約 1,352,273 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8365.html
前ページ 三つの『二つ名』 一つのゼロ 次ページ クリフ達が異世界に飛ばされて、ここトリステイン魔法学院で過ごすようになってから一週間ほどが過ぎた。 ギーシュとの諍いが終わり、彼が崇高な犠牲になった翌日から、クリフはコルベールと連日のように図書館で調べ物を続けていた。 時には彼の研究室へ寄り、詳しく話を聞いたり、議論めいたことまでしていた。 「うーむ……。まずいなぁ……もう一週間だ」 そろそろ昼食の時間を迎えるため、ルイズ達が一旦集まる寮塔寄りの場所へ向かいながら、クリフは暗澹として呟いた。 「これだけ調べて手がかりの一つもないとは……。どうにもならないのか……?」 非常によくなかった。一度は死んだ自分達三人はまだしも、才人は普通の生活を放り出したままなのである。両親も心配している だろうし、おそらく失踪状態として扱われているはずである。 詳しく召喚された時の話を聞いてみたが、彼は事故などで死亡していたわけではないらしい。ただ、単純に休日に道を歩いていた ら、通り抜けられる不思議な鏡を見つけて、なんとなくそこに飛び込んでみただけだという。 正直クリフはその行動にわりと正気を疑ったが、しかしクリフは身近にそういうことを平気でやりそうな人間を一人、よく知って いた。ヴォルフである。 好奇心が非常に強い才人は、性格のタイプとしてはヴォルフにかなり近いようだった。義侠心や負けん気もあったりと共通する点 がある二人はずいぶん気が合うようで、よく一緒にルイズの命じた雑用をこなしている。似たような行動様式を持つ者二人、という ことらしい。 「理解しがたいというか……どうしてこう、興味本位で無謀な人間っているんだろうな……。危険だ、となぜ考えないのか……? まあ、多少彼の自業自得の面もあるんだよなぁ……」 しかし、放置するわけにもいかない。彼の親は今頃、途方に暮れていることだろう。このまま知らん振り、というのは原因の一端 もこちらにあり、いっぱしの大人としていくらなんでも気が引ける。 「はぁ……。しかし……それにしても、時間の経過はどうなってるんだろう……? 普通に考えれば、そのまま一週間なんだが……」 それよりクリフには、一つ大きな疑問があった。こちらと向こうと二つ世界があるとして、互いの時差というべきか、そういった 問題である。 自分達に照らしてみれば、クリフが意識を失ったのは夜中だ。目が覚めたのは夕方で、そうなると元の世界とは数時間程度、もし くは同じことだが約一日足らずのズレが存在していることになる。それでてっきり、クリフはアメリカ・イギリス間と同程度、経度 が異なる場所と同じようなもの、と思っていた。 しかし、才人によれば鏡に突撃したのは同じく昼前の話であったらしい。そちらでは、時間の齟齬は発生していない、ということ だ。 「となると……やっぱり、時間の流れ自体が異なると考えるべきだよな……」 こちらで一週間過ごした時間が、向こうでは一時間かもしれないし、一年間かも知れない。後者の可能性はあまり考えたくないが、 才人が持っていたノートPCが気になっていた。 どうも、自分達のいた時代より数年は進んでいるような気がしている。詳しいわけではないが、当時の現行PCはもっと性能が低 かったはずだ。機能も数段は優れていて、なにより知らないオペレーティング・システムが用いられていた。日本国内については未 詳であったが、インターネットもまだそれほど普及しているわけでもなかった。 だが才人は光ファイバー通信が一般家庭でも存在していると言っていたし、フロッピーと聞いてきょとんとした顔を見せた。超高 速回線や大容量媒体など、そんな高価なものが普通はそうそう使われるわけがない。 「……まずい……。平行宇宙とか多世界とか、そういうのであってくれないかなぁ……」 クリフはそれで嫌な予感がぷんぷんして、核心の質問はあえてしなかった。むしろ、彼がその可能性に気づく恐れがあってできな かったとも言える。 すなわち、年号である。今が西暦何年であるかを聞けば、一発でこちらと向こうのズレの度合い、つまり時間経過の差が分かって しまう。本音を言えば、自分もあまり知りたくはなかった。 「オシーンと常若の国だけはやめてくれよ……。日本にもあったな、ウラシマ……なんだったか……? はあ……」 軽く目の前が真っ暗になりつつため息をつくクリフが寮塔の近くまで来ると、いつものようにヴォルフが洗濯をしていた。才人の 姿はなく、今日はルイズと一緒に授業へ行っているらしい。 「あらクリフ、お帰りなさい。今日もちょっと、ダメだった?」 「ああ……。少し、先が見えないな。とっかかりがどこにもなくてさ……今日はサイト君は授業か」 「残念ねぇ。そうね、サイトちゃんはお嬢と一緒ね。なんだか、お気に入りみたいだわ」 ルイズは才人をよく連れて行きたがるようだった。護衛を任されたキクロプスは話せるようになっても、元来寡黙であまり喋る方 じゃない。それなら同年代の男の子の方がまだ話が合うからか、と最初クリフは思っていたが、どうもそうではないらしい。 それとなく聞いたルイズの話を総合すると、恐ろしいことに要は気兼ねなくボコスカ殴れるから、のようであった。 大人しく従うキクロプスには、不満はないがやはり楽しくはないという。それよりは、逆にからかい尽くされてこてんぱんにやら れてしまうヴォルフは別にしても、少々程度やり返そうとする才人が格好の標的になっていた。 なんというか、人を趣味でサンドバックにする、というのは年頃の女の子としては如何なものかとクリフは思うのだけれども。す ごいお転婆な娘である。 「またぞろ、生傷でも作って帰ってきそうだな……彼も災難なことだ」 「仲がよきことは美しき哉、よ。いいことじゃない」 ヴォルフは洗われたズボンを洗濯紐に通しながら言う。 ……仲がいい…うーん。本当にいいのか? ……なんにせよ、僕がターゲットにならなくてよかった。彼も無事だといいが。 クリフが内心でほっとしていると、何列もの洗濯物の陰からシエスタが顔を出した。 「クリフさん、おかえりなさい! 今日もお疲れ様です!」 「やあ、シエスタ。今日も精が出てるみたいだね、君こそ毎日ご苦労様だよ」 「そんな……。ヴォルフさんがいつも手伝って下さるおかげで、ホントに助かってます」 そう言って、シエスタは頬を染めてもじもじしはじめる。 例の騒動があってからこっち、シエスタはクリフに対して好感を持っている様子だった。なにかと図書館などの様子を見に来て、 司書を通して差し入れなどをよくしてくれる。 「君のおかげで調べ物もよくはかどっているよ。本当にありがとう」 成果こそ芳しくはないが、根を詰めているときに間食の一つも差し入れてもらうとずいぶん助かる。ここまで分かりやすく好意を 示してもらえるというのは、クリフとしても悪い気はしない。 「えへへ……。今日の三時になったら、お菓子をお持ちしますね。それと、東方の名産の『お茶』っていうのが手に入ったんです。 楽しみにしててくださいね」 「『お茶』? へえ、お茶が!」 シエスタの言葉に、思わずクリフは反応した。 「それはいいね。紅茶かな? 緑茶かな? どちらも僕は好きだが」 「あ、クリフさん、ご存知なんですか?」 「ああ。知ってるどころか大好きだよ。いやあ、嬉しいね」 クリフはイギリス人である。英国といえば、お茶熱が高じてアジアの権益欲しさにオランダと戦争し、新大陸にまでお茶趣味を押 し付けて関税で絞り取り、挙句の果てにはボストン茶会事件でアメリカ独立戦争まで引き起こしたほどのお茶狂いの国である。 クリフ自身はイギリス人でありながら、子供のころからアメリカで実験場生活を送っていたため三時のお茶の習慣はなかった。が、 成人してからやってみたところ、非科学的な話ではあるが、どうにもしっくりきてしまいそれ以来病み付きになっていた。 「そうですか、よかったです。飲む前からこんなに喜んでもらえるなんて、えへへ」 シエスタがはにかんだように笑った。ヴォルフも横から話に加わる。 「いいじゃない、アタシも飲みたいわね? シエスタ、いい?」 「はい、けっこうたっぷりありますし。後でみんなで飲みましょう」 「いーわねー♪ アタシハーブティー大好きなのよー。ラベンダーとかカモミールとか、こっちにはあるのかしらね?」 「ハーブティー? ですか? ハーブはありますけど……」 「あら、じゃあできるかしら? お茶っていうか紅茶なんだけど、こうね、乾燥したハーブを香りづけとして一緒に淹れてね? 色 んなお花なんかのいーい香りを楽しむの」 「きゃあ、それ素敵ですね? それってどんなお花でもできるんですか?」 「もちろんよ、果実だってできるわ。できれば香りが強めなのがいいけど、特にね、アタシはローズヒップが大好きなの。ビタミンC って言うのが豊富で美容にもよくて、おハダを綺麗にしてくれるのよ」 「へえ……! あとで詳しく教えて下さいね?」 「ええ、いいわよ。楽しみだわー。……あら、お嬢ちゃんも帰ってきたわね」 見てみると、のしのしと歩くルイズがこちらへ向かってきている。なにか怒っている様子で、その後ろには才人を背負ったキクロ プスがついてきていた。またなにか癇癪を起こして才人に対して暴行に及んだらしい。 「ひどい……股間はやめろっての……」 ぐったりとした才人が悲しげな呟きを漏らしていた。……本当に仲がいいのか? 「お帰りなさいお嬢。さ、ご飯ね」 「わたしお腹が空いたわ。洗濯もいいけど、早く行くわよ」 「そりゃ奇遇ね、アタシもよ。じゃ、行きましょか。何が出るのかしら、楽しみねー」 と、ヴォルフは早くも舌なめずりする。 クリフも空腹を覚えた腹をなんとなくさすった。そういえば、自分も腹が減った。 「じゃあ、シエスタ。今日もお願いするよ」 「ええ、今日はシチューだそうですよ」 シエスタがにこにこしながら頷いた。 ルイズの許可が出てから数日の間は、アルヴィーズの食堂内で食事を摂っていたクリフ達であったが、やはり貴族ではない平民の 集団は問題があったらしい。 特に例の、才人とヴォルフのファミレス組のせいで、「著しく品位を下げるため、あまりにも」という学院側の判断でついに追い 出され、もっぱら食堂の裏にある厨房で済ませることにしていた。 ちなみに、貴族用の大浴場も今は使っていない。あのヴェストリの広場に簡易のシャワー室を建てて、そこで体を洗っていた。一 度だけは利用したが、天国などと呼んでいたヴォルフが少年達を強引に口説きはじめたので、実力で鎮圧して以降クリフの命令で自 主的に出禁にしている。 「さ、行くわよ。もたもたしないの」 ルイズが先頭になって、中央の塔に向かって一行は歩き出す。そのうちに、ヴォルフが呟いた。 「まーいいんだけどさー。お嬢ちゃん、ホントにいいの? アンタこれじゃ孤食じゃないの。一人でご飯食べるの、よくないわよ?」 「うるさいわね。いいの、しょうがないでしょ。あんたがバカみたいに下品なことするからこうなるんじゃないの」 「でもねー……なんとかならないかしら。アタシ心配よ。お嬢ってお友達も少ないみたいだし」 「お、大きなお世話よ! わたしはいいの、もう」 一週間近く過ごしてみたが、確かにルイズの交友関係はあまり広くないようである。せいぜい隣のキュルケぐらいのもので、楽し そうにお喋りしているところはほとんど見たことがない。 「俺はあっちのが豪華でよかったけどなー。ま、厨房のもうまいんだけど」 ルイズについて歩く才人が言う。ルイズがぎろりと才人を睨んだ。 「あ・ん・た・も・でしょーが。なんでマナーもちゃんとできないのよ。せめて大人しく食べればよかったんでしょ」 「いやーついノリで……ヴォルさんが俺を乗せるの上手いんだよ」 「自分のせいじゃない。ばかヴォルフにくっついて、一緒に騒いでるからいけないんじゃないの。自業自得よ、ごはん食べれるだけ ましだわ。甘やかしすぎなくらいよ」 そこでルイズの説教に、脇からヴォルフが口を出す。 「あら、バカだなんてひどいじゃない。アタシはただ、食事の一時に会話という花を添えているだけじゃないの」 「黙りなさいばか。マナーのことを言ってるんでしょ、罰としてあんた達二人はご飯抜きにした方がよかったかしら」 「「それは困る(わ)」」 「もう……! なんなのこの二人組は……!」 頭が痛いとばかりに、ルイズは首を振った。 「そうは言ってもねぇ。アタシはただ食べやすく食べてただけだし……」 「そうそう。ワイワイ楽しく食べることがいけないって言う方がおかしいんだよ。俺達は悪くないって」 などと、しかし二人はまったく悪いとも思っていない風情で言う。 「ヴォルフは黙りなさいって言ってるでしょ。だいたいサイト、あんた虎の威を借りるんじゃないの」 「別に借りちゃいねえよ。意見が合うだけっつーか? 俺が言う前に同じ意見を言ってくれるっつーか」 「そうよねーサイトちゃん。アタシ達気が合うのよ、これなんていうのかしら? マジョリティってやつ? 当たり前の感覚よね」 「そうだよね。俺達が多数派なんだよ、ルイズが違うだけで」 「……あんた達が多数派だったらこの世はウホウホ言ってるおサルだらけよ……」 そんなやり取りをしているうちに、食堂のある中央塔に着いた。そこでルイズは一人集団から分かれ、正面から入っていく。 「じゃあ、それじゃあね。授業の前になったら、キクロプスとサイトはわたしを迎えに来なさい」 「えー。俺、まだ働いてる方がいいかもしんねーんだけど。お前、俺のことボコボコ殴るんだもん。こいつひでーんすよ、なんでか 俺を目の敵にするし」 「いいから来なさい。遅れたらひどいからね」 「はいはい、分かったよ。なんなんだか……」 「はいは一回! じゃあね」 そう言って、ルイズは食堂に向かって行ってしまった。 「はあ……。めんどくせーな。クリフさん、俺と代わってくれません?」 才人がせがむようにクリフを見てくる。 「……いや、僕はその……調べものがあるので」 クリフはさりげなく拒否した。正直、自分に被害がくるのは勘弁であった。それにまあ……サイト君でないと、たぶん意味がない んだろうなぁ……。 「ちぇー。あいつ、すげえ凶暴なんだよな。キクさんにはなにもしないのに、俺にだけやけに風当たりが強いし」 「…………まあ、少し……ひどいと思う時もあるが」 キクロプスがぽつりと呟いた。不平を漏らす才人の肩を、ヴォルフが叩く。 「まあ、いいじゃないの。きっと気があるのよ、やっぱり。青い恋ねー」 「ち、違うって! 最初は可愛いとは思ったけど、あんなに暴力振るうとは思ってなかったし!」 「あら照れちゃって。ま、それより早くご飯食べに行きましょ」 そうしてクリフ達は厨房へ向かった。 「おう、また来たなお前ら! 『我らのケン』達め! 出来てるぜ!」 からからと笑いながら包丁を振るって肉を切っているのは、この厨房のコック長であるマルトー、という気の良さそうな親父であ る。 よく分からないがケン、というのはヴォルフの拳と才人の剣を指しているらしい。いつの間にか妙なネーミングまでつけられてい た。とにかく、平民という身分で貴族のギーシュを事もなく下したのが評判であったらしい。 クリフ達が手を上げて返すと、がはは、今日のメシも美味いぞぅ、とマルトーが笑った。 「よっしゃ、ちょっと待ってろよ! シエスタ、仕事もあっから手を洗ってこい! ……おし、これで肉は上がりだ。副料理長、こ れ頼むぞ! ……おう、お前らそこらへんの椅子に適当に座っててくれや」 マルトーに促され、クリフ達は隅の椅子の前へ行く。しかし、相変わらずすぐに座る気にはなれない。これだけ周りが忙しく飛び 回っているのに、自分達だけゆっくりと座って待つ、というのがどうにも……。 「どしたのクリフ? ボケッと突っ立って」 見ると、ヴォルフは堂々と腰掛けていた。さすがヴォルフだ、あっという間に馴染んでいる。 「あ、遠慮しない奴だな、とか思ってるんでしょ? いいのよ、向こうがいいって言ってるんだから。ほら、そこに立ってたら邪魔 になっちゃうわよ」 そう言われて、仕方なく一同は席につく。しばらく待っていると、シエスタが簡素なお盆に載せた料理を四人前運んできてくれた。 「あーら良い匂い。たまんないわね」 「うん。これは……美味そうだ」 スプーンでシチューをすくって口にする。ほのかな甘みのある、ちょうど良い塩加減。香りが良い。 「へえ……うん。これは美味いな。香草が……」 「お、あんた分かるのかい? さすがだねぇ。分かるやつに食ってもらえるってのも料理人冥利に尽きるってもんさ、がはは!」 マルトーは今度は野菜を刻みながら笑う。 「風味が特に良いな。これは確か、以前の鱒のパイに……」 「おお? なんでえ、あれ食ったのかい! 美味かったろ、あれ焼く時に詰めた奴と一緒でな。今度は余るくらいごっそり入ったか ら、賄い用のシチューに使ったんだよ」 「あら、作ったのアナタだったの? あれはホント、美味しかったわー。アタシレシピ知りたかったのよ」 ヴォルフががつがつと食べながら会話に混じった。 「お、お気に入りかい。あいつは自信作だったな、また今度作ってやるかい?」 「お願いだわ、あの時は一皿全部食べちゃったもの。焼き加減がとっても良かったのよ、焼き色も火加減もベスト。あれはどうやっ たのかしら?」 「へへ、あれはちょいと秘密があってな。オーブンに入れるときに軽く一工夫して――」 「あ、なるほど。じゃああれは――」 と、マルトーとヴォルフの間で料理の話が始まってしまったので、クリフは黙って目の前の昼食に集中することにした。 しかし、それにしても美味い。貴族向けの料理にも劣らないと言っていい。多少時間が経ってはいるが、パンも芳醇な香りだ。つ いつい黙ったまま食べて続けてしまう。 「――っといけねえ、忘れるとこだったぜ。おうシエスタ、『ケン』達にアルビオンのとっておきを注いでやんな!」 手を動かしたままのマルトーが叫ぶと、厨房の奥からシエスタがワインを持ってやってきた。四つのグラスに注いで、それぞれの 前に置いてくれる。 「はい、どうぞ皆さん」 ニコニコしながら、シエスタが勧めてくれる。才人が嬉しそうな声を出した。 「おっ、やった。俺、前は友達と一緒に飲んだりもしたけど、ワインっていうか酒の味ってあんま好きじゃなかったんだよなぁ。そ れがこっちに来てから、こんなに美味いんだってはじめて知ったよ」 「ありがとうシエスタ。ああ、ワインは中々難しいからね。大きく値が張るものはやっぱり美味しいのが多いけど、少しランクが下 がっただけで途端に選びづらくなる。飲み慣れていないと、ちょっと舌に合わないかもな……うん、これは美味い」 クリフもまた注がれたワインを口にし、深い味わいに舌鼓を打った。才人は勢い良く口に流し込み、あっという間にグラスを半分 開けてしまう。 「ぷはっ。やっぱりなんか違うなあ。向こうじゃ、コンビニで買ったチューハイとかばっかりだったしなぁ俺。ビールはいまいちダ メだったし。クリフさん、向こうじゃどういうの飲んでたんです? オススメとかある?」 「そうだな、僕もそこまで詳しい方ではないけど。フランス産よりスペイン産のワインもよく飲んだな、値段も手ごろで掘り出し物 も多いし。近年は気候が変わって、特級畑もそんなに信用できないからな」 「特級? なにそれ、畑にランクとかあるの?」 「ああ。土質がワインの元になる葡萄を作るのに最適って判断された畑さ。でも、外れを引くと高くて不味いなんてこともあるから ね、名作なんて呼ばれてたのが、天候不順や作り手の代替わりでひどいことにもよくなるし」 「えー。それ最悪じゃん、なんのために高い金出したってことだし。やっぱり色々騙されてひどいの飲んだりしたの?」 「したね……。87年、91年の「シャトー・マルゴー」とか、あれはひどかった。名前じゃないと思うよ、ワインは。飲んだらどうか、 じゃないかな」 そう言うと、才人が困った顔をする。 「え、それじゃあどうすんだ? 名前で信用できなかったらどうにもならないじゃん。俺なんか怖くてどれも買えないよ」 「そうだな……。やっぱり君ぐらいの年代だと、とりあえずは白ワインかな? 赤は渋みがあるし、分かりにくいかもな。このワイ ンはすごく美味しいけど、少し特別だ。選ぶならスパークリングワインとか……」 「あ、炭酸のある奴でしょ。知ってる」 「シャンパンって呼ばれてるのと基本的には同じさ。スペインにおける「カバ」だな。白ならガリシア地方の「リベイロ」やバスク の「チャコリ」なんかもいいんじゃないか? ライトでキリッとしてて飲みやすいよ」 「へえ、それも炭酸入り? 今度飲んでみたいなあ。んぐんぐ」 けっこうな調子で杯を煽る才人。未成年だし飲み過ぎないかちょっと心配ではあるが、彼は年の割には酒が弱いわけではないよう だ。 僕がはじめてアルコールを飲んだときは、あっという間にひっくり返ってしまったものだが。あの時はヴォルフに指をさされて笑 われたものだ。まあ、個人差か。 「お、白が飲みたいのかい『剣』? へへ、お前もけっこうイケる口ってやつかい。シエスタ、確か一本余ってたのがあるだろ? どこやったっけ」 一息ついたのか、マルトーが包丁を置いて会話に入ってくる。 「えーと、たしかここの棚に……これですよね料理長?」 「おう、それだ。そこのアルビオンのやつには負けるが、まあこれもそこそこのやつさ。四人で一瓶じゃ足りんだろう、こいつもい っとけや。よっ」 そう言って、手ずから栓を抜いて才人のグラスになみなみと注ぐ。 「お、ラッキー! ってうわ、こんなにいっぱい。飲みきれないって」 「がはは、遠慮すんな! ぐいっといけぐいっと! 俺はお前らが大好きなんだ、あのいけ好かねえ貴族を軽くひねってみせるなん てな。お前、あんな剣さばきはどこで習ったんだ? 俺にも教えてくれよ」 「んぐんぐ……ぷはっ。あ、ホントだ、すげー飲みやすい。剣? うーん、それが俺にもよくわかんねえんだよな。なんか勝手に体 が動いたっていうか……俺はなにもしてないんだけど」 才人が不思議そうに首をひねると、マルトーはますます笑みを大きくしていく。 「体に馴染んでるくらいってやつか! いやーすげえな! おいお前達、聞いたか! 達人ってのはこういうもんだ、見習えよ! 達人は誇らない!」 マルトーの大声が厨房に響く。若いコック達が、その声に唱和して返す。 『達人は誇らない!』 その返事に満足そうにマルトーは頷き、ようやく半分を開けた才人のグラスにさらにワインを注いでいく。 「がはは、俺はますますお前達が好きになったぞ。ほらほら、もっと飲め」 「おいおい、いくらなんだって昼からこんなじゃ俺つぶれちゃうよ。クリフさん助けて」 さすがに困った顔をして、才人がこっちを見てきた。 「じゃあ……僕も好意に甘えて、一杯頂こうかな?」 「おっあんたも飲むかい! がはは、いいぞ。ところであんた、なんだかリーダーみたいだが。あんたはなにができるんだい? どうせあんたもすげえんだろう?」 マルトーの質問に、クリフはワインを口にしながら適当にごまかす。 「僕は、そんな大したことはできないよ。……ふむ、これも美味いな。たしかにいける」 「だろ!? 値は安いがな、こいつはその割には美味いんだ。俺達平民にはこっそり人気なんだぜ? それより……」 くるり、とマルトーは背を向けて、再び厨房の奥に向かって叫ぶ。 「聞いたか、お前達! 達人ってのはこういうもんだ! 自分を誇ったりは決してしねえ! いいか、達人は決して誇らない!」 『達人は決して誇らない!』 また唱和が厨房に響き渡る。 「だっはっは! 謎めいてるってやつだな? で、いざという時に伝家の宝刀を抜く、と。いいじゃねえか、かっけえな!」 「はは……」 単純に話を大きくさせたくないだけだが、どうも謙遜しているととられたらしい。まあ、どっちにせよあまり噂は広がらせないほ うが好ましいし。 隣のヴォルフが、自分のグラスに手酌でヴィンデージ・ワインをもう一杯つぎながら言う。 「白もステキだけど、アタシはやっぱり赤ね。いいわねーこれ。アタシもこんなにいいの、そうそう飲んだことないわよ?」 「おう、『拳』は赤か! あんたは一番の大金星だったな、なんだいありゃ!? パンチ一発でぐしゃっと一撃じゃねえか! とん でもねえ強さだな、おい!?」 「ウフフ、やるでしょ。ま、あんな銅人形なんてアタシの敵じゃないわね。100でも200でも余裕のよっちゃんよ」 「おお!? すげえ自信だな、『拳』よ!?」 「自信ていうか、確信ね。あんな子供のオモチャに負けたらアタシの『不死身』の名が泣くわ。ラクショーラクショー」 「やっぱすげえな! ますます好きになっちまうぜ! おい! お前達聞いたか!」 またまたマルトーはくるりと振り向いて、厨房に声を響かせた。 「達人ってのはこういうもんだ! 自分の力を確信してる! いいか、達人もたまには誇る!」 『達人もたまには誇る!』 ……もはやなんでもいいらしい。 「ウフフ、いいわねーこういう元気な空気。ふう、ごちそう様。美味しかったわ」 いつの間にか食べ終わったのか、ヴォルフが席を立つ。 それを見て、クリフははっとした。あ、しまった。気が付けば、自分の食事を止めてしまっていた。 「あら? まだのんびり食べてるのクリフ、それに才人ちゃんも。ダメよ、厨房は戦場なのよ? さっさと食べ終わらないと」 「ああ……つい、圧倒されちゃって」 「うわ……。俺、ちょっと回ってきたかも」 さすがに立て続けの一気が効いたのか、軽く才人がふらりと揺れた。 「んもう、ダメよ? さっ、マルトー。なにか仕事あるでしょ? お礼に今日も手伝うわ。そうね、このお皿洗っちゃっていいんで しょ?」 ヴォルフはそう言って、おととい勝手に持ち込んだどこかで手に入れたらしいエプロンを身につけ、流しに積みあがっている汚れ た皿の山を指す。 「おいおい、やっぱ悪ぃって。英雄を働かせるわけにはいかねえし、それに一応ミス・ヴァリエール嬢の使い魔なんだろ? 勝手に 使ったらこっちが怒られちまうよ」 「なーに言ってんのよ、大丈夫に決まってるでしょ。お嬢ちゃんにはアタシから断っておいたし、許しも出たし。だいたい、今はそ この食堂でご飯食べてるわよ」 「うーん、そうかい? んじゃ毎度すまねえな、頼むぜ。洗剤と綿はそこだからな」 「オッケー任せてちょうだいな。さってと、やりますか。フンフンフ~ン♪」 鼻歌を歌いながら、慣れた手つきで素早く食器を洗いはじめるヴォルフ。わずかな間に、どんどんと綺麗になった皿が積まれてい く。それを見ていたマルトーが呟きを漏らした。 「おうおう、速え速え。やっぱやるじゃねえか。ウチで正式に雇いてえぐらいだよなぁ。……おし、シエスタ! ちょっと早いが、 メシ食っていいぞ!」 近くで棚から食器を出していたシエスタが、はい! と元気な声で返事をした。 こういう調子で、クリフ達は食後に厨房の手伝いをする。 最初は、ここで食事を摂りはじめた初日にヴォルフが勝手にはじめたことだが、流れで全員が仕事をするようになっていた。まあ、 元々ただで食事をするというのも気が引けていたので、クリフ達は当たり前のように作業に参加している。 マルトー他、厨房のコックやシエスタ達メイドは最初遠慮していたが、ヴォルフのごり押しで結局受け入れさせられていた。それ に、ここの人たちはそうでもしなければ食べる事ができないため交代で食事を摂っているらしく、食事時は非常に忙しい。 なるほど、厨房は戦場とは言いえて妙であった。常識的に考えて、いい年をした人間達がそんな中でのうのうと食わせてもらって そのまま帰る、というわけにはいかない。 隣で、静かに食べていたキクロプスも椅子を引いて立ち上がった。 「…………美味かった。……マルトー、薪はまだあるか?」 「お? 裏にあるが……あんたが前に割った奴がまだ少し残ってるぜ? スカカカッっとな、ありゃ見事だったな。別に今やらんで も、夕方にでもやってくれりゃいいけど」 「…………俺は厨房で働いた経験はない。ここでは、やはりあまり役に立てん……夕食の時は、刃物でも磨こう。……包丁以外なら、 出来る」 「おう、そうなのかい? そりゃちょうどいいな、ハサミが何本か、切れ味悪くなってきててな。んじゃ、それまでに適当に切れ味 悪い奴を集めとくぜ」 「…………ああ。……ごちそう様」 ふらりと身を翻して、キクロプスは厨房の裏口から出て行った。前にもやってみせていたが、放り投げた大量の薪を曲芸のように ナイフで割りまくるつもりのようだ。達人の剣士ならではの技である。 「やっべ。んがんぐんが、ごっくん。……よし、俺も薪割り行ってくるよ。マルトー、ごちそうさま!」 「おう『剣』! また後でな、頼んだぜ!」 あっという間に残っていた自分の皿を平らげて、才人はマルトーの脇をすり抜けキクロプスの後を追っていってしまう。いつも見 るが、すさまじい早食いの早さである。 そしてクリフは一人、厨房の隅のテーブルにおいてけぼりを食ってしまった。周囲では人々が気忙しそうに動いている。 ううむ……しまった、これは良くないな。早く食べて手伝わないと、なんだかいたたまれないぞ。 クリフは急いで残ったシチューをかきこみパンをほうばる。しかし、急に詰め込んだせいで喉に詰まってしまった。 「ゲホッゴホッ……」 「ん? おい大丈夫かよ、無理すんなって」 マルトーが心配する声をかけてくる。いかん、僕はあまり早食いに慣れていない……苦しい。 胸を叩きながら空のグラスにワインを注ごうとしたが、その時、目の前にさっと水の入ったコップが差し出された。 見上げると、シエスタがニコニコしながら自分のお盆を片手で持って、コップを渡してくれていた。 クリフはコップをありがたく受け取って一気に呷る。 「……ふう。ありがとう、シエスタ」 「いえ、そんなに急がなくてもいいんですよ、クリフさん。私もここ、お邪魔しますね」 お盆を置いて、クリフの隣にシエスタが腰掛けた。 「ゆっくり食べればいいですから。私もいつもそんな慌てて食べてませんし」 「ああ……なんだか助かった気分だ」 「うふふ。クリフさんはこういうの、あんまり経験ないですか?」 「うん。なんて言うんだろう、こういう……勢いのある仕事場の感じというのかな、そんなに慣れていないなぁ」 「そうですね、なんだかそういうの、似合わなそうです?」 「おや、それはどういう意味かな?」 明るい調子でそう言うと、シエスタはうふふ、と笑う。 「いいんだぜ、ゆっくり食ってくれてよ! よく味わってたっぷり食ってもらう、こいつぁ料理人の喜びだからな、がはは! っと いけねえ、次の料理の煮込みやんねえと!」 ついこっちの会話にかまけて忘れていたのか、マルトーはコック帽を抑えてあわてて奥へ駆け出して行った。 「はは……活気があるなぁ。しかし、このシチューは本当においしいね」 「ええ、マルトー親方自ら作ったものですもの。私も、色々教えてもらってますし」 「うん、素晴らしい料理人だ。今朝の朝食も、残さず食べてしまったからね。足りなかったくらいだ」 思わず激賞の言葉が口から出る。少し遠くで煮込み料理の味見をはじめたマルトーはそれが耳に入ったのか、 「だっはっは! だろ、俺の料理は美味いだろ!」と嬉しそうに笑った。 「じゃあこっちの段の配膳、お願いしますね」 「分かった、任せてくれ」 食べ終わった後、クリフは自分も何か手伝おうとしたが、特にやれることもなかったため、シエスタと一緒に食堂でデザートの配 膳をしていた。 ヴォルフやキクロプスに比べて、クリフは自分の生活力のなさに少々暗澹とした気分になる。才人も自分と同じくできることは少 ないが、彼はなんというか、自分に比べて仕事をするにもセンスがあった。飲み込みが早く、テンポよく進められる才能というんだ ろうか。若さのせいかもしれない。つまり、四人の中ではクリフが一番役に立っていなかった。 「ううむ、こうなるとどうにも役立たずだなぁ僕は……」 大っぴらに念動を使えればできる仕事の範囲もぐっと広がるのだが、それが出来ない以上仕方がないと言えば仕方ないとは言える のではあるが。 配膳の途中、どうにも騒いでいる少年達の集団が目に留まった。よく見ると、例のギーシュがその中にいる。 そのうちにクリフの姿に気づいたのか、ぎょっとした顔をしてこちらを見た。 「うっ!? ひ、ひえっ!」 のけぞって、自分の尻を押さえる。恐怖に歪んだ顔をしていた。 「く、来るなぁッ! 来ないでくれぇッ!」 「……やあ。……君も大変だったな……」 どういえばいいのか、なんだかすごいすまない気分になってくる……。 「はぁっ、はぁっ、や、やつは!? やつはどこにいる!?」 「……やつは厨房だよ。出てこないはずだから安心してくれ……」 「う、うう……! ああああ゛、ああ゛……! やめろ、やめろ、尻を突き出すなぁッ……! 後ろ目にこっちを見るなぁッ……!」 なにやらトラウマが蘇ったらしい、ギーシュは頭を抱えて錯乱しはじめた。近くで食事をしていたモンモランシーがそれに気づき、 ギーシュの友人達と介抱をはじめた。 「落ちついて! 落ちつくのギーシュ、息を整えるの! 焦っちゃだめ!」 「そうだ、落ちつくんだギーシュ! 取り乱すな、お前は『薔薇色のギーシュ』だろう!?」 「やめろぉーッ! そ、その名を呼ぶなぁーッ!」 ……うーん、かわいそうに……。変な二つ名までつけられて、災難すぎる……。 「……お、お大事に……」 こっそりと立ち去ろうとすると、ふとギーシュの足元に紫色の小瓶が転がっているのが目に入った。 ああ、あれがヴォルフ達が言ってた例の香水とか言うやつか。また落としてる……。こっそり念動力でポケットに突っ込んでおい てやることにした。恐怖に支配されているせいか、ギーシュはそれに気づかなかったようだ。 しばらくの内にデザートの配膳も終わって、クリフ一行の昼食の時間はつつがなく終わりを告げた。 前ページ 三つの『二つ名』 一つのゼロ 次ページ
https://w.atwiki.jp/anzrtrpg/pages/214.html
次へ yaten_GM: てーんー子ー クリフ: 1 アディラ: PC4 エレナ: 2 理加: 3 yaten_GM: 全員揃ったのを確認したところで、キャラ紹介と行きましょう yaten_GM: PC番号順にどうぞ クリフ: 「私はクリフ・ルイスというFC社所属の牧師です。いずれ貴方達とも関わりがあるでしょう。と、まぁ、こういうところですね」 クリフ: 以上 yaten_GM: 次エレナそん エレナ: 「エレナ・スクーデリアです」 エレナ: 「生まれは異世界ですが、紆余曲折があってこの世界で暮らすことになりました」 エレナ: 「今はフューネラルコンダクター社というところでお世話になってます、あの、アンダーテイカー?と言うのをやっています」 エレナ: 「お友達も出来て楽しい学校生活を送っています。ブラックロータスさんありがとうございます!!」 エレナ: 「ふ、ふつつか者ですがよろしくお願いしますっ」 エレナ: 以上ですっ yaten_GM: 次理加りん 理加: ういうい 理加: あ、ハンドアウトテンプレートは聖遺物で。 yaten_GM: あい、了解 理加: 「理加と言います。ホムンクルスです」 理加: 「ただし他人にホムンクルスだとバレたくないため、隠しては居ます」 理加: 「それなりに長生きはしてますが、実際のところ、さほど昔のことは余り覚えてないんだけど。クエスターとしては多少経験があるけれど、そんな実績はないです」 理加: 「自分がどこに所属してるかも実は曖昧。そんな割りと責任感が無い者ですが、よろしくお願いします」 理加: と、ここまで言っておきながらですが、やっぱり所属はちゃんと決めておいたほうがいいですかね? yaten_GM: 指定が無いのなら、フォーチュンサービスということにしようかと思ってたのですが yaten_GM: 戸籍まで貰ってますし、一応決めておいた方が良いでしょう 理加: じゃあ、フォーチュンサービスで。 yaten_GM: あいあい、了解 yaten_GM: では最後、アディラ アディラ: 「私はアディラといウ」 クリフ: 片言キャラ、だと アディラ: 「聖樹ト契約した戦士ダ」 アディラ: 「シャードの導キがあるナラ、お前タチと同じ道を行くコトもあるだろウ」 アディラ: 「その時ハ、力を貸してクレルと嬉しイ」 アディラ: 以上で yaten_GM: 恙無く全員分終わったね yaten_GM: ではPC間のコネの取得を。自分の次のPC番号の人に対してコネを取ってね アディラ: クリフ……カ 理加: アディラですね yaten_GM: エレナそん→理加りんの流れ以外はかなり自然だね! 多分 クリフ: エレナにかぁ クリフ: 庇護しかねぇわな アディラ: 日本に来て暫クノ間、色々ト親切にしてもらったノデ、いい人、だナ 理加: 留学生かー。 yaten_GM: ちなみに今回、シナリオ指定のコネが無い代わり、任意の登場判定で1回だけ+2にして判定できる事にします エレナ: 理加さんに「いいひと」で yaten_GM: コネ作ってたら抽象的で使い物にならないものばかりになりそうだったので、こういう裁定でいきます アディラ: あいあい 理加: ういうい。 エレナ: はーいっ エレナ: 理加さんからアディラさんにはクラスメイト的な感じで取得すると良いと思いますよ yaten_GM: そういうのがオススメですね 理加: ですね。 yaten_GM: そうでなくても最低限同じ学校である、という事にはしますけどね 理加: 邂逅表でしたよね。確か アディラ: んー、しっくりくるのがなかったら、自作の感情でも可 理加: ういうい。 アディラ: あくまでも邂逅表のは目安ですので 理加: うーん、友人、で良いかな。 yaten_GM: では皆取り終わったかナー? アディラ: OKOK yaten_GM: では早速OPを始めましょう yaten_GM: まずクリフさんから クリフ: オーラーイ yaten_GM: 日曜午前、まだ昼には少し早い頃合い yaten_GM: 礼拝が終わり、教会の前で参加していた人達が談笑しているところです yaten_GM: クリフさん好みの奥様がたも沢山いますヨ? クリフ: 「失礼、そこのゴミを……」 クリフ: と、奥様連中の首筋に yaten_GM: 「ああ、ありがとうございます牧師様」じゅんしんなひとたちなんですよ クリフ: 「何か気になる事がありますか?」 yaten_GM: 「ええ、実は最近噂になっている話がありまして……」と奥様の一人が口を開きます yaten_GM: 「最近、この辺りに通り魔が出るそうなんです」 クリフ: 「……通り魔、ですか」 yaten_GM: 他の奥様達も「なんて恐ろしいんでしょう」というような事を口々に話ますね クリフ: 「承知しました。奥様方、また、お子様方も含め、私に任せて下さい」 yaten_GM: 「単なる噂なら良いんですけど……」 yaten_GM: 「それが小堺さんの所の奥様が襲われたそうなんです。なんと恐ろしい」 yaten_GM: ちなみに小堺さんもこの教会の礼拝に顔を出す面子の一人です クリフ: 「私にお任せを」 yaten_GM: 「まあ、流石牧師様。なんと心強い」という尊敬の眼差しを受けつつシーンエンド クリフ: あいお yaten_GM: クエストは、事件を解決する yaten_GM: シンプルですね クリフ: はっはー yaten_GM: まさにPC1という感じ!やったね! yaten_GM: では次、エレナそん行きましょう 理加: たえちゃん。 エレナ: はーいっ! yaten_GM: クリフさんが噂を聞いた翌日、月曜日の放課後です yaten_GM: 途中までは皆と一緒に下校していましたが、あんな達と別れて一人になったところです エレナ: 「今日も学校楽しかったです」幸せそうな顔で歩いていますね yaten_GM: エレナそんはいつでもエレナそんって感じだね…… yaten_GM: まあ、そんなエレナそんしてる最中にですね、どこから鋭い視線を感じます yaten_GM: 殺気……と言う程鋭くはないけれど、確実に友好的では無いような、そんな感じです エレナ: 「あれ?」と立ち止まって辺りを見回しますが誰も見あたらないので「お隣のクラスの山田君でしょうか?」と最近自分を見てるらしい男の子の名前を思いだしてみたり yaten_GM: 山田君、ストーカー扱いされるの巻。本人が聞いたら泣くぞ エレナ: 「きっと用があったら声かけてくるですよね!うん、明日の給食何かなー」 アディラ: エレナのクラスは学年男子の視線が集中しがちだからなぁ(w yaten_GM: 美少女だらけだからね、あのクラス yaten_GM: と、軽く流したのが月曜日の話。 アディラ: 早くも来年のクラス替えの配分で水面下の争いが起こっているという(噂) エレナ: 「今日もあんなちゃんやなぎさちゃんと一杯お話しできました!」 yaten_GM: ですが、火曜も水曜も木曜も……一人になるとその視線を感じるようになります 理加: ホラー。 エレナ: 「なんででしょう?私なんて見ても面白いこと無いと思うのですが」うーんと腕組みして悩んで「明日あんなちゃんに相談してみましょう!」と納得 yaten_GM: すげえ、全然動じてないw yaten_GM: ではそこでシーンエンドにしようw ちなみにクエストが「安心して学校から帰れるようにしましょう」だったんだけど……もう既に安心して下校してるよね? エレナ: 「明日の給食なんでしょうねー」と、ええ、既に忘れていますねw yaten_GM: まさかOPでクエスト達成するとは、このリハクの目を持ってしても読めなんだわ! 理加: w エレナ: 激流に身を任せ同化する yaten_GM: では次、理加 理加: ういさー yaten_GM: 木曜日、昼休みとでもしましょうか 理加: はいな。 yaten_GM: 友達と一緒に昼食を食べながら談笑しているところです 理加: ういうい。 yaten_GM: 今日も他愛もない話題で盛り上がっています。箸が転げても面白いお年頃って奴ですね yaten_GM: 「そういえば理加、こういう話知ってる?」と友人の一人が話しかけてきますね 理加: 「何? 何かあったの」 理加: 「空からドヤ顔の男が降ってきたとか?」 yaten_GM: 「それ怖いわーめっちゃ怖いわー」 yaten_GM: 「それとは違うんだけどね……最近噂になってる話なんだけどさ、首長女って知ってる?」 理加: 「首長? ろくろ首って奴?」 yaten_GM: 「それの現代版みたいな話なのかなー」 yaten_GM: 「夕方にね、一人で歩いてると現れるんだって」 yaten_GM: 「そいつは一人で歩いている女を狙ってるらしいよ。で、目標を見つけると……」 理加: 「ゴクリ」 yaten_GM: 「こう、首をうにょーんって伸ばして凄い勢いで走ってくるんだってさ。怖いんだか笑えるんだか分からないね」 理加: 「何か怪談っぽいというかお笑いと言うか、微妙ねー。現代版……携帯で話しながら首を伸ばしてくるとかだと、もっと怖かったかもだけど」 yaten_GM: 「でもそいつに捕まると、二度と覚めない眠りを与えられる、って話だよ」 yaten_GM: 「なんかね、実際その被害にあった人も居るらしいって話」 理加: 「二度と……覚めない?」 理加: 「もし、そうならニュースとかになってたりする?」 yaten_GM: 「ニュースかあ……そういえばなってないね」 yaten_GM: 「じゃあやっぱり嘘なのかな」と友達はちょっと残念そうに言います 理加: 「うん。やっぱりただの噂じゃない?」 yaten_GM: 「本当に大事になってたら、ニュースにならない訳無いもんねー」 理加: 「そよね」 yaten_GM: ではここらへんでシーンエンドにしましょう 理加: ういうい yaten_GM: クエストは、噂の真相を究明する yaten_GM: 高校生と怪談は実にマッチするよね 理加: 了解よ。 yaten_GM: さて最後、アディラ アディラ: ああ yaten_GM: 日時は金曜日、夕刻 yaten_GM: 一人で街を散策していた……という事にしたいのですが、他に何か希望する行動はありますか アディラ: 散策するならあまり人気のない裏路地を歩いてます yaten_GM: 了解しました アディラ: 表通りは声を掛けられることが多いので、鬱陶しいということで yaten_GM: では一人で夕闇に包まれる裏路地を歩いていた時の事 yaten_GM: 唐突に、女性の悲鳴が聞こえます アディラ: 「ム」 アディラ: 「こちらカ!」 アディラ: 悲鳴の方に向かって走り出しますけど、判定とかないよね? yaten_GM: 特に必要はありません yaten_GM: アディラの優れた聴覚は、的確に悲鳴の場所を割り出しそこに急行する事ができました アディラ: 「何ヲしていル!」 アディラ: 現場に着いたら、一喝します yaten_GM: そう言いながら薄暗い路地に踊りでたアディラが目にしたのは、二人の女性の姿です アディラ: ほうほう yaten_GM: 一人は地面に倒れ伏していて、もう一人はそれに覆いかぶさるような格好をしています yaten_GM: 上に乗ってる方は、なんというか、こう、サダコゥみたいな感じで アディラ: 「!? 貴様、ソコをどケ!」 yaten_GM: その声に反応するようにサダコゥは顔を上げ yaten_GM: \ヴォー/ アディラ: おおう アディラ: 反射的に剣を抜いてしまいますね、それは yaten_GM: と怪しい音を出しながら、威嚇するように顔を振り乱します アディラ: 「……奈落……カ?」 yaten_GM: 武器を取り出したアディラを、サダコゥも警戒してるようです yaten_GM: じりじりと間合いを図っている様子が見て取れますね アディラ: 見極めるようにジリジリと円を描くように間合いを取ります アディラ: 少しずつ間合いを詰めて、一足で飛びこめる距離まで近づいたら、斬りかかる予定 yaten_GM: ではかなりの手練と見たのか、サダコゥはばっと跳躍すると アディラ: 逃げた? yaten_GM: 首を――首を伸ばし、それを電柱に絡みつかせ上空へと退避し……凄い勢いで逃げて行きました アディラ: 「逃げたカ……面妖ナ」 yaten_GM: 首を伸ばすような奴が面妖でなければ何が面妖なのかって話ですね! アディラ: とりあえず、倒れて伏している女性に近づきましょう アディラ: 「おイ、大丈夫カ?」 yaten_GM: 見たところ外傷は無さそうですね アディラ: でも、返事が無い? yaten_GM: うん。幾ら揺すっても、目を覚ます気配が無い アディラ: 「……? 意識ヲ失ってイル、だけではナイようだナ」 yaten_GM: ではここでシーンエンドにしましょう アディラ: OK yaten_GM: クエストは、禍々しいものを討伐する アディラ: FSあたりに連絡を入れておきましょう yaten_GM: うい、了解 アディラ: 警察や救急に連絡すると、目を付けられる可能性があるので yaten_GM: 懸命な判断です yaten_GM: では今日はここまでにしましょう yaten_GM: 乙でした 理加: お疲れ様でした! アディラ: お疲れ様でした エレナ: お疲れ様でしたー 次へ
https://w.atwiki.jp/wlowlospark/pages/15.html
このページでは、初心者の方(特に)必読! 重要だと思われるクエストを紹介しておきますね^^ NPC加入クエスト レイチェル ①最初の試練 開始 村長の家 内容 クラン村洞窟3Fにある巻物をとってくる。 詳細 ・クエストを開始するとレイチェルがPTに加わる クラン村洞窟F3にある巻物をクリックし戦闘(X 1202 Y1295) 村長に巻物を渡す レイチェルにもう一度話すと正式な仲間になる 戦闘 大カメレオン Lv7 HP70 報酬 栄光の拳刃or栄光ロッド リン ①強盗を追い返せ 開始 リンの家 (西側入り口近く) 内容 襲われているリンとおばあさんを強盗から助ける。 戦闘 強盗x2 報酬 ☆1 頁岩x2 ②強盗の復讐 開始 クラン村東口を出てすぐの広場 内容 強盗に捕まっているリンを救出しリンの家に戻る。 戦闘 強盗x2 強盗のボス 報酬 リンが仲間になる 前提 「強盗を追い返せ」 ニース ①謎の少女 開始 北東部の木下 内容 木下に倒れている少女に話しかける 報酬 ニースが仲間になる (カマナーワ洞窟頂上に行く途中に確かニースの杖がある、、) クリフ ①強盗を追い返せ 開始 リンの家 (西側入り口近く) 内容 襲われているリンとおばあさんを強盗から助ける。 戦闘 強盗x2 報酬 ☆1 頁岩x2 ②強盗の復讐 開始 クラン村東口を出てすぐの広場 内容 強盗に捕まっているリンを救出しリンの家に戻る。 戦闘 強盗x2 強盗のボス 報酬 リンが仲間になる 前提 「強盗を追い返せ」 ③強盗との再開 開始 サウス02の南東の洞窟の通路 内容 海賊達との戦闘 戦闘 1戦目 海賊Lv80x4 2戦目 海賊Lv85&クリフLv90 (クリフは海賊と表示されている) 報酬 クリフ加入 10%経験値薬 折れた火の鳥の羽x3 中毒薬x5 サシャ ①活人祭 開始 マヤの集落の民家 (X2176 Y2134) 詳細 ・民家を出た後、活人祭の儀式を見学 地下へ落ちた後(X3042 Y995)のスイッチをいれるて奥へ サシャを起こそうとすると青宇宙人と戦闘 サシャの家に帰宅 戦闘 青宇宙人 Lv110 報酬 サシャ加入 魔法の絨毯 加奈子 ①加奈子との出会い 開始 ウサギをクリック 内容 ウサギを助け、加奈子ににぎり寿司を渡す。 報酬 加奈子の木櫛 EXP+500 備考 にぎり寿司は京都の女朗屋(X2942 Y1835) ②間一髪 開始 森林奥の賭博場守衛と男の子(X2982 Y985) 詳細 ・近づくと1回目の戦闘 男の子をクリックすると2回目の戦闘(3人PTまでの加奈子参戦) 戦闘 1回目 賭博場守衛x3 Lv80 2回目 賭博場守衛x8 Lv80 報酬 加奈子加入 EXP+300 前提 加奈子との出会い マゼラン ①マゼランの災難 開始 マゼラン艦隊 詳細 ・船員に話かけると戦闘 クリフを仲間にした洞窟へ(MAP↓の海賊と会話) 海賊船へ行きクリフを戦闘に出してマゼランに話す 戦闘 1戦目 海賊x8 2戦目 海賊x8 (マゼラン参戦。クリフ不参戦可) 報酬 マゼラン加入 ☆1 10%経験値カプセル 前提 クリフがPTにいること フリード ①最初の試練 開始 村長の家 内容 クラン村洞窟3Fにある巻物をとってくる。 詳細 ・クエストを開始するとレイチェルがPTに加わる クラン村洞窟F3にある巻物をクリックし戦闘(X 1202 Y1295) 村長に巻物を渡す レイチェルにもう一度話すと正式な仲間になる 戦闘 大カメレオン Lv7 HP70 報酬 栄光の拳刃or栄光ロッド ②ニースの災難 開始 ウィーリン村の宿屋2F 内容 ニースを寝かしたまま村長に会いに行った後、火あぶりになりそうなニースを救出。戦闘 戦闘 長老の手下x2 Lv10 報酬 光の指輪(MATK+2) ③父との別れ 開始 サウスへの洞窟入り口 詳細 ・クラン村村長の家へ 家の外の門番に話す ウィーリン村村長の家へ イベント クラン村村長の門番と話す 森の入り口のレイチェルと会話 報酬 選択肢↑レイチェルの友好度+2 ↓閉じると同じ。再度選択可能 前提 ニースの災難 ④洞窟の向こう 開始 ラ・ティムと会話 内容 ラ・ティムを倒す 報酬 ラ・ティムの契約(MaxHP+350 ATK+50) クリスタルスカル 前提 レイチェルがPTにいる 飛行機系の乗り物を所持 「父との別れ」クリア ⑤強敵フリード! 開始 酒場1階の酔っ払い (レイチェルとクリフがPTにいること) 詳細 ・クリフを仲間にして再度話す イースター島へ フリードと戦闘 戦闘 フリード Lv150 水 HP45000 フリード Lv121 土 HP21400 フリード Lv117 風 HP17500 報酬 ☆3 俊敏のネックレス 赤の金剛石 備考 クリフ永久脱退 前提 洞窟の向こう ⑥魔女パディス 開始 街の中央の村人と会話 詳細 ・PTにニースがいる状態で手前の民家にはいり、神秘的な客と会話 カイロからピラミッドの秘密通路3F(X4102 Y1555)の玉座の珠をクリックご戦闘 戦闘 カーピフ Lv95 土 HP12500 ミイラx2 報酬 封印天珠 ⑦闘神の試練 開始 封印の地2F 内容 封印天珠の守護者4人と戦闘 戦闘 4体各属性 HP23000 報酬 封印天珠 15%経験値薬 前提 パディスの魔女 ⑧光と闇の双子神 開始 不思議な空間(サシャ救出の時に出てきたところ) 内容 台座があるところまで進み、宝珠を置く 戦闘 1戦目 ダレスの騎士x4 HP15000 ナプター 土 HP18000 2戦目 ダレスの騎士x7 HP16000 暗黒ニース Lv150 水 HP26500 報酬 EXP10%カプセル 前提 氷山「闘神の試練」クリア ⑨星空の約束 開始 ハワイ山頂 内容 会話イベントのみ 報酬 星ボウ指標 前提 マヤ「光と闇の双子神」クリア ⑩天空の城 開始 天空の城に入った先の扉 内容 中に進むと自動イベント信仰 報酬 ダレスの聖諭 ⑪真理の道 開始 公庫学者 詳細 ・ピラミッド右上へ飛行系の乗り物で頂上へ侵入後、その先の真理の石を入手 スフィンクス像の前へ行くとイベント 地下通路への隠し扉が現れ奥へ進むと戦闘 戦闘 1戦目 アヌビス Lv120 土 HP19520 2戦目 アヌビス Lv140 HP22000 ミイラx7 HP4500~6000 報酬 5%経験値薬 冥界の鍵 ⑫冥界王ホルト 開始 鬼が島洞窟奥 詳細 ・洞窟B1の置くの方に冥界の鍵の扉 次の部屋は左下に進むと星ボウ指標が反応 次は門番に話してダレスの聖諭を見せる 戦闘 火フリード HP57500 水フリード HP43600 2体 土フリードHP41400 風フリードHP47500 報酬 フリード加入 20%経験値薬 備考 ニース永久離脱 前提 「星ボウ指標」「冥界の鍵」「ダレスの聖諭」を所持 意見などはどうぞ。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/elliciasp2nd/pages/732.html
性能 装備可能職 下位 なし 上位 セージ/レンジャー/グレネディア/マスケッティア忍者/ストライカー/フェンサー/ビショップ 生産 アルケミスト 基本値 強化値 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10 DEF 130 + + + + + + +35 + + + MDEF 125 + + + + + + +35 + + + 必要BLv 85 スフィア 1 等級 効果 入手方法 Normal HP+250/SP+100 - Unique DEX+?HP+250/SP+100 不明 Noble DEX+8HP+250/SP+100 不明 Heroic DEX+9HP+500/SP+300 不明 Master 該当なし そのた情報 説明文 強化材 エリクシル 購入/売却 -/ 補足 トレード/オークション可、破棄可 入手方法 mob ムールドゥーク 生産 セット組み合わせ 組み合わせ Normal Unique Noble Heroic Master 頭 アポクリフハット INT+5 未確認 INT+15 未確認 - 胴 アポクリフトップ 脚 アポクリフアンダー
https://w.atwiki.jp/gods/pages/130217.html
サーイアンモンクリフ(サー・イアン・モンクリフ) スコットランド貴族のエロル伯爵の系譜に登場する人物。 第11代準男爵。 関連: トマスジェラルドモンクリフ (トマス・ジェラルド・モンクリフ、父) ヒンダミレモン (ヒンダ・ミレモン、母) ダイアナデニスヘイ (ダイアナ・デニス・ヘイ、妻) マーリンセレルドヴィクターギルバートヘイ (マーリン・セレルド・ヴィクター・ギルバート・ヘイ、息子) ペレグリンデイヴィッドユアンマルコムモンクリフ (ペレグリン・デイヴィッド・ユアン・マルコム・モンクリフ、息子) アレクサンドラヴィクトリアカロラインアンモンクリフヘイ (アレクサンドラ・ヴィクトリア・カロライン・アン・モンクリフ=ヘイ、娘) ハーマイオニーパトリシアフォークナー (ハーマイオニー・パトリシア・フォークナー、妻) 別名: サールパートイアンケイモンクリフ (サー・ルパート・イアン・ケイ・モンクリフ)
https://w.atwiki.jp/ifneverland/pages/309.html
ペトゥンの森の奥深くに住む森の民の勢力。「ゴムロア」とは彼らのテリトリーを指す。 最も強い男を王とする風習があり、武闘大会のような形で国王を選出する。 装備品は至って原始的だが、自然の中で鍛え抜かれた野性的感覚と強靭な肉体は 真っ向勝負では無類の強さを発揮する。 森が枯れていく原因を探るために第一次ネバーランド大戦に参戦したが、 ある戦闘中に国王バザマが敵兵を道連れに崖から飛び降り、行方不明となる。 そのため、彼と親子同然の関係にあったクリフ・リフが急遽国王代理を務めた。 拠点 ペトゥン 君主 『フォース』ほか バザマ 『愛しき邪悪』ほか クリフ・リフ 所属武将 『フォース』ほか クリフ・リフ リーガルリリー 『愛しき邪悪』ほか ボボンゴ 同盟勢力 なし 登場作品 スペクトラルフォース スペクトラルフォース2 スペクトラルフォース~愛しき邪悪~ 純情で可憐メイマイ騎士団 スペクトラルフォース聖少女外伝 スペクトラルフォース3~イノセントレイジ~ ネバーランド研究史 いつかこの手が穢れる時に -SPECTRAL FORCE LEGACY-
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8363.html
前ページ 三つの『二つ名』 一つのゼロ 次ページ 「はあ……今日はもうダメかな……」 図書館やコルベールの研究室から構内のあちこちを回って、それでも会えないことにクリフはうんざりとして呟いた。 道中人に尋ねてみたりもしたが、ほとんど知らないという答えばかりで、たまに見かけたという話を元に追いかけてみてもすでに そこはもぬけの殻。どうやらオスマンに言われたコルベールもこちらを探して歩いているようで、お互いに入れ違いを繰り返してい るらしい。 「うーん。どうも運が悪いなぁ。どこか一つの場所で待っていたほうがいいかな?」 コルベールに会えないことには話がはじまらない。これではまるでいたちごっこである。 「となるとやはり図書館あたりが妥当だけど。もしくは、夜を待って彼の研究室かな。いや待てよ、その前に夕食時に食堂にいれば ……ん?」 ふと、窓の外が視界に入った。なにやら、少し開けた広場に大勢の生徒が集まって騒いでいる。 「どうしたんだろう? なにか催し物でもやってるのか?」 見ると、数人の人間を取り巻いて、見物人のような周囲がやんやと騒ぎ立てている。 「なんだろう……。ん、あ……あれ!?」 よく目を凝らしてみると、集団に囲まれた広場の中央に、ピンクの髪の大男が立っていた。その脇には黒髪の才人と、なぜかおび えるようにして噴水の陰に隠れているシエスタの姿があった。 「な……なんだ!? なにをしてるんだあいつは!?」 愕然として目を見開いたクリフの耳に、中央の数人のうち知らない金髪の少年が大声で謳い上げた声が聞こえてきた。 『さあ諸君! 決闘だ! 決闘がはじまるぞ!』 ……な、け、決闘!? なんだ!? 『戦うのはこの『青銅』のギーシュ! ギーシュ・ド・グラモンと、名もなき平民が三人! うち二人は、あのヴァリエールの使い 魔だ! 軽くひねってくれよう!』 宣言を終えると、少年は手にした造花らしき花を構える。 ヴォルフを見るとやる気満々らしく、手首をぐりぐりと回していた。太い笑みが浮かんでいる。 「あ……あのバカ!? ま、まさか!?」 視界の隅で、誰かが泡を食って走ってくる人影が見えた。桃色の美しい髪が風に流れている、ルイズだ。その後ろにキクロプスが ついてきていた。どうやら騒ぎを聞きつけて現場に向かってきているようだ。 クリフの脳裏に、苦い記憶がいくつもフラッシュバックした。エグリゴリで胃を痛めながら暮らしていた日々の、思い出したよう に行われる馬鹿主催の大騒ぎ。 まずい、いかん、まさか。またやったのか、……またやりやがったのかあの大馬鹿野郎!! クリフは慌てて広場に向かう。 「おーい! おーい! はぁっはぁっ、な、なんだ! なにをやってるんだ!?」 息せき切って走ってきたクリフに、ルイズとキクロプスが振り向いた。 「はぁっはぁっ、ヴォ、ヴォルフは!? サイト君とシエスタは!?」 慌てて二人に聞いてみるが、ふるふるとルイズは首を振る。 「わ、わかんないわ! でも、あのドデカオカマが決闘するって! わたしもさっき聞いて、急いでこっちに来たの! もう、いく ら大きくてちょっと怪我が治るからって、あまりに無茶よ! 大変!」 「くそっ! ちょっと、通してくれ! 悪い!」 見物人の生徒達を押しのけ、クリフは取り巻きの内側に押し入る。 「おい!! おいヴォルフ!! なにをやっている、やめろこのバカ!!」 クリフが叫ぶと、ヴォルフは振り返って口を尖らせて呟いた。 「あら、もう見つかっちゃった。もうちょーっと遅れてきてもよかったのに」 「ふざけるな!! お前はなにを考えてるんだ、こんな大騒ぎをして! 決闘ってなんだ!?」 「さあ? ケンカみたいなもんじゃないの。挑まれちゃったからしょうがないでしょ」 軽い調子でヴォルフが肩をすくめる。 「ふざけるなと言っているだろうが!! 状況を話せ、とにかく騒ぎをやめろ! お前はこんなところで大暴れでもするつもりか!?」 事態はよく分からないが、こんな注目を集めている場所で大ゲンカなどさせるわけにはいかない。ただでさえこちらが何者かをで きるだけ周囲に知らせないようにするべきなのに、バカ騒ぎをしてどうするのか。そもそも、大恥もいいところである。 「そう言われてもねぇ。もうどうにもできないカンジ?」 ヴォルフは囃し立てる聴衆をぐるりと見回す。 「……ね? もうこれだけ騒がれちゃやるしかないじゃない? いまさら後に引くってのも無理だと思うけど」 「いいからやめろといったらやめろ!! お前こういう騒動は何度目だと思ってるんだ、もう数え切れないぐらいだ!! お前は僕 の胃を破壊するつもりか!?」 「まあまあ。そうは言っても、もうエグリゴリの中じゃないんだし。クリフも上からどやされることもないんだからいいじゃないの」 「そういう問題じゃない!! アホかお前は、いい加減にしろ!! さもないと学院の外にまで放り投げるぞ!? 今すぐにやめる んだ!!」 「えーでもー、ねえ?」 ヴォルフが視線を外して、先ほどギーシュと名乗っていた少年に目を向ける。 「今更ドタキャンなんて、この坊やは許してくれなそうよ?」 「……そうだ、もはやこの決闘は避けられない。悪いが、見物人は隅に寄って見ていてくれないかね? ぼくの魔法に巻き込まれて も責任はとれないぞ」 ギーシュは鼻息荒く、ヴォルフから目線を外さないまま言った。 「このバカは何度言ったら……!! ……ふう、ああ、君。僕の仲間が迷惑か失礼をかけたと思う。申し訳ない。許してくれないか? この通りだ」 「頭を上げたまえ。きみもそういえばそいつのお仲間だったな、ヴァリエールの使い魔くん。避けられないものは避けられないのだ。 なんなら、きみも参加してもぼくはかまわないぞ。まとめて叩きつぶしてやる」 クリフは少年にくん、やきみなどと呼ばれる年ではないが、この少年はよほど頭に来ているらしい。どうにも説得は通じそうにない。 「おいヴォルフ、お前なにをした? どうせ下らんことだろう、頼むからもうやめろ。僕も本当に怒るぞ!?」 「別になにもしてないわ。あ、疑っちゃダメよ。ホントになにもしてないもの。わけのわかんないイチャモンつけられて、しょうが ないからここにいるの」 「嘘をつけ!! そういう人間がこんな場でにやついてるわけがないだろうが!!」 「あ、バレた。ま、ちょっとからかったわね? でもねぇ、本当に発端はアタシ達じゃないのよ。この坊やが女の敵だった、ってこ とよ」 ヴォルフの言葉に、フン、とギーシュは鼻を鳴らす。 「まったく、薔薇の意味も分からないとは。これだから下賎な平民は困るのだ。黙って貴族にかしずいていればいいものを」 ずいぶんと過激なことを言う。少々、厭らしい言葉の響きである。 「はぁ……。おい、サイト君。ちょっともうよく分からない。どういうことなんだ?」 ヴォルフの隣でつまらなそうにギーシュを見ていた才人に問いかけてみる。 「さあ、俺もわかんないけど。でも、こっちが悪くないっていうのは本当ですよ。あのあと、洗濯物を畳みに行ったらこいつが絡ん できて。で、シエスタがいじめられたから文句言ったら勝手にキレたんですよ」 「なに? ……うーん、本当だろうね?」 「うん、本当。ケンカ売ってきたから少しぐらいは言ってやったけど、元々はマジでわけわかんないし。俺達に言ってもしょうがな いよ」 「……うーむ……」 どこまで本当だか分からないが、そうだとすればまずヴォルフは意地でも引かないだろう。今ここで力づくで抑え込んでも、絶対 に後々逆にケンカを売りにいくことは目に見えている。そういう男である。 「ふん。ぼくは見苦しい弁明はしないよ。決闘だ、勝者こそが正義さ」 才人の声を聞いていたギーシュが、薔薇をあしらった杖を口元に寄せながら呟いた。 「お前には弁明なんて言われたくねえな。この二股野郎、人に当たり散らすんじゃねえよ」 才人もまた、ギーシュに対して好戦的な姿勢を崩していない。どうやら彼もやる気のようである。うーむ、これはどうするか……。 とりあえずクリフは、まだ噴水の陰に隠れて震えているシエスタのところへ向かうことにする。 「シエスタ。シエスタ、大丈夫かい? 怪我をしていないか?」 なるべく優しく言葉をかけてやると、シエスタが顔を上げた。泣き腫らした顔をしていた。 「あ、あう、く、くりふさん……」 「ああ、かわいそうに。安心するんだ。もう大丈夫、僕が来た。さあ、涙を拭いて。ハンカチだ……なにが起きたんだい?」 シエスタは言葉が出ないのか、あうあうと繰り返す。やがて、クリフにがばっと抱きついた。 「わっ。ちょっと、シエスタ?」 「あううう、や、やです私。し、しにたくないです。ううう~……」 ぐすぐすと泣きはじめる。恐怖と混乱で、ちょっと恐慌状態になっているらしい。 「……よし、よし。大丈夫。大丈夫だから、落ちついて。話は分からないが、君は死なないから。死ぬことは絶対にないから落ちつ いて」 ぽんぽん、と背中を叩いてやる。とりあえず安心させなければ、このままでは話も聞けない。参ったなぁ。 「おい、そこの。そのメイドもぼくの決闘の相手だ。邪魔をしないでくれないか」 剣呑なことを言うギーシュ。それが耳に入ったシエスタが、さらに強くギュッとクリフを抱きしめて、ひんひんと泣き声を出した。 なにを言っているんだこの少年は。こんなにも怯えきった、ただのメイドを苛めてどうするというのか……? 「……話は分からないが。とにかく、彼女はもうこの有様だぞ? もうやめてくれないかな?」 「黙りたまえ。ぼくを侮辱した罰だ、責任は連帯でとってもらう。無関係ならでしゃばるんじゃない」 ずいぶんとまあ、無茶なことを言う少年である。 クリフは大きくため息をついた。一体何なんだ、という気分だ。どちらにこの諍いの非があるのかは分からないが、シエスタを見 る限りではどうも彼女に問題があったとはクリフには思えなかった。大方、ヴォルフあたりが何かやったんだろうと当たりはつけら れる。 「……あー、その、君。ギーシュ君、と言ったね? 重ねて言う、その巨大なバカに代わって謝るよ。頼むから許してくれ。どうし ても我慢ならないとなら、ヴォルフは好きにして構わないから。せめて、シエスタだけでも……」 「ふん。でしゃばるな、と言っている。それに、君などと馴れ馴れしいぞ平民。見物するなら横で見ていたまえ、なぜきみが仕切る んだ」 ギーシュの返答はにべもない。やはり、説得は通じないようである。向こうが聞く耳を持たない以上、シエスタだけ解放させて騒 ぎたい者同士で勝手にやらせる、という手もできないらしい。 どうやら、これはもうやる以外に選択肢はないようである。しかし、出来る限り早期に帰還することが目的である以上、あまり注 目を集めたくはない。そして、クリフの趣味でもないのだが。 のではあるのだが、誰も彼もがやる気だし、ギーシュは興奮していて言葉での解決はできそうもなく、シエスタはひどく怯えて泣 いている。周りを取り囲むギャラリーもこの騒動に興奮して見つめていた。中にはトトカルチョまでやっている生徒の姿すら見えて いた。 ……うーん。仕方がない、か。ともかく、このまま放置するわけにはいかない。 こうなったらバレても諦めるしかあるまい。とりあえずエグリゴリの目はない異世界なので、手の内を晒しても危険はあまり考え られないのは事実ではある。……なるべくは隠すつもりだが。子供じゃあるまいし、ひけらかしても仕方がないのである。 「……はあ。よし、分かった。じゃあ僕と交代してくれないかな? 君だってこんな女の子をいじめて楽しいわけじゃないだろう? 周囲の目を考えてみてくれ、それで勘弁してくれないかな……?」 クリフが提案すると、ギーシュは顎に手をやった。すこし逡巡してから答える。 「む……まあ、いいだろう。薔薇たるぼくがあまり女性を泣かすのも、……確かによくないと思ってはいたんだ。代わりに、きみが 八つ裂きになりたまえ」 ……八つ裂き、ね……。 「あら、クリフも参加するの?」 少し驚いた顔でこっちを見たヴォルフが、意外そうに声を出した。 「へーえ、珍しいわね。いつもはバカ騒ぎを鎮火する側なのに。根こそぎ全部なぎ払って」 「……適当なことを言うな。僕はいつだって被害を最小限に食い止めてるだろう」 「あら、そうだったかしらねぇ?」 にひひ、と意地悪そうに笑う。仕方がないだろう、血の気だらけの戦闘サイボーグとの殺し合いを止めるには、そうでもしないと 収まらないんだから。 「あ、え、あ……だ、だめですくりふさん、……く、クリフさんは関係ないです……だめ、し、しんじゃう……」 ぽろぽろと泣きながら、シエスタがしがみついてくる。指先が震えていた。 「大丈夫だよ、シエスタ。もう怖がらなくていい。なんとでもなるから」 「ち、違います……! わ、私の……私の身代わりに、なんて……! だめ、だめです……! あ、相手は貴族……!」 「大丈夫だ。これぐらい、問題じゃない。たった一人じゃないか。僕が死ぬにはちょっと足りないね? さ、安心するんだ」 「でも、でも……! 違います、一人でも相手は……!」 「分かってるよ。魔法を使うんだろう?」 「……え?」 クリフが言うと、シエスタはぽかんとした顔をした。 「……君の姿を見れば分かる、なるほど。一般人は魔法を使えないんだね? だから今、君は怖がっている。でも、大丈夫なんだ」 「え……? だい……じょ……?」 「僕を信じろ。僕は死なない。誰も死なない。このバカらしいお祭り騒ぎはすぐに終わって、誰も大した怪我もせず、すぐに平穏な 日常が来る。約束しよう」 正直、魔法というのがどこまでできるのか未知数ではある。しかし、この学院内に散見される文明度や発達具合から予測すれば…… まあ、たぶん問題はない。 例えば城壁一つとってみても、なんらかの強化は為されているが、それでもただの石材で作られている。逆に言えば、これが通用 する相手を想定して防御に用いている、ということだ。ならば、ジャバウォックのようなとんでもないのがそうそういるわけもない だろう。 「……」 「大丈夫。さあ、手を離して」 するり、とシエスタの手が体から離れた。不思議な顔をしてこちらを見ていた。クリフはゆっくりと立ち上がる。 余裕の笑みを浮かべながらギーシュが言った。 「ずいぶんと待たされたが……そろそろはじめようじゃないか。いい加減、ギャラリーも待ちくたびれてしまったようだしね」 「すまなかった。しょうがない、さっさと終わらせよう。こうしているのも、僕は恥ずかしくて仕方がないんだ。まるで馬鹿者の一人 になったみたいでね」 「ほう……。神聖な決闘を侮辱するとは。まあ、平民には分かるまい。しかし……丸腰じゃないか。これでは勝負にもならん。それ」 ギーシュが軽く造花のような杖を振るうと、銅でできた剣が三振りほど出現する。 それを見た才人が驚いた声をあげた。 「お!? なんだ今の、剣が出たぞ? 手品?」 そうか、そういえばとクリフは思った。才人ははじめて魔法を見たのだ。いきなり見たら驚くのも無理はない。 「さあ取りたまえ。それをはじまりの合図としよう」 ギーシュの言葉に、クリフをその剣をじっと見つめてから呟いた。 「……僕はいらないな。誰か欲しい奴はいるか?」 「アタシもいらないわねぇ。素手でいいでしょ」 ヴォルフは愛用のナックル・ガードすら出さず、ぶぅんと太い腕を回して呟く。 「俺もいらないよ。よくわかんねえけど、あんな弱そうなの余裕じゃん」 才人もまた、拳を手で打って言った。 ……才人は普通の少年に見えるのだが。どうやらおそらく、相手は魔法を使うことをよく知らないようだ。今のも手品だと勘違い していたようだし。 「サイト君、あの彼はたぶん魔法を使うよ。火の玉を出すかもね」 「え、嘘。マジで? あ、ひょっとして今のも!?」 「ここは異世界だぞ? 一応、持っておくといい。……まあ、必要はないかもしれないが」 そう言われた才人はわずかに考えてから、頷いた。 「そう言うなら……じゃあ」 才人が青銅の剣を握った。 「さあはじまりだ。……ワルキューレッ!」 ギーシュの造花から青銅製の花びらが舞った。 その花びらはひらひらと空を踊ったかと思うと、突然大きく広がり三体の人形が現れる。 「うおっ、なんだありゃ!?」 才人が急に現れた銅像に目を見開いた。 「魔法だね。ふむ、ワルキューレということは、意匠は戦乙女かな? 女性剣士の形をしているが」 何気ないようにクリフは呟く。 「ずいぶん余裕だな、クリフとやら。ワルキューレの伝説を知っているのかね? 少しは学があるようじゃないか」 「どうだろうね? さて……」 ギーシュを適当にあしらいつつ、クリフは目を細めて現れた銅像を観察した。さっき話していた間に、クリフはすでに『魔王』の 展開を終えている。奇襲に備えて一応念のために精神シールドを広げておいたのだが、必要はなかったかもしれない。 「……君の魔法は……以上かな?」 面倒なのでニュートラルのフィールド状態に切り替えつつ言った言葉に、ギーシュの眉がぴくり、と跳ねた。 「ふん、大口を叩くじゃないか。だが、三体もいれば十分だろう。むしろきみ達には過ぎた相手だ」 「へえ、そうかい」 口ぶりからすると、どうやらこれでタネは終わりらしい。もっと数は出せるみたいだが、これではお話にもならなそうである。 こっちに来てから念動が大きく弱まっているような気がしていて、それが不安要素だと思っていたがこれなら大丈夫だ。ざっと 『魔王』で触ってみても、変わったものを隠しているわけでもないようだ。 「……ふむ、青銅製だ。間違いないようだな」 「その通りだが? まあ、見た通りさ。おっと、ぼくとしたことが大切なことを忘れていたな。ぼくはギーシュ。『青銅』のギーシ ュだ。きみ達も名乗りたまえ」 ぴっと杖でこちらを指してくるギーシュ。 「……二つ名、か。……こっちは、名乗るほどでもないさ。ただのクリフでいい」 そう、名乗るほどでもない。何が『魔王』だ。魔獣の本気に苦もなく叩き潰され、キースのグリフォン、魔鳥には一蹴されてしま った。名前負けもいいところである。 しかし、そんなクリフの気持ちとは裏腹に、ヴォルフが楽しげな顔をしながらクリフの肩を突っついてきた。 「なによクリフ、名乗りなさいよ。カッコいいの持ってるじゃないの」 「いいよ……恥ずかしい。それより早く終わらせよう」 「ダメよ、楽しみなさいよ。もーノリが悪いんだから。じゃあ……サイト君から!」 急に振られた才人がえ? という顔をする。 「え、えっと……じゃあ、『勇者』の才人!……とかどう?」 「うーん……いんじゃない? アリよアリ、イケてるじゃないの。よっしゃ、じゃあアタシね。アタシはヴォルフ。『不死身』のヴ ォルフよ。以後、お見知りおきを」 手を広げて、どん、と自分の胸を叩き、ヴォルフは大仰に名乗りを入れた。心底楽しんでいる顔である。 「さ、クリフ。オオトリお願いね?」 「お、おい。やらないと言っただろ。僕は恥ずかしいからいやだ」 「なに言ってるのよ、さっさと終わらせたいんでしょ? じゃ、ちゃちゃっとやっちゃいなさいよ。ほらほら」 ヴォルフは無理やりに薦めてくる。くそ、もうなんなんだ……。 「……僕は……」 魔王。 セイタン、と呼ばれた。 人と人との繋がりを持ち、その架け橋になれるエンジェル、天使のユーゴーと対極の皮肉を込めて。破壊し、なにも生み出さない 悪魔として。時には、畏怖と憎悪を呼び名の中に塗り込めて。 「……僕は『魔王』。『魔王』クリフだ」 「はっははははは! 『勇者』に『不死身』に『魔王』と来たか! これは愉快だな、おい!」 ギーシュがけたたましく笑い声を上げた。周囲からのそれに同調するような、大きな嘲笑にクリフ達は包まれる。 「……くう……!」 クリフはもう真っ赤になっていた。あまりにも恥ずかしい、くそ。なんだって言うんだ、こんな子供達に思い切り笑われて。バカ は僕じゃないか。 「なによクリフ、胸張りなさいよ。嘘言ってないじゃない? アホガキの言う事なんか気にしちゃダメよぅ」 「もういやだ……お前の言う事につい乗ってしまった僕がバカだった。もう、一刻も早く終わらせなければ」 恥ずかしさを紛らわせるためにクリフは思わず呟いてしまった。 とは言っても、できる限り手の内を晒さないという基本方針は変わっていない。今後の厄介ごとを避けるためにも、最小限でいく。 要は舐められない程度で済ませばベストだ。 「……僕が出るまでもない。ヴォルフだけでいいだろ、軽く片付けてこい」 ゆったりと近づいてくるワルキューレとかいう銅像を横目に、クリフはヴォルフにざっくりとした指示を出した。 「えー面白くなさそー。超トロいんだけど?」 「……お前がはじめたくせに……。油断するな。ダメージを受けるなよ、相手は剣を持っている……あまり見られたくない」 「お、いいわね縛りプレイ。興奮しちゃう響きだわ。でもそれだけじゃ、たぶん楽勝っていうか……っと、サイトちゃん?」 ふとヴォルフが才人の方を見る。才人は自分の手を眺めて、不思議そうな顔をしていた。 「どしたの? 具合悪い?」 「な……なんだこれ。なんか……なんかすげえ」 ぐっと手を開いたり閉じたりと、自分の力を確かめるように握ることを繰り返す。 「い……いけるんじゃねーのか? こ、これ」 「? なにかしら。うーん、ま、元気ならどーでもいいわね。じゃーいきましょーか」 ふらりと散歩にでも出かけるかのように、ヴォルフが前に出た。 「さーあ、かかっておいで、坊や。大人の強さを見せてあげるわ」 「……行け! ワルキューレ!」 ギーシュが鋭く命令を出すと、急速に銅像、ゴーレムの内の一体が加速した。ヴォルフに向かって踊りかかる。しかし。 「――ショラァッ!!」 裂帛の気合と共に、ヴォルフの右拳が炸裂した。 鈍い金属音が響き、ゴーレムの頭部がべこり、と思い切りへこむ。そのまま突き抜けるほどの拳を受け、だらりと空中に縫い止め られた。 「……もっろ。なにこれ、銅ってこんなに柔らかいのねー。サイボーグどころか人体だってここまでじゃないわよ?――シャアァッ!!」 ぶら下がったままのゴーレムの体を、旋風のような中段蹴りで真っ二つにする。ちぎれ飛んだ下半身が地面に一度跳ねて、そのま ま噴水に飛び込んだ。 「はい、これで一匹。……マジでノーダメージでいけちゃいそうだわ。張りがないわよ張りが」 拳からゴーレムを引き抜いて、ぽい、とギーシュに向けて放り投げる。頭を潰され下半身を奪われた青銅のゴーレムは、もはやま ったく動きもしない。 「……まあ、肩透かしだな」 クリフもつい呟いてしまった。頭部を少々潰したぐらいでは倒せない可能性も考慮していたが、どうやらそうでもないらしい。急 所を打てば行動不能に陥るのであるなら、あとはもう自分は寝ていても全て勝手に終わりそうである。 周囲はヴォルフの威力に唖然としていた。さっきまで騒いでいた子供達の喚声が、綺麗にピタリと止んでいた。鳥の鳴く声が遠く で聞こえて、静けさの中に心地よい響きを感じる。うん、やはり今日はいい日和だな。 「な……! ぼ……くの、ワルキューレ……が……」 呆然としてギーシュがうめいた。目の前の情景が信じられないようだ。この顔を見る限り、奥の手もなさそうである。わざわざ自 分が出る幕はないらしい。さてと、この後どう片付けるかの段取りでも考えようかな。 クリフが片手間に思索にふけりはじめると同時に、ヴォルフがさらに一歩前に進んだ。バキバキと拳を鳴らす。 「ほーらもう終わりなの? どんどんかかってきちゃっていいのよ?」 「う、わ……うわあぁぁああ!?」 ギーシュが叫ぶと、残った二体が続いてヴォルフに突進した。 「――ぬぅん! せいやぁっ!」 共に、頭を吹っ飛ばされる。一体は真下に叩きつけるように打ち込まれ地面にめりこみ、もう一体は衝撃の勢いで宙をきりもんで 飛び壁に叩きつけられた。どちらも、そのまま完全に停止する。 「オラオラー、終わりー? もっとゴソーッと来なさいよ、十でも二十でもさー。出せるんでしょ?」 「あっああ!! あああああ゛!! うわああぁー!!」 狂ったようにギーシュが杖を何度も振り、さらに四体のゴーレムが現れた。一体が直線的に、他の三体が回りこむようにしてヴォ ルフに突っかかってくる。 「ほっ! フンフン、アチョー! ホゥアッチャー! あっヤベ!?」 瞬く間に三体のゴーレムを叩き潰したヴォルフだったが、残り一体に一瞬の隙を付かれてかわされてしまった。ヴォルフを相手に せず、その後ろを駆け抜けていく。 「一匹逃した! サイトちゃん、逃げてー!?」 ゴーレムが身を低くして才人に向かって突進していく。直前で沈み込み、手に持つ剣を大きく振りかぶった。 しかし、すでにその空間はクリフの『魔王』の展開内である。調子に乗っているヴォルフのミスは予見できていたので、想定の範 囲内だった。周りに分からないように軽く転ばせてやろう。そう思って銅像の足元を崩そうとした、その時。 才人の手にある剣が霞んだ。 鋭く金属が斬り飛ばされる音がして、ゴーレムの剣が手首ごと宙を舞った。青銅でできた才人の持つ剣が、掲げられ、陽光に輝い ていた。 そのまま、上段からゴーレムの正中線に向かってまっすぐに斬り下ろされる。 真っ向正面からの斬撃は胴体どころか股下にまで止まることなく振り下ろされ、哀れにも戦乙女をあしらった銅像は真っ二つにさ れた。 向かってきた勢いだけは消えず、地面を転がって、そして、やがて止まる。 「……」 ……え? ……こ、これは……。 ……。 場がしん、とした。 強烈な一閃であった。誰かが、ごくり、と唾を飲み込む音が耳を打った。 ……。 「……ワーオ。……なによ、やるじゃない」 ぽつりとヴォルフが驚きの声を上げた。ちょっと目を丸くしている。 ……これは予想外だった。ただの少年と思っていたが、達人のような剣さばきである。……ううむ。人は見かけによらないものか。 ジャパニーズ・ケンドーという奴か? しかしどういうわけか、才人は振り下ろした形のまま止まって、目を見開いていた。まるで、自分でも驚いているかのような風情 だ。 「ビックリだわー。なによなによ、イカすじゃないのサイトちゃん。アタシ一人でがんばることなかったわねー? ……さてと」 くるり、とヴォルフが前を向いた。視線の先に、あんぐりと口を開けたままのギーシュがいる。 「ジャンジャン来なさいって言ってるでしょー? 大回転で行きましょうよ、もうウォーミングアップはいいわ。さぁーて、あっば れるわよー?」 後顧の憂いもなくしたおかげか、楽しげに言うヴォルフ。 しかし、ギーシュはその場にどさ、とへたり込んだ。 「あら? なにしてんのよ、ほら早く。待たせないでよー。……ん?」 見れば、ギーシュはカタカタと震えている。信じられない物を見る目をしていた。 「……え? どしたの?」 「……あ、あ、あわ……!」 「……。……え、終わり!? うっそー!? なにそれ、そんなんでケンカ売ってきてたの!? ちょ、ちょっと!」 ヴォルフがつかつかとギーシュに近づいていくと、「ひっ!」と声を上げて後ずさる。すぐに壁が来て、逃げ場をなくしていた。 「ふ、ふざけんじゃないわよ!? アタシ、思い切り暴れられると思ってワクワクしてたのに! ひ、ひどいじゃないの! えー!?」 不満げにうめいて、頭を抱えて天を仰ぐ。 「もーやだー! つまんないじゃなーい! ……はぁーあ。なによもう。欲求不満だわー……」 ……終わりか。 ふう、とクリフは息を吐いた。早く終わってよかった。ヴォルフには悪いが、こんなことに時間をとられたくないのが本音である。 本当に時間を無駄にしたよ、放っておけばよかったかもしれない……。 やれやれ、と思いながらクリフは背を向けた。あとは周囲の野次馬を散らして、このギーシュとかいう少年にもう手を出さないよ うに約束させればそれで終わりだ。ああその前に、シエスタにフォローをしておいて。それからメイド達の寮にでも帰さなければ……。 などと次のことを考えていると。 ――ざくり。 と、肉が斬れる音がした。振り向く。 破壊され倒れたはずのゴーレムの手が動いて、後ろからヴォルフの背を貫いていた。 ヴォルフが破壊した、最初のゴーレムだった。 ……あっ。 ……馬鹿。 前ページ 三つの『二つ名』 一つのゼロ 次ページ
https://w.atwiki.jp/akureiya/pages/21.html
店一覧 シルバーペニー 星降り峠の宿屋 カラダキ温泉 ゾナ定期便船内 ゾナ ドンドコ火山 ロッジ山小屋 グレイシス こな雪村 バロッサ 海賊の島 パナパナ ラスターム シルバーペニー 武器屋(南) 商 品 価格 備 考 ロングソード 400 攻+14 ウッドボーガン 320 攻+12 クロースアーマー 250 防+5 男性用 武器屋(北) 商 品 価格 備 考 ブロードソード 1800 攻+22 ロングボーガン 1500 攻+19 皮のジャケット 1000 防+8 レザーアーマー 1500 防+11 男性用 このページのトップにもどる 道具屋(南) 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 回復剤 50 HP80回復 どくけし草 20 毒状態回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 爆弾 35 岩や壁など障害物の破壊、戦闘にも使用可能(クリフ専用) 気付け薬 70 戦闘不能からHPを50%で復活 癒しの薬 200 SP50回復 道具屋(北) 商 品 価格 備 考 レザーハット 180 防+2 ウィングハット 1200 防+6 星のピアス 1000 睡眠を高い確率で回避 レダの腕輪 1000 暴走と暗闇を高い確率で回避 メチスの腕輪 1000 毒を高い確率で回避 このページのトップにもどる 星降り峠の宿屋 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 回復剤 50 HP80回復 どくけし草 20 毒状態回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 爆弾 35 岩や壁など障害物の破壊、戦闘にも使用可能(クリフ専用) 気付け薬 70 戦闘不能からHPを50%で復活 癒しの薬 200 SP50回復 このページのトップにもどる カラダキ温泉・ゾナ定期便船内 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 回復剤 50 HP80回復 どくけし草 20 毒状態回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 爆弾 35 岩や壁など障害物の破壊、戦闘にも使用可能(クリフ専用) 気付け薬 70 戦闘不能からHPを50%で復活 癒しの薬 200 SP50回復 星のピアス 1000 睡眠を高い確率で回避 レダの腕輪 1000 暴走と暗闇を高い確率で回避 メチスの腕輪 1000 毒を高い確率で回避 このページのトップにもどる ゾナ 武器・防具屋 商 品 価格 備 考 ブロードソード 1800 攻+22 バトルソード 2800 攻+35 ロングボーガン 1500 攻+19 アイアンボーガン 2400 攻+32 ロングスピア 380 攻+13 ハルバート 2400 攻+40 レザーアーマー 1500 防+11 男性用 皮のジャケット 1000 防+8 バトルジャケット 2200 防+18 レザーハット 180 防+2 ウィングハット 1200 防+6 珊瑚の髪飾り 1300 防+10 女性用 鉄のハチマキ 1600 防+12 男性用 このページのトップにもどる アクセサリー屋 商 品 価格 備 考 レダの腕輪 1000 暴走と暗闇を高い確率で回避 メチスの腕輪 1000 毒を高い確率で回避 カリストリング 1000 麻痺を高い確率で回避 星のピアス 1000 睡眠を高い確率で回避 ミランダの腕輪 3000 猛毒と麻痺を高い確率で回避 ネレイドの腕輪 3000 沈黙と混乱を高い確率で回避 チタニアのピアス 10000 猛毒・麻痺・混乱を高い確率で回避 このページのトップにもどる 道具屋 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 どくけし草 20 毒状態回復 回復剤 50 HP80回復 気付け薬 70 戦闘不能からHPを50%で復活 ハチミツ 100 HP60 + SP20回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 癒しの薬 200 SP50回復 このページのトップにもどる 爆弾屋 商 品 価格 備 考 爆弾 35 岩や壁など障害物の破壊、戦闘にも使用可能(クリフ専用) かんしゃく玉 20 敵全体にダメージと驚きの効果(ティファ専用) 矢じり爆弾 100 敵単体に強力なダメージ(キャノン専用) 大きな爆弾 120 敵全体にダメージ(クリフ専用) このページのトップにもどる ドンドコ火山 ロッジ山小屋 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 回復剤 50 HP80回復 どくけし草 20 毒状態回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 爆弾 35 岩や壁など障害物の破壊、戦闘にも使用可能(クリフ専用) 癒しの薬 200 SP50回復 気付け薬 70 戦闘不能からHPを50%で復活 このページのトップにもどる グレイシス 武器・防具屋 商 品 価格 備 考 バトルソード 2800 攻+35 カットラス 5200 攻+50 アイアンボーガン 2400 攻+32 バトルボーガン 3500 攻+48 ハルバート 2400 攻+40 バトルスピア 3800 攻+50 バトルジャケット 2200 防+18 スケールメイル 4200 防+26 男性用 チェインメイル 3500 防+24 女性用 珊瑚の髪飾り 1300 防+10 女性用 鉄のハチマキ 1600 防+12 男性用 アイアンヘルム 2800 防+20 男性用 銀の髪飾り 2400 防+20 女性用 このページのトップにもどる アクセサリー屋 商 品 価格 備 考 レダの腕輪 1000 暴走と暗闇を高い確率で回避 メチスの腕輪 1000 毒を高い確率で回避 カリストリング 1000 麻痺を高い確率で回避 星のピアス 1000 睡眠を高い確率で回避 ミランダの腕輪 3000 猛毒と麻痺を高い確率で回避 ネレイドの腕輪 3000 沈黙と混乱を高い確率で回避 チタニアのピアス 10000 猛毒・麻痺・混乱を高い確率で回避 このページのトップにもどる 道具屋 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 どくけし草 20 毒状態回復 回復剤 50 HP80回復 気付け薬 70 戦闘不能からHPを50%で復活 ハチミツ 100 HP60 + SP20回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 癒しの薬 200 SP50回復 このページのトップにもどる 爆弾屋 商 品 価格 備 考 爆弾 35 岩や壁など障害物の破壊、戦闘にも使用可能(クリフ専用) かんしゃく玉 20 敵全体にダメージと驚きの効果(ティファ専用) 矢じり爆弾 100 敵単体に強力なダメージ(キャノン専用) 大きな爆弾 120 敵全体にダメージ(クリフ専用) このページのトップにもどる こな雪村 アクセサリー屋 商 品 価格 備 考 メチスの腕輪 1000 毒を高い確率で回避 レダの腕輪 1000 暴走と暗闇を高い確率で回避 カリストリング 1000 麻痺を高い確率で回避 星のピアス 1000 睡眠を高い確率で回避 ミランダの腕輪 3000 猛毒と麻痺を高い確率で回避 ネレイドの腕輪 3000 沈黙と混乱を高い確率で回避 チタニアのピアス 10000 猛毒・麻痺・混乱を高い確率で回避 カイロ 1500 凍結を高い確率で防止 このページのトップにもどる 道具屋 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 どくけし草 20 毒状態回復 回復剤 50 HP80回復 気付け薬 70 戦闘不能からHPを50%で復活 ハチミツ 100 HP60 + SP20回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 癒しの薬 200 SP50回復 このページのトップにもどる 爆弾屋 商 品 価格 備 考 爆弾 35 岩や壁など障害物の破壊、戦闘にも使用可能(クリフ専用) かんしゃく玉 20 敵全体にダメージと驚きの効果(ティファ専用) 矢じり爆弾 100 敵単体に強力なダメージ(キャノン専用) 大きな爆弾 120 敵全体にダメージ(クリフ専用) このページのトップにもどる バロッサ ラスターム侵攻時は、武器・防具屋が使えない。 武器・防具屋 商 品 価格 備 考 カットラス 5200 攻+50 エストック 12000 攻+100 敏捷+12 パワーボーガン 6800 攻+80 クラッシュボーガン 11500 攻+100 バトルスピア 3800 攻+50 バスタースピア 8500 攻+90 銀の胸当て 6500 防+40 鋼のヨロイ 9500 防+55 クリフ プラチナヘルム 8000 防+35 このページのトップにもどる アクセサリー屋 商 品 価格 備 考 メチスの腕輪 1000 毒を高い確率で回避 レダの腕輪 1000 暴走と暗闇を高い確率で回避 カリストリング 1000 麻痺を高い確率で回避 星のピアス 1000 睡眠を高い確率で回避 ミランダの腕輪 3000 猛毒と麻痺を高い確率で回避 ネレイドの腕輪 3000 沈黙と混乱を高い確率で回避 チタニアのピアス 10000 猛毒・麻痺・混乱を高い確率で回避 このページのトップにもどる 道具屋 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 どくけし草 20 毒状態回復 回復剤 50 HP80回復 気付け薬 70 戦闘不能からHPを50%で復活 ハチミツ 100 HP60 + SP20回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 癒しの薬 200 SP50回復 このページのトップにもどる 爆弾屋 商 品 価格 備 考 爆弾 35 岩や壁など障害物の破壊、戦闘にも使用可能(クリフ専用) 大きな爆弾 120 敵全体にダメージ(クリフ専用) 矢じり爆弾 100 敵単体に強力なダメージ(キャノン専用) かんしゃく玉 20 敵全体にダメージと驚きの効果(ティファ専用) 爆竹 70 敵全体にダメージと驚き・混乱の効果(ティファ専用) このページのトップにもどる 海賊の島 ※ドルファの洞窟クリアまでの期間限定 ※宿泊は300G 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 回復剤 50 HP80回復 どくけし草 20 毒状態回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 癒しの薬 200 SP50回復 超深海層水 500 HP200 + SP100回復 このページのトップにもどる パナパナ 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 回復剤 50 HP80回復 どくけし草 20 毒状態回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 癒しの薬 200 SP50回復 超深海層水 500 HP200 + SP100回復 このページのトップにもどる ラスターム 武器・防具屋 商 品 価格 備 考 エストック 12000 攻+100 敏+12 ライトソード 23000 攻+50 クラッシュボーガン 11500 攻+100 ツインクロスボウ 15000 攻+150 バスタースピア 8500 攻+90 一撃の槍 16000 攻+115 プラチナの胸当て 9500 防+60 プラチナメイル 18000 防+75 クリフ プラチナヘルム 8000 防+35 イルメナイトアーマー 25000 防+100 クリフ このページのトップにもどる アクセサリー屋 商 品 価格 備 考 メチスの腕輪 1000 毒を高い確率で回避 レダの腕輪 1000 暴走と暗闇を高い確率で回避 カリストリング 1000 麻痺を高い確率で回避 星のピアス 1000 睡眠を高い確率で回避 ミランダの腕輪 3000 猛毒と麻痺を高い確率で回避 ネレイドの腕輪 3000 沈黙と混乱を高い確率で回避 チタニアのピアス 10000 猛毒・麻痺・混乱を高い確率で回避 このページのトップにもどる 道具屋 商 品 価格 備 考 薬草 15 HP30回復 どくけし草 20 毒状態回復 回復剤 50 HP80回復 気付け薬 70 戦闘不能からHPを50%で復活 ハチミツ 100 HP60 + SP20回復 万能薬 160 戦闘不能以外の状態異常を回復 癒しの薬 200 SP50回復 このページのトップにもどる 爆弾屋 商 品 価格 備 考 爆弾 35 岩や壁など障害物の破壊、戦闘にも使用可能(クリフ専用) 大きな爆弾 120 敵全体にダメージ(クリフ専用) 矢じり爆弾 100 敵単体に強力なダメージ(キャノン専用) かんしゃく玉 20 敵全体にダメージと驚きの効果(ティファ専用) 爆竹 70 敵全体にダメージと驚き・混乱の効果(ティファ専用) このページのトップにもどる
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/220.html
現在、カリヨンタワーの下層階で行われている惨劇とは切り離されたような静謐な病室で、ユーゴー・ギルバートは眠りに就いていた。 だがそれは安らかと言えるようなものとは程遠く、じっとりと脂汗を額に滲ませて時折うなされたように声を上げる。 「にいさん……」 天使の表情に憂いの色を詰め込ませ、ユーゴーはその悪夢の覚めるときを待っていた。 それはまるで悪夢だった。 クリフ・ギルバートの悪意は壊滅的な広がりを見せ、カリヨンタワーの下層部分を蹂躙していた。 キース・シルバーの『ブリューナクの槍』の刻んだ傷跡は建築構造物の強度を大いに弱め、 キース・レッドとキース・セピアが放った超震動がそこに情け容赦ない揺さぶりを掛けていた。 これらの状況が示す帰結点は一つ、基礎部分に致命的な損壊を受けたカリヨンタワーの崩壊である。 徴はすでに顕れていた。 医療セクションのあったフロアの床が粉微塵になり、ありとあらゆるものが階下へ、そしてさらに階下へ── 全てが奈落に落ちようとしていた。 それは『マッドハッター』も例外ではなく、むしろその重量と放熱量ゆえに他のなによりも強く、 階層ごとの遮蔽物を突き破って真っ逆さまに消えていってしまった。 「『ロンドン橋落ちた』……?」 キース・バイオレットが呆然と呟くのへ、キース・グリーンが宙を見つめていた視線を彼女へ移す。 「どうかしたのかい、バイオレット姉さん」 「『アリス』が……歌っている」 バイオレットは低く細く口ずさむ。 「『ロンドン橋 落ちた 落ちた 落ちた ロンドン橋 落ちた マイ フェア レディ』」 「『マイ フェア レディ』ってのはなんなんだい?」 その言葉で現実に引き戻されたバイオレットは、む、と眉をひそめた。 「──ロンドン橋には、橋の上に幾つもの商店が並んでいた。ロンドン橋自体が小さな町だったんだ。 そして、建物の重みに耐え切れず、ロンドン橋はしばしば崩落(ブレイクダウン)した。考えてみれば当然の結果でしょうね。 そうした事故を鎮めるために捧げられたのが、乙女(マイ フェア レディ)なのさ。 彼女は人柱なんだ……起こるべくして起こる『世界の終わり』を食い止めるための、 どこまでも不条理で理不尽な『犠牲の仔牛(ヴィクティム)』……」 キース・レッドの眼下には、深淵が広がっていた。 ぽっかりと口を開ける空洞の中心から、濃密な気流が渦を巻いていた。 その感覚はすっかり御馴染みになった、クリフ・ギルバートのサイコキネシスだった。 シルバーはもうこの場にいない。クリフの精神フィールドすら届かぬ地の底から、彼の共振反応がおぼろげに感じられた。 そして、セピアは──。 「セピア! どこにいる!?」 セピアの共振は、クリフの獰猛な領域の真っ只中に感じられていた。 それも非常に弱く、途切れ途切れで、位置までは特定できないでいる。 「セピア!」 身を動かすと激痛が走る。シルバーとの戦闘で酷使した超震動が、レッド自身にも深刻な悪影響を及ぼしていた。 今すぐにでも身体がばらばらになってしまいそうだった。 だが、今度こそ躊躇する時間も迷う時間もなかった。 『モックタートル』の反応はこうしている間にも徐々に弱くなっていき、クリフの際限の無い憎悪に飲み込まれて泡と消えてしまいそうだった。 レッドはセピアの手の温もりを思い出す。彼女と直に触れ合ったことを。 彼女がいなくなってしまうことは、なによりも『嫌なこと』のような気がした──。 キース・レッドの身体が宙に踊る。 時を経れば経るほど彼のサイコキネシスは強大さを増してゆき、 『グリフォン』の超震動など比べ物にならない破壊力をこの世に顕現させている。 機能の弱まっていたレッドのARMSは、その身を切り裂く衝撃を防ぎきることが出来ない。 まず生身の部分から、そしてナノマシンで構成されている両腕が、分子レベルで破壊されていく。 彼の最後のときは間近にあった。断末魔というものをこの世に叫ぶなら、今がその時だろう。 そんなことにはお構いなく、構うほどのものではないと言いたげに、レッドはまったく別のことを叫ぶ。 「どこだ……セピア!」 次の瞬間には、あらゆる異物を排撃するクリフの精神フィールドの中に突入していた。 レッドの耳に、セピアの声がこだまする。 『どうしてそんなムキになってるのよ!』 そう、レッドはムキになっていた。 『分かんないよ、どうして!?』 それに答える言葉があるはずだった。 だがそれは声になる前に消えてしまった。レッドはまだ、セピアの問いに答えていない。 もしも叶うなら、レッドは彼女に『それ』を伝えたい。言葉にならなかったその心を、確かな言葉に変えて。 それは言葉にすると、つまりこういうことだった。 レッドは──クリフ・ギルバートが羨ましかったのだ。 クリフは今、文字通りの手当たり次第に暴れまわっている。それこそ世界を滅ぼしかねない勢いで。 その後先の考えなさは、たとえ勘違いであれ、ユーゴーを目の前で失っていることに起因しているようにレッドには感じられた。 「妹のいない世界には意味が無い」と、そういう絶望に満ちていた。 だが、あのとき、シルバーの『ブリューナクの槍』がセピアとユーゴーを襲ったとき、レッドはなにも出来なかった。 二人を、セピアを救うことどころか、世界を滅ぼすことも出来なかったのだ。 二人を撃ったシルバーよりも、ただ突っ立てるだけの自分が許せなかった。 シルバーとの対決に拘り、結果的にクリフとの激突を避けたのは、そういうことだったのだ。 要するに八つ当たりの相手として、良心……というかレッド自身の美意識の呵責なしに 怒りをぶつける相手として、キース・シルバーを選んだのだった。 シルバーが『自律された暴走』を止め、レッドとの接触を避けるつもりなら、それはそれで構わなかった。 クリフやユーゴーのことが心に深く突き刺さっていたのもまた事実だったから。 だが、もしも……シルバーが「任務を阻害する敵」として目の前に現れたらなら、その時は──。 その結果が、これだった。 どこまで行っても自分は馬鹿なのだ、と思う。 だがそれでも、いや、だからこそ、今ここでその帳尻を合わせなければならない。 機械でもなく、獣でもなく、この世に唯一のキース・レッドとして、セピアの手を、今一度──。 「答えろ、セピア! どこにいる!?」 声を嗄らして叫んでも、それはコンクリートや鉄骨と一緒くたに飲み込まれ、原型も留めないほどに噛み砕かれる。 その中で、粉々に分解してゆく『グリフォン』が、微かに疼いた。 『ここにいる』 『わたしは ここにいる』
https://w.atwiki.jp/orecaapplication/pages/497.html
敵チーム出現の法則 クラス合計3〜6 クラス合計7〜9 クラス合計10〜12 ランダムボス・特殊条件ボス 敵チーム出現の法則 味方のクラス(☆)合計によって出現するチームが大きく変わる。 3~6、7~9、10~12の3パターンがある。 味方のLVが低いと、クラス合計が下のチーム、味方のLVが高いと、クラス合計が上のチームが追加される。 味方クラスが10以上でもLVが低ければクラス合計3~6のチームが出現する。 味方クラスが6以下でもLVが高ければクラス合計10~12のチームが出現する。 味方全員がLV10なら、クラス合計ボスは必ず出現する。 1度の戦闘で4チームが出現する。その中にシルエットだけのボスがいることがある。 ボスがいると、通常チーム数は3つに減少する。(繰り上がり/下がりチームは除く) 出現が珍しいレアチームが存在する。 他のチームより討伐時の獲得Gが多い。 繰り上がり/下がりしない。 味方のLVに応じて、敵のステータスやコマンド構成は強化される。(ボスモンスターを除く) 味方全員がLV1なら敵のステータスはLV1相当になり、コマンド構成は初期配置からほぼ変化していないものになる。 味方全員がLV10なら敵のステータスはLV10相当になり、コマンド構成は初期配置から大きく変化したものになる。 クラス合計ボスは出現時、必ず2体出現する。 これは新章の仕様であり、旧章(第〇章)は1体のみ出現する。 特殊条件ボスは、特定のモンスターを編成するなどの条件を満たした場合に出現するボス。 複数のボスの条件を満たせば、全て出現する。 クラス合計ボスとは別枠扱いされている為、特殊条件ボスが出現したことでクラス合計ボスが出現しなくなることはない。 クラス合計3〜6 シャックル ゴースト アヌー アヌー キャミネコ ミラ パール ダイヤ 聖堂騎士ユーグ キャミネコ ダイヤ 僧侶クリフ アヌー カーミラ ゾンビ ゴースト カーミラ デュラ シャックル 黒騎士エッジ ミラ ミラ カボランタン デュラ パール 獣戦士ライオ キャミネコ 白竜のタマゴ ダイヤ パドラ (レア) (BOSS)光の戦士ダイヤ (BOSS)首無騎士デュラハン ゴースト クラス合計7〜9 パドラ ダイヤ フランケンボーイ 聖堂騎士ユーグ ダイヤ 僧侶クリフ ゾンビ デュラ カーミラ ゾンビ 黒騎士エッジ フランケンボーイ カーミラ 僧侶クリフ キャミ ゴースト デュラハン レディ・カーミラ ゴースト 魔女キャミ 大僧侶クリフ ミラ 聖堂騎士長ユーグ ホワイドラゴ アヌー 暗黒騎士エッジ ゾンビビ パドラ 大僧侶クリフ 聖堂騎士長ユーグ カボタン ダークドラゴ ジャックランタン 獣戦士ライオ アイアンメイデン 魔女キャミ ゴースト ピラミッドヘッド レディ・カーミラ (レア) ミラ 百獣戦士ライオ ジャックランタン (レア) (BOSS)ホワイトドラゴン 白竜のタマゴ (BOSS)魔界騎士エッジ ゴースト クラス合計10〜12 レディ・カーミラ 暗黒騎士エッジ 魔女キャミ ホワイドラゴ 聖堂騎士長ユーグ 大僧侶クリフ レディ・カーミラ デュラハン ゾンビビ ホワイドラゴ 賢者ソロン 聖堂騎士長ユーグ 魔女キャミ 賢者ソロン 大僧侶クリフ ゾンビビ フランケン デュラハン 魔女キャミ 無幻銃士ダルタン レディ・カーミラ 聖堂騎士長ユーグ ロキ ホワイドラゴ デュラハン ダークドラゴ 暗黒騎士エッジ 暗黒騎士エッジ アイアンメイデン ゾンビビ 暗黒騎士エッジ ピラミッドヘッド フランケン (レア) (BOSS)猛毒竜ベヒモス (BOSS)漆黒竜ファヴニール (BOSS)ダークボーンドラゴン ランダムボス・特殊条件ボス (BOSS)悪魔女ギャミス 条件:クラス合計に関わらずランダムで出現(チームに魔法使い族が多いほど出現確率アップ) (BOSS)魔帝アブシール アヌー 条件:クラス合計に関わらずランダムで出現 条件:魔王サッカーラ(Lv10)か邪神サッカーラ(Lv10)をチームに入れる デュラ (BOSS)魔皇トカイ ゾンビ 条件:クラス合計に関わらずランダムで出現 条件:光の戦士ダイヤとホワイドラゴをチームに入れる (BOSS)シモン 条件:クラス合計に関わらずランダムで出現 条件:アルカード(Lv10)かドラキュラ(Lv10)をチームに入れる シャックル (BOSS)獄王閻魔 シャックル 条件:無幻銃士ダルタン(Lv10)をチームに入れる (BOSS)邪帝トカイ 条件:光の戦士ダイヤとホワイトドラゴンをチームに入れる