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幻想入りの一覧/001-200幻想入りの一覧/201-400幻想入りの一覧/401-600幻想入りの一覧/601-800幻想入りの一覧/801-1000幻想入りの一覧/1001-1200 名称 作者 形式 地域 ジャンル クロスオーバー 編集 601 僧侶が幻想郷に侵入 僧侶の人 紙芝居 博麗神社→可能性空間移動船 フリー 編集 602 強引な勧誘で幻想入り ノベル 紅魔館→霧の湖→紅魔館→永遠亭→迷いの竹林→紅魔館 編集 603 撃墜されて幻想入り xotakk 紙芝居 妖怪の山→紅魔館(予定) 条件あり 編集 604 ドラゴンボールin幻想郷 猿沢 トーク 博霊神社→マヨヒガ→白玉楼 版権(ドラゴンボール) 条件有り 編集 605 幻想郷殺人事件 ノベル 博麗神社→迷いの竹林 編集 606 ジャック・Oが幻想入り M.I.Bというらしい。 ノベル 妖怪の山 版権(ARMORED CORE - LAST RAVEN) 編集 607 新種の妖怪が幻想入り Q(うさねこの人) 紙芝居 博麗神社 編集 608 紙粘土で幻想入り 罪袋 紙芝居 博麗神社→香霖堂 編集 609 科学者が幻想入り ノベル 魔法の森→博麗神社 編集 610 ヴァンパイアが幻想入り AAA 紙芝居 紅魔館(道中) 編集 611 - - - - - 編集 612 幻想入りしたい 狗 トーク 霧の湖→博麗神社→魔法の森→香霖堂 編集 613 幻想なんでも屋 こいわ トーク 編集 614 幻想 異界神 統神の人 紙芝居 魔法の森 編集 615 - - - - - 編集 616 蒼き鬼の幻想入り 甘辛党 トーク 白玉楼→香霖堂→白玉楼→永遠亭→迷いの竹林→守矢神社→紅魔館→三途の川→太陽の畑 ギャグ、シリアス、版権(新鬼武者) フリー 編集 617 牛乳飲んで幻想入り みるくねこ ADV 紅魔館 エロゲ風 フリー 編集 618 - - - - - 編集 619 東方星戦争 クローンコマンダー トーク 拠点 墜落した戦艦 霧の湖→永遠亭→博麗神社→香霖堂→紅魔館→白玉楼 版権(スターウォーズ) 編集 620 竜になりかけて幻想入り ドSマンV ノベル 魔法の森 厨二病 編集 621 旅人が幻想入り 毛布 トーク 太陽の畑→無名の丘→霧の湖 編集 622 - - - - - 編集 623 悪意ある者の幻想入り アミル トーク 霧の湖 シリアス・バトル傾向 条件付き 編集 624 入れかわり幻想入り つゆ 紙芝居 永遠亭→人里 条件付き 編集 625 幻想郷での一週間 ノベル 魔法の森? 編集 626 - - - - - 編集 627 - - - 打ち切り - 編集 628 作業着で幻想入り。 紙芝居 編集 629 AAで幻想入り 味噌 紙芝居 博麗神社 編集 630 - - - - - 編集 631 - - - - - 編集 632 ゲーマーが幻想郷入り BULLET OF THE PATRIOTS モアイ像(131・444人目) ノベル 紅魔館→人里→魔法の森 ひがしがたMGS 編集 633 ドラまたが幻想入りせざるを得ない ノベル+変則ADV 迷いの竹林→永遠亭→太陽の畑→博麗神社→紅魔館 版権(スレイヤーズ)、完結 編集 634 警備員の俺が拉致られて幻想入り トーク 紅魔館 編集 635 しがない錬金術師のボーダー商事奮闘記 三隈 小説 マヨヒガ→香霖堂 フリー 編集 636 - - - - - 編集 637 キノの幻想入り 影雪、夜子 紙芝居 香霖堂 版権(キノの旅) フリーです。 編集 638 犬が幻想入り 手描き小説 霧の湖 編集 639 神域が幻想入り ハニタッカ 紙芝居 紅魔館 版権(アカギ) フリー 編集 640 - - - - - 編集 641 バイオのレオンさんが幻想入り トーク 霧の湖→人里(慧音宅)→魔法の森→紅魔館→人里(慧音宅) 版権(BioHazard 4)、完結 編集 642 民俗助手が幻想入り Kei/DJ⑨/coil ノベル 冥界 編集 643 東方釣眼面 つり目 紙芝居 魔法の森→香霖堂→紅魔館 フリー 編集 644不死者が幻想入り 薫 トーク 迷いの竹林(妹紅宅)→人里(稗田邸)→マヨヒガ→妖怪の山(犬走宅)→守矢神社→稗田邸→魔法の森→紅魔館→博麗神社→迷いの竹林 版権(Baccano!) フリー 編集 645 - - - - - 編集 646 ソーセージ食わせに幻想入り!! ハム ADV 魔法の森→猫の棲む里 フリー 編集 647 ぬくりとVS幻想入り キサイ 紙芝居 永遠亭 ほのぼの、たまにバトル、コメディまれにシリアル 条件付きで有り 編集 648 幻想暴走録 くじら 紙芝居 永遠亭→紅魔館 条件付 編集 649 ちるとも にかわ 手描き動画 人里→迷いの竹林 編集 650 あなたが幻想入り ADVゲーム 編集 651 アンパン好きも幻想入り 紙芝居 フリー 編集 652 幻想旅苞物語 天森 ADV+紙芝居 守矢神社 編集 653 ネガティヴ少女が幻想入り お姉さまの人 ノベル マヨヒガ→紅魔館→人里→慧音宅→博麗神社→永遠亭 ネガティヴ 編集 654 無頼者幻想伝 兄やん ノベル 慧音宅 編集 655 俺が見た幻想郷 サツキ 紙芝居 人里(過去) 編集 656 知らずに彼も幻想入り ジョンジョン 紙芝居 妖怪の山 編集 657 バッグ背負って幻想入り ノベル 妖怪の山 編集 658 黒猫と幻想郷 うずらの人 ノベル 紅魔館→永遠亭 ほのぼのハートフルストーリー、完結 編集 659 未来から飛ばされて幻想入り 眠井 犬 手描き絵+ノベル 霧の湖→紅魔館 フリー 編集 660 ウホッ 俺も幻想入り カスピ界 紙芝居 フリーダム 普通のギャグ フリー 編集 661 正義の歯車が幻想入り ノベル 八雲家→博霊神社 版権(ギルティギア) 編集 662 愛煙家が幻想入り CABIN ノベル 基本シリアス フリー 編集 663 コンビニが幻想入り バケツの人 紙芝居 コンビニ幻想郷店 フリー 編集 664 見事な幻想郷 ノベル 迷いの竹林→人里→博麗神社 短編、ほのぼの、完結 編集 665 下半身全裸で幻想入り 焼肉 紙芝居 永遠亭 変態&カオス フリー 編集 666 まどろみ Pen 紙芝居+動画 迷いの竹林 編集 667 毛玉と屋台と幻想入り ノベル 八目鰻屋台 ギャグ&カオス 条件付 編集 668 幻想水瓶宮 た~りゃん ノベル+手書き絵 妖怪の山→霧の湖→紅魔館 基本的にシリアスで進みたい希望。版権(アクエリアンエイジ) 条件付 編集 669 こなたさんが幻想入りしたそうです ±アルカン トーク 博麗神社→紅魔館→魔法の森→人里→永遠亭→白玉楼→彼岸→旧都→妖怪の山→守矢神社→玄雲海→聖輦船 版権(らき☆すた) フリー 編集 670 幻想郷バイト(?)日記 Georges ノベル 編集 671 - - - 全話削除 - 編集 672 廊下を全力で駆け抜けて幻想入り ノベル 博麗神社 編集 673 最もつまらない幻想入り ノベル 魔法の森 編集 674 青針鼠が幻想入り ウニと友人 紙芝居 魔法の森 版権(ソニック) フリー 編集 675 テイルズキャラが幻想入り 尻尾 ノベル ジェイド一行⇒紅魔館 クラトス一行⇒人里 版権(テイルズシリーズ) フリー 編集 676 射命丸が現代入り tomoi トーク 現代 現代入りシリーズ完結 条件付き 編集 677 ドMが幻想入り 紙芝居 編集 678 スタンド使いが幻想入り トーク 紅魔館 版権(ジョジョの奇妙な冒険) 編集 679 ロリコンが幻想入り 紙芝居 編集 680 暇を持て余して幻想入り 紙芝居 編集 681 俺だって幻想入り 紙芝居 博麗神社付近 フリー 編集 682 袴男の幻想郷 カントク 紙芝居 白玉楼 ほのぼのメイン フリー 編集 683 - - - - - 編集 684 盲目と幻想郷 お茶の人 ノベル 魔法の森→魔理沙の家→霧の湖→紅魔館 ギャグ&シリアス(予定) フリー 編集 685 自由に幻想入り 紙芝居 妖怪の山→人里 コミカル&ギャグ、厨二病 編集 686 - - - - - 編集 687 幻想郷は異邦人の夢を見るか 弟子の人 ノベル 屋台・人里→紅魔館 ほのぼの/シリアス、異変 編集 688 つかまれて幻想入り ハモ 紙芝居 守矢神社 ほのぼの フリー 編集 689 - - - - - 編集 690 折ってみたin幻想郷 Dr.オリィ 動画? 湖→空? 折り紙 フリー 編集 691 ひぐらしのなく頃に 幻想物語 セミ ノベル [圭一] アリス宅 → 湖 → 紅魔館 [レナ] 紅魔館 版権(ひぐらしのなく頃に) フリー 編集 692 高校2年のオレが幻想入り アイマスクの人 紙芝居 魔法の森→八雲邸 EXルーミアメイン フリー 編集 693 新聞記者が幻想入り 紙芝居 編集 694 東方怪遊録 サガモ ノベル 魔法の森→白玉楼→八雲邸→人里→永遠亭→白玉楼 シリアスノベル 完結 条件付 編集 695 - - - - - 編集 696 長物使いが幻想入り ノベル 版権(ウルティマオンライン) 編集 697 ナナシが幻想入り 紙芝居 編集 698 実に白衣な幻想入り 紙芝居 編集 699 花火打ち上げに幻想入り ふくろう ノベル 太陽の畑→迷いの竹林→永遠亭→紅魔館→永遠亭→博麗神社 幽香メイン、シリアル&変態、完結 フリー 編集 700 幻想救聞記 ノベル 編集 701 武器職人が幻想入り 紙芝居 編集 702 強キャラが幻想入り ノベル 編集 703 オービタルなフレームと幻想入り ノベル 版権(ANUBIS) 編集 704 Dから幻想入り 月夜野(月夜野 椛) 紙芝居 魔法の森⇒竹林 版権(Quest of D) フリー 編集 705 シアワセノツカイカタ 紙芝居 編集 706 スマキで幻想入り 紙芝居+動画 編集 707 - - - - - 編集 708 幻想入り異変を追う ノベル 編集 709 イャッハァアーー幻想入り K.ミスタ 紙芝居 カオス&変態 編集 710 ふでぺんがトイレから幻想入り。 紙芝居 紅魔館 カオス 編集 711 永月物語 ノベル 編集 712 アコライトが幻想入り 紙芝居 版権(ラグナロクオンライン) 編集 713 仙八が幻想入り 紙芝居 編集 714 - - - - - 編集 715 廊下を全力で駆け抜けて幻想入り ノベル 編集 716 フナムシが幻想入りだYO! 紙芝居 版権(ピューと吹く!ジャガー) 編集 717 ダメガネの幻想奮闘譚 おはじき 紙芝居 洩矢→? ギャグ風味 フリー 編集 718 妄想狂が幻想郷へ トーク 編集 719 気がつけばそこは幻想郷 Jum 紙芝居 博麗神社→魔法の森 裏;→紅魔館 ギャグカオス フリー 編集 720 魂だけが幻想入り ノベル 編集 721 闇の帝王が幻想入り ノベル 多人数視点なのでいろいろ 版権(ハリーポッター) 編集 722 - - - - - 編集 723 赤いチルルン滞在記 紙芝居 編集 724 刀を持って幻想入り 女性アレルギーの人 ノベル 博麗神社居候 シリアス コメディ フリー 編集 725 死にかけて幻想入り 紙芝居 編集 726 ヤケ酒して幻想入り 紙芝居 編集 727 背後から幻想入り 紙芝居 編集 728 幻想歪悠帳 ノベル 編集 729 台湾人が幻想入り 昏 紙芝居 編集 730 薬を飲まされ幻想入り 封神 ノベル 編集 731 - - - - - 編集 732 零戦が幻想入り 自作絵+トーク 編集 733 迷宮幻想異聞 トーク 版権(ウィザートリィ) 編集 734 幻想入りした途端これだよ!! 紙芝居 編集 735 ハードボイルドなおっさんも幻想入り 紙芝居 編集 736 冗談のつもりが幻想入り カツヲ 紙芝居 魔法の森→博麗神社 フリー 編集 737 陸上自衛隊が幻想入り 佐藤高雄 紙芝居 フリー 編集 738 幻想郷奔走記 O3・潮 紙芝居 白玉楼 コメディ フリー 編集 739 幻想入りしても動じない 紙芝居 編集 740 風に吹かれて幻想入り sorai 紙芝居 三途の川~妖怪の山 フリー 編集 741 転んだら幻想入り 夜片 紙芝居 編集 742 東方妖怪記 ノベル 編集 743 逝き先は幻想郷 紙芝居 編集 744 - - - - - 編集 745 スケアクロウが幻想入り ふくろう(699人目) ノベル アリスの家→紅魔館→人里 上海メイン、完結 フリー 編集 746 - - - - - 編集 747 一期一会? トーク 版権(ARIA、魔法陣グルグル) フリー 編集 748 - - - - - 編集 749 八雲家で執事生活 siwasu1208 ADV 編集 750 いいや、限界だ!幻想入りするねッ! 紙芝居 編集 751 内向的な人間が幻想入り 9.1栗 紙芝居 編集 752 東方廃人録 紙芝居 編集 753 帰省中に幻想入り 紙芝居 編集 754 甚平で幻想入り くろくろ 紙芝居 編集 755 - - - - - 編集 756 現の夢 紙芝居 版権(ワイルドアームズ3) 編集 757 女装して幻想郷入り 紙芝居 編集 758 終わりっぽい幻想入り 檻 紙芝居 編集 759 ただの幻想入り えだまめや ノベル 編集 760 幻想に呼ばれて 釣られる人 ADV 編集 761 - - - - - 編集 762 東方超獣機 幻葉 紙芝居 版権(トランスフォーマー) 編集 763 桜と月のイヤリング 福浦 ノベル 編集 764 - - - - - 編集 765 幻想レポート はぅわぅ トーク 編集 766 てゐの善人への道 紙芝居 編集 767 刺さって幻想入り 牛乳 紙芝居 編集 768 すったもんだ幻想入り 紙芝居 編集 769 友を道連れ幻想入り とむ&あかな 紙芝居 フリー 編集 770 天子が幻想入り トーク ブロンティスト、東方キャラそっくりさんが幻想入り 編集 771 - - - - - 編集 772 幻想緑楓帰 釣られる人 ADV+自作絵 編集 773 異世界からの幻想入り あらーむ トーク 条件付き 編集 774 轢いて轢かれて幻想入り 紙芝居 ギャグメイン 編集 775 Romancing幻想入り 槍ちゃん 紙芝居 ロマサガ風幻想入り フリー 編集 776 - - - - - 編集 777 電王と幻想郷入り ADV+自作絵 版権(仮面ライダー電王) 編集 778 - - - - - 編集 779 スキマくじで幻想入り 紙芝居 編集 780 - - - - - 編集 781 ヘタレガンナーが幻想入り エーゼ 猫軍曹 トーク 版権(モンスターハンター) 編集 782 えふえふギルがメッシュの幻想入り ミナト 紙芝居 版権(ファイナルファンタジー) 編集 783 力を合わせて幻想入り 紙芝居 編集 784 玄関通れば幻想入り ノベル 編集 785 PMCが幻想入り ブタ トーク 版権(メタルギアソリッド4)、ひがしがたMGS 編集 786 地味に幻想入り トーク 編集 787 続・T.Fが幻想入り かっこう(368人目) 紙芝居 版権(トランスフォーマー) 編集 788 無限転生者が幻想入り ロード ノベル 編集 789 - - - 打ち切り - 編集 790 A4用紙で幻想入り 紙芝居 東方詠四詩 編集 791 銃槍担いで幻想入り カブトムシの人 ADV 無縁塚→魔法の森→人里→博麗神社→妖怪の山→紅魔館 幽香メイン 版権(モンスターハンター) フリー 編集 792 ゼルダの幻想計画 おデン 紙芝居 版権(ゼルダの伝説) 編集 793 幻想入りしてよかったんだよな? 紙芝居 編集 794 紅 美鈴が現代入り トーク 現代入りシリーズ 編集 795 エバラ焼肉のたれが幻想入り 紙芝居 編集 796 テロ牧師が幻想入り 誤字の人 ADV 彼岸→魔法の森→香霖堂→彼岸→人里→博麗神社→白玉楼→永遠亭→紅魔館→永遠亭→彼岸→無縁塚 シリアス&コメディ&バトル 版権(トライガンマキシマム) 編集 797 三次元嫌いの俺が幻想入り 紙芝居 編集 798 銃使いが幻想入り 紙芝居 作者と友人の合作 編集 799 幻想郷~合縁奇縁~ 紙芝居 編集 800 厄神と弟子@幻想郷 雛メイン!!の人 紙芝居 雛メイン フリー 編集
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尾刈斗 黒上 呪 三途 渡 鉈 十三 月村 憲一 円谷 未知 人形 幻 不死 祀 屍 藤美 武羅渡 牙 不乱 拳 魔界 崇雄 木乃伊 魔美 八墓 崇 柳田 しげる 幽谷 博之 霊幻 道久 黒上 呪 シュート成功 「呪い… 成功…。」 失敗 「呪い… 失敗…。」 OG 「な なんてことだ…。」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 試合終了勝利 「オレたちの恐ろしさがわかったか!」 引き分け 「 」 敗北 「 」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 三途 渡 シュート成功 「キミたちも 幽体離脱を体験してみるかい?」 失敗 「今のは 何が起きたのだ!?」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「キミたちも 幽体離脱を体験してみるかい?」 同点 「そ そんなバカな…。」 不利 「そ そんなバカな…。」 試合終了勝利 「キミたちも 三途の川を渡ってみるかい?」 引き分け 「 」 敗北 「そ そんなバカな…。」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 鉈 十三 シュート成功 「イッツ パーフェクト! さすがオレ!」 失敗 「オーノー! このオレとしたことが…!」 OG 「イッツ ミステイク! ありえなーい!」 外し 「 」 キャッチ成功 「オーケー!」 失敗 「アンビリバボー!このオレが 点を決められるなんて…。」 敵OG 「オー! バカめ!」 敵シュート外し 「オーケー!」 前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「アンビリバボー!このオレが 負けてるなんて…!」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「アンビリバボー!このオレが 負けるなんて…!」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 月村 憲一 シュート成功 「アオオオオオーン! 暴れたりないぜ!」 失敗 「これ以上 オレを怒らすとオオカミになってしまうぜ!」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「アオオオオオーン! 暴れたりないぜ!」 同点 「 」 不利 「 」 試合終了勝利 「アオオオオオーン! オレたちの勝ちだぜイ…!」 引き分け 「 」 敗北 「アオオオオオーン!そ そんなバカな…。」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 円谷 未知 シュート成功 「 」 失敗 「 」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「 」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 人形 幻 シュート成功 「 」 失敗 「 」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「 」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 不死 祀 シュート成功 「 」 失敗 「 」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「…い・た・く・な・い。」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「 」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 屍 藤美 シュート成功 「 」 失敗 「 」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「 」 同点 「まさか ここまでしぶといとは…。」 不利 「ぐふ… ぐふふっ… や・ら・れ・て・る…。」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「ぐふ… ぐふふっ… や・ら・れ・た…。」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 武羅渡 牙 シュート成功 「今日は 血の香りがいいですね。」 失敗 「少し… 血が足りませんね。」 OG 「 」 外し 「少し… 血が足りませんね。」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「 」 同点 「そ そんなバカな…。」 不利 「 」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「 」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 不乱 拳 シュート成功 「 」 失敗 「 」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「うがー! うがうがうがー!負けないうがー!」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「うがー! うがうがうがー!負けちゃったうがー!」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 魔界 祟雄 シュート成功 「魔界の住人の恐ろしさがわかったかい?」 失敗 「ま 魔界の住人を なめるなよー!」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「 」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 木乃伊 魔美 シュート成功 「 」 失敗 「こんなこともたまには あるもんだね…。」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「自分たちの ふがいなさをうらみな!」 同点 「 」 不利 「そ そんなバカな…オレたちが 負けてるだと…!?」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「そ そんなバカな…オレたちが 負けただと…!?」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 八墓 祟 シュート成功 「呪われたくなければ このまま 大人しくしてることだね…。」 失敗 「の 呪うぞ… ぼそぼそ…。」 OG 「な なんてことだ…。」 外し 「の 呪うぞ… ぼそぼそ…。」 キャッチ成功 「つまらない… ぼそぼそ…。」 失敗 「そ そんなバカな…」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「呪われたくなければ このまま 大人しくしてることだね…。」 同点 「呪ってやる… ぼそぼそ…。」 不利 「の 呪ってやる…。」 試合終了勝利 「呪いの成果だ… ぼそぼそ…。」 引き分け 「 」 敗北 「 」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 柳田 しげる シュート成功 「 」 失敗 「 」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「うらまないでくださいよ…。」 同点 「まさか ここまでしぶといとは…。」 不利 「 」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「そんなバカな…。」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」 幽谷 博之 シュート成功 「くっくっく…まだまだこんなもんじゃ すまないよ。」 失敗 「こんなこともたまには あるもんだね…。」 OG 「な なんてことだ…。」 外し 「こんなこともたまには あるもんだね…。」 PK 「もう 遊びは終わりにしてあげるよ。」 キャッチ成功 「この程度かい?」 失敗 「そ そんなバカな…。」 敵OG 「ザコは 何をしてもザコだな。」 敵シュート外し 「この程度かい?」 前半終了有利 「くくく…。 後もう少しで ジゴクだな。」 同点 「さあ 一気にきめようか。」 不利 「なかなか やるじゃないか…。 だが 遊びはこれまでだ。」 試合終了勝利 「くっくっく… まあ 当然だよ。」 引き分け 「くくく… なかなか やるね。」 敗北 「そ そんなバカな…オレたちが 負けただと!?」 延長突入(敵) 「もう 遊びは終わりにしてあげるよ。」 延長前半終了有利 「くくく… これが オレたちの実力だよ。」 同点 「くくく…。 今度は ジゴクを見せてあげるよ。」 不利 「なかなか やるじゃないか…。だが 遊びはこれまでだ。」 練習試合敗北 「くっくっく…。 フットボールフロンティア優勝校が オレたちに負けていいのかい? またジゴクを見たいのなら いつでも再挑戦まってるぜ。くっくっく…。」 霊幻 道久 シュート成功 「 」 失敗 「 」 OG 「 」 外し 「 」 キャッチ成功 「 」 失敗 「 」 敵OG 「 」 敵シュート外し 「 」 前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「そ そんなバカなアル…。」 試合終了勝利 「 」 引き分け 「 」 敗北 「 」 延長突入 「 」 延長前半終了有利 「 」 同点 「 」 不利 「 」
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1 中有の道。 そこは幻想郷から死者が渡る“河”へと繋がる唯一の通り道であり、多くの霊が行き来する場所だ。 そんな道だ、人が聞けばさぞ寂しい場所なのだろうと思うだろうが、どっこい実のところそれほどでもない。むしろ賑わっているくらいである。 中有の道には多くの出店が立ち並んでおり、その様は縁日を思わせる。 出店を目当てに生者もやって来ることがあるほどだ。 そしてもちろん店を開いているのも死者である。 店をやっている者の中には、こわもての顔がちらほらあったりする。 それは彼らが地獄に落とされるほど悪人であった頃の名残だろうか。 出店をやっている者たちは全て、地獄で生前の罪を償っているものたちだ。 何故、そんな彼らがここで出店をしているのか。 理由は至極単純だ。 ここでの働きが次の転生へと繋がるからである。 要するにここは“地獄の卒業試験”の場でもあるのだ。 そして、彼――シン・アスカもまた、この中有の道で店を開く死者の一人だった。 「ほら、銃身と視線を真っ直ぐ……そう。で、真ん中の下辺りを狙って撃つんだ」 シンの教えに従い、隣で鉄砲を構える少年は引き金を引いた。 パンッ――そんな弾く音と共に打ち出されたコルクは、なだらかな軌道を描きながらキャラメルの箱に命中する。 箱が倒れるのを確認してから、シンは手元に置いておいたベルを振り回した。 ベルの高い音が周囲に響き渡る。 「おめでとう! はい、景品な」 そう言ってシンは倒れたキャラメルの箱を拾い上げると、カウンターの向こう側から少年に手渡してやった。 少年は自身が打ち落とした景品を受け取ると嬉しそうに笑みを浮かべた。 「ありがとう、にいちゃん!」 「次はもっと歳を取ってから来いよ」 手を振りながら来た道を戻っていく少年の霊に手を振り返しながら、シンはちょっとした満足感が胸に満ちるのを感じる。 そんなシンの背後から声が投げ掛けられた。 「お前さんバカだねぇ。そんなことしてたら儲けにならないだろう?」 振り向けば、そこには大きな鎌を持った物騒な少女が立っていた。 見た目はシンと同じか少し上くらいの、凜とした顔つきの赤髪の少女だ。 肩ほどまで伸ばした髪の両端をツーテールのように括っている。 服装は青を基調としたスカート姿で、帯で締められた腰や細い手足は華奢な体つきを表していた。 とはいえひ弱な印象はなく、女性として丸みを帯びた身体はむしろ健康的と言ってもいいくらいだ。 それだけなら、まだ美人で通っただろう。 だがやはり真っ先に目が行ってしまうのは彼女が肩に担いだ大きな鎌だ。 まるで死神が持つようなその鎌は、事実そのまま彼女の身分を表していた。 小野塚小町。それが死神である彼女の名前であった。 もっとも、死神と言っても彼女は幽霊を三途の川の先へ渡らせるだけのただの船頭なのだが。ちなみに鎌はあくまでただの飾りらしい。 なんでも死者の死神のイメージへの配慮らしいのだが、シンとしてはむしろあのボロ船を配慮した方がいいんじゃないかと思わざるをえない。 三途の川に落ちれば浮かぶことはできないのだから。 閑話休題。 シンはこの顔見知りの死神に向き直るといつも通りの挨拶を口にした。 「ちゃんとお金はもらってるよ。それより小町、また仕事をサボったのかよ」 「サボりじゃなくてただの休憩だってば。川渡しは力仕事だからねえ」 小町の台詞もいつも通りだ。 この死神、巷ではよくサボると有名だ。あまりに有名なので、シンは彼女をサボりマイスターと呼んでいる。 「……ねえお前さん、なんか失礼なこと考えてないかい?」 「いや、別に……」 ジト目で見つめられたシンは素知らぬ顔で――つい目を逸らしてしまったが――否定する。 しばしそうしていたが、やがて小町も飽きたのか肩をすくめる。 「まあいいけどね……ほら」 「うん? っと、と!」 不意に小町が何かを続けて投げ渡してきたものをシンは咄嗟にキャッチする。 彼女が投げたのは何枚かの小銭だった。 「しょうがないからあたいが遊んで行ってやるよ。だから四季様にはあたいがここに来たことは内緒にしておくれよ?」 「やっぱりサボりなんじゃないか。このサボりマイスターめ」 「うるさいねー。ほら、早く弾寄越しなよ」 すでに小町はカウンターで鉄砲片手にスタンバっていた。 金を受け取った以上、客には違いない。 仕方なくシンは小町の手元に五つのコルクが乗った皿を置いてやった。 一発目。射ち出されたコルクは狙いの景品――チョコレートだ――の上方をあっさり素通りした。 「む……意外と当たらないね」 そうして再び射ちだされた二発目もまた外してしまう。 早くも焦れたのか、小町がこちらへ顔を向けてきた。 「ちょっとお前さん。あたいにもコツを教えておくれよ!」 「そんなことしたら儲けにならないんだろ?」 「いいじゃないか。お前さんを渡してやったよしみじゃないか」 「…………はぁ」 今度はシンが肩をすくめる番だった。 三途の川を渡るシンを担当したのは小町だった。 舟が彼岸に着くまでの長い距離を進む間は、小町が一方的に喋るだけだったのだが、なぜかシンが地獄に落ちた後もこうして付き合いは続いていた。 なんでもシンほど長い距離を渡り切った死者はかなり稀らしく、普通は途中で渡し賃が切れ足りなくなって船から落とされてしまうらしい。 川の距離は罪の重さは表し、渡し賃は生前の徳を表す。 つまりシンは多くの人を殺めながら多くの人を助けた今どき変わった罪人だったらしい。 そんな珍しい客だったからか、小町もシンを覚えていたらしく、以来今でもこうして軽口を叩き合う関係が続いている。 そんなわけで、シンが世話になったと言うのもあながち間違ってはいない。 「……まず鉄砲の両端辺りにとんがってるところがあるだろ。そこと視線が真っ直ぐになるようにすれば少しは当るようになるよ」 「これかい?」 「そ。後はまあ、肘でもついて狙いがズレないよう固定してみれば?」 「ふんふん……」 「て、それじゃあ当たらないだろ。ほら、もっと銃口を下側にして……」 とうとう見ていられなくなり、シンは小町の腕に触れる。 最初は半ば投げやりに教えていたはずが、いつの間にか手取り足取り教えるようになっている。 そんな時だった。 ――むにっ。 そんな感触に、シンの肩がビクリと跳ねた。 小町の豊満な胸が腕に当たったのだ。思わず後退ったシンに、小町は怪訝な視線を向けてきた。 「? どうしたんだい?」 「べっ、別に……ほら、もういいだろ。早く撃てよ」 自分の顔が熱くなるのを感じて、バレないよう小町から背を向ける。 耳まで真っ赤になっていたが、幸い小町は気づなかったらしい。 体勢をそのままに再び景品へと狙いを定める。 三発目は、景品の右上を擦ったが一瞬揺れただけで倒れることはなかった。 「おっ! ちょっとコツが掴めてきたよ」 「そうかよ」 続けて四発目が射たれるより前に、まるで今ふと思い出したように小町が口を開いた。 「そういえばさ、決まったらしいよ」 「なにが?」 「お前さんの冥界行きが」 「……え?」 四発目は見事景品に命中し、チョコレートは棚から落下した。 「よっし!」 小町はぐっと握りこぶしで喚声をあげるが、シンはそれどころではなかった。 ベルを鳴らすことも忘れ、シンは動揺をそのまま口にした。 「な、なんで……?」 「なんでって、そりゃあたいだって弾幕ごっこで鍛えてるんだからこれくらい……」 「そうじゃなくて!」 よく分からないといった顔をする小町に、シンは声を張り上げる。 「俺が冥界行きって……」 「そりゃあ、お前さんは真面目に地獄での務めを果たしてきたからね。当然っちゃ当然だろ」 「で、でも……」 「何をそんなに狼狽えてるんだい。嬉しくないのかい?」 そんな訳はない。冥界とは転生を待つ魂が住む場所だ。 いわば地獄に落ちた者にとっての最終目標だ。嬉しくないはずがない。 はずなのだが、何故かシンの胸が焦りでざわついている。 それは小町の顔を見ているとますます強まっていくようだった。 だが彼女は相変わらずあっさりしたものだった。 「ほらほら、早く景品をおくれよ」 「…………うん」 釈然としないまま、渋々とシンは景品を拾うためしゃがみこんだ。 ベルを鳴らす気にはなれなかった。 そうして立ち上がった時だった。 ――パンっ! 「いてっ!?」 突然、後頭部に何かが当り、シンは振り向いた。 そこには案の定、鉄砲を構えた小町がその銃口をこちらへと向けていた。 「なにするんだよ?」 すると小町はこちらへ指差すと陽気な笑みを浮かべた。 「当てたからお前さん、ちょっと付き合いなよ」 「…………はぁ?」 意味が分からず首をかしげるシンに、小町は気にせず続ける。 「今日は盆だろ? 里で盆踊り大会があるんだよ。ちょっと見に行ってみないかい?」 「…………や、なんで?」 確かにお盆といえば幽霊が多く里帰りする日だが、地獄の罪人である自分まで行ってもいいものなのだろうか。 というか“外”から来た自分にとっては里帰りでもなんでもないのだが。 だが小町はその辺どうでもいいらしい。 「いいじゃないさ。たまには息抜きは必要だよ。四季様には黙っておいてあげるからさ」 「…………まさか、俺を共犯にしようとしてるんじゃよな」 「うっ」 シンの呟きに、小町がぎくりと呻いた。どうやら図星だったらしい。 「…………はぁ」 ため息を吐くシンだったが、先ほどまで胸にあったざわつきやもやもやは幾分か晴れていた。 (ああ、そうか……) ようやく気づいた。 どうやら自分が思っていた以上に、ここでの生活は気に入っていたらしい。 ふっと、自分の顔が和らぐのを感じる。 「仕方ないな……」 それだけ言った途端、ぱっと小町の顔が明るくなる。 「そうこなきゃ! じゃ、早速行こうか!」 ぐいっと小町に手を引かれ、シンは店から引っ張りだされてしまった。 「て、今からかよ!? せめて店をたたんでから……」 「そんなの後々! 善は急げって言うじゃないか」 勢いに流されるまま、シンは為すがまま連れていかれていく。 何事もいつかは終わりがやってくる。それは死者も変わらない。 いずれは今の自分も終わって、また新しい自分が始まるのだろう。 だが生まれ変わった自分は、果たして本当に自分なのだろうか? 「………………」 隣を見てみれば、馴染んだ死神の横顔がある。 そう言うと物騒だが、その死神は陽気に笑いながら喋り続けている。 自分が生まれ変わることをこの死神がどう思っているのか、何故か気になっている自分がいるのを自覚する。 だが―― (…………まぁいいか) その横顔を見ているとなんだかどうでもよく思えてきて、考えるのをやめた。 せめてもう少しだけ、この可笑しな死神との付き合いを楽しむとしよう。 ――むにゅっ。ぽよん、ぽよん。 「…………っっっ! 分かった……分かったから、ひっつくなああっ!!」 今日も幻想郷は平和だった。 2 霊夢「・・・」(めちゃくちゃ不機嫌) シン「どうしたんだ?あいつ」 デス「あー・・・マスター、あまり今の彼女に触れないほうがよろしいかと」 シン「なんでだ?」 デス「まぁ、乙女の事情といいますか、僻みとでも言いますか・・・」 シン「乙女の、ねぇ・・・とはいえ、同居人があぁだと俺もつらいからなぁ」 魔理沙「おーい、シーン」 シン「お、魔理沙じゃないか。どうしたんだ?」 霊夢「!?」 デス「あー・・・最悪のタイミングで・・・これはどうなるかみものですねー」 魔理沙「あぁ、ちょうど美味しいきのこを見つけたんでな。よければ、その・・・一緒に・・・」 シン「きのこ?あぁ、お前好きだもんな。でもいいのか?俺も食って」 魔理沙「いやぁ、いつも世話になってるしな。それに、その、えと、シンのきのこもご賞味させていただければ・・・ゴニョゴニョ」 シン「は?俺のきのこ?んなもん持ってないぞ?」 デス「またまた・・・立派なマツタケをお持ちの癖に・・・」 魔理沙「な!?そ、そんなにでかいのか!?」 デス「えぇ。なにせ国産最高級のマツタケがかすむほどの太さと長さとそして・・・」 魔理沙「そ、そんなにか!?わ、わたしで入るかな・・・」 デス「大丈夫です。あの八頭身状態になれば」 シン「お前ら、いい加減に」 霊夢「・・・なさい」 シン「?どうした、霊夢」 霊夢「今すぐその裏切り者を追い出しなさい!!」 魔理沙「うわ!?ど、どうしたんだよ霊夢?」 シン「あれか?俺だけが食えると思ったのか?」 魔理沙「あぁ、大丈夫だぜ。量はさすがに面子を集めるのには不安だけどここに居るだけなら十分」 霊夢「だったら!!そのきのこだけ置いて帰りなさい!!」 魔理沙「どんな横暴だよそれは!?」 シン「霊夢、どうしたんだよ。一体」 霊夢「うるさい!あんたもどうせでかい方がいいんでしょ!?あれか?埋めることが出来なきゃ、はさめなきゃいけないのかーーー!!?」 シン「・・・おーい、霊夢さーん」 魔理沙「どうしたんだ?お前」 霊夢「あんたは、あんただけは同じだと思っていたのに・・・エグエグ」 魔理沙「うわ、ガチ泣きだよ」 シン「どうしたんだよ霊夢。なんかあったか?ポンポン痛いのか?」 霊夢「ふん!あんたもどうせ、ぼん!きゅ!ぼん!がいいんでしょ?」 シン「だから、頼むから俺にもわかるように説明してくれ」 魔理沙「あー・・・ひょっとして・・・」 デス「おや、さすがに当事者だと気がつくのもお早いですね」 魔理沙「ていうか、お前知ってたろ」 デス「いえいえ、私は知りませんよ?せいぜい、お胸が無いのがネタだったのをお捨てに成られたことくらいしか」 霊夢「グサッ」 シン「おい、本当に大丈夫か?」 霊夢「う」 シン「う?」 霊夢「うるさーーーい!!」 シン「どわぁ!?い、いきなり攻撃はなしだろ!?」 デス「しばし、非難していたほうがいいようですね」 魔理沙「だな・・・まぁ、ある程度シンにぶつけたら納まるだろう・・・気に入らないけど」 霊夢「そもそも!あんたは私の監督下にいるんだから!!少しは遠慮しろーーー!」 シン「だから、なにをだぁ!?って、針はだめだろうが!!」 デス「恋敵を応援するとは、殊勝なお心がけですね」 魔理沙「まぁ、親友、だからな」 霊夢「でぇい!ちょこまかと。食らえ!『夢想天生』!!」 シン「あ!?スペカはひきょぎゃあああーーーーーーー!!」 3 シン「だいぶ涼しくなってきたなぁ・・・」 霊夢「そうね。なまじ猛暑が続いたから寧ろ寒くなるわね」 デス「・・・寒すぎます・・・コタツはまだですか・・・」 シン「・・・なんで一番寒さにも暑さにも強いお前が参ってるんだよ」 霊夢「仮にも神様でしょうが・・・そんくらい耐えなさいよね」 デス「ううう・・・私は別に平気と言うだけであって嫌いではないというわけではないんですよ・・・」 シン&霊夢「「よほどひどいわ!!」」 霊夢「はぁ・・・シン。いいからこの粗大ごみを日向ぼっこでもさせてやって」 シン「いいのか?」 霊夢「働かないだけならまだしも、邪魔になるならどかすだけよ」 シン「すまん」 霊夢「ほら、いいからさっさともっていきなさい」 シン「本当に悪い。ほら、行くぞデスティニー」 デス「うぅもっと、こう、お姫様を抱きしめる王子様のごとく・・・」 霊夢「まったく・・・シンもいつまでも甘やかすからこうなるって言うのに」 紫「そうねぇ、でも貴方も結構甘やかしてるように見えたけれども?」 霊夢「んなことないって、紫、いつも言ってるけどいきなり『すきま』から出てくるのはやめてよね」 紫「あら?そんなこと言ってたかしら?次からは気をつけるわね」 霊夢「どうせ口だけでしょうが」 紫「まぁ、いいじゃない。けど・・・あれが噂の彼?」 霊夢「どんな噂かは知らないけど。家で面倒見てる異邦人という意味でならそうね」 紫「あらあら。確か、寝取って囲っていちゃついてるんでしたっけ?」 霊夢「よしきたそこになおれ!!」 紫「冗談よ」 霊夢「冗談に聞こえなかったわよ」 紫「でも、へー。いい子そうね」 霊夢「まぁね。なんだかんだで結構慣れてきたみたいだし。手伝ってくれるしね色々と。それに、家賃も入れてくれるみたいだし。 ・・・まぁ、弱冠一柱邪魔なのが憑いてるけど」 紫「そうねぇ、ねぇ霊夢」 霊夢「なによ」 紫「あなた・・・あの子との子供作ろうとなんて思ってないわよね?」 霊夢「っぶ!?は、はぁああああ!?」 紫「その慌てぶり、もしかしてビンゴ?」 霊夢「んなわけないでしょうが!!ありえないから驚いてるのよ!!所帯じみててわけがわからないへんな神様が憑いてて! しかもその上異邦人よ!?ありえないでしょ!そ、そりゃあシンは意外と家事も手伝ってくれるし、優しいし、でもでも、結構頼りがいはあるけど」 紫「・・・そう、なら安心したわ」 霊夢「え?」 紫「わかっているんでしょ。あの子に憑いている娘。あれは禍神(マガツカミ)よ。それも飛び切り極悪な」 霊夢「それは・・・」 紫「あの子の中には憎しみと恐れと怒り、尊敬、畏怖、そういった負の魂で満ち満ちているわ・・・恐ろしい娘。 あんなにヘラヘラ笑っているようだけど、あの娘の中には何万、何億といった魂が満ちているわ だからこそ、あの娘はこの幻想郷でもかつてと同じ神威を振るうことが出来る。自分が喰らった魂を使って、ね」 霊夢「それは判ってるわ。だからこそ、シンをここにとどまらせているのだし」 紫「それは正しいわね。でも、だからこそ貴方はあの子、シン君っていったかしら?シン君との間に子供を作ってはいけないわよ」 霊夢「・・・それは、中間の巫女である博霊の立場を崩す、か・・・」 紫「判っているなら、それでかまわないわ。貴方は女の子よ。でも、そうである前に貴方は博霊の巫女なの。その立場を忘れないでね」 霊夢「・・・用件は、それだけ?」 紫「えぇ、そうよ」 霊夢「そう、なら今掃除で忙しいから帰ってくれる?」 紫「お邪魔したわね。それじゃあ」 霊夢「・・・わかってるわよ・・・そんなこと。 あいつ(シン)が禍神の本体であることも、あいつ(デスティニー)がそのお社であることも・・・判ってるわよ・・・」 霊夢「でも」 霊夢は、涙を隠すようにして下を向く。 歯を食いしばり漏れ出す何かを必死にこらえようとして、しかしその言葉は口からもれ出てしまった。 霊夢「好きに・・・なったんだもん・・・仕方ないじゃないの・・・」 秋の気配を見せ始めたこの幻想郷。 その空に吸い込まれるように、その言葉は彼女以外の耳には一柱にしか届くことは無かった。 4 霊夢「ただいまー」 シン「ああ、おかえり。ごはんできてるよ……て、すごい汚れてるな。すぐ準備するから先に風呂に入れよ」 霊夢「そうするわ。あ、そうだ。いつも家事してくれるお礼に一個あげるわ」 シン「これ……チョコレート? ああ、そういえば今日はバレンタインだっけ」 霊夢「なにそれ? 外の行事かなにか?」 シン「知らずに買ったのかよ……いやまて霊夢。その右手の包みはなんだ?」 霊夢「なんか退治した妖怪たちが持ってたのよ」 シン「すぐに返してきなさいっ!!」
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ダークヒーロー 77 名前:水先案名無い人:2009/07/18(土) 16 46 46 ID X1H39+9T0 プロフェッサーギル「正義のヒーロー達を苦しめたダークヒーローを見たいかーーーーッ」 戦闘員「イーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 プロフェッサーギル「ダークだ ダークを見て見たいんだみんな!!」 全ダークヒーロー選手入場!! 光明寺は生きていた!! 更なる破壊を積み人造人間が甦った!!! サブロー!! ハカイダーだァ――――!!! ウルトラ兄弟貼り付けはすでに我々が完成している!! 異次元超人エースキラーだァ――――!!! 戦いになりしだい暴れまくってやる!! アバレンジャー代表 アバレキラーだァッ!!! 真剣の斬り合いなら我々の剣技がものを言う!! ヨロイの軍団長 ネロスの影武者 凱聖クールギン!!! 真のアギトを知らしめたい!! 木野薫 アナザーアギトだァ!!! ネオ・デスカルでは悪の首領だがダークゲランとならダークヒーローだ!! セイザーXのラスボス ブラックライオだ!!! ジャンボーグ対策は完璧だ!! グロース第3号作戦 ジャンキラー!!!! 全悪の組織のベスト・タクティクスは私の中にある!! サタンゴースの王子様が来たッ マッドギャラン!!! ジャアクさなら絶対に敗けん!! マサキ・ケイゴの嫉妬心見せたる 闇の巨人 イーヴィルティガだ!!! バイオ・ハザード(殺戮行為)ならこいつが怖い!! 反バイオ同盟のバイオ・ハンター シルバだ!!! 惑星Eから宇宙の猿人が上陸だ!! 天才科学者 ゴリ&ラー!!! ジバンの無い世界にしたいからJキラー(バイボーグ)になったのだ!! アクのキョウカを見せてやる!!マッドガルボ!!! めい土の土産にギンサチの太刀とはよく言ったもの!! 用心棒の奥義が今 繁華街でバクハツする!! 虎錠之介 タイガージョー先生だ―――!!! クラウンの改造人間こそが地上最凶の代名詞だ!! まさかこの男が兄だとはッッ デスファード!!! 闘いたいからここまできたッ 甲斐拓也のクローン!!!! ジャマールのビート(昆虫)ファイター ブラックビートだ!!! オレたちはコスモス最凶ではないシリーズで最強なのだ!! 御存知カオスヘッダー カオスウルトラマンカラミティ!!! ジャシンカの支配は今やメギド王子にある!! オレを驚かせる悪はいないのか!! 闇の騎士ダークナイトだ!!! デカァァァァァいッ説明不要!! ワンセンブンの弟!!! サタン回路!!! ワンエイトだ!!! 怪人は悪事が行えてナンボのモン!!! 超実戦犯罪!! 本家覇悪怒組から魔天郎の登場だ!!! ランドツールはオレのもの 邪魔するロボタックは思いきり邪魔し思いきり奪うだけ!! ゴールドプラチナ社会長 トラボルタ 自分を試しに三途の川へきたッ!! 外道衆全はぐれチャンプ 腑破十臓!!! 謀略に更なる磨きをかけ ”秘密警察室長”アポロガイストが帰ってきたァ!!! 今の自分は人間ではないッッ!! 鉄仮面の男仮面ライダーダークカブト!!! ロゼッタ星地球侵略隊隊長が今ベールを脱ぐ!! メガロマンから キャプテンダガーだ!!! Σ団の前でならオレはいつでも全盛期だ!! 悪しき闘魂 秋月玄 マシーンホークで登場だ!!! ガオシルバーはどーしたッ 白銀の狼 未だなれずッ!! 正義も悪も思いのまま!! デュークオルグ狼鬼だ!!! 特に理由はないッ 魔王が強いのは当たりまえ!! ぺロキャン好きなのはないしょだ!!! バイオボーグ! ビルゴルディがきてくれた―――!!! ミラーワールドで磨いた実戦ハンザイ!! 龍騎のデンジャラス・ライダー 仮面ライダー王蛇だ!!! 連携だったらこの人達を外せない!! 超A級戦隊 邪電戦隊ネジレンジャーだ!!! 超一流悪役の超一流の悪事だ!! 生で拝んでオビエやがれッ ゴルゴムの改造人!! シャドームーン!!! 暗黒ライダーはこの男が完成させた!! ファンガイアの切り札!! 仮面ライダーダークキバだ!!! 悪しき英雄が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ 最凶のウルトラマンッッ 俺達は君を恐れていたッッッウルトラマンベリアルの登場だ――――――――ッ 加えて戦死者発生に備え超豪華なダークヒーローを4名御用意致しました! 三人目の暗黒戦士 ダークメフィスト・ツヴァイ!! 臨獣殿首領 黒獅子リオ!! ジャイアントロボ二号機!GR2! ……ッッ どーやらもう一名は変身が遅れている様ですが、到着次第ッ皆様をお食らい致しますッッ 関連レス 82 名前:水先案名無い人:2009/07/18(土) 17 04 30 ID xuEjtiSj0 ダークヒーローというからデビルマンとか中島朱実の類を想像したんだが、 ちょっと違ったw ともかく力作乙! 83 名前:水先案名無い人:2009/07/18(土) 17 17 35 ID KBQgHFJ/0 乙です まさか全部特撮なのか…!? マッドガルボとビルゴルディが並んでいるのを幻視して なんともいえない不思議な気持ちに襲われた 84 名前:水先案名無い人:2009/07/18(土) 17 35 17 ID qTqyZgvjO 熱いな!乙 マッドギャランとビルゴルディできたわー 遊びでゾクレンジャーとか入れて欲しいです 85 名前:水先案名無い人:2009/07/18(土) 21 29 22 ID bKLfP/G40 ネロス帝国でもトップに近いクールギンよりは トップガンダー位の地位の方が似合うなぁ ともあれGJです 86 名前:水先案名無い人:2009/07/18(土) 21 31 06 ID 5XGAUnCN0 よく見ると悪のヒーローは元々は正義のヒーローってのが多いな。 キリンレンジャー→ブラックビート ダイナブラック→マッドギャラン 仮面ライダーZX→ビルゴルディ シャンゼリオン→仮面ライダー王蛇 87 名前:水先案名無い人:2009/07/18(土) 21 35 23 ID i6BD5HZN0 まあ元祖たるライダー自身がもともと逃亡改造人間だし… 88 名前:水先案名無い人:2009/07/19(日) 00 35 10 ID 5xXGR+kf0 腑破十臓は途中でシンケンジャーの味方をしそうな予感 コメント 名前
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零~刺青ノ聲~ 17-223~225・244~247・276~277・279~280223零~刺青ノ聲~sage2005/08/04(木)01 45 03ID /D2yYDJN零~zero~からの繋がり・ノーマルモード。真冬行方不明のエンディングから二年後零~紅い蝶~からの繋がり・ノーマルモード。繭行方不明のエンディングから二ヵ月後---------------------------------------------------------●登場人物黒澤怜(くろさわ れい)・職業カメラマン。23歳。恋人を2ヶ月前に自分の不注意で亡くす雛咲深紅(ひなさき みく)・準ヒロイン。19歳。1作目主人公。怜宅の住み込みアシスタント。天倉螢(あまくら けい)・都市伝説を追うノンフィクション作家。2作目主人公天倉姉妹の叔父。天倉澪(あまくら みお)・2作目主人公。一人生還したものの、奇病に侵され眠り続けている。螢の姪。雛咲真冬(ひなさき まふゆ)・深紅の兄で唯一の肉親。優雨の親友。1作目EDで氷室邸に残り行方不明。麻生優雨(あそう ゆう)・数ヶ月前に交通事故で死亡。黒澤怜の恋人。真冬と親友だった。天倉螢と共同研究していた。刺青の女・全身に蛇の刺青の入った女の幽霊。224零~刺青ノ聲~sage2005/08/04(木)01 47 09ID /D2yYDJN◆一ノ刻 【徴 ~シルシ~】 ◆怜・黒澤怜は婚約者の優雨を、2ヶ月前、交通事故で亡くした(事故の原因は怜の不注意)以来ふさぎこんでいる怜を、住み込みアシスタントの深紅が必死で元気づけている。職業はカメラマン。半壊している古い幽霊屋敷の撮影に行き、そこで優雨の幻を見る。・その夜から怜は夢の中で、その幽霊屋敷【眠りの家】に入り込むようになった。射影機を入手して幽霊を撃退しながら、優雨の幻を追い、奥へ進んで行く怜。子供巫女の幽霊が、子守唄を口ずさみながら、血で染めた真っ赤なわら人形を壁一面に打ち付けていた。怜は、この子供らに羽交い絞めにされて、杭で手足を打ち付けられる幻影を見る。そして怜と同じように迷い込み、うずくまっている女性を発見。女性は「私は好きでひとり生き残ったんじゃない、私のせいじゃない」とつぶやいていた。そこへ刺青を全身に入れた長髪の女幽霊が襲い掛かってきた。恐慌状態で逃げ惑う怜。背中を触られたところで目が覚めた。幽霊に触られた部分に、激痛と共に刺青が浮かび上がり、すぐに消えた。◆二ノ刻 【狭間ノ家 ~ハザマノイエ~】◆怜・夢の中で女性と再会した怜。女性は「私を起こして」と怜に頼む。・滝川吉乃という彼女の名前を調べてみたところ、女性は現実世界に存在していた。数ヶ月前の飛行機事故で、ひとり奇跡的に生き残ったが、事故後の精神的ショックからか、眠り続ける奇病に侵されているという。・病院に会いに行く怜。ところが、声をかけようとした瞬間、滝川吉乃の体に刺青が浮き上がり、そのまま彼女は影となって消えてしまう。刺青は、怜の体に浮かび上がったものと瓜二つだった。もしかしたら自分もああなるのかもしれない…怜は解決方法を探すため、その幽霊屋敷について調べていく。屋敷は明治時代に建てられたもので、そこに行けば死者に会えるという伝説があったらしい。225零~刺青ノ聲~sage2005/08/04(木)01 53 51ID /D2yYDJN◆三ノ刻 【鎮メ唄 ~シズメウタ~】◆怜・怜は夢の中の広大な幽霊屋敷を着々と攻略。奥へ進んでいった。どうやら、優雨の幻は、しめ縄で封印された扉の奥に入って行ったようだ。・そして目が覚めるたびに、刺青はどんどん広がっていく。自室を出てリビングに行くと、子供幽霊が歌っていた子守唄を、深紅が口ずさんでいた。深紅も最近、毎晩のように変な夢を見ており、子守唄はその夢の中で聞いたという。・ノンフィクション作家の天倉螢から、優雨に手紙が何通も届いていた。優雨の死を、まだ知らないらしい。都市伝説などを調べてあちこちを旅しているようだ。手紙はその結果報告だった。螢の姪、澪は神隠し(2作目紅い蝶の事件)のあと、眠り続ける奇病に侵されている。その奇病と、現在追いかけている都市伝説【眠りの家】には関係があるようだと書かれていた。また、螢も怜たちと同じように、不思議な屋敷に迷い込む夢を見ているらしい。◆四ノ刻 【禍夢 ~マガユメ~】◆深紅・深紅は夢の中で、1作目の舞台、【氷室邸】に迷い込んだ。思い出したくもない【裂き縄の儀式】の幻を見たり、幽霊に追い回され、逃げ惑う深紅。「お兄ちゃんはこっち」子供の巫女幽霊が現れた。その指さすほうへ進んでいく深紅。扉の先は、幽霊屋敷「眠りの家」だった。244零~刺青ノ聲~◆l1l6Ur354Asage2005/08/05(金)11 22 23 ID FMCg60HV◆五ノ刻 【神隠シ ~カミカクシ~】 ◆螢・螢は夢の中で、怜と同じ屋敷【眠りの家】をさまよい、澪を探していた。霊感のない螢は射影機を怜や深紅のように使いこなす事ができず、隠れながら進んでいく。紅い蝶に誘われるように扉をくぐると、そこはなんと2作目舞台の【皆神村】の廃屋。その座敷牢の中に澪を発見。どうやら、怜と深紅と螢の3人の夢は、それぞれシンクロしているらしい。深紅の夢も、螢の夢も、怜に筒抜け状態。不審なラジオの音が聞こえ、怜はベッドから起き上がった。優雨の使っていた部屋を調べにいくと、突如、長い髪の女の霊が背中に飛びついてきた。・そこで、怜は目覚めた。夢だったらしい。刺青はさらに広がっていく。こころなしか自宅全体の様子がおかしい。深紅も、ぐったりして元気が無い。◆六ノ刻 【忌ミ柱 ~イミバシラ~】◆怜・【眠りの家】を進む怜。(この章から【眠りの家】【氷室邸】【皆神村】が完全に繋がる)この屋敷には人型の染みの浮き出ている壁が点在するのだが建設に携わった宮大工が、口封じと人柱をかねて、全員殺されて壁に塗りこまれてるらしい。怨霊と化した宮大工たちが怜を襲うが、怜は射影機で撃退。彼らの落とした手記などから、この屋敷は【久世ノ宮】という名で、【狭間を漂う巫女】を封じ込めるために、たくさんの命を犠牲にして建てられたことがわかる。ついに怜は、優雨が入っていった扉を開けることに成功する。245零~刺青ノ聲~◆l1l6Ur354Asage2005/08/05(金)11 32 41 ID FMCg60HV◆七ノ刻 【浮獄 ~フゴク~】◆深紅・深紅の夢。深紅は【眠りの家】の儀式の間にいた。深紅をここに導いた少女巫女がまた現れ「ふたりをたすけて」とつぶやく。その部屋の中央には牢が吊るされており、中に20歳前後の若い巫女が横たわっているのが見える。深紅は少女巫女に導かれ、牢を動かし、扉を開けた。中には誰もいない。牢にいた巫女の日記だけが残っていた。◆八ノ刻 【虚夢 ~ウツロユメ~】◆螢・螢の夢の中(◆五ノ刻の続き)。座敷牢の中の澪は、うつむき、「お姉ちゃん…約束したよね?ずっと一緒だって…だから私も一緒に…」とつぶやいてる。澪は繭を追いかけて、一緒にあの世へと行くつもりの様子。螢は座敷牢の鍵を探すために皆神村の廃屋の中を放浪。鍵を見つけて戻ると、澪の姿はなくなっていた。・一方、怜の自宅に、とうとう心霊現象が起こり始める。シャワーを浴びているサービスショットの最中に、幽霊が突入してきたり、ベッドの下から手が出てくるなど。・調査を一段落させた螢が電話をかけてきた。ようやく優雨の死を知る螢。怜は改めて【眠りの家】の調査を螢に頼む。◆九ノ刻 【破戒~ハガイ~】◆怜・怜の夢の中。宮大工の棟梁を倒し、数々のトラップを解除。【久世ノ宮】の最奥、【お社】への入り口を開いた怜。この先に、優雨がいるはず…・目覚めると、刺青は両足にまで広がっていた。246零~刺青ノ聲~◆l1l6Ur354Asage2005/08/05(金)11 34 13 ID FMCg60HV■ここで、一旦【久世ノ宮】で、その昔何が起こったか説明■・明治時代、民俗学者が研究目的で、久世ノ宮を訪れる。雪解けまで滞在を許された学者は、鏡華(きょうか)という巫女と恋に落ちる。春になり、学者は久世ノ宮から、姿を消した。鏡華は男の子を産む。男児は『要(かなめ)』と名づけられた。しかし、ここでは男児は忌子と呼ばれ、流されてしまう。鏡華は学者からもらった耳飾りの片方を赤ん坊につけ、ひそかに村へ逃がす。・久世ノ宮は男性厳禁。しかし、参拝客など、男性が出入りする事も多い。巫女が男に惚れて、この世に未練を持たないよう、男性は全員徹底して顔を隠している。血を絶やさぬよう、まれに男性を招きいれ、種付け儀式も行われているのだが、学者も、このために滞在を許されたマレビト(種馬)で、用が済んだあと流されていた。そのことを知らない鏡華は、迎えに来るという学者との約束を信じて待ち続ける。・数年後、鏡華は他のマレビトとの間に、雨音(あまね)という娘を産む。雨音は、他の少女らと共に、わら人形を打ち、子守唄を唄って【眠り巫女】を鎮める【鎮女】という役割についていた。・雨音は、外から来た『零華(れいか)』という巫女が、母と同じ耳飾りをしているのに気づく。恋人にもらったらしい。もしかして、その相手とは自分の兄、『要』ではなかろうか?雨音の予想は当たった。要は、零華に会うために久世ノ宮にやってきた。一目れいかに会いたいと願う兄の頼みを、雨音は聞き入れ、男性禁忌の【お社】に入れてしまう。しかし、密会はばれてしまい、要は流されてしまった。そして雨音は咎打ちの刑に。「流す」とは黄泉に送り出すこと。簡単に言うと「殺す」ってことです。「咎打ち」は、磔の刑。わら人形を打つのを咎打ちと呼ぶのだが、それを人間でもやるということ。247零~刺青ノ聲~◆l1l6Ur354Asage2005/08/05(金)11 43 55 ID FMCg60HV■儀式について説明■・身近な人を亡くし、残された人々は悲しむ。【久世の宮】の巫女は、その悲しみを刺青として体に刻み込んで引き取る。そして容量一杯になった巫女は、社の奥に連れていかれ、四肢に杭を打たれ眠りにつく。(要するに巫女は、人々の悲しみを、一身に引き受け、あの世に持って行く役目)・「眠り巫女」は強制ではなく立候補制。近親者を亡くした経験のある女性で「人々ためになるのなら、この世に未練など」という清い心の人がなる。・刺青を入れる【刺魂ノ儀】のあと、自分の想いを鏡にたくし、お社の奥にある川(三途の川)へ行き、それを割って、自分の想いを流す。思い出を流した後、さらに奥にある【黄泉の海】まで行き、鎮女によって手足に杭を打たれ、磔にされる【戒の儀】を受ける。その後、巫女は永遠の眠りにつき、刻まれた想いは黄泉の海へ渡り、常世へ行く。鎮女は眠り巫女が目を覚まさぬよう、鎮メ唄を唄って巫女を奉る。・思い出が流れず、この世に未練を残した巫女は、体中に入れた刺青の想いに耐える事ができず、怨霊と化す。これを【破戒】と呼ぶ。怨霊と化した刺青の巫女を封じ込める方法は、屋敷を改築して【狭間の空間】を作り、そこを漂わせ、鎮まるのを待つこと。その為には、莫大な人柱が必要。鎮まらない場合は増築が必要で、さらに人柱が(ry■都市伝説「眠りの家」の説明■『夢の中で大きな古い屋敷に行き、死別した人を見かけて追いかける。屋敷には刺青の女が徘徊しており、襲い掛かってくる』この夢を見続けた人たちは、刺青が体に浮き上がると言い出し、ある日いきなり失踪する。全国各地でひそかに発生中。死者への想いが強い人に起こりやすい。夢を見ている人の身近な人も、つられて【眠りの家】に入り込むこともある。(深紅→怜に引き込まれる。螢→澪と怜に引き込まれる)276零~刺青ノ聲~◆l1l6Ur354Asage2005/08/06(土)02 18 24 ID 35sjYym5◆十ノ刻 【刺魂ノ儀~シコンノギ~】◆螢・螢の夢の中。澪を探しまくるがどこにもいない。螢は、久世ノ宮から出られず死亡した幽霊・鏡華に、まとわりつかれる。螢は鏡華を振り切り、【お社】への扉を開けて中へ入っていった。◆十一ノ刻 【終ノ路~ツイノミチ~】◆深紅・深紅も、【お社】へと入った。深紅に話しかけてきた少女巫女は雨音という名前らしい。兄を助けたいという雨音の気持ちに、深紅は完全に同調。「兄に会いたい、謝りたい」という気持ちから、真冬の幻を見るようになる。真冬のあとを追い、【お社】の地下へ潜っていく深紅。・怜が目覚め、あわてて深紅の部屋へ様子を見に行く。深紅はベッドの上で膝を抱えていた。「わたしたち、死ぬんです。わかるんです」体には刺青のあとがくっきり浮かび上がっている。「あの時、私だけひとり、生き残ったんです」深紅は、氷室邸事件で兄を残して、自分だけ逃げ延びたことを後悔していた。【眠りの家】で真冬を見つけ、今度は一緒に向こうへ行くつもりなのだ。「あなたは一人じゃないわ」深紅に寄り添う怜。しかし、深紅の気持ちも痛いほどよくわかるのだった。怜もまた、優雨を追いかけている、一人生き残った人間だからだ。・結局、次の夢で深紅は、怜の制止を振り切り、真冬を追いかけて氷室邸の最奥へ駆け込んで行ってしまった。(真冬を追いかけない選択もできる。その場合、刺青の女に捕まってしまう)・怜が目覚めて深紅の部屋へ行くと、ベッドで眠る深紅の周りを亡霊が取り囲んでいた。深紅の体には刺青がくっきり浮き上がり、昏睡状態。影となって消えるのも時間の問題のようだ。・螢が尋ねてきた。力なく「わたしたち…死ぬのかしら?」と寄りかかる怜に螢は「まだあきらめるには早い。澪も深紅も助かるはずだ」と断言する。自分たちを襲う【刺青の女】は、戒の儀式に失敗して【狭間を漂う巫女】になった。ならば彼女の四肢に、再度、刺青木と呼ばれる特別な杭を打てば助かるかもしれない。その杭は、あの屋敷の中にあるはずだ。277零~刺青ノ聲~◆l1l6Ur354Asage2005/08/06(土)02 20 09 ID 35sjYym5◆十二ノ刻 【戒ノ儀~カイノギ~】◆螢・一旦【お社】から【屋敷】に戻った螢は、祭壇などを回って刺青木という石で出来た杭を4つ手に入れる。そして【お社】に戻り、地下の先の洞窟への扉を開けた。そこには…あたり一面、大量の巫女の体が、ぎっしりと杭で打ち付けられていた。その中央に横たわる【刺青の女】を見つけた螢は、杭を打とうと近づく。しかし、その四肢には、すでに杭が打たれていた。「そんな…馬鹿な」螢はよろめいた。杭が効かないから、彼女は怨霊と化していたのだ。螢をあざ笑うかのように、その手足からゆっくりと、杭が浮き上がり【刺青の女】が立ち上がった。逃げようとした螢だったが、扉が閉まり、あたりは闇に包まれた。・怜が目覚める。居間のソファで眠っていたはずの螢の姿は跡形もなく消えうせ、かわりに黒い人型の影だけが、残っていた。(この部分は分岐あり・後述)◆十三ノ刻 【刺青ノ聲~シセイノコエ~】◆怜零華(れいか)という要の恋人の巫女の幽霊が現れる。「もう一度、あなたに逢いたい…」零華の聲に導かれ、その想いを閉じた鏡のかけらを集めていく怜。全てのかけらを集め、鏡を完成させた。そして怜も強く思う。「優雨…私も、もう一度…あなたに逢いたい…」【お社】の奥、奈落への扉を開けてしまった怜。もう戻る事はできないだろう。279零~刺青ノ聲~◆l1l6Ur354Asage2005/08/06(土)02 23 20 ID 35sjYym5◆終ノ刻 【涯ノ淵~ハテノフチ~】◆怜・割れた鏡があちこちに沈んでいる川。その橋を進んでいく怜。ついに奈落の果て、大量の巫女たちが眠る【終ノ淵】へたどりつく。・零華の幻が見える。四肢に【戒】を打たれ、横たわる零華。鏡を割っても要への想いは流れなかったが、その想いは良い方向へ作用。要の夢を見ながら、おだやかに眠りにつこうとしていた。そこへ、要が忍び込んできて、零華を起こす。零華の瞳に喜びの色が浮かぶ。見つめあい微笑む二人。ところが、侵入に気づいた当主が、背後から要を襲う。要は崩れ落ちた。零華の瞳が見開かれ、怨霊【狭間の巫女】へと変化。こうして【破戒】が起こり、久世ノ宮は【狭間】に飲まれた。・死体の中から、【狭間の巫女・零華】が飛び出し、怜を襲った。なんとか【狭間の巫女・零華】を倒した怜。零華の体の前に戻り、見開いた瞼をそっと閉じてやる。洞窟の間下には、三途の川が流れ込む黄泉の海が広がっていた。怜は、零華と要の遺体を船に乗せ、鎮メ唄をつぶやきながら海へ送り出した。・黄泉の海に光が満ち、常世への出口が開いた。一斉に三途の川から、たくさんの人の魂が海へと歩いていく。その中に、優雨の姿を見つけた怜は、その背に向かって走り出す。「行かないで!…私も…私も一緒に行くから!」刺青が頬まで浮き上がった。優雨が怜を抱きしめる。「ありがとう」微笑む優雨。その体に、怜の刺青が吸い込まれていく。「君が死んだら…僕は本当に消えてしまう。だから…君は生きて欲しい」そして、怜をそこにひとり残し、優雨は黄泉の海を渡っていった。・怜が目覚めた。刺青はもう体に無い。泣き出す怜・EDテーマとスタッフロールが終わったあと、黄泉の海岸で怜と深紅が佇んでいる絵になる。そして暗転。深紅「私たち、ここに残されたんですね」怜「生きていく…痛みと共に」◆終わり◆280零~刺青ノ聲~◆l1l6Ur354Asage2005/08/06(土)02 28 46 ID 35sjYym5◆ED2分岐は、二周目以降◆十ノ刻、螢の夢で、鏡華と闘い彼女を成仏させる。すると◆十二ノ刻で、螢が消えず、眠ってるだけになる。ED2といっても、スタッフロール部分に以下の写真が追加されるだけ。・深紅が目覚め、怜が抱きついてる写真。・ソファで螢が目覚めた写真。・澪と螢が、ダムらしき水面の近くで写ってる写真。・澪と螢が家に遊びに来て、怜と深紅が迎えてる写真螢(と澪)が生き残るか否かだけの違いです。--------------------------------------------------おまけ情報・黒澤怜が1~2作目共通キャラ黒澤八重の血縁かどうかは説明なし。・射影機の発明者の名は麻生邦彦。 優雨と苗字が同じだが、血縁かどうかは説明はなし。・零華は、とある事件で家族が全員死亡して久世に引き取られたらしい。 2作目の皆神村全滅事件だと思われる。《→攻略本では、雪崩が原因とされていました。因に2のゲーム中で皆神村全滅事件のときに「生き残ったのは女性1人のみ」(=「黒澤八重」)という記述がありました。》・鏡華の想い人の学者は、螢に瓜二つ。だから螢は鏡華にまとわりつかれた。これで終わりどす。
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【渓流】SSその2 緑なす木々から降り注ぐ柔らかな日差しが、渓流のしぶきを白く輝かせた。 荒い砂利の敷き詰められた木陰にて、表情に幼さのかけらを残した少女はひとり耳を澄ませる。 彼女――石油王アブ・ラーデル18世が聞く音はしかし、谷川のせせらぎではなく、自らの内に流れる血潮の脈動であった。 王は太陽に手のひらをかざした。 陽光を通して、皮膚の下を漆黒の血液が巡っていた。 《アグア・イグニス》。 それは石油王の体内より湧き出る、大地の真髄たる神秘の原油。 先祖代々受け継がれてきた、王の証である。 「父上……」 そっとつぶやくと、王は意を決した表情で一歩足を進め、彼女の血の色と同じ黒色に染まった大剣を高く掲げた。 剣の名を、原油採掘剣ドヴァット・デマクールという。 「さあ! 聞こえておるのだろう、卑しき暗殺者よ。正々堂々と姿を見せよ! 我こそは、石油王アブ・ラーデル18世! ユデン王国の正当なる王位継承者にして、最も偉大なる……」 その時、清閑な谷に乾いた破裂音が響きわたると同時に、漆黒の血しぶきが咲いた。 朗々と謳われる口上は、一発の銃弾によって遮られた。 『……殺ったの?』 暗殺者、河渡六文(かわたりろくもん)の手の内で、小銃が白煙を上げた。 銃口から響く甲高い問いかけに彼は答える。 「いや、浅い。ああ見えて狙撃を警戒している」 川を挟んだ山間の草木に身を隠しながら、様子をうかがう。 大剣で守られた頭部を避けて少女の心臓を狙った銃弾は、とっさに身をひねった左肩を貫通した。 彼我の距離は、およそ200メートルといったところか。 38口径のリボルバーでは致死の間合いとはならないだろう。 『でもでも、一発(・・)あたったよね!』 「ああ」 しかし彼にとっては、その限りでない。 「残りあと五発(・・)」 河渡六文の、六発の弾丸。 それは命あるものを冥府へといざなう《三途の川の渡し賃》。 死という現象そのものを強制する、絶対のルールである。 彼岸(あちら)と此岸(こちら)。 両岸の距離は果てしなく遠いようでいて、驚くほど近い。 『楽勝ね! さあバキュンバキューンと殺っちゃいなさい、六文!』 「わかってるさ、論華。だからもう少し静かにしてくれ」 論華(ろんか)と自称する己の銃と場違いな会話を交わしつつ、殺し屋は膝をつく標的に狙いを定め、再び六分の一の死を放った。 『……えっ!? 何あれ!』 だが、銃弾が少女の体に届くことはなかった。 それは王の前方を守るように突如出現した黒色の石壁に、ひび割れひとつだけを残した。 壁の中心には、河原の砂利に突き立てられた大剣があった。 「あの剣だ。一瞬で原油からアスファルトの盾を精製した! これが石油王の力か……」 そのまま王は剣を手に、転がるように茂みへと身を隠し木々の中へと消えた。 「……誘われているか。どちらにせよ、もっと近づかないとダメだな」 『そうね、賛成。ゴーゴー、六文ちゃん! サクッとぶっ殺しちゃいましょ!』 耐えかねたように、六文は眉をひそめる。 「あのなあ論華。さっきから、一国の王様とはいえ14歳の女のコだぞ? それを躊躇なく殺れだのぶっ殺せだの、いくらなんでもさ……」 『ふーん……そういうこと言うんだね、六文さん』 急激に空気が冷え込むような感覚を、六文は肌で味わった。 論華と名乗る声は、怒りもあらわに彼に吐き捨てた。 『あたしのことは、殺せたのに』 六文は大きくため息をつき、失言を後悔した。 先日の亜門との会話を聞かれて以来、『彼女』の機嫌はすこぶる悪い。 「わかったよ。真面目にやろう」 彼は腰を上げ、敵のあとを追った。 論華は死を望む。 そして六文は、殺すことが人より少しばかり得意だった。 彼は彼女の欲するままに、他人の命を奪い続けてきた。 「しかしまあ、社長も全く人が悪い。フリー時代の経歴まで掘り返されるとは」 河原に点々と残された常ならざる漆黒の血痕に、彼は見覚えがあった。 死神の脳裏に蘇った光景。 それは黒き血を滂沱と流して斃れ伏す老王と、その体にしがみついて泣き叫ぶ幼い少女の姿であった。 「大きくなったもんだ。シエル王女……それが今や石油王、アブ・ラーデル18世、か」 おびただしい量の黒血を零しながら、少女は激痛に歯を噛みしめた。 撃たれた左肩から先が、だらりと垂れて動かない。 銃創には、方形の穴が穿たれた真円の痣がくっきりと浮かび上がっている。 それは三途の川の渡し賃、六文の冥銭が内のひとつ。 コスモ・デ・ル=ユデン……彼女の父、アブ・ラーデル17世を殺めたものと、同じ。 「はぁっ……ぐ……河渡、六文ッ……! やはり、あいつが……!」 稀代の暗殺者、河渡六文の実力と能力は裏社会に広く知れ渡っている。 黒幕たる雇い主は未だに不明ながら、彼が先王暗殺の下手人であることはもはや間違いない。 亜門洸太郎が支援の見返りとして魔人闘宴劇への出場を要求した際、彼女は何かの冗談と考えた。 しかし六文の名を聞いたとき、それは彼女にとって越えねばならぬ試練へと変わった。 父を失った悲しみに暮れる中、何もわからぬまま王位を授かり、傀儡とそしられ。 それでも己に流れる血と天賦の才を信じ、傾きかけた王国を復興させた。 今再び訪れたこの苦難を乗り越えてこそ、かつての傀儡は真に民から認められる王になるだろう。 後ろを振り返ると、地に流れ落ちた血液が、少女の足跡を黒く染めていた。 「父上。どうか、天国(ヘイヴン)よりシエルを見守っていてください。アブ・ラーデルの名に懸けて、必ず成し遂げてみせます」 たとえ己自身を餌としようとも。 そう言いかけたとき、何ゆえか、目に涙をためた侍女の顔がまぶたの裏に浮かんだ。 「……たわけが。心配など要らぬぞ。我は死なぬ。死んでたまるか……なにが六文。なにが冥府への渡し賃だ。高貴なる我が命、たかが六文程度であがなえるはずもなし!」 王は、吼えた。 「この命もらい受けたくば、5000兆円を持ってまいれ! ……石油王だぞ!」 獲物を追い、死神は草土を踏みしめて山間に分け入る。 血痕を辿り歩みを進めるごとに、鼻をつく油の異臭は濃くなっていく。 「……さて、どこで仕掛けてくるか」 『えー? なになにどういうこと、六文? あたしにも教えなさいよ!』 「ああ、わかったから。もうちょい静かに。見つかっちま……」 彼の視界の隅に、赤い光が揺らめいて見えたのはその時だった。 蛇のようにくねり迫るその光は、彼の周囲を取り囲むと、一瞬ですべてを紅に染めた。 「……やはりな! 油を撒いて火を放ったか!」 足元から吹き上がる炎を避け、支流の水辺へと逃げ込む六文。 暗殺者の目は、その水流の中に細く渦巻く黒い汚濁を見逃さなかった。 (ってことは――) 山が燃える。 王の印たる黒き血の流れを遡り、六文は浅い水の上を駆ける。 そしてただちに彼はその源にたどり着いた。 だが、そこに少女の姿はなく。 川の中央にはただ……黒く輝く大剣が、突き立っていた。 剣から流れ出す漆黒の油が、渓流を染めていたのだ。 (――本命は後ろだ!) 六文は振り返り、燃えさかる炎の中に銃を向けようとした。 しかし既にその目前。 「……河渡六文!」 燃え立つ怒りを全身にまとう暴君が、拳を固く握りしめていた。 六文は少女の瞳の奥に燃ゆる憤怒を見据えた。 「父上の……仇だッ!」 (ああ。惜しいな。こいつには……) 石油王の拳は、六文の手中の銃をしたたかに打った。 (……人を殺す覚悟はない) 『ちょ、ちょっと!? 六文ーっ!?』 「悪いな、論華!」 論華の声をさえずるリボルバーは彼の右手を離れ、砂利の上を転がって水中に没した。 死神はその唯一の武器、命を刈り取る大鎌を失ったかに見えた。 「ひとつだけ忠告だ、石油王」 だが、もう一方の左手。 その手のひらの内には、河原の小石が握り込まれていた。 「殺し屋は、道具を選ばない」 彼女がその言葉を理解した時には、手遅れだった。 六文は親指をはじき、手の中の小石を次々と無防備な姿勢の少女へと撃ち出した。 「二。三。四。五。ああ……惜しい」 王はかろうじて、飛んでくる石つぶてのひとつを袖の端で払った。 だが、四発。 痛みすら感じないほどのかすかな――それでいて致命的な弾丸を四発、体に受けた。 「冥府の渡し守は意外と気前がいい。弾だろうと石だろうと区別はないんだ」 「くッ……」 川に突き立てた原油採掘剣を手に、石油王は暗殺者と正面から相対した。 その肌には今や、左肩の銃創に加えて、死への渡しを勘定する四つの銭紋が新たに刻まれていた。 両者の距離は、およそ3メートル。 「……残り、あと一発。頼むぜ、論華(・・)」 抜いた剣を上段に構える石油王に対し、六文は懐から二連装のデリンジャーを取り出した。 不測の事態に備えるための、予備の隠し銃である。 『ふん! もっと他に言うことがあるんじゃないの?』 再び響いた甲高い声は、川に沈んだリボルバーではなく、その銃口から聞こえた。 「すまん。いや、悪かったと思ってるよ。でも囮に使うのが一番確実だったんだ」 『あーそうですか! 結局六文ったら、論華ちゃんがいないと何もできないんだから!』 ……論華とは、銃の名ではない。 それは河渡六文の手を介して人々に死をもたらす、冥府の川の渡し守である。 『ほら! さっさとぶっ殺して!』 「ああ。俺がしくじるわけないだろ。黙って見ててくれよ」 『六文。殺して。あいつも……あたしみたいに』 「わかってる」 そして、河渡六文の、かつての恋人の名でもあった。 「……貴様」 石油王は剣の構えを解かぬまま、目の前で語られる会話を咎めた。 「さっきから、なにを一人で(・・・)ぶつぶつと!」 死神は、悲し気に目を細めると、薄い笑いを口の端に作った。 「仕方ないだろ」 河渡六文は、戦闘において、ひとつだって無意味な動きはしない男だった。 「俺だって本当は怖いんだよ。人間の命を奪うなんてさ」 殺し屋はつとめて己の思考をシンプルに保った。 手中のデリンジャーには、弾丸が二発。 あと一発で、終わる。 その時。 「さあ」 『さあ』 それは偶然だった。 『殺して!』 「殺してみよ!」 銃口から響く論華の声と、敵が発した声が、重なりあった。 目の前に立つ少女の上に、なぜだか似ても似つかない女性の姿が浮かんで見えた。 かつて彼が命を奪った、それが。 「論――」 刹那にも満たない、一瞬の戸惑い。 生じた隙の間に、石油王は大きく踏み込んでいた。 上段から振り下ろされる漆黒の大剣。 その刀身に、赤く炎が燃え上がった。 (ならば……!) 銃声が響く。 放たれた銃弾は剣の側面を撃ち、少女の手元から弾き飛ばした。 死神の目前には、大きく開かれた無防備な的だけがあった。 (終わりだ。石油王――) だが、その指が再び引き金に掛かるより早く。 「が、ハアッ……!?」 六文は、自らの身体が砕ける音を聞いた。 肋骨が折れ、肺に食い込むほどの衝撃が、彼の胸に打ち込まれていた。 それは、銃弾ではなく。 剣でもなく。 「……石油王拳撃(オイル・ショック)」 漆黒の血に濡れた、王の左手だった。 彼自身が少女に刻み込んだ左肩の銃創から先が、ちぎれかけて黒煙を上げていた。 (……傷口から流れる油に、自ら火を。ハ、ハ……なんて奴だ) 膝折れ地に倒れる彼の元に、王は立った。 「殺せ」 血の混じった咳を吐きながら、河渡六文は言った。 「……父親の仇をとるんだろ。あんたにはその権利がある」 だが、石油王は凛とした声で彼にはっきりと告げた。 「ふざけるな。貴様のような下賤な者と一緒にするな。己の利欲や激情に任せて人を殺めるなど……そんなものは真の王のありかたではない。真の王とは、民を導くものだ」 六文は、二度まばたきをした。 「貴様を裁くのは、法であり、民だ」 「はは……」 彼は、この幼い少女に人を殺す覚悟などないと、そう判断した己の過ちを悟った。 その小さな両肩には、彼が抱え込んでいたものよりずっと重いものが背負われていたのだ。 論華の声が、なぜだか今は、聞こえなくなっていた。 「――『自然派』だ」 「……なんと言った?」 耳慣れないその単語に戸惑い、王は聞き返した。 「石油王アブ・ラーデル17世の暗殺。依頼主は、自らを『自然派』と……そう名乗った。それが、あんたの敵さ。おそらくは、今も――」 渓流に、一陣の冷たい風が吹いた。 「……ええ。計画に遅れはありません」 人気のない、荘厳な城の一室にて。 重厚な鎧に身を包む男の声が暗がりに残響した。 「共に祝福いたしましょう。我らが『太陽王』の帰還を……!」
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タイトル 動画リンク コメント ディシディアの戦士たちが幻想入り 1852人目の幻想入り 作者 (21)オニール 動画リンク mylist/28822362 新作 一話 オープニング エンディング ノベル さらにpixivにてサイドストーリーを展開。 ぜひお立ち寄りくださいまし。 http //www.pixiv.net/series.php?id=116302 ひとこと まみむめも!ディシディアデュオデシムファイナルファンタジー(DDFF)の紙芝居形式の作品です。 このシリーズは秩序をつかさどるコスモスの戦士が幻想入りし、東方キャラとのロールプレイングを演じます。 コスモスの戦士の目的は元来より「元の世界に帰る」こと。 しかし、それを阻む存在…混沌の神カオスが率いる戦士がおり、「元の世界に帰る」ために「カオスと戦い、勝つ」ことを強いられている。 そして、コスモスと同様カオスの戦士たちも幻想入りし、幻想郷を我が物にしようと進行を始める。 かくして、この幻想郷でコスモスの戦士と幻想郷の住民の、カオスの戦士との壮大な戦いが繰り広げられる。 という感じで、ディシディアの世界の「秩序」と「混沌」の二柱の神の戦いを幻想郷を舞台にし、ディシディアの主要設定をメインにして展開していくマルチストーリーです。 私個人としてはこの作品のメインテーマは「異世界間の絆」としています。 ディシディアだけにバトルが多めで、コスモスVS東方の描写もありますが、互いに理解し協力し合い、幻想郷を守り抜く姿を色濃く描いていきます。 ※うp主は小学校の頃より奇形ギャグマンガを描いていたので、時折うp主の悪ふざけでキャラ崩壊やパロギャグかましたりしてしまいます。 そういった部分も(というか大半がコレw)ありますが、なごやんでも食べながらどうかまったりと観ていってくださいまし。 主人公 ウォーリア・オブ・ライト 【秩序を守る程度の能力】 博霊神社→湖→人里 通称WOL(イケメン)。 コスモスのリーダー。 幻想郷に来て以来、何故か光の力を使えず、剣で戦うしか術がない。 フリオニール 【あらゆる武器を熟練する程度の能力】 魔法の森→香霖堂 のばら。俺の代名詞。 あらゆる武器を使いこなす、熱い心を持った青年。 オニオンナイト 【賢く戦う程度の能力】 太陽の畑→香霖堂 知性に富んだ少年。 セシル・ハーヴィ 【闇と光を操る程度の能力】 三途の川→博霊神社→旧都→地霊殿 闇と光の力を持つ騎士。 気は優しく、押しに弱いがいざという時に凛々しく振る舞う。ジェクトとは犬猿の仲。 カイン・ハイウインド 【飛翔する程度の能力】 次元の狭間→無縁塚(戦死) 「ジャンプ」を得意とする竜騎士。 コスモスを裏切りカオスの戦士として幻想郷の人魂を集めている。 クラウド達を襲い、妖夢をさらいカオスに通じるスキマの前に着くが、クラウド刺し違え共に死を迎える。 バッツ・クラウザー 【モノマネをする程度の能力】 魔法の森→アリスの家→妖怪の山→守矢神社→間欠泉地下センター 世界を気ままに放浪する旅人。 器用で何でもこなすが技術のわりに頭が悪い。 ティナ・ブランフォード 【魔導を操る程度の能力】 命蓮寺→人里 人間と幻獣の間に生まれた少女。 過去に殺戮を犯したトラウマを持ち、自分の力を恐れている。 クラウド・ストライフ 【戦い続ける程度の能力】 白玉楼→冥界→無縁塚(戦死) 戦いの中を彷徨う戦士。 常に浮かない顔で、物事を悩んでばかりいる。 妖夢に幻想郷を案内してもらうが、人里へ向かう途中コスモスを裏切ったカインとの戦いで刺し違え、最期に妖夢にクリスタルの力と未来を託し、生涯続く戦いの道に幕を閉じた。 ティファ・ロックハート 【仲間を思いやる程度の能力】 間欠泉の洞穴→旧都→地霊殿 仲間を温かく見守るお姉さん肌。 その一方で、ピンチの時にヒーローが来ると信じるヒロイズムな面を持つ。 スコール・レオンハート 【ジャンクションする程度の能力】 迷いの竹林→永遠亭→人里 独りを好む孤高の獅子。 それとは裏腹に、仲間に振り回される節がある。 ラグナ・レウァール 【重火器を扱う程度の能力】 魔法の森→アリスの家→妖怪の山→守矢神社→間欠泉地下センター 妖精の存在を信じるほど無邪気な兵士。 極度の方向音痴で、漢字も全く読めない。 本作品では原作と全く関係のないポケモンを二匹、空耳ネタでクロスオーバーして所持している。 ペラップ(CV平田広明) 偵察担当だが、飼い主に似て方向音痴。 イシズマイ(CV小野賢章) 見張り担当。よく寝る。 ジタン・トライバル 【盗みを働く程度の能力】 紅魔館 変装も芝居もこなす盗賊団員。 好きな飲み物はコーラ。 紅魔館に忍び込むと、カオスの戦士とともにレミリアのゲームの駒になる。 皇帝、アルティミシアの撃退に成功する。 ティーダ 【ブリッツボールを蹴る程度の能力】 無名の丘→迷いの竹林→永遠亭→人里 名前で呼ばれもしない戦いの素人。 「ブリッツボール」というスポーツのエースで、体育会系なムードメーカー。 ユウナ 【幻獣を召喚する程度の能力】 賽の河原→博麗神社→旧都→地霊殿 胸から召喚獣をイジェクト(召喚)する情報参謀。 戦いの先に平和願い、覚悟を持っている。 シャントット 【絶対の魔力を誇る程度の能力】 地霊殿 神々の戦いの中、究極の魔法の研究をしていたタルタルの黒魔道士。 幻想郷に飛ばされたことで研究が台無しになり、ガブラスを恨んでいる。 プリッシュ 【忌み嫌われる程度の能力】 迷いの竹林→永遠亭→人里 大食らいな忌み子。 心を読むことで主にスコールに嫌われるも食に関しては恋人以上の意気投合っぷりを見せる。 ヴァン 【憧れを抱く程度の能力】 天界→人里 空を飛ぶことを夢見る空賊。 せっかく夢にまで見た天界(空)に来るも人の夢儚く地に落ちる… ライトニング 【雷鳴を轟かせる程度の能力】 人里 幻想入りした現実を信じ切れない「閃光」の異名を持ち重力を自在に操る高貴な女騎士。 里の住人をうっかり撃ってしまうほど軍人気質が強い里の雇われ教師。 やっぱり一番は… バンギラス ぜろいちに、おいにー。 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登録日:2010/08/08 Sun 23 59 10 更新日:2024/04/12 Fri 08 46 07NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 1部 ジョジョ ジョジョの奇妙な冒険 スティクス神父 ファントムブラッド モブキャラ 何故か立ってしまった項目 加藤将之 無精髭 神父 聖職者 『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物。神父は神父でもプッチ神父とは一切関係無い。 名前の元ネタは米国のロックバンド『スティクス』。 ちなみに原義は日本でいうところの『三途の川』であり、 後に彼の辿る運命を考えると実にブラックジョークである。 第1部『ファントムブラッド』に登場。 聖職者でありながら、無残な無精髭を生やし常に酒瓶を片手に持っている飲んだくれ神父。 他の神父達の命令で宣教師としてメキシコへ赴任する事になり(「期待してるよ」とか言われてるが、すごく微妙な表情だったので、たぶん左遷人事)、 新婚旅行中のジョナサン・ジョースターとエリナと同じ船に乗り合わせる。 くさそうでダーティな船倉に落とした十字架を取りに行くことすら億劫がる程度の信仰心の持ち主。 結局拾いには行ったが、その際の台詞が 「神よ、あんたはこのおれをくせー所へやるのがお好きなようだ…」 そして船倉を訪れたスティクス神父だったが、ディオが入った棺に興味を持つ。 といっても『内側から鍵がかかってる』ことを不審に思っただけで何かよからぬ事を企んだわけではない。 この時の探索・推理シーンは強調点がついており少しだけジョジョのバトルシーンらしくなる。 最終的には棺に入ったままのディオ(を抱えたワンチェン)に内側から弾き飛ばされた棺の留め金で頭を吹き飛ばされて絶命する。 断末魔のセリフは「はへっ」。 第1部を元にしたアクションゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』のifストーリーでは、 ディオがスティクス神父のボディを乗っとる展開がある。 「肉体に対する敬意が全く無いからボディが馴染まない」と扱き下ろしつつ、ジョナサン対スティクス神父ボディのディオ(+屍生人)の戦闘となる。 非道の限りを尽くしたディオが聖職者の肉体&服装を乗っ取って復活するという展開が皮肉ともいえる。 更に言えばスティクス神父は、ディオが最も軽蔑していた存在である父のダリオと同じ酒に溺れた男である。 ジョナサンから続くジョースター家の歴史が、ある神父の手で一度幕を下ろすことを考えると意味深である。 このステージが最終面のため、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』はスティクス神父がラスボスのゲームと言っても過言では無いだろう。 アニメ版の声優は加藤将之である。 上記の有名な台詞は「神よ、あんたはこのおれをめんどうな所へやるのがお好きなようだ」 と微妙に改変されている。 メキシコをくせー所呼ばわりするのが問題だったのではないかとされているが真偽は不明。 他は回想シーンがカットされている代わりに、乗船シーンが追加されている。 追記・修正をお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 無駄にカッコいいって日本語おかしいだろ、カッコいいならカッコいいでいいだろ別によ -- 名無しさん (2017-05-14 02 10 26) ↑ ネットスラングのようなもんにそんな突っ込む人はじめてみた -- 名無しさん (2017-11-14 13 36 20) ↑狭量かつ神経質な人非人ということで許してやってください -- 名無しさん (2017-11-15 09 57 46) ↑ おk -- 名無しさん (2017-11-15 10 09 16) 元ネタのバンドも結構いいバンドなんだがそれを平然とモブキャラに使い殺す荒木先生はやはり違う ♪ドモアリガットミスターロボット ドモアリガットミスターロボット -- 名無しさん (2018-03-22 08 12 48) 沈みかける豪華客船に不良神父ってところで、ポセイドンアドベンチャーのイメージもあるんかなっては思った。速攻で死んだけど -- 名無しさん (2020-01-21 12 26 53) ↑6 神父のセリフが『無駄にカッコいい』……ってよォ〜〜〜 『カッコいい』ってのはわかる…スゲーよくわかる ハードボイルド小説みてーなニヒルでイカした言い回しだからな… だが『無駄に』って部分はどういう事だああ〜〜〜っ!? 不良神父がカッコいい事言っちゃ無駄なのかっつーのよーーーーーッ! 『無駄にカッコいい』って日本語おかしいだろッ!カッコいいならカッコいいでいいだろ別によーーッ! -- 名無しさん (2021-01-26 21 33 38) カッコイイ言い回しっつーのはよぉ!誰かに聞かせるために言うもんだぜッ!それを!誰も聞かねーのに言ったんなら!そりゃあ『無駄』って言って良いんじゃねーかっ!? -- 名無しさん (2021-01-26 21 56 06) 「神よ、あんたはこのおれを(めんど)くせー所へやるのがお好きなようだ…」 -- 名無しさん (2021-03-19 07 07 00) このスティクス神父の左遷先がサンタナの眠るメキシコってのが、さり気なく第2部への伏線になってるんだっけか。もしかしたら、ディオの本当の目的地も… -- 名無しさん (2021-11-12 10 46 57) 原作リアルタイムでも頭粉砕で死亡したことからてっきりディオの新ボディになる(暫定的で最終的にはジョジョのそれを狙うとして)と思っただがねえ -- 名無しさん (2023-01-22 20 54 05) いきなり出てきて妙に目立ってたから新キャラかと思ってたらその後さっさと死んでびっくりした -- 名無しさん (2023-06-13 19 59 48) ゲームで敬意がないと評していたものの、後に唯一心を許せたのが神父というのも面白いな -- 名無しさん (2024-04-12 08 46 07) 名前 コメント
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武将便覧その1 No.0001~No.0020 No.0021~No.0040 No.0041~No.0060 No.0061~No.0080 No.0081~No.0100 レミリア・スカーレット 能力 政治:76(B)戦闘:92(A)智謀:64(B) 兵科適正 足軽:C騎馬:A鉄砲:S水軍:E 特技 一喝 煽動 流言 挑発 義理 0 魅力 96 野望 110 ====東方天翔記武将列伝==== 東方紅魔郷6面ボス。永遠に幼い紅き月。 「鍵山雛の野望」では奥州斯波家を乗っ取り、 雛とドンパチ中である。 れみりあ☆う~♪ 秋静葉 能力 政治:65(A)戦闘:53(B)智謀:76(A) 兵科適正 足軽:B騎馬:B鉄砲:A水軍:A 特技 流出 煽動 流言 弁舌挑発 義理 6 魅力 90 野望 85 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録1面中ボス。 紅葉を司る程度の能力。 寂しさと終焉の象徴である。 秋穣子 能力 政治:52(B)戦闘:74(A)智謀:30(C) 兵科適正 足軽:B騎馬:B鉄砲:A水軍:B 特技 煽動 挑発 義理 3 魅力 82 野望 93 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録1面ボス。 豊穣を司る程度の能力。 秋静葉の妹で、豊穣の神。 博麗霊夢曰く、生焼き芋の香りがするという。 魅魔 能力 政治:80(A)戦闘:189(A)智謀:58(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:S水軍:B 特技 一喝 暗殺 弁舌焼討 挑発 義理 2 魅力 91 野望 90 ====東方天翔記武将列伝==== 東方靈異伝地獄ルート10面ボス。 霊となってから長い時を過ごしており、 その力は強大。「人間より人間的」な性格 と評される。でも魅魔様の搾n(ドゴォ 十六夜咲夜 能力 政治:90(A)戦闘:77(B)智謀:118(A) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:B水軍:B 特技 一喝 暗殺 流出 煽動流言 弁舌 焼討 挑発 義理 7 魅力 80 野望 80 ====東方天翔記武将列伝==== 東方紅魔郷5面ボス。 完全で瀟洒なメイド。 メイド!ニーソ!PADty・・・ (この先は血塗れで読めない・・・。) 伊吹萃香 能力 政治:56(B)戦闘:109(A)智謀:48(C) 兵科適正 足軽:S騎馬:S鉄砲:B水軍:B 特技 一喝 煽動 弁舌 焼討挑発 義理 2 魅力 90 野望 90 ====東方天翔記武将列伝==== 東方萃夢想で主役を張るロリ鬼。 腰に下げている伊吹瓢からは無限に 酒が出る。最近ついったーを 始めたようである@100yagyou 西行寺幽々子 能力 政治:80(B)戦闘:71(B)智謀:160(A) 兵科適正 足軽:B騎馬:C鉄砲:S水軍:C 特技 煽動 弁舌 義理 1 魅力 91 野望 82 ====東方天翔記武将列伝==== 東方妖々夢6面ボス。天衣無縫の亡霊。 東方天翔記で顔グラ表示率トップを誇る 大食い亡霊。食料寄越せと一向一揆を 起こす。「紅は偶然なんだからねっ!!」 八坂神奈子 能力 政治:81(B)戦闘:128(A)智謀:83(A) 兵科適正 足軽:S騎馬:S鉄砲:B水軍:A 特技 一喝 煽動 流言 弁舌焼討 挑発 義理 6 魅力 92 野望 97 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録6面ボス。八百万の神の一。 乾を創造する程度の能力。通称「御柱」。 年増とか言った奴は御柱で ケツバットだから前に出ろ。 羽柴秀吉 能力 政治:52(A)戦闘:41(A)智謀:50(A) 兵科適正 足軽:B騎馬:B鉄砲:C水軍:C 特技 一喝 流出 弁舌 義理 9 魅力 98 野望 95 ====東方天翔記武将列伝==== 戦国一の出世頭。信長に仕え、無類の 人間的魅力と智謀で、次第に頭角を現す。 信長亡き後、明智光秀・柴田勝家らを次々 と降し、天下に覇を唱えた。 東風谷早苗 能力 政治:86(A)戦闘:87(B)智謀:88(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:B鉄砲:B水軍:C 特技 煽動 弁舌 挑発 義理 7 魅力 92 野望 70 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録5面ボス。祀られる風の人間。 現人神。というのは建前で、ただ弾幕が 打てるだけの一端のJKである。 常識に囚われてはいけないのですね。 因幡てゐ 能力 政治:57(B)戦闘:63(B)智謀:97(A) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:B水軍:A 特技 一喝 暗殺 弁舌 焼討挑発 義理 0 魅力 89 野望 99 ====東方天翔記武将列伝==== 東方永夜抄5面中ボス。う詐欺。 狡猾な性格で、ある程度距離を置いて 接すれば人気が高いが、親密になれば なるほど嫌いになるタイプ 犬走椛 能力 政治:56(B)戦闘:68(A)智謀:63(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:A水軍:B 特技 暗殺 焼討 義理 7 魅力 73 野望 62 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録4面中ボス。下っ端哨戒白狼 天狗。長い間射命丸の下僕と思われていた が、実は射命丸が椛を苦手としているらしい。 ●もみじもみもみ 宇佐見蓮子 能力 政治:87(A)戦闘:72(B)智謀:110(A) 兵科適正 足軽:B騎馬:A鉄砲:B水軍:B 特技 流言 弁舌 義理 3 魅力 90 野望 85 ====東方天翔記武将列伝==== 幻想郷の外の世界(日本)の大学生。 オカルトサークル「秘封倶楽部」の メンバー。星を見ただけで正確な 日本標準時が分かる程度の能力を持つ。 チルノ 能力 政治:23(C)戦闘:121(B)智謀:⑨(C) 兵科適正 足軽:A騎馬:B鉄砲:A水軍:C 特技 一喝 流言 挑発 義理 0 魅力 99 野望 99 ====東方天翔記武将列伝==== 東方紅魔郷2面ボス。氷の小さな妖精。 パルスィも妬む2ボスの最大勢力。 ニコニコ動画の常識として⑨=チルノ という方程式がまかり通りつつある。" 茨華仙 能力 政治:109(A)戦闘:100(A)智謀:93(A) 兵科適正 足軽:S騎馬:A鉄砲:A水軍:C 特技 一喝 煽動 焼討 挑発 義理 1 魅力 90 野望 88 ====東方天翔記武将列伝==== 片腕有角の仙人。左手首には、鬼である 萃香や勇儀と同じく鎖のついた鉄製の 腕輪をつけている。 本人は自分のことを 「ただの行者」と言っている。 島津義弘 能力 政治:38(B)戦闘:53(A)智謀:39(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:B鉄砲:B水軍:D 特技 一喝 挑発 義理 9 魅力 94 野望 90 ====東方天翔記武将列伝==== 島津家を九州統一に導いた猛将。 大友・龍造寺家を粉砕し、「鬼島津」の武名を 明国まで鳴り響かせた。関ヶ原での敵中突破 など、その武功は数知れない。 宇喜多直家 能力 政治:78(A)戦闘:59(B)智謀:99(A) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:B水軍:B 特技 暗殺 流出 流言 挑発 義理 1 魅力 84 野望 92 ====東方天翔記武将列伝==== 浦上宗景に仕えて勢力を拡大し、ついに は主君を追放して備前一国の支配権を 掌握する。その一生を、裏切りや奸計、 謀略の中で過ごした稀代の謀将。 星熊勇儀 能力 政治:64(B)戦闘:92(A)智謀:63(A) 兵科適正 足軽:S騎馬:S鉄砲:B水軍:B 特技 一喝 暗殺 焼討 挑発 義理 1 魅力 86 野望 90 ====東方天翔記武将列伝==== 東方地霊殿3面ボス。旧都に住む鬼。 額に一本の赤い角が生えており、角の上面 には黄色い星のマークがついている。 ZUN 体操着にブルマは正義 大内義隆 能力 政治:68(B)戦闘:57(B)智謀:34(C) 兵科適正 足軽:C騎馬:C鉄砲:E水軍:C 特技 - 義理 6 魅力 91 野望 85 ====東方天翔記武将列伝==== 周防・長門・豊前・筑前・石見・安芸の守護。 学問・芸能に通じた文化人で、大陸との貿易 も進めた。陶晴賢ら重臣の謀叛によって 山口を追われ、自害した。 小野塚小町 能力 政治:81(A)戦闘:91(B)智謀:76(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:B水軍:S 特技 暗殺 弁舌 焼討 挑発 義理 0 魅力 81 野望 96 ====東方天翔記武将列伝==== 東方花映塚8面ボス。三途の水先案内人。 閻魔である四季映姫の部下で、死者の 魂を彼岸へ運ぶ三途の川の船頭。 「この列車は、こまち3号彼岸行きです。」 No.0001~No.0020 No.0021~No.0040 No.0041~No.0060 No.0061~No.0080 No.0081~No.0100 名前 コメント
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野望の「二の目」 ◆gry038wOvE アクマロはゲーム開始時と同じ三途の池で休みながら、考える。 さて、これからどうしたものか。 彼のデイパックの中にある名簿では、腑破十臓の名には既に横線が引かれていた。 要するに、彼はもう死んでしまったわけで、この事実は変えようが無いのだ。 とまあ、それほど簡単に受け入れられる問題でもない。 彼にとっては、二百年に渡る野望を果たすのに必要不可欠な人材をこんな処で落としてしまったということ────。 それを聞いてから何度も、同じことを思った。 (……弱りましたなぁ、十臓さん。こんな処で死なれてしまっては……) よもや、十臓がこんなにも早くいなくなるとはアクマロにとっても予想外であったのだ。 彼の太刀は確かなもので、油断などする筈も無いから不意打ちも効かないだろう。 しかし、ここにはシンケンジャー、ドウコク、ほか仮面ライダーやらノーザやらプリキュアやら……多数の異形の者たちが、その祭典であるかのように何十人と参加している。 ゆえ、十臓の死もいま改めて考えれば納得できてしまう範疇。 計画の中途にあった自分や十臓を殺し合いなどに呼び寄せた主催側の二名には怒りさえ湧く。 だが、何も積極的に彼らを殺すため動こうというわけでもなかった。 彼らもまた、ここに殺し合いという地獄を作り上げたわけだ。巻き込まれる側からしてみれば厄介だが、アクマロのように歪んだ思考の者には、それを引き起こしたい気持ちもわかる。 ただ、アクマロ自身がそれを一部分しか味わえていないのは不服の極みでもあった。 どうせなら、主催者側につきたかったというのが正直な感想でもあった。 (殺し合いで優勝すれば願いが叶う────その甘言も念頭に入れときましょうか) 十臓と共に地獄を作り上げる計画は、早くもアクマロの知らないところで潰えた。 が、主催者はそれほどの連中をこの場に引き寄せ、武器を奪い殺し合いをさせるような者たちである。 その力は外道衆以上と見えるし、組織的に動き、首輪などをつけてアクマロ達を上手に管理している。 六時間で十八人の死亡者を出すほど殺し合いは迅速に進んでいるわけで、参加者として呼び寄せた人選もとてつもない。 そのうえマップにはこのように三途の池まで用意し、外道衆に対するフォローや準備は万端。そういえば、「そうるじぇむ」をつけた参加者にはそこに首輪を取り付けるなどとも言っていた。 それだけ、参加者の特性に関しても強い理解があるわけだ。 ならば、アクマロの思考等も判るのではないだろうか──── (ともすると、優勝すれば我もその御仲間に入れていただける可能性も、無きにしも非ず────) 願いの発現を行うとするなら、十臓の蘇生も一つの手であるし、十臓を使わずともこの世に地獄を出現させることもできるかもしれない。 ……が、それよりもまた別の行動だって考えられる。 主催陣に協力し、今後も殺し合いを開催すれば、何時か地獄を見ることが出来るのでないか。 現に、この殺し合いの欠片の姿はまさに地獄絵図であった。 アクマロが見たいのは本当の地獄であるが、この殺し合いの主催共に協力すれば、それも何時か見つけ出すことができるのではないだろうか……? その圧倒的な力を考えれば、そんな思惑も浮かび上がってくる。 そう、アクマロは数百年と生きても現れなかったような集団に、惚れこんでいたのである。 もしかすれば、こんな事をわざわざ開催する主催側が、アクマロの計画に何時か乗ってくれる可能性もありうる。 (……しかし、生き残るというのも難儀なものですな。ソレワターセの力はあるものの、残り四十余名の参加者を葬るというのは……) 明らかに簡単な条件ではない。 ましてや、十臓があっさりと死ぬくらいであるということは、アクマロが長時間生き続けられるという可能性は薄い。 改めて、自分が六十六人に一人の勝者となるのは恐ろしく難しいだと、自信も失せる。 ソレワターセことスバルを利用したところで、放送で彼女の名が呼ばれれば、アクマロはほぼ完全に「詰み」状態だ。 (ん……) と、アクマロは再考する。 そうだ、アクマロなら殺し合いを開いた時にどうするか。 開く側の視点に、今の彼は既になっている──── そうだ、殺し合いの状況下にある参加者たちを監視するし、音声も拾う。 主催者の加頭やサラマンダー男爵、またその協力者等は、ほぼ間違いなくアクマロ達の動向を監視しているであろう。 アクマロならば、その地獄を見つめたくなるに決まっている。 地獄を見て、味わいたくなるほどに愉しむ。その思考におよそ間違い無し。 相手方がこちらの様子を見ているのなら、熱心に頼み込むこともできるわけだ。 アクマロは、咄嗟に自らが所持している首輪の一つを眺めた。 二百年の長きに渡り三途の川に沈んでいた彼は、こうしたもののメカニズムには詳しくは無い。 が、おそらく音声や映像を拾っているとするなら、それを行うのは参加者共通で取り付けられているこの道具だ。 ……彼は試しに、その首輪に対して声をかけてみた。首元にあるよりは、こちらの方が伝わりやすいだろう。 「あー、この殺し合いの主催者の皆さん。聞こえていますか?」 何処かでアクマロの独り言を聞いている者に、アクマロは問いかけた。 例え受け入れられなくとも一向に構わない。ただ、主催陣がアクマロを仲間に入れてくれることがあるというのなら、というだけだ。 あくまでこれは、一つの可能性。 叶えられれば良いが、叶えられなければ今までと同じように行動するのみである。 「……知ってのとおり、我はこの殺し合いを至高の地獄絵図として愉しんでおります。 ……が、十臓さんが死んだ今、我が野望は潰えたも同じ。 そこで、今は我も皆さんに御力添えすることによって、何時の日にか! この世に地獄をば、出現させて見せましょうかと思う次第……。どうにか、我をあんたさん達のお仲間として拾ってはいただけないでしょうか?」 至高の地獄を得るために、彼は声を張り上げ、延々と必死でのたまっていた。ただの独り言にしか見えず、通常なら恥ずかしいはずのこの行動も一切苦痛ではない。 もし、万が一にでも、この戯言が主催者の耳に留まり、アクマロを拾う可能性を考慮に入れてくれるというのなら、それはアクマロにとっては殺し合いを抜ける最大の歓喜となるだろう。 成功すれば殺し合いをもっと広く見つめられる。 今できる限りの地獄を見られる。 …………が、待てども待てども返事は来ない。 (……なるほど、やはりそう甘くはありませぬか) アクマロ自身、もし主催者側だったらば、きっとそう簡単に参加者を自分たちの側に引き込まないだろう。 それでは殺し合いの意味がない。 殺し合いにもルールはある。そう、この参加者たちを易々と手放さないという不動のルール。 でなければ、主催者としては何も楽しめない。 与えられた参加者が殺し合い、狂い合い、傷付け合い、混沌とする。恐怖や苦痛に塗れ、互いを疑い、善良だった人でさえ外道に堕ちる。 その愉しみを得るには、参加者全員を最後の一人になるまで殺し合わせるしかない。 まあ、アクマロが自らの技量を主催側に示し、更なる功績をあげれば、「殺されるには惜しい」と考え拾われる可能性はある。 何せ、味方としてつければ、アクマロは幾らでも殺し合いを円滑に進める方法が思いつくような存在だ。 これからの行動次第で、主催に認められる可能性は低くは無い。 (しかし、徹底しておられるようで、やる気は出てきました。 あんたさん達の御仲間になり、今後も永年殺し合いを見つめる為に、我はあんたさん達の望む通り、殺し合い最後の一人となりましょう) だが、その機会を待つのも一向だが、彼はそういう考え方に意向した。先ほどのように待っても来ないということは、待つよりもあらゆる手を使い殺し合いをするのみ。 アクマロでも、スバルほかあらゆるものを利用して殺し合いはできる。 得意の策略さえあればゲームの覇者となることも夢ではないのではないか。 そういう希望も持ちつつ、彼は再びこの場を後にする。 おおよそ、目的も纏まったし、ここで立ち止まるのを止め、志葉家に向かおうと考えたのだ。 首輪も再び、デイパックに仕舞い込む。 ただ一つ、どういう形であれ、「地獄」を待ち望みながら──── 【1日目/昼前】 【C-4/三途の池付近】 【筋殻アクマロ@侍戦隊シンケンジャー】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、全身に大火傷 [装備]:削身断頭笏@侍戦隊シンケンジャー [道具]:支給品一式×5、ランダム支給品2~10(アクマロ1~2、流ノ介1~3、なのは0~2、本郷0~2、まどか0~1)、首輪×7(シャンプー、ゴオマ、まどか、なのは、流ノ介、本郷、ノーザ)、 ヴィヴィオのぬいぐるみ@魔法少女リリカルなのは 、志葉家の書状@侍戦隊シンケンジャー [思考] 基本:主催側につき、また何度も殺し合いを開く。その為に知略を尽くして優勝する。 1:休みながら志葉家へと向かいつつ、首輪について調べて見る。17時頃に志葉屋敷でスバルと合流する。 2:基本行動方針を果たせるならば、殺し合いの途中で拾われる形でも良い。 3:ドウコクに関してはひとまず放置。 4:条件が揃うならばこの地で裏見がんどう返しの術を試みる。 (ただし、これに関しては十臓という条件が潰えた為、主催側についてから再び機を待つ形でも良い) 5:仮面ライダースーパー1から受けたこの借りを必ず返す。 [備考] ※参戦時期は第四十幕『御大将出陣』にてシタリから三味線を渡せと言われた直後。 ※アインハルトが放った覇王断空拳の音を聞きました。 ※何処かで主催側がアクマロたちの行動を監視、盗聴していると考え、それは首輪によるものである可能性が高いと考えています。 時系列順で読む Back 「親友」(4)Next ライバル!!誰?(前編) 投下順で読む Back 激突!仮面ライダーエターナルVSダークプリキュア!(後編)Next ライバル!!誰?(前編) Back Lの季節/手ごたえのない愛 筋殻アクマロ Next 解放(1)