約 495,193 件
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/168.html
今日(6月の第1日曜日)が「プロポーズの日」だと聞いたので…オリンピア出向前のプロポーズ話を… えぇっと、前スレ帰還その後SSの補完補足…って言うか、そんな感じです こうだったらいいなって言う、脳内妄想ダダ漏れ、誰これSS 話を短くまとめることが出来ない自分にorz 1投 「お前、変わった訓練やってるみたいじゃないか」 「…オズマ隊長」 訓練を終え一息つこうと向かったカフェスペースで、アルトは休憩を切り上げるところだったらしいオズマに声を掛けられた。 「あぁ…変わった訓練って言うか。VF-25のフライトコントロールをエミュレートモードにしてEXギアの補助なしでマニュアル操縦してみたらどうだろう…って。昔の戦闘機乗りの操縦感覚ってのを知りたいと思って」 そう話すアルトはどこか子供のようにわくわくとした表情を浮かべていて、オズマは肩を竦める。 「相変わらず、この空バカは研究熱心だな」 「…空バカってなんだよ」 ムッとした顔をして、小声で呟くアルトにオズマは笑いながら言う。 「お前、アグレッサー目指してみたらどうだ?」 「………アグレッサー?」 キョトンとした顔で聞き返すアルトに、オズマは頷きながら話を続けた。 「そうだ。SMSの教導部隊だ。各船団の基地をまわって、現地のパイロットたちに実践に近い訓練を受けさせ戦技指導を行うのが、まぁ大まかな仕事内容だな。アグレッサーは、なりたいからって誰もがなれるわけじゃないが、やる気があるなら推してやるぞ」 「はぁ」 いきなり振られた話題に、アルトは目を瞬かせると間の抜けた返事をした。 そんなアルトに、オズマは笑って彼の肩を叩く。 「お前は、賢くて向上心のあるパイロットだ。まぁ…無鉄砲なのが玉に瑕、だが。悪い話じゃないはずだ、考えておけ」 そう言うと、オズマはアルトに向かって軽く手を上げると、カフェスペースをあとにした。 残されたアルトは、思案顔をしてオズマの背中を見送った。 「ねぇ…」 「ん…?」 情事のあとのシェリルの気だるげな声に、ベッドサイドに腰掛け、自身の後始末をしていたアルトはそっと彼女を振り返る。 「なにか、あった?」 じっと空色の瞳に見つめられ、アルトは驚いたように目を見開く。 「え…」 「いつもと違ってちょっと乱暴だったわ」 続くシェリルの言葉に、アルトは気まずそうに頬を赤らめる。 「…ご、ごめん。痛かったか?」 「うぅん。たまにはこう言うのも、刺激的で悪くないけど」 そう言ってシェリルは猫のように瞳を細め笑う。 その空色の瞳の奥に、自分を心配する色を見つけたアルトは苦笑した。 「なんでお前にはすぐに分かっちまうんだろうな…」 呟くように言うと、アルトはベッドに潜り込みシェリルを腕に抱きこむと、昼間のオズマとの会話を彼女に話した。 2投 「アグレッサー??」 アルトの話に、シェリルはキョトンとした顔で小首を傾げる。 昼間の自分と同じ反応に苦笑しながらアルトは続ける。 「そ。簡単に言うと……『鬼教官』?」 「はー?なにそれ。簡単に言いすぎじゃないの」 そう言って笑うシェリルに、アルトは「いや案外的を得てると思うけど」と呟く。 「………で?アルトは目指すの?その鬼教官…『アグレッサー』」 ひとしきり笑うと、シェリルはじっとアルトの目を見つめ問う。 「…迷っては、いる」 「ふぅん。でも、やりたい、でしょ?」 「…ん。そう言う道もあるのか、と思った。そう言う道に進むのも悪くないかなと、思った」 遠くを見つめるように、己の内側を見つめるようにして話すアルトに、シェリルは瞳を伏せ微笑む。 「そうね。誰もがなりたいからってなれる職種じゃないんでしょ?せっかくオズマにも認めてもらったんだし、目指す価値、あるわ」 こういうときは、たいていアルトの中で答えは出ているのだ。 だからそっと背中を押してあげるだけ。 だって、空に焦がれるあんたを地上に繋ぎとめる足枷にはなりたくないもの。 「空バカなあなたが好きよ」 そう言ってシェリルが笑うと、アルトは顔を顰めた。 「昼間、隊長にも言われた…」 「え、好きだって?」 あらモテモテね、と囃し立てるシェリルに、アルトは眉を上げ言う。 「ちょっ、なんでだよ!そうじゃなくって、空バカって」 「あらやだ。あたしオズマと気が合うわね」 いやーん、と黄色い悲鳴を上げるシェリルに、本気で機嫌を損ねたアルトは腕の中の彼女を再び組み敷くと、その身体に乗り上げ言う。 「お前がアイツと気が合ってたまるか!お前は俺との相性が抜群なだけでいいんだよ!」 無自覚で凄いことをさらっと言ってのけるアルトに、シェリルは頬を染め、眉を下げる。 「分かってるわよ。あんたのことは、あたしが誰よりも…。あんたが何を目指しても応援するわ」 優しい光をたたえる空色の瞳に、アルトは細く息を漏らす。 いつだって敵わない。たったこれだけの会話でも、シェリルは自分の心の深部を見抜いてしまう。 シェリルが自分の一番の理解者だ。これまでも、これからもずっと。 「シェリル……」 吐息のように名を呼び、アルトは再びシェリルの身体に沈んでいった。 3投 それから、アグレッサーを目指すアルトは、これまで以上にVFに関する知識や技術を身に付けるため、時にSMSに缶詰になりながら、試験対策に追われていた。時間はいくらあっても足りない。 仕事を再開していたシェリルとの生活も、擦れ違いも多くなってしまったが、それでもお互いどうにか時間を見つけては、貪るように二人の時間を大切にした。 そんな生活が続いたある日、シェリルの携帯に、無事アグレッサーの資格を取ったとアルトから連絡が入った。 仕事を終え、急いでマンションに戻ったシェリルは、リビングのソファに座っているアルトの思い悩むような表情に、ドアを開け立ち尽くす。 お祝いにと買って帰ったシャンパンのボトルが、鈍い音を立て床に転がった。 「どうしたのアルト……」 アルトに近づくことも出来ず、思わず唇から零れたシェリルの呟きに、彼はそっと顔を上げると徐に口を開いた。 「早速アグレッサーとしての、出向先が決まったんだ。オリンピア船団のガイノス3って言う惑星だ」 「出向……オリンピアに?」 シェリルの言葉が震える。 「そうだ」 そう答えて、アルトは再び顔を俯かせると、ひざの上で組んだ両手を見つめる。 たったそれだけで、シェリルは気付いてしまう。ガイノス3への出向はアルト自らが願い出たのだろう、と。 「………そう、ガイノス3かぁ。フロンティアからは遠いわね」 「…あぁ」 「……でもそこなら、飛べるわね。大気のある空」 そう言うシェリルの声は優しい。 「いいじゃない、素敵じゃない!あたしなら大丈夫よ、心配しないで行ってらっしゃいよ」 努めて明るく笑うシェリルに、アルトは顔を上げる。 「シェリル、俺は………」 「……いいから行きなさいよ!」 言いよどむアルトに、焦れたようにシェリルは声を張る。 「っなんだよ、その言い方!」 そんなシェリルの態度に、アルトはムッとして声を上げる。 「…あたしは、あんたの翼にはなりたくても、足枷になんてなりたくないの!」 アルトの声の強さに、シェリルはビクリと肩を跳ねさせるが、それでも負けじと言葉を続けた。 「シェリル!」 「……アグレッサーの任務なんて、目指したときから知ってたはずだわ。他の船団に出向して、現地パイロットの指導にあたるって、聞いてたはずだわ」 大きく息を吐いて、まるで自身に言い聞かせるように力無く呟くシェリルに、アルトは口を噤む。 「だったら、いまさらよ…。だって……あんたが、どれだけ頑張ってたのか、あたし知ってるもの」 そう言うシェリルの青い瞳が涙で滲む。 「………ごめんなさい。素直におめでとう、って言うつもりだったのに…」 笑おうとして、それが無理だと判断したシェリルは唇をかみ締め俯いた。 シェリルの空色の瞳から、堪え切れなかった涙が零れた。 「シェリル……」 痛みを滲ませるアルトの声色に、シェリルは慌てたように口を開く。 「ち、違うの、引き止めたりしない。ここで待ってるから。……だから、別れるとか言わないで…」 「えぇっ?」 驚いたように声を上げるアルトを見ていられず、こんなこと言うつもりじゃなかったのに、と呟くとシェリルはその場に座り込んで泣き出してしまった。 「ちょっ…ちょっと待てシェリル、なんでわか、別れるって…」 「あんたがガイノス3への出向願い出たんでしょ?分かるわよ、それくらい…。そしたら、あたしが居たら邪魔になるじゃない。邪魔なんて、しないから……」 離れてても我慢するから、さよならなんて言わないで、としゃくり上げるシェリルに、アルトは大慌てで駆け寄る。 鬱積した不安やストレスで、抑えきれなくなった心が爆発すると、シェリルは時々こうして子供のように泣き出してしまうことがある。 シェリルの性格を分かっていたはずなのに、アグレッサーの試験に忙しく、それに気付いてやれなかった自分に舌打ちをした。 きっと、アグレッサーの話を聞いたときから、いつか告げられる別れに怯えていたのかもしれない。 他人の心の深部は敏感に感じ取るくせに、そこに自分自身が関わっていると途端に頼りなくなってしまうのだ。 「シェリル……そうじゃなくて……」 座り込んでしまったシェリルの前に向かい合うように腰を下ろし、その顔を覗き込みながらアルトは言う。 4投 「…一緒に、行ってくれないのか?」 「え…」 告げられた言葉に、泣き濡れた瞳を見開くシェリルを見て、アルトは「あー」と声を上げた。 「ダメだ。ごめん、泣かせるつもりなんてなかったんだよ。ちゃんと言い出せなかった俺が悪い。ちょっと緊張してて…あぁ、もう。カッコいいことなんか言えやしない」 ぶつぶつと早口に捲くし立てると、アルトはガシガシと髪を掻き毟り、大きく息をつく。 「……シェリル」 「えっ、はい」 涙に濡れた青い瞳を、琥珀が真摯な光をたたえ見つめ返す。 「ずっと、そばにいてくれ、これからもずっと。………俺と、結婚して欲しい」 いつか告げた言葉と共に、やっと今口に出来た言葉をシェリルに。 「……っ」 再び涙を滲ませるシェリルに慌てながら、アルトはボトムのポケットをごそごそと漁る。 「あっ、や…。お前の仕事の都合もあるだろうし、結婚…今すぐは、無理かもしれない、けど……。一緒にオリンピアに来てくれないか?離れたくないのは、俺のほうだよ」 頬を染めて早口にそう言うと、アルトはシェリルの左手を取って、その手の平に取り出したシルバーのシンプルなリングをのせる。 「これ…」 「ん…。婚約指輪。……本当は、ずいぶん前から用意してあったんだけど」 「え…」 アルトの言葉に、シェリルは驚き弾かれたようにアルトを見る。 「…なんでそんなに驚いた顔するんだよ。前に言ったじゃないか。俺のためにお前に着てもらうって。ウェディングドレスも白無垢も」 頬を染めて拗ねたように言うアルトに、シェリルはさらに瞳を潤ませる。 「……アル、ト」 「なんせ相手は『銀河の妖精』だ。俺も自分に自信が持てるようになったらと思って…。結構時間かかっちまった」 そう言うとアルトは苦く笑う。 「アグレッサーになって、パイロットとしての自分に少しは自信が持てるようになった。お前と対等とまではいかないかもしれないけど」 指輪の内側に彫られた『#727→#1123』の数字に気付いたシェリルは顔をくしゃりと歪ませる。 「アルト………っ」 「シェリル。俺と結婚してくれませんか」 そう言うと、アルトはシェリルの手の平にのせたリングを手に取り、そっと彼女の左薬指に填めた。 「ばかっ…いろいろ、遅いんだから……!」 キラリと輝く左薬指のリングを見つめ、嬉し泣きの涙を零したシェリルは、勢いよくアルトの首に抱きついた。 5投 「父さん。シェリルと婚約、しました。シェリルは身寄りがないから、結納とか形式ばったことはしませんが…」 緊張に頬を引き攣らせ言うアルトの隣で、美与の振袖を身に纏ったシェリルが居住まいを正す。 「うむ」 「やっとプロポーズですか」 揶揄するような矢三郎の言葉に、アルトは唇を尖らせる。 「やっとって……。時期を見てたんだ…」 「あの…不束者ですが、よろしくお願いいたします」 畳にそっと指をつき、美しい所作で深く頭を下げるシェリルに、嵐蔵は表情を緩めた。 病気療養のためしばらく滞在していた早乙女家で、シェリルは少しでもアルトのルーツを知りたいと思い、着付けや日本舞踊を習っていた。 元々の勘がよかったのか、今では立派な腕前である。 そんなシェリルを、嵐蔵は息子のアルト以上に可愛がっていた。 「シェリルさん。あなたが娘になってくれて、本当にうれしく思う」 「お義父様…」 「頼りない息子だが、支えてやってください」 穏やかな声色で言うと、嵐蔵はシェリルに向かって頭を下げる。 「もちろんです!」 「父さん…」 思いがけない嵐蔵の父親らしい言葉に、アルトは一瞬言葉を詰まらせる。 「で、いつ式を挙げるおつもりで?」 相変わらずの笑顔のまま、それでもどこか嬉しげに矢三郎が問う。 「それは……まだ。俺の準備が整い次第、SMSのオリンピア支部へ出向、ガイノス3でアグレッサーの任務に就く。そっちでの仕事が一段落ついたらってところかな…。シェリルには、仕事の契約とかもろもろの手続きが全部済み次第、オリンピアへ活動拠点を移してもらうつもりなんだ」 「はい。アルト、さん、から出向の話を聞いて、すぐにあたしも動いたので、2~3ヵ月後にはオリンピアへ移れる予定です」 「婚約の発表は?」 二人の話を聞いて、矢三郎は頷きながらも矢継ぎ早に尋ねる。 「婚約に関しては内々で済ませる。マスコミに騒がれるのは好きじゃない。まぁ…結婚のときは、見せびらかしてやってもいいけど」 「おや、じゃぁオリンピアへついていってもらっても、堂々とは一緒にいられないのですか。寂しいですね、アルトさん」 笑いを含む矢三郎の声色に、シェリルが頬を染め言う。 「あたしの個人専用のVF護衛部隊を雇おうと思っています。SMSのオリンピア支部と雇用契約を結べばツアー中はSSとしてそばにいられるし…。専用のVF機も発注したの」 2機も!と笑うシェリルに、恐るべし銀河の妖精の財力、とアルトは苦笑いを浮かべる。 6投 「あの、お義父様…。お式はまだ先なんですが…是非、お義母様の白無垢をあたしに着させてください」 豪奢なストロベリーブロンドをゆるくまとめ、頬を染め微笑むシェリルの姿に、ふっと美与の姿がだぶって見えて、嵐蔵は目を細める。 短い結婚生活だったが、それでもお互いを必要とし慈しみ合っていた。 「あぁ、是非。きっと美与も喜ぶでしょう」 アルトにとって嵐蔵は父親と言うより芸の師匠なのだろう。父親らしいことは何もしてやれなかった。 それでも、たった一人の息子が、銀河一の嫁を連れてきた。 それを嬉しく思う自分は、やはり人の親なのだと、嵐蔵は笑う。出来れば、この光景を美与にも見せてやりたかったと思いながら。 「あ…っと、いけね。これからまたSMSに行かなきゃいけないんだ。父さん、兄さん慌しくて申し訳ないですが、俺はこれで失礼します」 慌てた様子で立ち上がるアルトを仰ぎ見てから、シェリルは嵐蔵と矢三郎に視線を移す。 「あ、あたしは今日こちらに泊めていただこうと思うのですが…」 「えぇいくらでも。あなたの実家になるのですから」 嵐蔵がそう言うと、シェリルは嬉しそうに笑みを浮かべる。 「じゃ、シェリルのこと頼みます。」 ジャケットに腕を通しながら、座敷を出て行こうとするアルトに、嵐蔵が声を掛ける。 「アルト」 張りのある声に、アルトは姿勢を正すと嵐蔵を見据える。 「…はい」 「全身全霊を持って、シェリルさんを幸せにしなさい」 嵐蔵のまっすぐな瞳に、親としての情を見つけて、アルトは一瞬目を見開き、ふっと愛想を崩した。 今なら分かる。離れの座敷で臥せっていた母は最期の瞬間まで、父を心の底から愛していたし、家庭を顧みないと思い込んでいた父は、母が亡くなった今でも忘れられずにいるのだと。 チラとシェリルを見、柔らかく微笑むと、アルトは嵐蔵に向き直り笑う。 「あぁ、もちろんだ。銀河一、幸せな花嫁にするよ」 照れくささを隠すようにそそくさと部屋を出て行くアルトに、座敷に残された三人は顔を見合わせて微笑んだ。 ひょいっと座敷から顔を覗かせ、足早に廊下を渡るアルトの背中に向かってシェリルが声を掛ける。 「いってらっしゃい、だんな様!」 子供のように無邪気な、嬉しげなシェリルの声に、アルトは盛大に赤面した。 END 毎週のように妄想垂れ流してすみませ… ネタが尽きたと思ってもいくらでも沸きあがってくるんだ、アルシェリってすげぇ
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/116.html
352 名前:fusianasan[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 02 35 52.06 護衛期間初Hです。 劇場版アルシェリは清らかじゃないとダメな人と、 アルトの恋愛自覚の時期がしっかりをイメージついてる人は、スルーをお願いします。 ** かなりセクシーでセンセーショナルな新曲が出来あがって、振付をスタッフと練っていた。 錬金術の異なるものの結合示すために、一人二役でそのことを示す絡みの動きを入れようと ダンスを考案していた。 しかし、絡みの動きに「色気」が足りない。 これは、シェリルとしても、認めざるを得ない。 VTRにとって何種類も考えてみたけれど、どれを見てみても「色気」がたりない。 滑らか妖しくは動けるの。 きれいな動きは訓練したもの。 でも、決定的に「色気」が足りない。 ふと、練習風景を見つめるアルトの目を感じた。 少し、体が火照る。 アルトを感じて、シェリルの体は少し不自由になった。 「あら、少し良いんじゃない?シェリル」 「お蔵入りかと思ってたけど、もう少しやってみたいの。越えてみせる」 ** 「グレイス達はもう出かけたの?」 「ああ、お目付け役がいないからって、お前大人しくしてろよ」 シャワーを浴びてリビングに戻ると、アルトが何やら読んでいた雑誌から顔をあげて微笑んだ。 飛行機の雑誌ね、本当に好きなんだから。 シェリルは、かわいらしいアルトの、ちょっと男らしい顔が好きだった。 「随分と難航してたな」 「はぁ、まあね。曲を作るときにはそういうこともあるわ。 他にもたくさんあるのよ、発表してない曲。 でも、まだ、もう少し・・・」 シャワーの後にシェリルが好んで飲むドリンクを、アルトが手渡してくれた。 「色気、か・・・」 「な、何よ~」 「うん、確かに艶めかしさがちょっと足りなかったな」 「なんか、あんたに言われるとムカつくわね」 アルトは、真面目に芸について思案してた様子だったけれど なんだか魅力ないって言われてるみたいで、少し傷ついた。 「私のどこが、色気がないですって?」 アルトの頬をつつと撫でて、近づいて息を吹きかける。 思いっきり赤面したアルトが、後ずさる。 「お前、そういうのやめろよな!」 「あら、アルトには刺激が強かったわね」 「今、二人きりなんだから!」 アルトが、しっぽを揺らして、床を見て訴える。 顔が赤い。 シェリルも、言われて気づいて、赤面してしまった。 べ、別に、何かあるわけじゃないわ。 「な、何よ。とって食ったりなんてしないわよ」 「お前・・・」 アルトが呆れたようにソファーにもたれかかると、さらりと黒髪が流れた。 逸らされた胸板が男を感じさせて、セクシーだった。 「とって食われる、とか考えないのかよ・・・」 「あ、え・・・」 アルトが、私を・・・? 一瞬で想像してしまったシェリルはアルトが直視できない。 何度も、妄想した事があるのだから。 肩を抱いた自分の手さえもアルトの手に思えて、体が震えてしまった。 「ア、アルトが!そんなこと出来るわけないでしょ!」 「そうだな」 彼の美しい顔が自嘲気味に歪んだ。 どうして、そんな顔するの? 「疲れたから、少し眠るわ」 傷つけた彼に背を向け、ベッドルームへと逃げ込んだ。 *************** ダンスが主だった今日は、少し歌い足りない。 ふと。 歌が口をついて出る。 『会えないとき これを聞いて』 この曲も未発表曲だ。 『大好きだから 時々意地悪したくなるの』 あまりに幸せな妄想から出来た歌。 『いろんなことシテ いろんなトコ触って』 今、アルトと一緒にいられて、夢みたいな生活を送っている。 彼が護衛に来るのを心待ちにして、彼といろんなことシテ、 彼の心に触って酔いしれている。 『困るところちょっと見たいな』 彼は今頃きっと、拗ねた私の扱いに困ってるだろう。 ごめんね。 あと少しだから。 『どうしよう 離れたくな・・・』 涙がこぼれおちた。 愛してる、なんて、言えない。 ********** 「シェリル」 ノックとともに、今一番聞きたくない声が聞こえてきた。 こんな顔は見せられない。 「来ないで」 震える胸が悟られないように声を張り上げた。 ドアの向こうからアルトが、すまなそうに話かける。 「シェリル、聞いてくれ。 俺は同意なしにお前を襲ったりしない。 だから、安心してほしい。 護衛は、どうしても、プライベートに踏み込んでしまうから、 どうしても心配なんだったら、女性隊員に・・・」 何を言い出すのだろう。 「待って!」 あわてて、涙をぬぐうと、ドアを開けた。 バツの悪そうなアルトが、しょんぼり立っていた。 「クライアントに怯えさせたら、護衛失格だな。すまない」 「そんなこと無いわ」 懸命に否定するシェリルにアルトはきょとんとしている。 「そうなのか?」 「ええ」 ほっとした様子で苦笑していたアルトが、ふと目の前の少女の涙の跡に気づいた。 アルトが何か言いかける前に、シェリルは慌てて話題を逸らした。 「い、色気って難しいわね。銀河の妖精シェリルノームですら、うまく出せないんだもの」 ギャラクシーでの「羽衣」の公演を見た後、アルトの舞台映像は全て見た。 とても、艶やかで、幼い少女でも、揺すぶられる色気があった。 それは、シェリルが銀河の妖精と呼ばれるようになった今見ると、さらに素晴らしい芸だった。 芸をやめてからも、彼女の心の中で沢山の歌を生み出してきた彼は、「男」の姿で、今、手の届く所にいる。 「そんなこと、ないさ」 目を逸らして、やはり、苦しそうにする彼はとても色っぽかった。 彼の熱い体に抱きしめられたい。 彼が近くにいるようになってから、ずっと心に抱いていた欲求が背中を押した。 アルトの熱い視線に気付かない程に疎いわけではないのだ。 シェリルは俯く彼の肩と顎に白い手をかけ、顔をあげさせた。 「アルト、私に『色気』を教えてちょうだい」 そう、あなたの手で女になりたいの。 戸惑いながらも色を含んだ彼の視線が体をぞくりと駆け上がり、 先ほどまで涙でぬれていた青い瞳が再び潤みを帯びてきてしまった。 切なさで爆発しそうな心が読まれないように、シェリルはアルトにふくよかな唇を近づけると、 アルトは迷うことなく噛みつくように、唇を重ねた。 アルトはだんだんとキツく抱きしめ、懸命に舌を絡めた。 彼の舌も、鼻先も、肩も、胸板も、全てがシェリルの深いところに刻みつけられる。 あまりの感覚と感情の波に呑み込まれて、シェリルはぼんやりとしてきた。 「感じる」ってこういうことなんだわ。 アルトが身を離すと、二人の唇の間に唾液の糸が引いた。 思考が追いつかず、シェリルはぼんやりとそれを眺める。 「十分、『色っぽい』さ。俺が惑わされるくらいには」 少しだけ悲しそうに笑ったアルトが、シェリルの唇から糸をぬぐい、 そのまま首から耳を撫で、イヤリングを揺らした。 「ぁっ」 体の中心に響く刺激に、シェリルは身をすくませた。 「どうする?」 お腹の奥に響く声で、瞳で、愛しい人が問う。 瞳も濡れているし、体も熱いし、きっと情けない顔をしていると思う。 「あなたの、好きにして」 唇をちゅっと重ねて、アルトはシェリルを抱えた。 ********* 「お前、本当にいいのか?」 この期に及んで、真面目なアルトらしい。 ムードはぶち壊しなわけだが。 「怖くなったの?」 シェリルは精一杯妖艶に、ブーツとコートを脱ぐアルトの背中に投げかけた。 「いや、そういうの、似あわないからさ」 虚勢が見透かされているのが分かり、シェリルは顔を赤らめ次の言い訳が思いつかない。 「おれだって、誰とでもこういうことする男じゃないからな」 少し照れているのか、アルトはシェリルを見ることが出来ないでいる。 「な。何よ!私だって!」 アルトじゃなきゃ嫌なの。 そんな可愛い答えは言わない。 でも、とっさに応えたシェリルの叫びを聞いて、振り向いたアルトがにやりと笑った。 「ああ、知ってるさ」 ベッドに上がり込んできたアルトの欲をはらんだ瞳がシェリルは鼓動を速めた。 なによ、いつもは初心いくせに、生意気よ! いつものように強気な事を考えようとしても、シェリルは獲物となった自分を感じていた。 ******** ぎこちなく手を這わせながら、唇で感じながら、アルトはシェリルの身体に火をともしていった。 仰臥した白い裸体が恥じらいながらびくりびくりと震える。 蕾を弄んでいた指が、シェリルの中へと入ってきた。 誰も触ったことのない、体の奥をまさぐられて、内股に力が入ってしまう。 それを難なく、押し開いているアルトの力が、逞しく感じられてシェリルはますます蕩けてしまう。 アルトのことが見ていたいのに、変な反応をしてる自分が恥ずかしくて、シェリルは目をつぶってしまう。 「俺だって色々不安なんだ。もう少し楽にしてくれよ」 まだ、痛くはないんだろ?っとシェリルの頬を心配げに撫でるアルトが、なんともおかしく シェリルは体から力を抜いた。 シェリルの緊張が解けたのを感じて、アルトも、少し緩んだようだ。 お互いの呼吸を感じて、徐々にほぐされていった。 シェリルは体を起こすと、愛おしげにアルトの身体や髪を撫でた。 アルトもシェリルの頬を撫で、髪を梳き、二人、目を合わせて、微笑みあった。 「好き」が膨らんで体を満たしていくのを感じた。 少し戸惑っていたアルトからも衣服を全て除かせたシェリルは 全身でアルトを感じようと、精一杯抱きついた。 熱い肌を、唇を、熱の中心を懸命に相手に触れさせて、愛おしさを伝えあった。 様々な声を操るシェリルから、出したことのないため声が零れ落ちた。 絡みあう二人はしっとりとお互いの肌を濡らし、更なる高みを求めて堕ちていった。 「シェリル、そろそろ」 「ん?」 「挿れたい」 この期におよんで恥じらうアルトを見てシェリルも再び恥ずかしさが湧きあがって来た。 「遅いわよ、バカ」 「すまん。でも、まだ」 「いいから」 アルトは途中、シェリルを指で広げようとしていたが、 未通のシェリルがどうやっても、狭いままだったのが気になるらしかった。 しぶしぶと、しかし、いそいそとズボンの中からスキンを取り出すアルトをみて、シェリルがぽつりとつぶやいた。 「やっぱり、持ち歩いてるものなのね」 まだ、装着できていないアルトが、振り返って懸命に抗議をした。 「ちがう!これは・・・」 あれこれと言いたげな言葉を飲み込んで、ひとことだけ。 「たまたま、もらったんだよ」 納得のいかない様子のシェリルを押し倒し、アルトは入口にあてがった。 「多分、辛いと思う」 「うん」 ぬるぬると、入口をさまよう。 「出来るだけ、優しくするから」 「許してあげるわ」 シェリルを焦がれてかすれた声に、他になんと返答できるだろう。 熱い塊がシェリルの中に、分け入ってくる。 痛みと異物感でさっきまでの夢見心地が吹き飛んだような気分だ。 ぼんやりと一体感を感じていた彼とシェリルは別の人間で、「境界線」がはっきりと感じられた。 「大丈夫か?」 情けない声で声をかけてくれる、気持ち良さそうなアルトを見て、 シェリルはもう何をされても良いと思った。 **************************** 「ホテルスタッフにしてもらっていいのよ?」 「いや、俺がしたいんだ」 上に下に揺さぶった後のシーツはめちゃくちゃだった。 シーツの交換をしているアルトは、破瓜の薄紅色を確認して、苦笑した。 その頬笑みには目いっぱいの愛おしさが込められている。 「証拠隠滅してるつもり?」 「そんなわけじゃないさ。はずかしいだろ?」 「どうせ、グレイスにはすぐわかるわよ。体をスキャンすれば一発」 「え、俺、護衛から・・・」 「外されたりはしないわ」 むしろ、おめでとうって言われちゃうかもしれないわね・・・。 グレイスは、私が、アルトにずっと思いを寄せてること知ってるもの。 そう思うと、気恥ずかしくなり、シェリルはもじもじとしてしまう。 そんなシェリルに気づいたのか、ソファーに座り眺めていたシェリルの前に、見下ろすようにアルトが近づいた。 「『色気』、少しは参考になったか?」 「どうかしら?」 小首をかしげるシェリルは、小憎らしいほどにキュートだった。 「俺のこと思い出せよ」 まさにその例のダンスのように、アルトはシェリルの首から胸を通り、足、つま先まで手と唇を這わした。 アルトとの熱の交換を思い出し、シェリルは自然と息が漏れそうになった。 「なんだか出来そうな気がするわ」 「公衆の面前で見せていいものの限界を超えてしまいそうだな」 アルトは少し、嫉妬している様子だった。 どうやら、アルトからは合格点のようだ。 「でも、この曲は内容がセクシー過ぎるから、衣裳はコケティッシュで結構控えめなのよ」 「ふ~ん」 シェリルの非常識さを理解しつつあったアルトは、半信半疑で返事をした。 「ほら!」 無邪気に自信満々に見せられた衣裳は、見せる肌こそ少ないものの、あまりにエロティックだった。 衣裳に込められた意味に赤面したアルトを見て、シェリルは不思議そうに小首を傾げた。 (ダメだ、コイツ・・・) おわり
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/22.html
1スレ731 アルトのうしろ 731 名前:fusianasan 投稿日:2009/01/04(日) 18 03 45 アルトは携帯で操作をしながら内部をじっくりと鑑賞し、後でシェリルに見せてコメント強要。 「シェリルのサーモンピンクの壁…きれいだ…。」 「………い…や…。」 「へぇ~ここから、赤ちゃんが出てくるんだ…すげぇ…。」 「いやっ…そんな奥まで…見ないでっ!いやっ!!」 「そのわりにはさっきから濡らしっぱなしだよな…お前。」 「ハァ、ハァ、ハァ、…」 「お前の躯は正直だな…。 よし、貴重な動画だし保存しておこう。」 「ハァ、ハァ、ハァ、……。」 「さ!今度はアルトの番よ!」 「ええええええええ??????」 「アルト!調べてきたわ!男性は直腸ね!」 「お前ホント無駄に適応力高いよな。だが断る!」 「奴隷に、拒否権なんてないわよ!さあ、観念しなさい、アルト!」」 「奴隷は、5月9日付けて解放されたはずだぞ、女王様」 アルト、顎を掴んでシェリルにやや深いキスを送る。 「むはっ。誤魔化されないわよ。私だってアルトが見たいの!」 「ちっ。お前だって楽しんでたくせに。 見たところでおそらく何もないし、見たってお前、何も分からんだろ」 「カメラが目的じゃないの!アルトを気持ち良くさせたいの><」 (言ってることが変わってるよ・・・・コイツは・・・ しかし、常時後ろの危険を感じてきた者としては、抵抗あるんだよなぁ・・・) 「今でも十分すぎるくらい気持ちいいし、 頼むからせめて入れるなら指くらいから初めてくれないか・・・?」 「(キラーン)指!」 「そうそう、でも、その前に、口はまだ練習の余地があるかな、多分」 「シェリルさま、お願いします、って縋りたくなるくらいにしてあげるわ! 覚悟しなさいアルト!」 「そんなに、縋って悦がるのが悔しかったのか・・・?」 「悦がっ・・・そう言うのは言わない!・・・悔しいっていうか、・・・アルトも悦くしてあげたい」 赤くなって俯くシェリル。アルト、シェリルを抱きしめる。 「大丈夫、大丈夫よアルト・・・」 女神のようなほほ笑みでシェリルはアルトにキスを落とす 「私はただ、アルトに気持ち良くなってほしいだけ。 前立腺をマッサージするだけだから、痛いことなんて何もないわ・・・ 気持ちいいだけ(のはず)よ・・・」 前準備をさせられた時点で、もう逃げられないのは分かっていたはずだが、 なんだかちょっぴり涙がでそうなアルトくん。 (気持は嬉しいんだけど、シェリル・・・。 どうして、俺達って、大事な時にすれ違っちまうのかな・・・? シェリル・・・今日もかわいいよ、シェリル・・・。 なんでこんな時に限って女神に見えるんだろう・・・。 あの世に連れていかれちまうのかな・・・、うう・・・) しかし、シェリルの口や手での愛撫でほぼ立ちの状態でじらされるよりは さっさと終わってもらって、早く次へ行きたい衝動も押しとどめられなくなってきた。 「いいから、シェリル、やりたいなら、早くやれよ」 ゼリーをつけた指で逡巡するように穴の周りを行き来していたシェリルを促す。 シェリルの指一本なら、前処理よりも、実は負担が少ない。 するりと中に入ったシェリルの指がが前立腺を探し当てたようで、ぐっと押さえる。 「どう、アルト?」 「・・・なんか・・・へんな感じだ・・・」 シェリルは右手でぐっぐっと前立腺を刺激しながら、口と左手でまだ拙い愛撫でを再開した。 「ん、な・・・んか、悪くない・・・」 「ホント!?」 シェリルは喜びをアルトの臀部にキスで表した。 「ん」 今まで感じたことのない快感に身を浸していたアルトだが、 やがてそれも薄れていった。 (なんか、あんなに喜んでくれたのにかわいそうだけど) 「・・・シェリル、なんかあんまり・・・感じなくなった・・・」 「むは。そう、残念。やっぱり、初めてじゃ無理だったかしら。次回持ち越しね」 (おいおいお、次回があるのかよ・・・!) と突っ込みつつも実はまんざらでもないアルト。 「で、この後の責任もとってくれるんだよな?」 「私も、こんなになってしまったし、アルト先生のお手本が見せてほしいかしら?」 抱きついてきたシェリルのやわらかな乳房とともに乳首がコリコリとアルトの胸板にあたり、 挟まれた腿股には水気が十分に感じられた。 くるりとシェリルを組敷いて、アルトはシェリルの白く豊かな乳房に顔をうずめた。 いつもの柔らかで温かい感触に安心感を覚えるとともに、 いつもシェリルから与えられる快感を思い出しぞくりとした。 「可愛い生徒からレッスンをお願いされたんじゃあ、仕方ないな」
https://w.atwiki.jp/macross-lily/pages/17.html
可愛い子。 緑の髪がピョコピョコ動いて。 表情がくるくる変わって。 瞳をキラキラさせて私を観ていた。 「シェリル…さん?」 それがキスだったのだと理解したランカは、両手で自分の唇を覆った。 「ごめんなさい。もしかしてファーストキスだった?」 シェリルはそう言って笑いながら、ランカの髪を撫でていた指先を白い首筋へと這わせる。 「…ひゃっ…!」 くすぐったさにランカが思わず声を上げると、緑色の髪もそれに呼応するようにびくん、と跳ねた。 「ねえ、聴きたいの。あなたの歌を」 一人では大きすぎるソファも、二人ならば窮屈なベッドになる。 シェリルは今まで隣に座っていたランカを膝の上に乗せた。 「…ランカちゃんは、私の事好きよね?」 背後からランカのワンピースのファスナーを下ろし、肌蹴させたランカの胸に優しく触れる。 貧乳、とまではいかないがグラマラスとは程遠いランカのバスト。 マシュマロのようなその感触は、シェリルの想像の中でのランカの其れと寸分の違いも無かった。 脇から胸を持ち上げるようにして乳房を掌の中に納め、先端の突起を親指の腹でゆっくりと擦る。 「す、好きです…けど、シェリル…さ…ッ」 戸惑ってはいるようだが、拒否は無い。 「私は好きよ、あなたの事。とっても素直。とっても可愛い…」 シェリルがランカの内腿に自分の足を差し入れ、ぐいと膝を曲げる。 「…シェリルさんッ…!」 ランカは咄嗟に声を上げた。 背後から脚を差し込まれ、ぐいとその膝を持ち上げられた事でランカの下肢が大きく開かれる。 その体勢はランカの羞恥心を煽るには最適の格好だったのだろう。 「私ね、もっと色んなランカちゃんを見たいの。もっと色んなランカちゃんの声を聴きたいの」 指先で円を描くように乳房の突起を刺激し続け、項に唇を這わせる。 白い項にかぷ、と軽く歯を立ててから舌でゆっくり舐めあげると、ランカの呼吸が僅かに乱れるのが解った。 「あ、ぁ…ッ…」 すっかり勃ち上がった乳首を、ほんの少しだけ力を入れて押し潰す。 「ひゃああんっ!」 ビクン、と大きくランカの体が跳ねた。 それに構わず、シェリルは指で摘んだ乳首をコリコリと捏ね回す。 「シェリルさん、やめてェ…ッ、ぁ、あぁ…っ」 「そうそう、上手に歌えてるわよ…ランカちゃん」 子供をあやすような優しい口調でそう言うと、今まで胸を弄っていた手をするすると下腹部の方に伸ばしていく。 開脚させたランカの下腹部を通り、太腿から膝へとゆっくりと撫で下ろした。 膝の裏をくすぐるように何度か撫でてから、もう一度ゆっくり膝から太腿へと掌を這わせる。 真っ白な下着に覆われた部分にはまだ触れていない。 にも関わらず、下着にはじんわりと沁みが浮かび上がっていた。 「濡れてる」 シェリルはそこを指差し、ランカの耳元で囁いた。 ビクン、とランカの髪が跳ねる。 「…おっぱい触られて、気持ち良かったの?」 その言葉に、ランカは暫く俯いたままだった。 「気持ち良くなかったんなら、これでおーしまいっ」 ランカは思わず顔を上げ、今にも泣きそうな瞳でシェリルを見上げる。 「……シェリル、さん…」 浅く呼吸をするランカの薄く開いた唇から、真っ赤な舌がちらりと覗いた。 「…どうして欲しいの?」 そう問い掛けながら、シェリルはランカの脚を更に大きく広げるように膝を開く。 「あ、あ…」 大きく脚を開かされた羞恥心から、ランカは思わず上ずった声を上げる。 下着に滲んだ沁みが、少し広がったように感じられた。 「…言わなきゃダメよ、ランカちゃん。どうして欲しいのか、何をして欲しいのか」 びくびく、とランカの体が微かに震える。 恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めながらも、その表情はどこか恍惚としてシェリルを見つめていた。 「言いなさい。どうして欲しいの?」 ひくん、とランカの体が仰け反る。 ぱくぱくと唇が何度か空を噛む。 「…わ…って…」 震える声でランカが言葉を紡いだ。 だが、その声はあまりにも小さすぎてシェリルには届かない。 何もかもを見透かしたようなにランカを見下ろすシェリルが、小さく首を振った。 ――そんなおねだりじゃ、ダメ。 きゅん、とランカの体の奥が鳴く。 「…触って…シェリルさん、触って…!…やめ、ない…で…」 ランカはそう叫ぶと、シェリルの手を取って自分の下腹部へと導いた。 白かったはずのショーツは滲んだ沁みで薄っすらと半透明になっている。 ランカに握られたシェリルの指先がソコに触れた。 「ココ、触って…!お願い、お願いシェリルさん…」 「上出来よ」 シェリルは優しく笑うと、ショーツの上からゆっくりと割れ目に沿って指を滑らせる。 くちゅ、と濡れた音がした。 「やっ…ああああああああ!!」 綺麗な『ラ』の音でランカが喘いだ。 その美しいメロディをもっと聴きたくて、シェリルは何度も割れ目に沿って指をスライドさせる。 「ヒッ、あッ、いやぁ…ッ!!」 『ミ』『ド』『ラ』…柔らかな歌声しか聴いたことが無かったランカの、快楽に滲んだ歌声。 「貴重だわ」 溢れ出した愛液でぐちゃぐちゃになってしまったショーツを剥ぎ取り、シェリルの指が露わになったランカの秘所へと直接触れる。 蜜で潤うクレバスを何度も指の腹で上下に擦ってやると、腰のあたりでわだかまっているワンピースの裾をランカが強く握り締めた。 「…あぅ、アッ…、イヤぁ…!」 強すぎる刺激にランカが首を振って戦慄く。 「イヤなの?止める?」 答えは解っているにも関わらず、シェリルは意地の悪い質問をランカに投げ付けた。 そしてわざと包皮に包まれた陰核を指先で軽く弾く。 「…ッ!!ひあ!」 包皮の上から陰核を摘んでくりくりと捏ね回してやると、ランカの体は大きく跳ねて仰け反った。 「アァッ、やめ…ッ!ひっ、あッ…シェリル…さ…」 「気持ちイイんでしょ?止めちゃってイイのかしら?」 陰核に刺激を与え続けながら、今まで胸を揉んでいたもう片方の腕もランカの下肢に伸ばす。 そしてしとどに密を溢れさせている秘所の割れ目に指を這わせ、入り口付近を刺激するように指の腹で擦りあげた。 「…あァ…ッ、やめて…やめてシェリルさん!!…ハ、ァッ、…ヘンに…なっちゃ…ッ…」 瞳からぽろぽろと涙を零して快楽に身悶えるランカの表情に、シェリルの背中をゾクゾクとした快感が突き抜ける。 シェリルの下腹部にも熱が宿り、呼吸は徐々に乱れていった。 興奮しているのだと自覚すれば。ランカと同じように下着は溢れ出した蜜で濡れていた。 「可愛い…本当に可愛いわよランカちゃん…。…素直で、まだ何も知らないコ。もっと聴かせてよ…あなたの声を」 ぷくりと膨らんだ肉芽を包んでいた包皮を剥いて、何も遮るものが無くなった剥きだしの陰核に、シェリルはランカの蜜を纏わり付かせた指先でそっと触れる。 「アアアアアアアアアアアアアアッ!や、や…!やめてッ、イヤぁ…!あん、アッ…ひう…!」 ゆっくり、優しく、円を描くように指の腹で擦ってやるだけで、ランカが今までに無いくらいの反応を示した。 愛らしい唇からは最早嬌声しか聞こえてこない。 ランカが息を吐くたびに洩れてくるのは喘ぎ声だけだった。 「もうすぐイきそうね…クリトリス触られると気持ちイイでしょ?」 シェリルに完全に体を預け、脚は大きく開いたままのランカは、与えられる快楽を逃がすまいと全身で感じていた。 「…イ、く…?…ッ、うん…ッ、シェリルさ、ん……私…も、う…ッ、あ、は…」 開いたままの唇の橋から、唾液が零れ落ちる。 「大きな声で、歌ってね」 焦点の合わなくなったランカの瞳をうっとりと見つめ、シェリルはランカの陰核を擦る指の速度を一気に増やした。 ランカの体がガクガクと震え、一際大きく仰け反る。 「…イ、く…ッ、イっちゃう…イくぅ…ッ、シェ、リ…ルさ……イくぅッ…ぁあアアアアぁぁ!!」 とろりとした液体が、一気に溢れ出てシェリルの指を濡らした。 絶頂の余韻に浸って痙攣を繰り返しているランカの体を解放してやると、シェリルはゆっくと立ち上がった。 「…気持ち良かった?ランカちゃん」 放心状態のランカを覗き込み、汗でぺったりとくっついた前髪を指で整えてやる。 まだ肩で荒い呼吸を繰り返しているランカの唇に小さな口付けを落とし、シェリルはにっこりと微笑んだ。 「…また、ランカちゃんの歌が聴きたいわ。…聴かせてくれる?……二人っきりの時に…」 シェリルの静かな問い掛けに、ランカは小さく頷いた。 「…二人っきりの、秘密…ですよ…」 「…良いコね」 可愛い子。 緑の髪がピョコピョコ動いて。 表情がくるくる変わって。 瞳をキラキラさせて私を観ていた。 だけど、今の快楽に濡れた瞳で私を見つめるアナタは、もっと可愛い。 もっと観せて。 もっと聴かせて。 私だけが知ってる、可愛いアナタ。 <END>
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/181.html
807:fusianasan[sage] 2014/07/06 13 48 22 ちょっと長めのちょいネタ 「はあい」 黒いボブヘアにブラウンの瞳をした、細身だが女らしい体つきの色の白い美女がアルトの病室に入って来た。 入院中は同じ変装で見舞に来てくれている、彼の恋人シェリル・ノームである。 銀河級アーティストの超多忙な恋人がなんとか時間を捻出して、毎日少しずつでも会いに来てくれる。 今回の事故は不運ではあったが、アルトにとって彼女の愛を感じる幸せなアクシデントにもなった。 入院初日にはシェリルもいたく心配した様子(アルトはそんなシェリルを見て密かに嬉しく思った)であったが、入院も4日目で退院の予定も明後日であると、最早慣れた様子である。 「元気そうね?」 が、銀河を震わす美しさを誇る声が本日は地を這っている。 今までの経験上、恋人はいたく機嫌が悪いようだとアルトは感じる。 それでも会いに来てくれるのは嬉しいが、原因は自分ではない、よな・・・と心当たりがないまでも頭を巡らせる。 大丈夫だ。 昨日のシェリルは、退院のめどが立った事を喜んで、20分の短い逢瀬の後、ほっぺにキスをして帰っていったのだ。 誰が見てる訳でもないので、唇にしてくれてもいいのに、と残念に思ったものだ。 ベッドに座るアルトに向かうようにしてイスに座るシェリルはアルトの顔をじっと見つめて来た。 青い瞳が見れるのは、退院してからかなと、一瞬恋人の生まれたままの美しさに想いを馳せるが、 現実的に目の前の彼女はどうも自分に不満があるらしい。 「どうした?」 「・・・帰るわ」 「ちょっ」 アルトはとっさにイスを立とうとするシェリルに両肩に手をかけ座らせる。 ギブスをしている左肘にアルトは少し違和感を感じたが、ソレどころではなかった。 「ちょっと待て」 頬を膨らませたシェリルが、目を逸らして下をむく。 「どうした」 「あんた…好きよね」 表情は良く分からないがぎゅっと唇を結ぶのが見える。 「何を、だ?」 とりあえず、穏便に事を進めたいアルトは、心がけて優しい声で誘導する。 「…ナース…」 ぼそりと、意外な言葉がこぼれて来た。 「ナ、ナース?」 「さっき間違って職員用エレベータ乗っちゃったのよ」 ぼそりとシェリルが話始める。 うっかり乗ってしまったものの、持ち前の度胸で平然を装うシェリルを想像するとアルトも少し愉快な気分になってくる。 が、今はソレどころではない。 「そしたら、リハの誰が狙ってるだの、ナースの誰も狙ってるだの。 あんた、たった4日で何人に粉掛けてんのよ」 ぎゅっとにらむように顔を上げてようやくシェリルの顔を見る事が出来た。 が、その瞳には涙がたたえられていて、喜んでいる場合ではない。 「な、何にもしてねーよ!」 アルトはそんなものなのだろうと気付いていないが、 実は、アルトの怪我の程度にしては、ナースが部屋に訪れる回数は通常の3倍だった。 「シャンプーしてもらって、メロメロしてたんでしょう!?」 左肘にギブスをしていて不自由なため、シャンプーと乾燥はしてもらっている。 もちろんシェリルにしてもらえるならしてもらいたいが、彼女の面会時間ではそれは難しいのはわかっていたので、ナースの申し出に対して、何の疑問もなくお願いしていた。 「メロメロ!?普通にやってもらっただけだぞ!?」 「あんた、ナース好きだものね!」 シェリルの表情がくしゃっと曇る。 「いつも大概激しいけど、ナース服の時はいつもより凄かったもの!」 顔に手のひらをあて、泣き崩れるようにシェリルが屈み込む。 とっさにアルトは抱き込み、彼女をいさめようと背中を撫でる。 ナースコスのプレイの時にアルトは想いを馳せる。 そんなにしたっけな? シェリルは感度がいい部類らしく(比較対象がないので、聞かされるSMS武勇伝などから類推)、 いつも気持ち良さそうで、自分としても非常に嬉しいし男として誇らしい。 なので、もっともっと気持ちよくしてやろうと、日々努力は重ねているつもりだ。 今振り返ると、初めての頃はあまり気持ち良さそうでもなかったのだが、 それでもシェリルが俺を受け入れてくれて、二人で愛の行為を重ねてようやくシェリルも楽しめるようになったのだ。 お前をメロメロにしたいのは俺の方だっつーの。 いつもの凛とした(というか女王様な)シェリルが、ベッドで蕩けて従順になるのは他の誰にも知られたくない秘密だ。 「今日は私がアルトを気持ちよくさせるんだから♪」 なんて、いつもの、ぶっ飛んだ発想で、ナース服のシェリルが寝室に登場した時は正直驚いた。 なんか張り切ってるので、無碍にする事も出来ず、乗ってやったのだ。 「おいで、シェリル」 なんて言うと、 「だーめ、看護師さん、でしょ?」 なんて言われて。 ベッドで隣に座ってくれたので、キスしてやろうかと思えば 「だめです」なんて拒まれたりして。 一生懸命俺の股間をなでなでする様子を見ると、どうも、抜きたいってことらしいと合点した。 それもシェリルの愛の表現だと思うと、悪い気はしない。 「どうですか?」 ブリーフの上からなでて、俺のが大きくなってくるのを感じて、 密かに頬を染めて興奮してるシェリルを見ると堪らなくなって。 跪いて竿をしごかれたら、すぐに気持ちよくなってしまった。 (ちなみにフェラチオは、初めてした時にシェリルが咽せ込んでしまったので、 喉を保護するため以降禁止となった。 特に執着もないので不満はない) このまま自分だけで気持ちよくなるのも嫌だと思って、 「だめよ」なんて言われながらも、ベッドに押し倒して、ボタン一つも外さないままで、服の上からの愛撫を開始した。 ナース服にしては、スカート丈はかなり短く、すぐにシェリルの脚の隙間に手が届いた。 下着の上からじんわりと濡れているのが分かる。 「俺の触るだけで、こんなに濡らしたんだ、看護師さん」 なんて言ってやると、シェリルは恥じらいつつも腕を突っ張って俺を突き放そうとした。 演技とはいえ、ちょっと堪えた。 「俺の、もう触ってくれないんですか?」 と言われて、むっとしたシェリルは、隣で寝転んだまま負けじと俺への愛撫でを再開した。 服の上からの愛撫は自分としてはすべすべの肌にあまり触れられない分少し不満だが、 シェリルとしてはまあまあ感じるらしく、 「もう!じっとして下さい?」 なんていいながらも、甘い吐息を零していた。 隙を見ながら、ナース服のボタンを外していき、胸元を広げる。 白い華奢な首筋が徐々に露になるのは良かったなあ。 で、胸元にはライブ衣装と同様にごく淡いピンクのストラップレスのブラジャーが見える。 シェリルが日頃身につける下着よりシンプルでこれはこれで悪くない。 ブラの上から揉む時の手触りもレースよりも滑らかで新鮮だった。 ナース役らしく、乱れるのを我慢しようとする色っぽさが堪らなかったとアルトはほくそ笑む。 で、ブラジャーをずらして、ようやく生乳を味わった時は相当嬉しかった。 ぷるりと目前に晒された瞬間に、思わずかぶりついてしまった程だ。 そして、ギンギンになった。 パイズリでいくか、一瞬悩んだが、パンティをずらして、対面坐位で挿入させた。 このまま手で最後まで抜くつもりだったらしく、看護風?だと説得して口車に乗せるのも一苦労だった。 まあ、シェリルも早く挿入して欲しかったようで、なんだかんだで折れてくれた。 まあ、今までの愛の営みが実を結んでるな。 ゆっくりと腰を落とすシェリルは無自覚に焦らして来て罪な女だと思う。 「当たってる…」 なんて切なげにエロい事も無自覚で言ってしまう、罪な女だ。 「動けるか?」 包まれた俺は気持ちよかったが、シェリルはまだあまり解れていないため、挿入が少し辛いようだった。 「動くわよ」 意地っ張りさが可愛くて、つい、口づけをしてしまう。 ようやく、この晩一回目だ。 「ダメって言ったでしょ」 なんていう唇をもう一回奪う。 「口が寂しいんです」 なんて言うと、シェリルはくすりと笑ってくれた。 もう一回仕掛けると、今度は口の中に深く迎え入れてくれた。 いつもは何気なくしていたが、キスが好きだったんだなと実感した。 繋がったまま、深く口づけあった。 恋人に温かく優しく包まれているのに、快感に駆り立てられて穏やかとは言い難い激しさで貪った。 シェリルの中が馴染んで来て、俺が寝転がって騎乗位にしてやると、シェリルがなんとかなめらかに腰を振り出した。 それも悪くなかったが、どうしても自分のペースでやるのに慣れているため、 患者役なのについ下から突き上げたりしてしまっていた。 「あん」 なんていいながら悶えるシェリルを下から眺めるのは格別だが、揺れる夢と希望がシャツに半分隠れるのが少し不満だった。 そのかわり、ボリュームのあるストロベリーブロンドのポニーテールがゆらゆらと揺れていた。 「出そうですか?」 なんて、俺に聞くのは、自分がイキそうなんだろうなと思いながら、男の意地で射精はぐっと我慢していた。 俺に跨がったままイッてのけぞるシェリルは、扇情的で忘れられない。 とっさに支えたが、結合は抜けてしまって。 そのまま、また対面坐位にしてやると、体が倒れないように、シェリルが俺にしがみつきながら再挿入する時の興奮と言ったらない。 俺のに手を添えて耳元で「アルトの、熱い…」なんて囁く声を聞きながら、飲み込まれていく快感。 全部収まった時に交わした濃厚な口づけと高まる締め付け。 ミニスカートの裾から忍ばせて揉む桃尻のすべすべとした感触が最高だった。 ここで結局一緒にイッテしまったんだよな。 いや、ここで一回出しておかないと、シェリルが持たないし…と自分に言い訳するアルト。 絶頂に達し放心状態のシェリルを、ベッドに横たえてやると、 荒い息を整えるように息を懸命に吸い込み、胸が上下していた。 血色のいい頬を撫でてやりながら、目をつむるシェリルを眺めていると、 まさに情事の後(というか、途中)だというのに、妙にいたいけに見えて、 シェリルの二面性に胸が締め付けられたんだ。 あんなに辛い事があっても、汚せない純真さを纏う彼女を大切にしたいと、思った。 息は整ったものの、まだくたりとしたシェリルをうつ伏せにして、尻を上げさせると、 ミニスカは尻の中程で、菊門と白濁液をとろりと零す秘所が丸見えでエロかった。 不自然な体勢がいやだと戻ろうとするシェリルを制して、そのまま鑑賞してると、 挿入されていた肉棒にあわせて広がっていた中が締まって来たのか、白濁液が腿を伝って下りて来て、ガーターで留められたニーハイソックスを濡らしてたんだよな。 仰向けに戻して抱きしめて優しくキスをすると、シェリルがふわりと微笑んでくれた。 髪を梳いてやりながら微笑みあう満たされた時間だった。 「早乙女さん、すっきりされました?」 「まあな」 「次はじっとしてて下さいね」 「どうだろ」 唇を啄み合いながら、くすくすとじゃれ合っていると、次第にキスが深くなる。 全身の触れ合いも、再び色を含んでくる。 全身で触り合うように抱き合いながらキスをして、俺は患者役の着ていたシャツとブリーフを脱ぎ去った。 あの時は、シェリルが着衣で、俺が裸という、珍しい(というか初めて)の組み合わせになったんだった。 モノが復活して来たので、今度は俺から挿入してやった。 両手を重ねて、腕の中に閉じ込めて、感じる顔をじっくり眺めながらゆっくり押し入る。 さっきまで繋がっていて解れているので、抵抗なく俺を飲み込む。 「あ、ああっ」 ぎゅっと手を握ってくるのがまた愛おしい。 まだ、勃起ほどほどのイチモツを、はやく悦ばせてとでもいうように、シェリルの中がうねって刺激してくる。 堪らず腰をふると、シェリルは気持ち良さそうに喘ぎ始める。 首筋を味わいたくて、繋がったまま、ワンピースの上の方をずり下げて、舌を這わせた。 「ああん、ん」 袖が引っかかって、腕が下りた状態から動かしにくいシェリルが体をくねらせ、シーツを握って悶える。 こよなく愛する白い肌が露になり、アルトは腰を緩く打ち付けながら、その肌に触れて楽しんだ。 何度も絶頂を迎えたシェリルは全身が敏感になっていて、どこを触れても、感じるようだった。 ガーターベルトの留め具を外して、ハイソックスを脱がせると、全銀河の男が踏まれたい真っ白な脚がまぶしい。 律動をやめ、足指をしゃぶってやると、やはり感じるようで、シェリルが高い喘ぎ声をあげ、キュンキュンと締め付けてくるのがわかる。 「ホントにエロい体だな」 感嘆をもって呟いたが、シェリルから予想された自慢の返事はない。 「最高だよ」 誤解のないよう付け加えて、律動を再開すると、喘いで息も絶え絶えに 「あ、たりまえ、ん、じゃない」 なんて返して来た。 心配させんな。 なんて、ちょっと手間のかかるところも可愛いんだけど。 原形をとどめていないナース服は腰の辺りを中心に残っていて、シェリルの腕の動きを封じていたが、ミニスカは脚の付け根あたりまで、完全にずり上がってしまっていた。 留める靴下を失ったガーターベルトがプラプラとしている。 ナース帽は残ってはいたが、斜めにズレてしまっていた。 患者役の事もすっかり忘れて行為に没頭しているアルトはシェリルの脚を抱えると本能の求めるままに楔を打ち込み、シェリルもまた、快感に溺れて痴態を晒すばかりだった。 アルトは、イッてしまってぴくりぴくりと跳ねるシェリルを後ろから抱きすくめると、シェリルの纏う布が邪魔に感じられ、ナース服のボタンを全て外し、取り去った。 ついでに帽子とガーターベルトも除いて、一糸まとわぬ姿にする。 ベッドに寝かせてやると、アルトの瞳に映るシェリルの肢体が脳を焼く。 生まれたままの姿のシェリルはどこから見ても美しい。 惚れた男の欲目ではなく、男を知って色気が増してから、更に美しく花開いたと思う。 そして、シェリルの秘する華を知るのは銀河でただ一人だけなのだと思うと、何ともいえぬ幸せが全身を包む。 シェリルを四つん這いにすると、アルトの目前に広がる白く締まった背中が美しい。 積もりたての雪に踏み込むように、白い天使の羽にキスをすると、 アルトは後ろからシェリルの中にずぶりと入っていった。 「あ~、あの時な。良く思い出してみろ」 腕の中のシェリルに声を掛けた。 「何をよ!」 まだ少し興奮気味のようだ。 「服を脱いでからの方が長かっただろ」 「そんなの覚えてないわよ」 確かに、シェリルは蕩けきってしまっていたから前後不覚なのも無理もない。 「ナース服で一回。それから脱がせて…」 「もう、だから何だって言うのよ」 「退院したら、じっくり相手してくれよな?もう一週間分も溜まってるんだ」 抱きしめたシェリルの感触とさっきの回想でちょっとだけ勃起してきてるのが恥ずかしい。 うつむいていたシェリルがばっと顔を上げる。 「アルト溜まってるの!?」 自分で言っておいてなんだが、言われるとやはり恥ずかしい。 やっとシェリルが顔を上げてくれたが、つい顔をそらしてしまう。 「悪いかよ…」 「今日、少し時間があるの。あと一時間くらい…」 恥じらうシェリルの表情は、つまり、そう言う事か? 体を重ねるのは無理だとしても、抜いてくれるってことだよな? さっきまで怒っていたというのに、サービス精神旺盛の恋人の優しさが心に沁みる。 (通常より多い)ナースの巡回が来るかもしれない。 しかし、それさえなんとかい潜れば…。 満たされない欲求がアルトを駆り立てる。 この後の二人の運命はいかに。 おそまつさまでした 続きのオチ的な コンコン 「早乙女さん、検温に参りました」 「あ、ちょっと待って下さい。客が来てるので、後でいいですか。そうかかりませんから」 濃厚なキスをしている時に来たので焦ったが、なんとかナースの巡回も回避。 どうせ変装してるからいっその事見せつけた方がシェリルが安心したかも、と一瞬思ったりしたものの、 他人に見られる趣味はないので、回避出来るならそれに越した事はない。 「アルトのキス…やっぱり凄い…」 なんていいながら、肩に顔を埋めるシェリルを抱きしめる幸せ。 帰ったらもっと凄いからな? ゆっくり浸っていたいのは山々だが、ゆっくりしてる時間もあまりない。 「シェリル…」 呼びかけに反応したシェリルが、ちゅっと唇を重ねてを立ちあがる。 「口紅、落としてから来なさい?」 振り返って、ウインクする姿がキュートだ。 ん? 「来なさい、ってどこに?」 「え、シャンプー室。あるんでしょ?」 (オチその1) 黒髪長髪さらさらスーパーストレートをシャンプー ドライして美容師ごっこでご満悦の妖精と がっくりアルト (今晩は一人で抜いちゃう(´;ω;`)・・・) (オチその2) 芸術家っていうのは感性が個性的で つまり、俺の恋人も常々天然だと思ってたけど、 説明すればちゃんと理解してくれるので、助かる。 鏡の前で口紅を直すシェリルを背中から抱きしめる。 「お前がナース服着てシた時、お前が最初しようとしてた事、して欲しいんだ」 鏡越しにシェリルの瞳を見つめる。 「え///」 驚いた顔のシェリルが頬を赤らめる。 「こんなのお前にしか頼まないんだからな」 「こ、ここで…?」 ここで押さなければ、と勝負声に賭ける。 「もう誰もこの部屋には来ない。ベッドの周りにカーテンもあるから見られる心配はない」 そっと甘く耳元に囁く。 「だから、シェリル…」 1時間後、満足そうに恋人を玄関まで見送りするポニテ野郎がみれたらしいです。
https://w.atwiki.jp/macross-lily/pages/98.html
「どうかしたの?ランカちゃん。」 二人並んだベッドの上。 ジーッと、宙を見つめているランカに気づいて。 シェリルが声をかければ。 ランカはシェリルに笑いかけて、小さく首を横に振る。 「うそ。」 シェリルにそう指摘されて、ランカは苦笑を浮かべた。 その視線をまた宙にやり、手を伸ばす。 「歌が大好きで。みんなに歌を届けたくて…」 「でも、この世界は広くて。私はちっぽけで…」 「そんな私の歌がみんなに届くのかな…って、思っちゃって…」 不意に訪れた不安を口にして、ゆっくりとシェリルの方を向くランカ。 「なんて…こんなこと言ってたら、シェリルさんに叱られちゃいますね。」 伸ばしだ手をおろしかけたその時。 その手がとらえられる。 少しびっくりしたような表情のランカに、シェリルは微笑んで見せた。 「シェリルさん…?」 「バカね、ランカちゃんは。」 シェリルがランカの指に、ゆっくりと自らの指を絡めていく。 587 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2011/03/26(土) 11 56 06.92 ID dxvF/xBh 「届かないなら、届けにいけばいいのよ。」 「あ…」 「私はそうしてきたし、これからもそうしていくわ。」 「シェリルさん…」 「たとえ小さくたって、歌(おもい)は届くのよ、ランカちゃん。それに…」 シェリルの優しくて真っすぐな瞳がランカを見つめる。 『You ll never walk alone』 歌うように告げられた言葉が、ランカの心に響く。 「ランカちゃんは、『ひとり』じゃないでしょう?」 ぎゅっ。 力強く握られる手と。 向けられた微笑みに。 ランカの頬は紅潮し、瞳にはうっすらと涙が浮かぶ。 「歌は魔法なんでしょ?届かないはずがないわ。」 シェリルが笑って言ってくれたことに。 ランカも瞳に涙を浮かべながら笑って返す。 「歌は祈命…はい、必ず届けます、シェリルさん。」 握られた手を握り返して、微笑みあう。 シェリルの肩に頬を寄せ。 祈るように繋がれた手はそのままに。 寄りそう温もりにひとりじゃないことを感じれば。 自然と二人の顔に笑みが浮かんだ。 「シェリルさん…」 「ランカちゃん…」 ただ名を呼びあって、瞳を閉じれば。 やって来た優しい睡魔に、二人して身を委ねた。 おわり
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/142.html
374 名前:秋の小話(非エロ)[sage] 投稿日:2011/10/09(日) 08 11 20.72 「アルト! 遅いわよ!」 「お前が飛ばしすぎなんだ」 今日はシェリルのオフ。 すっかりシェリルのお気に入りとなったアイランド3に来ている。否、連れて来られた。 リベンジライブ以来、オフともなれば俺が引っ張り回され、食事代から何から全て俺が支払わされている。 勿論、今乗っているジャイロバイクのレンタル代も。 …嬉しそうにしているシェリルを見るのも満更ではないが。 「このアキっていうのもいいわね。鮮やかな緑が温かい色に変わるなんて不思議だわ。落ち葉が舞う音だって全部ハーモニーになって…きゃっ!」 突然シェリルが悲鳴をあげて急停止した。 「アルト! 遅いわよ!」 「お前が飛ばしすぎなんだ」 今日はシェリルのオフ。 すっかりシェリルのお気に入りとなったアイランド3に来ている。否、連れて来られた。 リベンジライブ以来、オフともなれば俺が引っ張り回され、食事代から何から全て俺が支払わされている。 勿論、今乗っているジャイロバイクのレンタル代も。 …嬉しそうにしているシェリルを見るのも満更ではないが。 「このアキっていうのもいいわね。鮮やかな緑が温かい色に変わるなんて不思議だわ。落ち葉が舞う音だって全部ハーモニーになって…きゃっ!」 突然シェリルが悲鳴をあげて急停止した。 「(あれは何の木の実? あの子のごはんなのかしら? ねえ、アルトったら聞いてるの? )」 シェリルの好奇心一杯の笑顔が俺に向けられ、視線がぶつかった。 そこでようやくシェリルは自分の行動と状況に気付いたようで、途端に頬を染めた。 かと言って身を離す訳でもなく…少しの沈黙のあと、桜色のふっくらとした唇が何かを求めるように薄く開いた。 ーーーダメだ。このままでは俺の理性が吹き飛ぶ。野外でなんて以ての外。獣のすることだ。 早く『なぜなにシェリル』の疑問に答えて身体を離さなければ…! 「シェリル」 「アルト…」 気持ちを引き締め、今一度シェリルの潤んだ瞳を見据えた。 「クリとリスだ」 気づいた時には俺の体は数m飛ばされていた。 後から頬がじんじん痛んで、頬を張られたのだと気づいた。 「アルト…最低ね」 シェリルは顔を真っ赤にしながらも俺を冷たく睨めつけ、ジャイロバイクで元来た道を戻ってしまった。 俺は何が起こったか理解できず、そこに座り込んだままだった。 何故かリスが俺の目の前に栗を一つ置いて行った。 これを土産にしたらリスの可愛い仕草を思い出して機嫌を直してくれるだろうか? ホテルに向かうと、意外なことにシェリルは扉を開けてくれた。 「…何よ…」 むくれたような、バツの悪そうな顔をしている。 「俺、何が悪いことしたみたいだな…悪かった。詫びと言う訳じゃないが…受け取ってくれ」 袋を押し付けるようにして半ば強引に渡した。 「…ありがとう…」 シェリルの強張った顔が笑顔に変わるのを見て、安心した。 「おやすみ」 気恥ずかしさもあって、それだけ言ってそそくさとその場を去った。 エレベーターに乗り込んでちらりと振り向くと、シェリルが袋を大切そうに胸に押し抱いてるのをみて胸が温かくなった。 しかし、翌日からシェリルへの電話もメールも梨のつぶて、唯一俺に届いたメールは「変態」の一言。 グレイスさんからも「護衛は少しの間ミハエル君に代わってもらうことになったわ」と言われてしまった。 袋の中には栗と共に手紙を添えた。 古い恋文の文句を引用してもシェリルの心には届かないだろう。 だから自分の心を正直にしたためた。 ークリだ。艶やかで綺麗だろ? ーこれを見てあの時のことを思い出してくれ 森で見た、クリを運ぶリスの可愛い仕草を思い出せば、機嫌を直してくれるとおもったのだが。 俺が一体なにをしたってんだ?
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/46.html
6スレ367 贅沢な休日3 367 名前:えっちな18禁さん[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 01 15 04 ID Xk8FElqr0 すみません~~!!すっごい、間が悪くて申し訳ないんですが、自分も昨日の343に刺激されて 続き書いてたんだけど、落としても良いもんですか? 書き直して、エロパロがいいかな? 「・・・朝からスル気?」 アルトの髪を軽く引きながらシェリルが問う。 「たまにはいいだろ?」 返って来たのも問いかけだった。 手馴れたように話す様子が小憎らしい。 そんなアルトを軽く睨んだ後で苦笑すると、シェリルは全身から力を抜いた。 ベットの中ほどより少し上位のところに座らされ、目の前にアルトが座る。 先ほどまで自分が寝ていたそこはまだ微かに温かさが残っていた。 くしゃくしゃのシーツの上で、もう一度甘いキスを交わす。 すぐに深くなる口付けにシェリルはゆっくりと落ちていった。 着ていた服を脱がされ、ゆっくりと押し倒される。 夜と違って外が明るいからいつもとチガウ感じがする。 上半身を裸にしたアルトの見つめながら、シェリルはそっと手を伸ばした。 触れて感じたのは、温かい体温。 そして、自分とは違う硬い肉の感触。 改めてアルトは自分と違うのだということを思い出し、シェリルがおかしそうに笑った。 別に、アルトを女性らしいといいたいのではない。 いつも、いつも一緒だから、感覚が"そう"だった。 いつのまにか二人で一つのような気持ちにさせられていた。 気持ちも 身体も 心も 一つだと。 全てを自分とアルトが共有しているような感覚。 それがあたりまえのようになっていた自分がおかしくてシェリルはクスクスと笑った。 「何、笑ってるんだ?」 「なんでもないわ。ただ、ちょっと可笑しかったの」 「?」 不思議そうに首を傾げるアルトに笑うとシェリルはアルトの首に腕を回し、少しだけ体重をかける。 そして近づく唇に優しくキスをした。 それが引き金となり、シェリルにアルトのキスが降る。 唇、額、頬、頬と反対側の目元 首筋、胸元、顎先、左胸 くすぐったい感触に甘い気持ちが生まれる。 それを押し込めるように、シェリルは手を伸ばし、触れたソレを思い切り引いた。 シュルッという音と共に、アルトの髪が流れる。 アルトが軽くシェリルを睨んだ。 「くすぐったいから、髪結べって言ったのは誰だよ?」 「私。」 「・・・・・・・」 悪びれた様子もなく、そう答えるシェリルにアルトはため息を付く。 これは遊ばれているのだろうか・・・・? 気まぐれな妖精の態度に少しだけ嫌な想像をしながらアルトはしぶしぶ身体を起こすと、 シェリルの手から髪紐を奪う。 そして、なれた手つきで髪をまとめ始めた。 静かな室内に髪を結う音だけが響く。 その様子を静かに見つめていたシェリルがゆっくりと身体を起こし、向けられた背中にそっと抱きついた。 「ねぇ、アルト」 「・・・・・・」 「怒った?」 耳元で囁かれる不安そうな声に、思わずアルトの頬が緩みそうになる。 それを必死で抑えながらアルトがシェリルを振り向くと、目があった途端啄ばまれた。 そして、それは場所や時間を変えながら何度も何度も繰り返される。 最初は唇、そして、首元、また、唇。 肩、肩甲骨、背中の中心。 誘うように落とされるそれに、ようやく機嫌が直ったようなふりをして、アルトはシェリル を抱き込むと、そのままベットへと倒れこんだ。 唇を吸い、中を侵していくとメイプルシロップの甘い蜜が微かに香る。 深く深く求め、息もつかせぬほどの勢いで互いを貪っていると飲みきれなかった唾液がシェリルの顎を伝い、零れていく。 それを舌で追いかけ、舐め取ると、アルトはそのままシェリルの胸元に顔を埋め、ブラのフロントホックを外す。 支えを失ったそれが、ぷるんっと揺れた。 白磁のように白い肌に咲く蕾を口に含みながらもう片方を優しく愛撫すると、シェリルがピクピクと小刻みに震える。 熱くなる肌を心地よく感じながら、夢中で舌を這わせ、指の腹でなぞり、シェリルを追い詰める。 甘い吐息が唇から零れだし、頭の側に置かれていた枕の端がぎゅっと握られた。 それを見たアルトの口元が優しい笑みを浮かべる。 アルトの右手がシェリルの下腹へと伸び、境目から押しる。 触れるとすでにトロトロと零れだしていた愛液が指を汚した。 「濡れてる。」 「バッ、カッ!!・・・そん、な、ぁっ・・言わな・ぃ・・でッ」 指で煽り始めると、すぐにその量が増す。 先ほどの強気なシェリルはどこかへ行ってしまったのか、口から零れ落ちるのは甘い声だけだ。 潤んだ瞳からは涙が零れ、走った後が残る。 それを吸い込むようにキスをしてからアルトはシェリルの唇を塞いだ。 そして、指を中へと押し込む。 「んっ、・・・・あっ、・・ふ、・・・ぁっ・・・」 内壁を擦り上げ、掻き回し、ゆっくりと狭さをとっていく。 ぐちゅぐちゅという水音がアルトの耳を侵す。 吐かれる熱い吐息がアルトを擽る。 うっすらと色づいた身体をキレイだと思った。 涙で濡れ、濃さを増したまつげがキラキラと光る様子も潤んだ瞳から零れ落ちる涙も、全部、キレイだと思った。 「・・・シェリル」 アルトからの問いかけに、シェリルの瞳が開く。 そして、手が伸ばされる。 「きて」 呟いたたった二言。 その言葉に二人して微笑む。 唇を軽く啄ばんで返事をすると、アルトは残っていた下着を取り払う。 自分も全てを脱ぎ捨てて、生まれたままの姿で抱き合うと、トク、トク、トクといつもより早い鼓動を感じた。 「愛してる。」 「Je vous aime.」 シェリルが言ったのはアルトの知らない言葉。 素直でないその様子に、アルトが苦笑する。 「コラッ、なんて言ったんだよ、今!!」 「J ai dit "je vraiment vraiment amour vous."」 やめるつもりはないらしい。 ムキになるアルトを楽しそうに見つめながら、シェリルはアルトの背中に腕を回す。 大切そうに抱きしめられては、アルトに選択の余地がないことは明白だった。 「・・・・後で教えろよ。」 そう言って胸元に軽い痕を残すと、アルトはゆっくり自身を中に埋めていく。 熱く絡み付いてくる感覚に絶えながら、深く、深く自分を飲み込ませた。 手と手を絡め、互いがそこにいるということを伝え合うと、アルトはシェリルに自身の存在を刻み付けていく。 「あっ・・んっ・・ん・・・あッ・・んんっ」 腰を動かす度にシェリルから上擦った声が漏れてくる。 いつもより随分高いソレは、コンナコトをしている時にだけ聞けるアルトだけが知っている声。 "自分だけ" そう自覚したアルトが少し苦笑する。 もっと、もっと聞かせてほしいと言わんばかりに何度も何度も打ち込んだ。 打ち込む度に内壁が熱く絡みつく。 腰を引けば、行かないでというように必死で追いすがってくる。 そして、耳を侵すシェリルの甘い声と吐息がアルトの昂りをさらに追い詰めようとする。 「くっ・・・・・・あっ・・」 押し寄せる吐精感を必死に押し込めながら、アルトは荒く息をつく。 それが、シェリルを擽った。 一気に狭さを増した内壁と引き抜いた反動が相まって、アルトの熱が弾ける。 注ぎ込まれる熱にシェリルの身体が一際大きく跳ねた。 「・・・・シェリル?」 優しい声と手つきがシェリルをゆっくりと引き戻す。 目を開けて初めて見えたのは、大好きな人の顔だった。 ゆっくりと手を伸ばし、その頬を包み込むと額と額がコツンッとぶつかる。 それが、なんだかおかしくてクスクスと笑うと、アルトもつられて笑い出す。 「・・・・やっぱり、一緒じゃない。」 「何がだ?」 「Un secret」 「あっ、お前またっ!!」 思い出した!っとばかりに迫ってくるアルトの唇を一指し指で押さえると、シェリルはアルトを優しく抱き寄せる。 そして、耳元に唇を寄せると全てを溶かしてしまいそうに甘い声でそっと呟いた。 「・・・・・お昼ごはんは、パスタがいいわ。」
https://w.atwiki.jp/macrossf-eparo/pages/210.html
846 :早乙女アルトの献身(アルト×シェリル) : 2009/02/02(月) 02 30 28 ID Vlz95wP4 早乙女アルトはひどく困惑していた。 目の前に居る彼女は涙を浮かべながら鞄から教科書を出している。 何があっても人前で、オレの前ですら涙を見せない強気な彼女が……。 事の発端は授業が終わった後の放課後だった。 朝、相変わらずの傲慢っぷりで「今日仕事が休みだから付き合いなさい!」 と告げてきたシェリルを連れてフォルモに行くつもりだったオレは、鞄に 教科書を入れて後ろの席を振り返る。 …が、なぜかシェリルが居ない。 そういえば、出席日数の事で教師に呼ばれていたから職員室かもしれない。 そう推測したオレはしばらく教室で待っていたが、あまりにも遅い為 鞄を持って教室から出た。 その時、背後からオレを呼び止める声に気付いて振り返る。 視線の先に見知らぬ女生徒が立っていた、制服から見て芸能科の生徒らしい。 まだ残っている生徒が居たのか…などと呑気に考えていると、その女生徒が 口を開いた。 「さ…早乙女君、好きです!わたしと付き合ってくれませんか?」 突然の告白に一瞬面食らったが、片手で頭を掻きながら淡々と答える。 「あー…っと、悪い。オレ彼女いるんだ。」 「知ってます、あの シェリル ですよね?だから二番目で構いません。」 断ったと言うのにハキハキと続けて言葉を告げられて、溜め息を吐いた。 「いや、悪いけどそういう付き合いは出来な…――ッ!」 呆れ混じりにもう一度断りを入れようとした途端、首へ巻き付いた両腕に 思い切り引き寄せられると同時唇に重なる感触。 すぐさま襲う嫌悪感に相手を突き飛ばし、眉を寄せて手の甲で唇を拭う。 「躯だけの関係でも構いません、ダメですか?」 懲りず尋ねてくる女生徒に対する嫌悪感を打ち消したのは、女生徒の更に 後ろ、オレの視界に映るシェリルだった。 見開いていた瞳を一度閉じたシェリルは無言のまま教室へ入っていく。 「…ッ、シェリル!」 大声を響かせてから慌てて教室へ入る前、振り返った先に未だ立っている 女生徒に鋭い視線を向けて一言告げた。 「オレは、アイツしか要らない。」 そして現状に至るというわけだ。 「シェリル、話を聞けよ。さっきのは向こうが勝手にしてきただけだ!」 「別に気にしてないわ。アタシやる事が出来たから、先帰って。」 先程から必死に弁解を続けているものの、聞く耳持たずといった様子で シェリルは淡々と鞄から教科書を取り出す。 その瞳に涙を溜めている事くらい、オレは分かってるのに。 「いい加減機嫌直せって。」 「…もういいから、先に帰りなさいよ。」 同じ言葉しか返さないシェリルの声が微かに震えている。 オレは衝動的にシェリルの片腕を掴むと、強引に抱き寄せて唇を奪った。 「シェリル…――。」 「……ッん…!」 抵抗出来ないように華奢な両手すら胸元に閉じ込めてキツく抱き締める。 舌先で無理矢理こじ開けた唇の隙間から舌を挿れて咥内を掻き回すと、 シェリルの身体から力が抜けるのが分かった。 もう抵抗される心配はないと判断したオレは、互いの唾液に濡れた唇を 首筋へ移動させた。 軽く吸い上げ紅い華を咲かせてやれば、シェリルから甘い声が洩れる。 「ぁ……ッ。」 オレのシャツの胸元を握って必死にしがみつく様子が可愛くて仕方ない。 首筋にいくつか痕を残してから、ソコに唇を宛てたまま小さく囁いた。 「オレが欲しいのは、……お前だけだ。」 そっと顔を上げると、頬を染めて拗ねた表情を浮かべるシェリルの姿。 「散々力抜けさせてからそんな台詞、ズルいわよ…バカ。」 悪態混じりの彼女らしいコメントを聞いて、オレは困ったように笑い零した。 そのままシェリルをヒョイと抱き上げて机の上に座らせると、下から 掬い上げるように口付ける。 さっきのシェリルの反応でオレの欲望に火がついてしまったらしい。 口付けたまま薄ら目を開いてシェリルを見詰め、片手で太腿を撫でた。 シェリルの躯が小さく跳ねるのを確認して唇を離すと、乱れた吐息と共に抵抗の言葉を投げてくる。 「ンッ……、ちょっとアルト…っ。こんな所で見付かったらどうするの!?」 「こんな時間じゃ皆帰っただろ、誰も来ねーよ。」 抵抗を一蹴して、撫でていた白い太腿をグイッと両手で左右に開いた。 「ゃ…ヤダヤダっ、離しなさ…――ッんぁ!」 羞恥に顔を歪めながら抵抗するシェリルがこれ以上暴れないようにと、 開いた太腿の間に顔を埋めて内腿に舌を這わせる。 流石にまだ濡れていないようだ。 薄い紫の下着越しに蜜部へ唇を押し当ててやると、ビクビクと太腿が震えた。 「ふ…ッゃ、ぁ……っ。」 やはり場所を気にしているのか、両手で口元を押さえながら声を堪える シェリルが視界の端に映る。 おいおい…、それじゃ余計にオレを煽るだけだぞ。 呆れたように心の中で指摘して、自分の下半身に溜まる熱を感じ取った。 だが、まだ駄目だ。 シェリルを泣かせてしまったオレは、謝罪の意味を込めてコイツに十分な 奉仕をしなければならない。 「脱がすぞ。」 腰で結ばれていた紐を指先で引くと、目の前にシェリルの蜜部が晒された。 蛍光灯の明かりがついた教室のせいか生々しく蠢くピンク色のソコに 思わず喉を鳴らす。 「…ゃぁッ!明るいんだからそんなに見ないでよ、馬鹿アルト……っ。」 「スゲェ…、美味そうだな。」 余程恥ずかしいのかキツく両目を瞑るシェリルを視線で見上げて意地悪い 感想を呟くや否や、熟れた蜜部を貪った。 「ぁっ、ァッ…んぅ、…ハァ…っ、……ぁッ。」 開いた太腿を両手でガッチリと押さえつけたまま、柔い肉ビラを一枚一枚丹念に舐めて愛撫してやる。 その度オレの熱を高めるように艶めかしく膣内がヒクついた。 先日その効果を目の当たりにした小さな肉芽を見付けて舌で優しく 転がしたり吸い上げたりを繰り返すと、シェリルの反応が変わった。 「ひゃン…っ!?ぁっ…ゃぁ、ソコ止めっ……、ァッ…ぁっ――!!」 堪えきれず声を上げたシェリルがビクンと腰を浮かせたかと思えば、 肉壁が痙攣を起こす。 まだ指も挿れていないのにまさかと思い、オレは視線を上げて尋ねた。 「シェリル…お前、イッたのか?」 「…っ…ハァ、……ん…。そ…そんな事、いちいち聞かないで……ッ!」 潤む瞳を泳がせているのは肯定と取っていいと言うことだろう。 嬉しい。口だけでイカせたとなれば男としての名誉が保たれる気がするし、 何より好きな女が気持ち良くなってくれたんだ。 目の前に映る達したばかりの熟れた蜜部は不規則に収縮を繰り返し、 厭らしく蜜を垂らす。 うわ、ヤバイ……。 「シェリル、やらし…。」 「だっ…誰のせいよスケベ!」 刺激的すぎる光景に下半身の熱が抑えきれない。 シェリルのナカに挿れたい、壊れるまで滅茶苦茶に突き上げてやりたい。 そんな衝動が湧き上がる。 「もう限界だ、挿れるぞ。」 「ん、来て……アルト。」 (オレ、十分奉仕したよな。) そう自分に合格点を与えて痛い程張り詰めた自身を取り出そうとズボン のチャックに手を掛けた。 ――と、その時。 教室のドアを開く音が響くと同時、なんと教師が入ってきたではないか! オレは慌ててシェリルを机から下ろして何気ない風を装う。 下着以外脱がさなくて良かった…。 「何だぁ、お前達まだ残っていたのか?教室閉めるから早く帰れよー。」 オレ達を見付けた教師は別段驚いた様子もなく忠告して出て行った。 「……はぁ~。」 「……っぷ、アハハハッ!」 張り詰めていた緊張が解けたように深く息を吐いて冷や汗を拭うと、 突然シェリルが笑い出した。 「おまっ…、笑い事かよ。」 「だって普通こんな漫画みたいなタイミングある?ああ可笑しいっ。」 「ったく、コッチはギリギリだっつーのに。」 仕切り直しとばかり、オレはもう一度シェリルに口付けようと顔を寄せる。 お互いの吐息がかかり、後数センチと言うところで『星間飛行』が流れた。 「あら、アタシの携帯だわ。」 「~~っ。」 またしても邪魔が入ってガクリとうなだれるオレを余所に、シェリルは 自分の鞄から取り出した携帯のボタンを押す。 まあいい、メールさえ見終わったら今度こそ……。 悶々とこの先の展開を想像して自然と口元を緩ませていると、シェリルが 携帯をしまいながらオレに向き直る。 「ごめんアルトっ、急な仕事が入っちゃったからもう行くわね?フォルモ のデートはまた次の機会にしましょ、じゃあね。」 早口で用件を伝えたシェリルはオレの唇にチュッと可愛らしい口付けを 残して、風のようなスピードで去っていった。 ……アイツ、いつの間にパンツ履いたんだ。 残されたオレはそんな間抜けな事を考えながら唖然とする。 って、マジかよ!! 散々奉仕してようやくってところで放置って、そりゃあないだろ。 膨れ上がったオレの欲望をどうすりゃいいんだ!? 「これがお前を泣かせた罰なのか、……シェリル。」 誰も居ない教室で気力を失ったように呟くと、膨れ上がった下半部を 鞄で押さえながらトイレへ走った。 「オレ、泣けるくらい献身的な彼氏だよな。」 終わり。
https://w.atwiki.jp/macrossf-eparo/pages/108.html
スレ3 3-004(ミハエル×クラン) *小ネタ 微エロ …携帯の話だぞ。 3-022(シェリル×ランカ) *小ネタ エロなし 「次回アバンタイトルネタ(カプスレから移動)」 3-024(ミハエル×クラン) *小ネタ エロなし ミハエル帰還 3-028(ミハエル×クラン)「二人ですること」*微エロ 3-033(ミハエル×クラン)「泣き虫ミシェル」*エロなし 3-039(ミハエル×クラン)「Apple taste the NEXT」*微エロ ※2-902続き 3-057(ミハエル×クラン)「なんにもない日」*エロなし 3-063(ミハエル×クラン) ゼントラーディサイズになった二人 3-076(男×ナナセ)「超時空奴隷ナナセ」 3-090(アルト×シェリル)「甘き棘を抜くは誰そ」 3-110(ミハエル×クラン)「Equivalent」*エロなし 3-131(オズマ×キャシー、アルト×シェリル、ミハエル×クラン)「ウェディングブーケ」*エロなし 3-171(アルト×シェリル)「ビデオ・クリップ」※2-330続き 3-291(アルト×シェリル)「空虚の輪郭」*微エロ 3-330(ミハエル×クラン?)「新説マクロスふろんてぃあ」※カオス的ネタ 3-357(アルト×シェリル)「小夜曲」 3-381(アルト×ランカ)「ナイトメア・ビフォア・ウォーズ」※24話 殺す覚悟 3-386(アルト×シェリル)「果実の雫」*微エロ 3-414(アルト×シェリル)*小ネタ エロなし 歌と、寂しさと共に。 3-426(ブレラ×ランカ)「はじまりの歌」*微エロ 3-436(アルト×シェリル)*小ネタ 微エロ あきるほどのキスを ※3-414続き 3-446(オズマ×ランカ)*小ネタ キャシーさんにするように… ※近親モノ 3-515(アルト×シェリル)「小さな海」 ※最終話後 3-545(アルト×ランカ・シェリル・クラン)「市場価値」 *エロなし 3-556(アルト×シェリル)「音楽」 3-565(アルト×シェリル)「25話 アナタノオト 改造版」*エロなし ※続きは3-578 3-578(アルト×シェリル)「後日譚 キミの未来」※続きは3-777、6-006 3-662(ブレラ×シェリル)「ブレシェリ陵辱系?」※続きは4-859 3-680(SMS小ネタ)「とある民間軍事会社幹部の日記」*エロなし ※最終話後 3-686(ルカ×ナナセ)「ある少年兵の憂鬱」*微エロ 3-713(ルカ×ナナセ)「ある少年兵の謀略」*微エロ 3-719(ルカ×ナナセ)「僕の願いは」 3-724(ルカ×ナナセ)「ある少年兵の奮闘」*微エロ 3-741(ルカ×ナナセ)「ある少年兵の戦略」 3-751(ブレラ×ランカ)「知りたいこと」 ※未完 3-755(ルカ×ナナセ)「ある少年兵の悲劇」*微エロ 3-772(ルカ×ナナセ)「ある少年兵の戦術」 3-777(アルト×シェリル)「後日譚2 アオ、ソライロノ……」※3-578続き ※続きは6-006 3-819(ブレラ×ランカ)「罪の刻印」 3-853(ミハエル×クラン)「if」 ※ミハエル生還 後日談 →スレ3ログ