約 495,193 件
https://w.atwiki.jp/macrossf-eparo/pages/97.html
634 名無しさん@ピンキー sage 2008/07/07(月) 12 12 11 ID KMASFgjx シェリル×ランカで投下 百合苦手な人はスルー推奨 635 whisper sage 2008/07/07(月) 12 13 41 ID KMASFgjx ランカとシェリルのパジャマ・パーティー、今回はシェリルが宿泊しているホテルのスウィート・ルームで開かれた。 「どうしたのランカちゃん、何か悩みでも?」 二人で並んで寝ても十分余裕のあるダブルベッド。 先にシーツをかぶっていたシェリルが、シーツの端をめくりあげてランカを招いた。 今夜のランカはキャミソールとフレアパンツのナイティ。 「…判っちゃいます?」 ランカはベッドに上がると、シェリルの方を向いた。 「時々、何か考えてたでしょ?」 シェリルはシーツをランカの肩にかけると、ポンと軽く叩いた。 「お仕事のこと……なんですけど」 ランカが切り出すと、シェリルはランカの手を握った。 「ここに頼りになる先輩がいるわよ」 「はい。あの……ファンレターとか、ネットの掲示板とかでアンチって言うんですか? いろいろ書かれてて」 「誰もが一度は通る道ね。無責任なヤツらの言う事なんか気にすることないわ。イヤだったら聴かなければいいのよ。そんな簡単な事もできない癖に文句つけるなんて、好きな女の子の注意を引きたくて嫌がらせするガキみたいなものね」 シェリルはランカを抱き寄せた。 「そ、そうですね。そうですよね」 ランカはシェリルの手を握り返した。 「慣れよ、慣れ。そんな雑音、こっちも耳に入れなければいいの」 「はい…」 「何か、まだ納得いかない?」 「シェリルさんが正しいの、すごく良く判るんです。でも…何か、引っかかって」 「ランカちゃん、この業界の鉄則を教えてあげるわ」 シェリルの声がシリアスになった。 「クリエイターが良いと思うものが、ファンに受け入れられるかどうかは予想できない」 「シェリルさんでも予想できないんですか?」 「そうよ。でもね、クリエイターが自分でダメだって思ったものは、絶対に受け入れられないの。これは音楽だけじゃないわ。お芝居でも、映像でも、ダンスでも」 ランカは頷いた。胸の中で固まっていたものが、少し軽くなった気がする。 「じゃあ、自分のベストを尽くすしかないんですね」 「そうよ。その上でファンの評価を待つしかない……考えてみれば孤独な仕事よね」 「でも……時々、みんなに通じたって思う瞬間もあります」 「だから、ライブをするの、私」 「そうですね。ライブが一番一体感を感じられますものね」 「ふふっ、ちょっとは悩みが軽くなりましたか、お嬢さん」 「はい」 ランカの笑顔にシェリルも表情が柔らかくなった。 「良かった。じゃあ、照明落とすわね」 シェリルの音声コマンドに反応して、部屋の明かりが消えた。 今夜のパジャマ・パーティーは、これからが本番だ。 「ねえ、ランカちゃん。約束よ、話して……アルトと寝た?」 シェリルはランカの耳元で囁いた。 「……はい」 ランカは消え入りそうな小さな声で返事した。 「どう、だった?」 「どうって……」 初めての経験は、ランカの語彙で説明できないことが多過ぎた。 「あの……アルト君、すごい優しくしてくれて…その、我慢強くって」 「我慢?」 「あたし、やっぱりガチガチになっちゃって。でも、時間かけてくれたから……」 「一つになれた?」 ランカは頬を染めて頷いた。 「可愛い……ランカちゃん、可愛い」 シェリルは抱きしめ緑の髪を撫でた。唇を尖らせてランカに囁く。 「アルトったら、私の時とは大違いね。ケダモノみたいだったんだから…」 「け、ケダモノ?」 「ちょっと挑発し過ぎたせいもあるんだけど」 シェリルの挑発ってどんなのだろう、ランカは想像してみた。ドキドキする心臓が胸を突き破りそうだ。 「シャワーも浴びさせてくれなかったし……ケダモノでしょう?」 「あの、でも、それはシェリルさんが、とってもセクシーだったから、アルト君も……」 「そうかしら?」 「そうですよ、きっと」 「ふふ……でも、私だって女の子だもの。優しくして欲しいわ。ケダモノも悪くないけど」 「あたしも、ケダモノ・モードのアルト君、見たいかも」 「えっち」 「ええーっ……シェリルさんだって悪くないって…ん」 キスに唇を塞がれたランカ。軽く舌を絡めて、唇を離す。 「もう……キスで口を塞ぐの無しですよ」 「ふふっ。でね、その後、二人でバスに入って……アルトったら、私がベッドの上でどんな顔してたか、とか言うの」 「わぁ……でも、それ、部屋の明かり、消さなかったんですか?」 「…そう言われれば。やっぱりケダモノ……あなたの時は消してくれた?」 「はい」 言ってから、ランカは少し後悔した。アルトがどんな表情をしていたのか、もっと見ておけば良かった。でも、恥ずかしさで見ている余裕も無かったかもしれない。 「もう、どうしてこんなに扱いが違うのよ」 シェリルは拗ねていた。その、様子がまたセクシーで、ランカのドキドキが止まらない。 「それから、どうしたんですか?」 息苦しい程の鼓動をごまかすように、ランカは話の続きをねだった。 「アルトが私を見てたんだから、アルトも私に見せなさいって言って……それから、こんなことしたわ」 シェリルはランカの手をとって、人差し指を唇に含んだ。軽く吸って、舌で舐める。 「あっ……シェリル…さん……」 シェリルの唇が含んでいたのは、アルトの指ではないのだろう。知識として、そういう行為もあるとは知っていたが、ランカにとって憧れの人がそんな大胆な愛撫をするなんて、想像力の範囲外だ。 シェリルは指から唇を離すと、自分のパジャマの前ボタンを開けて、ランカの手を自分の胸に導いた。 掌に弾力と温もり、滑らかな肌の感触が伝わる。びくっと手を震わせ、次の瞬間、思わず愛撫するランカ。 「は……ぁ」 シェリルの唇から洩れる甘い吐息は自分の手のせいだと思うと、愛おしさを感じる。 「ランカちゃんも……」 シェリルの手がキャミソールをまくりあげ、ランカの胸に触れる。人差し指と中指で乳首を挟んで尖らせる。 「んっ」 触れられた箇所から鋭い快感が伝わってきて、背筋が震える。 もっと触れあいたくて、素足をシェリルの脚に絡めて引き寄せる。 胸への愛撫を続けながら、ランカから口づけた。アルトがそうしたように、舌を挿入する。 「んぅ……」 シェリルは舌を吸った。唇で締め付け、自分の舌先で愛撫する。 「ぅ……ん」 今度はシェリルが舌をランカの唇に挿入した。舌先が唇をなぞる。それから唇の間に滑り込むと、歯並びを確かめるように舐めた。 「ひぅ…」 舌先がさらに深く入り込む。ランカの舌の裏を舐めた。 「ぁ…はぁ……」 唇が離れても、ランカの呼吸は上ずったまま。 「今度、アルトにランカちゃんと同じようにしてって言うわ……」 シェリルはランカの耳にキスしながら囁いた。 「あたし……シェリルさんみたいに……なん…って言えない」 「それなら……三人で寝るのはどう? 私たち二人で挑発してあげたら、ね」 シェリルの誘惑は、この上なく魅力的に聞こえた。 「…はい」 三人の合意で始まった関係だけど、これからどうなるのだろう。 甘美な予感に震えながら、互いの愛撫に耽ってゆく。 <終>
https://w.atwiki.jp/animesongs/pages/2164.html
マクロスF MBS・TBS系TVアニメーション マクロスF VOCAL COLLECTION 娘たま♀|菅野よう子 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 マクロスF VOCAL COLLECTION 娘たま♀(Amazon) 発売元・販売元 発売元:flyingDOG 販売元:JVCエンタテインメント株式会社 発売日 2008.12.03 価格 3619円(税抜き) 内容 DISC1 トライアングラー 歌:坂本真綾 What bout my star? @Formo 歌:ランカ・リー=中島愛/シェリル・ノーム starring May n アイモ 歌:ランカ・リー=中島愛 ダイアモンド クレバス〜展望公園にて 歌:ランカ・リー=中島愛/シェリル・ノーム starring May n Welcome To My FanClub s Night! 歌:シェリル・ノーム starring May n 射手座☆午後九時 Don t be late 歌:シェリル・ノーム starring May n What bout my star? 歌:シェリル・ノーム starring May n インフィニティ #7 歌:シェリル・ノーム starring May n/ランカ・リー=中島愛 「超時空飯店 娘々」CMソング(Ranka Version) 歌:ランカ・リー=中島愛 星間飛行 歌:ランカ・リー=中島愛 私の彼はパイロット 歌・ランカ・リー=中島愛 ねこ日記 歌・ランカ・リー=中島愛 ニンジーン Loves you yeah! 歌:ランカ・リー=中島愛 宇宙兄弟船 歌:徳川喜一郎 SMS小隊の歌〜あの娘はエイリアン 歌:SMSのみなさん アイモ O.C. 歌:ランカ・リー=中島愛 アイモ〜鳥のひと 歌:ランカ・リー=中島愛 愛・おぼえていますか 歌:ランカ・リー=中島愛 ダイアモンド クレバス 歌:シェリル・ノーム starring May n アイモ〜こいのうた〜 歌:坂本真綾(蘭雪) DISC2 ライオン 歌:シェリル・ノーム starring May n/ランカ・リー=中島愛 ダイアモンド クレバス 50/50 歌:ランカ・リー=中島愛/シェリル・ノーム starring May n シェリルのアイモ 歌:シェリル・ノーム starring May n 妖精 歌:シェリル・ノーム starring May n ノーザンクロス 歌:シェリル・ノーム starring May n ブレラと子ランカのアイモ 歌:ランカ・リー=中島愛 アナタノオト 歌:ランカ・リー=中島愛 蒼のエーテル 歌:ランカ・リー=中島愛 愛・おぼえていますか 〜bless the little queen 歌:ランカ・リー=中島愛 娘々スペシャルサービスメドレー(特盛り) 歌:シェリル・ノーム starring May n/ランカ・リー=中島愛 トライアングラー(fight on stage) 歌:ランカ・リー=中島愛/シェリル・ノーム starring May n 母と子ランカのアイモ 歌:坂本真綾(蘭雪)/ランカ・リー=中島愛 備考
https://w.atwiki.jp/macrossf-eparo/pages/253.html
スレ7 7-022(アルト×シェリル+アルト×ランカ)「…Triangular…」*微エロ ※22-23話補完 ※6-836の続き 7-056(グレイス×アルト)*小ネタ 灼けるような快楽を ※アナル描写あり ※6-971の続き 7-064(ブレラ×ランカ)「哀しみの歌」※21話前提 ※近親モノ 7-121(グレイス+ブレラ×シェリル)*小ネタ 何も言わずに俺に従え! ※7-056の続き 7-131(SMS小ネタ)*微エロ? 夏といったらやっぱり… 7-134(グレイス×アルト+ブレラ×シェリル+ランカ)*小ネタ? 更なる最高の快楽を ※7-121の続き、シリーズ完結 7-149(ブレラ×ランカ)「ランカ自慰」 ※最終話後 7-223(アルト×シェリル)「…アナタの声…」 ※シェリルの自慰 7-235(ミハエル×ランカ(+アルト))*小ネタ ランカのバルキリーコスで 7-306(アルト×ランカ)*小ネタ ※微エロ? ランカレーパンをネタに 7-320(アルト×シェリル)*小ネタ ※微エロ 杏仁マンゴー 7-360(SMS小ネタ) 矢三郎師匠の調査報告 スカル小隊 各隊員の比率 7-381(SMS小ネタ / ブレラ×上司の女性士官)*小ネタ 微エロ 「節分点描」 7-402(ミハエル×シェリル)*小ネタ 微エロ 駆け引き 7-458(マックス×ミリア)*小ネタ 微エロ 「鍛えたおっぱいはいいおっぱい」 ※マクロス7 7-630(嵐蔵×アルト)*小ネタ 微エロ? 「マクロスF 別巻之一・早乙女流奥義」 7-679(シェリル×アルト)*小ネタ 7-695(シェリル×アルト)*小ネタ 微エロ 7-723(アルト×シェリル×ランカ)TSネタ →スレ7ログ
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/67.html
「っ、......あ、あ」 ぐちゅり、と生々しい淫靡な音と共に引き抜かれた己の萎えた欲望 シェードランプに照らされた薄闇にも確認出来る欲望に濡れた己と掻き回し蹂躙した所為か充血しヒクつく桃の様な割れ目からは何度も思うが侭に吐き出した己の体液とシェリルの体液が混ざり合いシェリルの震えと共に内側から、ぷちゅ、っと小さな音と共に洩れ出してくる。 何度も何度も絶頂に押し上げて責め立てた所為だろう。 碧い瞳は長い睫毛で隠され幼子の様に体を折りたたみ、体を震わせている。 アラバスターの様に白い肌は淡く桃色に染まり扇情的この上ない。 「......すっげーエロい」 何度も吐き出して満足した筈の己がまた欲望に反応するのを感じた。 何度吐き出しても留まる事のない込み上げてくる劣情と感情 眉を潜め、うっすらと鴇色に染まった瞼や頬、 気怠げに甘い吐息を吐く薄紅色の唇 どのアングルから見ても美しいその貌。 心地よい疲労に逆らい瞼が開き碧が現れた。 だが潤んだ瞳で恨めしそうに見上げられても、いつもとのギャップに可愛いとしか思えない。 「おやすみ、シェリル」 まだ震えるシェリルを腕の中に閉じこめ心地よい眠気に身を任せ瞼を閉じた。 「......んあっ」 水音と共に艶やかな声で目が覚め、まだ霞む視界にシェリルを探すが見当たらない。 起き上がるとシャワールームから水音とくぐもった声が聞こえ、近づいた。 磨りガラスの向こうから荒い吐息と艶やかな声が聞こえる。 それに壁に背を任せ手を陰部に這わせ、突き出された胸が震える影が劣情を誘う。 一気にガラス戸を明け、シャワールームに踏み込んだ。 「まだ足りなかったのか?」 色っぽいシェリルにニヤニヤと自然に口角が上がる。 「きゃぁっ!」 碧い瞳は驚愕に見開かれた後、薄紅色した頬が更に紅く染まった。 「......ふーん」 差し込まれたままの細い指先に視線を合わせると怒声が飛ぶ。 「ち、違うわよ!あっ、アンタが出したものを掻き出してただけよ!」 そしてシェリルは今更ながらに壁に添わせ、体を支えていた腕で胸を隠す。 「出してた?」 「そ、そうよ。出さないとナカから溢れて来て大変だもの、だから出て行って!」 真っ赤な顔をして睨むシェリルを見つめながら近づいた。 「ちょ!ちょっと、アルトっ!」 「俺が出してやるよ」 そう言って壁にシェリルを押しつけ、細い指先の脇から己の指を滑り込ませた。 「んっ!」 背中に叩き付ける温い湯とは違う熱とねっとりとした感触にごくりと喉が鳴る。 「い、や!」 真っ赤になった貌は快楽に歪んで扇情的だ。 「嫌? 俺は出すのを手伝ってるだけだろ? ん? 違うのか?」 ドロドロと黒い感情が胸中を支配して行き、シェリルを辱める言葉がするりと口に上る。 「ん、ばかぁ! ぁ...ふぁ!」 ぐちゅぐちゅとシャワーの音とそうでない淫猥な音が閉ざされた空間に響く 「ほら、シェリルの指じゃ届かない所まで俺なら届くだろ?」 シェリルの指に添わせる様にして埋め込んだ己の指で内側を掻き出す様に動かす。 流石に明日の事を考えるとナカの己が吐き出した精を掻き出して終わりにしようと理性は止めているが、目の前の羞恥に震えながらも己の指の動きで淫らに乱れ、感じる愛しい女の姿を見ていると本能がむくむくと目を覚まし、一回くらいなら、と甘言が脳裏に甘く響き支配して行く。 軽く勃ちあがった己に苦い思いを感じ、自分も鎮めなければ眠れない事に気がつく。 「ああ、アルトっ」 どこか強請る様な声色にアルトの理性は砕け散る。 差し込んだ指をシェリルの腕ごと抜き、己をシェリルの付け根に添わせた。 挿れられるのかと思っていたシェリルは驚いてアルトを見上げた。 「これなら入れずにお互いイケる。 ほら、足に力を入れろ」 まだやった事は無かったが、知識としては知っていた。 お互い擦り合わせることでも十分快楽を得られる。 シェリルの程よく鍛えられた脚の筋肉と柔らかな花弁に包まれただけで気持ちがいい。 きょとん、と見上げてくる表情が愛おしい。 軽く腰を動かすと、擦れ合う場所からは十分な刺激が腰へと伝達されて行く。 「ぁんっ...!」 掴んだ腕を壁に押しつけ、艶めく吐息を塞ぐ様に唇を奪った。 段々と早さを増し、空いていた反対の手でシェリルの弱い所を刺激する。 重なった唇から苦しそうなくぐもった声が漏れ、体が小刻みに震えた。 「んぅっーーーーーー!!」 きゅうっと締め付けて来る感覚に絶頂を感じ指先でシェリルの肉芽を押し潰した。 「く、っ......」 更に戦慄く秘部と脚の締め付けにゆるりと2、3度グラインドさせ、壁に欲望を放った。 ああ......、と、もの憂気に息を吐き、力の抜けたシェリルを抱きしめて呼吸を整えた。 「......十分掻き出したし、こんだけ濡れたんだからもう溢れてこないだろ?」 自分の腿に感じたシェリルの愛液は結構な量だ。 大人しく俺の胸に体を預けていたシェリルはまた真っ赤になって睨みつけている。 普段は弱みを見せず女王様の様に振る舞うが、腕の中に閉じこめてしまうと強気な振りをしている様にしか見えない。そしてその姿がたまらなく愛おしく可愛い。 だが、何気ない事で虚勢を張って強がるシェリルを見るのは悪くない。 「っっ!! バカッ!」 だが油断していたらしい、ご機嫌斜めな女王様は俺の息子を握りしめた。 「っーーー!」 声にならない声を上げると、そこには楽しそうに睨みつける女王様が居た。 「しばらくここで反省でもするのね」 そういって戸を開けベッドルームへと戻って行く。 ……くそー。 覚えてろよ! 明日は休みだし今夜また責め立ててやる。 滲む視界に映るシェリルの後ろ姿にそう誓った。 **************** 以上です、お粗末様でした。 そういや黒アルトってのを書き忘れてすみません。今度は甘甘にしたい。
https://w.atwiki.jp/macross-lily/pages/73.html
遠距離恋愛になら、覚えがある。 けれど、恋した人に甘えた経験なんてない。 だって、私の遠距離恋愛は、距離のありすぎる片思いだから。 「実演」 「はぁぁー」 廊下にあるベンチに深く腰掛けて、ランカは大きな溜息をついた。 軽く前屈をすると、強張っていた筋肉が、少しの刺激と共に解れる感覚がある。 相当緊張していたらしい事を自覚させられて、更に大きな溜息が漏れた。 「はぁぁぁぁぁー」 「そんなに大きな溜息つかないの、ランカちゃん。アイドルは笑顔が一番なんだから」 「シェリルさん!」 予想外の声にランカが跳ね起きると、いつの間にかシェリルが近づいてきていた。 撮影衣装らしい華美な服を纏ってはいるが、1人であるところを見ると、休憩中らしい。 ここは多くの有名人が集まるスタジオだから、シェリルがいても不思議ではない。 けれど、広いスタジオの中で、約束もなしに、こうして出会えた。 奇跡のような再会に、ランカの沈んでいた気持ちが急上昇していく。 「貴女も何かの撮影なの?」 「はい! 携帯デバイスのCM撮影、なんですけど」 「……その撮影が、溜息の原因かしら?」 「そう、です」 CMの事を思い出して、ランカの肩が下がる。 悩みの種は、そのCM撮影だった。 『携帯デバイスのCMソングだから、遠距離恋愛をテーマに』 そう言われて、切ない恋の歌を歌う……そこまでは良かった。 歌に自分の気持ちを入れ込みすぎたせいか、メーカー側から大絶賛された程だ。 問題が浮上したのは、CMフィルムの撮影である。 「ダメ出しでもされたの、ランカちゃん?」 「……実は、遠距離恋愛をテーマにした撮影なんですけど。 ドラマみたいなCMになっていて、2つのパートがあるんです。 私が1人で『誰か』を思っているパートと、『誰か』と一緒にいるパートと。 1人だけのシーンはすぐにOKが出たんですけれど。 男の人と一緒に居る部分の撮影が、上手く行かなくて」 愛しい人を思い浮かべる感じで、と言われたシーンは、難なく撮影が終了した。 それも当然だ。ランカには、「愛しい人は?」と言われた時、思い浮かぶ相手がいる。 その人の事を思うと、嬉しくもなり、悲しくもなり、切なくもなる。そんな相手が。 想い人の名は、銀河の妖精シェリル・ノーム。 最近認知度が上昇してきているとは言え、ランカは駆け出しのアイドルだ。 業界での位置からしても、一個人としての関係性からしても、距離のありすぎる片思い。 シェリルの事を思うだけで、撮影は終わった……ランカ1人のシーンだけは。 「恋人に甘えるように、って言われる通りに腕を組んだりするんですけど。 なかなか監督さんのイメージに近づけないんです。 私、恋人に甘えた経験なんてないですし。よく分からなくて」 「ランカちゃんってば、奥手なのね。 何なら、あのアルトでも練習台にすれば良かったのに」 「あ、アルト君と!? でも、私は別にアルト君とは何も!」 「ふふ。むきになっちゃって。可愛いわね、ランカちゃんは」 「……からかわないでください、シェリルさん」 シェリルさんの意地悪、とランカは心の中で呟いた。 ランカはシェリルが好きだけれど、シェリルが好きなのは、きっとアルトだ。 ショッピングモールでシェリルがアルトにキスした場面は、今も鮮明に覚えている。 言わばアルトはランカにとって恋敵だというのに。恋人役になど出来る筈が無い。 「じゃあ、私が練習台になってあげましょうか?」 「え! シェリルさんが?」 「ちょっと暇を持て余してるところだしね。 同性相手なら、ランカちゃんもちょっとは緊張せずにすむんじゃない?」 「それはそうかもしれません、けど」 ランカは別の意味で緊張しちゃいます、と叫びたいのを必死で堪えた。 ずっと憧れ、恋焦がれてきた相手と恋人のように振舞うなんて、 緊張するなという方が無理である。 だが考え方を変えてみると、これは滅多に無い機会でもあった。 好意を口にしてしまえば、破れるかもしれない片思い。 だが今なら、失恋のリスクを冒す事無く、シェリルに接近できるのだ。 このチャンスを逃すわけには行かないと、ランカは唾を飲み込み、決意を固める。 「……じゃあ、よろしくお願いします! シェリルさん!」 「お任せしなさい。えぇと、腕を組むんだったわよね?」 す、とシェリルが作った左腕と脇腹の隙間に、ランカはそっと自分の右腕を差し入れた。 次の瞬間、シェリルが余白を埋めるように、その左腕を自らに寄せる。 肩に触れた柔らかな感触に、たちまちランカの顔は赤く染まった。 豊満と言って差し支えないシェリルの胸が、当たっているのだ。 思わず右腕を引き抜こうとしたけれど、その動きを、シェリルの言葉が牽制した。 「何やってるの、ランカちゃん。まだまだこれからなのよ?」 「で、ですけど、その」 「それにしても、ランカちゃんの腕って柔らかいわね。えい」 「ひゃっ!」 空いていた右手で、シェリルがランカの二の腕を突付き始める。 腕の外側を突いていた指が、いつしか滑らかに皮膚の表面を撫で始め、 ランカは自分の中に生まれたもどかしさを宥めるのに一生懸命だった。 その指で、腕以外の場所にも触れて欲しい。そして私も、貴女に触れたい。 暴走を求める感情を、理性でどうにか押し留める。 「それで。腕を組む以外には何をするの?」 「えぇと、2人で見詰め合って」 「こうかしら?」 問いかけながら、シェリルがランカを覗き込んでくる。 最初はからかうような笑みを浮かべていたシェリルだったが、 次第に笑みが消え、まるで何かを欲しがっているような、言葉に表せない表情になった。 こんな顔は、雑誌でもプロモーション映像でも見たことが無い。 ひょっとして、これが、恋人だけに見せる、シェリルの一面なのかもれない。 ……アルトにだけ見せる、強請るような、挑発するような表情。 そう思い至って、ランカは胸が苦しくなった。 動揺を隠すべく、慌てて次の動きを伝える。 「そして、次は髪を撫でてもらって」 「髪を撫でればいいのね?」 組んでいた腕を解いて、シェリルがランカに向き直ってくる。 やがて伸びてきた右手がランカの緑色の髪に触れた。 上から下へ。何度も髪を梳く動きに、ランカの胸が熱くなる。 兄であるオズマが同じように撫でてくれた時とは、明らかに違う感触。 細く長い指と、低めの体温を感じていると、先程の苦しみが嘘のように溶けていく。 けれどシェリルの次の言葉が、ランカの身体を再び強張らせた。 「それから?」 「……キスを、するフリを」 咄嗟にランカは嘘をついた。 CMの最後はキスをする直前のカットだと聞かされているが、 雰囲気作りもあるだろうからと、キスをするかしないかはランカの自由意志に任されている。 素直に言えば、シェリルは冗談のように軽く、キスをしてくるかもしれない。 それだけは、避けたかった。 まるで本当の恋人のようである今の流れでキスをしてしまえば、 今度こそ、ランカは耐える事など忘れ、秘めていた思いをシェリルにぶつけるかもしれない。 叶わない恋だと分かっているから。せめて、嫌われたくはない。 その為にも、ここで片思いを悟られるわけにはいかないのだ。 「キス、ね」 「ふぁっ!」 艶やかな唇を舌で舐めて、シェリルがランカの顎に手をかける。 されるがままにランカが少し上を向けば、至近距離にシェリルの顔が合った。 その殆どが赤くなっていて、微かにかかる吐息は、その頻度が早い。 だがシェリルも緊張しているのだろうか、と考える余裕さえ、ランカにはなかった。 すぐ近くにあるシェリルの深い瞳と、弾力のありそうな唇に意識が引き寄せられる。 雰囲気に飲まれるように、シェリルの片腕がランカの腰を引き寄せ、 そしてランカの両手もまた、自然とシェリルを捕まえようと泳ぎ出して…… ぷぎゅぅぅぅぅぅぅぅ 唐突に割り込んできたランカの生体携帯の音が、ランカとシェリル、双方の動きを止めた。 2人してしばし無言で見つめあい、ややあって、飛び退くように距離を取る。 その時になってようやく、ランカは自分の鼓動が異様に早くなっていた事に気付いた。 もし、生体携帯が鳴らなかったら、どうなっていただろう? ランカの理性が気付かないうちに、唇を重ねて、告白でもしていたかもしれない。 そう考えてみると、ランカは生体携帯とそれを鳴らしてくれた相手に感謝したくなった。 誰かは知らないけれど、失恋という悲しいゴールを先延ばしにしてくれてありがとう、と。 安堵しながらふとシェリルの方を窺うと、 何故かシェリルがひどく動揺しているように見える。 だが、ランカの視線に気付くと、取り繕うように背筋を伸ばして言った。 「携帯、出なくていいの?」 「そ、そうですよね! ……社長からメールです。撮影再開するって」 「そう。それで、今度は上手くいきそう?」 「はい! シェリルさんのおかげです! ありがとうございます!」 まだ早い鼓動を何とか抑えようとしながら、ランカはシェリルに頭を下げる。 撮影再開と知っても、先程溜息をついていた時のような、不安感はまるでない。 何せ、本当に好きな人と、恋人のように触れ合う事が出来たのだ。 撮影ではよく知らない若手俳優が相手役だが、シェリルの姿を思い浮かべれば、 きっと監督のイメージ通り、いやそれ以上の動きが出来る自信がランカにはあった。 その自信が表情から読み取れたのだろう。シェリルが満足気に笑う。 「その様子なら、大丈夫ね。いってらっしゃい、ランカちゃん」 「はい! 行ってきます!」 シェリルの笑顔に見送られながら、ランカはスタジオに向けて走り出す。 何度となく振り返ると、シェリルの姿がその度に小さくなっていく。 やがてランカが角を曲がって、ついに互いの姿が見えなくなってしまう。 その為ランカの耳が、不意に漏れたシェリルの呟きを聞き取る事はなかった。 「……いつか、本番ができる事、願ってるわ」 おわり。
https://w.atwiki.jp/macrossf-eparo/pages/15.html
157 名無しさん@ピンキー sage 2008/04/26(土) 00 07 16 ID Z1r9duu2 流れ読まず、投下します アルト×シェリルです。 注意*アルトの自慰ネタが主です 嫌いな方はスルーして下さい 今週までに間に合わそうと慌てて書いたので、本番がぬるいです すぐ目の前に、剥き出しの細い脚があった。少女が椅子の座面に足を上げ、膝を抱いているからだ。 彼女は薄いネグリジェ一枚といういでたちで、あまり丈の長くないネグリジェは、彼女が膝を立てている所為で 下腹のあたりまで裾が落ちていた。 そのため、膝も太腿も、そして組んだ足の向こうに見える下着すらも、隠されず目の前に晒されている。 しかし彼女には、それを恥じる様子がなかった。 それは、わざと煽情的に振舞っているつもりなのかもしれないし、或いは彼に何を見られたところで何とも思わない、 ということなのかもしれない。 結局その意図を図りかねて、彼はそこから目を離した。 自分は彼女のそんなところを目にするべきではないし、彼女は、自分にそんなところを見せるべきではない。 と、そう思えば思うほどに――己の手の中で勃起したものは硬さを増すのだった。 彼女は自分の膝に顎先を乗せ、その様を興味深げに見つめながら、半ば呆れたように呟く。 「ホントにやるなんて思わなかったわ」 「……お前」 自分で命じておきながら、あまりの言い様ではないか。彼が眉根を歪めてにらみつけると、主は僅かに口元を緩める。 「でもやめたら許さないんだから」 シェリルはそう言うと、自分の額に張り付いた長い薄桃色の髪を払った。 ――奇妙な光景であった。 全裸の男がベッドに腰掛け、自らを慰めるその目の前に少女が陣取って、その様を眺めているのだ。 彼女は男の自慰行為を視ることによって辱めようというのでも、より昂ぶらせようというのでもなく、 ただ興味本位から観察しているというふうである。 ひたすら自らのものを手で擦るという単調な行為の様子と、行為によって齎される快感や、 またそんな自分の様を視られていることに対する恥辱と困惑とに歪む彼の貌とを、その瞳でじっと見比べている。 多少面白がっている表情こそすれ、シェリルは存外平然としていた。 待避壕から抜け出せた後、シェリルはアルトに、「今夜一晩使う位なら許してあげる。」と言った。 ただし、一人で、とは言ってはいない。 だって、私の胸を見たんだもの、何でも言うことを聞きなさい、とアルトを自分が泊まっているホテルに呼び出したのだった。 「ふぅん……こんなふうに、なるのね……」 充血し起ち上がったそれをまじまじと見ながら、シェリルは自らの口元に指をやって、ふっくらとした唇に爪の先を含んだ。 「ねぇ、……気持ちいい?」 何も答えようが無く、アルトは眼をそらす。 答えに窮するアルトに、何かを期待するような表情で、シェリルは首を傾げて見せる。 「わたしのことを考えてしたら、こんな風になったのよね」 「……」 「もちろん、私で気持ちよくなったんでしょ?」 シェリルは、単純に、無口なアルトをからかって面白がっているつもりなのだ。 しかし、頬は僅かに紅潮し、澄んだ青い瞳は、興奮で潤んでいるように見える。 「 最後までしなさいよ、アルト。ちゃんと終わるとこまで見せなきゃダメよ」 そう言いながら、シェリルはわずかに膝を擦り合わせ、どこか落ち着かない様子で何度か軽く腰を浮かせて座り直した。 アルトが手を動かし快感に息を荒げる度に、それを観るシェリルの頬はますます紅潮してゆく。 次第にテンポの速くなる呼吸に、胸が上下しているのが判る。 今にも弾けそうに膨脹した己を、半ば無意識に、夢中で擦り続ける。それをシェリルが観る。 もう先程のように意地の悪い言葉を浴びせるのも忘れ、見入っている。 今にも絶頂に達するというとき、アルトは眩暈にも似た感覚を堪えながら眼を開け、その視線を受け止めた。 シェリルは少し怯えるように身体を強張らせる。 途端、抗いがたい強い快感が下腹に走り、アルトは自らの手の中に、温い白濁を吐出していた。 「わ……っ」 シェリルが、露骨に驚いたような――どちらかと言えば厭そうな声をあげる。 達したばかりでまだひくついているアルトのそこや、手から床に滴る白い澱を見て、顔をしかめた。 しかしシェリルは一度こくりと小さく喉を鳴らし、動じているのを悟られまいとしてか、ふぅん、と一言つまらなさげに頷いた。 背を丸めて荒い息を吐くアルトの目線の高さに合わせ、愛らしく微笑んで見せる。 「気持ち良かったんでしょ?」 「くっ……」 まだ、うまく返事を返せない。 シェリルはアルトのそんな様子をどこか満足げに見て、よく出来ました、いい子いい子、と言わんばかりに、 やわらかい手でアルトの頭を撫でた。 「自分だけ、気持ち良くなるなんて……許さないわよ、アルト。もちろん私のことも、気持ち良くしてくれるわよね……?」 汚いから手は拭きなさいよと言いながら、シェリルはネグリジェのボタンをいくつか外し、前を肌蹴けさせる。 上半身には何も下着をつけておらず、普段日に晒されることがないだけに、ますます白い乳房が見えた。 すでに、濃い桃色に色づく小さな乳首がツンと上を向いている。 待避壕で見たときも思ったが、形のいい乳房であった。 シェリルはそのままの恰好で椅子から立ち上がり、彼の脚の間、ベッドの端に片膝を突いた。 そしてひどく興奮した様子で、アルトに微笑みかけた。 「ご褒美に、触らせてあげる。嬉しいと思いなさいよ」 そう何度も念を押し、シェリルはネグリジェの裾の中へも手を入れ、下着を降ろそうとするそぶりを見せた。 が、流石にそこまで自分から脱いでしまうのは躊躇われたのか、何もせず、結局戸惑ったように彼の首に腕を回す。 アルトは迷うことなく、目の前に差し出された白い胸に舌を這わせた。 乳首を唇に含んで舌先で転がし、余ったもう片方の乳房を、手で掬い上げるようにして揉みしだく。 すると、シェリルの肩がビクッと跳ねた。 「ンっ……!」 細い腕が、胸から離れないアルトの唇から逃れようと、彼の肩を引き剥がそうとする。 それに抗い、アルトは執拗に愛撫を続ける。 アルトの舌が、乳房を刺激し続けるにつれ、はぁっ、と、声とも息ともつかないような妙な音が、口から勝手に漏れた。 「あ、んっ……ふぁ……はぁ、はぁっ……んっ……」 シェリルはアルトの首にすがりつくように、頭を抱き込んだ。 そうすると乳房はアルトの顔に押し付けられる恰好になり、アルトは自分の唇の中で硬くなったシェリルの 乳首を緩く噛み、次いで強く吸い上げる。 「ふあぁっ!」 いっそう強い快感に、シェリルは息を詰まらせる。 脚から力が抜けて寝台の端からずり落ちそうになるのを、アルトの手が支えた。 内腿を大きな男の手で掴まれて、シェリルは小さく身震いをする。 あと五センチもその指を上へ動かせば、指は自分の裂け目に触れるのだ。 そこはたぶん潤っていて、どうも下着にも少し染みているようだとシェリルは思った。 「ア、アルト……」 名前を呼ばれ、やっと唇を離す。 淫らな色に濡れて硬くしこる乳首の先と唇の間に、唾液が透明な糸を引いた。 こちらを見上げる彼が、いつもどおりの無表情に戻っていることが、シェリルにはあまり面白くない。 ――さっきまであんなに情けない顔をしていたくせに。 「上ばっかじゃなくて。……下の方も、ちゃんと気持ちよくして」 シェリルの言葉に返事らしい返事は返さないまま、アルトはひょいとシェリルの腰と首のあたりを支えて持ち上げる。 壊れ物でも扱うかのように丁寧な動作で、シェリルをベッドボードと枕にもたれさせると、そのまま膝を割ろうと したので、シェリルは思わず膝と腿に力を入れた。 「い、言っとくけどっ」 「……触るだけ、だよな」 全てを言い終わらないうちに言葉を遮られたシェリルは、ふん、と、ばつが悪そうな顔で頷く。 そっと膝の力を抜くと、アルトはシェリルの膝を割って脚を開かせ、その間に自分が陣取った。 左手で、布越しにシェリルのそこを探る。 「んっ……」 シェリルは少し身体を震わせた。その声に、アルトが動きを止める。 どうしたのかと訊きたげにじっとアルトが顔を見るので、慌てて首を横に振った。 「や、違うのよ、その――気持ちいいとかじゃなくて、って、いいから続けなさいよ」 「ったく、素直じゃないな」 そう答えると、アルトの指は確かめるように、シェリルのそこをゆっくりと撫でる。 下着はやっぱり、かなり湿っている。 そこから得られるのは、先ほどの乳房への愛撫よりもっと直接的な、頭の芯がぼうっと呆けるような、解りやすい快感だった。 「んっ……!……あっ」 もっと触りなさいとか、触って欲しいとか言うのがどうしても恥ずかしくて、シェリルは、まるでアルトがそうしたがって いるから、それを許可するような口ぶりで、アルトに命じた。 私は世界のシェリルだから、皆が憧れるシェリルだから、私のこんなところも、 きっといっぱい触りたいに違いない。 だから私は、触ることを許可しただけだ。 誰にともつかない言い訳をしながら、シェリルはまた快感に震える。 ひとしきり布越しに撫で、シェリルの息が次第に弾むようになってくると、 アルトはシェリルの腰を浮かせて、下着を腿までずらしたかと思うと、器用に脚を抜かせた。 シェリルからは自分がどんな風になっているのかは見えなかったが、お気に入りの下着がすっかり濡れて、 汚れてしまっているのだけは、よく解った。 小さく身動きをするだけでぎしぎしと軋む古いベッドの上で、向かい合って座った二人の息遣いは荒い。 脱ぎ捨てられた二人の上着はまとめて椅子の上に載せられ、手を伸ばしてもベッドからは届かない。 深く、甘く、繋がりあい、繰り返されるリズムと共に、部屋に響くは快楽に打ち震える、少女の声。 「ぁっ……ああ、は、んんぅっ……ひぃ、んっ……」 「…………」 目の前、己の肩に縋り付いて、理性も道徳心も何もかも手放して涙ながらに喘ぐ、少女の名前を呼ぶ。 アルトが少しだけ腰を突き上げると、それだけでシェリルは甲高く啼いた。 シェリルはもとより、アルトにも既に余裕などなかった。 甘美な体、聞くだけで理性など簡単に崩れ落ちてしまう艶やかな声、快感に悶える仕種の一つ一つ、 浮かぶ涙も体温も香りも全てが自分を突き動かす。 どうしようもなくて、獣じみた欲望を限界まで駆りたてる。 シェリルは、僅かに焦点のあわない瞳でアルトを見詰め、そして、快楽に溺れながらも、にこりと微笑む。 力強く抱き締めると、早鐘のような鼓動が聞こえてきた。アルト自身と同じくらいの早さの。 同調し響きあっているような。 ああ。 ――――一つに、なりたい アルトは一際強く、己の欲望を打ちこんだ。 奥深く、子宮の奥にまで熱塊に突き上げられ、シェリルはその肢体を大きく波打たせた。 今にも達してしまいそうな声を漏らすシェリルの唇を、塞ぐように口付ける。 今度は、一緒に―――― それだけを思ってアルトは腰を揺り動かす。 激しすぎる律動に揺らされながら、シェリルはアルトの首筋に腕をまわし、縋るように抱き付いた。 「…あ、あぁあッ……ア、……アルトぉッ……!」 「――――……くっ、シェリル……」 その瞬間、ドクン、と体中に鼓動が響き。 全てが真っ白になっていく感覚と共に、二人は果てた。 END 投下初心者なので読みづらい点が多々あったと思いますが、 最後までお読み頂きありがとうございました
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/125.html
<マクロスF 赤いきつね①> 2ヶ月経過。 ヴァジュラはフロンティア船団の様子を伺いにくるだけで何故か攻撃してこない。 (アルトとシェリルが頻繁に超時空セックスをしてるため。) こちらから攻撃してもすぐ逃げられてしまう。 ヴァジュラとの戦闘がほとんど無いため、フォールドクォーツの研究も進んでなかった。 シェリルのライブ中、アルトはVF-171EXで哨戒任務についていた。 シェリルからお守りとしてイヤリングを渡されており、そのおかげかヴァジュラとの交戦は無し。 禁断のエリクシア歌ってる最中に、シェリル悪阻でライブ中断。 V型細菌により避妊パッチが効かなかったらしい。 シェリルの体調に関するウワサ(もしかして妊娠!?)が船団内を飛び交うことになる。 そんな中、アルトとシェリルはマヤン島で水着デート。 ただしシェリルは泳ごうとせずにカキ氷も食べず。 不審に思い体調を気遣うアルトに対して、桟橋でシェリルが妊娠を告白。 しかし、アルトが答えを出す前に召集命令の着信音が。 <マクロスF 赤いきつね②> ボドルザー級要塞攻略戦。アルトも参加。 先端が開かれる直前にシェリルの歌声が戦場に響く。 アルトの無事を祈るシェリルの歌が、アルトの持つイヤリングを媒介としてヴァジュラに伝わっていく。 イヤリングを身に付けたアルトは、ヴァジュラにも心があることを知る。 戦闘を止めるためにVF-171EXで両軍の間に入り、シェリルの歌をもっとヴァジュラに届けようとするアルト。 それはまるで舞のようだった。 ヴァジュラ、ボドルザー級要塞から撤収。 ヴァジュラ本星の場所が判明。 ヴァジュラ撤収後、シェリルのストーカー(ゼントラン兵)に襲われてアルト機被弾。 アルトを助けたのはSMSのYF-25ミシェル機だった。 アルトの入院した病院に慌てて駆けつけるシェリル。 屋上で車椅子のアルト、シェリルに結婚を申し込む。 その瞬間報道ヘリが襲来。レポーターが大挙押し寄せてくる。 シェリル婚約+おめでたのニュースが大々的にフロンティア船団を席巻する。 フロンティア行政府も大統領自ら会見を開き二人の婚約を祝福。 歌舞伎の早乙女一門は、フロンティア船団が地球文化の継承者であることを示す、非常に重要な財産の一つである。 その御曹司がフロンティア船団の未来のために軍役に付いただけでも民衆好みの美談であり注目度は高い。 それがヴァジュラの大群をたった一機で退けた上に、故郷を失った銀河の妖精との婚約である。 奇跡にもほどがあり、政府の支持率UPのため、フロンティア船団の格を上げるのにこの慶事を利用するのは当然だった。 全てはギャラクシーの後ろ盾を失ってしまったシェリルが、フロンティア政府に使い捨てられることを防ごうとするグレイスの策略であった。 <マクロスF 赤いきつね③> 1ヵ月後。 シェリル、前々から予定にあったアルカトラズ島での慰問ライブを実施。 ラブリーボンバーなるコピーバンドの助けを借りて休憩大目で悪阻を乗り切る。 その後、婚約の報告をするため早乙女嵐蔵に会いに行く二人。 勝手に飛び出たこともあり、ケンモホロロに追い返されるものと考えてたが、すんなりと通される。 驚くアルト。一門総出で二人を待っていた。矢三郎兄さんも登場。 めっきり躰が弱くなり車椅子生活の嵐蔵。しかしその眼光は以前にも増して鋭い。 叱責の声を覚悟するアルトであったが、掛けられた声は意外なものであった。 ボドルザー級要塞攻略戦でアルトが見せた舞を褒められたのである。 そして婚約を許す条件として、シェリルの前で歌舞伎の演目を演じることを命じられる。 既にアルトの中に女形への拘りは無くなっていた。 超時空セックスを繰り返し、すでにシェリルへの自分の全てを曝け出してしまっていた。 それでもシェリルは自分を受け入れてくれる以上、女となることへの恐怖などない。 自然と気負い無く承諾する。 早乙女の邸宅には歌舞伎の舞台があった。 この夜観客はシェリルと付き添いのグレイスの二人だけ。 シェリルは着物を纏っていた。 アルトの母である亡き早乙女美与の着物である。 そのシェリルの前でアルトが舞う。 演目はシェリルにとって思い出深い桜姫東文章。 美しさと深みを増したアルトの演技にシェリルは酔いしれた。 <マクロスF 赤いきつね④> 無事に二人の婚約が早乙女一門に認められ、シェリルとアルトはそのまま邸宅で一泊することになる。 二人が泊まったのは美与が最後の時を過していた離れ。 美与の思い出を聞きたがるシェリル。 明日は美与のお墓参りに行く約束をする。 床に付くために着物を脱ぐシェリルをアルトが手伝う。 月明かりの中、床の間には一つの布団と二つの枕。 自然と二つの影が重なり合っていった。 翌朝、いちゃつきながら着付けをしている二人の許へ、矢三郎兄さんとグレイスが現れる。 アルトとシェリルは、その笑ってるのに笑ってない二人の様子にこれはマズイとタラリと汗をかく。 「ちょっとシェリル、お話があるの。いいかしら?」と微笑むグレイスに強引に引き立てられ、涙目で連行されていくシェリル。 必死に引き剥がされまいと手を伸ばすアルトであったが、「フフフ。昨日は随分お楽しみでしたね。アルトさん」と矢三郎がそれを阻止。 無情にも絡み合った指が解けてしまう。 そしてアルトとシェリルは、別々の場所でそれぞれ矢三郎とグレイスから朝っぱらから口すっぱく注意されることになる。 妊娠初期は激しくしてはダメとあれほど言ったでしょう!と。 <マクロスF 赤いきつね⑤> 政府よりフロンティア船団がヴァジュラ本星を目指すことが発表される。 あくまで侵攻ではなく、ヴァジュラの生態圏を犯さない形での移民であることが強調される。 アルトの舞とシェリルの歌をそのためにヴァジュラと交信するためのツールとして位置づけられる。 三島としてはまずは現段階では、ヴァジュラ星を手に入れるだけで満足すべきとしていた。 バジュラクィーンのいるヴァジュラ星をフロンティア政府の管轄下に置く。 そうすればヴァジュラはフロンティア政府の保護する原生動物扱いとなり、他の船団はフォールドクォーツに手を出せなくなる。 フォールドクォーツの刈り取りに関しては、ヴァジュラ星にじっくり腰を据えて準備を進めればいいという総合的判断だった。 三島は明らかに胡散臭いが、平和的移民のために協力して欲しいと言われると、アルトもシェリルも断れるはずがない。 自分たちの舞と歌で異星生命体との共存を叶えるなど、これ以上の演者冥利は無かった。 アルト専用機としてYF-29がロールアウトされ、SMSのマクロスクォーターにシェリルの舞台が用意される。 (ちなみにYF-29の4つの賢者の石は、ギャラクシー船団の大破した難民船から発見されたフォールドクォーツを利用。) こうしてヴァジュラ本星でのヴァジュラとの和解作戦が実施される。 勿論後方では不測の事態に備えてという名目で、反応弾装備の統合軍がバトルフロンティアと共に出撃体勢を維持していた。 和解が無理な場合は、力押しという三島の考え透けて見えた。 <マクロスF 赤いきつね⑥> 作戦を前にして二人きりの時間を過ごすアルトとシェリル。 矢三郎とグレイスに散々言われるてるにも関わらず、やっぱり懲りずに盛り上がってしまい本番をしてしまう。 ちなみにグレイスは、和解が失敗したときにシェリルに強制的に歌わせるための質として、三島の命令によってバトルフロンティア側で待機中であった。 ちょっと色っぽ過ぎるシェリルのアイモが響き渡る中、マクロスクォーターが進んでいく。 ヴァジュラ本星から迎撃に出てきたヴァジュラたちは、クォーターの辺りを飛び回るだけで手を出してこない。 大気圏降下後ヴァジュラのネストに到達し、マクロスクォーターからYF-29が発進。 フォールドウェーブシステムによるツバサの舞に導かれ、ネストの中からヴァジュラクィーン登場。 そして相互理解。 ヴァジュラクィーン、長距離フォールド開始。 全てのヴァジュラたちがそれに続く。 ヴァジュラはアルトを、人間を理解してくれたが、それでも争いは起こると判断し、星自体を譲ってくれたのである。 ・・・というのは嘘で。 単純に出撃前の愛の交歓で火照った躰で歌い舞ったシェリルとアルトのラブラブっぷりに当てられただけであった。 久しぶり交尾したくなって、アイモを歌いながら仲間の群れの許に飛んでいったのである。 その感動的?な星譲りの情景を見ていたフロンティア船団の人々は大いに歓声を上げる。 去っていっくヴァジュラのフォールド光に見蕩れ、感謝の念を捧げる。 ただ一人、三島だけは想定外の展開に「ちょっま・・・っ」と愕然となっていた。 フォールドクォーツ独占という三島とLAI社の密かな野望が潰えた瞬間であった。 が、移民先確保に沸くブリッジで、ガックシと崩れ落ちた三島に気付くものはいなかったという。 <マクロスF 赤いきつね⑦> 1ヵ月後 エピローグ。 ヴァジュラ星へのフロンティア船団の移民作業は順調に進んでいた。 アルトは軍の任務でヴァジュラ星の空を飛び回り、気象データ等の情報収集任務で忙しい日々を送っていた。 そんな中、アルトとシェリルの結婚式が行われる。 開拓の立役者たちの結婚式であり、バジュラ本星で行われる一番最初の結婚式である。 フロンティア政府が主催した大々的な式となった。 未成年だけど政府公認の特例。まあいっか的な。 シェリルのウェディングドレス姿は美しいをとおり越して神々しい。 安定期に入ったところだが、まだお腹も目立ってない。(だいたい元が細すぎだ。) 例によって例のごとく式開始前の控え室で思わずドレス姿でシちゃいそうになり、グレイスに止められる二人。 最後まで色ボケである。 無事に式を終えてブーケトス。 受け取ったのは緑色の髪をした少女。 このブーケがきっかけで、この少女ランカ・リーはシェリルの産休で暇になったグレイスにマネジメントされてデビューすることになる。 やがて超時空シンデレラと呼ばれるようになり、シェリルと銀河で人気を二分する歌手に成長していくのだが、それはまた別の話。 以上 長々とすみませんでした。
https://w.atwiki.jp/macrossf-eparo/pages/67.html
6 名無しさん@ピンキー sage New! 2008/06/10(火) 14 34 50 ID YYbKxDfW ラビット1、投下開始! 内容アルシェリ。 後半かなりエロ風味! 前スレ696-701の続編! エロが苦手な者は私の視界から去れッ! いくぞおおぉぉーーーーッ!! #Another3 メイク・ミー・バースト シェリル・ノームは多大な努力を払って大あくびをかみ殺し、目の涙をこすった。 (ふあ・・ねむ。この授業、退屈なのよね・・いつも) 美星学園の航宙課パイロットコース。新地球統合軍やSMS、地球から移民星への定期航路便や貨物輸送会社など、 銀河を巡るさまざまな分野で活躍する人材を育てる過程である。 パイロットコースの座学は控えめに言っても退屈で、先週はえんえんと前世紀からの航空宇宙史を 覚えたかと思えば、次の週はポケットコンピュータ一個でフォールド座標の計算に挑戦したりしている。 将来ほんとうにパイロットを目指すなら別だろうが、正直いってシェリルがこのコースに 編入した理由は、EXギアで空を飛ぶ飛行実習が気に入っているからで、なんちゃら粒子とか ナニヤラ現象とか、フォールドにおけるタイムパラドックスの考察とかは、 彼女にとってぜんぜんエキサイティングではない。 あまりにも退屈したシェリルは、ほおづえをつきながら、彼女がこのパイロットコースにいるもう一つの大きな理由である 早乙女アルトを斜めうしろから観察して過ごすことにした。 (フフッ。マジメな顔しちゃって。なかなか凛々しいじゃない) アルトはパイロットコースで2位の成績を誇るだけあって、どんな授業でも常におろそかにしない態度で臨む。 いまも彼は右手でクルクルとペンを回し、テキストとノートにそれぞれ何か書き、軽くうなずきながら授業を聞いていた。 (やっぱり、真剣な顔してるといい男よね。アルトって) この男が自分の恋人だと思うと少し顔がゆるんでしまって、それを教師に見られぬように、 そのたびシェリルはマジメな顔に戻す努力をする。 (でも最近、全然デートしてないし、お泊まりもできないし・・つまんない) シェリルがアルトの部屋で一夜を過ごし、彼に処女を捧げたあの夜から2か月。 忙しくて時間がどうしてもかみ合わないふたりは、一度もデートをしていない。 学校では毎日顔を合わせるが、周りには2人の関係は秘密なので、それも含めてシェリルは いろいろと、ものすごく欲求不満なのだった。 (また行きたいな・・アルトのうち。今度はもっとゆっくり・・いっぱいしたい) そう思うと、シェリルの胸はドキドキしてくる。処女喪失のときは少しも余裕がなくて、 全部アルトのリードで終わった。二回目で余裕たっぷりなはずはないが、最初のときより少しはマシだろうと思える。 だが明日の休日も、運悪くシェリルの方に撮影の予定が入っていて、結局またすれちがう週末になりそうだった。 「じゃあこの質問を・・シェリル・ノームくん、答えたまえ」 「あっ!?・・えっ?はい!」完全に不意を突かれたシェリルは、そこまでの教師の声をまったく聞いていなかった。 「返事は元気でよろしい。いまの質問の答えを」光るメガネの奥から、教師が厳しい目で見つめてくる。 (質問?質問ってなんだっけ。ぜんぜん聞いてなかった・・適当にアポロ13号!とか言ってもダメよね) 「パーセク。記号はpc」シェリルにだけ聞こえるように低くつぶやいたアルトの声が、 今まで彼女が聞いたこともない単語を教えてくれた。 (何よパーセクって?pcってパソコンの事?) 「いいから、そのまま答えろよ」アルトの声にうながされた彼女は、覚悟して答えた。まちがってたら後でひどいわよ。アルト! 「ぱ・・パーセクです。記号はpc」シェリルの答えを聞いてもイエスともノーとも言わずにいる教師の態度は、 正解をギリギリまで言わない、人気クイズ番組の司会者を連想させた。 「・・正解だ。フォールド航法以前の天文学では、1パーセクはすなわち3.26光年を表した。フォールド航法を得て、超天文学的な距離を移動できる現在は・・」 授業が終わって、学生たちがバラバラと教室から出て、カフェテリアや実習などに散っていく。 「ありがとアルト。さっきは助かったわ」 自販機エリアにいたアルトとルカのところにやってきたシェリルに、ルカが言った。 「危なかったですね。質問は"フォールド航法以前の、3.26光年を1とする単位とその記号を答えよ"でしたよ」 「それが"パーセク"ね。たぶん二度と忘れないと思うわ」彼女はため息をついた。 「お前、何ボケッとしてたんだ?あの先生、航宙課の中でも厳しいんだぜ」 シェリルは自販機で紙パックドリンクを2つ買い、 「何でもないわよ!ちょっと気が抜けてただけ。これ、お礼ね」と言うと、アルトにひとつ放ってよこす。 「おっ、サンキュー」もらったそのドリンクをグッと飲んだアルトの顔に、エグ味のある表情がみるみる広がった。 「おまえ・・お礼って言いながらこれ、七色ニンジンジュースかよ!罰ゲームか!?」 アルトは(おいしくニンジーン!七種類の宇宙やさいドリンク!) と書かれた紙パックをゴミ箱に叩きこんだ。 「わあっ!もったいないですよ先輩!それ結構おいしいのに!」 (罰ゲームよ。私がボーっとしてたのはアルトのせいなんだから) シェリルが七色ニンジンジュースのマズさをルカに力説するアルトを見ていると、彼女の携帯コミュニケータが振動しはじめて、 通話が着信したことを知らせた。表示されたグレースの名前で、仕事の関係とわかったシェリルは ふたりから離れて、窓ぎわで着信を取り、話し始めた。 「もしもし。グレース?・・ええ、明日の件・・えっ!?それホントに?グレース。ええ・・ええ。わかった。知らせてくれてありがとう」 「なんか、いいことでもあったのか?」跳ねるような足取りで戻ってきたシェリルに、 口直しにコーヒーを飲んでいたアルトが聞いた。 「ふふーん、ちょっとね。あ、そう言えばルカくん。さっきナナセがルカくんを捜してたわよ」 ここからの話を聞かれないように、シェリルはルカにちょっとウソを言った。 「そうですか。じゃあ行ってみます。アルト先輩、また後で」そう言うと、 ルカはすなおにそこから去っていった。 「ねえアルト?」彼女はないしょ話をするように声をひそめた。 「ん、どうした?シェリル」 シェリルは、周りに誰もいないときだけ、彼女を呼び捨てるアルトのクセが好きだ。彼にとって、 自分はスペシャルなのだと実感させてくれる。 「今夜、アルトの部屋にお泊まりしに行っていい?あした私、オフになっちゃった」 「わあ、すごいじゃない。これ、アルトが作ったの?」 学校が終わったあと、ホテルに戻って着替えなどをすませたシェリルがいそいそとアルトの部屋にやってくると、 ちゃぶ台という和風のテーブルの上に、ローストビーフ、シーフードサラダ、パン、チーズなどが並んでいた。 「急に言いだすから、サラダと前菜ぐらいしか作る時間なくて。他は買ってきた」 「平気よ。お腹すいてたからうれしいわ」 シェリルはローストビーフをつまみ「ん、おいし」と微笑むと、持ってきた紙袋からワインボトルを出した。 「ワイン持ってきたの。冷やしたほうがいい?」 「それ、赤だよな。もうできるから、そのままでいい」 シェリルはキッチンに立つアルトの後ろから、薄くスライスしたまぐろに注意深くソースをかけるその手先に見とれた。 「ねえアルト、これは何を作ってるの?」 「炙りまぐろのカルパッチョ。この前、牛肉でカルパッチョ食べただろ?まぐろで作ってみた」 「ふふ。すごいなーアルトは。これならいつお嫁に行っても大丈夫よね」 「なんでそこで嫁なんだよ」最後にルッコラを散らして皿が完成し、簡単なディナーの用意ができた。 「さ、食おうぜ。オレも腹が減ってきた」 「アルト。ひとつ聞いてもいい?」少し酔って満ち足りた口調でシェリルが言った。 夕食は終わって皿は全部片づけられ、ちゃぶ台に半分残ったワインとチーズが残っている。 アルトの大きなワイシャツだけ着たシェリルと、部屋着のアルトは並んで、映画をやっているテレビの画面を眺めていた。 「・・内容によるってとこだな」 「この前ここで・・した時、不思議に思ったことがあったの。私はとっても気持ちよくって、 もう何がなんだかわからなくなってたけど」 シェリルの手がアルトのそれをさぐり当てて、指が絡まりあう。 「アルトがね。私に・・入ってくるとき、すごく・・冷めた顔してるのが不思議だった。どうしてこんな時、冷静な顔してられるのかって」 「そんな事、マジメに聞くか?・・なにつまんない事考えてんだか」 「つまんない事ってなによ。初心者の素朴な質問よ?答えてアルト」興味津々なシェリルが、アルトの顔をじっと見つめた。 「あのな。男はあの時・・あえて他のことを考えて、感じないようにしてんだよ」 「どうして?」 「男が女みたいに感じてたら、すぐ終わっちまうだろ?短いと、シェリルが不満かなって思うからそうするの!恥ずかしいからもう聞くな!」 一気に言いきったアルトが照れかくしにそっぽを向いてワインを飲むと、 それを見ていたシェリルはプッと吹き出すと、笑いだした。 「何よそれ。私が死ぬほど感じてるときに、アルトは頭の中でなにか計算でもしてたの?」 「オズマ隊長だよ。 その腰の振りはなんだアルト!ふざけてんのか?じじいのファックの方がまだ気合いが入ってるぞ! って怒鳴られてるとこを想像してる」 それを聞いたシェリルは腹を抱え、床に転がって笑いつづけた。 「やめてアルト・・笑わせないでこれ以上・・わたし死にそう」 (まえのデートの時も爆笑されたよな?オレ・・)アルトはシェリルを見ながら自分のグラスを空けた。 しばらくしてようやく笑いが収まった彼女は、起きあがってひとくちワインを飲むと、 トロリとした目つきで挑発的に言った。 「ふふ。おっかしい。じゃあアルトがとっても上手にしたら・・隊長さんがほめてくれるの?」 「それは、やってみないとわかんないな」彼女の気分が変わるのを察したアルトが応じるように笑う。 グラスに残った赤ワインをクイッとひとくちで空けたシェリルは、 座ったアルトの横に四つんばいで寄ってくると、彼の脚をまたいで肩に手をかけ、キスした。 唇が開かれるクチュッと小さな音と共に、彼女が口の中にためていた赤ワインが、 アルトに口移しで流れ込み、彼はそれをコクッコクッと飲んでいく。 「んふっ・・残さずぜんぶ飲まないと・・もったいないでしょ?」セクシーな気分のシェリルは、 ワインの味のする唇をペロッと舐めた。 「それなら、ここにも残ってる」 アルトはシェリルの腰を抱くと、彼女の開いたワイシャツの胸元に唇を寄せて、こぼれたワインをチュッチュッと吸った。 ワインの酔いも入ったシェリルは、体をひねると、アルトに思いきりキスをした。 「んっ、うんっ・・アルト・・大好き・・」ディープキスの粘着質の音が、燃え上がったシェリルの性感に油を注ぐ。 この部屋で初めてアルトに抱かれて2ヶ月。 その間の寂しさを埋めるように、シェリルは夢中になって彼と舌を絡め、唇を吸い、抱きしめる。 その脚の間にアルトの太股が割り込むと、シェリルの腰は無意識にクイックイッと動いた。 「んっ・・あはっ・・腰が動いちゃう・・」感じすぎて涙目の彼女に、アルトがささやく。 「シャワー、使わなくていいのか?シェリル」 「いいの・・来るまえに浴びてきたから。後でいっしょに入ってね?」 「わかった」アルトはそのままワイシャツのボタンをひとつひとつ外していき、シェリルは肩をゆすって、シャツを床に脱ぎ落とした。 うっすらと紅さしたシェリルの白い裸身と、先端が挑戦的に上向いた豊かなバストが、 明かりを落とした部屋の中でぼうっと光る。 「・・きれいだな」 彼女が軽く頭を振って髪を整えるしぐさに魅せられたアルトがつぶやくと、 彼の首に両手を回したシェリルがコケティッシュに微笑んで、鼻先が触れるまで顔を近づけた。 「今ごろそんなこと言って・・ホントにあきれた男ね」シェリルがアルトの下唇を軽く噛んで、ささやいた。 「さいしょの時より・・たくさんエッチなことして。アルト」 「あっ!だめっ、また・・クリでイッちゃ・・イっ・・クっ!あっあんッ!」 ベッドの上で、シェリルはMの字に脚を拡げられたまま、数度目の軽いエクスタシーに全身を震わせる。 アルトに後ろから抱かれたまま、指で、舌で、言葉で、もうどれほど責められ続けているのか、 時間の感覚が飛んでしまってわからない。 ぎゅっと抱かれ、突き出した舌を吸い出されながら、敏感な肉芽を巧みに弄りまわされると、 達したばかりのシェリルの秘部はとめどなく潤い、何度でもエクスタシーを求めてしまう。 「もうクリだけでいけるんだな、シェリルは」中指を第一関節までだけ膣口に入れ、 もう片手でシェリルの薄いアンダーヘアの中から尖って飛び出した肉芽を指で挟み、根本から優しくつまむ。 「あふっ・・そんな・・いっぺんにするの・・ダメっ・・」 これだけ長い責めの後で、ようやく入ってきた指をうれしそうに締めつけるたび、 入った指の周囲からトロリトロリと多めの愛液があふれ出てアナルを超え、お尻の下のシーツを汚す。 「ひとりでも・・クリでしてるだろ?何回した?シェリル」アルトがささやいた。 「やっ・・だ・・そんなこと・・して・・ない」強めにクリトリスをつままれる。 シェリルの膣口がプチュンッと音を立てて右脚が跳ね、ハイトーンの声が部屋に響いた。 「きゃっんあっ!!あっ・・い、いっかい・・だけ・・」 「ホントか?」 「んあんっ!あっ・・4回・・ひとりであっ、あんっ・・したの・・」 「正直に言えたから、ごほうび。イくときの顔、見ててやるから」 中指が根本まで挿入されると、それだけでシェリルは達しそうになる。 「やあっ・・またイくッ・・あっ・・イクッ、あっ、あッ・・」 ベッドにクタクタと横たわったシェリルの右腕を持ち上げたアルトは、わきの下の汗をベロンっと舐め取ると、 そこをちゅうちゅうと音を立てて吸った。 「あっ・・ひゃ・・そんなとこ、舐めちゃいや・・はずかしいの・・」 「なに言ってんだ。エッチなことしてって言っただろ?」 そのささやきに続いて耳を舐められる音で、また火を付くのを感じる。 「んっ、あっ・・左のほうが・・感じる・・」左のわきの下も舌でネットリと責められながら、 シェリルは自分のからだはこうして隅々までアルトのものになり、開発されていくのだと思うと、ゾクゾクと悦びに震えた。 「やぁっ・・あんっ。また感じちゃう・・もう・・おねがい。欲しいの・・アルト」 「じゃあ今夜は、ちょっと教育してやるかな」アルトはそのままベッドに横たわると、誘うように言った。 「訓練課程その2。上になって、自分で入れてみるか?見ててやるよ」 恥ずかしそうに少しうなずいたシェリルは、あおむけに寝た彼のそばに寄ってくると、 バイクに乗るように彼の腰をまたぎ、アルトのペニスを握ると、片手で体を支えて、腰をずらしながら 先端で膣口を探りあてると、少しづつ腰を落としながら挿入し始めた。 「んっ・・あッ・・どんどん・・入ってくる・・」 温かく、キツいぬめりの中に飲みこまれながら、アルトが切なそうにため息をつく。 「くっ・・きつ・・」 上からその表情を見下ろすシェリルは、自分をたっぷりと愛してくれたこの男に、 この体がなしうる最高の快感を与えたいという気持ちで胸がいっぱいになる。 シェリルはアルトに覆いかぶさると、ゆっくり挿入しながらキスをし、首筋や胸に積極的に舌を這わせながら、 意識してアルトをなかで締めつけた。 「んふっ・・んむ・・んっ・・気持ちいい?アルト・・」 「くっ・・そんなに締めると・・」 彼がクイッと鋭く腰を使うと、シェリルの奥に彼の先端が突き当たり、ビクンッと体が跳ねた。 「あんっ!・・あッ、当たってるの・・アルトの・・」 お腹の中をいっぱいに満たされる感覚に襲われ、彼女はフルフルと震えた。 「そのまま、自分で動いて」 「あっ・・うん・・やってみる・・」ベッドについたヒザの動きでシェリルは腰を使い始めた。 最初はぎこちない動きだったが、彼女の腰をつかんだアルトがスムーズな動きを教えると、 やがてシェリルは自分で滑らかに腰を動かせるようになった。 「あんッ・・あッ・・奥が・・気持ち・・いい・・」彼のペニスが出入りするたび、 部屋にズプッ、ブチュッ、と恥ずかしい音が満ち、その音でシェリルはさらに敏感になって、 彼をキュッキュッと根本から絞りあげ、汗まみれの体をのけぞらせて甘やかな声で鳴いてしまう。 アルトが上半身を起こしてシェリルを抱き寄せ、そのまま彼女の体を後ろに倒して正常位に移ると、 シェリルはシーツや枕を握りしめて、アルトが激しく動くのに任せた。 「あっ、あッ、アルト・・だいすき・・わたし・・んむっ・・」 キスをされ、肩を強くつかまれながら、シェリルはアルトの動きに合わせるように、無意識に腰を使って深くまで受け入れる。 「シェリル・・あっ・・く・・オレ・・そろそろ・・ダメだ・・」 「アルト・・今日は・・なかは危ないから・・外で・・おねがい」 「くっ・・あっ、イッくぞ・・シェリル・・うっ・・ああっ!」抜かれたペニスの先端から精液が噴き出して、 体に激しく飛び散るのを、シェリルは恍惚として眺めた。 「んっ!あッ・・あんっ・・熱い・・」精液のしぶきをすべて受け止めた彼女の横に、 最後のひとしずくまで出し切ったアルトがぶっ倒れる。 「あはっ・・すごいアルト・・こんなにいっぱい出して・・」 汗まみれのお腹から胸、首筋にまで飛び散った大量の精液を指でなぶっているシェリルに、荒い息をしたアルトが言った。 「2ヶ月・・してないから・・ちょっと・・早かった・・ごめんな」 「ううん。すごく・・気持ちよかった」 それを聞いたアルトの顔がシーツにボフッと埋まると、シェリルは力尽きた彼におねだりをした。 「ねえアルト?あとでいっしょにシャワー浴びてね」 「いいけど・・少し休ませてくれ・・」顔も上げずにアルトは答えた。 「まだ9時半だし。きっと2回目は、アルトももっと長持ちするわよ」 「いっ?お前・・なに言ってんだよ・・俺もう・・」 シェリルはアルトの頬にキスをすると、甘えた声で艶っぽく微笑んだ。 「だーめ。これから半年お泊まりできなくてもいいように・・もっと可愛がってね」 「カンベンしてくれ・・」アルトはもうダメだと言うように、両手で頭をかかえた。 了
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/19.html
1スレ527 八畳一間 527 名前:fusianasan 投稿日:2009/01/01(木) 14 41 25 勢いで連れてアパートに帰ってきたものの、よく考えたら布団が一組しかない。 頑張ったら二組敷けたかも知れないが、 シェリルの荷物も増えて最早不可能な上に、やはり布団が無い。 「し、仕方ないわよ。同じ布団で二人眠れることも分かったんだし」 始めは背中向きで床に入るが、二人とももぞもそそと落ち着かない。 「やっぱり寝づらいな・・・シェリルこっち来いよ」 腕枕してしまうと、もう眼が合えば、キスに雪崩れ込むのは必死。 互いの体温を肌に感じてしまえば、もっと感じたい。 始めは腕枕からためらいがちに啄ばむようなキスをした。 互いの頬や耳介を優しく触れると、 温かくこそばゆい様な気持ちになって笑みが零れた。 やがて、シェリルの腕がアルトの首に回されて、 腕枕から抱き合う体勢になると、どちらからともなく口を開き、舌先が触れ合った。 先を絡めあって、シェリルの舌が口腔内に入ってきたところで、 アルトはシェリルの舌を吸い上げ、己の口腔内に存分に誘い込んだ。 「ん・・・」シェリルは少し驚いたようだったが、そのままアルトの歯列を辿り、アルトに応えた。 二人とも、口に集中してしまい、堅く抱きしめあう以外は、微動だにしない。 溢れた唾液が滴り落ち、二人の顔をぬらした。 アルトは自分の息が荒くなっているのを感じていた。 もっと感じたい触れたい。甘い衝動を開放したい。抱きたい。 奥から湧き出るでるこの感覚は、性的飢餓感、なのだ。 (オレはもう、誰も失わない・・・!) 潜熱となっていたあの時の焦燥が、体を奥から徐々に広がってきていた。 深く口付けながら、シェリルに覆いかぶさるような体制になり、 黒髪がさらりと流れた。 アルトは、シェリルを体の下に閉じ込め、角度を変えながら長く深い口付けを続けた。 舌で、唇で感じる彼女の味で頭の奥がしびれる。 彼女の甘い匂いで息が荒くなる。 触れるところ全てで感じる、彼女の柔らかさや滑らかな上気する肌の熱さで体の熱が上がる。 耳を刺激する彼女ののくぐもった声や唾液の絡む水音で鼓動が早まる。 そして、体をこすり付け合うことで感じる、膨れ上がる自身への刺激で頭が真っ白になっていった。 一つになりたい。 つい先日初めて経験したあの行為を、恍惚へと駆け上がるあの感覚を思い出し アルトはとっさに身を離した。 唇の間の糸が二人を繋ぐが、それもはじけてシェリルへと落ちた。 焦点が合わないトロンとした瞳、煽情的な吐息を漏らす唇。 どちらも、僅かな光でも分かるくらいに水を含みてらてらと溢れさせていた。 自分の腕の中に、凛とした女王様然とした彼女からは想像も出来ないような、 妖艶なシェリルを見出したアルトは、強い衝撃に突き上げられた。 シェリルを感じたい。 「シェリル」 震えるほどの衝動を抑えて、アルトはシェリルの瞳を見つめて努めて平静に声を出すが、 荒い息に引っ張れれ、やはり上ずってしまった。 そんな格好悪さよりも、不甲斐ないなりに男として彼女を守るほうが大切だった。 「シェリル、今日は大丈夫か?避妊具がな――」 「私、ピル飲んでるからッ」 もともと上気していた顔を更に赤くしてシェリルは目を逸らした。 その愛らしさと、気持ちが通じている嬉しさでアルトは思わず破顔した。
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/45.html
6スレ353 贅沢な休日2 353 名前:えっちな18禁さん[sage] 投稿日:2009/02/20(金) 20 51 19 ID luFJJJRq0 せめてピンク色になるところまで・・・と再挑戦してみたが、まだ本番までたどり着かない。 表現や漢字のミスは多めにみてくれ。 シェリルをベットに降ろし、その上に覆い被さる。 「ちょ、ちょっとアルト!」 「ん・・・なに・・・?」抗議は聞こえているが、相手にする気は全くない。 アルトはワンピースから覗いた胸の谷間に唇を寄せる。 「や、アルト・・・ダメっ」ピリッとその部分に一瞬痛みが走る。 「あ・・・もう・・・っ。ココじゃメイクさんが・・・」今日はオフでも明日は仕事があるのだ。明日着る予定の衣装だと、確実に見えてしまう。 「なら他のトコならいいのか?」 「そういう問題じゃなくてっ・・・んっ!」シェリルが全部言い終わる前に、今度は首筋に唇を寄せる。 「あっ!や、ソコはダメっ」今度はそこにつけられてしまう!そう思って声をあげる。 ぺろっ。 「ふえっ・・・?」素っ頓狂な声をあげたシェリルを見て、アルトは意地悪く微笑んだ。 「ココにもキスマーク、つけられると思った?」 その言葉にシェリルは顔をかあっと赤くした。つけられたら困ると思ったのも事実だが、少し期待していたのも事実だ。けれどそんなことを素直に言えるような性格ではない。シェリルの頭の中をぐるぐると色んなことが巡る。 いつのまにやら顔に出ていたようで、頬を赤らめて涙を浮かべ困った様なシェリルをみて、アルトは更に情欲をそそられた。 未だそんな顔をしているシェリルをよそに、アルトはシェリルの足下に移動すると、ワンピースの裾をお臍の辺りまでまくしあげる。 さすがのシェリルも、これには驚き、たった今抱え込まれようとしている足を必死に閉じようとする。 しかしアルトの力にかなうはずもない。それどころか、寧ろ自分に押しつけるようになってしまっているが、そのことにシェリルが気づく余裕はない。 アルトはシェリルの足の間に顔を寄せ、太股を舐めた。 「んんっ・・・・・・」シェリルは声が出てしまうのがまた恥ずかしくて、必死に両手で口を塞ぐ。 だんだんアルトの舌がシェリルの中心部へと近づいていく。 「あ・・・ふあっ・・・んっ」どう塞いでも甘い声がこぼれ出てしまう。 そして。アルトの指先がショーツの上から中心へ触れた。レースで飾られたショーツは既に意味をなしていない。 「シェリル・・・すっげぇ濡れてる」 「やっ・・・アルトのばかあっ」言われなくても分かっている。アルトから刺激を与えられる度に、恥ずかしいほどそこが潤っていく感覚がしていたのだから。 アルトはサイドストリングの結び目を解こうと手を伸ばした。 その時シェリルはようやく気が付いた。今はまだ昼前で、部屋が明るいということに。先程からただ翻弄されてその状況に気が付いていなかったのだ。我に返ったシェリルは焦って上半身を起こそうとする。 「ま、待ってアルトっ!部屋がっ・・・明るいわっ!!」 「なに言ってんだよ。明るいから、いいんだろ」そんなアルトの身も蓋もない言葉にシェリルは絶句する。 「アルトのへんたいっ・・・」恨みがましくアルトをみる。 「その変態のことを好きだって言ったのは誰だっけ?」 どうしてこういう時だけ強気なのよ。いつもはアタシの奴隷のくせに。 そうブツブツ言いながらも、本気で抵抗できないのは、惚れた弱みというもので。アルトは自分が本当に嫌がることはしない。それを知っているからこそ、自分がこの先を求めているということを自覚せざるを得なくなり、また羞恥に震える。 「アルトのばか・・・」 「そりゃどーも」アルトは涙目のシェリルを見てくすっと笑みをこぼすと、結び目を解いた。 そうして現れたのは淡いブロンドと、濡れそぼり桜色に色づいた花びらとスリット。 ブロンドと蜜が日の光に反射する。 「はずかし・・・っ・・・。あんまりみない・・・でっ・・・」 「綺麗だ、シェリル」 まさに視姦というべきか。顔を起こしたシェリルは、恋人がいつも触るようにそこを目で辿っているのを見て、ただ見られているだけなのに触れられているような感覚に陥る。 けれど、もどかしい。見られることは恥ずかしい。恥ずかしいけれど触れて欲しい。正反対の思いが自身の中で葛藤する。でも。答えなんて最初から決まっている。 「あると・・・っ」 「なに?」わかっているくせに。 「・・・・・・って」消え入りそうな声。 「きこえない」どうしてそんなにじらすのか。シェリルはもう一度言った。 「・・・さわって・・・っ」先程よりは少しだけマシになったが、それはピアニッシモ。シェリルをじらすのもそれはそれで楽しいが、 アルトもその先が欲しいのは事実だ。けれどこのまますんなり、というのでは今ひとつ。そこでアルトはもう一押し、と 「触るだけ・・・?」と聞いた。 ここまできたのだから、もう一つ二つ羞恥が重なってもいい。その一言を言えば、それらは至福の時間へとかえられるのだから。シェリルは、「ううん」と首を振り、口を開いた。 「アルトが欲しいの・・・」 アルトの繊細な指と、巧みな舌と唇に愛撫される。 「ああっ・・・」待ち望んでいた感触。 アルトはシェリルの嬌声を聞きながら、刺激を与え続ける。 しかし、わざと彼女が触れてほしがっているであろうところを避ける。その部分をかすめるようにしながら愛撫を与える。 「んんっ・・・あっ・・・」熱に浮かされたシェリルは、それを求めて、しかし無意識に腰を動かしていた。 そんな彼女を見てアルトは支配欲を掻き立てられ、もっと、もっと自分を求めて欲しいと思った。 だから、彼女に言って欲しい。先程もずいぶんなことを言わせたとは思うが、 それを口にする彼女はとても可愛らしかった。自分だけが知っている彼女をもっと見たい。 だから。 アルトの思惑通りか、一向にその場所に触れてくれないアルトにしびれを切らしたシェリルが言った。 「アル・・・トっ・・・なんでっ・・・?」 「なにが・・・?」彼女のそこへ口づけ、声をくぐもらせながらわざとらしく返答する。 「ちゃん・・・とっ・・・さわって・・・よっ・・・」泣き出しそうな声。 アルトは望む言葉が得られて顔を緩める。そして、彼女が望むとおりの刺激を与える。 「ああっ!!」シェリルが甲高い声を上げる。 「んっ・・・あっ・・・・・・そこ・・・っ!」アルトは尚も刺激を与え続け、そうして。 「あ・・・や・・・いっちゃ・・・!!」絶頂を迎え、しなやかな躰が踊る。 シェリルは息を整えようとしたが、そのことすら阻まれる。 「え、なに、アルト・・・あ、いやっ・・・!!」 アルトはシェリルの蜜壷を指でぐっと広げ、まじまじと見た。 「や・・・だっ・・・ひろ、げ・・・ない・・・っで・・・っ」 「うわ・・・すごっ・・・ひくひくして・・・・・・」陽光に照らされたそこは、数分前よりも更に卑猥に見える。 「ねぇ・・・んんっ・・・あるとぉっ・・・」見ているだけでなくて、早く。 求められた言葉は恥ずかしかったけれど、先程言ったのだ。だからちゃんと。シェリルはそう求めた。 さすがにこれだけの彼女を見れば、アルトも限界だった。スラックスを下げ、猛り立った自身をシェリルのナカへと挿入する。 それと同時に「ああっ・・・!!」とシェリルから一際甲高い声があがる。 相当な時間解きほぐされていただけあって、ソコはすんなりとアルトを受け入れた。 自身を食いちぎらんばかりの締め付けを感じながら、奥へ奥へと進む。 シェリルはシーツに必死でしがみつく。アルトはシェリルの足を抱えると自身の肩にかけ、更に深く交わった。 「あぁっ・・・ひあっ・・・はんっ・・・!」アルトが動き始めたことでその快感はケタ違いのものになる。 「あると・・・っ。あつ・・・いっ・・・」 「シェリル・・・。お前、締め付けすぎ、っ・・・くっ」快感はどんどん上昇曲線をえがいていく。 「あるとっ・・・あるとっ・・・あるとっ・・・!」シェリルはもう、何も考えることはできなかった。 零れるのは嬌声と、愛しい人の名前だけ。 「あっ・・・あっ・・・ああっ・・・」部屋に響くのは喘ぎ声と腰が打ち付けられる音。 アルトはひっきりなしにシェリルを追いたてる。 「や・・・あるとっ・・・あ、やっ・・・も・・・」 「シェリル、もっと・・・もっと・・・・・・」 「あ、あ、あ・・・・・・くるっ!」 抜き差しの感覚が短くなり、そして。 「あぁあぁぁあああっ!」 ドクン。 一番深く突き上げられると同時に目の前が真っ白になり、最奥熱いモノが注がれる。 アルトは射精の余韻に浸るようにしながら、腰を数回打ち付けた。 熱い杭をずるりと引き抜き、アルトもベッドへと倒れ込む。 「はぁ・・・はぁ・・・はあっ・・・」二人とも、呼吸が荒い。 「アルト・・・」シェリルがアルトの顔へと手を伸ばす。 アルトはシェリルの手に自身の手を添え、微笑みながら彼女の唇へちゅっ、と口づけを落とす。 「ねぇ・・・アルト」 「なんだ?」シェリルはもう少しのようだが、アルトの方は息が大分落ち着いてきた。 「おなか・・・すいたわ」 「は?いや、お前さっきフレンチトースト食べたばっかりだろ」遅い朝食を食べ始めたのが10時過ぎで、事が始まったのが11時頃。 そして今はだいたい12時、といったところか。さっき食べたばかりなのに、早すぎやしないか?とアルトは思った。 するとシェリルはアルトの顔の前にビッ、と人差し指をつきだして言った。 「誰かさんのせいで運動したから、お腹がすいたの」 実際に交わったのは1回だけだが、それまでに随分煽ったのだからそれもしょうがない。 アルトは起きあがると、「はいはい。わかりました。作ってやるよ」そう言ってキッチンへと消えていった。