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ぶるーぷりずむ【登録タグ GUMI Suga-jin ふ 曲】 作詞:Suga-jin 作曲:Suga-jin 編曲:Suga-jin 唄:V3 GUMI 曲紹介 消せない青い記憶と、時間の経過と共に変わるもの。 イラストを pen氏 が、動画を えむめろ氏 が手掛ける。 歌詞 ブループリズム 無数の想いをとじ込めて 空っぽの箱の中に 二人で紡いだ 誰も知らない 僕らだけの物語 反射する あどけない君の横顔は 今はもう 置き去りの時の彼方 ソラ 今も変わらない青さで 無邪気に光を注ぐよ 僕らの立つ場所が 変わったとしても ブループリズム 無数の想いをとじ込めて 色んな角度から もう一度見つめた 狂うリズム すれ違ったまま揃わない歩幅で 見慣れた君の背中 少しずつ遠ざかってく いつかの昨日には 君が立ってたはずの場所は 静かに 空虚な時を刻んでく ほら 通り抜ける風の声は 今も穏やかに唄う 僕らが優しさを 失くしたとしても ブループリズム 無数の想いをとじ込めて 色んな角度から もう一度見つめた 狂うリズム 届かないまま掻き消えた言葉が 戻らない時の中を 音も無く彷徨っている ブループリズム 無数の想いをとじ込めて 色んな角度から もう一度見つめた 狂うリズム 背を向けたまま離れてゆく君は 消えない想い残して もう二度と見えなくなった ブループリズム 言えなかったまま閉じ込めた言葉を 青く澄んだ空の下 音も無くそっとつぶやいた コメント 追加おつ! -- 名無しさん (2013-05-07 07 59 36) 名前 コメント
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前ページ次ページデュープリズムゼロ 第二十五話 『閃光』 「フム…圧倒的ですな陛下。」 眼前にて繰り広げられるトリステイン軍と神聖アルビオン王国軍の戦闘を見やり裏切りの子爵ワルドは冷酷な笑いを浮かべて同じく戦場を見つめるクロムウェルへと声をかけた。 「あぁ、だが予想よりもトリステイン軍は健闘しておるようだな。どうやら王女自ら前線に立っている事が奴らの士気を高めておるのが大きいか。」 「ですが既にレキシントンある限り制空権は絶対的に我等の物です。それに…ククク…私よりも腕の立つ幻獣のりはトリステインには居りませんからな。」 「ハハハ、頼もしいな子爵。」 ワルドの言にクロムウェルは上機嫌に笑う。神職に就いていたこの男には戦の事はよく分からない部分であったが自軍が圧倒的に有利なのは素人目から見ても理解が出来る。 もはや制空権を奪われたトリステインはそれを覆さぬ限りどれだけ勇猛果敢に奮戦しようと勝てる見込みはあろう筈も無い… 「フム…しかし子爵、君はどこか退屈そうに見えるな。」 「はい、恥ずかしながら私はどこまで行っても所詮戦士ですからこれ程までに一方的な戦は些かに退屈でして…」 「ハハハ、勇ましい事だな。」 曖昧な取り繕った笑顔でクロムウェルにそう言ったワルドは義手で強く拳を握ると視線は遠く、地平線に隠れそうな魔法学園を恋い焦がれるような思いで見つめていた… (どうしたガンダールブ、ルイズ生きているのならば私の前に現れて見せろ!!) 「『ハッ……クシュンッ!!!』……う゛~…誰かあたしの噂でもしてんのかしら…」 盛大なクシャミを一つしてミントは高高度の冷えた風を浴びて思いの外冷えた自分の身体を抱くようにして前方の船団を睨みながらヘクサゴンを飛ばす。 「それもこれも全部あいつ等のせいよ…ボコボコの地獄巡り決定ね。」 ミントの乗るヘクサゴンは魔法学園からこの戦場へと直行してきた為、偶然とは言え丁度トリステイン軍と真正面から戦闘を行っているアルビオン軍の柔らかい横腹をつくような形で戦域へと進入している。 当然とも言えるが真っ赤に塗装されたヘクサゴン(スカーレットタイフーンエクセレントガンマ)の姿は晴れ渡った青空に良く映え、アルビオン艦隊の一隻が自分達に結構なスピードで接近するミントは捉えて迎撃態勢へと移行する。 「未確認飛行体本艦へと接近!!」 「伏兵か!?少なくとも味方では無い、カノン砲発射、用意急げよ、打ち漏らした場合は速やかに火龍隊で迎撃に当たれ!!」 見張りの報に艦長は素早く判断を下すと適切と思われる指示を風の魔法に乗せて全乗組員へと伝える。 「アイサー!!」 統率の取れた動きでカノン砲が接近する目立ってしょうが無い目標へと向けられると接近するヘクサゴンが射程範囲に収まるのを船員達は今か今かと待ち構えるのだった。 「よぉ相棒、やっこさんこっちに気が付いたみたいだぜぇ。」 ミントの背中で暗にこのまま行くのか?とでも言いたげにデルフが鍔を鳴らす。勿論目の前の軍艦が側面にずらりと並んだ砲塔をこちらに向けている事などミントも判っている。 だが、高度を上げるのも下げるのもまして転身後退などという選択肢はミントは持ち合わせてはいない。前進突破あるのみ、立ちふさがる物は撃滅必至!!いつだって多少の狡猾な打算と共にミントはそうしてきた。 軍艦から轟音と共に吐き出された鋼鉄の砲弾は何かしらの魔法の補助なのか、はたまた砲兵の練度の高さ故なのか幾つかの砲弾がミントへの直撃の軌跡を描いて飛来する。 「ヘクサゴン!!」 ミントの声紋に反応してヘクサゴンはその一対の蛇腹の豪腕を振り上げミントの乗る背中を守るように交差させる。 『ズドォォォ~~ンッ!!!!!!!』 という轟音と共に揺さぶられた足下にミントはぐらついた足を踏み込んで体勢を整える。 「危ない危ない、結構揺れるもんね…」 事も無げに言ってミントは前方の軍艦を睨む。直撃を受けたヘクサゴンの腕部といえば… 「命中、直撃です!!」 ヘクサゴンへの砲撃の着弾を確認した観測主が喜色入り交じった声を上げる。すると軍艦の内部で、歓声と口笛が沸き上がり、隣に立つ戦友とハイタッチを交わす砲兵達。 「良くやった!!だが警戒を怠るな!!」 その様子を満足げに見つめていた艦長はだが一度声を張り上げると各船員達へ檄を飛ばす。 有能な軍人である彼の言葉に喜びもつかの間、船内に再び程よい緊張と覇気が満たされ各員が再びそれぞれの軍務へと戻る…そして… 「艦長!!未確認飛行物体、尚も接近中です!!………しかも……ダメージ、ありません!!!!」 「何だとぉっ!!!」 観測主の報告に艦長は驚愕を隠す事も無く声を上げた… ミントは砕け散った砲弾から発生した独特の匂いのする煙を突き抜け、一気に自分の魔法の射程距離まで軍艦へと接近する事が出来た。最早射角の都合上カノン砲は役には立たない。 「相変わらずこいつは頑丈ね。」 ミントはデュアルハーロウを構えながら足下を、つまりはヘクサゴンの背中をみやり呟いた。 かつて何度かベルが自分にヘクサゴンを差し向けてきた時も全力の蹴りをぶちかまそうが強烈な魔法をぶち込もうが結局ヘクサゴンにはダメージらしいダメージを与える事すら出来なかった。 そんなヘクサゴンが唯の砲弾の直撃ごときでどうにかなろう筈も無い。『ヘクサゴンに弱点は無いよっ!』とはベルの言葉だったが結局の所ヘクサゴンを止めるには背に陣取った操者を倒すしか無いのだ。 「相棒、上から来るぞっ!!」 デルフの声に従ってミントは魔力の螺旋を頭上に掲げる…そこには目の前の軍艦から出てきたのであろう火龍に乗ったメイジが二組急速接近していた。 「上等よ!!」 火龍の口から放たれた灼熱の吐息…それを容易く霧散させ、ミントの放った『緑』の魔法タイプ『サークル』『サイクロン』立ち上る竜巻は火龍の巨体二体を纏めて錐揉み状に吹き飛ばし、その意識を刈り取った。 ___トリステイン軍 本隊 「このままじゃ…」 ルイズは戦装束を身に纏ったアンリエッタの直ぐ側で歯痒そうに上空を見上げて言葉を漏らしていた。 『このままじゃ負けちゃうわ。』そう最後まで言葉にはしなかった物のルイズの…否、アンリエッタにも慌てて戦列に加わったマザリーニ卿にも戦場に居る誰もがその事を悟り始めている… 太陽を遮り、影を大地に落とす軍艦の群れ…陸上では何とか均衡を保てているようでも砲撃と火龍等の航空戦力の前では碌な準備も出来ていないトリステイン軍には些かに厳しい闘いであった。 前線は後退し、国内に残されていた魔法衛士隊の幻獣達も傷つき戦列を離れていく… それを認め、アンリエッタも無論マザリーニを始め各将校達の表情は苦い… ルイズはその戦場という物を恐怖と共に体感しながら少しでも強く始祖への祈りが届くようにと水のルビーを身につけ、始祖の祈祷書を抱いて瞳を閉じると祈りを捧げる… 『おぉぉっっ!!!』 と、突然兵士達の間に歓声に近いような響めきが響いたことでルイズは目を開く…周囲の人達の視線は一様に上空、ルイズ達から見て左舷の方向へと向けられていた。 「あれ…は?」 ルイズの目に映ったのは燃え上がるメインマストに、まるでゴーレムの豪腕で抉られたように傷ついた船体が徐々に高度を下げながら積載していた火薬類に火が回ったのか派手に爆散していく光景だった。 その光景によって火が付いたように兵達の歓声が沸き上がる。 アンリエッタも少しの困惑と大きな安堵に絶望に打ちひしがれそうだった気持ちを何とか繋ぎ止めた。 全員の視線は自然、何があのアルビオン艦に起きたのかを確認しようとその周囲の空を注視するがそんな中、誰よりも早くその姿を発見したのはルイズだった。 空を行く赤い巨体は接近する火龍や風龍を叩き落とし、あるいは握りつぶし。迫る砲弾さえ意に介さずひたすらに敵陣中央を突破していく。 「ヘク…サゴン…」 ルイズはそれが先日までミントが自分を置いて冒険した末に何処かから拾ってきたガラクタだと認識するとその名を口にする。 (でも何で赤いのかしら…?) そしてルイズの呟き、それを耳ざとく聞いていたのはマザリーニだ… 「諸君聞け!!空を行くあの紅の暴風こそかつてエルフすら震撼させたブリミルの遺産『ヘクサゴン』だ。我がトリステインの危機にブリミルが答えたのだ!!この戦勝てるぞ、各々今一度奮い立て!!」 無論マザリーニはそもそもヘクサゴンが何なのか知りもしない。口から出たのは戦意を高揚させる為だけの出任せである。 『ウオオオォォォォォ~~~~~~!!!!!』 士気が低下していた兵士達に再び闘志が宿る。 「マザリーニ様、あれは「ヴァリエール嬢、アレが例え何であれ今は関係ないのですよ。」」 マザリーニはそう言ってルイズの言葉を遮ってまるで誤魔化すように気恥ずかしそうに軽く笑った。ルイズは何とも言えぬ思いを抱きながらも高揚する兵士達に気圧されて呆れた様な苦笑いを浮かべるしか無い。 「ルイズ、もしやアレは?」 「はい。恐らくミントです姫様。」 ユニコーンの背から馬上のルイズの耳元に口を寄せたアンリエッタの問い。それは答えに半ば確信めいた物を持っていた。 そしてルイズもそれが他の兵達に伝搬しないよう小さな声で、しかし力強くアンリエッタに答えると上空を見上げる。また一隻、アルビオンの軍艦の船底にヘクサゴンの豪腕が突き入れられた… 「やはりそうですか……」 「姫様…わたくし…」 ルイズはアンリエッタを真っ直ぐに見つめ、アンリエッタもまたルイズのその真っ直ぐな瞳から何を伝えたいのかを何となく理解していた。 「えぇ、ここまでわたくしに付き添ってくれてありがとうルイズ。行って下さい、メイジと使い魔は一心同体。いえそれ以上にわたくし達の友人の為に…わたくしはここまでに貴女達に十二分に勇気を分けて頂きましたから。」 「はっ!!ありがとうございます!……行ってきます姫様。」 戦場に似つかわしくない柔らかで暖かい笑顔でルイズを促すアンリエッタ。それにルイズは臣下の礼と友人としての態度を持って答えると意を決し、馬の腹を蹴る。 手綱をグイと力を込めて引いた。ルイズを背に乗せた馬は前脚を擡げて嘶くと引き絞られた矢のように戦場へと駆けだしたのだった。 ___レキシントン甲板 ワルドは伝令より伝えられたその情報に両の手を握りしめ微かに震えていた…怒りでも恐怖でも無く、無論歓喜でも無く…もしかするとその全てであったのかも知れないがとにかくわるどの身体は闘いを前に溢れ出る感情に打ち震えていた… 伝令の報告は__曰く、空を飛ぶ赤いゴーレムの進撃を受けている。 曰く、物理攻撃は一切通用せず、さりとて魔法を放てども魔法は何故か何かに吸い込まれるように掻き消されてしまいその勢いは留まる事を知らないと。 曰く、ゴーレムの背では剣を背負い、一対の金環を手にした少女があり得ぬ魔法を行使して艦を落としていると… ワルドは己の心の赴くままに足を運び始める。その先はレキシントンの甲板後部、火龍や風龍を係留しているエリアである。 報告と予想だにしていなかった緊急自体に狼狽えるクロムウェルが何か訴えるように声をかけてくるがもはやワルドの耳には夜耳元で飛ぶ蚊の羽音並みに鬱陶しいだけであった。 臣下の礼はとっているもののワルドはクロムウェルを皇帝の器と認めてはいなかった… 「ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド!風龍で出るぞ!!」 勇ましく出陣の名乗りを上げてワルドは風龍の手綱を引いた。ハルケギニア最速の飛行生物はその翼を広げて真っ直ぐ情報へと飛翔する… 「フハハハハハッ待っていろ…ガンダールブッ!!!」 アルビオンで切断された右腕…本来痛みなど最早感じぬ義手となった筈の右腕に走る確かな痛みに口元を歪ませてワルドは笑いながら戦場へと飛翔した。 水蒸気の塊である雲の中、ミントは濡れた髪が頬に張り付いてくる事を煩わしく感じながらもアルビオン艦隊の中央を唯々強引に圧し進む!! 「見つけた、あれが本命ね!?」 幾つかの軍艦を墜として雲を抜けたミントはようやくレキシントン号のその巨大な姿をはっきりと視界に捉えた。 しかしミントとて流石にずらりと並ぶ砲門からの斉射は怖いのでレキシントンよりも高い高度を維持する。もっとも恐れるべきは振動故のヘクサゴンからの落下なのだから。 「見つけたぞ、ガンダールブ!!!」 と、レキシントンを見下ろす形を取っていたミントの更に上空から何者かの怒声と共に凄まじい速度で風龍がミントの視界を横切った。 「あんたは…ワルドッ!?」 一瞬とは言えミントははっきりとそれが誰で在るかを確認していた。自然と表情は不機嫌な物になる、生きているとは思っていたが出来れば二度と出会いたくは無かった男だからだ。 「嬉しいぞガンダールブ、再び相まみえる事が出来るとは!!」 「しつこいわよ!!」 ワルドが放ったエアカッターをミントはデルフで吸収するとヘクサゴンのソーサルドライブを全開にしてワルドの駆る風龍を追う…現状、ミントの魔法の射程範囲には若干遠いし追尾性の高い魔法でも風龍相手では分が悪い… しかしハルケギニア最速は伊達では無い…ヘクサゴンではスピードにおいて風龍との間に埋まりそうに無い差が存在していた。 そしてさらにミントにとって喜ばしくない事態が迫る。 「ワルド殿!!助太刀します!」 ワルドの後を追って出て来たのであろう如何にも練度の高そうなメイジがそれぞれ飛龍に乗って四人ワルドの援護に現れたのだ… ミントはこの厄介な状況に内心歯がみした… しかしここでミントの予想だにしない事態が続けて起きる事となった… 「邪魔を…するなっ!!!」 ワルドは自分に追従する編隊を組む為に近づいてきた部下に当たる筈のメイジ達をあろう事か、一瞬の内に発生させた偏在達でそれぞれ首を撥ね、心臓を貫き、その飛龍達を強奪したのだった。 まさか味方に攻撃されるなどとは思っていなかったメイジ達は「何故?」等という言葉を残す間もなく眼下に広がる緑の大地へと落下していく。 「あんた相変わらずね…」 ワルドの外道な行いに憤りを隠せずミントは避けられる事を承知で魔法を放つ。 「フン、どうせ奴らはクロムウェルの虚無で人形として蘇る!!死ぬ事で私の役に立てるのだ…哀れに思うなら素直に首を差し出せガンダールブ!!」 「ふざけた事いってんじゃないわよっ!!」 魔法による五方向からの同時攻撃、ヘクサゴンのボディがワルドのエアハンマーとウインドブレイクで大きく揺れる… ミントも自身に襲いかかるエアカッターをデルフで凌ぐがここまで統率が取れた連携を相手にするのは骨が折れるであろう事は容易く察する事が出来た。 「ガンダールブ、貴様がフライを使えぬ事を私は知っているぞ!!そんな貴様が空で私に勝てる通りは無い!このまま奴らのように地面に叩き付けてくれる!!」 「くそっ…一対一で戦いなさいよ!!この卑怯者!!」 四方向からの同時攻撃を何とか凌ぐミント…だが 「相棒、上だ!!」 ミントの認識の外からの攻撃にデルフの注意が響く。 「とったぞっ!!!」 詠唱しながら飛龍の背から飛び降り、自由落下を駆使した偏在ワルドの上空からの特攻… ミントは咄嗟にデルフリンガーを振るったがワルドが唱えていた魔法は『エアニードル』唯一デルフの魔法吸収を凌ぐ魔法… 刹那の交差… ワルドの偏在は霞に消えた… そして… 「げげっ!」 「あ~れ~~~。」 一度高く舞い上がった後で空を切り裂くように真っ逆さまに落下していくデルフリンガーの間抜けな声が戦場に響いた。 「ここまでだなガンダールブ。」「切り札を失った貴様はもう終わりだ。」「まずは腕を切り落とす。次は足だ。」「散々なぶった後で一思いに地面に叩き付けてやろう。」 四人となったものの勝利を確信したワルドが口々にそんな下卑た言葉をミントに向けてイヤらしく笑う。その姿はもはや貴族では無く唯の外道だ。 「何言ってんの…切り札?デルフが?」 「何?」 とさっきまで少なくともワルドから見ても狼狽えたような調子だったミントが再び冷静な様子を取り戻す…否、それは闘いの中でする賭けに対し腹を括った様に見て取れた。 ミントは素早くデュアルハーロウを構えるとそのままいつでも魔法が放てる体勢に移行する。 「ライトニングクラウド…討ってきなさい。あたしの魔法とあんたの魔法どっちが早いか勝負しようじゃない…」 「…良かろう、この『閃光』に早さで挑むか…おもしろいではないか。」 ワルドは知らず感じた圧力と精神の高ぶりにに思わず唾を飲み込むと、本体含め全員でライトニングクラウドの詠唱を行う。幸いと言うべきかミントの真正面のワルドは偏在なのだ… 次の瞬間、トリステインの上空には轟音と共に以降、『裁きの雷』と評され伝説とされる小さな紫電を伴った『眩き閃光』が走った。 前ページ次ページデュープリズムゼロ
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前ページ次ページデュープリズムゼロ 第十三話『二人の姫殿下』 ルイズは夢を見ていた。まだ小さい頃、トリステイン魔法学院に行く前の時の事だった。 「ルイズ、ルイズ、どこに行ったの?まだお説教は終わっていませんよ!」 ルイズは自分の実家である、ラ・ヴァリエールの屋敷の中庭を逃げ回っていた。 騒いでいるのは母、追ってくるのは召使である。 理由は簡単で、デキのいい姉達と魔法の成績を比べられ、物覚えが悪いと叱られていた最中逃げ出したからだ。 幸い、中庭には迷宮のような埋め込みの陰が多々ある。その中の一つに隠れてやり過ごそうとしたのだが…… 「ルイズお嬢様は難儀だねえ…」 「まったくだ。上の二人のお嬢様はあんなに魔法がおできになるっていうのに……」 召使の会話を聞いて、ルイズは奥歯を噛み締める。それがどうしても悲しくて、悔しくて、落ちこぼれの自分に腹立てていた。と、召使達は埋め込みの中をがさごそと捜し始めた。ルイズはそれを見て再び逃げ出した。 そう、彼女の唯一安心出来る場所、秘密の場所となる中庭の池へと向かう。 途中見つからないようにと、小さい体をさらに小さくして細心の注意をはらう。 あまり人が寄りつかない、うらぶれた中庭。池の周りには季節の花が咲き乱れ、小鳥が集う石のアーチとベンチがあった。池の真ん中には小さな島があり、そこには白い石で造られた東屋が建っている。 その小さな島のほとりに小船が一艘浮いていた。船遊びを楽しむ為の小船も、今は使われない。、最早この忘れられた中庭の島のほとりにある小船を気に留めるのはルイズ以外誰もいない。ルイズは叱られると毎回この中に隠れてやり過ごしていた。 予め用意してあった毛布に潜り込み、のんびり時間を過ごそうとしているとふと影がルイズにかかり一人のマントを羽織った立派な貴族が、ルイズの小さな視界に写りこむ。 年は大体十代後半、ルイズよりも十程年上の紳士的な美丈夫。 「泣いているのかい? ルイズ」 つばの広い帽子に顔が隠されても、ルイズは声でわかる。子爵だ。 最近、近所の領地を相続した年上の貴族。 「子爵さま、いらしてたのですか?」 慌てて目の前にいる子爵から視線を外して赤くなった涙目を慌てて拭う。見られたくない自分の顔を憧れの人に見られてしまったので、 ルイズは顔を赤く染めた。 「今日はきみのお父上に呼ばれたのさ。あのお話の事でね」 「まぁ!いけない人ですわ。子爵さまは……」 ますます顔を赤くしてルイズは俯いてしまう、あの話とはルイズの父親が決めた子爵との婚約の話… 「ルイズ。ぼくの小さなルイズ。きみはぼくのことが嫌いかい?」 いつもと変わらぬ口調で子爵が言った。ルイズは首を横に振る 「いえ、そんなことはありませんわ。でも……わたし、まだ小さいし、よくわかりませんの。」 ルイズははにかんで言った。自分の素直な気持ちを理解してくれたのか、帽子の下の顔がにっこりと笑った。 「ミ・レィディ手を貸してあげよう。ほら、僕の手を取りたまえ。もうじき晩餐会が始まるよ」 普段のルイズから真っ先に掴むのだが、今回は躊躇われる。 「でも……」 「また怒られたんだね? 安心しなさい。ぼくからお父上にとりなしてあげよう」 さぁ、と再び手を差し延べてくる。大きな、憧れの手。 ルイズに断る余裕はない。頷いて立ち上がりその手を握ろうとした。 その時、突然何者かが視界の外から勢いよく飛び込んでくると子爵を小舟の上から池の中へと蹴り落とした。 「ミント!!あんた何て事を!!」 思わずルイズは子爵を蹴り飛ばした人物の名を叫ぶ。いつの間にか気づけばルイズは元の16歳の姿に戻っており、 子爵の姿は湖の底に完全に消えてしまっていた。 そしてミントはこれまたいつの間にか現れていた長く続く回廊、その先の果てに輝く黄金のリングに包まれ浮遊する虹色のクリスタルを今はただじっと見つめている。 「………」 しばらくそうしていたと思えば無言のままミントはその奇妙なオブジェに向かって走り出した。 「あっ…待ちなさいよ!!」 思わずルイズはミントを追いかけその背に手を伸ばす。するとミントは立ち止まって振り返るとやはり何も言わずルイズの手をただ強く握った。 そして再びミントが走り出す、今度はルイズを連れて… 走り続ける内にいつの間にかルイズは夢の中ミントの手を振り解き、その隣をがむしゃらに走り続けていた。 せめて足を引っ張らぬ様に… せめて置いていかれぬ様に… そしていつか追い抜ける様に…と…… ルイズ達がフーケを捕らえてから数日が経ったとある日。 その日執り行われた授業の担当教師は疾風のギトー、いつも黒を基調とした服装を身に纏って毎度毎度授業の度に自らの属性である『風』がいかに最強であるかを嫌みったらしくこんこんと説明してばかりの生徒達の人気が非常に低い教師である。 そして今日の授業でもいつもの様にギトーの風最強説の講義は行われていた。 「では質問だミス・ツェルプストー最強の系統とは何かね?」 このクラスで最もランクの高いメイジであるキュルケを挑発する様にギトーはキュルケに問う。尚タバサは風と水のメイジなのでギトーの嫌味の対象外である。 「虚無ではありませんの?」 対してキュルケは爪を磨きながらつまらなそうにギトーの質問に答えた。 「今は系統魔法の話をしているのだ。虚無などという伝説は今は関係ない。」 そう言って鼻で笑ったギトーにキュルケは不快感を覚える。 「では、火だと思いますわ。火はあらゆるものを燃やす、破壊と情熱の象徴、まさに最強に相応しい力。」 「ふむ、成る程、君らしい意見だ。ではそれを実践して見せてくれたまえ。君の最も得意な火の魔法、それが風に果たして通用するのかを…ね。」 ギトーのその言葉に教室中に緊張が走る。既にキュルケに火がついてしまっている事は明らかだ。 「ミスタ、火傷ではすみません事よ?」 胸の谷間からキュルケの杖がスラリと抜き放たれ、真っ直ぐにギトーに向けられる。 杖の先で小さな火が灯ったと思えばキュルケの詠唱に合わせて火は爆発的に大きくなり、1メイルを超えた辺りでついにギトーに向かって放たれた… 「フレイムボール!!」 火球は教室中に凄まじい熱風を生み出しながらギトーへと真っ直ぐに飛翔していく。 しかしギトーの目の前まで火球が迫った時ギトーは短く呪文を唱えて杖を薙ぐ様に振った。 ギトーが生み出した風はキュルケの放ったフレイムボールを粉砕し、風の衝撃がキュルケを襲いその身体を教室の壁に強かに打ち付ける。 すんでの所でタバサが空気のクッションを生み出した為キュルケには怪我一つ無いが、プライドを傷付けられたキュルケは忌々しそうにギトーを睨む。 ギトーはその様を満足げに確認してから、視線を教室全体へ移す。 「諸君。ご覧のとおりだ。強大な破壊力を秘めた火の魔法でも、私が操る風の前にはその力が及ばなかった事を覚えて置いていただきたい。風こそが最強、今日は特別にその所以たる魔法を今ここで御覧に入れるとしよう…ユビキタス・…」 しかしルーンが完成しようとした瞬間、教室の扉が勢いよく開かれ一人の教師が飛び込んできた。 「皆さん、授業は中止です直ぐに正装して正門前に集合です。」 「どういう事ですかな?ミスタ・コルベール、それにその恰好は…」 ギトーは授業の妨害に明らかに不機嫌な様子でコルベールに教室の全員の疑問を代表して訪ねた。 コルベールの服装が今日は何故か普段とは大きくかけ離れている。普段のそれよりも上質のローブを纏い、それの襟には細やかなレースが付いている。 何よりも目を引くのは、 ファンシーメル並の立派な金髪ロールの鬘だ。普段の彼を知るものから見れば冗談にしか見えないようなゴージャスなロールヘアである。 「アンリエッタ王女殿下がゲルマニアの訪問のお帰りに我が魔法学園を訪問されるそうです!!各方杖を磨き、直ぐにお出迎えの用意をしなくてはなりませんぞ!」 (どうしよう……) ルイズはコルベールからアンリエッタの来校の話を聞いて全身から血の気が引くのを感じた… 「うぅ…世界…むにゃ…征…服…」 今一応使い魔のミントは自分の隣の席で授業そっちのけで物騒な寝言を呟きながら昼寝をしているが彼女の立場は正真正銘の王女である。 そんな人物を双方の同意の下とはいえ使い魔にしているのがアンリエッタにばれたら不味い。 もしかしたらルイズには王族への敬意や忠誠が無いものと判断されるやもしれない。それは人一倍アンリエッタを敬愛するルイズにとっては耐えられぬ事だ… アンリエッタのお出迎えパレードが正門付近で催される中、ミントはキュルケとタバサと共に離れた高台から興味なさ気にその様子を見ていた。 その生徒達が整列して作っている花道を如何にも王女らしい余所行きの白いドレスを纏った美少女が臣下達を引き連れてそこを歩く。 「あれがトリステインのお姫様か…大した事無いわね、あたしの方が絶対可愛いわ。」 「………それ、私の台詞なんだけど。…まぁいいわ。」 ミントは勝手に勝ち誇った様子で髪を掻き上げるとルイズがどこに居るのかと生徒達の花道を見渡す。 「おっ、居た居た。って…ん?」 ルイズはそんな生徒達の花道の最前列に並んでいたがその瞳はアンリエッタでは無く、その護衛についたグリフォンに跨がる一人の魔法衛士隊のメイジを映していた。 「ほほぅ、成る程ねぇ…」 「何々、どうしたの?…へぇ~…」 そのルイズの様子を遠目に見ながら何かを察してミントとキュルケははニヤリと口元を意地悪く歪めた。 ___ルイズの部屋 その夜、部屋に戻ったルイズは心ここにあらずといった様子でベッドのに座り込むと溜息を漏らしながらぼんやりとしていた。 「なぁ相棒、嬢ちゃんは一体どうなっちまったんだ?さっきから様子が変だぜ。」 テーブルに立て掛けられたデルフリンガーがカタカタと鍔を鳴らす。まるでミントに己の存在を必死に主張するように… 「さぁね~。」 大してデルフリンガーに構う事も無くミントがニヤニヤとルイズを見つめて笑っているとルイズの部屋のドアが規則正しく叩かれる。初めに長く二回、それから短く三回…… 「ん?ルイズ、お客さんよ。」 その音にはっとルイズが反応し急い小走りで扉へ向かうと、ドアを開いた。 そこに立っていたのは、先端に水晶のついた杖を胸元に握りしめた真っ黒なローブの頭巾をすっぽりと被った少女であった。 少女はキョロキョロと辺りを伺い、部屋の外に誰もいない事を確認した後、ささっと部屋に入り、扉を閉める。 ルイズが声を出す前に、少女がしっと口元に指を立て、それから胸元の杖を軽く振りながら、ルーンを呟くと杖の先から光の粉が、部屋に漂う。 「……ディティクトマジック?」 「どこに耳が、目が光っているかわかりませんからね」 ルイズの部屋に魔法の類いの影響が無いのを確認してようやく少女はローブのフードを外してルイズとミントへその顔をさらした。 「あれ?あんた…」 「姫殿下!」 ルイズはノックの仕方で半ば確信していたが驚きの声を上げ、急いで膝をつく。勿論ミントはそれに倣ったりはしない。 「お久しぶりね、ルイズ・フランソワーズ。」 そう言って嬉しそうに微笑むとアンリエッタはルイズへと駆け寄りその身体を熱く抱擁した。 ルイズは慌ててアンリエッタの身体を優しく引きはがすと再び家臣の礼をとり恭しく頭を垂れる。 「いけません姫様、この様な場所にお一人で…」 「いや…この様な場所って一応あたしもここ住んでんだけど?」 ミントが呆れたように小さく呟くがどうやら既に二人はお互いの世界に入っている様で聞こえてはいないようだった。 「やめてルイズ、私達はお友達じゃない!ここには枢機卿も母上もあの友達面をして寄ってくる欲の皮の突っ張った宮廷貴族たちもいないのですよ! ああ、もうわたくしには心を許せるお友達はいないのかしら。 昔馴染みの懐かしいルイズ・フランソワーズ、貴女にまで、そんなよそよそしい態度を取られたら、わたくし死んでしまうわ!」 「姫殿下…」 顔を両手で押さえ頭を振るうアンリエッタの様子にやっとルイズは顔を上げた。そこからは二人の幼馴染の懐かしい昔話が続いた。 それはルイズとアンリエッタが幼馴染で、幼いころ、遊んだり取っ組み合いの喧嘩をした、という様な極普通の子供の思い出話だった。 ぶっちゃけてそんな他人の思い出話等に興味の無いミントはルイズのベッドに腰掛けて半ば冷めた様子で二人のやり取りを眺め… (王女ね~こんな娘が国を支配出来てるとは思えないけど…フフフ、良い機会だわ。ルイズをダシに近づいて王家の秘宝や情報をゲットする為に精々利用させて貰おうじゃ無い!!) 等と邪な考えを抱いていた。 「結婚するのよ…わたくし……」 先程まで嬉しそうに明るく話していたアンリエッタの声のトーンが暗いものへと変わる… 「それは…おめでとうございます。」 それは暗にこの結婚話が望まぬ政略結婚だと訴えている…それをルイズも察してその祝福の言葉は残念ながら心からのものとは到底言えるものでは無かった。 「所で…」 ここでようやくアンリエッタはルイズの後ろで退屈そうにゴロゴロしていたミントの存在に触れる。 「あちらの女性は学園のあなたの友人なのかしら?」 そうルイズに訪ね首を傾げたアンリエッタにルイズは自分がした昼間の最悪の想定が現実味を帯びた事に明らかに顔を青くした。 「あ、あの…姫様あいつはですね……」 「あたしはルイズの使い魔のミント様よ。よろしくアンリエッタ。」 どもるルイズに構う事無くミントは友好的な態度で立ち上がりアンリエッタに手を振ってみせる。 姫として体験した事の無い余りに砕けたその挨拶にアンリエッタは戸惑い、ルイズは頭を抱えて大きく溜息を漏らした。 「ミント、あなた少しは姫様へ礼儀を…お願いだから。」 ルイズは無駄と解りながらも言ってばつの悪そうな表情でがっくりと肩を落とす。 「別に良いじゃ無いルイズ、そんな事言ったらあんただってあたしに対してもっと礼儀を弁えなさいよ。」 「ぐぬぬ…」 ルイズとミントのやり取りにアンリエッタはついて行けず置いてけぼりになったままである。 そもそもルイズはミントに対して明らかに気を遣っている様子だし、ミントは自分が王女である事を認識した上でさっきの様な砕けた接し方をしてきた。アンリエッタにはいまいち自らを使い魔だと言ったミントの人物像を掴みかねていた。 「姫様、ミントの無礼をどうかお許し下さい。罰ならばわたくしに!!」 ルイズの真っ直ぐな視線にアンリエッタはさらに困惑する。 「どういう事なのルイズ・フランソワーズ彼女はあなたの使い魔なのでしょう?」 「はい、ミントは確かに私が春の使い魔召喚の儀式で呼び出した使い魔なのですが…」 ルイズは伏し目がちに観念し、アンリエッタにミントの事を説明する事にした。 「ミントはこことは違う異世界の魔法国家である東天王国の第一王女…位で言えばその…アンリエッタ姫殿下と同等の地位なのです。で、ですが現在私の使い魔で居るのはミントの意思で…痛っ!!」 そこまで言った所でルイズの脳天をデルフリンガーの鞘が軽く叩き、ルイズはあまりの衝撃にアンリエッタの前にも関わらず頭を押さえて床を転がりのたうち回る。 「言い訳してんじゃ無いわよ。まぁそんな訳でよろしくアンリエッタ。」 余程驚いたのか口を開いたまま唖然としているアンリエッタを見下ろしてルイズに振り下ろしたデルフリンガーを肩に担ぎ直しミントはニヤリと笑った。 「ミントォッ!!」 「本当に驚かされましたわ、ご迷惑をお掛けしますミント殿下。ルイズ・フランソワーズ、貴女って昔からどこか変わっていたけれど、相変わらずなのね。」 「お恥ずかしいですわ…」 ミントとルイズの些細な口論が終わりミントとの友好を深めたアンリエッタがクスクスと笑う。が、そこで再びアンリエッタは気落ちした様に憂鬱げな表情を浮かべた。 そう、ここからがこのお姫様の本題なのだ… 前ページ次ページデュープリズムゼロ
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前ページ次ページデュープリズムゼロ 第十四話『アルビオンへ行こう。』 涙ながらに語ったアンリエッタの抱える悩み。 それは現在アルビオンで行われている貴族派レコンキスタと王党派の戦争の大きな流れの中での政略結婚とトリステイン、ゲルマニアの軍事同盟締結、そしてその政略結婚の障害になりうるアンリエッタのウェールズへ宛てた手紙の存在。 何とかして回収しようにも自分の周りにはそれを任せられる様な人物は居らず近く王党派は壊滅するだろう… そこまでを話し、アンリエッタは絶望に暮れる様に両手で顔を覆い泣き崩れた。 「姫様、私にお任せを!!その件の手紙、わたくしがアルビオンに回収に赴きます。 姫様の為ならばこのルイズ・フランソワーズ、例え竜のアギトの中であろうが地獄の釜の中であろうと厭いません」 熱のこもった口調でルイズは言ってアンリエッタの手を強く握る。 「ルイズ、私の為に…あぁ、これぞ真の忠誠と友情です。」 アンリエッタはルイズのその手を握り返し涙を拭う。その仕草はまさに悲劇の物語の姫君の物で演劇のワンシーンの様であった。 手を取り合う二人の様子にミントは顎に手を当て、しばし思考に耽る… ミント自身いずれ近い内に何とかしてアルビオンには赴くつもりでいた。 本から得た情報や様々な人物に聞いた話等からアルビオンがどういう国なのかは既に知っている。浮遊大陸など宝の匂いがプンプンしているではないか… 上手く立ち回れば滅んでいくアルビオン王家からアンリエッタの名の下に始祖の秘宝を譲り受ける事も出来るかも知れない。 しかしかといってアルビオンに行く気満々のルイズの唯のついでで自分もついて行く等とここで言ってしまうのは勿体ない… なるべくアンリエッタへと恩を着せつつ好感を上げ、尚且つ自分にとってのアルビオン王家への架け橋にする。 ミントはそこまでを瞬時に考え、アンリエッタとルイズに対しわざとらしい位に手を広げて大げさなリアクションの演技をして見せた。 「あぁ…何て可哀想なのアンリエッタ!!あなたの気持ちは同じ王家に生まれた乙女として痛い程に解るわ。 任せて、あなたのお友達としてあたしもルイズと一緒に行くわ。」 ミントのその言葉にルイズとアンリエッタは特にルイズは心底驚いた。 まさかあのミントがアンリエッタが可哀想だという理由だけで自分と共に行くと言ってくれるとは思わなかったから… 「ミント殿下…しかしあなたは…」 異国の王女であるミントに行かせる訳にはいかないと駆け寄ってくるアンリエッタを受け止めてミントはわざとらしく頭を振った… 「ううん…良いのよ、心配しないでアンリエッタ…私達に任せて頂戴、必ず手紙取り戻してあげるから。(でっかい貸し一つよ♪簡単には返せないからね!!)」 「ミント……ありがとう。」 「気にしないでルイズ、あたし達なんだかんだ言ったってパートナーじゃない。(あんたに何かあったらあたし帰れなくなるじゃない。)」 今度は感動に瞳を潤ませるルイズの肩に手を置きながら言って、ミントは視線をそっと泳がせる… (にしてもちょろいわね~…) ここでルイズを直視できる程ミントも腐ってはいない…筈である。 「その任、どうかこのわたくしにも御命じ下さい。」 と、ここで突然ルイズの部屋に声が響くと扉がバンと音を立てて開かれ、一人の人物が颯爽と現れた。 薔薇を携えた金髪の美少年、人呼んで『花咲く薔薇の君-青銅のギー…』 「ゲフゥッ!!」 ギーシュが扉を開けポーズを決めた次の瞬間、無言のままゆっくり歩み寄ったミントの情け容赦無い非情の拳がギーシュの鳩尾に突き刺さる… 「何であんたがここに居るのよ?」 ミントはじと目で見下ろしながらぐったりとしたギーシュを床に転がしその背中をグリグリと踏みつけながら問う。 「うぐっ、やめてくれたまえミス…いや、ミント王女殿下。」 「…あたしが王女って知ってるって事はあんたずっと外で盗み聞きしてたのね…これって重罪よね。どうするアンリエッタ?どうされたいギーシュ?」 ミントのそのサディスティックな物言いにギーシュの顔が青くなる。 「いや僕は、お一人で出歩かれていた姫殿下を見つけたから影ながら御守りする為にですねぇ!それよりもアンリエッタ姫殿下!!その手紙の回収という困難な任務、是非ともこのギーシュ・ド・グラモンにも仰せつかい下さい!!」 ミントの足の下からゴキブリの様に這い出し、アンリエッタの前に跪いたギーシュは必死に部屋を覗いていた件を弁明しながらルイズ達の任務への同行を希望した。 「グラモン…もしやあなたはグラモン元帥の?」 「息子でございます。」 「あなたもわたくしの力になって頂けるの?」 「姫殿下の力になれるのであればそれはもう望外の幸せにございます。」 「ありがとう。あなたも父上に良く似て素晴らしい貴族なのですね。」 恭しく言ったギーシュにアンリエッタが微笑む。これでどうやらすっかり舞い上がっているギーシュがルイズ、ミントと共にアルビオンに向かう事が確定したようだ。 「それでは明日の朝、アルビオンに向かって出発するといたします。」 「お願いしますルイズ・フランソワーズ、ウェールズ皇太子は、アルビオンのニューカッスル付近に陣を構えていると聞き及びます。書を預けます、それをウェールズ皇太子に届けて下さい。」 「了解いたしました。以前、姉達とアルビオンを旅した事がございますゆえ、地理には明るいかと存じます。」 アンリエッタはそう説明するとルイズの机に座り、さらさらと手紙をしたためた。 そしてアンリエッタは自分が書きあげた手紙を思い悩む様にじっと見つめて、悲しげに首を振る。 その後アンリエッタは少し顔を赤らめると、決心したように頷き、末尾に一文付け加えた。 それから小さな声で呟く。 「始祖ブリミルよ……この自分勝手な姫をお許し下さい。でも、国を憂いても、わたくしはやはり、この一文を書かざるをえないのです……自分の気持ちに、嘘をつくことはできないのです……」 アンリエッタのその手紙への憂いた態度や仕草にルイズはまるでその手紙が恋文であるかの様な印象を受けた… そしてアンリエッタの手ずから手紙に魔法で封蝋を施されトリステインの象徴である白百合の紋章が刻まれる… 「貴方達の双肩にトリステインの未来は掛かっています…どうか始祖の加護があらん事を…それと御守り代わりにこれを預けます。身の証明になる事でしょうし路銀の足しに必要であれば売り払って下さい。」 アンリエッタからルイズの手に渡されたのは手紙と一つの青い宝石の付いた指輪… それを手にした瞬間、ルイズの目は大きく見開かれた。 「まさかこれは水のルビー!?」 ルイズのその言葉にミントがピクリと反応し、他の三人に気取られぬ様その口角をつり上げた。 そしてアンリエッタは今度はミントへと向き直る。 「ミント殿下、ルイズの事と此度の事あなたには本当に多大なご迷惑をお掛けします。 それでもあなたが会って間もないわたくしの事を友達と言ってくれた事本当に嬉しく思います。 無事に戻ってこられましたら是非とも一度ゆっくりお話をさせて下さい。 そして今後のあなたの帰還への助力をわたくしもお友達として惜しみませんわ。」 「えぇ任せてアンリエッタ。」 熱っぽい口調で語るアンリエッタに対してミントは込み上げる微笑みを押さえ込み唯頷く。 トリステイン王女の全幅の信頼…まさにミントにとっては最高の報酬だ… ___翌朝 正門前 翌朝、霧深い早朝の中、早々にルイズ達はアルビオンへ向かう為の馬の用意を済ませ、出発前の最終確認を行っていた。 「所で二人とも、アルビオンに僕の使い魔も連れて行きたいんだが構わないかな?」 ギーシュが二人に問う。 因みに既にギーシュはミントから王女である事を秘匿する旨と以前の様に接する様にと命令されている。無論絶対服従を身体にも言い聞かせてある。 「あんたの使い魔ってたしかジャイアントモールでしょ?これから馬でアルビオンに行くって事あんた解ってるの?」 ルイズが呆れた様にギーシュに言うとギーシュは地面を足で数度叩いた。 「心配ないさ、僕のヴェルダンデは馬並みのスピードで地面を掘り進める。それにこんなにも愛らしい姿の使い魔と離ればなれになるなんて僕には耐えられないよ。」 合図に反応して地面を突き破り現れたのは小熊の様な体躯をした大きなモグラ。 そのモグラのつぶらな瞳を見つめて感極まったのかギーシュは熱い抱擁を交わす… 「ま、足引っ張らないならあたしは何でも良いわよ。」 興味なさげに言ってミントはギーシュに用意させた自分の馬にひょいと跨がる。足手まといな様ならば最悪ギーシュもヴェルダンデも道中囮にでもして置いていけば良い。 と、突然ギーシュにされるがままだったヴェルダンデが何故かルイズに猛然と襲いかかりその小柄な身体を押さえつけて覆い被さる。 「キャア!!ちょっと何よこのモグラ!放しな…さいっ!!」 「あはははは、懐かれてるじゃ無いルイズ。」 「笑ってないで助けなさいよっ!!」 突然襲いかかったヴェルダンデの鼻先がルイズの身体をまさぐる度、ルイズが身をよじらせて藻掻く。その様子を見てミントは他人事なので愉快そうに笑っていた。 ここで突然のヴェルダンデの奇行に首を捻っていたギーシュはようやくヴェルダンデが何をしているのかを検討付ける。 「成る程…ヴェルダンデは君が持っている水のルビーに反応しているんだ。彼は珍しい鉱物や宝石が大好きでね、まさに土のメイジである僕に相応しい使い魔なのさ。」 鼻高々にそう語るギーシュにルイズの批難の視線が飛ばされる。 「いいから早く助けなさいよっ!!姫様から預かった大切な指輪なのよ。」 そうこうしているとミントは霧の向こうから気配を感じて、軽い警戒態勢へと素早く移った。 次の瞬間、霧を切り裂き風の大砲の様な突風がルイズにのし掛かっていたヴェルダンデを吹き飛ばした。 「誰だっ!?」 杖を抜いて風が放たれた方へ油断無く構えたギーシュ。 程なくして、こちらにゆっくりと歩いて来ているのか朝霧の中に一人の人物のシルエットが浮かび上がってきた。 「済まない、婚約者が襲われていたのでな…あぁ、心配しなくて良い私は君達の任務の同行者…」 被っていた鍔の広い帽子を外してようやくはっきりと姿を見せた男にルイズの表情は驚きに染まり、ミントも目を丸くした。 そう、その男はミントが昨日見たルイズの視線の先に居たアンリエッタの護衛に付いていた貴族だった。 「魔法衛士隊、グリフォン隊隊長ジャン・ジャック・フランシス・ワルドだ。昨夜護衛として君達への随行を姫様から仰せつかった…よろしく頼む。」 ワルドと名乗った魔法衛士隊の制服を纏ったメイジは流れる様な動きで三人に向けて一礼する。 驚きに呆然としているルイズ… 「ルイズ、久しぶりだね僕のルイズ。」 ワルドはそんなルイズに駆け寄ると爽やかな笑顔でその身体を抱き上げて再会の喜びを表現する様にそのままクルリと一回転した。 「ワルド様…」 「ハハハッ、相変わらず君は羽の様に軽いな。さて、ルイズ彼等を紹介してくれたまえ。」 「あ、はい。クラスメートのギーシュと…使い魔のミントです。」 顔を赤くしたままルイズがワルドに二人を紹介するとワルドは途端に綻ばせていた表情を引き締めてミントの前に膝を突いた… 「アンリエッタ姫殿下から昨夜お話はお伺いしておりますミント殿下。何においてもあなたとルイズの御身は守り抜くようにと。」 「ふーん、婚約者とは道理で…ルイズもすみに置けないわね~。よろしく、ワルド。それと別にそんな風に畏まらなくても良いわ、今あたしは唯のルイズの使い魔だからね。」 両手を広げ肩を窄める仕草をとってワルドに畏まった態度を崩す様にミントは促す… ミントの居た世界から比べればハルケギニアの貴族達は少々こういった礼儀的な物にやはりこだわりがありすぎる気がする。 その後ギーシュとも挨拶を交わしたワルドが自分のグリフォンを呼び寄せ、ルイズと共にその背に跨がると一行はアルビオンへと向かう為港町ラ・ロシェールへと魔法学園を出発した。 「行ってしまいましたね…どうか彼等に始祖の加護があらん事を…あなたは祈らないのですか?」 学院長室の窓からその様子を見ていたアンリエッタが手を組み祈りを捧げる。 その隣で部屋の主オールドオスマンはのんきに鼻毛を抜いていた。 「見ての通りこの老いぼれは鼻毛を抜いておりますのでな……それに既に杖は振られておりますでの。 まして彼女は始祖の加護など無くとも自らの力だけで必ずやあらゆる苦難を乗り越えるでしょうからな。 土くれのフーケすら圧倒するメイジでありながらガンダー………ゲフンゲフン……全く、勇ましい王女です。」 そんなオスマンの言葉に思う所あってアンリエッタは再び強く祈りを捧げる… (私にもミントさんの様な強さがあったなら…) 「ねえ、ちょっと飛ばしすぎじゃないかしら?ミントとギーシュが大分離れちゃってるわ。」 ワルドのグリフォンの前へ跨っているルイズが後ろを見やりそう言った。既にルイズは道中ワルドと雑談を交わすうちに口調は昔の親しかったものに戻っていた。 「ラ・ロシェールの港町まで止まらずに行きたいんだ。へばったなら先にいけば良い。行き先は分かっているからね。」 「そうだけど……ミントの護衛もあなたの任務でしょう?」 「それなのだがねルイズ、一目見て解ったが彼女はどうやら相当の実力者なのだろう? それに君の話を聞けば随分と豪放な性格の様だし…トリステインじゃかなり珍しいが正直護衛などを煩わしく感じるタイプの人間なんじゃ無いかな? そう君の母上カリーヌ殿の様に…」 ワルドのその言葉、特に母カリーヌの部分にルイズは一瞬呼吸が止まる。 「だが…確かに君の言う通りだな。僕は君との時間に少し浮かれていた様だ、少し戻るとしよう。」 そう言うとワルドはグリフォンの手綱を引いて来た道をゆっくりと引き返し始めた。 「あいつ等、人を置いていちゃつきながらどんどん先に行って~…こっちのペースも考えろってのよ!!」 「日が落ちるまでにラ・ロシェールに着きたいのは解るけど流石に半日以上走りっぱなしだからね………僕も君のその意見には完全に同意だよ。」 切り立った崖に挟まれたラ・ロシェールへの街道を併走する二頭の馬のそれぞれの上でミントとギーシュが上空を飛ぶグリフォンを恨めしげに見つめて愚痴を漏らす。 「しかし…やはり君が王女だったなんて今でも信じられないよ。」 「へぇ?あたしが王女っぽく無いとでも?」 ギーシュの軽口にミントはじと目を送る。 「うっ…」 思わずミントのプレッシャーにギーシュは言葉に詰まってしまう… が、ここでミントの背中に大人しく背負われていたデルフリンガーが鞘から勝手に飛び出してカチャカチャと鍔を鳴らした。 「当たり前だろうが、俺様だって昨日聞かされたときにゃ驚いたぜ!!どこの世界に相棒みたいなお姫さんが居るかってんだよ。なぁ、坊主お前もそう思うだろ?」 極小さくギーシュが頷いたのを見てミントは溜息混じりにこのお喋りなインテリジェンスソードに文句の一つでも言ってやろうとその柄に手を伸ばした… 「ったく、あんた達ねぇ…」 そこまで言った瞬間、突然ミントの目の前を一本の弓矢が掠めた。続いて幾つもの矢と松明が上空、崖の上から二人に目掛けて降り注いで来た。 「敵っ?」 ミントは素早く反応するとデルフで自分とギーシュに飛来する矢をたたき落として暴れる馬から飛び降り、崖の上を睨む… ギーシュもどうやら驚いた馬に振り落とされた程度で怪我らしい怪我はしていない様で既に土を練金し即席の大盾を作り矢を凌いでいる。 「盗賊の類いだろう…これは中々不味い状態だね。どうするミント君?」 忌々しそうに言ってギーシュはミントへと視線を移す。 するとミントはデルフを鞘に収め、デュアルハーロウを握り口元を歪めていた… ギーシュはミントが何をしようとしているのかを悟る… 「どうする?そんなの決まってるじゃ無い。あんな奴ら ボ コ ボ コ よっ!!」 (やっぱりか…) ミントは崖へと走りながら素早く魔法を放つと魔力の結晶体が4つミントの周囲に浮遊する、そのままその結晶体はミントの周りを旋回する様に漂い始めた。 街道を挟む崖も決してルイズやタバサの胸の様な絶壁と言う訳では無い、足場となる傾斜と起伏は十分にある。 ガンダールブの力に加えてかつて伝説の怪炎竜ウィーラーフの住まうあの怒りの山を何度も踏破した事のあるミントにはこんな崖を登るなど大した事は無い。 問題となる盗賊の放つ弓矢もミントの周囲に展開された自動迎撃魔法サテライトから撃ち出されるバルカンの様な魔力の弾丸によって尽く打ち落とされ、ミントには届く事は無い。 そしてトントンと器用に足場に飛び移りながらミントは崖をあっという間に登っていく。 その最中、何故か上に居る盗賊達の悲鳴が聞こえてきた事にミントは疑問を抱いたが崖を上り切ってみればその理由はすぐに分かった。 「またあの二人か………随分暇人ね…」 風に吹き飛ばされ、炎に焼かれて満身創痍の盗賊達、そしてその上空にはやはりと言うべきか見慣れた青い一匹の風龍とその背にはタバサとキュルケが居た… 前ページ次ページデュープリズムゼロ
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前ページ次ページデュープリズムゼロ 第三十三話『ミントとルイズの家族』 「はぁ~…」 「あの…溜息なんて吐かれてどうかなされたんですかミス・ヴァリエール?」 多くの生徒及び関係者がそれぞれ故郷や実家に帰る魔法学院の夏期休暇も半分が過ぎた。もう二週間もすれば再び学生として勉学と友人関係に奔走する日々が溜息を漏らしたルイズにとっても始まる事になる。 そんなルイズを心配そうな目で見るのは学園に残って仕事に勤しむシエスタだった。夏期休暇が始まると同時にミントと共に何処かに行っていたと思えばつい先日、何やら酷く疲れた様子で戻ってきたルイズ。 中庭で何やら重要そうな羊皮紙の束を手にしたままシエスタが煎れた紅茶を口に運んだと思えばルイズはしばらくその味と香りを吟味した後で眉をしかめたままティーカップを空にした。 「シエスタ。」 「は、はい。」 唐突に呼ばれ、シエスタはドキリとした…傍目から見てルイズのご機嫌は悪いと言える。具体的に言えばそれは何かに悩んでいながらその解決策も分かっているのに現状どうしようも無い状況に置かれて居る様な… 「紅茶、おいしかったわごちそうさま。」 「いえ、そんな…お粗末様です。」 ルイズから掛けられた意外な言葉にシエスタは目を丸くする。学院に勤めて居る以上貴族の子息の世話を長い事しているが紅茶一杯にこんなはっきりとした感想を与えられた事など初めてかも知れない。 そんな事を考えるシエスタを他所にルイズは再び難しそうな表情で書類をめくる…いけない事だと思いながらもついつい視線を向けたシエスタの視界の隅、その書類には王家の刻印が映されていた。 それを見て動揺しているシエスタに気づきながらもそれを気にした様子も無く、ルイズは書類をめくりながら独白気味に呟く… 「つい最近ね、色々あって初めて自分でも紅茶を煎れてみたわ。知識としては正しい紅茶の煎れ方は知ってたけどいざ自分でやってみると全然駄目ね。香りは飛ぶわ味はしないわ…改めて思うけど私達はいつもあんた達に助けられてるのね。感謝してる…」 「そんな…ミス・ヴァリエール…勿体無いお言葉です!」 果たしてこの言葉を聞いたのがマルトーだったらどうなっていた事か…ルイズのそこらの傲慢な貴族ならば絶対にしないであろう発言にシエスタは感激の余り、両手で口元を押さえて両の目を涙で潤ませた。 「シエスタ、ここだけの話、近くトリステインはゲルマニアとの連合軍でアルビオンに攻め入ることになるわ…戦争が始まるの。私が今読んでるこれはね、私とミント…だけじゃ無いでしょうけど私達が調べ上げて姫様が捕らえた裏切り者の売国奴のリストなの。」 と、まるで何でも無い様に言うルイズの言葉にさっきまで感動でむせび泣いていたシエスタが硬直する。とてもじゃないが一平民のメイド風情が耳にしていい話では無い。 「いくらメイジとしての才に恵まれようと、いくら名門の家柄に生まれようと貴族にもどうしようも無い屑がいるものね。そうそう、今言った話はまだ秘密だから誰にも言っちゃあ駄目よ。」 「解りました。あ、あの…ミス・ヴァリエール…この数日にあなたに一体何があったのですか?」 ルイズの発言に戸惑いながらもシエスタは問い掛ける。明らかにここ数日でルイズの身に何か価値観すらひっくり返る様な出来事があったはずなのだ… そのシエスタの問いにルイズはまさかこんな質問をされるとはと、一瞬驚きはしたが余裕を持った微笑を浮かべて答えるのだった… 「別に、何も無いわ。ただミントと一緒にね、平民のおっさんにセクハラされながらお酌して、お皿を洗って、失敗して、怒って、笑って、寝て、食べて、そんな誰でもやってる当たり前の事をちょっとだけ経験してきただけよ…」 ルイズはそう言って思い出し笑いなのか屈託無く笑う…シエスタは困惑気味に首を傾げたがルイズが皮肉気味に「これ以上は平民が知ろうとする様な事じゃないわ。」と言うとハッとした様に慌てて姿勢を正したのだった。 ____ 魅惑の妖精亭を中心とした諜報活動の結果、大勢の貴族の不正の実体やアンリエッタへの評判、戦争への平民視点での意見等々非常に多くの有益な情報をルイズはアンリエッタへと届ける事が出来た。 徴税官の一件でミントには不正を行う貴族を懲らしめてくれる貴族というイメージが定着しているのかその手の情報が勝手に向こうから寄ってくる上、スカロンの情報網は平民関連に関してはこのまま国の機関としてもやっていけるのではと思える程の物だった。 結果として、あくまで知識としてしか知らなかった平民の暮らしを実体験した事はルイズにとっては貴重な経験となっていた。 また、ルイズとミントがそんな事をしている間にアンリエッタは銃士隊を効果的に指揮を執り、また自身を囮にする事で高等法院長リッシュモンという大物の逆賊を捕らえる事に成功していた。 結果として二人の諜報活動とアンリエッタのネズミ狩り作戦の成功から得られた様々な情報を吟味したアンリエッタはアルビオンへの侵攻作戦を行う事を決定した。 ____ 魔法学園 ルイズが丁度午後のティータイムを楽しんでいる時間、魔法学園の正門前に2台の馬車が到着していた。 平民とは思えぬ程、何処に出しても恥ずかしくない立派な身なりをした御者が引く馬車に刻まれているのはヴァリエールの家紋。必然、その馬車に乗っている人物の素性は極限られた物となる。 「…全く…おチビったら夏期休暇になっても帰って来ないどころか連絡も寄越さないだなんて良い度胸してるわ…これはきつ~いお仕置きが必要ね。」 馬車から降り立った女はそう愚痴りながらも長くウェーブの掛かった金髪を掻き上げると久しぶりに訪れた懐かしき学舎を見上げながら不機嫌に厳しく吊り上がった目を細める。 「御者、ルイズを連れて戻りしだい直ぐに真っ直ぐヴァリエール領に向かうわ。出発準備をしておきなさい。」 「は!畏まりました、エレオノール様。」 毅然とした口調での命令を受けて御者は女、ルイズの実の姉であるエレオノールに姿勢を正して答えたのだった。 人が極端に少ない魔法学園の中、しばらくルイズを探してエレオノールがツカツカと石畳の上を歩いているとふとエレオノールは視線の先に一人の少女の姿を発見した。 服装はメイドでは無く中々仕立ての良さそうな、かといってマントを羽織っている訳では無く杖も持っていない。その姿にエレオノールは学園関係の私服の平民なのだろうと当たりを付けて声をかける事にした。 「ちょっと、そこの平民。ルイズ・フランソワーズを探しているんだけど、どこに居るか知らないかしら?」 エレオノールとしてはいつも通り、他人からすれば高圧的な物言いに声を掛けられた少女はキョロキョロと周囲を見回して誰も居ない事を確認するとようやくエレオノールの言う『平民』が自分を指しているのだと認識して少女ミントはエレオノールに向き直る。 「何?ルイズに何か用?あいつならさっきから中庭でお茶してたわよ。あたしも今からルイズの所に行くつもりだったから何なら案内してあげるけど?」 ミントはいつもと変わらぬ態度でエレオノールに数歩歩み寄る。ハルケギニアに来てから平民に間違われた事等もはや数えてすらいないいつものなので今更気になどしない。 エレオノールはミントの気安い態度に露骨に眉を寄せて厳しい視線を無言でぶつける。 まぁ常識的に考えてこの態度、やはり目の前の少女は私服に着替えた学園の生徒だったのだろうとそうエレオノールは結論づけた。平民呼ばわりされた事で怒っているのだろうか、でなければ目上の貴族に対するこの不遜な態度は説明がつかない。 「あなた…ルイズの友達?…まぁ良いわ、折角だから案内して頂戴。」 「オッケ~、じゃあ付いて来て。」 「あ、こらっ待ちなさい!!」 貴族として余りに態度の悪いミントの様子に魔法学園の品位の失墜を感じたエレオノールが額に手を当てていると、そんな事は構う物かとミントが踵を返して走り出した。 エレオノールはしょうが無いので慌ててミントを見失わない様に追いかけるのだった… ____ 魔法学園 中庭 「お~いルイズ~、あんたにお客さんよ~。シエスタ、あたしにも紅茶煎れて頂戴。」 程なくして学園の中庭に辿り着き、ルイズ達を発見してミントはその傍に駆け寄ってシエスタに紅茶を要求する。シエスタもそれを了承し、慣れた手つきで紅茶を煎れるとついでにミントの言うお客さん用にもう一杯を直ぐに注げる様に支度する。 「客?いったい誰なの…げげっ!!!」 ミントの言葉に手にした書簡から視線を起こしたルイズはミントから遅れてこちらに向かってくる人物、エレオノールの姿をみとめて思わず上擦った声を上げる。 エレオノールも同時にルイズの姿を発見したらしく、歩くスピードを一気に上げるとドシドシという効果音が付く様な力強い歩調でルイズ達の元に歩み寄った。 「お久しぶりね、ちびルイズ。実家にも帰って来ずに随分と夏期休暇を堪能しているようね~。」 「エ、エレオノールお姉様……い、痛い痛いれふぅ!!ごめんなしゃいっ!」 久方ぶりの姉妹の再会はエレオノールがルイズの頬を抓り上げ、ルイズがそれに涙目で許しを請うという形で果たされた。 ミントはその二人のやり取りをみてエレオノールが以前ルイズから聞いていた自分の苦手な姉なのだと察し、シエスタは自体が飲み込めずオロオロとしていた。 頬を赤く染め、涙を両目に浮かべるルイズの姿に威厳は既に無く、ついさっきまで名家の有能な貴族然としたカリスマを放っていた筈のルイズの姿が途端に幼い少女の物となる。 そうしてエレオノールはようやくルイズを解放すると相変わらず涙目のルイズに二言三言小言を言うと直ぐに自分がここを訪れた訳を説明したのだった。 エレオノールの話を要約すればルイズはミントを召喚してから一度も実家に顔を見せて居らず、アカデミー勤めのエレオノールが実家に戻るついでにルイズを回収に来たのである。 「さて、それじゃあ正門に馬車を待たせているから早速行くわよ。それとそこのメイド、あなた道中のルイズの身の回りの世話係りとして一緒に来なさい。」 「えぇ!?わたくしがですか?」 突然のエレオノールの命令にシエスタは目を丸くする… 「何かしら?何か文句がおあり?」 「い…いえ、とても光栄です。」 「そう、良い心がけだわ。」 エレオノールの有無を言わせぬ迫力にシエスタは唯納得するしか無い。まぁルイズの身の回りの世話は自身としても願い出たい所ではあったが。 「さて、後は…ルイズ、貴女が春に召喚した使い魔を連れてきなさい。話位には聞いているわ、何でも随分変わった使い魔だそうね。」 終始エレオノールのペースで進められるやり取りの中、遂に使い魔に関する話題が飛び出した事でルイズの身体が緊張でビクリと跳ね上がりそうになる。ルイズが実家に送った手紙では使い魔についてはまさか異国の王女とも言えずあくまで異国のメイジだとしか伝えていない… 家を離れているエレオノールの耳に届いている情報がどんな物かはルイズには分からないが先程の言いぐさからは本当に珍しい使い魔だと言うぐらいしか聞いてはいないのだろう。 「あ、それあたしの事よエレオノール。」 と、ここで黙って一連のやり取りを見つめていたミントは話題がルイズの使い魔の事に移行したので早速エレオノールに名乗り出たのであった。 「なっ!!??」 ____ 街道 「それにしても…突然でしたね。」 「全くよね…それにしてもあのルイズのお姉さん、ルイズに輪を掛けてきつい性格してるわね~、あれは絶対行き遅れるタイプよ。」 ヴァリエール領への街道を行く揺れる馬車の中、肩を竦ませて言ったエレオノールを表するミントの一言にシエスタは吹き出しそうになるがそれを何とか堪えて肩を震わせ顔を赤くする。 結局あの後、自分を呼び捨てにしたミントに対して烈火の如く怒り、怒鳴り散らしたエレオノールは結局そのままの勢いでメイジが召喚される訳は無いという根拠の無い確信からミントを平民だと思い込んだまま学園を発っていた。 エレオノールとルイズ、ミントとシエスタという組み合わせで乗り込む事になった馬車の中でルイズは非常に気まずい心持ちのまま苦手な姉エレオノールの対面で小さくなっていた。 「全く、使い魔への礼儀作法すら仕込めていないだなんてあんたはそれでもヴァリエールの家名を背負う者なの?」 「申し訳ありません。」 最早本能的にエレオノールに逆らえないルイズは項垂れる様にエレオノールに頭を下げる。 (あぁ…今更言える訳が無いわ…ミントが異国の王女で凄腕のメイジだなんて…それにあのお母様は何と仰るか…) 「聞いているのおチビっ!!!」 「ひゃいっ!!申し訳ありません!!」 目の前に迫る切実な大問題にエレオノールの説教を聞き流していたルイズの耳にエレオノールの怒鳴り声が響き、結局ルイズの中で渦巻く問題は一切解決の目処を見せぬまま、馬車はヴァリエール領へと辿り着いたのであった。 ルイズの実家であるヴァリエール領は隣国ゲルマニアとの国境沿いにあり、またヴァリエール家は王家と祖を同じくするトリステインの中でも最高位の名家である。 その本邸ともなればそれは最早立派な屋敷と言うよりは城と言った方が正しい程であった。 「「お帰りなさいませ。エレオノール様、ルイズ様。」」 一行が玄関をくぐりホールへと足を踏み入れるとそこには無数の従者が一切の乱れなく整列し、一斉に頭を垂れてエレオノールとルイズを出迎える。無論、その直ぐ後ろにいたミントとシエスタもそれぞれ客人として長旅の労をねぎらう様に声をかけられたのであるが。 と、そんな使用人の花道の先にある階段から一人の女性がゆっくりとルイズ達の元に近寄ってきているのにミントは気づき自然と視線はその女性へと向く。 「久しぶりですねエレオノール、ルイズ。」 鋭い眼光、厳しく威厳に満ちた中に見え隠れする優しげな声色。この女性こそルイズ達の母親であるカリーヌであった。 「お久しぶりでございます母様。戻るのが遅くなって申し訳ありません。」 言ってルイズは完璧な所作で傅いて母親へと挨拶を返す。ミントからすれば何とも堅苦しい母親との挨拶に久しぶりにここが流石に異世界であると言う事を強く感じる。 「えぇ。長旅で疲れたでしょう?晩餐の時間までゆっくりと休みなさい。…所で後ろのお二方はどなたなのかしら?一人はメイドのようですが?」 カリーヌの視線を受けてルイズが一瞬たじろぎ、シエスタはあまりの緊張に完全に固まってしまっている… かたや、はっきりと視線を交差させたミントはルイズの母カリーヌから凄まじい力の様な物を感じながらも怯むのは癪なので戸惑う事はせずむしろ堂々とした態度をとり続ける。 「紹介致します。このメイドは学園のメイドで普段私の身の回りの世話をよくしてくれているシエスタです。道中の連れ添いの為に連れてきました。」 ルイズはまずシエスタを簡単に紹介した。それに合わせてシエスタも多少ぎこちないながらもスカートの裾をつまみ淑女として恥ずかしくない態度で頭を下げる。 「そして、彼女が私が春の使い魔召喚の儀式で呼び出しました…遙か異国のメイジのミントです。」 緊張でカラカラになった喉から絞り出す様にルイズは母に事実を伝える… 母は昔からルイズへのお仕置きにはその強大な魔力から放たれる圧倒的な風の魔法を使用してきたのだがそれは最早ルイズにとってのトラウマでしかなかった… 一方母カリーヌはそのルイズの言葉に対して驚愕で目を僅かに見開くともう一度堂々とした態度で自分を見上げているミントを見つめ返す。 (成る程…彼女があの噂の…) 「はぁっ!?あなたメイジだったの?杖も持っていない上にマントも纏っていないじゃない!!」 詰め寄るエレオノールの驚愕の声と共に当然ヴァリエールの使用人達の間にも響めきがあがり驚いた様子が覗えた… 「お止めなさいエレオノール、それがヴァリエールの家の人間の振る舞いですか。ミス・ミント、あなたの複雑な事情はわたくしも陛下から公爵を通じ聞き賜っております。」 カリーヌの言葉にルイズとミントは驚いた表情を浮かべた。カリーヌの言い方であればどうやらミントの素性は既に伝え聞いている上でここでは無闇な拡散を防ぐ意図があるようだとミントは判断する。 「えぇ、事情を察してくれているのなら助かるわカリーヌさん。」 ミントは軽くおどけるように言って肩を窄めると微笑んだ。 「ちょっ!?」 同時にルイズはミントの母カリーヌに対しての「さん」付け呼称に肝を冷やす… 「あの、母様ミントは遠い国から来たもので少々礼節がなってないと言うか…何というか…」 「………うっさいわね…」 「ルイズ、それは文化の違い故でしょう?問題ありません…」 カリーヌはミントの砕けた態度に一瞬驚いた様子を見せたが意外にも寛容な反応を示す…が、それは気のせいだった。 「…折角ですからミス・ミントにはこれから数日、わたくしの指導の下、トリステインの貴族としてのマナーを学んで頂きますから。」 微笑んだカリーヌの言葉にミントは純粋な面倒を感じ、ルイズは幼き日々のスパルタ教育のトラウマを想起してしまうのであった… 前ページ次ページデュープリズムゼロ
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スノープリズム記者(2期/エナレット)の記事一覧 記者就任のごあいさつ 世界七不思議その1「毎日が晴天」 世界七不思議その2「夜の無い世界」 世界七不思議その3「雪原のニコニコマーク」 世界七不思議その4「消える騎乗動物」 君主選挙(エナレット)その1「立候補者決定」 君主選挙(エナレット)その2「投票開始」 世界七不思議その5「脱げちゃう装備」 世界七不思議その6「キマイラの首」 政権からのお知らせ:その1 世界七不思議その7「牛肉の焼き鳥」 政権からのお知らせ:初心者さんや浦島さんへのここが大事!? へなちょこクエストその1「旅の始まり」 政権からのお知らせ:製造依頼をするときの注意点 へなちょこクエストその2「勇者たちの行方」 へなちょこクエストその3「六人の勇者集結」 政権からのお知らせ「第1回貿易紹介」 へなちょこクエストその4「勇者は永遠に不滅です」 政権からのお知らせ「ゲームに慣れたら、強くなろう!」 記者給与の支給額の実態 最後のごあいさつ スノープリズム記者(11期/エナレット)の記事一覧
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【ハイパープリズム】 水晶の一種。 このプリズムは最新のオカルト技術を駆使して生み出された、心霊兵器(サイキックウェポン)である。 このプリズムは、
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キュアプリズム☆ ヒーローの出番だよ プロフィール 名前 キュアプリズム コスト 250 レアリティ UR 属性 杖-虹 評価 S スキル 名称 タイプ 範囲 属性 効果 消費 CT 特殊効果 備考 プリズムリフレイン 魔法 味方全体 なし なし MP15/ST9 状態異常解除 プリズムプランM 魔法 味方単体 なし なし MP20/ST12 MPハイリジェネ付与,魔法力+50% プリズムプランS 魔法 味方単体 なし なし MP20/ST12 STハイリジェネ付与,攻撃力+50% プリズムプランAM 魔法 味方全体 なし なし MP60/ST36 MPハイリジェネ付与,魔法力+50% プリズムプランAS 魔法 味方全体 なし なし MP60/ST36 STハイリジェネ付与,攻撃力+50% シャイニングボール 魔法 敵単体 杖 r300 MP9/ST15 なし シャイニングショット 魔法 敵単体 杖 r600 MP30/ST18 なし シャイニングサイクロン 魔法 敵全体 杖 r300 MP45/ST27 0 なし スプラッシュプリズム 魔法 敵単体 虹 r500 MP25/ST15 なし スプライトフォールプリズム 魔法 敵単体 虹 r100x7 MP35/ST21 0 なし イクリプス・プリズムプロミネンス 魔法 敵全体 なし なし MP200/ST20 4 メルト100% パラレルCT イクリプス・プリズムグロリアス 魔法 敵全体 なし なし MP200/ST20 4 アーマーブレイク100% パラレルCT イクリプス・プリズムフラッシュ 魔法 敵全体 なし なし MP200/ST20 4 行動不能100% パラレルCT ヒーローガールプリズムショット 魔法 敵全体 虹 r1000 MP250/ST25 5 なし 特性 名称 効果 備考 ヒーローの出番だよ!! 初期ST+25,開幕CTカット4 レインボープラン 全属性扱い、実際の属性は杖虹 プリズムライゼス PT全体に、スタートアップHP+&スタートアップMP+付与 wave開幕HPとMPを10%回復する プリズムラブピース 状態異常攻撃 メロメロ イクリプス・プリズムイシュタル PT全体に、オートサポート防御力増加&オートサポート精神力増加付与 wave開幕にそれぞれ+25%バフがつく レビュー 攻撃系のスキルは至って普通だが 開幕から、相手をメルトやアーマーブレイクにできる。ボスに超有効。 waveの開幕にバフをはったりHPとMPを大きく回復させたりすることが可能なので、入れておくだけで強い。 補助系のスキルが多く、PTの回転率をあげることができる。 状態異常が効く相手には最高クラスの性能を誇る。 ただし、プラチナスキルまで解放する必要がある。 オススメ育成論 物理型 コメントお待ちしております。 魔法型 コメントお待ちしております。 両刀型 コメントお待ちしております。 補助型 コメントお待ちしております。 オリジナル コメントお待ちしております。 レビュー・コメント 名前 コメント
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プリズム☆らび よりおしらせ プリズム☆らびでは、以下の項目を募集しています。 興味がある方は、オーナーもしくはその場にいる店員まで。 Wiki編集する人(ワード形式なのでhtml知識不要) 新メニュー 店員(できればちょくちょくスレに顔出せる方) などなど。 なお、これらは増殖したり分裂したりなくなったりするかもしれません。 やりたいことがあれば、お好きに名乗ってくださって構いませんので。 ※ただし破壊係を除く こちらからも応募可↓(ただし返信はかなり不定期) チェリー姉さんのイラスト集はまだかね?( ´_ ` ) -- そもそも気づくか? (2016-01-31 22 12 53) 名前 コメント ヾ(´ω`=´ω`)ノ -- アマビエ♪♪ (2011-06-26 16 44 43) Re アマビエ♪♪さん はい、甘エビ跳ねない。 新メニュー希望。 -- ★愛⇔ai☆ (2011-06-30 20 29 50) Re ★愛⇔ai☆さん 9月までに考えてくるように。これ宿題な。 新メニュー追加しました。 ・・甘エビ追加したらいいんですかw? -- うさぎ(kahokaho0125) (2011-07-25 15 01 31) Re うさぎ氏 メニュー感謝。甘エビなんてどこに需要が(´・ω・`) 今度スレに顔出してみまするー。 -- 彩佳がいいけど、ククリ (2011-08-08 17 14 25) Re ククリ氏 どうぞどうぞ。ご希望なら彩佳さんとお呼びしますぜ めにゅうに「尻尾の丸焼き」は無いんですか? -- ゆうの憑く人 (2011-08-10 14 42 33) Re ゆう氏 尻尾は丸焼きません。何故ならそれはクリスマス限定メニューだからです。
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概要販売価格 シャイニングボックスシャイニングボックス プレミアムシャイニングボックス セット販売常設 2019年後期 2019年前期 2018年後期 2018年前期 2017年度 コメント [部分編集] 概要 撮影やLPの回復、ゲームのコンティニューなどに使用することができる。 ゲームのプレイやログインボーナスなどで手に入り(無償)、ショップで購入することもできる。(有償)有償限定撮影など例外を除き、基本的に無償から消費される。 販売価格 個数 価格 1個あたり 10個 ¥120 ¥12 40個 ¥480 ¥12 95個 ¥1,080 ¥11.3 230個 ¥2,400 ¥10.4 310個 ¥3,000 ¥9.6 680個 ¥6,000 ¥8.8 1220個 ¥9,800 ¥8 [部分編集] シャイニングボックス 購入時のプリズムに加え、期間内にログインする度に1日1回定期プレゼントを獲得できる。購入時点から次のAM4 00までを1日目と起算し、毎日AM4 00に切り替わる。 定期プレゼント受取権利の有効期限を過ぎると、最後まで受け取っていなくても受取権利が失効するので注意。 常設。ボックスはそれぞれ1度購入すると、定期プレゼントを全て受け取るか、定期プレゼント受取権利が失効すると再度購入可能。 シャイニングボックス 価格 ¥1,080(プリズム95個と同価格) 購入時 プリズム95個(有償) 定期 1~10日目 各日プリズム10個(無償) 11日目 SR以上確定チケット1枚 プレミアムシャイニングボックス 価格 ¥3,000(プリズム310個と同価格) 購入時 プリズム310個(有償) 定期 1~25日目 各日プリズム20個(無償) 26日目 SR以上確定チケット1枚 [部分編集] セット販売 おまけのプリズムは無償扱い 常設 セット名 購入制限 価格 内容 おまけ 販売開始日時 販売終了日時 初心者応援セット 1回 ¥480 ・プリズム40個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大1個 2017/8/28 未定 スタートダッシュセット 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個 ・EXP UP大10個・SKILL UP中3個・プリズム30個 UR確定チケットセット 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・UR確定チケット1枚 ゲーム開始日 ゲーム開始から14日後 シャイニングセット 中 毎月1回(毎月1日0 00リセット) ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/10/1 未定 シャイニングセット 大 毎月1回(毎月1日0 00リセット) ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 [部分編集] 2019年後期 セット名 購入制限 価格 内容 おまけ 販売開始日時 販売終了日時 うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム 聖川真斗「HOLY KNIGHT」発売記念セット 小 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2019/7/3 2019/7/9 うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム 聖川真斗「HOLY KNIGHT」発売記念セット 中 1回 ¥2,000 ・プリズム200個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム20個 2019/7/3 2019/7/9 うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム 聖川真斗「HOLY KNIGHT」発売記念セット 大 1回 ¥6,000 ・プリズム680個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム40個 2019/7/3 2019/7/9 Anime Expo 2019出展記念スペシャルセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2019/7/4 2019/7/8 Anime Expo 2019出展記念スペシャルセット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2019/7/4 2019/7/8 サマーセット2019 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2019/7/15 2019/7/29 サマーセット2019 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/7/15 2019/7/29 [部分編集] 2019年前期 +... セット名 購入制限 価格 内容 おまけ 販売開始日時 販売終了日時 Happy New Year! 2019セット 小 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2019/1/1 2019/1/8 Happy New Year! 2019セット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2019/1/1 2019/1/8 Happy New Year! 2019セット 大 3回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム200個 2019/1/1 2019/1/8 2019新春福袋 UR確定アイドル選択撮影チケットセット 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・UR確定アイドル選択撮影チケット1枚 2019/1/1 2019/1/8 リリース500日記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2019/1/9 2019/1/22 リリース500日記念セット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2019/1/9 2019/1/22 リリース500日記念セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/1/9 2019/1/22 全世界リリース1周年記念セット 小 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2019/1/24 2019/2/6 全世界リリース1周年記念セット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2019/1/24 2019/2/6 全世界リリース1周年記念セット 大 3回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/1/24 2019/2/6 バレンタインセット2019 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2019/2/9 2019/2/15 バレンタインセット2019 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2019/2/9 2019/2/15 バレンタインセット2019 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/2/9 2019/2/15 ホワイトデーセット2019 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2019/3/8 2019/3/15 ホワイトデーセット2019 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2019/3/8 2019/3/15 ホワイトデーセット2019 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/3/8 2019/3/15 AnimeJapan 2019出展記念スペシャルセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2019/3/22 2019/3/29 AnimeJapan 2019出展記念スペシャルセット 中 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2019/3/22 2019/3/29 AnimeJapan 2019出展記念スペシャルセット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/22 2019/3/29 スプリングセット2019 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2019/4/4 2019/4/17 スプリングセット2019 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/4/4 2019/4/17 UR【雪月花】1枚確定11枚撮影チケットセット 1回 ¥9,800 ・プリズム680個・UR【雪月花】1枚確定11枚撮影チケット1枚・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 2019/4/26 2019/5/31 春の大型アップデート2019記念セット 小 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2019/4/26 2019/5/31 春の大型アップデート2019記念セット 中 3回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2019/4/26 2019/5/31 春の大型アップデート2019記念セット 大 3回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/4/26 2019/5/31 KLabGames10周年記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2019/5/7 2019/5/31 KLabGames10周年記念セット 中 1回 ¥2,000 ・プリズム200個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム20個 2019/5/7 2019/5/31 KLabGames10周年記念セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/5/7 2019/5/31 うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム 一十木音也「I am Here.」発売記念セット 小 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2019/6/5 2019/6/11 うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム 一十木音也「I am Here.」発売記念セット 中 1回 ¥2,000 ・プリズム200個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム20個 2019/6/5 2019/6/11 うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム 一十木音也「I am Here.」発売記念セット 大 1回 ¥6,000 ・プリズム680個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム40個 2019/6/5 2019/6/11 「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」公開記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2019/6/14 2019/6/30 「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」公開記念セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/6/14 2019/6/30 「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」公開記念UR1枚確定11枚撮影チケットセット 1回 ¥9,800 ・プリズム680個・UR1枚確定11枚撮影チケット1枚・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 2019/6/14 2019/6/30 うたの☆プリンスさまっ♪9th Anniversaryセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2019/6/24 2019/7/3 うたの☆プリンスさまっ♪9th Anniversaryセット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2019/6/24 2019/7/3 うたの☆プリンスさまっ♪9th Anniversaryセット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択撮影チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2019/6/24 2019/7/3 [部分編集] 2018年後期 +... セット名 購入制限 価格 内容 おまけ 販売開始日時 販売終了日時 Anime Expo2018出展記念スペシャルセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/7/5 2018/7/9 Anime Expo2018出展記念スペシャルセット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/7/5 2018/7/9 FLY TO THE FUTURE発売記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/8/1 2018/8/8 FLY TO THE FUTURE発売記念セット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/8/1 2018/8/8 うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live 1st Anniversary UR確定撮影チケットセット 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・1st Anniv. UR確定撮影チケット1枚 2018/8/28 2018/9/30 うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live 1st Anniversaryセット 小 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/8/28 2018/9/30 うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live 1st Anniversaryセット 中 3回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/8/28 2018/9/30 うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live 1st Anniversaryセット 大 3回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/8/28 2018/9/30 TOKYO GAME SHOW 2018 出展記念スペシャルセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/9/20 2018/10/4 TOKYO GAME SHOW 2018 出展記念スペシャルセット 中 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/9/20 2018/10/4 TOKYO GAME SHOW 2018 出展記念スペシャルセット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/9/20 2018/10/4 全世界500万ダウンロード記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/10/11 2018/10/25 全世界500万ダウンロード記念セット 中 1回 ¥2,000 ・プリズム200個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム20個 2018/10/11 2018/10/25 全世界500万ダウンロード記念セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム200個 2018/10/11 2018/10/25 「Fiction」 「Non-Fiction」発売記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/10/17 2018/10/25 「Fiction」 「Non-Fiction」発売記念セット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/10/17 2018/10/25 ハロウィンセット2018 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/10/24 2018/10/31 ハロウィンセット2018 中 3回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/10/24 2018/10/31 ハロウィンセット2018 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/10/24 2018/10/31 「QUARTET NIGHT LIVE FUTURE 2018」開催記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/11/3 2018/11/4 「QUARTET NIGHT LIVE FUTURE 2018」開催記念セット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/11/3 2018/11/4 「雪月花」発売記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/11/21 2018/11/28 「雪月花」発売記念セット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定アイドル選択チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/11/21 2018/11/28 クリスマスセット2018 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/12/16 2018/12/26 クリスマスセット2018 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/12/16 2018/12/26 クリスマスセット2018 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定アイドル選択チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/12/16 2018/12/26 2018年前期 +... セット名 購入制限 価格 内容 おまけ 販売開始日時 販売終了日時 Happy New Year!2018セット 小 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/1/1 2018/1/9 Happy New Year!2018セット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/1/1 2018/1/9 Happy New Year!2018セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/1/1 2018/1/9 2018年新春UR確定撮影チケットセット 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・UR確定チケット1枚 2018/1/1 2018/1/9 全世界リリース記念セット 小 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/1/24 2018/2/6 全世界リリース記念セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/1/24 2018/2/6 バレンタインセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/2/9 2018/2/14 バレンタインセット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/2/9 2018/2/14 バレンタインセット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/2/9 2018/2/14 ウルトラブラスト発売記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/2/14 2018/2/21 ウルトラブラスト発売記念セット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/2/14 2018/2/21 ホワイトデーセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/2/28 2018/3/14 ホワイトデーセット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/2/28 2018/3/14 ホワイトデーセット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/2/28 2018/3/14 全世界祝300万ダウンロード記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/3/6 2018/3/20 全世界祝300万ダウンロード記念セット 中 1回 ¥2,000 ・プリズム200個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム20個 2018/3/6 2018/3/20 全世界祝300万ダウンロード記念セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム200個 2018/3/6 2018/3/20 AnimeJapan2018出展記念スペシャルセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/3/23 2018/3/29 AnimeJapan2018出展記念スペシャルセット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/3/23 2018/3/29 スプリングセット 小 1回 2018/3/29 2018/4/11 スプリングセット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/3/29 2018/4/11 スプリングセット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/3/29 2018/4/11 アップデート&キャンペーン記念セット 小 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/4/24 2018/5/8 アップデート&キャンペーン記念セット 中 3回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/4/24 2018/5/8 アップデート&キャンペーン記念セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/4/24 2018/5/8 ST☆RISHファンミーティング開催記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/5/5 2018/5/6 ST☆RISHファンミーティング開催記念セット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2018/5/5 2018/5/6 全世界400万ダウンロード記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/5/18 2018/6/1 全世界400万ダウンロード記念セット 中 1回 ¥2,000 ・プリズム200個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム20個 2018/5/18 2018/6/1 全世界400万ダウンロード記念セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム200個 2018/5/18 2018/6/1 うたの☆プリンスさまっ♪8th Anniversaryセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/6/24 2018/7/2 うたの☆プリンスさまっ♪8th Anniversaryセット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/6/24 2018/7/2 うたの☆プリンスさまっ♪8th Anniversaryセット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/6/24 2018/7/2 [部分編集] 2017年度 +... セット名 購入制限 価格 内容 おまけ 販売開始日時 販売終了日時 リリース記念プリズムセット シャイン 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・スペシャルピース1個・ピース大20個・ピース中60個・ピース小200個 2017/8/28 2017/9/25 リリース記念プリズムセット スター 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・スペシャルピース1個・ピース大20個・ピース中60個・ピース小200個 2017/8/28 2017/9/25 リリース記念プリズムセット ドリーム 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・スペシャルピース1個・ピース大20個・ピース中60個・ピース小200個 2017/8/28 2017/9/25 7th Special Anniversary開催記念スペシャルセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2017/9/8 2017/9/19 7th Special Anniversary開催記念スペシャルセット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2017/9/8 2017/9/19 TOKYO GAME SHOW2017出展記念スペシャルセット 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2017/9/22 2017/9/29 ハロウィンセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2017/10/13 2017/10/31 ハロウィンセット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2017/10/13 2017/10/31 ハロウィンセット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2017/10/13 2017/10/31 AA SS LOVE発売記念セット 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2017/10/19 2017/10/31 Shining LiveテーマソングCD発売記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2017/11/15 2017/11/24 Shining LiveテーマソングCD発売記念セット 大 1回 ¥1,080 ・プリズム95個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大3個・SKILL UP中3個 2017/11/15 2017/11/24 祝200万ダウンロード記念セット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/11/24 2018/12/8 祝200万ダウンロード記念セット 中 1回 ¥2,000 ・プリズム200個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム20個 2018/11/24 2018/12/8 祝200万ダウンロード記念セット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム200個 2018/11/24 2018/12/8 クリスマスセット 小 1回 ¥120 ・プリズム30個 2018/12/15 2018/12/26 クリスマスセット 中 1回 ¥3,000 ・プリズム310個 ・EXP UP大5個・SKILL UP中3個・プリズム30個 2018/12/15 2018/12/26 クリスマスセット 大 1回 ¥9,800 ・プリズム1220個・SR以上確定チケット1枚 ・EXP UP大10個・SKILL UP中5個・プリズム60個 2018/12/15 2018/12/26 コメント