約 1,036 件
https://w.atwiki.jp/craftbeer/pages/168.html
ブランド名 ロコビア 企業名 合同会社 ロコビア 所在地 千葉県佐倉市上座1193 公式HP http //www.locobeer.jp/ 公式ブログ http //blog.locobeer.jp/ Twitter https //twitter.com/Kaorin_beer (非公式) Facebook https //www.facebook.com/pages/LocoBeer/ 特徴 主な商品 香りの生 : ケルシュ。 佐倉スチーム : カルフォルニア・コモン。 ジェネラル・ウィンター : 季節限定。オールドエール。 ライ麦セゾン : 季節限定。 !IPA : 限定醸造。インペリアルIPA。 スコッチエール : 限定醸造。ストロング・スコッチ・エール。 SUPER SAISON : 限定醸造。ベルジャン・スペシャリティ・エール。 イミグラント・ピルスナー : 限定醸造。クラシック・アメリカン・ピルスナー。 Valentine Ale : 限定醸造。ミルキースタウト。 スクエアルート・トリプルIPA : 限定醸造。 バーレイワイン2013 : 新ロコビア開業1周年記念商品。限定醸造。 Wee Heavy : 新ロコビア開業2周年記念商品。限定醸造。ストロング・スコッチ・エール。 TOPIC 女性オーナーの店 ~佐倉クラフトビール ロコビア 鍵谷百代さん~ ( 2014年 ラブ千葉 ) http //lovechiba.jp/blog/kiji.php?blog_id=hito kiji_cd=21832# 魚拓 Loco Beer ( 2014年 JAPAN BEER TIMES ) http //japanbeertimes.com/2014/08/loco-beer/ 魚拓 世界同時開催で女性のためのビール造り!国際女性デーにあわせた特別限定醸造ビールが誕生。 ( 2014年 ビール女子 ) http //beergirl.net/iwcb0308/ 魚拓 クラフトビール ブルワーズ vol.1 ロコビア ( 2013年 BrewFilm.jp ) まちの職人 ブリューワー ( 2006年 すたっとTV ) SNS %E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%93%E3%82%A2 に関するツイート!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http /.test(d.location)? http https ;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+ //platform.twitter.com/widgets.js ;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, script , twitter-wjs );
https://w.atwiki.jp/10th/pages/11.html
第1問:四分割小学生日記 東京都新宿区 第2問:踊る人形点字 大阪府箕面市 箕面公園 第3問:古墳にLUNCH 岐阜県大垣市 昼飯大塚古墳 第4問:黒ヒゲ危機一発 東京都江東区 辰巳の森緑道公園 第5問:35×35漢字サイコロ 京都市上京区 一条戻り橋 第6問:谷啓百選 沖縄県浦添市 浦添大公園 第7問:点取り占い 長野県南木曽町 十二兼駅 第8問:川川川塔-カ 愛知県一宮市 木曽三川公園 第9問:01塗りつぶし 広島県廿日市市 廿日市天満宮 第10問:店名数珠繋ぎ 北海道富良野市 ニングルテラス 第11問:伏字天国 兵庫県神戸市 須磨浦公園 第12問:台風周期番号 福岡県北九州市 則松小学校 第13問:台風周期番号その2 名古屋市港区 いろは橋 第14問:恐ろしいものの片鱗 東京都葛飾区 青葉公園 第15問:うぐぅ解析QRコード構築 神奈川県川崎市 ウェアハウス 第16問:モールス信号的 栃木県宇都宮市 栃木県中央公園 第17問:国旗 愛媛県松山市 道後公園湯築城跡 第18問:小さい津市 千葉県佐倉市 上座総合公園 第19問A:まる 神奈川県開成町 開成町役場 (実はルピン問題) 第19問B:ハイド 名古屋市南区 レインボーホール 第20問A:ひんたぼ語 宮城県仙台市 遠見塚古墳 ←三枚目の板発見(実はルピ(ry) 第20問B:こねくり 夕張郡長沼 長沼東町簡易郵便局 第21問:ちゅうしん 神奈川県横浜市 センター北内の交番 第22問:正直者じゃない 沖縄県名護市国頭郡 古宇利大橋 第23問:数学おにぎり 栃木県小山市 須賀神社付近陸橋 第24問:英字ぐるぐる 長崎県諌早市 熊野神社 第25問:ハイリア文字 香川県三木町 太古の森&三木町総合公園 第26問:倍率 阪大文学部 豊中キャンパス 第27問:終わりも始まりも無い 山手線の終着駅 田端 東覚寺 第28問:KANON 熊本県球磨村大字神瀬 岩戸鍾乳洞 第29問:ジブリ 岐阜県美濃加茂市 みのかも健康の森 第30問:サド裁判 富山県高岡市 高岡大仏 第31問:壊れた液晶 浦安市舞浜 浦安市運動公園 第32問:寺モエス 徳島市眉山町 モラエス館 第33問:NDS 東京都中野区 神明氷川神社 第34問:御子ケニア 常磐ハワイアンセンター 第35問:ペーパークラフト ←今ココ
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/734.html
神は、地上に火、水、風、緑、光、地、知識の賢者を遣わした。 賢者たちの統治は地上人の光になると神は信じて・・・。 賢者たちの統治は百年の時まで続いた。 賢者たちの住まう塔を慌ただしく進む水の賢者、ミリス。 透き通る水のような袖を翻して、美しい髪を靡かせ、重々しい扉を押しあけた。 「エルノーヴァ!炎狐人が彩魚人を攻め入るの!なんとかしてちょうだい!」 部屋に座っていた賢者たちがざわついた。 上座に座っていた知識の賢者エルノーヴァが閉じていた目を開き、緑の眼が覗かせた。 「またですか・・・。今度は私には止められません。火の賢者ヒュールドランに任せましょう。 ですが、今回きりです。今度はそうはいきません。依存はありませんね?」 誰も依存は言わなかった。 「では、ヒュールドラン。行ってきてください。」 席に座っていた赤毛の炎のような紅い眼した青年が立ち上がり、 「はい。では、失礼します。」 エルノーヴァに一礼をして青年は退室してしまった。 ミリスは定位置につくと、エルノーヴァに言った。 「エルノーヴァ、地上人は争いばかりする。最近は酷くなってくるばかりではないですか。」 「でも、私たちの使命は彼らを統治すること。これでいいのです。滅ぼすことではないのです。」 緑の賢者、エノリスはエルノーヴァに聞いた。 「エルノーヴァは争いを止める方法は分からないの?」 「私はそんなことは知りえません。彼らに因縁があるにしろ、ないにしろ、関係ないこと。 いけないことを神の代わりに躾けるのが我らの使命です。」 「そうなのかな?」 「事実そうじゃないんですか?私たちにできるのはこれだけなんですから。」 「でも、躾けるのとは違うんじゃない?どちらかというと、義務付ける感じね。」 今まで黙っていた風の賢者、ヨーゼフは耳を澄ませていた手を下ろした。 「天上で争いが起こると風が言っている。」 「ヨーゼフ、神はなんと?」 「止めようとなさっています。ですが、様子は芳しくありません。」 エルノーヴァは溜め息をついて、窓を見上げた。 「世界のバランスが可笑しくなっているのですか?天上人が争いなど・・・。」 これが波乱の始まり。 そう、まだ始まりでしかなくて、大きな波紋はまだまだある。
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1077.html
久々に見る政宗は、どこかやつれて見えた。 やはり忙しかっただけなのだな、と安堵するとともに、頬のこけた姿を見て胸が痛んだ。 作法通り頭を下げて一通りの挨拶を交わす。顔を上げると、なにか光るものが政宗の顔の近くにあった。 「それは……如何なされたのですか」 「ああ、これは愛が無理やり……」 短い髪を、綺麗な綾紐でくくっている。 黒に近い青い糸に金糸が織り込まれきらきらと輝く様は可愛らしくて、幸村は小さく笑った。 「で、俺は何てletterを書いたんだ?」 「は?」 「書いた覚えなんかねぇぞ。城のモンもあらかた尋ねて見たが、誰も書いちゃいない」 「いやしかし、ここに書状が」 幸村は懐から書状を出し、上座に座る政宗に見せた。政宗は立ち上がって幸村に近づくと、書状を奪い勢いよく書を開いた。 「……俺の字だ」 「左様。しかし政宗殿にしては、趣味が悪うございました。もしや、何者かが政宗殿の名を騙ったのでしょうか」 「それも考えたんだがな。だとしたら、誰かがこいつの存在を知ってなきゃならねぇ。 暗殺にしろ話し合いにしろ、呼び出した人間がいるはずだ」 「そのような者はいないと仰るのですか。はて」 うむむ、と二人で考え込む。 しかし答えが出る筈がない。 先に考えることを放棄したのは政宗だった。書状を懐にしまい、立ち上がる。傾き出した日を仰ぎ、首をごきごきと鳴らした。 「お前、嫌いなものとか食べられないものとかあるか」 「……特に」 「All right。折角奥州まで来たんだ。ゆっくりしてけ。明日手合わせでもしようぜ」 「承知致しました!!」 幸村は目を輝かせた。例え女であろうと惚れていようと、好敵手であることに変わりはない。 「いつ、相手をしてもらえるのですか」 「さあ……そうだな、午前中の方がいいか」 「分かり申した」 政宗は笑った。部屋を用意させる、と言い置いて出て行った。 幸村は政宗の背中を見送った。 痩せた。そして笑い方が変わった。 あんな風に翳のある笑い方はしなかった。からからと明るく笑う人だった。 やはり、何かあった。 誰かが政宗を心配している。 ならば一体、誰が。 考えても答えは出なかった。 真田×女政宗7
https://w.atwiki.jp/asterisk99/pages/239.html
M-Tea*3_27-特集 黒川能・春日若宮御祭 折口信夫 2011.1.29 第三巻 第二七号 特集 黒川能・春日若宮御祭 折口信夫 黒川能・観点の置き所 特殊の舞台構造 五流の親族 能楽史をかえりみたい 黒川の能役者へ 村で見た黒川能 能舞台の解説 春日若宮御祭の研究 おん祭りの今と昔と 祭りのお練り 公人の梅の白枝(ずはえ) 若宮の祭神 大和猿楽・翁 影向松・鏡板・風流・開口 細男(せいのお)・高足・呪師 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 【週刊ミルクティー*第三巻 第二七号】 (http //www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload act=open pageid=239 file=milk_tea_3_27.zip) ※ クリックするとダウンロードを開始します。 (632KB) 月末最終号:無料 p.257 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(64項目)p.218 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は青空文庫にて校正中です。転載・印刷・翻訳は自由です。 (c) Copyright this work is public domain. 飛び出せ! 週刊ミルクティー* 山形県には、秋田県へかけて室町時代の芸能に関した民俗芸術が多く残っております。黒川能は、その中でも著しいものの一つで、これと鳥海山の下のひやま舞い〔杉沢比山舞か。〕との二つは、特に皆さまに見ていただきたいものであります。この黒川能が二十数年ぶりでのぼってくるのであります。世話をしてくださった斎藤氏〔斎藤香村か。〕に感謝しなければならないと思います。 特にこの能で注意しなければならないのは、舞台構造であります。京都の壬生念仏を思わせるような舞台で、上下の廊下が橋掛りになっており、舞台の正面には春日神社の神殿をひかえているのであります。(略)奉仕する役者はというと、上座と下座が二部落にわかれており、ここで能をするときは、上座は左橋掛り(正面から見て)から出て舞い、下座は右橋掛りから出て舞うことになっている。これはもっとも大きな特徴で、今度の公演にいくぶんでも実現できれば結構だと思います。この神前演奏の形は、春日の若宮祭りの第一日の式と同形式といっていいと思います。しかも、黒川ではつねにその形式をくり返しているわけで、見物人よりも神に対する法楽を主としていることがわかります。 (略)おもしろいのは狂言です。表情にも言語にも必ず多少の驚きを受けられるでしょう。ことに方言的な言い回しなどには、つい、われわれも見ていて釣りこまれるものがありました。 3_27.rm (朗読:RealMedia 形式 540KB、4'23'') milk_tea_3_27.html (html ソーステキスト版 216KB) 折口信夫 おりくち しのぶ 1887-1953(明治20.2.11-昭和28.9.3) 大阪府西成郡木津村(現在の大阪市浪速区)生まれ。民俗学、国文学、国学の研究者。釈迢空と号して詩歌もよくした。1913年12月、「三郷巷談」を柳田國男主催の『郷土研究』に発表し、以後、柳田の知遇を得る。柳田國男の高弟として民俗学の基礎を築いた。 ◇参照:Wikipedia 折口信夫、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。 底本 黒川能・観点の置き所 底本:「折口信夫全集 21」中央公論社 1996(平成8)年11月10日初版発行 初出:「能楽画報 第三十一巻第九号」 1936(昭和11)年9月 村で見た黒川能 底本:「折口信夫全集 21」中央公論社 1996(平成8)年11月10日初版発行 初出:「能楽画報 第三十一巻第十一号」 1936(昭和11)年11月 能舞台の解説 底本:「折口信夫全集 21」中央公論社 1996(平成8)年11月10日初版発行 初出:「梅若 第七巻第二号」 1939(昭和14)年2月 春日若宮御祭の研究 底本:「折口信夫全集 21」中央公論社 1996(平成8)年11月10日初版発行 初出:「能楽画報 第三十五巻第四号」 1940(昭和15)年4月 http //www.aozora.gr.jp/index_pages/person933.html NDC 分類:773(演劇/能楽.狂言) http //yozora.kazumi386.org/7/7/ndc773.html 難字、求めよ 能謡 のううたい? 梅若安弘 築土塀 塀中門 祝言事 しゅうげんごと? いわいごと? わき芸 日の使い 加茂の放免 内侍使 氏使 うじのつかい? 長岡大臣(内麻呂) 梅の白枝(ずはえ) 戸上の公人(くにん) 『年中行事絵詞』 側継 そばつぎ(傍続・側次)か。 『御祭礼図』 『江家次第』「春日祭使途中次第」 大宮祭り 師子間 シシノマ 阿弥陀八幡 中臣連是忠三 時風五代の孫。 開口能 影向(ようごう)の松 橋掛(はしがか)りの松 三笠風流 スリーパーズ日記 モスクワの屋根に雪ふりつむ カイロの屋根に雪ふりつむ。 李、セルジオの雄叫び。 『山形新聞』より。高松和紙(上山市)を守ってきた土屋さんが、九十五才の高齢のため今期で紙すきを終えるとのこと。後継者がいないので、四〇〇年以上にわたる高松和紙の伝統が途絶えることになる。昨夏の、カモシカによる楮の葉の食害も大きな要因という。 二九日(土)快晴のち曇り。天童より山形のほうが若干、積雪が少ない。夕刻より冷えて乾いた雪。県立博物館、考古学講座。水戸部秀樹「県内最大級の複式炉を持つ村・鮭川村小反(こぞり)遺跡」。 複式炉とは、石と土器の組み合わせの炉のことをさし、縄文中期、土器形式編年で大木9〜10式の短期間に南東北地域にのみ限定して出土するという。 2011.1.30:公開 目くそ鼻くそ。PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ: - 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/trinity_kristo/pages/682.html
インドの釈迦(ゴータマ・シッダッタ、もしくはガウタマ・シッダールタ、ゴータマ・シッダールタ)を開祖とする宗教である。仏陀(仏、目覚めた人)の説いた教えである。 その教義は、苦しみの輪廻から解脱することを目指している。原因と結果の理解に基づいており、諸々の現象が縁起するとされる。 仏教は仏、その教えである法、その実践者である僧からなる三宝を中心に組織されている。実践における戒定慧の三学は、戒律、心を集中する禅定、ものごとの縁起を観察する智慧であり、後ろ二つは併せて止観とも呼ばれる仏教の瞑想法である。実践にて重要となる能力は六波羅蜜や八正道のように、いくつかの方法でまとめらている。 紀元前450年ごろに、インドで開始された仏教は、今では初期仏教として研究されている。釈迦は、他の苦行などの実践者の主張であるアートマン(真我)の存在を否定して無我とした。釈迦の死後数百年で部派仏教が生まれ、大きく大衆部と上座部とに、さらに細かく分かれたが、今なお大きな勢力として続いているのは南伝した上座部仏教であり、初期の教えを模範としている。紀元前の終わりごろには北伝し日本にも伝わることになる大乗仏教が開始され、教義や団体は多彩に発展しており、禅の瞑想法の様々、チベットで発達し日本の真言宗も似た形態を持つ密教、一方で浄土信仰のような信仰形態の変化など多様である。 宗派 初期仏教から順に、上座部仏教(南伝仏教)、大乗仏教(北伝仏教)に分けられる。さらに、大乗仏教は顕教と密教に分けられる。 世界観 仏教の世界観は必然的に、仏教誕生の地であるネパールの世界観である輪廻と解脱の考えに基づいている。人の一生は苦であり永遠に続く輪廻の中で終わりなく苦しむことになる。その苦しみから抜け出すことが解脱であり、修行により解脱を目指すことが初期仏教の目的であった。 輪廻転生・六道・仏教と神 仏教においては、迷いの世界から解脱しない限り、無限に存在する前世と、生前の業、および臨終の心の状態などによって次の転生先へと輪廻するとされている。部派では「天・人・餓鬼・畜生・地獄」の五道、大乗仏教ではこれに修羅を加えた六道の転生先に生まれ変わるとされる。生前に良い行いを続け功徳を積めば次の輪廻では良き境遇(善趣)に生まれ変わり、悪業を積めば苦しい境遇(悪趣)に生まれ変わる。 また、神(天)とは、仏教においては天道の生物であり、生命(有情)の一種と位置づけられている。そのため神々は人間からの信仰の対象ではあっても厳密には仏では無く仏陀には及ばない存在である。仏教はもともとは何かに対する信仰という形すらない宗教であった。時代が下るにつれて開祖である仏陀、また経典に登場する諸仏や菩薩に対する信仰を帯びるようになるが、根本的には信仰対象に対する絶対服従を求める態度は持たない。仏教における信仰は帰依と表現され、他宗教の信仰とは意義が異なっており、たとえば修行者が守るべき戒律を保つために神や霊的な存在との契約をするという考えも存在しない。 ただしこれらの内容は、民間信仰においては様子が一変していることが多く、それが仏教を分かりづらくする原因の一つとなっている。 因果論 仏教は、物事の成立には原因と結果があるという因果論を基本的考え方にすえている。 生命の行為・行動(体、言葉、心でなす三つの行為)にはその結果である果報が生じるとする業論があり、果報の内容如何により人の行為を善行と悪行に分け(善因善果・悪因悪果)、人々に悪行をなさずに善行を積むことを勧める。また個々の生に対しては業の積み重ねによる果報である次の生、すなわち輪廻転生を論じ、世間の生き方を脱して涅槃を証さない(悟りを開かない)限り、あらゆる生命は無限にこの輪廻を続けると言う。 輪廻・転生および解脱の思想はインド由来の宗教や哲学に普遍的にみられる要素だが、輪廻や解脱を因果論に基づいて再編したことが仏教の特徴である。 人の世は苦しみに満ち溢れている。そして、あらゆる物事は原因と結果から基づいているので、人々の苦しみにも原因が存在する。したがって、苦しみの原因を取り除けば人は苦しみから抜け出すことが出来る。これが仏教における解脱論である。 また、仏教においては、輪廻の主体となる永遠不滅の魂(アートマン)の存在は「空」の概念によって否定され、輪廻は生命の生存中にも起こるプロセスであると説明されることがある点でも、仏教以前の思想・哲学における輪廻概念とは大きく異なっている。 輪廻の主体を立てず、心を構成する認識機能が生前と別の場所に発生し、物理的距離に関係なく、この生前と転生後の意識が因果関係を保ち連続しているとし、この心の連続体(心相続, चित्तसंतान citta-saṃtāna)によって、断滅でもなく、常住でもない中道の輪廻転生を説く。 縁起 全ての現象は、原因や条件が相互に関係しあって成立しているものであって独立自存のものではなく、条件や原因がなくなれば結果も自ずからなくなるということを指す。仏教の根本的教理・基本的教説の1つであり、釈迦の悟りの内容を表明するものとされる。 以下因果に基づき苦のメカニズムを整理された十二支縁起を示す。 無明(現象が無我であることを知らない根源的無知) 行(潜在的形成力) 識(識別作用) 名色(心身) 六入(六感覚器官) 触(接触) 受(感受作用) 愛(渇愛) 取(執着) 有(存在) 生(出生) 老死(老いと死) これはなぜ「生老病死」という苦のもとで生きているのかの由来を示すと同時に、「無明」という条件を破壊することにより「生老病死」がなくなるという涅槃に至る因果を示している。 空 あらゆるものは、それ自体として実体を持っているわけではないという考え。 この世のありとあらゆるものは目に見えるもの、感じられるものだけではなく多種多様の要素が複雑怪奇に絡み合って成立する複雑系因果関係である、と言い換えてよい。したがって、あくまで現象であって、実体と呼べうるものではない。 苦、その原因と解決法 仏教では生きることの苦から脱するには、真理の正しい理解や洞察が必要であり、そのことによって苦から脱する(=悟りを開く)ことが可能である(四諦)とする。そしてそれを目的とした出家と修行、また出家はできなくとも善行の実践を奨励する(八正道)。 このように仏教では、救いは超越的存在(例えば神)の力によるものではなく、個々人の実践によるものと説く。すなわち、釈迦の実体験を最大の根拠に、現実世界で達成・確認できる形で教えが示され、それを実践することを勧める。 なお、釈迦は現代の宗教が説くような「私を信じなければ不幸になる。地獄に落ちる」という類の言説は一切しておらず、死後の世界よりもいま現在の人生問題の実務的解決を重視していた。即ち、苦悩は執着によって起きるということを解明し、それらは八正道を実践することによって解決に至るという極めて実践的な教えを提示することだった。 四諦 釈迦が悟りに至る道筋を説明するために、現実の様相とそれを解決する方法論をまとめた苦集滅道の4つ。 苦諦:苦という真理 集諦:苦の原因という真理 滅諦:苦の滅という真理 道諦:苦の滅を実現する道という真理(→八正道) 三法印 仏教における3つの根本思想。三法印の思想は古層仏典の法句経ですでに現れ、「諸行無常・諸法無我・一切行苦」が原型と考えられる。 大乗では「一切行苦」の代わりに涅槃寂静をこれに数えることが一般的である。これに再度「一切行苦」を加えることによって四法印とする場合もある。 諸行無常 - 一切の形成されたものは無常であり、縁起による存在としてのみある 諸法無我 - 一切の存在には形成されたものでないもの、アートマンのような実体はない 涅槃寂静 - 苦を生んでいた煩悩の炎が消え去り、一切の苦から解放された境地が目標である 一切行苦 - 一切の形成されたものは、苦しみである 中道 仏教の存在論 仏教そのものが存在を説明するものとなっている。変化しない実体を一切認めない、とされる。また、仏教は無我論および無常論であるとする人もおり、そういう人は、仏教はすべての生命について魂や神といった本体を認めないとする。そうではなくて釈迦が説いたのは「無我」ではなくて「非我」である(真実の我ではない、と説いたのだ)とする人もいる。衆生(生命・生きとし生けるもの)と生命でない物質との境は、ある存在が識(認識する働き)を持つか否かで区別される。また物質にも不変の実体を認めず、物理現象も無常、すなわち変化の連続であるとの認識に立つ。物質にも精神にも普遍の実体および本体がないことについて、「行為はあるが行為者はいない」などと説明されている。 人間存在の構成要素を五蘊(色・受・想・行・識)に分ける。これは身体と4種類の心理機能のことで、精神と物質の二つで名色とも言う。 なお、日本の仏教各宗派には魂の存在を肯定する宗派もあれば、肯定も否定もしない宗派もあれば、否定的な宗派もあるが、本来、釈迦は我、アートマン (आत्मन् ātman) を説くことはせず、逆に、諸法無我(すべてのものごとは我ならざるもの (अनात्मन् anātman) である)として、いかなる場合にも「我」すなわち「霊魂」を認めることはなかった。 仏教では、根本教義において一切魂について説かず、「霊魂が存在するか?」という質問については一切答えず、直接的に「霊魂は存在しない」とのべず、「無我(我ならざるもの)」について説くことによって間接的に我の不在を説くだけだった。やがて後代になるといつのまにか「我ならざるもの」でもなく、「霊魂は存在しない」と積極的に主張する学派も出てきた。 無常、苦、無我 実践 戒定慧(三学) 戒定慧(かいじょうえ)とは、戒律によって心を惑わす悪行為から離れ、禅定により心をコントロールし鎮め、智慧を定めること・この世の真理を見極めることで、心に平穏をもたらすこと(涅槃)を目指す。3つ併せて三学という。 八正道 一般人の生存は苦であり、その苦の原因は妄執によって起るのであるから、妄執を完全に断ち切れば完全な悟りを得ることができると考え、その状態に到達するための修道法として説かれた8種の正しい実践をいう。すなわち、正しい見解 (正見) 、正しい思惟 (正思) 、正しい言語行為 (正語) 、正しい行為 (正業) 、正しい生活 (正命) 、正しい努力 (正精進) 、正しい想念 (正念) 、正しい精神統一 (正定) の8つをいう。 戒律 五戒 三宝への帰依 波羅蜜 止観・瞑想 釈迦(ゴータマシッダールダ)はこの瞑想によって悟りを開いたと言われている。
https://w.atwiki.jp/tousounokeitou/pages/123.html
『もう一つの闇』-2 作者・大魔女グランディーヌ 118 無幻城*** ここは魔空空間と幻夢界、そして不思議時空、 三つの異空間が唯一交わる場――ポイントゼロ。 その果てに、超巨大な基地……通常の空間であれば 自重により崩壊するであろう奇怪な形状の要塞がそびえ立っていた。 これこそがGショッカー地球攻撃兵団統合司令部・無幻城である。 内部奥深くの長い長い、そして薄暗い回廊を抜けると、そこは 円卓の置かれた大広間であった。各所に 不気味な銅像や石像が装飾され、黒覆面の男たち=ショッカー戦闘員が 槍を持って警護にあたっている。 鮮血のように赤い絨毯を踏んで、村上峡児……いや、禍々しき白薔薇・ ローズオルフェノクは、天王路博史の化身=ケルベロスⅡと共に円卓の席に座る。 ???「……ようこそ、偉大なるGショッカー最高幹部会・ 十二邪将の諸君!!」 円卓の中央が輝き、暗かった広間を照らす。ホログラフで浮かびあがったのは、 双頭の鷲(頭の1つは鷲、もう1つは烏のそれである)に両側から 薔薇と蛇が絡み付いているエンブレム=Gショッカーの紋章だ。 それが明滅するたび、あの声が……かつてショッカーを、ゲルショッカーを、 デストロンを、ブラックサタンを、デルザー軍団を、ネオショッカーを、 バダン帝国を、クライシス帝国を支配し──GOD機関、ゲドン、ガランダー帝国、 ゴルゴム、フォグを影から操り──望月博士のネオ生命体計画を支援、 グロンギ族のゲゲルを煽り、「財団」とスマートブレイン社を使って 日本の政治経済の闇に深く食い込んでいる── 「あの声」が響いた!! ホログラフの声に応じ、一斉に立ち上がり礼の姿勢をとる円卓の面々。 その内の2人、地獄大使とマシーン大元帥が高らかに叫ぶ。 地獄大使「我らが支配者……表裏六柱の至高邪神よ!!」 マシーン大元帥「十二邪将、揃いましてございます!!」 戦闘員たち「イーッ!!」 円卓の間の天空に浮かぶ3つのポリゴンが 回転しながら円卓の頭上にゆっくりと舞い降り、 そして其々のポリゴンに投影される表裏6人の老人達の顔から 次々と(聞くだけでも圧倒的な力を感じさせる)声が発せられる。 大首領の声「諸君、遠路よりの参集ご苦労である!」 創世王の声「見るがいい!!」 壁面が開き、大型モニターが出現する。 銀河系内外の未開発惑星が、ゴズマードの大船団と宇宙獣士の大部隊、 巨獣の群れにより次々制圧されていく。共和制が定着しかけていた ボアザン星は息を吹き返した旧貴族派により再び戦乱に逆戻りし、 復興の進んでいたイガ星やハザード星、フリード星もまた無法地帯と化し、 高い戦闘力と科学力を誇るフラッシュ星・エメラルド星も星都陥落寸前まで 追いつめられていた……。 総司令の声「今やGショッカーの勢力は全宇宙にまで及んでいる……」 星王の声「この機に地球連邦軍、その背後にいるロゴスを壊滅させよ」 大魔神の声「そして太陽系を我らの手中に収めるのだ……」 闇の帝王の声「諸君の働きに期待する……!!」 同・モニター監視室*** 人間体に戻り、部屋に案内された村上が、地下牢の様子を映した モニターに見入っている。 地獄大使「フフフ、どうかね村上君」 村上「……ほう、これはこれは……剣鉄也にゲッターチームの面々ですか…… 何故すぐに改造してしまわれないのです? 彼らのような心身優れた 人材なら、改造人間やオルフェノクの素体にはもってこいでしょうに」 地獄大使「ワシもそうしたいのはヤマヤマなのだが、暗黒大将軍がなかなか 首を縦にふってくれんのだ……拷問して情報を全て吐かせるのが先だ、とな」 村上「……なるほど。機体の方は?」 地獄大使「無論、操縦席に自律型AIを組み込んで破壊兵器として 使わせてもらう。マジンガーZやグレンダイザーが身動き取れぬ以上、 ロンド・ベル隊の戦力は半減していますからな」 村上「フフフフ……我々オルフェノクも 大首領に対し奉り全霊をもってご恩返しを……」 地獄大使「フフフフ、ハハハハ……そして我らが共通の憎き敵、 仮面ライダーも1人残らず……!!」 119 その無幻城には大奥と呼ばれる男子禁制の区画が存在する。 Gショッカーに属する悪の女王・貴婦人たちの集う宮廷サロン―― ――闇女王同盟の後宮である。 闇女王同盟は、闇の後継者達を生み繋ぐための 神聖不可侵たる女達の園であり、 次期創世王擁立に関わるバトルファイトに参加できる 世紀王候補の選出にも絶大な影響力を有していた。 ガイ「よう! わざわざお招きいただいて感激だぜ! 闇女王同盟のお偉方ぁ!!」 レイ「………」 人類が進化する過程で、 別の進化を辿った高等生物「アシュ」より 生まれ変わった「クエスター」―― ――怒りの鬼神ガイと大いなる獣レイの二人が、 御簾のかかった上座の前に立っている。 大声で挨拶したガイを、 上座の傍らに控えていたアマゾンキラーが制する。 アマゾンキラー「控えなさい! この場を何と心得ます!? 恐れ多くも闇女王同盟の後宮総取締役にして、 至高邪神にお仕えする巫女でもあらせられる ヘドリアン女王陛下の御前ですよ!!」 ガイ「そう固い事言うなよ姉ちゃん」 アマゾンキラー「黙りなさい! そもそも男子禁制である後宮に、 お前たちアシュなぞを立ち入らせるのも異例中の異例! 無礼は許しません!!」 ヘドリアン「御簾を上げよ!」 御簾の奥の上座にいる人物から声がし、 後宮に仕える女官である女戦闘員がその指示通りに御簾を上げると同時に、 その場の下座にいた全員が畏まる。 アマゾンキラー「女王様!」 ヘドリアン「クエスターとやら、お前たちに望みどおり 世紀王候補の資格をくれてやるとして、その代わりの 報酬は何とするつもりじゃ?」 レイ「プレシャスを一つ、女王陛下のために献上しよう」 アマゾンキラー「当てはあるのですか?」 ガイ「あるルートから耳寄りな情報を手に入れたのさ! まあ見てな!」 ヘドリアン「ホホホ…よかろう。 首尾よく宝を持ち帰れたなら、例の話、考えてやってもよい」 120 極秘の会見を終えて、後宮より門外へと出るガイとレイ。 そこには広大な廊下が広がっている…。 ガイ「ところでレイ、リサーチの方は大丈夫だろうな?」 レイ「抜かりはない。ここ最近、サージェス財団は ティターンズからプレシャスを引き渡すよう しきりに圧力をかけられている」 クエスターは、サージェス財団が今まで集めてきたプレシャスを一時的に手放し、 地球至上主義者たちの目の届かない所に隠そうとしているという情報を キャッチしていた。 レイ「そのうちの一つ、メリクリウスの器が 近々サージェスから錬金戦団に極秘裏の内に預けられる。 その引渡しの瞬間を狙って、俺たちがプレシャスを横取りする」 ガイ「錬金戦団……例の核鉄とかいう武器を使う連中か。 そんな奴らとサージェスの間に繋がりがあったとはな…。 だが所詮は俺たちクエスターの敵じゃねえ。事のついでに ボウケンジャーと一緒に血祭りに挙げてやるとするか」 121 ●ショッカー正規軍・十二邪将→無幻城・円卓の間に参集。 ●表裏六柱の至高邪神→ついに勢ぞろいし、地球圏制覇の号令を下す。 ○グレート&ゲッターチーム→Gショッカー本部に囚われの身……。 ●ヘドリアン女王→闇女王同盟内では後宮総取締の地位にあり、隠然たる勢力を誇る。 自らのさらなる権勢拡大に向けて、何人かの世紀王候補を背後から巧妙に使嗾しつつ、 数々の策謀をめぐらせている。 ●クエスター・ガイ、クエスター・レイ→ヘドリアン女王に接触。 プレシャスを賄賂として献上する事を条件に、世紀王候補の資格を得られるよう、 女王から推挙してもらえる約束を取り交わす。 【今回の新規登場】 ●ショッカー大首領(仮面ライダーシリーズ) 悪の秘密結社ショッカーの創設者にして支配者。暗黒星雲及び怪魔界の帝王。 これまで歴代仮面ライダーが戦ってきた全ての悪の組織共通の黒幕。 ●GOD総司令=真のゼロ大帝(仮面ライダーX/仮面ライダーアマゾン) GOD秘密機関及びゲドンの黒幕にして、ガランダー帝国の王者。 ●星王バズー(電撃戦隊チェンジマン) 大宇宙を総て我が物にせんとする大星団ゴズマの支配者。 ホログラフにより宇宙空間に出現。部下に命令を下す。 真実の姿は惑星状の巨大な宇宙生命体。 ●大魔神サタンゴース(巨獣特捜ジャスピオン) 銀河バイブルに復活を予言されていた巨獣帝国の王。マッドギャランの父。 ●ミケーネ闇の帝王(グレートマジンガー) 地下勢力ミケーネ帝国の支配者。通常見せている溶岩と炎の塊のような姿から 発する熱は5万度といわれている。 ●マシーン大元帥(仮面ライダーストロンガー) デルザー軍団大幹部でミイラ男の末裔。ジェネラルシャドウの政敵。 ●クエスター・ガイ(轟轟戦隊ボウケンジャー) アシュである「怒りの鬼神(きしん)」ガイが肉体を失ったのち、 ゴードムエンジンの力でサイボーグ・アシュ=クエスターとして生まれ変わった姿。 プレシャスを奪って世界中を暴れ回るためにクエスターロボを自らの手足のごとく操縦する。 高丘映士の父・漢人(からと)の命を奪った張本人。 ●クエスター・レイ(轟轟戦隊ボウケンジャー) アシュである「大いなる獣(けもの)」レイが肉体を失ったのち、 ゴードムエンジンの力でクエスターとして生まれ変わった姿。 役割分担として主にメカニックを担当し、プレシャスを奪って 世界中を暴れ回るためにクエスターロボを開発する。 ●アマゾンキラー(太陽戦隊サンバルカン) ヘドリアン女王が銀河魔境から呼び寄せた、ベーダー一族の女戦士である行動隊長。 ヘドラー将軍と同等の力を持ち、女王に対する忠誠心は絶対である。 かつては「銀河無宿」の宇宙海賊として、イナズマギンガーと組んで暴れまわっていた 女海賊でもある。誇り高い立ち振る舞いと、丁寧な言葉遣いが特徴。 ●ヘドリアン女王(電子戦隊デンジマン/太陽戦隊サンバルカン) ベーダー一族の長で、機械帝国ブラックマグマの黒い太陽神に仕える巫女。 妖魔術の使い手であり、年齢は7600歳。ヘドロで汚く腐った世界を何よりも 望む一方で、自分の美貌には絶対の自信を持つ。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/3978.html
登録日:2012/03/10 Sat 20 12 59 更新日:2024/07/10 Wed 01 07 03 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 インド 三大宗教 三教 三法印 上座部仏教 仏教 大乗仏教 天部 如来 密教 戦争の種にならないことで有名 ←ということもなかった 明王 本地垂迹 生きている人のための宗教 神を持たない宗教 菩薩 諸行無常 釈迦 開祖は最近立川で家計簿とにらめっこする毎日 ざっとした概要 仏教ってなに? 哲学っぽい宗教。仏となるための教え。これを説き始めたのは、釈迦(シャカ)族の王子ゴータマ・シッダールタ。 日本では古くに神仏習合(=神道との融合)をして、今に続いている。 日本では、確かに外来に由来する神道(信仰)の一部という感覚で取り入れられたが、扱いについては暫くは坊さん達による研究、国家守護の為の学門という扱いで一般人向けでは無かった。 仏教の側面には多神教・アニミズム・汎神論がある。同時に、一神教・無神論・虚無主義・楽観主義・反神秘主義・反形而上学なども。 仏ってなに? 「悟りを得た者」を指す語。仏陀(ブッダ)、特に悟った後のゴータマを指す。 「仏」の語が指すものは他に、死者・絶対者・無・虚無・虚空・霊・魂・八百万の神的存在・あらゆる全てなど多種多様。 もう少し細かい概要 仏教とは何か? 元々の目的は、自らが仏になること。元々の形態は、実践的思想と思想の実践。 教団化した後の大乗仏教も目的は同じなのだが、解脱があくまでも個人的な体験である(と思われる)以上、一度の人生での修行の完成をあくせく急いで目指すよりも、来世を繰り返す中でいつかの人生での解脱を目指して日々を正しく生きる事が何よりも大事である。……とされるようになった。 僧の身ならばついでに困ってる人でも助けられる位にまでなれば御の字である。 世の中には苦しか無いが、原因を突き詰めていくと凡ては有るけど無いも同じだと御釈迦様がお気づきになった時に仏教は産声を上げたのだと、仏教では考える。 宗教学・神話学の研究によると、もともとの初期仏教の教義(特に知識階層向けの教義)は、信仰するべき神を持たない。しかし現在の仏教は、前述のように多神教や一神教などの神秘主義的・形而上学的な側面も持っている。 この理由は、仏教が象徴的な「師」を崇拝しているためである。この「師」は例えば、開祖のゴータマ、ゴータマ像から派生した仏(如来・菩薩・明王)、神々(天部)である。 こうした多面性は、仏教のベースがインド神話(古代インド哲学)であることも理由である。 歴史学から見ても、その影響力は大きい。しかし、西洋では長らく中途半端に知られていた。例えばかつての西洋では、ブッダは古代ローマの神、エチオピア人、またはマーキュリー(ヘルメス)と同一視されていた。さらには仏教の虚無主義的な面ばかり注目したことで、イエス・キリストの打破を目指す悪魔崇拝だと誤解されることさえあった。 この辺は大乗仏教が伝わった日本でも勘違いされている事だが、本来の仏教の目的は仏様を拝む事では無いのである。 これを分析し再評価する人々が現れ始めたのは、近代になってからである。オリエンタリズム・民俗学・文化人類学からの注目が高まり、さらに哲学や社会思想が仏教を取り入れた。 自然科学的な哲学は、仏教の開祖であるブッダ(ゴータマ)を、超常者でなく哲学者と見なしている。 一方で現代でも世界宗教の一つであるし、物語やファンタジーにも影響を与え続けている。(*1) 仏とは何か? 空(インド哲学)の項目もあるように、この世の真実に目覚めた人のこと。 故に如来、仏陀である。(意味は同じ) 前述の通り多義的な存在。古代インドや初期仏教では基本的に「悟りを得た者」だったが、後に神格化・神秘化が進み、多種多様な神話や宗教と融合するに至った。 その結果、仏教には相反する無数の性質が含まれるようになった。例えば、 一神教としての仏教 仏教とキリスト教には類似性がある。端的には、「景教」はキリスト教ネストリウス派から始まり、仏教と融合していった。景教の広まった地域には、中国はもちろんとして、日本も含まれると推測されている。 アジアでは一神教(キリスト教)そのものも広まっていった。日本ではイエズス会による布教があり、神仏習合の文化に加わっている。例えば、唯一神は「大日」と日本語訳され、大日如来と同一視された。 (なお神仏習合によって、大日如来は日本神話の最高神かつ皇祖神である「天照大御神」と同一視されていた。また、明治維新による近代化以降では、神道の一神教化(≒国家神道化)および、天皇の唯一神化が進められた。 例えば、帝国大学の宗教学者の加藤玄智は、「日本に於きましては天皇陛下に対し奉る時は吾々臣民は絶対的服従でありますが、西洋に於きましては、歴史的に神に対して絶対的服従を要求されて居ることになつて居ります」と発表した。) 汎神論としての仏教 例えば、四字熟語に「 一切皆仏 」「一切皆空」(いっさい全ては仏=空)とある。真理と虚偽、強と弱、金と塵、あらゆる物事さえも仏と見なす仏教思想には、二項対立や多元論をまとめる一元論がある。「生滅即不生滅」「万物同根」「是非一体」「有無一体」とも。 これだけではイミフすぎるが、そもそも敗北や死も「仏」なのが仏教である。 「解脱は名づけて虚無といふ。虚無はすなはちこれ解脱なり。解脱はすなはちこれ如来なり」 滅びること(= 寂滅 )は仏に成ること(=成仏)、と仏教では説かれる。というのも、成仏・虚無・虚空はまとめて「ニルヴァーナ」(nirvana)と表現されるため。仏や僧侶の滅びも寂滅・入滅という。 元々の仏教では、仏であるゴータマが死んだ(=80年の生を終えて涅槃(ニルヴァーナ)に入った)ことを、寂滅・入滅という。 「仏」が「成仏」するという話にハァ?となるかもしれない。だが、そもそも仏教や多神教では前後の論理展開がぶっ飛んでいるのがザラ。例えば、大黒天(=シヴァ)は「殺害、剃刀、殺されたもの」("the killing" "the razor (that kills)" "that which is killed")という異名がある。 あなたは”時”にして、悪い時、未熟な時、熟し過ぎた”時”。 あなたは殺害、剃刀、殺されたもの。 あなたは助力者にして敵対者。そしてこの両者の破壊者。 (山際素男訳『マハーバーラタ』第7巻 159ページ 三一書房) Thou art Time, thou art bad time, thou art time that is premature, and thou art time that is over-mature. Thou art the killing, thou art the razor (that kills), and thou art that which is killed. Thou art the auxiliary and thou art the adversary, and thou art the destroyer of both auxiliaries and adversaries. ( Mahabharata Book 12, Section 285(CCLXXXV) ) なぜ加害側と犠牲側が同一なのか? そもそもなぜ「A」と「Aでないもの」が同一なのか? 説明は全くないが、ともかくそういう一体化がインド的思想・仏教である。 言わば「逆もまた真なり」。 そこに説明をつけたり解釈を加えると、仏教の哲学的側面が強まってくる。 この辺も空(インド哲学)で説明出来てしまう。 ざっくり言うと、仏になること(=解脱)とは、束縛から解き放たれることである。 象徴的・神秘的に言うと、輪廻の輪から外れて二度と自分の望まぬままに生まれて来る事の無いことである。 生き物に限らず、生きとし生ける物は自分の生の形を選べない。 人の身ばかりか神や魔すらが生まれもった宿業や属性から逃れられないが、仏のみはそれすらからも自由なのである。 因果応報や宿業、善いことをすれば来世が報われる、悪い事をすると地獄に落ちるといった事が仏教的な戒めとして語られるが、本来の仏教にそんな思想は無い。 と云うより、それらのインド的な運命論から逃れる道として御釈迦様が見出したのが仏教(=仏に到る道)なのである。 つまり、人としての釈尊の死も何らおかしいものではなく、悟りを拓いた釈尊は浄土を開き輪廻を超越した“仏”と“成”ったのである。 己は最初から『無我』であり、この世は『空』である。 釈尊は二度と自らの望まぬままに生まれてくることは無い。 この境地と同じ処に行こうと云うのが“教え”なのだ。 根本的な教典を紐解けば大乗仏教の基本も同じである。 よって宗教としての仏教の本質とは御釈迦様の言葉の積極的な解釈と普遍化によって、それを学ぶ人間皆で御釈迦様に近い所に行こうとする行為なのだとも言える。 日本では最初は国家の守護を担う役目を担わされ、現在では生を終えた人を彼岸に送る宗教として定着しているが、それを仏教の本来の道から外れた道と呼ぶのもまた違う。 仏教とはあくまでもその時に生きる人を救う為の思想であり、世の姿もまた時と共に刻々と変わるものだからである。 仏の教えに触れたものが正しく生きる道を選んだとするのならば、それは間違いなく仏の道に沿った行いであるし、 仏の名により救われた衆生が自分もどんな形であれ、仏の道に沿いたいと願うならば、そこには貴賤も差別も性差も年齢の差も無いからである。 細かい経緯 ■仏教 『仏教』は紀元前6~5世紀頃にインド(というより現在のネパール)で誕生した、成道者(仏陀)たるシャカ族出身の偉大なる王、ゴータマ・シッダールタが開いた世界三大宗教の一つ。 誕生したインドでは隣接するイスラム教徒と、排斥したバラモン教が姿を変えたヒンドゥー教徒による激しい攻撃を受け滅亡寸前となったが、 対岸のスリランカやタイ、ヒマラヤのチベット、中国を経て朝鮮半島や日本と云う、東アジアに信仰が広がった。 ※インドに関しては吸収によるヒンドゥー化と云うのが正しい模様。 根本的な世界観が共通しているのである。 特に日本では、道教の影響を受けて変化した大陸仏教から更に、日本古来の神道と結びつく等の独自の進化を遂げており、 他地域の仏教とは大きく形態を変えているのが特徴である。 現在の総信者数は約4億6千万人と、三大宗教では第3位。 実はヒンドゥーに信者数では負けているのだが、インドにのみ限定されるヒンドゥーに対して、 他地域の文化圏に強い影響を与えた歴史により三大宗教に数えられている。 インドでは滅亡寸前と云うのは事実だったが、近年では再びバラモン教に根付くカースト制度への反発から仏教に回帰する傾向も見られる様だ。 また、ハリウッド俳優を初め西欧人にも仏教徒である事を公言する人も増えている。 【起源】 シャカ族の王子として何不自由ない暮らしをしていたシッダールタ王子が29歳の時に「自らの満ち足りない心(苦)」を晴らすべく家と妻を捨て、 バラモン教の修行者となったのが始まり。 しかし、バラモンの厳しい苦行の中でも疑問は解けず(断食、片足立ちによる生活…etc.)、6年目にして苦行を「無駄」と看破しネーランジャラー川で身を清め、 村娘スジャータの乳粥で腹を癒やすと菩提樹の下で瞑想に入り、 「この世の全ては複雑に他の物と結びつき、自由にならないのが本当なのに、愚かにも執着を持ち手放したくない等と願うから思い悩むのだ、 ならばその原因を見定め、それへの執着を捨てる事が出来れば幸福(輪廻から解放される)になれる」……と云う真理を悟る。 ……これが仏教の基本原則であり、教えの基本である。 後の大乗仏教で極楽往生を目指す、六道輪廻からの解脱を目指すと云う思想が誕生しているが、 結局の所はこの真理を悟り、仏陀となった釈迦牟尼(シャカ族の聖者)の思想を多くの人が実現出来る様に分かり易いイメージを後付けしただけに他ならない。 この真理を得るべく御釈迦様が得たのが「中道」の思想であり、これは「どちらにも属さない境地」を示す。 無論、優柔不断を奨励している訳では無く、自らの意志で真理を見極め、確固たる自分であれ……と説いているのである(己の解答に否定に否定を重ね、己の存在を疑う程に突き詰めても尚、答えを投げ出さない事で漸く答が見えるかな?と云う境地である)。 この「中道」を貫く為に示した道が「八正道」、 上記の宿縁と解脱を4段階に分けて説明したものを「四諦」と云う。 ……さて、偉大な聖人の誕生を危惧して瞑想の邪魔に訪れた「魔羅(マーラ様)」をも退け真理を得た御釈迦様だが、 当初は自分が至った境地が他人に理解する事は不可能と考え、自分一人の胸の内に閉まっておくつもりだった(実際に伝わったかどうかは怪しい)。 ……しかし、真理の達成の後の更なる瞑想の最中に、バラモン教の最高神である創造主ブラフマー(梵天)が御釈迦様の下に現れ、 その真理を万物の生命に伝える事を懇願(梵天勧請)。 これにより、神をも自らの思想に従えた御釈迦様が、自らの真理により世の中の苦しみを無くそうと旅に出たのが教義の起こりとなったのである。 【大別】 仏教は大まかに分けると上座部仏教と大乗仏教に二分できる。 またこの二系統に加えて、チベット仏教を第三の系譜として区分されることもある。 以下に、その違いをざっくり説明してみる。 ■上座部仏教 開祖の釈迦に倣い、修行により世の凡る苦難と執着からの解放により仏(如来)となるのを目指す。 スリランカやタイ、東南アジアと南方に派生した為に南伝仏教ともいう。 もっとも、後には現地の信仰と結び付き大乗仏教のような形態となっている。 上座部とは、釈尊の弟子の内の古参の派閥から派生したと云う意味であり、彼らが集会で上座に座っていたことから付けられた。 言うなれば、本来の形式を守りたい保守派の呼び名であったのである。 基本経典を古代インド言語のパーリ語で記したことから「パーリ仏教」ともいわれる。 ■大乗仏教 原始仏教のうち、修行者では無い信者をも救うべくとの考えから生まれた大衆部仏教が形を整えられたもの。 中国で当地の道教思想・儒教思想を取り込む等、伝わった土地の思想も取り込みつつ大勢を救う道を示すのが特徴。 バラモンの神秘思想が取り込まれた発展型である秘密仏教(密教)や、釈尊に倣い瞑想の中で真理を悟ろうとして生まれた禅も含まれる。 要は、釈尊の言葉の積極的な解釈と研究により個人のみで修行を完成させるのではなく、知識を皆で共有したり、それを利用して僧ではない信徒にも悟りの道を拓こうという改革派の呼び名である。 三大宗教としての仏教とは、この大乗仏教の分派と発展により根付いた歴史だと言える。 なお、上記の上座部仏教を南伝と呼ぶのに対して、こちらを北伝仏教ともいう。 ■チベット仏教 原始仏教のうち、ヒンドゥー教に飲み込まれる少し前の仏教がチベットに伝来したもの。 上座部仏教(南伝仏教)とはインド古来の仏教の教えを継ぐ点で共通項があるが、南伝系は釈迦没後から初期の教えを土台とするのに対し、 チベット系は釈迦没後より数世紀を経て密教などが発展した、いわゆる後期インド仏教を受け継いだ点で異なる。 広義の大乗仏教に含まれるが、大乗仏教の主流をなす漢籍仏教とは相互に影響がほとんどないのが特徴。 チベットからモンゴル、満洲族など、主にユーラシア大陸北部に広まった。 ※大勢を救う大乗仏教に対し、修行者自身しか救われない上座部仏教を小乗仏教と呼んでいた時期もあるが、現在では侮蔑語とされる為に自重するのが正しい。 上座部仏教の立場からすれば念仏を唱えるだけで修行者以外も救われる大乗仏教に一家言ある所であろう。 尚、元来は釈迦は現世の苦しみを救う事のみを説いている為に死者や霊魂、死後の世界の概念等は存在していなかったのだが、 大乗仏教に於いては地獄や極楽の概念が生まれている。 ※より正確にはインド哲学の根付いた社会で生まれたので、来世や輪廻、霊魂の有無は「当たり前」の所からスタートしている。 釈尊が呪術を否定したのも、本質を見失い修業が疎かになるのを戒めた為で、身辺を守る祈祷や在家信徒の願いによっては弟子達にも呪術は許していたそうである。 【主な用語】 ■仏陀 本名はゴータマ・シッダールタ。 梵名シャーキ(釈迦)。 仏陀とは「成道者(真理を悟った者)」と云う尊称で、古代インドの聖者の事で仏や如来と同じ意味となる。 日本での通称は釈尊、御釈迦様、釈迦牟尼。 29歳にして修行の道に入り、35歳で真理を悟って以降、80歳で入滅するまで45年に渡り布教に努めた。 釈迦とは出身部族の名前であり、釈迦牟尼とは“シャカ族の聖者”と云う意味である。 歴史上、仏陀と呼べるのは御釈迦様しか居ないのだが、仏教では世界は人間如きには計れない程に長い時間を循環すると考えているので、 釈迦以前にも6人の仏陀が居ると説かれた(釈迦を含め「過去七仏」と呼ぶ)。 釈迦の教えが完全に忘れ去られる末法の世界には、弥勒菩薩が未来の仏陀として降臨すると予言されている。 ちなみに、よくインド人扱いされるが、生まれたのはネパールである。 ■阿羅漢 原意は「資格を有する者」。施しや尊敬を集めるに足るある一定の域に達した修行者を指す。 学説も様々で大本の確たる定義も定かではないが、 大乗仏教に関しては「成道者だが、自ら開眼した仏陀と違い、他の聖者からの教えを受けて悟りを開き解脱した者」としている。 釈尊その人に「自分と同じ域に達した」と認めた500人の直弟達である五百羅漢と「過去七仏」を区別するといった意味をもつ定義だが、 宗派によって解釈はバラバラ。 ■三法印 仏教に於ける人生に於いて知って、目指すべき三つの基本原則。 諸行無常 世の凡ての物は絶えず変化し留まる事は無い。 諸法無我 世の凡ては因縁により生じ、何物も独立はしないと云う事。 涅槃寂静 煩悩を断ち切り涅槃に至れば、凡て無問題。 ■三蔵 中国では『西遊記』でも有名な偉い坊さんの名前としても引き継がれているが、経蔵、律蔵、論蔵の三種の基本教典の形態の事。 経蔵 御釈迦様の言葉を纏めた物。大乗仏教や密教の各根本教典も含まれる(釈迦の言葉の解釈と扱われる為)。 律蔵 仏教教団の守るべき戒律を纏めた物。 論蔵 仏典の注釈書。 この三蔵をマスターした僧侶を「三蔵法師」という。そのため西遊記の玄奘のほかにもこの称号を得た僧侶はいる。 ■六波羅蜜 安心して彼岸に渡る為の修行法を6段階に分けて解説した物。 布施波羅蜜 財や仏の教えを施し安心を与える。 持戒波羅蜜 戒律を守る。 忍辱波羅蜜 苦難に耐える。 精進波羅蜜 仏道を極めるべく努力する。 禅定波羅蜜 瞑想により精神を養う。 般若波羅蜜 真理に至る智慧を得る。 ※般若とは仏教用語で「智慧」の意味。 ■六道輪廻 天道 人間道 修羅道 餓鬼道 畜生道 地獄道 ……の六道を指し、解脱をするまでは輪廻の転生の輪を廻り続けると云う大乗仏教の思想。 あるいは、輪廻は空間的事象や死後に赴く世界ではなく、心の状態を示しているともされる。 「神」の住む天道も衆生の一つに過ぎず死後はまた閻魔の裁きを受けて六道のいずれかに転生する。 仏教の天道では悟りを啓くこともできないし死すらある。 更に上位に仏の世界が位置するが、本来的には上位と云うより完全に輪廻から外れた世界であり、これを浄土と云う。 【仏の種類】 ※本来の仏とは釈迦のみだが、仏教の成立によりバラモン教の神々や仏教の教義の解釈に伴い、様々な仏が考え出された。 尚、人が死後に仏や神になるのは一神教でないなら割とある。(*2) ■如来 梵名 タターガター 上記の様に本来「仏」とは如来のみを指す言葉であった。 成道者たる仏陀を指す言葉だが、大乗仏教の成立と派生により、様々な思想上の「仏」が生まれた。 釈迦に倣い、シンプルな修行者の姿をしているが、思想上の最高仏である大日如来のみは王者として煌びやかな冠と衣を纏う。 ■菩薩 梵名 ボーディーサットヴァ 元来は修行中の釈迦が神格化された存在で、 転じて如来の前段階にある仏や、自らも修行中の身でありながら、衆生を救うべく菩薩の位置に留まる(と、された)仏をこう呼ぶ様になった。 菩薩とは梵名を漢訳した菩提薩埵を略したものである。 如来に比べて衣装が煌びやかなのは、王子であった釈迦の姿になぞらえた物。 観世音菩薩や地蔵菩薩などが有名。 ■明王 本来は密教独自の尊格だが首位の不動明王や愛染明王は一般層にも信仰される。 如来が姿を変えた者、或いはその従者であり、悪魔や悪竜、悪鬼と云った救い難き者も仏陀の教えに力づくでも導き救う。 菩薩と同じく煌びやかな衣装を纏うが、戦闘専門らしく忿怒相で武器を携えた姿が多い。 持明者(マントラを操る者)の王者と云う意味。 ■天部 バラモン(ヒンドゥー)の神々が釈迦の説法に感銘を受けて帰依(屈伏)した存在。 本来は密教独自の尊格だが、多様な現世利益の効能から日本の神々に混じり熱い信仰を得る。 仏教を広める存在では無い為に地位は低いが、非常に祟りが多く、本格的な信仰や扱いが難しい鬼神の類も多い。 四天王や、その主の帝釈天、弁才天等が有名。 民間信仰にも良く取り入れられ、神社で日本由来の神様と仲良く祀られたりもしている。 ■垂迹神 仏教の仏や神が神道や民間伝承の神と集合した存在。 古事記の神々は実は仏教の尊格の変身であるとするのが基本形だが、日本独自の尊格も生まれている。 「権現」や「明神」とは元々は垂迹神を指す言葉である。 ぶっちゃけた話が、各文化圏に適応すべく土着神とのすり合わせを行う、多神教で良く見られる習慣といったもの。 ■三身 大乗仏教における、仏の3種の在り方。三身説とも呼ばれ、仏教を大衆向けに体系化する過程で生まれた解釈の一つ。 元々二身と定義されていた他、「そもそも完全な一である仏を分けて考えるべきではない」という意見も昔からあるが、主として次のように定義される。 ■応身 仏が衆生を救済すべく、教えを広めるために現世に現れた姿。分かり易く化身とも言われる。 その代表とされるのが生前の釈尊。 ■報身 仏陀となるための修行を成し、完全な功徳を備えた身。悟りを開いた者が入滅した、正真正銘の不滅の成道者。 神格化された釈尊である釈迦如来や大乗仏教の代表的な如来である阿弥陀如来や薬師如来がこれ。 つまり、既に修行を経て仏となった者を指す。 ■法身 仏陀の教えそのものとしての仏の身。要は、教えが不滅たる仏の身体ないし存在そのものである、という解釈に基づく。 教えの中に釈尊その人の人格や、そこから来る更に深い理解を得ようという発想から生じた概念とも言われる。 仏教の成り立ちの起源を釈尊以前にまで遡るばかりか、宇宙開闢をも越えた平行世界的な観点から見出だそうとした「華厳経」の盧遮那仏や、更にそれをも発展させたと考えられる、多元宇宙的な概念をも内包する密教思想の根源仏である大日如来をこう呼ぶのは、宇宙その物の法則とも呼ぶべき天然自然の理が釈尊を誕生させたのだ……と考えられた為。 つまりは宇宙の根元と=としての仏の本性こそが「空」であり、宇宙その物である故に、そこに存在する凡ての物もまた、等しく仏となり得る証となるのである。 【仏教の登場人物や教義をモチーフとした作品】 ブッダ(手塚治虫) 聖☆おにいさん(中村光) 仏ゾーン(武井宏之) 孔雀王(萩野真) 阿佐ヶ谷zippy(岩佐あきらこ) 悟れ!弥勒ちゃん(ぼるぴっか) 一休さん 西遊記 女神転生シリーズ 女犯坊(滝沢解) 追記・修正は自らの成すべき生き方を見つけ、輪廻より解き放たれてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ブッダがある男をジゴクから助け出すため、切れやすい蜘蛛の糸を垂らした。ナンデ? -- 名無しさん (2013-12-15 06 24 23) ↑地獄に居たそこ男が「かつて小さい蜘蛛を助けたことがある」から、その小さい蜘蛛に見合った救いを差し伸べた。更に言えば、「蜘蛛の糸が切れないようにと、男が自分の下の奴らを蹴落とそうと暴れた所為で、蜘蛛の糸が切れた」。つまり「自身に固執せずに、広い心をもつか無心で上り続けていれば、蜘蛛の糸は切れなかった可能性が高い」。お釈迦様が男の人間性をテストして、男は落第だった。それだけ -- 名無しさん (2013-12-15 06 36 12) 有名な「日本人に見つかった結果」の一例。日本に伝来していきなり魔改造の洗礼を受けた。 -- 名無しさん (2014-01-03 21 45 51) ↑個人的には浄土信仰辺りから日本の仏教は(本家から見て)おかしくなり始めた気がする -- 名無しさん (2014-01-03 22 06 30) 世界に先駆けて 坊さんの妻帯許可と女人解禁やったんだよな 日本仏教 -- 名無しさん (2014-01-03 22 15 11) 水戸黄門なんかは儒教を勉強してたから「仏教は仏教、神道は神道できちんと分けろや!」とか言ってたそうな。 -- 名無しさん (2014-01-03 22 19 25) ↑まあ彼が信奉してる南朝の国教自体が…立川… -- 名無しさん (2014-01-03 22 22 13) そう言えば今開祖がルームシェアしてるのも立川だな -- 名無しさん (2014-01-03 22 27 33) 福井県の爺さんが 家が熱心な真宗門徒なのに 先祖が織田信長と 一緒に一向宗を駆逐したとか自慢げに話してたな 宗門にも色々あるんだな -- 名無しさん (2014-01-23 19 26 16) うーんゲイのサディストってタグ外れないものか。ニンジャスレイヤー限定だし。なんか辛い(;w;) -- 名無しさん (2014-09-23 16 04 33) 執着捨てんのなんて死んでからいくらでも出来るし、生きてる間は俗物でいいや。 -- 名無しさん (2014-09-23 16 22 20) 江戸時代、檀家や寺請けやらで権威持って好き勝手やっていたのは悪い……かもしれないが悪いのは俗な坊主であって建物や巻物や仏像に何の罪があったって言うんだ。 -- (2015-02-11 23 32 39) アブラハム宗教とは違って、金と絡むイメージがなくていいですね -- 名無しさん (2015-02-11 23 43 00) 悟るなんて俺にはできないが、不貞寝ぐらいならできる -- 名無しさん (2015-11-20 14 39 01) ↑浄土真宗のターゲットまんまじゃないかw -- 名無しさん (2015-11-26 23 29 27) 資産は持たないけど修行場を使う権利はもらうよ! 寄進することは徳だよ!ってあたり現代仏教の基礎はできてたような気もする -- 名無しさん (2016-10-06 16 23 42) ↑リアリストの集団ですから。 -- 名無しさん (2016-10-06 18 39 44) 調べてもわかんなかったからここに書き込むんだけど、千手観音って男?女? -- 名無しさん (2016-10-06 21 16 32) 観音は両性というから、千手観音も多分両性具有か無性 -- 名無しさん (2016-10-06 21 46 59) ふたなりかぁーっ!! -- 名無しさん (2016-10-06 22 09 51) ↑観音は一応男性設定だが、変化観音には女身も多いので実質両性になれる。チベットだと女神なのに日本だと白衣観音になってたりするし、観音自体も元々が女神らしい。 -- 名無しさん (2016-10-06 22 36 06) 執着を捨ててもいいけど、どうせならそれをいい方向に活かしませんか?(by密教) -- 名無しさん (2016-10-10 22 40 43) 悟りを開くには執着を捨てろと言われたので悟りを開くという執着を捨てました -- 名無しさん (2016-10-26 19 44 12) それもまた悟りへの道 -- 名無しさん (2016-10-26 19 47 44) なんか一時の感情とかで揺れ動いたりせず、理性で物事を判断できるようになる……みたいなイメージだけど少し違うのかな -- 名無しさん (2016-11-12 01 58 06) ↑怒りや憎しみの感情が沸いたとしても、それすらも原因を探ってしまおうってのが正しいと思う。別にネガティブな感情や欲望も捨てろとは言ってないんだよね。それに振り回されてるのは愚かだけど、突き抜ける程にその感情に自分が突き動かされる原因を探ってそっちから自分と世の中の関係の解答を見つけちゃったらそれも悟り(そこまですると元の行為もしたくなくなってるだろうってのもあるが)。 -- 名無しさん (2016-11-12 02 10 31) 確かピーター・ウェラー(ロボコップ演じた人)は仏教徒で、年に何回か日本に来てると聞いたな。あと、私見だけど他の宗教に比べると、幾分は規制というか規則は少ないんだな。 -- 名無しさん (2016-11-12 06 46 45) 「ざっとした概要」が加筆されすぎて全然ざっとしてないから、8割9割は「細かい経緯」へ移動させた方がいいと思う -- 名無しさん (2017-03-04 18 04 19) ↑24そもそも天部に女神がいたり仏陀自信妻も息子もいるのに弟子が結婚禁止・女人禁制とかおかしい話ではあるわけだが -- 名無しさん (2017-05-29 17 18 15) ↑ブッダは認めてたが、後の教団が「女居ると修行にならねー!!」て騒ぎだしたのが始まりらしいね。修行がなってないなあ。 -- 名無しさん (2017-05-29 18 29 39) ↑ 龍樹「まったくだな」 -- 名無しさん (2017-06-18 01 41 29) ウルティマIVにも登場していたな。外見は「偉大な哲学者」 -- 名無しさん (2019-05-10 15 52 34) ケン・イシカワ時空では仏の名を冠するものが出たら虚無の戦いに引き込まれる -- 名無しさん (2021-07-27 12 20 55) ↑まあ、ゲッター線も積極的に選んだ相手に悟ることを迫ってくる宇宙の意思と解釈出来るし。 -- 名無しさん (2021-07-27 14 02 17) 日蓮宗(正宗)は日本の他宗派からするとやはり異質なのかな(揉めそうなので揉めない程度にレスあったらよろしくお願いします) -- 名無しさん (2022-01-19 19 01 04) 他宗教にもいえるのだけれど、仏教って長い歴史のなかで蓄積され紡がれた知識があるから現代で文字通りどんな人間にたいしても何がしかの解釈をあたえられる(その宗教の知識の範囲内で)し世間的にもうけがいい反面で、某小説いわく「それで“本人”は救われるからな(被害者はべつとして)」ともいえるのだよね(ちなみに不可知論者) -- 名無しさん (2022-03-16 23 19 09) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/763.html
264 :YVH:2012/02/12(日) 18 58 16 帝国政府が内外で活発に動き出した頃、新無憂宮の一角では日本に行く事を表明した皇帝フリードリヒ四世の 今後の処遇に付いての話し合いが持たれた。 参加者は当の本人、フリードリヒ四世、譲位宣言後に摂政皇太子となったルードヴィッヒ大公 四公爵たち、国務尚書リヒテンラーデ侯、財務尚書代理ゲルラッハ子爵、宮内尚書ノイケルン伯爵 典礼尚書アイゼンフート伯爵(と補佐役の次官スピエルドルフ男爵)。 すでに皇帝からは、退位後にジッキンゲン=ゴールデンバウム大公を名乗る事が内示されてはいるが この称号を一時的なものにするか、世襲の大公家として遇するかが問題となった。 過去の歴史において、今回の事例に一番近いのはグスタフ帝から異母弟マクシミリアン=ヨーゼフへの譲位ではあったが こちらは、譲位後間もなくグスタフ帝が崩御した為、後の処遇は考慮される事は無かった。 だが、今回は健常な状態での譲位であり且つ、相手国との折衝、および駐在大使にまで役目が波及する事も考えられ 一時的な地位とすると、任免問題が度々発生すると考えられる等、問題(主に格式上の)もある為に、この話し合いは持たれた。 議論は色々と出たが、リヒテンラーデ侯がフェザーンに居るレムシャイド伯爵経由で手に入れた日本に関する資料の中から 参考になりそうな事例を紹介した。 それは地球時代、日本がエドジダイと言われていた時期に、ある特定に寺院に時のミカドの近親者をお迎えしていたという物であった。 僧侶という概念は帝国では絶えて久しかった為、問題にはされなかったが、形態的にまるで人質みたいではないかという意見が 一部から出たが、万が一の時の血統保持には有用ではないかという四公爵からの意見で存続させる方向で話は進められた。 相続に付いては、帝位継承権は一応は保持するが、基本的には世襲の駐在大使として遇し、フリードリヒ四世に子が生まれれば 基本的にはその系統をもって代々受け継がせる。もし、系統が絶えた場合は時の皇帝の皇子の一人を養子として送り込む。 帝国内の地位的には大公家は四公爵家の上座とされた。 領地に付いては、旧ジッキンゲン男爵領を大公領として宛がう事とした。 これは四公爵家との兼ね合いで、地位的には上だが経済的には四公爵家の下位とすることで、バランスをとったとも言える。 【あとがき】 帝国なら、出てくる問題だろうという事で 妄想してみました。
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/668.html
上総様の葬儀から数日 城の中はとても静かで それと共に俺の中は空っぽだった ----------- 「長、すみませんこの書類…」 「ん…置いとけ…あとで…見るから」 ここ数日…何をするにも億劫だ…動く気すら起きない… こんな状況で敵にでも攻め込まれたら 蔵伊里家も俺も終わりだろう… 毎日を根暗にひきこもってると ある日、陽樹殿がやってきた 「よぉ、弥助。相変わらず死にそうな顔しやがって」 「陽樹殿…如何なされた」 「どーもこーも!親也が呼んでんだよ、だから死にそうな面してる奴引っ張りに来た」 「親也様が…?」 「あぁ、ちなみに拒否権なしだ。うちの忍隊も連れて来たから蔵伊里家は安心しろ、ほれ行くぞ」 そのまま、陽樹殿に連れられるまま親也様の城に向かった 謁見の間に通され、上座に座る親也様をぼんやり見ていた 「陽樹の言う通りか…弥助!」 親也様の声で我に返り、静かに頭を下げた 「親也様…今日はどのようなご用件で…」 「ふむ…蔵伊里の新しい城主を主に預けようと思ってな」 「城主…」 「さよう。蔵伊里は代々、我が御堂家に仕えてきた筆頭家老。何より主を失うのが惜しい…そこで、だ。我が息子を蔵伊里の養子にしようと思ってな」 「……。」 「上総には嫁も子もおらぬ…それ故の判断だ。わかってくれるか…?」 上総が愛した蔵伊里家を守るんだ… やってやろうじゃねぇか 「…その守り役、この弥助…お請け致します」 「そうか、なら主の新しい主だ。風貴!ここへ参れ」 「お呼びでしょうか、父上」 俺の前に現れたのは、元服を済ませたばかりであろう 14、5のガキが出てきた 目を惹いたのは、眩い橙の髪…左右色が違う瞳 「風貴、そこにおるのが蔵伊里の弥助だ。優秀な忍隊の長を任せてある。」 「弥助…」 風貴、と呼ばれたガキは 俺を見ると一直線に走り寄って来た 俺は胡座から膝をつき、頭を下げた 「…弥助…?」 「はい、風貴様」 「顔…上げて?」 言われて顔を上げると風貴様が優しく笑った 色の違う瞳を細め優しく笑った すると、ふわりと俺の髪に触れた 「弥助の髪は綺麗な色だな!まるで暖かな焔のようだ!」 その笑顔と言葉に目頭が熱くなった… 「弥助が気に入ったか。風貴、弥助と共によく働くのだぞ」 「はい、父上!弥助!よろしくな」 輝く笑顔に静かに頭を下げた