約 870,598 件
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/992.html
今回は説明回。ダリア様の背景が明らかに。あまり上手い表現ではないと思いつつ、でも後々の伏線とかも考えると、ここで明らかにしておいてもよいかと思ったわけである。次はアルブロシアかな、と。 毎朝夕の食事時、ダリアは食堂の机に向かう顔ぶれが日々変わってゆくのを半分以上野次馬気分でながめている。上級生が下級生を実の姉妹のごとく指導する、というソロル制度のせいで、ソロルが成立するごとに顔ぶれが変わるのだ。食堂の奥に向かって右側の机列は成績優秀者の並びということであるが、今では元の顔ぶれは半分も残っていない。やはり相性があるのか、さっさとソロルを見つけて席を移ってしまう一期生が少なくなかったし、ソロルを申し込まれて席を移っていった二期生もそれにおとらず多かった。 正直ダリアには、ソロル制度というものが今一つぴんとこない。確かにメインベルみたいな先輩と同室になれば悲惨極まりないことになるが、ではセレニアのような先輩と一緒になっても神経がもたないだろうとも思う。自分がどういう相手と相性がよいかなど、一週間や二週間で判るのか、という気がしてならない。とりあえず同室のヒルダレイアは、話は判るし、うるさいことを言ってこないし、偉ぶらないところが気に入っている。別にソロルになりたいとは思わないが、ソロルを作って部屋を出て行かれれば多少は傷つくだろうな、くらいには。 そんなダリアであるから、昼食後自室に戻ってきて、図書館に本でも借りにゆくか、と席を立ったとき、ルスカシアが部屋の前で随分とへこんだ表情でつっ立っているのを見ても、なんぞあったのかぐらいにしか思わなかった。 「……………」 「あぁ、いつまでもつっ立ってないで入れってば。話なら聞いてやるから」 「……うん」 癖の強い濃い茶色の髪を頭の左右でリボンでくくって垂らしているルスカシアは、大人しくしていれば立派に美少女で通用する可愛い娘である。最近はダリアと一緒にいるせいではっちゃけた言動が目立つが、元々が年頃の少女らしく猫をかぶって可愛らしくふるまっていたのだ。その彼女がしょんぼりして部屋の前で立っていれば、それは何か話を聞いて欲しくてやってきたことくらい察しがつく。 「お茶もお菓子も無いから。湯冷ましならあっから、それ飲め」 「……ありがと」 ひっぱりこむ様にしてルスカシアを部屋の中に入れ、自分のベッドの上に座らせる。ダリアは、机のすみに置いてあった軍用水筒を取ると、錫製のマグカップにぬるくなった水をそそいで彼女に突き出した。それを受け取って両手で抱え込むように持った彼女は、そっと唇をつけた。 「……あのさ」 「おぅ」 「先輩、ソロルできたんだって」 「そっか」 自分は椅子にどっかと座ると、水筒に直接口をつけて一口水を飲んだダリアは、そっけないとしかいいようのない口調でそう答えた。普段うるさいくらいのルスカシアが、全くへらず口を叩かないせいで、どうにも調子が出ないのだ。 「あたしさ、それなりに先輩とうまくやっていたつもりだったんだけどさ、でも、あたしと一緒だと大変なんだって。あたしさ、何が悪かったのかな」 「あぁ、やっぱりな」 「やっぱりって?」 「そりゃあ、平民の商家の子にしてみりゃ、侯爵家令嬢の後輩なんぞ近くにいちゃあ、気が休まらねぇだろ。あげく魔導師だぁ、皇室御一門だぁ、普通ならびびって逃げ出すって。お前が悪いんじゃあねえよ。誰も悪かねぇ。シャバっ気が抜けきれねぇのはどいつも同じだって。あたしらみたいなのが普通じゃないんだってばよ」 「……そっかな?」 肩をすぼませて泣きそうな目で上目遣いで見つめてくるルスカシアに、ダリアは自信満々な態度で言ってのけた。 もっとも、本人が態度でみせているほど自分で言っている内容に自信があるわけではない。ここしばらく一緒にいる時に相手の態度や表情を見て、何度も、けむたがられているな、避けられてるな、と感じることがあったことから類推しただけのことである。だが、自分の言っていることもそう外れてはいなかろう、という気分も当然あった。ダリア自身も、ケイロニウス一門の姫であるアルブロシアと一緒にいて、時々気後れすることがあるのだ。 「お前さ、私に友達になろうっておしかけてきただろ。あれ、押し切られたってところもあっけど、まぁ、嬉しかったのも事実なんだよ。これでも自分ちが叛徒の一味で、陛下に剣を向けたのは事実だからさ。やっぱそういうのって、貴族同士の付き合いの中じゃ弱味になるし、そこにつけこむ奴もいるし」 「え? でもダリアのお父さんって、皇帝軍の士官だよね?」 「今の親父はな。産みの親父の方は、うちの一門の機神と一緒に「鬼神」に討たれて死んじまった」 「あ……」 「他の奴にはしゃべんなよ。お前だから話してんだからな」 わしゃわしゃと頭をかきむしって、ダリアは気まずそうに目をそらした。 「本当ならうちも御取り潰しにあっていておかしくなかったんだよ。私が物心つく前の話だけどさ。で、帝國臣民権利章典が公布されて、農奴解放令が施行されてさ、うちんちの農奴共が一揆起こして土地のぶんどりをおっぱじめやがったわけ。当然、そいつを討伐できやしねぇわな。兵隊はいないし、いても皇帝軍に目をつけられちまう。で、そこにつけこんで副帝陛下が婿入りの話をもちかけてきたってわけ」 「それって、御家の乗っ取りだよね?」 「おぅ。けどさ、叛徒の上、家中不行届につき、ってくれば、そりゃあ御家御取潰しが当然ってのが貴族の法なわけよ。それをちゃらにしてくれる条件で、婿取りしろって話なら、そりゃあ受けるしかねぇわな。なんせ貴族は御家を残すのが仕事なんだから。で、やってきたのが今の親父」 両腕を組んで、ついでに足も組んで、ダリアは口をへの字に曲げて椅子の上でふんぞり返った。 「どんな人? やっぱりシリヤスクスの人?」 「うんにゃ、シュネルマヌスの郷紳。正直、物心ついた時には家にいたからよ、後で聞かされるまで実の父親だと思ってた。まぁ、アル・レクサとの戦争で負傷して屋敷に療養しに戻ってきて、初めて知ったんだけどな。お袋の大叔父がコルネリウス・バブルス将軍でさ、その紹介でうちに来たんだと。話ぃ聞かされた時は、本気で世界がひっくり返ったかと思ったよ」 「平気だったんだ?」 「まさか。訳わかんなくて本気で気ぃ狂いそうになったよ。親父も、親父と一緒にやってきた連中も、口は最悪だったけど、最高に格好いい連中だったからさ。「成長しろダリア! 「成長」しなきゃあオレたちは「栄光」をつかめねえ」ってのが口癖でさ、こいつが「漢」って奴なんだってガキの頃から思ってた。私が癇癪起こして「ぶっ殺してやるッ!」ってわめいた時なんざ、すんげぇ怒られた。「「ブッ殺す」……そんな言葉は使う必要がねーんだ。オレとオレの仲間はな! そこら辺の裏路地や仲良しクラブで「ブッ殺す」「ブッ殺す」って大口叩いて仲間と心を慰めあってる様な負け犬どもとは訳が違うんだからな。「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ! 実際に相手を殺っちまってもうスデに終わってるからだッ! だから使ったことがねェーッ!! 」ってな。な、格好いいだろ? 惚れるだろ? ちくしょう、なんであの人が実の親父じゃねぇんだよッ」 しゃべっている最中に気が高ぶったのか、癇癪を起こして机を拳でダンッ!! と音を立てて殴りつけ、ダリアは目の端に涙を浮かべた。そして、何度か肩で息をすると、水筒の水をぐっとあおり、手の甲で口をぬぐった。 「悪ぃ、癇癪起こした」 「ううん、それで?」 「親父はさ、一揆を起こした連中を、自分の部隊を率いてぶっ殺して回ったって。「自由民になった、浮かれるのもしかたがねえ。だがッ! 女子供相手に調子こいて自分のモノにできるッていう「甘ったれた」性根が気に喰わねぇ! 本気で奪うつもりならばッ、オレとオレの仲間をブッ殺して奪うッ! それが「覚悟」ッて奴だッ!!」ってさ。慈悲もへったくれもありゃしねぇ。「覚悟」が無い奴には、本当に容赦しなかった」 この頃には、ルスカシアも身を乗り出してダリアの話に聞き入っていた。 「アル・レクサとの戦争から戻ってきた親父は、五体満足なのが嘘みてぇな怪我したって話だった。コリントスの街を落とすのに、敵の戦列の真正面に放列を敷いて、散弾で吹っ飛ばされるまで指揮し続けたんだってさ。本気で生きて帰ってこれたのがおかしいくらいだよ」 「「漢」なんだ」 「「漢」だよ」 「惚れるよな」 「惚れるぜ」 二人は、残った水を一気にあおった。 「でも、母とは、あんま上手くいってなかった。そうだよな、まがりなりにも侯爵家に嫁入りしてきたお姫様だからさ、そんな親父と相性がいいわけがねぇ。辛かったよ。一応、弟や妹も生まれたけど、跡継ぎは私ってことでなんとか家中がまとまっている状態でさ。親父は、自分の子に跡を継がせるのは筋が通らないって言ってくれているけどさ、やっぱ自分の血を分けた子に継がせたいんじゃないかと思う。でも、そんな素振りは絶対に見せねぇ。だから私はさ、親父の「覚悟」が、言葉でなく心で理解できた。血は繋がってなくても、魂は繋がってる。それが私の「覚悟」って奴だ。おかげで気合入れて、学年代表になれたんだけれどな」 「すげぇじゃん。村から逃げ出したかったあたしとは全然違うし」 「違わなくねぇよ。なんだって「覚悟」を決めてやり通す。それはお前も私もおんなじだろ。お前、村逃げ出してここ来たのかよ? 違ぇえだろ、実力で「学院」の入試に通ってここに来たんだろ? そいつを否定すんなよ。自分の「覚悟」を自分で否定しちまったら「栄光」をつかむなんてできやしねぇんだからよ」 わずかにあごを上げて、びしっと指先をルスカシアに突きつけたダリアは、きっぱりとそう言い切った。 ルスカシアは、へへへ、と、照れくさそうに笑うと、何か納得がいったような、憑き物が落ちたかのような表情になった。 「正直さ、実はダリアに友達になってくれって言った時、断られるんじゃないかって、本気で怖かった。やっぱ、田舎騎士の娘と、侯爵様んちのお姫様って、全然住む世界が違うじゃん。あたしってこんなだからさ、この「学院」にいても、なんか馴染めなくてさ。すごく寂しかった。だから、今、すんごく楽しい。きっと人生で一番楽しいのが今だって、思ってる」 「先のことなんざわからねぇよ。今が一番なんて言うんじゃねぇ」 ダリアは、真っ赤になってふてくされたような表情になってそっぽを向いた。そんな友人を見て、ルスカシアは、またへへへ、と、むずがゆそうな表情で笑った。 ルスカシアは、ベッドから腰をあげると、まだそっぽを向いているダリアに近づき、その頬に唇をつけた。 「お前はっ!!」 「えへへー」 「何笑ってんだよっ! 私にそっちの気はねぇんだからなっ!!」 「知ってるよー でも惚れちまうのは仕方がないもーん」 「うるせぇっ! 気味悪いこと抜かしてんじゃねぇよっ!!」 唇を押し付けられた頬を手の平で押さえながら、湯気の立ちそうなほど真っ赤になって怒り狂っているダリアを後ろに、ルスカシアはにっこり笑って部屋を出て行った。 「ちくしょう。どこまで冗談で、どこまで本気なんだかわかりゃしねえぇ」 水筒から水を飲もうとして、もう残っていないことに舌打ちすると、ダリアは、湯冷ましを貰うべく自習室に向かうために腰を上げた。 「ま、それでも萎れたあいつは、あいつじゃねぇしな」
https://w.atwiki.jp/jemmerl5/pages/9.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/5102.html
このページはこちらに移転しました スケッチブック 作詞/148スレ154 作曲/木こり 子供の頃に描いた 落書きと小さな夢 今の私とは違う 別の私が描かれてる 荒れた心 潤してく 夢を思い出し微笑んだ 夕暮れ時の公園 友達に別れ告ぐ また明日会おう とても小さい約束 笑い合って怒り合って 泣き合って抱き合って ゆったりと埋まってく スケッチブック あの頃はもっと 楽しかったな あの時はもっと 悲しかったな 描き留めて 描き溜まる 色褪せた想い出 色褪せない情景 子供の頃に描いた 落書きと小さな夢 今よりずっと輝いて 絵の中の私は煌いて スケッチブック見るたび 懐かしさこみ上げて 溢れ出す想いや夢想 私に少し元気くれる 音源 スケッチブック
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/1016.html
というわけで、何故かフェイトが覚醒するの回。本来彼女は受身キャラのはずが、自分からクラウディアや無名にアプローチをしかけたり、キャラが勝手に動くというのはこういうことか、と、いう感じである。もっとも、口調からして元のリリなののフェイトとは違っているわけであり、このフェイトはあくまで「帝國」SSのフェイトということであると再確認したわけだが。 ここしばらくフェイトは、勉強する時には自室に戻ってきてから帳面をひらくようにしている。自習室で勉強しようとしても、色々な人間が近寄ってきて話しかけるので勉強にならないのだ。特に髪の毛を二つにまとめるようになってからは、その傾向が強くなっている。ただそれだけの事であるのに、何故他人の態度にこうも変化が起きるのか、不思議でならなかった。 確かに不思議であるが、だからといってそのまま放っておくのも実生活に支障がある。髪をまとめるのを止める事も考えたが、無名とクラウディアが露骨に残念そうな表情をしたので、そのつもりも失せた。 「何故、皆さん私に触りたがるのでしょう?」 「……うん? そうだね、きっとフェイトが可愛いのと、さわり心地がよいからじゃないかな」 同じ様に自室で勉強していたクラウディアに、その手が止まったところを見はからって声をかけた。 クラウディアの答えはフェイトの推測の範疇にとどまっており、現在の状況を改善するための材料にはなりえない。 「はい。ですが、皆さんは互いに触りあったりしていません。私だけが触られたり抱きしめられていたりしています」 「もしかして迷惑だった?」 「このままですと、「学院」での生活に支障をきたすのではないかと考えました」 クラウディアは腰を上げると、椅子の背に両腕を乗せて、さらにその上にあごを乗せてフェイトに向き直った。 「迷惑なら、止めさせるよ」 「いえ、そういうことではないのです。何故、私だけが皆さんにとって特別に可愛がられるのか判らないのです」 「うーん、そうだね、一つにはフェイトが嫌がるそぶりを見せないというのは大きいと思う。だから、みんな遠慮しなくなってきているというのはあると思うよ」 「はい。ですが、示される親愛を拒むのは、私にはできません」 フェイトは魔族である。それも双性者であり魔導八相に達した導師でもある上級魔族なのである。その自分が人族の集団に受け入れられ、純粋な好意を示されるということは、とても価値があることだと思っていた。かつて自分を救ってくれた黒騎士ヒュドの言葉を、彼女は一度として忘れたことはない。この「帝國」においてすら、魔族が差別されることなく生きてゆけるのは軍隊の中だけである、ということを。 ここはあくまで「教会」に所属する修道会が経営している寄宿舎制学校である。その集団の中で自分が魔族であることが明らかとなった時、どのように排除の対象として扱われるのか、それが非常に陰惨なものとなるであろうことをフェイトにも簡単に予想ができた。 「……そうだね。ばれてはいないけれど、フェイトには事情があるからね」 「はい」 「まあ、でも、その全か無か、という割り切りはちょっと違うと思うんだ」 「といいますと?」 「親しき仲にも礼儀あり、ってね。どんなに仲の良い間柄でも、守るべき礼儀はあるってこと。フェイトも、困るならば、相手にそう伝える必要はあると思うよ」 「……………」 確かに礼儀は人間関係を円滑に保ってゆくために必要なプロトコルである。それが理解できないほど、フェイトも物知らずというわけではない。だが、その線引きがよく判らない。元々彼女は、森の中で母親と二人きりで生活していたのだ。微妙な人間の間柄の機微にうとくても仕方がないといえた。 「まあ、そのあたりはおいおい学んでゆけばいいんじゃないかな?」 「はい」 フェイトの困惑をみてとったのか、クラウディアは、それ以上深く話を進めなかった。 フェイトは、クラウディアのそうした気配りを常々好意的に思っていた。だから、この瞬間、ふと親愛の情を抱いているのだ、と、彼女に示したくなったとしても、それはそれで自然ななりゆきであったといえよう。 「クラウディアさん」 「なんだい? あらたまって」 「もふもふしてよいですか?」 「はい?」 突然のフェイトの希望に、さしものクラウディアも思考がおいつかず固まってしまっている。 クラウディアの思考が再度動き始めるまで、フェイトは黙って待ち続けた。 「……ええと、なんで突然そういう話に?」 「もふもふしたくなったからです」 この「学院」に来てから、クラウディアはフェイトのことを親身に世話してくれていて、そして温かく見守ってくれていた。そのことには常々感謝していたし、そして感謝しているという事実を示したいと思うこともままあったのだ。ただそれを示したくても、これまではそのための手段を彼女が知らなかっただけである。触れたり、撫でたり、抱きしめたりすることが相手への親愛の情を示す行為ならば、さっそくそれを実行してみるべきであろうと、彼女はそう考えたのだ。 「う、うん。それは構わないけれど」 「ありがとうございます」 フェイトはぺこりとお辞儀をすると、そのままクラウディアの寝台の横に移動した。 「つまり?」 「クラウディアさんは、私よりもずっと背が高いです。そのままではもふもふできません」 「うん。じゃあ、そこに座ればいいんだ?」 「はい」 クラウディアは、フェイトの返事にうながされるようにして、自分の寝台の上に腰を下ろした。 フェイトは、自分も靴を脱いで寝台の上に上がると、クラウディアの横に膝立ちとなって彼女を抱きしめた。まずは彼女の頭を自分の胸に抱きしめ、ゆっくりと髪をなでる。それから鼻先をその黒い真っ直ぐの髪にうずめ、ほほすりした。普段知っているよりも、ずっと強く彼女の体臭と体温が感じられる。 クラウディアの体温が徐々に上がってゆくのを感じ、フェイトは、自分の心臓の鼓動がそれに合わせて早くなってゆくのを自覚し、どうしようかとしばし考えた。 「……はいぃ!?」 フェイトが出した結論は、クラウディアのことをもっと強く抱きしめることであった。 そのまま彼女の膝の上にまたがり、腰を下ろす。眼鏡越しに見開かれたクラウディアの蒼い瞳をのぞきこんで、彼女の上げた声にフェイトもびっくりしてしまった。 「ええと?」 「……駄目ですか?」 「い、いや、かまわないよ、うん」 「ありがとうございます」 クラウディアのかけている眼鏡が、なんとなく二人の間の壁になっているような気がして、フェイトは少し不愉快に思った。彼女はそのまま両手でそと眼鏡を外し、クラウディアの机の上に「転移」させた。 素顔の彼女は、頬を上気させていて、そしてその蒼い瞳がすっと吸い込まれるように澄んでいて綺麗だとフェイトは感じた。彼女の瞳に映る自分の顔も、きっと頬が上気していて、そしてその瞳を綺麗だと思ってくれると嬉しい。そう思った少女は、自分の鼻先を彼女の鼻先にすりつけ、また彼女の匂いをかいだ。今度は、少し汗の匂いが混じっている。 その汗の匂いが自分のものか、彼女のものか判らず、フェイトはクラウディアの身体に両腕を回し、鼻先を彼女のほほにあてた。 「……………」 「汗の匂いがします」 ほほから首筋に鼻先を移動させ、そして互いの身体を密着させる。とくとくと早くなってゆく心臓の音はどちらのものか。 「あ、あのさ」 「はい」 「ええと、すごい言いにくいことなんだけれど……」 「はい」 「膝に、当たってる。その、固いのが」 「?」 ほほが熱いくらいになってしまっているクラウディアが、かすれがちな声でそう言ってきたとき、フェイトはその言葉の意味が理解できていなかった。 しばらくその言葉の意味を考え、そして、自分が双性者で、そのもう一つの男性としての自分も上気していることに気がつく。 「問題なのですか?」 「……ええとさ、さすがに嫁入り前の身としては、ちょっと刺激が強すぎるというか、いや、フェイトのことが嫌だとかそういうんじゃなくて、つまり、乙女として恥ずかしいというか……」 「つまり、問題なのですね」 「……うん……」 問題があるというのならば、仕方がない。これ以上クラウディアをもふもふできないのは、本当に、真に、心の底から残念であるが、しかし、今は諦めるしかない。 フェイトは、心惹かれる思いの辛さを必死になって我慢しつつ、ゆっくりと自分の身体を引き離した。 目の前のクラウディアは、顔は真っ赤に茹で上がっていて、そして今すぐにも崩れ落ちそうなくらいに脱力している。自分も体温が上がり、心臓の鼓動がいつになく早くなってしまっていて、このまま同じ寝台にいる事がいたたまれなくなる。 いう事をきかない身体を無理矢理動かして、寝台から降りて靴をはいたフェイトは、クラウディアの顔をじっと覗き込んだ。 「……また、もふもふしてもよいですか?」 「……毎日、とかじゃなければ、いいよ、うん」 なんとか自分を取り戻したクラウディアは、何度かまばたきをしてから、フェイトの瞳を見つめ返しつつそう答えた。 フェイトは、何故に皆が自分のことを抱きしめ、もふもふしたがるのかが理解できた。次の機会には、抱きしめるだけではなく撫でてみよう。そういう欲求が心のうちに湧いてきて、その事実に新鮮な驚きを感じる。そして、きっとそれはとても気持ちがよいことに違いない、そうも思った。 フェイトは、新たに知った感情の動きに軽い驚きと、大きな満足を感じ、そのまま寝巻きに着替えて自分の寝台にもぐりこんだ。 そんなフェイトが寝息を立てるまで待ってから、クラウディアはのろのろと身体を起こし、自分も着替えて寝台に転がった。 次の日の朝には、二人とも普段の通りに戻った様子になっていた。正確には、何も無かったかのように振舞うことで、二人の間に生まれた微妙な雰囲気を無視することにしたのであるが。ただ、その事実を理解していたのはクラウディアだけであって、フェイトは本当に普段どおりに振舞っていたのであったが。 そんな二人が食堂へと向かう途中、同じように食堂に向かう無名と一緒になった。 「よう」 「おはよう」 「お早うございます」 「……?」 互いに挨拶を交わしたところで、無名が足を止めていぶかしげな表情になる。 フェイトは、そういえば無名にも親愛の情を示さないといけない、と、突如そういう思考が発生していた。クラウディアに親愛の情を示したのである以上、無名にも同じ様に振舞うべき、と、そう考えたのだ。 「無名さん」 「ああ?」 「もふもふしてもよいですか?」 「!?」 フェイトの突然の言葉に、無名は、驚愕に目を見開いてわずかに口をあけた。そして、何度も視線をクラウディアとフェイトの間をいったりきたりさせ、最後にクラウディアのことをにらみつけた。 「お前、フェイトに何をした?」 「……わたしじゃないよ。ううん、正確には、皆にされていることを自分でもしてみたくなったんだ、フェイトは」 「臭い、混じっているぜ」 すっと目を細めて殺気だった無名を、フェイトは、そっと近づいてからその両頬を両手ではさんで自分の方に顔を向けさせた。 「もふもふしていいですか?」 「……お前」 「いいですか?」 じっとフェイトに瞳をのぞきこまれ続け、無名は、まとっていた殺気を消し軽く頬を上気させて呟いた。 「好きにしろよ」 食堂へと向かう女生徒らの注視の中、存分に無名をもふもふしたフェイトは、何かすっきりした憑き物が落ちたような表情で食事をとりに歩き去った。 残された無名は、顔を真っ赤にし、腰が砕けたのが廊下にへたりこんだまま、軽く口をぱくぱくと動かしている。クラウディアは、そんな無名のことを抱き起こすように立たせると、肩を貸し抱きかかえるようにして食堂へと向かった。 「……なあ、クラウディア」 「なに?」 「俺もお前の事をもふもふしていいか?」 「……人目につかないところでなら」 「お前、本当にいい奴だよな」 「そんなんじゃないよ」
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/1339.html
先日の出張所でのやり取りの結果、何故かニクシアがアップし始めてしまい、結果としてなんか名状しがたき何物かになってしまった。こういう事があるから深夜のノリと勢いは怖いということで。 ちなみに時系列としては、ケイレイ様の-ケイレイの手慰み 暴走 演習 ルキアニス/シャルル その後の後の時系列のはず。この頃にニクシアは、第二中隊の中隊副官を務めているだけあって、何気に魔導的におかしな存在になってしまっている、と。 『汚れの無い心のように 闇色の聖杯を漆黒の光で照らす 真っ白に塗りつぶされてしまった墓碑銘 その名は 静謐の色。』 しんしんと果てなく続く銀色の雪野に、瑠璃色の闇をきらめかせて「声」が静かに染み入ってゆく。 イサクリウスとシャルルは、白より真白い淡く光るひとひらの羽根が目前を舞ったのを観た。 『夜とは違う暗闇で 月に照らされた聖地に あなたの雫に濡れた聖杯の音が 私の心に響いてゆく。 暗闇にいたとしても 暗闇に触れる事はできない。』 『ここは 混沌の世界に浄化されし闇 いつも鍵穴から闇に浮かぶ 自分の影だけしか見えない。 そこでは傷を癒せない。』 『そう ここは桃色の白夜。目眩の扉に雫として涙する、一縷の痛みも癒す 秘密の雪野なのだから。 銀雪の揺らぎのような 夢から醒めて そして消えゆく 双樹の海。』 『白銀の雪どけ その瞳で受け止めて。 嗚呼 儚い慟哭は 真っ赤に燃え上がった吐息を 白光に溶け込ませて そして 気づくの 白銀の世界を見て。』 目をつむる。目をひらく。変わらず輝ける闇の中に淡い光の羽根が柔らかい初雪のように舞ってゆく。 その風景はまるで聖夜の幻想のようで、そして、彼方に真珠色にも近い白銀に輝く人影が独り闇の中に浮かんでいる。 三対六葉の翼に護られるように浮かんでいるその人は、一対の翼で目元を隠し、一対の翼で足元を隠し、そして、拡げた一対の翼で深さを増してゆく闇に白銀色の羽根を散らしていた。 『私は ここに そして 貴方も ここに。 それが天使の抱擁 どうか烈火に苛まれないで あなたの瞳は 月光のよう 永遠の雪道 それを踏み荒らさないで。』 『嗚呼 空の星が流れるように鮮やかで 海の囁きが心に響くように甘美で 置き去りにされるくらいなら 誰よりも白く 誰よりも汚れないで。貴方だけは。』 『最も美しい旋律 静寂という名の旋律が この「庭園」に舞っているのだから 月の光から導き出される 星の流れのように。』 『きっと全ては 空の導き だからこそ 夢は美しく輝いてくれる 哀しみすらも 淡く飾って 雪融けを待つ蕾のよう 天使が誘う 金色の角笛は、きっと この景色をさらに美しく彩ってくれる』 まるでその姿は、罪色に犯された世界を白く染め上げているようで、訳も無く心が揺さぶられてしまう。 瑠璃色の闇と、白銀色の羽根が相克し、舞う「声」が全て浄い清めてゆくようで、それは罪過に傷ついた世界を癒してゆく癒しの光にも似て。 過ちも、憎しみも、憤りも、全ての罪過が淡い白雪に漱がれるように透き通ってゆく。 『お願い 私達の「音の湖」は空白 涙の階段を見つめる 白い吐息のよう だからこそ、花を思い咲かせたい 貴方と同じ世界で。 花はここに そうでしょう?』 『とても美しくて。どんな場所にいても 月の明かりに照らし出されている 透明な花のよう。貴方も、私も「花園に咲く花」 月の明かりに照らし出されている 透明な花。』 『それは 鳥かごの中で震えている、臆病な心に似ているの どうせ震えるのなら そう 銀色の世界で 想いのままに舞いながら 想いを伝えて震えたかった。』 『そう 羽ばたける翼を持っている 私と共に「声」の秘蹟を抱いた 虹の宝石。 いえ、きっと、連鎖している星の宝石と同じ。』 「声」とともに月色の儚い光が世界を浄化してゆく。 星光の羽根が雪野に降り積もってゆき、久遠にも似た旋律がこの身を揺るがし震わせる。 澄み切る最果てが降りて来る光の中へと消えてゆくのが観える。 『もう一人の自分を 影の中に閉じ込めている 切っ先を歩くような 真紅の交響曲 きっとそれは 燃えるような道 自分で引き裂いた 未来への傷跡でさえ 霞むほどの夜明け。』 『そう 貴方は暗闇にいて それでもなお 暗闇に沈む気はないの。 波のように 静かに、時に荒く。 それでも 貴方は墜ちないで。貴方は そう 白い風を 天使の翼に変えて 翔ぶ事ができるのだから。』 『今が その時 さあ 貴方の心にある 「声」を数えて? それは邂逅 追憶 いいえ 貴方に差し出された戒め。 海の音 空の声 そして大地の揺らぎに、耳をすませば それは、とても淡く か弱いものだから。』 「声」の調べにのって世界が淡く儚い光に満たされてゆく中、禍禍しい影が刺した。 「……感動的で、感傷的で、そして無意味だ」 世界は暗転した。 ヴェルミリオム導師に医務室へと連れて行かれるイサクリウスとシャルルの二人を見送って、第902大隊の皆はまるで精神を漂白されたかのような表情で、肩をすくめて身の置き所なさげな様子のニクシアへと視線を集中させた。 「で、だ。今のはなんだ? 詩を聞かされただけで魔導騎士がああなるわけねえわな」 「は、はい。今のは「声」を「セカイ」に満たしました」 普段の獣のような気配が薄れて、いっそ清々しい表情のゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン大隊長の問いかけに、ニクシアはふるふる震えながらそう答えた。 「「声」? 詩とは違うのか?」 「はい。「声」は「声」です。その、「声」は聴くもので、詩は紡ぐもので、その、似ているようで、全く違うものです」 いぶかしげなゲッツ隊長の言葉に、ニクシアは普段のおどおどした様子を見せず、意思を固めたかのような表情ではっきりとそう答えた。 その言葉に、皆は一斉に疑問符を頭の上に浮かべたような表情になり、わけが判らないとでも言いたげな溜息をつく。 「私は、聴こえた「声」を「言の葉」に紡ぎ直したんです。でも、その「言の葉」は「声」を全て拾うことはできなくて、ほとんどが網の目から零れて消えてしまうんです。だから、「声」を満たすための「セカイ」を編まないといけなくて、それがあの「セカイ」なんです」 「……つまり、なに? あなたは「声」という何かを聞くことができて、それはこの現実の世界では表現しきれないから、あれだけの規模の結界を構築した、と?」 「いや、あれは「結界」じゃない。「結界」ってのは「あちら」と「こちら」を隔てる境界の事だ。ニクシアのアレは、「こちら」を塗り潰して「セカイ」に書き換えたんだ」 困ったような表情を浮かべて目をつむり、腕を組んでなんとか魔導師としての自分の常識を元にニクシアの言葉を翻訳しようとしたメトポロニア参謀長に向かって、一人だけ普段通りの姿でたたずんでいた無名が、鞘に収めた短剣を腰の革帯に納めつつそう訂正した。 「この現実を塗り替えた? ちょっと、生身でそれだけの大魔術を行使できるわけないでしょ。プブリコラ副官は導師ですらないのよ?」 「俺と同じで、ただ出来るだけなんだろ」 「……………」 さすがに驚愕したような表情になったメトポロニアに向かって、無名は特になんでもないという風に一言でそう済ませた。 ヴェルミリオム牧師の合図と同時にニクシアの構築した「セカイ」を「殺した」無名にとっては、それが何であるのかはある意味では自明のものらしい。彼女の「眼」に映る世界は、その秘めた構造すら明らかにしてしまうそうである。さすがに四六時中「眼」で観ているわけではないそうだが。 それでも彼女がここ902大隊では、五本の指で数えられるほど魔導的に異能な存在であるのは事実であり、無名の言葉に納得はできなくてもそういうものとするしかないのが部隊での暗黙の了解でもあった。 「フェイト副官、今の魔術をどう解説する?」 いつもより早いペースで煙草を一本吹かし終えたヒュド中隊長が、自分の副官であるフェイトに眼鏡越しに視線を送って説明をするよう求める。 「……あえて誤解をおそれずに説明するなら、プブリコラ副官の心象風景をこの空間に転写した、ということです。そしてそれは風景ですから自然言語で完全に再現できるものではありませんので、擬似的に結界構造を構築して結界範囲内の世界構造を書き換えた、ということでしょう」 「それは貴官にも可能か?」 「はい。ですが、世界構造はそれ自体が非常に高い強度を持っていますから、私の心象風景の投影は、すぐに世界によって矯正されて元の世界構造に戻されてしまうでしょう。プブリコラ副官が「言の葉」を紡ぎ続けたのは、それが擬似的な結界構造を維持するために必要な儀式であったと考えます」 「そうか」 眼鏡の下で三角形の瞳孔をした瞳をすがめ、ヒュド中隊長はもう一本煙草をくわえて火を点け荒っぽく吹かし始めた。 「……まあ、よく判らんが、判った事にする。でだ、お前はアレを「黒の二」や「クルル=カリル」でもやれるのか?」 「はい、その、……できません」 申し訳なさで消え入りそうな表情になったニクシアを、ようやく普段の獣臭すら感じさせる気配を取り戻したゲッツ隊長がぎろりと左目でにらみつけた。 「……まことに言いにくい事ではありますが、現在二柱の「クルル=カリル」を除いて、プブリコラ副官の魔術行使を補助できる機体はありません、大隊長」 いっそ苦虫を噛み潰した方がマシ、といわんばかりの苦い表情を浮かべた工部頭の導師イサラがそう横から口を差し挟んだ。 「現在902大隊に配備されている重駆逐機は、「クルル=カリル」零号機と一号機を除いて全て魔術回路に制限がかかっています。これだけの大魔術を機神に搭乗して行使するとなると、「クルル=カリル」制限解除機への搭乗許可を出して頂く必要があります。……個人的には、その前に彼女に本来の魔導師としての教育を行う必要があると考えますが」 魔導八相に覚醒した導師であるイサラとしては、現在の大隊の配備機のほとんどが魔術行使に制限がかかっている状況というのは認めがたいものがあるらしい。このあたりは「クルル=カリル」開発者の一人としての意地みたいなもので、大隊の「クルル=カリル」搭乗資格者全員に基本的なものでよいから魔導についての本格的な教育を行うべき、と考えている一派の一人らしい一言であった。 「……出来ればそうしたいのは旅団司令部としても同意しますが、大隊の戦力再構築が優先される現状では、それは無理であるという結論ではありませんでしたか? 導師イサラ」 「それは理解しています、マルケルスス参謀。ですが、生身でこれだけの大魔術を行使できるのです。さすがに本格的な魔導の講座を開設するべきでしょう」 「講座を開設するとなると、帝國軍人としての教育を受けた導師を講師に据えなくてはなりません。つまり、シルディール元帥に頻繁にお越し願う必要があり、それは閣下の勤務状況からみて不可能であるという結論でしたね?」 「それも理解しています。ですが、この調子で皆が中途半端に大魔術を行使できるような現状を放置しておく事の危険性は、導師である以上注意を喚起しなくてはなりません。というか、第二中隊としては現状をどう判断しているんです? セルトリウス中隊長?」 さすがに不機嫌そうな表情になってイサラは、マルケルスス旅団運用参謀の舌鋒から逃げるように話をクラウディアに振った。実際のところ、このての魔導的な異能者の存在はニクシアだけではない。無名もまた「魔眼」という異能の持ち主であり、そもそも第二中隊の幹部全員が何がしかの異能を発現させていたりする。そして第二中隊長であるクラウディアは、それら異能者達の総元締めでもあった。 「現時点では特に何も」 「ひどっ!?」 「いや、あえて言うけれど、そもそもニクシアの「声」って実戦で使えないでしょう? わたしが「視た」範囲では、結界の展開範囲を制御できていないし、無差別に結界内に皆を取り込んでいるし、それに効果を及ぼす対象を選択できないんですから。連れられていったイサクリウスとシャルルの表情を見ました? まるで一発抜いた後の賢者みたいな表情をしていたじゃないですか。下手すれば、敵味方問わずまとめて腰が抜けて終りになるだけですよ? 上官として評価を下すならば「更ナル修練ノ必要ヲ認ム」という奴です」 黒い太縁の眼鏡に手を添えてその位置を直したクラウディアは、半ば呆れたような声色ではっきりとそう厳しい評価を下した。その言葉にニクシアは、身の置き所のないような表情になり、今にも地面に埋まってしまいそうな風情になってしまう。 そんな自分の副官の様子をさすがに判っているのか、クラウディアはさらに言葉を続けた。 「そして、導師イサラの危惧も自分も同じくするものです。さすがに今回のは危険過ぎました。いや、確かに広域魔術に対してどれだけ抗甚できるか確認するための演習というか、模擬戦だったわけですが、ああも手も足も出ないんじゃ話にもなりません。我々は、もう少し魔導の危険性について認識を改める必要があるかと考える次第です」 「セルトリウス中隊長としては、イサラ導師と意見を同じくするのですか?」 「プブリコラ副官の言葉の通りなら、極論言えば「詩」を吟ずるだけで世界構造を書き換えられるという事なんですよ? さすがにこれは危険過ぎます。今回の演習の詳細については、近衛騎士団長に報告を提出するのですよね? シルディール元帥もわたしと同じ判断を下すと考えます」 クラウディアの言葉にさすがに問題を感じたのか、マルケルスス参謀が牽制するように口を挟む。それに対して彼女は、眼鏡の下の蒼い瞳をきらめかせてはっきりとそう答えた。確かにこれだけの影響を与える魔術を特に準備もなく行使できるニクシアの存在は危険極まりない。 「で、ニクシア。今回の魔術の起動条件は?」 「ええと、はい、最初の一小節を最後まで唱えることです。「声」は純粋で透明で儚いものなんです。ですから、最初に「声」をきちんと「カタチ」にしないと「セカイ」を満たすことができないんです」 「なるほどね。最初の一小節が、「譜」を起動させる鍵になるんだ。それで、その一小節は、定型化されているの?」 「いえ、結構あやふやといいますか…… そもそも「声」を聴かないと始まりませんし、「声」も決まったもの、というものでもないですし」 「まあ、そこら辺は「詩」を思いつくのと同じか」 逆に言うならば、ニクシアが普段「声」を聴いて口にするだけでこれだけの大魔術が発動されてしまう事もある、ということでもある。 あまりの厄介さに、ゲッツ大隊長以下の大隊幹部やメトポロニア参謀長ら旅団司令部の面々が渋い表情になる。どんなにささやかであっても、制御できない魔術の存在は許容されえないのである。それが魔導を戦争のための技術として利用しているこの部隊ならではの前提であった。 「とにかく、近衛騎士団長の判断待ちだ。いいな?」 ぎりぎりという歯軋りの音が聞こえてきそうな渋い表情を浮かべたゲッツ大隊長の言葉に、全員敬礼をもって返事とした。 医務室に連れてゆかれたイサクリウスとシャルルは、普段のいがみ合っている仲が嘘のように爽やかな表情をしていて、そして生気とでもいうものが薄れていた。 「これで施術は終りだ。が、お前達、洗ったばかりのシーツよりも真っ白な気配になっているぞ?」 「大丈夫だ、問題ない」 「ああ、光が逆流してきます」 光の消えた焦点の合っていない眼でそううわごとのように呟く二人に、癖の強い赤毛を頭の後ろでまとめたヴェルミリオム牧師は、乱暴に煙草をくわえて火をつけると、再度二人の精神に対して治療の術を施した。 「とにかく、今日は全ての課業を中止して休養しろ。夕食後にもう一度予後の経過を確認する。いいか、今のお前達の精神はニクシアの内面世界の侵食を受けた状態なんだ。大丈夫だと思えても大丈夫ではないからな。今はとにかく寝ろ」 「了解。ココロの傷を白い雪で癒すから」 「はい、今は甘い安息の花園の中にまどろみます」 嫌な汗が一滴ひたいをつたって流れたヴェルミリオム牧師は、ふところから取り出したハンケチで額と側頭部の角をぬぐって医務室を出て行こうとした。 だが間の悪いことに、医務室にヒュド中隊長とフェイト、そしてニクシアがやってきてしまった。 「二人の様子はどう?」 「……間の悪い。いや、正直今日一日は経過を観察だな。さすがにここまで精神が侵されているとなると、数日は休養させたい」 「二人に会ってもよいですか? ヴェルミリオム師」 「できればやめてくれ、フェイト師。正直、あの場にいた全員の精神汚染の可能性すらあるんだ。今は二人に外部刺激を与えたくない」 あっというまに根元まで吸ってしまった煙草を手近の灰皿に乱暴に押しつけて火を消したヴェルミリオム牧師は、不機嫌さを隠そうともせずにそう言い切った。 「……判りました。それで、プブリコラ副官が、二人と話をしたいというので連れてきたのですが」 「絶対にやめろ」 魔族らしく伸びた犬歯を剥いたヴェルミリオム牧師の言葉に、少なからず傷ついた表情でふるふると震えているニクシアをフェイトは庇うように抱き寄せた。 「さすがに今回の演習の結果を考えると、今後の教育体制について上の判断を仰がざるを得ない。記憶がはっきりしているうちに二人から報告を受けたい」 さすがにこれ以上ヴェルミリオム牧師を怒らせるわけにはゆかず、ヒュド中隊長が前に出て努めて事務的な口調で来訪の理由を述べる。 「それは無理だな。言ったろう、精神が侵されていると。今の二人は、まともに受け答えできる状態にないんだ。いや、止めるのが遅れた私にも責任の一端はあるんだが、さすがにあれほどの威力とは予想できなかった。正直、自分の精神の方も、外部記憶と突き合わせて修復したいところなんだ」 「……洒落や冗談ではないんだね?」 「フェイト師からも聞いていると思うが、結界内の世界構造を自分の心象風景で塗り変えたんだぞ? あの世界にとりこまれて何も影響を受けていないはずがない。これだから精神に作用する魔術は怖いんだ」 いらいらを抑えこむためか、もう一本煙草をくわえて火をつけたヴェルミリオム牧師は、努めてゆっくりと三人に向かって説明する。 あまりの大惨事に、ニクシアは今にも地面に埋まってしまいそうな様子で、フェイトがしっかりと抱きしめていなければこの場から逃げ出しかねない表情をしている。 「「声」の秘蹟を抱いた双樹の「花の園」で淡く奏でられた「声」を魂に刻み付けられて、幼子にも似た無垢な妖精として白雪の淡い輝きに癒される、それが今の二人には必要なんだ」 「……………」 「……………」 「……………」
https://w.atwiki.jp/jemmerl5/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
https://w.atwiki.jp/jemmerl5/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 終末のアーカーシャ(終アカ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 (2021年12月6日) - エキサイトニュース マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【アイプラ】リセマラは必要?当たりキャラランキング【IDOLY PRIDE】 - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ” - 沖縄タイムス 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ウマ娘】査定効率から見た取るべきスキルとおすすめキャラ【プリティーダービー】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 【ポケモンユナイト】カメックスの評価と立ち回り【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) アーテリーギア‐機動戦姫-攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 頻繁に寄付をお願いしてくるWikipediaの運営組織はかなり潤沢な資産を持っているとの指摘 - GIGAZINE 【ヒロトラ】タイプ相性についての詳細まとめ - AppMedia(アップメディア) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON スタスマ攻略Wiki【スタースマッシュ】 - Gamerch(ゲーマチ) 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン パワプロ2021/2020攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ヌーラボ、「Backlog」の絵文字入力の補完機能やWiki編集の自動マージ機能を改善 - CodeZine(コードジン) ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース ウィキメディア財団に「日本人はあまり寄付しないですね」と質問したら、熱い回答が返ってきた| - @DIME ツムツム攻略Wiki|ゲームエイト - Game8[ゲームエイト]
https://w.atwiki.jp/jemmerl5/pages/7.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/jemmerl5/pages/11.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/jemmerl5/pages/2.html
メニュー トップページ プラグイン紹介 まとめサイト作成支援ツール メニュー メニュー2 リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集