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登録日:2020/04/25 Sun 13 59 11 更新日:2024/05/16 Thu 07 23 28NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 0083 アクシズ アナハイム・エレクトロニクス社 アルビオン ガンダム ガンダム戦争項目 ガンダム試作1号機 ガンダム試作2号機 ガンダム試作3号機 ガンダム開発計画 コロニー落とし コンペイ島 ジオン ジオンの残光 ソーラシステム ティターンズ テロ デラーズ・フリート デラーズ紛争 勝利者などいない戦い 地球連邦軍 宇宙世紀 星の屑作戦 架空の戦争 核使用 核攻撃 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 紛争 観艦式 隠蔽 デラーズ紛争とは、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』において描かれた地球連邦軍とジオン残党軍「デラーズ・フリート」による争いである。 両陣営の経緯等 ガンダム開発計画 地球連邦軍上層部は今後の軍の再建にモビルスーツ(MS)が必要不可欠と考え、ジオンとの格差是正とMSの更なる高性能化を目指し、かの伝説のガンダムを模した試作機の設計開発をアナハイム・エレクトロニクス社に委託発注した。 そして開発された試作機の中には、南極条約に違反するとされる「核」を搭載した物もあった。 星の屑作戦 一年戦争終結後、投降を拒否した旧ジオン公国軍の残党が秘匿領域「カラマ・ポイント」にて今後の方針を協議した結果、小惑星アクシズを目指すグループと地球圏に残るグループに分かれた。 そして「地球圏に残るグループ」はエギーユ・デラーズ中将の下に団結し、デラーズ・フリートを名乗って地球連邦政府に対し、ゲリラ戦を開始。 やがて「連邦軍が核武装したMSを開発している」との情報を得ると、一大反抗作戦「星の屑作戦」を立案。 具体的にどのようなものであるかというと、 ▼STAGE-1▼ 「ガンダム開発計画」によって開発された戦術核兵器運用MSを強奪。 それを以って分遣艦隊はコンペイトウ鎮守府(旧ソロモン)で挙行される連邦軍観艦式を襲撃し核攻撃を実行、連邦の主力艦隊の大半を撃沈させ、行動不能にする。 ▼STAGE-2▼ 自軍の主力艦隊は別方面において移送中のコロニーを強奪、月へ向けて発進させる。 月軌道に入った段階でアナハイムの協力の元、コロニーのスラスターを点火させて地球への軌道修正を行い、月に向けて追撃を行う連邦追撃艦隊を出し抜く。 これまでの作戦行動により、地球軌道に残る連邦軍は少数になる。 ▼STAGE-3▼ この段階で艦隊は再集結しコロニーを護衛、連邦残存艦隊を順次撃破しつつ、コロニーを北米穀倉地帯へと落下させる。 作戦終了後の残存艦隊は月からの敵艦隊の来援までの時間差をついて戦域よりの離脱を図る。 これら一連の計画は、北米の穀倉地帯にコロニーを落として食糧生産率を低下させ、宇宙への依存度を上げると共に連邦政府の目を宇宙に向けさせる事が目的であったとされる。 2号機強奪事件 宇宙世紀0083.10月13日 月面よりガンダム試作1号機とガンダム試作2号機を受領したペガサス級強襲揚陸艦アルビオンが、運用試験の為にオーストラリアのトリントン基地に到来。2機のガンダムは翌日の試験の為、最終調整に入っていた。 しかし、連邦士官に扮していたデラーズ・フリートのエースパイロットアナベル・ガトーに核搭載の2号機が乗っ取られ、逃走される事件が発生。 すぐさま同基地のサウス・バニング大尉とコウ・ウラキ少尉らによる討伐隊が編成されて追撃に当たるが、捕らえるには至らなかった。 10月14日 ガンダム開発計画の責任者たるジョン・コーウェン中将からアルビオンに対し、2号機の奪還命令が下る。 討伐隊に参加したバニングとコウらを補充人員に迎い入れ、アルビオンはアフリカ方面へと進路を取る。 一方、キンバライト基地に到着したガトーは2号機と共に宇宙へ打ち上がる準備を整えていた。 キンバライト基地戦 10月23日 アルビオン乗員の中にデラーズ・フリートのスパイが潜入している事が発覚するが、艦長のエイパー・シナプス大佐は敢えてスパイを脱出させて逃走経路から基地の場所を特定。 基地側の陽動作戦でMS隊が包囲を受けるものの、コウの駆る1号機の活躍により突破、基地のHLVを射程に収めるが、発射には間に合わなかった。 アルビオンはガトーを追うべく、宇宙へと上がる。 デラーズフリート宣戦布告 10月31日 地球連邦軍、並びにジオン公国の戦士に告ぐ。我々はデラーズ・フリート! 所謂一年戦争と呼ばれた、ジオン独立戦争の終戦協定が偽りのものであることは、誰の目にも明らかである!何故ならば、協定は『ジオン共和国』の名を騙る売国奴によって結ばれたからだ。我々は些かも戦いの目的を見失ってはいない。それは、間もなく実証されるであろう。 私は日々思い続けた。スペースノイドの自治権確立を信じ、戦いの業火に焼かれていった者達の事を。そして今また、敢えてその火中に飛び入らんとする若者の事を。 スペースノイドの心からの希求である自治権要求に対し、連邦がその強大な軍事力を行使して、ささやかなるその芽を摘み取ろうとしている意図を、証明するに足る事実を私は存じておる。 見よ、これが我々の戦果だ。このガンダムは、核攻撃を目的として開発されたものである。 南極条約違反のこの機体が、密かに開発された事実を以ってしても、呪わしき連邦の悪意を否定出来得る者がおろうか! 省みよう! 何故ジオン独立戦争が勃発したのかを! 何故我らがジオン・ズム・ダイクンと共にあるのかを! 我々は3年間待った。もはや、我が軍団に躊躇いの吐息を漏らす者はおらん。今、真の若人の熱き血潮を我が血として、ここに私は改めて地球連邦政府に対し、宣戦を布告するものである。 仮初の平和への囁きに惑わされる事なく、繰り返し心に聞こえてくる祖国の名誉の為に、 ジーク・ジオン!! 密談~観艦式襲撃 11月8日 観艦式で観閲官を務めるグリーン・ワイアット大将とデラーズ・フリートのシーマ・ガラハウ中佐との間で裏取引を兼ねた密談が開かれようとしていたが、折り悪く付近を索敵中のアルビオンに発見されて中止となり、そのまま交戦に突入。 MS隊を率いるバニングは星の屑作戦の機密文書を首尾よく手に入れるが、帰還中に乗機が爆散し、帰らぬ人となる。 アルビオン隊が介入しなければ機密文書一式は滞りなく連邦の手に渡り星屑作戦の阻止ができた構図だが、連邦内の派閥争いで情報共有されなかったアルビオンにはそれを知る由もなかった。 11月10日 コンペイ島鎮守府にて連邦艦隊の3分の2を集めた観艦式が開催された。 集められた艦艇はマゼラン改級戦艦やサラミス改級巡洋艦などのMS非搭載艦の姿が目立ったが、随所に自動砲台や護衛MS隊を配して防衛ネットワークを構築しており、開催までに37機の敵MSを撃破していた。 また、実際にはペガサス級強襲揚陸艦2隻も配備・運用されている。この1隻は「グレイファントム」というのが定説。 参加艦艇の名簿が明かされた事は無いため、他にもペガサス級が配備されていた可能性はある。 宇宙暦、0079。つまり、先の大戦は、人類にとって最悪の年である。この困難を乗り越え、いままた、3年ぶりに宇宙(そら)の一大ページェント、観艦式を挙行できる事は、地球圏の安定と平和を具現化したものとして、喜びに耐えない。 そも、観艦式は地球暦1341年、英仏戦争の折、英国のエドワード3世が出撃の艦隊を自ら親閲した事に始まる。その共有すべき大宇宙の恩恵を、一部の矮小なる者どもの蹂躙に任せる事は…… と、このような意気で式を順調に進めていたのだが、ガトーの駆る2号機が単騎で防衛網を突破してコンペイ島の真上に現れ、旗艦のバーミンガムに向けて核弾頭を発射。 バーミンガムとその周辺の艦艇は撃沈され、他の艦艇も大部分が大破に追い込まれた。 一方、この襲撃と同じ頃にシーマ艦隊によって移送中のコロニー2基が強奪。シーマは2基同士を衝突させて1基を月の落下軌道に投入した。 そして、逃亡中の2号機が1号機と交戦し、両機体は大破した。 コロニーの軌道変更 11月11日 シーマ艦隊はデラーズ・フリート本隊と合流し、ガトーはアクシズ先遣艦隊からモビルアーマー(MA)のノイエ・ジールを受領。 一方のアルビオンは、ガンダム試作3号機受領のためラビアンローズに接舷するも、ナカット・ナカハ少佐がこれを拒否。デラーズ・フリート追撃任務の解除通告を受ける。 そして落下中のコロニーはシーマとの密約を受けたアナハイム社幹部による月面からのレーザー照射により地球落下軌道へ進路変更。 追撃していたコンペイ島の残存艦隊は推進剤切れにより、追撃を断念。 これを重く受け止めたアルビオンのシナプス艦長は3号機を強奪も同然に接収し、艦をラビアンローズより発進させる。 コロニー攻防 11月12日 シーマ艦隊がデラーズ・フリートより離反。デラーズ・フリートの旗艦グワデンのブリッジを占拠し、デラーズを人質に取る。 デラーズはガトーに対して作戦続行を命令してシーマに射殺され、グワデンも撃沈。 連邦軍はコロニーの落下軌道にソーラシステムⅡを配し、太陽光の照射によってコロニーの破壊を試みるが、ノイエ・ジールによってコントロール艦が破壊されて失敗に終わる。 そしてこの直後、コウの駆る3号機によってシーマの艦艇とシーマが駆るガーベラ・テトラが撃沈される。 11月13日 ソーラ・システムⅡが、連邦軍と交戦中のデラーズ・フリートへ向けて再照射。 コロニーは北米大陸の穀倉地帯へ墜落。ガトーは連邦軍追撃艦隊と交戦の末、戦死した。 そしてこれを以てデラーズ紛争は終結。 戦後 終戦後に開かれた軍事法廷において、シナプス大佐は極刑、コウ・ウラキ少尉に対しては懲役1年の判決が下される。 しかし、ガンダム開発計画と観艦式襲撃に関する記録は抹消され、コロニー落としはコロニー公社による移送中の事故に偽装された(*1)。 これに伴いコウの罪状は消滅したが、シナプスの処刑は記録抹消前に完了されていた。 そして、ジオン残党の掃討を名目に連邦軍内部において特殊部隊・ティターンズが創設されることとなる。 余談 この紛争の一連の流れに対し、ネット上では「デラーズ・フリートのした事も南極条約違反ではないか」「コウがシーマに最後に敵対したのは味方殺しになってしまうのでは」などと批判意見も散見されるが、 同時にそれらへの擁護や反論(「先に連邦軍が破ったんだからこっちも遠慮しませんって流れにもってくためだろ? コウにはシーマが味方って伝わってないようだぞ」など)も存在するので、一方的な判断は禁物。 どんな作品でも言える事だが、まずは自分の目で作品を見て、必要なら公式情報を調べてから判断するようにしよう。 省みろ! 今回の事件は地球圏の静謐を夢想した、一部の楽観論者が招いたのだ! デラーズ・フリートの決起などはその具体的一例にすぎぬ。 また3日前、北米大陸の穀倉地帯に大打撃を与えた、スペースコロニーの落下事故を見るまでもなく、我々の地球は絶えず様々な危機に晒されているのだ! 地球──この宇宙のシンボルを忽せにしないためにも、我々は誕生した。 地球、真の力を再びこの手に取り戻すため、 ティターンズは立つのだ! デラーズ・フリートの目的であった「連邦政府の目を宇宙に向けさせる」事は「宇宙への統制の強化」という、方向性がまるで異なる形で現実となった。 だがそれは、連邦の事実上の分裂と内戦、地球圏へ帰還したアクシズによる紛争とさらなる戦乱を呼び、連邦の体力を蝕んでいくのであった…… 追記、修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 美辞麗句に包まれた言語道断のテロ行為。何も知らずにコロニーに潰される穀倉地帯のお百姓さんたちは可哀想じゃないのか? -- 名無しさん (2020-04-25 14 19 46) ↑「地球の連中は自分たちを苦しめて弾圧して甘い汁啜って生きてる奴らだからどれだけ殺したって構うもんか」って考えだから何とも思ってないでしょ。エースの外伝漫画だとそういう奴たまにいるぞ -- 名無しさん (2020-04-25 14 49 00) 根本的にずれてる思想からことを始めて、最終的に理想からずれた結末に落ち着くのいいよね -- 名無しさん (2020-04-25 15 04 55) 大前提として宇宙世紀70年代の時点で宇宙民は一種の棄民政策で捨てられた人々で、地球に住んでるのは基本的に一握りの富裕層だからね。70年かけて積もったその恨みつらみと歪みの塊を更に濃縮させたのがジオン残党軍だし、よしんばそうでなくても敵国の農民の心配する余裕は無いだろう。戦争やってるんだし。何なら「ざまぁww」とさえ思ってるかもしれないし、それは現実にもある事 -- 名無しさん (2020-04-25 15 07 25) その前提でどうして他のサイドへの調略をしないのか、あるいは全く成功しないのかが全く分からない。まあ初期設定が宇宙人だし、こんなに続くとはおもってないからしゃーないけど -- 名無しさん (2020-04-25 15 25 33) この一件があったと考えるとティターンズの度を過ぎたスペースノイド弾圧も仕方ないとも言える…まあ、連中を擁護する気は全く無いけどさ -- 名無しさん (2020-04-25 15 46 50) まあデラーズの作戦が一定程度成功したのはコーウェンくんが並外れたバカかつ、調略しようとしたワイアットらの派閥にいなかったからなんだったからなんだけどね -- 名無しさん (2020-04-25 16 24 42) コーウェンくん(notインベーダー)もガンダム開発計画主導できる程度にはハイスペなんだが、なまじ旧レビル閥の生き残りってネームドはどっちかっつーと脳筋だからなぁ。その辺嗜めるティアンムとか、レビル以下の重鎮は揃って戦死してるし…… -- 名無しさん (2020-04-25 16 48 03) 視点が異なるから仕方ないとはいえ国どころかやった事考えれば市民に人としての権利すら怪しい中何とか残せた共和国を売国奴呼ばわりはまた凄い事言うよな。 -- 名無しさん (2020-04-25 17 34 18) テロリズムはなあなあで済まされている問題を対立煽りで燃やして無理矢理解決を急ぐという思想なんでティターンズ結成もグリプス戦役もある意味でハゲの本望ではある。ティターンズが生まれて対立が激化しなかったらスペースノイドは格差固定のまま安穏と飼われ続けていたから。ついでにアクシズが将来地球圏に帰還したときに漁夫の利で急拡大出来たのもグリプス戦役による連邦軍疲弊のおかげなので間接的にハゲのおかげ -- 名無しさん (2020-04-25 17 46 53) ↑×7 ジオンは一年戦争時代に他のサイドにも攻撃仕掛けてるから連邦は嫌いだがジオンも信用出来んって連中もスペースノイドにはいる -- 名無しさん (2020-04-25 17 55 42) ハゲが南極条約云々言ってるけど、そもそも一年戦争ではジオン側こそが南極条約違反しまくってるので「お前が言うな」としか。ついでに言えば連邦側の視点では一年戦争が終戦した時点で南極条約は失効している。それから南極条約で禁じられているのは核兵器の「使用」であって、「所持」までは禁止されていない(=2号機を開発しただけでは違反にならない)。おまけに今回も2号機の核を使ったのはジオン側。……ツッコミどころしかねえ!! -- 名無しさん (2020-04-25 18 14 23) そもそもなんで受領・試験の段階で核搭載してるんだ…正式配備時に装填すればいいもの -- 名無しさん (2020-04-25 18 35 30) なんか最終的にはティターンズ含め全勢力から「余計なことしやがって……」と思われてる気がする -- 名無しさん (2020-04-25 18 40 03) デラーズには責任を取って毎日日替わりカツラの刑にしよう、きっと信望者減るぞ -- 名無しさん (2020-04-25 20 01 08) ↑あとスキンケア用ローションに毛生え薬混ぜてやろうぜw -- 名無しさん (2020-04-25 20 54 29) よくコロニー落としが起こったという出来事を隠ぺいで来たな…と今になって思う -- 名無しさん (2020-04-25 21 35 29) ↑当時は戦後復興の一環として、サイド再構築のためにコロニー公社によるコロニー移送作業がよく行われていた。コロニー公社が事故をやらかしたことにすればよかったのだ。 -- 名無しさん (2020-04-25 22 23 00) スペースノイドが「棄民」だったのは80年も前の話。実際にコロニー社会は「最下層のスペースノイド」でも最低限の教育を受けられ、士官学校にも通えるほど生活がよかった(コロ落ちのニアーライトなど)。しかもスペースノイドはアースノイドを「モグラ」と蔑視する(小説版FG)など、アースノイドに対して非力ではまったくなかった。逆にアースノイドは旧世紀以来の環境破壊を克服しきれず(そもそも人口増と環境破壊の対策が宇宙移民の目的)、そのうえジオンのコロニー落とし・虐殺(ククルス・ドアン)・核攻撃(マ・クベとユーリ・ケラーネ)その他諸々で、地球環境は完全に破壊された。生活環境と社会情勢は、完全にコロニーのほうが地球よりもよくなっていた。なのにジオン残党はそれを理解せず、一方的に地球に嫉妬と憎悪を抱き続けていた。木星帝国のドゥガチもそうだが、地球を狙うテロリストほど地球を理解していない。デラーズもその口だ。 -- 名無しさん (2020-04-25 22 42 55) 南極条約違反は、問題はデラーズのほうなんだよな。ジオンがまだ戦争中とするなら、核使用とコロニー落としは厳禁のはずなのに。まぁ、テロリストなんてそんなものか。 -- 名無しさん (2020-04-25 23 48 15) オサリバンが何をしたかったのかわからん。コロニー落としは阻止する気だったんだよね? -- 名無しさん (2020-04-26 02 09 11) エクバでガトーがジェリドに「お前みたいな馬鹿のおかげで、ティターンズが出来たから感謝してるわ」と煽られていて草。 -- 名無しさん (2020-04-26 03 10 50) ↑名前に言及していないところを見ると、手加減はしていた模様。 -- 名無しさん (2020-04-26 03 15 21) デラーズフリートは戦略・政治・道義の面でメチャクチャな一方、戦術戦闘においては終始連邦を圧倒していた。奇妙な紛争だわ -- 名無しさん (2020-04-26 05 54 06) ↑2 気になって調べて正確な内容確認してきたら「感謝するぜ、ガトーさんよ。あんたのおかげで、俺達ティターンズが生まれたんだからな」だった。 -- 名無しさん (2020-04-26 07 31 13) こんなテロを肯定的に描いたのは、「成功した学生運動」のイメージで作ったからだろうな。「学生運動は正義」で育った人間が大人だったから。 -- 名無しさん (2020-04-26 08 25 04) 本筋とは関係ないけど、ゆるがせって「忽せ」って書くんやな。そして意味は「いいかげんにする・おざなりにする」だったのか。十余年に渡って「揺るがせ(不安定にさせる・脅威に晒される)」だとずっと思ってた -- 名無しさん (2020-04-26 08 55 05) 今だからテラーズフリートのコロニー落としは「テロ」と見られてるけど、発売当時は「腐った連邦ざまぁ(笑)」とある種の腐敗した国家(政府)に対してのレジスタンス的な抵抗として見てた節はあったんじゃないか?自分自身ガンダムシリーズ含めて「フィクションの軍や政府は「暴力振るうやつはカスだ」と言っときながらちょっとでも傷つくと全力でキレてくる奴等」と認識してたな -- 名無しさん (2020-04-26 09 23 15) まぁ分かり易い連邦の腐敗っぷりがティターンズくらいしか詳細な描写がないのが、この手のテロ組織に説得力に欠けるところだな… それこそギャラルホルンとかガンダムじゃないがワンピの世界貴族みたいに詳しく表現されてれば評価はまた違ってたのかもしれない -- 名無しさん (2020-04-26 09 40 06) 旗印が違うくらいでそこまでくっきり白黒はつかないな。連邦には連邦、ジオンにはジオンの問題があって、ゲスやクズもいくらでも双方に混じってる -- 名無しさん (2020-04-26 10 48 14) デンドロビウムによるシーマ艦隊殲滅は、ウラキはシーマの寝返りを知るわけもないし前に煮え湯を飲まされた敵なんだから不可抗力では? -- 名無しさん (2020-04-26 11 15 37) こんな無茶には賛同しなかった地球のジオン残党(ロンメル隊とかカークス隊)も、この件のせいでよけい投降とか出来なくなっただろうね。しかもその後はアクシズ落としで味方のはずの連中に地球もろとも殺されかけるという。周りがおかしいと少数派のまともな奴が割りを食う -- 名無しさん (2020-04-26 11 45 36) 後世でデラーズはジャミトフの工作員だった?! みたいな説が語られてそうなくらいポンコツなんだよな…… -- 名無しさん (2020-04-26 19 52 25) ↑3 そもそもあいつらがあの戦場にいたことが許されない。そのうえ戦場の情報も調べずに突っ込んで暴れまわったというなら大問題どころではない。シナプスどころかウラキも銃殺されておかしくなかった。 -- 名無しさん (2020-04-26 20 04 18) あと、確かバスクから「シーマ艦隊は味方で協力しろ」と聞かされていたはずだが。 -- 名無しさん (2020-04-26 20 11 44) ↑×3それでアレだろ?しまいには「どちらもアナハイムの手のひらの上で踊っているだけだった」ってオチになるんだろ? -- 名無しさん (2020-04-26 20 14 43) 連邦サイドは事が計画通り進んでたとしたら果たしてシーマ艦隊を生かしたかね?とあるゲームだと生き残ったあとシーマ自身が連邦の椅子を蹴る展開もあれば、用済みだから消せって展開もあるんだがなんかティターンズの所業を見るに後者を選びそうなんだよな... -- 名無しさん (2020-04-26 20 22 16) ↑間違いなく始末されてたでしょ。ティターンズの面々からすれば生かしておく理由なんか何も無いし。ていうか、聞きたいのだが終盤の展開からするとかなり前からあいつらは星の屑作戦の詳細知ってたんだよね? でも対抗勢力の始末とティターンズ創設のためにあえて放置して最後だけ漁夫の利を受け取ったと。ならなおさら証人のシーマたちは生かしておけんでしょ -- 名無しさん (2020-04-26 22 36 36) ↑まぁねぇ、汚れ仕事(30バンチ事件みたいな)専門で使うかとも思ったけどただでさえそういう汚れやらされてジオンに辟易して裏切ったのにやりたがるはずはないし,連邦からすれば故あれば寝返る爆弾だもんなぁ... -- 名無しさん (2020-04-26 22 59 29) ↑2色々間違っている。ジャミトフはかなり前から星の屑の詳細を知っていたわけではない(そもそも知る手段がほぼない)。二号機強奪の時点で派閥争いはほぼ勝者確定(コーウェンとは別のタカ派のため)だから放置して星の屑と核ブッパを完遂させる必要性も実のところなく、彼らなりに本気で阻止する気だった。シーマについても生き残った場合、シーマが要職を要求でもしなければティターンズとしては実のところさほど害のない人物だし、連邦軍扱いしておきながら消した場合は後で表ざたになると問題になるデメリットが大きいので消さない可能性も十分高い。また、シーマが生き残っているifの話なら核ブッパ時点で阻止(ワイアット生存)のif展開も考えるべきかもしれない。 -- 名無しさん (2020-04-26 23 34 39) ↑あ、そうだったのか。ジャミトフ出てきてソーラレイの展開があまりに流れるようだったので、ティターンズ創設のためにデラーズを最初から利用していたと思い込んでた。失礼した -- 名無しさん (2020-04-27 00 09 35) ↑よく間違えられるけど連邦が使ったのはソーラレイじゃなくてソーラシステムIIやで(ソーラレイはジオンのコロニーレーザー)。あとバスクはあの時点ではまだコーウェン派なので、ソーラシステムIIの展開・発射はジャミトフの意向と恐らく無関係 -- 名無しさん (2020-04-27 00 55 36) GジェネDSだとライバルルートだとシーマはティターンズで幹部やってたよ -- 名無しさん (2020-04-27 01 05 27) シーマが切られることは無かっただろ。まず連邦はMS運用暦が四年弱しかないから、戦前からベテランのシーマ隊は経験者として喉から手が出るほど欲しい逸材部隊には違いない。しかもジオン残党の手口も分かっているシーマ隊は、ジオン残党討伐の斬り込み隊にも参謀にも有用だから、ティターンズにとっても欲しい部隊と来てる。戦後生きてたらバスクとは別にジャミトフの直属になったり、案外ライラやヤザンあたりと仲良く精鋭部隊を組んでたかもしれん。 -- 名無しさん (2020-04-27 13 04 43) 最終局面のアルビオン隊、コーウェンくんが失脚してソーラ・システムでのコロニー迎撃を知らされてないわ、コロニー迎撃策知らないから俺らしか追いつけないから行かなくちゃってなって命令無視の上デンドロ強奪して作戦遂行中に乱入して無為に引っ掻き回すわ(まあソーラ・システム迎撃を潰したノイエ・ジールを一定程度食い止めたのは殊勲賞だけど)、ラビアンローズで一悶着起こしてアナハイムにも泥引っ掛けるわ、客観的に見るとそらシナプス艦長処刑されちゃうよねって むしろよくシナプス艦長だけで済んだなと -- 名無しさん (2020-04-29 00 45 11) ↑コウなんて状況的には奪った期待で敵味方関係なく殺しまくって暴れまくって最後上官に撃ちまくっちゃってるしよく一年で済んだなと。ていうかアルビオン隊は最初から最後まで余計なことばかりして星の屑作戦成就の手伝いをしていたようにしか見えない。ワイアット少将の件は仕方ない部分もあるが命令無視して機体強奪したのは無茶苦茶すぎてもう訳わからん -- 名無しさん (2020-05-02 00 43 44) ↑追記 まあ、あくまで結果論で彼らからするとしょうがない部分も多いが -- 名無しさん (2020-05-02 07 34 00) ↑とはいえこれから総力戦、って段階でアルビオン隊に「お前らは大人しくしてろ」って命令する側もどうかとは思う。ここでちゃんとアルビオン隊の手綱取っておけばだいぶ違ったんじゃないかと。まぁそれやっちゃうとΖに繋がらなくなるかも知れんけど -- 名無しさん (2020-05-02 10 17 10) アルビオン隊からすれば、妥当というか軍人としての使命感に乗っ取った行動なんだけどね。デンドロがノイエ・ジールの足止めしてもなお、コントロール艦破壊されたことを見るに、仮に大人しくしてても結末には影響無かっただろうし…… -- 名無しさん (2020-05-02 10 30 53) ↑2他派閥からすると任務失敗しまくって有能とは思えない上に何しでかすかも分からん鉄砲玉部隊なので残念ながら当然の命令。実際兵器強奪やら自軍攻撃やら自軍旗艦への射撃とかやらかしているし… -- 名無しさん (2020-07-12 23 31 42) コロニー落としの隠蔽自体、ジオンに実質上敗北したことをなかったことにしているようにも見えるな -- 名無しさん (2020-07-12 23 41 19) コロニー落としが失敗または完全阻止されたらその後の時代はどうなっていたんだろう? -- 名無しさん (2020-07-26 19 58 12) 大した変化はなさそう。そもそもティターンズ創設に関して「ジオン残党対策」は名目でしかないし、事故として隠蔽した以上「ジオン残党がこんなに危ない!」と口実に使うには弱すぎる。第一「代表無くして課税」させられてるコロニー側の反連邦意識も変わりないわけだし、ティターンズの暴走とエゥーゴの結成もそのままだろう。 -- 名無しさん (2020-07-26 20 12 30) 小規模と言ってもグワジンに加えてムサイが十数隻、シーマ艦隊のザンジバル+ムサイ数隻ならMSも100機近くはいそうだからそれなりの戦力だとは思うのよね -- 名無しさん (2020-07-26 20 36 20) ↑あくまで連邦軍全体や一年戦争全盛期のジオンに比べれば、だね。ただこれだけの戦力や最新鋭機の強奪成功を前提にできるエースがいながら、やりたかった事はこれなのか? -- 名無しさん (2020-08-26 17 05 44) デラーズの最大のミスは自分たちのする事がスペースノイドの大半に支持されてると思い込んでた事。ジオン軍が一年戦争時にどれだけの同胞を「連邦に与する」と言う理由だけで虐殺しまくったと言う「事実」から目を逸らして。 -- 名無しさん (2021-09-19 16 08 54) >間接的にハゲのおかげ だがアクシズ改めネオジオンも結局はお家芸の内ゲバで自滅。デラーズの推した事は完全に無駄骨だったw。 -- 名無しさん (2021-11-09 05 31 17) ↑結局「スペースノイドに支持された」ジオンの決起は、シャアのネオ・ジオンが唯一なのかな? -- 名無しさん (2022-02-21 15 45 34) デラーズはギレンを信奉していたが、ギレン本人からすればイエスしか言わない人物だから嫌われてただろうな。 -- 名無しさん (2022-06-25 06 55 17) ↑2 ジオン・ダイクンの息子であり、かつてエゥーゴの中心人物になってティターンズ倒したシャアはスペースノイドの希望の星だからな・・・。 -- 名無しさん (2022-06-25 10 44 13) 後の時代のデラーズ・フリート支持派がゼータの設定上(それも作中内でのニュータイプ研究所のデータの中の一人)の存在であるキム・ケリン(韓国の平壌研究所出身。平昌の誤記?)に「スペースノイドがこうされたのはデラーズのやらかしのせいなのになぜ支持する」と言われて「お前らだって中世期にやらかしをした結果同胞が酷い目に会ったのにそれでもその人物を英雄としてたたえていたではないか」と言い返すような話も見てみたいがデリケート過ぎて無理か -- 名無しさん (2022-08-03 11 03 19) デラーズフリートは、「戦術面ではほぼ完勝だったのに戦略面では実に「無」だった」というとんでもない連中。 -- 名無しさん (2022-08-03 19 44 07) デラーズの作戦見てみると核搭載MS強奪→連邦の開発頼み、コロニージャック→シーマ艦隊に丸投げ、コロニー落としの護衛→アクシズからの支援頼みと準備期間になにやってたの?レベルで虚無なんだよな。自前で増やせた戦力もドラッツェみたいな出来損ないばかり、これじゃ戦力溜まるまで忍んでいたアクシズやまともな補給も出来ない状態でゲルググ30機運用出来たシーマの方が余程有能だろ -- 名無しさん (2022-09-08 17 01 19) ↑まあ否定しないけどスパイを放って核ガンダムの情報を入手して奪取できるだけの調略も済ませ、アクシズやシーマ艦隊との渡りも付けて「いける」と思ったからそうしたんだろうから因果関係が逆だろう。アルビオンがスタンドプレイしなきゃ途中で詰んでたのは結果論だ -- 名無しさん (2022-09-08 17 35 09) コロニー落としは公社の事故として、観艦式のあれは、どう始末つけたんだ? -- 名無しさん (2022-09-11 19 23 47) 後付けでは生存部隊は行方不明にされたとぼかして設定。生存部隊や遺族に加えて残っているであろう映像も考えると抹消は無理があるのでガバ設定です… -- 名無しさん (2022-09-11 20 07 45) ↑7シャァもあまり褒められたもんじゃないが、「スペースノイドのために戦うと謡いながら彼らの生活の場であるスペースコロニー落とすとか本末転倒だろ」と少なくとも地球に落とすブツは選んでたからなぁ -- 名無しさん (2023-05-13 16 24 09) ティターンズ結成より先にデラーズ紛争があったことになって相対的に連邦の落ち度が軽減されちゃったんだよな。命捨てて連邦の手助けしたようなモンとは哀れ -- 名無しさん (2023-05-14 21 21 30) ↑0083なかった頃の小説版Zでは「7年間平和で軍事より復興に予算回したいからティターンズ以外の宇宙軍は金減らすわ」って理由がエゥーゴに加担する連邦軍人が増える理由付けだったんだよな -- 名無しさん (2023-05-14 21 25 18) ↑ SEEDDESTINYのサトー一派はかつてのとはいえ居住スペースだったユニウスセブンを落とそうとしたけど、あれは連合の核によって犠牲になったユニウスセブンの人たちの怨みを乗せた形だろうな。宇宙世紀で言うなら30バンチを落とすみたいなものだろうけどそういうのってないな。あとDUSTでコロニー落としを地球移住の方法に使うというトンデモなのもあった。どうせ移住するからオッケー理論か -- 名無しさん (2023-05-14 21 27 01) もしも試作2号機が開発されなかったらデラーズはどうしてたんだろうか?コロニー落としをするには陽動のための戦力が足りないし、小規模なテロ組織に落ちぶれるのはデラーズのプライドが許さないだろうし -- 名無しさん (2024-03-13 08 34 43) 本文中のアクシズと連携してないって部分と全滅予定ってのは間違ってないか?アクシズとは裏で連携してたし、アクシズ艦隊が残存兵回収してたんだから全滅予定では無かろう。stage3部分の一応以降は不正確な情報と私見入り過ぎなので消去していいんじゃね? -- 名無しさん (2024-03-24 10 19 45) やたらと南極条約にこだわった部分も感情的でどうかと思いますね。そもそもデラーズ演説のアレははルール違反に対してではなく、強大な兵器を持ってスペースノイドを弾圧しようとしている事に対しての非難ですから、南極条約を破った破ってないに拘泥する意義がありません。 -- 名無しさん (2024-03-24 21 40 01) 少なくとも連邦側が先に破った南極条約破りも同じように強調するか逆にどっちも普通の文にしておくかしないと公平じゃねーな -- 名無しさん (2024-03-25 22 36 05) 普段は連邦を無能腐敗に描写しておいて、コロニー落としの真相を隠蔽する時「だけ」有能扱いするスタッフの御都合主義には呆れて物も言えない。普通に考えればコロニー落としを事故扱いする連邦の見解はアースノイド、スペースノイドのどちらからも信用されないだろ。 -- 名無しさん (2024-05-16 06 00 37) だからZでのティターンズやバスクの描写につながるんじゃん?むしろ自然 -- 名無しさん (2024-05-16 07 23 28) 名前 コメント
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人物 「魚人島編」の登場人物 ハンフリー デマロ・ブラック ショコラ トルコ マウンブルテン ドリップ マンジャロウ ココア のらギツネ PX-5 PX-7 アルビオン リップ・ドウティ カリブー コリブー カタコンボ スルメ メガロ アンコロ ワダツミ バンダー・デッケン九世 ハモンド カサゴバ ヒョウゾウ イチカ ニカ サンカ ヨンカ ヨンカツー イシリー カイレン ヒラメラ セイラ メロ ルリス アデル フィヨンセ ソラ ホーディ・ジョーンズ リュウグウ号 フカボシ リュウボシ マンボシ スプラッシュ スプラッタ シャーリー ジャイロ ドスン ゼオ No.650 ダルマ イカロス・ムッヒ ジュナン ネプチューン ホエ 右大臣 左大臣 しらほし デン サーファンクル ハリセンボン フィッシャー・タイガー アラディン パパニール オトヒメ カダル コアラ ミョスガルド聖 ダイダロス マリア・ナポレ ペコムズ タマゴ男爵 シャーロット・リンリン ボビン
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+ 〔人類の脅威〕特性持ち一覧 Class Rare Name 剣 4 葛飾北斎 分 4 メカエリチャン メカエリチャンⅡ号機 降 5 アビゲイル・ウィリアムズ 葛飾北斎 楊貴妃 アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕 ヴァン・ゴッホ ジャック・ド・モレー 詐 5 オベロン エネミー - 讐 - ゴルゴーン(7章) - スペース・イシュタル(バトル・イン・ニューヨーク 2019) ? - 量産型メカエリチャン ? - 空想樹の種子 ? - 空想樹 月 - BBホテップ(2018夏イベ敵?) 降 - BBB(2018夏イベ敵) 分 - 羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満 槍 - アルビオンの竜骸 剣 - 魔犬バーゲスト 狂 - 祭神ケルヌンノス 詐 - オベロン 狂 - ダゴン 術 - 暗黒の仔山羊 降 - ORT
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アルビルダ 【人称】 一人称→「」 二人称基本→「」 【関連人物への呼称】 【能力】 元北欧のお姫様で元海賊。 のびのびと海賊行為に励んでいた所、 日本軍に捕らえられ、卑劣な変態の東郷に 犯されて性奴隷にされてしまった(本人談)。 ……要は所謂、重度の厨二病を患ってしまった ちょっとアレな人。 伝説に憧れており、いつか勇者になるのが夢。 こういう時期って割とあったよね、幼稚園児くらいに… ちなみにお姫様だったのは本当。 女子人気投票脇役なのに第1位な伝説。
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前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔 早朝。 朝靄がかかっていて風はない。しんみりとした風景に溶け込むようにルイズとフリオニールは 馬に荷物をくくりつけて出発準備をしていた。 もうここへ戻ることはないのかもしれない、とフリオニールは万感の思いを込めて学院の 空気を深く吸う。すると、爽やかな風が二人の間を吹き抜けた。 「僕も君達に同行することになった」 二人は後方を振り返ると、先日アンリエッタの護衛を勤めていた口ひげの青年がグリフォンに 跨り微笑を浮かべて近づいてきた。 「ワ、ワルド様!」 「久しぶりだね、ルイズ」 ルイズは顔を赤くし両手を頬にあてると、ぼんやりした眼差しでワルドを見つめた。 ルイズとワルドが知り合いであることが判明した為、フリオニールは自身が昨日想定した 「ルイズ一目惚れ説」を覆された。 「えっ?お二人は知り合いなんですか?」 「そうだ。僕はルイズの婚約者だ」 「こ、婚約者!?」 ワルドの発言に目を丸くするフリオニール。じゃじゃ馬で高飛車な娘を婚約者にするのか、 多分尻に敷かれるな、とワルドに同情の視線を向ける。 ルイズは「婚約者」の言葉を聞きさらに頬を赤く染めている。確かにワルドは美男子だ。 照れてしまうのも無理はない。 「あ~、なるほど。そうですよね。かわいい婚約者が危険な任務に向かうんですから心配ですよね」 「それもあるが、これは王女の命令なのだ。君達二人だけでは心許ないのだろう。しかし、 極秘の任務であるゆえ一部隊をつけるわけにもいかない。そこで、僕が名乗りを上げ 晴れて任命されたってわけだ」 「そうだったんですか・・・それはそうと挨拶が遅れました。俺はルイズさんの使い魔を させてもらってますフリオニールといいます(無理やり召還されたんだけど)」 「女王陛下直属の魔法衛士隊、グリフォン隊隊長、ワルドだ」 「よろしく、ワルドさん!」 「よろしく。しかし、人間の使い魔とは珍しいな」 ワルドは珍獣でも見物するような目つきでフリオニールをガン見した。その視線にどう対応 すればいいのか困惑するフリオニール。ルイズは助け舟を出すようにフリオニールをフォローした。 「これでも中々の実力を持っていますわ、ワルド様」 「ああ、ルイズと一緒にあの「土くれのフーケ」を捕らえたのだろう?大いに期待しているよ! ところでルイズ。君は僕と一緒にこのグリフォンに乗っていこう」 ワルドはグリフォンの頭を撫でながら提案した。口調は穏やかであるが有無を言わせぬ 押しの強さを感じる。 一方、ルイズは躊躇いがちに 「えっ!?・・・でも彼は?」 「俺?そんなこと気にしないで下さいよ。せっかくの再会なんだから!」 「気を使わせてすまないな、フリオ君」 「いいですって」 使い魔の処遇を伺ったが、当の本人は至って無頓着であった為ワルドの案はすんなりと可決した。 そして、ワルドはグリフォンから降りルイズをお姫様抱っこすると 「ははは!ルイズ、君は相変わらず体が軽いな!まるで羽のようだ!」 「お恥ずかしいですわ、ワルド様」 「いいではないか。この早朝、誰も見てはいまい」 「朝から見せ付けてくれますね、おふたりさん!」 こうしてルイズとワルドがグリフォンに、フリオニールが馬に跨ると、一行はアルビオンを 目指し魔法学院を後にするのであった。 しかし、ワルドの「誰も見ていない」の言葉とは裏腹にこの光景を見ていた者が二人存在 していたのだが。 ルイズ達の出発を見ていたものは依頼主であるアンリエッタだった。院長室の窓から 不安げな表情で一行を見守る。 「始祖ブリミルよ。彼女達にご加護を」 アンリエッタは手を組み目を閉じると祈りを捧げた。 椅子に座り茶を啜りながらアンリエッタを穏やかな目で見つめるオスマン院長。 「姫様、ご安心なされ。あの3人は絶対無事に帰ってきますとも」 「そうであるといいのですが・・・」 院長が言うのだから何か確証があるに違いない。それにワルドも同行させた。 アンリエッタは組む手の力を一段と強めて小さくなっていく3人を見届けた。 ルイズ出発を目撃したもう一人の人物はキュルケであった。目端が利くのか目ざといのか 不明だが事件を嗅ぎつける嗅覚は人一倍だ。 例によって親友のタバサの元へ向かう。ドアを叩くが返事がないのでやむなく『アンロック』の 魔法を使った。謝罪はあとでしっかりやれば良い。事後承諾だ。 タバサはぐっすりと眠っていた。キュルケは起こすのを一瞬ためらったが、緊急事態なので なり振りかまってはいられない。タバサの体をゆすって叩き起こした。 「・・・なに?」 「おはようタバサ。無理やり起こしてごめんなさいね」 「・・・また彼のこと?」 「そうなの!今度は王女の護衛をしていたハンサムな彼も一緒よ!その彼とダーリン、ルイズの 3人が人目を忍ぶように学院を出て行ったの。これは何かあるに違いないわ!」 「・・・わかった」 タバサは頷き使い魔の風竜を呼ぶため口笛を吹いた。止めたところでどうせ万難を排して 後を追うに違いない。タバサはパジャマ姿のまま最低限の支度を済ませた。 馬を走らせて半日が経過した。 道中馬を休ませながらグリフォンの二人を追うフリオニールだったが、幻獣であるグリフォンと 家畜の馬では性能差は歴然で次第に距離を引き離されていた。 いくら自身が平民の使い魔とはいえ、馬で移動しているのだから多少スピードを落とすくらいの 思いやりがあってもいいだろう。どうせ俺はお邪魔虫ですよ、と拗ねながら馬にムチを振るうフリオ。 ルイズは遅れをとっているフリオニールか気がかりのようで 「ちょっとスピードが早いんじゃないかしら?」 「ラ・ロシェールまで止まらずに行きたいんだ。ついて来られないなら置いていけばいい」 ワルドに減速を求めるが即座に却下された。 「メイジとして使い魔を置いていくなんてできないわ」 「まさか、君の恋人ってわけじゃないよね?」 「こ、恋人?ま、まさか!」 「ならいいんだ。婚約者に恋人がいるなんてことになったらショックで死んでしまうよ。それに、彼にした今朝の挨拶が間抜けになってしまうからね」 ワルドは振り返って遥か後方で必死に馬を走らせるフリオニールを一瞥し不敵に笑った。 そして、さらに数時間グリフォンと馬はスピードを競ったが、ついにフリオニールは ルイズとワルドを見失ってしまった。 日が傾きかけ空を赤く染める頃 懸命に馬を走らせていたものの結局追いつけなかった為、フリオニールは馬を止めて降りると がっくりと肩を落とした。 (ここでドロップアウトか。でも、これって戦力外通告ってこと?) フリオニールは途方にくれて辺りを見回す。すると、渓谷の両側にそびえる断崖絶壁の 所々に空洞があるのを見つけた。 (まさかあの中に人が住んでいたりして) そんなわけないか、と思い直した次の瞬間、空洞の中から大量の火矢がフリオニールを 的と捉えるかのように一斉に飛び出してきた。 (どういうことだ!) フリオニールは背中に携えたデルフリンガーを素早く抜刀し、目にも留まらぬ早業で次々と 火矢を打ち落としていった。見事なクリティカルヒットだった。 「中々の剣さばきだぜ、相棒!」 デルフリンガーはようやく出番が回ってきて嬉しそうにはしゃぐ。 「ここはアルビオンなのかっ!?」 不意打ちを喰らい敵はアルビオン兵であると推測するフリオニール。 考える暇も与えぬうちに再び火矢の群れがフリオニールに襲い掛かる。今度はアイスシールドも 装備し辛うじて火矢を防ぐことに成功した。 (フィンの武器屋で売っている『ほのおのゆみ』程威力のある弓じゃないな) フリオニールは地面に落ちた火矢をチラ見して呟いた。とはいえ大量の矢だ。 反撃を試みようにも相手は断崖絶壁の空洞の中。自身はこの世界のメイジのように 空を飛べるわけではないし魔法は白魔法をいくつか使えるだけで黒魔法を習得していない。 1対1の接近戦であれば自信のあるフリオニールでも、このように大群でしかも間合いを 取られて対峙されてしまっては手も足も出せない。 (だから俺は戦場が苦手なんだよ!) いくら異世界へ召還されその世界でのルールに従って行動しなければならないとはいえ、 命を落としてしまっては元も子もない。このハルケギニアという世界は平和そのものと 思っていたが、トリステインの隣国は戦火に塗れており危険とは常に隣り合わせなのだと 気付かされる。いつ火の粉がこちらに降りかかるかわからない。 歯ぎしりをして空洞を睨みつけるフリオニールの上空に見覚えのあるドラゴンが飛んできた。 「ダーリン!」 「キュルケ!タバサ!」 「丁度いいところに!手を貸してくれ!」 フリオニールは頼もしい助っ人が登場し狂喜乱舞した。 「会いたかったわ、ダーリン」 笑顔でフリオニールを見つめるキュルケ。 「乗って」 タバサは無表情で一言風竜に乗るよう促した。 「ありがとう!恩にきるよ」 フリオニールは軽やかな身のこなしで風竜に飛び乗る。 降り注ぐ火矢の嵐をキュルケの『ファイアーボール』とタバサの『ウィンドブレイク』で 打ち払いながら風竜は猛スピードで矢の届かない距離まで高度を上げた。 敵の攻撃が届かないのを確認するとキュルケは不思議そうに 「ところでダーリン。ルイズとハンサムなお兄さんは?」 「あの二人は俺を置いて先に行っちゃったんだよ」 「どこへ向かうつもりなの?」 「アルビオンっていうところ・・・ってここはもうアルビオンなの?」 「ここはトリステインよ」 「じゃあ、あいつらは盗賊団か何かか?」 「そんなところだと思うわ。ダーリンはメイジじゃないから狙われたのね、きっと。 ところで、アルビオンへ行くならきっとラ・ロシェールに立ち寄るはずよ」 「案内してくれないかな?お二人さん」 「元からそのつもりよ。ねっ、タバサ」 フリオニールに行き先を聞き出しタバサに同意を求めた。無言でコクッと頷くタバサ。 馬にくくりつけた荷物が気になるフリオニールであったが、下へ降りればまた火矢が 襲ってくる。どうせ着替えしか入ってはいない。必要なものは町に着いたら揃えよう。 えっ?お金はって?もちろんこの二人のレディから借りるつもりである。返済する気は あるので決してヒモではない。お世話になった馬の無事を祈りつつフリオニール、キュルケ、 タバサの3人はルイズとワルドが向かったであろうラ・ロシェールを目指すのであった。 前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔
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「隊長!」 「ああ、何かがおかしい」 部下の声に応えながら空を見上げる。 そこには地上を押し潰さんばかりに降下を続けるアルビオンの大艦隊。 風竜の変貌によって混乱が生じたのか、それとも痺れを切らして決戦を仕掛ける気か。 だが何故、このタイミングで仕掛けてくる? 連中が動き出したのは風竜が戦艦を襲い始めてからだ。 それも旗艦ではなく後方に待機していた艦。 既に何隻もの艦艇を沈められた今、取り立てて騒ぐことではない。 生き残った艦隊で固まって敵の襲撃に備えればいい。 そもそも風竜はあの艦に目を付けたのだろうか? 「竜騎士隊、前進! あの艦に取り付くぞ!」 判らないなら確かめればいい。 何も無いなどという事は有り得ない。 いや、予感があった。そこには我々が打ち倒すべき者がいると。 「敵艦隊、降下を始めました!」 もはや長玉で確認する必要もなく、木造の巨体が雲を突き抜けてその姿を晒す。 まるで天井が迫ってくるようにも見える軍勢を前に兵士達は慄いた。 “光の杖”の援護はもう無い。自分達だけであの艦隊を倒さなければならない。 降り注ぐ砲弾の雨を想起して銃を持つ手が震え始める。 その手にあるのは、敵に比べてあまりにも貧弱すぎる力だった。 「好都合だ」 凛と響いた声に彼等は落としかけていた視線を上げた。 艦隊を真っ向から見据える金髪の女隊長がいた。 恐怖に揺らぐ事なく敵を映す澄んだ瞳。 怯えや焦りを感じさせない声でアニエスは命令を下した。 「敵が近付けばこちらの砲も届くはずだ! 今すぐ大砲を掻き集めろ! 敵の物もだ!」 兵士達が固唾を呑んで彼女の声に耳を傾ける。 彼女とて現状の戦力差が判らない訳ではない。 なのに逃げ出そうともせずに彼女は立ち向かう。 圧倒的な力を前に最後まで力の限り抗おうとしている。 その姿は如何なる勇を鼓舞する言葉よりもずっと雄弁だった。 足の震えが止まり、兵士達は彼女に命じられるままに動き出した。 「決戦だ! これで終わりにするぞ!」 敵陣から響く勇ましい女性の声に老士官は笑みを洩らした。 無謀だが勇敢で誇り高い彼女らに敬礼の姿勢を取る。 明日を担うのは彼女のような若者達だ。 まだそういう人間がいるのなら未来はそう絶望的でもない。 出来れば、この戦を生き延びて欲しいものだと願う。 しかし彼には戦の趨勢を左右する事は出来ても、 個々の兵士の生死を決める事は出来ない。 「艦隊の着陸に備え、村の残骸を撤去。降りられそうな平地も片付けておけ。 前線の部隊を呼び戻し、着陸してから乗員が下船するまでの間の防衛に当たらせろ」 淡々と命令を下して彼は一息ついた。 閉じた瞼の裏に浮かぶのは血と悲しみに満ちた戦場跡。 このハルケギニアの地にはどれだけの血が染み込んでいるのだろうか。 思い馳せようとも至らないほど長すぎる戦いの歴史に老士官は押し黙る。 しかし、この戦いはこれで終わる。 どちらが勝つにせよ、どのような形になろうともだ……。 神聖アルビオン共和国皇帝・オリヴァー・クロムウェルは、 果たしてどのような心境でその音を聞いていたのだろうか。 “虚無”を騙った自分に神罰を下さんとする始祖の足音か、 それとも断頭台の刃を持ち上げていく縄の軋む音か、 あるいは世界が足元から崩れ去っていく音だったかもしれない。 恐怖に凍りついた彼等が見上げるのは悲鳴にも似た音を奏でる天井。 薄い木板を挟んだ向こう側には怪物がいる。 それは明確な形を帯びた、自分の死そのもの。 メキメキと音を立てて引き裂かれていく内壁。 そこから僅かに覗く鮮明な蒼と金色の瞳。 “バオー”とクロムウェルの視線が交錯する。 確かにクロムウェルの耳には、言葉ではない“バオー”の声が聞こえた。 “見つけたぞ…!” 憤怒と憎悪に満ちた呪いじみたその響きに、クロムウェルは戦慄した。 指の一本とて動かせず、悲鳴さえも上がらない。 そんな事をすれば次の瞬間には自分は死んでいる。 死の確信が恐怖と共に彼の脳裏に刻み込まれていた。 瞬間、艦に大きな衝撃が走った。 “バオー”の背中から立ち昇る煙。 雄叫びを上げながら振り返った先には一隻の船。 その舳先には巨躯とそれに見合った巨大な鉄の杖を構える男。 光を失ったメンヌヴィルの瞳が“バオー”を捉える。 放たれた火球が炸裂し“バオー”の身体を包み込む。 焼き剥れていく鱗と皮膚。肉の焦げる悪臭が辺りに立ち込める。 鋼鉄さえも溶解させる炎を幾度撃ち込んでも死なない怪物。 それを前にメンヌヴィルは歓喜に満ちた表情を浮かべた。 「素晴らしい、素晴らしいぞ化け物!」 まるで新しい玩具を見つけた子供のように彼は沸き立つ。 “炎蛇”と呼ばれた男を見つけるまでの退屈で苦痛な時間を、 暴力の化身ともいえる“バオー”との戦いが忘れさせてくれた。 振り上げたメンヌヴィルの杖の先に浮かぶ業火。 未だに黒煙を上げる火傷跡に再び炎の塊が命中する。 臓腑を焼き尽くさんばかりの熱に“バオー”は悲鳴を上げた。 如何に進化を遂げようとも彼の弱点は決して克服されない。 このまま炎を浴び続ければ確実に焼け死ぬだろう。 今も自身を焼く炎はそれほどまでの脅威なのだ。 “バオー”の標的がクロムウェルからメンヌヴィルへと移る。 殺意を感じ取った“白炎”の口元に笑みが浮かぶ。 大気を震わせる雄叫びが恐怖とそれ以上の興奮を掻き立てる。 猛り狂う感情が快感のように全身を駆け巡る。 怪物に叫び返したいのを堪えてメンヌヴィルは詠唱を続ける。 クロムウェルの艦から“バオー”が離れる。 この距離で“ブレイク・ダーク・サンダー”を放てば他の人間を巻き込む。 かといって焼け落ちた鱗では“シューティング・ビースス・スティンガー”は撃てない。 だからこそ“バオー”は舳先ごと直接メンヌヴィルを打ち砕こうとした。 しかし、その思惑は万雷にも似た砲声によって掻き消された。 「撃ぇい!」 ボーウッドの号令一下、並べられた砲門が連鎖するように次々と火を噴く。 百近い大砲から撃ち出される千を超える散弾。 降り注ぐ鉄の雨が翼と身体に風穴を開けていく。 分泌液の修復が追いつかず、避ける事も防ぐ事も叶わない。 ボーウッドはずっと“バオー”が離れる一瞬を待っていた。 降下していくクロムウェルの艦と付かず離れずの距離を保っていたのもその為だ。 艦隊の全ての砲口は既に“バオー”へと向けられていた。 肉も骨も削り取られていく怪物の姿に船員達は歓声を上げる。 しかし砲撃を指示する彼の内心は複雑だった。 クロムウェルはこの戦争の元凶と言ってもいい人物だ。 それを守らなければならない自分の立場に疑問を感じずにはいられなかった。 だがアルビオンには指導者が必要なのだ。たとえ、それがどのような人物であろうとも。 貴族達が利権を争い、アルビオンを割って争うような事態だけは避けねばならない。 「……終焉が目に見ているというのにな」 それでも、それを一刻でも遅らせるのが私の務めだ。 誰の為でもない、自分とアルビオンに生きる者達の為に。 「余計な真似を! 俺の楽しみを邪魔するな!」 白煙をたなびかせる艦隊を見てメンヌヴィルは叫ぶ。 しかし砲声は止むことなく鳴り響き、彼の怒声を遮る。 返事の代わりにやってきたのは伝令を携えた竜騎士。 “砲撃で弱った怪物を仕留めろ” それがメンヌヴィルに下された命令だった。 苛立ちを隠し切れない傭兵部隊の隊長に恐怖を感じながら、 役目を終えた竜騎士が母艦へと引き返そうとする、その刹那。 彼と彼を乗せた火竜は灼熱の炎に包まれて爆散した。 杖を振るった姿勢で荒い呼吸を繰り返すメンヌヴィルに部下さえも慄く。 獲物を横から奪い取られた彼の憤慨は誰にも理解する事は出来ない。 だが、ここで命令に背いて艦隊に戦争を仕掛けるほど彼は壊れてはいない。 如何にメンヌヴィルの腕が立とうとも、ここは空の上。 無数に降ってくる砲弾から船と自分を守るなど出来るはずもない。 ここで倒れるわけにはいかない理由が彼にはある。 “炎蛇”との再戦。それを果たすまではメンヌヴィルは死ねない。 杖を掲げて彼は命令を実行に移した。 久しぶりに出会えた“遊び相手”に心躍らされたのも一瞬。 また宿敵を見つけるまでの退屈な時間が始まるのだ。 悲しみと憤りの入り混じった感情が捌け口を求めて炎に変じる。 メンヌヴィルの巨躯さえ霞んでしまう巨大な火球。 それを放とうとした瞬間、彼の身体が動きを止めた。 不審がる部下にも構わず、彼はあらぬ方向へと視線を移す。 その視線の先には広大な森が広がっているのみ。 僅かに立ち昇る煙がそこで戦闘があった事を告げていた。 そこから戦いを終えて去っていく一人の男にメンヌヴィルの目が留まった。 彼はその“熱”をハッキリと記憶していた。 否。忘れようとも忘れられない。 文字通り、敗北と共に脳裏に焼き付けられたのだ。 「………貴様は」 じくりと火傷跡から熱と痛みが込み上げる。 まるで、この傷を負った時を思い出すかのように。 「こちらです! お急ぎください!」 船員がクロムウェルを甲板へと誘導する。 脱出する際の危惧であった“バオー”は艦隊が食い止めている。 もはや落ちていくだけの艦に留まる理由は無い。 息せき切って怠惰に慣れた身体に鞭打ちながらクロムウェルは走る。 そして彼は棺桶と化しつつあった艦内から外へと飛び出した。 目いっぱい広がる青い空と吹き抜ける風。 いつ押し潰されるとも分からなかった艦内とは違う。 クロムウェルは生き延びた実感を身体中に感じていた。 その彼の視界を一匹の火竜が遮った。 風圧を直に受けてクロムウェルの顔が顰められる。 護衛の竜騎士だろうが皇帝に対してあまりにも無礼な態度。 いつもの余裕に満ちた態度を忘れ、怒鳴りつけようとした瞬間。 クロムウェルの身体を駆け巡る血が凍りついた。 殺意はおろか鬼気さえも感じる瞳。 生々しい傷が幾重にも付けられた身体。 そして騎竜の紋章は神聖アルビオン共和国のそれとは違う。 「見つけたぞ…! 逆賊オリヴァー・クロムウェル!」 既に失われた王国の紋章を掲げる竜騎士が叫ぶ。 それに合わせて火竜も咆哮を上げながら吐息を放った。 炎を浴びせられた脱出艇が炎上し、地上へと落ちていく。 脱出の望みが潰えていく様をクロムウェルは両の眼で見た。 「陛下、戦友、同胞、散った者達の無念が俺を導いた! 俺はここだ! ここに……貴様の前にいるぞクロムウェル!」 戻る 目次 進む
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階段を駆け上がった先から伸びる枝に沿って、一艘船が停泊していた。 一行はタラップから甲板へと次々と飛び乗る。すると甲板で寝込んでいた船員が目を覚ました。 「な、なんでぇ?おめぇら!」 「船長はいるか?」 「寝てるぜ。用があるなら、明日の朝、改めて来るんだな」 男はラム酒の壜をラッパ飲みにしながら、酔って濁った目で答えた。 「貴族に二度同じ事を言わせる気―――――」 ワルドがすらりと杖を引き抜き、脅しをかけようとしたその時、船員は目の色を変えて直立した。 「ま、マジか!昼間、街のガキどもが話してた噂は本当だったのかよ。本物の『ギーシュさん』じゃねえか!」 船員は既にワルドの言葉を聞いてなければ、見てもいない。 「船長大変だァ!」 男は硬い動きで後ろへ向き直り、興奮した声で叫びながら船長室へすっ飛んでいった。 ギーシュはその状況に呆気を取られていたが、ふと気付くとワルドがとても熱い視線を自分へと向けているのに気付いた。 「流石『ギーシュさん』の雷名!このような下々の者にまでッ!」 やたらと熱く熱く感動しているワルドの姿を、ルイズは何も見なかった事にした。アヌビス神とデルフリンガーもそれに倣った。 しばらくすると、びしっとした正装姿に船長を表す帽子を被った初老の男が船員と共にやってきて、目の前で片膝をついて傅いた。 「うちのかみさんも大層貴方様には参ってまして。いやぁこのような貨物船に『ギーシュ』さんに来て頂けるとは一生の誉れです」 ギーシュは『ぼ、ぼくのこと?』と自分を指差してキョロキョロしている。ワルドがそれに頷いて応えた。 「で、当船に何の御用向きでしょうか?」 やたらと目をキラキラ輝かせて問う船長に、ワルドが答えた。 「アルビオンへ、今すぐ出航してもらいたい」 すると船長がとても申し訳無さそうな顔をした。 「アルビオンがラ・ロシェールに最も近づくのは朝です。その前に出航したんでは風石が足りんのです……最短距離分しか積んでないんですよ」 「『風石』が足りぬ分は、僕が補う。僕は『風』のスクウェアだ」 ワルドの言葉に船長と船員は、顔を見合わせた。 「す、すげえですよ船長!流石あの『ギーシュさん』だ!お供の配下がスクウェアメイジだ!」 「ま、全くだ。正直少し噂は眉唾ものじゃねえかとも思ってたが、こいつは本物だな!噂以上じゃねえか!」 二人は揃って深々と頭を下げた。 「ならば結構で。船賃も結構でございます」 配下扱いされたワルドはやたらと良い笑顔を浮かべた。右手をぎゅっと固く握って小声で『よっしゃ!』とか言っている。 「無理を頼むのだ、只でとは言わん。積荷はなんだ?」 「硫黄で。アルビオンでは、今や黄金並の値段がつきますんで。新しい秩序を建設なさっている貴族のかたがたは、高値をつけてくださいます。 秩序の建設には火薬と火の秘薬は必需品ですのでね」 「その運賃と同額を出そう」 ワルドのその言葉に船長たちは『へへぇー』と甲板に平伏した。 「さ、流石『ギーシュさん』ですね!太っ腹だァ!」 船員の言葉に船長がこくこくと嬉しそうに頷いた。 「お前ら!あの『ギーシュさん』のご依頼で今すぐ出航だ!もやいを放て!帆を打て!」 「「「オォー!!」」」 夜分にも関わらず、気合の入った声で答えた船員達は、よく訓練された動きできびきびと出航の準備を始めた。 帆と羽が風を受け、ぶわっと張り詰め、船が動き出す。 「アルビオンにはいつ着く?」 ワルドが尋ねると、 「明日の昼過ぎには、スカボローの港に到着しまさあ」 と船長が答えた。 ギーシュは舷側から、ぐんぐんと離れていくラ・ロシェールの明かりを見ながら、少しぼーっとしていた。 良く判らないうちに有名になっているけどあれは一体……とも思ったが、何より残してきた三人が気掛かりでもあった。 明かりの中に大きく揺らぐ巨大な炎の渦のような物が見えた。 「あれってやっぱりあの三人なのかね……」 呟いた独り言に横から返事が帰ってきた。 「トライアングルメイジが三人なのよ。ちょっとやそっとじゃ負けないわよ」 それはルイズであった。 「そりゃそうだ。しかもうち一人はあの『土くれ』だったね」 ギーシュは少し小声で風に紛らせるようにして答えた。 二人がしばし、ぼさーっと地上を眺めていると、船長と話しを終わらせたワルドがやってきた。 「船長の話しでは、ニューカッスル付近に陣を配置した王軍は、攻囲されて苦戦中のようだ」 ルイズがはっとした顔になった。 「ウェールズ皇太子は?」 ワルドは首を振った。 「わからん。生きてはいるようだが……」 「何見当違いな心配してるんだお前等。そんな主要人物が死んだり掴まったりしてたら、もう戦争終わってるだろうが!さっきの街でも大騒ぎだっての」 ルイズのお尻から声がした。正論だが言い方が気に入らなかったので、ルイズは黙って声の主を甲板へびたんと叩きつけた。 「どうせ、港町は反乱軍に押さえられているんでしょう?」 アヌビス神をぐりぐりと踏みつけながら、ワルドと会話を続ける。 「そうだね」 「どうやって、王党派と連絡を取ればいいのかしら」 「陣中突破しかあるまいな。スカボローから、ニューカッスルまでは馬で一日だ」 「反乱軍の間をすり抜けて?」 「そうだ。それしかないだろう。まあ、反乱軍も公然とトリステインの貴族に手出しはできんだろう。 スキを見て、包囲網を突破し、ニューカッスルの陣へと向かう。ただ。夜の闇には気をつけないといけないがな」 ルイズは緊張した顔で頷いた。それから尋ねる。 「そういえば、ワルド、あなたのグリフォンはどうしたの?」 ワルドは微笑んだ。舷側から身を乗り出すと、口笛を吹いた。下からグリフォンの羽音が聞こえてきた。 そのまま甲板に着陸して、船員たちを驚かせた。 「船じゃなくって、あのグリフォンで行けばいいだろ」 ルイズの足元からアヌビス神の声がする。 「竜じゃあるまいし、そんなに長い距離は、飛べないわ」 ルイズが答えた。 「ご主人さまは脳味噌がマヌケか? ならタバサのシルフィードで行けば良かったじゃねえか……。 街で一日潰す必要が何処にあったんだよ!おれ達がゲロまみれにならずにすんだじゃねえか!ご主人さまでも許されざるミスだぞこれは!」 「全くだ小娘め!おかげであんな6000年最大の恥辱を味わう派目になったじゃねーか!」 アヌビス神に続いて背のデルフリンガーも抗議の声を上げる。 ルイズは黙って背中のデルフリンガーも足元に放り投げた。 ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ そして黙ったまま、右足を何度も上下に往復させた。 ワルドはその光景にもう見慣れたらしく、優しく微笑んだ後向き直り、ギーシュの隣へそそくさと移動した。 「アルビオンが見えたぞー!」 舷側で思う思うに時間を潰していると、鐘楼の上に立った見張りの船員の声が聞こえてきた。 「あれがアルビオンか?」 甲板に転がるアヌビス神の視界に、雲の切れ目から黒い巨大な何かが映った。 地表には山がそびえ、川が流れる。その光景に圧倒される。 横で立っていたルイズが言った。 「驚いた?あれが浮遊大陸アルビオン。ああやって空中を浮遊して、主に太洋の上を彷徨っているわ。 でも、月に何度か、ハルケギニアの上にやってくる。大きさはトリステインの国土程もあるわ。通称「白の国」」 「どうして『白の国』なんだ? 反乱が起こってるって位だから白痴ばっかって事だな?そうに違い無いな」 「馬鹿なこと言ってるんじゃないわよ。あれよあれ」 ルイズは大陸を指差した。大河から溢れた水が、空に落ち込んでいる。その際、白い霧となって、大陸の下半分を包んでいた。 霧は雲となり、大雨を広範囲に渡ってハルケギニアの大陸に降らすのだとルイズは説明した。 「風にフラフラ彷徨って、白ってよりタコだな凧。タコの国で充分だ “風に吹き流されてふらふらタコの国”とおれが命名する」 ルイズがアヌビス神を踏みつけようとしたところで、見張りの船員が、大声をあげた。 「右舷前方の雲中より、船が接近してきます!」 この船よりも一回り大きい黒船が一隻近付いてくる。 「ちっ、大砲付きだな……」 アヌビス神の言葉にルイズは眉をひそめた。 「いやだわ。反乱勢……、貴族派の軍艦かしら」 後甲板で、ワルドと並んで操船の指揮を取っていた船長らが叫ぶのが聞こえてくる。 「く、空賊だ! 逃げろ!取り舵いっぱい!」 声に続けて、砲音が響き渡る。 「き、きたか?ついに憧れの甲板白兵戦か?」 アヌビス神が興奮した声を上げた。 黒船のマストに、四色の旗流信号がするすると登る。 「停戦命令です、船長」 アヌビス神がわくわくしていると、船長の諦めるような声が聞こえてきた。ワルドの魔法は打ち止めとの声も聞こえる。 「裏帆を打て。停船だ」 船長の停船の声が聞こえ、アヌビス神は舌打ちをした。 「ちっ、だらしねえ。 いや?きっと騙してこっちへ乗り込ませてから白兵戦だな!」 ルイズはいきなり現れて大砲をぶっぱなす黒船に、慌てて二振りを足元から拾って身に帯びる。 どうやら大砲の音がするまで居眠りをしてたらしいギーシュが、どうしたどうしたと騒ぎながらバタバタと走ってくる。 「空賊だ!抵抗するな!」 黒船から、メガホンを持った男が大声で怒鳴った。 黒船の舷側に弓やフリント・ロック銃を持った男達が並び、こちらに狙いを定めた。 鉤のついたロープが放たれ、ルイズらの乗った船の舷縁に引っ掛かる。 手に斧や曲刀などの得物を持った屈強な男たちが、船の間に張られたロープを伝ってやってくる。その数およそ数十人。 「あの位の人数余裕だな。ずばァーっと行こうぜずばァーっと!」 「いいねェ、腕が鳴るねェ」 アヌビス神とデルフリンガーが興奮していると、傍にきたワルドに止められる。 「やめておけ。敵は武器を持った水兵だけじゃない。あれだけの門数の大砲が、こちらに狙いをつけているんだぞ。 おまけに、向こうにはメイジがいるかもしれない」 「あんだけ近くなんだぜ。大砲なんか早々撃てねえよ。 こっちに爆薬とか爆発物満載だって脅せば絶対に撃てないっての。硫黄の塊でも投げてやりゃ疑って自滅恐れて撃てねえ。心配するなワルド坊ちゃん。 憶えて置けよ、言葉も武器だぜ」 「言うねえ!流石兄弟!それで行こうや」 わざとらしく渋い声で喋るアヌビス神にデルフリンガーがやんややんやと声をあげる。 その時前甲板に繋ぎ止められていたワルドのグリフォンが、乗り移ろうとする空賊たちに驚き、ギャンギャンと喚き始めた。 その瞬間、グリフォンの頭が青白い雲で覆われた。グリフォンは甲板に倒れ、寝息を立て始めた。 「眠りの雲……、確実にメイジがいるようだな」 「だからどうしたんだよ。おれたちは寝ないし。あんなん煙幕にもならねえ。 速攻で大将首落としてあの軍船頂こうぜ」 警戒するワルドをアヌビス神が笑い飛ばし、興奮を高める。 会話をしている間にも、空賊たちは甲板へと迫り、どすんと音を立てて降り立ってきた。 その中に一人派手な格好の空賊が居た。 元は白かったらしいが、汗とグリース油で汚れて真っ黒になったシャツの胸をはだけ、そこから赤銅色に日焼けした逞しい胸が覗いている。 ぼさぼさの長い黒髪は、赤い布で乱暴に纏められ、無精髭が顔中に生えている。丁寧に左目に眼帯が巻いてあった。その男が空賊の頭らしい。 「船長はどこでえ」 荒っぽい仕草と言葉遣いで、辺りを見回す。 「わたしだが」 震えながら、それでも精一杯の威厳を保とうと努力しながら、船長が手をあげる。頭は大股で船長に近付き、顔をぴたぴたと抜いた曲刀で叩いた。 「船の名前と、積荷は?」 「トリステインの『マリー・ガーランド』号。積荷は硫黄だ」 空賊たちの間から、ため息が漏れた。頭の男はにやっと笑うと、船長の帽子を取り上げ、自分がかぶった。 「船ごと全部買った。料金はてめえらの命だ」 船長が屈辱で震える。 「チャンスだ。向こうの頭がこっちにいるから大砲はこねえ。 一瞬で首を刎ねて、動揺した隙に雑魚どもも纏めてバラせば勝てる」 アヌビス神はルイズの後ろでオタオタしているギーシュへと叫んだ。 「ギィィィーシュ!ワルキューレだッ!」 その声に船長の顔がぱっと明るくなる。 「そ、そうだ『ギーシュさん』がいらしたんだ!」 頭の男が眉をひそめる。 「ギーシュ……さん?聞き覚えが……」 空賊の一人が慌てて頭の下へばたばたと走ってきた。 「近頃トリステインで噂の『愛』の『ギーシュさん』でさぁ」 「あの噂の?本物なのか?」 「ま、間違いありません。噂どおりの格好と髪型。あれこそ『ギーシュさん』 何よりもあの薔薇の造花。間違い有りませんぜ」 ギーシュは突然自分の名前を連呼され、振ろうとしていた薔薇の杖を止める。 ルイズは突然の展開に、小さくぶっと噴出した。 空賊たちが最低限を残し、頭の周りに集まり突然相談を始めた。 戦闘回避された空気を読み取ってアヌビス神は詰まらなさそうに、また舌打ち風に声を出した。 しばらくすると突然空賊の頭が、先程と一変した理知的な表情でルイズらの前までやってきた。 空族たちも表情を一変させ直立で並んでいる。 頭は、カツラであった縮れた黒髪をはぎ、眼帯を取り外し、作り物だったらしいひげをびりっと剥がした。現れたのは凛々しい金髪の若者であった。 「大変失礼した。まさか風の噂に聞いた『愛』のお方が乗船している船だとは。 私はアルビオン王立空軍大将、本国艦隊司令官……、本国艦隊といっても、既にあの『イーグル』号しか存在しない、無力な艦隊だがね。まあ、その肩書きよりこちらのほうが通りがいいだろう」 若者は姿勢をただし、威風堂々名乗りを上げた。 「アルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ」 ルイズは口をあんぐりと開けた。ありえない、ありえなさ過ぎる。何で名乗り出るのよそこで!名乗り出てもらわないと困ったけど。 噂、噂が一人歩きしている。トリステインから飛び出てしまっている。あの日食堂で勢いに任せた事で起こった、小さな蝶の羽ばたきが大嵐になって吹き荒れている気がする。 流石にウェールズ本人にまでは大きく耳に入って無かったようだが、配下の者たちは明かに毒されている。 ワルドはさっきからなにやら、ウンウンと頷いている。何だか半端に偉い立場の人程影響を受けているのでは無いだろうか?ルイズはふとそう思った。 アンリエッタさま自身は左程知らなかった、しかし王宮内には知って心頭している者が居たようで、現にこのワルドも妖しい。 今の目の前のウェールズ皇太子も、アンリエッタさまと似た様な感じがする。もしかしたら立場上狭間で疲れてる人の心を打つのかしら? アヌビス神が『タコ皇子か、ぷっ』と馬鹿にしたがルイズの耳には入らなかった。 時々『ギーシュさん!ギーシュさん!ギーシュさん!』というコールは聞こえたが、聞こえなかった事にした。 ルイズが一人頭を抱えていると、何時の間にかワルドとギーシュが、ウェールズと話しを進めていた。 空賊に身をやつしていた理由、そして密書の件を話し自己紹介を済ませ、自分が指されていることに気付いた。 「そして、こちらが姫殿下より大使の大任をおおせつかったラ・ヴァリエール嬢にございます殿下」 「なるほど!きみらのような立派な貴族が、私の親衛隊にあと十人ばかりいたら、このような惨めな今日を迎えることもなかったろうに!いや……『ギーシュさん』ならばお一人でも……。 おっと、話しが逸れた。して、その密書とやらは?」 少し呆けていたルイズはその言葉に慌てて、胸のポケットからアンリエッタの手紙を取り出した。 恭しくウェールズに近付いたが、途中で立ち止る。それから、ちょっと躊躇うように、口を開いた。 「あ、あの……」 「なんだね?」 「その失礼ですが、ほんとに皇太子さま?」 ウェールズは笑った。 ルイズの疑いを完全に理解しないままに……。 「まあ、さっきまでの顔を見れば、無理もない。僕はウェールズだよ。正真正銘の皇太子さ。なんなら証拠をお見せしよう」 ウェールズは、ルイズの指に光る、水のルビーを見つめて言った。 自分の薬指に光る指輪を外すと、ルイズの手を取り、水のルビーに近づけた。二つの宝石は共鳴しあい、虹色の光を振り撒いた。 その虹に一同おぉーっと声を上げる。 「こりゃヴェルダンデが見たらヨダレ垂らしながら全力で押し倒しに来るね」 ルイズは開いた手で、アヌビス神の鞘を止めるベルトを自然で流麗な動きで外して、脚元に落とした。 「この宝石は、アルビオン王家に伝わる、風のルビーだ。きみが嵌めているのは、アンリエッタが嵌めていた、水のルビーだ。そうだね?」 ルイズは頷いた。 「水と風は、虹を作る。王家の間にかかる虹さ」 「大変失礼をばいたしました」 ルイズ一礼して、手紙をウェールズに手渡す。 ウェールズは、愛しそうにその手紙を見つめると、花押に接吻した。それから、慎重に封を開き、中の便箋を取り出し、読み始めた。 「姫は結婚するのか?あの、愛らしいアンリエッタが。私の可愛い……、従妹は」 ワルドは無言で頭を下げ、肯定の意を表した。 アヌビス神はふとアンリエッタの事を思い出した。 「二の腕から脇の斬り心地が実に良さそうな、あのアンリエッタ姫さまか」 「こ、この無礼も―――――」 「そう……昔からアンリエッタの二の腕は実に撫で心地が……ん?」 ルイズがアヌビス神を踏もうとしたところで、手紙を読みながら感いっていたウェールズが手紙に目を落としたまま、何か聞いてはいけない事を言った気がした。 「今の声は、ワルド子爵、きみかね?」 ウェールズの問いに、ワルドは違う違うと慌てて首を横に振った。『正直アンリエッタの腕に魅力を感じないし』と、うっかり言いかけて、口を押さえた。 ギーシュは何時の間にか、がっくりなっていた船長らを励ましに行っている為、此処には居ない。 船長らは『もう『ギーシュさん』に倣って王党派につきます!』と興奮気味に叫んでいた。 「そ、そそそ、その失礼致しましたっ!わ、わわ、わたしめの使い魔ですっ!」 ルイズが慌てて足元からアヌビス神を拾い上げる。 「後でたっぷりとお仕置きをして躾ておきますので、何とぞご無礼お許し下さいませっ!」 「褒め言葉が無礼とか、それこそ無礼だご主人さま」 ルイズとアヌビス神のやり取りを見て、ウェールズは少し微笑んだ。 「インテリジェンスソードが使い魔とは珍しい。 おっと、話しが逸れたね。今はそれどころでは、ないのだろう?」 読み終った手紙をたたみながら、ウェールズは続けた。 「姫は、あの手紙を返して欲しいとこの私に告げている。何より大切な、姫から貰った手紙だが、姫の望みは私の望みだ。そのようにしよう。 ただしあの手紙は、今、手元にはない。ニューカッスルの城にあるんだ。 姫の手紙を空賊船に連れてくるわけにはいかぬのでね」 ウェールズは笑って言った。 「多少、面倒だが、ニューカッスルまで足労願いたい」 To Be Continued 21< 戻る
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ペガサス 図鑑番号 形式番号 正式名称 開発プラン名 開発資金 541 BATTLESHIP 図鑑:ペガサス生産:ペガサス兵器:ペガサス MS運用母艦の開発 3500 出典:ゲームオリジナル Height ---m Weight ---t 必要技術 関連機体条件 特殊条件 基礎 MS MA 敵性 8 - - 7 - V作戦発動時はレベルに関係なく開発可能 開発前作中コメント MSの支援を目的とする強襲揚陸艦の開発を行う。ミノフスキークラフトによる大気圏内航行及び大気圏突入、離脱能力の獲得を図る。 開発期間 6 生産期間 3 資金 1400 資源 8200 資金(一機あたり) - 資源(一機あたり) - 移動 8 索敵 B 消費 45 搭載 6 機数 1 制圧 ○ 限界 170 割引 C2 耐久 740 運動 12 物資 600 武装 × シールド × スタック × 改造先 高性能化(ホワイトベース)310/3390 特殊能力: 打上可能 突入可能 広域散布可能 生産可能勢力: 地球連邦 エゥーゴ エゥーゴ・クワトロ ティターンズ ティターンズ・シロッコ テム・レイ軍 武器名 攻撃力 命中率 射程距離 メガリュウシホウ 165 55 2-4 シュホウ 105 40 2-4 ミサイル 60 35 1-3 陸 砂 山 森 寒 水 空 宇 攻撃 △ △ △ △ △ △ ○ ○ 移動 - - - - - - △ ○ 寸評:強襲揚陸艦の名通り、搭載・火力・耐久を併せ持つ、連邦軍待望の前線で戦力を展開・収納できる艦。2スタック(6ユニット)が搭載可能、宇宙でも地上でも運用可能で大気圏突入ができ、更に拠点の制圧もこなしてくれる万能艦。火力が高く、優秀な艦長を乗せれば敵航空機を一掃してくれるだろう。登場した時期なら耐久も圧倒的であり、空の要塞として安心して運用できる。コストが高めなので、プロトタイプガンダムの母艦として運用するといい。性能的にミデア2機生産するよりお得。ホワイトベースに改修可能で出来次第変えたいところだが、条件有りなので注意。ホワイトベースにできるなら改修しつづけてアルビオンとなり最後まで使える。 うんちく等:ペガサス級一番艦。WBより数日先に建造が開始されたが、途中エンジンの不具合で完成が遅れてしまった。と言う訳でネームシップながら就航は二番目。内部事情としては以下を参照。ガンダムの初期設定におけるホワイトベースに相当する艦名。商標の関係でペガサス級ホワイトベースという名称になったが、小説版機動戦士ガンダムでは逆にホワイトベース級1番艦ペガサスとなっている。小説版ではペガサスの撃沈後に2番艦ペガサスジュニアが登場し、ペガサスの生存者はそちらに乗り換えることになった。しばらくの後、TV版と小説版を統合しようとして「ペガサス級」としたが、TVで輸送艦と偽称していたということはジオンはホワイトベースを初見だったはず。という訳で「ホワイトベースが後から着工したが先に進水した」と、クラスネームなのに2番艦のペガサスというややこしい設定になってしまった。これに限らないが、パラレルワールドであるTV版と小説版の兵器が両方ありというのは、本ゲームシリーズの影響も大きいであろう。 このページ内で加筆、訂正があり、編集方法が判らない方は、下のコメントからどうぞ。編集が出来る方は気付き次第、編集お願いします。ページ内容編集に直接関係の無い内容は雑談用掲示板でお願いします。 このゲームでのペガサス級全般に言えることだが、当面のライバルとなるであろうジオンのザンジバル級と比べると地上で使う場合対地攻撃できるミサイルが間接攻撃可能なのでより戦闘に参加させやすかったりする -- 名無しさん (2010-04-08 18 40 36) 連邦序盤で敵にドダイザクが多い場合、艦長次第ではガンガン撃墜してくれる。水場では制空戦艦としても使える。 -- 名無しさん (2010-12-15 20 26 26) ガンダムを運用するなら必須ともいえる重要性を持つ艦 -- 名無しさん (2010-12-21 06 54 39) 改造でアルビオンまで繋げる上に、資金がそれ程かからない。序盤の内に数を作っておいても損はしないが、耐久面では過信し過ぎない事 -- 名無しさん (2010-12-22 23 24 59) 耐久はミデアに比べ高いが、移動力は負けるので地上で使うときは足並みに注意。 -- 名無しさん (2011-03-12 17 44 34) 連邦序盤では圧倒的に硬い 地上や海上の拠点の上ならまず落ちない 壁にして裏から量産ガンタンクなどの間接攻撃がお勧め -- 名無しさん (2011-03-12 21 36 52) 通常兵器のみプレイでは本艦の魅力は計り知れない。しかしV作戦を実行しないとなると、その基礎レベル8は余りに遠い。敵は待ってくれないので暫く諦める他無いだろう -- 名無しさん (2011-04-14 19 30 24) さすが強襲揚陸艦と言われるだけにかなり無理が利く、敵陣に特攻して1ターン耐え切ったらあとはガンダムを下ろして後方拠点で休むといい -- 名無しさん (2011-05-16 02 10 35) この汎用性なら生産資金を今の倍でも安いくらい。 連邦宇宙艦の不遇は、この艦(と発展艦)の所為といっても過言ではない。 -- 名無しさん (2012-03-25 23 50 23) 貧乏な内はホワイトベースでなくペガサスだらけになってしまう。 -- 名無しさん (2012-10-10 05 29 03) ↑資金資源差なんて僅かだし、火力も段違い。ペガサス量産は損。 -- 名無しさん (2012-10-14 20 54 56) ↑ホワイトベースはV作戦が終わってから最短で7ターンも待たないと開発が終わらない。ペガサスを改造したとしても、ホワイトベースを直接作るのと比べ、余計にかかる資金がたったの10なので、最初ペガサス量産して後から改造でも資金的には無いに等しい -- 名無しさん (2013-11-13 13 13 40) 連邦1部の地上エリア防衛は誰か乗せたこれ1艦置いて補給路さえ確保して置けばまず落ちない。空中だから格闘を受ける心配も無い。対地対水攻撃はちと弱いが相手が空中なら強い。防衛の為にあれやこれや作るより安く済む。 -- 名無しさん (2013-11-13 13 28 06) 連邦軍プレイ第1部の前半では文字通り攻略部隊の中核となる重要ユニットであるものの、調子に乗って作りすぎると資金資源を使い果たし中盤の兵器開発に支障をきたすので程々に。 それでも連邦軍プレイ序盤の難敵であるドダイザクもペガサス級が前線投入できれば容易にアウトレンジ攻撃で潰せるので、主力部隊に3隻ぐらいいれば丁度いいかも。 -- 名無しさん (2014-04-24 11 57 23) 出典はMSVでは?ゲームオリジナルではないはず。 -- キリコ (2015-06-27 12 38 44) MSVでは無く小説版。MSVはホワイトベース級ホワイトベースでコイツに言及無し。小説版でペガサス級ペガサスでホワイトベースは存在しない。最近の設定がペガサス級ペガサスとペガサス級ホワイトベース -- 名無しさん (2015-06-28 21 53 41) んで、その設定統合の走りがSS版ギレン -- 名無しさん (2015-06-28 21 54 52) 難攻不落の空の要塞。2機編隊で展開すれば陸と空に於いてのMS&捨て身デコイ航空機の優位性はとても高くなる。 -- 超弩級炎上究極最終形態 (2015-08-03 13 11 34) ジオン系で諜報部が持ってきたら嬉しい機体ベスト3に入る -- 名無しさん (2015-08-11 19 02 17) こいつが出来上がる頃にはドダイザクとデザートザクの組み合わせが多くなるので、空の掃除用にこいつを作ると楽になる。後半は改造して高性能化で再利用。 -- 名無しさん (2016-06-16 01 42 25) 主砲の発射回数が3回なので、射撃7・14が回数が増えるライン。本艦の出番がある時期に射撃14に乗る艦長キャラはまずいないので、本艦の出番がある時期の連邦に多い射撃10程度の艦長たちにとって少しもったいないバランスとなっている。これはWBになると攻撃回数が+1されることである程度改善されるので、これらの艦長を十分に活かすためにもWBが完成し次第即改造した方が良い -- 名無しさん (2016-06-17 20 58 09) 序盤の連邦編でロールアウト後は各拠点に一機ずつ作っておけば、資金資源もそこまで枯渇しなくて済む。搭乗時期にこの耐久力と火力はずば抜けているので、ティアンム、ヘンケン、ワッケインが最有力候補。あと全兵器に乗れるレビル将軍も候補に入る。 -- 名無しさん (2016-06-18 02 08 21) ガンダムが生産できるようになったら全力でガンダムを量産しがちだが、こいつを量産したほうが地上制圧が圧倒的に楽 ドダイザクキラーとして地上で無敵の不沈艦 ガンダムは確かに強力だけど移動力に難がありすぎる -- 名無しさん (2016-09-06 00 31 12) 1ターンでも早く欲しい所だが、ホワイトベースがあらゆる点で優秀なので大量生産はどこまですべきか悩む。特にホワイトベースはメガ粒子砲の威力がずば抜けてるので遠距離はがっかりしがち。 -- 名無しさん (2017-01-20 12 36 45) WB開発してないとグレイファントムにいきなり改造できるよね -- 名無しさん (2017-03-27 04 48 20) パオロを犠牲にしてWBを開発出来るが、コイツで充分。というよりコイツを作る暇が無く、その分デブと魚作った方が戦線は安定する。まぁサンプルでガウやらドダイザクが楽になるが。 -- 名無しの軍人 (2017-07-02 11 05 15) SS版ギレンで連邦サイドでプレイし、ホワイトベースが完成した!と喜んでみたが名前が違う。色も違うし、なんだプロトタイプかと落胆した思い出深いユニット。 -- 名無しさん (2017-07-08 01 30 33) 序盤戦では驚異の耐久力。困ったらこいつに詰めておけばしのげる。ホワイトベースのほうが優秀だが早く作れるだけのメリットはある。V作戦よろしくプロトタイプガンダムとペガサスの性能は高い。地球での敵はザンジバルですら相手にならず敵の対抗手段はない -- 名無しさん (2017-07-12 07 44 06) 開発時期的にはガンダム以上のオーパーツ。宇宙だとそんなに目立たないけど地上だと対抗できる機体は一年戦争終盤になっても出てこない。 -- 名無しさん (2018-02-17 23 49 04) ホワイトベースのほうが優秀だが、時は金なりで数ターンでも早くペガサスが各地に配備される恩恵はあまりにも大きい。とくに敵の空中機をこちらの資源損失なしで落とせるのは大きいし。ハワイ攻略にはペガサスが欲しいところ。宇宙はマゼランとサラミスフル活用でがんばろう。 -- 名無しさん (2018-03-24 09 31 15) ↑が言う通り、序盤の地上は下手に航空機を量産するより使える。倍額投資をして開発直後に量産すれば量産型ガンタンクが量産出来るタイミングとピッタリ合うので水場以外では進撃速度がグッと上がるのが実感出来るはず。ガンダムは宇宙に回して戦艦キラーとして働いて貰おう -- 名無しさん (2018-03-24 16 46 43) 序盤では優秀だが必要資源がかなり高く、作り過ぎるとすぐ資源が不足するので注意。地上での輸送のみならミデア2機の方が良い場合も。 -- 名無しさん (2018-04-12 10 28 52) 連邦は本拠地から前線が近くて良い。ペガサスのサンプルはメキシコで楽々単艦防衛に当ててる。最攻略用は北京マドラスで生産。 -- 名無しさん (2019-05-17 09 04 31) HBよりも数ターン早く作れるのがメリット。性能は比べるべくもないがそれでも740のHPはすごい。序盤の数ターンは貴重だ -- 名無しさん (2019-06-08 20 41 58) WB -- 名無しさん (2019-06-08 22 31 14) 普通は基礎8必要なのにV作戦発動時は無条件で開発できる。その性能は技術レベル相応なので迷わず倍額投資 生産すべき。地上では拠点にこもれば不沈艦となる。後ろからミデアで散布してやれば万全。第一、ニ兵装による対空・宙攻撃が強烈だが、ミサイルが射程1~3で全地形に攻撃可能なのでペガサスで近接攻撃して反撃を吸い込み、デプロッグの集団で安全に遠隔攻撃なども良い。後継機は最終盤まで使える性能だが、基本的に改造せずに再生産した方がいいだろう -- 名無しさん (2019-09-01 02 07 35) アルビオンまで改造すると総額650/11670. -- 名無しさん (2021-01-08 23 07 34) 最終的にアルビオンまで改造して使っていけるのが本当に優秀。プロトガンダムと並んでまさに傑作兵器であろう。 -- 名無しさん (2021-08-14 17 53 44) つってもアルビオンまで改造し続けると資源消費が1隻まるごと新造するより高くつく。1、2隻ならまだしも、 -- 名無しさん (2021-08-14 19 34 45) 何隻も改造し続けるよりはペガサスは引退までそのまま使い続け、運用が厳しくなったら廃棄してアルビオンや他の新造艦にした方が良い。 -- 名無しさん (2021-08-14 19 36 58) 耐久はこの時点でザンジバル改より高い。降下、打ち上げの足と移動拠点としてはこれでも十分、廃棄もせずクリアまで使える。そもそもSFSと可変機が飛び交いだしたらアルビオンでさえ厳しい。 -- 名無しさん (2022-01-31 15 23 15) ペガサスを作って即アルビオンまで改造する様な改造だと確かに無駄に高くなるが、実際にはペガサスからアルビオンまで超長期的に使い倒す中でのアップデートだから高くもない。置き換え時に新規建造だと、改造に比べて配備が毎回数ターン遅れる事になる。置き換えず旧式のまま使い続けるのも余分な撃墜リスクや前に出れない機体を増やす事になる。廃棄してから新規建造するのは費用と引き換えに数字に表れない部分の不便さを支払っているので、それも含めて考えて決めた方が良い -- 名無しさん (2022-01-31 22 22 59) 正直ガンダム系列がロールアウトするよりも戦略を一変させるユニット。1年戦争時の地上戦ではまさに不沈艦となる。 -- 名無しさん (2022-02-01 10 41 06) ホワイトベースとよく比較されるが、ホワイトベースが超強いだけでペガサスも十分強いユニットである。言わずもがなだろうけど。 -- 名無しさん (2022-05-03 17 51 58) 速攻では地上での見せ場としてオデッサ降下、強襲という仕事がある。HLVと違って自身での制圧と粉巻き、ドダイMS殺しが本当に頼りになる。もちろん宇宙でも1Tでは沈まない不沈艦、かつ火力もまだまだ通用する。初心者もこれに地上運搬を頼ればミデアと違って落とされず、本当に頼もしい。 -- 名無しさん (2023-01-28 15 39 52) レビルに似合う戦艦。 -- NAKA (2023-02-21 18 13 52) ペガサスとホワイトベースの差(主砲の手数+1)は見た目よりもでかい。アルビオン迄改造していくかは好みの問題だがホワイトベースなら改造した方が楽になる。 -- 名無しさん (2023-02-21 20 54 10) メガリュウシホウ1発の威力は55でJザクの耐久と同値、すなわち無人のドダイザクはメガリュウシホウ1発で1機落ちるということ。宇宙はマゼランに任せて、ペガサスのサンプルは地上部隊の旗艦として活躍してもらおう。ペガサス級の本格的増産はホワイトベースを待つとしても、1隻追加するくらいは全然アリ。 -- 名無しさん (2023-03-12 09 36 20) 地上なら一隻君臨してるだけでその戦線は鉄壁になるからな。急ぐ予定がないなら増やしたって良い。攻撃力が不足し初めても暫くは滞空トーチカとして頑張れる。 -- 名無しさん (2023-03-13 19 01 38) 大体サラミス2隻分ぐらいのコストだが、確実にそれ以上の働きをする。(サラミスがしょぼすぎというのもある) -- 名無しさん (2023-03-14 15 37 56) 強襲揚陸艦と巡洋艦では差があって当然なので比べるのはおかしい。 -- 名無しさん (2023-03-14 19 12 35) 同じ艦船なんだから比べて当然だろ -- 名無しさん (2023-03-15 04 51 35) サラミスはプランは宇宙巡洋艦の開発だけど形式番号はBATTLESHIPだから結局何に分類されるんだろうね。まあペガサス強いからいいか。 -- 名無しさん (2023-03-15 12 31 42) 連邦では1部序盤から当たり前のように作れるけど、ジオンだとザンジバル改でもペガサスに劣り上位互換(地上で使える+移動8以上)になる艦船がレゥルーラしかないって考えると凄い -- 名無しさん (2023-10-12 14 37 06) ジオンでもザンジバルよりペガサスやホワイトベース使っちゃうくらいには良い母艦だと思う -- 名無しさん (2023-10-12 23 04 27) ↑実際ランバ・ラルWB交戦イベントの目玉報酬ぐらいの価値はあるよな -- 名無しさん (2023-10-13 08 44 07) ↑と言うか -- 名無しさん (2023-10-13 10 08 33) ↑(続き)ジオンだと同じように使えるザンジバルでもペガサスの下位互換だからな。 -- 名無しさん (2023-10-13 10 10 29) ホワイトベースとは違いペガサスは設計図が手に入るんだっけ?ペガサス -- 名無しさん (2023-10-13 15 32 54) ペガサスはパクれるよ。 -- 名無しさん (2023-10-13 17 46 37) 基礎8相当のレベル帯がそもそもザンジバルよりだいぶ上なので力関係はこれのほうが上なのは間違いない。連邦はV作戦の完遂で1部を走り切れるだけの戦力を得てしまうため多くの攻略本で初心者にガンダムができるまで進撃は待つよう勧めてるんだよね。マンタ中心の物量戦でハワイあたりまで速攻なんて上級テクだった。 -- 名無しさん (2023-10-13 21 20 34) マンタ中心は上級者じゃなくて縛りプレイなんよ…速攻ならマンタはせいぜい1ターン目だけの生産で主力はデプ -- 名無しさん (2023-10-13 21 26 41) 速攻は運もありますよね。ハワイなんて全拠点制圧狙いでミデアと61式の詰将棋みたいなところがあるから出来たら気持ちいんだろうな(6敗) -- 名無しさん (2023-10-14 07 36 52) 連邦の救世主、慣れるまではこれを量産しない事には始まらない。慣れたらサンプルだけ縛りとか、あえて使わないのも面白くはある -- 名無しさん (2024-02-26 17 25 07) 第一射撃だけならマゼランとそう変わらない。艦長育成の意味でも間接射撃より主力を担いたい所 -- 名無しさん (2024-02-29 02 11 31) 名前 コメント
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戻る マジシャン ザ ルイズ 進む マジシャン ザ ルイズ (5)海無き港町ラ・ロシェール ラ・ロシェール近くに無事不時着した羽ばたき飛行機械。 ウルザがそれを手際よくと折りたたみ、待つこと暫し。 空に二つの影。グリフォンとワイバーン。 「ミスタ・ウルザ!彼女達がついて来ていることをご存知だったのですか!? なぜ追い返さなかったのです!」 「落ち着きたまえワルド子爵。 私も気付いたのは少し前のことだ。確信したのは奇襲後だがね。」 トリステイン魔法学院からつけて来たというタバサとキュルケ。 その処遇をどうするかで、ワルドとウルザの言い争い。 ワルドは追い返すべきだと主張。 一方のウルザは奇襲を受けた以上、タバサとキュルケの存在が敵に察知されたのは確実。それならば戦力として期待出来る以上、連れて行っても構わないと主張。 真っ向から対立する意見。 ルイズがグリフォンに騎乗するときもそうであったが、なぜこの二人はこんなにそりが合わないのだろう。 ウルザ、ワルド、共に普段は他人との軋轢を起こすタイプの人間ではない。 その二人が話を始めると、どうしてこうなってしまうのだろう。 ルイズは首を傾げるばかりである。 結局タバサとキュルケは連れて行くが、旅の目的を伝えない、という形で決着がついた。 ラ・ロシェールで一番上等な宿『女神の杵』亭に宿泊することにした一行は、その一階の酒場で、この後どうするかと話し合っていた。 別にアルビオンへ行ってどうする、といった話ではない。 空路を取った為、予定よりもかなり早くラ・ロシェールに到着したので、買い物にでも出ようかという算段である。 そこへ『桟橋』へ一人、乗船の交渉へ行っていたワルドが帰ってくる。 ワルドは席につくと困ったように、話を切り出した。 「アルビオンに渡る船は明後日にならないと、出ないそうだ」 「ええ!?急ぎの任務なのに……」 「つまり!今日一日はフリーってことね!おじさま、ショッピング、ショッピングに参りましょう!?」 「ふむ、なぜ船は明日にならないと出ないのかね?」 キュルケを無視してウルザ。応えてワルド。 「明日の夜は月が重なるだろう?『スヴェル』の月夜だ。その翌日の朝、アルビオンが最も、ラ・ロシェールに近づく」 山中の港町、月夜に関係して距離を変える陸地、果たしてアルビオンとはいかなる場所であるか、ウルザは考える。 「さて、それでは先に宿を取ってしまおう」 ワルドがそう口に出すと、ウルザが声をかける。 「そのことだがね、ワルド子爵。君が桟橋へ向かっている間にこちらで手続きを済ませておいた。 部屋割りは、ミス・タバサ、ミス・キュルケが相部屋。ミス・ルイズ、ギーシュ君が相部屋。 ……そして私と君が相部屋だ」 石膏のように固まるワルド。 「私は、ルイズの婚約者なのだが?」 「私もそういったのだがね、ミス・ルイズが君と自分はまだ結婚前だと言うのでね」 ワルドがギ、ギ、ギと首を動かしルイズを見る。 「………ルイズ?」 「子爵様、やはり、いけないわ、そんな…」 「そういうことだ、ワルド子爵。夜は年長者同士、仲良くしようではないか」 この時、淡々と話していたウルザの口元がにやりと笑ったように、ワルドは感じた。 その後、夜までの時間は各々自由時間という形で解散することとなった。 しかし、危険な任務ということもあり、自然と集団で行動するというのが暗黙の了解であったのだが、 「大事な話があるんだ。二人きりで話したい」 とのワルドの言で、ワルドとルイズだけは別行動をとるということとなった。 まだ日が残っている、しかし、暫くすれば夜の闇に包まれるであろう、桟橋。 「覚えているかい?あの日の約束……。君のお屋敷の中庭」 「あの、池に浮かんだ小船?」 あの夢の小船。 「君は、いつもご両親に叱られたあと、あそこで丸くなっていたね。まるで捨てられた子猫のように…」 「ほんとに、もう、変なことばかり覚えているのね」 「そりゃ覚えているさ。僕にとっては昨日の日のことのように思い出せるよ。 君はいつもお姉さんと魔法の才能を比べられて、出来が悪いなんて言われていたね」 ルイズは恥ずかしそうに俯くことしか出来ない。 それでもワルドは楽しそうに続ける。 「でも僕は、それはずっと間違いだと思っていた。 確かに君は不器用で、失敗ばかりだったけれど…誰にも無いオーラを放っていた。 それは君の魅力だった。君が他人にはない特別な力を持っているからさ。 僕だって並みのメイジじゃない、だからそれが分かるんだ」 「まさか…」 言いながら思い出す、以前、キュルケとどちらが買った剣をウルザが使うかを賭けて行った勝負。 その時に始めて成功した魔法、あの高揚感。不思議な感覚。 ――――――そして、手のぬくもり。 「まさかじゃない。例えば、そう、君の使い魔」 「ミスタ・ウルザのこと?」 「そうだ。彼が武器を掴んだときに、左手に浮かび上がるルーン、あれはただのルーンじゃない。伝説の使い魔の印さ」 「伝説の?」 「そうさ、あれは『ガンダールヴ』の印だ。始祖ブリミルが用いたという、伝説の使い魔の印だ」 ワルドの目が、鋭く、妖しく光る。 「誰でも持てる使い魔じゃない。君はそれだけの力を持ったメイジなんだよ」 「………信じられないわ」 「君は偉大なメイジになるだろう。そう、始祖ブリミルのように、歴史に名を残すような、素晴らしいメイジになるに違いない。 僕はそう予感している」 ワルドの熱病に冒されたような熱っぽい口調、ルイズの中に、小さな、棘の様な違和感。 「この任務が終わったら、僕と結婚しようルイズ」 突然のプロポーズ。 一瞬、何を言われたのかを理解出来ないルイズ。 「え……」 「僕は魔法衛士隊の隊長で終わるつもりは無い。 いずれは、国を、このハルケギニアを動かすような貴族になりたいと思っている」 ルイズの顔を覗き込むように、距離を近づけるワルド。 「確かに、君をずっと放っておいたことは謝るよ。婚約者だなんて、言えた義理じゃないことも分かってる。 でもルイズ、僕には君が必要なんだ」 ワルドがすっと、距離を離す。 「今、返事をくれとは言わないよ。 でも、きっとこの旅が終わったら、君の気持ちは僕に傾むいているはずさ」 夕焼けの中、ワルドが背を向けて去ってゆく。 その背中を見ながら、ルイズはいつも見ている背中を思い出した。 どうしてワルドは優しくて、凛々しいのに……。ずっと憧れていたのに……。 結婚してくれと言われて、嬉しくないわけではない。 けれど、何かが心に引っかかる、引っかかったそれが、ルイズを前に進ませないのであった。 『人を殴る時は、せめて椅子をお使いください』 ―――荒くれの港町ラ・ロシェール 『金の酒樽亭』の張り紙 戻る マジシャン ザ ルイズ 進む