約 2,444,696 件
https://w.atwiki.jp/riskyeat/pages/20.html
パッケージは、トシとゴキポンとゴキポンLV.10がつとめている。新カードは5枚。 どうやら、マスコットキャラクターはゴキポンのようである。十代のハネクリボーを意識したのか。 001マザー・スパイダー 002グランド・スパイダー 003サクリファイス・スパイダー 004スパイダー・スパイダー 005代打バッター 006共鳴中 007ゴキポン 008スカラベの大群 009魔導雑貨商人 010セイバー・ビートル 011デビル・ドーザー 012地縛神Uru Super 013ゴキポンLV.10 Ultra 014サイバネティック・スパイダー Ultra 015ゾンビ・キャリア 016地底のアラクネー Super 017大樹海 018エネミーコントローラー 019スパイダー・ウェブ 020大嵐 021光の護封剣 022つまずき 023サイクロン 024Oh!My attack Rare 025ゴキホイホイ Super 026スパイダー・エッグ 027鎖つきブーメラン 028アヌビスの呪い 029ゴキの収集 Super 030激流葬 031ジャイアントワーム 032孵化 033ヴァリュアブル・アーマー 034重力解除
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/5071.html
551: 影響を受ける人 :2017/12/17(日) 22 45 24 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。というか、ほぼメアリー・スー状態です。 オリジナル設定、個人的解釈が入っています。 流血・グロイ表現が有ります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第百二十二話 ―扶桑海事変:裏―05― 苦戦する事はわかってはいた。 しかし想定以上の能力を持ち、奇策を用いてくる冷徹に狂った相手に手古摺ってしまう。 分体を全て動員し、何とかダメージを与えようと奮闘するが有効打にならない。 その焦りと、“七支禍皇”の出鱈目な機動により、自分達が定めた戦闘領域から出てしまった事は己のせい。 そして、靄を突き破っての出現と同時に放たれた砲撃に対処が遅れたのも運が悪かったとしか言えない。 “七支禍皇”としても、そこに人類がいるとは知っていなかった。 だが、視認すると同時に素早く行動を決めた決断は圧倒的な殺意の御蔭か。 しかし九曜葛葉が砲撃を受けたという事実は変わらない。 受け身も取れず、咄嗟に防御担当の分体が総動員でシールドを張ったのが救いだ。 しかし、強固なシールドが展開できたのは頭部と、心臓と肺の部分のみ。 残りは通常のシールドのみ。それでも多層化させて防ぐ。 結果から言えば頭部と心臓と肺、これは全て守る事ができた。衝撃波が襲ってきたがそれほどと言う物ではない。 問題は他の部分。 内臓器官は断片被害・猛烈な熱量を防げたが、衝撃波までは防げなかった。その為、ボディーブローを食らった様な衝撃波が内蔵を抉る。 そして両手足、尻尾に関してはシールドを展開していた所はある程度防げたものの、シールドが展開できなかった部位に断片が襲い掛かり、傷をつけた。 放り投げられ、シールドで防いだが被弾し、防いだシールドが固定式で合った為に衝突して一時的に空中に留まる。 その際に様々な思いが胸中を交錯した。 痛い! なぜ戦艦がここに!? 迎撃作戦を展開している海域に出てしまったのか? 頭は無事、重要器官も無事だ。ぐぅ・・・右足に激痛が走っている。 クソッたれ、痛み方からして骨まで到達している可能性がある! 右腕が動かない!? 肩から痛みが・・・脱臼しているのか? 治す時間をとらないと・・・ 衝撃から立ち直ろうとするが、“七支禍皇”は追撃を緩めなかった。 一度停止して放り投げた“七支禍皇”は、砲撃を受けたタイミングで再度接近。 上体を回して勢いを付けた副砲の砲身を叩きつけて薙ぎ払う。 「■■ュッッ■■■■■■■ゥゥゥゥッッ!!!」 硬い砲身のフルスイングをまともに受けた体が、海面に激突してはバウンドして跳ね飛んでいく。 不意打ちにつぐ不意打ちに、さすがの九曜も体勢が整えられない。 更に“七支禍皇”は全ての火力を憎い怨敵に叩き込む。 ―GiGyaLiiiiiiAAAAaaaaaaaaa!!!!!!― 短い時間の様に感じ、長くも感じる時間が過ぎ去る。 まだまだ怨敵はいる。全てを皆殺しにするまでは止まらない。 この命尽き果てるまで止ってはならない。この憎悪が、怒りが燃料となり続ける限り。 とりあえず主砲のチャージを開始しておくとしよう。確実に仕留める為に。 素早く砲門を解放し、狙いを付けようとして・・・すぐさま靄から離れるように移動した。 同時に靄を突き破って、二体の巨大キツネが躍り出る。 「■■■■■■■■■ゥゥアァァァッッ!!!」 「■■■■■■■ィィッッ!!!」 咆哮をあげながら迫る二体に対し、振り抜く様に主砲を発射した。 チャージ時間が短いから威力はかなり低いが、それでも神獣モードの三尾形態のシールドを紙の様に吹き飛ばす。 大ぶりな一撃であったので、二体とも多重展開したシールドで数秒だけ時間を稼ぎ、それぞれの方法で避ける。 一体は跳躍で、一体は滑り込むように伏せて。 二体とも本体の心配をするが、負傷した場合を担当させていた分体から指示により、そのまま攻撃を続行する。 火球を吐きだし、雷撃を叩き込むのだが相手の機動が直角だったり、急停止したりと不規則過ぎた。 取りあえず本体から引き離す事が目的であるので、これはこれ良い。 問題は・・・ 「こ、こっちに来るぞ!」 「退避、退避ぃぃ!!」 552: 影響を受ける人 :2017/12/17(日) 22 46 16 戦場に迷い込んだ部外者たち。 何故彼等がここにいるのかは・・・ある程度は想像できる。しかし今、この場にいては欲しくなかった。 最悪な事に“七支禍皇”は彼等に向かって後退している。 よほど慌てているのか砲撃が飛んでこない。流れ弾が飛んでこないのは良いが、少しは攻撃してほしいとも思ってしまう。 高速で後退していく“七支禍皇”の進路上に艦艇が重なった。 「ぶつかるぞ!!」 誰かが叫んだ。それを飲み込む様に“七支禍皇”が突撃してきて衝突する。 犠牲となったのは【有明】。100メートル級の巨体を支える脚部に引き潰され、円盤状の足から照射されるレーザー、それに伴う水蒸気爆発により残骸も無く沈んだ。 艦隊を斜めに通過したため【初春】にも被害が及ぶ事に。 【初春】は速力を上げて回避を試みたが艦尾が引き潰され、戦闘終了後には海上に浮かんではいなかったという。 最後の犠牲者は【子日】。彼女も回避を試み、何とか接触だけで済んだ。 右舷に大きな傷と歪みを受けたが船体は無事だ。 船体は無事だったが・・・“七支禍皇”が、凶悪な汚染兵器である事が兵士達に牙をむいてしまう。 「やった! 回避でk・・・ゲホッ!?」 「い、息が・・・ぐげぇぇぇ・・・」 「ダズゲ・・・ジニダグぺェ・・・・・・・」 兵士達の口から血の泡が吹き出し、咳をすれば床を真っ赤に染める。 眼は充血して、顔のあらゆる穴から血が噴き出して次々に人員が倒れて行った。 そして、全ての人が死に絶え、【子日】は無人で航行し続けるだけになった。 此の間、僅か30秒以内の出来事。 そんなありふれた悲劇が起こっているのも知らず、三体の巨獣たちは乱舞を続ける。 ただし。一方的に。 現在分体二体が追いかける形となっているが、有利に進めているのは“七支禍皇”。 と言うのも、 (ええい! 戦艦が邪魔だ!!!) (盾に使いやがって! 知恵が回る敵は本当に厄介だな!!) と、言うわけだ。 “七支禍皇”はちょうどいい人質兼盾として安田艦隊を利用し始めていた。 攻撃の姿勢を見せれば戦艦の陰に隠れ、砲撃をぎりぎり掠めるように放つ。 戦艦よりも旋回の早い砲塔を持つ重巡【恐山】【雲仙】は、果敢に挑もうとするも圧倒的機動力を有する敵を補足できない。 ならば、速力のある駆逐艦が追いかける手もあるのだが・・・ (来るなと言っているだろう!) (隠れる場所が無い駆逐艦が来てもなぁ・・・ 瘴気でやられて、死ぬだけだぞ・・・) 分体が妨害してこちらに来させない様にしていた。 分体としては親切心で妨害しているのだが、下手に意思疎通ができないので困り果てている。 分担して挟撃すればいいのでは?と、思われるかもしれない。 しかし、“七支禍皇”はこの状況を作り出すために戦艦【若狭】の艦尾をレーザーで切り取り、実弾で穴だらけにしていた。 それにより、一体は【若狭】の傍を離れることは出来なくなってしまったのだ。 足手まといを狙うように動く“七支禍皇”。 決定打が足りず、着々と魔力を消費していく分体。 どう考えても分体の負けは確定している。打開するには、本体の参戦が重要なのだが・・・ 激しい攻防戦をしている分体が、本体を再生中の救護担当分隊に問いかける (再生状況はどうなっている!!) (右足の破片取出しは継続中。無理やり切開して、骨まで届いている破片を・・・取り出し終った!) (右の脱臼は直した! 現在打撲の治療中。) (意識は有るのか! 本隊が目覚めないと魔力供給できないぞ!) (もう起きてるよ! 現在麻酔無しで治療を 海 中 で手術しているから、痛みで起きてる!! もっとも、頭に衝撃を喰らっているから朦朧しているけど。) (だったらさっさと覚醒させろ!) (分体なのに本体に厳しいよね。) (私は宮様の性格を模倣した分体だからな。厳しくやるさ。それよりも急げ!!) (了解した。おい。鼻先でクサヤ出してやれ。) (*1)) (遊んでないで、さっさとせんかあぁぁぁぁぁ!!!) 痛い子部隊の性格を模倣している高機動補助分体部隊の漫才に、問いかけた分体の頭が痛くなる。 打っ飛ばされた九曜葛葉はそのまま海面をバウンドした後、身体に張り付いていた八尾の人型分体によるシールドプレスを受け、海中に叩き込まれて砲撃から身を守る事ができていた。 しかし意識が戻らず、大慌てで治療を開始した。 強大な魔力に後押しされた再生能力は、真面な再生をしない時がある。 速い話、「捻ったけど歩けたので放っておいたら足がおかしくなってしまった。」と言う事になる。 体内に破片が有れば、異物を排除するどころか癒着しかねない。 その為、再生完了する前に治療を施す必要性があった。 といっても、神獣形態の状態では麻酔など効きはしない。 故に、麻酔無しでの手術だ。これで起きないものなどはいない。 553: 影響を受ける人 :2017/12/17(日) 22 47 14 戦国時代に生まれ、怪異を相手に戦い、時には人相手に戦いもした。 傷が付かない事などなく、大けがを負って寝込んだこともあった。 まだ感染症の概念の無い時代。治療される側になった時は、冷や冷やしたモノである。 いや。自分は分体であり、本体じゃないから心配するのはお門違いか? ともかく、本体には起きてもらわないといけない。 「■■■■■■■■■ゥゥッッ!!!」 「■■■ァァ■■■■■■■■■ィィッッ!!!」 「■■■ィィ■■■■■■ゥゥァァッ!!!」 「■■■■■■■■■■■■ァァァィィッッ!!!」 どうやら起きたらしい。 背骨にダメージがあるようだが、腰痛さえ直す再生能力だ。生前にも有ったらとても喜んでいたのに。 豪勢な事に八尾の神獣分体が二体。三尾の神獣分体が二体の様だ。 三尾は、そのまま一尾になるまで減少した自分達と融合する。同時に記憶の同期が起こり、本体の指示も確認できた。 どうやら一気に決める気のようだ。 護衛にあたっていた分体が指示を確認すると同時に、海面がどんどん白くなり始めていく。 それは視界に移るすべての海面で起き始め。八尾の分体と戦闘を開始した“七支禍皇”でも確認できている。 海面が、視界にある範囲全てが凍り付き始めていた。凍らせている理由は艦隊の行動を拘束する事、簡単には沈まないようにする事だろう。 それを察すると同時に、“七支禍皇”の後ろから本体が凍りついた海面を砕いて現れた。 「■■■■■ュ■■■■■■■■■■■■■■■■ァァァァァッッッ!!!!!!!!!」 ―GiGIiiiiiiAAAAaaaaaaaaaGYAaaaaaaiiiiiiiii!!!!!!!!― “七支禍皇”が振り返り、九曜葛葉に向かって突撃して行く。 後方から襲い掛かる分体など目もくれない。ただただ愚直に、一直線に向かって行く。 御互いに、己の出せる最高速度で。 九曜は後方にアフターバーナーのような光跡をなびかせて、強力な超高圧縮多重展開シールドを前面に貼り付け。 “七支禍皇”は主砲にエネルギーをためつつ全ての砲身を、全ての火力を叩き込む。 御互いの距離が無くなっていく。 九曜の姿は痛々しい。 白い毛に血の跡が付き、いまだ治療中の背骨から、右足まで小さな分体達が張り付いている。 “七支禍皇”の体から高濃度の瘴気が漏れ出す。 濃度が濃すぎる瘴気は、自分の体を容赦なく溶かしていく。 そして、激突する前に攻撃を放ったのは“七支禍皇”の主砲たる高圧縮瘴気砲。 砲身のカバーを全開に開き、間髪入れずにはなったそれは、九曜が右にギリギリ避ける事で躱される。 当たらない。当たらないなら、振り回せばいい。 すぐさま旋回しつつ、一定距離を保つべく移動方向変えた。 <ガゴォォォン!!!> ―GIRIIiiiiii!!??― また何かにぶつかった。 海面はすべて凍って、白い大地が出来上がっている。氷山など無いはず。 振り返ろうにも主砲の発射を中断できない。怒りともどかしさに身を任せてその場に移動しようとしたが・・・ (逃がさん!) (おとなしくしろ!!) 八尾の分体二体が、“七支禍皇”に取り付き、尻尾をアンカー代わりにして固定していた。 先ほどぶつかったのは分体が展開したシールド。意識がそれた瞬間にさらに加速して、シールドつきの体当たりを敢行したのだ。 そして動きを封じるため、全力で爪をつきたてている。 上体を必死に動かして抵抗する“七支禍皇”だったが、主砲のエネルギーがとうとう尽き果て。 目の前に九曜が躍り出た。 以上です。 次回が戦闘終わりになるぜよ。
https://w.atwiki.jp/hakika_ghostpath2/pages/7.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/hakika_ghostpath2/pages/10.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 RSS アーカイブ インスタグラム コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3416.html
285 :影響を受ける人:2016/03/27(日) 22 15 30 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 オリジナル設定、個人的解釈が入っています。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第八十八話 ―決戦前夜05 御前会議:中々篇― 堀井は会議が始まる前に、少しだけ思考の渦に身を置いていた。内容は最近の近況について。 昔、奮闘していた姿認められ、九鬼大将に目に留まり可愛がられ。 そして自分で派閥をつくり、恩師たる九鬼大将と共に海軍の代表格となり。 それは怪しい連中の排除においても発揮され、「二つの派閥が手を組めば敵などいない!」そう言えるほどになった。 しかしある時から九鬼大将は身を引いてしまい、離れて行ってしまう。 その“ある時”はいつだったかわからないが、堀井にとっては晴天の霹靂だった。 堀井は名家の出と言うわけではない。だからこそ部下たちは慕い、憧れ、期待した。 彼は潰される事なく彼等の期待によく答え、貫禄と実力を身に着けるにいたる。 だがしかし、時間と言うのは残酷だ。 しだいに彼自身も気が付かない内に暴走気味なりがちで、心配する九鬼大将の苦言も流してしまうほどに増長・・・ 大陸の戦況が悪くなる報告を聞いては陸軍に対して憤怒の怒りを上げ、同時に海軍から助力を受けさせてやっているという優越もあり、暴言を繰り返す。 しかしこのあたりからだったか、九鬼大将が離れて行ったのは。 亀のように頭を引っ込めたはずの例の組織は、あの手この手でやり方を変えて地道に勢力を伸ばしてくる。 九鬼大将が離れたせいで派閥から出て行く者、中立になる者、九鬼大将に合流する者が出てきた。 それだけならまだよかった。こちらが保管していた備品を持って行くなど、目につく行為が多くなってくると話は違う。 それも、陸軍に浸透した例の組織の息のかかった連中となれば、敵視するのには十分。 確かに例の組織は問題になりそうだった新型の50口径41cm砲の製造に関与し、開発を速めてくれた。 だからと言って良いように組織を操られては困る。海軍は、私物ではないのだ。 それ故に、軍令部で立案された作戦を知る事ができた時、迷わず堀川等を呼んだ。 ――――― 自分の執務室で仕事をしていた堀井は、ノックの音で顔を上げて扉の方を見る。 「堀川 吉郎(ほりかわ よしろう)です。」 「そうか、入れ。」 入室を許可すると、堀川はドアを開けて一礼する。 相変わらずの生真面目さに苦笑すると、彼は別の存在に気が付いてドアを閉める手を止めた。 「安田中将、貴殿も来ていたのか。」 「ああ。」 堀川の視線の先にいる男。小太りながらも顔は潮風を受け、深くなった皺を持つたたき上げだ。 確か新型の重巡洋艦を率いていた筈だ。確か・・・【雲仙型】だったかな? 安田中将…【安田 道長(やすだ みちなが)】はあまり好きではない。 艦隊運用は上手く、自分も唸る機動をする時がある。 しかし・・・裏ではキナ臭い噂が立っているのだ。 堀井派では、自分と彼だけが艦隊を指揮する立場にいる。 今のところそれしか共通点が無いが・・・ 「堀川も来たことだし、これを渡そう。」 「なんでしょうか?」 手渡されたものは紙束で、安田と共に交換しながら読んでいく。 枚数はそれほど多くは無かったから、1時間もせずに読み終える。 そして、安田は怒りの感情を隠さずに堀井に詰め寄った。 「なんですかこれは! まるで陸軍主導のような作戦、認められるはずが有りません! 陛下から預かりし艦艇を、囮に使うなど!!」 強く机を叩き、熱弁を振るうかの様に腕を振るう。 少々大げさな身振りをする欠点に少しだけ嫌な顔をする。 だが安田は堀井が浮かべた表情を同意ととったのか、更に怒鳴り散らす様に続けた。 「あのデカブツが扶桑海を渡るなど、絵空事です! 有りもしない事実を評する輩などに、耳を貸す必要性はありますまい!! そもそも大陸失陥の責が有るというのに、このような作戦を立てる事こそが間違い! 敵の陸上戦力が扶桑海を渡れない以上、気にすべきは航空戦力のみです。 たしかに“オニグモ”という目標が目下の最大目標ですが・・・敵にならないでしょう。 我が方には最新鋭の戦艦が四隻あり。いずれも最新の高性能砲を装備していますからな!」 286 :影響を受ける人:2016/03/27(日) 22 16 08 言いきり、荒くなった息を整えるのを見つつ、満足げに頷く。 安田の意見には、堀井も同意だ。 陸軍に対して思う事が有り、なによりも責任を取っていない輩の言う事など聞きたくない。 それが本心だ。 「やはり九鬼大将に進言すべきだろうな。 このような作戦には同意できない。我々独自の作戦を立てるべきだと。」 「ええ。私も微力ながら御尽力いたします!」 二人が進言する事を決意すると同時に、 「そうでしょうか? 私は良いと思いますが。」 資料を読み終えた堀川は反対の事を述べた。 思いがけない回答に堀井が驚いて此方を向き、安田も何を言っているのだと言わんばかり振り向いて睨む。 「なぜ、そうおもう?」 驚きからすぐさま立ち直りはしたが、出した声は若干震えている。 それもそうだ。目の前の堀川は、堀井が一番信頼していた人物なのだから。 そんな人物が自分とは真逆の反応をした。 内心の動揺を抑えつつ、答えを待つ。 「そうですね・・・ まず一つ目は実績のある戦法だからです。 陸軍大陸からは追い出されましたが、民衆を安全に避難させるだけの時間を稼ぐことには成功しています。 さらに“アホウドリ”と“オニグモ”の来襲は、最終的には撃破しています。 双方の戦法は敵の護衛を排除し、本体を叩くと言うもの。 実績があり、こちらに合わせて改良した戦法ならば検討してもよいと思います。」 「そうか・・・ だが、相手は学習するという検証結果もあるが?」 「私もそれは知っています。事実“オニグモ”においては最後まで護衛を止めなかった怪異がいたようですし。」 堀井の問いに堀川は肩をすくめて同意する。 「ならば!」 「ですが、戦いに必要な戦力の集中を実現しています。 戦艦部隊を囮にするというのは、脆弱な航空母艦を守る為に必須です。 確かに 囮 と言う単語にはいささか思う所は有ります。 ですが、対空火力が明らかに上の戦艦が前に出るのは戦術上良いと考えです。 陸上で行った改造砲の急場しのぎとは違い、こちらの艦砲射撃技術は圧倒的に上。 “オニグモ”相手でも十分戦えます。」 反論しようとした安田を遮って話を続ける。 遮られた安田は歯軋りと共に黙り、堀川は穏やかな笑みを持って言う。 「なによりも、先陣を切って戦う。 それは武人としても誉れ高きであり、何よりも・・・ 女子の後ろに立って戦うなど、男子のする事ではないでしょう。 我々の訓練は一体何のために行われてきたのですか? すべては扶桑皇国を守る為。扶桑に住まう国民の為。そして、誇りの為でしょう。 私はようやく役に立てる出番を貰い、寧ろ気分が向上しております。 誉れ高き扶桑皇国海軍。世界初の40cm砲搭載戦艦【長門】。 この艦に乗れて私は本当に幸せです。 新造艦で高性能だろうとも、わ か ぞ う の【紀伊】型に負けません! この作戦の一番槍。ぜひとも我が艦隊にやらせていただきたい!!」 啖呵を切った堀川に、二人は何も言えない。 安田は堀川を「気でも狂った」ように見て、堀井は衝撃を受けて見つめるだけだ。 「自分を・・・ 俺を・・・ 裏切るのか?」 少しの沈黙の後、絞り出した声は、自分の声とは思えないほど掠れて聞こえた。 「裏切る? 誰をです。」 「っ!」 堀井は堀川の目を見て、ようやく目の前の人物が自分を 見限った 事に気が付く。 「誰に付くつもりだ・・・」 「これは異なことを。私は誰にもついておりませんが?」 「ふざけるな!」 裏切られた怒りと共に勢いよく立ち上がる。 その拍子に腰かけていた椅子が倒れ、机を思いっきり叩く。 普通の物なら萎縮するが、目の前の男は動じるばかりか前に出てきて逆に堀井を威圧する。 「フザケテいるのは貴方だ!!」 「な、ぁっ・・・」 「貴方はこの場で我々に作戦とは違う事させようとしたのでしょう! 我が艦隊には【長門】【陸奥】【伊勢】【日向】【山代】【若狭】の計六隻戦艦がいます。 ほとんどは旧式の35.6cmです。しかし大口径砲であることは違いありません。 この六隻だけでも抜けてしまえば、作戦の成功率は下がる。 作戦が失敗したと判断して、強制的にでも敵の排除命令でもしますかな? 味方がいるのも構わずに。 それとも、陸軍の作戦には従えないと土壇場で独自行動させますかな!?」 287 :影響を受ける人:2016/03/27(日) 22 16 48 ほぼ息継ぎ無しで言い切り、荒くなった息を整え、 「我が艦隊は、将兵達は、海軍は! 貴方の私物ではない!」 吠えた。 安田の怒号とは違う、烈火のごとき怒りに堀井は何も言えない。 ―貴方の私物ではない― 言えるはずも無かった。そんなつもりなど、なかったのだから。 呆然とたたずむ二人を残し、堀川は資料を置いて綺麗に一礼して退室する。 それを只無言で、見送る事しかできなかった。 ――――― あれは、堪えた。 自分は海軍を良いようにしようという輩を如何にかしようとしていた。 犬猿の仲だった陸軍の言う事など、聞きたくも無かった。 九鬼大将の行動に怒り、自分の思い通りにいかない事に憤怒する。 どこの子供だろうか。堀川に愛想が付かされるのも無理はない。 その日は結局仕事がそれ以上出来ず、そのまま帰宅してひたすらに考えた。 そして同時に周りの確認もする。 確かに学もある物はいるが、基本的に自分の取り巻きでイエスマンばかり。 不満はあっても改善策は出てこない。 流れを読める者は離れて行き、堀川のような人材もまた・・・ 例の組織の拡大はもう、自分だけでは止められないだろう。 もう自分が出来る事が無くなりつつある。この流れはもう止められないだろう。 天皇陛下の覚えも悪い現状、もはや海軍にとって自分は害悪。 「害になるならば、排除せねばな・・・」 昔からの思いは変わらない。この国の為、国民を守る為に働く。 故に、害悪となる人材を 道 連 れ に海軍を去るべきであり、派閥下層部の人員はともかく、上層部は排除する。 流石に海軍の機能を半身不随にするわけにはいかないが、これは必要な事。 それに謎の組織に対する嫌がらせにもなる。 内心でその思いを抱えつつ会議に臨んだ。 周りが騒ぐ中、堀井は静かに質疑を重ねていく。 自分が納得していると言えば腰巾着も、嫌々ながらも黙って言う事を聞く。 「提案とは台風を利用した、巨大魔方陣を形成する事であります。 あまり思い浮かばないかと思われますが、この手の自然利用の儀式と言うのは古来から有ります。 雨乞い然り、快晴然り。 我々は台風の目を利用し、目標“ヤマ”を覆うほどの巨大シールドでもって封じ込めを行いたいと思っています。」 さあ。気になる点を洗い出し。次へと繋ごう。 それが自分にできる最後の仕事だ。 以上です。 書いて行ったら想像以上に堀井大将が覚醒して、良い人になってしまった・・・ 本当ならもうちょっと嫌味な人になるはずだったのに。 どうしてこうなった??? 更に長くなってしまったから、次回こそ後篇にしたい
https://w.atwiki.jp/civilization/pages/502.html
プレイレポ/BtS/よくあるデフォルトパンゲア戦記 NGの首都すげえwww -- 天帝というだけで期待大! -- 本編の話はいいのでNGのセーブデータください -- 刃牙ネタはいつか誰かがやると思ってた -- あー申し訳ない。NGの神首都、記念撮影だけして次行ってしまったので残ってません。 -- 金融宝石5個川ありとかwwww -- NG判断GJw 流石にこれはレポとして成り立たないなw -- 金都市建てて貝共有できるのも酷い。草原宝石が自給できるから特にw -- エリザベスが悲惨だがマンサはもっとひどそうだ -- とりあえずガンジーが担当文明とみた -- 今回も期待してるよ -- NGの神立地に吹いたw -- レポにするかどうかはともかく、プレイすればいいのにw -- モンテの発言、「とは」が二重になってます -- 誰がプレイヤーかわからないのは新しい、スパイ経済の人以来ですよここの書きコはm -- ユスティが鬼拡張でリードしそうだな -- NGこんなのありえるのかよっww -- それにしても濃いメンツだな -- ガンジーかスーリヤヴァルマン2世とみたぜ!! -- エリザベスならネタ的に面白くなりそうwスーリヤとかガンジーだと拡張楽だけど面白みに欠けそう -- これは期待せざるを得ない -- とはとは修正しました。他も少々。 -- こういうのは尖ったAIをプレイヤーが取っちゃって「いつものこいつと違うぞ」なのがお約束 モンテかマンサと見た -- あんな神立地引いてみたいもんだな -- メンツが素晴らしすぎるww -- 首都資源7つなんて初めて見ました -- 神立地だとハンマー足りなくて以外に苦労するんだぜ -- 金融で川沿い宝石5近海貝2とか神がかってるな、、、 -- ↑↑一般的にはそうなんだが、この神立地はハンマーも結構出るから隙が無いな・・・ -- ○○○・カパック、ユスティア○ス、マンサ(死ね)、エリザベス、強指導者が多いですね。 -- 「その遺産は既に我が国が完成している」www -- 全選手紹介面白すぎるwww --
https://w.atwiki.jp/aradlife/pages/83.html
レア 山茱萸ゲートル 燃え盛るファンゴルンのゲートル 熟練されたベヒーモス冒険者のための疾走のセラミックゲートル 熟練されたベヒーモス冒険者のための鋭利のセラミックゲートル 熟練されたアンダーフット冒険者のための疾走のセラミックゲートル 熟練されたアンダーフット冒険者のための鋭利のセラミックゲートル セット スヤスキンゲートル バイネンフルクパンツ アイアンブローグリーブ 大陸の新緑パンツ バサルトマークパンツ ブレイブグリフォン軽甲下着 ベヒーモス冒険者のための力のセラミックゲートル ベヒーモス冒険者のための迅速のセラミックゲートル アクアクルステパンツ マイアロイヤルガードのグリーブ クナクスプロテクターゲートル 精神集中パンツ 悪魔破滅者のレギングス アンダーフット冒険者のための力のセラミックゲートル アンダーフット冒険者のための迅速のセラミックゲートル アンダーフット冒険者のための迅速のセラミックゲートル プラトニックコンバタントパンツ グリズルドスーツパンツ アレクシスパインパンツ スプリガンティンバーパンツ エイスアドバントパンツ 審判の鎧、ベオナリア脚版 ノースマイア冒険者のための力のセラミックゲートル ノースマイア冒険者のための迅速のセラミックゲートル ユニーク エルブンライトパンツ レガシー メティスのスヤゲートル 聖なるメティスのスヤゲートル シロネンのボーンゲートル 聖なるシロネンのボーンゲートル ラトリのボーンゲートル 聖なるラトリのボーンゲートル キュベレイのセラミックゲートル 聖なるキュベレイのセラミックゲートル イシュタルのセラミックレギングス 聖なるイシュタルのセラミックレギングス [[]] [[]] [[]] [[]] [[]] [[]] [[]] [[]] [[]]
https://w.atwiki.jp/sbm5/pages/7.html
効果:Yボタンで正面の爆弾を+3マス目に弾き飛ばす ※前に障害物が有る場合超えて進む 爆弾に挟まれようがYボタンで弾くことが可能。 事によってはパンチ一枚でタイムアップに持ち込めてしまう心強い防御アイテム。 ボンバーマンシリーズの中でもエフェクトに癖が無いのでバンバン使える。 ちなみにYボタン押しっぱなしでオートパンチが発動できるぞ。 ただし、同効果のケルーイはオートパンチに対応してない。 溜めパンチ 一定時間経過した爆弾をパンチする技。 画面枠の外に爆弾を投げ、反対の枠外から爆弾が現れ爆破させることも出来る。 多人数戦では色々と気を取られているので何だかんだ使えるテク。 サドンデスタイムはこのテクの攻防がメインになることもある。 爆破直前でする場合、溜めパンチは火力3までが限界。 それ以上火力が多いと自滅してしまう。 起爆パンチ http //www.nicovideo.jp/watch/sm17438876 爆弾の起爆状態と爆風貫通不可を利用したテクニック。 引火した起爆状態の爆弾を弾く!!!!! 理論上最強の攻防術だが無謀と言われてるほどリスクが高い。 攻撃として使う場合は起爆パンチする爆弾を非十字路に設置しよう。 キックとの併せ技 蹴り起爆・パワーグローブとの併せ技 投げ起爆と存在する。 ピヨらせ 弾いたボムの着地地点に相手が居ると 相手は一定時間無防備状態(以下 ピヨリ)になり さらにアイテムを1枚落とす。 相手が非十字路でピヨっていたらチャンスだ! ピヨってる間に爆弾を設置し相手を挟もう。 ピヨ連 上記のピヨらせの応用上位テク。 ピヨリが回復したと同時にピヨらせる。 シンプルだがタイミングがシビア。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3395.html
26 :影響を受ける人:2016/03/14(月) 22 41 13 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 オリジナル設定、個人的解釈が入っています。 今回、原作に近いセリフを入れいています。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第八十七話 ―決戦前夜04 御前会議:中篇― 「是非も無し。どのような回答が来るのか・・・ どのように納得させるのか。話し合いましょう。」 東条英機は視線だけを堀井大将の方に向けていた。 (おいおい・・・原作とだいぶ違うぞ。) 本来なら彼も罵詈雑言を言うはずなのに何も言わない。 そればかりか冷静にこちらに質問を投げかけてくる。 (やっぱり。“小娘”と言っていた加藤武子が立案したわけではないからか?) ゲンドウポーズのままの堀井大将を見つつ考えた東条英機の考察は、見事に的中していた。 原作において彼等が加藤武子を侮辱し、計画に難色を示したのは よく知らなかった からだ。 おおまかな概要のみが伝えられ、いざ会議に出てみれば陸軍主導でありながら海軍をこき使うかのような作戦。 いかに陸軍と海軍の仲が伝統的に悪いとはいえ、これはいくら何でも酷過ぎた。 あと、陸軍の建てた反攻作戦で、いたずらに戦力を削られた苦い経験もある。 それ故に原作ではあのような対応になった。 それ以外にもウィッチに対する低評価もあるのだろうし、「女がでしゃばるなど」と言う思いもあったのだろう。 しかし現状堀井大将は冷静そのもの。 理由は前段階で、軍令部で“同様の作戦”が持ち上がっていて“知って”いたからだ。 知っているならある程度の気持ちの整理がつくし、作戦は海軍主導で進めるという記述もあった。 取り巻きが騒いだのは、陸軍側が説明しようとすることに対する嫌味である。 しかしここで隙を見せるわけにはいかない。 原作同様彼は「国体無くして皇国はあり得ない」と思っているに違いなく、きちんとした説明なしに戦力を出す気などないはずだ。 (だが、そこらへんの抜かりはない!) 東条は杉山元の方に目配せをすると、彼は小さくも強い意思でもって頷く。 (大丈夫だ。この時の為にデータ取りをしておいたのだからな!) 二人は視線を竹井元少将に戻す。 山本五十六を透して九鬼大将にお願いし、出席して頂いた竹井元少将は陛下の覚えめでたい人物。 そんな期待の視線を受けつつ、竹井は気になる点を質問する。 「まずは、そう・・・ですな。根本的な疑問から聞きましょう。 たしか怪異は“水が苦手”。そうでしたな?」 「はい。大陸戦線で分析をした結果、大きな河川がある場所を徹底的に避けています。 これは人工的に作った水たまりを避けたことからも、彼等が苦手としているという物的証拠となります。」 視線を少し堀井に向けると、彼は陸軍側を注視している。 どうやら質問自体に間違いはないようだ。 今彼の派閥は誰にでも噛み付く猛犬。気を付けて扱わないと、腕まで噛み千切られる。 たとえそれが、同じ海軍だろうと・・・ 「ではお聞きしたい。彼等はどうやって【扶桑海】を抜けてくるとお考えか?」 「無論。飛翔して、です。」 竹井は堀井一派が最も聞きたい事を問い、佐久間は即答で答えた。 そして取り巻きの一人が「はっ!」といい、 「あの巨大構造物がどうやって飛ぶというのだ!」 「エッチラオッチラ歩いて進んでいるのだぞ? どやって飛ぶというのだ! それなら最初から飛べばいい!!」 ヤジを飛ばしてきた。 だがこれは想定内だ。ヤジを飛ばした取り巻きが、普通にたたずむ佐久間を怪訝そうにみやる。 すると堀井が組んでいた手を解き、太腿の上に置いた。 「ふむ。あれが飛ぶ・・・ その根拠がおありの様だな。」 「ええ、根拠はあります。 当初の私も思いました。あれが飛んでくるなど・・・ その考え持ち出した者の頭が心配になったくらいです。」 あからさまに肩をとして見せると、堀井も苦笑する。 27 :影響を受ける人:2016/03/14(月) 22 42 07 「さて。根拠のひとつ目ですが、足跡の深さです。 “ヤマ”が出現し、奴に対する様々な検証を行ってきました。 以前海軍の方が供与してくださった改造大型砲を用いたのもあります。 これらはどのくらいの戦闘力なのか、反応速度はどのくらいなのかを知る為です。 そして防御力を調べるという課題もありました。 その一環として、志願者を募って奴の後輩に回り込み、重量を調べるという事も行いました。 これはネウロイの密度を調べるという事も含まれており。今後の研究に役立つはずだともわれています。 その一環として、足跡の深さを調べました。 細かい数値は省きますが、計測した結果・・・足跡はあまりにも 浅 い 事が判明しました。」 「浅い・・・ですかな?」 竹井が呟く。 「はい。分析していた者達は、取りあえず敵を鉄と同様の質量と仮定して計算していました。 しかし足跡の深さは想定よりも浅すぎたのです。 多脚という構造は、重量を分散しやすいと聞いています。 その事実を入れた計算をもってしても浅かったのです。」 「それならば敵が構成している物質は、我々が作れない物質で構成されていると考えた方が良いと考えるが?」 「堀井大将がおっしゃる通り、当初はそれも考えられました。 ですがそれを覆す事実を発見したのです。手元の資料・・・ああそれです。ご覧ください。」 佐久間はそう言って資料の一部を指差す。 「これはその日の天候を書き記したものです。そして風速と、どの方向に風が吹いていたのかも記されています。 奴の行動は常に監視していると言ってよく、そして記録も詳細に集まっていました。 その結果、奴は風の影響を強く受け、蛇行していることがわかります。 また、向風になると進撃速度が落ち、追風になると加速しているのがわかりました。 あれほどの巨体ともなれば確かに風の影響も受けるでしょう。 ですが、あまりにも受け過ぎています。 報告の中には、「河川を避けるために進行方向変えたが、勢いが付き過ぎていたのか河川の方に流されていた」と言うのもありました。 決定的となったのは、奴の高さが全く変わらなかったという事です。」 「それは、どういう事かね?」 「いかに大陸が、平野部が多いとはいえ、起伏があるのは当たり前です。 ですが奴の足跡は地面が低い場所では浅く、高いと深いという現象が起きました。 そこで写真を全て確認したところ・・・本体の高度は一定の高さを保っているとわかりました。 地形の高低差を0として奴は常に高度100mを維持していることが判明したのです。」 そこまで言うと、断りを入れて少しだけ御茶を飲む。 一息ついた佐久間を見つつ、堀井が更に問う。 「なるほど、奴が 浮いている と言うのはわかった。 だがなぜ奴はそんな事をするのだ?」 「扶桑海を渡るためにエネルギー節約をしているではないか。これが、我々が出した結論です。」 堀井が「ふむ・・・」と言いつつ顎を撫で、 「エネルギーの節約か・・・ただ飛ぶのは力を使う。 航空力学に基づいていないあの体系上、それなりの速度で飛翔させるには燃費が悪いという事か。」 「はい。足は“歩く為”というよりも、“水底を蹴る為”と言った方がよいでしょう。」 「確かに、な。力いっぱい泳ぐよりも、浮いて何かを使って移動した方が良いというのはわかる。」 納得して次なる問いは自身でした。 「だが、敵の攻撃力は皇国の戦艦では太刀打ちできん。 報告が正しければ、一撃でも喰らえば最新型の紀伊型戦艦と言えど、瞬時に撃沈してしまう。 その問題はどうするのか?」 「それについても腹案が有ります。 その為に専門家をお呼びしているのですが、よろしいでしょうか?」 佐久間が問うと堀井はすぐに頷いく。 そしてすぐさま別室に待機していた法術士学校出身の気象予報士と、陸軍に所属する結界士も入ってきた。 「気象予報士で【予知能力:気象】持ちの田坂香苗(たさか かなえ)といいます。」 「結界士部隊総隊長、石渡みね(いしわた みね)です。」 自己紹介をした二人だが、女性と言う段階でどんな職業についているか、大体わかる。 しかし気象予報士と結界士・・・どのような関係性があるのかわからない。 困惑しつつ佐久間が続けるのを待つ。 28 :影響を受ける人:2016/03/14(月) 22 42 40 「このお二人に来ていただいたのは、囮を担う打撃艦隊を守ってもらう為の、秘策説明の為です。 作戦過程において打撃艦隊は二つ編成され、囮を担う事になります。 ですがこれらは飽く迄も敵の航空戦力を撃滅する為、脆弱な航空母艦を守る為です。 敵航空戦力を撃滅するまでは、けして “ヤマ”に近づきません。」 「それはいいが“オニグモ”の火力も侮れんし、“アホウドリ” の速力も厄介だが?」 「“アホウドリ”に関しては、真正面からウィッチによる面攻撃を敢行します。 更に緊急配生産を行っている加速ロケットによる追撃も行います。 “オニグモ”に関しては・・・現在の航空戦力では、ウィッチ個人による絶技に便りしかありません。 それよりも命中率が良い戦艦部隊による集中攻撃を行った方が良い、と考えています。 陸上で撃つのとは違い、命中率は戦艦の方が圧倒的に上ですので。」 「・・・鋭意努力しよう。」 「お願いします。では“ヤマ”に対する策ですが・・・」ちらりと石渡を見て「お願いできますか?」 「はい。ここからは私がお答えします。」 佐久間は立ったままその横に田坂が並び立ち、お辞儀をした。 「現在扶桑皇国では、予知能力者が集まって気象予報を予測しているのはご存じだと思われます。 それは近い未来であるほど、精度が高くなるという事も。 しかし例外も存在します。それは ―災害― です。 地震や噴火などの大規模なモノから、嵐や津波と言ったモノは漠然としたイメージが沸き起こり、複数人が感じ取れば半々の確率で起こり得ます。 そして今現在、予知された未来8月未明前後において、台風による【災害】が起こるとわかりました。」 その言葉に、一同が騒然となる。 過去においても【災害】を予知した事は何度もあるので、実績が有るので厄介だ。 しかもこの予知は防ぐ事ができないときている。 戦場が【災害】で荒されるなど、あってはならない。 「それは、間違いなく台風による【災害】なのか?」 「過去の気象記録による統計、予知によるキーワード【南方】【黒い塊】【閃光】【乱れる渦】【押し流される人】これらにより、確度は高いかと。」 「そんな・・・戦争どころではないぞ!」 「今から対処をすれば、被害を抑えられるはずだ。」 「だ、だが。そちらにかまけては・・・」 「だまれ!!」 取り巻き達が騒然と慌て始め、好き勝手に言い始めようとしたのを堀井は怒鳴り声でもって止めた。 「貴様ら、それでも皇国海軍軍人か! 皇女陛下の前で慌てるなど、恥を知れ!」 思わぬ出来事に、一同の思考が停止した。 だが言う事も最もで、堀井が立ち上がって二人の女性に謝罪する。 「申し訳ない。話がまだ続くようであるのに遮ってしまったな。」 「あ、いえ。そんな事は無いかと・・・」 「御配慮に感謝する。では続きをお願いしたい。」 「は、はい・・・ た、確かに台風の【災害】が起きるとわかっていますが、軍の方からの要請によりある提案を行いたいと思います。」 軍属ではない田坂はまだ少し怯えが入っていたが、何とか石渡にバトンを渡す。 「提案とは台風を利用した、巨大魔方陣を形成する事であります。 あまり思い浮かばないかと思われますが、この手の自然利用の儀式と言うのは古来から有ります。 雨乞い然り、快晴然り。 我々は台風の目を利用し、目標“ヤマ”を覆うほどの巨大シールドでもって封じ込めを行いたいと思っています。」
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3392.html
804 :影響を受ける人:2016/03/07(月) 22 30 19 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 オリジナル設定、個人的解釈が入っています。 今回、原作に近いセリフを入れいています。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第八十六話 ―決戦前夜03 御前会議:前篇― ―扶桑某所:大本営会議室― 1938年8月18日。 原作よりも早く大本営会議が開催されることが決定した。 これは地道な情報収集が功を巣した事、現場レベルでの連携を重視した結果、早い段階での共通意識を持つべきとの判断だ。 主な出席者は・・・ 【扶桑皇国海軍】 九鬼嘉明(くき よしあき)大将 毛利元影(もうり もとかげ)中将 連合艦隊司令長官:山本五十六中将 水瀬ササリ大佐 北郷章香中佐 【扶桑皇国陸軍】 柴田勝義(しばた かつよし)大将 佐久間利信(さくまと しのぶ)中将 杉山元中将 東条英機少将 田中ウメ大佐 江藤敏子中佐 である。もちろん堀井大将以下腰巾着もいるが、山本五十六を筆頭に幾人か出席出来ている。 対して陸軍側はほぼ夢幻会の人間で締めている 柴田大将はもちろん、東條英樹を高く評価している佐久間中将大将も夢幻会寄りだ。 中立の陸軍軍人もいるにはいるが、いい感じに回っている現状、何も言わないだろう。 そして山本は九鬼に対して一つの要請を行っていた。 「なぜ、かの御方が・・・」 「引退したのではなかったのか?」 「いったい誰が呼んだのだ?」 ざわめく堀一派を尻目に、車いすのままの竹井元少将が少し離れた位置にいる。 「九鬼大将・・・我々と本気で決別するおつもりか!」 皇女の近くにいる竹井元少将は、要請に応じてオブザーバーとして出席している。 すでに引退していて、自宅で安静にしていた筈。 完全に予想外であり、天皇陛下の信頼も厚い人物に小さく呟きつつも、憤りを抑えられない。 しかし会議が始まる前であり、いきなり怒鳴り声など上げられない。 既に一回失態を犯している手前、ここは自重すべき。 そう判断しつつ、歯軋りでもって怒りの鎮静化を図った。 (外道ポーズだったか・・・? 怒りを隠しきれんとは、それほどまでに追いつめられているという事だな。) 目を誰にも会わせない様にしている堀井大将を、山本は冷静に観察する。 それは九鬼大将も同様で、これしきの事で動揺する腰巾着にも呆れ顔だ。 「それでは、時間となりましたので、御前会議を始めたいと思います。 一同、宜しいですか?」 時計を確認した柴田大将が告げると同時に会議室を見回す。 誰も横に首を振らず、否定もしない。次に皇女の方を向き、 『よい。始めよ。』 「はっ! ・・・では初めに、現状の戦力状況を確認しましょう。」 そのまま視線を陸軍側に向けた。そして、一番手として佐久間中将が手を上げ、席から立つ。 「現在陸軍は大陸から帰還した部隊の編成を行っています。 重点に置いているのは航空隊で・・・」 それからしばらくは部隊の再編状況。 訓練の進み具合など述べ、どの程度回復をしているかの報告となった。 此の間、堀井一派は神妙に聞いている様に見え、その実、どこに綻びが有るかを探っていた。 だが、夢幻会と一新された陸軍側の士官たちは優秀で、一部の隙も無く報告を終えた。 結局堀井大将等は何も言えず、そのまま海軍側の報告となってしまい、沈黙を続けるしかなかった。 805 :影響を受ける人:2016/03/07(月) 22 30 53 「では、海軍側からもお答えします。」 陸軍側が座ると同時に手を毛利中将が上げて立ち上がった。 無論こちらもほぼ完璧なモノであり。陸軍側からの指摘は無い。 しかし・・・ 「機械化航空歩兵については、北郷中佐からお願いします。」 「はっ! では、ご説明します。現在、我が海軍が保持する機械化航空歩兵部隊は・・・」 この小娘が、“中佐”という地位にいるのが納得できない。 水瀬や陸軍の田中はそれなりの実力と年齢で、大佐と言う地位にいる。 しかしそれ以上にはなれなかった。させなかった。 古来からウィッチを活用してきたこの世界。 軍民分離でもって常備軍を作った織田信長公により、扶桑皇国軍はスタートしている。 その時から、一応ウィッチも専門職として軍隊に配備されている。 しかし、彼女等は部隊長にはなれても“将軍”にはなれない。 昔の巴御前ならいざ知らず。一軍を指揮する大将には程遠い存在であった。 任務の殆どが高空からの敵情偵察や、奇襲攻撃、後方工作などといった、あまり目立たない部署だったことが原因でもある。 しかしそれはもう過去の事。現在の仕組みからすれば、江藤敏子・北郷章香が初の“将”の地位に上がるかもしれない。 それほどの勢いで、二人は出世している。忌々しいうえに厄介だ。 更にいえばもう少ししたら二人は大佐になる。 「・・・以上です。」 報告が終わり、席を立っていた二人が着席する。 そして、少しの間の後。再び佐久間中将が立ち上がる。 「続いて、現在進行してきている通称“ヤマ”ついてです。 現在目標は時速80~60kmで移動しています。 目的地は浦塩であると目されており、地形を選びながら進軍しています。 目標到着日時は今月の20日前後と予測されております。 そして敵の戦力です。 常に護衛の飛行型ネウロイを上空に待機させ、防空の傘を築いています。 小型中型は交代で護衛にあっており、大型の“オニグモ”は離れず周囲を旋回しています。 又、“ヤマ”の迎撃能力は高く、飛来する砲弾を撃ち落とすほどに精度が高い。 レーザーの太さも、どのネウロイも比較にならないほど大きく。 実験で敷設しておいたトーチカが、10秒も持たずに蒸発するほどです。」 聞けば聞くほどキチガイじみた戦力。 今までの戦いが、まるでお遊びの様に思えるのだから頭が痛い。 「そして、敵の最終目標ですが・・・間違いなく本土を狙ってくるでしょう。」 「根拠は?」 九鬼大将が問うと、素早く佐久間中将が答える。 「小数ではありますが、扶桑海を抜けて飛来するネウロイがおり。 彼等は偵察をしているモノと判断されています。」 「なるほど、わかりました。」 頷いて納得した事を伝えると、佐久間中将はそのまま防衛戦の為の説明をしようとし・・・ 「異議あり。」 会議室の一角から声が上がった。 全員の視線が声の主に集まると同時に、声の主である堀井大将が手を上げた。 「なんでしょうか?」 「先程ネウロイが飛来し、偵察を行っているといったが・・・ どのような根拠に基づいてか?」 その場にいた全員が「きたか!」と思った。 強硬派の堀井大将が、黙っているはずなどないと身構えていたので、佐久間中将はそのままこたえた。 「大陸戦線でもあった事です。」 「ほぅ・・・そのような報告がったかな?」 「小型ネウロイで編成されていた当初は偵察を行っているとわかっていませんでした。 しかし“アホウドリ”が出現し始めた頃からそれは、顕著に表れ始めました。 “アホウドリ”が一週間の間を空けて襲来していたのは覚えておられますか?」 「それは、覚えている。」 「その前日、ほぼ単独で“スズメバチ”が飛行しているのが確認されていました。 無論普通に考えれば偵察だとわかります。しかし相手は怪異と呼ばれていたネウロイ。 人間ではありません。 そこに付け込まれた・・・ いえ、 相手が学習する という事を考えなかった此方の不手際と言えます。 そして “アホウドリ”は、目標を選んで攻撃したものであったと、現在は分析されています。」 「ふむ。なるほど・・・ “オニグモ”が小規模の基地を無視した理由も合わせてか?」 「はい。“オニグモ”の行動も、この根拠に基づく判断材料になっています。」 「よく分かった。有難う。」 806 :影響を受ける人:2016/03/07(月) 22 31 35 そう言って堀井大将は手を下げる。 一応陸軍側の不手際があったことをほのめかしたが、追求は無かった。 流石にここで切り込むのは無理と判断したのだろうか? 此処で考察する事は無いと思考を切り替えて続ける。 「現状“ヤマ”が浦塩で行軍を止めた場合。我々は敵勢力の航空戦力を数り続けることが肝要です。 その為にも、海軍には機動艦隊による援護をお願いしたいと考えています。」 海軍側をちらりと見ると、毛利中将が頷いているのが見えた。 「無論だ。本土を守ることが先決。 大陸への反攻作戦は陸軍の戦力が整ってから、ですな。」 「御協力、ありがとうございます。そして鋭意努力します。」 礼を述べ、次にうつる。 これこそが本命であり、先に述べた事は「こうなって欲しい」と言う甘い期待が有った案。 しかし、これをいえばまず間違いなく堀井一派が突っ掛ってくるだろう。 「ですが、我々は最悪も考えねばなりません。 研究会にて考察された“ヤマ”が渡海行動をとった時。この対処を議論したいと思います。」 「渡海、行動?」 「はい。」 佐久間は唾を無意識に飲み込み、作戦内容を告げた。 それはほぼ原作に近い内容であり、規模は更に大きく拡大したものだ。 なかば艦隊を囮とする作戦に、堀井大将の取り巻き達は怒号を上げた。 曰く、 「こんなふざけた“共同”作戦があってたまるか! 恥を知れ!」 「貴官は我々を愚弄しているのか!?」 「この度の失態は陸の責任ではないか。」 「陛下より賜りし、栄えある皇国海軍の至宝を、“囮”として使うなど言語道断!!」 この怒りは予想されていた事だったが、その物言いに陸軍側の重鎮たちも顔を赤くしていく。 しかし・・・オブザーバーの竹井は堀井大将が黙っていることが不気味に思えた。 強硬派の頭である彼が黙っている。取り巻きが五月蠅く罵っている中で、だ。 陸軍側も我慢の限界にきている。柴田大将や佐久間中将の表情には出ていないが・・・ ここは、自分が抑えた方が良いと考えた。 「い「少々よろしいですかな?」」 「うぬ?」 ほぼ同時に声が聞こえたので視線だけ九鬼大将の方を向いてみる。 体を取り巻きの方に少し向けており、口も僅かに開いていたのを見ると、彼も止めようとしたのだろう。 それを割り込んでしまった。 (いかんな。後輩の顔をたてんといかんのに・・・) 心の中で反省すると、九鬼大将が申し訳ないという視線で答えた。 取りあえず非難は止めた。 肉体が衰え、立ち上がる事も困難だが杖を突いて席を立つ。 ここは 威 を見せる時だ。 「わたくしめはその作戦に賛成です。 ですが、不安要素もあるのは事実。ここは詳しく聞くのが先決だと思われるが、よろしいか?」 未だ衰えを知らぬ眼光で一同を見回し、特に堀井一派の取り巻きを強く睨む。 彼等はそこにいるのがただの老いぼれではなく、歴戦の将兵であるという事を今さながらに思いだし、気後れしたように意気が下がった。 それでも取り巻きの一人が、自分を奮い立たせるように怒鳴ろうとして片手を上げた堀井大将に止められた。 そして堀井大将は静かに、しかし竹井に負けぬ気迫でもって言い放った。 「是非も無し。どのような回答が来るのか・・・ どのように納得させるのか。話し合いましょう。」