約 442,125 件
https://w.atwiki.jp/haruhioyaji/pages/322.html
(ポクロウタさんの ぬこハルにゃんの8コマまんがにインスパイアされて) 「もしもし、ハルヒか? おれだ。悪いが、今日行けなくなった」 「ええっ! 何があったのよ!?」 「ぬこが熱を出した」 「うっ。……あんた、まだあの猫(こ)、飼ってたの?」 「だって捨てられるか? おまえにそっくりなんだぞ!」 「……ど、どういう意味よ?」 「……ど、どういう意味って……。痛っ、こら、ぬこ、ツメを立てるな!」 「(むかむかむか)わかったわ!! ぬこがあたしに『そっくり』ってことは、あたしがぬこに『そっくり』ってことよね?」 「ハルヒ、おまえ、何言って……」 「今から、あんたんち行くから! 首を洗って待ってなさい!!」 「おい、ハルヒ、訳がわからんぞ! こら、ぬこ、そんなとこ噛むな!」 (自爆しながらも、そこに食いついたハルヒにスルーをくらわす、フラクラ・キョン。 そしてハルにゃんとぬこハルにゃんの直接対決の行方は? 次回「光る宇宙」 君は立ち直ることができるか?) 「なにい! ぬこに世界改変の力が?」 「このままでは、自立進化の可能性が閉ざされる」 「って、こないだまで『自律進化』って言ってなかったか? というか、長門、その肩に座っているのは何だ?」 「ぬこ有希」 「ぬこが、しゃべった?」 「対有機生命体コンタクト用ニャンコロイド・インターフェース。それがあたくし」 「ニャンコロイドはあんまりだぞ。あと一人称も変だ」 「このままでは、二足歩行の可能性が閉ざされる」 「自立進化って、そういうことかよ!? 確かにうちのぬこは立って歩いてるが」 「にゃあ」 「いきなり、ノーマルぬこに戻るな」 (いきなり《戦線》を広げてどうする? 第1話と何もつながってないぞ。 そしてぬこハルにゃんにライバル出現? 時代はおれたちになにをさせようというのか? 次回「迫撃・双子の悪魔」 また会おうね♪) 「キョン! 来たわよ!」 「ハルヒ! 見なかったか?」 「って何が?」 「ぬこが、いなくなった」 「ええっ!」 「それで、こんなものが」 「書き置き?……なんて書いてあるかまではわからないけど、右の前足ね。この肉球の印」 「ほんとだ」 「なにバカなことやってるの!? 探すのよ、キョン!」 「ああ。しかし、どうやって?」 「とにかく手分けして。そうだ、写真はないの? カラー・コピーして連絡先書いて、電柱にバンバン貼ってくのよ。意外と効果があるって聞いたことあるわ」 「……写真か。撮ったことないぞ」 「あれだけ、いつも一緒にいて!? 何してたのよ?」 「いや、ぬこと自分の2ショットって……なあ、いろいろ、あるだろう。……の手前とか?」 「ん? 何の手前だって?」 「いや、と、とにかく写真はないぞ。どうする?」 「あ、あたしが撮られても……その、いいわよ」 「ありがたい申し出だが、それはちょっと、な」 「躊躇してる暇はないわよ! キョン!」 「いや、ぬこ探すのに、人間の写真はまずいだろ。しかも、おれの連絡先を書くんだぞ」 「……ちっ、既成事実が」 「ハルヒ、何か言ったか?」 「ううん、何も言ってないわ。だったら、とにかく探しましょう。ぬこはそう遠くへは行かないっていうし、あんなかわいい子、見た人は必ず覚えてるわ。聞き込みよ!」 (なにげに黒いハルにゃん、マフラーの色は本物か? 次回「落書き天国 キャプテン自信喪失」 遠い、遠い、ケンタウルスより遠いお星様、私の願いを聞いて下さい・・・。) (つづくのか、これ?)
https://w.atwiki.jp/pdmatome/pages/59.html
サークル名 あんかけスパ 代表者名 チヒロ HP http //ankake.iza-yoi.net/ 活動時期 2009年~ 名古屋の同人サークル。 本業だけあってグラフィック"だけ"は綺麗 作品一覧 妖々剣戟夢想 東方紅輝心
https://w.atwiki.jp/haruhioyaji/pages/151.html
ハルヒ名作子供劇場「アルプスの少女ハルヒ」 「さあ、みくるちゃん、あの火の輪を飛びなさい!」 「わ、わたしはヒツジじゃありません、ヤギですぅ それ以外にいろんなところが間違ってますっ。あ、長門さん?」 「私はヤギ」 「じゃあ、あんたは小さくて白いからユキね」 「ふえ〜ん、そっちは原作どおりなんですねぇ。少しうらやましいですー」 「じゃあ、ユキ、あの火の輪を飛びなさい!」 「あくまでも、そこは既定事項なんですねー」 「……許可を」 「よし、やっちまえ」 「あ、キョン君。キョン君は何の役なんですか?」 「“ヤギの大将”と“おじいさん”の二本立てです。この後、ハルヒと両手つないでぐるぐる回らなきゃならないと思うと憂鬱で」 「さあ、キョン。さっさと干し草のベッドを作りなさい!!」 「やれやれ」 「アーデルハイド、スープは音を立てずに、にょろーんと飲んじゃうっさ!」 「鶴屋さんは、ロッテンマイヤーさんですか?」 「そうだよっ! っていうか、みくる、さっさと着替えて車椅子に乗るっさ!」 「え、え、ということは、わたし、クララさんの役ですか」 「このメンバーで、朝比奈さん以外にできる人はいませんよ」 「って、古泉、お前は何だ?」 「クララさんの父親のゼーゼマン氏らしいですね、おそらくは」 「来たわね、ゼーゼマン。あんたの正体はお見通しよ! フランクフルトで銀行家、あんたユダヤ人ね!」 「ハルヒ、それ、いろんな方面的にまずいから」 「おお、クララが、クララがいきなり立ちました。なんとお礼をいって良いか」 「お礼なら、アルムの山と……」 「お礼なら、あたしに言いなさい!!」 「お前、何もしてないだろ!?」 「したわよ、火の輪くぐりとか」 「おい、シャミセン。おまえ、ヨーゼフの役か?」 「け、けだものにょろ!」 ………おわらないが、つづかない orz
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/581.html
いつもの放課後のSOS団の活動中の事だ。 日頃のフラストレーション溜まっていたのだろうか? 自分でも理解不能なイライラの全てを我等が団長涼宮ハルヒにぶつけていた。 俺が冷静さを取り戻した時にはもう部室にハルヒの姿は無く、背後に3つの憤怒のオーラを感じた。 俺は恐る恐るそのオーラがする方へ振り向いた。 その瞬間、いきなり長門が広辞苑の角で俺の頭を殴った。 なにしやがる!?と言おうとしたら今度は朝比奈さんがお茶入りの湯飲みを投げつけてきた。 それから逃げようとしたら古泉が俺の前に立ちはだかり俺の胸倉を掴んでこう言った。 「何やってるんですか!?今回の事はどう見てもあなたに全ての非がありますよ!今度こんな事したら閉鎖空間に置き去りにしますからね!!」 見事なジェット○トリームアタックだな。 いや、そうじゃない・・・ 「何やってるのかだと!?それは俺自身が一番知りたいさ!!」 そう言って古泉の手を払いのける。 「どういう事ですか?」 「だから、自分でもなんであんな事しちまったのか分からねぇって言ってんだよ」 「長門さん、何か分かりますか?」 「何者かの介入は確認されていない。これは若者特有の若さ故の暴走だと思われる」 「そうなんですか。それなら安心しました」 「何言ってんだ?理由は何にしろお前達にとってマズイ事態じゃないのか?」 「まぁ、そうなんですが、あなたが意識的に涼宮さんを傷つけたのならアウトでしょうが、無意識でやった事ならまだ救いは残されています」 「どういう事だ?結果的にハルヒを傷つけた事には変わらないだろ」 「そうですが、無意識でやってしまったならまだ関係の修復は可能という事です」 「そうなのか?」 「そうです。あなたの努力次第ですがね。ね、長門さんに朝比奈さん」 「そう。恐らく今晩中にあなたに何らかの変化が訪れるがそれはあなたを脅かすものではないと推測される」 「キョン君、ちゃんと涼宮さんと仲直りして下さいね。仲直りするまでお茶は淹れてあげませんから」 「はい、分かりました。毎度毎度、面倒掛けて悪いな」 「そこはギブアンドテイクという事で今日はもう解散しましょう」 古泉のその発言で今日は解散となり家路についた。 家に着いた後は、ずっとハルヒの事を考えていた。 幾ら振り払おうとしてもハルヒの事が頭に浮かんできた。 なんで、あんな事しちまったんだろうな・・・ そんな事を考えながら寝床に着いた。 目が覚めた時、俺は白一色の世界に居た。 どこだ?ここは・・・ 辺りを見回しても白一色だった。 すると聞き覚えのある着信音が聞こえた。 ポケットを漁ると俺の携帯電話が鳴っていた。 メールが来ていたので確認すると古泉からだった。 『目が覚めましたか?』 『あぁ、ここは何処なんだ?』 『そこは涼宮さんの日記の中です』 『日記の中?なんだって俺はそんな所に居るんだ』 『それは涼宮さんがあなたの事をもっと知りたい、自分の事をもっと知ってほしいと日記を書きながら願ったからだと長門さんは推測しています』 相変わらずムチャクチャだな・・・・ 『で、俺はどうすればいいんだ?』 『とりあえず、日記の中の涼宮さんに会って下さい。後の事はお任せします。ではそろそろ限界の様なので失礼します』 お任せしますって言われてもなぁ・・・ どうすりゃいいんのか分からんが、ハルヒを探すとするか。 白一色の世界を歩く。 それは進んでいるのかどうかも分からない世界だった。 もうどれ位歩いたかね? 是非、万歩計を付けたかったね。 足が重くなり始めた時、白い世界でしゃがみこんでいるハルヒをやっと見つけた。 「こんな所で何やってんだ?」 うずくまっているハルヒが顔をゆっくり上げた。 「別に。あんたには関係無いでしょ」 「あんな事しちまってごめんな。ホントに済まないと思ってる」 俺は未だにしゃがみこんでいるハルヒに頭を下げた。 罵声か蹴りが飛んでくると思ったがハルヒは思いもよらない事を口にした。 「あたしに謝ってどうすんのよ?そんな事しても意味無いわよ」 「どういう意味だ?」 俺には何がなんだかさっぱり分からなかった。 「そのまんまの意味よ。あたしはハルヒじゃないから謝っても意味が無いって言ってるの」 「ハルヒじゃない?だったらお前は誰なんだ?」 「あたし?あたしはハルヒが日記に込めた想いよ」 目の前のハルヒが何を言ってるのか理解出来ない。 ハルヒは俺の顔を見て笑いだした。 「フフッ、あんたってホントに間抜け面なのね」 まるで始めて会った様な言い草だな。 「まだ信じられないって顔ね。いいわ、少し見せてあげる」 そう言うとハルヒは立ち上がり片手を俺の頭の上に置いた。 その瞬間、何かが頭の中に流れ込んできた。 「な、何を!?」 抵抗しようとするが身体が動かない。 「いいから、おとなしく目を閉じて。すぐに終わるから」 俺は言われるがまま目を閉じた。 目を閉じると、瞼の裏に様々な映像が現れた。 怒っているハルヒ・・・ 憂鬱そうなハルヒ・・・ 顔を赤くしているハルヒ・・・ 落ち込んでいるハルヒ・・・ 泣きそうなハルヒ・・・ 笑っているハルヒ・・・ 俺は、ハルヒの事分かっているつもりだったけどまだ何にも分かっちゃいないんだな・・・ するとハルヒが俺の頭から手を離した。 「どう?見えた?」 「あぁ、俺は何にも分かっちゃいなかった」 「そうね。でも、それが普通なのよ」 ハルヒはいつもからは想像も出来ない様な穏やかな微笑を浮かべていた。 「ハルヒ、それはどういう意味だ?」 「だーかーらー、あたしはハルヒじゃないって言ってんでしょ?」 「あ、あぁ、そうだったな」 すっかり忘れてたぜ・・・ 「じゃあ、なんて呼べばいいんだ?名前を教えてくれ」 「あたしに名前なんて無いわ。ここにはあたししか居ないし、そんなのあっても意味ないもの」 「そうなのか?ここにずっと一人で寂しくないのか?」 「まぁ、たまに寂しいときもあるけどね」 そりゃ、そうだよな・・・ こんな何も無い世界で1人なんて俺には耐えられない。 「いい加減話を戻すけど、他人の事を全て理解してるなんて思ってもそれは他人の表面を理解しているに過ぎないの」 「そうなのかもしれない。でも、理解しようって努力する事は無駄じゃないだろう?」 「もちろん無駄じゃないわ。ん、そろそろ時間も無いみたいだから簡単に話すわね」 俺は自分の足元から段々消えている事に気づいた。 「おい、これはどうなってるんだ?」 「聞いてるでしょ?ここはハルヒの日記の中なの。だからあんたも元の世界に戻る。それだけよ」 「そうか。で、俺はどうすればいいんだ?」 「その答えはもうあんたの中にあるでしょ?それをすればいいわ」 「あぁ、そうだな」 もう俺の全身が消えかかっている。 「じゃあね、バイバイ。あの子、今回はかなり落ち込んでたからよろしくね。しっかりやらないと死刑だからね」 「あぁ、分かってるよ。色々世話になったな、ありがとよ」 そう言って俺は白い世界から消えたのだ・・・ 次に目が覚めた時は、いつものベッドの上だった。 あれは夢だったのだろうか・・・ そんな事はこの際どうでもいい。 あれが現実だろうが夢だろうが、俺がやらなくてはならない事は決まっているのだ。 いつもより家を早く出た俺は途中本屋に寄ってある物を購入した。 教室に着くとハルヒが不機嫌そうな面持ちで自分の席に座っていた。 俺は自分の席に着きハルヒに話掛けた。 「よぉ、相変わらず機嫌悪そうだな」 「そう思うならほっといてくんない?」 「そうしたいのは山々だが、1つ言っておかなければならない事があるから聞いてくれ」 「何よ?下らない事だったらぶっ飛ばすわよ」 「昨日はあんな事しちまって悪かったな。反省してる、すまなかった」 俺は深々とハルヒに頭を下げた。 「ちょ、いきなり何よ?いいから頭上げなさいよ!」 「許してくれるのか?」 「別に怒っちゃいないわよ。なんでいきなりあんな事したのかは気になるけど」 「あぁ、あれは若さ故の暴走らしい」 「はぁ?何言ってんの?訳分かんない」 「そうだ、正直俺にも訳が分からないんだ。でだ、俺の事をもっと分かってもらおうという事でこんな物を用意してみた」 俺は鞄から紙袋を取り出しハルヒに手渡した。 「何これ?開けていい?」 「あぁ、開けてくれ」 ハルヒが紙袋を開け、中に入っている物を取り出す。 「これ、日記帳?これで何するの?」 「あぁ、ハルヒ、俺と交換日記しないか?」 「何であたしがあんたとそんな小学生みたいな事しなくちゃならないのよ?」 「いや、ハルヒの事もっと知りたいし俺の事をもっと知ってもらおうと思ったんだが。嫌なら返してくれ。長門か朝比奈さんとやるから」 俺はハルヒから日記帳を返してもらおうとしたがハルヒは日記帳を手を放さなかった。 「わ、分かったわよ!仕方ないから付き合ってやるわよ」 「そうかい。それは嬉しいね」 こうして俺とハルヒの交換日記がスタートした。 この後、書く事に芸が無いとハルヒに散々怒られる事になるのは言うまでもない。 だが、これでもうハルヒの想いも一人白い世界で寂しい思いをする事も無くなるだろう。 なんたって、今は俺の想いも一緒に居るんだからな。 まぁ、日記の中の俺が今の俺と同じ目に遭っている様な気がしてならないのだが・・・ なんて事を今日も元気満タンの団長様に振り回されながら考えている。 終わり
https://w.atwiki.jp/yuriharuhi/pages/43.html
建前は冬合宿、その実は今年度最後の大騒ぎ、または古泉劇団発表会の場となった鶴屋家別荘。 掘ゴタツに足を突っ込んで、俺達はハルヒと古泉が共同製作したスゴロクに興じていた。 「はい。次、有希の番ね!」 手元に転がって来たサイコロを拾い上げて、ハルヒが長門に手渡す。 長門はサイコロを手の平で受け止め、すぐに少しだけ手を傾けてテーブルに落とした。 「…に」 振ったサイの目に書かれた数を呟いて、長門はコマを二マス進めた。 げえ。それが俺が長門のコマが止まったマスの指令を読んだ感想だ。 「『団長を気分良くさせる言葉を五種類以上言う』…」 ぱちり、と一回だけ瞬きをして長門はそれを読み上げた。 どうする長門。お前は社交辞令とかには無縁な奴だよな。 天上天下唯我独尊が乗り移ったようなハルヒを褒めるなんて、罰ゲームにしかならないぞ。 そう俺が考えていると、 「有希? その…できなくても別にいいのよ? 有希は素直だから、褒め千切るなんてできないだろうし、キョンみたいに罰金なんて言わないわ」 と、ハルヒが少し困ったように長門の顔を覗きこんだ。 何かもう、文句を言う気にもなれんな。この俺限定の不平等にも長門限定の気ィ使いっぷりにも慣れちまった。 あと暗にそれは褒め千切る天才の古泉は素直じゃないって言ってることになるぞ。 いや、その通りだが。 ハルヒや俺の心配をよそに、長門はコタツの中で身をよじって、ハルヒの正面を向くように座り直した。 お、パスしないのか。 「活発」 ひとつ目だな。まあ嘘ではないだろう。 「健康的」 ふたつ目。あれ、それってひとつ目のと意味被ってないか? 「物怖じしない」 みっつ目。あー、まあな、当てはまるわな。 「優しい」 よっつ目。長門限定だがな…ところでハルヒよ、今のお前に鏡を見せてやりたくてたまらんのだが。 なんつーだらしない顔だ。 よっぽど嬉しいんだろうな。 最後の一個。 五種類以上ってことは、いつつより多くてもいいと言うことだが、最低限のいつつでも上出来だろう。 なんてたってハルヒを褒める言葉だからな、いつつは多過ぎるくらいだ。 さーて、長門は最後に何と言うかな? 「…好き」 それは…褒め言葉なのか?個人的な感情じゃないのか?? 長門の爆弾発言に、見ろ、朝比奈さんはおろか古泉まで固まってるじゃないか。 こんな時でも落ち着き払っている多丸さんは流石だな…鶴屋さん、大爆笑してるのなんてあなただけですよ。 いや、それよりも…おいハルヒ!! なんだってお前はタコみたいに真っ赤になってるんだ!? 「わ、私もよ…」 もじもじ、と効果音を背負えるほど顔を更に赤く染めて言うハルヒに、 「そう」 とあくまで無表情な長門。 朝比奈さんが何となく寂しそうに見えるのは…俺の気のせいだ、うん。 終わり。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/535.html
暑い… ミンミンミン・・・ 暑い… ミンミンミン・・・ 暑い!! そう、今の季節は夏、太陽が怒ってる様に思えるぐらい暑い… まったく、部室にクーラー付けてくれんかね? 「文句言わないの!」 今のは、団長様のセリフである。 ハルヒ「冷凍庫にアイスあったでしょ?あれで我慢しなさいよ」 へぃへぃへぃ…ん?ハルヒの膝に、何か置いてある…ノートのようだ 「ハルヒ」 ハルヒ「何?」 「これは、何のノートだ?」 ハルヒ「え?……あー、あんたには関係無いの!」 俺には関係無いのかね…冗談でも言ってみるか 「…誰も知られたくないぐらいか?」 ハルヒ「ギクッ)そ、そんな…じゃないわよ!ほ、ホントよ!」 …何か、口調が怪しい…一体何のノートだ? ハルヒ サイド ヤバイヤバイ…… これは、誰も知られたくないのよね… だって、これは… キョンの事もいっぱい書いてあるのよね… 写真もあるし、あたしにとって、恥ずかしい文もあるしね… キョンにバレると…死んでしまうぐらい恥ずかしい!! …学校に持っていくんじゃなかったわね… キョン「なぁ、ハルヒ」 うわっ、吃驚した… 「な、何…キョン」 キョン「確かめたい事あるけどな…こういう噂を聞いたぞ」 う…噂? 「へー、どういう噂?」 キョン「何でも、皆に知られたくない物あるらしいんだって?」 なっ!?そ…それは、このノートの事!? 「デマよ、デマに決まってるわ!」 キョン「そ、そうか…悪かったな」 ちょっと、キョンの目線があたしが持ってるノート見てるよ~… これが怪しいと思ったのね…死んでもこのノートだけは守るわ! キョン サイド やっぱ怪しい!ハルヒは動揺してる感じだからな… しかし、気になるな…うーむ… 長門「私は知ってる…」 そうかぃそうかぃ…って、え?知ってるのか? 長門(ゴクリ) 「じゃあ、何だよ?」 長門「…それは、言えない…アレは、涼宮ハルヒにとって、大切な物」 そうか…スマン… 「…何だが気になるなぁ」 そう言い、一日は終わった… だが、これで終わりではなかった… 次の日…事件が起きたのである ハルヒ サイド さて、寝る前、あのノートを取り出すかな… ………ん? ちょっと待って、疲れてるのかしら?あたし… あのノート無ぁぁぁぁい!?ちょっとちょっと!? どういう事?えぇい…思い出すのよあたしよ!! 下校 ↓ SOS団員と一緒にキョンの家へ ↓ 鞄は、リビングに置いて、キョンの部屋へ ↓ 楽しく会話 ↓ 鞄を取って帰る …まさか、まさか!? い、い、い、い、 いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…ぃゃぁぁぁぁぁぁ…ぃゃぁぁぁぁぁ…(エコー) キョン サイド ふわぁ…眠い…この坂道もキツイ… 谷口「いょぅ!キョンちゃーん」 その名で呼ぶな、気持ち悪い 「ん?おぅ、谷口か」 谷口「昨日さぁ、「もしかして、生理?」ってナンパしたら、物凄い殴られたぞwwww」 笑い事じゃねぇよ…ってか、女の子に言ったらアカンだろ… と思いながらSOS団室へ行った… さてさて、ノックノック… ハルヒ「どぉうぞっ!」 うおっ!?吃驚した…なんっー大声だ… やれやれ、中に入るか… 入ると、不機嫌な団長様がいた… 何があったんだ? ハルヒ「どうもこうも無いわよ…あたしの大切な物が無くなったから…」 マジですか!?バレたらヤバイじゃねぇのか? ハルヒ サイド むー、むー、むー、どうしよう、どうしよう、むぅぅぅぅーー… 取りあえず、動揺は隠してっと… 「ねぇ、キョン…あんたの家のリビングに何か置いてなかった?」 キョン「はて?何も置いてなかったか?」 「そぅ…」 んー、追求してみるか… 「何か、家で変わった事無い?」 キョン「んー?あぁ、そういえば…妹がニヤニヤして見てただけだが」 え?妹ちゃんか?え?マジで? キョン「マジだ、妹が「キョンくんって、幸せ者だね!」と言ってたな…何で幸せ者なのか?」 …それって…それって… キョン「ハルヒ?どうした?」 みくる「ハルヒさん?どうしたのですか?」 い、い、い、い、い、 いやあぁぁぁぁぁぁ……いやぁぁぁぁぁ…いゃぁぁぁぁぁ…ぃゃぁぁぁぁぁぁぁ…ぃゃぁぁぁぁぁぁ……(エコー) キョン サイド ハルヒが…ハルヒが…真っ白に染まってる…な、何があったんだ? ん?と、言う事は 「古泉、閉鎖空間どうなってんだ?」 古泉「いえ、大丈夫ですよ…しかし、ハルヒさんは何やら慌ててる様子ですね」 ほっ…じゃ、何で…真っ白になったんだろうな… ハルヒ「あはっ…ははははっ…ははは…ガクッ」 みくる「ハルヒさん!?大丈夫ですか!?ハルヒさん!」 …妹ねぇ、妹に聞いてみるか おまけ 谷口「全国の女達のために、ナンパ成功のために、女達よ!俺は帰って来たーっ!」 …あら?いっけね、女子更衣室だわwww …… 「WAWAWA、忘れ物~」 女A「さっさと…」 女B「帰れーっ!」 きにゃああああああああああ… ハルヒ サイド ふっ…かーつ!!って、ここは保健室? 取りあえず、一刻も早く、キョンの家へ! みくる「あ、ハル「ごめんね、みくるちゃん!急いでるから!」 急がないと!ん?下からスースーするわねぇ………ピキッ! みくる「あっ、ハルヒさん!行っちゃいましたね…スカートのチャック壊れて直して貰った所なのに」 何と、ハルヒは、スカート穿いて無かったのである…勿論、パンツの色はピンク… 「き、き、きゃあああああ…」 みくる「!?」 「みーくーるーちーゃーんー!そーれーをーはーやーくーいーえー!」 みくる「す、すみませんでしたー!」 「結構恥ずかしかったわよ!…よし、直してありがとう!じゃ!」 ドドドドドドド… みくる「走るスピード速いですね…」 谷口 サイド ふっ、今、俺は何をしてるのかって? ふふふ…吊るされてるんだよね…レッテルも貼られてますっせ! [超変態][チャック魔][ナンパ男] …誰が水下さい… キョン サイド さて、俺は学校が終わり、家にいる… 妹に聞くために帰って来たのだからな 妹「お帰りー、キョンくん」 こいつ、ムカツクぐらいアイス食べやがって 「そういや、妹よ…ハルヒの鞄の中を見たのか?」 妹「うん」 やっぱり… 「見せてくれないかな?」 妹「いいよ」 と、言うわけで…簡単に手に入れた うむ…見た目は女の子らしい模様をしてる普通のノートだが…… 中身見てみるか …これはどういうことだ? 皆も見せてやりたい気分だが…いや、いい… ○月○日 初めてあった男の子がいた…へぇ、キョンって言うんだ ちょっとカッコいいわね …これって、最初にあった時の話が…待て待て、普通の人間は興味無かったのではないのか?ハルヒよ? ○月○日 SOS団初のくじ引きだ!キョンと二人で仲良く話したい!! ハルヒ…だから、あんな態度を… ○月○日 今日は、機嫌悪かったけど、夢の中でキョンと二人きりだった… あたしの願い叶ったわ!キスよ!キス!甘いレモンの味だったよ! 興奮して一人Hしたのは内緒よ なるほど…だから、寝れなかったのか… ○月○日 今日は、あたしの誕生日… ん?これは…そうか、俺が知った時に祝ってやったっけ? あたしの誕生日を祝ってくれたのは、ある一人の男の子だったわ その男の名前はキョン…あたしは、嬉しかったの… あのバカが「谷口から聞いて気付いたけど…誕生日おめでとうな」と言ってた めっちゃ嬉しかった…あたしは泣かないように我慢してたけど、あのバカが「泣くなら、泣けばいい」と あたしは、いっぱい泣いたわ…今までは孤独だった誕生日…でも、キョンから祝ってくれた… ありがとう、キョン…あたしは幸せ者だよ …ハルヒ…お前は、やっぱ普通の女の子だもんな… 他には本人にとって恥ずかしい文章もあるから、伏せておく ハルヒ サイド そういえば、あの日記に「一人Hした」やら 「妄想して鼻血出た」やら恥ずかしい事凄く書いちゃったっけ… 早く、回収しないと!ヤバイよ、ヤバイよ!お母さん! っつー訳で、家に着いた… ピンボーン キョン「はいはい、どなたですか?」 キ、キョン!? 「あたしよ、あたし」 キョン「ハルヒ?入っていいぞ」 お邪魔しまーす キョン「どうしたんだ?」 「妹ちゃんは?」 キョン「あぁ、どっかへ遊びに行った…ま、2時間したら帰って来るだろうよ」 え、えぇ~!?そ、そんなぁ~ 特別編 その1 ちょと、悪戯したくなったので、皆さんに紹介を ○月○日 キョンの家へ遊びに行った。 キョンが一階へ用事あるため降りたのを確認して部屋を探し回った結果… エロ本10冊も見つけた…その内、3冊だけ持って帰った。 バレませんようにと願ってる ○月○日 海の日、キョンの水着姿を見て興奮しそうになった。 あたしって、変態になったのかな?ヤバイ、ヤバイ ○月○日 大佐が言ってた 「性欲はもて余す」と ○月○日 何となく、部室でキョンの真似した。 その時に、みくるちゃんや有希に見られた… 恥ずかしかったよぉ~ ○月○日 谷口が言ってた 「ナンパは千斬り挑戦すると良い」と …でも、成功してないわね 特別編 その2 ○月○日 性 欲 も て 余 す ! 何となく書いてみた…寝よう ○月○日 キョンとデートしようかな…「死刑」って言えば来てくれるかな? それで、観覧車に乗って手を繋げ…あっあっ、鼻血鼻血!ティッシュ!ティッシュ! ○月○日 店員が間違って、AVビデオ入れたみたい…折角なので見ることにした… 正直分からなかった…あたしって、子供なの? ○月○日 キョンと一緒に寝る夢を見た…ドキドキした… でも、キョンの寝顔可愛いなぁ ○月○日 キョンの寝顔コレクションを隠す場所に困った… 取りあえず、下着を入れてある棚に隠した ○月○日 みくるちゃんめ!キョンを悩殺させる気か!? あたしだってー! この後、キョンに酷く怒られた… 泣くのを我慢して抵抗したあたしがいる その時のキョンはいつもの「やれやれ…」だった キョン サイド さて、ハルヒが来た訳だが何の用かね? 「何の用だ?」 ハルヒ「妹ちゃんに会いたい」 そうか… 「だったら、ゲームでもして暇つぶししないか?」 ハルヒ「そうね」 ハルヒ サイド あれから2時間経った 妹「ただいまー」 帰って来た! キョン「来たか…」 妹「ただいま、キョンくん!あ、ハルにゃんだ!」 キョン「妹よ、ハルヒがお前に話したい事あるとさ」 と言って退場した 妹「何?ハルにゃん」 「あの日記見た?」 妹「うん」 やっぱり… ハルヒ サイド 「ちょっと持って来てくれないかな?」 妹「うん、ちょっと待っててね!キョンくーん!」 え?…って事はキョンが持ってるって事?え?嘘でしょ? 妹「持って来たよー!はい!」 「え、あ、うん…ありがとう…」 ?何かキョンがあたしを見てニヤニヤしてる… ―――― さて、帰宅したのはいいけど… 日記を開くと「見たよ、ありがとうよ」 …え?嘘…見たの!?アレやコレや全て見たの? い、い、い、い、い… いやあぁぁぁぁぁぁ…いやぁぁぁぁぁぁぁ…いゃぁぁぁぁぁ…ぃゃぁぁぁぁぁぁ…(エコー あれから、一週間…話す事が出来なかったのは言うまでも無い… 完 谷口「さっさと、千人ナンパ斬りしようぜ」
https://w.atwiki.jp/frmadao/pages/121.html
名前・ヒロ 職業・一介の世捨て人 FRMA。会員ではありません。 小説ぐらいしか出番がない人。 ゲーム好き。ポケモン厨でありモンハン厨でもある。 好きな三大マンガはジョジョ、ドラゴンボール、スラムダンク(?)である。 ノエタオルの兄。 一回M県に帰ってきてノエのPCを借りたとき FRMAのBBSを目撃。ノエはあとで弄られた。 今思うと最低なヤツである。 なのに憎めないヤツ。フシギ!!! 20代に入って車を運転できる。事故起こすなよ。 彼女いない暦=年齢。 男との友情は固い。友達わっふる。 コタツを囲んで麻雀をする仲。
https://w.atwiki.jp/vipfukikae/pages/96.html
ヒロシ プロフィール 通称:ヒロシ、台湾のヒロシ 名前の由来:ヒロシが自ら名乗っている為 性別:男性 ナディア厨 なんと台湾人 でも日本人と同じかそれ以上にテニミュに詳しい 出演作品 【スイーツ】引いた!(VIP吹き替え) 【リア充】(手塚役) VIPPERで1公演全部吹き替えしてみた (乾役)
https://w.atwiki.jp/studentx/pages/197.html
ハルク Hulk / ブルース・バナー博士(Dr.Robert Bruce Banner) (キャラクター名、マーベル) 初出:Incredible hulk#1(1962年5月) 種族:事故でスーパーパワーを身につけた人間 概要 天才科学者ブルース・バナー博士が変身し、緑色の巨人となり、怪力を発する。 マーベル・ユニバースにおける怪力の象徴のようなキャラで、他のキャラクターが知恵や特殊能力で解決しようとする問題を物理的な腕力だけで解決できる存在。 基本的には変身すると理性を失い、感情や本能のままに行動するが、展開やライターの意志によって変身しても理性を維持することがあり、その程度にはバラつきがある。 今はブルース・バナーの変異には複数の人格があり必ずしも同じ人格の”ハルク”になるとは限らないという設定になっている。場合によっては別の名前を名乗ることさえある。(ジョー・フィクスイットなど)この場合は能力も変わる。 マーベル・ユニバースのヒーローにとっては危険な厄介者であると同時に、大きな危機に立ち向かう時には強力な戦力にもなる。 当人はただ「放っておいて欲しい」と願っているが、一般人の多くは彼を脅威と感じ、時にはヒーローでさえも無用な手出しをしようとするため、意に反して暴れなくてはならなくなる。 ヒーローでありながら、時に勘違いや感情の行き違いから他のヒーローに敵対することも多い。 2000年代に実写映画が作られるようになり、日本での知名度は高くなったが、元々70年代に実写連続ドラマが日本でも放送されていたため往年のファンも多い。 能力 マーベルの世界でもナンバーワンの超人的な怪力。 怒れば怒るほど天井知らずでパワーが増し、時には神の力も凌駕する。 飛行能力はないが、その桁外れな脚力でジャンプすると飛行能力に匹敵する距離を移動できる。 "Incredible hulk"#1(1962年5月) ハルク初登場。皮膚の色はグレーだった。 初登場とオリジン (Incredible hulk#1,1962年5月) ブルース・バナー博士は原子物理学の権威だった。 彼は軍の要請により、強烈なガンマ放射線を放つG-ボムという核爆弾を開発。 荒野の実験場で、その爆破実験が始まっていた。 しかしバナー博士は、度胸試しの為に立ち入り禁止エリアに侵入していた少年リック・ジョーンズを発見。 同僚のイゴール・スタルスキー博士に爆発のカウントダウンを遅らせるように告げ、ブルース・バナーは少年を救うため、自ら実験場に走る。 しかし、イゴール・スタルスキーの正体はソ連のスパイで、ブルース・バナーを亡き者にしてG-ボムの設計図を入手しようと考えていたため、カウントダウンを遅らせることはしなかった。 ブルース博士がリックを死角に投げ入れた瞬間にG-ボムが爆発し、博士は大量のガンマ線を全身に浴びてしまった。 その結果、ブルース・バナー博士は似ても似つかない巨大な肉体と怪力を持つ怪物に変身。この状態では人間だった頃の記憶を殆ど失い、本能のままに行動してしまう。 実験場にいた兵士たちは怪物を『ハルク』と名付け、捕獲するために追い始めた。 初期のハルクは皮膚の色が灰色で、本能に従って行動する怪物だった。陽が沈むとハルクになり、日が昇るとブルース・バナーに戻るという設定だったが、徐々に設定は変更され、緑色の皮膚を持ち、アドレナリンの分泌でハルクに変身するようになった。 (スタン・リーはハルクの体色をどちらにするか悩んだが、緑にすると決めた後に、既に灰色で印刷されてしまったことを知った、という逸話がある。) その後の展開によりハルクになっても理性を維持できるようになったり、ブルース・バナー博士と完全に分離して別の個体になったりという時期がある。 "Incredible hulk"#1(1962年5月) 初登場時のブルース・バナー博士 アベンジャーズ アベンジャーズの結成にはソーの宿敵、ロキがハルクを人類の敵に仕立てようと画策したことに端を発している。 チーム結成時にはハルクもメンバーとなった。(Avengers#1,1963年) しかし、Avengers#2ではすぐにチームと袂を分ち、行方不明になった。 プラネットハルクとウォーバウンド "Planet Hulk"のストーリーで、ハルクはイルミナティによって宇宙に放逐される。 アクシデントから軌道がそれた宇宙船は、惑星サカールに不時着。暴君による圧政が敷かれたこの世界で、ハルクは異星人たちとウォーバウンドを結成し、救世主となる。 王となったハルクは女戦士、カイエラ・ザ・オールドストロングと結婚し、カイエラは身ごもるが、ハルクが乗って来た宇宙船が爆発。 カイエラは死亡し、ハルクはイルミナティへの復讐を誓う。 ワールド・ウォー・ハルク ハルクはウォーバウンドのメンバーと共に地球に来襲。ニューヨークを占拠し、地球のヒーローたちに戦争をしかける。 ("World War Hulk") ドク・グリーン Hulk Vol.3(2014年〜)で登場した人格。 何者かによって頭部に2発の銃弾を受け、ハルクの治癒能力によって生存はしたものの、ブルースとしての知能が低下。これを補うため、トニー・スタークの発案により微小のエクストリミスをハルクの脳に埋め込んだことによって誕生した。 ブルース・バナーの頭脳とハルクの肉体を両立した存在だが、人格はそのどちらでもないと自認する。 他のガンマ線を浴びた存在(A-bombやレッドハルクなど)を治癒する薬品を作り、一人ずつ能力を消去していった。 マエストロ Incredible Hulk Future Imperfect(1992年のミニシリーズ)で登場した人格。 未来の核戦争が起きた世界で、圧倒的な暴力を振るい君臨している理性的な未来のハルクで、「マエストロ」を名乗っている。 さすがに髭も白く頭もはげているが、凶暴さはそのまま。マーベル世界のヒーロー/ヴィランを倒した証のトロフィールームには、壊れたシルバーサーファーのボードまである。 世界観もマッドマックスそのままで、ぶっちゃけ「北斗の拳」のラオウといったところ。 2020年にマエストロを主人公にしたミニシリーズが刊行されたが、表紙でムキムキの青シャツ、胸元から覗く赤い下着、肩パッド、腕に巻いたバンデージ、ピチピチの黒ズボンという、「北斗の拳」のケンシロウ・スタイルの表紙が描かれた。「お前はもう読んでいる!」 強キャラなので、人気も高い。 メイン誌 初登場以来、冠タイトルを持ち続けている。 マーベルではよくあることだがタイトルの変遷とナンバリングが非常に複雑。 1962年5月〜1963年3月:"Incredible Hulk" vol. 1, #1-6 隔月刊行)初登場誌は6話継続。 1964年10月〜1968年3月:"Tales to Astonish" #60-101: #60からハルクのメイン誌となった 1968年4月〜1999年3月:"Incredible Hulk" vol. 2, #102-474 :"Tales to Astonish" のナンバリングを引き継いでいる。ここまでをvol.1と看做すサイトや資料もある。 1999年4月〜2000年2月:"Hulk" vol.1, #1-11 :タイトルから形容詞がなくなった。 2000年3月〜2007年12月:"Incredible Hulk" vol. 3, #12-112 "Hulk"のナンバリングを引き継ぐ。これをvol.2と看做すサイトや資料も。このナンバリングを引き継いで"The Incredible Hercules"が#112からスタート。 2008年1月〜2009年6月:"Hulk" vol. 2, #1-11 :#12からはタイトルそのままでレッドハルクのシリーズとして継続。 2009年7月〜2010年10月:"Incredible Hulk" vol.2 #600-#611 ナンバーを600から仕切り直し。ここまでのナンバーを足すとだいたい600号になるので、記念号として?なぜかvol.2の復活と看做すらしい。 2010年11月〜2011年8月:"Incredible Hulks" #612-635 最後に"s"がついて複数形になった。 2011年10月〜2012年10月:"Incredible Hulk" vol.4, #1-15 単数形に戻って第四部。 2012年11月〜 :"Indestructible Hulk" #1〜 ”マーベル・ナウ!”の一幹として新タイトルに。 実写映画のハルク ハルク(2003年) 監督は『ブロークバック・マウンテン』などで知られる台湾出身のアン・リー。 主演は『ハルク』がハリウッドでの初主演となったエリック・バナ。 作品の評価は高くなかったが観客動員数は悪くなく、後のリブート作品『インクレディブル・ハルク』の制作が決定する要員になった。 インクレディブル・ハルク(2008年) 監督は『トランスポーター』で監督デビューしたルイ・レテリエ。 主演は名優エドワード・ノートン。 マーベル・シネマティック・ユニバースに含まれる作品の第二作。 2012年の大クロスオーバー映画『アベンジャーズ』に続く作品となった。 スタン・リーと並んで、テレビドラマ(下記)でハルクを演じたリー・フェリグノが警備員としてカメオ出演している。 アベンジャーズ(2012年) 上記のインクレディブル・ハルクから続くシリーズ。キャプテン・アメリカ、ソー、アイアンマンなど他作品で主人公となったヒーローが集結する。 この作品ではエドワード・ノートンがブルース役を降り、マーク・ラファロが演じた。 テレビドラマ『超人ハルク』 1977年〜1982年までアメリカCBS系で放送。日本では1979年から1980年にかけて放送された。 1970年代からのマーベルのTVドラマでは、最も成功したと言えるだろう。 主人公の名前はデビッド・ブルース・バナー博士と変更され、人気ドラマ『逃亡者』を意識した内容になっている。 ※主人公の名前の変更は、変身後のハルク役のルー・フェリグノによれば、「オカマっぽい(Too gay-ish)」ためCBSから変更を求められたから。 続編として1989年~1990年にTV映画が3本つくられた(米国では別の放送局が放映)。本作にソー(高貴な神というより、バイキングの兄ちゃん)や、デアデビル(赤いスーツではなく全身黒のスーツ)がゲスト的に登場し、視聴者の反応を見てドラマ化を考えていたようであるが、反応は悪く実写化には至らなかった。3作目にはシーハルクを登場させる予定だったが実現しなかった。最終作の監督は、バナー博士役のビル・ビクスビーが行っている。最終作の2年後にビル・ビクスビーが死亡。ドラマのハルクは幕を下ろした。 トリビア プロレスラーの"ハルク"・ホーガンは、テレビドラマのハルクと同じ画面に映り込んだときに、ハルクより体格が良かったため、ニックネームを"ハルク"とした。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/540.html
俺は今奇妙な状況下に置かれている。 …というのもあの凉宮ハルヒに抱きつかれているというのだから戸惑いを隠せない。 普段のハルヒがこんなことをしないのは皆さんご存じだろう。 まぁ、とある事情があって普段のハルヒではなくなっているからこうなっているわけだ… そのとある事情を説明するためには少々過去に遡らねばならん(←こんな字書くんだな) いつもの通り俺たちSOS団は文芸部の部室にいた。 まぁ、いつもと一つ違うと言えばこの砂漠のような部屋に俺の心のオアシス… そう、朝比奈さんがいないことぐらいだ。 さっき廊下でたまたま会った鶴屋さんの話によると夏風邪らしい。 やはり日頃の疲れが貯まっていたのだろう そこの団長の特等席でふん反り返ってる涼宮ハルヒのせいで… と、俺が色々と考えながらハルヒを見ていると 視線を感じたらしいハルヒがこっちを睨んで言った 「なに!?暑いんだから視線を向けないでよ!」 「……」 いつもだったら何か捻った言葉の一つでも返すのだが、暑すぎて何も返せなかった。 続けてハルヒが言う。 「まったく、ボーっとしてるんならクーラーかみくるちゃんを持ってきなさいよ」 こんなに暑いのに口の減らん奴である。しかもまた無茶なことを… 「無理に決まってるだろ。朝比奈さんは病気だし、クーラーを買う金もない。」 俺は必要最低限の返答をした。 その返答に対してハルヒは「知ってるわよ!バカキョン!」 逆ギレかよ…。そうとう不機嫌だな今日は。 しばらく沈黙が続いて部屋には長門が本をめくる音だけが響いた。 バンッ!! 突然ハルヒが机を叩き立ち上がった。 俺と古泉はぼんやりとしていた脳への突然の刺激に驚いてハルヒの方を向いた。長門は……まぁ、そんなことぐらいでは反応しなかったな。 「お酒を飲みましょう!!」 「………ハァ?」 感情が素直に言葉として表れた。わりと考えてからものを言うタイプなんだがな。 「暑い日はビールに限るってうちの親父が言ってたのよ!」 そんなに目を輝かせるな。 「なに言ってんだ。未成年だろ俺たち。しかもここは学校だ」 もっともである。これに異議を唱える奴(不良以外でな)がいたら俺の前に出てこ… 「はあ!?なに堅いこといってんのよ!せっかく高校生になったんだからバレなきゃいいのよ!」 …いたよ。それも目の前に。 「しかもここで飲むなんて、そこまであたしはバカじゃないの」 さすがにそこはわかってるらしい。 「ああそうかい。じゃあ早く家に帰って一人で…」 「は?何言ってんの?」 人が話してんのにこの女は…。 人の話は最後まで聞くって教わらなかったのか? アメリカの映画の口論みたいな奴だ。 と不満を脳内でぶちまけていたのだが 俺はまたハルヒのイカレタ発言を耳にすることになる。 「キョンの家でみんなで宴会に決まってるじゃない」…皆さん、今この人はあたりまえみたいに言いましたけど決まってはいないですよね? 俺の脳内のたくさんの俺による俺会議の結果、満場一致で反論することが決まった。 「なに勝手に決めてんだ。いい加減にしろ。だいたい…」 俺がいいかけると読書中の長門が呟いた 「…………閉鎖空間」 おいおい嘘だろ?こんなことぐらいで・・・ そう思い古泉を見ると、腹が立つくらいの笑顔で頷きやがった ムッとした例のアヒルみたいな口でハルヒが言った。 「だいたいなによ」 お前はいつもいつも…と言おうとしていたのだが、あの言葉を突き付けられてしまっては…… 「だ、だいたい俺の親が許可するかどうかわからないしだな」 …あれ? うわぁ~ミスったよ!親さえ良ければ家でいいみたいじゃねえか! 「なるほど、それは考えてなかったわ。じゃあ今聞いてみなさい」 やっぱりね。うん。わかってたぞ。なんだかんだでハルヒとの付き合いも長いしな。 言ってしまったものは仕方ない。 俺は携帯から自宅に電話した。 しばらくかけていると母親が出た。 どうしたの?とか聞かれたが手短に済ませたかった俺は本題に入った。 「あのさ、家で酒とか飲んだらダメだよな?」 頼む!ダメだと言ってくれ!親がダメと言ったならハルヒも諦めるだろ。 そのためにわざわざ否定疑問文で訊いたんだ。 「いいんじゃない?もう高校生なんだし。外で飲んで警察のお世話になるよりいいわよ」 …そうだった。俺の親は割りとさばけた人間なんだった。 俺は電話を切った。 「いいお母さんね。キョンと違って話の分かる人よ」 うれしそうにしやがって。つーか笑顔は本当にかわいい奴だ。 ワガママにもいい加減慣れてきている自分が少し嫌だ。 そんな感じで俺らSOS団は雑用係である俺(言ってて悲しくなってくる)の家で 宴会を開くことになった。 待て待て、まだ俺の話は終わりじゃないんだ。 少し愚痴らせてくれ 家に向かう途中で酒を買えれば良かったのだが、もちろん制服姿の奴に売ってくれる店はない。 つまり俺はハルヒ達を一度家に案内して着替えてから買いに行かねばならんのだった。 もちろん私服がないという理由で俺ひとりで買いにいったさ。 まあ、奢りじゃないだけマシか…。 「じゃあ行ってくるけど、部屋荒らすなよ?特にハルヒ!」 そう言い残して俺は家を出た。 冒頭で言ったように外は暑い。いち早くクーラーの効いた部屋に帰還するため俺は急ぎめで買い物を済ませ家に向かった。 ちなみに店員はあきらかに二十歳に達していない女子高生だった。 はたして俺はいくつに見られたのだろう? など考えながら家に着いた。部屋のドアを開けるとクーラーが効いていて、まるで天国のようだった。 「買ってきたぞ」 俺は溜め息混じりで言った。 「お疲れ様です」 と古泉が言ったので、「ああ疲れたよ。畜生!」と心の中で思ってると 「………お疲れさま」 と長門が蚊のなくような声で言ったのを俺はしっかりと耳にした。 普段無口な長門に感謝されると行った甲斐があるというものだ。 と少し感動していると 「10分ちょっとね。まぁ、キョンにしてはなかなかのタイムね。お疲れ様」 ハルヒの言葉に俺はややムッとしたが気にしていてはきりがない。 「部屋荒らしてないだろうな?ハルヒ? 俺は先ほどの怒りの分も込めて言ってやると、 「あ、荒らしてなんかないわよ!」 ハルヒが心外だという顔で言った。 実に怪しいものだが、ちょっと荒らしたぐらいじゃ見られて困るようなものは見付からないだろうしな。 「そうか」 とだけ言って床に座った。 その後、機嫌が少し悪そうなハルヒをフォローするため古泉が 「乾杯の合図は団長が」 など言いながらハルヒに缶チューハイを渡し、 古泉の気遣いに気を良くしたハルヒのやたらテンションの高い乾杯で、ハルヒ曰く「第一回SOS団夏休み直前祝いの宴会」が始まった。 いや、始まってしまったの方がしっくりくるな。 そこからが大変だったのだ。 俺とハルヒは父親がかなり飲むらしく、全然酔わなかった。 古泉はあまり飲まないし、少し顔が赤くなる程度でいつもと変わらずだった 意外だったのは長門だ。俺の個人的主観では長門はこの中で一番酒に強い! ということになっていたのだが、それは大きな検討違いだったらしく、 一口、二口飲むと、まるで人形のように倒れ込み、そのまま眠ってしまった。 それを見たハルヒが 「有希ったらだらしないのね~」なんて楽しそうに言っていた。 どうせ酔うなら、ベラベラとハルヒぐらい喋る長門や、笑い続ける長門も見たかったが おそらく収拾に困っただろう。 それにしてもハルヒは飲む。気付けばハルヒの横には空の缶が4本も並んでいる。 心配になり 「飲みすぎじゃないのか?」 と声をかけたが、 「こんなのジュースと同じよ!!」 と言われてしまった。 本人が一番自分を分かっているだろう。 俺はハルヒのことはあまり気にかけず、テレビを見た。 長門は息をしてるか不安になるくらい寝ていて、俺と古泉はあまり飲まずにテレビをみて、ハルヒは飲みながらテレビを見ていた。 興味深い番組に夢中になっていたため気付かなかったが、 時計はまもなく10時30分を指そうとしていた… ふとハルヒの方を見ると、そこには目の座った完全な酔っぱらいがいた… 俺は知っていた。酔っぱらいとは目を合わせてはならないということを、しかし、酔っぱらいと知らずに見た奴が酔っぱらいだった場合の対処方は知らない。 そう、まさに今だ… 「なあに見てんのよキョン~」 うわっ!絡まれた! 俺は酔っぱらいがどれほど厄介なものかは分かってるつもりだ。 現にうちの母親はすぐ酔うし絡むからな。 のそのそと近付いて来たハルヒは俺に抱きつくとそのまま押し倒した・・・ 「どけ、ハルヒ!重いから!」 勘違いするなよ?ハルヒの名誉のために言うが別に本当に重いわけではない。 俺は酔っぱらい(主に母親)に乗しかかられた時はいつもこう言うのだ。いわば決め台詞だな。 しかしハルヒは一行に退こうとしない。 「ん~キョン~」などと普段出さないような声で顔を俺の胸あたりに擦りつけて来る。 そんな攻防がしばらく続くと長門が目を覚ましあたりをみて開口一番にこう言った 「………帰る」 俺は喜び、叫んだ。「早くこのよっぱらいを連れて帰ってくれ!」 もちろん心の中でだぞ? しかし次の言葉で固まった。 「では帰りましょうか、長門さん?」 長門はコクッと微かに首を縦に振った。 えっ!ちょっと待てよ。涼宮さんはいいのか!? 「おい、古泉!こいつはどうするんだ!?」 俺は今まさに部屋から出ようとする古泉に訪ねた。 「ん~」 なに考えてんだ?「ん~」じゃないだろ!? 「お任せします」 笑顔でいいやがった。 「ハァ?」 今日は素直に言葉が口から出る日だ。 「おじゃましました」 そういうと俺の心の底からの疑問には耳も貸さず古泉は部屋から出てった。 続いて長門が出て行こうとしたため 俺は最後のチャンスだと思い長門に言った。 「な、長門!こいつを連れて帰ってくれ!」 「……やだ」 「やだ」って長門さん… まだ少し酔ってんだな~とか考えているうちに長門は部屋から出て行った。 俺は戸惑った。時計を見るともう11時を過ぎている。 もちろんハルヒを一人で帰らせるなんてことはできないし、 送って行くにしろ、こんな泥酔状態の奴を連れて歩いてたら警察に捕まる。 俺が必死に考えているというのに当のハルヒは今だに俺の胸あたりに顔を擦りつけ、 甘ったるい声でゴニョゴニョ言っている。 なにを言ってるんだかわからないが、俺はハルヒの方を見ていた。 しばらくすると、突然ハルヒは顔を上げ、俺の方を見て言った。 「キョンはあたしのことどう思ってるの~?」 …その刹那、稲妻が体を突き抜けた。 というのは嘘だが、 元々美人なハルヒが上目使いで、頬を赤く染め、さらには「あたしのことどう思ってる?」 と来たからには衝撃を防ぎきることはできなかった。 「ど、どうって…」 俺が言葉に詰まっているとハルヒが俺の体を軽く揺すり 「ねぇ~どうなの~?」 とか言っている。 正直この状況に俺はまだ困惑しているため、 苦し紛れにハルヒに言った。 「お前は俺のことどう思ってるんだ?」 普段のハルヒの質問に質問で返したら逆鱗に触れることは必至だが、今ならいけそうだと判断したからだ。「え?あ、あたし?」 赤い顔を更に赤くさせ、ハルヒが言った。 「そうだ。ハルヒから教えて欲しいんだ」 確にハルヒが俺をどう思ってるのか気になるしな。 今なら本音が聞けそうだしな。 財布とかパシリでないことを祈ろう… しばらく沈黙が続いた(5秒ぐらいだがな)が、ハルヒが話出した。 「…あたしは……キョンが……好きだよ///」 「へ?」 我ながら気の抜けた声である。だが本気で俺は驚いたんだ。まさかあのハルヒから好きだと言われるとは思わなかったからな。 たぶん今鏡を見たらトマトより赤い俺に似た奴が写るだろう。 頭の中がパニックになっていたが、 どうやらハルヒの話にはまだ続きがあるらしかった。 「…いつもあたしの勝手なワガママ聞いてくれるのキョンだけだし。いざという時ほんとに頼りになるし、 いつもあたしのこと支えてくれてるもん…。キョンに会わなかったら高校だってきっと辞めてた…。」 いつになくシリアスなハルヒの話を俺は黙って聞いていた。 「それに比べてあたしは……グスッ」 ……泣いてる? 確かに泣いている。人前で涙を見せないハルヒが。 泣きながらハルヒは続けた。 「キョンの優しさに甘えてばっかりだし……、かわいくワガママも言えないし……、なにかしてくれても、 ありがとうも言えないの……。いっぱいいっぱい感謝してるのに、何度も何度も支えてもらったのに…」 俺は何も言えずにいた。 「…だからね……、キョンの気持ちが知りたいの…。 こんなあたしのこと良く思ってないのはわかってる。あたしがキョンだったら、とっくに見捨ててる……。」 「でも…あんたは見捨てないでいてくれた…。 あたしは……もうキョンじゃなきゃ駄目なのよ……。 迷惑なのは分かってる。でもキョンがいないとあたしきっと壊れちゃう…。 だからキョンの気持ち聞かせて…。お願い…。 みくるちゃんみたいになるから…。キョンの理想の女の子になる……。だから……!!」 気付けば俺はハルヒを抱き締めてた。 「キョ、キョン…?」 いつもと違う弱々しくて壊れそうなハルヒを抱き締めてた。 「…違うぞハルヒ。」 そう、違うんだよ。俺が好きなのは…… そういえば今日は素直に口から言葉が出る日だったな…。 「俺が好きなのは今のままの涼宮ハルヒだ…。ムチャクチャなことばっかり言ってて、 俺を振り回して…。素直じゃなくて、怒りっぽい…そんなお前が好きなんだ!」 「……うそ」 ハルヒは驚いた顔をして声を漏らした 「ウソじゃない。お前が好きなんだ。お前が好きだ。 …さっき素直じゃないってお前に言ったが、本当に素直じゃないのは俺の方なんだよ。 お前の正直な気持ちを知ってやっときづいたんだ。お前を愛してるってな…」 こんなに自分の気持ちを表に出したのは久しぶりだった。 「いなくなって壊れるのはきっと俺だって同じはずだ。 俺も中学の時はお前と同じように毎日に退屈してたんだと思う。 でも今は違う…。お前といるのが楽しくて仕方がないだよ!」 言いたいことは全部言ってやった。 「ほ、ほんとなの?」 ハルヒが目の周りを赤くして言った。 「あぁ本当だ!」 「う、うそだったら死刑よ!?」 「残念だが死刑にはなりそうにない。」 ハルヒは再び泣き出した。 「泣いてるのか?ハルヒ?」 からかうように言ってやった。 「泣いてるわよ!あんたがやさしすぎるから!」 「なんだそりゃ?」 二人の間に自然と笑みがこぼれる。 「……ねぇキョン」 笑いがおさまると同時にハルヒが言ってきた。 「なんだ?」 「一つワガママ言ってもいい?」 「おう、なんだ?俺のできる範囲でな?」 「キスして欲しい…」 ハルヒの顔は今日最大の赤さだった。 やばいやばいやばいかわいいぞ!? 俺は焦っていたが、ふとあることに気付きハルヒに質問を投げ掛けた。 「お前酔ってないのか?」本来酔っぱらいには「酔っているか?」という質問は禁止なのだが、 俺にはハルヒが今酔ってる様には見えなかったのだ。 ハルヒは急にそわそわしだし、息を飲んでから白状した。 「え~っとね、正直途中までは酔っててあんまり記憶にないんだけど、 途中からなんだか頭がスーっとしてって少し頭がグルグルするぐらいになったのよ」 「途中ってどのあたりだ?」 「よくわかんないだけど、気付いたらあんたに抱き締められてて、 あんたが「違う…」とか言ってたの…。 なにが違うんだろうとか思ったけどあんたの腕の中が気持ち良くて、ボーっとしてたらあんたが好きだって言ってくれて、 そこからはハッキリ覚えてるのよ///」 「つまりハルヒは自分の告白は覚えてなくて、俺の…こ、告白は覚えてるってことか?」 なんて都合のいい奴なんだろう… 俺がそう思っていると、 またまた顔を赤くしたハルヒが顔を押さえて言った。「え、じゃ、じゃあ夢かと思って言ってた告白は全部現実だったの!?」 「夢だと思ってたのか?」俺の言葉により、自分が確かに俺に告白したことを確認すると、ハルヒは俺の胸に顔をうずめて 「顔から血がでるほど恥ずかしい!」 などと叫んでいる。 あえて血ではなく火だろうという突っ込みはいれなかった。 ただ俺の腕の中で悶えるハルヒの頭を撫でながら言った。 「でもあれがハルヒの本音でいいんだよな?」 ハルヒは顔を上げずに、耳まで真っ赤にして、うんと一度だけ頷いた。 「うれしかったぞ」 と言い、ハルヒは恥ずかしいらしく少し嫌がったが、顔を上げさせ、 そっと口づけた。 二回目のキスは大人の味がした・・・ キスしたあと興奮して酔いが再び回ったのか、 ハルヒはパタリと倒れ込み寝てしまった。 俺は起こさないようにハルヒをベッドに運び、寝かせてやった。 あまりに寝顔がかわいいのでしばらく見ていると 「…キョン……すき…」 とハルヒが嬉しい寝言を言ってくれた。 俺は抱きつきたくなる衝動を押さえて、タンスに向かった。 え?なんでかって? こんなかわいい彼女がいるのに、あんな物持ってたらハルヒに怒られちまうからな。 この秘蔵のビデオや雑誌はエロ谷口にでも売ってやるつもりだ。 朝起きるとまだハルヒは寝ていた。 そんなに口開けて寝やがってだらしない奴だ。 でも裏を返せば信頼されてるってことなのだろうか? 「せっかくだから寝顔でも撮っておくか…」 と呟き、携帯を取り出すとハルヒが起きた。 少々残念だが仕方ない。 「よっ!元気か?」 と俺が挨拶すると、寝癖のついた髪に重そうな瞼であたりを見回し、 昨日のことを思いだし顔を赤くして言った 「へ、変なことしてないでしょうね!?」 一言めからいつも通りのハルヒがおかしくて俺は笑って言った。 「何かして欲しかったのか?」 「バ、バカキョン…///」 いつもと違うトーンで言われたため俺まで体が熱くなってくる。 「団長命令よ。水を持ってきなさい!」 ハルヒも熱いのだろう 「はいはい」 と水を取りに行こうと廊下に出ようとすると、 「そ、それから!」 ハルヒが叫んだ。 そんなに声を張らなくても聞こえるんだがな。 「ん?なんだ?」 俺が聞くと 長門ばりの小さな声で 「もう一回キスして…」 と言ったのを俺は聞き逃さなかった…… 終わり