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【名前】オブリビオン 【モチーフ】忘却・水と花 【危険度】B 【主な能力】過度の記憶の喪失・忘却激流 水でできた体に忘れな草に似た花をつけた巨大な龍。 多くの龍は喰らわれても、記録や映像は残る。 けれどこの龍に食われた場合、記録や映像も靄がかってしまう。 更に喰われてから年月が経つと靄すらも残らずなにもなかったことになると言われている。 そのため危険度Bということにはなっているが、「実際の巫女の被害はわからずAではないのか?」という評価を下す専門家もいる。 体が触れるだけでもその者の周囲の持つ記憶の一部を奪われ、信仰も少し取られてしまう。 また攻撃として激流を操り、津波を起こすことも出来る。
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前ページ次ページとりすていん大王 トリステイン大王 8回目 「ぼんくらじゃねーーー!!」 ええと、いきなりのことで驚かれてるでしょうが、今回はトリステイン王宮からお話が始まります 冒頭で大声を張り上げていたのはトリステインのお姫様 アンリエッタ姫です どうやらお姫様という職業は酷くストレスが溜まるようで 「ああん!!誰が好き好んで狒々爺の花嫁になるかぁ!!」 自分の部屋のベットの上でガクガクと頭を振りながら不満をぶちまけているアンリエッタ姫 これでも姫なんです 「ちくしょぉ!!都合のいい貴族どもがぁ!!ひがみしか言えねえ平民がぁ!!」 手当たり次第に部屋の物を破壊していくアンリエッタ姫 ですから姫なんですよ 「がぁああああ!!むかつく!!レコン・キスタ!!無能言う奴ら!!」 ベットの上でガンガンとストンピングするアンリエッタ姫 ・・・・・・本当に姫なのか?どっかのパンクロッカーじゃないのか? その時、激しく侍女をスパンキングしていた手をお姫様は止めて、呟いたのです 「そうだ、魔法学院に行こう」 と、言う訳で 「お久しぶりですね、ルイズ」 「どぉいう流れなのよーーー!!」 ルイズの抗議もどこ吹く風とアンリエッタ姫はお父さんとティーセットなんかを優雅に飲んでる訳です 「しかし驚きましたわ、まさかルイズがモンモランシー伯を召喚していたとは」 「ははは・・・・・彼女の真の使い魔が見つかるまでの代役だよ」 ピコピコと手を振って謙遜するお父さんとほほほと口元を隠して笑うお姫様・・・・・・ああ、よかったお姫様だ そんな時、お姫様の顔が明らかに曇りました それはもうワザとらしく 「ど、どうかなさったんですか?姫様?」 「私、結婚する事になったのよ ルイズ」 明らかにその結婚は嫌だと顔にしているお姫様を見てルイズもどう声をかけようか悩んでいると 「アンリエッタ姫、お気持ちはお察しします」 お父さんが神妙な顔でお姫様を慰め始めました それをお姫様も真剣に聞きます ルイズは完全に蚊帳の外です 「あたし・・・幼馴染なんだけど・・・主役じゃあないの?いらない子なのかしら あはは」 「お父さん話したら長いから 無駄よ もっとしっかりしなさい」 モンモランシー親子によるアンリエッタ姫とルイズのカウンセリングは深夜までおよんだのでした 次の日の早朝、 「さぁ!!アルビオンに向けて出発だ」 「いやいや!!ちょっと待って!!いつの間にそんな事に」 答え:昨日の夜にお父さんがお姫様に手紙回収を頼まれたからです 「と、言う訳だよ わかったかな?」 ふわふわと浮かびながらお父さんとモンモランシーはルイズが再起動するのを待ってました なんとか再起動を果たしたルイズですが何か引っかかるモノがあります 「って ちょっと待って、なんでモンモランシーまで魔法なしで浮いてるの?」 確かにモンモランシーは魔法なしでお父さんの様に宙にぷかぷか浮いてます そのもっともなルイズの疑問にモンモランシーはちょっと首を捻って考え込むと 「金髪縦ロールですからーー」 「答えになってねーー!!」 ルイズの絶叫が響きました その時お父さんが笑いながら種を明かしてくれました 「娘はこれをつけていたのだよ」 そう言ってお父さんはちょっと大きな箱から何かマジックアイテムを出してきました それはなんだか奇妙な楕円の二つ一組になった つけおさげみたいなモノでした 「これは頭に取り付けると空を飛ぶ事の出来るマジックアイテムだよ」 モンモランシーは髪で隠れて見えなかった同じモノをルイズに見せました 「これをつけるとお父さんと同じ速度で空が飛べるよ」 それを聞いたルイズが目をお星様のようにしてつけたのは言うまでもありません さっそくつけてさっきまでの悩みはどこかに吹き飛ばしてルイズはビシリとアルビオンの方向を指差しました 「待ってなさい!!アルビオン!!このルイズが速攻で問題解決よー!!おーほほほ」 ガチョン ガチョン 発進準備完了!! ルイズ行きまーす 五分後・・・ 「しゃ・・・しゃぶい・・・ヒ・・ひえ・・・ひひ」 「く、空気が・・・空気・・・うす・・・・・・・・・・」 「だ、大丈夫かい?ルイズとミス・モンモランシ」 調子に乗っておもいっきり高く飛んだルイズとそれを追っていったモンモランシーが空気の薄さと寒さで死にかけました 後から追ってきたワルド伯爵のグリフォンに二人そろって寝込んでしまったので仕方なく一行はラ・ロシェールから船で行く事になったのです 続く 前ページ次ページとりすていん大王
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第15話の構成。 台本14のところ全部と、15の半分。 メインキャラ ■イース(主人公):hinoさん ■ヘラクレス:hinoさん ●レイオン:テケさん ●ロベル:テケさん ▲ステイア:こく サブキャラ ●アルビオン:テケさん ▲???:こく 街や神殿にいる人ら ▲老人A~D ▲街人A・B ▲少年 ▲女性A~D ▲老婆A・B ▲船大工A~F ▲迷った船大工 バオール強調回&夢の街が見つかる回。 【伏線やキーポイントなど】 トランティアで慕われているバオールが何かやらかしたらしい。 そのせいでまくろきものが人を襲うようになったらしい ???(ガイア)がイースに向かって名前を囁く。 (他の人には聞こえない)
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氏名:ミーネ・リーライム 年齢:19 種族:人間 ICV:無し 1年戦争後に連邦軍に志願した兵士で階級は少尉… サーシャとは幼馴染で同じく星の屑作戦における北米のコロニー落としで両親を亡くした… 女性だけの部隊『ジュエル小隊』のメンバーだったが… 友人のサーシャを残して全滅してしまう… その為、サーシャと共に補充要因としてアルビオンへ異動してくる事となった… 同じく愛機はトルネードガンダムでコールナンバーはジュエル4 性格は愛らしくおっとり天然ドジ娘… お嬢様風のふわふわセミロングヘアーでパイロットスーツ着用時はレースリボンでポニーテールに結っている…
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メニュー トップページ プラグイン メニュー 更新履歴 召喚~コントラクト・サーヴァント 朝~授業 昼食~ギーシュとの決闘 決闘その後~フーケ登場 決闘が終わり~城下町で買い物 フーケ討伐~舞踏会 第2部OP~アンリエッタ登場 ワルド登場~ワルドとの決闘 街中散策~フーケ来襲 空賊来襲~頭目の正体判明 入港~結婚式 対決~アルビオン脱出 第3部OP~タバサの講義 探索~タルブの村の鬼退治 依頼~発見『竜の衣』 手紙~竜の羽衣輸送 呼び出し~恋文疑惑 開戦~竜の羽衣飛翔 追跡~竜騎士殲滅 ワルド再戦~戦艦撃沈 災厄襲来~本当の名前 迎撃~合流 祈祷書~黒衣の英雄 発動~帰還 エピローグ @ウィキ ガイド @wiki 便利ツール @wiki 更新履歴 取得中です。
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人物 「魚人島編」の登場人物 ハンフリー デマロ・ブラック ショコラ トルコ マウンブルテン ドリップ マンジャロウ ココア のらギツネ PX-5 PX-7 アルビオン リップ・ドウティ カリブー コリブー カタコンボ スルメ メガロ アンコロ ワダツミ バンダー・デッケン九世 ハモンド カサゴバ ヒョウゾウ イチカ ニカ サンカ ヨンカ ヨンカツー イシリー カイレン ヒラメラ セイラ メロ ルリス アデル フィヨンセ ソラ ホーディ・ジョーンズ リュウグウ号 フカボシ リュウボシ マンボシ スプラッシュ スプラッタ シャーリー ジャイロ ドスン ゼオ No.650 ダルマ イカロス・ムッヒ ジュナン ネプチューン ホエ 右大臣 左大臣 しらほし デン サーファンクル ハリセンボン フィッシャー・タイガー アラディン パパニール オトヒメ カダル コアラ ミョスガルド聖 ダイダロス マリア・ナポレ ペコムズ タマゴ男爵 シャーロット・リンリン ボビン
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登録日:2020/04/25 Sun 13 59 11 更新日:2024/05/16 Thu 07 23 28NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 0083 アクシズ アナハイム・エレクトロニクス社 アルビオン ガンダム ガンダム戦争項目 ガンダム試作1号機 ガンダム試作2号機 ガンダム試作3号機 ガンダム開発計画 コロニー落とし コンペイ島 ジオン ジオンの残光 ソーラシステム ティターンズ テロ デラーズ・フリート デラーズ紛争 勝利者などいない戦い 地球連邦軍 宇宙世紀 星の屑作戦 架空の戦争 核使用 核攻撃 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 紛争 観艦式 隠蔽 デラーズ紛争とは、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』において描かれた地球連邦軍とジオン残党軍「デラーズ・フリート」による争いである。 両陣営の経緯等 ガンダム開発計画 地球連邦軍上層部は今後の軍の再建にモビルスーツ(MS)が必要不可欠と考え、ジオンとの格差是正とMSの更なる高性能化を目指し、かの伝説のガンダムを模した試作機の設計開発をアナハイム・エレクトロニクス社に委託発注した。 そして開発された試作機の中には、南極条約に違反するとされる「核」を搭載した物もあった。 星の屑作戦 一年戦争終結後、投降を拒否した旧ジオン公国軍の残党が秘匿領域「カラマ・ポイント」にて今後の方針を協議した結果、小惑星アクシズを目指すグループと地球圏に残るグループに分かれた。 そして「地球圏に残るグループ」はエギーユ・デラーズ中将の下に団結し、デラーズ・フリートを名乗って地球連邦政府に対し、ゲリラ戦を開始。 やがて「連邦軍が核武装したMSを開発している」との情報を得ると、一大反抗作戦「星の屑作戦」を立案。 具体的にどのようなものであるかというと、 ▼STAGE-1▼ 「ガンダム開発計画」によって開発された戦術核兵器運用MSを強奪。 それを以って分遣艦隊はコンペイトウ鎮守府(旧ソロモン)で挙行される連邦軍観艦式を襲撃し核攻撃を実行、連邦の主力艦隊の大半を撃沈させ、行動不能にする。 ▼STAGE-2▼ 自軍の主力艦隊は別方面において移送中のコロニーを強奪、月へ向けて発進させる。 月軌道に入った段階でアナハイムの協力の元、コロニーのスラスターを点火させて地球への軌道修正を行い、月に向けて追撃を行う連邦追撃艦隊を出し抜く。 これまでの作戦行動により、地球軌道に残る連邦軍は少数になる。 ▼STAGE-3▼ この段階で艦隊は再集結しコロニーを護衛、連邦残存艦隊を順次撃破しつつ、コロニーを北米穀倉地帯へと落下させる。 作戦終了後の残存艦隊は月からの敵艦隊の来援までの時間差をついて戦域よりの離脱を図る。 これら一連の計画は、北米の穀倉地帯にコロニーを落として食糧生産率を低下させ、宇宙への依存度を上げると共に連邦政府の目を宇宙に向けさせる事が目的であったとされる。 2号機強奪事件 宇宙世紀0083.10月13日 月面よりガンダム試作1号機とガンダム試作2号機を受領したペガサス級強襲揚陸艦アルビオンが、運用試験の為にオーストラリアのトリントン基地に到来。2機のガンダムは翌日の試験の為、最終調整に入っていた。 しかし、連邦士官に扮していたデラーズ・フリートのエースパイロットアナベル・ガトーに核搭載の2号機が乗っ取られ、逃走される事件が発生。 すぐさま同基地のサウス・バニング大尉とコウ・ウラキ少尉らによる討伐隊が編成されて追撃に当たるが、捕らえるには至らなかった。 10月14日 ガンダム開発計画の責任者たるジョン・コーウェン中将からアルビオンに対し、2号機の奪還命令が下る。 討伐隊に参加したバニングとコウらを補充人員に迎い入れ、アルビオンはアフリカ方面へと進路を取る。 一方、キンバライト基地に到着したガトーは2号機と共に宇宙へ打ち上がる準備を整えていた。 キンバライト基地戦 10月23日 アルビオン乗員の中にデラーズ・フリートのスパイが潜入している事が発覚するが、艦長のエイパー・シナプス大佐は敢えてスパイを脱出させて逃走経路から基地の場所を特定。 基地側の陽動作戦でMS隊が包囲を受けるものの、コウの駆る1号機の活躍により突破、基地のHLVを射程に収めるが、発射には間に合わなかった。 アルビオンはガトーを追うべく、宇宙へと上がる。 デラーズフリート宣戦布告 10月31日 地球連邦軍、並びにジオン公国の戦士に告ぐ。我々はデラーズ・フリート! 所謂一年戦争と呼ばれた、ジオン独立戦争の終戦協定が偽りのものであることは、誰の目にも明らかである!何故ならば、協定は『ジオン共和国』の名を騙る売国奴によって結ばれたからだ。我々は些かも戦いの目的を見失ってはいない。それは、間もなく実証されるであろう。 私は日々思い続けた。スペースノイドの自治権確立を信じ、戦いの業火に焼かれていった者達の事を。そして今また、敢えてその火中に飛び入らんとする若者の事を。 スペースノイドの心からの希求である自治権要求に対し、連邦がその強大な軍事力を行使して、ささやかなるその芽を摘み取ろうとしている意図を、証明するに足る事実を私は存じておる。 見よ、これが我々の戦果だ。このガンダムは、核攻撃を目的として開発されたものである。 南極条約違反のこの機体が、密かに開発された事実を以ってしても、呪わしき連邦の悪意を否定出来得る者がおろうか! 省みよう! 何故ジオン独立戦争が勃発したのかを! 何故我らがジオン・ズム・ダイクンと共にあるのかを! 我々は3年間待った。もはや、我が軍団に躊躇いの吐息を漏らす者はおらん。今、真の若人の熱き血潮を我が血として、ここに私は改めて地球連邦政府に対し、宣戦を布告するものである。 仮初の平和への囁きに惑わされる事なく、繰り返し心に聞こえてくる祖国の名誉の為に、 ジーク・ジオン!! 密談~観艦式襲撃 11月8日 観艦式で観閲官を務めるグリーン・ワイアット大将とデラーズ・フリートのシーマ・ガラハウ中佐との間で裏取引を兼ねた密談が開かれようとしていたが、折り悪く付近を索敵中のアルビオンに発見されて中止となり、そのまま交戦に突入。 MS隊を率いるバニングは星の屑作戦の機密文書を首尾よく手に入れるが、帰還中に乗機が爆散し、帰らぬ人となる。 アルビオン隊が介入しなければ機密文書一式は滞りなく連邦の手に渡り星屑作戦の阻止ができた構図だが、連邦内の派閥争いで情報共有されなかったアルビオンにはそれを知る由もなかった。 11月10日 コンペイ島鎮守府にて連邦艦隊の3分の2を集めた観艦式が開催された。 集められた艦艇はマゼラン改級戦艦やサラミス改級巡洋艦などのMS非搭載艦の姿が目立ったが、随所に自動砲台や護衛MS隊を配して防衛ネットワークを構築しており、開催までに37機の敵MSを撃破していた。 また、実際にはペガサス級強襲揚陸艦2隻も配備・運用されている。この1隻は「グレイファントム」というのが定説。 参加艦艇の名簿が明かされた事は無いため、他にもペガサス級が配備されていた可能性はある。 宇宙暦、0079。つまり、先の大戦は、人類にとって最悪の年である。この困難を乗り越え、いままた、3年ぶりに宇宙(そら)の一大ページェント、観艦式を挙行できる事は、地球圏の安定と平和を具現化したものとして、喜びに耐えない。 そも、観艦式は地球暦1341年、英仏戦争の折、英国のエドワード3世が出撃の艦隊を自ら親閲した事に始まる。その共有すべき大宇宙の恩恵を、一部の矮小なる者どもの蹂躙に任せる事は…… と、このような意気で式を順調に進めていたのだが、ガトーの駆る2号機が単騎で防衛網を突破してコンペイ島の真上に現れ、旗艦のバーミンガムに向けて核弾頭を発射。 バーミンガムとその周辺の艦艇は撃沈され、他の艦艇も大部分が大破に追い込まれた。 一方、この襲撃と同じ頃にシーマ艦隊によって移送中のコロニー2基が強奪。シーマは2基同士を衝突させて1基を月の落下軌道に投入した。 そして、逃亡中の2号機が1号機と交戦し、両機体は大破した。 コロニーの軌道変更 11月11日 シーマ艦隊はデラーズ・フリート本隊と合流し、ガトーはアクシズ先遣艦隊からモビルアーマー(MA)のノイエ・ジールを受領。 一方のアルビオンは、ガンダム試作3号機受領のためラビアンローズに接舷するも、ナカット・ナカハ少佐がこれを拒否。デラーズ・フリート追撃任務の解除通告を受ける。 そして落下中のコロニーはシーマとの密約を受けたアナハイム社幹部による月面からのレーザー照射により地球落下軌道へ進路変更。 追撃していたコンペイ島の残存艦隊は推進剤切れにより、追撃を断念。 これを重く受け止めたアルビオンのシナプス艦長は3号機を強奪も同然に接収し、艦をラビアンローズより発進させる。 コロニー攻防 11月12日 シーマ艦隊がデラーズ・フリートより離反。デラーズ・フリートの旗艦グワデンのブリッジを占拠し、デラーズを人質に取る。 デラーズはガトーに対して作戦続行を命令してシーマに射殺され、グワデンも撃沈。 連邦軍はコロニーの落下軌道にソーラシステムⅡを配し、太陽光の照射によってコロニーの破壊を試みるが、ノイエ・ジールによってコントロール艦が破壊されて失敗に終わる。 そしてこの直後、コウの駆る3号機によってシーマの艦艇とシーマが駆るガーベラ・テトラが撃沈される。 11月13日 ソーラ・システムⅡが、連邦軍と交戦中のデラーズ・フリートへ向けて再照射。 コロニーは北米大陸の穀倉地帯へ墜落。ガトーは連邦軍追撃艦隊と交戦の末、戦死した。 そしてこれを以てデラーズ紛争は終結。 戦後 終戦後に開かれた軍事法廷において、シナプス大佐は極刑、コウ・ウラキ少尉に対しては懲役1年の判決が下される。 しかし、ガンダム開発計画と観艦式襲撃に関する記録は抹消され、コロニー落としはコロニー公社による移送中の事故に偽装された(*1)。 これに伴いコウの罪状は消滅したが、シナプスの処刑は記録抹消前に完了されていた。 そして、ジオン残党の掃討を名目に連邦軍内部において特殊部隊・ティターンズが創設されることとなる。 余談 この紛争の一連の流れに対し、ネット上では「デラーズ・フリートのした事も南極条約違反ではないか」「コウがシーマに最後に敵対したのは味方殺しになってしまうのでは」などと批判意見も散見されるが、 同時にそれらへの擁護や反論(「先に連邦軍が破ったんだからこっちも遠慮しませんって流れにもってくためだろ? コウにはシーマが味方って伝わってないようだぞ」など)も存在するので、一方的な判断は禁物。 どんな作品でも言える事だが、まずは自分の目で作品を見て、必要なら公式情報を調べてから判断するようにしよう。 省みろ! 今回の事件は地球圏の静謐を夢想した、一部の楽観論者が招いたのだ! デラーズ・フリートの決起などはその具体的一例にすぎぬ。 また3日前、北米大陸の穀倉地帯に大打撃を与えた、スペースコロニーの落下事故を見るまでもなく、我々の地球は絶えず様々な危機に晒されているのだ! 地球──この宇宙のシンボルを忽せにしないためにも、我々は誕生した。 地球、真の力を再びこの手に取り戻すため、 ティターンズは立つのだ! デラーズ・フリートの目的であった「連邦政府の目を宇宙に向けさせる」事は「宇宙への統制の強化」という、方向性がまるで異なる形で現実となった。 だがそれは、連邦の事実上の分裂と内戦、地球圏へ帰還したアクシズによる紛争とさらなる戦乱を呼び、連邦の体力を蝕んでいくのであった…… 追記、修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 美辞麗句に包まれた言語道断のテロ行為。何も知らずにコロニーに潰される穀倉地帯のお百姓さんたちは可哀想じゃないのか? -- 名無しさん (2020-04-25 14 19 46) ↑「地球の連中は自分たちを苦しめて弾圧して甘い汁啜って生きてる奴らだからどれだけ殺したって構うもんか」って考えだから何とも思ってないでしょ。エースの外伝漫画だとそういう奴たまにいるぞ -- 名無しさん (2020-04-25 14 49 00) 根本的にずれてる思想からことを始めて、最終的に理想からずれた結末に落ち着くのいいよね -- 名無しさん (2020-04-25 15 04 55) 大前提として宇宙世紀70年代の時点で宇宙民は一種の棄民政策で捨てられた人々で、地球に住んでるのは基本的に一握りの富裕層だからね。70年かけて積もったその恨みつらみと歪みの塊を更に濃縮させたのがジオン残党軍だし、よしんばそうでなくても敵国の農民の心配する余裕は無いだろう。戦争やってるんだし。何なら「ざまぁww」とさえ思ってるかもしれないし、それは現実にもある事 -- 名無しさん (2020-04-25 15 07 25) その前提でどうして他のサイドへの調略をしないのか、あるいは全く成功しないのかが全く分からない。まあ初期設定が宇宙人だし、こんなに続くとはおもってないからしゃーないけど -- 名無しさん (2020-04-25 15 25 33) この一件があったと考えるとティターンズの度を過ぎたスペースノイド弾圧も仕方ないとも言える…まあ、連中を擁護する気は全く無いけどさ -- 名無しさん (2020-04-25 15 46 50) まあデラーズの作戦が一定程度成功したのはコーウェンくんが並外れたバカかつ、調略しようとしたワイアットらの派閥にいなかったからなんだったからなんだけどね -- 名無しさん (2020-04-25 16 24 42) コーウェンくん(notインベーダー)もガンダム開発計画主導できる程度にはハイスペなんだが、なまじ旧レビル閥の生き残りってネームドはどっちかっつーと脳筋だからなぁ。その辺嗜めるティアンムとか、レビル以下の重鎮は揃って戦死してるし…… -- 名無しさん (2020-04-25 16 48 03) 視点が異なるから仕方ないとはいえ国どころかやった事考えれば市民に人としての権利すら怪しい中何とか残せた共和国を売国奴呼ばわりはまた凄い事言うよな。 -- 名無しさん (2020-04-25 17 34 18) テロリズムはなあなあで済まされている問題を対立煽りで燃やして無理矢理解決を急ぐという思想なんでティターンズ結成もグリプス戦役もある意味でハゲの本望ではある。ティターンズが生まれて対立が激化しなかったらスペースノイドは格差固定のまま安穏と飼われ続けていたから。ついでにアクシズが将来地球圏に帰還したときに漁夫の利で急拡大出来たのもグリプス戦役による連邦軍疲弊のおかげなので間接的にハゲのおかげ -- 名無しさん (2020-04-25 17 46 53) ↑×7 ジオンは一年戦争時代に他のサイドにも攻撃仕掛けてるから連邦は嫌いだがジオンも信用出来んって連中もスペースノイドにはいる -- 名無しさん (2020-04-25 17 55 42) ハゲが南極条約云々言ってるけど、そもそも一年戦争ではジオン側こそが南極条約違反しまくってるので「お前が言うな」としか。ついでに言えば連邦側の視点では一年戦争が終戦した時点で南極条約は失効している。それから南極条約で禁じられているのは核兵器の「使用」であって、「所持」までは禁止されていない(=2号機を開発しただけでは違反にならない)。おまけに今回も2号機の核を使ったのはジオン側。……ツッコミどころしかねえ!! -- 名無しさん (2020-04-25 18 14 23) そもそもなんで受領・試験の段階で核搭載してるんだ…正式配備時に装填すればいいもの -- 名無しさん (2020-04-25 18 35 30) なんか最終的にはティターンズ含め全勢力から「余計なことしやがって……」と思われてる気がする -- 名無しさん (2020-04-25 18 40 03) デラーズには責任を取って毎日日替わりカツラの刑にしよう、きっと信望者減るぞ -- 名無しさん (2020-04-25 20 01 08) ↑あとスキンケア用ローションに毛生え薬混ぜてやろうぜw -- 名無しさん (2020-04-25 20 54 29) よくコロニー落としが起こったという出来事を隠ぺいで来たな…と今になって思う -- 名無しさん (2020-04-25 21 35 29) ↑当時は戦後復興の一環として、サイド再構築のためにコロニー公社によるコロニー移送作業がよく行われていた。コロニー公社が事故をやらかしたことにすればよかったのだ。 -- 名無しさん (2020-04-25 22 23 00) スペースノイドが「棄民」だったのは80年も前の話。実際にコロニー社会は「最下層のスペースノイド」でも最低限の教育を受けられ、士官学校にも通えるほど生活がよかった(コロ落ちのニアーライトなど)。しかもスペースノイドはアースノイドを「モグラ」と蔑視する(小説版FG)など、アースノイドに対して非力ではまったくなかった。逆にアースノイドは旧世紀以来の環境破壊を克服しきれず(そもそも人口増と環境破壊の対策が宇宙移民の目的)、そのうえジオンのコロニー落とし・虐殺(ククルス・ドアン)・核攻撃(マ・クベとユーリ・ケラーネ)その他諸々で、地球環境は完全に破壊された。生活環境と社会情勢は、完全にコロニーのほうが地球よりもよくなっていた。なのにジオン残党はそれを理解せず、一方的に地球に嫉妬と憎悪を抱き続けていた。木星帝国のドゥガチもそうだが、地球を狙うテロリストほど地球を理解していない。デラーズもその口だ。 -- 名無しさん (2020-04-25 22 42 55) 南極条約違反は、問題はデラーズのほうなんだよな。ジオンがまだ戦争中とするなら、核使用とコロニー落としは厳禁のはずなのに。まぁ、テロリストなんてそんなものか。 -- 名無しさん (2020-04-25 23 48 15) オサリバンが何をしたかったのかわからん。コロニー落としは阻止する気だったんだよね? -- 名無しさん (2020-04-26 02 09 11) エクバでガトーがジェリドに「お前みたいな馬鹿のおかげで、ティターンズが出来たから感謝してるわ」と煽られていて草。 -- 名無しさん (2020-04-26 03 10 50) ↑名前に言及していないところを見ると、手加減はしていた模様。 -- 名無しさん (2020-04-26 03 15 21) デラーズフリートは戦略・政治・道義の面でメチャクチャな一方、戦術戦闘においては終始連邦を圧倒していた。奇妙な紛争だわ -- 名無しさん (2020-04-26 05 54 06) ↑2 気になって調べて正確な内容確認してきたら「感謝するぜ、ガトーさんよ。あんたのおかげで、俺達ティターンズが生まれたんだからな」だった。 -- 名無しさん (2020-04-26 07 31 13) こんなテロを肯定的に描いたのは、「成功した学生運動」のイメージで作ったからだろうな。「学生運動は正義」で育った人間が大人だったから。 -- 名無しさん (2020-04-26 08 25 04) 本筋とは関係ないけど、ゆるがせって「忽せ」って書くんやな。そして意味は「いいかげんにする・おざなりにする」だったのか。十余年に渡って「揺るがせ(不安定にさせる・脅威に晒される)」だとずっと思ってた -- 名無しさん (2020-04-26 08 55 05) 今だからテラーズフリートのコロニー落としは「テロ」と見られてるけど、発売当時は「腐った連邦ざまぁ(笑)」とある種の腐敗した国家(政府)に対してのレジスタンス的な抵抗として見てた節はあったんじゃないか?自分自身ガンダムシリーズ含めて「フィクションの軍や政府は「暴力振るうやつはカスだ」と言っときながらちょっとでも傷つくと全力でキレてくる奴等」と認識してたな -- 名無しさん (2020-04-26 09 23 15) まぁ分かり易い連邦の腐敗っぷりがティターンズくらいしか詳細な描写がないのが、この手のテロ組織に説得力に欠けるところだな… それこそギャラルホルンとかガンダムじゃないがワンピの世界貴族みたいに詳しく表現されてれば評価はまた違ってたのかもしれない -- 名無しさん (2020-04-26 09 40 06) 旗印が違うくらいでそこまでくっきり白黒はつかないな。連邦には連邦、ジオンにはジオンの問題があって、ゲスやクズもいくらでも双方に混じってる -- 名無しさん (2020-04-26 10 48 14) デンドロビウムによるシーマ艦隊殲滅は、ウラキはシーマの寝返りを知るわけもないし前に煮え湯を飲まされた敵なんだから不可抗力では? -- 名無しさん (2020-04-26 11 15 37) こんな無茶には賛同しなかった地球のジオン残党(ロンメル隊とかカークス隊)も、この件のせいでよけい投降とか出来なくなっただろうね。しかもその後はアクシズ落としで味方のはずの連中に地球もろとも殺されかけるという。周りがおかしいと少数派のまともな奴が割りを食う -- 名無しさん (2020-04-26 11 45 36) 後世でデラーズはジャミトフの工作員だった?! みたいな説が語られてそうなくらいポンコツなんだよな…… -- 名無しさん (2020-04-26 19 52 25) ↑3 そもそもあいつらがあの戦場にいたことが許されない。そのうえ戦場の情報も調べずに突っ込んで暴れまわったというなら大問題どころではない。シナプスどころかウラキも銃殺されておかしくなかった。 -- 名無しさん (2020-04-26 20 04 18) あと、確かバスクから「シーマ艦隊は味方で協力しろ」と聞かされていたはずだが。 -- 名無しさん (2020-04-26 20 11 44) ↑×3それでアレだろ?しまいには「どちらもアナハイムの手のひらの上で踊っているだけだった」ってオチになるんだろ? -- 名無しさん (2020-04-26 20 14 43) 連邦サイドは事が計画通り進んでたとしたら果たしてシーマ艦隊を生かしたかね?とあるゲームだと生き残ったあとシーマ自身が連邦の椅子を蹴る展開もあれば、用済みだから消せって展開もあるんだがなんかティターンズの所業を見るに後者を選びそうなんだよな... -- 名無しさん (2020-04-26 20 22 16) ↑間違いなく始末されてたでしょ。ティターンズの面々からすれば生かしておく理由なんか何も無いし。ていうか、聞きたいのだが終盤の展開からするとかなり前からあいつらは星の屑作戦の詳細知ってたんだよね? でも対抗勢力の始末とティターンズ創設のためにあえて放置して最後だけ漁夫の利を受け取ったと。ならなおさら証人のシーマたちは生かしておけんでしょ -- 名無しさん (2020-04-26 22 36 36) ↑まぁねぇ、汚れ仕事(30バンチ事件みたいな)専門で使うかとも思ったけどただでさえそういう汚れやらされてジオンに辟易して裏切ったのにやりたがるはずはないし,連邦からすれば故あれば寝返る爆弾だもんなぁ... -- 名無しさん (2020-04-26 22 59 29) ↑2色々間違っている。ジャミトフはかなり前から星の屑の詳細を知っていたわけではない(そもそも知る手段がほぼない)。二号機強奪の時点で派閥争いはほぼ勝者確定(コーウェンとは別のタカ派のため)だから放置して星の屑と核ブッパを完遂させる必要性も実のところなく、彼らなりに本気で阻止する気だった。シーマについても生き残った場合、シーマが要職を要求でもしなければティターンズとしては実のところさほど害のない人物だし、連邦軍扱いしておきながら消した場合は後で表ざたになると問題になるデメリットが大きいので消さない可能性も十分高い。また、シーマが生き残っているifの話なら核ブッパ時点で阻止(ワイアット生存)のif展開も考えるべきかもしれない。 -- 名無しさん (2020-04-26 23 34 39) ↑あ、そうだったのか。ジャミトフ出てきてソーラレイの展開があまりに流れるようだったので、ティターンズ創設のためにデラーズを最初から利用していたと思い込んでた。失礼した -- 名無しさん (2020-04-27 00 09 35) ↑よく間違えられるけど連邦が使ったのはソーラレイじゃなくてソーラシステムIIやで(ソーラレイはジオンのコロニーレーザー)。あとバスクはあの時点ではまだコーウェン派なので、ソーラシステムIIの展開・発射はジャミトフの意向と恐らく無関係 -- 名無しさん (2020-04-27 00 55 36) GジェネDSだとライバルルートだとシーマはティターンズで幹部やってたよ -- 名無しさん (2020-04-27 01 05 27) シーマが切られることは無かっただろ。まず連邦はMS運用暦が四年弱しかないから、戦前からベテランのシーマ隊は経験者として喉から手が出るほど欲しい逸材部隊には違いない。しかもジオン残党の手口も分かっているシーマ隊は、ジオン残党討伐の斬り込み隊にも参謀にも有用だから、ティターンズにとっても欲しい部隊と来てる。戦後生きてたらバスクとは別にジャミトフの直属になったり、案外ライラやヤザンあたりと仲良く精鋭部隊を組んでたかもしれん。 -- 名無しさん (2020-04-27 13 04 43) 最終局面のアルビオン隊、コーウェンくんが失脚してソーラ・システムでのコロニー迎撃を知らされてないわ、コロニー迎撃策知らないから俺らしか追いつけないから行かなくちゃってなって命令無視の上デンドロ強奪して作戦遂行中に乱入して無為に引っ掻き回すわ(まあソーラ・システム迎撃を潰したノイエ・ジールを一定程度食い止めたのは殊勲賞だけど)、ラビアンローズで一悶着起こしてアナハイムにも泥引っ掛けるわ、客観的に見るとそらシナプス艦長処刑されちゃうよねって むしろよくシナプス艦長だけで済んだなと -- 名無しさん (2020-04-29 00 45 11) ↑コウなんて状況的には奪った期待で敵味方関係なく殺しまくって暴れまくって最後上官に撃ちまくっちゃってるしよく一年で済んだなと。ていうかアルビオン隊は最初から最後まで余計なことばかりして星の屑作戦成就の手伝いをしていたようにしか見えない。ワイアット少将の件は仕方ない部分もあるが命令無視して機体強奪したのは無茶苦茶すぎてもう訳わからん -- 名無しさん (2020-05-02 00 43 44) ↑追記 まあ、あくまで結果論で彼らからするとしょうがない部分も多いが -- 名無しさん (2020-05-02 07 34 00) ↑とはいえこれから総力戦、って段階でアルビオン隊に「お前らは大人しくしてろ」って命令する側もどうかとは思う。ここでちゃんとアルビオン隊の手綱取っておけばだいぶ違ったんじゃないかと。まぁそれやっちゃうとΖに繋がらなくなるかも知れんけど -- 名無しさん (2020-05-02 10 17 10) アルビオン隊からすれば、妥当というか軍人としての使命感に乗っ取った行動なんだけどね。デンドロがノイエ・ジールの足止めしてもなお、コントロール艦破壊されたことを見るに、仮に大人しくしてても結末には影響無かっただろうし…… -- 名無しさん (2020-05-02 10 30 53) ↑2他派閥からすると任務失敗しまくって有能とは思えない上に何しでかすかも分からん鉄砲玉部隊なので残念ながら当然の命令。実際兵器強奪やら自軍攻撃やら自軍旗艦への射撃とかやらかしているし… -- 名無しさん (2020-07-12 23 31 42) コロニー落としの隠蔽自体、ジオンに実質上敗北したことをなかったことにしているようにも見えるな -- 名無しさん (2020-07-12 23 41 19) コロニー落としが失敗または完全阻止されたらその後の時代はどうなっていたんだろう? -- 名無しさん (2020-07-26 19 58 12) 大した変化はなさそう。そもそもティターンズ創設に関して「ジオン残党対策」は名目でしかないし、事故として隠蔽した以上「ジオン残党がこんなに危ない!」と口実に使うには弱すぎる。第一「代表無くして課税」させられてるコロニー側の反連邦意識も変わりないわけだし、ティターンズの暴走とエゥーゴの結成もそのままだろう。 -- 名無しさん (2020-07-26 20 12 30) 小規模と言ってもグワジンに加えてムサイが十数隻、シーマ艦隊のザンジバル+ムサイ数隻ならMSも100機近くはいそうだからそれなりの戦力だとは思うのよね -- 名無しさん (2020-07-26 20 36 20) ↑あくまで連邦軍全体や一年戦争全盛期のジオンに比べれば、だね。ただこれだけの戦力や最新鋭機の強奪成功を前提にできるエースがいながら、やりたかった事はこれなのか? -- 名無しさん (2020-08-26 17 05 44) デラーズの最大のミスは自分たちのする事がスペースノイドの大半に支持されてると思い込んでた事。ジオン軍が一年戦争時にどれだけの同胞を「連邦に与する」と言う理由だけで虐殺しまくったと言う「事実」から目を逸らして。 -- 名無しさん (2021-09-19 16 08 54) >間接的にハゲのおかげ だがアクシズ改めネオジオンも結局はお家芸の内ゲバで自滅。デラーズの推した事は完全に無駄骨だったw。 -- 名無しさん (2021-11-09 05 31 17) ↑結局「スペースノイドに支持された」ジオンの決起は、シャアのネオ・ジオンが唯一なのかな? -- 名無しさん (2022-02-21 15 45 34) デラーズはギレンを信奉していたが、ギレン本人からすればイエスしか言わない人物だから嫌われてただろうな。 -- 名無しさん (2022-06-25 06 55 17) ↑2 ジオン・ダイクンの息子であり、かつてエゥーゴの中心人物になってティターンズ倒したシャアはスペースノイドの希望の星だからな・・・。 -- 名無しさん (2022-06-25 10 44 13) 後の時代のデラーズ・フリート支持派がゼータの設定上(それも作中内でのニュータイプ研究所のデータの中の一人)の存在であるキム・ケリン(韓国の平壌研究所出身。平昌の誤記?)に「スペースノイドがこうされたのはデラーズのやらかしのせいなのになぜ支持する」と言われて「お前らだって中世期にやらかしをした結果同胞が酷い目に会ったのにそれでもその人物を英雄としてたたえていたではないか」と言い返すような話も見てみたいがデリケート過ぎて無理か -- 名無しさん (2022-08-03 11 03 19) デラーズフリートは、「戦術面ではほぼ完勝だったのに戦略面では実に「無」だった」というとんでもない連中。 -- 名無しさん (2022-08-03 19 44 07) デラーズの作戦見てみると核搭載MS強奪→連邦の開発頼み、コロニージャック→シーマ艦隊に丸投げ、コロニー落としの護衛→アクシズからの支援頼みと準備期間になにやってたの?レベルで虚無なんだよな。自前で増やせた戦力もドラッツェみたいな出来損ないばかり、これじゃ戦力溜まるまで忍んでいたアクシズやまともな補給も出来ない状態でゲルググ30機運用出来たシーマの方が余程有能だろ -- 名無しさん (2022-09-08 17 01 19) ↑まあ否定しないけどスパイを放って核ガンダムの情報を入手して奪取できるだけの調略も済ませ、アクシズやシーマ艦隊との渡りも付けて「いける」と思ったからそうしたんだろうから因果関係が逆だろう。アルビオンがスタンドプレイしなきゃ途中で詰んでたのは結果論だ -- 名無しさん (2022-09-08 17 35 09) コロニー落としは公社の事故として、観艦式のあれは、どう始末つけたんだ? -- 名無しさん (2022-09-11 19 23 47) 後付けでは生存部隊は行方不明にされたとぼかして設定。生存部隊や遺族に加えて残っているであろう映像も考えると抹消は無理があるのでガバ設定です… -- 名無しさん (2022-09-11 20 07 45) ↑7シャァもあまり褒められたもんじゃないが、「スペースノイドのために戦うと謡いながら彼らの生活の場であるスペースコロニー落とすとか本末転倒だろ」と少なくとも地球に落とすブツは選んでたからなぁ -- 名無しさん (2023-05-13 16 24 09) ティターンズ結成より先にデラーズ紛争があったことになって相対的に連邦の落ち度が軽減されちゃったんだよな。命捨てて連邦の手助けしたようなモンとは哀れ -- 名無しさん (2023-05-14 21 21 30) ↑0083なかった頃の小説版Zでは「7年間平和で軍事より復興に予算回したいからティターンズ以外の宇宙軍は金減らすわ」って理由がエゥーゴに加担する連邦軍人が増える理由付けだったんだよな -- 名無しさん (2023-05-14 21 25 18) ↑ SEEDDESTINYのサトー一派はかつてのとはいえ居住スペースだったユニウスセブンを落とそうとしたけど、あれは連合の核によって犠牲になったユニウスセブンの人たちの怨みを乗せた形だろうな。宇宙世紀で言うなら30バンチを落とすみたいなものだろうけどそういうのってないな。あとDUSTでコロニー落としを地球移住の方法に使うというトンデモなのもあった。どうせ移住するからオッケー理論か -- 名無しさん (2023-05-14 21 27 01) もしも試作2号機が開発されなかったらデラーズはどうしてたんだろうか?コロニー落としをするには陽動のための戦力が足りないし、小規模なテロ組織に落ちぶれるのはデラーズのプライドが許さないだろうし -- 名無しさん (2024-03-13 08 34 43) 本文中のアクシズと連携してないって部分と全滅予定ってのは間違ってないか?アクシズとは裏で連携してたし、アクシズ艦隊が残存兵回収してたんだから全滅予定では無かろう。stage3部分の一応以降は不正確な情報と私見入り過ぎなので消去していいんじゃね? -- 名無しさん (2024-03-24 10 19 45) やたらと南極条約にこだわった部分も感情的でどうかと思いますね。そもそもデラーズ演説のアレははルール違反に対してではなく、強大な兵器を持ってスペースノイドを弾圧しようとしている事に対しての非難ですから、南極条約を破った破ってないに拘泥する意義がありません。 -- 名無しさん (2024-03-24 21 40 01) 少なくとも連邦側が先に破った南極条約破りも同じように強調するか逆にどっちも普通の文にしておくかしないと公平じゃねーな -- 名無しさん (2024-03-25 22 36 05) 普段は連邦を無能腐敗に描写しておいて、コロニー落としの真相を隠蔽する時「だけ」有能扱いするスタッフの御都合主義には呆れて物も言えない。普通に考えればコロニー落としを事故扱いする連邦の見解はアースノイド、スペースノイドのどちらからも信用されないだろ。 -- 名無しさん (2024-05-16 06 00 37) だからZでのティターンズやバスクの描写につながるんじゃん?むしろ自然 -- 名無しさん (2024-05-16 07 23 28) 名前 コメント
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前ページ次ページzeropon! 第10話 真夜中の訪問者 二つの月が草木を明るく照らす、そんな夜のこと。 その日の昼間、貴賓が招かれた学院では使い魔のお披露目会が開かれていた。 各人が思い思いの方法で、召喚した使い魔を披露する中、 ルイズとパタポン達は歌劇『ぱたぶランカ~愛のしもふりにく~』を上演。 その物悲しくもハートフルでバイオレンスな物語は観客を魅了。 最後にはスタンディングオベーションの喝采を浴びるほどだった。 このお披露目会に気を良くしたルイズは、夕食後、自室でメデンが持ってきた、 銘酒『パ王』を景気よく飲んでいた。 コン、コン…コンコン ルイズの部屋の扉がノックされる。 ルイズの相手をしていたメデン。こんな夜更けに誰だろうか? 既に草木も寝ようとする夜更け。訝しみながらも 「どうぞ、扉は開いております」 と、入室を促す。かちゃり、と静かに開いた扉から現れたのは、 フードを目深に被った女性。彼女は後ろ手に扉を閉める。 次に取り出したのは一本の杖。その様子を見て身構えるメデン。 しかし振られた杖には攻撃の意思はなく、一度光るとそれきりのまま 再びしまわれる。そして彼女はその顔を隠すフードを外した。 「どこに聞き耳をたてる者がいるかわかりませんからね」 現れたその顔をメデンは知っていた。見たのは今日の昼間。 お披露目会の会場の貴賓席。その中にいた王族の一人。 その姿は一輪の気高き花。王国の至宝。 「貴方は、王女さま?」 彼女はアンリエッタ・ド・トリステイン。この国の王女である。 彼女のことをメデンはルイズから聞いていた。 ルイズと彼女は幼い頃、共に過ごしていたらしい。 いわゆる幼馴染である。そんな二人だがやはり王女という 身分が妨げになっているらしく久方ぶりの再会なのであろう。 と言って、椅子に座るルイズにガバリ、と抱きついたアンリエッタ。 「ああ!おひさしぶり、ルイ、酒臭っ!」 と叫ぶとルイズから身を急いで離す。 よくみればルイズの傍らの一升瓶に入ったパ王。 度数45度と書かれたそのビンの中身は既に半分空いており、 そして、それを手酌するルイズの瞳はがっつりと据わっていた。 「ええと、る、ルイズ?」 恐る恐るルイズの顔を覗くアンリエッタ。それをぐいんっ、と 頭を振って睨み付ける。 「ひいっ?!」 ビクリっと身をすくめるアンリエッタ。彼女に差し出されたのは一杯の酒。 先ほどルイズが手酌した一杯である。 「飲んで」 ずずいっと、据わった目を向けながら杯を押し付けるルイズ。 「え、いや、ルイズ、私、お酒は…」 「飲んでくれないの?」 途端、今まで据わっていた目がうるうると潤みだす。 その目はまるで小動物のような愛らしさ。 アンリエッタは思い出した。 この目だけはダメだ。この目をされると何も断れなくなる。 子供の頃のおままごと。彼女が今と同じように差し出してきたのは 泥水のワイン。そして同じ瞳で彼女は言う『飲んで』と。 それを飲み干したばかりに三日三晩かけて死に掛けた。 そして再び今、彼女は 「いただくわ、ルイズ」 自ら死地に飛び込んだ。 一時間後… 「あはははは!」 「あはははは!」 部屋に高らかに響く哄笑。 あげているのはもちろんルイズ、そしてアンリエッタ。 高らかに杯を上げて乾杯をしては飲み干していくその様を見て、 メデンはため息をつき、あきらめたように部屋を後にした。 残ったのは酔いどれ×二匹。 結局、朝まで続いたこの狂宴、朝になり姫が居ないことに気づいた 摂政マザリー二が部屋にやってきて、 「酒臭っ!」 と叫ぶまで続いた。 「ううううう、あたまいたいー」 ふらふらと、パタポン砦の前まで現れたルイズ。 それを心配そうに支えながらメデンが傍らにいる。 二日酔いのまま、なぜルイズがここに来たのかというと、 アンリエッタが完全に酔う前にルイズにお願いしたことにあった。 曰く「アルビオンのウェールズ皇太子に宛てた恋文を取ってきてほしい」とのことだった。 アンリエッタにお願いされたルイズは使命感から安請け合いしていたが、 アルビオン…この地名にメデンは覚えがあった。 情報収集に使っているフーケから聞いた情報の中、 現在のアルビオン、クーデターが起こっているとの情報があった。 貴族派と呼ばれるクーデター軍は既にアルビオンの大半を手中に収めているらしく、 既に王城付近に押し込められた王党派と呼ばれる正規軍が弱弱しい抵抗をしているだけらしい。 このような場所に神ルイズを行かせるのは危険である。 しかし、二日酔いの状態で意地でもいく、と言い張る彼女を説得するのは難しかった。 それにこのことはパタポン族全体にもかかわることであった。 トリステインが現在推し進めている王女アンリエッタと、隣国ガリアの王との婚姻。 これが事の発端である。これは小国であるトリステインが戦火が拡大するアルビオンへの牽制。 そしてこの先、動乱が起こりつつある世界を生き残るための政策である。 これを進める上で、ウェールズに送っていた恋文などが公になれば 進めている全ての事が無駄になる。 それを危ぶんだ上でのアンリエッタの依頼なのであろう。 トリステインが戦火にさらされればパタポン族、そしてもちろんルイズにも火の粉が及ぶ。 ならば、今のうちに…とメデンは考えていた。 極秘任務のためと思いつつ頑張ってルイズがふらふらと砦の前に着くと、 「おそいわよ!ルイズ」 「五分で仕度」 「さあ!姫の依頼を果たそう!」 なんかたくさんいた。 「…キュルケ、タバサは慣れたからもういいわ。…だけど何でギーシュもいるのよ!」 「はははは!簡単なことさ!昨日の夜、モンモラシーに夜這いをかけたら窓から放り出されてね! 地面で伸びていたらたまたま姫君が通られたから後をつけただけさ!」 轟然と胸を張るギーシュに、ルイズ必殺の拳が顔面に叩き込まれる。 しかしそれは黒い影に防がれる。 「な!私のルイズ・ナッコーが!?何者?!」 ルイズの拳を防ぐそれは…モグラだった。巨大なモグラが二人の間に地面から現れ、 ルイズ・ナッコーをその前脚で受け止めている。 「ああ!ヴェルダンディー!ナイスだ!」 どうやらこのモグラ、ギーシュの使い魔らしい。モグラにひし、と抱きつくギーシュ。 「おのれええ!」 地団太を踏んだルイズが、愛情表現のキスを行うギーシュごと爆発で吹き飛ばそうとしたとき、 突然の突風にモグラことヴェルダンディーごとギーシュが吹き飛ばされた。 「僕のフィアンセに手を出さないでもらおうか」 その突風と声の持ち主は上空から舞い降りた。 それは一頭のグリフォン。猛禽の頭と獅子の巨躯を併せ持つその獣は ハルキゲニアでも誇り高く獰猛な種である。 そしてその猛獣を従えてその男は地に降り立った。 機能的な服装。腰に挿した実用的なレイピアの如き杖。 服に包まれた身体は薄くも強靭そうな筋肉に包まれている。 精悍な顔には薄く髭があり、そしてその眼はそれこそグリフォンのようだった。 「な、何者だ!僕とヴェルダンディーをよくも!だいたい手を出してきたのは 貴方の婚約者のヴァリエええええええ?!婚約者?!」 素っ頓狂な声を上げるギーシュ。キュルケもタバサも驚きに目を見開く。 「あなた誰?」 キュルケが不審げにその男に尋ねる。 「おっとこれは失礼。私はグリフォン隊隊長ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド。 アンリエッタ王女の命により参上した」 皆が一様に驚く中、彼はきょろきょろと周りを見渡す。 「ところで…僕の愛しのルイズはどこかね?」 優雅に聞くワルド。そのワルドにキュルケは腕を組んだまま指だけでその方向を指す。 ルイズがいた。モグラとギーシュと一緒に吹き飛ばされていた。 さあっと顔が青くなるワルド。それはそうだろう。婚約者を吹っ飛ばしたのである。 ぐったりしたままのルイズ。傍らにいるのはメデン。メデンは静かにルイズに向け手を合わせ、 その後ぱんぱんっと手を叩く。砦から一匹のキバポンが荷車を引いて現れた。 だがそのキバポン、顔にオレンジ色の面をつけていた。 それは召喚されたときメデンの傍らにいたパタポン、ヒ・ロポンである。 彼はからからと荷車をルイズの横につけると、ひらりと馬から降りて、 メデンと共にうんしょ、うんしょと荷車にルイズを積む。そしてメデン、ヒ・ロポンがつみ終えたのを見ると、 キュルケ、ギーシュもパンパンと土を落として馬に乗る。タバサも使い魔の蒼い竜に乗る。 皆、無言でメデンを後ろに、ルイズを荷車につんだヒ・ロポンについていく。 からからと無情の音をたてて進む一行。やがて門からは見えなくなった。 取り残されたワルドは…数刻経ってからとぼとぼと、グリフォンに乗り込み 一行の後を追った。 前ページ次ページzeropon!
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むう、と私は額に皺を寄せて言葉を詰まらせた。 玉座に腰掛けて足をぷらぷらと揺らす小さな主の問いかけは、 私の人生においてこの上ない難問だった。 年端もいかぬ少女に虚言を弄するのは容易いだろう。 されど、それは騎士としての誇りが許さない。 相手が純真無垢であるが故に、答えもまた赤心からでなくてはならない。 無粋な駆け引きや言葉遊びなどで誤魔化すのは自分の忠誠を偽るに等しい。 いつまでも返答を躊躇う私に我が主は苛立ちはじめた。 トントンと指先で肘掛を叩きながら足を大きく前後に振る。 愛らしい額には青筋さえ浮かんで見える。 意を決して私は口を開いた。 「残念ですが私は陛下とシャルル様、ジョゼフ様、 そしてシャルロット様にもお仕えする身。 イザベラ様お一人の騎士となる訳にはまいりません」 それが主人の問いに対する私の偽わざる本心だった。 その答えが主の不評を買うのは目に見えていた。 罵倒されるのも覚悟の上で私はその場に控える。 「なら何の問題もないわ」 だが彼女は笑った、それはそれはとても楽しげに。 慇懃に振舞うのも忘れて私は主に真意を尋ねた。 困惑する私の態度が面白かったのか、彼女はクスクスと笑いながら告げた。 「父上も叔父上もシャルロットもみんな私の物じゃない。 ならお前は私と、私の大切な物を守ればいい」 唖然とする私を尻目に、玉座から飛び降りて少女はテラスへと向かう。 開け放たれた窓から吹き抜ける風に、空に融けるような青い長髪が靡く。 それに気持ち良さそうに存分に身を任せた後、我が主は振り返った。 「ううん、父上たちだけじゃない。 このガリアもそこに住まう貴族も平民も全部わたしのものよ」 満面の笑みを浮かべる彼女に私は見惚れた。 それが子供の戯言などとは誰にも言わせない。 彼女は家族を、ガリアを心から愛している。 だからこそ全てを独占したいのだ。 傲慢であろうともそれが彼女の愛し方なのだ。 私はその言葉を真摯に受け止めて答えた。 「ではこの身命はガリアに生きる全ての者の為に。 それが貴女様への忠義の証となるのならば喜んで命を捧げましょう」 深々と頭を下げる私に、少女は頬を膨らませながら激昂する。 つかつかと歩み寄り、私の胸に指先を突き立てて彼女は言い放った。 「そうじゃない! お前の命も私の物なんだから! 私の許しなく死んだりしたら絶対に許さないんだからね!」 騎士と襲撃者、両者の間に鮮血が飛び散る。 斬られた襲撃者が苦痛を堪えながら騎士を見上げる。 花壇騎士とて決して倒せぬ相手ではない、そう思っていた彼等の自負が打ち砕かれる。 たとえ魔法の腕で劣っていたとしても、それが勝敗を分ける絶対的な差とはならない。 魔法に長けたメイジは全てを魔法の力に頼ろうとする。 圧倒的な力で敵を寄せ付けずに粉砕する、それはメイジの理想形の一つと言ってもいいだろう。 だが一度奇襲を受ければ脆くも崩れ去る。 苦戦を知らないが故に窮地から脱する術も知らず、戦いの駆け引きさえも知らない。 しかし、この花壇騎士は違った。 魔法の腕は元より己の肉体を駆使し、そして執念じみたものさえ感じさせる。 実力だけではない、覚悟でさえ相手は自分たちを圧倒しているのだ。 花壇騎士は敵の焦りを肌で感じ取っていた。 仲間を呼ばれるのを恐れたが為だろう。 早期に決着を付けようと連中は動きを見せた。 先程のような浅いものではなく必殺の覚悟を持った攻め。 しかし、それは裏を返せば敵を討つ隙となる。 深く踏み込んだ先には己と敵、どちらかの死が待っている。 切り裂いた布の隙間から窺える腹部の傷。 そこからは止め処なく血が溢れ出し、滴り落ちる血が足元に跡を残す。 死に至る傷ではないが浅いものではない。 もはや戦力としては数えられまい。 イザベラの顔に安堵の混じった笑みが浮かぶ。 戦力の均衡はここに崩れた。 襲撃者の一人が脱落した事で彼女達は圧倒的な優位に立った。 今まで黙って戦況を見守っていたイザベラが声を上げる。 「さあどうするんだい? 投降するなら命だけは取らないでやるよ」 「…………」 彼女の降伏勧告にも襲撃者達は反応を示さない。 状況の不利は相手も分かっているだろう。 それでも戦闘を続行しようとする相手にイザベラは辟易した表情を浮かべる。 そして背を向ける花壇騎士へと告げる。 「一人は残しておきな。シャルロットの安否を確かめないと」 「仰せのままに」 主の意を受けて花壇騎士が動く。 捨て身の覚悟で迫る襲撃者たちの杖と刃を凌ぎ、さらに押し返す。 小枝を振り払いながら森の中を突き進むかの如き騎士の猛攻は止まらない。 その刹那、そこに一発のエア・ハンマーが打ち込まれた。 咄嗟に花壇騎士が魔法の来た方向へと視線を向ける。 そこにいたのはアルビオン王国の軍服を纏った一人の騎士。 「ギーシュ君に助勢を求められたのですが……どうやら不要だったようですね」 騎士の姿を目にした襲撃者達に明らかな動揺が走る。 ただでさえ不利な状況で敵に加勢が入るとなれば冷静ではいられまい。 一掃するなら今が好機と判断し花壇騎士は敵へと突撃した。 視線だけを向ける花壇騎士に、アルビオンの騎士は黙って頷く。 そしてイザベラの傍らへと歩み寄り、彼女を背にして立つ。 「では彼が敵を片付けるまでの間、私がお守りします」 「…………」 安堵を誘うような穏やかな騎士の声。 しかしイザベラの足は彼と距離を取ろうと後ろに下がる。 背後で地面を踏み締める音を聞いて騎士が振り返る。 両者の視線が僅かな距離を置いて絡み合う。 睨むのにも似たイザベラの視線を前に騎士は溜息をついた。 「なるほど。疑っているのではなく誰も信用していないのか」 アルビオンの騎士が一歩彼女へと足を進める。 イザベラの指先が杖を摘まんで引き抜こうとした一瞬、 アルビオンの騎士は彼女の息がかかる距離まで踏み込んでいた。 杖を持ったイザベラの腕が掴まれて捻り上げられる。 軋む関節に苦悶を上げようとした彼女の喉に突きつけられる杖。 「ぎっ……!」 「ですが、それで正解です。窮地で信じられるのは自分しかいない。 ただ残念だったのは貴女には一人で切り抜けられる力が足りなかった」 騒ぎに気付いた花壇騎士が振り返る。 その目に飛び込んできたのはイザベラを盾にする騎士の姿。 彼女の喉元には今にも食い込まんばかりに杖が当てられている。 「イザベ……!」 言い終える前に彼の言葉は喉元からせり上がった血に遮られた。 視線を下に向ければ自分に身体を預けるようにする襲撃者二人の姿。 彼等の手元が返り血で深紅に染まっていく。 深々と突き刺さった杖はもうその姿さえも窺えず、 体内に感じる違和感だけがその存在を証明していた。
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【クラス】 アサシン 【真名】 アンジェ・ル・カレ@プリンセス・プリンシパル 【属性】 中立・中庸 【パラメーター】 筋力:D 耐久:D 敏捷:B 魔力:E 幸運:C 宝具:C+ 【クラススキル】 気配遮断:A 自身の気配を消す能力。隠密行動の技能。 完全に気配を断てば発見はほぼ不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 専科百般:A スパイとして体得した多数の専門技能。 戦術・学術・隠密術・暗殺術・詐術・変装術など、工作活動におけるスキルをBランク以上の習熟度を発揮できる。 心眼(真):B 訓練と実戦によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦術論理”。 跳躍:B 宝具『Cavorite Moon』発動時にのみ効果を発揮するスキル。 三次元機動を行う際、敏捷値にプラス補正が掛かる。 また敵への接近、攻撃の回避、戦線離脱と言った敏捷値が関わる行動においても優位な判定が得られる。 鹵獲:B 自身が調達した物資・装備に低ランクの神秘を付与させることが出来る。 対サーヴァント戦において通用する武装の現地調達が可能となる。 神秘を帯びた装備は他者への譲渡も可能だが、アサシンが魔力パスを切断することでいつでも効果は解除される。 なお一度神秘を付与した物資は、宝具『Princess Principal』で“変身”してる最中にも効果が維持される。 【宝具】 『Cavorite Moon』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1\~2 最大捕捉:5 空間・物質の重力を遮断する動力源「ケイバーライト」。 それを個人携行型の球状移動装置へと落とし込んだ「Cボール」が宝具化したもの。 レンジ内の重力へと干渉し、アサシンの肉体を無重力化させることで変幻自在の三次元機動を行う。 アサシンの操作によって自在に無重力状態が制御される他、他の物質を無重力化させることで攻撃や妨害を行うことも出来る。 『Princess Principal』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 瓜二つの顔を持つ“王女”への変装。そして“真実の姿”への回帰。 アルビオン王国の王女と入れ替わる極秘任務「チェンジリング作戦」が宝具化したもの。 サーヴァント『プリンセス・シャーロット』へと変身する。 宝具の領域へと到達したことで、“変装”ではなく“変身”と化している。 発動と解除はアサシンの意思で自在に可能。なお肉体や霊基は完全にプリンセスと同一のものになるが、人格や記憶はあくまでアンジェのままである。 宝具発動中は以下のステータスに切り替わる。 《パラメーター》 筋力 E 耐久:E 敏捷:D 魔力:E 幸運:A 宝具:- 《クラススキル》 気配遮断:D 自身の気配を悟られにくくする。 最低限の隠密行動は出来る。 《保有スキル》 カリスマ:C+ 大衆の上に立つ天性の才能。 集団の士気を向上させる他、他者との駆け引きや交渉で優位な立場を引き出しやすくなる。 政治的バックを持たず、王位継承権からは遠い立場にある王女だったが、それでも人々を惹き付ける十分な才覚を備えていた。 鋼鉄の王冠:B+ 王族としての器量と覚悟。 自身に対する精神干渉の効果を大きく軽減する。 また窮地においても冷静に状況を見極め、確固たる意志を持って判断を下すことが出来る。 掩蔽の姫君:A 始まりは貧民。やがて王女と化し、そして内通者となった。 自らの真実の姿を隠しながら大衆の前に立ち続けた逸話の具現。 サーヴァントとしてのステータスを視認されず、魔力の気配も一切感知されない。 専科百般:E スパイとして体得した多数の専門技能。 学術・詐術・話術・変装術など、工作活動におけるスキルをある程度発揮できる。 アンジェと霊基を共有していることに伴い、劣化した状態でスキルが引き継がれている。 【Weapon】 オートマチック式リボルバーを携行。 遠距離にワイヤーを射出するワイヤーガンなども装備。 【人物背景】 壁によって東西に二分された19世紀英国。 その西側、アルビオン共和国に所属するスパイの少女。 東側の王女であるプリンセス・シャーロットと瓜二つの風貌を持っている。 その容姿を活かした「チェンジリング作戦」を立案し、名門校クイーンズ・メイフェア校の生徒として東側のアルビオン王国へと潜り込む。 アンジェとプリンセス。二人には、ある秘密があった。 サーヴァントとして召喚されたアンジェは英霊として限定的な再現に留まっており、TV版最終話以降の記憶を持たない。 【サーヴァントとしての願い】 差別。貧困。分断。戦争。 人々を隔てる“壁”を壊して、少しでも善い世界を齎したい。