約 23,430 件
https://w.atwiki.jp/kit-ic/pages/168.html
人外モノ データ 読み じんがいもの 属性 性癖 種類 変態 能力 全てのメスを愛する程度の能力 説明 +閲覧注意 外人モノではないので注意。人外モノとは、人が人外のもの(魔物など)ときゃっきゃっうふふするゲームなどである。結構敬遠されがちである。 ~編集者が語る人外モノ~ 人外といっても、ただ単に魔物とくんずほぐれつするだけでは駄目である。女の娘が魔物に犯されたりするものが結構出回っているが、魔物は女の子で、男が人間で受けだからこそいいのである。人ならざる者に犯されてしまうという背徳感、魔物でしか味わえない濃厚なプレイ・・・・これがすべて女の娘からされているのだ・・・・・!!!!女の子から放たれた触手で拘束され、触手を体中に張り巡らされ体中を弄ばれたり・・・獣っ娘のモフモフ尻尾にうずもれて癒されたり・・・普通の人間では味わえないようなことをできるのが人外モノである。 また、人外美少女のジャンルは、魔物であるのにもかかわらず見た目はかわいい女の娘なので、比較的ライトな人外モノであろう。かわいい魔物に魅了されたら、もう逃れることはできない。あなたは一生魅了されることになるだろう。様々な見た目や性格な魔物がいるため、自分の好みの妖女がきっと見つかるだろう。幼女な妖女や、強気で男勝りな妖女、一途に愛を注いでくれる妖女などさまざまである。 その種族独特なプレイを楽しめるのも人外の魅力である。自らの特徴を生かしたならではのプレイは必見であり、尻尾や翼を予想外なことに使ってきたりする!!体の小さな者は、体全体を使って頑張っていたりと微笑ましかったりする。このように、人外には普段では楽しめないようなことが楽しめるのである。よって、私は人外をオススメする。しかし!!!最初に言ったように、妖女であることが大前提で、男が受けであることが絶対条件!!!男が「無力」であるということを確認することもまた一興である。 コメント だれよこれ書いたの・・・ -- nnpl (2011-10-16 11 26 11) どういうことなの・・・ -- takeyan (2011-10-16 11 27 03) ある意味、悟りを開いてるな -- mzwakt(ミズ) (2011-10-16 11 32 07) どこまでこゆ記事載せていいんだろうか…。 -- tomo000 (2011-10-26 22 45 42) あれ??閲覧注意っておかしくない?? -- ごっつ (2011-10-29 21 24 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/monsters/pages/92.html
人外×人間でハァハァするスレ 601-700 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972 601. 名無しさん@ピンキー 2008/09/26(金) 02 13 22 ID ESbS7NSE 600 良いね 漫画はたぶん「音禰のないしょ」。葵DESTRUCTION!って短編集に入ってる 602. ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 08 24 ID E2hg/eLK 今晩は、5レス程お借りします。 スライム♀(擬態練習中)× 人間♂ 124 or 保管庫 参照 エロ少 会話多。 苦手な方はトリップNGでお願いします。 603. 1/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 10 10 ID E2hg/eLK 前の村から4日目にして、やっとたどり着いた宿は祭りの前とかで込み合っていた。 案内された部屋は狭く、明らかに一人部屋として普段は使われているものだろうと推測 できた。 「狭いベッドが一つ……言えば毛布くらいは借りれるかな」 呟いて部屋を出ようとして俺はつんのめる。 振り返ると旅の連れである青い髪の少女が服の端を掴んでいた。手ではなく髪の毛で。 「おい、物を掴む時は手を使え」 諸事情あって一緒に旅をしている擬態練習中のスライムは俺との距離を詰めると服に 絡めていた髪を離す。 上目遣いに俺を見上げる少女型スライムと視線が合い、鼓動が速まった。 「私、あなたのこと、けっこう気に入ってるンですよ」 個人的な好みの問題だが、少々たれ目な点を除けば整った顔立ちの美少女である。 正体がスライムだと知らなければ嬉しい状況だろう。 唐突に言うスライム少女に、その意味を図りかねて聞き返す。 「だから何だ」 「この間の続きをしませンか?」 空気が凍った。正しくは俺の周りの空気だけだが、背中を嫌な冷たい汗が伝う。 「俺、寝るわ」 誤魔化して出ていこうとした俺の前に回り込んだスライム少女が両手、いや髪を広げて 立ちはだかった。 「何処に行くンですか、部屋はここですよ。ちゃンと今度は優しくしますから、ね?」 「髪を使うなっての……」 一応ツッコミつつ今のは普通は男側のセリフだよなと胸中確認する。 「何が嫌なンですか? 前はすごくのり気で止める私を無視して、無理矢理したンじゃ ないですか」 「それは水に流したんだろ」 「だから、もう一回ヤり直しましょうって言ってるンです」 「発音がおかしい。と言うか忘れろ」 食い下がるスライム少女を一蹴する。 すると顎に手を当て髪をふよふよと泳がせながら暫く悩む仕草をしていたスライム少女の 口から、とんでもない言葉が飛び出した。 「なら、私から強姦する事になりますが」 「女からの強姦は逆レイプと言うんだ。それと」 「そうなンですか、では言い直します。私が逆レイプをしますが、良いンですか?」 どこで覚えたのか物騒な言葉に驚きつつ話題を逸らそうと試みるが早々に割り込まれる。 「いや、良くはない……って言ってるそばから脱ぐなっ!」 「大声を出すと人が来ちゃいますよ。私はバレても構いませンけど?」 「それは女の子の吐くセリフじゃないっ」 服を荷の上に置くとスライム少女はクルリと振り返る。 均整の取れた文字通りシミ一つない身体だったが既に肌の色が抜けていた。 「おーじょうぎわが悪いです。すえぜンは食わねば男のはじになるンです」 「そんな言葉どこで覚えた」 「この間会ったサンゾクの皆さンが言ってましたよ」 「いたな、そんな奴ら」 こいつをスライムとも知らずに手を出したが故に儚くも退治されてしまった憐れな奴等が いた事を思い出す。 説得は諦めた方が良さそうだった、鼻息荒く自信満々である。 「それに私はスライムですからね。オンナノコではありませンし」 「お前はっ、都合で切り替えるなっ」 「さあ、自分で脱ぐか私に消化されるか、どちらか選ンで下さい」 「その2択かよ。まずは俺の話を聞けっ」 「嫌です」 604. 2/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 11 38 ID E2hg/eLK 暫くの問答の後、俺は全裸で文字通りスライムに包まれている。 人間の女の姿ならまだ興奮もできるが、本性のゼリーのままなので何の感慨もない。 感触としては粘り気はあるがベタベタはしない不思議な感覚だった。 一部を掬い上げてみるが掌を滑りヌルリと落ちる。 これは擬態時にはどの部分なのだろう。 「どンな気分ですか?」 いつもより少々低いスライム少女の声が響く。ただのゼリーに見えるが発声器官はどこに あるのか、気になる点は多い。 「中途半端な温度の風呂に入ってる気分だ」 「そうですか。……あの、ちょっと教えて欲しいンですが」 気を使っているのだろう、スライム少女が控えめに訊ねる。 「何を?」 「局部に前回のような質量の変化が見られないンですが、何でですか?」 「俺にその気が無いからだ」 「えぇ? ややこしいモンですね」 「デリケートなんだよ、ややこしい扱いすんな」 「感覚あるンですか?」 「無いと動かないだろ」 「生えてるンですから当然なンでしょうが、本当に妙なものですね」 他人事だと思って好き勝手なことを言う。 「妙とか言うな。付いてるもんなんだよ」 「へぇ、普段は柔らかいンですね。曲げると痛いンですか? あ、先っぽに穴がある」 「うぁっ、玩具じゃないんだから揉むな」 まだ柔らかいソレを捏ねるように揉まれる。水が意識を持った様な何とも表現し難い感触。 なんでこう無邪気に弄り回せるのか不思議だったが、人間そのものがスライムにとって玩具 だからかと納得する。 「止めろ気色悪い」 「そうなンですか? うーン、硬度を変えてみましょうか。人間のオンナノコの胸部で…… えと、たしか」 ただの水の様だったゼリーはプニプニとした心地好い柔らかさへと転じた。 見た目には何の変化も無いのがまた奇妙だ。 「パイズリ? これなら良いンですか?」 予想外の刺激に反応してしまった。 「あ、ああ」 「ちょっと大きくなりましたよ。その気になりました?」 「……どこで覚えた、こんなもん」 スライムに息子を弄ばれているにも関わらず意外と冷静な自分に驚きつつ訊ねてみる。 あまりにも異常な状況に陥ると、逆に落ち着くと聞いていたが本当だったとは知らなかった。 「以前あなたから貰った“ほん”に載ってたンですよ」 「あれは貸しただけだ。お前が持ってたのか、返せ」 前回の客室半壊時のどさくさ紛れに無くなったと思っていた。 「まだ読み終わってませンからイヤです」 「じっくり読む物じゃないだろ」 「いえいえ、けっこう興味深い内容だったンですよ」 渡してしまった本の内容が内容な上、フィクションだと言っても理解しないだろう。 後悔しても手後れだった。とりあえずSM系でなかったのは救いかもしれない。 605. 3/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 13 18 ID E2hg/eLK 「お前は楽しそうだな」 「それはもう。“しる”のと“する”のとでは全く違うンですからね」 苦笑いする俺の前に、透明ないつもの顔が造られ舌を出し笑った。 「口も良いですか?」 これもいつもの事だが俺が答えるより早く行動を開始している。 冷たく柔らかい感触が俺の口内に滑り込んだ。 そこでふと思い出す。口は前に消化用とか言って無かったか? 疑問を察したのか口腔内を確認するようになぞりながら下のゼリーが喋る。 「ああ、心配しなくても大丈夫ですよ。それは消化器官に繋いでいませンから」 まぁ、消化されないのならば遠慮する事は無いか。 舌を絡めるとツルリとした相手は戸惑う様にうねったが、直ぐに何重にも巻き付き俺の舌を 引っ張った。 人間ならあり得ない動き。と言うか待て、痛い。 「ひョラ、ひゃて」 当然ながら舌を絡め取られていては喋れない。 ゼリーから腕を抜きスライム少女の首を引き離すと予想に反してその舌が伸びた。 「はりゃせ」 「ああ、すみませン。やり過ぎました」 舌が伸びたまま半透明のスライム少女が驚いた顔をして、ゼリーから答えが返る。 一応、反省しているらしく舌を縮めると絡め直す。 スライムの内部で行われているため殆ど音はしないが、そんな事をしている間も下は下で、 にゅるにゅると流動して無数の指に全身を突きまわされている様な、擽ったいやら何やら解らない。 特にペニスの周辺は念入りに音でもしそうな程に扱き立てられる。 吸い出すように絡み付き気持ち良い、情けないが早々に限界だった。 「あ、イイ感じみたいですね。前回と同等のサイズに……」 呑気な声を後目に全身を駆け抜けそれは発射口へ至る。 「わわっ! なンっ、出すなら出すって合図して下さいよっ」 スライム全体が波打ち、絡められていた舌が引き抜かれた。 「んなもんする隙あるか。お前が急にするからだ」 呆れた直後に意外と反応が普通だと思う。 「そういえば、この前みたいに変な汁とか出してないな」 スライムの特性を活用しているだけで、割と普通だ。普通の尺度がずれてる気もするが。 「優しくするって約束しましたから、使わなかったンですけど……使用しても良いンですか?」 「ダメ」 「私的には使えば楽なンですけど」 「いや、戻って来れなさそうだから止めろ」 「そうですか。まぁこっちの方法もコツは分かりましたし、イケる所までイッちゃって下さい」 「え、おい」 スライム少女は既に流動を再開している。 「ま……」 休憩をくれ俺は普通なんだ。 しかし当然と言うべきか止めるヒマなど無く、頭の隅であの本は絶倫ものだったかな、などと 考えていた。 606. 4/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 15 16 ID E2hg/eLK 「“ほん”にもありましたが回を重ねるごとに量が少なくなっていくのは面白いもンですね」 俺は面白く無い。 満足げな相手の声を聞きながら意識があるのを不思議に思う。 呼吸の度に肺が灼ける。鼓動の度に心臓が痛い。 気が済んだ相手が動きを止めて結構な時間が過ぎていたが、呼吸は落ち着かず汗で湿った髪が 気色悪く額に貼り付いている。 「前は気がつきませンでしたけど行為が終わるとなンだか、ぐったりしてませンか。 大丈夫です?」 ニュッと触手を伸ばして俺の髪を持ち上げた。流れる汗がスライムに吸収され消える。 「おま、連打させんな」 「スミマセン。あなたの反応が楽しくて……水でも飲みます?」 全く反省していない様子で答えるスライムに脱力する。 「あー。とりあえず、くれ」 「はいはい。どうぞ遠慮なく」 ゼリーから差し出されたのは1本の触手だった。 先が窪んでそこに水が入っている。 「おい、勘弁しろ」 「中身は極々普通の水なンですが」 「頼むからテーブルの水差しを」 「ええ? どうせおンなじ水なのに……」 「いいから、本気で頼む」 「なンで……分かりましたよ、だからその本気で情けない顏を変えて下さい」 喉を潤し一息着いて、どうにか動悸も収まったが、未だに俺を解放しないスライム少女に 前々から気になっていた疑問をぶつけてみる事にした。 「なぁ。出した物とか、吸収してるのか」 青みがかったスライムは最初と同じ様に透き通っている。 濁っていても嫌だが、結構な量が出た筈の精液は既に影も形もない。 「もちろンです」 「……気になるんだが、お前ら的には旨いのか?」 「ええっと、好みの問題だと思うンですけど、けっこう珍味な感じで、血とか他の水分 よりも濃い感じでして。こう、活きが違うンですよ」 珍味なのか、確かに粘るとは思っていたが。 もよもよと表面を動かして一生懸命に説明しようとしている様子は何だか可愛い。 「やっぱり細かく言わなくていい」 「あなたの方から聞いたンじゃないですか」 包んでいたゼリーが不満そうに揺れた。 「で、そろそろ出してくれないか」 「いえいえ、ここからなンですよ。思い付いたのが」 俺の言葉に気を取り直した様子で嬉々として答える。 「お前、思い付きでヤってるのか?」 「いいえ。まえに私の仲間がしてるのを見た事があるンです」 「何をするつもりだ?」 質問に暫しの間を置いて、また声が響く。 「心配しなくても大丈夫ですよ。あ、なンなら少々は飲み込ンでも平気ですから」 「ノミコム? 多少はヘイキ?」 一抹の不穏な空気が流れる。 「多分、一応。まぁ、覚悟はしておいて下さい」 段々と声に自信が無くなり、俺を包んでいたゼリーが揺れ蠢く。 「……覚悟?」 言葉に一時思考が停止する。 607. 5/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 16 19 ID E2hg/eLK 飲み込んでも、たぶん平気……つまり、これが口の中にまで入る位置にくるって事か? そこでやっと自分の置かれている状況に気がつき自然と口が開くのと、ほぼ同時に スライムが襲いかかる。 ぎゃああああぁ…… 叫んだ筈の俺の悲鳴は弾力性に富んだスライムの中に飲み込まれ消えた。 「やンっ、中で暴れないで下さいっ」 もがく俺の耳に響くスライム少女の声は衝撃に近かった。 “やンっ”じゃない、俺の生命の危機だ。 半分意識が飛びかけた頃、スライム少女が文句を言いつつ頭部を解放する。 「ちょっと、私の声が聞こえてるンですか?」 口に残っていたスライムを吐き出し、返事もできずに必死で肺に空気を送り込んだ。 呼吸を整えてから抗議する。 「お前はっ! 俺を喰う気か、殺す気かっ」 少し食べてしまった。まだ胃の中で動いてる気がする。 「いやですね、そンな言い方。私を食べたのは、あなたの方じゃないですか」 「お前が押し込んだんだろうがっ」 俺は怒鳴る様に応え、おもわず振り降ろした腕に何かが触れる。 「……っ!」 ピリッと何かが走った。 同じ位置を探ると見た目には何もないが、確かに何かがあった。 大きさは手に収まる程度で、軽く握るとブルリとスライム全体に震動が伝わる。 もう一度、また水面が波打った。 「あっ、ちょっ……止め……っ」 「ほほぅ。お前の弱点はここか」 焦りを含んだ声に俺は仕返しとばかりにニヤリと笑うと更に揉む。 「……うンっ、やっ……」 「これは何だ? ん?」 聞く。俺も随分と親父臭いと自覚する。 「……それはっ、消化……のっ」 その言葉に昇りかけていた血の気が引く。 スライムにも内臓があったのか、透明な内臓って何だ。 「……はやくっ、私から出てくださいっ」 「どうやってだ!」 反射的に叫ぶ、できるなら言われなくとも逃げている。 答えより早くゼリーが俺を噴き出した。 「いたたたた……」 派手な音がして、したたかに背中を打つけたが、とりあえず助かったらしい。 ニュルリとスライムの一部が伸び少女の半身を形作った。 「誰かさンが消化器官を刺激してくれたおかげで、お腹がすいちゃいました」 俺の事など気にも留めず屈託のない笑顔でケロリとして空腹を訴える。 「俺は全身がピリピリしてるんだが」 「消化しかけたンですから当然です。あなたが、あンな所を触るからですよ」 半透明な上半身だけ人間の形をしたスライムが身をくねらせた。 「で、何をするつもりだったんだ?」 「今回の案としては、あなたの身体に穿いている穴の、できるかぎり奥まで侵入して内部と 外部両方の反応を観察しようかと……次回の課題は呼吸路の確保ですね」 見る間に成形を終わらせ荷物を探っていたスライム少女は振り返りもせずに答える。 「ない! 絶対に次は無いからなっ」 全力で否定するが、ビチビチと跳ねる何かを食べ始めた相手の答えは無かった。 <終> 608. 名無しさん@ピンキー 2008/09/27(土) 22 16 59 ID E2hg/eLK ↑投下終了です。 お邪魔しました。 609. 名無しさん@ピンキー 2008/09/27(土) 23 34 45 ID iRcsT1/c 規制に継ぐ規制で半年ばかり来てなかったら、こんなスレが 出来てたのな。 557 確か中国の昔話で、女の姿を模った栞が美女になって 古本マニアのとっちゃんぼーやに学問から芸事から あんな事やこんな事まで教えちゃう、みたいな話が あったような希ガス。 でも人間男×人外女はオカルト娘スレ向きかな。 564 民話で女が人外ってのは良くあるけど、女が人間でと言うと…… 聊斎志異だったかなぁ? 馬皮に包まれて蚕になった女の話。 帰りが遅い父親を心配した娘が「お父さんを連れ帰って来たら 結婚しても良い」みたいな事を飼ってた馬に言ったら本当に迎えに 行って、帰って来てから話を聞いた親父が怒って馬を殺して皮を 剥いだんだけど、皮を庭先に干してた所に娘が通り掛ったら突然 その皮に包まれて桑の木の上に行っちゃって、何日かもにょもにょ してるうちにそれが巨大な蚕になってしまった、と言う話。 確かその後にあの世で夫婦になって養蚕の守護神になったとか 言って親父の夢枕に立ったんだっけ? うろ覚えで自信が無いが。 610. 名無しさん@ピンキー 2008/09/27(土) 23 43 57 ID iRcsT1/c ところで、先日メモ帳を整理してたら昔の日記が出て来たんだが、 こんな事を書いていた当時の自分は荒んでいただろうか? ↓ 先日たまたまテレビのチャンネルを変えたら国営放送第二の 教育番組で「伊勢物語」の一節、 「身分違いの恋に焦がれた男が姫君をさらって逃げ出し、 打ち捨てられた蔵の奥に姫君を隠し、入り口に立って寝ずの番を したが、実はそこは『鬼が住んでる』と地元民に忌避されていた 曰くつきの蔵で、姫君は鬼に一口で食い殺されてしまった。 その時姫君は悲鳴を上げたが、折からの雷雨で男には届かず、 男が顛末を知ったのは夜が明けてからだった」 の説明をやっていたんだ。 リア厨の頃に学校の図書室でこの段を読んだ時は 「うわ、男間抜け過ぎっつーか姫君可哀想」 と思ったんだが、それから●●年経った今は 「え〜一口で食べちゃうなんて勿体無いよ鬼さん。俺やったら 朝まであんな事やこんな事しまくって、男の間抜け面を笑い飛ばして やるのになぁ」 などと考え、更に 「姫君が気に入ったんで食わずに掻っ攫って逃亡→寝取られ男 怒りの追跡→三年後、山奥の住処で可愛い鬼っ子と赤子を抱いて めっさ幸せそうな姫君発見→おまいを殺して漏れも死ぬる→ 狩りから帰って来た鬼が一撃粉砕→今日はこいつで鍋でもするか」 みたいな光景が四ページギャグ漫画風に浮かんだ。 ……時の流れって恐ろしい、と、しみじみと思った。 611. 名無しさん@ピンキー 2008/09/28(日) 00 00 49 ID 5r15siSz 608 乙。スラ娘さん可愛いな。 612. 名無しさん@ピンキー 2008/09/29(月) 02 42 25 ID ObKmdfK3 610 早くそれを文章にする作業に戻るんだ 613. 名無しさん@ピンキー 2008/09/29(月) 18 43 57 ID WC7/nkVo 610 でもその話って実際は男が姫を連れ出すことに成功するも姫の家来が助けに来て姫は連れ戻されてしまう 男はそれでは面目が立たないので「実はそこの蔵には鬼が住んでいて姫が食われてしまった」っていう話にした っていうオチだった気がする でもここのスレ的にはそのオチは余計だな、夢がないw 614. 名無しさん@ピンキー 2008/09/29(月) 21 13 24 ID gyEPodik 613 いっそのこと、姫は鬼の生贄として差し出されていたのを見初めた鬼が生かしておいていたら 人間の男が惚れ込んで連れ出したのを連れ戻しに来たって話でよくね? あれ? 615. 名無しさん@ピンキー 2008/09/30(火) 07 13 54 ID lW+56rFb 613 やだなぁ。 610 の勘違い男っぷりが鬼と姫のイチャイチャっぷりをひきたてるんジャマイカ。 616. 名無しさん@ピンキー 2008/10/01(水) 18 46 50 ID X3vHwVmX 573 の亜里の続きを投下します。 一人かくれんぼやコトリのお話が苦手な方は、スルーした方が幸せ。 タイトルの亜里でNGをしてください。 617. 亜里3 2008/10/01(水) 18 47 39 ID X3vHwVmX 暗い面持ちで椅子に座っていた男だが、入室した亜里を一目見るなり腰を浮かせた。 この場にはまるで不釣り合いな、華やいだ紅色。 面会室のガラスに区切られた向こう側、まるで銀幕の女優に着色を施したような洋装の美人が、男の前へ音もなく座る。 「お待たせ致しました。私が山岸亜里でございます」 そう言ってニィと微笑む唇も、緩やかなドレープを描くワンピースも嘘のように紅い。 男は我に返って着席し、上気した顔を恥じらうようにハンカチーフで押さえた。 「山岸先生でいらっしゃいますか。二川と申します。この度は依頼の相談を受けていただけるとのことで…」 二川と名乗る男は随分と身なりのいい若者だった。まだ三十前だろう。 がっちりとした広い肩に上等な仕立ての背広がよく似合っていた。 恐縮した二川の言葉に、亜里は甘い笑みを浮かべる。 「まあ…。私のような卑しい囚人を先生だなんて、勿体の無い…勿体の無い…」 揃った赤い爪で口元を覆い、喉の奥でくつくつと湧く笑みを殺した。 些か芝居がかかった嫌らしさが、彼女の浮世離れした容姿と相まりひどく淫靡だ。 二川は強くときめいた。 霊能者など、どんな化物が出るかと畏れていたのが馬鹿らしい。 618. 亜里4 2008/10/01(水) 18 49 07 ID X3vHwVmX 亜里の背後の壁に控えた看守は、二川の様子に眉をひそめた。 男の依頼者が亜里の外見に心を奪われるのは珍しくない。 しかし、その中でも二川は感情が隠せない類の人間なのだろう。 不躾に亜里を眺めるような真似こそしないが、彼の紅潮した皮膚下に巡る色欲は、誰の目にも明らかだった。 二川はふと思い出したように目線を落とし、膝の上のハンカチーフをきつく握る。 重い扉を押し開くように、彼は静かに語りだした。 「…先生に聞いていただきたいのは、私の屋敷にある土蔵の事なのです」 依頼の話になると亜里もゆらりと姿勢を正す。 亜里はうっすら口角に笑みを乗せたまま二川の話を聴いた。 「先祖の代に建てられた古い蔵でして、中に何が収められているか、私はもちろん、父も祖父の代も把握しておりませんでした」 二川の顔色は徐々にあせていった。 「中を確かめようにも、扉の溝に土が塗り込まれ、壁と一体になっているのです――」 ―中に何が入っているかは判りませんが、高価な物などはないでしょう。 そうならば放っておけばよいのでしょうが、入口のない土蔵が屋敷に在るなど気味の悪い事です。 父の代に、屋敷の改築を兼ねて土蔵を取り壊そうとしました。 619. 亜里5 2008/10/01(水) 18 50 55 ID X3vHwVmX 私も子供でしたが既に屋敷におりましたので、あの時の事はよく覚えております。 土蔵は古く、大きさもさほどありませんでしたから、人力で壊す予定でした。 数人の大工が大槌を手に土蔵を囲みます。 私は父の傍らで、縁側からそれを見守っておりました。 一人の大工が大槌を振りかぶり、力を込めて土壁にそれを降ろしました。 ―私は、その時の事を、未だに夢に見るのです。 ブツンと何かが切れる音が、私の耳にも聞こえた気がしました。 その大工は大槌を振り降ろした格好のまま、しばし静止していました。 やがて、上半身がぐらりと反ります。 天を仰ぐその顔は、まるで笑っているように見えました。 大工仲間が、妙に思ってその大工に声を掛けようと歩み寄ります。 父も私も、何だろうと首を伸ばして彼を注視しました。 大工の下半身から赤黒い物が勢いよく流出し、庭に広がりました。 立ったまま魚のように大きく体を痙攣させた後、大工は自らの排泄物の中に倒れ込みます。 一斉に、周囲から怒号に似た悲鳴が上がりました―― 「―それから、あの土蔵には誰も触れておりません」 そう結んだ二川の唇は、白く乾き震えていた。 620. 亜里6 2008/10/01(水) 18 52 31 ID X3vHwVmX 亜里の真っ黒な目がつうと細められる。 その唇は血のように紅く、未だ平然と笑みの形を保っていた。 共に二川の話を聞いた看守は、肌を粟立たせ立ち竦んでいる。 思わず自らの下腹部にも鈍痛を感じ、脂汗が浮かんでいた。 「それはそれは、大変な事…」 忌まわしい物を語った二川を気遣うような、柔らかく穏やかな声色で亜里はそっと囁いた。 二川は弾かれたように顔を上げ、救いを求める目で亜里を見つめる。 亜里は笑った。 「御依頼…お引き受け致します」 続く 621. 名無しさん@ピンキー 2008/10/01(水) 18 54 58 ID X3vHwVmX 投下以上です 622. 名無しさん@ピンキー 2008/10/01(水) 21 23 34 ID u5X8tpPc 待ってたよ、投下乙 これからの展開が楽しみだ 623. 名無しさん@ピンキー 2008/10/06(月) 02 02 16 ID NupH4qrm 中途半端に古く、マイナーなアニメなんだけど まりんとメラン知ってる人いない? 人外好きにはたまらないアニメだと思うんだが。 624. 名無しさん@ピンキー 2008/10/06(月) 02 37 53 ID tNJVF9iF 623 あれは人外好きで鬱平気なら見て損はない。 自分はDVD全巻買ったけど後悔は全くしていない。 625. 名無しさん@ピンキー 2008/10/06(月) 23 05 08 ID ibmXjh9l 懐かしいなw あれのOPだったか…歌も好きだ。 626. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 02 19 21 ID PSS1ncMu まりメラなつかしい……WOWOWアニメ全盛期のころだね 627. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 09 26 58 ID rgAwFmxt どこかのサイトで、まりメラの通販(同人誌?)やってたなぁ… 今もやってるんだろうか? 628. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 15 31 43 ID T9XlXb7x 久々に見返してしまったww やっぱいい話だな… 620 投下乙でした。 続き楽しみにしてます。 629. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 18 10 03 ID eAXY67MT おばけよりケモのがトレンドだろうか。 人狼とお嬢様でほのぼの系投下します。続き物で進行はマッタリ。 NGはタイトルの「ウルフのストレート」でお願いします。 630. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 12 01 ID eAXY67MT 鉄の棘は強固に噛み合い、獲物の足を深く捕らえていた。 罠に掛かった獣は憔悴し地に横たわる。 草に半分埋めたその顔は、開いた口からダラリと舌が垂れ、薄く開いた眼は白く幕を帯び濁っていた。 ごく浅く上下する腹の動きがなければ生死の判別もつかないような状態だった。 森は春の日射しに淡く萌える。 生い茂る葉の隙間から覗く高い空に、獣を見下ろして雲がのどかに流れた。 もうどれだけの時間を獣がここに伏しているかは解らない。 刃がめり込む傷口は未だ赤黒く濡れているが、じきに全て干からびてしまうのだろう。 死。 獣は、静かにそれを意識した。 だが、 ―でかいいぬだな 人間の声が聞こえた。 ―おまえ、あしいたいの? 草を踏みしめる軽い足音が獣へと近付く。 最早気配を探る力もない獣は、靄のかかる瞳を億劫にそちらへ向けた。 ぼやけた視界に人影が映る。小さな影はうっすらと赤く滲んだ。 赤茶色の髪の子供が一人、獣の足元にしゃがみ込む。 両手で貝のように閉じた二枚の鉄板を抉じ開けようと試みるが、内向きにびっしりと並ぶ尖った刃が指に食い込み、力を込められない。 非力な手には余る鉄の罠だが、子供は諦めなかった。 631. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 13 57 ID eAXY67MT 手頃な太さの枝を拾ってくると、罠の蝶番を支えるバネへと突き通す。 ガチャガチャと罠が揺れ、共に傷口も動いた。獣は、自らの痛覚が未だに働くことを知る。 その痛みが引金となり、獣の四肢に徐々に力が籠ってきた。 ―まだ、己れ(おれ)は生きられる。 獣は焦点の定まらぬ目で子供を見た。乾ききった舌を震わせて口中に戻す。 日に透ければ茜になる赤茶の髪色や、石鹸の香りに阻まれた先にある微かな体臭。 この人間を作る情報を自らに深く刻み込む。 ギイ、ギイ。罠が幾度もきしんだ。 子供が歯を食いしばり、枝に渾身の力を込める。 パン―― 弾けるような音を立て、罠は壊れた。 シーエルは紅茶を飲み干し、珊瑚のような唇からそっとカップの縁を離した。 鉄道の中とはいえ、一等車両ともなれば豪奢な内装が施され、ティータイムも優雅に楽しめる。 大きな硝子の窓の向こうに流れるのは青い山々と田園風景だ。 「お済みでしょうか」 ティーセットを下げに来たボーイにシーエルは微笑んで頷いた。 長い睫が優しく影を落とし、鳶色の瞳の大きな目を縁取る。 おっとりとした顔立ちと濃紺のワンピースが良く似合い、正に深窓の令嬢といった姿だった。 632. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 15 30 ID eAXY67MT その背に流れる髪は翠がかかるほどに、黒い。 ローランと言えば世界的に名の通った紅茶のブランドだ。 ローランクオリティと呼ばれる品質の高さは、王室や高級ホテルでも愛される一級品だった。 そのローランの女社長の一人娘・シーエルは、列車に揺られ両親と共に郊外の別荘からの帰路についていた。 社長である母と、同社で買い付け指示を取り仕切る重役の父は日々多忙なのだが、毎年夏期の一時だけは家族で避暑地で過ごす。 都会の喧騒と離れて過ごす夏休みは、毎年変わらないシーエルの楽しみでもあった。 シーエルのいる個室にボーイと入れ違いで母が顔を覗かせた。 上品なツーピースを身を包む知的な貴婦人、マリナ・ローランだ。 「シーエル、もうすぐ駅よ。何か必要な物はある?」 駅といっても一家の目的の降車駅ではない。 ただ、次に停まる駅では車両の切り替えや燃料の補充も行うため、かなり長く停車することになる。 ホーム内の売店で簡単な買い物をして帰ってくることも出来るのだ。 シーエルは「足りております」と首を振った。つられて目の上で切り揃えた前髪もサラリと動く。 最新の雑誌もアメニティグッズも、必要な物はすべて車内に取り揃えられている。 633. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 17 52 ID eAXY67MT 売店にありがちな土産物にもあまり興味が沸かなかった。 「そう?私はちょっと出てくるから」 母はヒラヒラと手を振ると通路に戻っていった。 消費者のニーズや新しい流行の察知に貪欲な女社長は、降車して販売店や駅の様子を見て回るつもりなのだろう。 母の後ろ姿を見送って、シーエルは窓へと視線を戻した。 しばらくして車内にアナウンスが入り、列車は駅へと到着した。 何本も線路が並列する大きなホームに停車し、ドアが開けば降りる客や乗る客がせわしなく窓の前を横切っていく。 ハンドバッグ片手にホームを歩く母の姿も見つけられた。 シーエルはそれらの光景を見るでもなく見ていたが、とある人影にふと目を止めた。 (まあ、大きな方) その男性は列車に背中を向けて立っていた。 堂々とした体躯に黒いテイルコートを纏い、頭にはシルクハット、そして手には白い手袋とフォーマルな装いだ。 ホームに立つ姿は柱のように大きく、周囲の人々から頭二つ突き出ている。 と、その男がピクッと顔を上げる。 何かしらとシーエルが軽く窓の硝子に片手をつき、首を傾げた瞬間。 グリッ 男が恐ろしい速度でこちらに振り向いた。 「ひっ」 シーエルは思わず息を飲んで身を引く。 634. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 19 39 ID eAXY67MT 男の顔には鼻上までマフラーが深く巻かれていた。 さらにシルクハットを目深に被っているためその容貌は殆ど見えないが、隙間から覗く肌は石炭のような闇色だ。 その中にギロリと剥かれた双眸は青白く、シーエルを射抜く勢いで凝視している。 ―怖い!怖過ぎる!! 身の危険を感じ、シーエルはガバッと体ごと顔を背けた。 (わ、私にジロジロ見られてご不快だったのでしょうか…) シーエルは青ざめた。あんなに強く睨まれるなど生まれて初めてだ。体が縮み上がる。 ―もしかしたら、あのマフラーは大火傷を負った顔の傷を隠していたのかも知れない。 だから他人からの好奇の視線に非常にナーバスなのかも知れない。 (ああ…不躾に人様を眺めたりするものではありませんわ。ごめんなさい…) グルグル回る後悔で頭を一杯にしたって今更遅い。 もしや、まだこちらを見ていたりして…と怖々横目で窓を見た時。シーエルは今度こそ悲鳴を上げた。 「ぎぃやぁああぁあっ!!」 絹を裂くような、とは言えないたくましい悲鳴が個室を揺るがした。 いつの間に移動したのか、窓にはその男性が張り付いていた。 手袋の両手をベタリと硝子に付け、鼻先も押し付けんばかりに接近した鬼気迫る姿。 635. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 21 45 ID eAXY67MT マフラーは解けかけて垂れ下がり、隠されていたその顔が露になっている。 そこにあったのは、 黒い毛に覆われた狗の貌。 大きく割れた巨大な口と前方に伸びた鼻筋。 口からは紫色の舌が垂れ、鋭い牙が覗く。 氷のような瞳の中に宿る瞳孔は懍とした黒点で、シーエルを鋭く捉えていた。 ―黒狼。 シーエルは全身を総毛立たせ硬直している。 硝子越しの獣とシーエルは、まるで時が止まったように見つめ合った。 続く 636. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 18 22 56 ID +9mOkUQQ おお、リアルタイムで見れた! 続き楽しみにしてますー! 637. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 18 25 15 ID eAXY67MT 以上です。 どちらも完結させますだ。 638. 名無しさん@ピンキー 2008/10/09(木) 19 59 54 ID H5lSjuFe 投下乙であります! 白狼さんをもふもふしつつ続きをお待ちしております。 639. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 47 19 ID 8t6p6QPL ずっとROM専だったけどハァハァ値が高まりすぎで書いてみた ロボ×女の子 ちょっとグロい表現有りかも; 苦手な方はスルー推奨 とにかく、逃げなければ! カレリアを筆頭とした暴虐な元首への反乱は、あと一歩の所で失敗してしまった。 人々が逃げ惑う戦火の中、カレリアは忠臣達を必死の思いで逃がし、炎に散った。 だが、元首直属の無慈悲な精鋭、フラッドと呼ばれるロボット兵は、すぐに彼らを 追い、惨殺した・・・。 それほど遠くない所から叫び声を聞き、エリアスは耳を塞ぎながらも足を早める。 肩の辺りでウェーブのかかった銀髪は吹きすさぶ砂塵でもつれ、慣れない荒涼とした 山岳地帯を走ったせいで、靴ずれも起きていたが、彼女は逃げる事を止めなかった。 「もう少しだったのにっ・・・!」 いつ殺されるか分からない今より、達成できなかった悲願の方が、彼女の心に多く満 たされていた。しかし、それもやがて底知れない恐怖に変わっていった。 「フラッド!」 前方の砂塵の中から、薙刀のようなものを振り上げるフラッドの姿を見た瞬間に、 エリアスは来た道を引き返した。先回りしているとは思わなかった。 ドン、と硬く冷たい音と、自分のキャッという短い悲鳴を同時に聞き、地面にしりもちを ついたままの彼女が見上げた先には、鮮血の滴る鉄の爪と、真っ赤な目をした別のフラッドがあった。 「嫌ぁあああぁあ!!!」 慌てて向きを変えたが、後ろからは薙刀を持ったフラッドが滑るように追ってきた。 ほとんど何も考えられない頭に悲鳴を延々と響かせ、少しでもフラッドから身を隠そうと 足場の悪い方へ進んでしまったのが、彼女の運の尽きだった。 640. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 49 57 ID 8t6p6QPL 「嘘・・・。」 ガラガラと崩れるような音を聞き、初めて回りを見たエリアスの立っている場所は 崖っぷちだった。右にも左にも逃げられる場所はもうない。フラッドは数を増し、じりじりと彼女に迫っている。 その歩みが止まった時、一体のフラッドがエリアスを指差し、冷酷に言い放った。 「撃テ!」 その瞬間、彼女の足元は崩れ落ちた。刃物や弾丸の雨こそ浴びなかったものの、エリアスは無数の石と共に、 崖下の底知れない割れ目に吸い込まれていった。 ―寒い。ここはどこ? わたし、頭から落ちたのに、何で生きているの? エリアスが体を起こして辺りを見回すと、周囲はただ闇に包まれていた。ある一方向に青白いライトで描かれた線があるだけだ。 崖下にこんな空間があるなんて聞いた事がない。 立ち上がってそちらに足を進める。足に伝わる感触から、床に衝撃吸収剤が混ぜられていたようだ。 靴ずれは純粋にか、それとも痛覚が麻痺しているのか、もう痛くなかった。 永遠に続くかと思われた光の道の終点にあったものを見て、エリアスは思わず息を呑んだ。 「フラッ・・・ド・・・。」 幾重にも鎖が繋がれていたが、深い紫の鎧は、間違いなくフラッドだった。しかし、なぜ拘束されているのだろうか。 自分を殺しにきた刺客ではないのか? 「誰だ・・・。」 急に聞こえてきたややノイズの混じった声に、心臓が飛び出るほど驚き、フラッドを凝視したままエリアスは後ずさる。 その目に明るい黄色の光が灯り、鋭く削られた指が動いた。そのまま鎖を引きちぎってしまいそうだ。 「お、お願い!殺さないで!」 エリアスは掠れた声で叫んだが、フラッドは動じる事なく静かに話し出した。 641. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 52 20 ID 8t6p6QPL 「心配するな。私は意志のないフラッドではない。」 「え・・・?」 「私は、元首が真に危険な時に元首を守る最後の兵だ。だが、お前の態度を見ると、今の元首はおかしいようだな。」 「今の元首はわたし達からひたすら搾取するだけなの。それで、耐え切れなくなって反発したのに、こんな事って!カレリア様!」 頬を緩やかに零れ落ちる涙は青白いライトに反射して、星のように光っている。 その様子をしばらくの間見守ったフラッドは、エリアスにある事を告げた。 「私の胸に手を置け。」 戸惑いながらもエリアスはフラッドに恐々と近づき、言われた通りに手を置く。 「お前の名は?」 彼女より頭二つ分ほど高い所から降ってきた声は、不思議な安堵感を彼女にもたらし、恐怖を欠片も残さず吹き飛ばした。 「エリアス・・・。」 名前を教えた瞬間、フラッドを拘束していた鎖は消えうせた。そして、自由になった腕は、待ち焦がれていたかのように エリアスの細い体躯を抱きしめた。 「え、ちょっ、何?」 皮膚の代わりにフラッドの体を覆う鉄の冷たさと、抱きしめられる理由の不明瞭さに、エリアスは戸惑う。 そして、彼は彼女の耳元に唇を寄せ、静かに呟いた。 「私が最後に動いたのも、今お前が苦しんでいる世と同じような元首の治世だった。」 それはどこか悲しげで、憂いを帯びた響きだった。 「この腕が恐ろしいと、全てを破壊する私が恐ろしいと、勝手な理由を付けてこのような暗く冷たい場所に押し込めた。」 エリアスから腕を離した途端、彼は急に押し黙ってしまった。 (この人は、そんなにも長い間、こんな所に一人で・・・。) この理由が同情だけだったのかは分からないが、エリアスは余っていたフラッドとの幅を埋め、精一杯背伸びをして 彼に抱きつき、黄色い目をしっかりと見上げた。 642. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 54 00 ID 8t6p6QPL 「エリアス、私が恐ろしくないのか?」 「怖くないって言うなら、嘘かもしれない。でもね、んっ・・・。」 次の言葉は、冷たい鉄の感触に阻まれた。エリアスの唇をゆっくりとなぞっていったフラッドの氷のような舌は、 その冷たさとは裏腹に、熱い後味を彼女に残していった。 「これで、お前を傷つけた者を全て、我が腕で滅ぼそう。」 反逆者の血の臭いを引きずって帰還するフラッド達は、頭上を飛び回る影に気づき、足を止める。 その影は彼らの行く手に降り立った。 「元首ヘノ反逆者、エリアスヲ確認。排除セヨ。」 彼らは、裏切り者と判断されかねないフラッドよりも、エリアスを殺す事を優先した。 武器を持ち直し、一斉にエリアスに飛び掛った刹那、彼女の傍らのフラッドが腕を振り上げた。 次の瞬間には、元は元首の忠実な人形だった者達の残骸がそこら中に転がっていた。 機械油に塗れた腕を後ろ手に隠し、フラッドはエリアスに向かって不器用に笑った。 彼女は指先を唇に当てたまま、妙に困ったように呟く。 「わたし、あなたの名前をまだ聞いてなかったわ。」 この問いかけには、フラッドもエリアスと同じように困惑した。何しろ、 作られてからまともに名前らしい名前を呼ばれた記憶がない。 「名前は・・・ない。」 「じゃあ、ヴァンダル、なんてどう?」 細い指で胸の装甲を突きながら、エリアスは言った。 「全くもって問題はないな。」 フラッド改めヴァンダルは、さらりと新しい名前を受け入れた。 「ねえ、ヴァンダル。」 「分かっている。」 機械油に濡れていない手で、エリアスの手を傷つけないように取り、その甲に口付けを落とした。 「お前が憎いと思う世界は、いらない。」 砂塵の中にぼんやりと浮かぶ元首の居城を見据え、ヴァンダルはエリアスを抱いて飛び立った。 643. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 55 40 ID 8t6p6QPL 以上です いやあ物を書くのって難しい そしてぬるいのになぜか背中がかゆい; 644. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 18 25 36 ID TfnCAODU 639 凄い萌えました! まさに書いてくれて有難うと言いたい。 ロボ×女の子が凄い好きなのに、殆ど見かけなくて飢えてたんだ… ヴァンダルカッコイイし、反逆者の話も好きです。 続きが気になってしょうがないw 630 おぉ。面白いなぁ… ここからどうほのぼのに行くのか、是非とも続きを読んでみたい。 楽しみにしてます! 645. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 23 17 48 ID pSUO6nR9 一迅社から出てるムシアオの森、カササギの剣がこのスレの住人にお勧め 646. 名無しさん@ピンキー 2008/10/13(月) 12 36 22 ID 1llofbEl 642 ヴァンダルかっこよすぎる 647. 名無しさん@ピンキー 2008/10/13(月) 21 05 48 ID hKvhLMH5 ヴァンダルGJ! 648. 小ネタ ◆IyobC7.QNk 2008/10/15(水) 00 35 22 ID yX5gCPZg 獣人もロボも続き楽しみにしています。 それと保管庫の方、更新乙です。 10月なのでハロウィン小ネタ 2レス(エロなし) 今年も子供たちは仮装をして家々を巡る。お化けになりきって普段は行かない怖い人の家にも。 意気揚々と子供たちは戦果を確かめながら、それぞれ帰途についた。 ドラキュラに扮した少年が帽子いっぱいのお菓子の中からアメをひとつ取り出し口へ放り込む。 「今年もいっぱい貰えたな」 「だな」 答えたのは、自分と同じくらいの背丈のカボチャをくり抜いたお面を被った少年だった。 「……。お前誰?」 いくら考えてもこの少年の正体が分からなかった。 例え仮装をしていても、そう大きくはない村である、知らない子がいるはずなど無い。 その少年はいつの間にか彼の隣で本当に嬉しそうに袋を握りしめていた。 「あ、俺はジャック。毎年来てるんだ。お前はトーマスだよな」 少年が自分の名前を知っていたことに驚きながら曖昧に返事をする。 「え、うん。ジャックは別の村からわざわざ来てるのか、変わってるな」 「これが年一回の楽しみだからな」 「ふーん」 その言葉に少しの違和感を覚えながらドラキュラに扮した少年、トーマスはもう一つお菓子を摘んだ。 「なあ、トーマス。お前はこの話知ってるか?」 何気無い調子でジャックが始めたのは村の大人たちが子供の頃の話だった。 無愛想なきこりのおじさんと優しいパン屋のおばさんが結託して村長に仕掛けた悪戯。 気難しいおばあさんのお転婆だった頃のこと。 ジャックのまるで見てきた様に喋る大人たちの子供時代の話は面白く飽きなかった。 「今でも傷が残ってるはずだぜ。しわの下に隠れてるかも知れないけどな」 トーマスの家の近くに着く頃には村の大人たちほぼ全員の話を聞き終えていた。 「あとさ」 嬉々として喋り続けようとしたジャックを止める。 「あ。僕の家はここだから」 「そっか、じゃあ話はここまでだな。俺は、遠くから来てるから」 「ジャック、来年も来いよ」 少し悲しげな相手の声に、なんとなくトーマスは、そう言わなければならない気がした。 「ああ、また来年……」 お面であるカボチャの顔は変わらないが笑ったのかな。 そう思った瞬間、強い風が吹き抜け身に付けていたマントが視界を奪う。 「お前の母ちゃん、アニーによろしくな」 急に母親の名前を呼ばれ驚き、慌ててマント引き剥がすとカボチャの少年ジャックの姿はなかった。 「ジャック?」 呼び掛けは夜の闇に吸い込まれ消える。 「トーマス、誰か一緒にいるの?」 家の方から聞き慣れた声がした。軋んだ音に合わせて明るい光が筋になり足元を照らす。 振り返り目をこらすが、ジャックは居なかった。 649. 小ネタ ◆IyobC7.QNk 2008/10/15(水) 00 41 53 ID yX5gCPZg 「帰り道でお菓子を食べちゃダメって言ったでしょう」 「ごめんなさーい」 全く反省していない様子の息子を軽いため息と共に迎え入れる。 「あ、ねぇ、母さん。ジャックって奴を知ってる? 変わったカボチャのお面を被っててさぁ」 その名に一瞬、身体が強張る。 大人になり、彼の姿を見なくなってからも噂だけは耳にしていた。 まさか自分の子供に話をされるとは考えてもいなかった。 「あら、あなたも会ったのね。ジャックは母さんだけじゃなくて、この村のみんなを良く知ってるのよ」 しかし努めて平静を装い、お伽話をするのと同じ調子で彼の話をする。 「僕も知ってるよ。ジャックから色々聞いたもん」 息子のニッと笑った顔に、子供の頃のことが頭をよぎった。 あの事を話してなければいいけれど、と心配になる。 それは子供の頃の淡い思い出と言うには少し重すぎるし、愛と呼ぶには軽すぎた。 「そうね、トーマス。さあ、顔を洗って着替えてきなさい」 少々引きつった笑いを浮かべながらアニーは浴室へとトーマスを促す。 混乱をどうにか納めて視線を巡らせ、あることに気が付き思わず苦笑が漏れた。 「ジャック、あなたは変わらないのね。人を驚かせてその隙に黙ってコッソリ持って行くんだから」 机の上に多めに用意しておいたはずの、お菓子が無くなっている。 「また、来年ね」 呟き、トーマスが大人になればまた、その子供から彼の話を聞くのだろうとアニーは思った。 終わり 聞きたいんだけどハロウィンのジャックオーランタンはお化けの分類で正しいよな。 650. 名無しさん@ピンキー 2008/10/15(水) 15 46 43 ID KQeTWetD GJ!ジャックにきゅんきゅんした 651. 名無しさん@ピンキー 2008/10/15(水) 22 46 22 ID sm9VKJU2 ジャックオーランタンいいね 季節柄にもピッタリのネタだ GJ! 652. 名無しさん@ピンキー 2008/10/16(木) 03 02 02 ID SWjw3AYB ジャックは子どもとしか触れ合えないのか… ちょい切なくてGJです! 653. 名無しさん@ピンキー 2008/10/17(金) 03 59 17 ID EBkcjdsH これは手放しに良い話だなぁ 一瞬トーマスの親父ってジャック…?って思ったのは内緒だ 654. 名無しさん@ピンキー 2008/10/17(金) 21 21 54 ID EBkcjdsH 639 なんかDSのゲームのアルカイックシールドヒートのロボット兵士を思い出した 655. 名無しさん@ピンキー 2008/10/18(土) 20 54 18 ID xXTG59qW ASHは主人公以外の生身の兵士はみんな元灰なんだよなぁ。人外要素皆無だけど。 656. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 43 31 ID BTs4iXqZ 注意 この文章には流血表現や人によってはグロテスクと感じるシーンが含まれています。 無駄に長いですが続きもので、今回は非エロです。 以上の要素に嫌悪感を覚えた方はタイトル「鉄錆の街」をNG指定してください。 657. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 45 58 ID BTs4iXqZ 普段は山で暮らすヨツヅメペリパは、秋になれば食物を求めて彷徨う。この死んだ街へと迷い出てくることも稀ではなかった。 鉤爪のある無数の脚を持ち、全体的にはゴカイの類に似て見えるが、図体は熊よりも大きい。肉であれば人も獣も区別せず 食らうこの捕食者に襲われて死ぬものは多い。 だが、今はそのビロウドの如き皮膚は裂け、緑の体液を流している。 対峙する男も又、人間には見えぬ。逞しい体は銀灰色の剛毛で覆われ、顔は鮫めいて獰猛である。黒い毛が隈取りのように 眼鼻を縁取り、厳つい顔をさらに凶悪に見せていた。 体液を撒き散らしながら、怪物はあぎとを鳴らし、粘液の糸を吐き出した。そいつを身を捻ってかわし、 続いて体当たりを紙一重で回避して、脇腹に剣を振り下ろす。ぎょおうっとなんとも言いようがない悲鳴が 上がり、さらに体液が飛沫いた。闇雲に振り回される脚をおそれて距離を取り、男は改めてその様子を観察する。 傷つき怒り狂ってはいるが、異形の生命力は強く、数本脚を落とした程度では大して弱った様子もない。男はひとつ 舌打ちをすると、身を翻して駆け出した。 獲物を逃がすまいとして、ペリパは全速力で後を追ってきた。鉤爪がアスファルトを削り取る。速度でははるかに こちらが勝るが、撒くのが目的ではない。うまく付かず離れずの距離を保ち、目的の場所へと誘導を試みる。 そこは半壊したビル、瓦礫に足を取られればそれで仕舞だ。否応なしに速度を下げた男の襟首に、獲物が近付いて 歓喜した怪物の呼気がかかる。 「甘いんだよ、バカ野郎!」 獰猛な笑みを浮かべ、男は最後の距離を跳躍する。踏み出したペリパの足もとががらがら崩れ落ち、巨体が粉塵の 中に消えた。落とし穴である。知性のない動物の悲しさ、最古の罠にも簡単に引っ掛かってくれる。脱出の隙を与えず、 もがくそれの首の後ろを力任せに刺突。神経節を破壊され、ペリパは瞬時に絶命した。 遥か昔、人間が世界の王として栄えた時代があったという。翼に頼らず飛び、ヤジリネコより速く地を駆け、果ては空の 彼方、星々の世界へと旅をする者がいた、そんな時代。しかしそれも今となっては伝説でしかない。今や人間は数多の けだものに追われ、惨めに地を這いまわる獣に過ぎぬ。 殆どの人間が怪物を恐れ姿を隠す中、この男の様に、狩られる立場から、狩る側へとならんとする者達がいた。しかし 相手は人間よりはるかに強靭、容易に屠れはしない。数多の犠牲が出る中で、狩人たちはいつしかより強大な力を得んと、 異形の体の一部を己が身に移植するようになった。 異形共は形も大きさも千差万別、何故かれらと人間の間に移植が成り立つのかはいまだ解明されておらぬ。声を潜めて 囁かれるところによれば、怪物達もまた、かつて力を求め、おぞましき外法に手を染めた人間のなれの果てであるとのことだ。 その説の真偽はともかくとして、移植は今では普通に行われている手術の一つである。需要があるならば供給が生まれる のは自然な流れ、移植パーツを売り買いすることは、人々の間では常識となっていた。 こいつは比較的傷みにくい動物だが、解体は早いに越したことはない。時間が経てば経つほど鮮度が落ち、ひいては 買い取り価格も落ちる。必死こいて持ち帰ったパーツがタダみたいな値段で買いたたかれるなんて事にもなりかねない。 まず高価なのが粘液腺、顎の脇にふたつ。次に高いのは顎、内部構造まで残っていた方がいい。面倒なので頭ごと 切り落として持ち帰る事にし、胴に移る。4本の鉤爪はそこそこの値がつくが、胴体の皮膚はずたずたに引き裂いてしまったので もう使いようがないかもしれん。 全身の体毛を体液で濡らしながら巨大な鉤虫の骸と向き合っていたところ、ふと妙なモノが目に留まった。粘り気のある 銀の糸に包まれた塊である。ペリパは粘液の糸で獲物を絡め捕り、安全な場所まで運んでから喰うという。つまりこれは怪物の 今宵の晩飯なのだ。 よくもまあ、あの騒動の中踏みつぶされずに残っていたものだ。中身が売れれば儲け物だと、つつみを切り開いてみると、 そこには―― 658. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 48 13 ID BTs4iXqZ 柔らかな栗色の髪。桜色の唇はぎゅっと噛みしめられ、眉は今にも泣き出しそうに歪められているが、そんな表情を 浮かべていてもなお愛らしい。気を失ったままに獣人に伴われて来た少女は、瘴気漂う鉄錆の街にはおよそ似つかわしく なかった。 「おやァ、ケルビーノ。隠し子かい?」 「いねェよそんなもん。拾いもんだ」 エビに似た触角を震わせつつ、そうだろうねえ、あんたの子にしちゃ可愛すぎると部品商人の老人は呟いた。 「そいつの事はどうでもいい。幾らになるんだ、早くやってくれ。帰らにゃならん」 命がけで狩った獲物だ、安く買いたたかれてはたまらない。ケルビーノは牙を剥き出して見せる。 「で、その子はどうするの?売るのかい?」 その顔が一瞬虚を突かれたような表情を浮かべる。 「・・・買うのかよ?」 「ま、仕事だからねェ。女で、若くて、しかもこんなに可愛い子と来たもんだ。部品にしようが丸ごと売ろうが そりゃァいい値が付くってもんさァ」 商人はキチキチと外骨格を鳴らして笑う。ケルビーノは一瞬鼻面に皺を寄せ、牙の間から唸るように言葉を吐いた。 「売らねえよ。まだそこまで腐っちゃいねえつもりだ」 「それは残念・・・」 俗説は意外と正しいのかもしれないと、ケルビーノはたまに考える。特に今日のような話を聞いたときには。狩人達は 怪物と戦い続けるうちに、肉体のみならず心までも、本来敵である異形と同じくしているのではないか、と。 「どうするかね、これから・・・おい、そいつはおまえのメシじゃねえ」 いつ頃からか部屋に居着いているアカゲケダマが、新たな人間に興味を示したのか、少女の首筋の辺りに触角を寄せ、熱心に においを嗅いでいた。大きめの猫程度の大きさしかない、この縫いぐるみのような動物にさえ引き裂かれてしまいそうな娘。 勢いで連れ帰ったはいいが、いかにもひ弱そうなこいつを養い育てていく自信はない。かといって放り出せば、野獣なり 盗賊なりの餌食になるのが落ちだ。それでは売り払うのと何も変わらない。全くとんでもないモノを拾ってしまった。 「まあ、仕方がねえやな。これもなんかの縁だ」 幸いもう一人くらいならば養っていける程度の蓄えはある。とりあえず今は目の前にある問題を片付けねばならない、 どこかにもう一組位布団はなかったか。 元が何だったかも分からない腐敗物を捨て、山と積まれた食器類をひっくりかえす。落ちてきた金属片に頭を直撃された ケダマが、小さく威嚇音を立てた。 「――――!!」 「うおぅ!」 ゴミと向かい合っていた為、背後の気配に気づくのが遅れた。聞きなれない響きの悲鳴が上がると同時に、枕元に置いていた 古いランプが重力に逆らって飛翔してきた。ケルビーノは驚愕しつつも見事な反射神経を見せ、それを受け止める。 「×××!××!」 顔を紅潮させ、震えながら早口で何事かを捲し立てる少女。聞いたこともない言葉なれば、向けられた敵意の出所を知る事もできぬ。 「何だってんだよ・・・」 ケルビーノはただ嘆息する。本当に、とんでもないものを拾ってしまった。 鉄錆の街に雨が降る。街を覆う砂塵を溶かしこんで滴る雨滴は、タールのような色合いを見せてコンクリートに染みを作った。 人間には煮沸せねば飲めないそれも、怪物どもには天の恵みであるらしい。この季節には湿り気に頼って、本来水棲の異形たちが 人間を喰らわんとして町の近くまで足を伸ばす。 背に刺さる視線を感じながら、ケルビーノは外を眺める。雨はいっかな止む気配を見せぬ。いかに狩人とはいえど、雨降りしきる 中に出ていくのは躊躇われる。一つ溜息をつき振り返れば、ケダマを抱いた少女と視線がかちあった。少女は驚いたような表情を 浮かべて後ずさり、きつく抱き締められたケダマがぎいっと啼いた。はじめの頃程の敵意は見せなくなったものの、全くこちらに 気を許した様子はない。 「別に取って喰いやしねえよ」 その低い声に少女はさらに表情を強張らせた。やれやれとかぶりを振り、ケルビーノは再び窓の外に視線を戻す。ずっと西の方に、 雲の切れ間が見えた。雨が上がり次第出て行こう。 659. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 49 09 ID BTs4iXqZ びゅうと長い舌が伸びた。鈍重なアブラガエルの体の中、ここだけは別の生物のようにぬめぬめと動く。 だが、あまりに単純な動きだ。狙った一点に命中させることしかできないのだから、頭の向きにさえ注意していれば回避も破壊も さほど難しくない。伸びきった一瞬剣を振るえば、舌は寸断されてどさりと地面に落ちた。 「げっげっげっぐ」 短くなった舌を巻き戻しながら蛙がうらめしげに鳴いた。その姿はさながら巨大な蝦蟇、不意にその背が大きくわななき、毒腺から 油のような毒液を噴出させる。 「ちっ、目くらましかよ!」 液体は霧のように散布され、ケルビーノは咄嗟に顔を庇う。機を逃さず、どさっと重たげに跳躍してアブラガエルは逃走を開始した。 「逃がすか!」 なるほど跳躍力は大したものだが、騒々しい足音を聞けば逃走経路は丸判り、くっきりと血痕も残っている。後を追うのは簡単・・・ 「ぐぎょおおぉぉ・・・!!」 両生類の断末魔の咆哮に思わず足が止まる。何事かと驚愕する間もなく、蛙の屍を口吻に突き刺して巨大な昆虫が姿を現した。 「嘘だろ、おい」 昆虫の無機質な複眼がこちらを見据えた。強者の余裕なのか、悪名高きその異形は捕脚に自分より大きな獲物を抱えたまま、それを 引きずりながらのんびりと歩を進める。 九重虫。騒動と血の匂いに惹かれてやって来たに違いない。貪欲で獰猛なそれと戦闘になれば、今の装備では対抗する術がない。 見逃してもらえる事を期待し、ケルビーノはじりじりと後ずさる。虫は餌食の体液を啜りながらしばらくそれを眺めていたが、突如 ひょいという具合に口吻を引き抜き、とことこ歩み寄ってきた。 たちまち彼我の距離が縮む。目の前に迫った虫の複眼、それに映る己の姿。何に興味を持ったのか、九重虫は首を傾げると、 「!」 鎌状の捕脚を伸べて彼を引っ掛けようとした。 ケルビーノは全速力で駆けだした。翅のある相手に速度で敵う筈はないが、建造物にでも逃げ込めればなんとかなるかもしれない。 だがその行動はさらに虫の関心をひく結果となり、九重虫は興奮に複眼を煌めかせ、再び鎌をふるった。 しくじった。命があったのだから、むしろうまくやったのか。 脇腹と背に深手を負い、ケルビーノはよろよろと街を歩く。鮮血が止血帯を染め上げ、布から溢れた分が膝を伝い下りていた。降りしきる 雨が即座に赤い足跡を洗い流す。 杖代わりにしていた剣に縋ってしばらく息を整えた。雨滴が容赦なく全身を打つ。それは毛皮に浸透し、着実に体温を奪っていく。なんとか 気力を呼び起こし、歯を食いしばって首をもたげた。部屋の明かりが見える。ここで死ぬわけにはいかない。 体を引きずるように階段を上り、帰りついて少女の顔を見た瞬間ぐらりと視界が傾く。倒れたのだと気づいたのは顔に床の感触を感じて しばらく経ってからだった。体を起こそうにもどうしても腕に力が入らない。 「××!×××!!」 少女の声が遠くで聞こえ、体が強く揺すられる。そういえばこいつが俺に触れたのはこれが初めてではないか。場違いな考えが頭に浮かんだ。 傷の痛みも濡れた体もすべてが遠くのことのようで、今はただひどく眠い。 ケダマがついと寄ってきた。人間共の様子には頓着せずに傷の周りを嗅ぎまわり、床に流れた血を見つけると、乾き始めたそれを少し舐めた。 ケルビーノは苦笑する。 「おまえ、喰うのか、俺を?」 出したはずの声は吐息にしかならず。 660. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 50 19 ID BTs4iXqZ 傷に鈍く響くような痛みが戻っている。心地よい感覚ではないが、痛みさえしないのに比べればましには違いない。いやに重い瞼をこじ開けると、 眼前にやわらかな髪の毛があった。 「・・・な」 少女は胸の毛に顔を擦り寄せ、微かに寝息を立てている。か細い体のぬくもりがどうにも気持ちを波立たせ、起こさないように 体を離し、寝返りを打った。傷口がじくりと痛む。よく見ると包帯が新たなものに変えられていた。まさかケダマの仕業ではなし、やはり少女の手に よるものだろう。 それから数刻、背後に身動きする気配があった。細い手がそっと背に触れ、包帯の上から傷をなぞる。 「起きてる、構うな」 声に指がぴくりと反応したが、結局掌は離れぬまま背を撫で続ける。 「××××・・・?」 いたわるような声の響き。その顔に涙の跡を見つけ、申し訳ないような気持ちになった。 「構うなって、元から大した事・・ッ」 「×××!」 身を起こそうとしてついた腕の力がかくりと抜け、無様に体勢が崩れる。慌てて支えに来た少女の頬に新たな滴が伝っていることに気づき、 再び心のどこかに波が立つ。 自分で気づいていないのか、少女は涙を拭いもしない。触れるべきか触れざるべきか散々迷った挙句、ケルビーノは手を伸ばすと少女の頬を 乱暴に擦った。その手を握って顔に押し当て、少女は黙って涙を流す。 「いや、すまねえ・・・悪かった」 何が悪かったのかよく分からないが、なんとなく謝らねばならない気がする。嗚咽する少女の背を不器用に撫でながらケルビーノは天を仰ぐ。 怪物ならばいくらでも相手をしようが、すすり泣く、しかも言葉の通じない娘の相手はこの男には荷が重いのだった。 それから数刻。泣き疲れた少女は眠りにつき、ケルビーノはその寝顔を見ながら悪態をつく。 「何だってんだよ畜生」 この娘と向き合っているとなぜだか落ち着かない。それなら離れればいいようなものだが、枕にされてしまった為にそういう訳にも行かないのだった。 可能な限り顔を背け、無理に目を閉じるも寝息が入眠の邪魔をする。 「ち」 舌打ちを一つ。ついに眠るのを諦め、柔らかな感触をつとめて無視しながら夜明けを待つ事にしたケルビーノであった。 661. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 51 53 ID BTs4iXqZ 以上。このスレ的には獣人は対象外じゃろか。 662. 名無しさん@ピンキー 2008/10/20(月) 20 13 25 ID Y8KJP27r 全然無問題。続き期待っす 663. 名無しさん@ピンキー 2008/10/20(月) 21 14 34 ID AejZ75ue 投下乙です 触手・怪物スレがかなり触手寄りになってるので 獣 人 大 歓 迎!続き楽しみにしてます もちろんロボも人造・改造人間も幽霊も妖魔も神仏も異星人も 須くお待ちしております 664. 名無しさん@ピンキー 2008/10/20(月) 23 01 35 ID ZGRra79A ここの住人の心の広さに感動した 665. 名無しさん@ピンキー 2008/10/21(火) 01 31 36 ID A/TzAuES 細かく分けず、いろんな人外さんが蠢くこのスレは まさに憩いの場。 666. 名無しさん@ピンキー 2008/10/21(火) 07 14 55 ID VpTUyPB+ そろそろ鬼ネタとかみてみたい…… 667. 名無しさん@ピンキー 2008/10/22(水) 23 00 43 ID g8qLfx8N なんかキン肉マン読んでたら急にアシュラマンの造型にロマンを感じた。 エロパロにすると有効活用するどころか かえって腕多すぎて邪魔になりそうだけどさ… あれ…腋の下も六個あるんだよな… 668. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 00 39 52 ID 1rmGrda/ コバルトだと思うんだが、人間を食わないと決めた山神に少女が身を差し出すという シチュがあった。 あれは良かった。 669. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 15 06 32 ID pktdXvz/ コバルトって? 670. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 15 41 07 ID ZC5AjRTH コバルト文庫じゃね?少女小説のレーベル 671. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 22 45 53 ID 2O/yHDCB 668みたいな粗筋の本を、中身もあまり見ずに買ったらBLだった…… そんな悲しいことがありました。 672. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 22 59 51 ID nMFGXZd5 コバルトはBLも男女カプもレーベル分けたりしないからな 雑誌のコバルトは購入出来ない 673. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 21 26 39 ID twZJYdyP この手のやつでBLの結構多いよな。 BLだからって毛嫌いすると凄く勿体ないんだが、 だからといって好き好んでみたい物ではないから困る。 674. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 22 37 15 ID OKTZIttv エロパロ板でBL勧められても困る 毛嫌いするもなにも当たりが万に一つもなさそうだし 675. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 22 45 30 ID twZJYdyP 674 いや、だから困ってるんだってw 676. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 23 09 59 ID HDJXQSd+ BLでも、「とりあえずアゴが尖ってて鎖骨が見えて棒のように細長ければいいや」みたいなテンプレ腐的美形でなく ふわふわやわこいケモショタやら、ぷにぷに丸っこいぽちゃケモやら、 ガチとは言わずともそれなりに筋肉の付いたオスケモやらの絡みがあればなー。 腐ってのはあんなワンパターンな外見だけでよく満足できるなと思うよ。 677. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 00 03 03 ID 3uYQais4 いや…その… まさにお前こそがその腐なんだが 678. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 00 06 00 ID mYnwmvDB 667 以前FF5のギルガメッシュのエロパロで そんな造型のを読んだ気がしてHDをサルベージしたんだが 見つからなかったぜ…… 679. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 02 31 54 ID PV/7tI9y 678 ああん、惜しい! 680. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 11 41 10 ID fohx3Sgw 674 毛嫌いするもなにも当たりが万に一つもなさそうだし 決して勧める訳じゃないが、BLは以外と人外×人間あるぞ。 BLの時点でもう人の道踏み外してるから、逆に人外出しやすいのかな。 でも、あれが普通に男女の絡みだったらいいのにと思うと本当にイライラする。 片方を女に脳内変換できればいいのかもしれんが、俺には絶対無理だ……。 681. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 14 12 40 ID VfUc/ICZ BLで人外って人間に猫耳生やしただけとか美形悪魔とかそんなイメージがあるな っつーかこれは漫画とかラノベとかオタ向けジャンル全般に言えることだけど 人外×人間と聞いてハァハァしながら探してみたら、人外が人間顔でがっかりすることがちょくちょくある 682. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 14 12 41 ID SPOXt887 受けを男装の麗人にすればいいんですねわかります^^ ってなにこのすれ 683. ※女体化注意 2008/10/25(土) 15 16 06 ID z8PBwMCW 今肉スレ落ちてるからここで呟いてみる。 にょた要素あるので改行。 一応突っ張ってはいても、王族出身で箱入り娘として育てられてきた♀アシュラが 将軍の下に仕えてはじめて処女喪失し、 快楽刷り込まれて地獄六騎士の同僚相手に 三面六臂を大いに有効活用して乱交しまくったり あげく乗り気じゃないサンシャインに乗っかって逆レイプしちゃうような 淫乱に育て上げられる話が見たいぜ… 超人も人外といっちゃ人外だよな… 684. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 17 44 14 ID aHiRblI+ 一字一句同意 人間顔の人外はイラネ 685. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 18 20 44 ID PV/7tI9y 見た目ものすごい醜悪もしくは怖い。 そんな怪物が、かわゆいおにゃのこと 仲良くしたりラブラブしてるのが良いんです。 686. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 18 46 06 ID C7sDp49E 681 人外といいつつ美形人顔でどこが人外?っての大杉だよな。 鬼とかなら仕方ないが、獣人とかもっと獣人らしくしろよと思う。 勿論BLもそうなんだが、マジ人外も結構あったりするから困る。 でかいドラゴンにやられたり、狼男をやってしまったり、これが普通に男女だったらと思うと本当にもう……。 でかいドラゴンにやられる女とか、男が狼女をやるとかならバッチコイだろ?。 なんか俺、BL擁護必死みたいになってるな。 決してそうじゃなくて、そういうシチュでBLじゃない男女のを望んでるんだが……。 いい加減叩かれそうなので止めるよ。BL寄りな話してスマンかった。 687. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 18 54 23 ID PV/7tI9y 686 言いたいことはわかるよ。大丈夫だよ。 688. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 19 09 55 ID RNO+bwLK 美形人顔はマジ勘弁 鬼ならいいとか、そういう問題じゃない 689. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 22 29 27 ID PV/7tI9y http //www.nissan.co.jp/NEWS/CM/index.html#/MK_012/LARGE/ 日産クロスライダーのCMが、人外スキーの心をかなりくすぐるんだ。 一応、巨大ロボだから、人外の範疇だよね。 最後のほう、子供と戯れてて、和みますぞ。 690. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 22 34 43 ID ZdHS4UmN あれお父さんが操縦しててすごいだろー!って自慢しようと思ったら 子供が興味もってるのは隣の車だったっていうアレですねw 691. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 00 18 20 ID 8tacIjgF 当たり外れのある少女向け小説より とりあえずエロは完備のジュブナイルポルノ 魔物×ヒロインとか多いぞ ナポレオン文庫には良くお世話になったもんだ 692. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 02 23 14 ID OJyHJ317 689 人が動かしてる設定っぽいからスレチかも 693. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 11 41 32 ID nHnBPjul 朝目新聞の「ルドルフとイッパイアッテナ」……やべぇ 強面のアッテナとアッテナ萌えの日野さん……よすぎるっ ttp //asame2.web.infoseek.co.jp/ipatn.html 694. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 14 23 27 ID TZlDXI9X 人間顔の人外好きでごめんなさい。…なんて言う訳がない。 このスレは一応人外側全般だから、好きな人も普通にいるだろ。 前に獣耳ついただけの獣人作品も投下されたはず。 あまりそういうことは言わないほうがいいと思うぞ。 695. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 18 08 43 ID YiMv/8Al まあここは人外系が乱立しているのに立てた重複っぽいスレだからな 差別化を図るためにも先鋭化する必要があるんだよ 人間以外の娘スレが人間顔担当だと思うし 696. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 18 34 43 ID Cd1nwiBA なんでもありのごっちゃ人外パラダイスって 位置というか、雰囲気が好きだよ、このスレ。 どうでもいいけど、イメージ的に、 女→顔人間、身体モンスター 男→全体的にモンスター です。 697. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 22 48 36 ID nHnBPjul 695 そんなことしたらまた住人減っちゃうと思うよ; このスレの良さは 696 が言う通り守備範囲の広さだと思うし。 他のスレは先鋭すぎて目当ての作品が投下されないことがほとんどだし。 全体的にモンスターで心が乙女でも全然おk。な漏れガイル。 698. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 23 42 53 ID fH3yZhnS ロボや鎧と女の子の絡みが見られるところは滅多に無いんで このスレは本当にありがたい。まさに楽園 そんな俺は雪風とかZ.O.Eとかゼノグラとかジェイデッカーが大好きです 699. 名無しさん@ピンキー 2008/10/27(月) 00 20 24 ID z8cd3K2g ZOEって、あの巨大ロボ乙女のドロシーちゃん? 700. 名無しさん@ピンキー 2008/10/27(月) 00 36 17 ID +aOt9WrL 俺はソウルクレイドルのダネットだな 上半身は牛角と耳以外人間だが、脛は毛皮ボーボーで蹄つきとかたまらん ←・→ 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972
https://w.atwiki.jp/seriale/pages/37.html
人外少女学園?が先立った、という認識がどうやら一般的 意図的、或いはうっかりで人外学園等の派生が見られる 「初等部?」等の記述がなされる事から小中高一貫の施設形態ではないかと言う事が想像される その特殊なニッチを考えればそうであるのが自然ではないだろうか 因みに我等がヒーロー(多分職業的な意味で)タガメ先生の漫画「きらきら☆人外学園?」での人外学園は「少女」の名前が無い点からも共学制である事が分かる 後にその旨を追認する発言が確認されている 各人物については 人外少女学園 Wiki に詳しい 内容は追って更新します。気長にお待ちください--編集者
https://w.atwiki.jp/monsters/pages/95.html
人外×人間でハァハァするスレ 901-972 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972 901.名無しさん@ピンキー2009/01/06(火) 19 49 51 ID xWUyWLSi 最近レジェンズに目覚めた というか萌えなおしたというか シロンとハルカせんせーとかランシーンとハルカせんせーとか 902.名無しさん@ピンキー2009/01/09(金) 23 40 32 ID yGj2cBL9 901 レジェンズは人も人外もいいキャラだらけだよな。 俺はシュウ←アンナが一番好きだ。 903.名無しさん@ピンキー2009/01/10(土) 04 40 55 ID ixJuwc8X 恐竜×人が好きな人にジャバウォッキーをおすすめしたい。 web連載で覗けるし、ヒロインがエロ可愛いし、 恐竜もハードボイルド可愛いんだぜ。 しかし母体の本誌が休刊するのでどこに行くかわからんのがな…。 ついでに竜人×人おいときますね、ちょっと長くなった、すいません。 女性上位なので、人×竜かもしれない。 駄目な人はスルーお願いします。 904.竜と肉食獣12009/01/10(土) 04 42 28 ID ixJuwc8X どこまでも抜けるような青空の一部を切り取ったかのような真っ青な旗が風にはためく。 青地には白と赤で鎧の騎士と、彼に従う機械種の意匠が縫いこまれ、見る者の胸を勇壮に かきたてた。 俺が所属する機殻騎士団の戦旗だ。 その旗の下、機殻鎧を纏った新兵達が陽光に剣を煌かせながら、一心不乱に統制訓練を 続けていた。教官の俺の指示の元、一糸狂わぬマスゲームを長時間演じるのだ。ただでさ え心身に負担のかかる機殻鎧を装着し、神経をすり減らして長時間動いた結果、新兵達は 最後には疲労困憊で剣も振るえないような状態になる。 一人が膝を落とし、ゲェゲェと吐き出した。 「錬兵所の土をゲロで汚すとは見下げ果てた軟弱野郎だな!!右隣!連れて行け!!」 俺が怒鳴ると、崩れ落ちそうになっていた兵士の右に立っていた兵士が、慌てて敬礼し て仲間を医務室まで引きずっていった。別段サディスティックな趣味に走っているわけで はなく、これはひとつの通過儀礼だった。騎士となるからには装着に負担の大きい機殻鎧 を長時間つけての行動も多くなる。自分の活動限界を身体に覚えこませ、ついでに活動限 界を超えるとどうなるか教えるのが主な目的である。俺も新兵のころにはよく教官にゲロ を吐いて倒れるまでしごかれたと教えてやれば彼らの溜飲も少しは下がるかもしれない。 訓練は夕刻まで続けられ、そのころにはほとんどの兵士が倒れ、呻き、地に伏していた。 一日中つけていられた者がいただけでも大したものだが、これから彼らは厳しい訓練の元、 さらに長い活動時間を得なければならない。地獄はこれからだ。彼らに幸あれ。 錬兵所を後にすると、離れた高台で見学していた友人が軽く手を上げてきた。 我が国では、高位貴族の長子は教育の一環として全員一度徴兵され、軍に放り込まれる。 厳しい訓練に耐え、忍耐力を養い、戦場を卓上ではなく、膚で感じさせ、学習させる為だ。 かつての同僚で今は故郷に戻り、領主として勤めている友は、薄い唇を吊り上げてニヤ リと笑った。 「お前も立派になったもんだな、アルトグラーツェ。お前がゲロ吐いた時には、私が医務 室まで引き摺っていったもんだが」 「頼むからひよっこ共の前でそんな事言うなよロスヴィート。教官の面目丸つぶれだ」 薄く笑いながら、友は軽く伸びをして、空を仰いだ。薄紫のヴェールが夕日の上にふん わりとかかって、宵闇が静かに降りてくるのを、俺も友も眺めていた。 「ふん、どうせ教官もあと数ヶ月で辞めるんだろうが。潰れる面目なぞ無い癖にな」 「耳が早いな」 「……軍に戻ると聞いたぞ。それも、緑鉤隊に入ると」 「おい、誰に聞いた?まだ正式な辞令はどこからも出てないはずだが」 友は黒髪を風に靡かせて、俺の前を足早に歩き出した。 紺の軍装の背に揺れる長い鴉の羽のようなその髪を見ながら、俺は慌てて追いかけた。 城の周り、貯水池がいくつも設置された外回廊を走る俺達の姿が水に映る。 905.竜と肉食獣22009/01/10(土) 04 43 05 ID ixJuwc8X 「おい、ロス!何怒ってんだお前」 「そんなに死にたいのか」 「え?」 振り返った友の、紅玉のような赤い目が怒りでつりあがっていた。 「お前はつくづく度し難い馬鹿だよ、アルトグラーツェ・イェラ・ドラゴニアン!!まだ 復讐に燃えてるとはどこまで根暗で粘着質で陰険な馬鹿竜なんだ!!」 「ロ、ロス」 「煩い黙れ、そこまで死にたいなら今ここで私が叩き切ってやる、さあ首を出せ」 「あの」 「黙れと言ったのが聞こえないのか?腐れ脳が溶け落ちたか?その一つしか残ってない眼 球を抉り出したらそこからスライムみたいに流れ落ちるのか?なあ本当に一回死んでみな いか。馬鹿が死んで治るか試してみる価値はあると思うんだがな」 目が据わった状態で捲くし立てる友につめよられ、胸倉をつかまれて俺は黙るしかなか った。 俺の一族はかつてこの国で一番数の少なかった竜種ではあったが、俺が幼体の時、数人 を残して一切が居なくなった。領地で発掘された、古代機械種『アバドン』に領地ごと喰 われたのだ。首都で竜種に義務付けられた予防接種と固体管理の為の登録に連れて行かれ ていた俺と、付き添いで着ていた数名の供だけが生き残り、かつての領地は第一種危険指 定地域として封じられた。 今も厳重な結界で覆われた領地には、『アバドン』がのうのうと眠りについている。 緑鉤隊は機殻騎士団の中でも、特に凶暴な機械種を愛馬とし、危険生物排除を主な任と する部隊だった。各隊一番の手練れが集まる隊でもあったが、重症率、死亡率も群を抜い ていた。 その緑鉤隊についに『アバドン』討伐の命がかかると聞いたのは、去年。戦場で追った いくつかの傷、片目や吹っ飛ばされた両足の為、一線を退いて教官として新兵訓練を仕事 としていた俺は、現場復帰を願い出た。失った両足は下位機械種の移植で補っていたが、 今回の現場復帰の為、より攻撃に即した上位種を移植しなおした。癒着していた部位を 切り取っての移植に多くの苦痛はあったが、現場に復帰できるなら俺は半身だって差し出 しただろう。 「あの化物を葬れるなら、俺は何を失ってもいい」 俺は呟いた。 「奴を倒しても何も戻ってこないのはわかっている。わかっているが……」 俺は自分の手を見た。青緑色の鱗が、薄闇の中で光った。 同族達の踊り。青緑が、皆が踊るたびに光の中でキラキラと揺れて、陽気に尻尾を、鉤 爪を打ち鳴らす音が聞こえて、その中で若い父と母が回って、互いの尻尾を巻きつけて幸 せそうに笑った。そして、俺の方を振り向いて呼びかけるのだ。おいで、愛し児よ、と。 この光景だけは、どうしても忘れることができなかった。 青緑色の鱗の光。もう、その鱗を持つものは、俺と老齢の家人数名しか残っていない。 「俺は、どうしてもあの光景に報いたかったんだ。意味がないとわかっていても、な……」 「よし死ね」 正面から、ぶん殴られた。 お手本のような完全なストレートだった。体重の乗りも申し分ない。かなりの身長差、 体重差があるのに、友はストレートを叩き込んだ後、間髪入れずに足払いまで入れて2m超 えの俺を地面に殴り倒す事に難なく成功した。 そのまま馬乗りに飛び乗られ、胸倉を掴んで抱き起こされると、さらに何発か殴られた。 軍隊仕込みのマーシャルアーツは、対格差のある相手にも有効である。新兵諸君にも是非 見せてやりたい光景だ、極めりゃ150ちょっとしかない人間の女でも、2m超えの竜種をボ コれるってな。 906.竜と肉食獣32009/01/10(土) 04 48 04 ID ixJuwc8X 「ちょッ待ッ」 「ああん?聞こえんな!!そんなに一族郎党の仇が取りたきゃ勝手に死ね!! この馬鹿竜!!もう本当に死ね!!生まれてきてごめんなさいと言え!!」 「すいませんでした落ち着いてくださいロスヴィート・ユッカ卿!!俺が悪かったです ごめんなさい!!」 俺はバタバタと尻尾で地面を叩き、降参の意を表明した。これ以上牙を折られてはたま らない。 ロスがペッとツバを吐いた。おい、高位貴族様のやるこっちゃないだろう、これ。お前、 仮にも領主様…。 「何か言ったか?」 「いいえ何も言ってません本当生きててすみません」 俺の血で殺人鬼が使っていたような有様になった白の皮手袋を外すと、ロスは俺の頬に 触れた。 俺の鱗をそっと指先でなぞられ、体が勝手にビクリと震えた。 「なあ、アル。お前が過去に酔うのは勝手だが、嫌だろうがなんだろうがお前は現在に生 きてるんだ。わかるか?後ろしか見てなくても、身体は前にしか進まないんだ。お前の居 場所は、過去じゃない。今なんだよ」 先ほどまで鬼のような顔で俺をボコボコにぶん殴っていたくせに、友は泣きそうな顔で 少し笑って、血まみれの俺の口周りをなぞり、指に付いた血を舐めた。 「一族の仇を取りたいなら取ればいい。でも、取ったところで、今のお前は居場所を得た と喜べるか?仇を取ったと、ご両親の墓前で胸を張って報告できるか?お前は……幸せに なれるのか?」 「ロス……」 「なあ、私じゃ駄目か?お前と初めて会った時から、お前はずっと後ろばっかり向いてた けど、私はお前を見てたよ。なあ、私じゃ居場所にならないか……?」 俺の返り血の飛んだ彼女の頬を、手を伸ばして、少し触った。 柔らかい。俺の鉤爪のついた鱗手じゃ、少し力を込めたら、簡単に刻んでしまえそうだった。 「ロス、俺は……」 「黙れ馬鹿竜」 また胸倉をつかまれて、引き寄せられる。ロスが、俺の口の先に口付けてきた。口をこ じ開けられ、彼女の舌が俺の口内に入ってくる。熱くて柔らかな質量が、俺の牙を舐め、 俺の口端を噛み、思わず答えた俺の舌に絡んできた。 チュクリと粘着質な水音が絡み合う。彼女の甘い味に興奮した俺の股間を、彼女の指が ツツっと撫でた。その指が、ベルトにかかる。 「いや待てッ!ちょ、おま、外だぞここ!というかお前当主がいいのかこんな!!」 「お前の意見なんて誰が聞いた?」 いつの間にかベルトを外され、軍装をひんむかれ、普段はスリットに収まっているはず の俺の性器が立ち上がっている様を、強引に外気に晒された。なんというか、これってレ イプというのではないだろうか。 悲しい男のサガで、若干萎え気味だったそれも、裏筋をなぞられたりとか、カリをひっ かかれたりとか、微妙な強弱でやわやわとされれば元気になってしまうのだ。俺が抗議の 声を上げようとしたら、口先をそのまま上から咥え込まれた。いやらしく人の口周りを嘗 め回して、傷口にまで歯を立てられた。 907.竜と肉食獣42009/01/10(土) 04 50 20 ID ixJuwc8X 「私はもう、決めた、んだ…ッ!んんん……ッお前は…ッ私のものにするって、な…ッ!」 息を荒げたまま、自分もベルトを外し、スラックスを落として、彼女が俺の性器の上に、 軽く自分自身を触れさせてきた。そこは、少し触れただけでもたっぷりと濡れているのが わかった。 彼女が少し腰を落とすと、柔らかな熱い割れ目に、俺自身がどんどんと飲み込まれていった。 「馬鹿な事…ッ本当に何やってるかわかってるのかロス…ッ!」 「お前よりは…よっぽどわかってるよ」 上気した頬を赤らめ、濡れた唇を舐めあげて、肉食獣のように俺の上で友は笑った。 こいつの方がよっぽど獣だ。肉食獣だ。なんてこった。 俺は、肉食獣に喰われちまったんだ。俺は、うめき声をあげて、思わず腰を動かした。 彼女が上で、気持ち良さそうに笑った。 俺達がもみ合っているうちにいつの間にか空には月がかかっていて、月明かりを移す水 面には、押し倒され、ボコられ、顔面血だらけの哀れな眼帯をつけた青緑の竜と、その上 に馬乗りになって竜を犯す小柄な女性の姿が映っていたと思う。俺の両腕は、彼女にかき むしられて鱗がボロボロになっていた。 「アル、アル、アル」 歌うように肉食獣が言う。 「お前はもう、私の竜だよ」 「ロ、ロス……ッ」 その口を夢中で塞ぐ。彼女の甘い味。彼女の狭い口内。その細い腰に犯されて、俺は彼 女の中に何度も絶頂の証を弾けさせた。尻尾が、射精するごとにバタバタと外回廊の床を 叩いていた。 908.竜と肉食獣52009/01/10(土) 04 55 04 ID ixJuwc8X 時間というのは、あっという間に過ぎるもんだ。 俺が新兵にゲロを吐かせたり、訓練で死ぬほどどつき回したりしている間に討伐の準備 はあっという間に整って、俺が教官を辞め、一騎士としてまた戦場に向かう日が来た。俺 の受け持ちのヒヨコ共は、戦場で『アバドン』に喰われて二度と戻ってこないよう願をか けにいった奴もいるという。気持ちはわからんでもないが。 その間、何度かその、まあ色々あったのだが正直言いたくない。 俺が殴り返すとあの小柄な体を粉砕されるのではないかと思うし、あの綺麗な赤い目を 傷つけなくたくないとも思うが、少しは反撃してもよかったんじゃないかと今になって思う。 考えたら、奴はあんな外見でも機殻鎧を一週間は平気で着こなして戦場を飛び回ってい た人間で、機械種を乗り潰した事も数度ではきかないようなタフネスだったのだ。俺が少 々殴ったところでそんなダメージでもなかったんじゃ、と今になって気がつく。 多分アイツの一番のダメージは俺を殴りすぎた拳だろう。 「何を考えてるんだ、そこの馬鹿竜」 「ある肉食獣との戦いについてな」 「ほう、さすができる男は違うな。最危険種討伐を前に、もう別の対決を考えてるとはな」 「誰かさんの教育のおかげで、未来に重きを置ける男になったもんでね」 俺がそう返すと、不意打ちだったのか彼女の白い顔にさっと朱が走った。 俺がささやかな勝利感に浸っていると、今度は彼女が何か思いついたのかニヤリと嫌な 感じで笑いかけてきた。 「そうだな、私との未来もさぞかし楽しみにしてくれているだろうしな。お前が帰ってく るころには卵がいくつ孵化しているか、楽しみにしているといい」 「た」 「た?」 「卵?」 「ああ卵だ」 「いや卵って誰の」 「お前と私の」 「いやだってお前と俺じゃ卵なんてでき」 「アホか、何のために高位貴族の優先遺伝法があると思っている。お前の精子の遺伝子情 報ちょっといじくって、こちらの卵子と掛け合わせて、とっくにいくつも受精卵を作って いるんだが」 「もしかしてお前……」 「腹触るか?パパですよーとか言ってみるか?ん?私に似て、可愛い青緑の竜種の仔だと 思うぞ。まあユッカ家の女は元々色んな種族の配偶者を得るたびに体いじってるからな。 子宮で有精卵育てるのも何人か先達がいるし」 俺はあいた口がふさがらなかった。貴族怖い。超怖い。 「帰ってきたら結婚式だ、盛大にやるから楽しみにしとけよ。ああそうだ、あんまり欠損 部分は作るな、タキシードが合わなくなる」 俺の胸倉を掴んで(もう俺達のキスはこれがスタンダードな形だった)、盛大な音を立 ててキスしてきた俺の肉食獣もとい恋人は、楽しそうに笑った。 「とっとと行って倒してこい、これから忙しくなるんだからな。過去なんか思い出してい られないほど楽しくさせてやる!」 隊の同僚達や、見送りに来ていた新兵達から大きな口笛や冷やかしの声が飛んだ。 俺はこの先一生、彼女に頭があがる気がしない。 909.名無しさん@ピンキー2009/01/10(土) 04 57 03 ID ixJuwc8X 終わり。あんまりエロくなくてすいませんでした。 人外の方がヘタレとか女の方が強いとかバカップルとか大好きです。 910.名無しさん@ピンキー2009/01/10(土) 06 30 59 ID LUdQtkyC GGGGGJJJ!!! ちょwwwヘタレ人外と女の子優位とかモロ好みなんだがwwwww 手加減せずにボッコするロスと遠慮するアルに萌えた。 騎乗位で愛を囁かれながら喰われるとか、、、何という役得。 911.名無しさん@ピンキー2009/01/11(日) 02 27 25 ID TxwCFBu1 これはまさしくGJ! アルの竜人という外見とヘタレという性格のギャップがたまらん! 912.8592009/01/11(日) 17 08 26 ID uAqvBBzN 小柄な女の子に乗っかられる竜人、激しく萌えました。ごちそうさまです。 おかげでエロの創作意欲が湧きましたので、その勢いのままにまた書いてみました。 むしゃくしゃしてやった。後悔していない。ロボ×女性で、ノリは某勇者な感じです。 913.正義の味方とオペレーター 12009/01/11(日) 17 09 28 ID uAqvBBzN 地球は、平和になった。 綾子はぼんやりとテレビを眺めながら、欠伸を噛み殺した。ソファーの上には、地球防衛軍の制服が投げたままだ。 クリーニングが終わったので回収してきたのだが、それをクローゼットに収納しなくてもいいだろうと思ったからだった。 どうせ、明日もまた地球防衛軍に出勤するのだ。着替えることすら億劫になり、帰宅時に着替えたのはジャケットだけだ。 だから綾子は、地球防衛軍のマークが胸ポケットに刺繍されたブラウスと、紺色のタイトスカートを着ているままだった。 三年前、突如として地球に飛来した邪悪な意志を持つ金属生命体、デスロニアンに地球は征服されそうになった。 あらゆる生命の機械化能力を持つデスロニアンは、地球人や地球生物を機械化させ、地球の平和を脅かしていた。 対する地球側も精一杯抵抗したものの、強大な力を持つデスロニアンに全く歯が立たず、されるがままになってしまった。 このまま地球は征服されると思われていたところに現れたのが、正義の金属生命体、メタロニアンの精鋭部隊だった。 彼らの協力を得たことで、地球防衛軍の軍事力は桁違いに跳ね上がり、デスロニアンにも立ち向かえるようになった。 だが、デスロニアンもただやられていたわけではなく、太陽系の惑星全てを機械化させて宇宙を征服しようと企んだ。 当然、メタロニアンと地球防衛軍は全力で戦った。苦戦を強いられたが、ぎりぎりのところで踏ん張って勝利を物にした。 そして、太陽系は滅亡の危機を逃れ、地球も平和を取り戻した。その結果、地球防衛軍の仕事内容が大いに変わった。 地球が平和になったのは結構だし、綾子はそのために地球防衛軍に入隊したのだが、事後処理ばかりでうんざりしていた。 毎週のようにデスロニアンによって様々な都市や遺跡や施設が破壊され、処理が終わる前にまた新たな戦いになった。 そのため、始末書や報告書が毎日のように押し寄せてきて、一通り片付けたと思ったその翌日にはまた山になっていた。 デスロニアンが滅んだことで始末書が増えることはなくなったが、報告書や各方面への手続きはいくらでも残っている。 それを片付けなければならないと思うと、地球防衛軍に出勤するのも億劫になって、制服を取り出したくなくなっていた。 そんなことではいけない、とは思うが、疲れているのは確かだ。こんなことでは、平和を楽しむための休暇すらもらえない。 いっそのこと地球防衛軍を辞めてしまおうか、と綾子は連日の事務仕事による疲労が残る肩を回しながら、考えていた。 「はーい、今出まーす」 宅配便だろうか、それとも勧誘か公共料金か。 綾子はそんなことを考えながら扉を開けた瞬間、予想が全て外れていたことを悟った。 「やあ、綾子君!」 玄関先に立っていたのは、人間大の大きさに体格を縮めたメタロニアン、ブライトウィングだった。 「ブライトウィング隊長…」 思い掛けない来客に綾子が目を丸めると、ブライトウィングはその名の通りの純白の手を差し伸べてきた。 「司令室に問い合わせたら、君は自宅に待機していると聞いたのでね」 「どうして私の家に来たんですか? 用件があるのでしたら、私ではなく本部に直接申し上げて下さい」 綾子が困惑していると、ブライトウィングはいきなり綾子の両手を取った。 「君に用があるんだ、綾子君」 「だから、なんですか」 両手をしっかり握り締められた綾子は、その手の冷たさに身動いだ。メタロニアンは生命体であるが、金属で出来ている。 メタロニアンは生まれながらの戦士であり、金属細胞を伸縮させることも可能で、十数メートル大から人間大まで自由自在だ。 もちろん、変形も可能なら合体の可能で、メタロニアン部隊のリーダーであるブライトウィングは合体形態では中核を成す。 地球防衛軍での地位も高く、オペレーターチームの一員である綾子との接点はない。あったとしても、それは戦闘中ぐらいだ。 そんな彼が、なぜいきなり綾子の自宅を尋ねてくるのだろう。住所は、地球防衛軍の職員名簿を見れば簡単に解ることだが。 「綾子君! 私と合体してくれないか!」 ブライトウィングは綾子に詰め寄り、言い切った。 「…はい?」 914.正義の味方とオペレーター 22009/01/11(日) 17 10 33 ID uAqvBBzN それは、どういう意味での合体だ。綾子はしばらく呆然としていたが、ひとまずブライトウィングを自宅へ引っ張り込んだ。 このまま通路に立っていられては邪魔だし、何より目立つ。それでなくても、メタロニアンは地球を救ったヒーローなのだ。 そんな輩が、女の一人暮らしのマンションの玄関前で変な宣言をしたことを誰かに知られては、面倒なことになってしまう。 それでなくても、目立つ外見の持ち主だ。もう少し常識を弁えてくれ、と思いながら、綾子は純白の翼を持つ戦士を見上げた。 地球の救世主は、爽やかな笑顔を浮かべていた。 そして、綾子は地球の救世主から愛を告白された。 綾子に引っ張られる形でリビングに通されたブライトウィングは、いきなり綾子の両肩を掴んで向かい合うと熱っぽく語った。 あの戦いを切り抜けられたのは地球防衛軍のおかげであり、引いては的確なオペレートを行ってくれた綾子のおかげであると。 激しい戦いの最中であろうとも、通信に入る綾子の声を聞くと力が湧き上がり、事務的であろうとも励まされると戦意が高ぶった。 地球と太陽系を守り抜いたのも、他でもない綾子のためであると。一気に並べ立てられてしまい、綾子はぽかんと口を開けた。 「なんで、私なんですか?」 「綾子君だからだ!」 ブライトウィングは綾子を抱き締めようとしたが、綾子は慌てて彼の胸を押して抗った。 「でっ、でも、私は三十手前ですよ!? それに、顔だって地味だし、体型だって大したことないし、司令室でも空気って言うか!」 「私に好かれては困るのか?」 ブライトウィングは金属の指で綾子の頬に触れ、目線を合わせてきた。その冷たさと距離の近さに、綾子は動転した。 「そうじゃないですけど、でも、私は」 「私は君を愛している。それで良いではないか、綾子君」 「でも…」 ストレートな物言いに綾子が赤面すると、ブライトウィングはぐっと綾子の腰を引き寄せ、距離を一気に埋めてしまった。 急に体に押し付けられた滑らかな装甲の感触に、綾子は驚いて声を上げそうになったが、銀色の唇で塞がれて出せなかった。 頬に触れていた手は後頭部を支え、腰に回されていた手は背中を支えてくる。唇を割って、柔らかな金属の舌が入り込む。 「ん、ふ」 ブライトウィングの舌は、容赦なく綾子の舌に絡んできた。空気を求めて口を開けば更に深め、唇も噛んでくるほどだった。 今までに経験したキスとは、比べ物にならないほど情熱的だ。目を閉じているせいか、相手が異星体であることを忘れそうになる。 こんなことをするのは、何年ぶりだろう。久し振りに感じる感覚に綾子は膝の力が抜けそうになり、思わず彼の装甲に縋っていた。 「綾子君」 綾子の唇を解放したブライトウィングは、息苦しさで頬が上気した綾子を見下ろしてきた。 「地球での戦いで、私は己の正義を見失いかけた。数千万年の間、仲間だと信じていた部下に裏切られただけでなく、 デスロニアンに戻ったナイトブレードを殺す以外の選択肢を見つけることが出来なかった。他にも、良い手段があったはずだと今でも思う。 だが、彼を殺さなければ、基地が襲撃されていたのだ。その時に真っ先に考えたのが、ナイトブレードに対する戸惑いでもなければ 地球防衛軍に対する不安でもなく、君を失う恐怖だった。地球防衛軍と共に戦い始めた時から、君は私を見守ってくれていた。 それが、どれほど私の力になっただろう。君がいなければ、私はきっと戦い抜くことは出来なかっただろう」 「そんな、大袈裟な」 「君は君自身の魅力に気付いていないだけだ。それに最初に気付くことが出来た私は、宇宙で最も幸福だ」 「う…」 歯の浮きまくった文句に綾子がますます赤面すると、ブライトウィングは綾子を横抱きに持ち上げた。 「綾子君の存在は、常に私の心を満たしてくれた。だから、今度は私が綾子君を満たしてやりたいのだ」 「え、え、ええええっ!?」 ブライトウィングが寝室へ向けて歩き出したので、綾子はぎょっとした。 915.正義の味方とオペレーター 22009/01/11(日) 17 11 25 ID uAqvBBzN 「満たすって、やっぱり合体ってのはそういう意味だったの!? ていうかなんでうちの間取り知ってんのよ!?」 「君を知るために、君に関する情報を全て収集したからな。私が知らないことは何もない」 「さらっととんでもないこと言ってるしー!」 綾子は敬語を使うことも忘れて喚き、彼の手中から逃れようと身を捩ったが、メタロニアンの腕力に敵うはずもなかった。 そのまま寝室に連れ込まれた綾子は、ベッドの上に投げ出された。ブライトウィングはカーテンを引いてから、近付いてきた。 下手に抵抗しない方が身のためかもしれない。そう思いながら、綾子はベッドの上に膝を付いて乗ってきた戦士を見上げた。 意外なことに、スプリングは悲鳴を上げなかった。体格は変化させられても、彼自身の質量はほとんど変わらないはずなのだが。 体が妙に軽くなっているので、重力を操って比重を軽くしているのだろう。メタロニアンにとっては、それぐらい簡単な芸当だ。 そうでもしなければ、こんなシングルベッドなど一発で壊れているはずだ。ブライトウィングなりに気を遣ってくれているらしい。 「えっと、本当にやるんですか?」 「様々な情報を得て検証した結果、出来ないことはないという結論に至ったのだ。だから、私は君と一つになれる」 「ですけど、それって私の方がとんでもなく痛いんじゃ…」 綾子は、タイトスカートの下で太股を閉じた。メタロニアンが合体に使うジョイントは、角張っていて尖っているものばかりだ。 あんなものを入れられたら、間違いなく死ぬ。綾子が身を硬くすると、ブライトウィングは柔らかな手付きで綾子を撫でてきた。 「大丈夫だ。私を信じてくれ」 綾子は目を上げ、真正面から彼と向かい合った。ブライトウィングは滑らかな白銀の顔を、珍しく緊張で強張らせていた。 どれほど難しい作戦であろうと、過酷な戦闘であろうと、不利な状況であろうと、決して表情を崩さなかった戦士だというのに。 サファイヤブルーの光を放つ瞳も、どことなく不安げだった。綾子に触れている手も、出来る限り力を抜いているようだった。 それに気付くと、なんだか可笑しくなってきた。綾子が小さく吹き出すと、ブライトウィングは気恥ずかしげに顔を逸らした。 「なぜ笑うんだ、綾子君」 「いいえ、別に」 綾子は笑みを抑えて、ブライトウィングを真下から見上げた。白亜の戦士を至近距離で目にするのは、初めてかもしれない。 背中には流線形の翼が一対生え、銀色のブースターが両脚部と腕に備わり、胸部には戦闘機の機首が収納されている。 頭部の両脇には翼を思わせる平べったいアンテナが伸びていて、女性的に思えるほど整った銀色の美しい顔を挟んでいた。 改めて眺めると、戦うために生まれた生命体にしては洗練されすぎている外見だ。腕も足も、他の戦士達に比べれば華奢だ。 それなのに、誰よりも強い。デスロニアンのリーダーであり最強の金属生命体、サルドニュクスを追い詰め、倒したのだから。 だが、今、その手は綾子に怖々と触れている。戦闘時の勇ましさと今の気弱さのギャップに、綾子は心が動かされてしまった。 ブライトウィングのことを、可愛いと思ってしまった。格好良いと思ったことはあったが、そんなことを思ったのは初めてだった。 「合体、してもいいですよ。でも、痛くしないで下さいね」 綾子が照れながら返すと、ブライトウィングは至極真面目に頷いた。 「メタロニアンの誇りに掛けて」 それはこんなことに掛ける誇りじゃないだろう。綾子はそう突っ込みたかったが、彼の決心をへし折るのは憚られた。 なので、体の力を抜き、閉めていた太股も緩めた。実のところ、綾子も長らく御無沙汰だったので、したい気分になっていた。 過去に付き合っていた男はいたが、あまり長続きしなかった。地球防衛軍に入隊してからは、尚更男っ気がなくなった。 自分で処理するのは楽だが、刺激が足りなくて結局欲求は溜まっていく。だが、それを受け止めてくれる相手などいなかった。 戸惑いはまだ消えていなかったが、好都合と言えば好都合だった。この際、彼が異星体であることなど気にしていられない。 916.正義の味方とオペレーター 42009/01/11(日) 17 13 20 ID uAqvBBzN 「失礼する」 ブライトウィングは綾子のブラウスのボタンを丁寧に外し、前を開いた。白いブラジャーに包まれた乳房が、さらけ出された。 大きすぎず小さすぎず、標準的なサイズだ。ブライトウィングは食い入るように見つめるので、綾子は無性に恥ずかしくなった。 他人に肌を見られるのは初めてではないが、そこまで凝視されたことはないので、少年を相手にしているような気分になる。 実際、似たようなものかもしれない。数千万年もデスロニアンと戦い続けてきたメタロニアンは、戦うこと以外知らない種族だ。 だから、彼が異性に好意を抱くのも、体を求めるのも初めてのことに違いない。そう思うと、ますます彼が微笑ましくなってきた。 「んっ」 綾子はブライトウィングを引き寄せると、荒っぽく唇を重ねた。思わぬことに動揺したのか、背部で白い翼が立ち上がった。 綾子の唾液がまだ残っている彼の舌を吸い、舐め、唇を噛む。銀色の首筋や頬にもキスを落とし、抱き寄せて隙間を埋める。 ブライトウィングの胸部装甲に圧迫され、乳房が潰れる。ブライトウィングは肩を強張らせていたが、綾子に腕を回してきた。 冷ややかな手が腰に回され、太股に降りていく。人間よりも一回り大きく、硬い手は、タイトスカートの中に滑り込んできた。 しばらく太股を撫で回していたが、タイトスカートを引き摺り上げた。ストッキングに包まれた足と、その下の下着が露わになる。 ブラジャーと揃いの、白のレースだった。ブライトウィングは息を荒げる綾子から顔を離すと、ストッキング越しに股間をなぞった。 だが、やはり手付きは頼りなかった。ある程度知識はあるようだったが、実戦経験がないので力加減が解らないのだろう。 「隊長」 綾子が声を掛けると、ブライトウィングは手を止めた。 「すまない、何かしくじったか」 「いえ、そうじゃありません。よろしければ、オペレートしますけど?」 「だが、それは」 「失敗されて痛い目を見るのは嫌ですし、隊長としても良いのではないでしょうか」 「そう…だな」 ブライトウィングは若干言葉を濁したが、承諾した。 「では、続きをお願いしますね。指示は私から出しますので」 「了解した」 ブライトウィングは綾子の股間に指を伸ばしたが、勢い余ってストッキングの内股に伝線が走ってしまった。 「あ…」 綾子がそれを見下ろすと、ブライトウィングは気まずげに身を引いた。 「すまない」 「いいですよ、これ、安物ですし。なんだったら、裂いちゃってもいいですけど」 「だ、だが、それでは、なんというか、その」 「エロ過ぎるとでも?」 「まあ…そういうことだ」 口籠もったブライトウィングに、綾子は笑みを零し、ストッキングの内股に爪を立てて引き裂いた。 「じゃ、これならどうでしょう」 「うおおっ!?」 綾子の行動に戸惑ったブライトウィングは変な声を上げて仰け反ったので、綾子は股の部分だけを引き裂き、穴を開けた。 「そんなにアブノーマルでもないと思いますけどね、これぐらい」 「いや、だが、しかし…」 「なんだったら、御自分でやってみます?」 綾子は腰を上げてタイトスカートのホックとファスナーを外し、腰から脱いだ。そして、それをベッドの脇に投げ捨てた。 917.正義の味方とオペレーター 52009/01/11(日) 17 14 52 ID uAqvBBzN 「だが…」 躊躇いを見せるブライトウィングに、綾子は苦笑した。 「自分から私のことを押し倒しておいたくせに、今更照れることもないと思いますけど」 「まあ、それはそうなのだが」 「ストッキングは消耗品なので、気にしないでもいいですよ。パンツは裂かれたら困りますけどね。結構高かったので」 「では、いいのだな?」 「だから、最初からそう言っているじゃないですか」 「ならば、遠慮なく行かせてもらおう」 ブライトウィングはいやに真面目な顔をして、綾子が股の部分だけを裂いたストッキングの切れ目を引っ張り、引き裂いた。 びちびちと繊維が千切れていき、楕円形の穴が大きく広がると、濃いベージュの生地の間から色白で柔らかな肌が現れた。 ブライトウィングは指先で綾子の素肌に触れ、確かめるように揉んでいたが、するりと手を上げてふくよかな尻を掴んできた。 「こちらも良いのだな?」 「だから、良いって言ってるじゃないですか」 綾子は彼の初々しさが微笑ましくて、自分の方が年上のように錯覚した。実年齢は、彼の方が何百倍も上なのだが。 「そっちだけじゃなくて、胸の方もお願いします。私、下よりも上を触られた方がいいんですよ」 「そうか、解った」 ブライトウィングは素直に尻から手を外すと綾子のブラジャーをずり上げ、二つの丸い膨らみを曝した。そして、両手で掴んできた。 これもまた怖々と触れていたが、揉みしだくうちに遠慮がなくなってきて、綾子の乳房が変形するほど強く握り締めるようになった。 刺激に反応して強張った乳首を指先で弾き、押し、ねぶる。愛撫していると言うよりも、好奇心のままに遊んでいる感じだった。 それでも、綾子にとっては悪くなかった。最初はそれほど感じていなかったが、乳房を弄ばれるうちに体の芯が徐々に熱してきた。 そのうち、声が出てしまった。首筋に顔を埋めるブライトウィングに腕を回した綾子は、込み上がる甘い感覚に煽られて喘いだ。 「あぁん」 「これが良いのか、綾子君?」 「はい。でも、下もいじってもらわないと、入れられないと思います」 「解った」 ブライトウィングの手が乳房から外れ、股間に向かった。破れたストッキングの隙間から、薄いレース生地をついっと撫でた。 徹底した胸への愛撫のおかげか、綾子の陰部は湿り気を帯びていた。硬くなりつつあった肉芽が金属の指に押され、潰された。 「ひゃうあっ」 「地球人女性の肉体の中でも、この部分が特に鋭敏だという情報は正しかったようだな」 「はい、そう、ですぅ。だからぁ、もっとぉっ」 「解った。綾子君が良いのなら、このまま続けよう」 「んあぁあっ」 人間の指よりも硬い指は、綾子の尖ったクリトリスを容赦なく責め立ててきた。胸も弱いが、ここを責められるともっと弱い。 自分で処理する時も、中に挿入するよりもこちらだけで済ませてしまう場合が多い。いつのまにか、股間の布地が変色していた。 ブライトウィングはそれに気付き、布地を横にずらした。火照った陰部は愛液に潤っており、一筋、とろりとシーツに零れた。 「あ…」 こんなに濡れるのは久々だ。溜まりすぎていたのかもしれない。綾子が恥じらうと、ブライトウィングは愛液を指になすり付けた。 そして、それをずぶりと陰部に押し込んできた。綾子の体温ですっかり温まっていた硬い指は、水音を立てながら飲み込まれる。 「あ、あっ、あぁ、ああ!」 そのまま、奥まで差し込まれた。高ぶりすぎて痛覚が鈍ってしまったのか、思ったほど痛みは感じなかった。 918.正義の味方とオペレーター 62009/01/11(日) 17 15 47 ID uAqvBBzN 「これで、良かったのだな」 ブライトウィングは綾子に顔を寄せ、囁いた。綾子は息を弾ませながら、頷いた。 「は、い」 ずちゅ、と指が引き抜かれ、愛液の雫が落ちた。綾子はそれを少し残念に思ったが、これはまだ慣らしの段階なのだ。 本番に至る前に達してしまうのは、あまり好ましくない。綾子はブライトウィングと唇を重ねてから、彼の体に手を滑らせた。 滑らかな装甲を伝った手が辿り着いた先は、股関節だった。ブライトウィングは慌てたが、抵抗せずに綾子を受け入れた。 綾子はブライトウィングの股関節を覆う装甲の間に指を滑り込ませ、若干閉じ気味だった股を開かせてから、手を進めた。 ブライトウィングは腰を落とし、唇を引き締めた。綾子は人間の男に対することと同じように、その角張った股間を撫で上げた。 「う、く…」 ブライトウィングが声を殺したので、綾子は目を丸めた。 「ちゃんと感じるんですか? てっきり、何も感じないのかと」 「少し、手を加えたのだ。君を満たすためには、私もそれなりのことをしなければならないからな」 「でも、メタロニアンは男女間での繁殖を行わない種族じゃありませんでしたっけ?」 「そうだ。だからこそ、私はあらゆる情報を集め、多少の改造を施したのだ。綾子君と合体するために」 「…何もそこまでしなくても」 「私もそう思ったのだが、抑えきれなくなったのだ。だが、改造を施したのは戦いを終えた後だ。安心してくれ」 「そうでなかったら困りますよ、色んな意味で」 綾子は身を起こすと、ブライトウィングの股間に顔を近寄せた。 「あっ、綾子君!」 「大丈夫ですって。これぐらいのこと、慣れていますから」 「良いんだが良くないというか、なんというか」 「あ、でも、ここってどうやって開けるんです? このままじゃ、やろうにもやれませんよ?」 綾子がこんこんと股間を覆う装甲を小突くと、ブライトウィングは弱りながらも腰を下ろし、腰と股間の装甲を解除した。 「外からは開けられないようにしている。そうでもしなければ、メンテナンスの際に見つかってしまうからな」 「でしょうね」 綾子は、ブライトウィングの股間から現れた見慣れぬ装備を見つめた。人間のそれとは違った、真っ直ぐな円筒形だった。 先端は丸く、尿道に似た穴も開いている。手触りは顔の部分のように金属だが柔らかく、これなら突かれても痛くないだろう。 きっと、そこまで考えて彼は造ったのだ。同時に、こんなものを内職しているブライトウィングの姿を考えると可笑しくなってきた。 だが、笑ってしまうと今までのムードが台無しなので我慢した。綾子は丁寧に純白の性器をさすり、根本から舌を這わせた。 人間並みにまともに感じるらしく、ブライトウィングは震えるほど懸命に声を殺し、殺しすぎたせいで背中の翼が上がっていた。 やはり、反応は童貞だ。綾子は上目にブライトウィングを見ていたが、一気に口に含んで締め付けてやると、反応が増した。 「ぐぁっ!」 ブライトウィングが呻いた直後、綾子の喉の奥に熱い液体が爆ぜた。味はないので、冷却水だったらしい。 「すまん…」 呆気なく達してしまった自分が情けなくなり、ブライトウィングは項垂れた。綾子は顔を上げると、唾に汚れた口元を拭った。 「気にしないで下さい。出しても硬いままなんですから、大丈夫ですよ。私の方が乾かないうちに、次に行きましょう」 「あ、ああ」 ブライトウィングは気を取り直し、綾子を横たわらせた。まだ情けない顔をしていたので、綾子はブライトウィングを抱き寄せた。 その際に腰に足を巻き付けて、綾子の唾液がまとわりついた彼の性器に陰部を押し当て、ぬるぬると前後させて擦り合わせた。 それを続けながら、またキスをした。すると、性欲が情けなさに勝ったらしく、ブライトウィングの方から急にのし掛かってきた。 腰に絡んでいた綾子の足を外すと広げさせ、濡れた下着をずらして性器の先端を陰部にあてがい、そのまま一気に押し込んできた。 919.正義の味方とオペレーター 72009/01/11(日) 17 16 20 ID uAqvBBzN 「そんなぁ、たい、ちょおっ」 いきなり奥まで届いた異物の重みに、綾子は胸を反らした。ブライトウィングは綾子の腰を掴み、前後に激しく動かした。 「現状を報告してくれ、綾子君!」 「隊長のぉ、太くて硬いのがぁ、私の奥に届いてますぅ!」 「もっと、もっとだ! 私は君の声が聞きたいんだ!」 「が、合体、してますぅ! ジョイントに異常なし、テンション安定、出力増大ぃ、エネルギー値臨界点んんん!」 「そのまま突破してしまえ! 命令だ!」 「されなくたって、しちゃいますぅ! だって、こんなに責められちゃったら、私、私ぃ」 「愛しているぞ、綾子君!」 ブライトウィングの力強い宣言と同時に、一際深く突かれ、綾子は快感の奔流に貫かれた。 「私も愛しちゃいますぅっ!」 綾子は大きく仰け反り、両足をぴんと突っ張った。結合部分からは白濁した愛液と共に、熱い冷却水が流れ出してきた。 全身を上気させた綾子が息を荒げていると、ブライトウィングもまた肩を上下させていて、関節から勢い良く蒸気を噴出させた。 勢い余って言ってしまったセリフを少しばかり後悔しつつも、綾子は甘ったるい疲労に身を委ね、女の悦びに打ち震えていた。 ブライトウィングは綾子の胎内から性器を引き抜くと、愛液の糸が弓形に伸び、途切れた。シーツには、また新たな雫が落ちた。 「綾子君…」 ブライトウィングは綾子の乱れた髪を撫で付け、満足げに頬を緩めた。 「結婚しよう」 「え…?」 達した余韻が抜けないまま、綾子が目を上げると、ブライトウィングは綾子の両手を握ってきた。 「私は君を愛している。ならば、書類の上でも合体しなくては」 「え、でも、隊長は異星体じゃないですか。戸籍もありませんし、それ以前にメタロニアンはまだ兵器扱いで…」 「私達メタロニアンは地球の平和を守り抜いたのだ、出来ないことはない」 「もしかして、地球の救世主の立場を利用して国連を揺さぶったんですか? でもって、かなり無茶な法案を通させたんですか?」 「そうとも言うな」 「なんてことしてんですか、あなたは」 「それも君を愛するが故だ、綾子君。いや、綾子」 「あなたって人は…」 ブライトウィングの隊長らしからぬ職権乱用ぶりに綾子が呆れるも、彼は笑みを崩さなかった。 「ブライトと呼びたまえ」 「いきなり調子に乗りすぎなんですけど。五分前まであんなに初々しかったのに、なんですかこの変貌ぶりは」 「それぐらいの状況適応能力がなければ、リーダーなど務まらないからだ」 「筋が通っているようで全く通っていないんですけど」 「愛さえあれば、どんなことでも出来る。私にそれを教えてくれたのは、他でもない綾子ではないか」 「そういえば、最終決戦の時にそんなことを言ったような気がしますけど、でもあれは物の弾みというやつで」 綾子は更に言い返そうとしたが、ブライトウィングの得意げな笑みを見、口を閉じた。これでは、言い返すだけ無駄だろう。 どんな切っ掛けでブライトウィングに気に入られたのかは解らないが、そこまで徹底されてしまってはやり返しようがない。 綾子はブラウスの前を掻き合わせ、身を起こした。ブライトウィングをとりあえず一発小突いてから、肩装甲に頭を預けた。 ブライトウィングの腕が肩に回され、抱き寄せられる。綾子はブライトウィングの冷たさと、その奥のエンジンの熱を肌に感じた。 セックスの余韻とは違った高ぶりもまた、感じていた。面と向かって好きだと言われてしまったら、彼を意識しないわけがない。 結婚するか否かは答えられないが、とりあえず付き合ってみよう。どんなことがあっても、綾子を守ってくれるのは間違いない。 誰よりも強い、戦士なのだから。 920.8592009/01/11(日) 17 21 26 ID uAqvBBzN 以上です。また通し番号間違えました。毎度ながらテンパりすぎでごめんなさい。 ロボの方も感じられたら良いよなぁ、と思ったらTFと勇者の中間みたいなのになりました。 921.名無しさん@ピンキー2009/01/11(日) 21 15 23 ID hxVSQD9f GJ!隊長格好良いよ隊長 922.名無しさん@ピンキー2009/01/11(日) 21 54 49 ID WSt8Mk/i ヒーローらしく少しキザでかなり真っ直ぐだな隊長wwwGJ! 923.名無しさん@ピンキー2009/01/11(日) 21 55 44 ID 34+fzW+f この爽やかな正義感あふれる隊長のノリが懐かしすぎる すばらしく楽しめました、GJ! 924.名無しさん@ピンキー2009/01/11(日) 22 54 59 ID 4yMpLF6H むしろ隊長の嫁になりたいGJ 925.名無しさん@ピンキー2009/01/11(日) 23 13 26 ID 00bKpeMz さびなきゃいいけど・・・GJ! 926.名無しさん@ピンキー2009/01/12(月) 15 39 56 ID lGJZfTkf そろそろ次スレが要るとは思うんだがテンプレどうする? 927.名無しさん@ピンキー2009/01/12(月) 20 00 33 ID 0/dUC7mo テンプレ 851に保管庫追加して、関連スレ拾い直してきたよー -------------------------------- 【なんでも】人外と人間でハァハァするスレ【あり】2 モンスターでも異星人でも動物でも植物でも無機物でも! とにかく人外と人間でハァハァ萌え萌えエロエロしようぜ! 人外萌えに定義も貴賤も無し! 保管庫 http //www26.atwiki.jp/monsters/ 前スレ:人外×人間でハァハァするスレ http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206021464/ 関連スレ 擬人化総合SSスレ http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176796139/ 擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十五匹目】 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230747092/ 死神っ娘萌え http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1224584298/ 【妖怪】人間以外の女の子とのお話25【幽霊】 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219453539/ かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その13】 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210258452/ ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α8 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219502527/ 【獣人】亜人の少年少女の絡み8【獣化】 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225275835/ 獣姦だいすき2 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1186650487/ 触手・怪物に犯されるSS 18匹目 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223050134/ 猫耳少女と召使いの物語16 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223515142/ エルフでエロパロ http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199728795/ 928.名無しさん@ピンキー2009/01/12(月) 23 49 51 ID nQ2JSnlw 保管庫見に行ったら、作品の並びとかかなり整頓されてて驚いた。 仕事早ッ!編集お疲れ様でした!! 929.保管庫2009/01/13(火) 11 54 34 ID MhIjKkyF ありがとうございます。お声掛けて頂けると嬉しいです。 テンプレに追加していただいた方もありがたいです。 もうすぐ次スレの季節ですが、次スレでもどうぞよろしくお願いします。 930.名無しさん@ピンキー2009/01/14(水) 20 59 43 ID L+NKXDVJ 927 絵板 http //www2.atpaint.jp/jingai/ 次スレのテンプレにはこれも追加しておいて欲しいかも ところで次スレは 950とかその辺? このスレもあと五キロバイトないってところが微妙だね 929 すげー見やすいです、お疲れ様です! 931.名無しさん@ピンキー2009/01/15(木) 02 21 29 ID 6v2WEyyU 490手前だし立てちゃっても良いんじゃないかな。 実は立てようとしたんだけどね。 932.名無しさん@ピンキー2009/01/15(木) 07 11 23 ID Lvu5+98s スレタイ文字数制限に引っかかったっぽいのでちょっと変えました 【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ2 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1231971015/ 933.名無しさん@ピンキー2009/01/15(木) 19 53 00 ID Lgn+R62G 932 スレ縦乙です 934.名無しさん@ピンキー2009/01/15(木) 23 57 06 ID WH1r2+N8 乙、じゃあこっち埋めるか。 エイリアンVSプレデターのプレデターって良いな。 935.名無しさん@ピンキー2009/01/16(金) 00 20 32 ID zfnOyCET 乙 AVPは良いな。道具の使い方を教えるシーンは萌えた 今期は宇宙をかける少女にメカ×少女の気配を感じた レオパルドと秋葉とかいつきとウルに期待 936.名無しさん@ピンキー2009/01/16(金) 07 28 51 ID 5TLsn0v+ スレ乙です。 まりんとメランだっけ?が心引かれるんだが 鬱がどれほどのものか気になる自分に誰か簡単な解説をくれまいか。 937.名無しさん@ピンキー2009/01/16(金) 09 39 38 ID 0zREpz6q 埋め 次スレこそ温めてるネタを放出したい…! ケモノも爬虫類も頭足類も昆虫も、ロボも人形も妖怪もモンスターもいいよいいよ 938.名無しさん@ピンキー2009/01/16(金) 11 31 57 ID M/4I7Z38 まりメラは確かに究極に鬱シーンが多いアニメだか異種カプ好きには究極に萌えるアニメだ! メランがひたすらまりんを守るのに萌えすぎる。 あれは見て損は無いと思う。 解説じゃなくてすみません 939.名無しさん@ピンキー2009/01/16(金) 13 21 10 ID KG3dHF0/ 是非ともネタをぶちまけて下さい。ええもう思う存分に。 本気で楽しみにしているので。このスレは日々の心の潤いです。 まりメラの鬱シーンは、大体こんな感じ。 ・無実の罪で逮捕される ・八つ当たりで殺されかける ・育ての親が死ぬ ・まりんの住む長屋が放火されて全焼する ・二度も殺されかけた挙げ句、失明する 他にもまだまだあります。でもって、基本的にメランは負傷しまくりです。 絵柄はNHK教育アニメみたいな感じなので余計に精神的に来るんだなぁ、これが。 それでもまりメラは萌えます。メラン超愛してる。 940.名無しさん@ピンキー2009/01/16(金) 15 35 18 ID 5TLsn0v+ 解説ありがとう、ちょっとまりメラ探してくるわ。 魂の兄弟達がそこまで萌え滾るアニメなら見て損はあるまい! それを見て、女の子が異種を犯してる妄想は洗い流して、 次スレは綺麗な体と心で挑むわ! 941.名無しさん@ピンキー2009/01/16(金) 16 47 32 ID O2FMDtYi 940 女の子が異種を犯し それは素晴らしいものだ!やめてはいけない! なので次回は綺麗な心と体に腹にイチモツで挑んで頂きたい。 某牛寺才最作品で幼女がロボにお礼のちゅーをしてた。リアルに叫んだ。 あのシリーズは不意打ちの萌えが多すぎる。 942.名無しさん@ピンキー2009/01/16(金) 23 05 55 ID Gb1gdTzp まりメラが充分素敵な作品なのは知っているけれども、現在進行形のアニメや本の類で人外に萌えられるようなオススメってどんなのがある? 因みに 935の言った「そらかけ」は毎週テレビの前でハアハアして見ていますW 943.名無しさん@ピンキー2009/01/16(金) 23 11 26 ID Gb1gdTzp sage忘れてしまったOTL 944.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 05 35 27 ID Ee1gI5R7 942 pixivいってハァハァするのはだめかい? 萌えシチュがたくさんあって死にそうになったんですが。 (スレ違いだけど猫召スレの関連イラストも色々投稿されてたよ) 945.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 08 46 43 ID CbwBDrKc 人間とモンスターがペア組む系のアニメってなんかないか ポケモンデジモンレジェンズとメジャーどころは見たけど ラブラブがいいよね 946.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 09 26 37 ID KVYx+amm tp //homepage2.nifty.com/shelfwindfall/list/ とりあえずこれを片っ端から見るといいよ! しかしまだこの世の中にはたくさん眠っているはず…。 947.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 10 32 13 ID CbwBDrKc 946 多ッ これリスト見てて思ったんだけど、ソニックのシャドウマリアペアも好きだー 救いないけどさ 948.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 12 18 36 ID plXlXdhD 946 すげー網羅してんなそのサイト パレドゥレーヌまであるとは… 自分はチョコダン2のチョコボシロマペア萌えたのを思い出した 949.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 13 00 31 ID 0eGnodvY おおおこんなに情報が・・・みんなテンクス! ピクシブが新規登録再開したの知らんかったから、まずはそっちに行ってきまつ(^w^) 950.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 14 14 56 ID KVYx+amm 946のとこは随時更新されてるからたまに見るといいよ! あと最近といえばブレイブルーのアラクネとライチかな…。 ムチプリお姉さんと蟲触手で複雑な過去有りとか萌える。 元恋人同士?だったのかな。 951.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 16 10 24 ID YU5vz6ZU 946 世の中にはこんなに異種間カプがあるのか リストには載ってないけど、GBAの牧場物語♀主人公版は河童と結婚できるんだぜ。 子供も産まれるんだぜ… 952.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 17 04 35 ID w5tJl38E ニコの話題ですまないが 946 のリストはニコにある元動画で情報提供すると反映してくれる 動画はニコで異種間恋愛で検索すると出てくる 絢爛舞踏祭ってゲームに、人外のキャラががいくらか出てきた 主人公は男女選べるし、恋愛要素はだいぶ薄いが一応仲良くもなれる しかし肝心なゲーム部分は超微妙な出来だった。はっきり言うとクソゲーの類 953.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 18 24 31 ID Drg6mDax 同じくニコの話題ですまないが、ミクの歌の3DPVが非常に素敵だった メカと幼女だった 954.名無しさん@ピンキー2009/01/19(月) 22 39 10 ID TxRqHKG3 953 観てきちゃっただろ馬鹿! 恋愛話じゃないがプルートゥのノース2号を思い出した 忠実で心優しいロボはいい、とてもいい 955.名無しさん@ピンキー2009/01/19(月) 22 41 04 ID T+IbRotq アイ・ロボットのサニーとか、どうかなあ。 殺人容疑をかけられて 「お父さん(製作者の博士)は、僕をそんなふうに作ったんじゃあない!」 とか憤ってるシーンがあったと思うんだ。 すごいパパ大好きっ子じゃなかったかな。 956.名無しさん@ピンキー2009/01/22(木) 11 41 06 ID ToZFmYtH ヒルトってイシイさんといい感じじゃなかったっけ? 957.名無しさん@ピンキー2009/01/23(金) 02 48 32 ID 1VlNgAef 次スレで話題にあったデモンシード買って読んだらとんでもなく萌えた あそこら時代の映画とか作品って宇宙人×美女とかが何気に多い気がする 958.名無しさん@ピンキー2009/01/25(日) 23 20 42 ID woyRybC7 ほしゅ みんな新スレの前にまずこっちのスレ埋めないか? というわけで取りあえず自分好きな人外×人間の発表タイム。 自分はサモナイクラ2のイグゼルド×エア。機械に目覚めたきっかけだった。 959.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 00 35 30 ID vTnQnB6X 新スレ? 960.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 00 42 08 ID Tt+Alps6 人外×人間の第2スレの事。秀逸な作品が置かれてるのは嬉しいんだが、前スレをほっとかないでほしいかなと。 961.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 00 49 45 ID G8egCicE まりんとメラン もともとロボ×少女好きではあったが、これで完全に人外と少女に覚醒した 962.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 00 55 41 ID uQFzxjCS 確かにちゃんと埋まってないと気がかりだ。 shinobiシリーズkunoichiの黒鋼と緋花。 敵同士ラストステージで「お前俺の主になれよ(意訳」という黒鋼に 「ふざけんな誰がなるか」と撥ねつけて決戦に挑む緋花に燃えて萌えた。 絶対居ないだろうなーこれ。 963.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 02 10 27 ID BomcppA0 ジャンパーソンと三枝かおるが当時好きだった 思いっきりロボ×人間だと思うんだがあれは最終回後とか結婚してても不思議じゃない スレ埋めた方がいいのか? 自然に落ちるまでほっとく方が鯖に負担掛からないんじゃなかったっけ 964.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 03 51 42 ID fV7Tidap 思いの外早く新スレが立ったからなー エロパロ板のスレって書き込まなくても結構長く残ってるから、いっそ埋めちゃった方が良いのかも スカープレデターとレックスが今の最萌え。スカーの中にエイリアンが寄生してなかったら…というifを日々妄想している 965.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 04 31 35 ID jmnQaUpX 黒ネコのタンゴは萌える 埋めがてら質問 なかなかこの手の話や絵を検索するのに 都合のいいワードって無いんだよな なにかお勧めの検索用語ないか? 966.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 08 08 49 ID BomcppA0 964 小説版でスカーとレックスの交流が増えてて更に妄想肥大した覚えがある 965 異種族恋愛 とかでググると色々出てくるけど 見た目完全に人型同士だと人外度が物足りない気も 今のとここのスレが一番満足度高いw そろそろ500KBだから埋まりそうだな〜 967.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 08 22 14 ID BrFGQqjf 958 まさかの同士。 その二人好きな人なかなか居なくてなあ…。 サモナイシリーズはそろそろ機械兵士とのラブエンディングを作るべき。 私は特撮系列から入ったクチだ。 いつのまにか染まってた。 でも本気でその萌に気がついたのは電王からだったかな。 968.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 08 37 37 ID PjkdBdXp 年バレだが。 某平井和正のウルフガイシリーズ、とくに、少年ウルフガイの犬神明と青鹿先生に萌えた。 あれで人外や、年上のひと萌えが刷り込まれたと思う。 もっと子供の頃は、人魚姫が異様に好きだった。 今思えば種族を超えた悲恋に萌えていたのだろう。 969.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 09 22 15 ID T39P0ySX 萌えのルーツは多分「ビジター」。名前忘れたけど吹き替えで 富山敬さんが声を当ててたビジターの男がゲストキャラと何かいい 雰囲気になった所で正体ばれて、反射的に後ずさった女を怒るでも なく無言で微笑む姿に魅力を感じた。 その後一時この嗜好から離れていたんだけど、引き戻したのは 「クーロンズゲート」。今で言うキモカワイイ物の怪の宝庫で 大いに萌えたけど、特にシャンジー(CV千葉繁)が好きで、 彼とメイアンとチェンがどんな会話をしていた(って言うか 会話が成立するのか)のかと妄想していた過日の自分。 死ぬのが怖くてスライムに変じてしまった医者と、女のエゴが 凝り固まって生まれたトルソーのホステスと、悪の秘密結社(違) が作った合成ゾンビのマフィアの三角関係って、奇想天外過ぎて 他に類が無いと思うが……ってこれは人外×人外か。 先に上がったリストで好きなのは「スタートレック・ヴォイジャー」 のニーリックス×ケス×ドクター。ドクターが自分を風邪っぽい状態に するプログラムを作って患者の『不安』を検証しようとするのを見て、 「症状や治る時期が判ってたら『不安』にならないから」とこっそり 細工して何食わぬ顔で仕事するケスが素敵だった。 後は……「大神」の菊×天かなぁ。章ボス戦で狼姿で並んで吠え猛る 勇ましさと一回り違う体格差に萌えてしまった。 ……どっちも厳密には人外×人間じゃないけど(宇宙人×ホログラムと 人狼×神様だからな)、ヒト的存在って事で一つ。 970.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 09 33 08 ID vTnQnB6X 960 おお、スレタイが一部変わってたから気付かなかったよ、?クス 971.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 13 43 25 ID zAxWl50M 漢字の読みもおぼつかない年から、父親の本棚にあった手塚治虫読みまくった。 中でも一番大好きだったのが、「アポロの歌」の「女王シグマ」編 (男主人公と合成人間の女王の悲恋) ある日本屋に連れてってもらい、好きな本買っていいよと言われ、適当に 手に取ったのが「ゲゲゲの鬼太郎(変態吸血鬼エリートの話が収録)」 「セクサロイド」(男主人公と女性アンドロイドのスパイ活劇・エロ一杯) 先天的に人外×人間萌えだったとしか思えない。 972.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 13 56 24 ID Pj3YyySx 火の鳥ではマサトとタマミもいいと思うんだ…… あとクチイヌとかマリモとか ←・↑ 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972
https://w.atwiki.jp/monsters/pages/89.html
人外×人間でハァハァするスレ 301-400 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972 301.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 07 57 52 ID 4mZfXdHC 296 GJ、楽しかった 人外の愛で方としては邪道かもしれないが何も悪いことをしていない、むしろ人間が好きな人外娘が 見た目の違いやらを理由に人間たちに虐げられて凌辱されるのが好きだ。 一応神だけどもたいした力を持っていない娘だとか妖怪なんだけど無力でなんの抵抗もできない娘もいいけど、 その場の者を皆殺しにできるくらいの能力はあるが 大好きな人間に見切りをつけきれなくて泣きながら犯されてるような娘もいい 302.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 14 35 04 ID kbVdrSI+ ゲデヒトニスみたいな執事ロボと少女も良さそうだ 303.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 22 07 50 ID EJ+koHk0 297 俺が居た。 ベクトルはちょっと違うけどトイストーリーのアンディ思い出した。 PSOのキャストみたいなちょっと生身の要素を持ってるアンドロイドも好きだー! (PSOのキャストは人工皮膚を移植するのが御法度なので装甲を身につけているが中身は人に近い) 304.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 22 48 31 ID 2aqFQlSD 299 衣類婚姻 衣服とハァハァと申したか もうここ何でもありだな 305.◆IyobC7.QNk2008/07/24(木) 23 18 36 ID tIU5k4N7 290 です。 注意文で混乱させてしまった様で申し訳ないorz “ボロいロボ”と書いたつもりだた。 GJくれた方々、ありがとうございました。 306.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 23 54 16 ID k221ShCA 304 服の付喪神と持ち主の少女が結婚するんですね、わかります 307.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 00 30 33 ID 6KdSMZCt 304 一反木綿×夢子ちゃんで空中拘束プレイが脳内で展開された 308.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 00 58 13 ID MIBzSTp/ 伸ばした木綿の尻尾で股を往復するように擦ってあげるんですね、わかります 309.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 09 55 56 ID L3zEsTVb 寧ろパンツの九十九神×少女じゃね? 常に一緒にいて、少女の大事なところを守ってあげる 310.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 11 37 36 ID MIBzSTp/ どっかの保管庫にブルマ×少女があったな… 311.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 11 49 20 ID sY0r07s5 263 遅レスだが、同じ劇を見た。もしや同級生かな?w 盲目の女性の名前は「ゆき」だったと思う。最後、鬼になったときの舞が 壮絶だった。 312.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 13 28 53 ID v56VQArv 単なる変換間違えが物凄い妄想に発展してて脱帽 一反木綿はきっと紳士だ 313.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 23 05 32 ID mQHeah6E ハイレベルな妄想が展開されてて脱帽 さあ早くその妄想をSSにする作業に戻るんだ 314.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 23 08 23 ID EfQ11JnU 311 「べっかんこ鬼」だな 315.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 00 06 13 ID 1GYKswaw このスレ住民の中にアイヌの神話に詳しい方はいらっしゃいませんかorz 今思えばすごくおいしいネタだったと気付いたんだがうろ覚えな上元ネタがわかんなくて… 以前土産物屋で立ち読みした本に、 アイヌの男たちが宴を開くといつも宴の佳境になって家の扉を叩く者がいて、 出ていってみると山海の珍味が置いてあるだけで誰もいない。 それが幾度も続き、不思議に思った男たちが次に会ったときこそ その者の正体を暴こうと決意しまた宴を開き、 扉が叩かれ、そこへ駆け付けてみると黒いふかふかの獣毛に包まれた腕が扉から覗いていて その手を引くと背が低く肌の黒い全裸の娘が現れた。 正体を見られた娘は泣きながら走り去り二度と現れなかった〜って話が載ってたんだが。 これは見つかってから泣いて走り去るまでにナニかあったと妄想していいんだろうか… 長文すまんかった 316.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 01 28 01 ID PmrLGtPW ユーカラでぐぐってみたら出るんじゃないか 317.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 01 37 29 ID W88d05OW 314 それがわからなくてググったら日野日出志の 山鬼ごんごろ が出てきた 鬼と娘はいいなぁ 318.テスト前なのに2008/07/26(土) 01 39 33 ID 2RwV8Y5Q 夜分遅くお邪魔します。 無駄に長文・悪文ですが投下。 サイボーグとキメラとロリとメカの話です。鬱展開ですので嫌いな方はスルー推奨。 319.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 01 41 10 ID 2RwV8Y5Q 錆び付いた蝶番が軋み、久方ぶりに扉が開かれた。わたしは前脚を折って頭を下げ、主に礼を示す。 「お帰りなさいませ、ご主人様」 彼は返事をせずにわたしの横をすり抜けて行く。此処へ買い取られてきてから、決して短からぬ年月を彼と 共にした筈であるが、この瞬間に一度として何らかの反応を帰してきたためしはない。これからもそうであるに違いない。 わたしはいつものように、主の三歩ほど後ろを進む。前を行く背から微かな血の臭いを嗅ぎ取って、ひどく不安になった。 彼の血液である筈はない。主はアモルファス合金と人工筋肉、特殊ゴムで作られた皮膚と、僅かな臓器から成る サイボーグなのだから。その体は血液はおろか、味覚・嗅覚・体温といった人間らしい要素をひとつとして持たない。 では彼はどこでこの臭いをつけてきたのだろう。 体の自己メンテナンスを始めた主の足元にいつものように蹲り、その手元を覗き込む。手指、あれはわたしにはないもの。 豹の前脚には不可能な動きは、見ていて飽きるということがない。人は己の持たないものを求めるというけれど、合成獣 であるこのわたしにもひとの心は宿るだろうか。 ズボンをめくるように人造皮膚を引き剥がすと、内部の構造があらわになる。銀色の合金とすりガラスのような 人工筋肉の間に挟まっていたのは・・・銃弾。 不安が実体化したが如き塊を取り除き、いくつかの傷つき老朽化した部品を取り替える。全ての作業を終えてから、 主ははじめて誰かがそこにいる事に気付いたと言うように、わたしに向き直った。 鏡がわたしの姿を映す。これが置いてあるのは、普段わたしの使わない寝室だけ。わたしは鏡が大嫌いだから。 自分の姿を目にする度に、なんと醜い体だろうと思うのだ。女の頭、豹の体。それぞれパーツとしては美しいと言え なくもないのに、その二つが組み合わさると何故こんなにも忌まわしいのか。 「――ペルラ」 彼の呼び声がして、わたしを現実に引き戻す。つめたく体温のない手に引き寄せられ、レンズの瞳に覗き込まれた。 その眼は冷たい光をたたえている。そこに温度を求めるわたしの方が間違っているのかもしれないけれども。 続いて押し当てられたくちびるもひんやりと冷たかった。キスの時はいつもすこし注意する。ざらついた舌と牙で 彼の皮膚を傷つけてしまわないように。呼吸をしない相手との長いくちづけが終わり、人間のものより粘性の強い 唾液を引きながら顔が離された。 彼の指が荒々しく髪を掻き回す。まるで猫でも撫でているような。喉元をゆるやかに指先が滑り、上ずった声が漏れる。 前の時は言えなかった言葉がある。今日こそはこのまま流されてしまう前に言わねばならない。 「あかりを消してください・・・」 主の表情に乏しい顔が僅かに笑みを浮かべ、部屋の照明が落とされた。 320.テスト前なのに2008/07/26(土) 01 42 44 ID 2RwV8Y5Q 下げ忘れすみませんorz サイボーグである主は生殖器を持たないが、戻って来る度にこうしてわたしをベッドに招く。おそらく、彼は性欲ではない 何か別の衝動に突き動かされているのだろう。そしてこうしている時だけは、彼は普段からは考えられないほど饒舌に、表情 豊かになる。彼は性交によって、かつて人間だったときの事を思い出しているのかもしれない。わたしにはわからない。人間 だった事などないから。 「なかなか人間らしい台詞を吐くようになったじゃないか。キメラ如きが」 言いながら顔を寄せ、喉元に歯が立てられた。喰いちぎろうとするように歯が食い込み、ぞくぞくとした感覚が背筋を駆け 上がる。押しのけようともがく前脚はあっさりと押さえつけられ、新たな場所を咬まれた。むしろ彼の方が豹のようだ。 長い指が性器を貫く。愛撫というにはあまりに乱暴な行為を受け、それでもそこは濡れ始めていた。 「おまえは獣だよ、ペルラ。どんなに人間らしく装ってもな」 主が喉を鳴らすように笑った。胎内でゆっくりと指先が蠢き、甘い吐息が漏れた。傷つけられながらも、浅ましく快楽を 求める体。確かにわたしは獣なのだ、そんなことはわかっている。わかっている、けれど。 「けれど、何だ?言ってみろ」 首筋の傷をなぞっていた指にふいに力がこもり、ぐいぐいと締め上げられる。同時に胎内の指も押し込まれ、体が痙攣しな がらそれを締め上げる。 苦痛と快楽の淵で意識が暗転した。 やけに重い瞼を上げると、目の前に主の顔があった。無言のまま胸元に引き寄せられて、体温が移り、僅かに暖かい指先が 痣の残る頸を撫でる。その気味の悪いほど優しい動きに身を委ねる。 動きが緩やかになり、やがて止まった。顔を見上げると主は目を閉じている。サイボーグとて疲労し、眠るのだ。肉体では なく、精神が。 毛布を引き上げるという、ただそれだけの動作でも、わたしにとっては非常に苦労を伴う物であったが、なんとかやり遂げ て、冷たい体に頬を押し付けて目を閉じる。いつかわたしはこの人に殺されるのだろうか。それでもいい、と思った。 321.テスト前なのに2008/07/26(土) 01 43 58 ID 2RwV8Y5Q 「ねえ、ロビイ、どう思う?」 豪奢なドレスに身を包み、髪をきれいに結い上げて、キャシーは彼の前でくるりとターンして見せた。 「とてもよくお似合いです」 「そう、良かった」 お父様のお好きだった服なのよ、と付け加えて、少女は鈴を振るような声で笑う。 もちろんそんな事は承知している。ロビイは彼女の父親がまだ子供だったときから、執事としてこの家で仕えてきたの だから。しかし、それも今日で終わりだ。 「じゃあ、行こうか」 ロビイは無言のままに身を屈め、少女が背に上がりやすいように脚の一本を突き出した。彼自身とキャシーが慣れ 親しんできた、どこか愛嬌のある人間型ボディはすでに廃棄されている。今の体は対人間用兵器――ゲリラ戦等に 使用されていたもの。 蜘蛛のような凶悪なフォルムを持つそれに、少女が跨ったのを確認して、ロビイは翼を展開すると、二対のエンジンを ふかして空へと舞い上がった。 「ごめんね、ロビイ・・・」 高速で飛行するロビイの背に身を伏せてキャシーが呟いた。 「あなたをこんな事につき合わせたくなかったわ」 声がかすかに震えている。泣いているのだろう。古いボディのままであれば、彼女の涙を拭ってやる事もできただろうが、 今の体ではそれもままならない。そもそも飛行中にそんな事を行おうと考える事自体無謀であるが。 「いいえ、お嬢様。貴方をお守りするのが私の務めであり望みなのです。貴方が気に病む事などなにもありません」 実際、今の体への換装を希望したのはロビイ自身である。この体の元々の持ち主であった戦闘用AIはロボットと呼ぶには あまりにも単純で、それに彼の電子頭脳を組み合わせる為には、莫大な時間と金と、ロビイ自身の苦痛を必要とした。 キャシーの身を焼く復讐の念がどのようなものであるか、ロビイは知らない。機械には悲しむ事はできても、殺意を持つ ことはできないからだ。しかし、彼の小さな主を苦しめている感情を取り去ってやれるのならば、彼はその復讐に喜んで 付き合ってやりたいと思うのだ。 「ごめんなさい、ロビイ」 それが身の破滅を招くと分かっていても。 殺人者の潜む家は、思っていたよりもずっと小さく貧相なものだった。座標を確認し直し、目的地への到着を告げる。 「殺して」 冷え切った声で一言。指示に従い、ロビイはナパーム弾を投下した。 322.テスト前なのに2008/07/26(土) 01 45 11 ID 2RwV8Y5Q 着弾と同時に真っ赤な炎が吹き上がり、一瞬にして館を飲み込んだ。同時にロビイの電子頭脳が悲鳴を上げ、飛行軌道が 激しく乱れる。単純なAIには理解できなかった、ロボット三原則の鎖が彼を縛っているのだ。 刹那、炎のうちではなく、どこか遠くよりエネルギー弾が飛来して、動きの鈍った彼を直撃した。 「ロビイ!」 「大丈夫ですっ・・・!」 何とか姿勢を保とうと努力しながら答を返した。金属の体は苦痛を感じないが、飛行するには損傷が大きすぎる。 だが、戦闘には支障がない。ロビイは半ば落下するように着地すると、素早く脚を展開して地上戦闘態勢に入った。先程 エネルギー弾が飛来した方向へ砲台を向け、索敵を開始する。 ロビイのモノアイが敵の姿を捉えるのとほぼ同時に、二発目の砲撃が来た。今度はかわしてのけ、攻撃を返す。 敵は人間のたっぷり二倍は重いはずの機械の体で、人間の範疇から外れた速さで移動しながら攻撃してくる。雨のように 降ってくる銃弾全てを回避することは不可能だ。ロビイは少女を庇うように抱え込み、対人間用装備の一つである機関銃を 起動させた。 着弾した内の何発かがロビイの武装のいくつかを奪い、機関銃が根元からはじけ飛んだ。お返しに撃ち込んだグレネード ランチャーが相手をぎりぎり捉えずに破裂する。ぱっと炎が燃え上がり、敵の姿を一瞬照らし出した。 「人間じゃない・・・」 キャシーが押し殺したような声で呟く。何発か被弾して所々の人工皮膚を失い、悪趣味な模型のような骨格が露出している。 半ば千切れかけた足で時速90km以上をたたき出すサイボーグは、確かに人間とは呼べないだろう。 「あれは人間じゃないわっ!」 少女がロビイの静止を無視して身を乗り出し、熱線銃を構えて引き金を引いた。当てずっぽうに何発か撃ち出されたそれは、 サイボーグにはかすりもしなかったが、不意をつかれたのか一瞬動作に遅れが出た。ロビイはそれを見逃さない。 グレネードランチャーの一撃を浴び、サイボーグは跳ね飛ばされて地面に叩きつけられた。左腕がほぼ完全に破壊され、 顔面の皮膚が焼け爛れて煙を上げている。キャシーはまたもロビイの静止を振り切り、未だ立ち上がろうともがくそれに 歩み寄って激しく蹴りつけた。 「人間じゃないあんたも痛みを感じるの?」 肩の傷口に足先をねじ込んで踏みにじる。相手の口からくぐもった呻きが漏れた。 「リチャード・アレン・ベイツ。覚えてる?お父様は確かに善人じゃなかったわ」 憎悪に瞳を燃やし、なおも痛めつけるキャシー。 「でもあんたに殺されるほど悪人でもなかった」 少女はその手に不釣合いな熱線銃を構えると、照準を合わせ、ゆっくりと引き金に力をこめる。今度は外さない。 323.テスト前なのに2008/07/26(土) 01 46 49 ID 2RwV8Y5Q ロビイのセンサーが、もう一つの生命反応を感知したのはその時だった。それはロビイの後方から一直線に、少女 目指して信じられないような速さで駆けてくる。振り向いたロビイが見たのは、高く跳躍するネコ科の猛獣の姿。それは女の 顔をしている。驚愕しながらも機械の体は瞬時に反応し、弾丸を振り撒いた。銃弾はあやまたず着弾し、スフィンクスの 下半身を原型を留めぬまでに破壊したが、それは信じられない事にロビイの体を踏み台にして、上半身だけでさらに加速する。 ざくり、と。それの牙が少女の喉を食い破り、血液が花火のように吹き上がった。キャシーは枯れ木のように倒れ、女豹の 体はサイボーグの男を抱きかかえるような位置に落下して、止まった。 ロビイは見た。一部始終を見てしまった。 「お嬢様ぁああアアア!!!」 声の後半は超音波域へと達し、電子頭脳の自壊が始まる。人間を傷つけ、仕えるべき主を失ったという事態に、ロビイの 意識は耐え切れなかったのだ。溶解する意識の中、ロビイは最後の判断を下す。 体内の動力炉が激しく加熱・振動し、数秒後に爆発した。 ずるりと機械むき出しの手が土を掻く。人工皮膚をあらかた焼き尽くされ、左腕に加え、千切れかかっていた右足を 吹き飛ばされてもなお、男は生きていた。腕の中に抱いていたものを目の前に掲げ、彼はひとり問う。 「馬鹿め、何故来た」 ペルラは答えない。彼に守られて、頭部だけは爆発に巻き込まれても燃え残ったのだ。その表情は奇妙に満足そうで、 微笑みさえ浮かべていた。 死体の唇の周りにこびりついた血を拭ってやりながら、男は咆哮するように慟哭したが、彼はサイボーグであったので、 涙は一滴も流れなかった。 324.テスト前なのに2008/07/26(土) 01 49 01 ID 2RwV8Y5Q 3ヵ月後、そこにはサイボーグになって元気に走り回るペルラの姿が! 「もう女の子を殺したりしないよ」 以上です。物を書くのってマジ難しいですね。おそまつさまでした。 325.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 03 28 49 ID 05sKSAAL ちょwwwwそんなオチかよwww乙。 315 なんかコロポックルぽいな 326.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 19 23 55 ID y+WVSUD+ 乙。壮絶なエンドと女性死亡フラグとは。 324 だったらキャシーも生き返らせてあげようよwww 327.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 19 56 04 ID cGX0MsDg ちょw俺の涙を返せwww 328.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 23 52 05 ID KTtluB+b そこには8本足で元気に走り回るキャシーの姿が! 「これでロビイとずっと一緒よ!」 こうですか、分かりません>< 329.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 00 36 59 ID mxmUsnA2 ちょっw噴いたwwwおまえら内容にも言及したれよwww作者さんかわいそうだろwww 面白かったしペルラたんかわいいけど、これ前半このスレ向きじゃなくね?人外同士だし。 330.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 02 24 23 ID EJKwIIXh このスレが気に入ったので保管庫を作ってみたhttp //www26.atwiki.jp/monsters/ 作者さんなど直したい所があったら教えて下さい もしくは誰でも編集可能なwikiなのでやり方が分かる方は自由に変更どうぞ 331.◆IyobC7.QNk2008/07/27(日) 11 45 01 ID Cf+Qf7ib 330 保管庫作成乙です。 お手数ですが 少女→ボロいロボ 削除願います。 それだけでは何なので今更だけど 供物の娘小ネタ 甲殻類 山深い人の身では入り込めない沢の源流で娘は水浴びをしていた。 主が不快にならないよう充分に身体を冷やしてから傍へ侍る事にしている。 背を向けていた娘が主を振り返りその薄い殻に覆われた腹に顔を寄せた。 肩から前に流した黒髪が肌に絡みその白さを際立たせている。 その身体は細いより薄いと表現した方が正しい。 抱えるようにして撫でた主の大きな鋏は、娘に触れている内側と違い堅固な殻と鋭い突起に 覆われていた。 なぞると亀裂が走っているのがはっきりと解る。 「御身も随分と傷付いておられます。……贄の頃合かと存じますが」 寄り掛かる娘の下肢を締め上げるように黒く堅い脚が包む。 堅牢な主に比べ、どこを取っても娘の身体は余りも脆く柔らかい。 近隣の村唯一の水場の主の滋養として捧げられてから娘はその日を待ち続けていた。 返事はなかったが予想の内だったのか短く息を吐き続ける。 「私に使命を全うさせて下さいませんか、人を喰らえば幾らかでも御身は回復するのでしょう?」 娘の言葉を遮るように下腹部で主の剪毛が蠢いた。 衝動に突き上げられ逃れようと身を捩らせる娘を主の大きな鋏が押さえ付ける。 「主様、私を」 「黙れ」 尚も言い募る娘に岩の様な沢の主が初めて声を発する。 凄みを効かせるつもりは無いのだろうが間近で発せられた声音に本能的に娘は身を竦ませた。 傷を付けないように主は自身には無い娘の柔らかさを存分に愉しむ。 程なく華奢な身体が震え娘は悦びの悲鳴を上げた。 逃げ切れない快楽に溺れながら、それでも娘は声にはならぬ声で訴える。 主様、供物でありながら滑稽でありましょうが、私は主様をお慕い申し上げております。 (終) 小ネタなので保管庫は無しでお願いします。 332.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 11 47 17 ID cEoWIANF 落ちたスレだがモンスターと女って題だったと思う 趣旨は一緒、異世界の子孫問題のために幼い日の契約で呼び出され まずは牛人の子を生むSSがあったなあ(いろんな種族からお誘いとか 333.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 13 02 45 ID d8PHabH1 すごく文才あるのに収納しないなんて勿体ないなあ… まあ仕方ないか… 保管庫も出来たことだし、俺もSS書き頑張るよ 334.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 19 32 04 ID EJKwIIXh 331 ボロいロボ、保管庫から削除しておきました ボロいロボのも今回のも小ネタとはいえ良い話なので、 出来れば残させて頂きたいのですが 小ネタ置場として1ページにまとめて置くという形では駄目でしょうか? 335.◆IyobC7.QNk2008/07/27(日) 23 58 47 ID 3zurdcD6 333 ボロいロボは少々書き直す予定なので申し訳ないですが流して頂きたいです。 保管庫を弄るスキルが無いのでorz 336.名無しさん@ピンキー2008/07/28(月) 02 22 18 ID DGiuGdVb 335 そうでしたか それなら楽しみに待っております 337.名無しさん@ピンキー2008/07/28(月) 18 34 29 ID hPbo5Q/J 保守 338.名無しさん@ピンキー2008/07/28(月) 22 31 39 ID Xt+XJjfp 吸血鬼と人間ってのはこのスレ的に大丈夫かな 339.名無しさん@ピンキー2008/07/28(月) 23 03 46 ID Q9D+mDGg どうぞ 340.名無しさん@ピンキー2008/07/29(火) 00 35 12 ID ifFGcLwk 338 問題ない 341.テスト前2008/07/29(火) 02 36 07 ID 0eaeZZf1 あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!「おれはレポートを書いていたと思ったらいつの間にか書いているものが 小説になっていた・・・」な・・何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をしてるのかわからねえ!! ども、テスト前こと318です。なんでやらなきゃいけないことがある時って他の事したくなるんですかね? ヘビケージの丸洗いとかしちゃいましたよ。咬まれました。痛いです。 今回の話は前回の奴の前日譚となります。ロビイサイドの非エロです。いや、本当は異星人エロ書いてたんですが、 オナゴの喘ぎ声書いてたらふっと正気に戻ってしまいまして。皆さんはそんな時どうしてますか? すみません、次回こそは新作エロ引っさげて戻ってきます。どうかお許しを。NGワードはテスト前です。 342.テスト前2008/07/29(火) 02 38 10 ID 0eaeZZf1 「いーち、にー、さーん・・・」 少女のぱたぱたという足音が遠ざかっていくのを聞きながら、ロビイはわざとゆっくり数を数え始めた。10まで数え 終わって、つむっていたまぶたを開け、キャシーを探し始める。 彼女が難しいところに隠れていたためしはない。案の定、三箇所目に探したクローゼットの中から、ふくれっ面をした キャシーをあっさりと発見した。 「ぜーったい見てたでしょう、ロビイ!いっつもすぐ見つけちゃうんだから!」 「いやいやお嬢様、自分の不手際を私のせいにされては困りますなァ」 暴れる少女を抱き上げ、全力で引っぱたかれながら呵呵と笑ってみせるロビイ。いささか旧式のロボットである彼は、 その分頑丈に作られており、多少の事ではビクともしない。キャシーの隠れ場所が、いつも特定の4〜5箇所の内から ランダムに決定されているという事は言わなくてもいいだろう。 「ねぇお父様、ロビイったら酷いのよ?」 見てたらかくれんぼにならないじゃない、と少女は父の腕に抱かれて頬を膨らます。 「いやあ、それはキャシーの努力が足りないんだよ。パパもロビイとはよくかくれんぼしたものさ。でも覗き見されていた 事なんて一度もなかった。ねぇ、楽しかったねロビイ」 「いいえ、悪夢のようでした。あの頃のリチャード様は恐ろしいクソガキでしたからな。私がロボットで本当に良かった」 人間だったら20回は縊り殺されておりますよ、と付け加えてやる。蛍光色素や揮発性物質をぶっかけられたり、池に はまっていたり庭で一番高い木の梢に引っかかっていたり。今度こそ死んだかと顔を青く(比喩的な意味で)した事も 一度や二度ではない。近所1の悪ガキと悪名高かったリチャードと、毎日毎日双方命がけで遊んでいれば、彼が かくれんぼを卒業する頃には自然と一人前の兵士に鍛え上げられていた。正直キャシーなど、束になってかかってきても 負ける気はしない。 「本当に?お父様、嘘ついてない?」 「本当だとも。いいかいキャシー、相手のやる気を削ぐのが勝利への第一歩だ・・・」 「いたいけなわが子に何を教えているんですかあなたは」 「まずは簡単なトラップの仕掛け方を教えてあげようね」 何やら不穏な会話を始めた親子に、ロビイはとりあえずツッコミをいれてみたが、軽く無視された。 343.テスト前2008/07/29(火) 02 39 32 ID 0eaeZZf1 「あの子も後5年もしたら、パパの事キラーイとか言い出すのかな」 足取り軽く走り去る娘の背中を見つめ、何故かやたらと感傷的になっているリチャード。あと5年もかかるかどうかと 言ってみようかどうしようか悩むロビイ。 「そんで10年もしたら彼氏を連れてきたりするんだよな!!パパより好きな人が出来たのーとか言って!おおお俺は絶対に 許さーん!!」 リチャードはやにわに立ち上がり、目の端に薄っすらと涙すら溜めながら絶叫する。ああ、なんでこの人はこんなにバカ なのか、泣きたいのはこっちだ。メカだから涙は出ないが。こんな主に仕えねばならないわが身の不幸を呪いながら、ロビイは 朝発見し、こっそりと回収しておいた物を差し出す。 「将来嫌われる可能性についてよりも、今嫌われる危険性について考えてみてはどうですかな?」 それを目にして、リチャードは瞬時に石化した。 「『リアリティを追求したオトナのボディ!セクサロイド「ツボミちゃん」があなたの満足をお約束します!』・・・ああ、 今は亡き奥様がこれをご覧になったらなんと仰ることやら。このロビイ情けのうございます、思えばリチャード様の性欲の 持て余しっぷりは少年期から全く・・・あっ」 リチャードは熟練した兵士の動きでそのチラシを奪取し、光の速さで机の中にねじ込んだ。処分はしないようである。 「いいじゃないか、娘がいるとはいえ俺だって男なんだよっ!硝煙渦巻く戦場から帰ってきて安らぎを求めて何が悪い!」 「ですから悪いとは申し上げてはおりません、ただこれがお嬢様の目に触れたらと思うと」 その一言でリチャードは納得したらしく、何やらブツブツ言いながらも大人しくなった。 思えばロビイがこの屋敷に来て、そろそろ30年近くになる。最新型だった彼は、今ではもう何世代も前の骨董品だ。 しかし、彼はその事を誇りに思っている。それは彼がベイツ家に仕え続けてきた証なのだから。初めて会った時は少年だった リチャードも成人し、軍に入りそこで恋をして、娘までこさえた。彼もまた軍人である、いつ妻と同じように戻ってこなく なるか知れたものではない。 ロビイは願う。そんな事が起こりませんように。この幸せがいつまでも続くようにと。 「ねーねーロビイ、もう一回かくれんぼしよっ」 ・・・そして、願わくばこれからの日々が安全なものでありますように。 その後、所嫌わず仕掛けられた罠に、ロビイはおろかリチャードやキャシー自身まで嵌ることになるのはまた別の話である。 344.テスト前2008/07/29(火) 02 51 04 ID 0eaeZZf1 以上前日譚でした。ほのぼのっぽいけど、こいつら全員悲惨な死に方するんですよね。 前回の分にレス下さった方、ありがとうございました。よもや世界まる見えネタにこんなに反応があるとは。 そして保管庫氏ありがとうございます。でもラストのネタは入れなくてもいいんです。ペルラはあそこで死んでます。 あとあれはタイトルじゃなくて作品の傾向です・・・。ゴメンナサイ。 329 実は逆サイドも書いちゃったんだぜ!・・・ま、いいか。そんなエロくないし。 345.名無しさん@ピンキー2008/07/29(火) 13 37 12 ID rtWOrrS1 344 リチャード自重wwww 346.名無しさん@ピンキー2008/07/29(火) 20 43 13 ID 5oH28V32 344 リチャードの妻がどんな女性か気になるw 我に返りそうなときは自分の場合、書いているものの雰囲気に合う音楽を聞いて どっぷりはまってから書くな それから保管庫ですが、前回のを修正して今回のを保管しておきました 347.名無しさん@ピンキー2008/07/29(火) 23 23 43 ID 4gZO3NY3 344 GJ面白かたよー いいねこの世界観 前回のあれは世界まる見えネタだったのかよw 348.名無しさん@ピンキー2008/08/01(金) 01 02 47 ID 5xAkya7K ところでここの住人は、具体的に人外と人間がどんな関係だと萌える? ここは主従が多いけど、自分は対等の関係が結構好きなんだよね。 まあ力がぜんぜん違う以上、主従とか保護者庇護者になりやすいのは分かるけど。 いや、もちろん鬼畜主従も大好きですよ? ここのSSで言うなら、221のメタモン娘とか、201のシルヴァとジェシカとか。 結構酷い事されてるのに主人を憎めないとか最高だ。 349.名無しさん@ピンキー2008/08/01(金) 01 27 50 ID DZlhpb2Z 一応主従関係があるけど(人外が主人だろうが従者だろうがどっちでも可)お互い特に気にしてない ってのが好きです 350.名無しさん@ピンキー2008/08/01(金) 03 46 06 ID HB03giPG 348 自分も対等萌えだ。共闘してるともっといい。 「種族は違うけど信頼しあってる二人組の冒険者」とか字面だけで萌える。 351.名無しさん@ピンキー2008/08/01(金) 19 51 46 ID SuU/JD3p 349 に同意。 けどナンデモイケます 352.名無しさん@ピンキー2008/08/03(日) 19 35 12 ID E0WpPByw 保管庫見てみたら超親切設計すぎたw 330 GJ 勿論作品を投下してくださった職人の皆様も 353.名無しさん@ピンキー2008/08/03(日) 20 20 24 ID b7jFuteC 352 のスレを読んで初めて保管庫の存在に気がついた 330 すまんかった、GJ 348 対等萌えノシ だが何でもおいしく頂ける 354.名無しさん@ピンキー2008/08/03(日) 23 42 44 ID GPQbXjB8 風呂の中で考えたシチュ 生前の生殖機能と意思とわずかな記憶を移植されたアンドロイド(ロボ型) と ごくごく普通の女の子 突如ヒロインの目の前に現れボディガードのごとく守護するアンドロイドと すこし迷惑そうにしながらも彼の面影を重ね合わせ、惹かれていく女の子とか まぁ最終兵器彼女の逆パターンなのだが・・・。 355.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 14 06 59 ID SI6RSqI/ 354 最終ryを良く知らない俺には大人しいフルメタが思い浮かんだ 356.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 15 58 33 ID liDBTW+S フルメタかー あれ主人公機のAIのアルが女性型だったら萌えるよな AI萌えは実体がないからエロは厳しいが…… 357.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 18 01 01 ID z2PPUEyy 355 大人しいフルメタと聞いて 穏やかなハートマン軍曹かと思った ちょっと悩んだ 358.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 19 10 08 ID AAb/s7Bl 356 そんなあなたにZOEシリーズ 登場するAIは全て少女風人格が与えられており、萌え仕様となっております だってヒロインポジがAIなんだぜw 357 穏やかなハートマン軍曹なんて軍曹じゃないやい!w 359.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 21 24 32 ID sv77ZcOK 354 アップルシードとか富士見ファンタジア文庫のサイレントラヴァーズとかそれ系だな 360.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 21 47 59 ID toRG9A8x ここの住人のストライクゾーンの広さは異常 361.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 22 31 40 ID mNi9EOO4 360 よく訓練された変態どもの住処なんだよ 生ぬるい奴らにゃあついてこれマイw 362.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 02 57 44 ID zNBEW5fX 361 変態の精鋭部隊というわけですね 分かります 363.テスト前2008/08/05(火) 07 30 17 ID /jo605Mq どうも、341で書いてた異星人のが仕上がりましたので投稿します。 爬虫類型異星人×人間♀ NGワードはテスト前です。今日もこれからテストです。 364.テスト前2008/08/05(火) 07 31 35 ID /jo605Mq モニターに中年女性の顔が映っている。実年齢の割には若々しい、あたしの母さん。しばらくぶりだけど元気そう。ちょっと 安心。 「ね、瑞穂。次はいつ頃帰ってくるの?たまには元気な顔を見せて頂戴」 「えーと、地球時間で言って、後半年は休みが取れないかな・・・ごめん」 母親とはある意味、あたしにとって全宇宙で最も厄介な敵と言える。敵と言ってもブラスターでぶっ殺せるタイプの相手では ないし、悪意がないだけに質が悪い。 「あんたもいい年なんだから、いつまでも危ない職業やってないで身を固めてもいいんじゃない?あんたの事だからどうせ 地球人の彼氏もいないんでしょ?結婚する気あるの?おかーさん心配よ、もう。いつ孫の顔が見られるんだか・・・」 放っておけばいつまでも続きそうな会話を、適当に打ち切る方法を考えながら、あたしはこっそり溜息をついた。母さんの 事は大好きで尊敬しているし、結婚して子供を産み育てると言う生き方も、それはそれでいいものだとは思う。 でもあたしには今の生活が一番合っている。宇宙船の窓から曳光獣を眺め、 猫 族と語り合い、時には無法者とドンパチ やって、仕事を終えたら仲間としこたま酒を飲む、そんな生き方が。確かに危険と言われればその通りだけど、あたしはもう 成人してるし、家にお金も入れている。誰にも文句を言われる筋合いはない。 「そういえば・・・あのトカゲさんとはまだ続いているの?尻尾のある孫なんてお母さんいやよ」 「もう、ほっといてよ!恋人くらい自分で選ぶから!」 それにあたしにはちゃんと彼氏がいるのだ。母さんの気に入る相手ではないけど。 365.テスト前2008/08/05(火) 07 34 32 ID /jo605Mq ようやっと通信を終えて、隣の部屋へ声をかけた。 「もういいよ、ウロコ」 鉤爪が床を打つ硬質な足音が近寄ってきて、隣室から「ウロコ」ことあたしの恋人が顔を出し、虫のうなるような声でこう言った。 「本当にもういいのか、ミズホ。あんたは母親を随分ないがしろにしている気がするが」 「うーん、そうかも知れんけどさ。この年の娘に対する態度としては、母さんちょっと過干渉の気がするのよねぇ」 猫のような虹彩を備えた金色の一つ目が、透明な瞬膜を動かしてぱちぱちと瞬きした。首の脇に3対ある、サメの鰓みたいな 呼吸口からしゅうと漏れる息と、長い尻尾のうねる動きが、彼の不服を告げている・・・気がする。 一つ目とエラを抜きにして考えるなら、彼の全体的な印象としては、直立気味の恐竜というのが一番近いかも知れない。頭胴長と 同じくらい長いしなやかな尾を持ち、全身を赤錆色の鱗が包んでいる。特に後頭部から尾の先端まで続く、一列の大型鱗はよく 目立つ。 ちなみにウロコという名前はこの鱗まみれっぷりからあたしが付けたあだ名で、本当の名前はえらく長ったらしい上に、 地球人の声帯では発音できない。ま、そもそも奴の種族につけられているゼゴ族という名前も、彼らが発する声をむりやり あたしたちの言葉で表記した物に過ぎないから、あたしがどんなあだ名を付けようが大して問題ないと思う。本人も嫌がってないし。 「だってさー、母さんったら、孫の顔が見たいからあんたと別れろとか言うんだよ?ひどいと思わない?」 「子孫を残したいと言う欲求は、あらゆる生命に共通してあるものだ。一概に悪とは言えんな」 「じゃ、あんたそう言われたら、はいそーですかって別れるわけ?あたしは嫌だよ、そういうの」 厳つい体にがっしと抱きつき、あんた以外と付き合ったりしたくないもん、とか恥ずかしい事を言ってやった。がんばって背 伸びしても、胸までしか頭が届かない。そうやって胸に押し付けた額から、虫の羽音のようなジジジと言う震動が伝わってきた。 これは人間で言えば、「うう」とか「ああ」とか、そういう類の声にならない声に相当する。フヒヒ、一丁前に照れやがって。 366.テスト前2008/08/05(火) 07 39 29 ID /jo605Mq 「言っとくけどかじったら怒るからね」 あたしの体にゆっくりと舌を這わせ始めた、ウロコの後頭部に向かってそう警告してやった。吸血種族であるゼゴは、性交時に 互いに咬み付きあうという手荒な愛撫を行う。自種族同士でやる分には問題ないんだろうが、鱗のない人間の身ではカミソリ より鋭い歯でガリガリやられるともう、それはそれは痛いわけで、痛いだけで済むならいいけど正直身が持たんわけで、甘噛みでも 結構大出血するわけで、そうすると翌日の仕事にもかなーり支障が出るわけで、そうなればあたしとウロコお互いに不利益を 被るわけで、従って噛み付き行為には全くメリットはない筈なのだ。ない筈なんだが。 「言ってるそばから咬みついてんじゃねえこの爬虫類がっ!」 ま、そんな事言っても習慣と言うのは恐ろしいもので、右乳房辺りにざっくり牙が食い込みました。エラ部分に指を突っ込んで 殴り抜かれたウロコ氏は、只今踏み潰されかけたセミのような音を立てつつのた打ち回っておりますが、あたしのダメージも 相当深刻であります大佐。痛いよウロコ酷いよウロコ。 「す、すまん。しかしもう少しこう、なんと言うか。手心と言うか・・・」 「痛くなければ覚えませぬ」 ウロコの熱い舌が首筋やら頬やらをしつこく舐め上げ、4本指の手が慎重に胸を撫で回す。体温が上昇してきたのが自分でも はっきり分かった。さっき咬まれた右乳房の辺りをも、ぺろりと舌が通過する。 「んっ・・おっ、美味しいとかっ、思ってないよねっ」 「いや、有体に言ってしまえばまずいな」 それはそれで腹が立つな。お返しに装甲の薄い腹側の皮膚をかじってやった。うむ、非常に歯ごたえの強い材質でありますな。 ところであんまり反応がないけど、気持ちいいのかコレ。どうなんだコレ。 「気持ちいいか良くないかの二択で言ってしまえば、それほどいいものではないが」 するりと尾があたしの胴体に巻きつき、その先端がゆっくりと秘所を愛撫する。 「あんたはそうやって俺のことを悦ばせようとしてくれる」 一度離された尾の先から、粘液が糸を引いて流れ落ちた。それは再び膣にあてがわれ、今度は内部へと侵入が開始される。 「俺はそれがうれしい」 「んっ、んぅ、んっ・・・」 胎内で蠢く生殖器官。ウロコの尾端に備わった(ちなみに雌の尾は産卵管である)それが前後するのに従って、甘くかすれた声が 漏れてしまう。快楽でひいひい言っているあたしとは対照的に、ウロコはさっきから一言も喋らず、見た限り表情も変わらないままに イタシている。 「ふ、あっ・・・ねぇ、ウ、ロコ・・、気持ちいいの・・・っ?」 ぐるるる、と可聴域ギリギリくらいの低い音が奴の喉から漏れた。 「つまらん事を聞くな。・・・気持ちいいとも」 ぐいと体の奥に硬い物が押しつけられる感触。次の瞬間、そこに熱いものがぶちまけられた。 367.テスト前2008/08/05(火) 07 40 32 ID /jo605Mq 「んー、結婚、結婚結婚かぁっ」 おもいっきり伸びをしながら叫んでみる。ウロコが不審そうな目で見てくるけど、そこは気にしない。 最初はこいつのこと、ただの仕事上のパートナーだと思っていた。グロテスクな触手系連中と組まされずに済んだのにはほっとしたけれど。 異星人と友人になんか、ましてや恋人になんかなりうるはずがないと考えていた。でも、今のあたしにはこいつ以外と付き合うなんて、 セックスするなんて考えられない。「触手系」の同僚とだって、今じゃ仕事以外でも会ったり遊んだりする仲だ。 きっと、分かり合えるはず。相手が地球人だって、異星人だって。 「ねー、結婚しない?あたしと」 「ななななんだいきなりっ」 瞬膜を激しく開閉しながら面白いように狼狽するウロコ。正直ちょっと気色悪い。 「あたし、あんたの事、好きだもの。きっと母さんだって分かってくれる」 沈黙。しっぽだけが混乱した内心を示すように、大きくくねらされている。 「あんたはあたしの事が嫌い?」 「・・・いや」 「ねえ、ちょっと。もっと愛してるとか大好きとか、恥ずかしい事言ってよ」 喉の発声器の辺りに顔をくっつけて、直接震動を受け取ろうとしながらそう言ってみた。ゼゴの声は大部分が地球人の可聴域 より低い周波数で発せられるので、こうして直に触れでもしない限りは、どんな具合に震動しているのかわかりゃしないのだ。 脳に挿入されたマイクロチップによって、翻訳は自動的に行われるから日常会話に不便はないにしても、やっぱり愛の囁きくらいは どんな声で言われているか知りたいのが人情ってもんじゃないか。 「う、う、う、お、あ、あんたが好きです。愛してます」 「なんで突然敬語になりやがりますかーあんたは。ま、よろしい」 ぶーんと響いた震動はえらくくすぐったくて、あたしは顔を上げると、奴の鼻先に一つキスを落として笑った。 368.テスト前2008/08/05(火) 07 41 44 ID /jo605Mq 以上です。書いている最中かゆくてかゆくて仕方がありませんでした。 鱗は男の美学だと思います。 369.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 12 29 15 ID J8u1+gyp ウロコのへたれっぷりに萌えました。GJ 370.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 22 31 31 ID 7jWowurT GJ ウロコ・・・かわええw しかしなんか、セリフが有川っぽい 371.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 23 32 19 ID Pr6fzT3v 今日DVD借りてライラ見たんだが、映画館で見たときの興奮の理由がなんだったか分かったよ… 義理堅い人語を話すクマ×少女があんなに萌えると思わんかった しっとりした鼻先を裸の少女にすりよせる大動物とか体の中心に少女を包み込んで寝る大動物とかのシチュ、好きすぎてどうにかなってしまいそうだ 372.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 23 39 40 ID zNBEW5fX GJ! 瑞穂かわいいよ瑞穂 気の強いおなごはタイプだ 373.名無しさん@ピンキー2008/08/06(水) 00 27 00 ID yv75rQY2 爬虫類が大好きな俺はこの仲良しっぷりに即死した。 乙にもほどがある。 374.名無しさん@ピンキー2008/08/06(水) 16 49 53 ID he0ARM0E gj! 異種和姦ってなかなか見ないから、このスレでは常時全裸正座な自分 しかし保管庫の更新早いなww 375.名無しさん@ピンキー2008/08/07(木) 01 09 48 ID uTJ4Ocd6 職人さん乙です 人間味のある人外ってのはどうしてこうも魅力的なんだ 374 自分もいつも全裸でwktkして待ってるからなw 余程忙しくならない限りはなるべく更新する予定 376.名無しさん@ピンキー2008/08/07(木) 09 03 54 ID ow9XdevD 職人さん超GJ! 照れて敬語になるウロコに萌えたw 異種和姦も少ないが、人外♂×人間♀ってのも意外と少ないから このスレの存在は非常にありがたい 保管庫の人もありがとう。使い易くて快適です 377.名無しさん@ピンキー2008/08/07(木) 23 55 21 ID O9KuGQ3c 人外♂×人間♀異種和姦の萌えどころってなんだろうか 全裸待機もいとわないくらい好きなんだが 未だにどこが好きなのか分からないでいる俺 378.名無しさん@ピンキー2008/08/08(金) 00 24 15 ID ytEiDNtX 相手の姿形がどうであれ愛してるっつー 傍目には妨げでもそれを乗り越える繋がりか、 人じゃ考えられん異形セックスに腰砕けメロメロとか、 色々あるけどひっくるめて好きだなあ。 379.0/2 ◆IyobC7.QNk2008/08/08(金) 18 37 07 ID Obj4Sw1P 2レス程借ります。 狼男×少女 エロはなくキスまで 苦手な方はスルーorトリップNGでお願いします。 380.1/2 ◆IyobC7.QNk2008/08/08(金) 18 37 41 ID Obj4Sw1P 満月の光に照らされて金色の髪が、柔らかく輝き夜風になびく。 薄い寝巻きの上にケープを羽織っただけの簡素ないでたちの少女が頬を紅潮させランタンを 片手に飛ぶように走って来る。 女性と呼ぶには幼い白く細い身体が幻想的に浮かび上がる少女、ディアは人ではなく妖精の 様である。 あと数年もすれば結婚相手にと引く手は多いだろう。 過分な好奇心と少々破天荒な性格さえ直れば、であるが。 「真っ黒クロの、バカ犬グーガル」 歌う様に呼びかける少女にグーガルが応える。 「犬ではなくて狼です。ディア、夜中の外出は危ないですから家に戻って下さい」 「あら、本物の狼男が一緒にいるから平気よ」 一度体を重ねてから、それがディアの口癖になっていた。 元々、我が強かったが一層拍車が係ったとグーガルは感じていた。 「今度は痛く無いようにしてよね」 悪戯っぽく笑うディアにグーガルが苦く笑う。 前回はディアがナニを握るから興奮して本能的に襲いかかってしまっただけで、普段から 節操が無いわけでは無く……等と言ってみた所で聞きはしないだろうと諦める。 偽物の狼男騒ぎで苛立っていたとはいえ、強引に行為に及んでしまったのは確かに後悔して いた。 「……善処します」 「善処じゃな、ひゃぅ」 ざらついた舌がディアの首筋を撫で鋭く尖った牙が頬に触れるが一瞬で離れる。 「ねぇ、キスは?」 「……この口で、です?」 381.2/2 ◆IyobC7.QNk2008/08/08(金) 18 38 31 ID Obj4Sw1P 強請るディアにグーガルは肉食獣の証である尖った牙を見せる。 「できないの?」 困らせようと拗ねた顔で更に言いかけたのを、顎どころか鼻から下全体を包んだグーガルの 口に驚きディアは目を見張った。 捩じ込まれた舌が暴れ、口腔内を最奥まで犯される。 緩く刺さる牙がグーガルの優しさを感じさせディアに痺れをもたらしていた。 ディアはゆっくりと目を閉じグーガルに身を任せる。 このまま食べられても構わないかな、と少しだけディアは思う。 音すら漏れる隙間も無く息が苦しくなり、ディアがグーガルの胸を叩くと直ぐに解放される。 グーガルの唾液で濡れた顔がむず痒い。 「これでいいですか?」 「……食べられちゃうかと思った」 素直な感想にグーガルから忍び笑いが漏れる。 ぐいっと唾液まみれの顔を拭くと、笑いの止まらないグーガルの首輪を引っ張りディアは 主張した。 「バカグーガル。子供扱いしないでよ」 その行動が子供っぽいのだが反発するだろうし言わないでおく事にする。 「していませんよ」 グーガルが腕を回しディアの柔らかな肢体を抱き寄せた。 腹部の毛は他に比べて柔らかいはずなのに服の隙間から侵入しディアをチクチクと刺激する。 「子供相手に欲情はしませんし」 「……今度は誤魔化し、んんっ……」 冷たい鼻先の触れる擽ったさに身を捩りながら不満そうにディアがぼやいたが、グーガルは 聞こえない振りをした。 (ここまで) 382.名無しさん@ピンキー2008/08/08(金) 18 39 47 ID Obj4Sw1P ↑投下終了です。 お邪魔しました。 383.名無しさん@ピンキー2008/08/08(金) 20 10 54 ID /RSpGsR7 乙 384.名無しさん@ピンキー2008/08/08(金) 23 37 41 ID ruWH8goW 乙せざるをえない。 385.名無しさん@ピンキー2008/08/09(土) 01 43 28 ID pdyOFAo+ 良かったよ、続編もあれば見たいぜ 386.名無しさん@ピンキー2008/08/09(土) 10 15 11 ID 5cZPuBqT GJこういうの大好き でもグーガルがグーグルに見える 387.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 04 00 22 ID V89O7OxM グーグル先生には個人情報もプライバシーも筒抜けなんだぜ、とか言ってみる 388.テスト前2008/08/10(日) 11 38 55 ID /eh1Vb2o 318です。もうじき実家に帰るので書けなくなってしまいますから、間隔が狭くて申し訳ありませんが 今晩か明日辺りに一作投下したいと思っています。 帰るに当たりまして、パソコンを連れて戻りますので、書いたものを全て消去せねばならんのですが、 344 の時に書いていた、前作逆サイドの前日譚をどうしたものかと悩んでおります。 結構な時間を費やした代物ですので、このまま消してしまうのが個人的に惜しいのですが、人間×人外、 人外×人外はこのスレ向きではないんですよね。どなた様かよいアップローダーなりご存知ではありませんか? 389.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 13 26 53 ID wjsHgv1v 388 【うpろだ】専用スレのないSS【代わり】 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185814173/ エロくない作品はこのスレに9 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199377879/ 練習用殴り書きスレッド3 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/ どれかに投下して、リンクきぼんぬ 390.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 13 30 17 ID HuZjKEoe 文章考えてる間に回答でてた 391.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 19 41 21 ID +7c/aIZu 388 人間×人外は既に投下あるしいいんじゃない 個人的には人外×人外も、既存スレに投下できないような物なら有りだと思う ってか読みたいだけなんだけどw 392.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 20 49 41 ID S37z8uNs 俺もこのスレでいいと思うけどな こいつらはしっかり変態だから信じてやっていいとおもうぞw 393.名無しさん@ピンキー2008/08/11(月) 08 24 51 ID hfh2G4Wl 388 投下できるレベルなら 389 中途半端ならフリメ取得して下書きなりで保存して取っておくのもありだと思う。 394.名無しさん@ピンキー2008/08/12(火) 00 08 40 ID Mq0nMnbM まあこのスレ自体「人外×人間」に絞らなくても 良いような気もしてきてるが このスレは人外×人間のスレというより 人外が出てくるドラマのあるSSが好きな住人が集まるスレのように思える 395.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00 33 55 ID tjzTF9bZ 388さんが投下されるのを待った方が良かったかも知れないけど 何時になるのか判らないので、申し訳ないけど先に投下させて貰います NGワード:女性がビッチ 396.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00 35 12 ID tjzTF9bZ その女性は、怯えていた。 まだ成人になったばかりなのだろう。どこかまだ幼さを、顔と雰囲気に宿している女性。 それなりに世間を見てきた……その自負に、どこか甘えがあったのかも知れない。 こんな事になるなんて。そう、彼女は思っただろう。 けれど……「ここ」に来るということ。それはすなわち、「こうなる事」を既に意味していた。 彼女もそれは承知していたはず。承知してここに来たはず。 ただ、彼女の想像を、現実が大きく上回った……それだけの話。 「こっ……こんなのって……」 女性が怯える、その原因は今彼女の眼前で仁王立ちしている。 「今更……自分がここに来た理由はわかっているんだろう?」 長い舌でベロリと突き出た口を嘗め回しながら、その者は語った。 怯えるなと言われて、はいそうですねと震えを止められるなら誰でもそうする。 それが出来ないから怯え続けるのだ。ましてこのような言いぐさでは、ますます怯えてしまうのは当然の事。 まして……この者が「喋った」という事にも、その怯えへ拍車を掛けていた。 半牛半人。首から上と腰から下は完全な牛。挟まれた間は屈強な大男。ミノタウロスと呼ばれるモンスター。 その姿だけでも、怯えるには充分。 ましてそれが動き、喋るのだから……怯えを通り越しパニックに陥ったとしても、誰も彼女を責められないだろう。 だが今彼女は、怯えるその視線を猛獣の顔へ向けてはいない。 視線はもっと下……雄々しくそびえ起つ、まさに雄のシンボルそのものへ。 実のところ、彼女の「怯え」はそれにあった。 「気に入ったか?」 突き出た口が、ニタリと笑う。 人ほど表情が豊かではない牛が笑う。笑っていると、判る。 それがまた恐怖を募らせる事にも成りかねるが、幸か不幸か、女性はまったくそちらを見ていない。 見る余裕など、有りはしない。 女性は自分の腕ほどもある、そのシンボルから目が離せなかった。 ここに来た理由。置かれた状況。 全裸の自分と、同じく全裸であらゆるたくましさを惜しげもなく披露する半牛。 見つめているシンボルが自分にもたらす影響をイメージし、更に怯え身を震わせる……今女性に出来るのは、それだけだった。 「さあ、宴の始まりだ」 「いっ、いや……」 身を強張らせ拒絶する女性。しかし逃げる事はない。逃げる事は許されないから。 半牛はそんな女性の腕を強引に掴み、引き寄せる。 ふわりと浮くように、女性は軽々と半牛の懐へと引き寄せられた。 「そう怯えるな。これから行うは、快楽の宴ぞ」 いやらしい笑い。第三者が半牛を見たならば、その下卑た笑いに気づけただろう。 むろん笑いを向けられた女性に半牛の表情を知る余裕はない。 まして表情を観察する間もなく、長く太い舌が彼女の頬を舐め始めたならば。 「ひっ、いや……ん、んぐ、クチュ……」 そしてその舌は、彼女の口内へと進入していく。 キス……と呼べるかは定かではない。強いて言うならばディープキスか。 大きく開いた口が、まるで女性を頭から食らいつくかのように迫る。しかしその口が閉じることはない。 代わりに、太い舌が女性の口を大きく広げさせ、口内をウネウネと動き回る。 女性からしてみれば、ディープキスと言うよりはディープスロートに近いかも知れない。 単語だけで表現すればキスかも知れないが、しかし女性の身に置き換えるなら、これをキスと呼ぶには強引すぎる。 「ふぐ、ん、グチュ、ん、くふ、ぐっ、ん! クチュ、チュ……ん、んぐぅ!」 苦しそうに顔を歪める女性。うっすらと目に涙をためている。 しかし……それだけではない。 あれだけ怯えていた女性が、震えていたはずの身を完全に半牛へゆだねている。 頬が赤いのも、苦しいからだけではない様子。 397.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00 35 53 ID tjzTF9bZ 「クチュ、ん、グチュ、チュ……ん、はっ、あ……」 ズルリと、半牛の舌が女性から引き抜かれていく。 その後を追いたいのか、女性の可愛らしい舌がチロリと大きく開いた口からその姿を覗かせる。 舌を引き抜かれた後の女性……彼女が惚けた表情を浮かべている事から、 先ほどまでの「舌責め」が女性にどんな「影響」を与えたのか、それを想像するのは容易い。 「少しは宴を楽しむ気になったようだな」 「はっ……はい……」 緊張が完全に解けた女性は、戸惑いながらも素直に返事をする。 気を良くしたのか、半牛はまた下卑た笑いを浮かべている。 いったい、どんな媚薬を用いたのだろうか? 女性の変わり様を見てそう疑問を持つ者がいたとしても不思議ではない。 しかし半牛がそのような薬を使った形跡はなく、事実そんな薬など使う必要はない。 むろん、魔法だとか催眠術だとか、そんなファンタスティックな技術によるものでもない。 半牛の存在がファンタスティックだという事実はさておいてもだ。 「そこ……んっ! しっ、舌……すご、く、んぁあ!」 巨大なナメクジが女性の身体を這いずり回るかのよう。有り体の表現だが、しかしこれほど的確な表現は他にない。 半牛の長く太い舌が女性の首、そして鎖骨あたりを唾液で湿らせながら下っていき……乳房とその先にある乳首へとたどり着く。 舌が乳房の上で踊り、乳房はそれに応えるよう若さと弾力を惜しげ無く披露する。 揺れる度弾く度、乳房の持ち主は桃色にでも着色されそうな吐息を漏らしている。 大きな半牛の手に身を預け横たえる女性は、大きさの対比から見れば、まるで人形のように扱われる。 だが激しく身悶えする人形などいない。 彼女が性感を持った人間である証が、その狂おしく悩ましげに身悶える姿にこそある。 それだけ女を身悶えさせる、筆舌し難い半牛の舌技。 女性は先ほどまで怯えていたはずなのだが、すっかり「舌」に怯えという感情を舐め取られ、そして快楽という唾液を馴染まされている。 「あ、んっ! ふあ、そこは……ん、ひぁあ!」 舌でほぐされた乳房は、女性を支えている指先で弄ばれている。 そして舌はと言えば、更に身体を下り、甘い甘い「蜜」を堪能し始めている。 「すっかり濡らしているな……やはり「ここ」に来るだけはある」 「だっ……て、こんな、んっ! はじ、はじめて、こんなの……ふぁあ!」 背を反らし、声を上ずらせながら自身の快楽を表現する女性。 それに追随するかのような、ピチャピチャと鳴り響く湿った音色。 巨大なナメクジは女性の淫唇はおろか、突起した陰核を何度も何度も這いずり、 乳房同様、いやそれ以上に女性から喘ぎ声を絞り出していく。 「こん、こんなの、うそみた、い、んぐぅ! い、きも……くふぅう! そ、こんな……あぁあ!」 唇を押し広げ口内に入ったあの時のように、今度は別の唇……淫唇を押し広げ舌が進行する。 人の男性器よりも大きな舌に、女性は思わず眉をひそめる。 だがそれも一瞬のこと。すぐさま口元は緩み、その緩んだ口からは唾液と喘ぎが止めどなくあふれ出る。 「これ、ひっ、んっ! や、こ、こん、こんなの、で、でも、い、いっ、いあぁあ! よ、よすぎ、て、くる、くる、くるっちゃ、んぁあ!」 悶えるどころではない。女性は身体を跳ね上げるるかのように反らし、快楽を受け止め味わっている。 まさに人間業ではない快楽。それを人間である女性が味わわされているのだ。 流れ込む快楽の容量は、人の女性が受け止められる許容量などとうに超えている。 「このまま狂われては面白くないな」 ゆっくりと舌を抜き、半牛は息を荒げる女性を見下ろした。 肩で息をするその女性は快楽の余波に身を引く付かせながら、しかし突然途切れた快楽の流入に戸惑いながら、半牛を見つめていた。 欲情にまみれた瞳。視線は更なる快楽を半牛に要請していた。 「なぁに、すぐまた狂わせてやるよ……」 そう半牛が宣言すると、女性の腰を両手で掴み股を開くよう命じた。 女性は素直に股を開く。そうすることで与えられる快楽が何であるかを、期待しながら。 女性が待ちこがれる快楽。それは当然、半牛の雄々しい肉棒。 あれだけ酷く怯えさせ、胸を締め付ける思いをさせた肉棒も、期待に胸を膨らませる肉棒へとその存在を移り変えられていた。 もうそこに、女性はいない。欲情した雌が、そこにいるだけ。 398.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00 36 26 ID tjzTF9bZ 「ひぐあ……ん、くぅあああ!」 雌らしい、獣のようなうめき。唾液と愛液で充分に濡れていたとはいえ、膣と肉棒のサイズは不一致。 すんなりと進入が許されるような大きさではない。 無理矢理ねじ込まれるその痛みに、声を上げるのは当然のこと。 だが……雌という獣は快楽にどん欲。 「いっ、ぐ、ん……あ、くっ! ん、あ、あっ! ひぃ、ん、ふあ、くっ、あ、んん!」 言葉にならない悲鳴と喘ぎが折り混ざりながら雌の口からあふれ出る。 苦しみながらも、雌は己の膣を半牛の男根に馴染ませていく。 そうやって、そうまでして、雌は快楽を得ようともがきあがき、声を上げ腰を振るった。 「グフフフ、良い声で鳴くな。そんなに気持ち良いか?」 「あっ、ん、ひぐぅ! か、ん、あ、んぁあ!」 返事はない、ただ喘ぐだけ。その喘ぎこそが、返答になっているから。 「ひっ、ん、ふぁあ! い、あ、んあ!」 腰を打ち付けられる度にガクガクと揺れる雌の身体。 半牛はその雌の半身を起こし、また舌で雌を愛撫し始める。 激しい摩擦で内部を、滑らかな摩擦で外部を刺激され、もう雌に快楽以外の感情も感覚も有りはしない。 視線は彷徨い、意識も彷徨い、ただ快楽だけが雌を包む。 口は半開き涎を垂らし振りまきながら、それでも雌は喘ぎ続けた。 「流石に締まりが良い……出すぞ」 むろん、その問いに答える者はいない。喘ぐ雌がいるだけだ。 問いかけからしばし、半牛は振るい続けていた腰を雌から引き抜いた。 半ば投げ出されるように、半牛の手から解放され横たわる雌。 そこへ、半牛がいきり起った己の男根を握りながら近づいた。 降りかかる白濁液。雌は肌を白く染め上げられながら、ピクピクと身体を震わせていた。 399.名無しさん@ピンキー2008/08/12(火) 00 36 51 ID ofZS+w4G 394 最初は重複云々言われてて それでなんとか他にはない人外男×人間女(和姦多め)に落ち着いたら よく訓練された変態紳士たちが集まったようなスレだもんなw 400.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00 38 50 ID tjzTF9bZ 「カット!」 監督の声を聞き、私はすぐさま女性の元へ白く大きなバスタオルとティッシュの箱を持って駆けつけた。 白目をむいて完全に気絶してる…… 私はバスタオルで汗と唾液と精液を綺麗に拭き取りながら、ADの子にもう一枚バスタオルを持ってくるよう指示を出す。 「大丈夫?」 「あっ……あ、はい……大丈夫……です」 まだ完全に意識を取り戻せていないようだけど、無事なようね。 ADの子が持ってきてくれた新しいバスタオルで彼女の身体をくるみながら、彼女の様子をチェックする。 意識はもう大丈夫そうね。あと下は……見た感じ、血が出てるとか、そういう事はないみたいだけど…… 「下も平気?」 「えっ……と、その、まだジンジンしてますけど、平気です」 まったく、たいしたものね。「アレ」と初めてやって、この程度で済むんだから。 というか、むしろよがって気持ちよさそうだったものね。 流石は人気AV嬢ってことなのかな。それなりに下も「訓練」が行き届いていたみたい。 亜人相手はこれがデビュー作らしいけど、彼女なら「こっち」の世界でもやっていけそう。 「大丈夫か?」 その、「こっちの世界」じゃ人気の男優が、相手の女優を気遣って声を掛けてきた。 「あっ、はい。ありがとうございます」 「そうか、良かった」 ホッと安堵するその顔は、さっきまで下卑た笑いを浮かべていたのと同一の顔とは思えないくらい穏やか。 腐っても男優って事なのかな。ただやるだけじゃなくて、ちゃんとそれなりの演技をしていたっていう。 ……それはどうかなぁ。私は彼の「野生」もよく知ってるから言えるけど、あれもあれで「地」だと思う。 「それにしても思い切ったわね。亜人デビューでいきなり「王子」を相手になんて。あなたから指名したんだって?」 王子というのは、男優のミノタウロスの事。彼をよく知る人達はみんな、彼を王子って呼んでるわ。 その王子を亜人デビュー作に選んだ理由を、私は尋ねてみた。 こっちの世界……人外が出演するAV業界で人間の女優がデビューをする時は、 普通ならもっと人間に近い種族……ウェアドッグやウェアウルフあたりを相手にするが定番。 そんな相手になれてきてから、王子のような規格外な亜人や、生理的な嫌悪感を伴いやすいローパーやスライムを相手にしていくもの。 だからいきなり王子を相手にする、しかも彼女から指名したなんて……ちょっと信じがたいのよね。 「はい……実はその、ミノタウロスさんに、えっと……」 あらら、顔を真っ赤にして俯いちゃった。 なんでも……彼女、もう人間サイズじゃ満足できないんですって。 そもそもAV嬢になったのも、そんな理由からだったらしい。 だからあっちのAVでは極太バイブを扱うような作品が元々多かったんだとか。 この若さでねぇ……まあ、プロフィールの年齢と実年齢には「サバ」が何匹か紛れてるとは思うけど。 そんな彼女に、こっちの世界でやらないかってスカウトがあったらしい。 その際に見せられたのが王子の出演作品。それを見て、こっちの世界に足を踏み入れることを決意したとか。 つまり彼女にとって、王子は憧れの男優だったらしい。 なんていうか……まあ、人それぞれよね、うん。 ちなみに、最初王子のアレを見て怯えていたのは……画面で見る以上に実物は大きく見えて 流石の彼女も、ちょっと「引いた」らしい。まあすぐアレの大きさに「惹いた」みたいだったけど。 「まあなんにしても……色々と、大丈夫みたいね」 身体的な意味でも、仕事的な意味でも。 むしろ……大丈夫じゃないのは王子の方かな、たぶん。 ふふ、もうそわそわしてるわ……仕方ないわね。 彼女のフォローは他のスタッフに任せて、私は彼のフォローに入りますか。 そもそも、私は王子のサポートのために現場へ来ていたわけだしね。 * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * ←・→ 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972
https://w.atwiki.jp/aruniji/pages/16.html
世界その1「人外アパート」 pixivにて、ハセ氏が立ち上げたほのぼの交流企画が【人外アパート】です。 ★参加者の作品は、人外アパートタグから閲覧できます!(※リンクは投稿順) この世界の二人はほのぼの温かです。以下は自作品一覧。ほぼ他参加者とのリレー漫画なので分かり辛い点はご了承下さい。 単品で見れるものについてはタイトルの末尾に*を付けてあります。オマケはどれも単品で楽しめると思います。 4-D入居希望(キャラシート)* まつがえちゃった それ誰も来ないと思うなんて言えませんでした 動き出す納豆パーリィ エデアとリデア* こけたの* 人外アパーツ 続・発酵食品店:寝黒満紗 人外処方箋 邂逅 あら、うちのアパートのブログ始められたんですって 人外アパートブログログ あだ名で呼び隊 旅は道連れ、パーリィも。 つめたくてあったかいものなーんだ!* 人外アパートブログログ その2 考えるゾンビまんが* あちこちで、6月がうたう 再会 人外アパートブログログ その3 浴衣クエスト よんこまつり ありがとう人外アパート 弁当ついてんぞ* 人外アパートブログログ おしまい! 冬と言えば! -スロウダンス-* Hand two Hand*(ノベル/Wikiでも読めます) おまけ★~探しものをみつけた日~(頂き物ノベル) おまけ☆その日のみそ汁の味は、よく分からなかった。(続き) おまけ★エデアと!リオの!納豆botログ おまけ☆いちゃいちゃらくがき おまけ☆らくがきログ(ツイピク) おまけ☆ツイッター挿絵ログ おまけ♪イメージソング(Messiah含む) おまけ★エデアbot&リオbot(ツイッター) 温かい世界観で、本当に楽しく交流させて貰いました。良いご縁を頂きどうもありがとう御座います! 他世界その2→Messiah 裏設定:人外アパート作品は、Messiahラスト後の二人が呼び寄せられたイメージで描いています。
https://w.atwiki.jp/monsters/pages/80.html
人外×人間でハァハァするスレ 401-450 1-50 51-100 101-150 151-200 201-250 251-300 301-350 351-400 401-450 451-500 501-550 551-600 601-625 626-650 651-700 701-750 751-800 801-850 851-900 901-972 401. ◆/Mgq/8agL6 2008/08/12(火) 00 39 54 ID tjzTF9bZ 「もうちょっと我慢できなかったの?」 「だってよぉ……相手は今日のがデビュー作だっていうからさ。いつも以上に「加減」してたから、こっちはほとんど満足出来てないんだよ」 現場からそそくさと抜け出した私達は、すぐ近くにある馴染みの店……人外専門のラブホテルへと駆け込んだ。 王子は相手のAV嬢によっては、どうしてもフラストレーションがたまってしまう場合がある。 特に今回のような「本気」で相手が出来ないような娘の場合は。 彼が本気になると、激しすぎて相手の娘が文字通り壊れてしまう事がある。 だから相手を気遣いながらやらなければならず、それがフラストレーションになるってわけ。 そりゃ生理現象だから、それなりに「擦れ」ば、出るものは出る。 でもそれだけで満足できてしまうほど、彼の性欲は大人しくない。むしろ中途半端に終わって困るらしい。 それを鎮めるために、私は事前に呼ばれていたって訳。 もっとも、あのAV嬢の娘のケアも監督から頼まれていたんだけど。 「今日は特に落ち尽きなかったわね」 私はゆっくりと、服を脱ぎながら彼に尋ねる。 ブラウスを無造作にベッドの上へ置き、タイトスカートに手を掛けたところで。私は不意にバランスを崩された。 「ちょ、ん、もう……本当にらしくないわね……ん、クチュ、チュ……」 強引に引き寄せられ、王子の舌が私の首と顔を嘗め回す。 呆れながらも、私は彼の舌を受け入れる為に口を開いた。 待ってましたと、彼の大きな口が開き舌が口内へと侵入してくる。 肉厚な舌が口内を圧迫し、上あごの粘膜を舐め始める。 私は彼の舌を含みながら、脱がし掛けたスカートに手を掛けスルリと床にそれを落とす。 そして下着に手を掛けながら、彼の舌を私の舌でチロチロと弄び、唇で優しく舌を圧迫する。 全裸になった頃には、私は足を浮かせ彼に抱きかかえられながらディープスロートキスを続けていた。 「グチュ、チュ、チュパ……ん、ふぐ、んあ……ふぅ。ふふ、久しぶりじゃない? こんな「獣」みたいに……んっ! せっ、背中はちょっ、ひっ!」 私を自分に押しつけるようにして腰を抱きしめ、彼はその姿勢のまま私の背中を嘗め回す。 仕事では絶対にやらない愛撫。モニター越しに見ている第三者が興奮できるスタイルじゃないから。 でも彼は時々こんな愛撫を私にはする。胸同様、背中も鍛えれば性感帯になるのを知っているから。 そして私は全身を鍛えられている女だから、こんな愛撫に悦べるって彼は良く知っているから。 もちろん、私を悦ばせるためだけにこんな愛撫をしている訳じゃない。 「ん、チュ、クチュ……はむ、ん、チロ、チュ……」 私は彼の首に腕を回し彼に抱きかかえられながら、彼の喉元や鎖骨に愛撫し始める。 舌で舐め、唇を当て吸い、たまに歯を立てて軽く咬んだり。 なにかする度に彼がピクリと反応するのを可愛いなんて思ったら、 今度はツツッと彼の舌が背骨の上を通って私がピクリと反応してしまったり。 何度も身体を重ねたから知り尽くしている、互いの身体。 こう言うと……恋人同士みたいだけど、そんな関係じゃないのよね。 セックスフレンドであって、ビジネスパートナーでもあって…… なんだろう、恋人以上、恋人未満。そんな矛盾した間柄かしらね。 「ね、そろそろ……」 強引に始めた癖に、丁寧な愛撫。すっかり私の方は準備が整っていた。もちろん、彼のは言うまでもない。 「このまま入れて……ん、くぅ!」 俗に言う、駅弁。彼は私の腰を掴んだまま、ガチガチに固くそそり起たせた自分の男根に私の淫唇を触れさせ、 そして一気に奥へと……まさに突き刺すように押し入れる。 そこからは、本当に獣。 私をオナホールかダッチワイフにでも思っているのかってくらい、激しく腰を振り腕を振るい、激しく攻め立てる。 声も出せないくらい身体を揺さぶられながら、でもジュブジュブと膣は声の代わりに喘ぎ出す。 性経験豊富なAV嬢だって、こんな事されたら壊れるわ。 でも私は平気。いえ、むしろこれくらい激しい方が好き。 互いに、相性が良いのよね。セックスの。 つまりこーいう意味においても、私達はベストパートナーなわけなの。 「やはり……お前は、いい、女、だな!」 「なに、よ、こん、な、ぐ、ん、くぅ!」 喘ぐのだって苦しいのに、何を言わせたいのよ……もう。ちょっと感じちゃうじゃない、そんなこと言われたら。 402. ◆/Mgq/8agL6 2008/08/12(火) 00 40 33 ID tjzTF9bZ ちょっとした言葉のやり取りをしたけれど、後は獣同士の性交。 荒げる息と結合部の喘ぎだけが室内に木霊する、本当に「やるだけ」のセックス。それもかなり激しい。 愛なんて語らない、ただ快楽だけを追い求める二人。 それでも、ただ乱暴なだけじゃない。獣同士の性交だからこそ、信頼し合えないと成り立たない。 私が彼を信頼しきってなければ、こんな激しい行為に身を全て任せられないし、 彼も私が簡単に壊れないことに安心しつつも、やり過ぎて私を壊さないように気を配りながら腰を振るっている。 信頼しきっているから出来る。そしてそんな関係だから、より快楽が身を震わせる。 「出すぞ」 確認を求められても、私は返事が出来ない。私ももう、絶頂手前だから。 腰が唐突に止まる。なのに膣は更なる圧迫感を内側から受ける。 その圧迫が僅かに緩んだとたん、私の奥に勢いよく射出される白濁液。 激しい水圧を子宮に浴びる快感を、私は身を反らして受け止め……全身をビクビクと痙攣させギュッと膣を締め付けた。 「ふぅ」 大きく息を吐き出し、彼は私の中に入れたままベッドに歩み寄る。 そしてゆっくりと私を持ち上げ彼の男根を引き抜くと、先ほどまでの猛牛ぶりが嘘だったみたいに、そっと私を優しくベッドに横たえさせる。 「よ……っと」 そして私の側に腰掛け、私は……揺れるベッドに軽く身体を宙に浮かせられた。 「どこか抜けてるのよね、いつも」 「ん? なにがだ?」 基本優しいんだけどね、彼は。でもちょっとデリカシーがないかな。 まあ、そんな彼だから気に入ってるんだけど。 * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * .. * 403. ◆/Mgq/8agL6 2008/08/12(火) 00 40 56 ID tjzTF9bZ 一度きりで収まるほど、私達の性欲は浅くない。 でも、最初に激しく抱き合った後は、ゆったりと、身体を絡ませるように求め合うのが常。 それこそ恋人同士がするような、イチャイチャした愛撫を繰り返す。 私が彼の男根を全身で奉仕したり、彼が私のアナルに指一本だけ入れて弄んだり。 そんな事をしながら、ピロートークに花を咲かせている。 「人気が出るかは……今のままだと微妙だな」 騎乗位で私を自分の上に腰掛けさせながら、彼が私の問いに答える。 今日相手にした娘が、今後この業界で大成するかどうかを。 「どうも彼女は、自分が感じてさえいれば男が悦ぶって思ってるようだからなぁ……ま、最初の内はそれでもいいが、このままなら飽きられるのも早いぞ」 彼の見解に、私は同意見だ。直接相手をした彼だけでなく、端から見ていた私でも同じ事を思ったんだから、 それをモニター越しで見ている視聴者にも伝わってしまうだろう。 まだ今は初々しさが出ているから良いけれど、慣れてきてからもこのままじゃ、確かに飽きられる。 さて、どう指導してあげれば良いかな……私は彼に跨り腰をグラインドさせながら思案した。 「ローパーでも相手させたらどうだ? この前、一匹仕上がりそうだって言ってたろ」 軽く腰を跳ねながら、彼が提案してきた。 ローパーね……そうね、私の「本業」もかねて、それも良いかも。 AV嬢や風俗嬢の指導は、あくまで私の副業。本業はローパーやスライムといった魔法生物の調教師。 彼が言うとおり、ちょうど活きの良いローパーの調教が終わったところだから、あの子をAVデビューに今日の娘を起用しても良いかな。 ローパーを相手にしながらも、よがる姿を「魅せる」という意識を持てるようになればいいんだけれど。 「でも王子、まだあの娘とのシーンって残ってるんでしょ?」 私は腰を跳ねさせながらスケジュールの確認を取る。 ローパーの相手も良いけど、出来れば彼が直接指導してあげられるならその方が良い。 なにせ彼は人気男優。数多の女性をカメラの前で抱いて、彼女達の魅力を引き立たせるプロだから。 まあカメラの前だけじゃないけど……彼には私以外にも、多くのセフレがいるから。 迷宮のハーレム王子は伊達じゃないのよ。ただ彼が本気になれる相手はごく僅かだけど。 「いや、あの娘の撮影はまだあるが、俺との絡みはもうない。明日はケンタウロスの男優とだとさ」 彼は私の腰に軽く手を添えながら、続けて提案を口にする。 「なんだったら、監督に口をきいてやろうか? こっち世界のデビュー作だからいろんな相手とのシーンが欲しいって言ってたし」 「ホント? なら、ん! お願い、出来るかな?」 自分の胸を揉みながら、私は彼に感謝する。 彼はまかせとけと、快諾してくれた。持ちつ持たれつ、何事においても頼りになるパートナーだ。 「ついでにお願い……いいかな」 ギシギシとベッドをきしませながら、私は尋ねた。 「そろそろ……いい?」 「ああ、俺ももう我慢できねぇよ」 私の腰を持ったまま、彼がベッドから立ち上がる。 そして最初の時同様、激しく私を揺さぶり腰を動かし始めた。 これが私達の締め。最後も激しく求め合って終わるのがいつものパターン。 「やっ、ぱ、り、ん、お、おうじは、い、いい、ん、くぁあ!」 いい男よね。そう言い切れぬまま、私は暴れ牛の腰使いに言葉を封じられる。 ま、今更言うことでもないけどね。 股を裂かれるような快楽を全身で受け止めながら、私は幸福に浸っていた。 404. ◆/Mgq/8agL6 2008/08/12(火) 00 44 27 ID tjzTF9bZ 以上です NGワードにある通り、ちょっと前半も後半も女性側に好き嫌いがあると思うのですが 気分を悪くされた方は申し訳ない そんな方は、 388さんの良作投下を待っててくださいw 俺も全裸で 388さんのを待ってます! 世界観が意味不明、と思われる方も多いでしょうが そこはわざとです。好きなように妄想で補ってくれると幸いです お目汚し、失礼いたしました 405. 名無しさん@ピンキー 2008/08/12(火) 00 53 56 ID kgHw5k+0 404 GJ! 途中で書き込みが被ってしまい、申し訳ありませんでしたor2 人外AVっていう発想は面白かった、シリーズ化とかしてほしいかもw 王子も良い男だw 406. 318 2008/08/12(火) 01 48 55 ID Cv1FA6b+ なんといやらしい(ほめ言葉)大変興奮いたしました。王子がいい男です。 申し訳ありません、マナー違反は重々承知なのですが、今日の朝10時の飛行機に乗って帰らねばならないのです。 大したものではありませんが投下させていただきます。NGワードは318です。 407. 318 2008/08/12(火) 01 49 53 ID Cv1FA6b+ 「あ、ウロコ?どうせ君の事だから別に何してる訳でもないでしょ?お宅の嫁さんがひどい事になったから迎えに来て。 今いつもの飲み屋にいるから。んじゃ」 一方的に用件だけを告げて電話を切る同僚。明日は休日である。瑞穂は同僚と飲み会とかで出かけており、爬虫類型知性生物、 ゼゴ族の「ウロコ」は久々に一人の空間を味わいながら趣味の映画鑑賞をしているところであった。まだ嫁を取った覚えはない とか、なぜ俺はあだ名であるウロコとしか呼んで貰えないのかとか悩みつつ、ウロコは出かける。 ぬめらかに蠢く幾重にも枝分かれした触手。それに抱え込まれるのは、頬を赤く染め、荒い息を吐く瑞穂。あたかも磔刑の如く、 あるいは蝶を捕らえた蜘蛛の巣の如く。女体を捕らえている触手の持ち主は、ふたりの同僚である、オザブ星人『皮手袋』であった。 あ、こいつ殺すしかねえ。瞬時にそう判断し、歯をギリギリ鳴らしながら攻撃の構えを取るウロコの前に、灰青色の体毛に覆われた 大きな頭部がぬっと突き出された。 「あのね〜、ウロコ君違うのよ〜そうじゃなくて〜、えっとぉ」 「トゥーゾ、考えてから喋る癖付けたら?使わないと脳にカビ生えるぜ」 カロン龍トゥーゾの長い首と尾がしょぼんと垂れる。全長7メートルあまりの複翼の竜といった外見から受ける印象とは違い、 カロン龍は概ね穏やかで平和的な種族である。「穏やかというよりは愚鈍だ」と言われることもあるが。 「君の嫁さんが酔って暴れるからちょっと抑えといたの、ただそれだけ。心配する気持ちは分かるけど、強姦も触手プレイも させてないから安心していいよ」 『ちょっと待ちたまえシャミイ。それじゃあ私が強姦魔か何かみたいじゃないか!私は同意のない相手を無理になどという卑劣な 真似はしないぞ!』 「へえ違ったの。ボク知らなかった」 瑞穂を開放しながら第1腕と第6腕を激しく震わせて主張する『皮手袋』に、"猫"シャミイが冷ややかな視線を送る。険悪な 空気にトゥーゾがおろおろしていたが、今はそれどころではない。完全に触手がほどかれると、支えを失った瑞穂はくてんと卓に 突っ伏した。慌てて抱え起こし、簡単に体をチェックする。とりあえず外見的には問題無さそうだ。ほっとするウロコ。 『ウロコ、君までそんなことをするのか。いいさ、理解など得られなくても。私なんか所詮大人のオモチャか何かだと思われてるんだ』 「ようやく正しい自己認識に辿り着いたみたいじゃん?おめでと」 シャミイのその一言で『皮手袋』は本格的にいじけてしまったらしく、6本の触手を円盤状の本体に畳み込んで固まってしまった。 悪い事をしたかな。ウロコは少し反省する。しかし誤解されやすい種族(オザブ星人は雌雄同体であり、友情と愛情の間にある垣根が 非常に低いことで知られる)なのだから、もっと慎重に振舞うべきだ、よし俺は悪くない。それにしてもいつの間に俺の名はウロコで 定着してしまったのか。 408. 318 2008/08/12(火) 01 50 25 ID Cv1FA6b+ 「あれーウロコ?いつ来たのお?」 抱える腕の中で、ぼんやりした表情の瑞穂が顔を上げる。おそらく全てはこいつの責任だ。 「君に帰ってもらおうと思ってさっきボクが呼んだふんぎゃっ!」 今まで潰れていたとは思えない速度で飛び掛られ、尾を踏まれたような奇声を上げるシャミイ。 「ちょ、放せ放せ放せ痛ったいキショい酒くさーい!」 「フハハハ、この手触りこの手触り!圧倒的ではないかねわが軍わああ!!」 瑞穂は抵抗をものともせずにシャミイを抱き締め、全身の手触りを確かめにかかる。シャミイはぬいぐるみのようにいじり回され、 にゃあにゃあ悲鳴をあげた。 「あらら〜シャミイ君が〜どうしようウロコ君」 「いや、どうしようって言われても」 不測の事態にうろたえているトゥーゾを役に立たないと判断し、ウロコは瑞穂を止めにかかった。酔っ払い特有の思いもよらぬ抵抗に 手を焼かされつつ、どうにかこうにか引き剥がす事に成功する。 「びっくりした、ああもうびっくりした。これだから酔っ払いは嫌だよほんとに」 瑞穂の手が届かない位置に移動し、乱れた毛並みを舐めて整えながら文句を言うシャミイ。その様子は祖先形である地球猫と、殆ど 変わったところがない。 「いや・・すまない。悪かった、この通りだ」 「別にいいさ、酔っ払いに理性なんか求めてないもんね。このひとの場合シラフでもさほど変わらんけど」 口ではそう言いながらも、シャミイは不機嫌そうに瑞穂を睨んでいる。平謝りしながら、ウロコは何故俺が謝らねばならないのだろうかと 一瞬疑問を感じた。 「ウロコ手触り悪ーい」 こんな事を言われればなおさらだ。 「・・・悪かったな」 「あれ、怒ったの?だいじょーぶだよお、毛皮がなくてもちゃーんとウロコの事は好きだから」 「ひ、人前で何を!」 ウロコの太い首に腕を回し、へらへら笑いながら頬擦りする瑞穂。酔っ払いは始末におえない。「死ねバカップル」という周囲の 視線と、同僚たちの好奇の目が入り混じって二人に突き刺さる。助けてくれ、いやせめて見ないでくれ。視線が苦痛なんだ。 「照れてますね?照れてますねウロコ氏。かーわーいーいー」 「わあバカめ止めろ放せ、いややめて下さい本当に。お願いします」 「ふふ〜ん」 全く動じず話を聞かず、楽しげにまとわりついてくる瑞穂。ダメだ、完全に酒毒が脳に回っている。このままでは被害が拡大 するばかりだ。 「あら〜仲良しでいいわね〜」 「いや所嫌わずお盛んな事で」 「よし帰るぞミズホっ」 とにかくこの混沌から脱しようとウロコは行動に移る。同僚への挨拶もそこそこに、瑞穂を小脇に抱えて卓を離れようとした ウロコをシャミイが引き止める。 「ウロコ、金」 そうか、俺が払うのか。そうだよなあ。飲み食いした覚えはないが。少しゲンナリしながら金を置いて、今度こそ帰路に着く ウロコであった。 「ウロコ君、呼び出しちゃって良かったのかしら〜、かわいそうみたい〜」 「別にいいんじゃない?ペットの始末は飼い主がするもんでしょ。大体ウロコなんざ放っとけばコケが生えるまで動かない生物 なんだから」 対照的な態度を取る二人の異星人。その後ろで『皮手袋』は誰にも慰めてもらえないままになおもいじけていた。 409. 318 2008/08/12(火) 01 51 14 ID Cv1FA6b+ 家まで瑞穂を担いで戻り、やっとベッドに下ろして一息ついた。何だかどっと疲れた、水でも飲もうかと立ち上がろうとした ウロコの尻尾を、布団の中から伸びた手が引き戻した。 「何のつもりだ?」 「ん、お礼?謝罪?みたいな」 振り向いた顔に口付けをして、にへらっと笑う瑞穂。据え膳喰わぬは男の恥よと言うが、薬品で理性を失っている相手にこの 言葉は適用されるのか?ウロコは考え込む。案外理屈っぽい男である。 「あれ、やらんの?」 「いや、やる」 まあいいか。本人もいいと言っている事だし。瑞穂を引き寄せ、腕の中に抱え込んだ。ウロコは単純な男であった。 ゆるやかな凹凸のある滑らかな体に指を這わせながら考える。地球人というのはどうしてこうも柔らかく脆そうなのか。少し 力を入れればあっけなく壊れてしまうような気がして、どうしても触れ方が遠慮がちになってしまう。 「あんたって案外優しいよね。顔怖いのに」 もっと乱暴でもいいのにさ、噛まなきゃと瑞穂は囁き、そのまま唇をつけてきた。ゼゴの口には地球人のような柔軟な唇はないので、 キスにはそれなりの技術が必要とされる。鋭い歯を舌でなぞられ、お返しにそいつに舌を絡めてやる。 「あのな、顔の話は余計だ」 ウロコは強面である。凶相といってもいい。いや顔つきは種族的なものだからどうしようもないのだが、とにかく歩いているだけで ガキに泣かれる顔であり、ウロコはその度に少し落ち込むのだった。 「いやいや、恐いなりに味のある顔だと思いますよあたしは」 ざらついた肩に顎を乗せ、鱗の隙間をなぞりながら瑞穂がにやつく。ちくしょうこいつめ。苛めてやりたい衝動に駆られ、ウロコは 両手で瑞穂の体を押さえつけると、長い尾であちこちをくすぐるように愛撫する。 「ちょ、やめてよばかっ!ひゃあ」 瑞穂は拘束を外そうともがくが、所詮は地球人、しかも非力な女。体格と力の差はいかんともしがたく、水から上げられた魚のように のたうつばかりだ。 「や、だもうっ、ゃん、ばか、なにが、ぁ、楽しいわけっ」 文句だけは一丁前に言うが、暴れ疲れたのか抵抗は弱まって、大人しくなった。手を離しても逃れようとはしない。 「このっ・・・つかまえたっ!」 と思って油断していたら、尻尾を掴まれてしまった。なにやら勝ち誇ったような表情を浮かべながら、尾の先端をいじりはじめる瑞穂。 「やめれ」 「やだ」 あのね、分かってるとは思うけど、そこは性感帯なんです。あんまり触っちゃダメなの、興奮しちゃうから、ね?だからほら口は いけない甘噛みは犯罪ですいけませんったら――― 「うおおおおぉ!!」 「うひゃあ」 理性がさようならと去っていき、ウロコは相手にのしかかって荒々しく息を吐く。 「ウロコ、重い・・・」 知らん。俺はなにも聞いてない。細い体を押さえ、尾端の生殖器を秘所に挿入する。 「あーもうこのバカぁっ、あん、ちょっとは、はなし、きいてよぉぅ」 「飲み屋でひとつも俺の話を聞かなかったのは何処のどいつだ?ん?言ってみろ」 口の中でごめんごめんと言いながら、背に手を回しすがりつく瑞穂。同族に比べれば頼りなく、しかし確かにそこにある肉体。 潰さないように加減しながら抱き返し、尾の先端をぐりぐりと、毒を打ち込む蠍のようにつき立てた。 「あのねえ、あたしあんたがだいすき。毛皮がなくてもいいんだよ」 まだ酔いが抜けきっていないのか、ウロコの顎の体鱗を触りながら、瑞穂はそんな事を言った。 「あんたは単純でバカで変なとこで理屈っぽい割にふだん大雑把だけど、それでも好きだよ」 狼狽するウロコ。それを言ってどうしようと言うのか。俺に何を求めているのか。やはり毛皮はあったほうがいいのか。 「あはは、照れてる照れてる」 そういうとこも見方によってはかわいいよね、と悪意の感じられる笑い方をしながらのたまう瑞穂であった。 410. 318 2008/08/12(火) 01 55 40 ID Cv1FA6b+ え、何この 408 の隙間。 あと、専用スレのないSSスレ http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185814173/l50 の、 254 −259に前々作外伝を投下しました。興味のある方はどうぞ。 失礼しました。特に ◆/Mgq/8agL6氏、本当に申し訳ございません。これで名無しに戻ります。 411. 名無しさん@ピンキー 2008/08/12(火) 12 38 25 ID ffCCDu6K 乙乙,あっちから来てみたwおもしろいスレだね 412. 名無しさん@ピンキー 2008/08/12(火) 20 08 28 ID qFyL52zW 411 まぁ、変態紳士が集まるスレでよければごゆるりと 318 GJJJJ!!! ゆっくりとんでってね!(AA略) 413. ◆/Mgq/8agL6 2008/08/13(水) 00 19 16 ID m1gcZnYQ 318さん こちらこそ、投下されるのを判っていて先に投下してしまって申し訳なかったです。 ウロコかわいいよウロコ そしてGJくださった皆様、ありがとうございます。 405 シリーズ化するかどうかは別として この場合、人外側を固定して? 女性を固定して? この組み合わせのまま? それとも、AVっていう設定で色んな人外と女性が良いのかな? とりあえずこれにて、名無しに戻ります。失礼いたしました。 414. 名無しさん@ピンキー 2008/08/13(水) 01 34 48 ID 890S3Y8I しばらく来れなかった間に続々と良作が投下されてるじゃないか 職人方は乙 413 405じゃないがAV設定に一票 この発想はなかった 415. 名無しさん@ピンキー 2008/08/13(水) 04 04 07 ID NwDgSVoJ ウロコもAVもGっJ! しかしいじける皮手袋可愛いよ皮手袋。撫でてやりたい衝動に駆られる 416. 名無しさん@ピンキー 2008/08/13(水) 12 39 09 ID l3nokaxh 二人ともGJ!面白かった。 保管庫には外伝は収録しないの? 417. 名無しさん@ピンキー 2008/08/13(水) 17 57 18 ID Hb+dmbMV 416 どうしようかなと考えてました とりあえず保管しておいて、異論がなければそのままにしておきます 418. 名無しさん@ピンキー 2008/08/13(水) 18 05 27 ID Hb+dmbMV そういえば今頃気付いたんだが 318 で投下されたSSも人外同士(サイボーグ×キメラ)だったから 最後の外伝もここに投下して良かったんじゃなかろうかw 419. 名無しさん@ピンキー 2008/08/13(水) 18 25 08 ID 4oFYngvJ んだな。叩きそうな奴もいなさそうだし。 420. 名無しさん@ピンキー 2008/08/13(水) 21 46 56 ID l3nokaxh 415 パソコンの前に背中を丸めて座ってるウロコを想像した。皮手袋は手触り悪そうだ。 421. 名無しさん@ピンキー 2008/08/13(水) 23 37 59 ID mO/El1Fh 413 AVっていう設定で色んな人外と女性(ry これよみたい 422. 名無しさん@ピンキー 2008/08/14(木) 12 07 18 ID 3FRSXmb1 誰も言及してないので敢えて言ってみる。 ペルラ萌え。 DV男なんかやめて俺の嫁に来てくれ 423. 名無しさん@ピンキー 2008/08/15(金) 01 33 34 ID tZErQNLb リザードマン♂と人間♀ってありそうでないから嬉しい 424. 名無しさん@ピンキー 2008/08/15(金) 15 20 49 ID NjY98KoQ マーマン×人間女ってどうやってやればいいんだろうか? 425. 名無しさん@ピンキー 2008/08/15(金) 16 33 57 ID cj9obkKI 424 「さあ、早く卵を産め」 だったっけ? 426. 名無しさん@ピンキー 2008/08/16(土) 00 45 41 ID /Y1Y2QIS 懐かしいなw インスマス面程度ならなんとか、人間の形は… でもマーマンだと下半身は魚だもんなあ。 半魚人だとまたエラい格好になるし。難しい。 427. 名無しさん@ピンキー 2008/08/16(土) 09 22 42 ID sufDCWFr 普通にイルカ、鯨、シャチ系ならいいかと 428. 名無しさん@ピンキー 2008/08/16(土) 11 16 20 ID cP5lA00p そこまで行かんでもグッピーみたいな卵胎性の魚なら臀鰭の変化した生殖器(ゴノポジウム)があるでよ。 サメやエイはちんちん2つ持ってるし。 429. 名無しさん@ピンキー 2008/08/16(土) 12 50 24 ID 4muxRqL7 雌が産んだ卵に後から精子かけるタイプなら ぶっかけプレイは出来るな 430. 名無しさん@ピンキー 2008/08/17(日) 00 23 46 ID d86MLt4J ここに通うようになってから 生物系のあれなネタに詳しくなった俺がいる たとえば 428 とかね お前らなんでそんなに詳しいんですか 431. 名無しさん@ピンキー 2008/08/17(日) 02 36 51 ID Dd5RV888 430 変態の獣道を進んでるからでしょう 432. 名無しさん@ピンキー 2008/08/17(日) 13 13 35 ID VPbGFe8w 変態だっていいじゃない だってけだものだもの ―――相田みつを 433. 名無しさん@ピンキー 2008/08/17(日) 17 11 00 ID HHEfChF+ 不器用なロボの装甲から触手が出てきて、 目の前の少女を恐る恐る愛撫する という夢を見た 434. 名無しさん@ピンキー 2008/08/17(日) 20 10 45 ID EB7KLlSo 433 を読んで森の奥に放置された朽ちたロボが 妙な植物に寄生され、元々のAIに加え植物が侵した混合思考で 植物の触手(というかツタ?)とロボの動きで 森にさまよい込んできた少女と仲良くなるという電波を受信した 435. 名無しさん@ピンキー 2008/08/17(日) 20 39 20 ID E4Ffl/1s よくさ、触手が少女に襲いかかる(性的な意味で)作品はあるけどさ 少女が触手に襲いかかる(もちろん性的な意味)でのも良いと思わないか 436. 名無しさん@ピンキー 2008/08/18(月) 00 52 00 ID uAXbl40S 少女が自ら触手をすりすりペロペロするのか いいじゃないか 437. 名無しさん@ピンキー 2008/08/18(月) 01 05 46 ID hJv8QJv7 ごめん、ロボ自身に性器がついてなくても触手で何とかなるんじゃないかと思ったんだ・・・ よくロボが機械をハッキングするために触手状の何かをいじってるのってよく見るよね。 435 お前は神かw 438. 名無しさん@ピンキー 2008/08/18(月) 14 37 21 ID 01CQjhJL 性器がないならくっつけちゃえばいいじゃない ってことで、人間サイズのロボにバイブくっつけた二次の純愛SSを昔見た事がある ところでロボ系鎧系なんかの、肉体を持っていない人外とする場合 人間側はともかくとして人外側の快感はどうなるんだろう 銀色の恋人だと最終的に精神的な部分で快感を覚えてたようだけど 439. 名無しさん@ピンキー 2008/08/18(月) 21 26 18 ID 8ZiGzAdw セックスの快感は結局、脳が「刺激→快感」と判断してるので 脳があるならいくらでも気持ちよくできるだろうが・・・ 脳がない場合、どうやって気持ち良くしたらいいか分からないなー。 440. 名無しさん@ピンキー 2008/08/18(月) 23 18 17 ID uEFWnTeD 性的快感は分からなくてもパートナーが喜んでくれれば満足 みたいな二次メカ×人間純愛SSを見たことがある 相手の満足が自分の満足っつう若干不憫な愛の形 441. 名無しさん@ピンキー 2008/08/19(火) 02 15 32 ID 6y8Np1eM 逆に人外が素面で人が感じまくるという構図は非常に萌える ロボ「指、入れると気持ち良い?」 人「しっ…しらないっ…!うぁっ…擦る…な!」 ロボ「あ…キツくなった」 人「う…ふぁっ…言うな…バカッ!」 こんな感じ。恥じらいつつ感じちゃう人とか非常に良い 442. 名無しさん@ピンキー 2008/08/20(水) 01 01 44 ID If4MsUoh 434 廃棄物13号の植物版みたいなものを想像した 443. 名無しさん@ピンキー 2008/08/20(水) 23 43 33 ID xSTRV5m6 435 触手をスリペロすると甘い汁が出るんだな、なるほど 444. 0/2 ◆IyobC7.QNk 2008/08/22(金) 22 37 15 ID Jbtfhabh 住民の妄想力に敬服しつつ 2レス程お借りします。 狼男×少女 苦手な方はスルーorトリップNGでお願いします。 445. 1/2 ◆IyobC7.QNk 2008/08/22(金) 22 37 45 ID Jbtfhabh 膝へと収まっている少女からの唐突な言葉に男は動きを止めた。 その少し背を丸めた様に見えるシルエットは人に近いが、全身を覆う黒い体毛に獣の頭が 決定的な違いである。 「はい?」 聞き返しながら声の主である少女に視線を移すと青い双眸が彼をとらえた。 狼男の困った顔を初めて見た人間は自分ではないかと少女は思う。 「グーガルが可愛いって言ったの」 少女は笑うと円を描く様に手を滑らせ毛に覆われた腹部を撫で始めた。 グーガルは溜め息に近い調子で少女を咎める。 「ディア、止めて下さい」 「あ、なんだか懐かしい」 拾ったばかりの頃よく枕にされていた事を思い出す。 触れている手のひらは温かく、しなやかな毛が指の間を縫うように通るピンとした感触に ディアは夢中になっていた。 「止めて下さい」 「でもちょっと固くな……ひぁ、やっ」 全く意に介さないディアにグーガルは同じ言葉を繰り返し、中断していた行為を再開する。 固い肉球の少しざらついた感触と合間に存在する繊毛の刺激にディアは身を震わせた。 「待っ……グーガ、ル」 「いやです」 きっぱりとした断りにディアの怒りをはらんだ瞳がグーガルに向けられる。 抗おうとするが体格から何から全てに勝る彼にかなうはずはない、肉球の腹が肉芽を捉えた。 「……っ」 ディアは息を飲み、グーガルの腹部に添えられていた手が反射的に握られ、少量の毛と共に 皮膚が引っ張られる。 「痛いです」 ディアの返答は無かった。 代わりに口惜しそうに彼を見上げていたが我慢できずにグーガルの肉球を追う様にディアの 腰が動き始める。 446. 2/2 ◆IyobC7.QNk 2008/08/22(金) 22 38 46 ID Jbtfhabh 月の淡い光に照らされ、蒼白くすら見えていたディアの身体は薄く染まり、その昂りを 知らせていた。 水音が粘ついた淫音へと変わる。 「いいですか、挿れますよ」 問いかけに俯いていたディアが小さく頷いた。 濡れきった秘所は待っていたとばかりに易々と彼を受け入れる。 「あ……っ、くぅ……」 体に侵入した質量はディアに快しか伝えなかったが、この瞬間だけは小さく苦し気な声を 上げてしまう。 薄い視界の中で、ほんの一瞬グーガルの顔が歪んだ。 ディアは強く目を閉じ気づかぬ振りをする。 グーガルが突き上げる度にディアの身体が跳ね、それは扇情的な踊りとなり彼を悦しませる。 肉壁を摺り上げられる度に喘ぐことしかディアにはできなかった。 「っ!……やっ」 頂へと押し上げられた肉体はディアの意思に反して痙攣する様に動きグーガルのペニスを 締め上げる。 グーガルが呻きディアの奥へと精が注がれた。 伏せられた長い睫毛が震えている。 汗が伝い光った。 グーガルは充足感に脱力し崩れ落ちそうになったディアを支える。 彼の毛がぺたりと肌に貼り付いた。 「終わりにしますか」 彼の言葉をディアは頭を振って否定した。 内部にグーガルの脈動を感じている。 滲んだ視界にみえる金色の瞬き。 「ん、まだ……」 少しして律動が再開された。 いつも途中から意識が途切れてしまうが、まだ大丈夫だとディアは思う。 意識の糸がきれる直前は半ば苦痛に近いかも知れない。 起きていたいのに眠ってしまう子供の様な気分。 彼が満足するまで耐えきれない、それが堪らなく悔しく感じる。 しかしディアが正気づくと、それは終わっていた。 「可愛いですよ」 始めに彼に向けた言葉をそのまま返される。 「う……ぅさぃ……」 発語すらままならない蕩けきった状態でもディアは何かしらを言い返そうとしていた。 グーガルは耳を澄ませる。 「……ばか犬」 そこだけ、はっきりとした発音にグーガルは苦笑した。 「犬ではなく狼ですってば」 (お粗末) 447. 名無しさん@ピンキー 2008/08/22(金) 22 39 16 ID Jbtfhabh ↑投下終了です。 お邪魔しました。 448. 名無しさん@ピンキー 2008/08/22(金) 22 56 04 ID 6pffbguM グーガル再びキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!! 449. 名無しさん@ピンキー 2008/08/23(土) 01 14 13 ID Vbw/nDWH 続きが来てたー! イイヨイイヨー GJ! 450. 名無しさん@ピンキー 2008/08/23(土) 03 26 22 ID E4JqJjbG スレ立て当初、初期のやりとりから、すぐ落ちてしまうと思いきや・・・ 久しぶりに来てみれば、なんだこの楽園は! 素晴らしい。素晴らしすぎるぞ。 某海外ドラマに登場する宇宙人に萌えてる人がまったくいないので、 布教がてらSSを投下したい ←・→ 1-50 51-100 101-150 151-200 201-250 251-300 301-350 351-400 401-450 451-500 501-550 551-600 601-625 626-650 651-700 701-750 751-800 801-850 851-900 901-972
https://w.atwiki.jp/yaranaioeleven/pages/104.html
"魔境"埼玉の万年県大会優勝校 全国でも最強のGK候補の「ワムウ」と驚異のシューター「恋するドラゴン」の居る最強の矛と盾を 兼ね備えたサッカーチームだがネームドに依存せず全員が勝つ為に努力を尽くすが故の県内最強と謳われる。 我が強い面々ばかりで個人技中心チームではあるがキャプテンである「リュカ」の人徳によってチームを纏まっている。 決勝トーナメント初戦でEXと対戦、前半に恋するドラゴンは二回必殺シュートを打つがスロースターターも相まってだが ドラゴン対策で特訓をしていたEX小DFラインのエドと天子に止められる。 EX小も合体化身でシュートを打つがワムウで止められてしまうが、FWの人吉君とMFのさやかが新たな化身を出し見事ゴールを奪う。 後半 人外は必殺タクティクス「ファランクス」でEX小ゴールまで進軍し、恋するドラゴンの全力シュートを放つがMFとDFが威力を削り、GKのブロントが新必殺技で止める。 EX小も追加点を狙い、二回も合体化身で仕掛けるがワムウが二つとも見事に止め、時間が過ぎて 1-0で敗北した。 選手一覧 FW 背番号 GP シュ パ ド タ カ ブ 競 セ 合計 タイプ 属性┣恋ドラ 09番 200 27 05 10 15 10 10 18 05 .100 力 竜┗人外⑪ 11番 160 .17 13 14 10 10 10 10 06 .90 万能MF 背番号 GP シュ パ ド タ カ ブ 競 セ 合計 タイプ 属性┣ハサハ 10番 180 05 22 05 05 05 05 05 05 57 技 雷┣人外⑥ 06番 160 10 14 12 12 12 10 12 06 88 万能┣人外⑦ 07番 160 10 14 12 12 12 10 12 06 88 万能┗人外⑧ 08番 160 10 14 12 12 12 10 12 06 88 万能DF 背番号 GP シュ パ ド タ カ ブ 競 セ 合計 タイプ 属性┣リュカ 02番 330 08 15 08 14 14 14 11 05 83 技┣人外③ 03番 160 10 10 10 14 14 14 10 06 88 万能┣人外④ 04番 160 10 10 10 14 14 14 10 06 88 万能┗人外⑤ 05番 160 10 10 10 14 14 14 10 06 88 万能GK. 背番号 GP シュ パ ド タ カ ブ 競 セ 合計 タイプ 属性┗ワムウ .01番 400 .12 17 12 14 14 14 14 23 116 力 風 恋ドラ 出典:竜†恋 人外のエースストライカー ポジション 背番号 GP シュ パ ド タ カ ブ 競 セ 合計 型 属 FW 09番 200 27 05 10 15 10 10 18 05 100 力 竜 【スキル】 ◆『スロースターター(S)』…本領発揮は後半戦から ┣[自動発動] ┗[効果]前半戦、自身のシュートに-5 ◆『竜の威圧』・・・竜の咆哮は屈強な戦士でも一瞬立ち止まる ┣[任意発動(1)] ┗[効果]タックル時、相手にドリブルor競り合いを強要する 【必殺技】 ◆『ドラゴンブレス』…竜の吐く猛火の如きシュート ┣[GP:70/力/竜] ┗シュートに+7 判定差が±5内の場合、相手追加でGP20消費 ハサハ 出典:サモンナイト2 人外の攻撃の起点パサー ポジション 背番号 GP シュ パ ド タ カ ブ 競 セ 合計 型 属 MF 10番 180 05 22 05 05 05 05 05 05 57 技 雷 【スキル】 ◆『イズナ眼』・・・その目を見たものは体が石の様に強張り動けなくなる ┣[任意発動(2)] ┗[効果]ボールを所持していない相手一人を選ぶ、そのターン中その対象は行動出来ない ※この効果はターン開始時、更に隣接した相手にしか使用できない ◆『献身』・・・大好きな人達の為なら頑張れる ┣[任意発動(3)][対象:リュカ、やらない夫、球磨川] ┗[効果]対象の必殺技の消費GPの半分を肩代わり出来る 【必殺技】 ◆『召雷』・・・雷を纏うパス ┣[GP:20/技/雷] ┗[効果]パスに+2 リュカ 出典:DQシリーズ改変 人外のキャプテン 応援型司令塔 ポジション 背番号 GP シュ パ ド タ カ ブ 競 セ 合計 型 属 DF 02番 330 08 15 08 14 14 14 11 05 83 技 【スキル】 ◆『モンスターマスター』…人外を纏める者として認められた証 ┗自動発動 人外小学校モブのステータスが常時+1される ◆『ベホマラー』・・・これのある無しで難易度変わるよね ┣[任意発動(1)] ┗[効果]メンバー全員のGPを30回復 ◆『お姉ちゃん頑張る』・・・唸れ、お姉ちゃん魂! ┣[任意発動(1)][対象:ハサハ] ┗[効果]特定のメンバーが居る場合、ハーフタイム中に自身のGPを10×1D6回復 【必殺技】 ◆『オールフォアワン』・・・仲間を応援し、力を引き出す ┣[GP:50/支援/無] ┗味方の行動に+2 ◆『シャインニング・サン』…太陽の光は優しく仲間を照らす ┣[GP:50/支援/無] ┗範囲内の仲間の行動に+2 ◆『オールフォアワン・ザ・サン』…太陽の輝きが、仲間を奮い立たせ闇を払う ┣[GP:60/支援/無] ┗[効果]仲間の行動にに+2、更に「-補正無効」「この必殺技は減退されず」を追加 ※システム的減退&ブロック技の[減退]は無効化出来ない また、この技は無効化されない ワムウ 出典:ジョジョの奇妙な冒険第二部 人外のGKで全国最強のGK候補の一人 ポジション 背番号 GP シュ パ ド タ カ ブ 競 セ 合計 型 属 GK 01番 400 12 17 12 14 14 14 14 23 116 力 風 【スキル】 ◆『戦士の誇り』…気高き戦士は決闘の時こそ輝く ┗自動発動 相手のシュート、ドリブル時に一対一の場合、セーブ+2 ◆『戦いの天才』・・・戦いの天才は、あらゆる状況でも活路を見出す ┣[任意発動(∞)] ┗[効果]GP10消費で態勢悪い状態を正常状態に戻す 【必殺技】 ◆『神砂嵐』…圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙! ┣[GP:50/力/風] ┗キャッチに+4。速タイプが相手の場合、更に+2 ◆『渾楔颯』・・・ワムウ、自らを賭けた最終流法! ┣[GP:50/力/風] ┗[効果]セーブに+8 代わりにその後のステータス全てに-3 ※この技は試合中に1度しか使えない 人外モブ 出典:DQモンスター「スライムナイト」 代表 FWモブ ポジション 背番号 GP シュ パ ド タ カ ブ 競 セ 合計 型 属 FW 11番 160 17 13 14 10 10 10 10 06 90 万能 【スキル】人外モブ全員 ◆『百鬼夜行』・・・怪物共よ、進撃しろ! ┣[自動発動] ┗[効果]自陣営が負けている時に発動。行動に参加している人外モブ二人以上の時自身に+2 更にワンツーの人数制限解除、競り合い時でもダブルチーム補正が働く 【必殺技】 ◆『モンスターシュート』…人外小学校のFWが打てる必殺シュート ┣[GP 40/万能/無] ┗[効果]シュートに+3 [連携技一覧] ◆『ワンツー』・・・二人でパスを回し相手を抜き去る ┣[使用選手GP10/連携/無] ┗ドリブル判定をパスで行い、相手はカットでした対抗出来ない ※二人居なければ使用できない [必殺タクティクス] ◆『ファランクス』…二つの陣で数の理で攻防を行うタクティクス 以下の様に派生する ┃ ◆『守の陣』…攻撃の速度を捨て、敵の攻撃を数で抑え、少数のボールを奪いに行く守の型 ┣[効果]攻撃を一切せずDFは相手FWをマーク、ボールを持っている相手をダブルチームで何回も奪いに行く ┃ ◆『攻の陣』…ボールを奪ったらそのまま守備の数を攻撃に転換して全員で攻める攻の型 ┗[効果]ボールを確保したら、GK以外で全員で一斉進軍する。 進軍速度が遅い為、毎ターン全員行動可能となるが、DFライン到着まで複数回行動必要&ターン処理+1となる。
https://w.atwiki.jp/monsters/pages/73.html
人外×人間でハァハァするスレ 51-100 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972 876. ヤンマとアカネ 3/4 2008/12/24(水) 14 39 41 ID Y3kUpMuS 文字数制限に引っ掛かったので訂正。3/3ではなく、3/4です。 「ヤンマ」 茜は椅子に腰掛けているヤンマの下両足の上に跨ると、濡れた複眼に手を滑らせ、水滴を指に付けて口に含んだ。 「ん…。まだちょっと、アリの味がする」 「そうか?」 ヤンマは刃のような歯が生えた口を開き、進化と共に発達した細長い舌を伸ばし、茜の指先を舐め取った。 「こっちはヤンマの味」 ヤンマの舌が巻き付いた人差し指を銜え、茜は暖かな舌を彼の冷たい舌に這わせた。 「茜、それは」 神経に直接訪れる刺激にヤンマが戸惑うと、茜はちゅぽんと音を立てて口から彼の舌を抜いた。 「だって、ここぐらいしか感じてくれる場所がないんだもん。その辺だけ不便だよね、ヤンマって」 「仕方ないだろう。外骨格の触覚は薄いんだ」 ヤンマは舌を解いて口の中に引っ込め、茜の手に軽く噛み付いた。 「やだぁ、それくすぐったい」 茜が手を引っ込めようとしたので、ヤンマは顎の力を少し強めて薄い皮膚に食い込ませた。 「水、浴びるんだろ?」 ヤンマはもう一つのバケツを拾って茜の控えめな胸元に傾けると、生温い水をたっぷりと浴びせかけてやった。 茜は体温よりも少し冷たい水の重みに、僅かに身を固くした。透き通った水はTシャツに吸い込まれ、ジーンズにも染み込んだ。 腹部と背を伝った水の流れは太股を辿り、股間に流れていき、小水を漏らしたかのように二人の真下に滴り落ちていった。 それを見た茜は赤面し、目を伏せた。水の感触に反応したのか、胸の小さな突起は硬く膨らみ、その存在感を示していた。 「やらしいことしないでよ。…虫のくせに」 「その虫に、毎度毎度欲情してんのはどこの誰だよ」 ヤンマは折り畳んでいた両中足を茜の裸の腰に回したが、三本の鉤爪を薄い肌に引っかけないように外側に曲げた。 手加減が出来なかった頃は度々爪先を引っかけてしまい、茜の肌にいくつものミミズ腫れを作ってしまった苦い経験がある。 ぐいっと両中足を曲げて茜の体を引き寄せ、密着させる。はあ、と熱い吐息がヤンマの触覚に掛かり、乳房が潰れされた。 Tシャツに染み込んでいた水が押されて流れ、新たな水滴がヤンマの胸に伝う。ヤンマは右上足を使い、透けた服を捲った。 877. ヤンマとアカネ 4/4 2008/12/24(水) 14 41 11 ID Y3kUpMuS 「そりゃ、そうだけどさぁ…」 抵抗せずに上体を反らした茜は、ヤンマの前に膨らみかけの乳房を露わにした。 「下、脱がすぞ」 ヤンマは右上足の爪先と左上足の爪先で器用にジーンズのボタンを外すと、一気に下着ごと引き摺り降ろした。 「やだもうスケベぇ!」 薄膜のように水気を含んだ服を剥がされた茜は、腕よりも多少色の白い尻と太股が光の下に曝された。 「服に穴開けて突っ込んだら文句言っただろうが」 ヤンマは椅子の下をくぐらせて細長い腹部を持ち上げると、生殖器官を伸ばし、茜の生殖器官に触れた。 「ん、ふぁ、あぁ…」 先程の荒々しい狩りの様子とは打って変わった優しい愛撫に、茜は吐息を弾ませ、ヤンマの胸部に縋り付いた。 鋭利なはずの生殖器官で、柔らかく撫でてくる。肌を破らないように、切り裂かないように、慈しみすら込められている。 荒々しく狩りを行う彼も素敵だが、ひたすら優しい彼も好きだ。浅く入り口を探りはするが、すぐに奥へは入れてこなかった。 まだ、茜の潤いが足りないのだと判断したのだろう。気を遣わなくても良いのに、とは思うが、嬉しいから言わなかった。 茜の反応を窺いながら、先細りの生殖器官の先端を動かしていたヤンマは、熱く潤い始めた茜の割れ目の前を突いた。 「あくぅっ!」 充血した肉の芽を弾かれ、茜の下半身に痺れそうなほど強烈な甘い感覚が駆け抜けた。 「もういいだろ、入れるぞ」 ヤンマが低く囁くと、茜は目を潤ませながら頷いた。 「うん…入れてぇ…」 じゅぶ、と粘ついた水音が聞こえ、ヤンマの生殖器官の先端が茜の中に没し、水とは違う熱い液体が伝い落ちてきた。 「ちゃんと、奥までぇ」 茜が掠れた声を零すと、ヤンマは腹部を曲げ、ずぶずぶと生殖器官を彼女の中へと押し込んだ。 「俺もその方が好きだ。お前の中は、熱いからな」 「ヤンマぁ、好きぃ、愛してるぅ!」 茜はヤンマの頭部を抱き締めると、エメラルドグリーンの複眼に何度となくキスを落とした。 「本当に、喰わなくて良かったぜ」 目の前に押し付けられて歪んだ乳房に、黄色い舌を絡み付ける。硬くなった先端をにゅるりと撫でると、反応が増した。 熱に浮かされたように腰を動かす茜に合わせ、ヤンマも腹部を動かしてやり、彼女が求めて止まない快感を与えてやる。 すると、茜の中に差し込んでいる生殖器官が締め付けられた。と、同時に茜は軽く痙攣し、ヤンマに体重を預けてきた。 どうやら、達したらしい。ヤンマの胸に頭を預けてとろりと弛緩している茜の表情を見たヤンマは、生殖器官を引き抜いた。 生き物としての構造が違うため、ヤンマは達することが出来ない。というより、達してしまったら本当に命取りだからだ。 人間大に進化しても、昆虫は繁殖のために生殖行為を行う。生態系はメスが主体であり、オスは遺伝子を運ぶための器だ。 だから、生殖行為を終えたオスは間もなく一生を終えてしまい、メスの栄養源として捕食される以外の運命はないのだ。 非常に惜しいことだが、生きるためだ。そうは思っていても、陶酔しきった茜を見ていると、達したい気持ちになってしまう。 だが、死んでしまえば茜を守ってやることも愛することも出来なくなるので、ヤンマは生存本能と同等の欲求を抑え込んだ。 いつのまにか、腹部の精子嚢から生殖器官まで移動していた精子を再び精子嚢に戻し、ヤンマは生温い疲労に身を任せた。 体の上では、満足した茜が愛おしげにヤンマの名を呼んでいた。 878. 859 2008/12/24(水) 14 44 11 ID Y3kUpMuS 今日はこれで精一杯。 これで少しでも楽しんで頂けたら幸いです。 自サイトでも色々書いているけど、エロスに突っ走れないので発散出来て楽しかったw 879. 名無しさん@ピンキー 2008/12/24(水) 18 58 29 ID lZKcD/Tm 1日早いサンタさんが…! 昆虫と女の子はいいものだ、ミミズばれのくだりには本当に悶えた。 サイトがめちゃくちゃ気になる…のですが何かヒント等はありませんか? 880. 名無しさん@ピンキー 2008/12/24(水) 21 25 58 ID Nzk15s3d ヤンマかわいいよヤンマ 服がサンタさんになるくらい鼻血吹かせてもらいました。 881. 859 2008/12/24(水) 22 38 10 ID Y3kUpMuS 879 オンノベの片隅で、異種族恋愛ばかりを細々と書いております。 鋼鉄男(要英訳)でぐぐれば出てきますが、移転しているのでURLを削ってからどうぞ。 882. 名無しさん@ピンキー 2008/12/25(木) 00 30 46 ID Ep1rt/36 サンタさんって本当にいるんだなぁ… 昆虫人間非常にもゆる!性質とかさらっと書いてるけど、それがリアルですごく良い ところで海の悪魔さんにはどこの海に行けば会えますか?とりあえず供物になりたい 883. 虫さんと女の子 2008/12/25(木) 02 28 59 ID jmc+Y4cx 絵板の虫とおにゃのこに激しく萌えたのでクリスマスな小ネタ 「あったけー……人間ってホント羨ましい……」 甘えてくる猫のようにすりすりと擦り寄る私の恋人。 私の手を握る手があまりにも冷たく、びっくりして小さく「うわ」と声を上げる。 「手袋、買ったら?」 「手袋なんて買ったら、お前にもう二度と手を温めてもらえないだろ」 こんなこっ恥ずかしい台詞を素面で言うこの男、先の言葉からわかる通り、普通の人間ではない。 私も詳しくは知らないが、昆虫に限りなく近い人型の種族だそうだ。 黒いダイヤモンドみたいな眼がじっと私を見ている。 それと恥ずかしい台詞とのコンボ攻撃でつい視線を逸らしてしまう。 「そんな恥ずかしいこと、言わないでよ……」 「え、何で?」 「何でって……こっちが照れるからでしょ!」 きょとんと私を見る顔が可愛いな、……なんて思わないようにしている。 もしかしたらわかっててからかっているのかもしれない。元の生物の性質上、表情がないので何を考えているのかわからないから。 付き合い始めの頃はよくからかわれ、恥ずかしい思いをしたものだ。 「よくわからんが……まあとにかく、お前は温くてホントに最高だよ。 ま、それしかいいところないし」 「……私の魅力はそれだけなんかい!」 思わずツッコミの平手打ちを彼の眉間の辺りに入れた。 ……友人らから漫才夫婦と呼ばれ、茶化されるのは私がツッコミを入れるから。 「馬鹿、そんな訳ないだろ? この柔らかい肌やさらさらの髪、あんなところやそんなところも好きに決まってるじゃないか!」 「ち、ちょっと!こんな大声で!恥ずかしいよ!」 そして、彼がフォロー(?)を入れるので友人らからはバカップルと呼ばれ、呆れられる。 彼の顔を見るとひょこひょこ触角が揺れ、目がほんの少しだけ細められている。 笑っている。 「もう!わざとでしょ!」 「ははは……げ、雪だ」 怒る私を無視し、彼は暗く閉鎖的な空を見つめる。 ふわふわと落ちてくる白いものが見えた。 884. 虫さんと女の子 2008/12/25(木) 02 30 53 ID jmc+Y4cx 「あー、今日寒いから……。積もるかもね」 さっきのお返しにちょっと意地悪に言ってみるが、彼は何も言って来ない。 不審に思って顔を見上げると、本来ならないはずの瞼が閉じかかっていた。 うつらうつらと頭が揺れ、今にも眠たそうだ。 今思い出したが彼はとても寒さに弱く、ある一定の温度になると急激に眠くなるんだそうだ。彼いわく動物の冬眠と同じらしい。 もっとも普通の冬眠と違い、一日の内半日寝るだけでいいらしい。昆虫人間の事情はよくわからないが。 最初見た時ぴくりとも動かないから死んでしまったのかと思い、揺すりながらわんわん泣いてしまった。 ……ちなみにいまだにそのことが笑い話になったりする。 「ちょっと!?こんなところで寝ないでよ?」 「ああ……と言いたいが……、ごめ、も……無理……」 そう言って完全に瞼が閉じるのと、彼が私に体を預けたのはほぼ同時だった。 ずしりと彼の体重がかかり、足がふらつく。 私が倒れたら誰も私たちを助けてくれないだろうし、 何より真冬の公園でそのほら、えっと……勤しむカップルと間違えられかねない。 何とか根性で彼の重たい体をベンチまで引きずり、優しく座らせた。 「全くもう……」 人の苦労も知らずぐーぐー眠る彼に悪戯でもしてやろうかと考え、止めた。 覚醒した時にお返しされるのが目に見えたから。 ため息一つついて隣に座った。 じっと彼のほうを見ていると、彼の触角が寒そうにぴくぴく震えているのに気付いた。 私は慌てて彼の手を握りしめ、息を吹き掛けて温める。 やっぱり手袋は必要なんじゃ、と考えて彼の嬉いような恥ずかしいような妙なこだわりを思い出して悩む。 ……私の手づくりの手袋ならどうだろう? 私の作った手袋で温かくなるから、一応私が温めていることになるはず……。 ふと思い付いた割に中々いい考えだ。 手袋を作った時に彼がどんな反応をするのか考えながら、持っていた携帯電話でタクシー会社に電話した。 電話を切った後もいろんな反応を思い浮かべたら笑いが込み上げてきた。 隣で眠る憎たらしくも愛しい異種の恋人のこめかみに淡いキスをして、 帰ったらクリスマスまでに頑張って編まないと、と計画を立てながらタクシーが来るのを待った。 もちろん、彼の冷えた手を温めながら。 885. 名無しさん@ピンキー 2008/12/25(木) 02 43 11 ID jmc+Y4cx 以上です。 勢いと初めてなので変かもしれませんが、 反省はしません。とにかく萌えの赴くままだから後悔はない! ケータイから失礼しました。 また何か思い付いたら書き込みたいと思います。 海の悪魔さんとヤンマさんカッコイイなあ…… 強い人外は大好物です 二人の作者さんGJです。 886. 名無しさん@ピンキー 2008/12/25(木) 04 07 46 ID Fbx6S35d すごくよかった! 続きも出来たら是非投下して欲しい 887. 名無しさん@ピンキー 2008/12/25(木) 18 31 29 ID JOwLSeRg やはり硬質人外は好みだなあ 888. 859 2008/12/25(木) 22 36 49 ID s5dRQHe0 何やらヤンマが好評で嬉しいですw 883のもえらく萌えます。異種族の醍醐味は生態の違いですよね! では、また投下。 889. ヤンマとアカネ 2 1/3 2008/12/25(木) 22 37 24 ID s5dRQHe0 体を包む空気が次第に生温くなり、朝になったのだと知った。 突っ伏して眠っていたフローリングに、複眼の間に並ぶ三つの単眼が擦れ、間に入った砂粒が硬い音を立てた。 だが、すぐには意識は戻らない。フローリングに接している腹部が冷え切り、その中の心臓もまた冷えているからだ。 体温が戻らなければ、血流も戻らず、人間に比べれば矮小な脳に送られる血中酸素も乏しく、意識も戻らない。 折り曲げていた両前足を伸ばして身を起こすと、今まできつく縮こまっていた外骨格が動き出し、ぎぢ、と鈍く擦れ合う。 複眼が大部分を占めた顔を上げ、破れたカーテンの隙間から差し込む強烈な光に、複眼が眩みそうになってしまう。 だが、すぐに補正された。ヤンマは関節が固まってしまった下両足を伸ばし、立ち上がってから、彼女に気付いた。 破れたソファーの上では、毛布を被った茜が身を丸めていた。安心しきった顔で熟睡し、浅い呼吸を繰り返している。 毛布の端を両手で握り締め、唇の端が緩んでいる。ヤンマは彼女の傍に歩み寄ると、肩から零れた髪を一束掬った。 「呑気なもんだ」 茜の髪を持ち上げて口に含み、ぶつりと噛み切った。 「いつ俺に喰われるとも解らないってのに」 ヤンマの口の中には、茜の髪の切れ端が残った。喉の奥で丸めていた舌を伸ばし、髪を絡めて嚥下する。 「甘ったるい」 意識的な味か、或いは実際の味かは解りかねた。ヤンマは、彼女の頬に落ちた髪の束を鋭利な爪先で薄く撫でた。 「おい」 声を掛けてみても、茜の反応はない。爪先ではなく、爪の腹の部分で頬を叩いてみるも、目を覚ます気配はなかった。 無防備すぎて、逆に不安になる。ヤンマは口を開閉し、がちがちと噛み合わせた。人間で言うところの、舌打ちと同じだ。 起きている時は煩わしいほどまとわりついてくるからだろう、いざ眠って大人しくしていると歯応えがなくてつまらない。 890. ヤンマとアカネ 2 2/3 2008/12/25(木) 22 38 11 ID s5dRQHe0 「さっさと起きろ。他の連中が起きて動き出しちまったら、狩りがやりづらくなる」 ヤンマは茜の肩を押して仰向けに転がしたが、茜は小さく唸っただけだった。 「うぅん…」 やはり、起きようともしない。ヤンマは辟易し、茜の体から毛布を剥ぎ取った。 「いい加減にしろっての!」 茜の体温が色濃く残る毛布を薄汚れた床に放り投げたヤンマは、直後、理由を悟った。 「ああ…そうだったな…」 ソファーに横たわる茜は、パンツしか身に付けていなかった。昨夜、汗を掻いたから、とそれ以外を全て脱いだのだ。 生憎、洗濯を終えている服は見当たらず、かといって夜中に洗濯を行えるような場所でもないので何も着なかった。 そして、そのまま今に至るというわけだ。ヤンマは投げ捨てた毛布を拾おうかと迷ったが、前足は彼女へと伸びていた。 朝日を浴びた薄い肌は白く光り、静脈が透けている。柔らかく盛り上がった女の膨らみを、三本の爪で掴んでみる。 だが、爪は立てずに寝かせ、腹で握り締めた。ヤンマの手に合わせて茜の乳房は歪み、刺激を受けて先端が尖った。 すると、茜が僅かに眉根を動かした。覚醒してはいないが意識はあるのだ、と知ったヤンマは、もう一つの乳房も握った。 「あふ」 条件反射で声を漏らした茜は、悩ましげに腰を捩った。 「何やってんだ、俺…」 頼りない手応えの乳房をひとしきり揉みしだいた後、ヤンマはふと我に返った。 「ふぇ」 すると、茜は瞼を上げた。目の焦点を合わせ、ヤンマの手元と自分の状況を確認した途端、しなやかな足が跳ねた。 「いーやあー!」 「おぐうっ!?」 茜がでたらめに放った蹴りがもろに顎に入り、ヤンマは仰け反ってしまった。 「馬鹿、馬鹿、馬鹿ぁ!」 茜は胸を隠して身を縮めると、涙を溜めながら喚き散らした。 「いじるんだったら、もうちょっと綺麗な時にしてよぉ! 汗と埃でべたべただし、髪も洗えてないから脂でてかてかなんだもん!」 「そんなの、どうでもいいじゃねぇか」 首関節の無事を確かめながら顔の位置を戻したヤンマに、茜は膨れた。 「嫌なものは嫌なの!」 うー、と眉を吊り上げる茜に、ヤンマは困惑して触覚を下げた。 「ああもう解ったよ、うるせぇな」 891. ヤンマとアカネ 2 2/3 2008/12/25(木) 22 38 45 ID s5dRQHe0 「解ったんなら、あっち向いて! 服着なきゃならないんだから!」 「今更、見られて困る部分があるか?」 「気分の問題よ!」 「あーうぜぇうぜぇ」 かぶりを振りながら背を向けたヤンマに、茜は舌を出した。 「女心を理解しなさい!」 羽を震わすほどの金切り声に、ヤンマはまたがちがちと口を鳴らした。オンナゴコロとやらは、未だに解らないことだ。 大体、肌など見られて困るものなのだろうか。体を繋げたのは一度や二度ではないのだから、ヤンマは全てを見ている。 揉みしだいてしまった乳房もさることながら、性器と排泄器官すら見ているのだ。いい加減、開き直って欲しいと思う。 ごそごそと物音が繰り返された後、ようやく許されたので振り返ると、茜は昨日脱ぎ捨てたTシャツとジーンズを着ていた。 「じゃ、朝ご飯が終わったら洗濯するから、ヤンマも手伝ってよね」 「水場まで服の山を運べばいいんだろ。それで帳消しだ」 「そんなんじゃ足りないよ。食糧も大分減ってきたから、適当な店から発掘しなきゃならないんだもん」 「虫食えよ。ぶりぶりに太った幼虫でも捕ってやるから」 「あんなもん食えるわけないでしょ」 不意に真顔になった茜に、ヤンマはぎりぎりと口の端を擦り合わせた。 「お前の食糧探しは面倒なんだぞ。それでなくても、そういう場所は他の連中の餌場にされちまってんだから」 「いいじゃない、それは全部ヤンマが食べられるんだから」 「ま、そりゃそうだがな。んで、まずは朝飯か?」 「ううん、ヤンマ」 茜はかかとを上げて背伸びをすると、ヤンマの首に腕を回して引き寄せた。ヤンマも背を曲げ、身長を合わせた。 茜の唇が口に迫ってきたので、ヤンマはぎざぎざの刃を噛み合わせたような形状の口を開き、彼女を受け入れた。 外骨格に触れたのでは、何の意味もない。喉の奥で丸めていた体液が少し絡んだ舌を伸ばし、薄い唇に当てた。 そして、有無を言わさずに滑り込ませる。ん、と茜は小さく声を漏らし、口中を這い回るヤンマの舌に己の舌を絡めた。 息苦しくなった茜が唇を開くと、茜の舌を締め付けていたヤンマの黄色い舌が解け、粘液の糸を引きながら離れた。 「んふふ」 口元を押さえて頬を染めた茜に、舌を喉の奥に戻したヤンマは言った。 「じゃ、とっとと支度しろよ。俺も腹が減った」 「今日は何にしよっかなぁーん」 茜は足取りも軽く、キッチンに向かった。ガスも水道も電気もとっくの昔に切れているので、正確には倉庫なのだが。 キッチンに入った茜は、段ボール箱を探り始めた。その中には、廃墟から集めた缶詰めやレトルト食品が詰まっている。 人間が姿を消して数年が経過してしまった都市では、茜がまともに食べられるものといったら、それぐらいしかないからだ。 茜はテーブルに置いたランタンに火を付け、その上に水を張った鍋を載せると、レトルト食品のパックを入れて暖め始めた。 鍋の下で揺れる青い炎を見つめる茜の横顔を見つつ、ヤンマは舌に張り付いている茜の唾液を嚥下し、胃に流し込んだ。 無意識に、また口を鳴らしていた。だが、今度は不満や苛立ちを示す鈍い軋みではなく、歓喜を示す高い摩擦音だった。 付き合えば付き合うほど、喰うのが惜しくなる。 892. 859 2008/12/25(木) 22 41 12 ID s5dRQHe0 通し番号ミスりました。891は3/3です。 二人の日常の一端というかです。結構のんびり暮らしています。 893. 名無しさん@ピンキー 2008/12/28(日) 01 42 16 ID odYAYy4S エロがあるからには日常ほのぼのも併せて良いものだ、と思います。 ここ最近の大量虫投下に喜びを隠せない。 894. 名無しさん@ピンキー 2008/12/28(日) 04 03 06 ID 1+DhqOBi 虫系ならサガノヘルマーはどうよ? 個人的にはレゾレゾとか好みど真ん中なんだが。 895. 名無しさん@ピンキー 2008/12/29(月) 23 59 35 ID l6vBE8Px 王蟲かわいいよ王蟲ハァハァ 最近気付いたんだが、霊とかスタンドとか透明人間とかの 実体を持たない人外(?)もイイものだ。 本体とは異なる確固たる意識を持ってたり、こっそり女の子にイタズラしちゃうような お茶目さを兼ね備えてたらなおよし。 896. 名無しさん@ピンキー 2008/12/30(火) 20 02 46 ID OHR7ggVp 894 教えてくれてありがとう、めちゃくちゃ好みだった。 少しずつ集めていこうと思うよ! たけしのXファイル見てたら異星人ハァハァになった。オカルト話は夢が広がる。 そしてAVPまた見たくなった。 897. 小ネタ ザリガニさんとの年越し 2008/12/31(水) 21 45 17 ID spWsjLCS 投下します。 ザリガニと女の子です。 「はい、蜜柑あげる」 こたつでぬくぬくしている少女は蜜柑を、 同じくこたつに入って紅白を熱心に観ている男に渡そうとした。 「あ……ごめん、シザーはそのハサミじゃ剥けないよね」 彼女が蜜柑を引っ込めようとすると、シザーと呼ばれた人型のザリガニがそれを止めさせた。 彼女がシザーのほうを見ると、彼は少女の手の中の蜜柑を器用に奪い取った。 呆気にとられる少女を尻目にシザーは蜜柑の皮を剥き始めた。 しかし、彼の両腕両手は攻撃的なギロチンハサミになっているため悪戦苦闘している。 このままだと蜜柑自体がミンチになってしまうと判断した少女は彼の隣に移動する。 「もー!負けず嫌いなんだからー! ほら、貸して。あたしが剥いてあげるから!」 少女がそう言うとシザーは不服そうにヒゲを動かした。 彼女はそれを見て苦笑し、ゆらゆらするヒゲを撫でた。 「負けず嫌いなとこ、嫌いじゃないよ。 でもね、無理そうだったら無理にしなくていいから!」 彼女は人の頭を簡単に潰せる大きく発達したハサミから蜜柑を取り、 少し潰れた蜜柑の皮を剥き始めた。 シザーは黙ってそれを見る。 「はいどーぞ、剥けたよ」 綺麗に薄皮まで剥いた蜜柑を少女は彼の口元に持っていく。 すると彼の口元から小さな管が出て、橙の蜜柑を啜る。 「美味しい?」 少女が小首を傾げて笑顔で尋ねるとシザーは無音で頷いた。 シザーは人型であるものの、声帯がないため声を発することができない。 しかし、通じ合う二人には言葉は不要だ。 「紅白終わったら二人で初詣行こうね」 シザーは静かに頷いて彼女を抱きしめた。 (来年もこうやって二人で年越ししよう) 898. 名無しさん@ピンキー 2009/01/02(金) 01 07 48 ID +x+sOkIM おお! 無口というか、喋らないタイプの人外君きたー! いや良いね、触覚とか眼とか、身体の部位で 感情や表情が読み取れるタイプ良いね。 899. 名無しさん@ピンキー 2009/01/03(土) 04 30 06 ID YaTIYQTm シザー可愛いよシザー どうでもいいけど、ポケモンのシザリガー思い出した。 900. 名無しさん@ピンキー 2009/01/03(土) 14 32 39 ID 3J0ijYiM 新しい世界が拓きました。甲殻類に萌える日が来るとは・・・! こういうフリーダムさも人外萌えの魅力だよなぁ。 ←・→ 1-50 51-100 101-150 151-200 201-250 251-300 301-350 351-400 401-450 451-500 501-550 551-600 601-625 626-650 651-700 701-750 751-800 801-850 851-900 901-972
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/139.html
個別タグ一覧>属性>人外 作品をすべて表示 272枚 2013-1-25 01 02 ユノハ・スルール_02 キルミン トリグルミ ネズぐるみ ジェイク・サリー ゴーストライダー アンパンマン ココ ナッツ ミルク シロップ ペット 15-クゥ01 15-クゥ02 うーさー ダスウサ メカウーサー Dr.マンハッタン キレネンコ とら どーもくん 冬将軍 エルゴ セネキス01 セネキス02 モナド ケロベロス クロノア うさおくん ミギー パフェ テム・レイの回路 ザク シャア専用ザク ∀ガンダム02 ∀ガンダム01 ターンX01 ターンX02 ハム専MS うさみちゃん ノーマッド ミモレット 伊藤・健児 ガリレオ キヨナリ・ウルキアガ クリストファー・ハットン 黒藻の獣 コボルド ネンジ フランシス・ドレイク ミルトン ガイバーI ステカセキング グイン QOO(キャラ) 一反木綿01 一反木綿02 ぬりかべ 目玉おやじ パクマン パクマン父 ゴールドライタン タイムライタン ひこにゃん ガンダム ライディーン アスール ヴェルデ ホァン モモ ロッシ 仮ケンジ キングカズマ01 キングカズマ02 ナツキ01 ナツキ02 マンスケ ラブマシーン 皇帝ペンギン さのすけ さのすこ さのスライム うさくん ただのインコかオウム オーロール01 オーロール02 ギーグ Q01 Q02 ベル 真朱 ジェニー・ウェイクマン 闘忠丸 アメトリン トリスティン ゴマちゃん イギー マンセマット ベルゼブブ(蝿Ver) メタトロン クロ シロ ダークブレイン01 ダークブレイン02 デュミナス キャレット エルマ01 エルマ02 ミケ01 ネウロイ クリスタルボーイ スポーン キャンディ ポップ 死神様 オシラサマ バグス バロール おユぴちょんくん クリアぴちょんくん ぴちょんくん ファイヤーぴちょんくん ロボぴちょんくん モノクマ01 モノクマ02 ヅラたん01 ヅラたん02 ヅラたん03 ヅラたん04 ヅラたん05 ヅラたん07 ミッキーマウス ミュウ デビルマン(キャラ) アントキラー ウサコッツ カーメンマン ゲイラス タレミミ先輩 デビルねこ Pちゃん・改 ヘルウルフ メダリオ 雲山 イビルアイ∑ ふらわ~戦車 クロ01 クロ02 トロ01 トロ02 ドラえもん(水田) ドラえもん(大山) ドラえもん(アニメ初期) ドラえもん(原作) ゲルニック将軍 スライム スライムベス メタルスライム フリーザ(最終形態) レーザーウェーブ ニャンコ先生01 黒ニャンコ(リオウ) 雪うさぎ01 雪うさぎ02 ニコニコテレビちゃん がおる にゃいにゃい01 にゃいにゃい02 パンダ ちんじゅう つば九郎01 つば九郎02 Mr.カラスコ01 Mr.カラスコ02 音速丸01 音速丸02 頭領(音速丸) タマ(にゃんこい!) ニャムサス 大将 チーパッパ アレクシア01 アレクシア02 バオー アオスケ アカベエ イジケモンスター03 イジケモンスター04 イジケモンスター01 イジケモンスター02 キンゾー グズタ パックマン ピンキー オオサンショウウオ キリウサ ネコ神様 メソウサ タマちゃん パラッパ DUE TOMORROW 10本アニメ・棒 ドロッセル01 ドロッセル02 サボテンダー01 サボテンダー02 ジャボテンダー01 ジャボテンダー02 ザクミ01 ザクミ02 01 02