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FrontPageへ イベントへ 物語 序章:旅立ち 1章:友の面影 2章:運び屋フレデリク 3章:陽気な晩餐会 4章:彼女の立場 5章:暗転 6章:絶対命令 7章:最悪の再会 8章:積載品帳簿 9章:物資調達 10章:婚約者 11章:弱体化する海軍 12章:海賊の拠点 13章:和解 14章:無茶なお願い 15章:ゴードンの口車 16章:女王に伝える手段 17章:説得すべき相手 18章:待ち望んだ瞬間 19章:マクレガー討伐指令 20章:彼女に惚れた海賊 21章:たちこめる暗雲 22章:遅れた到着 23章:異なる生き方 24章:海賊に扮して 25章:猛抗議 26章:単独行動 27章:戦う意味 28章:あのころの海 29章:決戦前夜 30章:出撃 31章:ライザとの約束 上へ 物語 身に覚えのない容疑で連行されかかったところを、海軍士官のライザとその兄に救われた、駆け出し航海者。 彼女らと仲良くなった航海者は、知らず知らずのうちに事件に巻き込まれていくことになるのだった。 ※ライザは公式サイトの「サイドキャラクター」のイラスト、中央に居る赤毛の士官服の女性。 上へ 序章:旅立ち あらすじ 北海の小国イングランドでは、経済的に不安定な日々が続いていた。 女王は国家の建て直しを図りさまだまな策を講じてはいるが、首都ロンドンの人々の表情は暗い。 そんな街でプレイヤー名は航海者としての第一歩を踏み出したのだった。 上へ 1章:友の面影 あらすじ 商売が立ち行かないと嘆く街の声。 不景気のせいか、酒場では怪しげな男がうろつきマスターも困り果てているという。 その男を酒場から追い払ってほしいと依頼されたプレイヤー名は、街の酒場へ向かうことに。 怪しげな男を追い出したプレイヤー名。だが、突然、兵士に囲まれる。 宮廷の実力者キリングリュー伯爵に、盗品売買の容疑をかけらたのだ。連行されそうになるプレイヤー名。それを救ったのは、海軍士官ライザ・ミドルトンと、その兄ウィリアム・ミドルトンだった。 上へ 2章:運び屋フレデリク あらすじ そこへ男が息を切らせて駆けこんできた。 ライザとミドルトン卿ウィリアムに、出撃命令が下ったのだ。フレデリクという人物に金を返しに行くつもりでいたミドルトン卿は困惑するが、プレイヤー名が代わりにアムステルダムへ航海することを引き受ける。 フレデリクの所在がつかめなければ、酒場で情報を集めるといいという。 アムステルダムの街で、プレイヤー名は、人々がイスパニアのアルバ公による圧制に苦しんでいること、街を解放しようとする私設海軍『海の旅団』に望みを託していることを知る。 そして、聞きこみの結果、フレデリクが交易所前にいることを突き止めるのだった。 フレデリクは、いつでもどこでも荷を運ぶことが信条の運び屋だ。さっそくミドルトン卿の代理で借金を返しにきたことを告げるが、彼は金を受け取ろうとしない。 わざわざロンドンから来たと聞いて、プレイヤー名を笑い飛ばす始末だ。 しかし、人の良さを気に入ってくれたのだろう。 フレデリクは、アントワープの酒場の裏手にいるワイブラントに荷樽を届け、受領証を持ち帰れば金を受け取るという。 ワイブラントに届けた荷樽には、弾薬が詰まっていたようだ。きつく口外を禁じられる。 受領証を手に入れたプレイヤー名は、アムステルダムへと引き返すことに。 アムステルダムでフレデリクに受領証を手渡すが彼は借金返済の話をはぐらかしたまま、立ち去ってしまう。 プレイヤー名は仕方なく帰途につく。 上へ 3章:陽気な晩餐会 あらすじ ロンドンの港では、心配していたのか、ライザがわざわざ出迎えてくれた。 報告を聞いて、フレデリクに呆れかえるライザ。 ライザは礼代わりにと、プレイヤー名を川沿いにある、ミドルトン邸での晩餐会へ招待するのだった。 ミドルトン家の邸宅では、質素だが楽しげな宴が催されていた。その席で、かつてミドルトン家が海賊だったこと、フレデリクとはそのころからの付き合いで、ライザ、ウィリアムとの3人でよく遊んだという話を聞く。 別れ際、ライザはプレイヤー名に、時々邸宅へ遊びに来てほしいと告げた。 上へ 4章:彼女の立場 あらすじ 数日後。 ロンドンの出航所役人から呼び出しが入る。 北海で操舵不能に陥ったとみられる商船の捜索に協力してほしいとの要請だ。民衆の命がかかっているため、女王も気に病んでいるという。 プレイヤー名はまず、救援物資を受け取るため、ロンドンの北東の街オスロの出航所をめざす。 救援物資を手に入れたプレイヤー名は、コペンハーゲンへ向かう途中、行方不明となった商船を捜索する航海に出ることに。 無事に洋上で商船を発見し、救援物資を手渡したプレイヤー名。 救助成功を報告するため、オスロへの帰途につくのだった。 帰港すると、街中に噂が広まりちょっとした有名人になっていた。 ライザも、経験の浅いプレイヤー名が、発見一番乗りを果たしたことに、驚きを隠せない様子だ。 出航所役人からは、その功績をほめ称えられ、女王からの恩賞を授けられる。 こうして各々の任務を終えた一同は、ロンドンへ帰ることにする。 航海中、兄のミドルトン卿が女王に謁見するのだと誇らしげに語るライザ。 ロンドンに着くと、ライザはもっと話がしたいと言って、プレイヤー名を自宅に招く。 ミドルトンの邸宅に行くと、留守を預かっていた男がライザに駆けよる。ミドルトン卿が、キリングリュー伯爵に捕らえられたというのだ。 ライザは真相を確かめようと、プレイヤー名とともに王宮へと向かう。 上へ 5章:暗転 あらすじ キリングリュー伯爵に、兄と面会させてほしいと懸命に訴えるライザ。だが、国家転覆を企む男に会わせるわけにいかないと一蹴される。 伯爵は逆に、ライザに配下となるよう強要した。 ライザは怒りに身を震わせるが、仲間たちのために従わざるを得ない。プレイヤー名に別れを告げ、任務に戻っていった。 イングランド海軍は、キリングリュー伯爵に完全に掌握されたのだった。 上へ 6章:絶対命令 あらすじ 幾日かが過ぎた。 ロンドンの街では、キリングリュー伯爵に酷使される海軍に、同情する人々の声があがっていた。 プレイヤー名は様子を確かめるため、ミドルトン邸を訪れることにする。 ミドルトン邸でまもなくライザが任務から戻ると聞いたプレイヤー名。ミドルトン邸の子分の頼みで、出航所へ、帰還の予定を問い合わせに行くこととなる。 出航所役人は、ライザは王宮へ報告に向かったこ とを告げる。プレイヤー名は、ライザを追って王宮へ 向かう。 王宮で、報告を終えたライザとゴードンに会うが2人は疲れはてた様子。 聞けば、多くの船を失ったところへ西地中海での不審船討伐命令を受けたという。 プレイヤー名はライザと行動を共にすることを決意。 一行は、ジブラルタル海峡を目指す。 ライザとプレイヤー名たちは、地中海の入口で不審船団を発見。見事討伐する。 だがライザは、ただの不審船にしては統率が取れていた敵の動きを、不審に思う。 任務を遂行した一行は、ロンドンへ帰る。 ロンドンに帰港したプレイヤー名らは、報告のため、王宮で待つキリングリュー伯爵のもとへ出向く。 キリングリュー伯爵の大げさな喜びように、旅の疲れが一気に出た一行。 ミドルトン邸に戻り、ひと休みすることにする。 上へ 7章:最悪の再会 あらすじ 邸宅に戻ってまもなく、怒り狂ったフレデリクが飛びこんでくる。 地中海でライザらが沈めたのは、ネーデルランドの船。『海の旅団』の輸送船だったのだ。 ライザは、ショックで気を失ってしまう。 ゴードンは、輸送船が何を積んでいたのかアムステルダムで調べてほしいとプレイヤー名に依頼。船乗りが集まる酒場なら、有力な情報が得られるはずだという。 上へ 8章:積載品帳簿 あらすじ アムステルダムの人々は、輸送船が帰らなかったことで悲しみに暮れていた。 プレイヤー名は、交易所店主から積載品帳簿を入手。 これをロンドンへ持ち帰ることにする。 アムステルダム近くの海では、アルバ公の密命により、バルタザールがプレイヤー名を待ち構えていた。 プレイヤー名は、攻撃をしかけてきたバルタザールの部下を撃退。再び、ロンドンへの帰途につく。 ショックから快復しつつあったライザは、輸送船が医薬品を積んでいたと知ると、再び落ちこむ。 見かねて、プレイヤー名が提案する。 アレクサンドリアへ行き、積載品帳簿に記載された品々を買い集められないか、と。 ゴードンもこれに賛成。東地中海への入港申請をしておくので、王宮の衛兵に確かめてほしいと、はりきるのだった。 上へ 9章:物資調達 あらすじ 入港許可状を得たプレイヤー名とゴードンは、東地中海の街アレクサンドリアをめざす。 アレクサンドリアに到着した二人は、さっそく痛み止め薬や包帯に関する情報を集める。 しかしアレクサンドリアの商人や道具屋は、相手にしてくれない。 何か問題があるのかと考えた二人は、ヴェネツィアの交易所で商人から話を聞くことにする。 ゴードンの服装に問題があると知った二人は、街で腕のよい仕立て屋を探す。 法外な料金に文句を言いながらも、二人は帽子や衣服を手に入れる。 今度こそ痛み止め薬や包帯を買えるはずだと、二人は再びアレクサンドリアへむかう。 プレイヤー名とゴードンは、ようやく船に積んでいた分の痛み止め薬と包帯を買いそろえた。 二人は一刻も早くライザに報告しようと、急いでロンドンへの帰途へつく。 上へ 10章:婚約者 あらすじ ミドルトン邸では、快復したライザが、首を長くして帰りを待っていた。 二人の報告を聞いたライザは、帳簿の持ち主に医薬品を返しに行くことを提案。 一行はアムステルダムの交易所へと向かう。 一行は集めた医薬品を届けると、商館地区にあるフレデリクの邸宅を訪ねることにした。 しかし邸宅にフレデリクの姿はなく、彼の婚約者だというアマリアが、ひとり留守番をしていた。 フレデリクが結婚を考えていると知り、戸惑いを隠せないライザ。帰ろう、とつぶやくと邸宅をあとにした。 上へ 11章:弱体化する海軍 あらすじ このところ海軍に負傷者が続出していると聞き、プレイヤー名たちは港へ様子を見にいく。 港で働く男によると、演習後の海軍は艦船も兵もボロボロになって帰ってくるという。 ライザは、状況を詳しく調べるようにとゴードンに依頼した。 ゴードンによると、プレイヤー名が国を離れている間にも、海軍には過酷な任務が課せられていたという。兵たちは疲労しており、事故も多発しているようだ。 ライザは、すぐに自分もその過酷な任務に加わらなくてはならないと言い、急いで任務へと戻っていくのだった。 上へ 12章:海賊の拠点 あらすじ プレイヤー名は、ライザからの伝言を受け取る。 街に戻ったら、すぐにミドルトン邸に寄ってほしいとのことであった。 ミドルトン邸を訪れたプレイヤー名。 ライザは、カーボヴェルデにある海賊の拠点を殲滅せよと、キリングリューに命じられたという。 この任務には、プレイヤー名が不可欠だと、ライザは航海の同行を依頼する。 プレイヤー名は彼女の依頼を快諾し、西アフリカ沖に位置する小島カーボヴェルデをめざす。 出航の準備を整えていると、補給物資を用意する資金がないと言い出すゴードン。 ライザはフレデリクに返す予定だったお金を差し出し、物資購入に充てるようにと言う。 航海の途中、イングランドのものと思われる船がイスパニアへむかうのをライザが見かける。 しかしライザに、その船の正体を突き止める余裕はなかった。 上へ 13章:和解 あらすじ カーボヴェルデに着いた一行は、その直後、見知らぬ男たちに取り囲まれ、連行される。 キリングリューの罠かと、一同は騒然とするが、そこに姿を現したのは、なんとフレデリクであった。 海賊の正体は、ネーデルランドの独立を訴える私設海軍『海の旅団』であり、フレデリクはそれに同行していたのである。 フレデリクは、『海の旅団』を弾圧しているアルバ公は、キリングリューと結託しているという噂があり、今回のライザの任務も彼らの罠であろうと推理する。 一同はキリングリュー伯とアルバ公の怪しげな動きを明るみに出すために、まず不当に逮捕されたウィリアムを救おうと意見を一致させる。 そして、そのためにはウィリアム逮捕のきっかけとなった密偵との接触、キリングリューからアルバ公へ宛てた書簡の入手、が不可欠であると悟る。 不安がるライザに、フレデリクは「きっとうまくいく」と彼女を励まし、散歩に誘う。 波が打ち寄せる浜辺を歩くライザとフレデリク、そしてプレイヤー名。 ライザは、フレデリクに、婚約者アマリアのことについてたずねる。フレデリクは、自分の気持ちはアマリアとは別のところにあると告げる。 さらに『海の旅団』はすぐ島を離れるので、海賊の拠点を壊滅する任務は達成したことにしろ、という。 ライザとプレイヤー名は、彼に感謝し、カーボヴェルデを離れる準備にかかる。 『海の旅団』には、戦力を貯えるための港がないと嘆く、船員たち。プレイヤー名たちは、そうした声を聞きながら、後ろ髪をひかれる思いで、島を後にする。 上へ 14章:無茶なお願い あらすじ 任務を遂行したとの報告を聞き、伯爵は大喜び。 プレイヤー名には褒美までとらせる。 密偵の話を持ち出すライザに対し、密偵はすでにイスパニアへ送還した、とキングリュー。 ライザは、キリングリューから兄ウィリアムの刑が近く確定することを知らされる。 プレイヤー名は、ライザにイスパニアへ潜入し、密偵を連れ戻してほしいと頼まれる。 こうしてプレイヤー名はゴードンとともにイスパニアの街を巡り、酒場で情報を集める航海に出ることになった。 上へ 15章:ゴードンの口車 あらすじ バルセロナの街では、アルバ公の陣頭指揮により軍艦の建造が始まったとの噂が流れている。 街の酒場で、二人は、ついに送還された密偵らしき男を見つける。 まとまった金を手にし、すっかり調子づく男を、ゴードンは言葉巧みに誘い出す。 そして店を出たところで捕縛。船に連行して、ライザの待つロンドンへむかうのだった。 上へ 16章:女王に伝える手段 あらすじ ゴードンはプレイヤー名にも様子を見てきてもらいたいと告げると、密偵から詳しい話を聞くためにミドルトン邸へと帰っていった。 密偵を取り調べた結果、キリングリュー伯爵がイングランドを裏切ろうと企んでいることが、ほぼ確実となった。 女王に事態の急を告げる手段を模索するライザ。 だが、謁見でも叶わぬ限り、伯爵にもみ消されてしまう可能性が高いと結論が出ない。 プレイヤー名は、『海の旅団』とイングランド海軍との提携を提案する。 二つの軍が協力し、功績を上げれば、女王への謁見をも認められるのではないか、と。 ライザやゴードンもこれに賛同。この計画には、フレデリクの協力が不可欠と、さっそくライザは彼に宛てる手紙を書き始めた。 手紙を託されたプレイヤー名は、アムステルダムにあるフレデリク邸をめざす。 アムステルダムに到着し、フレデリク邸をたずねるプレイヤー名。 邸宅から、フレデリクが何ごとかを熱く語る声が聞こえてくる。プレイヤー名に気づくと、彼はいつものように冗談を言うが、どこかよそよそしい。 ライザの手紙を渡すプレイヤー名。 すると、フレデリクは普段の様子に戻り、すぐにロンドンに行き、計画を実現させようと意気込むのだった。 上へ 17章:説得すべき相手 あらすじ ロンドンでは、ライザの言伝を預かるゴードンがプレイヤー名らの帰りを待っていた。 ライザは、まず財務官トマス・グレシャムの説得からはじめるとよいと言っていたという。 プレイヤー名とフレデリクは、さっそく財務官の邸宅があるプリマスへむかう。 トマス財務官にイングランド海軍と『海の旅団』との提携を勧める二人。 トマス財務官は、話に興味を示すが、まずは二人の実力を確かめたいと言い出す。 トマス財務官は、二人にロンドンの商館地区に行き、時間内に財務表を手に入れて来てほしい、と命じる。 ロンドンの商人は、疑うことなく二人に財務表を託す。そのあまりの素直さに、思わず初対面の人間を簡単に信用していいのかと問うフレデリク。 すると、命の恩人を疑うことなどない、と即答する商人。 この商人は、かってプレイヤー名が救った商船の乗組員だったのだ。 プレイヤー名の活躍を耳にし、フレデリクはあらためて感心した様子。 受け取った財務表を手に、二人はプリマスで待つトマス財務官の元へ引き返す。 財務表を無事持ち帰ったことで、ようやく二人の実力を認めたトマスは、イングランドと『旅団』との提携について、女王に話をすると約束した。 女王からの返答を得るには数日間かかるため、 プレイヤー名は一度フレデリクと別れ、呼び出しが入る日を待つことに。 数日後、トマス財務官からの呼び出しを受けて、プレイヤー名はプリマスへむかう。 邸宅ではすでに、フレデリクが待っていた。 トマス財務官は、女王が『海の旅団』との提携に興味を示している。と告げる。 そして、二人に『海の旅団』の司令官を、ロンドンに連れてくるよう命じるのだった。これは女王の至上命令であり、邪魔する者は、沈めてかまわないという。 プレイヤー名とフレデリクは、ライザに一刻も早く報告しようとミドルトン邸へむかう。 謁見が叶うかも知れないと聞き、喜ぶライザ。 だがフレデリクは、司令官の居場所がつかめないことに加え、キリングリューがアルバ公に情報を流し。妨害工作に出る可能性があると警告する。 ともかく一行は、『海の旅団』の兵士が残留している可能性があるルアンダへむかう。 フレデリクは自分たちの行く手を阻むものがあれば撃破すると息巻いている。 街の近海を警戒していたイスパニアの船を沈め、ルアンダに到着したプレイヤー名ら。 街で『海の旅団』の者を探す。 街には『海の旅団』の兵士が残っていた。 しかし、司令官エグモントは南の街を目指し、すでに旅立った後であるという。 兵士は、イスパニアとの戦闘で得た戦利品の中に、キリングリューがアルバ公に宛てたとみられる書簡があったと話し、一行にそれを託した。 ついに密偵の証言を裏づける証拠を得たプレイヤー名たちは、司令官エグモントを追いさらに南の街へと船を進める。 ケープの港に停泊する艦船を見つけたゴードン。 エグモントの船に違いないと、街中を探す。 ついに『海の旅団』司令官エグモントとの対面を果たしたプレイヤー名ら。 輸送船を沈めた件を詫びるライザに、すぎたことよりもこれからが大事だと、エグモントはイングランド海軍との提携を受け入れる。 彼はそのままプレイヤー名らに同行し、ロンドンの王宮へ出向くことにした。 上へ 18章:待ち望んだ瞬間 あらすじ 夢にまで見た謁見が叶うときを迎えたライザ。 フレデリク、エグモント、そしてプレイヤー名とともに王宮へむかう。 一行は謁見の間に通され、ついにイングランド女王との対面が実現する。 『海の旅団』の司令官エグモントと、彼を連れて帰ったフレデリクの功績をほめたたえる女王。 戦闘で得た金塊を献上するというフレデリクに、報酬としてそれを与えようという。 だがフレデリクは、無事に帰国できたのはライザのおかげだとして、受け取ろうとしない。 このとき女王はライザがミドルトン卿の妹であることに気づき、興味を示す。 ライザは、ついに兄の無実を訴える機会を得たのである。 女王に兄ミドルトン卿の無実を訴えるライザ。 密偵の自供とキリングリューからアルバ公への書簡。動かぬ証拠とライザの熱意が女王を動かし、女王は、ウィリアムの釈放とキリングリューの逮捕を命じる。 ライザに感じ入った様子の女王は、今後もイングランドに尽くすようにと彼女に期待をかける。 兄との再開を果たし、歓喜するライザ。 ここまで旅を共にしたプレイヤー名や フレデリクらと互いの健闘を称えあう。 だが、彼らのもとには、すでに不穏な影が忍び寄っていた・・・ 上へ 19章:マクレガー討伐指令 あらすじ 数日後、プレイヤー名のもとに、イングランド王宮から呼び出しが入る。 王宮に入ると、そこには、ライザやゴードンの姿もあった。 そこで女王は、プレイヤー名たちに大海賊マクレガーの討伐を命じる。アフリカ大陸東沿岸での目撃情報が入ったため、『海の旅団』と協力し、これを退治せよというのだ。 さらにマクレガーは財宝を隠し持っているとみられることから、それを持ち帰ることを忘れてはならないと女王は付け加える。 ライザは『海の旅団』の援護がなくとも、海軍だけで任務を遂行できると主張するが、それは却下される。 プレイヤー名とライザたちは、『海の旅団』の兵士とともに、アフリカ東沿岸の街を巡り、大海賊マクレガーの出没海域を絞り込むことに。 ザンジバルでマクレガーに関する有力な目撃情報を得たプレイヤー名は近海を捜索する。 上へ 20章:彼女に惚れた海賊 あらすじ そしてプレイヤー名たちは、洋上でマクレガーの船を発見。 すぐさま戦闘に突入する。 激戦の末、プレイヤー名たちはマクレガーを破り、任務を達成。 捕らえたマクレガーを取り調べるため、ザンジバルに引き返す。 完敗を喫した大海賊マクレガーは、ライザの手腕にすっかり惚れこみ、これまでに獲得した財宝のすべてを、彼女のためにさし出すと言い出した。 マクレガーの言葉を信じることにしたライザは、財宝を輸送するため、自らインドへ赴くという。 ライザは、プレイヤー名に、イングランド行きの船に報告書を渡してもらうよう、出航所役人に交渉してほしいと任務の報告書を託した。 マクレガー討伐の噂は広まっており、プレイヤー名は、熱烈に歓迎される。 出航所で、イングランドからの航海者についてたずねると、堂々たる紳士がプレイヤー名を探していたと聞く。 プレイヤー名は、その紳士に報告書を託すことに。 上へ 21章:たちこめる暗雲 あらすじ 数日後。 プレイヤー名は例の紳士が街に帰ってきたと聞き、広場へむかう。 「堂々たる紳士」とは、トマス財務官だった。 国の財政が破綻寸前であるため、マクレガーの財宝を目当てに、追ってきたと言う。 財務官は報告書に目を通すと、カリカットへむかい、ライザとともに、一刻も早く財宝を持ち帰るようプレイヤー名に依頼する。 カリカットへの出港準備にかかるプレイヤー名の前に、フレデリクが現れる。 『海の旅団』が、イングランドを離れざるを得なくなったため、事態の収拾を頼みにきたと言う。 ライザのあとを追って、財宝をとりに行くことを告げると、ついていくと言い出すフレデリク。 二人は、カリカットへむかう。 カリカットの港で、ライザとみられる軍人の噂を聞いたプレイヤー名とフレデリク。 街の邸宅をしらみつぶしにあたり、ライザの行方を捜索する。 ようやくライザを見つけることができた二人。 しかし、ライザの表情は暗い。 財宝を積んだ船が座礁しており、彼女の船では近づけないというのだ。 作業が発展していないことに呆れるフレデリクとそれに食ってかかるマクレガー。 事態はますます混乱する。 一同が落ち着きを取り戻すと、フレデリクがふとカリカットの商人サンジャイの名を思い出す。 サンジャイは頭が切れることで有名な男だという。 方策もなく途方にくれていた一行は、とりあえずサンジャイに相談することに。 一行は手分けして、街で彼の情報を集めることにする。 プレイヤー名が広場へ行くと、一足先にサンジャイを見つけた仲間が交渉に入っていた。 自らの組織力をもってすれば、座礁した船から財宝を運び出すことなどたやすい、と豪語するサンジャイ。 しかしその見返りとして、多額の報酬を要求してくる。 まず持ち帰ることが先決だとするフレデリクと、彼が方針を決めることに我慢できないマクレガーとがまたしても衝突。 結局ライザが場をおさめ、サンジャイの要求をのむことにする。 サンジャイは、あとで港に様子を見にくるようにと言い残し、笑いながらその場を去っていった。 こののち、プレイヤー名たちはサンジャイの作業の進み具合を確かめるため港へ。 一行は作業を終えたサンジャイに約束通り財宝の一部を、報酬として渡す。 ようやく帰れると港に向かう一行を、うしろから呼び止めるサンジャイ。 帰途、モザンビークに寄って、交易所に届け物をしてほしいというのだ。 サンジャイの抜け目なさに呆れつつも、ライザは渋々この依頼を引き受ける。 モザンビークをめざし、出航準備にとりかかっていると、「フレデリクは見てるほうが恥ずかしくなるほど一生懸命だ」とマクレガーが語りかけてくる。 彼はフレデリクがライザを射止めようとしているとにらんでいるが、そばで聞いていたライザは、「彼は友達だ」と即座に否定する。 男女間に友情は成立しないと考えるマクレガーにはライザの話が信じられない。 交易所にサンジャイから預かっていたものを渡して港へ戻ると、兵士が立ちはだかっている。 しかし、ライザとフレデリクが機転をきかせ、見事なチームワークで切り抜ける。 マクレガーは、この二人ならば、「男女の友情」もありえなくはないと考える。 上へ 22章:遅れた到着 あらすじ ロンドンへ帰港したプレイヤー名たち。 女王が、帰りを待ちかねていると聞き、一同は王宮へと急ぐ。 大海賊マクレガーの討伐と、その財宝を持ち帰ったことを、女王に報告するライザ。 マクレガーは敗北を認め、女王の沙汰を待っている。 女王は静かに剣を抜くと、マクレガーの首へと運ぶ。 一同が凍りついたその瞬間、マクレガーにナイトの称号を授けると告げる女王。 女王はマクレガーを許したのだった。 女王の寛大な処置に感じ入るライザ。 彼女は王宮を出てフレデリクが見当たらないことに気づく。 街の近くまでは確かにうしろをついてきていたとゴードンが証言したことから、一行は出航所で問い合わせることにする。 プレイヤー名らが出航所に着くのとほとんど同時にフレデリクの船が入港する。 途中でライザらの船を見失い、はぐれたのだと弁解するフレデリク。 彼の技量を知るライザは釈然としない。 だが、フレデリクは積荷がおろされるのを確認すると、それ以上何も言わずに去っていった。 上へ 23章:異なる生き方 あらすじ プレイヤー名は、呼び出しが入っていると告げられ、イングランド王宮へとむかう。 女王は一行に、マクレガーの財宝は予想をはるかに上回る量だった、と告げる。 国が抱える借金を返してもなお余る額だと。 女王は、その余剰金を活用するため、オスロに身を潜める『海の旅団』を連れ戻すよう命じる。 イングランド海軍には、もはや『海の旅団』の協力は必要ない、とライザは言うが、女王は聞き入れようとしない。 ライザは仕方なく、命令を受け入れる。 出港準備に向かうライザを、トマス財務官が呼び止めた。 たしかに財宝は目を見張る量だったが、船の数に比しては少ない、と言うのだ。 ライザは小さな疑問を抱いたまま、任務を果たすため、オスロをめざす。 ゴードンと手分けして、オスロで『海の旅団』の船員らを探すプレイヤー名。 やがて港でフレデリクやエグモンドの船を発見するプレイヤー名ら。 ライザはすぐ『海の旅団』が使用する船の装備が豪華になっていることに気づく。 フレデリクは、その財源について言葉を濁したが、マクレガーの財宝を横流ししたことは明らかだった。 ライザは、フレデリクを激しく罵倒し、『海の旅団』との交渉は決裂してしまった。 ライザはロンドンへ帰ると言う。 失意のライザは、フレデリクが献身的だったこともかつて自分の命を救ってくれたことも、すべてイングランドを利用するためだったのではないかと疑念を抱く。 事情を説明するため、王宮に向かうプレイヤー名とライザ。 女王に任務を遂行できなかったことを報告し、謝罪する。 女王は、しかたがない、と一言。 王宮を出たあと自分は軍人として失格だとつぶやくと、ライザはいずこかへと立ち去ってしまう。 上へ 24章:海賊に扮して あらすじ 街では、イングランド女王とアルバ公との関係は悪くなる一方だという噂が流れはじめていた。 イングランド王宮から呼び出しが入ったプレイヤー名はロンドンへと急ぐ。 『海の旅団』との再提携がならなかったことで、街の人々は不安を抱いている様子だ。 今度任務は、カリブ海からイスパニアへ大量の武器を運ぶ輸送船を叩くというもの。 ただし、敵にイングランド海軍だと悟られぬよう海賊に扮し出撃せよとのことであった。 血が騒ぐのか、マクレガーはこの命令に大喜び。 ライザは、『海の旅団』の協力がなくとも戦えることを証明する、と女王に誓うのだった。 こうしてプレイヤー名たちは、武器輸送船が出没しているという、カリブ海を目指す。 カリブ海の洋上で輸送船を発見し、襲撃するライザたち。 ライザは周囲が止めるのも聞かず、執拗に攻撃を続け、完膚なきまでに敵を叩きつぶした。 上へ 25章:猛抗議 あらすじ 全力で戦うライザの姿に惚れ直したマクレガーは一緒になろうと誘うが、あっさりと断られる。 フレデリクがいるからか、とたずねると、ライザは必要以上に否定する。 マクレガーは、友達だった二人の間に何かあったことに気づきはじめていた。 ロンドンの街に入ると、慌てた様子の男が駆け寄ってくる。 少し前に艦船が入港し、不気味な笑みをたたえた使者が、王宮へむかった、と言うのだ。 異様な雰囲気を感じ取り、一行は王宮へと急ぐ。 謁見の間には、長らく行方をくらまし続けていたキリングリューの姿があった。 彼は女王を裏切っただけでなく、アルバ公の配下となり、イスパニアの使者としてイングランドに帰ってきたのだった。 キリングリューは、カリブ海の海賊を取り締まるよう詰め寄るが、女王は彼の裏切り行為を責め、追い返してしまう。 このまま引き下がるキリングリューではないと、ライザは彼の動きを探らせることにする。 上へ 26章:単独行動 あらすじ 海軍の兵が慌しく動きだしたとの噂を聞きつけ、プレイヤー名はミドルトン邸へむかうことに。 キリングリューが船隊を集結させているとの情報をつかんだライザは、これから女王に報告に行くところだという。 プレイヤー名は、ライザに王宮への同行を頼まれる。 王宮でライザは、キリングリューが準備を整える前に、奇襲攻撃に出るべきだ、と訴える。 しかし、女王は遠征中のマクレガーが帰還するのを待つようにと厳命。 戦力を取り戻しつつある海軍を認めてもらえないライザは、王宮をあとにする。 数日後、プレイヤー名は至急ミドルトン邸へきてもらいたいとの言伝を受け取る。 邸宅ではウィリアムとゴードンが、青ざめた顔でプレイヤー名を待っていた。 ライザが海軍を退役すると告げ、キリングリュー艦隊を奇襲すべく単独で出撃したというのだ。 プレイヤー名は、ウィリアムから妹の無謀な行動を止めてほしいと頼まれ、ウィリアムたちとセビリアへ航行中のライザの船を追う。 セビリアに奇襲攻撃を加えようとするライザに、プレイヤー名は何とか追いついた。 だが、説得を試みるも、ライザは意地になっており、引き返そうとはしない。 そこにキリングリューの艦隊が襲来する。 彼は、偽情報によりライザらをおびき出したのだった。 プレイヤー名の活躍で、戦闘が一段落したのを見てとったミドルトン卿は、ライザを自分の船に移そうと試みる。 だがそこに敵の砲が着弾。 巻き込まれたウィリアムは大怪我を負ってしまう。 もはや奇襲攻撃どころではなくなり、一行は急ぎロンドンに引き返すことになった。 上へ 27章:戦う意味 あらすじ 怪我を負ったミドルトン卿が、邸宅へ運ばれたと聞き、プレイヤー名は様子を見にいくことに。 しかし、ウィリアムは絶対安静であり、面会はできない。 ライザも、看病につきっきりで部屋から出ない。 勝手な行動をとったばかりに、兄に大怪我を負わせてしまったことで、ひどくショックを受けているという。 落ち込むライザを見かねたマクレガーは、いまのライザを救えるのはフレデリクをおいてほかにない、と彼を連れてくるようプレイヤー名に依頼する。 プレイヤー名は、急ぎフレデリク邸のあるアムステルダムへむかう。 だがアムステルダム付近の湾は、イスパニアの艦船によって、海上封鎖されていた。 封鎖網の隙を突くようにして入港すると、街の男たちが、船を出せないと嘆いている。 『海の旅団』も同様に身動きがとれず、善後策を練っているようだと聞きプレイヤー名はフレデリク邸にむかうことにした。 プレイヤー名が海上封鎖を破り、邸宅を訪ねて来たことに、驚きを隠せないフレデリク。 プレイヤー名が来訪の理由を告げると、フレデリクは戸惑うが、海上封鎖を解くまでここを離れるわけにはいかないと、ロンドン行きを拒む。 そこへ突如、負傷したマクレガーが、フレデリクの婚約者アマリアに伴われ、現れる。 ライザが再出撃を決めたため、仕方なく同行したものの、自分以外の者は待ち伏せていたイスパニア兵に捕らえられたという。 なおも躊躇するフレデリクに、業を煮やしたマクレガーが問う。 「大事な友を失うかも知れねェってとき、それよりも大切なもんがあるっていうのか?」 失いつつあるものの大きさに、ようやく気づいたフレデリク。 エグモントにもあと押しされ、ライザ救出を決意する。 出撃するとなると気がはやるのか、フレデリクはプレイヤー名らを港へとうながす。 しかし、イスパニア艦隊に発見され、取り囲まれてしまうフレデリク。 プレイヤー名たちが窮していると、背後から砲撃音が鳴り響く。 それは、エグモントら『海の旅団』による援護射撃であった。 これにより、フレデリクは無事包囲網から脱出。 プレイヤー名と合流し、ライザを乗せた船が航行しているとみられるオポルトにむかう。 上へ 28章:あのころの海 あらすじ 一行はライザらを捕らえた船が停泊しているのを発見すると、手分けしてオポルトを捜索する。 酒場では、マクレガーがイスパニア兵を締めあげライザらの居場所を聞き出そうとしていた。 だが、あまりにやり方が荒っぽいため、兵はすでに朦朧としている。 代わってフレデリクが聞きだすことに。 兵から、ライザたちがリスボンへ連行された、との情報を得て、一行は港へ向かう。しかしそこでふいにマクレガーが立ち止まる。彼が負った怪我は予想以上に大きく、もはや歩く事すら危険な状況だったのだ。 マクレガーは、自分よりライザ救出を優先するように、と言うとその場に倒れこんでしまう。 二人はマクレガーの志を受け取ると、一刻も早くライザを救出するため、リスボンへと急いだ リスボンの街で、必死にライザを捜索するフレデリクとプレイヤー名。 ついに、フレデリクとプレイヤー名は監禁されていたライザたちを発見。 無事救出する。 ライザが礼を言おうとするのを制し、彼は静かに語り始める。 彼には、かつてのように誰もが行きたいところへ行ける自由な海を取り返す夢があること。 そして、その夢を実現させるため、ライザと共に戦っていきたいということ…。 話を聞いているうちに、自分が捜し求めていたものもまた、フレデリクと過ごした幼い頃の海だと気付いたライザ。 彼女は二人の夢を実現させるため、全力を尽くすことを誓うのだった。 こうして、ようやくわだかまりが解けたライザとフレデリクは、プレイヤー名や仲間たちとともに、ロンドンへの帰途についた。 上へ 29章:決戦前夜 あらすじ やがてプレイヤー名とフレデリクのもとに、大艦隊を率いたキリングリューがイングランド方面に出撃したとの情報が飛び込んでくる。 急ぎミドルトン邸にむかう二人。 最大の敵を撃退せんと戦闘準備を整えるライザ。 そのもとに、女王から呼び出しが入る。 ライザはプレイヤー名、マクレガーと王宮へ急ぐ。 キリングリューに対し、どう戦うつもりか、という女王の問いに、ライザはもはや自分は海軍士官ではない、一介の海賊として出撃し、全力で戦うだけだと答える。 個人として出撃することすら認められないのかと懸念するライザ。 しかし、女王はライザにむかい、海軍に復帰し、イングランド海軍として、イングランドのために戦うように、と命じるのだった。 上へ 30章:出撃 あらすじ ライザは、再び海軍士官として、晴れやかに出撃した。 フレデリク、マクレガー、そしてプレイヤー名も同行する。 ロンドンを襲撃すべく北上中の、キリングリュー艦隊を捜索する航海がはじまる。 そして、ついに洋上でキリングリュー艦隊をとらえる。 敵は、ライザたちを嘲笑するように悠然とかまえている。 宿命の敵との戦いの火蓋が、切って落とされた。 激しい戦いの末…プレイヤー名たちは、キリングリュー艦隊を打ち破った。 勝利を喜び合う、ライザ、フレデリク、マクレガー、そしてプレイヤー名。 一行は意気揚々と、母国イングランドへの帰途に着いた。 上へ 31章:ライザとの約束 あらすじ 母国に凱旋するプレイヤー名たち。 怪我が完治したウィリアムが、一行を迎える。 再会を喜び合う一行。 いつのまにか、かつてのような親友同士に戻っている、ライザとフレデリク。 そこに女王が受勲式に出席せよ、との命が下る。 しかし、フレデリクはまだ戦いが残っている、と叙勲式への出席を辞退。 ネーデルランドへの出港準備にとりかかる。 そして別れ。 だがライザは友達として、晴れやかな顔で彼を見送るのだった。 女王の王宮では、盛大な叙勲式が開催される。 仲間たちがライザを、そしてプレイヤー名を、祝福してくれる。 ライザは誓う。 フレデリクのいう「あの頃の海」を取り戻すまで戦い続けることを。 そしてその時にはプレイヤー名も、世界一の航海者になっていて、と笑うのだった。 ホームページ制作
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スーパーヒーロー作戦 【すーぱーひーろーさくせん】 ジャンル RPG 対応機種 プレイステーション 発売元 バンプレスト 開発元 日本メディアプログラミング(JAMP) 発売日 1999年1月28日 定価 6,800円 判定 なし ポイント 版権組織を勝手に腐敗化全体的に弱い各種敵キャラ作品・キャラの扱いの格差が目に見えて激しい原作再現度が高い一方で違和感のある場面も スーパーロボット大戦シリーズリンク コンパチヒーローシリーズリンク 概要 システム 評価点 賛否両論点 問題点 戦闘システム関係 その他システム面全般 シナリオ面 総評 その後の展開 余談 「お~っと、君のそのゲーム、日本じゃあ二番目だ」 概要 『ヒーロー戦記』『ガイアセイバー』に続く、コンパチRPG第三弾。 ウルトラ兄弟、宇宙刑事3人、快傑ズバット、キカイダー兄弟、メタルダー、ガンダムW、Gガンダムが共演し、 2つの時代を行き来しながら、怪獣・宇宙人・犯罪結社といった様々な悪と戦う。 + 参戦作品一覧 ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラセブン 帰ってきたウルトラマン ウルトラマンA ウルトラマンタロウ ウルトラマンレオ メタルヒーローシリーズ 宇宙刑事ギャバン 宇宙刑事シャリバン 宇宙刑事シャイダー 超人機メタルダー ガンダムシリーズ 機動武闘伝Gガンダム 新機動戦記ガンダムW その他 人造人間キカイダー キカイダー01 快傑ズバット バンプレストオリジナル システム 基本はフィールドエンカウント式の一般的なRPG。 戦闘参加メンバーは最大4人。 MPが満タンの状態で通常攻撃を行うと「オーバーゲージ」が溜まり、最大になると今使える攻撃を1.5倍にする、もしくは、まだ使えない上位技(次に覚える技)が使用可能になる。 装備品なども店売り。 ウルトラマン系は戦闘参加時は戦闘機での参加 変身コマンドを使用する事でウルトラマンやセブンに変身できる。 スーパーロボット大戦シリーズ同様、「合体攻撃」システムも搭載。 同作品キャラをメンバーに入れる事で使えるようになる。 評価点 CGムービーや基地の小物などの各種演出面 原作の名場面をデフォルメ化したうえで忠実に再現したCGムービーなどは見応えがある。 ウルトラシリーズに登場した各種基地などは、小道具・大道具に至るまで徹底的に再現され作りこまれており、スタッフのこだわりを感じさせる。 ワンダバシーンのCGは必見で、わざわざ吊り線まで再現しているほど。 ウルトラシリーズの「変身」システムも後述の通り不便なシステムになってしまっているが、「まず戦闘機で出撃して、その後ウルトラマンが出てくるというシリーズテンプレの再現」「お祭りゲーで戦闘機を自キャラとして使える」という要素をキャラゲーとして評価する声も。 『ヒーロー戦記』『ガイアセイバー』共に、BGMは全てオリジナルだったが、本作では原作で用いたBGMが採用されている。 GガンダムのイベントBGMに「傷だらけの夢を握り締めて(*1)」、ガンダムWの戦闘BGMに「コードネームはヒイロ・ユイ」を採用するなど、当時のスパロボシリーズにはなかった選曲もなかなか。 特撮側でもウルトラセブンの挿入歌「ULTRA SEVEN」が採用されている等、かなりコアな曲まで採用されている。 戦闘時の技ムービー 戦闘でヒーローが必殺級の大技を使うと派手なムービーが流れる。 一部のヒーローは必殺技を使うときに専用BGMまで付く豪華さ。 内容も原作再現に拘っている。 ギャバンやキカイダーなどのバイク攻撃技は、敵全員を薙ぎ倒した後にわざわざ画面の遥か彼方にまで走り去っていくという演出が入る。 宇宙刑事の母艦を使う技は、しっかりと召喚ボイス後に変形デモが入る。 ドモン必殺技は「俺のこの手が(中略)フィンガー!!」と、前口上から入れられている。 シナリオ 本作独自の設定や、オリジナル設定との絡ませ方には原作ファンから非難の声(後述)もあるが、単独作品をメインとしたシナリオの原作再現度はそれなりに高く、好評。 ウルトラシリーズはメインが初代マンとセブンだけになってしまっているが、オリジナルの絡まない部分のシナリオの原作再現度はかなり高い。 細かいネタ要素も多数仕込んであり、ウルトラマン1話に当たるシナリオ中には、新作特撮のタイトルに悩む老人が出てくるのだが…。 悩んでいるタイトルが「レッドマン、ベムラー(*2)」で、それにハヤタが「『ウルトラマン』というのはどうでしょう?」と答える。ウルトラマンファンならニヤリとするネタである。 他にも以前は新聞記者をしていた(*3)と冗談を言うフジ隊員や、アラシ隊員とそっくりと言われるフルハシ隊員(*4)、「あけてくれ!」の事を話す町の人等。 人造人間キカイダーは、原作の再現、ゲーム中での立ち位置、戦闘時の強さ、どれも力が入っている。 スタッフの寺田貴信氏がキカイダーのファンであったことも一因だろうか。 知る人ぞ知る伝説の個性派ヒーロー『快傑ズバット』(*5)が鳴り物入りで参戦。 「お前さん、日本じゃあ2番目だ」「ズバッと参上、ズバッと解決!」など強烈すぎる台詞回しで抜群の存在感をアピールし、多くのプレイヤーの心を掴んだ。『ヒーロー戦記』の仮面ライダーV3の元ネタ(*6)だと知り、その流れでファンになったユーザーも多い。 ちなみに、ズバットも寺田氏が気に入っているヒーローである。でも、当初は隠しキャラになる予定だったそうである。 ただしズバットの敵役は一切出ていないソロ参戦である。理由としては「凶悪犯罪者とは言え唯のヤクザ(生身の人間)」だった為と考えられ、他の作品でも常にソロ参戦である。本作での「日本一対決(*7)」も他作品の怪人と行っている。 要所要所ではトップガンダー生存、宇宙刑事3人による必殺技ラッシュ等、ファンには嬉しいイベントも。 メタルダーの退場シーンは原作で介錯を担当したキャラが未登場な上にトップガンダーが嫌がった(ちゃんと理由は当人の口から聞ける)ため、主人公に介錯のお鉢が回ることになるが、自然と納得させられるだけのシチュエーションになっている。 主人公は激しく拒絶するものの、既に腹を括っていたメタルダーの叱咤激励を受けて覚悟を決め、悲痛な悲鳴を上げながらも介錯役を全うした。 ギルハカイダーとの決戦時、ジローは自分の弟だった方のハカイダー=サブローを例に挙げてギルハカイダーを痛烈に批判してくれる。因みに本作のギルハカイダーは、石ノ森氏の漫画版同様ギルの意思で動いているという設定。 その時の台詞はほぼ全てのキカイダーファンの心情を見事に代弁してくれている。ファンの溜飲が下がると同時に、ジローのサブローへの想いを窺うことができる。 …問題は、本作のギルハカイダーはそれほど卑劣な行動を見せていなため、ジローの批判がいまいち的を射ていない事なのだが。むしろ、部下をあえて下がらせて1人で挑んで来るなど、変に潔かったりするぐらいである。 オリジナルシナリオにしても、後述するような原作ファンの反感を買うようなものだったとはいえ、全てにおいてデタラメで稚拙なもの(例:『ガイアセイバー』)というわけでもない。 さまざまなヒーローを同じ舞台に共演させたうえで、根幹となるシナリオに上手く混ぜ込もうとする努力は行われている。 主人公であるイングラム(ヴィレッタ)は一見近寄りがたい雰囲気を持つが熱い心を持つという正統派ヒーローで、超機大戦SRXの面々とは異なりスパロボファンから高い人気を集めている(特にイングラムは、裏切りポジションである『スパロボα』以降より本作の方が好き、というファンが多い)。 その他 総勢約30人のキャラクターを使用可能。しかも自由に入れ替えができる。主人公のイングラム・ヴィレッタも、固定メンバーではないため、外して戦闘を行う事も可能。 『ヒーロー戦記』では、主人公の三人は固定制となっており、『ガイアセイバー』ではラストのイベントで入れ替えが可能となっているが、アムロは外せなかった。(*8) 主人公達以外にも仲間になるキャラは多く、ビジンダーやトップガンダー、ガンダムエピオンまで加入する。 渡辺宙明氏が作曲、水木一郎・堀江美都子の両氏が歌うイメージソングは2曲とも熱い。 スタート画面でわずかしか流れないのが本当に惜しい。現在では、各種通信カラオケでも配信されている。 攻撃の命中率が上昇 『ヒーロー戦記』や、『ガイアセイバー』では、味方の攻撃がかなりの確率で回避されることがあり、イライラさせられることが多かった。 本作は、基本的に敵も味方も攻撃が命中しやすく、ダメージ計算をしやすくなった。 賛否両論点 やたら隠し宝箱が多い 背景の陰に隠れた宝箱が非常に多い。 宝箱の角が見えているのはまだ簡単な方で、傍目には一切見えなくなっている物も多い。 中身はおまけ要素のトレーディングカード(後述)や、隠されている相応に強力なアイテム等なので探す楽しみもあるが、一度しか行けないダンジョンが多い本作とは相性は良くない。全く宝箱のない『ガイアセイバー』よりはマシだが、きちんとわかりやすい場所に配置して欲しかったという声も大きい。 全体的に難易度が非常に低い 基本的に主人公機であるアールガンがバルカンさえ使っておけばそれでいい。 装備品で強化するとさらに楽になる。雑魚戦で苦労することはまずない。 一部はしっかり回復も必要だが、ボス戦も基本的に最強技の連発で倒せる。さすがにラスボスだけはそれなりに歯ごたえがあるが、それくらいである。 ヌルい事自体はキャラゲーにおいて必ずしも難点となる部分ではなく、実際、本作は戦闘シーンのムービー等、演出面の評価が高い為、それらを気軽に楽しめる点では好評だった。また、前作の主人公機「ガンダムキラー」は非常に弱いことで知られていたため、「弱いよりは強い方がマシ」という意見もある。 問題点 戦闘システム関係 全体的に低い難易度の中、メタルダーの初戦とタロウVSメフィラス星人の一騎打ちだけはやたら難易度が高い。 この2戦だけ敵のステータスが高く、加えてアイテムの装備もできない。 メタルダーの相手は只の戦闘員4人なのに、その時点で使える最強技を2発当ててもまだ倒せない。さらに一定確率で麻痺の追加効果があるため、運が悪いと手も足も出せずに嬲り殺しにされかねない。 他にも偽ウルトラマン戦も高難度として挙げられる。こちらも偽ウルトラマンと本物の初代ウルトラマンの一騎打ちだが、偽ウルトラマン自体がそこそこ強い上に攻撃に混乱の追加効果があるため、やはり運が悪いと見ているだけになってしまう。 ただし、こちらは事前に装備で強化、対策が施せるため上記2戦よりは遙かにマシ。 合体攻撃の使い勝手が悪い。 当然ながら、合体攻撃の方が単発の威力自体は高いが、合体攻撃要員がそれぞれ最強の必殺技を繰り出した方が、燃費がよくダメージの合計値も高い。そのため、合体攻撃はほぼ趣味以外で使う意味がない。 戦闘のテンポが悪い 戦闘開始時にカメラが画面全体を見渡してから戦闘する地点にフォーカスし、敵と主人公パーティの各キャラが配置される、という7秒程の演出が入り、これが飛ばせない。当時のPSソフトで良く用いられた読み込みをごまかす為の演出と思われる。 戦闘中も敵味方とも、攻撃時に「ATTACKER→」というアイコンが2秒ほど表示される。そのくせ通常攻撃や弱い必殺技は演出も簡素なので一々躓いたような感覚になる。 『ヒーロー戦記』とは違いダメージがすぐに出るわけでなく、攻撃したキャラが元の位置に戻ってからダメージが出るため、これまたテンポを阻害している。 敵の撃破も、基本はそのグラフィックがフェードアウトしながら消滅するだけなので、倒した時の迫力に欠ける。 戦闘時のムービーが飛ばせない。 評価点にもある通り凝った出来だが、そのせいで時間的にはまるで優しくない。見るのが好きな人には良いが、ゲームテンポは落としてしまっている為、サクサク進めたい場合には気軽にザコ退治にも使えないし、ムービーが流れる必殺技等は使っていられない。 全体攻撃技の中で、オリジナルキャラとガンダム系が使える「バルカン」だけは、ムービーが無いので気軽に使える。威力は低いが使える者が多いので、ますますバルカンゲーに拍車がかかる。 攻撃技ではない特殊能力はゲーム中に説明が表示されない。 実際に使用しても「能力値が上がった(下がった)」等の表示もないため、敵味方どちらも攻撃技以外は攻略本を読まなければ効果が分からない。 戦闘時、敵キャラの名前が表示されない。 その為、会話で名前の出るイベント敵はともかく、雑魚敵に関しては原作を知らないと完全に「謎の敵」である。例えば『ウルトラマン』に登場した吸血植物スフランがたまに雑魚敵で出てくるが、グラフィックが粗いため仮に原作を知っていてもただの汚らしいツタにしか見えない。 加えて、原作があるものはまだ原作情報で調べられるが、原作のないオリジナルも同様。 オリジナル組織の戦闘員に至っては紹介もセリフもない為、完全に「雑魚A」である。 オリジナルの敵名称が表示されない結果、変身後のラスボスの名前は攻略本を見ないと分からない始末。 ウルトラシリーズのキャラだけ戦闘面で不遇 まずウルトラシリーズの変身システムが使いづらい 雑魚戦の難易度が低い為、1ターン余計にかかるだけで活躍の機会が減る。その為、他に選択肢のある場面では、好きでもないと使わないプレイヤーの方が多かった。 また、他のヒーロー達に比べて強力な装備品が手に入りづらく、全体攻撃技を持っている者が殆どいないのも少し不便。 とはいえ序盤から仲間になる初代マンとセブンだけは育てておかないと終盤のゴルゴダ星で詰む。 その他システム面全般 不便な各種UI ダンジョンの移動がしづらく、道に迷いやすい。 通路や部屋といったパーツ単位で構成された画面切り替え式なのだが、地形パーツのバリエーションが少ないため迷いやすい。 無人かつアイテムも置かれていない無駄な部屋も多い(『ヒーロー戦記』『ガイアセイバー』でも同じ欠点を抱えていた)。 通路などは画面上では斜めに繋がっている箇所も多いが、斜め移動は出来ない。 また、画面切り替え時にフリーズする事も。 戦闘に参加できるのは4人までで、メニュー画面で控えのメンバーと入れ替えは可能なのだが、ストーリーが進むと主人公以外のメンバーが何の説明もなく全員控えに入っていることが度々ある。 スペースコロニーから他のコロニーに移動する際、現在地も選択可能。 それを選ぶと、主人公の乗ったロボは、いま現在いるはずのコロニーに向かって宇宙を飛んでいく。 この画面は一度入るとキャンセルが効かないので、移動したくなければ「いま現在いる場所」を選択する必要があるが、スキップ不能の移動ムービーが入るためやはり煩わしい。 主人公の名前を変更可能だが、デフォルト名である「イングラム(ヴィレッタ)=プリスケン」と同じく5文字ずつの名前をつけないと、余った部分が空欄として表示される。 例えば、「アムロ=レイ」という名前を付けた場合、「俺はアムロ =レイ 。」と表示されてしまう。 アイテム関連 戦闘中、アイテムの説明が一切出ない。何度かプレイしていれば、だいたい把握できるが、戦闘中に効果を忘れると非常に面倒になる。 しかも名前がわかりやすければいいのだが、独自の名称ばかりなので、状態変化系の使い分けは特に困難である。 同じキャラが装備できるアイテムなのに、同性能の武器が違う値段で売られていたり、上位互換武器が同じ値段で売っていたりする。 武器を装備すると数値上の攻撃力が上がるのだが、実際は格闘、射撃、ビーム 火炎に分かれており、対応するものを装備しないと与ダメージは上がらない。こちらも攻略本を読まないと分からないようになっている。 買い物時に数値の増減も確認できない。 アイテムを売る時は、その店で売られているアイテムと同じ物しか売却できない。それに意味があるようなシステムにもなっておらず、単純に物を売りづらいだけになっている。 アイテムのソート機能もない。 戦闘中は使用できるアイテムしか表示されないため、まともなほうだが、移動中は入手した順に並んでいるため、検索性が悪い。 ごく初期に登場するイベントアイテムまで、イベントが終わっても消えずに律義に残っている有様。 サウンドテストやデモ鑑賞モードがない。 せっかくの売りであるデモムービーやBGMを落ち着いて鑑賞できないのはやはり残念。 ゲーム中のおまけ要素の不便な仕様 アイテムの中にはトレーディングカードというものがあり、これを集めて「Mrカーダー」というキャラに見せるとオリジナルCGを鑑賞できるのだが、集めづらいうえにわかりづらいので、かなり不便なことになっている。 取り逃したら二度と取れないケースも多いのに、分かりづらい所に隠されているものが多い。その結果、中途半端に集まったカードには使い道がない。 最初の基地から格納庫の機体の陰に隠れて宝箱が置いてあるが、入手時の表示が「ガンダムデスサイズを手に入れた」(*9)であるため、驚いたプレイヤーも多い。 ちなみに説明書には、これらカードに関することは一切書かれていない。 シナリオ面 前述の通りシナリオ自体はきちんと練られており、その根幹自体は評価されているのだが、やたらとオリジナル勢がプッシュされ、原作からの一部の変更点も各原作ファンから非難されるなど、問題となる点も多い。 + オリジナル関係 とにかくオリジナルキャラがイベントの締めに出しゃばる。 「ゼットンやパンドンにとどめを刺す」、「デビルガンダムに原作通りラブラブ天驚拳を撃った後に、ウイングゼロ&ヘビーアームズと一緒にとどめを刺す」など。 原作の展開を完全に無視しているわけではなく(*10)、コンパチRPGシリーズでオリジナル主人公がいるのは本作だけという事情もある。(*11)また、クロスオーバー系のゲームで原作の役割が別作品に変わるのは仕方ない面もあるが、要所要所で出張ってくるためどうしても悪目立ちしてしまっている。 SRXチームの描写は、悪い意味で話題になった『新』とあまり変わっていない。 特にライは、『メタルダー』登場の敵幹部、バルスキーを芝居であしらうといった場面が存在。正々堂々とした戦いを仕掛けると思いきや、時間稼ぎに終始し、それが発覚すると相手を馬鹿にするなど、後の作品の彼からは想像できない性格の悪さを露呈する。 逆にリュウセイは、子供そのものであった『新』に比べて、やや性格が改善されている。 『スーパーロボット大戦α』シリーズへ繋がる要素として、α主人公の内4人(クスハ、レオナ、リョウト、ブリット)をセーブ係兼恋人候補として配置しているが、心理描写を見せるような場面が無いので後半好意を寄せてくるのに唐突な感じが否めない。 特に気にせず単純に入口近くにいるレオナかリョウト相手にセーブして、彼らが恋人に選ばれた人も多い。 スパロボと異なり、主人公の性別選択がほぼ生かされていない。機体性能は全く変わらず女にしても一人称が「私」になるだけで、テキストは一部を除いてほぼ同じ(自分自身の台詞も、他のキャラクターの台詞も)。 男主人公に対する「彼ってその人の事かい?」というイデ隊員の台詞もそのままである。 + ウルトラ兄弟関係 主役級の扱いを受けているのは初代マンとセブンのみで、それ以外はほぼ空気参戦。 ジャック・エース・レオの原作再現はほぼ終盤だけであり、せいぜい各作品1~2話程。タロウに至っては原作再現ゼロであり、下手をするとパーティーに加えることなく終わってしまうほど。 本作の設定では、「ウルトラ族は銀河連邦人よりも格上の生命体で、銀河連邦側はウルトラ族が宇宙警備隊という組織を形成していることも把握できていない」という「神話の神々」のような存在で、ラスボスもウルトラマンの力をコピーした悪のウルトラマンのような存在である。 そのため、シナリオ上の扱いは非常に優れているのだが、その流れでラスボスの力を抑え込むためにウルトラマンたちの全ての力を振り絞る展開にしてしまい、ウルトラ兄弟はラスボス戦に参加できない。 シナリオ上の意味はあっても、キャラゲーでラスボス戦にシリーズまとめて強制不参加というのはさすがにあんまりである。 ゲーム内設定でも矛盾しているようなシーンや設定ミスらしきシーンがある。 本作のレオは明らかにセブンと初対面なのだが、後に登場するエースとタロウは「レオを含めた自分たちはウルトラ兄弟と呼ばれている」と言い出す。 『A』のイベント・エースキラー編では原作と異なり初代マン・セブン・ジャック・レオが人質に取られるが、戦闘シーンの背景ではレオではなく原作通りその場にいないはずのゾフィーが捕まっている。 イベントシーンの使いまわしも気になる点。 上記エースキラー編のエースの技・スペースQはこのイベント内でしか使われないのだが、技のグラフィックがメタリウム光線の使いまわし。 ゾフィーはイベント戦闘で1回だけ姿を見せてくれるが、グラフィックはジャックの使いまわしである(*12)。 + 版権作品の所属組織関係 宇宙刑事の所属する銀河連邦警察が、「お役所仕事的・独善的な面を持つ」という設定になっている。 悪評から地球を見捨てて宇宙犯罪者の牢獄にしようと画策し、他の星をスペースカノン(惑星破壊兵器)で脅して自分たちの正義を押し付けようとする。 元宇宙刑事のハンターキラーはそれが原因で裏切ったことになった。この点だけは納得がいく変更だが、そもそもその変更自体が原作ファンからすれば納得できるものではない。 ウルトラ警備隊を包括している組織TDFも同様。 「スペースノイドを弾圧するようになったTDFに様々な勢力が反発を覚えた」のが諸々の原因になっている。 本作は二つの時代を舞台にしており、過去のTDFはウルトラマンベースの設定、現代のTDFはガンダムWの地球圏統一連合ベースの設定になっているため。OZも当初は現代のTDF所属である。 「本来なら正義のために作られたはずの組織でも、一歩間違えば腐敗・堕落してしまう」ということを物語のテーマにしたかったのはわかるが、版権作品の根本に関わる設定、しかも正義の組織をろくでもない組織に変えてしまったことは原作ファンから非難された。 反TDF組織の行動の多くもTDFの横暴だけが原因でなくラスボスの差し金もあるので、「結局はラスボスが悪い」という形にはしているが、それでも原作ファンからすれば納得しかねる設定変更である。 似たような例だが、後の映画『スーパーヒーロー大戦Z』で地球を犠牲にしようとする銀河連邦警察が描かれた際も、ギャバンにその役をあてがったせいで、原作ファンの非難の的になった。 ウルトラ系防衛チームの扱い メインメンバーが全員登場しているのは、科学特捜隊とウルトラ警備隊のみ。 『帰マン』のMATは主人公の郷秀樹と岸田隊員(*13)のみしか登場せず、『A』のTAC以降のチームは登場していない。 + ガンダム関係 Gガンダムは、デビルガンダムがやたらと目立つ一方、登場人物はかなり絞られており、最終的に仲間として使えるのはドモン(シャイニングガンダム→ゴッドガンダム)とアレンビー(ノーベルガンダム)のみ。 他は途中離脱するレイン(ライジングガンダム)と、イベントでしか使えないシュバルツ(ガンダムシュピーゲル)のみで、当時のスパロボ同様、シャッフル同盟は一切出ない。 敵側も人物が少なく、デビルガンダム四天王すら登場しないため、黒幕であるウルベがDG細胞で複製したマスターガンダムに乗ってくる展開になっている。 また、ゴッドガンダムの最強技「石破天驚拳」を使うと毎度毎度初代キング・オブ・ハートが現れるが、これは原作最終回の「石破ラブラブ天驚拳」の演出である。最強技として演出を豪華な物にしたかったのかもしれないが、原作ファンからすると違和感のある演出である。 + その他版権関係 一条寺烈(ギャバン)が三枚目要素の強いキャラに 原作とは違い、本作では陽気な性格で場を盛り上げる三枚目風のキャラクターとして描かれており、不謹慎なセリフを言ってカトルに怒られる。 過去作でも『ヒーロー戦記』の南光太郎(仮面ライダーBLACK)が三枚目キャラとしてアレンジされていたが、『ヒーロー戦記』はアレンジ色の強いシナリオだった。原作再現寄りの本作ではそれ以上に気になる変更である(*14)。 宇宙刑事シリーズの女性キャラのうち、ギャバンのミミーとシャイダーのアニーは登場するが、シャリバンのヒロインであるリリィとベル・ヘレンは未登場である。 総評 シナリオ面では本作独自に練られたシナリオの基礎は良いものの、版権作品とのクロスオーバーの仕方には強い非難の声も出てしまった。 オリジナルキャラにしても主人公の人気が高い一方で、やたらとでしゃばるSRXチームは悪目立ちしてしまった。 また、ゲーム部分においても色々と不便な点が目立ってしまっており、PS中期の純粋なRPGとして見ると、到底出来の良い作品とは言えない。 とはいえ、戦闘演出や原作再現要素等はそれなりに良くできており、原作ファンに「ここまでやるか」と唸らせる要素も多い。 特に「『ガンダム』目当てで本作を買った少年達に特撮ヒーロー(*15)の魅力を伝える」という意味で貢献したのも確かである。 悪い点も目立つが、総合的に見ればキャラゲーとしてはまずまずのゲームといった所だろう。 その後の展開 翌年に続編の『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』が発売された。 開発側も本作のシナリオへの批判は気にしていたようで、説明書に「誰もが納得のいくシナリオ」と明記されていた。が、こちらも誰もが納得のいくシナリオかと言えば…。 前述の通り、本作のオリジナル勢はスパロボαシリーズとOGシリーズにも登場している。 『α』におけるSRXチーム関係のシナリオは本作から直接つながる形となっており(*16)、イングラム、ヴィレッタ共に別のキャラとして存在している。(二人に関係はきちんとある。) 主に本作に引き続くユーゼスとの因縁をイングラムが担い、初期(*17)を除きチームの先導役兼R-GUNのパイロット役はヴィレッタが担っている。 本作EDでの主人公と皆の別れはαの隠し要素でイングラム視点で再開が描かれる形となった。 しかし、あくまで隠し要素であり、以降のαシリーズではこの再会はなかった形でのシナリオとなった。以下のOGシリーズでは現状その隠し要素も拾われていないため、本作EDから続くイングラムとリュウセイ達の再会は現状『α』の隠し要素のみとなっている。 本作主人公イングラムのスパロボαでのテーマ曲「TIME DIVER」に歌詞を乗せたキャラソンがあるのだが、宇宙刑事シリーズの主題歌などを歌った串田アキラ氏が担当している。通称・串ダイバー。 OGシリーズでもαシリーズを元にしたシナリオが展開され、イングラム、ヴィレッタ共に登場している。 ユーゼス関連の扱いが非常に大きくなったこともあり、それに連なるイングラムの存在も大きくなっており、易々と救済はできない立場となってしまった…。合掌。 『第2次スーパーロボット大戦OG』には本作絡みのあるサプライズ要素が入っている。気になる人はプレイするべし。 本作は『α』と同時期に開発していた作品であるため、オリジナルキャラ関連の設定には若干の齟齬がある。細かい点で言えば本作の主人公機は「アールガンPOWERD」という表記だが、αシリーズ以降は「R-GUNパワード」となっている。ただし、本作の中でアールガンを「R-GUN」と呼んでいるシーンはある。 なお、コンパチRPGシリーズでバンプレストオリジナルキャラが加入するのは本作が最後。『ダイダルの野望』や『ロストヒーローズ』シリーズでは一切加入しない。 余談 CMには、宮内洋氏が快傑ズバットの早川健として出演した。 CM中の「おっと、君のそのゲーム、日本じゃあ二番目だ」という劇中をモチーフにした口上は、ズバットのことを知らないプレイヤーにも作品のノリを伝えつつ、登場を楽しみにさせられるレベルに完成度が高かった。 もっとも、ゲームとしてはおろか、キャラゲーとしても日本一と薦められるほどのゲームにはなれなかったが。 本ソフトの発売前に配布されたチラシには、「経験値によるレベルアップのほか、ウルトラホークなどのメカは、スパロボ同様に改造でパワーアップできる」と記述されていたが、実際は味方全てが経験値によるレベルアップ式で、改造という要素は一切採用されなかった。 この「メカは改造で強化、その他は経験値制」という要素は、2年後の『スーパー特撮大戦2001』において実現するのだが、本作の没要素を意識したのかどうかは不明である。 『快傑ズバット』を本作で知ったプレイヤーは、後で原作について調べて作品コンセプトに驚いたプレイヤーも多かったそうである。 本作では主に怪人たちと技勝負するため、原作でも怪人と対決するものだと考えていた人が多かった。実際には超人的な技こそ使うが、基本的にズバットが相手をするのは改造等を施されていない人間である。 実は当然ながら仮面ライダーの参戦も検討されていたのだが、スタッフ的には設定やステータスといった面で「強力過ぎる」感じがしたらしく、残念ながら参戦は次回作に持ち越しとなった。 後年、東映から特撮ヒーロー映画『スーパーヒーロー大戦』シリーズが公開されている。 タイトルが似ているためか、本作及びスパロボを彷彿とした人も少なくない。ただし、こちらは基本的にスーパー戦隊シリーズと仮面ライダーシリーズの共演がメインである。 スタッフからも問題が多かったと自認されており、寺田氏はツイッター上で、「シナリオライターとプロデューサーを説教してやりたい。自分のことだけれども」と自虐ネタをツイートしている。
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イベント開催期間 2022年9月12日 14 00~10月2日 13 59まで 概要 過去の制圧戦のエリア5最終拠点の敵と戦える復刻イベント。 報酬に各々の登場ユニットと武器・オーブを貰える。 ステージは日数経過で順次開放される。 ステージ情報 第1回『遥かなる戦い、開幕』(9月12日~) ボス:アインストレジセイア(アインストレジセイア) 報酬:アルトアイゼン(キョウスケ・ナンブ) 第2回『風の魔装機神』(9月12日~) ボス:ヴァルシオン(ビアン・ゾルダーク) 報酬:サイバスター(マサキ・アンドー) 第3回『THE GREAT BATTLE』(9月12日~) ボス:ダークブレイン(ダークブレイン) 報酬:コンパチブルカイザー(コウタ・アズマ) 第4回『蒼き魔神』(9月14日~) ボス:バラン=シュナイル(テイニクェット・ゼゼーナン) 報酬:グランゾン(シュウ・シラカワ) 第5回『打てよ、鋼の拳』(9月14日~) ボス:R-GUN(イングラム・プリスケン) 報酬:R-1(リュウセイ・ダテ) 第6回『白銀の堕天使』(9月16日~) ボス:ペルゼイン・リヒカイト(アルフィミィ) 報酬:ヴァイスリッター(エクセレン・ブロウニング) 第7回『願望の扉』(9月16日~) ボス:コウガイ(???) 報酬:ヴァンアイン(イヌイ・アサヒ) 第8回『天に二つの禍つ星』(9月18日~) ボス:グレイターキン(メキボス・ボルクェーデ) 報酬:グルンガスト(イルムガルト・カザハラ) 第9回『流離の刃』(9月18日~) ボス:グラヴァリン(カールレウム・ヴァウル) 報酬:ヒュッケバイン30(エッジ・セインクラウス) 攻略情報 エリア5の敵なのでそれほど強敵ではない。 その他 制圧産SSRはアビリティチップに変換できないので注意。 コメント欄 名前 すべてのコメントを見る
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■基本■ ストリートネーム シンファ ネーム 寧 杏花(ネイ・シンファ) カルマ 3 新円:2000 ストリートの評判 0 悪評 0 公的認知度 0 種族:ヒューマン 性別:女性 年齢: 31 身長:164cm 体重: 56kg 所持金:3d6+50 ■能力値■ 強靱力 4 敏捷力 5 (7) 反応力 5 (9) 筋力 1(3) 魅力 5 直観力 5 論理力 1 意志力 2 エッジ 6 ■他の能力値■ エッセンス 0.85 イニシアティブ 10 (14) イニシアティブパス 1 (3) M:イニシアティブ 8 M:イニシアティブパス 1 身体ダメージトラック 10 精神ダメージトラック 9 ■技能■ エチケット 4 Pool 12 ピストル 3 [リボルバー] Pool 10 (12) 回避 3 [射撃戦闘] Pool 10 (12) 虚言 4 Pool 12 交渉 4 Pool 12 自動火器 7 [サブマシンガン] Pool 15 (17) 長銃 4 [スナイパーライフル] Pool 11 (13) 統率 4 Pool 12 ■知識技能■ 英語 2 Pool 5 銃器 3 Pool 4 中国語 N Pool 0 日本語 2 Pool 5 犯罪組織 4 [香港] Pool 7 (9) ■コンタクト■ ヒーロー・カンパニー (1, 1) 梵 コネ値3 忠誠度3 蛇姫 コネ値3 忠誠度3 ■資質■ SIN持ち (通常) 依存症 (中度) (媚薬) 第一印象 天賦の才 (自動火器) 両手利き 被虐体質 シェクシャル・モンスター ■ライフスタイル■ 下流 1 months ■サイバー/バイオウェア■ == Cyberware/Bioware == クリーン代謝系 サイバーアイ基本システム Rating 3 +録画ユニット +映像リンク +低光量補正 +熱映像視野 +映像拡大 +映像リンク +スマートリンク サイバーイア Rating 1 +録音ユニット +音声リンク +音源探知 テイラード・フェロモン Rating 3 強化反射神経 Rating 2 筋肉強化 Rating 2 筋肉調律 Rating 2 血小板工場 絹肌 反応力強化 Rating 2 反射記録器(技能) (Automatics) 反射記録器(技能) (Dodge)たれないんです 美球 ガールズミルク 入手値5 乳池乳輪 ■アーマー■ カモフラージュ・スーツ 8/6 ■武器■ AK-97 カービン +ストック +衝撃パット Pool 15 (17) DV 5P AP - RC 1 アレス・アルファ +スマートガン・システム +衝撃パット Pool 17 DV 6P AP -1 RC 2 イングラム・スマートガンX +ストック +予備クリップ +ガスベント2 +スマートガン・システム +抑音機 Pool 17 (19) DV 5P AP - RC 3 ヘンメリー 620S +隠蔽ホルスター +消音器 +スマートガン・システム +衝撃パット Pool 12 DV 4P AP - RC 1 ヘンメリー 620S +隠蔽ホルスター +消音器 +スマートガン・システム +衝撃パット Pool 12 DV 4P AP - RC 1 ワルサー MA-2100 +ストック +衝撃パッド +スマートガン・システム Pool 13 (15) DV 7P AP -3 RC 0 ■コムリンク■ ノヴァテック・エアウェア (3, 0, 0, 3) ■ギア■ サブボーカル・マイク トロード ノヴァテック・ナヴィ 偽造 SIN Rating 3 偽造免許 (ヘンメリー 620S) Rating 3 偽造免許 (イングラム・スマートガンX) Rating 3 偽造免許 (AK-97 カービン) Rating 3 通常弾 (サブマシンガン) x70 通常弾 (アサルトライフル) x60 通常弾 (ライトピストル) x60 通常弾 (スナイパーライフル) x60 炸裂弾 (サブマシンガン) x70 上下フォーマル服 ■ヴィークル■ トヨタ・ゴーファー (ピックアップ) +ヴィークル・センサー ■外見■ ややぽっちゃりとした体つきだが、30代にしては(バイオウェアを入れているため)身体の代謝も良く、かなり若作りに見える。 垂れ目でぼーっとしているが、声のトーンが高く、そして穏やかなことが特徴。そして天然。 髪型はセミロングのカール系。 ■背景■ 以前、やや規模の大きいギャングに所属しており、特に交渉役・戦闘役としてかなり活動していた。 しかし、あるサイボーグとの交戦に負けて敵に捕縛された。最終的に救出されたものの、媚薬責めなどの拷問に合い、精神的に壊れてしまっていた。 その異常な性格から、所属していた妹と共に追放されてしまった。 数年間、妹と共に隠居しており、媚薬中毒は治らなかったが、精神的に致命的に壊れたところは妹の献身的な看病によって治ってきた。 しかし、自分のいるべき場所は戦場であると考えていたため、ランに復帰。 現在はヒーローカンパニーに所属し、以前よりも仕事の数こそないものの、自分の能力を活かす場所にいる。 ■セッション経歴
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ラインハルト・フォン・ローエングラム ランク:D E(銀河英雄伝説) 属性 ・男 ・銀河帝国皇帝 ・人間 敗北条件 ヤン・ウェンリーが生きていると敗北 能力値 ESP能力レベル 0 ESPパワー 0 耐久力 5 精神力 7 特殊能力 ・キルヒアイス[戦闘前][手下:0] 手下を1人得る。LV:3以下のCカードを同調する場合、 1D6を振り3以下でこの手下のレベルを3として扱う。 ・銀河帝国艦隊[戦闘前] 1D6を振る。この戦闘中、艦船支援を使用する場合、 この出目の数まで艦船支援チャートを同時に振ることができる。 (同時攻撃扱い、攻撃対象は全て同一の対象のみ) ・艦船支援[戦闘][支援][攻撃][M] ・旗艦用戦艦ブリュンヒルド[戦闘][先制][攻撃][M] 2D6を振る。5以下が出た場合、[LV:5 火力:25]で対象1体に攻撃を行う。 ・ブラスター所持[戦闘][主要][攻撃][固有] ・剣所持[戦闘][格闘(武器):1] 他の格闘武器と同時に使用できない。 ・威圧[全般][特殊][常動] このキャラクターシートが表向きの場合、 自分と同じマスにいる(G)キャラクターが行う精神力チェックは出目が+1される。 ・釈放[通常] 解説・動き方 非常に特徴的なキャラクター。 ただでさえ強力な特殊能力である艦船支援を1手番中に1D6回も使うことができる。 攻撃性能だけで言えば(E)のCランクよりも上かもしれないレベル。 ただしその分、移動力と防御力が犠牲になっているかなりピーキーなキャラクターである。 移動力が皆無なので戦闘を仕掛けにいくのが難しい。 たとえ通路でも(L)以外の(G)が自分の隣にいるなら戦闘を仕掛けに行くべき。 戦闘時はひたすら旗艦用戦艦ブリュンヒルドと艦船支援を使うとよい。これだけで相手は死ぬ。 旗艦用戦艦ブリュンヒルドは[先制]である。[先制]のルールをよく把握しておくこと。 基本的には艦船支援を先に使用してから旗艦用戦艦ブリュンヒルドを使うと良い。 このゲームは基本的に強い攻撃から撃った方が強いのだが、 ブリュンヒルドのチェックに失敗した場合、主要行動で行える攻撃が貧弱なので それくらいなら艦船支援を先に使った方が良いという理論である。 運が良ければD弾やG弾が出てブリュンヒルドより強力な攻撃になりうる上に ビームキャノンのみだったとしても、「この後にブリュンヒルドを撃たれるかもしれない」という プレッシャーをかけることができ、相手のバリアーを躊躇させられるかもしれない。 はっきり言って正体を隠せるようなキャラクターではないので (G)との戦闘になったらすぐにキャラクターシートを表向きにするとよい。 「威圧」の効果で(G)を弱体化させることができる。 Q&A Q.「威圧」の処理はどうすればいいですか? A.ラインハルトと同じマスにいるキャラクターが精神力チェックを行った時、 そのキャラクターが(G)キャラクターの場合、出目が+1されます。 精神力チェックを行ったキャラクターの正体が(G)かどうかがか分からない場合、 精神力チェックを行ったプレイヤーが出目が+1されたかどうかを宣言します。 なお、精神力チェックの成否に関わらず出目が+1されたかどうかは宣言する必要があります。 Q.皇帝は王に含まれますか? A.いいえ、「王」の文字が無いので含まれません。 このキャラクターへの意見 名前 コメント
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63話 焼け付く想いは憂い募らせる 放送を聞いた後も、赤髪のグラマーな女性、稲垣葉月と、 黒狼レックスは相変わらず熱い交わりを続けていた。 最初の6時間で14人の死者が出たという事実には二人も多少は動揺したが、 それだけで、禁止エリアを互いに記録した後は、今までの激しい行為の余波で すっかり空いた腹を満たすために朝食を取り、そして。 「うっ! ハヅキ……!」 「ああっ……! ん……はぁ、はぁ、はぁ、凄い……あれだけ出したのに、 まだこんなに出るんだ……」 「狼は一杯出すんだよ……知らなかった?」 「撮影で狼によく似た狼犬とかシェパードとかとならやった事あるけど、 こんなには出てなかったよ」 「撮影? ああ、ハヅキは女優さんだったんだっけ」 「女優って言っても、AVの、だけどね……あはは」 淫らな行為をしながら、他愛もない会話を交わす女と黒狼。 そして黒狼・レックスが葉月の身体に抱き付き、互いに体温を感じ合う。 「……好きだよハヅキ……愛してる……」 「私もよ、レックス……」 交わりを重ねていく内、二人の間にはいつの間にか恋愛感情が芽生えていた。 お互い――レックスは深層意識内での事だが――この殺し合いという状況下、 いつ襲われるかいつ殺されるか分からない状況下で、傍に居てくれる存在に餓えていた。 孤独に死んでいくのが嫌だったのだ。 だが今は、お互いの温もりを肌で感じ合える。 自分はもう孤独ではないのだという安心感が、いつしか別の特別な感情へと変わっていった。 もはや、葉月はレックスにとって、レックスは葉月にとって、なくてはならない存在になっていた。 行為の後始末を済ませ、衣服を着た葉月は、 レックスと共にリビングに移動し、これからの事について話し合う。 「そろそろ別の場所に移動しない?」 葉月がレックスに身を潜める場所の変更を提案する。 「ん~……別にいいけど、何でまた?」 「だってほら……この家の中、すごい、アレの臭いが、けっこう汚れちゃったし」 「ああ……確かに」 幾度も幾度も交愛を重ね、体液を床と言わず壁と言わず天井と言わず撒き散らした結果、 家の中に濃密な臭いが充満するようになってしまっていた。 レックスは気にはしていなかったようだが、葉月はその臭いを嗅ぎ続けている内、 段々と気分が悪くなり、どこか別の場所に生きたいという思いが強くなっていた。 そんな葉月の気持ちを察したのか、提案を呑んだレックスはテーブルの上に地図を広げる。 「俺達が今いるのって……」 「多分、エリアG-6だと思う」 「北に役場とかあるけど……地図に載っている施設だから人の出入り激しそうだし……。 学校とかもあるんだ。どうする?」 「うーん……ここは思い切って、役場に行ってみようか。 公共施設でプレイするのも悪くなさそうだし、それに……」 葉月は自分のデイパックから、木製銃床の突撃銃――AK-47を取り出す。 「いざという時はこれで戦うつもりだよ」 「でも、扱えるの葉月?」 「……説明書見て使い方は大体分かった、けど、拳銃も触った事ないんだよね、 実を言うと。ましてやこんなアサルトライフルなんて持った事ないし……でも、 これ、子供でも戦闘を可能にしたっていうぐらい扱い簡単らしいから、何とかなると、思うよぉ」 「語尾wwwwどこのじいさんwwwwwま、まあ、俺も一応戦えるよ。 このダマスカスソードと、爪と牙があるからね」 「でも、レックス剣扱えるの? 四足歩行なのに、基本」 「口に咥えればなんとかなるよ」 「そう……それじゃ、役場に行こう」 「分かった」 葉月とレックスはそれぞれ荷物を纏め、玄関へと向かった。 思えば外に出るのは何時間ぶりであろうか。 窓から差し込む日の光はすっかり強くなっていた。 同時刻、銀髪の学生服姿の少女、銀鏖院水晶は、エリアG-7東端付近の道路を、 とある場所に向かって歩いていた。 右手には小型の短機関銃・イングラムM10が握られている。 ある民家でシャワーを浴び、食事を取った後、行動を始めた。 向かう先は、エリアF-6にある島役場。 既に二人の参加者をその手に掛けた彼女は、次なる獲物を求め、 人が集まり易そうな場所へ向かい歩き続ける。 「あの黒狼に犯されたのは……この辺りだったっけ」 見覚えのある風景に、水晶は一旦足を止めた。 そしてとある裏路地に目を向ける。 そこは数時間前に、水晶が突然現れた黒い巨躯の雄の狼に、純潔を奪われた場所だった。 その時の思い出したくもない情景が、嫌でも水晶の脳裏に再生される。 口に獣のいきり立った――を、無理やり押し込まれしゃぶらされた。 ――の先端から溢れ出た、あの濃厚かつ生臭い、白く濁った汁の味は忘れられない。 トラウマ物の記憶が無意識の内に呼び起されるのと同時進行で、 水晶の中の黒狼に対する憎悪も強くなっていく。 「絶対、会ったら殺してやる。あの薄汚い―――をぐちゃぐちゃに踏み潰してやる!」 その瞳に底知れぬ憎しみの炎を宿らせながら、水晶は役場に向けて再び歩み始めた。 【一日目朝方/G-6市街地】 【稲垣葉月@俺オリロワリピーター組】 [状態]:肛門及び直腸裂傷(血は止まり治癒が始まっている)、 レックスに対する特殊な感情 [装備]:AK-47(30/30) [持物]:基本支給品一式(食糧一食分消費)、AK-47のリロードマガジン(30×10) [思考]: 0:死にたくない。レックスと一緒にいる。 1:役場に向かう。 2:襲われたらどうする……? ※服を着ました。 ※レックスに対し特殊な感情が芽生え始めているようです。 【レックス@オリキャラ】 [状態]:健康、及び特殊な感情 [装備]:なし [持物]:基本支給品一式(食糧一食分消費)、ダマスカスソード [思考]: 0:とりあえず死にたくはない。 1:ハヅキを死なせない。役場に向かう。 2:放送を待つ。 3:最悪の場合(ハヅキが死亡した場合も含む)、自害する。 ※稲垣葉月に対し特殊な感情が芽生え始めているようです。 【一日目朝方/G-7市街地】 【銀鏖院水晶@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]:健康、黒狼(レックス)に対する憎悪、F-6島役場へ移動中 [装備]:イングラムM10(30/30) [持物]:基本支給品一式(食糧一食分消費)、S W M19(6/6)、.357マグナム弾(21)、 イングラムM10のリロードマガジン(30×7)、マチェット、モルヒネアンプル(3)、 水と食糧(二人分) [思考]: 0:殺し合いに乗る。優勝を目指す。 1:島役場へ向かう。 2:みんな殺す。とにかく殺す。クラスメイトでも容赦しない。 3:あの黒狼(レックス)は今度会ったら絶対に殺す。 ※本編開始前からの参戦です。 ※須牙襲禅には気付いていません。 Is it hope or despair? 時系列順 曉血殺傷 Is it hope or despair? 投下順 曉血殺傷 夜明けは悪夢の終わりではない 稲垣葉月 WOLF S RAIN 夜明けは悪夢の終わりではない レックス WOLF S RAIN 奇妙なすれ違い 銀鏖院水晶 WOLF S RAIN
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『――そう、我はグラム。ただのグラムだ』 【武装名】 グラム 【読み方】 ぐらむ 【所属】 1st-G製 【使用者】 ジークフリート・ゾーンブルク佐山・御言ブレンヒルト・シルト長老 【詳細】 1st-G製の「聖剣」の名を冠す長剣型概念核兵器。 物語開始時点で概念核の半分が搭載された状態で眠りについていた。 概念戦争中にジークフリート・ゾーンブルグがファブニールの原動力である1st-G概念核の半分を封印し、一巻における1st-Gとの全竜交渉で佐山・御言がグラムを目覚めさせファブニール・改を撃破。 残り半分の概念核も封印したため1st-G概念核全てを納める概念核兵器となった。 重量は3kgあるが内部はほぼ中空であり、全体のバランスがよく扱いやすい。 また文字設定により内部の空洞を7000倍まで拡張、そのほとんどに封印用と硬化の文字が書き込まれている。そこに文字概念を書き込み納めている。 またこの剣は1st-Gそのものであるため、空中や対象に文字を刻みこむことでその文字が持つ力を発揮することが可能。 その効果は広範囲に及ぶ。 UCAT空白期に何が起きたのか知っているが、目覚めさせたものとの約束としてそのことを自分からは話そうとしない。 V-SwやG-Sp2と言ったほかの機殻剣とは違い、実際に声を発し喋る。
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あきれてしまうかもしれませんが、しばらく前の話になりますが、おなじみの新聞でも紹介されていたゴルフの練習場に愛用のクラブ持参で一人でプレーしに行ってみたのです。 私にとっての娯楽の中では、ゴルフが一番好きです。暇さえあればゴルフの練習です。どうしてこんなに楽しいのか不思議なくらいです。最近はマナーの悪いゴルファーが多いのが気になります。 しかし、なかなか思うようなプレーが当日に出来ないのが悩みです。 実際、実は中年ゴルファーですが、チャンスがあればドライブがてら真剣にゴルフスイングのトレーニングは毎日素振りしているのにわかりません。 ありがちなケースは、前半は好調でも後半に崩れてしまうことが多いのです。メンタル面の影響でしょうか。 指導してくれる人の中には、タメができていないという方もいらっしゃいます。ですが、正解なのかはよくわかりません。 今までは真剣さが足りませんでしたが、ゴルフスイングの基本を真剣に見直したほうが長期的には良い考えだと思います。遠くないうちにやってみます。でも、フォームの改善は大変です。少しずつでもやってみます。基本のスイングを身に着けたいです。 希望としては、余裕があれば福岡 チサンカントリークラブ遠賀に飛行機で同僚と一緒に出向きたいかな。