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※この話は黒猫「娘に中学時代に撮った写真見られた・・・」:3の前日談となっています。 288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 22 23 00.04 ID oRGhkYgbI [1/7] 黒猫「ねえ京介、最近何だかあの子が私によそよそしい気がするんだけど...」 京介「ん、そうか?俺は特に何も感じないが」 黒猫「で、でも、何でか私とあまり目を合わそうとしないし、避けられてるような気がするの...」 京介「反抗期か?」 黒猫「いや、そんなんじゃ無いと思うけど......何か心当たり無いかしら?」 京介「あ、そういえば何日か前にこんな話しをしたな」 289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 22 24 20.42 ID oRGhkYgbI [2/7] 娘猫「ねえ、お父さん、お母さんって昔はどんな人だったの?」 京介「ん?んーそうだなー。お前そっくりで可愛かったぞ」 娘猫「そういうのじゃないって。例えば、部活とか趣味とかなにかやってたの?」 京介「そうだな、色々やってたけど、特に小説を書くのが大好きだったな」 娘猫「へー、そうなんだ。どんなの書いてたの?」 京介「あー、あれは何て言ったらいいかな。取り合えず、現物あるから見てみるか?」 290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 22 25 15.10 ID oRGhkYgbI [3/7] 娘猫「......こ、これ全部お母さんが書いたの?」 京介「ああ、面白いか?」 娘猫「よ、よくわかんない...」 京介「ふむ、そうか...」 娘猫「............お母さんって幽霊見えてたの?」 京介「いや、そんなことは無いと思うが...」 娘猫「だ、だよね...」 292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 22 26 43.88 ID oRGhkYgbI [4/7] 黒猫「......そ、それで全部見せちゃったって訳...?」 京介「ああ、そうだが、ってどうした?そんな青い顔して」 黒猫「..................な、何してくれてるのよ、馬鹿ー!!!」 京介「ど、どうしたんだよ急に?」 黒猫「どうしたもこうしたも無いわよ!人の黒歴史を実の娘の晒し上げるなんて!」 黒猫「わ、私だってあの時の事なんて思い出したくもないのに...!」 京介「い、いや、だって、子供が親のことを知りたがるなんて当然のことだろ?」 黒猫「だからって何でよりにもよって一番痛いあれを見せるのよ?!」 298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 23 20 46.11 ID oRGhkYgbI [5/7] 京介「別に子供の時のことだろ?可愛いじゃないか」 京介「それに、今だってコスプレとかならたまにしてたりするじゃないか」 黒猫「それは貴方がしつこく頼んで来るからでしょう...」 京介「いいじゃないか、今でも十分可愛いぞ」 黒猫「///ま、全く貴方は...」 黒猫「って違う!」 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 23 31 12.09 ID oRGhkYgbI [6/7] 黒猫「とにかく貴方も誤解を解くのに協力して」 京介「誤解もなにも事実だろ。いっそ全部カミングアウトした方がいいんじゃないか?」 黒猫「他人事だと思って...」 黒猫「もういいわ、貴方のコスプレ写真も見せてやるんだから...」 京介「それ、お前も写ってるじゃん」 黒猫「......」 306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 23 47 26.03 ID oRGhkYgbI [7/7] 黒猫「............グスッ」 京介「!お、おい、泣くなよ。分かった、俺が悪かったって。俺が何とかするから」 黒猫「......なんとかって、どうするつもりよ?」 京介「桐乃に相談する」 黒猫「......貴方も随分情けなくなってしまったものね...」 オワリ
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平河 千秋(ひらかわ ちあき)は、国立魔法大学付属第一高校の女子生徒である。 平河小春という姉がいる。 姉の小春が2095年度九校戦で、エンジニアとして担当した小早川選手のCADに不正工作されたことを見抜けず、小早川選手が魔法師としてドロップアウトしてしまったことに責任を感じ引きこもり状態に陥った事を、達也ならその不正工作を見抜けたはずなのに、他人事だから無視したと考え達也を逆恨みする。 その実、姉の件は自分に対する言い訳であり、自分と同じ二科生でありながら魔法理論でも実績においても自分を凌ぐ達也に対する嫉妬から敵愾心を燃やしている。 横浜事変でピンチのとこを助けてくれた十三束に好意を寄せている(厳密には、十三束がその後もいろいろ優しくしてくれたことも込みで好きになったのではないかと思われる)。 2096年度九校戦には、エンジニアとして参加し、十三束が「爆風」を取得し使いこなせるように起動式を工夫してCADを最適化している(*1) 現在は 国立魔法大学の学生。 略歴 2095年4月 - 国立魔法大学付属第一高校へ二科生として入学。1年G組(*2)。 2095年10月18日(火) - 司波達也を監視するがバレてスクーターで逃げる。 2095年10月20日(木) - パスワードブレイカーを持って歩き回っているところを取り押さえられる。国立魔法大学付属立川病院へ入院する 2095年10月30日(日) - 安宿怜美と共に全国高校生魔法学論文コンペティションへ発表を見に行く 2096年4月6日(金) - 国立魔法大学付属第一高校の2年生に二科生から新設の魔工科に転科し進級。2年E組 2096年4月25日(水) - この日一高で行われた常駐型重力制御魔法式熱核融合炉の公開実験に十三束と共に関わる。 2096年8月 - 全国魔法科高校親善魔法競技大会に技術スタッフとして参加。 2097年2月4日(月) - 師族会議当日の2年E組の教室で、司波達也に聞こえるように「結局、無力な雑魚魔法師は、自分たちの決めたことに従えってこと? 十師族らしいお言葉ね」と発言、千葉エリカと言い争いになる(*3) 登場巻数 6巻、7巻、11巻、12巻、13巻、17巻、21巻 コメント ぶん殴ればいい声出しそう (2020-03-24 09 18 05) 千秋ちゃんは相変わらず粘着系に好かれるなぁw (2020-03-27 02 15 49) 生意気合法ロリ (2020-04-11 20 00 07) かわいい (2020-12-24 09 17 20) 四肢を引き千切って出血死するまで放置させたい (2020-12-25 22 30 16) 平河さん (2020-12-28 14 28 42) このコメ欄でもわかるけど千秋っちめちゃ嫌われてて草。 (2021-08-26 19 29 16) 今のところ好かれる要素皆無だろ 退学になってないのが不思議でならない (2021-09-19 16 45 30) ちゃんと読んでないのか読んでも理解できなかったのか。粘着キモい。 (2021-09-19 17 35 21) 小物すぎて警察からも学校からも型通りの対処しかされてないんじゃないの。実際は黒幕と接触していたわけだが。 (2021-09-19 19 27 40) 達也を敵視してるのに全く相手にされてないの恥ずかしいね。達也のヤバさが世界中に知れ渡ったあともまだ噛み付いてるのかな。 (2022-03-30 17 36 30) 相手して欲しいがために何かはしてるかも。ただ、裏でコソコソしてるか誰かを巻き込むか。堂々とタイマンでメンチ切る度胸のない卑怯者のままだと思う。個人的には十三束と組んでいらんことして返り討ちにあってほしい。 (2022-03-31 21 40 03) 特殊な才能皆無の平均的一般魔法師代表キャラ。ブチキレて欲しくて精一杯噛みつくもあしらってさえ貰えず無視される可哀想な子。こんなんでも学校成績は上位クラス (2022-10-21 22 10 37) 人物 女性 学生
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※ヤマもオチも意味もなし、なネタ。 namber:今回は私のトップですね ステルスモモ:うぅ……ビリッケツっす のどっち:ちっ、東場をとにかく早流しするとか… 紫炎姫:相変わらず南場での南場は強いよな namber:いえ、そんな…… のどっち:まぁ、県予選でも強かったしなコイツ ステルスモモ:そうっすねー、一日目トップかませ犬扱いしてたっすし 紫炎姫:つくづく個人戦だけの出場ってのが惜しかったよな namber: のどっち:ま、団体戦は一人だけ強くてもしょうがないしな ステルスモモ:南場さんの高校の他の人はどうだったんすか? 紫炎姫:可もなく不可もなく、だな。きわめて普通 namber:あ、の、皆さん? のどっち:ん? ステルスモモ:何すか? 紫炎姫:どうした? namber:ひょっとして、私がどこの誰かって事とg のどっち:○らたき高校 ステルスモモ:それでいてポニーテールの一年 namber: 紫炎姫:……まぁ、南場が強いなんて特異な奴だしな。特定できないほうがおかしい namber:……あぅ のどっち:でもよ、それ言い出したらgtrzの方が簡単なんだけどな ステルスモモ:………麻雀部の謎の助っ人扱いされてたっす のどっち:あんだけやっても学校で存在ステルスかよ!? 紫炎姫>namber:今更ながらだけど、いい活躍だったよな。打ってて楽しかった namber>紫炎姫:紫炎姫さん…いつ…から気がついてたんですか? ステルスモモ:……ついでにいうとウチの学校で今年になってから七不思議が流行ってるんすけど のどっち:SOA ステルスモモ:……半分以上が私だったっす 紫炎姫>namber:お前と数回打ってたら、大体の見当はついてたな namber>紫炎姫:そう、なんですか 紫炎姫>namber:まぁ、それだけじゃないんだがな namber>紫炎姫:え? のどっち: ステルスモモ:まぁ、慣れてるんすけどね のどっち:………一度お前んとこの高校行ってみたくなってきたな 紫炎姫>namber:個人戦しか出てない発言とか namber>紫炎姫:あ…… 紫炎姫>namber:それから「他の人に足を引っ張られるのは迷わk namber>紫炎姫:わ、忘れてください!それは!その、 ステルスモモ:文化祭が秋にあるらしいっすよ のどっち:おー、嫁とか連れて行くかもしれんからよろしく ステルスモモ:おっぱいさんとこはないんすか? 紫炎姫>namber:そういや、結構強気なキャラだったよな、オマエって namber>紫炎姫:……本当に忘れてください 紫炎姫>namber:今思えばちっちゃい子が背伸びしてる感じでかわいかったんだな namber>紫炎姫:あぅ…… のどっち:ウチのとこも多分あんじゃねぇの?いや、わかんないけど ステルスモモ:なんでそんな他人事なんすか のどっち:いや、こっちは夏が大慌てだからな。秋まで考える余裕ないし ステルスモモ:あー、成程っす 紫炎姫>namber:のどっちの奴の釣りにも全力でマジレスしてたしな namber>紫炎姫:………貴女だってしてたじゃないですか 紫炎姫>namber:私のは敢えて、だっての。オマエは本気だったじゃん namber>紫炎姫:それは、その貴女だって同意してると思ってましたし こまっきーさんが入室しました ハッちゃんさんが入室しました こまっきー:祀り事と聞いたので ハッちゃん:参上ですよー のどっち:帰れ ステルスモモ:……まつり違いっす こまっきー:それにしても、今日も日がな一日まったりですか? ハッちゃん:もう完全にチャットオンリー部屋ですよねー のどっち:いや、さっき打ってたっつーの ステルスモモ:そうっす。そう言うなら一局一緒に打ってくっす こまっきー:あら、いいんですか? ハッちゃん:いつもの残り二人はどうするんですかー のどっち:あー、アイツらはしばらく放置で ステルスモモ:問題ないんではじめるっす こまっきー:? ハッちゃん:? ~試合開始~ 南場さんを弄ろうとして失敗した話 しかし、PSPのゲームが非常に楽しみになってきた…… 隠しキャラに南場さんが出てこれば長野女子部屋対戦が実現できるし ………でも錬金術師だからな、開発 なんともは裏でずっとツーショットですか。文化祭でお化け屋敷はステルス禁止で。七不思議また増えちゃいますし、遊びに行ったのどっちがおもr -- 名無しさん (2010-02-23 08 54 27) 名前 コメント
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【二十八話】『事務室に棲む主』スヴィトリアーク ◆CQ0ZL4vfUw 102 名前:スヴィトリアーク ◆CQ0ZL4vfUw @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/29(土) 22 52 23.97 ID WCE2gmw+0 [8/22] 『事務室に棲む主』 以前勤めていた会社での飲み会の席上、お世話になったKさんと言う経理課の先輩から教えて貰った、ちょっとした小ネタである。 時は9月末の決算期、このシーズンになると経理課員も当然仕事に忙殺される。ご他聞に漏れずKさんも、決算書類の処理に追われていた。毎日早朝から夜は他の社員の退社後も パーテーションに仕切られた個室に籠もり、机上に堆く積まれた収支報告書や各伝票とにらめっこするKさんを見る度に、俺は他人事ながらも軽いため息をついていたものである。 「そんな晩の事なんだけどね…」 その日もKさんはたった独りで、いつ果てるとも知れないデスマーチの中に身を置きながら悪戦苦闘を続けていた。 「じゃあ悪いけど先に帰るからさ、体壊さない程度に頑張ってな」 彼の背中に手を置きそう言い残して家路に就く上司の後ろ姿に、聞こえぬ程度の小声で悪態をつくKさん。 「そう思ったら、栄養ドリンクの一本も差し入れて下さいよっつーの…」 事務所の時計は既に午後10時を回っている。ようやく資料のチェックを追えたKさんは、眠い目をこすりながらも最終計算へと入ったものだ。 男性にしてはいささか細めのKさんの指に弾かれて、商売道具である算盤の珠が事務室内に軽やかな音を響かせる。 元々が商業高校出身のKさんは、算盤の技術にはちょっとした自信を持っていた。何しろ「算盤弾きながら生まれて来た」とまで周囲から賞賛されるその腕前たるや、俺がとろとろ 電卓を弾くよりも数倍早く、彼の手にかかると少年ジャンプ程に分厚い資料の山が5分もせずに綺麗さっぱり無くなるくらいである。 しかしその夜のKさんは、どうやらいつもの彼では無かった模様だった。 103 名前:スヴィトリアーク ◆CQ0ZL4vfUw @転載は禁止[sage] 投稿日:2015/08/29(土) 22 53 53.84 ID WCE2gmw+0 [9/22] 「あれ?」 単純な加減のみである筈の計算が、何度検算を繰り返してみても弾き出される結果が異なりまくるのである。腕に覚えのKさんのプライドが、この時ばかりは 微妙に揺らぎつつあった。 「いつも通りのありふれた計算のくせ、何で毎回答えが違うんだっけ」 まだ経理ソフトなど導入されていなかった時代の事である、何度も何度も弾いてはやり直しを延々と続けるKさん。さらにおかしな事には、そうして得られた数値は 検算を繰り返す度に狭まるどころか、振幅が逆にだんだん大きくずれて行く。 ひと呼吸置いて大きな背伸びの後、再び資料に挑んだものの相変わらず出された計算結果はデタラメな数値を示すだけ…。 「あーもう、やめたやめた。明日仕切り直しをするとして、もう帰るとするか」 すっかり自棄になり、そそくさとカバンに資料を詰め込んで退社前の戸締まりをするKさん。指先呼称で異状の有無を確認し、事務室の消灯をしてあとは入口ドアの 施錠をするのみであった。そしてドアノブの鍵穴にキーを差し込む段になって、Kさんの耳にはおよそ場違いな「何か」が聞こえたそうである。 「フフフフ…」 今しがた照明を落としたばかりの無人の事務室の一角から、悪戯っぽい中性的な含み笑いがドアの隙間越しに響いて来たと言うのだ。 「お、俺一人しかここには居なかった筈だよなあこの事務室…」 心に広がる不気味な不安を振り払うかの如く、勢いよくドアをロックするKさん。かちりと小さな施錠音が鳴ると同時に、事務室内の奇妙な笑い声もピタリと止んだそうな。 翌日出社してからKさんが前夜の残り作業を再開すると、今度は一転どうしたものか、初っ端の一発で無事正解が導き出されたとの事である。 「やっぱアレはさ、支社の事務室に憑く得体の知れない何かが俺をからかったんだろうね。そんな事して何が面白いんだっつー話なんだけど、まあ命までは取られないと 思うから良しとしなきゃ、な」 そこまで一気に語り終えると、Kさんは手にしたグラスの水割りを大きくあおった。 【了】
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FIRST CONTACT 相棒と喧嘩した。 相棒といっても、ついこないだフライトコースを出てきたばかりの新人で、俺と一緒にこの千歳基地でファントムに乗っている奴だ。 初めて会った時から生意気というか横柄な奴で、事あるごとに誰彼構わず突っかかっていくような奴だった。 それでいてフライト中は酷く冷静だ。 頭もいいし、操縦センスも悪くない。 けど、性格が災いしてか、色んな奴が持て余した挙句、俺みたいな奴が教育係を仰せつかったというわけだ。 喧嘩の理由は何だったっけ。 確か俺の反応速度が鈍いとかヌカしやがったから俺がカチンときたんだった。 どうやら俺の後ろのナビゲーターはパイロットが自分の計算通りの速度で動かないと機嫌が悪くないらしい。 俺の旋回タイミングが遅れたせいで、敵を撃墜するまでの時間が奴の計算よりもコンマ何秒か狂ったのが気に入らなかったんだと。 そんな事知るか。 そんな完璧に動けるパイロットが居たらお目にかかってみたいわ。 それで掴み合い、殴り合いの大喧嘩。 俺も大人げないね。 それがまた女みたいな顔して強いのなんのって。 思わず俺も本気で応戦しかけて、 でも思いとどまった。さすがに本気で殴っちゃヤバイよな。 そしたら、ストマックに思いっきりストレートをくらって思わず地面に膝をついたその隙に、 「ばーか。」 と思いっきりかわいくない捨て台詞を残して奴は飛び出していったんだっけ。 ん? と思ったら奴が戻ってきた。 さっきあれだけとっくみあって、髪型も服もさんざん乱してやったと思ったのに、もうきっちりそれを元に戻して涼しい顔して戻ってくる所がまたかわいくない。 まだ何か文句あんのか? とそんな感じで睨んでやろうと思ったら、奴は手に持ってた小さい四角い箱を俺に投げて寄こした。 マルボロだ。 なんだ、仲直りしたいってわけね。かわいーとこもあるじゃん。 「一服すっか?」 扉の所で腕を組んでエラそうに突っ立ったままの奴にそう尋ねてみる。 「勝手にすれば?」 と、またかわいくない事を言う。 しょうがないから近づいていって、その頭をこぶしで軽く叩いてやった。 「ガキめ。いつまでもムクれてないで、来い。」 そう言ってやると、また怒るかと思いきや、俺の後をついてくる。 変わった奴だ。 「普通は俺がお前の操縦にケチをつける立場だと思うんだがな。」 隊舎の端の喫煙場所、今いるのは俺達だけだ。 よく考えてみると、プライベートで話をするのはこれが初めてのような気がする。 「確かにあんたの操縦は悪くない。ただ、判断力と動体視力がちょっと落ちるんだ。」 俺が銜えたタバコに火を点けてくれながら、奴はそんな事を言った。 その言葉を聞いた時に俺は、こいつは幸せにはなれない人間だ、と直感した。 理想が高すぎて、完璧主義者なんだ。 俺の腕でもこの言われ様だ、そんなに完璧なパイロットしか認めないんだとしたら、こいつは戦闘機乗りとしては大成できない。 まして、そんな目でしか人を見ないんだとしたら、一生誰も愛さずに終わってしまうだろう。 よそう。 他人事だ。俺の心配することじゃないしな。 それに、ズケズケと俺の欠点を言いやがって、ハラが立つ。 そんな事を考えながらずっと黙っていたら、いつの間にか奴の視線が俺の方を向いていた。ちらっと視線を合わせると、 「悪い、言い過ぎた。ごめん。」 とめずらしく素直に謝ってくるから、俺も思わず笑っちまう。 「いいさ、気にすんな。」 言いながら、くしゃくしゃっと頭を撫でてやる。 すると、 「何すんだ、触るなっ。」 と俺の手から逃げようとするから、俺はそれを追っかける。 「逃げるなよ。ほれほれ。」 「来るな、馬鹿っ。」 どうやら俺の相棒は、こんな風に人に触れられるのが苦手らしい。 ものすごく照れて困っているのがまた面白くて、俺も調子にのってついついちょっかいを掛け続ける。 けど、猫をからかいつづけると引っ掻かれるのと同様、やっぱり俺も調子に乗りすぎたみたいで、 最後にまた、げしっと腰を蹴られて逃げられてしまった。 でも、相棒の扱い方を覚えたような気がする。今日の収穫だ。 まぁ、俺と組んでる間に、少しは人間らしくしてやれるかな。
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【名前】「クラブ」/光野王道(ひかるの おうどう) 【性別】ゴスロリ美少女・「組織」の下っ端「ブライトグリーン」 【学年・職業】16歳 【容姿】 150cmに満たない背の低い女の子。小顔で可愛らしい赤ふちメガネの美少女。 髪型はウイッグをつけてセミロング。胸は男の子のようにぺったんこ。 若草色ベースの、少女趣味全開のエプロンドレスを見に纏い、お気に入りのカエルの日傘を愛用。手には綿の出ている大きめのテディベアを抱きかかえている。 そのテディには、なぜか「生徒会副会長」のピンバッチが目の部分に刺さっていて――。 自分の事を「お人形さん」だと思い込み、常に張り付いたようなおすまし顔を浮かべている。 下半身に障害があるためか、歩きが遅く、内またでよちよちと歩いている。 【性格】 錯乱した言動を淡々と語っている。自身の狂気を、まるで他人事のように語る。 不意にテディベアの腹話術で、「闇の覚悟を盛ったかのような少年の声」で叫び声をあげるが、そういう時は本人はおすまし顔でテディ熊を殴る。 「言われたことを素直に」こなす。「組織」の人の言う事なら、すべて聞く。だが聞くからと言ってやるとは限らない。彼女は素直な気まぐれなのだ。 【能力】 ≪エスメラルド・ハンド≫ 人々に「狂気」を注ぎ込む翡翠色に輝く右腕を持つ。 身体に直接触れられると、その部位に「狂気」を注ぎ込まれ、一次的にコントロールできなくなる。例えば手を触れられたら、その手が本人の意志とは関係のない錯乱した動きになる。 長時間触れられたり、頭を撫でられると、狂気にさらされバーサク状態になってしまうだろう。 この能力は、人工知能にも有効であり、機械を混乱させ、破壊衝動のままに誤作動を起こさせる。 また、「ある程度人型」をしていれば、無機物にもこの手がある程度有効で、常時手にしている「テディベア」に狂気を吹き込むと、自律しオートで戦いだす(ただしバーサク状態)。 木やビルでも、人の形をしていたなら、狂気を吹き込み動かすことは可能。 また死体も、時間制限付きでバーサク状態で動かすことができる。 とはいえ、コントロールや命令はできない。最低限、「あいつを殺して」くらいの命令しか受けられないだろう。 異能を持っている者(プレイヤーキャラ)に対しては、触ってもすぐに振り払えば効果は薄い。 また、触られた者の意志が強ければその狂気を克服して平常時に戻ることができる。 意志の弱い者は彼が右腕を振りかざしただけでも狂わされることがある。 大量の死体に狂気を吹き込む時は、日傘を手にして魔法少女のような振付をすることで一気に死体を狂戦士軍団にできる。ただそうした場合、戦士としてはきわめてもろくなる。 また、この右腕が光り輝いている時はコンクリートブロック程度なら砕くことができる。 もっとも彼女には武道の心得がなく、下半身の踏ん張りも効かないので、大した戦力にはならない。 能力を使い続け、狂気を与え続けていると、自分自身の狂気が薄れていき、もともとの自分――「光野王道」の意識が顔を見せるだろう。圧倒的な狂気を植え付けられてしまったため、そうするには大量の狂気を吐き出さ無くてはならないか…… 身体能力は、下半身に障害があるためか、子供にも劣る。走ることができない。 彼女の体には「小型の爆弾」が埋め込まれており、強い衝撃を与えると周囲10メートルを巻き込む自爆をする。 【概要】 かつて「光野王道」だった異能が、「組織」の「ジョーカー」により監禁され女性に魔改造されて今に至る。 拷問のような身体改造を受けたため精神崩壊を誘発させられ、しかし王道自身が「死ぬまい」とする強い意志を持っていたため、結果狂気が過剰に蓄積。 ジョーカーに「欲望を刺激する能力」を奪われたが、手術のトラウマから新能力に覚醒(それ以前から新たな力に目覚めつつあったが、それがこのようなよこしまな方向に発現してしまった)。 体の中の爆弾のカチコチ音に誘発され、手にしているクマのぬいぐるみが、時々「光野王道」だった時代の自意識が戻ったかのような叫び声をあげることがある(本人が腹話術でそれを言っている)。 王道の意識は、「クラブ」の狂気の中に、今なお強い意志をもって、生き続けている。
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契約を交わそう 悲鳴を上げて逃げる獲物は、青には酷く緩慢な動作に見えている。 あの時獲り逃した"ジュプトル"に比べれば、こんなの、歩いたって捕まえられる。 「遅いよ」 神速を使うまでも無い。というか、技を出すまでも無い、相手はほんのちっぽけな人間だ。 「逃げるならもっと真剣にやってよね」 獲物は脚をもたつかせて、倒れそうになりながらも走って行く。 獲物の前に、人間が見えた。獲物はその人間を突き飛ばしてなお逃げた。 「ど、退けっ!」 仲間同士でやりあうなんて、これだから人間は…。 青があきれ返ってその獲物を捕まえようとしたときだ。制裁は彼ではなく、別のものの手で与えられた。 真っ赤な血をびたびたと飛ばして、獲物は地面に叩きつけられた。 突き飛ばされたほうの人間が、ゆらりと影のように、その横に立っている。 「…これだから人間は」 ぼくの獲物だったのに。研いだ爪が所在無く垂れ下がる。 人間は面倒くさそうに血糊を払って、青を見た。 血に汚れた琥珀の瞳は、奇妙そうに、それから驚いたように、最後には、絶望した。 「……まほろじゃ、ない」 懐かしい声だったのだけれど、青はその声を思い出せなかった。ただ、引っかかったのはその言葉のほう。 「『まほろ』?」 忘れてはいけない名前だったような気がした。 心の片隅に刻み付けられていたのに、いつの間にか風化してしまった、そんなような…。 人間は恐る恐る、汚れた赤い指で、青の頬に触れてくる。 暖かい指だ。以前にもこうして、撫でられたことがあったのだろうか、感触が懐かしい。 「違う」 「ぼくは青、『まほろ』じゃないよ」 人間もそれはきっとわかっていただろうけれど、あえてトドメを刺しておく。 突き放さなければ、溺れてしまいそうだ。 「まほろ」 「違うんだってば」 一生懸命引き剥がした。獲物は横取りされてしまったし、目の前のも、空気は違うけど、人間には違いない。 ならば、青は任務を全うする義務がある。赤い爪を振り上げた。 「…死んでもらうからね」 琥珀の目はぼんやりと爪を見上げていた。 逃げすらしないが、甘受しようとしているわけでもない。ただ、底の見えない琥珀の硝子に、爪を映しているにすぎない。 その、自らの死を他人事のように(という喩えすら成立するか怪しい)、眺める様子があまりにも奇妙で、爪をなかなか振り下ろせなかった。 青が躊躇っている間に、人間は青の爪を掴んで、沢山の人間の血と脂に濡れた指に唇を落とした。 慌てて腕を引き戻す時に頬を引っ掻いてしまったが、人間はすこし見ただけで、血が筋をつくる頬から、興味なさそうに視線をそらす。 「なに、するの」 「…綺麗な指だ、幻も同じくらい、綺麗な、白い指をしていた…でも、目が違う」 「はぁ」 「幻の目は空みたいに青くて、とても青かったから」 うっとりと目を閉じた。夢でも見るような仕草だった。 「空は赤でしょ? 何言ってるの?」 何かの事情で、この人間は、『幻』と離れ離れになったのだろう。 それできっと、幻を探して歩いているのだろうが、青には人間の都合は関係ない。 ライオンは狩りをするとき、ガゼルが子育て中だろうが、生き別れの兄弟を探していようが、ガゼルを食べるものなのだ。 …なのだけれど。 「……だれか探してるの」 何の気まぐれか、そう尋ねてしまった。 人間の琥珀の目が、悪戯っぽく微笑む。唇は三日月型に釣り上がり、白い歯がかすかに覗く。 「…同情してくれるの?」 「んー…同情っていうか」 「どんなに酷くしたって構わない、慰めてよ」 そっと近寄って、頬についた傷を舐める。珍しいくらいに甘い血だった。 挑戦的に笑っている琥珀の眼と、自分の真紅の瞳を真正面に合わせて。 「…いいよ、そのかわりだけど、ぼくを手伝ってよ」 なんせ呆れるくらい沢山殺さなくてはならないのだから。 一人くらい、手駒を持ったっていい、んじゃないかな。機能性ってもんがあるし、ね。
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174 名前:1 sage 投稿日:2007/11/28(水) 05 10 12 いない歴=年齢の俺。 そんな俺にもまた今年のクリスマスがやってきた。 「受験で忙しいから」「バイトがあるから」 そんな言い訳を今年は使えない。俺はふらりと一人で繁華街へと繰り出した。 ただセンチメンタルな気分になる自分に酔っていた。 誰とも目を合わせず、何の表情も作らず、クリスマスの雰囲気に自分を 溶け込ませようとする。 旗から見れば、溶け込むどころか浮いていただろう。 結局自分に酔ってただけなのだから。 前を向いて歩いてないんだから当然なのだが、ホスト風の男性と肩がぶつかった。 「なにぶつかっとんじゃコラ」 いつもは即座に謝る俺も、今日ばかりは虚勢を張らずにはいられない。 無言で睨みつける。 相手はさらにぶち切れる。 「おまえ喧嘩売ってんのか?こっち来いや」 (クリスマスに喧嘩ってのも面白いな、ははは・・・) 他人事に思ってしまうほど、今日の俺には現実を直視する力が抜け落ちていた。 175 名前:2 sage 投稿日:2007/11/28(水) 05 11 36 (ニャー・・・) 何の泣き声!? 俺は路地裏で目を覚ました。 どうやらフルボッコにされて今目を覚ましたみたい。 口から血は出るし、全身が痛むけど、そんなことより俺の意識は 目の前の一匹の野良猫に向けられていた。 今にも死にそうなほど衰弱してる。だけど目には強い意志が宿されてるように思えた。 「かわいそうにな・・・」 たまたま持っていたコンビニのパンをあげるが、一向に食べようとしない。 「食べなきゃ死ぬぞ?」 パンを食べもせず、くわえたままこちらをじっと見ている。 意味不明。 ただ、その猫に妙に愛着を持ってしまったのは確かなことだった。 理由はわからない。 不幸な境遇という点で自分をその猫に重ねることができたから? いや、その猫と俺とは何か根本的に違うように思えた。 176 名前:3 sage 投稿日:2007/11/28(水) 05 13 35 トボトボと足取り重く帰路に着く。 食卓には普段より豪華なごちそうと、ケーキがあった。 両親と中学生の弟、と俺という4人の食卓。 姉は彼氏とどこかへ出かけてるようだ。 それなりに料理はうまいし、会話も意外と弾んだ。 しかし。「不幸な俺」「彼女にすら恵まれない俺」 悲劇のヒローインぶってる俺には素直に楽しめるはずもない。 勢いにまかせて酒を流しこんいた。 177 名前:4 sage 投稿日:2007/11/28(水) 05 14 10 (ニャー・・・) 何の泣き声!? 酔って寝てしまってから、数時間して目を覚ました。 なんだ、今の泣き声? どう考えても空耳なのだが、俺は路地裏で会った猫を思い出した。 なぜかもう一度会いたくなって、牛乳と食べ物を持って同じ場所へ向かってみる。 その場所にはさっき会った猫とその子供?みたいな猫が3匹いた。 身を寄せ合って、今にもこごえそうな身を寄せ合っている。 (そういうことか・・・) 「理解」するのに時間はかからなかったし、それと同時に 自分の中に熱い気持ちが湧き出てくるのを感じた。 178 名前:5 投稿日:2007/11/28(水) 05 15 03 (死にかかっているのに目の前のパンを食べないのは子供のため だったんだね・・・。) 猫と自分との間に感じた根本的な違い。 それは愛する者を持つか持たないかの違い。 異性だろうが家族だろうが関係ない。 俺は傷つくのが怖くて、誰も愛そうとしない。だから愛されもしない。 ただ、「不幸だから」で終わらせてた自分が情けなくなった。 猫は「不運」であっても「不幸」ではなかったのかも。 俺は猫に持ってきたクリスマスプレゼントを残し、その場を立ち去った。 「来年もどうせ彼女なんてできないし」じゃなくて 「来年までに彼女作りたい」 そう思えるようになるのは少し後のことだが、 クリスマスイルミネーションが今までよりも少しまぶしく見えた。
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聡「…」ゴソゴソ パクッ 聡「火は…っとと、いらねぇんだよな、これは…」 聡「はぁ…なんで俺がこんなもん…」フー 京太郎「なんだよ、しけてんなー」 聡「あぁ?…んだ、クソガキか」 京太郎「そうだよクソジジイ。久しぶりだな。…隣、座らせてもらうぜ」ストン 聡「勝手にしな…にしても、何年ぶりだ?お前がここに来んのは」 京太郎「俺が高校卒業してからだから…大体四年ぶりぐらいだな」 聡「あぁ、もうそんなになんのか」 京太郎「なんだよ、反応うっすいな。耄碌したんかよ?」 聡「はっ、寝言言ってんじゃねーよ。そういうのはまず俺に麻雀で勝ってから言えってんだ」 京太郎「ちっ、なんだよ…お元気そうなことで。ま、それでこそじーさんだよな。しおらしいじーさんなんて鳥肌ものだわ…」 聡「余計なお世話だっつの」 京太郎「へっへ」 聡「はんっ」 ……………… 京太郎「そういやさっきから気になってんだけどさ」 聡「あん?」 京太郎「何くわえてんだ?それ。煙草じゃねぇだろ?」 聡「あー…これな…」 京太郎「?」 聡「…ココアシガレット」 京太郎「…は?」 聡「ココアシガレット」 京太郎「ココアシガレット?」 聡「あぁ」 京太郎「…」 聡「…」 京太郎「…ぶふっ」 聡「…ちっ」 京太郎「ぶふっ…くくっ…いい年した…ジジイが…縁側で…お菓子くわえてるって…シュール…ぶはははは…」プルプル 聡「っせーな、自分でもわかってんだよ…」 京太郎「はー、腹いて…なんでそんなことになったんだよ?」 聡「…数絵がな」 京太郎「へ、あいつが?」 聡「『おじい様の楽しみを奪ってしまうのは心苦しいのですが、そろそろ禁煙をなさって欲しいのです』って言ってきてよ…」 京太郎「…数絵がじーさんに意見するのもそうだがじーさんがそれを素直に実行…珍しいこともあるもんだなぁ」 聡「なーにを他人事のように。これはてめぇのせいなんだぞ?」 京太郎「?そりゃどういうこったよ?」 聡「お前とのガキさっさとこさえたいから周りに悪影響与える煙草はやめてほしいんだとさ」 京太郎「」 聡「ったく、お前らは俺の知らん間にどんどん進展してやがってよぉ…」ハァ 京太郎「なっ…そん…あいつ一言も…」 聡「で、申し開きは?」 京太郎「…なんの?というかどっちの?」 聡「黙ってた方」 京太郎「あー…えっと」ポリポリ 聡「まぁ大体想像はつくがな。生真面目なお前のことだ、どうせ就職して暮らしが安定するまでは俺にゃ黙っとくつもりだったんだろ?」 京太郎「ぬ…」 聡「図星ってとこか。そんで数絵にもその旨を伝え、納得していたはずなのに…ってところか?」 京太郎「…麻雀プロってのは皆そんなに勘がいいのか?」 聡「バーカ。そもそも何年お前らを見てきたと思ってんだ。いい加減くっつかねぇのかと悶々してたくらいだわ」ケッ 京太郎「…それはつまり、俺と数絵の仲を認めてくれるってこと…」 聡「ま、それとこれとは話が別だァな。まずは一発ぶん殴らせろや」ニッコリ 京太郎「さすがにそれは理不じ危ねぇ!?」サッ 聡「避けんじゃねえクソガキィ!」ブンッ 京太郎「無茶いうなや!あんたの一発クッソいてえんだよ!」 聡「うるせぇ!大切に育てた孫娘を傷物にされた爺の心の痛みを知れァ!」ドゴォッ 京太郎「ごふぅっ!」 聡「ついでに全然顔見せなかった分だオラァ!」バキィッ 京太郎「うぼぁっ!」 ――――――― 数絵「あちゃあ…寂しかったからって素直に言えばいいのになんで手を出しちゃうかなー…」 ツイデニツイデニツイデニィ!! ナグリスギナンダヨクソジジィテメェェェェェ!!!! 数絵「あーあ、今度は殴り合ってやんの…両方とも素直じゃないわねぇ…」ハァ イッデ…テメェクソガキホンキデナグリヤガッタナ! アンタガサキダロガァ!! 数絵「…ふふっ」クスッ 数絵「湿布と氷嚢、用意しとこっかー…」トコトコ カンッ
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226 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/12(木) 20 10 27 ID eTeBu6Mg 【固有結界[無限の文房具(Unlimited Stationery Works)]内】 キィン バキッ ドガガガガガ ひたぎ「ふぅ…埒が明かないわね」 撫子「全くだね…イライラするよ」 ひたぎ「大分落ち着いてきた?」 撫子「落ち着いてはいないよ…貴女をぶっ殺すのは確定だから」 ひたぎ「はぁ…もう何か馬鹿馬鹿しくなってきたんだけど…」 撫子「だったら早く死んでくれる?」 ひたぎ「どっちにしろ私たちもう死んでるじゃない…」 撫子「そういう問題じゃないんだよね」 ひたぎ「わかってるわよ…それで撃墜王さん」 撫子「誰が撃墜王だ!?それはふなちゃんの呼称だろ!?」 ひたぎ「墜☆(ツイスター)…プッ…」 撫子「ぐっ…!!」 ひたぎ「これからはふなちゃんと撃墜コンビとして頑張りなさい」 撫子「ふざけんなあぁぁぁーーーッ!!!」 シャーーシャーーシャーー ひたぎ「ふん…ゴムゴムの盾」 ドーン 撫子「某有名漫画のキャラの技名パクっといて…ただの巨大な消しゴムじゃないかあぁぁぁッ!!」 ひたぎ「中々のツッコミね。でも盾にはなるわよ」 ビシ バシ 撫子「ちっ!」 ひたぎ「次は私の番よ」 ビチャアァ 撫子「なっ…!?水のり!?」 ひたぎ「私はあらゆる文房具を出せる…のりだって文房具の一種よ」 撫子「くそっ…!ベタついて気持ち悪い…!」 ひたぎ「そして…」 バサバサァ 撫子「今度は紙…!?」 ひたぎ「のりまみれのその状態じゃ紙が引っ付いて動きにくいでしょ?」 撫子「この野郎…!!」 ひたぎ「さて…そろそろ決着をつけましょうか…」 227 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/12(木) 21 17 34 ID eTeBu6Mg 【50マス目】 撫子「くそぉ離せー!」ジタバタ ひたぎ「暴れないで欲しいわね」 撫子「だったらこのセロハンテープ外せ!」ジタバタ ひたぎ「嫌よ、外したら………何だったかしら?」 撫子「おいこら!」ジタバタ ひたぎ「とにかく貴女の指図は受けないわよ」 撫子「くそぉー!」ジタバタ ひたぎ「全く…もはや原作も関係無くなって…る訳でもないのかしら…?」 撫子「知るか!」ジタバタ ひたぎ「……貴女次の登場までにはその口調だけでも直しておいた方がいいわね。出番が減るわよ」 撫子「ああん?お前の指図なんざ受けるか!!」ジタバタ ひたぎ「……それよりすごろくはどうなってるのかしら?」 黒子「………」ズーン セイバー「………」ズーン 撫子「……どうしたの?」 黒子「……ゴールできないんですの…」 セイバー「……もう他のチームはゴールして、食堂でご馳走を食べているというのに…」 ひたぎ「悲惨ね」 撫子「珍しく意見が合ったね」 黒子「他人事みたいに…」 セイバー「貴女方も元々は参加していたではないですか…」 ひたぎ「まあそうね、でももう結界は消えてるわよ。さっさと中に入ったら?」 黒子「そういう訳にはいきませんの…」 セイバー「リタイアして入ったら…」 2人「ご馳走が食べられない!!」 撫子「……まあ頑張って」 ひたぎ「私たちはもう中に行くわ。別にご馳走に興味はないし」 228 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/12(木) 21 24 18 ID BGxMt4Uo 【50マス目】 セイバー「2っ…」 黒子「また2っ…」 セイバー「これが抑止力っ…」 士郎「おーい、二人とも早く来いよ。皆が中で待ってる」 セイバー「シロウ…これは私たちの問題なのです!」 黒子「そうですわ、これは意地と意地の…」 グーギュルギュル×2 士郎「そんなにおなか鳴らしてないで早く来なよ。俺とアーチャーが腕を振るって作ったご馳走がたんとあるからさ」 黒子「…そうですわね。腹が減っては戦もできぬといいますし、今日のところはこれくらいにしておきましょう」 セイバー「同感です。では行きましょう」 【黒子、セイバー 棄権】