約 67,607 件
https://w.atwiki.jp/bloac/pages/36.html
399037攻略 ①下に降りて、右下の反転へ向かう ②反転後ダッシュで左へ、氷に着地し反転。 ③中央の降下で一番下まで下降、①をもう一度 ④降下が元の位置に戻る前に反転後ダッシュで左に行くと黒Bに着陸できる。 ⑤左のジャンプ台から梯子を上り、下に降りる。 ⑥右へ向かい、降下の辺りでダッシュジャンプし反対側の反転へ ⑦そのまま進んで反転し、ジャンプ台にのって上へ ⑧上の降下ブロックの左端に乗る。この時上の降下と中央の降下を股にかけるように降りる。 ⑨一番下まで降り、反転後ダッシュで左へ ⑩④で示した黒Bに着く。その後右へダッシュ。 ⑪ゴール。お疲れ様でした。
https://w.atwiki.jp/praytohokuchurch/pages/105.html
被災地教会への祈り 例(現地の祈祷課題は日々変わっています。) 地域との関わりのため 息の長い支援活動が展開していきますように さまざまな仮設住宅で生活されている方々のために 孤独死、自死を防ぐことができますように 近隣住民 幼稚園、園児のため 教職者のため (お名前を挙げて祈りましょう) 身体の健康、メンタルヘルス 牧師夫人・教職者の家族・住居など 経済的支え 休息 牧会 他要職(幼稚園長など) 来客・ボランティア対応 教会に集うさまざまな方々のため 亡くなれた方・そのご遺族 癒し・慰め・心のケア 信仰生活 住居・仕事・経済的支え 家族・友人・知人 高齢、病気、子どもたち、弱さを持つ方 付属幼稚園の教職員 役員会・長老・執事・教会スタッフ 教会活動のため 礼拝 祈り会 教会学校 伝道・援助活動 復興に伴う教会活動 各会の交わり 教会付属施設 被災した教会備品のため(使えなくなったもの) オルガン・ピアノ・楽器類 コピー機・PC,音響設備 椅子・講壇 教会員原簿・教会の写真など 付属施設 幼稚園バス・幼稚園備品 図書、教会文庫・牧師の蔵書・幼稚園文庫 被災した教会建築物のため 瓦礫撤去、 確認作業 建て直しや補修 計画 財政 教会会計のため
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/66.html
【中学一年 ―― 8月第二週】 京太郎「(さて…昨日からインターミドルの開幕だけど…)」 京太郎「(俺達の初試合は特に描写する事もないレベルで無難に終わった)」 京太郎「(強いて言うなら県大会決勝戦の再来というかなんというか…)」 京太郎「(終わった後に対戦相手がゲッソリしてたのが少しだけ申し訳なかったけど…)」 京太郎「(まぁ…小鍛治プロみたく麻雀が嫌になるレベルじゃないから…まだマシだよな?)」 京太郎「(いや…比較対象がおかしいかもしれないけどさ)」 京太郎「(ま…何はともあれ…【後三回勝てば団体戦優勝だ】 )」 京太郎「(まずはそれを目指して頑張ってみるか)」 京太郎「(その為にも…今のうちに自分の牌譜の見直しでもやっておこう)」 京太郎「(次の俺達の試合は二日後だけど…それまでの間に出来るかぎりの事はやっておきたいしな)」 +2 00~50 失敗 51~99 成功 ※雀力により+3されます 失敗 京太郎「(まぁ…ほぼ一日でどうにか出来るほど甘い話じゃないって事だな…)」 京太郎「(多少はマシになった感じはするけど…あくまでそれだけだ)」 京太郎「(仕方ない。そもそもダメで元々だったし…)」 京太郎「(気持ちを切り替えて…今は…)」 太平山「…よろしく」 A「よろしくおねがいします」 B「よろしくおなしゃす」 京太郎「(…この中で一位を取る事を考えないとな)」 +2 京太郎(雀力3+能力補正7+土壇場補正5)15 +3 御広谷(雀力6-能力補正(京太郎)7)-1 +4 A(雀力5-能力補正(京太郎)7)-2 +5 B(雀力5-能力補正(京太郎)7)-2 京太郎97 御広谷70 A65 B41 京太郎「(この中で要注意なのは勿論、御広谷だ)」 京太郎「(去年もエースを努めた二年がそのまま先鋒をやってる訳だからな…)」 京太郎「(この中で単純な雀力で言えば間違いなく飛び抜けてる)」 京太郎「(去年もインターミドルに出た分、経験も豊富だろうし…油断は出来ない)」 京太郎「(…まぁ、何故か脳裏に太平山って文字が浮かんだけど気のせいだろ)」 京太郎(太平山は御広谷に敗れたからこそ俺達の合宿相手に選ばれた訳だし) B「」トン 京太郎「…それロンだ。6400」 +2 京太郎(雀力3+能力補正7+土壇場補正5)15 +3 御広谷(雀力6-能力補正(京太郎)7)-1 +4 A(雀力5-能力補正(京太郎)7)-2 +5 B(雀力5-能力補正(京太郎)7)-2 京太郎37 御広谷3 A5 B19 ※トップなので運命の二つ名発動せず 京太郎「(よしよし…ちゃんと俺の能力は効いてるみたいだな…)」 京太郎「(俺以外のところは殆ど手が進んでない)」 京太郎「(ま、俺だってそんな高めの手を張ってる訳じゃねぇけどさ)」 京太郎「(でも、この中じゃ…悠々と手作り出来るし・・何より…)」 御広谷「くっ…!勝負だ…!リーチ!!」 京太郎「…悪いな、それだ。ロン、3900」 京太郎「(勝負を焦った御広谷が出してくれたか)」 京太郎「(満貫って手もあるけど…ここで御広谷を落とせたのは大きいな)」 京太郎「(さっきのも合わせて点差も大きく開いたし…)」 京太郎「(…先鋒での勝ち抜けはほぼ決まったかな)」 京太郎「(ま…だからと言って油断はしねぇよ)」 京太郎「(フォア・ザ・チーム…その言葉を俺はまだ体現出来ちゃいないけど)」 京太郎「(だからと言って…手を抜いて先輩たちに迷惑かけるような格好わるいところは見せたくないしな)」 +2 京太郎(雀力3+能力補正7+土壇場補正5)15 +3 御広谷(雀力6-能力補正(京太郎)7)-1 +4 A(雀力5-能力補正(京太郎)7)-2 +5 B(雀力5-能力補正(京太郎)7)-2 京太郎71 御広谷30 A92 B39 A「(これが阿田峯の一年…須賀京太郎か…)」 A「(なるほど…先輩たちが要注意だって言ってた意味が分かる…)」 A「(まだ荒削りだけど…こいつのいる卓は確かに…手が進まねぇ…)」 A「(だけど…それは決して完全って訳じゃねぇみたいだな)」 A「(気の緩みか或いは運が良かったのか…俺には逆転手が入ってる)」 A「(ま…これを須賀の奴に当てるのはきっと無理だろうさ)」 A「(あいつはもう俺が聴牌してる事を読んでる)」 A「(だが…さっきの直撃で須賀の事しか見えてない御広谷なら…」 御広谷「…これだ…!」 A「おっと…そいつを貰うぜ。ロン…ハネマンだ」 御広谷「ぐぅ…!!」 +2 京太郎(雀力3+能力補正7+土壇場補正5)15 +3 御広谷(雀力6-能力補正(京太郎)7)-1 +4 A(雀力5-能力補正(京太郎)7)-2 +5 B(雀力5-能力補正(京太郎)7)-2 御広谷52 A51 B99 ※運命の二つ名発動! B「(…御広谷はもうダメだな)」 B「(打ち筋に覇気がない。完全に萎縮してる)」 B「(ま…当然か。一度も和了れずに跳満直撃)」 B「(エースの自負ってヤツを粉々にするには十分過ぎるくらいだ)」 B「(こいつを狙い打っても良いんだが…だが、もう次の局が目の前だ)」 B「(ここで御広谷をさらに追い詰めるよりは…二位のAから点差を奪っておきたい)」 B「(幸い…俺の手は最低でも跳満だ。後はこれを当ててやれば…俺が二位に…)」 京太郎「…」スッ 京太郎「…おっと、悪いな。ツモだ」 B「えっ」 京太郎「満貫で…2000・4000…これで終わりだな」 モブ1「よ。お疲れ様」 京太郎「うっす…すみません。一回和了らせちゃいました」 モブ1「ばーか。十分だっての」ポン モブ1「ここから詰められるほど俺は弱くねぇよ」 モブ1「ま…流石に残り何万点を飛ばしてやれるほど強いって訳じゃねぇけど」 モブ1「だが…ここまでやってくれたんだ」 モブ1「お前の顔に泥を塗らないような対局をしてくるよ」 京太郎「…はい!お願いします!!」 +2 00~30 だが、御広谷が復活した 31~60 無難に点差を広げて次へと繋いだ 61~99 御広谷を飛ばして次鋒で終了した ※雀力5フォア・ザ・チーム10京太郎の勝ち星10 =+25されます モブ1「(と…後輩に偉ぶって見たものの…だ)」 モブ1「(流石インターミドル…容易くやらせてはくれないな…)」 モブ1「(点差は取れてるし…負けるつもりはないが…)」 モブ1「(これは須賀が稼いでくれた点差が大きい)」 モブ1「(ここまで開くと多かれ少なかれ勝負しないとおいつけないからな…)」 モブ1「(それを狙い打つだけの簡単なお仕事…ってほどじゃねぇけど…)」 モブ1「(だが…ま…)」 モブ1「(…恥ずかしくない戦果にはなったかな)」+20000 +2 00~30 御広谷復活?あぁ、そんなものもありましたっけ 31~60 さらにモブ2先輩が稼いでくれた 61~99 御広谷ハコワレ ※雀力5フォア・ザ・チーム10京太郎の勝ち星10モブ1の勝ち星5 = +30されます モブ2「(はは、御広谷の奴…顔が真っ白になってやがる)」 モブ2「(そりゃそうだな。エースの奴が潰されて…モブ1には狙い打たれて)」 モブ2「(もう小さな風一つ吹いただけでも吹っ飛んでしまいそうな点棒しか持ってねぇんだ)」 モブ2「(まさか強豪校の自分たちがこんなことになるなんて…そんなこと考えてなかったんだろうな)」 モブ2「(勿論、それは慢心じゃない。油断じゃない)」 モブ2「(ただ…あいつらは知らなかっただけなんだ)」 モブ2「(世の中にはそういうものを全部吹っ飛ばすような化物がいることを…さ)」 モブ2「(…もしかしたら…去年、不動峰と当たらなかったら…俺達もああなっていたのかもな)」 モブ2「(だから…少しだけ同情するよ)」 モブ2「(だけど…いや、だからこそ…容赦なんてしない)」 モブ2「(明日は我が身…それを自分の心に刻みつける為にも…)」 モブ2「…ツモ。1600・3200」 モブ2「(…俺はお前を飛ばして…次へ行く)」 「強い!!ほとばしるほど強い!!」 「阿田峯中学…去年はインターハイ一回戦負けでしたが…」 「今年はエースを一年に変えて、圧倒的点差で準決勝進出!!」 「いやぁ…勿論、MVPは須賀選手ですが、後の二人も良いですね」 「点差というリードを護って、最後には優勝候補でもあった御広谷を飛ばしての終了」 「他の二高が一段劣っているという事に目をつむっても飛び抜けていると言っても良いでしょう」 モブ3「…だってよ?」 モブ2「はは…なんかこそばゆいな」 モブ1「ま、褒められるのは悪い気がしない」 部長「そ、そうだね…うん…」 部長「(また出番がなかった…)」 京太郎「お疲れ様っす!ジュース買って来ました!!」 モブ1「おいおい…またそんな事やってたのか?」 モブ2「エースなんだからゆっくりしとけって」 京太郎「いやぁ…先輩たちの対局見てたらなんか居てもたっても居られなくなって…」 モブ3「だからって雑用するのはどうなんだ…まぁ、良いがな」 部長「あ、それより…次の対戦相手は決まった?」 京太郎「…えぇ。次の対戦相手は…」 末尾偶数:…不動峰です 末尾奇数:上原学園です ゾロ目:??? 上原学園です 京太郎「上原学園です」 モブ1「あそこかー…」 モブ2「確か…二年がエースをやっている学校だな」 部長「それだけじゃない。確かそのエースは須賀と同じ特殊な能力持ちだったはずだ」 京太郎「特殊な能力…」 モブ3「…なんだ。怖いのか?」 京太郎「そ、そんな事ないですよ!!」 京太郎「ただ…俺、結局不動峰相手に何も出来なかったですし…」 モブ2「おいおい、まだ引きずってるのか?」 モブ1「不動峰相手に勝てたのはお前のお陰なんだぞ」 モブ3「そうだぞ。須賀はちゃんと自分の役目を果たしたんだ」 モブ1「ま…確かに今までどおりにはいかないだろうけどな」 モブ2「でも、後ろには俺達がいるんだ。少しは信頼しろよ」 モブ3「あぁ。お前が多少、稼げなくても…俺達で何とかしてやる」 部長「それがチームってものだからね」 京太郎「先輩…部長…」 モブ1「ま、辛気臭い話は止めて…今日はとっとと帰ろうぜ」 モブ2「そうだな。上原の牌譜も記憶しないといけないし」 モブ3「データのチェックと対策は任せろ」 京太郎「…はい!お願いします!!」 【System】 須賀京太郎の雀力が3あがりました。 【中学一年 ―― 8月インターハイ準決勝】 京太郎「(…モブ3先輩のお陰で…牌譜は大分頭に入った)」 京太郎「(上原の能力も…大体だけど分かってる)」 京太郎「(…だから…大丈夫だ)」 京太郎「(いつも通りの打ち方さえすれば…きっと勝てる)」 京太郎「(俺と同じオカルト持ちだって…勝てるはずなんだ)」 京太郎「(例え勝てなくても…先輩たちなら何とかしてくれる)」 京太郎「(だから…俺は…)」 +2 京太郎(雀力4+能力補正8+土壇場補正5-能力補正(上原)10)7 +3 上原(雀力5-能力補正(京太郎)8)-3 +4 A(雀力5-能力補正(京太郎)8-能力補正(上原)10)-13 +5 C(雀力5-能力補正(京太郎)8-能力補正(上原)10)-13 京太郎48 上原57 A69 B14 上原「(ひひ…どうやら阿田峯の一年は…俺と同じく他人の手を遅くするタイプらしいな…)」 上原「(お互いに干渉しあって微妙な感じだが…だが、この状態…悪くねぇ)」 上原「(確かに俺の手は遅くなってるが…それでも他の奴よりはマシだ)」 上原「(実質…この卓は俺と須賀って一年の一騎打ち…)」 上原「(だが、経験や雀力という面で有利なのはこの俺だ!)」 上原「(今までみたいに楽勝って訳にはいかねぇだろうが…だが、勝つのは難しく…)」 A「…それロンだ」 上原「えっ」 C「アッハイ」 上原「…え?」 +2 京太郎(雀力4+能力補正8+土壇場補正5-能力補正(上原)10)7 +3 上原(雀力5-能力補正(京太郎)8)-3 +4 A(雀力5-能力補正(京太郎)8-能力補正(上原)10)-13 +5 C(雀力5-能力補正(京太郎)8-能力補正(上原)10)-13 京太郎92 上原89 A41 C31 京太郎「(…悪いな。俺の能力はお前と違ってある程度、範囲を選べるんだよ)」 京太郎「(今のお前は動揺してるだろうな…まさかAが和了るなんて欠片も思っていなかっただろうし)」 京太郎「(お陰で高めの手がブレて…和了りから遠のいてるぜ)」 京太郎「(どうやら…モブ3先輩から教えてもらったファーストアタックは成功みたいだな)」 京太郎「(んで…そのお陰か…俺にはぐんぐん運が向いてきて…)」 京太郎「…ロン。倍満だ」 C「…はい…」 +2 京太郎(雀力4+能力補正8+土壇場補正5-能力補正(上原)10)7 +3 上原(雀力5-能力補正(京太郎)8)-3 +4 A(雀力5-能力補正(京太郎)8-能力補正(上原)10)-13 +5 C(雀力5-能力補正(京太郎)8-能力補正(上原)10)-13 京太郎32 → 加速世界発動 →52 上原78 A35 C69 上原「(くそが…!なめやがって…なめやがって…!!)」 上原「(あの一年…さっきの局わざと能力使ってなかったな…!?)」 上原「(俺を動揺させる為に…あざ笑う為に…!もう許さねぇ…!)」 上原「(俺を馬鹿にした報いだ…!絶対にこの満貫をぶち当ててやる…!)」 京太郎「…ポン!」 上原「なっ…!」 京太郎「ポン!」 京太郎「それチー!!」 上原「(ダメだ…!待ちがどんどん変わって…捉えられない…!!)」 上原「(くそ…!なんだこいつ…!相手の手を遅くする能力だけじゃないのか…!?)」 上原「(こんな…俺の手から逃れるような能力を…くそ…くそおお…!!!)」 A「…」トン 上原「それだぁ!!!8000!!!」 A「あ、あぁ…」ビックウゥ +2 京太郎(雀力4+能力補正8+土壇場補正5-能力補正(上原)10)7 +3 上原(雀力5-能力補正(京太郎)8)-3 +4 A(雀力5-能力補正(京太郎)8-能力補正(上原)10)-13 +5 C(雀力5-能力補正(京太郎)8-能力補正(上原)10)-13 京太郎35 →加速世界発動 →55 上原35 A46 C53 ※トップなので運命の二つ名発動せず 京太郎「(完全に上原の頭に血が登ってるみたいだな…)」 京太郎「(どうやら…モブ3先輩の分析通り、こいつは自分の思い通りにならないとすぐ切れるタイプらしい)」 京太郎「(だったら…もう一つかき回させて貰おうか)」 京太郎「(幸いにして…上原の奴は俺を執拗に狙い撃とうとしてる…)」 京太郎「(…だけど…甘いぜ)」 京太郎「(お前の能力じゃ…俺を捉えきる事は出来ない)」 京太郎「(俺以外の相手なら…話は別だったんだろうが…)」 京太郎「(だけど…俺の速度は…お前じゃ追えない…追わせない!)」 京太郎「ポン!」 京太郎「ポン!」 京太郎「…それポン!!」 上原「ぐ…!!」 京太郎「…ロンだ。6400」 上原「ぐ…も、持っていけ!!」 上原「(まだだ…!まだ終わってねぇ…!)」 上原「(俺は…まだやれる…!やれるんだ…!)」 上原「(次こそ満貫…いや、それ以上のものを当ててやる…!!)」 京太郎「…おい」 上原「なんだ…!?」 京太郎「…もう終わったぞ」 上原「あ゛ぁ!?」 京太郎「…先鋒戦は終わりだ。次鋒戦に席を譲らないと」 上原「…は?」 上原「何を言ってるんだ…?俺がマイナス収支のまま終わる訳ないだろ…?」 上原「次こそお前に満貫…いや、跳満あてておれが逆転するんだ!!」 上原「そうだ…そのはずだ…これは…これは…何かの間違いなんだ…」ブツブツ 京太郎「…付き合ってられないな…」 京太郎「(…上原のエースは強かった)」 京太郎「(だけど…所詮、それだけだった)」 京太郎「(あいつは勝つ事よりも…屈辱を晴らす事を優先した)」 京太郎「(…だから、俺が勝てた。付け入る隙があった)」 京太郎「(…それを…他人事とは…見れないよな…)」 京太郎「(俺だって…一歩間違えればあんな風になっていたかもしれない)」 京太郎「(他の奴見下して…勝てるのが当然って思って…)」 京太郎「(チームに迷惑を掛けたかもしれない)」 モブ1「よ。お疲れさん、凄かったじゃないか」 京太郎「…あ、先輩…」 京太郎「…ありがとうございます」ペコッ モブ1「…ん?どうしたいきなり」 京太郎「いや…俺…先輩たちと会えてよかったです」 モブ1「おいおい、愛の告白か?悪いけど俺にそんな趣味はないぞ。モブ3は別かもしれないが…」 京太郎「ち、違いますよ!!」 京太郎「俺は…ただ…もしかしたら…自分の力に増長して…上原みたいになってたかもしれないから」 京太郎「そうじゃなくいられるのは…多分、尊敬出来る先輩たちのお陰だから…」 京太郎「改めて…今の環境に…感謝したくなって…」 モブ1「…なんだ。そんな事か」 京太郎「そ、そんな事って」 モブ1「気にし過ぎなんだよ、お前は」グシャ 京太郎「わっ!」 モブ1「そんな心配しなくてもお前はあんな風にはならないさ」 モブ1「寧ろ…俺達の方こそお前に礼を言わなきゃいけない」 京太郎「えっ…?」 モブ1「俺たちを…ここまで連れてきてくれてありがとう」 モブ1「俺たちを…尊敬してくれてありがとう」 モブ1「俺たちを慕ってくれて…ありがとう」 モブ1「お前のお陰で…俺たちは今、この大舞台でも胸を張って戦っていられる」 モブ1「…だから、お前もそんな風に落ち込まないで胸を張れ」 モブ1「俺達がお前のいう尊敬する先輩たちでいられるのはほかならぬ…お前のお陰なんだからさ」 京太郎「…はいっ!」 +2 00~30 上原の逆襲 31~60 順当に点差を広げた 61~99 ABを飛ばして決勝進出 ※雀力5フォア・ザ・チーム10京太郎の勝ち星10 = +25 AorBを飛ばして決勝進出 モブ1「(まさかあいつがあんな事考えてるなんてな…)」 モブ1「(力を持ってるなら持ってるなりの後ろ暗さみたいなもんがあいつにもあるのかもしれないな…)」 モブ1「(普段から雑用を率先して引き受けるのも…もしかしたらそういうのが作用してるのかもしれない)」 モブ1「(…ホント、可愛い後輩だよ、お前は)」 モブ1「(俺たちをこんな舞台に連れてきてくれただけじゃなく…)」 モブ1「(その上…驕らずに…俺達の事尊敬してくれて…)」 モブ1「(自分から率先して…色々やってくれるんだからよ)」 モブ1「(お前は自覚してないかもしれないけど…)」 モブ1「(須賀、お前は本当にすげぇ奴なんだぜ)」 モブ1「(後輩としても…人間としても…お前は出来てる奴だ)」 モブ1「(俺は…今こそ思うよ)」 モブ1「(俺の為じゃない、チームの為でもない)」 モブ1「(誰よりも…お前の為に…優勝したい)」 モブ1「(俺たちをここまで連れてきてくれた…お前の為に…勝ちたい)」 モブ1「(だから…こんなところでつまずいてなんて…いられねぇ…)」 モブ1「(あいつを決勝まで連れて行く為にも…一年で…優勝っていう最高の栄誉をくれてやる為にも…)」 モブ1「…ツモ。8000オール…飛びだな」 モブ1「(…ここは俺が…勝ってやるよ)」 「決着!!!阿太峯!!他校を寄せ付けません!!」 「須賀選手が渡したバトンを後続に繋がず、モブ1選手が勝負を決めました!!」 「いやぁ…やはり彼は阿太峯の中でキラリと光るものがありますね」 「須賀選手はまだ荒削りなところがありますが牌を打つセンスは阿田峯でも1でしょう」 部長「…」 モブ1「あ……そ、その…部長?」 部長「な…なんだい?」 モブ2「げ、元気だせよ、ほら…暗い顔してるなんてらしくねぇぜ?」 部長「何を言ってるんだまったく…」 部長「決勝まで来られて暗い顔をしている訳がないだろう…?」フルフル 部長「あぁ、そうだ。僕は嬉しいんだ…例え出番がなくても…フォア・ザ・チームの理念は僕の中にも活きているんだから…」 モブ2「…おい」 モブ1「わ、悪かったって…その…急に跳満が来たからさ…」 京太郎「ただいま戻りましたー」 モブ3「あ、あぁ…須賀。いいところに…」 京太郎「…はい?」 モブ3「次の相手はどうだった?もう決まったんだろう?」 京太郎「あ、はい。次の相手は…」 +2 末尾偶数:不動峰 末尾奇数:??? 不動峰です 京太郎「…不動峰です」 モブ1「ま、順当なところだな」 モブ3「あぁ。あそこが決勝まで来られないという事はまずないだろう」 モブ3「エースはもとより全員が全国区の打ち手だ」 モブ2「よっぽど運が悪くなければ負けるなんてあり得ないだろうな」 京太郎「いえ…ですけど…」 モブ3「…ん?」 京太郎「いや…何でもないです」 京太郎「(そうだ…ありえる訳ないよな…)」 京太郎「(不動峰の対戦相手…その1校が…)」 京太郎「(【わざと負けたように見えた】なんて…)」 京太郎「(だけど…あの先鋒の奴…)」 京太郎「(最後…笑っていやがった…)」 京太郎「(不動峰に大差をつけられて…落ち込んでてもおかしくないはずなのに)」 京太郎「(まるで【この程度なのか】ってあざ笑うみたいに…ぞっとする顔で…)」 モブ1「ま…何はともあれ…」 モブ2「あぁ。そうだな、去年のリベンジだ」 モブ3「…あぁ…腕が鳴るな」 部長「…そうだね」 部長「まぁ…相手は県予選前に一回当たってるんだ」 部長「それから幾らか成長してるかもしれないが…手の内は読めている」 部長「…それに僕たちは練習試合で勝てたんだ」 部長「それと同じ事をすれば問題はない」 モブ1「ある意味、さっきの試合より気が楽かもな」 モブ2「おいおい、そりゃ言い過ぎだろ」 モブ3「まぁ…俺たちなら勝てない相手じゃない。それが分かっている以上、ガチガチに構える必要はない」 モブ3「何時も通り…傾向と対策、それだけしっかりやってれば良い」 部長「じゃ…其のためにもそろそろホテルに戻ろうか」 京太郎「はい!!」 【System】 準決勝の結果、雀力が+3されました 重力世界の補正値が8から9へと変わります
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/187.html
【高校一年 ―― 8月インターハイ準決勝】 京太郎「(さて…とりあえず…やる事はやった)」 京太郎「(たった2日…だけど全員…強くなったとそう思える)」 京太郎「(特に玄と灼の成長っぷりははっきりと著しいと言っても良いものだ)」 京太郎「(これなら…白糸台にだって…届かない訳じゃない)」 京太郎「(レジェンドが到達出来なかった場所に…きっと…届くはずだって)」 京太郎「(そう…信じているから…だから…)」 玄「…」ギュゥ 京太郎「玄…」 玄「あ、あはは…やっぱり…緊張…しちゃってる…」 玄「ダメ…だよね…こんなのじゃ…分かってる…んだけど…」 玄「でも…」フル 京太郎「…怖いか?」 玄「…ううん」 玄「怖くなんか…ないよ」 玄「私…とっても…強くなったもん」 玄「京太郎君のお陰で…とっても…強くなれたから…」 玄「…緊張はしてるけど…でも…怖くなんか無い」 宥「…玄ちゃん」 玄「えへへ…でも…もしダメだったら…」 玄「おねーちゃん…敵はお願いね」 宥「…うん。大丈夫」 宥「必ず…おねーちゃんが点棒取り返してきてあげるから…」 玄「…ありがとう」 玄「では、先鋒戦、松実玄」 玄「…行ってまいりますっ!」 +2 玄(雀力8+能力42)50 +3 テルー(雀力12+???) 和了放棄 +4 怜(雀力5+能力40)45 +5 煌(雀力7+能力20)27 玄 97 照 12 怜 107 煌 58 怜「(…阿知賀の子…この前とは大分違うなぁ…)」 怜「(気迫も何もかんも…一回り大きくなっとるで)」 怜「(少なくとも…今のこの子から狙って打つのは難しい)」 怜「(…これは二回戦ほど楽な戦いにはならへんかもなぁ…)」 怜「(まぁ…そんなん…)」 照「…」ゴゴゴ 怜「(…チャンピオンいる時点で期待しとらへんけどな…)」 怜「(…でも…変やな…)」 怜「(確かに…チャンプは最初の一局は上がらへんって言うけど…)」 怜「(あんまりにも静か…いや…下手過ぎる)」 怜「(まるで…素人みたいに裏目ばっかり引いとるやないか)」 怜「(…流石にこれはちょっと不気味過ぎるで…)」 怜「(…でも、この機会を逃す他はあらへん)」 怜「(ファーストアタック…チャンピオンから取れるもんなら取りたいし…)」 怜「(ここは…)」スッ 怜「リーチ!」 照「…」トン 怜「…それ!6400」 照「…はい」スッ 怜「(…よし。チャンプなんて言うても…大した事あらへん)」 怜「(一巡先は変わらずに見えとる…)」 怜「(このまま行けば…)」 照「」ゴッ 怜「~~~~っ」ゾクッ 玄「…っ!!」ビクッ 煌「…?」 怜「(…今のがセーラの言うてた…見透かされる感覚…)」 怜「(…確かにこれは…どれだけされても慣れるもんやあらへんね)」 怜「(まるで全部…丸裸にされたみたいや)」 怜「(…でも、うちの能力は分かったところでどうとなるもんやない)」 怜「(ここからが本番やって言うんやら…望むところや)」 怜「(…お手並み拝見しましょーか…インターハイチャンピオン…!)」 ※照の照魔鏡の効果により+補正が半減します +2 玄(雀力8+能力21)29 +3 テルー(雀力12+60)72 +4 怜(雀力5+能力20)25 +5 煌(雀力7+能力10)17 玄100 照152 怜35 煌73 ※怜の一巡先を見るもの発動 最下位回避 怜「(うちには一巡先が見える)」 怜「(相手がツモるんなら…ずらす事が出来る)」 怜「(うちからロンをするのなら直撃を回避する事が出来る)」 怜「(そのメリットは…うちがエースに据えられるほどのもんなんや)」 怜「(幾らチャンピオンが強くったって…互角にやれるはずや…)」ジジッ 怜「(って…これか…)」 怜「(…しゃあない。これは他の子にあげるとして…)」 怜「…ポン」 煌「(ぅ…なんか凄い嫌な感じの牌が…)」 煌「(でも…チャンピオンを和了らせる訳にはいきませんし…ここは…)」スッ 照「…それ1000」 煌「あうち…っこれでしたか…」 煌「(…まずいですよ…連続和了…始まっちゃいます…)」 照「…」ズズッ 玄「ひぅ…」ビクッ 怜「…っ…」ゾクッ +2 玄(雀力8+能力21)29 +3 テルー(雀力12+120)132 +4 怜(雀力5+能力20)25 +5 煌(雀力7+能力10)17 玄 80 照 151 怜 111 煌 38 ※照の連続和了発動 前局で勝利している場合、特殊勝利となる ただし、前局の補正後コンマを超えられなかった場合、この効果は無効となる 照「…ツモ。4000オール」 怜「…っ!」 怜「(あかん…親に入ってからもどんどん点数があがってく…)」 怜「(止めへんかったらあかんのに…止められへん…)」 怜「(鳴いてツモずらしても…問答無用で和了られて…)」 怜「(このままやったら全員…毟られて終わりや…)」 怜「(どないしよ…予想以上に…化物やこの人…)」 怜「(下手な小細工なんて無意味やってばかりに上をいかれて…)」 怜「(…三人がかりでも追いつけへん…)」 怜「(せっかく…あの新道寺の子に教えてもろうたけれど…)」 怜「(…チャンピオン一人止める事も出来ひんなんて…)」 怜「(……ごめん、竜華)」 怜「(…約束…破らへんとあかんかもしれへん…)」 玄「(もう終わりそうなのに…まだ一度も和了れてない…)」 玄「(あんなに…京太郎君に協力して貰ったのに…私…)」 玄「(やっぱり…無理だったのかな…)」 玄「(一日で強くなるなんて…やっぱり…)」ギュッ 玄「(…っ~~!ううん…違う…!)」 玄「(私…まだ全力を尽くしてない…!)」 玄「(自分に出来る最善…まだ果たして無い…!)」 玄「(京太郎君に…教わったんだから)」 玄「(フォア・ザ・チーム…チームの為に戦うやり方…!)」 玄「(…そうだ…私が背負ってるのは…チームで…)」 玄「(決して一人じゃないんだから…)」 玄「(点棒もある…ずっと考えてた…方法もある…)」 玄「(後は…タイミング…それさえあれば…)」グッ 玄「(チャンピオンに勝てなくても…止める事くらいは…きっと…)」 +2 玄(雀力8+能力21)29 ?? +3 テルー(雀力12+180)192 特殊勝利確定 +4 怜(雀力5+能力20)25 ?? +5 煌(雀力7+能力10)17 玄 55 ???不発 照 289 怜 59 ???不発 煌 37 玄「(ドラ…ダメ…今のこの状況じゃ…)」 玄「(どれも危険牌…切っても…意味ない…)」 玄「(さっきなら…まだ何とかなりそうだったのに…)」 玄「(これじゃ…宮永さん止められないよぉ…)」 玄「(私…これじゃ…何も…)」 玄「(…ううん…!まだ諦めちゃダメ…!)」 玄「(危険牌なら危険牌で…他の人の援護をすれば…)」 玄「(きっと…きっと他の人が…和了ってくれるはず…)」 玄「(諦めない…最後まで…絶対に…!!)」 怜「(あ…ダメ…)」 怜「(やっぱり…トリプルなんて無…)」グラッ 怜「っ…!」 怜「(…無理…?何言うとるん…!)」 怜「(無理やからって…何かこの状況が変わるんか…!!)」 怜「(違うやろ…!倒れたら…チャンピオンが手心加えてくれるんか…!)」 怜「(そんな事…あるはずないやろ…)」グッ 怜「(まだや…まだ誰も飛んだ訳じゃない…)」 怜「(勝負はこれから…)」 照「…ツモ。12000オール」ゾッ 煌「すばっ」ビクッ 怜「あ…」 怜「(…今の…見えんかった…)」 怜「(一巡先さえ…うち…)」クラッ 京太郎「(…それからもチャンピオンの連続和了は続いた)」 京太郎「(それが何とかなったのは最後まで諦めなかった玄と新道寺の花田選手のお陰だろう)」 京太郎「(二人の手が奇跡的に合致して…何とか残りのチャンピオンの親を流す事が出来た)」 京太郎「(…けれど…残り一人、千里山の園城寺選手は…)」 京太郎「(もう麻雀出来ているのかどうかさえあやふやな状態だった)」 京太郎「(正直…モニターで見ているこっちが痛々しいくらいになって…)」 京太郎「(倒れていないのが不思議なくらいだった)」 京太郎「(…最後…終局の瞬間…崩れ落ちたけれども…)」 京太郎「(彼女は最後まで何とか戦おうとしていた)」 京太郎「(それは決して結実しなかったけれど…でも…その心は)」 京太郎「(エースとしての気持ちは決して最後まで折れてはいなかった)」 京太郎「(でも…だからと言って…結果は変わらない)」 京太郎「(なんとか止められたとは言え…白糸台との点差は約20万)」 京太郎「(絶望的という言葉さえ生ぬるい差になっている)」 京太郎「(インターミドルまでならば…俺が日常的に作っていた点差)」 京太郎「(しかし、今はそれがどれだけ深い谷なのか…良く分かる)」 京太郎「(これだけ開いてちゃ…どうにもならないと…きっと普通のチームならば思うんだろう)」 京太郎「(…だけど…)」 玄「おね…おねぇちゃ…」グスッ 宥「…うんうん。良く頑張ったね…」ナデナデ 穏乃「そうだよ!先鋒戦は何とか突破出来たし…」 憧「うん。失点だって…三人の中じゃ一番少なかった」 憧「悪い結果じゃないよ、大丈夫」 玄「ごめん…あたし精一杯やったんだけど…」 玄「でも…お…追いつけ…なくて…」 灼「…大丈夫。大丈夫だよ、玄」 宥「…きっと私が…きっと何とかしてくるから…」 憧「違うよ」 宥「…え?」 穏乃「私たち…だよ!」 灼「…うん」 京太郎「…そうだな。まだ…大将戦までには3つある」 京太郎「その間に20万点差…決して埋められない訳じゃない」 京太郎「俺の…最後のインターミドルの時みたいな事が起こるかもしれないしな」ポンポン 玄「き…京太郎君…」 宥「…うん…そうだね…」 宥「私の後ろには…こんなにもあったかい人たちがいる」 宥「なら…きっと…大丈夫」 宥「…だから…うん…だから…」 宥「…この松実宥に…お任せあれ…」ニコッ 宥「(相手は…優勝候補筆頭の白糸台…)」 宥「(そして…この前私を狙い撃ってた千里山の人…)」 宥「(その上…強豪って言われてる新道寺の人まで…)」 宥「(…決して油断出来るような相手じゃない…よね)」 宥「(…でも…)」キュッ 宥「(…須賀君と…赤土先生が教えてくれた)」 宥「(白糸台の人の癖…)」 宥「(もし…それを見極められれば…もしかしたら…)」 宥「(少しはこの点差も埋められるかもしれない)」 宥「(…ううん。埋めなきゃいけないんだ)」 宥「(…二回戦で…全然、働けなかった分…)」 宥「(今度こそおねーちゃんとして恥ずかしくない姿を玄ちゃんに見せてあげないと…!)」 +2宥(雀力7+能力39)46 ??? +3菫(雀力8+能力30)38 +4泉(雀力7+能力20)27 +5美子(雀力8+能力20)28 宥77 菫のSS発動(-20) → 対策により無効化→ 77 菫48 対策により(-20) → 28 泉68 美子57 ※菫への対策発動 自身がSSの対象になった時、それを無効にして相手のコンマを-20する 宥「(白糸台の部長さん…狙った相手を高確率でロンで仕留める人…)」 宥「「(チャンピオンさんは強いけど…でもこの人だって決して弱い人じゃない)」 宥「(今までの結果を見る限り…だいたいこの次鋒戦で点差が絶望的になってるんだから)」 宥「(正直…怖い…だけど…)」 菫「…」スッ 宥「(…来た…視線…!)」グッ 宥「(落ち着いて…気取られちゃダメ…)」 宥「(ここで慌てたら…分かってる事バレちゃう…)」ドキドキ 宥「(落ち着いて…冷静に…手を変えて…)」スッ 菫「…」キリキリ 宥「(…相手が無理をするのを…待つ…)」 菫「…」キリキリ…シュッ 宥「(…来た…っ!)」 宥「(だけど…もう手は変わってる…!)」 菫「…っ!」 宥「(そして…私に寄せているのが前提なら…)」 宥「(そっちの待ちだって…分かっちゃうんだから…!)」 宥「…ロン」 菫「なっ!」 宥「3900…です…」 +2宥(雀力7+能力39)46 菫への対策 +3菫(雀力8+能力30)38 +4泉(雀力7+能力20)27 +5美子(雀力8+能力20)28 宥90 菫28 泉84 美子110 →SS発動(-20) →90 菫「(…おかしい…)」 菫「(私の待ちは決して間違っていなかったはずだ)」 菫「(事実…彼女の河を見ても…)」 菫「(途中までは私の予想通りだった)」 菫「(…けれどある時を境に…高めを捨てて手を変えている)」 菫「(…まるで私が射掛けるのが分かっていたみたいに…)」 菫「(偶然か…?それとも…)」 菫「(…いや、今は避けられた事よりも…新道寺だ)」 菫「(二回戦ではこんなに細かく刻むタイプではなかったはずだが…)」 菫「(打ち方が変わったのか、或いは点差を見て確実に稼ぐ方向へとシフトしている)」 菫「(…こういうタイプは見捨ててはおけない)」 菫「(悪いが…今回はそっちを…射抜く…)」キリキリ 宥「(……)」 +2 末尾偶数 宥が和了る 末尾奇数 美子が和了る 美子が和了る 宥「(…弘世さんの狙いは私じゃない…)」 宥「(なら…ここは無理するべきじゃない…けど)」 宥「(…新道寺の人にも…千里山の人にも…)」 宥「(出来るだけ…白糸台から稼いでもらわないと…)」 宥「(これだけの点差…一校だけじゃ埋められない…だから…)」スッ 美子「…っ」 宥「(…今回はサポートに徹する)」 宥「(もうちょっとで和了れたけれど…でも)」 宥「(ここでかち合って弘世さんに和了られるのが最悪のケースだから…)」 宥「(…お願い…気づいて…新道寺の人…)」 美子「…」スッ 菫「…」スッ 美子「…ロン」 菫「…え…」 美子「5200です」 菫「(…また…!?)」 +2宥(雀力7+能力39)46 菫への対策 +3菫(雀力8+能力30)38 +4泉(雀力7+能力20)27 +5美子(雀力8+能力20)28 宥57 菫71 泉112 美子119 → SS発動 → 99 菫「(…まさか二回も外す事になるなんて…)」 菫「(いや…外すだけならともかく…返す刀で振り込み…)」 菫「(…そんなの私の打ち方をしってる奴らとの対局でも殆どなかったぞ…)」 菫「(それが…続けて二回…しかも…別々の相手に?)」 菫「(一体…どういう事なんだ?)」 菫「(ここに来て…私の打ち方がバレた?)」 菫「(…いや、そんなはずはない)」 菫「(分かっているなら分かっているで…こっちの直撃を交わす為に滅茶苦茶な打ち方をしなくてはいけない)」 菫「(それを他家に強要するのが私自身の一番の強みだ)」 菫「(だけど…阿知賀も新道寺も…今は普通に打っている…)」 菫「(…ならもう一度…試してみるか…)」 宥「(…ダメ…今度は新道寺さんが狙われてる…)」 宥「(どうしよう…今回はさっきみたいにサポート出来る牌もないし…)」 宥「(と、とりあえず…これ…!)」スッ 泉「ロン。満貫です」 宥「ふぇぇ」!?ビクッ 泉「(…悪いけど…こっちも置いてかれる訳にはいかないんで)」 泉「(二位を確実にする為には和了れるんなら阿知賀でも新道寺からでも和了らせてもらいますよ)」 +2宥(雀力7+能力39)46 菫への対策 +3菫(雀力8+能力30)38 +4泉(雀力7+能力20)27 +5美子(雀力8+能力20)28 宥122 → SS無効 菫120 → 対策発動(-20) 100 泉 43 美子 58 宥「(さっきので…弘世さんの狙いがまたこっちに来た…)」 宥「(最下位から抜け出すのに…一人浮きしてる私を狙うつもりみたい…)」 宥「(…でも…)」 宥「(…さっきので分かった)」 宥「(タイミングさえ分かれば、それほど怖い訳じゃない)」 宥「(先生たちの言ってた通り…逆にそれを利用する事だって出来る)」 宥「(なら…ここで私がするべきは…白糸台の点数を少しでも削る事…)」 宥「(その為なら…多少の点数はいらない)」スッ 宥「(どうせ狙われているんなら…和了を阻まれるんだから)」 宥「(それよりも…一回の直撃の方が遥かに大きい)」 宥「(…だから…ここは…勝負どころ…)」 宥「(何としてでもこれを…白糸台から和了るんだ…!)」 ※菫への対策特殊効果 SSの対象になった際、判定でコンマで50以上を出す事により、菫を最下位にする事が出来る +2 00~50 失敗 51~99 成功 ※雀力により+8 失敗 宥「(…~っ!)」 宥「(ダメ…さっきとは気迫が違う…)」 宥「(最下位から抜けだそうって…はっきりと私を狙ってる…)」 宥「(これじゃ…下手に狙おうとしたらこっちがやられちゃうよ…)」 宥「(…皆…ごめん)」 宥「(…本当は白糸台から和了りたいけど…でも…)」 宥「(それで和了れなかったら…本末転倒だから)」 宥「(だから…ここは…)」スッ 宥「…ロン」 泉「…んな…っ!?」 宥「満貫…です…」 泉「…くっ」 泉「(…さっきの仕返しって事ですか…)」 泉「(中々えげつない事してくれるやないの…)」 玄「おねーちゃーんっ」ダキッ 宥「えへへ…玄ちゃん…」ギュッ 宥「おねーちゃん…頑張ってきたよ」 玄「うん…うん…っ」ポロポロ 憧「宥姉さっすが!」グッ 穏乃「宥さんさいこーっ!」ギュゥゥ 宥「「えへ…あったかぁい」ポヤァ 灼「…」ウズウズ 京太郎「…別に言って来ても良いんだぞ」クスッ 灼「そういうキャラじゃないし…」メソラシ 宥「…灼ちゃん」 灼「う」 宥「…来て」ニコー 灼「……あー…もう」ギュゥ 宥「…皆の事イッパイ感じられて…最高にあったかぁい…♥」ポワァ 晴絵「幸せそうなところ悪いけど…憧」 憧「…ん」 晴絵「中堅戦…そろそろだよ」 憧「分かってる…大丈夫」スッ 憧「…今ので宥姉から運を貰ったから」 憧「今度こそ…千里山と白糸台に勝って来る」 憧「宥姉からもらったバトン…絶対後ろに繋いでみせるから…だから…」チラッ 灼「…うん」 穏乃「…後は任せて」 憧「頼りにしてるわよ。じゃあ…行ってきます!」 +2 憧(雀力9+能力30)39 +3 たかみー(雀力8) ??? +4 セーラ(雀力8+能力40)48 +5 羊先輩(雀力7+能力20)27 憧98 たかみー38 セーラ57 羊先輩 101 → 反転世界発動(-57) → 44 憧「(白糸台の人の能力を考えると…)」 憧「(ここで下手に点数を伸ばそうとするのは危険ね…)」 憧「(そうやって下手に刺激し過ぎると…オーラスででかいの喰らう可能性が高い)」 憧「(親の連荘はなし…稼ぐのは子の時だけ…!)」ゴッ 憧「(それさえ徹底できていれば白糸台は怖くない)」 憧「(問題は…他の二校がそれに気づいてくれているかだけど…)」チラッ 憧「(どちらにしても…あたしが卓を支配すれば…問題はない)」 憧「(幸い…スピード麻雀はこっちの独壇場)」 憧「(それだけなら…)」スッ 憧「…ツモ。2000・3900」 憧「(例え…名門の元エースにだって負けたりしない…!)」 +2 憧(雀力9+能力30)39 +3 たかみー(雀力8) ??? +4 セーラ(雀力8+能力40)48 +5 羊先輩(雀力7+能力20)27 憧114 たかみー12 セーラ115 → 反転世界発動(-96) → 19 ヒツジ先輩 → 61 憧「(よし…回ってる)」 憧「(白糸台も新道寺も…千里山さえも…)」 憧「(誰も…あたしについてこれてない)」 憧「(ふふ…これも宥姉に…運を分けてもらったお陰かな)」 憧「(でも…こうしてあたしが戦えているのは…決して一人だけの力じゃないよね)」 憧「(宥姉が頑張ってくれた分…こっちも攻めていける…)」 憧「(…攻めすぎるのは禁物だけど…でも…)」 憧「(…ここで二位の地位を確たるものにする)」 憧「(例え、この後で崩れても…決勝戦には和了れるくらいに)」 憧「(連荘なしで…子だけでしか和了れないけど…)」 憧「…ツモ。2000・4000」 憧「(…今のあたしは絶好調なんだから)」 憧「(これくらい…出来るはず…)」 +2 憧(雀力9+能力30)39 +3 たかみー(雀力8) ハーベストゲージ50 +4 セーラ(雀力8+能力40)48 +5 羊先輩(雀力7+能力20)27 憧 121 たかみー 72 セーラ 112 → 反転世界発動(-96) 16 ひつじ先輩 105 セーラ「(あかん…こいつ…二回戦とは別物や…)」 セーラ「(俺だって調子は悪くないのに…)」 セーラ「(寧ろ…絶好調って言ってもええくらいやのに…)」 セーラ「(完全にこいつに止められとる…)」 セーラ「(動こうにも完全に先を読まれて…先手を打たれて…)」 セーラ「(その上、テンパイ速度もこの前とは比べ物にならない…)」 セーラ「(…どうやら二回戦で完全に一皮剥けたみたいやな)」 セーラ「(出来れば…団体戦やなくて個人の方でも戦いたかったな…)」 セーラ「(こいつの成長を喜んでやるには…今は余計な柵が多すぎる)」 セーラ「(何より…)」 憧「…ロン。5200」 セーラ「あぁ…」 セーラ「(…急いどるのは分かるけど…なりふり構わなさ過ぎやって…)」 セーラ「(こっち飛ばすつもりか…つもりなんやろうなぁ…)」 セーラ「(…まったく…末恐ろしい奴やで…)」 尭深「…」 +2 憧(雀力9+能力30)39 +3 たかみー(雀力8+122) 130 ハーベストタイム +4 セーラ(雀力8+能力40)48 +5 羊先輩(雀力7+能力20)27 憧102 尭深137 → 反転世界(-48) 89 セーラ50 ヒツジ先輩 121 憧「(さて…オーラスだけど…)」 憧「(…ここまで殆ど親の連荘を許さずにこれた)」 憧「(白糸台の手牌はそれほど良い訳じゃない)」 憧「(小三元くらいなら作れるかもしれないけど…大三元は望み薄…)」 憧「(…今のあたしの速度なら…その前に和了れる…)」 憧「(和了って…最高の状態で灼さんにつなぐ…)」グッ セーラ「(あかん…ここで挽回せんと話にならん…)」 セーラ「(なのに…手牌はあんまりよぅないし…)」 セーラ「(くそ…さっきの直撃が痛すぎる…)」 セーラ「(アレさえなかったらまだ挽回のチャンスはあったのに…)」 セーラ「(いや…それでもやるんや…)」 セーラ「(今の千里山は最下位…このままじゃ決勝にはいけへん…)」 セーラ「(どれだけ配牌悪くても…必ず…和了って見せる…)」 尭深「(…まさかここまでやられるなんて…)」 尭深「(完全に私の能力…対策されてる)」 尭深「(…でも、問題ない)」 尭深「(オーラス…ハーベスト・タイムは私の時間…)」 尭深「(配牌も…予想よりも格段に良い)」 尭深「(いくらか削られたけれど…速度重視で点数は高くない)」 尭深「(これを大三元にして和了れば帳消しになる…)」 仁美「あっ」 憧「え?」 セーラ「ん?」 尭深「……??」 仁美「…あ、それ…ロン」 セーラ「えっ」 仁美「満貫やけん」 セーラ「え…えぇぇぇ…」 憧「あー…あー…あー…」 穏乃「大丈夫?」 憧「油断した油断した油断した油断したあ…」 憧「完全に…っ…意識の外だった…!」 京太郎「ど、どうどう。あんま気にすんなって」 憧「気にするわよ…!もうちょっとで…もうちょっとであたしも和了れそうだったのに…!」 灼「…二巡目で満貫振り込みとか最早、事故…」 憧「分かってるけど…分かってるけどぉ…もうちょっと稼げそうだったのに…!」 京太郎「大丈夫だって。それでも三位にはかなりの点差つけてるんだし」 灼「…でも…決して安全圏内じゃない」 晴絵「そうだね…点差をつけたと言っても…まだ副将大将と2つ残ってるんだ」 晴絵「しかも、副将には新道寺のエース白水哩…大将には大星淡がいる」 晴絵「どっちも決して油断出来るような相手じゃない」 晴絵「…だからこそ…灼」 灼「…うん。大丈夫」スクッ 灼「私…もう崩れたりなんかしない」 灼「相手が誰であろうと…必ず」グッ 灼「…必ずハルちゃんと京太郎を決勝戦に連れて行ってみせる」 灼「だから…もし…上手くいったら…」 晴絵「うん。うーんと褒めてあげる」 京太郎「おう。何でも言う事聞いてやるよ」 灼「…じゃあ…一杯頑張って…京太郎に恥ずかしい事一杯させないと」 京太郎「おい」 灼「ふふ…冗談」クスッ 灼「…じゃ…行ってくる…ね」 +2 灼(雀力8+能力40-能力(ふなQ)20)28 ?? +3 誠子(雀力8+能力30-能力(ふなQ)20-能力(灼)20)-2 +4 ふなQ(雀力8+能力20-能力(灼)20)8 +5 哩(雀力9+能力40-能力(ふなQ)10-能力(灼)10)29 灼55 誠子32 ふなQ43 哩36 灼「(この中で一番警戒するべきは白糸台の亦野誠子…)」 灼「(じゃなく…新道寺の白水哩だよね…)」 灼「(悔しいけど…この中じゃ一段飛び抜けている…)」 灼「(千里山の人も対策してるみたいだけど…慣れているのかあんまり効果は薄い…)」 灼「(新道寺の大将の方も高い火力を誇る選手…)」 灼「(穏乃が本気を出せるまで時間がかかる以上…逆転されかねない)」 灼「(だから…ここで私がやるべき事は…三位の新道寺を出来るだけ抑える事)」 灼「(一位の白糸台も怖いけど…でも、ここから下手に逆転を狙うよりは…)」 灼「(堅実に点数を稼いだ方が良い…)」 灼「…ツモ」 灼「1000・2000です」 +2 灼(雀力8+能力40-能力(ふなQ)20)28 ?? +3 誠子(雀力8+能力30-能力(ふなQ)20-能力(灼)20)-2 +4 ふなQ(雀力8+能力20-能力(灼)20)8 +5 哩(雀力9+能力40-能力(ふなQ)10-能力(灼)10)29 灼108 誠子42 ふなQ32 哩89 誠子「(…まずいな)」 誠子「(さっきから阿知賀が止まらない)」 誠子「(鳴く事は出来るけれど…三フーロまで中々いけなくて…)」 誠子「(…これは他家に完全に止められてる…な)」 誠子「(阿知賀は…単純に鳴く相手に慣れてる)」 誠子「(千里山はガチガチに対策固めて…)」 誠子「(…新道寺は単純に上手い)」 誠子「(全員…強いのは分かっていたけれど…)」 誠子「(でも…インターハイ初出場の二年が…)」 誠子「(こっちの対策しながら名門2つを抑えて和了り続けるなんて…そんなのあるのか?)」 誠子「(…さっきの新子という一年と言い…その前の三年と言い…)」 誠子「(こいつら…強い…)」 誠子「(今まで戦ってきた相手よりも…遥かに)」 誠子「(少なくとも先鋒で稼いだ分ゴリゴリ削られて…)」 灼「…ツモ」ゴッ 灼「1600・3200」 誠子「(…このままじゃ…逆転されかねないぞ…)」ゴクッ +2 灼(雀力8+能力40-能力(ふなQ)20)28 ?? +3 誠子(雀力8+能力30-能力(ふなQ)20-能力(灼)20)-2 +4 ふなQ(雀力8+能力20-能力(灼)20)8 +5 哩(雀力9+能力40-能力(ふなQ)10-能力(灼)10)29 灼 71 誠子44 ふなQ11 哩44 浩子「(あかん…これはあかん…!)」 浩子「(この鷺森って子…二回戦なんかとは比べものにならへん…)」 浩子「(せっかくの対策も…殆ど意味があらへんし…)」 浩子「(く…たった一日で何か出来るかと思うて…マーク外したんが間違いやったか…)」 浩子「(警戒するべきは…新道寺と白糸台やなかった…!)」 浩子「(二回戦…ギリギリでこっちを捲った阿知賀の方やったか…)」 浩子「(今更…後悔しても…おそい…か)」 浩子「(それでも…何とかここで踏みとどまらへんかったら…!)」 浩子「(対策どころやない…千里山が…ここで負けてしまう…)」 浩子「(それだけは…それだけは許せへん…)」 浩子「(身内の顔にも…仲間の顔にも泥を塗るような…そんな事…!!)」 灼「…ツモ」 浩子「…」ゾッ 灼「1300・2600」 浩子「…くっ…!」 +2 灼(雀力8+能力40-能力(ふなQ)20)28 ?? +3 誠子(雀力8+能力30-能力(ふなQ)20-能力(灼)20)-2 +4 ふなQ(雀力8+能力20-能力(灼)20)8 +5 哩(雀力9+能力40-能力(ふなQ)10-能力(灼)10)29 灼90 → 約束のネクタイ発動(+20) 110 誠子 17 ふなQ 89 哩117 ※約束のネクタイ 自身が二位以下の時に2度だけ発動、自身のコンマに+20の補正を加える 灼「(大丈夫…勝てる…)」 灼「(…このネクタイが…ハルちゃんが…)」 灼「(私に…力を貸してくれている…)」 灼「(そして…京太郎も…)」スッ 灼「(この一打一打に…京太郎がいてくれる)」 灼「(私に教えてくれた…京太郎がいてくれる)」 灼「(私…一人じゃない)」 灼「(大事な人に囲まれて…こんなにも力強い)」 灼「(だから…こんなところで…絶対に負けたりなんか…しない)」 灼「(絶対に…皆で…ハルちゃんの行けなかった場所に…っ)」 誠子「…ポン!そして…」スッ 灼「(え…そ、それ…っ!?)」 哩「ロンだ」 誠子「ぐっ…」 哩「…焦りすぎたな、満貫だ」パララ 誠子「…はい…」 灼「…ごめん…最後、油断した」 晴絵「何を言ってるの」ギュッ 晴絵「千里山を追い詰めて、白糸台に手がとどくようにした」 晴絵「十分な戦果でしょ」ナデナデ 灼「…本当?」 晴絵「うん。と言うか…コレ以上、何を求めるのよ」クスッ 憧「そうよ。コレ以上の成果なんて中々、出せるもんじゃないんだから」 京太郎「…いや、流石にオーラスで和了れなかったのを悔やんでるお前に言われたくないと思うぞ」 憧「そ、それはそれ。これはこれよ」カァ 穏乃「…でも、皆、凄い」 京太郎「ん?」 穏乃「穏乃…本当jに逆転出来そうなところまで持ってっちゃったんだから」 玄「はぅ…っ」ズガーン 穏乃「あ、ち、違うよ!そういう意味じゃなくって!」ワタワタ 穏乃「宮永さんをアレだけで流せたのは玄さんが頑張ったからで…」 穏乃「それから…宥さんが白糸台を削ってくれて」 穏乃「憧がリードを広げてくれて…」 穏乃「そして灼さんが…こうして白糸台に手がとどく場所まで連れてきてくれてる」 穏乃「…皆の想い…私、受け取ったよ」ギュッ 穏乃「…10速…ううん…100速で…!」 穏乃「必ず…勝ってくるから…!」 +2穏乃(雀力7-能力50(あわあわ))-43 +3あわいい子(雀力10+能力50)60 +4竜華(雀力9+能力20-能力(あわあわ)50)-21 +姫子(雀力8+能力30-能力(あわあわ)50)-12 穏乃41 あわあわ148 竜華0 姫子41 淡「(菫は二位に落ちても気にするな)」 淡「(お前は切り札なんだから情報を隠せ…って言ってたけどさ)」 淡「(…でも…テルーがいるチームが準決勝で二位抜けなんて…出来ないよね)」 淡「(…そのままでも逆転なんかされないと思うけど…でも…)」 淡「(このままコケにされて終われない…!)」 淡「(最初っから…全開で行くよ…)」ゴッ 淡「…リーチ」 穏乃「…っ!」 穏乃「(い、いきなりダブルリーチ…そんな…)」 穏乃「(…最初っから本気って…事…?)」 穏乃「(まずい…私…まだギア上がりきってないのに…)」 竜華「(ダブルリーチ…これは…)」 竜華「(一回だけ浩子が見せてくれた…あの地区大会の時の…)」 竜華「(明らかに対戦相手の表情がおかしい言うてた…)」 竜華「(浩子は気ぃつけ言うてたけど…)」 竜華「(…でも、一巡目でリーチされて…まったく読めない状況でのリーチなんて…)」 淡「カン」 竜華「…」ゾッ 竜華「(なんや今の…恐ろしい感覚…)」 竜華「(く…でも…ここで降りてたら…負ける…!)」 竜華「(ただでさえ最下位なんや…ここは…突っ張る…!)」スッ 淡「それロン」 竜華「く…(でも…ダブリーのみ…それなら…)」 淡「…あっまーい」 竜華「…え?」 淡「…これからだよ、私の本気は…」スッ 淡「…裏ドラ乗って…18000」ゴッ +2穏乃(雀力7-能力50(あわあわ))-43 +3あわいい子(雀力10+能力50)60 +4竜華(雀力9+能力20-能力(あわあわ)50)-21 +姫子(雀力8+能力30-能力(あわあわ)50)-12 穏乃 0 あわいい子 101 竜華 41 → 未来線発動(+40)81 姫子 36 竜華「(く…あかん…)」 竜華「(怜も来てくれへんし…白糸台にもおいつけへん…!)」 竜華「(せめて…二位の阿知賀から点数削り取りたいけど…)」 淡「…リーっち…っ」ゴッ 竜華「~~っ!!」 竜華「(さっきから…白糸台が止まらへん…)」 竜華「(次喰らったら…また飛んでもおかしくないし…)」 竜華「(勝負出来ひんまんま…時間が…)」 穏乃「(先生はカンの後、安牌だけを捨てろって言ったけど…)」 穏乃「(…でも、安牌…ないよぉ…)」 穏乃「(どうしよう…これ…全部危ない気しかしない…)」 穏乃「(こ、こ…こういう時は…)」 穏乃「(…自分の一番…納得出来るもので…っ!)」スッ 淡「はい、それローン」 穏乃「…っ!」 淡「そーしてぇー…カンドラ乗って…」スッ 淡「…また18000だね」ゴッ 穏乃「…う…」 穏乃「(ダメだ…やっぱり…素の私じゃ勝負出来ない…)」 穏乃「(白糸台で大将任されてるのは…伊達じゃないんだ)」 穏乃「(テンパイ速度も…打点も何もかもが追いつけない…)」 穏乃「(…だけど…)」ゴッ 淡「…っ」ゾッ 姫子「…」!ビクッ 竜華「(…来た…!?)」 穏乃「(…ギアは入った…)」 穏乃「(ここからは私の時間…!)」 穏乃「(さっきの倍満は痛いけど…でも…)」 穏乃「(私が登る山はいつだって高かったんだから)」 穏乃「(これくらいの逆境は…寧ろ望むところ…!)」 穏乃「(皆の為にも…ここから追い上げて見せる…!)」 穏乃「(そして…最高の状態で…皆と決勝戦に行くんだ…!!)」グッ +2穏乃(雀力7+能力90)+97 +3あわいい子 0 +4竜華 0 +姫子 0 穏乃 190 prprしたいくらいあわいい子 30 竜華61 →未来線発動 →100 姫子93 淡「(あれ…?なんか急に手が重くなった…)」 淡「(リーチは出来たのに…なんで?)」 淡「(おかしい…今までこんな事なかったのに…)」 淡「(…って言うか…)」チラッ 竜華「…」トン 姫子「……」トン 淡「(…効いて…ない?)」 淡「(…どういう事…さっきまで私の絶対安全圏は発動していたのに…)」 淡「(今はみんな普通に打ってる…)」 淡「(…新道寺はまだコンビ打ちの能力があるけれど…)」 淡「(でも…千里山はどうして?)」 淡「(見ている限り…千里山に打ち破れる理由なんてないんだけど…)」 淡「(…ま、いっか)」 淡「(どっちにせよ…リーチした以上、私は止まらないし)」 淡「(このままトップ激走で…)」 淡「…カンッ」ニコッ 竜華「…っ!」ビクッ 姫子「…」グッ 淡「(さーて…来ちゃうよ来ちゃうよ…)」 淡「(これでツモ…って…あれ?)」 淡「(なんだ、違う牌じゃん)」 淡「(こんなのいーらない…)」スッ 穏乃「…ロン」 淡「…え?」 穏乃「倍満です」 淡「倍…え…?嘘…」 淡「(私が…親で…直撃?しかも…倍満…?どういう…事…?)」 穏乃「(…ふぅ…ちゃんと…白糸台の人にも効いたみたい…)」 穏乃「(私よりも格上の千里山の人と比べても、さらに強いから不安だったけど…)」 穏乃「(なんとか通った…奪い返せた…)」ホッ 穏乃「(…また逆転圏内にまで点差を詰められたし…)」 穏乃「(諦めちゃ…ダメだよね)」 穏乃「(皆がここまで必死にバトンを繋いでくれたのは二位抜けする為じゃないんだから)」 穏乃「(…何より)」 姫子「…」ゴゴッ 竜華「…」ズズッ 穏乃「(…二人共諦めてない)」 穏乃「(機会さえあれば…喰らいつくぞって…そんな目をしてる)」 穏乃「(もう全員の親なんて一回しかないのに…それでも…)」 穏乃「(この状況でも諦めてない)」 穏乃「(なら…私も全力で相手をしないと)」 穏乃「(先生も言ってた…能力に絶対はないって)」 穏乃「(私自身、これがどういうものなのか良く分かってないし…)」 穏乃「(もしかしたら破られるかもしれない事を念頭に置きながら…)」 穏乃「(やるよ…!逆転…!)」ゴッ 姫子「…」ゴゴッ +2穏乃(雀力7+能力90)+97 +3あわいい子 0 +4竜華 0 +姫子 0 ※リザベーションにより特殊勝利 穏乃 177 あわいい子 83 竜華99 → 未来線発動 → 139 姫子22 → 特殊勝利 穏乃「…っ!」ゾッ 穏乃「(やば…これ…)」 穏乃「(新道寺さんの方…私の能力…効いてない…)」 穏乃「(こっちがひとつ進む度に…先に行かれて…)」 穏乃「(ダメ…これ…先に和了られる…!)」 穏乃「(それじゃ…それじゃ…逆転出来ない…!)」 穏乃「(白糸台が下がったところで逆転はされないけど…三位にはならないけど)」 穏乃「(でも…それじゃ…皆の気持ちが…無駄になっちゃう…)」 穏乃「(皆は…こんな終わり方をする為に頑張った訳じゃない…!)」 穏乃「(最後まで…諦めない…)」 穏乃「(絶対に…絶対に逆転するんだ…!)」 穏乃「(皆で胸を張って和に会いに行く為にも…絶対に…!!)」 +2 00~70 失敗 71~99 成功 ※雀力7が+されます 成功 穏乃「…!!」ゴゥッ 姫子「…え?」 姫子「(か…鍵が…部長から預かった鍵が…!)」 姫子「(そいはうちの…うちの鍵なのに……!)」 姫子「(返して…それ…返し…)」ゾクッ 穏乃「……」ゴゴッ 姫子「~~~っ!」 姫子「(何なん…こん子…)」 姫子「(さっきまではあげなに小さかったのに…)」 姫子「(今はもう山のごたぁ大きくなっち…)」 姫子「(しかも、今、モヤのかかったごと視界の悪くなりよった…)」 姫子「(そん一瞬で…部長との繋がりば断たれて…そいで…)」 穏乃「…」ズズズッ 姫子「(…っ!動いた…!)」 淡「(く…さっきから…おかしい…!)」 淡「(全然…思い通りに打てない…どういう事…!?)」 淡「(テルーと打ってた時でも…こんな事なかったのに…)」 淡「(この局は新道寺が和了るから…しっかりしないといけな…)」ゾクッ 淡「(…何…?今の…得体のしれないもので…背筋を撫でられたような…)」 淡「(まるで鱗まみれの…ゾワゾワする感覚…)」 淡「(…っ!あぁ…!もう!!)」 淡「(そんな得体の知れないものに…負けてたまるか…!)」 淡「(ともかく今は新道寺に集中…!)」 淡「(それ以外は放っておいても…)」 穏乃「…ロン」 淡「…え?」 穏乃「…12000」パタパタ 穏乃「逆転です」 淡「え…?あ…う、嘘…」 淡「(…本気でやったのに…?)」 淡「(私が破られただけじゃなくて…)」 姫子「…っ!」ブルッ 淡「(新道寺まで…!?)」 淡「(どういう事…この局は新道寺が和了るはずじゃ…)」 淡「(…まさか…それまで無効にしたの…!?)」 淡「(私の絶対安全圏だけじゃなく…プロでも破れないって言われる…新道寺まで…!?)」ゾッ 穏乃「…お疲れ様でした」ペコッ 淡「~~~っ!」 淡「(…何なの…こいつ…!)」 淡「(いや…こいつだけじゃない…)」 淡「(虎姫だけじゃなく…新道寺も千里山も決して弱くなかったのに…)」 淡「(そんな中で…20万点差詰めて逆転…そんなの…そんなのって…)」グッ 淡「(…ぐ…泣かない…泣かないもん…!)」グジグジ 淡「(二位にはなったけど…決勝戦には行けるんだから…!)」 淡「(絶対に…絶対に今度こそ…勝つ…!)」 淡「(その得体のしれないものを破って…私達が…チーム虎姫が勝つんだから…!!)」 【System】 松美宥の雀力が2あがりました 新子憧の雀力が3あがりました 鷺森灼の雀力が3あがりました 高鴨穏乃の雀力が2あがりました さらに白糸台を破った事によりボーナスとしてチーム全体の雀力が3あがりました
https://w.atwiki.jp/83452/pages/4551.html
戻る こういう余裕がある父ちゃんカコイイ 作者、応援してるぞ。 -- (名無しさん) 2010-06-01 01 02 42 受験系って未完多いよねーすっごい期待しているのにさー -- (名無しさん) 2010-06-01 18 54 05 文学部よりも工学部がお勧め -- (名無しさん) 2010-06-01 23 23 29 そっくりすぎわろた。俺は一年目から京大志望だが。 -- (名無しさん) 2010-09-07 08 25 13 水を差すようで悪いんだけど、文明の力→文明の利器じゃないか? でも話事態は面白かったから続きに期待してます -- (名無しさん) 2010-09-07 15 06 36 がんばれ、と言いたくなる。 -- (通りすがり) 2010-09-07 18 54 23 …俺、勉強するわ -- (名無しさん) 2010-09-17 02 59 54 続き期待 -- (名無しさん) 2010-09-17 13 28 02 模試の答えをネットで知ってまんまやってみたら 偏差値が凄いことになって、回りの皆に目茶苦茶 褒められて、自分の力だと勘違いして、でセンター受けたら 英語が30点しかとれなくて、それっきり引き篭もりを している、っていうコピペだが体験談だかあった希ガスw -- (名無しさん) 2010-09-17 18 48 28 真面目に勉強しないとな・・・ ていうか早く続き書いてくれ、めちゃくちゃ気になります。 -- (阪大志望者) 2010-11-07 17 48 47 …勉強しよう -- (東外大志望者) 2010-12-04 20 51 28 受験か、、、何もかもが皆懐かしい。 -- (京大生) 2010-12-08 23 09 15 勉強頑張ります。 作者さんも唯も頑張れ! -- (名無しさん) 2010-12-09 09 20 37 アイス好きネタかと思ったwww -- (名無しさん) 2011-05-18 12 46 03 やらなくては… -- (march) 2011-05-24 18 16 32 未完なのがもったいない。。 -- (名無しさん) 2011-07-02 22 29 19 まぁ、既に唯達は大学行ってるけどね -- (名無しさん) 2011-07-02 22 57 54 面白いがオリキャラは気に入らない 4人仲良く不合格のほうが良かったんじゃね? -- (東北大生) 2011-10-12 11 57 04 京都府立っていう選択肢はなかったのか… -- (名無しさん) 2012-03-17 13 42 25 泣きたいorz -- (名無しさん) 2012-03-17 13 59 54 親友が自分以外受かったらこれくらいの暴挙は当たり前 -- (名大生) 2012-03-18 08 29 59 ていうか旧帝大生多いなw -- (九大生) 2012-03-18 18 33 37
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/203.html
【高校一年 ―― 2月第二週】 京太郎「(んー…俺…誕生日何してたんだっけか?)」 京太郎「(やえさんが来てくれた事だけは…かろうじて覚えてるんだけどなぁ…)」 京太郎「(いや…そこから先もデートして…色々とイチャついた事も分かってるんだけど…)」 京太郎「(そこで具体的にどんな話をしたとか…そういうのがまったく思い出せない)」 京太郎「(なんかすげー嬉しくて…でも、心が痛かったような記憶があるんだけど…)」 京太郎「(…でも、今回はメモはなくて…手がかりもゼロだしなぁ…)」 京太郎「(…今度、やえさんにでも聞いてみるか?)」 京太郎「(…いや、でもそれはそれでかなり残酷な事のような気がするし…)」 京太郎「(気にしない方が無難なのかな…でも…)」 京太郎「(思い出さないままの方が酷い事をしてるような気もして…)」 京太郎「(あー…なんだろうな。このモヤモヤ…)」 +2 末尾16 憧しずと勉強 末尾27 玄とネト麻 末尾38 玄とアルバイト 末尾49 宥さんと散歩 末尾50 レジェンドとネト麻 レジェンドとネト麻 狂堕狼:という訳でハルちゃん頼む ハルちゃん:ようやくかー 狂堕狼:いや…本当に悪い…こっちも色々忙しくてさ ハルちゃん:まぁ…私は別に構わないけどね。どの道、後二年アンタの面倒見るつもりだし ハルちゃん:方法は分かってるからそれ以降も一人でやれるだろうし…ただ… 狂堕狼:ただ…? ハルちゃん:馬鹿…!こんなに放っとくなんて寂しかったんだからね…!! ハルちゃん:私はずっとずっと待ってたのに…何時も他の女の子のところばっかりで… ハルちゃん:この…浮気者…っ!! 狂堕狼:よーし。じゃあそろそろ始めるかー ハルちゃん:え、ちょ、スルーはひどくない!? 大天使アラタソの加護により自動大成功+女神ユウチャーの加護により効果二倍 狂堕狼:うし…ま、こんなところかな ハルちゃん:お疲れー…なんか随分と今日は強行軍だったね 狂堕狼:ま、ちょっとモヤモヤする事があってさ 狂堕狼:それを晴らす為にもネト麻に打ち込んでたっていうか逃げてたって言うか… ハルちゃん:ふーん…アンタもそういうのあるんだ 狂堕狼:ハルちゃんは俺をなんだと思ってるんだ ハルちゃん:格好つけでヘタレで鈍感で背伸びしたがりな子ども? 狂堕狼:…まぁ、だいたい当たってるけどさ ハルちゃん:ふふ、ま、何に関してモヤモヤしてるのか知らないけど…精々悩みなさい ハルちゃん:そういうのも含めて青春だろうしね ハルちゃん:相談だったら何時でも乗ってあげるからダメになる前に言う事 狂堕狼:…ハルちゃん… ハルちゃん:ふふーん、少しは尊敬した? 狂堕狼:いやお前も大人らしい事言えたんだなって感慨深い気持ちになってた ハルちゃん:えー…!! 【System】 須賀京太郎の雀力が2あがりました 須賀京太郎の知力が2あがりました 赤土晴絵の好感度が2あがりました 須賀京太郎は次にネト麻をする場合、ランクアップ戦に参加します 【高校一年 ―― 2月第三週】 京太郎「(ったくレジェンドの奴は相変わらずだな)」 京太郎「(たまに尊敬出来る事言ったと思ったらすぐにそれを自分からぶっ壊すんだから)」 京太郎「(もしかしたらそういうの照れ隠しなのかもしれないけど…でも、まぁ…)」 京太郎「(少しだけ気持ちは楽になったのは確かだ)」 京太郎「(後でお礼はちゃんとしてやらないとな…)」 京太郎「(…ま、それはさておき…ネト麻でようやくランクアップ圏内に持ち込めたし)」 京太郎「(今までの相手から察するに楽勝だと思うけど…)」 京太郎「(久しぶりに負けられない真剣勝負だ…気合を入れて行かないと)」 +2 末尾16 憧しずと勉強 末尾27 雑用 末尾38 玄とアルバイト 末尾49 宥さんと散歩 末尾50 レジェンドとネト麻 憧しずと勉強 穏乃「ぅー…」 憧「むー…」 京太郎「…なんだよ。まだ拗ねてるのか?」 憧「…誕生日…」 穏乃「パーティ…」 京太郎「仕方ないだろ。先約あったんだから」 京太郎「サプライズなんだから、こっちに予定入ってても文句言わない」 京太郎「それが嫌なら最初からサプライズなんて企画するんじゃないっての」 憧「そりゃそうだけどさ…」 穏乃「でも…お祝いしたかったんだもん…」 京太郎「ちゃんと後で祝って貰ったし良いじゃないか」 穏乃「誕生日当日と次の日は違うんだよー…」 憧「しかも…小走先輩に持っていかれるなんて…このあたしの目をもってしても見抜けなかったわ…」 京太郎「はいはい。馬鹿な事言ってないで勉強するぞ勉強」 京太郎「一年の集大成はもうすぐそこなんだからな」 +2 00~50 成功 51~99 大成功 ※知力8王子様3アダ名3で+14 大成功 京太郎「はい。よく出来ましたっと」 穏乃「んー京ちゃんご褒美ぃ…」ギュッ 憧「あ、しず、ずるい…!」 京太郎「んじゃ、憧も来いよ。こっち側空いてるし」 憧「…うん♪」ダキッ 京太郎「しかし…お前ら最近、甘えん坊だよな」 穏乃「だって、私も憧も京ちゃんから離れられない身体にされちゃったんだもん…♥」ニヘラ 憧「ちゃんと責任とって二人とも構ってよね…♪」クスッ 京太郎「何かやったつもりはないんだけどなー…ま、いっか」 京太郎「俺もお前らに甘えられるの嫌じゃないしさ」ナデナデ 穏乃「ふふ…♪じゃあ、三人とも幸せで…最高だね」 京太郎「ま、そうだな。ずっとこうしていられると良いな」 憧「…ううん。ずっとこうしているのよ…♥」 憧「三人だけで…他の誰もいれずに…幸せな時間だけを過ごしていくの…」ギュッ +2 大成功ボーナスとして雀力バイト力雑用力から一つお選び下さい 【System】 須賀京太郎の知力が2あがりました 須賀京太郎のバイト力が1あがりました 二人は自分たちの関係に他の誰かはいらないと考えているようです 【高校一年 ―― 2月第四週】 京太郎「(この前は特に記憶が飛んだりはしなかったな…)」 京太郎「(やえさんの時にもあった事を考えると俺の記憶がなくなるのはしずや憧とは関係ないんだろうか)」 京太郎「(でも、あいつらと一緒にいる時が、一番、記憶がなくなりやすいのは確かなんだよな…)」 京太郎「(…今度ボイスレコーダーでも持ち歩いてみるか?)」 京太郎「(いや…でも、それはそれであいつらの事疑ってるようでアレだしな…)」 京太郎「(はぁ…病院にはいったけど、頭には何の異常も見当たらなかったし…)」 京太郎「(本当…この異常は何が原因なんだろうな…)」 京太郎「(やっぱり…面倒とか怖いとか思わずに…精神病院に行くべきなんだろうか…)」 +2 末尾16 灼と気晴らし 末尾27 雑用 末尾38 玄とアルバイト 末尾49 宥さんと散歩 末尾50 レジェンドとネト麻 灼と気晴らし 京太郎「…という訳で病院に言っても脳に異常は見当たらなかった…」 灼「…そう。CTスキャンとかはしてもらった…?」 京太郎「あぁ。不安だったから頭に過ぎっては人間ドック並に検査してもらったよ」 京太郎「…でも、結局、異常は何も見当たらなくてさ…」 京太郎「…これって後、考えられるのは…俺の頭がおかしいって事だよな…」 灼「…京太郎、それは…」 京太郎「…なぁ、灼。正直に答えて欲しいんだけど…」 京太郎「やっぱり俺って…変なのか?」 京太郎「…この前のメモの事だけじゃないんだ」 京太郎「他にもまた記憶が飛んでいて…俺…」 京太郎「その上…記憶が無いのに人を傷つけたイメージだけは残ってて…」 灼「……」 灼「…京太郎は変なんかじゃない」 京太郎「でも…」 灼「大丈夫。京太郎は…良い子だよ」ギュッ 灼「私の自慢の…幼馴染なんだから…」 京太郎「灼…」 灼「…ただ、京太郎は少し疲れて…歯車が合っていないだけ」 灼「ちゃんとそれを合わせれば…またすぐ元に戻るから…」ナデナデ 京太郎「…ごめん」 灼「良いよ。謝らなくても」 灼「私には京太郎の気持ちは分からないけど…でも…不安なのは分かるから」 灼「覚えてないって…自分が分からないのって…不安だよね…」 京太郎「…あぁ…俺…怖いんだ」 京太郎「俺の知らない間に…俺が何をしているのか」 京太郎「また大事な人を傷つけてるかもしれないと思うと…俺…っ」 灼「…でも、大丈夫だよ」 灼「例え記憶がなくっても京太郎はそんな事しない」 灼「京太郎はとっても良い子だから…私がそれを保証してあげる」 灼「だから…今度一緒に…病院に行こう?」 灼「身体の方じゃなくて…心の方の病院に」 灼「もしかしたら…それで記憶の方はどうにかなるかもしれないし… 京太郎「…あぁ。その…灼…」 灼「…ん?」 京太郎「…悪いけど…付き添って…くれるか?」 京太郎「俺、やっぱり一人だと不安なんだ…もし…お前はおかしいって言われたら…」 京太郎「自分一人で抱えられる気がしなくて…俺…」 灼「…良いよ。それくらい…やってあげる」ギュッ 灼「辛いのは…私がちゃんと引き受けてあげるから…」 灼「だから…勇気を出して…一緒に行こうね」ナデナデ 京太郎「…うん…」 【System】 大天使アラタソの加護により次週の判定が自動的に大成功になります
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/55.html
【中学1年 ―― 5月】 京太郎「(結局アレから俺は正式に女子麻雀部の雑用の座に収まった)」 京太郎「(そんな俺に対して何人かの女子はすげー怪しむような目をしてたけど…)」 京太郎「(まぁ当然だよな。いきなり男子が女子の雑用とか急な話にもほどがあるし)」 京太郎「(でも、それに関して不満らしいものが出ないのはそれだけ小走先輩の人望が高いからなんだろう)」 京太郎「(まぁ、人望が高すぎる所為なのか、たまーにすげー敵意の篭った目で見られるんだけどさ)」 京太郎「(やっぱ外からでも目を掛けてもらえているのが分かるんだろうなぁ…)」 京太郎「(実際、雑用と言っても掃除や洗牌くらいで普通の一年と変わらないし…)」 京太郎「(それどころか優先的に小走先輩と打たせて貰えているし)」 京太郎「(その上、他の後輩に指示を出したりして…本当、凄いよなぁあの人…)」 京太郎「(部長だけでなく監督業までやってるみたいなもんだし…)」 京太郎「(ってか…うちの監督ってどんな人なんだ?)」 京太郎「(今まであった事ないんだけど…)」 ??「うーん…どうしよ~」 京太郎「(…あれ?部室の前に誰かいる)」 京太郎「(見慣れない顔だな…私服だし…学校の先生か何かか?)」 京太郎「(まぁ…なんか困ってるみたいだし…とりあえず声を掛けてみるか)」 京太郎「あの…」 ??「え?」 京太郎「どうかしました?」 ??「あ~、君がもしかして須賀君?」 京太郎「え?えぇ…そうですけど…」 ??「あ、やっぱりー。やえちゃんが嬉しそうに話してたからそうだと思ったんや~」ポン 京太郎「そ、そうですか。で、何か困り事でも…」 ??「うん。やえちゃんが言ってた通り人懐っこそうな顔で…ちょっと軽そうな雰囲気で、でも、芯が通ってそうで…」 ??「私の思った通りの子やね~」 京太郎「(…あ、うん。これアレだな)」 京太郎「(スイッチ入った玄と同じく人の話を聞かないタイプだ)」 京太郎「(悪い人じゃなさそうだけど…あんまり関わると疲れそうだし…)」 京太郎「(適当に話区切って部室に入るか)」 京太郎「そうですか。じゃあ、俺はこれで…」 ??「あ、遅れてごめんね。私は赤坂郁乃」 郁乃「麻雀部の監督やらせてもらってまーす」 京太郎「…………え?」 京太郎「か、監督!?」 郁乃「うん~。え?なんか変やった?」 京太郎「え…い、いや…変って言うか…」 京太郎「い、今まで会った事がなかったんで…ちょ、ちょっと驚いて」 郁乃「あ、それはね~。ちょっと色々あって学校に来れなかったんや~」 京太郎「って事は…外部の人ですか?」 郁乃「うん~。アルバイト的な扱いで麻雀部の監督やらせて貰っとるんや~」 京太郎「…で、その監督がどうして扉の前で固まってたんですか?」 郁乃「いやぁ…なんか私が来れへんかった間に新入生とか色々増えて…」 郁乃「なんか今更、顔出しづらいな~って」 京太郎「あー…繊細なんですね」 京太郎「(見かけによらず…って言うのは黙っておこう)」 郁乃「うんうん。だから、一緒に入ってくれへんやろうか~?」 京太郎「それくらいなら良いですよ。俺もそろそろ麻雀部に入りたかったですし」 京太郎「失礼します」 やえ「あぁ、須賀か。今日は遅かったな…って監督」 郁乃「やっほー。やえちゃん元気しとった~?」 やえ「えぇ。お陰様で」 やえ「それよりそちらは大丈夫でした?」 郁乃「うんうん。何とか請けてもらえたで~」 やえ「…本当ですか?」 郁乃「もう…疑り深いんやから~」 やえ「あ、すみません。ですが…まさか本当に…」 郁乃「ふふふ、私のコネをなめたらあかんよ~」 やえ「ですね。心から感心しました」 やえ「っと…すまない、須賀には分からない話だったな」 京太郎「いえ…それは良いんですけど…一体、何の話だったんですか?」 郁乃「実はね~」 京太郎「じ、実は…?」 郁乃「ひみつ~」ニコッ 京太郎「…小走先輩?」 やえ「諦めろ、其の人はそういう人なんだ…」ハァ やえ「まぁ、最低でも県予選前後には全員に告知するだろうからな」 やえ「あっと驚く話ではあるから…楽しみに待っておいてくれ」 京太郎「分かりました。小走先輩がそう言うのなら…」 やえ「ありがとう」クスッ 郁乃「あれ~?ちょっとええ雰囲気?」 やえ「違います」ハァ 郁乃「でも、信頼されとるのがすっごく伝わってきたのに…」 やえ「監督がいない間、色々と面倒見ていましたから」 やえ「これくらい普通ですよ」 やえ「それより…監督、頼んでいた件ですが…」 郁乃「あ、そうやね~。須賀君、ちょっとこっち来ようか~?」 京太郎「え…?あ、はい」 郁乃「さて…須賀君は自分の能力の事で悩んどるんやね~?」 京太郎「…えぇ。小走先輩にコテンパンにされて…今の自分じゃダメだってのは分かったんですが…」 京太郎「でも…だからと言って今までの自分の打ち筋全部を捨てるのは難しくて…」 郁乃「それで路線変更したいう事~?」 京太郎「はい。…なんとかなりませんか?」 郁乃「うーん…ちょっと難しいかな~」 郁乃「やえちゃんから牌譜は見せてもろうたけど…須賀君の基礎はもうその方向で固まっとるし…」 郁乃「多分、前に須賀君を教えとった人も能力強化の方を重点的にやっとったみたいやからな~」 郁乃「今から別の方向に進もうとしたらそれらを一回全部壊さへんかったらあかんよ~」 郁乃「下手をしたら中学3年間それに費やす事になるかもしれへんしあんまりオススメは出来ひんかな~」 京太郎「そう…ですか…」シュン 郁乃「でも…今の路線を踏襲したままの発展やったら不可能やないよ~」 京太郎「ほ、本当ですか!?」 郁乃「うん~。と言うか寧ろ、須賀君に教えとった人はそれが目的やったんやろうね~」 郁乃「須賀君の能力にはまだまだ成長の余地が残してあるみたいやし~」 郁乃「私でもその後を継ぐ事は不可能やないで~」ドヤァ 京太郎「じゃ、じゃあ…」 郁乃「あ~でもちょっとストップ~」 京太郎「え?」 郁乃「発展言うても方向性は色々あるんやで~」 郁乃「まずはそれを決めへんかったらちぐはぐになるだけや~」 京太郎「そ…そうですね。すみません…」 郁乃「大丈夫大丈夫~。それで…能力の方向性やけど…おおまかに分けて二つあるで~」 郁乃「一つはこのまま和了らせないという能力を極める方向」 郁乃「現時点でも須賀君の能力はそこそこ出来とるけど…それも完璧やないし~」 郁乃「最終的には他家に相手の和了牌を掴ませられるようになったら強いと思わへん?」 京太郎「確かに…そこまで出来れば相手の手の鈍足化と牽制にもなりますけど…」 郁乃「もう一つは速度を高める方向」 郁乃「須賀君はツモの回数をあげる為に頻繁に鳴く所為で点数はあんまり上がらへんやろ?」 京太郎「そう…ですね。それで稼ぎ負ける事も多々あります」 郁乃「勿論、それは間違いやないけど、負けたら意味あらへんし~」 郁乃「鳴きはあくまでも速度を得る為の手段として矯正する感じかなー」 郁乃「理想としては相手よりも先に聴牌して早和了を狙うのがええかな~ってそう思うとるんやけど~」 郁乃「須賀君はどっちの方が好み~?」 京太郎「そうですね…俺は…」 +2 1.防御能力を極める 2.速度を高める ※コレ以降の京太郎の補正を決める重要な安価です 速度を高める 京太郎「…どれだけ護っても勝てない時は勝てないってのはこの前ので思い知りました」 京太郎「だから…俺に相手よりも早く和了れる速度を下さい」 郁乃「うんうん~。そっか~」 郁乃「確かに和了らせへんかっても自分が和了れへんかったら意味ないしね~」 郁乃「じゃ…とりあえずこれやってこうか~」トン 京太郎「…何ですかこれ」 郁乃「鳴き専門の麻雀問題集~」 郁乃「とりあえずこれを全問解いていこっか~?」 京太郎「…マジですか?」 郁乃「うん。大マジやで~」 京太郎「これ…下手な教科書並に分厚いんですけど…」 郁乃「それだけ鳴きってのは奥が深いって事やで~」 郁乃「ま、頑張ってな~」フリフリ 京太郎「うぅ…」 【System】 須賀京太郎はスキル【重力世界】を手に入れました このスキルは自身のコンマに【+雀力/5の補正】を加え、相手全員のコンマに【-雀力/5の補正】を掛けます また相手全員の【補正前コンマ】が自身の【雀力/2】を下回った場合、トップでなくても和了る事が出来ます
https://w.atwiki.jp/ayano01/pages/181.html
「きゃあっ!」 とっさに構えたシールドが左腕ごと切断された。 シールドを持った左腕が宙を舞い、地面に落下していく。 「な、何が!?」 シールドが全く何の役にも立たなかった。 装甲をチーズのように切り裂くという表現があるが、これじゃまるで豆腐だ。 「近衛の装甲って、飾りなの!?」 左腕を失ってバランスを失ったさつきは、騎体バランスをとろうとSTRシステムと格闘しながら怒鳴った。 「装甲の役目果たしてないっ!」 「早瀬っ!」 宗像が怒鳴った。 「長野教官との接触は一時お預けだ。降りるぞ!」 「で、でもっ!」 「敵の機動性に、こっちがついていけない。このままなら一方的にこっちが不利だ!」 「―――わかった!」 「美晴、私と一緒に敵騎をけん制しろ。さつきは後退しろ」 「了解っ!」 「困るんだよ」 静かな、しかし明白な叱責を含んだその一言に、神妙に頭を下げたのは、かつて神音の元を訪れたあの男だ。 「ユギオ……もう10年だ」 「……はっ」 神音の前でみせた軽さはどこにもない。 「この10年間の我々の投資額を、考えたことはあるのか」 「……申し訳ありません」 「我々にも投資するからには理由(わけ)がある。世論が言うような馬鹿げた慈善事業(きれいごと)に投資しているつもりはない」 「はい」 「この10年間、何をしてきた?レンファの怠慢ぶりにすべての責任を負わせるつもりだろうが、我々相手ではそうはいかんぞ?」 「……」 「レンファを選んだ選定ミスといい、その怠慢を放置したことといい、お前達の罪こそ叩くべきだという者が圧倒的多数だ。 状況は10年前とは大きく変化しつつある。 世論は負けっぱなしのお前達に愛想を尽かし始めている―――誰の非かは、一々口の端に乗せるつもりもない」 「……」 「……一年だ」 「一年?」 「これが最後通告だぞ、ユギオ」 「一年で、せめて我々を説得するだけの功績をあげろ」 「……はっ」 「―――さて。状況を説明してもらおうか?その……人類同士に争わせるという話を」 ● 特殊艇“ヒューマー”艦橋 「トラウムへようこそ!エーランド少佐!」 特殊艇“ヒューマー”艦橋に入ったエーランド少佐を出迎えたのは、ずんぐりとした体型の中年男、ゴトランド大尉だ。 エーランド少佐とは、長年に渡って魔界の辺境紛争で死線をくぐり抜けてきた因縁深い仲だ。 「世話になるぞ。ゴトランド」 「なんの」 ゴトランドは楽しげに肩をすくめた。 「ベネルスボリイ紛争以来ですな。すでに退役されたと聞いていたのですが」 「ぬるま湯の生活は性分にあわん」 「少佐は戦場の方がお似合いです」 「世辞か?」 「ハハッ!まさか!」 「まぁいい。“鍵”の現在位置は?」 「はっ―――おい」 ゴトランドに声をかけられた彼の副官が一礼の後、スクリーンを操作した。 スクリーンに映し出されるのは、アフリカからアラビア半島にかけての地図だ。 「3時間前、“アフリカの角”を離れた“鍵”は現在、アラビア湾を移動中。このままのコースをとると、オマーン湾、ホルムズ海峡を経由して、明後日にはドバイに入ります」 「ドバイ?」 「人類が作り上げた砂上の楼閣ですよ」ゴトランドは言った。 「酒に女に―――ロクでもないところですよ」 「ずいぶん楽しんだらしいな」 「ガハハッ!少佐にはかなわない―――まあ、船乗りの特権とでも見てください」 「とがめてはいないさ」 スクリーンから視線を外すことなくエーランド少佐は小さく笑った。 長い金髪が照明を美しく反射して輝いている。 背の高い、すらっとした容姿といい彫りの深い顔立ちといい、俺なんかよりずっとドバイの女達にはモテるだろうな。と、ゴトランドは内心思った。 「どのあたりで追いつきそうだ?」 「艦そのものが追いつくのはアラビア湾上空、16時間後を予想。ですが、メースでしたらソコトラ島上空、発艦後1時間以内で叩けます」 「忙しいことだ。部隊の乗艦が済んだばかりだというのに……」 「前祝いですよ」 「そう願おう」 エーランド少佐は笑みを真顔に戻した。 「ゴトランド、出るぞ!」 「了解っ!」 ●“鈴谷(すずや)”士官室 泉美奈代が20年近い人生の中で、この日、初めて自覚出来た感情が一つあった。 嫉妬だ。 「……」 「いや……だから」 美奈代達の目の前では、別室で食事をとる染谷達の姿があった。 染谷達といっても、染谷と後は二人。 小林少尉と、あの金髪の少女―――フィアだ。 あどけなさの残るものの、恐ろしいほど愛くるしい体を、艦内用に支給されているスウェットスーツに包んだフィアは、まるで体を染谷にすりつけるような、甘えた仕草をしながら食事を続けている。 目の前の美奈代達なんて眼中にないといわんばかりだ。 「行こう?。美奈代」 「そうだな」 「ちょっと待って!」 女子候補生からのあからさまな冷たい視線を、半分泣きそうな顔にやっと笑みを浮かべて誤魔化そうとしていた染谷は、その冷たい言葉に悲鳴に近い声を上げた。 「あ、あの……その……」 声がうわずって、うまくしゃべることが出来ない。 「こ、こういう女の子は、女の子が面倒を」 つまり、代わってくれ。と言いたいのだ。 ところが、頼んだ相手は―――。 「私達メサイアパイロットの候補生だし」 さつきは汚物を見るような目つきで言った。 「任務じゃないわね」 「そういうことだ」 「だから誤解だ!ぼ、僕は!」 立ち上がろうとした染谷だったが、腕を掴まれ、動きを止めた。 フィアが甘えた顔で染谷の腕に抱きついたのだ。 染谷の腕に頬をすり寄せるフィアの表情は、恍惚としている。 「……はいはい」 美晴が冷たい声で言った。 「ごちそうさま」 「まさか……染谷がロリコンだったなんて」 「よく憲兵隊が何も言わないものだな、この性的病人に」 「恐ろしく言いたい放題言われている気がするのは何故だろう」 「私達、これから訓練だから」 「通りかかっただけなんです」 「病気が移ると困るので。失礼します」 「一体、君たちは僕をなんだと思って!」 抗議する染谷に、美晴とさつきが揃って答えた。 「性犯罪者(×2)」 「なっ!?」 「……その格好で」 中学生位の少女とベタベタしている光景を冷たく指さして宗像は言った。 「自分がノーマルだと言う方がどうかしている……訓練に遅れるぞ?行こう」 宗像に促され、じっと二人を見つめていた美奈代は、しぶしぶという顔で踵を返そうとした。 不意に、フィアの視線が美奈代のそれとぶつかったのは、その瞬間だ。 感情を殺した美奈代の視線と、好奇心さえ感じるフィアの視線。 動いたのフィアだ。 まとわりついていた染谷の腕から体を離し、一瞬だけ美奈代に挑発的な笑みを浮かべたかと思うと、首を伸ばして瞳を閉じた。 チュッ そんな効果音が、小さく響いたのは、その直後のことだった。 ●“鈴谷(すずや)”ハンガーデッキ 「一体、誰なのよ?あの子。ねぇ、美奈代?」 しきりと拳銃の手入れを続ける美奈代は、妙に何かをぶつぶつ言い続けていた。 「?」 さつきが、そんな美奈代の口元に耳を近づけた。 「……暴発による業務上過失致死は……」 「やめなって!」 「……劇薬を、食事に混ぜるのはどうだろう……」 「勘弁してよ!」 さつきは美奈代の肩を揺すった。 「私ゃね!?ワイドショーで“あの子なら、絶対いつか何かやるだろうと思っていました”なんて言いたくないからね?」 「早瀬……せめて“あんな真面目そうな子が”程度にしてやれ」 宗像は言った。 「初めて出来たオトコに、別のオンナが出来たんだ。嫉妬するなという方が無理だ」 「それが流血沙汰ですか?美奈代さんらしいというか」 「お前ら、私を何だと思っているんだ?」 美奈代は声を荒げた。 「まるで、二宮教官の男運のなさが乗り移ったみたいに!」 「どういう解釈かわかんないけど……そうか」 ポンッと手を叩いたのはさつきだ。 「そう考えれば、染谷が美奈代に惚れるなんて前代未聞の珍事も納得出来る!」 「結果は100%の失恋ですね!」 「かなり手ひどい終わり方になるな……なにしろ、あの人の男運だ」 「ちょっとぉ!」 「泣くな泉。オンナに走ればいいことだ。いつでも協力してやろう」 「それで……二宮教官が普通の男運になれば」 美晴が言った。 「二宮教官も今年こそ本命のカレが出来ることに!」 「1年前に、これが現実になっていればよかったのにねぇ……」 さつきはしみじみと言った。 「欲求不満を、私達へのシゴキで発散するなんていう、不毛な生活を、教官も味わわずに済んだのに」 「風邪だって、誰かにうつすとよくなるって言いますしね」 「あんなにヒドイ男運もらってたまるもんか!」 美奈代はたまらずに怒鳴った。 「あれは不幸どころじゃないぞ!あんなヒドい男運をもって、それでもオンナとして―――」 次の瞬間、美奈代は、目の前で腕組みしながらにっこりと微笑んでいる相手を見て二つのことを思いついたという。 一つは、フィアというオンナ殺して自分も死ぬか。 もう一つは、ここで死ぬか。 ……しかし、相手はそんな美奈代の子供じみた発想を認めてくれるほど、甘くはなかった。 何しろ、相手は、美奈代達にとって鬼より怖い相手なのだ。 ●“鈴谷(すずや)”艦橋 「大陸から?」 「間違いありません」 美夜に答えたのは、レーダー要員の川村真由軍曹だ。 「電探、魔探共に反応ありませんが、衛星がとらえています」 「連中は、人工衛星というものを知らないらしいな」 美夜は、その間抜けぶりがほほえましくさえ思い、小さく笑った。 「どれくらいで接触しそうだ?」 「推定20分後」 アデン湾上空1200メートル上空。 あと10分でソコトラ島上空にさしかかる。 海上では圧倒的に不利だが、陸地ならメサイアも本領を発揮して戦える。 進路は決まった。 「針路変更。ソコトラ島へ向かえ―――全艦戦闘態勢、メサイアの発艦急がせろっ!」 “鈴谷(すずや)”の“目”が接近するメースをとらえたのはそれから5分後のことだ。 海面すれすれを高速で移動してくる反応は3。 反応の大きさはメサイア級だ。 訓練のため発艦しようとしていたメサイア隊は即座に武装を演習用のそれから実戦用のそれに変更し、艦を続々と離れた。 皆がアフリカ大陸方面からの攻撃に備えていた。 何が来るかわからない。 レーダーが攻撃をとらえるかさえ不明。 美奈代達は、内心でおびえながら神経をアフリカ方面へと集中させていた。 ―――しかし ●紅海上空 太い光が走ったかと思うと、 「きゃっ!?」 左舷側に展開していた美晴騎から悲鳴が上がった。 「な、何!?」 「6時方向より艦砲射撃!」 牧野中が怒鳴った。 「魔族軍が後ろから!?」 「違います!この攻撃は―――」 ●“鈴谷(すずや)”艦橋 「北イエメン軍だと?」 「艦艇数6,いずれも“25型”コルベット艦タイプ」 「ずいぶんな骨董品だな……まだ浮いていたのか?」 「艦長。飛行艦“ホデイダ”より通信です」 「通信?」 「貴艦は我が領空を侵犯しつつあり。速やかに武装を解除し停船せよ。停船に応じない場合は……撃沈する」 「馬鹿な!帝国はソコトラへの寄港と上空通行の許可を―――!」 わめきかけて、美夜は司令部が犯した大失態にようやく気づいた。 「通信……相手は、北イエメン軍と言っていたな?」 ●紅海上空 「少佐。敵に増援の模様」 「さっきの一撃は、景気づけですかね」 「……さてね」 海面すれすれを高速で移動するメースのコクピットで、エーランドは小さく笑った。 ついさっき、観測された高魔法エネルギー反応。 それは、全く見当違いの方角を狙った一撃にすぎなかった。下手をすれば味方に当たっていたはずだ。 接触しようとする艦があの艦の味方なら、あんな発砲は、意味を為さない。 「……まさかな」 エーランドは、自らにわき上がった発想に首を振った。 「あれが、あの艦にとっての敵だなんて……」 「少佐、どうします?」 「エーリヒ、クンニ。このまま突っ込むぞ。お前達は後方の艦をやれ」 「了解っ!」 ●“鈴谷(すずや)”艦橋 イエメン共和国。 それが、現実世界の名だが、それは1990年5月22日の南北イエメン合併があってこその存在だ。 かつての一大王国イエメン王国は15世紀に王朝が分断し、南北両イエメン王朝が成立。ヨーロッパの植民地化など紆余曲折の末、再び両国が成立したのは1967年のこと。 南イエメン王国と、北イエメン共和国となって以降も、相手国は自国の領土と主張し、紛争が絶えない。 相手国は自国領。 つまり、ソコトラ島も片方の国からすれば領土なのだ。 だからこそ、ここを通行したり利用したければ、双方の国に許可を得る必要がある。 それがこの紅海を渡る際の常識だ。 ところが――― 「北が来るとは……」 美夜が頭を抱えたのも無理はない。 帝国外務省は、国交がないことを理由に、北イエメンからの通行許可を入手していなかったのだ。 “鈴谷(すずや)”は北イエメン軍からすれば、領海・領土に侵入する敵でしかない。 「前門の虎……後門の狼……か」 「どうなさいますか?」 「“ホデイダ”へ通信開け。我、魔族軍の追撃を受け撤退中。通行を許可されたし」 返答は至近距離を狙った攻撃だ。 「図々しい……ってわけか」 もう苦笑するしかない。 「針路そのまま、艦隊を突っ切るぞ!」 ●北イエメン軍飛行艦“ホデイダ”艦橋 “鈴谷(すずや)”が向かう先に展開するのは、アヴドラ提督率いる北イエメン軍だ。 「日本軍、速度落とさずに接近します!」 レーダー手の報告に、アヴドラ提督は無言で頷いた。 「日本軍となれば恐れる必要はない」 「しかし」 アトバラ副司令は異議を唱えた。 「ここでの交戦は日本との国際問題に」 「あんな腰抜け共に気を使う必要なんてあるものか。だいたい、外交チャンネルのない国同士で、どうやって国際問題が起きる?」 「それは」 アトバラはそれでも食い下がった。 相手はメサイアをすでに発艦させているのだ。 「魔族軍の追撃から逃れてきたと宣言しています」 「欺瞞だ」 アヴドラ提督は言い切った。 「問題は、連中が我が国固有の領土を侵していること。違うか?」 「……はっ」 「なら、我々がここで国際法にのっとり、停戦命令を出すことに問題はないだろう」 アヴドラ提督は命じた。 「停船しないならば撃沈しろ!照準、日本軍艦艇!」 ●“鈴谷(すずや)”艦橋 「北イエメン軍索敵レーダー、本艦を照射!」 「どうしても、やるつもりか」 「艦長!8時方向から魔族軍メサイア2騎、本艦を追い抜きます!」 「追い抜く?連中、どこへ?」 「針路には、北イエメン軍が」 「記録しっかりとっておけよ!?あの黒人共に警報を出せ!」 「本艦の対空砲は!?」 「動ける候補生共は、全員対空砲座につかせろ!けん制だけでやらせるんだ!」 海軍艦艇が搭載する、実体弾を使用する対空システムは、砲弾一発ずつの一発必中を前提とはしていない。 敵機の予想針路に面で砲火を叩き込むことで、どれか一発ぶち当てるような、そんな仕組みにすぎない。 別な表現をすれば下手な鉄砲を数撃って当てる仕組みなのだ。 これに対して、飛行艦の対空砲は、弾数こそ少ないが、SC(シップス・コントローラー)の火器管制によって射撃されるML(マジックレーザー)を使用する関係上、一発ごとに命中が期待出来る。 無論、一発必殺の狙撃がそう簡単に出来るはずもないし、こんなことが公然と言われるようになったのは、第4世代の火器管制装置が出回ってからだ。 現在、イエメン軍が装備する飛行艦とその砲は、ML(マジックレーザー)が開発されたばかりの頃の代物。 一発必中なんて夢物語。 撃てるだけマシ。 そんな頃の代物だ。 現在の艦艇の中でも一二を争う高額な装備である火器管制装置を、イエメンのような貧乏国がそう簡単に更新出来るはずもない。 さらに、イエメン軍の配備する飛行艦は、ML(マジックレーザー)砲を主砲以外に搭載していないフリゲート・タイプと、さらに小型のコルベット・タイプにすぎない装備の貧弱さもある。 つまり、何が言いたいかというと――― ●紅海上空 魔法攻撃の火線が走り、すぐ近くの海面で連続した爆発が生じる。 「下手くそがっ!」 派手な爆発ではあるが、騎体が水を被ることさえない。 全く見当違いの場所に攻撃が降り注ぐ中、メースを駆るエーリヒは、僚騎を駆るクンニと共に海面を自在にメサイアで駆ける。 ML(マジックレーザー)を、右へ左へとかわすその機動は、とても人類側のメサイアの出来る芸当ではない。 エンジン出力と、そこから生み出される大推力に裏付けられた、魔族軍メースの真骨頂というべき機動だ。 「クンニ!やるぞ!」 エーリヒは、腰にマウントしていた銃を構えた。 人類の分類で言えば、ML(マジックレーザー)砲を連射出来るML(マジックレーザー)速射砲が陽光に照らされ、黒く鈍い光を放つ。 海面の爆発が段々と近づいてくる。 さすがに接近すれば敵狙いやすいということか。 エーリヒはそう思うが、恐怖だけは感じなかった。 これで恐怖を感じていたら、ずっと昔に死んでいるはずだ。 ズームしたように接近する人類側の飛行艦に、エーリヒは照準を合わせた。 ●“ホデイダ”艦橋 飛行艦サヌアの真横を、メサイアがすり抜けた。 アヴドラ提督の目にはそうとしか見えなかった。 ただ―――すり抜けた。 そう見えたのだ。 だが……。 ズンッ!! 次の瞬間、サヌアは上下二つに引き裂かれたように爆発、炎の塊に変化した。 爆発の衝撃が、斜め後方を飛行していた“ホデイダ”を激しく揺すった。 「なんだ!?」 「メサイアです!」 突然の振動にバランスを崩し、手近にあったパイプを掴んだアトバラは怒鳴った。 「メサイアがやったんだ!提督!」 その時、彼の目に映ったものは、席に座る提督と、その背後の船窓越しに見えるメサイアの青い騎体だった。 ●“鈴谷(すずや)”艦橋 「“ホデイダ”、撃沈!」 「これは……艦長!」 目の前で一方的に沈められていく北イエメン軍飛行艦達を前にした高木副長は、すがるような目で美夜を見た。 「真理!」 美夜はインターホンを掴むと、二宮に回線を開いた。 「敵メサイアをけん制して!その間に“鈴谷(すずや)”はソコトラに逃げ込む!」 ●紅海上空 「了解した」 二宮は答えると、教え子達に命じた。 「全騎、当てなくていいから、敵騎の“鈴谷(すずや)”への接近をくい止めろ!“鈴谷(すずや)”からの対空砲火の巻き添えになるんじゃないぞ!」 「了解っ!」 「2騎同時に動け!1騎がけん制のための砲を撃て、もう1騎は斬艦刀を装備、敵が近づいたら振り回せ!」 ちらりと美奈代騎を睨んだ二宮は続けた。 「楯になってもいい!」 「何で私を見ながら言うんですか!?」 「ふんっ」と、二宮は鼻を鳴らした。 「泉は私と組め。長野大尉は柏と、さつきと宗像でペアを」 先の戦闘で捕獲したハルバードを装備するのは、さつきと美晴。剣は二宮、手斧は長野が装備している。 さつきと美晴は長物が得意だということは、富士学校時代から体に叩き込まれているので、美奈代は文句を言うつもりもない。 飛行戦闘という、メサイア同士の戦闘では異例の戦いでも、リーチを稼げる長者使いを上手く使った方が効率がいいこともわかる。 ただ―――なんで自分が二宮教官と? そんな美奈代の疑問に答えるように、二宮がイヤミたっぷりに言った。 「男運のないオンナ同士、仲良くやろうじゃないか」 「さて……逃してくれるかしら?」
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/171.html
【高校一年 ―― 4月第一週】 京太郎「(…って訳で阿知賀麻雀部が本格的に活動を再開した訳だけど…)」 京太郎「(やっぱりレジェンドは強い)」 京太郎「(阿太中レギュラーで全国区の憧でさえ翻弄されていた)」 京太郎「(アレでまだ不調だって言うんだから、本来ならどんだけやばいんだか…)」 京太郎「(俺でもレジェンド相手に絶対勝てる自信なんかないぞ…)」 京太郎「(ま…なにはともあれ…阿知賀麻雀部がようやく動き出したんだ)」 京太郎「(まずは県予選までの二ヶ月…悔いがないように…)」 京太郎「(皆の手助けをやっていかないとな)」 京太郎「(それじゃ…そのためにも今週は…)」 +2 末尾16 しずと練習 末尾27 憧と練習 末尾38 玄と練習 末尾49 灼と練習 末尾50 宥さんと練習 しずと勉強 穏乃「うー…」 京太郎「あれ?しずどうした?」 穏乃「あ…京ちゃん…あのね…これ…」 京太郎「あー…牌譜が真っ赤だな」 穏乃「ぅー…どうしよう…このままじゃ私足引っ張っちゃうよぉ…」 京太郎「大丈夫だって。まだ二ヶ月あるんだしさ」 京太郎「遠征とかもあるんだし、そんなに気にすんなって」 穏乃「でも…」 京太郎「…大丈夫。お前は強い奴だって」 京太郎「言っただろ?最後まで諦めないお前が…一番、ここじゃ怖いんだって」 穏乃「うん…」 京太郎「それにこんだけ赤いって事はお前はそれだけ伸びしろがあるって事だ」 京太郎「そう考えたら凄い事じゃねぇか?」 穏乃「た、確かに…そうかも!」 京太郎「そうだろ?だから、これら全部潰していけるように頑張ろうぜ」 穏乃「うん!」 +2 00~50 成功 51~99 大成功 ※雑用につき+6 大成功 京太郎「うん…大分、減ったみたいだな」 京太郎「ネト麻のスコアも良い感じ…やったじゃないか」ポンポン 穏乃「えへへ…♪」 京太郎「やっぱりお前はやれば出来る奴だよ」 穏乃「本当?」 京太郎「あぁ。牌譜のミスした部分も大分意識してたみたいだし…」 京太郎「ちゃんと上手くなってるよ」 穏乃「京ちゃんの教え方が上手だったからね!」 京太郎「はは。そう言ってくれると助かるよ」 穏乃「だから…ね、えっと…」モジモジ 京太郎「ん?」 穏乃「…次も京ちゃんに教えて貰いたい…な」キュッ 京太郎「おう。俺で良ければ何時でも教えてやるよ」 【System】 須賀京太郎の雑用力が2あがりました 須賀京太郎の雀力が0.5あがりました 高鴨穏乃の雀力が2あがりました 【高校一年 ―― 4月第二週】 京太郎「(やっぱり…しずの奴はすげーな)」 京太郎「(レジェンドが来てからメキメキと実力を着け始めてる)」 京太郎「(元々、監督もなしに独学でやってアレだけ強かったんだから当然と言えば当然なんだけどさ)」 京太郎「(お陰で…能力の片鱗みたいなものまで身につけ始めていて…)」 京太郎「(もしかしたら阿知賀で一番、恐ろしいのは玄や憧じゃなく、しずなのかもしれない)」 京太郎「(…ま、だからと言って…それが今すぐ開花するもんじゃないんだけど)」 京太郎「(俺だって今の能力を手に入れるには随分と時間がかかった訳だし)」 京太郎「(それに急いでそれを開花させようとしても…あいつの負担になるだけだ)」 京太郎「(それよりも三年腰を据えて…じっくりとやっていくくらいの方が良いだろう)」 京太郎「(出来れば県予選までに間に合えば良いんだけど…それが出来るかどうかはわからないしな)」 京太郎「(でも…【今のペースで後二回】…同じ事が出来れば…少ししずの中で何かが変わりそうな気がする)」 京太郎「(ま…それよりも今週は…)」 +2 末尾1 しずと練習 末尾27 憧と練習 末尾38 玄と練習 末尾49 灼と練習 末尾50 宥さんと練習 末尾6 宥さんと勉強 憧と練習 憧「しっかし…ねー…」 京太郎「ん?」 憧「いつの間にか…凄い追い越されちゃったなぁって…」ハァ 京太郎「はは。そりゃ環境の違いって奴だよ」 京太郎「俺は一年から色々とやらせてもらってたしさ」 京太郎「レギュラーにも選ばれて強くなる機会はあった訳だし」 憧「うーん…それはそうなんだけど…」 京太郎「ん?」 憧「…やっぱり悔しいなって」 憧「昔はあたしの方が上手だったのに…今は教わる立場なのは…ちょっと格好悪いし…」 京太郎「…んな事ねぇよ」 憧「え?」 京太郎「…憧はいつだって格好良い奴だよ」 京太郎「いや…より正確に言うと…格好よくてでも、ソレ以上に可愛い」 憧「い…いきなり何を言うのよ…っ」カァァ 京太郎「はは。そういうところが可愛いって事だよ」 憧「ぅー…」 京太郎「嫌か?」 憧「嫌じゃないけど…でも…」 京太郎「…でも?」 憧「…京太郎の意地悪」 京太郎「はは。じゃ…意地悪した分、ちゃんと見てやるからさ」 京太郎「頑張ろうぜ」 憧「…うん」 +2 00~50 成功 51~99 大成功 ※雑用6王子様3で+9 大成功 京太郎「まぁこういうやり方もある…かな」カチカチ 憧「あ…なるほど…」 京太郎「どうだ?参考になったか?」 憧「うん。とっても」 憧「ありがとうね、京太郎」 京太郎「いや、これが俺の仕事だからさ」 京太郎「ただ…」 憧「ん?」 京太郎「…なんでお前、俺の足の間にいるんだ?」 憧「だって…勉強してる時みたいでこっちの方が集中出来るし…」チョコン 憧「…それにこのまま一緒にいたら何でも出来そうな気がして…」 憧「…ね、京太郎。ぬいぐるみか何か扱いで会場に入れない?」 京太郎「流石にそりゃ無理だろ…」 憧「うーん…残念…」 憧「京太郎が側にいてくれれば全国でも勝てそうな気がするのに…」 京太郎「はいはい。それじゃ俺がいなくてもいけるようにもうちょっと頑張ろうぜ」 憧「うん。そうしよっか」 【System】 須賀京太郎の雑用力が2あがりました 須賀京太郎の雀力が0.5あがりました 新子憧の雀力が2あがりました 【高校一年 ―― 4月第三週】 京太郎「(しずとは違って、憧は基礎がしっかりとしてるからなー)」 京太郎「(オカルトとかそういうの抜きで一番、阿知賀で上手いのはやっぱり憧だろう)」 京太郎「(常に第一線に居た事もあるし、場慣れもしてるしさ)」 京太郎「(だから、俺が憧に教えられる事なんてあんまりないんだけど…)」 京太郎「(それでもぐんぐんと教えたこと吸収してくれるのは、あいつが雀士としてすげー奴だからなんだろう)」 京太郎「(…ただ、なんか阿知賀に行ってからスキンシップやけに過剰だけどさ…)」 京太郎「(人前でも甘えるようになったっていうか…寧ろ魅せつけるようになったっていうか…)」 京太郎「(やっぱり阿知賀って環境にあいつも色々と思うところがあるのかな?)」 京太郎「(少なくとも阿太中にいってた時よりもリラックスしてるような気がするし)」 京太郎「(人前でも恥ずかしがらずに甘えるようになってきたのは多分、その証なんだろう)」 京太郎「(ま…その分、おれが恥ずかしいんだけど…それは我慢出来る範疇だし)」 京太郎「(それより…今週は…)」 +2 末尾1 しずと練習 末尾2 憧と練習 末尾38 玄と練習 末尾49 灼と練習 末尾50 宥さんと練習 末尾6 玄とアルバイト 末尾7 灼と気晴らし 灼と気晴らし 灼「…京太郎」 京太郎「ん?どうした?」 灼「最近、働き過ぎじゃない?」 京太郎「いや…お前にだけは言われたくないんだけど…」 京太郎「それにそんな滅茶苦茶働いてる訳じゃないって」 京太郎「雑用だって好きでやってるし…練習付き合うのも楽しいしな」 灼「だからって…部員七人の全員分の雑用してる上に練習までは…」 京太郎「それも全然、苦じゃないんだって」 京太郎「寧ろ、俺の働きでお前らが強くなっていくのを見ると嬉しいもんだぜ?」 灼「…まったく…根っからのお人好しなんだから…」 京太郎「暇な時はだいたい実家の手伝いかレジェンドの世話を見てるお前に言われたくねぇよ」 京太郎「今だって俺の気晴らしに付き合ってくれてるしさ 灼「…ふふ…これは好きで…ううん、好きだからやってるの」クスッ 京太郎「え?」 灼「それより…ほら、…そこ座って。頑張ってる京太郎の肩もんであげるから」 京太郎「いや、いいよ。俺、そんなに凝ってる訳じゃ…」 灼「大丈夫。私、おばあちゃんに鍛えられて上手なんだから」 京太郎「え…いや…」 灼「きっと京太郎も満足してくれるはず…」ワキワキ 京太郎「ちょ…ま、待て灼…お、俺は…!」 灼「安心して…身を委ねて…気持ち良くなってね…♪」 京太郎「…ひっ」 京太郎「ひぐうううぅぅうぅ」ビクンビクン 【System】 鷺森灼のマッサージのお陰で次週の判定が自動的に大成功になります 鷺森灼は誰かの世話を焼いていないとダメなようです 【高校一年 ―― 4月第四週】 京太郎「(ふぅ…先週は灼の所為でひどい目にあった…)」 京太郎「(いや…途中からは気持ち良かったんだけどさ)」 京太郎「(肩凝りなんて自覚していなかったけど、でも、俺は知らない間に結構、凝っていたらしい)」 京太郎「(お陰で今は肩が軽いし…失敗する気がしない)」 京太郎「(一応、お礼は言ったけど…また今度、改めてお礼しないとな)」 京太郎「(ま…その前に俺がマッサージ覚えてやる方が良いかな)」 京太郎「(ここ最近、打ちっぱなしでしずなんかは肩が上がらないって言ってたし)」 京太郎「(それを解消出来るようになればあいつらも助かるはずだ)」 京太郎「(ま…周りが女ばっかりだからそれを受け入れてくれるかって問題もあるんだけどさ)」 京太郎「(セクハラ扱いされて気まずくなるとホント死にたくなるしなぁ…)」 +2 末尾1 しずと練習 末尾2 憧と練習 末尾38 玄と練習 末尾49 灼と練習 末尾50 宥さんと練習 末尾6 玄とアルバイト 末尾7 宥さんと勉強 憧と練習 京太郎「って事でさー。マッサージどうするかって考えてるんだけど…」 憧「……」 京太郎「アレ?憧」 憧「ふきゅん!?」カァ 憧「え、えっと…な、何の話だったっけ!?」 京太郎「あ、いや、マッサージの話」 憧「あ、そ、そっか!そうだよね…!」 憧「え、えっと・・ま、マッサージするなら…み、水着の方が良い?」 京太郎「え?」 憧「そ、それとも…は、裸の方が…良い…かな」カァァ 憧「き、京太郎が…そっちの方がや、やりやすいって言うなら…あ、あたしは裸でも…」 京太郎「いや…憧…?」 憧「そ、それにあたしろーしょ…ま、マッサージオイルとかも持ってるし…どうせだったら使ってくれると嬉しい…な」 憧「お、お風呂でやればそんなに汚れないし…へ、変な事になっても後始末は簡単だし…」 京太郎「いや…だから、マッサージって肩もみくらいのものなんだけど…」 憧「え?」 京太郎「流石に本格的なのすぐには出来ないって」 憧「あ…あぅ…あうぅぅ」マッカ 京太郎「…アレ?憧?」 アラタソの加護により自動大成功 憧「ぅー…」 京太郎「…あー…その…悪かったって」 京太郎「また俺が変な言い方した所為で誤解させたんだろ」ギュッ 憧「…ぅーぅー…」 京太郎「でも、その程度じゃ憧の事嫌いにならないから大丈夫だって」 憧「ぅー…」 京太郎「恥ずかしいのは分かるけど…他の皆は聞いてなかったし、俺も気にしてないからさ」 京太郎「…だから、いい加減、顔をあげてくれよ。じゃないと…」 穏乃「むぅ…」 灼「…」チラッチラッ 京太郎「…なんか雰囲気やばいしさ」 憧「やだ…もうちょっとこのままぁ…」 京太郎「いや…でも、流石に部室で向き合ったまんまは…さ」 憧「やだぁ…」ギュゥ 京太郎「あー…もうわかった…分かったから…」 京太郎「お前が気が済むまで…付き合ってやるよ。だから…気が済むまでこうしとけ」 憧「…うん…」 【System】 須賀京太郎の雑用力が2あがりました 須賀京太郎の雀力が0.5あがりました 新子憧の雀力が2あがりました
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/932.html
小鳥「プロデューサーさんと結ばれてもう一年」 執筆開始日時 2012/09/27 元スレURL ログ速URL 概要 小鳥「事務所のアイドルたちとの競走の末にプロデューサーさんと結婚して1年」 小鳥「泣きそうになってた子も居たけど、皆私たちの事を祝福してくれた」 小鳥「そこまでは良かったんだけど・・・」 小鳥「毎日代わる代わる人の家に勝手に上がり込んで人の旦那誘惑するのはやめてほしいピヨ・・・」 タグ ^音無小鳥 まとめサイト えすえす SSまとめいと SSだもんげ! SSちゃんねる エレファント速報 ストーリア速報 miablog