジー「……それは禁則事項だ」 佐々木「わかるよ。知ることによって未来がゆがめられたら困るのだろう。 SFでは定番だからね。 でも、僕が聞きたいのはほんの些細なことなんだ。 未来に影響は及ぼさないよ。たった一つ、質問に答えてくれればいいんだ」 ポンジー「……言うだけ言ってみろ」 佐々木「将来、僕とキョンは結婚するのかい?」 ポンジー「禁則事項だ」 佐々木「ヒントだけでもくれないかな」 ポンジー「……禁則事項だ」 佐々木「……ほほう」 (ぴしり……ぴしり) ポンジー「……き、禁則事項なんです」 佐々木「まあ、僕は法的な状態にはこだわらないので、誰か別に正妻を立てていたとしても それはそれでかまわないとしようじゃないか。で、どうなんだね?」 ポンジー「す、すいません。どうしても喋れないんです。勘弁じでぐだざい」 佐々木「ねえ君、もし君たちが言うとおり、僕に神の力があるのだとしたら、 その力の持ち主に対して情報を秘匿したり、気分を決定的に損ねるような真似は、 あまりよろしくないのではないかね。 主に、それを行った人の「寿命」とか「健康」にとって」 ポンジー「ひいいいいいいい」 佐々木「などと他愛もない冗談で暇を潰してただけだよ。安心したまえキョン。 君意外の男性と楽しく会話をするような趣味を、僕は持ち合わせていないんだ」 キョン「藤原……」
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/4081.html
棍棒系 佐々布狼牙棒 (ササフロウガボウ) 【棍棒】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (佐々布狼牙棒.JPG) 基本性能 価値 重量 攻撃力 耐久度 5 19.2 54 68 命中補正 回避補正 物理耐性 妖術耐性 -6 -6 +20 − 装備可能 侍、僧、鍛、薬 装備区分 棍棒系武器 必要Lv 11以上 付与効果 気合+30 腕力+3 備考 朝倉家の佐々布光林坊のドロップ
https://w.atwiki.jp/ebi_hq/pages/369.html
トップページ > HQ漫画家索引 > さ行 > さ eBookJapan 漫画家名 よみがな 生年月日 出身地 性別 血液型 佐々木みすず ささきみすず 女性 ハーレクイン作品リスト 前ページ次ページ佐々木みすず I-1676 『フィアンセは億万長者』 ミニシリーズ:華麗なる貴公子たち 【小説】 著者:ルーシー・ゴードン 翻訳者:高浜真奈美? 2008/10/16発売【コミック】 佐々木みすず 2009/07/02発売ローマの億万長者と形だけの結婚をする? ロンドンでアンティークの店を開いているハリエットは、ある日、妹から信じられない話を持ちかけられた。相手の男性マルコ・カルヴァーニは仕事に人生を捧げていて、ただ形式的に妻となる女性を求めているという。結婚には興味がなかったが、ハリエットはその話に心を引かれた。彼の妻になれば、危機的状況にある店を救ってもらえるかも……。しかし、いざ会ってみるとマルコは冷笑と皮肉に満ちた男性で、ハリエットはにわかに不安になった。私は本当にこの結婚に同意してもいいのだろうか? 『運命の舞踏会』? ミニシリーズ:ロイヤル・ブライド 【小説】 著者:リサ・ケイ・ローレル? 翻訳者: 【コミック】 佐々木みすず 2009/06/18発売花咲き誇る美しい古城で管理人をしているジュリー。彼女は初恋の相手、エリック王子と再会し、華やかな舞踏会でワルツを踊った。夢見心地のジュリーに、エリック王子は信じられない申し出をする。「私の婚約者になってもらいたい」偽りの恋人でもいい、あなたの傍にいられるなら…。ジュリーの一途な恋の行方は…!? 『シークの愛人/結婚はビジネス?』? 【小説】 著者:エリザベス・メイン? 翻訳者: 【コミック】 佐々木みすず 2009/06/04発売社長令嬢ヘイリーは、仕事で訪れた中東で不運にも戦争に巻き込まれた。そんな彼女を救い出したのは砂漠の王国アナイザのプリンス、シーク・ゼイン。だが彼はヘイリーを自らの宮殿に閉じ込めた! 彼の「要求」とは…?(「シークの愛人」)お金持ちギライの令嬢アヴィーナが、ハンサムな大企業の社長に誘われて…。(「結婚はビジネス?」)2編収録! R-1834 『街角のシンデレラ』? 【小説】 著者:リン・グレアム 翻訳者: 【コミック】 佐々木みすず 2009/05/07発売行くあてなく街を歩いていたホリーは、億万長者のリオのリムジンに轢かれそうになる。リオは成り行きからホリーの面倒をみようと決意する。そして、婚約者に裏切られたばかりのリオはホリーに便宜上の結婚を申し込んで…!? R-1970 『恋人たちの嘘』? 【小説】 著者:ダフネ・クレア? 翻訳者: 【コミック】 佐々木みすず 2009/03/12発売フェリシアは、北京への観光ツアーで思いがけない人物と再会する。彼、ジョシュアは姉の恋人だったが、10年前に音信不通となり、姉の葬儀にも来なかったのだ。「ここであったのは復讐のチャンスだわ…!」フェリシアは決意するが!? R-1795 『家主は大富豪』? 【小説】 著者:スーザン・マッカーシー? 翻訳者: 【コミック】 佐々木みすず 2009/01/22発売海辺のコテージに住む彫刻家サム・ダガンは、突然の来訪者の顔を見て、驚愕する。 事故死した恋人ダミアンの面影を宿した男性…。彼はダミアンの兄、ホテルチェーンを経営する億万長者エイダン・ハーパーだった。抗いがたい魅力を感じながら、サムは不安におののいた。知られてはいけない。お腹に宿した子供の父親が、彼の弟ダミアンだということは…。 L-941 『プリンスのプロポーズ』? ミニシリーズ:続・世紀のウエディング 【小説】 著者:アーリーン・ジェイムズ 翻訳者:山田沙羅?【コミック】 佐々木みすず 2008/12/04発売大公家に手紙が届いた。そこにはソートンバーグ大公過去の不実と、ある女性を誘拐したと記されていた。その女性とは、大公の一夜の過ちによって生まれた娘、つまりはプリンセスだというのだ。そこで、第二王子ローランドは犯人の疑いのある隣国ロクスベリーに潜入するが、厩で出会った魅力的な女性に恋してしまい!? 『王位をかけた恋』? 【小説】 著者:ルーシー・ゴードン 翻訳者: 【コミック】 佐々木みすず 2008/10/02発売イギリスで平凡な暮らしをしているドロテアの前に、エルリア王国の皇太子ランドルフが突如現れた! 彼女は誘拐同然にさらわれ豪奢な宮殿へ行くことに。そして驚くべき事実を告げられる。「君はこの国の王位継承者だ」と。戸惑いつつも王女として振る舞う中、王位争奪戦に巻き込まれ!? L-1033 『プリンセスの涙』? ミニシリーズ:世紀のウエディング:サン・ミッシェル王国編 【小説】 著者:キャロリン・ゼイン? 翻訳者:神鳥奈穂子?【コミック】 佐々木みすず 2008/08/21発売サン・ミッシェル王国の第3王女マリ=クレールは、かつて貴族の御曹司セバスチャンと出会い、確信した。 彼こそ私のかけがいのない恋人…。 そして5年後、とうとうセバスチャンから愛を告げられるが、父である国王の死が二人の運命を狂わせる。 セバスチャンが王位継承者かもしれない? ということは私と彼は異母兄妹!? R-1850 『夜ごとの情熱』? 【小説】 著者:ヘレン・ビアンチン? 翻訳者: 【コミック】 佐々木みすず 2008/05/16発売スペイン王朝の血をひく令嬢ダニエル。父の死後、破産寸前に陥りながらも、一人で母親を支えてきた彼女に救いの手を差し伸べたのは、貧民街育ちで危険な魅力を漂わせた、やり手実業家レイフだった。だが莫大な額となる援助と引き換えに、レイフは悪魔のような提案をしてきた。彼と結婚して、貴族の血を引く跡取りを産め、ですって…!? 前ページ次ページ佐々木みすず ▲このページのTOPへ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/44789.html
登録日:2020/04/29 (水曜日) 19 10 08 更新日:2024/06/21 Fri 23 42 25 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 NG5 オルバ・フロスト フリー声優 ユリアン・ミンツ ヨハン・リーベルト ロボタック 伊達にあの世は見てねぇぜ! 佐々木望 冥府神ワイバーン 努力の人 努力家 堂馬広登 声優 声優項目 島鉄雄 広島市 広島県 望さん 東大卒 歌手 水滸のシン 浦飯幽助 王子 佐々木(ささき)望(のぞむ)は日本の声優・歌手である。 愛称は「望さん」。また林原めぐみからは「王子」という愛称をつけられている。 ●目次 ■プロフィール ■概要 ■特色 ■その他 ■主な出演作◆テレビアニメ ◆劇場アニメ ◆OVA ◆WEBアニメ ◆吹き替え ◆特撮 ■プロフィール 生年月日:1967年1月25日 出身地:広島県広島市 身長:160cm 血液型:O型 事務所:フリー ■概要 1980年代後半から活躍している男性声優。 声質・ルックス共に中性的な魅力が持ち味で、男性アイドル声優の先駆け的存在と言われている。 デビュー当初はアーツビジョンに所属。フリーになった後で81プロデュースに所属し、2013年11月に再びフリーとなっている。 日本ナレーション演技研究所に特待生として入学。 1986年にテレビアニメ『ドテラマン』に出演し声優デビューを果たした。 その後は1990年代前半にかけて『21エモン』『おぼっちゃまくん』『幽☆遊☆白書』等で主要キャラクターを演じ知名度を上げていく。 1989年には『鎧伝サムライトルーパー』の主演声優5人で音楽ユニット「NG5」を結成し、アーティストとしても活躍するようになる。 中性的な容姿だったこともあり、当時は女性ファンから圧倒的な人気を博し、ユニット結成時にはマスコミからも取り上げられるほど注目を集めていた。 フリーとなった2013年には46歳で東京大学を受験し見事合格を果たす。そして7年後の2020年に法学部を卒業した。 ちなみに卒業まで東京大学へ入学していたことは伏せていたので、卒業した当時はネットニュースなどでも取り上げられ、声優仲間からも卒業祝いのメッセージが多く寄せられたという。 ■特色 デビュー当初は少年のような透き通ったハイトーンボイスが特徴的で、『21エモン』のつづれ屋21エモン、『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助、『うしおととら』の蒼月潮などの少年主人公を多く演じていた。 また『機動新世紀ガンダムX』のオルバ・フロストのような冷酷でナルシスト気味の人物、『AKIRA』の島鉄雄のように作中でガラリと性格が変貌する人物など癖のあるキャラも何人か演じている。 だが年齢と経歴を重ねるにつれて段々と声質が変化していき、現在はデビュー当時とは別人のような低い声質となっている。 これに関しては「ある作品で声を非常に酷使したため」とのことだが、当人は「その作品に迷惑をかけたくないから」との理由で詳細は伏せており、今後もこのことに関して詳細を明言する事は無いと公言している。 とある雑誌のインタビューでは、多忙な時期に喉を酷使したせいで炎症を起こしたと明かしており、「発声法に無理がある」と指摘を受けてからはトレーニングにより発声法を変えることになったと語っている。 この時に喉に負担をかけない発声法を調べるために海外の文献まで含めて広く勉強しながら調べたところ 向学意欲が爆発して 概ね声優としての仕事ができるほど喉が回復した後も後述のようにさまざまな分野の勉強を続けることになった。 『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助の声は様々な機会で再録が行なわれており、声質の変化の紆余曲折を知ることが出来るが、その中でも近年の『モンスターストライク』とのコラボでは、これまでの再録と比べて『全盛期の声に戻りつつある』という意見もあった一方で、やはり声質に違和感があるという意見も少なくなかった。 声質が変化してからは、デビュー当初のような少年役よりも、大人役を演じる事が多くなっている。 アメリカのドラマ『ビバリーヒルズ高校白書』のデビット・シルバーの声を担当している事でも知られ、デビットの成長に合わせて佐々木さんのほうも声を低く変化させている。 ■その他 趣味は読書と語学で、多くの国の言葉を学んでいる。 特に英語が堪能であり、海外のアニメイベントでは通訳を付けずに全て自分でインタビューに答えている。 2009年には英語検定1級を取得していることを公表。2020年には国家資格の全国通訳案内士を取得していることを発表している。 ■主な出演作 ◆テレビアニメ 短鬼(ドテラマン) ルナン(機動戦士ガンダムΖΖ) ゼン小川(マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ) 中江兵太(ミスター味っ子) 毛利伸/水滸のシン(鎧伝サムライトルーパー) 柿野修平(おぼっちゃまくん) おそうじまん〈初代〉、めざましくん〈2代目〉、ハムサンドくん〈初代〉、もっきんまん〈初代〉、ハニー〈5代目〉、シャーロくん〈3代目〉(それいけ!アンパンマン) 内木翔(チンプイ) 桃太郎(桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND) プラム(魔法のエンジェルスイートミント) 源氏あげだま/あげだマン(ゲンジ通信あげだま) つづれ屋21エモン(21エモン) ロベルト・バゼッティーニ(あしたへフリーキック) 浦飯幽助(幽☆遊☆白書) 大空翼(キャプテン翼J) オルバ・フロスト(機動新世紀ガンダムX) 高宮鋼太郎(B'T-X) ハル(ネクスト戦記EHRGEIZ) 柊沢エリオル(カードキャプターさくら) 北野祐一/ストラス(デビルマンレディー) ハム(モンスターファーム シリーズ) 茂手もて夫(ドラえもん(テレビ朝日版第1期)) ジョー(アソボット戦記五九) カン・チャン(キックオフ2002) 月光ハヤテ(NARUTO‐ナルト‐) 堂馬広登(蒼穹のファフナー) レオナ(火の鳥 復活編) ヨハン・リーベルト(MONSTER) ウインナーくん、いとこんくん(おでんくん) カール・フェイオン(BLOOD+) ヤン・ジュンギュ(フルメタル・パニック!シリーズ) 伊良子清玄(シグルイ) メロ(DEATH NOTE) ロドニー・フォード(エレメントハンター) グランドロコモン、ナイトチェスモン/ルークチェスモン(デジモンクロスウォーズ) 柊沢エリオル(カードキャプターさくら クリアカード編) ギイ・クリストフ・レッシュ(からくりサーカス) メシア・タイール(ゲッターロボアーク) ◆劇場アニメ ハサウェイ・ノア(機動戦士ガンダム 逆襲のシャア) 島鉄雄(AKIRA) エラム(アルスラーン戦記) ゲイス・H・ヒューゲスト(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ) ◆OVA ユリアン・ミンツ(銀河英雄伝説) 西城ヨシオ(がきデカ) 山門武(暗黒神話) 鈴木太郎(ひとりぼっちの宇宙戦争) 蒼月潮(うしおととら) バド(MEGAZONE23 III) 雪代縁(るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編/星霜編) ◆WEBアニメ 新巻鷹弘(7SEEDS) 天津影久(無限の住人-IMMORTAL-) ◆吹き替え 担当俳優 ブライアン・オースティン・グリーン アニメ エドワード(きかんしゃトーマス)※テレビ東京、Eテレ版 マップ君(ドーラ/ドーラといっしょに大冒険)※テレビ東京版 ◆特撮 ロボタックの声(テツワン探偵ロボタック) トリノイド19号ハゲタカライチの声(爆竜戦隊アバレンジャー) 冥府神ワイバーンの声(魔法戦隊マジレンジャー) ギルマーダの声(動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊) 伊達に追記・修正はしてねぇぜ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 40代で東大に入学して卒業するってすごい -- 名無しさん (2020-04-29 19 45 23) ワートリのわくわく動物野郎もといハイレインもこの人だよね? -- 名無しさん (2020-04-29 22 29 44) 佐々木希、ささきのぞみと紛らわしすぎる問題 -- 名無しさん (2020-04-29 22 37 33) 通訳案内士の資格はマジてとんでもないぜ -- 名無しさん (2020-04-30 01 45 36) 四十代で大学にも凄いが東大で法学部とか凄すぎでは? -- 名無しさん (2020-04-30 02 28 35) 色々な意味で有名なK9999の中の人でもありますね。 -- 名無しさん (2020-04-30 10 03 24) ジャンプ世代としては遊戯王のDM版以降のシャーディーも外せない。まだ声代わりが激しくなかった頃。ドラクエのサマルトリアの王子も若々しくてよい(ドラマCDの項目を別個になるけど)ゲームはFF3のデッシュ以外はほぼ全部アニメキャラのゲーム出演だしいらんか。 -- 名無しさん (2020-04-30 10 37 02) ありゃ望にーさん項目なかったんか。 -- 名無しさん (2020-04-30 12 45 51) 荒れる元になるコメントとそれに関わるコメントを削除しました -- 名無しさん (2020-05-10 12 15 32) 喉潰したのって酒とたばこもなかったっけ? -- 名無しさん (2020-05-15 19 51 04) ↑それデマだぞ 流石に佐々木さんに失礼だし可哀想だからそういうひどすぎるデマはやめよう -- 名無しさん (2020-05-17 00 35 56) 幽白レギュラー声優ではめっきり見なくなったけど東大卒業ニュースで浦飯幽助の声優と表記されて今の人は名前を知ってる人自体が少ないかもしれない…。 -- 名無しさん (2020-05-21 20 49 41) ↑一時期声が本当にかすかすでほぼ活動してなかったからねえ -- 名無しさん (2020-05-26 15 16 02) クラウドの声は最初櫻井孝宏じゃなくてこの人だったっけ? ザックスも -- 名無しさん (2020-05-26 19 41 26) ↑PSのエアガイツで初めてついたからこの人だね。櫻井氏はKHから。 -- 名無しさん (2020-05-26 20 43 46) ごめん補足。ACが最初のはずだからこの人は2代目。ザックスはACにいなかったから初代。 -- 名無しさん (2020-05-26 21 04 16) 劇場アニメ版閃ハサにおけるハサウェイの声優変更時に「えっわっ私じゃない??」とのツイートで荒れたが、後に調査局部長役で出演していたことが判明 -- 名無しさん (2022-01-27 22 00 16) 幽助はまだ出来ても柿野くんは流石にもう無理だろうな・・・・ -- 名無しさん (2022-10-23 11 40 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/213.html
「おあいにくさま。現在我がSOS団は人気絶頂満員御礼、目下空席のできる目処無し、キャンセル待ちも 受け付けてないわ」 朝、教室に着いた俺の耳に最初に飛び込んできたのは不機嫌そうなハルヒの声だった。やれやれ、相手はまた 佐々木か。どうしたんだ、今日は。 返事もせずそっぽを向いて座るハルヒの代わりに、佐々木がその答えを教えてくれた。 「やあキョン、おはよう。いやね、今涼宮さんに、僕もSOS団に入れて貰えないか聞いたところなんだよ。 残念ながら断られたけどね」 そう言って苦笑する佐々木に俺は囁いた。 「悪いことは言わん。ハルヒがこういう調子の時はそっとしておけ。触らぬ神に祟りなしってやつだ」 「くっくっ。君は涼宮さんの心理状態に関しては相当のエキスパートのようだね。羨ましいよ」 羨ましい?散々引きずり回された結果だぜ。小声でそう言うと佐々木は 「いや、羨ましいのは君じゃなく・・・いや、そうかい。うん、そうなんだ」 となぜかしどろもどろになった。佐々木らしくないな、俺はそう思った。 そして佐々木は急に取り繕うかのように 「もし君がよかったら、の話だが、今日は一緒に帰れないだろうか。あ、用事があるようなら図書館ででも 待ってるけど」 と言った。用事ね、まあ特にあるわけでもないが、用事があろうとなかろうとSOS団が絶賛不正占拠中の 文芸部室へ顔を出すのが日課と言えば日課だが。でも古泉や朝比奈さんだって時々はいない日があるんだ。 俺が久々に机を並べることになった親友の頼みを聞いて、一日休むくらい構わないよな。 そう思いつつ後ろを振り向くと、俺の心を読んだかのようにハルヒはチラと視線だけ向けて 「勝手にすれば」 と呟いた。 「じゃ、一緒に帰ろう」 小声で佐々木にそう告げると、佐々木は今度は苦笑ではない素直そうな笑みを俺に見せて 「うん」 と返事をした。その笑顔を見て、なんでだろうね、俺の胸の中にまたあのモヤモヤが戻ってきたのは。 放課後、俺は佐々木と肩を並べて強制ハイキングコースをゆっくりと歩いていた。中学時代と同じように 取りとめのない話をして、時々顔を見合わせてはクスクス笑いながら。それはSOS団の活動をしている 時とはまた違った、楽しい時間だった。 それなのに、俺の胸のモヤモヤは減るどころか増加の一途をたどっていた。なんなんだ、一体。 そんな気持ちが顔にまで出ちまっていたのか、ふと気がつくと佐々木はちょっと不安げな顔で 「どうした、キョン?やっぱり迷惑だったかな?」 と聞いてきた。そんなことはないぜ。こうしておまえと一緒に家路に向かうのも久々なんで、つい中学 時代を懐かしく思い出してね。 そんなふうにごまかした後、俺は懸念事項を一つ佐々木にぶつけてみる事にした。いつかは聞かないと いけないことだからな。 「佐々木、おまえ、まだこないだの連中とは付き合ってるのか?いや、それをどうこう言うわけじゃないし、 仮に付き合っていても俺はそれでおまえを疑ったりはしない。ただちょっと気になるだけなんだ」 そう尋ねると佐々木はちょっと寂しそうな微笑を浮かべて答えた。 「正直に言うよ。あれ以来ほとんど接触すらないんだ。橘さんだけは今でも時々メールをくれるんだけどね」 佐々木の表情を見て、俺は思った。昼休みに古泉が言っていた話が事実なら、佐々木は前の学校で『親友』と 呼べるような友人は作れなかったのだろう。だからこそあの連中、俺もなんとなく根っからの悪人ではない気が しつつあったあの三人が、佐々木の持つ力を目的にしていたにせよ、学校の成績なんかのために余計な対抗意識を 持ったりせずに話せる貴重な仲間だったのではないかと。 そう考えれば、佐々木の性格からして乗るはずのないような奇妙な話、世界の改変だの閉鎖空間だのも含めて 受け入れていたんじゃないかと納得がいく。そして、佐々木に寂しげな表情をさせる結末を与えたことに、 ちょっと憤りも感じていた。 「そうか」 俺にはそれ以上何も言えなかった。佐々木も黙ったまま、長い坂道が終わる場所までゆっくりと歩き続けた。 その途中、俺はふと佐々木に尋ねた。なんでそんな事を聞いたのか、その質問を口にした瞬間に後悔するような 事を。それは俺自身にもわからなかった。 「佐々木。ええと、前の学校の頃のことなんだが」 そこで一瞬躊躇したが、俺の口はそのまま質問を続けちまった。 「おまえ、付き合ってた男や、好きだった男はいなかったのか?」 本当に、なんでそんな事を聞いちまったんだろうね。返ってくる答えは予想がつくのに。 「キョン。君は中学の頃僕が言っていたことを忘れちゃったのかい?」 ああ、やっぱりだ。どうせこう続くんだろう。恋愛感情なんて精神的な病の一種だ、と。 「なんだ、覚えてるんじゃないか。それなのに何でまたそんな事を」 あきれたような声を出して笑う佐々木に、それでも俺は念を押した。 「じゃあ、そう言う相手はいなかったんだな」 「当然じゃないか。どうしたんだい、キョン?君らしくもないよ」 そう言いながら笑う佐々木の、なんだか嬉しそうな、でもなんとなく悲しそうなよくわからない表情を見ながら、 俺はなぜか奇妙な安堵感を覚えていた。ただ、同時に胸の中のモヤモヤがまた増えた気がした。 坂の下での別れ際に、俺はもう一つの懸念事項についても聞いてみた。さっきのこともあって、ちょっと躊躇 したが、聞くなら早い方がいいだろう。 「なあ佐々木。おまえ、なんだって急にウチの学校になんか転校してきたんだ?」 「もっともな疑問だね。君の質問には誠実に答えたいところでもあるんだが、実際のところ僕自身にもよく わからないんだよ」 怪訝そうな表情を浮かべているであろう俺を納得させるかのように、佐々木は一言一言言葉を選ぶように話を 続けた。 「君や涼宮さん、そしてSOS団の人たちを見ていてちょっと羨ましく思ったのは事実なんだ。毎日が楽しそうで、 いや、僕も別に毎日を不満を持って生活してたってわけじゃないんだけどね。ただ、僕よりも君たちの方が楽しそう には見えた。それでなんとなく、北高に行ってたら僕もキョンたちと一緒にこんな感じの学校生活を送ってたのかな、 と思ったんだよ。うん、ちょっとだけ、本当にちょっとだけだけど、北高に行けばよかったかな、とも思ったんだ」 楽しそう、か。ハルヒと出会って以来、俺はずいぶん色々な経験をしてきた。クラスメイトに殺されそうになったり、 異空間の館に閉じ込められたり、散々な目にも逢ったがそれも含めて、そうだな、たしかに楽しかったさ。 「あれはいつだったかな。確か3週間前だったか、朝起きた瞬間に僕は北高に転校したいと両親に告げようと言う 気分になったんだ。 何故だかわからないけど、そうするべきだ、そうしなきゃいけないんだって感じで、自分自身に背中を押されてる ような気分だった。おかしいだろう?僕は別に前の学校が嫌になるほどつまらなかったわけじゃないんだ。それなのに あの朝突然、そんな気になったんだよ」 やっぱり3週間前か。間違いない。長門の言っていた、極小規模の世界改変。佐々木が今ここにいるのはそのためだ。 「食卓について、両親に話を切り出す時はそりゃあ緊張したよ。安くはない入学金や学費を出してくれてるんだから、 反対されると思うのが当然だろう?それなのに、自分でも不思議なくらいすんなりと自分の思いを告げることができた。 そしてもっと不思議だったのは、両親があっさりと、むしろ積極的に賛成してくれたことなんだけどね」 佐々木は遠くの空に浮かぶ、夕焼けに染まった雲に視線を向けつつ、俺にと言うより自分自身を納得させるためのように 話し続けた。 「その後はとんとん拍子ってやつさ。ちょうど北高は定員割れしてて、あっさり編入試験を受けることもできた。それに 合格してこうやって君と同じクラスの一員になれたんだ」 佐々木の言った、最後の一言がなにか引っかかる。それが何かを掴みかける前に、佐々木は言葉を続けた。 「橘さんは、僕を神様だと言っていた。僕は自分がそんなたいそうなものじゃないと思うけど、今回の件で、神様って のはどこかにいるんじゃないかな、と思うようにはなったよ。そうだ、さっきは自分自身にって言ったけど、あの朝、 僕の背中を押したり、自分の願いを両親にすんなり告げさせてくれたのは神様なのかも知れない。・・・どうした、 キョン?こんなことを言うなんて僕らしくはないかい?」 いや、そんなことはないぜ。俺も最近、神様って奴を信じないでもないのさ。俺の願いは聞いてくれないようだがね。 「そうかい。そう言ってくれるとありがたいよ。・・・でもね、神様ってのはちょっと意地悪かもしれないね」 でも、おまえの後押しをしてくれてるんじゃないのか? 「いやね、どうせ後押ししてくれるなら、両親に転校したいって切り出す時なんかじゃなくもっと大切なことを、 伝えたい人の前で言おうとした時に押してくれればいいのにな、って思うんだよ」 なるほどね、だがな、佐々木。本当に大切なことは他人の力を借りずに自分自身の意思だけで伝えてみろってこと じゃないのか。 その方が、伝えられた相手も真剣に受け止めてくれるはずだぜ。 「・・・キョン」 佐々木は視線を雲から外すと、俺の方を振り返って呟いた。その表情はなにか真剣な雰囲気を漂わせていた。 「今日はありがとう。延々と長話に付き合ってもらって感謝するよ」 すぐに笑顔に戻った佐々木は、そう言った後も俺の顔をじっと見ていた。そのまっすぐな視線を受けて、さっきまで 忘れかけていた胸の中のモヤモヤが戻ってくるのを感じた。 「じゃ、また明日」 佐々木はそう言い残して去って行った。遠くの方で踏切の音が鳴っていた。どこまでも赤い夕暮れの空、俺はその 赤い空の下でしばらく立ち尽くしていた。 胸の中のモヤモヤが、またジグソーパズルのように形を変えて、俺の中に溜まっていった。 次の朝、正体不明のモヤモヤした感じを胸の中に抱えながら登校した俺を待ち構えていたのは、団長様の不機嫌度 MAXな顔だった。俺の席の前に立ちはだかったハルヒは俺にこう告げた。 「キョン。アンタは最近SOS団の活動を疎かにしているわ。そんな事では他の団員の士気に悪影響を及ぼすから、 今日からしばらく団長の名において無期限謹慎を申し渡すわ」 やれやれ。反論したところで無意味なのは百も承知さ。わかったよ、無期限ってのは、いつになるかわからんが、 おまえの機嫌が良くなったときなんだろうね。 まあ正直言って助かった。なんでだかわからんが、どうもこの重苦しい気持ちが取れないままで部室に行っても 朝比奈さんや長門、もう一人はどうでもいいがあの二人に心配をかけたくはないからな。かと言って俺の方から 休ませろって言えば言ったでハルヒがまた不機嫌になるのは目に見えてるし。 そう考えていた俺が視線に気づき横を見ると、隣席の佐々木が俺に微笑みかけていた。口には出さないが俺には わかった。その表情は「君も大変だね」って言ってることが。 俺も苦笑交じりの笑顔を佐々木に返した。なんだろう、たったそれだけのことで気持ちが落ち着く気がした。 昼休み、俺は文芸部室兼SOS団アジトのドアの前にいた。この時間ならハルヒはいないだろうし逆にアイツは いてくれるはずだ。ドアをノックし、答えが返ってこないのを確かめた上で俺はドアノブを回した。 予想通り、窓辺の椅子に座って分厚い本のページをめくる長門の姿がそこにあった。 「長門、ちょっといいか」 本に目を落としたまま、長門は答えた。 「なに?」 「ハルヒの機嫌が一層悪化してるようなんだが、正直どうしていいのかさっぱりわからん」 「そう。でも私にしてあげられることはなにもない」 そうか。そうだよな。いつもおまえに頼ってばかりじゃいられないもんな。悪かったな、長門。 「別にいい」 「ただ、なんでハルヒはあそこまで不機嫌なんだかなあ。俺が佐々木を敵じゃないって言ったのをまだ根に持ってる わけでもないだろうに。相変わらず扱いが難しいやつだ」 何気なくそう愚痴った俺は、その時初めて本から顔を上げた長門を見て息を呑んだ。 長門の黒い硝子球のような澄んだ瞳の中に見える、わずかな感情。それは明らかに俺を諭すようなものだった。 「あなたはもっと本を読むべき」 初めて長門のそのような視線を向けられ動揺していた俺は、一瞬その意味がわからなかった。 ホン・・・?ああ、本、ね。そう言えば前に借りたSFは結構面白かったぜ。そうだな、久々に読書するのもいいな。 なにかお勧めの本はあるか? 「ここにはない」 長門は淡々とこう言った。 「あなたが読むべきなのは、涼宮ハルヒが以前あなたに書かせようとしたものと同一のジャンルに分類されるもの」 ハルヒが、俺に?それって、つまり・・・。 再度本に視線を落とした長門の横顔はそれ以上の情報提供を拒否していた。俺は仕方なく、団活動無期限謹慎処分を 受けたことを報告し、しばらくここに来れない事を朝比奈さんと古泉にも伝えるように頼んで部室を出た。 ハルヒが俺に書かせようとしたもの。恋愛小説。長門はなんでそんなものを読めと俺に薦めたんだろうか。パズルの ヒントを聞きに来て新しい問題を渡されたような心境だった。 その日の夜、夕飯後のことだった。 「キョンくーん、お客さーん。女のひとー」 妹に呼ばれ、俺は玄関へ降りていった。いったい誰だ? 「知らないひとー」 どちらさまですか、くらい聞いておけよ。家に訪ねて来るような女性で妹が知らないって言うと、あ! もしや朝比奈さん(大)か?またなんかヘンテコな事態になってるようだし、アドバイスとかしに来て くれたのかもしれないな。 そう思いつつドアを開けると、そこに立っていたのは意外な人物だった。表情が硬くなるのが自分でも わかる。何の用だ、おまえ。 「こんばんは。今日はお話があって来たのです」 そいつ、橘京子は笑顔でそう言った。 話、か。どうせ佐々木のことだろ。佐々木がなんらかの能力を発動したってのを聞きつけて、もう一度 ハルヒに代わる神に祭り上げようとでもしてるのか?随分と勝手なもんだな。 ここしばらく、あの『第二SOS団』の連中との接触がほとんどないと言った時の佐々木の寂しそうな 顔を思い出してなんとなく腹が立った俺はぶっきらぼうにそう言った。 「違います。今日は佐々木さんの友達として来たのです」 友達。その言葉を聞いた瞬間、もう一度あの時の佐々木の表情が頭に浮かんだ。 「ふざけるな!佐々木の『能力』とやらが無くなった途端ロクに連絡もしなくなって、その能力がまた 戻ったらしいとなったら舞い戻ってきて友達面か」 吐き捨てるように言った俺に険しい視線を送り、橘は叫ぶようにこう反発した。 「違う!あなたは何もわかってない!あたしは本当に・・・」 今までの、朝比奈さん誘拐未遂の時や喫茶店での会合の時に見せた事のない、感情の高ぶりをそのまま ぶつけてくるような口調に俺はちょっと気おされ、 「わかった。話も聞かないうちから悪かった。とりあえず夜の住宅街だし落ち着け」 と、なんとか橘を宥めて近所の公園に連れて行った。妹にでも見られたら後でどう尾ひれがついて話が 広まるかわかったもんじゃないからな。 入り口の自販機で買ったペットボトルのお茶をベンチに座って待つ橘に渡し、俺も自分の分のボトルの キャップを捻りながら隣に座る。橘はお茶を一口二口飲むと小さな溜息を一つついて話し出した。 「さっきはすみません。ついカッとなって・・・」 いいさ。俺の方もそっちの話を聞かないうちに早合点して悪かったな。 「ええと、お話っていうのは佐々木さんのことで間違いないんですけど、その、今日は、キョンさんを 安心させたくて来たんです」 安心?俺を? 「最初に喫茶店でお話した時言いましたよね。佐々木さんなら神になっても涼宮さんのようにこの世界を 壊したりはしない、って。それだからこそあたし達は佐々木さんに神になってほしかったんです」 「佐々木さん自身がそれを望まなかったし、少しだけ持っていた力をなくしたこともあってあたし達の 組織でも大多数はそれを諦めました」 ぽつりぽつりと言葉を選ぶように橘は話し続けた。 「この間、佐々木さんが世界を改変したと知った時、あたし達は驚愕しました。そんなことをするはずが ないと信じていたから」 「そして、たった一人のためにそんな事をする人間を神にはできない。まだ少し残っていた『佐々木さん 待望派』も、そう納得せざるを得ませんでした。だからもうあたし達の組織が佐々木さんにちょっかいを 出すことはありません」 ん・・・?ちょっと待て。「たった一人のために」って言ったよな。俺がそう聞き返すと橘は怪訝そうに 「え?はい、言いましたよ?キョンさんだってわかってますよね?」 と逆に聞いてきた。一体俺が何をわかってるって言うんだ? 「・・・本気で言ってるんですか?佐々木さんは、あなたのそばにいるために世界まで変えたのに」 おい、ちょっと待てよ。それはおまえの思い過ごしだ。あの佐々木がそんな理由で世界を変えたりなんか するわけが無いじゃないか。長い付き合いとは言えないが、その中でも親友と呼びあう信頼関係を作って きた俺にはわかる・・・ 「わかってない!」 橘は急に立ち上がり、俺を睨みつけてそう言った。その橘の目に溢れんばかりに溜まった涙を見て、俺は 言葉を失った。 「あなたは佐々木さんの仮面の上しか見てない!それなのに自分が佐々木さんの理解者だって思い込んで、 佐々木さんの本当の心や、本当の痛みをわかってない!」 橘はそう言うと少し荒くなった呼吸を鎮めるかのようにしばらく沈黙し、またポツリポツリ話し出した。 「あたし達と、あなた達SOS団が完全に敵対関係になった日の夜です、あの晩、あたしは佐々木さんに 呼び出されました。佐々木さんは泣きながら言ったんです。『もう嫌、キョンに嫌われてまで、私は神に なんかなりたくないの』と。あなたと話してる時の男の子みたいな話し方じゃなくて、一人の女の子に 戻って。あたしは正直言って、あなたのことを妬ましく思いました」 俺は何も言えず、橘の話を聞くだけだった。涙を見せたくないのか、視線を逸らした橘は続けて言った。 「確かにあたしは組織の指示で佐々木さんに接近したのです。それは否定しません。でも次第に佐々木さんの 魅力に惹かれていきました。そして、佐々木さんが、中学を卒業して疎遠になってからもあなたのことを 想っているのを知って、あなたが羨ましかった。佐々木さんの事なんか忘れたかのように、涼宮さんたちと 楽しそうにしているあなたなんかじゃなくあたしが佐々木さんの親友になりたかった。でも、佐々木さんの 心の中には、いつもあなたがいた」 「だから、この間の一件が終わったあと、あたしはなるべく佐々木さんに連絡をしなかった。佐々木さんが 世界を改変したって知ってからは特に。だって、あたし達が近くにいたら、あなただって警戒するでしょ? 佐々木さんが世界を変えてまで叶えたかった願い、その邪魔になるくらいなら冷たい奴と思われてもいい、 そう思ったから・・・」 橘は、堪え切れなくなったのかこぼれる涙をハンカチで拭い取ると、もう一度俺の方に向き直った。 「お願い!佐々木さんを支えてあげられるのはあなただけ!あの、あなたが見てる仮面の下には、弱くて 折れそうな、本当の佐々木さんがいるの!佐々木さんにとっては、あなたは親友なんかじゃない!もっと 大切な人なの!」 真剣な顔で言う橘に、俺は心の中で答えていた。おまえこそ、本当の佐々木の親友だよ。お前の言うとおり、 俺は何にもわかっちゃいなかったんだ。 それを言葉に出す代わりに、俺は言った。 「橘、・・・ありがとう」 それを聞いて橘は立ち上がると、 「これであたしの役目は終わりなのです。あとはあなたにお任せします」 と言い残して帰ろうとした。 俺は橘を呼び止めて言った。 「なあ橘。たまには佐々木に連絡して、一緒に遊んだり買い物に行ったりしろよ。もしおまえが佐々木に 直接連絡しにくいなら俺も誘え。そうだな、周防九曜や藤原が暇ならあいつらも誘え。昨日の敵は今日の 友、って言うだろ。友達は多い方がいいからな」 橘は振り返ると笑顔を見せて 「やっぱりあなたには勝てないのです。あたしの完敗ですね。・・・その時はよろしく!」 と言うと小走りに駅の方へ向かっていった。 15-341「佐々木IN北高「転校生」-1 15-616「佐々木IN北高「鍵」-2 15-817「 佐々木IN北高「胸の中のピース」-3 15-919「佐々木IN北高「キョンの憂鬱」「遠まわしな告白」「がんばれ古泉君」「SOS団よ永遠に」-4
https://w.atwiki.jp/girlgame/pages/1371.html
ユア・メモリーズオフ ~Girl s Style~のメインキャラ。 千羽谷大学社会学部一年。ボーカルとギターを担当するバンドの中心人物(ただしリーダーではない)高校在学時は「市井の犬」と揶揄されたほど清孝に心酔しており当人ルートだけでなく、清孝ルートでも大きく関わってくるキャラ。 性格は我儘で気分屋、ストイック。 心を許した人間には優しく、親身になって相手と関わり、 相手のすべてを受け入れ、認める。時には自分も無邪気に甘える。 根が子供。真剣にしかなれない。音楽馬鹿。 趣味:ギター 特技:耳コピでも最初から結構ひける 好き:ギター、冬の海、和菓子、祖母、畳のにおい、足の太い犬 嫌い:過去の自分、口だけのやつ (公式サイトから一部引用) 名前 佐々 俊一(ささ しゅんいち) 年齢 19歳 身長 174cm 体重 60kg 誕生日 9月19日 血液型 不明 声優 緑川光 該当属性 大学生、金髪、俺様、お子様、自信家、奏者 該当属性2(ネタバレ) 『トラウマ、ヘタレ』 備考 俊一視点の俊一、清孝シナリオも用意されている
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/171.html
佐々木さん、平凡な夏休みの一日の巻 キョン「あー、暑い。外出るんじゃなかったな」 佐々木「わざわざ人を誘っておいてそれかい、キョン。あまりにひどいと思わないかね」 キョン「いやー、中3の夏休みは受験でつぶれたし、去年はSOS団のせいで、 盛りだくさんではあったが、やけに忙しい夏休みだったもんでな。 特に目的もなくムダにすごす、本来の夏休みを過ごしたくなっちまってさ。 しかしこの蒸し暑さはヒドいな。からっとしてるならいいんだが」 佐々木「それで僕を誘うという了見がよくわからないが、まあそれは置くとしよう。 で、特にあてがないというなら、あそこの日陰のベンチで座らないかね。 せっかく新調した麦藁帽子を活用したくはあるのだが、流石に熱中症になりそうだ」 キョン「そ-だなー。よっこいしょっと」 佐々木「本気でだらけているね、キョン。君の学校には夏季講習や特別カリキュラムはないのかね」 キョン「あー、理系コースは希望であるみたいだけど、俺たちはぜんぜん」 佐々木「で、塾にもいかずこうして呆けているというわけだ」 キョン「まあ、ある意味SOS団で極度の疲労を強いられるから、その反動で弛緩状態になっているというか」 佐々木「無理やり理屈をつけなくても、毎日の授業がなくなって、ゆるみっぱなしというのが歴然だよキョン」 キョン「やっぱりバレるか。そういや佐々木、おまえさんとこは夏季講習とかあるのか?」 佐々木「それはもう。午前中はだいたい学校に行ってるし、午後は塾の特別講習だよ」 キョン「うえー、さすが進学校。俺はこっちでよかったよ」 佐々木「そんなことを言っているがね、キョン。来年になったら本格的に受験だよ。君も進学希望なんだろう?」 キョン「まあ、どっか適当に入れる大学があるといいんだが」 佐々木「相変わらずだね、君も。確か中学の時、「高校入ってからやりたいこと見つける」と言っていた記憶があるのだけれど、 今度は「大学入ってから将来のことは考える」というところかね。まあ、それが悪いことではないけれど」 キョン「なんだよ佐々木、よく覚えてるなそんなこと。俺自身そんなこと言った記憶がぜんぜんないんだが」 佐々木「覚えてるよ、全部。君の言ったことは。 それにしても、記憶にないというのなら、僕の勘違いや偽証だとは思わないのかい。証拠は何もないんだよ」 キョン「あー、佐々木がそう記憶してるんならそうなんだろ。間違いないって」 佐々木「そんなものかね」 キョン「そんなもんだよ」 佐々木「…………」 キョン「…………」 キョン「あ、セミが鳴いてら」 佐々木「あれはクマゼミだね」 ショワショワショワショワショワ キョン「……夏だな、佐々木」 佐々木「……夏だね、キョン」 ショワショワショワショワショワ キョン「……そういや佐々木、今日は塾とかなかったのか?」 佐々木「くっくっ。君は運がいいんだよ、キョン。今日はたまさか、予定のない日だったのさ」 キョン「そうか」 佐々木「そう、君が電話をかけてくれた瞬間に、そう決まったんだよ」 キョン「……そうか」 佐々木「……そうさ」 ショワショワショワショワショワ
https://w.atwiki.jp/konnakotomo/pages/46.html
-―‐ - . ´ . . . . . . . . ` 、 / . . . . . . . \ . . . . . ヽ / . . . . . .i. . . i. ∧ . . . . . ヘ / . . . . . l! . . . .| | ミ . ヽ . . . . .ハ ′ . . . .|l. l! | ヽ _ ハ . . ノイ . i . . . . . .i . .l !. . .|l |` ̄ ヽ |'. | . . . . . . // i 斗七爪 .ハ! _}ハ . .| ._ . . . .ハ ノイ .i | i | ハ ヘ ./ ノ〃 ̄ ̄从r ヽ . . i ∧ ハ N∧ ヾムィ⌒ }' ハ! ) } . i |/ト\ |小 ハ小 | jニ ' i | ハ ! `ヽ ハヘ ハ , / イ7 .i .∧ハ{ }' i ∧ i ヽ ィヽ ` .イ . | l イ/ } |/ 从 / ‐ァ〉、 ‐ < ! i . |/ノ' { /¬_/ ム┬‐' ノイ . ハ ⌒ヽ {入}_ノ イ く___ハ/ } 「ー― 7 イミ〃ミ〃ミノ / / | ; ` ̄ ̄ ´ / / | ! / / | . / / ヽ . / /【NAME】佐々木(涼宮ハルヒの憂鬱)【性別/学年/所属寮】女/サンタクロース/セブンワンダーズ【一人称/喋り方】僕/少年風、男言葉、「くつくつ」と笑う【出身】亡国済み【信仰対象】才能【総経験値】0【アビリティ】・才能こそがその存在の価値である 才能が一定(秀才)以下のキャラクター(成長に補正のないキャラクター)に対して 極めて大きな特攻・特防能力を持つ。 また相対したキャラクターの才能を知ることが出来る。・亀の甲より年の劫→無効化中 このキャラクターは長年過ごしてきたことにより、様々な経験を積んでいる。 それはどんな時にも役に立つ大きな財産である。・霊体 このキャラクターは幽霊である。 通常の物理ダメージを無効化する。・ゴーイングマイウェイ 他者とのコミュニケーションにマイナス補正、指揮成長にマイナス補正。 単独行動にプラス補正。精神魔法を含む妨害に対し耐性を得る。・重封印存在 このキャラクターは基本的に寮から動けず、また魔法を扱うこともできず 記憶のほとんども喪わされている。ただし新月の夜の間にのみ多少の活動が可能。・万能の天才 すべての行動・成長に補正。 このキャラクターは多くの物事に秀でている。・研究適正 研究にボーナス補正。また研究関係の成長にボーナス補正。 このキャラクターには研究者としての才能がある。・暗躍適性 暗躍にボーナス補正。また暗躍関係の成長にボーナス補正。 このキャラクターには暗躍する才能がある。【魔法】封印中【技能】封印中【アーティファクト】10%【奥義】・不滅の魂 魂だけの状態で生き続ける秘術。この状態になるためには様々な儀式や莫大な数の生贄を 必要とするがなってしまえば殺す手段は限りなく少ない。・憑依顕現 条件を満たした存在に憑依する能力。憑依中は一部を除いたその人物の能力を十二分に扱える。・絶対才能領域※使用不可、ただしセブンワンダーズ寮にはかかっている。 この空間内では才能のあるキャラクターには才能に応じて補正がかかり 才能が一定(秀才)以下ならば徐々に溶かされて空間のエネルギーとなり果てる。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3024.html
それはアル晴レタ日ノ事。 夏から秋に成り代わろうとする九月手前の八月末の事。 俺は偶然ブックオフでテニプリのアンソロジーを立ち読みしている佐々木と出会った。 いや、偶然なのか必然なのかは俺の独断で判断出来るようなものではないのだが、 運命によって位置づけられた必然とも言えるし全く予測されない偶然とも言えるのである。 まぁ、SOS団という連中や、橘京子達のような存在に今まで遭遇した俺にとっては、 必然だろうが偶然だろうが個人的にはこの小さな出来事は気にしなくて良いことなのだと思う。 さて、そんな訳で出会った俺達は流れで喫茶店に入る事になったわけだ。 その喫茶店というのが妙な作りで普通の席と何故か個室があった。 俺はどちらでも良かったのだが佐々木が個室を望むから俺達は個室へ入る事となった。 最初のうちはコーヒー等を口に入れながら本当にただ単に普通の会話を楽しんでいたのだが、 ふと周辺近辺の話となって、超能力者、宇宙人、未来人の自慢合戦に発展してしまった。 長門のカレーに対するこだわり自慢をすれば、九曜の歌声がかなり凄いという話で返され、 朝比奈さんのお茶スキルについて言うと、藤原のパンジーに対するガーデンスキルの話で返される。 「古泉は我慢強さなら誰にも負けないだろうな。閉鎖空間の中で戦って戦って疲れても笑顔は絶やさないんだからな。 あれだけの精神は今時の高校生にはないだろうな。とくに柄の悪い不良なんかは」 自慢合戦はいよいよ最後の超能力者勝負となった訳だが、勝負と言えるかどうか疑問が残るし、 そもそも初っ端から何処が自慢なのか曖昧模糊極まりないワケ喜・・・ゲフンゲフン、ワケワカメな話もあったし、 混沌としたこの合戦に勝ち負けが無いし自慢合戦の意味が無いのはもはや言うまでもないのだが、 まぁ、楽しければそれで良いのだと思ってしまえば確かにその通りなのでもう気にしない。 「僕らも負けてないよ。橘さんはああ見えて殺人的料理を作るのが物凄い得意なんだ。 この前作って貰ったんだけどそれはそれはもう三途の川が見えるくらい美味しくなかったね」 うん、やっぱり自慢合戦なのかもう微妙すぎる。 「それは人物自慢なのか?」 「どうかは人の定義によって異なるだろうけど、超人的味覚というのはある意味自慢ではないかな?」 「なるほどな」 「橘さんといえば・・・・キョン」 「ん?」 「悩み相談聞いてくれるかな?」 ズイ、と佐々木が前のめりで顔を近づけてくる。古泉とは違って悪い気はしない。佐々木だからな。 「どうした?」 真剣そのものの佐々木の顔を俺はずっと凝視していた。 その顔は段々と赤みを帯びてきて、何かを堪えているかのように微妙な表情になっていく。 「えっと・・・ね、キョン・・・あの、その・・・橘さんのことなんだけどね・・・」 「あぁ」 急にモジモジとしだした佐々木が可愛く見えて仕方が無く、話を聞けるか不安がある。 俺は佐々木が好きなのだから好きな人フィルターの効果も相まって凄まじくヤバいというか、 もはや朝比奈さんを超えるザキューティストガールとして目に映ってしまうそれは、 俺の集中を四方八方に飛散させるには十分すぎるほど魅力的なのだ。 「・・・そのぉ・・・えっと、彼女さ・・・あ、あ・・・アナ、ルに興味持ちはじめ、ちゃってさ・・・」 「・・・はぁ?」 だが、まぁ、いくらなんでも話の内容が素っ頓狂過ぎるとそうでもないわな。 「そ、そのね・・・わ、解らないんだけど、その・・・うん・・・・・」 アナルという言葉を言ったときから物凄い顔が急激に真っ赤になって今では最高潮。 佐々木は初なんだな~と思うと感情がこみ上げてきてドドドドーと波のように押し寄せてきて、 「今の佐々木、物凄い可愛いぞ」 と思わず声に出していた。我ながら素晴らしいぐらいあっさりと言ったと思う。 「へ!?」 佐々木もびっくりだぁ、と言わんばかりの顔で俺を見ている。 「なんでもない。で、それでどうしろと?」 「そ、それで・・・そのぉ・・・キョンがよければなんだけど・・た、橘さんのそこを・・・いじりまわしてやって欲しいんだ」 ・・・・・・。 どういう状況なんだろうねこれは。 まぁ、落ち着いて考えると断る理由は無いよな。 橘は物凄い可愛いし、あいつのアナルを弄り回せるのはありがたいかもしれないな。 何て思ったとき。 「ちょっと待ったー!!」 店内に轟く聞きなれた叫び声が近付いてきて個室のドアがドカーンをぶち破られた。 「・・・なんだハルヒ」 「今の話はバッチリ聞かせてもらったわ」 何処から聞いていた、なんて事は聞かないさ。 月臣学園の新聞部の部長さんみたいに触れてはいけない事がこの世には存在するのだと、 この一年以上の間に色々と強制的に学ばされた俺は迂闊な事はしないさ。 「で?」 「その権利を巡って私とバトルなさい!!」 「争奪戦か?」 「そうよ!!」 ハルヒのオーラが物凄い膨れ上がっている。そんでもって何かスタンドが見える。 っていうか、俺は別にどうでも良いんだけどな。丁度良いや。 「しなくて良い。ハルヒにくれてやる」 こいつにくれてやろう。 「え? ほ、本当に!? ワーイ!!」 ハルヒは物凄い勢いで喫茶店を飛び出していった。 「・・・良いのかい?」 「あぁ。生憎俺は好きな女性が居るのでね」 「そうか・・・」 「なぁ、そんなわけで佐々木。俺のアリスになってくれないか?」 「・・・え?」 「俺はお前が好きだ」 言った自分でもビックリのワケのわからない展開。だが、巡った歯車は止まらない~! 振られたらさらば青春フォ~エバァ~♪ 「ぼ、僕なんかで良いのかい?」 「佐々木が好きなんだ。唇も、目も、顔も、声も・・・全てが」 長い長い耳を劈くような沈黙が個室の中に響く。ふと佐々木が恥ずかしそうに微笑んだ。 「僕でよければ・・・君と共に居させて欲しい」 「・・・ありがとう」 こうしてその日は終わった。 あれからしばらくしたある夜。俺は今、佐々木の家に居る。 今日はご家族が全員外出してる為、居るのは俺と佐々木だけだ。 「キョン、君は今ここに居る事を少し怖いと思っていないかい?」 佐々木が俺を見据えて微笑を浮かべている。 「・・・まぁ、確かに怖いな」 やや赤く火照った、白い肌を俺はそっと抱き締める。 「ならどうしてこの道を選んだのかな?」 服を纏ってないから直接肌の温もりがあたる。 これが服越しに感じていた佐々木の温もりなのかと思うと、なんか、うん、照れるものだ。 「俺のアリス、君が望んだからさ」 そんな照れ隠しも含めて俺は大仰に答えてみた。 「僕が望めば君はそれを叶えてくれるのか?」 「当然。お前が好きだからね、佐々木」 「そうか。ふふっ・・・僕も君が好きだ」 「・・・なぁ、佐々木」 「何かな?」 「さっきお前が言った質問をそっくりそのまま返すが、お前は今ここに居る事を怖いと思ってないか?」 「・・・・・うん。でも覚悟は出来てる。痛みの果てに喜びがあるなら、痛みを甘んじて受け入れるよ」 「・・・力抜けよ? 俺を掴むのは良いけど」 「やっぱり怖くて・・・」 「やめるか?」 「ううん。大丈夫・・・きて、キョン」 ・・・・・・・・・・。 事の後。 俺達は衝撃の事態に陥っていた。 明らかに俺のミスであるのだが、いやまさかこうなるとは思って居なかったわけだし、 これは何と言うべきか何と言わせてもらえば良いのか解らないぐらい混乱しているのだが、 まず佐々木に謝るべきなのだろうという事は解った。 「どうしよう」 「まさか、穴が開いてたなんてな・・・・・すまん」 「・・・・・」 佐々木は黙って俯いている。あ~、これはピンチだっぜ。 「えっと・・・佐々木。万が一の時には俺が責任を取るから・・・心配するな」 俺がそう言うとあたかもカタツムリのようにゆっくりと顔を上げて俺を見る。 「・・・そうか。キョンは僕の願いを叶えてくれるんだもんね?」 「あぁ」 何だその笑顔は、と疑問というか恐怖というか、何だかわからないものに包まれつつ俺は頷いた。 ふと佐々木の顔がぎゅん、と近付いてきて俺の唇に当てられる。 「キョン・・・。この結果がどういう事になろうとも、つまり出来ようが出来まいが僕と・・・いや、私とずっと一緒に居て欲しい・・・・・」 上目使いでそう言われ、拒否出来るだろうか。いや出来まい。 さて、これだけ愛しい人に、これだけの事を言われた俺は返答をする必要があるわけだが、 まぁ、返す言葉なんて考えなくてももう決まっているわけで、それをもって返事となせば良いんだ。 「俺のアリス。君が望むならどこまでも一緒だ」 なんてロマンチックな夜を俺達は過ごしてたのだが・・・。 世の中というのは物凄い広いもので、 「ハルヒ様ー! もっと私のアナルを苛めてくださいー!!」 「もっともっといじめてあげるわよ・・・へへへ!」 「んぁー!! アッー!!」 ビクッビクン・・・。 「あふぁ・・・あ・・・・・」 「何惚けてるのよ。ほら!」 「や、らめぇ・・・あ、またきちゃう・・・来ちゃうのぉ・・・アッー!!!」 「もっともっと・・・あはははは、アハハハハハ!!」 「ハルヒさま・・・ハルヒしゃまー!!」 「橘さん、もっと足掻いて、もっと喜びなさい! ほら、変態でしょうがッ!!」 「ひゃい! 私はアナルいじられて喜ぶ変態ですぅ!!」 こういう夜を過ごした奴も居るようだ。 翌日学校にやってきたハルヒは物凄い目の下にクマを作っていて 「・・・やっぱり私は男の人に攻められる方が性分にあってるみたいなんよねぇ・・・」 だとさ。やれやれ。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3143.html
それはアル晴レタ日ノ事。 夏から秋に成り代わろうとする九月手前の八月末の事。 俺は偶然ブックオフでテニプリのアンソロジーを立ち読みしている佐々木と出会った。 いや、偶然なのか必然なのかは俺の独断で判断出来るようなものではないのだが、 運命によって位置づけられた必然とも言えるし全く予測されない偶然とも言えるのである。 まぁ、SOS団という連中や、橘京子達のような存在に今まで遭遇した俺にとっては、 必然だろうが偶然だろうが個人的にはこの小さな出来事は気にしなくて良いことなのだと思う。 さて、そんな訳で出会った俺達は流れで喫茶店に入る事になったわけだ。 その喫茶店というのが妙な作りで普通の席と何故か個室があった。 俺はどちらでも良かったのだが佐々木が個室を望むから俺達は個室へ入る事となった。 最初のうちはコーヒー等を口に入れながら本当にただ単に普通の会話を楽しんでいたのだが、 ふと周辺近辺の話となって、超能力者、宇宙人、未来人の自慢合戦に発展してしまった。 長門のカレーに対するこだわり自慢をすれば、九曜の歌声がかなり凄いという話で返され、 朝比奈さんのお茶スキルについて言うと、藤原のパンジーに対するガーデンスキルの話で返される。 「古泉は我慢強さなら誰にも負けないだろうな。閉鎖空間の中で戦って戦って疲れても笑顔は絶やさないんだからな。 あれだけの精神は今時の高校生にはないだろうな。とくに柄の悪い不良なんかは」 自慢合戦はいよいよ最後の超能力者勝負となった訳だが、勝負と言えるかどうか疑問が残るし、 そもそも初っ端から何処が自慢なのか曖昧模糊極まりないワケ喜・・・ゲフンゲフン、ワケワカメな話もあったし、 混沌としたこの合戦に勝ち負けが無いし自慢合戦の意味が無いのはもはや言うまでもないのだが、 まぁ、楽しければそれで良いのだと思ってしまえば確かにその通りなのでもう気にしない。 「僕らも負けてないよ。橘さんはああ見えて殺人的料理を作るのが物凄い得意なんだ。 この前作って貰ったんだけどそれはそれはもう三途の川が見えるくらい美味しくなかったね」 うん、やっぱり自慢合戦なのかもう微妙すぎる。 「それは人物自慢なのか?」 「どうかは人の定義によって異なるだろうけど、超人的味覚というのはある意味自慢ではないかな?」 「なるほどな」 「橘さんといえば・・・・キョン」 「ん?」 「悩み相談聞いてくれるかな?」 ズイ、と佐々木が前のめりで顔を近づけてくる。古泉とは違って悪い気はしない。佐々木だからな。 「どうした?」 真剣そのものの佐々木の顔を俺はずっと凝視していた。 その顔は段々と赤みを帯びてきて、何かを堪えているかのように微妙な表情になっていく。 「えっと・・・ね、キョン・・・あの、その・・・橘さんのことなんだけどね・・・」 「あぁ」 急にモジモジとしだした佐々木が可愛く見えて仕方が無く、話を聞けるか不安がある。 俺は佐々木が好きなのだから好きな人フィルターの効果も相まって凄まじくヤバいというか、 もはや朝比奈さんを超えるザキューティストガールとして目に映ってしまうそれは、 俺の集中を四方八方に飛散させるには十分すぎるほど魅力的なのだ。 「・・・そのぉ・・・えっと、彼女さ・・・あ、あ・・・アナ、ルに興味持ちはじめ、ちゃってさ・・・」 「・・・はぁ?」 だが、まぁ、いくらなんでも話の内容が素っ頓狂過ぎるとそうでもないわな。 「そ、そのね・・・わ、解らないんだけど、その・・・うん・・・・・」 アナルという言葉を言ったときから物凄い顔が急激に真っ赤になって今では最高潮。 佐々木は初なんだな~と思うと感情がこみ上げてきてドドドドーと波のように押し寄せてきて、 「今の佐々木、物凄い可愛いぞ」 と思わず声に出していた。我ながら素晴らしいぐらいあっさりと言ったと思う。 「へ!?」 佐々木もびっくりだぁ、と言わんばかりの顔で俺を見ている。 「なんでもない。で、それでどうしろと?」 「そ、それで・・・そのぉ・・・キョンがよければなんだけど・・た、橘さんのそこを・・・いじりまわしてやって欲しいんだ」 ・・・・・・。 どういう状況なんだろうねこれは。 まぁ、落ち着いて考えると断る理由は無いよな。 橘は物凄い可愛いし、あいつのアナルを弄り回せるのはありがたいかもしれないな。 何て思ったとき。 「ちょっと待ったー!!」 店内に轟く聞きなれた叫び声が近付いてきて個室のドアがドカーンをぶち破られた。 「・・・なんだハルヒ」 「今の話はバッチリ聞かせてもらったわ」 何処から聞いていた、なんて事は聞かないさ。 月臣学園の新聞部の部長さんみたいに触れてはいけない事がこの世には存在するのだと、 この一年以上の間に色々と強制的に学ばされた俺は迂闊な事はしないさ。 「で?」 「その権利を巡って私とバトルなさい!!」 「争奪戦か?」 「そうよ!!」 ハルヒのオーラが物凄い膨れ上がっている。そんでもって何かスタンドが見える。 っていうか、俺は別にどうでも良いんだけどな。丁度良いや。 「しなくて良い。ハルヒにくれてやる」 こいつにくれてやろう。 「え? ほ、本当に!? ワーイ!!」 ハルヒは物凄い勢いで喫茶店を飛び出していった。 「・・・良いのかい?」 「あぁ。生憎俺は好きな女性が居るのでね」 「そうか・・・」 「なぁ、そんなわけで佐々木。俺のアリスになってくれないか?」 「・・・え?」 「俺はお前が好きだ」 言った自分でもビックリのワケのわからない展開。だが、巡った歯車は止まらない~! 振られたらさらば青春フォ~エバァ~♪ 「ぼ、僕なんかで良いのかい?」 「佐々木が好きなんだ。唇も、目も、顔も、声も・・・全てが」 長い長い耳を劈くような沈黙が個室の中に響く。ふと佐々木が恥ずかしそうに微笑んだ。 「僕でよければ・・・君と共に居させて欲しい」 「・・・ありがとう」 こうしてその日は終わった。 あれからしばらくしたある夜。俺は今、佐々木の家に居る。 今日はご家族が全員外出してる為、居るのは俺と佐々木だけだ。 「キョン、君は今ここに居る事を少し怖いと思っていないかい?」 佐々木が俺を見据えて微笑を浮かべている。 「・・・まぁ、確かに怖いな」 やや赤く火照った、白い肌を俺はそっと抱き締める。 「ならどうしてこの道を選んだのかな?」 服を纏ってないから直接肌の温もりがあたる。 これが服越しに感じていた佐々木の温もりなのかと思うと、なんか、うん、照れるものだ。 「俺のアリス、君が望んだからさ」 そんな照れ隠しも含めて俺は大仰に答えてみた。 「僕が望めば君はそれを叶えてくれるのか?」 「当然。お前が好きだからね、佐々木」 「そうか。ふふっ・・・僕も君が好きだ」 「・・・なぁ、佐々木」 「何かな?」 「さっきお前が言った質問をそっくりそのまま返すが、お前は今ここに居る事を怖いと思ってないか?」 「・・・・・うん。でも覚悟は出来てる。痛みの果てに喜びがあるなら、痛みを甘んじて受け入れるよ」 「・・・力抜けよ? 俺を掴むのは良いけど」 「やっぱり怖くて・・・」 「やめるか?」 「ううん。大丈夫・・・きて、キョン」 ・・・・・・・・・・。 事の後。 俺達は衝撃の事態に陥っていた。 明らかに俺のミスであるのだが、いやまさかこうなるとは思って居なかったわけだし、 これは何と言うべきか何と言わせてもらえば良いのか解らないぐらい混乱しているのだが、 まず佐々木に謝るべきなのだろうという事は解った。 「どうしよう」 「まさか、穴が開いてたなんてな・・・・・すまん」 「・・・・・」 佐々木は黙って俯いている。あ~、これはピンチだっぜ。 「えっと・・・佐々木。万が一の時には俺が責任を取るから・・・心配するな」 俺がそう言うとあたかもカタツムリのようにゆっくりと顔を上げて俺を見る。 「・・・そうか。キョンは僕の願いを叶えてくれるんだもんね?」 「あぁ」 何だその笑顔は、と疑問というか恐怖というか、何だかわからないものに包まれつつ俺は頷いた。 ふと佐々木の顔がぎゅん、と近付いてきて俺の唇に当てられる。 「キョン・・・。この結果がどういう事になろうとも、つまり出来ようが出来まいが僕と・・・いや、私とずっと一緒に居て欲しい・・・・・」 上目使いでそう言われ、拒否出来るだろうか。いや出来まい。 さて、これだけ愛しい人に、これだけの事を言われた俺は返答をする必要があるわけだが、 まぁ、返す言葉なんて考えなくてももう決まっているわけで、それをもって返事となせば良いんだ。 「俺のアリス。君が望むならどこまでも一緒だ」 なんてロマンチックな夜を俺達は過ごしてたのだが・・・。 世の中というのは物凄い広いもので、 「ハルヒ様ー! もっと私のアナルを苛めてくださいー!!」 「もっともっといじめてあげるわよ・・・へへへ!」 「んぁー!! アッー!!」 ビクッビクン・・・。 「あふぁ・・・あ・・・・・」 「何惚けてるのよ。ほら!」 「や、らめぇ・・・あ、またきちゃう・・・来ちゃうのぉ・・・アッー!!!」 「もっともっと・・・あはははは、アハハハハハ!!」 「ハルヒさま・・・ハルヒしゃまー!!」 「橘さん、もっと足掻いて、もっと喜びなさい! ほら、変態でしょうがッ!!」 「ひゃい! 私はアナルいじられて喜ぶ変態ですぅ!!」 こういう夜を過ごした奴も居るようだ。 翌日学校にやってきたハルヒは物凄い目の下にクマを作っていて 「・・・やっぱり私は男の人に攻められる方が性分にあってるみたいなんよねぇ・・・」 だとさ。やれやれ。