約 483,011 件
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番号 施設CD 避難所 氏 名 年 齢 住 所 1 66 小野小学校 オガタ ヨシハル 58 野蒜字下沼 2 66 小野小学校 オガタ ミチコ 54 3 66 小野小学校 オガタ イズミ 25 4 66 小野小学校 アベ ダイスケ 32 5 66 小野小学校 アベ メク゜ミ 30 6 66 小野小学校 アベ リュウノスケ 7 7 66 小野小学校 阿倍 来春 6 8 66 小野小学校 阿倍 銀工 4 9 66 小野小学校 アイウラ ユキエ 小野字裏丁 10 66 小野小学校 アイウラ ユキオ 11 66 小野小学校 アイウラ カツミ 12 66 小野小学校 アイウラ カナ 13 66 小野小学校 アイウラ レイナ 14 66 小野小学校 アイウラ タカユキ 15 66 小野小学校 アワノ ヤスナリ 48 小野字裏丁 16 66 小野小学校 アワノ ヒロコ 46 17 66 小野小学校 アワノ トシフミ 14 18 66 小野小学校 アワノ サキ 16 19 66 小野小学校 アワノ 誠智 19 20 66 小野小学校 モギ カツコ 91 小野字裏丁 21 66 小野小学校 モギ タダシ 65 22 66 小野小学校 モギ ミチコ 57 23 66 小野小学校 モギ ミツヒロ 36 24 66 小野小学校 ヤギ マサヨシ 66 25 66 小野小学校 ヤギ キミエ 62 26 66 小野小学校 アサノノリコ 33 27 66 小野小学校 アサノ リナ 1 28 66 小野小学校 ダイマル キエツ 83 29 66 小野小学校 ダイマル マサコ 82 30 66 小野小学校 ダイマル ヒデコ 75 31 66 小野小学校 ダイマル ヨシノリ 55 32 66 小野小学校 ヤギ ミチコ 36 33 66 小野小学校 エンド゛ウ タツオ 83 34 66 小野小学校 ササキ シュウイチ 62 35 66 小野小学校 ササキ カズコ 58 36 66 小野小学校 ササキ トヨコ 88 37 66 小野小学校 ササキ カズフミ 28 38 66 小野小学校 ササキ ユウ 30 39 66 小野小学校 イシヤマ トシコ 74 40 66 小野小学校 イシヤマ ユウコむ 56 41 66 小野小学校 ヒラタ タカヒロむ 18 42 66 小野小学校 オオモリ セイイチ 64 小野字町 43 66 小野小学校 オオモリ キミエ 56 44 66 小野小学校 オオギヤ ゼンザブロウ 63 小野字町 45 66 小野小学校 オオギヤ ハルエ 60 46 66 小野小学校 エンドウ ケイエツ 54 47 66 小野小学校 エンドウ アキコ 54 48 66 小野小学校 エンドウ タマコ 84 49 66 小野小学校 イシガキ ユミコ 55 小野字町 50 66 小野小学校 アツミ ミサオ 57 小野字町 51 66 小野小学校 アツミ ヤスコ 58 52 66 小野小学校 オオモリ キエコ 78 53 66 小野小学校 アツミ トモミ 31 54 66 小野小学校 キムラ トクユキ 78 小野字町 55 66 小野小学校 キムラ マチコ 78 56 66 小野小学校 オクダ カズコ 84 57 66 小野小学校 キョウゴク キョウコ 75 58 66 小野小学校 カシワ カズコ 70 小野字町裏 59 66 小野小学校 タダ フジエ 67 小野字町 60 66 小野小学校 ドイ ノリコ 50 小野字町 61 66 小野小学校 サトウ ヨウコ 57 小野字町 62 66 小野小学校 カタオカ キミエ 58 小野字町裏 63 66 小野小学校 ソエタ ヤスシ 78 小野字町 64 66 小野小学校 ソエタ ミナコ 74 65 66 小野小学校 橘川 ヒロミ 46 小野字町 66 66 小野小学校 ソエタ タカシ 76 小野字裏丁 67 66 小野小学校 ソエタ トクコ 73 68 66 小野小学校 カンノ トシイチ 86 小野字町 69 66 小野小学校 カンノ マスコ 83 70 66 小野小学校 カンノ タケシ 56 71 66 小野小学校 カンノ ヤスシ 52 72 66 小野小学校 オガワ クニオ 96 小野字裏丁 73 66 小野小学校 オガワ タカコ 90 74 66 小野小学校 シモザワ ヨシト 71 小野字町 75 66 小野小学校 シモザワ マサコ 83 76 66 小野小学校 オオイズミ カネオ 80 小野字町 77 66 小野小学校 オオイズミ トミイ 84 小野字町 78 66 小野小学校 オオイズミ マサアキ 56 79 66 小野小学校 イシヤマ ヒデトシ 90 小野字町 80 66 小野小学校 イシヤマ シゲコ 84 81 66 小野小学校 イシヤマ カオリ 76 82 66 小野小学校 スガワラ タカシ 73 小野字町 83 66 小野小学校 スガワラ ウタコ 72 84 66 小野小学校 スガワライサム 47 85 66 小野小学校 スガワラ マユミ 45 86 66 小野小学校 スガワラ トヨカズ 21 87 66 小野小学校 スガワラ リョウタ 19 88 66 小野小学校 カメヤマ ヒトシ 80 小野字裏丁 89 66 小野小学校 カメヤマ リツコ 74 90 66 小野小学校 カメヤマ ヒロシ 50 91 66 小野小学校 オオエ エイイチ 83 小野字裏丁 92 66 小野小学校 オオエ エツコ 78 93 66 小野小学校 オオエ タケヨシ 56 94 66 小野小学校 オオエ キミコ 55 95 66 小野小学校 オオエ トモコ 26 96 66 小野小学校 タカマツ ミノル 87 97 66 小野小学校 タカマツ セツコ 80 98 66 小野小学校 タカマツ シンヤ 52 99 66 小野小学校 タカマツ エイコ 52 100 66 小野小学校 タカマツ ダイスケ 21 101 66 小野小学校 サトウ シンイチ 60 102 66 小野小学校 サトウ ヨウコ 57 103 66 小野小学校 サトウ ユカ 23 104 66 小野小学校 サトウ セイコ 86 105 66 小野小学校 フクハラ カズヒロ 55 小野字町 106 66 小野小学校 フクハラ スミコ 53 107 66 小野小学校 フクハラ トモキ 26 108 66 小野小学校 フクハラ イチロク 87 109 66 小野小学校 フクハラ アヤコ 81 110 66 小野小学校 ゴトウ クニエ 67 小野字町裏 111 66 小野小学校 タカハシ シンヤ 64 112 66 小野小学校 タカハシ タカコ 64 113 66 小野小学校 タカハシ コウジ 39 114 66 小野小学校 タカハシ ミカ 38 115 66 小野小学校 タカハシ キミカ 13 116 66 小野小学校 タカハシ チヒロ 11 117 66 小野小学校 サクライ ミナイ 46 118 66 小野小学校 サクライ ミナコ 18 119 66 小野小学校 サクライ カンジ 15 120 66 小野小学校 サクライ ナオヤ 11 121 66 小野小学校 カメヤマ ノリコ 67 122 66 小野小学校 カメヤマ コウジ 37 123 66 小野小学校 カメヤマ ミカ 42 124 66 小野小学校 カメヤマ リョウ 6 125 66 小野小学校 ソエタ タカシ 76 小野字裏丁 126 66 小野小学校 ソエタ トミコ 73 127 66 小野小学校 オオタ マサヒコ 52 小野字裏丁 128 66 小野小学校 オオタ スミエ 52 129 66 小野小学校 オオタ キエラ 77 130 66 小野小学校 オオタ マサコ 85 131 66 小野小学校 ゴトウ ヨウイチ 69 小野字裏丁 132 66 小野小学校 ゴトウ ミエコ 64 133 66 小野小学校 ゴトウ ユミヨ 92 134 66 小野小学校 ゴトウ マサミツ 40 135 66 小野小学校 ゴトウ ミスズ 40 136 66 小野小学校 ゴトウ カレイ 15 137 66 小野小学校 ゴトウ マサタツ 13 138 66 小野小学校 イマミヤ ミエノ 76 139 66 小野小学校 イマミヤ フミオ 53 140 66 小野小学校 イマミヤ ヨウコ 48 141 66 小野小学校 イマミヤ ユウセイ 16 142 66 小野小学校 カンノ フジコ 80 小野字裏丁 143 66 小野小学校 カンノ ミチオ 86 144 66 小野小学校 カンノ カズヒコ 57 145 66 小野小学校 カンノ トモコ 54 146 66 小野小学校 カンノ ショウゾウ 84 147 66 小野小学校 カンノ サツキ 77 148 66 小野小学校 カンノ ヒロアキ 51 149 66 小野小学校 カンノ コウタ 18 150 66 小野小学校 チバ ナオカズ 53 151 66 小野小学校 チバ ミエコ 42 152 66 小野小学校 チバ ミツキ 13 153 66 小野小学校 アマヌマ ヒロユキ 49 小野字裏丁 154 66 小野小学校 アマヌマ ミツコ 46 155 66 小野小学校 アマヌマ ユウゴ 16 156 66 小野小学校 アマヌマ ユウキ 14 157 66 小野小学校 アマヌマ ユカリ 12 158 66 小野小学校 マサキ ヨシコ 73 小野字裏丁 159 66 小野小学校 マサキ ヒデキ 45 160 66 小野小学校 マサキ アイコ 46 161 66 小野小学校 マサキ カスミ 12 162 66 小野小学校 マサキ ユウサク 10 163 66 小野小学校 マサキ ミホ 8 164 66 小野小学校 アベ トモコ 34 165 66 小野小学校 アベ 結友 12 166 66 小野小学校 アベ 祥有 9 167 66 小野小学校 アカマ ノブヒロ 57 168 66 小野小学校 アカマ チエコ 53 169 66 小野小学校 アカマ セツコ 84 170 66 小野小学校 アカマ ユミ 27 171 66 小野小学校 ゴトウ ヒデユキ 36 172 66 小野小学校 ゴトウ ミカ 34 173 66 小野小学校 ゴトウ ダイチ 12 174 66 小野小学校 ゴトウ マサコ 10 175 66 小野小学校 ゴトウ トシオ 49 176 66 小野小学校 ゴトウ ヒサコ 41 177 66 小野小学校 ゴトウ チホ 15 178 66 小野小学校 ゴトウ ケイカ 11 179 66 小野小学校 ゴトウ トシコ 180 66 小野小学校 タカヤマ ヒロユキ 39 小野字町 181 66 小野小学校 タカヤマ サチコ 39 182 66 小野小学校 タカヤマ ユイ 17 183 66 小野小学校 タカヤマ イズミ 15 184 66 小野小学校 タカヤマ ダイキ 11 185 66 小野小学校 タカヤマ ヒロコ 67 186 66 小野小学校 ショウジ カオル 58 小野字町 187 66 小野小学校 ショウジ ユウコ 56 188 66 小野小学校 ショウジ ヒロミ 30 189 66 小野小学校 ショウジ ヤスコ 83 190 66 小野小学校 ミウラ シンイチ 51 191 66 小野小学校 ミウラ ミツコ 75 192 66 小野小学校 キシ シノブ 36 193 66 小野小学校 キシ ユミ 36 194 66 小野小学校 キシ ミズキ 14 195 66 小野小学校 キシ タクマ 12 196 66 小野小学校 キシ キョウコ 56 197 66 小野小学校 ドイ タカシ 55 198 66 小野小学校 アベ 66 199 66 小野小学校 アベ ユウコ 64 200 66 小野小学校 ササキ 周男 60 201 66 小野小学校 ウツミ カズエ 54 202 66 小野小学校 ウツミ ツギヨ 88 203 66 小野小学校 ヤマナカ ヤエコ 74 204 66 小野小学校 ヒシヌマ カズアキ 17 205 66 小野小学校 ヒラタ ツヤノ 82 206 66 小野小学校 ヒラタ ノブコ 54 207 66 小野小学校 ミウラ ナナコ 20 208 66 小野小学校 ミウラ カズキ 16 209 66 小野小学校 ミウラ ヨシオ 80 210 66 小野小学校 ミウラ ヨシロウ 87 211 66 小野小学校 ミウラ マサコ 70 212 66 小野小学校 アイザワ ユウスケ 22 213 66 小野小学校 チバ トシロウ 59 214 66 小野小学校 チバ チズコ 57 215 66 小野小学校 チバ ヒロコ 30 216 66 小野小学校 タカハシ アユミ 38 217 66 小野小学校 タカハシ ユウスケ 7 218 66 小野小学校 タカハシ リュウヘイ 5 219 66 小野小学校 タカハシ 望寧 60 220 66 小野小学校 アキサワ ヨシノブ 61 221 66 小野小学校 アキサワ ヨウコ 60 222 66 小野小学校 アキサワ トモコ 36 223 66 小野小学校 スガワラ マモル 224 66 小野小学校 サイトウ ヒロアキ 225 66 小野小学校 エンドウ コウジ 226 66 小野小学校 ヨコヤマ ユウジ 227 66 小野小学校 ナカダ ミユキ 228 66 小野小学校 キシ ユウコ 229 66 小野小学校 ヤマウチ マサヒロ 230 66 小野小学校 シコダ マリコ 231 66 小野小学校 カドタ ユリコ 232 66 小野小学校 サトウ リュウイチ 233 66 小野小学校 ノセ ナオコ 234 66 小野小学校 アベ ユキコ 235 66 小野小学校 アベ タケヒコ 236 66 小野小学校 武内 瑠美 237 66 小野小学校 サトウ ナナセ 238 66 小野小学校 サトウ ネネ 239 66 小野小学校 大友 佳代 240 66 小野小学校 大友 史也 241 66 小野小学校 高橋 新一 242 66 小野小学校 鈴木 英子 243 66 小野小学校 鈴木 健太 244 66 小野小学校 鈴木しょう平 245 66 小野小学校 千葉 かづ子 246 66 小野小学校 千葉 きみ子 247 66 小野小学校 千葉 ゆりえ 248 66 小野小学校 千葉 麻美 249 66 小野小学校 千葉 麻美 250 66 小野小学校 千葉 一茂 251 66 小野小学校 千葉 ひでゆき 252 66 小野小学校 安倍 恵子 253 66 小野小学校 安倍 みなみ 254 66 小野小学校 安倍 信 255 66 小野小学校 安倍 副有 256 66 小野小学校 安倍 ミツコ 257 66 小野小学校 安倍 詩織 258 66 小野小学校 安倍 裕美 259 66 小野小学校 三浦 利昭 260 66 小野小学校 三浦 慶子 261 66 小野小学校 三浦 伸也 262 66 小野小学校 三浦 年子 263 66 小野小学校 三浦 風夏 264 66 小野小学校 三浦 航貴 265 66 小野小学校 秋田 光男 266 66 小野小学校 秋田 マサ子 267 66 小野小学校 鶴田 光将 268 66 小野小学校 茂木 美紀 269 66 小野小学校 茂木 康幸 270 66 小野小学校 茂木 いく子 271 66 小野小学校 茂木 ゆり子 272 66 小野小学校 茂木 心一朗 273 66 小野小学校 茂木 ゆきな 274 66 小野小学校 阿部 信吾 275 66 小野小学校 阿部 蓮 276 66 小野小学校 橋本 和行 277 66 小野小学校 橋本 裕子 278 66 小野小学校 橋本 文男 279 66 小野小学校 鶴田 慧理 280 66 小野小学校 相浦 笑美子 281 66 小野小学校 尾形 喜代 282 66 小野小学校 尾形 優斗 283 66 小野小学校 橋本 恵子 284 66 小野小学校 橋本 和明 285 66 小野小学校 橋本 輝男 286 66 小野小学校 橋本 美彩季 287 66 小野小学校 橋本 和奈 288 66 小野小学校 千葉 佐奈恵 289 66 小野小学校 千葉 悠華 290 66 小野小学校 千葉 大誠 291 66 小野小学校 相浦 幸男 292 66 小野小学校 相浦 克美 293 66 小野小学校 相浦 ゆきゑ 294 66 小野小学校 相浦 加奈 295 66 小野小学校 相浦 幸奈 296 66 小野小学校 相浦 尚幸 297 66 小野小学校 畑中 武則 298 66 小野小学校 畑中 ふみ 299 66 小野小学校 畑中 拓哉 300 66 小野小学校 畑中 裕哉 301 66 小野小学校 畑中 勉 302 66 小野小学校 畑中 絹子 303 66 小野小学校 土井 英博 304 66 小野小学校 木村 敏子 305 66 小野小学校 木村 良隆 306 66 小野小学校 菱沼 和弘 307 66 小野小学校 嶋田 久利 308 66 小野小学校 嶋田 利和 309 66 小野小学校 多田 雄 310 66 小野小学校 多田 雄子 311 66 小野小学校 多田 敬子 312 66 小野小学校 千葉 さい子 313 66 小野小学校 千葉 加央里 314 66 小野小学校 千葉 秀幸 315 66 小野小学校 千葉 佳奈恵 316 66 小野小学校 千葉 君子 317 66 小野小学校 田沢 勝次 318 66 小野小学校 田沢 巳智子 319 66 小野小学校 田辺 詩織 320 66 小野小学校 高平 真智子 321 66 小野小学校 尾形 多賀子 322 66 小野小学校 尾形 さゆり 323 66 小野小学校 佐々木 良子 324 66 小野小学校 佐々木 和子 325 66 小野小学校 佐々木 次郎 326 66 小野小学校 渋谷 勝彦 327 66 小野小学校 渋谷 妙子 328 66 小野小学校 安部 守 329 66 小野小学校 氏家 源 330 66 小野小学校 佐々木 仁 331 66 小野小学校 佐々木 幸美 332 66 小野小学校 菅野 浩二 333 66 小野小学校 鶴田 美枝 334 66 小野小学校 相澤 千一 335 66 小野小学校 相澤 恵子 336 66 小野小学校 相澤 ゆり 337 66 小野小学校 千葉 登喜男 338 66 小野小学校 鹿野 正己 339 66 小野小学校 尾形 博巳 340 66 小野小学校 古川 康廣 341 66 小野小学校 小畑 一臣 342 66 小野小学校 木村 良博 343 66 小野小学校 西ヶ谷 晴志 344 66 小野小学校 西ヶ谷 恵美子 345 66 小野小学校 小畑 倫子 346 66 小野小学校 小林 陽子 347 66 小野小学校 内海 京子 348 66 小野小学校 平田 松 349 66 小野小学校 成沢 孝志 350 66 小野小学校 成沢 孝子 351 66 小野小学校 成沢 雄毅 352 66 小野小学校 赤松 353 66 小野小学校 赤松 354 66 小野小学校 安倍 幸雄 355 66 小野小学校 安倍 律子 356 66 小野小学校 福原 清
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───2時5分。 まったく遅いわね!キョンのくせに! 絵本絵画展終わっちゃったらどうするのよ! あたしから誘ってあげたデートだというのにこんな大事な日に遅刻するなんて何考えてんのかしら! 今日は美容院に行って髪型セットしてきたっていうのに。 やっとポニーテール結える長さになったんだからね! それにしてもおっそいわ… あったまきた! 電話かけてやる……って携帯持ってくるの忘れたわ。 仕方ないわね。 すぐそこの電話ボックスに行ってるからその間に来るとかそういうのは無しだからね! …… ───────… はぁはぁ… しまった、もう2時15分じゃないか。 道端で偶然会った長門に誕生日プレゼントなんて買ってる場合じゃなかったな。 ハルヒがまだ待っててくれるといいんだけど… 早く電車よ…もっと急いでくれ! 駅についたときには待ち合わせに大きく遅れて20分を過ぎていた。 罰金どころでは済まされないだろう。 あれ、ハルヒは? 待ち合わせ場所にはものすごい人だかりができていた。 「おい…見ろよあれ」 「うわー…やべえなこれ」 野次馬がなにやら騒いでいた。 そんなことはいい。 早くハルヒを探さないと。 …ん?なんだあれ。 人だかりの方を見ると駅前の街頭やら電話ボックスやらがめちゃくちゃに壊れていた。 看板やらベンチまでも突き飛ばして、乗用車が…壁に激突していた。 おいおい…運転手、大丈夫か? 「うわぁ…助けるの遅くない?」 「待ち合わせでもしてたのかなぁ……かわいそうに」 「高校生くらい女の子だって……」 ……… なんだこの胸騒ぎは? それよりハルヒはどこだ? 人が多すぎてこれでは探すに探せない。 奥には救急車が来て回転灯が辺りを赤く染めていた。 まさに今怪我人を運ぼうとしているところらしい。 ──ドクン。 何か胸騒ぎがする。 まさか…おい、邪魔だ! どけよ!どけよ! 「──ってえな。なんだよ…」 うるせえ!そんなことはどうでもいい! 救急車が行く前に少しだけ確認させてくれ! バタン。ピーポーピーポーピーポ…… 間に合わなかった。 ハルヒは待ち合わせ場所にはいなかった。 きっと遅刻なんだ。あいつも。 もしくは怒って帰っちまったか? そんなはずはないと思いつつも携帯に電話をかけてみる。 ………電話にでない。 心臓がバクバクと音を鳴らしている。 まさかな。あの被害者はハルヒじゃないだろう。 世界を創造するほどのハルヒがこんな事故に巻き込まれるはずがない。 女の子だって言ってたな。彼氏とのデートだったんだろうか。 かわいそうに… 待ち合わせしていて急に事故に巻き込まれたんだろうか。 運のない人だったんだ…… でも、ハルヒじゃないんだよ。 ハルヒは今どこかでこの事故を見て怯えてるんだよ。 怖かっただろ?遅れてゴメンな。 そういって抱きしめてやるから…早く来てくれ。ハルヒ。 野次馬が減って入れ替わりで警察がやってきた。 事故車はそのままだがさっきよりは見晴らしがいい。 警官がバッグらしきものを手にとって中を物色しながら無線で話していた。 「えー、事故発生。14時15分ごろ」 なんだよ…俺がちょうど駅につく直前くらいじゃないか。 「遺留品の身分証明書の写真にて本人と確認……被害者氏名、涼宮ハル───」 ……今…な、なんて言ったんだよ? 何かの聞き間違いだろ? そんな事務的な口調で… 「えー、涼しい宮に……」 …… 「何やってんのよ!バカキョン!」 背後からの突然の大声にびっくりして振り向くとハルヒがすごい形相でこちらを睨み付けていた。 「罰金!罰金!何分待ったと思ってるのよ! あんまり遅いからどっかで迷子になってるんじゃないかと思ってぐるっと駅を一回りしてきたのよ! それなのになんでこっちに来てんのよまったく!」 ハルヒの眉は左右とも吊り上り物凄い怒りをあらわにしているのに、 なぜか口元は少し笑っていた。 「お前…無事だったのか…?」 「無事!?あんたの遅刻のせいでさんざん待たせといて無事はないでしょ!」 俺は嬉しかった。 なぜだかとっても安心した。 ……ハルヒ。 偶然か…それともハルヒの力なのか。 涼宮さんという事故の被害者はハルヒとは全くの別人だった。 今日は全部俺のおごりだ。なんでも言ってくれ。 「あったりまえよ!明日も明後日もずーっと一生あんたのおごりにしてやるんだからね!」 一生か…それもいいかもな。 そう思えた夏の午後であった。
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日曜劇場 アンチヒーロー 共通事項 基本の放送時間…日曜21 00~21 54 全社絨毯の上にカラー表記 固定スポンサー(全社90秒) SUBARU 日本生命 SUNTORY Kao 2024年4月14日 episode1 -接点- [新](21 00~22 19) 通常セールス部分 1’30”…SUBARU(ロゴは1’00”仕様)、今日と未来を,つなぐ。日本生命、水と生きる SUNTORY(1’00”=SUNTORY WELLNESS)、Kao きれいを こころに 未来に 特別セールス部分 1’30”…Sky(ロゴは1’00”仕様) 1’00”…KIRIN(キリンビール・PT) 2024年4月21日 episode2 -拒絶- (21 00~22 09) 通常セールス部分 1’30”…Kao きれいを こころに 未来に、SUBARU(ロゴは1’00”仕様)、今日と未来を,つなぐ。日本生命、水と生きる SUNTORY 特別セールス部分 1’30”…Sky(ロゴは1’00”仕様) 2024年4月28日 episode3 1’30”…水と生きる SUNTORY、Kao きれいを こころに 未来に、SUBARU(ロゴは1’00”仕様)、今日と未来を,つなぐ。日本生命 2024年5月5日 episode4 1’30”…今日と未来を,つなぐ。日本生命、水と生きる SUNTORY、Kao きれいを こころに 未来に、SUBARU(ロゴは1’30”仕様) 2024年5月12日 episode5 1’30”…SUBARU(ロゴは1’30”仕様)、今日と未来を,つなぐ。日本生命、水と生きる SUNTORY、Kao きれいを こころに 未来に 2024年5月19日 episode6 1’30”…Kao きれいを こころに 未来に、SUBARU(ロゴは1’00”仕様)、今日と未来を,つなぐ。日本生命、水と生きる SUNTORY 2024年5月26日 episode7 1’30”…水と生きる SUNTORY、Kao きれいを こころに 未来に、SUBARU(ロゴは1’00”仕様)、今日と未来を,つなぐ。日本生命 2024年6月9日 episode9 1’30”…SUBARU(ロゴは1’30”仕様)、今日と未来を,つなぐ。日本生命、水と生きる SUNTORY、Kao きれいを こころに 未来に 2024年6月16日 Last episode -正義- 25分拡大SP [終](21 00~22 19) 通常セールス部分 1’30”…Kao きれいを こころに 未来に、SUBARU(ロゴは1’00”仕様)、今日と未来を,つなぐ。日本生命、水と生きる SUNTORY(0’30”=SUNTORY WELLNESS) 特別セールス部分 1’00”…Sky 0’30”…にしたん、SMBC 三井住友銀行、バッドボーイズ RIDE OR DIE(映画・PT)
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ある日の事だ。 教室に行くとハルヒが先に来ていた。 「よ、おはよハルヒ」 「キョン」 「ん?なんだ?」 「キョンキョンキョンキョン」 「一体どうしたんだハルヒ?」 「キョーンキョンキョン」 これは何事だ? するとハルヒはルーズリーフを取り出しこう書き殴った。 『何しゃべっっても「キョン」になっちゃう。どうしよう』 何がどうなってるんだよ、おい・・・ ふと廊下に目をやると古泉と長門が立っているのを発見した。 俺は二人に相談しようと立ち上がったがブレザーの裾をハルヒに掴まれ動けなかった。 「ちょっと、トイレに行ってくるだけだから」 「・・・キョン~・・・」 そんな涙ぐんだ瞳でかつ上目遣いで見ないでくれ。 思わず抱きしめたくなるじゃないか。 「お前ら、朝っぱらから何してるんだ?」 出た。アホの谷口の登場だ。 「なんだ?プレゼントでもせがんでるのか?」 「違う。どうしたらそういう発想になるんだ?」 「またまたー。で、涼宮はキョンに何を欲しいってせがんでるんだ?」 「キョン」 教室中が静まりかえった・・・ 無論、俺も例外ではなく固まっていると俺の携帯が鳴り出した。 はっとした俺は携帯を取り出し開いた。 携帯のディスプレイには「新着メール1件」と表記されていた。 メールは古泉からだった。 『どうやらこちらに来るには無理があるみたいですので、簡潔に申し上げます。今回どうやら涼宮さんは 「キョン大好き!!いっその事、世界が全部キョンだったらいいのに」と考えたようです。』 あぁ、そこまで思われてるなんて俺は幸せ者だなぁ等と思いながら古泉に返信した。 『一体どうすりゃいいんだ?』 1分後・・・ あ、返信来た。 あいつ、メール打つの早いな 『涼宮さんに、そんなに沢山いたら困ると思わせるのがベストでしょう』 『具体的には?』 … 『あなたという存在が一人だからこそ価値があると思わせて下さい。よろしくお願いします』 と言われてもな・・・ あ、一つ簡単な方法があるな。 しかし、これをやると・・・ あぁ、こうなりゃヤケだ。 「なぁ、ハルヒよ。俺は世界中がハルヒばっかりだったらいいなと思ったことがあるんだがな」 「キョン?」 「あくまで俺が好きなのはお前という涼宮ハルヒだから沢山のハルヒが居たらたった一人のお前を見つける事が出来ないと思うんだがどうだ?」 「キョン!!あたしもキョンが大好き!!」 「ん?言葉が元に戻ったな」 「あれ?ホントね。これもキョンの愛の力かしら」 この後、散々クラスメイトにイジられたのは言うまでもない・・・ はぁ、やれやれ・・・ 終わり
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金 は人類の発展の中で生み出された素晴らしいシステムである。 このシステムがあって現代社会は成り立っているのだといっても過言ではない。 しかし、長所ばかりではない。 金に価値がありすぎるために金を巡っての争いが起きたり、 金をあまり持たない者が社会的に弱い立場になったりする。 今の日本には、物々交換していたころの人々のような暖かみが必要だろう、とたまに思ったりする。 さて、かくいう俺も金の無い高校生のひとりだ。しかし、今、俺は金が必要だ。 金が無い高校生が金を稼ぐためにすることといえば、そう―― 「バイト・・・ですか?」 部専用の癒し系メイドさんがきょとんとした顔で答えた。 「そうです。朝比奈さん、なにかいいバイトご存知ありませんか?」 「知りませんね・・・。すいません。私バイトしないので。 でもどうしてお金が必要なんですか?」 そうだな。うるさい団長様もまだ来てないことだし、今の内に話しておくか。 「長門と古泉も聞いてくれ。実はだな。」 俺は自分の計画していることを他の3人に話した。 「あー。そっかー。そうですよね。そっかー・・・。」 朝比奈さんは納得したように手を叩いた。 一方、長門は何一つリアクションする事なく、黙々と読書を続けている。聞いてたのか? 「聞いていた。」 そうか。ならいいんだが。何かリアクションがないと聞いてないのかと勘違いしてしまう。 「それはまた、面白そうな話ですね。でもやるなら涼宮さんにバレないようにしないと。 バレたら色々と面倒そうです。」 古泉がニヤケ顔で言う。面倒になるから、ハルヒがいない時にこの話をしたんだよ。 「それで、資金は誰が出すのですか?なんなら 機関 の方で用意させてもらっても結構ですが?」 それじゃあ意味が無いだろう。何の為にやると思っているんだ?資金は俺達で出すに決まっているだろう。 「冗談です。そんな本気な顔しないでください。」 古泉はニヤケ顔を崩さず小さく手を振る。 お前の冗談は冗談に聞こえない。それに笑えないぞ、古泉。 「すみません。僕にギャグセンスは無いもので。 でも、あなたがクリスマスにやったあれよりは良いと思いますがね。」 やめろ!あの時の話はするな!思い出したくない。1秒たりとも思い出したくないぞアレは。 「キョンくん、それだと私もお金が足りないんですけど・・・。」 俺が古泉を睨んでいると、横で朝比奈さんが言った。 俺は顔を朝比奈さん専用スマイルに切り替えて応対する。 「それだったら、朝比奈さんも一緒にバイトを探しましょう。」 「僕も一緒にいいですか?」 古泉が割り込んでくる。 「お前にはもうバイトがあるだろう。赤い玉になってぴゅんぴゅん飛んでりゃいいじゃないか。」 「閉鎖空間も随分ご無沙汰でしてね。仕事が来ないんじゃ稼ぎようもありませんよ。」 古泉は肩をすくめてみせた。俺がその怪しい古泉の動きをじっと見つめていると、 「何て、冗談です。僕は充分お金を持っていますよ。」 冗談に聞こえないし、どこから冗談かわからないし、笑えないし、自慢くさいし、憎たらしい。 「おやおや、嫌われたものですね。」 古泉はまた肩をすくめて見せた。お前は1日に何回肩をすくめているんだ。 「そうか・・・あの店だったら雇ってくれそうですね・・・。」 俺がバイト先はそこにしようかと考えていた時、 「ヤッホーー!!遅れてゴッメーン!」 うるさいのが来た。 「ん?何これ?求人情報誌?」 ハルヒが俺が長テーブルに置いていた求人情報誌を手にとる。 「何あんた。バイトなんかするの?」 「しねぇよ。それは古泉のだ。」 と、嘘をついておく。古泉は一瞬驚いたような顔をしたが、 「ええ、ちょっと高校生らしくバイトでもしてみようか、と持ってきたのですが、 見たところ僕向きなバイトは無いようです。 やっぱり僕は部室でボードゲームをしてる方が気楽でいいですよ。」 と、冷静に対応した。ちっ、もうちょっと困れよ。 「ふーん。」 ハルヒは求人情報誌を古泉に渡し、またいつもと同じ場所に座った。 「王手。」 「お手上げです。」 今日もまたいつもと同じSOS団の風景だ。 俺と古泉は、古泉のボロ負けの将棋を楽しみ、 朝比奈さんは編み物、長門は読書だ。 我等団長様は、電脳界の不思議探しと銘打って ネットサーフィンをしながらニヤニヤしている。何がそんなに面白いのだろうか。 そして黙々と時間は流れ―。 ぱたん。 本が閉じられる音。これがこの団解散の合図だ。 「今日はみんなで一緒に帰りましょ!」 ハルヒが元気ハツラツな顔で言う。 「悪いハルヒ。俺と朝比奈さんはこれから少し用事があるんだ。」 そういうと、ハルヒは元気ハツラツな顔を解き、口をへの字にして、 「何よぉ、つれないわね。まぁいいわ。有希、一緒に帰りましょう!」 「そう」 古泉を忘れているぞ、ハルヒ。 ハルヒ、長門、古泉と別れ、俺は朝比奈さんと肩を並べて大森電気店に向かった。 「やぁ、いらっしゃい。今日はどうしたんだい?」 店につくと、店主さんが愛想のいい笑顔で話しかけてきた。 「いやぁ、今日は少し、お願いがありまして。」 俺は店主さんに事情を説明した。 「そういうことかい。丁度、お手伝いさんが欲しいと思っていたところなんだよ。 うちでいいなら、よろしく頼むよ。」 「本当ですか!?」 朝比奈さんと俺は同時に言った。 「ああ。ところで、土日はいいとして、平日はどうするんだい?」 「早めにお金を貯めたいので、俺は平日も学校が終わったら来ることにします。」 「お嬢ちゃんは?」 「えーっと・・・。キョンくんがそうするならわたしもそうしようかな。」 「わかった。準備しておくね。じゃあ、今日は帰って明日また来なさい。」 「はい。ありがとうございました。」 俺と朝比奈さんは、声を合わせてお辞儀をし、その場をあとにした。 次の日。 「キョン、今日も来なさいよ。」 「何処にだ。」 「決まってるじゃない。SOS団部室よ。」 わかっている、と言いかけて俺は口を止めた。そうだ、今日からバイトだ。 「すまんなハルヒ。俺はしばらく顔を出せないと思う。」 「えっ?どうして?」 「バイトがあるんだ。」 俺がそう言うと、徐々にハルヒの眉が吊り上がっていった。 「なーに言ってるのキョン!!バイトなんかよりSOS団を優先させなさいよ、SOS団を!」 「この間の不思議探索パトロールのときのおごりで、俺の所持金が底をついてしまったんだよ。 俺も苦労してるのさ。」 「何が苦労よ!!そもそもあんたが集合時間に遅れなきゃいいんじゃない!!」 ハルヒは立ち上がって言った。眉がますます吊り上がる。 「俺は他の団員のために自らおごりを引き受けているのさ。」 「下手な嘘つくんじゃないの!どーせ毎日寝坊してるだけでしょう?」 「それに、あんたが来なけりゃ・・・!!」 ハルヒはそこまで言うと、口を開けたまま静止した。どうした? 「・・・いや、何でもない。」 ハルヒはそう言うと、黙って席に着いた。なんだってんだ? そんなことをしていると、担任の岡部が教室に入ってきた。 「よーし。ホームルーム始めるぞ。」 そして放課後。 ハルヒと別れを告げて、俺は学校を出た。 校門まで行くと、朝比奈さんが両手で鞄を持ちながら立っていた。可愛らしい。 「朝比奈さん。」 俺が言うと、朝比奈さんはこちらに気付いたらしく、ぱたぱたと駆け寄ってきた。 「行きましょうか。」 大森電気店につくと、店主さんは丁度大型テレビの入ったダンボールを運んでいるところだった。 「やぁ、来たね。」 店主さんはこちらに気付くと、顔を上げてそう言った。 「こんにちは。」 「はい、こんにちは。じゃあ、まず作業服に着替えてもらうね。」 作業服? 「うん、これ。」 店主さんは服のわき腹の部分を摘まんでぴらぴらさせる。 緑色のこの服、これが大森電化店の作業服らしい。 「奥に用意してるからね。そこで着替えてきて。」 「わかりました。」 電気店の奥のドアを開けると、畳が敷かれている小部屋があった。 ここが店主さんの移住スペースらしい。さらに奥に2階に続く階段がある。 ちゃぶ台の上に、二人分の作業服が置いてあり、その上にメモ書が置いてある。 これに着替えてね だそうだ。 「じゃあ着替えますか。」 「待ってください。」 朝比奈さんはきょとんとする。 「ここで二人で着替えるわけにもいかないでしょう。 俺は少しの間外に出てますから、その間に着替えてください。」 そう言っても朝比奈さんはまだきょとんとしていたが、 10秒ほどして意味が理解できたらしく、顔を赤らめて、 「あっ、そうですよね。着替えるところ見られるのはお互い恥ずかしいですよね。 すいません。それじゃあお先に。」 朝比奈さんになら俺の下着姿を見られても問題ないが。 とかくだらないことを思いつつ、俺は部室の時と同じように一礼して部屋を出た。 「どーぞ。」 朝比奈さんの可愛らしい声を確認し、俺はドアを開けた。 中には、作業服の朝比奈さんがいた。 メイド服の可愛さには劣るものの、これはこれで別の可愛さがある。 まぁ朝比奈さんが着ればどんな服でも可愛く見えるのだが。 「じゃあ、次はキョンくんどうぞ・・・。 私は店長さんに仕事を貰ってきますね。」 そう言うと朝比奈さんは部屋を出てぱたぱた走っていった。 さて、着替えるか。 初めての電化店での仕事は意外にも、かなりしんどいものだった。 主な仕事は大型の電化製品を運ぶことで、 その他には店の商品に値札をつけたり、商品の確認、などなど。 電気店の仕事がこんなにきついものだったとは。 バイトの終了時刻は夜9時。 その頃になると、俺も朝比奈さんもへろへろになっていた。 「お疲れさん、今日の給料だよ。」 給料が入った封筒が手渡される。 今日は帰ったらすぐ寝よう。 今日もまたあのしんどい上り坂をのぼり、登校。いやになるね。坂にエスカレーターでもつけてくれないものだろうか。 教室に入るや否や、ハルヒが大声で言ってきた。 「キョン!あんたが働いているところ何処?」 「大森電気店」 俺は鞄を机に置きながら答えた。 「えっ、そうなの?」 ハルヒは意外そうな顔をする。 「どうしてだ?」 「いや、みくるちゃんも急にバイト始めるとか言い出して、 ひょっとしてあんたたち同じところに働いてるんじゃないかって思ってたんだけど。」 思ってたんだけど・・・?俺達は同じところに働いているはずだ。 でもハルヒがそう言っているってことは・・・。 「朝比奈さんは何処で働いているって言っていた?」 「近所の喫茶店だって。」 「へぇ。」 喫茶店?何故嘘をついているんだ、朝比奈さんは。 とりあえず、朝比奈さんにも何か理由があるのだろうから、ハルヒに本当のことを言うのはやめておいた。 今日は日曜日。不思議探索パトロールの日だが、俺と朝比奈さんは欠席することになった。 「おはようございます。」 俺が電気店に着いた時、朝比奈さんはもう作業服に着替え、作業を始めていた。 真面目だな、この人は。これでドジがなければどれだけ有能な店員だろうか。 「彼女は真面目で助かるよ。」 と、店主さんが笑いながら小声で言った。 「ところで朝比奈さん。」 「何です、キョンくん。」 「あなた、ハルヒにバイト先嘘教えてましたね。何故です。」 俺がそういうと朝比奈さんはビクッとした。何故驚く。 「だって、私とキョンくんが一緒に働いてることを涼宮さんがしったら、 また涼宮さん モゴモゴ・・・」 なんかモゴモゴ言っているが、何をいっているのか分からない。 まぁいいか。 日曜日なだけに、平日よりも客の数が多い。 それに合わせて俺達の仕事量も増える。日曜日だから時間も長いし。 ふと時計を見ると、もう正午になっていた。あと半日、頑張れ俺。 「キョンくぅぅーん。これ、重くて持てないんですけどー。」 店の奥から朝比奈さんの声が聞こえてきた。はいはい、ただいま。 見ると、そこにはいつも持っているののテレビの段ボール2倍ぐらいのサイズの段ボールがあった。 段ボールの中身は冷蔵庫らしく、とても一人じゃ持てないだろう。 「俺はこっち側持ちます。朝比奈さんはそっち側持ってください。」 「あ、はい。」 俺と朝比奈さんは、合図と共に、同時に段ボールを持ち上げた。 段ボールを縦じゃなく、横に持った方が効率が良いというのは後で気付いたことだった。 俺と朝比奈さんは、段ボールを持ったまま店先にでる。 どすん。 「っと。これでよし。」 「ありがとうございました、キョンくん。助かりました。」 朝比奈さんが俺に向かって微笑む。 いえいえ、お礼なんていりません。あなたのその微笑みだけで充分です。 むしろお釣りがくるぐらいです。 ふと、フフフ、と微笑む朝比奈さんの背後の人影に気付き、 俺はぎょっとした。 無表情少女とニヤケ顔青年に挟まれた団長様が、そこにいるではないか。 「どういうこと?」 俺と目があうなり、ハルヒはそう言った。 「どういうことって、バイトだって言っただろう。」 「そんなことじゃないのよ。」 ハルヒの声がいつもより少しだけ冷たい気がしたのは気のせいじゃないだろう。 「みくるちゃん。」 ハルヒは朝比奈さんをじろりと睨む。朝比奈さんはハルヒの視線に身体をビクッとさせる。 「あなた、喫茶店に働いてるって言ったわよね。」 「言いました・・・。」 何だ何だこの険悪ムードは。ハルヒ、朝比奈さんを睨むんじゃない。 「キョン。なんであんたみくるちゃんと同じとこでバイトしてるって言わなかったの?」 ハルヒは今度は俺をギロリと睨んで言った。 「なんでって言われてもねぇ・・・。」 気付けば、この険悪ムードに圧倒されて、店の周りの客はいなくなっていた。 営業妨害だ、ハルヒ。 「帰るわ。」 ハルヒは不機嫌そうに踵を返すと、そのままずんずんと歩いていった。 何だってんだ。 バイト先を隠していたのがそんなに気に食わなかったのか? それにしてもそんなに怒る事はないだろう。ったく何考えてるのやら。 「ごめんなさい・・・私のせいです・・・。」 朝比奈さんが涙目で言った。何故朝比奈さんが謝る必要があるんですか。 「だって私が・・・・・・涼宮さんを騙そうと・・・」 朝比奈さんはそのまま俯いたまま、しばらく硬直し、 顔を上げると、何が起こったか把握できていない店主さんのところに駆け寄っていって言った。 「すみません・・・。突然ですみませんが私、今日でやめます。」 次の日、ハルヒはまだ不機嫌オーラを漂わせていた。 「今日もバイトがあるから。」 俺がそういうと、ハルヒは窓の外から視線を外さず言った。 「あっそ。みくるちゃんと頑張ってね。」 何なんだ、一体。とりあえず朝比奈さんの事を伝えるとするか。 「そうそうハルヒ。朝比奈さん昨日でバイトやめたから。」 そう言うと、ハルヒは少しだけ目を見開き、俺を見て、 すぐにまた元の不機嫌な表情に戻って窓の外に目をやった。 「そう。」 偶然にも帰りの廊下で朝比奈さんに会った。 聞いたところによると、今度こそ本当に近所の喫茶店でバイトをするらしい。 コーヒーをひっくりかえさないか不安だが。 そんな事を思いつつ、今日もまた大森電気店に向かう。 朝比奈さんと一緒じゃないと、仕事にやる気が出ない。 しかし、最近頭の中はバイトのことばっかりだ。バイト中毒か? 目的のために頑張らなくてはならないからな。うん、頑張れ俺。 バイトを続けてる間にあっという間に金曜日になってしまった。 もうバイトも慣れてきた頃だ。 さて、と。バイトいきますか、バイト。 と、自転車で坂を下っていると、見覚えのあるふわふわした髪の少女が目に入った。 「朝比奈さん!」 俺は自転車のブレーキをかけ、朝比奈さんの近くに停車する。 「あ、キョンくん。」 朝比奈さんは、もうすっかりハルヒに怒鳴られた時のブルーモードを脱したようだ。 一方のハルヒはまだ不機嫌オーラをムンムンさせているのだが。 「一緒に帰りましょう。鞄、持ちますよ。」 俺は朝比奈さんの鞄を受け取ると、空いている自転車の前かごの中に入れた。 「どうです、喫茶店の方は?」 「いやぁ、私のドジで店の人に迷惑をかけっぱなしです。」 朝比奈さんは右手を握り拳にし、自分の頭をコツンと叩いて、舌を出した。可愛い。 しかし、 ドジ ねぇ・・・。 俺の頭の中にコーヒーの入ったお盆をひっくり返して涙目の朝比奈さんの姿が浮かんだ。 そもそもハルヒが「みくるちゃんをドジっ娘にする!」 とか言い出さなければ朝比奈さんがこんなにドジをすることはなかっただろう。 「全く、ハルヒは朝比奈さんに迷惑かけてばっかりですね。」 「いえいえ、気にしてませんよ。」 朝比奈さんは微笑む。 「いえ、あんなのには一発ガツンと言ってやればいいんです。 『迷惑だ!』ってね。そうすればハルヒも少しはおとなしくな――」 「仲いいわね、二人とも。何の話かしら?」 突然発せられた声は朝比奈さんの声ではない。振り返ると、その声の主が立っていた。 「ハ・・・ハルヒ・・・」 「私が迷惑だって?」 ハルヒがいつものように眉を吊り上げる。声が微妙に震えてる気がしたのは気のせいだろう。 「いや、冗談だ、すまん。本気にするなよ。」 「ふーん。」 朝比奈さんは、ハルヒの姿を見るなり黙り込んでしまった。 「ハルヒ、今日SOS団は?」 「休んだわ。ノリ気じゃなかったのよ。 それで、帰るついでにキョンに荷物持ちでもさせようと思ってたけど・・・。」 ハルヒは自転車の前カゴをちらりと見る。 「先客がいるみたいね。」 そう言うと、ハルヒは俺をキッと睨みつけ、坂を駆け下りていった。 何だってんだ。最近機嫌が悪いな、あいつ。 横を見ると、朝比奈さんがまたブルーモードに突入していた。 俺はブルーモードの朝比奈さんを喫茶店まで送りとどけ、 また大森電化店に向かった。 足が痛い。筋肉痛だ。 「やぁ、また来たのかい、キョンくん。大丈夫かい?働きすぎじゃないかい?」 「いえいえ、大丈夫です。高校生の体力を甘く見ないで下さいよ」 俺は強がって見せたが、本音を言うと疲れていた。 しかし、 あの日 まで時間が無いんだ。弱音など言ってられない。 「さて、まずは何をすればいいですか?」 「じゃあ、そのテレビを運んでくれ。」 日が落ちてきた。バイト終了まであと30分だ。 「この段ボールも運ばなくちゃな。」 段ボールの取っ手を掴む。む?力が入らない。 疲れすぎか。ふぅ。 俺は一息置いて、今度は腰に力を入れてそれを持ち上げた。 これを店先に・・・っと。ん? やけに足元がふらふらとする。思わず手を離してしまった。 何だこれは?重力の感覚がおかしい。 上に引っ張られているような、身体が逆さになっているような。 あれ?視界が・・・ぼやけ・・・て・・・・・・。 目を開けると、そこには白い天井が広がっていた。 「お目覚めですか?」 横を見ると、古泉がナイフで林檎の皮を剥いている。 「あなたの看病をするのも2度目ですね」 看病?というとここは・・・。 上体を起こしてみる。病室だ。左手には点滴の針が刺されている。 「どうして俺はここにいる?」 「覚えていないのですか?あなた、バイト中に倒れたそうですよ。」 バイト中・・・。ああ、そうか。段ボールを運んでいる時にいきなり視界が真っ暗になったんだ。 古泉はしゃりしゃりと黙々と林檎を剥いている。 「ハルヒは?」 俺は無意識に聞いていた。 「涼宮さんですか・・・。一緒に見舞いに行こうと言ったのですが、行かないと。 説得したんですがね。どうしても行かないと聞かなくてですね・・・。 何やら様子が変でした。それで仕方無しに僕だけで来たんですよ。」 古泉は林檎を剥き終わると、それを一口サイズに切り、皿にのせる。 「長門と朝比奈さんは?」 「今頃彼女を説得していると思います。」 古泉はおもむろに紙袋からもう一つ林檎を取り出す。もういらねぇよ。 古泉が、3個目の林檎を剥きおわる頃、廊下からコツコツと足音が聞こえてきた。 遅れて、誰かが喚く声も。 「・・・と・・・ちゃん・・・・・・ないって・・・・・・。」 ハルヒ?次第に足音と共に声が大きくなってくる。 「行きた・・・ない・・・言って・・・しょう?」 ハルヒだ。 「有希!!離して!!行きたくないのよ、キョンのところなんか。」 ハッキリ聞こえるぐらいの距離になってきた。 「離しなさい!!あの馬鹿キョンなんかほっとけば――」 「あなたは勘違いをしている。」 声がドア前ぐらいにきたところで、長門がハルヒの声を遮るように言った。 「何をよ。」 不機嫌な声なハルヒ。 「彼のこと。」 「キョンのこと?」 「そう。」 俺の事? 「どういうことよ。」 「彼がバイトをしていた理由。」 長門は淡々とした口調で言う。 「え・・・?」 「知ってる?」 「オゴリで金欠なんでしょ。そう言ってたわ。」 「違う。」 「・・・?・・・違うって?」 ハルヒはきょとんとした声で言う。 まさか、おい、長門。 「彼はあなたの誕生日プレゼントを買う為に働いていた。」 バラしやがった。俺の苦労が水の泡だ、バブル崩壊だ。 …。 沈黙が流れる。ハルヒは押し黙ってしまったようだ。 つられてこちらも黙ってしまう。 1分ほどたって、ハルヒが口を開いた。 「ちょっと1人にさせて。」 足音が、来た方向とは今度は逆の方向に響いていった。 それから10秒ほどして、がちゃり、と音をたて、静かに病室のドアが開いた。 長門と、付き添うように朝比奈さんが立っている。 長門は俺を見て、首を1ミクロンだけ下に動かし、部屋を出て行った。 なんだってんだ? 「じゃあ僕もそろそろ帰ります。林檎、食べてくださいね。」 古泉はニコリと微笑み、たたんでいたブレザーを羽織って、一礼して出て行った。 それから30分ぐらいたっただろう。 コンコン。 ドアがノックされた。 「どうぞ。」 がちゃり、と音を立て、ドアが開き、ハルヒがゆっくりと入ってきた。 「お前がノックして入ってくるなんて珍しいじゃないか。」 俺は笑って言う。 ハルヒは俯き気味だ。聞いているのか? 「聞いてるわよ。」 小さく言った。 ハルヒはとぼとぼとした足取りで俺の横まで来ると、古泉が座っていた椅子にすとん、と腰掛けた。 しばらく沈黙が続いた。 「林檎剥くわ。」 ハルヒはいきなりそういって、古泉が残していったナイフと林檎を手にとる。 林檎なら古泉が山のように剥いていってくれたが、まぁあえて言わないでおこう。 しゃりしゃりという音だけが病室に響く。 「痛っ!」 突然小さくあげられた悲鳴はハルヒのものだった。見ると、ひとさし指からじんわりと血が出ている。 「あー。何やってんだ。」 俺はハルヒの手をとり、ティッシュで血を拭いてやると、新しいティッシュで傷口を縛ってやった。 「あ、ありがと・・・。」 ハルヒはぎこちなく礼を言う。 俺はハルヒが剥きかけの林檎とナイフを手に取り、残りの皮を剥いてやった。 「・・・・・・あんた意外に器用ね。」 「林檎の皮剥きだけは得意だ。」 ハルヒはそのまま、傷口に巻かれたティッシュをじっと眺めていた。 「どうした、元気ないじゃないか。」 俺がそう言うと、ハルヒはしばらく黙り込んだあと言った。 「有希から聞いたわ。」 「聞こえてた。」 またしばらく黙り込む。こんなにおとなしいハルヒは珍しい。 「バイトで倒れたんですってね。」 「ああ、ちょっとクラッてきてな。情け無いぜ。」 「そんなに頑張っていたの?」 「まぁ俺なりには頑張った方だと思うが。」 「みくるちゃんがバイトしてたのも?」 今更隠す必要もないので本当のことを言ってやった。 「ああ、お前のプレゼントを買うために金を貯めてたのさ。」 「・・・・・・。」 再び沈黙が続く。今日は沈黙デーなのだろうか。 「キョン。」 少しだけ大きな声で言った。そして今度は小さく弱々しい声で、 「ごめんね・・・。」 ・・・・・・。 「ごめん、本当にごめんキョン。私、何も知らないで勘違いして。 皆の気持ちも知らないで・・・。ごめん。許して。」 ハルヒは俯き気味で言った。 ……こんなに弱々しいハルヒも可愛いな。しかし―― 「やっぱりお前は笑顔が似合う。」 俺が言うと、ハルヒは何の事を言われているのかわからなかったらしく、 ぽかんと口を開けた。 「ハルヒ。許してくれもなにも、俺は最初から怒っちゃいねぇさ。 多分朝比奈さんもな。だからもう気にするな。 いつものような笑顔を見せてくれ。」 俺がそういうと、ハルヒは少しだけ目を見開いた。 そして、両目を右手で覆って、小さな声で言った。 「ありがとう・・・。」 ハルヒはそのまますくっと立ち上がると、 病室のドアの辺りまで歩いていき、立ち止まって振り向かずにもう一度言った。 「ありがとう・・・・・・キョン・・・。」 そしてハルヒはそのまま病室を出て行った。 ドアの足元に2,3滴の大粒の雫が落ちていた。 がちゃり。 きた!! パァァァァァン!! 「誕生日おめでとーーう!!」 突然のクラッカー攻撃に、流石のハルヒも驚いたらしく目を見開き、口をぽかんと開いた。 よし、いいぞその表情。俺は手元に控えていたデジタルカメラで、その間の抜けた顔を撮ってやった。 部室の窓にはクリスマスの時のように、スプレーで ハルヒ 誕生日おめでとう と書かれている。 ただし、今回これを書いたのは俺だけどな。 「どうぞ、こちらへ。」 古泉はハルヒを団長席に案内する。 「ありがと、古泉くん。」 ハルヒはいつものように団長席に座り、斜め上方向に人さし指を突き刺して言い放った。 「さぁ、あんた達!!私を祝いなさーい!!」 なんだそのふてぶてしさは、と思いつつ、だが、これがハルヒらしいな、とも思っていた。 クリスマスのときと同じく、今日も鍋を持ってきた。 今回は俺特製鍋だ。学校で鍋を作ったりすると生徒会の方がうるさいが、 こんな日ぐらい騒いでもばちはあたらないだろう。 それで、食事風景だが、長門は毎度のごとく力士のようにもりもり食べ、 朝比奈さんは、ちまちま少しづつ肉をちぎりながら可愛らしく食べており、 古泉は何か横でべらべらと鍋に関するうんちくを並べていたが、ぶっちゃけ聞いていなかった。 ハルヒはというと、肉と野菜の位置がどうこうだとか、具がどうこうだとか、 俺の鍋に色々と文句をつけつつ長門に負けないぐらいのスピードで肉を頬張っていた。 俺が自分がほとんど食べていない事に気付いたのは具が全部無くなった時になってのことだが、まぁいいだろう。 「それでは、涼宮さんへのプレゼントタイムとしましょう。」 司会っぽく言うが、お前を司会にした覚えは無いぞ、古泉。 勝手に仕切るな。とか思いつつ、俺達はプレゼントタイムに入った。 最初にプレゼントを渡したのは長門だった。 綺麗な包装がされており、ハルヒが開けてみると、中には 何やらカタカナがやけに多いタイトルのハードカバーが入っていた。 SF学園モノ、だそうだ。どういうジャンルだ? 長門はハルヒに無言でプレゼントを渡すと、またいつものように本を取って 窓辺のパイプイスに座って読書を始めた。 こんな時ぐらい読書はやめようぜ、長門。 次にプレゼントを渡したのは朝比奈さん。 紙袋の中から取り出したのは、少し大きめのテディベアだった。 テディベアはどっちかというと、ハルヒより朝比奈さんが持ってるほうが似合うが、 まぁハルヒも喜んでいるのでそれは言わないでおこう。 「僕からはこれです。」 といって古泉が取り出したのは小さな箱だ。なんだこれ? 「フフフ、まぁ見ててくださいよ。」 古泉がその箱をパカッと開けると、オルゴールが流れ始めた。 ん・・・?この曲は、ハルヒが文化祭でやったENOZの曲じゃないか。 「そうです。僕の知り合いに作ってもらいました。」 「すごいじゃない!ありがとう古泉くん。」 ハルヒはオリジナルのオルゴールに感激していた。 「じゃあ次は俺のプレゼン――」 そこまで言った時、俺はとんでもない光景を目にした。 なんと、長門が本を窓の外に向かって投げているじゃないか。 長門はすくっと立ち上がると、ハルヒの背中をちょんちょんとつついて言った。 「風で本が飛ばされた。拾ってくる。」 ハルヒは不思議そうな顔をする。 「いや、長門、お前今自分で――」 と言ったところで、突然俺の唇が動かせなくなった。アリかよ!反則だ! 長門がすたすたと部室を出て行くと、ようやく俺は長門の呪縛から開放された。 「あ、お水が切れてる・・・。汲んできますね。」 そう言って今度は朝比奈さんが出て行った。 「じゃあ、僕はトイレにでも、ね。行ってきますよ。」 古泉はニヤケ面でドアのところまで行き、俺に小さくウインクをして出て行った。寒気がしたね。 二人だけになっちまった。 「・・・それじゃあ、次はあんたのプレゼントを発表しなさい!」 ハルヒは何故三人が出てってのかということをつっこむ事無く、そう言った。 「ほらよっ。」 俺はバッグに入れていたそれを、ハルヒに投げてやった。 小さい箱はちゃんと包装してある。 「ちょっと、もうちょっと丁寧に渡しなさいよ。」 「悪い。」 ハルヒは口をへの字にして、箱の紐を解き始めた。 そこに入っていたのは・・・。 「これ?」 ハルヒはそれを摘まんで、ぶら下げて見た。 黄色いリボンだ。 言っておくが、そこらで売ってる安いリボンではない。 高級リボンだ。派手すぎず、地味すぎず、さりげない加工が随所にちりばめてあり、 布も高級な物を使用している。見た目よりも驚くほど高ぇんだぞ、それ。 「ふーん。あんたセンスないわね。」 なんて事を言うんだ。 「冗談よ。素敵じゃない。」 ハルヒは、今してるリボンを解いて、俺がたった今プレゼントしたそれを結び始めた。 「どう?」 髪にリボンを結び終わったハルヒは得意気に言う。 「いいじゃないか。」 普段のハルヒより輝いて見えるのは気のせいではないだろう。 「仕方が無いわね。」 何が仕方ないんだ。俺は何も言って無いぞ。 という俺の言葉を無視し、ハルヒは結んだリボンを解き始めた。 そして、 「今日はサービスよ。」 とニヤリと微笑むと、今度はリボンを頭の後ろ側で結び始めた。 ハルヒがそれを結び終わった時に、俺はハルヒが何をしようとしていたのか理解した。 「ポニーテールか。」 「そ。・・・その、好きなんでしょ?」 「ああ。」 ハルヒの頭の後ろのしっぽのところがぴょこんと動く。 それを見て、俺は思わず笑みを浮かべてしまった。 「ハルヒ。」 「何?」 俺はいつかの日のように言ってやった。 「似合ってるぞ。」 fin
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2ハルヒ4 18:00 ピ ピ ピ ピ ハルヒ「じゃ明日9時に駅前集合だから。遅刻は死刑よ!じゃあね」 いつも通りそう言って部室を後にする。 18 30 ピ ピ ピ ピ 家に着く。阪中さんからメールだわ。 『散歩がてら遊びに来たのね。近くの公園にいるのね』 18 37ピ ピ ピ ピ 公園に行くと阪中さんとJ・Jが待ってた。 適当に話したり適当にJ・Jをかまって帰った。 19 04ピ ピ ピ ピ お母さんが帰ってた。ご飯を作っている。 できるまでに宿題する。 19 27 ピ ピ ピ ピ 遅いわ!お腹がすいて集中できない。 常勝巨人軍が6-0で負けてるのも気に食わないわ 19 43 ピ ピ ピ ピ 呼ばれたからご飯を食べに下に降りる 今日はエビフライね。遅かったことは許してあげましょ。 20 28 ピ ピ ピ ピ 親父があたしを呼んだ。巨人が点を入れたみたい。 でも、阪神には勝たなきゃ許さないわ。 20 43 ピ ピ ピ ピ 明日どこへ行こうか考える。 組み分けをアミダに変更しようかしら あたしがキョンと組むように書いて・・・ 21 09 ピ ピ ピ ピ ゴロゴロしてたら呼ばれた。お風呂か 22 01ピ ピ ピ ピ お風呂上がり。巨人がサヨナラ勝ちしたことを親父に聞かされる。 それでこそ、常勝巨人軍よ。 さ、宿題の残りやらなきゃ 22 47 ピ ピ ピ ピ 宿題が終わって寝る準備していたら、阪中さんからメールが来た。 『日曜日あいてたらね、一緒に遊んでほしいのね』 『いいわ』と返事 23 14 ピ ピ ピ ピ 布団に入りキョンにメールを出す。『明日遅れたらまたおごってね』 すぐ返事が来る『わかった。』 フフ素直ね 23 15 ピ ピ ピ ピ みくるちゃんにもメール出す。『明日もキョンにおごらせましょ』 みくるちゃんも返事が早いわ。『そうですね』か。意外と黒いのかしら 23 21ピ ピ ピ ピ 就寝 7 00 ピ ピ ピ ピ 起床。ご飯を食べて身支度をする。 7 43 ピ ピ ピ ピ 駅前へ出発。8時ちょっとには着きそうね。 8 06 ピ ピ ピ ピ 駅前が見えるとこにつく え?なんでキョンがもういるの?見間違い? 8 10 ピ ピ ピ ピ みくるちゃんと古泉くんが挨拶してくる。それどころじゃないのに・・ キョンは微妙に笑ってるし・・・なんなのよ、もう 「た、たまには団長がおごってやるわ」強がっておこう。 これからは8時ちょっと前にこようかしら それにしてもキョンが早く来るなんて…
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ギミチョコ!! BASIC MEDIUM HARD SPECIAL Level 4 6 9 10 Objects 123 203 337 560 BPM 220 TIME - Artist BABYMETAL Version VOLZZA2 動画 攻略 名前 コメント ※攻略の際は、文頭に[BASIC] [MEDIUM] [HARD] [SPECIAL] のいずれかを置くと、どの譜面に関する情報かが分かりやすいです。 コメント(感想など) 名前 コメント ↑攻略と無関係の曲に対するコメントはこちらでお願いします。あまりにもかけ離れた内容は削除される場合があります。
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2人の絶叫だけが長門の部屋に残り、俺たちは奈落の底に落ちていった 永遠とも思える落下の後、ドスンと落ちた俺は腰を打ちつけていた しかし思ったほど衝撃は少ない やれやれと思って立ち上がろうとしたら、上からハルヒが落ちてきた ぐえっ 「アイタタタ・・・・・・」 おいハルヒ、早く下りてくれ。かなり重いぞお前 「ハァ?女子に向かって重いだって? あんた、全地球人類を敵に回すつもり? それとも何よ、あたしが重いって言うの? 重い女は嫌いって事?」 いやハルヒさん それとこれとは別でしょう ただ上から落ちてきただけですから 「やっぱちょっとダイエットすべきかなー。あたしさー、最近もしかしたらみくるちゃんより重いかも知れないのよね ねえキョン、どう思う? あたしもうちょっと痩せた方がいいの?まあ・・・あんたがそう言うんなら、頑張ってみないこともないけどさ」 ハルヒ頼む 悩み事はとりあえず俺の上から下りてからにしてくれ。じゃないとお前のいい匂いで卒倒しそうだ 「ふふーん、キョン あんたもだいぶ正直に物が言えるようになってきたわね 団長として嬉しいわよ。やっとあんたが真人間になりつつあると思うとね」 ああ もう好きに言ってくれ。こうやってるのも悪くない気分だけど今はそんな場合じゃないだろ 「分かってるわよもう」 ハルヒは俺の上から飛び降りて制服のスカートを直した 「ねえ。見てキョン!あれ!」 ハルヒが指さす方向には何人かの男女が見えた もちろんすぐに正体は分かる。SOS団と佐々木の1派が争っているのだ 「行くわよキョン!急いで!」 ハルヒは猛ダッシュで駆け出し、俺は慌てて後を追いかけた。30秒ほど走ってかなり近づいた 「有希!今助けるからね!」 そう叫んで走り寄ったハルヒの体は、ゴーンという音を立ててまたもや跳ね返された ハルヒ大丈夫か?吹っ飛んできたハルヒを危うく受け止め、そっと横たえた 「いったぁーっ・・・」 鼻を押さえてうずくまるハルヒを抱きかかえながら俺はあらためて、自分が来た世界を眺めた 空にはまばゆいばかりの星空がきらめき、地面は真っ黒で何も起伏がない 明らかに地球人の常識からはかけ離れた場所だ ここから15メートルほど離れた場所で戦う者たちの姿が見えた 激しく動き回っている赤い光はあれは古泉か。この世界じゃあいつの能力も使えるらしいな 少し離れた場所で右往左往している朝比奈さんは、なぜか時々点滅していた 数秒間消えたかと思うとまた現れる そして横たわっているのは長門だ。まだ意識が戻ってないのか ピクリとも動かないその長門の足元に立ちはだかり、周防九曜と思われる長い黒髪の女子と激しい攻防を繰り返しているのは・・・ 俺の背中にまた鳥肌が立った 振り下ろされるナイフの鈍い光沢、そして脇腹に突き刺さった冷たい金属の感触が、俺の全身から冷や汗を絞り出させた あ、あ、朝倉涼子がどうしてここにいる?しかも長門を守るようにして そうか、あいつは長門のバックアップだったっけ 長門がピンチなのを見て駆けつけたのか? 周防九曜は両手の指先から次々と光線のようなものを出し、朝倉を貫こうとする 朝倉涼子はまるでそれを割り箸でも掴んでるかのように手づかみにして、さらにはボキッと折っていた 両者の攻防は互角に見えたが、なかなか朝倉は攻勢に転じられないようだった 朝比奈さんから少し離れた所には、いた!あいつがいる 顔を見ただけで殴りつけてやりたいぐらいにムカつく野郎が あの藤原が朝比奈さんに手のひらを向け、朝比奈さんの動きに合わせて小さく振っている そのたびに朝比奈さんはあちこちに逃げ回り、時折りピカッと光って姿を消す 未来人同士の戦争がどんなものなのか、もちろん俺に知る由はないが、おそらくおれはあれでものすごい戦闘を繰り広げているのだろう 赤い光と化した古泉の周囲には分散した青い光が取り囲んでいる あれは橘京子のものなのだろうか、その1つが時々古泉に向かって突進し、古泉は全身でそれを跳ね返す 青い光は力を失って地面に落下するが、古泉からも光の破片がキラキラとこぼれ落ちており、多少はダメージを負っているのが分かった 予想していた通り、激しい戦闘の真っ最中だったが、俺にとっての気がかりはいまだに目を覚まさない長門と、そして彼らから少し離れた所にいる1人の少女だった ハルヒの言った通り、やはりあの新入生だった クルッと巻き毛の天然パーマなのか、繰り広げられる戦闘に目を輝かせながら手に持っているオーパーツを軽く左右に振り回している 俺はハルヒを地面に横たえて、ぶち当たったバリヤーを調べてみた 長門のマンションを覆っていた柔らかいものとは違って、ガラスのように固い物体だった 手で叩いてみてもガンガンと響くだけで向こう側には届かない どうやらあっち側からはこちらは見えないようだ 大声で古泉の名を呼んでみても何の反応もない 俺は再びハルヒを抱え起こし、揺さぶってみた。おいハルヒしっかりしろ、大丈夫か? 鼻を真っ赤に腫れ上がらせたハルヒがウーンとうなる 「いったぁー、何よ今度はいったい」 またバリヤーみたいだな。しかも今度はえらく固いぞ 「またこじ開けて入ればいいじゃないの」 ハルヒは鼻に手を当てながら立ち上がり、俺がやったようにドンドンとそれを叩いてみた 横たわったままの長門に懸命に声をかけるが当然反応がない 「うーん、ダメねえこれじゃ」 ハルヒは何事かをわめきながらひたすらバリヤーを殴りつけ、地面との隙間に指を突っ込んでこじ開けようとしている 何とかならないかハルヒ?このバリヤーをぶち破る方法は 「それは無理だよキョン」 また後ろから佐々木の声がした。こいつもついてきやがったのか 「どうやらあっちで起こってる事はこっちからはどうしようもないみたいだね」 おい佐々木、もういい加減にしろよ こんな無駄な争いをして何になるんだよ お前はこれで満足なのか? あいつらに戦わせてお前はここで高見の見物かよ 「だってそうしろって言われたんだからしょうがないじゃないか 大将はのこのこ敵前に出ていくことはないって それが仲間の意見ならば、僕は喜んで従うね」 仲間だと?何なんだよその仲間ってのは こんな変な世界で、ハンディがある相手を叩きのめすのがお前らの戦いなのか? それがお前らの仲間なのか? 「ふふっ。キョン 僕にとっては彼女たちはまだあまりよく知らない存在だ 突然目の前に現れて神様になって下さいとか言われていくら僕でもそんな事を真に受けたりはしないさ だけどねキョン、そんな事を言っている連中でも僕を慕ってくれてるんだ それを仲間と呼んでどこがいけないのかい?」 だったらお前も中に入って堂々と戦えよ 俺もハルヒもこの中に入れろ それから長門を目覚めさせてやれ お前らの下らん神様理論なんかはどうでもいい 条件を対等にしろ 何だかんだ言いながら結局お前らのやってることは卑怯以外の何物でもないじゃないか 長門の能力が怖いから眠らせて、ブチ切れたハルヒを恐れて中に入れようともしない それがお前の仲間とやらのしてる事じゃねーか 何が仲間だよアホらしい 俺たちの団長を見てみろよ アホで向こうみずで後先を考えない事ばっかりしてるけど、あいつの仲間を思う気持ちはお前なんかには負けはしない 何が大将は奥でじっとしてろだよ うちのハルヒを見てみろ あいつなら、団員を助けるために核融合炉にでも飛び込む覚悟はあるぞ それが俺たちの団長だよ。SOS団の自慢の団長だよ 「そしてキョンの大好きな彼女だってのか?」 そうだよ 俺はハルヒが大好きだ あんなバカな女だけど、俺たちを思ってくれる気持はこの銀河系の誰にも負けはしない あれが俺の大好きな女だ 俺は1人では何もできないけどな、ハルヒと一緒ならどこにだって行けるぞ 佐々木はちょっと遠い目になった 「変わったな・・・キョン」 当たり前だろ もうお前を自転車に乗せて塾に通ってた頃の俺とは全然違うんだよ 見つけたからな。一生かけて守ってやりたいと思う相手を 「うらやましいよ、キョンが そんな風に自分を変えられた君が」 お前は自分を変えようとは思わなかったのか? 「思わなかったよ だって変える必要がなかったからね このみんなに会えるまではね。チームSOSの仲間に出会うまでは」 チームSOS?何だそれは? 「ははは 君にはまだ言ってなかったかな?恥ずかしいんだけどちょっとインスパイアさせてもらったよ。僕たちのチームだ 『静けさを大いに楽しむための佐々木のチーム』だ」 それならSOSチームなんじゃないのか?順序が逆だぞ 「細かい事はいいんだよ別に 何となく語呂がよかったからさ」 SOSの名を聞きつけたハルヒが佐々木を見つけ、両腕をブンブン振り回しながらやってきた 「ちょっとあんた、いつまでこんな卑怯な事やってんのよ。あたしを中に入れなさい。もちろんキョンもね」 「それはできないわ涼宮さん。 みんなにきつく言われてるから。あなたが入れるのは最後の仕上げだけ」 「いいから早く入れなさい!今すぐに!」 「ご自分でお入りになったら?」 「ええそのつもりよ。キョン!もうそんな女は放っといていいから。体当たりしてでも突入するわよ」 はいはい団長さま 「キョン!本気でそんな事するつもりか?」 当たり前だろ。俺は団長のボディガードだ 団長の行く所ならたとえ地獄にでもお供するぜ ましてや仲間を助けるためなんだ。SOS団に不可能はないんだよ 「キョン!そんな優等生の分からずやに何言っても無駄よ。まあ同級生のよしみもあるんでしょうけどね」 「待って!それはさせられない」 佐々木の体が大きく震え、クリーム色をしたモヤモヤした物体がハルヒの体を包み込んだ 「ちょっと!何よこれ!動けないじゃないの!キョン!助けて!」 俺は急いでハルヒを包んでいる靄の中に飛び込んだ と思ったらハルヒの体を通り抜け、反対側に出ていた もう一度やっても同じだった 俺の指先はハルヒに触れる事もなく、そのまま通過して飛び出してしまう 何だこりゃ?ハルヒ? 「キョン・・・・・・」 待ってろハルヒ、すぐに助け出してやる おい佐々木、もうやめろ。ハルヒに手を出すんじゃねえ 他のヤツラならともかく、お前にこんな事をさせたくない だからハルヒに手を出す事だけはやめてくれ 「じゃあ君が身代わりになるかい?」 ああ それでいいのなら俺は構わない 「キョン!あんたいったい何言ってんのよっ!」 ハルヒ みんなを助けてくれ 長門を助けろ、お前ならできる 長門さえ起こしてしまえばこっちのもんだ 「ちょっとキョン!」 さあ佐々木、さっさとやれ。俺を好きにしていいからハルヒを助けろ 「ふっ 君が代わってくれても意味はないんだよ あくまで団長は涼宮さんだからね」 いいから変われ 俺とハルヒを入れ替えろ 「それはできない。今の時点での危険因子は涼宮さんだからね」 くっそう 引っかからないかさすがに 俺の背後にはクリーム色の靄にからめられたハルヒがもがいている 「キョン!キョン!」 俺は佐々木を睨みつけたままで 何か策はないかと思い巡らしていた バリヤーの向こうでの戦いはいったいどれぐらいの時間に及んでいるのか 古泉も朝比奈さんも、もちろん朝倉涼子も、もうかなりのダメージを受けているはず ほとんど防戦一方の戦いにはたして勝ち目はあるのか 仮に長門が目を覚ましたとしてあの調子で戦いに参加する事はできるのか? 幾つもの疑問が頭を駆け巡る 俺とハルヒはこのまま 仲間が必死で戦ってるのを見殺しにしてしまうのか・・・ 「キョン、キョン」 ハルヒの声も苦しそうだ。俺は佐々木に背中を向け、ハルヒの方に向かった ハルヒどうした?苦しいのか? 「大丈夫よ、動けないだけ だけどキョン、こんな悔しい想いは初めてよ。何もできないで負けちゃうなんて・・・ 有希・・・ごめんね・・・一番つらい時に一緒にいられなくて みくるちゃん・・・あんなに頼りなかったのに、必死で戦ってるのに何もしてあげられなくて 古泉くんも・・・いつもわがまま聞いてくれたのに、最後はこんな形になるなんて ごめんね・・・これじゃ団長失格だよね。偉そうな事ばっかり言ってたのに 結局何もできないだけだなんて」 俺の目の奥で何かがはじけた 何か真っ赤なものがパーンとはじけた 俺はゆっくり向き直り、佐々木に静かに告げた 佐々木・・・ハルヒを出してくれ、今すぐに 「それはできないと言っただろ 君に代わっても何の意味もない事ぐらい分かっているはず」 そうか・・・ 俺は肩を落とし、力なくうなだれた そして次の瞬間、全速力で佐々木に向かって走っていた もう何も考えられない ただ無性に腹が立っていた どうせ何もできないのなら、せめてこいつだけにはひと泡吹かせてやりたい 俺をバカにしたいのならいくらでもすればいい だけどこれだけは絶対に許さん ハルヒをバカにする事だけは許さない 俺たちの団長を、俺の大好きなハルヒをバカにする事だけは許せなかった 「ちょ・・・キョン?」 俺は上体を丸めて佐々木に襲いかかった 何かを叫んでいたような気がするが覚えていない ショルダータックルをぶちかますつもりだったのだが、予定した場所に佐々木はいなかった 空気が漏れるようなシュッという小さな音が聞こえたような気がする 俺は勢い余ってそのまま突進し、バリンという音とともにもんどりうって倒れ込んだ 「キョン!」 気がつくと空気の匂いが違っていた。血なまぐさい臭いが鼻をついた 誰の血の臭いなのかと頭を上げると、目の前には小さな女の子が倒れていた これは?どんなカラクリなのか、俺はバリアーを抜けたようだった そして俺が体当たりしたのはこの子なのか 俺の横に転がっている新入生の手に握られたオーパーツを見て、俺は本能に任せて行動した 素早くその手からオーパーツを奪い取り、バリヤーの外にいるハルヒに向かって走り出した いったい今日はどれぐらい走ってるだろうか。少しは運動能力の向上に役立つだろうか そんな事を考えていると耳元に誰かの声が聞こえた 「・・・・・・とうとう来た・・・私のきれいな・・・その瞳・・・・・・」 横目でちらりと見ると周防九曜が俺の動きを追っていた 長い黒髪がブラリと横に拡がり、次の瞬間、それが一斉に俺を目がけて飛んできた 追いつかれる前にバリヤーの外にたどり着こうと必死で走ったが、恐ろしいスピードで追いかける槍のような黒髪の方がはるかに早かった 「キョン!」 「キョンくん!」 誰かの悲鳴が聞こえたような気がした 俺の耳元にシュルルルといううなりが聞こえ、今にも無数の槍に貫かれるかと覚悟した瞬間、ブシュブシュブシュと何かが突き刺さる音が聞こえた ハルヒ・・・ ハルヒ・・・ 俺は・・・もう・・・・・・ あれ?痛みがない 呆然とする俺に何か柔らかいものが覆いかぶさった 「早く渡して!」 誰かにそう言われてハッと気がついた 聞き覚えのあるこの声は、朝倉涼子! 「あなたならあのバリヤーを貫通できるはず!走って!」 俺は異を唱える事もせず、ハルヒに向かって走った 再びシュルシュルといううなりが後ろから聞こえ、俺は首をすくめた ブシュブシュブシュ 「キョンくん・・・」 朝倉・・・ 俺の体にかぶさるようにして朝倉涼子が倒れ込んできた 暖かい液体が俺のシャツを濡らす。これは・・・血? 「キョンくん・・・あの時は本当にごめんね。 自分が間違っていたことがやっと分かった 長門さんの気持ちもね」 朝倉! 「せっかく戻って来られて、キョンくんにちゃんと謝ろうって思ってたのに。またこうなっちゃった しょせん私はやっぱり、ただのバックアップにすぎないって事かしら? さようなら、キョンくん。できたら私の事は、あまり悪い思い出にしないでほしいな」 朝倉! 体中を周防九曜の長い槍で貫かれた朝倉涼子は やがていつかのようにサラサラと砂になって崩れ落ちていった 俺はオーパーツをまだ持っている事を確かめた バリヤーの側にいるハルヒからはあと少しの距離だ 俺は残りの距離を猛ダッシュに賭けた。バリヤーの向こうにいるハルヒに手渡す これが突き破れなかったら、その時は俺も終わりだ 周防九曜の槍に貫かれて、朝倉のようにサラサラと消滅する事もできず、血にまみれた無残な死体を晒すのか オーパーツを持った右手をバリヤーの向こうにいるハルヒに必死で突きつけた ハルヒ、これを持ってこっちに入って来い! 不思議な事に、オーパーツは苦もなくバリヤーを突き抜けた 佐々木が作ったクリーム色の靄すらも通り抜けて、ハルヒはしっかりとそれを握りしめた また背後からシュルシュルと唸りが聞こえてきた。身を隠せるものは何もない。助けてくれる朝倉ももういない 俺は目を閉じた そして・・・・・・ 何も起こらなかった 体中を串刺しにされる感覚も、焼けるような激痛もなかった そして俺の後ろに誰かが立っている感覚を感じた こわごわ目を上げてみると、そこには見慣れた制服姿の小柄な女子が立っていた 周防九曜が放った長い黒髪の槍を片手で鷲づかみにしていた 「ああ・・・・・・あなたは・・・ここにいてはいけない存在・・・・・・不快な・・・とても不愉快なもの・・・・・・」 周防九曜は次々と槍を繰り出し、その女子はそれを片手で受け止め続けた 見上げる俺の全身に安堵感が広がる あまりの安堵に体中がガタガタと震え出すほどだった 長門・・・・・・ ついに復活したのか長門・・・ 長門は氷のような無表情を崩さないまま あの懐かしい淡々とした口調で 「・・・・・・お待たせ」 そうつぶやいて、九曜の攻撃を跳ね返し続けていた 「・・・・・・離れないで」 長門は右手で攻撃を受けとめながら左手をバリヤーの外に伸ばした 長門の左腕が5メートルぐらいに伸び、ハルヒの腕を掴んだ バリバリバリと激しい音を立てながら、バリヤーごとハルヒを中に引きずり込んだ 俺は転がり込んでくるハルヒをしっかり受け止めた これでついに役者が全員揃った。SOS団の勢ぞろいだ どんな仕組みになってるのかなんて俺には分からない だけど今、団長以下5人のSOS団メンバーがついに終結したのだ 形勢が一気に逆転した 長門はめまぐるしい動きで周防九曜の攻撃を防ぎながら詠唱し、古泉に群がっていた赤い光を叩き落とす さらには朝比奈さんと藤原との間に白い光の壁を作った 古泉は力を回復して再び橘京子に襲いかかり、朝比奈さんは変な悲鳴を上げながら 「わ、わた、わたたたたたーっ!」 と叫んで藤原と一緒に姿を消した ハルヒがバリヤーの中に入ったのを見た佐々木も中に入ってきて、クリーム色の靄を俺たちに向かって放ってきたが、オーパーツを握りしめたハルヒが無造作にそれを踏みつぶした 俺はしっかりとハルヒの手を握りしめていたが、ハルヒはその手をそっと放した 俺たちの前でガードしていた長門の前に出た すかさず周防九曜が槍を放つが、それらは全てハルヒの手前で力なく失速して落ちた ハルヒの全身から不思議な光が発光している 古泉が最も恐れていた事態がついに訪れたのか 自分の力を自覚したハルヒが、怒りのあまりにとんでもない大暴走を引き起こそうとしているのか? おいハルヒ 危険だぞ長門の後ろに戻れ 「・・・・・・やめなさい」 ん?ハルヒ? 「もうやめなさいって言ってるのよ」 初めて聞くハルヒの低い声だ 腹の底から響くようなハルヒの重低音だった 俺はこの時初めて気がついた 本気で怒った時のハルヒは口数が少なくなるのだと 「有希、もういいわ。無事で何より」 長門も攻撃を収めた 「古泉くん、元の姿に戻りなさい。みくるちゃんも、もう帰ってきなさい」 古泉は赤い光球から人間の姿に戻り 「ふぇぇぇぇぇーっ。 7億年前まで遡っちゃいましたぁ」 と言う朝比奈さんは気絶した藤原の手を掴んで戻ってきた 佐々木率いるチームSOS(この名前は使いたくないな)も攻撃の手を休め じっとハルヒを見つめている オーパーツを奪われた新入生はキョトンとしていたが ニッコリ笑って立ち上がった ハルヒはゆっくり歩いて古泉の前に立った さすがの古泉も疲れた表情で肩で息をしていたが、近づいてきたハルヒを見てわずかに頬を緩めた しかし次の瞬間、俺の心臓も凍りついた パンと乾いた音がして、ハルヒが古泉の頬を叩いていた 「副団長がこんなつまらない争いごとに巻き込まれてどうするのよ! 私の指図もなしに独断専行は許さないわよ!」 古泉は呆然としていたが、ハルヒの目に浮かんでいた大粒の涙を見て顔をこわばらせた 「申し訳ありません、団長」 ハルヒはそのまま朝比奈さんの元に向かい、やはり頬を叩いた 「みくるちゃんはあたしのかわいいマスコットなんだから、こんな危険なことしちゃダメじゃないの!」 朝比奈さんは目をくるくるさせていたが、ハルヒに抱きしめられて大声で泣き出した 「みくるちゃん、ごめんね、無理させて。あたしが早く来れなかったばっかりにこんなひどい目にあわせちゃって」 「すっすっすっ涼宮さーん」 しばらく抱き合っていた2人だったが、やがてハルヒが体を離した 再び俺と長門の前に戻ってきて、やはり長門の頬もパンと叩いた 長門なら軽く避ける事もできたのだろうが、黙ってハルヒの平手打ちを受けた 「有希、有希、あんたはね、何でも1人で抱え込んでるんじゃないの つらかったら、1人でいるのがつらい時は電話しなさいっていつも言ってたでしょ? あたしたち仲間なんだから、どうして今まで何の相談もしてくれなかったのよ!」 抱きしめられてもまだ無表情の長門だったが、大きく見開かれたその両目から、大粒の涙がぽろりとこぼれた 「・・・・・・申し訳ない」 そしてハルヒは俺の前に戻り、俺をグーで殴りつけた おいハルヒ、何で俺だけグーパンチなんだよ 「うるさいバカキョン!あんたは全部知ってたんでしょっ! 知ってるくせに何で私に何も言わなかったのよ! あんたの責任が一番重いんだからね! 一番下っ端のくせに!一番あたしと一緒にいたくせに! あんたがもっと早く話してくれたらこんな事にはならなかったのに! 有希も古泉くんもみくるちゃんも、こんな目に会わずに済んだかもしれないのに!」 いやハルヒ これにはいろいろと事情があってだな 「黙りなさいっ!!!」 ハルヒは再び俺をグーで殴った そしてハルヒはくるっと体を反転させて佐々木に指を突きつけた 「神さまになりたいのなら好きにすればいいわ 世界を作り変えたいのならいつでもどうぞ ただし、1つだけ言っておくわ あたしの大事なSOS団員に指一本でも触れたら、今度はただじゃおかないからね! あんたがどこの世界のどんな神さまだろうと、あたしが必ず探し出してこの世から消し去ってやる!」 佐々木はしばらく呆然とハルヒを見ていたが やがてクスクス笑いだした 「さすがは涼宮さんね やっぱり私はかなわないわ ちょっとだけだけど神さまなんて言われていい気になってたのかもしれないわね ごめんね涼宮さん あなたの大事な仲間をこんな所にまで連れて来てしまってごめんなさい でも1つだけ分かってほしいの あの子は全然悪くないから あの子のために、この世界を作り直すエネルギーを分けてほしいって頼まれて それで周防さんにも協力してもらって今回の作戦になったの 責任は全て私にあります。憎むなら私を憎んで下さい だけどこの子は別だから。一人ぼっちでここで生きていくのがかわいそうだと思ったから だからこの子だけは許してあげて」 ハルヒは無邪気に笑う新入生をじっと見た 「あなた、名前は?」 「名前はまだありません」 「もう北高はやめちゃうの?」 「えっと、まだ決めてません」 「そう、じゃあいいわ。でもこれはもうしばらく預かっとくから、後で学校に取りに来なさい」 「はい!」 ハルヒはそれ以上何も言わずに戻ってきた 呆然とする古泉と、泣きじゃくる朝比奈さん、そして無表情のままで涙をこぼす長門を俺の前まで引っ張ってきた 「さあキョン、帰るわよ」 ああ これだけ暴れりゃ充分だろ 暴れ足りないのはハルヒだけじゃないのか? 「・・・キョン」 え? 「マジで殺されたいの?」 ・・・・・・ 「帰るわよ」 俺たちは輪になって手をつないだ 「みんな、目を閉じて元の世界を念じるのよ 有希のマンションのあの部屋をね」 「・・・・・・それでは不足・・・・・・終わらせない・・・・・・」 後ろから小さな声が響き、長い髪の毛を狼のように空気で膨らませた周防九曜が襲いかかってきた ハルヒの持っているオーパーツを目がけてギラギラした光の束が襲いかかる すぐに反応したのは長門だった 高速呪文を唱える余裕はなく、長門は瞬間移動でハルヒの前に立った 「有希!」 長門は小さな体を太い光に貫かれ、その目を大きく見開いている 「有希!」 「長門さん!」 長門! 「・・・・・・いい・・・・・・肉体の損傷は無視できるレベル」 周防九曜はその長い髪が大きく膨れ上がり 小柄な体を5倍ほどの大きさに見せていた 「・・・・・・ここで終わる事はできない・・・・・・あなたは美しくない・・・・・・」 長門が素早く詠唱し、俺たちを包むように、白い光の壁が発生した 「早く戻った方がいい」 「・・・・・・あなたは美しくない・・・・・・この場所にはふさわしくない」 周防九曜の体もオレンジ色の光に包まれ、ゆっくりと空中に浮かびあがった すかさず長門が追従し、同じように空中に浮かんだ 「有希!もうやめなさい!もういいのよ!」 「このインターフェイスを残しておくのは危険。私が始末する」 おい長門、もうやめよう。こんなの放っといてみんなで帰ろうぜ 「それはできない。このインターフェイスは暴走を始めている」 暴走? 「そう」 「・・・・・・私は今日、習いました。言葉の意味を・・・・・・これはお花です。とても美しい・・・・・・あなたが好きです・・・・・・お前は死ね」 長門、こんなの相手にして大丈夫なのか? 「勝算はある。早く退避を」 おい佐々木、ここは危険だ。お前も全員連れて帰れ ハルヒ、俺たちも帰ろう 「でも有希が・・・」 長門が勝算があるって言うんだから信じようぜ 「有希・・・」 「・・・・・・私は、歩きます。遠くのお空に。明日は、お肉を、食べました」 見守っているうちに周防九曜の様子が明らかにおかしくなっていた 第1形態が指からの光線の矢、第2形態は髪の毛の槍 とするとこれが第3形態なのか、オレンジ色の球体に包まれたその体から次々と光の束が長門に向かってほとばしった 長門は素早く詠唱しながらその光を直前で跳ね返し、返す刀でオレンジ色の光に切り込んでいった 「キョン、私たちはこれで戻る事にするよ」 ああ佐々木、ここは危険だ 「君たちも無事帰ってきてくれよ」 もちろんだとも。気をつけてな 佐々木と橘京子、そして藤原の姿が消えた おいハルヒ、俺たちも帰ろう 「でも・・・有希が・・・」 帰ろうとしないハルヒの気持ちは俺にもよく分かる ようやくハルヒにも今までの俺たちの行動が読めてきたのだろう 自分の知らない場所で行われてきた壮絶な出来事に目を丸くし、また長門を1人残しておけないという気持ちは俺たちももちろん一緒だ 上空で繰り広げられるすさまじい戦闘に、俺たちは目を奪われていた 周防九曜は次々と攻撃を繰り出し、長門はそれを防ぎながら何やら光を出して攻撃もしていた 下から見ている俺たちには戦況はさっぱり理解できない やがて飛び道具では埒が明かないと見たのか周防九曜は距離を詰め、再び黒髪の長い槍を四方八方から突き立ててきた 何本かずつまとめて払い落していた長門だったが、そのうち数本が無残に体を貫いた 「有希!」 「私は大丈夫。それより早く帰還すべき」 「あんたを置いて帰れるわけないでしょう!」 「置いて行っていい。必ず戻る」 「本当?」 「本当」 「絶対に帰って来なさいよ!有希!」 「約束する」 まだ名残惜しそうなハルヒをせきたて、俺たちは再び手をつないだ するとまだあの新入生が残っているのに気がついた。おい、お前はこっちに来なくていいのか? 「ここが私の世界ですから」 こっちは今から危険な状態になるかもしれないんだぞ 「構いません。その時はそちらの世界に行きます」 絶対生きろよ、こっちでもあっちでもいいから 「はい!ありがとうございます先輩」 「さあみんな祈って!向こうに帰れますように。・・・・・・有希が無事に帰って来れますように」 足元が激しく揺れ、時間移動とも次元震ともまた違う感覚の後で、俺たちは再び固い地面に立った 「ほわーっ」 朝比奈さんの溜息とともに、ようやく地球に帰ってきた事を実感した 出発点と同じ、長門のマンションだった。そこにはまだ佐々木たちがいた 「無事帰ってきたね」 ああ 「どんな様子だったの?」 まだ長門と周防が戦ってるよ どうやら異常動作を起こしたらしい 「本当に申し訳ない。我々の仲間なのに何もできなくて」 まあしょうがないだろ。何しろまともに会話もできないヤツだったからな 「古泉くん」 「はい?」 「みんなを連れて帰って」 「えっ?」 「みんなを家まで送ってあげて」 「しかし長門さんがまだ・・・」 「いいから!」 「はい、では後はよろしくお願いします」 古泉はまだ泣きじゃくっている朝比奈さんを抱き起こし、佐々木たちも連れてマンションを出ようとした 「ふん、結局規定事項の確認のみか、骨折り損とはまさにこの事だな」 藤原がつぶやいて立ち上がった 「俺はここで失礼するぜ。どうやらこれ以上の展開はなさそうだしな。ところであんた」 こいつは俺の朝比奈さんをあんた扱いするのか?許さん 朝比奈さんがビクッと体を震わせた 「は、はいっ?」 「つまらない任務だったけど、あんたと戦えてよかったよ」 「ふぇっ?」 「まさか7億年前に連れていかれるとは思わなかった」 「あっ、あっ、あれはその涼宮さんの・・・」 「途中で時間の流れについていけなくなった。気絶するとは時間移動員失格だな おかげさまですごいものを見せてもらった。さすがは歴史にその名を残している人物だけの事はある これは禁則だけどな」 「えっ?えっ?」 「あんたに出会えてよかったよ、朝比奈みくるさん。今度会う時は・・・その・・・禁則だ」 「へ?」 「ありがとう、大先輩」 藤原は意味不明な禁則事項を連発しながら朝比奈さんと握手を交わし、佐々木に軽く頭を下げ、俺たちを一瞥してその場から消えた 「何なのよあいつはいったい」 「わわわわたし・・・・・・」 どうやら藤原ってのは朝比奈さんよりもまだ未来の人間なのか しかしちょっと聞こえたけど、朝比奈さんが歴史に名前を残すとか 「じゃあ、あとで必ず連絡を下さい。何時になっても待ってますから」 古泉はそう言って残りの全員をまとめ、マンションを出ていった 俺は別に帰れとも言われなかったのでそのまま残っていたが、誰もいなくなるとハルヒが口を開いた 「さあキョン、もう一度行くわよ!有希を助けに」 へっ そう言うと思ってたよ団長さま どこまででもついていってやるぜハルヒ 地獄の底まででもな 俺とハルヒは手をつないで、再び長門の部屋の額の前に立った 「行くわよキョン」 ああもちろんだとも 呼吸を合わせ、まさに飛び込もうとする寸前に 「・・・・・・行かなくていい」 背後から小さな声がかかった 「有希!」 長門!帰って来れたのか? 「帰ってきた」 長門は布団をすっぽり首までかぶっていた 黒い瞳は大きく見開かれたままだ 「有希!よかった!帰ってきてくれて」 「帰って来ると約束した」 長門・・・ 無事だったか 周防はどうなったんだ? 「・・・・・・周防九曜は消滅した。暴走を止めることはできなかった」 あの新入生は? 「まだあそこにいる。でもまたこの世界に来たいと言っていた」 「本当に?有希?」 「そう。そのオーパーツを取り戻しに来る」 「これ?」 「そう。それは彼女にとってとても大事なもの」 「ふうん・・・・・・」 なあ長門 「何?」 ちょっと布団めくってもいいか? 「ちょっとキョン!こんな時に何エロ目線になってんのよっ!」 違うぞハルヒ ちょっと心配だったから 長門が傷ついてるんじゃないかと思ってな 「・・・・・・見ない方がいい」 ん? どうしてだ長門? 「通常の神経構造を持っている人間にはこの状態はかなりショックを受けるはず。だから見ない方がいい」 「有希!あなた怪我したの?どうなの?」 「肉体の損傷はすぐに再生できる。でも少し時間がかかる」 「有希・・・・・・」 ハルヒは構わずに布団をめくり上げようとする 俺は・・・すまん長門・・・ ちょっと耐えられそうになくて、思わず目を背けてしまう 「万が一にもこれを映像化しようなどという野望があるならここは自粛すべき」 長門は内側から布団を押さえ、ハルヒに抵抗していた 「医療技術者でもこの状態は正視に耐えないレベル・・・見ないで」 「有希、本当に大丈夫なの?」 「大丈夫」 おいハルヒ、長門が嫌がってるんだ、もうやめておけ 「分かったわよ・・・」 「頼みがある」 「何?有希」 「・・・・・・もう帰ってほしい」 「ん?」 「・・・・・・肉体の回復がうまく進行しない。エラーが発生している」 何か問題があるのか長門? 「情報処理にエラーが頻発している・・・・・・原因は・・・・・・禁則」 長門? それまでまっすぐ上を見つめたままの長門が首だけを横に曲げた その寸前に、大粒の涙が頬を流れ落ちるのが見えた 「・・・・・・お願い・・・・・・帰って・・・」 長門・・・・・・ ごめんな お前の気持ちに・・・・・・俺は応えてやれなかった それが・・・お前の禁則なのか? 俺の目の奥が、なぜかじんわりと熱くなってきた 長門の禁則の理由が何となく理解できる すまん長門 それでもまだ長門の布団を引っぺがそうとしているハルヒを引きずるようにして、俺は長門の寝室を出た 「有希!来週には絶対学校に来るのよ!」 「・・・・・・それは約束できる」 「じゃあね!絶対よ!」 長門 「・・・・・・・」 また部室でな 「・・・・・・・ありがとう」 俺とハルヒは長門の部屋を後にし、黙ったままでエレベーターに乗った マンションの玄関を出ると、そこには佐々木が待っていた 「ごめんなさいね涼宮さん。いろいろ迷惑かけて」 「もういいってば」 「長門さんは帰ってきたの?」 「今帰って来たわよ」 「周防さんは?」 「・・・・・・戻らなかった」 「ふうん、やっぱりか。結局私は仲間を守れなかった あなたはちゃんと全員を無事に連れて帰ってきたのにね。やっぱり私はリーダー失格か」 「そんな事ないわよ、どうしようもない事もあるし」 ああそうだよ佐々木。周防は暴走していた ああするしか方法はなかったみたいだからな あの長門がそう言ってたんだから 「だけどキョン、僕がもっとうまくやれば、その暴走を食い止められたかもしれない」 それは結果論だろ 周防は帰って来れなかったけど、後は全員無事だったんだから もうそれでいいんじゃないか? あの新入生もまた帰って来るよ。オーパーツを受け取るためにな 「そうか・・・・・・君がそう言ってくれるのなら・・・納得するよ。ねえ涼宮さん?」 「ん?」 「周防さんはいなくなっちゃったし、藤原さんは元の世界に戻った だけど私と橘さんはまだこの街にいるわ もしかしたら、また私たちが出会う事もあるかもしれないんだけど、その時は・・・・・・」 「その時は?」 「友達として会ってくれるかな?」 ハルヒはまだ怒りを含んだ目で佐々木を見ていたが、しばらくしてその目が柔らかく光った 「もっちろんよっ!一緒に冒険した仲間なんだから! これからもまた、不思議探しの旅に出るのよ!」 おいハルヒ これだけものすごい体験をしておいてまだ足りないのかよ それに北口周辺なんかに不思議が落ちてるはずないって これだけやってもまだ学習してくれないのかお前という女は 「当たり前じゃないのバカキョン これからは不思議を発見するだけじゃなくて作りだすのよ 誰かが言ってたでしょう! 『待ってるだけでは冒険は訪れてくれない』ってね!」 ほう その誰かってのはもしかしたら頭に黄色いリボン巻いて 仲間を危険にさらすのが得意な北高の女子の事じゃないでしょうね? 「それは今までの話よ!これからはね、あたしがあんたたちを守ってあげるんだから!」 やれやれ このバカの脳下垂体を解剖して、一度長門に学術調査でもしてもらいたいもんだ 「佐々木さん!あんたたちもこれからは準団員として認定してあげるから、たまには不思議探索に加わる許可を与えるわ」 「本当に?ありがとう」 「その時は新人として十分にこき使ってあげるから覚悟しときなさいねっ!」 「はい!団長!」 何だこの2人はいったい 完全に意気投合してるじゃないか 史上最悪の神様のツートップだ 1958年ワールドカップのブラジル代表チームでも勝ち目はないだろう ハルヒと佐々木はしばらく盛り上がっていたが 「じゃあ帰るね涼宮さん」 「うん、またね」 「じゃあねキョン、涼宮さんをお願い」 これ以上何をお願いするんだよお前は?もう勘弁してくれ マンションの前で佐々木と別れ、俺はハルヒと手をつないだ 7階の窓から誰かが見下ろしている気配も感じたのだが、残念ながら俺にはどうする事もできない 銀河系中の長門マニアに殺意を持たれてしまったのか それとも喜んでもらえたのか やれやれだよ全く リンク名 その4に続く
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ヒロ(???) 性別 :男性 初投稿:2008-10-03 →プロフィールページへのリンク →作品一覧へ 作風・特徴・評価・その他 作風 「17文字の応援歌」という、最後に句を詠むかたちをとり続けている。 特徴 自己紹介にあるように、還暦を迎えているそうである。 恐らくは千文字小説内の最高齢ではなかろうか。 評価 拍手100以上の作品: 「17文字の応援歌ー天国と地獄」 平均的な拍手数の傾向:10~50↑ ??? その他 曰く「千文字小説の良心」 一言コメント 千文字小説の良心、大いに同意 (2010-10-04 22 40 43) 普通で印象に残らない小説 (2010-10-06 22 42 44) コメント
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「ふえるミチコさん --越前摂政危機一髪!?の巻」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 こんばんは。生活ゲームに参りました。 よろしくおねがいします。 芝村 さんの発言 記事どうぞ 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 http //cwtg.jp/ogasawara/wforum.cgi?no=4138 reno=4107 oya=4107 mode=msgview 宰相府から護衛ACEをつけていただけるとの事なので、召喚ACEはこのように書いています。 芝村 さんの発言 OK 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 最初に、ゲーム内容についてご相談させてください。 4案あります。 1)越前藩国の慰霊公園(竜の攻撃の後に建てたA Sの霊園及び慰霊碑がある)にて献花。 2)宰相府にて宰相と会談。議題は文殊分散化についての相談。 3)越前藩国の藩立学校を視察 4)それどころじゃないので、越前藩部隊として戦闘対応。 どれがよさそうでしょうか? 芝村 さんの発言 どれでも? 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q:敵の暗殺を迎え打つなら、1)か2)だと思います。芝村さんのお勧めはどちらでしょうか? 芝村 さんの発言 A1:1 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 わかりました。では、慰霊公園にて。 すみません、もう少し質問があります。 芝村 さんの発言 ええ 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q1:あさぎさん(缶)は必要ですか? (壁30の護衛として。ただ、アリアンの都合もあります) Q2:越前藩王はいた方がいいですか? Q3:いた方が良い場合、アイドレスを着ておいた方が良いですか?現状編成に入って 芝村 さんの発言 A1:いらんだろう A2:いいんじゃね。 A3:とくには? 護衛はだすよ。 あさぎはねえ。アリアンの傍においとこか。 ねらわれるかも 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 わかりました。では、花を買って、護衛の方と一緒に慰霊公園に向かいます。 越前さんは同行無しで。 芝村 さんの発言 OK 2分待ってね 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 花束は、大きな束一つと、小さな束を二つ買っておきます。 芝村 さんの発言 OK /*/ ここは越前藩だ。 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 宰相府からの護衛は、どなたが来ていますか? 芝村 さんの発言 アメルダがいるね。 剣をもってる 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「初めまして。越前摂政の黒埼です。いつも藩王がお世話に。」 芝村 さんの発言 アメルダ:「いえ」 アメルダ:「護衛をつとめさせていただきます」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「ありがとうございます。心強いですね。 では、いきましょうか。」 花束3つを持って、慰霊公園へ向かいます。 Q:公用車くらいは出せるでしょうか? 芝村 さんの発言 A:ええ 派手なキャデラック 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 慰霊公園へ行く道すがら、越前藩国の町並みを観察します。 芝村 さんの発言 静かそうだ。 上は、うるさいが 空襲警報がなっている アメルダ:「大変ですね」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「こんな中でわざわざ献花に出るというのも、ちと場違いだったでしょうかね。」 芝村 さんの発言 アメルダ:「いえ。真の事情はおききしています。もちろん、献花も目的でしょうけど」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「慰霊公園には、いずれ行かねばと気にしていました。 今回も迷いましたが、いくなら今しかないかな、と。」 芝村 さんの発言 アメルダ:「そうですね」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「この状況で、慰霊公園に来る国民はいないでしょう。 静かにお参りができそうです。」 後は、慰霊公園まで言葉少なに。 芝村 さんの発言 はい ついたよ 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 花束は自分で持って、慰霊碑に向かいます。 着いたら、まずは花束を慰霊碑に捧げます。 芝村 さんの発言 はい。 アメルダは頭をさげた 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q:スペーススペルキャスター、ないし宇宙の賢者が持つ知識として、お経を上げることはできますか? 芝村 さんの発言 知識で20だ 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 r:お経を上げます。知識24です。 芝村 さんの発言 成功した アメルダが変な顔している 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 お経の後で、慰霊碑に彫った言葉を読み上げます。 【前触れもなく命を奪われた方を悼みます】 【我々はこの悲劇を忘れはしないでしょう】 【今はただ、安らかにお休み下さい。 】 【 我が、そして我らが越前藩国 一同 】 「まあ、見よう見まねでしたからね。変なところもあったかな。」>アメルダに向かって。 芝村 さんの発言 アメルダ:「あ、いえいえ」 アメルダはこまってる 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「・・・供養とは、死者と語り、歴史を語り継ぐ事だと、私は思います。」 慰霊碑に向かいながらしゃべります。 「今の越前藩が、ここに眠る犠牲者の目にどう映るか、あの悲劇をどうすれば防げるか、考える。考えて、実行する。」 「それが、越前摂政として私がやるべき供養です。それを為すには、もっと時間が要ります。まだ、彼らのところには逝けません。」 「お許しを。そして、安らかなれ。」 慰霊碑に向かって手を合わせ、頭を下げます。 芝村 さんの発言 拍手が聞こえる 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 振り返ります。 拍手はアメルダさんですか? 芝村 さんの発言 いや 黒服だ 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「・・・この場で拍手というのは、無粋じゃないかね。」 芝村 さんの発言 ミチコ:「たいした茶番。そう思わない?」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 苦笑する。「ええ、正直。」 芝村 さんの発言 ミチコは銃を抜いた。 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「私を取り除いたところで、文殊はもう止まりませんよ?」 「odさんもいる。分散化プロジェクトももうすぐ終わる。」 Q:アメルダさんはどう動いていますか? 芝村 さんの発言 アメルダは動いてない 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 打たせて取る、かな。まあ、それでも。 芝村 さんの発言 ミチコ:「od、ね。ありがとう」 ミチコ:「殺しておくわ」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「働き者だなあ。」 Q:逃走経路ってありそうなもんでしょうか。 芝村 さんの発言 A 同じ姿のが、八体でてきた 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q:持っている銃はどれも同じですか? 芝村 さんの発言 ええ 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q:普通の銃でしょうか。それとも、私が見たことのなさそうな形ですか? 悪童屋・四季 さんが会話に参加しました。 芝村 さんの発言 A 聖銃だ 悪童屋・四季 さんの発言 聖銃をたたき落とします。 芝村 さんの発言 自爆した。 爆発の難易は40だ 装甲いくつ? 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q:自爆を情報戦で止める事はできますか? 芝村 さんの発言 A 難易50 悪童屋・四季 さんの発言 装甲ですね。 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 ぐふ。私一人だと48か。 悪童屋・四季 さんの発言 防御:39 35+4(スイトピー補正)=39 ますらおの鎧(+5)=44 とりあえず、耐えれそうです。 芝村 さんの発言 耐えきった。 ミチコ:「おどろいた」 悪童屋・四季 さんの発言 「ふう・・・。死ぬかとおもった」 芝村 さんの発言 ミチコ:「化け物ね」 ミチコ:「戦車でもいまのはふっとぶわよ」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「申し訳ない。今日は出ずっぱりらしいのに。」>悪童さん 悪童屋・四季 さんの発言 「まあ、いろいろ鍛えてもらったからね」 芝村 さんの発言 アメルダはうなずいたあとで黒埼に助言した。 評価+4された 悪童屋・四季 さんの発言 「いや、今はここを切り抜けよう」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q:自爆したのは一体だけですか? 芝村 さんの発言 A ええ 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q:越前部隊はこのターン、摂政分隊(私のみ)とそれ以外(補佐分隊)という構成です。 補佐分隊が他所で待機しているものとして、彼らと同調して情報戦を行い、EAIシステムの効果を載せる事は可能ですか? 芝村 さんの発言 残り七体が動き出した 悪童屋・四季 さんの発言 「自爆装置を止めて下さい」 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「了解。」 悪童屋・四季 さんの発言 「さすがに体がもたない」 芝村 さんの発言 一斉に襲いかかった。 悪童屋・四季 さんの発言 先に一方方向に突っ込む事はできませんか? 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q2:今の「自爆装置を止めてください」をもって、元帥の効果を得ることはできますか? 芝村 さんの発言 A2 いいですよ 評価はいくつ? 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 私が48、助言をうけて+4、あと元帥効果。 +5でよかったでしたっけ?<元帥効果 悪童屋・四季 さんの発言 はい 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 では、48+4+5=57となります。 えーと、敵の自爆装置の効果を止めるのと、むしろ接触前に自爆させるのだったら、どっちがいいです? >悪童さん 芝村 さんの発言 成功した。 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 もう止めるしかないか。 芝村 さんの発言 とめたよ。 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 了解です。 芝村 さんの発言 敵七体の一斉攻撃評価は52になる。 アメルダは剣を振るった。 弾が地面に落ちた。 アメルダ:「急いで、片付けてください」 悪童屋・四季 さんの発言 こちらの攻撃でいいのでしょうか? 芝村 さんの発言 ええ ARは6だ 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 私は詠唱25、宇宙の賢者の助言で+2することもできます。 悪童屋・四季 さんの発言 敵の評価は52でいいのでしょうか? こちらは白兵攻撃:44 35+2(藩王)+3(拳法家)+4(スイトピー補正)=44 強靭刀(+5)=49 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 ぬ。足らんか。助言入れます? アメルダさんの方が高そうだけれども。<助言 芝村 さんの発言 52だよ。 アメルダが助言入れて+4 悪童屋・四季 さんの発言 えっと、こちらは馬にのっているので有利な位置からの攻撃で修正つきませんか? こちらはAR12からスタートです。 芝村 さんの発言 なるほど。f:で+2修正 差分三 やってみるか 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 Q:私が詠唱を行い、援護射撃とする旨のf:を通すことで、修正を足せないでしょうか? 芝村 さんの発言 足せる。 修正2: これで成功かな 悪童屋・四季 さんの発言 はい #死ぬかと思った 芝村 さんの発言 成功した。 七人を倒した。 笑われたぞ 死体が拍手している。 そのまま動かなくなった。 悪童屋・四季 さんの発言 治療師で浄化しておきます。 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 「お経でも唱えておきましょうかね。」 悪童屋・四季 さんの発言 死体、黒埼さん、アメルダさん、自分等 とりあえず、ミチコさんは全部偽物ですか? 芝村 さんの発言 浄化した。 偽物だね。別人だ 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 r:odさんの安全を確認します。 さっき会話で時間稼ぎしてるときに、odさんを引き合いに出してしまったので・・・。>悪童さん向け説明 芝村 さんの発言 /*/ はい。おつかれさまでした。 odは攻撃受けていない。 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 おつかれさまでした。悪童さん、ありがとうございました。 悪童屋・四季 さんの発言 お疲れ様でした いえいえ 間に合ってよかったです。 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 いやあ、怖かった。もうミチコさん出てきた時にはどうしたものかと。 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 では、こんなところでしょうかね。 ちなみに、アメルダさんからの感情って何か変化ありましたか? 芝村 さんの発言 はい。 +1+1でした 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 了解です。ありがとうございます。 芝村 さんの発言 秘宝館には1,1で依頼できます では解散しましょう。おつかれさまでしたー 黒埼紘@越前藩国 さんの発言 お疲れ様でした。