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翌朝は、やっぱり委員長が最初に出て行った。 「恥ずかしがらずに、一緒に行けばいいと思うのだけど? 別に手を繋げとも言っていないのよ?」 「絶対に嫌」 優雅に紅茶を啜っていた住倉さんに即答して、委員長はまだ七時前だというのに出て行った。 「でも委員長、随分早く出て行ったよね。昨日は結構遅めだったのに」 「陸上部の朝練があるのだから当たり前だわ」 「そっか。……あれ? 委員長って陸上部だっけ?」 昨日は何か別の用でもあったから遅かった、ってことはないよね? それに、帰り際とかに校庭で見た覚えが無い気がする。 「冗談よ」 「……住倉さんの冗談は分かりづらくて困るよ」 苦笑しながら、僕は自分のカップにおかわりの紅茶を淹れた。 「で、本当のところは?」 「さあ? 私が知っているとでも?」 「うん」 僕は素直に頷く。だって、いろんな人が委員長と話をしているときを見たことがあるけど、少なくとも僕が覚えている限りでは、一番住倉さんと話してるときの委員長が自然体な気がしたから、きっと多分委員長は住倉さんに何でも話してるんだと思ってた。 とは言っても、今まで委員長を意識したことなんて殆ど無かったから、ここ最近で思い出しうるシチュエーチョンだけで話をしてるんだけどね。 カップを持っていた手を止めて、住倉さんはちらりと睫毛の長い目をこちらに向け、無言のまま目を閉じた。答えてくれる気は、どうやら無いみたい。 「まあ、詮索するのも悪いし、気にしないでおこうかな」 「そうするのが得策だわ。女には秘密が似合うもの」 言って住倉さんはカップを置き、机に立て掛けてあった鞄を持った。 「住倉さんももう行くの?」 「ええ。何? 一人で行くのが怖いのかしら? なら、お姉ちゃんと一緒に行きましょうか?」 僕の「ううん」という否定を聞き届けると、天使とか姉とか設定がころころ変わる住倉さんは小さな笑いを残して、リビングを出て行った。すぐに玄関が開く音がしたから、多分そのまま家を出ていったんだと思う。 「……あ、しまった」 今日は二人とも、見送り忘れちゃった。明日はちゃんとしよう。 皿洗いをして、日課の星占いを見てから、僕は隆二といつも通りのルートで登校。 教室に入ると、僕の席の後ろに、珍しいと言ったら失礼かもしれないけど、住倉さんが僕の席に座っている委員長と何事か話しているところだった。 そういえば昨日、全出席って言ってたっけ。 「……よね」 「あれはギャグだと言ったでしょう?」 「何の話?」 珍しく、と言ってはなんだけど、学校でこの2人がまともに話をしている姿を見るのは、記憶の中ではこれが初めてだと思う。家では割と喋ってたけど。 「あ、ごめんなさい。ちょっと席借りてたわ」 「いいよ。それで――」 「その話は、ちょっとまずいわ」 委員長は辺りを見まわし、目を伏せる。 「あ、そういえば……確かにこんなところで委員長たちと話をしてたら、どんな勘違いされるか分からないよね」 「そうじゃないわ」 「え?」 「とにかく」 何だか、無理やり話を打ち切られた。 結局会話の内容は分からず、僕が委員長と入れ替わりで席に座った途端に来たうちの担任のお陰でガールズトークは終了したみたい。 休み時間でもなんだかちょこちょこ話をしていたみたいだけど、話の内容は教えてもらえず。 それからあっという間に放課後。授業は……半分くらいはちゃんと聞いてたよ? 「今日はどうするの?」 僕の言葉に、隆二は小さく唸る。 「ゲーセンにでも寄って行こうかと思ったんだが、ちょっとやることがあってな……」 「そうなんだ」 やれやれ、と肩を竦めてから隆二は言った。「ちょっくら行ってくるわ」 「行ってらっしゃい」 軽く手を振った僕は、やることが無くなってしまったから、直行で家に帰ることにした。 階段を降りていると丁度二階廊下を見慣れた人が、何か髪を抱えながら一人横切った。 「生徒会長……じゃなかった、桜瀬さん」 二つの小さく結んだ髪を、まるで動物の耳のようにぴこぴこと動かしながら歩く桜瀬さんは、僕の声に気づいて振り返ると、 「あ、向井さん。お久し……では無くて、朝ぶりですね」 「はい。……随分重そうですね?」 桜瀬さんが抱えてるプリントは数百枚には上る。多分、全校生徒分あるんじゃないかな? 自分の手元のプリントを見てから「ああ」と言ってから、 「全然重くないですよー。ほら、それにすぐそこが生徒――」 重いのに無理して振り返ってしまったのが、多分何もかもの元凶なんだと思う、僕は。 持っていたプリントを、お決まりというかお約束というか、床にばらまきながら何も無いのに、どてっと大きな音を立てて桜瀬さんが転んだ。あー、やっぱり重かったんだ、と思ったのと同時に、桜瀬さんには今度からすぐに「持ちますよ」って言った方がいいんだなって分かった。 半泣きになってた桜瀬さんを手伝ってプリントを集め、今度は半ば強引にだけど、僕がプリントを持ち上げた。 「えっと、何処に持っていけばいいんですか?」 「あ、は、はひ。……えっと、あっちの、生徒会室、えす」 まだ少し泣き顔の桜瀬さんが指差した方向は、さっき生徒会長が振り返って示そうとしていた方で、この階の一番端にある、僕がまだ今まで足を踏み入れたことがない部屋だった。 生徒会室……ってことは、生徒会長である桜瀬さんと、副会長さん、そして桜瀬さんの妹さんも居るんだよね。
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オプション ※メインメニュー下段の「オプション」と、各キャラのカスタマイズ画面の「オプション」は同じものです。 バトルチュートリアル 以前にみたチュートリアルを自由に閲覧可能 カメラ操作 上下 ノーマル/リバース カメラ操作 左右 ノーマル/リバース カメラ動作 オート/マニュアル(全く動かない) キャラクター操作 アナログパッド/方向キー(十字キー) カメラ動作速度 ゆっくり/普通/はやい ムーブマーカー表示 ON/OFF ロックオンカーソル表示 ON/OFF ターゲットマーカー表示 ON/OFF バトル開始ロックオン ON/OFF バトル開始演出 ショート/ロング/ランダム(ショートかロングかのいずれか) バトルインフォメーション ビギナー/ノーマル/OFF BGMボリューム ON/OFF SEボリューム ON/OFF VOICEボリューム ON/OFF イベント字幕 ON/OFF バトルモード アクションバトル/コマンドバトル イベントオールスキップ(ストーリーモードクリア後に選択可能) OFF/ON バトルリプレイ保存 ON/OFF ※ONにした上でバトル終了後に「□」押下でリプレイ保存が可能に データセーブ/削除 セーブ/削除 データインストール ON/OFF インストール内容についてはこっち
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基本データ 賢者たちとなんかかんけいあるよ 担当声優 日本語 英語 佐藤正治 MPO 経歴 ジョン・マコーンににてるよね 各作品内での活躍 メタルギアソリッド3スネークイーター 握手してもらえなかったよ メタルギアソリッドポータブルオプス 裏切るのではない 終わらせるのだ 出典 メタルギアソリッド3スネークイーター メタルギアソリッドポータブルオプス メタルギアソリッドピースウォーカー メタルギアソリッド4データベース 関連項目 統合参謀本部議長
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(O)ヒキガエル 実物にもまして、ずんぐりして脚が短くもはや球体。極めつけはドヤ顔。 なぐるがLv3に、まもるがLv2になる。 (O)イモリとは選択式で、どちらに進化しても(O)エリオプスにはなれるが こちらの場合、次の変化先が属性とメダスキルの噛み合っていない (O)マッドパピー固定となる(症状属性に射撃パーツは存在しない)。 代わりに進化条件は満たしやすくなるので、その辺りを考慮して選ぼう。 習得メダスキル 熟練度 効果 なぎはらい なぐる 敵メダロット全ての1パーツにダメージを与える。 属性 性格 なぐる うつ がむしゃら ねらいうち 症状 テクニック Lv3 Lv1 Lv2 Lv1 まもる せっち なおす とくしゅ おうえん ぼうがい Lv2 Lv1 Lv1 Lv1 Lv2 Lv1 (O)アマガエル系 メダルトランスフォーム表 第1段階(初期) 第2段階(Lv20) 第3段階(Lv40) 第4段階(Lv60) (O)ツノガエルぼうぎょきょうか (O)ヒキガエルなぎはらい (O)アマガエルかくとうぜんかい (O)マッドパピーえんかくきょうか (O)イモリこうげきぜんかい (O)エリオプスかくとうぜんかい (O)サラマンダーぜんたいチャージ ※(O)マッドパピー又は(O)サラマンダーメダルのレベル60以上かつ熟練度うつ80以上で(O)エリオプス 習得リーダースキル 効果 ダイレクトターン 相手の攻撃が頭部パーツ以外に当たるようになる。
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警備から戻ると既に幸村は馬上で手綱を握っていた。 出陣が迫っているのだ。 「おお、ご苦労だったな佐助。後の陽動は任せたぞ」 「征くのか旦那」 深刻な顔付きをした従者を幸村は一笑に付した。 「俺は武士だ。武士には武士の道がある。お前達忍に忍の道がある様にな」 道と言う言葉が佐助に重く伸し掛かる。 市井の道を選ばなければあいつは生きられたのではないか――佐助は今も悔やんでいた。 二十年近く経った今も、産まれたばかりの児を見て微笑んだまま逝った顔がちらつく事がある。 (赦してくれ。俺はお前の命を縮めただけだ) 女房の墓前に立つと佐助はいつもそう詫びた。 「若旦那は?」 重苦しいものを振り払う様に話題を変える。 「子供をこの陣には加えん。父として武士の生き様を見せるのみよ」 猪突猛進な熱血漢だった幸村は沈着な武士へと成長した。最早傅役の必要など微塵も無い。 幸村が少年の様な笑顔になった。 「さらばだ佐助。最後までお前には世話を掛けた。だが俺は戦馬鹿の方が性に合う」 佐助もいつもの困った様な諦めた様な笑顔になる。 「あばよ旦那。楽しかったぜ」 「――佐助ぇっ!!」 突然幸村の拳が佐助を襲った。 寸での所で佐助は拳を受け止める。 主従はニヤリと笑い合った。 「また、来世で会おうぞ」 「ああ」 幸村は手綱を廻らせ出陣を待つ兵達を激励した。 「豊臣の兵よ、これがこの国最後の大戦だ!これが武士の晴れ舞台だ! 今こそ荒ぶる魂を以て己が力を存分に奮え! たとえ最後の一兵になろうとも徳川の眼に我等が旗印を焼き付けてやろう! ――征くぞ、日の本最強の古兵達よ」 うたかた6
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このページはこちらに移転しました まいかた 作詞/451スレ83 オオサカからマイカタへは どう行ったらいいのですか 道行く人に聞いてみたけど 誰もわからない カゴシマからユビヤドへは どの道通ればいいですか お店の人に聞いてみたけど やっぱりわからない 僕はどこに行けばいいの 誰も知らないそんなとこに 僕は何を求めて行くの どこにも存在しない場所に トウキョウからオトマチへは どう行ったらいいのですか その字はねオカチマチって言うんだよ
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「……なるほど。事情は分かったわ」 「ごめん」 委員長がクラスの仕事を終えて戻ってきてすぐ。僕と委員長、住倉さんの3人はリビングに集まって報告会を始めた。専ら状況説明は僕がしていたんだけど。住倉さんが混ざると、毎回茶々が入るから一向に進まないから委員長が僕だけが喋るように進めたのもあるんだけど。 「別に謝らなくても。あなたが悪いわけではないんだから」 「そうね」 「ややかは黙って」 「ふふ。相変わらず辛辣で素敵よ、友香」 こんな感じでずっと続けていたのだけど、どうやら委員長も最終手段に入ったらしい。 「分かったわ。じゃああなたの両親に言ってもいいのね」 「……」 なんと、さっきまで茶々を入れては話を止めていて、委員長がどれだけ黙らせようとしても黙らなかった住倉さんが、たったヒトコトで沈黙した。 「男子生徒を騙してその家に押し入り、共同生活を強要した挙句、その男子生徒の秘密を盾に――」 「わ、分かったわ。分かったから、それはやめて」 沈黙の次は顔色を変えて住倉さんが隣に座って、携帯電話を取り出し掛けた委員長の腕を両手で掴んだ。 あの、と称するのは悪いけれど、住倉さんがこんなに慌てているのは初めて見た。 「向井君」 「あ、何?」 「ややかが変なこと言ったら、この電話番号に――」 「だ、駄目」 手をぷるぷると震わせている住倉さんは一回り体の大きい兄弟に餌を取られて、それに追いすがる末っ子動物みたいだった。 「――迷惑掛けないって誓える?」 「誓う」 ありえないくらいに即答だった。 「なら教えたって使わないし、教えておいてもいいわよね」 「駄目。絶対に駄目」 とうとう住倉さんは半泣きになってしまった。委員長、おそるべし。 「向井君、何かあったら私に言って。この子の弱点は両親への報告なんだけど、あなたは面識無いでしょうから」 「あ、うん。でもあの……住倉さんは大丈夫、なの?」 「大丈夫。数時間と経たない内にケロっとしてまた悪さするんだから。……ややか、変なことしなければ私も報告する必要は無いの。いい? 普通に生活しなさい、普通に」 「わ、分かったわ。善処する」 未だ目の端に涙を溜めた住倉さんは歯噛みしながら委員長を見ていた。 「そんなに睨むんじゃないの。私だって好きでこんなことしてるわけじゃないんだから。あなたの両親だって、毎回そんなことで連絡されたら困るでしょう?」 なんだか万引きを見つかった補導員みたいな口調の委員長。 「……ええ」 「ほら。涙拭きなさい」 ポケットから花柄のハンカチを取り出して、住倉さんに渡すと目許を押さえた。 「まだ制服だから、先に着替えてくるわ。そういえばややかの部屋ってどうするつもり?」 「あ、それなんだけど、一応僕の部屋の隣が空いてるから、そこを使ってもらおうかなと思ってる。荷物は2階の物置と外にある倉庫に置けばいいし」 「じゃあ片付けないといけないわね。でも今日中に片付けるのは大変かもしれないし、なんだったら私の部屋と共用でも構わないけど」 「急だから全部の荷物を運び出せないかもしれないし、そうすると最初は住倉さんにちょっと狭い思いさせちゃうかもしれないけど、ちょっとそれで我慢して貰えるかな?」 無言のまま、頭を縦に振って肯定の意を表す住倉さん。やっぱりちょっと言いすぎだったんじゃないかな。 「だったら尚更着替えてこないと。ちょっと待っててもらえるかしら」 「分かったよ」 自分の部屋に戻っていった委員長を見送ってから、押し黙っていた住倉さんは「悔しいわ」と言葉を漏らした。 「何で?」 「せっかくだから、友香の下着をハンカチと入れ替えてあなたの制服のポケットに入れておいて『あ、間違えちゃった』的な展開を期待していたのに。あんな予防線を張られていては無理だわ」 ああ、僕の憐憫の情はどこへやら。この不思議娘さんは全然反省していない。 最近知り合ったばかりとはいえ、この住倉さんなら本気でやりかねないと思う。 「…………」 「更に誠一の体操服と友香のネグリジェを入れ替えて、」 「委員長! 今すぐ住倉さんのご両親に電話してお引取り願って!」 立ち上がってリビングの扉を開けて叫んでみた僕に、休日遊びに行く約束をしていたのに仕事が入ったからと、部屋を出ようとした父親を止めるために抱きつく子供みたいに住倉さんは僕の腰に腕を回して自由を奪おうとする。 「ちょ、ちょっと待って。冗談、冗談よ」 でもそんな焦った顔の住倉さんは思った以上に可愛い、と言ったら本人は怒るだろうか。 ……怒らない気がするなあ。 「それ以前に、そんなことして僕と委員長が一緒に住んでいることがバレたら、連鎖的に住倉さんのこともバレると思うんだけど」 「別にいいけれど? クラスメイトの噂なんて馬耳東風だもの」 「でも学校側からお願いされた委員長は良いとして、住倉さんは完全に個人でうちに来るのを決めたんだから、学校側にバレたら確実に両親に連絡されるよ?」 「…………ま、まずいわね」 そこまで気は回ってなかったんかい! と思わず突っ込みそうになってしまった。 「でもそんなに嫌なの? ご両親に連絡されるの。うちに住み込みを始めたことの報告如何は別として」 「心配させたくないだけだわ」 「でもそもそも1人暮らしだったら心配するんじゃない?」 「いつものこと、だから」 言った住倉さんの表情は、ブランコを漕いでいれば絵になりそうなほど、開け放った窓から吹き込む風に揺らす髪と共に哀愁を棚引かせていた。 でも良く考えれば僕も同じような状態なんだっけ。あまり人のことを言えないんだけど、確かに僕も慣れっこかな。
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オプション一覧 オプション一覧難易度 成長データ 統一期限 新武将 総取りルール 登用上限枠 武将死亡 難易度 名称 出現条件 天国 初期 易しい 初期 普通 初期 難しい 初期 地獄 初期 成長データ 名称 出現条件 引継ぎ 初期 初期状態 初期 統一期限 名称 出現条件 あり 初期 なし 争覇演武を1度クリア 新武将 名称 出現条件 登場 初期 未登場 初期 総取りルール 名称 出現条件 大名攻略 初期 分断攻略 獲得済み(★印がつく)の武将を100人以上 なし カードを50種以上 登用上限枠 名称 出現条件 最小 争覇演武を1度クリア 少ない 初期 普通 初期 多い 初期 最大 争覇演武を1度クリア 武将死亡 名称 出現条件 あり 武器を50種以上 なし 初期
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曲名 アーティスト フォルダ 難易度 BPM NOTES/FREEZE(SHOCK) ほしのつくりかた D-wacrew A20+ 激14 180 395/3 STREAM VOLTAGE AIR FREEZE CHAOS 88 67 43 21 42 踊譜面(10) / 激譜面(14) 譜面 動画 https //www.youtube.com/watch?v=jP9vJsSGJJY (1P x2.25, RAINBOW 2P x3.0, NOTE) 解説 COURSE TRIAL、「STELLA」コース解禁曲(2021/11/18~)。ポップンリズミンからの移植。 曲が1分30秒ほどと短め。 コメント コメント(感想など) 最新の10件を表示しています。コメント過去ログ 雑で無駄な同時を除けば全体的に良譜面 (2021-11-19 23 22 00) 同時混じりは中々忙しいが、ノーツが少ないことも有り足14最底辺、人によっては13かもという難易度。 (2021-11-20 16 58 49) 終盤に降ってくるstoicのBPM180バージョン地帯が難しいものの、足14相応な配置はそこだけ。16分も3連が5回だけでどれも踏みやすい。他の足14のBPM180近辺と比較してもこれは明らかに一回り弱い。 (2021-11-27 17 05 44)
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「起きなさい!」 「うわあ!」 後から思い出すと、凄く情けない声だと思ったけど、せっかくゆっくり休んでたところを唐突に起こされたら、きっと誰でも多少はこんな声が出てしまうと思う。だから別にこれは僕のせいじゃないんだ。 眠い目を擦りながら僕は昨日干したばかりの布団ごと上半身を起こすと、肩を激しく揺さぶられて一瞬で意識が戻る。 で、鼻先が触れ合うくらいのところに委員長の顔があって、僕はまた「あうあ!」って変な声を出してしまう。 最近思ったんだけど、委員長って冷静なときはもちろん凄く冷静だけど、何か思い込んだりやらなきゃいけないことを見つけたらのめり込んで周りが見えなくなるタイプなのかも。後、あまり僕を男として認識してない気がする。もうちょっと考えて欲しいかな、いろいろと。 ふんわりと、優しい香りがして再び少しだけ呆けていたら、 「向井君!」 「は、はは、はい、御免なさい、御免なさい!」 もう何が何だか分からなくなって、とりあえず謝ってみる。何も悪いことをした覚えはないけど、こんなに掴みかかってくるくらいなんだから、きっと何かしたんだ。 「何で謝ってるの」 「えっと…………なんでだろ」 素直に言うと、むしろ僕の方が「何で?」って聞きたい。「何でそんなに慌ててるの?」って。 僕の、自分で言うのもなんだけど、奇行のお陰か、委員長も一旦は落ち着きを取り戻したようだったけど、それでもまだヤジロベエみたいにふらふら と落ち着きが行ったり来たりしているみたい。肩を怒らせて僕を押し倒す勢いでベッドに膝を立ててきた。っていうか実際、僕は再びベッドで仰向けにならざる を得ないくらいに、委員長は僕に接近していた。 何というか、ここだけ見ると見る人によっては酷く誤解されそう。特に話をややこしくする同居者がこんなタイミングで現れたら―― 「あら。お楽しみタイムだったのかしら。せっかくのところ、お邪魔して悪かったわ。後は若い者に任せて、オバサンは退散……ふふふ」 ――これはきっと「ですよねー」って言うタイミングなのかも。住倉さんならやると思ってた。 「向井くん」 「……何?」 もう僕は覚悟を決め、目を伏せてから委員長の声に耳を傾ける。もうどうにでもしてください。 「ややかをあなたの隣の部屋に移動させて頂戴」 「…………え?」 ビンタとかそういう方法に来るのかと思いきや、全く別方向の申し出に僕は思わず激しく瞬きを繰り返し、それと同時に頭の中にクエスチョンマークを量産し始めた。 どういうことだろう、と頭を巡らせてみるけど分かるはずもなく、そもそもその疑問を確実かつ素早く解決する方法があるんだってことに気づいた。 「あの、どういうこと?」 「とにかく!」 「は、はい!」 疑問、解決ならず。 有無も言わせぬ委員長の言葉に、僕は激しく首を縦に振ってから慌てて部屋を飛び出し、 「……はあ」 僕、何でこんなことになってるんだろう、と委員長から伝染したみたいに溜息を漏らした。 隣の空室に置いてあった家財道具等々を僕の部屋に運び終え、やや不服そうな住倉さんと眉を吊り上げて戻す様子のない委員長の間で肩身の狭い思い をしながら、ひとまず自分の部屋に集めた。というのも、未だに委員長が僕の隣の部屋に無理やり住倉さんを引っ越しさせた理由がさっぱり見えないから。 壁際にいろいろモノを寄せてはみたものの、若干物置のようになりかけている僕の部屋の中心で、昨日委員長と勉強会をしていたテーブルを三人で囲む。委員長がまだ落ち着かないようだったから、ココアとバウムクーヘンを持ってきた。 ココアを一口飲んで、ようやく本当に落ち着きを取り戻したらしい委員長が静かに話し始めた。ここに落ち着くまで、結局30分近く掛かったわけだけど、まあ最終的に事情が聞けるだけ良かったとした方がいいかも。反論して、これ以上話がこじれたら嫌だしね。 と思っていたのに。 「……」 何故か沈黙。 「あ、あの……?」 「…………ちょっと待って。ちゃんと話してあげるから」 何かとてつもなく言いづらそうな様子。それを見て、大抵いつでも助け舟にならない助け舟が現れた。 「トイレに入っている間に、話し掛けられただけでそんなに腹を立てなくても良かったと思うのだけど」 バウムクーヘンの四分の一カットを、せっかく持ってきたフォークを無視しつつ、リスか何かみたいに両手で持ってもさもさ食べてた住倉さんがちらりと横目で委員長を見る。 あー。なんとなく今の言葉だけで、誰が原因なのかは良く分かった。 「あんなところで話し掛けられるなんてこと、普通は無いわ! それも実況中継みたいなこと!」 されたんだ。それはまあ、うん。今の状況も分かるかも。 「ま、まあ、委員長落ち着いて……」 「これが、これが落ち着いていられるわけないでしょ!」 うわ、駄目だ。完全に委員長が壊れてる。 なんだか、住倉さんがさっきの携帯での件を仕返しをしているように見えるけど、多分そうなんだと思う。 「でもトイレで話し掛けられるってどういうこと?」 トイレの扉の前に立ってた、にしては反応がおかしい気がする―― とここまで考えてすぐに「ああ、そっか」と自分で納得してしまった。 二階のトイレの隣は物置。つまりさっきまで住倉さんが住処にしていたところ。 トイレと物置の間の壁は非常に薄いから、僕も経験があるんだけど、トイレに入っているときには物置で何か探しているときにはごそごそと大きな音がする。つまり逆に、物置に居る人はトイレの中の音がほぼ筒抜けになってるってこと。 「理解したようね?」 口角をほんの少し上げる、住倉さん独特の笑い顔。 「うん」素直に答えた。「何となく想像できちゃった」 「想像しないでくれるっ!?」 僕の向かいに座っていた委員長が、ちゃぶ台返しでもするかと思ったくらいに突然上半身を起こしたから、僕はびくりとした。 「はあ……疲れた。とにかくややかは今日から隣の部屋を使いなさい」 「嫌だと言ったら?」 「あなたの親に連絡して、今すぐ引き取りに来てもらうから」 携帯を掲げる委員長。 「ぐっ、卑怯よ」 「分かった?」 「……分かったわ」 相変わらず両親が弱点な住倉さんはなんとか、しぶしぶ、一応頷いた。 そんなこんなをしているうちに夕食の時間。 食べ終わったら、お風呂。で、また委員長が僕の部屋に来て勉強会。住倉さんは僕のベッドの上で、ただ漫画を読んでいただけだったけど。 とにもかくにもようやく一日が終わった。 な、長い一日だった。ほんの二、三日前まで一人暮らしだったのに、何故か、いつの間にか、あれよあれよという間に三人共同生活になってしまったけど、何とか僕は元気です。