約 1,352,283 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8214.html
前ページ次ページ三つの『二つ名』 一つのゼロ 「ふんだ。そんな嘘信じないわ」 夜食のパンをほおばりながら、ルイズはそっぽを向いた。 クリフとルイズはテーブルを挟んで、椅子に腰掛けていた。 ヴォルフは壁にもたれかかって腕を組んでおり、キクロプスはそのまま床に座り込んでいる。 ここはルイズの部屋だ。 二十平米ほどの広めにとられた部屋に、彼女のベッドやタンスなどが並べられていた。 あれからクリフ達はルイズに連れられて、学院内にある彼女の部屋まで来ていた。 「生き返った話のくだりは、僕も正直なところ半信半疑なんだけどね……」 頭をポリポリと掻きながら、クリフはそう言うしかなかった。 自分達は日本の東京・藍空市というところにいた事。 そこで襲われ、命を失った事。気づいたら、草原にいてなぜか蘇っていた事。 そこまでをクリフはルイズに話していた。 自分達が超人的能力者で結成された特殊部隊であることは、当然ながら漏らしていない。 もちろん、エグリゴリの話などはどうせ信じられもしないが話さなかった。 「死体が生き返るわけないじゃない。ばっかじゃないの」 ルイズはからかわれているとでも思っているらしい。苛立ちを隠そうともしていない。 「だいたい、そのニホンノトーキョーってどこよ? なにそれ? どこの国?」 「いや、どこの国っていうか……」 どうも様子がおかしかった。 地図での位置はともかく、日本と言えば以前はステイツに次いでいたほどの、 大抵どこの国でも知られている極東の経済大国なのだが。 少女も含む周囲の人間の風貌からしてまずヨーロッパである、とクリフはあたりをつけていたのだが、少なくともEU圏の人間で知らないというのはよほどのことである。 クリフの横にいるヴォルフも、少し怪訝な顔をして少女を見ていた。 「日本も知らないなんて。ロシアじゃシベリアの田舎でだって知ってるわよ?」 「悪いけど、そんな国聞いたこともないわ。その、ロシアジャシベリアってのも」 「うん? ……ふーん、じゃ、ここ東欧のどこかですらないのね。 アタシてっきりそのへんかと思ったけど」 いやヴォルフ、東欧は英語圏じゃないぞ。……しかしこいつ、こんなに英語上手かったっけ。 ずいぶんネイティブな発音するな……? などと思いつつ、クリフは先ほどルイズから聞き出した地名について再び確認をとる。 「君、ここはトリステイン……でいいんだね?」 「君ってなによ。ご主人様って呼びなさい。ええ、トリステインよ。 そしてここはかの有名なトリステイン魔法学園」 「うーん……」 聞いたことのない国名だった。フランス系言語の響きを感じるが、 この国の隣国は西にガリア、東にゲルマニアという国があるという。 ガリア、というのはケルト系ガリア人の居住地から来た西ヨーロッパの広域もしくはイタリア北部の地域を指す言葉だし、ゲルマニアもドイツ地域を表す古称だ。 国ではなく、むしろ地方全体のことである。 北部が海に面しているなどの話を総合すると、どうもベネルクス周辺のように思えるのだが、いまいち判然としない。それに、オランダ語もしくはフランス語圏やドイツ語圏のはずだ。 「まったく、どこの田舎から来たのか知らないけど、トリステインも知らないなんて」 そう言われてもなぁ……。なんだがすごい齟齬だな……? 「なに言ってるのかしらこの小娘は……。 どんだけ不勉強なのよ。それにこーんなのどかな風景のが珍しいわよ。 車すら走ってないじゃない」 ヴォルフが肩をすくめて呟く。そう、問題は車の一つどころか電線すら見当たらないのである。 多少程度の金はあるが、これでは電話でタクシーを呼ぶこともできない。 「はぁ? 馬車ぐらい使うに決まってるじゃない、貴族をなんだと思ってるのかしら」 「馬車……? ええ? 何言ってんの?」 変な顔をしてヴォルフがルイズを見る。ルイズはさっきから、ズレたことをよく言う。 「ホントに変な子ねぇ……。どうしちゃってるのかしら」 「なによ、馬に乗るより走る方が得意そうなくせに」 「そんな経験そうそうあるわけないじゃない、コサック兵じゃないんだから。何言ってるのよ?」 「あっきれた。馬にも乗らないなんてどれだけ野蛮なのかしら」 「……なによこのガキ。口悪いわねー。おバカなのかしら」 「そっちこそなによ。これみよがしにゴテゴテして、筋肉ダルマ。変な筆髭しちゃって」 「大きなお世話よ、桃色の髪した頭の軽いガキがよく言うわ。まんまパープリンじゃない」 「……あんただって同じような色でしょ。人のこと言えた義理じゃないわ、ばっかじゃないの」 「アタシはいいのよ、知性溢るるピンクだし、あんたみたいな下品なブロンドじゃないしー」 「下品ですって? ……もう一度言ってごらんなさい、下僕」 ケンカをはじめようとする二人を、クリフは仲裁した。 「ちょっと止めてくれ。ヴォルフ、落ち着いて話せ」 「生意気はいいけどむやみに偉そうなガキは嫌いなのよ。特に女は」 「止めろって。話が進まないだろ。まったく……」 こんな下らないことで口ゲンカなんかして何になるというのやら……。 それに、何が知性溢るるだよ。 「誰がガキよ、なんなのよこの肉ダルマは、もう。だいたいね。 そんな文明の進んだ場所なんて、東方にもエルフの住むサハラの先にもあるわけないじゃないの。 300メイル以上の赤い塔? 『びる』? 『えすかれーたー』に『えれべーたー』? 空を飛ぶ鉄の機械がいっぱい飛び回って、挙句の果てに『宇宙ろけっと』で月まで進出? 子供だってもっとマシなお話考えるわよ」 憤然としてルイズは言う。日本を説明した際のやり取りを、ルイズは露ほども信じていない。 (……うーん。これは……) ルイズに冗談を言っている様子はなかった。 アームストロング船長を知らなくても、人類が月に立ったことなどはアフリカのマサイ族ですら伝聞で知っていることだ。信じているかどうかはともかくとして。 だが、少女は誰もが知っている常識的な事柄が知識になかった。 それに、彼女の言うメイルなどという単位に覚えはない。 メートル法と変わらない尺度のようではあるが、もちろんそんな表記は存在しない。 (フフッ……まるで、異世界にでも飛ばされたみたいだな) それこそ御伽噺みたいな事を思う。 「こら、あなたもなに笑ってるのよ、わたしをからかってるの? もう、なんなのかしら。……それで? あんた達は使い魔になるって言うの?」 ルイズが話題を切り替えた。 「……ああ。とにかくどうしようもないみたいだし。それに、色々知りたいことがある。 ぜひお願いするよ」 クリフは首肯した。方針を決めた以上、少しの間だけここに留まることに決めていた。 内心で、まあ長くはないが、と付け足す。 この子には悪いが、逃亡者である自分達がここに長く居れば迷惑をかける恐れもある。 エグリゴリのやり方からいって、その公算はかなり高いだろう。 我々がここにいたということも出来れば知られるべきではない。 情報を集めたらできるだけ早く、とりあえずアフリカか南米にでも飛ばなければ。 「ふーん、そう。ま、しょうがないわ。わたしの使い魔にしてあげる。 わたしが呼び出しちゃったんだしね。そう言うんなら認めてあげるわ」 「ああ。よろしく頼む」 クリフがそう言うと、ルイズは機嫌を直したようだ。 「ちょっと口調が気に入らないけど、それはおいおい教え込めばいいわね。 他はともかく、あなたの態度はちょっとマシみたいだし。 よろしくね、わたしがご主人様よ」 椅子から立ち上がると、小さな胸をそらして宣言する。 ……なんでこの子はわざわざ居丈高にするんだろか? 「……うん。それで……使い魔、っていうのは何をすればいいんだい?」 「まず。使い魔は主人の目となり耳となる能力を持つわ」 「目となり耳となる、能力。どういうことだい?」 「使い魔が見たものは主人も見ることができるの。 でも、ちょっとあんた達は無理みたいね……何も見えないし」 「ふむ。僕達はちょっと珍しい? らしいしね」 「そうね。まあそれはいいわ。次に、使い魔は秘薬の触媒を探してきたりするの。 例えば硫黄とか、コケとか」 「硫黄か。……僕はちょっと難しそうだな。キクロプスはできるか?」 「…………簡単な火薬の調合ぐらいならできるが。探すとなると、さすがにな……」 「無理に決まってんじゃないそんなの。 てゆーか、地面掘り返すのならあんたの専売特許みたいなもんでしょ」 ヴォルフが口を挟む。だからこっちの『力』を簡単に漏らそうとするな。 あとでよく言い含めておかないと……。 「……鉱夫でもやってたの? そうは見えないんだけど……」 ルイズが意外そうにこちらを見る。 「ああ、いや、似たようなものさ。それで、他には……」 「んー、無理ならしょうがないわね……それで、これが一番大事なんだけど。 使い魔はね、主人を守るのよ。その能力で、主人を守るのが一番の役目! ……なんだけど」 言葉を途切ると、部屋にいる三人の男をざっと眺めた。 「うーん、あなたちょっとそういうの苦手そうよね……そこのオカマ男は強いかもしんないけど、腹立つからわたしはやだし。となるとそこの妙ちくりんなメガネかしら」 そう言って、キクロプスを指名するルイズ。 「…………俺か」 「ええ。あなたもけっこう大きいし。適任でしょ?」 「…………ボディーガードは苦手な方なんだが」 軽くヴォルフに視線を送るキクロプス。 護衛役なら本当は『不死身』であるヴォルフこそが適任なのだが、それは口に出せないことをクリフが言わずとも承知しているようだ。 「わがまま言わないの! あんたは今日からわたしの護衛よ。 ……ところでそのメガネ、マジックアイテム? あとで見てもいい?」 キクロプスがつけているのはサングラスのように光線を遮断する特殊改造の超小型暗視スコープである。とは言っても、一般人が触ったところで使い方など分からないが。 「…………壊さなければ構わんが」 キクロプスはスコープを外すと、念の為に電源を切った。 もし動作不良を起こしたらあらゆる光線を拾ってしまうキクロプスの目は、 日中では半日もすればひどく痛むようになってしまうのだ。 「壊すわけないでしょ。じゃ、決まりね。あとは……」 くるりとクリフに振り返り、にこりと可愛らしく笑いかける。 「あなたはもろもろの雑用。なにか用事があったら呼ぶわ。それまで待機!」 うんうんと頷くルイズ。雑用か、ちょっと面倒かもなぁ……とクリフは思った。 「で。そ・れ・で!」 つかつかとヴォルフの前まで歩くと、びしぃ! とその顔に向かって力強く指差した。 「あんた! あんたは掃除洗濯ベッドメイクにわたしの夜食の用意、 靴の手入れからランプの整備に何から何までやってもらうわよ!」 「ええ? クリフがやるんじゃないの?今そう言ったじゃない」 「うるさーい! あんたの仕事はそれ! ご主人様に逆らうの!?」 「なによもう」 「ヴォルフ。お前なら適任だろ、手伝うからさ」 クリフがそう言うと、やれやれとばかりに肩をすくめた。 「しょうがないわね。ま、いいわ。アタシ家事好きだし」 「……ずいぶん意外ね。まるで見た目とはかけ離れてるように思えるけど」 「人は見かけによらないものよ、お嬢ちゃん」 ウインクするヴォルフ。 「……ふん。変なことしたら許さないからね」 「するわけないでしょ。 やるんだったらあんたの首根っこでも掴んで外に放り投げちゃった方が早いし」 「……それこそただじゃおかないんだから」 ルイズは踵を返すと、ベットにぽん、と腰掛けた。 そうして、大きく伸びをしながらあくびをする。 「さてと。しゃべったら眠くなっちゃったわ、もういい時間みたいだし。 あとはもう明日ね。ああそうそう、さっきのマジックアイテムのメガネ……どうしたのよ?」 ルイズの言葉に、周囲の視線がキクロプスに集まった。 見れば、キクロプスは手にスコープを握り締めて、大量の脂汗を流していた。 「? なんか悪いものでも食べたのキクロプス。なんかすごく顔色が悪いわよ?」 ヴォルフが心配する声をかけるが、それには答えずただ窓に向かって虚空を睨むキクロプス。 こころなしか、手が震えている。 「ねえちょっとってば。どしたのよ? 風邪でもひいた?」 キクロプスはゆっくりと窓を指差し、呟いた。 「…………そこからでは、見えない。……カーテンを開けろ。……窓の外を見るんだ」 窓の外になにかあるのか、キクロプスの『千里眼』は何かを捉えているらしい。 クリフは窓に近づいて、カーテンを開いた。 見下ろしても、外の景色に特に変わった様子はない。 さきほど、自分達が転がっていた草原と、鬱蒼と生い茂る大きな森が暗闇の中に横たわっているだけだ。 「特に変わったところはないが……?」 「…………違う。上だ。月を……見ろ」 「月?」 空を見上げたクリフの目に、あり得ない光景が映った。 「……な!?」 ……月が……二つ、輝いている。 ……ふ、二つだと? なんだ、なんだこれは!? 「どしたのよ? ……はぁ!? ちょ、ちょっと。なにこれ、どして?」 クリフの横から頭を出したヴォルフが、紅と蒼を帯びた二つの満月に、唖然とした。 「……こんな月見たことないわよ? ……え、これ、実はすっごいレアな光景? 何百年に一度とか?」 脳天気なヴォルフのセリフに、平然とルイズが答える。 「月が二つなんて当たり前じゃないの。何を驚いてるのよ?」 「なにその冗談。……え、でもなんで? こんな風に見えることなんてあるの、クリフ?」 そんなことが……。 「そんなこと、あるわけないだろ! 地球上のどこに行ったって、月は一つだ! 一つしかない!!」 急いで、クリフは窓の外の周囲に『魔王』を展開して周辺の状況を捜索した。 クリフの『魔王』は視界内の力学的物理法則を支配するほどの強力なサイコキネシスである。支配する、ということは同時に、物体の状況を知覚できるということでもある。 人が手で物を触り持ち上げる時、その物体が固いのか柔らかいのか、重いのか軽いのか、尖っているのか丸いのか、握れば潰れる感触など、それと同じように物の状態を知ることができる。 捜索の結果に、クリフは愕然とした。 周囲の物全ては、双方向からの月光とおぼしき光の照射を受けている。 この木々も、この草原も、この建物も。 あの月は。 あの月は、本物だ。プロジェクターや幻像の類ではない。 間違いなく、あの月はおそらくかなりの高度から、太陽光を反射した光を、それも別方向から照らしている……! 「なん……だと……! そんな馬鹿な……! あり得ない、あれは……月だ……!」 ありえない。こんな現象が存在できるわけがない。 しかし、眼前の双月はその考えを真っ向から否定するかの如く、爛々と輝いていた。 「……ええ? でも月が二つあるって……つまり、どういうこと?」 本物の月が二つ。これの意味するところは何か。 「つまり……こんな光景は、地球上には……存在しない!!」 天地がさかさまになったって、こんな月は存在しない。では、自分達はどこにいる。 「でも、なんかふつーに目の前にあるんだけど…… どっかで、アメリカあたりが変な実験でもやって……そう見えるとか?」 「違う……! 違うぞ、違うんだヴォルフ。あれは……本物の、正真正銘の月だ……! 「僕には」分かるんだ……知ってるだろ……!」 「……え?そんなわけ、ないでしょ?」 「わけもないも、あるか!! あれは、月だ!! なんで二つある!?」 「お、落ち着いてよクリフ。アタシが知るわけないじゃない」 「くそっ!何故だ!? なんだ、なにがあったんだ!?」 「ちょっと、ヒートアップしないでよ。……なんだかわかんないけど、えーと……増えたとか?」 「増えるわけないだろ!!」 「そ、そんなの分かんないじゃない。げ、現にあるんだし、さ」 「だから困ってる!!」 「知らないわよぅ」 ヴォルフに食いかかりながら、クリフは思い出した。 この学園の門をくぐった時の、妙な違和感。 慌ててドアに向かって走る。鍵を開きドアを開け、廊下に出た。 「ちょ、ちょっと!? どうしたのよ急に?」 急な行動を起こしたクリフにルイズが後ろから声をかけるが、構わずに学園内が一望できる窓に走り寄る。夜の闇に、古びた城のような学園の外観が見えた。 そうだ、おかしい。これはあまりにもおかしい。思えばあの時、なぜ気づかなかった。 最初は、バロック後期の建築かと思った。だがよく目を凝らせば、そうでないことに気づく。 クリフはその能力をより発揮し巨大な建造物をより効率的に破壊するために、建築について多少程度の知識は持っている。この建物の「形」は、自分の記憶の中にない。 これは、この建物は、ルネッサンス以降のあらゆる時代の建築様式が用いられて建てられていた。 軒棟ごと、階層ごとに違う時代の建築様式が用いられている、ということは何度も増改築を行った歴史のある聖堂などに稀に存在する。その時代ごとの職工が、自分の建築手法で建て増しを行うからである。 しかしこの学院は、あらゆる時代の建築様式が、まるでパーツ取りでもしたみたいに、そして寸分の狂いすらなく、「これで一つの様式」として全てが統一されていた。 似てはいるが、こんな様式は存在しない。 それどころか、ものによっては近現代の技法も一部混じっている。 「……嘘だろ?」 これはあきらかにおかしい。こんな歴史的オーパーツがあれば、世界的に有名になるからだ。 自分が知らないはずがない。 ゆっくりと展開している『魔王』がさらなる異常をクリフに知らせる。 変な『力』を感じた。この学園全体に、自分が感じたことのない力のオーラのようななにかを。 建物の中、廊下や天井や壁、その全体をなぞるように調べてみる。 クリフに衝撃が走った。 ありえないことに、建物そのものが、なんらかの力学的運動に近い『力の支え』を行っていた。 いや、建物というよりも、それを構成する石材や木材が自身が自壊しないように、つっかえでも入ったかのように「保護」されている。ただの無機物自体が、重量や重力による軋みや劣化を無視して、その場に停止するように建物に収まっていた。 試しに、近くの壁のレンガを『魔王』で調べてみる。 普段はここまではしないが、じっくりと詳しくチェックをする。 間違いない。完全に空間のその場所に停止して、謎の不思議な『力』でレンガ自身を支えている。 なんだこの『力』は。イメージするために両眼に力を込め、よく目を凝らす。 物体の物理的強度自体を補填している? いや、違うな。正確ではない。 では時間を止めている? バカな、ナンセンスだ。だいたい光まで遮断してしまう。 ……よく見ろ、深く。もっと深く。もっともっと深く……。 クリフの意識は人体の持つ目の能力をはるかに飛び越え、さらなるレンガの詳細を探っていく。 両目の周りに、血管がびしびしと浮き出してきた。 脳内に漠然とした分子の構造イメージがおぼろげに湧き出る。 これは……表面の分子構成に無茶な割り込み、をかけて……崩れもせずに、安定している、だと? しかも、それ自身に重量が、存在……しない……!? な、なんで……!! いや待て、それより……物理法則を、完全に無視している……!? こんなことをすれば、通常分子はただちに崩壊を起こすはずだ。 そもそも、重量がないとはなんだ!? 「ねえー……リーダー、そんな固まられても……」 ふと顔を上げると、ヴォルフがこちらを覗きこんでいた。 「どうしたのよ急に。なにかあったの?」 「……あ、あ……」 足の力が抜け、クリフはその場にへたり込んだ。 「ちょ、ちょっと! だいじょぶ?」 崩壊しない分子といい、摩訶不思議な『力』を持つ重量のない何かといい。 月も建築も謎の『力』も、こんなものは地球上には存在しない。 地球上には存在しない場所に自分達がいる。ので、あるならば。 いや、信じられない。そんなはずはない。馬鹿な、ありえない、そんな馬鹿な。 子供の御伽噺じゃないんだ、これは現実だ。 昼間の記憶が蘇る。見た事のない生物、コルベールが用いた妙な念動力の使い方。 そして、ヴォルフやキクロプスが治癒した理由。 自分達が死んでいないこと。 いくつもの傍証が、下らない仮説を裏付けていく。 まさか。本当に。そんなことが? 「ヴォ……ルフ。……落ち着いて、聞いてくれ」 「アタシはずっと落ち着いてるわよぅ」 「……ヴォルフ。僕達は……僕達は今、ひょっとした、ら……」 「ひょっとしたら……?」 「……異世界に、いるかもしれない」 「……はぁ?……なにそれ? ……マジ? マジなの?」 「多……分、間違い……ない……」 「……嘘、でしょ……!」 くっくっく、と噛み殺したような笑いが聞こえた。 戸口に立つルイズの後ろで、キクロプスが静かに笑っていた。 「……キクロプス、何がおかしいんだ」 キクロプスの笑いは止まらない。やがて、声を上げて大きく笑いはじめた。 「笑い事じゃないぞ! とんでもないことだ!」 クリフが責めると、可笑しそうに腹を押さえながら手を振る。 「クククッ…………いや、すまん。しかしな……異世界、か。なるほどな……ハハッ……」 「僕は冗談を言ってるつもりはない! 間違いなく、ここは地球上のどこでもない!」 「…………悪かった。クック……疑ってるわけじゃないんだ。 ……俺も、そうとしか思えない。 確かに月からの光線は二つあるみたいだしな。……だが、ククク……」 「……何を笑ってるんだ?」 「…………笑うしか、ないだろう。……死んだはずが生きていて、異世界の子供の従者に? ……こんなにおかしなことはないな……ハハハ……」 そう言って目頭を拭う。 「全然笑えないぞ!」 「笑えないわねぇ……」 「…………いやしかし……ちょっとな……本当に悪い、しかし……ククク……」 そこで三人のやり取りに、ルイズが水をかけた。 「……ねえちょっと。よく分かんないんだけど。とにかく、中に入ってもらっていい? 寒いしもう夜中だから迷惑かかるし」 「え……あ、ああ。……すまない」 促され、ルイズの部屋に戻るクリフ達。 全員が入ると、ルイズはかちゃり、と鍵をかけ直した。 「何よ急にみんなして慌てて。びっくりしたわ」 「……すまない、驚かせて」 「何があったのよ。異世界がどーのこーのって……」 「……」 「ほら、座って。立っててもしょうがないでしょ」 そう言って、再びルイズはベットの上に腰を下ろした。クリフも椅子に戻る。 「……信じられないかも、しれないけど」 クリフはルイズに向き直り、居ずまいを正した。 「僕も、嘘だと信じたい。こんな……いや、うん。僕達は君とは違う……別の、世界から。 ……異世界からきた、らしい」 しごく真面目な顔をして、クリフは言った。 キクロプスもすでに笑うのをやめ、鋭い視線を送っている。 「……なによそれ。さっきの話より信じらんない」 疑わしそうな目を向けるルイズ。当然だ。 「僕も信じられない。だが、そうとしか思えない……こんなことがあるのか?」 「知らないわ」 「ううむ……」 ルイズも何も知らないらしい。確かに、この子は現代の文明を知らなかった。 「ねえ、また明日にしてもいい? もう眠いわ……」 「え? あ……でも、その……」 「目もしょぼしょぼするし……明日も授業があるのよわたし」 「そ、そうかい……いや、でも……」 「なにがあったか知らないけど……大丈夫よ、明日だって時間はいくらでもあるわよ」 「……本当に、何も知らないのかい?」 「知らないってば。とにかく、朝になったらまた話しましょ。ふわああ……」 釈然としないまま、クリフは納得するしかなかった。どうすればいいんだ……何故こんなことに。 思わず頭を抱える。溜め息がついて出た。訳が分からないとはこの事だ。 ルイズは立ち上がると、ブラウスのボタンに手をかけた。 一個ずつボタンを外していき、するりという音を出して脱いだ。下着が露になる。 「え、ちょっと。なんでいきなりここで脱いでるのよ?」 突然の奇行にヴォルフが驚いて声を上げるが、きょとんとした顔でルイズは答えた。 「なんでって、寝るから着替えるのよ」 「着替えるって……」 キクロプスも落ち込んでいたクリフも、顔を上げてぽかんとした。 「ちょ、ちょっとストップ。ストップよ!」 「なんで?」 「なんでって、あんた恥じらいってもんがないの!? まずいでしょ」 「まずくないわよ」 「ええー。嘘でしょあんた、目の前に男がゴロゴロいるのよ?」 「男? そうは言っても、使い魔じゃないの。別に気にしないわ」 「気にしなさいよ! ああもうちょっと……」 さっとルイズの前に背中を向けて立ち、クリフ達の方を睨む。 ヴォルフの巨体がルイズの姿を覆い隠した。 「あんた達、なにレディの着替えをジロジロ見てるのよ。目を伏せる!」 そう言い放たれ、すぐにクリフは目を伏せた。キクロプスは後ろを向く。 「別に見られても平気なのに」 「なに言ってるのよ。男は狼なのよ、気をつけないと取って食われちゃうわよ」 「あんただって男じゃない」 「アタシは女には興味ないのよ」 「なにそれ、本当にそっちの趣味なの?」 「悪い? 心は乙女で体は男だから、オカマは最強なのよ?」 「最強ね……」 「ええ、最強。いずれあんたにも分かる日がくるわ」 「別に分かりたくない……」 「あら、つれないわね」 いつの間にか、ルイズは着替え終わっていた。大きめのネグリジェをすっぽりとかぶっている。 「はい、これ下着。心が女なら気にしないでしょ、明日になったら洗濯しといて」 ぽん、とヴォルフの肩の上に下着が投げられた。 「気にしないけどね……ちょっとムカつくわ」 「いいからやりなさい。わたしは授業があるんだから」 「はいはい。しょうがないわね、もう」 ルイズはばふ、とベッドに飛び込んだ。そのまま布団に潜り込んでいく。 「ちょっと。アタシ達はどこで寝ればいいのよ?」 「あんたは床。他のも、今日のところはそこで我慢しといて」 「なによそれ。扱い悪くない?」 「しょうがないでしょ、ベッドは一つしかないんだから。……はい、毛布ぐらいはあげるわ」 「……嘘でしょー。いやねーもう」 ぶつぶつと文句をこぼしつつ、着替えから目を背けていた二人に話しかけた。 「だってさ。どうする?」 ひらひらと手渡された毛布を空中で泳がせるヴォルフ。 毛布は普通のサイズに比べればかなり大きめとはいえ、彼の体は二mを越すのだ。 「…………俺はいらん」 キクロプスは部屋の隅に座り込むと、壁に背をもたらせて目をつぶった。 「ええと、僕もいいかな……一応、屋内ではあるし。ヴォルフが使いなよ」 どう考えても二人で分けきれそうにないと、クリフは断ろうとした。 もちろんそれは口実で、別の問題が非常に大きい。 「ダーメよ。あんた一番体弱いんだから。風邪でも引いたらどうすんの。アタシと一緒に寝ましょ」 そうしてクリフの肩を叩く。 「大丈夫よ? アタシはクリフ、そこまでタイプってほどじゃないし。それに若い男の子でなきゃ」 「……分かったよ、それでいい」 どうせ断りきれないだろう、とクリフは諦めて頷いた。 さすがにこんな時に手を出してくるなんてことはしないだろう。 クリフはスーツの上着とネクタイだけを椅子にかけて、寝転がった。 うーん、床が意外に冷たい……。 「はーい。んじゃ、仲良く分けましょ」 毛布を半分だけクリフにかけつつ、自分も床に転がるヴォルフ。 「おやすみなさーい」 「……明かり消すわよ」 ルイズがぱちり、と指を鳴らした。途端にランプの灯火が消え、部屋は暗闇に包まれた。 へえ、便利なものだなぁ。あれもあの不思議な『力』みたいなものだろうか? 相変わらず、原理や物理的な力の流れが全然分からない。 窓の外には二つの月が光っていた。信じられないが、現実だ。確かにある。 その周りを、数多くの星が瞬いていた。自分は天文には疎いが、見たことがない星空に見えた。 これからどうしようか。本当に参った、まさかこんなことが起きるだなんて。 信じたくはないが、信じるしかない。全ての現象はこれが現実だと言っている。 このまま、このルイズという子の使い魔とやらになるしかないのか。 それしか手段はない。自分達は何も知らない世界に、いきなり放り出されたのだから。 エグリゴリからの追っ手から逃亡するのも、いずれ復讐を遂げるのもとりあえずはご破算だ。 まあ、そもそも生きていただけで儲けものではあるのだが……。 まず、情報を集めなければ。とにかくは地理。自分達の位置を知りたい。 何かの間違いであってほしいと願う。 ユーゴー。今頃はどうしているのか。兄さんは生きていたよ。彼女の顔が見たい。 死んだはずの自分の姿を見せたら、どんな顔をするだろうか? 喜んでくれるだろうか。あの子のことだ、気絶してしまうかもしれないな。 そもそも、また会うことはできるのだろうか。 キャロル。タカツキとの戦いの中で、あの子にもひどいことをしてしまったな。 ちゃんと謝ることもなく自分はキースの前に斃れてしまった。無事でいてくれるといいんだが。 隣では背を向けたヴォルフから、すやすやとした寝息が聞こえてきた。 早い……。本当に順応性高いなぁ。こいつのこういうところは羨ましい。 僕はあまり眠れそうにない。 毛布にくるまって目を閉じる。目が覚めたら、全て悪い夢だったことにならないかな。 起きたら、ユーゴーとキャロルがいたら。 僕の話を聞いて、可笑しそうに笑ってくれたら。 隣でそれを聞いていたヴォルフがいつものように合いの手を入れ、キクロプスが静かに隅でナイフを研いでいたら。 とりとめのない思いの中、眠れない夜はただ過ぎていった。 前ページ次ページ三つの『二つ名』 一つのゼロ
https://w.atwiki.jp/hidebuirc/pages/81.html
RST自叙伝“上の下史”からのコピペ 歴史 06年9月ごろに友人から薦められて、DISK借りて始めた もともとガンダムVSシリーズのプレイヤーだったのでおおいにはまる 友人から借りたんで割れじゃないです^^; FWの問題でネット大戦できずにCPU狩りの日々 使用キャラとか記憶にございません にーにーならPort開けられるんだけど^^; FW打開。2chスレに潜って1日1部活程度触る 友人と共にロビーに出陣 使用キャラ・・意外!それはコンパス!! 有名人とキャラ被りしてなくて、強キャラで、全一目指せるから^^b FPSゲーで知り合いだったOLさんからIRCにお誘いが来る #hidebuに入居するも 、まだまだ馴れずロビーで遊ぶ IRCが実になじんでくる あ気分は絶好調。 最高にHIってやつだ。 そんな折り、金曜にあった対戦会にでる。確か2回目 告白室に向かう僕の先にいたのは 今も変わらず俺のアイドルのクリフさん 待ち合わせの友人がこないからとのことなので組んでもらうことに 当日は友達が泊まりに着てて、「俺夢想してやんよwwww」 とか言ってたんだけど「相方うまくね?」「相方やるじゃん」 みたいなことになってた。 当時からクリフさんは才覚を発揮してたんですね( 俺は酔ってて相方のプレイぶっぱしてた) こんだけ褒めましたクリフさんお願いですから固定相方解散しないで下さい;; 07年1月31日に当オナニーブログ作成 本当軽い気持ちでメモ代わりに使うつもりだった なので気軽に上の下宣言 最古日記にもあるけど使用キャラは霊 そして初めての大会。もちろんクリフさんと一緒。 3回戦で終了。とにかく緊張しっぱで初々しい俺がかわいかったです 3月20日IRC@ウィキにて各項目に上の下が載っていることに気づく。人生が変わる瞬間。この時の日付はミクソで書いてるのでよく覚えてます 全自動売名おいしいです^^ 確かこの後に初めてカトレアさんから24時間ラジオ凸がはいる 親が横にいるのにしゃべるこの羞恥心。 やばいちんこ勃ってきた カトレア凸後に初めて&に入りました 入った瞬間に「RSTさん名前みえてますよ」 といわれ、クリフさんに相談したこと覚えてます 2007/1/15 IRCに入る それまではロビーと対戦スレを中心に活動。 以降うんこ
https://w.atwiki.jp/yugiohdate/pages/124.html
《サクリファイス/Relinquished》 儀式・効果モンスター 星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0 相手モンスター1体を指定してこのカードに装備する。 (この効果は1ターンに1度しか使用できず、 同時に装備できるモンスターは1体のみ) このカードの攻撃力・守備力は装備したモンスターの数値になる。 戦闘によってこのカードが破壊される場合、 かわりに装備したモンスターが破壊され、 超過した戦闘ダメージは相手プレイヤーも受ける。 関連カード 《イリュージョンの儀式》? 《奈落との契約》? 《サウザンド・アイズ・サクリファイス》 《D-HERO Bloo-D》? 《スーパービークロイド-ステルス・ユニオン》? 《カイザー・サクリファイス》? 《サクリファイス・ソード》? 《サクリファイス・ロータス》? 《バイロード・サクリファイス》? 収録パック等 BEGINNER S EDITION 1? BE1-JP015 Super DUELIST LEGACY Volume.1? DL1-018 Ultra,Parallel Magic Ruler -魔法の支配者- MR-29 Ultra,Parallel STRUCTURE DECK-ペガサス・J・クロフォード編- PE-22 FAQ Q:起動効果にチェーン《月の書》?をされ《サクリファイス》がセット状態になった場合、どう処理しますか? A:「《サクリファイス》は装備対象として不適切」となり、対象に指定されたモンスターは墓地に送られます。 その際はモンスターカードゾーンから直接墓地に行きます。 Q:この効果でモンスターを装備する場合、コントロールを得ますか? A:はい。コントロールを得て、自分の魔法・罠ゾーン 魔法&罠カードゾーンに置きます。 Q:この効果で装備したモンスターの効果は適用されますか? A:いいえ。装備カード扱いになったモンスターの効果は失われます。ただし、フィールドから墓地へ送られた時に発動する効果は適用されます。 Q:上記のように儀式モンスターで唯一「~により降臨」と書かれていないということは、通常召喚も可能なのですか? A:いいえ。儀式モンスターの為、《イリュージョンの儀式》?、《奈落との契約》?などが必要です。 Q:《アポピスの化神》?を吸収した場合、ステータスはアップしますか? A:はい。攻撃力1600/守備力1800を得ます。 Q:トークンを吸収した場合、どうなりますか? A:そのトークンを装備カード化します。トークンの数値分攻撃力・守備力がアップします。 なお、装備魔法扱いになったトークンは《非常食》?のコストにすることができません。 Q:装備したモンスターが破壊され、超過ダメージが相手にも与えられたとき、そのダメージは戦闘ダメージですか? A:カードの効果によるダメージです。 Q:相手フィールド上のセット状態のモンスターを装備したとき、そのカードの内容を確認できますか? A:自分フィールド上のセットカードの内容確認は基本的にいつでも可能です。 装備カードとして奪ったモンスターは自分フィールド上の魔法&罠カードゾーンに置かれるため装備後確認することが可能です。
https://w.atwiki.jp/aaarowa/pages/235.html
ミスリルガーター クリフとミラージュ専用のガントレット。 魔法金属ミスリルで作られている。 ※以下、ロワ内でのネタバレ +【アイテム追跡メモ】 【アイテム追跡メモ】 [支給された参加者] エルウェン [所有者] エルウェン(31話、51話) ↓ クリフ(51話、72話、77話、88話、96話、103話(1)(2)(3)、110話(前)(後)、113(前)(中)(後)) ↓ ボーマン(113(後)、120話(前)(後)、127話、130話、132話、144話) [メモ] エルウェン初期支給品だが初登場は51話。 同話でエルウェンの死体からクリフが回収。 113話(後)でボーマンの手に渡り、現在はボーマンが所持。 支給品一覧に戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/6713.html
登録日:2010/03/09(火) 01 51 28 更新日:2024/02/18 Sun 19 43 19 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ARMS X-ARMY エグリゴリ キャロル ツイスター テレキネシス 光落ち 哀しき悪役 幼女 念動力 曲がれ! 皆川亮二 螺旋 超能力者 ARMSに登場するキャラクター。 超能力部隊X-ARMY(エグザミィ)に所属する。 見た目は傘を持った少女。 通称“螺旋”(ツイスター)のキャロル。 念動力により物、人体を曲げることができる。 その力はエグリゴリのサイボーグ部隊を一人で圧倒できるほど。 先天的な超能力者だが、親も含め周囲に恐れられ、エグリゴリのX-ARMYに来ることとなった。 サイコキネシスの衝撃波で巴武士とその家族を気絶させ、武士を拉致。 オープン前の遊園地内で、ヴォルフ、キクロプスに次いで第三の刺客として涼の前に立ちはだかる。 以下ネタバレ クリフ 「…しかし私は、高槻涼を見くびっていたようだ。 まさかジャバウォックになる前に、キクロプスまで倒されてしまうとは… …だが…もうお遊びは終わりだ。こっちもとっておきの切り札を使うことにしよう」 クリフの命令で恵をサイコキネシスで空中に浮かばせたキャロルが現れる。 「ウフフ、あなたも大変ね…でもね…残念ながら、愛しの彼女を助けるにはこの私と戦わなければいけないの。 自己紹介しとくね…私の名は、キャロル。みんなからは"螺旋"(ツイスター)って呼ばれてるわわ。 なんで私がそう呼ばれているか知りたい!?」 「……おいおい、冗談じゃねえぞ…クリフの奴、こんな子供と戦わせようっていうのか!? おいクリフ、お前こそ隠れてないで出てきやがれ!いい加減きさまが相手に…」 次の瞬間、サイコキネシスにより涼の足が圧し折られる。 「人の話はちゃんと聞くものよ、お兄ちゃん…子供だと思ってバカにしないで…。 私はね…どんな相手でも好きなように曲げられるの!!気にいらなければ壊す事だってできちゃう!! さーて、ジャバウォックさん…次はどこを壊して欲しいのかしら?」 ジャバウォックは移植者の生命の危機に応じて、移植者が拒もうと強制的に発動・暴走する。 クリフはその事を知っていてジャバウォックを発現させる為に、キャロルに涼の体を徹底的に破壊させた。 しかし涼はそれでも精神力だけでジャバウォックを抑え続ける。 「…オレはこの子を殺さないよ。何故なら……『このオレ』が殺したくないからだ!! …オレは戦士の道を選んだんだ… 自分の意志を自分で決めるためにな!!」 そしてさらにサイコキネシスに対し、ARMSが耐性を覚え始めたことに恐怖するキャロル。 キャロル 「…そ、そんなバカな事があるわけないわ… …この私の力が通用しないなんて……… いつだってこの能力のおかげで、なんでもしてきたのよ!」 涼 「…もうやめよう、キャロル…お前だって気づいているはずだ… 力を振るうことに喜びを感じたら、その力に自分が食われるぞ… 力は、恐怖や憎しみを生んだだけだっただろ!? 力で自分の心まで閉じ込めちゃだめだよ…」 こうしてキャロルは泣き崩れ敗北を認めた。 だが、それを認めないクリフにより、キャロルを救った涼もろとも殺されかける。 クリフが敗北した後は涼達と和解、ひとまず神宮道場にて匿われるも、エグリゴリに囚われている他のX-ARMYの仲間達を助けるべく出立した。 ……が、その直後にレッドキャップスの襲撃に遭う。 ヴォルフ、キクロプスが惨殺され、クリフがキース・レッドと命がけの戦いをする間にユーゴーと共に難を逃れるが、X-ARMYはエグリゴリ内も含めて全滅。帰る場所を失う。 続けざまに襲い来るレッドキャップス部隊とキース・レッド達に対抗する為、しばらくユーゴーと共に協力した。 その後、キース・レッドの襲撃から身を挺して庇った十三と隼人の姿に心を打たれ、騒動後は新宮家の養子となった。 高槻達がアメリカに旅立つ時は日本に残ることとなる。 ユーゴーともうこれから力は使わないと約束し、クリフ達の墓を守っていく役目となった。 新宮家のじいちゃんからは合気道も習っている。 尚、クリフは「能力を搾り取られるだけの使い捨てのティーバッグ」という自嘲をしていた。 しかし実は何気にサイコキネシスを使える者はクリフとキャロル以外、誰一人としていなかったりする。 (唯一似た能力を挙げるなら、ホワンの空間干渉能力ぐらい) そして物語のクライマックスの10年後には、見目麗しい女性となり大学に通う傍ら、新宮家の家事一切を切り盛りする多忙な毎日を過ごしている。 彼女はこれから普通の人生を歩み、普通の幸せを掴むのだろう。 余談だが、某凶れ!の人とは多分関係ない 新宮流古武術をマスターしたサイコキネシストとか、もはやルーク・スカイウォーカーばりの化け物じゃないだろうか。 仲間になりそうだったが結局ならなかったのは、能力が強すぎたためではないか、とファンの間で言われていたりもした。 (もっとも高機動サイボーグ相手では能力を使う前に殺されてしまうだろうが) 名前が『不思議の国のアリス』の原作者であるルイス・キャロルを思わせ、少女という容姿はいかにも『アリス』然としていたのも物議を醸した原因だろう。 そもそも彼女とは比べ物にならない圧倒的なサイコキネシスを持った魔王クリフでさえ、劣化ヴォルフのレッドキャップスと失敗作キース・レッドに惨殺されている。 もしも仲間になり付いてきていれば、グランドキャニオンの戦いで惨殺された子供達のような目に遭っていた可能性が高い。 恵、ユーゴー、アルなどは後方支援だから助かっているだけで、もし戦力と見做されれば敵に真っ先に狙われてしまう。 (そして彼女にはユーゴーのようなテレパシーによる先読みも、クリフのようなサイコシールドもないので、狙撃でもされたら終わり) 何より涼が身を挺して伝えた超能力で人を傷つけてはいけない、小さな子供に残虐なことをさせないという教えに矛盾が生じてくるので、彼女の退場は必然だったと言える。 ちなみに文庫版の対談ではキャロルは能力が強すぎるので置いてきたとされている。 私はね…どんな項目でも好きなように追記・修正できるの!!気にいらなければ荒らす事だってできちゃう!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 設定が「絶対可憐チルドレン」の特務エスパーになれそうな感じ・・・。それとかくとう+エスパー・・・なんでもないです。 -- 名無しさん (2014-12-21 10 45 36) まぁ確かに曲がれ唱えたら大抵が終わりそうだしなぁ。てか、作者も初めはこいつを重要キャラのつもりで描いてたのではなかろうか。名前がアリスの作者と同じだし。 -- 名無しさん (2016-06-28 23 52 58) いたぶったりせずに不意打ちで首をひん曲げたら大概の相手は終わりだもんな。 -- 名無しさん (2017-06-07 09 23 46) 正直後半のボス格相手では、避けられるかそもそも効かないかの2択な気がする -- 名無しさん (2020-03-17 22 03 52) 遥かに格上のクリフがあのやられようでは -- 名無しさん (2020-05-07 00 19 19) 多分だけどこのX-ARMY編でキースの退場を考えた時にボスの設定を急遽変更したものと思われる。(2巻まではキース・レッドがエグリゴリのボスは一人であるかのような話をしていた)アリスになぞらえる話もそれに合わせて本格化させたものと思われるため、彼女の退場はそういう脚本事情もあったのではないかん? -- 名無しさん (2021-10-26 16 14 38) 文庫版の対談でキャロルは能力が強すぎるので置いてきたと公言されている。 -- 名無しさん (2022-01-03 20 55 42) 見た目だけならアリスより不思議の国のアリスっぽい見た目してる。 -- 名無しさん (2023-06-14 20 07 25) 作者「キャロルは置いてきた、この先の戦いには描いていけそうにない」 -- 名無しさん (2023-09-08 01 21 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/playyugiohvip/pages/323.html
デッキ(40) モンスター(20) 上級(4) 冥府の使者ゴーズ、カオス・ソーサラー×2、サイバー・ドラゴン 下級(16) サクリファイス×3、クリッター、マンジュ・ゴッド×3、 センジュ・ゴッド×3、ソニックバード×3、儀式魔人リリーサー×3 魔法(12) 大嵐、サイクロン、儀式の準備×2、 契約の履行×2、イリュージョンの儀式×3、非常食×3 罠(8) 聖なるバリア-ミラーフォース-、激流葬、リビングデッドの呼び声、 亜空間物質転送装置×2、ゴブリンのやりくり上手×3 EX(15) マジカル・アンドロイド、A・O・J カタストル、フレムベル・ウルキサス、 氷結界の龍 ブリューナク、 大地の騎士ガイアナイト、ゴヨウ・ガーディアン、 エンシェント・フェアリー・ドラゴン、ブラック・ローズ・ドラゴン、サイコ・ヘルストランサー、 スターダスト・ドラゴン×2、メンタルスフィア・デーモン、ギガンテック・ファイター、 レッド・デーモンズ・ドラゴン、キメラテック・フォートレス・ドラゴン
https://w.atwiki.jp/yugioh-card/pages/63.html
サクリファイス 星1/闇属性/魔法使い族/攻0/守0 儀式・効果モンスター/Relinquished 「イリュージョンの儀式」により降臨。 1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、 装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。 このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターの それぞれの数値になる。この効果でモンスターを装備している場合、 自分が受けた戦闘ダメージと同じダメージを相手ライフに与える。 また、このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードの効果で 装備したモンスターを破壊する。
https://w.atwiki.jp/aaarowa/pages/390.html
エターナルソード フランヴェルジュ、ヴォーパルソード、ダイヤモンドを融合して作られた時を操る魔剣。 ※以下、ロワ内でのネタバレ + 【アイテム追跡メモ】 【アイテム追跡メモ】 [支給された参加者] クリフ [所有者] クリフ(12話、36話、51話、72話、77話、88話、96話、103話(1)(2)(3)(4)、110話(前)(後)、113(前)(中)(後)) ↓ ボーマン(113話(後)、120話(前)(後)、127話、130話、132話、144話) [メモ] クリフの初期支給品。 113話(後)でデイパックごとボーマンの手に渡る。 120話(後)でようやくボーマンがこの剣の存在に気付く。 支給品一覧に戻る
https://w.atwiki.jp/esperrowa/pages/63.html
B.A.B.E.Lだョ!全員集合 『葵~! 紫穂~! 別の奴でも良い! 誰かいねーかー!』 殺し合いに乗る意思はなく、少なくともここで争うつもりもないと確認出来たクリフと安藤。 二人は一先ず互いに探し人が居る事から、一箇所にじっとしているよりはマシかと巫条ビルから離れ辺りを歩んでいた。 そして、しばらく進むと少女の声が響く。 ただの少女の声では無い。少し機械的なノイズも混じっているし、何より辺りに姿は無く人間が出せる声量を超えている。 つまりマイクや拡声器の類を使い、手当たりしだい近くの参加者に呼びかけているのだ。 「まずいな」 クリフは心の中で打ちをする。 この声に導かれるのが殺し合いに乗っていない者達ならば、それでも良いが実際はそうはいかない。 殺し合いに乗る危険な者達が集まらないという保障はない。 更に面倒なのが、この少女は知り合いの名を叫んでいる。 少し頭が回る者ならこれを利用しない手は無い。例えば、その知り合いの知り合いだと偽れば疑いは格段に薄くなる。 そうして信用を得て、彼らが何をするのかはもう考えるまでも無い。 「どう、する……?」 安藤が訝しそうに口を開く。 クリフとしてはこの少女は他人だ。助ける理由もなければ他に調べたいこともある。 そもそもクリフがわざわざ島の端っこまで進んだのは、この島が海からの脱出は可能か見るため。 しかし、もしこの呼びかけで殺し合いに乗ったものが多く集まるのだとしたら、海の調査などしている暇ではない。 情的にせよ合理的にせよ、ここは放置はあまり良い選択ではない。クリフはそう考える。 「見知らぬ他人であり義理も無いが、放っておく訳にはいかないだろう」 この返しに安藤は再び顔を僅かに俯かせ静かになった。 初めて出会い、自身の方針を聞かせ、安藤の方針を尋ねたときからこうだ。 明確な返答はせず、必要以外は喋らない、何処か抜け殻のような。 (それでも弟の話になれば僅かだが、強い意志を感じるのは僕の気のせいだろうか) 少し余計な事を考えたかとクリフすぐさま思考を戻す。 あの少女の元へ行くのは良いが、果たして自分の安藤は戦闘に着いて来れるのかが心配だ。 勿論、可能な限りは安藤を守るつもりだが限界はある。 ならここに安藤を置いて行くというのもあるが、むしろ参加者があつまる場所に一人にするほうが危険にも思える。 「安藤君、君はどうしたい?」 だから敢えて明確な指示は出さず選ばせた。 進むも止まるもどちらも戦場になり得るのなら、せめて安藤の意思に任せる。 クリフでもどれが最善の選択か分からない以上、他人の選択に身を委ねるよりはとクリフは考えたからだ。 けれども、安藤は黙っている。 「そうか」 クリフは最初から安藤と共に行くつもりだった。 だが自分の意思で進むと言って欲しかったのだろう。 そう何か、何処かあのARMSの少年達に似た強さを感じ取ったのは勘違いだったのか。 僅かな落胆がクリフから感じられる。 「では行こうか、安藤君」 言われるがまま安藤はまた歩み出し――― 『見つけたァ!! 大は小を兼ねるのか速さは質量に勝てないのかいやいやそんなことはない速さを一点に集中させて突破すればどんな分厚い塊であろうと砕け散る! ゥゥッハッハッハッ、ハッー!ドラマチーック!エスセティーック!ファンタスティックランディ~ング!』 『え、ええええ!!?」 「!?」 「何だ? 急ぐぞ安藤君」 唐突に現れた早口の男の声。 それに驚きを隠せない少女の声もまた同じく木霊している。 事態の究明の為、クリフは急いだ。 ―――― 「え、えーと……」 「ああ、驚かせてすいません、お嬢さん。先ずはその拡声器の電源をOFFに……って……?」 明石薫からすれば突然猛スピードで走り車が突っ込んできたと思えば、これまたイロモノそうな男が出てくる。 もう驚く以外の何物でもなく、どう対応するか困惑している。 逆にクーガーからすれば、目の前に居るこの少女があまりにも似て過ぎていて、とても偶然では片付けられない。 そう、あの『破壊の女王(クィーン・オブ・カタストロフィー)』に。 とはいっても、顔はともかく体格などはまるで別人。 しかし、その顔があまりにもそっくり過ぎるのが問題だ。 (子供、とかか?) 彼女も年頃の女性だ、男性とそういうのがあり子供を授っていてもおかしくはないだろう。 姉妹という線もある。 更に言えば、あのDVD自体作り物であそこに出ていたのは女優と俳優。 わざわざこんなDVDを支給したのも、それが理由なのかもしれない。 「名前を伺っても?」 「え? あ、明石薫……」 「何ィ!? まさか『破壊の女王(クィーン・オブ・カタストロフィー)』なんて二つ名があるんじゃ」 「ああ、一応呼ばれたことは」 クーガーの仮説は完全に否定された。 彼女の言う事をすべて信じるのなら、この少女は容姿以外はあの市街を破壊し尽くした張本人、明石薫その人だということになる。 嘘を着いている可能性もあるが、この場で嘘を着く必要性はあまり感じない。 (何が一体どうなって……) 「――――――君達! 一体何をしている!!」 クーガーの困惑を更に深めるかのように新たに二人の男達が現れる。 彼らの邂逅が如何な波乱を呼ぶのか。それとも穏やかなものとなるのか。 今はまだ誰も知らない。 【I-4/一日目- 黎明】 【ストレイト・クーガー@スクライド】 [状態]:(表面的には)健康 [装備]:ラディカルグッドスピードを運転中 [道具]:基本支給品一式、霧崎塔二の撮ったDVD*2、絶対能力進化実験のレポート、書きかけの考察メモ帳 [思考・行動] 基本方針:残った時間を有意義に使う 1:この娘は明石薫……なのか? 2:明石薫(大人だと思っている)は皆本の元に帰してやりたい。 3:無常矜持にリベンジ、明石薫・一方通行・ドルキを警戒。 4:主催者に興味。 [備考] ※絶対可憐チルドレン・PSYREN世界における起こりうる未来を知りました。但し、実際に起こった出来事として認識しています。 ※参加時期は第二十三話、無常矜持に敗北した直後です。 ※絶対可憐チルドレンの未来が撮られたDVDは、B.A.B.E.L本部内にあるDVDプレイヤー内に入れっぱなしです。 【明石薫@絶対可憐チルドレン】 [状態]:疲労(小) [装備]:拡声器 [道具]:基本支給品一式(食料一食分減)、不明支給品0~2 [思考・行動] 基本方針:現状をどうにか(主催者ぶっ飛ば)して、3人で帰りたい 1:この男の人(クーガー)は……? 2:紫穂、葵との合流・・・・・この際、京介でも良い。 [備考] ※少なくとも、小学生時代からの参戦です。 ※拡声器を使用しました、最低でも隣のエリアまでは声が響いています。 【クリフ=ギルバード@ARMS】 [状態]:健康、主催者(エグリゴリと思っている)に対する激しい怒り [装備]:なし [道具]:基本支給品一式 、ランダム品1~3 基本方針:身内の安全を確保し、主催者(エグリゴリと思っている)の企みを潰す 1:ユーゴー、キャロルとの合流 2:事態の把握 3:もしもユーゴーが死亡したら―――― [備考] ※原作死亡後(第五巻終了時)からの参戦ですが、本当に死んだとは思ってません 【安藤兄@魔王 JUVENILE REMIX】 [状態]:腹話術の副作用(極小) [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ランダム品1~3 [思考・行動] 基本方針:潤也と合流して、元の生活に戻りたい……が、迷いもある 1:潤也との合流、ドゥーチェのマスターには会いたくない 2:一先ずはクリフと行動 3:もしも潤也が死亡したら―――― [備考] ※原作四巻終了後からの参戦。ドゥーチェのマスターの能力を完全に把握してません。 ※腹話術の副作用は第四巻終了時の状態そのままです、前兆の症状が出ています。 時系列順で読む Back 他力本願という生き方 Next 逃亡者 投下順で読む Back 他力本願という生き方 Next 逃亡者 兄のプライド 安藤兄 [[]] 兄のプライド クリフ=ギルバード [[]] バベルの塔の上で 明石薫 [[]] バベルの塔の上で ストレイト=クーガー [[]]
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/1255.html
《サクリファイス()/Sacrifice》 年齢 不明 性別 ♀ 好きな事 不明 嫌いな事 不明 能力 両手を物に変化させる程度の能力 紫色のメイド服を着ている。髪の色は濃い紫色。頭に白のレースカチューシャを付けている。瞳の色は朱色。 相手の名前には必ず様を付ける。本人曰く、これは礼儀だそうだ。 新時代機関の第二部隊【ツァンドラー】に所属。 しかしプロフェッサー・Dと共にリナ達に襲いかかるが、魔導師ルカリオに風の剣で刺され、現在意識不明状態。 メルビウスとレインドの様子を陰から見ていたが、突然倒れる。なんと正体は人間ではなく人形だったそうだ。その後、リナに薇を巻いて貰い、再び目覚めることが出来た。 BGCOLOR(silver) 関連ページ 新時代機関 第二部隊【ツァンドラー】 関連画像 キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【ゲスト】へ戻る