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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:1人プレイで頼朝を倒す 開始時間:2007/06/03(日) 05 57 09.38 終了時間:2007/06/03(日) 09 38 36.91 アーケード版の世界観をテーマにしたRPG・・・RPG? アーケード版の雰囲気を味わいたい人は、大人しくPCエンジン・X68000・PS・コナミ版をプレイしよう。 アーケード版 ファミコン版 馬鹿もーんっ…! 通るかっ…!こんなもん…! 完全に…完全にボードゲームじゃねぇか! ストーリー 一一九二年、魔族を率いる闇の源「頼朝」により日本は支配される。 天帝の命により、三途の川の渡し守「安駄婆」は平家の亡者「影清」を蘇らせた。 頼朝を倒す為、景清は京都、そして鎌倉を目指した。 操作方法 十字キー 移動・選択 Aボタン 決定 Bボタン コマンド・キャンセル 共通ルール ■付属品の地図やカード等を使ってプレイする。(後述の「 付属品について 」を参照) ■国を移動する毎にクジを引く。クジの結果によってその国の難易度が変わる。 ■城主を倒すと国を支配でき、年貢がもらえる。中には倒せない城主(支配できない国)もある。 ■城主の中にはこちらが金を支払う事を条件に国を譲る者もいる。 ■城主を倒したり、交渉が成立すると体力を全回復してもらった上に、スクロールアウトさせた&余った魔物を徳に変換してくれ、出口も教えてくれる(好きな隣接国に移動できる)。 ■頼朝を倒すか全国を支配するとクリア、全国を支配されるとゲームオーバー。頼朝の侵略ペースがやたら早いので一人プレイでは全国支配クリアは不可能だろう。 ■妖力が一定レベルに達すると使用できる呪文が増える。 ■ステータスの剣力は直接攻撃力、防御力は物理攻撃に対するダメージ量、素早さはこちらが先制攻撃できる確率、敵の特殊攻撃を回避出来る確率に影響する。 ■三種の神器のうち、草薙の剣は攻撃力が大幅に上がり、鏡は敵の特殊攻撃を一切無効にできる。勾玉は特に効果はないが頼朝を倒すためには剣、鏡と合わせて手に入れなければならない。 ■その国に出現する魔物を全て倒したら一定時間内に国から脱出しなければならない。時間切れになると影清をしつこく追い回す要石が出現し、それに触れると強制的に隣接するどこかの国に飛ばされてしまう。 ■魔物によって体力がゼロになると地獄に落とされる。死ぬと徳、銭は半分になる。 ■死ぬと閻魔によってルーレットを回すように言われる。「生」「死」「無」「(巻物マーク)」の4つのどれかが出るが、「死」が3つ揃うと強制的に壇ノ浦に戻される。マーク次第で呪文の素が貰える場合もある。 ■うまく復活できればその場で体力全快で再スタート。但し、その場復活は同じ国では2回まで。3回目は隣接する国を選んで追い出される事になる。 1人プレイルール ■呪文を使用すると呪文の素を消費する。呪文の素はつづらで回復できる(12個まで可能)。 ■呪文カードは常に手元に置いておく。 複数プレイルール ■手持ちカードの呪文のみゲームで使用できる。カードはつづらで貰う。 ■画面の指示に従い、各プレイヤーはIコンで影清を、IIコンで魔物を操作する。 ■年貢の多い者が勝者。頼朝を倒すと多くの年貢がもらえるので有利になる。 ■魔物操作側プレーヤーが影清プレーヤーを倒すと、倒された影清プレイヤーの徳と銭を半分づつ奪える。 地形について つづら 呪文の素を増やす。複数プレイであれば呪文カードを一枚引く。 鳥居 徳と引き換えにステータスを強化できる。 大鳥居 他の大鳥居にワープできる。 地蔵 金と引き換えに体力を回復する。 門 国と国を移動する。 ≪城≪ 城のある方向を示す。 城 城主がいる。 その他 ■大鳥居から他の大鳥居にワープするには金が必要。 ■同じ鳥居でのステータス強化料、同じ地蔵での体力回復料は立ち寄る事に高くなっていく。 ■各ステータスの最高レベルは16まで。鎌倉近くになると最高レベルでもやや苦戦するほど敵が強くなる。 ■大鳥居がある国(帝の直轄地)や、関東地方(「頼朝によって封印されている」らしい)の国はどうやっても占領できない。城主が追い返そうとするが、食い下がって何度も「いいえ」を選び続けるといい事がある。 付属品について 以下の画像と説明を参考にして下さい。 地図 チップやコマが置ける大きさに拡大。 チップ 約50組。自国や敵国の目印に使用。複数プレイでは塗り分けが必要。 三種の神器 カード各1枚。チップは人数分用意する。 コマ 人数分用意する。複数プレイでは塗り分けが必要。 呪文カード 画像・枚数は以下参照。複数プレイでは裏返しにして積んでおき、使用後は山に戻す。 呪文カード実物取り込み 各2枚印刷すれば下記枚数になります。(隠れ蓑、お釈迦様、閻魔様、地変動は重複するので注意) 呪文その1 呪文その2 呪文 効果 枚数 旋風剣 剣の力を上げて攻撃力を増やす。 10 眠り粉 敵を一時的に眠らせる。 4 鎌いたち 真空状態を作り敵を切り刻む。 6 亀甲羅 一回の戦闘の間防御力を上げる。 6 金縛り 敵をしびれさせ、攻撃力と防御力を下げる。 6 地獄火 地獄の炎が敵を焼きつくす。 4 雷鳴 敵に稲妻を落とし、致命傷を与える。 4 命の水 命を一回だけ満たんにする。 10 飛城 お城に一瞬にして飛んでいける。 6 隠れ蓑 一定時間、敵の目をのがれられる。 3 お釈迦様 五つの願いの内の一つをかなえてくれる。 1 閻魔様 他のプレイヤーに災いをもたらす。 1 地変動 この国の怪物すべてをのみこむ。 1 その他 恐らくこれでゲームが出来ると思います。 実物を知っている人が直してくれたので大丈夫かと。 てか、1人プレイだと付属品要らなくね?あとから知った新事実。 参考にしたサイト DASTARD クソゲー竜王戦 いよいよ鎌倉 頼朝よそこにいるのか! 城の中にはさらに道が・・・今度こそ!!? 頼朝登場!覚悟~~! やった!倒した・・・・あれ?(本当はここで変身) 今度こそ倒した!! EDロール 関白になっちゃった・・・ ED時の状態・・・○”○ふう?wwww おまけ・・・頼朝の非常食 赤いきつねと緑のたぬきwwwwwww
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冬休みも明けて、数週間が経った。 実力テストという忌ま忌ましい魔物から命からがら逃れた俺は、久々に平凡なる毎日を送っていた。 今日という日も、その例外に漏れずこれといった事件や異変などは起こらなかった。 空はすっかり夕時にさしかかっていて、少し積もった雪が茜色に染まっている。 あの急な坂道をここから上りきったら、赤い屋根が目印の我が家に到着するであろう。 ほとんど淀みない動作で靴箱から靴を取り出す俺の足元に、一通の手紙が落ちてきた。 「 今日の放課後 1年5組教室にて待つ 長門有希 」 特徴のない、機械的な文字でそれは書かれていた。 ……おかしい。いつもの長門なら、まずこんなことはしないだろう。 4月のあの日のように、あいつは本に挟んだ栞を使うはずだからだ。 といって、ほかに誰がこの手紙を書いたのかと問われると、とんと考え付かない。 以前朝倉にこんなことをされたが、その朝倉は長門によって消されている。 ハルヒや朝比奈さん、そして古泉はこんな字を書けるはずがない。 谷口の悪戯、ということも考えられるが、長門に成りすます必要性がない。 じゃあ手紙を書いた主は一体誰なのだろうか。 そんなことを考えつつも、俺の足は自然に教室へと向かっていた。 誰もいないはずの、夕方の教室。 俺がそのドアを開けると、すでに長門はそこにいた。 「よお。どうしたんだ、こんなところへ呼び出して」 「…あなたに、話がある」 「そうか。言ってみろ」 「……あなたは、ここで何を思い出す?」 「は?」 「あなたは、誰かにここへこの時間に呼び出されたことがあるはず」 「朝倉のことか?」 「そう。あなたはここで、朝倉涼子に何をされた?」 「えーっと、確かわけのわからないことを延々と聞かされて、それから突然ナイフを突きつけられて…」 いつの間にか、俺が長門に話をしてしまっている。 なんだって長門は、こんな話を俺にさせているのだろうか。 朝倉に殺されかけたことを二人で振り返って、そこから長門は何をしようというのか。 いまさらそんな出来事、おとぎ話にすらならないのに。 「…あなたから話を聞けたことに感謝する。では、そろそろ本題に入ろうと思う」 「本題?」 「最近、情報統合思念体の情勢が変わってきている。特に、急進派」 「急進派?」 「急進派が、最近急激に力をつけてきている。おそらく、これまでにないスピードで」 「というと、また朝倉みたいなやつが来るのか?」 「違う。彼らは、わたしたち主流派や穏健派を大量に寝返らせている」 「ん?どういうことだ?」 「つまり、情報統合思念体の中で急進派の割合が高くなっている」 「なるほど。しかし、どうして俺にこんな話を…」 「実は、……わたしもその中の一人」 「は?」 「突然、思念体からわたしは、あなたのことについて命令を受けた」 「……」 何故だか、奇妙な感覚に包まれるような感じがした。嫌な予感、と言うのだろうか。 「あなたを殺して、涼宮ハルヒの出方を見ろ、と」 嫌な予感が、確信と悪寒へと変わった。 次の瞬間、長門はいつの間にか右手に持っていたナイフを振りかざし、俺のところに走ってきた。 「うをっっっ!!」 日本語にならない声をわずかに上げて、何とかよけることはできた。 それにしてもこの急な展開はなんだ?なぜ長門が俺を殺そうとしているんだ? 教室のドアは4月のごとく、開けることはできなかった。 多分、この空間は長門の情報管理下におかれているのだろう。逃げ出すことはできない。 ナイフを持つ彼女から逃げる俺の脚も、次第に限界へ達しようとしていた。 息も荒くなり、とうとう俺は走るのをやめてしまった。 すると、長門も足を止めたらしく、俺はナイフが刺さる衝撃を感じなかった。 俺は長門のほうへ向き直り、話しかけた。 「な、なんで、お前は、お、俺のことを………」 「あなたにはすまないことをしたと思っている。でもわたしは、思念体の命令には従えない」 「俺を、殺す、以外に、方法は、ないのか?」 「涼宮ハルヒになにかしらの行動を起こさせるには、この方法しかない」 ふつふつと、怒りがこみ上げてきた。情報統合思念体に、そして長門にも。 八つ当たりだということは分かっているが、言葉に出さずにはいられなかった。 「俺は…ずっと、長門のことを信じていた。 困ったことがあったら、いつでも長門に頼ればいい、そう思っていた。 でもお前も所詮は、上司の命令ひとつで俺たちを裏切る、そんなやつだったんだな。 ふざけんな長門!なぜ俺たちより思念体のほうに………」 「わたしだってあなたを殺したくはない!」 初めて長門が、大声を出した。 俺もびっくりしたが、当人は俺の数倍はびっくりしているようだ。 「……そう。結果的には確かにわたしはあなたを裏切った。 対有機生命体用ヒューマノイド・インターフェースも、所詮はただの道具」 そして長門はうつむく。 「わたしには、有機生命体の死の概念は分からない。でも…、あなたを殺すことがわたしはつらい。 本当に……ごめん……なさい……」 涙を流してまで謝る長門を、俺は直視できなかった。 こんなに俺のことを健気に思ってくれている人に、俺はなんたる暴言を吐いてしまったんだ……。 しばらくして、長門は顔を上げた。 「最後に聞いてほしいことがある」 「………」 「うまく言語化できない……けど、わたしはあなたを……愛してる」 長門はそう言うと、俺のところにナイフを突きつけて走ってきた。 この世の終わりを悟り、俺はゆっくりと目を閉じ――― ―――ドスンッ。 鈍い音とともに、なぜか背中からその衝撃は訪れた。 これが……死ぬというものか……。俺はゆっくりと目を開けた。 しかし、俺の目の前に広がった風景は三途の川などではなかった。 目線の真上には、この時間帯なら点灯してはいないであろう蛍光灯。 左を見ると、教科書や参考書などで少し散らかった勉強机。 そして右を見ると、部屋の数割のスペースをとっているシングルベッドがでかでかと………。
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Report.09 涼宮ハルヒの復活 土曜日はわたしと彼女で、衣服等を買いに行った。もちろん彼女は、行く時は北高の『女子』制服を着て行った。わたしの私服は、彼女には小さい。 「二人で、行った先で買った服に着替えよ!」 【二人で、行った先で買った服に着替えましょ!】 という彼女の発案で、わたしも同じく制服で出掛けた。 マンションから外に出た時、彼女は潜伏者の存在など、最初から気にしていなかった。 「有希が大丈夫って言(ゆ)うたんやから、間違いないやん!」 【有希が大丈夫って言ったんだから、間違いないじゃん!】 彼女は完全に、わたしのことを信用している。素直に『嬉しい』と思った。 西宮北口駅前のショッピングモールに向かう道すがら、彼女は終始楽しそうな表情をしていた。それは、『SOS団団長』涼宮ハルヒが、何か面白いことを考え付いた時のような、何かを企んでいる表情ではなかった。彼女は純粋に、『少女』涼宮ハルヒとしての表情をしているように見えた。 それは、これまでの常に誰かに見張られているという緊張から開放された反動なのか。あるいはそれが、わたしのことを完全に信じて、心から安心しているからなのか。とにかく彼女は、彼女本来の、素直な表情を浮かべているのだと思えた。 もしその表情の原因が、『長門有希がそばにいること』であったなら、わたしはとても嬉しい、と思う。 駅前のショッピングモールで、まずは服を探す。 「せっかくやし、お礼も兼ねてあんたに似合う服探したるわ!」 【せっかくだし、お礼も兼ねてあんたに似合う服探したげる!】 わたしには、人間の『ファッション』なるものはよく分からないが、何をやらせても器用にこなす彼女のこと。わたしに似合う『おしゃれ』な服なのだろう。 ……今度、ファッション雑誌でも読んでみた方が良いのだろうか。 そんなこんなで、服を買って着替え、様々なものを見て周った。 「有希の部屋に合いそうな小物とか、色々あるな~」 【有希の部屋に合いそうな小物とか、色々あるわね~】 わたしの部屋を彼女色に染める計画が始まった、かもしれない。 散々見て周り、時々買い周ったあと、一階のオムライスの店で少し遅めの昼食を取る。 「ん――――……今日は久々に思いっきり動き回ったわ~」 【ん――――……今日は久々に思いっきり動き回ったわね~】 彼女はデザートのパフェを頬張りながら、心底満足した時の表情で言った。買い物中の彼女の表情は、それはそれは明るいものだった。 「……楽しかった?」 「うん! めっちゃ楽しかった!!」 【うん! すっごく楽しかった!!】 「そう。」 子供のように無邪気な満面の笑顔で答える彼女を見ていると、わたしも釣られて笑ってしまいそうだと思ってしまう。そのような『感情』は、本来持っていないはずなのに。 「!?」 突然、彼女の顔が驚愕の表情に変わった。そして次の瞬間には、照れたときの真っ赤な顔に変わった。 「……なに。」 「……私服のあんたの……笑顔に……ヤられた……」 わたしは釣られて笑っていたようだ。微笑。 「ハルヒが嬉しいと、わたしも嬉しいから。釣られて笑ってしもた。」 【ハルヒが嬉しいと、わたしも嬉しいから。釣られて笑っちゃった。】 「はぅ!? ……有希の生の声……私服で……反則……」 彼女の反応がおかしくて、わたしはついに、くすくすと笑ってしまった。また新たな笑い方を覚えた。彼女は口をぽかんと開けて、うっとりとわたしの方を見ている……見とれている。 今のわたしの状態。これが、いわゆる『ギャップ萌え』というものだろうか。萌え……こうまで人間の精神に大きな影響を与えるものなのか。興味深い。 「どうしたの。」 と、わたしはいつもの平坦な声で問い掛けた。 「……!? はっ!? ……はぁ、はぁ、はぁ……思わずお花畑で三途の川を渡る準備しとったわ……」 【……!? はっ!? ……はぁ、はぁ、はぁ……思わずお花畑で三途の川を渡る準備してたわ……】 「おかえり。」 「昨日今日と、あんたには驚かされっぱなしやわ……調子狂うなぁ……」 【昨日今日と、あんたには驚かされっぱなしだわ……調子狂うなぁ……】 「たまには、ええやん。」 【たまには、良いじゃない。】 と、わたしは片目を閉じながら言った。 彼女がスプーンを取り落とした音が響いた。彼女はスプーンを持っていた時の姿勢のまま目を見開き、口を開けたまま硬直していた。ユニーク。 食後は、かさばる物、重そうな物を買って、帰途についた。と言っても、荷物はそんなに多くはない。女子高生二人が普通に持てる程度の量。 「結構買(こ)うたな~」 【結構買ったわね~】 「……わりと。」 今のわたし達は、周囲からはどのように見えるのだろうか。仲の良い女子高生二人組だろうか? 実際は、仲が良すぎる関係になってしまったが。 マンションの部屋で荷物を降ろし、二人の物を分ける。 「ほな、今日は帰るわ。」 【じゃあ、今日は帰るわ。】 自分の荷物を持って、彼女が戸口で言った。 「今日のデート楽しかったで。」 【今日のデート楽しかったわ。】 デート……やはり今日の買い物はそう定義されるのだろうか。 彼女は、わたしを抱き締めると、そっと唇に口付けをした。別れを惜しむような、でもすぐにまた会えるという確信の篭った、暖かい接吻。 わたしの中に、あるものが湧き上がる。昨日まで『エラー』と呼んでいたもの。 『寂しい』『嬉しい』『切ない』『気持ち良い』『愛しい』『幸せ』 たくさんの『感情』が一度に湧き上がった。 これが……『愛情』なのだろうか。分からない。分からないが、決して嫌いじゃない。この『感情』は、嫌いじゃない…… 「ほな、また月曜日、部室で!」 【じゃっ、また月曜日、部室で!】 「……ばいばい。」 元気に手を振りながら帰る彼女を、部屋の外の廊下で見送った。 「……また、部室で。」 それが、彼女が取り戻したかった生活なのだろう。彼女の仲間と過ごす、彼女の、『SOS団団長』涼宮ハルヒとしての生活。 月曜日になれば、色々するべきことがある。忙しくなる。だから日曜日は、ゆっくりしよう。買ったものを飾りながら、彼女のことを考えよう……彼女とのこれからの関係も。 そして月曜日。いつものように登校する。昼休みには部室へ。すぐに読書を開始する。これがわたしの日常。 一日三食取るという決まりはない。三食取る日もあれば、取らない日もある。必要なエネルギーは、朝食、昼食又は夕食でまとめて摂取してしまっても構わない。単に、周囲から怪しまれないように人前では三食取っているに過ぎない。過ぎなかったが。ふと、彼女と一緒に昼食を取るとどうだろうかという考えが浮かんだ。 例えば、わたしが弁当を用意し、部室等で一緒に食べるのも新鮮で良いかもしれない。彼女の好きな食べ物は何だろうか。嫌いな食べ物はなさそう。卵焼きに砂糖は入れる派だろうか。ちなみにわたしは入れない派。それから弁当に半熟卵は危険。痛みやすい。巨大な重箱に日の丸弁当……は、味気ない。却下。せめて『海苔段々』くらいはしないと。 そのようなことを考えていると、部室の扉が開く音がした。彼女が入ってきた。 「お、やっぱり有希はここにおったんやね。」 【お、やっぱり有希はここにいたのね。】 そう言いながら彼女は部室に入ってきた。そして扉を閉めるとすぐに鍵を掛けた。 「これでこの部室は密室。もう逃げられへんでぇ~」 【これでこの部室は密室。もう逃げられないわよ~】 両手を広げ、わきわきさせながら、怪しい笑顔で彼女は言った。 「学校で……けだもの。」 「いやいやいや、さすがに学校ではせえへんって!」 【いやいやいや、さすがに学校ではしないって!】 彼女は笑いながら言った。 「ちょこーっと、二人でいちゃいちゃするだけ♪ 読書の邪魔にはならへんように……まあ善処するし。」 【ちょこーっと、二人でいちゃいちゃするだけ♪ 読書の邪魔にはならないように……まあ善処するし。】 彼女は一度わたしを立たせると、わたしが座っていた椅子に腰掛けた。 「ほんで、有希はあたしの上に座って。」 【それで、有希はあたしの上に座って。】 わたしが彼女の太ももの上にちょこんと腰掛けると、彼女に後ろから抱かれる格好となった。 「時間まで、有希を抱っこさせてな?」 【時間まで、有希を抱っこさせてよね?】 「……当たっている。」 「当てとぉねん♪」 【当ててんのよ♪】 彼女の腕は、わたしの胸に回されている。時折撫で回されもする。しかしそこには、性的衝動の類は感じ取れない。彼女の脈拍も呼吸も落ち着いている。 体重を彼女に預けてみる。彼女の膨らみがより強く感じ取れる。彼女に強く抱き締められた。暖かく柔らかく、それでいて力強い何かに包まれる感覚。このように密着すると、なぜかとても『安心』する。 これが、人間が肉体接触を求める理由の一つなのかもしれない。もしかしたら、日頃彼女が朝比奈みくるにいたずらをするのは、このような肉体接触への欲求が現れたものなのかもしれない。 つまり、彼女はいつも『不安』。そして『寂しい』。そしてわたしは、そんな彼女の……支え、になりたいと思っている。 おかしい。本来あり得ない、というより、あってはならない考え。 彼女は、観測対象。そしてわたしは観測者。観測者が観測対象に干渉してしまっては、観測結果がおかしくなってしまう。やはりわたしは処分されることになるのだろうか。今は、『彼』の『威嚇』が効いているだけで。あるいは、このようなわたしの行動も含めて、壮大な観測なのだろうか。わたしは観測しているつもりで、実は同じく観測されているのだろうか。 そんな懸念も何もかも、彼女の感触ですべて消えてしまう。無知で無力で脆弱な有機生命体である人間が、とても頼もしく感じる瞬間。それは、肉体を持つ有機生命体にしか感じることのできない感覚なのかもしれない。作り物とはいえ、同じく肉体を持つわたしにも感じることができる。これも人間の、奇妙な魅力。 どちらが甘えているのか分からない奇妙な昼休みも、予鈴と共に終わりを告げる。 「もうちょっとこうしてたいけど、しゃあないな。」 【もうちょっとこうしてたいけど、仕方ないわね。】 そう言うと彼女は、名残惜しそうにわたしを解放した。背中を支配していた感触が消失する。背中が寂しい。わたしも残念。 「ほな、放課後に。いよいよSOS団も今日からは団長も復活や! これまでの遅れを取り戻すで!!」 【じゃあ、放課後に。いよいよSOS団も今日からは団長も復活よ! これまでの遅れを取り戻すわ!!】 彼女は握り拳を固めて宣言した。 団長復活。 いよいよ、本格的に日常が再開する。彼女達と彼達の、わたし達の。 『SOS団』一同の日常が。 放課後。ついにこの時がやってきた。わたしが部室に入ると、既に彼女は所定の位置についていた。 「団員一番乗りは有希かあ。」 『団長』と書かれた三角錐が置かれた、彼女の席。彼女は来るものすべてを真っ向から受け止めようとするかのように、腕組みをしながら真っ直ぐ前を見据えて座っていた。 わたしはいつもの窓辺の席に座って、本を読み始めた。これがわたしの日常。 「こんにちは……!? あ、ああっ!?」 「よっ! みくるちゃん、久しぶり!」 「す、涼宮さん!?」 「いよいよ今日から団長復活や!」 【いよいよ今日から団長復活よ!】 「は、はいっ! あ、すぐに着替えてお茶淹れますね!!」 朝比奈みくるは、手際よく着替えを終え、いそいそとお茶をハルヒに渡す。 「ぷっは~!! いやー、みくるちゃんのお茶飲むんも久しぶりやわ~」 【ぷっは~!! いやー、みくるちゃんのお茶を飲むのも久しぶりだわ~】 ノックの音。朝比奈みくるが返答する。 「おや、これはこれは。いよいよ団長も復活でっか。」 【おや、これはこれは。いよいよ団長も復活ですか。】 「古泉くん、お待たせ! あたしがおらへん間、副団長としてよう働いてくれたわ!」 【古泉くん、お待たせ! あたしがいない間、副団長としてよく働いてくれたわ!】 「いえいえ、それほどでも。何にしても結構なことですわ。」 【いえいえ、それほどでも。何にしても結構なことです。】 古泉一樹は、いつもの爽やかな笑顔で答える。そして更にノックの音。再び朝比奈みくるが返答する。 「うーっす……!?」 「どないしたん、キョン? そんな、鳩が豆で狙撃されたような顔して。」 【どうしたのよ、キョン? そんな、鳩が豆で狙撃されたような顔して。】 「いや……」 と、『彼』はわたしに視線を泳がせた。わたしは『彼』にしか分からないほど小さく頷いた。 「そうか……もう、大丈夫なんやな。」 【そうか……もう、大丈夫なんだな。】 そして『彼』は一言、こう告げた。 「おかえり、ハルヒ。」 多くの言葉は必要ない。SOS団は、この一言で、ついに日常を取り戻した。 「いよいよSOS団も完全復活! まずは団長不在中の活動報告から行ってみよか!!」 【いよいよSOS団も完全復活! まずは団長不在中の活動報告から行ってみましょ!!】 ←Report.08|目次|Report.10→
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マップ 動画 予備情報 攻略 1部屋目~2部屋目 3部屋目 4部屋目 5部屋目 6部屋目 ソース コメント マップ フルサイズは→こちら 動画 ミッションPT(10倍速) 所要時間約30分。LV40以上とおぼしきプレイヤーが3名混ざっている。一部範囲スキルで簡略化している部分がある。それ以外はデュオVIPの攻略法とほぼ同じ。 ボス直ソロ(戦士) 所要時間約7分。防御パッチ以前に撮影されたもの。高防御任せで一気に3部屋目までペロで進んでいる。戦士以外はペアかトリオで、2部屋目の荷物あたりで一度降りて回復した方が安全。 予備情報 ミッション ソルタス北部の「戦闘団将校スレイド」から受諾。 +32~+34まで、最大10種。 LV31で全クエストが受諾可能になり、LV38で消え始める。 猛毒Dがダンジョン内で受けられた為、初回だと受け忘れるプレイヤーが多い。出発前に必ず確認する。 交通:アウロラ→バラ牧場→セレロで「捨てられた鉱山」 1周で全ミッション完遂可能。所要時間は適正で1時間を切り、高LVで30分かかるかどうか程度。 高LVプレイヤーはソロ~トリオでレアドロップ狙いで潜るのが日課になっている。ギルドチャットで相談するとミッション込みに変更され、連れて行って貰える事が多い。早く終わるうえに、デュオVIPでは通常ドロップは適正LVプレイヤーの総取りになる事も! アニマクエストを受けている場合は事前に申請。ムービーで身動き取れなくなるかもしれんよ! 分配は「職別+特別」でおk。 以前はAMD780G環境でいくら設定を下げてもガクガク→エラー落ちしまくっていたが、夏パッチ以降は高設定でも安定。by邪気 攻略 戦士を先頭にして進むのが基本。戦士が立ち止まると後衛職も先へ進めない。 リンクAIを持つmobが多く、体釣りしなければならない。「投石」厳禁。 後衛職が暗殺者トラップを踏むと死亡する事がある。 猛毒を使ってくる敵がいるので毒消しを忘れずに。 DOTや範囲スキルを使用してくるmobが多い。範囲持ちの高LVプレイヤーがいるからといってmobをかき集めると三途の川が見える。 ボスを倒すと次の部屋への扉が開く。閉まっている事がよくあるので、後続を置き去りにしないようミニマップで確認。 ボス戦時は、アニマを離れさせて「待て」しておく。 1部屋目~2部屋目 ●→暗殺者POP注意 ★→アニマクエストの荷物 1部屋目 ボス直の場合は通過する。 高台の上のmobを見落としやすい。ミッション受諾中のプレイヤーが数をカウントする。 背徳の洞窟管理が腐食液(DOT+防御力30 ダウンDEBUFF。解除不能)を使ってくる。また、Type_S(背の高い筒状のロボ)が範囲スキルを使ってくる。スタン・押し出しでスキル使用を封印すると良い。 2部屋目との境に暗殺者注意。 2部屋目 ボス直の場合は通過する。左手を壁につけるように進むと、余計なmobを釣らずに済む。 有数のmob密集地帯で、高確率で祭りになる。ここで釣りに失敗した事を苦に引退する戦士が続出しているので責めないであげて!できれば初ダンジョンは難易度の低い猛毒Dで済ませようぜ! 釣り過ぎてしまったら、最初の暗殺者ポイントや★の場所等、mobがいない場所へ逃げてタゲを切る。 犬が猛毒を使ってくる。すぐにかけ直すAIを持っているので混戦中にいちいち解除しているとキリがない。押し出しや気絶でスキル使用自体を予防すると良い。 なにげに壁の歯車が動いてるんだぜ! 3部屋目 ★BOSS ノバートブラック ボス直の場合は、マップ左下の安全地帯で一旦雑魚を振り切る。 通常は、mobを殲滅してからボス。 ボス近くの2体は一見釣りにくそうだが、両脇の機械にぴったりくっつくと貫通してくる。 ノバートブラック 遠距離。反応範囲が広いのでmob討伐中に引っ掛けないよう注意。 なにげに足元の金網の下で、歯車が動いてるんだぜ! 4部屋目 ボス直の場合は、階段から飛び降りてボス前へ。邪魔な暗殺者だけ排除。 壁際の荷物等に暗殺者がわんさかいるので必ず戦士が先導し、殲滅が終わった安全な場所、または通路の真ん中を歩くようにする。 最奥にアレックスローズ。 アニマクエストを受けているプレイヤーがいないか確認し、いたら話しかけさせる。 超よわい。 倒したら「アレックスローズの本心」に話しかけるとアニマクエスト終了。 5部屋目 ボス直の場合は、部屋はいってすぐ左の岩に近寄り、ロボのタゲを切る。 変異したネズミ(通称ピカチュウ)は死亡時に広範囲の仲間を呼ぶスキルを使う。通常のリンクよりもはるかに範囲が広いので、祭りになりやすい。 左側にはピカチュウの群れがあるので、右の壁にひっついて進む。 ティミラス 魔法mobなうえに2度雑魚を呼ぶので苦戦しやすい。元素も回復強化で支援。 適正LVPTではジェロム1体を呼ぶ。ボス直では範囲スキルで雑魚を一掃する。誰が呼ぶか事前に決めておく。 ジェロムを呼ぶタイミングはHPが半分以上減った時。早すぎると雑魚が出る前にジェロムが消えてしまうし、遅すぎると戦士が死んでしまう。 アニマクエストを受けているとムービー。 6部屋目 ボス直時に扉が閉まっていて後続が死ぬ事がよくあるので注意。 ロボは全部倒さなくてもミッションを完遂できる。 デュオVIPでは左側の通路とビシャス後方のロボを殲滅し、右側の通路は無視する事が多い。 剣士がいるなら、通路のロボを全部殲滅して、ビシャスをドレインで引き寄せてもいいかもしれない。 ハロルドビシャス 魔法ボスなので戦士が苦戦しやすい。元素も回復力強化で支援を。 近距離の物理攻撃も使ってくるので、高LV魔法職でも近づくのは危険。 アニマモードで近づいても反応しない。実に紳士。 ビシャスセットは売っても二束三文にしかならない。装備を持っていない人がいたら入札放棄で譲ろう。 アニマクエストを受けているとムービー。時間切れで入札に参加できない事も><; ソース 背徳の洞窟 ロンマスの仕事 コメント 名前 コメント
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『父上母上そして上官殿たち・・・先立つ不孝をお許しください・・・・』 ペチコネスキー二等兵(?~2009露)※まだ生きてます (食堂のおばちゃん・・・・・なんて酷い事をするんだ・・・・・) ハンバーグ工場から脱走してきた新人(反乱などはよく起こすが 基本やる気の無い人 戦う気力はほぼ0) 一等兵狙撃班観測手 (最近ついに一等兵に昇格した そして狙撃手から狙撃班観測手になった) ついでに 最近何故かRさんがのっとったアメリカのギャング団のボスになった ペチコネの独り言(ほぼ愚痴) 冬と言えばコタツにみかん!!あとは猫がいればもう文句は無いよ!! 自殺衝動(自殺願望?)があるようで何度も自殺衝動を起こしている (第一次自殺衝動) 自分の不甲斐なさに自殺しようとしていたがショボノフ曹長に発見され 狙撃にて自殺を止めようとしたところ銃が暴発∵・(´゜ω゜`)ー=y; ターン!! その後三途の川やら地獄を巡りなんやかんやで生き返った (ショボノフ曹長に模擬弾で撃たれた事は知らない) (第二次自殺衝動) 自転車伍長への非礼を詫びる為に∵・(´゜ω゜`)ー=y; ターン!! しかし弾がゴム製だったため気絶程度ですんだ (第三次自殺衝動) ソラトモ少尉から自衛用に貰った小刀で何故か頭を. ∵・(´・ω・`)ニニI━ザクリ でもスピリトスキー粕上官がばら撒いたウイルスに感染していたので死ななかった その後かゆ・・・・うまになったが軍医ピロシキ殿のゾンビ化抑制剤で完治した 所持武器 (拳銃) 自転車伍長から貰った 59式拳銃(中国製・・・伍長曰品質は良いとの事 ちなみに装弾されているのは非致死性のゴム弾自殺防止) ソラトモ少尉から貰った SIG SAUER P220(基地移転時に紛失したがまた貰った) カーネル略から貰った コルト ガメバント(営倉釈放祝いに貰った) 自転車軍曹から貰った M36レディ・スミス(今時五発しか撃てないリボルバー・・・) ソラトモ少尉から貰った 64式拳銃消音機付(暗殺用・・・・・・) ソラトモ少尉から貰った ワサビガン(実戦で使えるのか・・・・・?) (アサルトライフル、ライフル、機関銃など) アルバトロスキー少佐から貰った M1940(飛行隊の予備だった物) 色色な方々から貰った RPK74-M 二丁(ペチコネ一番のお気に入り・・・でも何度も壊してる) ソラトモ少尉から貰った SIG SG552 (特殊部隊向けのアサルトライフルか・・・・・) R(位が分からん)さんから貰った AK74(確かテロリスト御用達の名銃だっけ?) R(位が全然分からん)さんから貰った KG9(ハンバーグ団ってネーミングセンスが微妙) (その他、) クリムガノフ少尉からこっそりと貰った オイルライター偽装手榴弾×19&ボムへい×100 クリムガノフ少佐から貰った F-22一機(多分使うことは一生無いだろう) クリムガノフ少佐からこっそりと貰った 室内用地雷&タバコ箱偽装手榴弾 (この人怪しい武器ばかりくれるな~) クリムガノフ少佐から貰った 模擬手榴弾(閃光弾?スタングレネード?) 補助装備 R(位不明)さんから貰った 光学式距離計、超音波式距離計、ミニ気象観測器 オールバンドレシーバー 、集音マイク、サーモグラフィーモニター (多すぎて覚えてられんがな・・・・・・・) ロイ・ザーランド軍曹から貰った ギリースーツ作成キット (ギリースーツ作成キットよりうなぎをくれよ・・・・・) R(階級が分からん)さんから貰った 観測機器一式つめた背嚢 (こんなにズッシリと・・・・・・・) インテリア?頭に刺さったミサイル(爆破防止処理をして部屋に飾っている) (現在状況など) 狙撃手(狙撃班観測手)のくせに狙撃銃は得意じゃない・・・・ 避けるのは得意だとかほざいていたが・・・・よく狙撃されて死にかけている 弱点は麻酔弾・・・・・・・ 性格は普段は大人しいが恨みのある人の前だと暴走したりする そんな性格の為か色色やらかしたりする所謂トラブルメイカーである 最近色色やらかし過ぎてKGB戦略諜報部2部に左遷されそうになっていたが 何だか手違いだった様だ・・・・・・(ヒント ○○○○○の陰謀) 今までにやらかした事 ソラトモ少尉殺害未遂事件×2、脱獄&脱走、基地内での爆発物爆破、爆発物の密入手 上官への発砲、立て篭もり事件等等言い出せば限が無い オマンチン伍長とその部下?のモルソフスキー一等兵がものすごく怖い (拉致監禁、恐喝、CIAへの引き抜き・・・・・おっそろしいよ!!) 部屋が爆破され無くなったのでR(階級は知らん)さんに部屋を探してもらい いわくつきの部屋に引っ越した(ペチコネはいわくつきの部屋とは知らずに) ∵・(´゜ω゜`)ー=y; ターン!!したり. ∵・(´・ω・`)ニニI━ザクリしたので 頭には穴が開いていて何時でも血が出ている(それでも何故か生きている・・・・) キレると血圧が上がって大噴火を起こす(それでも生き(ry) 最近は頭を撃ち抜かれても死ななくなった(でも記憶がすっ飛んだりする) 軍医ピロシキ殿を戦時の寄食猫缶にしようと企んでいる ピロシキ殿も最近は少々警戒しているようだ 猫缶とは (戦時中猫や犬などの肉を使った缶詰があったとか無かったとか) ピロシキ殿の助手の猫ミケを人(猫)質に何かをしようと企んでいたが・・・・・・ 猫は強かった・・・・・・・・by ぺチコネスキー(ちなみにミケに引掻かれた 傷跡はまだ残ってる(´・ω・`彡←傷跡に見えるかはどうでも良いとして) 自転車軍曹、ソラトモ少尉、反逆者?スピリトスキー等に 麻酔弾で撃たれたり営倉に閉じ込められたりと恨みがある・・・・ので・・・ ソラトモ少尉にクリムガノフ殿から貰った(密入手)手榴弾で暗殺を目論むが失敗に終わった・・・
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ミフネ組 SF世界の構想15参照 任侠道を追及する愛国者。 紅白。三本足の鶴の家紋。 御舟備前は組織のボスだけど、直接「敵」って感じさせない憎めない造形にしたい。 もう最前線で戦う歳でもないだろうしな。 基本的に主人公たちと対立することもないだろうし、 ミフネ組の目的を邪魔した場合に火の粉を払われるだけ、という感じだろう。 ときには共闘することだってあっていい。 でも、やはりある程度の脅威ではなくちゃいけない。 何人か掃除屋(クリーナー)を設定しよう。 鉄砲玉。両手武器とダイナマイト腹巻。死んでも3日で生き返る。 「おお姐さん方、お久しゅう!へへ、恥ずかしながら冥土の旅から帰ってまいりやした」 そんな懲役すませてきた程度のノリでいいの!?とかw 毎回、わざわざ凝った辞世の句を読む。 武士。トレンチコート日本刀。不自然でない程度に漢字で喋る。漢語を和語に読み下す。 「――推参(おしてまいる)」とか「御免(ごめん)」とか「心配御無用」とか。 無限の住人っぽい恰好いい必殺技で敵を切る。御命頂戴致。 忍者。マジで忍者。ミフネ組の日本誤解の最たるものw 割った竹槍の先に直訴状。血で描いた連判状。矢に結んだ果たし状。メッセンジャー。 本人はずっと口元に人差し指(「しー」のポーズ)で喋らない。 マクガフィンを追う理由。 他の組織のように「エネルギーを集めて利用する」という動機ではない。逆。 御舟備前は「すべての日本人に自分の魂を与えて愛国心に触れて欲しい」と思っている。 もちろんそうすれば本人は死ぬ。 短剣を手に、死に装束で切腹しようとする直前のシーンまでは書きたい。 SF世界の構想47 時代劇っぽい仕草、展開メモ。 敵に斬られて血まみれの武蔵。雷鳴の夜明け前。雨と共に流れる赤。 這い進むが力尽き、川に流される。 朝。雨上がり。河川敷。起伏のある道のむこうに動き始めた街。 スズメ。すこしラフな格好の播磨。薪を抱えてる。 武蔵発見。ハッとして薪がらがら落とす。駆け寄る。 傷を検分。死にかけ。一瞬パニックになりかけて慌てるけどぐっと堪える。 顔の下半分を覆っていた布を(劇中はじめて)外す。かわいい唇。 腰の小刀で武蔵の着物を裂く。 竹筒を取り出して歯で栓を抜く。 口に含んで→傷口に吹く。焼酎?なんかの酒か薬→武蔵うめく。 腰の布袋から乾燥した薬草を出し、噛む。咀嚼して戻す方法。傷に盛る。 破った武蔵の着物で傷を巻く。応急処置。 途中で意識を取り戻した武蔵が憎まれ口きいたり「逃げろ」と言うが、 播磨は涙目+無言でイヤイヤ首を振る。 血が抜けて動けない武蔵をムリヤリ運ぼうとしてぺしゃっと潰れたりする。 敵が追ってくる。 必死でずりずり引っ張って逃げたり、草陰に隠れたり。 自分も武蔵の血にまみれながら、ぎゅっと抱く。武蔵の言葉も頑として聞かない。 …とか。で、敵に追いつめられてピンチ!からの助っ人飛騨登場までテンプレ。 ミフネ屋敷の領内はかなり時代劇テーマパーク的。日光江戸村。 交通手段は馬、連絡手段は矢文、通貨は和同開珎w ポリスは岡っ引きだし、娯楽は花札や将棋やサイコロ遊び。相撲や歌舞伎。 でも自動販売機があったりして、微妙にミスマッチ。 飛んでるスズメは監視機械。でも馬糞が落ちてる…とかw 竹槍をもったカラクリロボ出したい。一本足でふぁーって追っかけてくる奴。 あと狛犬。でかくて乗れる奴。しめ縄と鈴で操作するような奴w アサ達の元に地蔵スタイルで現れるメッセンジャー富士。 風にひるがえる黒衣。紅い網代笠。前掛け。鈴(リン)と鳴る錫杖。数珠。 「おやめなせぇ、そいつは死にいくようなもんだぜ姐さん方」とか ちょっと恰好つけた喋り方がいいかな。もっとガキっぽい方がらしいかな。 「一つ積んでは母の為」とか「三途の川の渡し賃」とか、その手の語彙多用。 あと、風車とか投げさせたいなw 障子の向こうに、ゆらめく蝋燭に照らされたボスのシルエット。 最初は二つ、老人と少女(神)の影が見えるが、 ぶつぶつと会話をしたあと二つの影が重なる。 すると小柄な老人のシルエットが不意に妖怪のごとく増大する。憑依合体! 幾重もの襖がシャカカカカカカカカッ!と開いて、その奥、座敷に、ボス。 (※自動ドアです) 最終兵器、ミフネ屋敷玄関にライトアップされてる巨大ロボ。 ボスが魂の共鳴をしてエヴァ的に動かす。 部下たちが三種の神器でどうのこうの…って発動シークエンスも作るか。 神我一体!とか天孫降臨!とか、山口貴由作品っぽくw なんか『機神エルベラ』書いてる気分だな…w あ、ミロク製薬社が仏教モチーフだから、差別化のために ミフネ組は神道モチーフにするよ。 スサノオとかアマテラスとかツクヨミとか。伊邪那岐、伊邪那美。 武御雷とか八岐大蛇とかヤタガラスとか。イワナガヒメとコノハナサクヤヒメとか。 草薙の剣とか勾玉とか鏡とか破魔矢とか…。 祝詞もうまく使いたいな。ソテナテイリサニタチスイイメコロシテ。 これらの戦いは、基本的に黄龍家を敵として展開されるはずだ。 ホワン達の立場からの攻め手/守り手も考えておこう…。 最後は虐殺機関もすこし絡めて、本能寺の変みたいにミフネ屋敷を焼くか。 手下もみんな息絶えて、夢は途上で枯れ果てて、あとは燃え盛る最上階で すべての原因となった魔剣(マクガフィン)を振るいボスが切腹。 で、件の剣は…ううむ、虐殺機関に横取りさせるか、黄龍家に獲らせるか。 ま、そのへんはもっと煮詰めてから決めよう。 御舟 備前――組長 播磨――唖の忍者 武蔵――盲の剣士 飛騨――聾の銃使い 富士――不死身の鉄砲玉 果心居士――薬使い
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東方花映塚 ~ Phantasmagoria of Flower View. 射命丸 文 メディスン・メランコリー 風見 幽香 小野塚 小町 四季映姫・ヤマザナドゥ 東方風神録 ~ Mountain of Faith. 秋 静葉 秋 穣子 鍵山 雛 河城 にとり 犬走 椛 東風谷 早苗 八坂 神奈子 洩矢 諏訪子 東方緋想天 ~ Scarlet Weather Rhapsody. 永江 衣玖 比那名居 天子 東方地霊殿 ~ Subterranean Animism. キスメ 黒谷 ヤマメ 水橋 パルスィ 星熊 勇儀 古明地 さとり 火焔猫 燐 霊烏路 空 古明地 こいし 東方花映塚 ~ Phantasmagoria of Flower View. 射命丸 文 名前 射命丸 文(しゃめいまる あや) Syameimaru Aya 種族 鴉天狗 能力 風を操る程度の能力 気質 風雨 職業 ブン屋 所在 妖怪の山 二つ名 伝統の幻想ブン屋(花映塚,文花帖,緋想天,地霊殿,求聞史紀,儚月抄) 物言えば唇寒し秋の風(花映塚) 里に最も近い天狗(風神録) 風雨の鴉(緋想天) 捏造新聞記者(ダブルスポイラー) テーマ曲 風神少女(花映塚) 妖怪の山 ~ Mysterious Mountain(風神録) 登場作品 花映塚 文花帖 風神録 緋想天 地霊殿 非想天則 ダブルスポイラー メディスン・メランコリー 名前 メディスン・メランコリー Medicine Melancholy 種族 人形 能力 毒を操る程度の能力 職業 不明 所在 無名の丘 二つ名 小さなスイートポイズン(花映塚,求聞史紀) 毒薬変じて甘露となる(花映塚) 体に優しくない人形(文花帖) テーマ曲 ポイズンボディ ~ Forsaken Doll 登場作品 花映塚 文花帖 風見 幽香 名前 風見 幽香(かざみ ゆうか) Kazami Yuka 種族 妖怪 能力 花を操る程度の能力 職業 不明 所在 太陽の畑 二つ名 四季のフラワーマスター(花映塚,求聞史紀) 月に叢雲 花に風(花映塚) テーマ曲 今昔幻想郷 ~ Flower Land 登場作品 花映塚 小野塚 小町 名前 小野塚 小町(おのづか こまち) Onozuka Komachi 種族 死神 能力 距離を操る程度の能力 気質 川霧 職業 船頭 所在 三途の川/地獄 二つ名 三途の水先案内人(花映塚,緋想天,求聞史紀) 死ねば死に損 生くれば生き得(花映塚) 江戸っ子気質な死神(文花帖) 川霧の水先案内人(緋想天) 拓落失路の死神(茨歌仙) テーマ曲 彼岸帰航 ~ Riverside View 登場作品 花映塚 文花帖 緋想天 非想天則 四季映姫・ヤマザナドゥ 名前 四季 映姫(しき えいき) Siki Eiki 種族 閻魔 能力 白黒はっきりつける程度の能力 職業 裁判官 所在 彼岸 二つ名 楽園の最高我裁判長(花映塚) 天知る 地知る 我知る 人知る(花映塚) 口うるさい有難いお話(文花帖) 地獄の最高裁判長(求聞史紀) テーマ曲 六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years 登場作品 花映塚 文花帖 東方風神録 ~ Mountain of Faith. 秋 静葉 名前 秋 静葉(あき しずは) Aki Sizuha 種族 紅葉の神 能力 紅葉を司る程度の能力 職業 不明 所在 妖怪の山/魔法の森 二つ名 寂しさと終焉の象徴 テーマ曲 人恋し神様 ~ Romantic Fall(道中曲) 登場作品 風神録 ダブルスポイラー 秋 穣子 名前 秋 穣子(あき みのりこ) Aki Minoriko 種族 豊穣の神 能力 豊穣を司る程度の能力 職業 不明 所在 妖怪の山/田畑 二つ名 豊かさと稔りの象徴(風神録) 甘い匂いのする神様(ダブルスポイラー) テーマ曲 稲田姫様に叱られるから 登場作品 風神録 ダブルスポイラー 鍵山 雛 名前 鍵山 雛(かぎやま ひな) Kagiyama Hina 種族 厄神様 能力 厄をため込む程度の能力 職業 不明 所在 玄武の沢/無縁塚/中有の道 二つ名 秘神流し雛(風神録) えんがちょマスター(ダブルスポイラー) テーマ曲 運命のダークサイド 登場作品 風神録 ダブルスポイラー 河城 にとり 名前 河城 にとり(かわしろ -) Kawashiro Nitori 種族 河童 能力 水を操る程度の能力 職業 不明 所在 妖怪の山/玄武の沢 二つ名 超妖怪弾頭(風神録) 水棲の技師(ダブルスポイラー) 水平思考の河童(茨歌仙) テーマ曲 芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend 登場作品 風神録 地霊殿 ダブルスポイラー 犬走 椛 名前 犬走 椛(いぬばしり もみじ) Inubashiri Momizi 種族 白狼天狗 能力 千里先まで見通す程度の能力 職業 妖怪の山自警団員 所在 妖怪の山 九天の滝 二つ名 下っ端哨戒天狗(風神録) 山のテレグノシス(ダブルスポイラー) テーマ曲 フォールオブフォール ~ 秋めく滝(道中曲) 登場作品 風神録 ダブルスポイラー 東風谷 早苗 名前 東風谷 早苗(こちや さなえ) Kotiya Sanae 種族 人間 能力 奇跡を起こす程度の能力 気質 凪 職業 風祝 所在 守矢神社 二つ名 祀られる風の人間(風神録,非想天則) 山の新人神様(星蓮船) 現代っ子の現人神(ダブルスポイラー) 我欲の巫女(神霊廟) 皮相浅薄な人間(茨歌仙) テーマ曲 信仰は儚き人間の為に 登場作品 風神録 地霊殿 星蓮船 非想天則 ダブルスポイラー 神霊廟 八坂 神奈子 名前 八坂 神奈子(やさか かなこ) Yasaka Kanako 種族 神霊 能力 乾を創造する程度の能力 職業 間欠泉センター管理者 所在 守矢神社/人間の里/間欠泉センター 二つ名 山坂と湖の権化(風神録) 坂好きの神様(ダブルスポイラー) 独立不撓の神様(茨歌仙) テーマ曲 神さびた古戦場 ~ Suwa Foughten Field 登場作品 風神録 地霊殿(名前のみ) 星蓮船(ED) 非想天則 ダブルスポイラー 洩矢 諏訪子 名前 洩矢 諏訪子(もりや すわこ) Moriya Suwako 種族 八百万の神 能力 坤を創造する程度の能力 気質 梅雨 職業 不明 所在 守矢神社/間欠泉センター 二つ名 土着神の頂点(風神録) 両生類の神様(ダブルスポイラー) 名存実亡の神様(茨歌仙) テーマ曲 ネイティブフェイス 登場作品 風神録 地霊殿 星蓮船(ED) 非想天則 ダブルスポイラー 東方緋想天 ~ Scarlet Weather Rhapsody. 永江 衣玖 名前 永江 衣玖(ながえ いく) Nagae Iku 種族 妖怪(竜宮の使い) 能力 空気を読む程度の能力 気質 台風 職業 不明 所在 雲の中 二つ名 美しき緋の衣(緋想天) 空飛ぶレアアイテム(ダブルスポイラー) テーマ曲 黒い海に紅く ~ Legendary Fish 登場作品 緋想天 非想天則 ダブルスポイラー 比那名居 天子 名前 比那名居 天子(ひななゐ てんし) Hinanai Tenshi 種族 天人くずれ 能力 大地を操る程度の能力 気質を見極める程度の能力(緋想の剣の能力) 気質 極光 職業 不明 所在 天界 二つ名 非想非非想天の娘(緋想天) 有頂天のお嬢ちゃん(ダブルスポイラー) テーマ曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven 登場作品 緋想天 非想天則 ダブルスポイラー 東方地霊殿 ~ Subterranean Animism. キスメ 名前 キスメ Kisume 種族 釣瓶落とし 能力 鬼火を落とす程度の能力 職業 不明 所在 洞窟/井戸の中 二つ名 恐るべき井戸の怪(地霊殿) 秋の日の人食い(ダブルスポイラー) テーマ曲 暗闇の風穴(道中曲) 登場作品 地霊殿 ダブルスポイラー 黒谷 ヤマメ 名前 黒谷 ヤマメ(くろだに -) Kurodani Yamame 種族 土蜘蛛 能力 病気を操る程度の能力 職業 不明 所在 暗闇の風穴内 二つ名 暗い洞窟の明るい網(地霊殿) 忍び寄る恐怖の気(ダブルスポイラー) テーマ曲 封じられた妖怪 ~ Lost Place 登場作品 地霊殿 ダブルスポイラー 水橋 パルスィ 名前 水橋 パルスィ(みずはし -) Mizuhashi Parsee 種族 橋姫 能力 嫉妬心を操る程度の能力 職業 不明 所在 旧地獄 二つ名 地殻の下の嫉妬心(地霊殿) 緑色の目をした怪物(ダブルスポイラー) テーマ曲 緑眼のジェラシー 登場作品 地霊殿 ダブルスポイラー 星熊 勇儀 名前 星熊 勇儀(ほしぐま ゆうぎ) Hoshiguma Yugi 種族 鬼 能力 怪力乱神を操る程度の能力 職業 不明 所在 旧都 二つ名 語られる怪力乱神(地霊殿) 破滅的な金剛力(ダブルスポイラー) テーマ曲 華のさかづき大江山 登場作品 地霊殿 ダブルスポイラー 古明地 さとり 名前 古明地 さとり(こめいじ -) Komeiji Satori 種族 さとり 能力 心を読む程度の能力 職業 地霊殿の主 所在 地霊殿 二つ名 怨霊も恐れ怯む少女(地霊殿) みんなの心の病み(ダブルスポイラー) テーマ曲 少女さとり ~ 3rd eye 登場作品 地霊殿 非想天則(名前のみ) ダブルスポイラー 火焔猫 燐 名前 火焔猫 燐(かえんびょう りん) Kaenbyou Rin 種族 火車 能力 死体を持ち去る程度の能力 職業 灼熱地獄跡地の怨霊の管理 所在 灼熱地獄跡地/博麗神社 二つ名 地獄の輪禍(地霊殿) 死体ツアーコンダクター(ダブルスポイラー) テーマ曲 死体旅行 ~ Be of good cheer! 登場作品 地霊殿 ダブルスポイラー 霊烏路 空 名前 霊烏路 空(れいうじ うつほ) Reiuzi Utsuho 種族 (八咫烏を取り込んだ)地獄烏 能力 核融合を操る程度の能力 気質 烈日 職業 灼熱地獄の火力調整 所在 灼熱地獄跡地/間欠泉地下センター 二つ名 熱かい悩む神の火(地霊殿) 地底の太陽(ダブルスポイラー) テーマ曲 霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion 登場作品 地霊殿 非想天則 ダブルスポイラー 古明地 こいし 名前 古明地 こいし(こめいじ -) Komeiji Koishi 種族 さとり 能力 無意識を操る程度の能力 職業 不明 所在 不明 二つ名 閉じた恋の瞳(地霊殿) 何も考えていない者(ダブルスポイラー) テーマ曲 ハルトマンの妖怪少女 登場作品 地霊殿 ダブルスポイラー
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―――そうそう、言ってなかったけどさ、俺人殺しなんだよね。 片思い中の幼馴染みからまるで何でもないことのように告げられた告白、それは私が長年待ち望んできた告白とは違って、自分の犯した禁忌の告白でした。 その日は確かとても寒い冬の日で、公園で久しぶりにあの人に会ったとき。 実の妹のように可愛がってくれた三つ上の幼馴染みに、私は昔から惹かれていました。 最初は頼れる友達としての『好き』だったのが、いつからか恋人としての『好き』になって。私の初恋は、まるで少女漫画のように始まって、叶うことなくだらだらと続いていました。 でも私には、そんなだらだらとした初恋の感覚がとても心地よかったんです。 いつからか、このまま実らぬ恋でもいいかもしれないと思い始めました。 あの人は高校三年生になって、私は中学三年生。 受験とかでさすがに忙しくなって、昔みたいに遊んだりも出来なくなって。 だからあの日、久しぶりに会えた時はほんとうに、ほんっとうに嬉しかった。 勉強も一段落して、気分転換に昔から遊んでいた公園に散歩に行ったんです。 小さい頃から好きだった缶のミルクココアを両手で持って飲みながら、白い息を吐き出して。 あの人がよく缶開けてくれて、二人で飲んでたなあ……とか思いながら。 公園にさしかかった時、大好きなあの人の姿を見つけて、胸が急に高鳴ってきて。 声をかけられずにいたらあの人が『久しぶりだな』なんて話しかけてきてくれて。 と、ここまではまるで少女漫画のテンプレートな展開だったんです。 最近どうだ、とか。 何処の高校行くんだ、とか。 好きな男の一人や二人出来たか、とか、そんなことを聞くあたり相変わらず鈍感で。 お前は俺よりいい学校行けるだけの頭持ってるんだからよ、とか褒めてくれて。 頭を撫でてくれた時なんか心臓が破裂しそうでしたよ。 でも、そろそろお別れの時間という時になって、あの人は突然私に告白したんです。 人殺しと、強姦の罪を。何の罪悪感もないような顔で。 ショックでしたよ。ずっとずっと好きだった人がとんでもない罪人だったんですから。 でも、簡単に嫌いになれるわけないじゃないですか……。 たとえ多くの人を破滅させてきた罪人だからって、私にとっては最高の人だったんですから、嫌いになるなんて死んでも出来ませんよ。だから私は、受け入れることに決めたんです。 罪を赦して、それをそのまま受け入れて愛そうと。 たとえそれが未来永劫叶わぬ恋だとしても、私は彼の味方でありたい。 その日私は、とある力を得ました。その時私は決意したんです。私、鏡御音(かがみ・みおと)は、片思いの相手、沖崎翔(おきざき・かける)を全ての力を費やしてでも守ってみせると。 それこそ――――自分の命を、擲ってでも。 私の能力は《体調の悪化と引き替えに五秒間時を止める》能力。 それからの日々はとても苦しくて、けれどとても有意義な日々でした。 翔くんの後をこっそり尾けていって、喧嘩で危なくなったら時を止める。 時が止まってる間に石とかを敵さんに投げて、翔くんをこっそり助けてあげる日々。 反動はかなりきついですよ、一回使っただけでも38度台の高熱が出るし、酷い咳が出たり。四回連続で使ったときには、割とリアルに三途の川が見えたくらいです。 でも私はやめたいと思ったことはありませんよ。だってそうじゃないですか。好きな男の人の役に立てるなら、どんなに辛くて苦しい目に遭ったって本望ってものですよ。 もしもこの力を使って私が死ぬことになっても、きっと私は良かったって思えます。 翔くんが一生私に振り向いてくれなくたって、私はずっと翔くんが大好きですから。 …………でも。 まさかこんなことになるなんて、夢にも思っていませんでしたよ。 バトルロワイアル。 15人の異常能力者(サイキッカー)たちの殺し合いだなんて、正直今でも実感が湧かないくらいです。 私たちの平和な日常が、音もなく崩れ去るなんて。 私の力を使えば優勝できない、ということはないでしょう。 時を止めるという行為は、その間絶大なアドバンテージになるのですから、時間を停止してから銃でも乱射すれば如何に相手が『異常能力者』だとしても大抵は苦労なく殺せるはずです。 最悪、ずっと隠れ続けて漁夫の利を狙うのもいいかもしれません。 とにかく、私は優勝することができる。 でも、私はそんなことは望みません。 鏡御音は―――――すきなひとを殺してまで、生きていたくはないから。 翔くんを生き残らせて私は死ぬ。それで、いいんです。 平行世界にもきっと『鏡御音』は居るでしょう、それはこの『鏡御音』―――翔くんのことが大好きだった私ではないのが、ちょっとだけ悲しいけれど――― ここが私という人間の人生のお終い。 なんて、素晴らしい結末でしょうか。最期まで大好きな人の為に戦えるなんて。 ―――――私はこの小さな物語の中で死ぬ。 ―――――それで、いいんです。 始めましょう。 ――――――――――恋の、終わりへ至る物語を。 【未明/B-3神社】 【鏡御音《体調の悪化と引き換えに五秒間時を止める》】 《状態》健康 《所持品》不明支給品 《思考・行動》 0 翔くんを優勝させるために他の参加者を殺す。 1 とりあえず人が集まりそうな場所に行ってみる 2 翔くんには会いたくないなぁ…………… 【鏡御音】 14歳、中学三年生。青い髪に大きなアホ毛があるのが特徴。 温厚で、いつも教室の隅でじっとしているような性格の少女。 沖崎翔とは幼馴染。幼い頃からずっと沖崎に好意を寄せており、沖崎の本性を知っても彼を愛し続け、陰から能力を使って彼を助けていた。 能力は≪体調の悪化と引き換えに五秒間時を止める≫というもの。 一度の使用でも軽度の風邪の状態になり、四度目の使用ともなれば瀕死の重体となる。 意識があればどんな状態でも使用できるが、五度目の使用は死を意味する。 能力を使う度に状況は『+』になるが体は『-』になっていく。
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第4章 『太極拳カタストロフィー』 アナンは旅立ちの準備を進めていた。取調べを受けた日以来、毎日電車の夢を繰り返し見ていた。アナンは最初の夢で太極拳を試みた時、中吊り広告の夏川純を見逃していなかった。 それ以来、アナンは彼女を忘れられなくなり、毎日電車の夢を見るようになっていたのだ。通勤電車で彼女とスカイラブ太極拳を成功させる夢を。 アナン「キタノハーテを出ねぇといつまでもアイツを忘れられねぇ。オラ借金も増えて利子すら払えねえのに、なんかワクワクすっぞ!」 その時、アナンは横に気配を感じた。振り向くと、まさに太極拳を試みている夏川純 夫(45)が平成のぱぴぷぺぽを踊っていた。 夏川純夫「ぱっ、ぴぷぺっぽ、ぽぺぷぴぱッ!」 アナン「・・果てしなく消えろ」 純夫は言葉通り果てしなく消えた。 ここしばらくアナンの身の回りではこのような状況が続いていた。訳のわからないやつが近付いてきては、しょうがなく果てしなく消していた。 何ともやり切れない感たっぷりのアナンはとりあえず駅に向かった。途中オレンジジュースを買ったが、鼻から注入しただけで残りはたしなめる程度で破棄した。 アナン「しゃあねぇ、困った時の占いぱぱだ」 色々な意味で行き詰まったアナンは、キタノハーテで名高い占い師である、占いぱぱの元へ向かう事にした。 スルットKITANOHATEカードを改札に通すと、ちょうど電車がホームに滑り込んできた。すると駅に着いて軽く興奮状態だったアナンも逆に電車に滑り込んだ。ホームにいた乗客達は思わず息を飲んだ。 ポキッ。 アナンの左足がポキッと逝った。 アナン「いッ、いちぇッ!」 しかもアナンはその拍子にスルッとKITANOHATEを線路に落としてしまった。 アナンは太極拳で拾おうと試みたが手が届かなかった。 アナン「ちくしょう、手があと3メートルだけ長ければ…まあ、でもあと120ティバクーしか残額無かったし、しょうがないかあ…」 その時だった。線路の下から女神が出て来てアナンに尋ねた。 女神「アナタが落としたスルッとKITANOHATEはこの9500ティバクー残額があるカードですか?それとも、120ティバクーの残額のカードですか?」 アナン「(ここは正直に答えて9500のカードも狙いに行くのか、それとも貰えない可能性を考えて120のカードと答えるのかは…)」 女神「…」 アナン「自由だァーーーッ!」 女神「…」 アナン「スルッと is freedom、スルッと is freedom…」 女神「…」 アナン「(だがやっぱり、ここはセオリー通りで…)120っす!」 女神「シャッチョサン、正直ネー。じゃあカード返すアルね」 アナンはまさに落としたカードを手渡された。納得がいかないアナンは帰ろうとする女神を呼び止めた。 アナン「女神さん、あなたは私の大事なスコウターを壊してしまいました。やっぱり9500ティバクーのカードも渡してもらいましょうか。」 女神「(ここは、スコウターのことなんて全然知らないけど怒らせたら恐そうなので大人しく9500ティバクーのカードを渡すか、それともシャッチョサンのキャラでもう一度しのいでみるのかは・・・)」 アナン「…」 女神「自由だァーーーッ!」 アナン「…」 女神「女神 is freedom、女神 is freedom…」 アナン「…」 女神「さあ皆も一緒にぃ」 アナン「自由だァーーーッ!」 女神「自由だァーーーッ!」 アナン「自由だァーーーッ!」 女神とアナンはとことん、しかし時には控え目にフリーダムだった。言い換えると、男子大学生の尻を自由に触っていいと主張している訳ではなかった。 そんな事をしているうちに二人は占いぱぱのところまで来ていた。 ぱぱ「何か用かお前たち。」 占いぱぱは長い髪の毛を歌舞伎のように振り回していた。髪は白髪ではなく輝くような金色だった。 アナン「欧米か!」 瞬時に突っ込んだアナンは勢い余って、何故かぱぱの背後にあった線路上に転落しつつある女神に欧米ツッコミをいれながらの救出を試みた。 アナン「欧米・・とうッ!」 アナンはまさに間一髪のところで、落下する女神をホーム上に引き揚げた。 が、その反動でアナンはバランスを崩してしまった。よく考えたら、アナンの左足は電車へのスライディングでポキッと逝っていたのである。 アナン「ぐふッ」 女神「キャッ、あなた!」 アナン「ここから離れるんだッ!俺のことはいいからッ!」 アナンは落下しながら女神に向かって叫んだ! が、その時運の悪いことに電車が滑り込んできた! アナン「ちっ、ちきしょう!左足さえカモシカのような脚だったらモデルとして活躍出来たのにっ…!」 アナンは何か勘違いしていた。 ぱぱ「まずはスネ毛を剃りなされ」 女神「そうよこの私のようにッ!」 女神は裾を捲ってアナンにスネを見せた。 アナン「南米かッ!」 女神のスネは見事なロナウジーニョだった。 アナン「ずあっ!」 アナンは左脚をちぎり、その下から新しい左脚が生えて来た。 ぱぱ「トカゲの尻尾はいかがでしょうか~?新鮮ですよー」 アナン「二つもらおうか。おう女神、お前も食うよな?」 女神「・・う、うん・・」 女神はどこかそわそわして落ち着かない様子であった。 アナン「おいおい、どうしたんだよ。行儀よく座ってないと、オラと地球の元気玉くらわせっぞ!?」 その時店内の照明が一気に落ち、暗闇の中から花火でデコレーションを飾った華やかなケーキを持った女性が現れた。女性はアナンの元へとやってきた。 ??「お誕生日おめでとう。お久しぶりね、アナン兄ちゃん」 アナン「お、お、お前は!!ジェ二ファーじゃないかッ!」 ベイベはゆっくりと微笑んだ。 アナン「・・イ、イタチの最後っ屁ってやつだ・・」 アナンはベイベとの再会に驚いた弾みの放屁について、臭いが充満する前にイタチのせいにした。 アナン「さあ、ぱぱ、俺たち二人の運命を占って貰おうか!」 女神「まあ、ストレートね。」 女神は毎日ロナウジーニョにストレートパーマをかけていたが無力だった。 ぱぱ「うむ…よろしい、だがワシは高いぞ。まさかタダで占って貰おうと言うのではあるまい、何をワシに捧げるのだ?」 アナン「ベイベを捧げます。」 ベイベ「えっ…?」 即答だった。 ぱぱ「よろしい、では占ってしんぜよう。お前ら二人は…」 その時、先程からアナンに迫って来ていた電車が今頃目の前に現れた。 アナン「ほげっ!」 アナンはりんかい線直通新木場行きにブラックホールキャノンを半分持って行かれた。 ぱぱ「お前ら二人は、時に優しく時に激しく、そして時に熱く時には鋭く、だが時にざらつき時にはなめらかに、時には入らず時には早く、とはいえ時にはいいじゃないか人間だもの」 ぱぱの占いはよくわからない上に、あいだみつをの語調を微妙にぱくればなんとかなるんじゃないか?的なものだった。 アナンは深く共鳴した。 アナン「ぱぱ・・いや、今から師匠と呼ばせてくれ!」 ぱぱ「・・断る!」 アナン「・・・」 ベイベ「・・・」 ぱぱ「やつはやがてこの世を救うてくれるのじゃ!」 アナン「・・・ペペロン吉田は来ているか?」 女神「来てたわよ」 アナン「よし、口が滑ってベイベを捧げるとか言っちまったが、ペペロン吉田でも代わりに捧げておいてくれ。」 女神「ええ~っ、あの人必要だったの?ペペロンはいい感じのストレートヘアだったからロナウジーニョで吸収したわよ。」 アナン「ええ~っ!じゃあ今からお前がベイベじゃ~!ここに残れぇ!」 アナンは女神を取り押さえた。普段取り押さえられる経験が豊富なだけに女神をしっかりホールドし、しっかり顔に向けて放屁した。 ロナウジーニョ「ギョッ!」 一瞬何か声がしたが放屁の音にカヴァーされた。 ベイベ「ねぇ、この部屋ちょっと臭くない??」 アナン「確かに若干アルカリ性を感じるな・・」 すると女神はノールックでリトマス試験紙をあいたスペースに放り出した。 すかさずペペロン吉田が反応した。 ペペロン「胡椒はどこだ胡椒はッ!?」 アナン「えいッ、放屁だッ!!」 アナンは脈絡なく放屁をかました。 放屁魔神「甘い・・、甘ったるいわ、このチキン放屁がッ!」 チキン放屁「キサマァ、これでも喰らいやがれッ ファイナル放屁ーーーッ!!!」 アナン「げふぅっ!」 アナンがムセる程の放屁は若干チキン風味だった。 放屁魔神「うぐふっ。」 放屁魔神は尻の間からスカシターを取り出し、戦闘屁力を測定した。 放屁魔神「むっ、戦闘屁力24000ゼノ!チキン風味は伊達じゃないな!だが!」 放屁魔神は仕返しに腐敗臭に柑橘系ミックスの放屁をチキン放屁に放った。 放屁魔神「屁ァイナル放屁返し!」 その時だった。放屁魔神の放屁とチキン放屁の放屁が衝突する中で二人は何かを悟った。 放屁魔神「…今わかった、お前と俺は元々一つの…」 チキン放屁「お前が魔神になるために捨てたチキン風味が…俺だった訳だな…」 アナン「なんだ、何が起きたんだ!?」 アナンの左右で放屁魔神とチキン放屁が感傷にひたっていた。 放屁魔神「よし、大いなる悪に対抗するため、再び一つになるぞ。」 チキン放屁「うむ、時は訪れた。」 魔神とチキンは徐々に寄り添い、腐敗臭、柑橘、チキンがブレンドされていった。 アナンの真上で。 アナン「う、うっぱァ。く、くせ、くせものだーッ!」 アナンはくせ者を見つけた。そして即座に飛び付いた。 女神「どうでもいいけどここ室内じゃなくて屋外、ってかホームよ・・」 女神はそろそろ読者が気になり始めていた疑問を口にした。 アナン「じゃああのアルカリ性はいったい・・??」 チキン放屁「しぇけしぇけ、ぷぺらぷぺら」 放屁魔神「体力の限界ッ!」 すると見慣れない人影がやってきた。 大道具A「ふふ、俺のセットは役者をも騙す力があるらしい・・ウフフ」 アナン「ちきしょう、戦闘力だけならチキン放屁にも匹敵するというのに・・、つおッ!」 アナンは左腕を突如もぎ取った。 アナン「うわぎゃぁっっっ!!」 アナンは激しく痛がった。女神はそっと歩みゆり、救いの言葉を投げ掛けた。 女神「アタイのペペロンチーノに文句をつけるなんて・・、ジーザスクライストッ!」 女神は鞄から刃渡り3m50cmの包丁を取り出して豆腐をザクザクみじん切りにした。 女神「アタイは酔ってないわッ!むしろ、ぺひゅべひゅペペロン吉田よっ!」 アナンは女神が寝言を言い始めた隙に、何故か願い事を始めた! アナン「お、おれを不老不死にしろーーーっ!!」 アナンは勢いで思ってもいない願い事を口にした。 ぱぱ「ふ、不老不死…難しい注文じゃな…、んー…、そうじゃ!そんなに不老不死になりたければ、とりあえず東の町に行ってみると良い、何か判るかもしれんぞ」 占いぱぱもまた苦し紛れに思ってもいない適当なアドバイスをした。 アナン「東か…よし、いってみるぜ、ベイベ、女神、山田、着いて来い!」 山田が仲間に加わった! アナンはたちは東西南北がそもそもわからないことに気がついた。 アナン「まぁ東と言えば右だよな」 アナンたちはとりあえず右方向へと向かって歩き始めた。 その刹那だった! アナンは背中に鈍い激痛を感じた。 アナン「ぶべらぐはぁっ」 激しい出血に悶えながら傷口を確認すると、先程女神が持っていた刃渡り3m50cmの包丁がアナンの背中から右胸にかけてを見事に貫いていた。 アナン「ゴ、ゴフッ・・」 アナンは呼吸もままならない感じでその場にひれ伏した。 山田「そう、それでいいんだ」 女神「・・・フッ」 アナンは朦朧とする意識の中で、不敵な笑みを浮かべている女神を見つけた。 そしてゆっくりと意識を失った。…アナンは死の淵で彷徨い、大きな川の前に立っていた。 アナン「…こ、これはもしかして三途の川ってやつか…!?」 川の向こう岸に目をやると人が数人立っていた。 アナン「…あいつ、どこかで見たことが…」 リー「アナン!」 アナン「えーっと、誰だっけか、ペペロン吉田?」 アナンは直近の記憶しか思い出せないようだ。 ウサンク「アナン、こっちに来いよ!お前の借金もこっちに来れば帳消しだぜ!」 アナン「山田もいたのか!」 ジョナタン「アナン、こちらに来れば借金など気にせず好きなだけ戦えるぞ。」 アナン「ジョナタン!お前を倒す為の壺でおれの借金は増えたんだぜ…」 こえだめギャリー「あぁぬぁん、むぉういちど勝負どぅあ~」 アナン「…誰だ?まあいいか」 アナンは顔すら思い出せなかったので黙殺した。 夏川純夫「…」 アナン「純夫!」 ギャリーを覚えていない割にはしっかり純夫は覚えていた。 アナン「お、お前は…」 純夫の横には、ポピャヒュ大臣がいた。 アナン「ジッ、ジル!!」 アナンは甚だしい人間違えをしていたが、ポピャヒュ大臣は満更でもない表情で応対した。 ポピャヒュ大臣「うむ、いかにもわしがバルだが何か?」 ポピャヒュ大臣もまた聞き間違えから話をややこしくしそうなオーラ100%だった。 アナン「・・ク、クリリンさん!そいつはお父さんじゃないッ!!」 クリームまみれのポピャヒュ大臣をアナンはどうしても父とは認めたくなかった。 ポピャヒュ大臣は溜息をつくと特政令カードを扇子のように広げ、扇ぎ始めた。 アナン「!…あれは特政令カード!あ、あれがあればおれの借金は帳消しに…!」 アナンは気付くと三途の川を渡りポピャヒュ大臣の特政令カードを目の前で凝視していた事に気付いた。 アナン「し、しまっ…い、いつの間に三途の川をわ、渡って…わっ、渡哲也!」 川を渡ったことにより命の火が消えてしまうのではとパニックになり謎の発言をした。 だが目前の特政令カードを目の前にしすぐに冷静になったアナンはポピャヒュ大臣にこう告げた。 アナン「ポピャヒュ大臣、今日から父と呼ばせて頂きますので、いい加減ポから始まる名前はやめて頂きたいッ!」 アナンは本気(マジ)だった。 ポピャヒュ大臣「恨むんならてめぇの運命を恨むんだな、この俺のように」 アナン「逆に、ペペロンチーノひとつ」 アナンは最近ひそかにハマッている「逆に」を思い切って会話に織り交ぜ、ナチュラルにペペロンチーノを注文した。 ポピャヒュ大臣「よしよし・・。ペペロンチーノ大盛をあげるから、一気にこの川を渡っちまおうぜ」 アナン「逆に、このまま流れに乗って、一気に川下りするってのはどうだ?」 ポピャヒュ「ポペーヒュポペーヒュ」 アナン「はっはっは、だよな!そんなの、逆に、ポペーヒュだよなッ!」 その時一人の人物が現れた。 ロンリーチャップリン「逆に、プリンが食べたーい」 ペペロン吉田「はにゅりー。はにゅりー。」 現れた謎の人物たちをよそに、アナンは三途の川で水浴びを始めた。 しかしふと気がつくと、周囲の人間は口をあけて絶句していた。 なんと、アナンが髪の少なさを隠すために頭頂部に付けていたマスカラが見事に剥がれ落ちていた。さらに、残りの部分も髪の毛ではなく油性マジックで乱雑に塗っていただけだった。 アナン「しまっ…」 アナンは焦りのあまり、脇毛やスネ毛をむしり取り、頭の上に乗せたがまだマスカラの方がマシだった。 アナン「み、見るなァ!」 アナンは恥ずかしさのあまり、川で逆立ちをして頭を沈めたまま元の岸に戻り始めた。しかしそれは、ハッパイチマイがめくれて股間を公開するという、本末転倒な選択だった。 ?「…チャン!、アナン兄ちゃん!」 アナン「はうっ!」 アナンの前には女神とベイベが立っていた。 アナン「…お、おれは…戻ってきたのか…」 何故かアナンの周囲にはわんこそばの器が散乱していた。 ナメク長老「ようやく気がついたか」 アナン「だっ、誰だッ!?」 ナメクの若者「つあッ!!」 アナンは首筋に鋭い手刀を受け、再び深い意識の底へと落ちていった・・・ 気がつくと、そこはまるで異界の地であった。見渡す限り広がる大地のど真ん中にアナンは独り佇んでいた。 アナン「ここは一体・・?」 その時、南の空から丸い球体が凄まじいスピードで落下してきた。球体はそのままアナンから約500m程離れたところへ着地・・というよりは墜落した。 何か嫌な予感がしたアナンは咄嗟に気を消し、岩陰に隠れた。 やがて球体から一人の人間が現れた。 ベジタ「何としてでも奴からあれを奪わなければ・・。ちくしょう、またスコウターを使うことになるとはな」 ベシタはそのまま飛び立っていった。 アナンはとりあえずついて行こうと思い、舞空太極拳を試みた。するとアナンのゆったりとした動きに合わせ、身体が少しずつ浮き上がった。 アナン「…ほ、本当にと、飛んでいる!」 本人も想定外のようだった。 アナン「よし、あいつの後を付けるぞ」 アナンは30cm程浮いた状態で、太極拳状態を維持しながら時速2kmの速度でベジタを追った。 2時間程進み、当然のようにベジタを見失ったアナンはついに徒歩の方が早かった事に気付いた。 アナン「やっちまった…」 アナンは舞空太極拳による激しい疲労に襲われたが、常に太極拳の状態でいることで、それが普通の状態になるような気がしたが結局疲れるだけだった。 アナンはふらつきながら足元の崖から飛び降り、Dive to BlueのPVを真似た撮影を試みた。 アナン「(ずばばばば)よしっ、1カメ今だッ!(ずばばばば)」 1カメ担当武田「スイッチが、スイッチがぁッ・・!」 アナン「(ずばばばば)・・!!(ずばばばば)」 どうやら武田はカメラのスイッチの入れ方がわからないようだ。 武田「おんのれぇぇぇッ!」 武田はカメラを手刀で破壊し、アナンを追って崖から飛び降りた。 武田「(ずばばばば)・・アナンッ、今助けにゆくぞッ!(ずばばばば)」 アナン「(ずばばばば)ん?オラこんなこと山じゃしょっちゅうやってたぞ!(ずばばばば)」 アナンは近くの適当な枝に飛び付き、一難を脱した。 武田「(ずばばばば)・・・(ずばばばば)」 武田はそのまま落下していった。 アナン「た、武田…お前にはまだまだ撮って欲しい流出写真があったのに…。そ、そうだ!舞空太極拳を使って着地するんだぁあっ!」 アナンの声をかすかに聞いた武田は言われるがまま、ゆったりとしたモーションに入った。 アナン「おれは習得に40年かけたがな…」 武田はゆったりとした動きを保ったまま落下していった… かに見えた。しかし武田の落下スピードは徐々に落ちていき、見事なソフトランディングとなった。 着地目前、武田は仕上げのモーションに入ったが、その時手が何か柔らかいものに触れた。 女子高生「きゃーっ!この人痴漢です!」 武田の落下地点には女子高生がいた。 武田「い、いや、ワイは…」 武田は女子高生に取り押さえられ、付近の交番に連れて行かれ、拘束された。 後日、彼は「天に誓ってやっていない」として容疑を否認している。また、捕まった直後、ネクタイで抗議の自殺を図ろうとした事を明らかにした。 アナンは武田が落下したものと思い込んでいた。ゆっくりと崖を下り、、崖に対して斜に構えた。 アナン「ピーピーうるさいひよこたちに・・・わっ、うわぁーーッ!!」 アナンは斜に構えた反動でバランスを崩し、再び真っ逆さまに落下した。 その時だった! 一人の人物がアナンの腕を不意に掴んだ。 アナン「・・お前はッ!!」 ペペロン吉田「はにゅりー。はにゅりー。」 アナン「カッ、カルボナーラ野村ッ!!」 ペペロン吉田「はにゅりー。はにゅりー。」 アナン「はにゅりー。はにゅりー。」 ショルビニョーレ児島「はに、歯にWiiリモコンが挟まった!町に戻って取り除かなければっ!」 シルビニョーレ児島はルーラを唱えた! シルビニョーレ児島「ルラーック!」 語尾を少し噛んだ児島は中途半端に空中に浮き上がった。 シルビニョーレ児島「ご、悟空ーーっ!ぶべらっ!」 なんとシルビニョーレ児島は空中で破裂しそうな胸の高鳴りを五・七・五で総括した。 『鳴かぬなら ルラで一発 ホトトギス』 一方、アナンとペペロン吉田はいまだに『はにゅりー』の呪縛から逃れられずにいた。 ペペロン吉田「はっ、はにゅりーが止まらねえ!」 アナン「はにゅりー、はにゅりー、屁ギラゴン!!」 アナンは唐突に新しく覚えた呪文をペペロン吉田に贈呈した。 ペペロン吉田「わぁ、どうもありが・・ありが・・はにゅりー、はにゅりー」 アナン「くっ、だめか・・。でも惜しい、惜しいぞ・・はにゅりー、はにゅりー」 そんな中、二人を救うべくマーガレット進藤はゆったりとした歩調で二人に近づいてきた。 アナン「ん?誰だ、お前・・はにゅりー、はにゅりー」 ペペロン吉田「お客さん、うちは冷やかしなら・・はにゅりー、はにゅりー・・ですぜ」 二人はマーガレット進藤に更に近づいた。 マーガレット進藤「な、な何・・はにゅりー、はにゅりー」 マーガレット進藤はアナン達よりも重症な様であった。 アナン「うわっ、こいつが今流行りの右に左に曲ーガレットか!」 アナンは数週間前に不二家った(ふじやった)生クリームをベンチに塗り込み、草むらに身を潜めた。 しばらくすると、マーガレット進藤が近付き、ベンチに歩み寄った。 マーガレット進藤「Oh、はにゅりーなベンチデース」 通りすがりの女性「あっ…」 マーガレット進藤がベンチに腰を降ろそうとした瞬間だった。 アナン「屁イスト!」 アナンのシャドウ腰振りの速度は飛躍的に向上し、その周波数は23Hzに達した。 アナンは草むらから姿を現し突然生クリームベンチに腰を近付けると、ベンチ上の生クリームは四方八方に飛び散った。 しかし間もなく、先日耐震強度の偽装が発覚したアナンの腰は、倒壊の恐れがあるとして営業停止に追い込まれ、ついでに大量の不良債権まで発覚し行き場のなくなったアナンは、やむなくクリームベンチに尚も残っているクリームをぺろぺろなめ始めた。 アナン「う、うめぇ!」 クリームの意外な美味さにアナンは止まることなく、尚もぺろぺろなめ続けた。 見知らぬ女性「そ、そんなにおいしいの??」 見知らぬ女性は恐る恐るベンチに近づき、アナンがなめているのとは反対方向にあるクリームにそっと顔を近づけた。 アナン「(今だッ!)屁イスト!」 アナンの奇襲シャドウ腰振りは見事に成功し、見知らぬ女性を生クリームまみれにした。 アナン「おやおやまあ、お姉さん、そんなに生クリームまみれになってしまって…お兄さんがな、なめ、なめ取って…げふぅ!」 アナンは突然背後から背中の上部を蹴りとばされ、あたかも室伏のハンマーのように吹っ飛んだ。 アナンは立上がり振り向くと、そこには一人の見覚えのある男が立っていた。 アナン「!?」 ベジタ「よう、ドドドリアさんよ」 アナン「えっ、人違い…?」 ベジタ「一人になるのを待っていたんだ。」 アナン「ひ、一人?何を言っている、吉田や進藤や女性が…ってあれ!?」 アナンの周囲には誰もいなかった。 アナン「…人違いだ、おれはドドドリアなんて名前じゃ…ずおおっ!」 ベジタ「屁をこく隙も与えてやるものかッ、地球もろとも宇宙の塵になれーッ!」 ベジタは空高く舞い上がり、ギャリー砲の構えに入った。 アナン「くっ、賭けるしかねぇ・・!」 アナンは負けじと3倍冥王拳えぼし波の構えに入った。 ベジタ「俺のギャリー砲は絶対に食い止められんぞッ!死ねーッ!!」 ベジタは凄まじい閃光を解き放った。 アナン「波ァァァァッッ!」 アナンも凄まじいエネルギー波を放った。たちまち辺りを暗闇が包み込む。 が、なんとアナンのえぼし波は微妙に的を外しており、そのままベジタのすぐ傍を突き抜けていった。 アナン「・・!!」 一方でベジタのギャリー砲もまたアナンにヒットすることはなかった。 ある男がアナンの前に立ちはだかったのだ。 ピコロ魔人「に・・逃げろ・・コ・・コパン・・」 どうやら人違いのようだったが、全身でベジタのギャリー砲を受け止めたピコロは、そのまま地に伏した。 ベジタ「なっ・・、俺のギャリー砲を受け止めただと・・?」 一方でアナンは尚も空(くう)に向かってえぼし波を放ち続けていた。冥王拳もなぜか4倍まで上がっていた。 ベジタはすれすれのところを突き抜けている冥王拳4倍えぼし波を見て言った。 ベジタ「フン、俺のギャリー砲とは似ても似つかなんな」 その時、不意に現れたコパンがアナンに近づいてきた。 コパン「お前を・・倒すッ!」 コパンは戦う相手を間違えていた。 コパン「お前なんか死んじゃえー!フルパワーだッ!」 コパンはとんでもないエネルギー波をアナンに向かってほぼ0距離から放った。 ベジタ「くっ、このガキ理性を失うとこれほどまでの力を出せるのかッ!」 アナン「チェーンジ!マイマインド!」 意表を突いた発想の転換だった。 アナン「正しい心を持った者ならば跳ね返せるはずだぁっ!」 アナンは防御するどころかコパンの正面で構えを取った。 アナン「うおりゃぁっ…そしてげぼばぁぁっ!!」 アナンはとんでもないエネルギー波をまともに食らってしまった。 アナン「おれは正しい心を持っているはずなのに…」 アナンはピコロ魔人の横に倒れこんだ。アナンは朦朧とする意識の中にありながら、どさくさに紛れて倒れているピコロ魔人の尻ポケットからサイフをくすねた。 ベジタ「ドドドリアさんよ、あんた実はいい奴・・・チェーンジマイマインド!」 ベジタも言ってみたかったようだ。 コパン「ピ、ピコロさん、僕何もできなかった・・ぐすん」 コパンはピコロ魔人の下で佇んだ。 ベジタ「おっと、ドドドリアさんはしとめたが、まだザボボーンさんがいたんだったな」 ベジタは地上に着地し、コパンに近づいた。 コパン「ピコロさんを・・よくも・・よくも・・」 コパンは静かに目を閉じ、億千の星の中から一番輝くナメク星を探し当てた。 コパン「もう独りじゃ生きてけないよ・・」 コパンはピコロ魔人を抱き抱えると、そのまま宙高く放り投げた! コパン「戦えないナメコ人など必要ない!」 コパンはピコロ魔人にエネルギー波を打ち込み、消し去った。 コパン「ククク…ピコロを屠るとはさすがだ…。オレも封印していた真の力を出さねばなるまい…」 ベジタ「真の力だと!?…やってみろよ」 コパン「ククク…後悔するぞ」 コパンは突然、変身した! ベジタ「!!…それが変身した姿か…笑わせるぜ」 コパンはミニボンビーに変身していた! コパン「おこずかいほちいのねん!」 ベジタ「!!」 コパンはベジタから64兆5000億ティバクーを抜き取った! ベジタ「なっ!」 ベジタは惑星ベジタの百貨店を売却した! 惑星ベジタのトンカツ屋を売却した! 惑星ベジタのジエーイ・ギャールを売却した! しかしそれでも足らず、ベジタは天文学的な借金を背負う事になってしまった。 ベジタは人生への戦意を無くしていた。あまりの借金に涙するのも初めての事だった。 コパン「すっかり生きる気をなくしてしまったようなのねん」 その時、コパンの正面に人影が現れた。 スリのアナン「おっと、シャッチョさんがそんな現金を持ち歩いちゃいけねぇよ」 金の臭いに敏感に反応し、復活していたアナンはコパンから持ち金の半分を盗もうとし…失敗した。 コパン「甘いのねん!」 コパンは隙をみて逆にアナンから224兆7000億ティバクー抜き出したが、既に借金まみれのアナンにとってはもはや対岸の火事であった。 アナン「綺麗なバラには、トゲがあるのさ」 アナンは突然強気になり意味不明にカッコつけてみた。 アナンはスルッとKITANOHATEを1枚めくった。流派が一致した。 アナンはエネルギーをためてコパンに複合攻撃を試みた。 コパン「くっ・・・やるな」 アナン「どうしたコパン!ピコロの奴を殺った時はこんなもんじゃなかったはずだッ!」 コパンは後方へと一端距離をとった。 コパン「・・さすがだ、奴はまだ全然本気じゃないのに、不良債権も超過債務もオラを超えてやがる。しょうがねぇな・・」 コパンは胸ポケットから携帯電話を取り出した。 コパン「宮城県を変えんといかん!」 コパンは急遽、東北楽天イーグルスの買収を決め、世界の名だたる選手らをそれぞれ莫大な移籍金とともに補強したが、誤ってスモウレスラーを補強していたことにコパンが気付いたのは3年の月日が経ってからであった。 コパン「ククク…このチームには一生勝てぬだろう」 アナンは対抗して福福岡ポークスを率い、コパンのチームに試合を申し入れた。 もはやベジタやピコロなど、アナンとコパンにとってはどうでも良かった。
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~こなたが遠くで手を振っている。 よく晴れていて、時折雲が日差しを隠す。気持ちいい。 ふと、何か重要な事を忘れている気がした。 気持ちがいい風。目を閉じて、ゆっくりと思い出してみようか。~ 私はバイクに跨りながら、こなたの家にやって来た。 今日は土曜日で時間が空いていた。 かと言って勉強をする気にはなれず、ごろごろと部屋を転がっていたときに、都合よくこなたから遊びに来ないかと誘われたのだ。 明日は私とつかさの22回目の誕生日。喜ぶべきなのか悲しむべきなのか、どうにもむんむんとした気分になっていた。 重低音を轟かせ続ける私の大型バイク。ハヤブサと言う名の、かつて世界最速の称号を欲しいがままにしたレーサータイプのバイクだ。 エンジンを切り、バイクを路肩に寄せて停め、窮屈なヘルメットを脱いだ。 高校を卒業してからもこなたの家には週一度程度で遊びに来ていたため、ここまで来る道順を体が覚えてしまった。 私の妹のつかさは今日、料理教室のため来なかったが、つかさも一緒にここへ来る事は多い。 「よ、こなた」 私が泉家の電話にワン切りすると、こなたがひょっこりと玄関から顔を出した。 「やあやあ、いらっしゃい」 相変わらず身長が伸びないままのこなたを見ると、何故か安心感のようなものを感じるものだ。 私はこなたの部屋に案内され、いつもと変わらない散らかった部屋を見て、また安堵を感じた。 「かがみ、このゲームしない?」 こなたが取り出したのは、いわゆる「ホラーゲーム」だった。こなたは人差し指を立てながら説明する。 「ほら、夏と言ったらホラーじゃん?死者のさ迷う島から、無事に脱出する事は出来るのか!?」 「ほう、面白そうじゃない。ちょっくらやらせてもらうわよ」 ゲームを起動するとおどろおどろしいBGMと共に、ホラー風味な書体で書かれた作品のタイトルがテレビ画面いっぱいに映し出された。 こなたも今日初めてプレイするらしく、新規でセーブデータを作成することになった。 「やっぱり変わらないわね」 「んー?」 画面内ではオープニングムービーがこのゲームのストーリーを演出していた。 私は目線をそこに向けたまま、こなたに言った。 「だって、多少ラノベをかじったくらいの人だったら、ほとんどがこなたの名前を知ってるくらいに有名になったのよ?」 「そだねー」 「お金だって沢山入ってくるんじゃないの?なのにこなたの生活って、昔と今で何にも変わってないじゃない」 「んー。いや、ほら。フィギアが増えたよ?」 「それだけ?」 こなたが小説界に名を現したのが、高校を卒業してすぐの事だった。 なんとなく書いてみた、と言って私とつかさに見せてくれた小説を出版社に持って行ったそうだ。 そのデビュー作がファンタジー小説で、なんともこなたらしい摩訶不思議な内容だったが、人をひきつけ放さない独特の力も宿していたらしい。 アイデア満載の変化球的なストーリー展開。続きが気になってしまう、ハラハラする戦闘シーン。 これらの才能を出版社が認めたらしく、これまたこなたらしい文法間違いや誤字脱字を修正して、全国の本屋にライトノベルとして出版された。 こなたの小説を読んだ人からの口コミや、ネットでの書き込みなどから評判が広がり、あれよあれよと言う間にこなたはラノベ界の頂点に達した。 「確かにあんまり変わってないかもね。昔も今もやりたい事は同じだからじゃない?」 「まあ、そんなもんかね」 ~私は野原に寝そべっている。 こなたがこちらに向かおうとしているが、私とこなたの間には川が流れていて渡れない。 仕方がない。私が向こうに行ってみようか。 しかし、いまいち気合が入らない。どうしたものだろう?まあいいか、特に何かあるわけでもなし。 こなたならマイペースに、私のところへやってくるだろうし。 プレッシャーをストレスとは感じず、褒められても受け流してしまう程、まるで目の前の川のように自由に流れていく体質。 こなたがマイペースだからこそ、周りの環境が変わろうとも、今までどおりでいられるんだろうと思った。 そう言えば、高校の卒業式の日がその逆パターンだったのかも知れない~ 春。まだ寒さを残していて、体育館の中ではストーブが活躍していた。 卒業式を終え、皆が塵々に下校していく中で、私たち四人は集まっていた。 この学校を卒業したからと言って、私たちは会えなくなる訳ではない訳だが、今までのような当たり前の生活が出来なくなるのも事実。 教室で四人弁当囲んで、毎日しょーもない雑談にいそしむ事も、もうないだろう。 そういったなか、こなたが泣いていた。 つかさもみゆきも泣いていないのに、この中で、言っちゃ悪いが一番泣きそうにもないこなただけが泣いていた。 「こなちゃん泣かないで、会おうと思えば明日でも会えるよ」 「んっ、うん……。ぐす……」 「そうですよ泉さん。寂しい事は無いですよ」 「う、うん……」 たまにはこなたも泣く事があるのかと思い、その時は納得していた。 しかし数ヵ月後、こなたとつかさと私でレストランへ行く機会があったため、ここぞとばかりにこなたにその時の事を聞いてみた。 「いや、大したことじゃないって……」 「あの時はまさかあんたが泣くとは思わなかったわ」 「んー、そうだね。高校生活がさ、なんだかんだで楽しかったのかな~?と」 「ほう、あんたにしちゃ、まともな事を考えてたのね」 「お父さんの受け売りなんだけどさ、『人生は夢』って言ってね、つまり夢の中なんだから覚めるまでに楽しんだもの勝ちってわけさ」 「だからこなちゃんは、高校のときに目いっぱい楽しんでたの?」 「そだよ、卒業式に流した涙は、その反動ってことさ」 「はは~ん、だからあんたは楽しようと、平気で宿題を見せてもらおうとしてたわけね」 「か、かがみ様?ちょっと顔が怖いっすヨ?そ、そ、そうだ、ちょっとさ、実は私、小説書いてみたんだけどさ、読んでみない?」 ~こなたが船を用意している。 さすがこなた。どこかの橋を渡ってくるのかと思っていたら、まさか船でこっちへやって来るとは~ ホラーゲームは徐々に盛り上がりを見せていた。 雰囲気は和風と言った感じか。マップの中には椿の生垣があったり、瓦屋根の小屋が並んでいたり。 ついさっきはおまわりさんの幽霊と戦い、なんとか成仏させる事ができた。 どちらかと言うと、謎を解く事に重点が置かれているようで、なかなかヒントを見つける事が出来ない。 そのため主人公はさっきからマップの中をうろちょろ動き回っているばかりだ。 「明日はかがみんの誕生日だよね、しかも七夕で。短冊は今年は飾るの?」 「多分つかさが準備するんじゃないかな?と、言っても、つかさ一人にやらせる訳にはいかないけどね」 「つかさだから、竹を一本切るのに苦労してそうだね。ところで今日はつかさはどうして来なかったの?」 「あの子は料理教室を開いてるのよ。第一土曜と第三土曜はね」 「ああ、そう言えばそうだったね」 つかさは家に近所の人を集めて、アイデア料理を教えていた。 腕前はまだ学生とは言え、やはりプロを目指しているだけありそこら辺の主婦よりも断然料理が上手だった。 アルバイトの代わりとして開き始めた料理教室だが、こなたが小説家になった時と同じように、つかさが料理教室をやると言い出したときは驚いたものだ。 あのつかさが人に物を教えるようになったのだから、その時はつかさが別人になってしまったのではないかと思えたほどだ。 「そうだ、待ってて。今アイス持ってくるから」 「お、サンキュ」 そう言って隣に座っていたこなたが立ち上がった。こなたの長い髪の毛からやさしい香りがした。 誰もいなくなった部屋を見渡すと、棚の上に置かれた写真の中のこなたの母親と目が合った気がした。 こなたもつかさも変わった。いや、本質的には変わっていない。しかし、確実に成長している。 みゆきも、アメリカへ留学していて、今頃私よりずっとレベルの高い勉強をしてるんだろう。 その中で、私だけが取り残されてしまっているようだった。 「ほい、バニラとチョコどっちがいい?」 「あ、ありがと、こなた。ねえ、みんな変わったわよね、なんかさみしいな、なんて」 「……」ニヤリ 「お、おまっ」 「さみしんぼかがみん、萌え~。やっぱりウサギみたいでかわいいの~!」 昔と全く変わらず、今もこなたと同じようにはしゃいでいた。 もう帰らなくてはならない。そんな時間になるのはあっという間の事だった。 日が沈んだばかりでまだ若干明るかったが、やはりつかさの事を考えると少し早めに帰ったほうが良いだろうと思った。 「じゃあ、またねこなた」 「ほい、またねー」 私のハヤブサのアクセルを少しだけ回すと、スムーズに加速していき徐々にこなたの家が遠ざかっていく。 少し暗いが、まだ少しは時間があった。せっかくの休みなのだから、山に走りに行ってみようかと思い、少し遠回りをして帰る事にした。 山の一角に、夜景のきれいなスポットがあった。気晴らしにはちょうどいいと思ったのだ。 前々から風を切って走るこの乗り物は楽しそうだとは思っていた。 しかしバイクの免許を取ろうと決断する事が、一番ハードルが高いものだ。 そこに、こなたの『人生は夢』と言う言葉が頭をよぎったのだ。我慢するより、楽しまなくては。 バイクの免許を取ってしまえば、あとはするすると魅力にはまって行くばかりだった。 そしてとうとう、バイクの一つの到達点とも言える、ハヤブサを購入するに至った。 後ろからスポーツカーが私の後ろにピッタリと付いて走っている。のんびりと走っていた私を、いつ追い抜こうか見計らっているらしい。 車体が小さいためか、バイクは自動車から甘く見られやすいため、こんなことは良くあることだった。 赤信号で止まると、先ほどのうなりを上げるスポーツカーが私の隣に並んだ。信号が青になり、スポーツカーが発進する。 私も強くアクセルを回すと脳味噌がずれそうになるほどの強烈な加速Gと共に、あっという間にミラーに写るスポーツカーを小さな点にしていってしまう。 どんな自動車でも、加速力でこのバイクに勝てるわけが無いのだ。 まったくこんな事にむきになるなんて。その時は自分が何かに置いていかれる事に敏感になっていたのかもしれない。 高校の時にはこなたやつかさに勉強を教えていたし、面倒を見ていたのは私だった。なのにいつからだろう。 みんなかが変わっていく中で、私だけはさなぎになったまま春を過ごそうとしてるのだ。 3秒もしないうちにメーターの針は100kmを超えていた。そのスピードのまま私は山道に突っ込んだ。 見通しが悪く、くねくねと曲がる山道を高速で私とハヤブサが登っていく。 明らかに危険なのは分かっていたが、何かに追われているような気がして、スピードを緩めようとはしなかった。 日はすっかり沈み、あたりは暗くヘッドライトで照らされた部分しか視界はない。 竹がぶんぶんと通り過ぎていく。明日は七夕。短冊にはなにを書こうか。 皆は私と違って、短冊に書くべき事はすでに叶っていると言える。そして更に高みを目指すのだ。 私が願いを書けば、皆に追いつく事が出来るだろうか? 天を望めば、生い茂る木々の隙間から、ベガとアルタイルが時折姿を現す。 流石にここでは天の川は見えないが、織姫と彦星が川を隔てて離れ離れになっているのだ。 ~こなたが船を漕いでやって来る。 織姫と彦星みたいに、橋を渡って来れたら良かったのに。 そうか、七夕は明日だったっけ。まだ橋は架からない。仕方が無いのかもしれない~ もう少し行けば、夜景のきれいな場所に到着する。 あたり一面を見下ろしてみたい。ベガとアルタイルを見てみたい。 そうだ、短冊には「自信が欲しい」と書いてみよう。 22歳にもなって、短冊に願いを書くなんて、やっぱり私たちは根本的には変わっていないのだろう。 きついコーナーを曲がり終わると、直ぐ先で光る点が動いているのが見えた。。 その時はなんなのか分からなかったが、少し近づくとウサギの目が光っていたのだと気が付いた。 ウサギが私のバイクの進行方向で立ち止まる。危ない、このままでは轢いてしまう! 私は何かを叫んだ。こなたが私の事をウサギに似ているといっていた事を一瞬だけ思い出した。 ハヤブサがウサギに襲い掛かる。私はパニック状態のままブレーキをかけた。 しかし強くかけすぎたらしく、バイクはバランスを失い、私を放り出した。 宙に浮いている私は、ウサギが山に隠れていくが分かった。 大きな音を立てて地面を道路を滑っていくバイクと私。 その先には、切り立った崖がある。 人生は夢。いつかは覚めるものだ。 ~船が近づいてくる。 驚いた。 船に乗っているのはずっとこなただと思っていたが、こなたのチャームポイントのアホ毛、泣きボクロ、猫口がない。 こなたの部屋に置かれた写真の中で、いつも微笑んでいたこなたの母親が、今私の目の前にいるのだ。 名前はかなたと言うのだとこなたから聞いているが、確かこなたが幼い時に亡くなっているはずだ。 気持ちのいい風が、私の髪の毛を悪戯に乱し、かなたさんのワンピースをひらひらと揺らし、太陽の光が私とかなたさんを照らしている。 「かがみちゃん、今までこなたと仲良くしてくれて、ありがとう」 「お迎えに、来てくれたんですか?」 「そうです。この川は三途の川といって、この向こう岸があの世ですよ」 「そんな、やっぱり私、死んじゃったんですか?」 「残念だけれど、そうなんです。私が抱いてあげますよ。その体じゃあ立てません」 そう言われて気が付いた。私の下半身がない。きっと事故のせいだろう。こんな体じゃあ、生きていられるはずが無い。 「さあ私に掴まってください」 私はかなたさんに抱かれたまま、三途の川を渡っていく。 かなたさんの髪の香りは、こなたと同じやさしい香りだった。 それから三年後、こなたは一つの小説を書き上げたらしい。 それは、バイクに乗った女の子を主人公にした、日常と非日常を組み合わせた、わくわくするような物語だという。 タイトルは「かぜのゆめがたり」