約 1,481,687 件
https://w.atwiki.jp/teltel55/pages/351.html
蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT ●8点 TVシリーズ本編の1年前に位置するエピソード。 敵との戦いの準備が整うまでの囮となった少年少女たちを描く。 1時間放送であったが、その内容の濃さは、1クールくらいできそうなほど。 非常にハイテンポで詰め込みすぎな印象はあるものの、見せるべき場面と与えるべき情報はしっかり制御されており、 決して舌足らずになっていないのは脚本家の手腕か。 主人公とヒロインの心の動きのみに的を絞っているのが潔く、また効果的だった。 ショッキングな内容なのに、爽やかな後味が残る青春群像に仕上がっている。 悲劇性の演出があざとい、主人公が達観しすぎているなど、好みに左右される部分も大きいが、 そもそもファフナーという舞台装置が悲劇しか作れないようになっていることと、 主人公の成長を描けるほどの尺がないということを鑑み、許して欲しい。 本編を見てなくても問題はない。というかこちらを見てから本編へ移行するのもあり。 その際は前半部は総集編DVDで見るのがいい。でないと落差にがっかりする。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33455.html
登録日: 2016/01/07 Thu 00 58 55 更新日:2024/07/19 Fri 21 12 42 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 EXODUS どうしてこうなった どうしても一緒に歌いたかった なんでこんな曲歌った!言え!なんでだ! キャラクターソング シャイニー☆ シャイニー一騎 スタッフ大暴走 スターチャイルドレコード デュエット ビジネス総士 ホモ 世界中がシャイニー☆ 公式が病気 公式もシャイニー☆ 同化用BGM 喜安浩平 堂馬広登プロデュース 極めてテクニカルな曲 歌で同化する 珪素100%(後期) 珪素50%(前期) 皆城総士 真壁一騎 石井真 祝福用BGM 竜宮島は今日も平和です 胃薬 蒼穹のファフナー 太 陽 と 月 な ら 最 高 に な れ る さ ( ゚д゚)_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ PC /  ̄ ̄ ̄ 世 界 中 が shinin' ☆ ( ゚д゚ )_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ PC /  ̄ ̄ ̄ 世 界 中 が smiley ★ ( ゚д゚) / ヾ_L| / ̄ ̄ ̄/_ \/ PC /  ̄ ̄ ̄ 世 界 中 が シ ャ イ ニ ー ☆ *゚゚・*+。 | ゚*。 。∩ * + (・ω・ ) *+゚ *。ヽ つ*゚* ゙・+。*・゚⊃ +゚ ☆ ∪ 。*゚ ゙・+。*・゚___/ ̄ ̄ ̄/_ \/ PC /  ̄ ̄ ̄ 『マークザイン』 『マークニヒト』 『ツインドッグデュエットエンゲージ!!』 君は知るだろう―― もし君がこの曲と出会うなら、それが君の運命となる。 僕の名前は皆城(ビジネス)総士。 君がこの項目を読む時、もう僕はこの曲を歌いきっているだろう。 中の人の犠牲によって成し遂げた収録―― それを強行してでも求めたものとは何だったのか。 未知の新曲が新たなお仕事と共に訪れたその日、 僕らの最高な時間が始まった。 太 陽(たいよう) と 月(つき) 作詞:椎名可憐 作曲・編曲:折倉俊則 歌:真壁一騎(CV:石井真)&皆城総士(CV:喜安浩平) 西暦2015年。アニメ作品『蒼穹のファフナー』はほぼ十年越しにシリーズ復活を遂げた。 題して『蒼穹のファフナー EXODUS』は往年のファンは勿論、新たな世代の視聴者層をも獲得。 多くの犠牲が生んだ痛みと孤独、存在することへの喜びや祝福、繰り返し反転する希望と絶望、極めてテクニカルなangelaさんの挿入歌……決してそれらだけでは語り尽くせぬ本作の魅力もまた、全国のファフナーファンに理解されていくのであった。 そんな中、同年3月11日発売の『蒼穹のファフナー EXODUS』Blu-ray&DVD第二巻封入特典は、当初はドラマCDと予定されていた。そのはずであった。皆そうだと思い込んでいた。 ……ところが、である。 その一ヶ月前となる2月20日に、公式は一通の告知文を発表した。 第二巻の封入特典はドラマCDから一騎と総士のキャラクターソングに変更。 同ディスクにはこのキャラソンに関する前日譚をメインキャストによる座談会形式で収録するという。 何と、収録されるキャラソンは本作でツインドッグを張る主人公二人組のもの。 それは即ち、これまで一方が「やりたい!」と言い出してはもう一方に「やだ!」と撥ね付けられてばかりだった念願のデュエットが、実現するということを意味していた。 ファフナーファンは思った。 奪い奪われ、平和を譲られ、平和を長く保つために戦い、生存条件の厳しく極めて過酷な世界観で、蒼穹へ飛翔する二人をイメージしたキャラクターソング……それはきっと、まさに彼らを象徴する一曲であろう、と。 そして続く3月3日桃の節句、本作品のWEBラジオにて、その曲は先行公開と相成った。 その結果、ファンが抱いていた先入観は跡形も無く同化されてしまった。 太 陽 と 月 だ っ て 天 使 と 悪 魔 っ て 言 わ せ て お け ば い い さ イ ッ ツ オ ー ラ イ ♪ 流れ出したのは、アニメ本編とはまるで異次元の爽快なアイドルポップスだったのだ。 予想の斜め上を第二宇宙速度で飛んで行く所業に、ラジオを聴いていたファンは言葉を失った。 あまりにもポジティブ過ぎる歌詞をノリノリで歌い上げる一騎。 親友と同じく柄じゃないはずの曲を真剣にやはりノリノリで歌う総士。 一体どんなシナジェティック・コードを形成すればこんなテンションの変性意識になるというのだ。 歌の内容自体は二人のイメージに合っていると言えば合っているけれどもねえ…… ……と、記述しておいて何だが、実は一騎役の石井氏は企画の時点からこの曲の収録に加担していた。 この一騎ギルティの件について、詳しくは後述。 ただでさえシリアスな作風で一部の視聴者を胃痛に悩ませるファフナーシリーズ。 そこへ吹き込まれた一陣のキャッチー&ポップで極めてナウい風。それがこの『太陽と月』! 本編の超次元鬱展開への胃薬代わりに聴けばいい。それがこの『太陽と月』(念押し)!! 公式曰く某「タッキー&翼」のイメージ。それがこの『太陽と月』(さらにもう一発)!!! だがしかし、『太陽と月』がもたらした祝福はこれだけに留まらない。 というより本番はむしろWEBラジオで流された日以降のことである。 君は知るだろう。この曲に同化されることがもたらす更なる祝福を…… このように、一部分の初回披露だけで視聴者を驚愕させると共にその腹筋を同化さえしてしまった『太陽と月』であるが、上述の特典ディスクにはフルバージョンが収録されている。 勿論その同化能力はWEBラジオで流れた分の比ではないということを付け加えておきたい。 また、同年5月22日には真壁一騎・皆城総士・遠見真矢三名のキャラクターソングも同時発売。 更に12月30日発売の「蒼穹のファフナー EXODUS キャラクターソングアルバム」には一騎・総士のデュエットソング第二弾「存在と無」も収録されている。 ( ゚д゚)< お前は俺 俺はお前だ >(゚д゚ ) ( ゚д゚)/< 壁を壊し 形を変える >\(゚д゚ ) 虚無の彼方>( ゚д゚)/ \(゚д゚ )<存在の果て ふ た り な ら >( ゚д゚ )人( ゚д゚ )< 飛 べ る さ 『太陽と月』に味を占めたスタッフの悪ノリがやっぱり新曲にも反映されていたよ!!! だから何でこんなところにまで本気を出してしまうんだ。 そんなこんなな第二弾『存在と無』は、一騎の必殺同化喰いの際に発する台詞「お前は、俺だ。俺は、お前だ」をテーマにした、やっぱり一昔前感のあるテクノポップス調。 「お前探して叫ぶ 悲しい夢を見た」 「そばにいる ここに あれは遠い夢だから」 ……と、無闇に仲の良い二人の姿を歌い、ファフナーファンの涙腺と腹筋を同時に同化してくる。 真矢の『Moonflower』の次のトラックがこれだなんて残酷過ぎやしませんかね……? それにしても、プロの声優にこんな曲を歌わせる公式は一体全体何処を目指しているんだ。 それとも今ならここが楽園だと言えるのだろうか。言ってたまるか。 それでもこんなファフナー公式についていきたければ、ついていける奴だけついていけばいいんじゃないかなあ。 ※歌いながら戦うファフナーパイロットは滅多にいません。 ( ゚д゚)<石井 ~いいだしっぺ~ 爽やかな少年ボイスと高らかな歌唱力と犬の鳴き真似に定評のあり、声優界屈指のいじられキャラの石井真氏。 そもそもこの曲が作られることとなった発端は、氏がパーソナリティーを務める件のWEBラジオにおける、自身のバースデー企画での発言であった。 「喜安さんとデュエットしたいです!」 この一言は、氏の意図するところでは、 「イベントとかで総士のキャラソンの『terra』を一緒に歌いたい」 という程度のニュアンスであったらしいのだが、スタッフは、 「だったら一騎と総士のデュエットソングを作ってやんよ!」 と、大幅にやる気を漲らせてしまったのである。 そんなスタッフの気概に石井氏も全力で応えてしまい、喜安氏の許諾は二の次にしてノリノリで作曲開始。 その結果がこれである。今なら言えるだろう。 ど う し て そ う な っ た 。 そんな訳で作成されたこの世界観ジャーマンスープレックスホールドマキシマム。 石井氏は「僕にも責任の一端が……」だの「喜安さんは断ると思った」だのとゴニョゴニョ言い訳をしていたが、アニメ関連楽曲レーベルのスタチャにまで根回しすれば流石に喜安氏も断れなくなる、とは考えもしなかったのだろうか? ちなみにそんな石井氏も罰ゲームの一環で、番宣型フェストゥムの全身金ぴかマント&タイツで秋葉原のアニメイトに出現したことを鑑みれば、同WEBラジオの無茶振りの過酷さが窺えるだろう。 (;゚д゚)<喜安 ~ぎせいになったのだ~ 本楽曲の最大の被害者(?)である喜安浩平氏。 「歌わないことに定評のある~~」とか自分で言っちゃうくらいキャラソンが極めて稀少な喜安氏。 WEBラジオ第1回では石井氏のお願いをバッサリ断っていた彼も、配信元のスターチャイルドレコードを通じて仕事として依頼されたためか、断るに断れなくなってしまった模様である。 曰く、 「俺も被害者なんです」 「この間断ったばかりだった」 「石井真とスターチャイルドはズブズブの関係」 「今後スターチャイルドから仕事を貰うために受けた」 「『やりたい』と言い出したもん勝ちなんだよ」 このようにテクニカルな恨み節を残さざるを得ない仕事は極めて稀少に決まっている。 そして氏自身の声優としてのプロ根性と一種の諦観を滲ませた一言がこちら。 「これはビジネスです。ビジネス総士です」 よっぽど嫌だったんだろうなあ…… ( ・ω・)<反響 ~クロッシング~ 本項目を読むまで本楽曲について知らなかった方でも、もしかするとこれだけには見覚えがあるかもしれない。 「シャイニー☆」 そう、「シャイニー☆」である。 ファフナー・ザルヴァートルモデルマークザインが超次元めいた理解不可能現象をやらかす度に動画コメントや実況スレなどに溢れ返っていたこの「シャイニー☆」…… お察しの通りだが、何を隠そう、元ネタはこの『太陽と月』である。 WEBラジオでの放送のほぼ直後、地上波ではファンの間で伝説となりつつある『EXODUS』9話「英雄二人」が放映されたのであるが、その内容が(WEBラジオ視聴者の中で)著しく本楽曲と一致してしまい、尚更腹筋を同化されてまともに観れなくなるというクロッシング現象が相次いで発生したのだ。 長距離極太光線はお手の物、同化された仲間も治してしまう、万能魔法杖と化したルガーランス。 地上を同化結晶で覆い尽くしたと思えば広範囲の人類軍兵士を救命するし、何か宙に浮いてビーム乱れ撃つぜしているかと思えば全弾精密射撃だし、ニヒトに砲撃かまそうとしていたリヴァイアサン型は体当たりがてら美味しく頂いてしまうし。 神々しくピカピカ光を放つザインはまさに、「世界中がシャイニー☆」 ……それしか言う言葉が見つからない。 ニヒトもニヒトで、全方位電撃散布で雑魚を一掃するわ、皆城ドーナツことチャクラム型ワームカッター習得するわ、同化ケーブルで艦砲ぶっぱするわスカラベ型乗っ取るわ(皆城パスタ)、魔王(変性意識:獰猛かつ飽くなき支配欲)と化した総士のドSっぷりも相俟って、怒涛の如き暴れっぷり。 ちなみに総士はこれが初陣である。……ディアブロ型にコクピット刺されてティンティンホライズーンのはずなのに平然としているとか本当に総士くん「痛み」に慣れすぎ。 どう見ても共闘を名目にやりたい放題暴れたい放題の天使と悪魔にしか見えない二機のザルヴァートルモデルに対し、ファンは思った。 「この間の『太陽と月』……今回のための布石だったか!」 実際の歌詞は「世界中がshinin'(シャイニン)☆」となっているのだが、ファンは最早全く気にも留めず、あろうことか制作スタッフや公式twitterも『シャイニー☆』と垂れ流す始末。 駄目だもう手に負えない。 ……もう「世界中がシャイニー☆」でいいんじゃないかな……? ∩( ・ω・ )∩<総括 ~シャイニー☆~ 本楽曲が収録されている特典ディスク。 前トラックに当たる声優陣の座談会はむしろ、余計に困惑を誘いかねない配慮を帯びていた。 当事者じゃないのにその座談会に放り込まれた石川由依女史(水鏡美三香役)は、「ここまで人を笑顔にする曲って、素晴らしいなって」「思わず口ずさみたくなるようないい曲」「広登の番組で流して貰えればいい」「ファフナーの展開で軽く落ち込んでいた時に聴いたら元気が出た(要約)」とフォローしているが、それは勿論「ファフナーを抜きにすれば」の話である。 そう考えると、後の松本まりか女史(遠見真矢役)の「……イッツオーライですか?」という問い掛けに対して(別に投げ掛けられている訳ではないけれども)、我々ファン一同も苦笑いで答える他あるまい。 『太陽と月』……石井氏とスタッフの悪ノリと、喜安氏の苦渋の決断によって誕生したこの一曲。 本楽曲によって我々にもたらされた祝福は計り知れない。 さながら地球に新しく到来した純粋ミールのように、今の我々にはどうしようもない・どうにもならないネタとして、心の中に息づいていくことだろう。 せめて喜安氏の心に平穏が在らんことを祈る。 世界中がシャイニー☆ 世界中がスマイリー★ *゚゚・*+。 \ \ | / / | ゚*。 \ \ | / / 。∩ * \ / + (・ω・ ) *+゚ |∩( ・ω・)∩| *。ヽ つ*゚* / ヽ |ノ \ ゙・+。*・゚⊃ +゚ / (⌒つ^) \ ☆ ∪ 。*゚ / / | \ \ ゙・+。*・゚ / / | \ \ こうして僕らは滅びのアニヲタから旅立った。 新サイトへ。 添付画像の削除も知らず、生まれ出づる項目達を追記・修正出来ると信じて。 何もかもシャイニー☆にする編集が今、始まった。 「これが俺の祝福だ!」(ご満悦) (げんなり) 「……皆城くん、どうして一騎くんを止めてくれなかったの?」 _,._ !!?? Σ(゚д゚;) 「僕だって被害者なのに、僕だけ遠見に怒られた。不公平だと思わないか」 「何の話だよ?」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成者乙です~ てか項目のテンション高杉ww -- 名無しさん (2016-01-07 01 07 11) 皆城くんあやまって -- 名無しさん (2016-01-07 01 24 36) 不公平だと思わないか -- 名無しさん (2016-01-07 01 56 13) 何の話だよ? -- 名無しさん (2016-01-07 02 00 50) どうせ みんな シャイニー☆ -- 名無しさん (2016-01-07 05 49 24) 珪素系男子で歌ってほしい -- 名無しさん (2016-01-07 06 46 18) そそられる名前だな。ゾクゾクするよ。 -- 名無しさん (2016-01-07 07 10 56) ↑2 操「ねー総士オレも」 -- 名無しさん (2016-01-07 07 44 19) ↑ 甲洋「来主、君の出番はまだ早い。」 -- 名無しさん (2016-01-07 08 08 46) ↑ジョナミツ「俺を忘れていないか」 -- 名無しさん (2016-01-07 09 03 31) ↑3 剣司「お前は甲洋と歌ってろ」 それはそうと、ぺなるてーとして、石井氏には鈴村氏とデュエットしてほしい。UX的に。 -- 名無しさん (2016-01-07 09 08 04) ↑↑ナレイン「私もいるぞ」 -- 名無しさん (2016-01-07 09 20 47) ↑3 エメリー「私もいるよ」 -- 名無しさん (2016-01-07 09 24 06) ↑3 UX的には9話のシャイニー☆とUX39話のエモーショナルが容易に被って困るので石井氏+鈴村氏+初音ミクのトリオでこいw -- 名無しさん (2016-01-07 09 32 43) ↑それナイス!! -- 名無しさん (2016-01-07 09 35 41) 俺は太陽、お前は月……つまり最強のフュージョンということか -- 名無しさん (2016-01-07 10 51 06) 広登「この曲どうですか、先輩!」 -- 名無しさん (2016-01-07 12 12 40) ファフナー、輝いてるぅ!! -- 名無しさん (2016-01-07 13 38 20) 歌いながら戦うファフナーパイロット←これって誰かいたっけ? -- 名無しさん (2016-01-07 19 50 52) ↑ 衛が歌いながら戦ったことあった気がする。 -- 名無しさん (2016-01-07 23 01 29) ただでさえファッションリーダーなのにこれまたテクニカルな要素をプラスされちゃって… -- 名無しさん (2016-01-08 00 07 42) 珪素DE5MEN(ジョナミツ込)でなんか歌ってほしい -- 名無しさん (2016-01-08 12 39 19) ↑ジョナミツ「見ろ!俺も踊れるぞ!英雄たちと一緒に!」 -- 名無しさん (2016-01-08 20 19 14) ついにここにも項目ができたかw -- 名無しさん (2016-01-09 02 11 33) ↑2「そのマイクは僕のものだ」と乱入してくる 元・アトランティスコア -- 名無しさん (2016-01-09 04 33 55) 僚「太陽と月~♪」 -- 名無しさん (2016-01-09 11 50 35) ↑宮野さんだったらノリノリで歌ってくれそうwwwつかカオス過ぎる(色んな意味で)www -- 名無しさん (2016-01-09 12 12 05) ↑石井さんに負けず劣らずの無駄にさわやかな声で歌いそうだw -- 名無しさん (2016-01-09 14 20 55) 人類軍「カズキマカベ!」⊃サイン色紙 -- 名無しさん (2016-01-09 22 41 58) ↑ 剣司「すまないが一騎はプライベート中なんだ。」 -- 名無しさん (2016-01-10 13 03 08) ↑プライベートと書いて、「子育て」と読むww -- 名無しさん (2016-01-10 15 48 56) ↑3 ???「WAWAWA忘れもn…ん?サインか? 俺が書いてやるよ。」 -- 名無しさん (2016-01-10 19 29 11) ↑4 つまりあの時一騎に銃を向けた兵士は「この銃にサインをください!」って意味で「カズキマカベ!」って叫んだのか -- 名無しさん (2016-01-14 08 21 32) キャラクターソングアルバムで新曲が出たぞwww -- 名無しさん (2016-01-14 12 15 02) これ加賀岬の人が建てたんだろどうせwwwwwwww(さっき気付いた) -- 名無しさん (2016-03-04 03 55 07) ↑25鈴村健一のシングルCDに月と太陽のうたってのがあってワロタ -- 名無しさん (2016-03-19 02 38 31) これがスパロボUXでの歌だったらでは駄目でしょうか? -- 名無しさん (2016-03-19 02 47 27) ゲキガンガー見たいにスパロボでもネタ枠としてbgm採用して欲しい -- 名無しさん (2016-03-23 16 54 19) 久々に項目見たが、カオス具合がパワーアップしてるwww -- 名無しさん (2016-04-27 00 22 22) 今度の続編でまたやるのかな -- 名無しさん (2018-01-19 13 46 54) この調子でいったら、そのうち、小野Dさんと、桑島法子さんで、古代と雪のデュエットラブソング作りそうだな……。ヤマト21xx系も、XEBECだし……。 -- 名無しさん (2018-06-12 07 50 21) 2021の総士生誕祭で生で聞いたけどめちゃくちゃ笑ったwww -- 名無しさん (2021-12-28 13 25 17) この歌が存在したからこそフェストゥムがマジで世 界 中 が シ ャ イ ニ ー ☆できただなんて説明したらみんな信じてくれるかな。 -- 名無しさん (2023-06-06 16 14 07) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/3931.html
登録日:2012/04/22(日) 17 16 08 更新日:2024/09/05 Thu 22 43 49NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 2009WBC Shangri-La angela アニソン アルバムにだいたい入ってる シャングリラ 名曲 涙腺崩壊兵器 神曲 空耳 良曲 蒼穹のファフナー 「Shangri-La」とはangelaの楽曲で、TVアニメ『蒼穹のファフナー』のOPテーマ。 本項では、同アニメのEDテーマであり、angelaの楽曲である「Separation」及び「Proof」についても解説する。 「Shangri-La」 作詞:atsuko/作曲:atsuko、KATSU/編曲:KATSU/ 歌:angela TVアニメ『蒼穹のファフナー』のOPテーマ。 ■単体としての評価 『蒼穹のファフナー』を視聴したことのないアニオタの中にも、この曲を知っているという者は多いだろう。 『蒼穹のファフナー』がパチンコとタイアップした際にCMで用いられ、知名度を高めたのは記憶に新しい。 angelaの高い歌唱力とメッセージ性が視聴者の心を惹き付ける良曲あるいは神曲である。 ただし、カラオケでの難易度はかなり高い。 高得点をたたき出すにはそれなりの歌唱力が必要だろう…。 ■TVアニメ『蒼穹のファフナー』のOPテーマとして 単体での評価も高いこの曲だが、その真価は『蒼穹のファフナー』を視聴した者のみが味わえる。 歌詞が実はアニメ本編の内容を凝縮したかのような内容であり、本編での主人公たちが抱える葛藤を上手に表現していると気づく。 タイトルの「Shangri-La」とは、James Hiltonの小説「Lost Horizon」の中に出てくる楽園の名前である。 竜宮島を運営する計画の名前は「アーカディアンプロジェクト」(arcadiaは理想郷の意)である。 タイトル一つとっても、この曲が『蒼穹のファフナー』のテーマであることを示している。 もしこの項目を見ているアニオタで、『蒼穹のファフナー』本編を見ていない人がいるなら是非見てほしい。 この曲の本当の良さが理解できることは間違いない。 OP映像には、実は本編の重大なネタバレが存在する。 以下、ネタバレのためステルス。※本編未見の人は絶対に見ないでください OP冒頭にて、本編中に「いなくなる者」と「生き残る者」がはっきり区別できる。 島の映像を背景に、子供たちが順に現れるシーン。 「いなくなる者」は画面手前に姿が動いていく。(島から離れていく) 「生き残る者」は画面奥に姿が動いていく。(島に近づいていく) 「Separation」 作詞:atsuko/作曲:atsuko、KATSU/編曲:KATSU/ 歌:angela TVアニメ『蒼穹のファフナー』のEDテーマ。 本編中、ほとんどの話のEDテーマとしてこの曲とそのアレンジが使われた。 歌詞は、1番と2番で歌われる視点が変わっている。 1番が「残された者」の視点、二番は「いなくなる者」の視点であると言われる。 特にアレンジ「Separation[pf]」は二番の歌詞で描かれる。 つまり、「Separation [pf]」がEDに用いられる話は本編で誰かがいなくなる話である。 翔子然り、甲洋然り……本編の鬱描写と相まってatsukoの力強い歌が視聴者の涙腺を崩壊させる。 もしかして:処刑用BGM 単体での知名度は「Shangri-La」に劣るが、曲の内容は決して劣らないだろう。 「Proof」 作詞:atsuko/作曲:atsuko、KATSU/編曲:KATSU/ 歌:angela TVアニメ『蒼穹のファフナー』15話のEDテーマ。 真壁一騎がモルドバ基地にてマークザインを再生させて、真矢(と溝口さん)と再会するシーンで流れだす。 フェストゥムの問いかけ「あなたは…そこにいますか?」に呼応するかのような「存在」にテーマをおいた曲。 マークザイン(ザインの意味は「存在」)の登場回に流れたのは偶然なのか意図的なのか…。 前の二曲に劣らない良曲である。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] カラオケで原キーを歌いきった後のやりきった感が凄い -- 名無しさん (2013-08-02 16 53 17) 激しい音階移動、広い使用音域、難解なリズム、連発される高音と、アホみたいに難しい曲。完璧に歌いきれる人はすごい -- 名無しさん (2014-02-19 09 32 22) ココア☆ソーダ☆クエン酸 -- 名無しさん (2014-04-12 20 38 33) Separationは若干コブシ効かせたら歌いやすい。 Shangri-Laha -- 名無しさん (2015-03-13 19 52 12) ↑ミス Shangri-Laは原曲キーだと喉が逝く。 -- 名無しさん (2015-03-13 19 54 03) この曲がなければ今の自分はいなかった。 -- 名無しさん (2015-10-26 12 22 14) Proofは隠れた名曲 -- 名無しさん (2015-11-06 11 29 57) 中島みゆきさんが歌っても良い感じだろうし、聞いてみたい気がするなぁ。 -- 名無しさん (2016-03-24 18 46 27) 「空想にまみれた」が何度聞いても下品な風に聞き違えてしまう -- 名無しさん (2017-08-14 09 24 42) ↑そう聴こえるように狙ってるのかも -- 名無しさん (2017-09-21 20 10 44) 日焼けは恐ろしや… 僕 ら は 目 指 し た -- 名無しさん (2017-09-21 20 20 21) 劇場版のタイトルがHEAVEN AND EARTHで略すとHAE=蝿だしエクソダスなんてそのまんまエ糞出すだし 決して糞アニメじゃないどころか神アニメなのに狙っているのか -- 名無しさん (2018-10-01 11 48 30) ↑神アニメだから、オシリスとホルスの親子神に祝福されてるんだろw -- 名無しさん (2019-08-25 07 55 43) 夢でkiss kiss kiss kiss kiss kiss -- 名無しさん (2022-08-03 21 11 59) 今年キンスパ最後これを大合唱。絶対DVDを買うのだ -- 名無しさん (2024-05-12 20 54 28) こっちくんな(切実) -- 名無しさん (2024-05-14 10 11 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kaeuta-matome/pages/2581.html
元ネタ:蒼穹(蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH angela) 作:ヤジオーディエンス 描け 隠された局部 ムラムラムラさせる 妄想はリアルを越えながら 君の中へ Let it be 見せろ オッパイも適当に描くものじゃなくて それぞれの成長 ひしめき合うFiction 全て愛嬌 どんな萌えも忘れちゃいない 規制が既成に変わりゆく前に 全てを描けずとも通じる 君の努力が胸を締め付ける 多くの偽善が君を悩ます 大丈夫 必ずそれは変わる 精が溜まって 人は選び 慰める 放つことで満足するだろう 信じるほど愚かじゃない 描け 隠された局部 ムラムラムラさせる 疾しさはまるで大義にすり寄るように 同調は君の不安をかき立てる 準拠しろと だけど Adjust you Adjust me Where is 双丘 それが人として駄目な事だと言うなら 何も知らず言っているようなものさ 四六時中 悶えたあの頃を 隠されたモノを見たかったあの頃を 共感した僕らは群がって 大丈夫 必ずそれは見れる Mark消し去って 初めてわきまえるのさ 憂えるのは堅物らしくて いとわしくて やり込めたくなる 描かれてた裸 ビラビラビラ 見せつけて それが僕らのいつものオカズと 見つくろう 正常な反応を紛らわせるCrap 善処しろと そして Disgust me Disgust you What is... What is... 隠された局部 ムラムラムラさせる 疾しさはまるで大義にすり寄るように 同調は君の不安をかき立てる 準拠しろと だけど Adjust you Adjust me Where is 双丘 精が溜まって Mark消し去って Needs高まって Works買い漁って 検索タグ その他ネタ アニメ フルコーラス ヤジオーディエンス メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/3935.html
登録日:2012/07/20(金) 21 12 31 更新日:2024/09/22 Sun 07 08 49NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 イドゥン フェストゥム マスター型 マークニヒト ラスボス 似人 否定 白鳥由里 真殿光昭 蒼穹のファフナー 『蒼穹のファフナーシリーズ』の登場人物(フェストゥム)。 CV 真殿光昭(青年時)/白鳥由里(少年時) ○概要 知能を有し、他のフェストゥムを束ねる司令塔の役割を果たす「マスター型」と呼ばれる特殊なフェストゥム。 EDのキャスト欄では「イドゥン」という名前でクレジットされているが、フェストゥムは元来「個」を確立させておらず、このイドゥン自身も「個」を望んでいないため実際は名無し。 作中で「イドゥン」と呼ばれることは無い。 同じくマスター型であるミョルニア同様、人の姿を取ることが可能で、普段は栗毛の青年の姿をしている(これは彼が同化した竜宮島とは別のアルヴィスのコアであった少年が成長した姿)。 自身が戦闘を行う際には巨大なスフィンクス型に近い形態へと変化(頭部には複数のペルソナがある)。周囲の物を同化し続ける。 人類の在り方を理解し共存を望んだミョルニアとは異なり、人類を同化もしくは殲滅の対象としか見ていない。 自身を含むフェストゥムの在り方も、あくまで北極ミールに帰属した全体で一つの「我々」である、という従来の形態に基づいて行動している。 ただしミョルニアと対峙している時、言葉を用いた「対話」による意思疎通を行ってしまっているなどイドゥン自身も望まぬ無意識の内に「個」「存在」といった概念を理解しつつある。 特にマークニヒトと狩谷由紀恵を同化した際に、彼女から「憎しみ」という感情のみを理解し、人類に対する憎悪の感情に染まってからは、人類との全面対決を望むようになった。 その立場上、本作の鬱展開や状況の悪化はだいたいコイツが絡んでいたりする。 TV版一期のラスボスにあたる存在。 ○主な活躍 『蒼穹のファフナー Dead Aggressor』 序盤、竜宮島とは別の島のコアを同化。 これ以降は上記の青年の姿で行動するようになる。 その後ミョルニアと同じくモルドヴァ基地に潜入。 マークエルフのコアを調査した後基地の情報を吸い上げたうえで多くのフェストゥムを呼び寄せ基地を攻撃。 自身もフェストゥムとしての姿になり人類軍のファフナー部隊を壊滅させたうえ「我々」から分岐し始めたミョルニアを同化する。 直後、その様子を目の当たりにした一騎の駆るマークザインと交戦し、同化現象の中に呑み込まれるが逃れる。(一騎とザインは同化現象の中に取り残されるが、一騎が「存在すること」を選び取ったことで生還した) その後しばらく姿を見せなかったが人類軍の技術士官を同化してマークニヒトの建造基地に潜入しており、最終調整中のニヒトに取り付き由紀恵の意識を保ったまま自由を奪い彼女の想い人であるミツヒロを殺害。 その光景を見せられた由紀恵の「憎しみ」を彼女ごと同化しニヒトを完全に奪い取る。 そしてニヒトを駆り竜宮島を襲撃し、その圧倒的な攻撃力で島を破壊。 先の戦闘で残されていたスカラベ型の根をも同期させて操り小楯千沙都、近藤彩乃、手塚一平を始めとした多数のAlvis職員殺害。 迎撃に現れたカノンのベイバロン、真矢のマークジーベンを戦闘不能に追い込み、マークアインのフェンリルで心中を図った道生までもを無慈悲に殺害。 最後には一騎のザインの追撃を振り切って総士をジークフリードシステムごと拉致し逃亡。 僅か数時間足らずの間に島と人々に大きな傷を刻み付けた。 北極での戦いにおいては総士から強引に聞き出した作戦によりフェストゥムを効率的に動かし優位に立ち、侵入してきた一騎たちを分断し自身もニヒトで剣司に襲いかかる。 しかし総士から聞き出した作戦に従ったことで知らずのうちに消耗戦を強いられ、戦況は停滞・不利へと変化。 やがてそれはフェストゥムが個を持たない「無」であったが故に知ることの無かった「自分が存在しているがゆえに味わう『痛み』」、そこに生まれる「自分がいなくなることに対する『恐怖』」、そして「今ここに存在していられることへの『喜び』」 ……かつて総士自身が体験し得たモノと同じ、「痛みという祝福」となってフェストゥムたちへと行き渡ってしまう。 そしてフェストゥムという全体の一部であるイドゥンも例に漏れずその「痛み」を理解してしまい、剣司や合流してきたカノンたちの攻撃によるダメージに耐えがたい恐怖を覚え敗走してしまう。 戻せ…… 我々を『無』へ、戻せええええ!!! その後、イドゥンはなんとか人類軍への攻撃に参加していたが、北極のミールの死によって存在する「個」という概念がフェストゥムに行き渡ったことで、イドゥンもまた「我々」としてのフェストゥムから切り離され完全に個を確立してしまう。 それでもなお脱出しようとしていた竜宮島部隊の輸送機に取り付きザインごと一騎と総士を同化し、無の世界に引きずり込もうとする。 だが、春日井甲洋の助けもあって存在する事を選んだ一騎達の意思に敗れ、イドゥンはニヒトごとザインに同化され消滅する末路を辿った。 私は、ここにいるうううう!! 彼が最期に叫んだこの言葉は、奇しくもそれまで自分たちフェストゥムが人類に投げかけ続けた「あなたはそこいますか?」という問いへの回答であった。 『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』 ザインに同化され封じられたマークニヒトがボレアリオスのフェストゥムによる干渉で解放。 イドゥン自身の人格は消えてしまっているが、ニヒトに搭乗した来主操は「憎しみ」を感じ取っており、イドゥンが同化したことによる影響は強く残っている模様。 ○他メディアにて ◆漫画(現津みかみ著)版 モルドヴァ基地を襲撃したあたりまでは原作通りだが、その後の展開が大きく異なる。 本作には狩谷由紀恵はおろかマークニヒトすら登場しない(よって道生は生存している)ものの、自らが個を確立しようとしていること、個を得ようとする竜宮島のミールを認めようとせず、竜宮島に単機で襲撃をしかける。 ちなみに、その移動中にミツヒロと原作では死亡していないヘスターを殺害した。 「私ハ認メナイ…」 「私ハ…モウ一ツノ我々ヲ認メナイ」 その後応戦に出た要咲良、近藤剣司、小楯衛を退けるが(しかし全員命は助かった)、皆城乙姫から「フェストゥムである意思を拒絶する選択をした」ことを指摘され、その言葉の意味を理解すること無く、駆けつけた一騎によって撃破された。 タッチダウンこそやらかさないものの、アニメ同様トラウマメーカーであることに変わりは無く、スフィンクス型の姿が目玉がギョロギョロしているわ頭の口から触手が出るわ度重なるダメージによりドロドロになっていくわで滅茶苦茶気持ち悪い。 挙げ句の果てには、ミョルニアをおいしくいただいてしまう。 しかも一騎の目の前で。 「母さんを喰ったなぁああああ!!」 ◆スーパーロボット大戦K ファフナーシナリオは共通ルートに入っていないため進め方によってはイドゥンのイの字も出ない。 なんとあのマークニヒトをアカツキか海に沈めたアークエンジェルとタイマン、あるいはMAPWをこいつらだけに撃たせることでエネルギー切れに追い込み、遠距離から一方的に殴ることが可能。 さらにニヒトに乗っていないスフィンクス型としての登場時はマークザインをぶつけると同化によりゴリゴリ気力が減っていく(ただしHP50%で撤退)。 カットインが裸だったのはこの人と声が同じだからというわけではない。たぶん。 ◆スーパーロボット大戦UX 第一部終盤から登場。モルドヴァ基地でミョルニアと対話をした後、一騎奪還のために基地に駆け付けたUXの前に立ちはだかる。 最初は攻撃が通じないが、マークザイン登場後には攻撃が通るようになる。理由なんざどうだっていい!あの野郎をブチのめすチャンスだ! 第二部終盤ではニヒトを奪って竜宮島を襲撃。あのハレルヤすらも戦慄する程の暴れっぷりを見せつけた。 道生と相打ちになった後、総士をさらって北極でUXを待ち受けるが、 覚醒したフェイの歌声と消耗戦の厳しさから「痛み」「いなくなることへの恐怖」を覚えてしまう。 このイベントの後、憎っくきハザードのせいで5ターン以内で倒さなければならなくなる。精神コマンドを駆使して頑張って倒そう。 ちなみにEN切れに追い込むことでEN切れの概念も理解する 我々は私によって項目を追記・修正させる △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] EN切れの概念を理解って、AIがEN切れを学習して武器選択パターンが変わるってこと? -- 名無しさん (2014-06-24 17 00 51) 「私はエネルギー切れの概念を理解した」 -- 名無しさん (2014-06-24 17 22 27) いませんよ -- 名無しさん (2014-10-29 02 12 01) ↑いるじゃない! -- 名無しさん (2015-01-16 10 53 19) ↑1 2それイドゥンじゃないイズン様だw それにしても「あなたはそこにいますか?」に「いませんよ→いるじゃない!」の斬レギネタで返す人意外といないんだな。 -- 名無しさん (2015-01-20 17 18 10) Hとか一人えちぃの概念とか理解させたらどうなるんだろう・・・。というかそもそも、生殖や色欲の概念学べるのか? -- 名無しさん (2015-01-20 19 50 52) ↑美羽がある意味人とフェストゥムのハーフみたいなものなので、彼女を通して学ぶ可能性はある。あと総士から恋愛感情を学んで、そこから性別を得るためにフェストゥムが進化するとか -- 名無しさん (2015-04-20 23 17 35) ↑フェストゥムがヤッてできた胎児「私はここにいるうううぅぅぅぅ!!!(子宮の中で)」 -- 名無しさん (2015-12-24 13 12 43) 結局こいつエクゾダスに出てこなかったね -- 名無しさん (2015-12-26 15 34 17) そりゃそうだ、一回ニヒトと一緒に完全に同化されてニヒトは再構成されたけど操にアレンジされてしまった ミールから復活しようにも砕けてしまったし アザゼル型がイドゥンの残滓みたいなもんで、ベイグラントが同じような境地に至ってるし -- 名無しさん (2015-12-28 23 09 17) EXODUS公式サイトには一応名前があったんだけどね -- 名無しさん (2016-01-28 00 16 42) まぁ重要キャラだからな。しかしミールが違うとはいえラストのイドゥンや操の描写までやったのにExodusのフェストゥムたちはなんと言うか退化したように見えなくも無い -- 名無しさん (2016-04-13 11 00 53) スパロボでカットイン全裸なのは原作再現じゃないのけ?ラスト全裸だったろ、確か。服着た状態で乗った事無かったハズ。 -- 名無しさん (2023-06-10 08 39 35) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/18512.html
登録日:2013/07/06 Sun 17 37 10 更新日:2024/09/12 Thu 08 40 35NEW! 所要時間:約 47 分で読めます ▽タグ一覧 EXODUS HEAVEN_AND_EARTH RIGHT_OF_LEFT THE_BEYOND あなたはそこにいますか? どうせみんないなくなる みんないなくなればいいのに みんなのトラウマ ゆかな アニメ史上最も頑丈なシリコン トラウマ量産機 フェストゥム ミール ワームスフィア 同化 所要時間30分以上の項目 無 珪素生物 祝福 蒼穹のファフナー 読心 金色 あなたはそこにいますか? この項目には『蒼穹のファフナーシリーズ』のネタバレを含みます 『蒼穹のファフナーシリーズ』に登場する生物であり、物語の要となる存在。 【目次】 クリックで展開 【目次】 【概要】 【基本能力】同化 読心 ワームスフィア現象 【種類】◇スフィンクス型 ◇スレイブ型 ◇コアギュラ型 ◇コア型 ◇アルヘノテルス型 ◇グレンデル型 ◇プレアデス型 ◇スカラベ型 ◇マスター型 ◇リヴァイアサン型 ◇エウロス型 ◇シーモータル型 ◇デルフィネ型 ◇アケロス型 ◇ディアブロ型 ◇アザゼル型 ◇グレゴリ型 ◇ウーシア型 ◇ギガンテス型 ◇マイスター型 ◇マークニヒト型 ◇フラグメント型 ◇タイプ不明 ◆ミール【各ミール】 【ゲームにおけるフェストゥム】『スーパーロボット大戦K』 『スーパーロボット大戦UX』 【余談】 【概要】 宇宙から地球に襲来した地球外知的生命体。 体を構成する成分の大半がケイ素=シリコンである事から、「シリコン型生命体」とも称される。 外見は一部を除いて黄金であり、空に輝くその姿は神々しいまである。なので初戦闘時に誰かが「綺麗」と感嘆するのはシリーズ恒例行事。 本編開始の30年以上前に地球に突如姿を現し全人類に対し無差別攻撃を開始。 以後半世紀近くに渡り人類と戦い続けており、「蒼穹のファフナー」の人類史はまさにフェストゥムとの戦争の歴史になっている。 そんなフェストゥムだが当初は生命体を殲滅するために地球に現れたというわけではなく、彼らは最終的に「宇宙を全て同化して無に帰す事で、より高い次元へ移行させること」を目的としていた。 膨大な時間の果てに宇宙は熱的死を迎えるとされており、その解決策の1つと考えられるのが「宇宙を別の次元へと移行させること」であり彼らはそれを成そうとしているのである。 「フェストゥム」はラテン語で「祝祭」を意味しており、これは彼らにとって人類にやっていることは、少なくとも北極ミール破壊までは敵意や悪意によるものではなく、同化によって更に高次元へと移行させる行為であったため。 この目的についてはどうやら作中人類も比較的早い段階で分かっていたようだが、人類にとって同化して無に帰すつまり「いなくなる」事は個体及び種族の存亡に関わる大変ありがた迷惑な事であり、殆どの人類は彼らとの徹底抗戦の道を選ぶことになった。 一方でフェストゥムの在り方を理解し、個の消失を招かない形での彼らとの共存・共生を模索しようとする人類もわずかながら存在している。 フェストゥムの最大の特徴は「読心」つまりヒトの心を読む能力にある。 詳しくは後述するが、これによって人類のあらゆる攻撃を無力化することができる。 おまけにレーダーも効かないので、読心防御と有視界戦闘用の兵器として人類はファフナーを建造することになった。 体内に有する「コア」(「ペルソナ」とも)と呼ばれる中核部分を破壊する事で倒す事が出来るが、これを破壊しない限り時間が経てば再生してしまうという設定がある。(*1) 地球外生命体なので人類の言葉は当初は「あなたはそこにいますか?」としか発しなかった。 これは、人類の外宇宙探査機に積まれていた人類存在のメッセージである「あなたはそこにいますか?」を読み取ったから。(同時にこのメッセージを読み取ったことでフェストゥムが地球に来訪することになった) この問いかけは肯定すると「そこにいるなら同化するわ」という事で同化を図り、否定した場合は「いないなら無に帰りましょうねー」といった具合に攻撃を仕掛けてくるのでどっちにしろ攻撃される。 言うなれば「同化するか殺していい?」という問いに「Yes」か「はい」で答えるようなもの。 対処手段としては「答えない」つまりガン無視してファフナーで攻撃する(ファフナー以外では心を読まれるので答えなくてもやられる)事。 因みにカノンの「前はいたが今はいない」という返答は否定にあたるので攻撃される。 また、『EXODUS』2話で真矢が行ったように、敢えて問い掛けに答えることで答えた対象に注意を引かれてしまうという欠点もあることが発覚している他、あえて答えて自らを奮い立たせて攻撃するパイロットもいる。 なお、フェストゥムの「あなたはそこにいますか?」という問いかけはシリーズを通し、遠見弓子役の声優であるゆかな女史が声を担当している。 『HEVEN AND EARTH』(以下HAE)においては、無印で北極海ミールがヘブンズドア(蒼穹作戦)で消滅した後、 いくつかの群れに別れて独自のコロニーを形成しており、消滅後に生まれたミールによって統制され、目的も異なる。 『EXODUS』では直接殺すよりも更に効率的な人類の殺し方を学習、補給基地を狙う等の進化を見せた。 「あなたはそこにいますか?」についても、これを聞けばヒトはビビるということを学習した結果、ホラーめいた言い回しをしてより人類を恐怖させてから攻撃するようになった。 上でも少し触れたが、フェストゥムは学習能力も非常に高い。 このため人類がファフナーを始めとする強大な戦闘能力を持つ対抗手段を手に入れると、それを学習してフェストゥムもパワーアップするという極めて厄介な性質を持っている。 末端の個体であれば竜宮島のものより総合性能で劣る人類軍のファフナーでも余裕で倒せたりするが、学習を重ねた上級の個体だと島のファフナー部隊ですら苦戦を強いられるほど。 また人類が個で成り立つ生命であること(つまり「命」の概念)を理解する個体が現れたり、「情報」という概念を理解したり、戦術、戦略といった概念をも学習していくようになり、 『EXODUS』の頃になると統制されるミールにもよるが組織的な攻撃を仕掛けてくるようになった。 一方で、「痛み」という概念を理解したことで「生と死」を恐れる群れも出現するようになったり、「悲しみ」や「喜び」といった感情、「空が綺麗」といった人と変わらないメンタリティを獲得した個体(或いは群れ)もいる。 『THE BEYOND』では作中の登場人物達が(ファフナーやミールを通じて)能力や思考の面においてフェストゥムにより近づいていくのに対し、フェストゥムがより人間的になっていくという対比になっている。 攻撃手段は主に同化、ワームスフィア現象。 【基本能力】 同化 同化は対象と文字通り同一化することで、対象の能力・情報を吸収する事ができる。 同化されたら基本的に同化現象の進行で"いなくなる"が、甲洋のように中枢神経などを中途半端に同化された場合、「半同化」状態となり、脳死に近い状態に陥る。 竜宮島回覧板によると、フェストゥムの中には同化しすぎると「飽和」を起こして崩壊する個体がいるのだとか。 「飽和」を起こして崩壊した個体の質量は崩壊する前より大幅に減っており、 物質に内在している目に見えないものを4次元方向に放出しているという推察が劇中でされているようで、 「存在を永遠に向かって放出しており、同化が目的の全てではなく何かしらのプロセスに過ぎないのでは?」とされているらしい。 作中では日本がこの研究をしていたが故に新国連から危険視されていたそうだが、人類軍の核攻撃で日本がほぼ消滅した際、 その研究成果等もロストしているので真偽は定かではない。なんということをしてくれやがったのでしょう 小説版によると同化される感覚は、痛みが消えて心が穏やかになるらしく、一騎曰く「傷つける行為を根本的に馬鹿にしている」。その一騎はアニメ版では同化に際して別の境地に至ることになるのだが…… また、『EXODUS』の描写を見るに読心で心に入りそこから同化で消し去ることが可能な様子。 ちなみに海中では同化能力が半減するという意外な弱点がある。 これは海中の有機物を片っ端から同化してしまうためのようで、当初は海中で動けるフェストゥム自体が限定的であった。 その後動ける個体も増えてはいるのだが、同化能力の半減については解消できていないようで『EXODUS』で竜宮島を襲ったリヴァイアサン型の超大型個体はヴェル・シールドを中々突破することができなかった。 メタ的にいうと竜宮島は「移動する島」なのだから、海中から攻めればいいのでは?となってしまい水中戦だらけになってしまう事が懸念される。 『THE BEYOND』ではマレスペロの領域によって海中でも弱体化しないフェストゥムが出現しており、シリーズでも珍しく水中戦が行われている。 読心 読んで字のごとく、人間の心を読む能力。 これによって人類の攻撃は基本的には命中せず、人類の戦術は読まれてしまうので組織だった抵抗が通じない。 対策としては核兵器のような超広域兵器で有無を言わさず焼き払うぐらいしかなく、当然ながら人類の生存圏すら狭めてしまう。 裏設定のようなものだが読心や次元を歪めることによる防御フィールドのようなものを形成しているらしく、作中では明らかに当たっているのに効いていないのを「命中していない」と表現しているシーンがあるのはその名残と思われる。 ファフナーは「心を隠して戦える」兵器であり、ファフナーでの攻撃は彼らに通じる。(前述の障壁は接近戦で破りやすく、接触による同化のリスクを払ってでもやる価値のあるハイリスク・ハイリターン戦法となっている様子) これに「心を隠したまま心の接続が行える」ジークフリード・システムを併用して組織だった戦闘を行えるのが竜宮島の(後に人類軍も)強み。 ちなみにグレンデル型やシーモータル型のような末端に近いザコキャラ個体は人類の攻撃がファフナー無しでも通じる。読心が弱いのかできないのかは不明。 『HAE』『EXODUS』の頃になると島の雷撃システムや竜宮島及び人類軍の戦闘機でもスフィンクス型などの中級フェストゥムを多少だが落とせるようになっている。 なお、電気的な通信も読心で読む事ができるので、ミールの加護がない空域での広域通信は即フェストゥムを呼ぶフェストゥムホイホイになってしまう。 各拠点間の遠距離通信も事実上不可能であり、人類は各拠点ごとに孤立した対応を迫られることになった。 『EXODUS』まではこの対策が実質存在しなかったため甚大な犠牲を強いられることになったが、『THE BEYOND』ではアショーカミールが通信用ブランチを生成できるようになり、これを使ってフェストゥムに読まれない超遠距離通信が可能になっている。 ワームスフィア現象 フェストゥムの攻撃手段である黒い球体。 空間の球状の捩じれが発生することで起こり、これに触れた物質はゼロ次元へ向かって捩じ切られる。これより攻撃されるとら球状に消失するのはこのためである。 ただでさえ単純な攻撃力の高さと射線が読めないことに読心能力が加わって対処が面倒なのに、彼らは消滅する時にも自分を中心に発生させるので非常に迷惑で始末が悪い。 ファフナーは内蔵されているコアで威力が減衰されているものの無印版やRoLでは一撃必殺級の威力だったが、『HAE』では北極作戦で入手した技術でファフナーの対フェストゥム防御機構を改良した為、致命傷には至らない。 それでも衛のように射出したコックピットに直撃すればひとたまりもないが。 一部の進化したフェストゥムには、形状を変えて放つものもいる。 特に『EXODUS』からは、竜宮島はおろか人類軍のファフナーもワームスフィア程度なら耐えられる機体が増えたため、 楔状の鋭利な形状で射出して対象に突き刺さってからワームスフィアを発生させるワームウェッジを使う種が多い。 後述のディアブロ型は、薄い円盤状にして放つことでファフナーすら容易に両断している。ニヒトにパクられたが。 また、物質を消し去るという特性上銃弾などの実体弾などをワームウェッジに当てることでワームスフィアを誘発させ、直撃を防ぐという事もできなくはない様子。 【種類】 様々な種類が存在し、作品によって亜種が存在するものもある。 シリーズを通して進化・変異を繰り返しており、種類は増え続けている。 一方で出現しなくなった型も存在しており、統廃合みたいなものもされているのかもしれない。 ◇スフィンクス型 「質問者」と呼ばれているフェストゥム。 「あなたはそこにいますか?」という問いかけを行うのは主にこの型で、特にA型が問いかけを行う事が多い。 ○スフィンクスA型種 出現頻度No.1フェストゥムで、視聴者にとっては最もポピュラーな種類であり「フェストゥム」を象徴する個体。 顔の無い人間の上半身にスカート状の長い下半身、翼のようなものが生えた半円状の構造体を有する。 ワームスフィアの他、手を変形・伸縮させて攻撃や捕縛同化を行う。 一説では、『ROL』終盤に登場した水中適応型の進化種なのだとか。 『HAE』に登場したものは所属するボレアリオスミールが痛みを理解したためかスカラベ型と同じワームカッターを使えるようになり、人のような表情を見せることもある。 また、ミールの干渉によって強制的にエウロス型に変異させられたりしていた。 『EXODUS』以降はより強力な個体が多くなったこともあって半ばやられ役のモブキャラと化している。 ○スフィンクスB型種 『EXODUS』で登場。 他のスフィンクス型とは違い、ほぼ完全な人型になっている。 A型と同じ攻撃の他にワームウェッジ、プレアデス型親のように完全に姿を消す、 コアは持たないが能力は本体と全く同じ分体を作り出すと多彩な能力を持ち、 それぞれの分身がフュンフ、ノイン、ツェン、ツヴォルフの4機を1対1の戦闘で圧倒した。 7話ではウォーカーによって特化型に変異したB型種が登場。それぞれがファフナーの戦い方を模倣しており、 巨大な腕部を持つ近接型、4本のブレードを持つ近接型、イージスに似た防御膜を展開する防御型、ワームウェッジや火炎放射を放つ射撃型が確認された。 『THE BEYOND』でも地味に登場しており、パンチでツクヨミの防壁を突破しようとしていた(完全に防がれていたが) ○スフィンクスC型種 A型の進化型。背中の構造体がA型に比べて巨大化している。 初登場したのは5話で、宇宙空間での活動が確認されている。 ○スフィンクスD型種 スフィンクス型の中では最も長距離攻撃を得意としている。 ワームスフィアを弾丸状に高速射出するワームショットでの攻撃を得意としているが、近距離攻撃には滅法弱い。 ○スフィンクスE型種 A型種より大型で、外見はC型に酷似。背部から無誘導爆弾のようなものを投下する。 ○来主操(くるす みさお) 『HAE』に登場したキーパーソン。人の姿で生み出されたスフィンクス型の亜種で、総士の肉体と半同化状態にある。北極ミールが生み出した個体であるが、ミールによって「個」の概念を学習したことで「ここにいる」ことを選択し残存した。 身体構造その他は人間同様で、精神面もフェストゥムであることを除けば人間そのもの。全体の集合としての自らのミールを「俺達」と呼んでいる。この名前は総士がつけたもので、操の存在を人間の言葉に翻訳したものらしい。 空を綺麗だと感じており、史彦が同意した際には喜んでいた。なお、アルヴィスの制服を着ているが、これは総士のものを借りている。 ボレアリオスのミールのメッセンジャーとして竜宮島に事実上の降伏を勧告に来たが、これまでフェストゥムが成しえなかった「交渉」という行為を曲がりなりにも行っていたことは竜宮島の面々を驚かせた。 ミールと自分の関係を「頭脳と手」に例え、原則的にミールの意思には逆らえないことを明示している。ミールのメッセンジャーとしては一騎達が同化に同意しない以上は戦うしかないが、操「個人」としては彼らと戦いたくないという二律背反に苦しんでいた。 結果的には交渉途中に島を攻撃していたフェストゥムがマークザインが封印していたマークニヒトを奪取したため、その操縦のために召喚され離脱。ニヒトを操り竜宮島のファフナー部隊と激戦を繰り広げ圧倒。マークザインをも取り込み再度島を襲うが、島のファフナー部隊の奮戦と、帰還した甲洋の活躍により復活したマークザインとの激闘の末、一騎が同化を通してミールの支配下にあった操を解き放ち、その反動でミールに同化された一騎の存在が消えかけた時、ついに操がミールに向かって「俺はもう…戦いたくない!」と叫びミールと共鳴、一騎への同化と戦闘を停止する事に成功した。 その直後、人類軍の核攻撃から美羽と島を守るために総士から分離、他のフェストゥムと共に核爆発の爆風を阻止。自分の見た空を一騎にも見てもらうためにと彼の視力を回復し、消滅した。 『EXODUS』では命の循環を理解したボレアリオスのミールによって、その記憶と人格を引き継いだ「新たな来主操」がコアとして生み出された。こちらの操については下記の「アザゼルE型種 フローター」および「ボレアリオスのミール」を参照。 ◇スレイブ型 同化行動をとらないというフェストゥムの中では異質な種であり、マスター型或いはコアギュラ型に同化されたものの派生種。フェストゥムとして覚醒した当初の甲洋がこれに当たる。 1人の人間としか同化出来ず人格も1つなので、同化した人間の意思が表に出ることが多い。 同化しないという特性故か他のフェストゥムからは食べ物扱いされる程ヒエラルキーは下。 そもそもフェストゥムが人間を同化してその人間の意思を保ったまま同化行動をとらずに存在し続けるというのが超激レアケースであり、作中でも甲洋以外はついぞ登場しなかった。 ソロモンもよくスレイブ型なんて型を認識していたものである。過去に例があったのだろうか。 ◇コアギュラ型 攻撃せず同化行動のみをするタイプ。但し攻撃を仕掛けると攻撃した者を最優先に同化しに来るので、無闇に手出し出来ない。 更に砂浜の砂と同化して肉体を形成する等、極めて高い同化能力を持つ。 強くはないが対処が難しい厄介なタイプであり、竜宮島に襲来した時は史彦らはファフナーパイロットに犠牲が出ることも覚悟していた。そして実際に直前に実戦投入された真矢がいなければ咲良はいなくなるところだった。 この種から派生したのが乙姫や織姫のようなコア型である。 コアギュラはラテン語で「融合」を意味しており、「フェストゥムの卵」とも言われている。 ◇コア型 人間とフェストゥムの独立融合個体。外見は人と殆ど変わらないが乙姫と織姫は虹彩がヒトと異なる。 フェストゥムとしての存在とヒトとしての存在を両立するという世界でも極数名しか存在していない個体(フェストゥムに同化された時点で大半の個体が消えてしまうため)。 作中でハッキリコア型と明言したのは皆城乙姫のみだが、その成り立ち上皆城織姫、第2アルヴィスのコア、アトランティスのコアもこれと考えられる。 必ずしもミールの人型コア=コア型ではないようだが、『EXODUS』以降の甲洋、操、そして『THE BEYOND』の一騎、ルヴィ・カーマも、成り立ちは違えどこれに準拠する存在と言って良いだろう。 他のヒトの姿を取るフェストゥムとの大きな違いとして、フェストゥム形態を有さない事が挙げられる。 このためある程度の肉体に成長した時点で(*2)ファフナーにも乗る事が可能であり、器のスペックを最大まで発揮して戦うことができる。 読心や同化、ワープといったフェストゥム由来の能力も生身で使用できるが、自らの意思でコントロール可能なので無差別に同化したりといった事象は起こさない。 ○竜宮島のコア 個体名「皆城乙姫」⇒「皆城織姫」⇒「皆城輝夜&朔夜」。 乙姫と織姫は戦局の鍵を握る導き手でもある。 竜宮島(人類軍の呼称は「D・アイランド」)に属する個体で、乙姫は胎児の頃に母体がミールに同化されたことで竜宮島ミールと一体化した存在となった。 彼女は友達に、フェストゥムが全て敵たる存在となるとは限らないことを説明するのに「コア型フェストゥム」であることを自称した。 織姫は生命の循環を理解した竜宮島ミールによって新たに生まれてきた個体であり、外見と記憶は乙姫から引き継いでいるが乙姫とは別人格であることをアピールしている。 輝夜と朔夜は竜宮島史上初となる双子のコア。輝夜は乙姫・織姫の外見を継承しているが朔夜は白髪な上に男の娘子である(よく見るとズボンを履いている)。 ○蓬莱島のコア 「もうひとつの竜宮島」第2アルヴィスこと蓬莱島(人類軍の呼称は「アヴァロン」)に属していた個体。蓬莱島自体が人類軍に編入された後消滅したとされており、本編未登場。 TV1期と『EXODUS』以降の媒体では設定が異なっており、1期で出てきた「他国のアーカディアン・プロジェクトの島」が『EXO』以降は蓬莱島であったという設定に改められている。 従ってこのコアを同化したフェストゥムがマスター型「イドゥン」であると考えられる。 ○海神島のコア 第3アルヴィスこと海神島(人類軍の呼称は「アトランティス」)に属する個体。金髪の少年。 乙姫/織姫同様に島民と共存していたが、人類軍の攻撃で海神島が壊滅、ミールと共に強奪された上にベイグラントと同化させられ、プロメテウスの岩戸に軟禁された状態で新国連の手足として使役されていた。 しかし新国連の手で海神島の島民が滅ぼされたことと、分身であるパペットの人格が無数に生み出されては消滅させられるという「死」を学習したことから、ゴルディアス結晶を成長させると共に深く激しい憎しみの感情を蓄積させており、ジョナサンが新国連に回収されたのをチャンスと見て彼と接触。「憎しみの器」として彼をフェストゥム化させ反旗を翻した。 なお、シュリーナガルに出没していたグレゴリ型の姿と感情はこの個体のそれをコピーしたもの。 『THE BEYOND』ではかつての個体名が「ミコト」であると本人の口から語られたが、人類を滅ぼす「マレスペロ(絶望)」を名乗るようになり、人類に対する最大の脅威として君臨する。 コア不在となった海神島にアショーカミールが根付いた後は新たなコアである「ルヴィ・カーマ」が生まれている。前述の通り彼女もコア型に準ずる存在と言っていいだろう。 ○春日井甲洋 前述の通り同化能力を持たないスレイブ型として覚醒した甲洋だが、『HAE』ではマークニヒトに対して同化を仕掛けることもあった。 その後『EXO』で自らの肉体を新たに作り出して復活した際には、春日井甲洋としての人格と感情(ただし当初は若干希薄気味であったが少しずつ馴染んでいく)を有しながら読心やワープも行使できる存在となっている。 『EXO』の公式サイトでは「融合独立個体」と記載されており、スレイブ型を経てコア型フェストゥムのような存在になったと考えられる。 ◇アルヘノテルス型 群れをなして行動するフェストゥム。一体から多くのグレンデル型を生み出して統括する。 またダメージを受けても生み出したグレンデル型をとりつかせて再生する事もできる。 『EXODUS』ではウォーカー指揮下の個体が24体で密集陣形を組み、強固な防壁とノートゥングモデルさえも触れてすぐに同化できる同化能力を得ていた。 第四次蒼穹作戦でも同様の陣形を組んでいたが、マークザインに防壁を軽々と突破され、同化された。 アルヘノテルスとは「単為生殖者」を意味する。 ◇グレンデル型 歩兵の役割を果たす下級フェストゥム。大きさは自動車より少し大きいぐらいでフェストゥムの中では小型。 またコアであるペルソナを持たないので溝口さんぐらいの腕があれば対物ライフル等で倒すことが可能。 アルヘノテルス型から生み出されているが、アルヘノテルス型が窮地に陥った際は取り付いて再生させる。 生み出したアルヘノテルス型が倒されると消滅してしまうようである。 『EXODUS』でも登場したが、エスペラントに消滅させられたりニヒトの操るパスタで纏めて同化されたりと散々な目に遭っている。 パスタが押し寄せてきて慌てる姿がちょっとかわいい 18話では集結したアルヘノテルス型から数ミリの個体が大量に生み出され、竜宮島上空からヴェルシールドを覆い尽くした。 一方で、人類に敵意を持たない共存派または中立派のミールに属する個体には、結晶の森の中を元気に駆け回るかわいい連中もいた。 なお、グレンデルとは「怪物」を意味する。 ○グレンデルH型種 『THE BEYOND』で登場したグレンデル型の亜種。 最大の特徴はどこで学んだのかバイクと合体している事。 バイク型フェストゥム部分に乗っての高速移動を得意としており、バイクに付いたブレードと拳銃型ワームショットが武器。ちなみにバイク部分と本体を分離することもできる。 例によって戦闘力は低く、溝口さんぐらいの腕があれば対物ライフル等で倒すことが可能だがバイクのせいでスピードが速く、溝口さんの防衛線を突破した個体が大惨事を引き起こすことになった。 最終話でも出てくるがそのシーンはちょっとギャグっぽい。 ◇プレアデス型 魚から腕と羽根が生えたような姿をしたフェストゥム。 スフィンクス型に比べて非常に戦闘能力が高く、親と子の二種類が存在する。 「親」は腹の切れ目から「子」を生み出して統括。更に胴体の顔部分が開くと目玉のようなものが露出してプラズマを発射する。 またあらゆる探知手段でも発見できない上に、ソロモンにすら反応しないほど完全に姿を消すこともできる。 「子」は集団で行動し、対象に取り付いて自爆する。 人類軍と島のファフナー3機を圧倒したが、マークザインのルガーランスで跡形もなく消し飛ばされた。 『EXODUS』にも登場したが、やっぱりザインとニヒトに数体纏めて倒された。 ◇スカラベ型 クラゲに虫の脚が生えたような姿をしている。 周囲にあるものに見境無く同化してひたすら巨大化し、やがて植物のように根を張る種に変容する。変容したタイプは「スカラベR型」と呼ばれる。 『HAE』で登場した空母ボレアリオスに貼り付いているドーム状の物体は、この種が飽和したもの。 雑巾絞り ○スカラベR型種 スカラベ型の完熟形態。一期の時点で人類軍が把握する限り3体しか確認されておらず、 外部からの攻撃を受けるとその攻撃のエネルギーを逆利用してねじれを起こし、機体を捻るワームカッターを使用する。 この「ねじれ」はカウンターの一種で、ファフナー側からジークフリートシステム側に送られるデータ上では「攻撃を受けた」と認識出来ず、 ジークフリートシステムからペインブロックを作動できない(この為劇中では捻られた腕を切り落として強引に認識させてペインブロックを作動させている)。 視聴者にとって一番トラウマを刺激される個体で、付いたあだ名がパスタ(本編参照)。 『EXODUS』では個体数も増加し、竜宮島にも早速姿を見せた。この種も進化しており、ヴェルシールドを弱体化させるフィールドを形成するだけでなく、 マークザインとマークジーベンが見せたあの同化射撃をスフィンクスD型種と同化する事で再現している。パスタほんと碌なことしねぇな…… なお他の個体が使うものも含め、作中でねじり攻撃を完全に防げた竜宮島のファフナーは現れなかった。 唯一完全に防いだのが『EXODUS』のマークレゾンだけ。実は本シリーズ最強の攻撃なのでは…… ○スカラベJ型種 『HAE』で登場。体が菱形になり、左右に10本のヒレと長い尻尾が増えている。 通称「島殺しのフェストゥム」。枯葉剤のような毒素を散布して生態系そのものに害を与える能力を持つため、こう呼ばれた。 根を張る以外にも他のフェストゥムに比べて高威力の緑色のワームスフィアを展開して、強化されたファフナーの装甲すら容易に破壊する。 鋭利な体を生かした突撃や触手による突き刺し攻撃も繰り出してくる。 『EXODUS』でもロードランナーの配下としてシュリーナガルを襲いパスタを張り巡らせていたが、ニヒトに同化ケーブルをぶっ刺されて操られ、パスタを地下のフェストゥムを一掃するために利用されてしまった。 ◇マスター型 人の形を取った上級フェストゥム。 他のフェストゥムを統率する司令塔となる特殊な存在で、人として振る舞う事で人間社会に溶けこむことが出来るが、言動はどこか無機質さを感じる。 またフェストゥムとして会話する時は、全体の集合としてのフェストゥムを「我々」、個体としての自分を「私」と形容する。 戦闘時には自身も巨大なフェストゥムの姿に変化することも可能。 現状北極ミールの下でしか確認されておらず、現在確認されているのはイドゥン、ミョルニアの二体のみと個体数は極端に少ない(HAEの操は人の形を取ったスフィンクスA型)。 北極ミールが砕け散ってからは砕けた破片毎に群れが形成され、(イドゥンや)ミョルニアも個体として定義づけられたので自然消滅した型であると思われる。 一部の媒体では『EXO』で一騎が島の祝福を受けた際の台詞から彼をマスター型とされる事もあるが、人の心を維持したままフェストゥムとしての存在も得た一騎にこの型を当てはめるのは不適切ではあろう。 ただし、『THE BEYOND』では(実質的に島の最上位存在たる)日野美羽の判断はそれがどんなものであっても止められないと甲洋と共に語るなど、あくまで上位存在に統括される個体であるマスター型のような立ち振る舞いもしてしまっている。(*3) ◇リヴァイアサン型 巨大な魚類または鯨のような姿のフェストゥムでL計画中に発見された。非常に大型で体高は戦艦をも上回る。 水中の活動に特化しており、大きく開いた口で対象を飲み込む。更に『HAE』では放電能力も得ている。 『EXODUS』に登場した個体は口からワームキャノンらしき攻撃を放つ能力も得ていた。 18話では全長60kmにも及ぶ超大型の個体が登場。アルヴィスを丸ごと飲み込むべく、ウォーカーが用意した。 竜宮島に張り付き島民及び防衛部隊に精神的に揺さぶりをかけたが、自身で飲み込んだ芹によっておいしく頂かれましたコアを同化された。 第四次蒼穹作戦でも同等サイズの個体がベイグラントの戦力として出現し海神島を飲み込もうとしたがニヒトの放った特大ワームリング三枚と虚無玉で撃破された。 第六次蒼穹作戦では久々に大型サイズ(上記と同サイズかは不明。少なくともLボートよりは遥かにデカい)が登場してLボートを取り込もうとしたが、直後にBGM「禁忌」が流れる。後はお察しください。 ◇エウロス型 『HAE』で初登場した赤色のフェストゥム。エウロスとはギリシア神話に登場する嵐を呼ぶ東神。 長い尻尾を持ったほぼ完全な人型に近い形状をしており、どことなくファフナーに似た姿をしている。 人類の戦い方を理解して模倣した種で非常に俊敏で攻撃的であり、格闘や、体の一部を巡航ミサイルや銃器に変形させて射撃武器として用いる。 人類軍兵器を模している為、砲身に人類軍のイニシャルと思われる刻印が残っているのがチャームポイント。 全身の眼を開き、強力なワームキャノンを放つことも可能。 リミッター付きとはいえマークザインを苦戦させるというフェストゥムの中でも群を抜いて高い直接戦闘能力を持つ個体だが、人類の戦法を模倣した結果逆に人類にとっては行動が読みやすく、対処しやすいという欠点も露呈している。 後述の『スパロボUX』でも、スペック自体は高いが武器からバリア無効が消え切り払いや撃ち落としが可能なものが増えるという形で忠実に再現されている。 とは言えその戦闘力が凄まじいものである事には変わりなく、『EXODUS』22話でアルゴス小隊と戦った際は描写された限りエウロス型は一体もやられていないというワンサイドゲームとなった。 ボレアリオスのミールがミョルニアを介して紅音の知識を得たことによって生み出した種であるため、実質的にこのミールの固有種であり他のミールが発生させることは出来ない。 操が竜宮島に合流した後は実質島の防衛力として機能している。操が直接フィールドを形成して呼ぶことも可能。 ◇シーモータル型 『ROL』、『EXODUS』で登場。 他のフェストゥムと比べるとサイズがかなり小さい。 『EXODUS』に登場したものは進化体(シーモータルB型種)で、人類の戦闘機を学習したのか戦闘機に手が生えたような姿をしており、ワームエッジ弾を連射してくる。 サイズが小さい分耐久力も低く、戦闘機の機銃が数発当たっただけで消滅していた。 アビエイター指揮下には、ノートゥングモデルと同等のサイズという大型で強固は防壁を発生させる個体も確認されている。 グレンデル型ほどではないが人類の通常兵器がそれなりに効く個体ではある。もっとも取りかれると即座に同化されてしまうなど、1体でも十分脅威ではあるが。 ◇デルフィネ型 『EXODUS』で登場。 蛇のような細長い姿をしたフェストゥム。モンゴリアンデスワーム。 地中を移動する能力を持ち、尾で串刺しにして同化する。 1話のテレビ放送版では出番を丸々カットされた悲しい奴。 特性上竜宮島や海神島では姿を現すことができない。また、地中を動けるとは言っても地下深くのトンネルを急襲したりはできない模様。 この特性のせいで『THE BEYOND』では一切出てこない。 ◇アケロス型 『EXODUS』で登場。 魚とザリガニを混ぜたような姿をした水上・水中行動に長けたタイプ。 ロードランナーの配下としてシュリーナガルの戦闘で確認されている。 とにかくぶっちぎりで影が薄いタイプで名前は長らく不明だったが、BD-BOXのブックレットでようやく名前が明かされた。 『THE BEYOND』では水中戦メインの回でシーモータル型に代わるやられ役担当としてちょいちょい出てくる。 海上に出たアマテラスやアズライールを追いかけようとトビウオのように跳ねたはいいものの飛べないのでそのまま海に落ちる。かわいい。 ◇ディアブロ型 『EXODUS』で登場したタイプ。 アザゼル型ロードランナーとベイグラントの配下に属する個体で、後々の描写を見るにベイグラントの専属種であると思われる。 ベイグラントが『EXODUS』で斃されたのが理由か、或いはもっと効率的に人間を支配できる方法が手に入ったからか不明だが『THE BEYOND』では一体も出現しない。 ○ディアブロA型種 鎧を被った騎士のような姿をした人型フェフトゥム。 素早い動きとワーム・リングやワームの防壁などを使いこなし高い戦闘能力を発揮。また右腕が槍のようになっており、突き刺したものを同化する。 対ファフナー戦ではコクピット内の人間をピンポイントで狙ったり、そこからディアブロJ型による同士討ちさせたりと、厄介な戦い方をする。 デルフィネ型と同じく、1話での出番がテレビ放送版では丸々カットされた。ハワイの戦いでファフナー部隊を壊滅させたのはほぼこいつの仕事なのに… 高い戦闘力だけでなく、抉り出したコックピットを取り出して串刺しにしたものを人間に見せ付ける、そのコックピット内の人間を同化しディアブロJ型として放って同士討ちさせる等、悪魔の名に相応しい残忍さを持つ。ザインとニヒトのかませになったがな! シュリーナガルでの戦いでは複数体出現。(人類軍製のファフナーは竜宮島のものと比べて同化耐性が低いとはいえ)短時間で多数の機体とパイロットを同化によって操り、同士討ちさせるという狡猾な戦い方を見せた。 その実力と厄介さはフェストゥム内でも指折り。 ○ディアブロJ型種 ディアブロ型の同化用端末。通常の同化と異なる金色の結晶が生える同化を行い、対象を消滅させずコントロールのみを奪う事が出来る。 J型はスピードは本体と変わらない上に非常に小さい(人間サイズ)為迎撃も困難という難敵である。 ファフナーが同化された際は機体の胸部にJ型が貼りつく形になるが、一度同化されると物理的な分離・排除は事実上不可能である。こうなってしまうと最早寄生しているJ型諸共パイロットを殺害するしか方法はなく、シュリーナガルの戦いでディアブロ型に同化されたアイは真矢に「私が"いる"間に撃って」と真矢に懇願した。 同化耐性を大幅に上げたエインヘリアルモデルでも簡単に同化してしまうほどで、海神島上陸作戦ではコックピットを射出した後のマークドライにも取り付いて操っており、コントロールを奪うのにパイロットの有無は関係ない模様。 はっきり言ってしまえばザルヴァートルモデル級の性能が無ければ立ち向かうことすらできない。…が、一応ナレインは性能的にザルヴァートルモデルに劣る陸戦機でほぼ完封勝利しているし、操も(SDPの補助を得て)撃破しているので、機体性能差をひっくり返すほどの腕や能力があれば対処は可能なようである。 ◇アザゼル型 『EXODUS』で登場したフェストゥム。呼んでない。 砕け散った北極ミールの欠片の一部が変化したフェストゥムであり、世界で6体しか確認されていないらしい(うち一つはボレアリオスのミールによる擬態なので正確には5体)。 単体でも凄まじい戦闘能力を誇るうえ、戦闘などで得た情報を反映し自身を強化するという能力まで持っている。 更にミールとしての特性から自身からフェストゥムを生んで群れを構築し、群れにも情報を反映した戦術や能力を付与していくという厄介極まりない特性を備える。 正に動くミール。 いずれも人類に対して強い敵意を抱いている上にそれぞれが他のアザゼル型とは敵対しており、仮に1体を味方に付けても残り全てが敵になってしまう為、実質的に対話による和解が不可能である。 各々が地球に接近している新たなミール・アルタイルをその手に得ようとしており、殲滅しようとする人類軍、共存を目指した対話をしようとするナレイン将軍一派と竜宮島とは三つ巴の敵対関係にある。 『EXO』で5体全てが撃破されているが、ベイグラントに同化されたウォーカーとクロウラーは『THE BEYOND』でも意外な形で再登場する。 ○アザゼルA型種 ウォーカー 仮面をかぶったような顔を持つアザゼル型。 これまでに登場したフェストゥムの中でも一際巨大で、下半身が海中に没した状態で周囲を飛行していたマークジーベンが虫に見え、手のひらだけでスフィンクスA型種くらいはあるレベル。 (※ノートゥング・モデルの全高は約35mで、スフィンクスA型種はそれより少し大きい位) とはいえ、この姿は実体ではなく影に過ぎない。 エメリーを追って竜宮島に接近したが、竜宮島との遭遇以降はエメリーと美羽が島を発っても追わずに執拗に竜宮島を襲い続けた。 自身は表に出ず戦いは配下のフェストゥムに任せ、度重なる戦いで竜宮島の防衛システム、ファフナーの特徴、パイロットの心理状態等の情報を収集して次の戦いで活用するという軍の指揮系統を模倣したような戦術を見せた。 配下は作戦に合わせて能力をカスタマイズされた個体が多く、ウォーカーの指揮で統率の取れた行動をとる。 島のパイロットが自らの力とその代償に怯えていることを察して嘲笑したり、必勝を期した策が破られて敗因が理解できずに怒りで吠え猛ったり、勝利を確信して邪悪な笑みを浮かべたりとと割と感情豊か。 その本体であるミールの正体は、約15万トンの意志を持った海水。コアも海水と同化しており、島の大気となった竜宮島のミールに対し、海となったミールと言える。 これには長年フェストゥムを研究してきた竜宮島の面々も驚きを隠せず、「この40年で最大の進化」と評した。 実は正体についてはわりと初期から伏線が張られていた。 ウォーカー→ウォーター 手に水かきがついている。 三美香の母親の「この領海は魚が捕れにくい」発言。 出現する時は海面にフィールドを展開する。 等…。 ついには超巨大リヴァイアサン型と24体のアルヘノテルス型から生み出した無数の超小型グレンデル型と6体のスカラベR型のシールド弱化フィールドを用いてアルヴィスを追い詰めるが、 エインヘリヤルモデルへと改装した竜宮島ファフナー部隊と帰還した甲洋の奮戦によりコアに深手を負わされ撤退。その後約2ヵ月ほど回復に時を費やす。 その後、案の定島とナレイン一行の合流ポイントに他のアザゼル型と共に再出現したが、クロウラーによって海が凍らされていたからか、或いは甲洋の毒の影響が残っているのかこの段階では配下のフェストゥムを生み出すこともままならず、数体のエウロス型に取り付かれて身動きが取れない状態になり、ほとんど何もできずに撤退してしまった。 逃げ足だけは早い。 さらにその後も完全には回復しきっていなかったのか行動を起こしたベイグラントにあっさりと同化されてしまい第3アルヴィスに上陸した竜宮島の面々を迎撃する役目を与えられ群れを率いて出現。 ベイグラントの恩恵とおぼしき反射能力を見せ一旦はゼロファフナーを圧倒するが、再度反射したゼロファフナーの攻撃を彗のSDPで真上から撃ち返され消滅している。 しかし、難を逃れたコアの欠片が再生を果たし、『THE BEYOND』においてフロロの名で登場した。 フロロは日野美羽の記憶から生み出された皆城乙姫とうり二つの人間体を有しており(ただし光彩は常人と変わらない)、マレスペロの命令で「総士の妹」として偽の竜宮島で暮らしていた。 多彩な感情を学び、乙姫・織姫よりも更に人間らしい姿を見せるようになっているドジっ子属性が新たに付与されたが…… ○アザゼルB型種 ロードランナー 1話でハワイの補給基地を襲ったアザゼル型。4本の脚と2本の腕を持つ人馬のような姿で、歪な顔をしている。あだ名は田中邦衛。 人類軍による核攻撃の直撃を受けても表皮が焼ける程度という並外れた耐久力を持つ。展開する防壁もヴェルシールド並みと非常に強固。 そう言われると強そうに見えないとか言わない。 攻撃面でも、核攻撃より学習した全身を赤熱化させ、その余波だけでシュリーナガルがほぼ壊滅するほどの熱と爆炎を起こす力を持つ。 陸海空地中全ての環境を幅広くカバーする非常に豊富な種類の配下を持っており、軍団の規模と幅の広さで言えばアザゼル型でも屈指。 ハワイを(人類軍のおかげで)消滅させた後はシュリーナガル周辺を徘徊しており、美羽とミールの対話を察し、シュリーナガルミールを執拗に付けねらって攻撃を仕掛ける。 リミッターを全て外しシュリーナガルに派遣されたザインとニヒトと交戦、互角の戦いを繰り広げた末に、ニヒトに実体化を妨げる因子を流し込まれて弱体化したところにニヒトの同化ブーストを受けたザインが放った全力の砲撃でようやく倒された。 体の大部分を失いながらも直前にコアは転移して無傷であり再生を開始しようとするが、その隙を狙ったアビエイターに襲われ、同化された。 まだ意識はあるらしく、アビエイターの腹部に顔を出現させることがある。 つまり、アビエイターはアザゼル型2体分の強さを持っていることになる。 ○アザゼルC型種 アビエイター 劇中で登場した第3のアザゼル型。二足歩行だが、目が頭部になく大きく膨れた胸部のすぐ上に付いている。 また、巨大な貝のようなものを背負っており、尻尾が生えているためウォーカーよりは異形寄り。 ザインとニヒトに敗れて逃げ延びたロードランナーを襲い、同化。 この時に得た情報からか、ニヒトに似た強力な電撃を使用している。 ロードランナーと同じく高熱を操ることもできその際には腹部にロードランナーの顔が表出する。 その後シュリーナガルミールも同化しようと目論見、ナレイン将軍の隊列に執拗に追撃を仕掛けている。 カノンの見た未来では、どこかの荒野でザインと死闘を繰り広げていたようだが……。 逃げるナレイン軍や避難民の乗ったバスをいたぶるような真似や笑みを見せながら人類軍パイロットにフェンリルで自爆するチャンスを与えながらあえて防ぐ、 無人になったファフナーを態々踏み潰しエスペラントに見せ付ける、同士討ちをし始めた人類軍とナレイン軍にほくそ笑むなど、 明らかに今までのフェストゥムとは比べ物にならないほどの悪意と邪悪さを見せつけ始めている。 これがフェストゥムが人類から「憎しみ」を学んだ末のものなのかは定かではない……。 竜宮島との合流ポイントでナレイン一行に最後の攻撃を仕掛けザインと戦う、熱波攻撃で苦戦させ、一騎の右腕を失わせたが、捨て身の一撃でボディを切り裂かれコアへと還元され、 コアだけになりながらも高熱攻撃で悪足掻きするが同化されて消滅、ザインは消し炭同然となり、壮絶な相打ちとなった。 プレアデス型、強化されたシーモータル型を使役するが自ら前に出る武闘派なのか最前線に直接出向く事が多く、配下の種類・個体数が少ない。 ○アザゼルD型種 ベイグラント 衛星軌道上に存在していたアザゼル型。竜宮島のミールと同じくゴルディアス結晶を有している。 北極ミールの欠片を入手した人類軍が第3アルヴィス・海神島(アトランティス)のコア(瀬戸内海ミールの一部)と同化させ誕生させた。見た目は黄金の宇宙ステーション。 地上のダーウィン基地にあるプロメテウスの岩戸で管理されたコアを介し人類軍によってコントロールされており、情報を与える事で他のアザゼル型の動きをある程度コントロールする事を可能としていた。 また、コアの分身である「パペット」によって本人にも自覚が無いままスパイとして諜報活動に利用されているがこれらはミツヒロの遺した研究成果らしい。…要するに人類軍もバリバリにフェストゥムを利用してしいたことになる。おい、本当にいい加減にしろ。 ヘスターをはじめとする新国連の思惑から他のアザゼル型との交信やパペットによる工作でナレイン一行を追いつめた。 しかし幾度となくパペットたちの心を生み出しては消し続けた結果、コアがこれを「生と死の循環」と認識した事でゴルディアス結晶が発生する原因となり、さらに「憎悪」を学習した上で成長、ジョナサンという器を得た事で機は熟す事となり、人類に反旗を翻した。 ジョナサンを憎しみの器としマークレゾンを奪取。自ら呼び寄せたアザゼル型・クロウラーを迎撃し、レゾンの正面に開いたワームスフィアの門から光の奔流を放って同化。このマッチポンプによってジョナサンを人類軍の英雄と祭り上げ、実権を掌握した。 ジョナサンを「ボクの玩具」等と呼びマークレゾンを駆る彼を介して周囲に憎悪を手当たり次第にぶつけるその様相は、子供の八つ当たりに果てしなく近い。 ジョナサンの心を憎しみで満たしてもなお、真矢や一騎を憎む事を拒んだため、操るのに都合の悪い記憶を消去した上で今度は「愛するもの」として既に死亡していたアイを蘇らせたもの(実際は仮初の体に意識のみをダウンロードさせたもの)を与える。結果的に他のザルヴァートルモデルと同様に「理由」を名にもつファフナーが「理由なき憎しみ」を持つ者が動かすという皮肉な矛盾が発生している。 その後も衛星軌道に留まりアショーカとアルタイルの交信を妨害しつつ、同化したウォーカー・クロウラーに加えバーンズを頭目として掲げ新国連の支配から外れた人類軍を第3アルヴィスへの刺客として差し向ける。 だが、第4次蒼穹作戦中にヘスターの指示で放たれた多数の核ミサイルの直撃を受けダメージを負ったところを里奈の補助で強化された彗のSDPによって第3アルヴィス近海に引きずり落とされる。 それでもなおアショーカを同化しようと前進するが、エメリーをはじめとしたエスペラント達、ナレイン、弓子の命で力を取り戻したアショーカの防壁に阻まれ、ようやくバリアを突破したところですっ飛んできたマークニヒトの渾身の貫手で身体を貫かれ、コアを粉砕される最期を迎えた。 レゾンに力を与えすぎたのか、ベイグラント本体の戦いっぷりは耐久は高いが大して強くないような印象があった。 ドライとトルーパー部隊に攻撃されていたがほぼほぼ無抵抗だったし、宇宙から見下ろしながら戦う・支援するのが本分だったのだろう…。 第四次蒼穹作戦において、ベイグラントのコアである金髪の少年の動きとしては、アイの乗る機体を倒した際にひるんだ一騎の隙を突き竜宮島のミールと一騎の繋がりを消そうとしたが、竜宮島のゴルディアス結晶に宿る翔子とカノンの「手」によって失敗。 続いて飛来したアルタイルに自らの憎悪を同化させようとするが、アルタイルを島へと呼んだ織姫の妨害により失敗。 マークレゾンとの戦いにおいて一騎の決死の説得により自分を取り戻したジョナサンと共に一騎とマークザインをフェストゥムの虚無の空間へ落とそうしたが、操と甲洋により救出され失敗。マークレゾンとジョナサンは共にゴルディアス結晶がある宇宙空間へ放逐された。 ベイグラントのコアがマークニヒトに粉砕された際に彼もまた苦しんではいたが、本体は宇宙空間に残されたゴルディアス結晶のため今だ健在とみられる。 『EXODUS』終了時においてアザゼル型は全滅し人類への脅威は大幅に減退したが、最大の脅威が生き残ってしまった。 『THE BEYOND』ではアザゼル型としてではなく憎しみのコアであるプロメテウス(後のマレスペロ)が力を付け、「ベノン」と名乗る一大軍事組織を形成し人類最大の脅威となる。 ○アザゼルE型種 フローター 竜宮島との合流ポイントへと到着したナレイン一行の元に、アビエイター、クロウラーから一足遅れて出現した第5のアザゼル型。 シャンデリアのような豪奢な巨体を空中に浮遊させている。 その正体は空母ボレアリオス。『HAE』終盤で生まれ変わったボレアリオスのミールが成長し、アザゼル型に擬態した姿であった。人類軍はこれをアザゼル型の一種と誤認していた。 美羽たちエスペラントの声に呼応する形で救援に駆けつけ、再び邂逅した竜宮島と共闘する。 多数のエウロス型を引き連れており、エウロス型自体が非常に強いため他のアザゼル型に勝るとも劣らない戦闘力を有している。 また、ボレアリオス本体は武装などはないが、人類軍の空母として誤認させることで艦隊に紛れ込み、ぶつけて制御権を同化して奪うなどの活躍を見せた。 『THE BEYOND』ではフェストゥム達に気付かれることなく偽の竜宮島近くまで接近したり、一騎の心を守るために彼を保護して眠らせる母艦としての役割も担っている。 中核となっているのは来主操だが、こちらの彼は乙姫に対する織姫のような存在で、『HAE』の操とはあくまでも別の個体(彼のことは「前にいた存在」「前のコア」と呼んでいる)。 しかし前の操と外見含めほとんど同じで記憶も完全に引き継いでおり、より人間らしい振舞いを見せるようになった。 「生まれることを嫌がった」ミールに属していた『HAE』から、「生まれる喜び」を学んで生まれてきたため生を目いっぱい謳歌しようとするようになったのが大きいだろう。 『EXO』の公式サイトでは「スフィンクス型」と記載されておりコア型フェストゥムではない(そもそも人と同化していないのでコア型の定義とは外れる)が、「人の心を持つフェストゥムにしてミールのコア」という意味では彼もコア型に準拠する存在と言ってよい。 当初は人類とフェストゥムのアルタイル争奪戦には関しない立場を取っていた(*4)が、交信に当たった美羽が誰にも内緒で「自分を同化する」ことを救援の見返りとして操に提示しており、これを了承して駆け付けた。 操は戦闘後に美羽に同化を求めるが「世界中のみんなが平和になって、誰も悲しくて痛くなくなったら」という追加条件に同意し、同化は保留することに。それって事実上のタダ働きでは…。 この約束は『THE BEYOND』でも健在であり、「いつまで経っても美羽を食べられない」とぼやいていた。 戦闘に参加しているフェストゥムの中では数少ない人類側(正確には竜宮島側)のミールになったと言えるだろう。 喫茶「楽園」に訪れた時は、読心能力ではなく言葉を用いてのコミュニケーションを好み、よく喋る様子を甲洋や織姫に呆れられていた。 甲洋とは転生前に交戦経験があるためか反発心を示し「君の事は好きじゃない」「違うところに行きなよ」と告げたところショコラをけしかけられビビッていた。犬が苦手(*5)なのも転生前と変わらずである。 その後、エインヘリヤル・モデルへと改装されたマークドライツェンを駆り「現在」の時間を引き延ばして知覚するSDPを発現、海神島上陸作戦以降の戦いに参加した。海神島上陸作戦ではウォーカーに対して「空が綺麗だと思った事はあるか?」と尋ねるが満足のいく回答は得られなかったらしく「つまらない」とこぼしていたり、憎しみのフェストゥムたるディアブロ型を「君は嫌い」と吐き捨てている。 第四蒼穹作戦では総士と共に戦う事を喜んだり、ベイグラントが地上に落ちた時は「やっとアレと戦える」と意気揚々と戦いに臨んでいる。 『THE BEYOND』では何の因果か容子と一緒に暮らしており、彼女を「お母さん」と呼ぶようになった。より感情豊かになり、傍目には人間と何ら変わりない立ち振る舞いを見せる。 その為元が純粋なフェストゥムであるにもかかわらず「人の心を持ちながらフェストゥムとしても極めて強大な力を持つ」エレメントとして、フェストゥムからは甲洋や一騎と同列に脅威視されている。 海神島の島民からは島の人間の一人として扱われており、平時は甲洋の喫茶店でバイトしているらしい。 ○アザゼルF型種 クロウラー 北極圏を徘徊していた第6のアザゼル型。 ドクロの仮面をつけた巨大な蚊のような姿をしている。 ナレイン一行と竜宮島との合流ポイントでアビエイターと共に襲来。 水を凍らせる能力を持ち、水中活動できないタイプのフェストゥムを海上にも配備することで戦線を形成する。また、対象を凍結させながら同化することも可能。 これは相手の接触による同化を無効化しつつ自分だけ同化を仕掛けられるため、対フェストゥム・ザルヴァートルモデルにおいては非常に強力な能力である。 その上、アビエイターの電撃を学習することで凍結する電撃を放つことも可能となった。 また、最高位のエスペラントである美羽とエメリーですら襲われるその瞬間まで全く気付かなかったほど完全に敵意を隠す能力も持っている。 配下は主にプレアデス型で、親と子の圧倒的物量で敵を圧殺する。 合流ポイントでニヒトと交戦し凍結能力を駆使して撃破寸前まで追いつめたが、駆けつけた甲洋の援護により仕留めきれずウォーカーの撤退と共に姿を消した。 その後、竜宮島と交渉中のダーウィン基地を襲撃し再びニヒトと戦うが、マークレゾンの放った光による同化で半身を失い、露わになったコアと残りの体も光に変換されベイグラントに同化される。 そして第四次蒼穹作戦中、先のウォーカーと同じくベイグラントの戦力として第3アルヴィスを襲撃するが人外三人組の駆るニヒト、フィアー、ドライツェンの集中攻撃を受け、ニヒトに抉りだされたコアを他二機に破壊され撃破された。 『THE BEYOND』ではセレノアという日野弓子とうり二つの(例によって美羽の記憶から生み出された)フェストゥムが戦闘時にこの姿になる。 凍結によるフィールド形成能力は健在だが、甲洋と操に足止めされた挙句マークアレスによって呼び出した群れを全部喰われてしまった。人間体の方が厄介まである。 ◇グレゴリ型 『EXODUS』で登場。 ミールに寄生する種で、同化した少年を模した姿をしているが、その目は真円で異常に大きく瞳が大半を占める気味の悪いものとなっている。 普通の人には無害であるらしいが、神出鬼没でどこにでも現れてはケラケラと不気味な笑い声を上げて消えるため、幽霊のように認識されている。 放送前に物議を醸した「みんないなくなればいいのに」の発言者。口から電撃をぶっぱはしない。 シュリーナガルミール由来の種と考えられていたが、その正体はアトランティスのコア=ベイグラントに由来する種。その外見と憎悪の感情は、アトランティスのコアであった少年型フェストゥムを転写したものである。 このため新国連の生み出した「パペット」と同一視されがちだが、グレゴリ型はミールが自ら生み出した純粋なフェストゥムである。 パペットの一つであるジョナサンにこの種の一つが取り付いており、ナレイン達と竜宮島が合流した際、彼の精神を乗っ取って輸送機を落とし、アイを殺害した。 ◇ウーシア型 『ROL』で登場し、『EXODUS』で正体が判明した種。 コアギュラ型に似ており、『ROL』時代ではフェストゥム側の主戦力として恐れられていた。ティターン・モデルが交戦していたのもコイツ。 この種の情報からスフィンクスA型種などの海中に適応できる種族が生まれた。 戦闘ではリーダーとして機能し、集団の統率を務める。ワームスフィアからシーモータル型を生み出す能力を持つ。 武器を失いパイロットは戦意喪失というとどめを刺すには絶好のチャンスだったにもかかわらず、海中に墜落したアマテラスを放置していたことから、 『EXODUS』においても海中での活動はできないと思われる。 ◇ギガンテス型 『THE BEYOND』で登場した種。ウミガメのような姿をしている。 少しコンパクトになったアザゼル型といった具合で、核を思わせる強大な火炎放射や尻尾からの極太ワームビームを放つ。 耐久力も非常に高く、壁を張って人類の核攻撃を余裕で防ぎきるほど。 島のファフナーを相手にすると一騎と美羽によって速攻で同化されてろくに戦えないイメージであるが、何かさせたらヤバいタイプのフェストゥムなので初手確殺はある意味仕方ない。 ◇マイスター型 『THE BEYOND』で登場した種。ちょっと紛らわしいがマスター型ではない。 マレスペロがジョナサン・ミツヒロ・バートランドを進化させる形で生み出したフェストゥムであり、作中ではケイオス・バートランドのみが該当する。 ジョナサンと全く同じ外見だが記憶は完全に消されており、それどころか感情も希薄。 マレスペロは彼をアルタイルミールの器にすることでアルタイルを憎しみで染め、それを同化することで強大なアルタイルを手に入れるつもりであった。 経緯が経緯なだけにコア型のようにフェストゥム体を有さないが、彼のみが持つ能力として人間を「ソルダート」と呼ばれる改造兵士に変えられる事が挙げられる。 これまで同化によって無理やり&「いなくなる」までの短時間限定で操っていた人間を恒久的に支配することが可能となった。(役割が被るディアブロ型が本作では登場しない) ケイオスはこれを「祝福」と呼んでいる。 ◇マークニヒト型 PSP版に登場したオリジナルの種。ニヒトを完全に同化しており、金色に輝いている。 耐久力に応じてレンジを変えてくる上に異常なレベルの機動力を誇り、極めて戦いづらい上、撃墜するとフェンリルを起動して島ごと吹っ飛ぼうとするなど往生際も悪い。 ゲームオリジナルだが、原作においてもヘブンズドア作戦以後の時系列においてマークニヒトに似た個体が出現はしていたらしい。 とは言えわざわざ人の姿をしたフェストゥム(操)がこれを奪って操縦するために作り出されるぐらいなので、性能も含めた模倣はできなかったようではある。 ◇フラグメント型 PSP版に登場。マークニヒト型が攻撃を受けた際に飛び散った破片が変化した種類で、プレアデス型(子)と同じような特性を持つ。母体であるマークニヒト型が倒されると活動を停止する。 ◇タイプ不明 『THE BEYOND』のレガートが該当。 日野美羽の記憶から生み出された日野道生とうり二つ(ただし美羽は父親の声を聴いた事がないので声と性格は再現されていない。これは劇中においても担当声優さんの違いで表現されている)のフェストゥムだが、 彼は人間体のままファフナーに乗って戦闘するのでフェストゥム形態にならず、それが故に上記のどのタイプに該当しているのかは不明。 セレノアと対等な立場を取り、フェストゥムに同化された人間である改造兵士ソルダートを指揮して戦うのでアザゼル型やマスター型に相当する上位個体ではあると思われるが、ソルダートを作る描写がないためマイスター型ではない様子。 マレスペロの命令により総士の父親役として偽の島に配置され、フロロやセレノア同様に感情を学んでいく。 フロロを破壊した一騎に対して憎しみを吐露するが、自身たちのオリジンたる道生や乙姫が「他者を生かすために犠牲になった」事を知って一騎達の行動にも一定の理解を示したり、マークアレスに恐怖するなど人間臭い言動が多い。 ◆ミール フェストゥムの指令系統の中枢に当たる存在で、情報を高密度に集積した光子結晶体。全宇宙に無数に存在し、本来は知識を記憶し続けるだけの存在であるが、ごくごくまれに、吸収した情報に反応して、生態系に多大な影響を及ぼすほどの行動を起こす。 その「ごくごくまれな行動」が地球で起こったことが地球人類にとっては悲劇の始まりとなった。 全てのフェストゥム=人類側が「個体」と認識するのは全てミールの端末であり、自意識を持っている場合も基本的に例外ではない。 マスター型が「我々」、操が「俺達」と呼んでいるのはこのミールのこと。要するにフェストゥムの本体である。これが学習した情報に応じてフェストゥムは活動し、フェストゥムの集積した情報によってミールは学習する、という繰り返しである。 他作品でいうと、バジュラに対するクィーン、マキナ人間に対するセントラルのようなもの。 無印までは一応善意によって動いていたのだが、北極ミールが人類軍の核攻撃で破壊されたのと、その直前に総士がイドゥンを介して「個」の概念を教えたという二つの事象が最悪のタイミングで重なったのが原因で、ミールごとに分裂、別々の意識を持ってそれぞれの目的のために動き出した。 当然ながら各々がフェストゥムを生み出す能力も残っており、『EXODUS』時点では「人類を敵視するミール」「人類との共存を模索するミール」「争いに参加せず独自の生態系を作るミール」など様々な性質のミールが地上に存在している。 【各ミール】 超古代ミール 確認されている中ではもっとも古いミール。 古代人類がホモ・サピエンスに進化する過程で遺伝子に干渉しており、現在ではヒトの遺伝子の一部として存在している。 フェストゥムが人類を読心出来るのはこのミールの存在が遺伝子という形で残っていることによる名残のようなもの。 長らく裏設定みたいなものだったが、『THE BEYOND』で初めてその存在について言及された。総士曰く「人類と一つになって消えた」らしい。 北極ミール 西暦2114年に北極に飛来したミール。地球上全てのフェストゥムを生成・統括し、それによって全地球生命体の同化を成し遂げようとしていた。TV版の元凶。 2113年に「あなたはそこにいますか?」と問いかけ、地球人が電波信号による返答を行った結果地球へ飛来、フェストゥムを生み出し侵略に乗り出した。月面の裏には分身である小ミールが無数に存在する。 各地にスフィンクスA型種を送り出して情報を収集・解析・学習することを繰り返し、最終的には分身となるマスター型2体を作り出し、人類軍にスパイとして送り込むまでに成長した。 竜宮島を攻撃しつつファフナーを解析、要であるジークフリード・システムをイドゥンによって奪い、切り札にしようとした。そして、蒼穹作戦でシステムを奪回されたことをきっかけに本気で動き出し、大気圏外から襲来するフェストゥムと共に全てを同化するため宇宙へ上がろうとしたが、ザインとジーベンによる同化砲撃の直撃を食らって木っ端微塵に砕け散った。 この作戦を通じて総士によりイドゥンを通して「痛み」の概念を学んだ北極ミールは、砕け散った際に残されたフェストゥムに「個」の概念を伝えた。 『EXODUS』においては、人類軍から「ポラリス」のコードネームを振られている。 エメリーの弟が偶然この欠片を手に入れ、彼が同化された後はエメリーが継承。彼女によってシュリーナガルに根付かされた事により成長を遂げ、アショーカとなった。 ボレアリオスミールやアザゼル型もこの時の砕けた破片が個体となって誕生している。 瀬戸内海ミール 西暦2085年に日本において人類史上最初に発見されたミール。 瀬戸内海の海底にあった巨大なクレーター跡から発見され、人類はこれを研究することによって超古代ミールの存在と、人類進化にミールが大きく関係していることをつきとめた。 しかしその過程で妊娠を妨げる遺伝子障害を発生させる毒素を日本中にばら撒き、影響圏内にあった全生命体から受胎能力を喪失させた。 3分割された後、アルベリヒド機関、日本自衛軍研究機関、国際エネルギー研究公社の3箇所に保管されていたが、北極ミールのフェストゥムの活動に呼応して増殖を開始。 「死」の概念を間違って理解していたことから、日本中の全生命を「死なせないために生まれさせない」という認識から遺伝子障害を発生させてしまい、国内の日本人は全て生殖能力を失うこととなった。 さらに汚染拡大を恐れた新国連の攻撃によって日本列島が焦土と化して以降は、3つの欠片がそれぞれ3つ作られたアルヴィスに託され、現在の竜宮島製ファフナー、およびそのコアに欠片が使用されている。 この性質上、3つに分離したとは言え島のミールは限りなく純粋ミールに近い存在であると言える。 竜宮島のミール 竜宮島のコアとして使用されている瀬戸内海ミールの欠片の1つ。本編では結晶体から大気へと組成を変えており、島の空気に溶け込んで存在している。 乙姫がまだ胎児の状態であった頃、ミールの欠片が北極ミールと呼応して研究中に暴走、身ごもっていた皆城鞘を取り込み同化、生命を宿した母体であった鞘と同化した結果「誕生」を理解し、無機物から有機物への激変を成し遂げた結果による。なお鞘との同化時に彼女の胎内にいた乙姫は、フェストゥムと融合した状態で救出されたことで大気となったミールの欠片と意思疎通をする能力を得た。 これによりブリュンヒルデ・システムが成立し、ミールによる島の環境制御・防衛システムが制御可能になっている。これは、紅音が北極ミールに命を与えたように、鞘が瀬戸内海ミールに命を与えたということらしい。 TV版後半で中途半端に「死」を理解してしまったために島の環境ごと自滅しようとしたが、乙姫と完全に融合したことで、「生と死の循環によって成り立つ生命のあり方」を理解する。その結果、弓子は道生との間に娘をもうけることとなり、誕生した美羽は世界最高のエスペラントとして生を受けた。 『EXODUS』ではエメリーの接触を通して、ウルドの泉で大量のゴルディアス結晶を発生させている。さらに新世代パイロットたちに「SDP」と呼称される異能の力を発現させ、同時に部分的同化と肉体の変質を引き起こしているが、これは織姫曰く、島のミールはまだ成長の過程であり、人間を理解しきれていないまま、それでもパイロット達の命を守ろうとした結果の「祝福」らしい。 そして第三次蒼穹作戦中に剣司及び彗とクロッシング、それまでに「いなくなり」ゴルディアス結晶へ「還った」者達の姿を借りて対話する。 両者はその間周囲から見れば「眠っていた」らしいが、剣司は目を閉じたまま指揮を行っていた。このことから、一時的に意識が「ファフナー側」と「ゴルディアス結晶側」に二分していたのではないかと考えられる。 また、里奈はダッカでの戦いで広登が死亡したのと時を同じくして「広登が還ってきた」と語っていたが、当初は「還った者達」の中に広登の姿はなく、第三次蒼穹作戦の際、暉と共に島へと還る姿が描かれた。 大気となったミールなので、生命を正しく学んでいけばいずれは海中だろうと宇宙空間だろうと島に住む人を生存させられるだろうと真壁史彦は語っている。そしてTHE BEYONDでは…… 蓬莱島のミール 人類軍呼称・アヴァロンこと「第2アルヴィス・蓬莱島」にある瀬戸内海ミールの欠片のうちの1つだが第一シリーズでイドゥンによって島のコアごとに同化されてしまう。現在はマークニヒトの中で眠っている。 第1シリーズ中盤で人類軍による奪回作戦が行われたのはこのアルヴィスである。当初の設定では他の国が建造した事になっていたが、EXODUSで設定変更が行われ、今の設定となった。 先述した通り、当初は異なる設定だったためかかなりマイナーであり、ファンでもこの設定及び設定変更を知る人は少ない。その為か月間シリウス版では例の甲洋が同化された島はハッキリと蓬莱島と明言されている。 海神島のミール 第3アルヴィス「アトランティス」こと「海神島」のコアとなっている瀬戸内海ミールの欠片1つ。 島のミール同様に島民と絆を育んでいたが、島は人類軍によって滅ぼされ、コアも奪取され、人類軍の入手した北極ミールと強制的に同化。ベイグラントの制御やパペットの生産に使われていた。また、パペットの一つであるジョナサンを通じて人類軍の情報収集にも使われ、他のアザゼル型の誘導も行わされていた。 しかし、人類軍が滅ぼしたアトランティスの島民や、パペットの中で発生・消滅を繰り返した人格の「死」がベイグラント内部に「憎しみ」の感情から成るゴルディアス結晶を発生・成長させ、最終的にジョナサンの人格が消去され、器としての条件を満たした事で反旗を翻した。 要するにこのミールは、アトランティスの人々やパペット達の死を招いた人類軍にとうとうブチキレたのである。 ジョナサンを制御していたグレゴリ型を相互同化することで融合、マークレゾンを強奪して攻撃を開始。襲撃してきたクロウラーを返り討ちにして同化、その後「理由なき憎しみ」を植えつけたジョナサンとマークレゾンを代行者に、島を訪れたアショーカと竜宮島の部隊を抹殺すべく襲来。 かつての己の居場所を襲撃するという皮肉な運命を辿る事となった。 ボレアリオスのミール 空母ボレアリオスに同化した北極ミールの欠片。操の母体でもある。 人類軍の空母ボレアリオスを丸ごと同化したあとコロニーを形成し、平穏の中で島のミールと同じように命の循環とは何かを学び生まれ変わろうとしていたが、新国連の攻撃を喰らったことで理解した「痛み」と「憎悪」に苛まれ生まれ変わることを拒むようになる。 紅音を同化したミョルニアを保護しており、彼女がもたらした紅音の知識により、人類の戦術を学習・模倣するようになっている。 竜宮島の防御システムに関しても学んでおり、偽装鏡面やヴェルシールドも備える。 メッセンジャーとして操を生み出し、竜宮島のコアを同化することを求めた。これは、存在することの痛みに耐えられないミールが、それを教えた竜宮島のコアを同化すればどうにかなるのではないか、と考えたことによる。 しかし、第二次蒼穹作戦を経てようやく命の循環と島のミールの祝福を理解し、美羽との対話によって生命体の在り方を理解。操の呼びかけに応じボレアリオスを包む大気へと組成を変え、人類との共存の道を探すために姿を消した。 『EXODUS』では劇場版で死亡した操の後継体として「新たなる来主操」を作り出しており、当初は艦体周囲を金色の結晶で覆ってアザゼル型に擬態。 当初は戦いに関わらず中立の立場にいたが、アビエイターとクロウラーの襲撃を受けた美羽とエメリーからの交信を受け、美羽が交換条件として自分を同化することを申し出たのを受け、アルヴィスを救援。 以降は操と共に竜宮島部隊との共闘関係を結んでいる。 シュリーナガルミール(アショーカ) シュリーナガルに存在する北極ミールの欠片。別名「世界樹アショーカ」。 北極ミールの破片をエメリーが古井戸「バルカ」に根付かせ、天空にまで届こうかという高さを持つ巨大な樹の形にまで成長した。 寄生・共生するフェストゥムは人類を同化しないが、ロードランナーの襲撃を受けて壊滅してしまった。 人類側に引き込もうと考えたナレインによって美羽と対話するが、彼女が幼すぎたため、美羽の肉体年齢を急速に成長させることで対応しようとした。10歳程度で止まったが、これは弓子が勘付いたことと、急激な成長は美羽の命にかかわると考えたため。その後、崩落で死亡した弓子を美羽を守る存在として蘇生・存在を維持している。 基本的に人類の意思を拒否・敵対する様子はないが、島のミールやボレアリオスのミールのように、人間という生き物をまだ完全には理解できていないため、どうにもやり過ぎ・行き過ぎな部分が目立つ。 美羽との接触の翌日に襲来したロードランナーによって樹の部分は破壊されたが、根元のコアは生存しており、ナレイン一派によって第三アルヴィス・アトランティス跡地へと植樹するための「脱出行」が始まることになった。 最終的に第三アルヴィスのコアとして根付き、人型のコアを生み出している。 『THE BEYOND』では一貫して「アショーカ」と呼ばれている。 脱出行の経験からか人を守護することにかけては非常に優れており、かつて核汚染を受けた竜宮島の大人達を竜宮島ミール同様に保護しているだけでなく、ヴェル・シールドを突破して島内に突入した敵に対しては物理防壁を使わずアショーカ自体の守りで攻撃を防ぐことができる。 更には戦闘機にアショーカの守護を持たせることで低度のワームに対する耐性を持たせるなど、防御能力は弱体化さえされなければ極めて高いと言える。 おそらくは脱出行やその後島の復興の過程で命についても正しく学んでいったらしく、『EXODUS』のような過剰な側面は見受けられない。(*6) コアはかつてのエメリーと似たルヴィ・カーマ。未来視の能力があるらしく、滅びの未来を回避すべく様々な試練を島の面々に提示していく。 その経緯から彼女も厳密には人間とフェストゥムの融合体ではないが、実質的にコア型フェストゥムに相当する存在であると言えるか。 ナレイン将軍を彷彿とさせる話術も特徴的。レスバ最強幼女と呼ばれたりも…… 外宇宙のミール ミールは大半がこれに該当するのだが、ここでは『EXODUS』で地球に近づきつつあるミールを指す。別名「アルタイル」。 ナレイン一派は交信を試みているが、アザゼル型が妨害しており未だ対話は果たせていない。 一派がシュリーナガルミールを引き込もうとしたのはこのミールとの対話のためである。 シュリーナガル壊滅の時点では半年後に到来すると予想されており、人類軍も色々な手段で敵意がないことを示していたが、結果的にはさらなる脅威の到来となってしまった。 新国連側もこれを手に入れることを模索しており、アザゼル型ベイグラント(=第三アルヴィスのコア)を使ってアルタイルを手にする計画であった模様。 つまりところ『EXODUS』の物語は全てこのアルタイルに起因している。 『EXODUS』最終回にてついに地球に到着。 分割などされていない純粋ミールである為、独立したフェストゥムである甲洋やボレアリオスミールのコアである操が、凄すぎる、抵抗できないと述べる程の影響力を持っている模様。 おそらく地球に到着したころの北極ミールと同等かそれ以上の存在とみられる。 その圧倒的な力で竜宮島を問答無用で同化しようとするが、芹の決死の攻撃で一瞬同化が緩んだところに織姫が説得を試み、対話の準備が整う未来まで竜宮島と共に眠らせる事に成功した。 史上最高のエスペラントである美羽がその能力を十分に発揮できるように成長するまで、あるいは美羽並かそれ以上のエスペラントが生まれて対話が可能となるまで、竜宮島、そして芹と共に眠り続けるのであった。 『THE BEYOND』でも相変わらず竜宮島と共に眠り続けているのだが、前述の通り凄まじい力を持つためマレスペロはこれを手中に収めようとしている。 一方でアルヴィス陣営としても竜宮島を取り戻すことは悲願であると同時に、アルタイルを迎え入れる事がマレスペロに対抗できる人類にとって唯一の手段である。 新国連や独立人類軍も、アルタイルを味方に付けられるのは竜宮島及び海神島の面々のみであると認識しているらしく彼らの邪魔はせずむしろ協力態勢を構築している。 アルタイルを迎え入れる手段は『EXODUS』以後の2~5年間で確立したようだが、その手段は……… 森のミール シャッター作戦で作られたフェストゥムの密集地の一つに存在するミール。人類との共存を目指す、あるいは単に敵意や戦意のないミールの欠片が一箇所に流れ着いて互いを同化し巨大化したもの。 その名の通り森のような姿をしており、一本一本はシュリーナガルミールには及ばないが、それでもファフナーを凌駕するほどデカい。 森の中にはグレンデル型が群れをなして駆け回っている。 派遣部隊とペルセウス中隊はこのミールと対話を行い、エネルギーの提供を受けている。 【ゲームにおけるフェストゥム】 『スーパーロボット大戦K』 命中・回避が上昇する「読心」という特殊能力を持つが、効果がショボすぎるのでほぼ効果はないと思っていい。 更に全体的にパイロット能力・機体性能共に低いので、本作でも屈指の弱敵勢力である。『K』の原作愛と知識の無さがこういうところでもよくわかる。 同化もイドゥンしか持っていない上にファフナーにしか効果がない。 尤も、後述のルート分岐の点や『UX』での全力全開っぷりも併せて、意図的な調整と見るプレイヤーも多かった。 …事実、上記の読心の効果がショボいなどと笑ってられるのは雑魚戦まで。 マークニヒトに乗っている由紀恵(*7)やイドゥンはC・コードと読心の重ね掛けにより、命中回避+80%が付く。 こんなの相手に精神コマンドなしでスーパー系を立たせた日にはどうなるかお察し。このルート唯一のスーパー系のガンソの皆様お疲れさまでした。 …まぁ、マークニヒトのメイン武器であるホーミングレーザーがビームなのが災いしてアカツキと海に沈めたアークエンジェルで完封できたりするわけだが。 むしろ彼らがいるおかげでマークニヒトをガス欠にして安全に戦う事ができるのでヤタノカガミとラミネート装甲に感謝しつつ、フルボッコにして差し上げよう。 シナリオ上でもファフナーの原作再現をするためだけの存在でクロスオーバー等は無く、ルート分岐によっては一度も戦わないことも。 何故か擬態獣と仲が良く、必ず同時期に活性化している他、一緒に竜宮島を襲撃してくるステージもある。 両者にどんな関わりがあるのかは最後まで不明だが、終盤では同化現象のデータの応用でラビットシンドロームの治療法が確率できたので「本当は「フェストゥムと擬態獣は元は同じ存在だった」ということにしたかったが、ライターの技量の問題で描ききれなかったのでは?」と考察されることも。 撃破時の演出はワームスフィアを伴って消滅という専用のものになっており、これは『UX』にも引き継がれる。 『スーパーロボット大戦UX』 『K』での原作レイプな扱いの鬱憤を晴らすように、「読心」が超強化。 雑魚でもリアル系トップエースクラスが精神無しでは油断できない命中・回避率を叩き出してくるようになった。スーパー系ならお察し。 例としてプロローグに出現するフェストゥムと戦う場合、SEEDを発動させたアスカさんでも殆どの場合で命中率が5割以下になる。 何故ならここに登場するスフィンクス型が読心Lv4で命中回避に+80%の補正がかかっているため。 つまりのっけから『K』のフェストゥム最終決戦クラスの補正持ちとの戦闘を強いられる。しかも完封方法なし。なに…この…なに…? 余談ながら、読心Lv4を持っているフェストゥムは他に13話にしか登場しない。 イドゥンや操ですら読心Lv3(命中回避+50%補正)である。つまりはイベント仕様。マークニヒトに乗ってもCコードはつかないので、イドゥンは弱体化しているが、代わりに毎回ターン制限で苦しめてくる。 なので、序盤の雑魚フェストゥムならここまでぶっ飛んだ戦いにはならない。油断は禁物だが。 前述のエウロス型も読心Lv3持っているので切り払いができるようになったのは全く慰めにならない 更に『K』ではイドゥンしか持っていなかった「同化」を全てのユニットが持っている上にファフナー以外にも効くようになったため、 ある例外(後述)を除いて攻撃を当てられるごとに気力が減り一定以下になると問答無用で撃墜されてしまう。 読心の補正と併せて「スーパーロボット絶対同化するマン」である。 プロローグにてシナリオでもゲームシステム上でも、その強さを見せ付けられて驚かされたプレイヤーは多いだろう。 総じて原作の「ファフナー以外の兵器では手も足も出ない」という設定に合致した非常に厄介な敵となった。 余談だが、ゼロファフナーは里奈の能力がリアル寄りなのに機体が完全スーパー系というアンバランス過ぎる状態であるため、 事前の改造不可で出撃させられる第二次蒼穹作戦では里奈の養成を全くしていない状態で突っ込ませると大体フルボッコにされるというファフナーのくせにフェストゥムとの相性が悪いという何とも言えない事に… シナリオ面でもファフナー勢と同じく多くの作品との魅力的なクロスオーバーを見せてくれる。 特に、「人類とはまったく異なる存在との対話・共存」がテーマになっているバジュラやELSとのクロスオーバーは話題となり、 『UX』自体を「スーパー対話大戦」と呼ぶプレイヤーもいる。 なお、この作品ではSEED系のMSは対フェストゥムを想定して開発された兵器である、と言う設定がある。 シナリオ上でそうなっているだけで、この作品でだけSEED系MSに特別な能力が追加されていたりする訳ではないのだが… ここまで想定してかどうかは分からないが、「フェイズシフト装甲」系の特殊能力がゲームシステム上で実際に対フェストゥムとして機能する。 フェストゥムの攻撃は基本的にバリア系の能力で防ぐ事ができず、1ダメージでも受けてしまえば「同化」が発動する。 なので避けるのが望ましいが読心のせいでそれは難しい。では「特殊装甲」に分類される能力では? バリアではないのでフェストゥムの攻撃にも作用し、かつ一定以下の威力ならダメージを0に抑え込んでしまう。 つまり食らっても同化されないのだ。 そんな訳で、デスティニーなどのMSでもファフナー並とは言わずともそれなりに対抗できたりする。 ……正直このシナリオとゲームシステムの噛み合いっぷりがマークデスティニーのパイロットというネタを補強してる感もある。 尤も、あくまで「それなりに対抗できる」レベルであることに注意。頼みの綱のVPS装甲もワーム・スフィアーがVPS装甲貫通属性持ちなのでスフィンクス型以降のフェストゥムには基本的に無力というオチが付く。 装甲も厚くないし、基本は何とか回避に持ち込む方向で戦うのが正しい。エウロス型のミサイルには効果があるのだが、貫通される可能性が高い。 ちなみにゲーム中で説明がないが、実はヒーローマンとNPC飛影は読心も同化も無効するという凄まじい能力を持ってたりする。 なので飛影はともかくヒーローマンは対フェストゥム戦の主力となる。水中戦ができないので第二次蒼穹作戦では相方に飛べるようにして貰う必要があるが。 これは、フェストゥムが人類の心を読めるのは遺伝子に存在する超古代ミールの痕跡のおかげであり、機械であるヒーローマンとNPC飛影はそもそも対象外だからである(特にヒーローマンの場合、コントローラーのジョーイの思考は読めるので余計に混乱するらしい)。 ただし、シナリオ上ではフェストゥムとの初戦でジョーイが読心能力を警戒する場面があるので気づかないプレイヤーもいたと思われる。 ちなみに三璃紗の侠達はしっかり読心の対象。まぁ精密検査をした結果、「正真正銘の人間」って社長が言ってたし… あと、劇場版の甲洋と隠しで仲間になる操もしっかり読心L3で命中回避に+50%がかかっている。マークニヒトも同化を持ってるけど、さすがに仲間になった後は無差別な同化はしてくれない。 なお、実はSEEDを発動させたアスカさんは読心能力すら無効化するフェストゥム特効みたいなパイロットであった事が後の『SEED FREEDOM』にて判明している。 その彼が、5割以下の命中率の戦いを強いられた末にデスティニー大破まで追い込まれたのがUXプロローグである。最初からクライマックスってレベルじゃねーぞ! 【余談】 アニメ前半で文芸統括・後半でメイン脚本家となった冲方丁氏は、小説家としての第2作『ばいばい、アース』にて主人公の愛剣の属性として「生まれ続ける『未然形(アンテ・フェストゥム』)」、 主人公と対する剣士が手にした剣の属性として「死に続ける『己然形(ポスト・フェストゥム)』」なんて形容詞をつけており、もしかしたらそれが由来になったのかも知れない。 追記・修正はグレンデル型を倒してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ベイグラントの項が本編と違うと思うんじゃが -- 名無しさん (2015-12-05 12 01 56) あ、リアルタイムで修正されてた。すまぬ。あと門を開いてから攻撃してたからあのビームはレゾンを介したベイグラントの攻撃だと思うんだけどどうかね? -- 名無しさん (2015-12-05 12 07 38) hu -- 名無しさん (2015-12-05 12 09 30) レゾン「あなたはそこにいますかビーム!」 -- 名無しさん (2015-12-05 15 44 48) 最終決戦は地球に落ちてくるベイグラントをファフナー全機で押し返す展開で -- 名無しさん (2015-12-07 09 21 25) ↑一騎「マークザインは伊達じゃない!」・・・的な? -- 名無しさん (2015-12-08 21 11 16) 自分たちが散々憎んだヘスターと同じことをジョナミツにしているアトランティスミールが可哀想すぎる。それしか知らないんだろうな。 -- 名無しさん (2015-12-10 15 16 15) 飽くまで学習する、知る事がミールの修正だからね。人類軍最大の過ちはこの習性を理解せずに場当たり的に対応した事やな。まあ、緊急に過ぎたって事もあるけど、邂逅以来一事が万事この調子やからなぁ。同情の余地は無い。 -- 名無しさん (2015-12-11 09 49 11) ディアブロ型やっぱチートすぎるよ…触れたらアウトな上に同じ性質の分身飛ばしまくってくるんだもん -- 名無しさん (2015-12-12 03 13 56) エインヘリアルモデルまであっさり乗っ取るとかディアブロ型マジつえぇ。同化をここまで悪用すると質が悪いのか -- 名無しさん (2015-12-12 03 28 47) アザゼル型のコアは全部大きなコアに小さいコアが2つ入ってる? -- 名無しさん (2015-12-12 06 45 24) ウォーカーさんマジ哀れ -- 名無しさん (2015-12-12 07 15 59) ↑あんなにしぶとかったのに・・・ねぇ。 -- 名無しさん (2015-12-12 17 29 07) 見ていて思ったんだけど最初に出てきたときに吸収されたような描写あったけどそのあとに出てきたやつはアトランティスのミールに操られてたの? -- 名無しさん (2015-12-12 18 42 25) シュリーナガルミールって今回ベイグラントに食われてなかったっけ? -- 名無しさん (2015-12-12 20 29 50) ウォーカーさんは同化される時、小さい欠片が一つだけ左に行ったように見えたんだが……なぜ俺はここまでウォーカーさんに生きて欲しいと願っているのか。 -- 名無しさん (2015-12-12 22 23 58) ディアブロ型はロードランナーのではなく、ベイグラントの配下だった事が判明。ハワイとシュリーナガルの件の黒幕はBBAとベイグラントだったと改めて判明したな。 -- 名無しさん (2015-12-13 10 01 22) ウォーカーさんを最初に見たとき、こいつは大物だと思った。それがこの有様だよ!!!いやもう、ウォーカーさんは泣いていい -- 名無しさん (2015-12-14 17 33 56) ↑2海神島でのディアブロ型はアトランティスミール君がシュリーナガルで学習したからでは? -- 名無しさん (2015-12-14 23 21 04) ↑3他のアザゼル型と交信したりできるからどこかで学習したんじゃない? -- 名無しさん (2015-12-16 10 18 00) 1期で出てきた別のアーカディアンプロジェクトの島は蓬莱島とまだ決まってないだろ -- 名無しさん (2015-12-16 10 39 10) ↑6 不死身の炭酸程ではないがしぶとい・リアクション豊富だからかね。もし生きてたら本体・コア消失だから操みたいに人間サイズで劇場版に出てきたりして。 -- 名無しさん (2015-12-16 15 38 29) ディアブロ型の発生源はベイグラントだったか。あの狡猾さと凶悪さからみてロードランナーの配下というには違和感があったが納得 -- 名無しさん (2015-12-17 21 58 48) ここまで暗躍してると、やられかけたロードランナーをアビエイターのとこに送って喰わせたのもベイグラントのような気がしてくるな -- 名無しさん (2015-12-19 15 43 14) ↑タイミング的にロードランナーをアビエイターのところに転移させたか、ロードランナーの転移先をアビエイターに教えたか……流石に後者だと思うが、どちらにせよ暗躍はしてただろうな -- 名無しさん (2015-12-27 05 53 41) 一騎がマスター型ってどっかで言われてた? -- 名無しさん (2016-01-04 19 03 15) 悪趣味な金色だな!ハッ! -- 名無しさん (2016-01-09 03 19 20) ↑2 一騎の発言(母さんと同じ〜)から推測したんかな? 一騎は金色タイツ型フェストゥムでいいんじゃないかな…(同化末期症状) -- 名無しさん (2016-01-09 04 52 05) ↑岸田メルはフェストゥムだった...? -- 名無しさん (2016-01-09 12 17 45) アザゼル型に対しても鷹揚だった新しい操が、ディアブロ型には眉を顰めて露骨に不愉快そうだったのは印象的だったな -- 名無しさん (2016-04-21 17 24 55) ベイグラントいがいのアザゼル型はUXにも存在するのかと今更ながら疑問に思ったんだがどうだろうか -- 名無しさん (2017-07-17 14 33 45) ゲッター線浴びせたどうなるだ? -- 名無しさん (2017-10-17 12 40 08) ↑やめろ!(悲鳴 -- 名無しさん (2017-10-17 13 00 58) ↑2 たぶんゲッター線的に「こいつらじゃ未来がないわ」と判断して自壊させるんじゃないかな。 -- 名無しさん (2017-10-17 13 18 52) ↑ ファフナーの世界に一番必要だったのはゲッター線だった!? -- 名無しさん (2017-10-18 11 30 38) THE BEYONDのPVにてウォーカーさん生存確認 やっぱりコアの破片を分離再生して生きてた模様 -- 名無しさん (2017-11-03 19 36 44) フェストゥムてバナナだよねー(よしこ並感) -- 名無しさん (2018-09-21 10 19 09) 海神島のミールも島民がいたころは、人間を思いやれるコアだったのだろうか -- 名無しさん (2019-05-11 23 11 22) うえ -- 名無しさん (2019-11-05 08 16 09) ↑はミス。↑↑あのコアがグレたのは人類軍のせいなんだよな -- 名無しさん (2019-11-05 08 17 18) 超古代ミールの設定からすると、出来るかどうかは別にして人類から因子を完全に取り除くことができれば同化しようとされなくなるのかな?まあ、だとしても明確に敵意持っちゃった二期以降の敵対ミールには普通に襲われるんだろうが。 -- 名無しさん (2019-11-06 06 41 37) 呼んでねぇから帰れアザゼルさん! -- 名無しさん (2019-11-10 01 30 03) 「お前はどう思う?居ると思うか?居ないと思うか?」と聞き返したらどうなるんだろうか -- 名無しさん (2020-05-23 16 36 39) グレンデルH型マジで許せねえ -- 名無しさん (2020-06-11 15 30 13) ウォーカーさんがウォーカーちゃんになってたのはちょっと複雑だった -- 名無しさん (2021-10-15 09 55 13) ↑3 反応した時点で了承とみて同化(攻撃)してくる -- 名無しさん (2023-05-23 22 59 49) 怯えるパイロット達を見てニチャァと笑ってたウォーカーが妹プレイにハマるとはなぁ -- 名無しさん (2023-07-12 23 42 18) カガリ…アンタの慧眼は正しかったぞ…! -- 名無しさん (2024-01-30 13 33 46) また飛鳥真と戦うことになっても何も考えてない上に守護霊(悪霊)がいるせいでビビり散らすフェストゥムなんて光景があるかもしれない -- 名無しさん (2024-02-06 03 30 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/3930.html
登録日:2011/05/24(火) 12 42 15 更新日:2024/07/14 Sun 10 24 53 所要時間:約 32 分で読めます ▽タグ一覧 Dead_Aggressor EXODUS HEAVEN_AND_EARTH THE_BEYOND どうあがいても絶望 アルヴィス エインヘリアルモデル ジークフリードシステム ノートゥングモデル ロボット 同化現象 対フェストゥム兵器 所要時間30分以上の項目 歩く死亡フラグ 死装束 竜宮島 竜殺しの剣 蒼穹のファフナー 鷲尾直広 ノートゥングモデルとは『蒼穹のファフナーシリーズ』に登場するロボット兵器「ファフナー」の機種名。 主役陣営であるアルヴィスが保有するファフナーのほとんどが属する。 また、ノートゥングモデルをベースにして開発された後継型「エインヘリアルモデル」についても本項目で記述する。 その名の由来は、北欧神話を題材にした楽劇『ニーベルングの指環』に登場する竜殺しの霊剣から。 因みに、ファフナーの名の由来は宝物を守る為に竜に変身するドワーフの戦士からなのだが……命名者は随分と洒落の効いた人物のようだ。 以下、第一作から『THE BEYOND』までの内容を容赦なくネタバレしているので未見の方は注意されたし。 概要 竜宮島(アルヴィス)で開発された第三世代ファフナーに与えられた名称で、世界中が開発を断念していた幻のモデルを日本が独自に再開発した、という経緯により誕生した。 開発者は、羽佐間容子、近藤彩乃、皆城公蔵ら。 「ファフナー」とはそもそも、地球に飛来し全人類の同化を目論もうとするケイ素生命体「フェストゥム」に人類が抗うために開発された機体であり、 彼らが持つ「人の心を読む」読心を無効化することで攻撃を当てる(*1)事を究極的な目標として開発されている。 第三世代モデルであるノートゥングモデルはその意味では完成形に近いものであり、「EXODUS」作中では(本モデルを保有しない)人類軍の兵士から「伝説の機体」とまで言われている。 機体特徴としては、第一、第二世代モデルと比べても極めて小型の全長(汎用型で35mなのでガンダムなどと比べるとバカでかい)が挙げられる。 これは、近藤彩乃の提案でジークフリード・システム(読心を防ぎつつパイロット間およびパイロットと指揮官の連携を取れるシステム)を機体から分離したから。 他にも、ミールの研究を応用し、人間のあらゆる感情をデータベース化する事で、機体に人間の感情のうち、操縦関連に役に立つ事を学習させる事により、人体と機体の更なる融合による細かな動きが可能となった。 操縦に関係ない日常生活の思考からも操縦に関連する部分を拾い上げるという、ぶっちゃけガンダムの学習型コンピュータの凄い版。 操縦系統についてはファフナーは機体と一体化して乗る兵器であるが、本モデルについては上記の恩恵もあって「操縦する必要がない(つまり文字通り人機一体となる)」とハッキリ明言されるほど。 また、読心能力を封じ込めるためにメインシステムに瀬戸内海ミールを封じ込めた「コア」が使用されており、コアを内蔵していないファフナーと比較すると基礎ポテンシャルには大きな差がある。 まさに「フェストゥムから島を守る剣」と呼ぶに相応しい性能であろう。 と、いいことずくめに見えるのだが……当然、欠点も存在する。 まず、操縦するためには極めて強固なシナジェティック・コードを形成する必要があり、操縦者の適性は10万人に1人と言われるほど少ない。 そのため、人工子宮によって人為的にシナジェティック・コード形成率の高い子供が生み出される事となった。 また同時に「コア」との一体化を促進してファフナーを「操縦する必要がない」状態にもっていくための因子も定着させているのだが、この「コア」とは出自こそ違えど本質的にはフェストゥムそのものであり、 (少なくとも最初は)「無」であるフェストゥムと一体化するということはすなわちパイロットの存在さえも無に帰すことに繋がる。 1回乗ったぐらいで即死することは流石にないが、機体に乗り続ける程体内のフェストゥム因子が増大し無に近づく同化現象を加速させてしまう。 実際、同化現象の加速が原因で数名のパイロットが命を落としている。 ちなみにこの因子は一応後天的に付与することもできるのだがリスクが非常に高く、成功しても(ファフナーに乗ったら)パイロットの余命は著しく短くなってしまう。 シナジェティック・コードの問題もあり、ノートゥング・モデルに搭乗できるのは長くて20代前半が限界(10代のパイロットと比べると基礎ポテンシャルは著しく下がる)の模様。 これでも前モデルであるティターンモデルよりは遥かにマシになっているが、彼らの犠牲があったことで研究が進んでマシになったというべきだろう。 ティターンモデル同様にジークフリード・システムはファフナーに組み込むこと自体は可能だが、同化耐性の高い総士ですら48時間で「いなくなる」というシミュレーション結果が示されている。 また、パイロットとコクピットを接続する際、パイロットの身体に激痛が走る上、搭乗時は機体とパイロットがシンクロしているため、機体の受けるダメージや皮膚感覚までもパイロットにフィードバックされる等、やたらパイロットに負担が掛かる仕様(*2)。 接続する際の痛みはシナジェティック・スーツで軽減可能だがそれでも痛いことには変わりなく、パイロットスーツを着ていない場合絶叫レベルの痛みが襲う。しかも接続時に接続部位の衣服はぶっ飛んでしまう。 ……同時に、機体自体も色々ろくな目に遭っていないが(パイロットもろとも自爆したり、パーツ取りされたり)。 後、一応脱出装置も搭載されており、ジークフリード・システム側からも作動が可能。作動時は機体の腰裏にあるハッチが解放され射出されるため、万一上半身が吹き飛ばされても作動は出来る。 ……役に立った試しが無いが…… この仕様上、戦闘中に腕やら脚やらをもぎ取られた兵士が戦えなくなるのと同様にノートゥングモデルでは手足や頭の損傷は即戦闘不能に陥るリスクがある。 一応「ペインブロック」という部位と身体感覚を遮断する機能をジークフリード・システムから起動することで抑止はできるが、見てからの発動になるためよっぽど強靭な精神力が無い限りは手足をぶった切られて戦闘を継続することはできない。 そういう事情もあってなのか、ノートゥングモデルは搭載武装数が少なく利き腕のメインウェポン1つだけというケースも割と珍しくない。 更に竜宮島のファフナーにはフェストゥムの読心耐性を更に高めるために「変性意識」という、パイロットの意識を変化する(ことで心に壁を作り本来の思考をフェストゥムに読まれにくくする)システムというか仕掛けが組み込まれている。 訓練を受けた兵士でない子供が搭乗しても恐れず戦えるのはこれの恩恵だが、どのように性格が変化するかは乗ってみるまで分からない。 好戦的・獰猛・冷徹といった戦い向きの性格になるだけならともかく、臆病になったり(*3)挙句の果てには機動侍ゴウバインになったりもする。 一方この意識変化はパイロットの自己否定(THE BEYONDでは「心の壁を取り払う」と表現されている)でコントロール可能。 TV1期の一騎(*4)やカノンは意識せずこの状態になっており、「HAE」では剣司が、「EXODUS」では総士が強靭な意思で本来発現する変性意識を抑え込んでいる。 また、パイロットの心境変化によって変性意識自体が変わることもある。咲良が顕著。 装甲は外側のセラミック系、内側の金属系の間に液体金属の詰まった積層装甲。刃物に対する防御性能が高いとされるが劇中でそれを実感できるシーンは少ない。 コクピットは腹部(人間でいうと子宮部)に搭載されており、実際のパイロットの向きは機体正面に対して上下前後が反転している。 このため、ノートゥングモデルの弱点は子宮部となるが、上述の仕様により上半身を消し飛ばされると事実上行動不能に陥る。 基本の通信系統は対象の機体に通信ケーブルを繋ぐ事で音声通信が可能な有線式。有効距離は短く、これは読心能力対策の弊害。 この点はジークフリード・システムを介することによって補われており、AlvisのCDCとも通信可能。 他にも海中を行動できるサイレーンドという装備が搭載されており、水中でも基本的には問題なく戦闘可能。 フェストゥムは海中では同化能力が大幅に下がるという欠点を抱えており(水の中の物質を片っ端から同化しようとしてしまう事が理由)、それを嫌ってか水中から仕掛ける個体は少ないので水中戦の機会自体は多くないのだが。 ノートゥングモデル自体は大きく分けて3つのタイプが存在しており、定義上はマークドライツェンを除くとワンオフではなく量産機に該当する。 もっとも「コア」の絶対数やジークフリード・システムの管理可能な機体数制限の問題で、総数自体は人類軍のファフナーと比較すると圧倒的に少ないが。 因みに、機体色は機体ごとに違うが、これはパイロットの適性検査時に判明する各自の心理的識別色(*5)が塗布されるから。 ……の割には初期カラーから変更される事もあるし、パイロットの要望(より高い一体化や士気の向上を図る……という名目)が通れば塗り直されることもある。 汎用型(近接格闘型) マークエルフなどが該当する、最も多いタイプ。 一応前衛ポジションとして位置づけられており、近接格闘用のナックルガードが搭載されているが、役に立ったためしがない マークドライツェンはこれをベースに設計されたカスタムタイプとなっている。 中距離支援型 マークフィアーやマークフュンフなどが該当。 肩部が大型化しており、ハードポイントを備えることで重武装化或いは支援装備を搭載することができる。 飛行型 マークゼクスとマークジーベンが該当。巨大なフライトユニットを備えており自由に空を舞うことができる。 ただ、ファフナーは機体と一体化して乗る兵器であるため、飛行型は「空を舞う」感覚との一体化も求められる。 ノートゥングモデルではそれが顕著なため、飛行にパイロット側の特殊な適性が必要であり機体数が少なく「ゼクス(後に建造されたゼクス改も含む)」と「ジーベン」以外の飛行型ノートゥングモデルは存在しない。 数に勝るフェストゥムに対し1~4機のチームを複数組んで島を防衛するというのが本来の運用想定ではあるが、劇中では唐突なフェストゥムの襲来などもあり中々うまく機能しなかった。 また、ジークフリードシステムが同時に管理可能な機体数は12機であり、実際はそれを大きく下回る4機前後で運用されるケースが多かった。 飛行型や防御型の機体が少ないが、1チームに1機は居るぐらいのバランスなので単純に絶対数が少なすぎるという話ではある。 これについては結局『THE BEYOND』に至るまで解決することはなかった。 前述の通り基礎ポテンシャルとしては人類の保有する兵器としては最強クラスのものであるが、フェストゥムがそれを学習してさらに強くなってしまうリスクがある。 更にはこれを開発したのが人類の主勢力である新国連ではなくそれらと事実上訣別した竜宮島勢力であるため、新国連としては本機を何が何でも手に入れようとしていた。 人工子宮による遺伝子操作や、ノートゥングモデルの標準装備である「フェンリル」を国際条約違反だとして難癖を付けていたのもそのためである。 劇中の発展 TV版一期ではフェストゥムとの交戦体制が完全に整っていなかったこともあり、スフィンクスA型1個体を倒すことすら難儀していた。 また同化現象についても、ティターンモデルよりは多少はマシというレベルでの解決でしかなく、パイロット達をじわりじわりと追い詰めていく。 だが、フェストゥムのミールから拮抗し個を確立した個体であるミョルニアから、自身の解放の見返りとして 「未来」つまりファフナーの同化現象の大幅抑制と、ファフナーの防御性能の大幅な向上に繋がるデータが与えられた。 これによってノートゥングモデルの性能は飛躍的に向上し、パイロット達の同化現象もかなり抑えられるようになった。 そして、『EXODUS』ではエメリーが島のミールと対話した事で新たなコアが生成された。 その影響から従来機もコア格納ブロックに蒸気性の永劫電動回路が形成され、空気中の物質からエネルギーを抽出する事が可能となり、実質的に活動限界は無くなっている。 更に、搭乗時のパイロットは同化現象を大幅に緩和するようになった。 この「蒸気性の永劫電動回路形成」はマークザインを始めとするザルヴァートルモデルと同じものであり、まぁ一言で言えば簡易版マークザインとも呼べるレベルでの性能強化が行われたことになる。 視聴者が不穏な空気を感じ取ったことは言うまでもないが、後々語られたことによると「島が激戦に自ら脚を踏み入れる未来の選択」をしたことを島のコアが感じ取ったが故の「祝福」であったようだ。 そして7話ではノートゥングモデルに未知の現象が発生するようになる。 SDP(超次元現象) 『EXODUS』7話で島のノートゥングモデルに発生した未知の現象。 視覚的に言えば、パイロット瀕死 大破状態から結晶化して復活、武器庫から武装を転移させて装備、スカラベR型と同種のワームスフィアを展開、ワームスフィアを用いての瞬間移動など、 まるでフェストゥムやザルヴァートルモデルと同質の能力を行使することができるようになった。 このSDPはパイロットが発動トリガーになっており、適性のある機体に搭乗した時のみ十全の効果を発揮する。 ただし例外もあり、エーギルモデル(ゼロファフナー)のみは誰が搭乗したとしても十全にSDPを発動出来る他、フェストゥムやそれに近い存在が搭乗した場合はどの機体でもSDPを起動できる模様。 基本的にはフェストゥムやザルヴァートルが扱える超常現象を細分化してノートゥングモデルでも扱えるようになったという類のものが多いが、 「未来を幻視しそこで戦うことで未来を変えられる」「フェストゥムを『殺す』毒を生み出す」「そこにある存在なら何でも手元に引き寄せられる」などフェストゥムやザルヴァートルモデルが有しないものもある。 『EXODUS』の時点ではSDPは竜宮島とその影響下にあるファフナーしか発動できず、ファフナーに登場していない平常時でも本人の意志に関係なく発動することがあった。 また、結晶化の同化現象を防止している代わりに、パイロット達は「人間という形から逸脱していく」新たな同化現象を発症した。 詳細はこちらで。 ノートゥングモデルはSDPを使うことこそ可能なもののその能力は(設計時から想定されていたものではないので当然だが)十分生かしきることはできず、アザゼル型「ウォーカー」の知略の前に島は追い詰められていく。 新たな同化現象もかなりの速度で進行し、パイロット達はこれまでとは別種の負担に苛まれることになった。「滅びの未来」はすぐ傍まで迫っていたのである。 エインヘリアルモデル 19話から竜宮島残存組の機体は『エインヘリアルモデル』(*6)へと改装された。 エインヘリアルとは北欧神話において、戦死した勇者の魂、永遠に戦い続ける兵士を意味する言葉である。(エインフェリアとかと一緒) この機体はカノンがSDPから得られた情報を元に設計したものであり、そのコンセプトは「少しでも長く戦える」という、今までに無いまったく新しいファフナーとしての在り方を示している。 (日野洋治の提唱した「一人でも多くの兵士を救う」ファフナーは実質的には「パイロットの命を使って」という前提であり、そこから発展させた概念と言える) 改装した機体は頭部が新造され、胸部と肩部に増加装甲、背部にサブスタビライザーが追加。 各種追加パーツには赤く光るセンサーが備えられ、 そのシルエットは無骨かつスマートだったノートゥングモデルから一変してヒロイックになっている。 コンセプトに則し、検証中や実験段階の技術を含めたありとあらゆる同化現象の治療・抑制措置が組み込まれ、新同化現象にも抜かりなく対応。 ジークフリードとスレイプニールを同時起動した剣司が身をもって実感できる程の負荷軽減を果たした。 通常の同化現象についても激烈に抑制されており、人類軍の現行世代ファフナーの1/10ほどの負荷になっているらしい。 更にはSDP及び機体出力の増幅装置である『カノン式アクセラレーター』を搭載することで各種機体性能も底上げされている。 SDP発動時には胸部装甲下面と大腿部側面からアクセラレーターを構成するフライホイールがスライドして露出し高速回転する。 『THE BEYOND』では先輩世代の残存機体も改修されると共に欠番機も再建造され、コードネームを冠することになった。 ベノン軍の襲来時には一部除く全機にスレイプニールが搭載され、トルーパー・モデルを指揮下に置いて数的不利を補う。 基礎性能自体が上がっているかは不明だが、一部のフェストゥムは実体化(フェストゥム化)せずヒトの姿のまま奪ったエインヘリアル・モデルを使用しており、単体の性能では未だフェストゥムに対し優位に立てる存在になっている様子。 なお新同化現象は発現しなくなっているが同化現象自体が無くなったわけではない。 大幅に負荷は抑えられてはいるのだが、本来の搭乗可能年齢を大幅に超過して乗っている現役パイロット達の負担は限界寸前であった。 ちなみに人語を喋れるフェストゥムからはファフナー(主にノートゥング・モデルやザルヴァートル・モデルを指して)は「器」と呼ばれている。 フェストゥムがファフナーを同化して奪い敵になってしまうことは作中における最大の懸案事項として語られており、実際イドゥンやディアブロ型フェストゥムなどがそれをやらかしてはいるのだが、 実際のところフェストゥムがそのままファフナーを奪って戦力とすることは『BEY』の時代においても不可能であるらしく、作中で確認されたケースにおいても、 人間の姿をしたフェストゥムがファフナーに搭乗する(イドゥン、操、レガート、マレスペロ、ソルダート達)。操においては「ミールはファフナーに乗せるために俺を人の姿にした」とまで語っている。 人間を一応活かしたまま同化し、ファフナーを操縦させる(ディアブロH型、セレノア)。前者は時間が経つと中の人間は死亡してしまうが「いなくなる」訳ではない。 など、必ず人間或いは人の姿をした存在を介して奪い取っている。 唯一の例外は『HaE』のマークフィアーだが、これは元・人間である甲洋自身が機体のコアになっているため。やはりフェストゥムがコアを持つファフナーを奪ってファフナーのまま運用するには人の姿が必要なようだ。 機体一覧 マークアイン 一番機。 汎用型で、一番同型機が多い。 元々は総士が乗る予定だったが、左目の傷による一体化困難で起動実験に失敗し、適格者不在に。 後にアクティビオンを投与した日野道生が23話にて搭乗し、マークニヒトと戦ったが、最後はフェンリルを起動し、 脱出しようとしたがニヒトに脱出ポッドをキャッチされそのまま頭部にダンクシュートされぶつけられ道生は戦死し、アインも失われた。 最新作の『THE BEYOND』ではエインヘリアルモデルで再建造されたものの、物語開始時点で既に敵側に手に渡っていた。 コードネームは「スペクター」。機体色は変わらずグレー。 エスペラントのマリスが奪っていったことが示唆されているが、第5次蒼穹作戦からは一貫してフェストゥムのレガートが本機を運用している。 ルガーランスを装備して剣戟による近接戦闘を行う他、SDP『変身』を使用する。 『変身』は他のファフナーの姿と力をコピーするというもので、劇中ではクロノスやアバドン、アズライールに変身している。 クロノスやアドバンに至ってはSDPまでコピーしておりエレメント3人を苦戦させた。 相手が力(SDP)を発動させていないと写すことができないらしく、劇中ではクロノスとアバドンがSDPを発現したのを見てから『変身』してSDPを使用している他、 アキレスと対峙した際に変身やそれによる「増幅」は使わず、「力を見せろ、写し出して破壊してやる」とレガートが挑発している(もっともレガートは非常に人間臭い部分があり、一騎に力を引き出させた上で倒したかったという可能性もあるが)。 アズライールはSDPを奪われているが、変身後は人類最強と目される真矢と互角に渡り合っているので技量的な部分もコピーできるのかもしれない。 他にも、機体をエスペラント達の探知に引っ掛からないように欺瞞することも可能な模様。フェストゥム側の能力かもしれないが。 自らの存在を上回るザルヴァートル・モデルは完全コピーできないが、カノン式アクセラレータのリミッターを解除することで無理やり変身が可能。 だがその姿は元とは大きく異なる歪なものになっており、ファフナーとの一体化に関して負荷が全く生じないはずのレガートですら「命が尽きる」寸前まで追い詰められた。 マークツヴァイ 二番機。 マークアインと同型。 パイロットは蔵前果林。 果林が最序盤で出撃前にワームスフィアーに呑まれた為適格者不在になり、マークエルフの応急パーツとして利用された。 『ROL』では果林が搭乗し、L計画後に僚達を迎えに行くため出撃したが… 『THE BEYOND』ではエインヘリアルモデルとして再建造。機体色は漆黒となっている。 パイロットは真壁一騎。コードネームは「グリムリーパー」。 第五次蒼穹作戦で一騎が搭乗中に眠りに入ったためにベノンに回収され、以降はマリス・エクセルシアがパイロットに就いた。 円形シールド状のワームを展開し、敵の力を消すSDPを使用できる。 力を消すのは敵からの攻撃だけに限らずヴェル・シールドのような物理防壁を部分的、或いは全て消滅させることができ、挙句の果てにはミールの加護すらも弱体化可能。 マリスが最初に搭乗した時は連続して複数の対象の力を消すことはできず飽和攻撃に弱いという弱点があったが、彼が乗り慣れてきたからなのか第二次L計画の頃には雷撃→トルーパーモデルの連続攻撃を全て無力化するなどチートっぷりに磨きがかかっている。 一方でこのSDPがあまりに強すぎるからか、マリス自体が(パイロットとしての経験に乏しいこともあって)力に慢心してしまっている場面が少なからずある。 リミッターを解除することでマークニヒトの同化砲撃を無効化し撃退、更にマークザインの力を奪い取って美羽を昏睡させるという凄まじさを見せつけるが…… マークドライ 三番機。 マークアインと同型。 パイロットは要咲良。 ピラムとロングソードを駆使し、近接戦で活躍する。あとゴッドフィンガー。 小説版では7名ものパイロットを葬った「黄色い棺桶」の異名を戴いた。後に咲良が昏睡に陥り、カノン・メンフィスが後釜に。 劇場版ではリンドブルム(空戦用)を装備し、再び咲良が搭乗した。 『EXODUS』では咲良のパイロット引退に伴い、無人機開発のための実験機として実戦から退いていたが、13話で咲良が再び搭乗。 スレイプニールシステムを搭載し、無人機のトルーパーモデル4機を率いて前線を支え、その際はピラムとルガーランスを用いた。 SDPは『増殖』。トルーパーモデルを大量に分身させ、数による暴力を振るう。 但し、分身・増殖の弊害で咲良の意識が謂わば分裂を起こしているような状態に陥り、体温の異常上昇が起こっているとも取れる状況に陥る。 また、SDPで増殖させたトルーパーモデルともスレイプニールシステムを介したクロッシング状態にあるらしく、トルーパーモデルの受けたダメージが咲良へフィードバックされてしまう。 同化現象は体温の低下。舌下測定で29度を出しており、更に体温が下がっているのか褞袍を着て身体を温めている。 アハトと共に蒼穹作戦に皆勤している機体だったが、『THE BEYOND』では咲良が今度こそ引退したためパイロット不在により登場しない。 アハトもそうだが、マリスが連れ去った子供の一人が本来のパイロット候補だったことが示唆されている(つまり機体自体は存在している)。 マークフィアー 四番機。 中距離支援型。 パイロットは春日井甲洋。 OPでメデューサを装備していたが、本編で実際に使用したのはペイント弾とゲーグナーのみと不遇。 9話で甲洋がフェストゥムに半同化されたことで脳死状態に陥り、コックピットブロックは回収され機体は海中に没したが人類軍にサルベージされ、 残っていたコアをザルヴァートルモデル・マークニヒトに無断で転用された。 『HAE』では欠番扱いとなってたが、フェストゥムとなった甲洋自身がコアとなることで復活。危機一髪であった暉と咲良を颯爽と助け、防衛戦力として加わる。 第2次蒼穹作戦では待望のメデューサ装備で出撃し、大暴れするマークニヒトにメデューサで牽制しつつ取り付き同化しようとするが、ルガーランスで串刺しにされ、ワームスフィアでバラバラにされてしまった。 その際、甲洋はギリギリで転移して難を逃れている。 そして『EXODUS』19話、第3次蒼穹作戦発動中、ウルドの泉より新出したコアと帰還した甲洋によって再構成。嘗て護れなかった想い人の駆った機体の後継機(ゼクス改)の窮地を、恋敵の機体の後継機(エルフ改)の目の前で今度こそ救って見せた。 浮遊能力と武装からワームスフィアを展開する能力を得ており、その戦闘能力はすさまじく、ウォーカーを単機で足止めし圧倒するほど。 主武装はガンドレイクとメデューサ。但しどちらもワームスフィアを展開するための触媒として使われている節が強く、 特にガンドレイクに長大なワームスフィアを纏わせた通称「ワームソード」は、横薙ぎに振るうだけでワームスフィアを発生させつつ小型フェストゥム群を殲滅したほどである。 SDPは『毒』。発現すれば、本来コアを破壊されないと消滅しないはずのフェストゥムを「殺す」ことが可能。 佇んでいるだけで周囲のフェストゥムが黒く変色しつつ墜落するほど強力なもので、しかも描写の限りでは上述のワームソードの軌道とその周辺にも効果が及ぶようである。 甲洋曰くはフェストゥムに「痛み」を教えるための力だそうな。 また甲洋がフェストゥムに限りなく近い存在であるため、新同化現象・同化現象ともに発生せず、搭乗限界も特にない模様。 後にエインヘリアルモデルへも改装された。改修後のコードネームは「アバドン」。 甲洋が総士との約束通り前線で戦うため、でかいメデューサ(ワーム発生器)を抱えながらガンドレイクからのワームソードをぶん回す傍から見ればハチャメチャな立ち回りをする。 CGモデルの都合なのか、EXODUSの初戦を除きメデューサをずっと装備し続けている。 マークフュンフ 五番機。 防御特化型。 パイロットは小楯衛。 専用装備イージスは所謂ビームシールド。 最後はゴウバインの仮面を脱いだ衛がスカラベR型種と戦って相打ち、脱出は図られるもワームスフィア攻撃の余波を受け、脱出ポッドが捻じり潰される形で戦死。 後に小型化イージスがマークドライ&マークアハトに、修繕された機体とゴウバインの仮面は後輩の広登へと引き継がれた。 『HAE』を戦い抜き、『EXODUS』では遠征部隊に参加。イージスが改修され砲撃も可能となり、ルガーランスによる近接戦もこなす。 『EXODUS』14話にて、人類軍の味方殺し専門部隊アルゴス小隊を援軍と思い手を振っていたが、ダスティンにコクピットを狙撃され、広登は死亡。 機体は鹵獲・解体され、ザルヴァートルモデル「マークレゾン」のベースにされてしまった。不幸中の幸いは、広登の遺体の破片と魂は島に還る事が出来たことだろうか… マークゼクス 六番機。 空戦特化型。それ故に搭乗可能パイロットは「飛ぶ」ことを受け入れる事が出来る者に限られている。 新国連に引き渡されるはずだったが、6話で羽佐間翔子が搭乗。 引き渡される予定だったせいで基本武装しか備わっておらず、パイロットである翔子自身の訓練不足と暴走に近い変性意識が祟って追い込まれ、島から引き剥がしたフェストゥムを道連れに天高く飛翔し、大空に散った。 このため本来の戦闘スタイルなどは不明なままとなっている。 マークジーベン 七番機。 マークゼクスと同型。 本編中盤にてマークゴルゴこと遠見真矢が搭乗。 総士のえこひいきパイロットの適性を活かし、ドラゴントゥースでの遠距離狙撃で活躍。蒼穹作戦では奇跡的に無傷で生還している。 『HAE』では空戦可能である事を活かしリンドブルム装備のマークドライと連携する事も。 また、同作では取り回しを優先しドラゴントゥースからレールガンをメインウェポンとしている。 『EXODUS』では空中戦に適応した新型ドラゴントゥースを引っさげ安定のゴルゴっぷりを魅せつける。 同じく狙撃を得意とする暉のツェーンとは高速飛翔狙撃というところで差別化がされている。 ほぼ丸腰状態で人類軍から脱走を行った際、固定装備のみでアルゴス小隊を壊滅に追い込むという鬼神のような活躍を見せた。 ちなみに真矢は平然と行っているが、高速飛翔狙撃の難度を指して曰く「飛んでるヘリから全速力で走っている車を狙うようなもの」。 真矢が人類軍本拠地から脱出した後にエインヘリアルモデルに改装された。 発現したSDPは『多次元視界』(THE BEYONDにて公開)。海神島上陸作戦時に強襲したバーンズ指揮下の人類軍分派をドラゴントゥースによるたった1発の砲撃でマルチロック・ホーミングして飛行不能状態に陥れた。 改修後のコードネームは「アズライール」。 第5次蒼穹作戦でSDPを右目の視力ごと奪われてしまうが、真矢自体の強さも相まってまるで弱体化を感じさせない。 また、左目を使ってSDPを発動することはできる(海神島ミールのバフもあるのだろうが)らしく、超遠距離狙撃を行っている。 マークアハト 八番機。 マークフィアーと同型。 パイロットは近藤剣司。 マークドライ、マークフュンフとの三機で連携を組む事が多かった。 ガルム44等の大火力武器を装備する他、蒼穹作戦ではメデューサと小型イージスを装備した。 『EXODUS』では剣司のパイロット引退に伴い、無人機開発のための実験機として実戦から退いていたが、エインヘリアルモデルへの改装後、ジークフリードシステム・スレイプニールシステムを同時搭載し第3次蒼穹作戦に投入される。 SDPは『薬』。他の機体の損傷を再生させたり同化現象を緩和或いは回復させることができる。アハト指揮下のトルーパーモデルを介することで離れた機体を癒やす事も可能。 かつてマークザインが行った同化現象の肩代わりとやっていることは一緒だが、『薬』の名の如く再生の際の負荷はザインの時と比較しても明らかに小さい(全くないわけではないらしい)。 ただし敵のミールの力で回復能力が低下してしまうことがある。 発症した同化現象は皮膚感覚の鈍麻。進行速度こそエインヘリアルモデルへの改装が功を奏したのか緩やかだが、痛覚や温度感覚が鈍化していく。 剣司が総士以外の周囲に明かしていなかった上に、他の同化現象と異なり外見の変化が無いせいで発症しているのが全く分からない症状であった為、発覚したのは終盤だった。 剣司は自然分娩であるためファフナーの搭乗適性がカノンと同様竜宮島パイロット勢の中でも最低レベルであり、 1期終盤時点で搭乗可能時間が20時間を切っており、2期開始前にその搭乗可能時間を使い切っているにも関わらず、 さらにジークフリード・スレイプニール両システムの同時起動という無茶を行わせて、 大幅に軽減されているとはいえティターンモデル並かそれ以上の重い負担を強いるこの機体で駆け回る剣司の姿に 「一体どんな代償を払うんだ」「というか残る寿命はどうなってるんだ」という危惧を抱いた視聴者はかなり多い。 実際同化されていることに気付けなかったのかディアブロ型に同化されてしまったが、覚醒した一騎の祝福によって事無きを得た。 第四次蒼穹作戦ではマークレゾンと直接交戦しなかったこともあり唯一無傷のまま戦いを終えている。 THE BEYONDでは剣司がジークフリードシステム専任(後に引退するが…)となったので本機は登場しない。咲良もそうだが、剣司も完全に乗れなくなってしまった事が示唆されている。 マークノイン 九番機。 マークアハトと同型。 パイロットは西尾里奈。 中距離支援型で、弾をばら撒く傾向が強い里奈の変性意識を考慮してサラマンダーをメインウェポンとする。汚物は消毒だ~!! 『EXODUS』では両手首部分に一挺ずつデュランダルを装備している。 『HAE』ではほぼ大破したが、『EXODUS』では完全に修復されている。最初だけサラマンダーを装備していたがすぐにレールガン/メデューサの支援特化装備にシフトした。 SDPはマークザインと同じ同化によるエネルギーの『増幅』。その対象は武装のみならず、他者のSDPにも及ぶ。 ノルンの間違った使い方←New 発症した同化現象は昏睡。異常なまでに眠気に襲われ、長時間寝てしまう。 最初期は搭乗時のみ眠気に襲われることはなかったが第三次蒼穹作戦では搭乗中に眠りかけ、第四次蒼穹作戦では戦闘中に完全に眠ってしまい、暉が「いなくなる」遠因となってしまった。 『THE BEYOND』では新たに「イザナミ」のコードを冠された。 第五次蒼穹作戦でセレノアのクロッシング介入によりコントロールを奪われたため、フェンリルにより自爆している。なお、里奈は彗のSDPで救出された。 マークツェーン 十番機。 マークアハトと同型機。 「マークツェン」という表記になっていることも多く、どちらが正しいのかイマイチはっきりしない。 パイロットはマークホンタイさん西尾暉。 マークゴルゴ2号。絶叫に定評がある中の人の影響かよく片腕が壊されることに定評がある。 ジーベンのように動きながらの狙撃よりは、定点で構えての狙撃を得意とする。 『HAE』で海中に引きずり込まれた後フェンリルで自爆しロストしたが、自身をマークフィアーのコアとして駆けつけた甲洋によって暉とコックピットブロックごと救助され、再建造された。 『EXODUS』では島外派遣時にレヴィンソードを二本装備していたが、使う機会は無かった。 発現したSDPはノインと同じく『増幅』だが、発覚したのは里奈と共にゼロファフナーに乗り換えた後。 暉が再度乗ることなく死亡したため、SDPも使われずエインヘリアルモデルにもならずに普通のツェーンのまま出番を終えた。 『THE BEYOND』ではエインヘリアルモデルへと改装されており、「アキレス」のコードネームが付けられた。 グリムリーパーを奪われた一騎が代替機として搭乗し、ザイン同様「増幅」でルガーランスを強化して戦う。 ただしエレメントとなった一騎の能力には機体が耐えられず、逆に一騎が機体を持たせることで戦闘を可能としている。 グリムリーパーもそうだがSDPがパイロット依存ではなく機体(本機の場合はかつての乗り手)依存の能力になっており、『EXODUS』終盤で一騎が受けた「祝福」をうかがわせる。 一騎やルヴィの提案で、ザルヴァートルモデルに改修されることになった……のだが、機体自体に何かしらの仕掛けを講じる改修を施したあと、 戦場のど真ん中で一騎の能力で機体を再構成するという荒業でザルヴァートルモデル「マークアレス」へと進化することになる。 マークエルフ 十一番機。マークアインと同型。 パイロットは真壁一騎。 主人公機の割に、活躍した印象が薄い。 初期カラーリングはスカイブルーだったが初陣でフェストゥムの置き土産に巻き込まれ大破、空席となってしまった同型のマークツヴァイから大部分のパーツを補ったため、それに合わせて紺色に変更された。 その際コアまで流用されており、実のところマークエルフとは名ばかりの実質マークツヴァイだった時期の方が長い。 人類軍に一騎ごと拿捕された後コアをマークザインに移植され、機体はそのままモルドヴァ基地自爆時にロストしている。 OPでは飛んでいるが実は飛べない。 余談だが小説版では最初からマークツヴァイのような濃紺(というか漆黒)色であった様子。 マークツヴォルフ 十二番機。 マークドライと同型。 パイロットは立上芹。 変性意識による影響で頭突きを繰り出した芹用に、機体の頭部保護を兼ねて新たに作られた特殊装備「ショットガンホーン」を持つ。 芹ちゃんマジカブトムシ。 『EXODUS』で発現したSDPは『同化と再生』。 コックピットを潰され大破、芹自身も瀕死の重傷ないし即死の状態(*7)から復活。圧勝していたスフィンクスB型種を逆に追い込み、緑色のワームスフィアで同化し消滅させた。 この時思いっきりスフィンクスB型に対してロックをかましているが、本来フェストゥムとの直接的な接触は同化の危険性が非常に高い危険行為。 この力を得てからは四肢をもがれたりあちこち刺されたりと散々な目に会うように。 エインヘリアルモデルへの換装後はさらに力が高まり、全長60kmにも及ぶリヴァイアサン型を単機で同化して勝利するという凄まじい領域に達した。 ……しかし、この力は全開にすれば味方をも巻き込みかねない危険なものであり、 (上記のリヴァイアサン型との戦闘では、加勢しようとしたスサノオを「来ないで、来たら君も同化しちゃう」と遠ざけている) 本来忌避されるローンドッグこそが最も適した戦術となってしまっている。 発症した同化現象は周囲の無差別な同化。平時は隔離施設に入らねばならなくなってしまった。 彼女の能力と同化現象は極めて特殊なものらしく、皆城織姫が傍で手を繋いでいれば暴走同化は防ぐことができ、織姫曰く「貴女の場合、島を出れば(新同化現象は)消える」とのこと。 『EXODUS』最終話ではプランD発動に伴い総員退避した竜宮島に戻り、島に生命を還そうとしている織姫を護った後、来るべき対話の為に竜宮島、そして芹と共に眠りについた。 このためエインヘリヤル・モデルでは唯一コードネームが設定されていない。 マークドライツェン 十三番機。 パイロットは羽佐間カノン。カラーリングはかつての愛機・ベイバロンモデルを彷彿とさせる深紅。 カノンのために開発された機体で同型機はない。お陰で流用が効かないので商品化は一際絶望的。 頭部センサーや胸部の形状が通常とは異なり、背部には飛行ユニットを装備している。 低空飛行が可能で、劇中ではルガーランスでの正しい近接、射撃戦を行い大変かっこいい雄姿を見せてくれる。 『EXODUS』で発現したSDPは『予知』。しかもファフナーの搭乗非搭乗関わらず。 咲良と共に前線を支え、陽動部隊の半数をリミッターありのザイン並みの速度でもって殲滅した。 そこまでしても勝てないザルヴァートルモデルとは一体…… 尚、視た未来のビジョンはファフナーにデータとして録画が可能だが、カノン以外は再生データを見ても映像として認識できない。 後に未来のビジョンのに直接介入し改変できる事が判明した。この際、ファフナーの内部と外部で時間の流れに差が出来る。 同化現象は質量の減少。未来予知を行うたびに体重が減少していき、そして…… 海神島(第3アルヴィス)上陸作戦以降は来主操が引き継ぎ、0.000001秒単位まで知覚できる体感時間の延長という『今をたくさん見せる』SDPを発現させた。 これはカノンと操で望むもの(願い)が異なる事から生じた差異であるという説が濃厚。 スフィンクス型B型やディアブロ型をあっさり撃破する強さを誇り、ほぼ無傷で戦い抜いた。 『EXODUS』時点ではアクセラレーターの搭載のみだったが、『THE BEYOND』で外装も改修されたが初っ端で腕を吹っ飛ばされたりしている。 コードネームは「クロノス」。 エウロス型フェストゥムを率いて戦うのだが、カラーリングも相まってエウロス型のリーダー機みたいに見える(実際彼が統括している群れなのだが)。 以下の3機は第三世代改良型ノートゥングモデルSS(ダブルエス)。 『HAE』の後新規建造された機体でナンバリング自体はドライツェンから続いているが、 従来機の改良型という立ち位置からか機体名は(ベース機)改となっている。 機体名とは別に、全機にカノンが付けた登録コードがあるのが特徴。仮登録コードはカノンの故郷であるアイルランド神話から採られていたが、 パイロット全員から駄目出しを食らったため正式なコードは日本神話から採られることになった。 マークエルフ改 スサノオ 十四番機。 パイロットは御門零央。 元の色は黒だったが、零央の希望で藍色に塗り直された。 武道全般の達人という零央の特性を生かした、近接戦メインで戦う。 初陣ではレヴィンソードとルガーランスの二刀流で出撃、スフィンクスA型とはいえ3体を同時に相手取り瞬殺する活躍を見せた。 ルガーランスの正しい使い方の継承者。 発現したSDPは、零央の「速く動け」という願いから『ロスト(消失)』を介した瞬間移動。 緑色のワームスフィアを自身に発生させ瞬間移動する他、周囲を巻き込んで集団転移を行うこともでき、戦術を一変させるレベルの能力。 また、連続的な瞬間移動により擬似的に空を飛ぶことも可能。 この移動の原理は「ゼロ次元空間を経由した転移」でありフェストゥムからすれば攻撃手段を移動手段に転用された形になる。 発症した同化現象は身体欠損。発症当初は心臓部分が丸々無くなり、戦闘の度に徐々に広がると同時に両肩や腹部、両足にも現れた。 バイタルサイン等には一切影響していない事がより一層不気味さを醸し出している。 『EXODUS』全編において目立った損傷が頭部と片腕の欠損以外になかったという地味な強運の持ち主の機体。零央の体は欠損しまくってたのに。 『THE BEYOND』ではレヴィンソードの二刀流になっており、真矢のアズライールに匹敵する凄まじい戦闘力を誇る。 真矢もそうだがSDPが直接火力に影響しないこともあって、SDPを弱体化されても全く問題ない化け物っぷりを発揮している。 マークフュンフ改 ツクヨミ 十五番機。 パイロットは水鏡美三香。 元の色は紫だったが、美三香の希望でピンクに塗り直された。 初陣となる5話ではOPにてそれまで普通だった美三香がゴウバイン化、視聴者の腹筋にダメージを与えた。 一騎並みの身体能力という美三香の特性から、フェストゥムに中段蹴りを見舞ったり、刺突を手で受け止めてカウンターで倒したりとアグレッシブ。 シールドを刃に見立てての斬撃や仲間の足場として使う等、イージスの使い方も前任者二人と比べると攻撃的。 7話では、シールドで拘束して相手を捩じるという、かつての仇敵の技を体得した。 発現したSDPはイージスを強化する『ウォール(壁)』。 この障壁はフェストゥムのそれと同じ性質を持ち、射出し捩じる事で相手を破壊する事が可能で、美三香はこの技を必殺ゴウスパークと呼んでいる。 発症した同化現象は黒球型結晶物質の発生。背部にピンポン玉サイズの結晶物質が現れ、戦闘の度に増えていく。 その後背中だけでなく腕や顔にも現れ始め、20話で限界を超えた事で体そのものが黒い球体に変貌してしまった。 だが意志は残っており、また変貌に伴い壁の強度や展開範囲が飛躍的に向上、更に飛行型ではないのに単独での浮遊が可能になっている。 彼女の同化耐久率が同世代でもトップクラスであった事でSDPの副作用がこの程度で済んだという声もあるが、年頃の美三香にとってかなり酷なものとなってしまった事は事実である。 第四次蒼穹作戦時、覚醒した一騎の祝福"存在"によって同化現象は解除され、元の姿に戻ることが出来た。 『THE BEYOND』では頭数が減った関係か、ルガーランスやプラズマの槍、ゲーグナーをベースにしたと思われるレーザー銃を装備している。 彼女が敵を阻止して零央が敵を切るという役割分担を総士は「最高のコンビ」と称している。 マークゼクス改 アマテラス 十六番機。 パイロットは鏑木彗。 ガンドレイクを投げて突き刺した上でレージングカッターを引き金に巻き付けて引いて発射したり、 そのまま振り回して中距離戦を行うなどクレバーかつ大胆な戦いで総士を驚かせた。 ジークフリードシステムの後継者と目されている彗の頭脳から、上空から戦場を俯瞰して戦況を判断、前線指揮を執る指揮官機のような役割になっている。 発現したSDPは、彗の「武器(手数)が欲しい」という願いから『アボート(引き寄せ)』。 彗が「引き寄せたい」と思った、ありとあらゆるものを引き寄せる。基本武器庫から武器を引き寄せて手数で圧倒する戦法に使う。物資の浪費ではないかとツッコんではならない。 応用すれば、味方パイロットを脱出させたり(間に合うかは別問題)、普段は海水になっているアザゼル型ウォーカーのコアを通常のフェストゥムのコアのような結晶体として実体化させた上で出現させるという芸当も可能。 この能力は作戦の要となった一方、そちらに集中する必要があるためにアマテラス自体の活躍は減るという事態も。 発症した同化現象は質量の増加。要するに戦いの度に体重が増えていく。 身体が重くなり、平時・戦闘時問わず行動に支障が出ている。最終的には自力で立つ事はおろか、ブルグへ自力で向かう事も出来ないほどに悪化した。 機体重量も増加している描写もあり、第三次蒼穹作戦ではノルンの補助が無ければ飛べず、海神島上陸作戦の際にはウォーカーのコアを二回も引き寄せた結果、地面に墜落していた。 第5次蒼穹作戦でも運用されているが、以後は彗がジークフリード・システムの担当になったので健在のまま待機となってしまう。 ベノンとの本格的な交戦に際し、本体である宇宙に存在する赤い月をSDPで引きずり下ろすプランも考案されたが、シミュレーションで失敗したため実施されなかった。 第二次L計画以降は再び前線復帰。アボートは使用しないが水中・空中を問わず高速機動戦闘で多くのフェストゥムを迎撃していく。 また劇中で最後にSDPを使い「戦った」ファフナーであった。 武装 ルガーランス レールガンを内蔵した剣。 ただしこのレールガンは一般的な射撃を目的としたものではないし、そもそも剣に見えるが相手を白兵戦で破壊するための武器でもない。 相手に突き刺したまま刀身を展開、曝露させたコアを至近距離から撃ち抜くというコンセプトの対フェストゥム専用武装である。 特徴的な外見と性能を持ち、主役機を筆頭に活躍する、ファフナーを象徴する武装と言っていいだろう。 ……ただし、有効は有効だが冷静に考えて無茶苦茶なそのコンセプトのため、その扱いは作品を通してまちまちだったりもする。 マークザインが使うとバスターライフルも真っ青な破壊力を誇る遠距離射撃兵装になってしまう為、しばしば間違った使い方とネタにされていたが 『HAE』では改良され、ザイン同様に核融合プラズマを放出する射撃武器としても活用出来るようになる。その改修の影響か劇中では刀身が折れてしまう描写もあったが、『EXODUS』では強度が増したようで普通に刀剣として使われている。 ただしガンドレイクやベヨネットという後継的な武装が登場したのもあって、普通のルガーランスの出番は少ない。 一方でザインが使用するものはルガーランス道?を極めきった結果、神の御手・奇跡の触媒的な何かに進化した。ルガーランスとは一体… 何度か破損しているがザインによって同化修復され使い倒されている。 『THE BEYOND』では「ザインのシールド」にもなった。何を言っているのか分からないと思うがちゃんとシールドになっている。 また、奪われたスペクターとグリムリーパー、アキレスにクロノス、そしてマークニヒトのメインウェポンがルガーランスになったので歴代でも屈指のルガーランス祭りになっている。 しかしスペクターとアキレスはルガーランスを斬撃メインで扱い(*8)、グリムリーパーは射撃メイン、ニヒトは斬撃と間違った使い方、ザインは言うまでもないので 本来の「射撃と斬撃も一応しつつメインは刺突→接射」という立ち回りをメインにするのはフェストゥムである操が駆るクロノスだけだったりする。 マインブレード 大腿部に内蔵されたナイフ。 折れた刃先が時限爆弾と化すが、『DA』『HaE』ではあくまで予備武器扱いでありそういう用途では使われていない。 が、『EXODUS』ではアルゴス小隊のダスティンに時限爆弾アタック(ちゃんと刃を折っている)でトドメを刺すという大役を与えられた。 小説版では一騎が愛用しているとのことで、おそらくは予備武装扱いの本編よりは通常兵装として使われているのだろう。 レージングカッター 腕部に内蔵されたワイヤー。 相手の拘束や高熱での溶断に使われる。フェンリル起動の前座として覚えている人も多いかも。 また、第一次蒼穹作戦でミョルニアからの依頼を完遂するために用いられたのもこれである。 結構細かく操作が利く上、溶断時はファフナーの装甲程度ならたやすくズタズタにする切れ味で、ほぼ丸腰のジーベンがこれでアルゴス小隊を壊滅同然に追い込んだ。 また、アマテラスはこれを使って投擲したガンドレイクを起動しつつ引き寄せるなどのトリッキーな使い方を披露している。 一応全モデル共通装備のはずだが、劇中で使っているのがマークゼクス、マークジーベン、アマテラスと空戦型ばかりである。 レールガン ルガーランスとは違う単なるレールガン。砲身が馬鹿長い分、射程と威力は優秀。 1期OPでエルフか構えているのもコレ。 かのスパロボKでは殆どのノートゥングモデルに装備されており、 各パイロットの目元カットインが挿入されたり、マークジーベンが右手を横に広げるだけで後ろから飛んできたレールガンをキャッチしたりと 演出が凝ってたのだが、スパロボUXではマークエルフとマークアハト、劇場版マークジーベン以外まとめて取り上げられてしまった。 エルフの場合はどちらの作品でも初戦闘時の再現で毎回どこからか射出されてくる。 『EXODUS』ではマークノインが火炎放射器サラマンダーからこれに乗り換えている。マークフィアーもアショーカ組を救出するための戦闘で一度だけ使用していた。 スコーピオン レールガンタイプのサブマシンガン。 薬莢を使用しないエコな兵器。 スコーピオンは投げ捨てるもの。 ROBOT魂でスルーされている… デュランダル ファフナー専用ハンドガン。マインブレードやレージングカッターと同じ固定武装。 三点バースト搭載。主にサブウェポン或いはフェイルセーフとして使われ、これだけでフェストゥムを倒しきるのは難しい。 ただし、然るべき達人が使えば必殺の武装に化ける(強化されているという説もある)ことも…… ゲーグナー マシンガンタイプのレーザー銃。 短いサイクルでの連射が可能。 作画にも優しい。 『EXODUS』では実弾マシンガンっぽく描写されていた。 『BEY』では改良型と思わしきものをツクヨミが装備している。 ガルム44 ファフナー専用ライフル。 大口径火砲、フル・セミオート、三点バーストと多機能。 マークザインが「増幅」すると1発がグレネードランチャーの如き超火力に。 ドラゴントゥース 遠距離狙撃ライフル。 レールガンと違い炸薬式なので機体のエネルギーロスが少ない。少なくとも炸薬形成弾と徹甲弾を搭載している。 シーベンとツェーンが装備。ザインが同化して北極ミールを破砕したのもこれである。 HAEではジーベンが空戦重視だった為取り回しの関係からオミットされたが、EXODUSでは新たに空戦対応型が開発されている。 ただし高速飛翔しつつの超高精度狙撃なんて芸当ができるのは真矢くらいなので、実質的に真矢専用装備となっている。 ピラム 先端に刃の付いたワイヤー兵器。 射出した先端を相手に突き刺して電撃を流したり、伸ばしたワイヤーを鞭のように使用可能。 マークドライ…というよりは咲良が愛用している。 ナックルガード 腕部袖から展開される近接打撃用ナックルガード。 全機の標準機構のようだが、近接タイプ(マークエルフ系)は前腕部のシリンダーに伸縮式のアームパンチ機構が組み込まれている。 2話の初陣で一騎がフェストゥムに殴りかかる時に使用されたが、一騎が操縦に慣れていないのもあってあっさり避けられた。 それ以降使われていない。HAEでは久方ぶりにマークザインがパンチしたが…… 斬撃系武器にも言えるが、フェストゥムに対する近接戦闘は一見自殺行為に見えてフェストゥムの防壁を突破して致命傷を与えやすいハイリスク・ハイリターンの戦法であるという設定がある。 しかしながらそれでもパンチではフェストゥムのコアを破壊できないので、コアを持たないグレンデル型を潰す以外にはやるとしても「貫手」みたいにやらないといけない。 ザルヴァートル・モデルなら殴ってそこから同化できるが、ノートゥング・モデルとエインヘリアル・モデルではこれ以降パンチはしなくなっている。 ロングソード ファフナー以上の全長を誇る大型の近接格闘武装。 収納形態からスライド伸展して攻撃形態となり、プラズマの刃を形成する。 フェストゥムを易々と切り裂く切れ味を誇る。 イージス マークフュンフに装備されている、エネルギーシールドを展開する防御用装備。 バインダーの可動によって効果範囲や角度をある程度調整でき、体当たり等の攻撃転用も可能。 EXODUSではさらにバインダーの基部に射撃兵装も追加された。 おまけにシールドをエネルギーソードに見立てての斬撃や展開面を足場に見立てての運用まで可能と判明している。 敵側の攻撃が「触れれば致命傷」がちなこの世界においてとても頼りになる防御力を誇る。というか「イージスを正攻法で破られた」ケース自体がかなり稀。 メデューサ 肩に装着する大型レーザー砲。 酸化剤タンクと燃料タンクを搭載し、燃焼ガスからレーザーを取り出す仕組み。 OPではマークフィアーが毎回使っていたのだが本編では使用されずに終わり、使ったのは蒼穹作戦でのマークアハトのみ。しかもすぐ捨てた。 その後は『HAE』でフィアー、『EXODUS』においてノインが使用している。 EXODUSでフィアーがワームショットを撃った際にはメデューサもどきっぽく肩から発射しており、本当に装備したあともやっぱり出てきたのはワームショットだった。 サラマンダー 火炎放射器。里奈の変性意識を考慮して新規に開発された。 出力は調整可能。汚物を消毒する。 フェストゥム相手に火炎放射はどうなのと思うだろうが、フェストゥムの身体組成を崩壊させる気化燃料を放出するので足止めには意外と役に立つ。 ……のだが、やっぱりそこまで有効活用できているようには見えない。『EXODUS』では最初に一度使われて以後使用されなくなった。 ノインが前衛気味のポジションから完全に中距離支援にシフトチェンジしたのも大きいのかもしれないが。 ショットガンホーン マークツヴォルフに搭載されている固定武装。 芹が演習で頭突きをぶちかましたことから、頭部の保護を兼ねて搭載された頭突き用ルガーランスというべき武装。 プラズマフィールドをまとって突撃、そこから零距離射撃を叩き込む。 またカブトムシの要領で相手を空に放り投げることも。 『EXODUS』で改良が加えられ、プラズマ砲としての機能も有しているがスフィンクスB型マッチョタイプには通じずへし折られてしまう。 SDP発現後はワームスフィア発生の基点にもなっている。 リンドブルム 支援メカのひとつ。後部にレーザーを一基装備している。 ファフナー1体と武装をマウントし、空中での戦闘を可能にする。 飛行タイプ以外のファフナーにとっては貴重な飛行手段となる。 ジークフリードシステムかファフナー経由による遠隔操作が基本だが、コクピットが用意されており単独運用も可能。ゆきっぺと一騎が脱走するときに使った。 劇中ではエルフ、ドライ、ツヴォルフ用の計三機が登場した。 レヴィンソード ロングソードを強化したプラズマ長剣。ツヴォルフとスサノオが使用。 グリップを握ることで刃部分に通電されプラズマが発生するが、手放すと徐々にプラズマが減衰を起こしてしまうので威力も下がってしまう。再通電するにはもう一度グリップを握る必要がある。 第三次蒼穹作戦ではリヴァイアサン型を内側から同化するための起点として用いられた。それ爪楊枝じゃねえから! ガンドレイク プラズマライフルを内蔵した剣。 ルガーランスと同系統の武器だが、こちらは射撃重視の武装。 ティターンモデルが使用していた武装をノートゥングモデル用に調整したもので、『EXODUS』ではアマテラスとフィアーが主武装として多用している。 ティターンモデル用とノートゥングモデル用で比べると、小型化した上に連射速度が飛躍的に向上しており彗は二挺持ちで超高速連射を度々披露、レージングカッターをトリガーに巻きつけて遠隔操作し、射程外のフェストゥムに対応するなどの応用を見せた。 フィアーが使用すればワームウェッジを発射したり長大なワームソードを発振したりできる。ガンドレイクの間違った使い方 『EXODUS』では人類軍製のファフナーにもベヨネットという、概ね似たような性能の銃剣(名前からして銃剣の意味)が採用されている。 フェンリル ノートゥングモデル及びサルヴァ―トモデルや人類軍のコア内蔵型ファフナー及び潜水艦に搭載された超強力な気化爆弾。 爆発が広範囲のため、ほぼ確実に発射した機体も巻き込む。つまり実質自爆装置。 こんなものが必要な最大の理由は、死ななければ同化されるフェストゥムとの戦い故。機体ごと敵の手先に成り下がるくらいなら自爆して被害も与えた方が遥かにマシというこの世界の過酷さを表す装備。 起爆までの時間はパイロットやシステム側から任意で設定が可能。 一応パイロットの犠牲を前提にしているわけではないので、長く時間を取ってコックピットブロックを射出(或いは摘出)すれば生存できるのだが、そもそもこれを使う時点で大概絶望的な状況なのでよっぽどの事がないと生還できない。 道生は「生きて帰るという約束」を守るためコクピットブロックを射出して生還を試みたが、大体のパイロットは自らが死ぬ前提でこれを使うので脱出シークエンス自体が実行されない。ファフナーの脱出装置が役に立たない原因。 実は1期では新国連ではこれの保有や使用は国際条約違反という(竜宮島を手中に収めるための)建前があり、人類軍のファフナーにはフェンリルが装備されていなかった。 ヘブンズドア作戦以降は建前を投げ捨てて爆弾祭りになったので人類軍のファフナーにも搭載されるようになり、システムを介して遠隔でフェンリルを起動するなどの惨状が起こっている。 ジークフリード・システム側の制御でフェンリル起動を止めることができるようだが、優先権はパイロット側にあるらしくそちらが拒絶すると止めることができない。 一方、ファフナーから直接介入すればフェンリル起動シークエンスを止められる。 劇中ではカノン(ベイバロンモデル)が潜水艦のフェンリル起爆を止めている他、EXODUSでは真矢がビリーとキース機のフェンリル起爆を止めている(後者はキースが生身の銃撃でジーベンのワイヤーを切り離し、フェンリルを再起動したため失敗) ザルヴァートルモデルは3倍のフェンリルを搭載しているらしいが、こいつらは揃いも揃ってフェンリルの直撃を受けてもピンピンしているので3倍あっても機体にダメージがあるかさえ定かではない。 ファフナー単体だと搭載量に限りがあるので影響自体はそこまで大きくはない(と言ってもクレーターができるぐらいにはデカい規模)が、潜水艦やアルヴィスのボートともなるととんでもない破壊力がある模様。 前者は起爆すれば竜宮島が確実に沈むと言われていた。 機関砲 ティターンモデルと同様、前腕部に搭載された機関砲。 『EXODUS』にてエインヘリアルモデルに改装されたマークノインが初めて使用したが、改装で搭載されたのかノートゥングモデルだった頃から搭載されていたのかは不明。 『BEY』では空戦型のアズライールも搭載している。ノートゥングモデル時代にあるならアルゴス小隊戦で使っているはずなのでエインヘリアルモデル改装に伴う追加装備(おそらくはデュランダルの代わり)なのだろう。 汎用型にも搭載されているのかは不明。 腕部ブレード エインヘリアルモデルに改修されたジーベンが使用。腕部から展開する。 『BEY』ではスサノオも使用しているので共通装備と思われるが、支援型にも搭載されているのかは不明。 槍 正式名称は今のところ不明。『THE BEYOND』でツクヨミが装備。 プラズマの刃を発振する二本の短槍。連結させて一本の槍にすることも出来る。 非使用時には分割した状態でスタビライザーにマウントされる。 本人の言からすると、ニヒトをお仕置きする際に初めて使ったらしい。 特殊装備 トルーパーモデル 新たに無人機として開発された小型ファフナー。 コンセプト的にノルンの系列機っぽい機体だが、これでもコアが搭載された立派なファフナーである。 EXODUS序盤、コア不足に陥っていたアルヴィスでは「構想はあるが実用化の可能性は低い」と見なされていたが、エメリーと対話した織姫がコアを量産することで生産可能となった。 攻撃兵装として小型のルガーランス、防御兵装として左腕内蔵型のイージス、更に単独で飛行可能と必要な物は一通り装備している。 スレイプニールシステムを搭載したノートゥングモデルを親機として複数機セットで運用される。 完全に命令通りに動く遠隔操作機ではなく、AIを搭載しており親機の指示を受けて自分でどう動くのが最適か判断して行動する自律行動機となっている。総監督曰く「格納庫の中で日常会話してそうですね」とか。 咲良が戦闘不能になって倒れたマークドライに駆け寄って護る姿が可愛いと評判。 本来はドライ随伴分とアハト随伴分を合わせて8機しか建造されていないのだが、咲良のSDPで増殖する事で消耗を恐れず数と連携でフェストゥムを圧殺する戦術が可能になった。また、剣司のSDP使用の際には治療対象の機体との間で中継機としても機能する。 何気に単機でもスフィンクスB型を瞬殺できるほどの高い性能を持っている。 反面、同化耐性が著しく低く、超小型のグレンデル型に群がられた際には、同じ目に遭ったノイン・アマテラス・ツクヨミが必死で耐える傍ら、ほんの数秒で結晶化して砕け散る姿が描かれている。 ディアブロ型に同化されツヴォルフに襲いかかったことも。 『THE BEYOND』では強襲型の新タイプが登場。 胸部にイージスを内蔵しており、複数機で陣形を組んで展開することでツクヨミに匹敵する規模の防壁が生成可能。 美羽ちゃんのスタンスの関係で、基本はザインに7機随伴している。 その後同化現象が改善されたのか、後に全機にスレイプニールシステムが搭載され、総数が50機にまで増えた。 ツクヨミと一緒に守ったりスサノオの足場になったり大忙し。 ベノンとの激戦でかなりの数を喪失してしまったらしく、その後の作戦では一応先遣部隊として何機か投入されはするがファフナーに随伴している数は極端に減っており、ツクヨミに数機随伴している程度になっている。 立体化 放送当初は深夜アニメだったためかメカニックの商品展開は特に予定されておらず、放送後もファフナーの立体モノは個人製作のガレージキットが細々と作られる程度だった。まだ現在ほど土壌が整っていなかったのもある。 デザイン上でも全身の関節は山口式可動(モノシャフトドライブ)を意識した構造になっていたのだが、それが生かされることもなかった… のだが、2010年。劇場版公開に先駆け、放送から約6年のブランクを経てバンダイの「ROBOT魂」シリーズでマークエルフが商品化された。 件の関節構造をほぼ完璧に再現しているため思い通りのポーズをとらせるには慣れが必要だが、完成度は非常に高く長年待ちわびたファンにも大満足の逸品だった。 その後、一般販売ではマークザイン、マークジーベンと続き、他の機体もWeb受注販売限定で続々発売された。 現在のラインナップは以下。 ◇一般販売 マークエルフ マークザイン マークジーベン ◇Web受注販売 マークドライ マークアハト マークフュンフ マークゼクス マークノイン&マークツェン ※製品の表記 TV版ではアイン、ツヴァイ(実質エルフだが)、フィアーが、劇場版ではツヴォルフとドライツェンが現在未発売。ドライツェン以外は参考出展済み。 劇場版でも活躍した3機は早い所製品化にこぎつけてほしいところだが… またエインヘリアル・モデルは立体化が一切成されていないが、23年1月に「MODEROID」ブランドで同モデルが立体化される計画があることは発表されている。 その後続報がなかったが、12月に「アバドン」と「クロノス」が発売予定であると発表された。珪素系男子全員集合ができるようになるぞ! 追記・修正は、同化現象で結晶化する前にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ファフナーの立体化は難しいな当時は思ってた そしたらロボット魂で出ちゃうんだもん -- 名無しさん (2014-07-17 19 05 30) フェンリルェ・・・脱出装置が通用しない自爆装置とか悪い意味で最強の自爆装置だよな・・・いや、最恐か -- 名無しさん (2014-09-03 20 18 44) ティターンモデル「ノートゥングモデル……なんて良心的な兵器なんだ!」 -- 名無しさん (2014-10-18 19 03 33) ザルヴァートルモデル「まあ、ね、安定性はあるよ、うん」 -- 名無しさん (2015-01-07 16 44 03) ↑×1,2 ノートゥングモデル「テメェらが尖り過ぎなんだよ!」 -- 名無しさん (2015-01-17 08 35 57) フェンリルは相手に情報渡さない為には必須だからこそだ -- 名無しさん (2015-01-17 13 07 40) EXODUSでパワーアップしたけど、不安しかない機体群 -- 名無しさん (2015-01-26 07 40 12) 普通ならリスクも減ったし稼働時間もほぼ無限、やったぜ!ってなるはずなのにファフナーだと後で特大のしっぺ返しが待ってそうで -- 名無しさん (2015-01-27 21 08 54) エメリーとかいう毒婦を島に入れるべきじゃなかった -- 名無しさん (2015-02-09 14 59 20) ブキヤの初号機並みのサイズでもなきゃプラモ化は無理だな。 -- 名無しさん (2015-02-12 21 53 35) ↑3 もしかしたら、織姫の「このままでは大変なことが起こる」というのは、それが関係するのかもなぁ・・・ -- 名無しさん (2015-02-21 19 26 53) これってフェストゥムそのものに変化してるんじゃ・・この強化スンゴイ不安なんだが・・。 -- 名無しさん (2015-02-21 21 16 51) 緑色のワームスフィアを比べたけど、どちらかと言うと操が一騎を助ける際の色じゃないかな? -- 名無しさん (2015-02-21 21 55 53) マークツヴァイとエルフの関係がややこしい。 -- 名無しさん (2015-09-28 12 31 12) 初期のエルフ改(スサノオ)は1期と違って黒かったが、他の二機や小説版を見るにあれがエルフ(ツヴァイ)の本来の色なんだろうか。 -- 名無しさん (2015-09-28 12 55 58) 公式サイトでSDPの詳細がSPECIALを通ってからキャラクター紹介行かないと見れないってのはネタバレ対策なんだろうか -- 名無しさん (2015-10-21 03 46 27) フィアーも含めてエインヘリヤルモデルに改装されるみたいね -- 名無しさん (2015-10-31 10 04 01) ザインやニヒトもエインヘリヤル化すれば楽になるんだろうか? -- 名無しさん (2015-11-14 07 29 40) ↑機体がブラックボックス化してて解析不能な上に、多分改修機材も触れた先から同化しちゃうだろうから残念ながら… -- 名無しさん (2015-11-14 07 48 36) 読みはエインヘリアルモデルで確定したな -- 名無しさん (2015-11-15 14 48 18) 能戸総監督がツイッターでエインヘリアル・モデルって言ってる -- 名無しさん (2015-11-15 14 53 20) まあ、なんだ。今回の話は内蔵武器が大活躍するとは思わなんだなw -- 名無しさん (2015-12-06 11 33 05) ↑武装が無くとも無双できるゴルゴまじゴルゴ。つかマジでどうなってんだ真矢の戦闘センス。三対一(しかも内臓武器のみ)で勝つとか・・・ -- 名無しさん (2015-12-06 21 48 39) 今まで人間相手に手抜いてたかもしれないけどマジで真矢つえーわ 今度は鏑木君がいなくなっちまった・・・ -- 名無しさん (2015-12-12 03 21 43) あ、暉じゃん間違えてらすまねぇ -- 名無しさん (2015-12-12 03 25 04) 機体自体にもSDPが備わってたんだな。機体を入れ替えると満足にSDPが使えなかったのはコアの相性と言うよりSDPが揃ってなかったから…? -- 名無しさん (2015-12-12 04 07 12) 前々からパイロット気絶シーンで、コクピットが正面に対して上下前後反転してて機体仰向けなのにパイロットが背中側に重力があるかのごとく気絶するのはおかしくね?って思ってたけど、今週のみかみかの時はちゃんと前のめりになってたな -- 名無しさん (2015-12-12 12 57 43) コクピット灼かれたマークフュンフといい、ハンドガンでコクピット(普通一番頑丈に作る)が爆発四散したエイワースといい、ファフナーって超物理現象には強くても物理的には結構貧弱なんだろうか? -- 名無しさん (2016-01-06 21 00 05) ↑所詮セラミック装甲だ。 -- 名無しさん (2016-01-08 18 38 33) コアの力でフェストゥムの力による干渉を防ぐみたいな設計だから物理攻撃はあんま想定されてない印象。だからエウロス型は脅威なんじゃないかな -- 名無しさん (2016-01-10 18 28 56) そもそものファフナーの区分が対フェストゥム専用思考制御・体感操縦式有人兵器なんだから対人戦はあまり考慮されてないんでしょ 対人用に余計な装甲とかのリソースさくぐらいだったら機動性あげた方がいいってのもあるだろうし -- 名無しさん (2016-05-27 14 16 03) 元々操と戦うための機体に操が乗るってのも皮肉だな -- 名無しさん (2016-06-11 20 19 06) DVD-BOX付属ブックレットに本来は全部でノートゥングが24機開発されるはずだったって書かれてたらしいけど、HAEやEXOで修復や新造がすぐに出来た理由ってこの設定が生きてるってことなのかな? -- 名無しさん (2017-07-18 04 22 12) エインヘリアルモデルはもう完全に別個扱いのほうがいいのかな -- 名無しさん (2019-11-05 22 34 24) そういえばマークフュンフだけ新旧同時にいたんだな、一緒に戦うことは無かったけど -- 名無しさん (2020-09-29 13 59 49) Beyondにて、アズライール( -- 名無しさん (2022-06-24 22 42 58) Beyondにて、アズライール(ジーベン)の腕部機関砲とスサノオの腕部ブレードを確認。おそらく、タイプ関係なくエインヘリアル全機に搭載されているものと思われます。 -- 名無しさん (2022-06-24 22 44 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/32032.html
登録日:2015/04/16 (木) 20 24 42 更新日:2024/03/17 Sun 13 37 30 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 EXODUS HEAVEN_AND_EARTH RIGHT_OF_LEFT クロッシング クロッシング・システム ジークフリード・システム 擬似体験 死ぬほど痛いぞ 無限サンドバッグ 総士は特別な訓練を受けています 蒼穹のファフナー 被弾=システム担当者も痛い クロッシングの為に機体を登録する…5秒待て! クロッシングクリア…―全機ポイントを維持!下手に動くなよ、敵の親玉が近くにいる。全員無事に帰るぞ!誰も「いなくなった」ら駄目だ! ジークフリード・システムとは、TVアニメ「蒼穹のファフナー」シリーズにて登場する分離統括型指揮管制システム。 その役割は、ファフナーが島を守るための剣とするとジークフリード・システムはパイロット達を守る為の頭脳であり盾。 主人公達の属するAlivsにおけるシステム担当者は1期では皆城総士。近藤剣司と鏑木彗にも資質があり、時期によって彼らも担当している。 1期最終話で総士がフェストゥム側へ旅立った際に一度彼と共に砕けたが、その後再建されたらしくHAE以降に登場するジークフリード・システムは謂わば2代目。 まず、前提としてフェストゥムは人の思考を読む「読心」を持っている為何らかの対策を取らなければパイロットの行動等が筒抜け状態に等しく、そのためにファフナーという「心を隠して戦える兵器」が開発された。 だが心を隠すという事は、パイロット同士、及び兵士と指揮官の通信をも難しくしてしまう。 そのために用意されたのがジークフリード・システムであり、これを介してシステム搭乗者とのクロッシング(心の接続)を行い、フェストゥム達から思考を隠したままパイロット間、及び指揮官との相互コミュニケーションを可能としたのである。 クロッシングはパイロットとシステム搭乗者の皮膜神経細胞を通して繋がった状態を指し、これにより的確な戦況判断が可能となりシステム側からの機体管制も可能となる。 (クロッシングにはシステム搭乗者のよる機体コード承認が必要であり、1期23話のニヒトは無理矢理機体コードを承認させたことになる) 数(と時には質)で勝るフェストゥムに対し組織的な抵抗が可能になる、作中における実質唯一の手段として重要な役割を担っている。 ちなみにジークフリード・システムによるクロッシング自体にも、読心を防ぐ効果がある模様。 なお、ジークフリード・システム側から放映版ではエルフが、HEAVEN AND EARTHではドライが使用した無人航空機リンドブルムの遠隔操作が可能であり、カモメを模した小型偵察機「バード」による簡単な哨戒偵察も可能。 このシステム、当初は機体にシステムを丸ごと搭載し、指揮官を置かずにパイロット同士でクロッシングする一体型相互扶助タイプが採用されていた。 だがこのやり方はシステム搭載により機体そのものが大型化してしまうのはまだしも、パイロットへの負担が目に見えて激増するという重大なリスクを抱えている。 ティターンモデルの実戦運用で初めて露呈した事ではあるが、システムを一体化していると同化現象の進行速度が爆発的に上がってしまい、どれだけ同化耐久率が高くても1回の搭乗時間にタイムリミットが課せられ(耐久率トップクラスの僚ですら15分が限界)、その運用ですらも長期的な搭乗は不可能であった。 プロトモデルのゼロファフナーは負荷の大きさから、後述の改良が施された後かつパイロット二人乗りですら1度の搭乗が限界である。 L計画と平行して建造された第三世代であるノートゥング・モデルはジークフリード・システムを切り離して指揮所を別途設置することでダウンサイジングしたモデルであるが、前述の経緯からこちらが主力として採用されることになる。 ちなみにノートゥング・モデルでもジークフリード・システムを搭載することはできるが、トップクラスの耐久率を持つ総士が同乗するというプランですら彼の生存限界は48時間未満とされる。 (このプランが提案された際に主要開発者の近藤彩乃は「何のためにあれを分離したと思ってるの!?」と抗議している) ジークフリード・システムを分離して指揮所を置くことでより効率的な指揮が可能になったが、この方法は指揮官がシステム内のパイロット全員と同時にクロッシングして指揮を執る事になるので適性を持つ人員が極端に限られる事が挙げられる。 前述の通り作中で統括指揮型に適性を持つのは総士、剣司、彗の三名のみであり、パイロットの総数から考えても極端に少ない。 また、元々ファフナーパイロットから統括指揮型の担当になった剣司と彗はともかく、総士は当初パイロット志望だったが一体化に失敗したため別の役割として指揮官に任命されたので、「前線に出ず安全なところから友人たちの命を左右する」事を嫌がっていた。 竜宮島製ファフナーはフェストゥムの持つ読心能力対策を施した弊害で各ファフナー間での通信に難があり、短距離の有線通信でしか通信できない。 その為クロッシング中のシステム搭乗者を中継する形で漸く通信可能となり、AlvisのCDCとは双方向に通信可能だがファフナー間の通信となると若干の手間が生じている。 図式で表すとするならば「ファフナー←→CDC」は双方向の通信は可能だが「ファフナー←→ファフナー」は有線通信のみとなり無線通信の場合「ファフナーA→ジークフリード・システム→ファフナーB」という伝言ゲームとなる。 この形式を取っているが故に総士ごとシステムが同化されていた1期23話ではファフナー間の通信がほぼ不可能になり、EXODUS2話の戦闘で暉がスフィンクスB型に強襲され絶叫したにもかかわらず誰も気付いていない(里奈は双子故か即時気付いたが)。 ファフナー間での無線通信が出来ない事がわかりやすいシーンとしては上記の他に1期22話で衛が態々総士へ「一騎に、手を貸してって…」と一騎に指示を出すよう求めている場面が挙げられる(無線通信が可能であれば態々総士を中継せず一騎へ直接進言出来る)。 また22話の同シーンで有線通信をしなかったことに関しては、スカラベR型を2機の間に挟んだ状態だった為、単純に通信用のアンカーを飛ばせなかったという事情がある。 EXODUS後半、及びTHE BEYONDではある程度解消されたのか、指揮官を経由しないパイロット間のやり取りがスムーズになっている。 また、運用面においても以下の難点を抱えている。 島の専守防衛を主眼に据えている為、有効範囲は竜宮島全域が限界。 搭乗者の意識がシステムの電源代わりであるため、何らかの要因によって搭乗者の意識がなくなるとシステムダウンを起こす。EXODUS9話でシステムを担当した剣司の意識が無くなったと同時にシステムが僅かの間ながらダウンした為、接続状態の機体が過度の被弾を被るとシステムダウンに直結してしまう危険性がある。 システムダウンを起こしてしまうという事はクロッシングによって形成される「心の盾」が無くなるに等しく、読心能力の対抗手段が減る事になる。ファフナー自体は読心を防ぐ効果があるがわざわざジークフリード・システムという二重の防壁を張っていることからも分かる通り、ファフナー単体での読心を防ぐ能力はそこまで高くないと思われる。1期における道生の死因は正にこれが関係しており、ジークフリード・システムがダウンしていた為イドゥンに「フェンリルを起動→脱出してアインを自爆させる」という行動が読まれてしまい、射出されたコックピットブロックをキャッチされダンクシュートを決められてしまった。 更にパイロット間の伝言板的な役割もあるため、システムダウンするとパイロット間の意思疎通も不可能になってしまう。え?1期2話で一騎がクロッシング状態だったのにフェストゥムに心を読まれてるって言ってた?知らんな 最大12機とのクロッシングが可能である反面、最大12人分の知覚・思考・痛覚が否応無く脳内に流れ込んでくるため、それらを捌き切るだけの情報処理能力が必要。搭乗者は膨大な情報を戦闘中処理し続ける必要があり、適性者以外が搭乗した場合は脳に負担が掛かってしまい重度の船酔いに似た症状を起こしてしまう。 必要に応じてCDC側に各種要請を送る事が出来るという利点がある反面、それにより処理すべき情報が最大だと「12機+CDC+リンドブルム操縦+バードによる哨戒偵察」に増えてしまう。 クロッシングを行う関係上適性者はフェストゥム因子が必要であると思われ、必然的にパイロット達と同世代の子供に限定されてくる。つまり指揮官の判断一つで友人や後輩が命を落とすことになるプレッシャーに晒される。ファフナーに乗れない年齢になってもジークフリード・システムの運用は可能である模様。ただしTHE BEYONDにおける描写を見るにこれにも年齢限界はある様子。 ファフナーと接続状態のパイロットとの感覚共有を行う為、パイロットが受けた痛覚が全てシステム搭乗者にフィードバックされる。例えばファフナーAの頭部が吹き飛ばされると、パイロットとシステム担当者にも自分の頭が吹き飛ぶ痛みが襲いかかる。 システム搭乗者は搭乗中にフィードバックされた痛みがシステムを降りた後も突発的にフラッシュバックしてしまうため、精神的強靭性が要求される。EXODUSで剣司が戦闘後に医務室でへたばっており、剣司より痛みのフィードバック・フラッシュバックに慣れている総士ですら戦闘後に鎮痛剤と思わしき薬物を投与している描写がある。 総士はかつて「安全な場所で……」と溢したが実際はパイロット全員の痛みを背負うという過酷な役回りである。 また、システムに接続した状態のパイロット及びシステム担当者の感情もお互いに逆流してしまうので、自分のことも客観視する必要がある。総士はこの状態であれば言葉を介さずとも一騎とコミュニケーションできていると勘違いしてしまい、彼とのすれ違いを招く羽目になり真矢から叱られた。 フェストゥムから見てもこのシステムは極めて興味深いものであったらしく、「情報」という概念を理解した後のフェストゥムは様々な手段でもって竜宮島のジークフリード・システムを調べていき、最終的にシステム自体を総士ごと強奪していった。 だが彼らはジークフリード・システムの使い方が分からず、総士を生かしておりそれが一騎達の「希望」たる蒼穹作戦へと繋がっていく。 その(第一次)蒼穹作戦時はミョルニア(真壁紅音)の助言によって同化現象のリスクが大幅に軽減されたジークフリード・システムが4機のファフナー(ドライ・アハト・ジーベン・ザイン)に内蔵された。 これは元々1個の一体型相互扶助タイプを4分割しての搭載だった為、4人でクロッシングを行い(なのでダメージを受けると全員が痛みを感じる)1人でも欠けるとクロッシングを維持できないのでフォーマンセルのクロスドッグを維持し続けなければならないという欠点を有していたが、 逆に「全員で生き残り作戦を完遂する」というモチベーションに繋げつつ4機の絶妙な連携で敵陣を突破していった。 その後HAEではシステムが改良され、全ての機体にジークフリード・システムが内蔵され欠員が生じた場合もクロッシングの維持が可能となった。 この時は総士が不在であり第二候補の剣司が現役パイロットだったので、統括指揮型は採用されていない。 真矢は「痛みも怖さもみんなで背負うの」と説明していたが機体のダメージが他のパイロットに伝播している描写もないのでこの点も大幅に改善されている様子。 EXODUSでは総士の帰還に伴い再び統括指揮型が運用されたが、島外派遣の機体には分割型が採用されており状況に応じて使い分けができるようになっている(その場合コックピットの周囲にコンソール系統が追加される)。 また、ジークフリード・システムの親戚と言える「スレイプニール・システム」が登場。 こちらは無人機開発用に前線を退いていたマークドライに搭載され、無人機であるトルーパーモデル4機とのクロッシングを行い戦闘を行う前線指揮官的な役割を果たす。 出撃時にはジークフリード・システムとのクロッシングを行い、あくまでイメージではあるがシステム担当者同士が背中合わせになる。 咲良は後方支援に徹するように忠告されたが、半ば無視する形で見事な連携を見せつけ、スフィンクスB型と対等に渡り合う活躍を見せた。 次いで、エインヘリヤルモデル版のマークアハトにも搭載された。 さらにエインヘリヤル版アハトは、元々ジークフリード・システム担当になっていた剣司が戦場に出るにあたり、技術の革新によってついに非分割のジークフリード・システムまで搭載されることとなった。 (流石に全体の指揮と戦闘、そしてSDP「薬」の並行作業は厳しかったのか、アハト本体はそこまで積極的に戦闘はしていない) THE BEYONDにおける第5次蒼穹作戦では美羽ちゃんサークル前線組は分割型、退路を確保する後方組は統括型を使用している。 問題だった統括型が島内でしか使用できないという弱点については、システム自体をAlivsのサブボートであるLボート・Rボードに持ってくることで解消している。 一方でフェストゥムの側も、クロッシングを利用して同化するという反則技を使用。 これによって統括型ジークフリード・システムを介して同化攻撃を喰らってしまい、後方組は壊滅寸前に追い込まれシステム使用者の剣司もあわや同化される直前まで追い詰められた。 機体管制はパイロットの承諾なしに可能で、作中にあるだけで脱出装置の強制作動や操縦権剥奪、作動したフェンリルの解除に痛覚遮断システムの作動と多岐に渡る。 特に痛覚遮断システムは複数回行使されており、システム搭乗者が危険と判断した場合に作動させている。 現状、痛覚遮断に関しては下記の3つが登場している。 ペインブロック:破損部位をパージして痛覚の発生源を遮断する。こちらは該当部位の接続を切らない。 ペインキル:破損部位のパージはペインキルと同じだが、ペインキルの場合該当部位の接続を切る(三美香の場合は右腕の接続を切っている)。 ネクローシス(強制崩壊):機体内部にまで侵蝕された等の理由によりペインブロック不能と判断された場合の最終手段。該当部位を文字通り壊死(ネクローシス)させる事でパージし、再接続不可能になる(左腕をパージした際はニーベルングの指輪も弾け飛んでいる)。該当部位を壊死させるということは、自分の腕が腐り落ちてもげる感覚がパイロット及びシステム担当者にもフィードバックされる。 THE BEYONDでは前述したクロッシング同化攻撃への対策として「マインドブロック」が新たに登場。具体的な効果は不明(対象となった総士は苦しむ描写がある)だがこれによって被害を防いでいる。 人類軍は当初ジークフリード・システムを有していなかったが、人類軍が開発したザルヴァートル・モデルはシステム内蔵型(EXODUSでの総士の発言から。一期からそうだったのかは不明)であり未知の技術という訳ではなかった様子。 当時のエース機であるメガセリオン/ベイバロンは竜宮島のシステムとの接続は可能だが、ノートゥング・モデルと比べクロッシングが不十分であったそうな。 その後EXODUSでは人類軍のファフナーである大隊指揮官機のトローンズモデルにジークフリード・システムが搭載されており、島における分割型に近い運用が行われている。 こちらは他の機体より精神的負荷が大きいという弱点はあれど、島の統括型ほど極端に適性者が限定されるわけではない。 スーパーロボット大戦シリーズにおいて K・UX共通で、ジークフリード・システムはシステム担当者である総士が同能力所持ユニットの共有サブパイロット扱いとなり、 特殊能力としてのジークフリード・システムの効果によって読心能力を防ぐ事が出来る。 クロッシング・システムの場合、Kでは「パイロット能力を4人分参照し、それぞれもっとも高い数値に変更する」、 UXは「戦闘マップに出撃中のクロッシング・システム所持ユニット数に応じた能力のプラス補正」という効果をもたらす。 UXではゼロファフナーとマークニヒトにはクロッシング・システムが搭載されないので、特にゼロファフナーは運用に注意が必要になる。 一方、原作ではクロッシング・システム導入前にいなくなったゼクスバインとマークアインにはちゃんと搭載される。 マークデスティニー?あれはモビルスーツモデルだしパイロットも同化現象を自力で制御できるので… 多数の機体の共有サブパイロット扱いとなる仕様上、総士のレベルはもりもり上がるが 精神コマンドを使いすぎるといざという時に限ってスッカラカンという事態が頻発する。 Kでは蒼穹作戦後に総士が帰ってきて復活する(クロッシング・システムは削除される)が、UXでは第2部終盤で総士が離脱した後、HAEの再現が終わって総士が帰ってきても復活しない(クロッシング・システムのまま)。 このため、UXのファフナー組は加速役がいなくなるため一部を除いて足の遅さに悩まされる事になる。 その代わり、総士が復帰すると、ジークフリード・システムから解放されて戦術指揮だけに集中できるからか、 離脱以前の地味すぎる戦術指揮効果に連続ターゲット無効が追加されて急に優秀になる。 なお、スパロボにおいてはそもそもファフナーが無線通信できない設定は作劇の都合上無視されている節があるし、ジークフリード・システムも戦艦に搭載したりしている。 (後者はTHE BEYONDでほぼ同じ形で実現しているが) ツヴォルフ、ポイントを維持。残り各機はポイントを交代…敵を入れ替えて、仲間を護り合え。全員で、生き残るんだ。 全員だ。どんな危機においても、ジークフリード・システム内の全パイロットを僕が守る。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 最近はファフナー系の詳しい項目が立ってきて嬉しいな -- 名無しさん (2015-04-16 20 34 44) スレイプニルシステムのあたりの記述とか明らかに内容が脱線してると思う。同化現象の項目とかと内容が被っているし。 -- 名無しさん (2015-04-16 20 58 39) スパロボだと最後まで使えないんだよなー。そん代わり指揮官効果が鬼強だけど -- 名無しさん (2015-04-16 21 11 01) ↑いや、確か最後まで使えたスパロボが…うっ、頭が -- 名無しさん (2015-04-16 21 25 07) ティターンモデルのとこ、進行速度が上がってしまうため制限時間があるって記述を前後逆にした方がよくないか? -- 名無しさん (2015-04-17 00 22 18) ミョルニアの所、同化現象のリスクが撤廃されたんじゃなくて大幅に軽減されたぐらいじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2015-04-17 00 24 46) ネクローシスでニーベルングが取れたのって左手に作用させたからで、ほかの部位なら別のアクションがあると思う -- 名無しさん (2015-04-17 00 30 41) UXだと、原作での精神の強靭さの再現か(もしくはファフナー組全員の面倒見なきゃいけないからか)総士の精神ポイントが初めから3桁というぶっちぎりの高さ。なので実はよっぽど濫用しない限りはガス欠にならないという -- 名無しさん (2015-04-17 01 24 12) 剣司も適性自体はあるが総士ほどでもないため痛みで数分気絶したり搭乗後軽くグロッキーになってる場面がある。彗は継いだ場合、どこまで耐えられるんだろうか。 -- 名無しさん (2015-04-17 01 53 30) さらっとゼクスバインて書いてんじゃねえw -- 名無しさん (2015-04-17 04 11 25) 今さらかもしれんが、「ファフナー」を指揮する「ジークフリード」っていうのも画期的というか大胆というか。「指揮者は生死を握っている」という暗示だろうか…? -- 名無しさん (2015-04-17 08 33 51) ↑さらにそのファフナーも「ノートゥング」なわけで……。竜殺しの剣(ノートゥング)という名の竜(ファフナー)、その剣で殺されるべきもの(フェストゥム=ファフナーの力の源、竜=フェストゥム=ファフナー)、剣を振るう「ジークフリード」。よく出来ているというべきか -- 名無しさん (2015-04-17 13 53 40) 最新話でアハトにジークフリードとスレイプニル両方積んでも負荷を抑えこめてるあたり凄まじい発展だな、描写見た限りじゃ分割もしてないっぽいし -- 名無しさん (2015-11-07 19 27 11) ↑問題は剣司自身の同化耐久率だな…。コード形成値と耐久率は反比例するから耐久率は高いと信じたい -- 名無しさん (2015-11-07 19 44 09) 流石に限界が来てしまったら彗がシステム使うのかもしれない -- 名無しさん (2015-12-06 01 26 18) 負荷が軽いって言ってたし、多分大丈夫なんじゃない? -- 名無しさん (2015-12-06 10 44 35) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/17271.html
登録日:2013/06/19(日) 21 38 00 更新日:2024/08/14 Wed 14 17 31 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 シナジェティック・コード ネタバレ項目 パイロットの宿命 蒼穹のファフナー 適正 適正が高い="いなくなる" 遺伝子 この項目は、『蒼穹のファフナー』シリーズのネタバレが含まれています。 シナジェティック・コードとは、蒼穹のファフナーにおける用語で、ファフナーパイロットにとってはとても重要なもの。 搭乗時に神経接続を用いるファフナーとパイロットの脳を連結するのに必要な「ある種の脳の状態」で、成人はコード形成が難しくなり、無理に形成しようとすると脳に負担が掛かってしまい、船酔いや酩酊状態に似た症状が出るため、作中で出たパイロットの平均年齢は16歳となっている。 ノートゥングモデル及びマークフィアー・マークエルフのコアを移植したザルヴァートルモデルの搭乗にはこのコード形成が必須となるが、 自力で形成が可能なパイロットは10万人に1人と自然分娩における出生率が極めて低く、剣司(と恐らく僚)がこれに該当する。 人類軍がシナジェティック・コード形成が出来なくても搭乗可能なファフナーを運用しているのはこの為であり、 Alvisは試験管ベイビーに遺伝子レベルでフェストゥム因子を同化させることでシナジェティック・コード形成を可能とした。 だがこのシナジェティック・コード形成能力の付与の代償は余りにも大きく、 パイロットの親達が赤紙を見た時唯一の例外の里親を除いて取り乱した。 所謂「経年劣化」によって形成率が低下した場合、因子活性剤などの薬物である程度の改善は可能で、 成人している日野道生や狩谷由紀恵がシナジェティック・コードの形成が必要なノートゥングモデルやマークニヒトに搭乗できたのは薬剤のお陰という面もあるが、共にアルベリヒド機関による試験管ベビーの第一世代であるという一面もある(生存している第一世代はEXODUS時点で弓子のみ)。 但し因子活性剤を使いすぎると死に至る可能性もある。 道生と狩谷はフェストゥム因子を移植した第一世代なので元々ファフナーには乗れるが成人しているので形成値が低下しており、狩谷はそもそも適正が低かったのでマークニヒトの搭乗の為に同意の上で因子活性剤を致死量ギリギリまで投与していた(狩谷のミツヒロに対する愛情を利用された説がある)。 1期1話時点で真壁一騎のクラスメイト全員のシナジェティック・コード形成値は出ているが、設定ミスか作画ミスか3話で出された値と異なる場合がおり、設定としては3話のものが正式な設定と思われる(但し故意に改竄されていた真矢はこの限りではない)。 小説版での記述によると、脳の表側(トップソイル)にある「人間らしさ」を生み出す領域から、原始的な脳の深奥部(ダークフロア)にあるR領域、爬虫類(レプタイル)の脳に至るまですべての部位の脳波が緊密に関係しなければならず、その関係は黄金比として脳波計で表現され、対数スパイラルと呼ばれる連動状態を表すらしい。 更に竜宮島回覧板にも記述があり、この形成には積極的な自己否定が必要で、脳の自意識を司る部分を眠らせる事ができるかどうかということ…らしい。 トップソイルとは末梢神経、自立交感神経系、自立副交感神経系、脊髄、右脳と左脳、延髄の事を指し、ダークフロアは間脳、視床、視床下部、辺縁系、網様体を指す。 要するに脳がどれだけ違う変性意識下の自分を受け入れられるか、ということなのだろう。 黄金率の0.618:1:1.618に近ければ近いほどファフナーパイロットとしての適正が高く、一騎は形成率が最も高い。 この形成率が低くてもファフナーとの一体化を受け入れる気持ちの強さ次第では高い適正を示す場合もある(形成率が低い僚が選抜された要因は恐らくこれが関わっている) 劇中で判明している限りでは、基本的に同化耐久率とコード形成率の高さは相反しており、例えば同化耐久率の高い僚は形成率が低く、逆に高い形成率を叩き出している真矢、祐未の同化耐久率は低い。ただし例外もあり、一騎や総士はコード形成率も同化耐久率も高い。 L計画に参加したパイロット8名の選抜基準はこの形成率の高さだったので、恐らく同化耐久率は二の次だったと思われる。 この選抜理由として有力なのは、 「RoL当時の竜宮島とAlvisは実戦経験が乏しく、ファフナーで戦うことのリスクや同化耐久率の重要性が不鮮明だった」 というものがあり、ブラックボックスの中に遺された僚の遺言がそれらを生々しく鮮明に伝えた事が後のパイロット選抜前の適性検査に繋がったのでは、という推測がある。 なお、EXODUS時点において作中に形成率の細かい数値が出ている中で数字上の形成率が高い(黄金率に近い)のは上位3名に絞ると 一騎(3.132:1:4.253)、真矢(3.312:1:4.532)、彗(6.519:1:7.999) 逆に低い(黄金率から遠い)のは、改竄された真矢の数値(12.142 1 13.584)を除いて下位3名に絞ると 僚(15.115:1:18.053)、カノン(15.157:1:15.838)、剣司(12.742 1 13.566) 真矢は形成率が一騎に次いで高い分、ノートゥングモデルにコアとして搭載されている瀬戸内海ミールの欠片の影響、即ち同化現象の進行が誰より早いという大きな欠点があったが、道生とは逆に同化抑制剤を投与する事でどうにか克服している。 L計画参加パイロットでは祐未の形成率が高い(08.342:1:09.969)が、彼女も真矢同様に本人の同化耐久率は低いと明言されている。 総士はマークアインの起動実験の際「見えない左目が見えてしまう」という現象を受け入れられなかった為ファフナーへの搭乗を断念しているが、同化耐久率もコード形成率も一騎や祐未に並ぶほど高く、ティターンモデルの搭乗に数時間は耐えられる程だったという。 蔵前はアニメ版では「パイロット適正が高すぎる」小説版では「適正はパイロットとしてギリギリ」と食い違っているものの、 いずれにせよファフナーの複数回搭乗に耐えられるほどの耐久率はなく、L計画中同時進行に行われた数回のマークツヴァイ起動実験の後、同化現象の初期症状である目の赤化現象を起こしてしまい、特殊偏光レンズのメガネで隠さざるを得なかった。 逆に僚は異常値とも取れるほど適正が低く、カノンと剣司はアルベリヒド機関によってファフナーパイロットの適正を持って生み出された試験管ベビーではなく、自然分娩での誕生だったのでノートゥングモデルに対して低いながらも適正を示してる事そのものが奇跡である。 カノンはフェストゥム因子を強引に投与した結果、定着に成功し道生同様ノートゥングモデルへの搭乗適性が付与された為 上記の数値が算出されたものの、適合出来ず死亡してもおかしくない暴挙であるため、その場に居合わせた全員が止めている。 僚は直接的な言及はないものの、彼の病気が「母親由来のもの」という言が確かであれば自然分娩による誕生の可能性が高い。適正が高い祐未とは逆に同化耐久率はL計画参加パイロット8人の中でトップとされている。 また、「ファフナーとの一体化に前向きであれば高い適正を示す場合がある」とされているため、結果的にティターンモデル搭乗が決定した可能性はある(逆にその補正を含めてもこの数値であるという可能性もあるが…) なお、ノートゥングモデルの数十倍の進行速度だったティターンモデルに長期間乗っていた祐未が最終盤まで末期症状を引き起こしていなかったのは奇跡に近い(詳しくはL計画(蒼穹のファフナー)参照)。 更に改竄された真矢の数値は、弓子がファフナーに乗せたくない為に書き換えたものだが、本来の数値の3倍近い数値になっており、搭乗出来ない原因は神経系の発達障害とされていた。 このコード形成は、ノートゥングモデル搭乗時に起こる変性意識(思考状態が普段とは異なり、戦闘向きになる状態)にも影響があるようで、一騎やカノンのように自己否定が強い場合は変性意識の影響はない。変性意識は大抵が攻撃的なものになるのはこのせい。 道生は特に普段と変わりないように見えるが好戦的な性格になる模様。また、ティターンモデルだった僚と祐未も搭乗時は好戦的な性格へ変化するようだが言及はない。 但し変性意識が臆病な剣司、ゴウバインメットの自己暗示の影響もあって先陣を切る傾向もある衛のような例外もある。 ちなみに翔子はあくまで変性意識は「(一騎への)愛情」だが、その愛情が先行してしまい行動理念が「一騎第一」となってしまうが故に攻撃的かつ単独行動しがちな変性意識となってしまっていた。 アクティビオンを致死量ギリギリまで投与してから、追記・修正をお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ファフナー乗りとしての一騎の才能ハンパないな、形成値トップ、同化耐性も(劇中みられる限りでは)低くはない、サヴァン症候群の影響で身体能力はオリンピック級・・・親がともにエースだったこともあるんだろうけど -- 名無しさん (2014-01-24 17 14 45) 僚先輩低っ!設定資料でも低い低い言われてたがここまでだったのか… -- 名無しさん (2014-01-24 18 15 00) 因みに蔵前は小説とアニメで設定が違うらしく小説は形成ギリギリ、アニメは適性が高すぎるとなっている。ただしどっちも耐久は低い。 -- 名無しさん (2014-01-24 18 26 26) 総士も設定上は、形成値も耐久もトップだったんだよね。でも左目が見えることを受け入れられずパイロットから脱落だっけ? -- 名無しさん (2014-03-29 18 42 37) ↑そう。だからジークフリードシステムで指揮官をやることを選択せざるを得なかった。本人は自分だけ比較的安全な後方ってのは嫌だったってのはRoLで語られた通り。 -- 名無しさん (2014-04-01 17 40 37) 飛鳥真先輩はどのくらいなのだろう -- 名無しさん (2014-05-08 11 53 47) ↑あの人は特異体質で、自ら進んで「同化」する毎に強くなるから耐久性はトップだろうね。 -- 名無しさん (2014-06-20 08 50 35) 「祐未が一騎をも凌いで抜きん出て高い」と書いてあるけど、小数点の位置をよく見れば一騎や真矢には全く及んでいない。新入りの彗・零央にも負けている。 -- 名無しさん (2015-02-09 16 11 56) ↑やっぱそうだよね。ずっと首かしげてたわ -- 名無しさん (2015-02-10 20 57 46) 祐未関連修正、ついでにEXODUS準拠に -- 名無しさん (2015-02-11 11 51 26) 美羽ちゃんはどんな数値になるんだろう? -- 名無しさん (2018-03-23 14 43 00) 真矢は同化耐久率高いみたいなことを総士が言ってたような? -- 名無しさん (2018-07-16 08 45 42) ↑長いこと公式で「真矢は適正高すぎて耐久も低い」とされてきたのでこの発言は首傾げてるファンも多い。多分体力的なことだと思うんだけどね。 -- 名無しさん (2019-04-16 10 06 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4671.html
登録日:2011/12/07(水) 15 05 27 更新日:2024/06/27 Thu 11 17 40 所要時間:約 14 分で読めます ▽タグ一覧 5秒待て! ザルヴァートルモデル ザルヴァートル化 ハイリスク ファフナー マークアレス マークザイン マークニヒト マークレゾン ラスボス 一騎当千 世界中がシャイニー☆ 主人公機 乗り換えシーンは最大の燃えシーン 全能 切り札 否定 存在 実質人造フェストゥム 後継機 必ず奪われる 機体 死亡フラグクラッシャー 理由 蒼穹のファフナー 虚無の申し子 鷲尾直広 『蒼穹のファフナー』シリーズに登場するロボット兵器「ファフナー」の機種名。 概要ザルヴァートル化 各機体◆マークザイン ◆マークニヒト ◆マークレゾン ◆マークアレス 立体化ROBOT魂 MODEROID 概要 名の由来は「Salvator(救世主)」。 新国連(人類軍)が来たるべきフェストゥムとの最終決戦に備え「救世主」とすべく開発した決戦兵器。 全高はノートゥングモデルより少し高い約45m。 最初の二機は竜宮島(Alvis)でかつてファフナーを開発していた日野洋治とミツヒロ・バートランドが開発していることもあり、全体的な印象としては島のファフナーであるノートゥングモデルに近い。 フェストゥム……というかミール由来のコアを必要とするなど基本的な仕様もノートゥングモデルと一緒であるが、大きな違いとして自ら同化能力を行使することができるという点が挙げられる。 これによって周囲の空気中の物質を同化してエネルギーを抽出する蒸気性の永劫電動回路が形成されており、機体そのものの活動時間は無限となっている。 更にはフェストゥムを同化して「喰う」ことができ、逆にフェストゥムの同化能力は弱い個体であれば無効化どころか同化し返す事さえでき、果ては小型水爆のフェンリルが直撃しても機体に大きな損傷さえ見られない。 武器と一体化することで武装を強化する「増幅」能力や、失った手足や武器を基に戻す「再生」能力も有しているなど、その本質はロボット兵器というより敵であるフェストゥムに限りなく近い。 毒を以て毒を制すを字で行くファフナー世界における決戦兵器としてはこれ以上ないポジションではあるだろう。 その代償としてパイロットにかかる負荷は尋常ではなく、まずそもそも人類軍の兵士では機体を起動しようとした瞬間機体に同化されて砕け散ってしまう。 更にいわゆる瀬戸内海ミールからもたらされた竜宮島のコアでないと機体を稼働させることができないため、必然的に竜宮島のフェストゥム因子を持たない者では機体を運用できない。 (世代が浅く因子の定着が下の世代ほど安定していないゆきっぺは同化促進剤を致死寸前まで投与してギリギリ起動できる、というレベル)。 『EXODUS』では人類軍もフェストゥム由来のコアを手に入れてはいるが、いわゆる純正ではなく砕けたミールの破片が基礎だからなのかザルヴァートル・モデルの要求スペックは満たせない。 つまり人類軍が作っておきながら人類軍や新国連ではそもそも運用ができないという本末転倒な仕様になってしまっている。 同化耐性が高い島の子供達ですらも長時間の戦闘は厳しく、機体自体の稼働時間は無限でもパイロットがそれに耐えられない。 また、真壁一騎曰く機体の感覚がノートゥング・モデルとはまるで違うとのことだが、 従来のファフナーは「違う自分になる」ことで操縦が可能だが、ザルヴァートルモデルは「違うモノ」にならないと能力を発揮できないようである。 例えば、腕とルガーランスなどの剣を同化させて威力を高める場合、「自分の腕が剣になる」現象を受け入れられなければ操縦することすらままならない。 つまるところ自らの存在そのものを変容させるレベルの自己否定を受け容れつつ、それによってファフナーに喰われない(同化されない)強靭な意思を持つ必要がある。 第一作の『DA』作中では紆余曲折の果てに島のコアを手に入れた人類軍は「マークザイン」「マークニヒト」の二機を完成させる……が、 その直後にファフナーの形をしたナニカと言えるほど存在が変質したため、「本来のザルヴァートル・モデル」の性能はよく分からないままとなっていた。 ちなみにこの二機は兄弟機、或いは対ともいえる間柄であり、それを表すかのように当初の外観や武装は瓜二つだが、設計思想は異なっており、 前者は「より多くの兵士を生かすために」、後者は「より多くの敵を撃ち倒すために」と、開発者である日野洋治とミツヒロ・バートランドの思想が反映された形となっている。 標準武装として背部に翼状のアンカーケーブルユニット6本とホーミングレーザーポッド2基を装備していた(ザインは過去形)。 約五年後が舞台となる『EXODUS』ではこの二機に加えて新国連によって新たに「マークレゾン」が新造されている。 レゾンは生と死の循環を繰り返す事で発生したゴルディアス結晶のバフを得ているためこれまた本来の性能がよく分からないが、ゴルディアス結晶のバフを受ける直前に「増幅」能力は行使しており、基本機能として同化能力が搭載されている事はうかがえる。 更に「EXODUS」から約6年後が舞台となる「THE BEYOND」では、新たに第4のザルヴァートルモデル「マークアレス」が登場。 本機のみ人類軍ではなく最初からAlivs製のファフナーだが、こちらはこちらで初っ端からファフナーの形をしたナニカである。 ちなみにEXODUSではノートゥング・モデル(後にエインヘリヤル・モデルへと改修)全機に蒸気性の永劫電動回路が形成されており稼働時間が無限になった。 また、超次元現象(SDP)の発現によって部分的にザルヴァートル・モデルのような特殊な能力を行使できるようになるなど両者の立ち位置は近くなってはきているが、 THE BEYONDでの設定によると、エインヘリヤル・モデルはミールの祝福を得た一騎のエネルギー増幅能力には耐えることができず、逆に一騎が機体を持たせているらしい。 また、エインヘリヤルモデルの1機が持つ「変身(相手の姿と能力を映し出す、いわばコピー能力)」のSDPでは、そのままではザルヴァートルモデルに変身することができない。 その点では未だ両モデルには隔世の差があると言えるだろう。 「THE BEYOND」では搭乗者が全員従来の人類の枠を超えた人または人造フェストゥムであるため、機体への搭乗負荷についてはこれまでと違い一切見られない。 強いて言えば後述のザルヴァートル化時には負荷が極めて高い描写が散見されるが、明確な後遺症などは見受けられない。 ファフナー搭乗時の負荷問題は約1名を除き先輩世代に重くのしかかっている。 ザルヴァートル化 『THE BEYOND』にて登場した用語。 簡単に言えば、器(ファフナー)をパイロットの意思で再構築・進化させる行為を指す。 劇中では一騎が、エインヘリアルモデルを(大量のフェストゥム諸共同化しつつ)ザルヴァートルモデルへと変貌させた。 総士と彗の会話によると理論上は全てのエインヘリアルモデルがリミッターを外せばザルヴァートル化可能であるらしいが、当たり前の話だがパイロット側が耐えられる訳がなく却下されていた。 ミールの祝福で生と死の循環を超えた一騎ですら、ザルヴァートル化直後は意識を失い無の地平に逝きかけたぐらいである。 あくまで他モデルがザルヴァートルモデルになるための変化であり、ザルヴァートルモデルが再度ザルヴァートル化を行うことはできない。 ……と劇中の人物からは思われていたが、総士だけはそうは考えておらず自らの意思でマークニヒトをザルヴァートル化し新たな姿に生まれ変わらせた。 この時のプロセスや演出はかつてマークザインが再構成された時の演出と非常によく似ており、明言(或いは認識)されていなかっただけでザルヴァートルモデルのザルヴァートル化はそれ以前からも行われていたと考えられる。 各機体 ◆マークザイン 最初に登場したザルヴァートルモデル。鹵獲したマークエルフのコアを移植している。 モルドヴァにて日野洋治の意思を聞き入れたミョルニアにより真壁一騎に託される。 その名は「sein(存在)」 を意味する。 「sein」という単語そのものは英語で言うところのbe動詞に当たり、転じて「いる(存在する)」という意味を持った。 余談だが初期案では名前がマークレクサスとなっている。 当初は緑がかかった白色の機体だったのだが、フェストゥムに飲まれた際一度全てドロドロに溶けた後にコアが単独再生。 色も光沢のある銀白色と曲線の多い細身なシルエットに生まれ変わっている。 島への帰還時にはその恐るべきスペックを存分に発揮し、攻撃を無効化する、武器との同化で(この際手首部分が結晶化する)威力を大幅に高める、本来同化をする側のフェストゥムを逆に同化し返して存在を喰うなど、 もはやファフナーの枠を超えた別の存在へと変化しており、この事をして皆城乙姫と同様に「同化現象を起こしながら個体としての存在を保ち続ける」と評されている。 これらの能力は再生時に得たものとも、最初から有していたものが再生によって最適化されたとも捉えられる。 また、腕を剣に変える程度の形状変化能力を一度だけ披露している。 ……と実にチート臭いが、実際はかなりのハイリスク ハイリターン。 その力の代償としてノートゥングモデル以上に同化現象をより加速させるうえ、搭乗者が同化に耐えられなかった場合を想定してノートゥングモデルの3倍ものフェンリルを搭載しており、 いざという時には機体ごと消し去るというとんでもない設計がなされている。もっとも、それで本当に消し飛んでくれるのかは疑問だが… その事実が判明した以降は、本気でザインが暴れると島にも被害が出かねない事と一騎への負担軽減のためにリミッターを付けて運用されるも、 それでもその代償は他のファフナーとは一線を画す重さで一騎の体を幾度となく蝕んでおり、ついには一騎は失明しかけた上、一年にも及ぶ昏睡状態に陥っている。 一騎に最適化された影響か他のパイロットが乗ると「全身が溶けたゴムのよう」だとかで、一騎以外まともに乗りこなせない。 これは相手(総士)の為にこうありたいという上位の自己意識があって初めて成せるのである。 一騎自身、この機体の特異さと危うさを誰よりも把握しており、新しいファフナーを羨ましがる剣司らに「こんな機体に乗せるわけにはいかない」と諭したこともある。 これのどこが「より多くの兵士を生かすために」なのかと思われるかもしれないがそもそも前置きに「一人のパイロットの命を使って」と入れるべきなのだろう。 本作の世界では一人の兵士の命で生かせる命など(特に人類軍では)たかが知れており、その点ザインは一人のパイロットの負担で多くの命を救えるであろう機体なのだ。 この機体の登場を機に物語は一気に魅力を増して行く。 『EXODUS』においては、「もはや一騎を乗せるわけにはいかない」が「一騎以外に乗れる者は存在しない」という状況になったことで、 完全に戦力には数えられなくなっており、コア摘出の上での廃棄が決定済みである。 一騎は『HAE』を含めたフェストゥムとの戦いを経てザインに寿命の殆どを喰い尽くされており、『EXODUS』が始まった時点で余命は3年しか残されていなかったのだ。 だが実際には、ブラックボックス部分があまりに多すぎるために手がつけられないまま島内の一角に封印、放置されている状態だった。 その上、誰も乗っていないにも関わらず勝手にジークフリードシステムにアクセスしてクロッシングを要求するなど、機体そのものに意志めいたものまで見え隠れする始末で、 総士・カノン・真矢らを不安がらせており、竜宮島の最後の希望とも言える機体が一転して不安要素と化していたが、 島外派遣部隊が危機に陥ったことを察知した織姫の進言で、彼なりに命の使い道を見出した一騎を乗せて再び戦場を駆けることになる。 『EXODUS』では(どうせ解体するので)全リミッターを解除した状態のまま運用されており、ルガーランスから光の雨を放出してフェストゥム大群を殲滅する、 一騎の祝福「存在」によってディアブロ型に同化されたパイロット達を一斉に救出するなど、以前にも増して圧倒的な力を発揮する。 ただその力は、パイロットである一騎に遺されたたった3年ほどの余命と引き換えであり、そのことを知っていながら一騎を止められなかったカノンと、 戦場でザインの力を見てその事実を察した真矢は、時と場所こそ違えど、共に一騎を想って涙を流した。 そして、リミッター解除状態で運用し続けたツケは人類軍・フェストゥムとの大乱戦の最中に遂に襲来し、 遠征の長期間化とまともな補給を受けられなかったことから同化現象に対する拮抗剤が底をついたことと重なって、一騎の右腕が接続機器ごと結晶化を起こし砕け散ってしまった。 一騎に圧し掛かる代償はかなり重いものの、リミッターを解除されただけあって、スフィンクス型などは攻撃の余波でまとめて倒せるほどで最早相手にならず、 リヴァイアサン型は突入して通り魔よろしく体内から同化して喰い殺し、ニヒトと共にロードランナーのシールドに対し直角に突貫した余波で大量のフェストゥムを消し飛ばし、 対アザゼル型でもロードランナーを瀕死に追い込み、ロードランナーを喰って強化されたアビエイターも、一騎の右腕、自身の溶解という大きな犠牲を払いながらもロードランナー諸共に撃破するという圧倒的な強さを見せた。 アビエイター撃破後は溶岩の塊と化していたが、島の祝福を得て生死を超越した永遠の戦士として復活した一騎と、剣司のSDPによって再構成され復活。 命の枷から解き放たれ、リスクを考慮する必要がなくなった一騎によりザインはポテンシャルをさらに引き出され、ディアブロJ型に寄生され末期症状に限りなく近い状態だったであろう剣司と、 SDPの副作用で人の枠から完全に逸脱した美三香の同化を肩代わりした上でディアブロJ型をピンポイントで喰い殺し、投げつけたルガーランスから遠隔同化を繰り出す始末であった。 さらにアビエイターを同化したことでその能力を一部行使できるようになっているなど、ニヒトと比べると「存在」の祝福をまっすぐにぶつける面が目立った力の1号。アビエイターの雷撃をラーニングしていたりテクニカルな面もあったが。 武装は主にルガーランスを同化して使用。 本来は敵にぶっ刺してゼロ距離で内蔵レールガンをぶち込む兵器なのだが、前述のとおり同化により長距離砲撃(ゲロビ)できる程強化され、威力も桁外れとなっている。それそういう武器じゃねぇから! 『劇場版』では他の機体も射撃ができるよう改良された。が、やはりザインだけ出力がおかしい。 一騎のスタイルなのか機体が対応していないのかは不明だがマークニヒトと違いワームスフィアや消失(ロスト。いわゆるワープ)能力は行使していない。THE BEYONDでの描写を見るにおそらくは後者。 フェストゥムに限りなく近い機体ではありながら、比較的(あくまで比較的)ファフナーらしい戦い方をする機体になっている。 『スーパーロボット大戦K』及び『スーパーロボット大戦UX』では攻撃を当てたフェストゥムを即死させるというとんでもない能力を持っており、 特に『UX』ではフェストゥムとの交戦機会が多い(*1)事もあって「フェストゥム殺すマン」の異名を賜った。 そして『EXODUS』を見た視聴者は、その異名と『K』や『UX』における無双っぷりが誇張表現や誇大広告でないことを思い知る。 ちなみにスパロボにおいてはマークザインにリミッターがかけられているという話題が一切ない。…いやそんな、まさか。 サウンドトラックとして同名のタイトルを与えられた曲(マークザイン)があり、いわゆる処刑用BGMとして名高い存在になっている。敵味方問わないという問題を抱えているが。 困った事にスパロボでも同様。 THE BEYONDでは攫われた総士を救うためになんと日野美羽が搭乗。 総士を発見・奪還するために彼女を前線に出す必要があったが、じゃあ最も安全な器は……?となった結果ザインが抜擢されたそうな(無論Alivs関係者は全員反対したという)。 護衛のため強襲型トルーパー・モデルを7機引き連れている。本人はあまり戦わず、ルガーランスを通じて(?)フェストゥムに戦いを辞めるよう呼びかけ群れを撤退させたりしている。 3年後も(おそらくは深刻なファフナーパイロット不足を受けて)美羽が搭乗しており、ベノンとの戦闘においては当初は3年前同様にフェストゥムに呼びかけていたが、 敵意に染まった彼らを止めることができず、かつて一騎がやったようなシャイニー☆ルガーランスからの拡散ビームや遠隔大量同化などを駆使して島を護る。 余談だが美羽ちゃんの祖父こそがザインの設計者である日野洋治であり、おじいちゃんの作ったロボに乗る孫娘という構図である(そもそも対になるニヒトの設計者も彼女のおじいちゃんだったりするのだが……) 女の子が乗ったことで以前にも増してますます女性っぽい印象になっている。ニヒトに頭突きされて内股で痛がるザインの姿はある意味必見。 美羽はミールやフェストゥムの言語を理解しその本質に迫れる唯一の存在、いわば新人類であり、それもあってかマークザイン搭乗時の負荷は最初から最後まで一切見られない。 竜宮島に眠る純粋ミール・アルタイルとの対話の果てに「同化ではなく共存」をお互いに選択したことでマークザインも再びザルヴァートル化。 機体各部から青色の結晶を生やしつつもよりスマートなシルエットの機体に生まれ変わった。 純粋ミールであるアルタイルと共存し力を貸してもらっている状態であるため、並みのフェストゥムは勿論のことミールの欠片が個として成長したアザゼル型などは相手にすらならず通りすがりで戦闘不能に陥らせており、 これまで敵意の強いフェストゥムには通じなかった『おはなし』もほぼ全てのフェストゥムに対して有効であり戦闘を停止させている。 そしてマークレゾン相手にも、これまでろくに破れなかったイージスのバリアをルガーランスの刺突一撃で粉砕、アルタイルの十八番である棘攻撃を逃げようのない全方位から繰り出す(*2)、 触る、ランスの柄で叩く(本気で殴ってすらいないように見える)だけでレゾンの各部位を一瞬で同化して戦闘不能に陥らせるなどやりたい放題。 争いを好まない美羽が乗っているからこの程度で済んでいるだけとも取れ、まさに本シリーズにおける最強のファフナーと言っても過言ではないだろう。 ちなみに劇場版11話のOPでは光の翼を生やすザインが見られたが、本編では未登場。TV版では11話のOP自体がカットされており見ることができない。 ◆マークニヒト 黒い塗装がなされたザインとは対の意味を成す兄弟機にして無印のラスボス機。名の由来とする言葉は英語でいうnotに当たる「nicht(否定)」。 甲洋救出後、コックピットブロックのみをサルベージされてそのまま海中に没したマークフィアーを新国連が無断でサルベージ、コアを転用している。 ミツヒロは当初、真矢を新国連に連れ出して搭乗させようとしていたようだが、真矢がこれを拒否。 竜宮島のAlvisから新国連に戻ったゆきっぺこと狩谷先生が搭乗することとなったが、潜入していたマスター型フェストゥム・イドゥンにパイロット諸共同化され、由紀恵による操縦もままならずコントロールを完全に奪取される。 その直後格納庫と司令室を蹂躙し、生みの親とも言えるミツヒロをダブルスレッジハンマーで圧殺。 彼の夢を否定すると同時に由紀恵から「憎しみ」を学び取ってしまい、果てし無き暴走を開始する。 『UX』では憎しみで由紀恵は精神崩壊を起こしてしまい、原作では何度も何度も「やめて」と叫びながらも機体のコントロールも出来ず、愛していたミツヒロを自らの手で圧殺してしまった事に絶望した直後に完全に同化され「いなくなった」。 ザインと違い姿自体はそのままだがイドゥンによって同化されたことでワームスフィアーなどフェストゥムの能力を得たことで高耐久、ノーリスクでやりたい放題できるどうあがいても絶望な怪物となっている。 竜宮島襲撃時には一騎の大事な人を拉致し、島に決して消えない大きな傷を負わせた。 必殺技は脱出装置でタッチダウン。おいやめろ。 北極の決戦では最後の最後に一騎と総士を無へと引きずり込むも、春日井甲洋の助けを借りた一騎らにその存在を同化され消滅した。 …かに見えた 劇場版でまさかの再登場 第一次蒼穹作戦以降は一騎と総士らによってザインの中に封印されていたらしく、男二人で二年もの間必死に抑えていた。 この封印が一騎への負担となり、なかなか同化現象が改善されなかった原因となっていた模様。 封印の影響からかザインの様に変化しており、機体各部に結晶体のような装甲が追加され、 巨大化した腕部と紫となった機体カラーも相成って神々しいザインとは対照的に鋭く禍々しいものに。 またザインとは違い背部の武装のホーミングレーザー、アンカーユニットはそのまま引き継いでおり、特にアンカーユニットは8本に増設された上に同化ケーブルへと変化。突き刺した対象を同化し支配下に置く姿は正に魔王のそれである。 ちなみにこの再構成については演出的な部分が強いらしく、劇中で姿が変わったことに言及する人はいない。 劇場版での搭乗者は来主操。 封印から抜け出した早々ザインと幼女の奪い合いに発展するも、一騎共々ザインを同化することでこれを下す。 エウロス型と侵攻時には封印されていた鬱憤を晴らすように竜宮島の面々を圧倒。 カノンのルガーランスをへし折りその破損したルガーランスと同化→復元・強化し振るうなど器用なことまで行なっている。そして何より恐ろしいのはこれだけ暴れてまだ手加減していたという事実であろう。 最終的に甲洋の助け得て復活したザインと共に殴り合い蒼穹を繰り広げる。 終盤にはフェストゥムのミールに向かった操と入れ替わる形で総士が搭乗。かつての約束通り無の地平線からの帰還を果たした。 『EXODUS』では、開幕早々絶賛いらん子扱いで兄弟仲良く廃棄前提での封印中… ……だったのだが、数年ぶりに襲来したフェストゥムとの戦闘中、ザインと共にジークフリードシステムにクロッシング要請を送るという自律行動にも思える行為を突如として見せ、開始早々から不穏な空気を存分に漂わせている。 また、ニヒトが封印されている場所は状況も合わせて石棺と呼ばれ、 通路を通る間だけでも大勢の子供の声や影が見えるというより不気味な状態になっている。 4話では、普通の機材では同化される為に総士がニヒトを操縦して直接コアを摘出する計画を実行したが、ニヒトの抵抗によって失敗している。 今回の解体プランはDである事から、恐らく過去に3回の解体プランがあった模様。プランDは謂わば人間が自分で自分の心臓を抉り出すという危険極まりないものだった。 そして6話において覚醒した織姫の進言に従い、総士がニヒトのパイロットとして登場することに。 ニヒトの影響を受けるのか戦闘中の総士は怒気を孕んだ声色になり、表情も険しくなり、戦い方も元ラスボスらしく非常に苛烈なものになっている。 監督曰く、総士の変性意識は「獰猛かつ飽くなき支配欲」であり、アンカーユニットを8本同時に動かしながら周囲のフェストゥムを殲滅するのは本人の卓越した情報並列処理能力と空間把握能力の賜物である。 かつて竜宮島を絶望の底に叩き落としたニヒトの凶悪性能と総士の変性意識が噛み合った結果が「堕天使が降り立った」というのは皮肉とも取れる。 総士にとっても島に傷を負わせたニヒトは憎しみを向ける忌むべき存在として見ており、ニヒトに虚無の申し子なる称号を(勝手に)与えて搭乗中たびたび口にしては本気を出させようと尻でも叩くように煽る発破を掛けたりしている。 またファフナーは基本的に機体と一体化して戦うのでパイロットが自機の事を戦闘中に呼ぶことはないのだが、総士だけは上記の事情から一体化を拒否しているらしく度々「ニヒト」と呼ぶ。 ザイン同様リミッターを解除したフルパワー状態で運用され、紫電を発生させ広域のフェストゥムを殲滅する、フェストゥムの攻撃をコピーする、 直径300mはある超巨大ワームスフィア弾(通称虚無玉)の形成、周囲の兵器を同化して自在に操るなど凄まじい力を発揮する。 総士の天才症候群がテクニカル寄りだからか、ディアブロ型のワームカッターやクロウラーの冷凍同化などラーニングした強力な能力や、8本の同化ケーブルを自在に操る技の2号。 …と思わせながら、決め技はハートキャッチアンドデストロイという残虐ファイトも見せる。 エウロス型やエインヘリアルモデルでも辛いディアブロ型をいたぶりながら倒すほどであるが、対アザゼル型という面ではロードランナーこそザインと共同撃破したものの クロウラーには凍結同化が強烈なこともあったが歯が立たなかった。 ザインは相討ちとはいえアビエイターを単独撃破したというのに虚無の申し子ェ… しかし25話では、それまでの鬱屈を晴らすかのごとく大暴れ。 超巨大なワーム・カッターとスフィアで全長50kmクラスのリヴァイアサン型を早々に片付け、クロウラーは来主、甲洋との連携で撃破、ベイグラントに至ってはロクな攻撃手段が無かったとはいえ単機で撃破してしまった。 ……が、総士の肉体にかかる負荷もその分尋常ではなく……。 無印からの継続視聴者にとっては一騎と総士のツインドッグという夢が実現したと同時に、その代償は「生命」であるという絶望を叩き付けられた瞬間であった。 THE BEYONDでは生まれ変わった総士が搭乗する。彼が本作の主人公なので実質的にまごう事なき主人公機になった。 システムを通じて、そしてフェストゥムに囚われていた経験などから豊富な実戦経験を有していた先代と違いこちらは実戦経験ゼロのため、機体の操縦こそ問題なくこなせるが歴戦のファフナーパイロット達にはアッサリねじ伏せられてしまった。 元ラスボスとは思えないほどやんちゃなパンチやキックを繰り出し、挙句ジタバタしたりスサノオに殴られたりする5歳児ニヒトは必見である。 その後のベノンとの戦いでは師匠の影響かルガーランスをメインウェポンにして振るう他、小型のワームスフィアを大量に展開して放出するなどの戦闘スタイルをとる。 ちなみに本作の総士はニヒトを「こいつは僕のものだ」と最初から肯定的に受け入れており、最初こそ暴走するが島の人々との触れ合いで変性意識をコントロールできるようになったこともあってか、先代と違いニヒトと基本的には一体化して戦っている。 第二次L計画において窮地に陥った先輩達が自らを犠牲にしようとしている事に激昂した総士は、彼らの機体だけを同化しそれを利用してマークニヒトをザルヴァートル化。 より禍々しくもパワフルなシルエットの機体に生まれ変わらせた。 これ以降は美羽のザインとツインドッグを組むようになり、美羽が敵を止めている間に総士が撃滅するという美羽も剣司もドン引きしたドヒキョー戦法を披露した。 再ザルヴァートル化したザインの大暴れっぷりが印象に強いが、こちらも他の機体とは一線を画する戦闘能力を有しておりマークレゾンにも大ダメージを与えている。 総士自体が極めて特殊な生まれであるためか、こちらもニヒト搭乗時の負荷は一切見られない。 強いて言えばザルヴァートル化した際には無の地平に逝きそうになったが一騎に助けられている。 ◆マークレゾン 人類軍が鹵獲したマークフュンフのデータとコアを元に新たに建造した第三のザルヴァートルモデル。 カラーリングは赤のアクセントを添えた淀んだ黄色と、フェストゥムと憎しみに染まったゴルディアス結晶を思わす様なものとなっている。黄ばんだファミコンカラーとも言う。 機体名は「raison d'être(存在理由)」を指す哲学用語としても知られるフランス語の「raison(理由)」。 機体形状は先行の2機とは異なり、上半身を覆うポンチョのような大型装甲に多数のユニットを装備した重厚でマッシブなフォルムが特徴。 翼、肩、手甲、膝等に大小多数のイージスユニットによる鉄壁の防御力に加え、両肩にホーミングレーザーポッド、背中には大出力砲撃が可能なルガーランスを備えたことでザルヴァートルの名に連なるだけの高いポテンシャルを持つ。 もっとも、建造はできたものの人類軍にこれを扱えるだけの資質を持つ者はやはりおらず、パイロットが空席だったところを捕虜となった真矢をテストパイロットとして搭乗させることで起動に漸く成功、一旦の完成を見せていた。 しかし、反旗を翻したアトランティスミール=ベイグラントが呼び寄せたクロウラーで基地を襲撃した際の混乱に乗じてこれを奪取。 支配される側から支配する側となる為に、そして全ての憎しみを晴らす為、理由なき力をふるう傀儡となってしまったジョナサンをパイロットにして…。 変貌こそまだして無いものの、ベイグラントのバックアップとゴルディアス結晶を赤々と染める程の憎しみを一身に受けたことで上記の2機同様、武装の同化増幅に加え、 変形ワームスフィアを使った光による同化、転送フィールドの形成、ワームカッター雑巾絞り、レーザーポッドからはリング状のワームカッター、ワームエッジ弾を発生といった超常の力を発揮。 固定武装も超強化されており、イージスはツクヨミ以上に広範囲で強固な防壁を展開し、ゼロファフナーをも押し切る高出力砲撃も可能と、攻防共に怪物じみたスペックとなってしまった。 純粋な力によるゴリ押しも遠隔同化・イージス反射などテクニカルな面もハイレベルで併せ持つ、いわばV3みたいな存在である。 そのパワーは凄まじく、ニヒトが苦戦していたクロウラーの個体防壁を同化したベヨネットの1射でかき消し、ワームから放出した嵐のようなレーザーの大雨で半身を吹き飛ばし、瞬時に光に変容させて同化してしまった。 海神島侵攻作戦では竜宮島ファフナー部隊の連続攻撃をことごとく無効化し、一騎、総士、甲洋、操の4人ですらゴリ押し突破できないほどの力を見せつけた。 最終的に一騎と激突したことでジョナサンは記憶を取り戻し、一騎に自らを消してくれと頼むも、ベイグラントのコアによって宇宙に転送され物語からフェードアウトする。 THE BEYONDではジョナサンうり二つの新型フェストゥム「ケイオス」が登場する(ベイグラントのコアことマレスペロが、ジョナサンを進化させた存在らしい)が本機は長らく登場せず、 竜宮島とアルタイルを巡る最終決戦で遂に宇宙から飛来し、着地するだけでボレアリオスミールを完全消滅させるという暴挙に出る。 姿形はEXODUS時代と極端には変わっていないが、巨大な尻尾が新たについておりこれを使って攻撃や同化が可能。 進化したフェストゥムであるケイオスが搭乗していることもあってかその戦闘能力はEXODUS時代と同等或いはそれ以上であり、一騎、甲洋、操の三人を軽々と一蹴するまでになっている。 だが救援に駆け付けたマークツヴォルフが竜宮島ミールのバフを最大に受けていることもあって倒しきることができず、甲洋と二人がかりで時間を稼がれてしまう。 それでも甲洋を同化する寸前まで追い詰めるが、マークニヒトの突撃でルガーランスを串刺しにされ大ダメージを受け、 その後ザインとニヒトの戦闘でニヒトにはダメージを与えるもののザインには全く歯が立たず、機体を何かしら変貌させようと(おそらくザルヴァートル化)するも二機に阻止されてしまった。 最終的には戦闘能力をザインによって完全に失ったが、ケイオス自身も戦う意思を無くしたことで消滅を免れることになる。 ◆マークアレス BEYONDにてAlvisが初めて主導で開発した、第四のザルヴァートル・モデル。 今の戦力を以てして尚、マレスペロ率いるベノンと戦うのは難しいというルヴィの見解と、「より強い器が要る」という一騎の要望によって作られることになった。 従来のザルヴァートル・モデルとの決定的な違いとして新たに建造した機体に島のファフナーのコアを移植するのではなく、 一騎の乗機となっていたマークツェン改「アキレス」を、エレメントである一騎の能力を解放してザルヴァートル・モデルに再構成(進化)するという手法が採られていることが挙げられる。 仕込みはAlivsスタッフによって事前に行われており、シミュレートでは一騎が力を解放することでザルヴァートル・モデルになる事は確認できていたようだが、 そのためには(かつてのザイン同様に)フェストゥムを大量に喰らう必要があり、ついでに余波もとんでもなく大きかったようで、ベノンとの戦いで戦況を劇的に変える一手として進化が戦略に組み込まれていた。 大気、海水を派手に巻き上げ竜巻を作り出しながら、ベノンのフェストゥム、ファフナー、果ては戦艦までも取り込むことで新生した。 保ら技術スタッフにも「ついに自らの手でバケモノを生み出してしまった」と恐れられている。 名前の由来はギリシ神話の軍神・・・ではなくドイツ語で ゙全でを表す「Alles」。転じて存在と無に続く全能を表している。レゾンが華麗にスルーされているが第4次蒼穹作戦以降行方不明になっているから仕方ない。 ジークフリードシステムで一連の流れを見ていた彗は「勝てる…!」と評したが…… 外見は、黒のベースカラーに青とオレンジのセンサーパーツが組み込まれており、背部の翼のようなユニットも相まって「スマートになったニヒト」という印象を受ける。 勿論飛行能力も有しており、スタビライザーはザイン同様青く発行する。 武装は背部の八本の同化ケーブルと、両腕に内蔵されたルガーランス。ついに固定武装になってしまった 機体そのものと直結していることから同化無しで絶大な威力を発揮し、劇中では荒ぶる釈迦のポーズ天と地への砲撃でベノン軍を壊滅に追い込んだ。 第二次L計画では島の防衛に就いたが、窮地に陥ったLボートを救うために単身突撃、直接描写が無いがまるでギャグのようなペースでフェストゥムの群れを壊滅させている。 生と死の循環を超えた一騎ですらもザルヴァートル化の負荷は非常に高かったらしく無の地平に逝きかけている。来主と甲洋の助けが無ければ戻ってこれなかった。 だがその後の負荷については特に確認されていない。 その後の描写で色彩能力や体温のあからさまな低下がみられるが、アレスへの変化以前からなのかは不明(*3)。 最初こそ圧倒的な強さを見せつけたアレスだったが、最終決戦においては マレスペロの防壁に阻まれ、生身のケイオスを消すことができない マークレゾンの防壁を破れず一撃で退けられる 敵が命を使って「変身」したマークアレスの不完全なコピー相手に苦戦を強いられる(最終的には同化によって一撃で戦闘不能に陥らせてはいるが) など、何かパッとしない描写が目立つ。サジェストで「マークアレス 弱い」なんて出てくるぐらいにはパッとしない。 これはメタ的に言えば一騎が主人公、そして「戦士」としての役割を終えることを示唆したものであると考えられる他、 マークアレスは他のザルヴァートルモデルと違い1回しかザルヴァートル化しておらず、ゴルディアス結晶やミールのバフもろくに得られていないため、 純粋なポテンシャルとしては極めて高いが、各種バフ込の総合的な強さで言うとそこまで際立てなかった(比較対象がヤバすぎる)というところであろうか。 竜宮島での総士との一騎打ちではここまで一切使わなかったルガーランスの同化能力を使用してまで彼への壁として立ちはだかるが…… 立体化 ROBOT魂 ザイン(新)、ニヒト(新)が発売。 ニヒトの同化ケーブルが取れやすい以外は出来もよろしく問題ないのだが、他のファフナーにも言えることだが現在お値段はプレミア価格。持っている諸君は大事にしよう。 『EXODUS』の放映を期の再販はまだですか MODEROID ROBOT魂の再販は叶わなかったものの、こちらが『THE BEYOND』の制作を期にザイン(新)が発売。 またニヒト(新)とアレスもそれぞれ発売。 いずれもパチ組でもほぼ完璧な色分けがされており、非常に高い再現度を誇る。 追記・修正の為に項目を登録する…、5秒待て! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] リセットに賛成 -- 名無しさん (2015-12-30 03 47 51) コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-01-10 11 58 16) マークレゾンも魂たのま -- 名無しさん (2016-01-10 18 42 02) 立体化されているとはいえ、ほとんどがプレバン限定だからな~プレバン知らない人は発売されることにすら気づかないからな~ -- 名無しさん (2016-01-19 14 26 27) レゾンは人類軍のこれまで培った(技術と -- 名無しさん (2016-01-26 16 54 45) 途中送信失礼 レゾンはこれまでの培った技術と奪った技術、それにザルヴァートルの圧倒的性能を併せたスペシャル機なんだろうな ザインニヒトの共通装備だった同化ケーブルをオミットして高出力のイージスを全身各所に装備して、背部にルガーランスを2本アタッチメントとして装備してると、スペックでごり押しするというコンセプトであろうザインニヒトに比べてより単機で防ぎ圧倒し殲滅するって感じに洗練されてる気がする -- 名無しさん (2016-01-26 17 00 53) ↑ベイグランドのブーストも相まっての結果だがな。普通のファフナーのままならあそこまで高い出力発揮できない。 -- 名無しさん (2016-03-26 13 36 31) もし続編があるなら、最終的にはレゾンもAlvisと合流かな。 -- 名無しさん (2016-04-27 23 04 20) コイツらだけ出るアニメ間違ってるよね -- 名無しさん (2016-04-28 22 24 59) ニヒトのロボ魂が中古屋で45000円だった。ザインは去年12000で手に入れたが、これは手が出ない -- 名無しさん (2016-05-13 20 28 33) ↑買ったら財布の中身が虚無になるな、さすが虚無の申し子 -- 名無しさん (2016-05-13 20 51 58) ↑↑両方とも発売当時に定価(ザインは量販店の値引きアリ)で買った俺はバンダイの申し子(ゲス顔) -- 名無しさん (2016-05-14 00 14 06) ドミニオンズ・モデルはコアの性能差でザルヴァートル・モデルとは段違いに性能低下しているけど、竜宮島まで稼働状態保ってトルーパー・モデルのコア移植とエインヘリヤル化を施したら、ザルヴァートル・モデルに近い性能になるのかな。 -- 名無しさん (2016-08-24 00 24 44) ↑多分エインヘリアルと同等レベルまでは強化されるだろうけど、ザルヴァートルにはまだまだ遠いだろうな…。某吸血鬼漫画で例えるなら覚醒後婦警と旦那ぐらいの差があると思われ -- 名無しさん (2017-01-16 10 33 46) ↑2仮にザルヴァートルモデル相当までスペックアップ出来ても人類軍に使えるパイロットいない。 -- 名無しさん (2017-02-23 10 09 32) 新作のPVでザインに美羽ちゃんが乗っているんですが…一騎と違ってルガーランスと右手が同化していない。 -- 名無しさん (2017-09-19 16 29 53) ↑ 第二弾では美羽ちゃん搭乗で同化しているみたい。一騎はグリムリーパー(Mk-Ⅱ-Re )に搭乗だし -- 名無しさん (2018-03-09 03 29 10) 新作でニヒトさんが求道玉ワームを習得したってばよ。それどころかOPで主役面かましてる -- 彗ママ (2019-06-02 13 54 32) 新たなザルヴァートルモデ出るみたいだな -- 名無しさん (2019-11-09 20 58 31) 存在、否定、理由……なら次の示す名は意味か答えだろうか…ザインの対義語である…ゾレンもありか -- 名無しさん (2020-05-17 17 51 33) アキレスがザルヴァートル化するのかな? -- 名無しさん (2020-06-23 22 31 26) 「出来るか」って訊かれて「出来る」とか……いや、まあ。ファフナー開発・運用ノウハウも、ザルヴァートル・モデル運用ノウハウも人類軍よりずっと先んじているアルヴィスだから、自分達で開発できても全くおかしくないけどさ……その苦悩は如何ばかりか。 -- 名無しさん (2020-06-28 17 05 27) 見てきた。開発とかそういうレベルのモノじゃなかったな -- 名無しさん (2020-11-14 07 47 20) まだマークアレスに関しては追加されていないのね。 -- 名無しさん (2021-03-23 12 18 23) ↑情報が少な過ぎるというか。BEYONDの次が出てからか、或いは他の所(雑誌とか諸々)で情報が出てからでも遅くはないんじゃないかな? -- 名無しさん (2021-03-23 14 27 49) 来週ザインのプラモデル発売かー。ノンスケだけど縮小率的にはほぼ1/250くらいやね。 -- 名無しさん (2021-10-22 00 09 32) アレスさんェ・・・。性能敵には凡百のフェストゥムでは太刀打ちできんが・・・。TV版に期待すんべ。 -- 名無しさん (2023-06-19 10 53 07) 名前 コメント