約 2,424,189 件
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/1158.html
297: 名無しさん (ワッチョイ ad88-1553) :2019/06/21(金) 03 18 25 ID ulRnjgQU00 「ただいまー」 一人暮らし部屋からは返事がない。だがこのわびしさを解消するためにペットアライちゃんを思い切って購入したのだ。移動用のケージからペットアライちゃんを用意してあったケージに移してやる。 「これからよりょしくおねがいましゅのりゃ」 アライちゃんはケージ越しに満面の笑みで両手をブンブンと振ってアピールしている。 「かいぬししゃん、ありゃいしゃんおなかくーくーなのりゃあ」やれやれ、早速おねだりか。 まあ初日だし大サービスだ、ケージの中に好物と聞いたリンゴを丸ごと1つ、入れてやる。 「ぎ、ぎんごなのりゃー!か、かいぬししゃん、これじぇんぶありゃいしゃんがたべていいのりゃ?」 よくよく聞けばペットショップではせいぜい1週間に一回、それも小さく切ったリンゴひとかけらが与えられるだけだった様だ。 「アライちゃん、食べる前に約束して。ウンチとおしっこはこのおトイレ以外では絶対にしちゃダメだからね」 「たいじょーぶなのりゃ、ちゃんとおぼえたのりゃあ」アライちゃんとしっかり約束をした。 「リンゴも食べ過ぎてお腹壊さない様に、一度に食べちゃダメだよ」 「わ、わかってりゅのりゃ。ありゃいしゃんにおまかしぇなのりゃー」 言うが早いかアライちゃんは自分の身の丈程もあるリンゴにかぶりついた。 しゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃり!しゃくしゃくしゃくしゃくしゃく! 「おいちーのりゃー!」 意地汚くリンゴを食い散らかす様子はペット用に改良されたとはいえ、所詮はアライさんの子供といった様子だ。 「ありゃいしゃん、かいぬししゃんのおうちにこれてほんとにしあわせなのりゃ!」 穴だらけのリンゴから顔だけを出し汁まみれのアライちゃんを見て既に後悔の念が湧く。しっかりとしつけられて大人しく話し相手にもなると聞いたのに。これではただ五月蝿く汚らしいだけではないか。 物珍しさにつられてアライちゃんなど買わずにネコでも買えば良かったか?そう思っていると、 「こっすこっす!わっしゃわっしゃ!ありゃいしゃん、たべものあらうのとーってもじょーずなんだぞぉ!おせんたくだんしゅなのりゃー!」 そう叫びながら水を入れた器にリンゴを突っ込みバシャバシャと派手に水を撒き散らしながら洗っている。ケージ内も周りの床も水浸し、器の水はほとんど残っていないと言うのに器の底に擦り付ける様にガシャガシャと大きな音を立てている。 「アライちゃん、もうお水も無いしそろそろ静かにしようか?」声をかけたが、 「あらうのはありゃいしゃんのしゅーせーなのりゃ、あらっちゃだめってゆーのはありゃいしゃんといっしょにいたくないってことになるのりゃ」 「かいぬししゃんはやしゃしーからそんなこといわないのりゃー」全く聞く耳を持たず器にリンゴを叩きつけている。 まさかこんなにも言うことを聞けないとは! 人の言葉が分かるからと言って意思の疎通が出来るとは限らないのだと思い知った。 だったら決断は早い方がいい。 三千円は無駄になるけれどこんな不愉快な獣人の子供と何年も暮らすよりは全然いい。 ケージからアライちゃんを取り出すと、 「その五月蝿くガチャガチャと食べ物を洗うのがやめられないならアライちゃんは飼えない」 そう伝えるとアライちゃんの首を捻る。 「か、かいぬししゃん、ありゃいしゃんはいいこなのりゃ、ずっとかいぬししゃんといっしょにいたいのりゃ!しゅきしゅきなのりゃ!」 アライちゃんは首に力を入れ必死に抵抗する。 身体を抑えている手に自分腕を差し込んでなんとか逃げ出そうとしている。 「アライちゃん、ペットなんだから言うことは聞かないと。出来損ないは死ぬしかないんだ」 そうアライちゃんに伝えるとさらに力を入れて首を捻る。既にアライちゃんが抵抗出来る力を超えている。 「あ、ありゃいしゃん、がいぬじしゃんのおうぢにごれでほんとにしあわぶぎゅっ!」 コキッという感触と共に甲高い耳障りな声が消えた。本当に不愉快な生き物だった。 やっばり飼うなら実家で飼ってた様な猫にしよう! そう思いながらアライちゃんをコンビニ袋に包むと燃えるゴミの袋に詰めた。 298: 名無しさん (バックシ 0586-c2cd) :2019/06/21(金) 04 09 24 ID cGVd1c7.MM 297 素晴らしい。これから殺す個体に必要ない。死ぬしかないと語りかけるところが特に。 300: 名無しさん (ワッチョイ 496f-7af3) :2019/06/21(金) 17 19 48 ID NrFDotTg00 297 素早い判断ですね。 生き物は一度飼い始めたら責任もって飼わなきゃいけないけど、アライさんを相手にするのは嫌気がさしたら後は時間の無駄だからね。 犬ネコはICタグ埋め込みが義務化するけどアライちゃんも売るときは是非そうして欲しい。 自然環境のためにも野良アライちゃんが逃げ出したり投棄されないようにしないとね。 ※このページは、『アライさんアンチスレ避難所』様にあるアライさん、コバエさんなりきり用のスレッド『アライちゃんのおうち』をまとめたものです。 アライちゃんのおうち・番外2-アライちゃんとの正しいお別れの仕方 【アライちゃんのおうち】シリーズへ戻る
https://w.atwiki.jp/bsorica/pages/638.html
LvX【アライバル】『このスピリットのアタック時』ターンに1回、自分のネクサスの「歌姫旅中」1つをこのスピリットの隣に並べられる。そうしたとき、(追加効果)。 備考 関連 効果一覧 詩姫
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/873.html
212 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 14 05.87 ID B+SbQzrU0 みなさん、こんにちわ。 アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。 今回は、「アライフレグランス」の改良品の実験の模様をご覧いただこうと思います。 213 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 14 45.45 ID B+SbQzrU0 以前、職員から「アライフレグランス」の粘膜摂取による死亡案件を伺いました。 そのため、粘膜摂取しても問題のないよう、成分研究を行い、新薬の実験に取り掛かりました。 まず、アライさんを四十匹用意します。 そして、二十四時間「アライフレグランス」を嗅がせ続けます。 ですが、十匹には「アライフレグランス+」を、残りは「アライフレグランス-」を嗅がせます。 嗅がせる期間は一週間で、別々の部屋で嗅がせます。 このとき、【アライちゃんライン】の個体のように分娩台に手足を固定し、尿道と肛門にチューブを刺します。 そして、酸素マスクから「アライフレグランス」を嗅がせ続けるのです。 食事は、酸素マスクに穴をあけて、そこから液状の栄養剤を管で注入する形を取ります。 実験体は例の如く、睡眠中に移動させます。 214 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 15 17.94 ID B+SbQzrU0 実験開始初日の様子です。 「アライフレグランス」を注入して、二時間辺りです。 <「アライフレグランス+」の場合> アライさんA1「あぁ、気持ちいいのだぁ...」トローン アライさんA2「気持ちが落ち着くのだぁ...」トローン アライさんA3「極楽なのだぁ...」トローン アライさんA4「お腹が満たされるのだぁ...」トローン アライさんA5「温かい気持ちになるのだぁ...」トローン アライさんA6「気持ちいいのだぁ...」トローン アライさんA7「チビ達も連れてきたいのだぁ...」トローン アライさんA8「おぉ!すごいのだ!」 アライさんA9「いい匂いなのだぁ...」トローン アライさんA10「まだまだ頑張れそうなのだぁ...」トローン <「アライフレグランス-」の場合> アライさんB1「気持ち悪いのだ!」ジタバタ アライさんB2「アライさんを離すのだ!」ジタバタ アライさんB3「臭いのだ!」ジタバタ アライさんB4「アライさんの危機なのだ!」ジタバタ アライさんB5「止め! 止めるのだ!」ジタバタ アライさんB6「苦しいのだ!」ジタバタ アライさんB7「誰か、助けるのだ!」ジタバタ アライさんB8「アライさんが可哀そうなのだ!」ジタバタ アライさんB9「どうして、こんな目に合わなければいけないのだ!」ジタバタ アライさんB10「体が、動かないのだ!」ジタバタ 215 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 16 17.46 ID B+SbQzrU0 如何ですか? 「アライフレグランス+」は、まるで夢見心地のようですね。 一方、「アライフレグランス-」は、まるで悪臭に悶え苦しんでいるかのようですね。 嗅覚に訴えかける事は有効のようです。 では、折り返しとなる四日後の様子を見てみましょう。 216 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 17 22.31 ID B+SbQzrU0 <「アライフレグランス+」の場合> アライさんA1「あぁ、気持ちいいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA2「お股を触りたいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA3「突っ込んでほしいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA4「お股を満たしてほしいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA5「あん! あぁん!」ビクンビクン アライさんA6「気持ちいいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA7「チビィ! チビィ!」ビクンビクン アライさんA8「気持ち良すぎて、すごいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA9「この匂い、堪らないのだぁ!」ビクンビクン アライさんA10「ふぉ! ふあぁー!」ビクンビクン <「アライフレグランス-」の場合> アライさんB1「気持ち、悪い、のだ...」ピクピク アライさんB2「苦しい、のだ...」ピクピク アライさんB3「臭い、のだ...」ピクピク アライさんB4「助けて、なのだ...」ピクピク アライさんB5「どうして、こんな...」ピクピク アライさんB6「アライさんを、離し、て...」ピクピク アライさんB7「危機、なのだ...」ピクピク アライさんB8「可哀そう、なのだ...」ピクピク アライさんB9「ゴホッ! ゲハッ!」ピクピク アライさんB10「体が、動かな...」ピクピク 217 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 18 26.90 ID B+SbQzrU0 効き目が利きすぎると、このような反応になるんですね。 「アライフレグランス+」は、まるで媚薬を嗅いでいるかのような反応です。 一方、「アライフレグランス-」は、体調不良で顔色の悪くなっています。 それでは、一週間後の様子はどうなっているのでしょうか? 218 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 18 54.43 ID B+SbQzrU0 アライさんA1「あは! あぁぁん!」ビクンビクン アライさんA2「んん! あん!」ビクンビクン アライさんA3「...」シーン アライさんA4「はぁん! いあ! いぃ!」ビクンビクン アライさんA5「ふあぁ! あっ!」ビクンビクン アライさんA6「ほぁ! ふあぁん!」ビクンビクン アライさんA7「のあ... あぁん!」ビクンビクン アライさんA8「...」シーン アライさんA9「いぃあぁーーーーー!」ビクンビクン アライさんA10「のあ...」ビクンビクン <「アライフレグランス-」の場合> アライさんB1「う...」ピクピク アライさんB2「の...」ピクピク アライさんB3「...」シーン アライさんB4「げ...」ピクピク アライさんB5「...」シーン アライさんB6「あ...」ピクピク アライさんB7「は...」ピクピク アライさんB8「...」シーン アライさんB9「...」シーン アライさんB10「へ...」ピクピク 219 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 19 23.19 ID B+SbQzrU0 結果としては、興味深いものでした。 「アライフレグランス+」を嗅ぎ続けたアライさんの中には、イキすぎて昇天してしまい、口から泡を吹いて死んでしまう個体がいましたね。 一方、「アライフレグランス-」は、吐き気を催したことによって、嘔吐物が喉に詰まってしまい、窒息してしまう個体がいましたね。 ですが、「アライフレグランス」の粘膜摂取で直接死んだ個体はいなかったため、改良には成功と言えるでしょう。 引き続き、研究を重ね、製品化実現に向けて作り上げていこうと思います。 それでは、今回はこれで失礼いたします。 【アライさんトラップラボ】シリーズ
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/1099.html
181: 名無しさん (オッペケ 6472-8be6) :2019/02/20(水) 12 45 00 ID u/Lk9XwsSr アライちゃん1「たんけんしてあたらしいおうちをみつけるのりゃー!」ヨチヨチ アライちゃん2「げんきいっぱいがんばるのりゃ!」ヨチヨチ アライちゃん3「またおにくたべたいのりゃ」ヨチヨチ お腹一杯でごみ捨て場を後にしたアライちゃん姉妹。 アライちゃん1「いつかあらいしゃんたちをおいだしたおかーしゃんをみかえすぐらいりっぱなおうちをみつけるのりゃ」ヨチヨチ アライちゃん2「なのりゃー!」ヨチヨチ アライちゃん3「なゃのりゃー!」ヨチヨチ 姉妹仲良く一列になって道路の端を歩きます。 アライちゃん1「はじをあるいていればあのはやいけものにはあたらないはずなのだ!」ヨチヨチ アライちゃん2「ふぉぉぉ!おねぇしゃんはてんしゃいなのりゃ!」ヨチヨチ アライちゃん3「なゃのりゃー?」ヨチヨチ 182: 名無しさん (スプー 63f1-0998) :2019/02/20(水) 18 35 31 ID od.XK.moSd アライちゃん4「なのりゃー」ガサッ ヨチヨチ アライちゃん5「なのりゃー」ガサッ ヨチヨチ アライちゃん6「なのりゃー」ガサッ ヨチヨチ アライちゃん1「いもーとたち、おそいのりゃ!いっしょにくゆのりゃ!」 アライちゃん2「はやくこないとおいてくぞぉ!」 ゴミ袋から3匹のアライちゃんが顔をだし、ヨチヨチとアライちゃん1~3のあとへついていった なんと6匹姉妹だったのである 6匹でヨチヨチ行進する様は圧巻であった 183: 名無しさん (ワッチョイ 82a6-fc72) :2019/02/21(木) 14 06 02 ID Suh9rJLo00 アライちゃん1「しゅっぱつしんこー!」 アライちゃん2「あらいぱーくなのりゃ!」 アライちゃん3-6「「「「なのりゃー!」」」」 アライちゃんたちは歌いながら歩いていく。 やがて近所の公園に辿り着いた。 アライちゃん2「すごくひろいのりゃ!ここをアライちゃんたちのおうちにするのりゃ!」 アライちゃん3「アライちゃんはもっとたんけんしたいのりゃ」 姦しいアライちゃん探検隊の声を聞きつけ、野良アライちゃんたちが現れた。 野良アライちゃん1「おともだちなのりゃ」 野良アライちゃん2「うるさいのりゃ」 野良アライちゃん3「どこからきたのりゃ?」 184: 名無しさん (オッペケ 1823-8be6) :2019/02/21(木) 15 16 11 ID YTnzzTvgSr 公園の木の中の巣から声をかけてくる野良アライちゃん姉妹。 野良アライちゃん1「あらいしゃんのおうちにあそびにきたのりゃ?」 野良アライちゃん2「もうこれいじようおうちにははいれないのりゃ」 野良アライちゃん3「いっしょにあそびたいのりゃ」 アライちゃん1「あらいしゃんたちはおやまからきたのりゃ」 アライちゃん2「どこかほかにおうちになりそうなところしってたらおしえてほしいのりゃ」 185: 名無しさん (スプー dac9-0998) :2019/02/22(金) 00 45 56 ID EsBaBbC2Sd ところが、公園には食糧が無尽蔵にあるわけではない むしろ、毎日一生懸命木の実や虫などを拾い集めてやっとなんとか食いつなげるレベルである 野良アライちゃん達には、わざわざこんな余所者達を自分たちの餌場に居座らせるメリットなど無い 退屈していたので、遊び相手ができるのは喜ばしいことだが 飯の方が大事である 186: 名無しさん (オッペケ 2ba6-8be6) :2019/02/22(金) 18 48 16 ID XLBsgN4gSr 野良アライちゃん3「いっちょにあしょぶのりゃ!」ヨジヨチヨジヨチ 但し、その事を理解していていない奴もいた。 野良アライちゃん1「いもーとぉ!いっちゃだめなのりゃ!」 野良アライちゃん2「はやくもどってくるのりゃ!」 野良アライちゃん3「いやなのりゃあ!いっつもいっつもごはんさがしはつかれたのりゃ!」ヨジヨチヨジヨチ そう言い放つと野良アライちゃんは地面に頭を向けて猛スピード(アライちゃん基準)でヨチり始めたる。 野良アライちゃん3「あらいしゃんはぁ!おともだちとぉ!あそぶのりゃあ!」ヨジヨチヨジヨチヨジヨチヨジヨチ 187: 名無しさん (スプー 7761-0998) :2019/02/22(金) 19 12 46 ID 1qwxAuXISd 野良アライちゃん3「うゆぅー!いっしょにあそぶのりゃー!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん1「いーけど、それよりさきにおうちほちーのりゃあ!」シッポフリフリ アライちゃん2「おっうち♪おっうち♪」シッポフリフリ アライちゃん3「あったかおうち♪」シッポフリフリ アライちゃん4「おっうち♪おっうち♪」シッポフリフリ アライちゃん5「ぽかぽかおうち♪」シッポフリフリ アライちゃん6「なのりゃー!」コスリコスリ 野良アライちゃん3「うゆぅ?わかったのりゃ!」ウーム 早く遊びたくて仕方ない野良アライちゃん3は、近くの住めそうなとこを教えることにしたようだ 野良アライちゃん1「!!」 だが2匹の姉達は、それが余所者に餌場を荒らされる結果となることに気付いたようだ 188: 名無しさん (ワッチョイ 5f2a-fc72) :2019/02/22(金) 19 37 59 ID 2YvCNay600 野良アライちゃん1「ううっ……」 これはどうにかせねばならない。野良アライちゃん1は足りない頭を必死に働かせた。 野良アライちゃん1「おまえたちはたんけんたいなのりゃ?」 アライちゃん1「そうなのりゃ」 野良アライちゃん1「たんけんたいさんはなぁ!いだいなんだぞぉ!」 「すごくとおいところまでいくのりゃ」 「おまえたちももっととおくをめざすのりゃ」 アライちゃん1「たしかにそうなのりゃ」 アホな理屈ではある。だがアライちゃん1は野良アライちゃんよりさらにアホだったので、納得してしまった。 189: 名無しさん (オッペケ 38d8-8be6) :2019/02/23(土) 00 09 57 ID pRJ5wITcSr 野良アライちゃん1「わかったらはやくとおくにいくのりゃ」シッシッ! アライちゃん1「うゆ!でもきょうはつかれたからここにとまらせてほしいのりゃ!(`・ω・´)ゞ」ビシッ! アライちゃん1は前足を上げるとまるで敬礼しているかの様なポーズをとった。 アライちゃん2「のりゃ!たんけんたいにきょうりょくしてほしいのりゃ!(`・ω・´)ゞ」ビシッ! アライちゃん3「おなかいっぱいだけどつかれてねむたいのりゃ…(´Д⊂ヽ」ウトウト アライちゃん4.5.6「「「いだいなたんけんたいにきょうりょくしゅるのりゃー!」」」コスリコスリコスリコスリ! 下の妹達は手を擦り合わせて姉妹の偉大さをアピールしているかの様だった。 野良アライちゃん3「か、かっこいいのりゃ…!」 野良アライちゃん1(だめなのりゃこのいもうと…はやくなんとかしないと…) 190: 名無しさん (スプー 7761-0998) :2019/02/23(土) 00 25 59 ID 1qwxAuXISd そこへ 野良アライさん「ん?チビ達、そいつらは何なのだ?」 野良アライちゃん1.2「おかーしゃんなのりゃー!」シッポフリフリ 野良アライちゃん3「おかーしゃん!こいつらはたんけんたいしゃんなのりゃー!おうちさがしてゆのりゃ」 野良アライさん「おうち?…なるほど、そこのチビ達!こっちについてくるのだ!」ノソノソ アライちゃん1~6「「のりゃ!のりゃ!」」ヨチヨチヨチヨチ 一列になって行進するアライちゃん達 野良アライさん「ふぅ、ついたのだ」 アライちゃん2「おうちどこなのりゃ?」キョロキョロ 野良アライさん「あれなのだ」スッ 野良アライさんは、木についている大きなミツバチの巣を指差した 巣からは蜂蜜の美味しそうな匂いが漂っている アライちゃん3「うゆ!あんなたかいとこすめないのりゃあ!がいじなのかぁ!?」シッポフリフリ 191: 名無しさん (オッペケ ccc3-8be6) :2019/02/23(土) 16 12 43 ID JazLiyHMSr 野良アライさん「…別にお前たちが住む必要は無いのだ」ヒョイ アライちゃん3「のりゃ?なんであらいしゃんをもちあげるのりゃ?」シッポフリフリ 野良アライさん「それは…こうする為なのだ!」ブンツ! ミツバチの巣めがけてアライちゃんを放り投げる野良アライさん。 アライちゃん3「のびゃーーーーん!?」ヒューン アライちゃん1.2.4.5.6「!?」 アライちゃんの軽い身体は木の高い所にある巣目掛けて一直線に飛んで行き。 アライちゃん3「じびっ!?」 ミツバチの巣に見事に命中し、アライちゃんがぶつかった衝撃で巣の一部が地面に落ちていった。 アライちゃん3「ぴぃぃぃぃ!………がふっ!?」 当たり前だが投げられたアライちゃん3も物理法則に則り地面に叩きつけられる。 192: 名無しさん (オッペケ ccc3-8be6) :2019/02/23(土) 16 30 46 ID JazLiyHMSr アライちゃん1「い、いもーとぉ!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん2「いまたしゅけにいくのりゃー!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん4.5.6「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん3「ぴぃぃぃん!あんよぉ!あんよいじゃいのりゃあ!」ヒョコヒョコ 姉妹のピンチに慌てて駆け寄ろうとするアライちゃん達、幸いにも大怪我は無いようだったが足を怪我したのかズルズルと足を引きずりながらヨチっていた。 アライちゃん1「もうちょとなの、りゃあ!?」 ミツバチ「」ブーン! アライちゃん3までもう少しの距離に差し掛かろうとしたとき木の巣からミツバチの大群がアライちゃん達に襲いかかってきた。 193: 名無しさん (オッペケ ccc3-8be6) :2019/02/23(土) 21 01 47 ID JazLiyHMSr アライちゃん1「ぴい!?に、にげるのりゃー!」クルッヨチヨチ アライちゃん2「あんなにいたらあらいしゃんでもかてないのりゃー!」クルッヨチヨチ アライちゃん4.5.6「ぴぃぃぃ!こわいのりゃー!」クルッヨチヨチ 蜂の大群を前にしてアライちゃん達は姉妹をあっさりと見捨てて一目散に逃げ出した。 アライちゃん3「びえーん!おねーしゃーん!いもーちょーぉ!あらいしゃんをおいていかないでぇー!」ヨチヒョコ、ヨチヒョコ! 泣きながらも必死で足を動かしますが怪我をしている為何時もの様に上手くヨチる事が出来ず無様な姿で必死に逃げようとしているアライちゃん。 アライちゃん3「だれかたしゅけてぇ!びぎぃ!」シッポフリフリブスゥ! 無論そんな状態で逃げ切れる筈もなくアライちゃんの無駄に揺れている尻尾に針が突き刺さった。 194: 名無しさん (オッペケ 2db4-685e) :2019/02/24(日) 22 33 49 ID lT2kQssMSr アライちゃん3「いじやいぃ!!どっかいっでぇぇぇ!!」シッポブンブン! 尻尾を刺されたアライちゃんは蜂を振りほどこうと尻尾を大きく振った。 ミツバチ「」ブーン アライちゃん3「あいちゅどっかいったのにぃ?!まだいじゃいぃ!!!」シッポブンブン ミツバチは針を刺した後、その場を離れる際に針を残して去っていく。 正確には針と毒を送り込む器官を残して、その為器官の一部を失ったミツバチはほどなくして死んでしまう。 アライちゃん3「やらやらやらぁ!いじやいのりゃあ!」シッポブンブンブンブン その代わり残された器官により針は対象に毒を送り込み続ける事が出来るのだ。 ミツバチの大群「」ブーン アライちゃん3「ぴっ!?」 そんなミツバチがろくに動くことの出来ないアライちゃんの小さな身体に一斉に群がった。 195: 名無しさん (オッペケ 4ba0-8be6) :2019/02/25(月) 15 06 58 ID NsuawVJkSr アライちゃん3が体中を刺されている頃 アライさんは落ちたミツバチの巣の一部を手に自分の子ども達の巣に戻っていた。 野良アライちゃん1「おかーしゃんなのりゃあ!」シッポフリフリ 野良アライちゃん2「おかえりなしゃいなのりゃ!」シッポフリフリ 野良アライちゃん3「たんけんたいしゃんたちはどうしたのりゃ?」 アライさん「アイツらはどっかにいったのだ、それよりお土産をとってきたのだ!」ゴソゴソ そう言うとアライさんは野良アライちゃんに見せつけるようにハチの巣を取り出した。 196: 名無しさん (オッペケ 299f-9084) :2019/02/26(火) 15 34 26 ID twtf.xloSr アライさん「人間が言ってたのだ、ハチの巣から甘いハチミツが出ると」 野良アライちゃん1「そうかのりゃ?」 野良アライちゃん2「ぜんぜんおいしそうじゃないのりゃ」 野良アライちゃん3「おかーしゃんあほなのりゃ?ぴぎぃ!?」ベシッ! アライさん「いいからさっさと食べてみるのだ!」ポイッ アライさん(少しちびたちに食べさせてみて美味しそうに食べれたなら後は全部アライさんが食べるのだ) 198: 名無しさん (オッペケ d817-ad9d) :2019/02/27(水) 23 40 39 ID 8QxfTYAkSr 野良アライちゃん達は恐る恐るミツバチの巣を舐めてみる。 野良アライちゃん1「ぺろぺろぺろぺろ」 野良アライちゃん2「べりょぺりょべりょぺりょ」 野良アライちゃん3「びえーん!あちゃまいりゃいのりゃー!」ゴロゴロゴロ 一匹はかなり強く殴られたのかまだ巣の中で悶絶していた。 アライさん「味はどうなのだ!」ワクワク 野良アライちゃん1「…なんにもあじがしないのりゃ」 野良アライちゃん2「まずいのりゃ!おかーしゃんはうそつきなのりゃあ!」 199: 名無しさん (オッペケ 56d8-a48d) :2019/02/28(木) 23 23 08 ID 7BzYLcSkSr アライさん「うそなのだ!それを寄越すのだ!」ヒョイ アライさん「クッチャ、クッチャ…殆ど味がしないのだ!」 アライさん「だ、騙されたのだ…アライさん一生の不覚なのだ」ガーン アライさんが木の上で凹んでいると何やら下が騒がしくなっていました。 学生1「ホントにあったのかよアライさんの巣!」 学生2「親も居るみたいだな」 200: 名無しさん (スプー 22a6-e874) :2019/03/01(金) 06 04 55 ID Y71y0hfkSd アライさん(そ、それじゃあ、あのとき漂ってきた蜂蜜の匂いは何だったのだ?) 学生1「ん?なんか甘い匂いしないか?蜂蜜?」クンクン 学生2「ああ、クワガタ捕りやろうと思ってさ。昨日木に蜂蜜塗っておいたんだ。ほら」スッ 学生2が指差した先には、昼間だというのに夜行性のクワガタやカブトムシ等の虫がたくさんくっついていた アライさん「…」 どうやら先ほどの匂いは、巣の下から漂ってきていたようだ 学生1「ん?なんだあれ」チラッ アライちゃん3「いぢゃい…いぢゃいぃぃ…おねーしゃ…いもーど…おがあしゃ…だぢゅげでぇ…」ブヨブヨ 地面には、群がった蜜蜂に全身を刺され、身体中が腫れたアライちゃん3の姿があった 201: 名無しさん (オッペケ 8cf7-a48d) :2019/03/01(金) 16 13 54 ID QYfYzpP.Sr 学生1「うっわ、気持ち悪いアライちゃん居るし!」 学生2「体中腫れてるな、木の上のやつの子どもかな?」 体中刺されながらもどうにか這いずってここまで逃げてきたようですね。 アライちゃん3「のりゃ…!しょこのひとしゃーん!…たしゅけてなのりゃあ…!」ズリズリブヨブヨ アライちゃんも学生達に気付き助けを求めました。 202: 名無しさん (オッペケ 032b-a48d) :2019/03/02(土) 22 32 48 ID 2VdVY7fMSr 学生1「こっち来んな!気持ち悪いんだよ!」ゲシッ! アライちゃん3「ぎゅっビィいいいいぃ!?グベッ!」 必死に助けを求めたアライちゃんは蹴飛ばされてアライさん達が居る木にぶつかりました。 アライさん「ひっ!?何なのだあいつらぁ!」 アライちゃん3「ぐひっ…かひゅう…」ピクピク 学生2「あーあ、あれじゃその内死んじまうな」 203: 名無しさん (オッペケ 9d18-2c8b) :2019/03/03(日) 21 16 44 ID 7eIXWA.YSr 学生2「あーあ、可哀想だねぇ、あんなに苦しそうにしちゃって」スタスタ 学生の一人が全身腫れているアライちゃんに近づいて行く。 アライちゃん3「は、ひゅう…ふぅ…た、たちけてぇ…」フリ…フリ… アライちゃんは痛みに耐えながらも助けて貰おうと何とか尻尾を振って媚を売ろうとしている。 学生2「今助けてあげるよ」スッ アライちゃん3「の、の、りゃ!……ぴっ!?ギッ!」グチャ!! 学生はアライちゃんの頭を勢いよく踏み抜く。 学生2「これで!苦しむ!事は!無いだろうさ!」グシャ!グシャ! アライちゃんの頭は何度も踏みつけられ原型が分からなく位にグチャグチャになってしまった。 ※このページは、『アライさんアンチスレ避難所』様にあるアライさん、コバエさんなりきり用のスレッド『アライちゃんのおうち』をまとめたものです。 アライちゃんのおうち・その11 【アライちゃんのおうち】シリーズへ戻る
https://w.atwiki.jp/fujimaking/pages/1.html
ちょwwwww適当に書いてみるwwwwwwwwwwwww #weblog
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/547.html
206 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 22 51 14.31 ID 01O1dAmCo … ~夜、食通の友人の家~ 食通の友人「ふぅー無事商談がまとまったぜ」スタスタ 居間に戻ってきた食通の友人。 天井の穴は、業者が応急対応として塞いでくれたようだ。 電話「」プルルルルルル 食通の友人「はい、こちらフォアグライ加工場の取締役…」 ブラウンP『今日も一日お疲れ様。私だ』 食通の友人「…お、おお…」 ブラウンP『どうだった?八ツ橋はもう食べたかい?』 食通の友人「…あー。一個は食ったけど、残りは、それが…」 ブラウンP『それが?』 食通の友人「…夜中のうちに、侵入してきたアライちゃん達に…残り全部食われちまった」 ブラウンP『……………は??????』 209 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 22 56 00.01 ID 01O1dAmCo 食通の友人「夜中のうちにさ、天井に穴空けて入ってきたみたいで…。残りの八ツ橋、29個全部…食われてた」 ブラウンP『…』 食通の友人「…悪い。俺の警戒が足りなかった」 ブラウンP『殺す』 食通の友人「ヒッ!わ、悪かった!俺が悪かった!すまねえ!ディスパッチ動画送るからよ!」アセアセ 213 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 02 56.18 ID 01O1dAmCo ブラウンP『君のことじゃない』 食通の友人「え」 ブラウンP『害獣 殺す。全て殺す』プツッ 電話「」ツーツーツー 食通の友人「…切られた…」 食通の友人「とりあえず、ボール蹴り転がした時の動画でも送っとくか」ピッ 食通の友人は、居間とトレーニングルームで撮影した動画を送信した。 食通の友人「…」ピローン 食通の友人「…メールが返ってきた」ピッ 『いい筋肉だね。首筋を伝う汗もいい。ついでに害獣の悲鳴もいい。全部ありがたく使わせてもらうよ』 食通の友人「…使うって…何に使うんだ?…MAD素材とかか?」 218 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 14 33.25 ID 01O1dAmCo …一斉掃討作戦本部… 指揮官「特別遊撃隊?」 ブラウンP「はい。私一人を、他の隊員とは別行動として、自由に動き回らせてほしいんだ(怒)」 大臣「ど…どういうことなのですか?」 ブラウンP「はっきり言って、他の隊員達に合わせてノロノロ進むんじゃ、効率が悪い。野生解放した私を、単独部隊としてほしいんだ(怒)」 大臣「そ、それは…!もしアライさんを殺し損ねて、アライさんに情報が伝わったら…!」 ブラウンP「殺し損ねない。全て殺す。レーダーと嗅覚でどこまでも追い詰めて殺す(怒)」 指揮官「しかし、単独では…。もしも怪我したとき、誰もすぐ救援に行けませんよ?」 ブラウンP「必要ない。野生解放した私が、野良アライさんに負傷させられるわけがない」 指揮官「いやしかし…」 会長「構わないのです」 大臣「会長!?」 会長「良いのです、ブラウンP。ただし、殺したアライさんの位置はちゃんと全部回収マーカーのアプリで地図に情報を送るのです」 ブラウンP「…ありがとう。害獣を、全て駆除してやる…一匹残らず…!」ゴウッ 大臣「ここで野生解放するのですか!?」 219 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 21 46.48 ID 01O1dAmCo そうして、ブラウンPは単独遊撃部隊として、全国を駆け回った。 アライさん1000「ぎびいいいいーーーっ!」ブシャアアア アライさん2000「ぐぎびぃ!いだいのだあああああ!!」ブシャアアア アライさん3000「あぁああああ!アライさんの脚がああああ!!」ブシャアアア アライちゃん4000「だぢゅげでええええーーーーっ!」ブシャアアア アライちゃん5000「あ、あらいしゃん、わゆいごとしてないの…じびぃぃぃぃーーぇええーーーっ!」ブシャアアア アライさん6000「しにだくない!しにだ…ぐぎゃあああーーーっ!」ブシャアアア …アライさん駆除のペースは、それまでの5倍以上に跳ね上がった。 224 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 29 22.77 ID 01O1dAmCo … ~どこかの森~ アライちゃん7000「や、やべで…たべないで…」ピクピク クロケット帽アライちゃん1「(*1))」クチャクチャモグモグ クロケット帽アライちゃん2「(*2))」クチャクチャモグモグ クロケット帽アライさん1「もぐもぐ…。くちゃくちゃ…!げぇっぷ、やっぱりアラジビは最高なのだ!」 クロケット帽アライさん2「ふはははあー!みんなどんどん強くなってるのだぁ!」 アライスター・グローリー「ふふーん!これだけの力があれば、あいつに…ID1番に、復讐できるのだ…!はああっ!」キュイイインッ アライスター・グローリーの体が、野生解放の輝きに包まれる。 アライスター・グローリー「エリート気取りになって、勝手にアライさん達をカースト最底辺として決めつけたあの高ピーを!足蹴にしてやるのだ!」シュウウウウ クロケット帽アライさん1~10「「「「なのだー!」」」」ゴウウウッ アライアンスのメンバー達も、野生解放の光に包まれる。 226 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 35 13.95 ID 01O1dAmCo アライスター・グローリー「アライさんは忘れないのだ…。慢心しないのだ…」 アライスター・グローリー「ヤマゴヤ…ID1番は、10人以上で武装して暗殺を仕掛けたにも関わらず、単独で全員殺り返した化け物なのだ」シュウウウウ アライスター・グローリー「奴を殺すために!アライさん達は、食糧収集任務の最中に逃げ出し、密かに結託したのだ…!」シュウウウウ クロケット帽アライさん達「「「山小屋に死を!なのだー!!」」」 アライスター・グローリー「時は満ちた!山小屋に行くのだ!やつらの天下を終わらせるのだ!」ザッザッ クロケット帽アライさん達「「「なのだー!」」」ザッザッ 229 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 38 49.56 ID 01O1dAmCo そこへ… 一筋の光が、稲妻のようにやってきた。 ブラウンP「ははははははははは!ああーーーっはっはっはっはッ!!!」タタタタタ シュウウウウ …ブラウンPであった。 クロケット帽アライさん1「何者なのだ!?」 クロケット帽アライさん2「フレンズなのだ!野生解放してるのだ!」 クロケット帽アライさん3「こっちも全員野生解放なのだ!アライアンスの力を見せるのだ!」シュウウウウ ゴウッ クロケット帽アライさん4「弓矢、構えー!」キリキリ クロケット帽アライさん達「「「うおおおおーーーー!」」」バシュバシュバシュ クロケット帽アライさん達は、ブラウンPに向かって矢の雨を放った。 234 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 45 33.23 ID 01O1dAmCo しかし… ブラウンP「遅い遅い遅い遅い!!!」ガシシュバガシシュバガシシュバガシシュバガシシュバガシシュバ ブラウンPは自分に向かって放たれた全ての矢を、それぞれ一瞬で掴んで投げ返した。 クロケット帽アライさん1「ぐぼげええ!」ドズウウゥゥ ドサッ クロケット帽アライさん2「ぎびぃぃいーー!!?」ドグシュウウゥッ ドサッ クロケット帽アライさん3「ぎひいぃーーーっ!」ブシャアアア ドサッ クロケット帽アライさん4「あぱぁーーうぅぅーーっ!」ブシャアアア ドサッ 矢を放ったアライさん達全員の額に、矢が突き刺さった。 クロケット帽アライさん1~4「」ビグンビグンビグンブルルッビグググッジタバタビッタンバッタンビタンバタタッ ブラウンP「無駄無駄無駄ぁああ!」タタタタタ クロケット帽アライさん5「な…!?」 クロケット帽アライさん6「何なのだあいつ!?化け物なのか!?」 アライスター・グローリー「みんなでぶっ殺すのだ!あいつの肉は美味いのだーっ!」タタタタタ クロケット帽アライさん5~10「「「なのだーーー!」」」ダッ 244 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 58 25.80 ID 01O1dAmCo ブラウンP「ぐぁるるるぅーーっ!がるるるぅううーーーっ!がぁうっ!」スバァドバァドグシャアズバビシャア クロケット帽アライさん5「ぐぎびぃぃぃーーーーーっ!」ブッシュウウウゥウ ドサァ クロケット帽アライさん6「のだぁあーーーーーーーー!?」ブシャアアア ドサッ クロケット帽アライさん7「ぐぼごげぇーーーーーっ!!」ブシャアアア ドサッ クロケット帽アライさん8「がぶひぃ!」ブシュウウ ドチャアッ クロケット帽アライさん9「や、やめ、ゆるし…ごぶふぅ!」ブシャアアア ドサッ クロケット帽アライさん10「ぶぎぃいいいっひいぃぃ!」ブッシュウウウゥウ ドサッ 野生解放していたクロケット帽アライさん達は、ブラウンPの手刀で一瞬にして致命傷を負い、血の海に沈んだ。 クロケット帽アライちゃん1「ぴいいぃぃぃ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん2「んぐ、んぐ!あらじびおいちーのりゃあ!(*3))」クッチャクッチャ クロケット帽アライちゃん3「たべてゆばーいじゃないのりゃああ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん4「ぴいぃーーーっ!にげゆのりゃあーっ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん5「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん達は、必死のヨチヨチ歩きで逃げ出す。 ヨチヨチ大相撲で鍛えたその足腰があるためか、普通のアライちゃんより数倍速い。 アライスター・グローリー「に…逃げるのだあああ!みんな退却なのだ!生き延びれば、いつか勝機を得るチャンスはあるのだ!」タタタタタ クロケット帽アライさん11~20「なのだー!」タタタタタ クロケット帽アライさん達は、アライちゃん達を抱き抱えて逃げる。 249 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 09 14.62 ID 7kOVRi/7o ブラウンP「逃がさないよ!」ズバアアァ アライスター・グローリー「」ズバァブシャアアア アライスター・グローリーの頭「」ゴロン ブシャアアア アライスター・グローリーの体「」ビッタンバッタンビタンバタタッ クロケット帽アライさん11「あ、アライスター様ぁああ!?」 ブラウンP「自分の心配をすること…だねっ!」ズバァ クロケット帽アライさん11「ぐぼおおおおぉぉーーっ!」ブシャアアア クロケット帽アライさん12「がぶぎゅううううっ!」ブシャアアア クロケット帽アライさん13~20「のだぎゃぁああーーーーっ!」ブッシュウウウゥウ ドサドサドサッ アライアンス構成員の成体アライさん達は、なす術なく血溜まりに沈んだ。 ブラウンP「あとは…おちびちゃんだけか」 クロケット帽アライちゃん1「ぴ…ぴっ…」ウルウル クロケット帽アライちゃん2「あらいしゃんはさいきょーなのりゃ!おまえなんかやっつけゆのりゃ!たあ~!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん3「たちゅけてええええーーっ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん4「やめゆのりゃーーっ!くゆなああーーっ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ 252 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 18 04.13 ID 7kOVRi/7o ブラウンP「アライちゃん殺す!全部殺す!」ザグザグズバズバァ クロケット帽アライちゃん1「ふぎゃあああああーーーっ!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん2「See you in hell.」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん3「ぷぎぃぃいぃーーーーーっ!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん4「ぎびぃぃーーーーーっ!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん5「ぴぎいぃぃぃーーーーっ!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん6「ふぎゅぶぅぅーーーーっ!!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん達「」ビグンビグンビグンブルルッビグググッジタバタビッタンバッタンビタンバタタッ… ブラウンP「ふぅ…」 アライアンスの構成員は、全員生命活動を停止…死んだのだ。 果たして彼女達が、何を企んでいたのか… 何を為そうとしていたのか… それは地獄でインタビューしなければ分からない。 ブラウンP「どれ、アラジビで腹ごしらえでもしようかな。もぐもぐ…」モグモグ アライスター・グローリー「」グチャグチャ ブラウンP「ふほー美味い!なんだこいつら、美味すぎる!!脳味噌までしっかり頂こう」モグモグ シュウウウウ… ブラウンPの体が一瞬、EXPを得た輝きを放った。 256 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 25 36.58 ID 7kOVRi/7o … ~大久野島~ ザザーン… 山小屋アライさん「げほごほ…へっくし!」 白衣のフレンズ「どうしました?」 山小屋アライさん「いや…。今頃、山小屋はどうなってるかなって…もう解体されたのかなって、思ったのだ」 白衣のフレンズ「山小屋ですか」 山小屋アライさん「あそこでみんなと一緒に食べるゴハンは美味しかったのだ…げほ!ごほ!」 白衣のフレンズ「風邪?いや…免疫力が下がってるようですね…」 山小屋アライさん「…気にしなくていいのだ。ぜぇ、はぁ…」ハァハァ 白衣のフレンズ「…ちょっとこれを、飲んでみては貰えませんか?」スッ 白衣のフレンズは、何かの食品パックを取り出す。 どうやらゼリーのようだ。 山小屋アライさん「これは…何なのだ?」 白衣のフレンズ「大臣とシロウ主任からの贈り物です」 山小屋アライさん「いただくだ。んぐんぐ…」チューチュー 山小屋アライさんは、ゼリーを吸って食べる。 258 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 30 49.90 ID 7kOVRi/7o 山小屋アライさん「…!?こ、これは…」 白衣のフレンズ「いかがですか?」 山小屋アライさん「…はぁ、はぁ…。凄いのだ…」 白衣のフレンズ「体の調子が良くなりましたか?いえ…調子が『良く見せる』状態を保てるようになりましたか?」 山小屋アライさん「…何なのだ、これは?」 白衣のフレンズ「サンドスターチャージャー。我々と大塚製薬が共同開発した栄養食品です」 山小屋アライさん「…」 白衣のフレンズ「あなたが今、一番欲しかったものはこれではありませんか?」 山小屋アライさん「…分かっていたのか…」 白衣のフレンズ「予想でしたがね。当たったようですね」 山小屋アライさん「アライさんのこと…軽蔑するか?」 白衣のフレンズ「大臣やシロウ主任は、しないでしょう…」 山小屋アライさん「…そうか…」 259 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 32 11.77 ID 7kOVRi/7o 白衣のフレンズ「もっとも、『私は』軽蔑しますがね」 山小屋アライさん「っ…!?」 白衣のフレンズ「まあ、作戦行動中は…、それを表に出しはしませんよ」スタスタ 山小屋アライさん「…」 260 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 32 41.16 ID 7kOVRi/7o つづく 車と石とアライしゃんの絵 パート13へ戻る
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/876.html
【名前】 カメンライド 【読み方】 かめんらいど 【英語表記】 KAMENRIDE 【登場作品】 仮面ライダーディケイド仮面ライダージオウ 【分類】 ライダーカード 【所有者】 仮面ライダーディケイド/ディエンド 【詳細】 仮面ライダーディケイド/仮面ライダーディエンドの所有するライダーカードの一種。 カードデザインは共通だがディケイドはカードに描かれたライダーに変身、ディエンドはカードに描かれたライダーを召喚。 また、コンプリートフォームとなるとディケイドは描かれたライダーが召喚し、 ディエンドはヒストリーオーナメントに配置されたカードに描かれたライダーが全て召喚される。 『仮面ライダージオウ』ではディケイド勢力がネオディケイドライバーやネオディエンドライバーというアイテムを使う。 平成2期とされるW~ビルドのカードも使えるようになった。
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/702.html
499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6b71-aKZ8)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 01 22 12.98 ID pib5SqgX0 [3/6] 季節は冬。日本海を渡って吹き付ける冷たい風が、日本アルプスとぶつかって生み出す雪雲が、容赦なく 雪を積もらせる日々。 他人のおこぼれにあずかるしか能のないアライさんには厳しい季節である。 アライさん「うう…寒いのだ…」 東北は日本海側の降雪地帯、あまり開発もされていないいち地方都市。 その車通りもまばらなアスファルトの道路を、さらに交通量が少なくなる深夜、 アライさん一家が歩いていた。 アライちゃん1「ちゃむいのら…おかあしゃんなんとかするのら…」 アライちゃん2「ちゃむいのらぁ…」ブリブリブリブリビチビチ アライちゃん3「…」 成獣のアライさんはまだともかく、その仔のアライちゃんたちも精彩を欠いている。一匹はお腹を下したらしく 汚らしい下痢便を垂れ流しているし、一匹は口を開く気力すらない。限界が近いのは明らかだった。 アライさん「…こうなったら、あれを試してみるのだ」 まるで秘策があるような口ぶりであるが、実際のところはそう大した話ではない。仔を授かる前一頭で雪山を うろついていた時、人間がビバークしているのを見たことがあるのだ。その当時は冷たい雪に穴を掘って 避難したって冷たいに決まってるのだ、あのニンゲンはガイジなのだ、とせせら笑っていたアライさんであるが、 自分に都合の良いように、そんな部分は忘れている。 アライさん「…! あったのだ、おっきな雪山なのだ!」 アライちゃん1「ゆきやまであったかくなるわけないのら、がいじなのら……」 アライちゃん2「ちゃむいのらぁぁぁ…」ブリブリビチビチ、ブチュ、ブシュッ、 アライちゃん3「……」 ちょうどよくアライさん一家の前に現れたのは、二十台強ほどが停められそうな駐車場を持つホームセンターだった。 その駐車場の隅には、何台ぶんかの駐車スペースを犠牲にして、駐車場を除雪した雪が山となって盛られている。 アライさん「アライさんにお任せなのだ!」 アライさんは雪山に取り付くと、冷たさをこらえて穴を掘り出した。すべては我が子を守らんがため、母の愛が 成せる業である。 しかし。 アライちゃん1「そんなゆきをほったってエサはないのら、がいじなのら……」 アライちゃん2「ちゃむいのらぁぁぁぁぁぁぁ…」プスゥ、プシュ、プスッ アライちゃん3「…………」 アライグマは一般に、穴を掘るのは対して得意ではない。アライさんになってもそれは同じことだった。 人間大の手足を得たぶんだけ早くはなっているのだろうが、どうにもちんたらしている。 母の愛も、アライちゃんたちにはいまいち伝わっていないようだ。 アライさん「ぜぇ…はぁ、…つ、疲れたのだ……」 それでも一心不乱に掘った甲斐はあったのか、アライちゃんサイズなら十分入ることが可能な横穴ができあがった。 500 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6b71-aKZ8)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 01 22 43.22 ID pib5SqgX0 [4/6] アライさん「ぜぇ、はぁ……。さぁチビたち、この中で休むのだ」 アライちゃん1「…もううごけないのだ……」ヨチ…ヨチ… アライちゃん2「ちゃむい…らぁ…」プスゥ、プシュ、プスッ アライちゃん3「……………」 アライちゃん1と2はそう言いながらもよろよろと横穴に入っていく。アライちゃん2の下痢はもう出すものが なくなって止まったようだ。アライちゃん3はもう動けなかった。 アライさん「入るのだ!」 アライちゃん3「……………ぅ」ボトッ アライちゃん3はアライさんに掴まれてぽいっと穴の奥へ投げ入れられた。愛はあれどこういうところが雑なのが アライさんの限界と言える。まだかろうじて息はあるようだ。 アライさん「う、ぐ……せ、せまいのだ…」 身をかがめ、四つん這いでないと成獣のアライさんにはきつい大きさである。 アライさん「…けど、風に吹かれないのは、思ったよりラクなのだぁ」 ようやく一息つけたと、少しアライさんの顔がほころぶ。 とはいえ皆空腹だ。エサを見つけてこなければ、まずチビたちが危ない。息が整ってくると、アライさんは発つ決意をした。 アライさん「よし、アライさんはエサを探してくるのだ。おまえたちは、ここで待っているのだ」 アライちゃん1「わかったのら……」 アライちゃん2「ちゃむ…い……」プスゥ、プシュ、プスッ アライちゃん3「…………………」 アライさん「……」 わかっていたことだか、三匹とも限界が近い。急がねばならない。 アライさんはずりずりと横穴から這い出すと、一目散に駆け出した。 夜勤終わりの青年「飛び出し?! やべぇ…!!」キキーーッ!! アライさん「じびぇっ?!!」ドン!!!!!!! …グチャ そうして道路に飛び出した際に、たまたま通りかかったムーヴカスタムに撥ねられた。 ABSはきちんと作動したが、ツルツルに凍っていた路面に対してあまりにも制動距離が不足していた。 結果、アライさんはほとんど減速していない軽自動車に衝突され、肋骨の大部分を骨折し、血を吐きながら飛んでいった。 アライさん「」ガクッビグッビグッバタッバタタタッビグンビグッバタタッ ガチガチのアイスバーンに頭から叩きつけられたアライさんは、脳を激しく損壊させ、見苦しいゴキカイジムーブを 行った後に絶命した。 夜勤終わりの青年「………はぁぁぁぁぁぁ~。…良かった、アライさんで」 人身事故を起こしてしまった!と思って真っ青になっていたドライバーは、胸をなでおろし、心の底から 安堵の息をついた。 あれがヒトだったら大変なことだったと自分を戒め、たしか自分の保険は単独事故も直せるはず…と 算段をつけながら、アライさんの死骸には目もくれずに再び走り出し、安全運転をこころがけて家路についた。 501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6b71-aKZ8)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 01 23 08.13 ID pib5SqgX0 [5/6] さて、この元アライさんは、明け方カラスたちのお腹を満たしてこの世から退場するわけであるが、 彼女の遺児たちはいったいどういう運命をたどるのか? 「知ってた」とか言われそうであるが、もうすこしお付き合いいただこう。 アライちゃん1「……くらいのら……」 アライちゃん2「ちゃ…む………」プスゥ、プシュ、プスッ アライちゃん3「……………………」 遺されたアライちゃんたちだが、自分たちの母親に降り掛かった出来事をなんにもわかっていなかった。 というのも、決意も固く一目散に飛び出したアライさんのせいで、時間差で静かに横穴の入り口の上の雪が 崩れ落ち、穴を塞いでいたのだった。 酸欠が危惧されるほどしっかりと塞がったわけではない。今すぐ掘れば脱出は可能だろう。しかしそれも、 疲労困憊のアライちゃん3匹には荷が重かった。 ただただ時間だけが経過し、夜が明けた。 ゴウンゴウンゴウン… アライちゃん1「……なんなのら……?」 一番マシなコンディションのアライちゃん1がその音に気づいた。ヒトしゃんののりもの…クルマの おおきいやつの音だ、とアライちゃん1は気づいた。しかしそれをかき消すほどの、この何かを 引きずるようなでかい音はなんだ…? その正体は… オペレーター「さーて、ちゃっちゃとすますか」 駐車場の除雪に駆り出された除雪車が、古い雪山にさらに雪を集めている音だった。しんしんと静かに降った 雪にアライちゃんたちが気づけるはずもないが、その降雪量は50cmにもなった。除雪車によって集められた 雪は押し込まれ、圧縮され… アライちゃん1「ぎゅぶうううぅぅぅうぅ?!?!」 アライちゃん2「じびぇえぇぇぇぇ?!?!」 アライちゃん3「……………………」 アライちゃんたちの居た空洞もあっけなく崩れた。アライちゃん3はすでに息絶えていたが、雪に生き埋めに なって窒息するアライちゃん1や2に比べればまだマシだったのかもしれない。 もちろん除雪車のオペレーターが巻き込まれたアライちゃんたちに気づくはずもなく、彼は自分の仕事をこなして、 依頼主…ホームセンターの店長に報告に行った。 オペレーター「終わりました―。クルマ戻してもオッケーっすよー」 店長「まいど、どうもご苦労様です」 オペレーター「そろそろ排雪もしてほうがいいかもしんないっすね」 店長「無茶苦茶降ったものねえ」 オペレーター「ダンプ使う現場増えてくんで、今のうちっすよ。親方に言っときましょうか?」 店長「うーん、じゃあお願い」 オペレーター「うっす。じゃあお疲れ様です」 502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6b71-aKZ8)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 01 23 37.74 ID pib5SqgX0 [6/6] 店長「お疲れ様です」 アライちゃん1「……………………」ブリブリ…ミチミチ… アライちゃん2「……………………」ビチビチ…ジョロジョロ… アライちゃん3「……………………」 窒息死したアライちゃんたちは体の中のものを垂れ流していたが、分厚い積雪の奥なのでもちろん誰も気づかず、 しばしの時がながれた。 … うって変わって、抜けるような青空の広がる快晴。 オペレーター「じゃあ始めますか」 ドライバー「うーい」 早朝、件のホームセンターの駐車場には一台のダンプとショベルカーが止まっていた。このショベルカーが うず高く積まれた雪を掻き出し、ダンプに積めるだけ積む。そして、適当に開けた場所…この街の場合は河川敷だ… に捨てに行く。地道といえば地道だが、客商売なのにいつまでも駐車場を圧迫させておくわけにも行かないのだ。 アライちゃん1「……………………」ドサドサ アライちゃん2「……………………」バサバサ アライちゃん3「……………………」ゴロゴロ いちいちゴミを選別したりはしないので、アライちゃんたちだったものも一緒くたにダンプに乗せられ、運ばれてゆく。 河川敷に山と積まれた雪の上に、アライちゃんたちだったものも振りかけられ、またすぐにその上から 雪が振りかけられた。 アライちゃん1「……………………」 アライちゃん2「……………………」 アライちゃん3「……………………」 やがて厳しい冬が過ぎ、春になった。 小春日和の柔らかな日差しが、少しずつ雪の山を溶かしていく。 アライちゃんたちだったものも、徐々に露わになってくる。 カラス「カァ、カァ」 そして待ってましたと言わんばかりにカラスに食われた。奇しくも母親と同じ最期を辿ったのであった。 (アライさんが少しでも減って)めでたしめでたし。 503 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 1f62-RjiE)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 08 11 51.25 ID kf3DEoL50 面白かった クソ害獣の死には冬と雪がよく似合う 504 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウカー Sa4f-lN22)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 08 35 13.43 ID pk0LT2ESa 雪山ちほーのアライさんには厳しい季節だからねー 賢いアライさんなら雪が降る前に巣穴を確保して餌を蓄えて冬を乗り越えそうだけどヨチラー連れの新米母アライさんには厳しいかな? 505 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワンミングク MMbf-V97V)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 11 25 40.84 ID otqco2zzM 凍えて震えるアライちゃん良いよね 504 餌ためても今度はそれを目当てにやってきたアライさん同士の家族対決の殺し合いが見れそう コバエさんその2 へ戻る
https://w.atwiki.jp/gods/pages/57073.html
アヅキアライ(小豆洗) アズキアライの別名。
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/343.html
193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 7f92-vLjR)[sage] 投稿日:2017/11/15(水) 02 52 03.27 ID 2YsAv4ft0 瓶詰めアライちゃん 希望小売価格 \500 https //i.imgur.com/xt9D9F0.jpg https //i.imgur.com/MUtqGly.jpg 196 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW df20-ro9k)[sage] 投稿日:2017/11/15(水) 06 05 52.41 ID RqnRZb9G0 蓋に空気穴でも空いてるのかな? ウンコはどうやって捨ててるんだろ 197 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (スップ Sd1f-j2QP)[sage] 投稿日:2017/11/15(水) 06 50 17.79 ID 5yapnI4Yd [1/2] 196 捨てるもなにも餌ですよ 198 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 7f88-jdso)[sage] 投稿日:2017/11/15(水) 07 05 54.17 ID Mm0K0Sur0 自分の餌は自分で供給。良い教育だね^^ 199 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 7fd0-sJj3)[sage] 投稿日:2017/11/15(水) 07 31 57.62 ID lNYnl/l40 常温保存でいいのかね 冷蔵庫や冷凍庫に入れたほうがいいのかね 200 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 5fba-Vgmq)[sage] 投稿日:2017/11/15(水) 08 10 56.86 ID E3fizOMx0 [1/2] アライ瓶ちゃん嫌な奴の家に 数本投げ入れれば楽しそう コバエさんの画像へ戻る