約 4,199,105 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/518.html
どんなに物を盗もうと 土くれの心は満たされない どんなに魂を喰らおうと 虚無の中心は満たされない Zero s DEATHberry ――ゼロの死神 『The sword which talks ― master 』 『土くれ』 そう呼ばれる盗賊がいる、彼女は大いに困っていた。 事の発端は数日前にまでさかのぼる。 彼女が、トリステイン魔法学院に秘書『ロングビル』として、潜り込んだ事から始まる。 春の使い魔の召喚儀式から数日が経ち、異変が起きた。 使い魔を介して見た物は、学院のメイドが包丁を片手に構え、もう片方の手に小さな円筒を握っている姿 そして、それを使い魔の目の前に突き出して来る様子。 小規模な爆発があり、それ以降使い魔からの交信は完全に途絶えた。 そこで、新たに使い魔を召喚したのだが 『しなければ良かった』 そう思ってしまうほどに召喚されたそれは、奇妙だった 首から伸びた管のようなもの その先の出鱈目な骸骨と人の皮の様な物 骨の面の様な奇妙な貌 それら全てがはじめて見る物だった そして、自分は今から「それ」と契約をする 「・・・黒崎・・・一護・・・!!」 フーケに聞こえないように使い魔、グランド・フィッシャーが呟き その様子を一人のメイドが満足そうに見ていた 数日後 異変に真っ先に気が付いたのは、学園の人間ではなく使い魔だった 使い魔の名は『黒崎 一護』一応死神である ドドドドドドドドドド・・・・ (この霊圧・・・まさか・・・!! 即座に死神イヒして霊圧の元となっている地点に向かう 其処には、巨大なゴーレムで壁を破壊しようとしている黒服のメイジが居た (!?あいつじゃない? 疑問を持ったままゴーレムに『月牙』を叩き込む ゴーレムはゆっくりと崩れ、そして再び再構築される 暫くの間を空けてタバサ、キュルケ、そして一護の主人たるルイズが到着する タバサが無言でゴーレムの右腕を凍らせ キュルケがもう片方の腕を破壊する ルイズは頭部目掛けて魔法を放とうとして失敗したが、かえって大きなダメージを与えた しかし、やはりゴーレムは即座に再構築される そして壁に向かって止めの一撃が加わろうとしたとき ゴーレムの腕が爆発、その爆風により壁は崩れ落ちた キュルケ談 その時、盗賊はとても錯乱していました ひとまず彼を落ち着けるのが先決だと思い 彼がうわごとのように呟いていた『破壊の杖』を、手渡しました 実際のところ、私がもう少し落ち着いていればこんな事はしなかったでしょう・・・ ルイズ談 その時私はとても錯乱していたので、落ち着くためにとりあえず使い魔を杖で叩き続けました おかげで私はこうして落ち着きを取り戻せました、彼には本当に感謝しています こうして盗賊は目当てだった『破壊の杖』を手に入れ意気揚々と去っていきました 『破壊の剣、たしかに領収いたしました。土くれのフーケ』 という文字を壁面に残して 数刻後 「……それで、犯行の現場を見ていたのじゃな、ミス・ヴァリエール……詳しく説明してくれんかの?」 出来る訳無い 自ら壁に穴を開け、自ら秘宝を手渡し、笑顔で盗賊を見送った報告なんて たとえ皮を剥がれ、肉を裂かれ、骨を砕かれ、神経を解きほぐされようと 出来る訳が無かった 『それは、本能だ!!』とか聞こえたが、何、気にすることは無い そこで、到着したときにはすでに盗賊が去った後だということにしておいた 「追おうにも、手がかりはナシか……」 オスマンが諦め掛けたその時 「手掛かりならあります!!」 ミス・ロングビルが高らかに宣言する 「ミス・ロングビル居間まで何処に?」 心底心配そうにコッパゲが問い ロングビルが答えて曰く 「申し訳ありません、フーケの行方について調査をしておりまして。」 「仕事が速いの。で、結果は?」 「はい。森の廃屋に、黒いローブの男が入って行くところを見たという情報を手に入れました」 「では、捜索を私にやらせてください!」 会話にルイズが割り込む 先ほどの失態を如何にかして埋め合わせたいのである それにキュルケ、タバサと続く 「では、頼むとしようか。ミス・ロングビル、案内役を頼む。」 雨が降っていた・・・・・
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/310.html
ルイズはキュルケとの関係を食堂へ行く間におとーさんに説明しました。 「おとーさん、いい?わかった?これからキュルケとキュルケの使い魔とも話もしちゃだめだよ」 おとーさんはちょっと悲しそうにポツリと呟きました。 「・・・なかよく」 ルイズにはこの時おとーさんの呟きは聞こえませんでした。しかし、後にルイズはその言葉を聞くことになります。 アルヴィーズの食堂に着くと大きく豪華な食堂についての講釈をルイズが始めましたが、おとーさんはあまり聞いてはいないようです。その後椅子を引かないおとーさんをルイズは怒り説明します。周りの生徒はその様子を見ながらクスクス笑っています。そして、ルイズはおとーさんの食事を床に置かれた木箱の上の質素をはるかに下回るパンとスープであると説明しました。 (私は豪華な食事。おとーさんは床で質素な食事。これで上下関係をしっかり認識してもらうわよ) 始祖ブリミルへの祈りも終わり食事が始まるとおとーさんは汗を流しながら料理を見ています。そして、徐に口に運ぶと・・ 「う、うまい」 と言いながらごく普通に食べていました。 (もも、もっと質素にすれば良かったのかしら・・・) その様子を見ながらルイズは作戦が空振りだったなと思っていましたが、思いもよらぬ出来事が起こりました。 おとーさんが食事を終わった時、他の生徒はすでに食べ終えていました。しかし、ルイズは食べるのが遅くまだ食べていました。そんなルイズの元におとーさんが近づいてきました。そして、ルイズが食べ残していたサラダを指差すのでした。 「な、なによ」 「からだにいい」 「え? ほっといてよ!私このサラダ嫌いなのよ」 ちょっと怒っているルイズに対しておとーさんはさらに近づき。 「からだにいい!!」 おとーさんの迫力に押されてしぶしぶサラダを食べるルイズでした。ちなみに、ルイズも身体にいいならと、おとーさんにはしばみ草のサラダを食べさせました。もちろんさっきの仕返しのつもりです。しかし、モリモリと食べるおとーさんにそれ以上何もいえなくなりました。少し離れた席でその一部始終を見ていたタバサはおとーさんのはしばみ草の食べっぷりにはしばみ草の愛好家として物凄い親近感を覚えるのでした。 朝食が終わるとルイズはおとーさんを教室へ連れて行きます。 教室には生徒とその使い魔が居ました。もちろん、大きくて教室に入りきれない使い魔は外に居ましたが。おとーさんは使い魔なので他の使い魔と一緒の場所にいることになりました。 シュルヴルーズが教室に入ってきて授業が始まりました。ふと、ルイズはおとーさんの様子が気になりその方を見てみました。 すると、使い魔たちが一匹ずつおとーさんへ挨拶をしているような光景がそこにはありました。 (そういえば・・・今朝キュルケのサラマンダーににらめっこで勝ってたみたいだけど・・・結構強いのかしら?) そんな事を考えながらよそ見していた所を運悪くシュルヴルーズに見つかってしまいます。 「ミス・ヴァリエール、授業中によそ見とは余裕があるようですね。」 「え? あ、ははい」 完全によそ見していた事がばれてしまったルイズは錬金の魔法をするように言われました。他の生徒は口々にシュルヴルーズに対してルイズにさせる事が危険だと言います。ですがシュルヴルーズは再度ルイズに錬金するように言いました。ルイズは失敗しないように頑張っていつも以上に集中しました。使い魔の前で失敗したくなかったからです。生徒たちは机の下に隠れたり外へ避難したりしました。 そして、いつも以上に集中していた為にいつも以上の盛大な爆発が起こりました・・・
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6382.html
前ページ次ページ絶望の街の魔王、降臨 ルイズ達、大使一行が出発する前日。 ワルドは、偽情報に踊らされていた。 「え? もう出発しただと?」 既に昨夜には出立した、ラ・ロシェールで船を徴発、無理矢理アルビオンに航る。それがワルドが手に入れた情報だった。 すぐにグリフォンを伴った偏在で追うが、追い付くはずはない。目標は原点から一歩も動いてないのだから。 ルイズが動いていないのを知るのは、偏在とグリフォンがアルビオンに到達し、ジルが高音と共に学院を発った、かなり後だった。 「な!? まさか情報が違うのか?」 アンリエッタによる、ほぼ完璧な情報統制。それは、たわいもない風の噂で綻びを見せた。 慌てるワルド。アルビオンまでの道で疲弊したグリフォン。王党派と接触してしまったがために消せない偏在。どう頑張っても追い付けない相手の移動速度。新たに偏在を使おうにも、精神力は有限であり、常に偏在を、しかも何体も出せば、たとえスクウェアでも すぐにスッカラカンになってしまう。ただでさえ、ロンディニウム、ニューカッスル、雑用、情報収集にそれぞれ一体、計四体を動かしているのだ。 「くそ、どうする……せっかくの王族のスキャンダルが……」 トリステイン・ゲルマニア同盟阻止の材料となる何かが、ニューカッスルにあるらしい。レコン・キスタに属する者としては、喉から手が出る程欲しいものだ。 「あのアホの子のアンリエッタにこんな知恵があるとは思えん……誰かの入れ知恵だ……マザリーニか?」 完璧に後手に回ってしまった。そして、城では本格的なスパイ狩りが始まっているだろう。今動くのは得策ではない。今はただ、ニューカッスルでルイズを待つしかなかった。 高空から、彼女達は非常識なそれを追っていた。 「すごいわね、風竜ですら追い付くのがやっとなんて」 「きゅい! きゅい!」 滑空など愚の骨頂、常に羽ばたかなければ追い付けない。蒼い風竜は『重量オーバーで最高速が出せられない』相手に、全力を出さなければならない。無論、かなり疲れている。 「やっぱりかっこいいわ。そこらの男より断然素敵よ」 男の趣味が悪くなった友に頼み込まれ、少女は人知れず溜め息を吐く。 「ねえ、もっと近付けないの?」 「無理」 今まで距離を離されなかったのが奇跡なくらいだ。今回ばかりは、おしゃべりな使い魔を褒めてもいい気になった。 「ああ、どこに行くのかしら? フーケとギーシュまで連れて、面白いことになりそうね」 「不安」 少女は一言だけ、その予感を言葉にして返す。 「あら?」 風竜がだんだんと高度を落としてゆく。羽ばたきの回数も減ってきている。そして目標は──── 「あ……まって!」 だんだんと小さくなり、消えた。 「ああん、もう! どうしたのよ!?」 「限界。疲れてる」 完全に羽ばたくのをやめ、滑空している風竜は、息も荒くどうにか姿勢を保っている。 「ああ……ジル……」 趣味が悪くなった訳ではなかったらしい。道を誤っていた。 アンリエッタは執務室で報告を待っていた。言うまでもなく、諜報の成果を。 「あの衛士の方……ジルの言う通りでしたわね」 「我々にはない発想でしたな。眼から鱗です」 傍らに控えるマザリーニは、アンリエッタから聞いた話を反芻していた。話術とは、かくも簡単かつ効果的に相手に情報を吐かせるのか、甚だ不思議でならなかった。 平民を密かに登用し、諜報員としての初歩的な訓練を施し、一部は盗聴させ、一部は監視をさせ、一部は使用人の振りをさせる。貴族は貴族には警戒するが、余程の事が無い限り平民を空気扱いする。或いは、気に入った平民に自ら秘密をぶちまけたりする。平民に は力が無い、そんな思い込みからの無警戒だった。 「平民を蔑ろにできないいい例ですな。今回はそれに救われましたが」 「思い込みと慣れは恐ろしいですわね。ああ、そうでしたわ。貴族も絶対強者ではありませんでしたわ」 「ほう、なにかあったと見えますな」 アンリエッタはマザリーニの言葉に、自虐的に微笑む。 「ルイズの使い魔、いえ、平民の衛士に一瞬で組み伏せられましたわ。杖を取り出せていたにも関わらず、ディテクトマジックすら唱えられませんでした」 「成程、それは……」 「ジルは、驕ったメイジなど敵にはならないでしょう。いえ、驕らずとも、彼女は敗けない、そんな気すらしますの。例え幻獣やオーク鬼や、吸血鬼さえも彼女には敵わない」 「大きく出ましたな」 「ええ。もしかしたら……」 と、ノックの音がアンリエッタの話を遮る。 「姫殿下、ケイシーです。報告に参りました」 使用人諜報班で最も優秀な男が戻ってきた。 オスマンは泣いていた。いや、比喩などではなく。 「ミス・ロングビル……君の偉大さが身に沁みる気分じゃ……」 机の上には書類が堆く積み上げられ、オスマンの椅子の周りにも、彼を囲む檻の如く積み上げられている。 ロングビルが適所に振り分け、オスマンの仕事を最小限にしていたのだが、彼女が抜けた穴はひたすらに大きく、その結果がこれだった。 オスマンは身動きが取れない。下手に動けば書類に襲われ埋もれてしまう。 「うおおーい! だれかたすけてくれんかー!?」 前ページ次ページ絶望の街の魔王、降臨
https://w.atwiki.jp/purin/pages/216.html
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5638.html
前ページ次ページドラえもん のび太のパラレル漂流記 ――きっかけは、些細なことだった。 「おいきみ。おとしものだぞ」 ルイズの相手をするのが面倒で食堂に逃げてきたドラえもんが、 一人の貴族のポケットから落ちた香水の小壜を拾ってやったのだ。 しかしそれがきっかけでその貴族、ギーシュの二股がばれ、 それを逆恨みしたギーシュはドラえもんにいちゃもんをつけようとした。 「おい、どうしてくれるんだ。そこのタヌキく…」 「ぼ、ぼくはタヌキじゃなぁーい!」 だが図らずもNGワードを口にされ、悪口を言われる前にすでに怒り狂うドラえもん。 そうなると、きっかけなんてほんともう些細なことだった。 ていうかぶっちゃけ関係なかった。 「け、決とうだぁ!!」 ……ということで、言いがかりをつけようとしたギーシュがではなく、 タヌキと言われて(しかも悪口ではなく素で!)むかついたドラえもんがギーシュに決闘を申し入れ、 「む。なんか予想とはちがった展開だが、……よかろう。ここで降りれば貴族の名がすたる」 二股がばれていい加減ムシャクシャしてたギーシュもそれを受け入れた。 さらにギーシュはドラえもんを見つめ、今気づいた、というように眉を上げると、 「おや、よく見れば君はあのゼロのルイズのところの妙な使い魔じゃないか。 使い魔の分際で貴族にたてつくなんて主人と同じで愚か者だな。 ふむ、いい機会だ。僕がその身に使い魔の分というものを教えてやろう。 タヌキにも分かるように、はっきりとね。あははははは!」 分かりやすい哄笑と共に立ち上がり、 「ヴェストリの広場で待っている。コテンパンにされる覚悟が出来たら来たまえ。 待っているよ、タヌキくん?」 最後までキザな台詞を残し、食堂を去っていった。 ――かくして、すっかり頭に血が昇ったドラえもんの暴走によって、 タヌキ型…もといネコ型ロボット対貴族の異色の対決が実現する運びになったのだった。 「バ、バカ! なんてことしてくれちゃってんのよ! 使い魔が貴族に喧嘩を売るなんて…! なんであんたはよけいなことばっかりするのよ! バカ! この、バカダヌキ!」 「ぼ、ぼくはタヌキじゃなぁーい!」 「なによ! タヌキじゃない! どっからどう見てもタヌキじゃない!」 「け、決とうだぁ!!」 その後、騒ぎを聞きつけてやってきたルイズとドラえもんはさっそく不毛な争いを始め、 「お、おふたりとも、落ち着いてください。今はそんなこと言ってる場合じゃないですよ!」 その場にいたメイドによって、なんとか引き離される。 「そ、そうだったわ。わたしとしたことが、ついわれを忘れちゃって……。ところであんた誰?」 「あ、わたしはこの学院のメイドでシエ…」 と自己紹介をしようとするが、 「ていうかなんでいんの? あんた関係ないじゃない」 「あ、そういえばそうですね。どうしてでしょう。ずっと見てたからでしょうか、 なんだかわたしにも責任があるような気がしちゃって…」 と言ってすごすごと引き下がっていく。 「……へんなやつね」 ルイズは首をかしげるが、今はメイドなんぞに構っている時間はない。 不本意だが一応自分の使い魔ということにしているドラえもんが、貴族と決闘しようというのだ。 自分は主人として、この無謀を止めなければならない。……まあこの怒り具合を見れば、絶望的な気もするが。 とにかくルイズは諭すようにドラえもんに話しかけた。 「いい、ドラえもん。ドットとはいえ、魔法が使える貴族にただの平民や使い魔が勝てるはずないの。 そりゃ、使い魔と言ってもドラゴンとかなら話は別かもしれないけど、タヌ…、じゃなかった、ネコじゃ……」 今度は掛け値なしの親切心からルイズがそう忠告するが、怒り心頭のドラえもんにはやはり届かなかった。 「いいや。ぼくはもうゆるさないぞ。貴族だからってあんなにいばりちらして。 そ、それに、ぼくのことを、なんども、なんども、タヌキ、タヌキって……。 きょうというきょうは、めっためたにしてやる!」 ドラえもんはそう息巻いたかと思うと、 「そうさ。ぼくのひみつ道具でけちょんけちょんのコテンパンにやっつけてやる! くふ、くふふふふ!」 おもむろにポケットから様々な道具――腕くらいの太さの黒い筒や、オモチャの銃――を取り出し、 ぶつぶつと呪詛の言葉を呟きながら磨き始めた。 「そ、そう? じゃ、じゃあまあ、がんばりなさいよね」 尋常じゃなく頭の沸いている様子のドラえもんに、ルイズもさすがに引く。 「頭がかわいそうなタヌキさんなんですね…」 見れば、メイドのシエなんとかまでが、何かせつないものを見るような目つきをしている。 「こんな調子でだいじょうぶなのかしら…」 ルイズは首をかしげるが、こうなってしまったドラえもんを止める術はない。 内心やきもきしながら、道具の手入れをするドラえもんを眺めるだけだ。 そうして、決闘の時がやってきた。 「タヌキくん。もうしわけないが、本来なら君のような使い魔ごときに使う時間は僕にはないんだ。 だから、僕のワルキューレ七体で、すぐに葬らせてもらうよ!」 ギーシュの言葉と共に手に持った薔薇から花弁が飛び、それが次々と形を変え、 「さあこれで全部だ。この『青銅』のギーシュの力、思い知るがいい!」 なるほど、『青銅』の二つ名に恥じない見事なゴーレムを七体錬金してみせた。 一方で、ドラえもんが用意したのは、 「空気ほう~!」 小さな突起のついた筒一本。 それを手にはめると、こちらもこれで準備万端とばかりにギーシュに向き直った。 「ははははは! さすがゼロのルイズが喚び出しただけのことはある! 魔法の才能はなくても、人を笑わせる才能だけはあるようだね!」 ギーシュは笑い声をあげると、一気に勝負を決めるべく、ワルキューレに命じる。 「さあ行け! 僕のワルキュ「ドカン!」……え?」 自分が目にした光景が信じられず、ギーシュは目をしばたかせる。 それは周りで見物していた学院の生徒たちも、主人のはずのルイズですら同じだった。 みんなタヌキに、いや、キツネにつままれたような顔をしてドラえもんを見ている。 「な、ワルキューレ…?」 ドラえもんが「ドカン!」と口にした瞬間、手にはめた筒から衝撃波が飛び出し、 それがギーシュのワルキューレに直撃して吹き飛ばしたのだ。 しかもどれだけの威力があったのか、壁に激突したワルキューレはバラバラに壊されていた。 「ま、まだだ! まだ僕のワルキューレは六体いる! それに、もう一度錬金し直せば……」 ギーシュは残ったワルキューレに望みを託し、何とか巻き返しを図ろうとするが……。 それから先は、ほんの数秒の出来事だった。 「ドカン! ドカン! ドカン! ドカン! ドカン! ドカン!」 ドラえもんがドカンと口にする度、ドラえもんの手にはめた筒から衝撃波が出て、 ギーシュの作り出したワルキューレたちをただの鉄くずに変えていった。 ……結果。 「な、な……。こんなことが、僕の、ワルキューレたちが……」 瞬く間にワルキューレを全滅させられ、ぼうぜんと膝をつくギーシュ。 ――その目の前に、一つの丸い影が差した。 ジャキン、とドラえもんは至近距離からギーシュに空気砲を向ける。 「あ、あ……」 ギーシュの口から言葉にならないうめきが漏れた。 ……ギーシュにはもう戦意はなかった。 こんな相手に勝てるワケがない。それよりこれ以上逆らって、 大怪我でもさせられたらつまらない。 そう考えたギーシュが「参った」と言いかけた、その時だ。 「……ふう」 さんざん発砲してようやく正気に戻ったドラえもんがため息をつく。 コテンパンにしてやろうと思っていたのに、どうにも簡単にギーシュが折れてしまって、 やる気がなくなってしまったのだった。 ――もう勝敗は決した。このまま少し説教でもして、一度謝らせたら終わりにしよう。 ドラえもんはそう考えて、ギーシュに話し始めた。 「きみはまったくこんじょうがないなあ。心がよわいやつほ『ど、かん』たんに…」 が、事件はその時起こった。 ドラえもんの言葉に反応して、あらぬ方向へ向けて空気砲が発射されたのだ。 「わああっ!」 「きゃあっ!」 見物していた生徒たちが悲鳴をあげる。幸いにも、人に直撃はしなかったようだが、 その代わり、 「あ、あれは…!」 どこにひそんでいたのだろうか、爆風に飛ばされ一匹のネズミが広場に降って来て、 「ね、ネズミー!! ……きゅう」 ――ドラえもんは倒れた。 突然の状況の変化についていけず、ぼうぜんとしていたギーシュだが、 ドラえもんを助けにルイズが駆け寄ってくる段になって、ようやく口を開いた。 「あー。……この場合、決闘の勝者はどっちということになるのかな?」 ルイズはドラえもんのほおをぺちぺちとたたきながら肩をすくめた。 「どっちでもいいわよ、そんなの。……それとも、この状況になってもまだ あんたは勝ち負けにこだわるっていうの?」 ルイズに言われてギーシュが辺りを見回すと、さっきまで熱心に見物していた生徒たちは 明らかに拍子抜けした様子で帰っていくところだった。 もう、二人の決闘に注意を払っている者などいない。 それを見て、ギーシュは悟った。 この決闘の勝者がどちらなのか、この決闘が後にどういう影響をおよぼすのか、 そもそもこの騒ぎに何の意味があったのか、それは分からない。 ――だがなんにせよ、もう決闘は終わったのだった。 「うん、そうか。じつにその通りだな、うん」 納得して、ギーシュはうなずいた。 そもそもこれは、ギーシュにとって特にする意味などなかった決闘だ。 ネズミが出てくるまでは負けそうだったのだし、このままうやむやになってくれる方が ギーシュにとってはむしろ都合がいい。 ギーシュはしきりにうんうんとうなずいていたが、ふと気になってルイズに聞いた。 「そういえばさっきのネズミ、あれはなんだったんだ?」 「たぶん、学院長のモートソグニルじゃない? たしかこの前、ミス・ロングビルの足の下を入りこもうとして 思い切り踏んづけられてるのを見たことがあるわ」 「……なるほど」 そういえば学院長のセクハラネズミについてはギーシュも聞いたことがあった。 それが自分のピンチを救ったというのは微妙に思ったが、考えてみれば靴に踏まれたり、 爆風に吹き飛ばされたりとなかなか災難である。 「なかなかふびんな使い魔だな。今度、ナッツでも持っていってやるか」 ギーシュのその言葉は、何の気のなしに言った発言だったのだが、 「なら、今から行ってきなさいよ。善は急げだわ」 予想もしなかったことに、ルイズがそう促した。 「なに? 今かい? しかし、大した用もないのに学院長室を訪れるなんて……」 「そうじゃなくて、今日の報告をしてきたら、って言ってるの。 これだけの騒ぎになったんだし、使い魔が見てたんだもの。 きっと学院長はもうお知りになられてるわ。 だったら呼び出される前に自分で事情を説明した方がいいでしょ。 ……ま、勝手に決闘騒ぎ起こしたんだから、怒られるかもしれないけど」 そのルイズの言葉に、ギーシュはさらに戸惑った顔をした。 「その、それについては異論はないが……。このまま行ってもいいのかい? 君の使い魔、倒れているようだが」 「こいつはネズミを見て倒れただけよ。別にあんたのせいじゃないわ」 「しかし…」 なおも渋るギーシュに、ルイズははっきりと首を振った。 「こいつは、わたしの使い魔だもの。だから、わたしが連れて行くわ」 ルイズはみっともなくひっくり返っているドラえもんの姿を、どこか優しい目で見つめながら、 「たとえコントラクト・サーヴァントしてなくても、こいつを喚んだのはわたしだから」 と付け加え、ドラえもんのテッカテカの頭をなでる。 その姿を見て何か感じるところがあったのか、ギーシュはぽりぽりとほおをかきながら口を開く。 「その、なんだ、ルイズ」 「……なによ?」 「あー、今まで君のこと、ゼロだゼロだとバカにしていたが、その……」 「だから何よ。言いたいことがあるならはっきり言いなさいよね」 急かされ、ようやく覚悟を決めたのか、ギーシュは心持ち早口に言う。 「いや、その、つまりだね。……今の君の姿は、なんというかこう、とても貴族らしいと思ったよ。 魔法がどうこう、家柄がどうこう、ではなく、その態度というか、心が、ね」 「…え?」 ルイズはぼうぜんとギーシュを見返した。 なにそのキザな台詞、こいつ頭沸いてんじゃないの、と思ったワケではない。 今まで言われたことのないようなことを言われ、すぐには誉められたと気づかなかったのだ。 「さ、さて…」 するとギーシュはどうにも恥ずかしくていたたまれないとばかりに立ち上がり、 「で、では僕は行くよ。……あ、そうそう。そこのネコくんに、君は使い魔は使い魔だが、 勇気ある使い魔だ。侮辱して悪かった、と伝えておいてくれ」 そう言葉を残すと、顔を真っ赤にしたまま立ち去ってしまった。 「……なによ。伝えたいことがあるなら、自分で言えばいいじゃない」 小さくなっていく背中に、ルイズは小さくそう毒づく。 もう少し素直に喜べばいいのだが、慣れない誉め言葉を聞いて、ルイズも恥ずかしかったのだ。 それから、ルイズは倒れたままのドラえもんに向き直り、 「あんたはまあ、今日はがんばったわ。だから、ご主人様のわたしが部屋まで運んであげる。 きょ、今日だけ、今日だけ特別なんだから、感謝しなさいよね!」 誰が聞いている訳でもないのに、まるで言い訳するようにそう語りかける。 そして…… 「あああ! やっぱり誰かに頼めばよかったわ! 重い! こいつ重すぎる!」 ルイズはドラえもんの体をずりずりと引きずりながらそうぼやいた。 ギーシュだけでなく、あの後メイドのシエなんとかがやってきて「お手伝いしますわ」 とかなんとか言ってきたのだが、ルイズは意地を張って受け入れなかったのである。 「まったく、わたしより背もちっちゃいのにどうしてこんなに重いのよ。 こいつ一人で129.3キロくらいあるんじゃないかしら」 ぶつくさと言いながら、それでも何とかズルズルと数ミリずつ引きずっていくが、 こんなことをしていては部屋に着く前に日が、いやもうむしろ年が暮れてしまうだろう。 「こんな時、わたしにもレビテーションとか軽量化の魔法が使えたら……」 ゼロのこの身が恨めしい、とないものねだりの言葉を漏らし、 しかしそこでルイズは、名案を思いついた、とばかりに手をたたいた。 「そうだわ。サモン・サーヴァントは成功したんだし、錬金は無理でも、 レビテーションくらいなら使えるようになってるかも」 その言葉にはどんな根拠があったのか、とにかく楽をしたいルイズは ドラえもんに向けて杖を向け、朗々と呪文を紡ぐ。 そして、 「レビテーション!」 その後、ドラえもんの姿を見た者はいない…… 第三話 『めいよの決とう』GAME OVER 前ページ次ページドラえもん のび太のパラレル漂流記
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4506.html
前ページ次ページぷぎゅるいず 晴しい朝がきたー希望の朝ー、今日もトリステイン魔法学院に朝が来ました ここは学園の女子寮、色々な女の子が日々の生活をしています ここでの朝の名物の一つが・・・・・・ 「国に帰れ!!淫蕩ゲルマニア女!!」 「ほぉーーーほほほ、くやしかったらその胸を成長させてごらんなさい」 この物語の主人公 ルイズ・(後めんどくさいから略)とキュルケ・なんとか・ツェルプストーの口げんかです。 「私の名前を略すな!!」 「なんとかじゃないわよ!!」 ぷぎゅるいず 第2話 ~テンプレとか王道とかって文句ばっかつけられるけど面白いから定番なんだよな~ その頃、チェコちゃんはルイズの言いつけを守って洗濯をしてました 「はぁ、ずっとメイドをしてらしたんですか」 「はい」 じゃぶじゃぶと他のメイドさん達にまじってチェコちゃんも洗濯をします そしてパンパンと伸ばして干して、チェコちゃんはルイズの元に向かいました 「それが貴女の使い魔?本当にメイドなのね」 ルイズの元に戻ったチェコちゃん いきなりキュルケにからまれます。ルイズも憮然とした顔でキュルケを睨みつけます 「使い魔ってのはこういうのを言うのよ」 キュルケの横からのっそりと巨大なサラマンダー、ミンナお馴染みのフレイム君が現れて、 バチィーーーーン!! 叩かれました、チェコちゃんがフレイムに・・・・・・ 「ちょ!?ちょっとあんたの使い魔何してくれてるのよ!?」 「フ・フレイム!?あんた何してるの!?」 一瞬の沈黙の後・・・・・・・バチン、バチン、バチン と二足歩行でチェコちゃんにつっぱりをかますフレイム君 トコトントコトントコトコトコトコ・・・・・・・・・・・・・・・・・大相撲の拍子が聞こえるのは気のせいでしょう 「勝敗は押し出しで火の山~、火の山~」 いつの間にかキュルケの隣に来ていたタバサが東方の文字で『天下泰平』と書かれたなぞの杖っぽいものを振り回しているのは気にしない事にしましょう さて、ここで朝食とかミス・シュベールスの授業とかあるのですが、ざっくりきってお話しはルイズの遅い昼食にむかいます さて、ご他聞にもれずルイズとチェコちゃんが失敗魔法で爆発させた教室の後片付けで遅めの昼食を取っているとこれまた 男共がどうでもいい話に花を咲かせています 「あら?」 金髪の色男風の貴族のポケットから瓶が落ちているのを黒髪のメイドが見つけました 「貴族様、落し物です」 「違うよ、僕の物じゃない」 「そうですか」 あっさりと引き下がり・・・・・ 「ちょっと待った!!それはモンモランシーの香水じゃないか?」 「そうだ、モンモランシーの香水だ、お前付き合ってたのか?」 多分、トリステイン魔法学園2番の空気読めない男、マルコリヌのせいで大事になってしまいました 「ち、違うよ君達」 ギーシュは慌てて否定しますが、 「ギーシュさま」 「ケ、ケティ・・・違うん・・・・・・ぐぁはああ!?」 一年のケティちゃんには真空とび膝蹴りを、 「ギーシュ様、さようなら」 さらには、噂を聞きつけやってきたモンモランシーには 「ギーシュの浮気物!!」 ガチコンとワイン瓶で頭を殴られ、 「私だけっていったのに!?」 バチーンと女生徒Aには往復ビンタを喰らって、 「少しは痛い目みなさい!!」 ゴッッと女教師Bにゲンコツを喰らい、 「ベットでの友情はなんだったんだよ」 男子先輩Cに蹴り上げられて、やっとギーシュは気絶しました 「なぁ・・・レイナール・・・・・」 「なんだ・・・・・マリコヌル?」 神妙な面持ちで気絶したギーシュを見下ろす友人二人、 「こいつとの付き合い考えようと思うんだ」 「奇遇だな・・・・俺もだ」 「あ、あの私はどうすれば・・・・」 一人、黒髪のメイド、シエスタは取り残されるのでありました 第三話 予告 どんな困難な世界だろうと少女達は諦めない、なぜならそこに自分が望んだ宝物があるのだから 次回:大体女の買い物は長丁場って決まってるけどさ、意外と男も趣味関係は長いよな に続く 前ページ次ページぷぎゅるいず
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1834.html
時間は少しさかのぼります。 盗賊が盗みに入った事で学院内は大騒ぎになっていました。 その中で、コルベールは塔に開いた大穴と大量の残土を冷静に検分していました。 「この大量の土と、塔に開いた大穴、生徒の証言から察するに『土くれのフーケ』たぶん宝物庫内に書置きがあるだろう・・・」 苦虫を噛み潰したような表情で呟くコルベールに別の呟きが聞こえました。 「・・・泣いている」 その瞬間残土が弾け、とある物体がハルケギニアではありえないスピードで飛んでいきました。 土のゴーレムの右腕が叩きつけられた地面は凹んでいます。キュルケは青ざめタバサは厳しい表情をしています。 時が止まってすべての音が消えてしまったような中、シルフィードがある事に気がつきました。 「きゅいきゅい!!」(お姉さま、ゴーレムの後ろの空を見て!!) シルフィードの言葉を聞いて見上げたタバサがキュルケに知らせました。 「あそこ」 ルイズは自分がどうなっているのかもうすでに分かっていました。分かっていたからこそ涙を拭き戦う決意の眼差しでおとーさんを見るのでした。 おとーさんはルイズの眼を見て頷くとルイズが大事に抱えていた剣を受け取り背負いました。 空中で土のゴーレムに向き直るとルイズは杖をおとーさんは左手でルイズを抱えながら右手で剣を抜いて構えました。 「おでれーた!!お前、使い手か?? 娘っこ!! このデルフリンガー、これなら力になれるぜ!!」 錆だらけで喋る剣、デルフリンガーを不思議そうに見ているおとーさんをルイズが微笑みながら大丈夫だからと声をかけると再び杖を構えるのでした。 「おとーさん。さっきと同じ様に私が魔法で援護するから。おとーさんは飛びながら土のゴーレムの注意をひきつけて!!」 おとーさんは頷くと地上に降りてルイズを降ろし此方に気づいて向かってきた土のゴーレムに向かって飛んでいくのでした。 おとーさんは剣を使ったことが無かったのですが、剣を握った瞬間からなんとなく達人の様に使える気がしたのでとりあえず土のゴーレムの側をすり抜けながら腕を切りつけてみました。 バターを切るように簡単に切れた上に再生していく腕を見て無性に楽しくなっていました。 「うふふふ」 デルフリンガーは大丈夫かな~?と思いながら使い手のことを心配していました。 おとーさんは「注意を引き付ける為」に飛び回りながらヒットアンドウェイで腕や足を切っていくのでした。 しかし、攻撃のリズムは単調で土のゴーレムを操るフーケにも読めるようになって来ました。その事に気がついたデルフリンガーはおとーさんに声をかけます。 「使い手の旦那!!リズムが単調だと読まれちまうぜ!!」 おとーさんはデルフリンガーの言葉を気にする事無くカウンターを狙う土のゴーレムの右腕に突っ込んでいきます。 その時、土のゴーレムの背中でルイズの失敗魔法が炸裂したのでした。狙いを外さないために「錬金」で攻撃したのですがうまくいったようです。 「おでれーた!! 単調な攻撃はその為だったのか!!」 デルフリンガーの言葉におとーさんは驚いた表情で見ています。 「・・・違うのか」 嫌な空気が流れましたが、とりあえず今までどおりの攻撃をすることにしました。 遠くでその様子を見ていたキュルケとタバサが、間合いをみて魔法攻撃に参加してきました。 「タバサ~、あれ倒せると思う?」 「あと一押し」 タバサは土のゴーレムの再生速度が遅くなっているのを見逃しませんでした。 何度目かのルイズの失敗魔法が炸裂したのをきっかけに三人による魔法総攻撃をかけ土のゴーレムを粉砕することに成功しました。 ゴーレムが粉砕されたのを確認したおとーさんはデルフリンガーをしまうとルイズを抱えてキュルケとタバサの元に飛んできました。 「なんとか倒せたわねぇ。もう錬金も出来ないわ」 「同じく」 「とりあえず盗まれた物は取り返したみたいだし」 ルイズ達が安心して談笑してると、シルフィードが突然叫びました。 振り返るとそこには、破壊の杖を担いだフードを目深に被った人物と巨大なゴーレムが出来上がりつつありました。 その頃、学院内では。 「・・・毛が」 度重なる出来事による心労とおとーさんが飛ぶ際に起こした爆風により。 サヨナラを告げた長い友達に絶望しているコルベールがいました・・・
https://w.atwiki.jp/gendercontroversy/pages/21.html
リョーマ氏が唱えた「男をキモがる心理について結論から言うと、これは女の性欲の一種なんだよね」「男からのアプローチを晒す女の心理、ってのはなにかというと、これもまた本能とか性欲そのものとは違うけど、男を叩くことで快感を得ているんだよね」とする理論。氏は女は優秀でない男とセックスしたら、優秀ではない遺伝子を孕んでしまう。なので生物として次世代以降が生き残れる遺伝子を獲得するため、男を慎重に選別する必要がある。そこで、女は魅力的でないと判断した男を近くにいるだけで激しい生理的嫌悪感を抱くように本能にインプットされている…とし、「キモい男からアプローチされた!」「セクハラされた!」等の男をしばいてンギモヂイイイしているのは、女向けのポルノであると結論付けた。 負の性欲【追記あり 2019/12/7】 ニコニコ大百科での負の性欲の項はとても秀逸で専門的に書かれているため、まずはここを読んでみるといいかもしれない。 負の性欲とは (フノセイヨクとは) - ニコニコ大百科 「負の性欲」という言葉について、元ネタや文脈を踏まえずにさわいでるひとが多すぎるのでまとめる 「負の性欲」はなぜバズったのか? そのヤバすぎる「本当の意味」 女が感じる「負の性欲」の生まれ方 随時更新
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4898.html
前ページ次ページ蒼い使い魔 「遅かったな」 医務室の窓から外を眺めながら振り返らずにバージルは言った。 入って来たコルベールは額に汗を浮かべ 「お待たせして申し訳ありません、ではどこからお話ししていいものやら…」 と困ったように言った。 「聞きたいことがある、この左手の模様はなんだ?」 グローブを外し左手の甲をコルベールに見えるように掲げる。 「はい、それは使い魔のルーンです、契約の儀式をした際に使い魔の身体に刻まれます。 そちらのルーンは珍しいものでしてねぇ、現在こちらで調査中ですよ」 「使い魔契約だと…?そんなものいつ俺が了承した」 バージルから凄まじい殺気が漂ってくる、 コルベールは殺気に圧倒されそうになりながらも「申し訳ございません、ですが、使い魔との契約ができないと 彼女は二年次に進級できないので「そんなことはどうでもいい」……」 言い切る前にバッサリである、取り付く島もないとはこのことだろう、しかしコルベールは下がらない。 「それに、契約をさせていただいたのはもう一つ理由があります」 「なんだ…」 「あなたが召喚された際に負っていた怪我です」 「…」 「あなたの再生能力には驚かされましたが…その腹部の傷、それだけは完全には塞がっていませんでした。 呼び出された平民がこの学院で治療を受けるとなると面倒な手続きが必要なのです、ですからその手続きを簡略化するためにも 彼女の使い魔、ということにして治療を受けさせたのです、それに、治療に必要な秘薬代は彼女が負担しています」 多少の脚色は入っているがほぼ事実である。 「ちっ…」 軽く舌うちするバージル。 (これはもうひと押しだ!) そう確信したコルベール「つまり彼女はあなたの命の恩人ということになります」 きまりが悪そうに外へ視線を向けるバージル。 「フン・・・ところで、この世界には俺の知らない力があるらしい、貴様が放って来たのがそうだ、 いったいあれはなんだ?」 「失礼ですが魔法をご存じではないのですか?」 「知っているには知っているが、俺の知っているものとはずいぶん違う」 「そうですか、この世界には魔法という概念があります、少々かいつまんで説明しましょう」 現役の教師なだけあって、バージルを巧く丸めこみ自分のペースに持っていった。 コルベールは魔法の概念、系統、使い魔、魔法が使えるか否かによる身分社会制度をバージルに説明した。 「成る程…大体理解した…」 「そうですか、それはよかった。」 満足そうにコルベールは微笑む、やはりそこは先生、教えたことが伝わって喜ばしいのである。 「どうやら俺は…あの女に助けられたようだな…」 「で・・・ではっ!?」 バージルは腕を組み目を瞑りながら言った。 「あの女に、少しだけ付き合ってやる、貴様らの言う、魔法とやらの力にも興味がわいた」 そう言い残し、医務室のドアから出ていった…… 「だっぁぁぁぁ~~~~つかれたぁぁぁぁぁ~~~~~」 コルベールは倒れ伏すように医務室のベッドに倒れこんだ。 「いままで生きてきたなかで最も気を使う会話ベスト5にランクインしそうな勢いでしたよ…」 まったく、あんなのが使い魔とは・・・ミス・ヴァリエールもかわいそうに…そう呟いたその時 「おい、コルベール」 ドアの前にバージルがいた。 「はっはい!なんでしょう!?」 慌てて飛び起きたコルベールにバージルは呟いた。 「あの女の部屋は…何処だ」 「・・・・・・」 前ページ次ページ蒼い使い魔
https://w.atwiki.jp/wiki8_unknown/pages/148.html
個人データベース > JM > Tolone Tolone Name Tolone Nationality 神聖ソラリス帝国 Race 人間(サイボーグ) Position JM *~*の嫁 Sex 女 Wanzer 色々搭乗する Age 24か5あたり Job ストライカー Size 159cm B85 W55 H92 70kg Skill ポジトロンビーム、鉄拳 特徴 銀髪ツインテール、碧眼、白い肌、頬のネジ が特徴のXenogearsのキャラ。 店長 *~*夫人にしてセクハラされる要員。一人称「オレ」 Wanzer Shop -Black History-の影の支配者。 傭兵は引退してるので基本的に戦わないが、サイボーグだけに 白兵戦での戦闘能力は抹鬼と互角くらいと推測される。 ちなみに、そばに寄るとほんのりオイルの香りがする。 馬鹿旦那のJM *~*と 娘(養子)のソーンとルナ、ルカ 達とWAPS基地で暮らす。 持物 対EMP装置 外付けでヴァンツァーとの接続端子の間にかませ、 強烈なEMP攻撃をヴァンツァーのセンサーを通して速やかに感知、処理し、 操縦者に攻撃が届く前に接続を切り、EMPの影響を無効化する。 タチコマ さんに貰った パイロットサイボーグ保護用機器。 経歴 JM「」 *~*と大体一緒 機体 BH後方支援小隊のグランテスや輸送機を操縦する