約 579,057 件
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/526.html
★ククールが消息不明になって暫くしてから、ククが私の前に現れた。また胸がなんだかむずむずすると思って目をそっと開けると思ったとおりククが私の胸にすっぽり収まり心地良さそうに眠ってる。仕方ないんだから…とため息つきながらもその愛らしい寝顔につい許してしまう。そのうちもぞもぞと起きだしたククは私の唇をぺろぺろ舐めて、「おはよう」のつもりなのか「にゃあ」と鳴いた。それに答えるつもりでククの頭をなでなで。なんとなく嬉しそう。小さな丸い頭が愛しくてそこに顔を埋めると、そのまま首筋を舐められた。「ひゃっ、もう変なところ舐めないでよ!」私が怒っても知らん顔。意味が分かっていないのか気にしていないのか、今度は鎖骨を舐め始める。「やっ…もう!クク、いくら猫だからってね、なんでもしていいわけじゃないんだからね」引き離そうとククの身体を掴むけど。やだ、思った以上に力が強いのね。ぴくりともしないわ。力を入れすぎたら小さなククが痛がりそうで、あまり強く引っ張れない。どうしたものかと考えているうちにククの舌がぺろんと私の膨らみを舐めた。どんどん位置が下に移動していく。「や…やだ、クク、やめなさい、だめよ、変なとこ舐めないで」私の焦りなんて全く知らない様子でククは私の胸をぺろぺろ舐め続ける。「はん…っ…あ」変な声が出ちゃって慌てて両手で口をふさぐ。だってククったら、私のち…………胸の中心をぺろんとしたんだもの!ククがそれを自分の口に含んで今度はチュパチャパ吸い出した。まるで母乳を飲む赤ちゃんみたい。そうよ、赤ちゃんみたいなのよ。…なのになんで私、こんな変な気持ちになっちゃってるの?止めなきゃなんないのに、何故だか止めることができない。ククが私のを口の中に入れたまま、舌でころころ転がし始めても私の手は私の口をふさぐのに精一杯。「ふ…ん…はあ…っ…ん…っ」それでもしきりに与えられる刺激に声を完全に抑える事はできない。ククのざらついた舌が絡みつく感触に、胸の突起はどんどん硬くなっていく。もう~~~相手は猫だってのに、何やってんのよ私!「ニャア♪」チュポッと男を立ててやっと口を離してくれたクク。気持ちよかった?と言いたげな表情で私を見上げている…まさかね。 「あんな事して、あなたが猫じゃなかったらメラゾーマだったんだから」ククに朝ごはんの用意をしながらちょっと厳しく注意してみたものの、何の事だか分からないわよね。ククは私の言葉なんて全く聞いていない様子で、目の前のごはんをむしゃむしゃ食べている。ふと、もしかしたらククもずっと一人で生きてきて母親が恋しいのかもしれない。だからお母さんのミルクをねだる様なつもりで私の…を吸ったりしたのかな?そう思ったら急に怒る気が失せてしまった。そうよ、ククを飼うと決めたのは私だもの。私がククのお母さん代わりになんなくちゃいけないんだわ。もっと頑張ろうっと。お風呂場でそのまま身体を洗ってあげようとすると大暴れして抵抗するククが、私が服を脱いで入浴しとうとしていると何故だか大急ぎで飛んできて、一緒にお風呂に入る。「変な猫」と言ったら「ニャ♪」と得意げ。褒めてないわよ。でもククが大人しく身体を洗わせてくれるのは助かるわ。石鹸塗れになっているククの身体をよーく濯いだら、今度は自分の番。スポンジに石鹸を泡立て左手からごしごし…「きゃあッ」ククが急に背中に乗っかってきて項を舐めるもんだから、思わず悲鳴あげちゃった。ほんとしょうがないイタズラっ子なんだから。「クク、私は今身体を洗ってる最中なの。いたずらは後にしてちょうだい」なんて言っても聞くはずもなく、今度は前に回りこんで太ももによじ登ってオヘソをぺろり。「ちょっと、やめなさい!くすぐったいってば…!」何が楽しいのか、ククはオヘソをやけにしつこく舐めあげる。「ね、ねえ、もうほんと、くく…くすぐったいから!」声をあげて笑い転げそうになる。オヘソはやめてってば!そう叫んだ直後にククが顔を離し、ぴょんっと太ももから降りる。ひょっとして私の身体を舐めて綺麗にしてくれようとしていたのかしら?そういえば猫って、自分や相手の身体をこんな風に舐めて身なりを整えるんだっけ。でも私は人間だから猫式の方法じゃ駄目よね。「いい子ねクク。じゃあ私が身体を洗い終わるまで大人しく…ひゃっ」次は太もも?油断ならない子ね。 「いい加減舐めるのをやめないと浴場から追い出すわよ?」この言葉に反応したのか知らないけれど、ククはすかさず次の行動に出た。太ももの内側に頭をいきなり挿し入れてきて私が抵抗するよりも早く…何、何をしてるのこの子?!「……っ…」頭の中が真っ白になった。ククがまた私を舐めている。そこまでは分かった。身体がびくつく。次に自分がどういう行動を取るべきなのか、全く考えられなくなる。「あっ…っ…ん……クク…っ」はしたない声を出している気がする。ククが私の太ももの付け根の奥を一心不乱に舐めている。ぺろぺろじゃない。もっと激しい。線をなぞる様にざらついた舌で上下に強く擦ったと思えば、今度は上の方にあるしこりみたいなものが強く吸い上げられている。とろりとした液体が、私の中から湧き出てくる。何のこれぇ…?つぷ…っと、今入ってきた。ククの舌が、私の中に。ジュブジュブって水音が閉鎖されたこの空間内で響いている。凄くいやらしい音。「だ…め…っ…!」止めるために伸ばした腕に力が入らない。自力で身体を支えていられなくなって、バスタブに寄りかかった。ククの舌はさらに奥に奥にと、私の中をえぐる様に押し入ってく。かと思えば浅いところで壁を擦るようにぐるりと回転させたり、入り口の突起物を甘噛みしたり、猫の毛づくろいとは到底思えない動きをしている。「んっ…あっあっ…ああっ…は…あん…あっ…」ククが尖らせた舌を私の中から抜いたり挿したりを激しく繰り返すせいで私は言葉らしい言葉を発せられなくなってしまった。変わりに口から零れるのは自分自身も聞いたことのないような鼻にかかった嬌声。こんなみっともない声出したくないのに、勝手に出てきちゃう。「はああ…んああ…あ…っ…ああっ」ジュボッジュボッジュボッジュブジュブッグチュッグチュチュ…ククの舌が私の中をかき混ぜている音と私の声が重なり合う。こんなことありえない。異常な事だと思った。猫にこんなことされて、私もされるがままになっている。気がついたらククの舌の動きに合わせて自分でも腰を揺らしていた。たまらず自らの胸にも手を伸ばす。中心に触れると身体ぶるっと震えてさらに追い詰められる。中で蠢くものが壁のある箇所を強く撫で上げた時にふわっと身体が浮いて頭の中にで火花が散った。「ククー…ル………っ!」自分の叫び声なのに別の人の声のように遠くに聞こえた。意識を失う瞬間、私の頭の中にはっきり浮かんだの。私をいつも振り回す、まるで猫のような気まぐれ騎士───…。 「目が覚めた?」「…………え…?」がばっと起き上がる。いつもの寝室。…あれ、私お風呂に入ってたはずよね?きょろきょろ辺りを見回す…ククの姿がどこにもない。そういえば私、今誰の声で起きたの?…え?「な、なんで!なんでいるの…?!」「酷いな。俺を想ってあんなに泣いてくれていたのに、何でいるのと来たか」よく見知った含みのある笑顔。ニヤリって音が今にも聞こえそう。「なんで泣いた事を知って…それよりも!なんで、ク…クク…ク!」舌が上手く回らない。「ククならいつも一緒にいただろ?」そういう事じゃないわ。「ククールがなんでここにいるのよ!」やっと言えた。「まあ話せば長くなるんだけどな。ゼシカは嬉しくないの?俺に会えて」「なんなのよ、突然」「俺はゼシカに会いたかったんだけどなー、この姿で」「訳が分からない。なんでいきなり、ここにいるのよ」「ありゃ、もっと喜んでくれると思ったのに」「だって…こんなの混乱するわ…。これは現実なの?」「当たり前だろ。ほら、触って確認するか?」ちぐはぐだった会話が徐々に噛み合ってきて、私はおそるおそる手を伸ばす。そしてククールに触れた。「温かい…」「な?本物だろ」「うん…」ずっと行方をくらましていたククールがどうして私の部屋にいきなり現れたのか分からない。聞きたい事、言いたいことが沢山あったはずなのに全部忘れちゃった。もういいの。だってククールが帰ってきてくれたから。「お帰りなさい」1番言いたかった言葉を覚えていたから。感極まってじわりと涙が滲む。ククールに抱きつく。素肌に触れるククの服の感触が気持ち良い。ん?素肌?「ゼシカ、熱い抱擁嬉しいんだけどさ、俺ちょっとがまんできなくなりそうです」「…ッきゃあああああああああああああああああああああああっ」ククールに裸で抱きついちゃった!そうじゃない、そうじゃないっ。どうして何で私裸なの?!「そりゃ風呂入ってる最中に倒れたからな」私の思考読み取った?!ククールってもしかしてエスパー?「ああ俺は別にゼシカの思考読み取ったわけじゃないぜ。ただずっと一緒にいたから 表情とかでゼシカの考えてるようなことがなんとなく分かるってだけ」やっぱり読んでる!慌ててシーツを手繰り寄せ、自身の身体にぐるぐる巻く。嫁入り前なのにククールに全部見られちゃったよ…。「もうとっくに全部見ているけどね」とククールが呟いた。本当に心読んでいないのかしら?どうやら浴場で倒れている私を、家に来たククールが発見したみたいね。…どうして私、お風呂でなんて倒れてたのかしら…? 「………それよりゼシカ、風呂場での続きしたいんだけどさ、いい?」「え?風呂…何?」「舐めてるだけじゃもの足りねえ。やっぱゼシカの中に突っ込みたい」「な、何を?!」せっかく噛み合うようになった会話が、また意味の分からない応酬に戻る。「これ」「ぎゃあ、変なもん触らせるなあっ」コイツ今何をした?私の手を掴んで自分の…………だめ、深く考えたらパニック状態に陥ってしまうわ。「ひで。ゼシカ俺の身体洗う時何度かここ触ってるんだぜ?おかげで俺何度妙な気分になったことか。 猫の姿だとせいぜい舐めることくらいしかできないのによー」「猫?!あ、そういえばクク、ククがいない!」そうよ、訳の分からないククールの事なんかにかまけている場合じゃなかったわ。「いるだろ、目の前に」「だからククールのことじゃないわよ!ククよ、クク!猫!」「だ・か・ら、俺だってば」「ふざけてるわけじゃないの、私は」「俺だって真剣だぜ。ゼシカ、風呂でいく時俺の名前を呼んでくれたよな。 猫じゃなくてちゃんと俺自身の方の」「え…?」「どうだった?俺の舌技。今の姿なら猫の時よりもゼシカを気持ちよくさせる自信あるよ」途端ににやにやといやーらしく顔を歪める男。おまけに「にゃあ♪」なんて鳴いてみせた。浴場での出来事が鮮明に頭の中に蘇ってくる。ククに…猫に自分でも触った事のないようなところを舐められて、そしてそのまま私は…。「…まさか、ほんとうに…ク、ククなの…?」「ご名答」眩暈がした。これが夢だったらどんなに良かったことだろう。 呪いによって猫に姿を変えられてしまったククールを、ククールとは知らずに一緒に暮らしていた事まではまあ良いとしよう。でもね、ククールがククで、猫じゃなくて、猫の時も人間の時の記憶が全部あって、ちゃんとククールとしての思考がある状態だったなんて。それで私にいつも…。「あんなやらしい事してたの?!」ククにされた事を思い返すと、恥ずかしくて死んでしまいそうだわ。「俺だってゼシカの事を慰めたくて必死だったんだぜ?」「嘘つき!何が慰めよ!スケベ!えっち!エロ猫!」「だってゼシカ年頃の女の子なのに愛しい男と一緒にいられないで、 随分と身体を持て余していたようだし…」「な、なな何言ってるのよ!変態!!!!」あんたがしたかっただけでしょ!私は別にそんな……そうよ、私はえっちな事なんてちっともしたくなかったんだから!…うん。「ゼシカ、なんだかんだ言って乗り気だったよな。あんま抵抗しないし 最後の方なんて自分で腰振ってるし胸とか弄くり出しちゃってたし」「ちが…っ…ご、誤解よ!私は別に…」かっと顔が熱くなる。「でもま、安心しろな。これからちゃんと俺自身が、ゼシカの事たっぷり愛してやるからな」ククールは相変わらずにやにやした顔で、手をわざとらしく握ったり開いたりしている。「やめなさい、その変な手つき…!結構よ!何もしてくれなくていい…ひゃああっ」まるで猫の時みたいに私の鎖骨をぺろりと舐めて、得意げに顔をあげた。「風呂場での続き、しよっか」その言葉にはあえて何も返さない。私には分かっていた。抵抗しても無駄なんだわ。ククの時にそうであったように、結局押し切られてしまうのだと。 ★
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/116.html
◇ゼシカが旅行から帰宅してみると、ククールはベットの中で若い雌のデュラハーンと抱き合っている最中だった。 「まあククール、あなたって人は!私の留守をいいことにデュラハーンをベットに連れ込んだりして」 「デュラハーン?!」とククールは言った。「いや、俺はてっきりバニーだと思っていたんだが」 ◇ゼシカとククールが新婚旅行から帰宅してみると、ベットの中では隣家のマルチェロが一人でフランスパンをかじっていた。 「おい、アンタは一体そこで何やってるんだ」 「馬鹿を言うな」とマルチェロは言った。「君らの家は隣だ」
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/423.html
558名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/08/01(土) 03 19 47 ID qJ1J9CDC08月19日 (晴れ)今日はククールと2人で海水浴に行きました。この間ククールと一緒に選んで買った可愛い水着をついに着る時が来たのだととても楽しみにしていました。ところが、いざ海についた時に私がその水着に着替えたら何故か突然ククールが「そんなもん着るな!」と怒り出し、海の近くのお店で新しい水着を買ってきて強引にそっちの水着に着替えさせられてしまいました。紺色で肌の露出部分がやけに少ない地味な水着で、周りを見渡しても私以外の誰もそんなものは着ていなくてかえって恥ずかしかったです。この間買った水着は可愛いピンク色のビキニだったのに…。そんなにピンクの水着が似合っていなかったのかとちょっと落ち込んでしまいました。でも水着を一緒に選んだときは凄い乗り気で、どの水着にするか私以上に真剣に悩んだりしてたのに、変なの。せっかく買った水着を無駄にしてしまうのは嫌だと伝えたら「今夜2人きりの時に着てくれないか?」と言われました。ますます変なの。だったら最初から海で着させてくれればいいのに…。ククールが何考えてるかさっぱり分からないわ。『ゼシカの日記』より560名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/08/01(土) 23 37 04 ID lk0zvBaD08月19日 (晴)ゼシかと海に行ったけど行かなきゃよかった。オレが選んでやったピンクのビキニを着るゼシカは世界で一番かわいかったけどよく考えたらこんなもんオレ以外の野郎の目にさらすわけいかね無理やり露出低いの買って着せたら落ち込んでた。ごめんなでもスクール水着っぽいの買っちまったからあのデカイ胸が妙にパツンパツンで余計エロくて後悔したオレは逆ナンなんか適当にあしらえるからいーけどアイツはまともに受け答えしやがるから危なっかしすぎ気が気じゃなくてはしゃいでるゼシカには可哀そうだけど早々に引き上げようとしたら買った水着もったいないって言われたから思わず今夜着てやらせてってお願いしたら普通にいいけどって言われた。マジで?やったね。新しい水着汚しちまうけど許せよなしかしコイツほんと無防備すぎ。今夜はお仕置きも兼ねてそこらへんみっちり教え込もうと思う『ククールの日記』より
https://w.atwiki.jp/angevierge/pages/643.html
《待機中 システムNP=ゼシカ》 プログレスカード レベル2/白/P5000/G4000/S1 【システム】/【オペレーター】 リンクフレーム なし 《常》奇跡2(このカードのリンク失敗時、さらに2枚めくって再判定してよい。これは1ターンに1回しか使えない。) 《自》リンク-リンクステップ開始時【リンク(5)-1ΩΩ】 そのターン中、このカードのパワーを+7000。 全ネットワークに住む彼女にとって、肉体など窮屈なオリでしかない。 illust 紅緒 蒼空の変転世界で登場のレベル2の白色のプログレスカード。 2014年06月02日の今日のカード。 関連項目 奇跡 収録 蒼空の変転世界 B4-102 R
https://w.atwiki.jp/dq8contrast/pages/11.html
ゼシカのスキル・称号Knife Skills / 短剣スキル 北米版 日本版 Basic knife fighting techniques 短剣の基本動作を身につけた Knife fighter ナイフ使いの名手 Master blader ナイフ使いの達人 Serious slicer キラージャグラー Edgemaster ナイフマスター Swordfighter ソードファイター Famous fencer 天才フェンサー Blade ballerina 戦場に咲く赤いバラ Sword princess ソードプリンセス Sword valkyrie ソードヴァルキリー Whip Skills / ムチスキル 北米版 日本版 Basic whip fighting techniques ムチの基本動作を身につけた Whippersnapper アイドルムチ使い Ready whipper 腕ききムチ使い Whipping artist ムチのテクニシャン Whipping ripper ムチの魔術師 Lusty lasher ウィップキラー Whip fairy ウィップフェアリー Superstar scourger ウィップスター Whipping angel ウィップエンジェル Lady of the lash ムチの女神 Staff Skills / 杖スキル 北米版 日本版 Basic magical staff techniques 杖の扱い方の基本を身につけた Junior staffer 魔法の杖使い Staff analyst 魔法研究家 Magic staffer 妖術師 Chief of staff 魔術師 Junior magician 超魔術師 Staff magician 魔道師 Junior sorceress 大魔道師 Staff sorceress スペルエンペラー Queen sorcerress クィーン・オブ・ソーサラー Fisticuffs Skills / 格闘スキル 北米版 日本版 Basic unarmed combat techniques 格闘の基本動作を身につけた Femme fighter ファイターガール Glandiatrix コロシアムデビュー Semifinalist セミファイナリスト Finalist ファイナリスト Colosseum champ コロシアムチャンプ Fightin fairy バトルフェアリー Punching princess バトルプリンセス Battle Queen バトルクィーン Queen of the grapplers クィーン・オブ・グラップラー Sex Appeal / おいろけ 北米版 日本版 Jessica realises just how sexy she can be 自分のお色気に気づきはじめた Others realise just how sexy Jessica can be おいろけがあたりにただよい始めた Head-turner 見返り美人 Charming lady ファニーガール Pretty lady ラブリーガール Lovely lady プリティーガール Sexy lady セクシーガール Gorgeous lady ゴージャスガール Sultry lady おいろけムンムン Sexy dynamite セクシーダイナマイト
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/137.html
「正気…なのか…?」 傍らにあの忌まわしき杖を携え、不敵に笑う影にククールは問う。 『正気とは?…まぁいい。貴様等がここで消える事に変わりは無い』 瞬間、彼から放たれた真空の渦が四人に襲い掛かる 間一髪、身を躍らせてかわした刃は背後に参列し、身動きできない人々に降り注ぐ。 阿鼻叫喚の声とそれを制止させようとする青い服の男達 両者の怒号で、聖地と呼ばれたこの地はさながら地獄を見ているかのようだ。 今この場所に…神は、いない 「…エイト、ヤンガス。参列者の避難を頼めるか?ちいとばっかし場所が悪いぜ それにコイツは…」 目前の男は祈るように十字を切り、悪魔のような笑みを浮かべ真っ直ぐにククールを見つめた。 「…俺を御指名らしい」 「私も残るわ」ゼシカが叫ぶ 「一人じゃ危険よ…わかるの。こいつ普通じゃない」「こりゃたのもしい、頼りにしてるぜ」 (今彼を助けられるのは私しかいない!) ゼシカが杖をかざし呪文を唱えると二人は光の衣に包まれた 272 『蒼紅の十字』②[sage]2005/10/14(金) 08 54 12 ID LwZXpZbQエイトが右に、ヤンガスが左に走っていく。大神殿の騒ぎはかすかに外に漏れ 外部に集まるやじ馬が興味深そうに見守る中、青い服の男達を吹き飛ばし 参列者を誘導するエイト達。それを眼の端に捕え――― 深呼吸を一つ、眼を閉じ精神を集中する 正面の男の持つ剣が十字を描き光が集まる。それと全く同じ動きをトレースするかのように ククールの左腕が十字を描き出し光が集中する (思い出すな……) 273 『蒼紅の十字』③[sage]2005/10/14(金) 08 56 59 ID LwZXpZbQ「よし、それまで!!」 オディロ院長の声が中庭に響き渡る―――幾重にも穿たれた四肢に激痛が走る。 『初動が遅い、引きが甘い、視線と肩で次の動きがバレバレだ!貴様、何年ここにいる?』 ククールがマイエラ修道院で暮らすようになって早、六年。 時の流れは速く、幼かったククールも今や聖堂騎士団見習いとして 神への奉仕と剣の稽古に追われる日々を過ごしていた。 ククールの腹違いの兄であるマルチェロは聖堂騎士団員としてメキメキと頭角を現していた。 こと剣術、体術においては当時の団長をも凌ぐと皆に噂される程で 後に、儀礼的な兵団であった聖堂騎士団を実戦的に鍛え 自ら団長として君臨し修道院の警護にあたる事となる 今日は定期的に行われる合同演習。マルチェロが新米に稽古をつけている 他にも多くの新人が団長殿の洗礼を受け、呻いている。皆、腕や足、腹、顔をパンパンに腫らしうずくまっていた 274 『蒼紅の十字』④[sage]2005/10/14(金) 08 58 44 ID LwZXpZbQその中でククールだけ、顔に傷一つない。 いつからだろうか?ククールが貴族に呼ばれ、多額の「寄附金」を貰うようになってから ククールは一度も顔を打たれた事がなかった。 『貴様、明日は集金だったな?部屋に戻り傷を冷やせ』 マルチェロはククールの貴族宅への訪問を「集金」と呼ぶ。 そして皮肉タップリに意地悪そうな笑みを浮かべ 『そう言えば、まだ聞いてなかったな?』剣の腹でしこたま打たれた場所を叩かれる ククールは俯いたまま、苦虫を噛み潰したような顔で吐き捨てた 「……まいりました。」 275 『蒼紅の十字』⑤[sage]2005/10/14(金) 09 02 04 ID LwZXpZbQ『参りました』 マルチェロはひざまずき頭を垂れる。 それは調度ククールが「集金」から戻って来た直後の事だった。 中庭が何やら騒がしい。 「流石は音に聞こえた聖堂騎士団、なかなかじゃったが――― まだまだワシには敵わんのう、ホッホッホッ」 『おっしゃる通りで…私もまだまだ未熟者――これからも精進致します』 「ホッホッホッ…今日は気分が良いのう、これ」 近くにいた貴族の従者とおぼしき者が、マルチェロに何かを差し出す 「ホレ、寄附金じゃ。院長にはくれぐれも宜しく頼むぞぇ」 『ハッ、確かに。…貴方様に神の祝福が訪れますよう…』 胸の前で十字を切り、笑顔で貴族を送り出す。その笑顔がいつもの冷たい表情に戻った 『…帰ったか。ちゃんと受け取って来ただろうな?』 「全く…見てらんないぜ。なんださっきのヘッピリ腰は? あんなんじゃ豚も殺せやしないぜ 」 ククールは懐から取り出した「集金袋」をマルチェロに投げてよこす 『そう言うな。神に仕える我々としては、いついかなる時も平等に神の祝福を与えようではないか。 金さえ持ってくれば、例え人だろうと豚だろうと、な』 276 『蒼紅の十字』⑥[sage]2005/10/14(金) 09 06 51 ID LwZXpZbQ笑いながら立ち去るマルチェロから女神像に視線を移し 哀しみをたたえたまま、ククールは胸の前で小さく十字を切った 彼の者とククールからほぼ同時に放たれた「偉大なる十字」は 二人の中央でぶつかり合い、轟音と供に弾け飛んだ。 『ほう…少し見ない間に随分と成長したものだ』 「お褒めに与り、光栄だよ…兄上様」 その刹那、はるか上空から降り注ぐ業火球がマルチェロを呑み込む 「やった!!」ゼシカが声を荒げる。しかし…… 次の瞬間、荒ぶる炎柱が真空の波に消し飛ぶ――― 焔の中から現れた男の身体にはかすり傷一つない。わずかに蒼髪と青い礼服をくすませただけだ 『男子、三日遭わずんば刮目して観よ、か…だがその前に…』 男の口から死呪の詞があふれる。黒煙がゼシカを、その影ごと喰らい尽くす 「ゼシカッ!?」 「ククー…ル……」 ゼシカはバタリと糸の切れた人形の様に背後に倒れ込む あまりに呆気ない事切れに平常心を失ってしまったククールは頭が真っ白になっていた 277 『蒼紅の十字』⑦[sage]2005/10/14(金) 09 10 10 ID LwZXpZbQ「エイトッ!!ヤンガス!!」取り乱し仲間に助けを求める とても蘇生を行える様な精神状態では無かった 『豚が一匹死んだぐらいで、何を取り乱している?』 「テメェ!!!!」 カッ 「キレたぜ…テメェだけは許さねぇ」 一気に精神が高揚し、身体から力が溢れる。こいつはこの場所で俺が止める、止めて見せる 何もかも、ここで終わらせてみせる。 『それが貴様の本気か?…面白い。それでこそ殺し甲斐があると言うものよ』 大きく杖を廻し、邪悪な気が集束する。それは凍てつく波動となってククールに襲い掛かった 「ウォオオオ!!!」 声に為らない叫びを上げてククールは胸に小さく、そしてもう一つ大きく十字を描いた。 今まで見たことも無い強烈な光を放ち、二つの十字は重なり、交じり合いながら一直線に――― 波動を引き裂き彼の元へ――― 『バカなッ!!』 弾け飛ぶ金のロザリオ――それすらも呑み込み、大いなる光の十字架は その全ての罪を許し、消し去るかの如く輝きを増していった――― 278 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2005/10/14(金) 09 20 20 ID mFZaa4Jjわ、新人さん?まだ続くよね?これ。てことで連投回避~ 279 『蒼紅の十字』⑧[sage]2005/10/14(金) 10 00 58 ID LwZXpZbQ「ばっきゃろう…」 呟いたククールの腕の中でゼシカが目を覚ます。 「アレ…あたし―――」 「気がついたか?ふーっ…一時はどうなるかと思ったぜ」 「そうだ!!」ゼシカは勢い良く起き上がった。 「マルチェロは!?」 「あぁ…あいつならそこに――――」 ゴゴゴゴゴゴ…… ただならぬ邪気が急に漂いはじめる。…バカな!?奴は今倒したはず… 『ククク…礼を言うぞ…。随分てこずらされたが、ようやく… この肉体を自由に操る事ができる…。』 「マルチェロ!!」ゼシカが身構える 「ちがう…アレはマルチェロなんかじゃない」 280 『蒼紅の十字』⑨[sage]2005/10/14(金) 10 02 15 ID LwZXpZbQ『この男が、法皇……最後の賢者を亡き者にしてくれた今――― 杖の封印は全て消え失せた』 立ち上がった男の髪は銀に近い白に染まり、蒼白に彩られた表情には見覚えがあった。 リブルアーチで対峙した、呪われし暗黒の魂――― 『そう!!今こそ我が復活の時!』 かつてマルチェロと呼ばれた呪われし魂は、大きな曲線を描いて宙に舞い上がると 大いなる女神を睨めつけた 『…さあ!黄泉反れ!我が肉体よ!!』 その手から杖が躍り女神の心を貫く。間を置かず大地が鳴き――― 蛹を脱ぎ捨て現世に降臨せしめる悪の胎動 ―――――悲鳴、轟炎、立ち上る光柱そして――――― 赤銅の大海が世界を覆い尽くした 281 『蒼紅の十字』⑩[sage]2005/10/14(金) 10 34 40 ID LwZXpZbQ(フ…フフ…無様だな…私は…) 切り立った崖にしがみつき自嘲する。手足の感覚は無い。力も入らない。 (自業自得か…オディロ院長―――) 幼い頃の記憶が脳裏をよぎる。 厳しくそして優しかった師は正しき時は供に喜び、過ちを犯せば厳しく… 時には自らの手を上げ叱責してくれた 今の自分をどう思うだろう。また昔のように叱ってくれるだろうか? (神よ…私は―――) 腕が痺れ、力が抜ける。そのままマルチェロは崖の深淵に身を委ねた… 282 『蒼紅の十字』⑪[sage]2005/10/14(金) 10 36 19 ID LwZXpZbQガシッ 『…なん…のつもり…だ…?放せ…!!』 マルチェロの腕を間一髪掴んだのは―――祈りを捧げた神ではない。 真紅の礼服に身を包んだ神の下僕。 『貴様達…が邪魔を…しな…ければ…暗黒神のチカラ――― 我が手に…出来たのだッ!!』 神の下僕は物言わず、ただ黙ってマルチェロを見据えている 『だが…望みは…潰えた…。全て…終わったのだ―――』 さあ!放せ!!と目の前の男は言う。貴様なぞに助けられて堪るか――と。 「……死なせないさ」 神の下僕は、まるでその荘厳さを感じさせない砕けた口調で静かに語り出した 「虫ケラみたいに嫌ってた弟に情けをかけられ、あんたは生き延びるんだ――― 好き放題やってそのまま死のうなんて、許さない」 そう言って腕に力を込める…。程無くして崖上に引き上げられた男は、乱れた息を整える 地べたに座り込み向かい合う紅と蒼の影――― 『この上…生き恥じを晒せ…だと?―――貴様!!』 立ち上がる紅。その影が夕陽に照らされ一直線に伸びてゆく 「…十年以上、前だよな。身寄りが無くなったオレが初めて修道院に来たあの日――― 最初にまともに話したのが、あんただった…」 うなだれたままの蒼を見つめ、紅は言葉を続けた 「家族も家も無くなって、ひとりっきりで…修道院にも…誰も知り合いがいなくて…。 最初に会ったあんたは―――」 ふと、幼い日の面影が浮かぶ。あの日から十年… 片時も忘れた事など無い、自分に向けられた暖かい眼差し――― 「でも優しかったんだ。はじめのあの時だけ…。」 少し視線を落とし、地面を―――蒼の影を見つめる 「オレが誰かを知ってからは、手の平を返すように冷たくなったけど…。 それでも―――――」 ふと空を見上げる。赤黒い空は凶々しい邪気を孕み、大地を生きる全てを嘲笑うかのよう――― 西の空に沈み行く夕陽は二人の影を色濃く地面に焼き付けた 「それでもオレは、忘れたことはなかったよ……」 荒廃と供に訪れた黄昏―――間もなく黄昏も過ぎ去るだろう …二人の兄弟とその影を宵闇に包んで。邪気にあてられた風が頬を撫で、世界の終焉を予感させる。 それでもゼシカはただ黙って二人を見つめる事しか出来なかった…。 (……いやッ!!) 瞳から涙がこぼれ落ちる。このまま彼が夕闇に溶けて消えてしまうような気がした 真っ直ぐ彼に駆け寄ろうとしたその時――― ザッ 地面にひざまずいていた兄が立ち上がる。そしてゆっくりと弟の―――真横を通り過ぎる 自由の利かない四肢を引きずり、その胸に罪と言う名の枷を幾重にも縛り付けて――― 『…いつか…私を助けた…事……後悔…するぞ……』 「好きにすればいいさ。また何か仕出す気なら、何度だって止めてやる」 『………………』 返事は無い。ただ黙々と歩みを進める兄を、弟は瞳を閉じ背中で見つめる ふと足音が途絶えた 背後の微かな気配に振り返る―――と小さな影が眼前に迫る 弟は反射的にそれを掴み取り……目を見開く 「!!―――これ…あんたの…聖堂騎士団の指輪か…?」 『…貴様にくれてやる。…もう私には無縁の物だ』 そう言うと一瞥もくれず兄は再び歩き出し、二度と立ち止まる事は無かった。 弟はその背中を見つめ、しかし引き止める事はしなかった。 ククールの傍らにゼシカが駆け寄る 「…ねえ、ククール―――」 心ここに有らず、といった表情がゼシカの不安を募らせた。 「ククール!!放っておいていいの!?…あんな酷い怪我してるのに…ねえってば!」 掌の内の指輪を強くにぎりしめ、ククールはただ一人兄の歩み去った方を――― 彼の視界から消え去るまで、目を逸らす事なく見つめ続けていた…… (終)
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/484.html
583名前が無い@ただの名無しのようだsage2010/02/20(土) 18 50 26 ID Eq4E8htT0パターン2 〃彡ミヽ 〈(((/(~ヾ》 ヾ巛゚.-゚ノ " ,^⌒⌒v^; _____(つ日_と)___)(((~゙リ゙(,〈 / \ ___\、゚-゚ ノ!)) \※ \______|i\___ヽと). ヽ\ ※ ※ ※|i i|.====B|i.ヽ \`ー──-.|\.|___|__◎_|_i<今巷では草食系男子と呼ばれる  ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄| 恋に消極的な男性が急増していて… \| |ったく、情けねーな 男がモジモジすんじゃねえよ ∨ 〃彡ミヽ 〈(((/(~ヾ》 ヾ巛゚д゚ノ" ,^⌒⌒v^; _____(つ日_と)___)(((~゙リ゙(,〈 / \ ___\、゚-゚;ノ!))<…ククールはモロ肉食系だものね \※ \______|i\___ヽと). ヽ\ ※ ※ ※|i i|.====B|i.ヽ \`ー──-.|\.|___|__◎_|_i‐<それに伴い、積極的な肉食系女子が急増している  ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄| \| | …積極的なレディか それはそれで悪くないな ∨ 〃彡ミヽ , ^⌒⌒v^; 〈(((/(~ヾ》 )(((~゙リ゙(,〈 ヾ巛*゚ ゚ノ" ((、-.-;ノ!)) <ククールの場合 女の子ならどんなんでもいいんでしょ! ま、ゼシカだったらどうであれ最高!ゼシカ肉食系になって俺の事襲ってもいいんだぜ? ∨ 〃彡ミヽ , ^⌒⌒v^; 〈(((/(~ヾ》 )(((~゙リ゙(,〈 ヾ巛゚ヮ^ノ" ((、д´*ノ!)) <に、肉食系になんかならないわよ! 誰が襲ったりなんてするもんですか!んじゃ今夜も俺が肉食系として 草食ゼシカを美味しく頂くとするか♪ ∨ 〃彡ミヽ , ^⌒⌒v^; 〈(((/(~ヾ》 )(((~゙リ゙(,〈 ヾ巛*^ヮ^ノ" ((、////ノ!)) <…………バカ!!!!!!!
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/181.html
「えっ・・・?」 その瞬間、ゼシカは重力がなくなったような気がした。でもそうじゃない。足を踏み外したのだ。 体がゆっくりと傾き、がけの底に向かって倒れていく。 あたりを見回してもつかまれそうなものがない。 周りのものがやけにゆっくり動いているように見える。 (ピンチの時って時間がゆっくり流れるって言うけど、これがそうなんだ・・・ってのんびり考えてる場合じゃないわね) つかまるものはないと分かっていても一縷の望みを託して地面の方へ手を伸ばすと強い力でグイと引っ張られた。 ククールだ。 「おい、大丈夫か!」 私より前を歩いてたはずなのに、よく私が落ちそうになってるのに気づいたわね。 しかもとっさに私の方に手を伸ばしてよく間に合ったもんだわ。さすがマルチェロに一度手を振り払われた後 また掴みなおせるすばやさを持った男だわ。あの時はどうしてマルチェロが落ちなかったのか、正直不思議だったもの。 「あ、ありがと・・・。もう大丈夫よ。」 自分の声がかすれている。急に心臓がバクバクしてきた。 冷静なつもりだったけど、思ったより焦ってたってことね。お礼を言ったきり何も言えないし、何も考えられない。 「えっと・・・、ごめんなさい、ボーとしてたのかしら・・・。これからは気をつけるわ。」 「気にすんなって。ゼシカだけの責任じゃねーよ。さっき街で聞いた所によるとFF12号が通過中らしいからな。 危険なのは分かってたけど、だからって俺たちの旅は止められないだろう?みんなで気をつけて行くしかないんだよ。 それに誰かが気づいて保守してくれさえすれば落ちねーし。だから、さっきも言ったけど 落ちそうになったとしてもゼシカだけの責任じゃないから気にすんな。」 「・・・?保守?」 「ああ。誰にも保守されないと日の当たらない世界へと落ちて、二度と復活できなくなるらしい。すでにマルチェロの奴も 落ちたって話だぜ。まあ、あいつの事だから落ち着いた頃に戻ってくるだろうけどな。」 「怖いわね・・・。って、どうしてマルチェロの事が分かったの?二度と復活できないのに戻って来れるってどういうこと??」 「FF12号はもう2~3日で落ち着くんじゃないかって言われてるけど、まだまだ油断はできないぜ。でも安心しな、ハニー。 君を守る騎士になるって言っただろ?君を守るってことはこのスレも守るって事なんだよ。だからこのオレに任せてくれ!」 「はいはい、ありがとうございますー・・・ってスレって何よ?さっきから会話が成り立ってるようで成り立ってないわね。」 「という訳だから、落ち着くまでの間、保守がんばろうぜ!」 「だから保守ってなんなのよーーー!!」 「大丈夫でがす、ゼシカのねーちゃん。あっしにもククールの言ってる意味は分かんねーでがすよ。ねーちゃんだけじゃないでがす。」
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/236.html
「リブルアーチは今日も恐ろしいほどの快晴。」 兄を助けられなかった私は、また賢者の子孫を見殺しにしてしまった。 私は呪いから数日間かけてようやく立ち直り、まともにご飯が食べられる程度に回復した。 それでも不意に、チェルスの死を悼む気持ちが私を襲う。 助けられたかもしれないのに、と後悔しては前に進めない。 分かっていても気分は沈むんでいく。 まだ目が覚めたばかり、ベッドで寝返りを打ちながら私はそんなことを考えていた。 今日は出発の日、私たちはこの町を出て北へ向かう。 軽いノックをして、仲間が泊る部屋に入る。 「心配かけちゃった、みんなごめんね」 苦笑いを浮かべて、自分でも少ししおらしいと思う。 そんな私を、仲間たちは何事もなかったかのように受け入れてくれた。 エイトとこれからの進路について軽く相談しながら、自分の役目について考える。 レオパルドを追って… もう兄さんやチェルスのように被害者を出しては… どうしよう、上の空だな私… ふと、離れた所にいたククールと目が合った。 「ゼシカ、かなりやつれたんじゃないか?」 「そうね。私、寝たきりだったから…」 身支度と整えながら、鏡に映った自分のこけた頬に気が付いた。 お腹もぺたんこ、お陰で今朝はコルセットをきつく巻かなければならなかった。 「おう。首とか腕とか腹とかよ、上手い具合に胸以外が痩せてるぜ。いいダイエットになっ」 ガッ とりあえず手近にあった腕輪を投げておいた。 「あの、話続けてもいいかな…」 おずおずとエイトが話しかける。 「いいわ。あの馬鹿はほっといて、続けましょ」 牽制のつもりでひと睨みしておく。 「うん。それでね、防具なんだけど、ちょっと、あのぅ…」 「何?何か買う?また資金繰りが苦しいの?」 「いや、そうじゃなくて、僕からはすごく、いっ言いづらいんだけどさ」 「?」 エイトの様子がおかしい。 夏だとは言え不自然な汗がだらだらと。 「むっつりすけべのエイト君が、これを着ろってよ」 ククールが大きな袋から取り出したのはなんと 「なにこれ…水着ィ?!」 「ごめんゼシカ…。これ、着て…?」 「お断りよ!街中で水着なんて、水着なんて… 私がかわいそうな娘みたいじゃない!」 「ごもっともです…」 小さくなるエイト。 「一応守備力はあるんだぜー」 「買うのも勇気が要ったでゲスよー」 外野からのヤジ。 「ククールとヤンガスは黙ってて! エイトもエイトよ!なんでこんなん買ったのよ!どうせ王様と、ククールにやりこめられたのね!」 「そっ、そういう訳でも、ないつもりだけど…」 図星のようだ。 「とにかく、私絶対着ないわよ!!」 フーッ!と威嚇する。 「いや、だって、踊り子の服とかも…着てたし…」 弱弱しい反論。 「あれはまだスカートがあったじゃない!!」 「これだってあるでガスよ?」 「ないのと同じよ!!」 あーテンションが上がってきた。 もしかしたら髪が逆立ってるかもしれない。 背中を伝う汗が気持ち悪い。嫌だな暑いわ…。 「そう…芸術、ゲイジュツだ! ゼシカの彫刻のような美しい身体を見せびらかそうぜ!」 「別に興味ないわ!」 思いつきで言ってるでしょアンタ! 「俺は興味があるんだよ!」 「だったら鏡でも見てなさいよ!!」 「へぇ、嬉しいな。俺の肉体が芸術だなんて、言うじゃないか」 「なっななな」 何を言ってんのよ! 「意外とばっちり見てるんだな、そういうとこ」 髪をかき上げる仕草がなんかむかつく。 「…ククールは自意識過剰すぎるのよ!」 「俺はただ、自分の見た目に自身を持ってるだけだぜ。 ゼシカも内心はそういうとこあるだろ?」 「なっ、無いわ!」 「…もしかしてダイエット成功したけど、着こなせるかどうか不安か?」 カチン。 「あーもーわかった!!着るわよ!着ればいいんでしょ!!」 ククールの手から水着をひったくり、ドアを乱暴に閉める。 ゼシカのいない室内からは歓声が上がっていたことは言うまでもない。
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/558.html
ぎこちなく伸ばされた手を、気がついたら思いっきり払いのけていた。視界の隅に大きく見開かれた瞳が、傷ついた色を灯していた事を確認できたが俺はそのまま「ごめん、ちょっと用事があるから」とそっけなく言ってその場を離れてしまった。急に触れられると、彼女に触れた時の感触がリアルに甦ってきてしまい、自分をコントロールできなくなってしまう。レディを前に気が利いた対応が全くできない。言葉が浮かばない。こんな事は始めてだった。──どうかしていた。──薬のせいだ。そんなの、言い訳にもならない。最低だ。最低最悪な事をしてしまった。何よりも大切にしたかったものを自らの手で踏みにじってしまった。綺麗だった彼女を、俺が──。彼女は何も知らなかった。まだ性の事を何一つ、キスの仕方すら知らなかった無垢な彼女に対し、慈しみ労わりながらではなく、己の欲望をひたすらぶつけてしまった。ゼシカの甘い声が、潤んだ瞳が、白くて柔らかい肌が、何もかもが俺を煽り滾らせ、俺は夢中で彼女に貪り付いた。あんな薬を飲んだだけで意識が完全に飛んでしまう程軟じゃない。今時分が何をしているか、今触れているのは誰なのか…、分かっていて俺は───「クソ…ッ…」反吐が出る。状況を利用する事が悪い事だとは思わない。今までもずっとそうやって生きてきた。だけど、彼女にだけは誠実でありたかった。絶対何者にも汚させず騎士として守り抜く。──そう固く誓ったはずなのに…。「…俺が汚してどうすんだよ…」未だかつてないほど最悪な気分だってのに、彼女と過ごした甘美な一時が俺の中にこびり付いていて、欲望の芽が次から次へと膨れ上がってくる。自己嫌悪で押しつぶされそうな気持ちとは裏腹に、ゼシカをまた滅茶苦茶に抱いてしまいたい衝動が俺を絶え間なく襲う。………頼むからゼシカ、俺に近づかないでくれ。俺の自制がこれ以上効かなくなる前に、俺から逃げて。