約 1,935,878 件
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/594.html
食神祭という祭がある。 それは大延国の神である金羅に捧げる料理を決める祭であり、 その頂点を目指して大延国中から腕利きの料理人が集結するという、群雄割拠の大祭典なのである。 優勝者には『神膳厨師』の称号、神の力宿りし宝具、そしてなにより代えがたい栄誉が与えられる。 大延国に生まれたならば、老若男女一度はその高みを目指すもの。 それが食神祭なのである。 大延国大都にある緑碧市街の中央にある広場は、普段は小さな子供や老人たちがノンビリと過ごし、 そんな彼ら彼女らの空腹を満たすための屋台がゾロリと立ち並ぶ空間であるのだが、 食神祭予選会場となった今日だけは、まったくそんな様子を見せていなかった。 この街にこんなに人が居たのかと驚かされるほどに、狸人、狐人、龍人、狗人・・・ ありとあらゆる獣人が集結していた。 目的は皆一緒で、これから始まる予選会での料理を一目みてみたいという思いと、 そいつを一口味わってやろうという思いである。 「しかしまあ、アレだな。 こんだけの人が集まる由緒正しき大会に普通に<地球人>が参加出来るってのも、まあ太っ腹な話だよな」 犬塚勇人は集結したイヤシンボな獣人たちの姿を見て、若干呆れ返りながらもつぶやいた。 「前々回の大会から、人種項目が撤廃されとるからね。 昔むかしは狐人しかダメやったって話やわ。 それを料理の腕前でとっぱらったのが、偉大な狸人料理人の火和尚シロチンなんやね」 自分の手柄でもあるまいに、妙に威張ってファンナが解説を入れる。 「シロチンって・・・なんか可愛い名前だな。 そう言えばさ、人種項目は撤廃されても、参加項目に大延国人に限るってあっただろ。 あれ結局どうやってパスしたンだ? お前が大丈夫だっつーから任せっきりにしちまったけどさ。 まあ、予選参加のパスが届いてるから、手続きは問題無かったンだろうけどさ」 手のひら大の紙に、何やら複雑な文字が書き込まれている参加許可証をヒラヒラとさせながら 不思議そうに勇人はファンナに尋ねたが、ファンナは何故か顔を真っ赤にして 「あぅ・・・企業秘密や」と言ったきり、詳しく答えようとしなかった。 「それより!応援用の座席確保に急いで行きましょう! 本当に盛り上がってくるのは第三予選からとは言え、最初が肝心ですから!」 ガチャガチャと背負った調理器具を鳴らしながら、狸人娘のマオが訴える。 緑碧市街での予選は4段階に分けられている。(これは予選会場によって異なる) いわゆる足切り予選の初回と2回目が終わると、いよいよ料理人の腕が問われる3回戦が行われ、 そして緑碧市の代表者を決定する最終第4回戦が行われるのだ。 ちなみに第1回戦は書類選考と筆記試験であり、勇人は既にパスしている。 会場で実施されるのは、第2回戦からという事になる。 「座席なら私がもう手配済みですわ。 そもそも、予選とはいえ食神祭の座席がこんな時間から会場入りして確保出来る訳がないでしょう。 このノンビリ狸」 フフンと鼻を鳴らし、手に持った半券を3枚ヒラつかせながら、狐人娘のローランが言う。 「あー!もしかして、ローラン早起きして座席取りしてくれたの!?さっすがローラン!」 「ホンマなん?ローランは気が利く娘やね」 「なンだよ。教えてくれりゃあ、俺が座席取りに行ったのに。 とりあえずアリガトな。後で美味いモンを食わしてやるからな」 口々に褒められて調子の狂ったローランは、言葉にならない声を漏らした後で、すっかり押し黙ってしまった。 「問題は、このパスに書いてある文字がまったく読めないってコトなんだよな。 予選で筆記試験があったってのも意外っちゃあ意外だったけど、今度は暗号解読か何かなのかね」 勇人は許可証を太陽に透かせながらボヤいた。 <翻訳の加護>を正式に受けてこないで大延国に漂着したからか、勇人は会話こそ問題なくこなせたものの 今でこそスラスラと読みこなせるものの、当初まったく文字を読むことが出来なかった。 この許可証に書かれた文字は、まさにその頃の感覚に似ている。 「簡単な話ですの。それ『躍字』ですのよ。 素人にそうそう『躍字』を読みこなされても困りますわ。 おそらく許可証の偽造が出来ないように、一人一人に『躍字』で書かれたものが配布されているのですわ」 ローランが許可証をチラリと覗き見して答えた。 「おお、これが躍字ってヤツか。初めて見たぜ。 で、これ何て書いてあるンだ?」 許可証をマジマジと見つめながら勇人が言った。 彼の目には、そこに書かれているものは到底文字には見えず、むしろ巧緻繊細な絵画のようにすら見えた。 「本当に読み上げていいんですの?知りませんわよ。 『緑碧市在住 狸人ファンナノ夫イヌヅカユート 予選参加ヲ許可ス 第四会場ニテ腕ヲ試セ』ですわ。 後は個人情報がズラズラと並んでる感じですの」 その言葉を聞き、慌ててファンナがローランのくちを塞ぎにかかる。 「あー!あかん!そないな事を言うたらあかん!無しで、今のは無しで!」 「まあまあ姐さん。時間の問題ですからいいじゃないですか。 それにしてもローランは偉いよね。躍字なんてわたし読み書き出来ないよ。 そう言えば、まだあの子にも躍字のこと教えてるの? 名前は何て言ったっけ。狼人の書生さんでさ。ローランの幼馴染の。 ローランはあの男の子の事が好きなのよね」 ニヤニヤしながらくちを塞がれていたローランは、マオの一言を聞くと激昂して言葉を遮った。 「ボケ狸ー!何で余計な事を言うのですか!ばッッ~~かじゃないの!!!!! アイツとは何でも無いのですわ!ただの腐れ縁だし躍字の才能無いし散々ですわ! あー!もうほんっとうに頭きた!!!」 プンスカと怒りながら、ローランは第四会場にそそくさと足を向けた。 そんな姿を見て、マオがニヤリと笑いながら言った。 「こういうところが可愛いですよね。ローランは」 第四会場には2回戦であるにも関わらず、もの凄い人数のギャラリーが集まっていた。 そこには勇人たちの店の常連客や、ライバル店の関係者やその常連客、そしてまったく関係ない野次馬・・・ 人種も性別も年代もメチャクチャに集まっていた。 「んそれでうぁ~ 第四会場2回戦うぉ~ 開始しまぁ~す」 緊張しすぎなのか、声に抑揚をつけすぎな狐人の司会によって予選開始宣言がなされた。 会場の調理台は全部で8つ。この中で1位になった者だけが、代表選考の最終予選へと勝ち上がれる。 勇人はまるで戦闘用の衣服のような漆黒の調理着を着込み、調理台の前に立っていた。 「2回戦でぇ~ 勝ち上がれるのはぁ~ 上位4名のみでぇ~す。 審査項目はぁ~ これでぇ~す」 狸人の司会者がテーブルの上にかけられた白い布をパラリとめくると、中には野菜の山が積まれていた。 「ん私の記憶が確かならばぁ~ このぉ~ エリスタリア林菜とぉ~ エルフの玉葉を~ 千切りにしていただきまぁ~~す。 この砂時計が落ちきった時にぃ~ 積み重ねてぇ~ 一番高かったものがぁ~。 あ、予選勝ち抜けとぉ~ なり んまぁ~~す。 んそれではぁ、料理 んはじぃめぇ~~~~」 その瞬間、8人の狸人、狐人、ニンゲンの料理人が野菜確保に走った。 少ない量を確保して確実に刻む作戦を取るもの、とにかく大量に持とうと懐に抱えるもの、 曲芸さながら空中に野菜を放り投げて調理台へと飛ばすものなど様々である。 そんな中、勇人は慌てる事なく少数の野菜を調理台に持ち帰った。 「何で旦那さんは、あんな量しか持ち帰らないんでしょう? 司会者の説明がヘタッピだから、意味がわからなかったんでしょうか」 マオが心配そうに言うが、ファンナは焦らずに見つめていた。 「ユーノジが料理で何かを間違う事なんてあらへんよ。 黙って見とき」 会場いっぱいに野菜を刻む轟音が鳴り響く。 次々に野菜が皿に盛られ続ける中、会場にどよめきが広がった。 信じがたいほどの高さまで積み上げた者が居たからである。 犬塚勇人である。 調理台に持ち帰った野菜は全て極細に刻まれてフワリと皿に盛られていた。 千切りの葉の重量が軽い分、他よりも高く積み重ねる事が出来たのだ。 そしてそのままタイムリミットまで彼が独走し続けた。 「とんかつ屋の下積み時代に毎日キャベツの千切りばっかやってた経験が活かせたってコトか。 やれやれ・・・人生ってヤツぁ、あんま無駄なコトが無ぇモンだなぁ」 結局、予選通過の4名は、犬塚飯店の犬塚勇人、望桜亭のロウ大人、大樽酒家のコーレン、星宿飯店のイハクであった。 「ユーノジ、いくら顔見知りだからって、手加減はせんからな。 今回こそは決勝も勝ち抜いて、ワシが緑碧市の代表となるんだからの。 優勝作品をご馳走してやるから、あとで嫁と一緒にワシの店に来い」 ロウ大人がニヤリと笑いながら、隣にいた勇人に話しかけてきた。 「望桜亭のメシは俺もタヌ子も大好きだし、ロウ大人の腕も認めています。 でも俺は食神祭で優勝するってタヌ子に約束しちゃったんですよ。 だから負けません。先に謝っておきます。申し訳ない」 勇人も笑いながら、そう答える。 どよめきのおさまらない会場で、司会から次の課題が伝えられた。 「んそれでうわぁ~ 第四会場3回戦を行ないますぅ~ 課題はぁ~ っとその前にぃ~ 料理人の皆様にはこのクジを引いていただきますぅ~」 司会の手には4本のハシが握られていた。 それぞれ1本づつ引いて行き、勇人は最後の1本を受け取った。 ところが、勇人にはその文字が読めなかった。 「ってコトは、これは躍字で書かれてるってコトか。まいったな」 「ハシに書かれた数字をご確認くださぃ~ んそれでは、その数の台に乗せられた食材を受け取りに行ってくださぃ~ 食材の上にかけられた布にはぁ~ まだ手をつけないで下さいねぇ~」 ああ、それなら最後まで残った台が自分のものだってコトか。 勇人は若干安堵して、最後の台が確定するまで待った。 残った台は随分と、いや、尋常ではなく巨大なものであった。 一言で言うならば、家一軒分は余裕であるであろう大きさだ。 「ん私の記憶が確かならばぁ~ その布に隠された食材をぉ~ 料理に使える大きさまで捌いていただきまぁ~す。 捌ききるのが最も早かった者がぁ~ あ、決勝戦進出とぉ~ なり んまぁ~~す。 んそれではぁ、料理 んはじぃめぇ~~~~」 予選通過の4名が一斉に布をはぎとった。 他の3名は、草原竜、大鉄鳥、海甲と一筋縄ではいかない食材ばかりであった。 が、勇人はその比ではない。彼の台に置かれていた食材。それは。 「ミズハミシマ水竜・・・ねぇ」 ミズハミシマ水竜とは、名前の通りミズハミシマ近海を生息域とする水竜で、 脂肪が乗りつつも淡白で上品な味わいのあることから、おめでたい席での定番メニューの食材である。 ただ、その大きさたるや一人で捌く規模ではなく、一言で表すなら地球のジンベイザメと同規模である。 「くくく・・・やっぱこういうのが無くっちゃなぁ <地球人>の俺が、そう易々と予選をさせて貰えるワケが無ェんだよな。 まったく想定内だよ。こんなコトもあろうかとってヤツだ」 勇人はそうつぶやくと、十数本の包丁を収めた革製の収納バッグを手に取った。 その中から出刃包丁を取り出すと、ミズハミシマ水竜の全身に包丁をザクザクと突き刺し始めた。 会場からは落胆のため息と、勇人を嘲笑う声があがったが、勇人はその作業を止めようとしなかったし、 そんな彼を見て、ファンナも一切不安そうな表情すら浮かべなかった。 「姐さん、もしかしてあの包丁って・・・」 「あの南蛮具足が購入出来るくらい高額の包丁ですの?」 「そうみたいやね。 ウチにはまったくアレが何なのかわからんかったけど、ユーノジの顔を見とると安心するわ。 勝てるんやねって」 「ぃよしッ!下ごしらえ終了!」 ドワーフの研ぎ師、メッサー・メッサー・シュヌルバルト謹製の特別な出刃包丁10丁及び、 愛用の包丁あわせて10数本をミズハミシマ水竜の全身くまなく差し込んだのち、 胸の前で両手をパンッと合わせて、拝むように勇人は叫んだ。 「包丁の皆!いつも美味しい料理を作らせてくれて、まことにありがとう! 今日も皆に美味い料理を食わせてやりてェんだ!頼む!手伝ってくれ!」 その叫びを聞き、その姿の滑稽さと内容の愚かさ加減に、会場中が爆笑で包まれた。 だが、笑いは次の一瞬で全てかき消された。 出刃包丁の柄の部分から、幼い子供のような声が響いたからだ。 『おおおーーーー!やってやんよーーーー!!!』 『ユートの頼みなら仕方ねー!!!」』 『ファンナ姐を泣かせるワケにゃあいかねー!!!」』 『メッサーの親父殿に恥ぃかかせるわけにゃあいかねー!!!』 それは、メッサー・メッサー・シュヌルバルトによって包丁の柄に刻み込まれた、 風精霊を呼び込むルーン文字に呼応して集まった精霊の群れの声であった。 風精霊だけではない。普段の調理場に居る炎の精霊や水の精霊、石の精霊、様々な精霊たちが終結していた。 「いけ!地雷包丁!」 勇人がそう叫ぶと、メッサー作の包丁10丁の柄が虹色に輝き、バスンッ!と音を立てて弾けた。 次の瞬間、ミズハミシマ水竜の全体に衝撃波が走り、血煙があがった。 血煙がおさまった時、調理台にはあれだけ巨大であった水竜の姿は無く、残ったのは食べごろの大きさの肉塊だけであった。 勇人が行なった捌き方とは、水竜の筋や関節部分を見極めた捌きのツボに包丁を突き刺し、 風精霊達が生み出した衝撃波を包丁によって水竜の肉に伝播させ、水竜を肉のブロックにしてしまう方法だったのだ。 彼はこれを、古い漫画をヒントにして生み出したのである。 それは<地球>の街中にある、小さな洋食店に置かれていたもので、彼が修行時代に読みこんでいたものであった。 そして言うまでもなく、勇人がトップで予選を通過していた。 「調理完了」 第四会場の喧騒を苦々しい表情で睨む一人の狸人がいた。 大都緑碧市の長であるアオイナンである。 彼は側近の一人を呼びつけると、激しい口調で問い詰めた。 「話が違うではないか!チキュウジンは水竜など捌けないと言ったのは貴様であろう! 決勝戦はどうなっておるのだ!このままもしアヤツが代表となれば、 ハンキョウ様とのお約束が果たせぬではないか! ええい!決勝戦にも罠をはれ!何ならワシ自ら出向いてやるわい!」 フウフウと鼻息も荒く、怒れる狸人は血走った目で勇人の姿を睨みつけていた。 続き→【異人食祭記8】 関連→【いまだ未熟な狼書生のある日】 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/1333.html
前回までのあらすじ 耳長人の国をさけ、森の走破を計画した自衛官片桐と聖女スビアは、ガルマーニで別れた元親衛隊フランツ中尉と思わぬ再会を果たす。負傷した彼の話では、元 Uボート艦長ハルス大尉が耳長人に連れ去られたという。負傷したフランツを侍の末裔である才蔵の村に運ぶようスビアを説得し、片桐は単身で耳長人=エルド ガンの要塞都市パサティアナに乗り込んだ。エルドガンの他種族に心を開かぬ態度にとまどう中、占い師エル・ハラに出会った片桐は彼女にエルドガンの歴史と 現在の状況を聞く。パサティアナはロサリストと呼ばれる狂信者の集団に乗っ取られようとしていた。 エル・ハラのすすめで彼女の部屋に身を隠す片 桐だが彼女の無防備で誘惑的な言動に不審を抱く。そしてその疑惑は事実であった。ロサリストを自ら部屋に招いたエル・ハラを捕らえて尋問する片桐だが、彼 女の身の上、現在の状況が嘘だと知り愕然とする。エル・ハラはロサリストに捕らわれた王、グンク・ニルの娘だった。ロサリストに脅迫され、やむなくスパイ として占い師を装っていたのだ。 捕らえられたグンク・ニルとハルスを助けるため手を組んだ片桐とエル・ハラは警備隊長タロールと合流する。タ ロールとエル・ハラは愛し合っているが、お互い感情表現の未熟さでそれを伝えられない。王とハルスの救出劇のさなか、片桐を捜しに出たスビアもロサリスト の手に落ちていることを片桐は知った。 壮絶な救出、脱出のさなか、感情表現のできないエル・ハラは片桐に偽りの愛の告白をし、スビアはそれを見 て怒った。そして窮地に追い込まれた片桐を救ったのは、親友の才蔵だった。片桐はスビアに、エル・ハラの行為はタロールへのカマかけであると説得するが彼 女は納得しなかった。長すぎる純潔の掟が彼女を嫉妬の心で狂わせていたのだ。幸い、フランツと才蔵のフォローで2人は、本当の意味で結ばれた。 平和を取り戻すべく旅だったエルドガンたちと同時に、片桐とスビアも未知の平原へと旅だった。愛すべき友人たちの祝福を背中に・・・・。 才蔵の部下と森のはずれまで同行した。鎧武者の護衛は2人にとってありがたく、心強いものだった。森のはずれで一行は止まった。 「スビア様、片桐様、ここまでです。どうかご無事で」 騎馬武者が頭を下げた。片桐も才蔵と、彼の部下の心遣いに感謝した。 「才蔵殿によろしく伝えてください・・」 「はっ。では・・」 才蔵の部下たちはくるっときびすを返すと森の奥に向かって馬を走らせ、そのまま森の奥に消えた。今2人の目の前には森はなく、広大な平原が地平線まで続いている。この世界の人々も知らない、少なくとも数百年から1000年は誰も行って帰った者はない未知の世界だった。 「さあ、新しい世界に旅立ちだ・・・」 それから10日、2人は何もない平原を進んだ。正確にはいろいろとあったが、彼らの脅威と言えばどう猛な肉食獣であるジャキータと呼ばれる動物くらいだっ た。ジャキータは姿はライオンみたいだが動きはカバのように遅く、数も多くなかった。野生のボスポースやスビアも聞いたことのない草食動物がいる世界だっ た。 「こいつで最後か・・・」 小高い丘の上の野営地で片桐はつぶやいた。本来、現代戦術では見通しのよい丘の上に野営するなど非常識だったがこの世界では通用しない。極力、自分の目で敵が見えるところの方が安全だったのだ。 そして片桐はカセットコンロにかけた鍋に最後のインスタントラーメンを投下したのだった。だんだん、平成の物資がなくなっていく。そうやって俺はこの世界 に完全に同化していくのだろう、と片桐は思った。それ自体はなんの苦痛もなかったが、やはり平成の味を失うのは寂しかった。幸い、才蔵の村で米、みそ、醤 油などは入手したが、米以外、それを活かす材料がないのがつらかった。現代人の片桐は狩猟はできても、獲物を解体する術をしらないのだ。 「片桐、今日もラーメンなのですか・・・」 スビアが残念そうに彼の肩に抱きつきながらぼやいた。無理もない。森を脱して10日、彼らの食事はすべてラーメン、戦闘糧食のとり飯、ドライフーズの雑炊などだったのだ。米はあるがおかずがない。現代人の片桐と豊かな森で育ったスビアの胃袋は明らかに不満を訴えていた。 「川でもあれば魚を捕れるんだけどなぁ」 だが、片桐の言葉の通り、この10日、川らしい川も発見できていなかった。食料は当分問題ないが、飲料水が心許ない。 「たまには違う食べ物を食べてみたいと思いません?片桐、がんばって・・・」 1度愛を交わすと、どんな高貴な女性でもその男性の前では猫のようになるという本を読んだことがあった。高貴な聖女のスビアは今や猫のように片桐に甘えている。そんな彼女のためにもちょっとがんばってみようと思う片桐だった。 「片桐!起きてください!」 翌朝、スビアの声で片桐は丘の上で目を覚ました。彼女の声は久しぶりに緊張した声だった。 「クーアードが丘の下でジャキータに襲われています!」 その言葉を聞いて片桐は飛び起きた。森を出て以来、他人に遭遇するのは初めてだったのだ。この未知の平原はまさに、前人未踏の地に思えていた。今までの海 岸地域なら馬で数日の距離で集落に出くわしていたが、今回は違っていた。今、初めて片桐はこの平原の住人であるクーアードに遭遇したのだ。 「あそこです!」 スビアの指さす方向に双眼鏡を向ける。皮の鎧らしき装備を着たクーアードが猛獣のジャキータ相手に長剣を構えている。彼の腕には何本かの腕章が見えた。腰 には単発式らしきピストル。おそらく銃を撃つ間もなく襲われたのだろう。その姿は勇敢ではあったが、同時に無謀とも見えた。男は剣を構えてシャギータの突 進に備えているが、その姿はどう見ても蛇ににらまれた蛙のようだった。 「助けましょう!」 そう言ってスビアはゲベールを構えた。今や片桐以上の射撃の名手である彼女が放った弾丸は正確にジャキータの眉間を撃ち抜いた。それを確認して片桐とスビアは男の方へ近づいた。 「おい、だいじょうぶか?」 片桐が男に声をかけた。男はさっと腰のピストルを抜いた。 「なぜ助けた?目的は何だ?」 男は片桐に詰問するように言った。男の目は警戒と殺気でぎらぎらしている。 「そりゃ、襲われている人がいたら助けるに決まってるじゃないか」 片桐の答えを聞いて男は警戒姿勢を崩さないままいやらしく笑った。何か勝手に解釈したようだ。 「そうか・・・・、女連れでここをうろうろしてるってことは、あの腑抜けの街から追い出されたんだな」 「腑抜けとは失礼な!わたくしはアムターの聖女スビアです!腑抜けなんかではありません!」 怒ったスビアの言葉にも男は相変わらず笑ったままだ。そして上から下まで彼女をいやらしく見つめた。 「アムターなんてところはこのヨシーニアにはないぞ!あるのはギルディと腑抜けの街だけだ」 この男と話していても埒があかない。片桐はスビアを促してキャンプに戻ろうとした。すると男がまた声をかけた。 「おい!俺を倒さないのか?俺は腕章を6つ持ってるボサニートだぞ!」 「君がボサニートでもなんでも俺たちには関係ない。せっかく助かった命だ。大事にしろ」 片桐の言葉を聞いて男は何か悟ったようだ。いったん下げかけたピストルを再び立ち去ろうとする2人に向けた。 「おい!待て!」 男が大声をあげた。ピストルも同時にあげている。男の行動を予測していた片桐は振り向きざまに89式を3発ほど男の目前の地面に撃ち込んだ。轟音と土煙で男は後ろにひっくり返った。形勢を悟った男は手のひらを返したような態度になった。 「わかった!わかったよ!おまえらの望みは何だ?何でもくれてやる!」 男に銃を構えながら片桐はスビアを見た。彼女も男の行動が全く理解できない様子で肩をすくめるだけだった。と、ふと片桐の目にさっきスビアがしとめたジャキータが目に留まった。そういえばまだ朝食も食べていないことを思い出した。 「じゃあ・・・・、あの動物を解体する方法と料理法を教えてもらおうか」 ジャキータを解体方法を実演しながら男は話しかけてきた。 「こいつのさばき方を知らないところを見ると、やはりあんたらはヨシーニアの人間じゃないな・・・」 トルンドと名乗った男は納得したようにつぶやいた。そしてそばで見張りに立つスビアに振り返った。 「おい!しっかり見張ってくれよ。この辺は森に近いからな。エルドガンのデボサニートがうろついてんだ!」 トルンドの物言いにスビアは真っ赤になって怒って何か言おうとしたが、彼を手伝う片桐が目でそれを制した。そしてトルンドに向き直った。 「デボサニートってなんだい?」 「それも知らないのか・・・。俺はボサニートだ、奴らは俺よりもランクが上なんだ。それだけ大勢殺してるってことだ。俺より下の連中はサニートって言う。屁でもない連中だ。俺の親父もサニートだったが、実際大したことなかったもんな・・・」 トルンドの言葉に片桐は思わず手の動きが止まった。スビアも驚いて振り返った。 「なんだ?おかしなことか?男がまず最初に殺すのは父親に決まってるじゃないか?この焼き印をつけた本人の親父をな!」 そう言ってトルンドは腕につけられた焼き印を見せた。彼曰く、この焼き印で自分はその父親の子供かわかるそうだ。 「あなたは狩人じゃないのですか?」 思わずスビアがトルンドに質問した。それを聞いて彼は例のいやらしい視線をスビアに向けて答えた。 「そうさ。俺たちが狩るのはクーアードだ。男は殺し、女は自分のものにする。そして子供を産ませ、焼き印を押し、男はほっぽりだす。女は奴隷にするんだ。大昔からの決まりだよ」 なんという殺伐とした世界なのか。思わず片桐は身震いした。つまり、この土地では出会った者同士、いつ殺し合いが始まってもおかしくない。指すか刺される かの世界というわけだ。パサティアナの門で馬番をしていたガンドールの言葉を思い出した。「あんな恐ろしいところ」・・・。 「で、でも・・・。あなたのその装備はどうやって手に入れたのです?」 うろたえながらスビアが質問した。相変わらずトルンドの目線はスビアの四肢をいやらしくはい回っている。ここまであからさまだと、さすがに片桐も嫌悪感を覚えた。 「ギルティだ、あそこだけは昔から殺し合いはやっちゃいけない。そこで殺した敵の証を持っていくとそれと交換に武器が手にはいる。ちょうど、俺も行く用事がある。その後、家に帰るんだ。」 そういってトルンドは血塗れの腕章を2人に見せた。この腕章は自分の身分を示すと同時に通貨の価値も持っているようだ。これを持っていることこそ、多くの 人間を殺した証拠になり自分の名誉になると同時に、必要ない腕章はギルティで物資と交換するわけだ。そのギルティとは片桐が想像するに中立地帯の村落であ るはすだ。彼らは生産手段を持たず、その技能を殺し合いに極端に特化させているのだ。その理由はおそらく、食糧資源のないこの平原地帯での人口を押さえる ためだろう。理屈だけで言うととても合理的だが、片桐にも、森で育ったスビアにも理解し、受け入れられるシステムではない。 ト ルンドにジャキータの解体方法を教わった片桐とスビアは、彼の言うギルティに向かった。馬で数時間のところにギルティはあった。やはり、片桐の予想したと おり、村落だった。村人はほとんどガンドールだった。彼らは激しい戦闘には向かない。きっと大昔からこのような殺し合いが続く中、彼らが生き残るために作 り上げた中立地帯なのだろう。その中の一軒の建物にトルンドが入った。村の中のクーアードはやはり、トルンドと同じく、重武装であった。そして見慣れない 片桐とスビアを敵意に満ちた目でじろじろと見ている。彼らの腕には腕章がいくつも結ばれているのが見えた。その数プラス・アルファの人間を殺してきた証拠 だ。 「片桐、わたくしこんな恐ろしい世界は初めてです。信じられない、自分の親をまず殺すなんて・・・」 スビアは周囲の恐ろしい殺気立った雰囲気に思わず片桐にしがみつきながら言った。その意見に関して、片桐も全く同意だった。 「早いところこんな世界からおさらばしよう。トルンドは街があるって言っていたし、そこへ向かおう」 2人がそんな会話を交わしたとき、建物からトルンドが顔を出した。 「おい、片桐!中に入れよ。さっきのジャキータを殺した証拠を出してくれ!」 そう言われて2人は建物の中に入った。中は酒場も兼ねているようだ。大勢の重武装のクーアードが酒を飲んでいる。中には徒党を組んでいる連中もいた。 「ああやってグループを作って効率的に殺す連中も多いが、俺は一匹狼なんだ」 トルンドはそう言いながら、銀行の窓口のようなところに案内した。窓口にはガンドールがいた。彼はうさんくさそうな顔をして片桐とスビアを見た。そして不愛想に一言いった。 「ほお・・、この女ならいい値で引き取ってやる」 スビアを奴隷と思ったのだろう。ガンドールの第一声だった。思わず片桐はそのガンドールにつかみかかりそうになった。それを慌ててトルンドが止めた。 「いや、違うんだ。ジャキータをしとめた。これが証拠だ」 そういってトルンドはジャキータのたてがみと、骨を出した。ガンドールはそれを受け取って窓口の下をごそごそ探った。そして腕章を片桐に差し出した。 「下級戦士サニートの腕章だ。どうする?物資と交換するか?」 「俺がやったんじゃない。彼女がやったんだ。」 片桐の言葉にガンドールは仰天した。スビアは得意げにゲベールを構えた。その騒ぎに気がついたのか、酒場の連中も片桐たちに注目している。特に集団でたむろしていた連中は明らかな敵意の目を向けているのが片桐にもわかった。 「おい、よせ!」 トルンドがそれを見てスビアにゲベールを引っ込めさせた。この国で女がでしゃばることはかなりのタブーであるようだ。彼女の代わりに片桐が腕章と引き替えにゲベールの弾薬を購入した。 「まずいな・・・。トラボロに目を付けられたかもしれない。あいつらはこの辺じゃ一番大きな集団のボスだ」 「目を付けられたら何かまずいことでも?」 片桐の質問はトルンドにとっては愚問以外の何者でもなかった。 「俺とおまえは殺されて、スビアは奴隷にされるぞ。ヤツの子供を産ませられる」 それを聞いてスビアは身震いした。気高い聖女である彼女がそれを想像しただけで卒倒しそうになるであろうことは片桐にはわかっていた。 「心配するな、俺の家に行こう。俺も3日前に殺したデボサートの腕章でボスポースを買った。ボスポースならすぐに俺の家につく。」 さっきまでのトルンドの懐疑的な態度を忘れないように、片桐は彼と行動を共にすることにした。ともかく、今は少しでも安全と思える選択をしなければいけない。 トルンドの言う「家」とは平原に散らばる小高い岩山だった。ギルティからさらに数時間でそこに到着した。そこには10人近い女奴隷と、数名の男の奴隷もいた。 「男の奴隷もいるのか・・・」 片桐の独り言にトルンドが笑った。 「こいつらは北の腑抜けの街から追い出された連中だよ。腕章を持ってないから殺す価値もないんで奴隷にしてるんだ。それに、やたらと賢いヤツも混じってる。気にくわないが役に立つからな」 そう言ってトルンドは男奴隷に火の準備を命じた。もう1人には馬の世話を命じ、残った連中には岩山に登って周囲を見張るように命じた。トルンドの岩山は 4,50メートルの高さで一見すればその登り口は発見が困難だ。そしてその頂上付近の平地に3つの小屋があった。女奴隷の部屋。男の部屋。そしてトルンド の部屋だった。トルンドはその日の気分でいっしょに寝る奴隷を決めているようだった。子供たちも数人いたが、決して優遇されているわけではないようだ。女 奴隷の付属品という感じで扱われていた。 「こんな扱いを受けて、あんな平原に放り出されたら誰でも父親に殺意を持つわけだ」 片桐は銃を 手入れしながらスビアに言った。横で同じくゲベールを手入れするスビアも奴隷たちの生活ぶりを見て同意した。少し離れたところにいる2人に気を使うでもな くトルンドは食事の準備ができるまでの相手を女奴隷の中から捜していた。そして相手を見つけると無理矢理彼の小屋に連れ込んだ。それを見る女奴隷も男も、 一別すると各自の作業に戻るだけだった。 「なんて光景でしょう・・・。こんなところにいるだけでも寒気がします」 片桐は考えていた。このまま北にあるという「腑抜けの街」を目指すべきではないか、と。どんな街かは知らないが少なくともここよりは穏やかな街であることが想像に安い。 「さあ、準備ができた!片桐!スビア!ジャキータの串焼きは最高だぞ!」 トルンドが大声を上げて2人を呼んだ。 夜、片桐はトルンドの小屋で、スビアは女の部屋で休んだ。男2人の雑魚寝。少なくとも片桐には才蔵の屋敷や、アムターでの生活にはほど遠いここの設備をそ う呼ぶほかなかった。ジャキータの毛皮の毛布は暖かいが、粗末な小屋で2人で寝転がるのはどうも心地が悪い。寝袋を持ってくればよかったと後悔した。片桐 とスビアが使う寝袋は「寝具はある」というトルンドの言葉をあてにして、愛馬のバックパックの中だった。 確かに、ジャキータの串焼きは絶品だった。ギルティで手に入れた酒もおいしかったが、片桐はパサティアナで、エル・ハラに感じたのと同じ猜疑心をトルンドに持っていた。もちろん、王女のエル・ハラほど彼に教養があるわけではない。 「なあ、片桐・・・」 トルンドが口を開いた。 「あのスビアっておまえの何なんだ?」 ごく基本的な質問だった。片桐は眠りかけた振りをしたまま答えた。 「俺と彼女は生涯ずっと愛し合うんだ。そう決まっている」 「ばかな?確かに、彼女は美しいが、そのために男のおまえは命をかけるのか?」 片桐にはごく当たり前の行為でもトルンドにとってはカルチャーショックのようだ。そんな彼にすこし自慢げに片桐は答えた。 「そうさ、そうするだけの価値があるからな。彼女には・・・」 そう言うと片桐は寝返りを打ってトルンドに背を向けた。寝床の中でシグザウエルを抜いて安全装置をはずした。彼の狙いはおそらくスビアだ。昼間見せていた 彼のいやらしい目。さっきの質問と言い、わかりやすいくらいだった。少しでも起きあがる音がすればシグを突きつけホールドアップさせるつもりだった。 だが、いつまでたってもトルンドが動く音はしない。あきらめたのか・・・。そう思うと片桐は少しうとうとした。 女奴隷の小屋の中でスビアは今までにない悪臭に耐えて横たわっていた。水も満足にないこの岩山で彼女たちの衛生観念は期待できるものではなかったが、これ ほどとは彼女も考えていなかった。いつも片桐と使用する寝袋を使わなかったことを後悔していた。スビアはトルンドの妙に自分たちに親切な態度を怪しんでい た。 女奴隷たちは子供もいる者も含めて寝静まっている。彼女たちが哀れむべき対象であることはわかっていたが、それがイコールで有力な味方にな るとも思っていなかった。ため息をついてスビアは目を閉じて寝返りを打った。片桐の提案通り、腑抜けの街を目指した方がいいような気がしていた。 「あっ・・・・・」 その時、スビアの首筋に違和感のある感触が走った。ジャキータの毛皮の毛布の中でゲベールを握りしめた。目を閉じていてもわかる。彼女の首筋に感じるのは短剣の冷たい感触だった。 「声を出すな・・・」 彼女の背後でささやくその人物も目を閉じたままでもわかった。スビアは思わず毛布の中で身を堅くした。声の主はトルンドだった。彼はスビアの毛布の中に入ると背後から彼女を抱きしめながらささやいた。 「こんな世界に来た以上、あんな軟弱な男は捨ててしまえ。俺の女になれよ」 そう言ってトルンドは、彼なりに、やさしくスビアの髪の毛をなでた。それだけで彼女にとっては屈辱だったが首に突きつけられた短剣がその抵抗を妨害していた。 「片桐はどうしたのです・・・」 怒りを押し殺してスビアがトルンドに問いかけた。歯を磨く習慣がないのだろう。肉臭い息を吹きかけながら彼が答えた。 「あいつは殺さない。一応、命の恩人だ。それに、俺にやつを殺させるな。おまえが俺の女になればあいつを殺すことはしない・・・」 その答えを聞いてスビアは決心した。片桐はまだ死んでいない。おそらく、トルンドの小屋で寝ているだけだ。だとすれば、手はひとつしかなかった。 「そうですか・・・」 意を決してスビアは寝返りを打ってトルンドと向き合った。トルンドの興奮した臭い息が当たって思わず顔をしかめそうになるが我慢して笑顔を浮かべた。 「あなたがわたくしを見る目が昼間から熱いことはわかっていました・・・」 「そうだろ、そうだろ!」 トルンドは音を立てて鼻息を出しながらスビアを見つめている。もはや短剣も彼の手にはない。彼の両手はスビアの美しい黒髪をなで回すことでふさがっている。それを我慢しながら、スビアは右手で背中のゲベールを確認し、左手をゆっくりとトルンドの下半身に滑らせた。 「わたくしがあなたの情婦になればいいとおっしゃるのね?」 ひきつりそうになりながら笑顔を保ってスビアは尋ねた。もはや完全に欲望に支配されたトルンドは無言でうなずいた。それを合図にするようにスビアは左手でトルンドの股間のものを思いっきり握りしめた。 「ぎゃあああ!」 大声をあげてトルンドはスビアの毛布から飛び退いた。それと同時にスビアはゲベールを彼の額に突きつけた。トルンドは痛みで顔をひきつらせながら寝そべっている。お互い寝たままの状態でしばし、2人は無言だった。 「撃てるか?」 痛みが収まり、にやにやしながらトルンドが起きあがった。狙いをはずさないようにスビアも彼の動きに身体を合わせて起きあがった。彼の挑発に答えるようにゲベールの激鉄を起こした。 「おまえには撃てない。俺は無抵抗だ・・・」 そう言うと、トルンドは再びスビアににじり寄った。 「おまえが撃てないのはわかっている。ヨシーニアで生きていないからな。無防備な聖女様・・・」 と、トルンドの動きと言葉が止まった。スビアはトルンドの背後の影を見た。片桐がシグザウエルをトルンドの後頭部に押し当てているのが見えた。片桐は怒っ ていた。まさか、彼の気がつかないうちに小屋を抜け出し、スビアに迫っていようとは思わなかった。自分の軽率さを後悔していた。トルンドは人間を狩ってい るのだ。人間が気がつかないうちの行動することはできるはずだった。 「スビア、こっちへ」 片桐の言葉に、スビアはゲベールを手にしてトルンドにシグを突きつける片桐の背中にしがみついた。今まで気丈に振る舞った反動の恐怖が彼女を襲っていた。その震えを背中で感じた片桐は怒りにまかせて引き金を引こうとした。 「待って、片桐」 それを引き留めたのは他ならぬ、スビアだった。彼女は片桐の背中にしがみつきながら言った。 「彼に、彼の言う「腑抜けの街」まで案内させましょう。わたくし、こんな野蛮なところもう限界です」 彼女の意見に同意した片桐は銃を突きつけながらトルンドに支度をさせた。 「俺がすんなり言うことを聞くと思っているのか?おまえたちはこのヨシーニアを何も知らないんだぞ」 「旦那様!旦那様!」 その時、周囲を見張っていた男の奴隷が叫ぶのが聞こえた。 「トラボロたちがやってきます!」 その名前を聞いてトルンドの顔が青ざめるのがわかった。片桐もその名前を思い出していた。ギルティで見かけたあの集団のリーダーだ。トルンドにとっては絶望的だったが、片桐にとっては大して状況は変わりはしなかった。むしろ、少しだけ有利に働いたかもしれない。 「さあ、俺たちの道案内をするか、戦士らしく奴らに立ち向かうか決めるんだな。俺たちはどっちにしても北へ向かって出発するが・・・」 片桐の突きつけた選択はトルンドにとっては悲惨すぎたようだ。 「ヤツのゲベールは500メートル以上飛ぶ上に、狙いも正確なんだ。剣で斬りかかる前に殺されちまう!道案内すればいいんだろ!」 トルンドの「好意」を受け入れて片桐は安心した。その足で麓をよく見渡せるところまで来ると、人間の頭の大きさに近い石を土手に置いた。敵は5名。月明か りを背に岩山に向かってきている。絶好の夜間照明だ。片桐は石に頭を隠すように89式小銃を構えると、左端の戦士に狙いを定め、6発でそいつを仕留めた。 そして、すばやく移動した。間髪入れずに、さっき置いた石にゲベールの弾丸が命中した。 「まじかよ・・・」 敵は1人殺したと思って大声をあげた。89式のマズルフラッシュだけで目標の位置を判断して、スコープもなしでそれに命中させるとは・・・。自衛隊のA級射手以上の腕前だ。 「さあ、片桐!行きましょう」 スビアが馬にまたがってやってきた。トルンドは荷物をまとめて自分のボスポースに乗り込もうとしている。騒ぎを聞きつけた女奴隷が彼に連れていってくれるように迫っている。 「女子供はすっこんでろ!」 トルンドは馬上から手近な女奴隷を蹴飛ばして出発しようとした。思わず片桐がそれを止めて彼に詰め寄った。 「おい、置いていくのか?」 「どうせ殺されはしない。奴らにとっては主人が替わるだけだ。行くぞ!」 それだけ言うと彼は裏道に走り出した。仕方なく、2人も後に続いた。 500メートルも弾丸を飛ばす強力なポルを持つトラボロは脅威だったが、幸い彼らが徒歩だったのが功を奏した。片桐たちは彼らに1日近くの差をつけ北に向 かっていた。その間、スビアはトルンドに口を聞くこともなく、寝るときもゲベールから手を離さなかった。片桐とて、今すぐにでもトルンドを撃ち殺したい心 境だったが、今彼を殺して道に迷ってうろうろしているところをトラボロに追いつかれでもしたときのことを考えると、そうもいかなかった。 3日目に入ると、風にかすかな潮の香りが混じるようになった。北の果て、アムターから東北東の海岸が近いことを示唆していた。やがて、小高い丘を登ると都市がその大きな姿を見せた。 「あれが腑抜けの街だ」 馬上でトルンドが顎でしゃくった。都市は海岸線に幅数キロにわたって堅固な城壁を持っていた。その城壁も高さが30メートル近く、衛兵の詰め所が至る所に 見えた。そしてその外壁のさらに奥に同じような堅固な城壁が見えている。そこから数キロ離れた海岸に小さな村が見えた。ヨシーニアの制度で言うところのギ ルティだ。双眼鏡で覗くと、機帆船に似た船が数隻、砂浜に引き上げられているのが見えた。 「俺はあのギルティに身を隠す。早くしないとトラボロが追いついてくるからな・・・」 そう言うトルンドの言葉が後ろを振り返って止まった。片桐も思わず振り返った。 「やばい・・・!」 片桐たちの後方にトラボロと10人近い戦士がボスポースを駆ってまさに突撃を開始しようとしているのだ。 「早く街に逃げましょう!」 スビアの言葉に異論はなかった。3人はそれぞれの愛馬をギャロップさせて街の門目指して走った。敵も全力で追いかけている。500メートル。馬上という悪条件を考慮しても3,400メートル以内に追いつかれるとトラボロの射程内と思っていいだろう。 「きゃっ」 スビアが短く悲鳴をあげた。彼女のすぐ近くを敵の弾丸がかすめたのだ。城門まで数百メートルに迫った。城壁の上から衛兵らしき人々が片桐たちを見ているのが見えた。 「入れてくれ!」 大声で叫ぶが、衛兵たちは様子を見ているだけだ。3人は街の門までたどり着いた。片桐とスビアが下馬して門を叩きながら叫んだ。 「頼む!開けてくれ!」 そうしている間も流れ弾が門に命中して鋭い音を出していた。 「やばい!やばい!腑抜けの奴ら、見殺しを決め込んで・・・・・」 トルンドの言葉が止まった。口から血を吐き出すと、うつろな顔をしてそのままうつぶせに倒れた。彼の背中には親指ほどの穴が空いていた。トラボロの射程距 離に入ってしまったようだ。観念した片桐は門を背にして89式を構え、門と自分の間にスビアを割り込ませた。この距離だとまだ、彼の防弾チョッキで弾丸は 防げるはずだ。 「片桐!無茶しないで!」 「この距離ならまだヤツと差し違うことができる・・・」 89式のセレクターが「3」に合わせてあることを確認した。スビアは死ぬ気の片桐にすがりついた。 「片桐!やめて!あなたが死ぬだけです!」 彼女をふりほどこうと彼が構えを解いた瞬間、片桐の左脇腹にゲベールの弾丸が命中した。トラボロのポルが放った弾丸の圧力がチョッキを通じて片桐に伝わった。そしてそのまま後ろに吹き飛ばされた。 門にスビアごと激突してしまう!そう思って片桐は身構えた。 が、彼とスビアを待ちかまえていた堅い門扉はそこにはなかった。そのまま2人は土の地面に放り出された。間一髪、門の通用口が開かれたのだ。主人たちに 習って2人の愛馬も門をくぐるのがひっくり返った片桐も見えた。次の瞬間、門は閉じられ、トラボロたちの発射する弾丸はむなしく鋼鉄の門扉に当たるだけ だった。 「ごほっ!ごほっ!」 左脇腹の激痛で思わずせき込む片桐をスビアが抱きしめた。 「ああ・・。お願いだから死なないで・・・・」 門の中にいた警備隊が恐る恐る2人に近寄ってきた。みんなクーアードでローマ調の薄着の上に革の鎧や装飾具をつけ、ピストルやゲベール、長剣で武装している。 「だれか、早く手当を!撃たれたのです!」 スビアが悲壮な大声で警備隊に叫んだ。それを片桐は手で制した。気でも狂ったのか、という目で彼女は片桐を見た。彼女を安心させようと片桐はせき込みながら口を開いた。 「だいじょうぶだ・・・」 そう言う片桐の右手に、トラボロが放ったゲベールの弾丸があった。自衛隊員を砲弾の破片から守る防弾チョッキは強力なポルで発射された弾丸をどうにか弾いたのだ。 「まさか・・・、ゲベールの弾を防ぐとは・・・」 その様子に警備隊はざわめき、スビアは喜びのあまり片桐を抱きしめた。ざわめく警備隊をかき分けて1人の武装した指揮官らしき人物が、起きあがった片桐とスビアに近づいた。クーアードでやや茶色がかった黒髪に、兵士らしいがっちりとした肉体が美しい青年だった。 「お助けするのが遅れて申し訳ない。なにぶん、あなた方の素性がわからないものでして・・・。なにしろ、野蛮人とクーアードの女性、そして見たこともない服の3人が一目散にこっちに向かってきたのですからな」 ドロスと名乗った青年士官はそう言って救出の遅れを詫びた。一通り自己紹介が終わるとドロスが言った。 「この街は自治都市リターマニアといいます。神聖ロサール王国の都市のひとつです・・・」 スビアの目が輝いた。ついに、古代ロサールの名前を冠した都市に着いたのだ。ドロスは2人を第2の門に案内した。 「あなたがたのボスポースから必要な荷物をお取りください。ここから先は動物の持ち込みが禁止されます。彼らの管理は警備隊にお任せを・・・」 彼の言葉に従って荷物を背負った片桐は門の前に立った。ドロスは門の柱に備えられた伝声管のようなものに命令を発した。すると、巨大な門が音もなく開いた。 「さあ、リターマニアへようこそ・・・」 門の向こうは大きな通りだった。ガルマーニを彷彿とさせる街路だったが、兵士はいない。護身用の短剣程度の装備をした市民たちがにこやかに歩いている。片 桐には以前、NHKで見た。ポンペイの再現CGを見るような印象を与えた。だが、ポンペイにはないものがリターマニアには多くあった。 「あれは、電線だ・・・」 思わず片桐がつぶやいた。街路のあちこちに電線のような細い線が張り巡らされている。それに連結された車が街路を静かに走っていた。路面電車とタクシーを合わせたような乗り物だった。 「あの線でポルを調整して、中央の官制センターで交通整理をしているのです」 ドロスが片桐に説明した。見ると、彼の言うとおりだった。信号のない交差点でも事故もなく路面タクシーはスムーズに流れていった。その交差点の店ではスピーカーから大声でセールを知らせる文句が流れている。 「ポルを応用した放送設備です。全市で聞くことができます」 つまりはポルを使ったラジオだった。ドロスは市街をすいすい歩いて行く。片桐とスビアもそれに続くが、通行人は好奇心旺盛に彼らを見ている。 「いったん、わたしの家へ行きましょう。それから評議会に出頭しましょう」 ドロスの家は繁華街からさほど離れていない閑静な住宅街にあった。どの住宅も庭付き一戸建て。日本人なら誰もがうらやむ空間だ。だが、日本家屋とは違い、 温暖なこの世界の建築様式で中はとても開放的だった。それでいて、個人のプライバシーに配慮された造りだった。彼の家では彼の伴侶(妻ではない)が待って いた。(パートナーという方がいいのかもしれないが便宜上「伴侶」とする) 「タローニャ、お客様だ!」 彼女とキスしながらドロスが片桐たちを紹介した。タローニャは笑顔で2人を歓迎すると客間の一室を彼らに提供して荷物を置かせた。そしてドロスの待つ食堂に案内した。つい昨日までの殺伐とした世界とは正反対の環境に、片桐もスビアも少々戸惑った。 「まあ、ゆっくりしてください・・・」 ドロスは2人にイスを勧め、2人が座るとグラスに酒を注いで差し出した。 「さて、スビア。君はアムターの聖女と言うが、アムターとは西の森にある村のことかな?」 フレンドリーだが礼節をわきまえた口調でドロスはスビアに質問した。 「そうです。わたくしはその村の聖女です」 「ほお、すると。異世界人の召還魔法を代々受け継ぐ血筋なんですね・・・。とすると・・」 ドロスは今度は片桐に向き直った。だがその表情は威圧的でもなく穏やかな表情だった。 「片桐、君は彼女によって召還され、森の蛮人からアムターを救い、その後スビアと旅に出た異世界人だな」 片桐は驚きのあまり言葉を失った。こんな身の上話を彼が知っているはずがないからだ。 「まあ、落ち着いて。この都市にいる魔道師がこの大陸で起きるポルの動きを常に探知している。3ヶ月ほど前、アムターで2度にわたって召還魔法が行われたことも把握しています。その推理の結果を言っているだけです」 ドロスの言葉には嘘も偽りもないようだった。そして次に彼は2人に質問した。 「で、そのお2人がどうしてここへ?」 片桐とスビアは今までの話を嘘偽りなくドロスに話した。彼にはすべて話してもいいような雰囲気がただよっていた。そして彼も2人の話を疑うことなく聞いてくれた。 「わかりました。わたしが今からこの話を評議会に報告してきます。その上でこの都市に滞在できるか審査があります」 「審査?」 「そうです。この都市の周りはヨシーニアとかいう野蛮な連中が闊歩する地域です。だからこの都市は滞在を許す人材を常に審査するのです。この都市の平和と秩序を守るために。心配しなくてもいい。あなたたちならきっと大丈夫だ」 そう言ってドロスは部屋から退出した。それと同時にタローニャが入ってきた。 「さあ、彼は朝まで戻りません。彼の言いつけで休む準備はしてあります。ゆっくり休んでください」 2人に割り当てられた部屋は申し分ない広さと快適さだった。浴室も付属していた。スビアは久しぶりに湯で身体を洗って上機嫌だった。そして片桐もふかふか のベッドと旨い酒に上機嫌だった。少なくとも、ドロスとタローニャの言動から推測するに、ヨシーニアは論外として、ガルマーニ以上の快適さだった。 「片桐、わたくしたち、やっと人間らしい生活に戻ることができたようね」 上機嫌で風呂上がりのスビアがベッドの片桐に飛びついてきた。 「一応、習うことは習ったが、あんな動物も解体しなくてもいいようだしね・・・」 風呂上がりの彼女のいい匂いを楽しみながら片桐が答えた。そして枕元のグラスを取って酒を注ぐとスビアに差し出した。 「2人の幸運に!」 片桐もスビアも満足していた。才蔵の村を出て以来、久しかった文明人との再会を喜んでいたのだ。 翌朝、ドロスが2人を起こしに部屋を訪れた。枕元にシグザウエルだけを残して2人ともすっかり無防備な姿で寝ていたものだから、片桐が驚いて飛び起きた。 「申し訳ない。評議会から出頭命令が来ているんで・・・。さあ、準備して」 ドロスは街に出ると例の路面タクシーを止めた。中は無人で前に2,後部に3の座席があった。セダン車を想像させる造りだった。ドロスは前の右座席に乗って 彼のポルを正面のパネルに送った。するとタクシーはすっと発車した。彼のポルがパネルを通してセンターのオペレーターに伝わって行き先への最短ルートを割 り出すという。まさに、魔法を使ったコンピューターだった。 「これから評議会があなたがたの在留資格を審査しますが、昨日わたしに語ってくれたことを言えば大丈夫なはずです」 ドロスが笑顔で言った。彼が言うのだからまあ、信用する他はない。と、興味がわいて片桐は彼に質問した。 「万が一だめだったら?」 「この街にいることはできません。追放刑になります。この街に持ち込んだ荷物と共にヨシーニアに放たれるのです。追放刑はこの街の最高の刑です・・・」 ドロスが少し表情を暗くして言った。その言葉にさらにスビアが疑問を投げかけた。 「追放が最高刑なら死刑はないのですか?」 「わたしたちはロサールの神の元に行くことが人生の目的です。なぜ、それを他人の手で助ける必要があるのです?しかも罪人に・・・」 ドロスの考えはスビアにも片桐も新鮮だった。神聖ロサール王国において、ロサールの先人は神に等しい存在である。死は神に近づく唯一の手段である。その死 を迎えるまでクーアードもガンドールもエルドガンも現世の運命を受け入れ、耐えるのだ。神の手による死=すなわち、戦争による戦死、病死など以外は不本意 な死とされ忌み嫌われる。だからこの都市には死刑がないのだ。その代わり、殺伐とした世界ヨシーニアへの追放刑があるのだ。 「だから殺人もこの街 ではほとんどありません。過失的な殺人はごくまれにありますが、その被害者は救済すべき人物としてまつられ、加害者は外の世界に追放になります。でも、こ れはリターマニアだけの法律です。神聖ロサールの他の自治都市ではこの限りではありません。他の自治都市は評議会で議論した古代ロサールの教えを独自に解 釈して様々な法律を作っているのです」 その言葉に思わず片桐は質問をした。この街以外に都市があるならそれはどこにあるのか。当然といえば当然の質問だった。 「ここはヌーボル唯一の神聖ロサールの都市ですが、この北にはコロヌーボルと呼ばれる大陸があります。そこには多くの自治都市があり、それぞれロサールを神とあがめながら暮らしています」 片桐はもっと彼に質問したかったが、タクシーが評議会の建物の前で止まったのでその質問を断念した。 評議会は図書館のような大きな建物の中にあった。3階建てのビルに案内された片桐とスビアは大きな部屋に通された。そこには大きな長い机に座った5人のクーアード、2人のガンドール、1人のエルドガンがいた。彼らの正面のイスを勧められて2人は座った。 「では、まず、君たちの記憶を検査する・・・・」 中央のクーアードが宣言すると、エルドガンが歩み寄って片桐の額をさわった。パサティアナでエル・ハラに占ってもらった時のような暖かい感覚が片桐を包んだ。 「終わりです」 エルドガンは言うが早いか、スビアに同じ動作を施して数秒で同じ言葉を言った。 「では次の審査だ」 その審査は他分野にわたった。心理学、これはフロイトに似た心理実験だ。それに社会学、言語学、物理学、宗教学、比較文化学=この担当のガンドールは片桐 の答えにかなり興味を示した。などなど・・・。たっぷり5時間近く、片桐とスビアは質問責めにあった。そして最後にエルドガンが最初と同じように記憶を確 認して2人が嘘をついていないかを確かめて審査は終わった。 「やあ、ごくろうさま。結果が出るまで1時間ほどあるからこっちで休んで」 ドロスが2人を別室に案内してくれた。応接室のような部屋のソファーに2人がぐったりと座り込んだ。 「いったい、ありゃなんなんだい?」 片桐の質問にドロスは笑顔で答えた。 「あれが在留審査なんだ。この結果で君たちがこの街に在留できるか決まる。在留できれば、出て行くまで市民権が得られるんだ」 そう言う、ドロスに伝令の職員が部屋に入ってきて彼に告げた。どうやら審査の結果が出たようだ。 「アムターの聖女スビア、異世界人片桐・・・・」 片桐とスビアは、先ほどの圧迫面接の会場のような部屋に案内されていた。そこで中心のクーアードが2人の名前を呼んだ。別にどうだということはないが、ちょっと緊張する。 「まずは聖女スビア。君の血筋、継承しているロサールの奥義はこの都市の上級市民にももったいない肩書きである。しかし、この都市にはそれ以上の称号はない。よって本評議会は、聖女スビアを上級市民待遇の客人として迎え入れることを許可する」 それを聞いてスビアは誇り高く微笑むと評議委員に一礼した。委員は片桐の方を向いた。 「さ て、片桐。君の評決だが。はっきり申し上げて君の結果は聖女スビアに比べてかなりよくない。君のいた世界での君の軍人としての評価ができないのだ。君の言 う「憲法」とやらが君の軍人としての功績を評価不能にしている。しかし、この世界に来てからの君の功績は特筆に値する。次に、君の心理的傾向だが、これも 軍人らしからぬ個人主義的傾向が見受けられる。さらに、権力に対する常なる疑問。これらの感情は君の軍人としての資質に大きくマイナス要素となるが、目下 その結果は判断できない。」 かなり辛辣で失礼な物言いに片桐はちょっと怒りを覚えたが、それを口に出すほど粗野でもなかった。評議委員はさらに続けた。 「ま た、我々が最も注目したのは君の、信仰心の薄さだ。君の世界では少なくと複数の宗教が存在するが、君はそれらのどの宗教に関しても強い信仰心がない。ある 神の誕生を祝い、そのすぐ後に別の神にその年の幸福を祈り、さらに別の神で先祖の霊を弔うなど、我々には理解不能な感覚だ。」 無理もなかろう。クリスマスを祝ったと思ったら正月で初詣、家族の法事は仏式だ。現代日本人ではごく当たり前の行為でも、彼らには奇異に映るであろう。 「君 の信仰への帰依の低さは、君の世界の国民性として一定の理解を示してもこの都市においてはプラスにならない。以上の結果、君はこの都市での滞在に不的確で あると結論せざるを得ない。しかし、ドロスの報告にあった君のゲベールを跳ね返す鎧や、君の持っているゲベールの技術。そして君の世界におけるポルを一切 使わない科学知識に関しては我々は君から多くのことを学ぶことができる。」 評議委員のもったいぶった言い回しに片桐はいらいらし、スビアははらはらしている。 「異世界人片桐、君のリターマニア在留の条件として、君の持つ知識と技能をドロスに教授し、この都市の発展に寄与することを要求する。そして君にはそれを条件に上級市民待遇の在留資格を本評議会は約束する。以上だ」 そう言って評議委員たちはさっさと退出してしまった。 「やれやれ・・・」 思わぬ長々としたお説教に片桐はかなりいらいらしていた。しかし、当面2人はこの都市に在留できる資格を得たのは幸運だった。2人とも、もしくはどちらかが追放刑になったときのことを想像すると片桐は思わず背筋が寒くなった。 「さあ、窓口へ行こう・・・」 ドロスが2人を迎えに来て、部屋から連れ出した。 窓口への道すがら、ドロスはリターマニアにおける法律を片桐たちにざっと教えてくれた。そしてそれは片桐の知っている法律にごく近いものだった。一通り説明が終わる頃、ドロスは窓口にスビアと片桐を導いた。 「ここで市民登録番号と、年金を受け取ってください。これで君たちも立派なリターマニア市民だ!」 片桐が受け取ったカードには6桁のこの世界の数字が刻印されていた。そして年金として6000サマライが受給された。評議会の建物を出ると、ドロスが言った。 「当分はわたしの家にいてください。タローニャも承知しています。わたしはこれから仕事だ。君たちは期間在留者なので仕事はありません。今日はゆっくり市内観光でもしてください。では!」 そう言ってドロスは雑踏の中に消えていった。広い都市で片桐とスビアが残された。 「さて、どうしたものかな」 思案に暮れる片桐にスビアがとびっきりの提案を投げかけた。 「あなたの服です。軍服のままじゃ目立って仕方ありません。まず服を買いましょう」 名案だった。片桐は彼女の提案を受け入れ、手近なブティックに入った。愛想の良い、美しい店員が片桐の体格にあったぴったりの素材を選んでくれた。それを試着して鏡の前に立った片桐は驚いた。 「どうだい?」 片桐はローマ風のゆったりとした衣服に身を包んでいた。さっきまで存在した自衛官の面影はなかった。早速それを購入すると、通りを走っていたメッセンジャーのような人物に自衛隊の制服と防弾チョッキを預けるとドロスの家まで宅配するように依頼した。 そして2人で腕を組んでウインドウショッピングとしゃれこんだ。この世界でスビアと愛を交わして以来、こんなデートは初めてだったのでどちらもとてもは しゃいでいた。道行く市民はうわさで聞いた異世界人と聖女に会うと挨拶を交わし、自宅に招いた。それを丁重にお断りしながら2人は、こじゃれたレストラン を見つけた。 「久しぶりに俺の手料理以外のものも味わおう」 もっぱら料理は片桐の仕事だった。聖女として大事に育てられたスビアは料理の腕はいまいち、というよりからっきしだったのだ。 「いらっしゃいませ」 丁寧なお辞儀で出迎える店員に案内され、2人は奥の豪華なテーブルに通された。他のテーブルでは紳士淑女がおだやかに談笑しながら食事や酒を楽しんでいる。 「まさか、あなたとこんなところで食事を楽しめるなんて思ってもいませんでした」 スビアがうれしそうにグラスを傾けながら言った。洋の東西どころか、世界が違っても女性はロマンティックでエキサイティングなデートを欲するものなのだろうか。それは片桐とて同じだった。2人は料理と酒を存分に楽しみ、給仕のサービスに心から満足した。 夜も更けた頃に片桐たちは例のポルで動くタクシーでドロスの家に戻った。家ではドロスとタローニャが待ちかまえていた。彼らは片桐とスビアがリターマニアに在留することを許可されたお祝いをしようと待っていたのだ。 「やあ、すっかりごきげんのようですね」 笑顔でドロスが迎えてくれた。そして片桐たちを客間に通した。テーブルにはグラスと若干の料理が用意されていた。きっと外食して来るであろうとの配慮だった。 「片桐、評議委員会で話したあなたの世界の話を私たちにも聞かせてくださいな」 タローニャが酒を注ぎながらたのんできた。ドロスも興味を持っているようだ。片桐は才蔵に話した福岡の話をまず語った。ドロスは驚いている様子だった。 「なんと!この街の城壁の何倍もの高さに登るのにポルは使わないのですか?」 エレベーターの話を聞いてドロスは驚きの声をあげた。 「ええ、この建物です」 片桐は自分の部屋に置いた荷物から高崎士長が残した「福岡市ガイドマップ」を取り出してドロスとタローニャに説明した。彼らは写真に写ったタワーや福岡ドーム、天神のビル街を見て驚嘆した。 「すごいですわ・・・。なんて神秘的なんでしょう」 タローニャは市内の夜景が写った写真を見て感動の声をあげた。それを見てドロスがタローニャの手を取った。 「そうだ!片桐たちにも見せてあげよう!用意してくれないか?」 ドロスの言葉にタローニャは合点がいったようで、さっそく酒といくらかの料理を包み始めた。 「その絵ほどではないが、わたしの権限で見られる最高の場所にご案内しよう!」 ドロスは片桐とスビアの手を取ると家の外に連れ出した。タクシーを拾って外壁まで出ると衛兵に挨拶してドロスは3人を上に案内した。 「ほお!これはすごい!」 思わず片桐が声をあげた。外壁の上からは夜なおにぎわう、リターマニア市内の夜景が一望できた。そしてその先の海。さらに先にはコロヌーボルと彼らが呼ぶ 大陸に光る街の明かりが見えた。その上には美しい星空が広がっている。片桐の知っている星座はないが、それでも感動を呼ぶ美しさだった。思えば、この世界 に来て、星空を美しいと思って見たことがないことを思い出した。 4人はそこで乾杯し、夜景を肴に思い思いの会話を楽しんだ。まさに、片桐とスビアにとっては古代ロサールの名前を冠した理想郷の夜を心ゆくまで楽しんだ。 翌朝、片桐とドロスは仕事に出かけた。片桐には仕事はないのだが、何もしないというのではドロスとタローニャに申し訳ないと思ったのだ。ドロスの仕事であ る、外壁の哨戒任務に同行したのだ。高い城壁に登って外の世界、殺伐としたヨシーニアからの侵入者がないかを見張るのがドロスの仕事だった。この任務は昼 夜関係なく行われていた。過去、多くのヨシーニアの戦士がこの都市への侵入を試みたという。 「ドロス、君たちは双眼鏡は知ってるかな?」 片桐は自分の双眼鏡をドロスに貸した。彼はそれを覗いてみた。数百メートル先もはっきり見えるはずだ。 「いや、ぼやけてよく見えないよ」 笑いながらドロスは片桐にそれを返した。片桐はレンズの仕組みを彼に説明しながら双眼鏡の縮尺を調整した。外壁から100メートルほど先にある灌木を標準にして調整していると、何か光るものが片桐の目に入った。 「どうした?」 双眼鏡を見ながら固まっている片桐にドロスが話しかけたときだった。片桐はいきなりドロスの胸を突き飛ばした。それと同時に片桐も外壁の壁に身を隠した。 「いきなり何をするんだ!」 ドロスが抗議の声をあげた時だった。彼のすぐ近くの外壁にゲベールの弾丸が命中して鈍い音をたてた。 「みんな!伏せろ!」 片桐は周囲の衛兵にも叫んだ。兵士たちは片桐に習って胸壁に身を隠した。レンズの調整が終わった双眼鏡をドロスに渡して片桐は言った。 「俺たちを追ってきたトラボロだ。まだがんばってたんだ・・」 ドロスはそっと胸壁の間から双眼鏡で片桐の示した灌木を確認した。いつになくドロスが緊張した顔つきになっている。 「ヤツはこれまで何人も衛兵を殺している。まずいな・・」 片桐はちょっとした作戦を思いついた。ドロスに少し離れたところで双眼鏡を胸壁の上にあげ、太陽に反射させるように頼んだ。そしてその後は手を引っ込めておくようにと。彼は素早く移動すると片桐の合図を待った。 「さて・・・。まだいるかな」 片桐は胸壁からほんの少し頭を出して先ほどの灌木を見た。まだトラボロは灌木の影で獲物の衛兵を捜していた。それを確認して片桐はドロスに合図した。ドロスはそっと双眼鏡のレンズを太陽に反射させた。 「ドロス!手を引っ込めろ!」 片桐の声にドロスは慌てて手をひっこめた。それとほぼ同時にトラボロの放ったゲベールの銃弾がドロスの隠れる胸壁に命中した。それを確認して片桐は89式を構えて頭をあげた。トラボロはゲベールに弾丸を装填している。 「いまだ・・」 片桐はスリー・バースト・ショットを3回繰り返した。灌木ごとトラボロはずたずたになって倒れた。彼が動かなくなったのを確認して、片桐は外壁に立ち上 がった。500メートルの射程を持つトラボロの弾丸が飛んでこないことを確認した衛兵が歓声をあげた。そしてそれを最も感動したのはドロスだった。 「片桐!君は命の恩人であるばかりか、警備隊が最も手を焼いていた野蛮人まで葬るとは!」 ドロスは片桐に抱きついて喜んだ。衛兵の歓声も市民にまで聞こえ、外壁の周りには大手柄をあげた片桐を賞賛する声で隣の者の会話も聞こえないほどになった。 勤務時間を終えてドロスと家に帰った片桐とドロスをスビアとタローニャが出迎えた。それぞれキスを交わすと、客間に備えられたポルで動くラジオを示した。 「本 日、警備隊長ドロスと、異世界からの在留市民片桐の手により、ヨシーニアの大悪人トラボロが射殺されました。トラボロは衛兵6名を射殺し、リターマニアに 侵入を試みること数回。常習的な殺人者で市民を恐怖に陥れていましたが、今日、勇敢な人々の手でその殺戮を永遠に不可能にしたのです・・・」 タローニャはこのニュースを聞いてドロスと片桐に順に祝福の抱擁を捧げた。 「ドロス、あなたはこれで評議委員候補になれますわ!」 「いや、タローニャ。今日の手柄は片桐のアイデアあってなんだ・・・。今日の英雄は彼だよ」 ドロスは片桐の成果を自分のものにすることもなく、むしろ、自分のことであるかのように誇らしげにタローニャとスビアに語った。タローニャはますます興奮しているようだった。 「本当にすごいわ。今夜の「神の御心」の選抜を前にして幸運が続きますわね!」 聞き慣れない単語を耳にして不思議がる片桐とスビアに気がついてドロスが笑顔で言った。 「今日は年に1度、神の祝福を受ける市民が2名選ばれる日なんだ。もちろん、市民登録番号を交付された君たちも選ばれる権利がある!今日の幸運があればきっと選ばれるよ!」 そう言ってドロスは彼の部屋にタローニャを連れて入っていった。彼の言う「神の御心」まで市民はそれぞれ休むなり、愛し合う者と時を過ごすのだそうだ。どうやら、この都市最大の祭典らしい。片桐もスビアを連れて彼らに与えられた部屋に戻った。 「いったい何が始まるのでしょうか?」 仕事が終わってベッドに転がった片桐にくっつきながらスビアが言った。片桐はそんな彼女を抱きかかえながらぶっきらぼうに答えた。 「さあね。きっとあのレストランの無料券なんかが当たるんじゃないのかい?」 その片桐の冗談にくすっと笑うとスビアは彼の胸に身体を預けた。 日も暮れた頃、ドロスとタローニャ、片桐とスビアは客間のラジオの前にいた。今この瞬間、リターマニアの市民は当直の衛兵を除いてほとんど、同じようにラジオの声に聞き入っているという。 「それでは、評議会の厳正な抽選により、本年の「神の御心」対象者を選出します。市民登録番号をそれぞれ確認ください。」 どうやら、抽選は市民登録番号で行われるようだ。片桐も自分のカードの番号を確認した。ドロスは満面の笑みを浮かべて発表を待っている。 「では、最初の番号を発表します。099456・・・」 その瞬間、ドロスは天を仰ぎながら落胆のため息をついた。タローニャも笑顔でため息をつくと悲嘆にくれる恋人を抱きしめた。 「ああ、わたしの番号は099486なんだ。また今年もだめだったよ・・・」 ニアミスに苦笑して恋人に抱きしめられてドロスはぼやいた。タローニャも抱きしめながら答えた。 「わたくしは全然大はずれですわ。来年もありますから、元気を出して!」 ラジオは市民登録番号と市民の名前を発表した。そしてしばらくして再び放送が再開した。 「では、2人目。今年の最後の「神の御心」を得た人物を発表します・・・」 ドロスとタローニャは緊張の面もちで、片桐とスビアはとりあえず参加する権利が得られた幸運を喜ぶ程度で発表を待った。 「198223・・・・です。」 さっきとかなりかけ離れた番号を聞いてドロスが肩をすくめた。片桐も自分のカードを見た。彼の番号も全然違っていた。ドロスの落胆ぶりを見るに、「神の御心」とはこの都市の福祉やサービスの充実を見るに、相当な豪華な権利や賞品のようだった。 「わたしは今年もはずれたようだ・・・。タローニャ、君もかい?」 ドロスの言葉にタローニャも笑顔で肩をすくめた。 「ええ。だめだったわ。スビア、あなたはどう?」 タローニャがそう言ってスビアを振り返った。彼女は何度も自分のカードの番号を確認していた。 「片桐!どうやら、わたくしの番号みたいです!」 一同が仰天した。その時、ラジオから番号から判明した幸運な当選者の名前が読み上げられた。 「198223・・・。上級市民待遇の滞在者、聖女スビアが当選です!おめでとうございます!」 その瞬間、ドロスはスビアを祝福の抱擁で抱きしめた。続いてタローニャも同じく抱擁した。スビアは訳がわからないまま、彼らの行為を受け入れた。 「いったい、何がわたくしに当たったんでしょうね」 彼女が片桐に問いかけたとき、ドロスの家のドアを叩く音が聞こえた。彼が素早くそれに答えてドアを開けた。そこには大勢の警備隊が待ちかまえていた。 「聖女スビア、おめでとうございます」 警備隊は口々にスビアに祝福の言葉を投げかけた。敬意の込められた言葉にスビアも笑顔で彼らに応じていた。それを見届けてドロスが片桐の腕を取った。 「さあ、行こう」 そう言うドロスに片桐は思わず問いかけた。 「どこへ?」 「わたしの友人の家だよ。「神の御心」に選ばれた者はその権利を行使するまで異性との接触は原則できないんだ。あとは、タローニャに任せよう。さあ、彼女を祝福しよう!」 そう言ってドロスはスビアにフタタに祝福の抱擁をして、片桐にもそれをするように促した。愛する聖女を抱きしめながらも片桐は突然の出来事にとまどっていた。 「よくわからないが・・・、おめでとう」 「わたくしも、よくわかりませんが、ありがとう!」 笑顔でスビアは片桐の抱擁を受けた。それを見届けるとドロスは片桐を家の外に連れだした。外には警備兵が数名いて、ドロスの家を厳重に警備している。どうやら、当選したスビアはかなり重要な役割を負うことになるようだ。 「片桐!よくわからないけど、楽しみにしていて!」 上機嫌でスビアが叫んだ。片桐も釈然としないが、周囲の祝福ムードに安心してスビアに手を振った。そうしながら、自らの家を出たドロスに質問した。 「いったい、スビアは何に当選したんだい?」 その質問にドロスは満面の笑みで答えた。むしろ今の彼女の立場を代わりたいと言わんばかりの笑顔だった。 「神の御心さ。彼女は古代ロサールの神の心にふれることができるんだ!ああ、わたしができることなら代わりたかった!」 その答えでは理解できない片桐は再度同じ質問をドロスに投げかけた。興奮で片桐がこの都市の決まりを知らないことをようやく思い出したのか、ドロスはまるで、スビアの身の上がうらやましいと言わんばかりの笑顔で言った。 「彼女は幸運だ。数十万のリターマニア市民から選ばれたんだよ。「神の御心」に!彼女は次のゾードの夜に生け贄として神の世界に旅立つ権利を与えられたんだ!」 ドロスの幸福に満ちた言葉を聞いて片桐はその顔から血の気が失せるのを感じた・・・。
https://w.atwiki.jp/eternity_sword/pages/28.html
【や】ヤツィータ【聖】 ヤーファス【劇】 【ゆ】ユウト【ア】 ユキナ ユーフォリア【ア】【聖】 【よ】ヨーティア・リカリオン 【ア】【ス】 【や】 ヤツィータ【聖】 三章途中より参入。基本的な設定は公式HP参照。 人をからかうのが好きな「旅団」のナンバー2。 様々な医療技術があるので保健室の先生役をやることに。 利用した人にポイントをあげたり(このポイントにより膝枕などをしてくれるらしい)、お酒を持ち込んでいたり楽しくやっているようだ。 実は記憶喪失。望が浄戒でセフィリカを切り離したと言った時も立ち絵で目を顰めていた、一体何を思ったのか……。 サレス並に色々と知ってたりと素性が謎すぎ。シナリオ的にはなかなかの空気キャラ。 転生前の名は北天神・誘惑の神ヤジェンダ・ダルゾ。 前世で死の間際に神名に異常をきたした為に、転生して前世の記憶が戻ってきた時に前世人格と混じり、新しい人格となってしまった。 これがヤツィータの記憶喪失の原因である。 (正確には記憶喪失ではなくそれまでの記憶の一部を失ってしまった。) いいおっぱいの持ち主。酒が進むと脱ぎたくなる。ただしその前に吐く。 本番まではなかったがおまけHがある。タリアのときと違って夢オチではなかったのでひょっとすると… などなど、お色気満載であるが女の裸が大好きな守護神獣バラスターダに対しては鉄壁のガードを張っているらしい。 聖なるかな、ファンディスク共にエロイベントになると必ずこの人の存在があり、被害者はいつも望である。 キャスト:金田まひる 属性 赤 永遠神剣:第六位『癒合(ゆごう)』 守護神獣:レッドドラゴン「炎翼バラスターダ(えんよくばらすたーだ)」 出典作品:聖なるかな/聖なるかなスペシャルファンディスク ヤーファス【劇】 夢の傍観者ヤーファス 主な能力は人の願いの現実化。 所持者のエターナルは変わり者で、人の願いを叶えて、それを見て楽しんでいる。 サーギオスで瞬との決戦前にゴリア世界に現れ、騒動を起こした。 しかし、真摯なアセリアや前向きなユートを目にして、どこかに去っていった。 キャスト:正村寿英(舞台劇) 永遠神剣:第二位『願い(ねがい)』 出典作品:舞台劇 永遠のアセリア 第二幕 【ゆ】 ユウト【ア】 高嶺悠人がエターナルとなった姿。 永遠神剣第二位『聖賢』の使い手で、通り名は聖賢者ユウト。 ファンタズマゴリアをマナ化するために出現したテムオリンらに対抗する為に、佳織との永遠の別離を経て、カオス・エターナルの一翼となる。 上位神剣『聖賢』とともに、永遠神剣同士の無限の戦いに身を投じ、愛する人と共に永遠の旅路を歩みだす。 アセリアの夫であり、ユーフォリアの父である。愛称はソゥユート 。性賢者などとも呼ばれる。 永遠のアセリアの時点では、一位神剣が存在していなかったので実質最高位神剣の使い手だったが、本人は現状あまり強くない上、 (ただし時深によるとかなりの力を持ったエターナルになる可能性がある。なりたてでテムオリンらを倒したことを見ても潜在能力は高いのだろう) 現在では設定の変更で一位神剣が4本存在する為、相対的に弱体化してしまった。 更にアセリアは天位、ユーフィは鞘、と特別な位の神剣使いなので、パパの肩身は狭い…かもしれない。 オルファ√EDでは周りの仲間に比べ未熟なことに悩んでいた。どうやら強くなるにはまだまだ時間がかかりそうである。 もっともSLGパートでは既にヤバイぐらい強いが。 PS2版以降では隠しエンディングにて時深にちょっとした願いを言って、その願いを時深がちょっと失敗しながらもかなえてしまう。 その結果はエターナル化するヒロイン全員がエターナル化して、一緒にいるというハーレム(?)エンドである。 失敗した結果のためすぐに元の世界に戻ってしまうようだったが、本人は束の間の再会を楽しんでいた。 ドラマCD 永遠のアセリアETERNAL SKYで8年(PS2版からは6年)ぶりに再登場。 エターナルとなっても変わらない性賢者ぶり人間味と、立派な親バカとなった姿を見せている。 あの時深が直々にスカウトしたエターナルとしてアセリアともどもロウ・エターナルにマークされているらしい。 →高嶺悠人 →オーラフォトンノヴァ キャスト:紫月澄人(PC,ドラマCD)/櫻井孝宏(OVA) 属性:無 永遠神剣:第二位『聖賢(せいけん)』 出典作品:永遠のアセリア、ドラマCD 永遠のアセリア ETERNAL SKY、永遠神剣サードデスティネーション---- ユキナ 縁思(えにし)のユキナ 一見すると姉御肌に見える女性ですが、実は結構ちゃらんぽらんな性格です。 縁を大切にしているため、触れ合う全ての物に愛着を持ってしまう癖があります。 それは敵にも当てはまり、実力はあるもののなかなか戦おうとしません。 敵前逃亡などしょっちゅうで、別の場所で敵と再会したときなどは「いやー、どもどもぉ」と頭を掻き掻き苦笑いしています。 ユキナは、どんな相手とも会話できるという能力があります。 言語を持たない種族とも無理矢理意思の疎通が出来るため、相手によっては鬱陶しがられてションボリ落ち込んだりします。 あまり人を傷つけたくないユキナの永遠神剣は、ぴこぴこハンマー型の第二位神剣『縁思』です。 普段は相手を軽く叩いてピコピコ言わせるだけですが、ユキナが本当に怒ったときは全てを打ち砕く鉄槌と化します。 鉄槌はかつて1度だけ、『空寂』という神剣を砕く為に振り下ろされました。 キャスト: 永遠神剣:第二位『縁思(えにし)』 出典作品:舞台劇 永遠のアセリア 第二幕 パンフレット ユーフォリア【ア】【聖】 悠久のユーフォリア。 ユウトとアセリアの愛娘。愛称はユーフィー。 生まれた時から第三位『悠久』所持していた天然のエターナル。 本来エターナルは肉体的な成長を行う場合は自身の概念的情報を書き換える必要があるが、 天然のエターナルであるユーフィーは当たり前のようにそれを行えるらしい。 「聖なるかな」では「永遠のアセリア」のエンディングから多少成長した姿で登場する。 「魔法の世界」で絶が理想幹に向けて放った意念の光が反射された際、反射された光を防いだショックで記憶喪失になってしまう。 その後は「旅団」に保護され、望たちと行動を共にするようになる。 天真爛漫かつ真面目で礼儀正しい性格のため、物部学園において「妹にしたいランキング」のトップを獲得する。 寝ながら甘えるという器用なことができる。 可愛いものが好きで、レーメのことがお気に入り。 ただし、残念ながらヒロインキャラとしての登場でない為、男性キャラとの絡みもなく、サービスカットもメイド服止まりである。 彼女曰く望はユウトに似ているとのこと。なので物部学園内では一番望に懐いている。ちなみに望に頭を撫でられたときは安心しきって眠ってしまった。 また、旅団のほぼ全ての人物に対して好意的に接するが、絶に対してだけは初めての会話で適当にあしらわれたため、「嫌い」と称している。 ナルカナルートではノゾム達と別れる事を最後まで惜しんでいたが、再会することを約束し別れた。 実は時間樹に来たのはローガスの命令で、ナルカナと契約するであろう望を時深とは違う形で導きナルカナを開放する為だった。つまりは結果的にはその命令は果たされたことになる 後にカオス・エターナルからロウ・エターナルに下ると言われており、 聖なるかなではナルカナルートのエピローグでロウ・エターナルに下ったユーフィーを確認出来る。 ロウ・エターナルに下った理由は定かでは無いがどうやらミューギィが関係しているようだ? 公式のなるかな人気投票では非攻略キャラでありながらヒロインキャラたちを抑え堂々の1位に輝き、3作目でのメインヒロイン化が期待される。(実質永遠神剣シリーズの客寄せパンダ) が、一方でソゥユートとシンクロしたプレイヤー達からは、娘のヒロイン化を拒む声も聞こえている。 なんともまあ大変なキャラであるといえる。 ドラマCD 永遠のアセリアETERNAL SKYでも中心キャラクター。 ユウト・アセリアとの穏やかな一時、ローガスとの出会いとエト・カ・リファへの旅立ちの経緯が描かれた。 また、ユウトにより意図的に性的なものを遠ざけられており、寝室で裸の両親と出くわしても アセリアの「暑いから脱いでた」という言い訳をあっさり信じて自分も脱いでしまう天然ぶりを発揮した。 両親から、エタニティーリムーバーとコネクティドウィルをそれぞれプチニティリムーバー、プチコネクティドウィルという形で親ほどの威力はまだないが引き継いでいる。攻撃動作も親のを簡単にしたものとなっているが再現されている ちなみにエタニティーリムーバーとコネクティドウィルは両親がエターナル化した時限定で使える最強のスキルである。この最強というのはそのキャラの最強という意味 組み合わせてパーフェクトハーモニックという技に昇華させたりもしている。動作的にはプチニティリムーバーの要領で斬り付けながら飛び上がりプチコネクティドウィルの要領で落下時にさらに斬り付けるといった感じになっている。特殊効果として相手の行動回数と戦闘マナも削る。 威力が無い大まかな理由: 記憶を失っているため本来の力が出せない←半分以上の理由はこれ プチニティリムーバーに関しては永劫の力を使えないから。そのため説明も「世界の外に敵を追放しそう」としかない。エタニティーリムーバーは「世界の外に敵を追放する」とはっきり明記してある プチコネティドウィルに関してはエターナル基準でまだ子供なので力不足であり、父親ほどの思いっきりいくことができないため。 下記にある青の存在、光の求めとは永遠のアセリアにおいてのエターナル化する前の両親の神剣の名前と属性である。(ちなみにエトランジェは無属性扱い。アセリアにはイオ・ホワイトスピリット以外に白属性が存在しない。) つまりはユーフォリアには前作プレイ者にしかわからないネタが多数組み込まれているということである その人気の高さからかPSP版では条件付きだがエクストラシナリオが与えられた。 その内容は本編中に死亡したとあるキャラからレーメを取り返すというもので、剣の世界のマップをスーパーハード(ハードの可能性あり)でARで一人で攻略するというもので敵は普通にこちらのディフェンススキル以上の攻撃力を有しているため油断していたらあっという間に負けてしまう。クリア特典は無いので最初の地点で限界までレベルを上げてしまうことをオススメする。敵部隊撃破時あるいか特定の地点に到達した時にスキルを覚えられる。すべて覚えると最後の敵が少し楽になるがPr属性持ちなので白と青の両方の属性の攻撃スキルを入れないとほぼ100%詰んでしまう キャスト:安玖深音 属性:青(+白) 永遠神剣:第三位『悠久(ゆうきゅう)』 守護神獣:双子龍「青の存在、光の求め(あおのそんざい、ひかりのもとめ)」 出典作品:永遠のアセリア / 聖なるかな / ドラマCD 永遠のアセリア ETERNAL SKY 【よ】 ヨーティア・リカリオン 【ア】【ス】 ファンタズマゴリアの世界で「賢者」と称され、自らも「自他共に認める大天才」と言い切るほどの天才エーテル学者。 天才肌、と言えば聞こえはいいが研究対象意外の事象については完全に興味がないらしく、 炊事洗濯掃除は元より、身だしなみ、社交性にいたるまで基本的な生活能力は一切有していない。 その為、身の回りの世話は全てイオに任せっきりとなっており、頭が上がらない場面も多いようだ。 また、明け透けで遠慮を知らない性格も相まって、分類上は女性であるが、それを感じさせる要素はあまりにも少ない。 元々は帝国でエーテル技術を研究していたが、ある事件を経て帝国から離れ、隠れ家で隠居生活を送りながら独自の研究を行っていた。 レスティーナ女王の「世界からエーテル技術を完全に封印する」、と言う目標に賛同しラキオスで悠人を技術面から助ける事となる。 形は違えど、以後のシリーズでも使われる事となる「エーテルジャンプ技術」の開発者。 キャスト:本条真琴 出典作品:永遠のアセリア / スピたん
https://w.atwiki.jp/saikyoumousou5/pages/1755.html
【作品名】スパロボキャラバトルロワイアル 【妄想属性】2chスレッドリレー企画 【名前】 超神ゼスト・ユーゼフォン 【属性】 超神、調停者 【大きさ】 ディスアストラナガンや神化ヤルダバオト並のようなので20mちょっと 【攻撃力】 通常の宇宙よりはるかに頑丈なユートピアワールドを崩壊させかねない威力の コスモノヴァやゼストファイナルビームを撃つことが可能 範囲は、宇宙全域、射程は数十km。 【防御力】20m級のモビルスーツを破壊するくらいのビームライフルでもダメージを負う オーラフォトン ゼストが全身に纏っている盾。 通常の宇宙よりはるかに頑丈なユートピアワールドを崩壊させかねないコスモノヴァと縮退砲のぶつかり合いや、 アインソフオウルとゼストファイナルビームのぶつかり合いからも守った。 【素早さ】光速の99%で進む宇宙怪獣より速いディスアストラナガンの移動を見切り、超近接格闘を繰り広げた。 移動速度は、ディス・アストラナガン以上のため光速以上。 【特殊能力】ダイダルゲートを内部に持っており、無限に近い負のエネルギーで動いている 【長所】ものすごく強いが、同時にものすごくモロく物語を盛り上げるのにいいラスボス 【短所】所詮はネット企画 【戦法】いきなりゼストファイナルビームを撃つ 307 :格無しさん:2012/03/23(金) 17 06 39.29 ID Ch/sb/pV 305 範囲は、宇宙全域、射程は数十km。 ど、どういうことなのこれ… 309 :アリゲラα ◆jhlUsrQYEQ :2012/03/24(土) 14 49 45.11 ID +A5NsSoe 307 やっぱそこ突っ込むかww俺が考えたキャラじゃねーからなぁコイツ…。 たとえば相手が38万㎞先にいたとしても射程限界で宇宙並みの大爆発を起こすと俺は解釈してるよ。 311 :格無しさん:2012/03/24(土) 16 16 19.74 ID izKvHi/3 通常の宇宙よりもかたい宇宙を崩壊させかねない威力って 結局宇宙破壊より強いの?弱いの? 313 :アリゲラα ◆jhlUsrQYEQ :2012/03/25(日) 17 19 13.72 ID PTQrjjm4 311 詳しくは『やる夫で学ぶ最強議論その7』を見てほしいんだけどそこでは解説者が「宇宙を破壊できる以上の破壊力」っつってた。 以上をまとめて個人的にはこのような解釈をしている 超神ゼストの技は全て数十㎞しか届かない しかし、それが相手に命中しようがしまいが、射程限界まで到達した瞬間に宇宙全てを飲み込む大爆発を起こす それにより「宇宙破壊」に耐えられる敵ですら消滅する爆発が起きるが、これによって超神ゼストの住む宇宙が消滅するわけではなく、 全ての星々が消え去った何もない宇宙の中、彼だけが佇んでいる こいつが宇宙生存可能なのは書くまでもない 316 :格無しさん:2012/03/26(月) 02 42 24.87 ID 4Xz+X7+z 超神ゼスト・ユーゼフォン 考察 宇宙破壊級以上の攻防だが光速以下の反応なのがきつそうだ 戦法は全力で逃げながら攻撃して宇宙級爆破で相手を巻き込む ×曙 、ミック/ベリー 無理攻防速全部負け △ゆきと 範囲攻撃でもよけるので分け 宇宙破壊級以上なのに宇宙破壊できないっていうのがネック ○宇宙の終末 移動速度が光速以上なので地道に削って勝ち ○ブラックホール 移動速度が光速以上なので普通に倒せる ○アカシックフォーミュラー 相手の攻撃通じないので大爆発 ○魑魍魅魎魅魎魑魍 反応で上回ってるので普通に勝てる ○フィルン 余裕で勝てる △でっかい宇宙 倒しきれないが負けない ゆきと=超神ゼスト・ユーゼフォン 攻防と範囲あればさすがに強いね
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/2688.html
7/7【東京卍リベンジャーズ】 ◯花垣武道/◯佐野万次郎/◯龍宮寺堅/◯千堂敦/◯羽宮一虎/◯稀咲鉄太/◯黒川イザナ 6/6【ポケットモンスターSPECIAL】 ◯ブラック/◯ホワイト/◯ファイツ/◯ラクツ/◯ワタル/◯N 5/5【ELDEN RING】 ◯シャブリリ/◯指痕爛れのヴァイク/◯星砕きのラダーン/◯鉄拳アレキサンダー/◯糞喰い 5/5【ファイアーエムブレムエンゲージ】 ◯リュール/◯アルフレッド/◯セリーヌ/◯セピア/◯ヴェイル 5/5【ロックマンエグゼ(漫画版)】 ◯光熱斗/◯ロックマン/◯伊集院炎山/◯ブルース/◯フォルテ 4/4【ジョジョの奇妙な冒険】 ◯ケンゾー/◯アクセル・RO/◯マウンテン・ティム/◯田最環 4/4【ブルーアーカイブ】 ◯先生/◯砂狼シロコ/◯小鳥遊ホシノ/◯天童アリス 4/4【リコリス・リコイル】 ◯錦木千束/◯井ノ上たきな/◯真島/○ロボ太 4/4【鬼滅の刃】 ◯甘露寺蜜璃/◯不死川実弥/◯胡蝶カナエ/◯鳴女 4/4【呪術廻戦】 ◯花御/◯腸相/◯石流龍/◯呪霊直哉 4/4【女装男子のつくりかたシリーズ】 ◯月見由紀雄/◯椎名/◯土部學/◯月見名残 3/3【BLEACH】 ◯日番谷冬獅郎/◯グレミィ・トゥミュー/◯バンビエッタ・バスターバイン 3/3【Fate/Grand Order】 ◯シグルド/◯呼延灼/◯テスカトリポカ 3/3【いじめるヤバイ奴】 ◯栗原武/◯森田修二/◯六峰亮 3/3【ちいかわ】 ◯ちいかわ/◯ハチワレ/◯うさぎ 3/3【バイオハザードRE 4】 ◯オズムンド・サドラー/◯デルラゴ/◯ルイス・セラ 3/3【プリンセスコネクトRe Dive】 ◯ユウキ/◯ペコリーヌ/◯ノゾミ 3/3【仮面ライダーギーツ】 ○五十鈴大智/○豪徳寺武/○墨田奏斗 3/3【銀狼ブラッドボーン】 ◯ハンス・ヴァーミット/◯コンラード/◯ホロウ 3/3【吸血鬼すぐ死ぬ】 ◯ドラルク/◯ロナルド/◯吸血鬼Y談おじさん 3/3【東方Projectシリーズ】 ◯紅美鈴/◯比那名居天子/◯古明地さとり 3/3【暴太郎戦隊ドンブラザーズ】 ◯桃井タロウ/◯雉野つよし/◯ソノイ 2/2【AI拓也】 ◯マサヒコ/◯ホモイルカ 2/2【DRAGON QUEST -ダイの大冒険-】 ◯バラン/◯ヒム 2/2【FAIRY TAIL】 ◯ナツ・ドラグニル/◯アクロノギア 2/2【ONE PIECE】 ◯ヴィンスモーク・サンジ/◯カイドウ 2/2【ギャグマンガ日和】 ◯ゴータ/◯ラッティ 2/2【ご注文はうさぎですか?】 ◯青山翠(青山ブルーマウンテン)/◯保登モカ 2/2【シン・ウルトラマン】 ◯神永新二/◯外星人第0号メフィラス 2/2【デリシャスパーティ♡プリキュア】 ◯和実ゆい/◯菓彩あまね 2/2【ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君】 ◯ククール/◯マルチェロ 2/2【ハロウィン(2018版)】 ◯マイケル・マイヤーズ/◯ローリー・ストロード 2/2【仮面ライダー555】 ◯海堂直也/◯長田結花 2/2【仮面ライダーエグゼイド】 ◯鏡飛彩/◯グラファイト 2/2【機界戦隊ゼンカイジャー】 ◯五色田介人/◯ステイシー 2/2【機動新世紀ガンダムX】 ◯ガロード・ラン/◯ティファ・アディール 2/2【機動戦士ガンダム 水星の魔女】 ◯グエル・ジェターク/◯ソフィ・プロネ 2/2【機動戦士ガンダムSEED】 ◯クロト・ブエル/◯シャニ・アンドラス 2/2【金色のガッシュ!!】 ◯ゼオン・ベル/◯クリア・ノート 2/2【追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する(コミカライズ版)】 ◯レイン・ガーランド/◯マーガレット・エルス 2/2【日常】 ◯安中榛名/◯中之条剛 2/2【僕のヒーローアカデミア】 ◯緑谷出久/◯死柄木弔 2/2【名探偵コナン】 ◯毛利蘭/◯服部平次 1/1【APEX legends】 ◯オクタン 1/1【Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!】 ◯アンジェリカ・エインズワース 1/1【FINAL FANTASY Ⅹ】 ◯ティーダ 1/1【library of Ruina】 ◯トマリー 1/1【mugenのエロ改変動画】 ◯ブリジット 1/1【NARUTO】 ◯波風ミナト 1/1【ONE PIECE FILM RED】 ◯ウタ 1/1【Pokémon LEGENDS アルセウス】 ◯ウォロ 1/1【Re:ゼロから始める異世界生活】 ◯ラム 1/1【SHY】 ◯紅葉山輝 1/1【soulworker】 ◯リリー・ブルームメルヘン 1/1【SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~】 ◯一十一 1/1【Vermilion -Bind of Blood-】 ◯《伯爵》 1/1【アイドルマスター シャイニーカラーズ】 ◯小宮果穂 1/1【アカメが斬る!】 ◯タツミ 1/1【アサルトリリィ】 ◯二川二水 1/1【あにまん掲示板】 ◯ヴィラン壊理ちゃん 1/1【アルカナハート】 ◯愛乃はぁと 1/1【ヴェノムひろしの昼飯の流儀】 ◯ヴェノムひろし 1/1【ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突】 ◯アブソリュートタルタロス 1/1【ウルトラマンX】 ◯大空大地 1/1【ウルトラマンネクサス】 ◯千樹憐 1/1【エアプゴードン】 ◯ゴードン 1/1【おいでよ_魔法少女村(不法占拠)】 ◯苫小牧 1/1【からくりサーカス】 ◯フランシーヌ人形 1/1【ぐ~チョコランタン】 ◯ジャコビ 1/1【げんやとわし】 ◯半天狗 1/1【コードギアス 反逆のルルーシュR2】 ◯モニカ・クルシェフスキー 1/1【サイボーグ009】 ◯島村ジョー(009) 1/1【ジョーカー】 ◯アーサー・フレック 1/1【セブンスドラゴン2020-Ⅱ】 ◯チェルシー(オタクスタイル♀) 1/1【セブンスドラゴンⅢ code VFD】 ◯アリカ(ノーティスタイルA♀) 1/1【ソードアート・オンライン】 ◯ユウキ 1/1【テイルズ オブ シンフォニア】 ◯ロイド・アーヴィング 1/1【テリファー】 ◯アート・ザ・クラウン 1/1【トップハムトット狂】 ◯ハムプリンセス 1/1【バイオハザード ヴィレッジ】 ◯オルチーナ・ドミトレスク 1/1【キン肉マン】 ◯バイコーン 1/1【フェイクドキュメンタリー「Q」】 ◯荒木 1/1【ブラックロックシューター(楽曲)】 ◯ブラックロックシューター 1/1【フルメタル・パニック!】 ◯相良宗介 1/1【ブレイブウィッチーズ】 ◯雁淵孝美 1/1【ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮】 ◯サザンドラ(命の声) 1/1【モブサイコ100】 ◯最上啓示 1/1【ヤニねこ】 ◯ヤニねこ 1/1【ラブラブスクールデイズ】 ◯桜咲マキナ 1/1【るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-】 ◯比古清十郎 1/1【亜人】 ◯佐藤 1/1【異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件(漫画版)】 ◯リュシア 1/1【異世界ひろゆき】 ◯ひろゆき 1/1【英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~】 ◯イングリス・ユークス 1/1【仮面ライダーW】 ◯園咲霧彦 1/1【仮面ライダーアギト】 ◯津上翔一 1/1【仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏】 ◯間宮陸(大人) 1/1【仮面ライダーセイバー】 ◯富加宮賢人 1/1【仮面ライダードライブ】 ◯詩島剛 1/1【仮面ライダービルド】 ◯万丈龍我 1/1【仮面ライダーフォーゼ】 ◯朔田流星 1/1【仮面ライダーリバイス】 ◯五十嵐一輝 1/1【仮面ライダー龍騎】 ◯秋山蓮 1/1【魁!!男塾】 ◯男爵ディーノ 1/1【監獄学園】 ◯諸葛岳人 1/1【機体&パイロットが時空震動に巻き込まれるスパロボZ】 ◯スティング・オークレー(元ゲイナー) 1/1【機動戦士ガンダムSEED DESTINY】 ◯レイ・ザ・バレル 1/1【駈斗戦士 仮面ライダーズ 超変身ギャグ外伝!!】 ◯仮面ライダー龍騎(竜生) 1/1【劇場版名探偵コナン 14番目の標的】 ◯沢木公平 1/1【劇場版名探偵コナン 迷宮の十字路】 ◯西条大河 1/1【結城友奈は勇者である】 ◯犬吠埼樹 1/1【月光条例】 ◯オオイミ 1/1【鋼の錬金術師】 ◯ロイ・マスタング 1/1【薩摩ホグワーツ】 ◯薩摩ホグワーツの生徒 1/1【斬魔大聖デモンベイン】 ◯ティベリウス 1/1【灼眼のシャナ】 ◯坂井悠二 1/1【女の子になりたい】 ◯ボク 1/1【推しの子】 ◯星野アイ 1/1【動物戦隊ジュウオウジャー】 ◯バングレイ 1/1【爆竜戦隊アバレンジャー】 ◯仲代壬琴 1/1【魔法使いと黒猫のウィズ】 ◯アレイシア 1/1【未来戦隊タイムレンジャー】 ◯ブラスター・マドウ 1/1【遊☆戯☆王5D's】 ◯牛尾哲 1/1【遊☆戯☆王ARC-Ⅴ】 ◯ユート 1/1【遊☆戯☆王ZEXALⅡ】 ◯アストラル 1/1【裏バイト 逃亡禁止】 ◯黒嶺ユメ 210/210
https://w.atwiki.jp/gods/pages/51961.html
ユーニウスブルートゥス(ユーニウス・ブルートゥス) ギリシャ神話に登場する人物。 暴動の主導者。
https://w.atwiki.jp/rainbowdream/pages/57.html
ユーリ プロフィール 誕生日 氷ノ月(1月)3日 血液型 O型 出身地 アルルイード村 好きなもの 歌うこと 嫌いなもの 目立つこと デート会話 ※現在デート未実装 特殊話題 話題名 入手先 注意事項 ??? ??? 未実装 風の精霊のような歌声 ジェイビーとデート時、最近のこと ユール友情段階2になっていれば必ず入手 アルルイード村 ハルとデート時、最近のこと ランダム発生※ユーリ友情段階2以上 ??? ??? ??? ??? 未実装 デートイベント 友情段階更新 + 友情イベント1 友情イベント1 宿屋に舞台を設置していることが条件 雇用時にユーリを選択→大通り→接客 + 友情イベント2 友情イベント2 ジェイビーとデート時、最近のことを聞く 牧場方面→別日に再び牧場方面 + 友情イベント3 友情イベント3 友情度を上げる→週末に接客 恋愛段階更新 デートで受け取れる贈り物 + ユーリからの贈り物 ???
https://w.atwiki.jp/fxshouken/pages/174.html
ユーロ 米ドルの避難通貨として人気、第二の基軸通貨として存在感高まる ユーロは欧州をひとつに統合するという理想のもと、EU(欧州連合)加盟のなかの12ヶ国それぞれ発行されていた通貨を統一するために、創設された通貨である。その前身となるECU(エキュ)という通貨を10年以上にわたってテストし、1999年に正式にスタートした。当初の11ヶ国から、2001年にはギリシャ、2007年にはストロベニア、2008年にはキロプス・マルタがユーロを導入して、現在は15ヶ国となっている。将来的にもユーロ導入国は増加する傾向にある。 EU全体でみれば、人口は米国の約2倍、経済規模でも米国に肉薄する大きさだ。そのためユーロは、第二次大戦後ずっと世界の基軸通貨の役割を果たしてきた米ドルに次いで第二の基軸通貨として期待され、その存在感は日を追うごとに増してきている。実際に、各国中央銀行の外貨準備の対象として組み込まれたり、国際的な資金の決済を行なう場合にユーロを使う動きもみられる。これは米国が政治的に偏りがあると見られる向きから、このリスクを避けたいという各国中央銀行や投資家の思惑も含んでいるからだろう。 ユーロ圏の金融政策は欧州中央銀行(ECB)で一元的に管理されている。しかし加盟国によって、その財政規模やインフレ状況など各国の実情は異なり、また政治的な統合プロセスや各国の内情の違いなどで、不協和音が流れることも少なくない。それがユーロにもネガティブな影響を与えることがある。 またユーロ圏の経済規模のうち、ドイツ・フランス・スペイン・イタリアの4ヶ国だけで全体の約80%を占めている。そのなかでも中心的な地位を占めるのがドイツであり、ドイツの状態を見ているだけで、ユーロ圏全体の大体の様子をつかむことが出来る。 なお、基軸通貨である米ドルを絡めない通貨ペアのことを「クロス通貨」というが、外国為替市場で取引される通貨の量は、米ドル・ユーロ・円の順で上位3つを占めるため、ユーロ/円はクロス通貨の代表的なものといえる。 ユーロ政策金利 ユーロ圏でも2001年の米国同時多発テロの影響を受け、段階的に2.0%まで金利は引き下げられたが、2005年からは経済成長率が上向きのため、4.0%まで引き上げが行なわれた。インフレ目標は導入していないが、インフレ阻止を目的に掲げているため、多少のことでは、多少のことでは金利引き下げに慎重だ。 ユーロ取引のポイント ユーロ/ドルとドル/円の値動きをチェック ユーロ/円の値動きを考えていく場合には、ドル/円の値段とユーロ/ドルの値段の両方を見ていかなければならない。なぜならユーロ/円の値段は、米ドルに対する円の価値と、ユーロに対する米ドルの価値で決まるからだ。 つまり、1ユーロ132円というレートはドル/円=100円とユーロ/ドル=1.3200というレートの掛け算から出てくる。1ユーロが1.3200ドルであって、1ドルが100円だから、1ユーロあたりの価値は、1.3200×100=132円となる。 例えば、米ドルが円に対して1%安くなったとしても、ユーロが米ドルに対して1%高くなれば、ユーロ/円のレートは変わらないことになる。 「FX取引の王様」といわれる通貨ペア 基軸通貨のドルと第二の基軸通貨となりつつあるユーロで、外国為替の全取引量の約3分の2を占める。そこで、ユーロ/ドルの動きがすべての通貨の動きに関わってくるので、目を離すことはできない。いわば数ある通貨ペアのなかでも、ユーロドルは「外国為替取引の王様」として君臨している。 ユーロ/ドルは、1ユーロに対して米ドルいくらかで表される。「EUR=1.3200」という為替レートであれば、1ユーロを1.32米ドルと交換できるということを指す。数字が大きくなればユーロ高、逆に数字が小さくなればユーロ安ということになる。 トップページへ
https://w.atwiki.jp/yuki158/pages/14.html
🎩 🕶️ <ユーキの名言心にきざめ〜> アドバイスした方は気持ちいいと思うんじゃね? 2024/9/14ライブにて(なぜみんなアドバイスしたがるのか分からん)とのコメントに対し「アドバイスした方は気持ちいいと思うんじゃね?」と謎回答をする そしてどこぞのビジネスモデルから引用し「求められてないアドバイスはウザがられたり反感買ったりしてトラブルの元になる。 アドバイスっていうのは、求められたらするというのが基本で、求められてないアドバイスを勝手にしちゃうのは余計なお世話になる可能性がある」とのこと ユーキは以前から何度も街コンや婚パ、マチアプの運営会社や婚活女性に勝手に問題を指摘し改善アドバイスしているが、これこそ余計なお世話なのではないだろうか? あ~(車)ぶつけたかもしれんな アプリの女性と顔合わせした際、駐車場が狭く混んでいたことから「あ~(車)ぶつけたかもしれんな~」と独り言のように発言。 初対面の男に冗談か本当かもわからないテンションでこう言われた女性はリアクションに困っていた。 なお、ユーキが熱心に視聴している野原すすむ氏のアドバイス内容(女性と始めて会った時には独り言をボソボソ言って相手を不安にさせて、お店に入店してからまともな男性であることを見せつけて落とせ)を愚直に守ったのだろうと推察されている。 婚活界の井上尚弥 リアルさんとのコラボ配信中に、オナ禁するとモテるらしいからオナ禁してマッチング率を上げようと頑張っていた話をしたところ、リアルさんが大爆笑してしまい、しばらく言葉を発することができない状況に陥ってしまった。 ユーキはこのことをKOしたと表現しており、自分を「婚活界の井上尚弥」だと自慢げに言っていた。 非モテ生存戦略 非モテが女性に舐められないよう無駄に媚びへつらったりせず、脈無しだと判断したら即切って次に行くというもの。 ちょっと何言ってるかわからない。 ブサ↑メン 「ブサメン」という単語を発するときのユーキ特有のアクセント。 ちなみにコーキも同じアクセントで「ブサメン」を発する。 タカシッパ?、あー、中川家のお兄ちゃんに似てる人でしょ? 視聴者からタカシ8について聞かれた際の発言。 ユーキの認知ではタカシ8は中川家のお兄ちゃんに見えているらしい。 ただ、どちらかといえば礼二の方が体格的には近いので、剛を弟と勘違いしている可能性もある。 金がない ユーキが行動を起こさない鉄板の言い訳。他責思考が如実に表れる金言。 その割に外食や出前は平気で行い、金を貯める努力は行わない。 余談だが、そんなに金がないんなら結婚なんかむりぽ。 RM氏の夜の誘い(おごりなのに)もこれを理由にことわった。 非モテ英才教育 ユーキが待ち望んでいる子ども。もし子どもができた際、低身長男子が生まれることに不安がないのか?とのリスナーの質問に対する答え。 もし低身長男子が生まれても、自身の非モテ経験を生かして非モテ男子にならないよう教育するとのこと。 次のような教育とのこと「教師の言うことは聞くな、あんなもん聞く必要はない。だいたい先生の言うこと聞かないやつの方がモテる」「女の子に優しくするな!軽く扱うくらいがモテる」 「その英才教育をまず自分に施せよ!」と視聴者は思った。 はっきり言います。普通のサラリーマンより風俗嬢、キャバ嬢のほうが社会的ステータスは上です。 ライブ配信中の発言。38歳にもなって職業で社会的ステータスが上だの下だのって...いかにも彼らしい発言である。 うだつがあがらない ユーキがよく言っているフレーズ。 最近の人はあまり使わない表現だと思うが、百戦錬磨の非モテであるユーキはよく使う。 突フェ 突然のフェードアウト。 徐々にじゃない、突然。 女心は秋の空ですか? ユーキ流にいうと魔法が解けた。 コーキ流にいうと我に返った。 しゃけい 写経(しゃきょう)のこと 百戦錬磨の非モテ ユーキ氏がよく使うフレーズ。 婚活で様々な苦難を乗り越えてきたのだろうと思いきや、アプリポチポチ、街コン参加、相談所入会するも全く女性に相手にされなかっただけである。 俺たち非モテは〜 ユーキ氏の感情が高まった時にしばしば発せられる。 「俺たち」が視聴者なのか頻繁にDMをくれるファンなのか非モテ軍団なのか誰を指した言葉なのか定かではない。 可能性はゼロじゃねぇじゃん 自分自身が国宝級キモメンであることは自覚しているものの、改善する努力はしない。 そんな非モテであっても婚活を続けていれば、いつかはありのままの自分と結婚してくれる女性と出会えると思っている。 ※以下AIによる分析 ASDの人は物事の発生確率を正しく推論することが難しい場合があります。 ASDの人は、確率や統計的な概念を理解するのが苦手な傾向にあります。具体的には以下のような特徴があります 確率的な思考や推論が苦手で、物事が起きる確率を正確に判断できない 偶然性や不確実性を受け入れるのが難しい 因果関係を理解するのが難しく、偶然と必然を区別するのが苦手 これらの特徴から、ASDの人は物事の発生確率を正しく推論することが難しいと考えられています。確率的な概念の理解が苦手なため、現実の不確実性に適応するのが難しい面があるのです。 婚活歴15年以上 なぜか、婚活歴15年以上を誇らしげに語る。受験に例えるなら、浪人歴15年以上ということと同じで1ミリも誇れることではないのだが、世の中の価値観と大幅にズレている。 いいのがないんだよね 婚活パーティを検索する時のユーキの口癖。 20代女性が参加対象であり、女性側の参加費が高いパーティが「いいパーティ」 俺〇〇嫌いなんだよね〜。 他者からの言葉やアドバイスをとにかく否定したい時にユーキ氏がよく使うフレーズ。言葉の意味や内容が分からなくても反射的に使ってしまう場合も多い。ユーキ氏の何でも否定する癖と知ったか振りをする癖が合わさっている非常にユーキ氏らしいフレーズである。 変化球は練習すれば投げられるが、直球は生まれもった才能である ユーキが時々持ち出す島田紳助の言葉である。 この言葉はユーキが婚活に用いるトーク力の例え話で使われ、自分は生まれもって女性と話す「馬力」があり、女性と話すテクニックをいくら磨いても無駄と考えユーキの努力をしない為の口実として使われている。 キャッチボールが出来ないのに、変化球も速球も語る資格がないことを忘れている。 「何をやったか、じゃなくて誰がやったのか?」理論 低身長キモメンと高身長イケメンが同じことをやっても、前者は許されないのに後者は許されるという、ユーキがこの世の真理だと信じてやまない考え。簡単に言えば、「イケメンは何をしても許される」という僻みである。また自らの努力不足を正当化する場面で使われる。 「俺は小さい頃からこの生え際だから禿げてない」理論 視聴者から禿げているのではないかと指摘された時に、「俺は小さい頃から生え際に変化はなく後退していないから禿げてない」と自論を展開した。その後本人は腑に落ちないようではあったが、視聴者の意見が珍しく取り入れられ背負っている十字架に追加された。 某視聴者から「子供の頃からハゲかけていたから卒業アルバムのランキングでパパっぽい人1位になったんだろ~」とコメントされていた。 涙の真実 ユーキが非モテならではの現実を突きつけられた時に使う悲しみを表す言葉。「涙ちょちょぎれ」と発するする事もある。 しかし、視聴者には真実でもなんでもなく当たり前の事を言っているだけなのでユーキの無知さ、感覚のズレを露呈してしまう事になる。 (追記)ちなみにユーキは英語でいうこともあり、その際はティアーズ オブ トゥルー(真実の涙)と誤訳する。 (^^) 女性とのメッセージのやり取りでユーキ氏が多用する顔文字。 「また会いたいです(^^)」 「会ってみて印象違いました?(^^)」 ASD関連のチャンネルを研究のため見ておりますが、以下のASDの方も投稿文章にほぼ必ず(^^)及びそれに類する顔文字を使用しています。もしかすると、ASD特有の何かが原因となっているのかもしれません。 http //youtube.com/post/UgkxU9KgA8oSU13gaKmL4ua-JKmfxYXZ0HqD?si=Ll-DQ8wM0nOB0vA6 「医療関係で働いてます」 ワンチャン婚活女性に医者と勘違いさせるため、婚活女性に職業は何ですか?と質問された時に返す常套句。 アプリになると年収を1000万と偽るなど悪質である。 ただミラージュに乗り込む後ろ姿の写真をプロフに載せるなど詰めの甘さを見せる。 別バージョンは「病院で働いています」 「あ〜ら、よっと」 伝説のコーヒー事件で女性を待ち合わせ時刻よりも15分遅れて到着し女性からコーヒーを奢ってもらってもよろしいかしらと言われたにも関わらず意図を理解できず着席してしまう時に思わず発してしまった名言。 「へぇ〜、すごいなぁ。」 ユーキ氏が伝説のコーヒー事件で女性との会話の際に多様したリアクションである。その他にも「すげぇなぁ。」「すごいっすね。」などがある。この顔合わせでの会話をユーキ氏は75点と高得点を付けていたので、これはユーキ氏の考える女性が最高に喜ぶリアクションなのだろう。 「へっへっへ」 DT臭が漂う非モテの不気味な笑顔。誰をも不快にし嘲笑うような態度に腹が立つ。 「お疲れ様です」 ユーキチャンネル始まりの挨拶。 「あいさつ運動実施中」の成果によるものと思われる。 「お疲れ様でした〜ん♪」 平静を装いたいときに使う。 「ビ、ビビってねーし」 クラクションを鳴らされてもビビってないことをアピールするときに使う。実際は、ビビっているが。 「頑張るぞ、オー!✊」 頑張りたいときに使う。オーのときに拳を突き上げるのがポイント。言う前にキョロキョロするとなお良し。👀 https //youtube.com/shorts/pqvJOLyzCY4?si=Qf8BFl_cIAS-6vWJ 「実物の方がいいっすね」 マッチングアプリのプロフィール写真より実際の相手の見た目が良かったら言う。初回顔合わせ時に女性の目の前で言うのがポイント。 もちろん、非モテから言われた女性は「キモっ」としか思わない。 「い↑る↓んだよね〜、こういう人」 こういう人がいるときに使う。いるのイントネーションが独特。何者かへの不満を言いたいときによく使われる。 「非モテブサメンでもレベルの低い女性なら付き合える」 恋愛未経験を疑われれば出てくる言葉。 非モテ男性が妥協してるのだから当然非モテ女性も妥協してるだろうという理論。 「人からされて嫌なことは人にする」 リアル氏との対談で出てきたユーキの名言。あまりものクズ発言にリアル氏は笑いが止まらなくなり、崩れ落ちた。 「友達は川口春奈が好きだと言っていた」 ライブにて「好きな芸能人は?」という視聴者からの質問に対しての発言。もちろん質問者はユーキ氏本人の好きな芸能人を聞いているのだが、何故か突拍子もなく友達の好きな芸能人の名前を挙げていた。ユーキ氏曰く「話を広げるためのテクニック」とのことだが直前に友達の話が出ていたということもなく、完全に会話の流れガン無視の意味不明な回答である。 その他発言集 「俺もミーハーだから、芸能人のスキャンダルとか好きなのよ。1番好きなのが、イケメンの失脚ね。」 「看護師は白衣の天使なんていわれますけど、そんなやつ1人もいない、みんな堕天使だわ。」 「タバコとユーキどっちが好き?って言って、それでもやめれないならもうダメ。お口が寂しいのとかいって、タバコ吸いそうになったらチューすれば良いんだよね」 「浮気したときさー、なーんで男だけ責められるのかな?って思うわけ。女性の方は殆どペナルティ追うこともなく、おかしな世の中だなって。」 「おおぅ、羨ましいよ俺は。綾野剛になりたい。」 「30過ぎで結婚すれば良いって思ってる女性ねー。うちの妹もそうだけど。男心が分かってないねー。」 「高身長女子は俺好きよ。165なんて1番好きよ。165の女性って1番バランス良くない?」 「不器用なだけ、喜びを上手く表現できないの。」 「でも道重さゆみと紺野あさ美、一緒じゃん。」 「1年くらい通えば、俺みたいにツルツルになるから。」 「すんげードブスにはイイねしないよ?」 「高身長の女子ってガリガリの貧乳が多いよね。もうびっくりしたもん、俺の方が巨乳だもん。」 「なるべくあのーグルテンフリー、グルテンも抜こうと思ってるのよ。グルテンってのは麺だよね。うどん、パスタ、ラーメン、パン。ま、パン食ったけど今日。食うとしたらソバ、か玄米。」 「おれ、イケメンの成功者が1番嫌いなのよ」 「膝枕ですか?膝枕好きですよ。されたことないけど。」 「お尻フェチの男性って大きいのが好きな人多いんだけど、俺はそうじゃない。ちっちゃくてプリッとしてるのが好きなんすよ。ちっちゃくてコンパクトにキュッてまとまってるやつ。」 「これどうせフラれるんだろうなーっと思ったんで、その最後のデートの時にもうめちゃくちゃ触ってやったんすよ。おれ二の腕大好きなんで。マジで嫌そうな顔してましたからね。でも関係ないから。触ってやりましたよ( ̄+ー ̄)」 「円安って1ドルいくらくらいだっけ?360円とかだっけ?」 「ナンパかと思った?まぁナンパみたいなものかヘヘヘ」 トップページ
https://w.atwiki.jp/homuhomu_tabetai/pages/2392.html
作者:q7W7dP+DO その1 ジャンル:ほむ種コロニー バトルロワイヤル 独自設定 管理社会 箱庭 感想 すべてのコメントを見る