約 67,606 件
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/63.html
【中学一年 ―― 7月第四週】 郁乃「で、今週も合宿やで~」 京太郎「あー…やっぱりっすか…」 モブ1「ま、インターミドルまで後一ヶ月を切ったからな」 モブ2「テストも終わって夏休みも入ったし、ここからは当分、合宿漬けになるぞ」 京太郎「うへぇ…勘弁して欲しいんですが…」 モブ3「ま、諦めろ。強豪校のレギュラーに青春の二文字はない」 モブ3「あるのは仲間たちとの深い友情だけだ」 モブ2「でも、須賀はこの前、黒髪美人と仲よさそうに話してたぞ」 モブ1「マジかよ…意外と隅におけない奴だな」 京太郎「い、いや、違いますって。玄はそんな色っぽい関係じゃ…」 モブ3「…って言うか、須賀は女子の新子と付き合ってたんじゃないのか?」 憧「っ!?」ドキーン 京太郎「あーそれ何故か最近、よく聞かれますけど、そういうんじゃないですよ」 京太郎「あいつはあくまで幼馴染ですし…すげー世話にはなってますけどね」 憧「…」シュン モブ1「あー…これは…アレだな」 モブ2「あぁ、俺にも分かった。これはアレだ」 モブ3「まったく…うちのエースは罪作りな奴だな」 京太郎「え?なんですか?」 モブ1「何でもない。ただ…まぁ…うん」 モブ2「ちゃんとケアしてやらないと女の子って奴は傷つきやすいんだぜ?」 モブ3「まぁ、そういうのが面倒だと言う気持ちは分かるがな。ただ…刺されたりしないようにしろよ?」 京太郎「…???」 京太郎「(で…それから何度聞いても先輩たちは応えてくれなかった)」 京太郎「(憧の奴もなんか顔を合わせてくれなかったし…一体、どういう事なんだろう…?)」 京太郎「(ま、それより合宿だ)」 京太郎「(最近は慣れてきたけど…でも、やっぱ県外遠征はきっつい…)」 京太郎「(先輩たちが言う通り車中泊とかごく普通だからな…)」 京太郎「(ま…俺らは男の分まだマシだけど…)」 京太郎「(女子の方は大変なんだろうなぁ…)」 京太郎「(そういや…女子の方は何してるんだろ…)」 京太郎「(確か明日は同じ学校で鉢合わせになるって話だったけど…)」 京太郎「(ま…その日を楽しみにして今は…)」 モブ1「んごおおおお」 モブ2「すぴゅぅ」 モブ3「ほもぉぉ…」 京太郎「(寝るのに集中しよう…)」 モブ1「っと…ほら、見えてきたぞ」 京太郎「あー…あそこが太平山ですか…」 モブ2「あぁ。今日明日はあそこで世話になるらしい」 モブ3「良かったな、須賀。明日は布団の上で眠れるぞ」 京太郎「そ、その次は…」 モブ1「まぁ、また車中泊だろうな」 モブ2「安心しろよ。どうせ男しかいないんだし」 モブ3「あぁ。邪魔な女どもはいないんだ。気にする事はない」 京太郎「つっても…そろそろ女子と合流なんですけど…」 モブ1「まぁ、その前にシャワーを浴びる時間くらいはあるだろ」 モブ2「俺としてはゆっくり湯船にも浸かりたいところだがなぁ」 モブ3「ま…汚いなんて言われたら言い返してやれば良い」 モブ3「どうせあっちもまともに風呂に入れたりしていないんだからな」 京太郎「流石にそれはどうかと思いますけど…」 京太郎「(さて…シャワーも浴びさせて貰ってスッキリしたし…)」 京太郎「(早く先輩たちと合流しないとな)」 うぉおおおおおおお 京太郎「??あれ…?」 すげーほんものだ! さ、サイン!サイン下さい!! 京太郎「(なんか騒がしいな…こっちかな…?)」 ??「いや…あの…い、一応、プライベートだから…さ、サインとかはその…」 京太郎「…え?」 京太郎「(あの黒髪、何処か自信なさそうな顔…独特の虐めてオーラ…)」 京太郎「(ま…間違いない…あ、あの人は…!!)」 京太郎「こ…こ…小鍛治プロ!?」 健夜「あぅ…ままた人が増えちゃった…」 京太郎「(す、すげー!本物だ!!本物の小鍛治プロだ!!)」 京太郎「(さ、サイン…欲しい…!めっちゃ欲しい…!!でも、困ってるみたいだし…何より…)」 郁乃「はいはい。そこまで~」 「う…監督…」 郁乃「今日の特別講師の人をそんな困らせたらあかんよ~」 健夜「人を無理矢理引っ張ってきた赤坂さんがそれを言うの…?」ポソッ 郁乃「ん?なんか言うた~?」ニコー 健夜「う…な…何でもない…」メソラシ 郁乃「まぁ、バレてもうたなら仕方ないけど~」 郁乃「今日一日太平山と私たちの指導をしてくれる小鍛治健夜プロやで~」 郁乃「はい。皆、挨拶~」 「よろしくおねがいします!!」 「八冠達成おめでとうございます!!」 「ずっとファンでした!!」 「実はアラフォーって本当ですか!?」 郁乃「はいはい。困らせたらあかんって何度言えば分かるの~?」 郁乃「それより…そろそろ皆揃ってきたみたいやし合宿始めるで~」 郁乃「あ…ただ、須賀君とやえちゃんはさきにこっちね」 京太郎「…え?」 やえ「私達…ですか?」 郁乃「え、この二人が言うとったうちの有望株~」 健夜「あ、よろしくね」 京太郎「よ、よろしくおねがいします」ガチガチ 小走「ほら…自己紹介」ツン 京太郎「あ…っ!す、須賀京太郎です!!」 健夜「くす…っあ、ごめん。私、小鍛治健夜、よろしくね」 京太郎「あ、ありがとうございます!恐縮です!!」 やえ「私は小走やえです。今日一日、ご指導ご鞭撻よろしくおねがいします」 健夜「うん。小走さんもよろしく」 郁乃「で、早速やけど…」 健夜「うん。この二人と打てば良いんだよね?」 京太郎「え…っい、良いんですか!?」 健夜「うん。勿論」 健夜「赤坂さんから頼まれた内容にはそれも入ってたし 健夜「ただ……その…出来るだけ手加減するつもりだけど…」 健夜「その…麻雀を嫌いになったりしないでね…?」 京太郎「え…?」 京太郎「(麻雀を嫌いに…?)」 京太郎「(そんな事あるはずない)」 京太郎「(俺も小走先輩も好きだからこそここまでやれてるんだ)」 京太郎「(幾ら小鍛治プロだと言っても…今の発言は許せない)」 京太郎「(勿論、勝てるなんて思わないけど、そんなナメた事が言えないように…)」 郁乃「あーはい、ストップー」 京太郎「え?」 郁乃「そんな気負っても無駄やって~。勝負は既に見えとるんやし~」 京太郎「…それどういう意味ですか?」 郁乃「もうそんな怒らんとって~」イヤンイヤン 郁乃「ただ、私は善意からアドバイスしようと思っただけやで~」 京太郎「…アドバイス…ですか?」 郁乃「そう…まぁ、簡単な事や~」 郁乃「―― 全局ひたすら降りる事」 郁乃「じゃないとあっという間に飛ばされるで~」フリフリ 京太郎「え…っあ…」 京太郎「(言っちゃった…結局、何が言いたかったんだ?)」 京太郎「(まぁ…良い。俺は俺に出来る麻雀さえすればそれで…)」 +2京太郎(雀力3+能力補正6+土壇場補正5-能力補正(健夜)100) -86 +3健夜(雀力20+能力補正100-能力補正(京太郎)6) 114 特徴:まだアラサーでもないよ!!! +4やえ(雀力8+能力補正10-能力補正(健夜)50) -32 京太郎 0 健夜 166 やえ 52 京太郎「(なんだ…これは…?)」 京太郎「(手が進まないどころか…どんどん…沼に落ちていっているような感覚は…)」 京太郎「(和了りどころか…聴牌にすら近づける気がしない…)」 京太郎「(寧ろあがけばあがくほど…どんどんと沈んで…堕ちていく)」 京太郎「(だけど…それを…作っているであろうその人は…)」 健夜「」トン 京太郎「(平然と打ち続けてる…)」 京太郎「(俺の能力が効いてない…?いや…効いてるのかもしれないけど…)」 京太郎「(まったく考慮に値しない…そんなレベルって事なのか…?)」 京太郎「(くそ…!分かってたつもりだったけど…)」 京太郎「(なんて差だ…正直…追いつける気がしない…!)」 京太郎「(だけど…諦めるわけには…)」トン 健夜「ロン。32000」 京太郎「な…っ!」 健夜「大丈夫だよ。この局に飛びはないから」 健夜「マイナスはマイナスだけど…でも、それで終わりじゃないし」 健夜「だから…最後までがんばってね」 健夜「私も…潰れる子はあんまり見たくないから」 京太郎「~~っ!」ゾッ 京太郎「(なんだ…なんなんだこの人は…!)」 京太郎「(今まで会った相手とは…明らかに違う…!)」 京太郎「(実力じゃない…レベルじゃない…次元じゃない…!!)」 京太郎「(根本から・・・明らかに…何かが違う…!!)」 京太郎「(まるで奈落の底を除いているような…そんな暗ささえ…)」カタカタ 小鍛治健夜の特殊能力 補正込みコンマが0になった時、次の相手の判定を放棄させる やえ「(…須賀の精神がやばいな…)」 やえ「(当然か。いきなり一局目から役満で…しかも、飛びがないと来てる)」 やえ「(正直…私だって…今すぐ逃げたいくらいだ)」 やえ「(監督が言ってた事は正しかった。…これは全力で降りていかなければならない相手だ)」 やえ「(勝つとか負けるとか…そういう段階にいる相手じゃない)」 やえ「(壊すか壊されるか…そんな領域の相手のバケモノなんだ…!)」 やえ「(……)」 やえ「(正直、帰りたいよぉ…)」 やえ「(でも…須賀じゃどうにも相手が悪いし…少しでも手が進む私がどうにかしないと…)」 小走やえの特殊能力 自身に対するマイナス補正を半分にする 健夜「じゃ、次に行こうか」 健夜「大丈夫。この局に連荘はないから」 健夜「八回…それだけ凌げば…大丈夫」 健夜「とんでもデメリットもないんだし…」 健夜「…簡単でしょ?」 +2京太郎(雀力3+能力補正6+土壇場補正5-能力補正(健夜)100) -86 +3健夜(雀力20+能力補正100-能力補正(京太郎)6) 114 特徴:まだアラサーでもないよ!!! +4やえ(雀力8+能力補正10-能力補正(健夜)50) -32 京太郎0 健夜192 やえ12 京太郎「あ…ぅ…」 やえ「(…ダメだ。須賀は完全に心が折れてる…)」 やえ「(打ち筋もボロボロで…もう見ていられない…)」 やえ「(でも…私も…ギリギリで…)」 やえ「(まだこんなのが…ずっと続くって言うの…?)」 やえ「(後…ようやく東場が終わるかもってところなのに…)」 やえ「(息苦しくて…辛くて…もう…)」 やえ「(…折れちゃいそう…)」 健夜「…ロン」 京太郎「う…」ビックゥ +2京太郎(雀力3+能力補正6+土壇場補正5-能力補正(健夜)100) -86 +3健夜(雀力20+能力補正100-能力補正(京太郎)6) 114 特徴:まだアラサーでもないよ!!! +4やえ(雀力8+能力補正10-能力補正(健夜)50) -32 京太郎0 健夜167 やえ42 やえ「(悪くない手は入ってる…入ってるはずなのに…)」 やえ「(進めない…どうしようもない…)」 やえ「(普段だったら出来るはずの事が…まったく出来ない…)」 やえ「(そして…それに比べて…)」 健夜「…」トン やえ「(小鍛治プロは…恐ろしく早い…!)」 やえ「(さっきから和了っているのは常に満貫以上…!)」 やえ「(しかも、それをまるでタンピン系のような気軽さでポンポン上がっていく…!!)」 やえ「(テレビで見て知ってはいたし…格好良いと思った)」 やえ「(けれど…実際に敵にすると…こんなに恐ろしいなんて……)」ゾッ 健夜「ロン。今度は跳満だね」 京太郎「あ…あぁ…」ブルブル +2京太郎(雀力3+能力補正6+土壇場補正5-能力補正(健夜)100) -86 +3健夜(雀力20+能力補正100-能力補正(京太郎)6) 114 特徴:まだアラサーでもないよ!!! +4やえ(雀力8+能力補正10-能力補正(健夜)50) -32 京太郎「(ダメ…だ…もう点数が-10万とかになって…)」 京太郎「(なんだよ…俺…-10万って…聞いた事なんかねぇって…)」 京太郎「(なっさけねぇ…始まる前にあんな大見得切ったってのに…)」 京太郎「(もう手が震えて…ツモするのも怖くて…)」 京太郎「(何切っても和了られるイメージしかなくて…)」 京太郎「(怖い…もう…麻雀なんてしたくない…こんな…こんな辛いなら…俺…)」 やえ「…くぅ…!」 京太郎「(なん…で…?)」 京太郎「(小走先輩だって…マイナスで…苦しいだろうに…)」 京太郎「(なんで…まだ…戦えてるんだ…?)」 京太郎「(なんで…まだ…あの目は諦めてないんだ…?)」 京太郎「(…あぁ、そうか。小走先輩は凄いんだ)」 京太郎「(俺とは違う…凄い人だから…)」 京太郎「(まだ…小鍛治プロと戦えて…)」 やえ「あぁ。私もな…中学一年の時にレギュラーを取って…それはもうプレッシャーだったものだ」 やえ「一時期はトイレに逃げ込んで出てこれなくなったくらいだからな」クスッ やえ「はは。残念だが…本当の事だ」 やえ「いや…今だって本当はプレッシャーを感じてる」 やえ「名門校を背負い闘うエースとしての立場に…な」 京太郎「(……う)」 京太郎「(…違う…)」 京太郎「(確かに…小走先輩は凄い人だ)」 京太郎「(麻雀もすげぇ上手いし後輩の面倒見も良い)」 京太郎「(でも…それだけなんだ…!)」 京太郎「(先輩だって…超人でも何でもないんだ…!)」 京太郎「(今だって…辛くて苦しくて…でも、歯を食いしばって耐えてる…!!)」 京太郎「(そんな人の前で…こんなにうなだれてて良いのかよ…!!)」 京太郎「(諦めて…自暴自棄になって…逃げ出そうとして…!!)」 京太郎「(そんな情けない姿見せてて…良いのかよ…!!)」 京太郎「(俺に目を掛けてくれる人の前で…)」 京太郎「俺に期待してくれた人の前で…)」 京太郎「(そんな格好良い姿見せて…良い訳ねぇだろ…!!)」 京太郎「(何でも良い…!目を見開いて…思考を走らせろ…!!)」 京太郎「(今の俺に出来る事…今の俺が…少しでも報いられる事…!!)」 京太郎「(例え頭が焼き付いてでも…搾り出せ…!!)」 京太郎「(例え可能性が少なくたって良い…!)」 京太郎「(終わった後に倒れたって良い…!!)」 京太郎「(だから…頼む…!!俺に何か…道標を…!!)」 2 1.トップに対するデバフ能力 2.特定条件下で自己を強化する能力 特定条件下で自己を強化する能力 京太郎「(必要なのは…イメージだ)」 京太郎「(何百回何千回何万回…)」 京太郎「(自身がどう打って…どうするべきか)」 京太郎「(どうあって…どうあるべきなのか)」 京太郎「(それを…無意識に形作れるほどにイメージする)」 京太郎「(勿論…それをやっている時間はない。余裕もない)」 京太郎「(俺だって半ば一年掛けて…ようやく今の能力の取っ掛かりを得られたくらいなんだから)」 京太郎「(だけど…その発展なら…)」 京太郎「(今まで積み重ねてきたものにもう一つ…積み重ねるだけならば…可能なはずだ)」 京太郎「(勿論…この土壇場で出来るかどうか分からない…!)」 京太郎「(でも…出来なきゃ…俺は勝てない…!一生…小走先輩に顔みせ出来ない…!!)」 京太郎「(それなら…やるしかない!)」 京太郎「(例え無茶でも…!その可能性が微かにでもあるのなら…!)」 京太郎「(俺は…俺は…)」キッ 健夜「(…顔つきが変わった…)」 健夜「(さっきまで…あんなに絶望しきった顔だったのに…)」 健夜「(そっか…立ち直ったんだ。嬉しいな)」 健夜「(でも…もう遅い)」 健夜「(私がツモるまで…残り4巡)」 健夜「(その間に…君の手は進む事はない)」 健夜「(この卓は未だ私の支配下。君のツモは只管、裏目に出るだけ)」 健夜「(和了れるのは私だけ。依然、変わりなく…)」 京太郎「…それはどうかな?」 健夜「…え?」 京太郎「…まだわからないぜ、勝負は…さ」 京太郎「俺の最初の先生が言ってた。最後まで諦めない奴が…一番、強いんだって」 京太郎「だから…俺は諦めない。最後まで…絶対に…」 やえ「(須賀…お前…)」 やえ「(…だが…無理だ)」 やえ「(私にも分かる。須賀の手は決して良い物じゃない…)」 やえ「(寧ろ…ボロボロだ。これからの挽回なんて不可能なくらい…)」 やえ「(今からじゃ…どれだけ運がよくても満貫を和了るのが精一杯だろう…)」 やえ「(立ち直ってくれたのは嬉しい…でも、希望なんて持つんじゃない…)」 やえ「(希望を持てば、辛いだけだ…)」 やえ「(諦めろとは言わない。だが…結果は受け入れるんだ)」 やえ「(でなければまた…また潰れるだけだぞ…!)」 京太郎「(必要なのは…逆転の発想だ)」 京太郎「(さっきまでで打ってて…よくわかった)」 京太郎「(暗刻も順子も…この状況じゃ3つ揃わない)」 京太郎「(諦めて切った途端にもう一枚やってくるんだ)」 京太郎「(永遠にムダヅモだけを繰り返す感覚に…俺はずっと圧倒されてた)」 京太郎「(だけど…それが逆に言えば…来るんだ…!)」 京太郎「(自分の次のツモ…それまで置いておけば…来る…!)」 京太郎「(その為に必要なものと言えば…!!)」 京太郎「ポン!」 京太郎「(鳴く…!ツモ順をズラす…!!)」 京太郎「(そしてズラした牌は…俺以外の二人の手に入る…!)」 京太郎「(そしてそれは俺が抱えているが故に高確率で出る…!!)」 京太郎「(それを鳴く!!鳴いて鳴いて…鳴き続ける…!!!)」 健夜「(嘘…私の支配の中で鳴く事が出来るなんて…)」 健夜「(そんなの…プロにだって滅多にいなかったのに…)」 健夜「(ただの中学1年生がそんな真似を出来るだなんて…)」 健夜「(でも…そうやって私を破ろうとした人は別に君だけじゃない)」 健夜「(今まで似たような事を考えていた人はいたんだよ)」 健夜「(だけど…皆、結局、私の支配からは逃れられなかった)」 健夜「(聴牌まではそれでいけても…最後の一枚を手に入れる事は出来なかった)」 健夜「(だから…そう。君も…)」 京太郎「(終わらない…終われない…!)」 京太郎「(この程度じゃ終われない…!)」 京太郎「(聴牌じゃダメだ…和了れなきゃダメだ…!!)」 京太郎「(終わっちゃダメだ…行き詰まりじゃ…また捉えられる…!)」 京太郎「(速度が…速度がなければ…)」 やえ「(須賀が鳴いた…今まで鳴く事すら出来なかった卓で…)」 やえ「(これも…諦めなかったからか…?)」 やえ「(最後まで喰らいつこうと…そうしているからなのか?)」 やえ「(…凄いな、須賀は…)」 やえ「(あんなにえらそうな事を言った私がもう諦めそうなのに…)」 やえ「(もう…心が挫けてしまいそうなのに…)」 やえ「(私以上にボロボロになって…でも、そこから這い上がろうとしている…)」 やえ「(…本当に…格好良いよ、お前は)」 やえ「(後輩なのに…弟みたいに思ってたのに…)」 やえ「(立派な…立派な男だったんだな)」 やえ「(…だけど…少しだけ生意気だぞ)」 やえ「(先輩を差し置いて…そんなに格好良いところ見せるなんてな)」 やえ「(だから…あぁ…そうだ。だから…)」 やえ「(私もすこしだけ…格好良いところを見せてやる)」 やえ「…チー!!」 健夜「っ!?」 健夜「(鳴かれた…?…私の支配が破られてきてる…?)」 健夜「(嘘…そんなの…今まで殆どなかったのに…)」 健夜「(プロ相手の時だって…こんなに鳴かれた事なんて今まで一度も…)」 健夜「(…いや…一人…だけ)」 健夜「(一人だけ…いた)」 健夜「(インターハイで…私に…跳満当てた…あの人…)」 健夜「(自分も鳴いて、他の人にも鳴かせて…)」 健夜「(私に…初めて跳満を直撃させた…あの人)」 健夜「(確か…名前は…赤土…晴絵)」 健夜「(阿知賀の…レジェンド…)」 健夜「(阿知賀…もしかして…この子たち…)」 健夜「(彼女の…教え子なの…?)」 京太郎「(小走先輩が鳴いてくれた…!)」 京太郎「(ツモがさらに入り混じり…滅茶苦茶になっていく)」 京太郎「(場が荒れてめちゃくちゃになって…小鍛治プロの支配が薄くなる…)」 京太郎「(今なら…やれる)」 京太郎「(いや…やらなきゃいけないんだ…!)」 京太郎「(小走先輩が鳴いてくれたのは…全て無駄鳴き…!)」 京太郎「(役にもからまない…いや、寧ろ和了れなくなるだけの鳴きなんだ…!!)」 京太郎「(そんなもんまでさせて…ダメでしたなんて言えるかよ…!!)」 京太郎「(やるんだ…京太郎…!!)」 京太郎「(最後のツモ…!これで…和了り牌を……!!)」 京太郎「(小走先輩の為にも…ここで…必ず……っ!!!!)」スッ 京太郎「…ツモ。…満貫だ」 健夜「…あ…」 健夜「はは。まさか…最後に満貫和了られちゃうなんてね」 健夜「しかも中学生になんて…はは。これじゃ八冠台なしだね」 京太郎「小鍛治…プロ…」 健夜「…うん。凄かった。…ふたりともお疲れ様」 京太郎「はは…や…た…やってや…」フラッ やえ「っ!須賀!!!」 京太郎「あ…れ…?」 やえ「…起きたか?」 京太郎「あれ…小走先輩…なんで俺の部屋に…」 やえ「馬鹿。まだ寝ぼけているのか?」コツン 京太郎「あいた…って…あれ…ここは…」 やえ「太平山学園の医務室だ。お前は麻雀中に運ばれたんだよ」 京太郎「麻雀中…運ばれ…」ハッ 京太郎「最後のツモどうなりました!?」 やえ「…なんだ。覚えていないのか」 やえ「見事に満貫ツモったよ。…よくやったな」 京太郎「あ…あぁ…」 京太郎「…すみません…」 やえ「何を謝るんだ。格好良かったぞ」 京太郎「いや…でも…俺…」 京太郎「途中まで諦めてて…全然…ダメで…」 京太郎「最後も…小走先輩の援護があってようやく一回和了っただけで…」 やえ「…こら」コツン 京太郎「い、痛っ!」 やえ「まったく…お前が一つ大事な事を忘れているぞ」 京太郎「え…?」 やえ「誰も一年のお前にそこまで大層なものは期待していないし…それにお前は最後に結果を出してくれただろう?」 やえ「…私の…いや、私だけじゃない」 やえ「監督や小鍛治プロの期待以上の結果を…な」 やえ「だから、そんな風にしょげるな」 やえ「何度だって言ってやる。お前は…最高に格好良かった」 京太郎「小走先輩…」 やえ「だから…ほら、もう少し横になっていろ」 やえ「先生が言うには脳の使いすぎて知恵熱出して倒れたらしいからな」 京太郎「…知恵熱って…子どもですか…」 やえ「まぁ、子どもだな。まだまだお前は中1だし」 やえ「この前までランドセル背負って学校に言ってたんだからな」 京太郎「う…いや…そうですけど…」 やえ「だから…あんまり必死になって格好つけようとしなくても良いんだぞ」 やえ「私は先輩なんだ。多少の格好悪いところは多めに見てやる」ナデナデ 京太郎「う…」カァァ やえ「なんだ…照れてるのか?」 京太郎「そ、そりゃいきなり撫でられたら当然ですよ…」 やえ「はは。それもそうだな。悪かった」スッ 京太郎「あ…」 やえ「ん?」 京太郎「あ…いや…何でもないです」 やえ「…どうした?言ってみろ」 やえ「今日のお前はMVPなんだ。何でも言う事を聞いてやる」クスッ 京太郎「じゃあ…あの…わ、笑わないで聞いてくれますか?」 やえ「ん?どうした?」 京太郎「もうちょっと…頭撫でてくれますか?」 京太郎「先輩の手…ひんやりしてて気持ち良くて…落ち着くって言うか…」 やえ「なんだ。そんな事か」 やえ「…良いぞ。それくらいやってやる」 やえ「…何なら子守唄もつけてやろうか?」クスッ 京太郎「そ、そんなに子どもじゃないですって!!」カァァ やえ「はいはい」ナデナデ 京太郎「ぅ…」 やえ「まぁ…何はともあれ…お疲れ様…だ」 京太郎「…はい」 【System】 小走やえの思い出が4になりました。 小走やえの好感度が6あがりました。 現在の小走やえの好感度は14です 須賀京太郎の雀力が5あがりました。 須賀京太郎はスキル【加速世界】を手に入れました。 このスキルは相手の能力補正にてコンマが自身の雀力を下回った場合、相手の能力補正を+へと変えるスキルです。
https://w.atwiki.jp/kannko/pages/622.html
29日! -- (くらまりんご) 2024-02-29 22 53 52 あけましておめでとう -- (K) 2024-01-01 00 39 58 あけおめことよろー! -- (くらまり) 2024-01-01 00 01 29 用意しました https //www1.x-feeder.info/kannko/ -- (茶色) 2023-12-31 18 03 38 とりあえず何故かチャット凍結されてるから誰か代理のチャット用意して下さい>< 相変わらず年末年始は忙しくて行けるかわからないけど今年(というか来年)は遅れてでも行きたい。 -- (オメガ) 2023-12-31 15 17 55 あいつの動画まだあったんか、もう見れないもんだと思ってたわ -- (クラマリ) 2023-12-30 10 50 02 途中で送信してしまった https //youtu.be/i4ctxjskYyc?si=c2Zuay3hGYXRD67x これ見てました 今年もみんな集まるのかな 俺はもう社会人1年目です(遅いけど) -- (パケモン) 2023-12-29 00 07 24 懐かしくなって慈100%の動画見てた -- (パケモン) 2023-12-29 00 06 38 ↑ ×入らなく ⚪︎入れなく -- (オメガ) 2023-09-23 05 02 59 みんな久しぶり。今日夢に完コーチャットが出てきたわ。 なんでチャット入らなくなったかは不明です(泣) -- (オメガ) 2023-09-23 05 02 22 いぇ~い みんな見てるー? -- (パケモン) 2023-06-18 00 20 04 あけましておめでとう -- (はじめ) 2023-05-30 16 59 14 とにかくおめでとうだぜ -- (パケモン) 2023-01-01 00 11 02 あけびん -- (びn丸) 2023-01-01 00 09 28 あけおめですー -- (くらまり) 2023-01-01 00 04 00 あけましておめでとう… -- (K) 2023-01-01 00 00 01 それな -- (パケモン) 2022-12-31 23 59 05 チャットなくなった -- (名無しさん) 2022-12-31 22 06 37 チャットに入れないです… -- (.) 2022-12-31 21 13 14 黒歴史、怖い -- (ワンワン) 2022-09-08 23 53 29 ↑やっぱ絶対は嘘。 -- (オメガ) 2022-01-11 03 15 51 あけおめ...来年は絶対行きます...(;_;) -- (オメガ) 2022-01-05 21 40 54 あけました -- (レジギガス) 2022-01-01 03 06 49 おっと、忘れないうちに。あけもめ。 -- (くらまりんご) 2022-01-01 01 44 55 2022初書き込み、げっつ -- (ぱけもん) 2022-01-01 00 11 01 aimix-BBSサービス終了のお知らせ...かなしみ... -- (くらまり) 2021-04-07 22 33 42 いろいろ思い出しました -- (K) 2021-01-01 00 54 55 あけおめことよろ -- (くらまり) 2021-01-01 00 05 07 う -- (名無しさん) 2020-09-15 23 45 11 60日以上うんぬんかんぬんが出てるので消してあげようホトトギス -- (くらまり) 2020-07-02 18 40 22 (kankoじゃなくてcancoなんやな...) -- (クラマリ) 2020-05-01 21 14 51 なんかめっちゃ黒歴史で草 -- (オメガ) 2020-04-23 00 35 33 すげえめっちゃ懐かしいwwww -- (オメガ) 2020-04-23 00 34 49 https //w.atwiki.jp/canco/ 何故か昔の完コー見れるで、っていうお知らせ。 -- (クラマリ) 2020-04-12 23 27 39 あけおめ! -- (クラマリ) 2020-01-01 02 09 26 また会いましょう -- (K) 2020-01-01 00 05 34 あけおめ -- (栗九羅) 2020-01-01 00 00 29 あけましておめでとう -- (しるあ) 2020-01-01 00 00 13 腹痛おじさんってなんだっけ -- (アルサル) 2019-12-28 17 38 35 12年前とか11年前ぐらいにここにいました ここの前身であるゲーム攻略wikiが無くなって私含めたそこの常連がここに移住したぐらいの時ですね @wikiとチャットの全盛期の時代です もうあの時の人達は私含めて全員社会人ですかね ふと懐かしくなって見に来てしまいました -- (名無しさん) 2019-09-03 08 45 36 あけおめ言うの忘れてた 熔解とはまた懐かしいワードを... -- (クラマリ) 2019-06-09 22 43 30 大昔ここで仲良くさせて頂いてた者です。当時のコテハンは伏せさせてください。笑 溶解事件とかの時くらいによくお邪魔させて頂いておりました。 また見に来ます! -- (名無しさん) 2019-05-22 22 58 22 あけおめえええ(1月2日) 寝取られが性癖なのだけは間違ってるけどアルサルよりはマシにかかれてるので許す -- (パケモン) 2019-01-02 13 53 48 あけおめ。 入室8人 アルサルとシルアのギコっぽいによるラジオ配信 アルサルはとにかくオナニーが大好き 腹痛おじさん みんなでTwitter相互フォロー ヤコ→スマブラ クラマリ→酒 (Win)アルサル→オナニー パケモンがクリスマス2日前に彼女にフラれる パケモンは寝取られが性癖 パケモンはユーチューバーを目指す パケモンは寮で暮らしている パケモンのTwitter名はファショモン 今年の12/31もみんなで集まろうね。 -- (オメガ) 2019-01-01 01 57 17 あけおめ! -- (栗九羅) 2019-01-01 00 34 55 2019/1/1 -- (shi) 2019-01-01 00 00 57 ジンギス完です この2018年もあと半分 年が明けたらまた会いましょう -- (栗九羅) 2018-07-25 18 56 02 皆さんお元気ですか -- (パケモン) 2018-07-16 00 09 41 う -- (ウコン) 2018-02-10 12 57 10 生きてるかーうんちっちども -- (フレア) 2018-02-01 06 31 12 まさか誰もまだ書き込んでないとは思わなかった。 2018年一番乗り -- (くらまり) 2018-01-11 19 17 36 私の股間は盛り上がっています。最近犬に尿道噛まれました -- (ヤコ) 2017-07-13 22 33 03 ここがもっと盛り上がればなあ -- (ゆうとん) 2017-07-02 23 12 39 2017年も半分ご終わりました。 -- (ゆうとん) 2017-07-02 23 12 07 オナニー -- (名無しさん) 2017-04-29 02 56 23 このwikiにいた人って今何しているんですか? -- (ゆうとん) 2017-04-07 10 17 58 4月になりましたね -- (ゆうとん) 2017-04-07 10 17 27 神動画 https //youtu.be/YItyRhEYPec -- (名無しさん) 2017-03-24 18 00 48 過去ログはどこいったの? -- (ゆうとん) 2017-03-23 07 49 40 いいね -- (ウコン) 2017-03-20 21 35 19 みんな久しぶり。 今度からはみんな一年に一度、年末年始に会おう。次は俺も行くよ。 まあ別にそれ以外の日に来ても何の問題も無いけど。 -- (オメガ) 2017-01-30 00 35 32
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/661.html
元スレURL 【ギャルゲ風安価SS】>>3「また一年が始まる」 【ギャルゲ風安価SS】侑「また一年が始まる」2 概要 新学期、あなたは侑となって虹色の学園生活を謳歌します 出会いと別れ、安価な本格的学園ADV あなたはどの子と並んで歩きますか? タグ ^高咲侑 ^虹ヶ咲 ^安価 ^恋愛 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/201.html
【高校一年 ―― 1月第二週】 京太郎「(…やっぱりやえさんは凄いな)」 京太郎「(将来にあんな明確なヴィジョン持って…)」 京太郎「(そのために今も努力しているんだ)」 京太郎「(きっと今だって麻雀だけじゃなく勉強も頑張っているんだろう)」 京太郎「(触れた手には麻雀によって生まれるのとは違うタコが出来ていた)」 京太郎「(…あまり不確かな事を口にしないやえさんがああまで言ったんだ)」 京太郎「(本気で俺と一緒に戦って欲しいってそう思ってくれてるんだろう)」 京太郎「(だけど…俺にそれに応えられるような覚悟があるかと言えば…)」 京太郎「(正直…かなり怪しい…よな)」 京太郎「(この一年…楽しかったけれど…殆どネト麻の方は進んでいない)」 京太郎「(今のままじゃ…やえさんの気持ちに…応えるなんて不可能だ)」 京太郎「(…もう少し真剣にネト麻をやるようにしないとな)」 +2 末尾16 憧しずと勉強 末尾27 灼と気晴らし 末尾38 玄とアルバイト 末尾49 雑用 末尾50 ネト麻 雑用 京太郎「(健全な精神は健全な雑用に宿ると聞く…!)」 京太郎「(ならば…そう)」 京太郎「(心を落ち着けて雑用すれば…)」 京太郎「(このやえさんに置いて行かれる感覚とも無縁でいられるはずだ…!)」 京太郎「(そうやって心を落ち着ければ続くネト麻の成果だってあがるはず…!)」 京太郎「(だからこそ今は無心で雑用を駆け抜ける時…!!)」 +2 00~50 成功 51~99 大成功 ※雑用9が+されます 尚、コンマの十の桁により出る相手が変わります 大成功 玄「わぁ…京太郎君…さっきから凄いね」 京太郎「いや、凄いって程じゃないだろ。この程度誰でも出来るって」 玄「う、うーん…少なくとも私は片手で牌譜作りながら、もう片方で帳簿つける事は出来ないかなー…」 京太郎「ま、マルチタスクは慣れだよ、慣れ」 京太郎「普段から二個三個の事やってたりしたら自然と出来るようになるって」 京太郎「それにまぁ、俺の場合は雑用歴長いからさ」 京太郎「これくらいは出来て当然…っと」 玄「終わった?」 京太郎「おう。ま、次は掃除があるけどな」 玄「あ、じゃあ、私も手伝うよ」 京太郎「良いのか?」 玄「うん。今は他の皆が打ってるからやる事もないし」 京太郎「…それじゃお願いしようかな」 玄「お任せあれ!!」 玄「んしょ…んしょ…」フキフキ 京太郎「…大丈夫か?」 玄「大丈夫…これくらい何時もお家でやってるから」 京太郎「だからってそんな高いところは俺がやるぞ」 玄「大丈夫…京太郎君はたまには休んで…って…わ…っ」グラッ 京太郎「…っ!玄…!」ガシッ 玄「はぅ・・あ、危なかった…ありがとう、京太郎…く…ん…」 京太郎「ったく…気をつけろよな」 玄「はわ…はわわ…わわわわあ…」フルフル 京太郎「ん?」 玄「こ、ここここここれお姫様抱っこ…」 京太郎「あー…まぁ、咄嗟の事なんで…ちゃんと抱きとめようとしたらこうなった」 京太郎「…悪い。今すぐ下ろすわ」 玄「え…?」 京太郎「え?」 玄「…も、もうちょっと…このままが…良いかなって…」モジモジ 京太郎「…一応、今は掃除中なんだけどな」 玄「ご、ごめんなさい。でも…」 京太郎「…こうやって抱いてる分はちゃんと後で働けよ」 玄「~~っ!うんっ!」ギュッ 【高校一年 ―― 1月第三週】 京太郎「(玄の奴は仕事慣れしてて…本当はすげー奴なんだけどなぁ…)」 京太郎「(でも、なんかドジって言うか、妙に抜けてるっていうか…)」 京太郎「(色々な意味で放っておけない相手だよなぁ…ホント)」 京太郎「(なんか別世界では、自分の胸揉んでおもち欲を満足させようとしているような気がする)」 京太郎「(…いや、流石に玄でもそんな事はないか)」 京太郎「(そもそも最近はあんまりおもちって言わなくなったしな)」 京太郎「(遠慮してるのかなんだか知らないけど…でも、まぁ、悪い事じゃない)」 京太郎「(あんまり人前で言って変な目で見られるのはあいつだし…)」 京太郎「(でも、なんだろうな…少し寂しい気がしなくも…)」 京太郎「(…いや、ないな。ノーウェイノーウェイ)」 +2 末尾16 憧しずと勉強 末尾27 灼と気晴らし 末尾38 玄とアルバイト 末尾49 宥さんと散歩 末尾50 レジェンドとネト麻 灼と気晴らし 京太郎「んで…灼…これなんだけど」 灼「…ん?なにこれ…?」 京太郎「…多分、暗号」 灼「多分って…」 灼「…しかも、これ京太郎の字じゃない?」 京太郎「あぁ…そうなんだよなぁ…」 灼「…なのに私に見せるって事は…」 灼「まさかラブレター…?」ポッ 京太郎「ちげーよ。つか、暗号でラブレターとかどんな面倒くさい奴なんだ俺は」 灼「…え?自覚なかったの…?」 京太郎「え?い、いや、ちょっとまってくれ…そんなに俺面倒くさいか…?」 灼「…可愛すぎて思わずからかっちゃうくらいには」ニコッ 京太郎「くそ…こいつめ…相変わらず真顔でからかってくるからわかんねぇんだよ…っ!」 灼「ふふ…で…これを読み解いて欲しいの?」 京太郎「あぁ。出来るか?」 灼「…ちょっとまって」 灼「う…ん…やっぱり…規則性めいたものは見当たらな…」 京太郎「そっか…悪いな、灼」 灼「ううん…今は暇だし…良い暇つぶしになったから」 灼「…でも、これ本当に京太郎が書いたの?かなり複雑なんだけど…」 京太郎「どういう意味だこら」 灼「ふふ…どういう意味なんだろうね…」クスッ 灼「でも、意外だって言うのは本当だよ…?」 灼「京太郎は頭は良いけど根が単純だからこんな暗号とか書かないと思うんだけど…」 灼「まるで誰にも解かせたくないみたいな…」 京太郎「…誰にも?」 灼「…ううん。ごめん…馬鹿な事言った」 灼「でも、本当にこれを書いた記憶はないの…?」 京太郎「あぁ…マジでないんだ…」 灼「…お酒とか飲んだ訳じゃ」 京太郎「ない…と思う。一日中記憶が飛んでるから分からないけど…」 灼「…とりあえず付き添ってあげるから今度、病院行こっか?」 京太郎「…すまん。割りとマジで頼むかもしれない…」 【System】 鷺森灼の加護により来週の判定が自動的に大成功になります 【高校一年 ―― 1月第四週】 京太郎「(それからも灼とあーでもないこーでもないと話していたけれど…)」 京太郎「(結局、この暗号の規則性は見つからないままだった)」 京太郎「(まぁ…それでもそうやって灼と話せたのは良い気晴らしになったんだけどさ)」 京太郎「(最近、煮詰まってた所為で…楽になったのは確かだ)」 京太郎「(でも…本当、これを書いた俺は何を考えてたんだ…?)」 京太郎「(こんな訳のわからない暗号を残すくらいなら普通にメモにして残しておけばよかったのに)」 京太郎「(それとも…そんな事すら…出来なかったのか?)」 京太郎「(何かに邪魔されて…メモにすら…まともに文字を書く事が出来なかったとか…)」 京太郎「(…ま、そんな事あるはずないか)」 京太郎「(それならそれで俺が今、こうして無事であるはずがないし)」 京太郎「(…でも、このメモはどうしても悪戯であるとは思えないんだよなぁ…)」 京太郎「(もう少しだけ…残しておくか)」 +2 末尾16 憧しずと勉強 末尾27 玄とネト麻 末尾38 玄とアルバイト 末尾49 宥さんと散歩 末尾50 レジェンドとネト麻 宥さんと散歩 京太郎「…大丈夫か?」 宥「う…ん…大丈夫…ぅ」プルプル 京太郎「いや…ダメだな。一回、休憩しよう」 宥「でも…」 京太郎「良いから。昨日は雪も降ったし、無理するような時期じゃないだろ」 宥「…ごめんね」 京太郎「大丈夫。それより…何か暖かい飲み物でも買おうか」 京太郎「何が良い?」 宥「えっと…じゃあ…ホットココア…」 京太郎「あいよ。んじゃ…」チャリンガチャ 宥「あ…」 京太郎「はい。ココア」 宥「ありがとう…でも、お金…」 京太郎「財布取り出すのすら億劫なの分かるしさ。今日は俺の奢り」 宥「ぅ…だけど…」フルフル 京太郎「普段から姉さんには世話になってるしこれくらいさせてくれよ」 宥「…ダメ…」ギュッ 京太郎「え…?」 宥「…何時も…私の方がきょーくんに甘えてばっかりなんだもん…だから…」ギュッ 宥「今日は…私がお金出すよ…」 京太郎「いや…でも…」 宥「お金は…私の内ポケットにあるから…」スッ 京太郎「え?」 宥「…取って…」 京太郎「…い、いやいやいやいや…」 宥「お願い・・私…取れないから…」フルフル 京太郎「いや…でも、だからって人に取らせるのはおかしくないか!?」 宥「…じゃあ…取ってくれなきゃ…私これ飲まない」 京太郎「えっ」 宥「きょーくんが…おさいふ取ってくれるまで…私…ココア我慢するもん…」プルプル 京太郎「…いや、だけどさ」 宥「……」プルプル 京太郎「姉さん」 宥「…ダメだもん…」ブルブル 京太郎「…あー分かった…わかったよ…」ハァ 京太郎「…でも、すぐだからな…すぐ済ませるから」 宥「…うんっ♪」パァ 京太郎「えっと・・・それじゃ失礼してっと…」スッ 宥「ひゃん…っ♪」 京太郎「あ…わ、悪い。変なところ触ったか?」 宥「だ…大丈夫…ちょっと冷たかっただけだから…」 京太郎「あー…俺の手も冷えてるもんな…ごめん」 宥「い、良いよ…それより…」 京太郎「あぁ、そうだな…財布サイフ…」 宥「…ん…ぅ♪」 宥「はぁ…ぁ♪」 宥「や…ぁ♥」 京太郎「…あの、姉さん?」 宥「あ…ご、ごめん…うるさいよね…」シュン 京太郎「い、いや…別にうるさいって訳じゃないし…良いんだけどさ…ただ…」 宥「…ただ?」 京太郎「…いや、なんでもない」 京太郎「(流石に色っぽいなんて言えないし…)」 京太郎「(それより…多分…ここかな…)」スッ 宥「あ…出た…ぁ♥」 京太郎「あー…ようやくか…悪いな待たせて」 宥「う、ううん。…あの…それより…」 京太郎「ん?」 宥「きょーくんの手…まだ寒いままだったし…あの…きょーくんさえ良かったら…」 宥「…おねーちゃんの中で温まってく…?」 京太郎「…~~っ」ドキッ 【System】 女神松実宥の加護により来週のステータスアップが二倍になります
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/185.html
【高校一年 ―― 8月インターハイ】 京太郎「(流石にこの人数で東京まで行くのに車は使えない)」 京太郎「(そう訴えた俺達にレジェンドは渋々と電車での上京を許した)」 京太郎「(それに何人か寂しそうな顔を見せていたけれど…)」 京太郎「(αとβは心の底から安堵した様子だった)」 京太郎「(ま…俺としても車で移動する最中ずっと憧やらしずだきあげるのは辛いし…)」 京太郎「(電車移動ってのは割りとまじめにありがたい)」 京太郎「(俺はどれだけ疲れてもあんまり結果には関係ないけど…)」 京太郎「(でも、決して仕事がない訳じゃないしなぁ)」 京太郎「(ともあれ…こうして電車で移動して東京に来て…)」 京太郎「(初戦終わって…今日は二回戦…なんだけど…)」 京太郎「二回戦…相手は千里山かぁ…」 憧「まさかこの時点でもう優勝候補と当たるなんてねー…」 穏乃「でも、どの道変わんないよ!」 穏乃「決勝行くのには白糸台も倒さなきゃいけない訳だし!」グッ 宥「穏乃ちゃん…」 灼「でも…事実。そもそも…こっちは予選では最初に晩成とあたっているし…」 灼「…くじ運の悪さは折り紙つき…ごめん」シュン 玄「わ、わわ!灼ちゃんの所為じゃないよ!」 晴絵「うんうん。灼は何も悪くないよ」 晴絵「それに…今はまだ二位抜け出来るんだ」 晴絵「早い内に白糸台の前に千里山に当たれたのは寧ろ幸運かもしれないね」 京太郎「…対策の対策か」 晴絵「そ、やっぱり京太郎は分かってるんだね」 玄「…対策の対策?」 京太郎「千里山には全国でも有数の分析者がいるんだよ」 京太郎「一部では妖怪データ啜りとかそんな風にも呼ばれてる」 宥「よ、妖怪…」プルプル 玄「データ啜り…」ゴクッ 京太郎「ま、実際は何処にでもいる普通の女の子だけどな」 憧「…」ムッ 京太郎「ま、でも、千里山がここ数年良い成績を残せているのは彼女の影響も大きい」 京太郎「準備期間のなかった一回戦とは違って、二回戦はガチガチで対策固めてくるだろう」 玄「…その中でどうするかって事だよね?」 京太郎「あぁ。玄の能力はほぼバレていると思った方が良い」 京太郎「宥さんも…正直、かなり危ないと思う」 宥「あ…わわ…」プルプル 京太郎「ま…脅かすような事言ったけれど…俺は相手が格上だとは思っていない」 京太郎「対策されてもその上を行く力が玄にはあるって信じてる」 京太郎「だから…」 玄「…うん」 玄「大丈夫…もう晩成の時みたいにボロボロになったりしない」 玄「今度こそ…皆の点棒…しっかり護ってくるから…」 玄「先鋒戦…この松実玄にお任せあれ!」グッ 玄(雀力7+能力37)44 怜(雀力5+能力40)45 ソフィア(雀力9+能力20)28 美幸(雀力8+能力20)29 玄 136 怜 123 ソフィア 32 美幸 39 玄「(一回戦は…やっぱり私の防御力のなさが露呈しちゃった…)」 玄「(でも…二回戦までの間…京太郎君に一杯特訓して貰ったんだもん…)」 玄「(それに…この人の傾向も…京太郎君からしっかり教えてもらってる)」 玄「(例え…千里山の人相手だって…!)」 玄「…ツモ。4000オールです」 ソフィア「は…い」 美幸「いきなり親ツモで満貫とかついてないし…もー…」 怜「…」スッ 玄「(稼ぎ負けたりなんて…しない!)」 玄「(あんな思いは…予選の時だけで十分なんだから…!)」 +2玄(雀力7+能力37)44 +3怜(雀力5+能力40)45 +4ソフィア(雀力9+能力20)28 +5美幸(雀力8+能力20)29 玄97 → 43 怜138 ソフィア96 美幸97 玄「(大丈夫…やれてる…)」 玄「(私…千里山の人から稼ぎ勝ててる…!)」グッ 玄「(そうだよ…例え手が重くたって…)」 玄「(それ以上に稼げば…問題ないんだから)」 玄「(よし…もっともっと皆の為に点棒…)」 怜「…リーチ」スッ 玄「~~っ!」ゾッ 玄「(き、来た…お、園城寺さんのリーチ宣言…)」 玄「(な、なんとか鳴かないと…で、でも、もう手の中、ドラで一杯だよぉ…)」 玄「(他の人…ダメ…鳴けそうにない…)」スッ 玄「(お願い…通って…!)」 怜「…ロン。7700」 玄「は…はい…」シュン +2玄(雀力7+能力37)44 +3怜(雀力5+能力40)45 +4ソフィア(雀力9+能力20)29 +5美幸(雀力8+能力20)28 玄 52 → 0 怜 114 ソフィア 102 92 玄「(あ…あうあう…せっかく稼いだ分が…ごっそり目減りしちゃったよ…)」 玄「(まだ何とか追いつけない訳じゃないけど…)」 玄「(でも…完璧に逆転されちゃった)」 玄「(京太郎君は別に二位抜け目指して良いって話だったけど…でも…)」 玄「(…もう諦めて…ただ打つだけになるのなんて…絶対嫌だから…!」 玄「(最後まで…絶対に諦めない…!)」 玄「(手も良いし…ここは…突っ張る!)」スッ 怜「…リーチ」スッ 玄「(っ!ま…またぁ…!)」ビクゥ 玄「(せっかくの跳満だったのに…)」 玄「(崩さないと…でも…ドラ一杯で…崩せる部分が…)」 玄「(どれも危険牌ばっかりだよ…これ…どうすれば良いの…)」スッ 怜「…ロン」 玄「は…い…」 +2玄(雀力7+能力37)44 +3怜(雀力5+能力40)45 +4ソフィア(雀力9+能力20)29(こそっと修正) +5美幸(雀力8+能力20)28(地味に修正) 玄109 怜47 ソフィア67 美幸109 玄「(やった…!またドラが一杯来てくれてる…)」 玄「(最低でも跳満…待ちもドラでかなり早めに和了れるはず…)」 玄「(これさえ和了れればまた逆転…収支としても良い感じで…次へと繋げる…けど)」スッ 美幸「(…阿知賀と千里山の独壇場じゃないのよ…もー)」 美幸「(一応、細かいの上がってるとは言え…完全に稼ぎ負けちゃってる…)」 美幸「(こんなので…胸を張って帰る事なんて出来ない…)」 美幸「(相手は千里山…先鋒以外だって全国区ばっかりなんだから…)」 美幸「(他の二校も油断出来ない以上…エースの私がここで何とかしないと…!)」 美幸「(お願い神様…これだけは何とか…和了らせて…!!)」 +2 末尾偶数:玄が和了った 末尾奇数:美幸が和了った 美幸の和了 怜「(このままじゃ直撃すんなぁ…)」 怜「(劔谷はそれほど点数は高くないけど…問題は…)」 怜「(こっちの阿知賀の子やろ…)」 怜「(事前情報通りこの子にドラが集まるんやったら…)」 怜「(どれだけ警戒してもしすぎる事はないやろし…って)」 怜「(危なっ…!次親跳やん)」ビクッ ソフィア「ん?」 美幸「え?」 怜「あ…な、なんでもあらへんよー」ホホッ 怜「(…まさかオーラスギリギリでこんな大物手引っ張ってくるなんてなー…)」 怜「(でも…悪いけど…そのツモずらさせて貰うで)」 怜「ポン」 怜「(そして…一巡先…)」 怜「(剣谷の子が和了る…けど)」 怜の一巡先を見るもの発動 ・一回だけ最下位を回避出来る 怜「(悪いけど…危険牌はそっちにポイーで)」 ソフィア「げ…こ、これ…とか…」 美幸「あ、それロン!」 ソフィア「うあー…マジかぁ…」 玄「あう…ぅぅ」 京太郎「大丈夫か?玄」 玄「き、京太郎君…迎えに来てくれたの…?」 京太郎「あぁ、また半べそ書いてないかって思ってさ」 玄「そ、そんな事ないよ…!」 玄「私もう泣かないって決めたんだから…!」 京太郎「はは。そっか…偉いな」ナデナデ 玄「あ…」 京太郎「じゃあ…一人で帰るか?俺、飲み物も買ってくるつもりだったし」 玄「…やだ」 京太郎「ん?」 玄「…もうちょっと…このまま…」 京太郎「あぁ…分かった」 京太郎「ま…お前は良くやったよ」 京太郎「あの千里山のエースにこうやって食らいついてきてる訳だし」 京太郎「後は皆に任せれば大丈夫だよ」 玄「…うん…」 +2宥(雀力7+能力37) +3泉(雀力7+能力20)??? +4花子(雀力7+能力20) +5澄子(雀力8+能力20) 宥129 泉105 花子78 澄子125 宥「(玄ちゃん…とっても頑張ってくれた…)」 宥「(最後まで諦めずに…一杯一杯…頑張って…)」 宥「(最後はギリギリ和了れなかったけれど…逆転するチャンスまで作ってた)」 宥「(だったら…私も…頑張らないと…)」 宥「(玄ちゃんがあんなに頑張ったのに…何も出来ませんでしたなんて言いたくない…)」 宥「(おねーちゃん…玄ちゃんに負けないように…一杯、頑張るから…!)」 宥「(だから…あったかいの…一杯来て…)」スッ 宥「(あ…来たぁ…)」ポワァ 花子「…」スッ 宥「あ、それ…ロンです。満貫…」 花子「あー…マジかぁ…そっちかよー…」 宥「ご、ごめんなさい…」 花子「あ、良いの良いの。それより次行こ」 +2宥(雀力7+能力37)44 +3泉(雀力7+能力20)27+??? +4花子(雀力7+能力20)27 +5澄子(雀力8+能力20)28 宥130 泉55 花子37 澄子55 泉「(…船久保先輩…話が違うやないですかー…)」 泉「(楽にカモれる相手って話だったけど…この人…)」 宥「…」ゴッ 泉「(すげー強いんですけど…)」 泉「(事前に言われてた対策とはちょっと違う打ち方してるし…)」 泉「(…これはちょっと危ない…かもなぁ…)」」 宥「…ポン」 泉「…っ!」 泉「(攻めてきた…まずい…)」 泉「(こっち現物なんて殆どあらへんってのに…!!)」 泉「(とりあえず降りひんと…)」 宥「…ツモ」 泉「~~っ!!」 宥「2000・3900」 泉「(あー…船久保先輩…後でジュースの一つでも奢ってもらいますからね…)」 +2宥(雀力7+能力37)44 +3泉(雀力7+能力20)27+??? +4花子(雀力7+能力20)27 +5澄子(雀力8+能力20)28 宥 46 → 対策発動 26 泉 116 花子63 澄子38 泉「(さーて…ようやくこっちの手も良くなってきたなぁ…)」 泉「(しかも…船久保先輩のが活かせるクイタン系)」 泉「(ようやく運が向いてきたって所かな…)」 泉「(ま…こんな分かりやすい待ち…よっぽどやないと振り込まへんやろうけど…)」 泉「(でも…)」 泉「…リーチ」パッ 花子「う…ここでリーチかよ…」スッ 澄子「…うぅ…」スッ 宥「…え…えっと…」スッ 泉「…それロン」 宥「ふぇっ」ビクッ 泉「お…裏乗って…満貫か」 宥「ふぇぇぇ…」プルプル 泉「(…ま、手に取る牌に偏りがあるそっちは分かっててもどうにもならんやろ)」 泉「(ようやく一発返せたところで…)」 泉「(…さぁ、ここからが本番やで)」ゴッ +2宥(雀力7+能力37)44 +3泉(雀力7+能力20)27+??? +4花子(雀力7+能力20)27 +5澄子(雀力8+能力20)28 宥67 → 対策発動 → 47 泉 121 花子 101 澄子 69 宥「(ダメ…この人…私の打ち方バレちゃってる…)」 宥「(どうしよう…どうしたら…良いの…)」プルプル 宥「(何時もは…どうしてた…?)」 宥「(私の打ち方しってる皆相手なら…どうしてたの…?)」 宥「(ダメ…頭の中イッパイで…思い出せない…)」 宥「(こんなの…ダメなのに…)」 宥「(私…おねーちゃんだから…しっかりしないとダメなのに…私…)」 泉「…ロン」 宥「ひぅ…」ビクゥ 泉「跳満…っと…これで終わりですね」 宥「あ…っ」プルプル 憧「…まさか宥姉がここまでやられるなんて…」 晴絵「…ま、実力差ではないだろうね」 晴絵「完全に相手の対策に嵌っちゃったんだろう」 晴絵「宥の能力は対策しづらいものではあるけれど」 晴絵「でも、決して出来ないって訳じゃないんだから」 晴絵「ま…その辺り、早い段階で分かって良かったって思おう」 憧「…そうね」 憧「実際、宥姉の能力知ってるあたしたちは宥姉に勝てる事もあるんだし」 憧「…どんな人だって決して絶対じゃない…そういう事なんでしょ?」 晴絵「うん。特に…インターハイは…ね」 憧「…じゃ、今度はこっちが…千里山にそれを教えてやりましょ」スッ 京太郎「憧…頼んだぞ」 憧「とーぜん。あたしを誰だと思ってるの?」 憧「これでもあたしはあんたと一緒に阿太中でレギュラー張ってたんだからね」 憧「千里山から一位を取り返して…それ以外からリードを広げてきてあげるから」 憧「…だから、安心して待ってなさい」 京太郎「…おう」 +2 憧(雀力9+能力補正30)39 +3 セーラ(雀力8+能力補正40)48 +4 史織(雀力8+能力補正20)28 +5 梢(雀力7+能力補正20)27 憧 112 → 対策発動(-20) → 加速世界+能力発動(+30) 142 セーラ 139 → 反転世界発動(-46) → 93 史織 47 梢114 セーラ「(確かこいつは鳴き速攻型…)」チラッ セーラ「(仕掛けるときの速さはかなりのもんやけど…)」 セーラ「(でも、そんなの千里山には掃いて捨てるほどおるで)」 セーラ「(そんな中でひたすら打ち続けてエースをやってきたのは伊達じゃない)」 セーラ「(対策もあるし…ここは…)」 憧「……ポン」 セーラ「…っ!」ゾッ セーラ「(…なんや今の…まるで背中に蛇が這いずりまわったようなのは…)」 セーラ「(…いや…気のせいやろ…だけど…)」 セーラ「(…今の鳴きで状況が大きく変わってもうた…)」 セーラ「(…これは降りひんかったら…やばいやろな…)」 憧「…それロン。7700」 史織「やぁん!」ビクッ +2 憧(雀力9+能力補正30)39 +3 セーラ(雀力8+能力補正40)48 +4 史織(雀力8+能力補正20)28 +5 梢(雀力7+能力補正20)27 憧61 → 対策(-20) → 反転+能力 91 セーラ 132 → 反転世界発動(-46) 96 史織 54 梢 90 セーラ「(んー…やっぱ…あの阿知賀の奴おかしい)」 セーラ「(対策が効いてるどころか…寧ろ裏目ってるくらいや…)」 セーラ「(おかしいな…経験的にも…間違ってる訳やないんやけど…)」 セーラ「(まるでこっちの網をすり抜けるようにして…先に行かれてしまう)」 セーラ「(これは…一旦、対策使うのは止めた方がええやろうな…)」 セーラ「(あいつには悪いけど…でも…)」 憧「…」ズズッ セーラ「(…油断出来る相手やないし…な)」 セーラ「(一手の間違いが…そのまま致命的になりかねん相手やし…)」 セーラ「(一年でこれとはどんな化物やねん…ま…それでも…)」 セーラ「…ロン」 史織「ひぐぅっ」ビクッ セーラ「(…稼ぎ勝つ。それだけは譲らへんで)」 +2 憧(雀力9+能力補正30)39 +3 セーラ(雀力8+能力補正40)48 +4 史織(雀力8+能力補正20)28 +5 梢(雀力7+能力補正20)27 憧115 セーラ 69 史織49 梢106 → 反転世界発動(-54) 52 憧「(あっちゃぁ…でかいの和了られちゃった…)」 憧「(一番、警戒しなきゃいけない相手だったってのに…)」 憧「(…ま、直撃でなかっただけまだマシか)」 憧「(それに…一回じゃどうしようもないくらいに…稼ぎ勝ててるし…)」 憧「(逆転までもう少し…!)」 憧「(油断も無理も禁物だけど…ここは…!)」 憧「ポン!」 憧「ポン!」 憧「それチー!」 憧「…やった!…ツモ。満貫!!」 セーラ「あー…」 +2 憧(雀力9+能力補正30)39 +3 セーラ(雀力8+能力補正40)48 +4 史織(雀力8+能力補正20)28 +5 梢(雀力7+能力補正20)27 憧 77 セーラ 80 史織 97 →反転世界発動 (-54) 43 梢59 セーラ「(まさかあそこで一気に勝負掛けてくるなんてなー…)」 セーラ「(一年らしい逸り方やと思ってたけど…そのままツモるなんて…)」 セーラ「(場の流れは今…完全にあっちにあるみたいやな)」 セーラ「(せやけど…流れ云々でどうにかなるようじゃ…インターハイ出場なんかしとらへんで)」 セーラ「(流れがないんやったら引き寄せる…!)」 セーラ「(強引に…滅茶苦茶に…そして…!)」ゴッ セーラ「ツモ」 憧「えっ…!」 セーラ「3000・6000…これでまた勝負は振り出しやな」 憧「く…っ!」 憧「くぅぅ…稼ぎ負けたあああぁぁ…!」 穏乃「だ、大丈夫だよ!二位は維持出来てるし…」 玄「そ、そうだよ。殆ど接戦って言っても良いくらいだったし…」 宥「それに…他の二校が沈んだから…殆ど二位抜けは確実…だよ」フルフル 憧「でも…悔しい…!もっと勝ててもおかしくなかったはずなのに…!」 京太郎「…ま、伊達に名門の元エースじゃないって事だな」 京太郎「実力的には格上なんだ。そんなに気にするなよ」 憧「う…ん…」シュン 京太郎「それに…後ろには灼がいるんだしさ」 灼「…うん」キュッ 灼「副将戦…大将戦への繋ぎみたいなものだけど…」 灼「油断して…三位堕ちなんてしたくないし…」 灼「頑張って…くるね」 京太郎「あぁ、頼んだぞ」 灼「うん…あ、でも…」 京太郎「ん?」 灼「…別に千里山を倒してしまっても良いんだよね…?」 京太郎「そりゃ出来るならやった方が良いけど…」 京太郎「(…何故だろう…すげー不安だ…)」 灼(雀力7+能力30-能力(船Q)20)17 船Q(雀力8+能力20)28 玉子(雀力7+能力20-能力(船Q)20)7 友香(雀力7+能力20-能力(船Q)20)7 灼 96 船Q 110 玉子 17 友香 17 灼「(…流石、千里山の中核…)」 灼「(並の相手じゃないと分かっていたけれど…)」 灼「(打ち方…完全に研究されてる…)」 灼「(まさか二回戦…殆ど無名のうちまで対策してるなんて…)」 灼「(…これがインターハイ常連の実力…か)」 灼「(でも…だからと言って…そうやすやすと…負けるつもりはない)」 灼「(例えここで追いつけなくても…必ず…)」 船久保「ツモ、4000オールや」 灼「…はい」 灼「(そこに…たどり着いてみせる…)」 灼「(ハルちゃんの為にも…京太郎の為にも…)」 灼「(…必ず)」ゴッ 灼(雀力7+能力30-能力(船Q)20)17 船Q(雀力8+能力20)28 玉子(雀力7+能力20-能力(船Q)20)7 友香(雀力7+能力20-能力(船Q)20)7 灼52 船Q56 玉子47 友香106 友香「ツモ…!8000オールでー!」 灼「っ…!」 灼「(親倍…!)」 灼「(それほど痛い訳じゃない…けど…)」 灼「(それは皆が稼いでくれた点棒のお陰…)」 灼「(…このままじゃまずい…)」 灼「(劔谷は…今、乗りに乗っている…)」 灼「(流れを完全に持って行かれて…其の上、千里山の対策まで…)」 灼「(苦しい…辛い…けど…!)」 灼「(穏乃の為にも…コレ以上点棒を奪われる訳にはいかない…!)」 灼(雀力7+能力30-能力(船Q)20)17 船Q(雀力8+能力20)28 玉子(雀力7+能力20-能力(船Q)20)7 友香(雀力7+能力20-能力(船Q)20)7 灼 113 船Q 96 玉子23 友香42 灼「(…よし…ダマ跳テンパイ…)」 灼「(今までの分…帳消しには丁度良い…)」 灼「(後は…これを誰に当てるかだけど…)」チラッ 船久保「……」スッ 灼「(…千里山には多分、気づかれてる)」 灼「(こっちがテンパイした瞬間、打ち方が明らかに変わった)」 灼「(決してベタオリではないけれど…)」 灼「(こっちの和了牌近くは明らかに避けている…)」 灼「(まさか…対策ってだけでここまで押さえ込まれるなんて…)」 灼「(妖怪データ啜りって言うのも…伊達じゃない…か)」 灼「(だけど…)」スッ 灼「…ツモ。跳満…」 船久保「…っ!」 灼「(…それならツモってしまえばいい)」 灼「(…これで逆転…とはいかないけど)」 灼「(…でも、追いついたよ…千里山…)」ゴッ +2灼(雀力7+能力30-能力(船Q)20)17 +3船Q(雀力8+能力20)28 +4玉子(雀力7+能力20-能力(船Q)20)7 +5友香(雀力7+能力20-能力(船Q)20)7 灼17 ふなきゅー55 玉子63 友香51 灼「(よし…今回も高め…)」 灼「(オーラス親だし…直撃は無理でも…和了れれば…)」 灼「(千里山に逆転出来る…一位になれる…)」 灼「(そうなったら…きっとハルちゃんも…京太郎も褒めてくれる…)」 灼「(穏乃の能力を考えると…点差はあった方が良い…)」 灼「(何より…玄や宥さんも安心するだろうから…)」 灼「(ここは…和了る…)」 灼「(皆の為に…多少突っ張ってでも…!!)」 玉子「あ、それであーる」 灼「…え?」 玉子「親被りであーるな」スッ 灼「…あっ…」ブル 灼「(オーラスで親被り…)」 灼「(…ちゃんと見てたら…分かってたはずなのに…)」 灼「(私…勝つ事だけしか見えてなくて…)」スッ 灼「(収支…-…)」 灼「(二位から転落してはいないけど…)」 灼「(劔谷に…詰められて私…)」 京太郎「…灼」 灼「っ!」ビクッ 京太郎「大丈夫か?」 灼「あ…あ…わ…私…わた…」ブルブル 京太郎「灼…?」 灼「ごめんなさい…ごめんなさい…」フルフル 京太郎「…大丈夫だって…気にするなよ」 灼「でも…私…こんなの…良い子じゃ…ない…」 京太郎「…え?」 灼「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…っ」 京太郎「……灼…」ギュッ 灼「…」ビクッ 京太郎「大丈夫…大丈夫だから」 京太郎「灼は…すげー良い子だよ」 灼「ほん…とう?」 京太郎「あぁ。俺が保証する灼は良い子だ」ナデナデ 京太郎「…だから、俺と一緒に…しずの事応援しような」 京太郎「大丈夫…あいつならきっと点差護って勝ち抜いてくれるからさ」 灼「…う…ん…」 +2穏乃(雀力7) +3竜華(雀力9+能力20) +4景子(雀力8+能力20) +5r莉子(雀力7+能力20) 穏乃 106 竜華 117 → 未来線発動(+40) → 157 景子 77 莉子 101 ※竜華の特殊能力【未来線】 判定後コンマで自身が二位以上の場合、さらに二倍の能力補正を得る 竜華「(阿知賀の子…はりきっとるなぁ)」 竜華「(副将でボロボロやった子の分まで立て直そうと必死なんやろうね)」 竜華「(その気負いは買うし…立派やと思うよ)」 竜華「(二位抜けをよしとせず上を狙うんはええことや)」ウンウン 竜華「(でも…)」ゴッ 穏乃「っ…!」 竜華「(…悪いけど…うちは一人で打っとる訳とちゃうんよ)」 竜華「(うちの側には…何時も怜が居てくれる)」 竜華「(ここに…膝の上に…怜を感じる以上…)」 竜華「(…うちがそれを許すはずがない)」 竜華「(二回戦…全部見せる訳にはいかへんけど…)」 竜華「(調子に乗られるのも癪やし…ここで…突き放す…!)」 竜華「…ロン」 景子「ぅ…」 竜華「倍満や」 穏乃「…っ」ゴクッ +2穏乃(雀力7) +3竜華(雀力9+能力20) +4景子(雀力8+能力20) +5莉子(雀力7+能力20) 穏乃 91 竜華 31 景子 99 莉子 125 竜華「(って…あらぁ…)」 竜華「(うーん…また急に見えへんようになってしもうた…)」 竜華「(見える時は凄い鮮明に見えるんやけどなぁ…)」 竜華「(当たり外れが激しいのがどうにもネックやね…)」 竜華「(ま…うちが和了れへんって事だけ分かれば儲けモン…)」 竜華「(和了れへんのやったらベタ降りすれば…)」 莉子「あ、それだ。満貫」 竜華「ふぇぇ!?」ビックゥ 竜華「(まさか配牌時点でテンパってたとか…そんなん考慮しとらへんよぉ…)」 竜華「(和了れへんのはこういう事ってちゃんと言ってぇなぁ…)」シクシク 穏乃「(…やっぱり…千里山の人…強い)」 穏乃「(それに他の人も…私よりも格上だ…)」 穏乃「(其の証拠に…さっきから手が良いはずなのに…)」スッ 穏乃「(和了れて…ない。追いつけていない…)」 穏乃「(もうちょっとってところで…先を越されちゃう)」 穏乃「(…悔しいなぁ…)」 穏乃「(皆大きくて…凄くて…)」 穏乃「(だけど…だからこそ…)」グッ 竜華「…っ!」ゾッ 景子「…え?」 莉子「…ひ…っ」ビクッ 穏乃「(…チャレンジする気持ちになれるってもんだよね…!)」 穏乃「(能力的にも…ここからが本番…!)」 穏乃「(さぁ…ギアあげていくよ…!)」 +2穏乃(雀力7+能力60)67 +3竜華 0 +4景子 0 +5莉子 0 穏乃 132 竜華 55 景子 32 莉子 41 竜華「(なんなん今の…)」 竜華「(このちんまい子から…今、一瞬、巨人のようなものが見えたような…)」 竜華「(幾ら見上げても届かないようなアレは一体…)」 竜華「(気にしない…なんて事出来ひん…やんな)」 竜華「(全国には…そういうおかしな能力持ってる子がいくらでもおるんやから)」 竜華「(自分の感覚は大事にせんと…名門言うても簡単に負ける…)」 竜華「(それに……さっきから…配牌が酷い…)」 竜華「(あの朧気ながらに未来が見える感覚もなくて…)」 竜華「(まるで何にも出来ひん初心者の頃に戻ったみたいや…)」 竜華「(何も分からへん…霧みたいなものに迷わせられるように…方向性も定まらへんで…)」 穏乃「…ツモ」 竜華「っ!!」ゾッ 穏乃「跳満です」 竜華「(…やっぱり…この子か?)」 竜華「(この子が…この薄ら寒い感覚の原因なんか…?)」 +2穏乃(雀力7+能力60)67 +3竜華 0 +4景子 0 +5莉子 0 穏乃 145 竜華 78 景子 74 莉子 22 穏乃「(…よし…やれる…)」 穏乃「(皆に私の能力が効いてる…!)」 穏乃「(あんなに強かった千里山の人も…他の二人も…)」 穏乃「(自由に打てなくて…手が遅くなっているのが伝わってくる…!)」 穏乃「(でも…ここで油断なんかしない…)」 穏乃「(だって…私はこの中で一番、弱いんだから)」 穏乃「(本来の実力で言えば…きっとここにいられないんだから)」 穏乃「(そんな私を…信頼して大将においてくれた皆の為にも…)」 穏乃「(そして…阿知賀にわざわざ戻ってきてくれた…憧や京太郎の為にも…)」 穏乃「(必ず…勝つ…!!)」 莉子「…っ…これ…!」スッ 穏乃「それ!16000!」 竜華「っ!」ゾッ 竜華「(捲…られた…!)」 竜華「(まさか…ここでこんなやばいのが出てくるなんて…)」 竜華「(…うちなんか話にならんような…マジもんのバケモンやないか…)」 竜華「(一年に何人か女子の方では魔物と呼ばれる規格外の子が出てくるって言うけれど…)」 竜華「(…この子はきっと…その中のひとりなんやろうね…)」 竜華「(でも…準決勝では負けへんよ)」 竜華「(千里山には…うち以外に頼りになる子がたくさんおるんやから)」 竜華「(次はきっと勝つ…)」 竜華「(だから…今日は…)」 竜華「…お疲れ様…でした」 竜華「(…素直に負けを認めておかへんと…な)」 【System】 松実玄の雀力が1あがりました 松実宥の雀力が2あがりました 新子憧の雀力が2あがりました 鷺森灼の雀力が1あがりました 高鴨穏乃の雀力が2あがりました 千里山に勝利した事によりチームの雀力がさらに2あがりました
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/88.html
【中学一年 ―― 1月第二週】 京太郎「(さて…そんな訳で学校も始まった訳だけれど…)」 京太郎「(大吉のお陰か良い感じに進んでいるな)」 京太郎「(勉強も今のところついていけてるし…バイトも良い感じだし)」 京太郎「(ま、でも…【2月の第一週にある学期末テスト】はどうなるだろうなぁ…)」 京太郎「(今のまんまじゃちょっと赤点ラインは厳しい気がする)」 京太郎「(ま、やばそうなら…部活停止期間中にでも憧に教えてもらえば良いか)」 京太郎「(じゃ…今週はっと…)」 +2 末尾16 憧と勉強 末尾27 部活 末尾38 雑用 末尾49 アルバイト 末尾50 鷺森レーンで気晴らし 憧と勉強 京太郎「という訳で今回は早めに会いに来たぞ」ドヤァ 憧「馬鹿。威張って言う事じゃないでしょ」ペコン 京太郎「いてっ…まぁ…そうなんだけどさ」 憧「…っていうか早めにって言うより毎回会いに来てよ…」 京太郎「いや…流石に毎回はちょっと憧が迷惑かなーって」 憧「…別にそんな事ないし。あんた一人くらいなら余裕で見てやれるから」 京太郎「ありがとうな。まぁ…俺はレギュラーだし、あんまりそういう訳にもいかないんだよ」 憧「むぅ…」 京太郎「ん?どうした?」 憧「…何でもない。だから、ほら、始めましょ」 +2 00~30 失敗 31~60 成功 61~99 大成功 ※知力1王子様3御神籤5で+9されます 成功 憧「はい。じゃあ、こんなところでおしまい」 京太郎「あぁ…っくぁー…疲れたぁ…」 憧「ま…一年間の総ざらいだからね」 憧「試験範囲も広いし、あんたじゃ手が足りないでしょ」 憧「だ、だから…ら、来週もほら…ね?」 憧「あ、あたしもあんたに教えるのは丁度良い復習になるし…」 憧「あんたさえ良いなら来週も…」 京太郎「んー…そうだなぁ…」 京太郎「…まぁ、予定は未定って事で」 憧「あぅ…そんなに…ダメ?」 京太郎「いや、ダメッて言うか…うちの監督が監督だからさ…」 京太郎「急に遠征やら入れて予定が滅茶苦茶になる可能性もあるし…」 憧「あー…確かに…」 京太郎「…ま、【今のままじゃ厳しいのは確か】だし…もう一回くらい頼むかもな」 京太郎「その時またよろしく頼む」 憧「…ん。でも…こうして教えたんだし赤点なんて許さないんだからね」 京太郎「おう、分かってるよ」 【System】 須賀京太郎の知力が1あがりました 【中学一年 ―― 第三週】 京太郎「(さて…憧の勉強のお陰で少しは知力もマシになったけれど…)」 京太郎「(ただ学期末のテストで確実に赤点を回避するのにはもうちょっと足りない感じかな…)」 京太郎「(欲を言えばもうちょっと欲しいけど…勉強からは少し離れたいジレンマ)」 京太郎「(ついでに言えばバイトもしたいし、鷺森の顔もそろそろ見とかないとまたからかわれそうだし…)」 京太郎「(うーん…どうしよう…)」 末尾16 憧と勉強 末尾27 部活 末尾38 雑用 末尾49 アルバイト 末尾50 鷺森レーンで気晴らし 雑用 モブα「…なぁ、須賀」 京太郎「んー?」 モブα「…お前何やってるんだ?」 京太郎「気晴らしに雑用」ハァー モブα「気晴らしって…お前な」 京太郎「良いじゃん、気が紛れるのは確かなんだし…」キュッキュ モブα「…まぁ、お前がやるのは別に良いんだけどさ」 モブα「少なくとも…A先輩たちがやってるよか違和感はないし」 京太郎「あー…あの人たち…どうだ?」 モブα「意外なほど大人しく雑用やってるよ」 モブα「麻雀やってる時も前みたいに舌打ちしたりしないし…」 モブα「それに意外と作業もマメで、俺ら一年の仕事が減ったくらいだぞ」 京太郎「…そっか」 京太郎「んじゃ、俺も雑用係として負けてられないな…!」メラメラ モブα「なんでそこで対抗心燃やすんだよお前は」 +2 00~30 失敗 31~60 成功 61~99 大成功 ※雑用2御神籤5で+7されます 成功 京太郎「ふぅ…まぁ、こんな所かな」 モブβ「…お、おつかれ」 京太郎「おう、βじゃん。お疲れさん」 モブβ「こっちの卓終わったし…そっちも一段落ついたなら入らない?」 京太郎「あー…いや、俺はいいや。今度は買い出し行きたいし」 モブβ「いや…でも…」 京太郎「良いから。今まで打てなかった分、お前らが代わりに打ってくれよ」 京太郎「その方が俺も嬉しいし…それに有難いしさ」 モブβ「有難い?」 京太郎「あぁ、チーム戦なんてどれだけあがいても一人じゃ勝てない訳だしな」 京太郎「来年、一緒に闘うだろうモブβが強くなってくれる方が俺は嬉しい」 モブβ「俺ってもしかして…期待されてる?」 京太郎「おう。これでも実は結構期待してるんだぜ」 モブβ「…そっか。それなら…俺頑張るよ」 【System】 須賀京太郎の雑用力が1あがりました 【中学一年 ―― 1月第四週】 京太郎「(そっか…あの人たち…真面目にやってくれてるんだ)」 京太郎「(あそこで土下座したモブC先輩はともかく…他の二人までちゃんとやってくれているのが意外だ)」 京太郎「(口には出さなかったけれど…意外と反省してるって事なのかな…?)」 京太郎「(まぁ…アレから顔を合わせても無視されるだけだから分かんないけど…)」 京太郎「(でも、もし反省して…改めようってそう思ってくれているなら…)」 京太郎「(俺があそこででしゃばったのも…無意味じゃなかったって事だな)」 京太郎「(…うん。そう思うと…なんかやる気が出てきたぞ)」 京太郎「(よし…!それじゃ今週は…何をしよう)」 末尾16 憧と勉強 末尾27 部活 末尾38 雑用 末尾49 アルバイト 末尾50 鷺森レーンで気晴らし アルバイト 京太郎「(ふふ…実はアレから結構、調子に乗って麻雀の教本買ったから小遣いが心許ないんだよな…)」 京太郎「(ここは軍資金を得る為にも…松実館でのアルバイトを頑張るべき…!)」 京太郎「(それに…まぁ、宥さんの事も気になるしな」 京太郎「(もしこの前会いに来て貰えなかったのが嫌われたとかだったら謝らないといけないし…)」 「あぁ、須賀」 京太郎「あ、先輩。どうしました?」 「いや、お前もそろそろ仕事に慣れてきたなと思ってな」 京太郎「ありがとうございます。先輩の指導のお陰です」 「よせやい。俺はお嬢に言われて適当に教えてやっただけだ」 「ま、それはそれとして…一つ提案があるんだが」 京太郎「提案?」 「あぁ、今度はお前、接客でもやってみないか?」 京太郎「接客?」 「あぁ。お前は顔もそれなりだし物腰だって丁寧な方だからな」 「接客の方も出来ると思うぞ」 京太郎「でも…そっちの方は大丈夫なんですか?今、人手は…」 「お前みたいなひよっこ一人いなくても、大丈夫だよ」 「ま、お前がうちの方が良いって言うなら拒む理由はないけどな」 「で、どうする?接客なら玄お嬢ちゃんの方の担当になるから一から下積みしなおしになるが…」 京太郎「俺は…」 +2 末尾奇数:このままボイラー室で 末尾偶数:接客もやってみる 接客もやってみる 京太郎「じゃあ…折角ですし、接客の方もやってみます」 「そうか…ま、若い内は色んな事に挑戦するのが一番だ」 「俺くらいの年になると慣れたもんばっかりになって新しいもんにはどうも尻込みしちまうからな」 京太郎「でも、先輩の技術は凄かったです!」 「はは。ありがとよ。世辞でも嬉しいわ」 「じゃ…新しい職場でも頑張れよ、応援してるぜ」 京太郎「はい!今までありがとうございました!!」ガバッ 「おう。ま…あっちの小うるさいババアどもに虐められたら何時でも戻って来い」 「お前みたいなひよっこの面倒くらい何時でも見てやるからよ」 京太郎「はい!その時はよろしくおねがいします!!」 【松実館廊下】 玄「あっ京太郎君!」 京太郎「あぁ玄さん」 玄「…玄さん?」キョトン 京太郎「いや、一応、バイトの先輩なので人前では敬語を使おうかなって」 玄「そんなの私と京太郎君の仲には要らないのです」ドヤァ 京太郎「いや、でもそういうのしっかりしないと…」 玄「良いから良いから。うちはそんな堅苦しい職場じゃないし」 玄「それよりほら、こっちに来て。今から制服渡すね」グイグイ 京太郎「あっちょ…玄…!」 玄「うん。似合う似合う!」 京太郎「ったく…ホント強引なんだから…」 玄「ごめん。でも、あんまり時間なくって」 玄「今日もお客さん一杯だから忙しいし…」 京太郎「そんな時期に新人入れて大丈夫なのか?」 玄「大丈夫だよ!生まれてからずっと私は旅館の仕事見てるんだもん」 玄「この松実玄にお任せあれ!」ドヤァ 京太郎「(…不安だ…)」 +2 00~30 失敗 31~60 成功 61~99 大成功 ※バイト力1御神籤5で+6 失敗 京太郎「…で、玄」 玄「…はい」チョコーン 京太郎「何か俺に言う事はないか?」 玄「…はい。お仕事忙しくて京太郎君放っておいてごめんなさい…」 京太郎「ったく…初日なんだからせめて指示くれないと俺も動けないって」 玄「はい…ごめんなさい…」シュン 京太郎「…ま、俺も悪かったよ」 京太郎「こうなるなら前もって色々と聞いておけばよかった」 京太郎「忙しいの分かってたのにフォローの仕方も知らなかったしさ」 京太郎「やっぱ場所が同じでも部署が違えばまったく違うんだな」 京太郎「役に立てなくてごめん」 玄「そ、そんな事…」 京太郎「ま…次からはそんな事ないように俺も頑張るからさ」 京太郎「色々…教えてくれよな」 玄「…うん!」
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/4618.html
福島原発事故 ※ ★ 東京避難も検討の事態と米紙も 英米テレビは「メルトダウンの内側」をドキュメンタリーに 「gooニュース>国際・科学(2012.2.29)」より / 魚拓 ・映画監督リドリー・スコットとトニー・スコットの兄弟が、YouTubeとフジテレビと合同で「2012年3月11日」を記録する「Japan In A Day」という企画を立ち上げました。 3月11日のその日、日本のどこにいて何をしているか、何をしていても、映像で記録して、投稿してくださいと。「Get your cameras ready(カメラを用意して)」。 3月11日はもうすぐです。 .
https://w.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/885.html
「みゆき、久しぶり!」 交差点で待っていたかがみは、大きく手を振りながら声を上げた。 横断歩道を渡るみゆきは上品に、肩の高さで手を振りかえす。 「お久しぶりです、かがみさん。つかささんもお元気そうですね」 「えへへー、元気だよ。ゆきちゃん変わってないね」 つかさはのんびりとした口調でみゆきを迎えた。 「いえ、つかささんもかがみさんも、お変わりないようですね」 「それってほめ言葉なのかしら?でも、一年もたつからね。みゆきが変わってないのを見るとホッとするわよ」 「ふふふ。一年はとても短く感じました」 交差点は歩道と横断歩道がある十字路だった。 その一角に三人は集まった。 「今日でちょうど一年なんだね」 そう言ってつかさはふと、周りを見渡した。 広い幹線道路と、狭い住宅街の路地とが交差する、とても見通しの悪い交差点だった。 幹線道路には歩道があり、ちょうどそこに三人が集まっている。 信号機は無く、横断歩道だけが幹線道路をまたいでいる。 しかし人も車も少なく、それほど気を使う事もない。 「そうですね……。あの頃は私もよく、つかささんとかがみさんのお宅にお邪魔になりました」 住宅街の路地を真っ直ぐ進むと、つかさとかがみの神社があった。 歩いてほんの数分もたたない。 逆に幹線道路の向こう側にはコンビニがあり、お菓子を買うときなどはよく利用していた。 かがみはみゆきの言葉にうなずきながら、苦笑した。 「四人でよく勉強会をやったわよね。ほとんど、つかさとこなたに教えるばっかりだったけど」 「ええー~~、そんな事ないよお。そう言えばこなちゃん、私たちの家でよくゲームやってたよね」 懐かしむように、つかさは空を見る。 それからゆっくりとうつむくと、すぐ足下に目をやった。 それに合わせて、二人も無言で同じ場所を見つめる。 「……」 しばらく無言のまま、三人は固まった。 「泉さんはゲームがお好きでしたからね。学校にも良く、携帯ゲームを持ち込んで遊んでいらっしゃいました」 「受験生だって言うのに、授業中もやってたらしいじゃない?まったく、本当にあいつらしいわよ……。 でも、あの頃は、楽しかったわよね」 半分に切られた2Lペットボトルが、ガードレールの根本に縛り付けられていた。 その中には黄色や青色の、様々な花束が生けてある。 三人は視線を、そこから離そうとしない。 花はもうしおれていて、花が挿されてから数日はたっているらしい。 「夏休みにさ、こなちゃんとゆたかちゃんのお姉さんと黒井先生とさ、海に行ったでしょ? あの時、友達と一緒にいることが、一番楽しいんだなって感じたよ」 「ええ……、私も、そう感じていました。 でも、それがいつのことだったのかは、覚えていませんが……」 「こなた……。今頃どうしてるかしら……」 かがみは顔を上げて、二人を見つめた。 「きっと……、幸せに過ごしているはずですよ」 「……。うん、きっとそうよね」 「……っ、どうして……、どうしてこうなっちゃったんだろうね……」 つかさの声は震えていた。 一年前、事故は夜に発生した。 勉強会の最中で、コンビニに夜食の買い物へ行く途中の事だった。 暗く見通しの悪い交差点の横断中に、たまたま無謀運転をする車が通ったのだ。 つかさはその頃の記憶が混乱している。 ただ、救急車のサイレンの音が印象に残っていた。 「つかささん……。たまたま運が悪かったんですよ……!事故だったんです……!」 もう一年がたっていても、涙は枯れない。 まだ昼時で日が高い。 こんな時に涙は似合わない、と思ったかがみは、上を向いた。 ふう、と一息深呼吸をして、まぶしい太陽を見た。 そして視線を幹線道路の先にやると、見慣れたシルエットを見つけた。 長い髪を揺らし、頭のてっぺんから癖毛を立てている。 背が低く歩幅が短いために、足の動きがとても小刻みだ。 かがみは、その姿を見間違えたりはしない。 「ウソ……、こなた……!?」 かがみの尋常でない驚き方に、つかさとみゆきも顔を上げた。 「……えっ、本当だ……!こなちゃんだ!こなちゃんだよ!」 「泉さん……?本当に泉さんですか……?」 メガネをしていても、人影は確認し辛いくらいに遠く、みゆきは一生懸命目を凝らした。 こなたは交差点まで、ゆっくりと歩いて来た 目には何かに怯えるような、緊張感を漂わせている。 手には花束が抱えられていて、一歩ずつ歩く度にそれが揺れる。 「一年ぶりだね。ごめん、なかなか決意が出来なくて……、こんなに遅くなっちゃった」 三人は微笑み、黙ったまま次の言葉を待った。 「だって、私だけが……」 「違うよ。こなちゃんは悪くないよ……!少し運が悪かっただけなんだよ……」 つかさはそっとささやいた。 しかしきっとその声は、こなたには届かない。 こなたは意に介さずに続けた。 「それで、時間ばっかり過ぎていく間に、どうしても寂しくなっちゃって…… みんなと一緒にいたかった。でもそうはならなかった……」 たまらず、かがみは口を挟んだ。 「こなた、ごめん……。さみしい思いをさせて……。確かに運が悪かった。 でも……、私ももっとこなたと一緒に過ごしたかったのよ。 でもねこなた、私たちと一緒に来ちゃダメ。それは絶対に……!」 一年前の夜、こなたは買い物の途中で、財布をかがみ達の家に忘れたことに気が付いた。 三人には先に行ってもらい、こなたは財布を取りに戻り、再び夜の道に立った時の事だった。 夜の静けさを貫くブレーキ音と、誰ともつかない悲鳴が響くのをこなたは聞いた。 すぐに駆けつけたこなたは、三人の姿を交差点から50メートルも向こうで見つけた。 近くに停まる自動車のボンネットは変形し、フロントガラスは砕けている。 ちらほらと野次馬が集まるなか、こなたはただ立ち尽くすしかなかった。 「私、心の整理がやっと付いたんだよ。 私だけ生き残った事は、今まで不幸だって感じてた。 みんなを裏切ったんだと思ってたんだよ……。 でも最近やっと、私だけでも生き残れたんだって、考えられるように成長たんだ。 みんなの分もこれから私が生きなくっちゃって、思えるようになったんだよ」 こなたは、ペットボトルに生けられた、しおれた花束に向かって語りかける。 「だからさ、みんなの生きる分も、私がこれから受け継ぐよ」 ペットボトルからしおれた花を抜き、ヒモをほどいて中の水を捨てる。 代わりに500mlペットボトルに入れた来た新しい水に入れ替えて、元気な花束をそこに挿した。 その様子を背後から、三人が囲むようにして眺めていた。 「ありがとうございます、泉さん。でも無理をしないでくださいね。 泉さんが泉さんらしく生きることが、私たちの願いなんです」 こなたは手を合わせて一礼した。 つかさとかがみの神社へと向かうつもりだ。 こなたは歩道から細い路地へ進んだ。 ちょうどそれと同時に、中型トラックが幹線道路から交差点で右折してきた。 こなたの小さい体に気づかないトラックは、ほとんど減速することなく路地に侵入し、歩くこなたに迫った。 こなたがトラックに気づいた時、すでにトラックは目の前までやってきていた。 その時の体勢では、避ける事は無理だった。 大きなエンジン音が、こなたを脅迫し、氷つかせる。ただこなたは、立ち尽くすしかない。 もう、みんなへの誓いを破ってしまうのかと、こなたは絶望した。 その時、突風が、こなたの軽い体を強く押した。 よろめき、つまづきそうになるこなたのすぐ目の前を、トラックが猛スピードで通過していく。 こなたは腰を抜かし、しばらく立つことが出来なかった。 「あは、ははは……、危なかった……!」 まだ立てないが、こなたは興奮を隠せなかった。 今頃になって気づいたように、心臓が暴れ出す。 「ねえ、もしかして、みんなが助けてくれたの?」 返事は聞こえない。 そっと、こなたは立ち上がった。 こなたは感じていた。 忘れていない、あの懐かしい感覚を。 こなたは交差点を去っていく。 それを見送る三人もまた、ここを去らなくてはならなかった。 しかしずっと遠い未来で、またこなたに再会する事になるのだろう。 その時に聞いてみようと思うのだ。 「友達がそろうと、たのしいよね?」
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/11278.html
720 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 9523-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 19 26 47.39 ID rmt2BSyw0 [1/2] 報告 先日、会が始まるなり、いきなり部員Aが部員Bに喰ってかかっていた 何事かと聞いたら1年前のセッションが原因だと言う そのセッションというのは、殺人事件を推理で解決すると言う物で、 Bはある海外ドラマを参考に、犯人の通称と、特長的な犯行、その本名をそのまま流用したのだと言う 当時は、誰もそのドラマを見たことがなく、Bもそのドラマのタイトルを言わなかったので、ふーんで終わったのだが 1年たった先日、Aがそのドラマを見たらしく、あまりにもそのまますぎて 「お前のせいでドラマを見る楽しみが減ってしまった!謝れ!」というようなことを言っていた B含め、周りの人間の「時効だろ」という主張を一切受け付けず、そのまま帰って行ってしまった 721 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 4016-zAhY)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 19 31 53.95 ID FmBeE0jq0 720 そりゃ海外ドラマをそのままパクったBが悪いわ。 722 名前:ゲーム好き名無しさん (ワイマゲー MMe5-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 19 33 03.98 ID Md4HOH/mM いったい何からだったんだ デクスターとかならもにょるが 723 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ fce0-zAhY)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 19 33 31.28 ID l0PX4MtO0 まあ通称と本名くらいは変えといた方がよかっただろうね 724 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 88c9-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 19 42 10.47 ID jCuEZ2px0 [1/2] そもそもそのドラマ自体がシナリオに使った時点で何年前のものだったのだろう 再放送ものだと、ネタバレに関してはある程度諦めるしか 最近じゃ公式が「バルスは○時○分です!」とか煽るような時代だ 725 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 9523-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 20 24 19.79 ID rmt2BSyw0 [2/2] 722 メンタリストだそうだ 727 名前:ゲーム好き名無しさん (スプッ Sdb8-nB6i)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 20 27 12.51 ID NqYbVCztd [2/2] 725 あー、それはBがアウト 主人公が1シーズンかけて追い詰めるラスボスじゃん 728 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 807b-VfC9)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 20 37 11.58 ID H7snrAST0 とはいえ他の作品を参考にシナリオを作るのは基本的な手法だし 例え人物の名前や細かい展開を変えていたとしても話の骨格がそのままなら気付くときは気付く ある程度起こりうる事故として互いに受け入れるべきじゃないかな 729 名前:ゲーム好き名無しさん (ガラプー KK5f-RVuY)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 20 41 36.97 ID DYhwg/AAK 時代劇を参考にしすぎて、色々変えても読まれてしまうRLがいたなあ… 730 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 88c9-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 20 47 47.25 ID jCuEZ2px0 [2/2] まぁ、あまりにもそのままなのはアウトだし、 推理ものだとネタバレによって楽しみが激減するのも確か 水戸黄門なんかは、事件の背景なんかをよそで参考にしても、 それを知ってて視聴者が困るってことはほとんど無さそうだし 結局は何を参考にどの程度換骨奪胎するかによってケースバイケース 今回のB氏はちょっと擁護しづらい それで食ってかかるA氏も、気持ちは分かるがあまりしつこく絡むようだと困 731 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW fc5b-4qA/)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 20 56 25.14 ID AJdXBb450 時効かどうかはともかく、新作じゃないならある程度のネタバレはなあ… いやまあAの気持ちがわからないとは言わんし、Bも事件解決に不必要な部分はある程度変えとけよとは思うが 参考にするからこそ、ネタバレに対する考慮みたいなのはしておいて欲しい 732 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 407c-dUIB)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 21 28 29.74 ID ZBITOsNY0 AB両方の主張それぞれ理解出来て、何とも言いづらい報告だ… 734 名前:ゲーム好き名無しさん (ガラプー KK5f-dnVF)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 21 38 55.58 ID KMnuMqtLK [2/2] 正直、困と言うよりは事故案件な気はする しかし一年以上経ってから言われてもゲームに関係ない所で困るよな 735 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ baaf-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 21 44 12.59 ID ksxkh6O90 メンタリスト途中までしか知らないけどこのミステリの犯人は○○じゃなくて、このシリーズの黒幕の名前は○○になっちゃうんじゃね? よーやるわと思うわ、再放送繰り返してるから一年越しじゃなくてその場で同じ状況も十分ありえるし 736 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ f25b-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 22 28 00.58 ID Fr83rs2+0 報告者はAを困として報告したい、でいいんだよな? 正直原因作ったBが悪いと思うんだけど。 737 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ df0a-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 22 42 32.30 ID kHp5uOG+0 B…いやA…? 駄目だ俺に海外ドラマ知識が無いからBのしたことがどれくらい酷い事かわからん Bはタイトルは言わなかったが 「海外ドラマを参考にした」 とは言ったんだな? 「犯人の通称と、特長的な犯行、その本名をそのまま流用した」 も言ったんだな? 1年越しで喰ってかかるAもどうかと思うが 原因は全てBが作ってるよなあ 海外ドラマを参考にしたと言わず 名称も変えとけばこんな事にはならなかっただろ 特徴的な犯行は複線かもしれないからともかくとして 名前くらいは変えられたよな? 738 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 3f02-nB6i)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 22 49 29.34 ID FdFcbV5I0 737 ドラマ知識なくてもいいぞ 要するに、犯行方法以外判らない為、呼称のためにコードネームで呼ばれる連続殺人鬼の本名を晒しやがったって事だから しかもポっと出の奴じゃなくて話全体を通してひた隠しにしてきたラスボスの本名をな 739 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW fd4d-ud2d)[sage] 投稿日:2016/06/02(木) 23 03 02.31 ID qeRSjiOw0 まあ……どちらを困とみなしてもモヤモヤが残る微妙な案件だなーと 740 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ baaf-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 00 12 23.24 ID YOT9QR0A0 今調べたら7シーズンまでやってて12話どころか20話以上だった 150話越えで延々追い続ける黒幕をわざわざネタバレとか悪意すら感じる無遠慮さだと思う 741 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 88c9-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 00 17 58.25 ID xEB5qpqC0 え、その黒幕って1シーズンの黒幕じゃなくて、全シリーズを通した黒幕なん? 流石にギルティだなぁ 749 名前:ゲーム好き名無しさん (ガラプー KK5f-dnVF)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 02 15 35.90 ID 8BxNhC3vK [1/7] ちょい待ち 今、番号追って見てたけど報告者は二件しか書き込みはしてないぞ しかもメンタリストとは書き込んでるけど、犯人がどうとかは別の奴が決め付けで書き込んでるようだ これ、他の奴に踊らされてるぞ ちなみにメンタリストはシーズンとかシリーズで追う犯人も居るけど、基本的には1話完結で特定の犯人の時だけ続き物 約七年やってるけど、ファイナルシーズンの放映はこれから ソフトの発売は日本語版はまだみたいだから最後の犯人は普通はまだ知らないはず 海外版を買ってみてるなら兎も角、そんな奴はネタバレがどうのとは言わないだろ 犯人はこの中にいる! 750 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 3f02-nB6i)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 02 24 09.39 ID IYgp2UHD0 [1/4] 残念ながら、ホントに話の根幹に関わる奴だから最初のシーズンから通称は出てるんだよなぁ 犯行の手口も毎回同じで痕跡も特徴的だし というかファイナルシーズンがまだCSで放送されてないなら時効じゃないじゃん 751 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW fd4d-ud2d)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 02 28 00.06 ID JxCRIvvC0 メンタリスト知らないんだけど通称だとかなんだとかはそのシリーズボスだけが持ってて各話ボスは持ってないの? 752 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ ed78-8rpn)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 02 50 55.56 ID w28Kr+Sd0 横レスだけど通称のある犯人「レッドジョン」はシリーズ通してのと言っても第6シーズンの初めの方で終わってる これが2~3年前 ちなみにこれはwikiにもしっかり載ってる シーズン6もそれ以降は単発の一話完結がメインっぽい いつの話か知らんけどここまで見て無かったのも悪いんじゃないかなとは思う 大体、海外ドラマのネタバレが怖かったらネットとか見れんよ 753 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ df5b-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 02 56 15.06 ID QiPuUhyu0 [3/6] ドラマをいつ見るかなんて個人の自由じゃん? 見てなかったのが悪いとか暴論じゃね? 754 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 817b-wF3E)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 03 08 30.45 ID G7KrZov40 [1/5] 元ネタのドラマの詳細はどうでもいいのよ 752みたいにドラマのネタバレするのが思慮足らないって話しだからな 755 名前:ゲーム好き名無しさん (ワイマゲー MMe5-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 06 00 53.69 ID qYtdI0s9M それこそ誰でも知ってる話や 1000年単位の古典ならまだしも 名前そのまま流用はまずいんじゃねーの? 756 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 227b-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 06 32 26.33 ID 6TxCdbM50 「先が気になって仕方がない」原作読んで先の展開を知るタイプでネタバレという概念が存在しないんじゃ? どちらかというとはがないで夜空が盗作で吊るし上げられるエピソードを連想した。 757 名前:ゲーム好き名無しさん (スプッ Sdb8-0NMK)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 07 47 09.25 ID h5uA8TXJd 720 悪意があってネタバレしたわけじゃ無いんだから困とは思わないな。 原作がかなり前に出ていたらしいし、どうしてもネタバレがいやなら原作買うか人と関わるなと思う。 学食でfatezeroのアニメ(当日オンエア中)について原作知っているダチと話していたら、いきなりどこからが走ってきてムギャオーしてきたキモオタ思い出したわ。 758 名前:ゲーム好き名無しさん (スプー Sdb8-MVQC)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 07 55 26.77 ID SJSM1G9Xd どっちかと言うと「ネタバレになるパクリをやった」だよね、Bの問題は。そういう意味ではBは有罪かな。 759 名前:ゲーム好き名無しさん (オッペケ Sr89-ud2d)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 08 29 13.89 ID FDTDVgZhr そんなことでいちいち責められるならGMやってられんわ 760 名前:ゲーム好き名無しさん (アウアウ Sa21-ud2d)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 08 35 52.08 ID yi+fjIara [1/5] やらなきゃいいんじゃね?見てすぐわかるレベルのネタバレまんまをシナリオ流用するようなGMなら公式シナリオだけ回してろよ 761 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 5d7b-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 08 37 41.44 ID ohV6BuaM0 元ネタがバレバレになるような流用するのを責められたらGMやってられんってどういうことだよ 原型無くなるまでとは言わんが改変しろよ パロディやオマージュだって告知してやるなら別だけど 762 名前:ゲーム好き名無しさん (アウアウ Sa21-ud2d)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 08 39 33.27 ID yi+fjIara [2/5] つーかAの主張は「謝れ」なんだからGMが「まんま過ぎたな悪かった」の一言を言えばすんだ話だろ それすら言わずに「時効だろ」と言い訳しかしてないからこじれたんならGMが困だろコレ 764 名前:ゲーム好き名無しさん (アウアウ Sa21-9ZZJ)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 09 14 51.07 ID 48Q8C1qfa [1/4] ネタバレ平気な奴は一年前のこと蒸し返して何言ってんだAは?ってなるし ネタバレは断罪すべしって奴は一年くらいじゃB許せねえ!ってなると思う 今回はネタバレ?ふーん、あっそ派がBの周りに居ただけだろう 765 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 227b-ud2d)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 09 22 47.24 ID 25FtR7/o0 ネタバレは自衛しろ派だけど予想だにしない方向からのバレはまあ怒りたくなる気持ちは分かる Bもセッション始める前に「メンタリストって作品のネタバレになる」って言っておけば違ったかもな Aも短気すぎる気がするがネタバレ死すべしな輩ならそういう反応になるのかね 766 名前:ゲーム好き名無しさん (スプー Sdb8-ud2d)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 09 24 56.62 ID IdST+eF6d [1/2] いやまてまて 単にBがそのまま流用しなければ良かった話なのでは? ちょっと名前変えるとか見た目変えるとかするだけで防げた事態でしょこれ 困というかは微妙案件だけどBの良識がない 767 名前:ゲーム好き名無しさん (ガラプー KKc5-dnVF)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 09 33 19.30 ID 8BxNhC3vK [2/7] 今の世の中、ネタバレを完全に回避するのは不可能だな まぁドラマや何かをパクるのは昔からのシナリオ作る手法の一つなんだし、今更感が強いな 流石に無罪とは言わんがヒステリックに困だと主張するのも無いな しかもシナリオやってから一年も経ってる件を糾弾始めるような奴はヤバくて付き合いを考えるレベル 769 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ ba5b-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 09 48 03.17 ID YIZthNXg0 [1/3] 当然の事として名前ぐらい変えろと思うが、「お前あれはねーよwwwww超ネタバレされたwwwwwww」と笑い話にするならまだしも 「謝罪しろ!」はヒくわ 770 名前:ゲーム好き名無しさん (アウアウ Sa21-9ZZJ)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 09 51 16.96 ID 48Q8C1qfa [2/4] Aの気持ちは分かるが生きてて苦しくないんかね 結局一人で出ていってるし今後周りともギスギスするし 772 名前:ゲーム好き名無しさん (スプッ Sdb8-nB6i)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 10 01 14.55 ID 5ieZROCyd [1/4] これ海外ドラマだからこんな反応なだけで、別の事ならほとんどの奴がBを叩く側に回るんだろうなぁ案件だと思うわ 778 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 213c-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 11 06 54.19 ID 6jLZG7R70 [1/4] 人類という生物にとってはネタバレあり派とネタバレ無し派どっちも正しく、片方を廃絶すると滅亡の危機だからな 779 名前:ゲーム好き名無しさん (スプー Sdb8-4qA/)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 11 11 55.95 ID adp+NM9fd どちらかを困呼ばわりしたくはない。 ただまあ、Aを誰かフォローしてやれよ今からでも、とは思う。 783 名前:ゲーム好き名無しさん (スプー Sdb8-5VNI)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 12 05 43.62 ID NN03y31Dd プレイングとしてはBがあかんけど全然関係ない会合で騒ぎ立てたAの方がまずい気もするが 830 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 9523-ChPp)[sage] 投稿日:2016/06/03(金) 20 59 49.38 ID ylEaN4wb0 昨日のBのネタバレの件だが、 今日、Bになんでそんなネタバレセッションをやったのか、それとなく聞いてみたところ、 「ネタバレセッションやる前から、熱心にいくつか海外ドラマの布教活動をAを含めたサークルの皆にしていたが、 誰も見向きもしなかったからセッションで使ったし、セッション中も誰もその名前に反応しなかったらそのまま進めた」 「当時誰かがドラマを見始めていたら絶対にそんなネタバレしなかった」 と言われた タイトルを言わなかったのは何故?悪意があったのか?と聞いたら 「どうせ誰も見ないなら敢えて詳しく言う必要もないだろ」 と言われた とりあえずAに関しては、Aと親しい奴らにフォローを任せることにした。 スレ437
https://w.atwiki.jp/gundam-vs-gnsk/pages/467.html
機動戦士ガンダム MS IGLOO-一年戦争秘録-Mobile Suit Gundam MS IGLOO secret notes of One Year War 媒体 イベント上映用アニメOVA 話数 全6話(3話×2期) メディア展開 小説コミック VSシリーズ初参戦作 機動戦士ガンダム EXTREME VS. VSシリーズ登場勢力 ジオン公国軍(第603技術試験隊)地球連邦軍カスペン戦闘大隊 VSシリーズ登場人物 ジャン・リュック・デュバルデメジエール・ソンネンオリヴァー・マイエルヴィン・キャディラック VSシリーズ登場機体 ヒルドルブヅダビグ・ラングオッゴボール(シャークマウス塗装)ザクII(連邦軍捕縛仕様)コムサイ VSシリーズ使用BGM 機動戦進出ス! 【あらすじ】 時は宇宙世紀0079、後に一年戦争(ジオン独立戦争)と呼ばれる戦争の物語。 激化する戦争の中、ジオン公国軍第603技術試験部隊は後の量産化のために試作兵器の実戦テストを行っていた。 しかし、本部隊に配備される試作機は数回のテストの後開発打ち切りとなり、後の軍事マニア・評論家からは「珍兵器」と呼ばれる代物であった。 【作品解説】 元々は松戸にある「バンダイミュージアム」で上映されていたもので、後にDVD化されたフル3DCGの作品で、1期のタイトルが「一年戦争秘録」、2期のタイトルが「黙示録 0079」となっている。続編に「機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線」がある。ただ本作との繋がりがある作品ではないので本作の様な内容を機体すると肩透かしをくらうかも、またこちらは主役が連邦サイドになっている。 映像作品としては初めてジオン公国軍視点から描かれており、1話ごとに主役機と主人公が変わるがストーリー自体はすべて繋がっている。 内容は一貫してテスト部隊である第603技術試験隊に配備される試作兵器の実戦テストというもので、テスト結果と引き換えに主人公が死ぬという結末を迎えている。 スタッフによると、作品のコンセプトは「成功しないプロジェクトX」とのこと。言い得て妙である。 また、ジオン視点ということもあってか連邦軍兵士がガラの悪いチンピラにしか見えず(顔が見えない連邦軍兵士にキャラ付けをするためらしい)批判も出ている。 MSIGLOOという題名にもかかわらず本作に登場するMSはヅダとカスペン専用高機動型ゲルググくらい(コミック版を合わせると偽装ジムことゲム・カモフもいるが)、一応MSに近いヒルドルブは「モビルタンク」と呼ばれている。 EXVS.に登場するのは第2話に登場する「ヒルドルブ」と第3話に登場する「ヅダ」である。流石に第1話登場の「ヨルムンガンド」はMSでもなければMAでもない超巨大ビーム砲であるため、参戦は確実に無い。 また、本作に参戦しているのは1期登場組なのでカスペン専用高機動型ゲルググなど2期組の追加参戦(MSと呼べるのはカスペン専用ゲルググくらいだが…)も期待されるが、PS3版には「ビグ・ラング」と「オッゴ」がCPU機体として参戦した。 【VSシリーズ登場勢力】 第603技術試験隊 ジオン公国軍技術本部の直轄部隊で試験兵器の評価試験を主たる任務とする部隊。母艦は客船を改造したヨーツンヘイムで別名「筆箱」。 同様の任務をする部隊として第604技術試験隊が本編で登場している。 地球連邦軍 作品解説でも書かれているが本作の連邦軍はどういう訳かやたらとガラが悪い。戦法も鹵獲されたザクを使って味方のふりをして近づくという偽旗作戦をつかっており戦争犯罪じゃないのか疑問である。まあMSの偽装については漫画版でゲム・カモフが出てくるからお互い様なのだが。 カスペン戦闘大隊 超タカ派でギレン支持者の軍人ヘルベルト・フォン・カスペンが隊長の部隊で物語終盤に第603技術試験隊は形式上はこの部隊に組み込まれる。カスペンは技術試験隊に来る前に大勢の部下を亡くしており、技術試験隊で新たな部下と合流するのだがそれは少年兵だった…。 状況だけ考慮するとカスペン及び部隊は捨て駒的に考えられてた可能性が高い。もちろん何故そうなったのかは視聴者それぞれの考察によるだろうが。流石にこの状況にカスペンも激怒したが途中である程度は少年兵を認めている。 【VSシリーズ使用BGM】 機動戦 「IGLOO」の劇伴は「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」も担当している大橋恵が作曲している。 大橋氏は他にも「スーパー戦隊シリーズ」等の劇伴も担当しているのだが彼女の所属する音楽事務所のHPを見ると「IGLOOから本格的に劇伴の世界に入った」と本作が紹介されている。 進出ス! こちらも大橋氏が担当した劇伴曲。 【ガンダムVS.シリーズにおけるステージタイトルとの関連】 エンジンカット!!(トライアルミッション)第3話におけるモニクの台詞より 軌道上に幻影は疾る(トライアルミッション)...一年戦争秘録第3話タイトル 雷鳴に魂は還る(トライアルミッション)...黙示録0079第3話タイトル 第603技術試験隊(トライアルミッション)…マイ達が所属している部隊 疾る 遠吠え(フルブーストミッション)…第2話・第3話のタイトルを混ぜたもの)